鹿角市議会 1997-06-23
平成 9年第4回定例会(第4号 6月23日)
発議第3号
道路特定財源の堅持と新たな
道路整備計画の策定に関する意見書の提出について
発議第4号
農業基本法の抜本改正に関する意見書の提出について
発議第5号
義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書の提出について
発議第6号 口蹄疫の侵入をふせぐ総力あげた対策を求める意見書の提出について
発議第7号
生産者米価の下落を加速させる96
年産政府備蓄米の放出を中止し、米価の安定を求める意見書の提出について
閉会中
審査事件の付託
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(25名)
1番 石 川 徹 君 2番 石 井 照 光 君
3番 村 木 繁 夫 君 4番 小田切 康 人 君
5番 黒 澤 一 夫 君 6番 福 島 壽 榮 君
7番 石 川 幸 美 君 8番 米 田 健 一 君
9番 伊 藤 進 君 10番 奈 良 喜三郎 君
11番 阿 部 節 雄 君 12番 大 里 恭 司 君
13番 児 玉 政 芳 君 14番 中 西 日出男 君
16番 岩 船 正 記 君 17番 阿 部 邦 宏 君
18番 阿 部 佐太郎 君 19番 佐々木 義 隆 君
20番 勝 又 幹 雄 君 21番 大信田 喜 一 君
22番 齋 藤 啓 一 君 23番 佐 藤 洋 輔 君
24番 成 田 吉 衛 君 25番 黒 沢 直 弥 君
26番 高 杉 英次郎 君
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
欠席議員(1名)
15番 畠 山 玄 介 君
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
事務局出席職員
局 長 大 里 博 志 君 次 長 畠 山 修 三 君
次長補佐 廣 林 剛 君
庶務担当主査 今 泉 修 君
主任 菅 原 勤 君 主任 安 保 一 雄 君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 杉 江 宗 祐 君 助役 佐 藤 秀 朗 君
収入役 木 村 正 司 君 教育長 淺 利 忠 君
代表監査委員 三 村 陽 一 君
総務部長 勝 田 尚 君
市民福祉部長 花ノ木 一 好 君
産業振興部長 阿 部 正 君
都市建設部長 千 田 俊 夫 君
上下水道部長 川 又 満 男 君
総務部付部長待遇 大 里 勲 君
教育次長 高 畑 直 君
総務部次長 工 藤 利 栄 君
産業振興部次長 木 村 久 男 君
農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君
総務課長 児 玉 弘 志 君
財政課長 児 玉 一 君
○
議会事務局長(大里博志君)
ただいままでの
出席議員数をご報告申し上げます。出席25名、欠席1名でございます。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。
なお、本日の
欠席議員は15番
畠山玄介議員であります。
終わります。
午前10時02分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいま報告ありましたように、
議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、本日の会議を開きます。
本日の会議は
議事日程第4号により進めてまいります。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第1 各
常任委員会審査報告
○議長(
佐藤洋輔君)
日程第1、各
常任委員会の
審査報告を行います。
去る6月9日及び17日、各
常任委員会に付託いたしました議案第59号及び第62号から第69号までの9件並びに請願1件、陳情10件について、それぞれの
常任委員会の
審査報告を受けます。
まず、
総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、
委員長報告を受けます。
総務財政常任委員長、
齋藤啓一君。
(
総務財政常任委員長 齋藤啓一君 登壇)
○
総務財政常任委員長(
齋藤啓一君)
私から、去る6月9日及び6月17日の本会議において、当
総務財政常任委員会に付託されました議案1件、陳情2件について、その
審査経過と結果をご報告いたします。
まず、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会所管にかかわる条文、歳入全款、歳出1
款議会費、2
款総務費、13
款諸支出金について申し上げます。
今回の補正は、歳入では
災害復旧債等の追加、また、歳出では
定期人事異動に伴う人件費の調整などがその内容となっており、条文第1条
歳入歳出予算の補正では、
歳入歳出それぞれ1億1,757万 9,000円を追加し、
一般会計の
予算総額を 174億 5,306万 4,000円とするものであります。
以下、本案の審査に当たり、各委員より出されました質疑、意見、要望等の主な内容について申し上げます。
まず、歳入では、
総務費県補助金の
地籍調査費補助金の補正に関連し、
地籍調査事業について、本事業は面積を実測し、土地管理及び運用に大変役に立つ調査だが、今回、未調査の多い町の平坦部から山間部に
事業区域が移ったのはどのような理由によるものか、また、
事業区域はどのように決定しているのかただしております。
このことに対し、本事業は昭和46年から開始され、市の
計画面積355.95平方キロメートルに対して、平成8年度の
事業進捗率は36.8%となっており、その
事業区域の順序は市が決定しているものである。近年では、今回が柴内地区、来年度は花輪地区と、町部と山間部が交互に事業実施されている状況であるとの説明を得ております。
また、17款雑入の
鹿角ピア・テナント料等の補正に関連し、
鹿角ピアについて次の諸点をただしております。
まず、第1点として、その将来展望をどう把握しているのかただしております。
このことに対し、
鹿角ピアはオープンして3カ月半経過しているが、
利用者数は約 5,100人で、販売されている食材の75%は当市からのものであり、今後さらに推移を見てまいりたいとの答弁を得ております。
次に、第2点として、
当該施設はどのように位置づけられ、また、この施設を貸すことは法的に問題がないのかただしております。
このことに対し、施設は起債の関係から行政財産に準じた取り扱いをしている。内装設備の一部を行政目的に照らした使用をさせるということは、転貸行為に触れないということで、県と協議がなされているとの答弁を得ております。
また、同じく17款の補正に関連し、
東京事務所のあり方については、財政の
硬直化等を踏まえると、その存続についてさらに検討をし結論を出すべきであり、その点当局はどう考えているのかただしております。
このことに対し、
東京事務所のあり方については、
行政改革大綱の項目としても取り上げており、その中で検討し、今年度中には方向づけをしなければならないものと考えているとの答弁を得ております。
なお、
東京事務所について、機能の発揮の仕方ではその設置効果が期待でき、
活動状況についても資料を作成し、理解を得られるようきちんと対応する必要があるとの意見も述べられております。
次に、
下水道事業特別会計繰出金の財源としての市税に関連し、4月実施の
市機構改革で新設された
上下水道部について、次の諸点を確認しております。
まず、第1点として、これまで水道課を独立してきた経緯について確認しております。
このことに対し、
公営企業は
独立採算制ということから、あくまで独立してもっていくべきと認識しているとの説明を得ております。
また、第2点として、今回、
上下水道部として設置された理由について確認をしております。
このことに対し、
下水道事業も
企業感覚を持って経営していかなければならないこと、また、事務的な面では、
担当部長決裁について助役の区分までの専決の拡大をして、事務の効率化を図っていきたいということなどを要因に、
上下水道部を設置したものであるとの説明を得ております。
また、第3点として、
機構改革に当たって県と協議した際、
下水道会計について近々、
地方公営企業法非適用の
特別会計から、同法適用の
企業会計に移行するとした提示がなされなかったのかの説明を求め、また、法適用の
企業会計となった場合は、
会計処理上、厳しい制約があるなど安易に移行することについては問題があることなどを挙げ、今回の結論が出た経緯について確認をしております。
このことに対し、県と協議の際、
下水道関係については法適用の
公営企業には当分ならないということを明確に説明しているとの答弁をしております。また、今回、機構上は
上下水道部としているが、
会計処理上、
企業会計と内容をはっきり区分してあれば問題ないと聞いており、当市においても、そのような内容としているものであるとの答弁を得ております。しかし、この件については再度調査をし、委員会に報告をされたいとの意見が述べられております。
次に、
人事管理費の補正に関連し、過日、地元の新聞に掲載された
市幹部職員の
傷害事件について、その内容が事実なのかただしております。
このことに対し、事件については承知しておらないとの答弁がありましたが、調査の上、委員会に報告をされたいとの意見が述べられております。
次に、企画費の
計画調査費の補正に関連し、
地域住宅政策確立計画について、その内容についてただしております。
このことに対し、この計画は、
市営住宅の老朽化や入居者の多様化などの現在の状況に加え、増加している
民間住宅や、
持ち家志向についても
基礎調査を進め、当面、
市営住宅あるいは市の
住宅団地等に視点を置き、住環境も考慮しながら新たな住宅のあり方を探るものであるとの説明を得ております。
次に、同じく
計画調査費の補正に関連し、
外国青年招致事業について、その内容をただしております。
このことに対し、この事業は、カナダのアルバータ州
エドモントン市から青年を招き、ことしの7月下旬から1年間、市の職員として
国際交流事業の
計画立案などをやっていただきながら、
人的交流を深め、市民全体の
国際理解等に資するものであるとの説明を得ております。そして、委員から
エドモントン市には、世界最大のショッピング・モールが建設されており、本市の
商店街振興や、
空洞化対策などの考え方においても大変よいお話であり、それらも含めてこの
交流事業を生かしていただきたいとの要望が出されております。
以上が、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会所管での予算の審査に当たり、各委員より出されました主な質疑、意見等の内容であり、本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、陳情の審査の経緯と結果について申し上げます。
