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平成29年第4回定例会(第4号) 名簿 開催日: 2017-12-06
平成29年第4回定例会(第4号) 本文 開催日: 2017-12-06

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  1. 津島市議会 2017-12-06
    平成29年第4回定例会(第4号) 本文 開催日: 2017-12-06


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2017-12-06: 平成29年第4回定例会(第4号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 151 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 2 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 3 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 4 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 5 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 6 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 7 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 8 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 9 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 10 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 11 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 12 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 13 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 14 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 15 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 16 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 17 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 18 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 19 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 20 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 21 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 22 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 23 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 24 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 25 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 26 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 27 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 28 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 29 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 30 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 31 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 32 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 33 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 34 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 35 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 36 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 37 :  ◯11番(大鹿一八君) 選択 38 :  ◯副市長(星野広美君) 選択 39 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 40 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 41 :  ◯19番(小山高史君) 選択 42 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 43 :  ◯19番(小山高史君) 選択 44 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 45 :  ◯19番(小山高史君) 選択 46 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 47 :  ◯19番(小山高史君) 選択 48 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 49 :  ◯19番(小山高史君) 選択 50 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 51 :  ◯19番(小山高史君) 選択 52 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 53 :  ◯19番(小山高史君) 選択 54 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 55 :  ◯19番(小山高史君) 選択 56 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 57 :  ◯19番(小山高史君) 選択 58 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 59 :  ◯19番(小山高史君) 選択 60 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 61 :  ◯19番(小山高史君) 選択 62 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 63 :  ◯19番(小山高史君) 選択 64 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 65 :  ◯19番(小山高史君) 選択 66 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 67 :  ◯19番(小山高史君) 選択 68 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 69 :  ◯19番(小山高史君) 選択 70 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 71 :  ◯19番(小山高史君) 選択 72 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 73 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 74 :  ◯19番(小山高史君) 選択 75 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 76 :  ◯19番(小山高史君) 選択 77 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 78 :  ◯13番(山田真功君) 選択 79 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 80 :  ◯13番(山田真功君) 選択 81 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 82 :  ◯13番(山田真功君) 選択 83 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 84 :  ◯13番(山田真功君) 選択 85 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 86 :  ◯13番(山田真功君) 選択 87 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 88 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 89 :  ◯13番(山田真功君) 選択 90 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 91 :  ◯13番(山田真功君) 選択 92 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 93 :  ◯13番(山田真功君) 選択 94 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 95 :  ◯13番(山田真功君) 選択 96 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 97 :  ◯13番(山田真功君) 選択 98 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 99 :  ◯13番(山田真功君) 選択 100 :  ◯健康福祉部長水谷勝彦君) 選択 101 :  ◯13番(山田真功君) 選択 102 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 103 :  ◯13番(山田真功君) 選択 104 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 105 :  ◯13番(山田真功君) 選択 106 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 107 :  ◯13番(山田真功君) 選択 108 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 109 :  ◯13番(山田真功君) 選択 110 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 111 :  ◯13番(山田真功君) 選択 112 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 113 :  ◯13番(山田真功君) 選択 114 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 115 :  ◯13番(山田真功君) 選択 116 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 117 :  ◯13番(山田真功君) 選択 118 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 119 :  ◯13番(山田真功君) 選択 120 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 121 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 122 :  ◯13番(山田真功君) 選択 123 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 124 :  ◯13番(山田真功君) 選択 125 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 126 :  ◯13番(山田真功君) 選択 127 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 128 :  ◯13番(山田真功君) 選択 129 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 130 :  ◯13番(山田真功君) 選択 131 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 132 :  ◯13番(山田真功君) 選択 133 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 134 :  ◯13番(山田真功君) 選択 135 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 136 :  ◯13番(山田真功君) 選択 137 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 138 :  ◯13番(山田真功君) 選択 139 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 140 :  ◯13番(山田真功君) 選択 141 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 142 :  ◯13番(山田真功君) 選択 143 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 144 :  ◯13番(山田真功君) 選択 145 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 146 :  ◯13番(山田真功君) 選択 147 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 148 :  ◯議長垣見信夫君) 選択 149 :  ◯13番(山田真功君) 選択 150 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 151 :  ◯議長垣見信夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:        午前 9時00分 開議 ◯議長垣見信夫君)[ 222頁]  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  直ちに、議事日程の順序に従い会議を進めます。  日程第1、これより一般質問を続行いたします。  まず、大鹿一八君の発言を許します。        11番 大鹿一八君〔登 壇〕(拍手) 2: ◯11番(大鹿一八君)[ 222頁]  おはようございます。  発言の許可が出ましたので、通告いたしました2件について質問を始めます。  まず質問する前に当たり、昨日最後の質問された長尾議員の質問を聞いておりまして、議員は質問をしっ放し、そして当局、理事者側は質問を聞きっ放しということで、成果がなかなか伝わってこないという話がありました。私も毎回この議会で発言しており、すぐ結果が出るような質問をすれば別ですが、先々こうしてほしいという要望を込めた質問をしていくときに、検討しますとか、前向きに何かやりますとかいう答弁というのはいろいろもらっておるわけですけど、なかなか進捗しない。進捗しないどころか、質問を通告してヒアリングをしてみると、以前質問して答弁をもらった内容よりも後退しておる。つまり、担当する部長もかわれば担当する職員もみんな入れかわってしまって、過去せっかく質問したものが、通告した時点でレベルダウンしてしまっておると、そんなことから、昨日の長尾議員の質問を聞いておりまして、私の反省としては今まで質問したことの結果を、毎回議会が次の前の議会の質問したものの進捗状況を、これからは適度に質問をし続けないと何も進捗しないなあという実感を持って、きのう長尾議員の質問を聞いておりました。そして当局には、過去、もう退職した部長もおりますけど、やはり答弁で、ここで述べたこと、それ以上のレベルでやはり質問をヒアリングに臨んで、そして答弁も、過去の答弁以上のものが出てくるのが当たり前で、過去の答弁よりレベルが低くなったような答弁をもらうために通告しておるわけじゃありませんので、今回そんなことをつくづく思っておったところに、昨日長尾議員が自分の質問されたことに対して、今どうなってるんだという質問されて、当局は答えておりましたけれども、余り進捗しておりませんけど、やはり我々議員の反省としても、そういうことを反省するとともに、理事者側としても過去答弁したことを忘れずに、きちっと記録してレベルアップしてほしいということをまず質問前に申し述べておきます。  今回は2件の質問をしております。高齢者の在宅支援及び外出支援策について。要旨1が緊急通報システムについて、要旨2は移送援助サービスについて。2件目は成年後見制度についてという、2件の質問をしております。  この緊急通報システムについては、9月の、自分が所属しておる委員会を忘れておってはいけませんけど、厚生病院委員会の中で緊急通報システムの質疑がありました。私もその中におりまして発言もしましたが、実はこの緊急通報システムについては、私が議員になった当時、直後でしたが、平成13年の2月に富山県の大山町というところへ視察に行って、ちょうどこの富山県大山町というところにベンチャー企業として立山科学工業というのがあり、緊急通報システムを開発する電子部品、電子機器の会社、ベンチャー企業でありましたが、大山町と一体になって24時間その緊急通報システムを設置したお宅で、その対象者が24時間外出したまま帰ってこないとか、中で倒れたとか、そういったものを24時間検知する通報システムを開発し、実施しておりました。現在は富山市と合併して、富山市でもこの緊急通報システムを今やっておるわけでありますが、平成13年2月に視察して、当時、緊急通報システム、今はこういう便利なものが出てきたと、当時のペンダント型というもので、ボタンを押さないと緊急通報システムが通報されないという、当事者が倒れてしまったらボタンが押せない。つまり倒れても誰かが発見するまでわからないという、こういう時代おくれのものは新しいものにするべきだということで、平成13年に視察した直後に質問しました。