○議長(
渡辺優子君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の各案件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は、
委員長報告のとおり決しました。
-----------------------------------
△決算特別
委員長報告
○議長(
渡辺優子君) 日程第29、議案第76号平成30
年度能代市
一般会計決算及び
特別会計決算の認定についてを議題といたします。
決算特別委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。決算特別委員長
渡邊正人さん。 (決算特別委員長
渡邊正人君 登壇)(拍手)
◆9番(
渡邊正人君) ただいま議題となりました、議案第76号平成30
年度能代市
一般会計決算及び
特別会計決算の認定について、
決算特別委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 当特別委員会は、委員会内に各
常任委員会が予算審査する範囲と同様の範囲を審査する総務企画分科会、文教民生分科会、産業建設分科会の3分科会を設置し、当該案件を分担して審査いたしました。 審査に付された会計は一般会計と10の特別会計でありますが、まず、一般会計と特別会計の概要について申し上げます。 平成30
年度能代市一般会計の決算額は、歳入280億8084万793円、歳出273億5076万2245円で、差し引き形式収支は7億3007万8548円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が2343万6880円含まれておりますので、これを控除した実質収支は7億664万1668円となっております。 また、前年度の実質収支、財政調整基金の積み立て等を加減した実質単年度収支は5億1348万2380円の黒字となっております。また、前年度対比では、歳入が3.5%の減、歳出が3.4%の減となっており、収入率は予算比で97.1%、歳出の執行率は94.5%となっております。 次に、特別会計全体の決算額は、歳入148億9431万1704円、歳出143億3374万3829円であります。各特別会計とも黒字決算または収支同額となっております。 なお、決算数値の内容については省略させていただき、各分科会における質疑の概要について、順次、申し上げます。 初めに、総務企画分科会において、一般会計歳入の関係についてでありますが、平成30年度実質単年度収支が黒字に転じた要因について質疑があり、当局から、道の
駅ふたついの土地売り払い収入が約11億円あったことにより黒字に転じたもので、ここ数年の状況としては、やや歳出超過傾向にある。30年度末の財政調整基金が約59億円あるものの今年度当初予算において約14億7000万円を繰り入れしており、今後も苦しい財政運営が見込まれる。国の動向を踏まえながら、さらなる自主財源の確保や歳出の抑制等が必要になると考えている、との答弁があったのでありますが、これに対し、自主財源の確保も非常に重要ではあるが、財政調整基金が好調に推移しているうちに計画的な運営をする必要があるのではないか、との質疑があり、当局から、
令和元年度のような予算編成であれば今後5年程度で基金がなくなることが懸念されることから、今後は効果が薄い事業については廃止を含めて精査していく必要があると考えている、との答弁があったのであります。 また、実質公債費比率はここ数年堅調に推移しており、公共施設等総合管理計画の中で必要なものを見きわめることで健全な財政体質をつくることができると考えるが、どのような見通しを持っているか、との質疑があり、当局から、現在約329億円の市債残高があるが、交付税措置等を勘案すると実質負担は約75億円と見込んでいる。今後は、庁舎整備や道の
駅ふたつい建設事業債の償還が始まり、新たに
能代山本広域市町村圏組合の一般廃棄物処理施設整備も始まることから、実質公債費比率のピークは令和7年度、比率は11.7程度まで上がるものと見込んでいる。さらに新たな施設整備や公共インフラの更新も考えられることから、過疎債の制度の動向や合併特例債の活用期限等を勘案しながら事業を精査していきたい、との答弁があったのであります。 また、経常収支比率がふえ、財政力指数も0.01ポイント上がっているが、要因は何か、との質疑があり、当局から、経常収支比率が上がった要因としては、歳出の公債費や物件費の増加が影響していると考えている。一方、財政力指数については、ここ数年の税収の増が反映されていると考えており、今後の経済状況を踏まえながら財政力指数をできるだけ向上させるよう、市税等の自主財源確保に努めたい、との答弁があったのであります。 