当委員会に付託されました、陳情第8号郵政三事業の
現行経営形態の堅持に関する
意見書採択についての陳情及び、陳情第13号郵政三事業の
民営化反対に関する陳情につきましては、類似の内容と認められることから、これを一括審査しております。
本陳情2件については、国の
行政改革との関連や地域に与える影響などを検討するなど、総合的に判断するにはさらに精査が必要であり、継続審査すべきものと決定いたしております。
以上が、当
総務財政常任委員会に付託されました議案及び陳情の審査の経過と結果であります。
本会議におかれましても、当委員会の決定どおり議決くださるようお願いを申し上げまして報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
委員長にお尋ねしますが、
阿部節雄議員が
一般質問関連でただしたいことがあるとして事前に委員長に要請し、委員長も
付託案件の審査が終わった段階で取り上げようと答えたそうですが、その時点がまいりまして、
付託案件以外の審査は悪例を残すということで発言を封じられた一幕があったと伺っております。
しかもその発言が副議長の立場にある
黒沢委員の発言であり、委員長もまたその発言を支持したやに伺っております。
議会における議長、副議長、委員会における委員長は各委員のできるだけ多くの発言を喚起し、整理することこそが議会を活性化させ、市民の声を行政当局に反映させるべき手段であり、務めであると思いますが、全く逆の立場の発言を封じる手段をとり、その理由として悪例を残すという言い分であったようでありますが、発言をさせることがどんな悪例につながるのか、その発言内容を詳しくお知らせ願いたい。
また、
委員会日程が3日間もあるのに、委員の発言を喚起することなく悪例を残すという発言を支持した委員長の見解を示していただきたい。
○
総務財政常任委員長(
齋藤啓一君)
阿部佐太郎議員の質問にお答えをいたします。
まず、私に対することですが、私は決して悪例を残すと言った部分に対して支持した覚えはございません。皆さんの意見を聞いて、どうぞご発言をしてください、こういうことも申し上げました。あと、悪例と言った委員の発言の流れは、何と申しますか……いずれ私が申し上げたのは、悪例というのはその他でまだ発言をなされておりません。ですから、聞くまでは悪例とかなんかとは私は判断できないので、各委員の皆さんからこういうことで発言を……それぞれの委員の意見を聞いてどうぞ発言をしてくださいと申し上げましたけれども、取り下げたという部分であります。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
確かにどんな発言で悪例が残るか、残らないのかといったことはその発言があって、そういう判断ができるものだと思うんですけれども、何の根拠を持って、つまり
一般質問関連、
付託案件が終わった時点で、しかも事前に申し入れてあって、委員長もそれを
付託案件審査が終わった段階でやろうと、そういう答えを出しておったと。ところが突然、悪例を残すということで、発言を封じるような発言があったということですので、その悪例がどういう意味を持って悪例と言ったのか。
黒沢委員はそこまで言わないでただ悪例ということであったのか、まずそのことを1点。
それから私、
齋藤委員長、あなたを批判するわけでございませんが、日常よく市長並びに当局に頼まれれば云々ということをあなたはよく話する人でありますが、今回もまた、
阿部委員の
一般質問関連について、委員会での質疑をさせないようにできないかという要請が、つまり
黒沢委員が頼まれたとあなた自身が後日漏らしていたと私は伺っていますが、その事実はどうなのか。
あなた自身の問題ですから、あなたの事実関係をはっきりこの場でおっしゃっていただきたい。
○
総務財政常任委員長(
齋藤啓一君)
お答えします。
私の考えをここで述べることはできませんが、しかし頼まれたか、頼まれなかったという部分は言った覚えありません。事実はないです。それが一つです。
あと、悪例という部分については、その他で際限なくいろんな……
阿部委員のその他の発言がどういうものであるかわかりませんが、
阿部委員の発言というものを除いて、際限がなくその他でいくのであれば悪例だというふうに私はとりましたし、そのことに対しましては、まだ何も発言がないのに悪例というのはおかしいと思うし、そのためにほかの方々の委員さんのお考えをそれぞれ聞きまして、全員の方々の意見を聞きました。そうしたら悪例になるのか、ならないのか、私と同じようにまだ発言のないままには判断できないし、もし、悪例と思われる委員さんのものがあれば委員長として軌道修正はさせていただきます、そういうことで、皆さんの意見を踏まえてどうぞご発言をしてくださいと私は言いました。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
確かに委員長は委員の発言をやはり促して、そして際限がなく延々と続いた場合、やはり差しとめ、あるいはそういった委員長としての整理をしなければならない事項であるとそのとおり受けとめます。ただ、発言をしないで、つまり際限もない発言さえしないということ自体が私は議会の活性化、そしてまた市民の声を反映させることにはならないと思うので、非常に問題が残る発言であったのではないかという気がしてなりません。
それからもう一つ、今委員長は、頼まれた云々ということは覚えがないと言っていますけれども、私は後でその本人ともまた話をして、あなたは漏らしたと言っていますからね。このことはあなたと後ほど事実関係をいつか話し合ってみたいと思います。
○
総務財政常任委員長(
齋藤啓一君)
漏らしたとか漏らさないとか、いろいろな場があって、そうなのかどうかということはあるかもしれませんが、頼まれたとか頼まれないとかそういう事実というのは私は言った覚えはございません。頼まれたのかな、頼まれなかったのかなといったことは言ったかもしれませんが、その事実がどうだこうだというのは、それは皆さんもおっしゃる部分で、頼まれたんではないのか、私もそうなのかな、いやそうではないのかなということは言いましたけれども、その言葉じりで言われるのであれば、これは事実とは関係ありませんということは申し上げたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。大里君。
○12番(大里恭司君)
ただいまの
阿部佐太郎議員の質問とちょっと重複するかもわかりませんが、私なりに今回の件については、大分総財の進行について疑問を持っているわけです。それをお話ししたいと思います。
やはり今言ったように、悪例を残すとかどうかということはたしか今委員長も答えたとおり、委員長のは間違いないと思います。発言があって初めてわかることであって、発言の内容が著しく逸脱した場合には委員長がそこで整理し、注意し、発言の内容を変えていくと。これは委員長の当然の役目です。そういうこともなく、1人の意見が、大ベテランですから、特に新しい議員は古い人に何か言われるとびびってしまう面があると思うんです。こういうことは議会としては避けなければいけない。
特に私が聞いた内容で、腹が立つというとおかしいですが、一番思うことは悪例という以外に、その悪例と言った方が発言を求めた人に対して、「あなたは今まで執行部にいたでしょう。あなたが執行者であれば、このようなことを許しますか」と話しているわけです。こんなことは私なんか考えられないです。過去執行部にいたから、過去役所に勤めていたから、それと現在の立場が違うわけです。現在は議員として市民の支持を受けて、そして議場に入ってきているわけです。そういう人に対して、「あなたは執行者であればこのようなことを許しますか」とは、とんでもない。
議会というのは円満にやっていかなければならないと私は常日ごろ考えています。ただすべきものはたださなければいけない。しかしそれを、相手を傷つけるようなことを平気でやっている。私だったらこれは懲罰ものだと思います。過去その方だって何度か懲罰しなければいけない、いけないと、私が12年間ここに来ていますけれども、何回も言っておられる。それをとらえれば、私は今回の発言、こういう発言は懲罰に値すると思います。
これはこの席で「委員長どうですか」とは言えないことですから、私は動議を提出しようかとも思っています。できれば本人がこの席で答えてほしい。でもそういうルールがありませんから。ただし本人の申し出があればできるわけですから。我々から本人に別の機会で聞くしかないけれども。そういうことを言って私は委員長に質問しているわけではない。私の
総務財政委員会に対する意見として言っておきます。以上です。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
総務財政常任委員長 齋藤啓一君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、
委員長報告を受けます。
教育民生常任委員長、
岩船正記君。
(
教育民生常任委員長 岩船正記君 登壇)
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
私から、去る6月9日及び17日の本会議において、当
教育民生常任委員会に付託されました議案4件及び請願1件、陳情3件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第64号鹿角市
国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、本案は
健康保険法施行令の一部を改正する政令の公布に基づき、
国民健康保険税の
賦課限度額を引き上げるため、条例の一部を改正するものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、当
常任委員会所管の予算であります、歳出3
款民生費、4
款衛生費、10
款教育費についてご報告申し上げます。
今回の補正の主なる内容は、
人事異動に伴う人件費の調整と、
福祉施設及び
教育施設の維持及び整備に要する経費の追加であります。
以下、本案の審査に当たり、質疑、意見等のありました主なる内容について申し上げます。
まず、3
款民生費では、
福祉施設の修繕料や
備品購入費などの
補正予算への計上について、本来であれば当初予算に計上し、計画的にしかも早期に施設の修復や備品の補充を図るべきではなかったのかとただしております。
これに対して、財源等の関係により当初予算には計上できなかった点もあるが、
老朽施設が多いことから、補修等を先延ばしにできないものもあり、今回、必要経費を計上したものであるとの答弁でありました。
このことについてはさらに、事情は理解できるとしながらも、
予算計上に当たっては当初予算と
補正予算の区分を明確にし、効率的な予算の執行に当たるよう意見が出されております。
次に、10
款教育費においては、平成19年
国体スキー競技会の
誘致活動経費の内容について、説明を求めております。
これに対して、これまでも陳情書の提出などにより
誘致活動を進めてきたが、いまだ開催地が決定しておらず、関係者へはがきを送付し誘致の促進を図るための経費であるとの説明を受けております。
