鹿角市議会 > 2002-12-09 >
平成14年第5回定例会(第1号12月 9日)

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  1. 鹿角市議会 2002-12-09
    平成14年第5回定例会(第1号12月 9日)


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    平成14年第5回定例会(第1号12月 9日)    平成14年12月9日(月)午前10時開会  開会  開議  議長報告 第1 会議録署名議員の指名 第2 議会運営委員長報告 第3 会期の決定 第4 市長行政報告 第5 決算特別委員会審査報告     質疑 第6 報告事件の審議     討論、採決 第7 議案の上程     発議第12号      説明、質疑、討論、採決     報告第8号      説明、質疑     諮問第2号      説明、質疑、討論、採決
        議案第76号から議案第101号まで      説明、質疑 第8 議案及び請願・陳情の付託  散会 ──────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  1 会議録署名議員の指名  2 議会運営委員長報告  3 会期の決定  4 市長行政報告  5 決算特別委員会審査報告  6 報告事件の審議  7 議案の上程     発議第12号  財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査に関す             る決議について     報告第 8号  専決処分の報告について             (損害賠償の額を定めることについて)     諮問第 2号  人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて     議案第76号  字の区域変更について     議案第77号  市営土地改良事業(農道)の施行について     議案第78号  市営土地改良事業農業用用排水施設)の施行について     議案第79号  公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について     議案第80号  議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正につ             いて     議案第81号  特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改             正について     議案第82号  教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部             改正について     議案第83号  一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について     議案第84号  単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条             例の一部改正について     議案第85号  鹿角市立学校設置条例の一部改正について     議案第86号  鹿角アメニティパーク条例の一部改正について     議案第87号  鹿角市保育園設置条例の一部改正について     議案第88号  鹿角市市単保育園設置条例の一部改正について     議案第89号  鹿角市森林総合利用施設条例の廃止について     議案第90号  鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について     議案第91号  鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関             する条例の一部改正について     議案第92号  鹿角市簡易水道条例の一部改正について     議案第93号  平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)     議案第94号  平成14年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1             号)     議案第95号  平成14年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)     議案第96号  平成14年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第97号  平成14年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予             算(第1号)     議案第98号  平成14年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第99号  平成14年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1             号)     議案第100号 平成14年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第101号 平成14年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)  8 議案及び請願・陳情の付託 ──────────────────────────────────────────── 出席議員(24名)       1番  宮 野 和 秀 君     2番  成 田 尚 平 君       3番  小田切 康 人 君     4番  大 里 恭 司 君       5番  栁 舘 一 郎 君     6番  阿 部 博 文 君       7番  髙 杉 正 美 君     8番  田 村 富 男 君       9番  岩 船 正 記 君    10番  黒 澤 一 夫 君      11番  石 川 幸 美 君    12番  石 川   徹 君      13番  米 田 健 一 君    14番  村 木 繁 夫 君      15番  阿 部 節 雄 君    16番  児 玉 政 芳 君      17番  齋 藤 啓 一 君    18番  豊 田 重 美 君      19番  勝 又 幹 雄 君    20番  佐 藤   一 君      21番  中 西 日出男 君    22番  奈 良 喜三郎 君      23番  阿 部 邦 宏 君    24番  阿 部 佐太郎 君 ──────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ──────────────────────────────────────────── 事務局出席職員 事務局長  佐 藤 國 雄 君    班長  今 泉   修 君 主  査  田 口 善 浩 君    主任  米 田 直 子 君 主  事  小田嶋 真 人 君 ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長          佐 藤 洋 輔 君 助役        三 村 陽 一 君 収入役         大 里 博 志 君 教育長       織 田 育 生 君 代表監査委員      田 中 正 美 君 総務部長      田 村 秀 一 君 市民部長        石 坂 光 男 君 産業部長      児 玉   一 君 建設部長        三ケ田 徳 雄 君 市民部部長待遇   阿 部 成 憲 君 総務部付部長待遇    児 玉 弘 志 君 教育次長      和井内 貞 光 君 総務部次長       渡 邊   正 君 建設部次長     米 田 公 正 君 財政課長        高 田 幸 良 君 農業委員会事務局長 米 村 一 男 君 選挙管理委員会事務局長 川 又 武 美 君 ○議会事務局長(佐藤國雄君) ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席24名であります。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。終わります。     午前10時00分 開会 ○議長(大里恭司君) ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、第5回市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(大里恭司君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(大里恭司君) これより議長報告を行います。  監査委員より、例月出納検査書が地方自治法第235条の2第3項の規定により提出されております。  次に、12月2日までに受理しました請願・陳情につきましては、別紙請願・陳情一覧表のとおりであります。  なお、第4回市議会定例会において、議員発議により可決されました意見書1件につきましては、内閣総理大臣初め関係行政庁へ意見書を提出しておりますので、ご了承願います。  次に、去る9月26日から12月8日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者については、別紙のとおりであります。
     また、会議規則第159条第1項ただし書きの規定に基づき、議長により決定した議員派遣については、別紙一覧表のとおりであります。  以上をもちまして、議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、20番佐藤 一君、21番中西日出男君を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 議会運営委員長報告 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第2、議会運営委員長の報告を受けます。  本定例会の会期及び議事日程の作成に当たり、12月2日に議会運営委員会を開催しておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長、阿部邦宏君。     (議会運営委員長 阿部邦宏君 登壇) ○議会運営委員長(阿部邦宏君) 私から、第5回鹿角市議会定例会にかかわる議会運営委員会を去る12月2日に開催しておりますので、その結果についてご報告申し上げます。  お手元に会期議事日程表をお配りしておりますので、ごらんいただきたいと思います。  まず、会期でございますが、本日12月9日から12月26日までの18日間としております。  次に、議事日程でございますが、本日12月9日が本会議、議事日程第1号により進めてまいります。  なお、本日は閉会中に審査されました決算特別委員会の審査報告を受けます。  12月10日から13日まで及び16日の5日間は、議案精査日とし、14日及び15日は休日のため休会となります。  12月17日、18日の両日は一般質問とし、議事日程第2号及び第3号により進めてまいります。  12月19日、20日及び24日の3日間は、付託事件の審査のため常任委員会としております。  12月21日から23日までの3日間は、休日及び祝日のため休会とし、25日は事務整理日としております。  12月26日は最終日でありますが、本会議、議事日程第4号により進めてまいります。  以上の会期、議事日程により進めてまいりたいと思いますので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(大里恭司君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認めます。よって、議会運営委員長の報告を終わります。     (議会運営委員長 阿部邦宏君 降壇) ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 会期の決定 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第3、会期の決定を行います。  お諮りいたします。本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日より12月26日までの18日間と決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 市長行政報告 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第4、市長の行政報告を受けます。市長。     (市長 佐藤洋輔君 登壇) ○市長(佐藤洋輔君) 平成14年第5回鹿角市議会定例会の開催に当たり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。  初めに、経済情勢と財政運営についてでございますが、我が国の経済は、企業収益や業況判断の改善、設備投資の下げどまりの傾向のほか、雇用情勢においても一部に改善の動きが見られるなど、持ち直しに向けた明るい動きが見られるものの、失業率が引き続き高水準で推移しており、また個人消費も改善の兆しが見受けられず、不透明感が強まりつつあります。  県内の経済状況においては、電子部品生産を中心に全体として高操業を維持するなど一部に明るさが見受けられるものの、機械金属製品や木材・木製品などでは生産引き下げや減産幅が拡大しており、また個人消費関連では、大型小売店の売上高が飲・食料品を中心に底がたいものの、乗用車や家電などの耐久消費財が低迷するなど、全体として底ばいの状態が続いております。  また、雇用情勢においても、有効求人倍率が低調に推移する中で、新規求人の動きは生産テンポの弱まりの影響を受けつつあり、雇用・所得環境は引き続き厳しい状況にございます。  本市においては、電子部品機械関連の雇用に一部明るさも見受けられるものの、企業生産や個人消費、雇用情勢ともに全般的に低迷の状態にある中で、不況型の企業倒産も発生するなど、管内の景気動向は依然として厳しい状況が続いております。  土木、建築工事においては、民間・公共工事とも減少しており、受注競争の激化と相まって、減収減益の様相が続いております。  雇用面では、10月の有効求人倍率が前月を0.01ポイント上回って0.28倍となったものの、事業所の廃止や雇用調整などもあり、全体では求人数が伸び悩み、求職者が依然として滞留していることから、45歳以上の中高年齢者を含めて依然として極めて厳しい状況が続いております。  こうした中で、本市財政も厳しい状況にありますが、地域経済活性化に配慮した財政運営に心がけ、12月補正予算においても、地域経済対策を初めとした編成を行ったところでございます。 次に、市町村合併についてでありますが、このたび、職員による市町村合併研究会の中間報告がなされております。  また、市民との意見交換会を市内6会場で開催したほか、その他の各種団体との意見交換会を開催し、貴重な意見をいただいております。  これらの意見や議会からの申し入れ等も踏まえ、私といたしましては小坂町との1市1町による合併を第一義とし、この問題に取り組んでまいりたいと考えております。  しかしながら、相手あっての合併であり、合併の申し入れにつきましては、時期を見きわめ、慎重に対応してまいります。  なお、去る11月11日、秋田県が示した合併パターンについて調査研究するため、本市及び小坂町の職員で構成する「かづの地域市町村合併調査研究会」を設置し、平成15年2月末までに、合併した場合の諸課題の整理を行うことといたしております。  次に、市制施行30周年記念事業についてでありますが、去る11月3日、国会議員を初め近隣自治体の首長や議長、市民およそ650人の出席をいただきまして、節目の年を祝う記念式典を挙行しておりますが、これを契機に、さらなる市勢の進展を目指して全力を尽くすべく、決意を新たにしているところでございます。  なお、その他の記念事業につきましても、「十八の里あんとら鹿角音楽コンサート」など民間団体主催の事業を中心に計画どおり行われており、多くの参加をいただいております。  次に、秋田地方法務局鹿角出張所の統合についてでありますが、去る9月20日に法務局長から、平成15年1月25日をもって統合となる旨の報告と統合後における法務局側の住民サービスの提案を受けまして、存続を考える会並びに行政庁として市の対応を検討した結果、統合やむなしと判断し、これで存続を考える会の活動も終了する運びとなりました。これまでの議会からのご理解とご協力に感謝申し上げるとともに、市民に対して一連の経緯並びに統合後における登記行政サービスについて周知してまいりたいと考えております。  次に、国際交流についてでありますが、10月15日から22日までの7日間の日程でハンガリー共和国ショプロン市より学生8名、引率3名、計11名のホームステイ訪問団の受け入れを行いました。市内滞在中は、国際交流協会を中心に中学校への一日体験入学や文化祭体験等のさまざまなプログラムを実施するなど、両市民の相互交流が図られ、1週間の日程を終え全員無事帰国いたしました。  また、滞在期間中、ショプロン市行政関係者との協議の機会を持ち、今後の交流事業に関しましてショプロン市側より多くの提案がなされましたが、新年度の交流事業に関しては、現在、調整を行っております。  なお、これまでショプロン市長として長年鹿角市との交流に尽力されましたギメシ・サボーチ氏が引退され、ウォルター・デジュー氏が新市長に就任されたとの連絡を受けております。今後の交流に関しましては、今年5月に締結いたしました姉妹都市提携に基づき、継続してまいりたいと考えております。  次に、農業関係についてでありますが、水稲の作柄は、夏の低温・長雨により日照不足が続き不稔障害が懸念される中、9月に入って天候が回復したものの、倒伏やカメムシの被害、初期登熟の遅延等により、作況指数は県北地域で97の「やや不良」と発表されております。  等級別では、11月末現在で、1等米比率が80.1%と落ち込みましたが、県平均の79.2%を若干上回っております。  また、自主流通米の出荷状況は、計画出荷数量18万2,459.5俵に対し、11月末現在で「あきたこまち」を主体に17万8,789.5俵が出荷されております。  また、重金属汚染米抑制対策につきましては、関係機関と連携しながら集落説明会・巡回指導等を行い、栽培管理対策としての湛水管理の徹底を実行したことで分析値が前年より低くなったことから、来年度も引き続き湛水管理の指導を展開するとともに、県に対しては恒久対策を早急に実施していただくよう強く要望いたしております。  生産調整につきましては、目標面積1,250ヘクタールが配分されましたが、農家の意向調査や地域内調整を積極的に推進した結果、1,262ヘクタールの確認面積となり、達成率は101%となっております。  これに伴う「とも補償」には、稲作農家の93.2%の3,436戸の農家が参加され、2億3,700万円余りの「とも補償金」が年内をめどに対象農家に交付される予定となっております。  また、去る12月3日、国では、米に関する政策を抜本的に見直す指針として、2008年度までに農業者・農業者団体が自主的に生産調整を行う体制へ移行する内容を柱とした「米政策改革大綱」を策定しており、あわせて15年産の生産調整についても正式決定を見ております。  15年産の減反面積につきましては、本年産より5万ヘクタール拡大され、過去最大の106万ヘクタールとなり、本県への配分も過去最大となる4万3,933ヘクタールとなったことから、近く配分される本市分の目標面積も拡大は避けられないものと考えております。  主要作物につきましては、10月31日現在の夏秋キュウリの出荷量は2,652トンと前年を上回り、販売額も若干増加しておりますが、夏秋トマトの出荷量は732トンと夏の天候不順が響き、前年を下回り、販売額も若干減少いたしております。  果樹につきましては、集荷量は前年より多目でございますが、5月の降霜によりサビ病や変形果が目立つ状況にあり、販売金額に影響があるものと考えております。  また、11月12日の降ひょうにより、未収穫のリンゴ「ふじ」に10ヘクタール、およそ900万円の被害を受けたほか、11月13日から14日にかけての降雪による枝折れでおよそ400万円の被害となっております。  また、発がん性が指摘された無登録農薬「ダイホルタン」を市内8農家が購入、使用していた問題で、使用していた果樹農家6戸の理解を得て「もぎとり」を実施し、焼却処分によって市場には絶対に流通させないよう安全の確保に努めた結果、11月11日の県議会において、知事がこれまでの調査を踏まえ「本県果実の安全性は確保された」との安全宣言を出しております。今後は、関係機関が連携して適正な農薬の販売、使用が行われるよう指導を行い、再発防止に努めてまいります。  葉たばこにつきましては、8月が降雨続きであったことから、肥培管理や収穫、乾燥作業が大幅におくれましたが、栽培者の懸命な乾燥作業により11月18日から出荷が始まり、12月3日で終了いたしております。作柄としては、ほぼ平年並みと想定しております。  