鹿角市議会 > 1999-03-19 >
平成11年第1回定例会(第5号 3月19日)

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  1. 鹿角市議会 1999-03-19
    平成11年第1回定例会(第5号 3月19日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    平成11年第1回定例会(第5号 3月19日)     平成11年3月19日(金)午前10時開議   開  議  第1. 各常任委員会審査報告       質疑  第2. 報告事件の審議       討論、採決   閉  会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議長報告  第1. 日程追加      議員の辞職  第2. 各常任委員会審査報告      総務財政常任委員会      教育民生常任委員会      産業経済常任委員会      建設水道常任委員会
     第3. 報告事件の審議  第4. 日程追加      議案の上程      議案第45号 平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)      発議第 1号 介護保険に係わる緊急な整備と国の財政措置及び制度の抜本的改善を国に求める意見書の提出について      発議第 2号 法務局の増員に関する意見書の提出について      発議第 3号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について      閉会中審査事件の付託 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席議員(23名)       1番  石 川   徹 君     3番  村 木 繁 夫 君       4番  小田切 康 人 君     5番  黒 澤 一 夫 君       6番  福 島 壽 榮 君     7番  石 川 幸 美 君       8番  米 田 健 一 君     9番  伊 藤   進 君      10番  奈 良 喜三郎 君    11番  阿 部 節 雄 君      12番  大 里 恭 司 君    13番  児 玉 政 芳 君      14番  中 西 日出男 君    16番  岩 船 正 記 君      17番  阿 部 邦 宏 君    18番  阿 部 佐太郎 君      20番  勝 又 幹 雄 君    21番  大信田 喜 一 君      22番  齋 藤 啓 一 君    23番  佐 藤 洋 輔 君      24番  成 田 吉 衛 君    25番  黒 沢 直 弥 君      26番  高 杉 英次郎 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 欠席議員(1名)      15番  畠 山 玄 介 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 事務局出席職員  局 長       畠 山 修 三 君  局長補佐    佐 藤 國 雄 君  主査        今 泉   修 君  主任      菅 原   勤 君  主任        安 保 一 雄 君  主事      小田嶋 真 人 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 説明のため出席した者の職氏名  市長        杉 江 宗 祐 君  助役      佐 藤 秀 朗 君  収入役       木 村 正 司 君  教育長     淺 利   忠 君  代表監査委員    三 村 陽 一 君  総務部長    勝 田   尚 君  市民福祉部長    花ノ木 一 好 君  産業振興部長  木 村 久 男 君  都市建設部長    千 田 俊 夫 君  上下水道部長  賀 川 一 男 君  総務部付部長待遇  大 里   勲 君  教育次長    高 畑   直 君  農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君  総務課長    石 井 富士雄 君  財政課長      児 玉   一 君 ○議会事務局長(畠山修三君)  ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席23名、欠席1名であります。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。なお、本日の欠席議員は15番畠山玄介議員であります。終わります。               午前10時07分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 議 長 報 告 ○議長(佐藤洋輔君)  初めに、議長報告をいたします。  去る3月8日の本会議において、大里恭司君から(仮称)生涯学習センター建設に係る特別委員会の中間報告に対する黒沢直弥君の質疑の中の発言の一部について取り消しの措置を求められましたが、議長において精査したところ、委員会審議に制限を加えるものと誤解されるような表現があったと認められることから、黒沢直弥君に注意を喚起いたしております。  以上で議長報告を終わります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 日 程 追 加 ○議長(佐藤洋輔君)  畠山玄介君から、病気を理由に議員の辞職願が提出されております。  お諮りいたします。  畠山玄介君の議員辞職の件を本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、畠山玄介君の議員辞職の件を本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                議 員 の 辞 職 ○議長(佐藤洋輔君)  畠山玄介君の議員辞職の件を議題といたします。  お諮りいたします。  畠山玄介君の議員辞職を許可するに、ご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、畠山玄介君の議員の辞職を許可することに決しました。  本日の会議は議事日程第5号により進めてまいります。
    ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第1 各常任委員会審査報告 ○議長(佐藤洋輔君)  日程第1、各常任委員会の審査報告を行います。  去る3月8日に各常任委員会に付託いたしました議案第1号から議案第44号までの44件並びに陳情3件について、それぞれの常任委員会の審査報告を受けます。  なお、継続審査となっておりました陳情2件の審査結果についてもあわせて報告願います。  まず、総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。総務財政常任委員長齋藤啓一君。           (総務財政常任委員長 齋藤啓一君 登壇) ○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)  おはようございます。  私から、去る3月8日の本会議において、当総務財政常任委員会に付託されました議案8件及び陳情2件について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第1号鹿角市過疎地域活性化計画の変更についてでありますが、本案は過疎地域活性化特別措置法の規定により過疎地域活性化計画を変更するものであります。  本案に関連し、今後、本市に新過疎法の指定を受けられる可能性はあるのか、その見通しをただしております。  このことに対し、現在のところ、人口の減少率等、指定基準の算出方法について、その方向がはっきり示されていない状況であるが、本市に該当する基準が設定されるよう、県への要望事項等の準備を進めているとの説明を受けております。  なお、新過疎法の指定について、委員からは、非常に有利な起債である過疎債が、少しでも後退するのは本市にとって大変なことであり、いち早い情報の収集や独自の対応も進めるべきとの意見が述べられております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしております。  次に、議案第2号字の区域変更についてでありますが、本案は澄川地熱発電所残置森林の拡大にかかわる国有林の一部払い下げに伴う登記のため、字の区域を変更するものであります。  本案に対し、今回、当該企業が国有林を取得する目的についてただしております。  このことについて、発電所残置森林の一部に樹木が枯れている状況が見られることから、それが残置森林の周辺に拡大した場合、当該企業において樹木の改植を行うため、残置森林の周辺を取得するものとの説明を受けております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第11号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は議会の議員の報酬を改定するため条例を改正するものであります。  本案に対し、県内各市と比較した場合、本市の報酬額がどのような位置にあるのか、ただしております。  このことについて、議長、副議長、議員のそれぞれの現在の報酬額は、県内各市と比較して、最も低いか、または低いところに位置している状況であるとの説明を受けております。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしております。  次に、議案第12号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、個人情報保護審査会を設置することから当該審議会委員の報酬について規定するため条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第13号特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、市長等特別職で常勤の者の給料の額を改定するため条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第14号教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、教育委員会の教育長の給料の額を改定するため条例を改正するものであります。  