鹿角市議会 > 2004-03-12 >
平成16年第1回定例会(第5号 3月12日)

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  1. 鹿角市議会 2004-03-12
    平成16年第1回定例会(第5号 3月12日)


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    平成16年第1回定例会(第5号 3月12日)    平成16年3月12日(金)午前10時開議  開議 第1 各常任委員会審査報告     質疑 第2 報告事件の審議     討論、採決  閉会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  1 各常任委員会審査報告     総務財政常任委員会     教育民生常任委員会     産業経済常任委員会     建設水道常任委員会  2 報告事件の審議     議案第2号     議案第3号から議案第8号まで     議案第9号から議案第13号まで     議案第14号から議案第20号まで
        議案第21号     議案第22号から議案第29号まで     議案第30号     議案第31号から議案第39号まで     16陳情第1号から16陳情第6号まで     15陳情第21号  3 日程追加     議案の上程      発議第2号 最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の            提出について  4 日程追加     議員派遣の件について  5 日程追加     閉会中審査事件の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(24名)       1番  宮 野 和 秀 君     2番  成 田 尚 平 君       3番  小田切 康 人 君     4番  栁 舘 一 郎 君       5番  髙 杉 正 美 君     6番  田 村 富 男 君       7番  阿 部 博 文 君     8番  阿 部 佐太郎 君       9番  岩 船 正 記 君    10番  黒 澤 一 夫 君      11番  石 川 幸 美 君    12番  阿 部 節 雄 君      13番  中 西 日出男 君    14番  石 川   徹 君      15番  米 田 健 一 君    16番  村 木 繁 夫 君      17番  齋 藤 啓 一 君    18番  豊 田 重 美 君      19番  勝 又 幹 雄 君    20番  佐 藤   一 君      21番  大 里 恭 司 君    22番  児 玉 政 芳 君      23番  奈 良 喜三郎 君    24番  阿 部 邦 宏 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員 事務局長  山 口 勝 一 君    班長  今 泉   修 君 主  査  田 口 善 浩 君    主任  米 田 直 子 君 主  事  本 舘   匠 君 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長           佐 藤 洋 輔 君 助役          三 村 陽 一 君 収入役          大 里 博 志 君 教育長         織 田 育 生 君 総務部長         児 玉   一 君 市民部長        金 澤 文 好 君 産業部長         馬 淵 晴 彦 君 建設部長        米 田 公 正 君 市民部部長待遇      奈 良 勝 哉 君 総務部付部長待遇    児 玉 弘 志 君 教育次長         阿 部 成 憲 君 総務部次長       高 田 幸 良 君 産業部次長        佐 藤 光 正 君 建設部次長       松 岡   昇 君 農業委員会        米 村 一 男 君 財政課長        内 藤 庸 夫 君 事務局長監査委員事務局長 川 又 武 美 君 選挙管理委員会事務局長 佐 藤 隆 夫 君     午前10時00分 開議 ○議長(阿部佐太郎君) おはようございます。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議事日程第5号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(阿部佐太郎君) これより議長報告を行います。  市長より、公社等の経営状況説明書地方自治法第243条の3第2項の規定により提出されております。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 各常任委員会審査報告 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、日程第1、各常任委員会審査報告を行います。  去る2月25日及び3月4日の本会議において各常任委員会に付託いたしました議案第2号から議案第39号までの38件及び陳情6件について、それぞれの常任委員会審査報告を受けます。なお、継続審査となっておりました陳情1件の審査結果につきましてもあわせて報告願います。  まず、総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。総務財政常任委員長阿部節雄君。     (総務財政常任委員長 阿部節雄君 登壇) ○総務財政常任委員長阿部節雄君) 私から、去る2月25日及び3月4日の本会議において、当総務財政常任委員会に付託されました議案7件、陳情3件について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第9号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の公布に伴い、条例を改正するものであります。  本案について、本市では予想される法人があるのかただしております。  このことに対し、地方独立行政法人の例としては大学や地方公営企業が上げられるが、当市の場合、そのような法人の設立は現在のところ考えられないとの答弁を得ております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第10号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の公布に伴い、条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第11号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、期日前投票管理者及び期日前投票立会人の報酬及び費用弁償の額について定めるため、条例を改正するものであります。  本案については、期日前投票の立会人はどのような方法で選任するのか、また期日前投票を行う会場についてどのように考えているのかただしております。  このことに対し、立会人の選定に当たっては、市の広報により公募しており、登録された方の中から委嘱してまいりたいとの説明があり、期日前投票の会場は市役所及び各支所で対応してまいりたいとの答弁を得ております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第12号特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、給料の額を改定するため、条例を改正するものであります。  本案について、報酬審議会ではどのような意見であったのかただしております。  