畜産につきましては、今年度の放牧が10月31日で終了しておりますが、4牧野で放牧した農家戸数、頭数ともに昨年よりも若干の減少となっております。  鹿角家畜市場における秋季子牛市場実績によりますと、黒毛和種では成立頭数59頭で、平均取引価格は32万2,000円と前年に比べて頭数で23%、価格で46%の増となっております。日本短角種は、成立頭数が91頭で、前年に比べて23%の減となっておりますが、平均取引価格は対前年度の137%増となっております。昨年9月に発生したBSEいわゆる狂牛病の影響で価格低迷が続いておりましたが、秋季子牛市場の結果を見ますと、徐々にではありますが消費者から受け入れられ、その影響から脱したものと考えております。  今年度から生産を開始いたしました比内地鶏は、3戸の農家で3,900羽のひなを導入し、11月に2農家で1,056羽を出荷いたしております。価格は、1羽当たり1,655円と当初の見込みより100円程度下回っておりますが、飼料技術の向上を図ることで目標は達成できるものと考えており、来年度以降も引き続き普及を図ってまいります。  また、去る11月16、17日の両日、よつぎ小学校と都市農村交流を実施いたしております東京都葛飾区四つ木地区において、よつぎ小学校PTA、鹿角の会の皆さんからの協賛いただき「食の交流まつり」を開催いたしましたが、展示即売では野菜やリンゴ等が人気を集め、首都圏在住の本市出身者を初め、本市を訪れたことのある地元住民など7,000人余りが来場し、鹿角の地場産品の宣伝をしながら交流を深めることができました。  初めての開催地にもかかわらず、鹿角と交流のある方々が多数来場し、来年もぜひ継続して開催していただきたい旨を要望されております。  次に、観光商工関係についてでありますが、今年の観光客入り込み推移は、9月末までで対前年比1.6%の増加となっており、団体客の落ち込みはありますが、トレッキングなどの自然探索など個人客の出足が好調で、最終的には昨年と同程度と見込まれます。  観光イベントにつきましては、鹿角市観光まるごとウィークスが9月14日から10月20日まで、昨年同様、関係団体等の積極的な取り組みで実施され、天候にも恵まれ、昨年以上の市民及び観光客が訪れて、盛会裏に終えております。  また、秋の紅葉シーズンにおける十和田八幡平間の観光バス路線の運行実績につきましては、9月28日から10月27日までの30日間の利用者が、バス事業者の当初見込み530人に対して963人に上り、当初の予定を大幅に上回る結果となっております。  去る10月26日にオープンしました「鹿角市交流プラザ」につきましては、開館を記念したミュージックフェスティバルが開催され、コーラスグループやバンド演奏など、高齢者から若者までの20団体が出演され、市民も多数来場するとともに、地元商店街の皆さんも夜店を出店するなど、にぎわいを創出する交流の場としての役割を担うMITプラザにふさわしい船出となったものと考えております。  今後は、音楽会や各種イベントの開催のほか、各団体がIT普及講座を開設する計画がありますので、さらなるMITプラザの活用を願うものであります。  プレミアム商品券の発行事業につきましては、2万5,000セット、額面にして2億7,500万円分を7月22日の発行開始以来、約2カ月を経過した去る9月20日をもって完売いたしております。今後、個人消費の拡大と地域商業の活性化の効果を検証したいと考えております。  雇用情勢につきましては、先ほど申し上げましたように依然として厳しい状況が続いております。  このような状況から、再就職緊急支援事業につきましては、12月19日までの期限でありましたが、3カ月延長したいと考えております。  また、来春の高卒予定者の10月末での求職内定状況につきましては、県内就職希望者81人のうち37人で45.7%、県外就職希望者66人のうち50人で75.8%となっており、現在のところ前年とほぼ同じ水準となっております。  次に、建設関係についてでありますが、公共土木施設災害復旧事業につきましては、7月13日から16日までの梅雨前線豪雨による災害3カ所と8月11日からの豪雨による災害5カ所の計8カ所を申請しておりましたが、このうち梅雨前線豪雨災害3カ所につきましては、10月上旬に査定を受け、現在、工事を発注いたしております。  なお、8月11日からの豪雨災害5カ所につきましては、11月下旬に査定を受け、災害復旧工事の施工時期等について検討いたしております。  また、除雪につきましては、12月10日から来年3月25日までを業務期間とし、延長547.97キロメートルを市と委託業者により行うことになりますが、冬期間における交通の安全性と快適性を確保するため、市民のご理解をいただきながら、万全を期してまいります。  高井田地区公営住宅建設工事につきましては、今年度計画しておりました集会所施設及び環境整備工事は11月末をもって完成し、平成11年度より進めてまいりました住宅建設関連事業はすべて完了いたしております。  交通対策につきましては、来年度廃止予定のJRバス路線及び秋北バス路線の一部を対象に、代替交通手段の確保やシステム全体の改善について、バス交通システム計画策定委員会及びワーキング会議を開催し、その方向性を見定めるとともに、事業者及び関係地域との協議調整に入っているところであります。  次に、福祉関係についでてありますが、去る11月25日、満100歳になられた花輪字鶴田在住の安保イトさんに祝い金と記念品を贈り、長寿を祝福しております。  高齢者生きがいコミュニティセンターにつきましては、関係団体の代表者と協議の結果、運営については運営委員会を組織して施設の利活用を図り、管理については市が行うことといたしております。  (仮称)花輪保育園の建設工事につきましては、11月末現在の進捗率は60%となっておりますし、来年度建設を予定している総合福祉センターにつきましては、基本設計を終え、引き続き実施設計に入っております。〔訂正発言あり P14参照〕  また、保育園等の受託運営を行う財団法人鹿角市子ども未来事業団の設立につきましては、去る11月11日に秋田県知事に対して許可申請書を提出し、12月上旬には許可される見通しであります。  今後は、事業団において来年4月からの本格運営に向けた諸規程の整備や給与、財務会計システムの構築、職員採用手続などが進められることになります。  介護保険につきましては、第2期介護保険事業計画策定に当たり、保険料等について市民の意見を聴取するため、12月5日より地区説明会を開催いたしております。  次に、環境関係につきましてでありますが、「エコタウンシンポジウム2002inかづの」を10月20日の「リサイクルの日」に広域交流センターにおいて開催いたしております。  当日は、市民大会及びシンポジウムのほか、ミニエコツアーと題して「田代平風力発電所」、「新ごみ焼却場」の施設見学を行うなど、環境保全に対する意識の啓発に努めております。  新ごみ焼却場稼働に伴うごみ分別収集方法の変更につきましては、先ごろ環境基本計画説明会を兼ねて市内7地区で説明会を開催いたしております。分別体系が変わることもあり、自治会代表者を初め多くの参加をいただいております。  12月から新しい焼却場が稼働しておりますが、今まで「燃やされないごみ」として不燃物投棄場に埋め立ててきたプラスチック類、石油製品類は、新ごみ焼却場で処理することになり、ダイオキシンの発生を抑制しつつ、不燃物投棄場へのごみ投棄量も削減できるものと期待いたしております。  次に、サービスデイの実施についてでありますが、11月より毎週水曜日を市役所サービスデイとし、本庁の開庁時間を午後7時まで延長いたしております。  これは、行政改革の一環として、仕事をお持ちの方が仕事帰りに利用できるなど市民サービスの向上を図るため、アンケートを行うなどして導入を検討してきたもので、実施に伴う問題点を探るため試行を行うことにしたものであります。  11月、4回のサービスデイの利用実績は50件となっておりますが、来年3月までの試行期間中の利用状況を見ながら、4月以降の実施について検討したいと考えております。  次に、教育関係についてでありますが、平成13年度から2カ年の継続事業として建設を進めておりました末広小学校改築事業は、体育館及び外構工事の終了により、事業が完了いたしております。
     なお、去る11月10日、同校体育館を会場に改築竣工記念式典を行うとともに、祝賀会が行われ、完成を祝っております。  次に、鹿角市スポーツ振興事業団の不適切な会計処理についてでありますが、まことに遺憾であり、議員及び市民の皆様に大変ご迷惑をおかけいたしておりますことに対し、深くおわびを申し上げます。  本件が表面化して以来、市といたしましては公認会計士及び専門家に相談するとともに、事業団関係者からの聞き取り調査や帳簿類の調査を行ってまいりました。  また、事業団からは、法人税、消費税の無申告及び申告漏れや減価償却費の計上について売上を除外隠ぺいして税金を逃れていたこと、さらには実費弁償方式が適用除外とされ、法人税が課税対象となることが報告されております。あわせて、事業団の臨時監査結果についても報告がなされております。  その結果、運営事業会計の減価償却分は、返還命令により2,043万8,122円を市に返還させております。また、税務署に対しては、国税、地方税合わせて7,193万8,210円を納付いたしております。  事業団からは、今後、再発防止のため、職員の意識改革、人事交流、経理担当者の資質の向上を図るほか、監査体制等チェック機能の強化、さらには予算の抜本的見直しによる財政改革、事務事業の見直しなど改革プログラムを策定し、健全運営に全力を傾注してまいりたいとの報告がなされております。  市といたしましても、改革プログラムの実効性を検証しつつ、今後、再発防止に向け指導を強化してまいります。  次に、12月補正予算の概要についてでありますが、今回の一般会計補正予算は、地域経済対策として市単独道路整備事業費や市単独道路維持工事費、再就職緊急支援奨励金の追加と8月の豪雨災害による農林業施設災害復旧事業費のほか、(仮称)総合福祉センター建設に向けた実施設計委託料の計上、ふるさと農道緊急整備事業費負担金や農業制度資金借り入れに係る利子助成費補助金、私立保育園保育委託料の追加や人件費調整を主として編成いたしております。  その結果、補正額は7,590万9,000円の追加となり、補正後の総額は178億7,315万8,000円となっております。  これは、前年に比較して総額で7億3,414万8,000円、率にして3.9%の減となり、一般財源対比では4億5,138万9,000円、率にして3.5%の減となっております。  補正財源は、事業に関連する国庫及び県支出金、市債等の特定財源のほか繰越金を充当いたしております。  特別会計につきましては、国民健康保険事業特別会計ほか7会計において、人件費の調整に加えて予算の補正をいたしております。  本定例会には、専決処分の報告案件1件、人権擁護委員の推薦に係る諮問1件、字の区域変更案件1件、土地改良事業案件2件、条例案件14件、補正予算案件9件、合わせて28件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長から説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。  6ページの花輪保育園建設工事につきましての3行目でございますが、「引き続き実施設計に入ってまいります」というところを、私「入っております」というふうに発言いたしました。これを訂正しておわび申し上げます。     (市長 佐藤洋輔君 降壇) ○議長(大里恭司君) 市長の行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 決算特別委員会審査報告 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第5、決算特別委員会に付託いたしました認定第2号平成13年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第10号平成13年度鹿角市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの9件にかかわる審査の経過並びに結果について委員長の報告を受けます。決算特別委員長、栁舘一郎君。     (決算特別委員長 栁舘一郎君 登壇) ○決算特別委員長(栁舘一郎君) 私から、去る9月26日の本会議において当決算特別委員会に付託されました認定第2号から認定第10号までの9件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、収入役から平成13年度一般会計及び各特別会計決算概要の説明がなされましたが、委員からは、市税の収入未済額が14.4%という数値を市としてはどのようにとらえているのか。また、収納率を高めるために税の引き下げ等を検討すべきではないかただしております。  これに対して、税収入の未済額については年々ふえる傾向にあるため、さまざまな収納対策を講じながら未済額の抑制に努め、収納率の向上を目指しているところであり、また、税率については、各市町村の財政事情にもよるため、自主財源の乏しい本市においては、法律の範囲内での適正な課税という位置づけのもとに、一般財源の確保を基本的な考えとしているところであるとの答弁がなされております。  以下、付託の順に従い、ご報告いたします。  初めに、認定第2号平成13年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。 まず、歳入について申し上げます。  1款市税について、市税にかかわる収入未済額が過去5年間で最も多くなっており、市税徴収に対する抜本的な対策が必要になっていると思われるが、今後の対応をどのように考えているのかをただしております。  これに対して、新たな滞納者をふやすことのないように文書による督促のみならず、電話等によりきめ細かな対応を行っていくとともに、過年度からの滞納のある方については分納の相談も行ってまいりたい。  さらに、納税されている方との公平性という観点から、滞納者に対する差し押さえ等法的にできる範囲の方法を実施していかなければならないと考えているとの答弁がなされております。  次に、12款県補助金における地籍調査費補助金について、取り組みの状況についてただしております。  これに対して、市全域の中で地籍調査対象は約350平方キロメートルであり、事業が実施されているのは約158平方キロメートルで進捗率は46%という状況であり、現在は平成12年度を初年度とする国の第5次10カ年計画にのっとり、事業を進めているところであるとの答弁がなされております。  次に、本会計歳入全体にかかわる意見を申し上げます。  本市の財政の根幹をなすのは市税収入と地方交付税収入であるが、市税の安定的な増収なくして行政水準の向上は考えられないと思われることから、市民の所得増加を図る施策の実施が急務であり、観光産業の振興、豊富な森林資源の計画的な活用による生産額の拡大と所得の確保、新規企業の誘致による雇用の確保を進めるよう提案し、歳入全体に対する意見としたいとの発言がなされております。  次に、歳出について申し上げます。  初めに、2款総務費についてでありますが、まず、庁舎管理委託料の庁舎清掃等委託料について、これまで行われてきた契約の方法と委託料の金額についてただしております。  これに対して、これまでは随意契約で委託を行ってきているが、今年度は指名競争入札に切りかえており、平成13年度では清掃と環境衛生業務委託で合わせて約2,000万円であったが、本年度は約1,000万円で委託されているとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、このような見直しはもっと以前に行うべきでなかったか、また、委託業務範囲を区切るなど、地元業者をこのような業務に参加させていくというのも一つの方法ではないかとの意見が述べられております。  次に、国際交流関係に関連し、ショプロン市との経済交流及び武威市との今後の交流についてどのように取り組んでいくのかをただしております。  これに対して、ショプロン市との経済交流では、ショプロンからワインを鹿角に輸入し、販売されている方がおり、また、花き栽培についても「ショプロンローズ」というバラの品種が鹿角の土壌に合うのか、また産業分野として取り込んでいけるのか、今後の可能性を検証しなければならないと考えている。また、武威市との交流については、基本的には平成11年度に調印した友好協定に基づき、さまざまな施策、交流が進んでいくものと考えているが、今後の選択肢の一つとして卓球を通じたものも検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、3款民生費についてでありますが、敬老会について、今年度の出席率は全対象者の34%とのことで、以前からも敬老会のあり方について見直す必要があるとの意見もあったが、例えば尾去沢地区においては各自治会独自で敬老会を実施しており、参加者からも市主催の敬老会よりもゆっくり楽しめるとの声もあることから、婦人会の協力を得ることも年々難しくなってきていることも踏まえ、各自治会ごとの敬老会の開催も視野に入れながら、敬老会の見直しをしていく考えはないものかただしております。  これに対して、各自治会ごとの敬老会の開催については、各自治会の体制などにもばらつきがあると思われ、早急にお願いすることは難しいと思われるが、それらも踏まえながら、敬老会の今後のあり方についてさらに検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、4款衛生費についてでありますが、平成13年度に策定された環境基本計画について、市民に対する周知は徹底されているのかただしております。  これに対して、環境基本計画についてはダイジェスト版のチラシを1万4,000部作成し、4月に各家庭に配布している。さらに、この計画を推進していく上でエコタウンシンポジウムの開催を計画しているほか、12月1日から新ごみ焼却場の稼働に合わせてごみの収集方法が変わることから、各地域ごとに巡回説明会を行うなど、市民への周知徹底を図ってまいりたいとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、基本はやはり住民が参加することであり、住民が環境問題に対する意識をどうやって高めていくか、また、環境問題を自分の問題としてとらえていくことが重要であると考えていることから、チラシを配るだけではなく、市民サイドに立った計画の推進など工夫をしながら進めていただきたいとの意見が申し述べられております。  次に、5款労働費についてでありますが、企業情報データベース作成業務委託料の内容についてただしております。  これに対して、この事業は製造業を中心とした市内企業の資本金額、従業員数、取り扱い商品、取引会社等の情報を網羅し、データベース化を行っているもので、現在569企業が参加しているものである。  なお、現在参加していない企業に対しても加入促進を図りながら、今後のデータベース化を進めていくものであるとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費についてでありますが、まず、都市農村交流事業の東京都葛飾区よつぎ小学校児童との農村交流について、これまでの事業実施期間及び当初参加された児童とのその後の交流についてただしております。  これに対して、この事業は今年度で18年目となるものであるが、当時受け入れてくれた農家の方々との間では、手紙や電話連絡、あるいは農産物の申し込み等いろいろな形で交流が継続されていると伺っているとの答弁がなされております。  このことについてはさらに、大館市の忠犬ハチ公を縁とした渋谷区の小学校への地元産米使用を例に、本市においても教育委員会とのタイアップにより葛飾区への同様なアプローチは考えているものかどうかただしております。  これに対して、これまで鹿角ピアで行っていた食の交流まつりを葛飾区において開催する予定であり、また、市内民間団体においては、既に四つ木商店街への地元食材提供が展開されていることなどから、行政としても今後においてさまざまな計画を検討していくものであるとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、ぜひとも葛飾区の学校給食に鹿角産の食材を使用していただくよう検討されたいとの要望がなされております。  次に、持続的農業総合推進事業におけるカドミウム米の抑制に関連し、現在の検査体制では、すべて秋田市の分析化学センターへ送らなければならないことから、結果にかなりの時間を要すると聞いている。今年度からは全量検査ということもあり、安全な食料の生産と秋田米ブランドの形成という観点から、地元でも検査のできる分析機器の購入等、早急な対応が考えられないものかをただしております。  これに対して、カドミウム米についての問題は市としても重く受けとめており、早急な対応に向けてJAを初めとする関係機関との協議を進めてまいりたいとの答弁がなされております。次に、7款商工費についてでありますが、まず、企業誘致対策費に関連し、市内の雇用確保は地元企業だけでは難しく、また、誘致に向けた多くの企業との折衝にもかかわらず実績に結びついていない現状から、高校卒業生との連携を図るなど、さまざまなネットワークを活用している大館市の取り組みを例に挙げ、今後の対応策についてただしております。  