鹿角市議会 > 2012-12-03 >
平成24年第6回定例会(第1号12月 3日)

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  1. 鹿角市議会 2012-12-03
    平成24年第6回定例会(第1号12月 3日)


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    平成24年第6回定例会(第1号12月 3日)     平成24年12月3日(月)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 市長行政報告  第4 教育民生常任委員会審査報告       質疑  第5 決算特別委員会審査報告       質疑  第6 報告事件の審議      討論、採決  第7 議案の上程      発議第5号から発議第7号まで       説明、質疑、採決      議案第69号から議案第74号まで       説明、採決      議案第75号
          説明、質疑、討論、採決      議案第76号       説明、質疑      議案第77号及び議案第78号       説明、質疑      議案第79号から議案第81号まで       説明、質疑      議案第82号から議案第85号まで       説明、質疑      議案第86号       説明、質疑      議案第87号から議案第94号まで       説明、質疑  第8 議案及び請願・陳情の付託   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 市長行政報告   4 教育民生常任委員会審査報告   5 決算特別委員会審査報告   6 報告事件の審議   7 議案の上程      発議第 5号 鹿角市議会基本条例の一部改正について      発議第 6号 鹿角市議会委員会条例の一部改正について      発議第 7号 鹿角市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正について      議案第69号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第70号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第71号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第72号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第73号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第74号 大湯財産区管理委員の選任について      議案第75号 専決処分の承認を求めることについて             (平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第5号))      議案第76号 財産の処分について      議案第77号 指定管理者の指定について             (鹿角市肉用牛担い手育成施設)      議案第78号 指定管理者の指定について             (鹿角市自然休養村管理センター)      議案第79号 鹿角市市民センター条例の一部改正について      議案第80号 鹿角市特別職報酬等審議会条例の一部改正について      議案第81号 地方自治法等の規定により出頭した関係人等の実費弁償に関す             る条例の一部改正について      議案第82号 鹿角市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に             関する基準を定める条例の制定について      議案第83号 鹿角市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及             び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防             のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定             について      議案第84号 鹿角市指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護             予防サービス事業者の指定に関する基準を定める条例の制定に             ついて      議案第85号 鹿角市工場立地法準則条例の制定について      議案第86号 鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について      議案第87号 平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)      議案第88号 平成24年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1             号)      議案第89号 平成24年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号             )      議案第90号 平成24年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第91号 平成24年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第92号 平成24年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1             号)      議案第93号 平成24年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第94号 平成24年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)   8 議案及び請願・陳情の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(19名)        1番  遠 藤 浩 二 君     2番  兎 澤 祐 一 君        3番  栗 山 尚 記 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  児 玉 政 明 君        7番  倉 岡   誠 君     8番  吉 村 ア イ 君        9番  栁 舘 一 郎 君    10番  阿 部 博 文 君       11番  浅 石 昌 敏 君    12番  髙 杉 正 美 君       13番  宮 野 和 秀 君    14番  福 島 壽 榮 君       15番  大 里 恭 司 君    16番  黒 澤 一 夫 君       17番  中 西 日出男 君    18番  阿 部 佐太郎 君       19番  田 村 富 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    代表監査委員    二ツ森   要 君  総務部長      安 保 一 雄 君    市民部長      菅 原   勤 君  産業部長      髙 杉 恭 二 君    建設部長      兎 澤   優 君  総務部付部長待遇  熊 谷 純 二 君    教育部長      青 澤 敏 博 君  総務部次長     児 玉   晃 君    国体事務局長    工 藤 裕 悦 君  市民部次長     大 森   明 君    会計管理者     阿 部   薫 君  財政課長      佐 藤 康 司 君    農業委員会事務局長 田 中 康 明 君  選挙管理委員会事務局長            畠 山 行 雄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      髙 橋 安 弘 君    副主幹       小野寺 裕 一 君  主査        阿 部 厳 祐 君    主査        丸 岡 正 則 君      午前10時00分 開会
    ○議長(髙杉正美君) これより平成24年第6回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(髙杉正美君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(髙杉正美君) これより議長報告をいたします。  監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、11月26日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、9月22日から12月2日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者については、別紙のとおりであります。  以上で、議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により11番浅石昌敏君、13番宮野和秀君を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期議事日程表のとおり、本日から12月20日までの18日間と決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から12月20日までの18日間と決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 市長行政報告 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第3、市長の行政報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君 登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  平成24年第6回鹿角市議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち諸般の報告を申し上げます。  初めに、市制施行40周年記念関係についてでありますが、去る10月13日、記念スポーツセンターを会場に、国会議員、県議会議員を初め近隣自治体の首長や市民の皆様、約600人にご臨席をいただき、市制施行40周年記念式典を挙行いたしました。  式典では、平成24年度市功労者への表彰やタイムカプセルへの手紙の封入、40周年統一ロゴマーク優秀作品受賞者などへの表彰を行いましたが、式典の最後に披露されました草木小学校全校児童による市民憲章の唱和と市民歌の合唱に来場された多くの皆様から感動と称賛のお言葉をいただきました。  引き続き行われた第2部の記念講演では、本市と協定を締結し、「夢の教室」を開催している日本サッカー協会名誉会長の小倉純二氏から「夢先生発 元気な鹿角を」と題して講演をいただき、本市の小中学生が夢先生の授業からさまざまな刺激を受け、健やかに成長していることなどを発表いただきました。  また、10月には多くの記念事業が行われておりますが、市内中学校の文化祭などでは40周年にちなんだイベントや作品展示、市民歌の合唱などが行われたほか、市民縄跳びなどが行われた「かづの健康スポーツフェスタ」や記念助成事業として実施されたバスケットボール女子日本リーグジョイントコンサートなどにも多くの市民から参加をいただき、盛会に行うことができました。  海外友好交流都市との交流事業につきましては、去る10月9日から13日までの5日間、ハンガリー国ショプロン市長以下8名の行政訪問団が本市を訪れ、市制施行40周年記念式典へ出席したほか、歓迎レセプションや管内視察を通じ、本市への理解を深めていただきました。  滞在中には、姉妹都市提携10周年を機に、両市の市民間の友好を深めていくことを確認する宣言書を取り交わしたほか、今後の交流発展についても意見交換をし、これまでの交流を継続するとともに互いの文化などへの理解を一層深めるため、人的交流を行わない中間年においても子供たちの作品や小学校の教科書、さらには民族衣装等の交換を行うことなどで合意いたしました。  また、ショプロン市からは、現地での投資に結びつくような経済分野での交流について提案があり、今後幅広く情報交換していくこととしております。  なお、今年度、鹿角国際交流協会を通じて派遣することとしておりました第7代日本語語学指導員につきましては、11月12日よりショプロン市で授業を開始し、現地の高い日本語習得ニーズに対応いただくとともに、両市民の相互理解、交流のかけ橋としての役割にも期待をしております。  地域新エネルギーの利活用推進事業につきましては、9月27日に一般社団法人エネルギー導入促進協議会スマートコミュニティ構想普及支援事業の採択を受け、地熱発電等を活用したエネルギー地産地モデル事業化調査を行うことになりました。本市と三菱電機株式会社株式会社F-Powerの3者の共同により本市の自然エネルギー豊かな地域特性を生かした災害に強い地域づくりや活性化手法について、第1回検討委員会を11月20日に開催したところであります。  この調査は、地熱発電等を活用し、エネルギーの地産地消モデルの創造と災害時の電力供給のあり方について調査研究することを目的としており、来年3月10日までを調査期間としております。  市では、この調査を通じて市民や企業の皆様に、改めて本市の再生可能エネルギーにおける優位性や、その普及の可能性について理解を深めていただき、再生可能エネルギーの産業形成につながることを期待しているところであります。  (仮称)学習文化交流施設の建設工事につきましては、共同企業体による条件付一般競争入札を予定しており、今後、入札情報の公告の手続を進めながら参加申込者を募り、1月の入札、次回の定例市議会へ工事請負契約の議案提出を予定しております。  あきた鹿角国体2013につきましては、去る11月8日、JR鹿角花輪駅前において国体開催100日前カウントダウンセレモニーを開催いたしました。当日は、あいにくの天候にもかかわらず議員各位を初め多くの市民の皆様からもご参加いただきました。  準備事務については、競技運営を監督する組織委員会が去る11月5日・6日の両日、本市にて開催され、委員の皆様からは大会に向けての準備状況や施設の状態など、全ての面において高い評価をいただきました。  また、これまで実行委員会事務局に各専門部会を組織し、大会運営に係る準備・検討を重ねてまいりましたが、11月16日に大会運営の実践組織となる第68回国民体育大会スキー競技会実施本部を設立しており、今後は、この実施本部を主体に円滑な大会運営が行えるよう万難を排してまいります。  国体開催に向け、既に市民サポーターの募集、商店街での国体応援クーポン事業など、市民の皆様との共動事業を展開中でありますが、地域づくり協議会等を初めとした市民団体の皆さんが入賞者へ贈呈される記念品として、たんぽ小町ちゃんのぬいぐるみ制作に取り組んでおります。  来るあきた鹿角国体が「スキーのまち鹿角」にふさわしい市民総参加による大会となるよう盛り上げていきたいと考えておりますので、引き続き関係各位のご協力をお願い申し上げます。  次に、福祉関係についてでありますが、市単保育園の再編による認定こども園の建設につきましては、去る11月16日に保護者や周辺自治会に対する説明会を開催いたしました。来年度は、用地の購入や造成設計、基本設計を予定しており、今後も地域と話し合いを重ね、理解を得ながら計画を進めてまいりたいと考えております。  民間保育園の整備につきましては、杉の下保育園を運営する社会福祉法人八幡平愛慈会が国の安心子ども基金を活用して大規模改修事業を計画しておりますが、10月中旬に秋田県との協議を終え、12月下旬には補助金の内示が予定されており、関連予算を今定例会に提案いたしております。  フッ化物洗口につきましては、9月から11月上旬にかけて保育士や小中学校の教諭、保護者への説明会を行うなど実施に向けた準備を進めてまいりました。実施に当たっては、保護者に対し、実施希望調査を行い、今週から順次フッ化物洗口を開始することとしております。  次に、農業関係についてでありますが、平成24年産米の作柄につきましては、猛暑の影響によるカメムシ被害がありましたが、11月末までの集荷状況は90.9%で、一等米比率は、あきたこまちが82.1%、淡雪こまちが88.2%となり、市全体としては82.5%となっております。  