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06月06日-03号

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  1. 武豊町議会 2023-06-06
    06月06日-03号


    取得元: 武豊町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 5年  6月 定例会(第2回)●議事日程 (第3号) 令和5年6月6日(火)午前9時00分開議 日程第1  一般質問<個人質問> ◯ 12番 久野 勇議員  1.防犯体制の強化 ◯ 5番 石川喜次議員  1.町民通報システムの導入について  2.町道草刈り等支援事業の実施について  3.名鉄富貴駅周辺の整備について ◯ 6番 松本万之議員  1.武豊町屋内温水プールCCNCプールたけとよ)について ◯ 14番 櫻井雅美議員  1.今後の少子化対策について  2.保育園とその周辺の整備について ◯ 7番 谷川健一郎議員  1.子育て支援について ◯ 1番 とばひさし議員  1.公園の遊具増設に向けて  2.双子(多胎児)の子育て支援の強化に向けて  3.武豊町ホームページの改善に向けて ◯ 2番 梶田 進議員  1.河川及び溜池の水質について  2.学校給食費の無料化を求める●本日の会議に付した事件   〔議事日程に同じにつき省略〕●本日の出席議員(16名)   1番 とばひさし君   2番 梶田 進君    3番 鳥居美和君   4番 甲斐百合子君   5番 石川喜次君    6番 松本万之君   7番 谷川健一郎君   8番 青木信哉君    9番 南 賢治君  10番 石川よしはる君 11番 本村 強君   12番 久野 勇君  13番 福本貴久君   14番 櫻井雅美君   15番 鈴木一也君  16番 石原壽朗君●本日の欠席議員(なし)●職務のため出席した者の職・氏名(3名)   議会事務局長   若松幸一君   議会事務局長            中野暁子君   補佐   同  主事    橋本佳奈美君●説明のため出席した者の職・氏名(18名)   町長       籾山芳輝君   副町長      近藤千秋君   教育長      榊原寛二君   健康福祉部長   松本由美子君   建設部長     山田晴市君   教育部長     近藤昭子君                    防災交通課   防災交通課長   長谷川貴彦君           田中恵子君                    課長補佐   次長兼              子育て支援            森田良孝君            森田由紀子君   企画政策課長           課長   子育て支援課            亀岡直子君   環境課長     北河 晃君   指導保育士                    次長兼   産業課長     田中孝往君            明壁直久君                    土木課長   次長兼            榊原全伸君   学校教育課長   森田光一君   都市計画課長   学校給食センター            青木 隆君   スポーツ課長   佐伯広行君   所長                           〔午前9時00分 開議〕 ○議長(青木信哉君)  皆さん、おはようございます。 議員並びに理事者各位には、ご多用のところご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、事前に配付したとおりであります。ご協力をお願いいたします。 △日程第1 町政に関する一般質問 ○議長(青木信哉君)  日程第1、これより町政に関する一般質問を行います。 通告の順序に従い、久野 勇議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆12番(久野勇君)  皆様、おはようございます。会派みらいの久野 勇でございます。 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました要旨に基づきまして質問させていただきます。 今回は、大項目、防犯体制の強化であります。 趣旨説明として、武豊町では、第6次武豊町総合計画のまちづくりの目標の中に「災害に強く、安全・安心に暮らせるまち」を掲げ、基本方針として「犯罪のない安全・安心なまちを目指します」としています。 現状、町内での犯罪は緩やかな減少傾向にはあるものの、おおむね年間150件程度発生していると認識しております。犯罪内容につきましては、侵入盗、自転車盗、車上狙い、万引き等の窃盗犯が大半を示していますが、そのほかに高齢者を狙った詐欺、悪徳商法や、子どもや女性を狙った犯罪なども身近に発生しており、深刻な問題と捉えています。 地域ぐるみで取り組む防犯活動、防犯パトロール隊の活動、さらには防犯カメラの設置など、様々な対策を実施していることは承知しておりますが、いま一度現状を把握し、効果的な対策をしていただきたく、以下質問をいたします。 質問事項①現状犯罪発生件数の実態はどのような状況か。また、現在に至るまでの推移はどのような状況か。 ②現在、取り組んでいる重点対策は。 ③今後、行おうとしている対策は。 ④防犯カメラ、防犯灯など、重点拠点に設置してはどうか。 ⑤子どもや女性に対する安全対策として、防犯ブザーの携帯を推奨してはどうか。 ⑥自己防衛の具体的な方法を周知すると、より効果があると思うがどうか。 以上、6点について質問いたします。答弁の内容によっては再質問させていただきますので、よろしくお願いします。 ◎町長(籾山芳輝君)  久野議員から、大項目、防犯体制の強化につきまして、6点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の②現在、取り組んでいる重点対策はと、それから、③今後、行おうとしている対策はにつきまして、合わせてご答弁を申し上げたいと思います。 初めに、小項目の②現在、取り組んでいる重点対策としては、次の3点が挙げられます。 1点目は、特殊詐欺防止装置購入費補助金であります。 この補助金は、迷惑電話による高齢者への被害を未然に防ぐことを目的に、特殊詐欺防止装置購入・設置費の2分の1以内、上限5,000円を補助するものであります。 令和3年11月からこの補助金を開始したことに伴い、半田警察署と連携をし、特殊詐欺への注意喚起や補助金のPRなどの啓発活動をこれまでに5回実施をしてまいりました。 今後も引き続き、半田警察署などと一体となって特殊詐欺防止の啓発に取り組んでまいります。 2点目は、地域防犯カメラ設置費補助金であります。 この補助金は、犯罪を未然に防ぐ環境づくりを目的に、防犯カメラを設置する地域団体や商店などに対し、設置費の2分の1以内、上限10万円を補助するものであります。 今後もこの補助金をより多くの地域や商店などに利用していただけるよう、PRをしてまいります。 3点目は、町が設置する防犯カメラについてであります。 本町は、通学路を含む主要交差点や公共施設等に計画的に防犯カメラを設置しており、令和5年3月末現在で133か所になりました。 これらの防犯カメラ設置につきましては、「防犯カメラ監視中」などの看板と共に設置することにより、犯罪の抑止を目的とするものであります。また、半田警察署から捜査協力の依頼があった場合は映像記録を提出をしており、事件事故の早期解決に役立てていただいております。 続きまして、小項目の③今後、行おうとしている対策についてご答弁を申し上げたいと思います。 今年度から、ドライブレコーダーを活用した交通安全及び犯罪抑止の取組を開始する予定をしております。この取組は、町内で交通事故が発生し、半田警察署から依頼があった場合に、町からメールによる町一斉情報配信サービスを使って登録者に現場情報を発信をし、該当する時間に現場を通行した可能性のある方に、ドライブレコーダーの録画データを警察に提供していただくよう呼びかけるものであります。 町としましては、この取組にご賛同いただける方には、「ドライブレコーダー録画中」と描いてあるみそたろうのステッカーをお渡しして、自動車に貼っていただくことを考えております。ステッカーにつきましては、現在、制作を進めておりますので、出来上がり次第、議員の皆さんにお知らせをさせていただきます。 そして、このステッカーを自動車に貼っていただくことにより、スピードの抑止や一旦停止のルールを守るといった安全運転の意識向上につながることを期待をいたしております。加えまして、周囲に対しましては、あおり運転や走行妨害への抑止につながるものと期待をいたしております。 また、防犯という面でも、運転者や周囲の人たちに見ている、見られているという意識が働き、防犯意識の向上や犯罪の抑止につながることを期待をするものであります。 私からのご答弁は以上です。よろしくお願いいたします。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  私のほうからは、小項目1及び4から6について順次ご答弁申し上げます。 小項目①現状の犯罪発生件数の実態はどのような状況か。また、現在に至るまでの推移はについてであります。 本町における犯罪発生件数の実態につきましては、議員のおっしゃるとおり、侵入盗、自転車盗、車上狙い等の窃盗犯が多く、その中でも、空き巣や忍び込みといった住宅への侵入盗や自転車盗が特に目立っております。半田警察署に被害状況について伺ったところ、被害に遭われた住宅や自転車においては、そのほとんどが鍵をかけていなかったとのことでありました。 また、本町の現在に至るまでの推移につきましては、過去5年間の刑法犯件数を見てみますと、平成30年が223件、令和元年が178件、令和2年が162件、令和3年が152件、令和4年が139件と、件数としては減少傾向となっております。 続きまして、小項目④防犯カメラ、防犯灯など、重要拠点に設置してはどうかについてであります。 まず、防犯カメラにつきましては、町が設置したものになりますと、令和5年3月末現在で、通学路をはじめとした主要交差点に24基、町内の鉄道4駅の駐輪場に11基、その他公共施設に98基、合計133基となります。また、地域防犯カメラ設置費補助金を活用して、区や商店が設置した防犯カメラが5基あります。 重要拠点に設置してはどうかというご提案でありますが、どこを重要拠点にするのか、また、どの場所に防犯カメラを設置するのが効果的か等、拠点ごとに検討する必要があります。 今後の防犯カメラの設置につきましては、半田警察署や県警本部が委託した防犯設備士などから助言をいただき、また他市町の事例なども参考にしながら、効果的な設置となるよう調査研究してまいります。 次に、防犯灯につきましては、町が交差点などに設置しております街路灯が令和5年3月末現在で720基、区で設置及び維持管理をしていただいております防犯灯が2,869基あります。 このうち、区が設置及び維持管理している防犯灯につきましては、毎年度、防犯灯設置及び維持管理費補助金を交付させていただいております。補助額としましては、新設の場合には1灯につき設置費の5分の4、設置済みの防犯灯の更新の場合は、設置費の10分の10を補助しております。 補助額の上限は、既存の柱に設置する場合は1灯につき1万7,000円、柱も同時に新設する場合は1灯につき5万4,000円とさせていただいております。また、維持管理費としまして、1灯につき年額2,000円を補助させていただいております。 防犯灯の設置につきましては、今後も区と調整しながら、必要な箇所への設置を進めてまいります。 続きまして、小項目⑤子どもや女性に対する安全対策として、防犯ブザーの携帯を推奨してはどうかについてであります。 子どもや女性が防犯ブザーを携帯することで期待できる効果としましては、大きな音で周囲に危険を伝えることや、相手を驚かせて逃げることなどが挙げられます。 現在、市販されている防犯ブザーでは、キーホルダー型でカバン等に装着し、ボタンを押す、またはひもを引くと大きな音が鳴るものが多く普及しています。その他にも、GPS機能つきで会話ができる高性能なものから、ホイッスルなど簡易なものまで多種多様な商品がありますので、その中から選んでいただくことになります。 また、愛知県警の公式携帯アプリ「アイチポリス」をダウンロードしていただきますと、最新の犯罪発生情報や不審者情報などが地図上で確認できます。また、防犯ブザー機能痴漢撃退機能など、画面をタップすると大きな警告音や音声が鳴る機能が紹介されております。