これに対して、本市としても見習わなければならない点が多々あるとの認識から、他市の動向も注視しながら、また、知恵を絞りながら検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、定期市場管理委託料に関連し、花輪定期市場における出店升の利用状況並びに道路沿いへの出店が多いことなどから、この際、まち通りのにぎわい復活のため思い切った施策はないものかただしております。  これに対して、現在、全体で80ある出店升のうち、9割ほどが使用されている。また、道路沿いへの出店はほとんどが市外の方々であり、本来違法な出店であることから、再三にわたり市場升への出店をお願いしているが、なかなか理解が得られない実情にある。  なお、今後の定期市場のあり方については、総合計画の中心市街地活性化基本計画に基づくTMOあるいは第3セクターによる「関善の蔵」跡地の整備計画を進めていることから、それらとともに定期市場の改修及び保育園跡地の駐車場活用等についても検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、8款土木費についてでありますが、まず、鎌倉平橋改良事業にかかわる調査設計委託料の内容についてただしております。  これに対して、国道282号から鹿角組合総合病院建設予定地までの道路拡幅に伴い、現在ある鎌倉平橋を拡幅するため設計委託したものであるとの答弁がなされております。  これに関連し、鹿角組合総合病院の建設計画についてただしております。  これに対して、厚生連からは、ことし造成工事が完了し、平成15年には実施設計に入り、平成16年には建設したい旨の説明がなされたものの、その後、県の補助金の関係で建設の延期の可能性もあるとの説明がなされたため、市として厚生連に対し、計画どおり平成15年の実施設計、平成16年着工を強く要望しているところである。また、県に対しても厚生連への補助金の増額及び鹿角組合総合病院の早期建設を強く要望しているとの答弁がなされております。  次に、高井田地区公営住宅建設事業にかかわる最終事業費と1戸当たりの平均建築費並びに平均住宅使用料についてただしております。  これに対して、平均建築費は1戸当たり1,476万円であり、最終事業費は平成14年度事業費も合わせて決算見込額約12億2,200万円を想定しており、平均住宅使用料は1戸当たり2万2,000円から2万5,000円で推移していくものとの答弁がなされております。  次に、9款消防費についてでありますが、まず、消防団について、消防団活動によって市民が安心し、また、災害時には人命や財産を守ってくれるなど、その活動に対しては心から敬意を表するものであるが、今後とも消防団が円滑に活動していくための組織強化策について、また、市内のみならず、県内でも団員不足が懸念されているが、本市の団員確保への取り組みについてただしております。  これに対して、現在は消防団員の減少や企業や事業所に勤務するサラリーマンがふえていることから、昼間における消防力の低下が懸念されている状況であり、各地区においても若い団員の確保に努力していただいてはいるものの、なかなか思うように進んでいない現状である。そのために、国庫補助事業等を活用しながら、消防団活動の拠点となる施設やポンプ車などの資機材の装備の充実にも力を注いでいるところである。また、青年層や女性層の活動への参加促進も今後強力に進めていかなければならないことから、その方策についても検討しているところであるとの答弁がなされております。  次に、以前一般質問でも提案された、窓口での諸証明の交付手続についてでありますが、仕事の関係などで開庁時間内に市役所や各支所で住民票等の交付手続ができない方々のために、消防署が住民票等の交付申請を受け、夜間など市民が都合のいい時間帯に消防署から交付を受けられるようなシステムは検討できないものかをただしております。  これに対して、市でそのシステムを取り入れるという意向であれば、消防本部としても積極的に検討してまいりたいとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、前向きに実施を検討していただきたいとの要望が述べられております。  次に、10款教育費についてでありますが、まず、児童生徒学力向上対策事業に関連し、学校週5日制が導入されて以来、児童生徒の学力低下の懸念が新聞等でも報道されていることから、鹿角市独自の学力向上対策を実施していくべきでないかただしております。  これに対して、学力の問題については全国的に提起されているところであるが、本市としては、何よりも一日一日、一時間一時間が楽しいという授業を基本的に進めながら、子供たちが学習するという意欲を持つことが一番であると考えている。  なお、現在は児童生徒の学力向上対策の一環として教科別の学力テストを実施し、その結果に基づいて指導方法などを改善しながら学力の向上に努めているところであり、これに期待してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、青年ドリーム支援事業については平成13年度からの新事業であるが、対象となった7団体がそれぞれ実施したイベントにおいて、延べ2,000人以上の参加者があり、市内外の青年交流が盛んに行われるなど、相当の効果があったものと思われるが、この7団体のほかにも申請したが認可されなかった団体はあるものかただしております。  これに対して、本事業については、平成13年度では全部で10団体からの申請があったが、趣旨に合わないもの、また、団体構成人数が規定数に達していない団体などがあり、3団体が審査対象外として却下されているとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、本事業は新規の青年団体等を対象としているが、地域を支える青年会活動等もあることから、新規団体に限定せず、広く青年活動に対する助成についても検討していただきたいとの要望がなされております。  次に、国体選手強化対策費補助金の概要について、また、平成19年国体では、本市で卓球競技が開催されることになっており、主会場となるスポーツセンターの改修もしなければならないが、その金額と改修時期についてただしております。  これに対して、本補助金については、平成19年国体において本市で開催される卓球及びスキー競技に係る選手強化費として強化対策委員会に対し交付するものである。なお、卓球競技会場となるスポーツセンターについては、観客席が少なくとも1,000席は必要であるとのことから、改修には概算で約1億円の経費が必要と考えており、改修時期については、県とも協議をしながら平成17年度には整備をしたいと考えているとの答弁がなされております。  次に、学校給食費については、保護者負担が全県平均を若干上回っているという実態のようであるが、改善できる可能性はないものか、地産地消の観点からもその実態をただしております。 これに対して、加工食品や冷凍食品については大館市の業者が県北地区を対象に納入していることから、市内業者よりも低価格で納入できるシステムになっている。地産地消については、自産地消費拡大の面から、平成12年度から「緑の食材連絡協議会」を設置しながら、市内農家からも食材を購入しており、米飯についても平成14年度からは市内業者から供給されるなど、総体的な金額はそう多くはないものの、このような取り組みの効果がいろいろな面に波及していくことを期待しているとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、なるべく保護者負担を軽減するような対策を検討していただきたいとの要望がなされております。  次に、本会計歳出全体に対する意見、要望が述べられておりますので、これを集約して申し上げます。  まず、1点目として、補助金の削減などが行われている現状であるが、繰越金も非常に多い。各種補助金についても、少なからず市民負担の軽減につながっていくものと考えられることから、その点も踏まえながら財政運営に携わっていただきたい。  2点目として、公共事業等にかかわる国の2次補正の関連から繰越明許措置が多くなったことについては理解を示すものの、適切な予算管理という観点から、不用額については極力抑制に努められたい。  3点目として、国の経済財政構造改革により地方財政はさらに厳しさを増すものと思われるが、産業の均衡ある発展を図るため、従来の慣例にとらわれることなく、新たな発想で予算配分の重点化に努められたい。  4点目として、本市の財政力は脆弱なことから、経済動向に起因する突発的な財政需要にも常時円滑に対応できるよう財政調整基金の充実を検討されたい。  最後に、業務委託契約については、市民にも理解が得られるよう、庁舎内の連携を図りながら再度見直しを行うなど、算定基準の根拠を明確なものとしてほしい。  以上、5点についての意見、要望等が述べられております。  以上が、本案の審査に当たり委員から出されました質疑、要望等の主な内容ですが、認定第2号につきましては、採決の結果、賛成多数により認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第3号平成13年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。  本案の審査に当たり、まず、不納欠損額及び収入未済額が一般会計と比較してもその率が高くなっていることから、その理由についてただしております。  これに対して、収入未済額が前年度と比較しても率がふえている一番の理由は、やはり雇用情勢の不振や経済の不振などが挙げられるが、平成12年4月から新たに導入された介護保険制度により課税総額が増加したことも影響していると考えている。また、不納欠損額については、生活困窮や病気、居所不明、時効等の理由により167名分が不納欠損処分となったものである。  なお、担税力があると思われる方については、5年の時効をできるだけ避けるように時効の中断措置等もしており、安易に徴収権を放棄しないよう努力しているところであるとの答弁がなされております。  次に、本市の国保税減免制度等の内容については、市民に対する啓蒙は十分されているものかただしております。  これに対して、延納や減免制度については、「国保かづの」などでも活用方を周知徹底している。また、減免申請などの手続書類についても税務課の窓口に常時用意しており、国保担当の窓口でもそれらの制度の紹介はしているところであるとの答弁がなされております。  以上が、本案の審査に当たり、委員から出されました質疑、要望等の主な内容ですが、認定第3号につきましては、採決の結果、賛成多数により認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第4号平成13年度鹿角市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本案につきましては認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第5号平成13年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてご報告いたします。  本案の審査に当たり、必要とするサービスが受けられないという問題があると聞いているが、その実情と今後の対策についてただしております。  これに対して、平成12年度に介護保険事業計画を作成したが、現在その計画と大きく相違している点は、訪問系のサービスの実績が低い、通所系のデイサービスやデイケアの利用が非常に伸びている、ショートステイについてもベッド数に限りがあり、トータル的には需要を満たしているが、使いたいときに使えないなどという声もある、入所施設の申込者数の激増により、現在、最終の調査では入所待機者は314人となっているなどが挙げられる。  なお、今年度介護保険事業計画の見直しをすることになっており、現在作業を進めているところだが、先般実施した調査では、デイサービス供給量が需要量に満たないという結果が出ており、事業予定者との協議や定員の増、あるいは新設等の協議をしていかなければならないと考えている。  また、ショートステイについても、やはり増床が必要と判断しており、既存事業所のベッド数の状況等を確認しながら、増床等を働きかけていくことにしている。
     また、入所施設については、一番需要が多いのは特別養護老人ホームであるが、県からは、計画することは可能だが、補助採択は非常に厳しいと言われているところであるとの答弁がなされております。  このことについて委員からは、介護保険制度は老人福祉を最重点として実施されていることからも、先述の諸問題解決のための対策を講じていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、認定第5号につきましては、認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第6号平成13年度鹿角市訪問看護事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号平成13年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号平成13年度鹿角市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第9号平成13年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についての4件につきましては、認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第10号平成13年度鹿角市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてをご報告いたします。  本会計に関連し、二ツ井町で水道水が原因の食中毒があったが、本市の簡易水道については問題がないものかをただしております。  これに対して、本市では、簡易水道及び小規模水道の各団体の長及び管理者に対し水道水の滅菌等について十分留意するよう文書を送付し、注意を喚起しているところであるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第10号につきましては、認定すべきものと決定いたしております。  以上が、当決算特別委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。  本会議におかれましても、当委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(大里恭司君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (決算特別委員長 栁舘一郎君 降壇) ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 報告事件の審議 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第6、これより採決いたします。  まず、認定第2号について、委員長の報告は認定であります。本認定につきましては、豊田議員より討論の通告がありますので、これを認めます。豊田重美君。 ○18番(豊田重美君) 認定第2号平成13年度一般会計歳入歳出決算は、委員長報告では認定となっておりますが、私は不認定という立場で討論いたします。  農家の大幅な所得の減少、企業の撤退・縮小、雇用問題など、経済不況の悪化の影響が市税にも大きな影を落としてきております。不納欠損は1,896万円以上、また、収入未済額が3億821万円以上というふうな大変な大きな額になっておるわけであります。市民からの取り立て方法を変えたり、小手先の問題では、到底これは解決できない問題だと私は考えております。やはり、減反など生産を抑制する予算をまずやめ、価格を補償して生産を補償するというふうな予算をまず私は求めたい。  また、地場産業の雇用と就労の場の創出など、市民所得の向上を抜本的に補償する予算を早急に増大させるべきであります。  また、今回の決算の特色は、スポーツ事業団や高齢者生きがいコミュニティセンターなどの不祥事件、そして庁舎管理委託料について一般入札などの額が2,000万円というふうな半減などが盛られておった予算でありまして、到底これは理解できない。そういうふうに私は考えまして、したがって、この認定第2号議案に対して反対討論をいたします。 ○議長(大里恭司君) ほかに討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  認定第2号については、委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大里恭司君) ご着席願います。起立多数であります。よって、認定第2号は、認定することに決しました。  次に、認定第3号から認定第10号までの8件については、委員長の報告は認定であります。本認定8件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第3号から認定第10号までの8件は、認定することに決しました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案の上程 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第7、議案を上程いたします。  まず、阿部邦宏君外5名の方々より提出されました発議第12号財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査に関する決議についてを議題といたします。  お諮りいたします。ただいま提案されました発議第12号につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。  提案理由の説明を求めます。阿部邦宏君。     (23番 阿部邦宏君 登壇) ○23番(阿部邦宏君) 私から、発議第12号財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査に関する決議につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。  この件につきましては、これまで教育民生常任委員会における調査や全員協議会における協議等を行ってきたわけですが、依然十分な解明ができない状況であります。  当該事業団の会計処理状況の内容を明らかにすることについて、市議会に対する市民の期待は大きいものがあると思われますし、市議会としても、この問題を明らかにすることは市民の信頼を確保する上で重要な任務であると考えます。  このことから、お手元に配付しております決議案のとおり、委員12名をもって構成する財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査特別委員会を設置し、調査を行うものであります。  以上、ご提案いたしましたが、議員各位のご賛同を賜りたくお願い申し上げまして、提案説明といたします。 ○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (23番 阿部邦宏君 降壇) ○議長(大里恭司君) 本案につきましては、討論を省略し、これより直ちに採決いたします。  この採決は起立によって行います。  発議第12号財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査に関する決議について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(大里恭司君) ご着席願います。起立多数であります。よって、発議第12号の財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査については、12人の委員からなる特別委員会を設置し、これに付託の上調査するという決議は、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま設置されました本特別委員会の委員の人選につきましては、議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決します。  本特別委員会の委員の氏名を事務局長より報告させます。 ○議会事務局長(佐藤國雄君) 財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査特別委員会の委員をご報告いたします。  小田切康人議員、栁舘一郎議員、阿部博文議員、髙杉正美議員、石川幸美議員、村木繁夫議員、児玉政芳議員、齋藤啓一議員、豊田重美議員、佐藤 一議員、奈良喜三郎議員、阿部邦宏議員、以上12名であります。終わります。 ○議長(大里恭司君) ただいま報告ありました12名の方々を本特別委員会の委員に指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました12名の方々を本特別委員会の委員に選任することに決しました。  この際、財団法人鹿角スポーツ振興事業団会計処理問題調査特別委員会を開催して、正副委員長の互選を行うため、暫時休憩いたします。     午前11時22分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時46分 再開 ○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に特別委員会を開催し、委員長に奈良喜三郎君、副委員長に佐藤 一君がそれぞれ互選されましたので、ご報告いたします。  