全くそういうものについて見たことがないから、勉強するということで当時の議会答弁はありました。  そんなことを繰り返しながら振り返ってみると、平成24年の3月議会、このときにも私は緊急通報システム、この平成13年2月に富山県の大山町を視察したときのこと、それからこの機器のことについて説明し、質問いたしております。  当時の議事録、簡略にしたものを持ってきましたが、当時の高齢者ひとり暮らしの世帯、それからひとり暮らしの高齢者のうち、介護認定を受けている人の人数、それから、私は当時独居老人といっても、日中家族が外出してしまう、息子さんたちが仕事で出て行ってしまった後に、やはり一人になってしまう高齢者は独居老人と一緒だということで、そういったことの実態把握が重要だと思うというようなことも質問しております。当時は、難しいものの、民生委員さん、あるいは老人クラブ活動を通じまして情報の把握に努めてまいりたいという答弁をいただきました。  そして予算についても、当時の平成23年度の予算でいきますと388万1,000円。利用者負担が一人当たり1カ月当たり1,176円という答弁がありました。先ほど言いましたように、地域のレベルはどうかということについては、全く平成13年から平成24年、10年近くたっておっても全く進捗していない現状と、ちょうどこの質問をする前に当時の伊藤市長との市長懇談会の中で、地元のベンチャー企業というか地元の企業がもうちょっと頑張ってくれたらという話から、一応懇談会の中でクローバーテレビの話をしまして、当時クローバーテレビの有線放送を通じて緊急通報システムができないだろうかという話をした後で、クローバーの本社を訪れました。当時の担当する方々が、私が発言した立山科学工業の機器を実際に情報を取り寄せて、資料も取り寄せて検討して、ちょっと勉強したいということを言われて、伊藤市長の答弁はここには持っていませんが、どうですかと。津島市独自の緊急通報システムを、津島市民が本当に助かるような、民間にも考えられるようなものも対応していただきたいと思うということで、答弁を部長にいただいて、今もそうなんですが、現在の状態では高齢者の把握を24時間常に把握することはできませんと。それで、私が指摘したようなセンサー等を利用したシステム、これはプライバシーや費用の問題もありますが、家族が必要に応じて仕事をしながらでも見守ることが可能でありますと。在宅で生活されるための手助けの方法として、さまざまな方法があるので、適切な情報提供をしていきたいということと、市長のあれはないんですが、地元企業とのシステム構築については、当局としては状況を見守っていきたいというようなことの答弁をいただきました。実際には伊藤市長との市長懇談会の後にそういう動きがあったもんですから、前向きに一緒にやっていくという方向で、この議会は私の質問が終わったわけであります。  それを踏まえて今回9月の委員会の中で、通報システムの質疑が出たときに、私が一番最初に視察した平成13年2月の時点と、何ら今通報システムの体制は変わっていない。当事者が倒れて、ボタンが押せなければ、その人が倒れておることもわからない。一年ぐらいたちますけど、我が家から1キロも離れていない住宅の中で、老人というにはちょっと、私ももう60過ぎていますので老人というのはちょっとどうかと思うんですが、高齢のひとり暮らしの女性が倒れて、1カ月ぐらいたって発見されて、亡くなってみえたと。そういうことが我が家の近くでもありました。そういったことを考えると、緊急通報システムというのは重大な問題であり、やはり真剣にレベルアップを考えなきゃいけない。そんなことで今回質問を通告いたしました。  私としては、レベルアップした答弁をいただきたいと思いながら、ヒアリングのときに思いました。ああこれはだめだなあと。質問する前から、だめだなあと思ったら、質問なんてできません。いろいろ考えておりますが、とりあえずそれよりも重大なことは、対象となる人たち、それを把握することがいかに重要かということであります。平成13年2月の視察後にも、やはりそういった人を把握することを求め、先ほど言いました平成24年の3月議会の中でも対象者を把握してほしいということを私は質問しました。その辺について、まず初めに緊急通報システムの対象となるひとり暮らし高齢者世帯、高齢者のみの世帯はそれぞれ何世帯あるか。そしてひとり暮らし高齢者世帯のうち、要介護認定を受けている方は何人あるか当局の答弁を求めます。 3: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 224頁]
     平成29年10月末現在でございますが、ひとり暮らし高齢者世帯は3,929世帯、高齢者のみの世帯は3,259世帯となっております。また、ひとり暮らし高齢者世帯のうち、要介護認定を受けている方は1,074名でございます。以上でございます。 4: ◯11番(大鹿一八君)[ 224頁]  ひとり暮らし高齢者世帯は3,929世帯、私が前回質問しました平成24年3月議会のとき、平成23年12月末の数字でいきますと3,009世帯。900世帯以上がひとり暮らし高齢者世帯、5年間で900世帯ふえておる。それから、今、要介護認定を受けている方は1,074人ということですが、同じく平成23年12月には573人ということで、世帯は900世帯、要介護認定を受けている方は約倍になっておるわけですね。573人が1,074人ということで倍増しておるわけです。こういうことを受けて、平成29年度の緊急通報システムの費用はどうなっておるのか。また利用者及び通報件数の実態はどうか、答弁をください。 5: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 225頁]  平成29年度の緊急通報システムに関する予算といたしまして、歳出では緊急通報システム事業委託料として410万6,000円、歳入では利用されている方からの負担金として30万9,000円をそれぞれ計上しております。また利用者数につきましては、平成29年10月末現在で263人、通報件数につきましては16件となっております。以上でございます。 6: ◯11番(大鹿一八君)[ 225頁]  委託料として410万6,000円、利用者数については263人ということであります。前回の質問のときは、これは委託料が388万1,000円。余り変わってないんですね。先ほど私は、人数が倍増しておると、要介護認定を受けている方は573人から1,074人。そういう、もしかしたら倍増する可能性があると私は思うんですが、実際には委託料というのは変わっていない。そして私は何よりも問題と思うのは、通報件数について今16件ということでありました。年間16件ということで間違いありませんか。間違いないですね。このことについて部長どう思われますか。これだけのお金をかけて実際この通報システムで連絡、通報があったのが1年間に16件。果たしてこれ、私にとっては不思議でしようがない、間違えてるんじゃないかと思うような件数でありますが、これはやれるやれないはさておいて、部長のまず感想を求めます。 7: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 225頁]  通報件数年間16件ということでございます。こちらの数としては、実際通報された方がこの数字の件数しかなかったということで、押す必要性というか、そういう機会がなかったということだと思っております。以上でございます。 8: ◯11番(大鹿一八君)[ 225頁]  先ほどから私が言っております富山県の大山町という小さな自治体では、今から15年前に24時間監視、感知、24時間、当事者が倒れた可能性がある、また外出したまま帰らない、戻ってこない、こういったときに24時間監視しておるということを言いました。これ16件というのはあくまでも本人がブザーを押した件数ですから、意識があって。これはだめだと思ったかどうかはわかりませんが、16件しかない、これは私極めて少ないと思います。中には、倒れて、ブザー押さないまま死んでしまっても通報は来ないわけですね。この16件という数は私は本当にショックでありますが、当局として、部長の感想はさておいて、高齢者が増加する中、システムの利用者数、先ほど言いましたように263人、平成24年3月末の設置状況261台。全く5年前と緊急通報システム、先ほど来からくどいように言っておりますけど、対象となる要介護認定者は約倍増しておる中で、設置台数というのはほとんど変わっていないんですね、263台、261台と。もちろん対象者が亡くなられるというケースもありますので、それは必ずしもふえていくとは限りませんけど、この台数、高齢者が増加する中で利用者数が変わっていない。この数字について当局としての考えをどのように分析しているかお答えください。 9: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 226頁]  高齢者人口が増加する中、利用者数は微増微減で推移しております。利用率としましては減少傾向ではないかとの御指摘でございますが、携帯電話や各種の見守りシステムの普及が要因の一つではないかと考えております。以上でございます。 10: ◯11番(大鹿一八君)[ 226頁]  次に、先ほどもちょっと言いましたけど、倒れて意識を失っておれば通報は来ないわけですが、ひとり暮らしの高齢者等が自宅で体調を崩した際の安心安全を守るために緊急通報システムというのを活用しておると思うんですが、このシステムを必要としている世帯数の把握をどうしているかと。これ平成24年3月議会でもこんなこと言ったんですが、当時の部長は把握しておりませんと、わかりませんということを言いました。そのときも数字を求めておったんですが、まだ答弁としては今後それをきちっと把握するように努めるという答弁はしておりますが、把握していないということ。この把握について当局の答弁を求めます。 11: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 226頁]  民生委員やケアマネジャーにシステムの周知を行い、各地域で必要とされている世帯の利用促進に努め、利用希望者からの申請に基づいております。システムを必要としている世帯数の把握はできておりませんが、引き続き民生委員やケアマネジャーのほか、広報への掲載や介護保険の通知の際に案内文を同封することで、より多くの方に事業内容を知っていただくよう努めてまいります。以上でございます。 12: ◯11番(大鹿一八君)[ 226頁]  先ほどから私言っておりますように、現行の緊急通報システムでは、通報ボタンを押すことができない場合、本人が意識を失ってしまった場合、必要な支援を受けられないことが想定されますね。先ほどから言いましたように、もう15年前に、よその自治体では24時間感知して異常を知らせる、そういうシステムが導入されておるわけですが、そういったような新しいシステムをそろそろ導入しても当たり前じゃないかと思うんですが、当局の見解を伺います。 13: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 226頁]  議員お示しのとおり、現行では通報ボタンを押すことで初めて必要な支援を受けることができるシステムとなっております。高齢者の見守り対策のシステムにつきましては、携帯型の緊急通報システム等の多様な商品が出てきており、今後より高齢者の安心安全を見守ることができるよう、先進自治体の状況を把握してまいりたいと考えております。以上でございます。 14: ◯11番(大鹿一八君)[ 226頁]  このことについては、私が通告してヒアリングをしておる担当職員の前で、実際に市販のものを利用しておる利用者の市民に問い合わせしました。今、民間では、市がこういう予算を計上するよりも低額でいろんなソフトが出ております。企業名というのはどうかと思いますが、ソフトバンク等が見守り携帯500円、以前は携帯が無料でありましたが今は携帯料金が、機器の料金が要るかもしれません。これ1カ月500円なんですね。500円の見守り携帯で、今の通報システムと同じようなものが利用できるということで、自分の高齢の親に持たせたり、また教育委員会どう思うかわかりませんが、小学校に見守り携帯、GPSがついたものを持って行かせておる親もおるわけです。この間聞いた人は両方なんですが。  それからカメラ一発!、これは1万円弱の機器を購入しますと、24時間、その複数の部屋を、設定の仕方によりますけど、複数の部屋を24時間、その当事者が見たい時に自分のスマホまたはパソコンから見ることができる。つまり、東京におる息子さんたちが津島市に住んでおる御両親の様子、また独居老人、高齢者のお父さんお母さんの様子を見られる、また子供の様子も見られる、こういったカメラ一発!というのは、これは1万円切って購入できるんですね。利用料はかかるのかといったら、かからないという。スマホで見るから、1円もあと維持費はかからない、1万円出せばね。そういうものを今備えている市民が複数あるんです、私の身近でも。そういったことを考えると、どうですかね、レベルアップというのはもう当たり前だと思うんです。これ、利用件数がふえない理由には、もしかしたら、もう民間はそういうものを使っておるかもしれない。あえて行政に頼って面倒くさいこういう申し込みをして、時代おくれの通報システムを利用しなくても、民間の通信会社または廉価ショップですか、そんなところへ行けば、それにかわるものがあるということが考えられるんですが、部長の個人的な感想はどうですか。こういう世間の中、先ほど世帯数の把握に努めてまいりますということで、実際の数が出るかどうか知りませんけど、数もわからない。こういう市民がもし使っておったとしたら、対象者と思っても、申し込みませんわね。部長としての率直な感想はどうですか。導入できる導入できんはさておいて、現状の今のシステムと、それから世の中の流れについて、部長の率直な感想をお願いします。 15: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 227頁]  感想をということでございますが、先ほど答弁の中でも述べさせていただいた分析ということで述べさせていただきましたが、世間一般では携帯電話、今御紹介ありました見守りシステム等そういったものも普及しておりますので、そういったものを活用されている方も多く見られるのではないかと思っております。以上でございます。 16: ◯11番(大鹿一八君)[ 227頁]  感想があったかどうか知りませんが。それから、平成24年3月でクローバーテレビなど地元企業を活用したシステムを構築してはどうかということに、当時は状況を見守っていくという答弁。しかし、この答弁のほかに、部長は前向きな発言をしておるんですよ。部長としては民間がそうやってやってくれたら、それは、そんなことはない、一緒にやっていきたいという話をしておるんですよ、当時の伊藤市長はね。その後の状況について当局の答弁を求めます。 17: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 228頁]  クローバーテレビに確認しましたところ、当時緊急通報システムの商品化についての計画はあったとのことでございます。しかしながら、商品化には至らなかったということでございました。以上でございます。 18: ◯11番(大鹿一八君)[ 228頁]  今の答弁は、商品化という話でありますが、当時の質問は商品化ではないんですよ。クローバーテレビは商品化も考えたかもしれませんが、津島市も一緒になって緊急通報システムを考えるのであれば、こういったものも取り寄せたから一緒にやっていく意欲があったんだ。もっと言うと、当時クローバーテレビは、私がお邪魔したときに、無料Wi-Fiを市役所の中で無料でやってもいい、クローバーこれ映ってますので。当時私と接した人たちは知っていると思いますが、無料のWi-Fiをフリースポットとして市役所の中でやってもいいと、予算をかけなくてもやれると。病院もそうですよ、やれると言ったんです。そういう議論をしておったんですが、今の話はクローバーが勝手に商品化を考えてみたけどできなかったと。私に言わせると、当局が接触しなかったからですよ。5年間1度も、どうしましょうという、緊急通報システムを一緒にやっていきましょうかと、投げかけしたことないんですよ。だから先ほど冒頭に言いました長尾議員のきのうの言いっ放し、私ですね、それから当局の聞きっ放し、まさにそれではないかと思うんですが、これまで、今日もそうですけど、緊急通報システムの改善や、民間事業者との今言ったクローバー等の研究について、過去にも前向きの答弁をしているわけですが、現状何も変わってないわけです。今後の見通しについて、どのように考えているのか答弁をください。 19: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 228頁]  多くの自治体におきまして緊急通報システムを導入しておりまして、居宅設置型や携帯型、人感センサー、GPS機能つきなど、さまざまなものがございます。技術の進歩や民間参入も進んでおり、制度内容やシステムの機能につきまして今後研究してまいりたいと考えております。以上でございます。 20: ◯11番(大鹿一八君)[ 228頁]  議員控え室で山田議員と、45分で今日は終わりますと言ってましたけれども30分たってしまいましたので、ちょっと最後まで行けるかどうかわからんようになってきましたが、次に2件目の移送援助サービスについて質問をいたします。  私、今まで公共交通とか巡回バスも含めて名鉄電車、バス、それから移送については何度も質問してきました。今年になってから私自身がかかわることでありますが、福祉有償運送、移送の困難な人たちをどうするかという運営協議会があま市で2月に開催され、この津島市、愛西市と津島市が7月に足立課長、部長も出席してみえたから、足立課長は出席されておりませんね。部長は会長として出席されておりましたが、そして8月にあま市で再度運営協議会が開かれました。この中で名古屋のタクシー協会からいつも派遣されてみえる福祉部会の会長が中川タクシーの代表であります。この石川さんがいろいろ私と話をしていく中で、津島市で本当に我々の移送困難、援助が必要な人は何人おるのと質問されました。これは運輸支局の担当職員も聞いておりましたけど、何人いるのと聞かれたときに、私答えられませんでした。運営協議会の中では、これは福祉課の安藤さんの部局ですね、福祉課のほうで運輸局に提出した書類見ると、要支援者、介護者それから身体障害者、それから知的障害者、精神障害者、それから難病患者数、もう対象になる人、移動制約者ということで津島市が出した、これ運輸局に提出した書類で1万3,007人、これ重複があるということですから身体障害と精神障害が重複しておる、また精神障害と難病の患者が重複しておるということもありますけど、1万3,007人。1万3,007人の人が移動制約者だよということを運輸局のほうへ出して、だからボランティアによる福祉輸送というのは必要だよということからいろいろ検討してきたわけであります。  今回私が当局に通告した、今回の私の通告の仕方が高齢者の在宅支援及び外出支援策ということで、福祉課ではなくて、私は議会事務局には福祉課もと言っておきましたけど、高齢者の在宅支援及び外出支援ということで、高齢介護課がヒアリングに来たわけです。最初に私ヒアリングのときに驚いたのは、過去に蓄積した質問とか答弁、これ全く無視して、全く赤ちゃんのような議論からスタートするわけですね、ヒアリングが。高齢者の移送援助、必要とする人、どっか行っちゃったかもしれませんが最初に高齢介護課のほうは、援助を必要とする人たちの移送支援を必要としている人たちの実態把握について、巡回バスとかそういったものの方策を考えるとか、道路の歩道を何かとか、そんなような答弁をしたいという旨がヒアリングでありました。そもそも移送支援を必要としている人たちというのは巡回バスに乗れないんですね、もともとが。私が質問しておる外出支援、移送援助というのは、公共交通を使える人を対象に質問しているわけではないんですが、当局のほうは巡回バスの乗り方、仕組み、また歩道なんか。