鹿角市議会 > 1998-03-02 >
平成10年第2回定例会(第1号 3月 2日)

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  1. 鹿角市議会 1998-03-02
    平成10年第2回定例会(第1号 3月 2日)


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    平成10年第2回定例会(第1号 3月 2日)     平成10年3月2日(月)午前10時開会   開  会   議長報告  第1. 会議録署名議員の指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期の決定  第4. 市長施政方針及び行政報告  第5. 教育委員長教育方針  第6. 鹿角広域行政組合議会報告  第7. 議案の上程      (報告第1号)      (議案第3号から議案第40号まで)       説明、質疑  第8. 議案及び請願・陳情の付託   散  会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件
     第1. 会議録署名議員の指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期の決定  第4. 市長施政方針及び行政報告  第5. 教育委員長教育方針  第6. 鹿角広域行政組合議会報告  第7. 議案の上程      報告第 1号 専決処分の報告について             (損害賠償の額を定めることについて)      議案第 3号 鹿角市過疎地域活性化計画の変更について      議案第 4号 土地改良事業の施行について      議案第 5号 市道路線の認定について      議案第 6号 市道路線の廃止について      議案第 7号 市道路線の変更について      議案第 8号 鹿角市特別会計条例の一部改正について      議案第 9号 鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて      議案第10号 鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて      議案第11号 鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについて      議案第12号 鹿角市監査委員に関する条例の一部改正について      議案第13号 鹿角市市史編さん委員会条例の廃止について      議案第14号 鹿角市職員定数条例の一部改正について      議案第15号 特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について      議案第16号 鹿角市市税条例の一部改正について      議案第17号 児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について      議案第18号 鹿角市児童館設置条例の一部改正について      議案第19号 鹿角市農業総合支援センター条例の制定について      議案第20号 鹿角市農村公園条例の一部改正について      議案第21号 鹿角市都市公園条例の一部改正について      議案第22号 鹿角市水道料金及び手数料条例の一部改正について      議案第23号 鹿角市簡易水道条例の一部改正について      議案第24号 鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正について      議案第25号 平成9年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)      議案第26号 平成9年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)      議案第27号 平成9年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)      議案第28号 平成9年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)      議案第29号 平成9年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第6号)      議案第30号 平成9年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第31号 平成9年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第6号)      議案第32号 平成10年度鹿角市一般会計予算      議案第33号 平成10年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算      議案第34号 平成10年度鹿角市老人保健事業特別会計予算      議案第35号 平成10年度鹿角市老人訪問看護事業特別会計予算      議案第36号 平成10年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計予算      議案第37号 平成10年度鹿角市下水道事業特別会計予算      議案第38号 平成10年度鹿角市農業集落排水事業特別会計予算      議案第39号 平成10年度鹿角市簡易水道事業特別会計予算      議案第40号 平成10年度鹿角市上水道事業会計予算  第8. 議案及び請願・陳情の付託 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席議員(24名)        1番  石 川   徹 君     3番  村 木 繁 夫 君        4番  小田切 康 人 君     5番  黒 澤 一 夫 君        6番  福 島 壽 榮 君     7番  石 川 幸 美 君        8番  米 田 健 一 君     9番  伊 藤   進 君       10番  奈 良 喜三郎 君    11番  阿 部 節 雄 君       12番  大 里 恭 司 君    13番  児 玉 政 芳 君       14番  中 西 日出男 君    16番  岩 船 正 記 君       17番  阿 部 邦 宏 君    18番  阿 部 佐太郎 君       19番  佐々木 義 隆 君    20番  勝 又 幹 雄 君       21番  大信田 喜 一 君    22番  齋 藤 啓 一 君       23番  佐 藤 洋 輔 君    24番  成 田 吉 衛 君       25番  黒 沢 直 弥 君    26番  高 杉 英次郎 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 欠席議員(1名)       15番  畠 山 玄 介 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 事務局出席職員  局  長     大 里 博 志 君  次  長      畠 山 修 三 君  次長補佐     廣 林   剛 君  主査        今 泉   修 君  主任       菅 原   勤 君  主任        安 保 一 雄 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 説明のため出席した者の職氏名  市長       杉 江 宗 祐 君  助役        佐 藤 秀 朗 君  収入役      木 村 正 司 君  教育委員長     岩 尾 昌 子 君  教育長      淺 利   忠 君  代表監査委員    三 村 陽 一 君  総務部長     勝 田   尚 君  市民福祉部長    花ノ木 一 好 君  産業振興部長   阿 部   正 君  都市建設部長    千 田 俊 夫 君  総務部付部長待遇 大 里   勲 君  教育次長      高 畑   直 君  総務部次長    工 藤 利 栄 君  産業振興部次長   木 村 久 男 君  上下水道部次長  賀 川 一 男 君  農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君  総務課長     児 玉 弘 志 君  財政課長      児 玉   一 君 ○議会事務局長(大里博志君)  ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席24名、欠席1名でございます。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。なお、本日の欠席議員は15番畠山玄介議員であります。終わります。                午前10時02分 開会
    ○議長(佐藤洋輔君)  ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、第2回市議会定例会を開会いたします。  本日の会議はお手元に配付してあります議事日程第1号により進めてまいります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 議 長 報 告 ○議長(佐藤洋輔君)  これより議長報告をいたします。  初めに、議員の逝去についてご報告申し上げます。  本市議会議員石井照光君が、2月24日午前3時5分に逝去されました。まことに哀惜痛恨のき わみでございます。ここに故人のご冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思います。 ○議会事務局長(大里博志君)  ご起立願います。  黙祷を始めます。黙祷。                  (黙  祷) ○議会事務局長(大里博志君)  黙祷を終わります。  ご着席願います。 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、産業経済常任委員会副委員長石川幸美君より、去る2月17日に開催されました産業経済常任委員会において、委員長高杉英次郎君より委員長辞任願いが提出され、同委員会は鹿角市議会委員会条例第11条の規定により、これを許可したとの報告を受けております。  次に、監査委員より例月出納検査書が地方自治法第 235条の2第3項の規定により提出されております。  また、市長より公社等の経営状況説明書が、同じく地方自治法第 243条の3第2項の規定により提出されております。  次に、2月23日までに受理いたしました請願及び陳情は、別紙請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、平成9年第7回市議会定例会において採択した請願1件及び陳情1件につきましては、総理大臣を初め関係行政庁へ意見書を提出しておりますので、ご了承願います。  次に、平成9年12月19日から平成10年3月1日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者につきましては別紙のとおりであります。  次に、本定例会に市長より提出されました議案は別紙議案目録のとおりであります。  以上をもちまして、議長報告を終わります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、16番岩船正記君、17番阿部邦宏君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第2 議会運営委員長報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第2、議会運営委員長の報告を受けます。  本定例会の会期及び議事日程の作成に当たり、2月23日に議会運営委員会を開催いたしておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長、中西日出男君。           (議会運営委員長 中西日出男君 登壇) ○議会運営委員長(中西日出男君)  私から、第2回鹿角市議会定例会にかかわる議会運営委員会を、去る2月23日開催いたしておりますので、その結果についてご報告申し上げます。  お手元に会期議事日程表をお配りいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。  まず、会期でございますが、本日3月2日より3月16日までの15日間としております。  次に、議事日程でございますが、本日3月2日が本会議議事日程第1号により進めてまいります。  3月3日から3月8日までの6日間は、議案調査及び休日のため休会となります。  3月9日、10日の両日は一般質問となり、議事日程第2号及び第3号により進めてまいります。  3月11日、12日及び13日は付託事件の審査のため常任委員会、翌14日、15日の両日は休日のため休会となります。  3月16日は最終日でありますが、本会議議事日程第4号により進めてまいります。  以上の会期議事日程により進めてまいりたいと思いますので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認めます。よって、議会運営委員長の報告を終わります。            (議会運営委員長 中西日出男君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                日程第3 会期の決定 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。  会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日より3月16日までの15日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第4 市長施政方針及び行政報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第4、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。               (市長 杉江宗祐君 登壇) ○市長(杉江宗祐君)  施政方針及び行政報告に先立ち、去る2月24日ご逝去されました石井照光議員のご冥福をお祈りし、一言哀悼の言葉を申し上げます。  石井議員は、市職員として長年地方自治に携わった経験と実績を生かし、昨年の市議会議員選挙において初当選を果たされ、今後の鹿角市発展を担う人材として将来を嘱望されておりました。 1年足らずの議員生活ではありましたが、ご生前のご活躍とご功績に敬意を表しますとともに、ありし日をしのび、心からご冥福をお祈り申し上げます。  平成10年3月定例市議会が開会されるに当たり、施政方針及び諸般の報告を申し述べ、議員並びに市民各位の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。  21世紀を目前にし、社会経済環境は大きな変化を見せております。  地球時代、人口減少・高齢化、高度情報化、広域化など、時代の転換期にあって、真に豊かな生活の実現がますます重要な課題になってまいりました。
     「住みたいまち 住ませたいまち 鹿角」を将来都市像としました鹿角市総合計画も、目標年次であります平成12年まで残すところ3年となりましたが、市を取り巻く内外の社会経済情勢に留意しながら、活力ある地域の創造にさらに努力してまいります。  初めに、経済動向と財政運営についてでありますが、我が国の経済はバブル崩壊後、いまだ景気回復の軌道に乗っておらず、先行きに対する信頼感の低下等から景気は停滞している状況下にあります。  また、複数の金融機関の経営破綻が起きるなど、金融システムの安定性確保も大きな課題となっております。  そのため政府は、規制緩和等による緊急経済対策や、所得課税の特別減税の実施、金融システムの安定化対策の具体化などにより、経済の先行きに対する信頼感の回復に努めております。  地方財政計画では、財政構造改革が進められている中で、地方分権を推進するため、徹底した行政改革を推進するとともに、歳出全般の節減合理化による財政体質の健全化を図ることとしており、一般歳出の伸び率をマイナス 1.6%とするなど、対前年度比伸び率ゼロとした厳しい緊縮型予算となっております。  本市の平成10年度予算は、このような国・地方の財政状況を踏まえ、長期的視野に立った財政の健全化を念頭に、行政改革の積極的な推進と、地方債発行額の抑制に努めながら、市政運営の指針である総合計画との整合を図り、若者が定住する魅力あるまちづくりを主体とした「住みたいまち 住ませたいまち 鹿角」の実現に向け、総合運動公園整備事業など大型プロジェクトの着実な推進とともに、少子・高齢化に対応した総合的な福祉施策の充実など市民生活に密着した福祉の向上、基幹産業である農業を初めとする産業基盤の整備促進など、活力ある地域社会の実現のため、限られた財源の重点的かつ効率的な配分により編成いたしております。  その結果、一般会計の総額は 168億 5,694万 5,000円で、前年度当初予算と比較して 2.3%の減となり、国と同様に緊縮型予算となっております。  一般会計予算の概要についてでありますが、歳入の市税については、個人住民税の特別減税を実施することや、景気の低迷により法人住民税の伸びが期待できないことなどから、 5.5%減の34億 2,688万 8,000円を計上しております。  地方交付税は、地方財政計画では 2.3%の伸びでありますが、し尿処理場建設終了などの事業費補正のマイナス要素を見込んだ上、普通交付税において前年度決定額の95.6%に当たる64億 6,439万円を、特別交付税においては8億 5,000万円としております。  市債については、総合運動公園整備事業債などのほか、特別減税に伴う減税補てん債が措置されますので、合わせまして10億 2,140万円としております。  なお、起債依存度は 6.1%で、地方財政計画の12.7%を大幅に下回っており、起債発行額を起債元金償還額の範囲内にとどめることにより財政健全化の要件を満たすものとなっております。  歳出の性質別経費では、普通建設事業費は28億 2,260万 2,000円で、予算全体の16.7%を占めておりますが、尾去沢中学校整備事業経営基盤確立農業構造改善事業が終了したことなどにより、前年度当初に比較して21.5%の減となっております。  特別会計につきましては、農村地域の生活環境の改善を図るため、農業集落排水事業を実施することとしておりますが、この事業は、公営企業に準じた取り扱いをするため、平成10年度から農業集落排水事業特別会計を新設しており、これを合わせた7特別会計の予算総額は 104億 201万円で、対前年度費 3.0%の減となっております。  また、上水道事業企業会計では、収益的支出において対前年度比 0.6%増の5億 3,677万 6,000円、資本的支出においては4%減の4億 7,670万 7,000円となっております。  次に、(仮称)生涯学習センター建設事業についてでありますが、本市第4次総合計画の中でも生涯学習活動の拠点となり、また、まちづくりを進める上での中核的な都市機能施設でもある本施設の建設は、市民の要望も高く、私の公約の一つでもあります。  これまでも議員各位並びに市民の代表の方から、幅広くご提言をいただき、一日も早い事業着手を心がけてまいったところであります。  しかしながら、国家財政の緊縮型への移行に伴う本市における他の主要プロジェクトとの調整や、全国的な中心街空洞化の傾向が本市にも少なからず影響を及ぼすなど、さまざまな角度から再検証すべき点があり、これまで、施設本体の建設までには至らなかったところでありますが、専門的に調査検討するプロジェクトチームを庁内に設置し、文化会館等を同時期に、一体的に整備するなど、基本的方向性が導き出されたことから、平成10年度予算に関連する諸経費を計上させていただいたところであります。  本市にとりまして今世紀最後の大事業となりますことから、事業推進に当たっては、透明性や公正性に十分配慮し、慎重かつ斬新な発想のもとに基本計画を策定してまいります。  次に、広域化行政への対応についてでありますが、地域の課題を克服し、地域の可能性を発揮させ、活力を高めるためには、地域単独ではなく、周辺地域を含む多様な機能を容易に享受できる新しい広域交流圏の形成が有力な手段であることから、米代川流域地方拠点都市地域協議会環十和田プラネット広域交流圏推進協議会等へ積極的に参画し、これからの地域づくりに対応してまいります。  また、地方分権が高まる中で、行政の合理化、効率化など広域的な行政運営の推進が求められており、今後の広域的行政のあり方や広域的視点に立った施策の展開等、総合的に調査、研究するため、本年4月に庁内プロジェクトチームを設置し、さまざまな角度から検討を行ってまいります。  次に、国際化への対応についてでありますが、本市の国際交流を推進するために、引き続き外国青年招致事業として国際交流員を配置してまいります。  また、これまで交流を続けてまいりましたハンガリー共和国ショプロン市からは、市長一行と青少年を、中国武威市からは市長一行を招待しておりますので、鹿角国際交流協会と一体となり、多くの市民の幅広い国際交流を推進してまいります。  次に、農業施策についてでありますが、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴う農業の国際化等に対応するため、農業経営基盤の体質強化を重点とした、農業施策の展開が強く求められております。  このため、本市においては、鹿角市農業構造改革の推進を核として、農業で自立できる経営体の育成、立地条件を生かした複合経営の確立、活力ある農業農村の形成を基本目標とした施策を推進してまいります。  米対策については、国は生産調整対策、稲作経営安定対策及び計画流通制度の運営改善の三つを機軸とする総合的な対策を講じる「新たな米政策大綱」を決定しましたが、本市においても国や県の施策に呼応しながら、米の生産需給が円滑に推進できるよう生産農家に支援してまいります。  りんご高品質生産園地を初め、野菜、花卉、葉たばこや畜産については、複合型農業経営を推進するため、生産基盤の一層の強化を図ってまいります。  地域連携農業構造改善事業については、農業情報の拠点施設となる農業総合支援センターの完成により、地域に即した農業気象システムと農地の高度利用を促進する農地マッピングシステムの導入を図るとともに、支援センターを核とした総合的な農業情報システムの構築を図ってまいります。  また、経営感覚にすぐれた安定的な農業経営体を育成するための研修や、自立経営体及び女性農業従事者の活動支援対策を講じてまいります。  地域経営公社設立事業については、操業2年目に入る八幡平地域経営公社の経営指導とあわせ、各地区の設立準備委員会や地域経営協議会を中心とした各地域の取り組み状況に応じた公社設立準備活動を支援してまいります。  農業農村整備事業については、下川原地区多目的共同利用施設の建設に着手するほか、継続事業の松館大里線の農道整備事業を中心とした農村総合整備モデル事業を実施してまいります。  ほ場整備事業については、花輪土地改良区の事業実施に努めてまいりましたが、十分な同意を得るまでに至らず、平成11年度採択に向け、受益農家の意向を踏まえ事業の再検討と同意率の引き上げに努めてまいります。  また、芦名沢地区のほ場整備事業については、事業の実施に向け調査を行ってまいります。  農業集落排水事業については、小豆沢地区での事業を実施することとしており、平成10年度は事業計画、実施設計と一部工事を予定しております。  また、農業用河川工作物応急対策事業として、八幡平西館地区の頭首工整備を実施するほか、県営事業としては、これまでの継続事業のほか、長堤ため池整備事業を実施してまいります。  林業振興については、除間伐等適切な育林施業の重要性を考慮し、その促進を図るため、市単独補助事業として、「林内路網整備事業」を実施することとしております。  次に、中小企業対策についてでありますが、地域経済もバブル崩壊後の低成長から抜けきれないうちに、アジア同時不況の波にのみ込まれるという構造的な不況の中にあります。  加えて、大店法の規制緩和や、2001年の完了を目指して進められている金融ビッグバンは、世界経済の枠の中で生き抜く強い企業体質を求めております。  このような中で、国は、去る11月18日に「21世紀を切り開く緊急経済対策」を打ち出しておりますが、その内容は、緊急避難的な措置よりも、我が国の経済構造を改革していくことに力点を置いて、各般の施策を打ち出しております。  その後において減税や公共投資など、追加的景気対策も実施しており、秋田県もまた、本年1月26日に経済対策を打ち出しております。  本市としては、この具体化にあわせて、積極的な施策の展開に努力するとともに、既存の新製品・新技術の開発助成や従業員の研修支援制度の積極的な活用による企業体質の強化を支援してまいります。  さらに、生産性向上のための工場増設に引き続き支援するほか、商店街のにぎわいの創出や、新規に空き店舗入居への支援を行うことなどにより、商業の振興にも努力してまいります。  また、金融対策については、本市が制度化している中小企業振興資金の利子補給など、本市独自の経済対策についても検討を進めており、関係機関等との手続等の問題も含めて、準備が整い次第、補正予算等で措置し、実施してまいりたいと考えております。  次に、観光施策についてでありますが、八幡平澄川・赤川温泉の土砂災害により、平成9年度の本市の観光入込数は一時的に大きく落ち込み、前年度対比約11%程度の減少となりましたが、市内観光関係団体が一丸となって実施した災害関係のイメージ回復キャンペーン等が功を奏し、現在は、ほぼ例年並みに推移しております。  今後は、時代の旅行ニーズに合った受け入れ体制の整備や環境整備など、ハード・ソフト両面の一層の充実を図る必要があると考えており、このため、これまで大きな課題とされてきた年間 300万人を超える十和田八幡平圏域における観光人口の交流対策と地域滞在時間の拡大に向け、時代のニーズに即した戦略的かつ視点を変えた地域総参画による観光キャンペーンの展開を初めとする、総合的かつ体系的な観光情報提供体制の整備を図ってまいります。  また、北東北の観光拠点都市にふさわしい地域観光資源を生かした民族芸能イベントなどの観光イベント事業の新たな発想の転換と積極的な展開で、一層の観光客の誘客を図るとともに、望ましい観光地づくりを推進するため、多様な地域連携や地域間交流を前提に、大湯ストーンサークルに代表されるおくれていた観光拠点整備の着手を初め、「ふれあい・やすらぎ温泉地整備事業」による、ベコ谷地の探勝歩道の整備、継続となる温泉センターの本年10月オープンを目指した早期着工に努め、大きな資源である「八幡平エリア」の開発を促進してまいります。  国立公園八幡平地域の「緑のダイヤモンド計画」については、国が10年度に調査費の予算計上を予定しており、自然保護と公園利用の整合した国・県による国立公園の整備が軌道に乗るものと確信いたしております。  このことから、本年は本市観光が新しい時代に向けた真の地域主要産業となるための大きな足がかりとして、観光活動の「点」から「線」、そして「面」へとつながる重要なスタートの年として認識し、その対応に努めてまいります。  次に、建設施策についてでありますが、大湯・田子線改良計画については、昨年11月に提出された概要報告書の基本ルートによると、全体未開通延長は 3,250メートルで、秋田県側は 1,500メートル、青森県側 1,750メートルとなっており、このうちトンネル延長はおおむね 1,200メートルとなっております。  市としては、将来、広域的な経済、人的交流が図られることから、このルートの実施に向け、平成10年度に地質調査を行い、その事業手法については、引き続き両県土木部と協議を進めてまいります。  交付金事業で進めている市道六日町三日市線道路改良工事については、平成10年度に全体延長 803メートルのうち、明堂長根、花輪高校までの 463メートル間の用地補償等を行い、平成11年度にこの区間の工事に着手する予定となっており、全線早期完成に向け努力してまいります。  また、この路線の冬期の急坂対策については、無散水道路整備工事を雪寒事業として5カ年計画で施行し、冬期の交通安全対策に努めてまいります。  国道 282号バイパス錦木工区については、既に関係地域を対象とした計画説明を行っており、平成10年度は3.76キロメートルの一部用地測量と地質調査を行う予定であると伺っております。  秋田鹿角短絡路線建設期成同盟会については、昭和49年来、5市20町3村で活動してまいりましたが、路線の整備状況は、全体延長 113.5キロメートルに対し、85.2%の96.7キロメートルとなっていることから、現時点では当同盟会当初の目的はおおむね達せられているものと考えており、今後、同盟会の存廃も含め、そのあり方について関係市町村との協議を行ってまいります。  次に、都市計画施策についてでありますが、県施行による花輪通り線谷地田町工区は、引き続き西側部分の用地取得及び建物移転補償の実施が予定されており、また、花輪尾去沢線については、大堰から稲村橋方面への約78メートルに係る用地取得及び建物移転補償が実施されることとなっております。  また、稲村橋のかけかえ工事については、平成10年度に一部が施行されることから、このかけかえ工事についても早期に完成されるよう働きかけをしてまいります。  総合運動公園については、4月中に開園式を行い市民にご利用いただくとともに、競技場の本格的な体育施設としての利活用ができるよう、6月下旬の公認に向けその作業を進めてまいります。  また、テニスコート8面、ストリートバスケットコート2面、公園の園路広場、休養施設等の整備を図ることとしております。  高田土地区画整理事業については、県で施行する国道 282号の拡幅改良工事を平成9年度内に国庫債務負担で発注し、平成10年度内には全線工事を完了する予定であると伺っておりますが、沿線上には、本市で担当する補償物件が数件残っており、この工事に支障のないよう地権者の協力を得ながら本年度の早い時期に補償が完了するよう努めてまいります。  また、区域内の宅地造成及び区画道路の整備は、移転補償とあわせ順次進めてまいります。  次に、公共下水道事業についてでありますが、都市計画法の一部改正による用途区域の変更に伴い、下水道全体計画を見直しするとともに、下水道事業認可の区域拡大を図るため、花輪、毛馬内、大湯地区と、新たに尾去沢地区を含む約 124.7ヘクタールの区域を拡大し、 350.7ヘクタールとする事業認可の変更をいたしましたが、これにより、管渠整備及び調査設計を実施し、供用区域の拡大を図ってまいります。  次に、上水道事業についてでありますが、大湯中通り東町線及び草木地区への配水管拡張工事は、9年度において一部給水を開始しており、10年度も引き続き事業を進め、順次給水してまいります。  次に、福祉施策についてでありますが、21世紀の超高齢社会を目前にして、医療改革、老人保健改革、介護保険創設と社会保障全体の構造改革が足早に進められておりますが、本市においても、出生数の減少が続く一方で、65歳以上の高齢者の割合が23%を超えており、少子・高齢化の進行は国より早く、超高齢化社会が到来したことを告げております。  このため本市では、人生80年時代にふさわしい長寿社会の実現と少子化対策の積極的な推進、さらにはノーマライゼーションの理念に基づく障害者福祉を展開するため、老後も安心して暮らせる社会、安心して産み育てられる環境づくり、障害者も共にふれあうまちづくりを指標とし、市民がともに支え合う社会づくりを目指す施策の基本となる「老人保健福祉計画」、「児童育成計画」、「障害者福祉計画」の3プランを「総合保健福祉計画」と位置づけ策定いたしました。  高齢者福祉対策については、深刻化している介護問題を社会全体で支え、介護をカバーしていこうとする、いわゆる「介護の社会化」を実現する在宅重視の制度として、介護保険制度が平成12年度からスタートします。  平成10年度はその一環として、デイサービスセンター建設用地取得造成事業、リフトバスの更新などデイサービス事業の充実、ホームヘルプサービスの24時間対応を目指した早朝夜間派遣の実施、在宅介護支援センターを中心としたサービス提供体制の確立を図ってまいります。  また、介護サービス計画の作成など制度の中核を担う介護支援専門員やホームヘルパーなど福祉人材の確保に努めるとともに、要介護認定の試行、要介護者の実態調査など、保健・医療・福祉の連携による、多様なニーズに対応するシステムづくりを進め、準備に万全を期してまいります。  