また、徴収コストに大きな変化がない中で市税の収納率が改善されているが、どのような取り組みを行っているか、との質疑があり、当局から、これまでも年2回の納税強調月間の設定、夜間・休日窓口の開設、郵便局やコンビニ納付のほか、現年度分の対策として納税コール、広報や市ホームページでの口座振替の加入促進等を行っている。また、平成26年度に導入した滞納管理システムを活用して滞納者情報を管理・分析し、効果的な滞納処分に努めていることなどが要因として考えられる、との答弁があったのであります。 また、個人市民税の不納欠損額が979万円と大きくふえているが、その要因は何か、との質疑があり、当局から、倒産した事業所の個人市民税特別徴収分が約600万円あったことが主な要因である、との答弁があったのであります。 また、市営住宅駐車場使用料について、現年度の収納率が下がっているが、取り組みはどうしているか、との質疑があり、当局から、居住者、使用者本人と連絡をとりながら納付を促しているが、滞納者がふえている状況となっている。今後も直接連絡をとって理解を求めながら対応したい、との答弁があったのであります。 また、ふるさと納税寄附金が前年度比で減額になった要因について質疑があり、当局から、平成29年度は大口の寄附が1件あったこと、また、件数が減少したことが要因である。市のPRだけでなく、寄附者が能代市を応援したいとする思いに応える受け皿としての制度でもあることから、より充実を図っていくことが重要と考えている、との答弁があったのであります。 また、ふるさと納税をふやしていくため、PR等どのように取り組むか、との質疑があり、当局から、例年、市の特産品のPRを兼ねて関東能代会、東京二ツ井会の会員にパンフレットを送付している。これにより市の知名度が広がっていくことも期待できることから、今後もふるさと納税の活用を呼びかけていきたい、との答弁があったのであります。 以上、歳入の関係について申し上げましたが、次に歳出の関係について申し上げます。 まず、総務費に関し、時間外勤務について、平成29年度と比較すると残業時間も残業手当も減少しているが、それでもまだ長時間残業している職員が35名いる。削減に向けてどのような対策をとっているか、との質疑があり、当局から、働き方改革アクションプランを策定し、それに基づき30時間または45時間を超える場合には、総務課と協議した上で行っていただくこととしている。また、特に時間外勤務が多い職員には、ストレスチェックの結果を踏まえて面談を行い、事務分担の見直しや臨時職員の増員など、時間外勤務削減の具体的な取り組みを担当課が検討することとしている、との答弁があったのであります。 また、シティセールス推進費についてどのような取り組みを行っているか、との質疑があり、当局から、シティーセールスアドバイザーによる情報発信、広報力アップ研修の受講、子供目線の広報である「こどものしろ」の作成などを行っており、市民が地域資源についてみずから情報発信をすることでイメージ向上を図り、交流人口をふやしたいと考えている、との答弁があったのでありますが、これに関連し、市ホームページでの情報発信の方法も研究してほしいが、アクセス数はどうなっているか、との質疑があり、当局から、平成30年度は73万5908件となっている。28年からスマートフォンからも閲覧できるようにしており、アクセス数はふえている。今後はシティーセールスも関連させてSNSを活用した情報発信にも力を入れていきたい、との答弁があったのであります。 また、地域おこし協力隊事業費はどのような成果があったか、との質疑があり、当局から、平成30年度は宇宙のまちづくりを活動のテーマに、星のお姉さんとして宇宙に関する情報発信やイベントを開催している。天体観測会やプラネタリウムイベント、ワークショップ等を行い、小学校での総合的学習の時間にゲストティーチャーなども行っている。宇宙とヨガなど、全く別の分野とコラボレーションするなど、今まで宇宙に関心がなかった人たちに宇宙のまちづくりの輪を広げているほか、メディアや県外のイベント等からの要請もあり、能代市のPRにつながっていると考えている、との答弁があったのであります。 また、移住定住環境整備事業費について、昨年度は26世帯54人が移住するなどの成果を上げており評価するものであるが、成果に対する取り組みはどのようになっているか、との質疑があり、当局から、これまでの移住相談、空き家バンク、移住交流サロン等の支援の取り組みを行っており、20代から40代の割合が非常に多い。今後も支援のメニューを充実させ、積極的な活動を続けたい、との答弁があったのであります。 また、恋文商店街推進事業費について、商店街への誘客につなげる目的もあるが成果は上がっているか、との質疑があり、当局から、恋文すぽっときみまちの運営、きみ恋軽トラ市等のイベントの支援を行っている。