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平成24年第6回定例会(第3号12月12日)

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  1. 鹿角市議会 2012-12-12
    平成24年第6回定例会(第3号12月12日)


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    平成24年第6回定例会(第3号12月12日)     平成24年12月12日(水)午前10時開議   開議  第1 一般質問      質問、答弁   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 一般質問      吉 村 ア イ 君      田 口   裕 君      和井内 貞 光 君   2 日程追加      請願・陳情の追加付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(19名)        1番  遠 藤 浩 二 君     2番  兎 澤 祐 一 君        3番  栗 山 尚 記 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  児 玉 政 明 君        7番  倉 岡   誠 君     8番  吉 村 ア イ 君
           9番  栁 舘 一 郎 君    10番  阿 部 博 文 君       11番  浅 石 昌 敏 君    12番  髙 杉 正 美 君       13番  宮 野 和 秀 君    14番  福 島 壽 榮 君       15番  大 里 恭 司 君    16番  黒 澤 一 夫 君       17番  中 西 日出男 君    18番  阿 部 佐太郎 君       19番  田 村 富 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      安 保 一 雄 君  市民部長      菅 原   勤 君    産業部長      髙 杉 恭 二 君  建設部長      兎 澤   優 君    総務部付部長待遇  熊 谷 純 二 君  教育部長      青 澤 敏 博 君    総務部次長     児 玉   晃 君  国体事務局長    工 藤 裕 悦 君    市民部次長     大 森   明 君  会計管理者     阿 部   薫 君    財政課長      佐 藤 康 司 君  監査委員事務局長  米 田 直 子 君    農業委員会事務局長 田 中 康 明 君  選挙管理委員会事務局長            畠 山 行 雄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      髙 橋 安 弘 君    副主幹       小野寺 裕 一 君  主査        阿 部 厳 祐 君    主査        丸 岡 正 則 君      午前10時00分 開議 ○副議長(福島壽榮君) 本日は、議長が事故により、暫時、私から議事をとらせていただきます。  直ちに本日の会議を開きます。  これより、議事日程第3号により会議を進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 一般質問 ○副議長(福島壽榮君) 日程第1、これより一般質問を行います。  質問事項は、事前に通告を受けておりますので、順次発言を認めます。  順位5番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村君。     (8番 吉村アイ君 登壇) ○8番(吉村アイ君) おはようございます。けさ、ちょっとそこにけつまずいてしまって、大変ちょっと朝からちょっと緊張しているものですから、ちょっとアクシデントがありました。  それでは、きょう、今回の一般質問は、自分で時間をいろいろ割り振りしてみましたところ、5分ぐらい、五、六分もしくは10分ぐらい早く終わりそうなので、一言ちょっとお話しさせていただきたいと思います。  昨日も衆議院議員選挙のこと、また市長選挙のこと、市会議員選挙のこと、来年の市会議員の選挙のこととかいろいろお話が出ました。それで、私もきのうの一般質問をいろいろ聞きながら、それでは何かそのことということでいろいろ考えてみましたところ、やはりこのことだなということで、これは魁新聞に11月に出ました「女性議員をふやそう」という、こういうふうな「衆議院議員選挙に向けて」ということで出ました。これはやはり今回の衆議院議員選挙大分女性の方が出ておりますけれども、まだまだ日本としては少ない。鹿角市も、まだ私一人ということで、私が市会議員に7年前立候補したときに、とにかく女性議員をふやしたいということで、まずその先駆けになろうということで一大決心しまして市会議員になりましたが、その後にいろいろな方に声をかけているんですけれども、なかなか見当たらない。見つからない。また、手を挙げてくれる人がいない。今もいろいろ声をかけておりますけれども、これは何なのかな。秋田県内でも北秋田市とか大館とか秋田市とか2人、3人っていらっしゃいます。また、大変うれしいことに小坂町でも1人の女性議員さんが立候補して当選しました。  私は、議員に限らず、議員になってからも毎年「男女共同参画」、新しくて古い言葉、古いって言われてますけれども、新しい言葉だと思っております。男女共同参画推進委員としていろいろな活動してまいりましたけれども、毎年市長に対しましては模範的な事例といたしまして鹿角市の中で女性の役職を、部長、課長、係長ふやしてほしいということをずっと話してきました。今その準備段階ということで大変育ってきていると思います。  ただ、今のところはなかなか、まだまだその土壌はできていないと思っていますので、大変残念だなと。じゃ、どういうふうにすればいいかなということで、それでいろいろ話しすると大概の方はですね、私個人的なことですけれども、あなたは家庭の環境がいいから、あなたはいろいろなところでなれているからとかっていうことを言われます。全然そういうことはありません。私の家庭もどこの家庭も全部同じです。私はそういうふうに思っております。条件がいいというのは、ある程度それは客観的にそうかもしれませんけれども、家庭の中に入ると私はほとんど皆同じだと思っておりますので、そこは違うなと。まず自分から手を挙げようと思う人がどうしたらできるのかなということを、ずっとこの7年間考えてまいりました。  幸いなことに今年度からの、教育長がですね、畠山教育長ですけれども、私が平成15年に男女共同参画推進員(F・F推進員)になったときにですね、そのときに鹿角市の男女共同参画推進計画をつくったときに、そのときの課長が現在の教育長の畠山さんで、教育長でありました。ですから、教育の面でも今度はですね、小さいときから男女共同参画に関する理念、意識、これは「男女」ってついていますので男と女っていうふうに考えますけれども、根本的なことはですね、その根っこにあるのは平等、全ての人間は平等だということで、老人も若い人も障害者も健常者も男も女もって、こう最後のところに「男女」って出るんですけれども、どうしても男女というのが先に出ますので、そのことがですね、やはり男と女、いや女のほうが強いじゃないかとかっていう人もたくさんいます。そうでなくて、人権的な人間全部、全員が全部が平等だっていう意識、こういう考え方だと私は思っております。  今の12月15日に私が最初にですね、その教えを、その理念を教えていただいた佐々木先生がですね、15日、こちらのほうの男女共同参画推進フォーラムで講演会を、15日に開催いたします。私はちょっとその日は出られないんですけれども、その方がまた新たにですね、鹿角市のほうの男女共同参画推進員の方が、その先生をまた呼んでいただいているということで大変うれしく思います。その方がですね、最初に話したことがそのことでした。男女だけでないっていうことでですね、そこのところをわかっていただくように。  それでですね、済みません。ちょっと話が長くなりましたけれども、私、きのう、市長が来期も頑張るということで皆さんの前に表明してくださいました。それでこれはお願いですけれども、心にとめていただきたいなと思ったのは、市長のマニフェストの中に女性の役職の管理者をふやすというところですね、一項目、ぜひ入れていただきたいことをお願いいたしまして、一般質問の前段を終わらせていただきます。  それではですね、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。鹿角市民を代表して、また創風会を代表して一般質問します。大変前段が長くなって申しわけございませんでした。  それでは、最初にですね、交通弱者対策についてお尋ねいたします。  デマンドバス計画についてということで、このことに関しては2年ぐらい前でしたか、デマンドバスを、ぜひ取り入れてもらいたいということをお話ししましたけれども、これは鹿角市では今のところ、その計画はないというご答弁でありました。その当時はですね、まだ厚生病院花輪地区にありましたけれども、今は厚生病院も新しくなりまして、厚生病院が移ったことにより八幡平とか尾去沢ですね、そちらのほうの方が大変病院に通うのが厳しい状況となっていると私は思っております。また、市民の方からもそういうお話があります。  そのデマンドバスのことに関して、つい最近ですね、釜石の住宅、仮設住宅の方々の病院とかの搬送の利便を考えてということで、10月からデマンドバス、バスというよりマイクロバス、10人ぐらい乗るバスを10月からスタートしたというニュースを聞きまして、先日釜石のほうに行ってまいりました。昨年も11月に釜石のほうにナベナベサミットということで行ってまいりましたけれども、まだまだ復興していないなということで、でも私は大変、私の友人の宝来館の女将さんとお話をしまして大変力強いメッセージをいただいてまいりました。1000年に一度の私たちは災害に遭ってる。このことを歴史に残さなければ。私たちが頑張らなければということのお話がありました。大変感動してまいりました。本当に容易でない部分がいっぱいありますけれども、それでそのバスに関しても聞いてきたんですけれども、まだスタートしたばかりでまだまだ順調にはいってないようですけれども、私はこれからいろいろな点で私たちの団塊の世代が鹿角市に大分おりますけれども、5年後、10年後を見据えたデマンドバス計画、また2番目に乗り合いタクシーとか、こういうことは今から計画しておかなければならないなというふうに思っていますけれども、その計画ということで、この乗り合いタクシーデマンドバス、これ1番と2番と一緒にですけれども、一緒に答弁いただければありがたいです。鹿角市では、この計画はありますでしょうか。 ○副議長(福島壽榮君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) おはようございます。  吉村アイ議員のご質問にお答えいたしますが、先ほど北朝鮮のミサイルが発射されたようです。何事もなければいいなというふうに心配しているところでございます。  そして、また先ほど男女共同のお話ございましたが、私は男と女と区別はありますが、一人の人間として優秀な者であれば、それは課長にも部長にもしていきたいなと思っていますが、決して差別はしていないということをご理解いただきたいと。人数が多ければよいというわけじゃないと思いますので、その人のやっぱり資質だと思いますので、ご理解いただきたいと思います。  それでは、デマンドバス運行計画について答弁させていただきます。  八幡平・尾去沢地区の通院が、より厳しい状況となっているという件につきましては、厚生病院が移転した際に、朝の通院時間に合わせて乗りかえなしで病院を経由する便を開設しております。また、乗り継ぎが必要な場合においても、できるだけ待ち時間が少なく済むよう利便性の向上を図ってきたところでありますが、よりスムーズな乗り継ぎとなるよう、引き続きバス事業者にダイヤの見直しを働きかけてまいります。  八幡平・尾去沢地区については、便数の効率化を図りながら路線を維持しており、今後とも路線を廃止する予定はないことから、現在のところはデマンド方式への移行は考えておりません。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) 前回と同じような答弁でございましたけれども、やはりですね、私は乗り合いタクシーに関しては、北秋田市さんが実行しているということで資料いただきましたけれども、デマンドバスが無理だとしても、今後はやはり乗り合いタクシーを計画していかなければならないんでないかと強く思うんですけれども、きのうの栗山議員一般質問の中でも自家用車の方が多い。実際バスを利用したり、デマンドバスを運行したとしても、なかなか乗る人が時間の関係とかですね、それで利用者がふえるまではやはり時間がかかるとは思うんですけれども、いろいろな経費の面からいっても、やはりデマンドバスとか乗り合いタクシーのほうが経費的には同じ補助金出すとしても私は合理的だなと思うんですけれども、ここのところはどうでしょうか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 答弁漏れがあったようですけれども、乗り合いタクシーの関係ですが、バス車両を使うほど利用者が多くないためワゴン車などの普通自動車を使用してタクシー事業者が運行を行うものでありますが、デマンドバスと同様、基本的には公共交通機関がない場所を対象地域として移動手段として確保するものです。  市では市域が広大であるという特性から区域の設定や料金体系が大きな課題と考えられるほか、タクシー及びバス事業者が複数あることから、それぞれの事業者の状況も鑑みながら調整を行う必要がありますので、導入する場合、公共交通全体を総合的に検討しなければならないと考えております。  なお、これまでもワゴン車を利用して乗り合いタクシーと同じような形式での運行を、一部の地域において実施されたこともあり、今後も状況を見きわめ、必要性に応じて導入してまいりたいなと思っております。  そして、また、デマンドバスについては、路線バスが通っていない地域、それから個人の予約があった場合にはバスを運行するという定義がございますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) そのことはいろいろ調べてわかっております。今いろいろなバス路線のないところとか、そういうのを考えながら検討していただくというご答弁をいただきましたので、今後いろいろな場所でそのことを出していただきたいと思います。  次にですね、たんぽこまち号の活用についてということでお尋ねします。  市内循環バス、これ100円バスね、済みません。200円バスってなってますけれども、前に試行運行中に「バスに乗る日」とか役所のほうで考えて、なるたけみんなでバスを利用しようということで、そういうふうなことを目標立ててやったことがあると思います。今でもバスに乗る日とかを続けているのかどうかということと、それからあと釜石に行ったときにもお話あったんですけれども、この乗り合いタクシーやっても、またデマンドバスにしてやったとしても、いろいろたんぽこまち号でも、今の100円ぐるぐるバスでも、市民にどのくらいPRするか。1割、2割しか満たない、利用客は少ないとしても人数にすると結構ある。市民一人一人がバスに乗ろうという意識がないと、どういうふうないいものを、いい計画を立てても乗らないんだということを、私はそれはいろいろなところを調べてですね、それは感じております。  ですから、市民の意識を、バスに乗ろう、バスに乗れば環境問題も解決するところもあるとか、そういうことを考えた市民啓発活動も一緒にしなければ、たんぽこまち号の活用なんかもできないんでないかなと思うんですけれども、この2点はどうでしょうか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  バスに乗る日の取り組みについてですが、公共交通については、市民全体で支えていかなければならないものでありますので、平成22年から乗車の啓発のため毎月20日を「バス利用の日」として広報とかポスターのほか、バスの車両へ掲示することにより協力を呼びかけているところであります。  また、市内の事業所にもバス利用に協力していただくよう働きかけを行っているほか、市役所においても毎月20日を「エコ通勤の日」として職員にバス通勤を呼びかけており、「バス利用の日」は乗車人数の増加に一定の成果を上げております。  ぜひ、議員の皆様にも公共交通の維持確保のためバスを利用していただくよう、ご協力をお願いをいたします。  また、今年度新たに導入しました、たんぽこまち号の新車両も通常のバス車両と異なるデザインであり、市民の目を引くものと考えておりまして、運行すること自体がバスのPRになっているものと考えております。今後とも市民の皆様に少しでもバスに関心を持ってもらい、乗車につながるよう、継続的にPRを行ってまいります。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) ぜひ続けていただきたいと思います。  それから、もう一つ、きのうもですね、栗山議員のほうからも出ましたけれども、私もこのとを、ちょっと二、三の、二、三人の市民の方に言われましたけれども、バス停の環境整備というところです。私もたまたま労金さんの前からですね、バスに乗る機会をつくっております。あそこのバス停、暗くて汚くて、中で待っているという気分にならない。