鹿角市議会 > 2011-06-24 >
平成23年第4回定例会(第4号 6月24日)

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  1. 鹿角市議会 2011-06-24
    平成23年第4回定例会(第4号 6月24日)


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    平成23年第4回定例会(第4号 6月24日)     平成23年6月24日(金)午前10時開議   開議   議長報告  第1 各常任委員会審査報告      質疑  第2 報告事件の審議      討論、採決   閉会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 各常任委員会審査報告      総務財政常任委員会      教育民生常任委員会      産業建設常任委員会   2 報告事件の審議      議案第 68号      議案第 69号      議案第 70号      議案第 71号
         議案第 72号      議案第 73号      議案第 74号      議案第 75号      議案第 76号      議案第 77号      23陳情第4号   3 日程追加      議案の上程      農業委員会委員の推薦について      発議第 5号 地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の提出             について   4 日程追加      議案の上程      議案第78号 工事請負契約の締結について(十和田市民センター体育場改築             事業(建築工事))      議案第79号 工事請負契約の締結について(八幡平中学校改築事業 校舎・             屋内運動場建設 建築主体工事)      議案第80号 平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)   5 日程追加      閉会中審査事件の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(20名)        1番  遠 藤 浩 二 君     2番  兎 澤 祐 一 君        3番  栗 山 尚 記 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  児 玉 政 明 君        7番  倉 岡   誠 君     8番  吉 村 ア イ 君        9番  栁 舘 一 郎 君    10番  阿 部 博 文 君       11番  浅 石 昌 敏 君    12番  髙 杉 正 美 君       13番  宮 野 和 秀 君    14番  福 島 壽 榮 君       15番  大 里 恭 司 君    16番  黒 澤 一 夫 君       17番  中 西 日出男 君    18番  阿 部 佐太郎 君       19番  田 村 富 男 君    20番  米 田 健 一 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       吉 成 博 雄 君    総務部長      木 村 忠 好 君  市民部長      佐々木 忠 臣 君    産業部長      畠 山 義 孝 君  建設部長      髙 杉 恭 二 君    教育部長      青 澤 敏 博 君  会計管理者     阿 部   薫 君    総務部次長     安 保 一 雄 君  総務部付次長待遇  沢 田   正 君    市民部次長     菅 原   勤 君  建設部次長     兎 澤   優 君    教育次長      熊 谷 純 二 君  農業委員会事務局長 田 中 康 明 君    財政課長      佐 藤 康 司 君  監査委員事務局長  今 泉   修 君    選挙管理委員会事務局長                                   畠 山 行 雄 君  総務課長      児 玉   晃 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      髙 橋 安 弘 君    主幹        金 澤   修 君  主査        阿 部 厳 祐 君    主任        田 原 智 明 君     午前10時20分 開議 ○議長(髙杉正美君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議事日程第4号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(髙杉正美君) これより議長報告をいたします。  去る6月15日、全国市議会議長会第87回定期総会において、福島壽榮君、宮野和秀君、阿部博文君、栁舘一郎君と私の5名が市議会議員として10年以上にわたり市政の振興に尽くされた功績により表彰されました。  ただいまから表彰状の伝達を行います。  暫時休憩いたします。     午前10時21分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前10時25分 再開 ○議長(髙杉正美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が、また市長より地方自治法第253条の3第2項の規定により法人の経営状況等説明書がそれぞれ提出されております。 以上で、議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 農業委員会委員の推薦について ○議長(髙杉正美君) 次に、お諮りいたします。  議会が推薦する農業委員会委員の任期が平成23年7月31日をもって任期満了となるため、この際農業委員会委員の推薦についてを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。  お諮りいたします。  委員の推薦については、議長において指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議長において指名いたします。  議会が推薦する農業委員会委員は2人とし、栁舘一郎君と議員以外でありますが、松田誠子さんをそれぞれ指名いたします。  ただいま指名いたしました2人の方々を議会から推薦することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって議会が推薦する農業委員会委員は2人とし、栁舘一郎君、松田誠子さんを推薦することに決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 各常任委員会審査報告 ○議長(髙杉正美君) 次に、日程第1、これより各常任委員会審査報告を行います。  去る6月6日及び17日の本会議において各常任委員会に付託いたしました議案第68号から議案第77号までの議案10件並びに陳情1件について、それぞれ常任委員会審査報告を受けます。  初めに、総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。総務財政常任委員長浅石昌敏君。   (総務財政常任委員長 浅石昌敏君 登壇) ○総務財政常任委員長浅石昌敏君) おはようございます。 私から、去る6月6日の本会議において当総務財政常任委員会に付託されました議案3件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、議案第68号土地の取得についてでありますが、本案は(仮称)学習文化交流施設整備事業用地として秋田県厚生農業協同組合連合会から取得するものであります。  本案の審査にあたり、今回取得する事業用地に隣接している国道側の民有地5筆にかかわる現時点の市の考え方についてただしております。  これに対し、今年度はこのあと民有地の取得に向けた交渉を行うため隣接する民有地の土地補償評価額と建物の移転補償費用を業者に委託して積算をし、取得者との交渉を進めてまいりたい。交渉の結果、所有者からご承諾いただくことができた場合には、年度内の購入に向けて取り組んでまいりたいとの答弁がなされております。  さらに委員からは、現在駐車台数が200台程度ということで計画しているが、現在の建物の敷地面積に対する考え方についてただしております。  これに対し、建物の敷地面積をさらに広くして十分な駐車台数を確保するという考え方も一方ではあるかと思うが、建築にかかわるアドバイスをいただいている大学の教授の意見や他の施設の状況を踏まえた上で、市としては、特に文化ホールでイベントをやる際には周辺の既存の民間駐車場の使用も視野に入れた上で敷地内の駐車場は200台前後を考えているとの答弁がなされております。  また、委員からは(仮称)学習文化交流施設の整備が中心市街地の活性化に寄与するものか、ただしております。  これに対し、鹿角花輪駅前の整備や花輪駅西住宅の整備、駅前からのアクセス道路の整備や中心市街地活性化プランで事業掲載している民間事業などとも連携を図り、活性化に向けて取り組んでまいりたいとの答弁がなされております。  以上の審査により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第70号財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正についてでありますが本案は東日本大震災による災害を受けたことにより操業ができなくなった事業者に対し、普通財産を仮設の工場等または工場用地等として無償で貸し付け、仮操業を支援をするため、条例を改正するものであります。  本案の審査にあたり、被災地企業に対する制度のPRはどうするのかただしております。