問題は巡回バスまた公共交通、名鉄バスや電車、タクシー、これを利用できる人はいいんですけど、それを利用できない人がたくさんいる。そんな現状の中で質問しておりますので、当局は全く的外れなヒアリングでありました。そんなことから、いろんな質問をしていく中で、質問が本当に半分ぐらいになっちゃったんですね。とりあえず移送支援を必要としている高齢者の実態把握について、その後の答弁をください。 21: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 229頁]  移送支援を必要としている方の実態把握といたしまして、介護認定をお持ちの方が平成29年10月末現在で2,090人となっておりますので、これらの方が潜在的に移送支援を必要とされているのではないかと考えております。また、ケアマネジャーへのアンケートにおいても、今後充実が必要なサービスとして移送支援が上げられておりますので、引き続き実態の把握に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 22: ◯11番(大鹿一八君)[ 229頁]  今介護認定をお持ちの方の平成29年度10月末現在で2,090人。これについて5年前に介護認定を受けておる、今質問した人に当たる人の数字、それからこれから5年後の予測についてちょっと答弁いただきたいと思いますがお願いします。 23: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 230頁]  5年前、平成24年度の介護認定者数でございますが、介護保険事業状況報告の数値といたしましては1,938人でございます。また5年後の平成34年につきましては約2,500人程度になるのではないかと思われます。以上でございます。 24: ◯11番(大鹿一八君)[ 230頁]  それ以前に、今当局が答弁した2,090人というのは、これは現在介護認定を受けておる人の総数でありますね、見てわかるんですが。そもそも先ほども言いましたように、私が質問しておる内容というのは全然全く違うんですね。ということは移送支援を求める人、移動困難者、移送困難者、そういった人たちというのは介護認定を受けている人じゃないんですよ、全く。  先ほど言いましたように、身体障害者の方もある、難病の方もある、またはそういう登録はされていなくても、がんでもう先がない、そういうことまで言われた人たちも含んで、公共交通利用できない人たくさんいるわけですが、介護認定を受けておる人じゃあみんなこういう対象になっちゃうかといったら、介護認定1の人、2の人、要支援の人、この人たちってそういう援助必要ですか。必要ないでしょう。自分の足で名鉄バス乗って、巡回バス乗って病院行けますね。こんな数字になるというのは全くの的外れなんですよ、僕にしてみたら。先ほど言いましたタクシー業界の石川会長、私に聞かれた、津島市で一体何人移送支援を必要としているのという数字、これを出さないことにはこれからどれだけのボランティアが必要か、また市として何をすべきかということが出てこないんです。把握がされていないのに、引き続き実態の把握に努めてまいりたいということで、数字だけがいつまでたっても把握に努めてまいりたいでは、どれだけの車が必要、ボランティアが何人必要、これできないんですよ。できないことを我々ボランティアやっておるわけです。市がある程度まとめてくれないことには募集もできない。かといって手を挙げたら大変な人から申し込みがあるから宣伝もできない。実態はそうなんですよ。だから数字を私は聞いておるんですが、今の数字というのは全く私にしてみたら、私でももっと細かいの出しますよ、自分なりに推測してでも。2,090人というのは介護認定受けた全て、こんなものが数字じゃないんですよ。この辺について先ほどもありましたけど、ケアマネジャーとかケアマネジャーは自分の施設に来る人たちを中心に考えてますから、在宅で寝たきりになってる人たちわからないですね。その辺は、私は市として市が責任を持って実数の把握しないことには、施設やケアマネジャーに丸投げでは、福祉は、こういう移送に関しては全滅だと思いますよ。  それから巡回バスなんか当局最初のヒアリングで言いましたけど、津島市の巡回バスがすぐれておると思っているかどうか知りませんけど、隣の愛西市、津島市の平成28年度利用者巡回バス5万4,941人、どんどんどんどん利用者がふえていいというような話、前答弁でも何かそういうようなのがあったような気もしますが、愛西市はですね、津島市の5万に対して11万5,447人、愛西市の巡回バスは津島の倍あるわけですよ。津島市の巡回バスは、半分なんですよ、愛西市の。しかも経費も津島はべらぼうに高い。高い金をかけて半分しか利用がない。こんなものを理由に挙げてくる。しかも愛西市は無料ですね、利用者。それから外出支援サービス、愛西市は寝たきりの方や常時車椅子が必要な方、これはつばめタクシーに委託しておりますけど、500円の料金を払うと、どこまででも運んで行ってくれるんですよ。ただし、週1回を限度。週1回、つばめタクシーを使ってストレッチャーでも運んで行ってくれるんです、500円払えば。隣ではそんなことやっているわけです。  それから福祉タクシーについても、津島市は8,818人平成28年度、愛西市は1万9,653人、利用者倍あるんですよ。公共交通が差がある、名鉄電車とかバスがあるないという環境も違いますけど、津島市というのは本当にこの移送に関しては無策、私に言わせたら。もっと考えなきゃいかんこといっぱいあると思う。在宅で外へ出られない、買い物に行けない、病院すら行けない、そういう人が現実におるわけです。そういったことを考えたときに、私は答弁そのものに憤慨しておるわけですが、以前社会福祉協議会で無料で運んでくれる外出支援サービスというのがありました。これ廃止になりましたが、この事業を廃止になった理由、それについて当局の答弁を求めます。 25: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 231頁]  津島市社会福祉協議会が以前取り組んでいた外出支援サービス事業に関する御質問に御答弁申し上げます。  津島市社会福祉協議会に確認しましたところ、御質問の事業につきましては、社会福祉協議会の独自の事業として平成14年4月から平成21年3月までの間、実施していたとのことでございます。事業内容は、要介護1から5の方などで福祉車両によらなければ目的地への移動が困難方を対象に、無償により外出支援を行うというもので、社会福祉協議会が行う介護保険事業による収益を活用し、事業を実施していたとのことでございました。しかしながら老朽化による車両の買いかえ等が必要となる中、将来的に社会福祉協議会としての介護保険事業による収益の減少が予想されることから、事業を廃止したとのことでございました。以上でございます。 26: ◯11番(大鹿一八君)[ 231頁]  社協ですので、市でありませんのでどこまで言えるかは別にしても、大きな金額が支出されておるわけです。その社協が収益の減少、また車両の老朽化、これによって廃止してしまったと。これについて担当窓口というか担当部長としてどのように思いますか。感想ですけど、お願いします。 27: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 231頁]  事業の廃止につきまして感想ということでございますが、実際事業を運営していくに当たりましては、車両の買いかえ、また社会福祉協議会自体の収益、そうしたところの影響により取りやめざるを得なかったということじゃないかと思っております。以上でございます。 28: ◯11番(大鹿一八君)[ 232頁]  昨日の議会の中でも、子供の医療費の問題とかいろんなことが他の自治体と比較して津島は劣っておると。何とかしないと津島へ来る人はいないよということですが、津島に住んでおる人たち、高齢者の人たちにとっては、車が古くなったからなくなった、病院へ行く足がなくなってしまった。こういう現実が、老朽化した、それから収益が減少する、こんな理由でやめられたら、住んでいる人だっていやになってきますよ。もう名古屋へ行っちゃおうかな、そんな声よく聞くんですがね。やっぱり真剣に考えてもらいたい。  それから、これ私もちょっとかかわりがあって、あま市のほうが、今年の10月1日から同じようなあま市は社会福祉協議会が移送援助サービスを開始しました。このような近隣自治体について当局どのように把握しておるか、その他方策について今後どのように考えていくか答弁をください。 29: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 232頁]  周辺自治体の状況の実態としましては、愛西市や稲沢市におきまして外出支援サービスとして取り組んでいることを把握しておりますが、今後も移送支援サービスにつきましては、サービスを提供している自治体や社会福祉協議会の状況を情報収集し、地域の実情に応じた提供内容、実施方法を研究してまいりたいと考えております。以上でございます。 30: ◯11番(大鹿一八君)[ 232頁]  私にとっては本当に不満足な答弁でありますけど、考えてみると、担当する職員の人もみんな入れかわってしまう。それから部長も入れかわってしまう。当時答弁した小出さんでしたかね、当時は小出さんだったような気がしますが、退職されてしまった。そうすると、新たな人に求めてもいたし方がないかなという気持ちもあるもんですから、こういう質問になったわけですが、部長には最後に、私引き続き次の3月議会でもこれに関連してさらに進めた質問をしていきたいと思いますが、先ほどの実態把握ですね、数、移送困難と思われる人たち、介護認定を受けておっても介護認定1とか要支援の人たちが移送支援が必要とは私は思いませんが、やはり寝たきりの人、それから世の中がどんどん変わっておるということ。名鉄タクシー、タクシーそのものがそうですが、今までのクラウンのコンフォートというのは今製造しなくなりました。新しいタクシーは東京オリンピックを目標に車椅子が、普通のタクシーがもう車椅子が乗れる時代になってきた、名古屋市内をもう新しいタクシーが走りかけております。これは今まで一般の駅で乗っていたタクシーに車椅子の人がそのまま乗れるんです。わざわざ介護を必要とするそういう車を、8ナンバーの特殊車両を頼まなくても、5ナンバーの普通のタクシーを頼むと車椅子がすっと乗れるような車両にトヨタは切りかえて、日産も同様です。そういう中では、どんどん状況が変わってきます。本当に必要な人の数というのを把握しないと、ボランティアどころか市のほうもこういう方策を立てても、社協の先ほど言いました問題にしても本当にやる必要のあるものはどれだけあるのかという把握をしなきゃいけないもんですから、部長には3月までかかって、私も情報は持ってますので、幾らでも提供しますけど、3月までかかって実数把握していただけますか。最後に部長に聞いてこの問題は終わります。 31: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 233頁]  実態、ニーズを把握することは大変重要なこととは思っております。しかしながら、対象とする、把握する対象によりましては具体的な数値等を把握することが非常に難しい面もあると思っております。そのため効率的、効果的に把握するためには、まずどのような手法が有効かということを検討していきたいと、そういうふうに考えております。以上でございます。 32: ◯11番(大鹿一八君)[ 233頁]  最後にすると言いましたけど、どのような手法をじゃないんですよ。よそはそれ把握してるんですよ。把握してるから隣の愛西市でもいろいろ考えて、いろんなサービスをやってるわけですよ。無償で参加しているボランティアもありますよ。そういう中で、考えて、それなりの答えというのを部長として、3月議会までまだ日にちありますよ3カ月。津島市の担当部署というのはこれ数字出ませんか。というのはなぜ部長に聞いているかというと、高齢介護課に求めてもできませんし、これ福祉課も一緒になって考えないと数字が出てこないもんですから、部長に聞いておるんです。再度お願いします。 33: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 233頁]  先ほどもお答えしましたけれども、把握することに対して、まだ具体的な数字はなかなか難しい面もございます。しかしながら手法を考えるとともに、今ある、わかる数字の中で出せる数値はお出ししていきたい、そういうふうに思っております。以上でございます。 34: ◯11番(大鹿一八君)[ 233頁]  くれぐれも言っておきますけど、何年かに一度はこういう運営協議会というのは開かれるわけですね、移送に関する。その中の委員をやっておりますタクシー協会の福祉部会の会長さんが、数がわからないのに何ができるんだと。数も把握しないのにどういう対策が立てられるかということを言っておるわけです。だから、このことについては3月議会にまた求めますけど、時間がなくなっちゃいますので3月議会にまた再度質問しますので、部長として福祉課、高齢介護課、調べられるだけ調べてください。ストレッチャーの必要な人、車椅子、また一般のタクシーでもできる人あると思いますので、できるだけ細かい数字をつかむということがこれからのサービスを考える上で重要な数字だと思います。言っておきます。  最後に通告しております成年後見制度についてということでありますが、これは全く私自身も不勉強なところがあって、にわかに勉強を始めたような次第で、昨年の夏ごろでありましたけど、埼玉県志木市で成年後見人制度について、成年後見人の支援センター、志木市の場合は基本計画を策定して、こういう制度の支援をするための部署を設けております。これ高齢介護課と一緒の長寿応援課というところがやっております。これも、もう6分しかありませんので、ヒアリングいろいろやりました。実際、津島市においては、もう結論として成年後見人制度、津島市としては実態は何もないという。当局の資料を見ますと、成年後見人制度の申立手数料として1万3,000円、それから制度申し立て負担金として16万どんだけ。ところが平成26年度に2件の申し立てがあったけど、それ以降の実績はありませんという。これはそもそも実績がないということは、そういう制度がない、支援していく制度、システムがないもんだから、誰も来ないわけで。昨年夏に実はこの志木市で、促進審議会の委員をやってみえます竹前さんという方から、大鹿さんぜひともうちへ来てこの実態を見てよと。実際に自分の目で調べて、こういうものを津島市で構築したら、市民の人物すごく助かるよと。なおかつ高齢者のひとり暮らしで、収入もなく生活保護を受けておる人たちの中に、資産を持ったまま生活に苦しんでみえる方々がある。これを弁護士とか司法書士に頼んでも、お金払わなきゃ何にもやってくれないわけですけど、市民後見人制度というのがあって、市民をきちっとした形で養成して、今、埼玉県志木市には6人の市民後見人というのが誕生しております。これ先進事例ですので、津島に新たにすっとやれという意味じゃありませんけど、埼玉県志木市では6人の市民の、これは裁判所の職員とか弁護士とかそういう専門職じゃなくて、司法書士じゃなくて、一般の市民が6人勉強して市民後見人として裁判所の認可を受けて今活動しておるわけです。これは埼玉県志木市だけではなくて、この愛知県内でも知多地域成年後見人センターというのをつくって、もう市民がやる、そのことによって先ほど言いました生活保護の人の資産を活用して400万円の市の滞納を、志木市の例としてですよ、この竹前さんの担当しておる人は、400万円ぐらいの市に対する滞納額を処分して市に還元したと。その人の生活も、生活保護を受けなくても、成年後見人、市民後見人が中へ入ったことによって改善されたと、そういう話をされておりました。当局には、この市民後見人、初めてのことでありますので、市民後見人の育成が私は今後考えていくことが必要と思いますが、当局の考えをお聞かせください。 35: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 234頁]  市民後見人につきましては、市民感覚を生かしたきめ細やかな活動が実施でき、地域における支え合い活動に参加する人材として期待されているところでございます。市民後見人の育成につきましては、ニーズの把握に努めながら今後研究してまいりたいと考えております。以上でございます。 36: ◯議長垣見信夫君)[ 234頁]  大鹿一八君に申し上げます。  申し合わせの時間を経過しようしておりますので、議事運営につきまして御協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 37: ◯11番(大鹿一八君)[ 234頁]  はい。時間内に終わります。  まだいろいろ答弁を求めておったものはありますが、市民後見人は本当に割愛してしまいました。ただ前向きに考えてほしいということ。  それから、最初に言いましたけど、議会で議員が質問したこと、それから当局の答弁したこと、これに対してはやはりきちっとした継続性というか検証が必要だと思います。長尾議員のように、自分の質問したことを全て、1時間使ってこれ質問するということは本当に時間の無駄ですけど、しないと議員が言いっ放しになっちゃうんですよ。行政は何もしないまんまに。だからこういったことは、当局としてもきちっと記録して、次へ継続していく必要があると思うんですが、このことについて最後副市長に質問します。それから、今、細かい質問まで入れませんでしたが、時間がなくて、市民後見人、市民の活用ということで言うと、お金のかかることではないんですよ。生活保護受けている人たちに、破産宣告すればいいと、市の当局でそんなこと言った人もおるみたいですよ。生活保護を受けておる人に、もう何も生活できない、破産宣告しかない。ところが破産宣告を申し込みに行くと、弁護士が60万円お金をくれとか、50万円はかかると。破産もできないんですよ。本当に生活に困窮した人たちは。そういった人を救うには、市民後見人制度というのも、志木市の例じゃなくて知多でも初めてますので必要だと思います。こういう新たなものを市民の力を借りてやっていくことも必要だと思いますが、その辺について副市長の考え、それから今後の議会での答弁、質問答弁の進捗状況について、きちっと当局で対応してほしいと思いますが、その2点について答弁をいただいて私の質問を終わります。 38: ◯副市長(星野広美君)[ 235頁]  2点ございました。  1点目。質問答弁したことについてきちっと進行管理等々していくようにと、当然かと思います。そのように進めたいと思います。  それから2つ目。新しい動き、新しい仕組みのつくり出しについて、市だけでやるわけではなくて、これからは時代、市民の力もお借りしながら一緒にやっていくということが大事だと思っております。その通りだと思います。以上でございます。 39: ◯議長垣見信夫君)[ 235頁]  ここで15分間休憩いたします。        午前10時00分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午前10時15分 開議 40: ◯議長垣見信夫君)[ 235頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  小山高史君の発言を許します。        19番 小山高史君〔登 壇〕(拍手) 41: ◯19番(小山高史君)[ 236頁]  それでは、私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。  一般質問を始める前に、この一般質問中に、おとつい日比市長のほうが2期目続投の意思を示されました。来年4月の市長選挙に出馬するということで、この議場で高らかに表明をされました。その中で、市民と協働していくんだ、そして透明性、透明化を図って事業を推進していくんだと。この「協働」と「透明」というキーワードの言葉をおっしゃられました。これは、私も後ほどちょっと市長に質問をぶつけていきたいなと思っておりますので、お願いいたします。  また、この表明される前、そして後に新聞報道のほうで、日比市長の再選出馬の新聞記事が載りました。その中に、観光などを通じて市の交流人口をふやすと。また、経営難の市民病院を再建するという力強い御発言もあったようです。そのあたりも、後ほどの一般質問、市長への質問の中で順次聞いていきたいと思います。
