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平成25年第6回臨時会(第1号 8月26日)

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  1. 鹿角市議会 2013-08-26
    平成25年第6回臨時会(第1号 8月26日)


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    平成25年第6回臨時会(第1号 8月26日)     平成25年8月26日(月)午前10時開会   開会   開議  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 豪雨災害に関する報告  第4 議案の上程      議案第70号及び議案第71号       説明、質疑、討論、採決   閉会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件    1 会議録署名議員の指名    2 会期の決定    3 豪雨災害に関する報告    4 議案の上程      議案第70号 専決処分の承認を求めることについて             (平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第4号))      議案第71号 平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)
    ───────────────────────────────────────────── 出席議員(20名)        1番  舘 花 一 仁 君     2番  成 田 哲 男 君        3番  児 玉 悦 朗 君     4番  安 保 誠一郎 君        5番  田 口   裕 君     6番  和井内 貞 光 君        7番  田 中 孝 一 君     8番  児 玉 政 明 君        9番  兎 澤 祐 一 君    10番  中 山 一 男 君       11番  小 田   修 君    12番  浅 石 昌 敏 君       13番  吉 村 ア イ 君    14番  栁 舘 一 郎 君       15番  髙 杉 正 美 君    16番  黒 澤 一 夫 君       17番  田 村 富 男 君    18番  倉 岡   誠 君       19番  福 島 壽 榮 君    20番  宮 野 和 秀 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      安 保 一 雄 君  市民部長      菅 原   勤 君    産業部長      髙 杉 恭 二 君  建設部長      兎 澤   優 君    総務部付部長待遇  熊 谷 純 二 君  総務部次長     児 玉   晃 君    市民部次長     大 森   明 君  産業部次長     工 藤 裕 悦 君    教育次長      奈 良 義 博 君  財政課長      佐 藤 康 司 君    監査委員事務局長  米 田 直 子 君  農業委員会事務局長 田 中 康 明 君    選挙管理委員会事務局長                                   佐羽内 浩 栄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      髙 橋 安 弘 君    副主幹       武 石 量 之 君  主査        阿 部 厳 祐 君    主査        丸 岡 正 則 君      午前10時00分 開会 ○議長(田村富男君) ただいまから平成25年第6回鹿角市議会臨時会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────      開議 ○議長(田村富男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(田村富男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により7番田中孝一君、8番児玉政明君を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(田村富男君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会の会期については、お配りしております会期議事日程表のとおり本日1日と決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 豪雨災害に関する報告 ○議長(田村富男君) 次に、日程第3、豪雨災害に関する報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君 登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  平成25年第6回鹿角市議会臨時会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち、まずもって8月9日の大雨によって被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。  私からこのたびの大雨被害の状況と対応について報告を申し上げます。  初めに、当日の対応状況でありますが、8月9日早朝から激しい雨が降り続いたため、市では午前10時に災害警戒対策室から災害警戒本部警戒レベルを引き上げましたが、11時15分には福士川や米代川の氾濫が懸念されたことから、全庁体制となる災害対策本部に体制を切りかえ、福士川沿いの15自治会、1,150世帯、2,707人に対して避難勧告を発令したほか、米代川沿いの26自治会、2,360世帯、6,065人に対して避難準備情報を発令し、市内8カ所の第一避難所開設災害応急活動に当たっております。  今回の大雨では、花輪地区において1時間の雨量で100ミリを超える降水量を観測しておりますが、増水した河川周辺を中心に、市内の各所で道路、農地、宅地などが冠水、流失等の被害を受けております。  住家被害については、床上浸水が25棟、床下浸水が172棟でありましたが、把握世帯については非住家も含めて8月23日までに防疫上の消毒作業をおおむね終了しており、床上浸水以上の被害に遭われた世帯に対し、見舞金を支給させていただいたところであります。  また、宅地内への土砂流入や敷地の崩落など、宅地被害も172カ所に上ることから、市独自の助成制度である宅地等防災対策事業により復旧支援を行ってまいります。  公共施設については、市の管理する道路108路線、河川43カ所、橋梁2カ所で損壊等の被害を受けており、一時は市道の34カ所が通行どめとなりましたが、その後の応急作業により、現在12カ所を残して通行どめが解除されております。