     これに対して、通常行うような企業誘致の手法は、被害地の皆様に対するデリケートな部分があって被災地に向けた大々的なPRは難しい面があるので、市長や市職員、市内企業などによる情報提供など状況を適切に判断して支援をしてまいりたいとの答弁がなされております  以上の審査により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第72号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中、条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費1項総務管理費、3項徴税費、5項選挙費、6項統計調査費、7項監査委員費について報告いたします。  今回の補正予算は、定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、鹿角市ふるさと再生商品券発行支援事業や鹿角市ブランドアップ戦略推進事業など、当初予算編成後の状況変化に対応した事業の経費を中心に編成されたものであり、条文第1条、歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ1億8,409万8,000円を増額し、一般会計の総額を歳入歳出それぞれ175億5,538万7,000円とするものであります。  以下、本案の審査に当たり各委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。  歳入についてでありますが、児童虐待防止対策緊急強化事業補助金を6月補正で計上する理由と事業の概要についてただしております。  これに対し、この補助金は県補助金であり、県の事業採択の関係上、今回の補正時期になったものである。  また、事業の概要としては、県が新たに設置する「安心子ども基金」を通じて市が行う児童の安全確認のための体制強化、児童虐待防止対策強化のための広報啓発、人材育成、環境改善などの取り組みに対して補助するものであるとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第72号中、当委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  以上で、当総務財政常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) 委員長にお尋ねいたします。  去る16、17日、防災計画について一般質問がございました。その中で市長は、防災計画の見直しは進めていくとしながら、耐震化率については、私の公約でもあるため積極的に進めてまいりました。県内でも上位にランクされている。残された公共物についても、今後積極的に進めてまいると、こう答弁されておりました。また、総務部長は、今回の震災を教訓として、一つは庁舎内に蓄電システムを設置する。それからメール配信システムを構築したい。備蓄の見直しをするなど、3年以内にこれらを進めてまいりたいと、こう答弁されておりました。  そこで伺いますが、まず一つ目は当局の見直し計画は主に地震災害に対しての見直し計画でありますが、総務財政委員会審査過程の中で、この地震対策以外の防災計画の見直しということについてご審議ありましたでしょうか。  もう一件、二つ目。一昨日、東北地方にも梅雨入り宣言がなされまして、これから梅雨前線、台風シーズンを迎えるわけでありますが、これら台風並びに豪雨災害に対する防災計画並びに整備計画について議論がなされたかどうかお尋ねします。なされたとするならば、その内容はどのようなものであったのかお尋ねいたします。(発言者あり) ○総務財政常任委員長浅石昌敏君) ただいまの阿部議員の質問に対してお答えいたします。  先ほど冒頭に述べましたように、今回議案3件について審議したわけですけれども、防災に関しての討議内容というのは今回出ませんでしたので、行っておりません。  また、今後につきまして、その問題が出てきた場合には積極的に審議してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) 防災計画に台風とか、そういった豪雨災害について議論がなかったという答弁でございますが、委員長としてはどのようにお考えですか。この見直し計画に台風被害あるいは豪雨災害に対しての見直しが必要かどうか、委員長はどうお考えですか。(発言者あり) ○総務財政常任委員長浅石昌敏君) ただいまご指摘がありましたように、委員会での報告でありまして、この場での個人の意見は差し控えさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) 私は、ただいま大里議員から委員長の個人の意見は言えないものだと。これは後でお聞きしますが、どの分野でそのような規則がなされておるのか、後で議会運営委員会なんかで詳細に調べて返事していただきたいと思います。  私は、なぜこのようなことを申し上げるかと申し上げますと、私ども今、八幡平中学校整備計画しております。八幡平中学校は2回にわたってそれこそ浸水した経緯がございます。学校の記録にないのかということで、私、委員会でお聞きしましたところ、学校のそれこそ沿革史みたいなものにあるかもしれないということで、昨夜、議会事務局員に届けていただきました。詳細に昭和31年4月23日10時25分、全生徒を避難、帰宅させたと。ここから始まりまして時間、そして全生徒が、その講堂が、80センチ、床上ですね。本校舎が床上45センチ、この復興のために八幡平の婦人会、100人単位で応援に駆けつけたと。青年会も各青年会かわるがわるそれこそ100人単位で床下の泥水の清掃、それらにかかわってきたという、小畑知事も震災のお見舞いと視察のために来たといった経緯が述べられております。  したがいまして、この後産業建設委員長の報告があると思いますので、その際お願い申し上げますけれども、私はこういった記録を、この際もう一度市長並びに副市長、そして全部長がもう一度見直してみて、この防災計画の見直しに、つまり台風ないしは豪雨災害に対する見直しも加えていくものだと思うために質問いたしました。終わります。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、総務財政常任委員長の報告を終わります。     (総務財政常任委員長 浅石昌敏君 降壇) ○議長(髙杉正美君) 次に、教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。教育民生常任委員長倉岡 誠君。     (教育民生常任委員長 倉岡 誠君 登壇) ○教育民生常任委員長(倉岡 誠君) おはようございます。 私から、去る6月6日及び17日の本会議において、当教育民生常任委員会に付託されました議案3件並びに陳情1件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。 まず、議案第72号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中、当常任委員会の所管の予算であります歳出2款2項市民共動費、4項戸籍住民基本台帳費、3款民生費、4款1項保健衛生費、2項清掃費、9款消防費、10款教育費についてでありますが、本案の審査に当たり、委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。  まず、3款1項1目社会福祉総務費国民健康保険事業特別会計繰出金に関し、一般質問において1人当たりの医療費の削減の取り組みとその目標及び成果について質問され、健康の目標数値はあるが、医療費の削減目標はないとの答弁がされているが、健康を増進することにより医療費が削減されることは理解するが、健康づくり推進プロジェクトチームの最終目標は医療費の削減と介護予防の推進であると表記していることにより矛盾点が生じるのではないのかただしております。  これに対し、ふえ続ける医療費の抑制と市長が公約に掲げる運動実施率の向上を目標に掲げており、以前、医療費の削減ありきでという点で指摘を受けたが、避けては通れない部分として記載しているものである。この目標を数値であらわすことは難しいが、国民の1日平均歩数7,000歩を1万歩にしていくことで医療費に換算すると、約4,500万円の削減になると試算されていることからプロジェクトチームの一つの目標として掲げ、これが市民の健康につながっていくものと考えているとの答弁がなされております。  さらに委員からは、鹿角市の現状から計画どおり健康づくりの方向で促進していただきたいとの意見が述べられております。  次に、3款1項3目老人福祉費の地域介護・福祉空間整備等交付金に関連して、以前、国の方針で介護療養型医療施設が大幅に削減される計画がなされたが、現在実施に至っているのか。鹿角市には二つの施設があるが、現在のベット数及び計画ではどこまで削減しようとしているのか。また、削減された場合の受け入れ体制についてただしております。  これに対し、現在、介護療養病床は中央病院が76床、大湯リハビリ温泉病院が42床となっており、介護療養病床の廃止については、閣議で6年間延長することになったようである。廃止になった場合の受け入れについては、介護難民を出さないように今後計画を進めていきたいと思うが、現在のところは6年間延長されるとのことであるため、このまま推移するのではないかと考えているとの答弁がなされております。  次に、10款6項3目体育施設費の修繕料について、国体の際に故障した圧雪車の修繕料であるが、大会が続いて開催されたこともあるため、事前の点検状況についてただしております。  これに対し、指定管理者である東京美装興業株式会社に定期点検を依頼しているが、大会が続いたことにより使用頻度が高くなったことと、大会等営業が終わってからの協議で圧雪車2台の修繕を提言されていたこともあり、年間の定期修繕計画とは別に対応することになったとの答弁がなされております。  委員からは、点検は行っていると思うが、大会の最中に圧雪車が故障したことによりかなりの負担が生じたと思われ、今後においても大会の開催が見込まれるため事前点検は徹底してやっていただきたいとの意見が述べられております。  さらに委員からは、今回リフトの修繕に関しても計上されているが、安全性を考慮し修繕すると思われるが、ある程度想定されていたものなのか、今後さらに想定されるものがあるのか、ただしております。  これに対し、花輪スキー場の備品及び施設を含め使用頻度が非常に高く、経年劣化も進んでいる状況にある。圧雪車については、2台が15年を経過しており、近年では200万円相当の修繕費用がかかっていることから交換等についても検討しているが、高額なこともあり更新まで至っていない状況にあるとの答弁がなされております。  委員からは、大規模な施設でもあり、建物を含め年数も経過しているため更新時期を設定し、計画的に進めていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、議案第72号中、当委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第73号平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、定期人事異動に伴う人件費の調整及び特定健診事業に係る経費の組み替え、並びに出産育児一時金の精算による返還金を計上するものであり、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第74号平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、定期人事異動に伴う人件費の調整及び非常勤一般職員の任用がえによる通勤手当等の変更によるものであり、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、23陳情第4号 地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の採択等を求める陳情についてでありますが、本陳情は国による継続的かつ実効的な財政支援措置の実施、消費者生活相談窓口を設置する際の利用しやすい制度的枠組みの提示及び消費者生活相談員の地位・待遇の向上を可能とすることができる専門職任用制度の創設を求めるもので、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。  以上で、当教育民生常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、教育民生常任委員長の報告を終わります。     (教育民生常任委員長 倉岡 誠君 降壇) ○議長(髙杉正美君) 次に、産業建設常任委員会付託事件の審査結果について委員長の報告を受けます。産業建設常任委員長栁舘一郎君。     (産業建設常任委員長 栁舘一郎君 登壇) ○産業建設常任委員長栁舘一郎君) 私から、去る6月6日の本会議において当産業建設常任委員会に付託されました議案6件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第69号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れの変更についてでありますが、本案は定期人事異動による人件費の補正に伴い一般会計からの繰入金の限度額を変更する必要があるもので、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第71号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は県営戦略作物生産拡大緊急基盤整備事業の実施に伴い分担金を徴収するため条例の一部改正をするもので、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第72号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)中、歳出4款3項水道費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費についてでありますが、本案の審査に当たり委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。  まず、6款農林水産業費1項農業費「農業振興費」の雪害対策について、雪解けによるビニールハウス等の被害に対する補助に対して被害を防ぐための対応についてただしております。  これに対し、都市整備課との連携を図り、農道幹線道路の迅速な除雪対応を行ったことで果樹農家がいち早く樹体に積もった雪を取り除くことができ、雪害被害を最小限に抑えることができたとの答弁がなされております。  次に、同じく1項農業費の水田農業対策費について、カドミ米に係る食品衛生法の基準が変更となったことに伴う土壌汚染対策の内容についてただしております。  これに対し、湛水管理をこれまで以上に徹底していただくよう鹿角地区全農家に周知するとともに、特に汚染米発生が心配される地区については、巡視員を設置しながら発生防止に努めてまいりたいとの答弁がなされております。  次に、同じく1項農業費「農業経営基盤強化促進対策費」について、新規就農対策である農業経営テイクオフ支援事業の対象者についてただしております。  これに対し、この事業は新たに農業に取り組みたい方などの営農支援を行う県の新規事業で、既に県、市の研修を終えられ、現在就農している1名の方が本事業の対象となっているとの答弁がなされております。  次に、7款商工費2項観光費の観光振興費の委託料について、震災の影響によりインバウンド関係が減額されているが、今後の取り組みについてただしております。  これに対し、今年度鹿角地域振興局に鹿角広域観光推進会議が発足し、これまで県、市が別々に行ってきたものを機能合体し、今後推進会議においてインバウンド関係の対策を実施していきたいとの答弁がなされております。  これに対し委員からは、今後インバウンド対策は原発の収束時期をまっての対応となるのかただしております。  これに対し、原発の動きを見ながらインバウンド関係については、積極的に推進会議の方でも進めていきたいとの答弁がなされております。  同じく7款商工費2項観光費の観光振興費について、鹿角観光ファン誘客事業の内容についてただしております。  これに対し、現在登録されている4,000名弱の鹿角観光ファンへの情報発信の強化ということで緊急雇用事業を利用し、登録されている鹿角観光ファンの名簿内容の整理等を実施し、今後の誘客事業に効果的に活用していきたいとの答弁がなされております。  これに対し、委員から会員をふやすことも必要であるが、今まで以上に鹿角に興味を持っていただく観光ファンのリピーターをふやすための対策についてただしております。  これに対し、これまでは情報の提供等にとどまっていたが、市内観光施設で利用できるクーポン券を進呈してファンの方に活用していただき、さらに制度の周知や加入促進を図っていくなど、こういった取り組みを契機に今後もリピーターをふやすための充実した事業の展開を図っていきたいとの答弁がなされております。  次に、8款土木費2項道路橋りょう費の交通安全施設費調査補助員の業務内容について、街灯の台帳整備だけではなく日本全体で節電と言われている中、センサーの故障により街灯が昼前についている箇所の確認調査も可能なのかただしております。  これに対し、調査については補助員が徒歩等により確認をする予定としており、途中で日中点灯しているものが確認できれば対応するとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第72号中当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第75号平成23年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第76号平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第77号平成23年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)の3議案については、定期人事異動による人件費の調整のほか花輪浄水場ポンプ場屋根の修繕料の補正であり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  以上で、当産業建設常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(髙杉正美君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) 先ほど総務財政委員長にもお尋ねしましたが、産業建設常任委員会として所管事項の報告あるいは付託事件の審査の中で、この防災計画の見直しの中に台風に対する備え、あるいは豪雨災害に対する備えといったものの審議がございましたか、委員会の中で。 ○産業建設常任委員長栁舘一郎君) それでは、ご報告申し上げます。  先ほどの阿部議員の質疑を聞いておりまして、確かにそのとおりだなということで我々産業建設常任委員会の休会中の付託事件として農業の振興及び商工業の振興が付託されてございます。そうしますと、当然防災計画と当然タイアップすべきものが多々あるわけですね。しかしながら、今ご指摘受けましたように、そういうことについては議論しておりませんでしたので、今後はその付託事件についても、関連がございますのであわせて委員の皆さんと一緒に審議をしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) 先ほど私は委員長としてというお考えをお聞かせ願いたいと申し上げましたが、個人の見解はすべきでないと大里議員がありました。栁舘一郎さんは、そこに立って発表してるのは個人としてではなく委員長として報告しておるものと私は解釈しています。したがって、委員長としての考え方をお聞かせ願いたいと。 ○産業建設常任委員長栁舘一郎君) 恐れ入りますが、何の考えでしょう。何についての考えでしょうか。 ○18番(阿部佐太郎君) 今の台風災害とか豪雨災害に対する防災計画といったものは、今後これから台風シーズンを迎えてますので、すべきではないかということを、委員長としての見解をお聞きしてるのであります。 ○産業建設常任委員長栁舘一郎君) 当然委員長として当然でございますが、これは議員全体で議論していくべき問題かと思っております。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎君。 ○18番(阿部佐太郎君) それでね、私、この台風被害、それから豪雨災害に対して何かこだわりを持ってるようにお考えなるかもしれません。また、市民の多くは鹿角市は災害がなくて大変いいところだと多くの方がおっしゃいますし、私もそう思うときがあります。  しかし、よくよく考えてみると台風あるいは梅雨前線といったものは進路を変える、あるいは勢力を弱めて太平洋に逃れていってくれる数が多くて、つまり鹿角市に直接上陸する台風、豪雨が少ないがために、その被害が少ないのであろうと言っても私は過言でないと、こう思っております。したがいまして、私なぜ、小学校のときから長嶺の橋が再三にわたって流失しました。そして橋ばがりでなく人も流されてありました。それに対してロープを持って敢然と飛び込んで助けられた、救出された者も、ことも私目の前で見てます。そして先ほど申し上げました八幡平中学校が2回浸水を帯びたと。そして杉江市政下では台風19号というものが到来しまして民家の家屋、土蔵の屋根、こういったものがまるで飛行機を飛ばしたように300メートル先、500メートル先に飛ばされた経緯がございます。また、たった3年前、2009年、長嶺橋のけたすれすれまでそれこそ増水いたしまして部落の役員、消防団、もちろん市役所、広域消防、こういったものがつめよってはらはらして見守っておったわけですが、ついに避難指示をいたしました、地域住民に対してですね。その何十分たったかわかりませんが、越えることなくどおーっと水が引けた現実がございます。それは下流の赤渕周辺の堤防が決壊したがゆえに長嶺橋を越えていくことがなかったわけです。  ご存じのとおり長嶺橋東側には八幡平小学校、八幡平体育館、そしてなかよしセンターがございます。西側には八幡平中学校が位置しております。いずれも地盤も河床よりは低い、長嶺橋越えた場合、必ずそちらに流れていくという現実を踏まえて、私はこれは対策の見直しの一環にぜひ加えて行かなければならない問題だと思っております。  それで学校の方には事なきを得たわけでありますが、翌日各自治会会長が皆見回った中で大小河川がたくさんありますが、つまり林道被害、田んぼに湛水、あるいは土砂の災害、こういったものが市役所に報告され、その復旧をお願いされた経緯がございます。たった3年前です。市長は迅速な方でありますから、これに対して迅速に対応して翌年10月の秋には、ほとんどの要請をクリアして皆に安心を与えたと。経緯がございます。そういった観点から私は、二度あることは三度ある、そして備えあれば憂いなし、昔のことわざがあるとおり、この台風シーズンを迎えて台風被害、豪雨災害については、やはり鹿角市の防災計画の見直しにぜひ加えていくと。そして県なり国交省の河川局にこれは陳情要請していくと。つまり堤防の見直しと増強、市内の河川の見直し、増強といったものをしていかなければ、1週間も梅雨前線が停滞したときどうなるかということを、もう少し真剣に考えるべきことであろうと思います。  したがいまして、私は最後に質問いたします。これは建設部だけではなく教育民生では教育委員会、そして市民部が所管されてます。それから総務財政では予算の関係、歳入の関係で、特に全部が関連しております。でありますから、これは単独、産業部、建設部だけということではなく、鹿角市全体の総意としてこれは取り上げて、そして県なり河川局に要請陳情すべきものだと思っておりますが、ぜひそのように今後委員会を開くのか、あるいは9月まで待つのか知りませんが、そういうことを委員長としてはしっかり胸に納めて進めていただきたいということを申し上げて終わりたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、産業建設常任委員長の報告を終わります。     (産業建設常任委員長 栁舘一郎君 降壇) ○議長(髙杉正美君) 以上で、各常任委員会に付託いたしました事件の審査報告を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────