利用実績は平成28年から増加傾向にあり、誘客は図られているものと考えている、との答弁があったのであります。 また、空き家対策事業費について、危険空き家の把握と対応はどのように行っているか、との質疑があり、当局から、職員の巡回や地域住民からの情報提供により把握している。基本的に管理は所有者が行うことから、危険な状態を確認した場合には改善するよう指導している。また、緊急を要する場合には、条例に基づき市が応急措置をすることで対応している、との答弁があったのであります。 また、地域防災力向上事業費の目的と成果について検証は行っているか、との質疑があり、当局から、この事業は災害に向けた地域防災力の向上を目的としている。取り組みとしては自主防災組織の設立、防災士の育成を実施しており、自主防災組織については7月31日現在165自治会・町内で118組織が設立された。防災士については、目標を200人と定め平成28年度から防災士の育成に向けて取り組み、現在144名の方が資格を取得している、との答弁があったのであります。 次に、消防費に関し、平成30年度の上水道消火栓新設事業費及び更新事業費の実績はどうなっているか、との質疑があり、当局から、須田地区に5基を新設したほか、15基を更新している。今後も計画に沿って進めていきたい、との答弁があったのであります。 また、平成30年度は小型動力ポンプの更新や車庫兼休憩所の改築が実施されているが、消防団を再編した後も生かされるのか、との質疑があり、当局から、整備された資機材については、20年をめどに使用していくこととなる。今後は再編後の拠点となる車庫兼休憩所等に設置されている車両等を更新していきたいと考えている、との答弁があったのであります。 次に、予備費に関し、修繕費が非常に多いが、各課の予算で賄うべきではなかったのか、との質疑があり、当局から、予算以上の突発的な事象が発生し、緊急性があり予算措置が間に合わない場合に予備費を使用している。老朽化した施設等では定期的に点検を行っていても突発的な故障があり、それを見越して予算化することは困難であることから予備費を充用することになる、との答弁があったのであります。 次に、予算の流用に関し、予算は緊急的なものを除き、議会で審議をして措置すべきであるが、平成30年度の予算の流用についてどのように考えるか、との質疑があり、当局から、30年度の予算流用は31件あるが、このうち10件は補助事業等の精算に伴い、財源を有効活用するために行ったものである。その他についても多くは緊急かつやむを得ないものであったが、中には当初予算や補正予算に計上すべきであったものもあり、今後は緊張感を持って取り組んでいきたい、との答弁があったのであります。 以上で総務企画分科会を終わり、次に文教民生分科会において、民生費に関し、つどいの広場の開設場所について質疑があり、当局から、広場については、常設の要望もあり、今後、移設の要否も含め検討したい、との答弁があったのでありますが、これに関連し、北高跡地、東中跡地での公共施設の整備や廃校舎利活用の話も出ているが、移設先の候補とする考えはないか、との質疑があり、当局から、移設する場合には、学校跡地等の利活用も含め検討したい、との答弁があったのであります。 次に、衛生費に関し、子育て世代包括支援センターの利用実績に対する見解について質疑があり、当局から、昨年10月の開設から3月末までの相談件数は69件であるが、件数として多い少ないの判断は、検証が多岐にわたることから難しいと考えている。なお、昨年、未就学児童の保護者へ行ったアンケートでは認知度が54.7%であったことから、今後も引き続き周知を図っていきたい、との答弁があったのであります。 また、がん対策強化推進事業費のクーポン利用率が低い要因と利用率向上のための取り組みについて質疑があり、当局から、一定の方が、定期的にかかりつけ医や人間ドック等を受診しておられるほか、自分はまだ若いので大丈夫と考え、関心を示さない方もおられることが、利用率が低い主な要因と考えている。利用率を向上させるため、コール・リコール事業において、クーポンの利用を勧奨しているほか、日曜がん検診を実施するなど、検診を受けやすい環境の整備にも努めており、引き続きこれらに取り組んでいきたい、との答弁があったのであります。 次に、教育費に関し、心のプロジェクト「夢の教室」事業が実施されなかった理由について質疑があり、当局から、全国を回る事業で、主催者側の都合もあり実施されなかったものだが、市としては継続して行っていきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、電子黒板の小・中学校への整備の進捗状況について質疑があり、当局から、計画的に配置することとしており、昨年度までに合わせて18台設置した。