次に、報告第8号専決処分の報告についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 報告第8号専決処分の報告について。  地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  専決処分書。地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分する。平成14年12月2日。鹿角市長、佐藤洋輔。  次のページをお願いします。  損害賠償の額を定めることについて。  鹿角市十和田大湯字大楽前地内の国道103号上における物損事故の損害を下記のとおり賠償するものとする。  記。1、相手方、秋田県鹿角市十和田大湯字下ノ湯26番地1、伊藤 忠。2、事故の概要、平成14年10月12日午前9時36分ごろ、鹿角市十和田大湯字大楽前54番地2先地内国道103号上で、大楽前取水口の巡回を終えてUターンする際に、後方の安全確認が十分でなかったことにより、Uターン態勢に入った公用車の右前側面フェンダーに相手方の左前部の角が衝突し、破損したもの。3、損害賠償額18万2,112円。  なお、この事故につきましては、12月2日同日、示談書を取り交わしております。  なお、事故の責任割合につきましては、当方が80%、相手方が20%という保険の査定を受けております。以上です。 ○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  本案につきましては、地方自治法に定める報告事件でありますので、報告をもって終わります。  次に、諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  お諮りいたします。本案につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  本案について、提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。  人権擁護委員候補者として、下記の者を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  推薦したい方ですが、安倍憲壱さん、松井直行さん、兎澤誠子さん、工藤麗子さんにつきましては、引き続きご推薦申し上げたいということであります。また、米田優子さんと大里恭子さんにつきましては、花輪の松橋アヤ子さんと十和田毛馬内の黒沢澄子さんが今任期をもってご辞退申し上げたいということを受け、その後任として新たにご推薦したいということであります。  提案理由でありますが、法務大臣から人権擁護委員の委嘱を受けている方は9人でありますが、そのうち6人の方が平成15年2月28日をもって任期満了となりますので、その後任者を推薦するにつき議会の意見を求めるものであります。終わります。 ○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
     本案につきましては、討論を省略し、直ちに採決いたします。  諮問第2号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ご異議ないものと認めます。よって、適任と認めることに決しました。  昼食のため午後1時まで休憩いたします。     午前11時51分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後 1時00分 再開 ○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第76号から議案第101号までの26件を一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 議案第76号字の区域変更について。  地方自治法第260条第1項の規定により、別紙のとおり本市の区域内の字の区域を変更する。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、秋田県が施工する雪寒道路整備工事に係る鹿角市十和田大湯地内の国有林の一部所管がえに伴う登記のため、字の区域を変更するものであります。これが、この議案を提出する理由でございます。  参考資料の2ページをお開きいただきたいと思います。  場所は、中滝から分かれます国道104号線の中滝橋から八戸寄りの方、この赤い色を塗っている部分が今回の字の区域変更箇所でございます。  議案の方に戻りますが、字界変更調書の変更前の字の区域は、この参考資料の赤い色を塗ってあるそれぞれの「道イ1」から「21介1」までのそれぞれのポイントを結んだ地域がこの赤い区域でございます。変更後の字の区域は、「鹿角市十和田大湯字中滝」という地名になります。以上です。 ○議長(大里恭司君) 産業部長。 ○産業部長(児玉 一君) 議案第77号市営土地改良事業(農道)の施行について。  市営土地改良事業を施行したいので、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  1の施行年度ですが、平成15年度から平成20年度まで、6年間でございます。名称は、鹿角市中山間地域総合整備事業。地区名は、十和田地区。事業量は、農業生産基盤、農道、延長7,130メートル。概算事業費は8億900万円。施行方法は請負。計画概要書は別紙のとおりです。  提案理由でございますが、地域の生産基盤を整備することによって、良好な営農条件の確保と地域の総合的な活性化を図るものであります。これが、この議案を提出する理由でございます。 次のページをお願いします。  鹿角市中山間地域総合整備事業(十和田地区)計画概要書について説明申し上げます。  事業の目的及び計画の趣旨でございますが、本地区は、稲作プラス果樹、畜産、畑作の複合型農業が主流で、特にリンゴの生産量は鹿角市全体の60%を占めるほどであるが、農道等は未整備のものが多い状況となっており、本地区においては農業生産基盤の整備を図り、もって生産効率及び農業所得の向上に資するものでございます。  事業量、それから3、4は省略させていただきます。  5の事業完了後の管理でございますが、直営です。  6の事業費の負担区分は、国が負担割合55%、県が20%、市が25%でございます。  次のページをお願いします。  議案第78号市営土地改良事業農業用用排水施設)の施行について。  市営土地改良事業を施行したいので、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき、議会の議決を求める。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  施行年度は平成15年度から平成20年度まで。名称は、鹿角市中山間地域総合整備事業。十和田地区。事業量は、農業生産基盤、農業用用排水施設、延長が500メートル。概算事業費は2,000万円。施行方法は請負。計画概要書は別紙のとおりです。  提案理由は、議案第77号と同じであります。省略させていただきます。  次のページをお願いします。  計画の概要書ですが、事業の目的及び計画の趣旨は議案第77号と同じでありますから、省略させていただきます。  それから、事業量から施行年度までも省略させていただきます。  5の事業完了後の管理は、施設利用者となっております。  事業費の負担区分は、国が55%、県が20%、市が10%、その他が15%となっております。  なお、詳細については、資料の4ページから9ページをご参照いただければと思います。終わります。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 議案第79号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について。  公益法人等への職員の派遣等に関する条例を別紙のとおり制定するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、公益法人等への職員派遣の実施に伴い、条例を制定するものであります。  今回のこの条例制定につきましては、平成15年4月1日から、財団法人鹿角市子ども未来事業団に職員の派遣を予定していることから、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣に関する法律、平成12年法律第50号でございますが、この規定に基づきまして公益法人等への職員の派遣に関する必要な事項を定めるものでございます。  条例の内容ですが、公益法人または特殊法人等への職員の派遣ということで、第2条以下規定しておりますが、第2条は職員の派遣についてでございます。派遣先の団体、あるいは職員派遣の対象から除かれる職員について、あるいは派遣先団体との取り決め事項について定めております。  第3条では、派遣職員の職務への復帰ということで、派遣先から再度市の方に復帰する場合のことについて規定しております。  第4条は、派遣職員の給与についてでございます。本来は、法律では基本的には派遣職員については派遣先が給与を支給することになっておりますが、この中で地方公共団体の事務または事業の効率的な、あるいは効果的な実施が図られるという場合には、その給料を市が払うことができるという規定でございます。  それから、第5条、第6条関係は、派遣職員が地方公共団体に復帰する場合の処遇についての条項でございます。  第8条関係は、派遣職員に関する報告についての規定でございます。  それから、株式会社または有限会社への職員の派遣は、一度退職した形での派遣、こういうことになりまして、第9条以下はそれらの退職派遣についての条項でございます。  第9条では、派遣先の法人、あるいは退職派遣の対象から除外される職員、あるいは派遣先の法人との取り決め事項について定めております。  それから、第11条、第12条関係は、退職派遣された職員が再度地方公共団体に戻る場合の採用の取り扱いについて定めております。  それから、第14条、第15条関係では、退職派遣職員の採用の際の処遇について定めているものであります。  第16条関係は、退職派遣職員に関する報告について定めております。  その他、附則におきましては、職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正をあわせて行っておりますが、これは有給休暇の取り扱いについて調整が必要な部分の規定でございます。  これらの条例につきましては、平成15年4月1日から施行することとし、ただし、退職派遣に関する規定は平成15年3月31日から施行すると、こういうものでございます。  それから、次に、議案第80号でございます。議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について。  議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由は、人事院勧告及び一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律が改正されたことに伴いまして、期末手当の額の改正を行う必要があり、今回この条例を改正するものでございます。  次のページをお開きいただきたいと思います。  今回の期末手当の改正内容ですが、6月の支給割合を「100分の155」から「100分の170」に、12月期の支給割合につきましては「100分の170」から「100分の180」に引き上げるものでございます。  なお、施行期日につきましては、平成15年4月1日から施行するものでございます。  次のページをお開きいただきたいと思います。  議案第81号特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について。  特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  これも議案第80号と同様の理由でございます。  内容につきましては、先ほどお話し申し上げました期末手当の調整分と同様の改定趣旨でございます。  それから、議案第82号教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について。  教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。  提案理由も前の議案と同一でございます。  次のページの条例案につきましても、改正の趣旨は先ほどご説明申し上げました期末手当の支給割合の変更でございます。  次に、議案第83号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、人事院勧告及び一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律にかんがみ、給与の額等の改正を行うため、条例を改正するものでございます。  今回の改正の理由でございますが、先ほど申し上げましたように人事院勧告に基づきまして、一般職の職員の給与に関する法律が11月15日に可決成立いたしたことに伴いまして、給料月額、扶養手当、期末手当、勤勉手当等の額を改定するとともに、特例一時金を廃止することが必要になったものであります。  改正の中身でございますが、扶養手当の改正につきましては、配偶者の扶養手当を「1万6,000円」から「1万4,000円」に引き下げる。配偶者以外の子供の扶養親族のうち、3人目以降の扶養手当につきましては「3,000円」から「5,000円」に引き上げる。それから、期末手当の改正につきましては、3月の支給割合を「100分の55」から「100分の50」に引き下げるというものです。それから、特例一時金につきましては、去年あったわけですが、この特例一時金は廃止をすると。  それから、給与表の改定につきましては、別表にありますような行政職給料表ということで改定をするものでありまして、これらはそれぞれの号級におきまして、金額にして2,000円から1万円ほどのマイナスになっております。  それから、条例の第2条関係でございますが、期末手当の改正ということで3月の期末手当を廃止するとともに、6月の支給割合を「100分の145」から「100分の155」に引き上げ、12月期の支給割合を「100分の155」から「100分の170」に引き上げるというものが一つ。二つ目は、勤勉手当の改正でございますが、6月期の支給割合は「100分の60」から「100分の70」に、12月期の支給割合を「100分の55」から「100分の70」に引き上げるというものでございます。  なお、これらにつきましては、前半で申し上げました扶養手当、期末手当の改正、一時金の廃止、給料表の改定につきましては、平成15年1月1日から施行し、第2条関係、要するに後で申し上げました期末手当の改正、勤勉手当の改正につきましては、平成15年4月1日から施行するというものでございます。  なお、平成15年3月期の期末手当につきましては、特例ということで今回の給与改定に伴う4月1日からの遡及適用ではない。しかし、支給金額については、平成15年3月に支給される期末手当から今回の減額になった分を差し引いた手当を支給するという規定でございます。  なお、その他経過措置等については、附則で規定いたしております。  また、育児休業に関する条例の一部改正も、あわせて附則の項目で経過措置を規定いたしております。  それから、議案第84号単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について。  単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  これも、人事院勧告及び一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律にかんがみまして、特例一時金を廃止するためにこの条例を改正するものでございます。  次のページをお開きいただきたいと思います。  単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例(案)。  単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を次のように改正する。  附則第2項を削る。これは、特例一時金の廃止ということでございます。 この条例は、平成15年1月1日から施行するものであります。以上です。 ○議長(大里恭司君) 教育次長。 ○教育次長(和井内貞光君) 議案第85号であります。  鹿角市立学校設置条例の一部改正について。  鹿角市立学校設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由であります。鹿角市立十和田小学校山根分校及び鹿角市立中滝小学校田代分校の設置について明文化するため、条例を改正するものであります。これが議案を提出する理由であります。  次のページをお願いいたします。  鹿角市立学校設置条例の一部を改正する条例(案)であります。  鹿角市立学校設置条例の一部を次のように改正する。  第2条の関係でありますけれども、第2条の表、鹿角市立十和田小学校の項の次に次のように加える。「鹿角市立十和田小学校山根分校」、位置としては「鹿角市十和田山根字大畑32番地」。もう一つは、その表中でありますが、鹿角市立中滝小学校の項の次に次のように加える。名称でありますが「鹿角市立中滝小学校田代分校」、位置でありますが「鹿角市十和田大湯字田代平263番地」。  附則でありますが、この条例は公布の日から施行するというものであります。  資料の22ページをお開きいただきたいと思いますが、新旧対照表にありますように、鹿角市立学校設置条例の第2条については、そこに記載があるわけでありますけれども、鹿角市立十和田小学校山根分校及び中滝小学校田代分校の名称と位置をそれぞれ加えるものでございまして、これは、これまで本校のみ表示されておりましたが、12月1日から中滝小学校田代分校冬季分校が開設されるわけでありまして、これは県教委の方にその届け出をするわけでありますけれども、この設置の届け出、あるいは承認事務、それからこれに関連しまして教諭、講師の対応が国庫負担の対象となる、そんないろいろな状況の中で、やはり条例にその学校の名称、位置が明記されていなければならない、そういうことでありまして、条例の一部改正をお願いするというものでございます。  次のページをお願いいたします。