        日程第2 報告事件の審議 ○議長(髙杉正美君) 日程第2、これより採決いたします。  初めに、議案第68号土地の取得について、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第68号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第68号土地の取得については原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れの変更について、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第69号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第69号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れの変更については原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正についてでありますが、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第70号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第70号財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第71号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第71号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正については原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)について、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第72号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第72号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第74号平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案について、委員長の報告は原案可決であります。  議案第73号及び議案第74号の2議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第73号及び議案第74号の2議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第73号平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第74号平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案については原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号平成23年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第76号平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第77号平成23年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)の3議案について、委員長の報告は原案可決であります。  議案第75号から議案第77号までの3議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第75号から議案第77号までの3議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第75号平成23年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第76号平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第77号平成23年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)の3議案については原案のとおり可決されました。  次に、23陳情第4号地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の採択等を求める陳情について、委員長の報告は採択であります。  本陳情について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、これより採決いたします。  23陳情第4号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、23陳情第4号地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の採択等を求める陳情については原案のとおり採択と決定いたします。  暫時休憩いたします。     午前11時22分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時28分 再開 ○議長(髙杉正美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議案の上程 ○議長(髙杉正美君) ただいま田村富男君ほか8名の方々より発議1件が提出されました。  お諮りいたします。ただいま提出されました発議1件を本日の日程に追加し、直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま提出されました発議1件を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたします。  お諮りいたします。ただいま議題といたしました発議1件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  提案者の説明を求めます。田村富男君。     (19番 田村富男君 登壇) ○19番(田村富男君) 私から発議第5号について、提案理由をご説明申し上げます。 発議第5号「地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の提出について」でありますが、現在消費者庁などを主体に国による地方消費者行政の充実策が検討されておりますが、他方、地域主権改革の議論が進む中で地方消費者行政に対する国の役割と責任が不明確となることが懸念されております。このことから、地域住民が安心して相談できる消費生活相談窓口の実現など地方消費者行政の充実に向け、国による継続的かつ実効的な財政支援措置の実施、地方自治体が消費生活相談窓口を設置する際の利用しやすい制度的枠組みの提示、さらには消費生活相談員の地位、待遇の向上を可能にする専門職任用制度の創設を求め、意見書を提出するものであります。 以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださるようお願いいたしまして提案説明といたします。 ○議長(髙杉正美君) 提案者の説明を終わります。  これより質疑を受けます。発議第5号について、質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (19番 田村富男君 降壇) ○議長(髙杉正美君) これより討論を省略し、採決いたします。  発議第5号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第5号地方消費者行政に対する国の実効的支援を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────      日程追加 議案の上程 ○議長(髙杉正美君) ただいま議案3件が提出されました。  お諮りいたします。ただいま提出されました議案について、これを本日の日程に追加し、直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  お諮りいたします。ただいま提出されました議案3件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  それでは、議案第78号工事請負契約の締結について及び議案第79号工事請負契約の締結についての2件を、一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第78号、工事請負契約の締結について。  下記のとおり工事請負契約を締結するため、地方自治法及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求める。  平成23年6月24日提出 鹿角市長。
     契約の目的でありますが、十和田市民センター体育場改築事業(建築工事)であります。契約の方法は指名競争入札であります。契約金額は2億4,675万円であります。契約の相手方は大館市字水門前75番地の4、株式会社伊藤羽州建設大館本店取締役大館本店長 田畑 敏であります。  資料に基づいて内容をご説明いたします。追加議案資料の1ページをお開き願います。  工事の概要でありますが、上段部分は先ほど申し上げましたので省略させていただきます。  工期の予定でありますが、平成23年6月29日から平成24年3月20日を予定しております。  十和田市民センターの既存体育場は昭和35年に建設され、築50年が経過し老朽化が進行しております。平成21年度に耐震診断を実施し、基準値未満の診断が出されたことから市民センターの北側に全面改築工事を実施するものであります。改築する建物の機能等については、地域と協議を重ね、地元の要望を反映させております。  床面積は1,208.91平方メートルで渡り廊下を設け市民センターと接続するほか、駐車場予定地に隣接する体育場西側に出入り口を設置します。構造は鉄骨造りの2階建て(無落雪仕様)となっております。  主な機能はバスケットボールコートでは1面、バレーボールコートでは1面、バドミントンコートでは4面、テニスコートでは1面が取れるものであります。  なお、屋根にソーラーパネルを設置し、使用電力の一部に太陽光エネルギーを活用するなど環境に配慮した施設としております。  資料の2ページは配置図、3ページは1階平面図、4ページは2階平面図、5ページから6ページについては立面図となっておりますので、参考にしていただきたいと思います。  次に、議案書をお開き願います。  議案第79号、工事請負契約の締結について。  下記のとおり工事請負契約を締結するため、地方自治法及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求める。  平成23年6月24日提出 鹿角市長。  契約の目的でありますが、八幡平中学校改築事業(校舎・屋内運動場建設 建築主体工事)であります。契約の方法は指名競争入札であります。市内A級業者3者とB級業者3者でそれぞれ共同企業体を組織した上で入札を6月13日に執行し、6月15日に仮契約を行っております。  契約金額は8億9,481万円であります。契約の相手方ですが、鹿角市花輪字寺ノ後7番地、小板橋建設・山本日建特定建設工事共同企業体、代表者 株式会社小板橋建設代表取締役社長小板橋広吉であります。  資料に基づいて内容をご説明いたします。追加議案資料の7ページをお開き願います。  工事の概要でありますが、上段部分は先ほど申し上げましたので省略させていただきます。  