このことに対し、審議会では県内各市の特別職の給与等の状況も参考にしながら審議されたが、今回の改正は妥当ではないかとする意見があったとの答弁を得ております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第13号教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、給料の額を改定するため、また国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の公布に伴い、あわせて条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)中、条文、歳入全款、歳出2款総務費、12款公債費、13款諸支出金について報告をいたします。  今回の補正予算は、冷害対策における国庫補助制度創設に伴う緊急種子確保対策事業費補助金の追加、被害程度確定に伴う秋作業支援対策事業費補助金の追加等、各事業の精算見込みによる減額調整を主な内容として編成されたものであり、条文第1条歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ1億6,637万4,000円を減額し、一般会計の総額を歳入歳出それぞれ168億2,309万2,000円とするものであります。  以下、本予算案の審査に当たり、各委員より出されました質疑、意見、要望等の主な内容について申し上げます。  まず、歳入2款地方譲与税では、今回地方道路譲与税が減額となった理由についてただしております。  このことに対し、地方道路譲与税に関する関係法律の改正があり、県と市町村に対する譲与割合が変更されるとの情報により平成15年度当初予算を見積もったが、本年度の当市への配分割合が予算を見積もった際の配分割合を下回ったことにより、今回の減額になったものとの答弁を受けております。  次に、17款諸収入の市税延滞金の減額補正についてその内容をただしております。  このことに対し、昨年12月末の延滞金の調定額及び収納額は14万6,000円であるが、今後歳入として見込める額が少ないため、今回減額するものとの答弁を受けております。  以上の審査の結果、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算中、条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について報告をいたします。  平成16年度の当初予算は、骨格予算を基本とし、義務的経費については通年で、政策的経費については緊急を要するものや、継続的に実施するもののみとすることを念頭にして編成されたものであり、条文第1条歳入歳出予算では、一般会計の総額を歳入歳出それぞれ162億8,172万円とするものであります。  以下、本予算案の審査に当たり、各委員より出されました質疑、意見、要望等の主な内容について申し上げます。  まず、条文及び歳入についてでありますが、平成16年度予算の歳入では、対前年度比マイナスとなっている予算科目も多いが、市税等の見通しはどうなのか。また、新年度は骨格予算ということであるが、予算総額ではほぼ前年並みとなっていることから、今後補正財源の余裕があるのかただしております。  このことに対し、新年度予算では、地方交付税や市税、また三位一体改革に関連した国、県負担金なとが対前年度比で大きく下回っているが、地方交付税や市税は、当初予算編成ではかたく見積もらざるを得ない状況にあるとの説明があり、加えて新年度予算では、公債費の借りかえや継続事業に要する予算を除くと、極めて縮減された予算内容となっており、骨格予算という考えで編成しているが、国、県の補助事業で採択要望している事業については、まだ内示のめどが立っていないことから、6月や9月の補正に回している状況にあるほか、補正財源については、繰越金が当初予算措置額を上回ることが予想され、また補助事業であれば起債の活用も考えられるとの説明を受けております。  次に、20款市債に関連し、来年度の地方交付税が実質的に12%の減となり、国では激変緩和を図るという趣旨で地域再生債を創設したが、相当条件のいい起債であり、この起債を積極的に活用して地域経済の活性化や雇用の確保を図る考えはないのかただしております。  このことに対し、地域再生債をどのように活用させるか、今後後期計画の見直しにも入ってくることから、これを十分活用するということで協議してまいりたいとの答弁を得ております。  次に、歳出について申し上げます。  歳出2款総務費鹿角広域行政組合負担金について、小坂町との負担割合はどのように算出しているのかただしております。  このことに対し、広域行政組合総務共通費負担割合は均等割2割、人口割8割としており、またし尿やごみ処理については前年度の実績を精査し、均等割、利用割で算出した金額で負担割合を出しているとの答弁を得ております。  次に、徴税費の納税組合補助金に関連し、納税組合の現在の状況についてただしております。  このことに対し、市内の納税組合は、現在272組合となっており、市内世帯の50%が加入している状況であるが、組合長の高齢化などにより、組合の維持運営が困難になっている組合も見受けられ、さらに、平成14年度に奨励金を廃止したことから、平成15年度に入って10組合が解散しており、今後もこのような状況が続くものと思われますので、自主納付組合の口座振替の促進に努めるとともに、あわせて納税組合のあり方をさらに検討する時期にあると考えているとの答弁を得ております。  次に、行政評価市民会議委員報償費に関連し、委員の構成とその内容についてただしております。
     このことについて、委員は、現在会社役員や自営業の方など13名で構成されており、行政評価システムは内部評価と外部評価があるが、行政評価市民会議は外部評価を行うもので、市から提出された資料により意見交換を行っているが、2年の任期であることから、ことしの8月には最終的な報告が提出される状況であるとの説明を受けております。  また、このことに関連し、現在若手職員で構成するワーキンググループにより進められている鹿角市行財政運営基本方針の策定について、斬新なアイデアを出して進めるということについては賛成であるが、組織等については重要なものであり、部長クラスも入ってこれまでの経験や知識を生かすべきでないかただしております。  このことに対し、基本方針の策定はワーキンググループにだけ任せるということではなく、グループによりたたき台がつくられた後は、部課長も入って協議していくという形で進めており、新年度には新たな組織による対応も含めて進めたいと考えているとの答弁を得ております。  以上の審査の結果、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、陳情3件についてご報告いたします。  16陳情第2号地方財政計画地方交付税等の見直しの意見書採択を求める陳情、16陳情第3号地域の不況を深刻化させるマイナス人勧を行わせず、ILO勧告を受け入れた民主的な公務員制度改革の実現を求める意見書採択に関する陳情、16陳情第6号寒冷地手当見直し改悪を行わず、改善を求める陳情、以上の3件については、いずれもさらに精査が必要であることから、継続審査すべきものと決定いたしております。  以上、当総務財政常任委員会に付託されました議案及び陳情の審査の経過と結果をご報告申し上げ、報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (総務財政常任委員長 阿部節雄君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長、村木繁夫君。     (教育民生常任委員長 村木繁夫君 登壇) ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) 私から、去る2月25日の本会議において、当教育民生常任委員会に付託されました議案14件並びに継続審査としておりました陳情1件について、その審査の経過と結果について報告いたします。  まず、議案第22号土地の取得についてでありますが、本案は、(仮称)八幡平子ども未来創造センター建設用地を取得しようとするものであります。