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平成 9年第5回臨時会(第1号 7月14日)

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  1. 鹿角市議会 1997-07-14
    平成 9年第5回臨時会(第1号 7月14日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    平成 9年第5回臨時会(第1号 7月14日)    平成9年7月14日(月)午前10時開会  開  会  第1. 会議録署名議員指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期決定  第4. 議案第70号 工事請負契約締結について             (八幡平小学校規模改造工事)  第5. 議案第71号 専決処分承認を求めることについて             (平成9年度鹿角一般会計補正予算(第4号))  閉  会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  第1. 会議録署名議員指名  第2. 議会運営委員長報告  第3. 会期決定  第4. 議案第70号 工事請負契約締結について             (八幡平小学校規模改造工事
     第5. 議案第71号 専決処分承認を求めることについて             (平成9年度鹿角一般会計補正予算(第4号)) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席議員(24名)       2番  石 井 照 光 君     3番  村 木 繁 夫 君       4番  小田切 康 人 君     5番  黒 澤 一 夫 君       6番  福 島 壽 榮 君     7番  石 川 幸 美 君       8番  米 田 健 一 君     9番  伊 藤   進 君      10番  奈 良 喜三郎 君    11番  阿 部 節 雄 君      12番  大 里 恭 司 君    13番  児 玉 政 芳 君      14番  中 西 日出男 君    15番  畠 山 玄 介 君      16番  岩 船 正 記 君    17番  阿 部 邦 宏 君      18番  阿 部 佐太郎 君    19番  佐々木 義 隆 君      20番  勝 又 幹 雄 君    22番  齋 藤 啓 一 君      23番  佐 藤 洋 輔 君    24番  成 田 吉 衛 君      25番  黒 沢 直 弥 君    26番  高 杉 英次郎 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 欠席議員(2名)       1番  石 川   徹 君    21番  大信田 喜 一 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 事務局出席職員  局  長      大 里 博 志 君  次 長     畠 山 修 三 君  次長補佐      廣 林   剛 君  主査      今 泉   修 君  主任        菅 原   勤 君  主任      安 保 一 雄 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 説明のため出席した者の職氏名  市長        杉 江 宗 祐 君  助役      佐 藤 秀 朗 君  収入役       木 村 正 司 君  教育長     淺 利   忠 君  代表監査委員    三 村 陽 一 君  総務部長    勝 田   尚 君  市民福祉部長    花ノ木 一 好 君  産業振興部長  阿 部   正 君  都市建設部長    千 田 俊 夫 君  上下水道部長  川 又 満 男 君  総務部付部長待遇  大 里   勲 君  教育次長    高 畑   直 君  総務部次長     工 藤 利 栄 君  産業振興部次長 木 村 久 男 君  農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君  総務課長    児 玉 弘 志 君  財政課長      児 玉   一 君 ○議会事務局長大里博志君)  ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席24名、欠席2名でございます。  したがいまして、会議開会の定足数に達しております。  なお、本日の欠席議員は、1番石川 徹議員、21番大信田喜一議員であります。  終わります。                午前10時02分 開会議長佐藤洋輔君)  ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、第5回市議会臨時会開会いたします。  本日の会議はお手元に配付してあります議事日程第1号により進めてまいります。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第1 会議録署名議員指名議長佐藤洋輔君)  日程第1、会議録署名議員指名を行います。  