     議案第86号であります。  鹿角アメニティパーク条例の一部改正について。  鹿角アメニティパーク条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由であります。アリーナ改修に伴いまして、冷暖房設備の利用について料金の上限額を定めるため、条例の改正をするものであります。これがこの議案を提出する理由であります。  次のページをお願いいたします。  鹿角アメニティパーク条例の一部を改正する条例(案)であります。  鹿角アメニティパーク条例の一部を次のように改正する。  別表2冷暖房設備利用料金の上限額の表、エアロビクススタジオ、フィットネスルームの項の次に次のように加える。  「アリーナ」、利用料金としては上限が「1,700円」であります。  附則としては、この条例は、平成15年1月4日から施行する。こういうものでございます。  資料の23ページをごらんいただきたいと思いますが、新旧対照表にありますように、条例第4条、これは利用料金の承認ということでありますが、この別表2の冷暖房設備利用料金の上限額を定めるものでありまして、アリーナの利用料金として貸し切り1時間につき1,700円としてこの項を加えるものであります。  これは、現在、工期を12月20日までとしてアメニティパークのアリーナの改修工事を進めておりますが、この改修工事の中で暖房設備も設置するということでありまして、このための暖房使用料を定めるというものでございます。終わります。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 議案第87号鹿角市保育園設置条例の一部改正についてであります。  鹿角市保育園設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由は、公立保育園の運営委託及び一部統合を実施するため、条例を改正するものでありますが、一つは、現在運営委託をしております大湯保育園以外の公立保育園について、来年度から財団法人鹿角市子ども未来事業団に委託して行うためと、もう一つは、花輪第一保育園と花輪第二保育園の統合移転により、名称、位置を改めるための改正であります。  条例案でありますが、資料の24ページもあわせてごらんいただきたいと存じます。  現在、社会福祉法人愛生会に委託しております大湯保育園以外の園について財団法人鹿角市子ども未来事業団に委託するため、第4条第1項の条文を改めるものであります。  また、第一保育園と第二保育園の統合移転により、名称を「鹿角市立花輪さくら保育園」に、位置を「鹿角市花輪字上中島93番地」として別表中を改めるもので、この条例は平成15年4月1日から施行するものであります。  なお、保育園の名称は、花輪プラス市の花「ベニヤマザクラ」、さくらということで、応募数57件の中から選考されたものであります。  次に、議案第88号鹿角市市単保育園設置条例の一部改正についてであります。  鹿角市市単保育園設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、認可保育園と同様、市単の公立保育園についても運営委託を実施するため条例を改正するものであります。  条例(案)でありますが、資料は25ページであります。  市単保育園の管理運営を財団法人鹿角市子ども未来事業団に委託して行うための条文を設けるもので、第3条を第4条とし、第2条の次に第3条管理運営の委託の条文を加えるものであります。  この条例は、平成15年4月1日から施行するものであります。 ○議長(大里恭司君) 産業部長。 ○産業部長(児玉 一君) 議案第89号鹿角市森林総合利用施設条例の廃止について。  鹿角市森林総合利用施設条例を別紙のとおり廃止するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、鹿角市森林総合利用施設の廃止に伴い、条例を廃止するものであります。  これは、切留平キャンプ場でございますが、築後24年が経過し、その施設の老朽化が著しく、管理運営することが困難となってきていることなどに加えて、隣接するオートキャンプ場と競合する施設でもあることから、近年は利用客が減少しております。こういうことから、補助金で取得した財産の処分が可能となる本議会に廃止をお願いするものでございます。  次のページをお願いします。  鹿角市森林総合利用施設条例を廃止する条例(案)ですが、鹿角市森林総合利用施設条例は廃止する。  附則として、この条例は、平成15年4月1日から施行する。以上です。 ○議長(大里恭司君) 建設部長。 ○建設部長(三ケ田徳雄君) 議案第90号鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。  鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、水道法の一部を改正する法律の施行に伴い、条例を改正するものでございます。  次のページをお願い申し上げます。  鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例(案)についてでございますが、目次中の第4章、第5章について、第4章を貯水槽水道に改めまして、従前の第4章、第5章を順次第5章、第6章とするもので、それを構成する条項をあわせて改正、整理するものでございます。  新たに設けた第4章貯水槽水道でありますが、水道の管理を適正なものとして、貯水槽水道に関する関係者責任を明確化する措置を講じたものでございます。  第21条は、そのことに関する管理者の責務として、指導、助言及び情報提供を明文化したものでございます。  第22条では、設置者の責務として、規模等により簡易専用水道とそれ以外の設置者それぞれに管理、検査のあり方を規定したものでございます。  附則は、この条例は、平成15年4月1日から施行するものでございます。  次のページをお願い申し上げます。  議案第91号鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について。  鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  人事院勧告及び一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律にかんがみまして、特例一時金を廃止するために条例を改正するものでございます。  次のページをお願い申し上げます。  鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例(案)でございますが、一部を次のように改正することにしております。  特例一時金の支給に関する附則の第2項及び第3項を削ることとしております。  附則は、この条例は、平成15年1月1日から施行するものでございます。  議案第92号鹿角市簡易水道条例の一部改正について。  鹿角市簡易水道条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。平成14年12月9日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、水道法の一部を改正する法律が施行されたことに伴いまして、条例を改正するものであります。  次のページをお願い申し上げます。  鹿角市簡易水道条例の一部を改正する条例(案)についてでございますが、第24条を第26条としまして、第23条を第25条とし、第22条の次に次の2条を加えるということでございまして、規則の委任、損害賠償等についてでございます。  2条のうち、第23条は貯水槽水道の管理者の責務として指導、助言及び情報提供を明記したものでございます。さらに、第24条は、貯水槽水道の設置者の責務として、規模に即して簡易専用水道、それ以外の設置者それぞれに管理、検査のあり方を規定したものであります。  附則として、この条例は、平成15年4月1日から施行する。以上でございます。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) それでは、12月補正予算の方をお願いいたします。  予算書の1ページをお開き願います。  議案第93号平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)。  平成14年度鹿角市の一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,590万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ178億7,315万8,000円とする。  2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  繰越明許費。第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」による。  債務負担行為の補正。第3条、債務負担行為の追加は、「第3表 債務負担行為補正」による。  地方債の補正。第4条、地方債の変更は、「第4表 地方債補正」による。  平成14年12月9日提出。秋田県鹿角市長。  予算書の7ページ、8ページをお開きいただきたいと思います。  第2表の繰越明許費につきましては、11款1項、事業名が林業施設災害復旧事業でございます。金額5,907万1,000円を繰越明許費の措置をさせていただきたい。  なお、これは8月の豪雨災害によりまして、災害復旧事業を行う長嶺熊沢線の今年度分でございます。全体の事業費は6,949万6,000円でございますが、このうちの85%相当額5,907万1,000円が平成14年度予算措置されたものでありまして、残りの15%については平成15年度の予算で措置する、こういうことでございます。今回の繰越明許費につきましては、平成14年度の今回お願いします事業費の85%相当分を繰越明許でお願いしたい。なお、その理由は、当該地域が冬期間積雪のため非常に事業実施が困難であるということからの理由でございます。  次に、第3表の債務負担行為補正でございますが、これは追加でございます。平成14年度農業経営基盤強化資金利子助成費補助金、同じく農業あきた緊急サポート資金利子補給費補助金、同じく農業近代化資金利子助成費補助金、それぞれ当該資金の融資に伴う利子助成でございます。債務負担行為の期間は、それぞれそこに記載のとおり平成15年度から33年度、15年度から18年度、近代化資金につきましては15年度から18年度という期間でございます。限度額につきましては、それぞれ1,293万4,000円、8万8,000円、17万7,000円。以上でございます。  次に、第4表の地方債の補正でございますが、追加といたしまして、8月豪雨災害に関連する農地災害復旧事業費、限度額が80万円、それから農業用施設災害復旧事業につきましては370万円、林業施設災害復旧事業につきましては1,730万円、それぞれ事業費から補助金を差し引きましたそれぞれの額の8割を起債措置で賄いたい、こういうことでございます。  2の変更でございますが、農道整備事業につきましては1億2,510万円から1億2,470万円に限度額をマイナス40万円、それから道路整備事業につきましては1億540万円から4,540万円に6,000万円の減、急傾斜地崩壊対策事業につきましても、同じく2,900万円から1,100万円に1,800万円の減でございます。  道路整備事業及び急傾斜地崩壊対策事業の起債の減でございますが、これらは財源見通しがついたことから、これらの起債は交付税算入のない起債でございますので、財源見通しがついたことによって財源の調整をするものでございます。  次に、予算に関する説明書の方に移らせていただきます。  歳入の12ページをお開きいただきたいと思います。  歳入につきましては、9款2項児童福祉費負担金、それから一つ飛んで11款1項の児童福祉費負担金、それから一つ飛んで12款の同じく児童福祉費負担金、これらは私立4園の入園児童数が当初見込みから総体で26名増加したことに伴うことと、それぞれの世帯階層区分あるいは入園児の年齢によって徴収金が異なることから調整させていただいた分にかかわる、それぞれの歳入の変更でございます。  次のページをお開き願います。  12款2項2目民生費県補助金でございますが、3節老人福祉費補助金でございます。これは介護予防生活支援事業費補助金として1,009万2,000円を計上いたしておりますが、これはその下の段にあります介護予防支援事業費、あるいは家族介護支援対策事業費、高齢者生きがい活動支援通所事業費、これらの事業名が1本にまとめられたことによりまして名称を変更するもので、補助金の区分を整理いたしたものでございます。  同じく、5目農林水産業費県補助金でございますが、2節農業振興費補助金は、あなたと地域の農業夢プラン応援事業費の補助金でございます。この中にはいろいろな事業があるわけですが、特に野菜・花きジャンプアップ事業の当初98人を予定いたしておりました対象事業者が、49人というふうに減になったことに伴う事業費の実績見込みに合わせた調整でございます。それから、次の農業経営基盤強化促進対策費補助金は、先ほど債務負担のところでお話しした事業と関連する今年度分でございます。  それから、10目災害復旧費補助金でございますが、補正額が4,918万6,000円でございます。これは、8月豪雨災害に伴う農地災害復旧事業、農業用施設災害復旧事業、林業施設災害復旧事業、それぞれの補助金の歳入分の計上でございます。  なお、農地災害は2カ所、農業用施設は4カ所、林道については2路線についてのそれぞれの関連歳入でございます。  それから、次のページをお開きいただきたいと思います。  16ページ、16款繰越金でございますが、今回3,330万6,000円を予算措置させていただきましたが、前年度の繰越金の額が5億4,338万9,000円でございまして、今回のこの3,330万6,000円を含めまして予算措置済を差し引きまして、現時点での保留額が2億4,718万6,000円となっているものでございます。  それから、17款諸収入5項雑入でございますが、花輪スキー場管理運営委託料精算返還金として2,043万8,000円を予算措置させていただいております。  次に、歳出の項に入らせていただきます。  予算書の20ページをお開きいただきたいと思います。  今回のこの歳出の中では、人事院勧告に伴う給与改定分も調整させていただいておりまして、全款にわたりまして人件費の調整をさせていただいております。人勧の平均改定率が〇の2.03%でございます。鹿角市におきましては、これらは加重平均でマイナス1.93%に該当いたします。給与関係につきましては、減額の6,344万5,000円を措置させていただいておりますが、このうち人勧にかかわります減額分が4,992万1,000円となっているものでありまして、その他は退職者2名分、それから農業委員の選挙が無投票になったことに伴う時間外手当等の調整をさせていただいておるものであります。  2款総務費、総務管理費の15節工事請負費1,100万円でございますが、これは昭和60年にこの市役所が建設された際に設置してあった中央監視装置、要するに空調あるいは冷暖房、水道、それらの中央監視装置が大変古くなりまして、部品等の供給が困難になったというようなことで、現在も冷却装置が壊れたまま扇風機で冷やしている、こういう状況でございます。そういう意味で、来年度、平成15年度の当初までもたせるのはなかなか大変困難だと、万が一の場合を考慮して今回補正予算をさせていただいて改修したい、こういうことでございます。  それから、18節備品購入費につきましては、現在助役、あるいは来客用として使っております車が走行距離21万5,000キロを超えまして、大分容易でなくなっております。そういうことから、低公害車を導入しながらということで車の更新をさせていただきたい。あわせて、車両が不足しておりまして、軽ワゴン車1台も導入したいということでの予算でございます。  それから、次のページをお開きいただきます。  10目地籍調査費につきましては、補助事業の補助の減に伴う事業費の調整をさせていただいております。  それから、26ページをお開きいただきたいと思います。  6項選挙費4目鹿角市農業委員会委員一般選挙費につきましては、マイナス1,202万7,000円でございます。先ほど申し上げましたように農業委員の選挙につきましては、無投票により選挙がなくなったことによりまして減額するものでございます。  次に、30ページをお開き願います。  3款1項1目社会福祉総務費でございます。28節繰出金は、国保、介護保険等特別会計の繰出金をそれぞれ3,454万1,000円、減額の2,718万3,000円を措置いたしております。  次のページをお開き願います。
     8目医療給付費につきましても、繰出金は老保特別会計の繰出金2,251万1,000円を措置させていただいております。  9目〔仮称〕総合福祉センター建設事業費につきましては、13節委託料902万6,000円ですが、実施設計委託料1,178万1,000円を計上させていただいて、平成15年の工事着手への準備を進めてまいりたいというふうに考えております。  次のページをお開き願います。  3款2項2目児童措置費でございますが、先ほどご説明申し上げましたように、13節委託料7,672万8,000円は私立の保育園に対する保育委託料でございます。  それから、38ページをお開き願います。  4款1項3目環境衛生費でございますが、19節広域行政組合に対する負担金の補正でございます。2項清掃費につきましても、それぞれ鹿角広域行政組合への負担金の調整によりまして減額の1,595万3,000円、し尿についても同じく減額の1,009万1,000円の予算でございます。  次のページをお開き願います。  5款1項1目労働総務費でございます。行政報告にもありましたように、再就職緊急支援奨励金を200万円予算措置させていただいております。これにつきましては、当初25人分の予算措置をいたしておりましたが、現在申請中等の事務処理を含めますと既に6人分がオーバーいたしておりまして、今後の4人分を見込みまして今回10人分の追加をお願いするものでございます。  それから、42ページをお願いいたします。  6款1項4目園芸振興費でございます。19節負担金、補助及び交付金でございますが、ここで大きなものは、あなたと地域の農業夢プラン応援事業費の補助金でございます。先ほど申し上げましたような理由から補助金が大幅に減額になっております。  それから、11目畜産振興費、やはり19節負担金、補助及び交付金でございますが、堆肥処理施設の緊急整備事業費補助金でございます。これも当初5人を予定しておりましたが、実施見込みが2人ということで実績見込みでの調整をさせていただいております。  次のページをお願いいたします。  同じく19節負担金、補助及び交付金の関係ですが、ほ場整備の事業費の負担金、それからふるさと農道緊急整備事業費の負担金につきましては、それぞれ県に対する県事業への負担金でございます。農集排につきましては、繰出金を減額いたしております。  次に、48ページをお願いします。  8款2項道路橋りょう維持費の関連でございます。15節工事請負費、道路補修工事費ということで、来春の舗装道路等の穴埋めに1,500万円を追加補正させていただいております。  5目道路新設改良費につきましては、市長の行政報告でも申し上げましたように、地域経済対策の一環ということで市単独工事費を3,000万円追加させていただいております。  次のページをお開き願います。  4項都市計画費の5目土地区画整理費、6目下水道費については、それぞれ特別会計への繰出金の減額補正をさせていただいております。  52ページ、53ページをお願いいたします。  9款1項につきましては、鹿角広域行政組合の負担金の減額補正でございます。  10款1項7目教育施設整備基金積立金でございますが、歳入でもお話ししましたスポーツ振興事業団からの返還金に一般財源を足しまして、今後の学校施設整備等に備えて教育施設整備基金を3,000万円積み立てるものでございます。  それから、飛びまして60ページをお願いいたします。  10款6項保健体育費の19節負担金、補助及び交付金でございますが、今回県民体育大会の冬季大会スキー競技会が開催されることに伴いまして、50万円の補助金を予算措置いたしたものであります。  11款災害復旧費につきましては、1項農林水産業施設災害復旧費1目農地災害復旧費でございます。ここでは210万1,000円の補正でございます。工事箇所が2カ所でございます。  2目農業用施設災害復旧費につきましては1,339万2,000円の補正で4カ所、頭首工が1カ所、道路が3カ所分の災害復旧工事でございます。  3目林業施設災害復旧費につきましては、既に予算措置しております981万8,000円に6,115万6,000円を追加補正いたしまして、補正後の額が7,097万4,000円でございます。これは、やはり8月の豪雨による災害でございますが、1カ所は林道割石線、もう1カ所は、先ほど申しました長嶺熊沢線のそれぞれの災害復旧工事費の予算措置でございます。  それから、64ページをお願いいたします。  13款諸支出金につきましては、公団造林費でございます。緑資源公団の予算縮小に伴う事業費の減によりまして、予算の補正をさせていただいております。  一般会計は以上です。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 72ページをお開き願います。  議案第94号平成14年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,459万3,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ35億84万3,000円とするものであります。  補正の内容について申し上げます。  78ページをお願いします。  歳入でありますが、8款1項基金繰入金は、国保会計全体の収支の調整により財政調整基金繰入金を1億9,153万6,000円減額するものであります。  8款2項他会計繰入金は、保険基盤安定制度、国保財政安定化支援事業の確定と法定分の精算による一般会計繰入金の追加であります。  9款1項繰越金は、前年度繰越金の未計上分、全額を計上するものであります。  80ページをお願いします。  歳出でありますが、1款総務費につきましては、人事院勧告に伴う人件費の調整による減額が主なものであります。  3款老人保健拠出金につきましては、前々年度の概算拠出金の精算により額が確定したことにより1億7,884万1,000円を追加するものでありますが、これは平成12年度にスタートした介護保険制度を適用する療養型病床群等への移行が、全国的な傾向として国の予想を下回り、医療から介護への移行が足踏みしたことで医療費が思ったほど減らなかったことが影響し、大幅な追加になったものであります。  82ページをお願いします。  4款介護納付金は、納付額の確定による減額であります。  6款保健事業費は、健康づくり推進事業の水中ウオーク講座開催にかかわる施設使用料の追加であります。  9款諸支出金の償還金は、療養給付費交付金の精算により返還が生じたため追加するものであります。  86ページをお願いします。  議案第95号平成14年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,275万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ53億4,110万7,000円とするものであります。  93ページをお願いします。  歳入、4款繰入金は、医療費交付金の確定により返還が生じたことなどにより、一般会計から繰り入れするもので、5款繰越金は前年度繰越金の未計上分、全額を計上するものであります。  94ページをお願いします。  歳出でありますが、1款総務費は人事院勧告に伴う人件費の調整のほか、委託料の追加であります。これは健康保険法の一部改正等により、10月から老人保健の対象が70歳以上から75歳以上とされ、70歳から74歳までは国民健康保険の中で前期高齢者として医療費が1割負担となったため、新たに高齢者のデータ管理が必要なことから、システムを改修するものであります。  