あそこに張り紙をしないようにとかっていう表示ありますけれども、ああいうふうなバス停の工夫というのもですね、やはりこれから考えていかなければならないなと思っておりますけれども、いろいろな全国的にはバス停をですね、例えばそこの、例えばメロンがたくさんとれるところですとメロンのバス停とか、リンゴとれるとリンゴのバス停とかって、バス停に工夫している市町村があるようにテレビ、新聞等で見たことがあるんですけれども、このバス停の、きのうも栗山議員も言いましたけれども、このバス停の環境についての見直しとか、そういうお考えはございませんでしょうか。 ○副議長(福島壽榮君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) バス停の環境整備というご質問でございますが、実際に一つの例を今挙げてお話をされたわけですが、暗いとか汚いとかというご意見は、私どもも実際に市民の方からいただいております。担当する部署におきましては、そういうごみの掃除とか撤去とかというところまではさせていただいておりますが、基本的にはバス事業者の範疇に入るのかなと思っています。そういうご意見がたくさんあるということは十分踏まえながら、今後の環境整備、どのようにして取り組んでいったらいいのか、協議してまいりたいなと考えております。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) そこのところも、あわせてよろしくお願いいたします。  それでは、次に(仮称)学習文化交流施設の移転予定、移転する予定の施設の活用についてお尋ねいたします。きのうもこのことについては、市民センターのことに、花輪市民センターのことについては、中西議員がお話ししました。私は、市民センター、それから図書館、民俗資料室、それからここには書いておりませんけれども、あとはですね、子育て支援センター、今の福祉プラザの中にある子育て支援センター、この3つの施設のことで、そのあとの活用方法についてお尋ねします。  このことはですね、実は第一保育園の、第一保育園、旧第一保育園ですけれども、あそこの後に花輪の児童館を建てるということで、放課後児童クラブの児童館を建てるということで、私はそのお話を聞いたときにですね、あそこの施設を有効利用していけるのでいいなと思いましたら、本当の体育館だけ残して、あとは全部あっという間に壊してしまったんですよね。それですごい、これは個人的なことですけれども大変ショックを受けました。第一保育園のあの建物は、そんなに古くないのにな。何かに活用できるんでなかったんでないかなと、そのとき思ったんです。それで吉成教育長に何で壊してしまったんですかって話をしたら、いやいやいやいや、いやいやいやいやってそれで話は終わってしまったんですけれども、あのときの、それは聞いていました。児童館をつくるってことで、再利用するっていうことで聞いていましたけれども、あっという間に壊してしまうとは聞いてなかったもんですから、今回もですね、花輪市民センターに関しても図書館、まあ図書館は大分古いっていっても今度新しいところに移しますからっていうことで、じゃばたばたばたっと、ここはあれだからって、使わないからって壊してしまうんでないかという不安感を持ちました。やはり使えるものは使うという、壊してしまったほうが、修繕するよりは新しくつくったほうが確かにお金かからないっていう部分もありますけれども、使えるものは活用する。今回は、まず花輪市民センターに関しては、建物が大変大きいので壊さなければならない部分とかいろいろあると思うんですけれども。  あと、図書館に関しては図書館だけでなく、周りに大変古い木があります。前の確かにモミジの木がですね、大変、まあ木はだめになっていたのも、私はあそこいつも通りますのでわかってあったんですけれども、あっという間にモミジの木の、少し手入れもしないうちに、もう手入れっていいますか、いろいろ手当てをしないうちに、あっという間にモミジの木が切られてしまった。そしたら最近、後ろのほうのシダレザクラの木が何かなくなっている。建物だけでなくて、その周辺の環境とかいろいろ新しくなるときに、いや別にそれ切るからって一々議員に報告しなければならないということはないかもしれませんけれども、あそこにはいろいろな建物とか木というのはですね、そこの周辺通ってる人方が結構親しみをもって一つの環境として捉えている部分があるので、今回花輪市民センター、それから子育て支援センターも取り壊すということはないと思うんですけれども、その後を、もう来年から学習交流施設に関しては工事も入ります。それと並行して本当にですね、計画があるとすれば、意外と、私が議員生活七、八年して意外と当局で決めたことはぱっぱっぱっとやってしまうという事例が大変多いものですから、今のところでなくて、そういう計画があるとすればですね、今の時点ででなくて、予定立てたのは結構ぱっと実行する今までの事例からして、この市民センター、それから図書館、それから子育て支援センター跡地利用を、きのうも答弁いただきましたけれども、もう一度ご答弁お願いします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 一つ何か誤解されているようで、質問にはないんですが、児童館の話が出ましたけれども、放課後児童館という名前であそこは改修したという経緯ございます。知らぬ間に解体したとか、そういうことではないですので。もともと老朽して別に新しい保育園が建設なりましたから、使える分だけを残して放課後児童館にしたということですので、何か間違って覚えているような感じ、さっきからしていましたので、それ一つお断りしておきます。  それから、花輪市民センターの移転後の活用ですが、きのうも申し上げましたが、これまでに市内の公益法人から施設利用の要望が出されておりますが、現在、花輪市民センターとして利用されていることもありまして、具体的な活用計画については、今後定めていくこととしております。  花輪市民センターは、中心市街地に近く立地条件にも恵まれておりますので、さまざまな活用方法が考えられますが、これまでの要望を踏まえつつ、さらに市民や関係団体からニーズを把握した上で施設の老朽化に伴う維持管理費等も考慮しながら、効果的な利活用の方法について検討してまいります。  それから、子育て支援センターですが、これは学習文化交流施設のほうに新しくできますが、今のところは、そのまま児童館として一緒に利用していくという状況です。  私からは、以上です。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。(発言者あり)  市長。 ○市長(児玉 一君) 図書館・民俗資料室は教育長、お願いします。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) 図書館の、すぐ取り壊してしまうのかということと、そのモミジの木と桜の木のことです。これからあそこの周辺の木をですね、切ってしまうのは、切らないでほしいという要望ですけれども、あそこの、あの木があるからこそあそこの周辺がですね、環境、周辺環境がいいと私は思っていますので、そのことです。その2点です ○副議長(福島壽榮君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  まず、最初の花輪図書館の取り壊し否かの件についてでございます。  花輪図書館は、昭和25年に建てられた木造建築でございまして老朽化が著しく、新図書館への移転後取り壊す予定でございます。民俗資料室の活用計画については、現在計画案の検討をしているところであり、市指定有形文化財であることからも、外観や内部の間取りはできるだけ旧鹿角郡公会堂として建築された当時のままの姿での利活用を図るとともに建物を良好な状態で保存する必要があると考えてございます。  また、中心市街地に立地しておりますことから、平成20年度に策定をいたしました市まちづくりビジョンに掲げる「住む人、訪れる人、活動する人を増やす」というまちづくりの目標達成に向け、市民利用を図り、交流人口を増加させるような施設にしてまいりたいと考えており、この2つを基本的な考え方として具体的な利活用案を検討中でございます。  それから、2点目の樹木の件でございますが、過去にあの周辺で伐採をしたという事実は、私今ちょっと初めて承知したんですが、現在あるモミジでありますとか樹木については、あの周辺そのものが旧城下町のたたずまいを残していると、こういう雰囲気をもっておりまして、また大きい意味でまちなか観光の一つの素材でもあるということは承知いたしております。その点に配慮しながら樹木を含めた景観の維持、そういったものについては、十分慎重に検討して対応してまいりたいと、このように考えてございます。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。
    ○8番(吉村アイ君) その樹木のこと、木のことについては、今ご答弁いただきましたので安心いたしました。それにしても、あの裏のほうのシダレザクラは大変きれいだったんですけれども、それも切ってしまったのはちょっと残念なんですけれども。  それから、もう一つ、先ほど市長が、私が誤解しているようですけれどもという話だったんですけれども、私一つの例として話したのであって、ああいうふうな、まあそういうふうにしてやるから、そこのところ、第一保育園の後は壊しますよということで、それは別に悪いことではないと思うんですけれども、やはりあそこの建物に関して思い出を持っている人もいると。そういうことをですね、そういう意味でこれからいろいろなものを、古いものがもう壊されていく中でですね、心の準備というか何ていうか、そういうものが欲しいなという意味合いで話しましたので、別に誤解はしていないつもりです。  例えば、今、花輪小学校のPTAの受賞のお祝いの記念に行ったとき、花輪小学校の3本の木を切るか切らないかっていう問題でもですね、大変時間をかけて議論をして、それでいろいろな意味で納得して切ったりしました。そういうことの話の例として出して市長のほうに誤解を、何か市長誤解したようですけれども、そういうつもりはありませんので、一言つけ加えさせていただきます。  それでは、次にまちなか観光についてお尋ねいたします。  でんぱくということで、これをですね、オンパクの鹿角版ということで「伝説の里かづの」ということで50のメニューをつくりまして50の体験プログラムをつくり、たくさんの方の市民の方を巻き込み、またたくさんの方に協力いただいて、私、このことに対して大変、最初のときにですね、オンパクを実施した方の講演会を聞いたときに市の職員の方が、その方の話を聞いて、この人を呼んで鹿角でもやろうということでですね、すごい大プロジェクトができて、すばらしいなっていうふうに思いました。皆でやろうという、市民を巻き込んだやり方ができて、すごくよかったというふうに思っております。  ただ、私も少しこのでんぱくのほうにかかわらせていただきましたけれども、メニューがですね、大変、50の体験プログラムが、最初の当時からですね、多いなっていうふうに思いました。まあ最初だから多いほうがいんでないかなという、いろいろな方、いろいろ、いろんなことをやれるということを考えて出したので、その意見を尊重するということで出したということで大変いいんですけれども、この971人、まあ全体的には2万人ぐらいがイベント、鹿角きりたんぽ発祥祭りとそれから鹿角ホルモンサミットとかっていうことで、そちらのほうに大分お客さんも来たようで、でんぱくと合わせて人数的には多いんですけれども、この50の体験プログラムに対しての申し込み数が少ないなというふうに思って、私のかかわっていたところも1人もいないからやめたというのもあったんです。  それでですね、この最初のときに、オンパクの講演会を聞いたときに全国発信をするというんでないかなと思ってあったんですけれども、意外と狭い範囲でやってみたというふうに後で聞いたんですけれども、このことについてですね、全体的に市長の行政報告の中では大変よかったという評価なんですけれども、400万、500万ぐらいのお金を使った、その費用対効果というか、このことに関して市のほうではどうお考えか、お尋ねします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  でんぱくについてでありますが、伝説の里かづの体感泊覧会でんぱくは、地域活性化手法として全国的に広がりを見せているオンパク手法を取り入れ、多くの市民の参画をいただきながら50の体験プログラムを企画し、10月6日から11月11日までの37日間開催いたしました。  その結果、募集型プログラムでは971名の申し込みをいただいたほか、申し込みなしで参加できるイベントを含めますと4万3,241名の集客となり、初めての開催としては上々の結果を残したものと感じております。  個々のプログラムの内容につきましても、参加者アンケートによれば、ほとんどの方から「楽しかった」「また参加したい」との回答をいただいており、通常の観光では体験できない主催者と参加者の密度の濃い交流が高い評価を得ました。また、これまで観光産業に携わったことのない多くの市民が企画から案内までを行い、参加者と交流するという観光スタイルを開拓できたことは、人材が観光資源となることを実証したものでありまして、本市の今後の観光振興を担う人材の発掘・育成を図る意味においても、非常に大きな効果であったと認識をしております。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) 私も今市長が話してくださったようなことをですね、考えておりました。大変よい取り組みだったなと思います。  ただ、来年も続けたいというお話でしたので、たった1年、一過性のもので終わらない、今までいろいろなイベントを開催しても、またいろいろな取り組みをしても一過性のもので終わってるということが今まではたくさんあります。これをどういうふうなスパンで、例えば来年もやるんでなくて、3カ年続けてもっとグレードアップしてやるとか、3年ぐらい私はやらなければならないなと思うんですけれども、ただ来年もやるとかでなくて、ことし計画を立てた時期がですね、やはり初め、計画を立ててから実行するまでの期間が大変短いなというふうに感じたんですけれども、もし来年、また再来年やるとすれば今からですね、もっと綿密な計画を立てていただければなというふうに思うんですけれども、次年度のことはどのようにお考え、次年度、また再来年もやるとか、最初から3カ年計画に考えているとか、そこのところはどうでしょうか。 ○副議長(福島壽榮君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) ただいまの質問につきましては、率直に申しまして来年度も実施したいという意向で、現在その内容を詰めているというような状況でございます。新聞報道等でもご承知のことかと思いますけれども、12月の4日の日に、このでんぱくに携わっていただいた方々30名以上の方にお集まりいただきまして、この実施結果の報告会という会議を開催してございます。その中でいろいろでんぱくの語り部として参画いただいた方々から非常に貴重な意見、提言をいただいております。それを詳しく検証しながら、来年度のでんぱくの開催に向けて、またぜひ取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) ぜひ来年度もまた、3年ぐらいはやっていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、このでんぱくに関連いたしましてまちなか観光について、でんぱく関連でですね、お尋ねしたいと思います。  私、議員になって2年目あたりから、このまちなか観光ということ、毎年ですね、一般質問の中でも取り上げさせていただいてきました。二、三年ぐらい前からですね、青年会議所の方とか町の町内会の方とか、いろいろな方がですね、まちなか観光ということで大分市民の方に浸透してきていると私は思っております。そういう中で駅前の案内所もできて、まちなか観光がですね、鹿角市なりの、鹿角市ならではのまちなか観光がどんどんですね、少しずつですけれども、じわじわと浸透してきているなということで大変うれしく思っております。  それでですね、このでんぱくも含めて、今後のまちなか観光のあり方とか、計画とか、考え方とかございましたら、お伺いいたします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  まちなか観光についてでありますが、市街地の歴史・文化にスポットを当てることにより、まちなかへの観光客の誘導と商店街の活性化を図るため、昨年、花輪まちかっぽ実行委員会を設立し、まち歩きスポットの歴史を紹介する写真つきタペストリーの設置や歴史や文化を組み合わせたモデルコースの観光マップ化を行いました。加えて「花輪かっぽ軽トラ市」と銘打ち、商店街のイベントとの共催あるいは臨時列車の運行に合わせて開催をし、多くの集客を図ることができました。  今後、まち歩き観光の推進においては、おもてなしや新商品の開発など商店街の方々の創意工夫により、さらなる効果を発揮するものと期待をしております。特に商店街の受け入れのほうを積極的にお願いしたいなと思っております。  来年度は、各商店街が独自に行う取り組みとの連携による相乗効果を意識しながら、さまざまな視点からのまちの魅力を再発見する仕掛け、そしてまた商店街を構成する各商店の魅力の掘り起こし、さらにはそれらを鹿角ならではのまち歩きとして再構築をして情報を発信してまいりたいと思っております。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) ぜひお願い、よろしくお願いいたします。  それでは、最後の質問に入らせていただきます。