工期の予定でありますが、平成23年6月29日から平成24年9月30日を予定しております。  八幡平中学校は早い部分では昭和37年に建設され,築48年が経過しております。平成21年度に耐力度調査を実施し、ほとんどの棟で基準値未満の診断を受けており、老朽化が進行していることから全面改築工事を実施するに至っております。  既存校舎との主な違いは、県道から中間階の2階へ直接アクセスする形となっており、この階に昇降口や職員室等を配置することにより動線上、また安全上管理しやすい計画となっております。また、機械室や電気室を万一の水害対策として2階レベルに置いており、有事の際にも通常どおり使用できるよう配慮しております。  床面積は5,387.55平方メートルですが、校舎が3,777.96平方メートルの鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造り3階建て、体育館が1,609.59平方メートルの鉄骨コンクリート造り一部鉄骨造り2階建てとなっております。体育館が鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造りの2階建てとなっております。  校舎・体育館の機能や各階の配置は資料のとおりでありますのが、校舎2階に特別支援教室を2室設け、3階に普通教室を設置いたします。また、2階から1階にかけて階段状の視聴覚室を設け、100人規模の集会や会議など多目的に使用できるようになっております。  8ページは配置図、付近見取り図となっております。9ページから11ページは各階の平面図、12ページから13ページは立面図、14ページは完成イメージ図となっておりますので、参考にしていただきたいと思います。  以上で説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第78号について質疑を受けます。質疑ございませんか。栁舘一郎君。 ○9番(栁舘一郎君) それでは、質問したいと思います。  この十和田市民センター体育場、無事に落札していただきまして非常に喜んでます。反面非常に残念だなとも思ってました。  というのは、お伺いしますと1回目の入札のときは地元3社の共同企業体がそれぞれ3社とも予定価格を上回ったということで落札できなかったと。今度2回目は範囲を広げて市外にも指名してやったところがそれこそ入札辞退ということで決まらなかったということで、もっとさらに範囲を広げてやったら今回のきのうの落札ということであったわけです。それで、何でよかったなというのは、当然予定どおり建築事業が進むから、これはよかったなと。反面ですね、これから補正予算出すように災害復興支援事業ということで3,000万ぐらいの予算組んで市内の業者を活気づけようという予算組んでるわけですね。そうした段階においてこういった大規模な建設事業を、何で地元が落札できなかったのか。隣の業者がだめだとは言ってませんよ。市外の業者が落札できたと。しかも3回目だということで、その差は何だったのかなという感じしてるわけですね。それはやっぱり地元に力がなかったのか、ちょっと残念だなと思ってますが、この辺はどのように見てますか。多分当局も残念だと思ってると思うんですが。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 今の栁舘議員がおっしゃるように入札金額が予定価格を上回ったということで不調に終わってございます。そういう部分においては、予定価格の範囲内で請け負える業者が市内ではなかったということで解してございます。 ○議長(髙杉正美君) 栁舘一郎君。 ○9番(栁舘一郎君) 多分そうですけれども、この業者は新しい業者なんでわかりませんが、前進はわかってるつもりですよ。まずね。さほど、例えばですよ、この後に79号あるんですが、それは地元の業者が無事共同企業体を組んで落札してるわけですね。むしろあの工事よりも工事自体事業規模は大きいし、さらに技術的なものも高いと思うんですよ、どっちかというと。そっちができてこちらができないというのはちょっと残念だなという部分で、技術的な問題ではない、やっぱり単なるその金額では落札できる業者がいなかったという単純な問題ですか、やっぱり。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 落札できなかったことについては、やっぱり資材単価等の関係もあろうかと思いますけれども、値上がりの部分とかそういう部分も業者の方々は取引業者とのやり取りもあったと思いますけれども、そういう部分でできなかったものと解してございます。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 関連してお伺いしたいと思います。やはり私も非常に市内の業者さんが落札をして市内に経済効果あるいは雇用というようなものをもたらすべきでないのかなと思います。いろいろな今事情がありまして市外の業者が落札したということであろうと思いますけれども、やっぱり設計の内容あるいは予定価格、それと市内の業者さんの見積もりが合わなかったということだと思うんですが、これは市でも十分その設計の内容を精査されてると思うんですけれども、やっぱりこういうのは力がある業者さんが落とすというのは、それはそうかもしれませんけれども、その辺市内にあった十分な調査というものも必要であったのではないかなと思うわけであります。市内の業者さん、参加された数ですね、それをちょっとお伺いをしたいと思います。  それから、この設計をされた設計業者さんですね、設計業者さんがどちらの設計業者さんなのか、その2点についてお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 市内の入札参加業者ですけれども、市内のA級業者3社とB級業者3社のJVでございます。3社でございます。 ○議長(髙杉正美君) 建設部次長。 ○建設部次長(兎澤 優君) 設計業者でありますが、コスモス設計です。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) これはやっぱりただ単に見積もりが合わなかったということだけで済まされないのでないかと私は思うんです。やっぱりここの場ではできだけ市内の業者、3回も入札をしてる。再入札、入札、再入札してるようですけれども、やっぱり落札をするためにはどの程度がいいのかなというふうなことも十分配慮しなければいかん、鹿角地域は鹿角地域の経済は経済で成り立ってるわけですから、そうしたことを十分精査しながら担当の方でも設計の内容というものを十分調査をするべきだろうと、そういうふうに思います。  もう一点、この設計が鹿角市のよその設計業者さんのようですが、これが悪いということではございません。しかし、市内の設計業者さんがこれに参加できなかったのかな、どうかなという思いがあるんです。参加できなかったとすればどういった理由が考えられる、考えられるというか、どういう理由があって市内の設計業者さんが参加できなかったのか。もし、その理由等々がいろいろあるかと思いますけれども、やっぱり市内の設計業者さんを、できるだけやっぱり市内ですから力をかりるべきだと私は思うんです。市内の業者さんを、この設計に参加できなかったという理由ですね。理由と、もしそうであればどうしてできなかったのか、そういうふうなことを調査をしながら、指導しながら今後できるような方向でもっていかなければいかんのではないかと、そう私は強く思うんです。その辺のことをお伺いさせていただきます。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 1点目の質問でございますけれども、市内業者が落札できれば一番いいとは思ってございますけれども、できなかったということは先ほどお話ししました。  それで、設計等の閲覧、それについても1ヵ月近く設けてますし、4月の27から5月23日まで閲覧、それから質問書等も提出できるような形の中で受け付けしてございますので、それらが一切なかったということでありました。そういう部分においては、業者についてもそのくらい、1ヵ月ぐらいありましたので、その中で逆に合わないという部分で質問書なりを提出があればよかったのかなという、終わってからですけれども、そういう考え方してますし、そういう書類が一切提出がなかったということでございます。設計に関しては。設計の閲覧に関してはそういう部分でございます。 ○議長(髙杉正美君) 建設部長。 ○建設部長(髙杉恭二君) 私の方からも1点目の設計内容の調査ということで、その内容について若干補足説明させていただきます。  いろんなこの種の設計積算につきましては、その時点での示されているいろんな建設単価、そういったものを、最新の建設単価を積算しながら設計を組んでいくわけでありますが、その中でも特殊工事等につきましては専門業者の見積もり等、最新の見積もり等を取りながら設計をしていくというシステムとなっております。  ただ、ことしにつきましては、やはりご承知のとおり3月に大震災が発生いたしまして、聞くところによりますといろんな建設資材の物流が麻痺して、いまだに細かいものでビニールパイプなんかの細かい口径のものが入ってこないという状況もあるようであります。取引先の業者によってもスムーズな納入がなされている業者とそうでないところがあると伺っております。  ただ、これにつきましては契約した後の契約事項の中に、その賃金やらあるいは物価の変動に基づく単価の値上げ幅について明記した契約条項がつくことになってございます。これは今初めてということではなく、今までもこういう形の中で進めております。この物価の変更につきましては、契約後にいろんな特殊要因によって著しい物価の変動が生じた場合は、一定の率を超えた物価分につきましては、設計の見直しをかけながら変更契約に基づいて、その差額を業者の方に支払いしていくと、そういうシステムもございますので、そこら辺を十分承知しておいていただければ多少の対応も、業者さんが設計した額よりはそういう物価分の値上げ分も後では変更契約があるんだということで、そこら辺も含めて頑張っていただければよかったのかなというふうに考えております。 ○議長(髙杉正美君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 何か後の方に契約変更がありきのような話を今伺いましたが、それはないかもしれません。あるかもしれません。しかし、ここまでお話を伺いますと、やっぱり市内の業者さん、もう一押しが足りなかったのか、力不足だったのかなということが思われるわけですけれども、でもやっぱり多少は単価が違っても市内の業者さんにできるだけ下りるような形でこれから事業を展開していただければいいなと思うんです。やっぱり経済の面とか雇用の面とか、かなり違うと思うんです。ですから、何回もこういうふうな地元の業者、地元の業者さんっていう話を議員のみんなもしていると思うんです。  設計業者さんについても、なぜそれができなかったのかということが、調べるといいますか、調査するというか、聞き取りするとか、そうした内面的なものを含めて必要であろうかと。そして足りないものがあれば指導していくなり技術の向上に指導していくなり、そういうふうな面も必要でないかなと私は思うわけであります。今回大館さんの業者さんのようですけれども、これは契約ですから立派にできるように祈るわけですけれども、今お話ししましたように今後の事業にあっては、どうぞひとつその辺を十分に配慮していただきながら事業の展開を図っていただきたい、そう思って質問を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 答弁はよろしいですね、はい。  