〔訂正発言ありP205〕  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第5号指定管理者の指定についてでありますが、本案は、施設の効率的管理・運営に資するため、鹿角市福祉プラザ等指定管理者を指定するものであります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第16号鹿角市敬老祝金支給条例の一部改正について、議案第17号鹿角市百歳長寿祝金等支給条例の一部改正について、及び議案第18号鹿角市尾去沢デイサービスセンター条例の一部改正についての3件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)中、歳出3款民生費、4款衛生費、9款消防費、10款教育費についでありますが、本案の審査に当たり、まず3款1項4目知的障害者施設訓練等支援扶助費について、減額措置とした主な理由をただしております。  これに対し、平成15年4月1日の支援費制度導入による制度改正に伴い、15年度の1年間に限り、障害程度の判定を「みなし規定において実施する」としたことから、改めて15施設77名にかかわる判定を行った結果、障害程度の変更に伴う扶助費の減額を要することとなったものであるとの答弁がなされております。  このことについては、さらに障害程度の見直し時期及び判定の変更に伴うサービス低下などの懸念は生じないものかただしております。  これに対し、支援費制度による程度の判定は、施設入所者において3年、在宅者においては1年ごとに見直しをすることとしており、また、それぞれの障害程度に基づいたサービスが提供されることから、障害者への不利益とはならないものであるとの答弁がなされております。  なお、3款1項2目における身体障害者施設訓練等支援扶助費についても同様の趣旨による減額措置であるとの説明がなされております。  次に、4款1項3目環境衛生費にかかわる不法投棄物収集等環境美化業務委託料について、その内容をただしております。  これに対し、平成14年度は緊急雇用対策事業として同事業を展開してきたところであるが、15年度においては、前年度の補完的な作業とあわせ新たに発見された不法投棄物の収集を平成15年秋から平成16年1月にかけて実施してきたものである。  具体的には、市内7カ所においてそれぞれ収集及び撤去作業を行ったが、主に家庭から排出される粗大ごみが多く、約186トンにも及ぶ収集量となったものであるとの答弁がなされております。  また、今後も不法投棄物の収集を行っていくとともに、撤去した後には防止のための啓発看板を設置するなど、再び不法投棄が行われないような環境づくりを進めてまいりたいとの市の考え方が述べられております。  次に、10款4項1目幼稚園費にかかわる補助金の減額理由についてただしております。  これに対し、まず、私立幼稚園就園奨励費補助金については、低所得世帯を対象に見込んでいたが、32名の減となったこと、また第3子を対象とする「すこやか子育て支援事業」においては3名、さらに、第2子子育て支援事業においてもそれぞれ22名の当初見込みからの減となったことなどによるもので、少子化等の影響も否めないが、前年度において所得を把握するのは極めて困難であったとする説明がなされております。  また、少子化対策については、第3子対象者の減少に伴い、第2子、第1子への助成制度創設の要望が出されていることから、県では子育て支援制度の見直しを図るとしており、市においてもそのような方向づけとなるものと考えられるとの答弁がなされております。  このことについては、さらに時代の趨勢として理解はできるものの、子どもが欲しくてもかなえられないなど、不妊に悩んでいる方々に対する支援策を講じる考えはないかただしております。  これに対し、母子保健の立場において、現在国では不妊専門相談センターを整備するとともに、不妊治療経済的負担軽減を図るための助成事業が進められていることなどから、今後は、少子化支援策とも並行した行政によるサポート体制が必要となってくるものと思われるとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第21号中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第22号平成15年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第23号平成15年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第5号)及び議案第24号平成15年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についての3件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算中、歳出3款民生費、4款衛生費、9款消防費、10款教育費についてでありますが、本案の審査に当たり、まず3款2項児童福祉費に関連し、放課後児童クラブの設置箇所及び開設時間についてただしております。  これに対し、放課後児童クラブは尾去沢小、花輪小、十和田小、大湯小、八幡平小とともに、鹿角市福祉プラザ内に開設予定の「まちなか児童クラブ」を加え、市内6カ所の設置となるものである。また、開設時間は、学校休業日以外の月曜日から土曜日までを放課後から午後6時、長期休業日を含む学校休業日については午前8時30分から午後6時までとしており、休日は、日曜日と年末年始並びに祝祭日としているものであるとの答弁がなされております。  このことについては、さらに午後5時で終了しているとの話も聞かれるが、実態はどうなっているのかただしたのに対し、ほとんどの児童が午後5時ごろには帰宅している実情にあることから、午後5時において終了していたものであるが、要綱どおり午後6時まで開設していくものであるとの答弁がなされております。  次に、4款1項4目環境保全対策費米代川水系水質汚染対策連絡協議会負担金に関連し、小坂町では苛性ソーダ流出事故の報道が相次いでなされたが、本市の尾去沢を初めとする鉱山廃水等にかかわる水質調査は行われているのかただしております。  これに対し、調査は毎年市内8カ所において実施され、そのほかに鉱山関係では尾去沢鉱山グラウンド周辺、米代川の稲村橋、さらには同流域の大欠地区周辺においても行っており、調査内容としては、カドミ、砒素、銅、亜鉛などの重金属類を含めた全11項目に及ぶもので、いずれも基準値をクリアしているものであるとの答弁がなされております。  委員からは、所定の調査にとどまることなく、あらゆる地点において調査や詳細なデータを収集するなどして、県、国等とのタイアップした施策を検討されたいとの意見が述べられております。  次に、10款教育費についてでありますが、平成19年度国体に向けた市の対応についてただしております。  これに対し、平成13年5月に国体鹿角市準備委員会を発足し、その後各専門委員会の開催並びに視察等を実施しながら、平成15年度の国体事務局立ち上げを目指してきたところであるが、諸般の事情により設置ができなかったことから、通常業務と並行しながら鋭意準備を進めてきた経緯にある。  また、平成16年度には国体卓球会場となる記念スポーツセンター観客席改修という大きなハード事業を控え、さらに平成17年度の東北ミニ国体、平成18年度の国体前の慣例である全日本卓球選手権大会の開催など、大きな大会がメジロ押しとなることから、平成16年度の国体事務局設置を目指すとともに、役員体制の充実強化並びに市民の支援を仰ぎながら、全市挙げての取り組みを行ってまいりたいとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第30号中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第31号平成16年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり、収納率を上げるという観点から、初期並びに長期税滞納者への対策についてただしております。  