障害者福祉施策については、障害者が健康でゆとりと生きがいを持ち、心豊かな生活ができる福祉のまちの実現を目指し、計画的かつ積極的に推進するため、花輪ふくし会の身体障害者療護施設「あすなろ」の整備により、施設の近代化に努めるとともに、重度心身障害者の社会参加を促進するために、タクシー無料券の交付枚数を年間48枚に増加交付し、在宅心身障害者の自立参加を支援してまいります。  児童福祉施策については、将来を担う子供たちを育成するため「夢・すこやか・子育て支援のまち」を目標に、少子化の大きな要因である子育て費用の負担感軽減を目的に、認可保育園の保育料の大幅な軽減措置を講ずることとしております。  また、就労条件が多様化する中で、共働き世帯の子育ての両立を支援するため、新たに産休明け乳児保育を4園で実施するほか、通常開所時間11時間体制の拡大、さらには午後7時までの延長保育サービスを1園で実施するなど、保護者ニーズに対応したきめ細やかな保育サービスの充実を図ってまいります。  しかし、認可保育園の保育需要の高まりの一方で、出生数の減少や保護者が保育園を自由に選択できることなどから、一部の保育園においては新入児童が見込めないなど、今後の運営が困難になってきている保育園もあり、これらの保育園については統合や民間委託など保育園の運営再編を進めていかざるを得ないと考えております。  このような本市の人口減少の直接の要因である出生数の減少を食いとめるためにも、その前提となる結婚希望者の出会いが重要でありますので、新たに結婚相談員制度を開設するとともに、子供を望む家庭が安心して出産や育児ができるよう、出産育児支援資金貸付制度を創設し、出産・育児家庭の一時的費用負担の軽減を図ってまいります。  次に、健康づくりについてでありますが、人生80年の長寿社会を迎えた今日、よりきめ細やかな保健サービスが求められており、市民のライフスタイルをチェックし、改善する積極的な健康づくりを推進するために、「自分の健康は自分で守る」という自覚を基本とした、市民の健康に対する意識のより一層の高揚と保健、医療、福祉が一体となったサービスシステムの整備が重要であると考えております。  このことから、成人、老人保健対策として基本健康審査、各種がん検診、人間ドック受診に、新たに骨粗鬆症検診をふやすなど、住民負担の軽減を図りながら受診率の向上に努めるとともに、生活習慣改善を中心に健康教育、健康相談、訪問指導等を強化し、疾病予防、早期治療、そして健康増進に努めてまいります。  また、9月13日、本市を会場として、中、高齢者の健康の保持増進を目的とした「第27回タートルマラソン全国大会」の開催が決定しており、この大会によって市民の健康保持の実践意識の高揚はもとより、健康スポーツの普及、バリアフリーの推進、観光、物産のPRなど、多大な効果があるものと考えております。  次に、快適な環境づくりについてでありますが、本市は、美しい水系や緑の景観に恵まれておりますことから、環境との共生を一義とした市民意識の高揚を図りながら、市民、事業所、行政が一体となった観光文化都市にふさわしい美しく住みよい清潔な環境づくりを図るため、平成8年に市民主導で発足した「快適環境まちづくり市民会議」を初め、各種市民団体、自治会などによるクリーンアップや清掃活動、さらには花いっぱい運動による環境美化活動が展開されておりますが、今後とも、これら市民団体による環境保全活動を積極的に育成、支援してまいります。  次に、行政改革の推進についてでありますが、鹿角市第4次行政改革大綱に基づき、行政改革を積極的に推進してまいりましたが、主要課題である行政の情報化の推進として、庁内をパソコンで結び、事務の効率化や情報の受発信を図るため、いわゆる庁内LANを構築し、財務会計システムを稼働させるとともに、今後は戸籍の電算化等により、窓口事務の一本化を目指した総合窓口体制の構築を図ってまいります。  また、4月1日施行の鹿角市情報公開条例については、市民参加による地方自治の本旨に即した、公正で民主的な市政の推進を図るため、保有する公文書の開示等市民にわかりやすいシステムの構築と迅速かつ適切な対応を図ってまいります。  職員定数管理については、事務事業の処理の状況や地方分権にかかわる事務移譲等の把握に努めながら、厳しい財政状況を踏まえ、引き続き定員の増加要員を抑制し、職員定数の削減を図りながら来るべき地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な市政の推進体制を確立してまいります。  次に、教育関係についてでありますが、次代を担う児童生徒をはぐくむための施設整備として、八幡平小学校大規模改修を初め、尾去沢小学校並びに花輪小学校体育館に暖房設備の取りつけを進めるほか、花輪第二中学校校舎屋根の補修など施設補修整備を実施してまいります。  「国特別史跡大湯環状列石」整備事業については、国の予算枠が縮小されている中にあって、さきに行われた文化庁のヒアリングの結果、採択の内示をいただいたことから、縄文期の雰囲気を復元し、日本を代表する環状列石として、国内はもちろん、国外までもアピールできる「遺跡」として5カ年計画により整備してまいります。  次に、諸般の報告について申し上げます。  あきた北空港についてでありますが、平成10年7月18日の開港に向け諸準備が進められております。  特に、ターミナルビルについては、外部壁面工事は終了しておりますし、ビルの入居物販業者も2店舗が決定しており、飲食部門のテナントにつきましても折衝中であります。  官公庁集約化事業については、鹿角公共職業安定所の移転入居について、平成10年度から2カ年事業で建設すると伺っております。  次に、農業関係についてでありますが、認定農業者につきましては、1月30日現在 210人で県内で最も多い認定数となっておりますが、今後も認定農業者不在集落の解消を主体に、関係機関・団体と制度の啓蒙普及に努めてまいります。  平成9年度の生産調整推進対策につきましては、「とも補償事業」として、かづの農業協同組合が中心となり実施してまいりましたが、参加農家は 3,655戸で94.8%の参加率となっており、転作の達成率は 104.8%と目標をクリアしております。  日本国内の産業全般が低迷している中において、4年連続の豊作によって米余りによる米価の急激な下落など厳しい状況から、国は米の需給バランスを調整することを目的に、新たに17万 6,000ヘクタールの転作を打ち出しております。  これにより、本市には、昨年の配分面積 926ヘクタールに、新たに 269ヘクタールが加算され、 1,195ヘクタールの配分面積となっております。  生産調整始まって以来の最大の転作面積となることから、その対応について関係機関・団体と数度にわたり協議を重ね、1月23日に推進協議会を開催し、国や県がすすめる「とも補償制度」制度を基本に、従前どおり既存田・開田の二通りに区分し、それぞれの転作率を設定し配分することといたしました。  なお、農家への転作配分に当たっては、去る2月12日に推進員会議を開催し、平成10年度の配分方針等を説明の上、ご協力をお願いしたところであります。  「国営農業開発基本調査」については、2年間の基本調査期間で大湯草木地域を対象に調査を進めてまいりましたが、さらに1年間の延長が認められたものの、平成11年度の「地区調査」への移行を平成10年5月をめどに判断しなければならないことから、引き続きほ場整備の調査を進めながら、その必要性について啓蒙啓発し、受益農家の意向を確認してまいります。  災害復旧事業につきましては、増嵩申請の結果、農地災害が85.8%、激甚災対象の災害1カ所は92.6%、施設災害は96.2%、激甚災対象の災害4カ所が98.0%の高率補助の内示を受けております。  次に、商工関係についてでありますが、鹿角市、郡三高校の新規高卒者の就職状況については、1月末現在で 200人の就職希望者のうち県内就職希望者が90人で、就職内定者は85人の94.4%の内定率となっています。  また、鹿角管内の有効求人倍率は12月末現在1.10倍となっており、県内平均の0.81倍を超えている状況にありますが、求職者に占める中高年齢者の割合が高く、求人側の条件と合致しないため、中高年齢者については厳しい状況が続いております。  このため、関係機関との連携を密にしながら未定者の解消、及び幅広い年齢層の求人の確保に努めてまいります。  次に、建設関係についてでありますが、花輪地区流雪溝の整備については、昨年、新町工区が完成したことに伴い、各利用組合間の連絡調整により、流雪溝の円滑な運営を目的とする流雪溝連絡協議会が結成され、平成9年12月1日に本市との管理運営協定書が取り交わされております。  現在、この管理運営協定書に基づき連絡協議会が自主的に管理運営を行っておりますが、市としても側面的な支援を行いながら、連絡協議会の運営と冬期除排雪時の施設管理が適切に行われるよう指導してまいりたいと考えております。  次に、第71回全日本学生スキー選手権大会についてでありますが、1月14日から6日間にわたり、男子 164校、女子 108校の参加で開催されましたが、当初、雪不足が心配されたものの競技運営などスムーズに行われ、大会は成功のうちに終了しております。  開会式は商店街を利用して行い、三笠宮寛仁親王、同妃両殿下のご臨席を賜るなど、大会開催に花を添えることができましたが、明年の第72回大会の連続開催につきましても強く要望しているところであります。  次に、平成9年度補正予算の概要について申し上げます。
     今回の一般会計補正予算は、各事務・事業の決算見込みに基づく調整により編成いたしております。  その結果、補正額は1億 165万 8,000円の追加となり、補正後の予算額は 181億 4,161万 4,000円となっております。  歳出の主な補正内容としましては、地方バス路線維持費補助金 2,255万 4,000円、まちづくり基金積立金2億 2,000万円、起債繰上償還費 8,430万円などを措置いたしております。  また、債務負担行為では、稲作農家緊急経営安定資金に係る利子補給金の追加と、東山学園体育施設及び地域交流ホーム建設に係る借入金の償還補助金の変更を、繰越明許費は、公害防除特別土地改良事業及び街路久保田古館線整備事業について設定いたしております。  歳入では、各事務・事業に係る国県補助金、起債等の特定財源を調整し、これに市税、繰越金等の一般財源を加えて補正財源としております。  特別会計については、高田地区土地区画整理事業特別会計では、公共施設管理者負担金に係る繰越明許費を設定したほか、その他の特別会計については、精算見込みにより調整いたしております。  本定例会には、報告1件、過疎地域活性化計画の変更案件1件、土地改良事業案件1件、市道案件3件、特別会計への繰り入れ案件3件、条例案件14件、補正予算案件7件、当初予算案件9件、合わせて39件のご審議をお願いしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長から説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げる次第であります。               (市長 杉江宗祐君 降壇) ○議長(佐藤洋輔君)  市長の施政方針及び行政報告を終わります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               日程第5 教育委員長教育方針 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第5、教育委員長の教育方針を受けます。教育委員長。              (教育委員長 岩尾昌子君 登壇) ○教育委員長(岩尾昌子君)  教育行政につきましては、議員各位の深いご理解とご協力により、年々、教育施設の充実や学力の向上が図られるなど、まことに感謝にたえないところであります。  特に、平成9年度は尾去沢中学校のグラウンド及び環境整備の完成、八幡平小学校大規模改造継続事業の着手、さらには各小学校へコンピューターの導入を図るなど、教育施設環境を充実することができました。  この場をおかりしまして、心より感謝の意を表したいと思います。  本定例市議会が開会されるに当たり、平成10年度における当教育委員会の教育方針を申し上げ、さらに深いご理解とご支援を賜りながら、教育行政を進めてまいりたいと存じております。  平成10年度の教育目標は、「心豊かで、たくましく、郷土に根ざした市民を育てるための教育を進める」と定め、この目標を達成のための基本方針を立てました。  学校教育においては、「幼児・児童・生徒一人一人の個性と能力を伸ばし、思いやりのある豊かでたくましい心を育て、ゆとりある充実した実践を進める」とし、社会教育においては、「市民がうるおいのある地域文化の創造と、住みよいまちづくりを目指す社会教育を進める」。生涯学習においては、「市民が生涯にわたり、いつでも、どこでも、だれでも自由に学習機会を選択して学ぶことができ、その成果が適切に評価される生涯学習社会の構築を目指す」。また、スポーツ振興においては、「市民の健康増進と体力の向上を目指し、健康で活力あるまちづくりと、生涯にわたるスポーツの振興・充実を図る」ことといたしております。  まず、学校教育についてでありますが、全国的にさまざまな少年犯罪が顕在化し、心の教育が、学校教育の大きな課題としてクローズアップされる中で、本市においても、子供たちの日常の生活に十分配慮しながら、学校教育を推進することとしております。  初めに、学校教育の現状について申し述べます。  平成10年度の小・中学校の児童生徒数は、前年度と比較して、小学校が81人減の 2,311人、中学校が 107人減の 1,467人、合わせて 188人減の 3,778人になる見込みであります。  学級数では、小学校が平成9年度と同じ96学級、中学校が4学級減の47学級、全体として 143学級となる見込みであります。  教職員数は9人の減になり、小・中学校合わせて 246人の見込みですが、今後若干の増員も予想されます。  次に、平成10年度の学校教育の重点目標でありますが、基本方針を達成するには、教職員の資質の向上と、学習環境の整備がともに重要でありますので、この両面から目標を設定いたしました。  まず最初に、教職員の資質の向上についてでありますが、  1 学力の向上を図る指導の工夫  2 ふるさと教育の推進  3 情報教育・科学教育の推進  4 生徒指導の充実  5 体育・健康教育の充実  6 教職員研修の充実 以上、6項目を設定し、これらを推進する中で教職員の資質の向上を図ってまいります。  学力の向上につきましては、学校教育の基本的な使命として、子供たちの学ぶ意欲や態度の育成、基礎、基本的内容の定着を図り、一人一人の個性や能力に応じた学習指導の工夫をしていく中で、社会の変化に対応できる子供たちの育成に努めます。  ふるさと教育の推進につきましては、郷土の自然や文化に親しむ体験的活動の推進や、学校を取り巻く地域のさまざまな素材を活用し、創意ある教育計画の推進を図るとともに、特色ある学校づくりを目指します。  さらに、さまざまな人々とのふれあいを通し、思いやりの心を大切にする福祉教育の充実や、豊かな郷土を大切にする環境教育を進めてまいります。  また、国際交流員との交流や、ホームステイ交流などに協力しながら、国際理解を推進してまいります。  情報教育につきましては、平成9年度に引き続いて小学校にコンピューターを導入し、二人に1台の使用が可能になりますので、中学校とともに、操作能力の向上を図りながら積極的な活用を進めてまいります。  また、科学教育につきましては、理科の研究発表や創作科学活動など、県内において高く評価されている授業について、今後とも積極的に支援をする中で、子供たちの科学への興味関心を高めてまいります。  生徒指導の充実につきましては、すべての教育活動の中で、児童生徒一人一人の内面に触れる心の教育の実践を通して、学校不適応やいじめ及び非行など、子供たちを取り巻くさまざまな問題に対し、学校・家庭・地域・関係機関などが一体となって、未然防止及び早期発見と早期対応に努め、明るく健全な学校生活を送れるように努めてまいります。  体育・健康教育の充実につきましては、意図的、計画的な体育活動の実践により、子供たちの体力低下を防ぐとともに、生涯を通じて健康で安全な生活ができるように、自己管理能力の育成を図ります。  学校給食につきましては、清潔で安心できる学校給食を推進するとともに、給食費に係る事務の適正化を進めてまいります。  教職員の研修につきましては、自校の教育課題に生かされる研修を、学校全体や教師一人一人の自覚のもとに推進するとともに、鹿角教職員研修における公開や、研修会などに積極的に参加して、自己の資質の向上を図るように努めてまいります。  次に、社会教育の重点目標について申し述べます。  今後、社会情勢は情報化、国際化の進展や少子化、超高齢化時代に突入し、ますます急激かつ複雑に変化していくことが予想されます。このような状況に適切に対応し、市民が充実した生活を営むため、社会教育の基本方針に基づき、  1 社会教育の推進  2 まちづくり、地域・生活課題と密着した活動の推進  3 女性施策と青少年育成の推進  4 文化遺産の保護伝承と文化活動の推進  5 社会教育施設の整備 以上、5項目を基本方針具現化のために重点目標としております。  社会教育の推進につきましては、社会教育推進体制の整備充実とあわせて、学習機会の拡充及び内容の充実を図りながら、市民の主体的、自主的学習活動の促進に努めてまいります。  また、ますます多様化、高度化する市民の学習要求に対応するため、学習情報、資料の提供を図るとともに、学習相談の充実に努めてまいります。  さらに、学習活動を促進、助長する援助者として、指導者の育成及び活用とボランティア活動の推進を図り、社会教育の一層の振興に取り組んでまいります。  まちづくり、地域・生活課題と密着した活動の推進につきましては、市民憲章の精神を生かし、行政と市民が一体となった地域活動の実践奨励に努めてまいります。  また、多様化する現代的課題解決のため、学習機会の拡充と活動の推進に努めるとともに、地域に根ざした社会教育関係団体の助成と支援をしてまいります。  女性施策と青少年の育成につきましては、男女が社会の対等な構成員として、あらゆる分野に参画できる男女共同参画社会の構築に努めてまいります。  また、青少年がすこやかに成長し、郷土の担い手となるように、社会全体で青少年を育てていく風土づくりのため、家庭及び地域の教育力の向上を図りながら、関係機関、団体等と緊密な連携のもとに、市民挙げての健全育成運動を展開してまいります。  さらに、活力ある青年活動の推進を図るため、青年団体等の支援及び国内研修事業等を実施してまいります。  文化遺産の保護伝承と文化活動の推進につきましては、特別史跡大湯環状列石の公有化事業、発掘調査を継続実施し、遺跡・遺構の保存を図るとともに、周辺環境の保全を十分考慮しながら、環境整備事業に着手してまいります。  また、市内における有形、無形の文化財並びに出土文化財、古文書等文化遺産の保護・保存を図るとともに、地域文化活動の啓蒙普及、並びに市民の文化財愛護思想の高揚に努めてまいります。  さらに、芸術文化振興のため、芸術鑑賞機会の提供と各種事業の拡充を図り、市民の理解と関心を高め、芸術文化活動の推進に努めてまいります。  社会教育施設の整備につきましては、計画的に各施設の改修及び設備の整備を図るとともに、社会教育の環境づくりに努めてまいります。  続きまして、生涯学習推進の重点目標でありますが、生涯学習社会の構築を目指す生涯学習の基本方針に基づき、  1 生涯学習推進基盤の確立  2 まちづくりを目指す生涯学習の推進  3 学習情報提供の充実 以上、3項目を基本方針具現化のための重点目標としております。  生涯学習推進基盤の確立につきましては、生涯学習に関する総合連絡調整機能の充実による、生涯学習推進体制の整備を図るとともに、生涯学習奨励室及び生涯学習奨励員による活動の拡充に努めてまいります。  また、学習機会充実を目指した学習情報システム等の整備促進に努めてまいります。  まちづくりを目指す生涯学習の推進につきましては、地域振興に結びついた学習活動の奨励に努めるとともに、花いっぱい運動等の事業を通して、市民憲章の推進並びにコミュニティ形成の推進を図るとともに、全市的な生涯学習推進事業や、広域的な事業等の展開に取り組んでまいります。  学習情報提供の充実につきましては、市民に対する広報活動や、生涯学習関連事業を掲載した資料を発行するとともに、多様な学習要求にこたえるため、生涯学習資料の収集並びに提供の充実に努めてまいります。  次に、スポーツ振興の重点目標について申し述べます。  市民に、生きるあかしや生きがいを与えてくれるスポーツの振興は、市民の健康と体力づくりという面からも非常に重要なことであります。  その重点目標は、基本方針に基づき、  1 生涯スポーツの普及推進  2 各種スポーツ団体の育成  3 競技スポーツの充実強化  4 スポーツ施設の整備拡充 以上、4項目としております。  生涯スポーツの普及推進につきましては、スポーツ活動の定着・促進を進めながら、各種スポーツ教室の開催や情報の提供を行い、スポーツ指導者の育成と発掘・登録を進めて、市民のスポーツに対する積極的な参加を促し、生涯にわたり親しめるスポーツを奨励してまいります。  各種スポーツ団体の育成につきましては、スポーツ団体間の連携や協力体制の確保を図るとともに、各団体の組織の充実強化に努めてまいります。  また、鹿角市スポーツ振興事業団の基盤整備と支援に努めながら、鹿角市総合運動公園関連施設では、鹿角サマージャンプ大会、タートルマラソン全国大会、全県高校新人陸上競技大会、全日本学生スキー選手権大会等の開催や、市民を対象とした、雪に親しむイベントを盛り込むなど、利活用の促進に努めてまいります。  競技スポーツの充実強化につきましては、平成19年に開催される第62回秋田国体に向けて、準備事務局の体制づくりをするなど、指導者や審判員の養成、選手強化を推進し、市民の意識向上に努めます。  スポーツ施設の整備拡充につきましては、総合運動公園施設の整備促進を図るとともに、4月から供用開始になります総合競技場周辺一帯をスポーツ活動の拠点とするため、その整備を促進し、各種体育施設の有効利用を図り、快適な環境整備に努めます。  以上、平成10年度の教育方針と重点目標について概要を申し述べました。  この教育方針が、施策として円滑に進めることができますよう、議員各位初め、市民の皆様から深いご理解とご支援を賜りますことを念願して教育方針を終わります。  ○議長(佐藤洋輔君)  教育委員長の教育方針を終わります。
                 (教育委員長 岩尾昌子君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第6 鹿角広域行政組合議会報告 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第6、鹿角広域行政組合議会の報告を受けます。鹿角広域行政組合議会議長、勝又幹雄君。           (鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 登壇) ○鹿角広域行政組合議会議長(勝又幹雄君)  私から、去る12月24日招集の平成9年第5回鹿角広域行政組合議会定例会について、その審議の内容と結果についてご報告申し上げます。  当日提案された案件は、議案1件、認定2件であります。  初めに、議案第10号平成9年度鹿角広域行政組合一般会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入歳出からそれぞれ 1,445万 9,000円を減額し、歳入歳出の総額を27億 6,126万 5,000円とするものであります。  その概要を申し上げますと、歳入では、市町負担金を 2,489万 5,000円減額し、繰越金は 1,013万 7,000円を追加したのが主なものであります。  歳出では、人事院勧告に伴う人件費の追加と職員手当の精算見込みによる減額、その他の費用は、し尿処理費及び公債費の精算見込みによる減額が主な内容となっており、審議の結果、原案のとおり可決いたしております。  次に、認定第1号平成8年度鹿角広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、歳入総額は29億5万 2,125円で、予算総額に対する収入率は100.03%となっております。  また、歳出総額は28億 7,402万 6,100円で、その執行率は 99.13%となっており、歳入歳出差引残額は 2,602万 6,025円となっております。  次に、認定第2号平成8年度鹿角地域ふるさと市町村圏基金特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、歳入総額は 592万 4,560円で、予算総額に対する収入率は117.13%となっております。また、歳出総額は 194万円で、その執行率は 38.36%となっており、歳入歳出差引残額は 398万 4,560円となっております。  以上により、平成8年度鹿角広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定、平成8年度鹿角地域ふるさと市町村圏基金特別会計歳入歳出決算認定については、いずれも原案のとおり認定いたしております。  なお、詳細につきましては、お手元に配付しております本組合一般会計・特別会計決算書、並びに決算審査意見書をご参照くださるようお願い申し上げます。  以上をもちまして、平成9年第5回鹿角広域行政組合議会定例会の報告を終わります。  ○議長(佐藤洋輔君)  鹿角広域行政組合議会の報告を終わります。           (鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――             日程第7 議案の上程(報告第1号) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第7、議案を上程いたします。  まず、報告第1号専決処分の報告についてを議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長(佐藤洋輔君)  本件について説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  報告第1号専決処分の報告についてでありますが、地方自治法第 180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告するものであります。  次のページの専決処分書をごらんいただきたいと思います。  専決処分書でありますが、地方自治法第 180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分するものであります。  次のページをお願いいたします。  損害賠償の額を定めることについて。  鹿角市役所内における自動車接触事故の損害を下記のとおり賠償するものであります。  賠償しなければならない相手方でございますが、秋田県鹿角市尾去沢字瓜畑1番地9、若松武。事故の概要でございますが、平成10年1月20日午後4時40分ごろ、鹿角市役所敷地内におきまして、公用車の運転者が、折からの強風と雪のため一時視界が奪われまして、同じく視界不良により停車中でありました相手方の若松 武さんの車の発見がおくれ、ブレーキをかけたけれども間に合わず、相手方の車両前部と接触し、物損事故を起こしたものであります。損害賠償額は8万 7,377円でございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  報告第1号につきましては、地方自治法第 180条第2項に定める報告事件でありますので、報告をもって終わります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――           議案の上程(議案第3号から議案第40号まで) ○議長(佐藤洋輔君)  次に、議案第3号から議案第40号までの38件を一括して議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長(佐藤洋輔君)  順次提案者の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  議案第3号鹿角市過疎地域活性化計画の変更についてでありますが、提案理由といたしまして、過疎地域活性化特別措置法第6条第6項の規定により、鹿角市過疎地域活性化計画を変更するものであります。  現行の過疎地域活性化計画は、計画期間を平成7年度から平成11年度までと定めて、平成6年12月に議決をいただいたものでございますが、過疎債の適用を受けるためには、本計画に具体的に事業名が掲載されなければなりません。そのため、平成10年度の過疎債充当予定事業のうち、本計画書に未登載の事業について追加をお願いするものでございます。  次のページをお願いいたします。  過疎地域活性化計画変更案でございますが、活性化施策区分の1の産業の振興のところで、観光又はレクリエーションのところへ、情報・くつろぎ等地域交流施設整備事業を追加をお願いしたいものでございます。これは国土庁の地域間交流支援事業でありまして、八幡平のアスピーテ入り口左側を予定してございます。  2番の交通通信体系の整備ですが、といたしまして林道、歌内沢林道でございます。これは延長 1,140メートルございますが、このうち 137メートルについてののり面の保護工事を実施したいものでございます。次に、でございますが、テレビジョン放送と難視聴解消のための施設でございます。これはテレビ共同視聴施設整備事業でありまして、八幡平温泉郷の難視聴解消を図るものでございます。  4の高齢者の福祉その他の福祉の増進ですが、高齢者福祉施設にデイサービスセンター建設事業を加えるものでございます。これは東恵園で現在Aタイプで1日当たり15.7人の利用者がございますが、今後30人の利用者数を予定した独立施設に整備するものでございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  議案第4号土地改良事業の施行についてご説明いたします。  市営土地改良事業を施行したいので、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  提案理由でありますが、頭首工を守るための護床工が十分でないため、床止め及び上下流の河川管理施設に支障をおよぼすことから、それを防止し、農業用水を確保できるよう施設整備を図るものであります。  施行年度でありますが、平成10年度。名称はため池等整備事業の農業用河川工作物応急対策。 工事の箇所は八幡平西館頭首工です。なお、これにかかわる受益面積は18ヘクタール。工事の概要でありますが、熊沢川西館頭首工改修工事。堰体エプロン下流の河床を保護するための工事であります。概算事業費は 2,000万円。施行方法は請負。計画概要書は別紙のとおりでございます。  次のページをお開きいただきたいと思います。  一つ目の地区の現状でございますが、堰体エプロン下流の護床工が破損流出し、河床が低下し堤防護岸ののり先部分が洗われているため、放置すれば頭首工本体の倒壊や堤防の決壊につながる危険があることと、洪水時には災害が発生するおそれがあるということでございます。  以下、省略いたしますが、一番下の事業費の負担区分であります。県補助金が 1,640万円となっておりますが、国からは50%の 1,000万円。県からは32%の 640万円。市費が18%の 360万円。 合わせて 2,000万円ということになります。  次のページをお開きいただきたいと思いますが、図面は頭首工の位置で、熊沢川に架設されております長嶺橋から上流約 500メートルの地点でございます。なお、これにかかわる受益の箇所は、八幡平小学校周辺の田んぼ18ヘクタールとなっております。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、議案第5号市道路線の認定についてご説明申し上げます。
