鹿角市議会 2008-12-18
平成20年第6回定例会(第4号12月18日)
3
報告事件の審議
議案第100号
議案第101号
議案第102号
議案第103号
議案第104号
議案第105号
議案第106号
議案第107号
議案第108号
議案第109号
20陳情第11号
20陳情第12号
20陳情第13号
20陳情第14号
20陳情第15号
20陳情第16号
4
日程追加
議案の上程
発議第12号
地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について
発議第13号
労働者派遣法の改善を求める意見書の提出について
発議第14号
介護保険制度の
抜本的改善を求める意見書の提出について
発議第15号 医師・
看護師不足を解消し安全安心な
地域医療の実現を求める意
見書の提出について
発議第16号
特別支援教育支援員の配置に関する意見書の提出について
5
日程追加
閉会中
審査事件の付託
─────────────────────────────────────────────
出席議員(18名)
1番 中 西 日出男 君 2番 倉 岡 誠 君
3番 吉 村 ア イ 君 4番 浅 石 昌 敏 君
5番 海 沼 信 義 君 6番 宮 野 和 秀 君
7番 福 島 壽 榮 君 8番 栁 舘 一 郎 君
9番 阿 部 博 文 君 10番 石 川 徹 君
11番 黒 澤 一 夫 君 12番 髙 杉 正 美 君
13番 田 村 富 男 君 15番 勝 又 幹 雄 君
16番 阿 部 佐太郎 君 18番 米 田 健 一 君
20番 児 玉 政 芳 君 21番 大 里 恭 司 君
─────────────────────────────────────────────
欠席議員(2名)
17番 石 川 幸 美 君 19番 村 木 繁 夫 君
─────────────────────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 児 玉 一 君 副市長 大 野 佑 司 君
教育長 吉 成 博 雄 君
代表監査委員 二ツ森 要 君
総務部長 小田島 秀 夫 君 市民部長 高 田 幸 良 君
産業建設部長 関 道 男 君
教育部長 中 山 一 男 君
会計管理者 佐 藤 隆 夫 君
総務部次長 木 村 忠 好 君
市民部次長 青 山 武 夫 君
産業建設部産業次長 小田嶋 義 幸 君
産業建設部建設次長 似 鳥 忠 夷 君
教育次長 奈 良 實 君
農業委員会事務局長 内 藤 庸 夫 君
総務部付次長待遇 田 中 孝 夫 君
財政課長 安 保 一 雄 君
選挙管理委員会事務局長
熊 谷 純 二 君
─────────────────────────────────────────────
事務局出席職員
事務局長 廣 林 剛 君 班長 佐 藤 洋 輔 君
副主幹 大 里 宏 昭 君 主任 田 原 智 明 君
主事 木 村 幸 樹 君
午前10時00分 開議
○議長(
中西日出男君) 本日の会議を開きます。
──────────────────────〇 ─────────────────────
議長報告
○議長(
中西日出男君) 初めに、
議長報告をいたします。
お手元に配付いたしておりますとおり、
監査委員より
地方自治法第235条の2第3項の規定により
例月出納検査書が提出されております。
以上で、
議長報告を終わります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
○議長(
中西日出男君) 本日の会議は議事日程第4号により進めてまいります。
ここでお諮りいたします。
平成20年12月9日付、請願者・
鹿角苑毛馬内苑友会会長大里亜樹男さんから提出された社会福祉法人花輪ふくし会「鹿角苑」の
調理業務の
外部委託の撤回に関する請願は12月16日付で請願者より取下げ願が提出されております。
この際、本請願の取下げの件を日程に追加し、日程の順序を変更して直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、社会福祉法人花輪ふくし会「鹿角苑」の
調理業務の
外部委託の撤回に関する請願の取り下げを日程に追加し、日程の順序を変更して直ちに議題とすることに決定いたしました。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程追加 請願の取下げの件
○議長(
中西日出男君) それでは、社会福祉法人花輪ふくし会「鹿角苑」の
調理業務の
外部委託の撤回に関する請願の取下げの件を議題といたします。
お諮りいたします。
12月11日開催の本定例会において
教育民生常任委員会に付託いたしました20請願第2号社会福祉法人花輪ふくし会「鹿角苑」の
調理業務の
外部委託の撤回に関する請願は12月16日付で請願者より取下り願が提出されております。
本請願について、取下り願を承認することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議なしと認めます。よって、本請願の取り下げについては承認することに決しました。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第1 各
委員会審査報告
○議長(
中西日出男君) 次に、日程第1、これより各
常任委員会及び
議会運営委員会の
審査報告を行います。
去る12月3日及び11日の本会議において各
常任委員会及び
議会運営委員会に付託いたしました議案第100号から議案第109号までの10件及び陳情6件について、それぞれの委員会の
審査報告を受けます。
なお、
継続審査となっておりました陳情2件の審査結果につきましても、あわせて報告願います。
総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
総務財政常任委員長石川 徹君。
(
総務財政常任委員長 石川 徹君 登壇)