また、
ゲートボール場整備費の補正に関連して、施設の位置づけについてただしております。
これに対して、市内各地に見られる
ゲートボール場については、
老人福祉の観点からその設置について助成した経緯があるが、今回整備する
市立ゲートボール場は、大会等の開催できる競技場として設置しており、
社会体育施設として管理しているとの答弁を得ております。
さらに、同じく体育施設費に関連して、花輪スキー場は競技スキー場としての性格が強く、市民のための
社会体育施設として位置づけ、一自治体で管理運営をするには極めて財政負担が大きいことから、その県営化については引き続き強く要請されるよう意見が述べられております。
また、先人顕彰館費の補正に関連して、現在の施設は道路事情により大型バスの進入ができないことから、新たに適地への建設を検討し、より多くの先人の顕彰を図るように努められたいとの要望が出されております。
以上の審査結果により、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、当
常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第66号平成9年度鹿角市国民健康保険事業
特別会計補正予算(第1号)について、ご報告申し上げます。
本案は、
人事異動に伴う人件費の調整を行うものであり、本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第67号平成9年度鹿角市老人保健事業
特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、本案は人件費の調整のほか、前年度医療給付費の精算を行うものであり、本案につきましても原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、請願及び陳情の審査結果について、ご報告申し上げます。
請願第2号末広小学校校舎改築に関する請願についてでありますが、願意妥当と認め採択すべきとする意見のほか、今後、児童数の減少が見込まれ複式学級の編成も考えられることから、児童の課外活動にも影響を与えかねないとし、結論を急ぐべきではなく継続して審査すべきであるという意見が出され、採決の結果、採択すべきものと決定いたしております。
次に、陳情第6号第6次(高校第5次)教職員配置改善計画の完結と学校事務職員・栄養職員に対する給与費の2分の1国庫負担制度の維持については、願意妥当と認め採択すべきものと決定いたしております。
次に、陳情第5号史実に基づいた歴史教育を推進する議会決議を求める陳情及び陳情第9号教科書から従軍慰安婦、花岡事件等の記述削除を求める陳情(あるいは要望・要請)を採択しないことを求める陳情につきましては、その内容に関連がございますので、一括して審査しております。
本陳情2件につきましては、さらに精査を要することから継続して審査すべきものと決定いたしております。
以上が、当
教育民生常任委員会に付託されました議案及び請願、陳情についての審査の経緯と結果であります。
本議会におかれましても、当
常任委員会の決定のとおり議決くださいますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し、質疑を受けます。阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
ただいまの
委員長報告に報告されていませんでしたけれども、先般、委員会が終わって新聞に報道されてあったわけですけれども、土石流災害の避難勧告解除について、現場にセンサーなど各種警報システムが整った現在、避難勧告を解除してもよいのでないかといった質疑に対し、長期化に憂慮はしているが、内部で具体的な議論をしていないというコメントが新聞に書かれてありました。本定例会の開会前に、各会派へのいろんな説明があった際に、避難勧告を続けている方々の夜の避難生活は、二次災害の安全が確認されるまで継続すべきであろうが、日中においては、自宅での自由な生活をさせるべく検討をしていただきたいと要請をしてあったはずでありますが、このコメントを見ますと私ども、種々検討重ねたが、つまり解除も含めて、こういう理由で日中の自宅での生活の解禁、あるいは全面解除はできないという説明があったのか。また、具体的な議論をしていないという答弁が本当だとするならば、余りにも人ごと的な親身のない答弁と思われるが、質疑・答弁の内容について具体的にお知らせ願いたいと思います。
また、もう1件については、ただいま
委員長報告の中で、花輪スキー場は競技スキー場として余りに性格が強いためその維持管理費が心配されると。したがって、これは県営スキー場としてやはり要請していただきたいという意見を付したと。こういう委員長の報告でありますが、市長はこの花輪スキー場の維持管理費の問題で、議会サイドから何回も何回も県営スキー場として要請すべきだと言われている中で、市長は、まず国体が終わってからだという答弁を繰り返ししてまいりました。したがいまして、国体が終わって数カ月なっていますけれども、当局としての県営スキー場としての要請を何回しているのか、どういう事実があったのか、報告があったのですか、なかったのですか。この2点についてお尋ねしたいと思います。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
阿部佐太郎議員にお答え申し上げます。
まず、さっきの避難勧告の問題ですが、いろいろ委員会でも意見を申されました方がございました。解除という問題については
常任委員会等では具体的には答えが出なかったように記憶しております。
それと、スキー場の県営ということ、経費の問題についていろいろ討議されました。それにつきましても私の記憶では、いろいろ答弁はございましたけれども、きちっとした答弁を得ておりません。要請するということのみを答えとして私はとらえておりますのでそのようにご理解いただきたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
まず、災害の方なんですけれども、やはり私は先般、今県議会も開催されまして、県知事は鹿角市と相談して避難解除といったものを決定づけたいと答弁しております。したがいまして、やはり鹿角市の具体的にこういう状況になっているために、いつごろになるんだということを、既に具体的な検討に入っていなければならない時期であると。もう避難生活者もだんだんいらいらしてきておる時期でありますので、それが具体的に検討していないという答弁が事実であったのかどうかということを再度確認したい。もし、具体的検討も何もしていないということであれば、これは大変な問題だと私は認識しているものであります。
それから、今のスキー場の問題、これは委員長にお願いしておきたいけれども、やはりこの維持管理は大変今後とも心配されるわけで、委員会として委員長として、やはり執行部に強く要請していただきたいと、このことはお願いしておきたいと思います。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
避難勧告の問題だけはお答えさせていただきます。
実は休憩等におきましては、やはり梅雨明けとか、土石流がある程度、そういう……。ただ、報告の中には具体的にいついつということはまだ答えは出ておりませんでした。それだけです。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。伊藤君。
○9番(伊藤 進君)
私から1つだけお伺いしたいと思います。
陳情5号、そして9号に関する関係でありますけれども、ただいまの
委員長報告はただ単に継続審査とこういう内容でございました。審査の過程でそれぞれの委員からどのような意見が出されておるのか。そしてまた、今後どのような視点に立って継続審査なされていくのか、その関係についてお伺いいたします。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
伊藤委員にお答え申し上げます。
ちょっと精査して今。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前10時46分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前10時47分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
伊藤委員にお答え申し上げます。
私のメモがなかったものですから、事務局から今取り寄せました。
具体的には質問はなかったと思いますけれども、説明はしていただきました。それについていろいろ……具体的にはなかったのですけれども、内容をもう少し精査してからということで、継続ということになったようでございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
伊藤君。
○9番(伊藤 進君)
何か腑に落ちない形の答弁でございますけれども、やはり市民から負託された重要な問題でございますので、それぞれ各委員の意見を拝聴しながら結論を出すべきだと思っております。非常にこの審査のあり方について不満を持っておりますので、内容について云々言いませんけれども、これから慎重を期して審議していただきたいと要望を申し上げたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。石井君。
○2番(石井照光君)
伊藤議員のお尋ねと関連しますが、陳情第5号史実に基づいた歴史教育を推進する議会決議を求める陳情、それから陳情第9号教科書から従軍慰安婦、花岡事件等の記述削除を求める陳情(あるいは要望・要請)を採択しないことを求める陳情、これに関して、恐らく教育長等の参考意見を供したであろうということが推測されます。あわせて、これは非常に関連が深く、こういった問題を議会等で審議いたしますと、例えば、私が一般質問でしました投票率云々の問題、あるいは市民の政治離れ云々の問題、こういうところと非常にリンクしてくるものですから、相当きめ細かい論議が戦わされたであろうと考えます。あわせまして、特に教科書ですから、我々が中学生等がそばにおればその教科書にも目を通し、あるいは目を通さない場合には、そういった記述の部分のコピー等を各委員のところに配付しながらこの陳情・請願が議論されたものであるかどうかをまずお伺いしたいと思います。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
石井議員にお答え申し上げます。
いろいろ説明の中では、教科書の選定というものは国が設置し、やはりこれは教科書検定審議会というものがありまして、最終的には文部大臣が決定するものだという、そういう説明の中で、委員の中からは特になかったように記憶しております。
○議長(
佐藤洋輔君)
石井君。
○2番(石井照光君)