これに対し、初期における税滞納者については、通常の保険証にかえて短期保険証を交付するものであり、長期の場合には資格証明書を発行の上、一たんは医療機関の窓口で10割を負担していただくこととなるものであるが、いずれの場合においても計画的な納税のための相談を積極的に行い、収納率の向上に努めているところであるとの答弁がなされております。  なお、その他にも部課長による集中的な臨戸徴収を初め、納税意識を高めていただくための広報による市民への啓蒙を行っているとの説明がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第32号平成16年度鹿角市老人保健事業特別会計予算についてでありますが、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第33号平成16年度鹿角市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり、歳入10款1項市債における介護保険財政安定化対策債について、借り入れ先とその時期並びに償還方法についてただしております。  これに対し、借り入れ先は秋田県の財政安定化基金を活用するものであり、平成16年度の借り入れについては平成17年3月ごろとなる見込みである。また、償還については介護保険事業の5年計画3年見直し制にのっとり、平成16年度は第2期計画の2年目に当たることから、第3期計画が始まる平成18年度より、第1号保険者の保険料を財源としながら償還を行っていくものであるとの答弁がなされております。  このことについては、さらに借り入れは給付の増加の伴う財源不足によるためとしているが、当初の計画策定の段階において見通しの甘さなどはなかったものかただしております。  これに対し、計画は、市民、事業者及び公益代表からなる介護保険運営協議会の審査並びに国で示されたシミュレーションに基づいて策定されているものであるが、財源不足となった主な原因としては予想を超える介護認定者及びサービス利用者の増加に加え、介護施設の開設に伴う保険給付が予想以上に伸びたことなどが考えられるもので、今後においてはこれらの反省も踏まえながら計画の策定を行ってまいりたいとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第34号平成16年度鹿角市訪問看護事業特別会計予算についてでありますが、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、継続審査といたしておりました15陳情第21号芝の多目的グラウンドの建設についてご報告いたします。  本陳情については、現地調査も踏まえたさらなる精査を要するとのことから、本陳情を継続審査すべきものと決定いたしております。  以上をもちまして、教育民生常任委員会審査報告を終わります。  訂正させていただきます。  ただいまの報告で議案第2号土地の取得についてを議案第22号と読み違えましたので、訂正させていただきます。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (教育民生常任委員長 村木繁夫君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、産業経済常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。産業経済常任委員長、石川 徹君。     (産業経済常任委員長 石川 徹君 登壇) ○産業経済常任委員長(石川 徹君) おはようございます。  私から、去る2月25日及び3月4日の本会議において、当産業経済常任委員会に付託されました議案4件及び陳情2件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、議案第14号鹿角市中山間地域振興基金条例の廃止についてでありますが、本案は、農林漁業等活性化基盤整備計画の事業期間終了に伴い、条例を廃止するものであります。  本案の審査に当たり、各委員から出されました質疑の主なる内容について申し上げますと、この基金による地域活性化に向けたソフト事業の実績と廃止後の取り組みについてただしております。  これに対し、平成11年度から国、県、市が出資した2,250万円の基金を5年間にわたり取り崩しながら事業を実施してきたものであり、高収益、高付加価値型農業の展開を図り、地域間交流促進事業及び都市農村交流事業を支援してきたものである。  担い手育成の実績としては、認定農業者は平成12年度246人であったものが現在280人、税務申告講習は472人が受講しており、パソコン講座は162人の方が受講している。また、女性農業起業者の育成支援により、現在直売所12カ所が設置され、女性の活動がさらに期待されるところである。  基金廃止後の取り組みについては、市単独の予算措置や他事業と関連させるなど、地域活性化に向けて事業を展開してまいりたいとの答弁がなされております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第19号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は用排水施設整備事業である県営ため池整備事業の八幡平水沢地区を実施するため、条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)中、当常任委員会所管の予算であります歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、11款1項農林水産業施設災害復旧費について報告いたします。  以下、本予算案の審査に当たり、各委員から出されました質疑、意見の主なる内容について申し上げます。  まず、5款労働費1目出稼ぎ対策費の減額に関連して出稼ぎ者の状況についてただしております。  これに対して、出稼ぎ者は年々高齢化し減少してきていることから、出稼ぎ互助会加入者及び健康診断を受けられる方が減少している状況である。出稼ぎ者数は、平成14年度163人であったものが、平成16年1月末現在では117人に減少し、互助会加入者は54人、健康診断受診者は27人となっている。また、従事業種は、建設業が多く、次いで製造業となっており、出稼ぎ先は関東方面に集中しているとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費5目水田農業対策費の実証栽培試験委託料の減額の理由についてただしております。  これに対して、ファイトレメディエーション事業については、秋田県より5ヘクタールで委託され、カドミ汚染地域3地区17農家に依頼したものの4.7ヘクタールにとどまったことから、減額したものであるとの答弁がなされております。  次に、7款1項商工費、商工振興費の中小企業振興資金融資保証料補給金の状況についてただしております。  これに対し、融資保証料補給金は416件で1,788万1,591円となっており、融資残高は、平成15年12月末現在、19億9,304万3,000円であるとの答弁がなされております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算中、当常任委員会所管の予算であります歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、11款1項農林水産業施設災害復旧費について報告いたします。  以下、本予算案の審査に当たり、各委員から出されました質疑、意見の主なる内容について申し上げます。  まず、5款労働費1目労働総務費における鹿角地域シルバー人材センター活動費補助金に関連し、シルバー人材センターの現状とこれまでの補助金の状況についてただしております。  これに対し、シルバー人材センターの登録会員数は475人で、就労している会員は471人、就労率にして99.2%に達しており、会員が100%就労できる体制を目指し努力している。