     また、一番私が気になったのは、日比市長がこの12月5日付の昨日の新聞に記載されておりました「志半ばの事業が多い。議員や市民の皆様の御支援がいただけるのなら、全身全霊をもってお応えしたい」と、このように新聞掲載をされておりました。「全身全霊」という言葉を使われました。全身全霊とは、御自身の体力、気力、精神力全てをかけて物事に取り組むさまを指すようですが、新聞にも載りましたが、議場で居眠りされる、また委員会でも居眠りされる市長の体力と気力、これは心配だなあと。また一昨日、議員の一般質問の中でも、4年間の日比市長を見ていて、この市政は不安だなあと、日比市長は市長の器ではないんじゃないか、市長失格じゃないか、こういうような趣旨の発言を受ける市長の精神力、この全身全霊をもって、どこまで取り組めるのかなあという心配はありました。  また、この「全身全霊」という言葉は、さきの暴行疑惑で引退された日馬富士が横綱昇進のときに使われた「全身全霊」という四字熟語でありまして、この時期的なものだったりとかも含めて、このワードのキーセンテンスというか、ワードセンスも問われる、ちょっと残念な発表ではないかなあと私は個人的に思っております。  そのあたりも含めて日比市長にお伺いをしていきたいと思います。  それでは、私の一般質問に入ってまいります。  1件目は、件名1.津島市の意思決定プロセスについて。北こどもの家移設に関する件ということで、こちらは本議会の補正予算でも入っております北こどもの家実施設計等委託料900万円、こちらが北こどもの家、今、旧みどり幼稚園でやっていますひまわりクラブ、学童クラブの移設にかかわる準備費用ということで、こちらが北小学校の敷地内にあります旧プール跡地に建設をする予定の費用ということで計上されておりますが、この費用を計上されて、親御さんたちも大変喜んでおりますが、ここの費用が計上されるまで、この意思決定プロセスに大変問題があったのではないかということで、私も本会議初日の議案質疑、そして翌週の垣見啓之議員、また昨日の太田議員の中でも質問がありました。この意思決定プロセスについて順次質問をしていきたいと思います。  ただ、時間の関係上、少しこの件名1を最後のほうに回させていただきたいと思いますので、部長、答弁よろしくお願いいたします。  そして、件名2.津島市の財政状況について。要旨1.市民病院事業出資金6億円について。  こちらは、議案質疑初日に、本会議初日に市長の大綱説明でもありました出資金を6億円、市から市民病院に出資するということでお話がありました。ただ、市長の大綱説明のときに、市長は間違えられて、6億円のところを8億円というふうに発言をされました。戻って、副市長に訂正されて、慌てて答弁をし直したというところがありまして、ただの言い間違えではありますが、やはり今回の補正予算というのは、8億8,000万円のうちの6億円が市民病院に出資するお金です。補正予算の大半を占める6億円と、この8億円という数字を間違えるというのは、やはり吐き出す言葉はおのれの心といいますが、市長の中に市民病院を経営している感覚があるのかなあ、こういった不安もありますので、そのあたりも含めて順次質問をしていきたいと思います。  また、件名3.市長への質問。マニフェストとこれからの津島市について、いつも行っています市長の一問一答の中で順次聞いてまいります。件名2から流れのまま、そのまま件名3に入っていきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、私の一般質問に入ってまいります。  まずは、件名2.津島市の財政状況について。要旨1.市民病院事業出資金6億円について、順次質問を行ってまいります。  一昨日の月曜日からの一般質問で、14名の議員が、先ほど大鹿議員が終わられて、今日私で、この後ラストバッターの山田議員ということになりますが、私の以前の14名の議員が、ほとんどやはり財政問題に触れられておりました。とりわけ市民病院の経営問題、また「市民病院」という言葉のキーワードというのは、通告をされていない議員さんでも、多分全員がおっしゃっていたのではないかなあというぐらい、やはり当市にとって最重要課題である市民病院の経営問題、これはずうっと私も一般質問を聞いておって、改めて議員の皆さんと意識を共有したなあという思いであります。  この後の私の次のラストバッターである山田議員も、この出資金6億円についても質問されておりますので、そのあたり、すみ分けをしながら質問を順次していきたいと思います。  やはり市民病院の経営が、非常に問題があるということで新聞報道もされました。こちらは、出資金のほうで6億円が市民病院に出資されるということで、新聞報道もされ、私も市民の方から問い合わせがありました。その中で、やはり激励の言葉というよりは叱責の言葉が実際には多かったです。なぜ今このタイミングで6億円を入れないといけないんだと。もうそんなに危ない状態なのかと。それだったら、もう手放したほうがいいんじゃないか、こういう厳しいお言葉もいただきました。ただ、やはり今市民病院、津島市と一緒になって再建をしている最中ということで、御理解してくださいということでお話をさせていただきましたが、やっぱり一般の市民感覚、感情からすると、ここで議論されていることだったりとか、例えば市民病院特別委員会で話されていることというのは、なかなか一般の市民の方には伝わりにくいということで、ああいうふうに新聞報道がされると、6億円のこの重みというインパクトはやはりすごいものがあるんだなあと思っております。  そこで、やはり市民の方にもその意思決定プロセスだったり、なぜこの出資金を、6億円をこのタイミングに、なぜ6億円なんだということをしっかりと行政のほうも答弁していただきたいと思います。やはり6億円というかなり大きなお金、昨日、一昨日の答弁の中でもありました。そのうち2億円は年間のもので必要だよと。残りの4億円は資本不足率、この10%を切るために4億円をどうしても入れないといけないんだ、だから6億円必要なんだと、こういうお話もありました。  そこで、市当局のほうにお伺いしますが、市民病院事業へ出資金6億円、これが決まるまでの意思決定など、経緯をお聞かせください。また地方公営企業法、これ法的根拠をもって出資されるものでありますので、あわせてお答えください。 42: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 238頁]  市民病院への出資金6億円の経緯でございますが、市民病院におきましては、昨年度は患者数が増加し、改善の兆しが見えていたものの、今年度上半期は患者数が見込みを下回り、当初予算の収益を確保することが困難な状況となりました。このままの状況が継続すると、下半期の運営に必要な資金に不足が生じるという見込みになりました。また、市民病院では、平成19年度以降、一時借入金による収支不足の補填が続いており、平成28年度末には、限度額の20億円に迫る19億円まで積み上がっております。その結果、資金不足比率が、起債の許可が必要となる10%を超えることが見込まれるなど、極めて厳しい経営状況が続いており、市と病院が一体となって資金不足を確実に解消していくことが必要となっております。  このような状況の中、病院において下半期の患者数や収益を見込み、運営に必要な資金や資金不足比率等を推計した上で、妥当な支援額や繰り出し方法について、市と病院のほうで十分に協議をさせていただきました。そして最終的には、市長、院長との話し合いで、6億円の出資金とすることが決定いたしました。6億円といたしましたのは、運営のために必要な2億円のみならず、一時借入金を減らすための4億円の支出ということで、今年度末の資金不足比率を10%未満にすることを目的としたものでございます。  また、地方公営企業法第18条第1項に基づく出資金といたしましたのは、これまで貸付金による支援を行っていましたが、貸付金では病院の将来の負債が増加し、抜本的な資金不足解消にはつながらないものと考えた結果でございます。以上でございます。 43: ◯19番(小山高史君)[ 238頁]  今、総務部長のほうからも、法的根拠を示した上での答弁がありました。  この6億円のうち4億円を一時借入金のほうに入れるということで、これ今年度中に一時借入金のほうに4億円を入れないと、この資金不足率というのが10%を超えてしまうと。実際4億円を入れないと何%になるのかと聞くと、14%になるということで答弁が、市民病院特別委員会でたしかあったと思います。14%というのは、平成27年度の12.8%をさらに上回る水準ということで、かなり厳しい状況の中、運営をしてきたことがわかります。この資金不足率10%を超えると、起債を許可しないと出せないということで、つまり、お金を借りたいけど、許可がなければ借りられないと。借りられなければ破綻する。そういうような図式の中で、この事実、一時借入金を減らさなければならないということになっております。  また、その中で、市民病院へ6億円を支援するということで、市本体もやはり財政調整基金、いわゆる市の貯金額というのもかなり減っておりまして、こちらが6億円をさらに病院のほうに入れるということで、市の財政調整基金残高のほうは大幅に減少していくと思いますが、市として今後どのような対応をとっていくのか、明確な答弁をお答えください。 44: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 239頁]  市民病院の資金不足や一時借入金を解消していくことは、市として取り組むべき重要課題であると認識しており、今回の6億円の財政支援は、市民病院の現状を踏まえると、やむを得ないものと考えております。  しかしながら、現在、市の財政状況も極めて厳しい状況にあり、このままでは財政調整基金が大幅に減少していくことも想定されます。まずは、来年度の当初予算を確実に編成できるよう、予算査定等において、事務経費の縮減や事務事業の見直しなどを行ってまいります。そして、行財政改革等によるさらなる支出の抑制や財源確保に向けた検討を進めていく必要があると考えております。以上でございます。 45: ◯19番(小山高史君)[ 239頁]  この財調、市の貯金がなくなる。4年後にはこれがゼロになるんではないかというような参考資料も出ております。津島市の財政調整基金から、これがゼロになりますと、財源が全くないという状況の中で、事業実施に影響するという部長答弁が一昨日の一般質問の答弁でもありました。その中で、やはり予算編成を行うために、歳出抑制、抜本的な財源確保の策の検討が必要であると。先ほど部長もおっしゃっていましたが、かなり津島市の財政、破綻はしておりませんが、何とかぎりぎりのところで踏ん張っているというような印象であります。この6億円の支援というのは、現状からすると、かなり誰がどう考えてもしんどい状況です。ただ現状を見比べますと、これはいたし方ない6億円だなあと思っております。  また、一昨日からの一般質問の中でも、この市民病院へ6億円を出資することに対して、ほかの議員からの異論というのはそれほどなかったと思っております。日比市長自身も、この6億円に対して苦渋の決断だったと思いますが、日比市長に少しお聞きしたいのは、この6億円の出資というのは、日比市長が市政運営をしているから市民病院に6億円を出すことになったのか。それとも、ほかの市長さん、もし日比市長が市長でなくても同じような結果になっていたのか。日比市長自身は、客観的評価としてどのように思われますでしょうか。いかがでしょうか。 46: ◯市長(日比一昭君)[ 240頁]  この出資金の6億円でございますが、私がなっていたからか、もしなっていなければ、市長でなければ、これはなかったのかというような質問であったかと思いますが、なっていなければという、誰かがという話は別に置いておいて、いずれにいたしましても、私が市長、今おる中で、こういう6億円という出資が必要になったということでありますので、これは真摯に受けとめて、これを何とかこれ以上のことはないように、これを出資するわけでございますが、これをこれ以上のことがないように、そしてこれをばねに市民病院がよくなっていくというようなことを願っておるわけでございます。でありますので、これが私がということでありますが、私がこうなっておるときの状況でこうなったということは確かでございますので、その点は肝に銘じております。以上です。 47: ◯19番(小山高史君)[ 240頁]  私が聞きたかったのは、日比市長に責任を感じておられるかと、あなたの責任ですかという質問なんですね。さらっと「私の責任でこうなりました」と、「申しわけありませんが、よろしくお願いします」という一言でよかったんですけど、今だらだら答弁されたので、本意はわかりませんが、やはりこの6億円というのは、6億円があれば何ができるかなあと思いますと、津島市の小・中学校にエアコンがつけられるんですね。日比市長がかねてから念願の祭り会館、この建設に向けても非常に重要な6億円になるのかなあと思っておりますので、この6億円の重みというのを日比市長自身がしっかりと感じていただいて、市政運営をしていただきたいと。やはり客観的に聞く印象としては、日比市長はこのまちづくりや観光にどんどん力を入れ過ぎて、ぱっと後ろを見ると市民病院が大変だ、じゃあ6億円、こういうように思われている市民は多数いらっしゃるんじゃないでしょうか。  その中で、さきの先日の市民病院特別委員会でも、資料として出されました財政投資計画、こちらのほう、参考資料ということでついておりましたが、財政課からも説明がありました。4年後の平成34年には、今のままいくと財政調整基金がゼロ円になるよと。全く貯金がなくなってしまうと。こうなると、大規模災害等、有事の際に現金がない、お金がないということで市政が大変なことになります。また、部長答弁でもありましたが、貯金がないと事業を組めない、このような事態になっておりますので、大変厳しい状況に今市政は追い込まれております。  その中で、財政課が示された一つの参考資料ということで、今後、事業の抑制として3億円を毎年減らさないといけないと。つまり、3億円の予算を削らないといけない。予算イコール事業ですので、どういった事業を削るのか、こういったものが焦点となってきます。これから津島市は、何か新しいことをやるのではなくて、何をやめるか、そして何と何を合わせてやるのか、こういった決断が非常に必要になってくると思います。ほとんど新しいことは、大きな新しいお金のかかることはほとんどできません。このような状況の中、4年後に財政調整基金、市の貯金がゼロ円になります。そのために3億円を減らさないといけない。具体的に事業ベースで何を減らすのか、この3億円を減らす中で何を減らしていくのか、日比市長の中で明確なお答えをください。 48: ◯市長(日比一昭君)[ 241頁]  特別委員会、資料の数値、これはあくまでも資金不足解消計画策定中の仮の数値であります。今後精査していくところでございます。いずれにいたしましても、非常に厳しい状況にあるということは認識しておりますし、行財政改革を一層推進していかなければいけないということでございます。議員お示しのとおり、何を切っていくか、何を省いていくかというようなことをちゅうちょなく進めていくということになると思います。以上です。 49: ◯19番(小山高史君)[ 241頁]  仮の数値といえども、事業を減らしていく、予算を減らしていくという方向性には変わりはないわけですし、市長自身が透明化というお言葉を使っておりますので、まさに透明化の答弁をいただきたいですね。そういうちょっとまじりっ気のある答弁も今後していただきたくないなあということで、実質的にちょっと聞いていきますが、来年度の予算は、来年4月に市長選挙があるための骨格予算というものになります。一昨日の沖議員のたしか答弁で副市長が答えられておりましたが、来年度の予算は骨格予算になるため、そういう政策的な観点のある予算というのは外れていくのではないか、こういう話もありましたので、ただ、日比市長のもとで3年間の地方創生の交付金を使った事業があります。昨年度、今年度とやって、来年度がある種、集大成の3年目ということで、こちらのほうはこの骨格予算に入っていくのか。例えば、伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業委託料、これ3年間で1億円という事業になっています。また、滞在型観光地域再生プロジェクト、こちらも3年間で6,000万円の事業ということになってまいりますが、どちらも来年が3年目の集大成ということになりますが、こちらのほうというのは、日比市長の中で骨格予算のほうに入れていくのでしょうか、いかがでしょうか。 50: ◯市長(日比一昭君)[ 241頁]  基本的には、継続事業というものは入れていくというのが原則であります。以上です。 51: ◯19番(小山高史君)[ 241頁]  継続事業とはいえ、こちらは日比市長の政策的な観点になりますので、新しい市長になったときにはどうなるかということも含めて、入れてはやらないということで、もしかしたらなるかもしれませんし、日比市長が来年4月以降に市長をやっているということがないのに今発言されたというのは、ちょっと政策的観点から除外するといった副市長の答弁と非常にずれている面がありますので、そこは副市長がしっかり答弁されたので、市長がちょっと暴走しないように市政運営をきちんと握っていただきたいと思います。  そして、また確認したいのが、道路美装化・小路整備事業、こちらは本町筋を中心に道路の美装化を図るということで、道路を茶色に塗ったり、緑に塗ったりとか、そういう事業でありますが、こちらは総額で8億円の事業となっております。平成29年度まで、3年間で事業費が約4億5,000万円、交付金が40%入るということで1億6,000万円、起債で2億3,000万円、一般財源3,500万円の事業となりますが、総額で8億円の事業ということで、担当に聞くと、今、約半分の事業は終えていますよと。残り半分を今後やっていく予定だということなんですが、半分というと、大体試算からすると、残り4億円の事業費ということになりますが、こういったものも来年の骨格予算に入っていくんでしょうか、いかがでしょうか。 52: ◯市長(日比一昭君)[ 242頁]  そのあたりのところは、平成30年度の予算編成の中で決めていくということになると思います。 53: ◯19番(小山高史君)[ 242頁]  先ほどの地方創生の交付金の場合は入れるといって、これはまだわからないよということなんですけど、先ほど冒頭で言ったその3億円の歳出削減のために、こういった事業の削減はするべきだと思うんですね。やはり今市民病院が抱える問題、市が抱える財政的な問題で、本当に確かに起債を借りてやっている、交付金ももらえる事業だということなんですが、またこの起債も後々交付税で返ってくるよというお話もあるんですが、お金に色はついていませんので、そのお金を使ってまた新しい事業をやるので、借金することには変わりはないですね。そういった事業を延々と今後も繰り返していいのか、そういった疑問も残ります。  やはりこういった事業の削減は必ずやるべきだと考えますが、日比市長、いかがでしょうか。 54: ◯市長(日比一昭君)[ 242頁]  将来にわたって必要な事業というものは、予算に入れておかなければなりません。ただ、骨格予算でありますので、そのあたりのところを十分配慮しながら予算編成をしていくということになると思います。 55: ◯19番(小山高史君)[ 242頁]  骨格予算も、答弁上、来年の1月に市長のヒアリングがあるということで、ただ、そうであれば、その答弁を一貫して繰り返してほしかったんですが、交付金の場合は、これは入れるとおっしゃいましたので、ちょっと答弁に矛盾がありますので、そのあたりの透明化を図っていただきたい。なぜそれを入れて、この小道整備に関しては、ちょっと待てをかけているのか。