委員長のコメントからすれば、各委員の議論は展開されなかったと、そういうぐあいに受けとめてよろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
わかりました。それは後でただしてみたいと思います。
これに関して県議会の方でも、これはむしろ一般質問という関連で出ておりましたが、ある議員が社会科教科書に載っている花岡事件や従軍慰安婦などの記述を削除すべきかどうかの議論をどう思うかという、こういう質問が県議会にあって、小野寺教育長は「国際協調の精神と多角的、公正な判断力を育成するため、教科書を効果的に活用しながら適切な授業が行われるように指導していくが、議会の判断については申し述べる立場にはない」、このようなことを言っています。したがいまして、例えば教育長あたりが参考意見を述べたにしても、やはり委員個々が判断する問題ですから、委員がこれを議論しなかったというのは非常にゆゆしき問題かなと思います。
ちなみに
総務財政委員会では、委員長がたった一言、継続審査することにしましたと言いましたが、私たち
総務財政委員会では、この議会始まって以来25年の議会史の中ではもっもと中身の濃い議論を郵政三事業においてはしたということをつけ加えて終わりますが、やはりこういった問題は市民の政治離れ云々と非常に関係してくることもございますので、ぜひとも次回からは中身の濃い議論をしていただいて、採択なり、不採択なりの決定をされることがよかれと思います。以上終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。大里君。
○12番(大里恭司君)
ただいまの陳情第5号及び陳情第9号がなお精査を要するとして継続審査になったわけですね。なお精査を要したということは、ある程度の審議がなされていると思います。だから、その結論が出ないために、なお、もっと精査しなければいけないということだろうと思いますが、先ほど伊藤議員がこの件に関したら、何もしていないような話なわけです。私はそのようなことはありえないと思います。何らかの精査をしているためにより以上の精査が必要であるということで継続審査になったと思います。だから、当然あった内容を、伊藤議員からはよく今後審査するようにということですが、私は当然あったはずだと思いますので、その内容をお知らせ願いたい。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
大里議員に申し上げます。
詳しく審査はなかったということは事実であります。なお、これはもう少しいろいろ削除するとかつけ加えるというのが普通の陳情とか請願であって、削除するということですので、何となく皆さんも内容をもう少し勉強しながらこの次まで継続して審査しましょうということなものですから、別にそんなに詳しくは議論されなかったということを私は申し上げたのでございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
大里君。
○12番(大里恭司君)
今、委員長ちょっとおかしいのではないですか。削除を求める陳情じゃないんですよね。削除を求めようとしている陳情に対して、反対してほしいという陳情なわけです。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
そうです。削除とか削除しないとかという……例えばです、普通ならば、削除してくれという例えば陳情とか請願があるわけですが、しないでくれというのはなかなか珍しいものですから、そういう陳情とか請願ですので、もう少し精査をして審議しましょうということで継続になったように私は記憶しております。そういうことです。
○議長(
佐藤洋輔君)
大里君。
○12番(大里恭司君)
理解はできるとしても、珍しい陳情だということで、今、話したわけですが、この陳情を議会に付すか付さないかは、事前に議長もしくは事務局、さらには議会運営委員会で話がなされているわけです。もし、いろんな疑問点があるとすれば、これを別に受けつける必要はないわけです。議会に付すことが必要ないわけです。でも、いろんな方たちが話し合いをしてこれを議会に上げたわけですから、今の委員長の答弁はちょっと的を射ていないと思いますよ。珍しいかどうか、珍しいからとらないというのであれば、事前にこの議場に出さなければいいんです、議会に。そういうことなんですよね。ですから、それを理由にしてやっていくと、そういうふうにしたというのはおかしいので、こういう問題は我々が勉強不足だと、だからもっと勉強して結論を出したいというのであれば意味はわかりますけれども、珍しいかどうかということで棚上げされるのはおかしいと思いますが、もう一度お願いします。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
全くそのとおりです。
(「最初からしゃべっていると言っているよ」「委員からはいろんな理由が出ているということですけれども」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
静粛に。
(「はっきりしないから出てくるんだよ」の声あり)
暫時休憩いたします。
午前10時57分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前10時59分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
○
教育民生常任委員長(
岩船正記君)
休憩中のことでお答え申し上げますけれども、教科書問題についてはいろいろ裁判等もありますので、成り行きを見ながら、それを見て継続しながら慎重審査していきましょうということになっております。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
教育民生常任委員長 岩船正記君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
産業経済常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。
産業経済常任委員会副委員長、石川幸美君。
(
産業経済常任委員会副委員長 石川幸美君 登壇)
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
私から、去る6月9日の本会議において、当
産業経済常任委員会に付託されました議案2件及び陳情2件、さらには6月17日に追加付託されました陳情3件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第63号鹿角市八幡平地域連携営農推進団地条例の一部改正についてでありますが、本案は営農推進団地に新規施設を加えるため条例を改正するものであります。
今回の改正案に対し、質疑のありました主なる事項を申し上げますと、農閑期等における付加価値事業として取り組んでいるミネラルウォーター施設の進捗状況についてただしております。
これに対し、先進地視察をした結果を踏まえ、作業効率の向上を図るため当初計画していた生産システムの変更が、現在措置されている予算の範囲内で可能かどうか検討中であるとの答弁がなされましたが、早期に安定した経営体となるよう十分配慮されたいとの要望が出されております。
また、一方ではミネラルウォーターは全国的に飽和状態にあることから、最近注目されている、水を酸化還元してできる強酸水は医療関係や農業面における防除としても使用できることから、経費的面等で比較検討されたいとの参考意見が出されております。
以上が質疑のありました主なる内容ですが、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、当
常任委員会所管の予算であります歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、11款1項農林水産業施設災害復旧費について申し上げます。
今回の補正は、
定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、農林水産業費においては農業生産体制の強化を図るため酪農就業構造改善集団育成事業経費等が措置され、林業生産基盤の整備関係では林産物流通施設整備の追加がなされております。
また、商工費においては工場設置助成経費が計上されております。
災害復旧事業費においては5月7日から8日の豪雨による農林水産業施設の災害復旧費が追加補正されております。
以下、質疑のありました主なる内容を申し上げますと、6款農林水産業費においては、農業総務費における山村開発センターの行政財産としての管理状況についてただしております。
これに対し、山村開発センターの一部を花輪土地改良区に貸し付けているとの説明がなされましたが、行政財産としての貸付手続きが不適切なことから、条例、規則に基づき適正な措置を講じられるよう要望が出されております。
次に、農地費に関連し花輪地区における圃場整備の進捗状況についてただしております。
これに対し、基本的には県営圃場整備事業で実施し、平成10年度の国の採択に向けて準備を進めているとの答弁がなされましたが、花輪地区の圃場整備事業は長年の懸案事業でもあり早期に進めさせたいが、国道 282号バイパス計画とのかかわり合いについて庁内等で十分な協議がなされているのか、さらにただしております。
これに対し、市はもちろんのこと、県や国の各担当者との協議は行われているが、現時点においては圃場整備事業とバイパス計画の同時進行はできないことから、圃場整備事業を先行するとの見解にあるとの説明がなされましたが、関係機関との整合を十分に図り、後顧に憂いのないよう事業推進をされたいとの意見、要望が出されております。
次に、農業構造改善対策費の施設補修工事費に関連し、本会議における八幡平地域経営公社のビニールハウス倒壊に伴う責任問題についての質問に対する助役答弁について、その真意をただしております。
これに対し、最初に処分ありきではなく、事故報告が提出されていることから事実関係を十分調査、確認した上で、二度と起きぬようけじめとしてある程度の処分はやむを得ないものであるとの答弁がなされましたが、管理責任を踏まえ、処分するとしても十分な配慮をなされるよう意見が出されております。
次に、中山間地域活性化対策費における
鹿角ピアに関連し、レストランの日曜日休業の理由についてただしております。
これに対し、入居しているビルの企業を主に相手にしている関係もあるが、今後の営業については
鹿角ピアの社長とも協議し、前向きに検討してまいりたいとの答弁がなされております。
次に、7款商工費においては地熱開発に関連し、このたび発生した澄川・赤川温泉土砂災害と澄川地熱発電所開発との因果関係についてただしております。