○
総務財政常任委員長(石川 徹君) おはようございます。
私から、去る12月3日の本会議において当
総務財政常任委員会に付託されました議案5件及び
継続審査としておりました陳情2件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。
まず、議案第100
号鹿角広域行政組合規約の一部変更についてでありますが、本案は平成21年4月に本市が県より
鹿角広域交流センターの無償譲渡を受ける予定となっていることに伴い、規約中の
鹿角広域交流センターに係る部分を削除することが必要となり、規約を変更するものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第101
号鹿角市長の選挙における
選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の制定についてでありますが、本案は
公職選挙法の規定に基づき
鹿角市長の選挙におけるビラの作成の公営に関し、必要な事項を定めるため条例を制定するものであります。
本案の審査に当たり、ビラの作成から
配布方法までの内容についてただしております。
これに対し、作成枚数は指定都市以外に該当する本市では1万6,000枚で、1枚当たりの上限が7円30銭と定められており、規格も最大A4判サイズまでに決められている。作成内容の審査はないが、相手を誹謗中傷するようなこと以外は自由となっており、枚数の確認はビラに貼る証紙が必要となるため
選挙管理委員会事務局に確認申請された時点で行うことになる。
配布方法については、告示日から
選挙運動期間の新聞への折り込み、
選挙事務所内での配布、街頭演説時の配布の3方法が認められているが、新聞への
折り込み手数料は候補者の負担になるとの答弁がなされております。
以上の審査により、本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第102号鹿角市の施設の
指定管理者の
指定手続等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は
指定管理者が業務の休廃止に至った場合や
指定期間が満了した場合の手続等を規定するとともに、条文を整理するため条例を改正するものであります。
本案の審査に当たり、第2条中新たに「
教育委員会」がつけ加えられているが、その内容についてただしております。
これに対し、
教育財産は法律で
地方公共団体の長の総括のもとに
教育委員会が管理するものと規定されており、今までも
事務手続等を行ってきているが、今回は明確に
教育委員会が行うことを規定するものである。実際の
指定管理に関する議案の提出や協定を締結する際は金額の大きさにより事務委任されていない部分についてほ、首長の権限となるため市長名で行うことになるとの答弁がなされております。
さらに、委員からは新たに
原状回復義務が規定され、指定を取り消された場合に設備を原状回復しなければならないとされているが、その内容についてただしております。
これに対し、
指定管理者が設備を使いやすく変更した場合を想定しており、管理上の補修的な部分については、該当にならないとの答弁がなされております。
以上の審査により、本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第104号平成20年度鹿角市
一般会計補正予算(第4号)中、当
常任委員会所管の予算であります条文、歳入全款、歳出2款1項
総務管理費、3項徴税費、5項選挙費、6項
統計調査費、7項
監査委員会費について報告いたします。
今回の補正は、小・中学校の
耐震化事業費や
除雪対策事業費を追加したほか、
実績見込みによる事業費の調整を主な内容としており、条文第1条、
歳入歳出予算の補正では、
歳入歳出それぞれ2億9,443万5,000円を追加し、
一般会計の総額を
歳入歳出それぞれ162億2,521万1,000円とするものであります。
以下、本案の審査に当たり、各委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
まず、条文及び歳入についてでありますが、
地方特例交付金、
地方交付金及び
国庫支出金並びに
県支出金に関連して、昨今の世界情勢の変化により行政に対する交付金があるやに聞いているが、今年度決算額として当初予算より増額が見込まれるのかただしております。
これに対し、今回の
予算計上額により約55億8,400万円となるが、平成20年度の交付額は約59億6,200万円と見込まれており、当初予算額を上回る収入になる。交付金、
地方譲与税については国の収入状況によるため、中間状況では当初見込みに比べ100万円単位で少なくなる交付金もあるが、
最終交付を待つことになるため、予算額との比較では、ほぼ同じか、下回る状況であるとの答弁がなされております。
次に、歳出についてでありますが、2款1項
総務管理費の
文書広報費の内容についてただしております。
これに対し、市内に営業所のある3社で入札した結果、
ページ単価契約をしており、今回の補正は今年度発行のページ数が固まったことによる減額であるとの答弁がされております。
次に、3項徴税費に関連して、来年から
納税組合制度を廃止するようであるが、その内容についてただしております。
これに対し、
納税組合制度自体の廃止については、平成18年度の
納税組合長会議から再三説明をしているが、昨今の個人情報の制限等により情報提供ができないことから活動が制限されていることや、市として口座振替の推進を提言しているため
補助金制度を廃止することで説明しているとの答弁がなされております。
同じく3項徴税費に関連して、
収納率向上を目的とした県からの
職員派遣だが、その内容と効果についてただしております。
これに対し、各
地域振興局単位で事業をやっているが、本市は6カ月間の派遣で1カ月当たり約4日派遣していただいており、このほか
