鹿角市議会 2010-06-23
平成22年第4回定例会(第4号 6月23日)
議案第63号
議案第64号
議案第65号
議案第66号
議案第67号
議案第68号
議案第69号
議案第70号
議案第71号
議案第72号
議案第73号
22請願第 1号
22請願第 2号
21陳情第13号
22陳情第 4号
22陳情第 6号
22陳情第 7号
22陳情第 8号
22陳情第 9号
22陳情第10号
3
地域活性化対策特別委員会中間報告
4 日程追加
議案の上程
決議案第2号
議会基本条例制定特別委員会の設置に関する決議について
発議第 9号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める意見書の提出につい
て
発議第10号 EPA・
FTA推進路線の見直しを求める意見書の提出について
発議第11号 「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見
書の提出について
5 日程追加
議案の上程
議案第74号
工事請負契約の締結について(
尾去沢小学校大
規模改造工事(建
築主体)第1期工事)
6 日程追加
閉会中審査事件の付託
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出席議員(20名)
1番 遠 藤 浩 二 君 2番 兎 澤 祐 一 君
3番 栗 山 尚 記 君 4番 田 口 裕 君
5番 和井内 貞 光 君 6番 児 玉 政 明 君
7番 倉 岡 誠 君 8番 吉 村 ア イ 君
9番 栁 舘 一 郎 君 10番 阿 部 博 文 君
11番 浅 石 昌 敏 君 12番 髙 杉 正 美 君
13番 宮 野 和 秀 君 14番 福 島 壽 榮 君
15番 黒 澤 一 夫 君 16番 中 西 日出男 君
17番 阿 部 佐太郎 君 18番 田 村 富 男 君
19番 米 田 健 一 君 20番 大 里 恭 司 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 児 玉 一 君 副市長 阿 部 一 弘 君
教育長 吉 成 博 雄 君 総務部長 木 村 忠 好 君
市民部長 佐々木 忠 臣 君 産業部長 畠 山 義 孝 君
建設部長 岩 根 務 君 教育部長 青 山 武 夫 君
会計管理者 栁 舘 ハツヨ 君 総務部次長 安 保 一 雄 君
国体・
インカレ事務局長 総務部付次長待遇 奈 良 俊 幸 君
髙 杉 恭 二 君
市民部次長 菅 原 勤 君 教育次長 青 澤 敏 博 君
総務課長 児 玉 晃 君
農業委員会事務局長 畠 山 行 雄 君
財政課長 阿 部 薫 君
監査委員事務局長 今 泉 修 君
選挙管理委員会事務局長
熊 谷 純 二 君
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事務局出席職員
事務局長 工 藤 勝 康 君 主幹 金 澤 修 君
主査 成 田 真 紀 君 主任 田 原 智 明 君
午前10時00分 開議
○議長(黒澤一夫君) 直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第4号により進めてまいります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
議長報告
○議長(黒澤一夫君) これより議長報告をいたします。
監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による
例月出納検査書が提出されております。
以上で、議長報告を終わります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第1 各
常任委員会審査報告
○議長(黒澤一夫君) これより、日程第1、各
常任委員会の審査報告を行います。
去る6月7日及び16日の本会議において、各
常任委員会に付託いたしました議案第60号から議案第73号までの議案14件及び請願2件並びに陳情5件について、それぞれの
常任委員会の審査報告を受けます。
なお、継続審査となっておりました陳情2件の審査結果につきましても、あわせて報告願います。
初めに、
総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
総務財政常任委員長宮野和秀君。
(
総務財政常任委員長 宮野和秀君 登壇)
○
総務財政常任委員長(宮野和秀君) おはようございます。
私から、去る6月7日の本会議において、当
総務財政常任委員会に付託されました議案5件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。
まず、議案第60号字の区域の変更についてでありますが、本案は、県が実施する
道路補修工事にかかわる八幡平地域の国有林の一部所管がえに伴う登記のため、字の区域を変更するものであります。
本案の審査に当たり、字の区域を変更する理由についてただしております。
これに対し、変更箇所の位置は、国道341号の旧赤川温泉、旧
澄川温泉入り口の赤川橋から少し先のカーブを曲がったところであるが、
農林水産省所管の国有林財産から、道路用地として国土交通省の所管財産へ所管がえをし、登記手続を行うため、字を鹿角市
八幡平字切留平とするものであるとの答弁がなされております。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号鹿角市
移動通信用鉄塔施設条例の制定についてでありますが、本案は、市民生活の利便性向上と地域情報化の推進に資するため、
移動通信用鉄塔施設を設置することに伴い、その使用等について定めるため、条例を制定するものであります。
本案の審査に当たり、使用料の具体的な金額と完成後の
保守管理主体、さらには、万が一事故が発生した場合の責任の所在についてただしております。
これに対し、使用料は、使用を許可した
電気通信事業者から、最初に使用を許可した年度に限り徴収するもので、鉄塔5基で総額26万円を予定しているが、
施設整備工事費の入札執行により、金額が若干変動する要素があるとの答弁がなされております。
また、保守管理については、
使用許可予定事業者である
株式会社NTTドコモが、所有者である市との契約に基づき、すべて責任を有する予定であり、万が一事故が発生した場合は、同社が費用負担する保険で対応することになっているとの答弁がなされております。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第63号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、育児休業、
介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律が、平成22年6月30日から施行されることに伴い、条例を改正するものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第64号職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、国家公務員の
育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が、平成22年6月30日から施行され、同法により、地方公務員の
育児休業等に関する法律も一部改正されることに伴い、条例を改正するものであります。
本案の審査に当たり、ここ数年の市職員の育児休業の取得状況と、そのうちの男性職員の育児休業の取得状況についてただしております。
これに対し、過去5年間の実績は、平成17年度が8名、18年度が3名、19年度が2名、20年度と21年度は各1名がそれぞれ育児休業を取得しており、そのうち男性職員は、平成17年度に1名が取得しているとの答弁がなされております。
これに対し、委員からは、育児休業の取得は、一般的になかなか取得しにくい状況下にあるが、市内の民間企業に見本を示す観点からも、市職員が率先して積極的に取得することが大事であるとの意見が出されております。
以上の審査により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第66号平成22年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)中、当
常任委員会所管の予算であります条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款1項総務管理費、3項徴税費、5項選挙費、6項統計調査費、7項監査委員費について報告いたします。
今回の補正は、国体・
インカレ推進費の追加や、
定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、当初予算編成後の状況変化に対応した事業の経費の調整を主な内容としており、条文第1条、
歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ2億5,398万3,000円を追加し、一般会計の総額を歳入歳出それぞれ163億6,174万1,000円とするものであります。
以下、本案の審査に当たり、各委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