これに対し、鹿角市が主宰する八幡平地熱開発影響調査委員会としての調査は、地熱開発に伴い周辺の温泉群への影響を調査目的としてきており、今回発生した土砂災害については、地熱開発との影響の有無は確認できないが、これまで現地入りされた専門家等のコメントでは、これに触れていないことからすれば影響がないものと受けとめているとの説明がなされましたが、周辺地域の市民からは因果関係についてマスコミ等から取材を受けたにもかかわらず、そのことには一切触れられておらず危惧を感じているとの声があることから、専門家等に今回の災害が地熱開発と因果関係があるのかどうか調査を依頼し、鹿角市独自でも調査資料を整えておくべきではないかとの意見が出されております。
さらには、市民の不安解消のためにも、また、十和田・八幡平を訪れる観光客のためにも、因果関係の有無にかかわらず早期に調査結果について公表されるよう要望が出されております。
以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第65号中当
常任委員会所管の予算につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、陳情についてご報告申し上げます。
まず、陳情第4号
農業基本法の抜本改正に関する陳情につきましては、願意妥当と認め採択すべきものと決定いたしております。
陳情第7号全国一律最低賃金制の確立等を国に要請する陳情及び陳情第10号外米を輸入しながらの「押しつけ減反」をやめ、地域農業の再生・発展を求める陳情の2件につきましては、なおも精査を要するものとし、継続審査すべきものと決定いたしております。
陳情第11号口蹄疫の進入をふせぐ総力あげた対策を求める陳情及び陳情第12号
生産者米価の下落を加速させる96
年産政府備蓄米の放出を中止し、米価の安定を求める陳情につきましてはいずれも願意妥当と認め、本陳情2件については採択すべきものと決定いたしております。
以上が、当
産業経済常任委員会に付託されました議案及び陳情についての審査の経過と結果であります。
本会議におかれましても、当
常任委員会の決定どおり議決くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。大里君。
○12番(大里恭司君)
ただいまの
委員長報告で、花輪土地改良区の圃場整備の件なんですが、平成10年国の採択に向けて努力していきたいと。それから、圃場整備と国道 282号バイパスについては庁内協議がなされており、同時進行はできないと。ですから圃場整備を優先させるという報告だと私、今聞いております。そこで、私からこの圃場整備と国道 282号に関する問題点を提起し、それが委員会で審議されたのかどうか、どういう話し合いがなされたのかをお聞きしたいと思います。
実は、国道 282号バイパスについては、十数年前から鹿角市の重点政策のトップに上げられておるわけです。それに基づいてこのバイパスを建設するためには、私が記憶している限り、当市の建設部長は7人も過去携わっております。それから、議会としても本省建設省ですが、それから県等に陳情もしております。また、本省に陳情した場合には、市長、各常任委員長、各特別委員長並びに県の担当者、土木の所長等が同行し、当然議長、副議長もおりましたけれども、そういうことで、本省に対しても陳情した経緯があると。そういうことから、これを何とか早くやってほしいということで十数年来努力してきたわけです。
でも、ただいまの報告を受けますと、圃場整備をやるためにはこれはそういう表現ではなかったのですが、意味合いとして私は話します。圃場整備の方を優先させると。それ以降、国道 282号に着手するというように解釈できると思います。そうしますと、浜田下川原間についてはめどがついておりますけれども、それ以南についての、下川原以南について相当な問題がある、発生する。
すなわち圃場整備を例えば平成10年に国の採択を受けたとして、工事完了までに最低5年はかかるだろう。それから、その残務整理、清算業務等、完了するにも順調にいって2年はかかる。
順調にいって7年はかかります。それから補助金の適化法等がありまして、その完了後、8年間は新たな事業をそこに導入することはできないということがあります。そうしますと、平成10年にやったとしても、完了するのに平成17年、さらに8年間適化法の関係でできないとすれば、平成25年、さらにそれ以降バイパスを計画したとしても、計画、ヒアリング、認可等を考えて2年、工事には最低10年。特に川向こうを通った場合には米代川にかかる橋が2本も出てくるわけですから、最低でも10年は県がやった場合です、国が直接担当すれば3年ないし4年でできるでしょうが、県が担当すれば、最低10年はかかる。順調にいって平成35年まで待たなければいけない。そういう関係になる。
それともう一つは、この国道は鹿角市全員の方たちの願いでもあるわけです。言いかえれば鹿角市全市民の願いでもあるわけです。そういうことで、十数年来、執行部も頑張ってきたと思われます。
逆にこの地区の圃場整備、これはちょっと表現は悪いですけれども、一部の地域の方たちの問題であります。どちらも大事なことは確かに大事なんですが、しかし鹿角市は第一の重点政策として、重点事項として、 282を先送りにするということは私は考えられない。我々が今まで何をやってきたのか、この問題に対して。そういう努力を見ても、ここでそういう庁内協議がなされたということは私は納得できない。そういうことからいって、なぜ圃場整備を優先させるのか、当然そういう審議がなされたと思います。その内容を具体的にお示し願いたい。これが第1点です。
さらに第2点として、同じ問題ですが、産業経済委員会には花輪土地改良区にかかわる職員といいますか、担当者といいますか、がおられるわけです、議員として。これが除斥になるかならないか私はよく理解できませんが、例えばその本人がこの圃場整備について発言をした場合、利益誘導になるおそれがあるのではないか。さらには、他の委員にしても、本人を目の前に置いて適正な審査ができるのかどうか。問題があると思います。
ですから、こういう場合には除斥の対象にするべきではなかったのかと私は考えております。
予算とか伴わなければいいという意見があるかもわかりませんが、あくまでも常識的に考えて、そういう利益誘導とか、本人を目の前に適正な審査ができるかどうかという問題から見て、除斥の対象とするべきではないか、というこの点については委員会ではどのような結論を出されたのか。
将来、これに類する問題はほかの委員会にも出てくる可能性があると思います。過去も本会議でそういう問題が出てるわけです。ですから、今後も出るおそれがあるので、その辺産業経済委員会としてはどのような判断をしたのか、この2点についてお伺いいたします。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩をいたします。
午前11時19分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時20分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
まず、第1点目のことなんですけれども、討議された内容は、どちらを先にするかということについては討議いたしておりません。それで、できれば同時進行はいいのだけれども、何とか同時進行でお願いできないものかということについては討議されております。
ただ、答弁の中には、過去3回か、この圃場整備の問題が出てきてできておらないので、今回がラストチャンスだというふうに地区農業者は思っているようだと、こういう認識のもとで何とかこれもやりたいと、こういうふうな討議はいたしましたけれども、どちらを先にするかというふうなことについては討議されませんでした。これが1点目です。
第2点目について申し上げます。除斥のことにつきまして、この問題は出されました。一般的な予算の範囲内の中で討議されるのであれば、除斥までというふうな判断をしなくてもよいのではないのかというふうな判断を、私も知識が乏しいものですから、見解を聞かれましたので、そういう見解を申し述べました。そして、委員全員には諮らないで議事を進めたというのが実情でございます。よろしゅうございましょうか。
○議長(
佐藤洋輔君)
大里君。
○12番(大里恭司君)
委員長の権限も絶大なものがあるようですから、委員に諮らないでということですが、それが本当にそうだったのかどうか。
それからもう1点です。今の答弁で、圃場整備と 282号ですが、どちらを優先させるかは審議しなかったと。でも先ほどの報告では、市の方が圃場整備を優先させると言っている。でも当然、圃場整備を優先させるとなった場合には、何らかの審議があったと思いますけれども、これについてお伺いします。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
委員の意見の大半は同時進行で進めてもらいたいと、これが大半の意見でございまして、どちらを先にするというふうなことでの審議自体はしておらないというふうに記憶してございます。先ほどと全く同じでございます。
(「違うのではないか。もう一回議事録見て」「意見も何も付してませんか」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前11時22分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時24分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
やはり優先順位については討議されておりませんが、ルートだけでも示されておれば、圃場整備もスムーズにいくというふうな意見はあったと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。石井君。
○2番(石井照光君)
職務代理まことにご苦労さまでございます。
それでお伺いしますが、先ほど、地すべり土石流の災害が地熱発電所との影響ありやなしやということをかなりきめ細かくご論議いただいたと理解いたしました。そこでお伺いしますが、その発電所との因果関係の解明に努めるというぐあいに当局の答弁を引き出したとお伺いしましたが、間違いございませんでしょうか。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
そのように努力するということでございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
石井君。
○2番(石井照光君)
これは18日付の魁新聞にも報道されておりますが、鹿角から選出されております大里県議も一般質問で同様の質問をし、同じような中身の答弁を引き出しておりますが、私の見解はちょっと違っておりまして、因果関係の特定というのはまことに難しいので、そう簡単に因果関係の特定はできないだろうと思います。今の、科学知識を全部駆使してもできない、あるいは 100年先でもできないのがこういう問題であります。