今後、公共土木施設災害復旧事業などにより、順次復旧工事を実施してまいります。  農林関係では、西山農免道路を初め、多くの農地、農業用施設、山林への被害が発生しており、被害状況に応じ、国の災害復旧事業等を申請予定であります。なお、国の災害復旧事業等の採択要件に満たない小規模な農地や農業用施設復旧工事費に対しては、市独自の助成制度である農地等小規模災害復旧支援事業により支援をしてまいります。  教育関係では、花輪北小学校十和田小学校末広小学校の3校で、床上浸水等の被害が発生いたしましたが、PTA、地域ボランティアの協力を得ながら校舎内洗浄を行うとともに、校地に流入した土砂の撤去を行っております。また、校舎敷地が崩落した平元小学校、尾去沢小学校、及びグラウンドが冠水した末広小学校につきましては、土砂の撤去、復元を行うこととしており、早期の復旧を目指してまいります。  花輪スキー場につきましては、土砂の流入等でジャンプ台クッションマットが流出するなどの被害を受け、県において復旧作業が行われることとなったほか、アルペンコースクロスカントリーコースにおいても土砂崩落等の被害を受けており、冬期のスキーシーズンに間に合うよう、早期復旧に向けて協議を進めております。  今回の災害は、例年の8月1カ月分の2倍を超える雨量を観測するなど、まさに過去に経験がない大雨による被害でありましたが、市では、被害状況の確認に全力を挙げて取り組み、早期復旧に向けた支援を多方面に要望してきたところであり、さまざまな方面からの働きかけにより、災害救助法の適用が即日決定されるとともに、8月14日には激甚災害の指定もなされ、地方交付税の一部前倒し交付も22日になされたところであります。  今後も関係機関との協力のもと、被災箇所早期復旧に努め、全力を挙げて取り組んでまいります。  本臨時会では、このたびの大雨被害にかかわる関係予算専決処分の承認案件1件と、今後の災害対策に係る補正予算案件1件の、合わせて2件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いをいたします。     (市長 児玉 一君 降壇) ○議長(田村富男君) 豪雨災害に関する報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 議案の上程 ○議長(田村富男君) 次に、日程第4、議案を上程いたします。  お諮りいたします。本日上程されます議案につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  それでは、議案第70号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 議案書をごらんいただきたいと思います。  議案第70号専決処分の承認を求めることについて。  地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求める。  平成25年8月26日提出。鹿角市長。  別冊の専決処分書をごらんいただきたいと思います。  平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分する。  平成25年8月10日。鹿角市長。  予算書の中身の1ページをお開きいただきたいと思います。  平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第4号)です。  第1条歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8,068万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ167億380万8,000円とする。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  平成25年8月10日。鹿角市長。  7ページをお開きいただきたいと思います。  補正予算の内容を説明いたします前に、8月9日に発生した大雨による被害の応急措置及び復旧に関する予算措置の基本的な考え方について、説明させていただきます。  まず、被災箇所応急処置関連経費及び市単独の支援事業関連経費に関する予算を、8月10日付で専決処分させていただきました。これが議案第70号の一般会計補正予算(第4号)ですが、浸水家屋の消毒費や土砂撤去のための重機等借り上げ料のほか、宅地や農地、住宅などの復旧支援費です。  その後の本格的な災害復旧事業費等予算計上ですが、本日提案させていただきました議案第71号一般会計補正予算(第5号)では、それぞれの災害復旧事業に係る実施設計委託料ほか所要経費を計上いたしました。災害復旧工事費が積算された段階で、関連工事請負費を計上した補正予算を提案させていただきます。  それでは、予算の内容を説明させていただきます。  7ページですが、17款2項1目財政調整基金繰入金の1節ですが、補正財源として1億8,067万4,000円を財政調整基金から繰り入れます。  19款5項4目納付金の1節雇用保険料納付金1万4,000円は、被災箇所復旧事業の補助員として、新たに雇用する臨時的任用職員等に係る雇用保険料個人負担分です。  9ページをお開き願います。  歳出の2款1項6目財産管理費市有物件管理費177万8,000円は、普通財産3件の応急復旧に係る重機借り上げ料と、土砂撤去整地工事費です。  10目防災諸費の災害対策事業3,463万円は、被害状況の現場確認や被災箇所の復旧に係る職員の時間外勤務手当災害関連事務補助員等の4人分の賃金及び社会保険料車両燃料費等のほかに宅地等防災対策工事費助成金100件分となっております。助成金は、事業費から5万円を差し引いた金額を助成します。助成上限額は35万円です。  3款5項1目災害救助費1,225万8,000円は、床上、床下浸水の被害を受けた住家等の消毒に要する薬品等の消耗品費及び車両燃料費災害救助法の適用に伴い市が実施する半壊住宅の応急修繕料10件分、自治会単位で集積した土砂、流木その他のごみの収集運搬業務委託料し尿処理費助成金130件分、被災住宅復旧工事費助成金50件分です。本助成金の補助率は事業費の20%で、助成上限額は10万円です。そのほか災害見舞金26世帯分を計上しました。  11ページをお開き願います。  6款1項11目農地費の農地等小規模災害復旧支援事業9,134万8,000円は、被災した農地等260件に係る農地等小規模災害復旧支援事業費補助金と事業に要する消耗品等です。本補助金は、事業費から5万円を差し引いた金額を助成します。助成上限額は35万円です。