次はメディアを通して観光振興に、メディアを通しての観光振興についてお尋ねします。  最初にですね、議会の初日にもお尋ねいたしましたけれども、韓国ドラマ「アイリス」のロケ地誘致についてお尋ねします。  この誘致、これからですね、予算を立てて、これから誘致合戦をするということなんですけれども、その意気込みというか、必ず鹿角市に連れてくるよというふうな、どのぐらい意気込みを持っているか、まずそちらのほうを、意気込みを語っていただきたいと思います。お願いいたします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  韓国ドラマ「アイリスⅡ」は新聞等でも報道されましたとおり、先月の13日に韓国国内で制作報告会が行われ、秋田県内で撮影を行うことが発表されております。  秋田県内での撮影候補地の下見は今月の8日からスタートしておりますが、あすから、13日からですが、県北地域で下見が行われ、その後、撮影地が決定する予定となっております。  なお、下見が行われる具体的な施設や場所につきましては、制作会社の意向により全て非公開となっております。  まだ撮影地が決定したわけではありませんが、万全の受け入れ態勢を整えるため、本市のほか関係団体で組織する「鹿角地域ロケサポート委員会」を設立する予定としております。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) 田沢湖でアイリスのドラマは放送しまして、アイリス効果ということで秋田県内随分観光的にですね、いろいろ相乗効果があったというふうに聞いております。私もあのドラマに関しては全部は見ていませんけれども、田沢湖で撮影した部分は見ました。大変すばらしい景色と、それを誘致するために、そこの旅館の女将さんがほとんどですね、無償でいろいろサービスしたっていうお話も聞いております。ぜひですね、鹿角市のほうに目を向けていただくように皆さんで頑張っていただきたいと思います。  それでですね、次に来年のですね、NHKの大河ドラマ「八重の桜」というのがですね、東北復興を目標にして会津藩のですね、会津、福島の会津藩の白虎隊が出てくるお話と決まっております。それから、朝のドラマもですね、北限の海女の「あまちゃん」というのがですね、これ来年の4月からスタートします。久慈のほうでしたか、岩手のほうなんです。そして、もう一つですね、大変鹿角にも、鹿角でも田沢湖の芸術村で何回も上映しております「アテルイ」、これが正月のNHKドラマで「アテルイ」が放送されることが決まっております。  今ですね、やはりNHK、NHK以外の民放のほうでも東北に大変目が向いているドラマ、いろいろな報道とかドキュメンタリーとか、東北に目が向いておりますので、今すぐ、今からですね、まあやっていると思いますけれども、ことしの40周年ということでNHKののど自慢とかですね、放送していただいた、もらったんですけれども、やはりNHK、民放、テレビで放映することによってすごい誘客、観光振興につながると思いますので、このことを、こういう、このテレビドラマで鹿角を売り込むという計画があるかないかというのとですね、今後、ないとしてもこれから取り組むことがあるかどうかお尋ねしたいと思います。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  本市の風景あるいは特性を生かしたドラマの誘致につきましては、関係団体と協力し、映像制作会社やメディアへ本市の素材あるいは受け入れ態勢についての情報発信を行っております。撮影に関する問い合わせもふえてきている状況にございます。  ロケ誘致は撮影隊の宿泊による経済効果、また本市の風景が露出することによる宣伝効果により観光客の誘客に効果があるとものと考えております。今後もドラマのみならず映画やCM等さまざまなメディアで取り上げていただけるよう、継続した情報発信を行ってまいります。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) これは20年ぐらいになりますか、「炎立つ」とですね、寅さん、この映画の撮影が鹿角市でありました。このことに関しては、「炎立つ」もですね、高橋克彦さんという岩手の作家の原作でですね、渡辺謙が出たというので大変ドラマに関してNHKの大河ドラマなんですけれども、鹿角市で撮影したということで大変期待したんですけれども、そのときは何か全然、まあ最後のところに「協力 鹿角市民の皆さん」とかっては書いてあったんですけれども、鹿角市だっていうアピールできるようなところは、ほとんどなかったなと私は思いました。寅さんの撮影もですね、樋口可南子が出た寅さんですけれども、今はない松風で撮影しました。そしてマイランドと後生掛温泉が出たんですけれども、あれも皆で市民センターの暑い中で映画を見ましたけれども、鹿角市というのが余りなかったと。  映画の映画とか、それからドラマというのは、ある意味鹿角市、そういうふうなことを考えてドラマを誘致するというのは邪道かもしれませんけれども、そのお金を使ってこういうふうにしてやったことに関して、何だったかなということをも出てきたりして大変怖い部分もありますけれども、例えばですね、大館の、大館は去年ですね、大館市が一つになって映画「ハナばあちゃん」というのをつくりました。私、大変すばらしいなと思いました。  このような、鹿角は市長が駅伝のまち、スキーのまちということでスポーツに関しては結構力を入れてますけれども、この文化の面でですね、文化の面でいろいろ宣伝しようと思えば先ほど話した寅さんとか「炎立つ」のちょっと苦い経験もありますけれども、このような部分でも市長にはもう少しトップセールスしていただきたいなという考えがございます。  それでですね、何だか話があっちこっちなりましたけれども、もう一つ、この間の議会報告会の中でもですね、鹿角市全体的にスポーツのほうには力入れているけれども、文化の面ではちょっとおろそかになっているんじゃないかなと、そういう市民の方のご意見もございました。それで市長にお伺いします。文化の面で、このテレビのことだけでなくて、もう少し力を入れていただきたいなと思うところがあるんですけれども、このことについて、そういう考え方もあるという、市民の中であるということは、どのように捉えているか。通告にはございませんけれども、お答えいただきたいと思います。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  以前、「炎立つ」、それから寅さんのお話がございましたが、私は決して、あのときは鹿角がちゃんと入っていましたし、不評を買ったということは記憶はしておりません。むしろ尾去沢鉱山の金を使って、金売吉次が尾去沢出身だということで、それで金色堂をつくったと、そういうストーリーもございましたし、それから寅さんだって駅から樋口可南子と歩いて松風を宣伝できましたし、鹿角という名前が入ってましたしね。その後のエンタープライズの制作ビデオですか、ああいうのもちゃんとしたものができましたしね、その当時はそれなりのやっぱり効果があったのかなと。今とは、やっぱり20年前とはちょっと若干は違うあれはあると思います。  それから、スポーツには力を入れて文化には力入れてないという話ですが、決してそういう差別的なことは私はしてるつもりはございません。文化は文化においても一生懸命頑張っている、市民の方々も頑張っているというふうに私は思っていますので、その文化の伝統、学習文化交流施設も近々できますので、それを励みにまたこれが発展すればいいのかなと。また、平成26年には国民文化祭も開かれますので、決して文化をないがしろにしてるということではありませんので、その辺はご承知おきいただきたいというふうに思います。 ○副議長(福島壽榮君) 吉村君。 ○8番(吉村アイ君) 今、市長のほうから、文化をないがしろにしていないという力強いご答弁いただきましたので、これからもですね、スキーのまち、駅伝のまちも大切です。文化の部分が、市民に文化的なことはちょっと足りないんでねがな、余り考えてないんでないかなと思われないような、文化の面での何かをやるときにですね、アピールできるようなことを、スポーツ以上にぜひアピールしていただきたいということをお願いして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○副議長(福島壽榮君) 以上で、吉村アイ君の質問を終わります。  ここで、11時10分まで休憩をとります。     午前10時54分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時09分 再開 ○副議長(福島壽榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  順位6番、田口 裕君の発言を認めます。田口 裕君。     (4番 田口 裕君 登壇) ○4番(田口 裕君) 議員活動を始めて3年9カ月がたちました。過ぎた時間が非常に早く感じます。それだけ社会の変化があって、そのスピードも速くなっているような感じがしています。最近、団塊の世代という役割というものを、よく考えることがあります。昭和22年から24年生まれで、時代の節目に、よきにつけあしきにつけ取りざたされてきた世代です。その世代が65歳に入ってきました。いわゆる一気に高齢者の分類、仲間入りに入っています。この世代が年金受給者となり、高齢化社会のカウントメンバーになって、これからまた社会や制度、仕組み、クリアしなければならないことが非常に多く出てくることが予想されます。  先月15日に鹿角市の産業見合市がありまして、その場で講演がありました。講師の藻谷浩介氏がこんなことを話していました。20年前は団塊の世代が40代前半であって、20年たって今60代の前半から中盤になってるわけですが、現在の40代、その前半の世代が、そのころから見ると40%減ってると。要は大きな消費需要のある世代が激減しているという構造が大きく変わっていますよと。いろんな要因がありますが、そこのところは一番大きいという話をされました。  今まで観光名所と言われた名所旧跡の場所がいろんな意味で苦戦していますが、その変化にやはり対応ができていないのじゃないかという話もされていました。その世代が、その団塊の世代が20年後、80代の前半に入ってきます。その世代だけが突出した超高齢化社会に入ることになります。今その超高齢化社会に向けてのスタートといいますか、そういう時期にあるというふうに思います。これから課題が多くなって、先を見据えて、確実にそういう流れはわかっているわけですので、それを見据えた仕組みを変えて、仕組み、取り組み方法も変えていく必要のある時に来てるのかなと感じています。  そういう意味で、今回それに関連することを含めて質問をさせていただきます。  まず、第1に成年後見人制度でありますが、この制度は精神上の障害、例えば知的障害、精神障害、痴呆などにより判断能力が十分でない方が不利益をこうむらないように家庭裁判所に申し立てをして、その方を援助してくれる人をつけてもらう制度という中身です。これは2000年4月1日に介護保険制度と同時に施行されているようです。制度の経緯から介護保険制度と成年後見人制度は車の両輪と言われているようですけれども、同時にスタートしている割には認知度が非常に低いのかなと。今回質問事項のトップにして通告の中にこの制度を明示したのは、この制度の重要性を考えて最初に挙げてあります。  判断能力が不十分なため金融機関の利用がうまくできなかったり、適切な医療介護を選ぶのが難しく悪徳商法の被害に遭いやすいなど、生活上の不都合やリスクを抱えながら暮らしている方が非常にふえていると言われています。今後、高齢化と単身世帯がふえ、ニーズが一層高まることが見込まれる中、制度をどう普及していくのか、老後生活の安全安心網を築く上で地域にとっても大きな課題になってくると思われます。  そこで、まず第1点の質問をいたします。  制度の対象と思われる精神上の障害により判断能力が十分でない方の実態について、調査したことがあるのか。調査しているのであれば、実態はどのようになっているのか、まず伺います。 ○副議長(福島壽榮君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 田口 裕議員のご質問にお答えいたします。  精神上の障害により判断能力が十分ない方の実態につきましては、昨年度、災害時の要援護者支援情報を整備するために、ひとり暮らしの障害者を対象に訪問調査を実施しております。  調査対象者301人のうち、知的障害者では19人中17人が、それから精神障害者では27人全員が災害発生時に地域の方々に対して避難支援を希望しており、将来、障害の程度が悪化してきた場合には、成年後見人制度等の潜在的な対象者となり得ると考えております。  また、高齢者では、昨年度の要介護認定者2,613人のうち日常生活に支障を来すような症状や行動、意思疎通の困難さが見られる「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅱ以上で、日常生活において誰かが注意や見守り、支援、介護が必要な状態であると判断される高齢者は1,775人、68.7%となっており、潜在的な対象者という意味では可能性が高いと捉えております。  既に要介護認定を受けている方や地域包括支援センターに相談のあった高齢者については、介護支援専門員等が制度や内容の説明を行ったり、社会福祉協議会が実施する地域福祉権利擁護事業等を紹介し、対応しております。  また、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者に対しては、毎年、高齢者の生活機能を評価し、介護予防事業の取り組みについて判断を行う調査を実施しており、返信者の17%が物忘れがあるとのことで、介護予防事業への参加を促しております。  なお、本調査に応答がない場合でも、何らかの支援が必要な高齢者もいることから訪問調査を行っております。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 今、調査の結果を伺いました。いろんな実態が、まあ今の調査の内容についても、私は十分じゃないと思っていますが、いずれ身寄りのない場合は、今のこの制度に限らず第三者に頼るケースが多いんですけれども、法的には家庭裁判所の選任が、この制度を利用する場合は選任で専門職の、例えば現在は司法書士や社会福祉士、弁護士などに依頼が集まっているのが実態のようです。認知症の高齢者は、今、鹿角の実態を話していただきましたけれども、全国で今300万人を超えると言われています。今後もこれは前段で話しましたように増加が見込まれると思われます。鹿角も当然高齢化が、秋田県が全国でトップであり、鹿角も高齢化率が速いスピードで進んでいますので、そのスピードについても、あとはいろんな意味で対象者というのがふえてくるんじゃないかなと思っています。これまでは、このままでは、どの地域でも後見人というのは専門職だけでは対応できないということは確実視されてきています。  こうした現状の解決策として、今期待されているのが弁護士などの資格がなくても一定の知識を持つ市民後見人の育成であると言われています。例えば、今どういう状況が起きているのかといいますと、年金生活のひとり暮らしのおばあさんで、訪問販売で必要もない高額な商品を買っていると。鹿角の実態でも、訪問した専門の担当者が行ったときに、おやっと思うような購入をしている高齢者もいるようです。都会では住宅のリフォーム契約など社会問題となっている事例もあります。また、うちの息子は生まれたときから重度の知的障害で私たち両親が亡くなった後のことが心配だという方もおります。それから、最近物忘れが激しくアルツハイマーの疑いがあり、ひとり暮らしのため老後がとても不安だという方があります。それから、認知症の母の不動産を売却して老人ホームの入所費用に充てたいという方もおります。それから、寝たきりの祖母からお金の管理を頼まれているけれども、きちんとその管理をしているにもかかわず、おじさんやおばさんから何かと疑われているという方も出ています。全てが、この成年後見人制度で救われる内容と言われています。鹿角の簡易裁判所の状況を聞きましたら、現在30件がこの成年後見人制度で継続中だそうです。  身寄りがあっても頼りにしたくない人もいます。それから、後見人を1人、そういう意味で後見人を必要とする人がかなりいるのではないかと。そして、この制度を、なかなか浸透してないために利用できない人が多いのではないかなと感じています。  今、この取り組みで進んでいるのが山形県だと言われています。厚生労働省が取り組みを始めていまして、東京大学と提携して山形県でこの研究をしています。山形県の場合は、そこでの調査の結果では、認知高齢者を含めて山形県では知的障害など支援が必要な人が4万人いると。この制度を行き届かせるためには、県内に、山形県内に1万人ほどの後見人が必要と東大の研究スタッフは見ているという報告もあります。  ことしの4月に施行で、老人福祉法が改正なりました。この中に「後見等に係る体制の整備等」という事項で第32条2項が新設なっています。これは市として適正な後見人を育成して、その活用を図ることが努力義務となった事項であります。各地でその養成の動きが出ています。  そこで、2番目の質問をさせていただきます。法改正により、努力義務が明示されましたけれども、どのように取り組んでいく予定なのか伺います。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  法改正に伴う今後の取り組みにつきましては、85歳以上の高齢者では4人に1人が認知症の症状があると言われております。  