ご自身やご家族の安全・安心に役立てていただければと思います。 犯罪からご自身やお子さんの身を守るという意識をより高めていただくために、今後も防犯ブザーをはじめとする防犯グッズの有用性について、広報紙、ホームページ、SNSや防犯キャンペーンなどの啓発活動を通じてPRしてまいります。 続きまして、小項目⑥自己防衛の具体的な方法を周知すると、より効果があると思うがどうかについてであります。 犯罪は、いつどんな形で自分の身に降りかかってくるか分かりません。経験したことのない状況でパニックに陥り、ふだんと同じような行動が取れない可能性が十分考えられますし、それが子どもや女性にとってはなおさら難しいことと思われます。そうした状況を避けるためには、常日頃から具体的な防衛対策を考え、実践していくことが重要であると思います。 本町では、これまでにも防犯に関する啓発活動を実施してまいりましたが、そのほとんどが役場庁舎や公共施設等に来場した方々にチラシや防犯グッズを配布しながら呼びかける方法で実施してまいりました。 今後の啓発活動におきましては、単に呼びかけるだけではなく、犯罪が起こる原因や過去の事例の紹介、役に立つグッズの展示、犯罪のケースによっては半田警察署の協力を得ながらの実演形式も取り入れていきたいと思います。 皆さんそれぞれが自分事と捉え、後の行動につなげていけるよう、実際に目で見て理解しやすい啓発活動を実施してまいります。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  一連の答弁をいただきましたので、これから再質問をさせていただきます。 それでは、小項目①からでありますけれども、犯罪発生件数の減少傾向については、どのような対策が効果的であったと考えますか。また、犯罪における検挙率はどの程度か、ほとんどが捕まっているのかお聞きしたいと思います。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  効果的な対策としましては、防犯ボランティア団体によるパトロール、それから半田警察署との連携した啓発活動や防犯カメラの設置など、様々な対策を継続して進めてきた結果であると考えております。また、町民の皆さんの意識の高まりによりまして、各自防犯対策を講じていただいているものと推察しております。 次に、犯罪における検挙率につきましては、半田警察署管内としての数字となりますが、令和2年は45%、令和3年度は46%、令和4年度は28.7%でした。令和4年では、本町の犯罪件数自体は減少しておりましたが、検挙率も減少しているという状況でありました。 このことからも、今後も気を緩めることなく防犯対策を継続していく必要があると考えております。引き続き防犯に関する啓発に努めてまいります。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  効果的なことは継続してやっていただきたいというふうに思います。 それでは、小項目②のほうですけれども、答弁の中で、特殊詐欺防止装置購入費の補助金については令和3年11月から始めたとのことですが、補助金を活用した件数はどの程度あったか、またその評価はどのように考えているのかお答えください。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  この補助金を活用していただいた件数は、令和3年度が17件、令和4年度が19件、令和5年度は5月末現在で2件となっております。 評価につきましては、この補助金を活用された方にお伺いしましたところ、迷惑電話がつながらなくなったし、最近ではほとんどかかってこなくなったですとか、事前に登録した以外の人と話すことがなくなった、それから、同居のご家族から、親が不要な電話に出なくなったので安心しているといったお声をいただきました。 皆さんから設置してよかったとの評価をいただいていますとともに、特殊詐欺等の防止に効果があったものと認識しております。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  設置してよかったという評価でありますので、継続してまた補助金のほうを出していただけたらというふうに思います。 次に、同じく地域防犯カメラ設置費補助金についてですけれども、活用をした件数はどの程度あり、またその評価はどうか。また、この補助金を活用するための条件はどのようなものがあるのか、個人宅でも活用できるのかお聞きしたいと思います。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  この補助金を活用していただいた件数は、平成28年度に1件、令和2年度に1件、令和3年度に2件、令和4年度に1件、合計5件となります。 その評価につきましては、この補助金を活用された方にその後の状況をお伺いしたところ、設置後は窃盗やいたずらがなくなった、それから、犯罪の抑止につながっていると思うと以前より安心する、それから、警察から3件ほど映像確認の協力依頼があり、お礼の言葉をもらったこともある、事件解決につながったかもしれないといった声をいただきました。 皆さんから、設置してよかったとその評価をいただくとともに、事件、事故の早期解決に効果があったものと認識しております。 次に、この補助金を活用するための主な条件の一つとしましては、公共空間が撮影されていることということになります。 最後に、個人宅でも活用できるかということでありますが、この地域防犯カメラ設置費補助金は地域団体や商店等を対象としておりまして、現在のところ個人宅を対象としたものではありません。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  防犯カメラの設置補助金ということで、つけたところには効果があるという評価であります。まだまだ設置、これを増やしたほうがよいのかなというふうに思っておりますけれども、個人宅を対象としたものではないということなんですが、もう少し幅を広げて、できるだけ、個人でも公共道路を映すということであれば適用できるところもあるかというふうに思いますので、もう少し幅を広げて活用できるような形にしていただけたらというふうに思います。 それから、半田警察署からの捜査協力の実態はどうか、事件、事故の早期解決事例はどの程度あるかお答えください。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  初めに、半田警察署防犯カメラの映像を提供した件数ですが、平成29年が1件、平成30年が3件、令和元年がゼロ件、令和2年が3件、令和3年が14件、令和4年が14件でございました。 令和3年から映像の提供件数が急激に増えた理由としましては、防犯カメラを町内の主要交差点に令和2年度に14基、令和3年度に10基、新しく設置したことですとか、各駅の駐輪場に設置してありました古い防犯カメラ11基を、令和3年度と令和4年度の2か年に全て新しく更新したことが大きな理由となると考えております。 次に、事件、事故の早期解決の事例ですが、半田警察署に確認したところ、解決につながったかどうかのカウントは特にしていないとのことであります。しかしながら、過去には交差点の防犯カメラの映像から逃走車両の発見につながったとの報告をいただいたこともありました。警察からの依頼には24時間対応を取っていますので、事件、事故の早期解決につながっているものと考えております。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  それでは、小項目③のほうから質問させていただきます。 ドライブレコーダーを活用した交通安全及び犯罪抑止の取組については、町民の協力が必要不可欠と考えます。どのように協力を呼びかけていくのか教えてください。 ◎防災交通課課長補佐(田中恵子君)  町民への呼びかけにつきましては、この取組の内容や町一斉情報配信サービスへの登録方法など、広報紙、ホームページ、SNSのほか、様々な機会を通じまして周知しながら、ご協力のほうをお願いしてまいります。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  それでは、小項目④のほうですけれども、防犯カメラの設置場所のほとんどが人通りの多いところに集中しているが、犯罪にもいろいろありまして、子どもや女性に対する犯罪については、むしろ人通りの少ないところが多いと思います。防犯カメラはまだ設置数が少ないと思いますが、お考えをお聞かせください。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  これまで、主要交差点、駐輪場、公共施設を中心に防犯カメラの設置、更新をしてまいりました。今後につきましては、まず防犯カメラの持つ犯罪抑止、事件、事故の早期解決の効果を生かしまして、町内のどこへどのような仕組みで防犯カメラを設置することが、より効果的なのかを検証する必要があると考えております。 そこで、今年度、半田警察署、防犯設備士、それから地域の協力の下、一部地域において防犯上注意が必要な場所や改善策を見いだす、まちの防犯診断という取組を予定しております。通学路や人通りの少ないところなど様々な箇所が考えられますが、そのまちの防犯診断の結果にて危険箇所を提示していただき、より有効な防犯カメラの設置箇所や防犯ブザーといった個人での対策など、様々なアドバイスをいただきながら検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆12番(久野勇君)  今回は、防犯体制について質問をさせていただきました。第6次武豊町総合計画のまちづくりの目標の中に「災害に強く、安全・安心に暮らせるまち」を掲げ、基本方針として「犯罪のない安全・安心なまちを目指します」としております。 そして、犯罪の大半が侵入盗、自転車盗、万引き等の窃盗犯であり、防犯カメラ設置等、適切な対策を行った結果、犯罪件数は減少傾向となっております。非常にいいことでありますけれども、反面、子どもや女性を狙った犯罪については、窃盗とは少し異なり、非常に深刻な問題であると思っております。場合によっては連れ去られたりとか、あるいは人命に関わる事態になりかねません。現実に、最近女子大生が痴漢に遭遇しました。幸いにも通りかかった車があり、その車に助けられて大事には至りませんでしたが、早急に県警のほうにも協力を求めて犯人を捜したんですが、残念ながら犯人を見つけることができなかったという事例もございます。 そんなことから、犯罪に遭わないための自己防衛、例えば防犯ブザー等を持ち歩くようなことが必要なのかもしれません。また、人通りの少ない道は避けたほうがよいのかもしれません。さらに、学童にとりましては、登下校の通学路の見直しも必要になるかと思います。 また、別面では、防犯パトロールの強化、防犯カメラや防犯灯の増設の検討が必要かと思います。特に防犯カメラの設置については、効果的な設置となるよう調査研究していくとのことであります。 犯罪撲滅のためには、いろいろな検討項目があると思いますが、いま一度現状を見直し、さらなる対策を切にお願いし、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