北秋田地域振興局管内では北秋田市と上小阿仁村で実施している。県から派遣されている職員は異動のある市職員とは違い、県税関係に長年携わっていることから経験豊富で徴収や差し押さえについて法律的なアドバイスを受けているとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第104号中、当
委員会所管の予算につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第109号平成20年度鹿角市大湯財産区
特別会計補正予算(第2号)でありますが、本案は
北野地区分収造林の除伐5.6ヘクタールにかかわる収入と管理会時の
委員報酬及び温泉法の改正による
可燃性天然ガスの濃度の確認申請が必要となったため財産区の4カ所の源泉にかかわる経費が主なるものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、
継続審査としておりました、20陳情第3
号名古屋高裁の「
空自イラク派兵は違憲」判決を尊重し「自衛隊をイラクから直ちに撤退させる意見書」の採択を求める陳情についてでありますが、本陳情については不採択すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第7
号地方財政の充実・強化を求める
意見書採択に関する陳情についてでありますが、本陳情につきましては願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
以上で、当
総務財政常任委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
中西日出男君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
総務財政常任委員長 石川 徹君 降壇)
○議長(
中西日出男君) 次に、
教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
教育民生常任委員長宮野和秀君。
(
教育民生常任委員長、
宮野和秀君 登壇)
○
教育民生常任委員長(
宮野和秀君) 私から、去る12月3日及び11日の本会議において、当
教育民生常任委員会に付託されました議案5件、陳情4件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第103号鹿角市
国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、本案は過酷な労働環境、
医事紛争等の増加により分娩を取り扱わない
医療機関の増加、
産科医療の地域偏在、産科医を希望する若手医師の減少が課題となっていることから、それらの課題を解決し、安心して
産科医療を受けられる環境整備の一環として条例を改正するものであります。
本案に対し、
産科医療補償制度は平成21年1月1日から開始されるとのことであるが、その制度の詳細な内容についてただしております。
これに対し、現在の出産育児一時金35万円に追加して3万円を超えない額を加算することにより、分娩時に事故があった場合の子供と家族の
経済的負担を速やかに補償するということで、準備一時金、
住宅改造費や福祉機器の購入費として1回600万円、
補償分割金・介護費用として年120万円、20歳までに総額2,400万円を補償するものであるとの答弁がなされております。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第104号平成20年度鹿角市
一般会計補正予算(第4号)中、歳出2款2項
市民共動費、4項
戸籍住民基本台帳費、3
款民生費、4
款衛生費、9
款消防費、10
款教育費についてでありますが、本案の審査に当たり委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
まず、2款2項
市民共動費の
地域交通会議委員報償費に関連して、
市内循環バス事業の評価として、5.3人ということであるが、その数値は
乗車人数なのか
乗車密度なのかただしております。
これに対し、
市内循環バスの評価として出した数値は2カ月間の
平均乗車人数である。当初の目標は8人としていたが、5.3人という結果であった。仮に
乗車密度ということであれば、実際に計算しておらないが、かなり低い数字になることから
平均乗車人数を評価結果としたとの答弁がなされております。
同じく
市民センター指定管理料、また全款にも当てはまることであるが、燃料費の変動での補正とのことであるが、どのくらいの時期で試算したのかただしております。
これに対し、灯油が主であるが、当初予算に比べ大幅に値上がりしたことから、10月時点での単価で予算要求しているものであるが、これからの執行段階では整理して契約に反映し、執行残が生じた場合は
年度内精算をする予定であるとの答弁がなされております。
3
款民生費2項
児童福祉費の
私立保育園保育委託料増額について、入園児が増加したためということであるが、詳しい内容をただしております。
これに対し、
市内私立保育園3施設に各69名、合計207人と見込んでいたものが211人なった。人数の増加もあるが、低年齢児の受け入れが多くなってきたことにより大幅な増額となったとの答弁がなされております。
同じく
社会福祉費の
障害者福祉費の
障害者就労継続支援事業扶助費について、対象が1カ所から2カ所になったとのことであるが、施設名をただしております。
これに対し、平成19年当初からの施設が
NPO法人である「たびだち(出発)」であり、今回新たに10月から
NPO法人鹿角親交会が、この事業に参入したことによる
増額補正であるとの答弁がなされております。
4
款衛生費2項清掃費の
鹿角広域行政組合負担金について、一般的に最近ごみの量が少なくなってきているような情報もあるが、
増額補正する詳細な内容についてただしております。