現在、判断能力が低下し、金銭管理等を十分できない方には市社会福祉協議会の地域福祉権利擁護事業を紹介しており、鹿角地区福祉生活サポートセンター専門員が相談や支援を行っております。  また、市では、これまでも市民・事業所等を対象に認知症サポーター養成講座を開催し、見守り態勢の強化と、高齢者を支援している介護支援専門員等を対象に成年後見人制度の活用の研修会を実施しておりますが、今後とも関係機関と連携しながら対象の把握を初め人材育成や制度の周知など、実態に即した事業を展開してまいります。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 今答弁がありましたけれども、いろんなそのサポートなり養成なり、非常に結構ですし、ぜひ進めていただきたいんですが、私はこの後見制度、成年、先ほども述べましたとおり、市民の後見人というものをしっかりと育成していかなきゃならないんじゃないかなと、いく必要があるんじゃないかなということを感じています。  ことしの10月に横手市で、この後見人の育成の研修がありました。鹿角の専門にかかわる人もこれにかかわったようです。状況を聞くと、鹿角市の中ではこういう研修制度を受けてきた人が今6名ほどいるそうです。ただ、その態勢もできてないということで、ある人は秋田の受け皿団体に登録していると。  例えば手続は専門の、市のほうは詳しいわけですけれども、全部申し立てをすると、事例があって申し立てをすると、それを裁判所が受けて、裁判所が後見人を選任するということの流れになるわけですが、先ほど山形の事例も話しましたけれども、この後高齢化社会になっていく、ないしは現在の制度の中でなかなか救われない、そういう対象者もふえていくという中で出てくる問題が、今既に直面しているわけですけれども、これに対応する市民後見人の育成というのは急がれるような気がします。ここのところについて、私は、ぜひ鹿角市の中でも市民後見人を、民間の人間を活用してサポートしていくということが必要なんじゃないかなと思っています。  例えば、現在、国内で行われている事例として何点か紹介します。  あるところで、後見する、している男性が、長い間40代の長女と疎遠であったと。長女は自営の仕事が忙しくて、とても面倒が見れなかったということで後見を依頼した事例があります。それから、ある特別養護老人ホームに入居する90歳代の女性、要介護度5、ほぼ寝たきりで呼びかけにも返事をすることがない、ほとんどない方が、人を後見している方が、様子を見るために10日に一度そのホームを訪れるそうです。症状や顔色から体調や思いを、少しでも酌み取るためにそういう定期的に足を運ぶそうです。それから、もう一つは、これは北海道の事例ですけれども、後見人をしているのがコンビニ店、コンビニを経営している女性、55歳の経営者だそうです。市民のグループホームに入所している70歳代の認知症の後見をしていると。仕事の合間をぬって週に1度様子を見るために施設に通っているそうです。男性と何気ない会話から市内の遠のいている家族、親族を、その男性が訪ねてみたいということが、そういう思いを持っていることを知って施設側と日程調整や段取り、打ち合わせをして、その実現をしたというようなことがあります。現在の制度の中でなかなか行き届かないところを、この成年後見人制度を通じて、ないしは市民のそういう力を生かすことによって制度、ないしはこれからの社会の大きな高齢化、超高齢化社会に向けての流れで発生してくる事例にかなり対応できる制度じゃないのかなと思います。  そういう意味で、私は再度質問しますが、ぜひこの制度のやれる市民後見人の育成を、鹿角市は特に秋田県ないしは鹿角市は高齢化が早い地域ですので、全国に先駆けて取り組みができないのかなと、その点について再度ご質問いたします。
    ○副議長(福島壽榮君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) お答えいたします。  現在の成年後見人制度に該当するような対象者やその方が制度を利用していない理由など、依然として実態把握ができていない状態にあることは否めません。そのため、来年初めに全県の社協の協力を得ながら実態把握、そして意識調査を行う予定と伺っております。  市民後見人養成につきましては、実態把握が行われ、地域の状況を把握した後に行ったほうがよいというご意見もありますので、その辺の推移を見守りながら取り組んでまいりたいと考えています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 県のほうもようやく腰を上げたのかという感じしますが、いずれ秋田県は残念ながら取り組みが遅いと言われています。一番高齢化が進んでいる県の割には、これに取り組み、まあそのぐらいこの後見人制度というのが、まだ認知度が携わる人間も含めて、それからもちろん受けるような市民の人たちも、なかなか介護保険制度と比べては低いなという感じがします。介護保険制度は、やはり負担金もありますので、いろんな意味で取り組みされてきましたが、いずれ国のほうではこういう制度をもって国民、ないし国民をカバーしていくということで車の両輪として位置づけている制度でありますので、ないしそれがことしの春から法改正までして取り組みを促すと、実際に地方自治体にその努力義務を明示してまで促してきていますので、ぜひこれは今市長なり部長から答弁ありましたけれども、鹿角市が実態をまず把握していただいて、さらに、そして取り組みをお願いして、この件については終わります。  それでは、2点目の花輪駅周辺整備の開発について質問させていただきます。  まず、この問題はこれまで花輪駅の整備については、何度も俎上に上って議論をされてきて、なかなかできなかったという経緯も聞いております。平成21年の3月にまちづくりビジョンの中でもいろんなその点が触れられてあります。その中でも中心市街地における重点整備地区、6つのゾーンを、60ヘクタール余りの地域を市街地活性化区域として明示して、その6つのゾーンのうちの最重点整備地域ということで、ここは駅前周辺は交通交流拠点としての機能を担う地区という位置づけをしてあります。その点について何点か質問ありますけれども、まず最初に駅舎の改築と駅周辺の再開発について考え方をお伺いします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  鹿角花輪駅及び駅前広場整備についての考え方についてでありますが、まちづくりビジョンでは、駅周辺の再開発といった大規模な都市計画事業までは想定しておりませんが、JR鹿角花輪駅前地区は中心市街地における重点整備地区であることから、交通交流拠点としての機能を担う地区としてビジョンの整備方針に位置づけております。  これを踏まえ、鹿角花輪駅及び駅前広場整備に当たっては、まちの玄関口及び交通結節点としての利便性向上や安全な交通動線の整備とあわせ、祭りやイベントなどのにぎわいの場としての機能を高めることを目的として、今、基本計画を策定中であります。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) きのうも質問ありまして、今の目的なり考え方については伺いました。それで、何点か細かいところを少し質問させていただきます。  現在の整備計画はどのくらいなっているのか、その考え方、まあ今の市長の答弁で交通の結節点としての利便性なり祭りの拠点なりということを考慮しての面積で考えていると思いますけれども、まず1つは、まちづくりビジョンとの中では、ここに16ページに整備方針ということの中でずっとあって、下のほうにずっとこう駅前から花通り商店街含めて構想があったわけですが、今回は駅の駅舎の改築と広場だけの形になっています。現在のこの広場の面積だけで、この考えなりビジョン、まあ当然いろんな状況の中で変わってくることがありますけれども、狙いとしているところが、この面積の中で解消できる状況なのかどうかということを、まず伺います。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) まず、JR、この協議が前提となりますが、この進行状況につきましては、 土地に関しては駅前広場全体の3分の2がJRの所有地であることから、整備の前提条件として市が用地を取得した上で整備を進めることをJR側から提示されておりますので、購入する方向で進めております。  駅舎に関しましては、改築に伴うJR側の制約はあるものの駅舎内に設ける設備の内容あるいは駅舎の規模等について、整備計画策定委員会における意見や要望も踏まえ協議中であります。そこで広場の開発の面積とかいろいろありますが、これはまちどおり委員会との協議もございますし、今いろんな形で関係者との委員会を設けておりますので、その計画策定委員会の中で最終的な結果が出るものと認識をしております。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 2点目質問する前に回答が出たなという感じしますが、いずれまず1つ目も2つ目も関連しますので、ありがとうございました。  まず、先ほども質問しましたけれども、非常に面積が今でも狭隘ですよね。狭いんですよ。あそこに高速バスが多いときは4台、5台並びますけれども、ほとんど花通りのほうに入らざるを得ないと。それから、やっぱり古くからのつくりですので人の動きについても、動線についてもざっぱになっています。そういうことから考えて、私は今の面積だけで交通の拠点ないしは玄関口としての交通の結節点としての役割というのは、果たすのは難しいんじゃないかという感じをしていますが、その点についてはどう考えますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) まず、当時のまちづくりビジョンの中との今の21年のビジョンつくったときとの状況は変わってきているということを、まず1つ理解してください。それと、その近辺の商業者の方々、どういうふうなまちづくりを進めたいのか。市は方向性は出しているんですが、彼らが一緒にやっていくのかどうか、それも含めて今検討している最中であります。ですから、当然市としては交通の結節点という目標も掲げて取り組みをさせていただいていますが、どの程度まで買収してその整備計画を進めるのか、これもまだ計画検討の段階であるということであります。ですから、今の段階で明快な回答はちょっとできない状況下にございます。大変残念ですけれども、JRとの協議もまだ必ずしも順調に進んでいるという経過にはございませんので、それを踏まえて、いずれ皆様にご相談申し上げたいと思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) いろんな市民の声を入れて、策定委員会の人たちを、地域の人たちの考えを入れてという進め方だと思いますが、それはそれで非常に、ぜひいろんな声を聞いて取り入れてやっていただきたいと思います。  今、交通の結節点ということを話しありましたけれども、JRの駅、最後のところでは花輪線の利用増進についても質問しますけれども、JRの駅と、それからあそこはバス会社がバスの、高速バス含めて乗車口になっています。それから、タクシーの待合所になっております。この辺の利用者というのは、どのぐらいになっているんですか、実態はつかまれていますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 私どもが所管するバスの乗車数というところに関してお答えさせていただきますが、残念ながら事業者のほうでは駅から乗車する人数については詳細なデータは持ち合わせていないということでした。さまざまなカウントの仕方はあるそうなんですけれども、営業所、そして駅から乗る場合の整理券ですか、整理券の番号でもって人数を確認しているそうなんですけれども、それが一旦終点まで行くと、今度折り返しという形になりまして、折り返しでも同じような番号が使われるということもありまして、残念ながら正確な数字は持ち合わせていないという回答をいただいております。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) ぜひ、答弁はわかりましたけれども、要はあそこ交通の拠点として考えた場合にどうするかというのは非常に大きな課題だと思うんですよ。ここのところどういう戦略立てるのか。私は、さっき土地が狭いんじゃないかという話をしたのは、このタクシー、バス、この辺をどういうふうにして仕組んでいくというのは、非常に大きな交通の結節点として考えた場合ですね、そういう意味も含めて狭いかなという話をしています。だから、そこについては、この後も十分検討はされると思いますけれども、実態をもっとしっかりつかんだ中での戦略を立てる必要があると思っています。  次に、このまちづくりビジョンなんかでも、この駅前の景観というのをすごくイメージをされています。あそこの駅におり立った場合に花輪線利用する、ないしは高速バスでおりた人が駅におり立ったときの駅前の景観というのは、どのように考えられていますか。例えば今ほかの地区では、この近くでは角館駅なんかは町のまちづくりにマッチしたようなつくりの駅にしてあります。それぞれの町が自分のまちづくりに合わせたイメージなり考え方の中でやっていますが、鹿角は今回どういう考えでその辺はイメージされていますか。ありましたら、お願いします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 当然そのビジョンの中で示しながら皆さんのご理解を得るわけですが、そういうのも含めて今整備検討委員会の中で協議をしているという状況です。確かに交通結節点、それから花輪ばやしの会場にもなっていますし、その辺全部を総合的に勘案した上で検討委員会で協議をしているという状況下にございますので、今の段階でどういうビジョンだということを言われても、もう少し時間をいただきたいと思います。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) わかりました。特に先ほど状況は変わってるという市長の答弁でしたけれども、この整備、まちづくりビジョンの段階でも駅前については、ないしはこの花通り商店街のところについては、統一感のある明るい町並みをしていきたいというようなことを含めて、ないしは安全で快適な歩行者動線の確保なりという事項が入っています。そういう意味でこの辺は非常におりた人の最初の鹿角ないしは花輪に対するイメージの最初の場所ですので、非常に大事だと思っていますので、そこは今後とも検討の中でよろしくお願いしたいなと思います。  あわせて、今回の21日に、先月の21日に産業建設委員会にこの計画が報告があって、その次の日のマスコミの新聞の報道で出ていましたけれども、今回の対象地域が国道まではいってませんよと、駅前までという話でありましたが、このゾーンの6つに分けた段階では駅前をいろんな考えを持ちながら国道まではいっていないんですけれども、まず花通りを含めたトータルのことがイメージとしてあった、イメージといいますか、ビジョンの中で総合的に書かれてあります。その辺が今回本当の広場ないし駅舎だけということで手がかかるわけですが、その場合残った部分、その国道の近くのほうになり駅前全体のものについては、その後で何か手がかかることなんですか、それとも今回で終わる予定なんですか、その辺はどういう流れになりますか。 ○副議長(福島壽榮君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) 私のほうからお答えをいたします。  このまちづくりビジョン作成した段階で、当然駅前の通りも含めての景観整備も含めてビジョンを描いておるということでございます。ただ、そのうちで今回その調査、具体的に整備に入るというのがとりあえず駅前広場、あの3分の2がまだJRの土地でございます。そういう大規模な投資等もございますので、まずは駅前広場の周辺整備を第一に考えていくと。  それから、次の景観整備ということにつきましては、これは市単独でできるものではございません。地域の商店街の方々が再開発組合なりそういうものが組織できて初めて具体的に動き出せるものと思っておりますので、その辺は最初の駅前広場の整備の後に地域の商店街の方々と協議をしていきたいと思っておりますが、前回のビジョンの際も頓挫したというのは、そこの地域の商店街の方々が全て盛り上がってくれれば再開発組合をつくってまでもやろうということができれば可能になってくるわけですが、当時もそこがなかなか進まない、温度差があるというようなことで頓挫した経緯がありますけれども、今後においても現実的にどの程度までやれるのか、余り大きなビジョンを描いても、結局はその商店街の方々の負担になることでございますので、その辺は今後十分地元の方々との協議をして進めていきたいと思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 状況はわかりました。  ただ、やはり多額の投資をしていく場合に、全体のそういう考えなりあった中で、駅前周辺をどのようにしていくという構想があった中で、その一部をやるという考えでいかないと、やはりなかなかトータルには狙ったイメージの形にはなっていかないんじゃないかなと。特にまちづくりというのは、非常にお金もかかるし時間かかるなと思っています。今、副市長から答弁ありましたように簡単には多分いかないだろうと思っています。今までの花輪駅前整備含めて経緯を見ても難しい問題だと思っていますが、いずれ私は市民の声聞きながらでも、やはり鹿角市の考えをきちっと出した中で意見をいただくことも、もう少しあってもいいのかなと。全て白紙でいくんじゃなくて、市長の考えなり、市としてはこういう町をつくりたいと。駅前、その鹿角の玄関口になる花輪の駅前はこういう形だと、30年後はこうなりますよというものが、しっかりビジョンを出してもいいんじゃないかという感じして今質問しました。