    ○議長(青木信哉君)  以上で久野 勇議員の質問を終わります。(拍手) 次に、石川喜次議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆5番(石川喜次君)  皆様、改めましておはようございます。会派きずなの石川喜次でございます。 質問前に、私は去る4月23日に実施されました町議会議員選挙におきまして、町民の皆様の温かいご支援によりまして当選させていただきました。1票を投じていただいた町民の皆様に深く感謝するとともに、皆様の思い、期待にしっかりと応えて町政の発展に尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告いたしました質問要旨に基づき、質問をさせていただきます。 今回の質問は、住民参加によるまちづくりの推進につなげるご提案の2項目と、1事業の推進に関わるものになります。 初めに、大項目の1、町民通報システムの導入についてであります。 現在、町民の皆様が、道路の舗装や側溝、カーブミラーの破損箇所、不法投棄、公園の遊具や施設が破損しているといった町の問題や危険箇所を見つけたとしても、それを行政に伝えるためには、主に電話もしくは直接役場の窓口に来ていただくことが必要となります。人によっては、行政への通報を敷居が高いと考えていたり、手間が面倒と思われていたりします。また、休日や夜間など役場が閉庁時のために諦めてしまっていることが多々あると思います。 行政側としても、電話などの通報の場合では、該当箇所や状況の把握にある程度の時間がかかり、職員の時間がどうしても取られてしまいます。場合によっては、通報された内容を正確に把握できないこともあると思います。そこで、近年、各地の自治体で導入が進んできたのが、今回ご提案の通報システムというものであります。 この通報システムは、スマートフォンなどを使って、町民の皆様が町内の道路の陥没や公共施設の破損などの問題を発見した場合、スマートフォンのLINEなどのアプリを起動し、カメラで問題箇所を撮影し、その写真とGPS機能による位置情報、問題の内容を送信するものであります。通報を受けた行政側は、アプリで提供されたデータを活用して事実確認を行い、修繕などの対応を行うことになります。 このシステムの導入によって期待できる主な4点をご説明いたします。 1点目は、町民がいつでも気軽に問題を行政に通報できるようになり、町民の利便性が高まることであります。 2点目は、行政は、写真の位置情報の提供によって問題をより正確に把握でき、問題が早期に解決されるようになり、行政の効率性が高まることであります。 3点目は、問題への対応状況を公開することで、通報者にとどまらず、町民に知らせることができ、行政対応の透明化につながることであります。さらに、町民にとっては、自分の声が行政に届いているという実感にもなり、地域課題解決への参画意識が高まることになります。 4点目は、多くの町民の目で町内をチェックしてもらうことにつながり、なかなか行政では行き届かない課題や問題の確認ができることなどが挙げられます。 このことからも、この通報システムを導入する自治体が年々増加してきております。近隣市町では、半田市、東浦町などで導入しております。本町においても、この通報システムの導入を検討していただきたいと思います。 そこで、質問の大項目の1として、町民の皆様からの通報の現状と、その通報システムについてどのようにお考えか、以下質問をいたします。 ①通報を受けることが多いと思われる建設部所管課に寄せられた昨年度の通報件数と通報方法はどのようになっていますか。 ②職員のパトロールなどによる調査の方法や頻度はどのようになっていますか。 ③過去5年間の公共施設の不具合等が要因で発生した事故件数と内容はどのようになっていますか。 ④今後この通報システムを導入することについてどのようにお考えか。 以上、4点についてご答弁をお願いいたします。答弁の内容によっては再質問をさせていただきますので、お願いいたします。 ◎建設部長(山田晴市君)  石川喜次議員から、大項目1、町民通報システムの導入について、4点のご質問をいただきました。順次ご答弁申し上げます。 初めに、小項目の①令和4年度の通報件数と通報方法はどのようになっているか(建設部所管課)についてであります。 建設部所管課の土木課、都市計画課、上下水道課の順にご答弁申し上げます。 最初に、通報件数についてであります。 土木課192件、都市計画課127件、上下水道課73件で、建設部全体では392件となります。 また、通報とは別に、本町においては、各区から区長要望として直接区長さんから要望書を頂いております。 区長要望件数の各課の内訳につきましては、土木課は、令和3年12月1日から令和4年11月30日までの1年間におきまして、92件でありました。都市計画課は令和4年度で17件、上下水道課は、特に区長要望という形ではありませんでした。 次に、通報方法についてであります。 町民などからの具体的な手段としましては、主なものを5点挙げさせていただきます。 1点目は、町長への提案として手紙を頂くもの、2点目は、町政へのご意見として町のホームページにメールを送っていただくもの、3点目は、役場窓口に直接来庁していただくもの、4点目は、電話で直接担当課へ連絡をいただくもの、5点目は、区長要望として連絡をいただくものであります。その他、町内在住の職員に近隣住民から通報いただくものもあり、通報を受けた職員は担当部署へ連絡をし、職員間の情報の共有を図るようにしております。 続きまして、小項目の②町職員などによるパトロールの方法及び頻度はどのようになっているかについてであります。 最初に、土木課についてであります。 主に道路の舗装や側溝等の破損箇所のパトロールについて、土木課職員の2人1組で、町内を6つのエリアに分割し、安全点検パトロールを実施しています。 その頻度につきましては、毎月第2、第4月曜日の月2回、6つのエリアを順番に実施しています。また、土木課が道路維持補修のため委託契約している業者も、毎日安全点検パトロールを実施しております。危険な箇所を見つけた際には、報告を受け対応しております。 加えて、本町職員へのお願いとして、通勤時や公用車での移動の際に舗装の陥没、道路上の水道漏水、ガードレール等施設の破損など、危険な箇所を見つけたら、速やかに土木課へ連絡をしていただくよう周知しております。 次に、都市計画課についてであります。 公園施設は、シルバー人材センターに草刈りや清掃等を年間通して委託しており、作業時に併せて公園の利用上に不都合のある場合には、状況を報告していただいております。 その頻度につきましては、主要な公園などは週1回の実施、開発等で提供いただいた小規模なちびっこ広場については月1回実施しています。 続きまして、小項目の③公共施設の損傷などが要因となる事故の件数と内容はどのようになっているか(過去5年間)についてであります。 平成30年度から令和4年度までの過去5年間におきまして、建設部所管の公共施設の損傷などが原因で発生した事故件数につきましては、8件ありました。 各年度の件数と内容につきましては、平成30年度はゼロ件でありました。 令和元年度は2件ありました。その内容は、道路上に破損し飛び出ていたガードパイプに接触し、車両側面を損傷した事案が1件、舗装の欠損部分を車両が通過した際に、タイヤがパンクした事案が1件ありました。 次に、令和2年度は2件で、内容は、未舗装道路を走行中、道路脇の生い茂った草木が車両の側面及び屋根を損傷した事案が1件、車両が道路側溝上を通過した際にコンクリート側溝蓋が割れ、側溝にタイヤがはまり、車体を損傷した事案が1件ありました。 令和3年度は2件で、内容は、車両が道路側溝上を通過した際に、コンクリート側溝蓋の手かけ穴に設置してあるカバーが外れ、タイヤがパンクした事案が1件、公園駐車場内で破損したフェンスが車両に当たり、損傷した事案が1件ありました。 令和4年度は2件で、内容は、先程の令和3年度に発生した、車両が道路側溝上を通過した際に、コンクリート側溝蓋の手かけ穴に設置してあるカバーが外れ、タイヤがパンクした案件が2件でありました。 最後に、小項目の④今後この通報システムを導入することについての考えはについてであります。 管内5市4町の導入状況を確認したところ、半田市、東海市、東浦町、美浜町につきましては通報システムを導入しており、阿久比町及び南知多町につきましては、何らかのシステムを導入予定であると確認しております。また、その他の市におきましても、今後導入についての検討をしていくとのことでありました。 本町においても、第6次武豊町総合計画における安全・安心に暮らせるまちづくりの目標へ向け、SNS等を活用し、より多くの町民の皆様から広く情報を提供していただきたいと考えております。今後は、他市町の状況等を確認し、本町に何が適しているのかを検証するなど、前向きに検討してまいりたいと考えております。 以上であります。 ◆5番(石川喜次君)  ご答弁ありがとうございました。 それでは、順次再質問をいたします。 小項目の1のご答弁より、昨年度の通報件数は、建設部所管で392件、区長要望とその他で109件の合計501件で、非常に多くの通報件数があったことが分かりました。 通報方法の手段として、主なものの5点と職員によるものの説明がありましたが、その各割合はどのようになっておりますか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  割合につきましては、建設部所管の全体でご答弁申し上げます。 役場の窓口と電話による対応につきましては、約7割となっております。区長要望が約2割、町長への提案、町長へのご意見及び職員によりますものなど、その他につきましては約1割となっております。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  役場窓口と電話による通報が約7割で、主な通報手段であることは理解できました。 このシステムを導入することで、町民の利便性の向上と行政コストを下げることに期待できるものと確認ができました。 それでは、次に小項目の2のご答弁で、道路パトロールについて、月2回、町内を6エリアに分割して実施しているとの説明がありましたが、月2回程度の巡回では、全ての町域を回ることができないと思いますが、現状はどのようになっておりますか。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  現状では、町内を6つのエリアに分割した範囲を、毎月第2、第4の月曜の月2回、道路の破損などのパトロールを実施しており、町内全域を3か月で1周することとしております。主要な道路をはじめ、できる限りの地域を巡回しておるわけでありますが、限られた人員とか時間の中で、町内全域の隅々まで巡回して見回りをすることはなかなか難しいと考えております。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  ここで、半田市がこの通報システムを導入したきっかけとなったことをご紹介いたします。 市の土木課職員が、平成26年4月にテレビ番組で千葉市の同様の取組が紹介されたのを見たことだそうです。この職員は、日頃から自分たちが行っていた道路パトロールだけでは、問題の早期発見に限界があると強く感じていたことから、この事業を始めたそうです。 このことからも、この通報システムを活用することで町民の利便性を高め、多くの町民の目で町内をチェックしてもらい、通報件数を増やすことは、町内全域の安全確保に効果的であると考えております。 次に、小項目の3のご答弁では、建設部所管の公共施設の損傷などが原因で発生した事故件数については、直近の5年間で8件でありました。内容としましては、幸いにして人身事故ではなく、全て物損事故でありましたが、施設の管理者としてこの事故件数をどのように考え、未然に防ぐためには何をすべきとお考えですか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  当然のことではありますが、施設の管理者としましては、公共施設の損傷などが原因で発生します事故をなくすことが責務であると考えております。しかしながら、事故が実際発生していることも事実でありますので、今後も職員をはじめ、住民の皆様の通報など、より多くの目で監視していただくことが必要であると考えております。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  もちろん、この通報システムを導入したからといって、全ての事故がなくなるわけではございませんが、多くの目で監視することで、1件でも減らすことができればと思っております。 次に、小項目の4のご答弁のとおり、武豊町を除く管内5市4町の通報システムの導入状況につきましては、導入済みが4市町、予定済みが2町の合計6市町となっております。 参考ですが、半田市では10年ほど前からFixMyStreetという既定のアプリを活用して、マイレポはんだの取組を運用しております。このシステムを導入したことで、これまでの業務の負担になっていないということです。むしろ業務の効率化が図れるというふうに、その効果を大きく評価しております。 近年、町民の行政に対するニーズの高まり、対処すべき課題も多様化、複雑化しております。行政が全ての地域の課題に対応し続けることは、もはや不可能となりつつあります。そこで、行政と町民の協働の枠組みを構築することが必要と考え、枠組みの機能するものの一つとして、今回この通報システムをご提案をさせていただきました。導入によって、行政コストの削減だけにとどまらず、地域課題への町民の参画が期待できると思います。武豊町においても、通報システムの導入を前向きに検討していただけるとご答弁がありましたので、導入に向け早急に検討していただくこともお願いいたします。 私も、実際ある町のLINE公式アカウントと友達登録をして試してみましたが、とても簡単で、使いやすく感じました。また、現在多くの方がスマホなどでLINEを活用されていて、使い慣れていることからも、町民と行政との関係の強化にはとても有効であると感じております。