本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)中、当委員会所管の条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費、12款公債費、13款諸支出金について申し上げます。  今回の補正は、各事務・事業の決算見込みに基づく調整がその主な内容となっており、条文第1条歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ2億 5,945万 2,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ 177億 9,760万 2,000円とするものであります。  以下、本案の審査に当たり出されました主な質疑、意見等について申し上げます。  まず、歳入12款県支出金土木費委託金建築確認申請事務取扱交付金の減額に関連し、平成10年の建築確認申請件数は、前年と比較し、どのような状況にあるのか、ただしております。  このことに対し、平成9年度は 460件、平成10年度は12月末現在で 340件の建築確認申請が行われている状況であるとの説明を受けております。  次に、11款国庫支出金公営住宅整備事業費補助金の減額補正と、18款市債の公営住宅整備事業債の減額補正に関連し、今定例会の議案質疑の際に、議員から、現在地権者と取り交わされている仮契約は、減額補正によって予算的裏づけのない仮契約となるため、会期中に仮契約を解除することに努力すべきとの指摘があったが、その後当局ではどのような対応をとったのか、ただしております。  このことに対し、仮契約については、租税特別措置法の関係もあり、解除せざるを得ない状況であるが、さらに検討が必要であり、所管部署と協議の上、進めてまいりたいと考えているとの説明を受けております。  しかし、委員からは、本事業の推進に当たっては、用途変更手続に伴う県の都市計画審議会の開催日程や、租税特別措置法の適用期間なども十分加味すべきであるとして、今後の具体的な進め方について、再度、説明を求めております。  このことについて、当局から、都市建設部との協議の時間をいただきたいとの申し出があり、総務部と都市建設部との協議が行われております。  その協議の結果、当局より、公営住宅の仮契約につきましては3月19日に念書等の方法も含めまして、これを解除し、4月1日以降に地権者に再仮契約をお願いするという方法で進めてまいりたいとの説明を受けております。  以上の審議経過により、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)中、当委員会所管の予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、当委員会所管の条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について申し上げます。  11年度予算は、国、地方の経済情勢や財政状況を踏まえ、事務・事業全般にわたる見直しと経費の節減を図りつつ、限られた財源の重点的、効率的な配分により編成したものとし、条文第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ 181億 1,716万 6,000円としております。  以下、本案の審査に当たり出されました主な質疑、意見等について申し上げます。  まず、歳入についてでありますが、11款の定期市場使用料について、前年度と比較し減少している原因についてただしております。  このことについて、出店者が高齢化してきていること、また農家の臨時出店が減少していることによるものとの説明を受けております。  次に、13款県支出金国有財産関係事務取扱交付金について、その内容をただしております。  このことについて、県からの委譲事務の関係で、建設省所管の公共財産の立ち入りや境界確定の際に立ち会いなどの関係事務が行われているもので、その取扱交付金であるとの説明を受けております。  次に、18款諸収入の通学費納付金の措置に関し、今回、十和田中学校及び八幡平中学校通学費納付金の値上げが行われることについては、父兄等から十分理解していただきながら慎重に進めてほしいとの意見が述べられております。  次に、19款市債について、昨年の実績等から見て、実際の借入利率はどれぐらいなのか、ただしております。  このことについて、借入利率は、縁故債で2.27%、また政府債で 2.2%であるとの説明を得ております。  次に、歳出についてでありますが、1款議会費の会議録検索システム開発業務委託料の措置に関連し、今後、議員の情報収集の方法として、議会事務局インターネットを接続できないか、ただしております。  このことに対し、インターネットについては、これまでも関係部署と協議した経緯があり、予算等を勘案しながら早期導入に向けて検討してまいりたいとの答弁を得ております。  次に、2款総務費の全国鉱山所在市町村協議会負担金の措置に関連し、今後ともこの協議会に継続して加入していくのか、ただしております。  このことについて、当市では、現在、市内の鉱山は閉山している状況であるが、最近ではリサイクル・マインパークのように旧鉱山の持っている技術を生かすことも検討されており、各種の資料を収集するという面から11年度も引き続き加入していきたいと考えているが、一方、行政改革の団体加入のあり方の観点からも、この協議会への今後の加入について、さらに検討が必要と考えているとの答弁を得ております。  次に、総務管理費臨時職員賃金の措置に関連し、臨時職員を増加するのか、ただしております。  このことに対し、大湯保育園を法人に委託することや新年度からスクールバスの運行を民間委託することなどの措置を講ずることにより、極力、新規の臨時職員は減少させる方向で進められているとの説明を得ております。  次に、市長交際費について、他市と比較した場合どうなのか、また、今後縮減していく考えはないのか、ただしております。  このことに対し、市長交際費は県内で5番目の金額となっており、今回縮減についても検討は行われているが、最終的に、前年度と同額という結論になったものとの答弁を得ております。  しかし、委員からは、行政改革で厳しい削減が進められているところでもあり、このような経費についても引き続き縮減の方向で検討してほしいとの意見が述べられております。  次に、戸籍住民基本台帳費の戸籍事務の電子情報処理関係経費の措置について、システムの稼働はいつごろになるのか、その見通しをただしております。このことに対し、現在ある戸籍については、平成12年1月からのシステム稼働を目標に準備を進めている状況であるとの説明を得ております。  なお、本事業については多額の経費を要するものであり、機種選定については慎重に取り組んでいただきたいとの意見が述べられております。  次に、本予算案について次のとおり意見が述べられておりますので申し上げます。  まず、第1点としては、本市の歳出予算について、物件費が増嵩していることから、その抑制を図るため、市の諸施設の経費一覧を作成し、それをもとに施設の維持、統合、廃止を進めることにより、物件費の抑制、節減を図ることを提案したいとするものであり、また、第2点としては、本市の普通交付税収入額は、県内平均を大きく上回っており、各種財政指標を見る場合には、それを的確に把握し本市の置かれている財政状況を見る必要があり、現行の交付税制度が必ず見直される時代が来ることを想定し、長期展望に立った財政運営を行う必要があるとするものであります。  以上の審査経過により、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、当委員会所管の予算については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしております。  次に、陳情についてご報告申し上げます。  まず、陳情第1号法務局の増員に関する陳情についてでありますが、本陳情については、願意妥当と認め、採択すべきものと決定いたしております。  次に、陳情第2号治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を支持し、政府に対し意見書提出を求める陳情についてでありますが、本陳情については、さきに当委員会で不採択と決定して以来、状況に大きな変化はなく、また賠償の根拠を明確に把握できるか疑問であるとした前回の意見は変わらないとして、不採択すべきものと決定をいたしております。  以上が、当総務財政常任委員会に付託されました議案及び陳情の審査の経過と結果であります。  本会議におかれましても、当委員会の決定どおり議決くださるようお願いを申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。            (総務財政常任委員長 齋藤啓一君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。教育民生常任委員長岩船正記君。            (教育民生常任委員長 岩船正記君 登壇) ○教育民生常任委員長(岩船正記君)  私から、去る3月8日の本会議において、当教育民生常任委員会に付託されました議案9件及び継続審査となっておりました陳情1件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、議案第16号鹿角市福祉事務所設置条例の一部改正についてご報告いたします。精神薄弱者福祉法知的障害者福祉法に改められたことにより、本条例の条文に用いている同法令名を改めるものであります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第17号鹿角市敬老祝金支給条例の一部改正についてご報告いたします。  改正の主な内容は、敬老祝金の支給年齢を改め、これまでの支給対象年齢から80歳、90歳、100歳以上を除くものですが、この見直しにより生じた財源の活用についてただしております。  これに対して、高齢化社会に即した福祉施策を推進するため、デイサービス事業の規模拡大に伴う市費の負担増に充当したいとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)中、歳出、3款民生費、4款衛生費、10款教育費についてご報告いたします。  まず、3款民生費において、ミドルステイ事業扶助費を減額してショートステイ事業扶助費に追加したとのことですが、その理由をただしております。