     11款1項2目農業用施設災害復旧費農業用施設災害復旧事業1,100万円は、農道復旧のための堆積土砂撤去や、圃場の用水確保のための用水路しゅんせつに係る重機等借り上げ料と、倒木等処分委託料です。  3目林業施設災害復旧費林業施設災害復旧事業280万円は、林道10路線の堆積土砂の排出のための重機等の借り上げ料と、洗掘箇所に補充するための補修用材料費です。  2項1目公共土木施設災害復旧費公共土木災害復旧事業2,060万円は、道路や河川の倒木等の処分委託料4件と、土砂等撤去のための応急対応を要する道路64カ所、河川12カ所に係る重機借り上げ及び補修用材料費などです。公共土木施設災害復旧事業の公園55万円は、応急対応を要する2つの公園の倒木等処分委託料と、土砂等撤去のための重機等借り上げ料です。  13ページをお開き願います。  3項1目公立学校施設災害復旧費公立学校施設災害復旧事業572万4,000円は、被害があった学校施設応急対応に係る経費で、花輪北小学校校地土砂撤去工事、平元小学校のり面崩壊応急工事、及び尾去沢小学校プール電源配線工事費などです。  以上で説明を終わります。 ○議長(田村富男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。  議案第70号について質疑ございませんか。安保誠一郎君。 ○4番(安保誠一郎君) この災害復旧に関して少しお聞きしたいと思います。10日付の予算ということなんですけれども、260件、9,100万ということですが、今後8月いっぱいまでの申請ということであれば、さらにふえるということも考えられますけれども、その後の措置についてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) お答えします。  ただいまの予算計上した件数につきましては、当初市民の皆さんからの電話等による連絡、あるいはまた職員が現地調査した際の総体的な数字を予算計上いたしております。これで予算に不足を来すという場合には、今後とも予算を追加して対応してまいらなければならないと考えております。 ○議長(田村富男君) 安保誠一郎君。 ○4番(安保誠一郎君) わかりました。それで、実は私もこういう立場上、地域の人の災害現場を見て、いろいろ要望も受けましたけれども、今実はこういう話もあるんです。緊急に土砂揚げをしなければならない。これ農地なんですけれども。それで、まずは市のほうの業者のほうが現場を確認に行ったと。そうしたら、相当な金額がかかるということで、市の対応である5万以上の40万までのやつで対応できないということで、業者に断られたらしいんです。それで、まずは地域の人も困って、どうしたらいいのかということになって。それで当局に伺いたいんですけれども、これ激甚災害ということのあれで、その後どうなのかという話ししたら、激甚災害の申請云々は時間かかるから、応急にできないという返事がありました。このことをまず伺いたいんですけれども、なぜなら今激甚災害の認定を受けるまで待って作業をやるということであれば、春とか、農作業終わった後であればいいんですが、今早急に収穫時期を迎えているわけですよね。だから、早急にやらなければならない。だけれども、対応ができない。やむなく自治会でやったという場合に、相当な経費がかさむ。これを後で市のほうへ申請して、激甚災害のあれで補填してもらえるのかどうか。それをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 激甚災害の制度について、若干説明いたします。  激甚災害につきましては、いろいろな補助災害対応になるような案件の規模の災害について、さらに激甚の場合は、それに1割からないし2割程度のかさ上げ補助がされるという制度になっております。しかしながら、激甚災害の指定を受けたということであっても、その特例制度をそのまま認められるわけではないということでございます。それぞれ公共土木施設あるいは農地、農業施設の指定基準が細かく示されておりまして、一定の被災額だとか、そういったものがその指定基準をクリアしないと、その激甚災害指定特例措置分を受けることができないという、そのような制度であります。  それから、現在、安保さんが今おっしゃられた地区の土砂の撤去の関係ですが、恐らくは40万円を超える規模のものであろうと思います。それについては、そのまま補助災害への申請と。40万未満の工事費程度では、とても対応し切れるような規模のものではないなということで今理解しているんですが、それらについてはやはり補助災害のほうの申請でもって対応してまいりたいと。ただ、いろいろな応急措置的な対応については、いろいろな水利だとか、それから作業用の道路だとか、それから水路ですね、用水の確保のための水路だとか、そういったもの、そのまま放置しておいたのでは、このまま二次災害の発生を生むような状態、あるいは被害がまた拡大するような状態、そういったものについては現在応急措置ということで、重機の借り上げなどで、その必要最小限の機能を確保するという対応をとってございます。  やはりあと残された通常の復旧に関しては、やはりそれぞれの単独災害補助災害の制度にのせて工事を進めていきたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 安保誠一郎君。 ○4番(安保誠一郎君) そうすれば、今まず収穫を迎えているわけですから、緊急なわけですよね。それに対しては対応してもらえるということなんですね。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) その収穫をするためのいろいろな路線ですね、作業路の確保だとか、それができないと収穫する場所へ行けないだとか、そういった内容であれば、それについては重機の借り上げ対応でやっていきたいと思っております。 ○議長(田村富男君) ほかにございませんでしょうか。栁舘一郎君。 ○14番(栁舘一郎君) 今回、災害あったのが8月9日で、10日に専決処分をされたということで、市長がふだんから言われております迅速に対応するということで、そのことについてはよかったのかなと思っております。そうしたことはよかったのかとは思うんですが、今回提案された専決処分について、内容が先ほど部長からご説明ありましたように、相当な内容になっているわけですね。被害箇所なり、金額も1億8,000万円を超えているということで、その内容についてもご説明がありました。そのことはすばらしいと思っているんですよ。ただ、我々も今回説明を受けて、よくぞこれくらい詳しく査定といいますか、予算措置する手間暇、ここまで持ってきたなということで敬意を表するわけであります。  今、安保議員のほうからも質問あったわけですが、そうすると、この後でまた補正が出るわけなんですが、これで大体の被害、8割、9割は充足できるというような認識でいいものか。あれくらいの災害箇所、金額はともかくとして、広範囲にわたっているわけですね。それが短時間で、2日間になっていますが、査定までというか、この結果を出すまでは1日ぐらいしかたっていませんよね。この俊敏な対応はすばらしいと思うんですが、我々議会といたしましては、それはそれで敬意を表するんですが、もうちょっと、あるいは今山のほうの被害の報告もあったんですが、今現在も田んぼ、畑、道路から見える範囲では皆さん出していると思います。それが先般、花輪の一部の部落会のほうで被害が余りにも広範囲にわたるので、もうちょっとこの期間を延ばしてくれないかというような陳情があったというのを、マスコミを通じて知ったわけですが、今現在も人が行かないような山道いっぱいあるわけですね。