歳出についてでありますが、2款総務費1項総務管理費の「
国民体育大会冬季スキー協議会補助金」のうち、歓迎・
おもてなし部門に振り向ける金額と、現時点における市の方策についてただしております。
これに対し、
実行委員会に対する補助金のうち、歓迎やPR等にかかわる費用として約1,100万円余りを見込んでおり、
実行委員会の下部組織である実施本部に、今回新たに(仮称)
市民共動部会を設け、歓迎ともてなしに係る事業を専門的に担っていただく予定であること。
また、アルパス前の駐車場にビックテントを設置し、飲食や物販などを一体的に行いたいとの答弁がなされております。
さらに、前回までの大会の反省を踏まえ、今回の国体の目玉として検討しているものは何かただしております。
これに対し、(仮称)
市民共動部会などの実施本部の設置を11月に予定しているが、実施本部の設置前から具体的な内容を検討していただくため、この部会の前身となる関係団体からの参画者を参集して早期に会議を開催していただき、共動事業の具体的な内容や、街部に人を誘導するための具体的な方策などを検討してまいりたいとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第66号中、当
常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
以上で、当
総務財政常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(黒澤一夫君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。よって、
総務財政常任委員長の報告を終わります。
(
総務財政常任委員長 宮野和秀君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) 次に、
教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
教育民生常任委員長田村富男君。
(
教育民生常任委員長 田村富男君 登壇)
○
教育民生常任委員長(田村富男君) 私から、去る6月7日の本会議において、当
教育民生常任委員会に付託されました議案5件及び陳情4件並びに継続審査となっておりました陳情2件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。
まず、議案第65号鹿角市
城山野球場条例の一部改正についてでありますが、本案は、施設の大規模改修及び減免規定について、他の体育施設との整合性を図るため、条例を改正するものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第66号平成22年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)中、当
常任委員会所管の予算であります、歳出2款2項市民共動費、4項
戸籍住民基本台帳費、3款民生費、4款1項保健衛生費、7款1項3目
消費者行政推進費、9款消防費、10款教育費についてでありますが、本案の審査に当たり、委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
まず、2款2項1目共動推進費の
集会施設補修費補助金について、20件の要望があり、今回追加補正されたが、その内訳とすべての要望に対応できるのかただしております。
これに対し、ある程度の予測をもって補正をお願いしたが、予想以上の需要があり、要望のあった20自治会については、現地確認をして状況把握に努め、緊急性の面から優先順位をつけることについて、改修の順番を決める抽選会に先立ち理解を得たところである。
抽選会の結果、20自治会のうち2自治会は、自己資金の関係で自治会の要望どおり23年度での対応としたことから、残る18自治会中、当初予算の範囲内で4自治会に対応し、さらには今回の補正予算の500万円の範囲内で12自治会に対応することとしたが、補正予算で対応できない2自治会について、来年度で対応をお願いすることになったとの答弁がなされております。
さらに、委員からは、抽選により来年度になった2自治会について、9月補正で対応できないのかただしております。
これに対し、市長の各自治会での座談会においても、できるだけ要望にこたえたいと発言していることからも、内部調整を行い、9月補正で対応する方向で現在検討しているとの答弁がなされております。
次に、3款3項1目
生活保護総務費に関連して、先日テレビで釧路市の例が放映されていたが、
生活保護世帯の自立支援については、就職活動と稼動率にとらわれがちであるため、遠回りではあるが、受給者の自尊意識を高める活動から始めなければならないという意見であり、鹿角市の自立支援の状況についてただしております。
これに対し、
生活保護世帯の自立支援については、世帯の健康状態や年齢等を加味した上で内部協議をし、全世帯の中から毎年10世帯程度をピックアップし、
自立支援プログラムにより稼働能力の有無、就職の可能性などをハローワークの担当官と協議しながら、就職活動の状況等を把握するようにしており、すべての方に稼働率や就職活動を求めているわけではないとの答弁がなされております。
次に、4款1項4目
環境保全対策費の新
エネルギービジョン策定業務委託料の内容についてただしております。
これに対し、総務省が所管して進めているみどりの
分権改革推進事業により、
地域主権型社会を目指すことになっており、鹿角市においては、地域にある
クリーンエネルギー資源の潜在的な存在量や利用可能量を調査する事業である。
策定委員会等の設置、庁内検討会の設置など最終的にビジョンとしてまとめるのは市であるが、
エネルギー資源の調査となり、策定段階において専門的な知識やデータ等の引用が必要となることから、
コンサルタント会社に委託することになるとの答弁がなされております。
さらに、委員からは、鹿角市として特に重点的に取り組むことなど、将来雇用の場や設備投資の場につながるような研究、検討をしていく考えはあるのかただしております。
これに対し、市としての考え方もビジョンであるため、利用可能量、地域内にある資源について、導入可能なものか評価をしながら進めてまいりたい。市内には、たくさんの資源があると考えているため、積極的に取り組める
プログラムづくりまでをビジョンとしてとらえているとの答弁がなされております。
次に、10款1項6目通学対策費の車両購入費について、以前にも寄付により、ペイントを施した観光PRのできるバスを購入しているが、今回の購入に当たっては、
スクールバスではあるが、通学以外にも使用可能であると聞いているため、駅伝の東北大会などに遠征する際は、観光PRを兼ねて利用できるようペイントを含めて検討していただきたいとの意見が述べられております。
これに対し、寄付をいただいた方へは、「
スクールバスの更新で」ということでいただいているため、第1には、
スクールバスだと判断できることが大前提だと考えているが、もし子供たちが将来鹿角を離れたときでも、
スクールバスを通して鹿角に対する思い入れが残るようなものを考えていきたいことから、ご意見を参考にさせていただき、今後検討したいとの答弁がなされております。
次に、10款3項3目学校建設費の
地質調査委託料に関連して、以前、
十和田中学校屋内運動場の改築工事において、
工事請負契約の変更があったが、今回は以前のようなことがないような対策はできているのかただしております。
これに対し、二つの川の合流付近であるため、地形的には調査が難しい位置ではあるが、本数を増やし、深さも20メートルにするなど、設計に後戻りのないような調査と鑑定をしたいとの答弁がなされております。
さらに、委員からは、
八幡平中学校の改築に関しては、耐震調査も終わり、老朽化も著しいことから、今回の地質調査まで至っているが、1学年1学級しか組めない状況から、地区やPTAから話題になっていないが、ちまたでは小中一貫校などの話題が出ており、ここまでに至る経緯
についてただしております。
これに対し、小中一貫校については、法的なものがなく、
授業カリキュラムの問題があるため、現在は特区として認められているところが一部あるが、その前段として、小中併設校で中学校の教師が教科の専門性を生かして小学生に授業をするということは行われており、市内においても、尾去沢、八幡平の小学校、中学校は比較的近距離にあることから、完全ではないが少しずつ取り組みがなされている。
これまでの経緯は、地区の方、PTAから改築についての陳情が出され、優先順位を経た上で現在に至っており、その陳情には、小中一貫等のことについてはなかったため、このまま進めていきたいとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第66号中、当委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第67号平成22年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案の審査に当たり、
システム改修委託料について、非
自発的失業者の
軽減措置対応のための
システム改修であるが、その内容と市内の対象者数についてただしております。
これに対し、今年度からの事業になりますが、21年度中に離職し、国保に加入している方も軽減措置の対象となることから、市としては、21年度中に