本臨時会会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、7番石川幸美君、8番米田健一君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――              日程第2 議会運営委員長報告議長佐藤洋輔君)  次に、日程第2、議会運営委員長報告を受けます。  本臨時会議事日程の作成に当たり、7月7日、議会運営委員会を開催いたしておりますので、その結果について議会運営委員長報告を求めます。議会運営委員長中西日出男君。            (議会運営委員長 中西日出男君 登壇) ○議会運営委員長中西日出男君)  私から、第5回鹿角市議会臨時会にかかわる議会運営委員会を、去る7月7日午後2時に開催いたしておりますので、その結果についてご報告申し上げます。  本日上程されます案件は、議案2件でございます。  したがいまして、会期は本日1日限りといたしております。  議事日程につきましては、お手元にお配りしてありますとおりですので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長佐藤洋輔君)  ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤洋輔君)  ないものと認めます。よって、議会運営委員長報告を終わります。            (議会運営委員長 中西日出男君 降壇) ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                日程第3 会期決定議長佐藤洋輔君)
     次に、日程第3、会期決定議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会は、ただいまの議会運営委員長報告のとおり、本日1日と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤洋輔君)  ご異議なしと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                  議案の上程 ○議長佐藤洋輔君)  次に、議案を上程いたします。  本日上程されます議案につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤洋輔君)  ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――               日程第4 議案第70号 ○議長佐藤洋輔君)  まず、日程第4、議案第70号工事請負契約締結についてを議題といたします。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                 提 案 説 明 ○議長佐藤洋輔君)  提案者説明を求めます。都市建設部長。 ○都市建設部長千田俊夫君)  私から、議案第70号についてご説明申し上げます。  八幡平小学校規模改造工事請負契約締結するため、地方自治法及び鹿角市条例の規定により、議会議決をお願いするものであります。  契約の目的でございますけれども、八幡平小学校規模改造工事でございます。  契約の方法は、指名競争入札、これは市内A級業者5名を指名しております。  3番の契約金額でございますけれども、1億 6,275万円で落札しております。なお、3回目で落札しております。  契約の相手方ですけれども、株式会社小板橋建設代表取締役小板橋秀吉となっております。  次に、お手元八幡平小学校規模改造工事説明資料を差し上げておりますので、これについて簡単にご説明を申し上げたいと思います。  1、1ページをお開きになっていただきます。  構造は、鉄筋コンクリートづくり3階建てとなっております。  それから床面積で、 2,345平方メートルとなっております。  工期は、平成9年7月15日から平成9年10月15日となっております。  なお、床面積の1階の面積は 807平方メートル、それから2階は 769平方メートル、3階も同じく 769平方メートルということで、 2,345平方メートルになります。  それから、工事概要に入る前に、実はこの資料の中で記号で表示しているものがあります。  それを簡単にご説明申し上げたいと思います。  まず、VPというのがあります。これはビニールペイントということです。  それから、OPというのもあります。これはオイルペイントでございます。  それから、EPというのもあります。これはエマルションペイントということです。  それから数字の単位でございますけれども、これは全部ミリメートル単位でございますので、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、工事概要を簡単に申し上げます。  まず1には、耐震補強というようなことで1階部分に4カ所を実施することになっております。後ほど図面で説明したいと思います。  次に、2番目としては主要外部仕上げでございますけれども、屋根外壁開口部となっております。そして改修前と改修後というふうなことで、まず屋根でございますけれども、改修前は長尺カラー鉄板瓦棒葺きになっております。