その辺をイメージしながら少しこの後進めていただければなと思います。  それと、もう一つはですね、私、この駅舎、さっき駅舎との、JRとの協議の関係も市長から答弁ありましたので、これの関連について少し質問させていただきます。  今、あの駅前が大部分ずっとこうJRの土地が大分あるようです。旭町の道路含めてですね、これまでの歴史的な経過があってJRの土地があると思いますが、私は今回この駅前のこの先ほども話したようにスペースの問題で対応できるのかと、私個人ではもっと広げるべきだと思っていますが、これは一番最後に話しましょう。  このスペースの問題で、今回は広場に手をかけて大体3分の2ぐらいはJRの土地を買って駅舎を市の金で建てるということが、果たして納得得られるのかなと。ちょっと何で、JRのためにやる事業になるんじゃないかと。むしろ、それであれば建物建てるから、この土地ぐらい無償でJRで出せないのかというぐらいの感じしますが、そういうJRとの協議の中では、その辺はどういう協議されてますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) このJRとの協議が一番難航しているという状況下にあります。  というのは、JRは土地については、高値で買ってほしいと。それと、従来からも話がございましたが、道路、秋田銀行のところまでの道路が、市道が全部JRの土地になっています。これはそもそもは国道であったんですよ。国道から県道、県道から市道に変わったわけですけれども、それを買ってくれという話もしていますが、私どもは、いやこれは国民の時代からの懸念があるから、ぜひ寄附してくれといろいろ話はいろいろしていますが、そういう意味で、この土地の取得についても、今はまだまだ交渉の段階だということです。そして、現在の広場のちょうど3分の2がJRの土地です。ですから、駅舎を動かさなくても、その3分の2は買わなきゃいけない。道路は別にしてですよ。市のほうでも舗装なんかはしていますし、いろんな意味で市民の不便ならないような、そういうのは実施しています。  それと、今の駅舎の改築ですが、これはJRは一銭も出す気はございません。というのは、我々の計画の中にはないと。むしろ無人駅にしたいというのが見え隠れしております。ただ、それでは市としては納得いかないというので、駅舎も一緒に見直そうと。ただ、その場合でも幾らかは出してくれないかという話はしています。それで、全国の例を見ますと、湯布院なんかは2割ぐらい出しているようですし、雫石も1割ぐらい出しているのかな。ほとんどそこの自治体がもっているという状況下にございます。  原因者負担という言葉も使われています。ですけれども、私どももJRも、その花輪線の利活用の促進も含めていろいろ連携しながらやっていますので、その辺も理解してくださいというのは何回も言っているわけですけれども、なかなか向こうでは理解してくれないという状況です。ですけれども、この策定委員会の中には駅の駅長さんも入っておりますし、ただ計画の当初に盛岡支社の担当を入れてくださいというお願いはしました。そのときは上の方々は入れるという話でしたが、下に下がってきた段階では、やっぱり入れないと。そういういろんな話が、こうしっくりいってないという状況下にございます。  ただ、我々の計画も熱心に説明しながら進めていますが、いずれそういうのもクリアしなければ、あの広場全体のことについては、まだちょっと時間がかかるのかなと思っています。  ですけれども、先ほどから申し上げましているように、あの広場についてはやっぱり玄関口としての整備が急務だと思っていますので、どの辺まで広げるのか、それも含めて、そしてまたその後の利活用の問題についても、やっぱり地元の商店街が活力が出なければつくった意味もないと思っていますので、つくっただけでは、ただきれいになっただけだということになりますので、やっぱり町についても、町の活性化にもつながるような計画にしたいなと。そのためにも、ぜひ付近の関係者からも積極的な参加をお願いしたいなと思っておるところです。  いずれにしましても、何回も協議を重ねながら、議員の皆さんにもご理解いただきながら、ご意見をいただきながら進めていきたいと思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 非常にJRも大分強気ですなという感じしますが、いずれ今大分難儀されて交渉されていると思いますけれども、その中でもう一つ、あそこでやっぱり私方も旅行してその町に行った場合に情報取る、その町に何があるのかって入る場合はJRの駅か道の駅に入ります、今ね。そういう意味で情報の発信としての位置づけも非常に大事に考えている。私は、鹿角の中では駅とあんとらあだと思っているんですよ。情報の一番端、ここへ行ったら全てがわかるというシステムをとらなきゃならない。その中で今駅のわきに観光案内所ありますよね。それから、やっぱり先ほど何度も話したバスの停留所、発券場所、切符売り場が向かい側にあります。こういうことが何か機能合体したり、いろんな形で、駅の中がいいのか駅に附帯するのがいいのかということを、当然考えていかなきゃならないと思っていますが、報道によるとそば屋とか土産物はJRで入れないということで、できるだけJRでは金は相手が出してください、でも入れるものについては制限するという、非常に交渉事としてはアメリカと日本の交渉みたいな感じしますが、いずれそういう意味でここの位置づけをどうするかというのが大変重要、情報の発信場所としてですね、大事だと思っていますが、その点についてはどのように考えていますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 今議員言われたように、当然その辺は考慮に入れて協議をしているという状況です。今議員申し上げましたように、JR側はあのキヨスクは要らない。トイレも要らない、そういう話をしていますので、ですから観光案内所も含めた、そういう拠点になるところは整備していかなきゃいけないなと思っています。  ただ、その場合にも場所をどこにするかも含めてですね、今この全体の計画の中で、でき上がりましたらその中でいろいろ協議をしていくと思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 次に、JRとの今、JRの関連の子会社がコンサルタント契約をして進めていると、計画はある程度という話を聞きましたけれども、そのコンサルタント会社が出す機能計画というのはどういう中身ですか。まちづくり全体も入っているんですか。その辺のちょっと内容を教えてください。 ○副議長(福島壽榮君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) お答えいたします。  現在基本計画調査の協定を10月に結んで、そのコンサル会社が作成することとしております。その中では、計画案の作成と概算工事費が含まれます。  内容となりますけれども、策定委員会での整備方針を踏まえた形で計画案を練ると。その途中経過を成果品が出る前に委員会のほうへ報告しまして、再度委員会のほうで検討するとなってございます。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) その契約内容が整備方針なるということのようですけれども、私はこの辺がちょっと少し大分ほかの人からも質問受けていまして、聞かれています。何でコンサルタント会社がJRの子会社でなきゃならないのかと。そうするとJRを立てるために整備計画を、ここに委ねているのかという問い合わせをされています。ただ、冒頭に話した私の考えでいうと駅全体、駅前含めての計画ということのほうが大事であったんじゃないかなと。これがまず今回こういう契約をされて進めているということは、多分今の整備の範囲内でこの計画だと思うんですが、いずれこの辺がやはりJRの自分の建物、自分の考えの中が色濃く出てくるような形にならなければいいなと思いますが、その点についてはどのように考えますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 私からお答えいたします。  早い話、議員さんがおっしゃっているようなことも心配されています。というのは、私もこの計画書は民間でもできるのではないかなという話はしました。ただ、3分の2、JRの土地です。やっぱりそういう条件というんですか、そういうこともございますので、コンサルだけじゃないんですよ。駅舎やる場合には。設計もJRなんですよ。工事もJRです。そういう条件つきになっています。そういう契約になっていますので、私ども大変残念ですけれども、今の段階ではどうにもならないといいますか、JRさんからも協力いただきながら、その整備計画をつくっていくしかないのかなと思っています。いずれしっかりした市としての要望、話し合いはしながら、いいものにつくっていきたいなと思います。まだ、その段階でJRの駅舎を改築するのかどうかも含めてですね、まだ結論出ていませんので、最終的にはどうなるかわからないという状況です。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 非常に先ほどもちょっと触れましたが、JRのやる方向というのはなかなか地元としても、ないしは地元に住む人間、ないし工事関係で仕事がありそうだという感じのそういう業界の人たちも、こういう話を聞くと非常に残念な感じがします。その辺は難儀されることは非常に大変だと思いますけれども、その中でですね、今回の木造の駅舎が、今市長から建てるかどうかも含めて当然検討委員会の中でやっていくということですが、あの駅舎が何か木造駅舎の百選に選ばれているということが、この間町の人に言われましたけれども、木造自体も価値があるんじゃないかという人もいました。  ただ、その辺が、まず新しいものにリニューアルしていくのがいいのか、例えば横手市みたいに非常に幹線の、JRの幹線の中でやる場合は、ある程度近代化という見た目に手をかけるのもいいけれども、花輪線みたいにローカル色を出していく、花輪線をどうするかといったときに、ああいう木造のものを生かすということもあるんじゃないかと思いますけれども、その辺については何か議論されてございますか。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 前に花輪線促進同盟会の中で花輪線沿線の暦つくったわけですが、それは今の木造の駅舎が全部並んだ暦になっています。で、これをこのままでレトロ風でいいんじゃないかという話もございます。  ただ、私ども今進めているのは、駅舎の改築の場合には、今の場所でないところでないとお金2回にかかるんですよ。新たにつくって、別な場所につくって、そこへ移転する。今のところ半分当たるということになると、またお金がかかるんです。そういうのも含めて今協議を詰めていかなきゃならないなと思っています。最終的には、ですから何回も言いますが、その検討委員会の中での答えが出てから判断しなきゃいけないのかなと思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 次に、ちょっと財源、お金の話をちょっと質問します。駅の、この整備方針のまちづくりビジョンの中でも駅西住宅との連絡通路という計画がありました。過疎債の説明のときに平成21年に説明があって、いろんな事業取り組んでこられていますが、そのときに今この西道路、駅の横断道路はなくすと、事業費が高いということで、まあ私の考えは前から事業費はわかってあったと思うし、高いという理由にはならないと思っていますが、いずれそこがなくなるということと、その辺もしっかり説明していく必要があるのかなと思います。  あと、あわせて今回の工事費、建物含めて土地取得、もし取得する場合は金額の問題出てくると思いますけれども、この辺の財源というのはどういうふうに考えていますか。 ○副議長(福島壽榮君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) お答えします。  いろいろな交付金事業を検討しているところでございますが、駅前整備がどのぐらいの規模になるのか、まだ今の時点でははっきりしませんので、交付金事業がどれに該当するのか検討中であります。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 交付金の対象になる可能性があるということですか。 ○副議長(福島壽榮君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 今の時点では、可能性はあると思っています。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) それでは、最後の花輪線の利活用について少し伺います。  これまでも、昨年花輪線の80周年事業ということでいろんなイベントもされました。市長も花輪線の沿線の代表されたり、いろんなご苦労いただいてきているわけですが、なかなか活路が見出せないような状況できています。この利用があってこそ花輪駅に手をかける価値になっているわけですので、この辺の考えと、あともう一つは湯瀬の駅を直すということで、当初私が議員なってから計画伺ったことありますが、湯瀬の駅についてはどのように考えているのか、2点お願いします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) まず、花輪線の利用増進と鹿角の交通体系についてですが、市のほか沿線自治体である盛岡市・滝沢村・八幡平市・大館市及び経済団体、観光団体など24団体で花輪線利用促進協議会を組織し、花輪線を当地域における総合交通体系の核となる重要な路線と位置づけをして利用促進活動を展開しております。  また、市独自の取り組みとして鹿角花輪駅前への観光案内所の設置、湯瀬温泉駅の乗車券販売委託といった受け入れ態勢の整備や、駅を起点したイベントであります「駅からハイキング」の実施による首都圏等からの誘客、沿線地域の相互交流を目的とした「花輪線“彩発見”ツアー」を開催し、交流人口の拡大を図っているところです。  鹿角花輪駅は、本市の玄関口でありまして交通体系の核であるということは先ほど申し上げておりますが、この存在価値を高めるためにも、今後も受け入れ態勢の整備と利用促進に取り組んでいきたいと思っております。 ○副議長(福島壽榮君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) それから、湯瀬駅についてでございますけれども、以前下水道、湯瀬地区の下水道の整備の関係もありまして、できるだけ環境をよくしたいということからの下水道整備をするということで実施した経緯がありますが、施設全体を改築するとか、そういう構想は持っておりませんでした。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) そうすると湯瀬駅は手をかけないという形、意見、当面はということですか。 ○副議長(福島壽榮君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) 現在、地域の人方に運営を、改札業務、案内、お願いしてやっておりますが、そこの施設内のいろんなリニューアルとか展示とか、そういうものでは行っておりますけれども、それ以外の施設そのものに手をかけるということは、現在の段階では計画は持っておりません。
    ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) 花輪線の利用増進、先ほど答弁ありましたけれども、私はやっぱりあの景観含めて、ないしは沿線を歩く、サイクリングさせるというようなことで、私は花輪線を何か特徴ある線にすることを考えていくしかないのかなと。何か管理も車両依頼するとJRの子会社で別会社でいろんな、JRも細分化されてJR内部でも難しい問題があるようですけれども、私は国内で初めて自転車でそのまま乗り入れる場所、そして花輪線沿線の中でサイクリングできる場所の利用、湯瀬渓谷なんか、そういう歩く場所も含めていい場所ですので、そういうことも含めてちょっと考えて、今の中でただ人を集めようとしてもなかなかないんじゃないかなと。やはりここは遊びに来る、ゆっくり遊びに来る線としての位置づけも通勤通学以外に考えてもいいのかなという感じしますので、その辺は要請としてこの後いろいろ考えていただければと思います。  最後に、お願いを含めて話をしますが、やっぱり花輪の駅前、鹿角の玄関口であり何度も言うように交通の結節線で位置づけが大きいです。これは花輪だけの問題じゃなくて鹿角市全体の大きな問題であり、これは大事な悔いを残さないものにしなければならないと思っています。そういう意味では、私はこの地域の人だけの話、関連機関は入っているようですが、地方の、その地区の振興組合だけじゃなくて、いろんな形で鹿角市の中でどういう位置づけをするのか。ないしは先ほど副市長さんから話しありましたが、駅前以外のところについても地区の声を聞きながらということですが、鹿角市のサイドできっちりもう一度戦略をつくった中で、私は時間をかけてでも取り組んで、ぜひここはやる事業だなと思っています。そういう意味では、JRとの交渉も難しい点はあると思います。ぜひそういうことを考慮しながら頑張っていただきたいと思います。  それでは、少し時間がなくなりましたので、最後の生活弱者・交通弱者対策について質問させていただきます。  まず、現状の認識と今後の取り組みについて答弁お願いします。 ○副議長(福島壽榮君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  生活弱者につきましては、高齢化社会の進展や国全体の経済情勢の低迷により生活保護の受給者が過去最高となっていることなど、生活弱者が増加している現状にあると認識をしております。  市での取り組みとしては、ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯で支援を必要としている方々に週1回から2回、夕食をお届けする配食サービスや、家周りの手入れあるいは軽微な修繕等の日常的な生活を支援する軽度生活援助サービスを提供しているほか、健康上の心配がある方には緊急通報装置を設置し、消防署への通報あるいは地域包括支援センターへ生活上の相談が簡単にできるような体制を整えております。  また、昨年度から宅配業者等との協定による見守りネットワークを立ち上げており、今年度は民生委員の協力を得て要援護者情報の整備を進めておりますので、今後はこれを活用し、社会全体で支え合う仕組みづくりを、さらに進めてまいります。  また、生活困窮者については、生活相談を随時行い、生活困窮の経済的要因を解決するため各種支援制度を最大限に利用できるよう、さまざまな助言を行っており、状況によってはセーフティネットとして生活保護制度による支援を行っております。 ○副議長(福島壽榮君) 田口君。 ○4番(田口 裕君) いろんな対策をされていまして、いろんな漏れないように対応をされるということに対しては、改めて感謝申し上げたいと思っています。  私は、この中で一つ、きのうもきょうも質問ありましたけれども、特にお願いをしたいのは、ちょっと事例が二、三点あります。足があればデイサービスセンターへもっと行きたいという年寄りの方がいました。それから、足があれば医者に勧められたとおりに温水プールでもっと歩いて健康を維持管理をしたいという膝足の悪い人がいました。それから、自分のところにはバスが通っているけれども、自分の母親が1人でバスに乗れないために病院行ったり薬をもらいに行くときは自分が仕事を休んでやらなきゃならないという中年のお母さんがいました。それから、湯瀬のばあさまでは、この間委員会で少し話しましたが、生活保護の方が1人で豆腐買いに小豆沢に来たというおばあさんがいました。いろんな日常の生活の中で末端のところで一つ一つがやはりまだまだ困ってる人がいるような気がする。  今のシステムの中でいくと、きのうからきょうも議論されていますが、バスとかタクシーの今の営業の中の範囲だけでは多分いかないところにきているんじゃないかなと。そういう意味でこれから委員会を立ち上げて担当課のほうでは協議をされていくということですけれども、そういう現在の以外のことで考えていく必要があると思っていますが、どう思いますか。  時間がないんで最後締めますが、その点についてもいろんな地区で、この間県南で取り組みをしている、車を配置してやっている例もありました。そういうことを含めて何とか新しい形を構築していただければなと思います。  最後に、私は人が人をサポートするシステムを、その運転なんかはそこの地域の人たちがやって、退職した人がやれればいいと思っています。一人ひとりの声を大事に拾って、どういうことが必要か考えてぜひ取り組んでいただきたいなと。それが市長の言う優しい町であり、年寄りも含めて住んでよかったという町であると思います。そういうふうにしてぜひ取り組んでいただきたいことをお願いして、終わります。 ○副議長(福島壽榮君) 以上で、田口 裕君の質問を終わります。  ここで、昼食のため午後1時まで休憩をとります。     午後0時09分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後1時00分 再開 ○議長(髙杉正美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  順位7番、和井内貞光君の発言を認めます。和井内貞光君。     (5番 和井内貞光君 登壇) ○5番(和井内貞光君) 今議会,7人目の一般質問となります。7人目ともなりますとやはりかなり疲れてまいりますので穏やかにいきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  私、ずっと信条として市民の思いを議会のほうに届けられればいいなという思いで、平成21年の3月に議員にならせていただいてから今日まで3年9カ月議員活動させていただいておりますけれども、この間やっぱり自分では自分の与えられた機会というものを十分に生かしながら市民の声を届けたいと、そんなふうに思ってまいりまして、これまで10回、11回ぐらいですか、質問を、一般質問をさせていただいております。今回も、そういう意味ではことしの最後というようなことなんだそうですが、そういう市民の思いを含めて、これから質問をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げたいと、こう思います。  それでは、最初の質問でありますけれども、明るい未来の鹿角市をつくるために子育て、いわゆる「子育て環境日本一都市宣言」をしたらどうかということについてでございます。これは「子育て環境日本一都市宣言」とも言ってますけれども「日本一のまち宣言」でも、どちらでもよろしいかと思いますが、いわゆる子育ての環境が最高なんだということを宣言したらどうかということでございます。  本市は、1点目の質問になりますが、本市は子育てのための環境は最も良好な都市と私は思うんです。当局はどのように認識されているかということでありますけれども、我が国においては少子化が大きな問題となっているわけであります。日本全国どこの自治体でも大変な問題、課題となっております。この少子化問題といかに取り組むか、これがまさに国を挙げての知恵を絞り、また新たな法律をつくりながら、そんな法律もまた練られながらですね、進められておりますけれども、なかなかまたこれといった特効薬がないのが、また現状であります。  そこで、何を今さらということもあるかと思いますけれども、そもそも少子化問題というのは何かということになるんですが、簡単に言えば、その名のとおり日本において生まれる子供の数が減少して現在の人口が維持できないということになります。そればかりか経済全般、社会保障、労働市場など、あるいはあらゆる面に大きな影響が与えられる、とても深刻な問題であります。詰めて言いますと、日本の国がこのまま維持できるのかどうか。もっと言えば、このままなくなってしまうんじゃないかなというぐらいの危機感を持って対処しなければならない問題であろうかと思うのは私ばかりではないと思います。  しかし、この少子化対策、なかなかこれが解決のためには簡単にはいかないことが現状でありまして、日本全国いろんなところがですね、自治体が戦略として考えているようでありますけれども、なかなか特効薬がないというのが現状であります。国においても、少子化対策担当大臣、大臣までも任命して事に当たっているのでありますが、やっぱり有効な手がなかなか打てないのが現状だということであります。  本市においても、同じような状況にあるわけでありますが、大変だ大変だということばかりでもいかないわけでして、そこで私が思うには、この鹿角市においてですね、その対策、戦略の一つとして子育て環境日本一都市宣言をしたらどうかと。子育て世代の方々に本市で安心して子育てをしていただいたらどうかという提案であります。本市は水もおいしい、空気もおいしい、また四季折々のすばらしい自然の景観、おいしくて安全な主食の鹿角米、あるいは農作物などの食材、原発もない自然エネルギーの宝庫など、また昆虫やいろんな自然に恵まれまして子育てにはもってこいの環境に恵まれていると私は思うんでありますが、このような状況を、市長はどのように認識されているのかお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 和井内貞光議員のご質問にお答えいたします。  本市は、今ほとんど和井内議員おっしゃいましたが、豊かな自然や温泉、豊富で安全な農畜産物、大日堂舞楽や花輪ばやしなどに代表される伝統文化やスポーツ環境などにも恵まれており、子供を育てるには申し分のない環境であると認識しております。また、保育園や幼稚園では地域の農業や自然、伝統文化を体験できる学びの時間を用意しながら、子供たちにも本市のよさを知ってもらうための取り組みを行っております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) お答えをいただきました。ほとんどまあ、ほとんどというか、全体的に私と同じような認識でありますし、市民もそのような認識であろうかと、そんなふうに思ってございます。できればこのまま子育てのために持っているものを十分に生かして、子育てのために生かしていければいいのかなと、私はまた改めて思うものでありますけれども、2番目の質問に入ります。本市の子育て関連施策についてであります。  子供の数がふえますと、やっぱり活気ある元気な町になるということであります。ここ数年の出生数の推移、どのようになっているのかをお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  本市の出生数の推移につきましては、平成15年から平成18年までは、およそ260人前後で推移しておりましたが、平成19年以降からは、およそ230人前後で推移しております。平成23年までの3カ年の状況では、平成21年が238人、22年が215人、23年が230人となっており、さまざまな子育て支援策の実施により出生数の維持拡大に努めております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 私もこの人口問題については、以前にも質問させていただきました。やっぱりいろんな施策を展開して人口維持したいという当局の施策が功を奏しているといいますか、減少するにしてもそんなには減少していない、あるいは平成19年以降230人ということになりますと、21年には238人、23年には230人ということですので、ほぼ横ばいの状況にあるということでありますので、その効果が、効果といいますか、対策が功を奏しているのかなと思うんであります。  もう一点伺いますけれども、先般の新聞報道にもありましたが、国の試算では、ここ2年くらい連続して合計特殊出生率が1.39にとどまっているという報道がありました。一般的に少子化というのは合計特殊出生率であらわされているということだそうです。この数値が2.08を下回ると少子化あるいは少子化が進んでいると言われているようですが、この数値からいったら本市ではどのぐらいの数値になっているのか、もし出しておられたらお伺いしたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 秋田県や全国と比較した場合ということでお答えさせていただきます。  厚生労働省が5年に一回発表する市町村別の合計特殊出生率では、平成15年から平成19年におきましては、全国が1.30、秋田県が1.35でありますが、本市は1.58と全国平均を上回っておりまして、県内におきましても25市町村中1位となっております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そのような数値が出ているようであります。余り心配しているという状況でもないようでありますけれども、やっぱりボーダーラインが2.08ということでありますので、なお努力をしていただければいいなと思うんです。  それで、国立社会保障・人口問題研究所によりますと、未婚者のうち、いずれ結婚するつもりと回答した割合が、男性が87%、女性が90%と、いずれも結婚するつもりはある、結婚するつもりと考えている人が相当数おるわけであります。非常に割合とすれば高い状況になっているようであります。ということは、条件が整えば結婚し、やがて子供が生まれるということになるわけでして、この統計上の数字からいえば、まだまだ希望が持てるんではないかなと思います。したがって、その条件を、どのようにつくり上げていくかということがこれから問題になっていくのではないかと、そんなふうに思います。  したがいまして、これから本市の子育てに関する施策について、少しお伺いをさせていただきます。  保育園のですね、保育園と幼児教育施設の環境と施設の整備計画、どのようになっているでしょうか。お伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  保育園等乳幼児教育施設の環境と施設の整備計画につきましては、少子化により児童数が減少している中、市では多様化する保育ニーズに効率的に対応するため保育園の統廃合や認可保育園の施設整備を進めながら定員増加を図ってまいりました。  現在、市内には私立も含めて認可保育園が10カ所、市単保育園が2カ所の合計12カ所の保育園があり、定員総数は1,100人となっております。また、保育園のほかにも幼稚園での受け入れにより待機児童の解消に努めており、安心して子供を預けることができる保育環境は整えております。  今後の保育園等の施設整備につきましては、来年度、社団法人八幡平愛慈会が運営する杉の下保育園が国の安心こども基金を活用して大規模改修を行うほか、公立については平成28年度の開園を目指して市単保育園3園を統合した認定こども園の整備に取り組んでまいります。  市内保育施設につきましては、これらの整備で一段落いたしますが、その後におきましても施設運営の合理化あるいは効率化のみで判断することなく、地域の児童数の動向を見据えながら充実した保育・幼児教育が行えるよう、よりよい保育環境の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) ありがとうございます。今議会の市長の行政報告で認定こども園のことについて触れておりましたんですが、このこども園、認定こども園というのは新たに施設を建設するということだと思いますが、どんな施設になるのか、もし計画の詳細がありましたらお知らせをいただきたいと思いますが。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 認定こども園の件ですが、施設の詳細につきましては、いずれまだまだこれからもまなければならない部分がございます。いずれにいたしましても、就学前の子供さんの保育に欠ける子供や、保育に欠けずに幼児教育、そして保育の提供を受けるという部分での受け入れを想定しているものでございます。  定員数につきましては、現時点で約80名を予定しているところでございます。  この認定こども園につきましては、現在休園中の米代保育園、それから市単保育園であります柴内保育園、それから平元保育園、この3園を統合した形で開設することを目指しているものでございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 何かこのこども園、認定こども園、場所が何か柴平地区とか二中の周辺とかということでちょっと耳にしているんですけれども、その場所についてもある程度行政報告によりますと地元の説明をしてあるというお話だったように思いますが、場所についても大体この辺ということは決めてあるのですか。予定されておるんですか。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 設置する場所でございますが、今、議員おっしゃられるとおり二中周辺を視野に入れながら地域の方々、それから現在入っている保護者の方々に説明会は済ませてございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) この認定こども園でありますけれども、これまでの保育園というのは、一般的にですね、保育に欠ける児童がそのための施設であるということで、親御さんがいわゆる保育ができるような状況であれば、それは対象にならないと。保育に欠ける児童が入れるんだということが、まずおおむねそういう状況になっていたかと思います。この認定こども園というのはそういう方も含めてですね、いわゆる保育に欠ける・欠けない、親御さんが仕事を持っている・持っていないにかかわらず入園できる施設であると聞いておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 今、議員おっしゃられたとおり、保育に欠ける子供さんまた保育に欠けない子供さん、どちらも受け入れすることができるという施設でございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうなりますと、何ていいますか、その地区が、ある程度このエリアの人方を対象にするとか、鹿角市全体を受け入れる施設であるということになるのかですね、その辺はどんなもんでしょう。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 大分以前ですと、各保育園には通園区域というんでしょうか、そういうものがあったわけですが、最近では保育園の設置されている地区に限らず希望されているのであれば、極端に言いますと大湯の方が八幡平の保育園に入ることも可能だということもありますので、今回この認定こども園につきましては花輪の、先ほど言った平元、柴平、米代地区のほかに草木とかそちらのほうも視野に入れた形で開園を見込んでいるところでございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうしますと、ちょっと確認させていただきますが、全市的に、対象は全市的にという考え方でもって進めているということでよろしいかと思います。それでも、どうしてもその辺に建ちますと、どうしても対象が、対象っていいますか、希望はその辺が多いのかとは思うんですけれども、よそからでも受け入れは可能であると思いますので、そういうことでよろしいですね。はい、わかりました。ありがとうございます。  