     提案理由でございますけれども、一般国道の改良工事に伴う旧道の移管及び道路の新設等に伴い、市道路線に認定しようとするものであります。これが、この議案を提出する理由でございます。  内容でございますけれども、今回の認定路線は、花輪地区が3路線、十和田地区が3路線で計6路線となっております。そのうち花輪地区3路線は全部新設改良に伴うものと。また、十和田地区3路線は国道 103号改良工事に伴い、旧道の移管によるものが1路線、ほかの2路線は新設改良という路線になっております。  なお、次のページから地区ごとに路線番号、路線名、起終点、また図面にそれぞれの位置を記載しておりますけれども、説明は省略させていただきたいと思います。  次に、議案第6号市道路線の廃止についてでございます。  提案理由でございますけれども、これは鶴田2号線の変更認定に伴い、廃止するものでございます。内容としては、鶴田2号線の改良に伴って3号線に連結されております。したがって、環状線となるということから、鶴田3号線を廃止するということでございます。  次のページは路線番号、路線名等でございます。最後には図面を記載しておりますので、省略させていただきます。  次に、議案第7号市道路線の変更についてでございます。  提案理由でございますけれども、道路施設の改良等により、路線の一部を変更しようとするものであります。これがこの議案を提出する理由でございます。  今回の変更路線は、八幡平地区が1路線、花輪地区が7路線、十和田地区が1路線、計9路線となっております。内容としては、まず第一に、国道 341号改良に伴う起点の変更の1路線、それから花輪通り街路事業に伴う起点の変更が1路線、さらには市道市役所東町線の開設に伴う起点変更2路線と同じく終点の変更が3路線となっております。さらには、市道改良に伴う終点の変更1路線。同じく起点の変更が1路線となっております。  また、図面にはそれぞれ位置を示しておりますけれども、青い線は現在の認定路線であって、オレンジ色になっているのは変更後の路線でありますので、以下、省略させていただきます。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  次に、議案第8号でございますが、鹿角市特別会計条例の一部改正であります。  提案理由といたしまして、鹿角市農業集落排水事業特別会計を設置するため、条例を改正するものでございます。  2枚目の新旧対照表をお開きお願いします。  新旧対照表でございますが、右側の現行の鹿角市下水道事業特別会計、下水道事業の次に、左側、改正案でございますが、鹿角市農業集落排水事業特別会計、農業集落排水事業を加えまして、右側の現行をそれぞれ繰り下げるものであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  議案第9号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについてでございます。  鹿角市下水道事業特別会計は下水道事業推進のため、平成10年度一般会計から3億 100万円以内を繰り入れるというものでございます。  提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  議案第10号鹿角市農業集落排水事業特別会計の繰入れについてご説明いたします。  鹿角市農業集落排水事業特別会計は鹿角市農業集落排水事業推進のため、平成10年度において一般会計から 1,500万円以内をこの特別会計に繰り入れするものであります。  提案理由でありますが、地方財政法第6条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  議案第11号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについて。  鹿角市簡易水道事業特別会計は簡易水道事業推進のため、平成10年度一般会計から 5,000万円以内を繰り入れるというものでございます。  提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  次に、議案第12号でございますが、鹿角市監査委員に関する条例の一部改正であります。  提案理由といたしまして、地方自治法の一部を改正する法律が平成10年4月より施行されることに伴い、条例を改正するものでございます。  次のページをお願いいたします。  一部を改正する条例案でございますが、地方自治法第 199条第12項「監査の結果に基づきとられた措置の公表」が加わりまして、あわせて第9条の規定の整備を図ることとしたものでございます。  なお、第9条の見出しを、以下のところでございますが、右側に法第75条第2項につきましては、事務監査請求の要旨の公表。及び第3項につきましては、監査の結果の公表。それから第 242条第3項のところでございますが、住民監査にかかわる監査の結果の公表。第7項につきましては、住民監査請求にかかわる監査に基づきとられた措置の公表となってございます。  次に、議案第13号鹿角市市史編さん委員会条例の廃止でございます。  提案理由といたしまして、「鹿角市史」編集が完結したため、条例を廃止するものであります。  次に、議案第14号鹿角市職員定数条例の一部改正についてであります。  鹿角市職員定数条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  提案理由といたしまして、一般職の職員定数を削減するため、条例を改正するものでございます。  2枚目の新旧対照表をお願いいたします。  新旧対照表でありますが、第2条の次の表のうち、市長部局 318人とあるのを、5人減らしまして 313人。また、教育委員会75人とあるのを、5人減といたしまして70人。合わせて 420人を10人減といたしまして、変更後の人数を 410人とするものであります。  次に、議案第15号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、提案理由といたしまして、報酬の額を改定するため、条例を改正するものであります。  法改正を伴う選挙関係以外については、平成7年4月に改定を実施いたしまして、その後据え置いてございます。今回他市の状況等を勘案いたしまして、平成10年4月1日から改定をするものでございます。  次のページをお願いします。  一部を改正する条例案でありますが、別表でございます。この表は、報酬の額と旅費の額を定めてございます。  今回の改正では、据え置いた報酬を引き上げるものでございますが、引き上げ率につきましては、平成7、8、9年、3カ年の人勧の累積率2.87%を適用させていただいております。なお、日額につきましては、賃金改定 200円アップを考慮いたしまして、端数を切り上げまして 4,800円から 5,000円としてございます。月額、年額につきましては、算出された額を四捨五入いたしてございます。  別表の下から7行目でございますが、ここのところは市史編さん委員会の委員を削りまして、新たに情報公開審査会の委員を加えたものでございます。  次のページをお願いいたします。  下の方の嘱託医師及び次のページの学校薬剤師につきましては、据え置きとしてございます。  なお、その下の明るい選挙推進協議会の委員の下の3行でございますが、選挙長以下3行でございますが、これは今後法改正に伴い改正の予定としてございます。なお、下の行政協力員につきましては、他市との比較で据え置きとするものでございます。  次に、議案第16号鹿角市市税条例の一部改正についてでございます。  提案理由といたしまして、地方税法及び地方財政法の一部を改正する法律及び地方税法施行規則の一部を改正する省令並びに地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正する省令がそれぞれ公布されたことに伴い、条例を改正するものでございます。  次のページの一部を改正する条例案でありますが、非常に長文となっておりますことから、改正の要点につきまして、ご説明いたします。  まず、第一点といたしましては、平成10年度分の個人住民税の減税を実施するものであります。 なお、これは1年限りの特例措置といたしまして、平成10年度分の個人住民税につきまして、定額による特別減税を実施するものであります。  特別減税は、そのものの個人住民税所得割額から特別減税の額を控除するものとするものであります。特別減税の額につきましては、本人は 8,000円、控除対象配偶者または扶養親族は一人について 4,000円であります。なお、給与取得にかかわる特別減税につきましては、平成10年6月において均等割額及び所得割額とも徴収せず、特別減税の額を控除した後の年税額を同年7月から翌年5月までの11カ月間で徴収するものであります。  それから、公的年金受給者及び事業者所得にかかわる特別減税でございますが、これは平成10年6月の納期において特別減税の額を徴収するものであります。なお、1期で控除し切れなかった場合は、2期以降から控除するものであります。なお、土地の譲渡にかかわる事業所得等にかかわる市民税及び長期譲渡取得にかかわる個人の市民税、また株式等にかかわる個人の市民税の課税についても、定額による特別減税の対象となるものであります。  また、特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除等を新たにつけ加えてございます。  なお、施行期日は平成10年4月1日とするものでありますが、特定中小会社の場合は平成9年6月5日払い込みの株式について適用するものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  私から、議案第17号児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてご説明申し上げます。  児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を別紙のとおり制定するものとする。  提案理由でありますが、児童福祉法等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、条例を制定するものであります。  今回は、児童福祉法等の改正によって、鹿角市保育園入園措置条例と鹿角市母子寮条例の2本の条例を一括して改正するものであります。入園措置条例の一部改正でありますが、条例の題名中「入園措置」を「保育実施」に改めるものであります。それから、第1条中「保育園への入園措置」を「保育園における保育の実施」に改めるものであります。それから、第2条の見出し中「入園措置」を「保育実施」に改め、同条中「保育園への入園措置」を「保育園における保育の実施」に改める。  それから、母子寮の一部改正でありますが、条例の題名中「母子寮」を「母子生活支援施設」に改めるものであります。それから、第1条中「保護する」を「保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援する」に。それから「母子寮」を「母子生活支援施設」に改めるというものであります。それから、第2条中「母子寮」を「母子生活支援施設」に改め、同条の表を次のように改める。名称をハニーハイムかづの。こういうふうに改めるものであります。それから、第3条中「母子寮に寮長」をとありますものを「母子生活支援施設に所長」に改めるものであります。第4条中「法第56条」を「法第56条第2項」に改めると。  附則として、平成10年4月1日から施行するものであります。  それから、議案第18号鹿角市児童館設置条例の一部改正であります。  鹿角市児童館設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  提案理由でありますが、児童館の一部を廃止するために、条例を改正するものであります。  条例案でありますが、鹿角市立岡田児童館、それから鹿角市立山方児童館を廃止するために、 別表中を次の表のように改めるものであります。平成10年4月1日から施行すると。  以上であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  議案第19号鹿角市農業総合支援センター条例の制定についてご説明いたします。  鹿角市農業総合支援センター条例を別紙のとおり制定するものとする。  提案理由でありますが、平成10年4月1日オープン予定の鹿角市農業総合支援センターを設置するため、条例を制定するものであります。  次のページをお開きいただきたいと思います。  鹿角市農業総合支援センター条例案でありますが、第1条設置であります。第2条は名称及び位置。名称は鹿角市農業総合支援センター。位置は鹿角市花輪字荒田4番地1。山村開発センターの隣接地であります。第3条職員。センターに所長及び必要な職員を置くことができる。第4条は使用の許可。第5条は使用料。第6条は使用料の還付。第7条は使用料の減免となっております。第8条は損害賠償。第9条は規則への委任。この条例に定めるもののほか、必要な事項は規則で定める。  附則は、この条例は平成10年4月1日から施行する。  別表をごらんいただきたいと思いますが、使用料としましては、一般施設使用料、これは9時から17時まで。1区画 100平方メートル以上の施設は 160円。 100平方メートル未満の施設は90円。以下、17時から22時まで。あるいは興行または営利を目的とする場合の施設使用料。このように面積の大きさといいますか、区分をしております。それから暖房使用料、燃料費。なお、基本的には山村開発センターに準じた使用料の定め方をしております。  次の議案第20号鹿角市農村公園条例の一部改正についてご説明いたします。  鹿角市農村公園条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  提案理由でありますが、鹿角市大地平農村公園を設置するため、条例を改正するものであります。  案でございますが、鹿角市農村公園条例の一部を次のように改正する。第2条の表中「鹿角市山根農村公園」だけでありましたが、これに「鹿角市大地平農村公園」を加えるものであります。
    なお、第7条を次のように改めるものであります。管理運営の委託として、第7条市長は、公園の設置目的を効果的に達成するため、次の各号に掲げる公園の管理運営を当該各号の農村公園管理組合に委託する。これまでは山根の公園だけでありましたが、今回は、したがって、鹿角市の山根農村公園は山根農村公園管理組合。それから、大地平の農村公園は大地平農村公園管理組合に委託するというものであります。  附則としまして、この条例は平成10年4月1日から施行するものであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、議案第21号鹿角市都市公園条例の一部改正についてご説明申し上げたいと思います。  提案理由でありますけれども、有料公園施設の設置及び本施設の管理運営を委託するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  案でございますけれども、鹿角市都市公園条例(昭和51年鹿角市条例第37号)の一部を次のように改正する。  第17条、これは公園管理者権限を規定する条例でございます、第17条を第25条とし、第16条、これは罰則の規定をうたっております。第16条第1項第1号中「第3条」の次に、第3条は行為の禁止というようなことを規定しております。第3条の次に(第14条においてこれらの規定を準用する場合を含む。)を加える。それから、同項第2号中、これは行為の制限というようなことで第4条にうたっております。「第1項または第3項」の次に、同じく(第14条においてこれらの規定を準用する場合を含む。)を加えるということでございます。  したがって、次の同項第3号中、第8条。これは監督処分ということを規定しております。第1項または第3項の次に(第14条においてこれらの規定を準用する場合を含む。)を加え、同条を第24条とするものであります。         (「部長、もう少し簡単に。改正だから」の声あり)  次に、第15条を第23条とするものであります。  それから、第14条を第15条とし、同条の次に次の7条を加えるというようなことで、第16条には管理運営の委託。それから、第17条は利用料金。さらに第18条は利用料金の収受。そして利用料金の承認を第19条でうたっております。第2項には、市長は同項で承認の申請があったときということをうたっています。それから、1号から3号までうたっております。  次のページをお願いします。  次に、第3項、第4項とうたっております。  それから、第20条には利用料金の減免ということでうたっております。  それから、第21条は利用料金の還付ということで、これは1号から3号までの項目をうたっております。  第22条には、損害賠償ということでうたっております。  それから、次の第10条中「別表」を「別表第2」に改め、同条を第11条とし、第9条を第10条とし、第8条を第9条として、第7条の2に次の1条を加えるというようなことで、これが第8条の有料公園施設ということで、市が設置する有料公園施設は別表第1に掲げるとおりとするということで、第2項として市長は有料公園施設の利用期間及び利用時間を定めることができるということを規定しております。  それから、次の表を加えるのところから説明しますけれども、別表第1(第8条関係)でございますけれども、公園名は鹿角市総合運動公園。それから、有料公園施設の名称としては総合競技場(附属施設を含む。)ということを規定しております。  次のページをお願いします。  次に、別表第2の次に次の別表を加えるということですので、別表第3(第19条関係)でございます。まず一つは、総合競技場の個人利用の料金ということの上限額をうたっております。一人1回ということで、1回券は 210円と。それから、回数券は10回分を発行する計画にしております。それが 1,680円ということをうたっております。  それから、2番目としては、総合競技場の専用利用料金の上限額ということで、区分としては入場料を徴収しない場合と入場料を徴収する場合と、二通りに分けております。それから、競技の練習、講習会に利用する場合と、さらには競技に利用する場合。それ以外の体育レクリエーションで利用する場合ということでございます。それから、入場料を徴収しない場合においても同じような内容で、イの場合はその他の催し物を利用する場合ということで、料金の上限の設定は平日と土・日曜及び祝日を分けております。それから、1時間単位と1日単位という形の中でこういう金額でお願いしていきたいということでございます。  それから、備考には、1から2までここにうたっておるような内容となっております。  それから、3の附属施設利用料金の上限額ということでございますけれども、ここには放送施設、本部室、会議室ということで、これの単位は1日につきとか、1室1時間という形の中でここでも上限額をうたっております。  なお、この料金の算出等については、県内の各市で置かれているものとの整合性をとりながら料金の設定をここでお願いしておるということでございます。  附則としては、この条例は平成10年4月1日から施行するということでございます。  なお、次のページは参考として見ていただきたいと思います。  以上、終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  議案第22号鹿角市水道料金及び手数料条例の一部改正について。 鹿角市水道料金及び手数料条例の一部を別紙のとおり改正するものであります。  提案理由でございますが、水道法の改正に伴い、規定を整備するためのものでございますが、水道法が平成8年6月26日に、民間活動にかかわる規制の改善及び行政事務の合理化のための厚生省関係法律の一部を改正する法律で、水道法を含む改正がなされました。このことにより、改正するものであります。  改正の内容は、次のページをお願いします。  別表の改正のみでございまして、別表第2を、従来百分の幾らという率で定めておりましたが、これを水道メーターの口径による定額制に改めるものでございます。  続いて、議案第23号鹿角市簡易水道条例の一部改正について。  鹿角市簡易水道条例の一部を別紙のとおり改正するものであります。  提案理由は、議案第22号と同じものでございますが、改正の内容につきましては、新旧対照表の方で若干触れさせていただきたいと思います。  内容は、字句と条文の整理と別表第3、これを上水道と同様、メーターの口径別による定額料金に改めようとするものでございます。したがいまして、第4条から第36条までは字句及び条文の整備でございます。別表につきましては、百分の幾らというものをメーターの口径別、定額に改めようとするものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部付部長待遇。 ○総務部付部長待遇(大里 勲君)  消防団関連ですが、議案第24号鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。  鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部を別紙のとおり改正をお願いするものであります。  提案理由でありますが、消防団員の報酬の額を引き上げるため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いします。  その内容でございますが、この条文の中で、第7条第1項中「5万 6,000円」を「5万 8,300円」に。これは団長の年報酬であります。「4万 5,000円」を「4万 6,800円」に。これは副団長であります。「3万円」を「3万 1,200円」に。これは分団長であります。「2万 6,500円」を「2万 7,600円」に。これは副分団長であります。「1万 8,000円」を「1万 8,700円」に。 これは部長であります。「1万 7,000円」を「1万 7,700円」に。これは班長であります。「1万 6,000円」を「1万 6,600円」に改める。これは団員であります。  次に、出動費用弁償でございますけれども、第8条関係で、別表中「 1,600円」を「 1,700円」に改めるものであります。  なお、附則といたしまして、平成10年4月1日から施行するものであります。  以上、終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。               午前11時54分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後 1時01分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  休憩前に引き続き会議を開きます。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  議案第25号平成9年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)でございますが、今回の補正予算につきましては、事業の決算見込みによる調整、債務負担行為の補正、繰越明許の補正を中心に編成してございます。  歳入歳出予算の補正、第1条でありますが、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億 165万 8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 181億 4,161万 4,000円とするものであります。第1条第2項でございますが、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。  繰越明許費でありますが、第2条地方自治法第 213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、第2表繰越明許費によります。  債務負担行為でありますが、第3条債務負担行為の追加及び変更は、第3表債務負担行為補正によるものであります。  地方債の補正でありますが、第4条地方債の追加及び変更は、第4表地方債補正によるものであります。  6ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費ございますが、2件でありまして、農林水産業費につきましては、公害防除特別土地改良事業の分でありますが、事業主体は秋田県でありまして、今年度に行う予定の仮設道路、客土、水路溝が県事業費調整のおくれにより、実施不可能となったもので負担金であります。実施場所は瀬田石であります。8款の土木費、都市計画費の街路久保田古館線整備事業でありますが、これにつきましては、用地交渉のおくれによるものでございます。  第3表債務負担行為補正でございますが、追加といたしまして、平成9年度稲作農家緊急経営安定資金利子補給費補助金であります。これは米価の下落に対応いたしまして、資金を貸し付けた場合の利子補給の補助金でございます。借り入れ者9名で、事業費は 791万 8,000円でございます。  次に変更で、2件ございますが、これは東山学園の体育施設及び交流ホームの関係で、これは、一つは請負契約の結果による減であります。また、体育館の補助金の減、さらには体育館用地購入費を地域交流ホームで処理したことによる減額でございます。体育施設につきましては 1,848万 9,000円を減とするものであり、交流ホームにつきましては 342万 4,000円の減となるものであります。  次に、第4表地方債補正でございます。  追加でございますが、農業経営育成生産システム確立条件整備事業でございます。これは事業主体がかづの農協でありまして、育苗ハウスの関係でございます。これは、市のかさ上げ分が当初起債申請ができない、難しいと解釈しておりましたが、起債申請ができることになったものによるものでございます。市のかさ上げ5%でございます。1棟 2,920平方メートルにかかわるものでございます。  2変更でございますが、17事業、 9,270万円を減額するものでございます。主なものでございますが、下から5行目の道路整備事業で、これは六日町三日市線でございます。それから、次の急傾斜地崩壊対策事業で、この2件につきましては、起債申請の取り下げによるものでございます。それから、下から2行目の総合運動公園整備事業ですが、これは過疎債の枠から漏れたことによるものでございます。なお、過疎債予定から公園緑地債へ回ってございます。  次のページをお願いいたします。  2番目の小学校大規模改造事業ですが、これは八幡平小学校の補助単価アップの増によるものでございます。  その下の臨時税収補てんですが、これは確定による増となってございます。  次に、19ページをお開き願いたいと思います。  歳出より説明申し上げます。  主なものを説明してまいります。  2款総務費1項1目3節職員手当でありますが、これは退職予定者14名中、7人分にかかわる特別負担金でございます。  下の方の9目防災諸費3目職員手当の減額でございますが、土砂災害時の時間外を減額するものであります。  次のページをお願いいたします。  13目諸費の19節負担金補助及び交付金 2,211万 2,000円ですが、このうち主なものは地方バス路線維持費補助金でございます。これは第3種が4路線分、県単4路線分、廃止路線代替分が1路線、東山環状線、合わせて10路線分でございます。  3項1目企画費の企画総務費の25節積立金でございますが、2億 2,000万円。まちづくり基金積立金でありまして、平成8年度末残高4億 568万 5,000円に追加いたしまして、積み立て後は6億 2,568万 5,000円となるものであります。  次に、22ページをお願いいたします。  4目精神薄弱者福祉費19節の東山学園体育館建設事業補助金、減額の 1,120万 1,000円ですが、これは決算見込みよるものでございます。  25ページをお願いいたします。  農林水産業費5目19節ですが、この中の農業経営育成生産システム確立条件整備事業費補助金の減額でありますが、これは農協事業主体の育苗施設、事業費の減であります。また、県から補助金、当初市に一本化されておりましたが、市と小坂町の方へそれぞれ分割となったことによる減でございます。  次に、28ページをお願いいたします。  土木費3目の除雪対策費の13節除雪委託料 1,500万円ですが、これは除排雪の経費に不足に対応するためでございます。なお、1月に入りましてからは、例年より10日ほど豪雪日が多くなってございます。  次に、29ページでございますが、8款2項5目道路新設改良費17節公有財産購入費ですが、これは、沢口甘蕗線の道路用敷の購入 3,383平方メートルにかかわるものでございます。  それから、一番下の消防費消防施設費15節の 521万 5,000円の減額でございますが、これは石鳥谷ホース乾燥棟の取りやめ、それから土石流関係の警報にかかわる県との負担区分によるものによる減となってございます。  次に、31ページをお願いいたします。  10款教育費6項5目花輪スキー場管理費13節委託料の減額でございますが、これは平成7年度、8年度の委託金に剰余金が生じたため、委託金で精算するものであります。