改修後には軟質塩ビシートカバー工法というようなことで、これは既存の瓦棒谷間部分に厚さ30ミリメートルの断熱材を張り、表面を平らにした上に塩ビシート厚さ 1.5ミリメートルを張りつけるというような内容になっております。  それから外壁コンクリート打放しリシン吹付というふうなことですけれども、これは改修後にはクラック、それから破損箇所補修をしてその上に伸長型吹付タイルというふうな工法になります。  それから開口部でございますけれども、これはアルミサッシというようなことで現在はこれは欄間の部分になりますけれどもFRPというようなことで、これはガラス繊維強化プラスチックを現在使っております。それを改修後にはガラスに切りかえるというふうな内容となっております。  3番でございますけれども、主要内部仕上げというふうな中身でございますけれども、これについては床、壁、天井というふうに区分して、さらには改修前、改修後というふうなことで区分しております。そういうふうなことで、あとは部屋の名前ですけれども、昇降口から玄関、次のページお願いします、そして廊下、階段室保健室、倉庫、更衣室校長室職員室印刷室教材室男子WC女子WCでございます。  それで主なものでございますけれども、床については全部取り壊して改修するというふうなことです。壁、天井等については、部分的には壊す部分もありますけれどもほとんどペンキに塗りかえというふうなことの内容となっております。  なお、男子トイレ女子トイレ等は壁も天井も全部これは改修するというふうな内容となっておりますので、あと改修前、改修後の内容についてはご参考にしていただければありがたいと思います。  次、3ページは同じような形の中でなっております。なお、この3ページには参考として機械設備工事電気設備工事等も発注しておりますので、ここにその内容を記載しております。  次、4ページお願いします。  右端の方にちょっと見づらいところがあると思いますけれども、4でございます。これが配置図でございます。それでこれについては、管理・教育棟というふうなところで、これはここの部分を1階から3階まで今回の改造するところの中身となっております。  それから次のページをお願いします。  ここにきまして、耐震補強位置図がございます。それでまず一番先にこの耐震補強位置でございますけれども、女子トイレ男子トイレのところをこれを現在15センチメートルのコンクリートを20センチメートルの厚さに直すものであるというふうなことでございます。  それからもう1カ所は調理室でございます。調理室映写室部分でございます。  そして次は、職員玄関のロビーになっている部分、これについては12センチメートルから20センチメートルにコンクリートの厚さをかえていくというふうなことでございます。  もう一つ保健室でございます。これについては現在は木間仕切りになっております。これを20センチメートルのコンクリートに直していって補強するというふうな内容となっております。  次のページ6は、これは2階の平面図、それから7は3階の平面図というふうな内容になっております。  簡単ですけれども、以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長佐藤洋輔君)  提案説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  この機会に基本的なことに触れてちょっと2点ばかりお伺いしたいと思います。  今回の請負契約入札に当たっては、指名競争入札が行われたようでありますが、聞くところによれば3カ年の継続事業でもあるというふうにも聞いておりますし、この際、一般競争入札という方向が考えられなかったのかなと私は思います。  特にこの種の工事については、事業の面からいってもある程度可能なのでなかったのかなと、こう思いますし、特に一般競争入札については時代要請でもありますし入札の原則でもあろうというふうに考えますときに、いかがであったものかなというふうに思うわけですが、その点が1点。  それからもう一つは、工事設計者がどなたであったのかということをあわせて伺いたい。  それからもう一点は、常任委員会で審議する場合はかなり詳しくいろいろお尋ねすることができるんですけれども、やっぱり本会議であればなかなかそういったこともなくて肝心なものをお聞きしないで審議してしまうというような傾向がありそうな気がしてならないわけであります。  私は、言ってみれば大規模改修なんてものの特質といいますかそういったもの、特に校舎改築に当たって、条件としてどういう場合は大規模改修が可能であるとかというようなことが、今お伺いしておかなければいけないのではないかと。なぜならば、前回の議会でも校舎改築に関する請願なんかも採択されております関係もありますので、これはあくまでも参考のためですがお伺いしておきたいとこう思います。以上であります。 ○議長佐藤洋輔君)  都市建設部長。 ○都市建設部長千田俊夫君)  私の方から、まず一般競争入札の件についての検討を加えなかったかというふうなことでございますけれども、これは確かに指名調整会議の時点での話し合いは出てきましたけれども、まず第1点はやはり将来にはそういう一般競争という方向づけの検討は当然加えていかなければならないというようなことは話し合いをしております。