農地もあろうかと思うんです。そうした場合、やはり我々もこの災害は認めるわけなんですが、もうちょっと詳細に議論してみたいなという感じもするわけですね。議論といいますか、やはり、いやこれでいいのか、これで決まるから、ほとんど認めて救われたんであればいいんですが、まだまだ隠れたあれがないのかなということで、査定までは余りにも短過ぎて、これで大丈夫なんだろうかというちょっと不安があるわけなんですが、それが第1点。  それと、現在この1億8,000万円の金額に対して、実際執行された金額は今現在といいますか、きのうおとといあたりの現在でどれくらい執行されたのか。それと、発注。執行と発注は違いますので、市で発注された金額はどれくらいなのか。教えていただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 予算の段階で、この予算が被災に関する復旧のほとんどをカバーしているかというご質問がございました。また、査定が早いので、これへの対応が十分かと。その後発見される被災地等の点があるということだったと思いますが、予算につきましては、先ほど申し上げましたのは、具体的な公共土木、農地等の補助にかかわる災害につきましては、本日この後提案させていただきます予算で、実施設計委託料を計上させていただいております。この委託料によりまして、工事請負費が積算されるわけですが、その後の予算計上でほとんどの復旧工事費を計上するということで、今回の予算計上よりもそちらのほうの予算額のほうが規模が大きなものになると考えております。  今回計上いたしましたのは、市民生活にすぐ復旧に向けた対応が必要だということで、市民の皆様の支援に関する内容が大きなものでございます。それは、宅地の崩壊にかかわる復旧の支援。また、農地につきましても、補助災害に至る前の小規模な農地で、早期な対応が必要なものにつきましては、先ほど産業部長からお答えいたしましたように、市の重機等借り上げ料を使って応急対応をしていただいているというあたりでございます。この段階で、支出が済んでいる経費ということでございますが、実は市民の皆様に対する宅地、農地あるいはそのほか住宅支援というものにつきましても、執行はこれからでございます。現在は申請を受け付けしているという段階であります。  今回、これまでに使った経費は、消毒薬、それから重機等の借り上げ応急対応が必要なもの、また倒木撤去という経費でございます。率にいたしますと、重機の場合は執行済みが30%、また建設関係の重機は30%の執行済み、農林関係の重機も30%の執行済み、それと教育委員会の関係は全部発注済みという形で、重機の支出が出ております。  以上です。 ○議長(田村富男君) 栁舘一郎君。 ○14番(栁舘一郎君) 私が質問したのは、その点なんですね。きょう臨時議会をそのために開いているわけですから、専決処分しなくてもこの会にかけてもいいんじゃないのかなという感じがしたわけですね。例えば、すぐお見舞金なんかは出さなければいけない。すぐ重機も現金でないと対応してもらえませんよというのであれば、そういった判断も必要であったのかなと思うんですが、いずれこうやって補正予算、臨時議会を開くということになっているわけですから、今回でも専決処分しなくても、この場に一括して上程してもよかったのではないのかなという思いで質問させていただきました。  できればやはり我々議会は、市民の負託を受けて来ているわけですから、もちろん当局の提案は必要な提案だと思います。それは認めます。ですから、やはりそれを議会でよりもんでよりよいものをつくり上げるのが、我々の仕事だと思うわけですね。今現在、執行額が例えば7割、8割もういってますよと。だから、足りない分は上程する次のほうで救っていただきたいというのであればわかるんですが、まだまだ執行額がそういう現状であるということで、できれば専決処分というのはできるだけ控えて、これからも、対応すべきが筋なのかなということで質問させていただきましたが、その点についていかがでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 予算の議決につきましては、議会の皆様の協議を経た上で予算の成立という形が基本的な考えであろうと。そのことは今回の専決処分をするに当たりましても、その点をおろそかにしたという考えでは全くございません。今回の専決処分の必要性ですが、先ほど申し上げました市民の皆様に対する支援、消毒、これらにつきましては早期に行う必要があるということで、まず第一に予算の執行済み額がなくとも、市民の皆様に市ではこういう支援をしますというお知らせをする段階では、予算の裏づけが必要だと。これが公共団体の予算成立のシステムになっておりますので、臨時広報で市民の皆様にいろいろな支援内容をお知らせいたしましたが、その際にはその前の段階で予算の成立が必要であったということで、このような形をとらせていただきました。  専決処分につきましては、栁舘議員から言われました議会の協議を尊重すべしということは、今後とも重々に基本的な部分として尊重させていただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。小田 修君。 ○11番(小田 修君) 今回の専決処分も含め、またこの後の補正予算も含めてなんですが、例えば応急工事をするにしても、どの箇所がどの程度の被害を受けて、そのためにこういう予算が必要なんだということだろうと思うんですが、例えば新聞紙上では農地災害が幾らとか、公共災害が幾らとかという新聞報道がされているわけですが、その箇所表が多分国、県に対して報告されていると思うんですが、現段階、わかった段階でいいんですが、その箇所表は出せないものなのか。我々に提供できないものなのか。  というのは、それぞれの地域でみんな被害を受けている場所を把握しているわけなんですが、これが今回の災害、あるいは市が把握している箇所表に入っているかどうか、非常に不安に思っている。あるいは個人として申請すべきもの、あるいは報告すべきものという仕分けが、具体的な箇所表が提示されていないものですので、なかなか判断できない。そういう意味で、現段階でわかる範囲で結構なんですが、被害箇所表をぜひとも提出できないものかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 被害を拾い切れているかというためのお話だったと思いますが、被災した箇所を、これが入っているかどうかという箇所を言っていただけると、一番手っ取り早いことだと思っておりますが、箇所表ということで箇所を記したものでは提出できないということではないと思っています。ただ、金額が入りますと、後々の予算計上、また工事発注の際の数字にもつながってまいりますので、それは遠慮させていただきたいと思っております。ただ、議会への資料の提出は、ここで私ができますという形で行われるものではなくて、議会全体での資料の提出という決定の上での私らに求められることだと思っております。