社会保険離脱により、国保に加入した約600名に対して、該当しそうな場合は申請していただくよう通知をしており、5月末現在70件ほどの申請が届いている。この制度の対象となる方々の
国民健康保険税を算定するための
システム改修になるとの答弁がなされております。
以上の審査により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第68号平成22年度鹿角市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)及び議案第69号平成21年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案につきましては、
定期人事異動に伴う人件費の調整及び
非常勤一般職員の保険料率の変更によるもので、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。(訂正発言あり P207)
次に、継続審査となっておりました、21陳情第13
号後期高齢者医療制度の廃止を求める陳情についてでありますが、本陳情につきましては、国の動向等流動的な部分があるものの、その趣旨は理解できることから、趣旨採択すべきものと決定いたしております。
次に、同じく継続審査となっておりました、22陳情第4
号最低保障年金制度創設などを求める陳情についてでありますが、本陳情につきましては、趣旨は理解できることから、趣旨採択すべきものと決定いたしております。
次に、本定例会で付託されました22陳情第6号武道場の設置を要望する陳情についてでありますが、現在、稼働率の悪い公共施設の利活用などを検証し、改修により利用可能な状態にすることはできないのかとの意見があり、全会一致で趣旨採択すべきものと決定いたしております。
次に、22陳情第7号武道場の設置を要望する陳情及び22陳情第8号武道場の設置を要望する陳情についても、22陳情第6号と同趣旨であることから、同じく趣旨採択すべきものと決定いたしております。
次に、22陳情第10
号子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める陳情につきましては、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
以上で、当
教育民生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(黒澤一夫君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。よって、
教育民生常任委員長の報告を終わります。
ただいまの委員長の報告で一たん終わったと申しましたが、訂正の申し入れがありますので、これを許可します。
○
教育民生常任委員長(田村富男君) 大変すみません、訂正させていただきます。
議案第69号平成22年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)のところを、平成21年度と言い間違えましたので、訂正をよろしくお願いいたします。以上です。
(
教育民生常任委員長 田村富雄君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) 次に、
産業建設常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
産業建設常任委員長栁舘一郎君。
(
産業建設常任委員長 栁舘一郎君 登壇)
○
産業建設常任委員長(栁舘一郎君) 私から、去る6月7日及び16日の本会議において、当
産業建設常任委員会に付託されました議案6件及び請願2件、陳情1件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第61号鹿角市
農業集落排水事業特別会計への繰入れの変更についてでありますが、本案は、今年度予定している末広地区の
農業集落排水事業の事業採択に向け、一般会計からの繰入金の限度額を変更する必要があるもので、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第66号平成22年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)中、歳出4款3項水道費、5款労働費、6
款農林水産業費、7款1項1目商工総務費、2目商工振興費、2項観光費、8款土木費についてでありますが、本案の審査に当たり委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
まず、6
款農林水産業費1項農業費の
水田農業対策費について、
新規需要米等促進事業費補助金にかかわる増額補正の内容をただしております。
これに対し、転作面積約1,400ヘクタールのうち、転作物として、国の助成対象となるほか、主食用米と同様の作付で農地の保全を保つことができる飼料用米や加工用米に取り組む農家が、当初の見込みよりも大幅にふえたことによる増額の補正であるとの答弁がなされております。
次に、同じく1項農業費の中山間地域活性化対策費について、測量委託料の内容をただしております。
これに対し、今年度から中山間地域等直接支払交付金事業が第3期事業としてスタートになるが、これまで1ヘクタール以上の団地となった水田のみが交付金対象となっていたものが、新たに飛び地を取り込むことができるようになったため、その申請に伴う測量を予定しているとの答弁がなされております。
次に、8款土木費2項道路橋りょう費の除雪対策費について、流雪溝用水利権申請資料作成委託料の内容をただしております。
これに対し、花輪地区において、冬期間、使用している流雪溝が、大堰を水源とし、米代川から取水しているため、水利権が必要になるもので、その取得に係る申請資料の作成に伴う経費であるとの答弁がなされております。
さらに、委員からは、水利権を取得したことにより、その利用料は発生しないのか、ただしております。
これに対し、利用目的が流雪溝であれば、発生しないとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第66号中、当
常任委員会の所管する予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第70号平成22年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第71号平成22年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第72号平成22年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の3議案につきましては、
定期人事異動による人件費の調整のほか、末広地区における
農業集落排水事業の採択に向けた調査計画業務委託料の追加等が主なものであり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第73号平成22年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)でありますが、本案は
定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、国道103号線改良事業に伴う配水管移設工事費の追加等が主なものであり、本案につきましても原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、22請願第1号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める請願についてでありますが、本請願につきましては、「備蓄米を適正価格で買い入れること」と表記されていることについて、政府が決定する価格は適正であると判断するため、「適正価格」の表現は除くべきとの意見が出されましたが、
備蓄米買い入れの要請については、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
次に、22請願第2号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める請願についてでありますが、本請願につきましては、工業分野における貿易を考慮すると、さらなる精査を要するため、継続審査とする意見がある一方、自由貿易を推進し、農産物への関税が撤廃されれば、日本の農業危機を招くことが懸念されるため、そのような事態は避けなければならないとの意見もあり、意見が分かれましたので、採決を行った結果、採択すべきものと決定いたしております。
次に、22陳情第9号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める陳情についてでありますが、本陳情につきましては、不安定な労働環境を整備する意味においても、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
以上で、当
産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(黒澤一夫君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。よって、