中学校は令和3年度までに、小学校は令和4年度までにそれぞれ学校規模に応じた台数を順次配置する予定である、との答弁があったのでありますが、これに対し、学校ごとに整備しているのか、一律に整備しているのか、との質疑があり、当局から、教育の公平性を保つため、一律に整備している、との答弁があったのであります。 また、二ツ井図書館の平成30年度の利用状況について質疑があり、当局から、来館者数が4,899人で、1日平均約98人。個人の貸出者数が1,149人で、1日平均約23人。貸出冊数は3,101冊で、1日当たり約62冊である、との答弁があったのであります。 また、バスケの街づくり事業の今後の展望について質疑があり、当局から、競技を中心に各種大会を開催し支援をしているが、これからも一層底辺の拡大を図りながら進めていきたいと考えている、との答弁があったのであります。 次に、国民健康保険特別会計に関し、国民健康保険税の収入率が、現年課税分で向上し、滞納繰越分で低下している要因について質疑があり、当局から、現年課税分については、夜間・休日における窓口の開設、コンビニ収納、口座振替の促進及び納税コール等の収納対策により、収入率が向上したと考えている。滞納繰越分については、差し押さえ等の滞納処分も行っているが、収入率は低下している状況にある。今後も引き続き、収入率の向上に向け、さまざまな対策に取り組んでいきたい、との答弁があったのであります。 以上で文教民生分科会を終わり、次に産業建設分科会において、農林水産業費に関し、不用額が7,000万円弱と多額になっている理由について質疑があり、当局から、機構集積協力金事業費において生じた5,200万円の不用額が主なるもので、当初予算において、圃場整備地域で新たな法人への農地集積を想定して予算措置していたが、受け手となる法人が設立に至らなかったことによるものである、との答弁があったのでありますが、これに対し、農地中間管理機構へ農地の貸し付けを依頼しても、なかなか借り手が見つからない状況が生じていることへの対策について質疑があり、当局から、平地であれば借り手が見つかりやすいが、中山間地域では条件面から、借り手が少ない状況である。県では条件不利農地について1反歩当たり1万円を助成する条件不利農地を担う経営体支援事業を創設しており、市としても制度の周知を図りながら改善に努めたい、との答弁があったのであります。 また、農地中間管理機構を通して圃場整備をする際の障害について質疑があり、当局から、圃場整備事業は、土地改良区が事業主体となる必要があり、区域以外の農地を編入する場合、その施設管理計画を作成しなければならず、費用負担が課題となっている。土地改良区が区域を拡大する場合、県の補助事業があるが、制度を拡充できないか働きかけている、との答弁があったのであります。 また、農産物販路拡大対策事業において、現在のトップセールスはネギを中心としているが、次の農産物を考えているか、との質疑があり、当局から、キャベツを考えている農家の方もいる。計画段階であるが、ネギとキャベツを含めたメガ団地構想もあるため、計画等が整えば支援していきたい、との答弁があったのであります。 次に、商工費に関し、デマンド型乗り合いタクシーの利用実績について質疑があり、当局から、平成30年度実績が延べ人数で、東雲地区が445人、檜山西部地区が9人、富田・外面地区が141人、濁川地区が29人である、との答弁があったのでありますが、これに対し、檜山西部地区の利用実績が少ない理由と今後の対応について質疑があり、当局から、目的地へ向かうに当たり、東能代駅で公共交通機関へ乗りかえる必要があり、利便性がよくないことから利用者が少ないのではないかと分析している。今後試験的に運行区間を商業施設まで延長するなど、利用増加に向けた利便性の向上を検討していきたい、との答弁があったのであります。 また、市街地巡回バスの公共交通空白地域への運行について質疑があり、当局から、市内に点在する公共交通空白地域については、巡回バスに限らず、小型バスやデマンド型乗り合いタクシー等、さまざまな方策を検討する必要がある。地域住民の御意見を伺いながら、できるだけ早期に検討を進めていきたい、との答弁があったのであります。 また、天空の不夜城の展示施設について、収納庫として整備するのか、観光拠点として整備するのか、との質疑があり、当局から、現在はあくまで常設展示ができる施設としての整備を考えている。観光拠点として必要な機能を設けるかは今後の検討となる、との答弁があったのでありますが、これに対し、展示施設を整備するには、イベントの集客実績を示さなければ、市民からの理解を得られないのではないか、との質疑があり、当局から、天空の不夜城のイベント自体の検証の積み重ねは必要と考えており、イベントの構成、演出等の課題を解決した上で、収納庫の整備の検討を進めていく考えである、との答弁があったのであります。 