     これに対して、ショートステイ事業及びミドルステイ事業をそれぞれ予算措置していたが、ミドルステイ事業ショートステイ事業の中の弾力化事業であるとのことから、このような予算の組み替えを行ったものであるとの答弁がなされております。  さらに、これらの事業も含め社会福祉法人への委託事業が多く見られるが、委託に当たっては、その効果を十分把握した上で予算を計上すべきであり、年度末に安易な予算の調整を行うことは望ましい姿とは言えない。  また、行政を初め、議会としても、社会福祉法人等との意志疎通を密にして、福祉施策の推進を図る必要があるとの意見が述べられております。  次に、私立保育園開所時間延長促進事業費補助金が追加されておりますが、この補助金は、さきの補正予算で減額したものであり、再度追加しなければならない理由についてただしております。  これに対して、私立保育園1園について、国の事業採択を受けることが厳しい状況であったことから、さきの補正予算で減額し、新たに県単事業として実施することとし、予算措置をしていたが、その後国庫補助事業として追加採択されることになり、再度予算を計上したものであるとの答弁がなされております。  次に、高齢者住宅整備資金貸付金の全額を減じ、また母子家庭及び寡婦家庭住宅整備資金貸付金についても大幅な減額がされておりますが、このような予算減額をどのように受けとめているのか、ただしております。  これに対して、市中金利が低下して市の貸付金制度の有利性が失われてきたこと、また、貸付限度額が実際の住宅整備費とかけ離れ少額であること、さらに、家庭において高齢者の居室がほぼ充足されてきたことなどにより、貸付金の需要が少なくなったと考えられるとの答弁がなされております。  このことについては、さらに、需要の動向を的確に把握した上で、制度を継続する必要性が乏しいと認められる場合には、新たな特色のある福祉施策を計画し、推進すべきではないかとの意見が述べられております。  次に、4款衛生費において人間ドック委託料が減額されておりますが、その実績と経費の助成について説明を求めております。  これに対して、 2,400人の計画に対して受診者は 2,325人、受診率は96.9%であり、また経費については、市の負担のほかに国保会計から厄年の該当者に対する助成が、また農協も組合員について助成を行っているとの説明がなされております。  次に、10款教育費において、小学校及び中学校における不用化学薬品の処分をするための手数料が計上されておりますが、その内容について説明を求めております。  これに対して、学校で使用されなくなった不用化学薬品については、これまで処分されることなく各学校で保管されてきたが、今回、関係機関の指導により、これらの適切な処理を行い、悪用を防止し、安全を期するものである。また、その処分については、薬剤師会の指導を仰いでおり、今年度中に処理できる見通しがついたものであるとの説明がなされておりますが、さらに、化学薬品保管庫のかぎについても、確実な管理のもと、その安全には万全を期するよう意見が述べられております。  次に、米飯学校給食が来年度から週3回になることから、これに必要な弁当箱や保管庫の購入費が計上されておりますが、このことにより週3回の米飯給食体制は整えられたのかどうか、ただしております。  これに対して、今回の補充により週4回までの米飯給食に対応できるようになるが、米飯はパン食に比べて父兄の負担がかさむことから、保護者の意向を調査した上で週3回に踏み切ったものであり、週4回の実施についても保護者の意向を十分に踏まえ検討していきたいとの答弁がなされております。  以上が、議案第28号中、当常任委員会所管の予算の審査に当たり、委員から出されました主な質疑、意見であります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第29号平成10年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてご報告いたします。  今回の補正では、主に決算見込みによる調整がなされておりますが、退職被保険者等国保税が見込みを下回った理由についてただしております。  これに対して、当初予算編成時点では、前年度実績をつかむことができないので、前々年度の実績から推計して予算計上したものであるが、10年度は例年を大幅に下回る結果となった。これは、課税総所得金額が下回ったことによるものであるとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第30号平成10年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)についてご報告いたします。  老人医療費の増加により、医療給付費負担金が追加されておりますが、その原因は対象者がふえたことによるのか、それとも1人当たりの医療費が増加したことによるのか、説明を求めております。  これに対して、対象者及び1人当たりの医療費ともに伸びたことにより、老人医療費の総額が増加したものであるとの説明がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、歳出、3款民生費、4款衛生費、9款消防費、10款教育費についてご報告いたします。  まず、3款民生費の老人福祉総務費において、職員16名分の職員給が計上されており、その中には介護保険業務に当たる職員3名分も含まれているとのことですが、要介護認定調査委託料との関連で、職員が行う業務及び委託して行う業務の内容についてただしております。  これに対して、職員3名は、介護保険事務に当たる介護保険担当職員である。また、要介護認定調査委託料は、認定のために訪問調査を行う業務を委託するもので、市の職員も訪問調査を行うことができるが、介護保険制度が開始されると、この業務をケアマネージャーという有資格者に委託することができるようになるものであるとの答弁がなされております。  次に、老人福祉費の「ふれあいのまちづくり事業」について、今後の事業の進め方をただしております。  これに対して、この事業は社会福祉協議会が実施しているもので、平成4年度から8年度までの補助事業として、マンパワーの育成や先駆的な事業を行ってきたが、その後は規模を縮小して継続しているものである。社会福祉協議会においても、事業等の整理を行い努力しており、特に事業規模の拡大等について市への要望はなされていないとの答弁がありました。  次に、国民年金事務取扱費のOA機器借上料の契約及びこれによる事務の内容について説明を求めております。  これに対して、契約は1年ごとに更新しているもので、国民年金資格の確認データが入力されており、住民基本台帳と連動させ、資格者の確認及び検認事務を行っているとの説明を受けております。  次に、4款衛生費についてでありますが、保健衛生総務費の職員給には、新任の保健婦2名分も含まれているとのことですが、保健婦の補充に対する考え方についてただしております。  これに対して、保健婦2名の退職がわかった時点で人事担当に対して2名の補充を要請していたものであり、今後もサービスの向上に努めたいとの答弁がなされております。  次に、9款消防費についてでありますが、消防団員の定年延長により、高齢の団員が多くなると思われることから、消防器具、機材等の対策についてただしております。  これに対して、現在のところでは、特に団員の定年延長に関連した器具、機材等の対策は予定されていないとの答弁であります。  次に、消防団施設の管理及び補修等についてただしております。  これに対して、昨年11月の消防器具置き場の外壁崩落事故発生後、市内の消防団施設の総点検を実施しており、補修等が必要な箇所については、今後計画的に行いたい。また施設の安全管理については、関係者に周知徹底していきたいとの答弁がなされております。また、消防団施設の管理について、さらに、行政財産としてふさわしくない使用形態がとられている施設があり、その改善に努めるよう意見が述べられています。  次に、10款教育費についてでありますが、通学バス運行業務の委託化に伴う運行上の安全確保についてただしております。  これに対して、委託する業者と十分な協議を行った上で、安全管理に努めたいとの答弁がなされております。  次に、幼稚園費において、私立幼稚園運営費補助金が計上されておりますが、私学振興に対する考え方についてただしております。  これに対して、この補助金は何年か据え置きとなっているが、私立幼稚園については県が窓口になっているので、実態の把握が適正に行われていないのが現状であり、精査して今後の対応を決めたい。また、就園奨励費補助金もあり、総合的に検討したいとの答弁がなされております。  また、芸術文化振興費の美術品購入について、基本的な考え方及び選定方法等についてただしております。  これに対して、市内在住の作家あるいは郷土ゆかりの作家の作品を購入し、広く市民に展示紹介して、市民文化の向上を図るもので、平成10年度は市内在住の作家の作品を購入することとしており、平成11年度は郷土出身の作家の作品を購入し、その後も継続して進めていきたいとの答弁がなされております。なお、購入する美術品については、美術収集委員会を設置して選定するものであるとのことです。  委員からは、現在活動している作家の作品を美術品として扱い、これを購入することには慎重を期さなければならない。また、作家活動を支援するという意味からすると、活動費の助成とか別の手段で対応することが適切であるとの意見が出されております。  次に、公民館費においては、各公民館を中心とした市民の意見をくみ上げ、地区に根差した事業の展開を図られたいとの意見が出されております。  次に、保健体育総務費の平成19年国体選手強化対策費補助金について、事業の展開をただしております。  これに対して、本市での開催が決定している卓球競技と、これまでも行ってきたスキー競技について、向こう9年間の展開で選手強化を図るもので、小学校4年生ぐらいから対象にしたいと考えているとの答弁がなされております。  また、卓球競技について、選手を中国に派遣するなど、積極的な取り組みをされたいとの要望が出されております。  以上が議案第36号中、当常任委員会所管の予算の審査に当たり委員から出されました主な質疑、意見等であります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第37号平成11年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算についてご報告いたします。  一般被保険者の国保税について、現年課税分は、前年度に比べて徴収率を上げて設定しているのか、また、滞納繰越分の徴収率は、県内都市の平均と比べてどうなのか、ただしております。  これに対して、現年度分の徴収率は前年度に比べて1%上げている。また、滞納繰越分の徴収率は、県内都市の中では一番高くなっているとのことであります。  