これに対し、燃料費の高騰、電気料金の改定、職員手当の関係、前年度精算分であるとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第104号中、当
常任委員会の所管の予算につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第105号平成20年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第106号平成20年度鹿角市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でありますが、関連して、
特定健康診査については、
後期高齢者へもペナルティが関係することから現在の
受診率等についてただしております。
これに対し、
国民健康保険の被保険者を対象に6月から8月にかけて実施しており、対象者8,051名に対し2,315名の受診者で、率として28.8%であるが、実施計画に掲げた目標の40%には達していないことから、今後においては、市民への周知徹底を図り、来年度においては、検診期間の延長や休日・夜間検診の実施など受診しやすい
環境づくりに努め、受診率の向上を図っていきたいとの答弁がなされております。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次、議案第107号平成20年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、本案について、起債の
借入限度額を約3,800万円から約1,800万円にしたとのことであるが、次年度からの第4期計画に影響が出るようなことはないのかただしております。
これに対し、年度内の
収支実績見込みにより慎重に事業費の精査を行っていることから、懸念されている影響はないとの答弁がなされております。
また、委員からは、第3期計画全体で約100億円の
予算規模で、今年は36億円程度であるが、今後の第4期計画ではどのように試算しているのかただしております。
これに対し、
介護保険運営協議会においても、いただいたさまざまな意見を参考とし、第4期計画では
給付費ベースで102億円と想定しているとの答弁がなされております。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第13
号介護保険制度の
抜本的改善を国に求める
意見書採択を要請する陳情についてでありますが、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第14号医師・
看護師不足を解消し、安心して
地域医療を進めるために国・県に
意見書提出を求める陳情についてでありますが、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第15
号特別支援教育支援員の配置に関する陳情についてでありますが、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第16号社会福祉法人花輪ふくし会における
調理業務の
外部委託撤回を求める陳情についてでありますが、採決の結果、さらなる精査を要するため
継続審査すべきものと決定いたしております。
以上で、当
教育民生常任委員会の結果報告を終わります。
○議長(
中西日出男君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。倉岡 誠君。
○2番(倉岡 誠君) 2番倉岡です。
今委員長の報告で、20陳情第16号について
継続審査ということでありますけれども、その
継続審査になった経緯、経過。もし、あるとすればご説明いただければと思います。
○
教育民生常任委員長(
宮野和秀君) 20陳情第16号については、休憩中にかなり熱い議論がなされております。
結果については、まず花輪ふくし会のお話もよく聞かなければいけないと。また、この陳情者の意見はきちっと盛り込まれておりますけれども、花輪ふくし会の方の意見も聞いたらどうかということで
継続審査となっております。
○議長(
中西日出男君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
教育民生常任委員長 宮野秀和君 降壇)
○議長(
中西日出男君) 次に、
産業建設常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
産業建設常任委員長福島壽榮君。
(
産業建設常任委員長 福島壽榮君 登壇)
○
産業建設常任委員長(
福島壽榮君) 私から、去る12月3日の本会議において、当
産業建設常任委員会に付託されました議案2件及び陳情1件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
初めに、議案第104号平成20年度鹿角市
一般会計補正予算(第4号)中、歳出、5
款労働費、6
款農林水産業費、7
款商工費、8
款土木費について報告いたします。
今回の
補正予算は、11月21日以降に発生した事業所都合による非自発的離職者を再雇用する事業所に対して、1人につき30万円を交付する鹿角市再就職緊急支援奨励金の創設によるもの、また原油高騰などによる企業収益資金繰りの悪化等を受けて県の緊急支援対策の融資制度である経営安定資金特別枠の借入者に対し、県内では初めて本市が企業負担分の保証料の半分を助成する経営安定資金融資保証料助成事業を創設したことから、それらの所要額の補正等、また除雪計画策定による除雪委託料の追加補正や、目指せ元気な担い手農業夢プラン応援事業補助金の追加補正等が計上されております。
本案の審査に当たり、委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。
ます、6款1項4目の園芸振興費の北限のもも選果機導入事業費補助金について、選果機導入に当たり今年度の販売高、栽培面積等についてただしております。