大変いい制度で、新たな保育っていいますかね、未就学児童への対応の施策だと思いますので、ぜひきっちりとした対応をしていただければありがたいなと思います。  いわゆる今までも保育園は保育に欠ける子供が入園できるという縛りがあったようですが、今回は全てが受け入れが可能であるということのようですが、そうしますと、全市的にそういう形にはなるのですか。そうはならないのですか。いわゆる保育園の形態として、保育に欠ける子供・欠けない子供含めて入園が可能になる形で今後保育施設の整備を進めるということになりますでしょうか。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 先ほどもご説明したとおり、市内には私立を含めまして認可保育園が10カ所ございます。この認可保育園というのはご承知のとおり保育に欠ける子供さんしかお預かりすることができないということになってます。そういう意味から今回認定こども園ということにつきましては、保育に欠ける子供さんはもちろんなんですが、いわゆる保育に欠けない子供さんにつきましても、広くお引き受けするというような意味合いでございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 次の質問に入らせていただきます。未就学児童への負担軽減施策については、どのような施策がありますかということなんですが、お伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  未就学児童への負担軽減施策につきましては、認可保育園等の入園児童については国の保育料基準額よりおおむね25%、総額にしますと約9,600万円を軽減しております。  また、すこやか子育て支援事業において、所得税の非課税世帯であっては保育料の半額、所得税課税世帯にあっても一定の所得の範囲内であれば県の基準にかさ上げをし、半額となるよう助成しておりまして、平成23年度では総額約1億700万円の軽減を行っております。  さらには、ファミリーサポートセンターでの託児サービスの利用料の助成あるいは福祉医療制度における乳幼児から小学校6年までを対象とした医療費助成など、子育てに係る経済的負担に対しては、既にさまざまな軽減施策に積極的に取り組んでいると認識をしております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) ありがとうございました。相当な金額を支出されているようでして、すごく手厚い支援策だなと思います。今の保育料の2分の1の金額の支援でありますが、対象者というのは大体どれくらい、何人ぐらいいらっしゃるんですか。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 大変申しわけございません。今手持ちの資料ありませんので、正確な数字は少し時間をいただきたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) それでは、その次の質問に入らせていただきます。小中学生を含めてですね、学校教育、子供たちへの学校給食等と入れてありますが、等ですので学校給食も含めるんですけれども、いろんな支援策があると思います。この高校生を含めて子育て世代への経済負担の軽減対策について、どのような施策がとられているのかもお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 私のほうからご答弁をさせていただきます。  小・中学生等学校教育児童への支援施策についてでありますが、本市においては、現在、経済的な理由により就学が困難であると認められる児童・生徒の保護者に対しまして学用品や給食費など、学校での学習活動に必要な費用の一部を就学援助事業として支給いたしており、安定した就学環境の提供に努めております。  また、例に出されました学校給食費の支援施策につきましては、費用の軽減策は講じてございませんが、現在、保護者からは給食食材に係る材料の実費分のみをご負担いただいており、給食供給に係る給食調理員や配送員の人件費、調理や食器洗浄に係る光熱水費などは市が負担をしておりますことを、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。
    ○5番(和井内貞光君) これは何か単独で支援している、市がですね、単独で支援しているというものがありましたらお知らせいただきたいんですが。国の施策、国とか県とかではなくて市が単独でやっているものがあったら教えてもらいたいんですが。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) ただいま申し上げましたものは、国の制度等に市が一緒になって支援をしているものでありまして、市が単独で支援をしているというのは、ただいまお答えした中にはございません。  ただ、ご承知のとおり財団法人の鹿角市奨学会、こちらのほうに市が出損金を拠出しておりまして、ここから奨学金を貸し出ししている、こういった間接的な支援は市としてはございますが、ただいま申し上げたとおり市単独の支援措置というものは、現状では持ってございません。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) それでは、その次の質問に入らせていただきます。学級崩壊あるいはいじめなど、良好な学校生活を妨げるような事例がないとは思いますけれども、その現状、あるいはもし事例が発生した場合ですね、その解決のためのマニュアルというのは整備されているかどうかということについてお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  学校における問題行動解決のためのマニュアルの整備についてでございますが、学級崩壊やいじめなどの問題の未然防止や早期発見、早期対応につきましては、文部科学省や秋田県教育委員会などから、さまざまな手引きや資料、チェック表などが発行されており、各校においては校内研修や対策委員会等で活用をしております。  各校では、これらを参考に児童生徒の様子を的確に把握することにより未然防止に努めておりますが、そうした中においても問題行動が発生した場合には、校内特別委員会を開催するとともに必要に応じて市教委及び県教委と連携しながら迅速かつ組織的な対応をとることとし、状況に応じて福祉事務所や児童相談所、警察や医療機関など専門機関とも連携して対応することとしております。  また、本市では、集団行動が苦手な児童生徒や集中力が持続しない児童生徒などの支援のために学校生活サポーターを配置し、個人に応じたかかわりをすることにより学級崩壊やいじめの未然防止を図っております。  こうした取り組みにより、立ち歩きや授業妨害などの問題行動も減少してきており、いじめにつきましては、市内の学校においても毎年認知されておりますが、早期対応により深刻化する前に解消いたしております。  残念ながら立ち歩きや授業妨害をする児童生徒がゼロという状況にはなってございませんが、困難な事案については、県教委及び関係機関と連携をとりながら解決に向けて取り組んでおります。  今後も学校との連携を密にし、教職員の資質向上、学校の組織力向上を図ることにより、いじめ・不登校、学級崩壊などの問題行動の未然防止と早期解決に努めてまいります。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 本当に学級崩壊とかいじめというのは一歩間違えば大変なことになるわけであります。そのマニュアルの中にも多分あるかと思いますけれども、どんなときに委員会ですね、教育委員会が開催されると、そんなマニュアルはあるのですか。教育委員会ですね、県と相談する、いろんなことはあると思いますけれども、教育委員の方々が集まって、集まってといいますか、会議を開いて、どう対応するということは、どういう場合だとかっていうようなことはあるんですか。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 県教委、市教委含めまして組織として、どういうケースで直接的にかかわっていくのかという踏み込んだところまでのマニュアルは、正直ございません。ただ、いろんなケース、千差万別でございますので、重篤な事案になりそうな場合、もしくは市教委として、組織として手だてを講ずる、そういった場合には市教育委員会会議を招集して、そこで確認行為をした上で対処していくと、そういうケースも想定されてくるように思っております。  ただ、正式な教育委員会の会議を招集するということのほかに学校訪問した際でありますとか、そういった際に学校の最新の情報でありますとか事案が複雑化する前の状況でありますとか、そういったものついては、教育委員の方々に情報をお知らせした上で、市教委として今こういう対応で臨んでいると、それは都度報告をしながら確認をとっている、そういう進め方をさせていただいております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 今お話を聞きますと万全な対策をとられていると、とるというお答えのようであります。本当に一歩間違えば大変なことになる事案もなきにしもあらずかなということもあるわけでありますけれども、ぜひ組織を挙げて、もし何かあった場合ですね、対応して未然に防止をするなり、適切な対応をするなり、そんな形でしていただければよろしいかと思いますので、ひとつ頑張っていただきたいと思います。  次の質問に移ります。子育ての良好な環境をつくるという場合にはですね、文武両道、いわゆるスポーツも重要な一面であると思います。本市では「スキーのまち」「駅伝のまち」など当局の努力が功を奏しましてスポーツの町として効果があらわれてきているように思います。当局のご努力に敬意を表するものでございます。加えて、日本サッカー協会との強い絆も生まれておりまして、関係者ともどもサッカー場の整備を願う市民も多くなってきていると思いますし、そういう声も多く聞かれます。ぜひサッカー場の整備をされたらいかがでしょうかということであります。このサッカー場の整備のお考え、そしてまた今後このスポーツのまちづくりを、どのように進められようとしているのか、どのような効果を期待しているのかということについてお伺いをさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  サッカー場の整備についてでございますが、現在、市内でサッカー大会が開催される場合は、花輪スキー場に隣接する総合運動公園内の総合競技場フィールドが会場として使用されておりますが、競技人口や大会開催頻度を検討いたしましても、既存施設にて十分対応できておりますので、現時点で新規サッカー場を整備する計画は持ってございません。  また、本市が進めるスキーと駅伝のまちづくりにつきましては、県との協働事業である「スキーと駅伝のまち賑わい創出プロジェクト」を中心に施策を展開し、今年度実施したジャンプ台や天然芝使用のランニングコースの整備のほか、来年度以降もクロスカントリー競技本部の改修を予定するなど、新たに施設整備が進むことになります。  こうした取り組みによりまして本市のスポーツ環境は、今後さらに充実することとなりますことから、引き続き国内ビッグ大会や合宿誘致を積極的に行うとともに本市知名度のさらなる向上と交流人口の拡大による地域経済の活性化など、にぎわいの好循環が構築できるよう、今後もスキーと駅伝を中心としたスポーツによるまちづくりを強力に推進してまいりたいと考えております。  なお、スキー、駅伝に限らず各スポーツのジュニアクリニックなどを開催し、各競技におけるスポーツ環境の整備と底辺拡大を目指した選手の発掘・育成など、ソフト事業にも力を注ぎながらスポーツを介した市民活力につながる施策を進めてまいります。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) サッカーにつきましては、この間市制40周年の記念事業、いわゆるサッカー協会の名誉会長であります小倉純二先生にもおいでいただきまして、いろいろご講演をいただきました。そして、またキャプテン翼の中の高橋陽一さんからも貴重な原画を頂戴したりですね、サッカーの町としては大分認知されてきているんじゃないかなと思われます。大会頻度とかそんな形の中では計画がないということでありますけれども、全国的に見た場合には、鹿角というのはサッカーで大分有名になっているんじゃないかなという思いがあると思います。一概に切り捨てないでですね、チャンスあったらぜひやってもらいたいと、その声が大きいんでございます。  例えば、秋田魁新報社主催の魁星旗争奪戦という大会があります。これはことしは仙北市で開催されておりますけれども、選手が約1,200名、父兄合わせて、父兄が2,000名、約3,200名ぐらいの人方が集まるわけです。そうしますと5面か6面あればですね、その大会ができるんです。来年は男鹿市で開催するということであります。男鹿市でもこのコートを整備してですね、ぜひこの大会をしてほしいという願いから、来年は男鹿市で開催が決まっているんだそうです。今やっぱりサッカーということがふえておりますので、いろいろそういう計画がないというようなことで切り捨てないでですね、そういう思いのある方もおるので、頭の隅に入れておいてですね、いただいて、機会がありましたらチャンスを与えていただければいいのかなと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと、そう思います。  次にですね、子育て世代への公営住宅の整備提供はできないかということであります。子育て世代への支援策として、その子育て世代の方々のためにですね、公営住宅といいますか、市営住宅の整備は考えられないかということでありますけれども、お伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  子育て世代への公営住宅の整備の提供についてでありますが、近年、自治体による子育て支援マンションの認定制度の発足や子育て支援に配慮した公営住宅の建設により子供が健やかに成長できる環境づくりを進めようとする動きが活発化してまいりました。  本市でも、新たな市営住宅の建設に当たりましては、子育て世代も含め幅広い世代に、できるだけ快適に利用してもらえるような設計に努めており、ことし9月に完成した花輪駅西住宅の6階建てD棟・E棟では、入居世帯の3分の1が高校生までの子供を持つ世帯でありますが、こうした子育て世代にも十分満足いただけるような使いやすい間取りとなっているほか、住宅施設内に居住者共用のルームを確保し、子ども会等のコミュニティ活動も活発に行えるような環境を整えております。  また、未就学児童がいる世帯に対しては、住宅使用料の算定上収入基準の緩和措置がとられており、経済的負担の大きい子育て世代に対しては、既にこのような取り組みで住宅面からも支援をしております。  現在のところ、子育て世代に限定した公営住宅整備は考えておりませんが、これまでの取り組みをさらに充実させながら、今後もさまざまな形で子育て世代を支援してまいりたいと考えております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) これまで住宅、市営住宅というのは住宅事情に欠けるとか所得の低い方とか、そんな方々のためのということになっているようでありますが、これから法律的には未就学児童がいる世帯ということに限らず18歳未満の多子世帯というんですかね、3人以上の世帯も入居できることに改正をされていくように伺っておりますけれども、そういったことについては、これから条例も改正をしなければいけないと思うんですが、先般も伺いましたけれども、どうぞ子育て世代のためにですね、ためにというのは変だかもしれませんが、子育て世代も快適に使えるような住宅策に努めていただければありがたいと、そう思います。  次に、市の空き家対策ですけれども、このいわゆる私の伺いたいのは、空き家についてもですね、子育て世帯、世代のために提供できるような条件にはないのか、提供できればいいのかなというふうな施策も私は思うんですけれども、その辺はいかがでございましょうか。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  空き家対策事業の取り組みの現状につきましては、今年度、市内191自治会を対象として空き家状況調査を行っておりますが、空き家軒数は合計で920軒となっており、そのうち所有者等が適正に管理しているものが602軒、管理されていないと思われるものが318軒となっております。  また、平成19年度に「かづの田舎のねじろ」宅地建物データバンクを創設し、活用可能な空き家の情報を収集し、市のホームページ等で公開しておりますが、これまで24軒が登録され、17軒が賃貸または売買により市内外の在住者の転居先の住まいとして有効に活用されており、現在の利用可能な物件は9軒となっております。  今年度は、新たに3世帯が本データバンクを利用しており、うち1世帯は市外の方による利用という状況にあります。  現在のところ、こうした空き家を市営住宅として借り上げる考えはありませんが、既存民間住宅を活用した借り上げ公営住宅の供給については、築年数や設備、構造などそれぞれ異なるため、施設の管理に係る課題も多く、これに取り組む場合には費用対効果など十分な検討が必要と考えております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 次の質問に移らせていただきます。