本市を含む県北地域の作況指数は平年並みの99、10アール当たりの平均収量は551キログラムと公表されており、全国的にも平成22年に次いで低い状況となっております。  なお、米の生産調整については、転作目標面積1,404ヘクタールに対し、実施面積が1,420ヘクタールと目標を上回っており、特にソバへの作付切りかえが大きな要因と考えております。  北限の桃につきましては、9月から、あかつき、川中島白桃、西王母などの桃が順次収穫され、出荷量は前年比33%の増となり、加工販売分も含めますと販売実績は過去最高の約1億2,000万円となっております。  鹿角市農業再生ビジョンにつきましては、農業所得の減少や担い手不足の深刻化や農村活力の低下など厳しい状況に直面している農業の再生を図るため、意欲と経営力を持った農業経営体の育成、競争力のある農産物の生産振興と販売力の強化を目指し、策定を進めております。  素案をまとめるに当たっては、県、農協、果樹協会、畜産農協など農業関係団体の方々と協議を行い、その中で出された意見も取り入れながらまとめており、今後は鹿角市地域農業政策審議会や市議会に素案を諮り、ご意見をいただきながら完成させたいと考えております。  7月15日からの大雨による農地1件と林道施設1件の被害につきましては、国の災害復旧事業の査定が、農地は10月5日、林道施設は10月26日に終了し、年内の発注に向けて作業を進めております。農地については、来春の作付に支障が出ないよう対応してまいります。  次に、商工関係でありますが、雇用情勢につきましては、ハローワーク鹿角管内の9月の有効求人倍率は0.72倍で、昨年の東日本大震災直後に一旦0.3倍台まで落ち込んだものの、8月に0.6倍台に回復した以降は震災前の水準に持ち直した状況であります。  しかし、内閣府が11月に発表した平成24年7月~9月期の実質国内総生産(GDP)が9カ月ぶりのマイナス成長を記録するなど、景気が後退局面に入ったと見られることもあり、地域の雇用状況が依然として厳しい状況にあることから、今後も引き続き社会・経済情勢の動向を注視するとともに、県、ハローワーク、雇用関係団体との連携を強化しながら雇用の維持・創出に取り組んでまいります。  新規学卒者の就職内定状況につきましては、鹿角管内の高校を来年3月に卒業する生徒数のうち、9月末現在、縁故、公務員を除いた県内外への就職希望者は129人で、このうち県内就職希望者は昨年同月と比較して2人増の79人となっております。また、9月末現在の県内就職内定率は27.8%で、昨年同月と比較して7.3ポイント減少しております。  求人数・求人倍率とも昨年を上回る状況であることから関係機関・団体等との連携をさらに強化し、内定率100%の達成を目指してまいります。  次に、観光関係についてでありますが、観光振興の新たな取り組みとして実施した「伝説の里かづの体感泊覧会」、「でんぱく」につきましては、10月6日から11月11日までの開催期間中、45の体験メニューに971人から申し込みいただき、物産展やきりたんぽ発祥まつりなどのイベントを含め、延べ4万3,241人の方々から参加いただきました。  取り組みに当たりましては、多くの市民から参画いただき、自然景観・温泉・歴史・文化・食など50の体験プログラムを用意することができましたが、こうした取り組みを通して人材の掘り起こしや鹿角の持つさまざまな魅力を再認識する機会を得ることができました。今後も、今回の課題や反省点等を整理しながら、着地型観光の一層の推進に向けて取り組んでまいります。  10月の宿泊客数につきましては、昨年比19%増となりましたが、1月からの同時期の合計で比較いたしますと3%減となっております。  要因としては、高速自動車道の無料化が終了したことなどが挙げられますが、個人客誘客事業団体客誘客事業外国人観光客誘客事業などを連動し、引き続き誘客に関する事業の効果的な取り組みを図ってまいります。  次に、ブランドアップ戦略についてでありますが、鹿角ブランドPR強化事業「鹿角いいね!キャンペーン」については、8月6日から開始した首都圏主要JR駅でのPRポスターの掲示に続き、10月には第2弾の取り組みとしてピールオフ広告という手法により、PRポスターに剥ぎ取れる特産品カードを張りつけ、手軽に専用ウエブサイトからプレンゼントに応募いただくキャンペーンを行ったところ、首都圏を中心に約10万人以上の方々から反応があり、鹿角の知名度向上と新たなファンを獲得する仕掛けづくりが構築されたものと考えております。この取り組みは、自治体初の取り組みであり、雑誌やインターネット等のメディアでも数多く紹介されており、鹿角の魅力を効果的に発信できたものと考えております。  今後も、今回のキャンペーンを通じて構築した多くのつながりを生かしながら、より多くの方々に本市の魅力を知っていただき、誘客や特産品の販売拡大に結びつくよう積極的に取り組んでまいります。  農商工観の業種や分野を超えた連携促進につきましては、去る11月15日に「かづの産業見合市2012」を開催したところでありますが、当日は高い技術や知識、経験を有する市内の45事業者が出展し、市内外より約350人の来場者が訪れるなど、昨年を上回る盛会な見合市となりました。  本見合市では、出展者間の商談や交流はもとより、来場者との積極的な商談も行われたほか、見合市前日の14日から2日間にわたり、首都圏バイヤーとの個別商談会が行われ、限られた時間の中で自社の商品を積極的にPRし、バイヤー側からは味やデザイン等に関する助言が行われるなど、大変充実した商談会となりました。  市といたしましては、今回の見合市により生まれたつながりが新たな産業や商品等の開発、販路の拡大等に結びつくよう、引き続き関係機関・団体と連携を図りながら積極的に事業者の方々へのフォローアップを行ってまいります。  次に、建設関係についてでありますが、今期の積雪に備えるため、11月26日に除雪会議を開催し、除雪計画に基づく準備態勢を整えております。本市と委託業者により除雪機械100台の態勢で実施することとしておりますが、市民の皆様のご理解とご協力を得ながら冬期間における交通の安全と快適性の確保に向けて万全を期してまいります。  また、今年度も県と市が連携し、所管にとらわれない効率的な除雪を、6路線4.9キロメートルの区間において実施することとしております。  次に、教育関係についてでありますが、去る10月21日に秋田市で開催された全国高等学校駅伝競走秋田県大会において、花輪高校駅伝チームが大会史上初のアベック優勝を飾り、男子が2年連続5度目、女子は2年ぶり6度目の全国大会出場を決めております。また、中学校では花輪第一中学校の女子チームが8年ぶり3回目の優勝を果たし、全国大会への切符を手にしております。  全国中学校駅伝大会は12月16日に山口市で、全国高校駅伝は12月23日に京都市で開催されますが、「駅伝のまち」を掲げている本市にとって、まことにうれしいことであり、全国大会での活躍を市民とともに期待しているところであります。  スキーにつきましては、「全国ジュニアサマーノルディックスキー大会IN鹿角」を、去る10月26日から28日までの3日間にわたり、花輪商店街特設コース花輪スキー場を会場に開催いたしましたが、ローラースキー競技に192名、ジャンプ・コンバインド競技に160名と全国15道県から352名の選手の参加をいただきました。  また、27日夕方から関善賑わい屋敷前で行われた恒例の歓迎レセプションでは、多くの選手、役員、大会関係者に鹿角の味や伝統芸能などを堪能いただいたほか、長野オリンピック金メダリストの船木和喜選手をスペシャルゲストに迎え、サイン会やトークショーなども行われ、競技だけでなく地域との交流の面でも大きな成果をおさめることができたと考えております。  花輪スキー場のジャンプ台施設については、ヒルサイズ86メートルのノーマルヒルの改修と、K点30メートルのスモールヒルの整備を終了しておりますが、ノーマルヒルはサマーノルディック大会にも使用され、関係者からは高い評価をいただいておりますので、「スキーのまち」として今後も積極的にPRしてまいります。  来る12月16日に行われる第46回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査への対応につきましては、速やかに準備作業に取りかかるため、関係経費の追加について11月19日付で専決処分を行い、選挙事務を進めております。  次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、一般会計においては、杉の下保育園の大規模修繕に対する私立保育園整備事業補助金や非自発的離職者支援として再就職緊急支援奨励金を新たに計上したほか、住宅用太陽光発電システム導入補助金並びに民間住宅リフォーム支援事業補助金を追加計上いたしました。  また、地方財政法に基づく財政調整基金積立金の計上のほか、国庫及び県支出金の精算見込みによる財源及び事業費の調整等を行うものであります。  特別会計については、上水道事業会計を含む7会計について、それぞれ精算見込みに基づく調整を中心に所要の補正をいたしております。  本定例会には、人事案件6件、専決処分の承認案件1件、財産の処分案件1件、指定管理者の指定案件2件、条例案件8件、補正予算案件8件、合わせて26件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 児玉 一君 降壇) ○議長(髙杉正美君) 市長の行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 教育民生常任委員会審査報告 ○議長(髙杉正美君) 日程第4、閉会中に開催されました教育民生常任委員において付託されておりました請願1件の採決がありましたので、教育民生常任委員長より、24請願第2号について、その審査の経過と結果について報告を受けます。  教育民生常任委員長倉岡 誠君。     (教育民生常任委員長 倉岡 誠君 登壇) ○教育民生常任委員長(倉岡 誠君) それでは、私から当教育民生常任委員会に付託となり、継続審査となっておりました請願1件について、11月19日の閉会中の委員会において審査いたしましたので、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。  24請願第2号 子ども達を放射能汚染食品による内部被曝から守るため学校給食のより徹底した安全性を求める請願についてでありますが、委員からは、鹿角市独自で検査機器を導入して給食食材の検査をすべきであり、何よりも継続審査となっているこの請願を、ぜひ採択し当議会の姿勢を早急に示し、請願を提出した方々の不安を少しでも取り除くべきとの意見がありました。  一方で、委員からは、現在も食材の検査を行ってから給食食材の提供を行っており、このことについて当局は既に対応している。それでもさらに市独自で給食で使用する食材の安全確認をする必要があるというのであれば、本請願の内容を精査して論議すべきとの意見がありました。  以上のような主な意見が出された後、採決を行った結果、本請願につきましては、賛成多数をもって採択すべきものと決しております。  以上で、当教育民生常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。大里恭司君。 ○15番(大里恭司君) 私から2点ほどお尋ねしたいと思います。  請願事項に3項目あるわけなんですが、1項目めは当然のことでありますけれども、2項目め、地産地消をさらに推進し、汚染のない地域の食材を使用してくださいということですが、この「汚染のない地域」とはどういう地域を指しているのか。どんな範囲をいうのか。  例えばですね、鹿角市に出荷されてる農産物でも、全て福島県産とか茨城県産とか栃木県産、宮城県産という形で入ってきてるわけですね。例えば福島県何々町、何々市という形では入ってきてないんですよ。すると、この「汚染のない地域」の範囲をどのように考えたのか。考えているのか、その辺。例えば福島県であれば福島全県を指すのか、会津地方を指すのか、中通りを指すのか、浜通りを指すのか。福島は3つに分かれているわけなんですが、それで福島一県全体を指すのか。食材は「福島県」と出ていますから。そういうことで、これが曖昧とは言いませんが、「汚染のない地域」とはどのようなことだったのか、もし審議されてあればご答弁をお願いしたいと思います。 ○教育民生常任委員長(倉岡 誠君) はい、お答えします。  ただいまの質問内容については、当委員会の中で論議はされておりません。(「そうですか」の声あり) ○議長(髙杉正美君) 大里恭司君。
    ○15番(大里恭司君) 次、3番目ですね。「鹿角市独自で食品の放射線測定器を導入し」とあります。例えばですよ、2番で汚染のない地域から食材を仮に入れたとした場合、あえて鹿角市独自で放射線を測定する必要があるかどうか、ちょっと矛盾を感じますよね。2の項がなければ放射線測定器を購入してもいいけれども、2でもう汚染のない地域から入れるということであれば、この放射線測定器、何に使うのか。あえて考えれば全ての、そういう地域でなくても全ての食品の検査をするということにもとられるわけですね。その辺はどのように審査されたかお願いします。 ○教育民生常任委員長(倉岡 誠君) ただいまの質問に対しましては、先ほども報告の中で述べましたように意見として機材を購入し、検査するのであれば独自の態勢、どのような内容でやるのか、それからどういう機材が必要なのか、そういうことも含めて議論はされましたけれども、最終的に採決の結果、採択という方向づけがなされております。  いずれ食材そのものの個別の論議はされておりません。(「終わります」の声あり) ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (教育民生常任委員長 倉岡 誠君 降壇) ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 決算特別委員会審査報告 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第5、決算特別委員会に付託いたしました、認定第2号平成23年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計歳入歳出決算認定についてまでの8件について、その審査の経過と結果について委員長の報告を受けます。  田口 裕君。     (決算特別委員長 田口 裕君 登壇) ○決算特別委員長(田口 裕君) 私から、去る9月21日の本会議において、当決算特別委員会に付託されました認定第2号から認定第9号までの8件について、その審査の経過と結果について報告いたします。  審査に当たりましては、各会計にかかわる歳入歳出決算書及び事項別明細書並びに主要事業執行実績報告書、監査委員の審査意見書を照らし合わせ、慎重に審査しております。  以下、付託の順に従い報告いたします。  初めに、認定第2号平成23年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、質疑の主なものについて申し上げます。  まず、歳入についてですが、1款市税の収入未済分については、長引く不況の影響あるいは東日本大震災の影響があったのか、どのように分析されているのかをただしております。  これに対し、平成23年度は東日本大震災の影響による観光客の減少で入湯税が大幅に減少するなどの税収面での影響は確かにあったが、滞納額については、長年滞納されている方や長引く不況により厳しい企業が多いと分析される。ただし、滞納分の徴収については、滞納されている方とそれぞれ相談のもと収入となるよう鋭意努力を行っていくとの答弁がなされております。  また、緊急雇用創出臨時対策事業及びふるさと雇用再生臨時対策基金事業の趣旨と雇用状況についてただしております。  これに対し、緊急雇用創出臨時対策基金事業については、離職者への次の就労までの就業機会を提供するつなぎの雇用を趣旨としたものであり、またふるさと雇用再生臨時対策基金事業については、地域の事情に合い、かつ地域の発展に資すると見込まれ、地域の求職者を継続的に雇用する事業に対する補助事業である。これらの事業は、平成21年度から平成23年度までの3カ年の継続事業であったが、緊急雇用では20事業87人、ふるさと雇用では17事業28人の雇用を創出したうち、平成24年4月1日以前に継続雇用が決定されたのは12事業18人の雇用が創出されたとの答弁がなされております。  また、住宅使用料の収入未済の内容についてただしております。  これに対し、未済者のうち1名は所在不明によるものであるが、ほかの者は分納という形で納めていただいている。今後についても、その方の生活状況を加味し、相談しながら納付につなげていきたいとの答弁がなされております。  次に、歳出について申し上げます。  まず、2款総務費についてでありますが、中国涼州区との国際交流事業について、今後の涼州区との関係についてどのように考えているのか、ただしております。  