これに対し、今年度の販売高は6,791万円となっており、栽培面積においては53.1ヘクタールであるとの答弁がなされております。
また、6款2項林業費に関連して、杉の伐採についての状況と、その後の植栽の状況についてただしております。
これに対し、ここ二、三年、伐採届が増加傾向にあり、届け出の際に植栽計画を提出してもらうが、植栽と天然更新の二通りの方法があり、植栽の割合は半分程度となっている。今後は、伐採2年後の現地確認を行うことにしており、確実に造林がなされるよう指導を強化していきたいとの答弁がなされております。
次に、8
款土木費、除雪委託費の補正内容についてただしております。
これに対し、除雪単価が県より10月に送付されることから当初予算では暫定計上となっており、今回の除雪単価の決定による除雪計画の精査により積算し直した差額分の補正をお願いするものであるとの答弁がなされております。
以上の審査により、議案第104号中、当
常任委員会の所管の予算につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第108号平成20年度鹿角地区高田地区土地区画整理事業
特別会計補正予算(第2号)でありますが、本会計は10月1日付で職員1名が県に出向になったことに伴い、課内で配置がえを行ったことによる人件費の調整等でございます。
本案の審査に当たり、委員からは、歳入に項目のある清算金と歳出に計上している清算交付金の内容についてただしております。
これに対し、土地区画整理事業の清算に当たり、1個人所有の複数の土地に徴収と交付があった場合、それらを相殺することができる規定があるが、抵当権が設定されている土地の場合、抵当権者から供託不要の申し出がない限り、供託に付することが義務づけられている。今回、清算する段階において1件だけ供託不要の申し出が受けられず、そのため歳入に計上している清算金は徴収分であり、本人に請求するとともに歳出に計上している清算交付金を法務局に供託するものであるとの説明がなされております。
以上の審査により、本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、20陳情第11号
労働者派遣法の改善のため意見書を提出することを求める陳情についてでありますが、本陳情については、現在の社会情勢が逼迫した状況であり、社会問題ともなっているため願意妥当という意見や、現在、政府においても
労働者派遣法の改正に向けた動きがあるが、まだ政党間の調整段階であることから、本来であればその様子を見守るべきと思うが、この事案につきましては、緊急を要する問題であり採択すべきとの意見もあり、以上のことから、本陳情については願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。
以上で、当
産業建設常任委員会の結果報告を終わります。
○議長(
中西日出男君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
産業建設常任委員長 福島壽榮君 降壇)
○議長(
中西日出男君) 次に、
議会運営委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。議会運営委員長阿部博文君。
(
議会運営委員会委員長 阿部博文君 登壇)
○議会運営委員長(阿部博文君) 私から、去る12月3日の本会議において、当
議会運営委員会に付託されました陳情1件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
20陳情第12号鹿角市議会議員定数削減等に関する陳情についてでありますが、本陳情の審査に当たり委員から出されました主なる意見について、各項目ごとに順に申し上げます。
まず、陳情項目1の議員定数削減に関してでありますが、去る9月1日に議会改革検討委員会を設置し、議会活動の改革について協議を重ね、本定例会初日において議員定数21人を20人に削減する条例改正をしております。定数を削減したことは陳情の趣旨には沿うものとの意見がある一方、本議会へ陳情が提出される以前から協議し、既に定数削減を決定していることから採択に当たらないのではないかという意見も出されております。
次に、陳情項目2の議員報酬に関してでありますが、陳情内容は議員報酬の日当制と第三者機関の設置を提案するものでありますが、報酬額の決定に当たっては、議会とは別に設置されている鹿角市特別職報酬等審議会の審査を経て決定されており、この方針が尊重されているものであります。
議会改革検討委員会での協議においても、議員定数と議員報酬の両面で議論されており、委員からは、定数を多くし報酬を削減する方法もあり、日当制についても情報を持ち得てはいますが、市民からは報酬よりも定数の削減を求める声が多く聞かれたとの意見や、昨今の経済状況も勘案すれば陳情の趣旨も理解できるので、議会改革について、今後も引き続き協議してはどうかとの意見も出されております。
次に、陳情項目3の議員活動の実態の情報公開に関してでありますが、当市議会の活動は、現在、議会だよりの全戸配布のほか各支所でのライブ中継、インターネットによるライブ中継及び録画配信並びに会議録の閲覧など、時間に制約されることなく本会議の審議内容を見ることができる環境にあるのではないかとの意見が出されております。
また、全議員の活動内容の公開を望む内容でありますが、議員個人や会派の活動を議会だよりに掲載することについては、法に抵触する可能性があり、議員個々の活動はそれぞれの地域で、より開かれた議会を目指して議会に寄せられた市民の声は市政に反映できるようにしていきたいとの意見も出されております。
次に、陳情項目4の議員の視察研修に関してでありますが、研修の成果を議会だよりへの掲載だけではなく、報告会等を開催し、市民に見える形で生かすことを望む内容でありますが、議論を高める上で他市町村と比較することは重要であると考え、視察研修は有効であると確信しているが、成果としては市に対する一般質問や