ほかにございませんか。田口 裕議員。 ○4番(田口 裕君) 関連でもう少し質問させていただきます。  一つ流れの確認をさせてください。今、最初の入札で市内業者のA社3社、B3社で入札をして不落ということでやったようですが、その次の今回大館が入ったということは、その再指名の場合はエリアを広げた形になったわけですか。その流れを教えてください。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 5月24日の第1回目の入札が不調に終わりましたので、指名がえを行いまして市外の業者にお願いしてございます。4社でやってございます。それについても4社のうち3社から辞退届が提出されましたことで、入札そのものは中止という形にしてございます。それから、再度また指名がえをしまして今の23日の入札を執行したという状況でございます。 ○議長(髙杉正美君) 田口 裕議員。 ○4番(田口 裕君) その流れについては、どのように感じてますか。例えば私方ちょうど議員をやり始めたときにも和光園が同じような流れがあったような気がします。あのときも鹿角市からは4億5,000万という補助を出しながら何度か不落になって仙台の業者に下りてやったような気がします。あのとき感じたのは多額の市のお金を投資をしながら、やはり流れなり入札の結果とはいえ地域外の業者に多額の事業がいくということが非常に残念であったなという気が今でもしてますが、今回こういう形になったことについては、どのように考えてますか。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 予定価格の範囲内で、何回も申し上げてますが、市内に請け負える業者がいなかったという解釈をしてございます。 ○議長(髙杉正美君) 田口 裕議員。 ○4番(田口 裕君) 今私の前にもお二人の方が質問されましたが、2年ほど前から経済状況が悪くて9年度、10年度と、ことしの年明けの補正予算まで含めて緊急支援対策で事業を盛んにやってきてます。国の事業ないしは市のお金を使いながら何とか地域の経済を建て直そうということで状況が悪い中で投資をし、投資っていいますか、いろんな事業を執行部も考えられてきてます。再三この中で地元の業者を何とか育成できないのかと、その閉鎖的な面もあるんですが、とりあえず地元の会社がやれることをやってもらえないかという話を、再三これは委員会含めて議会の中でも出てきた経緯があります。今回結果として設計も含めてこういう市外の業者になってしまったと、市の担当の皆さんも結果としては残念な気持ちがあるけれどもやむを得ないということもあると思いますけれども、今回のこの2億5,000万円なりの発注というのはすべてが、今建築業者さんは抱えの社員なり事業、仕事を、直接の人は少ないですよね。ほとんどが下請けなり、その地域の関連、今回も鹿角の業者も下に入る可能性、入ることになる業者もあると思いますけれども、いずれそういう意味では結果としてやむを得なかったということでいいのかなと。  私がもう一つ聞きたいのは、この後公共事業がいろいろ鹿角市、第6次総合計画の前期5ヵ年の中で過疎法の関係もあってやりたいという事業がメジロ押しです。ただ、今回の文化交流施設については、あのぐらいの大規模になるとなかなか難しい面もあると思いますけれども、いずれこの辺もこのような形で予定価格に達しないから県外、市外の業者入れてもやむを得ないという考えで進める予定ですか。その点についてお聞かせください。 ○議長(髙杉正美君) 総務部次長。 ○総務部次長(安保一雄君) 総合計画と今後の過疎計画を進めるに当たって発注の方法、このような形でやるのかというあたりのご質問だったと思いますけれども、入札そのものの目的と申しますのは、本来であればいかに効率的、公正に、また競争性を発揮していただいて市民の皆さんの税金を、いかに効率的に使うかということが本来の入札の目的であります。  ただ、皆さんが言われますように、これは地域経済にとっても大変大きな事業でございますので、この機会にそういうふうな地域の活性化を図ると、これもまた一つの考え方で、私どもも全く同じような考え方で進めております。  という意味におきまして、指名競争入札に当たりましては、まず市内の業者の方を指名させていただくということで行ったわけでございます。その結果、予定価格の範囲内の方がおらなかったということで、これ以上さらに市内の業者に限って入札を執行するということになりますと経済性、公正性、あるいは市民の税金の使い方という点からバランスに欠ける面も生じるおそれがあると思っております。それで、入札制度を、さまざま市の方でもそういう場合は次にどういう手続をとるかということを要綱に定めておりますが、その要綱にのっとって今回は進めさせていただきました。今後の第6次総合計画あるいは過疎計画におきましても、まず市の業者の方ができる事業につきましては、指名を優先して市内の方にやっていただくと。その後の結果次第では市以外の業者の方へ再指名とかという形になる可能性はあると思っております。  また、大きな事業になりますと市内の業者の方だけではなかなか実績等勘案して厳しい面もあるという場合には市以外の企業の方とJVを組んで参加していただく、そういう手法で、できる限り市内の業者の方が事業に参画できるような手法をとってまいりたいと思っております。基本的には皆さんが言われますように、まず市内の業者を優先してということでは全く同じように考えております。 ○議長(髙杉正美君) 田口 裕議員。 ○4番(田口 裕君) 最後にお願いをして終わります。  今、次長から答弁ありましたけれども、先ほども話をしましたように、この後5ヵ年ぐらいで大規模な投資が120億ぐらいなものが主なものだけでもあります。それが結果として、やはり進め方としては公正な形で入札をして、できるだけ税金のかからないようにということで進めていただいてると思います。  ただ、私の考えとしては、この何億という事業のものについては、今の予定価格の設定がどういう形にされてるかというのは、まだ詳しく伺ってませんけれども、いずれここのところが、2,000万、3,000万、ある程度ちょっと低かったからということでほかの地域に仕事が流れるよりは鹿角でやっぱり仕事をしてもらう、やれるものについては地元の業者でやれるようなことを第一優先で考えてほしいなというのと、あと一点は規模によっては地元の業者だけではできない物件がかなり出てくると思います。その辺については、当然今答弁あったように抱き合わせなり、地域外の業者なり、かみ合わせながらやっていくことになると思いますけれども、ぜひ何とかまず今こういう、今回の一般質問でも話をさせていただきましたが、この後、今回の大震災後、かなり状況は全く変わってくると思ってます。どういうふうになるかなかなか予測がつきません。その中で第一優先は地域の人たちがしっかり生活できるようにするためにはこの建築、百何十億というものを、5ヵ年ぐらいで投資をしていくというものを、地域の中でやはり金を回していきたい。ここ当然改めて言うまでもなく考えて進められると思いますけれども、何とか、今回はまずこういう形になりましたけれども、地元の業者が優先的にかかわれるようにこの後も進めていただくことをお願いして終わります。 ○議長(髙杉正美君) ここで昼食のため午後1時まで休憩いたします。(「あと2件残ってますから、時間延長してやっていただきたいと思います」「異議なし」の声あり)  それでは、休憩をしないで議事進行をいたします。皆さん、よろしいですか。(「はい」の声あり) ○議長(髙杉正美君) 田口 裕君、ただいまの質問に答弁求めますか。(「要らない」の声あり)要らない。はい。  ほかにございませんか。吉村アイ議員。 ○8番(吉村アイ君) 先ほど田口議員の方からも和光園への件が出ました。実は和光園の入札が決まってから説明会があったわけですけれども、そのときに和光園さんは市の方でお金は出すけれども口は出さないのでというふうな当時の部長の答弁もありました。そのときに再三議員の方から、私ではなかったんですけれども、毎回毎回こういうふうに地元業者にっていうことを話ししてるのに、なおかつ今回のこともこういうふうなことになったという意見が出たことを大変印象に残っております。  それから、もう一つ、市民の市役所のOBの方々から2,000万、3,000万ぐらいの補正、お金だったら鹿角市で出してまでも地元業者にやるべきではないかという意見も、私はそのことは話しさせていただきました。  あと、もう一点ですけれども、今回も決まってしまってからどうのということではないんですけれども、決まる前にやはりこの部分、例えば解体部分だけは地元の業者にできるというのがあるのでないかということで、工事を分担してできないかみたいな意見も出させていただいたと思います。そのときは何か決まってしまったのでできないという答弁だったんです。そのときの部長さんは、今回申しわけなかった。次回は頑張ります、次回は頑張りますってみたいな答弁だったというのが私は印象に残っております。  それで今回もこのことに関しては、十和田市民センター体育場も解体しますので、解体だけはやはり地元業者に、例えばこの大館さんがやったとしても、それを大館さんが一回受けてから……(発言者あり)地元だとしても、それが例えば放射能を取ってから分けるということになればいろんな料金の部分で違う、工事費について違うのではないかと思ったんですけれども、そのことをお尋ねいたします。2点です。 ○議長(髙杉正美君) 吉村アイ議員、ただいま78号工事請負契約の締結について、発注を分離せぇという議題ではないと思いますが、答えますか。副市長。 ○副市長(阿部一弘君) まず、前段の田口議員、それから吉村議員からのご質問ありましたけれども、再三のお答えにはなるわけですが、競争入札でございます。公金を使う場合の競争原理の確保というのは、私どもとしては厳に戒めなければならないのが、まず第一前提にあります。そういう中で私どもとしては地元をできるだけ使いたいということで一般競争入札ではなくて指名競争入札という制度を、今も実施しているものでございます。世の流れは一般競争入札という方向があるわけですけれども、市としてはやはり地元優先ということもありまして、そういうできる限りのことはしておるわけです。  今回に関しては、予定価格も提示しており、それから設計書も提示して、そしてそれに問い合わせもできて、それに応ずることもできるという中で、そういうものが全くない中で予定価格に達するものがいなくて不落という結果になったことはまことに遺憾なことだというふうに思ってます。通常こういう場合には入札を辞退ということになるのが通常だと思いますけれども、あえて額を入れて入札されたということについては、今後何らかの措置も考えなければならないのではないかなと思っております。  いずれにしましても、市としましては、それこそ先ほどの適格に適正にということが大前提に ございますので、これ以上やりますと誘導、談合、そういうことのそしりを受けかねない微妙な問題でございます。そういうことで、市としましては規則・規程に従い粛々と手続を進めて今回の提案になったというものでございます。  それから、解体につきましては、地元業者に既に発注済みでございますので、申し添えます。以上です。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  議案第78号について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、これより採決いたします。  議案第78号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第78号工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号について質疑を受けます。