これに対し、涼州区とはこれまで疎遠となっていたが、平成23年度に副市長が相手方を訪問し、経済的な交流の可能性を探っていたところであり、今年度は市制施行40周年ということで招待したが、洪水等があって不参加となった。できれば来年またと考えているが、洪水後の日中関係の悪化から緊張状態が長引くと思われるが、機会を見てまた訪問等を考えていきたいとの答弁がなされております。  また、出会い応援事業の結婚支援センター補助金の費用対効果についてただしております。  これに対し、この事業は県が力を入れて行っている事業で、県内全市町村が参加しており、登録制度でことし4月現在で本市から23名の登録があるが、市内の方が結婚に至った成果は確認されていない状況にある。しかし、県全体ではよい感触を得ており、県内で広域的に取り組む効果はあるとの答弁がなされております。  また、災害対策事業に関する自主防災組織等の備蓄の状況についてただしております。  これに対し、市では訓練資材や活動に対する補助はしているが、実際の備蓄の部分については補助を出しておらず、把握していないが、これまで防災ガイドを作成し、市民へ配布を行い、各戸で必要なものをお知らせしており、今後もさらに全戸配布等を計画してまいりたいとの答弁がなされております。  さらに、委員からは備蓄に関する市民の意識が薄いようなので、啓蒙普及について頑張っていただきたいとの意見が述べられております。  また、生活バス路線対策事業に関して利用状況と今後の補助額の算定方針についてただしております。  これに対し、平成23年度は41万7,619人と前年度に比べ1万人弱ほど伸びており、ここ数年減少傾向だったのがとまった状況にある。これから高齢者が増加すると見込まれることから、バス運行の維持や新しいシステムの検討など、高齢者でも利用しやすい環境づくりに向けて検討を進めていきたいとの答弁がなされております。  また、2款総務費の意見として、男女共同参画のワークショップ開催について、もっと広く積極的に市民に呼びかけて多くの人数で開催していただきたい。また、市民アンケートの実施について、少しでも正確な数字を出すために、もう少し頑張っていただいて回収率を上げて意味のあるアンケートにしていただきたいとの、2点の意見が述べられております。  次に、3款民生費についてでありますが、地域の宝祝金について、鹿角市は県内でも出生率が上のほうとなっており大変いい施策であるが、第1子から対象にできないものかただしております。  これに対し、本事業は、人口が減少しないようにするには2人以上産まないといけないということで第2子以降ということで始められ、県の少子化対策包括交付金を利用しているが、この交付金は3カ年のため今年度で終了である。しかし、6次総の前期計画中のうちは事業を続けたいと考えており、実施計画では単独事業で計画しているので、その後については今の実施状況を検討しながら検討したいとの答弁がなされております。  また、生活保護費の不正受給と申請の却下の状況についてただしております。  これに対し、昨年度は生活保護費返還金という形で歳入として入ってきており、件数としては27件であるが、内容としては年金の手続をされていなかったために指導し、過去にさかのぼって支給された結果、返還になった例が大きく占める状況である。  また、却下については、年に一、二件程度であるとの答弁がなされております。  次に、4款衛生費についてでありますが、鹿角発家庭油田採掘モデル事業について、どのような利活用を考えて行っているのかをただしております。  これに対し、利活用については、平成23年度までは、まだ具体的に考えられていなかったが、市民センターの暖房用ボイラーで1週間ほど実証試験を行っており、結果は良好な燃焼状態を維持でき、環境上も問題なかったが、若干燃焼効率が落ちるという課題も生まれたという状況であるとの答弁がなされております。  また、クリーンエネルギー導入促進事業について、歳入では緑の分権改革推進事業となっているが、この関連性と、この事業を、市としては今後どのような方向に結びつけていくのかについてただしております。  これに対し、緑の分権改革推進事業は、国が地域活性化の手法の一つとして、分権・自立・地産地消を目指した緑の分権改革というものを進めており、本市はその中のエネルギー分野に特化をして調査事業を申請しているものである。また、事業の中で5つの検討モデルを設定して調査しているところであるが、この中の省水力発電については、本市の豊かな自然の中で取り組み可能なものもあると見ており、市の率先的な導入モデルということで検討を進めてまいりたいとの答弁がなされております。  次に、5款労働費についてでありますが、就職支援事業の新規学卒者雇用奨励金について、新卒者のその後の追跡調査等について実施しているのかただしております。  これに対し、本奨励金は就職後6カ月後という要件があることから、少なくとも6カ月は実際に雇用されていることを調査した上で支払っているが、その後については、企業と随時制度の周知を含め情報交換は進めているものの、追跡調査までは実施していない。また、会社都合での首切りがあった場合等は奨励金を受け取れないという点も要件にあり、これに関する不正はないと考えいるとの答弁がなされております。  また、シルバー人材センターの受注実績が落ちているという新聞報道があった件についての本市の現状と、繁忙期における待ち時間に対しての改善策についてただしております。  これに対し、ここ数年の受注実績はセンターの事業の見直しや公共事業が少し減少していることもあり、確かに若干減少傾向ではあるが、繁忙期の対策については、その時期だけ登録者数が急にふえるものでもないため、センターに運用は任せている状況であるとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費についてでありますが、淡雪こまちの市場調査等の業務委託について、生活習慣病予防を初め4項目を調査しているが、この調査結果と次年度以降への結果の反映状況についてただしております。  これに対し、調査のうち生活習慣病予防については、思ったような結果が出なかったが、宣伝材料としてホームページ等で4月から公表しており、また、今現在、この結果を踏まえて大手食品メーカーと新しい商品の開発を行っているところであるとの答弁がなされております。  また、畜産の維持・増頭対策に関する結果や今後の対策についてただしております。  これに対し、畜産農家の高齢化が進んでいて、結果は残念ながら増頭には至らなかったものであるが、今後については、今年度に新たな増頭対策を開始しており、後継者や担い手の拡大を図りながら、最終的には肥育農家で増頭していく方向で支援策や対応策を行っていきたいとの答弁がなされております。  また、そばの里プロジェクトについて、耕作放棄地の解消や生産もそれなりに成果は上がっているが、日本全国で耕作放棄地等の対策でソバをやっているところから、将来の販売について心配が出てくると思われるため、この問題の対策についてただしております。  これに対し、今後は高品質・高収量といったものへのシフトや第6次産業化を図る法人や農家の育成を考えているが、近々(仮称)そば推進協議会を立ち上げ、課題とされる高品質へのシフトなどについて多方面からの意見を集約しながら鹿角らしいものを目指して努力てしてまいりたいとの答弁がなされております。  また、かづの農業夢プラン応援事業における人・農地プランの作成について、現在は集落ごとに進めているが、旧町村単位にまで広げた組織化も検討できないかをただしております。  これに対し、人・農地プランは人と農地の問題については、集落の話し合いによって課題解決していこうということで国が新たな制度として設けたものであるが、農地の耕作者の状況等によっては複数の集落を単位としてつくることも可能であることから、状況を見て地域での話し合いを進めながら対応していきたいとの答弁がなされております。  次に、7款商工費についてでありますが、企業誘致活動について、その成果が上がらない理由をどう捉えているか、ただしております。  これに対し、現在は国内の景気低迷が続いていることと円高なども要因となり、製造業の誘致がなかなか進まない状況にあるのが一番の理由である。また、企業誘致は息の長い取り組みが必要であることから、県の企業立地事務所へ派遣している職員や関係機関、産業サポーターなどの協力を得ながら、今後も積極的に進めてまいりたいとの答弁がなされております。  また、鹿角ふるさと再生商品券の発行支援事業について、加盟店となった小売店の反応と今後の継続の予定についてただしております。  これに対し、各加盟店への調査は事業終了後に商工会のほうから行っているが、これらの方々から自分たちの商売にとって大変助かる制度であるとの声を伺っており、今後については、事業実施による活性化の状況を調査しながら今後の発行について検討していきたいとの答弁がなされております。  また、十和田八幡平黄金歴史街道観光キャンペーンについて、前回の国体に合わせて実施した際の実績と今後の展開についてただしております。  これに対し、本キャンペーンは、青森・岩手・秋田それぞれの各デスティネーションキャンペーンに合わせた取り組みとして観光の空白期である冬季に狙いを定めて実施したもので、国体に限ったものではなく、特に昨年は東日本大震災の影響もあり観光事業者と連携し、風評被害等への対応もしている。今後は、ほかの観光の取り組み等の内容を精査しながら通年型観光への取り組みについて検討していきたいとの答弁がなされております。  次に、8款土木費についてでありますが、市民共動市道維持事業について、自治会に対する砂利等の支給量の制限や、その使用の範囲等の取り決めがあるのかについてただしております。  これに対し、支給の制限については、1自治会20万円までとの制限があり、年間の予算配分等を考慮してそれぞれ支給しているが、砕石等は制限を設けていないものの余裕を結構持っているので、これまで不足を来したという自治会はなかったと認識している。また、その使用の範囲はあくまでも生活道路を含めた市道の維持管理に使用するものとしているとの答弁がなされております。  次に、10款教育費についてでありますが、かづの夢創造スクール事業について、大変すばらしい事業であると認められるため、今後の実施についてただしております。  これに対し、昨年度からは小学5年生に加えて中学2年生も実施しており、市内の全小中学校で開催されているが、夢を持つ子供がふえ、子供たちの意識も高くなっていることから、今後も継続して実施していきたいとの答弁がなされております。  また、大日堂舞楽について、観光や市のPRへの活用に関する考え方や保存・展示のための施設の設置等の計画についてただしております。  これに対し、ユネスコ登録もされ、確かに全国の方々から見ていただきたいという思いはあるが、実際に舞を舞っている方々の状況から頻繁に何度も披露できるような状況にはなく、当日以外の披露は保存会の意向に頼らざるを得ない状況である。また、八幡平市民センターの改築にあわせて保存・伝承の用具等を展示するスペースの設置は考えているが、案内人の配置等それ以上のことについては、市からの提案ということで保存会と詰めた上で進めざるを得ない状況であるとの答弁がなされております。  また、大湯環状列石魅力アップ事業について、世界遺産登録に向けての講演などの事業を実施しているものの市民の関心がまだ浸透していないと感じているため、もっと盛り上がるために勢いのある活動とならないものかただしております。  これに対し、このことについては、来年の暫定遺産登録の推薦書を出すに当たって、最も重要な課題であり、登録に向けた本部会議からも要請を受けているところである。このため、市内で行っている独自事業のみならず他地域の紹介等も絡めながらの大湯環状列石の魅力の紹介などで市民への関心を高める事業を検討していきたいとの答弁がなされております。  さらに、委員からは、大湯環状列石に関する観光振興との結びつきの方向性についてただしております。  これに対し、文化財には保存・展示・公開という流れがあり、この中の公開という段階で観光客を中心とした宣伝というのが当然議論となってくると思っているが、観光客抜きでの保存・展示だけにするとは考えていない。ほかの部署とも、どう守っていくのか、どう公開するのかの議論を深めていきながら今後の施策に反映していきたいとの答弁がなされております。  さらに、10款教育費の意見として、決算の中には子供たちの遠征等の補助も含まれているが、駅伝での花輪第一中学校の全国大会、東北大会への出場など、「スキーのまち」「駅伝のまち」として全国のトップを狙える子供たちがたくさん出てくるはずであるので、よりよい成績を上げるために予算等さまざまな環境の整備についてお願いしたいとの意見が述べられております。  次に、12款公債費についてでありますが、公債の残高158億円について、これはいずれ借金なので少ないほどよいわけであるが、年次計画等で減少させていく考えがあるのかについてただしております。  これに対し、現在の見通しでは第6次総合計画で計画している事業の実施に伴い、平成32年度をピークに若干上がっていく予定であるが、財政状況の目安となる健全化指標等については、基準値以下の健全な状況を推移するものと考えている。また、第6次総では市民所得の増加が究極の目的にあり、人口の減少抑制というのが最大の目標であるので、計画に掲げるような施策により、その達成に向けて進めてまいりたいとの答弁がなされております。  また、一般会計全般の意見として、当市では少子高齢化や市税が伸び悩む中、市営住宅の建設等公共事業の拡大を図るなど果敢に事業に取り組まれているが、各種経費の削減などにより財政力指数は良好に保たれており、健全な財政運営が保たれている。  しかし、各種団体等の整理・統合や効率的な運営はもちろんであるが、市全体の活性化につなげる施策の展開など地元産業の振興のために積極的に取り組むべきものは取り組んでいただきたい。市民のための投資は市の財産が減った分、市民の財産が同等以上にふえ、それが市民に利用され、多くの市民に喜びを与えることとなることから、来年度以降も積極的に取り組みをお願いしたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、認定第2号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第3号平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。  本案の審査に当たり、平成22年度の税率引き上げによって当初見込んでいたほどの税収までになっていないにもかかわらず、積み立てや繰越額がふえていることから財政状況が相当改善したと見えるが、その状況と要因についてただしております。  これに対し、税収が届かなかったのは国保の加入者数の減少と、その方々の所得の減少によるものであるが、財政状況が改善した大きな要因としては、本市の医療費の伸び率が税率引き上げ後の2年間において全国平均の半分程度におさまったことによるものである。また、医療費の伸びによって、今後、また税率の検討をする時期が来るであろうが、現在の財政状況では、今後2年ほどは、その必要はないと見込まれているとの答弁がなされております。  さらに、委員からは、本市の医療費の伸び率が全国平均より低かった要因についてただしております。  これに対し、長期の入院者が在宅で介護に流れたものもあるが、特定健診を初めとした健康づくり推進事業に力を入れて行ってきたことが、その要因の一つであるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第3号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第4号平成23年度鹿角市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。  本案の審査に当たり、後期高齢者医療保険料の保険料率の県内の状況について、ただしております。  これに対し、保険料は均等割と所得割で算出されるが、全県一律で決められたものであるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第4号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第5号平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてにつきましては、いずれも原案のとおり認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第6号平成23年度鹿角市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。  本案の審査に当たり、本事業における下水道の普及率の状況についてただしております。  これに対し、平成23年度末における普及率は42.3%であり、県内24市町村のうち16番目であるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第6号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第7号平成23年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について及び認定第9号平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計歳入歳出決算認定についての3件につきましては、いずれも原案のとおり認定すべきものと決定いたしております。  以上をもちまして、当決算委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (決算特別委員長 田口 裕君 降壇) ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 報告事件の審議 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第6、報告事件の審議を行います。