ただ、個人的に協議をしましょうということであれば、それぞれの担当で十分に対応できると思っております。 ○議長(田村富男君) 小田 修君。 ○11番(小田 修君) 例えば今回の予算の中の応急工事、これだけのお金が必要です、あるいはこういう形で専決させてもらいます、あるいは次の補正予算はこれだけの委託費が必要です、ではその中身は何ですかと、わからないで審議してくださいという話になるんですか。箇所表については、今新聞社あるいは県、国に対して、これだけの被害がありますよという報告が、当然積み上げで行っているはずです。その積み上げは当然オープンにできる話です。そこら辺をできるだけこういう情報をオープンにする時代ですので、何もしまっておく必要のない資料だと思いますので、できるだけいろいろな議論のたたき台のためにもこういうデータはオープンにして、みんなでそれを検討するというような状況にすべきだと思うんですが、再度お願いします。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 議会の資料の基本的な考え方につきましては、議員の皆様個人個人から求められた上で、議会全体としての決定の上で出すという考え方でございます。  それから、箇所表は出すに支障ないということでございますが、先ほど申し上げましたように、箇所につきましては私どもも提出して構わないとは思っておりますが、金額が入るとそうではないというあたりを先ほど申し上げました。ただ、箇所について議会全体での協議という考え方よりも、当初のご質問にありましたその箇所が被災地として市が認識しているかどうかという点につきましては、担当のほうでも十分対応できると思っております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第70号について原案のとおり承認することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第70号については原案のとおり承認されました。  次に、議案第71号平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 別冊の一般会計補正予算書をごらんいただきたいと思います。  1ページです。平成25年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)です。  第1条歳入歳出予算の補正。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,348万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ168億4,729万7,000円とする。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  平成25年8月26日提出。鹿角市長。  7ページをお開きいただきたいと思います。  2歳入の17款2項1目1節ですが、補正財源として1億4,348万9,000円を財政調整基金から繰り入れます。  9ページをお開き願います。  3歳出です。6款2項3目局所防災事業費の県単局所防災事業1,181万3,000円は、小規模山地災害15カ所の復旧を行うための実施設計委託料です。  9款1項2目非常備消防の消防団員費66万4,000円は、災害対応に出動した消防団員349人分の出動手当分です。  消防車両管理費121万1,000円は、災害対応に出動中の消防団車両が水没してしまい、これに伴う修繕料です。  11款1項1目農地災害復旧費の農地災害復旧事業2,708万5,000円は、被災箇所43カ所の復旧工事に係る実施設計委託料です。  2目農業用施設災害復旧費農業用施設災害復旧事業2,585万2,000円は、被災箇所76カ所の復旧工事に係る実施設計委託料です。  3目林業施設災害復旧費林業施設災害復旧事業913万5,000円は、林道10路線の復旧工事に係る実施設計委託料です。  11ページをお開き願います。  2項1目公共土木施設災害復旧費公共土木災害復旧事業6,000万円は、道路31カ所、河川27カ所の復旧工事に係る実施設計委託料です。  公共土木災害復旧費公園200万円は、桜山公園のり面復旧工事に係る実施設計委託料です。  3項1目公立学校施設災害復旧費公立学校施設災害復旧事業572万9,000円は、平元小学校、末広小学校の復旧に係る実施設計委託料、平元小学校の施設のり面の崩落により被害を及ぼした民間構築物に対する補償金算定委託料です。  以上で説明を終わります。 ○議長(田村富男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。  議案第71号について質疑ございませんか。和井内貞光君。 ○6番(和井内貞光君) 6番和井内でございます。  専決が1億8,000万円、今回もこの補正で1億4,300万円、合わせて3億2,500万円ほどの財政調整基金からの繰り入れという状況で、今予算措置をしてこの復旧に対応するということのようでありますが、今回使用しますこの歳出について、国、県のほうにも当然被害の報告等々がなされていると思うんですけれども、これ何かの形で国、県からの手当てがあるとすれば、どういった形で何%ぐらい見られるものか、お知らせいただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 激甚災害指定になっておる農林関係のほうは、補助率がおおよそ90%以上の補助率と。正確なところは査定後ということになります。公共土木のほうは激甚ではございませんが、災害復旧事業ということで、こちらは3分の2の補助が基本であったと思っております。ですから、今後予算計上する予定の工事請負費、また今回の実施設計委託料につきましても、査定後の指定の段階でそれに充当すべき財源が来るという考え方であります。 ○議長(田村富男君) 和井内貞光君。 ○6番(和井内貞光君) ぜひ県、国と調整を密にして対応していただきたいと思います。  それからもう1点伺いたいと思いますけれども、いわゆる今回の予算でありますけれども、災害の復旧ということで予算措置をされておりますが、今回は市長の報告にもありましたように、とてつもない大雨ということでありまして、予想を超える、予想すらできないぐらいの大雨であったと思います。ですから、このぐらいの被害が出ていると思うんですけれども、これは今回大変な大雨でこういう状況になっておるんですが、ふだんの管理をする河川について、福士川もそうだと思いますし、大堰もそうだと思うんですけれども、やはり土砂とか草とか、非常にああいうもので流れが悪くなっている。妨げられている。ああいうふうな管理というのは、私は非常に大事だと思うんです。ああいうふうな流れがある程度スムーズにいけば、今回の大雨は別としても、少しの大雨であれば近隣の人方はいつも不安に思っていると思うんです。ですから、この流れを、土砂を取り除くとか、草を取り除くとか、そういう管理が非常に私は大事だと思うんですよ。