さらには、この強化により、災害時の情報提供や公共施設の予約など、全庁的な取組の中で検討を進めていくことが必要ではないかと考えております。 大項目の1の終わりになりますが、私たち議員にとっても、これからも町民の皆様の声を行政に伝えるというのは大きな役割の一つだと考えております。しかし、町民の声を私たちが行政に伝えるだけではなく、伝わる仕組みをつくることこそが本当の私たちの仕事であると思っております。 それでは、次に、大項目2、町道草刈り等の支援事業の実施についてであります。 現在、本町の道路をはじめとする公共施設の草刈りは、主に建設業者等に委託し、行っています。これらの施設の維持管理に要する経費も増大する中、維持管理予算の確保も非常に厳しい状況となっています。 昨今の世情を反映し、ボランティア活動や住民活動などの高まりの中、道路や河川等に対する愛護意識も高まりつつあり、住民間の活発な活動も見受けられます。 このような状況を踏まえて、愛知県ではマイタウン・マイロード事業を平成22年度から実施しております。この事業は、県、地元市町村と住民や企業などの実施団体の3者が一体となり、地域に密着した道路の草刈り作業を推進する事業であります。県は草刈りを実施団体へ委託し、実施団体は県管理道路の一定区間の草刈りを実施して、地元市町村が一般ごみや枯れ草を受け入れるものであります。 本町においても、地域住民の参加による公共施設の維持管理の推進、維持管理費の低減のため、この支援事業の実施を検討する必要を感じます。これらの現状や課題を踏まえ、以下質問をいたします。 ①令和4年度実施した道路の草刈りの路線数、延長、回数、総費用はどのようになっていますか。 ②令和4年度実施した草刈り業務の委託先はどのようになっていますか。 ③この支援事業の実施についての課題は何が考えられますか。 以上、3点についてご答弁をお願いいたします。 ◎建設部長(山田晴市君)  大項目の2、町道草刈り等支援事業の実施について、3点ご質問をいただきました。順次ご答弁申し上げます。 初めに、小項目①令和4年度実施した道路の草刈りの路線数、延長、回数、総費用はどのようになっているかについてであります。 令和4年度に土木課において発注した委託内容でご答弁申し上げます。 実施した道路の草刈りの路線数は、町道武富線をはじめとする29路線となります。 延長は、全体合計で約17.2キロメートルとなり、短い路線は延長約40メートルから、長い路線は約2,400メートルとなっております。 草刈り実施回数につきましては、現場条件や要望回数等により一律ではありませんが、施工延長などに関係なく、年間1回から2回の実施でありました。 総費用は、全体の実績で約950万円となっております。 続きまして、小項目の②草刈り業務の委託先はどのようになっているかについてであります。 草刈り業務につきましては、業者へ工事発注しております。その発注については、大きく2つに分けて実施しております。 1点目は、緊急性が高く、速やかな対応が必要とされる緊急維持修繕工事の案件となります。発注の方法につきましても、速やかな対応が求められるため、施工場所の地域性等を勘案した上、随意契約方式で実施しております。 2点目は、定期的または計画的な対応が必要とされる案件につきましては、現場精査などを行った上、一般競争入札方式で実施しております。 最後に、小項目の③支援事業の実施についての課題は何が考えられるかについてであります。 支援事業の実施に当たっては、主に3点の課題があると考えております。 1点目は、実施団体等の選定に関する課題についてであります。 現在、本町において道路や河川の草刈りを実施する場合は、武豊町入札参加資格者名簿に登録のある事業者と工事請負契約を締結し、施工を行っております。支援事業対象者をどのように選定し、契約などの方法をどのようにするかが課題と考えております。 2点目は、費用に関する課題についてであります。 本町において工事発注する草刈りの費用については、愛知県が定める設計歩掛りや労務単価を使用し、費用を算出しております。支援事業を行うことに当たり、単価の設定基準をどのように定めるかが課題と考えております。 3点目は、施工に関する課題についてであります。 実際の施工に当たっては、道路等危険な場所となるため、安全管理の徹底、第三者への危険防止措置、万が一事故に遭われたときの保険の対応等について、どのように行うかが課題と考えております。 本町では、今回ご提案の支援事業ではありませんが、草刈り支援の一環として、町内一斉清掃等に併せ、町有地の道路等、草刈りを実施していただいている各区に対して、草刈り機の刃を支給しております。昨年度までは、1区当たり最大10枚までとしておりました。今年度からは、刃の枚数増加の要望をいただき、最大20枚までと変更させていただいております。ぜひご活用いただければと思います。 今回ご提案をいただきました支援事業の実施については、他市町の状況も確認し、これらの課題を整理した上で調査研究してまいりたいと考えております。 以上であります。 ◆5番(石川喜次君)  ご答弁ありがとうございました。 それでは、2点再質問をいたします。 小項目の1のご答弁から、令和4年度に町が実施した道路の草刈りの内容は、29路線で総延長17.2キロメートルであることが分かりました。 1点目として、この中には道路の通行量などから、地域住民などの団体により安全に草刈りを実施できる箇所はあるとお考えですか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  例えば、地域住民などの団体が、現在町が実施している道路の草刈りを行う場合につきましては、道路の通行量にも関係するかもしれませんが、道路の規制とか、あと交通の誘導などの課題があります。そのために、安全に実施できるかを判断することはなかなか難しいと考えます。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  実は、交通量の多い県道においても地域団体により草刈りを実施しておりますので、実施する区間をすみ分けすることは可能ではないかと私は思っております。 次に、2点目として、草刈りの回数については、現場条件や要望に応じ、年1回、あるいは2回実施していると説明がありましたが、環境の保全や通行の安全面において、年1回では少ないように思いますが、いかがお考えですか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  先ほどご答弁申し上げましたとおり、現場条件などにより草刈りの回数は異なっております。現場状況などで様々でありますので、今後も環境保全や通行の安全面などを踏まえた上で、それぞれの現場状況に合った対応をしてまいりたいと考えます。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  もちろん現場状況によるものと思いますが、私自身も実は自宅周辺の道路やごみの集積場の草刈りを、年3回ないし4回ほど行っております。それを見ると、やっぱり最低年に2回以上は実施することは可能ではないのかなというふうに思っております。 次に、小項目の3のご答弁で、支援事業実施に当たっては3点の課題があるとご説明がありましたので、課題に対する私の考えを述べさせていただきます。 まず初めに、今回ご提案した支援事業についての契約方法につきましては、委託金額や委託先などから随意契約方式が可能とは思いますので、町当局内でまたご検討していただきたいと思います。その他の課題につきましては、町が実施している同様な取組のマイタウン・マイロードの実施要領をご紹介してご説明いたします。 まず、支援事業の対象者とは、「自治会、婦人会、老人クラブ、市民団体及びこれに準ずる団体のうち、自発的な意思により活動を行う団体で、町に在住・在勤している代表者及び会員で構成されている団体という」と定義されております。同様な取扱いをすれば、支援対象事業者は選定することが可能だと思います。 草刈りの回数につきましては、最低年2回を実施するものとしております。 契約額の算定につきましては、平米当たりの単価を基に所長が定めるとしておりまして、私、実は昨年度の実績を調べました。県におきましては、2回の実施で平米当たり145円です。一方、業者発注をすると、1回で平米当たり400円程度になるかと思っております。発注先に違いがありますので比較はできませんが、単価に大きな開きがあることが分かります。 また、損害保険や賠償責任保険に加入することも実は条件としておりまして、その費用と、安全誘導員も必要に応じお支払いをすると定めております。このことから、調査研究に当たっては、愛知県の例を参考としていただければ全ての課題が整理できると思います。 本町も、同様な基準に基づきこの支援事業が実施できれば、経費の削減や、より環境の保全、通行の安全確保につながるものと考えております。 参考ですが、マイタウン・マイロードの事業は、少し古いですが、令和元年の実績で、愛知県内で10市町村、87団体により実施されております。同様な事業を受託している団体からは、地域の活性化、活動費用、協力と支え合いにもつながって助かっていると。また、地域住民とのつながりができて、住みやすい仲間づくりができているなどの意見があるそうです。 本町では、現在、町内一斉清掃で各区が主体となり、年1回草刈りを実施しておりますが、今後、地域では高齢化や人手不足が予想され、継続することが難しくなってきます。そこで、何でも無償ではなくて、地域にお金が回る仕組みを取り入れ、将来に継続できる一つの方法として、今回この支援事業を提案するものでありますので、実施に向け前向きに検討をお願いいたします。 それでは、最後の大項目3、名鉄富貴駅周辺の整備についてであります。 名鉄富貴駅周辺整備計画は、第6次武豊町総合計画や都市計画マスタープランで、車両と歩行者の交錯や、送迎車両の道路への滞留が課題となっております。そこで、地域拠点としてふさわしい駅の利便性の向上のため、駅前広場を含む駅周辺の整備を進めるものとしております。実施計画においても、令和2年度をこの事業の始期として計画され、整備が進められてきております。今年度予算においても、事業費約2億2,000万円が計上されております。 私もこの駅の利用者として、また地域住民として、この事業に期待しているところでございます。しかしながら、町民に提供している情報には、この計画が具体的に公表されておりません。そこで、以下質問をいたします。 ①この事業の全体の計画の概要、これまで実施した事業内容はどのようになっておりますか。 ②今後の事業の進め方はどのように考えておりますか。 ③事業主体が県となりますが、踏切拡幅に関わる進捗状況及び今後の予定についてどのようになっておりますか。 以上、3点についてご答弁をお願いいたします。 ◎町長(籾山芳輝君)  石川喜次議員から、大項目の3、名鉄富貴駅周辺の整備につきまして、3点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の①全体の計画概要、実施済み及び残事業内容はどのようになっているかというご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 第6次武豊町総合計画では、まちづくりの目標として「定住先として選択されるまち」を掲げ、誰もが安全・安心で快適に移動できるまちを目指す中で、名鉄富貴駅の利便性向上を図るため、駅周辺の整備を施策方針として位置づけております。 また、武豊町都市計画マスタープランにおいても、名鉄富貴駅周辺は駅利用者が集まるなど、本町南部の生活を支える地区拠点であることから、生活利便性の機能を強化するため、富貴駅前広場等の整備を計画しております。 武豊町道路整備計画においても、住宅地としての良好なイメージを形成をし、町の将来を担う若い世代を中心に定住先として選択されるよう、まちの拠点としての魅力を向上するため、富貴駅前広場を整備することが必要としております。 このように、本町の最上位計画となる総合計画をはじめ、各計画において駅前広場の整備は重要な課題として位置づけており、富貴駅前広場の事業を計画的に進めているところであります。 全体の事業計画の概要としましては、富貴駅東側に駅前広場の整備としてロータリーや駐輪場を計画し、駅利用者などの利便性の向上を図るものとしております。ロータリー内においては、駅利用者など送迎車両のための乗降スペースや、福祉車両専用スペースの配置を計画しております。 これまでの実施済み業務としましては、令和3年度に土地境界調査業務を実施し、令和4年度には、計画区域内における物件調査業務及び詳細設計業務を実施しております。 