常任委員会での審査を通じ、政策的な改善を求めているのが現状である。以前、報告会を開催したこともあったが、参加者が少なかったこともあり、現在は行っていない。費用対効果も考えるが、市民の声は謙虚に受けとめ検討課題とするとの意見が出されております。
次に、陳情項目5の公用車に関してでありますが、公の用務で一部タクシーを利用する場合もあり、全面的に代替して運用することが地域経済の活性化につながる考えも理解できるが、公人としての安全面や緊急的な対応等を考慮した場合、移動手段や運行経費面だけではとらえ切れない部分もあり、市長、議長の公用車の廃止を提案するこの項目については、当委員会委員のみで議論できるものではないとの意見がありました。
以上が、各項目ごとの意見の内容でありますが、これらを踏まえ、本陳情の扱いについて審議いたしました。
委員からは、願意妥当であるが、一部達成されている部分、現在検討中の部分もあることから趣旨採択とすべきとの意見がある一方、陳情については真摯に受けとめるが、既に議員個々には実施している部分、市当局と協議を要する部分もあり、不採択とすべきとの意見があり、採決の結果、不採択とすべきものと決定いたしております。
以上で、付託事件についての
議会運営委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
中西日出男君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
議会運営委員会委員長 阿部博文君 降壇)
○議長(
中西日出男君) 以上で、各
常任委員会及び
議会運営委員会に付託いたしました事件の
審査報告を終結いたします。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第2
報告事件の審議
○議長(
中西日出男君) 次に、日程第2、これより採決いたします。
初めに、議案第100号広域行政組合規約の一部変更について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第100
号鹿角広域行政組合規約の一部変更については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第101
号鹿角市長の選挙における
選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の制定についてでありますが、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第101
号鹿角市長の選挙における
選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第102号鹿角市の施設の
指定管理者の
指定手続等に関する条例の一部改正についてでありますが、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第102号鹿角市の施設の
指定管理者の
指定手続等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第103号鹿角市
国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第103号鹿角市
国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第104号平成20年度鹿角市
一般会計補正予算(第4号)について、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本議案について、委員長の報告どおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第104号平成20年度鹿角市
一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第105号平成20年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から議案第109号平成20年度鹿角市大湯財産区
特別会計補正予算(第2号)までの議案5件について、委員長の報告は原案可決であります。
議案第105号から議案第109号までの議案5件について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
議案第105号から議案第109号までの議案5件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。議案第105号平成20年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から議案第109号平成20年度鹿角市大湯財産区
特別会計補正予算(第2号)までの議案5件は、原案のとおり可決されました。
次に、
継続審査となっておりました20陳情第3
号名古屋高裁の「
空自イラク派兵は違憲」判決を尊重し、「自衛隊をイラクから直ちに撤退させる意見書」の採択を求める陳情については、委員の報告は不採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。
本陳情を採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中西日出男君) 賛成者がおりませんので、よって20陳情第3
号名古屋高裁の「
空自イラク派兵は違憲」判決を尊重し、「自衛隊をイラクから直ちに撤退させる意見書」の採択を求める陳情については、不採択と決定いたします。
次に、同じく
継続審査となっておりました20陳情第7
号地方財政の充実・強化を求める
意見書採択に関する陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