これは、しっかりと透明化を図った答弁をいただきたいと思います。  また、これはやはり事業の削減というか、予算の削減を何のためにやるのか。市長も2期目を目指す中でおっしゃられております。経営難の市民病院を再建するんだと、経営の安定化をすると。昨日の新聞にも掲載された、市民病院の再建とは市長の中で何を指すのか。再建されたという状況というか、市長の中のゴールというのはどういう状態を指すのか。市民病院の再建といっても、一言で言ってもいろんな振り幅があると思います。市長の中で再建した、再建できたという状態は何を意味するのか。御自身で語られた言葉ですので、お答えいただきたいと思います。 56: ◯市長(日比一昭君)[ 243頁]  市民病院の再建というのは何を意味するかということでございます。市民病院は、やはり市民に愛され、そしてまた地域に愛され、地域医療を守っていくという根底があるわけでございます。そのためには、地域の医療ニーズ、これに的確に応えていくということであります。それに応えるような体制づくりを最終的にしていくと。そこの中で収支を均等というか、経営の安定化をする、そういうのが最終的というか、まず取り組んでいかなければいけないと考えております。以上でございます。 57: ◯19番(小山高史君)[ 243頁]  少し明確な答えではなかったかなあと、収支を安定化すると言われた。少し理解ができる部分と、市長自身の言葉で語られているのか、ちょっと疑問なところがありました。  その中で、もう一個語られておりました、観光を通じて市の交流人口をふやすというのも新聞にも掲載されておりました。日比市長にもまたお伺いしますが、日比さんが市長になられて、この4年で、この津島市の交流人口はどれだけふえたのか。また、そしてこの4年後、もし2期目当選されて、これからどれだけふやしていくのか。御自身も2期目を目指されてお話しされたことですので、この数字というのを明確に答えてください。津島市の交流人口というのは、日比市長になられてどれだけふえたのか。そして、これからどれだけふやしていくのか。御自身の言葉、お話しされた言葉ですので、明確な数字をお答えください。 58: ◯市長(日比一昭君)[ 243頁]  明確な数字ということでございますが、明確な数字は持ち合わせておりません。ただ、これらの推進、そして先行、加速等々、この一連の事業をしたことにより、確実に津島市の認知度が上がり、そしてまた他から津島市に訪れる、そして津島市いいねと言っていただける皆さんが確実にふえていくということでありますので、数値は持ち合わせておりませんが、その実感を今肌で感じておるところです。以上です。 59: ◯19番(小山高史君)[ 243頁]  数字で示していただかないと、肌で感じるというのはなかなか難しいですね。日比市長はどうしても主観的になっていますので、ちょっといったらふえたなあと思いますけど、我々とまたちょっと違うのかなあということで、やはりこれは御自身がお言葉にされたことなので、僕はそれをもとに質問しますので、いきなり聞いているわけじゃないですね。交流人口をふやすと言われたので、それは何人ふやすんですかという話なんです。それを答え切れないというのはちょっと残念です。市民病院の再建についても、だから、これ収支を安定化させるというのは、黒字化にするのか赤字にするのか、こういう数字をきちんと答えていただきたいと思います。  その中で、この交流人口をふやす中で、交流人口に対する現在の経済効果というのは幾らぐらいなんでしょうか。また、これは投資をして、交流人口をふやすためにいろんな費用を使っております。その費用対効果も幾らなのか、数値でお答えください。 60: ◯市長(日比一昭君)[ 244頁]  交流人口をふやすことにより、費用対効果ということでございます。これに関しましては、まだ道半ばということでございますので、確定的な数字というのは上げることはできないと考えております。しかしながら、これを一歩一歩進めていくことにより、将来、必ず効果が上がるということであります。まちづくりは、1年、2年で成果が出るものではない。交流人口も、1年、2年でなかなか成果が出るものではないわけでございますが、それにしても、やはり感じておる部分がありますので、そういうことをどんどんふやしていくことにより、効果が上がるということになってくるかと思います。以上です。 61: ◯19番(小山高史君)[ 244頁]  また、感じている部分があるというふうにおっしゃられたので、その感覚の議論というのは何とも市民の方にも伝わりづらいですね。やはり数値でしっかりと示していただきたいです。日比市長が、今、まちづくりは1年や2年でできないとおっしゃられました。当然そうです。ただ、4年たっているんです。この4年間の実績はどうなんですかと聞いているわけなので、これはやはり自分の中でしっかりと持っておかないといけないと思うんですね。交流人口をふやして、まちづくり、観光を進めてどれだけの経済効果があるのか、どれだけのにぎわいがあるのか。これを数値化しないと、感覚で、人がいるからいいねと。ただ、お金はめちゃめちゃ使っているよと。こういうことでは、バランスが非常に悪いですよね。今やはりこういう状況になっているのは、そういったもちろん数値化できない、感覚で行政がされている、ここに問題があるのではないかなと思います。  その中で、やはり身の丈に合った観光行政を行うべきだと思います。身の丈に合った行政、やはり何億もお金を投資してにぎわいを創出する、こういう観光に目指した観光行政をやっていくというのは、市民病院を抱える当市としてはかなり大変なことだと思います。  日比市長は、市長の器ではないんじゃないか。4年間を通して市長失格だという声も、先日の一般質問でも上がりましたが、多くの人の日比市長の客観的評価というのは、先ほども言いましたが、観光やまちづくり、そういうイベントにはすごく注力して、市民病院のことをおろそかにして、あ、まずいな、6億円お願いしますと、こういうふうに日比市長のことを、日比市政のことを見られているんですね。やはり市政にとってはバランスが必要だと思うんですよ。  伊藤前市長は、市民病院のことを非常に頑張っておりました。本人がやりたかった観光やまちづくりということをさておきといいますか、その頑張る中で少しずつやっていったということもありましたので、前市長と日比市長を比べると両極端だなあと思います。足して2で割ったぐらいがちょうどいいのかなあと思うんですが、今は、実際目の前にいるのは日比市長ですので、日比市長にお話をしていくわけでありますが、これはやはり市政のバランスが重要であると。やはり最重要課題である市民病院の問題というのを全力で行うと。日比市長のお言葉をかりるのであれば、全身全霊で行うと。まず市民病院に対して全身全霊で向かうと、この姿勢が大事なのではないかなあと思います。この市民病院の経営の安定化をする。余力があれば、観光・まちづくりに注力をすると。このような市政運営にかじを切るべきだと思いますが、市長はいかが考えますでしょうか。 62: ◯市長(日比一昭君)[ 245頁]  私は、市長を目指すときに5つの成長戦略を掲げさせていただきました。子ども・子育て応援都市、防災、そして特色を生かす、産業を発展させる、そしていつまでも健康であるまちづくり、この5つを掲げて、市民の皆様の信を問わせていただきました。そして、今、市長になっておるわけでございます。ですので、この5つの成長戦略をしっかりと進めていくことが大事であるというふうに考えておる次第であります。  とりわけ、今、議員からもお示しがありましたように、市民病院、これは最大の課題、全身全霊でやっていかなければならない直面している課題でありますし、頑張っていきたいというふうに考えております。そんなようなことで、市民病院に一生懸命今後も取り組んでいくということとあわせて5つの成長戦略、これを継続していくということにより、津島市を元気にしていくというような基本的な姿勢でいきたいと思っております。以上です。 63: ◯19番(小山高史君)[ 245頁]  この5つの日比市長が掲げられた成長戦略、それをやったが上に、このタイミングで市民病院に6億円を出さないといけなくなったともとれるんですね。これはやはりこの方向性というのは、僕自身客観的に見ると、この方向性は間違っていたんじゃないかなと思います。やはり市民病院の経営安定化、これを第一、再建を第一にもって、ほかの事業を進めていくと。今、日比市長が進められている企業誘致なんかもそうですけど、来年度以降、400万円の固定資産税が入ると。これ大いに結構なことなんですけど、やはり企業誘致に対しても費用対効果ということが存在します。こちらは、やはり市の職員さんが2人も3人もへばりついてやっていますと、ここに人件費ももちろんかかりますし、ただ病院には6億円を出すということで、この入りと出の比率というのがすごいんですね。この400万円を6億円にするためには、計算すると、割り算すると150年かかるんですね。それぐらいやはりバランスの悪い市政をやっているということを御自身で受けとめて、反省した上で次の一歩を踏み出す、これが大事なのではないでしょうか。このままでは、市政も含めて、病院も破綻するのではないか、そういった心配も疑念も再び出ました。  また、市長は、昨日の答弁の中で、市と病院の覚悟が必要だ、こういう答弁をされておりました。そりゃあそうですけど、ある意味違いますわね。やはり市長の覚悟が必要なんです。たしか、一昨日の本田議員の一般質問の中で、今、加藤参与が病院の営業活動だったりとか、医師との面談をやっているということで、それは大変いいことだということで、本田議員、そして市長のほうからもお話がありました。ただ、その中で気になった答弁が、私が行けないときは、加藤参与に全てお任せしているということでお話があったんですけど、行けないときというのは何なんですかね。どこかで挨拶をして、そういう時間に一番重要なことをおろそかにして、よそで挨拶を重要視してやっているのであれば、本来であれば、全ての挨拶を蹴ってでも市民病院に行くべきなんですよ。さきの、ここの4階でありました愛知駅伝の陸上競技会の壮行会でも非常に残念な挨拶をされて、非常に関係者の方は怒っていたと。何だ、あの挨拶はと。そういう声もありました。そんな挨拶をするんであれば、市民病院にしっかり行って、市民病院と向き合って、市長自身が先頭に立ってやるべきじゃないですか。加藤参与に任せっ放しというのはいかがなものかと思います。  また、加藤参与は、もともと企業誘致の担当だったところを市民病院の担当にしたということで、非常にこの政策的な迷いというか、全て後出しじゃんけんになっている状況が後手後手に回って、それを挽回するためには、やはり市長自身が市民病院と向き合って、経営しているという感覚を見せてほしいです。やはり市民病院の経営状態をさらに日比市長自身が悪くしておいて、経営難の市民病院を再建するというのは、これは私からしたら自作自演ですよ。自分で悪くしておいて、これをよくするんだというのは、やはりその自作自演はやめていただきたいと思う。  やはりこの4年間、日比市長を見せていただいて、何か市民病院と全然向き合っていないなあと。やはりこの観光・まちづくりにかまけて、何か市民病院のことを全然しっかりやっていないという印象があります。市民病院特別委員会の資料にも、再編シミュレーションということで、市長の指示等という形でいろんな項目が出てきているんですけど、普通、その資料に市長の指示とかいうのは出ないんですね。これっていうのは印象操作で、市長が言っていますよということを我々議員に印象づけるために、あえて市長の指示というふうに書いてあるというのが、何かここもすごい残念だなと思います。やはり病院の設置者として、そして経営者として病院を経営していないんじゃないか、そういう疑念を抱く答弁、市政運営となっておると思います。この非常に市の財政、そして病院が破綻しそうな状況の中、必死に頑張っているのはわかりますが、やはりこのままの市政運営ではいけないと私は思います。  私自身、このような不肖私でも、日比市長にこれ以上任せ切れないと。小山君、いっちょう、日比市長のかわりにやってくれんかと、市長選に出てくれんかと、そういう不肖私にもこういう声をいただいております。若さで市政を引っ張ってくれ、愛知県内で一番若い市長を目指して頑張ってくれと、こういう声をいただいております。ただ、そういう声に真摯に向き合って、どうするかは今後検討しないといけないと思いますが、今このままの財政運営を逼迫する日比市長の、ある種の暴挙と言える市政運営に対しては、私は明確なノーを示していきたいと思います。市民病院をきっちり再建するために市民病院と向き合って、市民病院の経営者として打ち出すべき政策があると思います。日比市長には、このことを忠告しておきます。  続いて、最後となりますが、北こどもの家の移設に関する件ということで、津島市の意思決定プロセスについて話を戻したいと思います。  こちらも、本会議の初日のほうで私も議案質疑をしました。そして垣見啓之議員、そして太田幸江議員も、それぞれ北こどもの家について答弁を当局に求めておりますが、こちらは実際のところどうなるのかということを、しっかりと当局のほうが議場で明言をしていただくと。3日にわたって答弁をいただいておりますが、実際これ、親御さんたちは大変不安になっておりますので、この北こども家、今、旧みどり幼稚園でやっている学童保育というのは今後どうなっていくのか、日づけも踏まえた上で、具体的な明確な答弁を当局から求めます。 64: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 247頁]  北こどもの家の移転に関しましては、建設予定場所として、北小学校敷地内の旧プールを解体した跡地を想定しており、平成30年度に建設工事等を実施し、平成31年度から、整備した施設において学童保育を実施できるよう進めてまいります。以上でございます。 65: ◯19番(小山高史君)[ 247頁]  その答弁どおりしっかりと進めていただきたいと思います。  ただ、この予算がここに上がるまで大変紆余曲折がありました。しかも、この短い期間に非常に紆余曲折があったということで、北こどもの家、ひまわり学童クラブの保護者の皆さんは、もともとこの北小学校にある旧プールの跡地に、その施設が移設できるということで思っておりました。ただ、先月11月2日にこの担当課から連絡があり、夜にこの学童クラブの役員会を開いてほしいということで開かれたそうです。そこに担当課2名の方が来て、実は旧プール跡地ではなくて、北小学校の4階にこの学童を移設したいんだ、こういう話がありました。旧プールの跡地で、独立した施設の中でできると思った保護者さんたちは大変落胆して、また市の全くある種の根回しだったり、前情報がない中で急転直下、いきなりそういう話をしたことに対して、大変怒りを持っておりました。私も翌日話を聞きましたが、一部の親御さんの中では本当に悔しくて夜も眠れんかったと。子供もたまたまその話を聞いてしまって、僕たちの学童がなくなるのかと、本当に寂しいと延々ずうっと泣いていた、そんな話を聞いて大変心苦しい思いをしておりました。  このひまわりクラブに通う子供たちというのは、50名の大変多い子供さんたちがいらっしゃいまして、中にはハンディキャップを背負った子供さんたちもいらっしゃいます。その方々が4階の視聴覚室に上がると。これだけでもリスクでもありますし、もともと今、北小学校の4階には子ども教室というのが入っておりまして、子ども教室を、これを学童が入るからということで、2階のことばの教室におろすと。言語をやっていることばの教室で子ども教室をやっていただくと。そして1階、今、支援学級をやっているところを改装して、支援学級は1階から2階に上がってもらうと。そして、そこのあいたところに子ども教室を入れると。そして、2年半後に給食調理場の指定管理の期限が切れますので、それが切れたら調理場を改修して、そこを学童保育にして、3年後に4階から学童保育に移すと。また、あいたところに子ども教室を上げると。こういう計画が、本来であれば、この議会に予算がかけられて、1月から工事が始まって、4月からその4階に入るという案が示されたようです。  私も、その案を聞いて大変怒りました。本当にたまたま3連休の初日ということで、3、4、5と金・土・日で3連休だったんですけど、本当に怒り狂うといいますか、久々に怒りが湧いてきまして、これはやはり学校の中でやっていることですので、ある種、担当課の子育て支援課だけではできません。学校教育課が絡んでいるなと。これ、本当に教育委員会がオーケーを出したのかと。やはり問題は、もともと入っている子ども教室を2度、3度にわたって移動させること。また、支援学級は1階でやっているのに2階に上げると。この支援学級に通う子供たちが、環境の変化だったり、また有事の際には本当に2階から1階に逃げられるのか、こういうことも心配になりました。  また、今、北小学校は自校給食、自分のところで給食をつくっているんですけど、この学童発信で、いろんな流れの中で、3年後には給食場を潰されるわけですから、センター方式に、学童発信でその流れが変わると。本当に3つも4つも非常に不安定な案を出されたと。太田議員は、まるでパズルをはめたようなということをおっしゃっていましたけど、僕からしたら、本当に知恵の輪かというぐらい非常に複雑なある種のウルトラC、これは教育委員会の非常に優秀な方が練り上げた案だなあということでお話をしておりました。僕も、そのときには親御さんにはっきり言いましたけど、これは本当に血の通っていない案だと。こんなことをできるのは、副市長と財政係の担当部長ぐらいだと。本人にも言いましたけど、失礼な発言だったかもしれませんけど、非常にそれぐらい怒り震える発言でした。そして、3、4、5と連休明けまして、6日、7日、週明けの月曜日、火曜日、このときにこの情報が錯綜しました。いろんなところで回って、各議員さんも耳にされて、当局の耳にも入ったと思います。  その中で、週明けのもう7日には、火曜日には案が変わっておりました。今回、この出されております北こどもの家実施設計等委託料、旧プールの跡地周辺を整備して、ここに学童をつくるという案になっておりました。私が聞いたのが3日で、公休日であります。明けての月曜日、火曜日で、まさにこの案が変わったということで、本当にどうなっているんだと、この意思決定プロセスは。親御さんにもしっかり伝えたんですが、きちんと信用されませんでした。そんなに早く変わるわけがないと。私たちが流した涙は何だったんだと、そういうふうに非常に怒られておりました。  ですので、やはりこの意思決定プロセスを明らかにするために順次質問をしていきたいと思いますが、この北こどもの家の移設に関して、いつから保護者と話されていたのか。また、先ほど言った11月2日の臨時役員会、保護者が初めて聞いたと言われる臨時役員会でこの移設案を示したと聞いていますが、この案をどういった経緯でつくったのでしょうか。いかがでしょうか。 66: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 248頁]  平成28年8月19日、北こどもの家を利用しているひまわりクラブ役員会におきまして、小学校敷地内への移転に向けて協議をしていきたい旨のお話をいたしました。その後、関係各課で協議を進める中、北小学校敷地内への早期移転を前提条件といたしまして、学校敷地内での新築、校舎の増築、校舎内改修案等について、工程、事業費等を検討してまいりました。公共施設等総合管理計画における公共施設のあり方及び財政状況を考慮した結果、既存施設の活用が有効であることから、給食調理室を改修し、学童施設とする案といたしました。  しかし、給食調理室を学童施設に改修するためには、新たに配膳室等の整備を行う必要があり、その場所を確保するためには、今後の学級数の減少を考慮しても、約3年程度の期間が必要と想定されました。その間の学童施設の暫定的な移設場所を検討しました結果、耐震性能も有しており、施設に求められる面積基準等を満たす教室等として、校舎内4階視聴覚室及び準備室を改修して利用する案とし、この移設案を11月2日の臨時役員会のほうで説明いたしました。以上でございます。 67: ◯19番(小山高史君)[ 249頁]  今、旧の案がどういった経緯で出てきたのかという11月2日までのお話をしていただきました。中身は、やはり幾つも案があって、その中からある種ベターな案を選ばれたということで、教育委員会もかかわって、さまざまなプロセスの中から検討して、短期間でつくった案だよということで話がありました。本来であれば、教育委員会のほうにも答弁を求めますが、少し時間の関係上、割愛させていただきます。  この11月2日に示した移設案は、この新しい案に基づく補正予算が計上されています。この11月2日に示された案というのが却下されて、結果、今のこの補正予算になっているわけですが、これ、どういった経緯で、短期間でこの見直しになったのか。私がさっき言った11月6日と7日、この月・火で、ほぼ一日で話が変わっているんですね。その経緯を明確に日づけも入れながら御答弁ください。 68: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 249頁]