今回の福島の第一原発もそうでありますけれども、地震とか津波でああいうふうな状況になっていると思うんですが、あれとて管理責任というのが物すごく問われている、そういう状況にあろうかと思います。  したがって、管理をする河川、道路とか河川も含めてなんですけれども、特に雨の場合には河川が大事になると思うんですけれども、そういう土砂とか草とか取り除きながら、ふだんの管理をして流れをよくしておくということが、非常に大事だと思うんです。そういったことの対策について、またふだん管理しているということを言われるかと思いますけれども、今回の大堰だってああいう土砂が、島みたいなものができていまして、流れが非常に悪くなっている。そういったことが取り除かれれば、かなりの水の流れもよくなるのではないか。少しの雨の場合には、近隣の住民にもそんなに不安視をさせなくてもよくなるのではないかと、そう考えるんですが、その点はいかがなものでしょうか。当然これが大きくなってまいりますと、管理責任と、河川の管理責任というものも問われるという状況になってくると思うんですが。その辺の考え方をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) まず河川でありますけれども、福士川の場合は年に1回になりますが、草刈り等を実施してございます。今回は草刈り前に豪雨が来たということですので、今後は早い時期に草刈り等をできるようにしたいと思っています。福士川は県管理河川になりますが、県のほうへそのように申し入れたいと思います。 ○議長(田村富男君) 和井内貞光君。 ○6番(和井内貞光君) いわゆる福士川とか間瀬川とか、それぞれの管理があると思うんですけれども、それから毛馬内で言いますと寄熊川とか、非常にふだん見てもやぶみたいな形になっていまして、これであれば当然そうなるのかなという状況にも見受けられるわけです。ですから、それはそちらのほうだから、そちらのほうに言っておくとか、当然そういうことになると思いますけれども、この管理上の責任の度合いといいますか、それと含めてやはり早い時期に対応するべきだと。常にとはなかなか難しいと思うんですけれども、やはりそういったことが大事だろうと思うんですが、この管理の責任等々についてはどのような形でお考えになられますか。  それと、繰り返しになりますけれども、そういうふうなある土砂とか草とか、そういった撤去についてはいかがお考えか、お知らせいただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 現在、市が管理している河川は、普通河川がありますが128河川ございます。それを全てどういう状況であるかという把握は、できてはおらないというのが現状であります。降雨がある際に、自治会等とか地域住民からこういう状況だよという情報をもとに、整備、草刈りとか、木の伐採とか、今後そのような被害が生じないように対応はしております。  あと河川の管理責任ということだと思いますけれども、越流したり、家屋のほうに被害が及んだ際には、被災原因が何なのかという調査から始めて、管理上瑕疵があるという場合には検討しなければならないと思っています。ただ、今回の雨に関しましては、1時間に105ミリという今まで経験したことのない雨でございましたので、その点の状況、浸水等を調査いたしまして、今後はこのような被害がないように努力したいと思います。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○13番(吉村アイ君) この間の委員会のときに、また委員会の中でいろいろな場所を研修させていただきましたけれども、私そのとき強く思ったのが裏の裏というか、河川だけでなくて、いろいろな土砂災害が思った以上にあるということ。これから9月の長雨とか、9月になれば雨が降る時期も来ると思います。今このように今までに記録のないような雨ということで、これからは余り来ないかなというふうな、1回あれば来ないあれもありますけれども、全国的に見てもこの間来たからまた来たという感じなので、今このような機会に市民からの情報、議員からの情報だけでなくて、もっと細かい情報を積極的に市のほうから、おたくの裏山のほうどうなっているか、もっと崩れているところはないかというふうな、積極的な調査の仕方というのは考えていないかどうか。それはぜひそれをやっていただきたいなという希望も含めて、このことについてお尋ねします。
    ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 市の調査ということで、今回不十分な点がありましたら教えていただきたいと思っております。それぞれ農林、また公共土木、道路、河川等、当日の夜から、あと翌日以降は続けて夜遅くまで調査に出ております。対応としましては、まだ見つからない場所もあるものとは思っておりますが、これに対して現在の体制が不十分であるとは、今のところは捉えておりません。市民の皆様から教えていただいて調査に参ったところが件数的には大変多いわけでございますが、それと市独自の調査で把握したところというところで、今までの段階のところでは結構な状況が把握できていると。ただ、先ほど出ましたが、山の中ではこれからの箇所もあるだろうというあたりにつきましては、今後の対応となることでありますが、これまでの対応で調査が手薄だったとは捉えておりません。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○13番(吉村アイ君) 理解しました。  あともう一つ、私も県のほうにもお願いに歩いたりしたんですけれども、前からそうだったんですけれども、県のほうに行けばここは市だと言うし、市のほうに行けばここは県の担当だというふうな、そういうところがまだあるのでないかなと思うんですけれども、県との連携の仕方とか、今後どう考えているか、お尋ねします。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 被災した午後から翌日もでございますが、県のほう、あるいは県警のほうからも入っていただきまして、市と一緒に災害状況の報告また対応の会議を開いております。県との連携ということでは、そういう面でも県単局所防災とまたはそれ以上になったら県が対応するとか、あるいは道路河川等の管理におきましても、相互の調査で見つかったものはお互いに教え合おうとか、いろいろな連携を行っております。  今後とも本格的な復旧事業に入ると、国の補助事業ということですので、ますます県との協議あるいは連携が必要になると思っております。お話がありましたように、これは県の事業だとか、これは市のほうだから県ではないとかというふうな対応のないように、実際にはそちらの窓口へ行っていただかないと申請等できない場合もございますが、そういう方にスムーズに手続がいくように双方で連携を図ってまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。安保誠一郎君。 ○4番(安保誠一郎君) ちょっと前に引き続いて質問させていただきますけれども、今回、今までに経験のない大雨ということで激甚の災害の指定になったわけですけれども、今現在当局のほうで査定されて、当局で国のほうに激甚の被害額がどの程度になっているのか、市として国に申請する額がどのくらいになっているか、現時点でいいですのでその額がわかっているのであればお知らせください。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 災害の報告ということで逐次行っておりますが、現在までの報告で決定というわけではございませんが、現在のところ最新の国、災害報告という被害額の総額でございますが、農地、農業用施設、林業、公共土木合わせまして8億1,600万円となっております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。中山一男君。 ○10番(中山一男君) 今回の大雨による災害については、執行部のスピード感を持って対応されていることについては、本当に敬意を表したいと思います。今回これだけの災害箇所を復旧するには時間もかかりますが、それを行う業者さんの確保が大変重要かなと思っております。専決で約1億8,000万、今回の補正で1億4,000万、約3億3,000万ほど予算化されておりますけれども、これらの予算執行が短期間で実行できるのか、すごく心配されているところであります。そこで工事を行う業者さんの対応といいますか、確保というのは大丈夫でしょうか。そこを1つ確認します。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 現在の経済状況から私どもも報道等で知っておりますが、大変工事等の発注におきましては、なかなか発注側には厳しい状況であるというように捉えております。1つは金額の面と、またもう一つは忙しいという形があると思っております。ただ、今回予算計上いたしましたものは、比較的補助災害に達しない小規模な災害でございますので、大規模な工事までとはいかなくても、かなり広いランクづけの業者の方で対応できると思っております。ただ、厳しい状況には変わりがございませんので、工事等の完成が少々おくれた場合でも、十分に対応できるような事務上のケアをしてまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) 中山一男君。 ○10番(中山一男君) 私も被災した方から、申請の仕方なりいろいろ問われておりまして、この見積書はどう書くのかとか、どういう業者に頼んだらいいのかとか、いろいろ農家の方も大変心配をしているところであります。そういうことで農家の方々が個人で発注する復旧工事、これが果たして全て発注できるかどうかちょっと懸念されますので、どうかひとつ農家の個人が申請する場合には、発注できるように特段のご支援をしていただければいいのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 中山議員が言われます内容に対応できるように、今後とも事務を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。田口 裕君。 ○5番(田口 裕君) 今回のこの補正の中で実施設計への委託料がほとんどですが、これはどういう、例えば管内だけの業者では無理だと思いますけれども、どの範囲で、どういう契約でこの後実施設計をする予定でいるのか、その点について伺います。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 私のほうから農業関係の設計委託料の内容について答弁いたします。  この設計委託料につきましては、補助対象事業となり得るものを想定している委託料でございまして、その補助事業の制度に合ったような設計でなくてはならないということから、専門のコンサルとして土地改良連合団体ですとか、林業コンサルだとか、そういった専門的な知識を有する業者を検討してございます。 ○議長(田村富男君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 公共土木に関しましては、平成19年8月に秋田県と災害応急対策業務応援協定を、秋田県県土整備コンサルタンツ協会が結んでおりますので、秋田県を通しましてそちらの協会へ依頼するという予定をしてございます。 ○議長(田村富男君) 田口 裕君。 ○5番(田口 裕君) 今、質問をした1つの、今の契約状況だということは伺いましたが、地元の設計業者関係ではかかわる余地はあるんでしょうか。その辺はどういう、全くやはりそちらのほうの委託になると、地元の業者というのは今回委託の中では対応がある形になりますか、ない形になりますか。 ○議長(田村富男君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 秋田県県土整備コンサルタンツ協会には、鹿角市内の測量業者さんも会員でおりますので、どういうふうな配分になるかはわかりませんが、市内業者もお手伝いできる状況にはございます。 ○議長(田村富男君) 田口 裕君。 ○5番(田口 裕君) ぜひできれば地元の業者関係もできる範囲の中で、こういう業務にかかわることができるようにご配慮いただきながら、進めていただきたいと思います。  もう1点、今回いろいろな市のほうは非常に私、自分のところの対応を含めて、結構一生懸命市の職員の方々も頑張っていただいていることに対しては、改めてお礼申し上げたいと思っています。ただ、非常にやはり被災が小規模で、小さいところの被災箇所が非常に多くなっています。今回、この実施設計をした上で、再度また大きいところを含めてこの後出てくるわけですが、その辺は、先ほど日程の問題もありました。今月いっぱいということの取りまとめということがありましたけれども、多分小さいところを含めて、山、林道関係を含めて、なかなかまだ入り込めない箇所がありますので、今月上がり切らないだろうと思っています。市長のほうからもその辺は柔軟に対応されるというコメントも出されておりますので、非常に心強く思っていますが、例えばその辺が9月の半ばぐらいまではいいのか、またずっと出次第受け付けていくのか、やはり早目にといっても、今激甚の対象の部分については国の申請があって8月というところがあるようですが、それ以外のものについてはやはりある程度の猶予の日程の目安なりをつけていただいたほうがいいと思っていますけれども、その点については柔軟という対応の範囲というのは、どの辺で考えられているでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 先ほど申し上げた林業施設用災害におきましても、林道10路線の復旧箇所があるということで、もちろんこれ以外にも今後発見される場所があると思っておりますが、農地等につきましては今月までの申請という形で基本的なところを捉えておりますが、それ以降決して対応しないということではございませんので、そういう状況がわかるような説明の上で、対応できると思っております。  