     初めに、24請願第2号子ども達を放射能汚染食品による内部被曝から守るため学校給食のより徹底した安全性を求める請願について、採決いたします。  24請願第2号について、委員長の報告は採択であります。  本請願について、討論ございませんか。大里恭司君。 ○15番(大里恭司君) 私は、本請願について反対討論を行います。  先ほども委員長に質問したとおり、まだ審査すべき内容がいっぱいあるのではないかと思います。  それと、やはり請願書には、ちょっと読ませていただきますが、「この原発事故により国内の食料事情を考えますと降下量がチェルノブイリ事故以上の地域、地区にあっても現在も農作物・海産物の生産、全国に流通が行われている」ということですけれども、私は被災地の方たちを考えますと、今皆さん努力して農業、漁業、いろんなものに頑張っておるわけですね。そして出荷する場合には国の基準以内のものが厳重な検査によって、そして出荷されているわけです。ですから、そういう人たちのことを考えますと、やはり鹿角市がそういうのは要らないということにはいかないと思いますよね。やはりお互いに協力していく、そういうことが大事であると。  例えば言うと、例えばまああれですけれども、2500年前、孔子が弟子に「人間にとって一番大事なことは何か」と聞かれたときに、孔子は「それ恕か」と答えております。「恕とはどういうことですか」といったら、相手を思いやる気持ち、これが人間にとって、全てに、政治にとっても、文化にとっても、人の交流にとっても一番大事なんだよということを言ってる。  ですから、やはりあえて今頑張っている人たちを、見捨てるんではなくて助け合っていくということが一番大事な時なんですよね。皆さん、口では被災地の方大変だ大変だって言ってますよ。でも、こういうことを決めたら口だけになってしまうわけです。鹿角市民はそうなのかと相手に思われるかもわかりません。逆に鹿角市に万が一の事故があった場合、じゃ相手はどう思いますか。過去、鹿角ではこういうことがありました。だったら、鹿角の支援というものが懸念されるわけですね。そういうことでも、私はもう少し審査しなきゃいけないだろうと。  先ほど言ったとおり被災地の、被災地はどういう範囲なのか。原発、福島原発から20キロ以内なのか、30キロ以内なのか、100キロ以内なのか、それとも全県なのか、そういうことをさらに検討して、やっぱり使える食材はどんどん入れてくるべきだろうと。私は、そういうことでこの案件については、反対いたします。 ○議長(髙杉正美君) ほかに討論ございませんか。遠藤浩二君。 ○1番(遠藤浩二君) 私は、紹介議員として採択すべき討論したいと思います。  私も放射線食品のさまざまな汚染状況を全国的に調査、調べております。東北地帯でも、確かに大里議員がおっしゃるように思いやりをもって助けるべきところは思いやりをもって対応する。ただ、しっかりした毅然とした対応をとることも必要ではないかと思っております。  というのも近隣町村、隣県とか東北地帯でもさまざまな食品基準を汚染基準を超える数値が公表されております。この汚染をされた食品が何かしらの状況でこの鹿角市にも入ってくるという危惧を持っていらっしゃる若い主婦の方々もたくさんおられる。そういう心配を払拭するためにも食品の分析機器を導入することを、私は進めたほうがいいと思っております。  ちなみに、隣の岩手県はほとんどの自治体が独自導入を決めております。また、秋田県内でも大仙、横手で独自に導入されたものと聞いております。それは市民のお子様を持つお母さんの、より徹底した安全危惧に対する行政の対応かと思っております。  私は、この請願を採択すべきものと考えております。 ○議長(髙杉正美君) ほかに討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより起立により採決いたします。  24請願第2号について、原案のとおり採択することに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(髙杉正美君) 起立多数であります。よって、24請願第2号については原案のとおり採択されました。  次に、認定第2号平成23年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計歳入歳出決算認定についてまでの8件について、採決いたします。  初めに、認定第2号平成23年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定について、委員長の報告は認定であります。  認定第2号について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。  認定第2号について、委員長の報告のとおり認定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第2号は認定することに決しました。  次に、認定第3号平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号平成23年度鹿角市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号平成23年度鹿角市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号平成23年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第9号平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計歳入歳出決算認定について、以上7件について委員長の報告は認定であります。  認定第3号から認定第9号までの7件について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。  認定第3号から認定第9号までの7件について、委員長の報告のとおり認定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第3号から認定第9号の7件については、認定することに決しました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案の上程 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第7、議案を上程いたします。  ここで、お諮りいたします。  本日上程されます発議第5号から発議第7号まで、及び議案第69号から議案第75号までの10件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、発議第5号鹿角市議会基本条例の一部改正についてから発議第7号鹿角市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についてまでの3件を、一括して議題といたします。  順次、提案者の説明を求めます。田村富男君。 ○19番(田村富男君) 私から、発議第5号から発議第7号について、提案理由をご説明申し上げます。  まず、発議第5号鹿角市議会基本条例の一部改正についてでありますが、地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、「政務調査費」の名称が「政務活動費」に改められますことから条例中で同名称を用いている箇所を改める必要があるため、条例の改正を提案するものであります。  次に、発議第6号鹿角市議会委員会条例の一部改正についてでありますが、これも地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴うものですが、自治法上の委員会に関する規定が簡素化され、市条例において定めるべき事項が拡大されたことから、所要の条項の整備を行うため条例の改正を提案するものであります。  次に、発議第7号鹿角市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についてでありますが、これも地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴いまして「政務調査費」の名称が「政務活動費」に改められますことから、条例の題名及び条例中で同名称を用いている箇所を改め、また条文に政務活動費の範囲を加えるため、条例の改正を提案するものであります。  以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださるようお願いいたしまして提案説明といたします。 ○議長(髙杉正美君) 提案者の説明を終わります。  これより質疑を受けます。発議第5号から発議第7号までの3件について、質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論を省略し、採決いたします。  発議第5号から発議第7号までの3件について、原案のとおりに決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第5号から発議第7号までの3件については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号大湯財産区管理委員の選任についてから議案第74号大湯財産区管理委員の選任についてまでの6件を、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) 議案第69号から議案第74号までの6議案について、関連いたしますので一括して提案理由をご説明申し上げます。  大湯財産区管理委員の選任についてでありますが、地方自治法第296条の2第3項の規定により、財産区管理委員の任期は4年となっており、現在の管理委員は平成24年12月18日をもって任期満了となります。このため、新たに管理委員を選任する必要があり、鹿角市大湯財産区管理会条例第3条の規定により同意を得たく、ご提案申し上げる次第であります。  議案第69号の成田直智氏、議案第70号の柳沢悦郎氏、議案第71号の中村三千夫氏、議案第72号の上田貞介氏、議案第73号の北村義孝氏は、いずれも再任をお願いするものでございます。議案第74号の奈良 實氏については、現在の管理委員黒沢 均氏が、ご本人の都合により今回の任期をもって退任したいとの意向であり、後任としてお願いするものでございます。  奈良氏は、平成21年3月に市役所を退職されましたが、昭和46年に旧十和田町役場に奉職以来、38年間地方行政に携わられ、在職中には財産区事務も経験された方であります。  以上、6氏の経歴については、議案の次のページにそれぞれ参考資料として履歴書を添付しておりますが、いずれも知識・経験豊かな方でございますので、何とぞご同意くださいますようお願いを申し上げまして提案の説明といたします。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより、議案第69号から議案第74号までの6件について、順次採決いたします。  初めに、議案第69号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第69号は同意することに決しました。  次に、議案第70号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第70号は同意することに決しました。  次に、議案第71号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第71号は同意することに決しました。  次に、議案第72号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第72号は同意することに決しました。  次に、議案第73号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第73号は同意することに決しました。  次に、議案第74号について、同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第74号は同意することに決しました。  次に、議案第75号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 議案第75号、専決処分の承認を求めることについて  地方自治法の規定により専決処分したので、これを報告し、承認を求めます。  専決処分書をごらんいただきたいと思います。  専決処分書、平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)について、地方自治法の規定により、別紙のとおり専決処分する。平成24年11月19日。鹿角市長。  補正予算書の1ページをお開きください。平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第5号)です。  第1条 歳入歳出予算の補正  歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,064万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ189億1,723万9,000円とする。  補正の款項の区分及び金額は、第1表 歳入歳出予算の補正による。  平成24年11月19日。鹿角市長。  平成24年12月16日に行われます衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に必要な経費の補正でございます。  7ページをお開き願います。  歳入でございます。13款3項1目3節衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査委託金3,064万円でございます。