20陳情第7号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第7
号地方財政の充実・強化を求める
意見書採択に関する陳情は採択と決定いたします。
次に、20陳情第11号
労働者派遣法の改善のため意見書の提出することを求める陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。これより採決いたします。
20陳情第11号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第11号
労働者派遣法の改善のため意見書を提出することを求める陳情は採択と決定いたします。
次に、20陳情第12号鹿角市議会議員定数削減等に関する陳情について、委員長の報告は不採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。
これより採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。
本陳情を採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中西日出男君) 賛成者がおりませんので、よって20陳情第12号鹿角市議会議員定数削減等に関する陳情は不採択と決定いたします。
次に、20陳情第13
号介護保険制度の
抜本的改善を国に求める
意見書採択を要請する陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。
これより採決いたします。
20陳情第13号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第13
号介護保険制度の
抜本的改善を国に求める
意見書採択を要請する陳情は採択と決定いたします。
次に、20陳情第14号医師・
看護師不足を解消し、安心して
地域医療を進めるために国・県に
意見書提出を求める陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。
これより採決いたします。
20陳情第14号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第14号医師・
看護師不足を解消し、安心して
地域医療を進めるために国・県に
意見書提出を求める陳情は採択と決定いたします。
次に、20陳情第15
号特別支援教育支援員の配置に関する陳情について、委員長の報告は採択であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。
これより採決いたします。
20陳情第15号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第15
号特別支援教育支援員の配置に関する陳情は採択と決定いたします。
次に、20陳情第16号社会福祉法人花輪ふくし会における
調理業務の
外部委託撤回を求める陳情について、委員長の報告は
継続審査であります。
本陳情について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認めます。
これより採決いたします。
20陳情第16号について、委員長の報告どおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。20陳情第16号社会福祉法人花輪ふくし会における
調理業務の
外部委託撤回を求める陳情は
継続審査と決定いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午前10時58分 休憩
──────────────────────〇 ─────────────────────
午前11時20分 休憩
○議長(
中西日出男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程追加 議案の上程
○議長(
中西日出男君) ただいま阿部博文君ほか5名の方々より発議5件が提出されました。
お諮りいたします。
ただいま提出されました議案を本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま提出されました発議5件を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題といたしました発議5件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
提案者の説明を求めます。阿部博文君。
(9番 阿部博文君 登壇)
○9番(阿部博文君) 私から、発議第12号から発議第16号までの5件について提案理由をご説明申し上げます。
まず、発議第12
号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出についてでありますが、地域の行政需要の増大により、地方自治体の果たす役割はますます重要となっております。深刻化する地域間格差の是正と公共サービスの充実のためには地方税の強化と財源の確保が重要であり、医療・福祉・環境など地域の公共サービスの水準の確保と地方分権推進に向けて国・地方の税収配分5:5を実現する税源移譲と地方交付税機能の強化により地方財源の充実強化を図ることを求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第13号
労働者派遣法の改善を求める意見書の提出についてでありますが、働いてもなお生活困窮に陥る非正規雇用労働者の深刻な実態から貧困と格差の拡大は社会問題化しております。派遣労働者は年々増加し、禁止業務への派遣や二重派遣などの違法行為、不安定雇用となっている日雇い派遣も拡大している状況にあります。雇用の原則は直接雇用であり、派遣労働は臨時的・一時的なものに限定すべきであることの原則に立ち、