産業建設常任委員長の報告を終わります。
(
産業建設常任委員長 栁舘一郎君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) 以上で、各
常任委員会に付託いたしました事件の審査報告を終わります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第2 報告事件の審議
○議長(黒澤一夫君) 日程第2、これより採決いたします。
初めに、議案第60号字の区域の変更について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第60号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第60号字の区域の変更については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第61号鹿角市
農業集落排水事業特別会計への繰入れの変更について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第61号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第61号鹿角市
農業集落排水事業特別会計への繰入れの変更については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第62号鹿角市
移動通信用鉄塔施設条例の制定について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第62号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第62号鹿角市
移動通信用鉄塔施設条例の制定については原案のとおり可決されました。
次に、議案第63号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第63号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第63号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第64号職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第64号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第64号職員の
育児休業等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第65号鹿角市
城山野球場条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第65号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第65号鹿角市
城山野球場条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号平成22年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第66号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第66号平成22年度鹿角市
一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
次に、議案第67号平成22年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第68号平成22年度鹿角市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)並びに議案第69号平成22年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の3議案について、委員長の報告は原案可決であります。
議案第67号から議案第69号までの3議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第67号から議案第69号までの3議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第67号平成22年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第68号平成22年度鹿角市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)並びに議案第69号平成22年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の3議案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第70号平成22年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第71号平成22年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第72号平成22年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第73号平成22年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)の4議案について、委員長の報告は原案可決であります。
議案第70号から議案第73号までの4議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第70号から議案第73号までの4議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第70号平成22年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第71号平成22年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)並びに議案第72号平成22年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第73号平成22年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第1号)の4議案については原案のとおり可決されました。
次に、22請願第1号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める請願について、委員長の報告は採択であります。
本請願について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22請願第1号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22請願第1号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める請願は、採択と決定いたします。
次に、22請願第2号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める請願について、委員長の報告は採択であります。
本請願について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22請願第2号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22請願第2号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める請願は、採択と決定いたします。
次に、継続審査となっておりました21陳情第13
号後期高齢者医療制度の廃止を求める陳情について、委員長の報告は趣旨採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
21陳情第13号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、21陳情第13
号後期高齢者医療制度の廃止を求める陳情は趣旨採択と決定いたします。
次に、22陳情第4
号最低保障年金制度創設などを求める陳情について、委員長の報告は趣旨採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第4号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第4
号最低保障年金制度創設などを求める陳情は趣旨採択と決定いたします。
次に、22陳情第6号武道場の設置を要望する陳情について、委員長の報告は趣旨採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第6号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第6号武道場の設置を要望する陳情は趣旨採択と決定いたします。