また、残事業としましては、用地の取得、物件調査結果に基づく物件の補償及び駅前ロータリー等の整備工事となります。 今後も、本町南部の生活を支える地区の拠点である富貴駅周辺が安全で利用しやすくなるよう、早期整備に向け、引き続き事業を進めてまいります。 私からのご答弁は以上です。よろしくお願いします。 ◎建設部長(山田晴市君)  続きまして、小項目の②今後の事業の進め方は、どのように考えるかについてであります。 駅前広場を含めた名鉄富貴駅周辺の整備は、県道大谷富貴線の道路改良工事の進捗状況を確認しながら事業を進める必要があると考えております。愛知県と名鉄との協議、調整の状況を把握し、手戻りのないよう愛知県の進捗状況と整合を図りながら進めることが必要と考えます。 今後は、関係者及び関係機関などとの協議、調整を行い、具体的な事業整備計画が整い次第、地域住民及び鉄道利用者などへ町広報紙や町ホームページ等で周知してまいりたいと考えております。 最後に、小項目③踏切拡幅の進捗状況及び今後の予定はどのようになっているかについてであります。 現在、県道大谷富貴線の道路改良工事は、名鉄富貴駅南側踏切付近の工事を残し、おおむね完了しております。 愛知県に対しましては、毎年、土木事業に関する要望書の中で、踏切改良工事を早期に着手していただけるよう継続的に強く要望している状況であります。当該箇所においては、拡幅整備に伴う関連施設の整備に対する費用や、多くの課題を整理する必要があると愛知県から伺っております。 今後も、一日でも早く歩行者通行の安全確保がされるよう、速やかな事業進捗について引き続き愛知県へ粘り強く要望してまいりたいと考えております。 以上であります。 ◆5番(石川喜次君)  ご答弁ありがとうございました。 それでは、随時再質問をいたします。 小項目①の答弁で、駅前広場の整備内容といたしまして、ロータリーと駐輪場の整備が計画されているとのことでありましたので、1点目として、ロータリーには駅利用者など送迎車両のための乗降スペース、福祉車両専用スペースの配置を計画しているのであれば、駅舎からの降車用の屋根が必要と思われますが、計画されておりますか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  駅舎からロータリーへの歩行者用通路の屋根につきましては、現時点におきましては設置する計画は考えておりません。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  現時点では屋根を設置する計画はないということでありますが、実は武豊駅西ブランドデザインの冊子の中に、武豊町駅前広場完成イメージ図になりますが、歩行者用の屋根が計画されております。後ほどご覧いただきたいと思います。特に福祉車両の専用スペースを廃止するのであれば、屋根の設置が必要ではないかと考えておりますので、再度ご検討をお願いいたします。 2点目は、現在、駐輪場は駅を挟んで西側と東側にそれぞれ1か所設けられていますが、駅広場に新設されたとき、この駐輪場は存続あるいは廃止する予定としておりますか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  現在計画しております駅前広場内の駐輪場が整備された後の時点におきましては、現況の駐輪場は存続する予定としております。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  特に駅西側の駐輪場を廃止した場合、踏切を通行する自転車が増え、さらに危険となりますので、少なくても踏切が拡幅されるまでは残していただきたいと思います。 次に、3点目、ロータリーへの進入は、県道大谷富貴線からになると思われますが、朝夕時の踏切による渋滞の解消や安全面から、駅北側の町道からの進入を可能とすることが必要と考えますが、計画はされておりますか、お答えください。 ◎次長兼土木課長(明壁直久君)  現在、駅北側につきましては、住宅が建ち並んでおります。特に、駅の北東側のエリアは道路幅員も狭くて、車両の擦れ違いも難しい箇所が多くあります。そのために、北側の町道から進入することとなれば、交通量が増加をいたしまして、生活用の道路に車が増えるということになってしまいます。そのため、交通安全上危険な状況になってしまうことが考えられます。 また、ロータリーの北側の町道と南側の県道それぞれからロータリーに進入するということとなれば、交通規制とか交通誘導などの構造上の課題などがあります。 それらを総合的に検討した結果、北側の町道から駅前広場へのアクセスについての計画は、現段階では考えておりません。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  ただいまのご説明を伺って、現在計画されている施設の内容は、おおむね理解できました。 今回、この質問をした理由は2つあります。 1つ目は、この整備計画が駅利用者や地域住民を含む町民の皆様に注視されていないため、計画の概要を知っていただくためであります。 2つ目は、この整備計画は令和2年度に予備設計を作成した後、先ほどのご説明のとおり、土地境界調査や物件調査、さらに詳細設計が作成されております。このように事業が進められている中、今回、私はこの整備計画の内容の確認の質問を行い、施設の追加などの意見を述べさせていただきましたが、同様に駅利用者や地域住民の皆様にもご意見を伺う機会を設け、その意見をこの計画に反映していただくためでございます。 先ほどのご答弁の中で、今後、具体的な事業整備計画が整い次第、地域住民及び鉄道利用者などへ町広報紙や町ホームページ等で周知するとご説明がありましたので、できる限り早い段階でお願いいたします。 次に、小項目の③の答弁の中で、踏切の拡幅について毎年県に対して土木事業に関する要望書の中で継続的に強く要望しているとの説明がありました。 ここで、2013年4月発行の「議会たけとよ」にこの踏切の拡幅の状況についてQ&Aで掲載しておりますので、内容をご紹介いたします。 名鉄富貴駅の踏切拡幅について、愛知県と名鉄で調整を図っているとの内容でございます。先ほどの答弁から、非常に残念ですが、現在においても10年前と恐らく同じ状況であると推測しますが、駅利用者の通行の安全の確保のために、引き続き早期実現に向け、県に対しまして要望を重ねて行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。 最後に、1点だけ質問、確認させていただきます。 踏切の拡幅状況や計画の有無は分かりませんが、名鉄富貴駅の改修などに影響されることなく、この富貴駅前整備を引き続き進めていかれますか。よろしくお願いいたします。 ◎建設部長(山田晴市君)  現時点の実施工程に基づきまして、地権者の方などにご理解を得ながら、できる限り早期の完成を目指し、進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ◆5番(石川喜次君)  ありがとうございます。できる限り早い完成を目指すと、力強いご答弁ありがとうございます。 この駅前整備の進捗状況や完成が引き金となり、踏切の拡幅などほかの事業への進展につながることを期待いたしまして、全ての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(青木信哉君)  以上で石川喜次議員の質問を終わります。(拍手) これよりしばらく休憩をします。 なお、再開は午前10時45分といたします。                          〔午前10時23分 休憩〕                          〔午前10時45分 再開〕 ○議長(青木信哉君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 次に、松本万之議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆6番(松本万之君)  改めまして、おはようございます。新人議員、松本万之と申します。 私の目的、目標なんですが、武豊町をぜひ長寿の健康な町にしたいということでやってまいりたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。 質問事項に関してですが、武豊町屋内温水プールCCNCプールたけとよ)についてでございます。 趣旨説明といたしまして、武豊町屋内温水プール(CCNCたけとよ)が昨年4月にオープンいたしまして1年が経過いたしました。私もですが、オープン当初より健康増進のため屋内温水プールの会員登録をさせていただき、一利用者といたしまして施設を利用しております。他の利用者様とお話しする機会もありまして、施設に対するご意見、ご要望等をお聞きしております。そこで、以下のご質問をさせていただきます。 質問事項1、屋内温水プールのロビーには、「ご意見お聞きかせください」という施設への意見・質問箱が設置してあります。掲示板にはたくさんのご意見とその回答が掲示してありますが、これらの内容を町も把握し、委託業者と共に考え、対応、回答をしていますか。 2、利用状況について、事業計画の利用計画人数よりも少ないと行政報告会で報告をいただきました。利用者増加に向けて、今年度及び来年度以降、どのような対策を取られるか、お考えをお伺いします。 3、町内中学生の水泳部が部活動でプールを利用する際、1回当たり350円の中学生料金を支払っているとお聞きしました。これを無料にする予定はございますか。 4、トレーニング室とプール内にAED(自動体外式除細動器)が設置してありますが、職員の方が救急救命講習を受講され、いざというときに使用できるような体制を取られていますか。 5、武豊町コミュニティバス「ゆめころん」の赤ルートから、地域交流センターや屋内温水プールまで行けるよう延長する計画はございますか。 以上の5点でございます。なお、答弁の内容によっては再質問といたしますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◎町長(籾山芳輝君)  松本議員から、武豊町屋内温水プールCCNCプールたけとよ)につきまして、5点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の①屋内温水プールには意見・質問箱が設置してありますが、これらの内容を町も把握し、委託事業者と共に考え、対応、回答しているかというご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 屋内温水プールにつきましては、令和4年11月に知多半島ケーブルネットワーク株式会社と町でネーミングライツ契約を締結し、CCNCプールたけとよという愛称がつきましたので、以降、答弁ではCCNCプールたけとよで統一をさせていただきます。 CCNCプールたけとよの管理運営は、武豊町屋内温水プール施設整備管理運営事業の委託事業者であります武豊ウェルネスパートーナーズ株式会社を指定管理者に指定をし、実施をいたしております。 指定管理者制度は、ご承知のとおり、公の施設をノウハウのある民間事業者等に管理をしてもらう制度として、地方自治法第244条の2第3項に規定する、公共と民間が連携する手法の一つであります。 この指定管理者と町で毎月1回、武豊町屋内温水プール維持管理運営協議会を開催をし、施設の利用状況、施設管理の課題などを報告、協議しております。協議会の中では、CCNCプールたけとよのロビーに設置をしてありますご意見箱の意見、質問と、その回答についても共有をいたしております。 令和4年度は約400件にも上る多数のご意見をいただきました。内容を一部紹介をいたしますと、更衣室が暑い、寒いといったものから、「携帯電話を使用するといった更衣室では禁止されている行為に対するマナーを改善してほしい」や「シャワー室内に小物置き用の棚を設置してほしい」など、多岐にわたり様々なご意見をいただいております。 いただいたご意見への回答につきましては、指定管理者で判断ができるものは指定管理者において回答をいたしております。一例を挙げますと、マナー改善のためのポスターの掲示、プールに入ったり出たりしやすくするためのプール内の足場の設置、そしてシャワー室内に小物置きの棚を設置するなど、可能な限り早期に対応しております。 なお、中には回答に町との協議が必要となるような事象も想定されますが、現在のところ、そういった事象は発生をいたしておりません。 また、シャワールームの水はけが悪いので改善してほしいとのご意見を多数いただいておりました。このご意見に対しましては、11月のメンテナンスに伴う休業期間を利用し、施工業者の2年間の瑕疵担保責任により改修工事を行い、現在は改善されております。