また、能代公園でのイベント支援の考えについて質疑があり、当局から、能代公園春まつりでは、能代観光協会から、道路規制、宣伝周知などを対応していただいている。ライトアップについては、夜の公園利用者が少なく、経費節減を考慮し取りやめたが、他の団体が日中に行うイベントについては、できるだけ支援をしていきたい、との答弁があったのであります。 次に、土木費に関し、9月3日の土砂災害警戒情報が発令されるほどの急激な豪雨に対する、市内各所の浸水対策について質疑があり、当局から、市内数カ所で冠水を確認し、そのほとんどで側溝や雨水管渠等を整備済みであるが、それを上回る豪雨であった。既存の排水施設の中には土砂等の堆積により、十分な排水機能が保持されていない箇所が見受けられるため、年次計画により土砂の撤去や管渠の整備を行っており、道路冠水がたびたび発生する28カ所のうち16カ所は対策済みである。今後も冠水が見込まれる場合には、パトロール等により状況や原因に注視していきたい、との答弁があったのでありますが、これに関連し、悪土川流域の浸水対策について質疑があり、当局から、現在、県において河川改修が進められており、その状況を見ながら協議していきたい、との答弁があったのであります。 また、市道の除雪において、業者が行う除雪範囲の境界部に雪だまりが生じる状況への対応について質疑があり、当局から、境界部の雪だまりについては、後から行う業者が解消することとしているが、今後予定している業者説明会において周知したい、との答弁があったのであります。 また、能代公園の目指す姿について質疑があり、当局から、能代公園は、市民の寄付等を受けながら、たくさんの桜やツツジが植えられている。今後の整備については、これまでの能代公園のあり方を変えるのではなく、桜の老木の更新やツツジの剪定等を行い、それぞれの樹木が際立つよう手を加えていきたい。また、施設については、今後、園路、階段やあずまや等を整備していきたい、との答弁があったのであります。 以上が、本決算についての質疑の概要であります。 審査の結果、本決算は認定すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
渡辺優子君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の案件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は、
委員長報告のとおり決しました。
-----------------------------------
△
議会基本条例策定特別
委員長報告
○議長(
渡辺優子君) 日程第30、
議会基本条例の策定に向けた調査及び検討についてを議題といたします。
議会基本条例策定特別委員会の調査及び検討の経過並びに結果の報告を求めます。
議会基本条例策定特別委員長
落合範良さん。 (
議会基本条例策定特別委員長
落合範良君 登壇)(拍手)
◆18番(
落合範良君) ただいま議題となりました
議会基本条例の策定に向けた調査及び検討について、本委員会の調査及び検討の概要並びに結果を報告いたします。 今定例会における調査及び検討の概要でありますが、条例の条文について6回目の検討を行いました。 その中で、「目的」について、「議会及び議員の役割や責任」の文言について、前文に役割や責任について記載することにより、条文に明記しなくてもいいと考える、との意見があったのであります。 また、「会派」について、「同一の理念及び政策を共有する3人以上の議員で構成する」という文言について、「3人以上」を削除する、との意見があったのであります。 また、「議員の報酬」について、議員の報酬については、どうあるべきかを規定するのであって、改正案を提出する際のものだけを規定するべきではない、との意見があったのでありますが、これに対し、議員の報酬については、既に、報酬審議会の意見を踏まえた市長の提案を、議会が判断するという形になっている。あえてその形と違う場合の対応、判断基準について規定した、との意見があったのであります。 協議の結果、「政治倫理」の条文については
全会一致で確認し、
全会一致に至っていない条文については、引き続き検討を要することと決定いたしました。 また、前文について協議を行い、会派改革ネットワーク及び会派平政・公明党から文案が提出、説明され、次回までに各会派の意見をまとめ、協議することとしております。 また、
議会基本条例の策定に向けた調査及び検討については、引き続き議会閉会中の継続調査とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