また、就労内容は公共的施設の日直等の施設管理、企業の小規模な庭等の管理、一般家庭の修繕や除雪等が主なものであり、年間受注件数は3,972件、受注額は約1億8,000万円と年々増加しているものである。  補助金については、平成13年度から毎年減額してきているが、シルバー人材センターとしても平成16年度に会員の会費を500円から1,000円にアップして自主運営を目指していることから、今後の補助金については、シルバー人材センターの本来の目的である健康で能力のある高齢者の方々が元気で働ける場を確保するということを念頭に置きながら、運営に影響が出ないよう努力を重ねていただく方針をお願いしていくとの答弁がなされております。  このことについては、さらに農業技術面からシルバー人材センターの人材活用はできないものかただしております。  これに対して、水田農業ビジョンの中で集落営農組織の立ち上げを推進していくことから、集落の中での人材活用を基本としてとらえており、シルバー人材センターの活用は考えていないとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費6目農業経営基盤強化促進対策費の水田農業ビジョン関連対策事業費補助金の事業内容についてただしております。  これに対して、この事業は、米政策改革大綱を踏まえ、鹿角地域水田農業ビジョンに基づく水田農業の振興を図るため、市単独事業として鹿角農業を担う集落営農集団、あるいは集落担い手グループに対して、1集団30万円、5集団分の支援をするものであるとの答弁がなされております。  委員からは、今回は5集落分の予算措置であるが、各集落には現在の農業を立て直す米政策改革大綱及び水田農業ビジョンについてさらに説明をし、水田農業の改革のため担い手及び集落経営集団への支援を拡大すべきとの意見が述べられております。  次に、7目農業構造改善対策費の農作業受託事業条件不利地経営補助金の事業内容についてただしております。  これに対し、これは八幡平地域経営公社が一般の農家の、条件が不利な地域の作業を受託する部分に対し補助するものである。具体的には、地域安定支援要綱により、作業時間が制約される片道5キロメートル及び20分以上の遠距離地やほ場の形状が小区画、あるいは分散している等著しく作業効率が悪いと認められる地域に対し、受託事業収入の10%の補てんを目安とし算定しているものであるとの答弁がなされております。  このことに関連し、八幡平地域経営公社の自立についてと、当初計画された他地区の公社設立についてただしております。  これに対し、八幡平地域経営公社は、市の経営安定化支援及び経営努力により規模拡大に至っているが、農業用施設の効率的稼働に向けた農地集積、大型農業機械の更新等の課題も山積している。また、農作業の受託のみならず付加価値事業も実施しているものの、自立した経営には至っていない状況である。今後は大型農業機械についても公社独自で更新できるよう自立に向け効率的運営を指導してまいりたいとの答弁がなされております。
     なお、当初計画されていた他地区の公社立ち上げについては、諸課題が多く集落営農方式による組織化も一つの方法であることから、設立は現時点では考えていないとの説明がなされております。  委員からは、当初の各地区に公社を設立する計画が休止状態にあることから、現状を各農家に周知すべきとの意見が述べられております。  さらに、委員からは、八幡平地域経営公社は、当初小規模農家や農業に従事する女性や高齢者のために農作業を受託し支援する意味で設立されたものであるが、この公社が自立できない状態では、今後市が支援していく担い手による集落営農組織の支援にも支障を来すと思われることから、公社に対してはさらに自立に向けた指導をすべきであるとの意見が述べられております。  また、水田農業ビジョンでは、農家個人ではなく担い手を中心とした水田農業を推進することから、公社に対しての支援については総合的に判断し検討していく体制を求めるとの要望がなされております。  次に、10目畜産振興費に関連して、日本短角種の振興策についてただしております。  これに対して、畜産農家は減少傾向にあり、畜産農家へのアンケート調査等により農家の意向を把握し、今後鹿角畜産農業協同組合と十分協議して振興を図ってまいりたいとの答弁がなされております。  委員からは、日本短角種の商品価値は全国的にも見直されてきていることから、産地としての鹿角を売り出す方策、商品開発、販売戦略を確立するよう行政としての施策を求めるものであるとの意見が述べられております。  次に、7款1項商工費の企業誘致対策費に関連し、現在誘致に向け企業訪問している企業数と業種についてただしております。  これに対し、現在19社ほど企業訪問しているところであり、業種については高技術を持つIT関連、高齢化社会を見据えた福祉関係等の分野が主なものであるとの説明がなされております。  委員からは、鹿角市には全国に誇れるスキー場があることから、スキー関連、またはスポーツ会社への誘致活動を試みるべきであるとの意見が述べられております。  委員からは、さらに、経済情勢がまだまだ厳しい中で、近隣自治体の中には企業を誘致している実例もあることから、専任職員を配置し、積極的に企業誘致活動がなされるよう総合的に検討していただきたいとの意見が述べられております。  次に、2項2目観光振興費における冬季誘客支援事業に関連し、今冬の誘客状況についてただしております。  これに対して、今冬の誘客支援事業については、12月1日から3月31日までの事業であり、宿泊者数は350人程度を見込んでいるが、冬季観光の推進は本市観光の重要課題であることから、誘客事業内容を再検討するなど、今後も冬季誘客支援事業を継続してまいりたいとの答弁がなされております。  委員からは、旅行会社への働きかけが一番効果が上がると思われるが、誘客に向けたさらなる努力を求めるものであるとの意見が述べられております。  次に、当委員会所管の予算全体において、前年度予算に比較して農林水産業費のうち、農政課関連で約9,000万円、商工費観光費合わせて約5,000万円もの減額に至ったことに対し、各種事業の終了に伴い減額となったことは理解するものの、鹿角市の主産業は農業と観光であることから、鋭意工夫して新たな事業を見出し、市の骨幹である産業及び経済が衰退しないよう努力されたいとの意見が述べられております。  本案につきましては、採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、16陳情第4号不必要な農薬の使用を助長する農産物検査制度の見直しを求める陳情についてでありますが、本陳情については、不必要な農薬の使用に関する趣旨には理解を示すものの、農産物検査制度の見直しについて引き続き調査を要するとのことから、本陳情については、継続審査すべきものと決定いたしております。  次に、16陳情第5号秋田県地域最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める陳情についてでありますが、本陳情については、願意妥当と認め採択すべきものと決定いたしております。  以上をもちまして、産業経済常任委員会審査報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (産業経済常任委員長 石川 徹君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、建設水道常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。建設水道常任委員長、米田健一君。     (建設水道常任委員長 米田健一君 登壇) ○建設水道常任委員長(米田健一君) 私から、去る2月25日の本会議において、当建設水道常任委員会に付託されました議案19件、陳情1件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、議案第3号市道路線の認定について、議案第4号市道路線の変更について、議案第6号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて、議案第7号鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて、議案第8号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについてでありますが、本議案5件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第15号鹿角市農業集落排水事業債償還基金条例の制定についてでありますが、本案は、県補助金の交付対象が償還に充当するため、前年度事業費の10%に相当する額となったことから、その補助金を積み立てることで今後の事業を健全に運営するため、基金を設置するものであります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第20号鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、関係法令の公布に伴い条例を改正するものであります。  本案の審査に当たり、水道事業に関する有資格者は配置されているのかただしております。  これに対し、水道事業を営む場合、水道技術管理者を1名以上置くこととされており、本市においては1名配置しているとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第20号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)中、歳出8款土木費、11款2項公共土木施設災害復旧費に関連して、米代川堤防線の久保田橋以南の今後の改良についてただしております。  これに対し、引き続き協議を進め、事業を継続していきたいとの答弁がなされております。  また、このことについて、委員からは、この路線の延長については諸問題等が多々あると思うが、継続して事業実施していただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、議案第21号中、当常任委員会の所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第25号平成15年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、本案の審査に当たり、保留地処分金は事業費に充当するということだが、それは事業精算時に影響がないのかただしております。  これに対し、保留地処分金は事業費に充当しながら本事業を実施していくものであり、精算に支障がないとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第25号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第26号平成15年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議案第27号平成15年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、本議案2件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第28号平成15年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、本案の審査に当たり、蛇沢地区通常砂防工事関連の事業が繰り越されているが、この繰越明許費で事業は完了するのかただしております。  これに対し、この事業に係る工事が一部変更になったことにより繰越明許するものであるが、架橋工事が完了すると配水管の布設がえも完了することになるとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第28号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第29号平成15年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)についてでありますが、本案の審査に当たり、未収金修正損の内訳についてただしております。  これに対し、この未収金修正損に計上されている額の該当者は15名で、うち死亡者1名、他の14名については住民基本台帳等により調査したものの、所在不明であるとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第29号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算中、歳出8款土木費、11款2項公共土木施設災害復旧費について報告いたします。  平成16年度予算の主なものにつきましては、新川線歩道設備工事費、甚兵工川原線橋りょう工事費及び米代川堤防線改良工事費が継続事業として計上されております。  本案の審査に当たり、委員から出されました質疑、意見等の主なる内容について申し上げます。  まず、予算全体について、平成13年度、平成14年度までは30億円台を維持してきたものが、平成15年度は17億円程度となっており、新規の大型投資を控えなければならない時代ではあるが、この予算で市民生活の安全確保、自治会からの要請等にこたえていけるのかただしております。  これに対し、この予算は骨格予算であるが、市民からの需要も多々あることから、満足できる内容ではないため、今後は補正で要求しながら対処していきたいとの答弁を得ております。  このことについて、委員からは、自治会を中心に「共動」していくという方針が打ち出されていることからも、前年度並みの予算を確保しなければ「共動」の推進が困難であるということを財政当局に訴えながら努力していただきたいとの意見が述べられております。  次に、8款2項1目道路橋りょう総務費の道路台帳整備委託料についてでありますが、平成15年度は市外業者に発注しているようだが、地元業者を育成したり、課内に臨時職員を配置するなどして、この業務に対応していく考えはないのかただしております。  これに対し、現状では市内の業者での対応は難しいと認識しているが、調査した上で市内の業者や庁内の機器で対応できるのであれば検討したいとの答弁がなされております。  このことについて、委員からは、積極的に地元への仕事をおろし、対応が不可能な場合は人材育成をすることも一つの手法であるから、積極的に取り組んでいただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、議案第30号中、当常任委員会の所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第35号平成16年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり、保留地処分金の単価設定についてただしております。  これに対し、単価の原案を評価員に諮問し決定した額としており、この単価は、平成7年度に保留地処分を開始してから現在も同額であるとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第35号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第36号平成16年度鹿角市下水道事業特別会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり、受益者負担金一括納入奨励金の利率が6%であるが、この利率は現在の経済情勢においては高いと思われるが、これについて見直す考えがあるのかただしております。  これに対し、条例を制定した平成7年時点での利率をそのまま現在も使用している状況にあるが、現在の利率について他の条例等も精査しつつ検討していきたいとの答弁がなされております。  