質疑ございませんか。浅石昌敏議員。 ○11番(浅石昌敏君) 八幡平中学校改築工事のことで、私、再三、平成19年9月17日に起きました豪雨災害について、同じ場所に同じ高さでやると熊沢川がはんらんした場合、絶対ここ危ないということをいろんな市民からも言われまして、再三私も述べてまいりました。このイメージ図を見ますと、確かに水害があって1階部分が水没しても2階は助かるよという設計になってるので、その辺は考慮されてるかなと思いますけれども、たまたま平成19年の9月17日はあの程度の雨で済んだということで、あれに対しては確かに防災になってますけれども、私これはまだ足りないような気がします。もうちょっと盛り土とかいろんなことをしてあらゆる想定外のことが起きることは余り考えたくないんだけれども、そういったものについての設計の見直しというのは、この場所が場所なんで、この辺はもうこれ以上のものは考えられないということですか。 ○議長(髙杉正美君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) それではお答えしたいと思います。  まず、八幡平中学校の向かい、前の熊沢川のはんらんの経緯については、先ほど阿部佐太郎議員からもお話しありましたが、正式に決壊したのは昭和31年でございます。その後、昭和34年、5年、そのときに対策を講じましてかさ上げを実施しております。その後、また昭和57年、あそこの県道の整備とともにさらにこれを頑丈にしまして、それで現在の八幡平中学校が、校門が階段状になってるというのはそのために、あそこはもともとは校門と全く平らな高さの堤防であったわけです。それが今はあれぐらい高くなって階段状の出入り口になってしまったと。現在はその面では使いにくいというようなことで、当時PTAの方からもできれば高くしてほしくないというような話もあったわけですが、災害と安全とこれをどっちとるのかということで理解をいただいてあれぐらい高くしたわけでございます。想定外と言われればもっと高くするべきことも考えなければならないかと思いますが、二度にわたってそういう対策を講じてきておりますので、私どもとしてはあそこについては対策済みであると。その上でなお学校については万が一のことも考えてレベルを今の道路の部分まで上げて、その2階部分からすぐ入れるよう、それから電気配線等、モーター等も上の方に配置できるようにしておりますので、その辺を十分考慮して進めてきたものだということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  議案第79号について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、これより採決いたします。  議案第79号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第79号工事請負契約の締結については原案のとおり可決されました。  次に、議案第80号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 補正予算書の1ページをお願いいたします。平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。  今回追加でお願いする予算補正は、東日本大震災被災者支援及び東日本大震災復興支援事業として現下の市内経済状況等から早急な対応が必要となっている経費の補正であります。  条文でありますが、歳入歳出予算の補正は歳入歳出それぞれに2,992万8,000円を追加し、総額をそれぞれ175億8,531万5,000円とするものであります。  平成23年6月24日提出。鹿角市長。  7ページをお開き願います。2.歳入であります。  9款1項1目地方交付税は今回の補正予算の財源として普通交付税を2,992万8,000円追加するものであります。  次のページ、9ページをお願いします。3.歳出であります。  3款5項1目災害救助費は市内の旅館、ホテルに避難している被災者の心身のリフレッシュを目的に市内の景勝地や観光施設等をめぐる日帰りツアーを実施するための経費として160人分、80万円をお願いするものであります。  7款2項2目観光振興費は、鹿角地域の魅力やおもてなしを提供することにより修学旅行や校外学習等での再来訪につなげるため、癒しの学び旅ツアー延べ10校分の生徒随行教員212名の追加経費と下見のためのPTA及び教員30人のモニターツアー実施に係る経費の合わせて812万8,000円を、また旅行会社が企画実施する市外からの15名以上の団体旅行で鹿角市内の宿泊施設に1泊し、市内観光施設2ヵ所を利用した場合に送客実績1人当たり7,000円を助成し、団体旅行の取り込みを図る団体誘客促進緊急対策事業に係る経費として3,000人分の2,100万円をお願いするものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(髙杉正美君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 1点だけお伺いさせていただきます。  これ交付税で全額入ってくるという状況であるようですけれども、これはこの事業組むのに、この事業組んだ分で交付税が来るのか、あるいは国でどんどん事業起こしなさいと、それによって交付税がやりますよというものなのか、その辺。事業組んだからこの分をもらえるか、あるいはもっと組めばもっともらえるのか、その辺いかがなものでしょうか。 ○議長(髙杉正美君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) この事業やったから交付税がもらえるものでなくして保留してある地方交付税を財源とするということでございます。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。阿部博文君。 ○10番(阿部博文君) 若干お伺いさせていただきたいと思うんですが、まずこの東日本大震災被災者支援あるいは復興支援事業、私何もこの事業に反対するわけではございませんが、きょうのこの場でこれを上程するという、なぜきょうなのか、これ当日、初日でも上程できたのではないかと、もう少し議論できたのではないかなということが私すごく思ってます。最後の最後の追加議案で何かついでに出してしまったら、あと取ってしまうぞというような感じにとらえかねない、非常に不快に思ってます。やる事業は全然いいと思うんですよ。まずその辺のきょう今日のきょうのこの場に上程になった理由をお聞かせください。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) お答えをいたします。  本市の基幹産業の一つであります観光サービス業に関しましては、大震災直後の予約キャンセル等の全滅、壊滅的な状況から日を追いまして事業者個々の営業努力でありますとか、市、県からの立て続けの事業の支援、こういったものがありまして徐々にではありますが回復の兆しを見せております。  我々産業部といたしましては、この観光サービス業の危機的な状況を打開するために三つのステップを踏んでいこうということで、第1段階は直後の甚大な観光客の落ち込みに対する、例えば北東北3県周辺からの個人のお客様をお招きすること、もしくは癒しの学び旅、修学旅行、校外学習がだめだった方、生徒さんを呼び込もうと、そういったものでやらせてきていただきました。第2弾については、もう少し幅を広げて仕組みを考えていこうと。第3弾が来年度につながる手だてを今年度打っていこうということであります。  今、議員から指摘されましたとおり今回の最終日の提案ということよりも、もう少し早めに予見をして、早い時期に議会にご相談、ご提案するべきだったという点については、私も一部そういった手法もあったのかなとは思っております。  ただ、今回の6月補正を固める時期といたしましては、事務的なスケジュールで大変恐縮なんですが、5月の連休明けには一定の見通しを立てた上で今回6月9日の初日に間に合うような予算編成というスケジュールで非常にタイトでありました。  また、その背景の一部といたしましてJRの方の通常運行、これがいつ再開されるか、時間の間引き運転等がずっと続いておりましたので、これも予見できなかったと。今やっと7月9日から平常ダイヤになるという確実な情報が入ってまいりました。  また、あわせてJR側の方で団体券のチケットの発券が、これもいつになるのかというのが5月の段階では予見がなかなか難しい状況でございました。これも6月になりましてから団体のチケットの発券が正常になりつつあると。  こういったことを受けまして、今回の一般質問でも何らかの夏の避暑地対策でありますとか、そういった手だてが必要なのではないかというご質問を受けた際に、私の方からは秋口に向けて団体客の取り込み等について検討してまいりたいというようなご答弁をさせていただいたと思っております。内々で6月議会の当初で提案した予算編成とあわせまして何かと秋口、特に例年の状況を見てみますと9月がやはり祭りの時期と紅葉の時期のはざまにありまして落ち込んでおりました。今回のことしになってからの予約状況についても、9月については紅葉シーズン合わせまして3割程度、これはマックスで3割程度の予約状況という大変厳しい状況であります。こういったことを受けまして緊急的にやはり団体客の誘客をしなければならないと。9月にターゲットを絞るということになると今予算編成をして議会の方にご提案をして認めていただく、そういうスケジュールになったということで、今回最終日というような提案に至った経緯でございます。以上でございます。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。吉村アイ君。 ○8番(吉村アイ君) 団体誘客促進緊急対策事業の7,000円×30人というところなんですけれども、これはどういうふうな、地域とか、それからどういうふうな団体とか、どういうところをターゲットに絞ってるのですか、それとも絞ってるところがあったらお知らせください。あと全体的なものかどうか。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) お答えをいたします。  このターゲットについては、基本的には全国のエージェントを考えております。市内で35軒程度宿泊、ホテル関係の施設がございますが、それぞれが緊密におつき合いをさせていただいているエージェントがございます。ご可決をいただいた後には直ちに十和田八幡平観光物産協会を通じまして会員の旅館、ホテルさんの今までのつながりのあるエージェント、それから新たにエージェントを掘り起こしをすると、こういったこともありますので、そういった方々を通じてダイレクトにこの商品を、市ではこういった助成制度がありますと、これをプロモーションしていただきたいと思っておりまして、またこのプロモーションに関する費用については、さきの4月の臨時議会でもお認めいただいておりますので、タイアップした形で事業所の方々から頑張っていただきたいと、こう思ってます。  また、行政の方も一緒になってそういった売り込みをさせていただければと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(髙杉正美君) 吉村アイ君。 ○8番(吉村アイ君) あともう一つ、15名以上というこの人数を限定した理由と、今なかなか15名以上の団体さんを募集するのは大変厳しいような現状だと思うんですけれども、この人数を15名以上とした、設定した理由をお知らせください。