     11月2日の臨時役員会におきまして、先ほどもお話しさせていただきましたが、給食調理室を学童施設に改修、またその間、暫定措置としまして、校舎内4階視聴覚室及び準備室を改修して利用する案を移設案としてお示しさせていただきました。役員の方々からは、さまざまな御意見をいただく中で、4階で学童保育を実施することはさまざまな問題があり、受け入れることができない等の御意見を伺いました。そうした御意見を真摯に受けとめ、11月6日及び7日に移設案の検討をしたところ、既存施設の活用は困難との結論に至り、かねてより検討していた候補案を再度新たな条件を含めて検討しました結果、案を見直し、11月7日に、新たに北小学校敷地内に学童施設を整備する方向で進めることといたしました。この新たな方針をひまわりクラブ役員の方々に11月9日に説明するとともに、11月11日に保護者の皆様方にも説明したところでございます。以上でございます。 69: ◯19番(小山高史君)[ 249頁]  私も、今、部長答弁があった11月7日に案が変わったよということで話を聞きました。保護者の方々は、先ほど言った9日、11日に説明をして、やっと信用してくれたということであります。ただ、信用といっても、そうはいってもまた変わるんじゃないかと、予算がつくまでわからないよねと、実際の建物が建つまでわかんないわよねという話もしておりますので、やはりこの不信感を払拭するためには、しっかりと適切な業務遂行が必要だと思います。  また、市長のほうにお伺いいたしますが、この2日間でなぜ計画が変更されたのか。2日間といいますが、ほぼ一日ですね。朝令暮改といいますか、朝言ったことと夕方言ったことが全く違うわけです。これは健康福祉部、そして教育委員会にまたがる、かなり大規模な連携の中で進められたプロジェクトですので、その担当課の中でも意見が多分、その意思決定も含めて伝わるのが多分かなり遅かったのかなあと思いますので、この短期間で、なぜこのような大胆な意思決定になったのか。このあたりを、やはり透明化と言われる市長、しっかりと市民の皆さんに御説明ください。御自身の言葉で御説明ください。 70: ◯市長(日比一昭君)[ 250頁]  北こどもの家については、かねてより耐震基準を満たしていない施設に子供たちがいるということで、放課後健全育成事業を行っておったわけでございますが、児童にとって安全・安心な施設、これが最も大事であるというようなことで計画を進めておりました。  今回、北こどもの家におきましては、北小学校への早期の移転、これを大前提としていたわけでございます。そして学校の敷地内ということで、新設であったり、増築であったり、また校舎内の改修であったりということで、工程とか、事業費等の検討をしてまいったわけでございます。その中にはいろいろな案がありました。検討するに当たりまして、北こどもの家が満たすべき諸条件を担当に洗い出すように指示をいたしました。その諸条件を満たした上で、今回、公共施設等総合管理計画におきまして、公共施設のあり方及び財政的なことも考慮した結果、既存の建物を使うほうがいいだろうというようなことで、当初の案でいこうということになったわけであります。  しかしながら、役員の方々に説明をさせていただいたところ、私どもが考えている以上に支障があることが判明いたしました。諸条件の洗い出しを行っているときに、そういう話、意見が出てきたわけでございます。というような条件が出てまいりましたので、即座に会を開いて、いろいろな話し合いの中での条件を詰めた中で、これは新たに校舎内ということではなく、敷地内の別の場所でやるというようなことが適切であるというようなことで判断をいたしまして、これは即変更しようということを決断させていただいたという経緯であります。以上であります。 71: ◯19番(小山高史君)[ 250頁]  わざとゆっくり答弁されているのか、御自身の言葉で語ってと言っているのに紙を見てしゃべるので、全然そのプロセスの透明化が図られておりません。市長の目指す透明化というのは、本当に言葉ばかりで、なかなか受け入れ切れないんですが、やはりこのプロセスに問題があったんですね。11月2日に急に言ったというのは、やはりしっかりと時間をかけた上で根回しとか、お願いもしながら、保護者の方、そして学校関係者も含めて進めていかないと、これ絶対こうなるに決まっているんですよ。もし、旧案でこれ予算が上がってきたら大変なことですよ。絶対に否決か、または修正案になっておりましたので、今回、こういうふうにしっかりとした予算が上がってきてよかったなあと思っております。  また、この今建設中の西こどもの家、こちらのほうも同じようなプロセスを経て建設に至っているわけなんですが、ただ、西こどもの家の場合は平成25年度から話が始まっております。そして、今回、西小学校敷地内につくると決まったのが平成27年11月ということで、担当のほうに参考資料もいただきましたが、この平成25年度から平成29年度まで合わせて5年間、平均で5回以上担当が打ち合わせして、ただこれは公式的なものであって、非公式なものも含めると、もっと非常に多くの足を運んで、しっかりと親御さんたちと、子供たちとしっかりと話をしているというお話があった中で、この北こどもの家のアプローチというのは非常に少なかったんじゃないかなあと思います。  また、市長は、西こどもの家の話のときは3回ほど実際に行っていらっしゃるということで、本来はこれは答弁でいただくところだったんですけど、その答弁のところにも、もともと市長は3回足を運んだということが書いてあったんですけど、なぜかヒアリングによって削除をされました。何を隠そうとしたのかわからないんですけど、やはりこういうところから見ても、透明化という部分に対してはいささか疑問が出るところであります。  やはりこの騒動、今これから建設へ向けて進んでいく事業ですので、これに対して文句はありませんが、先ほど言った親御さんたちの思い、本当に悲しい思いをして、怒りに狂って、子供たちにも非常に悲しい思いをさせたというお話もありました。また学校関係者、これ、北小学校の校長先生を初めとして、かなりの人たちを巻き込んだと。また、この旧みどり幼稚園の地権者の方にも非常に迷惑をかけたということで、やはり市長はここでしっかりと謝罪をすべきだと思いますが、市長の謝罪を求めます。 72: ◯市長(日比一昭君)[ 251頁]  先ほどから繰り返しお話をしておりますが、こどもの家、これは子供たちの安全が第一であります。ということで、西こどもの家におきましても、私が市長になる前から議論をされて、長い年月がありました。そんな中で、天王川公園の環境も大事であるけれども、やはり子供たちの安全が第一であるということで、担当から、市長、何とか出ていって父兄の皆様にもう一度訴えていただきたいというお話がありました。わかりましたということで、私はそういうことで、やはり環境は大事だけれども、子供たちの安全を守ろうということで、西こどもの家を校舎のほうに、西小学校の敷地の中につくるということで、説得といいますか、お話をさせていただいたわけです。そういうことで何度か足を運ばせていただきました。今回も、北こどもの家であります。耐震化がないところで……。        〔「謝罪するのかしないのか」と呼ぶ者あり〕  これ以上やってはいけないということであります。でありますので、それを今回やるために、いろいろ諸条件を出させていただきました。そして、過程の中で北こどもの家の利用者の方からお願いがありました。ですので、お願いがありましたから、それをすぐ受けとめて、これは変更しようと、諸条件がまだ不十分であったと、市民の皆さんの意見を聞くべきだということで即決をして、今回配置を敷地の中にという形にさせていただきました。  こういう危機管理といってもいいぐらいのことを即座にこの予算に修正ということで御迷惑をかけたと思いますが、それでも、結果的にそういうことが重要であるということで対応させていただきました。それは、市民の皆様、利用者の北こどもの家の利用者の皆様の意見を一刻も早く、これを取り入れるんだというようなことでの今回の変更であるわけであります。ということでありますので、議論は短かったかもしれませんが、そういう意見をスピーディーに決断して取り入れたということであります。以上であります。 73: ◯議長垣見信夫君)[ 252頁]  発言時間、もうゼロ秒ということで、小山高史君に申し上げます。  申し合わせの時間を経過しておりますので、議事運営に御協力いただきますようお願いいたします。 74: ◯19番(小山高史君)[ 252頁]  ありがとうございます。私は時間を気にしながらやっていましたが、今、市長が長々と答弁されました。結局、謝罪も責任感もないお言葉をつづられました。これはまさに自作自演なんですよ。自分でやっておいて、変えましたよ、それは私のおかげです。そう言っているんです、あなたは。まずは謝罪から入るべきなんです。そして、こういうふうにやりましたならわかるんですけど、これ謝罪もできない、責任もとれない市長ということで大変残念に思います。  カメラの向こう側のクローバーテレビの向こう側で見ていらっしゃる保護者さん、そして市民の方々は大変落胆していると思います。まず自分の非を認める、これは大事ですよ。明らかに非があったわけですから。ここに対しては、しっかりとした、私に謝罪してと言っているわけじゃないんですから。市民に謝罪してというのに、市民にも謝罪できない市長さん、どうするんですかという話です。これは実際、やはり日比市長は西こどもの家に3回足を運んだということですので、しっかりと親御さんたちの、この学童クラブのところにきっちり訪れて謝罪と説明責任をすべきだと思います。これを求めます。  そしてもう一点、これちょっと言おうか言わまいか迷ったんですけど、日比市長のこの態度を見ていると、やはりちょっと確認をしておかないといけないなと思います。これ、説明責任をはっきり果たしていただきたいんですけど、公用車の扱いについてなんですけど、先日、大変著名な方が亡くなられたということで、葬式、葬儀があったとお話しされています。私は面識がありませんでしたので、行かなかったんですけど、そこに参列された複数の市民の方、またこの後ろにいらっしゃる複数の議員の方が、市長が公用車でその葬儀に来られていたよと。まあ、それはそうかというふうに聞いておりましたが、ただ一つ問題があって、そこに日比市長が奥さんを一緒に公用車に乗せていたということで、これは問題があるんじゃないかということで、市民の方から問い合わせがありました。  私自身、そのあたり、ちょっと余り詳しくありませんので、公用車の規定が津島市としてしっかりしているのかどうか、そういう日誌をつけて、市長の奥さんが乗られていた事実が確認できるのかどうかはちょっとわからないんですけど、ただ、複数の方が見たとおっしゃっていますので、それは問題なければいいんですけど、たしか昨年、千葉県八千代市の市長が、公用車に、夏祭りに行くときに奥さんを乗せたと。それは、この規定上、不適切だったということで謝罪をされておりますので、そのあたり、まず市長に聞きたいのは、これは事実のことなのか。いいことなのか悪いことなのかわからないんですけど、もしかしたら、津島市の規定上、身内を乗せてもオーケーということになっているかもしれませんので、まずこれが事実かどうか。そして間違いであれば、しっかりと謝罪したほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。 75: ◯市長(日比一昭君)[ 253頁]  公用車に、どうしても葬儀の関係で一度だけ乗ったということは事実であります。この場をおかりして謝罪したいと思います。以上であります。 76: ◯19番(小山高史君)[ 253頁]  ちょっと規定のほうがわからないので、奥さんを乗せて、もしかしたらよかったかもしれないんだけど、今、市長が謝られたということで、多分、公用車に市長自身の奥様というか、身内を乗せてはいけなかったんだろうなあと思います。  ただ、僕も何も条例だったりとか、規則をもってこのお話をしていませんので、今、市長がお認めになりましたので、やはりこれ、しかるべき場所で、来週、議会運営委員会であったり、委員会の予備日がありますので、そういうところで事実関係を確認した上で、これは正しいことなのか悪いことなのかというのをしっかりしておかないと、今後のためにも、整理する意味でもしっかりとやっていただきたいと思いますので、ぜひとも垣見議長、議運の本田委員長、しっかりと対応していただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 77: ◯議長垣見信夫君)[ 253頁]  次に、山田真功君の発言を許します。        13番 山田真功君〔登 壇〕(拍手) 78: ◯13番(山田真功君)[ 253頁]  それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。  今回は、2点についてお尋ねしてまいります。  1件目は、津島市国民健康保険データヘルス計画について。そして、2件目は市民病院事業に関する件、この2点について質問していきたいと思います。  時間の都合上、1件目のデータヘルス計画については、要旨2のみ質問させていただきます。今回も、市政への特効薬となるような質問をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、質問に入ってまいりたいと思います。  データヘルスとは、医療保険者によるデータ分析に基づく保健事業のことで、レセプト、健康診断情報等を活用し、意識づけ、保健事業、受診勧奨などの保健事業を効果的に実施していくために作成するのがデータヘルス計画であります。  津島市においても、平成28年2月、津島市国民健康保険保健事業実施計画、いわゆるデータヘルス計画を策定し、健康格差の縮小、健康寿命の延伸を掲げるとともに、医療費の適正化を図ってきました。同年3月には、第2期健康日本21津島市計画において、市民が生涯にわたって健康で生き生きと暮らしていけるよう、市民一人一人が主体的に健康づくりに取り組むとともに、家庭、地域、社会全体で支援する環境づくりを推進していくことを目的としており、相互に連携した取り組みを行ってきました。  それでは、最初にお尋ねします。第2期データヘルス計画策定についてですけれども、平成28年度、29年度に実施された第1期データヘルス計画終了に伴い、現在、第2期データヘルス計画の策定中であります。11月14日に、平成30年度から35年度のデータヘルス計画の素案説明がありました。その素案、こちらが素案ですけれども、素案を見て気になった点を幾つかお尋ねしていきたいと思いますが、その前に、来年度からスタートする第2期計画の策定メンバーを教えてください。 79: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 254頁]  第2期津島市国民健康保険保健事業実施計画、いわゆる議員お示しのとおり、データヘルス計画でございますが、こちらの策定メンバーにつきましては、保険年金課、健康推進課、高齢介護課及び津島保健所の保健師で構成したワーキンググループで計画の策定を行っております。また、国民健康保険運営協議会においても御意見をいただいておるところでございます。以上でございます。 80: ◯13番(山田真功君)[ 254頁]  データヘルス計画の概要版、こちら概要版なんですけれども、記載してありますけれども、生活習慣病の発症予防と生活習慣病の重症化予防について、市民病院と協力しての指導が必要だと思いますけれども、現在の取り組みを教えていただきたいと思います。そして、今後どのようにしていくのかもお答えください。 81: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 254頁]  市民病院との協力といたしましては、健康推進課で実施しております平成29年度糖尿病予防し隊養成講座におきまして、生活習慣病の発症や重症化を予防するために、地域で活躍できるボランティアを津島市民病院の腎臓内科医師、皮膚科医師及び視能訓練士に御協力をいただき、養成しておるところでございます。今後も市民病院と連携し、生活習慣病予防を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 82: ◯13番(山田真功君)[ 254頁]  市民病院の医師が、外に出て出前講座はしているんでしょうか。実施していれば、どのくらいしているかもお答えください。 83: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 255頁]  市民病院が院内で開催しております公開講座では、9月に禁煙と呼吸器疾患をテーマに医師が講師を務めた実績がございますが、地域からの御依頼で訪問して開催するお出かけ講座や市の出前講座では、医師が講師を務めた講座はございません。以上でございます。 84: ◯13番(山田真功君)[ 255頁]  そこでですが、第2期データヘルス計画において、従来のお出かけ講座での医療技術職等が講師を務めることに加えて、生活習慣病の発症予防等の健康教育について、市民病院の専門医が積極的に外へ出て講師を務めるなど、市民病院と連携して、市民の健康教育をしていく事業の記述を盛り込むことを要望しますが、いかがでしょうか。 85: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 255頁]  現在、市民病院では、医師などによる医療職員の出張講座を検討していると聞いております。さらなる健康教育を進めるため、市民病院と連携して、市民の健康指導をしていく旨を盛り込んでまいりたいと考えております。以上でございます。 86: ◯13番(山田真功君)[ 255頁]  市民病院が行っている公開講座、出前講座、出張講座ありますけれども、いろんな教室ですね。それはどのような内容なのか。また、国民健康保険の加入者向けの教室はどのような内容のものか教えてください。 87: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 255頁]  市民病院では、地域の方に病気や健康について関心を持っていただくとともに、認定看護師など、さまざまな資格を持った職員が市民病院にもいることを知っていただく意味を込めて公開講座を開催しております。尿漏れ防止体操や白内障と緑内障、乳幼児に多い発熱など、幅広いテーマで地域の皆さんを対象とした講座を開催しております。以上でございます。 88: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 255頁]  国民健康保険加入者向けの教室は、健康推進課が保健センターで実施しており、内容といたしましては、栄養講座、ウオーキング講座、糖尿病予防の楽ちん生活術などで、国民健康保険のデータベースをもとにしたハイリスク者へアプローチを行うことで、健康に関する意識の向上及び生活習慣病予防を図っております。以上でございます。 