このことについて、委員からは、このような恩典を与える奨励制度については見直しを行うことも検討していただきたいとの意見が述べられております。  また、公共下水道管渠テレビ調査委託料の単価設定についてただしております。  これに対し、日本下水道協会の歩掛と県の実施単価に基づき積算しているとの答弁がなされております。  このことについて、委員からは、日本下水道協会の歩掛は業者側にもある情報であることから、市と業者の見積もりを提示するなどして、疑惑を持たれないよう努めていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、議案第36号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第37号平成16年度鹿角市農業集落排水事業特別会計予算についてでありますが、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第38号平成16年度鹿角市簡易水道事業特別会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり、上水道料金との格差解消は本案に加味しているのかただしております。  これに対し、平成16年度予算には加味していないが、使用者の協力を得ながら上水道料金を目標にしたいとの答弁がなされております。  以上の審査により、議案第38号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第39号平成16年度鹿角市上水道事業会計予算についてでありますが、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、16陳情第1号毛馬内上野平線の坂道、通称寺の坂の融雪道路化についての陳情でありますが、本陳情については、願意妥当と認めるものの、工事費の積算や現地調査を経た上で判断すべきで、慎重に対応する必要があり、さらに精査を要するとして継続審査としております。  以上で、当建設水道常任委員会の結果報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (建設水道常任委員長 米田健一君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 以上をもちまして、各常任委員会に付託いたしました事件の審査報告を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 報告事件の審議 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、日程第2、これより採決をいたします。  初めに、議案第2号土地の取得について、委員会の報告は原案可決であります。  本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号市道路線の認定についてから議案第8号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについてまでの6件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案6件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第3号から議案第8号までの6件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正についてから議案第13号教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてまでの5件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案5件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第9号から議案第13号までの5件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号鹿角市中山間地域振興基金条例の廃止についてから議案第20号鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまでの7件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案7件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第14号から議案第20号までの7件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号平成15年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から議案第29号平成15年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)までの8件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案8件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第22号から議案第29号までの8件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算については、委員長の報告は原案可決であります。  議案第30号について、討論の通告がありますので、これを認めます。豊田重美君。 ○18番(豊田重美君) 議案第30号平成16年度鹿角市一般会計予算に対して反対討論したいと思います。  地方交付税の削減の中で、減収予算が余儀なくされています。しかし、予算がないからといって今日的な課題をおろそかにしてはなりません。例えば、鹿角組合総合病院の早期建設、または図書館や学校建設などへの行政としての前向きの予算措置がされていないと。  二つ目には、交付金頼みの財政運営から地元産業育成を中心とした自立財源確保が求められています。この分野でも鹿角市の特色ある前向きの予算措置が見受けられないばかりか、国が示した農業改革大綱など、農民切り捨ての予算になっています。鹿角市の地域水田ビジョンの中でも4ヘクタールから10ヘクタールなど、そういう大型を目指したことが定められていますけれども、その中に示されてあること一つ見ましても、農地利用集積や作業委託を促進するし、または認定農業制度に偏り、農業認定者以外の方々のすぐれた技術、経営は置き去りにされている予算だと私は思っています。そういう意味からして反対討論いたします。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議案第30号について、委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(阿部佐太郎君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号平成16年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算から議案第39号平成16年度鹿角市上水道事業会計予算までの9件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案9件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第31号から議案第39号までの9件は原案のとおり可決されました。  次に、16陳情第1号から16陳情第6号までの6件については、先ほどの委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  次に、継続審査となっておりました15陳情第21号芝の多目的グラウンドの建設について、先ほどの委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  暫時休憩いたします。     