したがいまして、私が一般質問でもしましたが、いわゆる地すべり土石流の発生のメカニズムを解明するというところでは、かなりの深まりもあるわけです。因果関係の特定は、それを本当に我々が地球の 1,500メートルあたりまである程度の幅をもって掘って、そこでるる論議しなければできない話でありまして、やはり地すべり土石流の発生機構、発生メカニズムを、ちょうど水蒸気爆発等も確認されておるわけだから、発生機構のメカニズムを解明するという方向からこの問題を議論いただいて、なおかつ、それはこういう一般質問、あるいは議員同士での論議ではなかなか深まらない関係から、むしろこれから出てくるであろう、半年後になるか1年後になるかわかりませんが、土木学会等のそういう知見を総合して行政報告にそれを折り込んでいただきたいと、これは私がただしたところ、市長にそのように回答していただきました。これからもまた所管の委員会開かれるわけですが、そういう方向で論議していただければ、さらに中身が見えてくるのではないかと思います。これは要望としてまず委員長職務代理に敬意を表しながらお願いしておきます。以上。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
私の先ほどの前言を若干取り消させていただきます。「努力いたします」と、こういうふうに言ったということは、「努力したいが、部長では答弁できかねますから」というふうなことが後についておりましたので、大変言葉足らずのところがありましたので訂正しておわびいたします。
(「了解しました」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
簡単にお尋ねします。
補正予算の14ページをお開きいただきたいと思います。
14ページの歳出6款1項12目に、真ん中のあたりに農地費というのがございます。そこの19節に土地改良総合整備事業負担金 400万円というのがあります。これはどこに負担金として納めるものであるのか。私、なぜそれをお聞きしたいかというと、この財源となるべき財源内訳、特定財源のところに地方債、いわゆる起債に 380万円求めている。そして、この負担金で 400万円を支出するというふうに私はそう見ているわけです。そうすると、起債を借りてまで負担金を納めなければならないというのには、相当な事業の内容とメリットというようなものがなければならないとこう思うわけでして、まず1つには、どこに出すのか、この負担金を納める中身というのは一体どういうものであるかということが1つ。
それから、あとは予算書ではありません。先ほど報告の中に、山開センターは行政財産のためにやっぱり貸し付けしているということはふさわしくないのだろうと、それで今後検討するというような説明であったということですが、検討するということは、要するに貸してもいいか貸さない方がいいかという検討なのか、貸すためにいろいろ考えてこれからも継続して貸していくための検討なのか、その辺のニュアンスはどうであったかと。
それからもう一つは、非常に聞きにくいことですけれども、副委員長さんが委員長さんをずっと代行されたようですが、
常任委員会のときには、委員長さんは朝にもおいでになっておったし、昼にもおられたし、なぜかわらなければならなかったのかなということと、きょうはお休みですからこれは仕方ないと思いますけれども、そこら辺の経緯がわかれば、私どもも副委員長さんに大いに協力していかなければいけないと思いますので、その辺のいきさつもひとつお知らせいただきたい。この3点でございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前11時31分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時33分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
まず1点目から奈良議員にお答えいたします。
これが県営事業で施行するということなので、県に対して支出するということだと認識しております。
それから第2点目ですけれども、いわゆる貸し付けをするという方向でその方法等についてちゃんと検討して正しくするというふうに認識してございます。
それから3点目ですけれども、体調が悪いということでどうしてもできないのでかわれと、こういうことでご理解いただきたいというふうに思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
1点目のことだけお尋ねしますが、県に対する負担というのが、県に対する負担金を起債に求めて 380万円起債をして、そして 400万円を県に対して負担するということについての議論はなかったのですか。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前11時34分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時37分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
○
産業経済常任委員会副委員長(石川幸美君)
大変申しわけございません。いわゆる県営事業となった関係から、国が50%、県が25%、市が10%、地元が15%ということでございます。
それで、特定財源については特に協議されていませんでした。
(「はい、ご難儀かけました」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(
産業経済常任委員会副委員長 石川幸美君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
建設水道常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。建設水道常任委員長、児玉政芳君。
(建設水道常任委員長 児玉政芳男君 登壇)
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
私から、去る6月9日の本会議において、当
建設水道常任委員会に付託されました議案5件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第59号工事請負契約の変更について(総合競技場グラウンド整備工事)ご報告いたします。
本案は、グラウンド競走路のウレタン舗装未施工部分 283平方メートルを追加施工するため、832万 7,550円を追加し、契約金額3億 1,177万 7,550円と変更するものであり、平成10年4月には競技施設をオープン予定で、第3種の公認陸上競技場とするものであります。
以下、質疑・意見等がありました主なる内容を申し上げますと、まず、当初、陸上競技場は第2種公認の競技場ということで議会の議決を得てあったが、工事着工してから、どうして第3種公認の競技場となったのか、その理由をただしております。
これに対し、当初、第2種公認競技場として設計をしていたが、工事期間中に日本陸上競技連盟の規定が改訂になったことによるものであり、その改訂の一例では、観覧席全部に上屋をつけることなど大幅に改訂されたことにより、第3種公認となったものである。また、その内容について市の陸協とも協議しており、了解をいただいているとの説明を得ております。
次に、今回の追加分が、当初の発注の段階で同時に施工できなかったのかただしております。
これに対して、国庫債務負担行為の中で、設計を組み調整した結果、予算内におさめることができず、当初の段階で発注できなかったとの説明がなされております。
また、本議案の提案について不手際な点があったことを当局より陳謝されておりますし、今後このようなことのないように注意をしております。
以上により、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号鹿角市
下水道事業特別会計への繰入れの変更についてでありますが、本案は行政組織の変更による
人事異動に伴う人件費の調整のため、
一般会計からの繰入れを変更するものであります。本案につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第65号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第3号)中、歳出8款土木費、11款2項公共土木施設災害復旧費についてご報告いたします。
本予算案の審査に当たり、質疑・意見等がありました主なる内容を申し上げます。
まず、道路新設改良費の公有財産購入費の減額と、その内容についてただしております。
これに対し、市役所東町線の用地先行での事業実施を予定しておりましたが、事業枠緊縮により、県との協議の結果今年度は、8年度に路盤を完成しました官公庁団地内の舗装新設工事と道路照明の設置工事をするため、工事請負費に予算組み替えをするものとの説明がなされております。
また、この路線は、大館能代空港の短絡路線として計画しているのかただしております。
これに対し、市役所東町線の延線を花輪西線として、空港短絡線として計画している。また県の後期発展計画の中にも花輪西線を大館能代空港の短絡線として位置づけをしているとの説明がなされておりますが、計画された道路が途中で計画どおりに進捗しないことが見受けられるので、計画どおりに工事を進められるよう要請がなされております。
以上の審査により、当
常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第68号平成9年度鹿角市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてと、議案第69号平成9年度鹿角市上水道事業会計
補正予算(第2号)については、その審査内容に関連性があることから、一括して審査しております。
以下、質疑・意見等がありました主なる内容を申し上げます。
上下水道部の人件費の予算措置について、初日の本会議でも質問がありましたが、当
常任委員会でも質疑が集中しましたので、その内容を述べさせていただきます。
まず、上水道事業会計だけに部長職の給料等の予算措置をしているが、人件費そのものは、上水道と下水道に案分して予算措置するのが妥当と思うし、上水道事業会計だけに措置したことは、最終的には水道料金そのもの全体に波及していくのではないかと考えるが、どうかただしております。
これに対して、今回の
補正予算につきましては、現行案でお願い申し上げたい。その後、上水道
企業会計だけから人件費を支弁することについては、業務内容等を勘案し折半負担が望ましいとの考えから、12月
補正予算の人件費調整の段階で措置していきたいとの答弁がなされておりますが、この予算措置については、9月市議会定例会に提出すべきと要請しております。
さらに、
上下水道部長の人件費については、下水道
特別会計で全額措置すべきことが妥当だろうと思うがどうかただしております。
これに対しては、職務の割合で分担すべきと考えている。もしこれが間違った手法であれば改善しなければならないので、これから調査検討してみたいとの答弁を了としております。
また、上水道事業会計
補正予算に関連し、上水道の未給水区域の拡張については、拡張する地域の全戸加入を推進するよう要請しております。
以上の審査により、議案第68号、議案第69号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