     19款5項4目1節個人保険料納付金、これは臨時の事務補助員の個人納付にかかわる雇用保険料でございます。  次のページをお開きください。  2款5項10目1節報償費です。投票日に行われます開票につきまして、開票管理者、開票立会人の報酬であります。また、その次の投票立会人報酬は16日の49カ所の投票所にかかわる立会人の報酬であります。期日前投票につきましては、6カ所の投票所で11日間にわたって行います。これにかかわります投票立会人、投票管理者の報酬でございます。  7節賃金、事務補助員賃金でございますが、投票日当日の投票及び開票事務のほか期日前投票の事務、その他の選挙準備事務にかかわる補助員の賃金でございます。  11節需用費の消耗品は、主なものは用紙類でございます。印刷製本費の主なものは入場券及び封筒、指名掲示等の印刷費でございます。  13節委託料では、ポスター掲示板の設置・撤去委託料が最も大きな金額となっております。490万8,000円となっております。  次のページをお開きください。  18節の備品購入費ですが、使用できなくなった投票箱や記載台の更新を行う経費でございます。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第75号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  議案第75号について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。  よって、これより採決いたします。  議案第75号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号財産の処分についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 議案第76号、財産の処分について  地方自治法の規定により財産を処分することについて議会の議決を求めます。  建物の表示でございますが、所在は鹿角市花輪字上中島66番地、構造等は木造平屋建て1棟、昭和50年建築でございます。コンクリートブロックづくり1棟、建築年次不明でございます。延べ床面積は161.47平方メートル。処分の方法は無償譲渡です。処分の相手方は上旭町自治会でございます。  旧鹿角市労働会館の建物を自治会の集会施設として無償譲渡するものであります。  議案資料の1ページには位置図を掲げ、マーキングをしてございますので、ごらんいただきたいと思います。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第76号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第77号指定管理者の指定について(鹿角市肉用牛担い手育成施設)及び議案第78号指定管理者の指定について(鹿角市自然休養村管理センター)の2件を、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 議案第77号をお願いいたします。  議案第77号、指定管理者の指定について  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて議会の議決を求める。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設の名称は、鹿角市肉用牛担い手育成施設。指定管理団体の名称は、鹿角べこセンター利用組合、組合長高橋耕資氏であります。指定管理期間でございますが、平成25年1月19日から平成30年1月18日までの5年間としております。  提案理由でありますが、当施設の指定期間が満了となることから施設の性格や機能及び現在の指定管理者である鹿角べこセンター利用組合のこれまでの管理・運営実績などを勘案し、当施設の効率的な管理・運営が図られるものと判断されることにより、鹿角市の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第3条の規定に基づきまして公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次のページをお願いします。  議案第78号、指定管理者の指定について  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて議会の議決を求める。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設の名称は、鹿角市自然休養村管理センター、指定管理団体の名称は、太平ビルサービス株式会社、代表取締役社長狩野伸彌氏でございます。指定期間は平成25年4月1日から平成30年3月31日までの5年間としております。  提案理由でありますが、当施設におきましても指定期間が満了となることに伴いまして公募した結果、応募はこの1社だけでございました。  太平ビルサービス株式会社は資本金2億円で、東京都新宿区に本社を置きまして支店数も全国に36支店、この中には秋田支店も含まれてございます。36支店を有し、総従業員数が1万8,281名で、主に建築物の管理業務を初め各種設備の設計・施工・保守管理のほか環境分析やホームセキュリティ業務等を担う会社でございます。また、公共施設の管理におきましても秋田県内、特に大仙市等につきましては15施設を指定管理を行っている会社でございます。秋田県内を初めといたしまして全国47カ所の指定管理を受託するなど、これまでの実績や法人としての経営状況及び施設の管理運営に関する専門的知識を有することに加えまして、当施設の事業計画に関しましても地元と協調・連携する各種提案がなされておりまして、市の指定管理者選考委員会において適当であると判断されたものでございます。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第77号及び議案第78号の2件について質疑ございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 5番でございます。和井内でございます。議案第77号について、ちょっとお知らせをいただきたいと思いますが、この指定管理者となる団体、鹿角べこセンター利用組合ですけれども、現在組合員が何人ぐらいいらっしゃるのか。あるいは、また、更新のようですけれども、できた当時からの推移というのは、組合員の推移ですね、そうしたこと。  それから、もう一点は担い手育成施設と、こうありますので、これから牛を肥育をしたり、肥育っていいますか、飼いたいという人方も利用できるのかどうか、その辺についてお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) このべこセンター利用組合の組合員数でございますが、現在7名となってございます。これは当初から7名というふうに認識してございます。  それから、3つ目の担い手の育成施設で新たに畜産に参画しながら畜産を行っていくという方々の利用に関しては、これについては、利用については、そのまま申請していただいて利用料を払っていただいて利用可能なものとなってございます。  ただ、いずれこのべこセンター利用組合の7名の方々は、いずれそれぞれ鹿角牛、ベコの飼育を行いながら、この施設を利用しながら、その担い手として自分たちもそのままレベルを高めていこうという方々が集まった組合でございますので、できればこういう組合にも参画していただきながら、この利用を、施設の利用を、活用していただければと考えてございます。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうしますと、この利用組合、組合員でなくても利用料っていうんですか、払えばこちらのほうは利用できるという解釈でよろしいのですか。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 基本的にはその担い手となる方々がこの施設を利用していくという、これは基本の考え方でございます。  ただ、その新たに参画する方についても、いずれは鹿角牛を増頭していく考えの上でこういう施設を研修施設としての活用を図りながら利用は可能であると解釈してございます。(「ありがとうございました」の声あり) ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第79号鹿角市市民センター条例の一部改正についてから議案第81号地方自治法等の規定により出頭した関係人等の実費弁償に関する条例の一部改正についてまでの3件を、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 議案第79号、鹿角市市民センター条例の一部改正について  鹿角市市民センター条例の一部を、別紙のとおり改正するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、鹿角市市民センターに利用料金制を導入するなどのため条例を改正するものであります。  次のページをお開きください。あわせまして議案資料2ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。  改正の内容でありますが、平成20年4月から地域づくり協議会などが市民センター及び附属施設の指定管理者として管理運営を行っておりますが、管理運営の効率化を図るため市民センターに利用料金制を導入するとともに、利用料は指定管理者の収入とするために改正を行うものであります。  それでは説明いたします。  鹿角市市民センター条例の一部を、次のように改正する。  現行第5条職員を削り、第6条を第5条とする。  第7条指定管理者の業務の範囲でありますが、第4号を第5号とし、第3号を第4号とし、第2号の次に次の一号を加えるものであります。  第3号市民センター、地区市民センター及び体育館の利用に係る料金に関する業務。  第7条を第6条とする。  第8条利用時間でありますが、第2項中「かなやまアリーナを含む。以下同じ。」を削りまして同条を第7条とし、第9条を第8条とし、第10条から第14条までを一条ずつ繰り上げる。  第15条の見出し中「承認」を「許可」に改め、同条を第14条とし、同条の次に次の一条を加える。  第15条利用料金ですが、利用者は市民センター、地区市民センター及び体育館の利用にあたっては、利用料金を納付しなければならない。  第2項利用料金は、別表第1及び別表第2に定める額を上限として、指定管理者があらかじめ市長の承認を得て定めるものとし、これを変更するときも同様とする。  第3項指定管理者は、利用料金を自己の収入として収受するものとする。  第16条使用料を削る。  第17条の見出し中「使用料」を「利用料金」に改め、同条第1項中「市長は、公益上その他特に必要と認めるときは、使用料」を「指定管理者は、特別の理由があると認めるときは、利用料金」に改め、同条第2項を削り、同条を第16条とする。  第18条(見出しを含む。)中「使用料」を「利用料金」に改め、同条を第17条とする。  第19条第2項中「市長」を「指定管理者」に改め、同条を第18条とし、第20条を第19条とし、第21条を第20条とする。  別表第1中「(第16条関係)」を「(第15条関係)」に改め、同表中「使用料」を「利用料金」に改める。  別表第2中「(第16条関係)」を「(第15条関係)」に改め、同表中「使用料」を「利用料金」に改める。  附則ですが、この条例は平成25年4月1日から施行する。  以上です。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 議案第80号、鹿角市特別職報酬等審議会条例の一部改正について  鹿角市特別職報酬等審議会条例の一部を改正するものとする。  提案理由は、鹿角市議会政務調査費の交付に関する条例の改正に伴いまして本条例を改正するものであります。  次のページをお開き願います。改正の内容は記載のとおりでございますが、新旧対照表で説明させていただきますので、資料の9ページをごらんください。  先ほどの発議第7号鹿角市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての可決によりまして政務調査費が政務活動費に改められましたことから、本条例においても政務調査費を同様の改正を行うものでございます。  議案にお戻りください。附則でございますが、この条例は公布の日から施行いたします。  以上で、議案第80号の説明を終わります。  次のページをお開き願います。  議案第81号、地方自治法等の規定により出頭した関係人等の実費弁償に関する条例の一部改正について  地方自治法等の規定により出頭した関係人等の実費弁償に関する条例の一部を、別紙のとおり改正いたします。  提案理由は、地方自治法の一部を改正する法律が公布されたこと等に伴い、条例を改正するものでございます。  次のページをお開きください。これにつきましても、新旧対照表により説明させていただきますので、資料の10ページをお開き願いたいと思います。  第1条では、関係人等の出頭について規定している法令が列記されておりますが、それ以外の法令に基づいて出頭した場合にも実費弁償の支給の対象者とするために下線部を新たに加えるものであります。
     第2条第2号は、自治法の改正によりまして従前の該当部分が第100条第1項の後段になったことから、条例での引用部分に「後段」の文言を加えるものでございます。  第3号は、現行の法では議会の常任委員会や議会運営委員会、特別委員会に出頭した参考人について、第5号は議会の常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の公聴会に参加した者について実費弁償支給できるとする規定であります。  このたび、地方自治法の改正によりまして、新たな規定といたしまして地方自治法第115条の2において議会本会議においても公聴会を開催し、参考人の出頭を求めることができるようになりました。また、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会に関する規定が、改正前はそれぞれ別の条に定められておりましたが、規定の簡素化が図られ上で第109条に集約されました。  説明いたしましたように、第115条の2で新たに議会本会議での公聴会の開催と参考人の出頭が規定されたことから、委員会に関して規定する第109条では第115条の規定を準用すると定められました。  このような地方自治法の改正を受けまして、本条例の改正案の第2条第3号では、議会本会議に出頭した参考人と、これを準用して委員会に出頭した参考人について実費弁償を支給することができるとし、引用する地方自治法について整理をいたしました。  また、第5号では、本会議の公聴会に参加した者と、これを準用して委員会の公聴会に参加した者についても、第3号と同様の整理を行いました。  第9号は、第8号までの規定以外の法令の規定に基づいて出頭した関係人等についても実費弁償として旅費の支給ができるように定めたものでございます。  議案へお戻りいただきたいと思います。  附則でございますが、この条例は公布の日から施行いたします。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第79号から議案第81号の3件について、質疑ございませんか。ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第82号鹿角市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてから議案第85号鹿角市工場立地法準則条例の制定についてまでの4件を、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 議案第82号についてご説明申し上げます。  鹿角市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について  鹿角市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例を、別紙のとおり制定するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律及び介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定めるため条例を制定するものであります。  次のページをお開きください。  鹿角市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例(案)であります。  条文は全部で202条と膨大なボリュームとなっておりますので、目次で条例(案)の概要をご説明いたします。  第1章では、総則として条例の趣旨、定義、指定地域密着型サービス事業の一般原則を定めております。  第2章から第9章までは、それぞれの指定地域密着型サービスの事業の種別ごとにその人員、設備、運営に関する基準を定めております。  指定地域密着型サービスの事業の種別といたしましては、第2章に定める定期巡回・随時対応型訪問介護看護、第3章に定める夜間対応型訪問介護、第4章に定める認知症対応型通所介護、第5章に定める小規模多機能型居宅介護、第6章に定める認知症対応型共同生活介護、第7章に定める地域密着型特定施設入居者生活介護、第8章に定める地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、第9章に定める複合型サービスの8種類となっております。  本条例の制定に当たっては、厚生労働省令指定地域密着型サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準を参照することとされております。  また、当該省令の内容についても、必ず適合しなければならない従うべき基準、合理的な理由がない限り国の基準どおりに定める標準とすべき基準、十分参酌した結果であれば地域の実情により国の基準と異なる内容を定めることができる参酌すべき基準の3種類の区分が介護保険等により規定されております。  今回の条例制定に当たっては、多くの条文において本市の実情に国の基準を上回る内容、または異なる内容を定めるほどの特段の事情、地域性は認められませんので、原則として国の基準に基づいて条例を制定することとしております。  ただし、一部の参酌すべき基準の項目につきましては、市独自基準を盛り込み、地域密着型サービスのさらなる質の向上に努めております。  市独自基準につきましては、2点、当該省令より変更を行っております。  1点目といたしまして、サービス提供記録などの保存期間を2年間から5年間に延長することとしております。  理由といたしましては、国の基準として2年間保存とされておりますが、給付費の返戻などの減額に係る調整などについては5年間可能とされており、不正請求が疑われる場合に保存年限を経過した記録がなければ不正と確認できない場合が想定されます。