したがいまして、この工事による工事費の支払いは発生をいたしておりません。 いただいたご意見の中には、「設備が豊富で、充実したトレーニングができた」や「スタッフが親切丁寧に対応してくれる」など、うれしいご意見もいただいております。また、昨年度、小学校の水泳授業でプールを利用した児童からも、「楽しく泳ぐことができた」、「遠足みたいで楽しかった」など、楽しんで水泳授業に取り組めている感想をいただきました。 今後も頂戴した意見、質問に対しましては、可能な限り早期対応に努めてまいりたいと思います。 私からのご答弁は以上です。よろしくお願いします。 ◎教育部長(近藤昭子君)  私からは、小項目②から④について、順次ご答弁申し上げます。 初めに、小項目②利用者増加に向けて今年度及び来年度以降、どのような対策を取られるのかについてであります。 令和4年度の計画人数に対する利用達成率を確認いたしますと、一般の利用の温水プール102%、温浴施設85.8%、トレーニング室78.8%、温水プールとトレーニング室のセットが49.8%、会員利用のスイミング教室は99.3%、フィットネスは76.4%、全体で90.5%でありました。 プール事業はおおむね計画達成しておりますが、温浴施設とトレーニング室の利用が計画目標に至っていない状況です。状況改善のため、指定管理者との維持管理・運営協議会の中で、利用者増加に向けた対策の協議を実施しております。 利用者増加対策といたしましては、武豊町のホームページや広報たけとよ、指定管理者が管理するホームページやSNSで広報を行うことはもとより、新聞の折り込みチラシ広告も定期的に行ってまいります。 今年度の事業計画では、指定管理者が企画する自主事業として、普段は泳ぐことが中心となるプールに、滑り台など空気で浮かぶ大型の遊具を使って、子どもたちが自由に遊べるイベントを開催します。また、トップアスリートを招いて、施設を生かしたスポーツセミナーを開催するなど、施設に興味を持っていただき、継続的な利用者の増加を図るよう、現在準備を進めております。また、NPO法人ゆめフルたけとよスポーツクラブと連携して、健康セミナーや教室などをCCNCプールたけとよで開催し、施設を使いながら受講をしていただくことも考えております。 これらの事業を計画的に行うことで、町民の皆さんに親しまれる施設づくりを進め、ひいては利用率の向上につながっていくよう、指定管理者と連携し、進めてまいりたいと考えております。 続きまして、小項目③町内中学生の水泳部が部活動でプールを利用する際、利用料を無料にする予定はあるかについてであります。 CCNCプールたけとよの開業に当たり、中学校の部活動での利用について、令和3年度より教育委員会、中学校及び指定管理者において協議を重ねております。 協議の内容については、利用期間や利用時間帯、料金、スケジュール調整の方法などでありました。その際、中学校から利用料金を無料にしてほしいといったご意見はいただいておりませんでしたので、協議の結果、部活動での利用は、利用の都度、中学生の通常利用料金をお支払いいただくことといたしました。そのため、現在は無料にする予定はありません。 小項目④トレーニング室とプール内にAEDが設置してありますが、職員の方がいざというときに使用できるような体制を取られているかについてであります。 CCNCプールたけとよでは、1階の受付窓口、2階のトレーニング室の2か所にAEDを設置しております。 指定管理者では、緊急時対応マニュアルを作成し、自然災害のほか、プールで溺れた方の救助方法や、温浴施設での転倒やのぼせが発生した場合の対応方法を施設職員に周知しております。 また、毎年2月に、職員向けに半田消防署武豊支署の方からAEDを使った心肺蘇生法などを学ぶ救急救命講習会を実施しております。スタッフの採用、人事異動などにより講習を受けていない職員につきましては、随時講習会を実施し、利用者の安全・安心に努めております。 以上です。 ◎防災交通課長(長谷川貴彦君)  私からは、小項目⑤武豊町コミュニティバス「ゆめころん」の赤ルートから、地域交流センターや屋内温水プールまで行けるよう延長する計画はありませんかについてご答弁申し上げます。 CCNCプールたけとよへのコミュニティバスの接続につきましては、令和4年10月のルート改編時に検討した経緯があります。 その検討した内容につきまして、3点申し上げます。 1点目は、CCNCプールたけとよをご利用いただくに当たり、公共交通機関を乗り継いで行くことが可能となるよう、鉄道とコミュニティバスを接続すること。 2点目は、コミュニティバスをご利用いただくに当たり、安全に乗降できるようにすること。 3点目は、赤ルート、青ルートの運行時間、1時間に1本の仕組みを維持すること。 これら3点と、地域要望なども含め検討した結果、青ルートを逆回りにして接続することにいたしました。 また、今回、青ルートを北部へ延伸させたことから、上ゲ駅西、ちゅうや整形外科南、二ケ崎、平井畑のバス停からは直接CCNCプールたけとよまで行くことができるようになりました。可能でありましたら、そちらのほうもご利用いただければと思います。 したがいまして、現時点において赤ルートを延長する計画のほうはありません。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  一通りのご答弁、誠にありがとうございました。 それでは、小項目2番、3番、4番で再度お尋ねいたします。 なお、小項目1番と5番は、私のコメントのみとしてお聞きください。 まず、小項目1のコメントといたしまして、ジムエリア及びプールエリアにウオータークーラーを設置していただきたいです。施設側のほうは、各自で飲物は持ってきてほしいとのことですが、もう大概の施設には設置されております。先月も、見学の方にウオータークーラーはないのと聞かれていました。小学生の水泳授業でも、必要とされる児童もいるでしょう。できないことを言うより、できることをお考えになっていただきたい限りでございます。 ⑤に関してですが、北部エリアに住まわれている方に、できれば乗り継ぎのない時間短縮で当該施設へと考えた次第でございます。こちらは、利用者の増加に向けた私の案件でありますので、ルート変更ができる限りあれば、踏まえていただくことをお願いしたいということでございます。 それでは、小項目2について再度お尋ねいたします。 現在、プールとトレーニングジムの利用がセットになった会員登録がありますが、例えばですが、月ぎめ会員の分散化といたしまして、プールだけの会員やトレーニングジムだけの利用、プールでもホリデー会員といった休日だけの利用で料金を安くしていただき、登録しやすくなるなど、できるだけリーズナブルに見直して行うという、会員利用の増加につながると考えますが、これは私のみならず現会員の皆様のご意見でもございまして、他のスポーツクラブでも導入されて行われています。いかがでございますでしょうか。 ◎教育部長(近藤昭子君)  議員ご指摘のように、利用日や利用料金などで会員登録を細分化し、利用者の利便性を高めている施設があることは認識しております。しかしながら、指定管理者の考えとして、登録の種類を細かくして登録料金を安くすることで、会員数は増加しますが、登録料金の収入全体は減少すると試算しております。 このように、会員登録の細分化は施設の収入に大きく関わるため、慎重に進める必要があります。施設を安定的に長く維持管理していくという視点も踏まえ、総合的に判断したいと考えております。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  ご答弁ありがとうございます。 ②に関してですが、広告を出されているが、こちら広告を作成されるほうですね、アクアティックなのか、本町のスポーツ課が作成されるのかをお聞きいたしたいんですが、どうでしょうか。 ◎スポーツ課長(佐伯広行君)  こちらにつきましては、指定管理者のほうが実施する予定としております。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  トップアスリートの方を招待されるということでありますが、どのような方が来ていただけるかすごく期待しておりますが、どうでしょうか。 ◎スポーツ課長(佐伯広行君)  こちらにつきましても、指定管理者が現在調整をいたしておりますが、聞いているところでは、日本代表レベル以上の選手を呼ぶ予定をして、今現在調整中というふうに伺っております。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  ご答弁ありがとうございます。 こちら、施設ですが、大枚をはたくは少々言い過ぎですが、この先、本町にとって貴重なスポーツ施設です。きちんと精査をして取り組んでいただきたいです。 なお、来月、半田市内にはホリデイスポーツクラブがスタートされます。会員の中には、こちらの施設へ移るとか、移るのを考え中とかを耳にしております。今はコロナが明けたから大丈夫ということはありません。誠に大げさでありますが、危急存亡のときと捉えて取り組んでいただきたいです。 次に、3番の質問に入らせていただきます。 私も正直なところ、どうして部活動でお金を取っているのかというか、払わないといけないかというのが本音のところでございます。 以前、半田市にありましたスポーツクラブアスミルが営業していた頃、朝の7時から9時までの早朝の時間外に、半田市内の学校生徒に限らず、武豊町の中学生徒も無料で利用できていたとお聞きいたしました。武豊町のプールでも同様なことが行えると、部活動の生徒や親御さんにも励みになるのでは、どうでしょうか。 ◎教育部長(近藤昭子君)  議員のおっしゃられましたアスミルスポーツクラブでのプールの部活動につきましては、中学校が施設と利用契約を結び、部活動補助金を施設利用料に充てていたと伺っております。また、利用回数は年間5回ほどであったとも伺っております。アスミルスポーツクラブでの部活動利用料金は、施設側のご厚意もあり、通常より安価で利用料金を設定し、施設側のプール監視員を配置せず、部活動顧問だけで監視するなど、特別な利用状況でありました。部活動の利用時間は、施設の営業時間外に実施しており、朝7時に入館し、営業開始前の9時には退室することとしていましたので、実際に泳げる時間は7時半から8時半の1時間ほどであったと伺っております。 CCNCプールたけとよの部活動利用につきましては、学校プールの水温が低くなる10月から5月下旬までの間、日曜日の午前中、プールの営業時間である9時から12時までの利用、利用料金については、通常の中学生利用料金350円と取り決めました。 また、現在は、施設管理上、施設側のプール監視員を配置せずにプール利用をすることは難しく、監視員を配置することで料金的な優遇が難しく、通常の中学生利用料金となっております。 しかしながら、CCNCプールたけとよでの活動時間は9時から12時までと、3時間ほどの活動ができておりますので、環境の改善ができ、部活動に取り組めていると考えております。 なお、部活動に対する保護者負担につきましては、他の種目においても発生しており、入部の際、また部活動懇談会においても必要な費用の説明を行っていると学校側から伺っております。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  状況のほうは分かりました。ただ、生徒さんの親御さんからは、利用料金を以前のように無料にしてほしいとの要望を今でもお聞きしておりますので、再度ご検討ください。 なお、母子家庭の児童や生活苦のご家庭もいるやもしれません。部員がやめてしまうかもいたしません。無料がどうしても無理でしたら、減額いただくなど再度ご検討いただくことを切に願います。 続きまして、小項目4番目について再質問いたします。 AEDを使った心肺蘇生法など、救急救命講習を実施していると答弁をいただきましたが、救急救命講習を受講した職員から勤務していただくほうがより安全だと考えています。 この質問に関しては、実は私の母親が現在当施設の会員をしていまして、3月21日、トレーニング中にバランスを崩しまして転倒しました。その結果、右手首を骨折したというありさまもございました。その後、緊急搬送で石川病院に送っていただきました。母親のこととはいえ、大変ご迷惑をおかけしたことをこの場を借りておわび申し上げます。 そこで、あるアルバイトの方にAEDを使った心肺蘇生法や救急救命講習を受講したかを私個人で確認させていただいたところ、未実施だという方がございました。これはまずいと思い、即対応を取っていただきたく、今回のご質問とさせていただいた次第ですが、どうでしょうか。 ◎スポーツ課長(佐伯広行君)  現在、採用した職員に対しまして、心肺蘇生法の研修と現場での研修も兼ねまして、数日間かけて行っておるところであります。この間に万一、議員おっしゃられました事故等があった場合も、その場のリーダーの指示により、研修生は救急車を呼んだり、到着した救急隊を現場まで案内するなど、そのときの状況に応じた最適と思われる対応を取るようにしております。その間に、心肺蘇生ができる職員が負傷者の対応をするようにしております。 しかしながら、今回、議員から大変貴重なご意見をいただきました。今後は、研修の順番といたしまして、心肺蘇生法の研修から行うように指定管理者のほうに指導をしてまいります。 ご意見、どうもありがとうございました。 以上です。 ◆6番(松本万之君)  ご答弁ありがとうございます。 命にかかわることですので、こちらに設置してあるAEDですね、絵に描いた餅や宝の持ち腐れではいけません。どうか利用者の方への安心・安全をと思う次第でございます。 最後になりますが、まとめて2点ございます。 今年4月より、ネーミングライツといたしましてCCNCプールたけとよに名称変更されました。しかしながら、当施設のテレビ受信契約がいまだされていません。地域の大切な情報番組でもございます。できる限りでありますが、時間帯を区切ってCCNCさんのお勧め番組を流していただいたらどうでしょうか。こちらはぜひお願いいたします。 もう1点、先月になりますが、こちら、知多半島ケーブルネットワーク株式会社様の番組「世間遺産」で、当施設のジムエリア内で、私はアポなしインタビューを受けさせていただきました。恥ずかしながら、大変ありがとうございました。 また、私のインタビューの前に、当施設の責任者である石井マネジャー様がとても感慨深い発言をされたので、印象に残ったことをこの場で言わせていただきます。 石井様は、この施設は、にぎわい施設としてこの地域に根差し、立派な世間遺産となっていく。ただ単にスポーツをするための施設ではなく、皆様の生活の一部となっていくということをおっしゃっていただきました。私にとって、とても感動した次第でございました。 よりよい施設になることを祈念いたしまして、今回の私の質問とさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○議長(青木信哉君)  以上で松本万之議員の質問を終わります。(拍手) 次に、櫻井雅美議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆14番(櫻井雅美君)  皆さん、こんにちは。 少々エアコンの影響を受けまして鼻声になっておりますが、失礼いたします。 さきに議長宛てに提出した通告書に従って、質問させていただきます。 今回、大項目2点ございます。今後の少子化対策についてが1点目、2点目が保育園とその周辺の整備についてになります。 1点目、今後の少子化対策についてです。 厚生労働省の少子化対策推進基本方針において、少子化対策の趣旨及び基本的視点について次のように定めています。「仕事と子育ての両立の負担感や子育ての負担感を緩和・除去し、安心して子育てができるような様々な環境整備を進め、家庭や子育てに夢や希望を持つことができる社会にしようとするもの」。そこで、以下質問いたします。 小項目6点あります。 1点目、保育園における午睡用ベッド「コット」の導入についてどのように考えますか。 2点目、紙おむつとお尻拭きの無償提供についてどのように考えますか。 3点目、保育園ICT導入について進捗状況はどのようになっていますか。 4点目、保育園へのウオータークーラーの設置についてどのように考えますか。 5点目、不妊治療の助成の増額については検討していますか。 6点目、少子化対策について今後の方向性はどのように考えていますか。 以上、6点となります。よろしくお願いいたします。 ◎町長(籾山芳輝君)  桜井議員から、大項目1、今後の少子化対策につきまして、6点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の⑤不妊治療の助成の増額について検討していますかというご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 本町の武豊町不妊治療費等助成金事業におきましては、不妊検査、不妊治療及び人工授精の費用について、平成18年より助成を実施をいたしております。助成内容といたしましては、夫婦1組に対し、年度当たり1回、上限5万円で、通算5回までを限度としております。 しかしながら、現在は国においても少子化対策に力を入れており、本町の助成対象であった一般不妊治療や、助成対象外である体外受精等につきましても健康保険の適用が順次進んできている状況にあります。このような状況から、本町では現在、不妊治療助成の増額を含めた制度の見直しを進めており、できるだけ早期の実現を図りたいと思っております。 助成額につきましては、助成対象とする治療項目と併せ、利用ニーズや近隣の状況などを踏まえながら、本町の少子化対策として総合的に判断をしてまいりたいと思っております。 なお、不妊治療や家族計画等について不安のある方に対しましては、保健センターの保健師が随時相談を受けております。さらに、医師やカウンセラーによる専門的な相談につきましては、愛知県が設置をした不妊・不育専門相談センターをご案内をしております。そのほか、保健センターにはリーフレット等の関係資料も備えておりますので、不妊治療を考えている方は、お気軽にご相談いただきたいと思っております。 私からのご答弁は以上です。よろしくお願いします。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  それでは、私からは小項目1から4について、順次ご答弁を申し上げます。 初めに、小項目1、保育園における午睡用ベッド「コット」の導入についてどのように考えておりますかであります。 現在、お昼寝用に使っているお布団につきましては、毎週月曜日に保護者が自宅から保育園へ持ってきていただき、金曜日に自宅へ持ち帰っていただいております。 保育園で午睡用ベッドを用意できれば、特に雨天の際、雨の日や、複数のお子さんを同時に送迎しておられる保護者の方にとりまして、送迎時に持参する荷物の軽減が図られることになります。 しかしながら、ベッドを使った場合、現状のお昼寝布団よりも広い保管スペースが必要となること、段差によりけがのおそれが高まること、また消毒やシーツ交換などにより保育士の業務負担が増加することなどが懸念されております。 以上のことから、本町では現在のところ導入を考えておりませんが、利用している自治体の状況などについては調査研究をしてまいりたいと考えております。 続きまして、小項目2、紙おむつとお尻拭きの無償提供についてどのように考えますかであります。 紙おむつとお尻拭きの現状における取扱いは、各ご家庭が希望をするおむつ等をそれぞれ用意し、保育園がお預かりの上、必要な分を使用する流れとなっております。 これらを保育園で無償提供することは、保護者の方にとりまして、おむつ代等に係る経済的負担や、保育園に持参する荷物の軽減が図られることになります。このため、2歳前後までのおむつが必要な乳児期に保育園を利用するご家庭を支援する面では、メリットがある事業であると考えます。 一方で、本町といたしましては、新たな財政負担が経常的に必要となってまいる事業であります。また、乳児期に本町の保育園を利用している子どもは現状で3割未満であることから、保育園を利用していない家庭とのサービス格差が拡大することになります。 以上のことから、おむつ等の無償提供につきましては、財政面や子育て家庭全体に対する公平性にも配慮し、総合的に検討する必要があると考えております。 続きまして、小項目3、保育園ICT導入について進捗状況はどのようになっていますかであります。 初めに、令和4年度は、ICT導入の準備といたしまして、町立の8保育園において、無線通信のためのWi-Fi機器を設置し、園内の各教室と職員室の通信環境を整えました。また、各園の代表である業務改善プロジェクトチームのメンバーにより、ICT機能の事前研究を進めました。 令和5年4月に各園へタブレット機器の配付を終えており、現在は7月の本稼働を目標に、職員内でのテスト運用など、準備を進めているところであります。 また、6月中には保護者向けに文書を送付し、連絡用アプリの登録をお願いする予定であります。連絡用のアプリには様々な機能が装備されておりますが、当面は、欠席など保護者からの連絡、お便りなど保育園からの連絡、登園、降園時間の記録に係る3つの機能について活用をしてまいります。 続きまして、小項目4、保育園へのウオータークーラーの設置についてどのように考えますかであります。 保育園では、ご家庭から毎日お茶を入れた水筒をご持参いただき、水筒が空になった場合は、保育園の調理室で沸かしたお茶を補充しております。したがいまして、ウオータークーラーの設置につきましては、水分補給の目的では、本町の保育園に必要な機器ではないと考えております。 また、外遊びの後など複数の園児が一斉に水分補給する必要がある場合や、日常生活に必要な指先の動作を習得する面においても、水筒を使ったほうが効果的であると感じております。 このため、水分補給の判断が難しい園児に対しては、今後も引き続き保育士が小まめにお茶タイムを設け、水分補給を促すなど、適切な保育に取り組んでまいりたいと考えております。 以上であります。 ◎次長兼企画政策課長(森田良孝君)  続きまして、小項目⑥少子化対策について今後の方向性はどのように考えていますかについてであります。 厚生労働省が発表した人口動態統計によりますと、令和4年に生まれた出生数は、前年より4万3,169人少ない79万9,728人となり、統計を開始した明治32年以来、初めて80万人を割り込んだとされております。 要因として考えられるのは、婚姻数の減少に加え、結婚した人が子どもを産まなくなってきていることもあり、経済的理由による出産意欲の低下が背景にあると分析されております。一方で、結婚はするけれども、子どもは産まず、お互いの生活スタイルを尊重し合い、パートナーとして生涯を送る新しいライフスタイルが若い夫婦を中心に増えてきていることも要因の一つと考えられます。 少子化対策につきましては、どこに焦点を置いて対策を講じていくかによって、アプローチの仕方も変わっていくものと考えております。 令和3年に行った町民等意識調査では、子どもを欲しいとは思わない理由に、「経済的に余裕がないから」、「子育ての心理的、肉体的負担があるから」が上位を占めておりました。 現在、本町では、結婚した若い世帯に生活の支援を行う新婚新生活支援事業をはじめ、三世帯同居等促進補助事業、妊産婦医療費補助事業、妊産婦タクシー料金助成事業及び子ども医療費の助成等、これから子を持つ世帯に対して経済的な支援を行っております。また、子育ての不安や悩みに寄り添える相談窓口や各種教室も実施しており、安心して子どもを生み育てることができるよう、子育て環境の整備にも力を入れているところであります。 一方、国が推し進める次元の異なる少子化対策では、今後3年間で加速して取り組む子ども・子育て政策として、共働き・共育ての推進を掲げております。 令和4年度、本町における男性職員の育児休業の取得率は80%となっており、本町においても、引き続き男性職員に対する家事・育児への参画を促進するため、育児休業の取得率の向上にも努めてまいります。 令和3年度から令和7年度までを計画期間とした第2期武豊町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、急速に進む人口減少に歯止めをかけ、目標とする人口水準を維持していく取組を戦略に掲げております。 この第2期武豊町まち・ひと・しごと創生総合戦略には、少子化対策につながる事業も戦略として掲げており、毎年KPI評価に基づくPDCAサイクルを行い、施策の効果的な推進を図っているところであります。 今後につきましても、国の少子化施策の方針を踏まえ、結婚や出産に踏み切れない多くの若者の経済環境の改善や、結婚や家族というものに対する希望が持てるような、時々の状況に応じた少子化対策を講じてまいりたいと考えております。 以上であります。 ◆14番(櫻井雅美君)  一通りの答弁いただきましたので、再質問させていただきます。 まずは、町長答弁をいただいた小項目5についてです。 拡充していただけるということで、ありがとうございます。本当に私も選挙で回っていて、保育園の保護者の方中心にいろいろと意見をいただいたのですが、やはり不妊治療、お金がとてもかかるということと、私もちょっと調べたんですが、やはり自然妊娠の確率というのは思ったほどは高くなくて、1年間避妊しなかった場合の妊娠確率というのは、20代の後半で78%、このときに結婚する人、本当に少ないんですね、今。