午前11時24分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時31分 再開 ○議長(阿部佐太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議案の上程 ○議長(阿部佐太郎君) ただいま、児玉政芳君ほか6名の方々より発議1件が提出されました。  これを本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま提出されました発議1件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 提案理由の説明を求めます。児玉政芳君。     (22番 児玉政芳君 登壇) ○22番(児玉政芳君) 私から発議第2号について提案理由をご説明申し上げます。  発議第2号最低賃金の引き上げと最低賃金制度の抜本改正を求める意見書の提出についてでありますが、現行の最低賃金制度は、金額が低過ぎることや、全国的に一貫した仕組みでないため、他の所得保障制度等との整合性がとれていないという問題を抱えております。このため、国民生活の最低保障を支える整合性ある制度を構築するためにも、全国一律の新しい最低賃金の法制化が必要であることから、政府に対し最低賃金制度の改善を求める意見書を提出するものであります。これがこの議案を提出する理由であります。  以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださいますようお願いいたしまして提案説明といたします。 ○議長(阿部佐太郎君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (22番 児玉政芳君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) これより直ちに採決いたします。  発議第2号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、発議第2号については、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議員派遣の件について ○議長(阿部佐太郎君) 次に、お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び鹿角市議会会議規則第159条の規定により、議員派遣の件について、本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  お諮りいたします。議員派遣の件について、お手元に配付しております議員派遣一覧表のとおり議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 閉会中審査事件の付託 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則第104条の規定により閉会中の審査事件の申し出がありますので、この際これを本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  お諮りいたします。閉会中の審査事件について、お手元に配付しております閉会中の審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  以上をもちまして、第1回市議会定例会の議事日程は全部終了いたしました。  本定例会は、去る2月23日から本日までの19日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長初め関係理事者のご精励とご労苦に対しまして深く敬意を表するとともに、議長に寄せられましたご協力に対して衷心より感謝申し上げます。  当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政運営に当たられますよう切望いたしまして、第1回市議会定例会を閉会いたします。     午前11時37分 閉会              平成16年 第1回鹿角市議会定例会          閉会中審査事件付託表                             (平成16年3月12日提出) ┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃委員会名 │      付託内容                         ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃総務財政 │16陳情第2号 地方財政計画・地方交付税等の見直しの意見書採択を求める ┃ ┃常任委員会│       陳情                          ┃ ┃     │16陳情第3号 地域の不況を深刻化させるマイナス人勧を行わせず、ILO ┃ ┃     │       勧告を受け入れた民主的な公務員制度改革の実現を求める意 ┃ ┃     │       見書採択に関する陳情                  ┃ ┃     │16陳情第6号 寒冷地手当の見直し改悪を行わず、改善を求める陳情    ┃ ┃     │市総合計画の推進について                       ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃教育民生 │15陳情第21号 芝の多目的グラウンドの建設について           ┃ ┃常任委員会│所管施設の管理運営状況並びに教育行政及び福祉施策の推進について    ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃産業経済 │16陳情第4号 不必要な農薬の使用を助長する農産物検査制度の見直しを求 ┃ ┃常任委員会│       める陳情                        ┃ ┃     │農林業及び観光・商工業の振興について                 ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃建設水道 │16陳情第1号 毛馬内~上野平線の坂道(通称「寺の坂」)の融雪道路化に ┃ ┃常任委員会│       ついての陳情                      ┃ ┃     │道路整備状況について                         ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃議会運営 │地方自治法第109条の2第3項に規定する事項及び議会の歳出見積に関する事 ┃ ┃委員会  │項、全員協議会に関する事項、その他議会の組織構成及び運営に関する事項 ┃
    ┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛               議員派遣一覧                            (平成16年3月12日提出) 1.秋田県高速交通体系整備促進協議会   (1)派遣の目的  高速道路整備促進秋田大会参加のため   (2)派遣期間   平成16年3月25日(1日間)   (3)派遣地    秋田市   (4)派遣議員   中西日出男議員(副議長) 2.東北市議会議長会   (1)派遣の目的  第56回東北市議会議長会定期総会出席のため   (2)派遣期間   平成16年4月14日~15日(2日間)   (3)派遣地    福島県福島市   (4)派遣議員   中西日出男議員(副議長) 3.全国市議会議長会   (1)派遣の目的  第80回全国市議会議長会定期総会出席のため   (2)派遣期間   平成16年5月24日~25日(2日間)   (3)派遣地    東京都   (4)派遣議員   中西日出男議員(副議長)...