次に、国保事業における健康づくり事業の位置づけをただしております。  これに対して、国保財政にとって、健康づくりを推進して医療費の抑制を図ることは、最も大切なことの一つであるとの答弁がなされております。  以上の審査経過により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第38号平成11年度鹿角市老人保健事業特別会計予算についてご報告いたします。  本案では、医療費の負担割合について、一般と施設入所者では変わりないのかどうか確認しておりますが、変わりないとのことであります。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第39号平成11年度鹿角市訪問看護事業特別会計予算についてご報告いたします。  本案では、看護婦の勤務時間について説明を求めておりますが、市職員と同様の時間帯であるとのことです。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、継続審査となっておりました陳情第17号介護保険に係わる緊急な整備と国の財政措置及び制度の抜本的改善を求める陳情についてご報告いたします。  介護保険制度はさまざまな問題を抱えスタートしようとしていますが、政府は不都合があれば見直しをするとしており、制度施行3年後には大幅な見直しを行うことが今から予想されております。  本陳情は、保険料滞納に対する制裁措置制度化の見送り、要介護認定方法等においては不都合な点もありますが、国の十分な財政措置を求め、介護保険制度の充実を図ろうとする陳情趣旨は願意妥当と認められます。よって、採択すべきものと決定いたしております。  以上が、当教育民生常任委員会に付託されました議案及び陳情の審査の経過と結果であります。  本会議におかれましても、当常任委員会の決定のとおり議決くださるようお願いを申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。石川君。 ○1番(石川 徹君)  委員長にお伺いいたします。  11年度の一般会計予算関連なんですけれども、8日の総括質疑で私、教育長の方に、青少年助成費の中の、例えば男女共同参画社会といった事業の大きなタイトルといたしまして、女性の地位向上というタイトルを、これは男尊女卑を認めるようなタイトルじゃないかというような趣旨の発言をいたしましたが、その際、教育長は、これを訂正するというような発言がありました。  そこで、委員会の方では、この女性の地位向上ということに関する審議がなされたかどうかというのをお伺いいたしたいと思います。 ○教育民生常任委員長(岩船正記君)  石川議員にお答えします。  女性の地位向上についての委員会でのお話はありました。ただ、今の教育長の訂正の問題については、ちょっと話されなかったように私は受けております。  すみません、私ちょっと勘違いしておりました。教育長の答弁どおり、委員会では事業名を変えるという訂正は行っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。            (教育民生常任委員長 岩船正記君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、産業経済常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。産業経済常任委員長阿部佐太郎君。            (産業経済常任委員長 阿部佐太郎君 登壇) ○産業経済常任委員長(阿部佐太郎君)  私から、去る3月8日の本会議において、当産業経済常任委員会に付託されました議案14件及び陳情1件並びに継続審査中であります陳情1件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第3号市営土地改良事業の施行についてでありますが、本案は農道整備事業を施行することにより、農産物の荷傷み防止による品質の向上を高め、農業経営の安定を図るものであり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第7号鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れの変更について、及び議案第9号鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについてでありますが、両案はいずれも地方財政法第6条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  両案に対し質疑、要望等のあった主なるものを申し上げますと、単行議案として議決をしなければいけない理由についてただしております。  このことに対し、県の市町村課による財務指導に基づき、平成7年度より単行議案として提出しているものであり、地方財政法第6条の条文中「能率的経営を行っても、なおその経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費を除き、当該企業の経営に伴う収入をもってこれに充てなければならない。ただし、災害その他特別の事由がある場合において議会の議決を経たときは、一般会計または特別会計からの繰り入れによる収入をもってこれに充てることができる」と規定されている。  本事業は、生活環境整備を目的とするという公共的事業であり、独立採算ができる性格の事業ではないことから、今回の場合、「その他特別の事由」にこの建設費も含まれるとの解釈をしたものであるとの説明がなされております。  また、財政課で検討し、基準内の繰り入れができるものと、基準外の繰り入れをする場合についての取り扱い要領を整備してまいりたいとの答弁がなされております。
     以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第7号及び議案第9号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第15号鹿角市中山間地域振興基金条例の制定についてでありますが、本案は特定農山村総合支援事業により、中山間地域の活性化を図る資金として基金を設置するために条例を制定するものであります。  本案に対し質疑、要望等のあった主なるものを申し上げますと、農業の担い手が新たに事業を始めようとする場合に補助金を交付できるものか、ただしております。  このことに対し、本条例は、あくまでも地域活性化に向けた人材育成などのソフト活動が中心であり、新規に事業を始めようとする場合には、別の補助事業での対応を考えてまいりたいとの答弁がなされております。  以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第15号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第18号鹿角市工場設置促進条例の全部改正についてでありますが、本案は、奨励措置の適用範囲拡大等のため条例を改正するものであります。  本案に対しては、本会議においても種々質疑、意見がありましたことから、詳細にわたり議論が交わされました。  企業誘致や地場企業の育成を図るという条例改正の基本的考え方や趣旨については理解をするものの、提案された条文案については的確な要件が満たされておらず、また各条文間に整合性が見られませんでした。部分的な字句訂正であれば委員会修正も考慮しましたが、意見がかみ合わぬ部分も多く、修正案も見いだせぬ状況となり、旧条例で当面継続するもやむなしという意見が出され、採決の結果、原案については出席委員全員が異議を唱え、議案第18号については否決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第19号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は、県営芦名沢地区ほ場整備事業を実施するために条例を改正するものであります。  本案に対し質疑のあった主なるものを申し上げますと、分担金総額では、公害防除特別土地改良事業における瀬田石地区ほ場整備事業では工事費の 100分の5相当とあるが、県営土地改良事業の芦名沢ほ場整備事業では経費の 100分の10となっている理由についてただしております。  このことに対し、瀬田石地区ほ場整備事業は、カドミウム汚染防止対策として実施した公害防除特別土地改良事業のあわせ行う事業であることから負担率に差が出るものであるとの答弁がなされております。  以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第19号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第20号鹿角市牧野条例の一部改正について、議案第21号鹿角市川島牧野条例の一部改正について、議案第22号鹿角市牧野改良事業の経費の分担金徴収に関する条例の廃止について、議案第23号鹿角市熊取平共同利用模範牧場条例の一部改正についての4議案については、いずれも鹿角市牧野を集約管理するために条例を改正するものであり、一括して審査しております。  本案に対し質疑、要望等のあった主なるものを申し上げますと、1頭当たりの使用料金が高くなることにより、市の今後の畜産指導に対する考え方をただしております。  これに対し、使用料金は従前と比べ統一され負担増となるが、これまでは各牧野の看守や草地改良はそれぞれが個別に行ってきた状況にある。今後は、値上げされた使用料の中で管理費や草地改良を実施していく予定であり、あわせて予防注射等衛生事業の拡大や多頭放牧者に対する減免措置を講じるなど、これまで以上の施策の展開を行ってまいりたいとの答弁がなされ、議案第20号から議案第23号までの4議案については、原案のとおり可決すべきものと決しております。  次に、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)中、当常任委員会所管の予算であります歳出、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、11款1項農林水産業施設災害復旧費についてでありますが、各委員から出されました質疑、要望等の主なる内容と審議結果について申し上げます。  まず、5款労働費においては、出稼ぎ対策費の健康診断委託料の減額に関連し、出稼ぎ者の状況についてただしております。  これに対し、平成11年2月末現在での出稼ぎ者数は 288人だが、50歳から64歳までの層が一番出稼ぎ者が多く、労働者の高齢化も一つの原因であるとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費においては、農業支援センターに設置されている地域営農支援情報システムの運用状況について、農業支援センターと農業委員会の連携についてただしております。  これに対し、データ入力ソフトが2月末に納入となり、現在運用開始に向け、農業支援センターにおいて入力作業を進めている状況にあるが、農業委員会で管理している農地台帳等については、逐次異動があることから、早期に、農業支援センター並びに農業委員会で、それぞれ入力作業等が行われるよう努力してまいりたいとの答弁がなされております。  このことについては、大変大事な事業でもあり、農地を管理する農業委員会とも連携を図り、早期にシステムの有効活用が図られるよう要望が出されております。  次に、7款商工費においては、商店街空き店舗対策事業費補助金の減額理由についてただしております。  これに対し、県の補助では売り場面積だけを対象としており、計画件数は達成したものの、対象面積が少なかったことによる減額であるとの説明がなされております。  さらに、商店街の空き店舗対策については、市単独のかさ上げ補助を行う考えがあるのか、ただしております。  これに対し、単独補助の構想はあるものの、種々の事情から実現できないでいるが、重点要望事項として今後取り組んでまいりたいとの答弁がなされております。  以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算第(第7号)中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第33号平成10年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、当常任委員会所管の予算であります、歳出、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、11款1項農林水産業施設災害復旧費について、各委員より出されました質疑、要望、意見等の主なる内容について申し上げます。  まず、5款労働費において、勤労者体育施設の利用状況についてただしております。  これに対し、温水プール利用者は横ばい状況にあるが、利用率が極めて低い施設もあり、今後は委託先の八幡平山麓事業団とも連携をとり協議してまいりたいとの答弁がなされております。  このことについては、事業を単に委託するだけではなく、周辺の温泉利用や観光分野をも含め、利用促進につながる施策の展開が必要ではないかとの意見が出されております。  次に、6款農林水産業費においては、農業振興費における鹿角市農業祭に関連し、単独開催ではなく、他市町村との交流に取り組むなど事業拡大に対する考え方についてただしております。  このことに対し、事業拡大については同様の考え方を持っており、今後庁内で事業内容をさらに工夫し、実りある農業祭となるよう取り組んでまいりたいとの答弁がなされております。  次に、水産業費においては、河川漁業協同組合活動費に関連し、昨年、釣り雑誌等にも大きく取り上げられ、一躍注目を浴びたアユの放流に関連し、他県からの釣り人が多数訪れていることから、観光面でのつながりと、さらには市の魚としてアユの指定ができないものか、ただしております。  これに対し、アユの放流については、漁協が昨年の漁業権更新時に特別に放流許可を受けたもので、釣り券を販売し、その収入で放流事業を行っているものであるが、市としてもマナーを守る看板を立てたり、当面、側面から支援してまいりたい。また、市の魚として指定できるかどうかについては、担当部署と協議して検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、7款商工費においては、六日町商店街の近代化事業に関連し、当該地区は古い町並みを形成しており、町の歴史上からも、定期市場を含め保存すべきではないかただしております。  これに対し、六日町自治会との協議段階では、街路事業としてもこの問題が出されており、町並みの保存については同様な考えで取り組んでいる状況にあるとの説明がなされております。  次に、観光振興費においては、観光宣伝活動のあり方についてただしております。  これに対し、観光キャラバンや観光パンフレットの印刷等の取り組みを基本的に考え進めてまいりたいとの説明がなされましたが、鹿角観光ビデオテープを作成し、例えば市職員一人一本を目標に、市外に出張や休暇で出かけたときにPR用に配付するような取り組みはできないものか、ただしております。  これに対し、閉会中の委員会でのビデオテープ作成要請に基づき、今回試作用として30本作成したが、今後の観光宣伝の一つとして、予算面を含め、検討してまいりたいとの答弁がなされております。  また、観光パンフレットの配付については、アンテナショップである鹿角ピアや秋田鹿角屋で積極的に配付をされるよう要望がなされております。  以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、当常任委員会所管の予算については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第42号平成11年度鹿角市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。  本案に対し質疑のあった主なる内容を申し上げますと、終末処理場には専門の管理者を置かなければいけないのか、ただしております。  これに対し、小豆沢地域で採用する処理方式を含め、いずれの処理方式においても専門業者に管理委託するものであるとの答弁を了とし、議案第42号については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、陳情についてご報告申し上げます。  陳情第5号、じん肺被災者の救済とじん肺根絶に関する陳情につきましては、願意妥当とし、採択すべきものと決定いたしております。  次に、継続審査となっておりました陳情第20号技能尊重気運醸成のための施策の推進についての陳情につきましては、陳情内容については理解するものの、新たに条例を制定するほどではないことから、趣旨採択すべきものと決定いたしております。  次に、一般質問に関連し、花輪地区ほ場整備事業と国道 282号バイパス建設について、次のような意見が出されておりますので、ご報告いたします。  この件に関しては、ほ場整備関係者からも国道 282号バイパス用地の線引きがなされた上で事業着手が望ましいとの要望がなされてまいりました。しかしながら、今般、バイパスの見通しが示されないまま、ほ場整備着工のめどがついたものであります。したがいまして、今後の事業展開に当たっては、市長の指導力を発揮し、十分な庁内調整を図り、早期に両事業が進展するよう意見が付されております。  以上が、当産業経済常任委員会に付託されました議案及び陳情についての審査の経過と結果であります。  本会議におかれましても、当常任委員会の決定どおり議決くださいますようお願いを申し上げまして報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私から、産経委員長報告に質問いたします。  議案第18号鹿角市工場設置促進条例の全部改正についてでありますが、委員会報告は否決と、こういう結論になっております。  そこで、お尋ねいたしますが、報告の中で「提案された条文案については的確な要件が満たされておらず、また各条文間に整合性が見られませんでした」と、こういうふうに報告されておられます。具体的に申し上げます。条例の中で的確な要件が満たされておらなかった部分、それからもう一つは、各条文間に整合性が見られなかった部分、これをひとつ具体的にお知らせ願いたいものだと、こういうふうに思います。結論は否決という、今までにないような委員会としての結論が出されておりますので、ひとつその内容について、なるべく詳しく、理解ができるような説明をお願いしたいと思います。 ○産業経済常任委員長(阿部佐太郎君)  お答え申し上げます。  的確な要件でありますが、まず、この条文の第2条8項の中に「1日5時間以上、月20日以上勤務する恒常的雇用者と認められる者は常時雇用者に含める」とあるが、パート雇用者で1日に5時間以上であっても恒常的雇用者と認められるとも解釈されるし、月20日働けば恒常的雇用者と認められると、まずこの1点がございます。  それから、第9条でありますけれども、これは、助成金の交付開始日から3年以内に第6条云々とありますけれども、この3年以内というものについて、助成金というものは第4条に3つが助成金と示されております。そして、第3号には「固定資産税の減免」というのが示されておるわけですけれども、助成金については3年という期限が設けられておるわけですけれども、固定資産税の減免といったものについては、はっきりとしたあれが示されておらないと。  それから、整合性でありますけれども、「鹿角市土地開発公社」といったものが、「鹿角市」をつけてはっきりと示されておりますけれども、第1条に「この条例は市内に工場等を」と位置づけておりますけれども、これも「鹿角市、以下市」という位置づけをすべきであろうというのが指摘された主なものであります。  それから、条文の中に欠落した部分も多々ございます。そういったものがないままに、また、瑕疵がその他にもございます。  そういったことにより、今回、全会一致で否決すべきものと決したものであります。  冒頭、私申し上げましたように、工場を設置促進する背景、そういったものについては、委員全員が賛成でありますけれども、この条文が整理されないで、つまり税が交付されると、補助金あるいは減免として交付される、そういったものもやはり条文ははっきりしなければ、大変なことになろうということで、委員会としては、修正案、あるいは市長より議長に申し入れ、そして委員長に申し入れしていただいて取り下げという措置もあるのではないかという模索も続けたわけでありますけれども、原案でやはり付議されたものに対しては否決せざるを得ないという結果であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  別に私くどく質問するわけではございません。委員会決定については、何ら申し上げるものではございませんが、先ほど私、さきに質問した中で1つ、2つと分けて質問したわけなんですが、委員長のお答えでは、一番目の「的確な要件が満たされておらない部分」というやつが2つ、それから「各条文間に整合性が見られない部分」というやつがまず1件ぐらいと、こういうことの理由で否決だったと解釈してよろしゅうございますか。 ○産業経済常任委員長(阿部佐太郎君)  今申し上げました的確を欠いた2件、そして整合性が1件、それだけの要件ではございません。先ほども申し上げましたように、条文中に欠落している、絶対入れなければならないにもかかわらず欠落している部分もあると、こういうこともございます。それから、定義を規定している中で、その範囲、概念について担保しておく必要があるにもかかわらず、担保されておらない部分もあります。それから、委員と当局の解釈の相違、こういった突き合わせも、なかなかできなかったということもございます。そしてまた、残念なことに、この条例案が本定例会以前の委員会にやはり出されておれば、もう少し詰め合わせができたのでありましたけれども、本定例会でこの条例案が出されたこともあって、その突き合わせが非常にできなかったということも、今回修正といったところに結びつけ得られなかったという要件もございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  あと、私申し上げません。こうなりますと、申し上げると議論になりますので、差し控えたいと思います。次は、いわゆる採決ですか、そうした場合の討論に譲りたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。           (産業経済常任委員長 阿部佐太郎君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、建設水道常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。建設水道常任委員長児玉政芳君。           (建設水道常任委員長 児玉政芳君 登壇) ○建設水道常任委員長(児玉政芳君)  私から、去る3月8日の本会議において、当建設水道常任委員会に付託されました議案19件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第4号市道路線の認定について及び議案第5号市道路線の廃止について並びに議案第6号市道路線の変更についてでありますが、本議案3件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第8号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて及び議案第10号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについてでありますが、本議案2件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  なお、本議案2件に関連し、一般会計からの繰り入れの基準について、及び提案理由のあり方について、昨年の決算特別委員会でも意見が出されておりますが、そのときの意見はどのように検討されたのかただしております。  これに対し、繰り入れにかかわる単行議案については、県の市町村課からの指導により平成7年度より行っているものであるが、もう一度検討し、対策を図りたいとの答弁がなされております。  このことについて、さらに県内他市町村の状況も調査の上、繰り入れを行う際に議会の議決を得る必要性等も含め、さらに検討されるよう意見を付しております。  次に、議案第24号鹿角市都市公園条例の一部改正についてでありますが、本案の審査に当たり、テニスコート利用料金上限額の算定根拠をただしております。  これに対し、利用料金上限額については、県内他市類似施設の事例や鹿角市アメニティパークの利用料金をもとに上限額を定めたものであるとの答弁がなされております。
     本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第25号鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案の審査に当たり、給水人口を3万 3,500人から3万 120人に改正した理由をただしております。  これに対し、認可の変更に当たっては、15年から20年先を見越した上で、計画給水人口を設定するよう指導されており、本市の過去10年間の人口増減率等をベースに給水人口を設定したものであるとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第26号鹿角市水道料金及び手数料条例の一部改正について及び議案第27号鹿角市簡易水道条例の全部改正についてでありますが、本議案2件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)中、歳出8款土木費及び11款2項公共土木施設災害復旧費についてご報告いたします。  本案の審査に当たり質疑、意見等のありました主なるものを申し上げますと、8款5項2目住宅建設事業費の花輪地区公営住宅建設事業の実施繰り延べによる事業費の減額補正については、平成10年度において公営住宅を建設すべく用地の交渉等を重ねてきたものであるが、地権者5名については仮契約をし、昨年12月議会に土地の取得にかかわる議案をお願いしたところ、用途地域等に問題があることから、急遽議案の取り下げということになったものである。しかし、花輪地区の公営住宅の状況を見るに当たり、早急に解消すべく対応しなければならないため、3月補正で減額させていただき、改めて新年度予算に計上してまいりたいとの説明がなされておりますが、このことに対し、次の諸点をただしております。  第1点として、土地契約の債務効力について、行政実例上の事務手続は正しいのか。  第2点として、仮契約とは、あくまで議会に付するための条件つきであり、今回のように議会に付す前に取り下げした場合、市と地権者の間では、本契約と同じになるのではないか。  第3点として、花輪地区公営住宅建設事業の実施繰り延べとは、事業の繰り越しと思われるため、当然、予算も繰り越しすべきあるのに、全額を減額する事由は何か。  第4点として、本案が最終日において原案のとおり可決されれば、土地契約の債務の条件は、予算上において、この日で効力を失うことになるのではないか。また、新年度予算は、最終日において可決されても、予算効力は4月以降となるので、予算継続はなくなり、土地契約上、改めて問題が生じるのではないか。  第5点として、10年度予算で関連経費全額を減額することになれば、一たん、この事業は白紙となることから、土地についても別の場所を新しく選定してもよいのではないかとの質疑がなされております。  これに対し、当局からは、第1点目及び第4点目については、最終日で本案が原案のとおり可決されれば、やはりこの日で土地契約の債務の条件は予算上において効力を失うことになると思われる。しかし、このことについては地権者と十分話し合いをしながら、4月以降に再度仮契約をすることで進めたい。それまでの間は念書という形でも取り交わしながら、地権者の方々が不安を抱くことのないように進めてまいりたい。  第2点目については、仮契約は議会の議決をもって本契約になるものであるが、地権者としては本契約と同じ解釈をしていると考えられる。  第3点目については、本来であれば繰り越しをすべきと思うが、この事業は市単独事業として実施することから財源を地方債に求めたものであり、起債許可の見込みがなければ繰り越しは不可能であるため、今回、減額補正をさせていただいたものである。  第5点目については、繰り延べという形にはなるが、再度この場所で事業を進めさせていただきたいとの答弁がなされております。  なお、この件については、平成11年度一般会計当初予算にも関連があることから、そこで精査することにしております。  以上の審査の結果、議案第28号中、当委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたております。  次に、議案第31号平成10年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、議案第32号平成10年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議案第34号平成10年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)、議案第35号平成10年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)の4件についてでありますが、本議案4件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算中、歳出8款土木費及び11款2項公共土木施設災害復旧費についてご報告いたします。  本案の審査に当たり質疑、意見等のありました主なるものを申し上げますと、まず、8款4項1目都市計画費において、都市計画道路網見直し調査業務委託料が措置されておりますが、この内容について説明を求めております。  これに対し、本計画は、花輪地区既存都市計画道路網の見直しを行うものであり、その中では、国道 282号バイパス下川原以南のルートについても、ほ場整備とのかかわりもあることから検討するものであるとの説明がなされております。  このことに関連し、委員からは、市の道路行政についての考え方に一貫性がなく、基本的な考え方が明確にされていない。今後は、道路計画に対して重要路線の位置づけをし、その事業に対し邁進するよう強く意見を付しております。  次に、8款4項4目公園費に関連し、市内街区公園等における管理委託状況についてただしております。  これに対し、公園の管理は自治会、老人クラブ、子供会等に委託しているものであり、内容については、主に草刈りやトイレ清掃等であるとの答弁がなされております。  このことについて、委員からは、公園の管理が十分行われておらず、利用率も低いと思われるため、利用率向上の面からも、委託先に対する管理の徹底や、市民が気軽に利用できるような方策を検討すべきではないかとの意見が述べられております。  これに対し、公園は、市民の心の安らぎの場や親子のふれ合いの場であり、大変重要な施設である。これからは、委託先とも協議をしながら、市民が利用しやすい公園づくりに努めてまいりたいとの答弁がなされております。  次に、8款5項2目住宅建設事業費の花輪地区公営住宅建設事業について、土地契約と債務効力についてただしております。  これに対し、仮契約の締結自体は支出負担行為そのものではないと思われるが、契約そのものが支出負担行為である以上、仮契約も予算執行の一部として支出負担行為の中に含めることが妥当であり、そのような行為を長が行うことは、予算執行の一連の行為の一部をなすものと言えるということである。したがって、仮契約を締結する場合は、少なくても予算が成立している必要があると解されているが、これらについては行政手続上の問題であり、相手方にしてみれば契約そのものであるということから、一方から解除等の申し出がない限りは継続しなければならないものであると考えられる。しかし、今回の場合は、3月19日に一たん、予算が伴われない状況になるため、仮契約が切れることになると思われるが、これまでの地権者との信頼関係を損なわないよう十分協議をしながら今後対応し、新年度に再度仮契約をお願いしながら事業を進めてまいりたいとの答弁がなされております。  また、本事業に対する委員からの意見として、一つ、当委員会としては、昨年6月に提示された計画、補正予算案について了とした経緯があるため、隣接者1名に対しても協力をいただき、当初計画面積1万 2,000平方メートルにできるだけ近づけるよう努力されたい。  一つ、地域の環境や面積から考えてても、高井田地区は住宅地として適地とは思われない。ゆとりや空間のある土地に建設すべきである。  一つ、住宅政策検討委員会での検討結果を当委員会に事前に報告、相談をしなかったことは、議会軽視とも言える。最初から委員会に報告等をしておれば、このような問題には発展しなかったと思われるので、今後の事業展開については、委員会にその都度詳細に説明、報告をされたい。  等々の意見が出されております。  さらに、委員から、高井田地区に建設することについては反対であるが、当委員会で建設計画を了とした経緯もあることから、当初の建設計画どおりにこの事業が進むのであれば、了承せざるを得ない面もある。しかし、用途地域の見直しや面積の確保等、問題が山積していることから、これらが解決するまでは予算の執行を見合わせるべきであるとの意見が出されたため、当委員会に助役の出席を求め、この意見に対する当局の考えを求めております。  これに対し、助役からは、面積の確保については最大限努力してまいりたい。また、今後はその都度詳細に当委員会や議会に対し報告をし、相談をしてまいりたい。また、本事業にかかわる予算のうち13節、15節、17節については、諸条件が整うまで執行しないということで理解していただき、この事業を進めさせていただきたいとの答弁がなされており、これを了としております。  以上の審査の結果、議案第36号中、当委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第40号平成11年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計予算及び議案第41号平成11年度鹿角市下水道事業特別会計予算並びに議案第43号平成11年度鹿角市簡易水道事業特別会計予算についてでありますが、本議案3件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第44号平成11年度鹿角市上水道事業会計予算についてでありますが、本案の審査に当たり質疑、意見等のありました主なるものを申し上げますと、まず、公共下水道事業における普及率の増加に伴う将来における水不足の可能性についてただしております。  これに対し、生活様式の近代化により今後下水道が普及していくに当たり、将来の水の需要をある程度見込む必要性も生じるとは思われるが、本市人口が減少傾向にあることや、現在のような経済事情であることから、今後水の需要が急激にふえることは考えにくく、現時点では、将来にわたり十分対応できるものと考えているとの答弁がなされております。  さらに、本会計について、企業会計としてはあくまで独立採算性を前提に経営しなければならないことから、加入率向上については最大限努力されたいとの意見を付しております。  以上の審査の結果、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  以上が当建設水道常任委員会に付託されました議案の審査の経過と結果であります。  本会議におかれましても、当委員会の決定どおり議決くださるようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。           (建設水道常任委員長 児玉政芳君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  以上をもちまして各常任委員会に付託いたしました事件の審査報告を終結いたします。  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                午前11時54分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                午後 1時03分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                日程第2 報告事件の審議 ○議長(佐藤洋輔君)  日程第2、これより採決いたします。  初めに、議案第1号鹿角市過疎地域活性化計画の変更についてから議案第10号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについてまでの10件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案10件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第1号から議案第10号までの10件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから議案第14号教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてまでの4件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案4件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第11号から議案第14号までの4件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号鹿角市中山間地域振興基金条例の制定についてから議案第17号鹿角市敬老祝金支給条例の一部改正についてまでの3件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案3件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第15号から議案第17号までの3件は、原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                   討 論 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、議案第18号鹿角市工場設置促進条例の全部改正については、委員長の報告は否決であります。  本案については討論の通告がありますので、これを許します。岩船正記君。 ○16番(岩船正記君)
     私は、議案第18号鹿角市工場設置促進条例の全部改正について、賛成討論を行います。  本条例は、現下の経済状況下において雇用の開発、経済の発展は喫緊の課題である。そうした中、企業誘致、地場産業の育成は行政の責務であり、それを遂行すべく優遇措置を拡大するものであります。したがって、一日も早く成立させ、PRをして、誘致活動すべきと考えるものであります。  本条例に賛成するものであります。  なお、これについては市民も願っているものと思われます。  そこで、議案第18号鹿角市工場設置促進条例の全部改正については、原案に賛成いたします。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。大里君。 ○12番(大里恭司君)  私は、先ほどの産経委員長の報告を聞いておりますと、条例に不備があるということで産経の委員全員が異議を唱え否決したという結果を重大にとらえなければならないと思います。そこで、私は、産経の決定を尊重しなければならないという立場から、この条例は否決するべきであると思います。  ただ、だだいま岩船議員が言ったとおり、この条例は必要であります。そこで、次の機会に整備して提出されるよう私は願うものであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。高杉君。 ○26番(高杉英次郎君)  私は、産経委員であります。この審議に加わっておりますが、審議の状況は委員長報告にありますとおりでありますけれども、もう少し補足させていただきたいと思います。  審議に当たり、本条例の趣旨は理解するものであります。先ほども委員長報告がありましたように、条例の中に条文の整合性に欠けている点も見受けられますので、委員よりそれを指摘されまして、それに対して的確な、委員が理解されるような答弁が出てまいらないということですから、この条例は、予算の編成の基本となる条例でありますので、早急に内容を検討、整合して、早い機会と申しますと6月定例会に間に合うように出してもらいたいと。全く否決一辺倒の検討ではなかったわけですから、その点、よろしくご理解くださいまして、早い機会に出していただきたいと、こういうふうに思います。  これはそういうことで、産経委員として不適当だかもしれないけれども、まず内容を補足説明して終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、討論を終結いたします。                (「休憩」の声あり)  暫時休憩いたします。                午後1時10分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                午後1時19分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。  原案について採決いたします。  議案第18号について、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤洋輔君)  ご着席願います。  起立少数であります。よって、議案第18号は否決されました。  次に、議案第19号鹿角市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてから議案第27号鹿角市簡易水道条例の全部改正についてまでの9件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案9件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第19号から議案第27号までの9件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号平成10年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から議案第35号平成10年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)までの7件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案7件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第29号から議案第35号までの7件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第37号平成11年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算から議案第44号平成11年度鹿角市上水道事業会計予算までの8件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案8件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第37号から議案第44号までの8件は、原案のとおり可決されました。  次に、陳情第1号、陳情第2号及び陳情第5号の3件、並びに継続審査となっておりました陳情2件については、先ほどの委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。  暫時休憩いたします。                午後1時22分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                午後1時26分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 日 程 追 加 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいま、議案1件と発議3件が追加提案されました。  お諮りいたします。ただいま追加提案されました議案を本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、ただいま追加提案されました議案1件と発議3件を本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。  次に、お諮りいたします。ただいま提案されました議案につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               議案の上程(議案第45号) ○議長(佐藤洋輔君)  まず、議案第45号を議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長(佐藤洋輔君)  提案者の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  議案第45号平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)でございます。  平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによるものでございます。  歳入歳出予算の補正でありますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 5,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 178億 4,760万 2,000円とするものであります。  第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。  繰越明許費の補正でありますが、第2条、繰越明許費の追加は、第2表繰越明許費補正によるものであります。  5ページをお開き願います。  歳出でございますが、歳出につきましては、3款民生費に15節工事請負費 700万円を追加するものでございます。これは、尾去沢デイサービスセンターの浴室の増築、それからトイレの改修等の工事費でございます。  8款土木費でございますが、土木費につきましては、13節委託料、除雪委託料を 4,300万円追加するものでございます。  デイサービスセンターにつきましては、平成10年度の国の第3次補正緊急対策臨時緊急特別枠によるものでございます。これにつきましては、先般の補正には間に合わなかったものでございます。  なお、土木費の除雪費につきまして、若干説明させていただきます。  3月補正の平成10年度鹿角市一般会計補正予算(第7号)でありますが、この段階におきましては、過去5カ年の比較をいたしまして、向こう延べ12.0日分 5,000万円をもって対応できると判断していたものでございます。しかしながら、その後7日間に及ぶ降雪と降雨によるわだち取り、幅出し等を必要としたことから、さらに延べ10.5日分 4,300万円の追加を必要としているものであります。  4ページ、歳入になりますが、下の方から説明になりますが、国庫支出金につきましては 700万円の10分の10の補助金でございます。  その他の歳入につきまして、地方消費税交付金を満額見まして 3,484万 3,000円を補正いたしまして、残りの分を地方交付税、特別交付税のうちから 815万 7,000円をお願いするものでございます。  なお、尾去沢デイサービスセンター施設整備事業分 700万円につきましては、繰越明許補正を追加するものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  これより、討論を省略し、直ちに採決いたします。  議案第45号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――            議案上程(発議第1号から発議第3号まで) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、中西日出男君ほか6名の方々により提出されました発議第1号から発議第3号までの3件を一括して議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長(佐藤洋輔君)  提案者の説明を求めます。中西日出男君。             (14番 中西日出男君 登壇) ○14番(中西日出男君)  私から、発議第1号から発議第3号までの3件について、提案理由を順次説明申し上げます。  発議第1号介護保険に係わる緊急な整備と国の財政措置及び制度の抜本的改善を国に求める意見書の提出についてでありますが、平成12年4月から実施される介護保険制度に向けた介護サービス基盤の整備、拡充を図るためには、国が制度の抜本的な改善と十分な財政措置を講ずることが不可欠であります。このため、政府に対して地域住民の願いにこたえるべき介護保険制度の充実を求めるため、意見書を提出するものであります。  次に、発議第2号法務局の増員に関する意見書の提出についてでありますが、登記業務量が増加する中で、市民の権利と財産の擁護及び経済取引の安全確保と公正で迅速な事務を処理するために、法務局の現場に職員を増員されるよう意見書を提出するものであります。  次に、発議第3号じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出についてでありますが、じん肺はトンネル建設工事の作業現場において粉じんを吸収したことにより、大勢の労働者がこの病気にり患し、いまなお発生し続けている恐ろしい職業病であります。このため、政府に対して法制度の改善により、じん肺り患者の早期救済とじん肺根絶の対策を確立するよう意見書を提出するものであります。  以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致でご可決くださるようお願いいたしまして、提案説明といたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  提案理由の説明を終わります。  発議第1号から発議第3号までの3件について、質疑を受けます。質疑ございませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。               (14番 中西日出男君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  本発議3件につきましては、討論を省略し、直ちに採決いたします。  発議第1号から発議第3号までの3件について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、発議第1号から発議第3号までの3件は、原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
                    日 程 追 加 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則の規定により、閉会中の審査事件の申し出がありますので、この際、これを本日に日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                閉会中審査事件の付託 ○議長(佐藤洋輔君)  お諮りいたします。閉会中の審査事件について、お手元に配付しております閉会中審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。  以上をもちまして第1回市議会定例会の議事日程は全部終了いたしました。  今期定例会は、去る3月3日より本日までの17日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長初め関係理事者のご精励とご労苦に対しまして深く敬意を表するとともに、議長に寄せられましたご協力に対し、衷心より感謝申し上げます。  当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政運営に当たられますように切望いたしまして、第1回市議会定例会を閉会いたします。                 午後1時36分 閉会        議  長         佐 藤 洋 輔        署名議員         福 島 壽 榮        署名議員         石 川 幸 美...