     一番下の12款公債費でありますが、次のページをお願いいたします。  23節償還金利子及び割引料でございますが、これは繰り上げ償還の追加、いわゆる縁故債2件分にかかわるものでございます。1点は鹿角館の建設事業債、平成元年度でございますが、 6.5%の 2,910万円にかかわるものでございます。もう1点は湯瀬渓谷整備事業債でございます。これは5.85%、 5,520万円ほかとなってございます。  次に、歳入にお戻りいただきたいと思います。  9ページでございます。  1款市税でございますが、市民税、個人分の現年課税分でございます。これは、当初8年度見込みの1.98%増で積算しておりましたが、3%の伸び及び国税査察等により、増分を補正してございます。法人の現年度分の減額についてでありますが、所得割の減となってございます。12月末で 6.2%減となることから、減額措置をするものでございます。  固定資産税の現年課税分でありますが、償却資産等の増による追加でございます。  2款1目1節消費譲与税でございますが、これは消費税の5分の1を消費譲与税として市へ、そのうち11分の5が譲与されるものでありますが、その追加でございます。  自動車重量譲与税でございますが、これは自動車重量税の4分の1が交付されるものでございますが、自動車販売等の減によるものと考えてございます。  3款の利子割交付金でございますが、これにつきましては、金利低下によるものであります。  次のページをお願いいたします。  4款の地方消費税交付金でございますが、地方消費税交付金、減額 2,704万 2,000円でございますが、これは確定による減となってございます。  次に、6款自動車取得税交付金の関係でございますが、自動車購入者の減による減額であります。  次のページをお願いいたしたいと思います。  10款1項4目2節牧場牧野使用料につきましては、放牧延べ頭数の減によるものでございます。 成牛で1万 2,960頭、育成牛で 307頭の減となってございます。  次に、12ページをお開き願います。  11款1項3目1節でございますが、これは公共土木施設災害復旧費負担金の事業費確定による減となってございます。  次に、3項2目民生費委託金3節社会福祉費委託金でございますが、これは臨時福祉特別給付金支給事務委託金といたしまして、いわゆる所得減税に伴う老人福祉年金等受給者の低所得者に対して支給されるものでございます。  次に、13ページをお願いいたします。  12款2項1目1節地方バス路線の関係でございますが、これは5路線分にかかわるものでございます。  次に、14ページをお願いいたします。  12款2項5目3節農業振興費補助金でございます。その中の、上から3行目の農業経営育成生産システム確立条件整備事業費補助金減額でございますが、これは育苗施設建設、いわゆる先ほど説明しました事業主体がかづの農協にかかわるものでございます。事業費の減と、補助金が小坂町と市に分かれてなることによる減でございます。  11節の林業費補助金でございますが、一番下の林業山村活性化林業構造改善事業費補助金の減でございますが、これは細越林道整備事業、それから林産物流通整備事業にかかわる減でございます。  10目災害復旧費県補助金につきましては、これは農地災害復旧費及び農業用施設災害復旧費補助金でございますが、これは増嵩申請による増が認められたことによる増額となってございます。  15ページをお願いいたします。  15ページの13款2項1目1節でございますが、土地売払収入。これは国道 341号の整備にかかわる八幡平小学校の用地処分等の収入となってございます。  3節立木売払収入につきましては、甘蕗直営林、間伐代ほか5カ所分にかかわるものでございます。  次のページをお願いいたします。  16ページの16款1節の前年度繰越金でございますが、前年度繰越金の1億 3,616万 1,000円で、これは残額を予算措置してございます。  次に、17ページ、17款5項6目雑入でございますが、上から3行目の鹿角ピアテナント料の減額でございます。これは、鹿角ピアが赤字経営のため、救済策としてのテナント負担金の2分の1を減額するものでございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  議案第26号平成9年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。  今回の補正は、9年度の決算見込みによって補正しております。  歳入歳出それぞれ1億 1,982万 4,000円を減額いたしまして、歳入歳出それぞれ32億 3,648万 8,000円としたものであります。  説明の都合上、歳出の方からご説明申し上げたいと思います。  2款の保険給付費でありますが、1億 1,840万円を減額してございます。これは、健康保険法の一部改正がなされまして、9月1日から患者負担がふえてございます。それと被保険者が減っておりまして、さらに9年度は入院がかなり減ってございます。したがいまして、医療費が減額を生じてきたということであります。したがって、一般被保険者が 5,000万円の減額であります。 それから退職被保険者が 2,000万円、それから高額療養費が 4,700万円、それぞれ減額いたしたものであります。  歳入の国民健康保険税でありますが、これは当初96%の収入率を見てございましたけれども、大変厳しい状況になっておりまして、94%に修正いたしたものであります。したがって、 4,447万 6,000円を減額してございます。  それから、国庫支出金の療養給付費等国庫負担金でありますが、これも医療費が落ちたことによりまして、 2,842万円を減額するものであります。  療養給付費交付金の方も、したがって 2,800万円ほど減額してございます。  それから繰入金の財政調整基金からの繰り入れでありますが、これも国保会計全体の収支状況からいたしまして、今回2億 6,338万 1,000円を減額して基金に戻したいと考えています。  それから、一般会計からの繰り入れでありますが、これは財政安定化支援分、あるいは基盤安定分がふえておりまして、これをルール分として一般会計から繰り入れるものであります。  それから、繰越金は、前年度繰越金の残1億 8,643万 6,000円を今回予算計上いたしたものであります。  次に、議案第27号平成9年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、歳入歳出それぞれ35万円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ55億 916万 4,000円といたしたものであります。これも歳出の方は35万円の印刷製本費を追加しております。  歳入でありますが、前年度繰越金を予算計上しておりませんで、今回一般会計の繰入金を減額いたしまして、繰越金を計上いたしたものであります。  以上であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、議案第28号平成9年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。  これは、繰越明許費と第1条にうたっている内容でございます。  次のページをお願いいたします。  第1表の繰越明許費でございますけれども、金額にして 7,761万 3,000円をお願いしております。この内容について申し上げますと、これは国道 282号の拡幅にかかわる公共施設管理者負担金ということになります。地権者は一人でございますけれども、内容としては、個人と会社の部分がございます。それにかかわる宅地解体等々の補償費用について繰り越しをお願いするものでございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  議案第29号について説明いたします。  平成9年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第6号)についてでございます。  第1条歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ 1,622万 3,000円を減額し、歳入歳出それぞれ11億 3,570万 8,000円とするものであります。  52ページをお願いします。  今回の補正は、それぞれ決算見込みにより調整いたしております。  まず、歳入でございますが、4款繰入金で 3,097万 9,000円の減額でございます。  5款繰越金でございますが、前年度繰越金分の未計上分を計上してございます。  6款の諸収入でございますが、受託工事負担金 188万 8,000円の減額でございます。  次のページをお願いします。  歳出において、1款下水道事業費1項1目の一般管理費の工事請負費におきまして、 188万 8,000円の減額でございます。補償補てん及び賠償金で10万円の追加。2目の事業費で負担金補助及び交付金で12万円の追加。  2款の公債費で、起債の償還利子で 1,455万 5,000円の減額をお願いするものであります。  続いて議案第30号をご説明しますので、54ページをお願いします。  平成9年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、第1条歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ59万 6,000円を追加し、歳入歳出それぞれ 6,989万 8,000円とするものであります。  55ページをお願いします。  まず、歳入でございますが、1款の使用料及び手数料で1項1目の水道使用料 237万 7,000円の減額でございます。  4款の繰越金でございますが、前年度繰越分の未計上分 297万 3,000円を追加するものでございます。  右のページでございますが、歳出におきまして、1款施設経営費1項2目施設管理費の需用費におきまして、修繕料59万 6,000円の追加をお願いするものでございます。  57ページをお願いします。  議案第31号平成9年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第6号)について説明いたします。  予算の内容につきましては、補正予算の資料で説明したいと思いますので、65ページをお願いします。  収益的収入及び支出でございます。収入では、1款1項1目給水収益で水道料金の減額 395万円。2目受託工事収益で90万円の減額。その他営業収益で手数料の追加 120万円ございます。  支出では、1款1項3目の受託工事費の90万円の減額となるものでございます。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出でございます。  収入では、補償費の減額 200万円であります。これは、市道改良関連の配水管移設にかかわる補償費の減でございます。  支出につきましては、3目施設拡張費の工事請負費で 1,900万円の減額。4目の他事業関連施設整備費で、配水管移設工事費で 320万円の減額をお願いするものであります。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  次に、議案第32号平成10年度鹿角市一般会計予算でございます。  平成10年度鹿角市一般会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。  なお、平成10年度予算は、国の財政動向を踏まえながら行政改革の積極的な推進を念頭に、事務事業全般にわたる経費の節減と、地方債発行額の抑制に努めながら、総合計画との整合を図りながら限られた財源の重点的、効率的な配分に考慮し、編成してございます。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ 168億 5,694万 5,000円と定めるものであります。2項歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものであります。  債務負担行為でございますが、第2条地方自治法第 214条の規定により債務を負担することができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるものであります。  地方債。第3条地方自治法第 230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表地方債によるものであります。  一時借入金でございますが、第4条地方自治法第 235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は16億円と定めるものであります。  歳出予算の流用でございますが、第5条地方自治法第 220条第2項ただし書の規定により、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次によると定めるものであります。  5ページをお開き願いたいと思います。  債務負担行為でございますが、都市計画図作成事業で、全体事業費 9,000万円といたしまして、平成11年度、12年度にわたり債務負担をするものであります。航空写真撮影により、 2,500分の1の地形図を作成し、1万分の1、また2万分の1については、11年、12年度実施するものであります。
     次に、第3表地方債でありますが、地方債は21事業、10億 2,140万円を予定してございます。 うち、交付税算入額は5億 9,880万円、約59%を占めてございます。主なものでございますが、2番目のデイサービスセンター整備事業で、これは従来の併設型のデイサービスセンターを独立型にし、平成10年、11年度の事業実施予定でございます。10年度は用地購入造成を予定してございます。  真ん中辺の地域農業総合支援センター建設事業につきましては、パソコン等 150台等の購入費でございます。  下から3行目の農村環境基盤整備事業でございますが、これは、いわゆるモデル事業であります。小深田線、松館大里線、四ツ谷高清水線、下川原多目的施設を予定してございます。  次のページをお願いいたします。  総合運動公園整備事業でございますが、これは事業費といたしまして、補助の分が2億円、単独2億円、計4億円のうちの3億円となってございます。  一番下の住民税等減税補てんでございますが、これは現年個人分の減税分及び法人分の減税分にかかわるものでございます。  説明の都合上、歳出から説明いたしたいと思います。  26ページをお願いいたします。  1款議会費でありますが、議会費につきましては、報酬議員26人分及び職員6人分及び議会運営経費であります。  2款総務費でありますが、総務費につきましては、人件費、庁舎管理費及び地籍調査費が主なものであります。  33ページをお願いいたします。  地籍調査費でありますが、地籍調査につきましては、本年度大曲地区山間部3.67ヘクタールを予定してございます。それから、上花輪新田町地区の0.66ヘクタール、合わせて4.33ヘクタールの調査予定となってございます。〔訂正発言あり P71参照〕  その下の定住化促進費でありますが、平成3年度から7年度まで実施いたしました経過措置に伴う育児手当、奨学金、家賃助成等でございます。  41ページをお願いいたします。  選挙費でありますが、4目参議院議員通常選挙費でありますが、これは本年7月に予定しております参議院議員通常選挙の経費を計上いたしてございます。  43ページをお願いいたします。  民生費でありますが、民生費は予算全体の22.2%を占めてございます。内容につきましては、人件費のほか、身体障害者福祉、老人福祉対策等であります。在宅高齢者対策事業といたしまして、従来の併設型から独立型のデイサービスセンターの建設を2カ年にわたって実施いたしますが、平成10年度は先ほど説明いたしましたように、用地購入、造成費を措置してございます。児童福祉対策といたしましては、保育園の開所時間延長促進事業、延長保育、乳児保育の拡大と、さらには保育料の引き下げ等を実施いたします。また、結婚相談員制度を計画してございます。  54ページをお願いいたします。  4款衛生費でございますが、衛生費につきましては、鹿角広域行政組合に対する斎場、ごみ処理、し尿処理等の負担金が全体の64.4%となっているほか、人間ドック等の実施の経費でございます。  59ページをお願いいたします。  労働費でありますが、高齢者の就業促進事業といたしまして、シルバー人材センター活動費助成をしてございますが、前年度までの活動費補助金が県が連合化に伴い、直接補助されることとなったことにより、前年度より減となってございます。  63ページをお願いいたします。  農業振興費でございますが、6款1項3目19節8行目のところでございますが、担い手農業者経営安定対策事業費補助金でございますが、急激な米価の下落に対する価格差の補てんであります。県が3分の1、市が3分の1、認定農業者を予定してございます。  次に、飛びまして84ページをお願いいたします。  道路新設改良費でございますが、15節工事請負費2億 2,775万円でございますが、これは小深田乳牛線ほか市単独事業にかかわるものでありまして、小深田乳牛線ほか69カ所分でございます。下の無散水施設整備工事費でございますが、これは雪寒でありまして、六日町三日市線の工事でございます。  次に、85ページになりますが、8款都市計画総務費でございますが、13節委託料 3,000万円は先ほど説明いたしました債務負担行為にかかわる分でございます。それの平成10年度分でございます。  次に、87ページをお願いいたします。  総合運動公園整備費でございますが、15節の工事請負費3億 2,050万円につきましては、これはテニスコート、それからサブトラック、側溝敷設等、また便益施設、それから休養施設といたしましては、パーゴラ、いす、水飲み場等の工事費でございます。下の備品購入費につきましては、総合競技場用の備品等となってございます。  次に、89ページをお願いいたします。  9款1項3目消防施設費でございますが、18節備品購入費小型動力ポンプ付積載車購入費1台ほか小型動力積載車ポンプ積載車1台、小型動力ポンプ購入2台となってございます。  94ページをお願いいたします。  10款2項1目15節でございますが、これは八幡平小学校大規模改造にかかわるものであります。 屋内体育館、暖房施設整備工事費等となってございます。  次に、98ページをお願いいたします。  10款5項1目社会教育総務費8節報償費につきましては、 360万円でございますが、仮称生涯学習センター建設事業の設計にかかわる報償金を予算措置してございます。また、13節は基本設計委託料に係るものでございます。  次に、 100ページをお願いいたします。  10款5項2目15節工事請負費でございますが、これは大湯環状列石環境整備工事費でありまして、平成10年度から14年度にわたりまして工事を進めるもので、平成10年度には地形の復元、また側溝復元等でございます。  次に、 108ページをお願いいたします。  学校給食費でございますが、11節需用費の下のところに賄材料費2億 1,341万 2,000円とありますが、これは現在まで私費会計処理をしてきてございますが、透明化を図るため、公費会計として扱うものでございます。  次に 109ページ、12款公債費でございますが、公債費につきましては、起債の元利償還金と一時借入金の利息を計上してございます。  次に 110ページ、13款土地取得費17節公有財産購入費でございますが、これは公共職業安定所建設用地を公社より買い入れするものが1点でございます。それが 1,915.3平方メートルであります。  それから、定住化促進分譲地の取得といたしまして、下川原の県有地でございますが、794.45平方メートル、合わせて 4,900平方メートルでございます。なお、公共職業安定所用地といたしまして購入した分につきましては、国へ10年度中に売却するものであります。  それから、定住化促進分譲地として取得した土地につきましては、公社へ市有地もあわせて 4,900平方メートルを処分し、その後公社で処分をするものであります。  次に 111ページ、予備費でございますが、予備費は前年度と同額でございます。  7ページ、歳入へお戻りいただきたいと思います。  歳入の1款市税でございますが、市税につきましては、対前年度比 5.5%の減で計上してございます。  次のページでありますが、地方譲与税でございますが、地方譲与税の国の伸び率見込み、対前年度比等を考慮いたしまして、44%減の計上をしてございます。これは廃止される消費譲与税等の影響でダウンするものであります。  4款1項1目地方消費税交付金でございますが、これは2%増を見込んでおり、これは平成10年度から平年度化となるものでございます。  次に9ページ、地方交付税でございますが、普通交付税につきましては、平成9年度決定の95.6%の額にとどめてございます。特別交付税につきましては、平成9年度申請額を考慮し、8億 5,000万円と計上してございます。  地方財政計画では 2.3%の伸びとなっておりますが、し尿処理場の建設及びそれの事業補正等のマイナス要因を見込んだ上、普通交付税はこのように95.6%と計上しているものでございます。  次に、10ページをお願いいたします。  9款2項3目農林水産業費負担金でありますが、これは北鹿地域畜産基地建設事業費償還負担金でございまして、男沢の養豚団地6件、西ノ森団地1件分を見込んでございます。  それから、13ページをお願いいたしたいと思います。  11款2項3目2節都市計画費補助金でございますが、これは運動施設園路広場、それから便益施設等の施設分2億円の工事費の2分の1を見込んでございます。  下の方に行きまして、4目教育費国庫補助金の5節社会教育費補助金でございますが、これは大湯環状列石の環境整備事業分でございまして、環境整備事業につきまして 8,000万円、それから公有地化について 4,000万円となってございます。  次に、17ページをお願いいたしたいと思います。  12款2項5目10節農地費補助金であります。一番下の農村総合整備事業費補助金でございますが、これはほ場整備といたしまして山田地区、それから農道整備といたしまして、小深田線及び松館大里線。それから農業集落道整備といたしまして四ツ谷高清水線、及び多目的利用施設として下川原を見込んでございます。  次に、19ページ、13款1項2目1節土地売払収入でございますが、これは職業安定所及び土地開発公社に処分するものでございます。  次に、20ページをお願いいたします。  15款2項3目1節でございますが、八幡平温泉郷振興基金繰入金でございますが、これはふれあいやすらぎ事業充当分であります。  次に、23ページをお願いいたします。  一番上の学校給食費納付金でありますが、先ほど歳出で説明いたしました歳入分でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  それでは、議案第33号平成10年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ32億 3,336万 5,000円と定めたものであります。これは、対前年度比でマイナスの 1.9%であります。説明の都合上、歳出からご説明申し上げます。  1款の総務費については省略させていただきます。  2款の保険給付費でありますが、20億 8,740万 5,000円を計上いたしております。これも対前年度費では 7.4%減ということになっております。これも先ほど申し上げましたように、健康保険法の改正、あるいは被保険者が10年度 350名ほど減になる予定になっておりまして、そういう関係で医療費を減にしております。なお、療養給付費は 6.9%減、それから高額療養費は11.9%減と見込んでおります。  それから、3款の老人保健医療費拠出金でありますが、9億 3,741万 4,000円を見込んでおりますが、これは対前年度比では12.6%増と大幅に伸びております。この算出根拠は前前年度の医療費ということになっておりまして、平成8年度の医療費が算定根拠になるということで大幅にふえてございます。  それから、5款の保健事業費でありますが、10年度も今年度に引き続きましてヘルパイ事業を進めてまいりたいと考えております。それから、タートルマラソンでございますが、このマラソンそのものは大体 1,500万円ほどの事業費になりますが、開催地として 200万円ということであります。  なお、この経費すべてを国民健康保険会計で処理できるかということになりますと、ちょっといろいろ問題もありますので、一部一般会計からの繰り入れということで予算を計上しております。  歳入に戻りますが、国民健康保険税であります。これは来年度は資産税平等割、いわゆる世帯割でありますが、これは若干ふえる見込みになってございます。一方、所得割、これは米価の下落なり不況があるようでありまして、若干所得割が減少する見込みになってございます。なお、均等割、人数割でございますが、これも減少の見込みということで、10億 2,290万円を計上いたしております。  それから、国庫支出金の療養給付費等国庫負担金でありますが、9億 438万 9,000円であります。それから事務費の国庫負担金、これは今年度ゼロにしておりますが、これは国の財政改革によりまして一般財源化ということでありますから、交付税の方に算入になるということで一般会計からの繰り入れ措置をしております。  それから、4款の療養給付費交付金でありますが、退職被保険者の分であります。退職者の医療費が減少しておりますことから、対前年度比で 8.9%減ということで計上いたしております。  それから、繰入金でありますが、財政調整基金からの繰り入れでございます。2億 8,933万 7,000円を見込んでおります。なお、9年度末では5億 112万 6,000円の残となっております。  それから、一般会計からの繰り入れでありますが、これは、いわゆる福祉医療の波及分、あるいは保険基盤安定、それから職員の人件費関係、これは地方交付税等に算入されておるわけですから、ルール分として一般会計からの繰り入れをいただくということになっております。  次に、議案第34号平成10年度鹿角市老人保健事業特別会計予算であります。  54億 386万 4,000円と定めたものであります。これも対前年度比は 1.7%減となっております。  これも歳出の方からご説明申し上げますが、医療給付費であります。53億 4,144万 8,000円でありまして、対前年度比でこれも 1.7%減ということであります。  歳入でありますが、医療費交付金でありますが、これは34億 6,928万円であります。これは支払基金からの交付金であります。これも 2.4%減ということであります。  それから、国庫負担金12億 6,786万 6,000円でありますが、これは負担分の20%分であります。 それから県支出金でありますが、3億 1,696万 6,000円、これは県負担分の5%分。それから、一般会計からの繰り入れでありますが、3億 3,432万円。これは市の5%分プラス事務費等が加算になっております。  次に、議案第35号平成10年度鹿角市老人訪問看護事業特別会計補正予算であります。  歳入歳出それぞれ 1,569万 9,000円と定めたものであります。この会計は、いわゆる老人訪問看護事業を推進するための経費でありまして、ほとんどが看護婦の人件費と、また、訪問看護に要する薬剤費等の経費でございます。歳入でありますが、支払基金から交付される療養費交付金がほとんどでありまして、 1,497万 7,000円であります。それから利用者負担、ちょっと逆になりましたが、35人分の72万円と予算を見積もっております。  以上であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  私の方から、議案第36号平成10年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計予算についてご説明申し上げたいと思います。  まず、第1条歳入歳出予算でございます。歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億 8,004万 5,000円と定めるものであります。それから第2項としては、第1表歳入歳出予算によるものであります。  次のページをお願いしたいと思います。  説明の都合上、 157ページの方から説明申し上げたいと思います。  まず、歳入でございます。1款1項1目土地区画整理費負担金ということで、1億 3,615万 1,000円。これは交換金でございます。  次の2款の保留地処分金ということで、 3,500万円を見込んでおります。これは、今考えているのは一般保留地処分ということで、公売にかける部分でございますけれども、一応5区画ということで、面積的には 1,700平方メートルぐらいを計画しております。あとは付保留地ということで若干考えられますけれども、そういうようなことで 3,500万円を見ております。  次は、3款1項1目の一般会計繰入金でございますけれども、これには3億 889万 3,000円ということでお願いしております。  あと繰越金としては、存置項目ということで 1,000円見ております。その他、あと廃款、廃項、廃目ということとなっております。したがって、歳入の本年度予算額は4億 8,004万 5,000円ということになります。  次のページをお願いします。
      158ページ、歳出でございますけれども、まず1款1項1目の審議会費でございます。これについては、審議会委員の関係の10人にかかわる経費でございます。それから、審議会の選挙でございますけれども、これは平成10年12月18日が任期満了ということで選挙費をお願いしておるということでございます。  次に事業費でございます。 159ページをお願いしたいと思います。  1款1項3目の委託料 3,699万 9,000円でございますけれども、主なものについては、支障物件調査積算委託料。これは平成10年度に用地関係についてお願いしている分の調査の委託料でございます。それから、測量等の委託料 1,000万円でございますけれども、これは平成9年度中に造成等々を実施した確定測量にかかわる委託料になります。それから、 2,100万円の実施計画の精算設計委託料でございますけれども、まず第1点は、これは平成9年度で補助対象事業等がすべて終了したと。それにかかわるすべての精算設計をお願いするということで、これに 1,600万円をお願いしております。さらには、現在の事業計画は12年ということになっておりますけれども、平成10年度で見直しをしなければならないという考え方からして 500万円をお願いしておるということで、 2,100万円ということになります。  次に、工事請負費関係でございますけれども、これは道路築造関係の5カ所で 384メートル。  それから、造成工事で10区画を予定しております。面積にしては1万 6,450平方メートルを計画しております。それにかかわる経費でございます。  次に、22節の補償補てん及び賠償金でございますけれども、2億 9,776万 6,000円をお願いしておるわけでございますけれども、これについては、まず一つは、公共施設管理者負担金に伴う移転補償ということで、3件を見ております。これは3戸の10棟の3工作物、あとは立木ということでございます。それから、仮換地指定に伴う移転補償ということで8件を計画しているということ。さらには上水道の配水管移設、電気移転等、それから農業損失補償等を含めた中身になっております。  次に、2款でございますけれども、これは公債費でございます。 2,859万 9,000円ということで、元金元利となっております。したがいまして、歳出合計は4億 8,004万 5,000円となっております。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)   165ページをお開き願います。  議案第37号平成10年度鹿角市下水道事業特別会計予算についてご説明いたします。  第1条は、歳入歳出の総額でございますが、10億 9,776万 9,000円と定めるものであります。   167ページをお願いします。  歳入でございますが、主なものは1款1項の負担金でございます。これは受益者負担金であります。2款1項の使用料は、下水道の使用料であります。3款1項の国庫補助金は、下水道事業費4億円に対する補助金でございます。4款繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。5款の繰越金は、前年度からの繰越金で、存置項目でございます。  次のページをお願いします。  6款1項の雑入は、消費税の還付金と、県が実施しております街路事業に伴う公共ます等の移転に対する県の負担金でございます。  7款は市債でございます。  次に、歳出について申し上げます。  主なものは1款1項1目の一般管理費でございます。この中で、13節委託料は、下水道台帳作成及び下水道管渠内のテレビ調査と清掃並びに大湯真空ポンプステーションの保守管理委託料でございます。  次のページをお願いします。  19節の流域下水道負担金は、汚水処理に対する負担金でございます。  2目の事業費でございますが、13節の委託料は実施設計並びに土地調査の委託料で、地域下水道の負担金は6億 2,640万円に対する負担金でございます。  22節は水道管等支障物件の移転補償費でございます。  2款は公債費。  3款は予備費でございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)   177ページをお願いいたします。  議案第38号平成10年度鹿角市農業集落排水事業特別会計予算であります。  第1条の予算の総額は、歳入歳出それぞれ 9,534万 4,000円と定めるものであります。第2項の予算の款項の区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものであります。  第2条の地方債は、第2表の地方債によるものであります。   179ページをお願いしたいと思います。  歳入の1款1項1目農業集落排水費県補助金。これは事業費 8,200万円に対し、50%を国の方から交付になります。県の方からは15%。なお、事務費としまして、国の方から1%相当交付になります。  それから、2款は一般会計からの繰入金であります。  4款は起債であります。   180ページをお願いします。  歳出の1款1項1目事業費でありますが、人件費のほかに10年度の事業費でございますけれども、主なものは13の委託料でございます。実施設計の委託料、測量委託料、地質調査委託料。こういったものでございまして、これらはいづれも一定のルールによりまして、よ掛かり等を積算したものでございます。  それから、工事請負費は 560万円。公有財産購入費は、終末処理場の用地としまして約 1,500平方メートルほどでございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)   185ページをお願いします。  議案第39号平成10年度鹿角市簡易水道事業特別会計予算についてご説明いたします。  第1条は、歳入歳出予算の総額でございますが、歳入歳出それぞれ 7,592万 4,000円と定めるものであります。   187ページをお願いします。  まず歳入でございますが、主なものは1款の使用料及び手数料で、この大部分は水道使用料でございます。  3款は繰入金でございますが、これは全額一般会計からの繰入金でございます。  次のページをお願いします。  歳出でございますが、1款1項1目一般管理費は、人件費一人分と集金等の委託の経費であります。  2目の施設管理費は、四つの簡易水道施設にかかわります維持管理費用であります。  次のページですが、2款の公債費は起債の元利償還金であります。  次に、 194ページをお願いします。  議案第40号平成10年度鹿角市上水道事業会計予算についてでございます。  内容につきましては、予算の資料で説明させていただきますので、 212ページをお願いします。  まず、収益的収入及び支出の収入でございますが、1款水道事業収益は5億 3,970万 8,000円であります。この主なものは1項1目の水道料金であります。2項の営業外収益では、預金利息と雑収益であります。  次のページをお願いします。  支出では、1款水道事業費用5億 3,677万 6,000円であります。1項1目の源水及び浄水費は、花輪、十和田浄水場にかかわる職員人件費分と管理費用であります。2目の配水及び給水費は、配水管、配水池等の施設の維持管理費用と、これにかかわります人件費でございますが、13節委託料は、管路図の作成、漏水調査、修繕料等でございます。   215ページをお願いします。  3目の受託工事費 1,590万円ですが、これは他事業関連に伴う給水装置の受託工事費であります。  