以上が当
建設水道常任委員会に付託されました審査の経過と結果であります。
次に、付託事件の審査終了後、国道 282号バイパスの下川原以南ルートの状況について協議されましたので、その内容についてご報告いたします。
まず、国道 282号バイパスの下川原以南ルートの計画がどのような状況に進んでいるのかただしております。
これに対して、下川原以南のルートについても県と協議を進めてまいりましたが、浜田下川原間が事業採択された現在、本ルートについても速やかな事業採択により、できるだけ早い機会に発表すべきものとは十分に認識しているものの、現時点においては、ルート発表できる状況に至っておらないとの答弁がなされておりますが、国道 282号のバイパスは市の最重要課題でもあり、鹿角市全体の道路交通網を考えた場合、早期に事業化すべきものと考え、圃場整備事業と整合性が図られた円滑な事業推進を強く要望しております。
以上の内容でありましたので報告いたします。
本会議におかれましても、付託されました議案5件については、当
常任委員会の決定のとおり議決くださいますようお願いを申し上げまして報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
今委員長から、その他のことで 282号バイパス、先ほど産業経済副委員長に大里議員から尋ねられたわけですけれども、鹿角市が最大の課題だとして特別委員会までつくって、そしてまた議長初め当局とともども陳情したという経緯があったのはそのとおりでありまして、産業経済委員会としてもこの圃場整備の推進は今が最後のチャンスだということは理解できると。ただ、バイパス路線の線引きをして、その部分については圃場整備から除外して、そして進行すべきものではないかという質問はしましたが、これに対して、県サイドは農地サイド、土木サイドと検討した結果、同時進行できないと、そして圃場整備を先行していきたいという県サイドの考え方であったと。
ただ、そうなりますと、懸案事項であるバイパスが市民全体にかかわるバイパス計画が適化法等の……農地の完了公告、圃場整備の完了公告、適化法等を勘案して23年まで放置されるのではないかという心配があると。ただ、これは公共事業については除くという1項目があるのかどうかということを私どもは期待しているわけですけれども、私は建設水道委員会として、この土地改良事業との関連について、それこそ今、委員長は円滑な事業推進といった要請をしたということでありますけれども、私はこの下川原以南のルートの明示はいつになるのかといったことと、それからもう一つは、圃場整備が進められておるけれども、公共事業については適化法なんかと関係なく、圃場整備事業が終わって、そして今の浜田下川原間は行政報告で市長が平成9年から16年までの8カ年の事業計画で進めるという報告をしておりますけれども、それと同時に着工できる、つまり土地改良事業の完了公告と同時にこのバイパス建設に着工できるのかといったような議論が建設水道委員会としてされたのか。
私は産業経済委員会よりむしろ建設水道委員会として、このバイパスは鹿角市民にとって大きな、今後一番の路線になるものですから、そういった議論がされなければならないと思ってますので、公共事業として土地改良が終わるとすぐやれるのかといったことがなされて、その答弁を取り出しているのかどうかお尋ねしたいと思います。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
阿部佐太郎議員にお答え申し上げます。
今、
阿部佐太郎議員からもお話があったような形、先ほどまた大里議員からもるるこの問題については出されておりますが、この 282号バイパスにつきましては、やはり市の最重要課題であるという認識のもとに審議をしております。
そういう形でまた一方の委員からは、やはり圃場整備というものは今浮上しておるので、こちらがかなり具体的に受益者なるものに説明会等も開いているという現況の中で、大分問題としておると。いわゆるそういう状況の中で、あるいは路線を、ルートを発表してその用地についての線引きをして、例えば 100メートル幅でそれらをつけるような方向にはできないのかというような具体的な意見も出てございますが、また一方の委員からはいわゆるこれは長年の懸案事項であるので、 282号バイパスの方が最も重要だと、こちらをぜひというような意見等がありました。
そういう中で、市の執行部側からは、現在の段階で北工区の路線が決まって、いわゆる説明をしている状況の中において、ここで、仮に南工区と申し上げますが、これらのことについて、今出すことは、いろいろ、環境アセスメントだとか、何キロ以上云々というような問題等もあるし、北・南一本化というような形でみなされる危険性もあるので、現段階ではこのことについては出せないと。
そういう形の中で、そうすればどういう形で今後進めるのかというようなことが出されましたが、これは9月に向けて県なり国の方と協議をして、そういう前向きな方向で再度9月の議会で取り上げたいという話が、いわゆる最重要課題として、また圃場整備事業と勘案しながら進めてほしいというような意見に集約されました。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○18番(
阿部佐太郎君)
ちょっと話させていただきたいのですけれども、この問題について、土地改良関係者の人方もやはり明示してほしいという願いを持っているのだそうです。そしてまた、この土地改良担当者としてもそうしてもらいたいという願いをやはり持っている。私はこれは当然だと思うんですよ。圃場整備して、せっかくの農地を拡大して働きやすいようにしたのに、また道路を後からつくると。そうすると、結局また田んぼが、つまりおかしくなってしまうと。
やはりこの問題は土地改良事業を進行させながらもルートは早く明示して、それを除外するのが鹿角市の当局としての務めであろうと。
私は市長ともども、私も当時委員長として本省に陳情に行った。その際、橋本鋼太郎さんは市長と、浜田下川原で終わるのですか、全線を陳情しなさいよと。むしろ向こうに言われたはずです。そのことをどう踏まえておるのか私は疑念を持っておるわけでして、やはり、建設水道委員会として、9月に向けてこの問題をすっきりして、そしてルートだけは明示してその分を除外するという方向で努力していただきたいということを委員長にお願いしたいと思います。そうすることが、結局関連土地改良の携わる人方も結果的にはいい結果になるだろうと思いますので、そういうことを要請して終わりたいと思います。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
わかりました。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。石井君。
○2番(石井照光君)
今議会は私は地すべり土石流災害議会だと承知しております。したがいまして、次のことが議論の対象にならなかったのかどうかお伺いします。
阿部節雄議員でありますが、これは国道 341号が遮断された場合の代替道路についてただしております。それから同じく有事の際の迂回路、この2点をただしておるわけですが、これに関し、市長の答弁はまことに弱々しいものであったなと私自身感じております。したがって、そのあたりはいわゆる当局を叱咤激励するようなご論議がなかったのかどうか。
あわせて県の建設委員会の審議の中身を総括してみますと、いわゆるつけかえの橋が平成11年度には完成するというようなことも集約されておりますが、どうもこれを見ると非常に湯瀬五橋を持っている鹿角市にしてみれば、非常に小規模なものができるのかなという感じがしないでもない。このあたりについて論議をかなり引きずったのかどうか、なければないで結構でございますがお伺いしたい。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
そのことについては、災害につきましては
都市建設部長からるるお話がありましたし、その対策を進めているということでございましたが、委員会審議ではございませんでした。
(「ありがとうございました」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
午後0時 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後1時19分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
2つほどお尋ねをいたします。
1つは議案第59号の工事請負契約の変更に関することでございますが、初日の提案の際にお伺いしましたところ資料でご回答いただくということで、このように資料でご回答いただきました。
これによりますと、予算の残が、 5,278万 7,450円が残っているというような資料でございます。ただ、これをちょっと見ましたら、実際の今回の契約変更の伴う契約を見ても、残額から4,470万円ぐらい既に支出されていることにならないと、この 5,278万 7,450円の残にはならないのではないかなと思う次第です。
したがって、議決後の執行ですから、ないとしても執行はできるわけですから、それをあえて何ら言うものではないのですけれども、少なくともこういったものを発注したことについて、いつごろどんな工事を発注されたのかというようなことを委員会でお尋ねになられておるかどうか、それをまず1点目であります。
それから、第2点目でありますが、議案第69号の上水の
補正予算の2号に関係するものでありますが、先ほどの
委員長報告によりますと、部長の給与等の負担は案分するか、あるいは上水から一切抜くのか、そこら辺のことはどちらになるのかというようなことも、何か検討するということで避けられたような感じがするのですけれども、その辺のニュアンスはどちら側がそういうのであったのか、議会として、それをお尋ねしたいことと、それから12月に当局が補正をするといったものに9月に補正されないかというような意見を付されたということですが、その辺はどういうふうに受けとめたらいいのかというようなことをお伺いしたいのであります。以上2件であります。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
奈良喜三郎議員の質問にお答えを申し上げます。
総合運動公園関係の工事発注等について、これは中身的に話をいたしましたが、工事の発注関係の時期、こういうものについても出たわけですが、ちょっと今議案書見ておりますけれども、その辺のところまで答弁できる持ち合わせがないので、後で期日とかそういう関係等についてはご答弁させていただきます。
それから、下水道部長の人件費の支出についてでございますけれども、いわゆる委員からはこれについては職務分掌上やはり今回の
補正予算につきましては、上水道