次に、22陳情第7号武道場の設置を要望する陳情について、委員長の報告は趣旨採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第7号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第7号武道場の設置を要望する陳情は趣旨採択と決定いたします。
次に、22陳情第8号武道場の設置を要望する陳情について、委員長の報告は趣旨採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第8号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第8号武道場の設置を要望する陳情は趣旨採択と決定いたします。
次に、22陳情第9号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第9号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第9号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める陳情は採択と決定いたします。
次に、22陳情第10
号子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
22陳情第10号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、22陳情第10
号子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める陳情は採択と決定いたします。
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日程第3
地域活性化対策特別委員会中間報告
○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第3、これより地域活性化対策特別委員会の中間報告を受けます。地域活性化対策特別委員長浅石昌敏君。
(地域活性化対策特別委員長 浅石昌敏君 登壇)
○地域活性化対策特別委員長(浅石昌敏君) 私から、地域活性化対策特別委員会の中間報告を申し上げます。
本特別委員会では、平成21年第8回市議会定例会におきまして、中間報告を行っておりますが、その後、4回の委員会と5回の意見交換会の開催、1回の派遣調査を実施し、地域活性化に関わる事項の審査を行っております。
以下、委員会の審査経過について申し上げます。
まず、意見交換会についてですが、特別委員会の審査に当たり、市内の各種経済団体の会員や役職員の皆様が、日ごろお考えになっている事項を聞き取りするとともに、委員から提案のあったアイデアに対する意見のすり合わせを行う目的で実施してまいりました。
今までに、かづの農業協同組合、社団法人十和田八幡平観光物産協会、かづの商工会の建設業・商業・サービス業の各部会、株式会社花の輪、鹿角建設技能組合及び鹿角十和田建設技能組合と行ってきており、会員と役職員延べ104名の皆様と意見交換を重ねてまいりました。
前回の中間報告の前に、鹿角工業振興会及びかづの商工会製造業部会員との間で意見交換会を実施しておりますので、特別委員会といたしましては、市内の農業、観光業、商工業及び建設業の主要な各経済団体との意見交換会を一通り実施しております。
まず、意見交換会の概要とそこで出された主な意見について申し述べます。
まず、農業関係では、JAが進めようとしている農協出資型農業生産法人の設立や市内の直売施設と農産物加工施設の今後のあり方、さらには耕作放棄地対策などについて意見交換をしております。
次に、観光交流関係では、東北新幹線の青森延伸に伴い、本市が観光地として埋没してしまうのではとの危機感を抱く指摘があり、その対策として、観光地としてのグランドデザインの再構築と市内の観光資源の全体的なストーリー性を再構築する必要があるのではないかとの意見や、トータルコーディネートできる専門家を招き、ハード・ソフト両面における観光資源のブラッシュアップの方法と観光客に対する見せ方の指導を願ってはどうか。
さらには、攻めの営業展開の必要性と異業種間の交流、ネットワーク組織の設立を行うべきではないかとの意見や、核となる観光資源の特化とそれに対する重点投資の必要性、全国に通用する「食」をテーマにした素材の発掘と重層的かつ重点的なPRの必要性を指摘する声や、市町村名に「鹿」の字を含む全国の市町村との連携を図るため、協議会の設立や各種イベント等の合同実施と全国に向けた情報発信を仕掛けてはどうかといった意見もありました。
また、芸能人関係のコレクターで有名なやくみつる氏のコレクションを展示する「やくみつる館」を、商店街の空き店舗または「あんとらあ」内に開設してはどうかといった意見などが出されております。
また、観光と情報のあり方に関しては、イベント関係の告知手法をもっと充実してはどうかということで、具体的な例としてツイッターの活用が提案されております。
次に、商工業関係では、本市全域のイントラネットのハード面の環境が整う見通しとなったことを受け、ブロードバンドや高速インターネット回線を最大限活用した総合的なソフト施策の充実へ、そろそろ軸足を移す時期にあるのではとの意見が出されております。
また、市内の食材納入業者の廃業等があることから、受注機会の増加を図るため、新たな施策の必要性も指摘されております。
また、農商工連携では、広く市民の意見を吸い上げながら、いろいろなビジネスモデルを社会実験する仕組みの創設を求める意見が出されております。
次に、建設業関係では、住宅関連産業が地域の雇用や経済に依然として大きなウエートを占めていることから、市が進める民間住宅の耐震診断・耐震改修とあわせ、エコ住宅の新築とエコリフォームの促進に向け、県の住宅リフォーム緊急支援事業に対する市単独のかさ上げ助成制度の創設を図っていただきたいとの意見や、地場産木材の流通増加と市内業者の受注機会をふやす観点から、今後の市発注の建築工事を可能な限り木造にしていただきたいとの意見も出されております。
また、秋田県は、長らく持ち家率が全国1位でありますが、こうした社会ストックをうまく活用した住宅関連の経済対策が、本市では県内他市に比べて手薄に感じるとの意見もあり、省エネ住宅や新エネルギーを活用した住宅関連設備の普及促進、さらには高齢化に対応した住宅のバリアフリー化や消融雪施設の導入支援など、幅広い観点から施策の掘り起こしを図るべきではないかとの意見が出されております。
また、大工さんの冬期間の就労対策として、高齢者世帯などの高所での雪下ろし作業を委託する枠組みを創設してはどうかといった意見も出されております。
次に、委員会の審議経過と主な内容について申し上げます。
特別委員会では、意見交換会で出された意見などを踏まえ、委員からの提案事項の整理と提言に向けた意見のすり合わせを行っております。
まず、農業関係では、農家所得の向上を図るため、鹿角型の「加工所を併設した直売所の開設」に向け、派遣調査を実施しながら審議しております。
また、そばの里プロジェクトについては、商品開発に向け、製麺業者やパッケージ、流通などの関係する事業者を交えた研究会の発足や商品化のあり方などについて審議しております。
次に、観光交流関係につきましては、市民や民間団体の活力を引き上げるためのソフト施策の充実を望む意見が多く出されております。
また、商業振興関係では、例えば自然エネルギーなど特定の分野を選定し、鹿角版の産学官連携による「ものづくりプロジェクト」を実施してはどうかとの意見が出されております。
今後は、鹿角工業振興会の「ものづくりネットワーク・かづの」などと意見交換の場を持ちながら、細部について意見交換してまいりたいと考えております。
次に、新エネルギー対策では、鹿角市が自然エネルギー自給率で全国15番目であるという長所を、あらゆる面でアドバルーン効果として活用していくべきである。
また、将来、雇用に結びつくであろうバイオマスや太陽光、水力などを初めとした新エネルギーの活用と産業の創出に関する戦略的な視点と、実施に向けた重点的な取り組みが弱いのではないかとの観点から、今後、当委員会で派遣調査を実施するとともに、引き続き特別委員会として特定の新エネルギーの分野を掘り下げていくことで、意見集約しております。
以上が、当地域活性化対策特別委員会の中間報告でありますが、引き続き当委員会で活発な議論をするとともに、実効性のある施策について先進地の事例なども考慮しながら、慎重に審査していくものであることを報告いたします。
○議長(黒澤一夫君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(地域活性化対策特別委員長 浅石昌敏君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) ここで暫時休憩いたします。
午前11時09分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時30分 再開
○議長(黒澤一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程追加 議案の上程
○議長(黒澤一夫君) ただいま髙杉正美君ほか7名の方々より、決議1件並びに発議3件が提出されました。
お諮りいたします。