渡辺優子君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の案件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本件は
委員長報告のとおり決しました。
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△各常任
委員長報告
○議長(
渡辺優子君) 日程第31、議案第79
号令和元年度能代市
一般会計補正予算を議題といたします。各委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。
総務企画委員長 渡邊正人さん。 (
総務企画委員長 渡邊正人君 登壇)(拍手)
◆9番(
渡邊正人君) ただいま議題となりました、議案第79号中、
総務企画委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、条文でありますが、第1条では、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ5億3083万円を追加し、予算の総額を280億9800万円と定めております。 第2条では債務負担行為の補正について、第3条では地方債の補正について定めております。 次に、歳入でありますが、1款市税は9,200万円の減額で、法人市民税の減額であります。 9款地方特例交付金は256万円の追加で、地方特例交付金の追加であります。 10款地方交付税は1億8264万円の追加で、普通交付税の追加であります。 12款分担金及び負担金は1300万2000円の減額で、保育所入所負担金の減額であります。 13款使用料及び手数料は939万1000円の減額で、へき地保育所保育料と公立保育所保育料の減額であります。 14款国庫支出金は5754万5000円の追加で、施設型給付費負担金と生活困窮者就労準備支援事業費等補助金の追加、子ども・子育て支援交付金の減額が主なものであります。 15款県支出金は1242万7000円の追加で、施設型給付費負担金の追加とすこやか子育て支援事業費補助金の減額が主なものであります。 16款財産収入は19万5000円の追加で、能代青果地方卸売市場株配当金の計上であります。 17款寄附金は20万円の追加で、子ども館寄附金の計上であります。 18款繰入金は4943万8000円の減額で、
ふるさと人材育成・定住促進奨学
基金繰入金の追加と財政調整
基金繰入金の減額が主なものであります。 19款繰越金は4億5664万1000円の追加で、前年度繰越金の追加であります。 20款諸収入は155万3000円の追加で、旧公営企業庁舎会議室解体等負担金の追加が主なものであります。 21款市債は1,910万円の減額で、道路整備事業債の追加と臨時財政対策債の減額が主なものであります。 審査の過程において、地方交付税について、今回の決定額は予測どおりだったか、との質疑があり、当局から、当初予算では基準財政需要額の包括算定経費等に地方財政計画の伸び率を乗じ、公債費を勘案して約73億円と見込んでいたが、決定では基準財政需要額の個別算定経費や臨時財政対策債の振りかえ相当額の増減はあったものの、ほぼ見込みどおりと考えている、との答弁があったのであります。 また、
ふるさと人材育成・定住促進奨学
基金繰入金の補正理由について質疑があり、当局から、能代市
ふるさと人材育成・
定住促進奨学金貸与条例が改正された場合、入学一時金の交付時期が入学後から年度内の入学前に改められることから、それに対応するため基金から繰り入れて年度内の予算を確保するとともに、債務負担行為を廃止しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、今後の臨時財政対策債の起債の考え方について質疑があり、当局から、地方交付税に頼らざるを得ない状況の中で、
一般財源を確保するためにも、実質的な地方交付税とみなされる臨時財政対策債については、発行可能額にできるだけ近い金額で借り入れしていく必要があると考えている、との答弁があったのであります。 次に、歳出について申し上げます。 1款議会費は10万8000円の追加で、車両管理費の追加であります。 2款総務費は3億9760万4000円の追加で、
財政調整基金積立金と減債基金積立金の追加が主なものであります。 審査の過程において、減債基金積立金の金額の根拠について質疑があり、当局から、道の
駅ふたついの整備に係る30年度の事業費が確定し、約9,500万円の起債のうち30%の実質負担分として2849万5000円を追加して積み立てるものである。これまでも道の