労働者派遣法が労働者を守る法律に改善されることを求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第14
号介護保険制度の
抜本的改善を求める意見書の提出についてでありますが、
介護保険制度の不透明な認定制度や重い利用者負担がサービスの利用を取りやめたり、減らさざるを得ない事態を生んでおります。また、介護報酬の引き下げは福祉介護サービスに携わる労働者の確保を困難なものにしております。国会において成立した「介護従事者の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律」を実効あるものとするため介護労働者の処遇改善を図り、介護の人材を確保することなど、
介護保険制度の
抜本的改善を求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第15号医師・
看護師不足を解消し安全安心な
地域医療の実現を求める意見書の提出についてでありますが、医師・看護師の不足は深刻な状況であり、安心して住める地域を構築することは喫緊の課題となっております。
秋田県では医師確保対策推進チームを立ち上げ、市町村、県医師会など医療関係機関及び患者、住民の連携を図り、医師が不足する
医療機関に医師を派遣するなどの努力がなされておりますが、依然として不足は解消されていないのが実情であります。
医師養成施設の新設設置など医師確保に向けた抜本的な対策を強化するとともに看護職員の処遇を改善し、安全で行き届いた医療・看護を実現するため看護職員確保法を改正することを求め、また国に働きかけることを求め、意見書を提出するものであります。
次に、発議第16
号特別支援教育支援員の配置に関する意見書の提出についてでありますが、学校教育法の一部改正により開始された特別支援教育制度により、障害のある児童・生徒の学校生活支援を目的とした学校生活サポート事業が実施されてまいりましたが、
特別支援教育支援員の配置に必要となる経費は国の交付税措置のもと、現在は各市町村の単独事業により行われております。一人一人の教育的ニーズに応じて適切な支援をする特別支援教育の必要性の高まりを受け、障害の有無にかかわらず地域の子が地域の学校で教育を受けるための教育条件整備と
特別支援教育支援員の配置の継続・拡充を図ることを求め、意見書を提出するものであります。
以上、発議5件をご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださるようお願いいたしまして提案説明といたします。
○議長(
中西日出男君) 提案者の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
(9番 阿部博文君 降壇)
○議長(
中西日出男君) これより討論を省略し、採決いたします。
発議第12号から発議第16号の5件について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。
発議第12
号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出についてから発議第16
号特別支援教育支援員の配置に関する意見書の提出についての5件は原案のとおり決しました。
次に、お諮りいたします。各
常任委員会委員長及び議会運営委員長より会議規則第104条の規定より閉会中の
審査事件の申し出がありますので、この際これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
──────────────────────〇 ─────────────────────
追加日程 閉会中
審査事件の付託
○議長(
中西日出男君) お諮りいたします。
閉会中の
審査事件について、お手元に配付しております閉会中
審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中西日出男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
以上をもちまして、第6回鹿角市議会定例会の議事日程はすべて終了いたしました。
本定例会は、去る12月3日から本日までの16日間にわたりましたが、会期中における議員各位並びに理事者の方々のご精励とご労苦に対し、深く敬意を表し、第6回鹿角市議会定例会を閉会いたします。
午前11時29分 閉会
平成20年 第6回鹿角市議会定例会
閉会中
審査事件付託表
(平成20年12月18日提出)
┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃委員会名 │ 付託内容 ┃
┠─────┼───────────────────────────────────┨
┃総務財政 │ ┃
┃ │市総合計画の推進について ┃
┃
常任委員会│ ┃
┠─────┼───────────────────────────────────┨
┃教育民生 │20陳情第16号 社会福祉法人花輪ふくし会における
調理業務の
外部委託撤回┃
┃ │ を求める陳情 ┃
┃
常任委員会│所管施設の管理運営状況及び教育行政並びに福祉施策の推進について ┃
┠─────┼───────────────────────────────────┨
┃ │農林業及び観光・商工業の振興について ┃
┃産業建設 │ ┃
┃ │都市施設の整備について ┃
┃
常任委員会│ ┃
┃ │災害発生箇所の調査について ┃
┠─────┼───────────────────────────────────┨
┃議会運営 │
地方自治法第109条の2第4項に規定する事項、全員協議会に関する事項、そ ┃
┃委員会 │の他議会の組織構成及び運営に関する事項 ┃
┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
議 長 中 西 日出男
署名議員 勝 又 幹 雄
署名議員 阿 部 佐太郎...