4目の総係費は、事務管理にかかわります費用でございまして、主なものは人件費4人分と集金、検針委託13人分等の経費でございます。  右のページですが、5目の減価償却費1億 4,373万 5,000円でございますが、これは平成10年度の分の固定資産の減価償却費でございます。  2項の営業外費用1億 3,276万 6,000円でございますが、これは企業債利息と消費税等でございます。  3項1目の固定資産除却損 500万円は、配水管移設等によりまして生ずる除却損であります。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出の収入でございます。  1款の資本的収入では、1項補償費 2,930万円の主なものは、公共下水道にかかわります補償金 2,500万円等であります。  2項1目の国庫補助金 275万円は、砂子沢ダムにかかわります負担金の2分の1の補助金であります。  3項の企業債でありますが、これは配水管の整備、老朽管更新等の起債でございます。  4項の出資金は、一般会計からの出資金でございまして、老朽管更新事業と砂子沢ダムにかかわる分でございます。  次のページですが、資本的支出でございます。  総額4億 7,670万 7,000円でございますが、主なものは2目の設備改良費 7,940万円でございます。これは浄水場の計器類の取りかえが主なものでございます。  3目の施設拡張費でございますが、これは人件費一人分と、大湯中通り東町線の配水施設の拡張工事費ほかの拡張工事費分であります。  次のページをお願いします。  4目の他事業関連施設整備費 5,830万円でございますが、これは、主なものは下水道関連が 5,000万円を占めております。5目の水源開発事業費 550万円ですが、これは砂子沢ダムにかかわります負担金でございまして、事業費総額5億円に対して 1.1%の措置でございます。  2項は起債の償還金でございます。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ただいまの説明の中で、総務部長から字句等の訂正の申し出がありますので、これを許します。総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  議案第32号の平成10年度鹿角市一般会計予算の地籍調査の説明の中で、単位を私、間違いまして、ヘクタールと説明しましたが、平方キロメートルに訂正をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けますが、議案件数が多いので、質疑はある程度に区切って進めてまいりたいと思います。  まず、議案第3号の1件を。次に、同じく議案第4号の1件を。次に、議案第5号から議案第7号までの3件を。次に、議案第8号から議案第11号までの4件を。議案第12号から議案第16号まではそれぞれ1件ごとに。議案第17号及び議案第18号の2件。議案第19号から議案第21号まではそれぞれ1件ごとに。議案第22号及び議案第23号の2件を。次に、議案第24号の1件。次に、議案第25号の1件を。これは平成9年度の一般会計補正予算であります。次に、議案第26号から議案第31号までの6件を。これは平成9年度の特別会計補正予算であります。次に、議案第32号の1件を。これは平成10年度の一般会計予算であります。次に、議案第33号から議案第40号までの8件。これは平成10年度の特別会計等の予算であります。  以上、19回に分けて質疑を受けたいと思いますので、特段のご協力をお願いいたします。  これより、質疑を受けます。  まず、議案第3号鹿角市過疎地域活性化計画の変更について質疑を受けます。  質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第4号土地改良事業の施行について質疑を受けます。質疑ございませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第5号市道路線の認定について、議案第6号市道路線の廃止について及び議案第7号市道路線の変更についての3件について質疑を受けます。質疑ございませんか。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私から、議案第5号についてひとつ確認しておきたいと思います。  この議案第5号の市道認定の関上神社支線の件なんですが、これの幅員延長は幾らになっておりますか。これは、国調の時点で非常に問題があった場所なんです。そうしたいざこざがなくなったのかどうかと。ひとつ後でいざこざが起きると大変ですから、その点を確認しておきたいと思います。  以上です。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  認定の関上神社支線の件でございますけれども、延長は78メートルとなっております。幅員は4メートルということで、改良工事ということで、問題点はないものと思っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒澤一夫君。 ○5番(黒澤一夫君)  市道に関してですけれども、通常市民からも市道の舗装または除雪等で大変日常要望が多いわけです。これらを認定並びに変更するということで、今後そのような市民の要望にこたえられないという状態が発生すれば大変なことだと思います。そういうようなことが予想されないのかどうか。  それからもう一つは、行きどまりの市道で、かなり市民から通り抜けにしてもらいたいというような要望も多いわけですけれども、これらについてはそういう場所がないのかどうかお尋ねします。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  第1点目の市道認定の関係については、私どもは、要するに編入の基準に関する要綱等をもって一応基準を定めております。したがいまして、そういう要望がありますと、こういうようなことということ、もちろん事情を十分聞いた上での対応をしておりますけれども、そういう方法で事務的に手続しながら進めておるということでございます。  それから、今の認定されている3路線の関係については、行きどまりはないのかということでございますけれども、ございません。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。            (「意味が違うのではないか」の声あり)  暫時休憩いたします。                午後2時22分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                午後2時23分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  どうも大変すみません。私の3路線に限ったということの考え方の答弁でご迷惑をおかけしました。行きどまり等の絡みについても、正直言ってご相談を受けておりますけれども、今そういうことで前につくった要綱等を今、一応改正という考え方で進んでおります。ということは、やはり小規模開発といいますか、そういう関係で住宅関係がございます。それ等についても、用地関係を寄附しますのでということで来られますけれども、それは正直言って行きどまりということで、特に除雪関係等になりますと当然そこではブルとかいろんなドーザーとか入っていって、やっぱり回転できるような場所でなければならないということも懸念されていることになっております。そういうことで、かなりそういう関係についての課題は残っておりますけれども、そういうことでひとつ進めていきたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第8号鹿角市特別会計条例の一部改正について、議案第9号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて、議案第10号鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて及び議案第11号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについての4件について質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  議案第8号の特別会計条例の一部改正でございますが、これは議案第10号と関連しますが、別々に付託されておるという関係から、この際ここで確認をしておきたいと思いますが、この事業はその必要性が認められながらも公共下水道事業がある程度軌道に乗るまで待たされた事業でありまして、今回事業着手は大変喜ばしいことであります。  そこで二、三点確認しますが、まず一つは、本事業は文書等で採択が正式決定されたのかどうか。これを確認したいと。  それから、必要な用水の確保というのは見通しが立ったのかどうか。  それから、さらには本事業地区は一時小豆沢、大里、玉内を主軸として指導されたことはありましたが、その取り扱いはどうなったのか。この3点についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  採択に当たって文書でということでありますが、正式な文書ではまだいただいておりませんが、非公式には内諾をいただいたものであります。  それから、用水の確保でございますが、これは今までの調査の時点では十分水の確保はできると判断されております。  それから、小豆沢のほかに玉内、大里分についての質問でありますが、この関係につきましては、やはり大里、玉内につきましては、関係者の皆さんの熱意と言いますか、そういったものがどうしても小豆沢に比較しましてまだまだという感がありまして、いろいろ協議は重ねてまいりましたが、今回は小豆沢の区域と限っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  今、文書では正式にはないけれども、非公式にはあったということですが、ただこうして特別会計まで設けることが、もしこの後6月、7月になって事業費の配分がないということになった場合、これは大変なことじゃないかなと思うわけです。そこら辺、十分自信があればそれで結構です。  それから、大里、玉内、関係者の熱意云々ということでございますが、そうしますと、この両地区は今後どういう指導の仕方をするのか。そこら辺を確認しておきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  小豆沢を対象にした工事、いわば終末処理場の能力範囲が小豆沢の処理する範囲にキャパシティが決まってまいりますので、したがって大里、玉内につきましては、そういうふうに急になった場合には別個にそういった取り扱いといいますか、事業を起こさなければならないのではないかと考えております。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第12号鹿角市監査委員に関する条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第13号鹿角市市史編さん委員会条例の廃止について質疑を受けます。質疑ございませんか。小田切君。 ○4番(小田切康人君)  市史編さんの編集が終わったということでこの条例の廃止になるようですが、大変なご苦労をされて編さんされてきたわけですが、実際につくられた市史が、聞くところによると大分残っておるような感じを聞いておりますけれども、この辺は第1巻から第5巻まで大体どのぐらい在庫というか、そういうものが残っておるのか。ちょっとその辺お尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  市史編さんの残部数でございますけれども、第1巻の場合が 255冊残っております。一番多く残っておりますのは、第2巻の下でございますが、これが 1,086冊。全部合わせまして、第5巻までですが、 4,363冊でございます。これにつきましては、その処理についてですが、これは既に提供する施設等にはほとんど提供してございます。それで、第1巻は買ったけれども第2巻は買っていないという人もございます。それらを全部できるだけ調査をしてございます、わかる範囲で。その人方に個々に当たりながらさばいてまいりたいと考えてございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  小田切君。 ○4番(小田切康人君)  私も昔、本を出した経験がありまして、この手の本は非常に売るのが難しいと。それで大変難儀されるわけですけれども、ただ、いかんせんかなりの数が残っておりまして、やはり販売努力というのは、大変努力しながら販売していかなければならないかなと思います。  それからもう一つ。これだけの本をつくりまして、市民や関係団体から非常に貴重な資料とかいただいておると思いますが、古文書やらそうした収集した資料なんか管理保管状況はどういうふうになっているのか。それから、今後利活用できるものか。その辺をちょっとお尋ねをしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  ご心配していただいております市史編さんに当たりまして、提供していただきました資料でございますが、これは現在資料につきまして、主にお借りした物についてはコピーをしまして、スチール製の缶と言いますか、保管箱をつくりまして、それに入れて保管してございます。これは、大きさにつきましては、40センチメートル、40センチメートルの70センチメートルのスチール製の箱で、これは20缶ぐらいございます。それ等につきましては、市役所の方へ保管したいと。また、そのほか現在の市史編さん資料の後のところに行けばたくさんの資料がございますが、できるだけ早い機会に耐火のところへ移したいということで、一部十和田図書館の倉庫、また市役所の3階の一部をお借りしたりして移してございますが、まだ実は人と一緒に移っていただきたいと考えておるわけですが、ちょっと言葉なんですが、なかなか今まで腰を据えたところから、建物は古いわけですが、離れ難いようなものが実際にあるわけです。できるだけ整理をいたしましてそういうところに移りたいと。具体的に申し上げますと、2階の第9か第10の会議室の一部のところに移したいということで作業は進めてございます。
    ○議長(佐藤洋輔君)  小田切君。 ○4番(小田切康人君)  今後、市史の資料編の発行は継続していくか。それ一つだけ聞いて終わりにします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  市史には直接使わなかったんだけれども、貴重な資料がたくさんございます。また、解読が進んでいないのもございます。そういうのも合わせまして、年に1冊ぐらいの市史編さん資料の発行を今後してまいりたいと考えてございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第14号鹿角市職員定数条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  簡単にお尋ねしますが、今回10名を減員するという条例のようであります。ただ、この場合、市長部局の場合は 318人から 313人の5人を減員すると。それから、教育委員会部局の場合は、75人から70人にして5人を減らすと。こういう先ほど説明があったわけですが、比率から言っても教育委員会の減員はすごく多いと感じるわけですが、何か機構改革か何かやって、どこかの課を一つなくしてしまうとかそういう構想があるのであれば仕方がないと思うんですけれども、その辺の中身についてお尋ねをいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  ご質問のとおり、率からすれば3倍以上、4倍ぐらいの率となってございます。ただ、教育委員会の場合、現在職員である用務員等が退職した場合については、臨時の対応をしてございます。今後当分の間はそういう状態を続けざるを得ないような状況となってございます。そういうふうな状況から、そちらの教育委員会の方を若干そういうことも勘案しまして、率からいけば多くなっているという状況でございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  今、部長が言われたの、これは重大なことだと思うんです。校長だって用務員だって必要な職員なんです。そうでしょう。だから、用務員がやめた場合は臨時で措置してもいいのだという発想が困るんです。私は庁舎の用務員と学校の用務員は違うと思うんです。  事と次第では教頭さんの次だとまで言われているんですから、仕事の量は。必要度も。それで何回か私も教育民生委員会でいろいろその点のことをお尋ねしているんですけれども、そういうことで人事が市長の調整権にある。予算の調整権もそうです。教育委員会の意見も聞かないでそういうことをばちばちと決める。多分今回は聞いたものだと思うんですけれども、内部調査していると思いますけれども。そういうような発想で対応されるというのは困るんです。ですから、もう一度お伺いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  確かに奈良議員のとおりだと思います。  ただ、しからば現在の用務員さんがやめた場合、それを職員として全部採用していけるかということを言われますと、どうしてもそういう状態には現在ないわけでございます。ただ、現在こういうふうに定数を順次削減してきてございますが、モデル事業からいけばクリアしているんだけれども、類似団体からいけば今もう少しのところだと私は理解してございます。ただ、それをいつまでも減というわけにはいかないのではないかと。やはりそれなりの行政事務需要というのも横ばい、もしくは右肩上がりになってきて、新しい需要もあると思います。ただ、今の段階ではちょっともう少し右肩が下がっていて、ある程度になれば、そういう段階でそういうふうな全体の視野に立った検討が必要ではないかと私は考えてございます。大変おしかりを受けるかもしれませんが、今の段階ではそういうことで行かざるを得ないということをご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  あえて議論する余地はないんですけれども、今の段階でやむを得ないと言われればそれまでです。ただ、用務員だからいいのだという考え方はなるべく改めていただきたいと。特に教育機関の人というのは、そういう用務員なんていうのは機械にのせて人を減らすとか、機械にのせられる業務量でないわけですから、そういうようなことはきちんと考えていただいて、やっぱり現場をある程度重視していかないというと行政が成り立ちませんよ。市長に対する批判が大きくなってくるわけですから、その辺を考えていただきたいと思います。  終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第15号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。石川君。 ○1番(石川 徹君)  15号に関してですが、私も今、青少年問題協議会という委員の立場から、先ほど人勧のベースアップ率に乗ってというお話があったわけですが、何かこれを見たら、一律 200円プラスというような感じを受けたわけですが、やはり会議の回数であるとか、頻度ですか、それに応じてやはりここは昇給しなくてもいいというか、しなくてもいいと言えば言い方がおかしいですが、ここはもう少しこのくらいというようなめり張りがあってもよかったんじゃないかなという私は考えがあるんですが、そこについての説明をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  確かに日額の場合は、今まで 4,800円から一律 200円値上げでございます。確かに青少年問題、またそのほかの立場になって考えればもう少しという点もあろうかと思います。ただ、そういう中で全体的な視野に立って考えた場合、今までの 4,800円を一律に 200円アップにしたいという考え方からそういうふうになってございます。  ただ、これは日額でございますので、そういうふうにうんと頻度がもし高いのがあった場合は、月額とかそういうふうなことも今後は考えていかなければならないのではないかなと考えてございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第16号鹿角市市税条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第17号児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について及び議案第18号鹿角市児童館設置条例の一部改正についての2件について質疑を受けます。  質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第19号鹿角市農業総合支援センター条例の制定について質疑を受けます。質疑ございませんか。黒澤一夫君。 ○5番(黒澤一夫君)  ここの別表に料金表示しておりますけれども、この建設の説明をいただいたときは、興行なり営利というような説明はなかったと思います。これについては、どういうことを想定しているのかをひとつお答えをお願いします。  それから、料金表示をしておりますけれども、ちょっと私、料金となれば高い、安いというのか、こういう議論にもなるわけですけれども、中についてどのような機材なり装置があるのか。  これらもわからない状態でございます。これらについては、図面なり器具備品の内容、それから、レイアウト等をありましたらご提示をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部次長。 ○産業振興部次長(木村久男君)  黒澤議員の質問にお答えしたいと思います。  この条例は先ほど申し上げましたとおり、山村開発センターのものと同じというような考え方でやったわけですが、この中で興行とか営利、この関係の考え方ですが、例えばこの中に設置されますのは、例えば料理の加工実習とか、パソコンの情報化研修室等があります。そうした場合、そうした機器のデモンストレーションとかそういったものが入ってくるのではないかという考え方でおりました。  以上でございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後2時44分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後2時45分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  この施設の機能としましては、農業情報を提供する機能、その中には気象情報。もう一つは農地の高度利用を可能にするための情報の提供。もう少し具体的に申し上げますと、各農家のいわば所有地がどこにあるのかと。そこが今耕作されているのかと。あるいはどなたかに貸付されているのかと。そういったものが、いわばパソコンの中から図表化されて出てくるという機能を持ち合わせております。それから、さらには農産加工の実習施設として機能を持っております。中身としましては、ジャムとかジュースの加工、あるいは瓶詰とか缶詰の加工、さらには鮮度を保った野菜の乾燥の実証としての施設といったものが機能的に含まれております。なお、施設の管理といたしましては、山村開発センターとこの支援センターは一体的に管理をしていくと。いわば使用もしていくという考え方でおります。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒澤君。 ○5番(黒澤一夫君)  その話は最初の建てる前に伺っております。  料金的にも高い、安いとなるというのは、やっぱりある程度こういう施設があると。だから、どのぐらいの料金をいただくとかというような資料がなければ、例えば私はこれは安いんではないかと。これはサービスにしてもいいのではないかという議論もできないということです。ですから、そういう機材なり備品、またレイアウト等、これ面積で 100平方メートルを基準に料金設定していますけれども、果たしてそれがいいのかどうなのかというような考えもありますので、その辺の資料を後でよろしいですので、お願いをいたします。 ○議長(佐藤洋輔君)
     産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  この条例に基づいて管理規則とか要領とか定めますが、今までの山村開発センターの使用状況からしまして、ほとんどが農業の関連でもってこの施設を使うという場合にはほとんど無料扱いになっています。ここで出てきます興行とか営利を目的とするという場合は、たまたまその施設があいている場合にあそこでいろいろな催しがあるわけですが、どこかの会社などで借り上げしてやる場合もあるわけですが、そうした場合だけには料金をいただいているということで、大方の団体とか、あるいは個人の場合であっても農業関係で何か研修をしたいという場合には、ほとんどこれまでも料金をいただいてきておりませんので、これからもいただかないという考え方になっています。 ○議長(佐藤洋輔君)  岩船君。 ○16番(岩船正記君)  私からも、ただいまの黒澤議員の質問とちょっとかち合うようですけれども、お聞きしたいと思います。  例えば、料金が設定になったわけですが、私はこの料金設定を見ましてはっと思いました。ということは、この設定の仕方は、単なる談合室とかいろいろな施設を使う設定の仕方のようだなというふうに感じました。実は、これはつくるときに、やはり先ほど説明では若干お聞きしましたけれども、特産品とかいろいろな農村加工品とかという器具機材を入れまして、そういう物をつくり、また開発をするのだという大変高い意欲のもとでつくられた経緯があるわけです。それについては、器具機材の使用料とかそういうのは全然入っていないと。単なる談合室を貸すのだという建物ではないかなというので私は不思議に思ったわけです。その点について、もう少し使用する場合に、農家の主婦、仮にそういう加工業者が使用する場合はどの程度の器具機材が入るのか。もっと具体的に説明していただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  器具といたしましては、先ほど申し上げましたように、ジャムとかジュースとか瓶詰、缶詰、こういったものが加工できる、そういったものが設備されます。それから、それを利用しての研修といいますか、そういった場合にはもちろん料金はいただかないわけでありますが、たまたまこの施設をある農業団体以外の方が利用される場合と、もしそういったことがあるとすれば、そのときにはここに定めている、利用する際にたまたま私どもの方の勉強といいますか、そういったものになるのであればそれは料金はいただかないということになるかと思いますが、ただ、ある程度営利を目的として使うということになりますと、ここに定めている料金をいただくということになろうかと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第20号鹿角市農村公園条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  たった1点だけ簡単に。  この条例の中に、農村公園管理組合に委託するとありますが、その農村公園管理組合の内容をひとつお知らせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  具体的には、大変申しわけありません、どういうふうな構成になっているかは、本当に具体的なことはちょっとわかっておりませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後2時51分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後2時52分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。  15時10分まで休憩いたします。               午後2時53分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後3時11分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  大変申しわけありません。お答えいたします。  山根の農村公園につきましては、四ツ谷集落、長者久保集落、これがまず一班と。それから、上芦名沢、それから下芦名沢。高清水。班が四つに編成されております。なお、それぞれから3人の方々が選出されまして、なお管理に当たりましては、3カ月ごとに交代して管理をしているということになっております。なお、大地平の農村公園につきましては、小豆沢集落に管理をお願いしているということで、小豆沢集落では役員の方々がこれに当たるという予定になっております。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第21号鹿角市都市公園条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  それでは、議案第21号についてお尋ねをいたします。  三つほどお尋ねをしたいと思います。  一つは、この都市公園条例をよく見てみますと、管理に関して必要なことを定めているように思われます。このたび総合運動公園の総合競技場ができたということによって条例の一部改正がなされたと思いますが、その内容が第8条でもきちんとしておりますけれども、ところで、この公の施設が設置されたという、基本的には設置条例がなくても、運用面だけの条例でいいのかなという気がしてならないわけです。確かに総合運動公園全体の設置はまだされておらないわけですけれども、しかし、市民に利用させる公の施設が運用の面だけあって、設置がなくても差し支えないのかどうかということが一番私の思っていることと違うなという感じがしてならないわけですので、その辺の見解が一つ。  それから二つ目は、都市公園に基づいて設置される総合競技場の建設の趣旨は、言ってみれば補助とか起債とかの関連は建設省に所管する、縦割りからいけばそういうような性格のものだと思うわけであります。そうしてみますと、主に、例えば保健体育とか社会体育とかと、そういった面を所掌しております財団法人のスポーツ振興事業団に管理委託をするというようなことは差し支えないのかなと。はっきり申し上げれば、これらのことに関しては、我々委員会については、教育委員会のスポーツ振興課長がいろいろ説明しているというような中身を持っておるものでありますから、何か縦割り行政の範疇からすれば、委託する方向が本当にこれでいいのかなという危惧があります。果たして馴染むのかなと思うわけですので、その辺はいかがかなと。  あわせて、この後において、スポーツ施設、例えばテニスコートであるとか運動広場であるとかと、そういったものがまたできてくるわけですから、その場合は、何かこの前のお話だと、それは委託はしないで課の方が直接所管するとかというようなお話もあったように思うんですけれども、そういうことについての展望はどうなのかなということが二つ目であります。  それから三つ目は、第18条に使用料の収受の内容と、管理委託交付金との関係を書いております。その中で入場料を徴収する場合の(ア)は、競技に利用する場合の内容について書いております。  ただ、この場合は入場料を徴収する場合の中では、入場料、会費もしくはこれらに類する料金を徴収する場合をいうとあるんですけれども、この辺の具体的に考えていることは何なのか、ちょっとわかりにくいのでお尋ねをしたいと思うわけであります。  以上、3点であります。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  まず、この公園条例の関連でございますけれども、一つは、都市公園等整備緊急措置法及び都市公園法の一部改正による法律の施行ということで、その中の都市公園の設置ということでは公園法の第2条の2の規定によって管理することとされるということを含めて、第9条に掲げる事項を公報その他所定の手段によって公告することによって設置されるものという一つの公園法に基づいた規定があります。そういう形の中で、ここに管理面の条例の一部改正という考え方でおります。  それからもう一つは、要するにこの補助金体系という形の中では、建設省主管ということのようですけれども、いわば保健体育だからということもありますけれども、考え方としては、競技場というのは体育施設というとらえ方をしております。そういうことで、競技場に対する管理をスポーツ振興事業団に委託をお願いしていくのだということです。  