こうしたことから、サービス提供記録などの保存年限を5年間に延長することにより、より確実な保険給付費の管理を行うものであります。  本独自基準は、地域密着型サービスの全てのサービスが該当するものであり、条文では第42条第2項、第58条第2項、第79条第2項、第107条第2項、第127条第2項、第148条第2項、第176条第2項、第201条第2項が該当するものであります。  2点目といたしまして、指定地域密着型介護老人福祉施設の居室定員を、2人以下から4人以下に拡大することとしております。指定地域密着型介護老人福祉施設とは、定員29人以下の特別養護老人ホームをいいます。  理由といたしましては、国の基準として個別ケアを実現するなどの目的からユニット型での整備が基本とされ、一室当たりの定員は原則1人、必要に応じて2人とされておりますが、現状では所得の少ない場合でも利用しやすいことから多床室を望まれる方もあり、利用者の多様なニーズに対応するため利用者の尊厳とプライバシーの確保に留意しつつ、1人から4人以下とし、一室当たりの定員に幅をもたせる基準としたものであります。  本独自基準は、指定地域密着型介護老人福祉施設のみが該当するものであり、条文では第152条第1項第1号アが該当します。  附則といたしまして、介護保険法においては、平成24年4月1日から1年を超えない期間内において条例が制定施行されるまでの間は厚生労働省令で定める基準を当該条例で定める基準とみなす経過措置が置かれているため、この条例は平成25年4月1日から施行することとしております。  続きまして、議案第83号についてご説明申し上げます。  鹿角市指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について  鹿角市指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例を、別紙のとおり制定するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、議案第82号と同様に地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されたことに伴い、指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定めるため、条例を制定するものであります。  次のページをお開きください。  鹿角市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例(案)であります。  本条例(案)につきましても、目次で条例(案)の概要を説明いたします。  第1章では、総則として条例の趣旨、定義、指定地域密着型介護予防サービス事業の一般原則を定めております。  第2章から第4章までは、それぞれの指定地域密着型介護予防サービスの事業の種別ごとに、その人員、設備、運営、介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定めております。  指定地域密着型介護予防サービスの事業の種別といたしましては、第2章に定める介護予防認知症対応型通所介護、第3章に定める介護予防小規模多機能型居宅介護、第4章に定める介護予防認知症対応型共同生活介護の3種類となります。  本条例の制定に当たっては、厚生労働省令指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を参照することとされております。  また、当該省令の内容につきましても、議案第82号と同様に従うべき基準、基準とすべき基準、参酌すべき基準の3種類の区分が介護保険等により規定されております。  本条例においても、原則として国の基準に基づいて条例を制定することとしていたしておりますが、議案第82号と同様に市独自基準としてサービス提供記録などの保存期間を2年間から5年間に延長することとしております。  本独自基準につきましても、地域密着型介護予防サービスの全てのサービスが該当するものであり、条文では第40条第2項、第64条第2項、第85条第2項が該当いたします。  附則といたしまして、議案第82号と同様に介護保険法において平成24年4月1日から1年を超えない期間内において経過措置が置かれているため、この条例は平成25年4月1日から施行することといたしております。  続いて、議案第84号についてご説明申し上げます。  鹿角市指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準を定める条例の制定について  鹿角市指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準を定める条例を、別紙のとおり制定するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、指定地域密着型介護老人福祉施設の入所定員並びに指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に係る申請者資格の基準を定めるため条例を定めるものであります。  次のページをお開きください。  鹿角市指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準を定める条例(案)であります。  第1条においては、本条例の趣旨を規定しております。  次に、第2条においては、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の入所定員を29人と規定しております。  地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護とは、定員29人以下の特別養護老人ホームをいいますが、この定員につきましては、介護保険法において条例で定めることとされております。この定員については、本市の実情に国の基準を変更するほどの特段の事情、地域性は認められませんので、介護保険法での上限数である「29人以下」として規定することとしております。  次に、第3条においては、介護予防も含めた地域密着型サービス事業者の要件について、「法人である者」として規定しております。  この要件につきましては、介護保険法において条例で定めることとされておりますが、第2条と同様に本市の実情に国の基準を変更するほどの特段の事情、地域性は認められませんので、介護保険法及び介護保険法施行令、施行規則で示されている基準であります法人であることとして規定することとしております。  附則といたしまして、平成25年4月1日から施行することとしております。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ここで、昼食のため午後1時まで休憩といたします。     午後0時00分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後0時59分 再開 ○議長(髙杉正美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 議案第85号をお願いします。  議案第85号、鹿角市工場立地法準則条例の制定について  鹿角市工場立地法準則条例を、別紙のとおり制定するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、地域主権改革法関連の施行に伴いまして工場立地法に関し緑地面積率等に関する地域準則の制定権限及び関連事務を、全ての市に移譲することとなったため工場立地法第4条の2第2項の規定に基づきまして市内の特定工場、敷地面積が9,000平方メートル以上または建築面積が3,000平方メートル以上の工場を指すものであります。この特定工場における緑地面積率等について、国の基準にかわる市の準則を定めるため条例を制定するものであります。  次のページをお願いします。  鹿角市工場立地法準則条例(案)でありますが、第1条は工場立地法の規定により公表された国の準則にかえて本市の適用すべき準則として制定することの趣旨を定めております。  第2条の用語の定義は、工場立地法の例によることとし、第3条は特定工場が立地する区域区分に応じた緑地や環境施設の敷地面積に対する割合を別表のとおり定めることとしております。  また、第4条では、特定工場敷地の該当区分が別表で定めた2以上の区分にわたる場合は、敷地面積の割合が最も高い区分の割合を適用することとしております。  さらに、第5条では、特定工場の敷地が隣接する地方公共団体の区域にわたる場合の当該条例の適用は、それぞれの長の協議で定めることとしております。  附則として、この条例は公布の日から施行するものであります。  また、第3条関係の別表でありますが、国が示す以上・以下の範囲的な基準を参考にいたしまして工場敷地内における土地利用の制限を可能な限り緩和し、工場等の増改築や新規立地の容易な環境を整え、安定した雇用の創出が図られるよう、4区分とも国の基準の下限の面積割合で定めたものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第82号から議案第85号までの4件について、質疑ございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 議案の82号について、何点かお伺いさせていただきたいと思います。  これは全く新しい、市としては新しい条例の制定だと思うんですけれども、いわゆる地域主権改革の一環として、これが市町村に権限がおりてきたのかなと思うんですが、簡単にですね、簡単に第2章から9章までの事業の内容、どういったものか。ちょっと、これ29日に議案もらったんですけれども、ちょっとこれ調査する期間が余りにも少なくて、そこまでちょっと私も調べかねてきたんですが、大体、例えば2章の施設と事業だと思うんですけれども、どういう内容のものかですね、お知らせいただきたいと思います。  それから、新しくこれ事業、施設だとすれば施設を建てるのか、これまで鹿角市はどういうふうな形になっているのかですね、この種のものが。施設なり事業所なりがあったんだと思うんですけれども、その辺どういうふうな形になっているのか。多分これ今までは県で扱っている事業っていいますかね、事務だと思うんですけれども、その辺がどういうふうな形になっているのか。  それから、これは認知症のことだと思うんですけれども、これからこういうサービスが出てくるわけですが、現在こういった方々、こういう施設を待っている人方もたくさんおると思うんですけれども、どれくらいの人方が待機者といいますかね、対象者がいるのかどうか。よろしいですか。いいですか、しゃべっていっても。  それから、これは1カ所でこういう対象になるのか、どっかにつくるとか事業をやるとすればどっか1カ所でこれやるのか。あるいは、地域バランスを考えて何かの状況は、公募型にするのか、そういったことも含めてちょっとお伺いをしたいと思います。  それから、これがいわゆる介護の施設になるということなんですけれども、これによって介護保険料が、これによって、これが原因で介護保険料がまた引き上げられるという状況が生まれないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 大変質問項目が多かったので欠落する部分あるかと思いますが、その際はまたお話ししていただければと思います。  今回、第2章から第9章までサービスの内容がございますが、第2章の定期巡回・随時対応型訪問介護看護ですね。この内容については、訪問介護、いわゆるホームヘルプ、そして訪問介護を定期巡回または通報による随時対応、そして訪問看護を適宜適切に組み合わせて利用者にとって必要なサービスを必要なタイミングで提供することであります。このサービスについては、現在市内においてはございません。  それから、2番目の第3章の夜間対応型訪問介護ですが、夜間における定期巡回または通報によるホームヘルプを行うサービスです。このサービスも、現在市内にはございません。  それから、第4章ですが、認知症対応型通所介護、これは認知症の診断を受けた方専用の通所介護ですが、平成24年度においては、市内においては事業者はございません。平成25年度においては、予定している事業者がございます。  それから、第5章の小規模多機能型居宅介護ですが、これは事業所への通所介護、いわゆるデイサービスです。そして短期間の宿泊、ショートステイ、それから自宅への訪問、ホームヘルプというサービスですが、これも平成24年度においては市内において事業所はございません。平成25年度においては、公募型におきまして1カ所制定しておりますので、平成25年度からはこのサービスが適用される見込みです。  第6章の認知症対応型共同生活介護ですが、これは認知症の診断を受けた方が共同で生活を送るための施設、いわゆるグループホームです。市内には数カ所ございます。  それから、第7章の地域密着型特定施設入所者生活介護ですが、これは定員29名以下の有料老人ホーム、市内におきましては北の郷が該当いたします。  それから、第8章におきます地域密着型介護老人福祉施設ですが、これは定員29人以下の特別養護老人ホームのことを指しておりまして、現在市内には対象となる施設はございません。  それから、第9章におきます複合型サービスでございますが、複合型サービスにつきましては、小規模多機能型居宅介護と訪問看護のサービスを同時に受けることができるサービスとうたわれておりまして、市内においては、こちらの事業所は、対象事業者はございません。
     まず、1点目は以上ですが、それから何点か順番行き来するかもしれませんが、公募型かどうかというお話をされておりましたが、先ほどお話ししたとおり小規模多機能型の施設につきましては、これは第5章ですね。これにつきましては、公募型で対象施設、事業者を決めております。これは平成25年度からということになっておりますので。  それから、保険料のアップとなるのかどうかということですが、いずれにいたしましても現在第5期計画の中では全て我々が望んでいるサービスについては保険料の範囲内でやっておりますので、保険料に5期計画の範囲内で、はね返るということはございません。  ただ、6期計画になってくると、またこれは別かと思います。現在のそういう待機者の状況、その他のサービスの要望等踏まえながら6期はつくりますので、現時点で幾ら幾らというところについては、まだ試算しておりません。  それから、待機者ですけれども、待機者というよりも入所希望者と置きかえていただければと思います。待機というのは、あくまでも入所するという人になりますので。あくまでも入所を希望されている方という方については、110人、認知症だけですと10人前後になります。それ以外のいわゆる特養なり老健なり、そういうところを希望されている方は、これは全てダブりも、1人で何カ所もかけている方もおりますので、実際にカウントするとかなり人数は下がってくるかと思っております。  今後建てる施設の基準がこれに反映されるかということでしたか。(発言者あり)そうですか。済みません。もし答弁漏れがございましたらご指摘していただければと思います。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) これ、今までですと会派内示みたいな形で事前にお話をいただいたということも経緯としてあるんですけれども、今回やっぱり相当数今回議案としてもらったわけですけれども、中身はやっぱりなかなか見るのに大変だし、勉強するのもなかなか大変なわけです。それでね、何点か聞いているわけですけれども、そうしますと、これはもう2章から9章まで「今はなし」というふうなお答えのものも大分あったように思いますが、これについては今後どうされるのか。いわゆるこういう事業をやっていくのか、施設であれば施設を建てる、整備していくのかですね。それから、何カ所かに分けてやるのか、1カ所にまとめてそこで集中的にやるのか。よその市の状況を見ますと、やっぱりいろんな形の中で、今第5章の小規模多機能型居宅介護は公募型でやったというふうな話なんですけれども、それも鹿角市もこんなに広くていろんなあっちこっちに福祉の施設があるわけですけれども、そうしたところを含めてほかの市ではいろんなバランス、地域のバランスをとるために公募型でやるということも考えているような節もあるようなんですけれども、その辺はいかがでございましょうか。  それから、もう一点ですね、この地域の、今提案理由として地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、これが主体になっていると、こういうお話なんですけれども、これはこの関係法律の整備に関する法律の中にはこれだけではなくてたくさんの法律が、改正が含まれていると思うんです。ですから、これは対象外で答えられないといえば、それはそれでよろしいですけれども、もっと条例を改正しなければならないものがたくさんあると思うんですよね。