ただいま提出されました決議1件並びに発議3件を本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま提出されました決議1件並びに発議3件を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたします。
初めに、決議案第2号
議会基本条例制定特別委員会の設置に関する決議についてを議題といたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。
提案理由の説明を求めます。髙杉正美君。
(12番 髙杉正美君 登壇)
○12番(髙杉正美君) 私から、決議案第2号について提案理由を説明申し上げます。
本案は、
議会基本条例制定特別委員会の設置についての決議案でありますが、議会基本条例制定に向けた調査・研究にかかわる事項の審査を行うため、委員4名をもって構成する特別委員会を設置するものであります。
審査期間は、本日特別委員会が設置された後、審査終了までとするものであります。
以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださいますようお願いしまして、提案理由といたします。
ただいま委員5名のところを4名と申し上げました。5名が正しいので、訂正申し上げます。
○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(12番 髙杉正美君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) 決議案第2号について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
決議案第2号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、決議案第2号
議会基本条例制定特別委員会設置に関する決議については、原案のとおり可決されました。
ただいま設置されました
議会基本条例制定特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第6条第1項の規定により、大里恭司君、阿部博文君、和井内貞光君、倉岡 誠君、遠藤浩二君、以上5名の方を指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました5名の方々を
議会基本条例制定特別委員会の委員に選任することに決しました。
これより委員会条例第7条第2項の規定により、
議会基本条例制定特別委員会の正副委員長の互選を行うため、暫時休憩いたします。
午前11時35分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時55分 再開
○議長(黒澤一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に開かれました、
議会基本条例制定特別委員会において、委員長に阿部博文君、副委員長に倉岡 誠君が互選されましたので、報告いたします。
──────────────────────〇 ─────────────────────
○議長(黒澤一夫君) 次に、発議第9号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める意見書の提出についてから、発議第11号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の提出についてまでの3件を議題といたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。
提案理由の説明を求めます。髙杉正美君。
(12番 髙杉正美君 登壇)
○12番(髙杉正美君) 私から、発議第9号から発議第11号について提案理由をご説明申し上げます。
まず、発議第9号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める意見書の提出についてでありますが、米価の下落に歯どめをかけ、米戸別所得補償モデル事業の円滑な運営を図り、もって米の再生産と食料自給率を向上させるため、2008年産米を含む30万トン相当の備蓄米の適正な価格による買い入れを求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第10号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める意見書の提出についてでありますが、農産物の関税撤廃が求められる輸入自由化路線は、国内農産物価格の暴落を引き起こし、政府が求める戸別所得補償モデル事業の政策効果と制度そのものを破綻させかねないことから、EPA・
FTA推進路線の見直しを求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第11号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の提出についてでありますが、働くことを通じて人と人とのつながりを取り戻し、コミュニティの再生を目指す活動を推進する、「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな法制化を求め意見書を提出するものであります。
以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださるようお願いいたしまして、提案説明といたします。
○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。発議第9号から発議第11号までの3件について、質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(12番 髙杉正美君 降壇)
○議長(黒澤一夫君) 初めに、発議第9号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める意見書の提出について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
発議第9号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第9号
備蓄米買い入れと米価の回復・安定を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。
次に、発議第10号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める意見書の提出について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
発議第10号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第10号EPA・
FTA推進路線の見直しを求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。
次に、発議第11号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の提出について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、これより採決いたします。
発議第11号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第11号「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。
議員の皆様にお諮りいたします。
昼食の時間ですが、どうしましょう。このままでよろしいですか。(「延長」「続行」の声あり)はい、それでは、お昼の時間でありますが、議事を進めてまいりたいと思います。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程追加 議案の上程
○議長(黒澤一夫君) ただいま議案1件が提出されました。
お諮りいたします。
ただいま提出されました議案について、これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
お諮りいたします。
ただいま提出されました議案1件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
それでは、議案第74号
工事請負契約の締結について(
尾去沢小学校大
規模改造工事(建築主体)第1期工事)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(木村忠好君) 追加提出議案をお開き願いたいと思います。
議案第74号
工事請負契約の締結について。
下記のとおり
工事請負契約を締結するため、地方自治法及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものであります。
平成22年6月23日提出 鹿角市長。
契約の目的でありますが、
尾去沢小学校大
規模改造工事(建築主体)第1期工事であります。
契約の方法は、指名競争入札であります。
契約の金額は、2億464万5,000円であります。