周辺についての樹木、いろいろないわば修景施業等で植栽されたいろいろな樹種がございます。それ等については、やはり現課の方で一応管理していくという今の予算の方でお願いをしておるということでございます。  それから、今後の形の中になるわけですけれども、テニスコート、それから運動広場ということで、運動広場というのは早く言えば、サブグラウンドという考え方でこれから整備していくわけですけれども、そういうふうになるわけですから、それ等についても今後はやっぱりスポーツ振興事業団の方にお願いしていきたいという考え方でございます。  それから、備考欄のところのとらえ方の入場料を徴する場合等ということがありますけれども、これについては、具体的なこと、例えばということになるわけですけれども、いろいろな一つの野外総会等々が催されるようなこともあろうかと存じます。そうした場合においては、そういう形の中での入場料を徴収する場合ということのイの方のその他の催しということ。それから、アの場合においての入場料というのは、今後例えばラグビーなりサッカー等のできるような施設になっておりますので、そういうふうなプロ的なサイドのものでやはり持ってきた場合においては、当然そこでは入場料を徴収しないと、ということになりますので、そういう面のことを考えた内容でこういうふうに区分をしておるという考え方ですので、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  1点目ですけれども、今部長のお答えも私の言っていることも、公園の管理に必要なことについてうたっているのだということについては、私もそう思ったんです、これをずっと読んでみて。部長もそういうお答えですし、それはそれでいいと思うんです。ただ、設置条例は物があって、それを管理運営するための運営条例があるというように解釈すれば、設置されるものがきちんとしておらなくてもいいのかなという気がするわけです。何か私もちょっと資料を見てみたら、やっぱり公の施設というのは設置条例が必要だというように、あっているように思えるわけです。ただ、先ほども言ったように、運動公園全体がまだできていないから、ここだけまず最初使って、管理運営の面で使って、やがてできれば設置条例をきちんとつくるのだというようなことになるとすれば、何か附帯決議みたいな附帯した何かを確認しておかないとならないのではないかなと。  特にこの中身を見ますと、第8条の別表には、公園名、それから有料公園施設の名称、総合競技場ときちんとうたっているんです。ところが、所番地が全然入っていない。そんなことを見ると、やっぱり基本になるのは設置されて、それから運用だというようになるのが正しい扱いではないのかなと私は思うわけです。もし私の考えが間違っていれば、ここら辺で間違っているよということをお教えいただきたいと。  それから2点目の関係は、スポーツ振興事業団に委託するということは、仕事の性格上一番適切なことかなと思います、私も。思うわけですけれども、本当に差し支えないという確認がどこかできちんとされたのかどうかということをお聞きしたかったのです。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  お答えします。  公園の設置ということですけれども、これは要するに昭和51年10月21日の建設省の都公緑発の第 147号の関係の通達の中での都市公園の設置というのは、先ほどちょっと申し上げたような対応の仕方で所定の手段によって公告することによって設置されるものとするという項目があるものですから、そういうことを適用させていただいておるという形でございます。  それから、2番目のスポーツ振興事業団に、要するに競技場を委託することについて果たしてどうかということのようですけれども、私は大丈夫という考え方で今回この条例をお願いしておるような状態でございます。  終わります。  (「私はどこかで確認したのかということを聞いているわけです。それから、この設置条例の関係も、やっぱりどこかで確認か何かしておかないと、あなたの解釈だけではちょっと……」の声あり) ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  スポーツ振興事業団に、要するに委託するという、事前にはいろいろとそれなりの教育委員会の方との協議をしながらこういう条例をお願いしておるということです。ただ、県の方とか国の方に確認したかと言いますと、私そのものは確認しておりませんけれども、そういう見解でおりますけれども、大丈夫という見解でおります。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  ただいまの奈良議員の公の施設としての設置条例の是非の質問でありますけれども、私もこれは公の施設だと思うんですね。今まで公の施設については、設置段階で設置条例を提案する。あるいはまた完成してから提案すると。この二つの方法があったわけでありますが、しかし、今回の総合運動公園というのは非常に長い年月でやる事業ですから、私は恐らく全部が完成するまで設置条例は出さないのではないかと考えておったわけですが、しかし、今部長の説明を聞くと、建設省の通達でもってそれはいいのだということですが、それはやっぱりこれは公の施設であるかどうかと。そこの認定をひとつしっかりしてもらいたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後3時25分 休憩
    ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後3時27分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  まず、自治法上の公の施設の設置、管理及び廃止ということで、第 244条の2にうたっておるわけでございますけれども、これ等の関連から持っていきますと、ここの施設及びその管理事項は条例でこれを定めなければならないということになっておりますけれども、この中で……、すみません、 244条の2の2項のところには、普通地方公共団体は条例で定める重要な公の施設のうち、条例で定める特に重要なものについては、これを廃止し、または条例で定める長期的かつ独占的な利用をさせようとするときは、議会において出席議員の3分の2以上の者の同意を得なければならないということ。3項、4項といろいろうたってありますけれども、3項のところでは、条例の定めるところによってその管理を地方公共団体が出資している法人で政令で定める者または公共団体、もしくは公共的団体に委託することができるという形の中でのとらえ方をしておるわけでございます。そういうことからして、先ほど私が冒頭申し上げた設置ということから判断しますと、先ほど申し上げたように、まず都市公園法第2条第2の規定により、都市公園を管理することのできるもの、例の第9条に掲げる事項を公報その他所定の手段によって公告することによって設置されるものとするという建設省都市局長の通達で出ておるということからしていきますと、今回の管理条例という形の中で対応しても差し支えないという判断をしております。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後3時30分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後3時34分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。大里君。 ○12番(大里恭司君)  今、都市建設部長が都市公園法を言ったけれども、その前に都市計画法があるんです。それで、都市計画法の第3条か第4条に都市施設とある。その都市施設は、都市公園とか下水道とか公民館とか病院とかいろいろなものがあるわけですね。そして、この都市計画法から細分化されていったものが都市公園法なんですよ。ですから、都市計画法の第4条だか第3条だか忘れたけれども、その中に都市施設というのがあって、やはり都市公園も入っているわけ。それでこれは設置条例を設置したということにしなければいけないんです。そして、設置して都市計画審議会にかけなければいけないのね。そして初めて利用できるんです。だから、そこをやらないで、都市公園法でやっているからおかしいんです。  だから、今まで都市計画審議会でやっているのは、例えばいろいろな施設をつくるでしょう。 必ず都市計画審議会をやって、そこの区域を入れているわけですね。ですから、総合運動公園もここに都市公園としてある以上は、都市計画法からいかなければいけない。そして、そういう順序を踏んで、そして細分化されたその運用面に関しては都市公園法に入っていくわけですよ。だから、それをやらない限りはだめですよ、これ。  終わります。答弁要りません。 ○議長(佐藤洋輔君)  助役。 ○助役(佐藤秀朗君)  私どもの不勉強で非常に申しわけないんですが、今のことをもう少し整理した上で当該委員会でご説明申し上げたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  大信田君。 ○21番(大信田喜一君)  今の助役の話なんですけれども、さっき大里さんが言われたように、都市計画審議会にもかけないで担当委員会にかけるということについては、これはやぶさかではないと思うんですけれども、順序としては、やはり都市計画審議会の中で十分論議をして、一応の方向を見出し、さらに本会議でそれなりの説明をしながら委員会に付託するというのでは話はわかるけれども、ぼんと飛んでしまったらわけがわからなくなってしまうんでないですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  助役。 ○助役(佐藤秀朗君)  だから、今申し上げましたのは、その点も含めて、もしそういう必要があるとすれば、そういう手続は当然とらなければいけないわけですから、その点も含めた話と理解していただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後3時37分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後3時52分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第22号鹿角市水道料金及び手数料条例の一部改正について及び議案第23号鹿角市簡易水道条例の一部改正についての2件について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第24号鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第25号平成9年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)について質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  補正予算の19ページ。  この歳出の財産管理費の19節に分収林収益交付金というのがあります。 403万 5,000円。先ほど総務部長のご説明では甘蕗の云々というお話があったわけですが、この分収林の場所、それから何カ所かあると聞きましたので、それの交付先、金額。それと若干トラブっているところがあったのではないかなと思うが、その辺の解決を見たのかどうか。まずそこをお伺いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  19ページのここの分については、甘蕗及び柴内山にかかわる分でございます。奈良議員からの質問の事項に該当するところが前者の甘蕗の件だろうかと思います。この件につきましては、県行造林として昭和24年12月20日付の契約になっておりまして、これは皇紀2600年記念ということの県の県行造林でございます。この場合、地上権を設定いたしまして、いわゆる県と旧花輪町との分収契約となっております。これは5割5割に分けると。そして再分収契約してございます。再分収契約は、旧花輪町の契約書そのものですけれども、町が5割のうち7割、それから地権者の方が3割というふうになってございます。今年度県ではこれを伐採を始めておるわけですが、その分収する段階になって、こちらの甘蕗の方から再分収についてはおかしいと。その割合を見直していただけないかということで再三にわたって協議してございます。  ただ、市といたしましては、県との契約及び再分収契約に基づいて処理すべきであると考えておるわけです。ただ、甘蕗としては、いや、そのうちある部分は従来からの私たちの土地であるためにそれは見直すべきだということで平行線をたたどって現在はございます。それで、私方は話し合いの中では、再分収の7、3というのを公に覆す、なるほどなというのが出てくればそれによって見直すべきではないかという考え方に立っていろいろ検証をしてきたわけですけれども、それに至らなかったという事情がございます。  以上です。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  いずれ、これ、総務財政委員会で詳しく協議されるものだと思いますので、私が聞いている範囲のことをちょっと申し上げて参考にさせていただきたいと思うわけですし、それからお尋ねもいたします。  というのは、確かに今部長が言われたように昭和24年に県行造林として行ったということで、当時13町歩、3万 9,000本かの木を植栽したということのようであります。これは去年10月ごろに伐採したようですけれども、50年か幾らたって伐採したようでありますけれども、実はこの上花輪の農業法人の方々が所管している山との兼ね合いがあるものですから、去年の6月ごろから市長に対して、契約内容がちょっと事情が違うので検討していただけないかということを協議をされている。しかも県に対しても9月に協議していると。県は、当時は花輪町のものだから、市の方で決めてくださいと言われてきていることのようでありますけれども、いずれ管財の係には8月21日に行って協議をしていると。以来、何回か協議されているようですが、その話の調整ができないので弁護士を通じて上申書が出されていると。これがまとまらないと当然訴訟に及ぶというところまで来ているやに聞いているわけです。私の聞いたところによりますと、昭和24年にやったのは、甘蕗94の番地が契約書の中にあると。しかし、そこは3町歩だけだと。それ以外に10町歩、これは部落の人方が持っている。全体で13町歩の中の事業であったと。もしそうであるのであれば、甘蕗94のところだけ切って、こっちの方は切らなければよかったのではないかという論も成り立つわけですが、部落有の方がはるかに3町歩と10町歩ですから、10町歩の方が多いわけですから、そういうようなことで、これなら昔は変な契約したものだなということで、この人方が当時花輪町で担当した人方に聞いて歩いているんですね。聞いて歩いたら、たしか一応町のものとして出してくれというようになったように気がしておると。ですから、契約書の裏に添付している図面は、甘蕗94とかにみんななっているんです。これは公文書を偽造しているわけです、その時点で。ないものをあることにして出しているわけですから。ですから、そういうようなことを聞いてみると、あなた方も言われたときに場所に行って、ここはこういう場所、ここはこういう場所、ここから何万本、何千本というような確認をすべきでなかったかということと、それから私どもはこうして当時役場で担当した人方に聞いてきて、役場と県で契約を結ぶために、一応役場のものにしてくれというようにしてやった経緯があるものだから、それでそれは部落の方でやってくれというように後で念書をとっているというような経緯があると私は聞いておるわけです。  したがって、例えば10月ごろからのうち、いろいろ交渉をしているのにもかかわらず、市としての当時の状態を調べもしないで誠意がないというようなこととか、それから契約の所番地が明らかに違うのだと。明らかに違うものを契約書にこうあるからこれだけだというように言われていることに対しては極めて不満だということとか、それから、先ほども申し上げましたように、やはり当時の花輪町が出した全体の面積の所番地は偽造していると。そういうおかしな中身があるために事前に協議をして、ある程度了解点に達して、そして割り振りのことも検討してもらえないかということを部落の人方が何回足を運んでも誠意を見せてもらえなかっというところに大変な憤りを感じて、弁護士を通して上申書が市長に出されたと。そして今度弁護士同士での話し合いにこれから発展すると思うんですけれども、そういう経緯に至っていると聞いているわけです。そうだとすれば、やっぱり市と市民の間ですし、やっぱり昔の役場なんていうのは仕事は変なことをやったものだなというようなことを言われても、やっぱり行政側で受けとめなければいけない問題であったのではないかなと私は思うわけです。ですから、できれば訴訟に至らないように誠意を持って解決してもらって、この金額の多少の支払い額が変化があって補正にかけるにしても、そういう誠意を見せていただいて、お互いの立場が立つようにしていただきたいものだなと私は思うわけですけれども、その余地はいかがですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  当事者同士で十分話し合ってまいりました。その過程においては、7、3の部分が約1対9になるのではないかということも申し出られております。私の方では、市の方としましては、その間に現場へ出た経費とかそういうのを積算しまして、こういうものについて、もしこれ事実であるとすれば、それを証明するものがあるとすれば、こういうことについては譲歩できますよということも示しておりますし、十分誠意を示していったつもりでございます。  また、再分収契約に当たっては、その後契約後に花輪町町議会の臨時議員協議会が開かれて、その問題もいろいろ協議したようです。その中で、5、5の5割の部分を7、3でやりましょうという全員協議会の資料がございます。それを何らかのそういう物的証拠もないまま、それを1、9とか逆に分けるということについては、今まで契約以来平穏かつ公正にして約50年経過して、今分収の段階でそういうことを申し出られても、それについてはちょっと応ずることができないのではないかという考え方に立ってございます。  再三申し上げておりますように、それが確たる何かが出てきた場合であれば、それはそれでやるべきでありますが、現在のところは、県との県行造林は5、5に分けますと、その5割の町から市になっておりますが、その5割の分について7、3ということになっておりますから、やはりこの7、3に従って正々と分収するのが筋ではないかなと現在は考えてございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  3回目ですから、私はここの受益者ではないものですから、そんなに深くはわかっていませんけれども、ただ、問題は一番やっぱり不満に思っているのは、甘蕗94という契約書にある所は3町歩しかないと。そして、あとは一ノ坂というところだと。ここは10町歩だと。それは部落のものだと。それで後で登記がえも全部してあると。3町歩の分を合わせて、そういう実態があるので、その実態から加味すれば、うちの方の持っている土地は多いのだったから、それも含めて3、7だということについては理解ができないといったのがこの人方の主張だと思うんです。ですから、そこをやっぱり契約がそうあったから、お前の方の分もここも皆含めてこうだというようなことではなかなか納得できないというふうに私は聞いていますので、もう1度努力していただけませんか。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  ちょっと最初に申し上げるべきことであったかもしれませんが、この県行造林の部分は地上を別にしまして、立木そのものを植えた地上のことについては、地上権設定をしておるということであります。つまり、下の土地についてはAのものだろうがBのものだろうがCだろうが、地上権設定をしてやってきておるということです。それをちょっと私言い忘れておりました。しかしながら、やはり現在交渉がお互いに納得できない上、甘蕗の地権者の方からは弁護士を代理人とする上申書が出てございます。その中では十分話し合っておかなければならないのではないかなと考えてございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。石川君。 ○1番(石川 徹君)  同じページですので、ひとつよろしくお願いいたします。  2款1項の一般管理費の職員手当の、先ほど退職金の上乗せというお話をちょうだいしたわけでありますけれども、まず、14人中の7人ということで、若年退職される方の分と思いますけれども。まず1点は、この格差というんですか、高い人と低い人と、非常に失礼な言い方かもしれませんけれども、この上乗せ分についてこの格差について1点お伺いします。  それと2点目に関しましては、やはり非常に市政の発展に多大な功績を残された方々が若年で退職されるということをいろんなところからお伺いしていたわけですが、非常に個々の健康上の理由であるとかいろんな理由があるかとは思いますが、やはりノウハウをもう少し市政の発展に協力してほしいというような感じで、最後まで頑張ってくれないかというような引きとめるといいますか、そういったお願いするような姿勢はあったのかということを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  1点目の職員手当の格差についてでございますが、現在、勧奨を実施してございます。その段階で58歳以下でやめる場合は、退職時1号の昇給を、退職年度の昇給月に1号の昇給をしてございます。57歳以下については、退職時2号の特昇をしてございます。この職員手当の分はその分でございます。その昇給幅の額が退職時にそのもととなる数字に積算されていくということですので、個々によって額が違いますので、その格差、何円かということはここでは不適当と思ってございます。  それから、長年努められた方のノウハウを生かすと。退職を申し出られた場合ということでございますが、そういう場合もございます。具体的にはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。ただ、例えば昨年、おととしあたり、要するにやめたいという願いを書いてきて、そういう事情を聞いて少し頑張っていただけないかというふうにして、再度また出たような場合については、やはりそういう決心が固いのだということになる場合もございます。
     終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  私から、2点についてご質問させていただきます。  まず1点目は、歳入の関係でありますけれども、17款5項6目の雑入、いわゆる鹿角ピアテナント料の 648万 5,000円の減額についてであります。先ほどのお話ですと、受託者の経営不振のため減額するという説明でございました。しかし、私の考えからいけば、ただ単に赤字だから減額補正するという中身ではなくして、いろいろ受託者との間の中でやりとりがあったのではないかという感じがしております。そういう意味で、この受託者との交渉の経緯、それから今後の鹿角ピアの経営はどのような方向に向かうのか。例えば、非常に経済情勢が悪いわけでありますし、今年度以上に来年度はもっと厳しさが増してくるのではないかと考えられます。そういう意味から、この先はどのようになっていくのかお聞かせをお願いしたいと思います。  それから2点目は、31ページの10款6項5目花輪スキー場管理費の問題でございます。   1,785万円の減額補正がされておるわけでありまして、先ほどの説明では平成7年、8年度の剰余金が出たため補正するのだというご説明でございました。もう少しこの中身についてお知らせを願いたいと。と同時に、なぜ7年度と8年度の2年分が今回補正されなければならなかったのか。その理由についても説明をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  鹿角ピアのテナント料の予定した額の半分にした、いわば減額したといいますか、2分の1にした根拠でありますが、ご承知のように、バブル崩壊後の景気なるものが未だに低迷しております。これは事鹿角市のみだけではなくて、大都市の東京においてもまさしくそのとおりであります。そうしたことによって、いわば外食する方々が以前より大幅に減ってきていると。いわば外食産業の、特に店舗を構えている方々においては一様に厳しさがあるという背景もございます。よって、この鹿角ピアにつきましても、経営が先ほど総務部長が申し上げましたとおり、非常に厳しいものがあるということを判断いたしまして、なお、契約の条項の中にはそういった経済の変動等も配慮するというような条項もありますので、そうしたことから予定している金額の2分の1に減額をしたいということでございます。  それから、これまでの交渉の経緯でありますけれども、先方とは再三にわたり交渉をしてまいりましたし、まだ結論には至っておりません。いわば最終の詰めの段階にあります。私どもといたしましては、まだ1年間しか経営していないわけでありますので、できればこの半分の減額によって負担を軽減してあげて、かつ先方から引き続き運営していただければという願いから減額しようとするものでありますが、ただ、先方といたしましては、願わくはもう少し減額していただければということもありました。しかし、いろいろ検討はしましたが、行政としてはこれは目いっぱいの範囲ではなかろうかということでございます。したがって、交渉そのものが本来ですと2月いっぱいまでは目鼻をつけたいという考えでおりましたが、もう少し詰めを要するという状況にあります。したがいまして、今後の運営につきましては、最悪の場合ですが、その場合にはテナントの入れかえということも予期しなければならないかと思いますが、できることならこれまでなされてきた方から継続してやっていただければという考えもございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  花輪スキー場の管理委託減額についてお答えいたします。  平成7年度と8年度の繰越金でございますが、平成7年度が 696万 4,646円。それから、平成8年度が 2,257万 2,764円ございました。これらの処理について監査委員等からも、それから議会の決算委員会でも指摘されておりましたが、事業団との話し合いの結果、これは返還するということで話し合いをいたしております。  その理由の一つとしては、法人でありますので、利益が出た分については法人税の課税がなされるわけですが、管理委託料をもって法人税を納めるということになりますと非常に不都合でありますので、決算でゼロにするということで話し合いをしたものでございます。それで、剰余金のうち、9年度に補正予算として使用した分は 1,168万 4,000円ございましたので、今回、今年度分から 1,785万 3,000円を減額して交付するというものでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  鹿角ピアの関係でございますけれども、非常に経営が厳しいと。しかも鹿角市としては、引き続き現受託者から経営をお願いしたいという考え方のようでありますけれども、税金を払っている市民からすれば、 600万円そこそこのお金でありますけれども、非常に血税の塊でございますので、最も有効に使っていただきたいというのが本心でございます。いずれにしても、受託者の経営努力と、やはり鹿角市としての各般にわたる指導が必要なのかなという気がしております。ぜひ赤字解消と、引き続き鹿角ピアの発展のためにご努力をお願いしたいと思います。             (「答弁要らないのだ」の声あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第26号から議案第31号までの6件、すなわち平成9年度の特別会計等の補正予算について質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第32号平成10年度鹿角市一般会計予算について質疑を受けます。阿部節雄君。 ○11番(阿部節雄君)  個々に質問したいわけでありますが、それでは時間がかかると思いますので、予算の附属資料、予算の概要で、歳出の性質別状況を見ますと、消費的な経費、あるいは義務的経費が大幅にふえておるわけであります。特に物件費では3億 4,000万円余りふえているというのが実態でございます。財政が極端に悪化している実情から、行財政の徹底した洗い直しがなされなければならないのは当然でありますが、予算編成に当たり、どのような見直し、洗い直しをしたのか。先ほどの説明では行革を積極的にやったというけれども、結果はそんなに見えていないということからこういう質問をするわけであります。そして、今後財政の健全化に向けてどのような財政運営をなされる考え方なのかどうか1点。  それから2点目は、当初予算において実施計画額をどの程度予算化されたのか。なお、公共事業を大きく減額して収支のつじつまを図っておりますが、投資的経費の割合が16.7%と、かつてない低い構成比となっておるわけであります。このままでは15%も確保できなくなる時期が来るのではないかというふうに懸念をするものであります。今後の社会資本の整備についてどのように考えておられるのか。これが2点目でございます。  それから、歳出の98ページ、仮称生涯学習センター建設事業費として 4,627万円が措置されておることに関連し、質問したいと思います。今、申し上げたとおり、最近極度に悪化している市財政の現状からして、無理して今ただちに着工することはいかがなものかと考えるわけであります。当面は建設構想の策定のみにとどめ、図書館を切り離して先行して建設するために改めてその建設場所を、規模等の検討を急ぐべきであると考えるわけであります。  その理由として、総事業費50億円とも55億円とも言われております施設であります。市役所庁舎の約2倍に相当する事業規模になります。この種の施設の維持管理費につきましては、多大な負担となることはご承知のとおりであります。県北のある市でもこれと類似する施設の管理運営について、第三セクターに移管する検討がなされておるということであります。花輪スキー場、総合運動公園の維持管理負担で、当面これ以上の財政負担は避けるべきでないでしょうか。  一方、財政状況をもう少し具体的に見ますと、一つは景気の低迷から先ほど来提案の説明にもありましたとおり、税収の伸びが期待できない状況にあること。それから、私も随分財政を細かく検討しました。8年度決算に見る財政の諸指数等を見ますと、まず一つは、公債費比率は秋田市を除く県内8市で2番目に高い。それから、起債制限比率は同じく2番目に高い。それから、3番目は地方債現在高は住民一人当たりでは一番高い。それから、4番目に経常収支比率も財政構造の弾力性が失われつつあると言われている80%を大きく超えておる。それから、さらに過去3年平均の財政力指数も男鹿市に抜かれて、もう県内では最低である。このような状況を踏まえて、この際建設事業に充当する基金の準備、これをしっかりやるなど、市の財政が対応できる環境を整えてから本体工事に着工するという決断が必要であるのではないかと。市長はどのように考えているのかこの点についてご質問したいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  平成10年度の予算編成に当たりましての考え方でございますが、先ほど10年度予算の編成のとき、国の財政動向を踏まえながら行政改革の積極的な推進、また事務事業全般にわたる経費の節減にあわせまして、さらに地方債の発行を極力抑えると。また、総合計画との整合を図り、実施したと説明いたしましたが、そのとおりの順序を踏んで実施してきたわけでございます。  ご指摘のとおり、今後のことでございますが、ただいま阿部議員からご指摘のとおり、例えば計上経費でも80%を超えて82.3ポイントとなっています。それらについては、できるだけ80%以下にするための 0.1ポイントでも下げたいということで工夫していかなければならないと考えてございます。また、公債費比率についても、どうしても15%以下には下げていくように努力しなければならないと。したがいまして、こういうふうな将来に大きな財源を必要とするプロジェクトを控えていることから、極力繰り上げ償還等を図りながらその比率を下げていかなければならないと考えてございます。そういうふうな考え方で予算編成、また追加の場合もそのような考え方を貫き通して編成してございます。  なお、実施計画の実現率といいますか、それについては、ちょっと時間をかしてください。