駅ふたつい及び二ツ井テニスコートの整備に関する起債償還の実質負担分を積み立てしてきており、減債基金で償還に充てることが可能となっている、との答弁があったのであります。 また、旧公営企業庁舎等解体工事費の補正理由について質疑があり、当局から、昨年度、旧公営企業庁舎のアスベスト調査を行ったが、当初予算編成後に新たに工事を要する部分が判明したため補正しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、少子化要因調査・分析事業委託料の調査の目的と手法について質疑があり、当局から、本調査は合計特殊出生率、出生数等の少子化に関する指標をより深掘りして分析を行い、本市の少子化の要因を明確にして今後の施策に生かしていくことを目的としている。調査手法としてはフィールドワークを取り入れ、ヒアリングの際に地域の慣習、意識の分析調査を行うものであり、学術的、客観的な検証につながると考えている、との答弁があったのでありますが、これに対し、調査の委託先はどうなるのか、との質疑があり、当局から、プロポーザルは検討しておらず、実績のある事業者の中から選定することになると考えている、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入、歳出1款議会費、2款総務費はいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
渡辺優子君) 次に、
文教民生委員長 佐藤智一さん。 (
文教民生委員長 佐藤智一君 登壇)(拍手)
◆7番(
佐藤智一君) 議案第79号中、
文教民生委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出3款民生費は6855万2000円の追加で、この主な内容は、
過年度国庫負担金等返還金の計上、子ども・子育て支援事業費及び生活困窮者就労準備支援事業費の追加であります。 審査の過程において、すこやか子育て支援事業費補助金の中で、副食費を市独自で助成することとなるが、対象となる児童数について質疑があり、当局から、保育所、認定子ども園を合わせて478人の見込みである、との答弁があったのであります。 次に10款教育費は1,561万円の追加で、この主な内容は、
ふるさと人材育成・
定住促進奨学金貸付事業費、中学校管理費の追加であります。 審査の過程において、文化会館の舞台用開き足の補正内容について質疑があり、当局から、当初、備品購入費で購入することとしていたが、原材料費高騰のため販売が中止となっており、備品として購入できなくなったことから、業者に製作を委託するため委託料を追加しようとするものである、との答弁があったのでありますが、これに対し、当初予定していたものと同じような材料で製作するのか、との質疑があり、当局から、仕様は同じにする予定である、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出3款民生費、10款教育費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、当局から報告された内容について申し上げます。 初めに、放課後児童クラブについて、現在、第四小学校区に新施設の建設を進めているが、能代市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例で定める、定員にかかる経過措置期間内での完成が見込めない状況である。このため、これまで学校の教室を一時的に貸してもらうなどの臨時クラブの開設等について、学校や教育委員会と協議を続けてきたが、
設置場所の確保が難しい状況であることから、経過措置期間を延長する条例改正案を12月定例会に提出したいと考えている、との報告があったのであります。 次に、能代市東デイサービスセンターについて、現在、廃止後の移行先が決まっていない方々を訪問し、個別の状況を確認させていただきながら、さまざまな御要望についてもお伺いしているところであり、今後も引き続き、利用者が安心して移行できるよう支援に努めていきたい。また、既に移行された方がいることや、移行の相談をされている方も多いほか、老朽化によりセンターの存続が難しい状況も御理解いただいていることから、能代市東デイサービスセンターを廃止する条例改正案を12月定例会に提出したいと考えている、との報告があったのであります。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
渡辺優子君) 次に、
産業建設委員長 藤田克美さん。 (
産業建設委員長 藤田克美君 登壇)(拍手)
◆13番(
藤田克美君) 議案第79号中、