ただ、今回といいますか、こういうふうな市内業者というような形の中でやはり企業的なサイドで非常に、何といいますか、事業量関係も減ってきておるというふうなことも踏まえながら、今回は指名競争入札というふうなことで業者指名して入札をしたわけでございます。  それから設計関係でございますけれども、これは秋田市のコスモス設計となっております。  なお、大規模改修関係の今後のことについては、教育委員会の方からひとつよろしくお願いします。 ○議長佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長高畑 直君)  大規模改修についてお答えいたしたいと思います。  大規模改修については、条件としては20年以上経過した老朽施設外部及び内部を全面的に行う改造工事でございまして、今回の八幡平小学校の場合はこれに耐震性ということを加味しながら行うものでございます。  なお、市内には学校がたくさんございますが、それなりの条件をクリアしてくれば大規模改修は行わなければならないものではないかなとこう考えております。 ○議長佐藤洋輔君)  奈良君。 ○10番(奈良喜三郎君)  1点目の一般競争入札関係ですが、将来にはそんなことを考えてもというようなご答弁でありますからそうだろうなと思います。ただ、特別な工法を要するとか、特別なノウハウを要するとかというようなものですれば、ある程度業者の選択だとか、例えばAクラスだったらAクラスというもので指名するというようなことがあり得ると思いますけれども、一般的な工事だとすればやっぱりかなり範囲を広げて一般競争入札にする時期に到達しているのではないかと思うわけでして、なるべく速やかに検討していただきたいものだなというふうに思うんですが、その点についてひとつ。  それから、2点目のことですが、今回は耐震性なんかも考慮されたということですし、20年以上だということはわかるわけですけれども、こういう改築の場合はこの機会に特徴のある施設をさらにふやすとか、あるいは規模を少しかえるとか、そういったことはできないものですか。 ○議長佐藤洋輔君)  助役
    助役佐藤秀朗君)  1番目の一般競争入札ということでございますけれども、奈良さんおっしるように時代要請としてはその方向に来ております。  指名調整会議話題になりましたことは今部長が申し上げましたが、そのこともありますが、ジョイントにできなかったのか、そういうこともいろいろ話題にして議論いたしました。今回は額も1億六千万何がしということで、これも市内業者で十分対応できるのではないかということでこういう格好をとったわけでございますから、今後のひとつ検討課題ということで、一般競争に付する場合には額を幾らにすればいいのか等々も含めましてこれから慎重に検討していきたいと思います。 ○議長佐藤洋輔君)  教育次長。 ○教育次長高畑 直君)  今回は現状を改造するということで行っておりますが、それにさっきご説明申し上げましたように耐震性で補強するということで工事することになっております。                 (「了解」の声あり) ○議長佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。                 (「なし」の声あり) ○議長佐藤洋輔君)  ないものと認め質疑を終結いたします。  本案につきましては、討論を省略し直ちに採決いたします。  議案第70号工事請負契約締結についてを原案のとおり決するにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤洋輔君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――                日程第5 議案第71号 ○議長佐藤洋輔君)  次に、日程第5、議案第71号専決処分承認を求めることについてを議題といたします。  提案者説明を求めます。総務部長。 ○総務部長勝田 尚君)  議案第71号専決処分承認を求めることについて、ご説明いたします。  本案専決処分は、平成9年度鹿角一般会計補正予算(第4号)でありますが、6月26日付で地方自治法第 179条第1項の規定によりまして別紙のとおり専決処分したので同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。  専決処分書をごらんいただきたいと思います。  専決処分書の3ページをお開き願います。  平成9年度鹿角一般会計補正予算(第4号)でありますが、第1条歳入歳出予算総額歳入歳出それぞれ 744万 7,000円を追加し、歳入歳出予算総額歳入歳出それぞれ 174億 6,051万 1,000円とするものであります。  2といたしまして、歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごと金額、並びに補正後の歳入歳出予算金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。  今回の専決処分によります補正は、去る5月11日発生いたしました地すべり及び土石流災害対策費として所要経費の第2回目として専決処分させていただいたものであります。  