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  先ほどから財政問題に絡めてのご質問でございますが、まず8年度は確かに公債費比率、経常収支比率、非常に高い収支比率になっているわけでありますが、9年度決算見込み、要するに特交のときの9市の決算見込みなど、市町村課からも比較表をいただいたりして比較検討もしておりますが、まず鹿角市の場合は公債費比率13.9%ぐらいになる見込みであります。ですから、8年度よりも下がるというふうに思っています。  当初予算の編成の中で、物件費が3億円を超える伸びになっているということですが、これは先ほど来、教育委員長も教育方針の中で述べていますが、給食費の会計をこちらの方に移管したということで、それが物件費で2億 1,000万円余りふえております。それから、総合競技場、運動公園の備品が約 6,000万円。それから都市計画の図面 3,000万円ですね、これが物件費を押し上げるというふうなことで、私もこれは異常なので、表から見るとここだけが突出しているのでどうなんだろうということでいろいろ調べましたが、そういう状況でございます。  それできょう、施政方針でも述べておりますが、私どもとしては、できるだけ公債費の償還範囲内のところで起債を起こして、その年度の調整を私はとりたいという方針のもとに予算編成をいたしております。  それから、生涯学習センターの、要するに大変な額がかかるのでもう少し慎重にということでありますが、生涯学習センター、仮称でありますが、市民の方々、多くの方々の高いニーズもございますし、そしてまた、今までもこの議場の中でいろんなご提言やらご質問もちょうだいをしてまいりました。かつては別々にやったらどうかという意見も確かにございましたが、別々にやりますと、やはりコストが高くつくということも含めて生涯学習機能、そして図書館も一緒に合築した方がいいのではないかという一つの考え方に立って今回の提案を申し上げたわけであります。  それから、これに要する総事業費、まだこれは専門家の積算はしておりませんけれども、五十二、三億円ぐらいかなと。備品除きでありますが。これは計算の仕方、あるいはまた建物の構造によって大分変わりますけれども、その辺を目安にして進めたいものと。そうしますと、大体10億円ぐらいは基金として積み立てる必要があるだろうと。その目安が大体ついてまいりましたので、まず10億円の基金を積み立ててこの事業に充当してまいりたいと。  それから、ご承知のように、補助金をもらうよりもむしろ起債の中で元利償還金、交付税で見られるものの方がいいだろうということで地総債を計画をしているわけであります。幸いご承知のように、あの駅周辺は拠点都市の指定をいただいておりますので、充当率が90%に上がってまいります。そういうことからいきますと、財政的には私はクリアできるのではなかろうかと。もちろん借り入れ額がふえてまいりますから、起債の残高はのぼってまいりますけれども、しかしその中身は純然たる税で払う部分と、それから公債費などで補てんされるものというふうに仕分けされてまいりますので、まるまる税金で払うということにはならないのだと思います。  そんなことで、ことしはプロポーザル方式をもってこの事業を進めたいという考えでおりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長(勝田 尚君)  先ほどの実施計画との関係でございますが、これにつきましては、予算編成の詰めの段階で実施計画のある程度の突合と言いますか、調整をしてございます。したがいまして、実施率、取り上げ率でございますが、おおむね97.4ぐらいとなってございます。若干動くのがありますが、97.4ぐらいということになっています。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  ただいま物件費の内容はよくわかりましたが、ただ一方、義務的経費を見ますと、今、総務部長はそういう面に十分配慮して、努力をして編成をしたということでありますが、その苦労は理解しますが、こうした全体のまとまった内容で見ますと、義務的経費がやはり県内8市の中では一番高いということでありますから、先ほど申し上げたように、この事務の行革のために見直し、洗い直しをどういうふうにやったのか。そこを非常に疑問を感じるわけであります。それをもう一回ひとつご説明願いたいと。  それから、今いろいろな事業の関係でも申し上げたわけでありますが、どうも財政の改善をするために投資的経費をがたっと下げたと。私は9年度当初と比較してみますと、大体7億 8,000万円も下げまして、率にして21.6%も落ち込んでいるわけであります。かつてはこれは30%、あるいは35%を目標に投資的経費を確保してきたわけでありますけれども、今回の予算では16.7%と。こうした形で財政の建て直し、それも一理はありますけれども、市民生活にしわ寄せが必ず出てくるのではないか。それだけ厳しい財政の状況でございますよということを言っているわけでありますので、ひとつ生涯学習センターのことも、何か今市長の話ですと市民の高いニーズもあるんだと言いますけれども、我々が今、市民との対話集会をやっている中では本当に大丈夫かいと。こういう施設を建てて、これ以上にまた負担することは大丈夫かと言われているわけでありますから、広く皆さんの意見を聞いてひとつ対応してほしいと。いずれまた後で所管の委員会でいろんな質問が出ると思いますので、私はきょうはこの場でやめますけれども、以上を申し上げて質問を終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私から、ちょっと小さい問題なんですが、お尋ねいたしたいと思います。  まず、7款商工費なんですが、78ページです。  投資及び出資金の十和田ホテル株式会社出資金 250万円と、今回こういうふうに計上されております。そこで一つ一つお尋ねを申し上げますが、このホテルがどんな規模で、建築費はどれくらいか。2番目は資本金。3番目は出資者名。株式なんですから、恐らく出資者がそれぞれあると思います。そしてそれぞれの出資額。それから、4番目として経営はだれがやるのか。どなたがやられるのか。それから、市がこのホテルに対して出資しなければならなかった理由ですか、背景とでもいいますか、どんなわけのもとにこの 250万円というものを出資しなければならなかったのか。  6番目として、オープンの時期はいつなのか。当然株式会社に対する出資なんですが、考えられないと思いますが、利益配当などはどういうふうになるか。私は、このホテルについては、皆さんもご承知のとおりだと思いますが、県議会でも問題になった案件なんです。ずっと前に新聞紙上をにぎわした大きな問題でございます。そうしたことから、 250万円という大きな出資金ではないけれども、ひとつこのホテルの内容を詳しく知りたいというのでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  大変申しわけございません。  今、6項目ですか、これを大至急調べましてお答えします。と申しますのは、手元では概略のことしか私持ってきておりませんので、すぐ持ってまいりますので、しばらく時間をかしてください。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後4時36分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後4時37分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  次に、やはり歳出なんですが、10款教育費。  これは99ページから 100ページにまたがるわけなんですが、今回の文化財保護費の予算はほとんど大湯環状列石環境整備事業にかかわるものでございます。そこで、この事業に関連して出てくる問題は、前にどなたか議員さんからも一般質問で出た問題なんですが、あそこの環状列石の中を通っておる県道の問題なんです。  今回この県道のつけかえ工事の話は出なかったのかどうか。今回はこの話がなかったのか。いわゆる県道は管轄は建設省でございます。それから、文化財の方は文部省の文化庁と。こういうふうにそれぞれの主管が分かれておるわけで、非常に問題になるだろうと思います。文化財の方は道路の下の文化財をやはり発掘しなければならないと。建設の方は自分の道路だから道路を移転する場合には金がかかるわけなんですから、それはやはりいやだと。こういうような問題が必ず起きるだろうと思います。そうした場合の市の建設省と文化庁に対する、いわゆる接触の仕方とでも言いますか、どちらにウエイトをかけて折衝されてまいられるのか。大変な問題だろうと思われます。それで、道路をつけかえるということになった場合なんですが、大体平成何年度にやられるのかと。まず、私の耳に入っているのは、かなり文化庁では、道路の下の発掘をということでかなり積極的な話をされるやに聞いておりますが、もし道路をつけかえするということになると、どの辺につけかえられるわけなんですか。その点をひとつお知らせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)
     今、ストーンサークル地内の道路の問題が出されたわけでありますが、ご指摘のように文化庁から言いますと、道路は寄せてほしい。簡単に言えばなくしてほしいということですが、県の方からいくと、今まで道路を曲げてほしいとかそういう陳情は初めて受けたということでもありますし、また、仮にやるとすれば、現在の県の土木の段階ですよ、知事とか上には行っていません、この段階では原因者負担ということで、それをやるとすれば鹿角市が全額負担しなければだめだと。こういう平行線をたどっております。  建設省にも私、何回か行って相談をしました。はっきりした答えは出してはいただけませんでしたが、考え方として国の特別史跡でもあるし、国の第1号であるということを考えますと、やはり将来的には原因者負担と言わずに、これは国も県もそれぞれみんなが協力し合ってこれは動かさなければだめだろうというようなニュアンスのお話をいただいております。  ですから、当面今第1期工事、予定は5カ年でありますけれども、この5カ年の中では道路はまだかかりません。そしてまた、第2期工事はどこをやるかというまだ確定はしていませんので、2期工事でかかるかどうかというのはまだ不明でございますが、ただ、いずれにせよここ何年かの中でこの問題をきちっと決着をつけなければ全体構想が固まらないという問題が出てくるだろうと思いますので、早い機会に方向性を見出したいと存じます。  そしてまた、国、県に要望する場合に、ただ地図を見てここだああだということはできませんので、予算査定の段階でもいろいろ議論しましたが、現在計上している調査費の中で市の方で方向性を見出してみたいと内部では話し合いになっているところであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  大変申しわけありません。お答えいたします。  建設費は43億円となっております。それから、資本金は2億 3,000万円です。それから、出資者は秋田県が1億円、小坂町が 2,000万円、鹿角市と大館市がそれぞれ 250万円ずつ。これが公共団体でありますが、民間では藤田観光が 3,750万円。それから同和鉱業が 2,000万円。小坂精錬が 250万円と、同友が 250万円と。秋田銀行が 1,250万円。北都銀行も同額です。株式会社藤崎が 500万円。秋田テレビが 500万円。湯瀬ホテルが 500万円。秋北バスが 250万円。その他 500万円となっております。  それから、経営は実質的にどなたがということでございますが、藤田観光というふうに承っています。  それから、市が出資しなければならない背景といいますか、事情といいますか、それは十和田八幡平国立公園の所在といいますか、それを有する所在市町村として、これは市としても応分の出資はしなければならないという判断のもとに 250万円の出資をしたものであります。  それから、オープンは10年の7月末と予定されております。なお、利益配当につきましては、これは、私はその範囲までは情報等としてつかんでおりませんので、答弁はご勘弁をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  十和田ホテルの方は了解しました。  10款の方のストーンサークルの中を通る県道のことなんですが、ただいまの市長のお話によると、大体5カ年でこの事業はやるんだが、今回は道路のつけかえは5カ年のうちにはないだろうというお話であったわけなんですが、私はこの間ちょっと聞きました。ちょっと耳に入ったわけなんですが、上水道事業の方で私質問しようかなと思ったんですが、道路に関係した部分だけひとつ質問したいと思います。  上水道事業の方では、今回かなりの多額な予算で配管施設ですか、これの工事が10年度も拡張工事がやられるわけなんです。聞くところによると、ことしの分は一本木のあそこの十字路から、いわゆるストーンサークルの中を通らないで大規模農道の方をずっと南下して、そして草木小学校入り口と書いております。あそこの大きな標識、看板のあそこから農免を通って、そして今までの営林署の苗圃ですか、あの農免道路沿いに行って、そしてまたあの苗圃のところから県道申ケ野、寺坂、そして東町の方へ、あの県道を通り抜けていくという計画のようなんですが、どうしてこんなことをするわけなんですかと。いわゆる草木地域に対する上水道拡張工事のためにそうした配管工事をするのかなと初めは思ったわけなんです。そうしたら、何か県道、いわゆるストーンサークルの中を上水道の配管工事をやるのが、いわゆる県道のつけかえなども考えられると将来はやはりこちらの方へ配管工事をして、ルートを回した方がいいという話なんですが、こうしたことになると、やはり上水道の方の配管工事はそういうふうになっておりますし、市長の答弁ではストーンサークルの管渠整備事業がここにやられるのが、いわゆるこうした道路のつけかえ工事なんかはないと。そうなると、庁内で水道課と水道のその方と、いわゆるこっちの環状列石の整備の方との関係は、さっぱり横の連絡がとれておらないような感じがしますけれども、この点はどうなんでしょうか。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  私がかからないというのは、1期の5年間の中ではという意味ですから、その後はちょっとまた別になります。  それから、上水道の管の敷設の関係につきましても、かなり前からいろいろ県の文化課を通じて話し合いをしましたが、たとえ道路であっても特別史跡の中なので、文化庁はいい返事をしなかったわけです。それで、どうしてもそこのところを通る道路のところを配管できなかったということであります。ただ、最終的には文化庁の課長と私が会って、どうしてもというと、浅く入れることは何とかというところまで行ったんですが、しかし、仮に五、六年、あるいは7年先に道路が、そういう問題が出てきた場合に移設をするということを条件にしてくれと。そうした場合に移設をする費用と今回迂回をする費用と計算しますと、迂回をした方が安くつくということで今回の決定をしたわけであります。 ○議長(佐藤洋輔君)  本日の会議時間は議事の都合により、午後6時まで延長いたします。  ほかにございませんか。石川君。 ○1番(石川 徹君)  私から最後に1点、質問いたします。  87ページ、8款4項の先ほど来、お話にあります総合運動公園のことについてですが、午前中の市長の施政方針並びに教育委員長の教育方針にもありましたように、スポーツ振興に対する取り組みというのは非常に期待できるなという感じを受けております。また、私も活動の中で市民が非常にスポーツ振興に期待を抱いているという大きさを非常に真摯に受けとめております。  そこで、12月の定例会のときに、用品に関して 3,000万円の一件があったわけなんですが、私も陸上競技の関係者とか少しお話を伺った中で、やはり2種になるのか3種になるのかというのが非常にどこに行っても聞かれるわけであります。そこで、先ほどの報告の中にも、4月の供用開始、そして6月下旬には公認されると。今、3月に入りましたので、やはりもうすぐ目の前にそういうのが迫ってきているなと。そこで、まず2種、3種、ここら辺の見通しを現段階で非常にせっぱ詰まったという時間だと私はとらえておりますが、この2種、3種の公認に関して、今の段階の状況をお聞かせください。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  総合競技場の2種、3種という一つの考え方でございますけれども、前にもご説明したと思いますけれども、施設そのものは3種対応ということです。ただ、備品の購入等については、要するに上位ランクの競技を誘致できるような整備をしてまいりたいということからして、一応備品といいますか、そういう関係については2種対応という考え方です。  したがって、6月下旬までには2種対応の3種公認陸上競技場というふうな……、要するに3種公認ということですけれども、先ほど申し上げしたように、やはり上位の方の競技をぜひ誘致してまいりたいという考え方からして、備品等々についての整備は2種でも対応できるような内容でお願いしておるということでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○1番(石川 徹君)  この件に関しては、所管の常任委員会でこれからたくさん論議されていくと思いますが、今、答弁を聞いた中で、そうすれば最悪の場合、用品はそろえたけれども使うことはなかったということも出てくる可能性もあるという答弁と受けとめてよろしいわけでしょうか。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  そういうことはないと思います。  先ほども申し上げたように、品目等についてはほとんど同じ、2種、3種とも余り変わりないんですけれども、ただ、数量的な面での違いが若干出てくるということでございます。そういうことからして、何回も申し上げるように、施設そのものについては天井張りの関係とかいろいろ観客の動員とかということになりますと、やはり人数的なことからすれば 5,000人が1万 5,000人とかということで3種公認ということでの対応していかなければならないというわけですけれども、ご心配される、要するに2種の備品対応にしてでもそれを使わないということはないと思いますので、ひとつご理解願いたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○1番(石川 徹君)  なんかわかりました。  最後に、購入に関しての地元業者を使わなければならないなという話がたしか12月にそういうのも少し考慮していかなければという話があったように私、記憶しておりますが、その点についてお聞かせください。 ○議長(佐藤洋輔君)  助役。 ○助役(佐藤秀朗君)  先ほどちょっと部長が答弁しましたけれども、公認は3種を予定してございます。それで、せっかくできた施設でございますから、利活用については万全を期していかなければいけないと思っております。  それから、先だって議決いただきました 3,000万円の備品でございますけれども、市内の3業者に発注済みでございます。これからも出てくるわけでございますけれども、できるものであれば、市内の業者を中心に発注したいと思っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。黒澤君。 ○5番(黒澤一夫君)  予算の執行と通常の業務という関係から質問させていただきます。  組合病院の用地と道路ということで去年の8月に説明をいただきましたけれども、動態調査なり立地的なコンサルを行うのかどうなのか。  それから、これから担当する部署はまちづくりというような観点で都市建設の方が行うのか。 または他団体との交渉等があるということで、総務の方が窓口となるのか。その辺をお知らせ願います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  組合病院の建築のための用地の手当は私の方ではなくて厚生連がやりますので、私たちは今の段階ではそこまで関与しておりません。  一応、今本部の方でいろいろ設計などの詰めをしているようでありますので、大分動いているという話も聞きますし、具体的にまだ聞いていません。それが固まると市の方にもお手伝いくださいと来るのかどうかわかりませんけれども、今の段階ではそういう詰めをまだしておりません。ただ、何らかの形で私どもも側面から協力をしていきたいという気持ちは持っております。  そしてまた、それと関連しますが、当然のことながら道路問題も出てくるだろうと思いますので、内部ではそれなりに協議はしているところであります。もう少し時間がかかるのではないかなと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  86ページと87ページ、二つだけお伺いします。簡単にお伺いします。  86ページは公園の委託費でありますが、まず委託費の 650万 5,000円というのは、これ中身が何なのかということが一つと、それから、先ほどの条例の関係でスポーツ振興事業団に委託するということになっていますが、話し合いがついているのかどうか。市長と助役と話をすれば話し合いになると……、これは理事長が助役ですからなるとは思うんですけれども、その辺の状態がどうなっているか。状態というよりも協議がなされているかどうかということ。それで了解点に達しているかどうかということ。  それから、先ほど質疑した条例の18条の中に、利用料を自己の収入として収受する云々という条項があるんですね、委託者が。そうすると、この委託料との関係は、先ほど教育次長が答弁したようなことで、後で調整されて利益があれば相殺されるという格好になる意味なのかどうなのか。その辺のことをお伺いしたいのです。  それから、87ページは、先ほど石川議員が申されたような関連ですけれども、私は3種は3種、2種は2種だと思う。これはやっぱり公共が行う事業ですから、私が行って私事で2種の機材までありますよ。2種はやってもいいですよということには公の鹿角市がそれはできないと思う。だから、そういうようなことをあいまいに答弁されることは非常に私は不愉快です。やっぱり2種は2種、3種は3種ということできちんとしなければならない。しかも備品の見積書を徴取した段階では、2種の場合は1億円以上の備品費が必要だと。3種の場合は 5,000万円でいいというような資料が既に市が徴収しているわけですから、それを私も見せていただきましたが、そういう予算上の関係もありますので、やっぱり両方の方にまたをかけたようなやり方はすべきではないと思うのですが、もう1回。 ○議長(佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  まず、第1点の委託料の 650万円の件でございますけれども、この内訳としては、人件費等を、さらには需用費、そして電気補修管理等々を含めましての 650万 5,000円ということで、これはスポーツ振興事業団の方との内容となります。  それから、18条関係で、利用料の収受した場合においての決算といいますか、 650万 5,000円との関連になるわけですけれども、それについては、これからの要するに運営の関係がまだはっきりしておらないけれども、そういう利用料等を収受した場合においては、やはり委託料といいますか、そういう精算の段階で対応しなければならないんじゃなかという考え方を持っております。  それからもう一つは、スポーツ振興事業団といいますか、そういう関係団体との話し合いがついたのかということでございますけれども、これについては全部事務的なレベルでの話の段階で話は全部つけております。  それから、最後の2種、3種の関係でございますけれども、大変不適切な発言をいたしまして申しわけございません。これについては、第3種公認競技場ということの検定を受けるようになっております。  以上、終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  もう一回委託料の関係でお伺いしますが、要するに事業収益が、やはり委託した人方の自己の収入として多く見込んだ場合は、この委託料が減額されるというような性格のものか。それとも、それはそれだし、これは見込みによってはもっともっと委託料はふやしていかなければならないということなのか。したがって、そういう中身でスポーツ振興事業団ときちんと話し合いができたのかと。言ってみれば、そういう伺い方をしているわけです。  実は、私は教民の委員会のときにも申し上げたつもりですけれども、スポーツ事業振興団をつくる段階では助役が理事長になって進めるということは、これはやむを得なかっただろうと。しかし、一たん事業を背負った以上は、やっぱり一つの経営者として民間の経営者のような気持ちで対応できるかどうか。それから、教育長さんも理事者になられているわけですから、そういうことを考えるとやっぱり専門は専門、もち屋はもち屋に頼んでやるべきではないだろうかという話をした経緯があって、そのときはやっぱりそうだなという答弁は受けておったように思うわけであります。そういうようなことを考えてみるというと、今簡単に理事長さんは助役さんだと。  委託する側は市長さんだというようなことでは困るなという感じがするわけです。公式な会議とかそういったものをきちんと開いてやってもらわないと後々委託料の問題がさらにふえていくという危険性があるのではないかという見方をされるわけですからお伺いしているわけです。それに的確にお答えください。 ○議長(佐藤洋輔君)  助役。 ○助役(佐藤秀朗君)  今、奈良議員が言われるように、総合運動公園につきましては、市民の皆さんが非常に注目して見ているところでもございます。  先ほどの 650万円の話なんですけれども、いずれ向こうで収入が上がればその分はお返しをするということでございます。これから運動施設なんかも委託されるようなことになるわけでございますけれども、できる得る限り皆さんから使っていただけるように頑張っていきたいなと思っております。  果たして助役があそこの理事長、教育長が副理事長でいいのかなどというお話でございますが、その点につきましても、私と副理事長でいろいろお話し合いもいたしました。それで、もう少し時間をいただいて結論を出したいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  今のところに関連して1点だけお聞きします。  いわゆる使用料の料金設定は上限指定しているわけです、先ほどの条例によりますと。今お話を承りますと、管理委託料と使用料との関連性があるようなお答えをいただきましたので、とすれば、管理料を委託料をここにセッティングしたという場合は上限いっぱいで大体人数を確定して収入を見込んであげているか。どの程度に、あくまでも先ほどのあれは受託管理者、いわゆる事業団の方で料金設定後申請して市長がそれを認めるというような形になるようですので、そういう形ですと大体どの程度、上限ぎりぎりにセッティングした考え方を持っているかどうかということをお聞きしたいのです。 ○議長(佐藤洋輔君)
     都市建設部長。 ○都市建設部長(千田俊夫君)  今の委託料の関係とこの条例の関連でございますけれども、確かに今のように条例の関係は利用料金の上限額ということでの先ほど説明しておるわけです。それで、 650万円の委託料というそのもののとらえ方と利用料とのとらえ方についてのあれですけれども、現課としては一応上限額というとらえ方での内容でこっちの方の委託料の算出、もちろんこれは両方協議しておりますけれども、そういう考え方でのとらえ方にしておりますけれども。 ○議長(佐藤洋輔君)  よろしゅうございますか。ほかにございませんか。佐々木君。 ○19番(佐々木義隆君)  36ページの報償費のことでお尋ねしますが、これは縄文の杜構想の検討委員のことでございますが、ことしの予算書、去年の補正予算を見ても、去年はせっかく予算化しながら流されておるということでございますが、ことしはそういうことにならないように努力してもらいたいものですが、これはそういうものに関して県の方では予算化されておるものがあるのかどうか。それが1点。  それから、委嘱しようとする人方、どういう分野の方々に何人ほどお願いするのか。また、検討委員会なるものを何回ぐらい開く予定なのか。  それから、委員の権限というか、どういう権限があるのか。そういうものをひとつお尋ねしたいと思います。  それから、委員会の特徴ですが、どういう方向づけの委員会に持っていこうとしておる考え方があるのか。もう少し掘り下げて申し上げますと、形而上的な面を主体にしたような委員会にしようとするのか。形而下的なものにしようとしておるのか。その辺のところを3点ほどお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  縄文の杜整備構想についてでございますけれども、先ほど予算を流したのではないかというご指摘がございましたけれども、実は流したということではなくて、 500万円のうち 130万円ほど今年度使わせていただきました。そして、今まではコンサルに全面的に委託するという形でどちらかといえばやってきたと思いますけれども、そういう形でなくて私たちも一緒にいろいろ汗を流すということで、県の方々からも入っていただいて、コンサルもとにかく同時並行で作業をすると。今まではコンサルに1年ぐらい作業をしてもらって、その次にこのコンサルから出てきた計画をたたくというやり方であったわけですが、そういうやり方を改めまして、一緒に作業をしたと。こういうことでその分の減額が出てきているということでございます。  それから、委員のメンバー等についてでございますけれども、県の方から今までお願いしてきたのは、できれば県でメーン施設を整備していただきたいというねらいもあって、いろいろこれにも紆余曲折があったわけですが、所管課をどこにするかということで県の内部でもいろいろ協議しまして、どちらかというとこれは文化保存というよりも、遺跡保存というよりも、地域振興ということを鹿角市もねらっているのではないかと。こういうことで企画調整部の地域開発課が所管するという形で、県の方は地域開発課が中心になって観光課とか、それから教育委員会の文化課等をまとめてくださっていると。それで、今まで私たちが意図したように、県からメーン施設をつくっていただけるのかどうかというのは、かなりまだこれからいろいろな折衝をしていかないと難しいものだとは思いますけれども、できるだけそういう方向にもっていけるように一緒に作業を進めていきたいと考えておりますので、よろしくご協力をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  佐々木君。 ○19番(佐々木義隆君)  私が聞いたところが、余り聞きたかったところが聞かれないような気がしますが。この委員会は、去年委嘱したんですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  委員会は9年度に委嘱しまして、今まで月2回ほどのペースでずっと作業を進めてきました。それで、委員会も先ほど申し上げましたように、所管課の課長さん方から入っていただくのがまず委員会なわけですけれども、その下に実際ワーキンググループというか、作業をする幹事会を置きまして、先ほど申し上げましたようにコンサルからも入っていただいて一緒に作業をしてきたという流れでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  佐々木君。 ○19番(佐々木義隆君)  今言った委員の構成は何人で、またその権限というのは今、何かどこら辺にあってどういうふうな役目をしておるのか。検討委員会の権限というか、役目というのが明確に伝わっておらないような気がします。  それから、どういうふうなものというのは、何というか、一つの特徴を持った縄文の杜構想でなければならないのではないかと。それで、方向づけというのは、特徴がどういうものを出せるのか。出そうとしておるのか。その辺のところをひとつお願いしたいなと思っております。  それから、ありきたりのコンサルなどというのは、全国押しなべて特徴がないような気がしますが、ここの場合はそういうことでなく、今まで全国的に見ても例のないような、ここが縄文の杜構想の特徴なのだということで、そこをアピールできるようなものをひとつ持っておらなければならないのではないか。それで、これは名称まで及ぶということになるとなんですが、東北縄文文化館というのがあって、私も一般質問で、ひとつこれが視野の狭い名称ではないかなと言ったことがございますが、それから、縄文の杜構想ということで何か得体のわからないような名前になっておりますが、できればその辺のところも今年度ははっきりした名称、そしてだれが、ああ、これがそういうことで動いておるのだなということをわかるような名称をひとつつくってもらいたいものだと思っております。