それはこれだけでいいのか、もっと出てくるのか、やらなければならないのはたくさんあると思うんです。  例えば住宅の、公営住宅、市営住宅、例えばですね、そういう条例の改正も必要になってくるところもあるんではないかなと、例えば思うんですけれども、これだけ、もっともっと多くの条例改正案が出てこなければいけない、そう思うんですけれども、その辺もし答えられたらお答えをいただきたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 地区バランスを考えてやることなのか、それともまとめてやるのかどうかということですが、これらにつきましては、我々というよりも事業者の希望が、我々がこういうサービスをやりたいんだけれどもと、それに対して事業者の方が手挙げで応募した場合に、それはやっぱり介護保険運営協議会の中でももんでいただいて、できればこういう地区が今手薄なためにというような意見は申し上げることはできるんですけれども、絶対ここでなければだめだというところは、今のところはこちらのほうから打ち出してはおりません。あくまでもこのような事業は事業者の方が、市が独自でやれるものではありませんので、事業者の方が手挙げをしてくるというところをご理解していただきたいと思います。  それから、この条例の改正以外にないのかにつきましてはちょっと、済みません。この件につきましては、私のほうからちょっとお答えできかねますので、申しわけございません。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 地域主権改革に関する条例の改正が、今回提案いたしました福祉関係以外にはないのかというご質問だったと思いますが、地域主権改革による改正によりまして事業を始めるのが、多くの場合が平成25年度に間に合うようにという形になっておりますので、3月定例市議会でこの関係で予定しておりますのは、先ほど和井内議員が言われました住宅関係の条例、それとまた道路構造関係の条例、これもまた出す予定です。それから、公園の施設関係の条例ですね。いずれも国の省庁でこれまで基準が決まっておりましたが、これを各市町村の条例で定めるということになっておりますので、今回の福祉の条例みたいに、ほとんどは全国的な基準と一致するわけでありますが、その中でどのような点で鹿角市の個性を出して自主性を出していくかというあたりで検討しまして、3月で提案させていただきたいと思っております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) ありがとうございました。いずれこれは委員会のほうに付託されることになっておりますので、きょうはこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第86号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) 議案第86号をお開き願いたいと思います。  議案第86号、鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について  鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部を、別紙のとおり改正するものとする。平成24年12月3日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、県営戦略作物生産拡大緊急基盤整備事業におきまして関上南部水路改修整備工事を今年度から実施することに伴い、地元受益者からの分担金を徴収するため条例を改正するものであります。  次のページとあわせまして、議案資料一番最後の11ページの新旧対照表もあわせてご参照いただきたいと思います。  改正の内容でありますが、条例第3条関係の別表中、事業の名称欄のうち「県営ため池等整備事業」の欄につきましては、平成20年度で既に事業が終了していることから、その欄を今年度から実施する「県営戦略作物生産拡大緊急基盤整備事業(農業水利施設長寿命化対策支援事業)」に改めるとともに、分担金の総額欄の地元負担率につきましても「100分の7」から「100分の10」に改めるものでございます。  また、附則として、この条例は公布の日から施行することとしております。  なお、この条例改正に伴う関連予算案につきましても、今議会に提案している一般会計補正予算(第6号)に計上しておりますので、あわせてよろしくお願いを申し上げます。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第86号について、質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第87号平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)から議案第94号平成24年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)までの8件を、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 補正予算書の1ページをお開き願います。議案第87号、平成24年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)です。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億5,300万6,000円を追加し、総額をそれぞれ190億7,024万5,000円とする。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。  第2条繰越明許費では、「第2表 繰越明許費補正」によります。  第3条地方債の追加及び変更は、「第3表 地方債補正」によります。  今回の補正の主な内容は、人件費の補正や事業採択によりまして新たに予算計上した事業、また事業の実績見込みによりまして事業費及び財源の調整をした事業などがございます。  7ページをお開き願います。  第2表繰越明許費補正ございます。1.追加です。事業の完成が平成25年度になる見込みの事業につきまして繰越明許費を設定いたしております。  3款2項認可保育施設整備事業1,408万9,000円につきましては、八幡平の杉の下保育園の大規模改修に対する補助金でございます。県の55%相当額、市の25%相当額を合わせて支出するものでございます。  6款1項戦略作物等生産拡大緊急基盤整備事業1,180万7,000円は、今回の補正予算で計上しております関上地区の用水路ほか2件の暗渠整備事業に係る負担金でございます。  11款1項林業施設災害復旧費は373万8,000円でございますが、ことし7月の豪雨によりまして被災いたしました林道中ノ沢線の復旧工事費でございます。  3表地方債補正の1.追加でございます。私立保育園整備事業330万円ですが、ただいま繰越明許費を設定いたしました認可保育施設整備事業の中の市の補助金の財源として起債を借り入れるものでございます。  農業用水利施設整備事業450万円ですが、これもただいま繰越明許費で説明いたしました戦略作物等生産拡大緊急基盤整備事業の中の市の負担分につきまして財源として起債を借り入れるものでございます。  林業施設災害復旧事業160万円ですが、これも繰越明許費で説明いたしました林業施設災害復旧事業の工事費の財源といたしまして起債を借り入れます。  2.の変更ですが、公共土木施設災害復旧事業40万円の減額でございます。道路災害復旧事業1件につきまして事業が完了いたしましたので、精算による財源調整をいたしております。  臨時財政対策債は1,564万6,000円の追加であります。起債額の確定によりまして未計上額を今回計上いたしました。  12ページをお開き願います。  歳入でございますが、9款1項1目1節普通交付税7,758万4,000円の減額でございます。普通交付税額の決定によりまして減額をいたしております。  11款1項1目1節戦略作物等生産拡大緊急基盤整備事業費分担金ですが、先ほどの繰越明許費で説明いたしました関上地区の用水路の工事にかかわります受益者負担分でございます。事業費の10%でございます。  13款1項1目2節自立支援給付費負担金4,439万2,000円です。障害者自立支援給付においてサービス利用単価の増額などによりまして扶助費が追加されます。これにかかわる国庫負担の2分の1相当額でございます。  3節児童福祉費負担金の認可保育所運営費負担金は、低年齢児の入園増加と保育単価の増加によりまして国庫負担の2分の1相当額を追加いたしております。その下の母子生活支援施設運営費負担金は市外の母子生活支援施設入所者が退所したことによりまして事業費が減額となり、これにかかわる国庫負担2分の1相当額も減額いたしております。  2目1節公共土木施設災害復旧費負担金は104万6,000円の減額でございますが、先ほどの起債でも説明いたしました道路災害の事業の完了によりまして精算による国庫負担金の減額でございます。  14ページをお開き願います。  14款1項2目1節国民健康保険基盤安定負担金3節の後期高齢者医療保険基盤安定負担金、こちらはどちらも保険料の軽減等に対する支援でございます。決算見込みによりまして減額をしております。  4節の児童福祉費負担金の認可保育所運営費負担金及び母子生活支援施設運営費負担金は、先ほどの国庫負担金で説明いたしました内容と同じ理由によりまして、こちらは県負担の4分の1相当額の調整でございます。  14款2項2目老人福祉費補助金、高齢者と子どもの世代間交流促進事業費補助金は、今回新たに予算を計上いたしました事業でございます。高齢者の集いに子供も一緒に集いながら交流を促進するために必要な備品、椅子やテーブル、遊具等の購入に対する助成でございます。その下の高齢者等の雪対策検証事業補助金、これは県の検証事業に協力し、除雪態勢の状況把握をいたします。また、除雪ボランティア事業の拡充などを図ってまいります。  14款2項2目4節保育所整備等特別対策事業補助金でございます。杉の下保育園の大規模改修にかかわります県の補助、55%相当額でございます。  16ページをお開き願います。  14款2項10目1節林業施設災害復旧事業費補助金186万9,000円ですが、林道1件中ノ沢線にかかわります50%の県の補助金でございます。  21ページをお開き願います。  17款2項1目1節財政調整基金繰入金1億3,921万8,000円の減額でございます。歳入及び歳出の決算見込みによりまして繰越金を減額調整いたしております。  18款1項1目前年度繰越金でございますが、2億7,266万2,000円です。前年度繰越金の額が確定いたしましたので、予算未計上額を今回計上いたしました。  19款5項5目1節後期高齢者医療健診補助金285万7,000円ですが、後期高齢者の健康審査につきまして秋田県後期高齢者医療広域連合から補助金が支給されます。  20款の市債につきましては、先ほどの第3表で説明いたしましたとおりでございます。  24ページをお開き願います。  2款1項4目25節財政調整基金積立金2億1,200万円でございます。地方財政法の規定に基づきまして前年度繰越金4億2,266万3,000円の2分の1以上の額を積み立てるものでございます。  7目19節住宅用太陽光発電システム導入補助金287万8,000円でございます。申請件数が見込みを上回りましたことから19件分を追加するものでございます。  26ページをお開き願います。  2款1項14目23節、6件の返還金がございますが、平成23年度に概算交付されました国庫負担金等6件につきまして実績額との差額を返還するものでございます。  31ページをお開き願います。  一番上でございますが、3款1項2目20節障害者等自立支援給付扶助費でございます。6,727万5,000円、法改正によりまして児童福祉法対象者が自立支援法の対象とされたことに伴いますサービス利用料の増加分でございます。  6目13節健康診査委託料は、先ほどの後期高齢者健康診査につきまして予算措置いたしております。653人から1,070人に健診予定者がふえたことによる追加でございます。  3款2項2目13節認可保育園保育委託料641万9,000円の追加でございますが、歳入で申し上げましたとおり低年齢児の入園増加と保育単価の増によります追加でございます。  19節私立保育園整備事業補助金1,408万9,000円でございますが、繰越明許を設定いたしました杉の下保育園の大規模改修に対する助成でございます。県と市の助成合わせて1,408万9,000円でございます。  32ページをお開き願います。  4款1項4目13節廃プラスチック油化リサイクル試験委託料、ペットボトルキャップリサイクル業務委託料合わせまして89万4,000円の減額でございますが、ペットボトルキャップのリサイクル事業につきまして、油化処理からデッキ材・フェンス等の建材製品としての再利用に処理方法を変更したことによります予算調整でございます。  34ページをお開き願います。  5款1項1目19節鹿角市再就職緊急支援奨励金600万円でございます。企業の操業廃止や人員整理によりまして離職者が多数発生している状況にありますことから、再就職支援といたしまして非自発的離職者を雇用した事業所に対し、1人当たり30万円を支給するもので20人分を見込んでおります。  6款1項11目19節農業水利施設長寿命化対策支援事業費負担金800万円でございます。県営事業として実施いたします関上地区の幹線用水路整備工事にかかわります負担金であります。  36ページをお開き願います。  7款2項2目19節韓国ドラマ秋田サポート委員会負担金、鹿角地域ロケサポート委員会負担金、2件で503万1,000円でございます。韓国ドラマ「アイリス」の県内でのロケハン対応を行う韓国ドラマ秋田サポート委員会への負担金20万円と、ロケ隊の宿泊費・移動費等の現地対応を行う市・小坂町・十和田八幡平観光物産協会で構成する鹿角地域ロケサポート委員会の負担金483万1,000円を計上いたしました。  40ページをお開き願います。  8款5項1目19節民間住宅リフォーム支援事業補助金500万円です。申請件数が大幅にふえましたことから9月補正におきましても1,000万円を追加しておりますが、さらに申請件数が伸びると見込まれますことから、今回50件分を追加するものでございます。  44ページをお開き願います。  11款1項3目15節林業施設災害復旧工事費は、繰越明許費を設定いたしました林道中ノ沢1号線の災害復旧工事費にかかわる予算でございます。  46ページをお開きください。  11款2項1目15節公共土木施設災害復旧工事費は、事業が完了いたしました道路1路線につきまして精算によりまして工事請負費を減額したものでございます。  以上で、説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 市民部長。 ○市民部長(菅原 勤君) 52ページをお開き願います。  議案第88号、平成24年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)  平成24年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の補正  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,144万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億3,473万2,000円とする。