補正内容につきましてでありますが、対策本部に係る経費のうち、現地対策本部宿日直2名のうち1名を警備委託に切りかえたことによる調整、及び災害対策用デジタル携帯電話機購入費34万 1,000円、避難者避難勧告解除時の家財運搬車借上げ料等10万 5,000円、仮設住宅へ備えつけの全自動血圧購入費36万 8,000円、避難勧告解除後にかかわる八幡平観光の復興に向けましたアピール広告費21万円、現在避難している銭川温泉志張温泉元湯、ゆきの小舎、さらに消防本部警報板設置経費 642万 3,000円となってございます。  歳入につきましては、全自動血圧測定器につきましては県営発電所周辺地域等振興事業助成金35万円であります。他は財政調整基金を 709万 7,000円を取り崩しております。  なお、避難勧告解除に向けてのスケジュールでございますが、防災関係部課長会議を7月16日開催、及び関係機関で構成しております鹿角市澄川・赤川温泉土砂災害2次災害警戒避難対策本部会議をまた同日開催決定いたしてございます。さらに鹿角防災対策会議を7月22日開催いたしまして避難勧告解除のめどをつけてまいりたいと考えております。終わります。 ○議長佐藤洋輔君)  提案説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  採決する議案ではありませんので、執行部の考え方をちょっと確認しておきたいと思います。  法第 179条に基づく、長が専決処分できるケースは4つあるわけでありますが、一番問題なのが今回のケースである長が議会を招集する暇がないと認めるときと、こういう場合であると言われております。議会を招集する暇がないか否かの認定というのはもちろん長が行うのでありますが、その認定というのは自由裁量ではない。法規裁量に該当するのであって、長の認定というものは客観性がなければならないというような行政実例があるわけであります。  専決処分は、議会議決にかわるべき意思決定とその執行を含むものでありまして、それだけ重要な意味を持っておるとそういう措置であります。  そこでお伺いしたいのは、専決処分が6月26日に行われております。6月定例議会最終日は6月23日であります。私はこの3日間の差というのは努力次第では解消できるのではないかというふうに思うわけであります。つまり、6月定例議会最終日追加提案という形で処理するべきものではなかったのかなと思うわけであります。安易な処分に疑問を持つものであります。その辺の見解について理解できるご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長佐藤洋輔君)  総務部長。 ○総務部長勝田 尚君)  専決処分地方自治法第 179条につきましては、阿部議員さんからのお話のとおりだと私どもも考えてございます。  それで、この専決処分につきましてもそのような方向内部検討いたしました。この今回の補正の中で大きな金額でありますが、サイレンの取りつけ及び警報板の取りつけがございます。  これは金額にいたしまして 642万 3,000円でございます。これが、その段階で金額を把握できればよかったわけですが、この金額がどうしてもその段階では出すことができなかったわけでございます。そういう関係でその段階ではやれなかったと、こういうことでございます。 ○議長佐藤洋輔君)  阿部君。 ○11番(阿部節雄君)  補正の主なる内容は先ほど説明ありましたとおり、警備の委託あるいは消防施設の整備工事、災害対策用の備品購入ということでありますが、今総務部長からその時点では見積もりをとり得なかったと、こういう話でありますが本当にそうであったのか、会期中にはある程度のこの種のものの内容というものは把握できるわけであります。それは私の過去の経験から申しているわけであります。  これは、定例議会が終わって3日間に計画をし実施するための避難であったのかどうか、大変疑わしいのでございます。また、予備費充用というような措置もあるわけでございます。そういう内容であればこの予備費で十分賄えるものではなかったのかなと、こう思うわけであります。  それから、私なぜこのことを確認しているかということを申し上げますと、長の認定を誤った場合にはその専決処分の違法性に阻却されるものではなく、場合によっては取り消される場合もあるという解釈もあるわけでありますので、今後における専決処分の取り扱いに慎重を期してほしいと、このように要望しておきます。 ○議長佐藤洋輔君)  ほかにございませんか。                (「なし」の声あり) ○議長佐藤洋輔君)  ないものと認め、質疑を終結いたします。  本案につきましては、討論を省略し、直ちに採決いたします。  議案第71号専決処分承認を求めることについてを原案のとおり承認するにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤洋輔君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第71号は原案のとおり承認されました。  以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって、第5回市議会臨時会を閉会いたします。                午前10時29分 閉会       議  長        佐 藤 洋 輔       署名議員        石 川 幸 美       署名議員        米 田 健 一...