産業建設委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出7款商工費は、1681万4000円の追加で、この内容は、個人番号カード利用環境整備事業費の計上、商店街活性化対策事業費、木のまちづくり推進事業費、大館能代空港利用促進事業費の追加であります。 審査の過程において、個人番号カード利用環境整備事業費の概要について質疑があり、当局から、国が実施を予定しているマイナンバーカードの普及及び消費活性化のための事業に対し支援するもので、国では、マイナンバー取得者がスマートフォン向けの決済サービスに現金をチャージした際、プレミアムポイントを付与する事業を計画しており、利用には専用のID等の設定をする必要があることから、市がその設定支援などを行うための準備経費である、との答弁があったのでありますが、これに対し、マイナンバーカードの利用はこれまで公での利用に限られていたが、今後店舗で利用する際、個人情報の漏洩の心配はないか、との質疑があり、当局から、制度設計中であるが、国ではマイナンバーカードを店舗へ提示することなく、スマートフォンを利用して決済ができるようにする方向で検討している、との答弁があったのであります。 また、空き店舗流動化支援事業費補助金の実績と今後の事業継続予定について質疑があり、当局から、平成26年度から30年度までのうち、当補助金を利用して開業した店舗が20件、うち現在も営業しているものが16件である。市内の空き店舗が目立つ中、当事業は空き店舗の流動化に一定の効果を与えているものと考えており、今後も継続していきたい、との答弁があったのであります。 次に、8款土木費は、3214万2000円の追加で、この主な内容は、道路維持費と改良事業費の追加であります。 審査の過程において、芝童森浅内線の舗装について質疑があり、当局から、道路維持費のうち芝童森浅内線の補正内容は、通学路安全推進会議において要望のあった、浅内小学校と能代南中学校の通学路となっている同路線の歩車道境界ブロックを更新するものであり、舗装については、市で現地の状況を把握しているほか、自治会からの要望もあり、年次計画にて行っている、との答弁があったのでありますが、これに関連し、大手町の歩道において、一部、スロープ状になっている箇所があり、冬期間は歩行が困難となる状況について質疑があり、当局から、都市計画事業として整備した当時の基準により、車道より歩道が一段高くなっており、スロープは、宅地へ車を乗り入れするためのものである。解消するには、歩道と車道を同じ高さなどにすることとなるが、道路や宅地等の状況も考慮しなければならないため、早急の対応は困難である、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出7款商工費、8款土木費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
渡辺優子君) ただいまの各
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま、各
委員長報告の案件は、各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は、各
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第32
議会議案第3号新たな
過疎対策法の制定に関する
意見書提出について
○議長(
渡辺優子君) 日程第32、
議会議案第3号新たな
過疎対策法の制定に関する
意見書提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。 (「説明省略」の声あり)
○議長(
渡辺優子君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり決しました。
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△日程第33 議員の派遣について
○議長(
渡辺優子君) 日程第33、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員の派遣については、地方自治法第100条第13項及び能代市議会会議規則第167条の規定により、お手元に配付したとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本件はお手元に配付したとおり、議員を派遣することに決しました。 重ねてお諮りいたします。ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任することに決しました。
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○議長(
渡辺優子君) 本定例会は、提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。 午前11時33分 閉会 議長
渡辺優子 署名議員
藤田克美 署名議員
安井和則...