     第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  今回の補正は、実績見込みによる一般被保険者療養給付費及び退職被保険者等療養給付費等の調整や人件費及び平成23年度精算に伴う返還金などが主な内容となっております。  59ページをお開き願います。  2の歳入でありますが、3款国庫支出金においては、保険給付費の実績見込みによる療養給付費等国庫負担金及び財政調整交付金の調整を行っております。  4款療養給付費交付金及び5款前期高齢者交付金においては、それぞれ交付決定通知に伴う増額補正をお願いしております。  次のページをお開き願います。  9款繰入金につきましては、保険給付費等の実績見込みなどに伴い一般会計繰入金及び財政調整基金繰入金を減額補正するものであります。  10款繰越金につきましては、療養給付費交付金繰越金及び前年度繰越金の増額補正を行っております。  63ページをお開き願います。3の歳出でございます。  1款総務費におきましては、人件費の調整を行っております。  2款の保険給付費から67ページの7款共同事業拠出金までは、これまでの保険給付実績による見込み額を増額補正としております。  次の69ページをお開き願います。  11款諸支出金は、平成23年度精算に伴う補助金・負担金の返還金でございます。  以上で、国民健康保険事業特別会計の説明を終わります。  次に、72ページをお開き願います。議案第89号、平成24年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  平成24年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の補正  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,178万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億5,052万5,000円とする。  第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  今回の補正は、後期高齢者医療広域連合納付金の決定に伴う調整が主な内容となっております。  78ページをお開き願います。  2の歳入でありますが、後期高齢者医療保険基盤安定負担金の交付決定通知に伴い減額補正するのが主なる内容であります。  次のページをお開き願います。  3の歳出でありますが、同じく後期高齢者医療保険基盤安定負担金の決定に伴い広域連合負担金を減額補正するのが主なる内容であります。  以上で、後期高齢者医療特別会計の説明を終わります。  続いて、83ページをお開き願います。  議案第90号、平成24年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  平成24年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の補正  第1条 保険事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,078万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億3,886万2,000円、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ228万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,626万4,000円とする。  第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  今回の補正の主なものは、前年度繰越金確定に伴う財源調整及び基金積立金等の追加補正を行うものでございます。  91ページをお開き願います。2の歳入でございます。  3款国庫支出金から5款県支出金までについては、実績見込みに伴う財源調整であります。  7款1項一般会計繰入金につきましては、前年度保険給付等精算に伴う減額補正を行っております。  93ページをお開き願います。  8款繰越金でありますが、前年度繰越金の増額補正をしております。これに伴いまして上段の7款2項1目介護給付費準備基金繰入金の全額を減額しております。  95ページをお開き願います。  3の歳出でありますが、1款総務費においては人件費の調整を行っております。  次のページをお開き願います。  3款2項包括的支援事業・任意事業でありますが、地域包括支援センターへの出向職員の委託料の実績見込みによる調整であります。  4款積立金でありますが、歳入において前年度繰越金を措置したことに伴い介護給付費準備基金積立金の追加補正を行うものであります。  102ページをお開き願います。介護サービス事業勘定。  2の歳入でありますが、1款サービス収入においては、介護予防サービス計画費収入の減額及び2款繰入金並びに3款前年度繰越金の増額補正であります。  次のページをお開き願います。  3の歳出でありますが、人件費の調整及び介護予防サービス計画作成委託料の増額補正が主なる内容であります。  以上で、介護保険事業特別会計の説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 107ページをお開き願います。  議案第91号、平成24年度鹿角市の下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ64万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億9,280万2,000円とする。  第2条 地方債の変更は、「第2表 地方債補正」による。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  115ページをお開き願います。歳入であります。  3款1項1目下水道費国庫補助金93万4,000円の減額は、汚水処理施設整備交付金の確定によるものであります。  4款1項1目一般会計繰入金は、5款繰越金、6款諸収入、7款市債の確定による減額であります。  次のページをお願いします。歳出であります。  1款1項2目事業費の2節給料から4節共済費までの人件費関係は給与改定による調整であります。  13節実施設計委託料及び22節支障物件移設等補償費は精算による減額であります。  15節下水道整備工事費は、交付金額が事業費ベースで186万8,000円の減額確定としたことによる事業費調整であります。  続きまして、122ページをお開き願います。  議案第92号、平成24年度鹿角市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額からそれぞれ732万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億8,845万6,000円とする。  第2条 地方債の変更は、「第2表 地方債補正」による。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  130ページをお開き願います。歳入であります。  3款1項1目農業集落排水費国庫補助金241万6,000円の減額は、汚水処理施設整備交付金の確定によるものであります。  8款1項1目、134万9,000円は、平成23年度決算分確定申告による消費税還付金であります。  次のページをお願いします。歳出であります。  1款1項2目事業費の2節給料から4節共済費までの人件費関係は、給与改定による調整であります。  13節委託料及び22節補償、補てん及び賠償金は、精算による減額であります。  15節農業集落排水整備工事費は、交付金額が事業費ベースで483万2,000円の減額確定したことによる事業費調整であります。  続きまして、137ページをお開き願います。  議案第93号、平成24年度鹿角市の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ151万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億2,603万9,000円とする。  平成24年12月3日提出。鹿角市長。  143ページをお開き願います。歳入であります。  第6款1項1目1節の他事業関連配水管移設補償費は、湯瀬地区の国道改良工事に関する移設工事250万4,000円の不足分150万4,000円を増額するものです。また、予定しておりました下水道関連移設工事100万円は下水道工事未施工により中止しております。  2節消費税還付金は、平成23年度税額確定による減額であります。  次のページをお願いします。歳出であります。  1款1項1目一般管理費の3節及び4節の人件費関係は、給与改定による調整であります。  2目施設管理費の15節施設整備工事費は、歳入で申し上げましたが、湯瀬地区の国道改良工事に関する移設工事不足分の増額であります。  続きまして、148ページをお開き願います。  議案第94号、平成24年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  補正内容でありますが、職員人件費及び公共下水道など他事業関連工事の精算見込みによる給配水管工事等の補正分であります。  条文内容につきましては、資料によりご説明いたしますので、省略させていただきます。  158ページをお開き願います。  収益的収入及び支出であります。  収入、1款1項2目受託工事収益108万円の減額は、農業集落排水関連分の中止によるものです。  支出、1款1項1目から4目までの人件費関係は、給与改定による調整であります。  3目受託工事費の108万円の減額は、農業集落排水関連分の中止によるものであります。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出であります。  収入、1款1項1目補償費の公共下水道事業関連は、精算見込みによる減額であります。また、農業集落排水事業関連は、工事中止による減額であります。  支出、1款1項3目は4月の人事異動による人件費の調整であります。  4目配水管等移設工事費の減額は、公共下水道関連の精算見込みと農業集落排水関連の工事中止によるものです。  以上で、説明を終わります。(発言者あり)
    ○議長(髙杉正美君) はい。 ○15番(大里恭司君) 最後の上水道について、上程されていないんだけれども。説明だけして。だから「何月何日鹿角市長」とやらないとできないでしょう。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(兎澤 優君) 大変申しわけありませんでした。  議案第94号、平成24年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)。平成24年12月3日提出。鹿角市長。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第87号について質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○8番(吉村アイ君) 37ページの7款商工費の中の韓国ドラマサポート委員会のところなんですけれども、これはロケサポート委員会負担金のところで市と小坂町とロケサポートという説明ありましたけれども、小坂町の負担はどのくらいになっているかというのと、これはこれのアイリスの今これから誘致活動すると思うんですけれども、いつごろ決まるか、そこの2点お知らせください。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(髙杉恭二君) ただいまの質問でございますが、小坂町の負担については、まだちょっと把握しておりませんので、後でお知らせいたします。  それから、このロケの誘致ですが、今月の中旬にロケハンが、一応現地の下見ということで入ってまいります。大体15名程度、監督さんを含めですね、入ってきて、県のほうの事務局の意向といたしましては、県内3カ所ほどにロケを敢行すると。県北・中央・県南というような形の中で、県北は鹿角地域という予定のようであります。  ただ、この12月の中旬の実際のロケハンの監督さんの意向によりまして、いろいろ名所旧跡等こちらのほうから紹介は出しておりますけれども、そちらのドラマのシチュエーションに合ったようなものになるのかどうか、そこら辺を含めて、そのロケハンの下見の後で決定されるという予定になっております。以上です。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。大里恭司君。 ○15番(大里恭司君) 44ページの学校給食費について、ちょっと事実関係を確認したいんですが、何か給食にね、学校で配食している給食を食べないで弁当持ってきているという方がおるやに聞いております。それから、その子供たちの親がいろいろほかの子供たちとか、ほかの子供たちの父兄に対して食の安全性について何らかの話をしているみたいなんですけれども、その実態はどういうことなんですか。 ○議長(髙杉正美君) 教育部長。 ○教育部長(青澤敏博君) 学校給食につきましては、学校栄養士がカロリー量やら栄養バランスを十分吟味して献立をつくっております。こと、放射能の関係に関連してくると思うのですけれども、お問い合わせの、学校に給食をとらないで自前で弁当を持ってきている子供は確かにおるようです。  放射能に関して言いますと、繰り返しになるかもしれませんけれども、国の基準レベルが1キログラム当たり100ベクレルのものは安全だよというふうになっているわけでありまして、この基準というのは、仮に一生その100ベクレル以下のものを食べ続けたとして、仮にその方が「がん」で亡くなったとしても、その食べたものによって「がん」になったとは特定できないというようなレベルであります。いろんな理由でがんとかが発症する可能性がありますので、その放射能によって、取得した放射能によってなったものではないと言えるレベルが、この100ベクレルというレベルであります。  県教委では、さらに安心安全を確保するためにということで、この基準を2分の1に下げた50ベクレル/キログラムという基準を設定して、今の3月から調査を実施しております。今まで10月末現在で1,966、県内全部ですけれども1,966検体の検査がございました。うち、鹿角市分としては41検体ございます。それの検出結果なんですけれども、機械の検出下限値、機械でその数値が確からしいと言える数字の下限値、大体10ベクレル前後なんですけれども、その10ベクレルを超えた数字が検出されたことはない。20ベクレル・30ベクレル、そういうのもないということであります。1,966検体で全て「未検出」であったということであります。  ただ、その親御さんに関していえば、ゼロベクレルを目指さなければならないというようなことを言ってるようでありまして、その請願もそうなんでありますけれども、ゼロベクレルということを証明するというのは、今恐らく相当な器械、どんな器械持ってきても相当難しいのではないかと思いますけれども、ただし学校給食は強制ではございませんので、保護者がみずからの判断と責任で自分の児童に手づくりのものを持たせるということに関しては、これは任せる、禁止をするということはできないと思っています。  ただ、ご質問にもありましたけれども、いわゆる心配なんだよということを、ゼロベクレルでないとだめなんだよということを、ほかの子供たちにも、もし言っているとすると、それは行き過ぎかなとは思います。 ○議長(髙杉正美君) 大里恭司君。 ○15番(大里恭司君) 私もね、風聴ですから。又聞きですから。  ただ、ほかの子供たちに、もしかその親たちにそういうことを言って不安感を与えているということがあるやに聞いておるんですよ。  それとですね、あと教育のほうなんですけれども、そういう仮に何人か、何%かの子供たちがいるとすれば、教育上、将来、その子供たちに対して何らかの対応をしなきゃいけないと思うんですよ。子供たちでけんかしたり、そういうことがあるやないやにかかわらず、やはり将来社会に出たときにそういうことがあれば心配なんです。ですから、そういうことに対しても指導者である先生たちが何らかの対応、これ食事を言っているんじゃないですよ。何らかの対応をしなきゃいけないだろうと。そのようなことは考えておられますか。 ○議長(髙杉正美君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  議員が今ご質問、ご心配された件についてですが、今のところこの保護者の方、もしくは関係者の方と教育現場、それからほかの児童との間で大きなあつれきというものは生じておらないというふうには承知しております。しかしながら、こういった件が一つの引き金となりまして昨今叫ばれている学校内でのいじめでありますとか、疎外感に発展する可能性というのも否定できないというふうに思っています。  ただ、これだけをもって、その事案に対し正面から対処するということではなくて、学校現場ではさまざまなこういった不安視される件について学校全体で教育的な指導、もしくは教職員との情報共有、そういった協議の場を設けておりますので、深刻な事態となるような懸念があった場合については、学校全体で対応していくと。それで対応がし切れない場合は、市教委としてもかかわっていくと、こういうような二段構えの態勢をとっていくというような考え方でおります。以上であります。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。  次に、議案第88号から議案第94号までの7件について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第8、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第76号から議案第94号までの議案19件及び請願1件、陳情9件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  なお、明4日から12月10日までは議案精査日、休日のため本会議は休会といたします。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時05分 散会...