西尾市議会 2014-03-01 平成26年3月定例会(第7号) 本文
私自身は、国旗・日の丸に対して戦争を想起させるという年代でもありません。嫌悪感を持つような、つらい戦争経験をした者でもありません。しかし、日の丸を受け入れられないでいる方々が日本国内には大勢、市内にも少なくない方々がおられることを知っておりますし、アジア諸国には嫌悪感どころか憎しみを持っておられる人も多数みえると認識しております。
私自身は、国旗・日の丸に対して戦争を想起させるという年代でもありません。嫌悪感を持つような、つらい戦争経験をした者でもありません。しかし、日の丸を受け入れられないでいる方々が日本国内には大勢、市内にも少なくない方々がおられることを知っておりますし、アジア諸国には嫌悪感どころか憎しみを持っておられる人も多数みえると認識しております。
それから、国旗及び国歌に対する法律についてでありますけれども、日の丸と君が代を国旗・国歌に制定するという2条のみでありまして、特に掲揚の義務も罰則もないということであります。これは、憲法第19条の思想・良心の自由を尊重すべきということから、国民に掲揚の義務を負わせていないというのが国の見解だということであります。それから、先ほどの答弁にもありましたけれども、西尾市には西尾市民の愛市憲章があります。
その時々の政府が特定の価値観を強制することは、子どもたちのやわらかい心を政府の鋳型にはめ込み、憲法が保障した思想・信条の自由を踏みにじることであり、最近の東京での日の丸、君が代の問題でも明らかになっていますが、こうしたことは許せるものではありません。 教育基本法は、国による教育内容への不当な支配を厳しく禁止し、教育は時の政府のためではなく、国民のために行われるべきだとはっきり書いています。
最近は、こうした軍事同盟の強化、海外への資本進出、盗聴法、有事立法、国民総背番号制など、国民の統制強化や君が代と日の丸の法制化の準備、これらを支える大政翼賛会とも言われるような国の政治、戦争体験のある方なら、いつか来たきな臭い道を思い浮かべられるのではありませんか。