企業会計からというようなことになっておったのですが、いわゆるそういう人事との絡みによって、両方管理するという面から見ますと、いわゆる事業ボリュームだとか、いろいろその課に配属されている人数等の割合を見れば下水道の方が多いわけですので、それらを勘案しても案分、フィフティー・フィフティーの方がいいのではないかということでお話をしたところ、執行部からは初日に奈良議員の質問の後、内部相談と申しますか、調整をいたしましたところ、いわゆる50%・50%という方法で12月までには補正をさらにしたいというようなことでお話があったわけでございます。
これに対し、委員からは、そうすれば訂正をするというような方向でお認めになられたのだから、9月にぜひそういう方向で速やかにやってほしいというようなことで出されまして、9月までには再補正を組むと、予算の組み替えをするという方向で審議いたしました。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
もう一回確認しておきたいのですが、議案第59号の関係については、この契約変更以前の契約も何件かなされて、約 4,000万円ぐらいの支出が既になされておったということについては確認ができたわけですね。工事の期日とかなんかは別としても。
それから、今の給与の関係については、案分になるのか、上水から全額減額して下水道の方に回るのかという確認はまだされなかったということですか。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
2つ目の方でございますけれども、これにつきましては、いわゆる
企業会計からの支弁については好ましくないという委員の意見もございまして、これらいろいろ話し合いをした結果、特に人事案件になるのでということで、
総務部長の同席をいただきまして、その中で各他市の事例、あるいは自治法上の事例等を踏まえて、9月までに検討調査をするという方向でございます。
あと、総合運動公園関係については、おのおの発注時期、発注金額等出てきておったわけでございますが、特に 283平方メートルにつきましては、いわゆる予算との絡みの中で、その時点には組めなかったというようなことで今回の発注になったということでございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午後1時28分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後1時29分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
今回の補正を組む関係についての発注とその事業金額についての説明はあったわけでございますけれども、平成8年度分のそういう事業等、関係等については、委員会では話はしておりません。当局説明のみでございます。
(「わかりました」の声あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(建設水道常任委員長 児玉政芳君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
以上をもちまして、各
常任委員会に付託いたしました事件の
審査報告を終結いたします。
これより採決いたします。
議案第59号と議案第62号から議案第64号までの4件については、委員長の報告はいずれも原案可決であります。
本4件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第59号と議案第62号から議案第64号までの4件は原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第65号について、委員長の報告は原案可決であります。
本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号から議案第69号までの4件については、委員長の報告はいずれも原案可決であります。
本4件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、本4件は原案のとおり可決いたしました。
次に、請願1件、陳情10件につきましては、先ほどの委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決します。
この際、暫時休憩いたします。
午後1時32分 休憩
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後1時37分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日 程 追 加
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいま発議5件が追加提案されました。
ただいま追加提案されました議案につきましては、これを本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、ただいま追加提案されました発議5件を本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。
お諮りいたします。ただいま提案されました案件につきましては、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決します。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
議案の上程(発議第3号から発議第7号まで)
○議長(
佐藤洋輔君)
中西日出男君外7名の方々より提出されました発議5件を一括議題といたします。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
提 案 説 明
○議長(
佐藤洋輔君)
提案者の説明を求めます。中西日出男君。
(14番 中西日出男君 登壇)
○14番(中西日出男君)
私から、発議第3号から第7号までの5件について、提案理由を順次ご説明申し上げます。
発議第3号
道路特定財源の堅持と新たな
道路整備計画の策定に関する意見書の提出についてでありますが、財政構造改革により公共事業関係長期計画の縮減及び予算が抑制されることは、地方圏の横断道や高速ネットワークの形成に大きな影響が憂慮されます。このため、政府に対し、
道路特定財源の堅持と、新たな
道路整備計画の策定に当たって、予算額の確保を図るよう意見書を提出するものであります。
次に、発議第4号
農業基本法の抜本改正に関する意見書の提出についてでありますが、新
農業基本法の制定に当たり、棚田保全はもとより、生産条件の不利な中山間地域にあっても定住できる、平和的生存権を基礎とした公平・平等の観点から検討されるよう意見書を提出するものであります。
次に、発議第5号
義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書の提出についてでありますが、財政構造改革会議で見直しが検討されている、第6次教職員配置改善計画の平成10年度完結と、学校事務職員・栄養職員に対する給与費2分の1の国庫負担制度を堅持されるよう意見書を提出するものであります。
次に、発議第6号口蹄疫の侵入をふせぐ総力あげた対策を求める意見書の提出についてでありますが、日本の畜産に壊滅的打撃を与える口蹄疫の侵入を防ぐため、万全の対策を講ずるよう意見書を提出するものであります。
次に、発議第7号
生産者米価の下落を加速させる96
年産政府備蓄米の放出を中止し、米価の安定を求める意見書の提出についてでありますが、96
年産政府備蓄米の放出を中止し、再生産を確保できる安定した
生産者米価の保障を求めるため意見書を提出するものであります。
以上、ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致ご可決くださるようお願いいたしまして提案説明といたします。
○議長(
佐藤洋輔君)
これより発議第3号から発議第7号までの5件について、一括して質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(14番 中西日出男君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
本発議5件につきましては、討論を省略し直ちに採決いたします。
発議第3号から発議第7号までの5件について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、本発議5件は原案のとおり可決いたしました。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日 程 追 加
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、お諮りいたします。各常任委員長より閉会中の
審査事件の申し出がありますので、この際これを本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
―――――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
閉会中
審査事件の付託
○議長(
佐藤洋輔君)
お諮りいたします。閉会中の
審査事件につきましては、お手元の閉会中の
審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
以上をもちまして、第4回市議会定例会の
議事日程は全部終了いたしました。
今期定例会は、去る6月9日より本日までの15日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長初め職員一同のご精励とご労苦に対し深く敬意を表するとともに、議長に寄せられましたご協力に対し衷心より感謝申し上げます。
当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政運営に当たられますように切望いたしまして、第4回市議会定例会を閉会いたします。
午後1時44分 閉会
閉会中
審査事件付託表
(平成9年6月23日提出)
委員会名
審査事件名
総務財政常任委員会 陳情第8号 郵政三事業の
現行経営形態の堅持に関する
意見書採択についての陳情
陳情第13号 郵政三事業の
民営化反対に関する陳情
市総合計画の推進について
教育民生常任委員会 陳情第5号 史実に基づいた歴史教育を推進する議会決議を求める陳情
陳情第9号 教科書から従軍慰安婦、花岡事件等の記述削除を求める陳情
(あるいは要望・要請)を採択しないことを求める陳情
産業経済常任委員会
陳情第7号 全国一律最低賃金制の確立等を国に要請する陳情
陳情第10号 外米を輸入しながらの「押しつけ減反をやめ」地域農業の再生・発展を求める陳情
農林業及び観光・商工業の振興について
建設水道常任委員会
市道整備状況の調査及び災害発生箇所の調査について
議会運営委員会
地方自治法第109条の2第3項に規定する事項、及び議会の歳出見積に関する事項、全員協議会に関する事項、その他議会の組織構成に関する事項
議 長 佐 藤 洋 輔
署名議員 黒 澤 一 夫
署名議員 福 島 壽 榮...