いわゆる子育て世帯の働く場の確保についても、その環境整備のためには十分に必要な対策であるかと思うんですけれども、子育て世代を含めてですね、働く場の確保についてはいかがなもんでしょうかなとお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  子育て世代の働く場の確保についてでありますが、雇用の場の確保は市民の定住化を進めるに当たり、最も重要な施策であると考えております。  近年、国内における企業進出が減少していることもあり、地元企業の事業拡大を通じた雇用創出が重要性を増していることから、市では企業の新規雇用や設備投資を初め研修活動や県外での市場開拓など多様な企業活動に対する支援制度の拡充を図っております。今後も、新事業、新分野への拡大支援を軸とした制度の新設・拡充を図りながら企業の活力向上を支援し、雇用の安定と拡大に努めてまいります。  企業誘致活動については、長引く景況の低迷や製造業を初めとする海外への拠点流出の影響などで厳しい状況にはありますが、県企業立地事務所に市も職員を派遣しながら各種業界の企業立地の動向を把握し、立地意向のある企業に対しては、きめ細やかな支援協力を提案しながら誘致活動を進めているところであります。  また、特に子育て世代においては、職場における子育て環境の整備も重要と考えており、市では、すこやか子育て支援事業により事業所内託児所の利用料の助成を行っております。このほかにも子育てに伴う短時間勤務の奨励や育児休業からスムーズに復職させるための研修会などを行う企業に対して国が助成する制度も用意されており、今後もこれらの制度の周知と活用を図りながら子育て環境の充実を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) これまで子育てについて伺ってまいりました。5番の「これ以外の施策について」ということについては、いろいろ伺ってまいりましたので割愛をさせていただきます。  ここまでは子育て支援について伺ってまいりました。私は、この鹿角市というのは子育て、本当に適した、最適な土地であるとかたく信じているものであります。申し上げましたように自然環境、歴史、申し分ありません。生まれる前から、そして未就学の子供たち、小中学生、一体的に総体的に子育てのための支援策、環境を整えて子育て環境日本一をつくってみようではありませんかというのが私の提言でございますので、どうぞ今までのことについては、ご理解をいただいて、ぜひ取り組んでいただければありがたいなと、そんなふうにも思います。  また、全国でも子育てで悩んでる方がたくさんいると聞きます。あの町は子育てに大変理解があり、支援策も十分であると。安心して子育てができる町だと。そうですね。町の人たちも親切で、町全体が子育てに対して本当に理解がある町であると。そんな声が全国に広がって、この町はどんな町だろうかなと思われるような町をつくっていきたいものだと私は思うんであります。ぜひ提言をご検討していただいて、子育て環境日本一を宣言していただければいいのかなと思います。そのためにもいろんな施策が重要であると思いますけれども、それも含めてですね、いろいろ今後も検討していただければ大変ありがたいなと、そんなふうに思っております。よろしくお願いを申し上げます。  次に湯瀬温泉……(発言者あり) ○議長(髙杉正美君) ちょっと待ってください。  市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 答弁が遅くなりまして大変申しわけございません。先ほどのすこやか子育て支援事業の対象人数ということでしたので、おおよそ入園児1,100名に対しまして該当者は1,000名という状況であります。よろしくお願いします。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) ありがとうございました。1,100名のうち1,000名ということですので大変手厚い支援策だなと思います。今後も十分な手当てをしていただければありがたいと、そんなふうに思います。  次に入ります。湯瀬温泉地区の国道改良工事と温泉湧出の状況についてでありますけれども、最初に湯瀬温泉の国道改良工事、なかなか遅々として進まない状況に見受けられるんですけれども、現状はどうなっておりますか。いつになったらあれ全線開通されるかお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  湯瀬温泉地区の国道改良工事の進捗状況についてでありますが、平成18年度に事業着手した国道282号湯瀬工区の特定交通安全施設等整備事業ですが、湯瀬パーキングへの入り口付近から湯瀬温泉橋までの980メートルを工事区間として、片側に2.5メートルの歩道を設置する整備が行われております。既に工事を完了した岩手県寄りの290メートル間については、供用開始されておりますが、花輪寄りの150メートル間は現在も施工中であり、事業費ベースの進捗率では今年度末で96%に及ぶものと伺っております。来年度は、残る中間部分540メートルの舗装工事が予定されておりますが、その完了をもって全計画区間の完成となると伺っております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 工事の看板を見ますとことしの分は3月22日までとうたってあります。そうしますと、来年度もまた残る分がありますので来年度いっぱい工事して、供用開始はいつごろになるのですか。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 来年度は、今市長が申し上げましたように舗装工事を実施します。舗装工事は降雪期前に完了することになりますので、降雪前の供用開始かなと想定しております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうしますと、多分秋ごろには完成して供用開始なるというふうなことだと思いますが、そういうことでよろしいですね。はい。  できますれば紅葉の時期に間に合わせて、すばらしい紅葉でも見るような状況になって快適に通行できればいいのかなと思いますので、ぜひ担当の、担当といいますか関係者と協議をしてですね、間に合うように工事を進めていただきたいと。工事を進めていただくようにですね、協議していただきたいと、そう思います。  次に、昨年3月以降湯瀬温泉地区の温泉湧出への影響があったわけですが、その後について、どのようになっているのかお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 湯瀬温泉地区の温泉の湧出の状況についてですが、県では国道改良工事の実施に先立ち、平成18年度より31カ所の源泉について湯温や湧出量等に関する観測調査を行っておりますが、昨年3月の震災後、十数カ所の源泉において湯温の低下や湧出量の減少及び源泉の枯渇が発生しております。観測調査の結果では、震災前の状況に回復した源泉あるいは現在回復傾向にある源泉もございますが、中には依然として回復が進まない源泉もあると伺っております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) これやっぱり地下のことですので、どうするこうする、手当てがどうするということでもないと思いますけれども、やっぱり湯瀬温泉は温泉地域で観光地でもありますので、十分その辺も抜かりのないような調査をし、それなりの指導もですね、その地区の方々にしていただければありがたいなと思います。県と十分な協議を、打ち合わせをして取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、国道103号の大湯地区の五ノ岱工区の改良工事についてお伺いをいたします。  最初に、この国道の改良工事の概要についてお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  先ほどの質問から、ほとんど県工事ですけれども、私のほうがその状況は伺っている範囲でしかお答えできませんので、ご理解ください。  五ノ岱工区の概要についてですが、10月に県が地元関係者に対する第1回目の説明会を開催し、事業概要やスケジュールを提示しておりますが、事業区間については、大湯の新橋付近から堀内集落の入り口までの1,440メートルとなっております。この区間は道路幅員が狭く、車両の交差に余裕がない上歩道もなく、十分な安全を確保できていない状況にあり、工事内容といたしましては、現道の東側に2.5メートルの歩道を備えた全幅11メートルの道路幅員とするほか、区間内の急カーブを改良する計画となっております。  事業スケジュールについては、今年度、測量や詳細設計に着手し、用地買収や建物補償については、来年度以降になる予定で、工事の完成は平成29年度と伺っております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) この説明会には、市の担当の方も一緒にしたと伺っておりますけれども、この工事沿線上にですね、折戸集落とか四ノ岱住宅、あるいは堀内というふうな集落があるわけであります。これらの集落への国道と市道との取りつけ道路というようなことが大変重要なポイントになってくるのかなと。市側から見ればですね、大変重要なポイントになってくるかなと思うんですけれども、この計画については、どのような打ち合わせをされているのか伺いたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  国道103号五ノ岱工区における市道の取りつけ計画につきましては、計画区間には折戸あるいは四ノ岱住宅及び堀内方面などへ通じる5つの市道が接続しておりますが、この中には市道と国道が鋭角に接続されているなど、国道から市道への進入がスムーズにいかない箇所があるほか、接続する市道が坂道であるため同位置での接続が困難となる箇所も想定されております。こうした課題については、十分な検討を行っていただけるよう県に申し入れを行っているところであります。  現在、県が路線の測量を進めておりますが、今年度末には詳細設計が完成する見込みとなっており、市道の取りつけについては、市や公安委員会との協議を行いながら検討を進めることとしております。  また、地元関係者の皆様に対しては、今後、詳細な計画案ができた時点で説明会を開催したいと伺っております。そのときは市でも同行するという予定であります。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 取りつけ道路のそれが大変重要になってくるのかなと思います。例えば四ノ岱住宅から参りますと、あそこの上には自然公園もありますし、また観光りんご園もあるんです。あそこ大型バスが通って歩いたりしますので、現状でも非常に危ないっていいますか危険だといいますか、運転者が気を使って通っている道路でもありますので、十分その辺は協議していただきたいと思います。  また、もう一つは、折戸のほうからの道路でありますけれども、あれは将来的に、まあまだ実現は先の先の先かと思いますけれども、いわゆる田子大湯線の延長線にあるのかなというふうにも思います。その辺の先を見据えてですね、ぜひ取りつけ道路も協議して、県とですね、十分な協議をしていただきたいと思いますので、よろしくどうぞお願いを申し上げたいと思います。いわゆる世紀越トンネルからの折戸、あそこに来るかどうかということは私もまだわかりません。しかし、現状では道路に入るというようなことにも計画されているようでありますので、その辺も十分に見据えて計画を、計画をっていいますかね、実施されるように県のほうとも協議をして進めていただきたいと、そう思います。  次に、まちづくりビジョンと駅舎整備事業についてでありますけれども、私の前に田口議員も大分質問されまして十分な回答をいただきました。私からちょっと何点かお伺いさせていただきたいと思いますけれども、いわゆるお話の中にですね、まず駅前広場の整備が先であるということですよね。そのためにはJRとの協議が前提であって、駅舎、駅前が、駅前の土地を購入するのが先であるということのようであります。そうしますと、駅前の土地を買う、そして駅舎を改築する、その後にでないと一般のいわゆる地元の商店街のほうには手がつかないという状況になるんでしょうか、その辺確認させていただきたいと思いますが。 ○議長(髙杉正美君) 市長。
    ○市長(児玉 一君) どちらが先とかどちらが後ということではなくて、やっぱりどういう整備をするのかというのも、当然敷地がJRの敷地になっていますので、その辺も含めて計画の検討委員会の中できちっとお話をするという状況でございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) それから、もう一点伺いますが、前の計画ですと、このビジョンにもあるんですけれども、前の計画の中にも先ほど副市長のお答えにもあったようですが、地元が再開発組合でもつくって進めるということであればもっと進んだのかなと。残念ながらそういったことも見られなかったということでおくれているんじゃないかなというお答えであったように思うんですけれども、そうしますと地元の人方もいろんな、この間もシンポジウムやったりなんかしているわけです。何とかしたいという思いがあるわけですけれども、地元の人たちにどうすればいいのか、何を、動きがあれば進むのか、あるいは一緒にできるのかなというところ、地元に期待すること、どんなことを期待されておりますかね、その辺のところをちょっとお伺いさせていただきたいと思いますが。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 現在、鹿角花輪通り商店街振興会さんで今年度3回の勉強会、またシンポジウムを開催しておりますが、新たな振興策に取り組む考えと時期だということで、この町の明日の姿をどうつくっていくか、商店街が考えてみようという勉強会を開催しております。また、商店街でどのような構想ができるのか、まだわかりませんが、その結果を踏まえて市にどういう要請があるのか、それをもって検討したいと考えています。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうしますと、やっぱり商店街は商店街自体で商店街の方々が自体でまあいろいろ動きをしてほしいと、それを市のほうに提案してほしいということになろうかと思いますけれども、今までもいろいろ計画も練り、あの方、あの方っていいますか商店街商工会の方々もいろんな計画を立てて今まできていると思うんです。そうしたことをやっぱり市のほうにみずから提案をしてくるということであれば、それも受けて一緒に整備を進めたいと、そういう考えであるということでよろしゅうございますか。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 商店街からの提案を受けてという形ではなくて、それを実現するにはどのような方法、市でどのようなことができるのかを検討してから実施したいと考えています。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) ありがとうございました。1分残っていますけれども、これで質問を終わらせていただきます。大変長い間ありがとうございました。 ○議長(髙杉正美君) 以上で、和井内貞光君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。     午後1時59分休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後2時00分再開 ○議長(髙杉正美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 請願・陳情の追加付託 ○議長(髙杉正美君) お諮りいたします。  お手元に配付いたしましたように、請願1件が提出されております。  これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  これより、請願の付託を行います。  本日提出されました請願1件につきましては、会議規則134条の規定により、お手元の議案及び請願・陳情追加付託表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。 ──────────────────────〇 ───────────────────── ○議長(髙杉正美君) 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時01分 散会              平成24年 第6回鹿角市議会定例会                議案及び請願・陳情追加付託表                              (平成24年12月12日提出) 1.常任委員会  ┌──────┬──────────────────────────────────────┐  │委員会名  │付       託       内       容             │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │教育民生  │                                      │  │常任委員会 │24請願第5号 妊婦健診と、ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸がん予防3ワクチンへの│  │      │2012年度と同水準の公費助成を求める請願                 │  │      │                                      │  └──────┴──────────────────────────────────────┘...