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) お答えをいたします。  ご承知のとおりJRの方での団体の定員は15名から、今年度、震災後8名というふうにある程度緩和をされております。それで、市内でこういった15名の団体の旅行の商品がどれぐらい入ってきてるかといいますと1泊それから市内の施設、こういったものだと大体2割弱程度の実績がございます。我々としましては、何とかこの団体、15名をそれぞれの旅館さんで先ほど申し上げましたプロモーション活動を通じて誘客をしていただきたいと。こういうことで旅館さんにとっては少々ハードルが高い状況になろうかと思いますが、今回7,000円という非常に大きな支援をさせていただくということは、やはり市民の皆様方の大切なお金を使わせていただきますので、一定のハードルを上げさせていただいたというのが、この15名という数字の根拠でございます。以上です。 ○議長(髙杉正美君) 吉村アイ君。 ○8番(吉村アイ君) もう一つ、すみません、一回で聞かないで。そうすれば、先ほど来年度に向けた、これは秋にということで、これを次の年にも、これをPR効果をというか、考えた予算だという答弁だったんですけれども、私前に、前のときにですね、質問したときに、今関東とか関西とかそういう遠いところにはやはり風評被害がまだまだ残っているので大変難しいと。北東北3県を回すようなことを考えたらどうかという提案をさせていただきました。この場合ですね、例えば1泊以上とかって7,000円を補助するとすれば2泊以上でないとちょっとペイしないかということを考えたり、また近隣の人が来るとすれば1泊だと7,000円の補助というのはちょっと足りないかなと思ったり、いろいろなことを今ちょっと出されたので今考えてることなんですけれども、そのことに関して、東北をターゲットにするか、旅館さんの、今物産協会さんと話し合ってやるということなんですけれども、そこのところはどうでしょうか。 ○議長(髙杉正美君) 産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) お答えをいたします。  私、前の答弁で全国の旅行代理店、エージェントを対象にするというのを基本的な考え方で申し述べましたが、もう一つ視点を変えてみますと、全国に公平にエージェントに呼びかけはしますが、先ほど申し上げましたとおり今まで大事な取引をさせていただいている個々の旅館さんのエージェントさんがございます。これに関しましては、例えば東日本以北、こういったカテゴリーの中には北東北3県、青森県だとか秋田県内、もしくは鹿角市以外のエージェント、旅行代理店もございますので、こういったところとの取引を大事にされていくという旅館さんも出てくるかと思っています。そういう意味では対象を全国と言いましたが、もう少し絞った売り込み方をされるという事業所さんも出てくるというふうに思ってますので、それは私ども提案側としては、よしとしております。以上でございます。 ○議長(髙杉正美君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  議案第80号について、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ないものと認めます。よって、これより採決いたします。  議案第80号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第80号平成23年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。(「議長」の声あり)  はい、阿部佐太郎議員。 ○18番(阿部佐太郎君) もうちょっとだけ、しばらく我慢していただきたいと思います。  先ほど私総務財政常任委員長に質問しましたが、議会は討論の場だとよく言われます。しかしながら、またルールを遵守しなければならないということもよく理解しております。しかし、議長や各委員長のポストにつかれた方々は、できるだけ議員の意見を発言させる、酌み取る気持ちでいかなければならないと、こう思っております。  先ほど大里議員から個人として発言すべきでないというあれがございました。(発言者あり)ちょっと待って。それで、私は最高議員でありますし、記憶力抜群、そして頭がよい。したがって、これまでも尊重してまいりましたし、尊敬してきました。しかし、たびたびこれまで議員の発言をとめるような声がございました。私はこれではいけないと思って、きょうは特に議長にお願いするのですが、先ほどの委員長がその場に立った場合、個人であるのか委員長なのか。それは議会会議規則のどこにあるのか、委員会条例のどこにあるのか、これを事務局を通じて秋田県の地方課あるいは国の町村課などに調査依頼してもらいたい。それが発言が許されないのか、質疑を受けられないのか、これを調査して私に返答していただきたいと思います。以上です。(「議長」の声あり) ○議長(髙杉正美君) 大里恭司議員。 ○15番(大里恭司君) 私が言ったのはね、委員会の委員長報告は委員会で話し合われた内容を報告する場ですね。そこで個人、あなたはどう思いますかというのは委員会で話しされてないわけですよ。(発言者あり)いや、だから委員長として、そこで話の出ない意見を委員長は、私はこう考えますということは、議会ではこれは今までもそういうふうに注意も、何回かありましたよ。そういうときには必ず注意されてね、それは発言できないということでずっとやってきてるわけですから、常識から考えてね、当然のことだと思いますよ。もし個人の意見を、委員長であっても個人ですから、それをどんどんやったらおかしくなるのではないですか。だからそういうことで委員長の個人的発言は慎むべきだと、これは一般的な解釈だと思いますよ。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎議員。 ○18番(阿部佐太郎君) 今、発言許可されたわけですけれども、それは解釈の相違であって、私は個人として答弁してくださいと申し上げませんでした。委員長として、どう思いますかということをお聞きしたのであって、しかもこれから迎えるシーズンに対応するためにお話ししてあったので大事なことだと思って、それをつまり統括する委員長が発言できない、するべきでないということは、地方議会にあってはやっぱしあるべきではない。前例はどうあれ、これからはそういうことは、やっぱし議長として是正していくべきであると。  先ほど、冒頭、初日、それこそクールビズ、上着ということで、議長はやはり上着を着用するのだということになっておりました。しかし、やはりこれからの電力不足を考えた場合、やはり国会でも役所でも超クールビズに至っております。  したがいまして、これまでそうであるならば議会運営委員会で今度はこういう提案があるのでどうしたらいいかということを進めていただきたい。従来こうであったからこうしなきゃならないということだけで進めたんでは何ら進歩がないと思いますので、議長に特にお願いしておきます。終わります。 ○議長(髙杉正美君) 阿部佐太郎議員に言われた委員長の個人的な答弁については、関係部署とよく精査して文書で回答したいと思います。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 閉会中の審査事件の付託 ○議長(髙杉正美君) 次に、お諮りいたします。  各常任委員長、議会運営委員長及び議会基本条例制定特別委員長より会議規則第104条の規定により閉会中審査事件の申し出がありますので、この際、これを本日の日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認め、そのように決定いたします。  お諮りいたします。  閉会中の審査事件について、お手元に配付しております閉会中の審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(髙杉正美君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  以上をもちまして、第4回鹿角市議会定例会の議事はすべて終了いたしました。  本定例会は、去る6月6日より本日までの19日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長初め理事者のご精励に敬意を表しますとともに、議長に寄せられましたご協力に衷心より感謝申し上げます。  本定例会は、東日本大震災後の復旧・復興に向けた審議も多くなされております。「がんばろう!東北 元気です 鹿角」を合い言葉に市全体でこの難局を乗り越えていかなければならないものと考えております。  当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政の運営に当たられるよう切望いたします。  以上、平成23年第4回鹿角市議会定例会を閉会いたします。     午後0時35分 閉会               平成23年 第4回鹿角市議会定例会
                     閉会中審査事件付託表                               (平成23年6月24日提出)  ┌──────┬───────────────────────────────────────┐  │委員会名  │付       託       内       容              │  ├──────┼───────────────────────────────────────┤  │総務財政  │市総合計画の推進について                           │  │常任委員会 │                                       │  ├──────┼───────────────────────────────────────┤  │教育民生  │所管施設の管理運営状況並びに教育行政及び福祉施策の推進について        │  │常任委員会 │                                       │  ├──────┼───────────────────────────────────────┤  │産業建設  │農林業及び観光・商工業の振興について                     │  │常任委員会 │都市施設の整備について                            │  ├──────┼───────────────────────────────────────┤  │議会運営  │地方自治法第109条の2第4項に規定する事項、議会の歳出見積に関する事項、  │  │委員会   │全員協議会に関する事項、その他議会構成及び運営に関する事項          │  ├──────┼───────────────────────────────────────┤  │議会基本条例│議会基本条例制定に向けた調査研究に関わる事項                 │  │制定特別委 │                                       │  │員会    │                                       │  └──────┴───────────────────────────────────────┘         議  長     髙  杉  正  美         署名議員     大  里  恭  司         署名議員     黒  澤  一  夫...