3款諸支出金は、歳入で申しましたが、医療費交付金の確定により返還が生じたため追加するものであります。  98ページをお開きください。  議案第96号平成14年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ68万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ27億8,413万3,000円とするものであります。  104ページをお願いいたします。  補正の内容でありますけれども、歳入でありますが、3款2項国庫補助金は介護報酬見直しにかかわるシステム改修事業への補助金を追加するものであります。  7款1項一般会計繰入金ですが、介護給付費繰入金、事務費繰入金とも前年度分精算により減額するものであります。  8款1項繰越金は、前年度繰越金7,083万7,000円のうちから補正財源として計上するものですが、未計上分は2,312万4,000円であります。  106ページをお願いします。  歳出でありますが、1款1項総務管理費は、人事院勧告に伴う人件費調整と介護保険事業計画作成のための利用者調査委託料の精算による減額及び介護保険事務処理システムの改修等を追加するものであります。  1款3項介護認定審査会費は、認定調査員賃金の調整と認定調査委託料の減額及び認定ソフト改定にかかわるパソコンの改修費を追加するものであります。  2款1項介護サービス等諸費は、居宅介護サービス給付費を減額し、次のページになりますけれども、居宅介護福祉用具給付費を追加するものであります。  2款2項支援サービス等諸費は、居宅支援住宅改修給付費を、また3項その他諸費は国保連に支払う審査支払い手数料を追加するものであります。終わります。 ○議長(大里恭司君) 建設部長。 ○建設部長(三ケ田徳雄君) 112ページをお開きいただきたいと思います。  議案第97号平成14年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)であります。  第1条でございますが、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出それぞれ41万2,000円を減額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ3億3,672万9,000円とするものであります。  119ページをお開きいただきたいと思います。  歳入として、前年度会計からの繰越金を計上措置することとしまして、その他歳出の要因を含めて一般会計繰入金を減額補正しているものでございます。  120ページをお願いいたします。  歳出は、人勧による人件費の減額調整でございます。  124ページをお開きいただきたいと思います。  議案第98号平成14年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第2号)でございます。  第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ1,549万円を追加しまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ11億4,465万7,000円とするものでございます。  第2条は、地方債の補正でございまして、127ページの第2表をごらんいただきたいと思いますが、限度額を2億8,570万円から2億9,470万円とするものでございます。  132ページをお開きいただきたいと思います。  歳入でございますが、事業費の追加割り当てによる国庫補助金を1,000万円、それから事業費増に伴う市債を900万円それぞれ追加計上いたしまして、あわせて前年度会計繰越金の計上と一般会計繰入金の調整計上をいたしております。  134ページをお願い申し上げます。  歳出は、補助分、それから単独分の工事費1,461万円を追加しまして、あわせて関連する計画調査費等の委託料、補償費科目の補正調整を図っておるわけであります。人件費は、人勧による調整でございます。  140ページをお願い申し上げます。  議案第99号平成14年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でございます。  第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ15万4,000円を減額いたしまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ3,505万3,000円とするものでございます。  146ページをお願い申し上げます。  歳入は、前年度会計繰越金と一般会計繰入金の計上調整と消費税の還付金149万4,000円を措置させていただいております。  148ページをお願い申し上げます。  歳出でございますが、いずれも人勧による人件費調整でございます。  152ページをお願い申し上げます。  議案第100号平成14年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。  第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ5万2,000円を追加いたしまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億1,399万7,000円とするものであります。  第2条は地方債の補正でございますが、155ページをお願い申し上げたいと思います。  第2表でございますが、限度額を1,900万円から2,000万円とするものであります。  160ページをお願い申し上げます。  歳入でございますが、前年度会計繰越金の計上、雑入には公用車事故に伴う保険料等の計上措置をしておりまして、市債は事業精査に伴う事業債100万円の追加をしております。  162ページの歳出でございます。  人件費項目は人勧でございます。工事費は事業精算によるものでございます。補償、補てんの分につきましては、公用車事故による損害賠償金の18万3,000円でございます。  168ページをお願い申し上げます。  議案第101号平成14年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)でございます。  第2条の業務の予定量の補正でございますが、設備改良、施設拡張、他事業関連施設整備について、予算の前提として補正するものでございます。  次に、第3条の収益的収入及び支出の予算補正でございますが、収入の部でございますが、水道事業収益5億5,263万9,000円を321万円減額しまして5億4,942万9,000円とするものでございまして、営業収益が補正の要因でございます。  また、支出でございますが、水道事業費用5億3,536万3,000円を441万2,000円減額いたしまして、5億3,951円とするもので、補正要因は営業費用の減でございます。  次に、第4条の資本的収入及び支出の予算補正でございますが、収入の部でございますが、資本的収入2億3,660万8,000円に1,334万8,000円を追加いたしまして、2億4,995万6,000円とするものでございまして、ここに記入していますとおり補償費、補助金、企業債の措置調整が要因でございます。
     また、支出でございますが、資本的支出4億1,879万4,000円に938万6,000円を追加いたしまして、4億2,818万円とするものでございまして、補正要因は建設改良費の増でございます。そういう関係から、収入額が支出額に対して不足する額1億8,218万6,000円を1億7,822万4,000円に改めることとしております。  次に、169ページの企業債の補正でございますが、目的別に次のとおり限度額を事業精算により補正するものでございます。  また、第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費の補正でございますが、職員給与費につき人勧の要因でございまして、8,079万2,000円を146万2,000円減額しまして7,933万円とするものであります。  内容については、178ページをお願い申し上げます。  収益的予算関係でございますが、収入の部では他事業関連、公共下水道等の実施事業費の精算による受託工事収益の減額321万円の補正をいたしております。  支出の部でございますが、1目、2目、4目の補正は人勧による人件費調整でございます。  3目受託工事費の工事請負費でございますが、他事業関連の下水道等に伴う給水装置の受託工事費精算による減額309万1,000円でございます。  次に、180ページをお願い申し上げます。  資本的予算関係でございます。収入の部でございますが、補償費は他事業関連の配水管移設工事分の精算に伴うものでございます。国庫補助金でございますが、水源開発事業費に対する起債充当の財源振替分の減額と石綿管更新事業費追加の補正でございます。また、企業債補正でございますが、配水管整備事業債の1,000万円の減額、老朽管更新事業債追加の1,500万円が主なる要因でございます。  それから、支出の部でございますが、2目設備改良費は配水管更新の追加と浄水施設の関係工事の減額調整による補正でございます。4目他事業関連施設整備費でございますが、公共下水道のほか五つの他事業関連工事の精算調整による追加補正でございます。終わります。 ○議長(大里恭司君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。  議案第76号字の区域変更についてから議案第78号市営土地改良事業農業用用排水施設)の施行についてまでの3件について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第79号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第80号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから議案第84号単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正についてまでの5件について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第85号鹿角市立学校設置条例の一部改正についてから議案第92号鹿角市簡易水道条例の一部改正についてまでの8件について質疑を受けます。質疑ございませんか。齋藤君。 ○17番(齋藤啓一君) 私から、議案第87号鹿角市保育園設置条例の一部改正についてに関連したものを質問させていただきます。  今回、保育園を効率的に運営するために財団法人鹿角市子ども未来事業団に委託をするということで、この委託先の子ども未来事業団について今回私ども初めて ───初めてではないです、昨年の2月議会でもいろいろ出ましたが、具体的には今回初めてということでいろいろ質問させていただきます。  まず、昨年の2月議会では、こういうものについて社会福祉事業団を設立する、こういうふうに言っておりました。しかしながら、今回つくられる事業団は財団法人となっております。私は、社会福祉事業法による社会福祉法人になるものと思っていましたんですが、財団法人になった経緯はどういうものか。まず1点です。  次に、この財団設立ということで、財団法人としての組織の構成、つまり理事等の役職構成と事業計画及び財団法人ですから寄附行為等々に関しての資産についてその総額は幾らか。また、基本財産と運営に充てる恒常的経費としての運用財源の額はどうなるのか、同じようなところがありますが。それから、常勤体制と実施事業の具体的内容はどのように明記していくのか。  それから、3点目、財団法人というと、鹿角市の財団法人、今までの私が覚えている範囲内では、かつてのあんとらあの当初の組織「財団法人あんとらあ」とか、最近の、有名になりました「鹿角市スポーツ振興事業団」、こういうふうな流れを見ましても、どうも市のつくった財団はうまくいっていない、こういうふうに私は感じております。そうしますと、今回つくられる財団法人の監事の監査体制も大変重要なものと認識させられます。この法人の監事には、どのような方を何名選任する予定ですか。まず3点伺います。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) まず、社会福祉法人から財団法人に変わった点について申し上げたいと思いますが、当初、平成9年度に策定した鹿角すこやか子育てプランでは、委託先については地域の花輪第一保育園を基幹保育園として、これについては市直営とすると。そして、大湯は愛生会に委託、その他の保育園は委託先の経営能力等を見きわめて順次委託を検討していくとしておったわけです。  その方針に基づいて、平成11年度大湯保育園を愛生会に委託したわけですけれども、これについては大湯地区一つの地域で2カ所あった保育園を統合することによって、効率的に運営することができたということで、その面では大変成功であったと思っております。また、愛生会から職員も何人か引き取ってもらったわけですけれども、その点でもよかったと思っています。  しかし、そのほかの保育園への職員の派遣ということになりますと、職員の抵抗感が非常に強くて、それ以上進めることができなくて、そのために処遇改善なんかも進めることができなかった。  それで、平成12年度にこの鹿角すこやか子育てプランが改定したわけですけれども、その大湯保育園を委託した経験を踏まえて、抜本的な改善方法として社会福祉事業団の設立ということの検討に至ったわけです。  しかし、社会福祉事業団への設立には条件があったわけで、収容施設2カ所以上を持っていなければこの条件をクリアできない。それで、クリアするために国に要望したわけですけれども、その緩和も困難であるということから、一時断念せざるを得なくなっていました。  しかし、幸いと言ったらいいですか、平成13年3月31日付をもって公立保育園の委託主体について規制緩和がなされて、多様な委託主体が認められるということになったために、国・県と協議したところ、市が財団法人を設立して委託するのであれば可能であるという回答を得て、こういうふうに財団法人設立に向かって作業を進めたものであります。  まず、財団法人でありますから、我々が2回目に考えた社会福祉事業団と最も形態が近いという組織であります。これについては、職員の抵抗感が少なく、事業の目的が公益法人だとして、保育事業に性格が合うということから立ち上げたわけですけれども、この構成につきましては、市の責任ある関与ということがかかわってまいりますので、理事には市長が当たるということにしております。市長が当たることによって、職員の派遣について理解なんかも得やすく安心感なども与えることができるという、そういう趣旨からであります。そのほかは、理事が9人なわけですけれども、現場重視という立場から園長方からも入ってもらうことにしております。  それから、監事につきましては2人でありますけれども、1人は元商工会経営指導員、それからもう一人は税理士の方であります。  それから、申しおくれましたが、理事は、理事長あるいは福祉事務所長含めて9人でありますけれども、常任理事についてはまだ選任をいたしておりません。したがって、10人になるということになります。  寄附行為の中身なんですけれども、基本財産としては2,500万円、運用財産としては500万円、合わせて3,000万円であります。2,500万円の根拠といいますのは、年間の財団の運営費の約12分の1、そこから割り出したものであります。  財団の事業は、市からの委託による保育事業ということになります。 ○議長(大里恭司君) 齋藤君。 ○17番(齋藤啓一君) この財団法人にするという経緯は少しはわかりました。  市長が理事長に就任されて、市の責任ある関与によってこれを持っていく、こういうふうなことなんですが、今までの財団法人の性格はそれぞれ違うという部分があることは重々承知をしておりますが、今までの流れでも、最初は市長が理事長とか助役が理事長をやって、それでいつの間にか手を抜いて、何年かたつとほころびが出てくる。こういうふうな流れで、私の懸念が10年後に当たっていなければよろしいと思うんですが、私はもう一度この財団が、事業団がつくられた目的は、確かに市保育園の職員体制が、今は大変な異常な事態と一般質問でも言っていましたが、そういうものを職員の待遇を抜本的に解消するという目的でつくることは私はよろしいんです。そういう意味で、社会事業法による社会福祉法人であれば、子供を預かるという父兄からすると安心感があるのではないか。財団法人というと、今は市の100%出資金で賄う。しかしながら、財団法人というのは、ご存じのように将来寄附金及びそういうものを基本財産として収益事業をもできる、こういう部分があるんですよね。そうしますと、まず私が言葉が間違っていれば大変なんですが、ついつい採算を思う余りに保育サービスの充実を怠る、こういう懸念を一般の方々は思うのではないか。そうしますと、確かに規制が難しいかもしれませんが、大湯保育園の委託先のように社会福祉法人愛生会、社会福祉法人ですね、そういうふうにした方が一般の人には安心感があるのではないか、こういうふうに思うんです。  それで、まず先ほどの説明で半分はわかりました。そうしますと、部長、社会福祉事業団に近い財団法人であるということと、この財団法人が保育事業に性格が近いというのは、具体的にどういうことで言われたんですか。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 社会福祉事業団といいますのは、先ほど申し上げたようにクリアはできなかったんですが、少なくとも2以上の収容施設を経営して、これを委託しようとする都道府県または市が設立できるということだったわけであります。それで、鹿角市には一つの収容施設よりありませんので、これをクリアすることができなかった。  財団法人は、ある目的のために提供された財産を持って設立された法人であります。その目的というのは、市の保育事業の受託を行うため、市から100%の出捐金を受けて行うということで、委託事業を行うためには何ら違いがないと私どもは思ってこれを進めたわけでございます。 ○議長(大里恭司君) 齋藤君。 ○17番(齋藤啓一君) わかりました。そこまで言い切るのであれば、確かに財団法人でもやっていける、こういうことをまず……、私の言うのは一般の保育園に園児を預ける方々の安心感をどういうふうに説明するのかということでありますが、まず大体わかりました。  それと、今回の事業団の職員は、全体で111人とお聞きしましたが、現在、市の保育園が抱えている問題、延長保育の拡大等に伴う配置人員の改善というものはこの体制で図られるものか、現体制の人員とふやす人数は何人か、ちょっと確認して伺いたいと思います。  それから、あと最後ですから言いますが、この財団法人のいろいろな流れについては、議会から離れると我々は意見とか質疑ができないものかどうか。まず、よく財団法人は他の団体といういろいろ物議を醸し出したことの懸念で言うんですが、私どもは児童を預かる少子化対策でいろいろ意見は言っていけるものかどうか。いろいろ何かがあるのであれば、言えるようにお願いを意見として添えて3回目の質問にいたします。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 職員の数なんですけれども、現在保育所には95人、児童クラブが13人、合わせて108人おります。それで、これが将来ともこの数でいくかということになりますと、そうはまいりませんで、その年度の保育内容によって、つまり障害児がどのぐらいいるのか、あるいは乳児保育、あるいは一時保育など特別事業をどの程度やるのかということによって違ってきますし、また年度途中に生まれる子供があるものですから、途中でどうしても入ってくるということでありますので、現在の職員の数程度で推移するのではないか。  ただし、年度の当初でこのぐらいの人数を必要とするのかということになれば、先ほど申し上げましたように、年度途中に入ってくる子供については、どうしても臨時職員をふやして定数内の職員と合わせた中で対応していかなければならないわけでありますので、当初に限って申し上げればこの人数は入れないということになるのではないかと思っています。何人でもないんですけれども、二、三人のところであると思うんですが、途中に入ってくる臨時職員があるということであります。(「改善は図られるわけですね、今のところは」の声あり)処遇改善のことなんでしょうか。(「いずれこの人数の体制で大丈夫ですねということ」の声あり)それについては、入ってくる子供に合わせた職員体制でできるだけ対応していかなければならないと思っておりますので、大丈夫だと思います。  それで、漏れてあったんですが、どの程度まで議員がこの事業団の中に入っていけるかということになりますと、私もまだ正確にはわかりませんが、ただ市長の権限として入っていけるものはあります。つまり、この事業をやるためには相当の市資が補助金とか委託金の形で交付になるものですから、それにあわせてその面で、当然指導監督権限というものが市長に出てきますので、そうなれば必要があるときは事務の内容を報告させて、書類及び帳簿を提出させて、あるいは実地について視察すると。不合理があれば指導すると、改善を命令することができるということになっております。  