89: ◯13番(山田真功君)[ 255頁]  今、策定中の第2期データヘルス計画において、市民病院や健康推進課が実施する健康講座の対象を明確にし、両者が市民の健康について協力・連携し、事業を展開する記述を盛り込んでいくことを要望しますが、いかがでしょうか。 90: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 255頁]  先ほども御答弁申し上げましたが、市民病院との協力・連携は必要なことと認識しております。連携して事業を展開する旨を盛り込んでまいりたいと考えております。以上でございます。 91: ◯13番(山田真功君)[ 256頁]  それでは、ちょっと質問を2つぐらい飛ばしていきたいと思いますけれども、津島市が実施している重複・頻回受診者、何回もお医者さんに行く人のことですけれども、訪問指導事業で、高血圧症等の生活習慣病で、3カ月連続して同じ成分の薬を複数の医療機関で処方されている対象者というのを抽出していると。3カ月連続して生活習慣病、高血圧ですとか、脂質異常症、糖尿病の患者さんに対しては、1カ月に2カ所以上の医療機関から処方されている対象者の方は抽出して調べているということをお聞きしておりますが、3カ月連続して、1カ月に2カ所以上の医療機関から処方されている対象者を抽出しているとのことですけれども、抽出して、その後はどのようにしているのかと、また第1期のときの実績はどのぐらいなんでしょうか。 92: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 256頁]  対象者の方につきましては、訪問指導をすることとしております。また、第1期の実績といたしましては、対象となる方はございませんでした。以上でございます。 93: ◯13番(山田真功君)[ 256頁]  引き続き、こういう患者さんが出ないように注意していただきたいと思います。  それから、先ほど話しました高血圧等の生活習慣病以外の薬、例えばよく問題になりますのが睡眠薬ですね。睡眠導入剤、それからビタミン剤とか、湿布薬、こういったものも抽出してはどうでしょうか。多くの重複投薬の対象者がいると思いますが、いかがでしょうか。 94: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 256頁]  現在の状況といたしまして、高血圧症、脂質異常症、糖尿病以外の薬剤で重複している方を抽出するためのシステムが対応していないため、把握できておりません。今後につきましては、生活習慣病以外の重複服用の方へ対応が可能となるよう、愛知県国民健康保険団体連合会へ要望してまいりたいと考えております。以上でございます。 95: ◯13番(山田真功君)[ 256頁]  じゃあ、1つ飛ばしてまいりますけれども、後発医薬品の差額通知をされていると思います。切りかえた場合にお薬が安くなるよというような通知だと思いますけれども、平成29年度の目標値が70%に対して、平成28年度実績は70.3%と目標値を上回っていますけれども、後発医薬品へ変更して幾ら削減できたのか。また、金額ベースでの目標も決めるべきではないでしょうか。 96: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 256頁]  平成28年度の削減効果額といたしましては、約85万円でございます。また、後発医薬品の目標につきまして、現在国では使用割合の目標を70%と定めておりますが、今後、平成32年9月に使用割合を80%以上に引き上げることとなっており、本計画における目標につきましても、これに沿った形で考えております。以上でございます。 97: ◯13番(山田真功君)[ 257頁]  単価の低い薬をたくさん変更するよりも、単価の高い薬を変更したほうが医療費の削減効果があるんですね。これは、病院の後発医薬品の割合にも言えることですけれども、やはり70%、80%という目標を絞る中で、やはり金額の高い薬剤を切りかえていくということが、一番国民健康保険の運営にとっても、病院の経営にとっても非常に大きいことだと思いますので、今日は病院のほうには聞きませんけれども、そういった金額ベースでの削減効果というのも気にしていただいて、進めていっていただきたいと思っています。  それから、最初に聞きました第2期のデータヘルス計画の策定メンバーについて、子供、いわゆる小学生、中学生への健康教育というのは考えていないんでしょうか。また、20歳代、30歳代の被保険者の健康増進のため、スポーツや生涯学習など、学校教育課や社会教育課も策定メンバーに入れるべきではないでしょうか。 98: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 257頁]  データヘルス計画は、医療、健診、介護などにおいて、特定健診の受診できる40歳から75歳未満の方を対象に、情報を活用したデータにより健康課題を把握・分析し、PDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施と評価となっております。  このことを踏まえまして、今回計画を策定する上において関係する部署等で策定メンバーを構成いたしました。今後、計画策定の見直しなどにおける構成員につきましては、より幅広い協議ができるよう検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 99: ◯13番(山田真功君)[ 257頁]  データヘルス計画は、国保の被保険者全体に関する計画のはずなんですね。計画が特定健診メーンとなってしまうと、40歳代以上が対象となります。子供や20歳代、30歳代への施策も十分に位置づけていくべきであり、データヘルスについて、先進自治体では若い世代への計画もしっかり盛り込まれているので、津島市も取り組んでいくべきであると思います。刈谷市ですとか、蒲郡市の第1期のデータヘルス計画を見てみますと、やはりそういったことはしっかり明記してありますので、そういったことも参考にして、第2期のデータヘルス計画の策定に取り組んでいってもらいたいと思います。  データヘルスに関しては、最後の質問にしたいと思います。津島市におけるデータヘルス計画の今後の予定は、どのように考えておられますか。 100: ◯健康福祉部長水谷勝彦君)[ 257頁]  今後の策定スケジュールにつきましては、事前に厚生病院委員会や国民健康保険運営協議会からいただいた意見を踏まえ、1月にパブリックコメントを実施する予定としております。その後、パブリックコメントで提出していただいた意見等を踏まえ、2月に開催予定の国民健康保険運営協議会で最終的な御検討をいただき、3月議会の厚生病院委員会で策定報告をさせていただく予定をしております。以上でございます。 101: ◯13番(山田真功君)[ 257頁]  最後に、この質問でした若い世代も含めた対策や、がんに関する取り組みをさらに充実させていくことで、医療費削減を目指してほしいと思います。今日の提案をしっかり検討していただいて、第2期のデータヘルス計画に盛り込んでいただき、津島市の保険料にはね返ることのないように、保険者としての役割をしっかりと果たしていただきたいと思います。  以上で、1件目のデータヘルス計画についての質問は終わります。  続きまして、市民病院事業に関する件を質問させていただきます。  こちらは3つに分かれておりまして、最初の1番目が上半期の経営状況について。そして、2番目が10月に行いました病床再編について。そして最後の3番目が、今議会でも私16人目になりますけれども、何人もの議員が質問しております6億円の出資金について。ほかの議員と質問がかぶるところもありますし、私の視点も踏まえて質問させていただきたいと思います。  まずは、上半期の経営状況についてお尋ねしていきます。  病院事業収益の新年度予算は99億2,848万9,000円、今回の補正予算案ではマイナス5億1,400万円で、94億1,448万9,000円。また、医業収益の新年度予算は87億8,786万8,000円でしたが、補正予算案では82億7,386万8,000円。  一方の事業費用の新年度予算は、100億9,108万1,000円でしたが、補正予算案後ではマイナス1億100万円で、99億9,008万1,000円。また、医業費用の新年度予算は97億6,736万9,000円でしたが、補正予算案では96億6,636万9,000円となります。
     新年度予算での総収益から総費用を引くと、1億6,259万2,000円の赤字予算でしたが、今回の補正予算案ではマイナス5億7,559万2,000円となります。新年度予算案の見込みは、残念ながらといいますか、無残にも悪化したわけです。  そういった観点で、上半期の経営状況についてお尋ねしていきたいと思います。  まず、上半期における市民病院の経営状況について、病床利用率、入院患者数、外来患者数等の各項目の予算目標値に対しての数値はどうでしょうか。項目ごとに予算目標値、対前年比をそれぞれの人数もあわせてお答えください。 102: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 258頁]  平成29年度上半期の病床利用率は73.6%で、対前年比マイナス4.4ポイントでございます。予算目標値との比較につきましては、予算目標値は年度の数値ですので、上半期との単純比較はできませんが、参考までに申し上げますと、対予算目標値比は90.5%でございます。  入院患者数は5万9,258人で、予算目標値6万3,485人に対して93.3%、前年度6万2,850人に対して94.3%でございます。外来患者数は9万839人で、予算目標値9万5,544人に対して95.1%、前年度9万4,013人に対して96.6%でございます。以上でございます。 103: ◯13番(山田真功君)[ 258頁]  対前年と比較して、外来患者、入院患者とも下がっているということですね。  外来・入院の数に直結すると思いますけれども、紹介患者、逆紹介患者の患者数の対前年比率はどうか。前年度の人数もあわせてお答えください。 104: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 259頁]  平成29年度上半期の紹介患者数は7,217人で、前年度の7,486人に対して96.4%でございます。逆紹介患者数は5,699人で、前年度の5,776人に対して98.7%でございます。以上でございます。 105: ◯13番(山田真功君)[ 259頁]  開業医さんやほかの医療機関からの紹介患者も、前年度よりも96.4%と下がっている。こういうところからも、市民病院の外来、そして入院患者の減少が見てとれるわけです。  それから、次の質問に参りますが、診療科ごとの対前年比、目標値に対して特に悪化している科は循環器内科、回復傾向ではありますけれども、小児科、そして外科、脳神経外科ですけれども、どのような理由と分析しているか。また、対策はあるんでしょうか。 106: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 259頁]  循環器内科、小児科及び脳神経外科は、医師の異動による影響と分析しております。循環器内科は5月から常勤医師が1名減少し、小児科及び脳神経外科は、人事異動により経験の長い医師が交代し、患者さんの受け入れ数が減少いたしました。外科につきましては、手術が必要な患者さんや重症な患者さんが昨年度と比較して少なかったことなどが要因として推測しております。  対策といたしましては、地域医療センターを中心に市内外の開業医を、院長や救急医療部長等が津島・海部地域の消防本部を訪問し、お互いの連携を深めて、紹介・救急患者さんの増加に努めております。また、地域の皆さんが安心して受診していただけるよう、「市政のひろば」9月号から、「市民病院を知ろう」と題した新たな連載を始め、9月号では、地域包括ケアシステムと市民病院、11月からは診療科を紹介する特集ページを設けるとともに、本定例会から、クローバーテレビの市議会中継の休憩中に市民病院の案内画像の放映を始めております。今後も、市と連携しながら関係機関等への訪問活動やクローバーテレビなどを活用したPR活動を行い、患者さんの増加に努めてまいります。以上でございます。 107: ◯13番(山田真功君)[ 259頁]  上半期はやはり悪かった、計画を下回っているということですね。下半期はもう始まっていますけれども、しっかりと挽回していっていただきたいと思います。  続きまして、要旨2の病床再編についてお尋ねしていきます。  10月から4階南病棟を休止し、5階南病棟をフルオープン。そして、5階南病棟は重症患者専用病床にして、ハイケアユニットを7床設置、稼働病床数を409床から20床減少して、389床になりました。そして、病床稼働率は86%を想定しているとのことでした。看護職員の夜間配置加算は12対1を取得してスタートしたわけであります。  そこで、病床種類であります。急性期、それから地域包括ケア、回復期リハビリ病棟、緩和ケアとありますけれども、この病床種類ごとの稼働率の状況はどうでしょうか。目標値と対前年比もお答えください。また金額についても、幾ら増減しているのかもお答えください。 108: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 260頁]  急性期病棟は、稼働率71.6%で対前年比マイナス5.5ポイント、稼働額ではマイナス1億4,161万1,000円。地域包括ケア病棟は、稼働率82.1%で対前年比プラス5.8ポイント、稼働額ではプラス1,671万3,000円。回復期リハビリテーション病棟は、稼働率77.2%で対前年比マイナス14.9ポイント、稼働額ではマイナス2,547万5,000円。緩和ケア病棟は、稼働率77.2%で、対前年比プラス14.4ポイント、稼働額ではプラス2,312万1,000円でございます。  予算目標値との比較につきましては、病棟種類ごとの月別目標値は作成しておりませんので、病床稼働率の御答弁とさせていただきます。  また、先ほども御答弁いたしましたとおり、予算目標値は年度の数値でございますので、上半期との単純比較はできませんが、参考までに申し上げますと、対予算目標値比は、急性期病棟はマイナス8.5ポイント、地域包括ケア病棟はプラス4.2ポイント、回復期リハビリテーション病棟はマイナス18.1ポイント、緩和ケア病棟はプラス2.2ポイントでございます。以上でございます。 109: ◯13番(山田真功君)[ 260頁]  今の病床ごとの金額でいくと、急性期と回復期がマイナスで、金額で合わすと約1億7,000万円ぐらいで、プラスの部分が地域包括ケア病棟と緩和ケア病棟で病床の稼働率が上がり、4,000万円プラスと。だけども、全部合わせると1億3,000万円ぐらいのマイナスになっているというような数値が見てとれるわけです。  この中で気になりますのが、急性期の稼働率が71.6%と下がっているのが気になりますけれども、回復期リハビリ病棟の利用率がマイナス14.9ポイントと落ち込んでいますけれども、この理由は何でしょうか。回復期の需要はもっとあると思いますけれども、いかがでしょうか。 110: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 260頁]  回復期リハビリテーション病棟の稼働率が落ち込みました要因といたしましては、急性期病棟の患者数が減少したため、回復期でリハビリを行う患者さんも減少したことが上げられます。また、地域包括ケア病棟では稼働率が向上しており、急性期治療が終了した患者さんのすみ分けができてきたことも一つの要因であると考えております。以上でございます。 111: ◯13番(山田真功君)[ 260頁]  地域包括ケア病棟の稼働率が上がっているということですけれども、他の医療機関からも紹介がもっと上がるといいと思います。急性期患者の受け入れをふやすことで、地域包括ケアや回復期リハビリ病棟の稼働率を上げていくということがわかりました。  それでは、10月に再編しましたハイケアユニットについては1カ月経過いたしましたが、どのような状況でしょうか。 112: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 261頁]  10月のハイケアユニット(HCU)病棟の状況は、稼働率76%で、脳神経外科、神経内科、循環器内科、外科などの患者さんを中心に、延べ165人が入院されました。ハイケアユニット入院医療管理料に必要な看護配置や重症度、医療・看護必要度の基準を満たし、11月から算定しております。稼働率も、速報値では89.5%と向上してきており、重症患者さんに対応できております。以上でございます。 113: ◯13番(山田真功君)[ 261頁]  10月からの病棟再編で年間2億円強のプラスになると、たしか試算されていました。20床の削減に対しては、地方交付税のマイナスで、たしか1,500万円という試算ということを先回の9月議会でお尋ねしました。この状態でいくと、今後の見込みといいますか、どうなりますでしょうか。 114: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 261頁]  HCU病棟の設置によるハイケアユニット入院医療管理料の加算と看護職員夜間配置加算につきましては、11月からの算定でございますので、まだ結果は出ておりませんが、11月の病床稼働率の速報値を踏まえますと、シミュレーションで見込んだ収入と大きな差は生じないものと考えております。しかし、適正人員への配置は、退職者の補充を抑制することで対応しておりますので、今年度すぐには効果があらわれるものではありませんが、できるだけ早く対応していくことで、シミュレーションの試算した効果額を達成できるものと考えております。以上でございます。 115: ◯13番(山田真功君)[ 261頁]  10月から、こうやって病床の再編を行ったわけですけれども、現在、上半期、稼働率を分析いたしますと、急性期病床が71.6%でしたかね。70%台前半と低調なわけであります。今後、さらなる病床再編というのは考えているんでしょうか、いないんでしょうか。 116: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 261頁]  地域に病院を残し、将来にわたり安定的に病院経営ができるように、プロジェクトチームのシミュレーションに基づき病床再編を行いました。当面は、この病床数のもとで最適な診療体制を整えて、さらなる収益の向上に努めてまいります。以上でございます。 117: ◯13番(山田真功君)[ 261頁]  病床再編については最後の質問にしたいと思いますが、現在の病床種類ごとの稼働率を見ると、急性期病棟を減らして、地域包括ケア病棟をふやすというほうがいいのではないでしょうか。愛知県の地域医療構想、海部医療圏の必要病床数はどうなっているかもお答えください。 118: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 261頁]  現在の愛知県の地域医療構想の案では、平成37年度において、海部医療圏では高度急性期が192床、急性期が640床、回復期が772床、慢性期が377床の合計1,981床が必要であると推計されています。海部医療圏では、急性期と慢性期が必要数を上回る反面、高度急性期と回復期が必要数を下回っている状況であります。  議員お示しの急性期病棟から地域包括ケア病棟への転換でございますが、今年度前半の状況を考慮しまして、病床の再編を行ったものでございます。当面は、再編後の機能で最適な診療体制を整えて、さらなる収益の向上に努めてまいります。以上でございます。 119: ◯13番(山田真功君)[ 262頁]  急性期患者が減っている、紹介患者も減少している状況では、現在の急性期病床は多いと考えます。平均在院日数も短くなっていますので、なかなか急性期病床を満床ということは難しくなってくるのではないかなと思っております。今の状態からいくと、高齢化も踏まえて、地域包括ケアや回復期リハビリ病棟をふやすことのほうが現実的であるのではないかなと私は思っております。