私がねらいとして、聞こうとしているところが、答えがかえってくるかどうかわかりませんが、簡単でもいいわけですから、ポイントだけをお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  委員のメンバーでございますけれども、先ほど申し上げましたように、県の方は教育庁の文化課長、それからまた商工労働部観光課長、企画調整部の地域開発課長、それから鹿角地方部長等から入っていただいております。それから、市の内部は観光課、もちろん企画も含めてですけれども、いろいろそういうことで外部からも応援をしていただきながら作業は進めております。  それで、これは佐々木議員さんにもいろいろ以前から何回もご指摘されていることですけれども、どういう特徴づけをするのか。特に、いわゆる縄文の精神文明に迫っていくというか、そういった部分は非常に大事だと私たちも考えております。それから、今の縄文の杜ということを考えた場合には、特に環状列石というか、ただ縄文と申しても非常に幅広いわけでございますので、三内丸山のような形のものもありますし、いずれ大湯の場合は環状列石、とにかく石に的を絞った特色ある縄文の博物館と申しますか、そういったものに我々は迫っていかなければならないのではないかと。  それからまた、何回も申し上げますけれども、その当時のいわゆる縄文の精神文明、こういったものも訪れる方々にわかりやすくご説明できる施設にすべきだと。こういうふうには考えております。  なお、縄文文化館という名称についても、それがいいのか悪いのか、今後いろいろな方々からご意見をいただきながら検討していきたいと考えております。 ○議長(佐藤洋輔君)  佐々木君。簡単に。 ○19番(佐々木義隆君)  いろいろな課長さん方ということが出てきたわけですが、そういう方々だけで果たして大丈夫なのかなと私は非常に疑問なわけでございます。できれば全国レベルから見てもこれこれの専門家だと。また、本当にできれば国内だけでなく、広い意味の、ヨーロッパなりそういうふうなところの権威者というものをひとつ入れたらどうかなという気がします。そういうことで委員会の構成というのも、去年やられた方々ということでなく見直しができないものかどうか。その辺のところをひとつ。そこだけでいいわけですが。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  それで、まずこの問題につきましては、先ほども申し上げましたように、県の方からぜひこのメーン施設を整備していただきたいと。要は県の担当課長さん方からよし、やるぞという気持ちを引き出したいという意味で、この担当課長さん方から座っていただいていると。あと方向が出ればそれぞれの専門家からいろいろものをいただきながら、きちっとしたものをつくり上げていかなければならないと考えておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  ストーンサークルの問題が出ておりますので、関連してお伺いしたいと思います。  私、いろいろ話を聞いてわからなくなってきたんですけれども、この大湯環状列石の全体的な構想というのはどこにあるのか。ひとつ縄文の杜構想ということで言われておりますけれども、これを全体像として見ていいのかどうか、1点。  そしてまた、今回平成10年度から14年度までの5カ年計画で第1期工事が進められるようでありますけれども、全体像における今回の位置づけはどうなのか。  それともう一つは、気になるわけでありますけれども、これを実施するための理念、それから基本的な構想はどういうものなのか。この辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  このストーンサークルの整備についての基本的な考え方でございますけれども、まず、史跡指定をされているエリア、これについては24万平方メートルですか、この中をどうするかということは基本的には文化庁のご支援をいただきながら教育委員会の方からいろいろ進めていただくと。そしてその史跡を受けていないエリア、それについては、先ほど来申し上げておりますように、地域振興にどう生かしていくかという視点で、余り文化庁に指図されないようなものを地域振興につながるような形で整備をしていきたいという基本的な考え方で、総務部と教育委員会とが連携をとりながら何とかあの辺一帯を整備できないかという考え方で進めております。 ○議長(佐藤洋輔君)  伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  もう一回ちょっとしつこいようですけれども、お伺いします。  縄文の杜構想、いわゆる今の指定地、それから指定外を含めた、それが縄文の杜構想なんですか。まず、それが1点。  それから、ちょっと気になるんですけれども、県の当初予算にこの予算が計上されていないような情報を得ているわけですけれども、それらの問題点について、わかっている範囲内で教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  総務部次長。 ○総務部次長(工藤利栄君)  まず、わかりやすく申し上げますと、私たちが今進めていること、当然それは教育委員会のことも考えては進めていますけれども、いわゆる指定地から外れたエリアをどう整備しようとしているのか。その部分がまず縄文の杜というふうに考えていただいた方がわかりやすいと思いますので、そのようにご理解いただきたいと思います。  それから、来年度の県の予算に縄文の杜整備に関する予算がついていないというお話ですが、そのとおりでございますので、いずれこれにつきましては、何と申しますか、今の県の要請では箱物はなかなか難しいと。これ、ずっと昨年度来何回も陳情はしていますけれども、ただ、これは今あきらめるということでなくて、息の長い、これから国の特別史跡は県の遺産でもありますから、その整備について積極的に努力を続けていきたいと考えております。 ○議長(佐藤洋輔君)  伊藤君。 ○9番(伊藤 進君)  いずれにしましても、地域の住民の方々のこれまで強い要望でございました。ぜひいろいろ問題があろうかと思いますけれども、前向きに取り組んでいただきたいということを申し上げて終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  49ページに結婚相談員報償費というので47万円ほど計上されているわけですが、これは施政方針演説の中にも市長が言われておりまして、金額は小さいわけなんですけれども、非常に現在の鹿角市におかれる状態から見れば、金額は小さくても将来を考えた場合に大きな問題の一つだろうという判断をするわけですけれども、いかなる状況で考えて、どういう効果を期待され実施しようとしているかについてお伺いしたいということでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  これは少子化対策ということで、福祉サイドで取り組もうということで新しくスタートしたものであります。予算的には4名のせております。旧町村単位的に今考えておりまして、いわゆる相談員の活動費的な要素がほとんどであります。それで問題は、どんな活動をして、どういう人にお願いするかということが大変結果を左右するわけでありますから、できればまずお盆ころまでじっくりいろいろ方向を定めながら、そして人選をしながら、そして研修もしながら、そしてスタートしたいと考えております。いずれスタートすること自体は大体今のところは8月ごろを想定しております。できれば新年度早々に人選に入りたいと思っていますので、できるだけいろんな機会をとらえて、制度に合うような人選を急ぎたいと考えています。 ○議長(佐藤洋輔君)  石川君。 ○7番(石川幸美君)  ただいまのお答え、まずわかりました。  非常に期待しておりますので、ぜひともひとつ効果が上がるようにご配慮をお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(佐藤洋輔君)  福島君。 ○6番(福島壽榮君)   100ページの美術品購入費 300万円の関係で、何を何点お買いになるのか決まっていましたらお知らせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  昨年12月20日から23日まで、市内の作家の人方の絵画の展示会をやったわけですけれども、その中にも非常に優秀なものがあるという評価をいただいておったわけですが、それについて、将来の生涯学習センターにもその展示場所を設置するように私方も考えておりますので、それらを展示するためにも、そういうものを購入していきたいということで、最初は市内のそういう人方のものに的を絞りながら購入していきたいと考えていますが、まだ具体的にどうというのはまとまっておりません。 ○議長(佐藤洋輔君)  福島君。 ○6番(福島壽榮君)  大変ありがたいことだと思っています。私も去年第1回の鹿角在住の作品の発表会を見せていただきましたけれども、大変関係者が熱心に取り組んでおられまして、ぜひ年々そういう方々の作品を1点でも2点でも毎年購入してあげて、そのことで貴重な文化財産を多くそろえていただきたいものだと思っていましたので、今回は鹿角在住者を一応予定されるということですけれども、鹿角出身で、県外なり、国際的に活躍する方もあるかもしれませんので、そういったことも含めて少しずつこの辺のところは予算を持ちながら、ぜひ今後とも拡充していただきたいと思っています。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかに。阿部君。 ○18番(阿部佐太郎君)  今のこの美術品、福島議員の考え方もよろしいかと思いますけれども、これはいつからこういう計画が出ていたんですか。私は美術品等鹿角の在住、あるいは鹿角市の市民に我々が普段目に触れられない美術品等を見せていくんだといった構想のもとから出てきたのか。将来計画、大きな計画の中の一環なのか。これは、私初めて今、今回の予算に福島さんが言われたので気がついたわけですけれども、そういった計画があっての今回の予算なんですか。
    ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  将来的には先ほど申し上げたとおり、市民の方に市内在住の方から購入したものを展示して紹介する。あるいはまた、第2段階としては、もっと幅を広げながら国内外の優秀な優れた美術品を収集していくんだという計画を立てておりまして、その一環として今回、また生涯学習センターの魅力アップと利用向上の一環として考えておるものでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○18番(阿部佐太郎君)  これは、例えば今言った生涯学習をグレードアップするとか、それから、在住者のそれこそそういったものを今後そろえていく。将来については、やはり国外もという非常に大きな金額も必要になってくるでしょうし、こういう具体的な検討はこれまでどこでなされてきたものですか。私はこういった問題をやるときは、やはり長期の計画の中でそうした場合、総資金が何十年計画の中で幾らかかるのかといったものを検討された上でなければ、やっぱりもう少し検討を重ねた上でやるべきものではなかろうかなと思うんですけれども、どこの場所で検討されて出てきたものですか。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  最初は教育委員会の内部で検討いたしておりまして、生涯学習センターの建設に向けて、先ほども申し上げましたように、展示する一室がぜひ欲しいというところからこういう計画が出てまいりまして、実施計画にお願いしてきたものでございます。 ○議長(佐藤洋輔君)  阿部君。 ○18番(阿部佐太郎君)  ことし初めて生涯学習センター、今具体的にどうしようという計画書が出たわけですね。例えば今後これは全協でも相談していかなければいけない大きな事業なんだよと言われて、もちろんそういう方向に行くと思うんです。そうした段階で、美術品。これはやっぱり将来的にみんなで検討してそういったものをそろえていこうというのであればいいけれども、今、これは並行して買わなければならないといったことは、私はちょっと不可解でおるわけですけれども、そういった点、当該委員会でも検討していただきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第33号から議案第40号までの8件、すなわち平成10年度の特別会計等の予算について質疑を受けます。質疑ございませんか。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  私から、議案第40号についてお尋ねいたします。  先ほどの質問と重複するわけなんですが、何かしら質問と答弁がしり切れトンボになったような感じがします。議案第40号については、今回は大湯中通り東町線地区のこの給水区域拡張ということで施設整備費がいわゆる大きく予算措置されておるわけなんですが、先ほども私が申し上げましたとおり、一本木、それから申ケ野間は一本木から大規模農道を南下して、農免道路を通って県道に出ると。いわゆる前の営林署の苗圃のところなんですが、それから申ケ野、寺坂、そして東町の方へ行くという話を聞いたわけなんですが、これは事実なのかどうか。これをひとつ確認したいと思います。この拡張工事が、この路線が事実なのかどうかということを先に確認したいと。もしこれが事実だとすれば、これが何年度に、ことしやられるのかどうか。何年度にやられるのか。ことしやられるのであればそれなりに答弁していただきたいと。  もし、こういう路線で配管工事がされるということになると、いわゆる草木部落の入り口まで工事がやられるわけなんです。そうしますと、草木小学校、それから草木保育園、こうした公共のものがあります。こうしたものをぜひともやはり上水道利用して学校なんかに配管していただきたいものだという考えもあります。そしてまた、あわせてここまでパイプが行くわけなんですから、草木地区の上水道の事業はどうなるのか。これもあわせてひとつお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  ただいまの質問の、いわゆる田園から上がってきたところと、一本木の交差点のところまで現在管が伸びております。市長が先ほどの質問で答えたように、ストーンサークル内を通過していきたいということでありましたけれども、それは最終的に断念しました。したがいまして、今黒沢さんが質問されたように、今市道になっているそうですけれども、昔の大規模農道を行きまして、草木小学校入り口というところから、営林署の苗圃ですか、モーテルの方を迂回しまして、そこでまた県道十二所花輪大湯線に乗って、最終的には東町まで線を結びたいという計画でございます。したがいまして、今年度の予算上の計画でございますが、これはそれを含めまして、約7キロメートルの敷設を考えております。したがって、この考え方は、基本的には本管を県道あるいは市道に埋めていくことになりますけれども、基本的には上の方から順序につないでいくという考え方でございます。  それから、二つ目のその際に草木方面まで伸ばすのかということでございますけれども、この予算書作成の段階では、草木方面へは伸ばすという考え方はございませんでした。その部分につきましては、今後実際の実行段階でさらに検討を加えていかなければならないものと考えておりますが、基本的には迂回した分、逆に距離が余計とられておりますので、その分東町まで届く部分が長くなるということになりますので、基本的にはそちらを優先して工事を進めたいという考え方を持っております。         (「議長、今の問題ちょっとおかしい」の声あり) ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後5時36分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後5時40分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。黒沢君。 ○25番(黒沢直弥君)  次長、そういうことがないと言ったって、それではまたうそをつくことになるんですよ。うそをつくようになるんです。そんな答弁で満足しなさいということはできませんよ、本会議なんですから。やはり責任ある答弁しなさい。やはりこれからあなたが答弁したことでもあっても、やはり建設水道委員会で議会には議会の立場、委員会なんかもあるでしょう。  常任委員会を通すためには、あなたもそれなりに工夫して、頭を下げるところは下げて、通さなければ通していただかなければならないんだし、それなりにやっぱりちゃんとやりなさいよ。胸は張って。そういう計画であったら。私は一たん答弁しておいて、あとはそういう事実はございませんでは通らないと思います。通らないんだよ、議会は。だから、きちっと事実かどうかということを私は確かめているんだから、再確認します。あそこまで、中草木の入り口まで行きますか、行きませんか。これ一つ。あとは何回もしゃべったけれども、もう一回確認する。  それと、さっきもしゃべっている、もう一回やるから、草木小学校とそれから保育園ある。これはやっぱり公共物だ。これに対するやはり上水道、あそこの草木小学校は水で非常に困っている場所なんです。水をくみ上げて、そしてあの大きいタンクに上へ上げて、そしてパイプで蛇口をあれして水をとって使っているという状態なんです。あそこまでいったら、やっぱり学校とか保育園に対しては上水道を引っ張って、そして生徒方に使わせるべきなんです。こういうことを聞いているんですよ。  それから、何も誘導尋問なんかしておらない。もしそこまでパイプが行ったら、やはり草木地区の上水道計画はなされておるでしょう。いつもだ。やはり文化的生活ということは上水道が通ったからそういった意味じゃなくても、やはり若い者からいくと、何となく草木地区はおくれをとっていると。先日ですか、新聞を見たんですが、話題なんかでもやはり自分方の部落で簡易水道化していると。いつも井戸からくみ水でどうしますか。そのためには私はあえてこうしてしゃべっている。ずっと何年も前にも一般質問をやったことがある。草木地区の上水道問題についていつやりますかと。まるで無期限のような返答ばかり返ってきている。だから、非常にその話を聞いたところで私は本当に喜んだわけなんです、心中、ああ、よかったと。これはまず一番先に草木小学校、保育園に対して上水道を利用させるようにしていかなきゃ困ると。これまず一つ。  それから、何年か先見通しがつかない、めどの立たない草木地区の上水道ということが果たして目の先にちらついてきたと。だから、当然でしょう。その地域の人間から言ったら。当然。では何年ごろに上水道の拡張工事が行われますかと。こういうことで質問しているわけなんですよ。時間がたつから余りくだくだしく言わないけれども。答えてくださいよ。それだけ聞けばいいんです。もしあなた、次長として答えられない立場であれば、学校とか保育園に対するそうした施設に対する上水道を引っ張るとかつけてやるとかというものは、やはり市長の一つの考え方だと思います。どうぞ、ひとつあわせて市長がその点お答え願えればありがたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市長。 ○市長(杉江宗祐君)  いろいろ答弁の方も逆に歯切れよくし過ぎて、いろいろ誤解を招くようでありますけれども、ストーンサークルの整備に関連もございまして、上水道のこの敷設についていろいろ変更もせざるを得ないということを含めてるる所管の委員会にご説明を申し上げてご審議いただき、ご理解を賜りたいと存じます。  そしてまた、単に配管が迂回するだけであれば、いろいろやはりまた論が出てまいります。そういう意味では、そういう方向になると。当然のことながら水不足のそういう公的施設などについても検討はせざるを得ないだろうと思いますが、現段階で今いつやるという確定はいたしておりませんが、今後引き続き検討してまいりたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。大信田君。 ○21番(大信田喜一君)  私も一つお伺いしますけれども、今の論議とちょっとかけ離れる面もあろうと思うんですけれども、要するに水道事業そのものは、私は企業会計ですから採算を度外視をした工事計画では私はいけないと。やっぱりとんとんぐらいでいくんだったらまず我慢しようということにもなるわけですけれども、その辺の積算の状況はどういうふうにされていますか。  その辺。  ただ、あの辺は私から言わせますと、集落が非常に散在しておるということからしますと、工事費がかなりかさんでくるのではないかなと私は思っております。そういう意味合いから言えば、結果的に水道会計そのものは、そこだけじゃなくしてもっとあると思うんですけれども、赤字転落してしまうという危険性も含んでおるわけですから、その辺を含めた説明を願いたいと。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  言うまでもなく企業会計ですので、採算を度外視して事業執行するわけにはいかないということは肝に銘じております。いずれ水道料金収入だけでは賄い切れない現状にありますので、約2億円幾らの起債を措置しまして、当分施設拡張の部分にはここ二、三年前から取り組んできておりますので、十分そういうものを配慮しながら進めていくという考え方をしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  大信田君。 ○21番(大信田喜一君)  今の説明はちょっと違うのではないかなという感じがするんです。  莫大な予算を要するんだと。ところが、実質的にどれくらいの予算がかかるかわかりませんけれども、あの周辺の水道料金収入で工事費全体を賄えるかということになれば、私は疑問があると言っているんです。そこを言っているんですよ、私は。企業会計だから、採算を度外視はできないんだということはよくわかるんですけれども、ところが、言っていることと、実際的にやろうとしていることと私は相反するのじゃないかなと受けとめ方をしているんです。お金をかけてやるということはいいですよ。お金を借りてやって、実際的にそれは何年間で返還するかわかりませんけれども、果たしてあの辺の周辺だけでは私は採算がとれないのではないかなという感じがしてならないから私はあえて言うんです。その辺。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  起債につきましては、5年据え置きの20年返済ということになりますけれども、確かにこれから拡張しようとしているところは農村集落でありまして、その投資効果という面につきましては、密集地に供給することから見れば、確かに採算上は非常に効率が悪い場所にはなろうかと考えております。しかし、管を配管するからには、地域の人方との話し合いによって 100%に近い高率な加入を求めて、特に周辺につきましては、水の量、質、その他余りよくないという情報でございますので、そういうことに努めて幾らかでも採算ベースに合うような形で進めて計画を立てていきたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  再び本日の会議時間でございますけれども、議事の都合により、午後7時まで延長いたします。  ほかにございませんか。阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  議案第33号、 135ページでありますが、先ほど説明ありましたタートルマラソンの全国大会開催地の負担金の問題でありますが、どうも先ほど来考えてみておりますと、この計上は国保会計にはなじまないのではないのかなと思うわけであります。むしろ本当にこういう大会を開催地として引き受けるのであれば、これは一般会計で措置して、逆に被保険者分を一般会計に負担金として出すというのが本来の予算措置の仕方ではないのかなと考えますが、この点についてひとつ明解な答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  市民福祉部長。 ○市民福祉部長(花ノ木一好君)  先ほども申し上げましたが、 1,500万円ほど、これはまだ確定しておりませんが、そのうちの 200万円ということで求められております。これは、我々が健康づくりのためにやる事業であります。もちろん市民に多くの参加を求めます。ただ、全国から来る部分が相当あるので、一般会計から 180万円の繰り入れをいただいておりますので、それを先ほどちょっと申し上げたように記憶しておりますが、決して国保会計でやるということではありませんで、 180万円は一般会計からの繰り入れということになっております。 ○議長(佐藤洋輔君)  岩船君。 ○16番(岩船正記君)  議案第38号についてちょっとお尋ねしたいと思います。  農業集落排水事業特別会計ですが、これは集落との同意はどういうふうになっておりますか。 それをまず一つお尋ねをします。 ○議長(佐藤洋輔君)  産業振興部長。 ○産業振興部長(阿部 正君)  99%といいますか、一人だけ未加入者がおりますが、あとは全部同意いただいております。 ○議長(佐藤洋輔君)  岩船君。 ○16番(岩船正記君)  すごい同意率があるということで、先ほど来、上水道の件でいろいろ話がありましたから、ひとつ何かこういう事業も、事業だけが先行して、いざ供用開始するときは50%以下とか30何%とかよく言われているケースが今まであろうかと思いますので、特別これについてお尋ねしたわけです。わかりました。 ○議長(佐藤洋輔君)  齋藤君。
    ○22番(齋藤啓一君)  議案第40号です。  先ほど来、いろいろ議論をしていますが、今回の上下水道部次長が言った問題は、本来の目的は花輪の水が足りないからこっちから持っていくという事業がストーンサークルのもろもろの問題で考え直しをしなければいけない。それで、まず迂回の案が出て今回この予算を盛ったと思いますが、今、企業会計ですから余り赤字にはならないと言うんですが、草木地区、ずっと今まではストーンサークルへ行くものであれば、それをこっちにも来てほしいとなれば、今言ったような採算的な部分をやむを得ないということで、無期延期みたいなことで来たことがあったわけです。しかし、今来るという部分でなって、それで採算を考えるとすれば、私はあそこの一本木から草木小学校の入り口までというと1.何キロメートルぐらいですか、それであとずっと3キロメートル、4キロメートル、何もないところを行くわけです。そうしますと、先ほど来言っています小学校、保育園、こういう公共の施設、あとは散在はしているかもしれませんが、あそこに住民があります。ぜひそういう観点を考えますと、一本木から引っ張るのであれば確かに企業会計という部分から考えれば大変ですが、こういうふうにいろいろな事情となったチャンスをぜひ住民の方々はいいチャンスだということでお願いしている経緯があります。どうかそこは根本を間違わないでぜひ検討を願いたいと思いますし、どうですか、実際に草木小学校と保育園は足りないですよね、教育次長、管轄としてどうなっていますか。 ○議長(佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長(高畑 直君)  保育園の方はちょっと私の管轄ではありませんけれども、学校については非常に水で困っております。 ○議長(佐藤洋輔君)  齋藤君。 ○22番(齋藤啓一君)  そういうわけで、次長、何回もお宅の答弁を聞いておりますから、ぜひそういうことも勘案しまして住民の満足、また小学校生徒、保育園の園児の水等、特に今年度の冬はかなりの渇水ということで、私もいろいろ要望を受けております。そういう意味でまた検討をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤洋輔君)  暫時休憩いたします。               午後5時56分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               午後5時57分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  先ほど市長が答弁した内容であれだと思いますけれども、今後所管の建設水道委員会等と相談しながら、その部分を定めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  議案第37号について。これも簡単にお伺いします。  なんか上下水道部の次長に集中しているようで申しわけありません。  実はここの使用料の関係で 6,090万円、計上していますね。実は、下水道が通っているところはすごく関心が高い。しかも使用料については極めて関心が高くて、一体どうなっているんだろうかということをよく私どもは最近聞かされます。これは事業が始まったばかりだから聞かれるのだろうと思いますのであえてお尋ねをするわけですが、昨年の当初予算には 5,400万円計上しているんですね。その後また工事をやっていると。そして今回は 6,090万円。したがって、 510万円ぐらい昨年度より多い計上です。こう考えてみますに、施設をふやしての加入率、この前41%だと言っていますが、それを今回はどれぐらい見込んで約 510万円ぐらいがふえるというふうに積算されたのか。それから、前年度の 5,400万円を計上した部分についての使用料は、完納の状態になっているのか、滞納が出そうなのか。その辺をまずお聞きしたい。  それからもう一つは、これは入っている人方がよく聞いているんですけれども、いわゆる水を使った部分で使用料が計算されると。上水と地下水を持っている人がいると。地下水を持っている人は、自分の家で持っている地下水と、それから共同でつくってやっている地下水と両方あるわけですね。その場合に、なんか6トン分は地下水分は見られるんだと。それに上水道分を足して使用量として積算されるんだというようなことがあるようですけれども、それでは、実際の使用量の量から見ればうまくないのではないか。要するに実態と合わない部分があるのではないかという意見がかなりあるわけでして、その辺の解釈もお伺いしたいのです。この2点です。 ○議長(佐藤洋輔君)  上下水道部次長。 ○上下水道部次長(賀川一男君)  当初予算の積算の内容ですけれども、これは使用料につきましては、平均1立方メートル 175円と積算しまして、1カ月2万 9,000立方メートルというふうな積算でございます。9年度現在につきましては、 5,400万円のあれにつきまして、11月現在で 4,260万円の収入というふうな形になっていますけれども、鋭意徴収には努力しているわけですけれども、 100%というのはまず相当難しいのではないかと判断しております。  それから、加入率の問題ですけれども、地域が拡大になりますので、加入者もふえてはいきますけれども、いわゆる分母になる分も当然ふえるわけです。現在は50.6%の加入率で、来年度末では60%を目標にした予算措置でございます。  地下水と上水の関係でございますけれども、例えば今の例のような6人の共同ということがありますけれども、こうした場合には、はっきりわかるようにメーターでも取りつけていただけば一番はっきりするわけですけれども、現在は上水道と併用の場合の地下水利用については、なかなか本人の考えていることと、結果としてマッチしない感じが生じているのかもしれません。そういう形で、はっきりしたいという場合には、やはり個人の地下水の方にもメーターを設置してもらうという方が一番うちの方としては進めたいと思っております。そういうふうに指導をしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――            日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(佐藤洋輔君)  次に、日程第8、議案及び請願の付託を行います。  ただいま議題となりました議案第3号から議案第40号までの38件と、お手元に配付しております請願1件につきましては、議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し審査をお願いいたします。                (「議長」の声あり)  暫時休憩いたします。                午後6時03分 休憩 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                午後6時04分 開議 ○議長(佐藤洋輔君)  再開いたします。  明3日から8日までは議案調査及び休日のため本会議は休会いたします。  以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって散会いたします。                午後6時05分 散会...