ただし、内部の組織にかかわるもの、例えば役員の選任行為とか、あるいは規則改正の命令とかと、こういうものについては権限は及び得ないということになっていますので、これに準じた議員の活動ができるのではないかと思っております。 ○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。石川幸美君。 ○11番(石川幸美君) やはりこの議案第87号についてお伺いしますが、今、齋藤議員からもお話がありましたように、財団法人鹿角市子ども未来事業団に委託するということなんですけれども、実質的にこの事業団の内容がまだはっきりわからないうちに「はい、その条例に同意しました」と、仮にこういうふうになりますと、この事業団の内容そのものは、つぶさに私どもは新聞記事等では了解しているわけですけれども、それ以外に細かい説明を受けたこともないわけですし、それを全然わからないままにここで条例を議決しろと、こう言われても、若干内容的に非常に困るということですので、その辺のところはどのようにお考えなのか、ひとつお伺いしたい。これが1点です。  それから、一つは、これでいきますというと大湯保育園だけが愛生会に委託されて、他はこの事業団に委託されるということになりますと、1地域だけが違う方向に行くということになりますので、そういうことに対する公平性といいますか、そういうふうなものに対する考え方はいかようにお考えになっているかどうかという、まず最初にこの2点お聞きしたいと思います。 ○議長(大里恭司君) 市民部長。 ○市民部長(石坂光男君) 財団を設立して保育事業を行っていくんだということにつきましては、その都度担当の所管する教育民生委員会の方にご相談申し上げてきたわけであります。直接皆さんにはやっていませんでしたけれども、委員会の方にはご説明申し上げてきたと私どもは思っております。  それから、大湯保育園につきましては、これは平成11年度、民間のノウハウを生かした良好な保育事業をやっていただくために委託したわけでありますが、それについては財団だから、あるいは社会福祉法人だからといって全然差はないものだと思っております。  つまり、そのほかにもわかばとかわんぱくハウスなんかもありますから、それが事業団だから、あるいは社会福祉法人だからということでは、保育にはもちろん差はあってはならないですし、それについては問題はないもので、そのことはぜひ保護者の方から理解を得ていかなければならないと思っております。 ○議長(大里恭司君) 石川幸美君。 ○11番(石川幸美君) まず1点の方から言いますけれども、その都度委員会には全部報告してきましたというふうなお話ですが、委員会にいただいた資料も若干私も見せてもらっていますけれども、そんなに具体的なものについては早い時期ではないというふうに理解をしております。おおよそのところはわかるんですよ、こういうふうなものをつくって、こうやりたいなというふうなことはプランなんかでも出てきておりますけれども、わかるわけですが、具体的な内容のところにいきますと、ほとんど見えてこないと。そして、今のように条例が先にできて、今度組織をつくらなければいけないということになって、結局そちらの方に時間がなくなって走ってしまうと。こういうふうなことが今までも経験があるわけですよね、ことしになってからも出ているわけですよ。例えばコミセンの問題とかそういうふうなものも、差し迫るときっちりできないうちに進んでいかなければいけないということになりますので、そういうふうなものを一つ一つ刻んで、そして私どもも理解させていただきたいし、その上で発車していただければ大変いいなと自分は思うわけです。  そこで、この内容について、そうすれば少し突っ込んだ方向について話をしていきますが、この役員予定者名簿の中には理事長は市長になっておりますけれども、常務理事のところには人が入っておらないと。あとは、評議員予定者、理事予定者入っているようですが、この名前が入っていないということは、何かこれからいろいろ考えるところがあろうかと思いますが、一番懸念されることは、いろいろ事業団でも疑問点が出てきて今やっているわけですけれども、天下りとかそういうふうなことが必ず附帯して入ってくるように思われてならないわけですけれども、例えば現役の市の職員が常務理事のところに入ってやるとかというふうな考えはないものか。あるいは、市のOB職員が必ず入っていかないという保証があるものかどうか、その辺のところも踏まえてひとつお聞きいたします。 ○議長(大里恭司君) 助役。 ○助役(三村陽一君) 今、特に常務理事の話でご質問いただきましたけれども、その前に、この事業団は、まず予算規模もかなり大きな規模になるというふうに思っております。また、抱える人員も110人を超えるような状況になるということで、しかもこれは今新規に立ち上げる組織であります。そうした意味では、いろいろな分野においてきっちりまとめていける人を人選しなければ大変だなというふうに思っておりまして、そうした意味もありましてこの事業団の常務理事には少し検討を要するということで、まだ決定はいたしておりません。いずれ来年、新年度早々には出発するわけですから、できるだけ早い時期に方向づけをしていかなければなりませんが、現段階ではそういうことを踏まえながら人選に当たりたいというふうに思っております。ご理解いただきたいと思います。(「私の聞いたことまだあるから」の声あり)  もし漏れたとすれば、OBという話でしょうか。(「そうです」の声あり)私はそれを含めてご説明申し上げたつもりでおりましたが。 ○議長(大里恭司君) 石川幸美君。 ○11番(石川幸美君) 最後になりますので、あれですけれども、そこを本当はもう少し明確にお聞きしたかったのですが。  といいますのは、いろいろことしに入りまして、先ほども申し上げましたけれども、問題が起きているのは、必ずと言っていいほど押されていって物ができないでそのままになってしまう、後でわかるというふうな状態。あるいは、天下り的なことで関連性が出てくるというふうな感じが私どもに感じられてならないわけです。できればそういうことを排除していかなければならないし、この役員構成を見ますと、理事会が評議員を選んで、評議員が理事を選んで、そして理事が理事長を選ぶと、こういうふうな仕組みのものなわけですよ、見せてもらいましたけれども。そうしますと、一たんこれが設立されてできてしまえば、その範疇より踏み込むという状況が醸し出せないような組織になってしまうのではないかなという懸念を非常に持つわけです。それで、スポーツ事業団のようなことが起きたりしますと、これは大変なことになりますので、それを、教訓を生かしたものを配慮したものでこれが作成されてありますのかどうか、最後にそれをお聞きしまして、3回目ですので、終わりといたします。 ○議長(大里恭司君) 助役。 ○助役(三村陽一君) 今の今回の理事、評議員の関係。これは、ご承知のように理事と評議員はそれぞれ独自の責任と権限があるわけで、これがごっちゃになるというような、組織がチェックが働かないということになるわけで、これは今後きちんとした形で運営していかなければならないというふうに思っております。  それから、先ほどの天下りといいますか、OBの職員の話がちょっと出ましたので、つけ加えさせていただきますけれども、これまでいろいろな団体等から市の方に、退職者についてぜひ面倒見ていただきたいというような形で来るケースはたくさんございます。この一つの考え方というのは、考え方というか、向こうで考えているのは、もちろん今、年金の受給年限がちょっとずれておりますけれども、年金をいただいて、しかもまた若干の給料となりますと、その関係でまず人件費が相当安くつくということが背景にあるのではないかというふうには一つ思っております。  また、もう一つは、やはりそれぞれ団体の中で予算、決算だとか、毎日の財務経理会計だとかありますし、また人事管理の問題、先ほど申し上げたようにいろいろあるわけで、そうしたことの経験のある者ということで市の方に相談になるケースはございます。ただ、だからといって今回、そういうふうに現時点で考えているわけではありませんけれども、そこのところは何とかご理解をいただきたいなと思っております。  いずれ、今回立ち上げる財団については、今問題になっておりますスポーツ振興事業団のような形にならないように、これは内部も、それから市も十分にそのことを体しながら対処していかなければいけないというふうに思っております。 ○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。黒澤君。 ○10番(黒澤一夫君) ちょっと議案の考え方なんですけれども、これは子ども未来事業団に委託するということでこうしているわけですけれども、午前中の市長の行政報告の中では、財団については12月上旬に許可される見通しだということで、きょう現在、団体は現存していないと思います。  それで、議案としてどうでしょう、現存していない団体に委託するために議案、条例を審議してくださいというのはどういうものでしょう。普通は、代表者がだれで住所はここにある団体ですと、それでこれに委託するためにこの条例を変えなければならないと言うと思うんですけれども、市長はまだ認可されていないということでの報告をしていますので、これはどういうこと、どういう考え方しておりますか。 ○議長(大里恭司君) 助役。 ○助役(三村陽一君) 確かに正式には今日の時点ではあれですけれども、この設立の認可については、これまで再三にわたって県と協議してまいりました。近々に出される見込みという前提に立って議案としてご審議をいただいております。  また、これが別の機会になりますと、事業団の準備に全然入っていけないということになりまして、そうしたある程度確定的な裏づけを持って条例をご審議いただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大里恭司君) 黒澤君。 ○10番(黒澤一夫君) 提案する方は提案する権限があるからいいわけですけれども、議案審議する私個人とすれば、ない団体に対して委託するのに賛成と言うべきか、反対と言うべきか、またふさわしい団体かということも全然検討できないと思うんです。そういうことを言いたかったのです。 ○議長(大里恭司君) 答弁必要ですか。(「答弁いいです」の声あり)ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  午後3時まで休憩いたします。     午後2時51分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後3時00分 再開 ○議長(大里恭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第93号平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)について質疑を受けます。質疑ございませんか。石川 徹君。 ○12番(石川 徹君) 農業委員会の予算に関連してお伺いいたします。  先般、農業委員会の組織の大幅な見直しがなされるという報道がテレビ、新聞でなされました。それで、組織の見直しとなれば予算関連、また定数の問題等出てくるかと思いますが、何を隠そう私も7月まで、議会推薦で3年間農業委員会の経験をさせていただきました。やめた途端に報酬などが削減されるなどというと、非常にいたたまれないような気持ちにもなるわけですが、現段階でこれはどのような内容であるのか市の方で把握されているか、これを1点と、あとは北海道も沖縄も東京もこの鹿角も全部一律同じような見直しというのは、やはり合点のいかない部分もあるわけです。そうなった場合に、市としては独自に農業委員会に、鹿角市の農業委員会に対する補助であるとか、そういうものを現段階で検討されているかどうかというあたりを、わかる範囲で結構ですので、教えていただきたいと思います。 ○議長(大里恭司君) 農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(米村一男君) ことしの農業委員会補助金の交付金でございますけれども、現在、15年度予算におきましては2割減という目標で、現在の予算より2割減を実は国の方から申し入れられているというようなことでございます。  実は、この交付金につきましては、平成8年から12年まで第1次ということで、毎年2%ということで5年間で10%削減を言われておりました。  それから、2次の関係ですけれども、13年から17年度まで1年間に10%削減ということで、5年間で10%削減を申し入れられて、それが実行されてきたわけでございますけれども、現在15年度はさらに2割下げますということを申し入れられているようでございます。このようなことで大変困るということから、現在、県の農業会議を通じまして国に働きかけている最中でございます。したがって、これが実行されるということになりますと、当然私たち農業委員会の組織といたしましても活動が本当に制限されてくるのかなと。実際に農業委員の数までは言及されておりませんけれども、交付金の方はそういう形で示されております。  いずれ、そういうことが実行されてきますと、今後各市町村の農業委員会の組織といたしましても、やはりあらゆる活動を展開しながら、交付金の確保を図っていく必要があるのではないかと、こう思っております。
    ○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。宮野君。 ○1番(宮野和秀君) ページ数でいきますと21ページの13節の庁舎の管理委託料について、もう少し詳しくお聞きします。 ○議長(大里恭司君) もう少し具体的に聞いてください。 ○1番(宮野和秀君) 内容をもう少し詳しく。今減額になったでしょう、この減額になった理由その他をもう少し詳しく、どういうわけで、極端に減額になっていますから、それをお聞きしたいということです。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) ここの減額につきましては、庁舎の委託料のうち清掃関係の委託につきまして、入札を実施したその請負差額分を減額したと、こういうことでございますが、よろしゅうございますでしょうか。 ○議長(大里恭司君) 宮野君。 ○1番(宮野和秀君) 先ほどの決算委員会でもこの話はちょっと出たんですが、入札にした結果950万円の差額が出たと。そうすれば、今まではどういうふうな形態で委託業務を行って、今回初めて900幾ら減額になって、要は、要するに市の方でお金を出さなくてもいいことになったわけですよね、そこいらの経緯を詳しく聞きたいと。  ただ入札をして今こういうふうになったんだと、そういうことではなくて、清掃の内容も今までと、今までそうすれば2,000万円かかっていましたよね、計算からいけば。そうすれば、内容も変わらないで、ただ入札した結果このぐらい安くなりましたと。これはちょっと納得いかないなと思って今聞いたんです、詳しい内容を。それで、こことこことこことは今度はしなくてもいいんですよと、そのかわりここを追加してくださいよと、それでここのところが削られることによって、その結果入札したらこういうふうな結果が出たんだと、それだったら納得いきますよ。そこいらの話を、だから詳細に聞きたいと。ただこれで、入札をした結果900幾らになりましたと。それでは少し納得いかないと、だから何かあったのかなと、そういうことなんです。わかります。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 庁舎の管理関係では、当初総額で3,989万円ほどの予算を計上いたしております。それで、そのうち庁舎の環境衛生業務委託というのは、清掃業務の委託分とそれから環境衛生業務の分と分かれています。それから、さらに機械設備の運転保守業務ということで庁舎の機械設備、あるいはエレベーター、自動ドア等の関連が分かれておりますが、特に清掃業務につきましては、4月、5月、6月につきましては入札等の準備が十分整わないということで、今までどおり随意契約で契約してきたわけですが、今回の入札に当たっては、市の方で清掃、ビル管理のそれぞれの基準単価に基づいた設計額におきましては、1,200万円ほどの設計額で入札を実施いたしました。  しかし、結果的には、業者の競争が激しく、先ほどお話し申し上げましたように相当の額の不用額が出た状況でございます。  ちょっと今手元に資料がありませんので、少々時間をおかりして、後でまたお話し申し上げたいと思いますが、その中で特に私どもが今むしろ懸念していることは、現在の市の清掃業務に携わっている職員、向こうの方の職員の配置状況を見ますと相当きつい金額になっておりますので、逆にきちんとした清掃ができるのかどうかを十分チェックしていかなければならないと。極端な言い方で申し上げますと、余りにも安過ぎると。安かろう悪かろうではまずいのではないかなという懸念を持ちながら、契約の中身のチェックがきちんとなされているかどうかを重点的に見ているのが現在の状況でございます。  なお、いろいろな他の、本市でなく他のビル管理のいろいろな情報をいただくと、相当業界そのものが厳しい競争に、過当競争になっていて、極端な言い方をすると原価割れでもなおかつ仕事をしていると、こういう情報もいろいろ入ってきておりますので、そういう意味ではきちんとした清掃をしていただくように私どもも考えていかなければならないというふうには思っております。詳しい数字についてはちょっと時間をかしてください。 ○議長(大里恭司君) 宮野君。 ○1番(宮野和秀君) そういうところで懸念されるのは、私もそれはわかります。  ただ、今まで随意契約でやってきたものを急に入札になったんだと、だからこういうふうになったんだと。私の一番言いたいのは、これを見て思うのは、その随意契約を今までしてきたものを、まずそれも先ほどちょっと話ししましたけれども、理事長か理事をやっている人が市役所のOBだと、そういうふうに聞きました。その人がやめた途端に随意契約からすぐ入札制度になったんだと、それで安くなって、そこは非常に疑問に思っているんです。それで、まだこういうのがあるかどうか。これから私もある程度は調べてみないとわかりませんけれども、もしあるならば、この際全部競争入札、その他随意契約をやめて公平にやってもらいたいと。もちろんこういう情勢ですから、手抜きがないように、やれる範囲でコストダウンさせながら、皆さんどこの業者も頑張ると思います。  ただ、私が言いたいのは、何回も三回も言いますけれども、今まで市役所のOBがいて随意契約してきたところを、いなくなったらすぐ入札制度になったと、それでごちゃごちゃごちゃごちゃ4月がどうのこうの、そういうことじゃないんです、言っていることは。もし、まだこういうところがあったらぜひ見直して、今後やはり明朗にしてもらいたいと、そういうふうに思います。 ○議長(大里恭司君) 市長。 ○市長(佐藤洋輔君) ひとつこれは、本会議場ですから、しっかり調べた発言をしていただきたい。宮野議員がおっしゃったOBというのは、恐らく在職のときに入札した件だと思います。  委託契約、非常に多くあります。一たん委託すると、ずっと今まで変えないでやってきている、ほんとどでございます。これは、物件費が非常に多くなりまして、これはぜひ見直さなけれならない、スポーツ事業団も最たるものですが、こういうものを今各部に、この委託、補助金を徹底的に見直して、どうしたらいいかということをひとつ案を出してくれというふうなことを話ししております。この入札に関しては、建てた当時からずっとやってきたので、ひとつ競争してみたらどうかというふうな案もありまして、やってみました。余りこの……、委託している業者でも地元の人を使っている業者がほとんどでございますので、私も宮野議員が言っていることはよくわかります。皆さん今までやってきたのでありますが、入札でばんばん競争してやっていいというわけではないんですが、市の方でも非常に物件費が伸びているということで、これが果たして適正かどうかというのは、各部、課において十分に精査して来年度予算に反映するようにということを今お話ししている最中でございます。 ○議長(大里恭司君) よろしいですか。(「わかりました」の声あり)豊田君。 ○18番(豊田重美君) 私も今の答弁聞いて思いますが、余りの差額なものですから。ところが、先ほど総務部長がお話しされたんですけれども、入札入れる前にはやはり市の方でも、これだけの仕事をするためにはこれだけのお金がかかるという基準があるはずなんですよ。業者が安くとったとかとらないとかという話の前に、市がこれだけの事業を委託するにはこれだけのお金がかかるという試算があるはずなんですよ。やはりそういうものはきっちり持っていて入札なり随意契約をされるんだと思うんですけれども、そういうことがあったにしても、余りにも大きい金額の開きだということでは、当然疑惑の目がなされると思います。それで、そういうことのないようにと宮野議員も言ったわけですけれども、やはりきっちり精査していく必要があると思います。  それで私、質問3回なので、続けて質問していきますが、17ページの17款諸収入のところに花輪スキー場管理運営委託、運営の還付されたお金があるというふうになって、2,000万円ぐらい網羅されているわけですが、このお金は、この運営にかかわるもので出てきたのであれば当然返ってくるはずなんですけれども、まだ何から出てここに来たのかということがわかっていない。いわゆる今までの議論の中で、特に事業団の場合で、その利益に関する部分は別会計なんだと、基本的にはこのときはなっていないにしても、そういう発想でできたとすれば、これはすぐこのまま入っていただいていい金なのかどうかという、そう率直に考えるわけですけれども、この辺はどういうふうに考えられるのか。