身の丈に合った病床運用にするべきです。津島市や津島市の近郊の患者さんで、ほかの病院に行っている人をいかに津島市民病院に集めるか。また、他病院からの紹介患者等をふやすことが、病床の稼働率を上げていくというふうに思っています。ぜひ、しっかりそのあたりを強化して、病床稼働率を高めていっていただきたいと思います。病床再編についての質問は終わります。  続いて、6億円の出資金についてお尋ねしていきます。  今回、補正予算計上されている一般会計からの6億円の出資金に関連して質問します。  これに先立って、当初予算では、病院へ一般会計からの補助金として13億6,000万円強が計上されており、平成29年度も4分の3程度が過ぎたことからも、ほぼ事業も確定しつつあると思います。  そこでお聞きしますが、平成29年度の繰り出し基準に基づいての補助金と思いますが、その13億6,000万円強の内訳を、それぞれ繰り出し基準の事業の経費ごとに、昨年度と比較してお答えください。また、この補助金の中に繰り出し基準外の補助金があれば、事業の詳細と金額をお答えください。 120: ◯議長垣見信夫君)[ 262頁]  この際申し上げます。  正午を経過しようとしていますが、議事の都合上、続いて会議を続行したいと思いますので、御了承願います。 121: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 262頁]  病院への補助金の内訳及び昨年度の当初予算との比較でございますが、救急医療の確保に要する経費として1億2,091万9,000円増の2億7,299万7,000円、医師等の研究・研修に要する経費として48万円増の984万円を、基礎年金拠出金に係る公的負担経費として375万7,000円増の1億3,601万8,000円を、追加費用に要する経費として1,043万5,000円減の4,901万円を、院内保育所の運営に要する経費として333万円減の1,852万円を、児童手当に要する経費として292万4,000円減の1,914万6,000円を、医師確保対策に要する経費として30万6,000円増の710万6,000円を、公立病院改革プランに要する経費として33万3,000円減の391万3,000円を、企業債利子償還金として696万9,000円減の9,154万9,000円を、看護師養成所の運営に要する経費として92万7,000円増の5,085万3,000円を、高度医療に要する経費として3,175万3,000円増の1億371万1,000円を、小児医療に要する経費として1,652万1,000円増の4,483万3,000円を、リハビリテーション医療に要する経費として1,248万7,000円増の6,249万3,000円を、周産期医療に要する経費として450万1,000円減の274万3,000円を、機械備品購入費として昨年度同額の1,000万円を、企業債元金償還金として4,147万7,000円増の4億8,094万6,000円でございまして、総額といたしましては、2億13万5,000円増の13億6,367万8,000円でございます。  なお、この補助金に関しましては、繰り出し基準外の補助金は含まれておりません。以上でございます。 122: ◯13番(山田真功君)[ 263頁]  なぜ、今回の議案として、補正予算での6億円計上が出資金なのか。当然、貸付金であれば返済しなければなりませんが、繰り出し基準外での補助金でもいいわけで、出資金にした理由は何でしょうか。 123: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 263頁]  地方公営企業法におきまして、一般会計から企業会計に対する基準外の繰出金を支出する場合は、今回の出資金のほか、補助金または長期貸付金のいずれかの方法によることとされております。補助金につきましては、災害復旧その他これに準ずる特別な事由に限られるため、今回の繰り出しには該当しないものと考えております。また、これまでは長期貸付金にて支援を行ってまいりましたが、現在の厳しい病院の状況を考慮いたしますと、貸し付けでは将来の負担が増加し、抜本的な資金不足の解消にはならないと考えまして、出資金として支出することが適切であると判断いたしました。以上でございます。 124: ◯13番(山田真功君)[ 263頁]  貸し付けだと返さなきゃいけない。けれども、今の病院では返す能力もないということと私は見ました。  一般会計から病院事業会計への出資については、地方公営企業法の中で第17条の2第1項の規定と第18条第1項の規定での出資があると思いますが、今回の補正予算案の6億円の出資は、どちらの条文の規定に当たるものなのでしょうか。 125: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 263頁]  今回の出資につきましては、地方公営企業法第18条第1項の基準外繰り出しとなっております。以上でございます。 126: ◯13番(山田真功君)[ 263頁]  18条の第1項の基準外繰り出しということですね。また後でちょっとお尋ねします。  過去にも、一般会計から病院事業会計への出資金があったと思います。私が調べたところでは、直近では、平成21年度に2,000万円出資されたと思いますが、今までに幾らぐらい一般会計からの出資金があったのか、お尋ねします。 127: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 264頁]  病院事業会計への出資金につきましては、ここ10年間では、平成21年度の2,000万円で、これは太陽光発電設備の設置に対する国の交付金を支出したものでございます。10年以上前からのものを含めますと、8億円程度となっております。以上でございます。 128: ◯13番(山田真功君)[ 264頁]  一般会計からの出資金6億円については、地方公営企業法第18条の規定に基づいてとの回答が先ほどありました。つまり、繰り出し基準に基づかないもので、いわば任意の出資であるわけです。病院から見れば、受け入れられた出資金は繰入資本金として整理されるわけですが、単なる赤字補填のための出資ではないと思いますが、この6億円の出資に対しては、どのような目的で一般会計から受け入れるのか。当然4条予算での支出になると思いますが、事業と事業費など詳細にお答えください。 129: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 264頁]  今回の出資6億円は、病棟の増改築時の企業債償還金について、市が責任を持って支援するという考えのもと、病院の運営資金を確保するとともに一時借入金を減らし、今年度の資金不足比率を10%未満にすることを目的としております。6億円のうち2億円につきましては病棟の増改築時の企業債償還金に充て、4億円につきましては一時借入金の解消に充ててまいります。以上でございます。 130: ◯13番(山田真功君)[ 264頁]  今回の6億円の根拠は、運営資金の確保と、資金不足比率を10%以下にするために6億円が必要だったというふうに解釈します。6億円の出資については、地方公営企業法の第18条の規定に基づいてのことですが、18条第2項において、利益の状況に応じて納付金を納付すると規定されていますが、当分の間、利益が出るとは考えられませんが、そのあたりのことをどのように考えておられるのでしょうか。 131: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 264頁]  平成28年度決算におきましては、約97億円の累積欠損金が生じている状況でございます。単年度の利益は累積欠損金の解消に充ててまいります。以上でございます。 132: ◯13番(山田真功君)[ 264頁]  それでは、日比市長になってからの3年間、平成26年度、27年度、28年度の単年度収支と借入金や補助金、一般会計からの繰り入れも含みますけれども、幾らでしょうか。それぞれ年度ごとに答えてください。また、日比市長になる前の平成25年度の借り入れ状況もどうだったか、お答えください。 133: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 264頁]  日比市長が就任いたしました平成26年度では、4億8,131万2,000円の経常損失、借入金等を含む一般会計からの繰入金は13億6,825万4,000円。平成27年度では、5億9,508万8,000円の経常損失、借入金等を含む一般会計からの繰入金は11億6,294万円。平成28年度では、1億1,586万3,000円の経常損失、借入金等を含む一般会計からの繰入金は15億6,346万1,000円となっております。  なお、日比市長が就任される前でございますが、公営企業の会計基準前でございますので、単純比較はできませんが、平成25年度は、1億9,692万6,000円の経常損失、借入金等を含む一般会計からの繰入金は12億6,279万4,000円でございます。以上でございます。 134: ◯13番(山田真功君)[ 265頁]  先ほど局長の答弁がありましたとおり、日比市長になる前は、経常損失は2億弱ということでありまして、日比市長になられてから5億円、6億円といった経常損失ということでございまして、一時借入金は、昨年度にあっては19億円と膨らみ、また一般会計からの繰り入れも膨らんでいるという状況ですけれども、日比市長になってから病院経営は悪化し続けているんですが、そのあたりのことを確認しますが、市長、認識はありますか。 135: ◯市長(日比一昭君)[ 265頁]  もちろん経営が悪化をしているということは理解をしております。ただ、少し数字でお示しをしなければいけませんが、市長になる前の平成25年度が、先ほど1億9,692万円の経常損失ということでありましたが、その前、平成24年ですが、約5億円の損失であります。その前、平成23年は約7億円マイナスでありますので、私が就任させていただく前、7億円、6億円、そして2億円というふうになってまいりました。それから、私が就任してからふえてきたわけですけど、昨年度は約1億円まで減らし、順々にあれしたわけでございます。そこの中で、今年度前半にやろうと、今年度前半が何とかよくならないかというふうに考えていたわけですけど、それに至らず、いろんな形でこの改革を進めるということを決断させていただいたわけであります。以上であります。 136: ◯13番(山田真功君)[ 265頁]  先ほど、私の前の小山議員のときと同じですね。私は、今の質問で認識はあるかないかと。日比市長になってから市民病院経営が悪化しているということが、今の局長の答弁ではっきりしているわけなんですが、認識はあるかというふうに聞いていますので、認識はあるということだけお答えいただければいいんですよ。そして、だらだらと先ほど市長が言いわけをされましたけれども、先ほど局長も答弁がありましたけれども、公営企業の会計基準の制度は変わっているんですよ。だから、日比市長が言っていることは間違いですよ。ちゃんと認めてください。認めるか認めないか、答えてください。 137: ◯市長(日比一昭君)[ 265頁]  少し精査させていただきます。以上です。 138: ◯13番(山田真功君)[ 265頁]  本当に明快にお答えいただきましたけれども、本当に市長、危機感を持ってくださいよ、本当に。数字はうそをつきませんよ、今の局長の答弁はうそですか。しっかり認識して、前を向いて病院経営に向き合ってください。お願いします。  それでは、いろいろ市長も言われたので、私もいろいろお聞きしていきたいと思いますが、当然2期目に挑戦されるということですので、市民病院の経営ビジョンははっきり決められていると思いますけれども、市長の考えは、現在のまま地方公営企業法の一部適用法を、いわゆる公設公営を維持していくおつもりでしょうか。それを維持して経営改善を図っていくという考えでよろしいでしょうか。 139: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]
     当面の間は、やはり今の経営形態でいきたいというふうに考えております。 140: ◯13番(山田真功君)[ 266頁]  当面、この経営形態を続けていくということをはっきりとおっしゃられたわけであります。  昨年12月は4億円の長期貸付金をして、今年は6億円の出資金を出したというわけです。来年も病院経営、仮に市長が続投ということになって、来年も病院経営がこのような状況であれば、また同じように多額のお金を市の財政から支出するのかしないのか、お答えください。 141: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  そうならないように全身全霊で頑張っていきたいと思います。 142: ◯13番(山田真功君)[ 266頁]  そういったような答弁をここ3年間繰り返し聞いてきたわけでありますけれども、なかなか局長の答弁もあったように、病院の経営は悪化の一途をたどる一方です。その場限りの、何といいますか、改善するというのは、もう日比市長はなかなか無理だと思いますよ、日比市長では。僕もちょっと日比市長、そういった答弁を聞いていますと、その市長という座はふさわしくないのかなと、私もはっきりとこの場で申し上げておきたいと思います。  それでは、先ほど公設公営を続けると言われましたけれども、公設公営にこだわる理由は何でしょうか。単純明快にお答えください。 143: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  こだわる事由といいますのは、今回、公設公営で病床再編、そして診療科の再編ということも行っておるわけでございます。これをどのような推移でもってやっていくかと、なっていくかということを確認していく必要があると思います。そんなようなことをやっていくということがまずは重要であるということであります。そんなようなことで公設公営をやっていきたいということでございます。以上です。 144: ◯13番(山田真功君)[ 266頁]  はっきり言って、市長の言っている意味はわかりません。  では、先ほど、このまま病院の状況が悪化し続ければ、市の財政から来年も出資するのかというようなことを私は聞きましたけれども、具体的にどのように改善して、どのようにこの経営状況をよくしていくのか、市長の今の考えをお答えください。 145: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  具体的にといいますか、やはり市民病院、これは地域医療を守るということで、信頼される病院をつくっていかなければなりません。まさに待ったなしでございます。そういうことで、前半悪かった分をこの10月に改定して直していくと。まさに地域のニーズに合ったものにしていくというようなことであります。そんなようなことをしっかりとやっていきながら、来年度、そういう出資をしなくてもいいような形で頑張っていくというようなことでございます。以上です。 146: ◯13番(山田真功君)[ 267頁]  先ほど来から市長の答弁を聞いていますと、全くこの先が見えないといいますか、不安でありますし、病院経営が改善していくというようなふうには私は聞こえませんでしたし、市長の勢いも感じられませんでした。全くその場限りの答弁というような感は非常に否めません。  昨年は、長期貸し付けが4億円で、今回は6億円の出資でしますけれども、返ってくる見込みはないんです。その他には、毎年一般会計から13億円から15億円の繰り入れをし、そして民間金融機関からの一時借入金も昨年度は19億円まで膨れ上がりました。もはや限界ではなく、限界を超えています。あま市も、一般会計からの市民病院への繰り入れが13億円になったと。これ以上この状態が続くと市の財政がもたないということで、あま市は今回指定管理制度に踏み切ったわけです。この指定管理制度に踏み切ることがいいとか悪いとかという問題ではなく、津島市民病院は病床再編だけで改善できるわけがないと私は思っております。公設公営を続ければ、市の財政が圧迫されるのは目に見えています。早期に指定管理制度や民間譲渡などを検討するべきだと思いますが、再度お尋ねしますけれども、公設公営を続けるのか、他の運営形態を模索し検討するのか、お聞きしたいと思います。 147: ◯市長(日比一昭君)[ 267頁]  いろいろ調査をした経緯もあります。病院の経営形態を変えたからといって、よくなるものではないと考えております。今いる職員、医師、看護師、その他大勢の職員が、まずは自分たちの病院だと、これを何とかしていこうという強い意思が必要であります。そういうことがまず最初であります。経営形態を指定管理にしたから、全適にしたからといって、それは時間もかかりますし、その責任ある指定管理者を選定するということも非常に難しいということも聞いておるわけでございます。そういう中でありますので、まずは私たちでしっかりやっていくんだという意思をはっきりするということで、一部適用、今のところ、今の形態で一生懸命やるということであります。以上です。 148: ◯議長垣見信夫君)[ 267頁]  13番 山田真功君に申し上げます。  申し合わせの時間を経過しようとしておりますので、議事運営には御協力いただきますようお願いいたします。 149: ◯13番(山田真功君)[ 267頁]  聞きたいことはまだたくさんあるんですが、今、議長おっしゃられたように、私の発言時間がもう過ぎておりますので、最後にお聞きしたいと思います。  先ほどの答弁の中で、指定管理者とか、そういった選定が難しいからやらないと。難しいからやらないというのは、またこの市の財政が悪化していっているのに、そういった発言というのは無責任な発言だと私はとりました。  では最後にお尋ねしますが、先ほどの前の答弁の中で、公設公営を維持する理由は何ですかといった中で、地域医療を守るというようなことがありました。私は、仮にいいか悪いかわかりませんが、運営形態が変わったときに地域医療が守れなくなるというわけではないと思っております。逆に、市長のこだわる地域医療を守るがゆえに市の財政は守れないと。もう現在の時点で、市の貯金である財政調整基金は7億3,000万円という10億円を下回っている状況の中で、市の財政は全く守れていないと。一番肝心な津島市のいろいろな事業に使うお金、財政は守られていないんですけれども、その辺の地域医療は守るけれども、市の財政は守れていないという状況を最後にお尋ねしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 150: ◯市長(日比一昭君)[ 268頁]  先ほどもお話ししたように、経営形態を変えるには、いろいろ時間的なものがあります。そういうことであります。ですから、やはり今やれることを、今、我々でやるんだという強い意思を示すということであります。地域医療につきましては、どういう形態であっても守れるかもしれません。しかしながら、やはり今我々が病院と一体となって、この難局を乗り越えていくんだということで、この公設の一部適用でやっていくということであります。時間もないわけでありますので、今をしっかり見詰めて病院経営をやっていきます。以上であります。 151: ◯議長垣見信夫君)[ 268頁]  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  なお、12月8日からは各常任委員会が開催されますので、よろしくお願いをいたします。  次の本会議は、12月25日午前9時から開議いたします。  本日はこれをもって散会といたします。        午後 0時24分 散会  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ──────────────── 発言が指定されていません。 Copyright (c) Tsushima City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...