契約の相手方ですが、鹿角市花輪字大川添26番地。株式会社田中建設、代表取締役 田中教雄であります。
資料に基づいて、内容をご説明いたします。
追加提出議案資料の1ページをお開き願いたいと思います。
工事の概要でありますが、上段部分は先ほど申し上げましたので、省略させていただきます。
入札は、6月14日に、市内建築A級業者3社で行っております。工期を平成22年6月26日から平成23年2月28日として仮契約を行っております。
尾去沢小学校は、昭和46年に建設され、築38年が経過しておりますが、平成20年度に耐震の2次診断を実施し、地耐力の確認のための地質調査を平成21年度に実施しております。これらの調査結果を踏まえまして、耐震補強とあわせた大
規模改造工事を実施するものであります。
経年劣化による機械、機具等の更新の必要性や、職員室が児童の昇降口が見えない場所にあり、また、トイレが廊下の真ん中にあることなど、安全管理面と衛生面を考慮した改造となっております。
今回、施工する第1期工事部分の床面積は2,662.59平方メートルであります。
校舎の屋根は改質アスファルト防水で、校舎等全体を実施します。外壁は、補修を施した後、アクリル系リシンを吹きつけます。建具は、既存のサッシ枠を残したカバー工法であります。エレベーターは、障害者対応のものを1基新設いたします。トイレは、現在の位置から場所を変えまして、全面改修します。内部の主な仕上げでありますが、教室の天井は厚さ9.5ミリメートル、化粧石膏ボードを張りかえし、壁はペイント塗装とビニールクロスの張りかえです。床は、厚さ11ミリメートルのフローリングを張りかえます。黒板も新しいものに更新します。渡り廊下の屋根は、厚さ0.6ミリメートルのカラー鉄板の折板ぶき。天井、壁の内装については、校舎と同様となります。床は、厚さ2.5ミリメートルの長尺塩ビシートです。
2ページは、付近見取り図であります。
3ページですが、1階平面図となっております。黄色く色塗りした部分が、今回施工する部分となりまして、色塗りしていない校舎の残り部分と屋内運動場が第2期工事として来年度実施する予定となっております。
建物を継続して使用しながらの工事となるため、2カ年で実施することとしております。
資料の4ページ目は2階、5ページ目は3階の平面図となっております。いずれも黄色く色塗りした部分が、今回施工する部分であります。
以上で説明を終わります。
○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。田口 裕君。
○4番(田口 裕君) きょう、出てきた議案ですので、少し検討議論の時間が少なかったなと思っています。できれば、こういう大きい案件の契約等については、定例の議会が決まっているわけですので、入札の日にちなりを、いろいろ理由があったと思いますが、早めた中で十分議論を尽くす方がよかったのかなと思っていますが、いずれ今後についてはそのような対応をお願いしたいと思います。
まず最初に、今回2億400万円強の契約額になっていますが、昨年、十和田中学校のときも質問をさせていただきましたが、そのときも落札率が非常に高かった記憶があります。まず一つは、昨年1億円以上の事業の中で、落札率というのはどれぐらいになっているのか、ちょっとその点をお知らせ願います。
○議長(黒澤一夫君) 総務部長。
○総務部長(木村忠好君) 今回の件につきましては、落札率は98.9%であります……、議長、申しわけありません。
○議長(黒澤一夫君) 総務部長。
○総務部長(木村忠好君) 1年間の1億円の工事についての落札率については、調べてございませんので、後で確認させていただきたいと思います。
○議長(黒澤一夫君) 田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 確認中でありますので、では、もう1点、次の質問をさせていただきます。今回、改築工事になりますけれども、設計の業者はどういう形で選定されていますか。これは、今回の設計業者というのはどこがやられて、その選定方法というのは、どういう形になられていますか。
○議長(黒澤一夫君) 建設部長。
○建設部長(岩根 務君) 設計業者の選定の方法ということでございますけれども、この
尾去沢小学校の大
規模改造工事の前段といたしまして、耐震補強工事を現在行っております。それで、その耐震補強工事の設計者の選定は、市内業者も交えた入札で決定しております。
それと、今回の大
規模改造工事は、その耐震補強工事と非常に密接な、かかわり合いとかいろいろな関係がございますので、今回の大
規模改造工事に関しましては、引き続き同じ業者さんの随契という形になってございます。(「業者名は」の声あり)失礼しました、市内の中西設計事務所でございます。
○議長(黒澤一夫君) 田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 時間が少しかかっているようですので。
先ほど98.9%という落札率であったようですが、十和田中学校のときも大体99%ぐらいだったのかなと思っています。民間の入札であれば、最低入札価格なりを、下限を決めるなり、いろいろな意味で設計額よりもある程度下がるというのが普通です。99%、非常に微妙な数字かなと思っています。この辺が入札の効果として、やはりもっと出るべきではないのかなという感じはしますけれども、その辺はどのように考えていますか。
○議長(黒澤一夫君) 建設部長。
○建設部長(岩根 務君) 今回の落札率が98%、それから、昨年度の十和田中学校が99%とかという数字になっておりますが、まず一つ確認しておきたいことがございますが、その数字はあくまでも予定価格に対してのその率ということで、設計額に対してではございませんので、その辺はまずご理解いただきたいと思います。
それから、入札に当たりましては、その予定価格を鹿角市ではすべて公表しております。それで、その価格より高い価格では請け負っていただけないですよという形をとっておりますので、その公表しております予定価格より低い額で入った方が落札されるという形をとっておりますので、その辺に関しましては、一番最初に予定価格を設定する際に、ある程度の率で下がっておりますので、そういう経済的効果、それから極端に安い請負額で請け負って粗雑な工事になるとかそういうものを防ぐための手法として行っているものと思っております。以上です。
○議長(黒澤一夫君) 田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 最後の質問にします。先ほどのお願いしたものについては、後で、文書でお願いしておきます。それで結構です。
それで、最後の質問ですが、そうするとこの予定額というのは、設計額と何%ぐらいで今みられているのか、それは公表できるんですか。できないですか。
○議長(黒澤一夫君) 市長。
○市長(児玉 一君) 金額によって入れるのが、3,000万円以上必要になっていますけれども、それは私が決めています。
ただ、この場合には、最低制限価格も設けていますので、中身がたまたま98.幾らというふうな落札額になっていますが、それは業者が入れたものですから、それを云々ということは、私はないと思います。
○議長(黒澤一夫君) よろしいですか。(「最後で、いいですか」の声あり)はい、田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 状況はわかりました。ただ、まず先ほどの設計額があって、予定額というのを出して、それで入札の金額が大体99%前後ということがこれまでの経緯のようですが、ある程度入札をするともう少し下がるのではないのかなと。今話したように、設計額から見るとどのぐらいの予定額で設定しているかはちょっとわかりませんけれども、入札をした場合というのは、やはりもっと下がってくるのが普通ではないのかなという感じがします。その辺もいろいろな理由なりはあると思いますけれども、そういう感じがしましたので、この後についてもあらゆる、何といいますか、当然今も公明に公開でやっているわけですけれども、少し高いなという感じがしていましたので、今質問させていただきました。以上で終わります。
○議長(黒澤一夫君) 市長。
○市長(児玉 一君) 誤解を与えると思いますので私から答弁しますが、最低制限を設けていますので、そのちょっと上のときもあるんですよ。たまたまこういうふうに98.幾らというふうになりましたけれども、その幅がありますから、いつも同じようだという形ではないのでありまして、これはあくまでも落札者の落札価格ということでご理解いただきたいと思います。最低制限とぎりぎりで出る場合も結構ありますので、その辺は決して操作とかなんかは全然関係ありませんので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(黒澤一夫君) では、最後の質問ということで。
○4番(田口 裕君) はい、わかりました。
そういう意味で先ほど、昨年の1年間の1億円以上のものがどのぐらいの落札率だったのかなということでお聞きした中身です。今、市長が言われたとおり、そういう下限価格なり、その物件によっては落札率というのはいろいろ種々あると思いますけれども、その辺については、特別異論はございません。ただ、99%ぐらいの落札率というのは、やはり非常に高かったのではないかなという感じがしまして質問させていただきました。以上で終わります。