林業につきましては、比較的大規模になりますとやはり国の災害復旧事業での対応ということになりますので、こちらの査定時期に間に合わないと、私どもも対応が厳しくなると捉えております。ただし、単独の小規模なものでございますと、これはまた市の柔軟な対応で、今後発見されたものについても対応できると思っています。(「議長」「さっきも言ったから」「同じ事項でないために質問をお願いします」「議長裁量」の声あり) ○議長(田村富男君) もう1回。田口 裕君。 ○5番(田口 裕君) ありがとうございます。一番基本的にお願いしたいのは、今日程の延期といいますか、柔軟な対応をお願いしたわけですが、できるだけ今回、非常に大きい災害で被災者の人方は非常に困っていますので、小さいところを含めて対応をぜひお願いしたいなということで、最後もう1点質問させていただきますが、今回災害対策本部を設置されているわけですけれども、それから市民の広報に出した場合は、各課それぞれ分かれています。被害を受けた地区の代表の方とか、いろいろな申請に来る方が、それぞれ市の課の中を歩き回っているような状況です。それはこっちの課、こっちの課ということで。細部にわたっては、やはり担当のところである程度やむを得ないところもあると思いますけれども、やはり相談窓口なり申請の窓口を対策本部の中で、詳しくは対策本部のあり方についてはまだ存じ上げませんけれども、そこに相談すると振り分けなり対応をできるような形にしたほうがいいのかなという感じがしていますけれども、今回の被災者の緊急性なり状況を見て、そういう対応は今後のことも含めて考えたほうがいいと感じておりますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 災害対策本部は現在継続してはおりませんが、災害発生後の申請等の手続に対するこちら側の対応ということだと思います。現在、総務課では宅地の被災、また農林関係は農地、そして公共土木は都市整備課と、公立学校は教育委員会という形でそれぞれが対応しておりますが、主に市民の皆様が来庁されて現在手続をされておりますのは、総務課の宅地の被災と農地の関係であると思っております。ただ、この連絡がありまして、また市の調査によりまして、被災した箇所にはそれぞれの担当が一度現場に調査に行っております。そういう資料等もございますし、また調査に行った複数の人間もそれぞれの課にいるという形で、特別な1カ所で行うよりは、現在のところはそれぞれの課に、総務課あるいは農林課、この2つがほとんどだと思っておりますが、どちらかに来ていただいたほうが事務手続的にはわかりやすい状況が現実でございます。  今後の考え方としましては、このような多数の件数が発生した被災は私どもも経験ございませんので、そういう事務の一元化等、今後検討させていただきたいと思っております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんでしょうか。小田 修君。 ○11番(小田 修君) 先ほど質問の中で、冒頭言うべきことを言い忘れましたのでつけ加えさせていただきたいと思います。  今回の災害に当たって、市職員の方々のご努力に本当に感謝、また大変いろいろな面でありがたく思っております。その上で、できるだけ職員の健康管理にぜひとも気を配っていただきたい。多分9日以来、かなりの残業数をしていると思います。一説によりますと、1カ月100時間残業を超えれば何らかの形で健康被害が起こるという話も聞いております。ぜひともアウトソーシング、外部委託できるものはどんどん外部委託しながら、職員のさまざまな作業の軽減を図るようなことをぜひともしていただきたい。  あわせて、今回の災害でちょっと話聞いて、災害協定を例えば業者とか、民間、さまざまなジャンルの方々との災害協定を結んでいないという話も聞いております。例えば、業者を早急に動かすには、災害協定に基づいて動いてもらうというのが非常に簡便なやり方でもありますし、あとの処理も簡単になります。そういうことで、ぜひとも職員の、今定数の削減、行革も含めた形で限られた人数で仕事をされていると思います。職員の健康管理に第一に気を配っていただければなと思っております。  あわせて最後なんですが、先ほど申し上げましたような、できるだけ全体像をつかむ意味でも我々も議会としても一緒に市とともに努力して、あるいはいろいろなところにお願いしたりしていきたいと思っておりますので、出せる範囲で結構ですので、災害の箇所表の提出をぜひともお願いいたしたいと思います。以上です。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長安保一雄君) 職員の健康を気遣っていただきまして、感謝申し上げます。  現実の問題といたしましても、今日まで相当継続した勤務状況が続いております。ただ、健康管理は一番大切なことでございますので、いただきましたご意見を尊重させていただきたいと思っております。  それから、災害協定でございますが、鹿角市におきましても災害協定をいろいろな方面と結んでおります。食品関係ではスーパー、また避難所の関係では重機のリース会社等と結んでおります。また、東北電力やNTTとは通信あるいは電気の復旧に関する協定を、早期に行うという協定を結んでおります。また、燃料の供給の協定、それから銀行さんとは資金融資の協定、また市民の避難所としての開設の協定等、それから運送会社とは緊急時の優先した宅配あるいは緊急物資輸送の協定など、そのほか郵便局、あるいはまた他の地方公共団体とも相互に協定を結んでおります。今後ともさまざまな方面と協定を結びまして、有事の際のなるべく早期復旧、あるいはスムーズな物資の輸送等、ライフラインの確保に努めてまいりたいと思っております。  それから、箇所表のことでございますが、今回の予算では説明いたしましたように、個人の宅地あるいは個人の農地の関係の予算計上がほとんどでございました。これから本格的な復旧工事ということで申し上げましたように、予算の提案はこれからということになりますが、箇所につきましてはそれぞれの委員会等でも審議の際には公表させていただいているものと思っております。あるいはまた、口頭でお話をさせていただいているものと思っております。この本会議での資料の提出ということにつきましては、私は先ほど申し上げました考え方が基本的なところでございます。  各常任委員会で今後審議がされない、今回のような臨時議会で委員会付託のない場合等につきましては、ご質問の内容には十分お答えできるようにしてまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) ほかに質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第71号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第71号については原案のとおり可決されました。  以上で、本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって、平成25年第6回鹿角市議会臨時会を閉会いたします。     午前11時14分 閉会...