まずこの二つです。 ○議長(大里恭司君) 教育次長。 ○教育次長(和井内貞光君) 花輪スキー場の管理運営委託料の精算返還金2,043万8,000円でありますけれども、これはスポーツ振興事業団の方で、いわゆる運営事業会計と収益事業会計と分けて経理をしているわけですけれども、この運営事業会計の分の減価償却分。これは当然毎年精算してきているわけですので、これは精算をしていただく金額であると。こういうことで、これはお返しをいただいたと、こういうことでございます。  それと、いろいろまだ調査もしっかりしていない状況でというふうなお話ですけれども、これはいろいろな今までの会計の調査をした中で、これは精算をしていただくべきお金であったと、こういうことでありますので、これはお返しいただいたと、こういうことでございます。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 先ほどの清掃業務の委託に関して、一つ訂正させていただきたいと思います。  今年度7月からの9カ月分で入札を行っております。それで、その際の設計額が先ほど1,200万円とお話ししましたが、1,554万341円にひとつご訂正願います。これは消費税込みでございます。これは、例えばそれぞれの清掃業務の内容を、日常清掃あるいは定期清掃、そして面積、それらを全部積算した中で東北管内の清掃ビルの標準的な単価を調査いたしまして、その単価で積算したものでございます。例えば各部屋ごとに面積を出しまして、毎日清掃するもの、1日3回清掃する場所、あるいはその際には真空掃除機を使うのか、ほうきでいいのか、水ぶきなのか、あるいはダストモップを使うとかいろいろ細かい作業を提示しまして、それで積算したものが1,500万円何がしでございます。それで、これに基づいた入札の結果が510万3,000円になっております。この差が約900万円と、こういうことでございます。  なお、これでいきますと、清掃関係につきましては約3分の1程度までの数字になっているということで、業務の仕様書につきましては相当詳しい指示を出しておりまして、むしろそれらの作業がきちんと行われているのかどうか十分チェックをしていかなければならないと思っております。以上です。 ○議長(大里恭司君) 豊田君。 ○18番(豊田重美君) 今は宮野議員に答えたと私思います。私の質問は、部長、こう言っているわけ。そういう詳しいことは当然調査されていたと思います。安ければいいというものでもないわけでしょう、本来は。こちらの数字から見て余り安ければ、粗末になるということもわかるわけですから。だから、そういうことをわかって、なおかつそこに入札させたというのがまた不思議になるわけです。それで、余りの差額の大きさだから、そういうことを精査してやるわけですから、そこにやはり疑惑があるということ。  ただ、先ほど宮野議員が聞いたことを私なりに考えると、事業の縮小があったのかどうか、細かい点は別にしても、今までやってきた事業を縮小してこう安くなったのかということを聞いていると思うんですけれども、そういう答え方をひとつしてみてください。事業を縮小して安くなったとか。同じ仕事をしてこれだけの差額が出るということは一般常識で考えられない話です、こういうの。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 同じ仕事をして何でこのぐらい安くなるのかと聞かれても、業者がそれでできると言われれば何とも言いようがないわけで、ただ標準的な単価で計算しますと、この作業をやるには1,500万円はかかりますよと、これが設計額なわけですから、私どもはこの作業をやるためにどのぐらいかかるかというお話を聞かれますと、やはり1,500万円ぐらいかかるよというお話をするしかないわけで、それが何で500万円になったんだと言われても、ちょっと中身的には何とも申しようございません。  ただ、逆に私としては、そういう安いものでやってくださるのだとすれば、私どもが示した仕様どおりの作業がなされるかどうかをきちんとチェックしていかざるを得ないと、こういうことでございます。  なお、例えば清掃してくださっている方々の給料なりが逆に厳しくなっていくとか、本来は5人で作業していたのが1人いなくなって4人でやるとか、そういうものがないとは言えないわけで、その辺も含めて、やはり十分に清掃の仕方が対応できているかどうかは注意していかなければならない、そういうふうに思っております。  なお、県内のビル管理の組合があるわけですが、先般そちらの方からの陳情がなされていまして、非常に厳しい請負をさせられているので、適正な単価での仕事をさせてほしいという要望書が上がっておりましたけれども、それらも踏まえながら、今後はできるだけ安くやってはいただくように努力しますが、その清掃の成果がきちんとこちらが要求しているようになっているかどうかを、やはり厳しく見ていくしか現時点ではないのではないかというふうに思っています。 ○議長(大里恭司君) 豊田君。 ○18番(豊田重美君) この質問の1問は違う方に使おうと思いましたけれども、今総務部長おっしゃるけれども、だったら入札させなければよかったでしょう、安ければいいというものではないでしょう、最初から。基準がどこであったかということを私は言うんですよ。これだけの仕事にはこれだけのお金がかかるんだということを、こちらで押さえて出しているわけですから。それを半分も3分の1も割った額が出たからって、おろすわけにいかないでしょう。何か答えになっていないと思うんだよ、それは。 ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 今回の清掃業務につきましては、最低価格は設けておりません。  ただ、1回目のときには最低制限価格を設けたんですが、両者ともそれを下回った価格で入りまして、入札の結果、落札できなかったんです。それで、再度入札をしたわけですが、最低制限価格を外して入札した結果がこういう結果になったと、こういうことです。1回目のときは落ちなかったんです、余りにも安過ぎて。(「終わります」の声あり) ○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。齋藤君。 ○17番(齋藤啓一君) 51ページ、住宅費に関連してちょっと伺います。  1週間か10日ぐらい前に市営住宅の入居申し込み等に関してですか、市営住宅に関していろいろ来庁者の刃物事件があったと新聞報道で見たんですが、あれはどういうことであったのか、ちょっと報告をしていただきたいと思いますが。 ○議長(大里恭司君) 建設部長。 ○建設部長(三ケ田徳雄君) 新聞報道等で皆さんご承知のとおり、関係者が逮捕されたという内容になってございまして、従来からその方は入居に当たっての内容を頻繁に聞きに来ていた経緯があるわけですが、我々の方として具備する条件等含めて、なかなかクリアできる要素がないということで、いろいろご協議を申し上げながらやってきたわけでございますけれども、当日、飲酒も含めて、かなり興奮したという形でナイフを所持したものをちらつかせたということに至ったということで、非常に余りよくないわけでございますが、形としては、なかなかこちらの事情等含めたご理解をしていただけないというプロセスの中で、そういう感情的なことになったと、それが今回の報道につながるような事実関係になったと、こういうふうに理解しております。 ○議長(大里恭司君) 齋藤君。 ○17番(齋藤啓一君) 飲酒で刃物というと、これまた言語道断なんですけれども、やはり私は市営住宅事情、かなり皆さん生活が困窮して、安価な市営住宅に入居したいという方が多くなっている。まず私も頼まれますが、担当に伺いますと何番目待ち、だれかが出ていかないと進まない、こういう現状ですから、私もそういう現状を申し上げまして、どうしようもないということを言います。  しかしながら、本当にこれは、本当に困った人がせっぱ詰まって、結局はそういうふうに絶望的な気持ちで来ると思います。そういう方への対応というのは、実際どうなんですか、市営アパートをふやせば解決するのか、まず個々によって違いますが、所得水準が前年度の部分で高かったからだめだとか、今回の場合はどういう感じだったんですか。  それと、ついでにあれですけれども、ここ1年どうも、確かにこの方は刃物と飲酒というのは本当によくないんですが、以前にも何か窓口で暴力風なことがあった、こう思うんです。1件、2件、確かにそういう方はよくないんですけれども、2件も続くと、私はやはり窓口にいらっしゃる職員も命がけ、市長の行う施策を忠実に遂行する、すればするほど命がけという現状と照らし合わせて、そういう窓口の最前線に対してのフォローというものはどういうふうにしていたのかも伺います。 ○議長(大里恭司君) 建設部長。 ○建設部長(三ケ田徳雄君) 今ここまで至った事由といいますか、それが住宅が足りないのか、あるいはどうなのかと、こういうような観点だと思うんですが、基本的には現在、今議員おっしゃるとおり非常に入居者が殺到してございますので、なかなか現時点での供給の中では需要に対応することができないというのが、はっきり言って実情でございます。  だからといって、即住宅の建設が必要だということにつながるかどうかは別にしましても、一時的にこういう社会情勢の中で非常に多くなっているのも事実であります。  今回の場合は、それと、入られないということも若干あるわけでございますが、詳細については具体な把握をしてございませんが、やりとりの中で、先ほど申し上げましたが、どうしてもやはり要件が伴わないという話の過程が、まず先に衝突があったということの要因であろうかなと、こう思っています。  あわせて、入居の状況もそういう厳しい状況だと、こういうことで考えております。  それから、今お話あった、今後どういう考え方かということでございますが、確かに老朽化も大分進んでいる箇所もございまして、水晶山を例にとりますとなかなか入居をスムーズに提供できるような施設も大分少なくなっていると。こういうこともございまして、現在新しい住宅構想といいますか、そういうものとそれから公営住宅の整備という観点から、国等の指導もございますが、できるだけ早い機会に鹿角市の状況に合わせた展望をしたいと、こういうことで計画づくりをしてございますので、その点により反映させながらまいりたいと、こういう考え方でございます。(「あと窓口対応」の声あり) ○議長(大里恭司君) 総務部長。 ○総務部長(田村秀一君) 職員の窓口対応についてと、こういうことだろうと思います。  今回の建設部におけることについては、非常に特殊な事例だというふうに考えておりまして、具体的なお話をするには、余りにもプライベートなことに立ち入らざるを得ないので、この場ではひとつご勘弁いただきたいというふうに思います。  それから、もう一件前にもあっただろうと、こういう齋藤議員のお話ですが、これにつきましても個々のケースが非常に特殊なケースでございまして、たまたま前回のときもその方が飲酒で相当酩酊なさっていらしてのトラブルでございまして、担当者等は今回の場合も前回の場合も、そういうケースがあるのを十分承知してこちらは対応しておりまして、例えば個々の家へ行く場合、あるいは窓口に来た場合でも、絶対1人で対応しないような、そういう対策だけはとらせていただいております。  なお、今回につきましても、窓口でのそういう状況の中で市の方から警察の方へご連絡申し上げまして、警察官が市の方のカウンターへいらしていただいた、こういう経緯がございます。 ○議長(大里恭司君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第94号平成14年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)から議案第101号平成14年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)までの8件について質疑を受けます。 質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大里恭司君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(大里恭司君) 次に、日程第8、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第76号から議案第101号までの26件並びに請願2件及び陳情8件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。  明10日から16日までは議案精査日及び休日のため、本会議は休会いたします。  以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後3時36分 散会              平成14年 第5回鹿角市議会定例会              議案及び請願・陳情付託表 1 常任委員会                     (平成14年12月9日提出) ┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 委員会名│       付託内容                        ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃ 総務財政│議案第76号 字の区域変更について                   ┃ ┃常任委員会│議案第79号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について   ┃ ┃     │議案第80号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正につい┃ ┃     │      て                            ┃ ┃     │議案第81号 特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正┃ ┃     │      について                         ┃ ┃     │議案第82号 教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改┃ ┃     │      正について                        ┃ ┃     │議案第83号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について     ┃ ┃     │議案第84号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例┃ ┃     │      の一部改正について                    ┃ ┃     │議案第93号 平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中       ┃ ┃     │       条文                          ┃
    ┃     │       歳入全款                        ┃ ┃     │       歳出 1款議会費 2款総務費 13款諸支出金       ┃ ┃     │陳情第11号 北鹿2市3町の市町村合併に向けた協議会(任意)の設立に関す┃ ┃     │      る決議についての陳情                   ┃ ┃     │陳情第13号 人事院勧告に対する意見書提出等に関する陳情        ┃ ┃     │陳情第14号 消費税の大増税計画をやめ、消費税を3%に引き下げる措置を求┃ ┃     │      める陳情                         ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃ 教育民生│議案第85号 鹿角市立学校設置条例の一部改正について          ┃ ┃常任委員会│議案第86号 鹿角アメニティパーク条例の一部改正について        ┃ ┃     │議案第87号 鹿角市保育園設置条例の一部改正について          ┃ ┃     │議案第88号 鹿角市市単保育園設置条例の一部改正について        ┃ ┃     │議案第93号 平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中       ┃ ┃     │       歳出 3款民生費 4款衛生費 9款消防費 10款教育費  ┃ ┃     │議案第94号 平成14年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)┃ ┃     │議案第95号 平成14年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)  ┃ ┃     │議案第96号 平成14年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  ┃ ┃     │請願第4号 「国民の健康保護、食品の安全性を確保」するための食品安全行┃ ┃     │      政確立を求める請願                    ┃ ┃     │陳情第9号 社会保障制度緊急改善要求に向けた国の財政措置を求める陳情 ┃ ┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 委員会名│       付託内容                        ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃ 教育民生│陳情第10号 物価スライドの凍結解除による年金の減額をはじめ、年金制度の┃ ┃常任委員会│      改悪に反対する陳情                    ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃ 産業経済│議案第77号 市営土地改良事業(農道)の施行について          ┃ ┃常任委員会│議案第78号 市営土地改良事業農業用用排水施設)の施行について    ┃ ┃     │議案第89号 鹿角市森林総合利用施設条例の廃止について         ┃ ┃     │議案第93号 平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中       ┃ ┃     │       歳出 5款労働費 6款農林水産業費 7款商工費     ┃ ┃     │          11款1項農林水産業施設災害復旧費         ┃ ┃     │請願第3号 鹿角地域に暫定組織の恒久設置を求めることについて     ┃ ┃     │陳情第8号 労働者の雇用・失業対策の強化を国に要請する「意見書」採択の┃ ┃     │      陳情                           ┃ ┃     │陳情第15号 雇用、失業問題に関する陳情                ┃ ┃     │陳情第16号 WTO農業交渉等に関する陳情               ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃ 建設水道│議案第90号 鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について   ┃ ┃常任委員会│議案第91号 鹿角市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関す┃ ┃     │      る条例の一部改正について                 ┃ ┃     │議案第92号 鹿角市簡易水道条例の一部改正について           ┃ ┃     │議案第93号 平成14年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中       ┃ ┃     │       歳出 8款土木費 11款2項公共土木施設災害復旧費    ┃ ┃     │議案第97号 平成14年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算 ┃ ┃     │      (第1号)                        ┃ ┃     │議案第98号 平成14年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第2号)   ┃ ┃     │議案第99号 平成14年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)┃ ┃     │議案第100号 平成14年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)  ┃ ┃     │議案第101号 平成14年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)     ┃ ┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛...