○
議長(
佐藤洋輔君)
順次
提案者の
説明を求めます。
教育次長。
○
教育次長(
高畑 直君)
議案第79号についてご
説明いたします。
議案第79
号鹿角市立体育館条例の一部改正について。
鹿角市立体育館条例(昭和49年
鹿角市
条例第38号)の一部を別紙のとおり改正するものとする。
平成10年11月2日提出。
鹿角市長。
提案理由でございますが、
尾去沢体育館の位置を
変更するために
条例を改正するものであります。これがこの
条例の
提案理由でございます。
次の
ページをお開き願います。
鹿角市立体育館条例の一部を改正する
条例案でございますが、第2条の表中、現在の
尾去沢体育館の「
鹿角市
尾去沢字軽井沢38番地2」を「
鹿角市
尾去沢字上山214番地3」に改めるものでございます。この
条例は
平成10年12月1日から施行するものでございます。なお、現在の
体育館については昭和12年に
協和会館として
建設されたものを48年12月に
尾去沢鉱山より譲渡を受けまして、その後
部分改修をいたしまして
体育館に供用しておったものでございますが、
老朽化が激しいことから
平成10年9月15日から休館をいたしております。
新しく
使用する
体育館については、62年12月1日に県より譲渡を受けておりまして、これを現在
普通財産として
鹿角地方職業能力開発協会に貸与いたしておるものでございますが、これを
教育財産として転用いたしまして、今後
体育館として
使用するというものでございます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
次に、
議案第80号でございます。
平成10年度
鹿角市
一般会計補正予算(第4号)でございますが、今回の
補正につきましては
尾去沢体育館の位置の
変更をし、
鹿角共同高等職業訓練校体育館を
市立体育館とするための
整備経費及び心の
教室の
整備経費の
追加であります。
歳入歳出予算の
補正でありますが、第1条、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ 1,960万円を
追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ 177億 181万円とするものであります。
第2項、
歳入歳出予算の
補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに
補正後の
歳入歳出予算の金額は、第1
表歳入歳出予算補正によるものであります。
地方債の
補正でありますが、第2条、
地方債の
変更は、第2
表地方債補正によるものであります。
3
ページをお開き願います。
第2
表地方債補正、1
変更でございますが、起債の目的は心の
教室整備事業でございます。
補正前の
限度額 430万円に 210万円を
追加いたしまして、
補正後の
限度額を 640万円とするものであります。心の
教室整備事業につきましては、既に2
教室分を
予算措置してございますが、今回1
教室分の
追加をするものであります。 210万円の
追加でありますが、国の
整備対策関連補正予算債を適用いたすものでございまして、
起債充当率80%、
交付税算入率80%となってございます。
5
ページをお願いいたします。
歳出でございます。2款1項6目15節
工事請負費 800万円でございますが、これは
尾去沢体育館の旧
体育館分の木造一部3階建て、
延面積 996平米の
解体経費でございます。
10款3項1目15節
工事請負費 410万円は、心の
教室改造工事費、花輪二中でございまして、60.98平米にかかわるものでございます。6項3目15節の
施設整備工事費でございますが、
鹿角共同高等職業訓練校の現在の
体育館を
市立体育館とするための
工事費でございます。なお、
工事の内容につきましては、
玄関・トイレ・
更衣室改修、
用具庫・
事務室の内装及び給排水、電気、それから
バスケットリングの
改修にかかわるものでございます。
前の
ページをお願いいたします。
歳入でございます。
歳入につきましては心の
教室にかかわる分の
事業経費の補助、前には 410万円としてございましたが、今回 401万 8,000円と確定になりましたことから、
追加分1校分と前にお願いしてございましたものも合わせて調整してございます。及び市債、さらには
地方交付税を充当してございます。
地方交付税につきましては、9月
補正予算の段階で66億 1,421万円を計上してございますが、今回 1,621万 5,000円を計上いたしまして、トータルで66億 3,042万9,000円となるものでございます。なお、
普通交付税留保額が2億 244万 8,000円となるものでございます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
提案説明を終わります。
これより
質疑を受けます。まず、
議案第79号について
質疑を受けます。
質疑ございませんか。
黒澤君。
○5番(
黒澤一夫君)
お尋ねいたします。
説明の中で聞くところによりますと、
訓練校を改造・
改修して
体育館として使うということでありますが、今予定している
体育館となるべき
施設の中に、
訓練校の
教室が残るというような形だと聞き及んでおります。やはり、
体育施設、ボールをついたり、運動するという築内という……、建物の中に
教室があるということは、ある
意味では
教育施設が
教育の邪魔をするというような場面も考えられます。その他いろいろ
改修ということですので、使っての不ぐあもいあると思いますが、そういうことについてはどのような考えなり、対処をしようとしているのか
お答えをお願いいたします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(
高畑 直君)
訓練校の中には確かに
体育館の隣に1
教室ございますが、常時
使用しているわけでもないと承っておりますし、また、その辺の
話し合いは協会の方ときちっと
話し合いをつけておりますので支障のないようにやっていきたいと、こう思っております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
黒澤君。
○5番(
黒澤一夫君)
尾去沢体育館は
皆さんご存じのように 1,200年余りの
尾去沢鉱山の歴史を物語る
協和会館という
施設を改造したと。それで今日まで使っているということですけれども、
地域に根ざした公的な建物でありまして、先般には同じ
地区の道場が解体されていると、これからまた、保育園が来春にはなくなるというようなことで、
市民も行政の機関なりそういう公的な
施設がなくなるということで大変寂しい思いをするというお話もされております。
また、
体育館というのはいろいろな面におきまして
地域の
振興ともあわせて活用されております。そういう中で、この
施設がなくなるということで、かわりにこの
訓練校の
施設を
使用するということでありますが、
地域振興なり
スポーツ振興とあわせた形で
市長は、今後この
地域に対しての対応なり、
市民の声をどのように酌み取って対処しようというようなことで計画しているのか、
お答えをお願いいたします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
市長。
○
市長(
杉江宗祐君)
今後の
地域への対応と申しますか、取り組みについてはいろいろな
方々の意見をお伺いしながら、そしてまた
地域のいろいろな代表の
皆さん方も道場の跡地を含めて何か検討いただけないかという要望もございますし、私どもとしてはもっとストレートに、例えばこういうふうなものとか、ああいうふうなものというご提言があるともう少し踏み込んだ検討はしやすいわけでありますけれども、何かないかというお話でありますし、これからじっくり耳を傾けながら検討してまいりたいというように存じます。
○
議長(
佐藤洋輔君)
黒澤君。
○5番(
黒澤一夫君)
今の
体育館も改造して使っているということであります。また続けて改造して使うということで、同じ
市民でありながら、特定の
地域だけはこう古いものを使うと。古いものは使ってもいいわけですけれども、ある
意味で続けてこう直してくれ、また建ててくれというその
地域の人だけがかなり市にお願いしなければならないというような状況も発生して、ある
意味での公平さに欠けるというような考えを私は持っております。
したがって、今後
地域の
スポーツ振興それから
健康増進というような形で、何かみんなから喜ばれるといいますか、
地域の
活性化にもつながるようなそういう
施設なりを
市長からは検討していただいて早期に
市民にそういう
サービス提供をお願いしたいと、そのように発言させていただきます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
大信田君。
○21番(
大信田喜一君)
ただいま
黒澤議員の方からも質問があったわけでございますけれども、この
議案第79号については
提案そのものの中身については私も理解はできるわけでございますけれども、ただこれからの問題が
地域の住民としてはかなりやはり関心のある問題でもありますので、今までの経緯、さらには今後のことについて二、三
お尋ねをしたいと、こういうふうに思います。
まず第1点としまして、
尾去沢体育館は今現在
体育館として
使用できないというふうに判断されたのは、いつごろからであり、その後の状況やさらには
市民にどのような形の中で告知されておったのかというふうなことについて
お尋ねをいたしたいと思います。
二つ目としまして、旧
訓練校体育館は暫定的に
使用するのか、またはいつごろまで
使用を考えておられますか。今この関係については
市長の方から周辺のもろもろの問題を考慮しながらというふうな話もあったわけでございますけれども、それはそれとしまして、私はあくまでも
体育館を今後どうするのかというふうなことについてお伺いしたいと。
さらには将来の
体育館の構想はどのようになりますか。また、
訓練校のほかの
施設は使わないで済ますのかどうか、その点。
それから
三つ目としましては、
体育館のような
行政財産は常に
使用できる状態にして
市民に
使用させることが当然であるというふうに思います。しかし、通常の
維持管理がよくなされていないためか、よくわかりませんが、
使用上満足できない
施設も他にあるように伺っておりますが、
維持管理が適切でなく、
予算措置の関係もあると思いますが、
行政責任はこの関係についてはどういうふうになるのか、この三つの点についてまず
お尋ねをしたいと、こういうふうに思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(
高畑 直君)
第1点目の
使用のできない判断はいつごろしたのかということでございますが、今年の6月に
教育民生常任委員会で
現地視察をした際に非常に危険な状態であるということがわかりまして、その後私の方で8月に調査いたしました結果、
耐力度調査を行いまして3,410点という点数が出てきたので、これは非常に危険だという判断をいたしました。
それから、
地区住民に対してはどのようなPRといいますか、
周知方をしたかということでございますが、9月3日に
自治連絡協議会を招集させていただきまして、その場で
地区の
自治会長さんに
説明をいたしております。その後10月8日に、
地区の
自治連絡協議会長さんの代表の方がお見えになりまして、新しく
訓練校の方に移転するのもやむを得ないというふうなことがありまして、それによって判断いたしたものでございます。
それから、暫定的に
使用するのかということでございますが、私たちは
尾去沢体育館は
訓練校を
使用していただきたいということで今回
議案を提出いたしております。今後の
体育館あるいは構想はどうするのかということでございますが、これは先ほど
市長が答弁したとおりでございまして、今後現在の
体育館周辺を含めて検討することになると、こう思います。
それから
職業訓練校の
施設でございますが、
玄関を次の
補正予算でお願いいたしておりますが、
玄関をきちっと区別いたしまして
体育館と
訓練校を分けて
使用するということにしておりますので、その間行き来できないかということでございますが、それはきちっと扉なんかをつけますけれども、
訓練校と
体育館は往来ができるというような感じでやりますけれども、私の方でも
管理人を置きまして管理に万全を期したいと、こう思います。
体育館等の
維持費、
維持管理について万全なのかということだと思いますが、必ずしも万全でないものといいますか、補修を要しなければならないものがこのほかにまだあるということでございますが、
使用上危険だというふうに判断されておるものは、今の
尾去沢体育館以外にはないと、こう思っております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
大信田君。
○21番(
大信田喜一君)
耐力度調査をして、非常に
耐力度が下がったというふうなことについては理解はできるし、今までの経緯経過なりの若干の
説明もあったわけでございまして、その関係についてはわかるわけです。けれども、私の知る範囲では、
尾去沢体育館は今度
使用できなくなったというふうなことについては、尾去沢の
地域の住民の
方々には、文書といいますか、さらには各自治会ごとに個々に
説明報告されたというふうな面もあるわけでございます。これは
尾去沢体育館といいながらも実質的には
鹿角市全体の
体育館であり、さらには尾去沢
地域に建っておるから
尾去沢体育館というふうに名前を付してあるわけでございますけれども、だといって尾去沢の住民のみがこれを
使用するのかというふうなことになりますと、私はあながちそうでないというふうに考えておるわけです。
そういう
意味合いからすれば、尾去沢
地域に
尾去沢体育館は
使用できませんよと、
老朽化のために
使用できませんよというふうなことについてはわかるんですけれども、
市民全体に対するPRもしなければいけなかったのではないかなというふうなことで私は
お尋ねしているわけなんです。それをやったかやらないかというふうなことなんです。
さらには、
耐力度調査をして実質的には6月の段階で
尾去沢体育館は危険だということがわかったというふうなことを言われておるわけなんですけれども、私から言わせますと、6月の段階で例えば急にあの
体育館が傾いたとか、西に傾いたとか東に傾いたとかというふうな問題ではなかったと。以前からの
老朽化というのはいろいろあったはずですし、私も確認はいたしておるわけでございますけれども、急遽6月の段階になって
使用できないというふうなことになりますと、どういうふうな形で今まで
耐力度調査なり、むしろ行政サイドとしては
体育館が現在どのようになっておるかというふうな調査・研究等をなされてきたのかというふうなことを、私は非常に疑問に感ずるわけなんです。6月に一応発見をしたと、気がついたと、急遽使わせるわけにはいかないというふうなことでばたばたやって、このような状況になったわけでございますけれども、もっと以前からやはりこれらの関係については調査をしながら、補修するのは補修するというふうな形の中で整備をしなければいけなかったのではないかというふうに思うんです。その点の関係についても
お尋ねをいたしたいと思います。
それから、さらには
二つ目の問題で私、
お尋ねをしたわけでございますけれども、先ほど
黒澤議員からも話があったわけでございますけれども、あの辺の一体的な建築物がほとんどが撤去されたというふうなこと。保育園はこれから何か老齢者に対するいろいろの
施設として
使用させるというふうな話も伺っておるわけでございますけれども、さらには
尾去沢鉱山の病院も廃止になったというふうなことなどからしますと、非常にあの辺の環境といいますか、
施設といいますか、非常に寂しいものになってしまうし、やはりこの
体育館そのものは私はそういう
意味からいいますと速急に整備をしなければいけないと、するべきではないかというふうに考えておるわけでございます。これは
市長に陳情申し上げたときでも、12年度の長期計画を見直しする段階で検討したいと、こういう話も伺っておるわけでございますけれども、これでは私は
地域の
市民の皆さんは果たして理解できるかというふうなことになりますと、若干やはり問題があるんではないかというふうに思います。
確かに先ほど
市長が言われましたように、あの辺一帯を検討しながらこれからの構想を打ち出したいというふうな構えの話をされておるわけでございます。検討するのは確かに検討しなければいけないし、尾去沢の
地域としては
体育館は非常に大事な
施設でもあるし、ぜひ速急に整備していただきたいということをお願いをし、その目標年次を提示できれば非常にありがたいわけでございますけれども、今の段階では恐らくできないだろうから、おおよその検討でもできたらお知らせを願いたいと、こういうふうに思います。
それから、3番目の関係になるわけでございますけれども、先ほど
尾去沢体育館は確かにこのような状態になったと、ほかにはないと私は伺ったわけでございますけれども、大湯の
体育館なり、今
鹿角市には旧来からの
施設を利用した
施設もいろいろあります。それらの関係の建築物のものもあるわけですから、そこら辺も含めて答えをしていただかなければいけなかったのではないかと思うんです。ところが今の次長の答弁では
尾去沢体育館以外にありませんと、こういうふうなことで言われたんですけれども、私は答弁に当たってないと、こういうふうに思うんですけれども、その点もあわせてお願いを申し上げたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(
高畑 直君)
第1点目の
市民に対するPRでございますが、広報の9月16日号に掲載いたしまして、
市民に対するPRをいたしました。それから、
使用するそれぞれの団体についてご連絡申し上げております。
それから、確かに急に危険な状態になったのではないと、こう思われますが、それ以前の調査が不十分であったのではないかとは思っておりますけれども、管理している方からは危険な状態という連絡も受けておりませんでしたが、私方も調査が不十分であったと反省はいたしております。現建物については補修しても
使用に耐えられないということでございますので、何とかご理解をお願いしたいとこう思います。
それから、あの辺の今後の整備については、先ほど
市長からの答弁でご理解いただきたいと思います。また、目標年次についてはここではっきり申し上げることはできませんので何とかご理解を願いたいと思います。
その他の
体育館とか、あるいは
教育委員会で管理している
施設については9月定例議会の際にも申し上げておりますけれども、それぞれ補修を要する建物等がございますが、これについては年度内に補修計画を建てまして、逐次調査、順次補修をしてまいりたいとこう考えております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
大信田君。
○21番(
大信田喜一君)
ただ、私は使わなくなったというふうなことについては、これは私わかったわけです。わかっています。これは
教育委員会にはそれなりの話を伺っておりますし、
説明も聞いておりますから、それはわかったんですけれども。だから私の言いたいのは、今まで16日にそういう
決定をしたというふうなことでなくして、それはわかっておりますから、それ以前にどのような調査を今までやってこられたかというふうなこともあわせて伺っているわけなんですよ。だから、それの答えは何か出てきてないというふうに思うんですけれども、その点。
それから、さらにはこれから
訓練校の
体育館を
使用するわけなんですけれども、ただ
体育館のみの
使用になるのか、ほかに空き
教室といいますか、それらのものがあるわけなんですけれども、やはり使いたい部門が出てくるのではないかというふうに思うんです。その辺も含めて答えを願えればなと、こう思って質問したわけなんですけれども、その辺は出てこないというふうに、私聞き漏らしたのかどうかわかりませんけれども、その辺も含めて
お答え願えればと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
暫時
休憩をいたします。
午後2時22分
休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後2時23分 開議
○
議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
ほかにございませんか。奈良君。
○10番(奈良
喜三郎君)
ちょっと今の
質疑を聞いて、私も
教育民生
委員会ですから中の話は伺っているわけでありますけれども、ただ原則的なことだろうと思うんですけれども、何かこの
条例を見れば、こっちは
老朽化して使えなくなったから今度はこっちにやると、の改正だと。言ってみれば全く暫定的な改正措置だというよりとれないわけです。そうしますよということは、前の教民でも聞いておったから、それは理解しておったんですよ。
ただ問題なのは、原則的なことですからこれは
教育委員会に
お尋ねするというよりも長部局の方に
お尋ねしたいんですけれども、こういう手順というのは、一般ルールからいったら使えなくなれば一たん廃止する、そして、あるいは転用されたものがあれば、そこからまた転用すると。
こういった手続が本当ではないですか。というのは、私方教民で6月に見て歩いて、やはりこういうのは使うと危ないから使わせない方がいいと、行っているからわかっているわけです。そうすると、やはり一たん廃止する、そしてこの
訓練校の方が今度は整ったから
訓練校を
体育館とすると、こういうような手順でいくのが本当なものではないでしょうか。まず、この1点、これは本質的なことですから。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
やはり、奈良議員の言われるとおりだと思います。現在はその作業を並行して進めている段階でございます。したがいまして、
教育委員会の方で現在今までの
尾去沢体育館を休館にして、さらにその上
教育委員会の議を経まして、廃止ということに
決定してございます。そして、きょう付で
教育財産、いわゆる
行政財産を
市長部局の方へ引き継いで、そして
普通財産にすると、こういう状況でございます。したがいまして、現在の
職業訓練校を使っているところの
体育館をこの予算の議決後に
改修いたしまして、12月1日から
尾去沢体育館にしたいということで進めておりますのでご理解いただきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良
喜三郎君)
その中身については既に伺ってわかっています。わかっているけれども、手続上からいけば使われなくなったときから廃止ですよ。どこで廃止しようが。廃止して、そして必要なものも求めて、また
設置すると、あるいは転用すると、そういうふうにいかなければ、公有財産の管理というものに対する大変な問題が残るんです。だから、やはり本来そうあるべきものだと私は思うんです。
それから、もう一つ。これは私、前の一般質問のときにも
行政財産の管理費、
維持費のことで
お尋ねしていて、12月でなければわからないとかなんとかと言われたけれども、ある議員に対しては大湯
体育館については3億円だというようなことで、非常に私も憤慨にたえなかったわけです。実は、少なくとも先ほど
大信田議員が言われましたように、まず公有財産といったものはその価値を減少しないようにして、常に良好な状態にしておいて
市民に活用させると、あるいは運用させるというようなことは法の解釈もそうなっているんです。ところが、6月行ってみたらとんとこれでは使わせられないというような状態になっているということは、先ほどから話を聞いていると
老朽化した、
老朽化した云々で片づけているけれども、やはり管理について目が届いていなかったという釈明か何かなければならない。やはり、本来は行政
報告か何かで一項目出てこなければならない問題なんですよ。そういうのをずっと出していないで、今急にこうしたというようなことでは、やはり今後これらの
施設の関係では非常に遺憾なことだと私は思うんです。
だって現に
体育館だって、例えば大湯
体育館はああいう状態だと。それから、この前も全協で申し上げましたけれども、公民館の講堂で剣道をやっております。ちゃんとアメニティーパーク、あそこを整理して、剣道やらせるところをこしらえればできるものを、そっちは投げておく、というような状態が続いているわけですよ。だから機能を持つべくこと……、いつもは名前をやって、
条例につけてやっているようじゃ
市民に
使用に供さなければいけないんですから、やはりいつも良好な状態にしておかなければいけない。で、しておかないのです。そうしていて、今度は何かあれば
老朽化した、ほら
条例改正だ、ほら
補正やればいいというようなことでは、やはり
行政責任は明らかでない。私はやはり
行政責任ははっきりしてもらわなければいけないと、こう思うんですけれども、その場合の
行政責任は委託されている公民館がとるんですか、
教育委員会がとるんですか、それとも長側がとるんですか。今後のために基本的に聞いておきたいんですが、
お答えいただきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
財産の管理という面からいろいろ指摘あったわけですが、例えば
尾去沢体育館のように、これはもっと早くそういう状況がわかればよかったわけですが、
教育次長の方から
説明したとおりで、そして先ほど答弁させていただきましたが、きょう付で
行政財産の引き継ぎということになっておりますので、その所要の手続をする状況です。その点についてはひとつご理解いただきたいと思います。
なお、現在あるその他の
施設につきましても、やはりそれぞれの目的に従いまして、やはり常時
使用できるように今後とも対応していかなければならないと思ってございます。
なお、財産の管理の統括権の問題でございますが、最終的には総務部でございますが、それぞれのその財産の目的に従った管理もございますので、どっちがどっちの責任が云々ということになりますが、それぞれの責任はあるわけですが、最終的にはやはり統括するところにあると思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良
喜三郎君)
このままこう進めていくと、何か使えなくなったから、今度は新しいところ求めてやればいいと。いつか私何か緊急避難的という言葉を聞きましたが、緊急避難的なのか、便宜的なのか、そういった感がしてならないわけです。やはりそれだけ、
施設といったものはちゃんとやはり通常管理しておかなければいけないと。そして使わせるような状態にしておかなければいけないと、これは原則なんです。
それで、これはあなた方に私こういうことを申し上げるのは大変申しわけないですけれども、自治法の 149条によれば、公の
施設の管理は長側にあるんです。ただ、その状態が
報告されていないためにわからなかったということになれば、そちらの方にあるかもしれません。ただ、やはり金が伴うものですから、やはり公有の財産については長側にあるんです。法はそう書いています。ですから、そういうようなことを明確にしておかないために、何回もこういったことが起きてくるというふうに思われるのですから、これで私3回目ですからその辺は的確に
お答えいただきたい。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
やはりそういうふうな
使用目的にしている
施設がその
使用をできないような状況であれば、これは全くうまくないことだと考えてございます。先般の議会でもご答弁申し上げておりますように、
教育施設につきましては今年度中にまとめると、それからそのほかの
行政財産につきましても、また
普通財産でありますものも含めまして、今年度中にどういうところがどうだかと、どの程度の補修経費を要するのだかという調査を進めてまいることにしてございます。
なお、今後ともそういう整備については十分に配慮しながら、やはり
市民にご迷惑をかけないような形で持っていきたいと考えておりますのでご理解いただきたいと思います。(「責任の所在は。それ聞いているの、責任の所在。それはっきりしないから、いつもこういうこと起きる」の声あり)先ほど奈良議員からもご指摘あったように、最終的にはやはり長側にあると思っております。ただ、実際に管理しているところは管理しているなりに、やはりそういう
報告の義務とか、そういうふうな責任は若干はあると思っております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、
質疑を終結いたします。
次に、
議案第80号について
質疑を受けます。
質疑ございませんか。石川君。
○1番(石川 徹君)
10款の
教育費に関して質問いたします。
先月、全県高等学校女子駅伝で花輪高校の女子陸上部が見事に初優勝いたしまして、秋田県代表の座をかち取りました。来月、12月に京都で行われる全国大会に出場するということで、選手、関係者の皆さんも非常に喜びもひとしおだと伺っております。
そこで、これは男子が全国大会に出場した時分から、関係者の
方々の間でお話、要望があったようですが、季節柄放課後にも練習するとなれば真っ暗で、これからの季節滑ったりする危険性もあるので非常に心配であると。そこで、夜間照明
施設があるところを求めて練習をしているというような状況を伺いました。希望としては本当は、八幡平小学校から米代川沿いに花輪の浄水場まで続くあのサイクリングロードが選手のひざにかかる負担もないので、非常にあそこがいいというような状況なんですが、照明が残念ながらないと。あそこにまず照明をつけるとなれば、かなりの事業になるのではないかという話を伺っていました。
そこで、現在東山の総合競技場に一部テニスコートに照明がついたと伺っております。そこで、今競技場の周りを
市民の
方々も大分ジョギングなどで利用している方が多く、練習もその競技場の周りを使って残り1カ月間対応していきたいというような話も私関係者の方から聞いているわけですが、テニスコートの照明だけでは非常におぼつかない部分があると。そこで、暫定的でも1カ月間照明を競技場の周り、何とかしていただけないものなのかという話が出ているんですが、この対応というものを考えられないかどうか
お答え願いたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
暫時
休憩いたします。
午後2時37分
休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後2時38分 開議
○
議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
ほかにございませんか。阿部君。
○11番(阿部節雄君)
地方交付税の
補正に関連して
お尋ねをします。
たしか9月
補正後の交付税の留保額は2億 1,100万円とこういうふうに聞いたと思っておりますが、今回の
補正を差し引いても留保額の現計が約1億 9,500万円と、こういう額になるわけであります。実は今回、何か緊急の経済対策でも出てくるのかなというふうに思っておったわけですが、それも出てこない。12月
補正における景気対策事業、これには大きく期待をしているわけでありますが、国の公共事業枠の配分の見通しはどうなっているのか。もし
お答えできるのであればそこら辺をお聞きしたいと、こう思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
国の経済対策関係でございますが、今の大型の分ということにつきましては、まだ具体的な金額等は出てきてございません。ただ、下水道の整備等についてはどのぐらいできるのかと、これぐらい消化できないかというふうな相談といいますか、そういう関係は来てございません。もう少し時間がかかると思います。12月の
補正にはできるのではないかと考えて進めてございます。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(阿部節雄君)
国の第二次の総合対策はずっと前に出ているわけでありますが、今16日には第三次の総合対策が出てくると。そういう国の動向から見てどうも対応が遅過ぎるのではないかと、こう思います。それらの内容についてぜひ早目に対応して、12月には相当大規模な景気対策をやらないと、これは
地域経済大変な事態ですよ。そういうことですから、ひとつそこら辺を含めて
お答えいただきたい。
○
議長(
佐藤洋輔君)
助役。
○助役(佐藤秀朗君)
阿部議員のお話のとおりだと思います。それで、私どももいろいろな情報をとりながら進めているわけですけれども、なかなか的確につかめないというのが現状でございます。言われるとおりでき得るだけの力でいろいろ情報を集めて、12月にはぜひ対応していきたいと、こう思っておりますのでよろしくお願いします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(阿部節雄君)
私今2回の質問の中では国の動向中心に
お尋ねしたわけでありますが、市独自の対応も含めて、ひとつ強力なものをお願いしたいと、このように要望しておきます。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。奈良君。
○10番(奈良
喜三郎君)
委員会の付託がないわけですので、一つだけお伺いしておきたいと思います。
この心の
教室関連の
補正は、7月31日の臨時議会のとき1回、9月議会でも1回、また今回も出てきたというようなことで、それぞれに整備の状況がこの段階、この段階、この段階というふうなのもあって3回も、7月以降出てきたものだろうとそうは理解したいのですが、これ
歳入絡みもありますのでやむを得ないとは思うんです。が、7月31日、9月、それからきょうというようなのが、何か事業推進するための計画性みたいなのが非常に疑わしき、ではないですね、やはり信用度が足りないといいますか、そんな感じがしてならないわけですが、やはり見通しがついた段階である程度まとめて、
提案をする、審議をするというようなことでなければならないのではないか、そうでないと心の
教室がうまく心の
教室にならないのではないかと、こう思うんですがいかがでしょうか。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(
高畑 直君)
ご指摘のとおりでございますが、国の第一次
補正が6月24日に成立いたしておりまして、その後ハード面については
鹿角市に2校の予算配分がございました。それで、それが7月31日にお願いした予算でございます。しかし、ソフト面の相談員の
設置等の予算については9月
補正で対応するようにという県の指導がございまして、9月にお願いしたものでございます。今回についてでございますが、さらにもう1校の整備をお願いしたいという県からの要望がございまして、予算の配分がございましたので、今回さらにこれを
提案したものでございまして、ご指摘のとおりでございますが、そのような事情がございますのでひとつご理解願いたいと思います。
(「今後は、あと
補正ないのでしょ」の声あり)
今後はないと……
(「計画、あとはないわけ」の声あり)
はい、ありません。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、
質疑を終結いたします。
これより
討論を省略し、直ちに採決いたします。
議案第79号及び
議案第80号の2件について原案のとおり決するにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
佐藤洋輔君)