○議長(黒澤一夫君) 市長。
○市長(児玉 一君) この結果は、公表していますので、それをごらんになっていただければわかると思いますので。
ただ、1億円以上というのは、急に言われたものですから、資料がないので、それは後でご報告申し上げます。
○議長(黒澤一夫君) 総務部長、そうすれば、今の1億円以上の件については調べましたか。では、答弁してください。
○総務部長(木村忠好君) 1億円の契約については、今現在調べていますので、後で書面で提出させていただきたいと思います。
○議長(黒澤一夫君) ほかにございませんか。和井内貞光君。
○5番(和井内貞光君) ちょっと教えていただきたいと思います。
私どもいろいろ市内のこういう施設を回った際に、この
尾去沢小学校にもお邪魔をさせていただきました。その際にはやはりトイレの位置が真ん中周辺にありまして、においも非常にきつかったなという思いがあります。今回、そのトイレの位置を変更するということですので、非常によかったかなとそういうふうに思ってございます。
したがって、お伺いしたいのは、今このトイレがですね、私、ちょっとこの図面ではわかりにくいというか、理解できないんですが、どのような形で改善をされるのか。
それから、もう1点は、今までこういうふうなことが不都合であったから、このように配慮をしたという点がありましたら、ひとつお知らせをいただきたいと思います。
さらに、今までの教育環境がこのような形で、できればこのように改善されるというところがもしあれば、お知らせをいただきたいと思います。
○議長(黒澤一夫君) 教育部長。
○教育部長(青山武夫君) 私から、今ご質問がありました、どのような形で学校の教育環境が改善されるのかという点についてお答え申し上げたいと思います。
今回の大規模改造につきましては、主に4点を主眼としております。
先ほど総務部長の方からも概要説明の際にお話し申し上げましたが、1点目としては、学校内の安全対策ということで、この資料の3ページの図面をごらんになっていただきたいと思うんですけれども、改造後は玄関側の方に職員室、校長室を配置しておりますけれども、今現在はこの図面でいきますと、トイレとか、あるいは相談室がある部分の方に職員室がありまして、玄関の方、来客者とかが見えないわけでありまして、この部分について改善するということがまず1点であります。
それから、ご質問にありましたトイレの位置について、ちょうど廊下の真ん中に位置しているということで、非常に換気が、ダクト等をつけているわけですけれども、換気がよくないと。もちろんかなり年数が経過しているということもありまして、換気扇等についても改善を図っているけれども、なかなかうまくいかないということで、これはやはり位置を変えるべきだということで、これは今のこの図面のとおりの位置の方に配置がえをするものであります。
それから、3点目としては、暖房設備等の改善であります。非常に断熱効果というか、その辺を考慮しまして、一つはボイラー方式でやっておりましたものをFFストーブで中央制御方式に変更するということと、もう一つは、窓ガラスについても二重サッシということで、より断熱効果、エコ効果を高めるということでしております。
最後、もう1点は、屋上全体について防水工事を行うということであります。
そのほかの内外装については、経年劣化等によってもちろん修繕するわけですけれども、以上申し上げましたその4点が重点として考えて工事するところであります。以上です。
○議長(黒澤一夫君) 和井内貞光君。
○5番(和井内貞光君) 大変ありがとうございます。トイレについては、特に気になっておりましたものですから、これで環境が改善されれば、生徒さんにも非常にいい教育環境になるのかなと思います。
そこで、今お話を伺いましたが、いろいろ環境について改善をされているというお話を伺いました。これから、市内の学校で、こうした状況の学校がまだあるのかどうかですね。いわゆる配慮しなければいけないような学校があるのかどうか。あるとすれば、どのような対策を講じられるのかということをお伺いをさせていただきたいと思います。お願いします。
○議長(黒澤一夫君) 教育部長。
○教育部長(青山武夫君) 市内の学校については、それぞれ耐震診断等を行って、あとは学校環境の設備等については、その都度学校の方ともお話ししながら、年次的に不具合等がある部分については、行っておりまして、ただいまお話のあるとおり、早急に直さなければならないというものについては、今のところは私の方では考えておりません。
ただ、年次的にはやっていかなければならないというのについては、把握はして、対応してまいるという考えでおります。
○議長(黒澤一夫君) 和井内貞光君。
○5番(和井内貞光君) それぞれの学校にもいろいろな耐震後の状況を受けて、改善をしなければいけないという学校もあろうかと思います。今回は、
尾去沢小学校さん、大変いい状況で改修されると思います。どうか教育環境を十分にですね、児童の方に提供できるような配慮をお願いしたいと思います。
それから、もう1点は、今この学校の改修に入るわけですけれども、どうか安全面を十分配慮しまして、生徒さん、あるいは学校関係者、事故のないように十分配慮して工事を進めていただきたいと思いますので、よろしくどうぞお願いを申し上げます。終わります。
○議長(黒澤一夫君) ほかにございませんか。総務部長。
○総務部長(木村忠好君) 先ほど田口議員の質問がありました件についてお答えしたいと思います。平成21年度の1億円を超える工事ということでございましたけれども、建築工事については3件であります。平均で落札率ですが、99.2%。それから、道路工事が1件で95.9%。それから、下水道工事が1件で89.7%であります。以上です。
○議長(黒澤一夫君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。
これより採決いたします。議案第74号について原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第74号
工事請負契約の締結については、原案のとおり可決されました。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程追加 閉会中審査事件の付託
○議長(黒澤一夫君) 次に、お諮りいたします。
各常任委員長、議会運営委員長、地域活性化対策特別委員長及び議会基本条例制定特別委員長より、鹿角市議会会議規則第104条の規定により閉会中審査事件の申し出がありますので、この際、これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認め、そのように決定いたします。
お諮りいたします。
閉会中の審査事件について、お手元に配付いたしております閉会中審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
以上をもちまして、第4回鹿角市議会定例会の議事はすべて終了いたしました。
本定例会は、去る6月7日から本日までの17日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長を初め理事者のご精励に敬意を表しますとともに、議長に寄せられましたご協力に衷心より感謝申し上げます。
当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政の運営に当たられるよう切望いたします。
以上で、平成22年第4回鹿角市議会定例会を閉会いたします。
午後0時29分 閉会
平成22年 第4回鹿角市議会定例会
閉会中審査事件付託表
(平成22年6月23日提出)
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│委員会名 │ 付 託 内 容 │
│ │ │
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│総務財政 │市総合計画の推進について │
│
常任委員会│ │
├─────┼──────────────────────────────────────┤
│教育民生 │所管施設の管理運営状況並びに教育行政及び福祉施策の推進について │
│
常任委員会│ │
├─────┼──────────────────────────────────────┤
│産業建設 │農林業及び観光・商工業の振興について │
│
常任委員会│都市施設の整備について │
├─────┼──────────────────────────────────────┤
│議会運営 │地方自治法第109条の2第4項に規定する事項、議会の歳出見積に関する事項、全員 │
│委員会 │協議会に関する事項、その他議会の組織構成及び運営に関する事項 │
├─────┼──────────────────────────────────────┤
│地域活性化│地域活性化対策に関わる事項 │
│対策特別 │ │
│委員会 │ │
├─────┼──────────────────────────────────────┤
│議会基本条│議会基本条例制定に向けた調査研究に関わる事項 │
│例制定特別│ │
│委員会 │ │
└─────┴──────────────────────────────────────┘
議 長 黒 澤 一 夫
署名議員 遠 藤 浩 二
署名議員 兎 澤 祐 一...