それで、30代の後半になると52%、40代後半になると5%まで下がるということで、やはりここはできるだけ子どもが欲しいと思った時点で、経済的な事情をおいてすぐに治療ができるようになることというのは、ご本人が望む生活を実現するということにとても大きいと思います。 そこで、ここでできるだけ早期の実現をとおっしゃっていますが、ここをもし具体的にお聞かせいただけるのであれば、もう少し詳細をお聞かせください。 ◎町長(籾山芳輝君)  少子化対策、国を挙げての大きな課題であるというふうに認識しておりますし、岸田首相も異次元の少子化対策、こういった表現をされております。 先進市町の補助制度、様々な状況にあるようですので、これらを参考にしながら、補正予算も視点に入れながら、積極的に制度設計を早期に図りつつ予算化をしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆14番(櫻井雅美君)  ありがとうございます。補正予算をということは、今年度中に取り組んでいただけるということで、認識で。 2点だけお願いがあります。 この不妊治療の助成、拡大していくに伴って、実は教育現場でこういう実際の自然妊娠の確率だったりとか、この不妊治療の大変さというのをもっと伝えていくべきだと思っています。ここを知らないで保護者になってしまった場合、突然自分に降りかかってくる困難にとても驚く方が多いです。教育の現場でも基本的にはこういうことを教えていただけると、義務教育で教えていただければ、武豊町に住む子どもたちが全員知ることになるので、ぜひここのところをお願いしたいと思っています。 あと、もう1点は、仕事と治療の両立、それから子どもが授からなかったときのメンタルケアなどを、武豊町のどこか窓口をしっかりと明記して応援をしていただきたいというふうに思っています。ここはお願いになります。 次に、小項目1点目から再質問をさせていただきたいと思っています。 1点目は、特に再質問はないんですけれども、コットを絶対に導入してほしいというわけではなくて、月曜日の送り、金曜日のお迎えは、子育て罰という言葉がぴったりというような風景が見られます。子どもが3人いれば、3つのお昼寝布団を抱えて、おむつのバケツがなくなったとはいえども、乳児がいればさらに子どもを抱っこしなければいけない。これで雨が降れば傘を差すことすらできなく、お母さんは雨に濡れて子どもを抱っこして走ります。こんな状況を見た学生ですね、私、たまたま同行したんですが、学生、かわいそうと言いました。こんな状況を見た学生たちが子どもを産みたいと思うでしょうか。やはりそういう光景を見た子どもたちが、将来子どもを産みたいと思わないような情景を見せてはいけない。ということで、特にコットを導入してねということではなくて、できるだけ保護者の負担を少なくしていただきたいという意味での質問でした。 小項目2になります。 ここで公平性という言葉がありました。現状で、保育園で3割未満の子どもしか対象にならないということで、サービス格差が拡大するというお話がありましたが、それぞれ望む生活が送れるように支援をすることが私は公平だと思っていますが、ここでおっしゃっている公平性というのはどういう意味なんでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  おむつの購入費用といった面を捉えたときには公平ではないということであり、保育園につきましては、私もバケツを持っていった組ですので、負担については重々承知しております。何らかの形でやっぱり負担は減らしていく方向だと思っております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  公平性ということについてなんですが、ふだん町長が幸福度をという話をされていますが、幸福度が上がるということは、それぞれが望む生活が実現できることであって、例えば紙おむつ、お尻拭きについて、あえて保育園でとは書かなかったんですが、別に支援センターに来た人たちに配布してもいいし、健診に来られた方たちに配布してもいいし、配る手段は幾らでもあると思うんです。そこに取りに来るか来ないかはご本人の意思次第の話なので、確実に全員に配るということがなくても、今まで来なかった人が一歩足を踏み出すきっかけになったりとかというところで大きな要因になるかなというふうに思っています。 子育て支援施策と少子化対策の違いというのをもうちょっとしっかりと踏まえた上で、この辺の公平性ということを考えていただければなと思っていますが、このことについても、やはり荷物をたくさんということをクリアするだけであれば子育て支援施策だと思うんですけれども、少子化対策といった視点で見たときには、やはりどの立場の人たちも公平にということをメインにするのではなくて、どこかターゲットを絞ったところで理想と現実のギャップを埋めていくということを考えていただきたいと思っているのですが、このあたりの考えについてはいかが思われますでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  保育園に限定したというふうに捉えてしまって大変失礼いたしました。 ターゲットを絞ったということは、やっぱり必要になってくると思います。紙おむつについては、近隣もかなり動きがあるということもお聞きしておりますので、そのあたりも研究しながら、本町ではどのように絞って支援したらいいかということは、今後課題として考えていきたいと思います。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  子育て施策について、あまり財政的負担という言葉を持ち出さず、できるだけ資金を投入していただいて、皆さんのイメージをやはりよくしていただくというところも大事かと思うので、ご協力をいただきたいと思っております。 小項目3のICTの導入についてです。 もともと1月から施行期間で4月から一斉導入というお話でしたが、かなり遅れております。長い移行期間は煩雑な作業を長くするだけなので、できるだけ早い実行をしていただきたいと思っておりますが、まずはこのICTの導入によって、お便り帳というのは今後どういうふうになっていくんでしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  お便り帳につきましては、新システムのお知らせ配信機能をできるだけ活用いたしましてデータ配信をしてまいりますが、当面の間は紙の配布物や書面による連絡が残ることが想定されます。将来的には廃止の方向で考えております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  答弁のほうで3つの機能を紹介していただきましたが、これから追加されていくほかの機能はどのようなものがあるんでしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  先ほどご答弁をさせていただきました以外の主な機能といたしましては、1つ目には発達の記録、健康診査等の記録になります。続きまして、午睡チェック、お昼寝での向きとかを保育士さんが何分ごとという形でチェックしておりますので、そちらのチェックにも活用いたします。あとは、帳票管理になります。日誌だとか週案、月案という形で記録を作成しておりますので、そういったものの利用、あとは給食のアレルギー管理にも使用してまいりたい。 こちらについては、全部しばらく慣れてから、順次利用していきたいと思っております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  導入されてから慣れる期間は、ちょっと今のところでは想定ができないかと思うので、できるだけ早く対応していただきたいと思います。 それに伴って、先ほど業務改善プロジェクトチームの話が出ましたが、導入の段階では皆さん積極的にアプリの試行のところで関わっていただいたと思うんですが、今後運用については、このプロジェクトチームはどういうふうに関わっていくんでしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  業務改善プロジェクトチームは、保育業務全般の改善を図っていくために活動しております。そのため、保育士が主導で実施をしてまいりますので、そういった意向確認等を進めながら続けていきたいと思っております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  昨年度に行政報告会で導入するよと言われたから、保護者に言ってしまったので、すごく期待されています。期待されているということは、それだけ皆さん導入について前向きに捉えていただいていると思うので、できるだけ早く皆さんに慣れていただいて、ほかの追加のものも導入されていくのが早くなるといいなと思っております。また、プロジェクトチームの方と丁寧に進めていただきたいと思っております。 小項目4についてです。 ウオータークーラーについて、これは私、子どもだけという意味ではなくて、結構ターゲットは保育士さんだったんですね。ごめんなさい、もうちょっとちゃんと説明すればよかったんですが、実は私、自分で託児スタッフも経験していますが、夏でも冬でも汗だくです。ゼロ歳児を抱っこしていて、泣いている子を抱っこしていたら、もう汗だくになります。たかが2時間の託児スタッフなんですが、これ1日やっていると思うと、保育士さんってすごい大変だなと思っていつも尊敬をするんですが、子どもを抱っこしていて飲物を飲むことはなかなかできないんですね。2時間給水ゼロというときもあります。トイレも行けないときもあります。保育士さんの気持ち、すごく分かるんですが、やはり保育士の成り手不足というところも加えて、環境改善というところで、保育士さん向けにウオータークーラーを考えていただけないかというご提案でした。それにプラスアルファお子さんにも使っていただいてもいいかと思うんですが、衛生上の問題もあるので、これは保育士さん向けでしたが、それを踏まえてどうでしょうか。 ◎子育て支援課指導保育士(亀岡直子君)  保育士につきましては、各担当のクラスに各自の水筒を持参して保管しているため、水分補給は随時可能な状況になっております。したがいまして、現時点におきましては、設置の必要はないと考えております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  分かりました。皆さん水分がしっかり取れていて、休憩時間もあるということで、認識いたしました。 では、小項目6に移ります。 ここが私の中で一番メインのところなんですが、少子化対策と子育て支援策、少子化対策は子育て支援ばかりじゃないことは存じ上げておりますが、今回子育て支援のこと、子ども・子育て支援計画の改定もありますので、そこを中心にお話をさせていただきたいと思っております。 例えば、ちょっと今回感じたのが、第3子の保育園無償制度、これは典型的な例だと思うんですが、今どういうふうにしているかというと、第3子の保育園の申込みがあった場合に、その人たちに向けて、あなたのお子さん、保育園無料で使えますよと言っているだけなんですね。あと、すごく分かりづらい支払いのための一覧表、保育料の一覧表のところに1行だけ、多分読んでもちょっと誰も分からないような、保護者の方が読んでも分からないような文章で書いてあるのが現状です。 それで、武豊町には、第2子保育園半額制度というのがあって、保育園の中に2人いれば、2人目が半額になりますよというのがあります。この第3子の保育園無償制度というのは、18歳までのお子さんが3人みえれば、3人目は保育料が無料になる。これ、知らない人すごくいっぱいいます。それで、これを……、あ、ほうって言っている。そうなんですよ。これを教えたからと言って3人目を産むということではないです。ただ、なぜこれを第2子、第1子のお子さんが生まれたときに周知をしていないのかというところで、少子化対策として使われていない制度だなというのを感じたので、今回あえて子育て支援施策と少子化対策というものについて、視点が変わるんじゃないですかというお話をさせていただきたかったので、この例を出させていただきました。 なので、少子化対策については、もちろん先ほど申し上げたように、複数の課にわたることなんですが、今ある施策を抜粋して、これをいろいろな課から取って少子化対策というパッケージをつくるのではなくて、チョイスしたものを事業内容や指標についてしっかりと少子化対策に合ったものにもう一度見直すことが大事だと思うんですが、これは多分企画政策課の担当になると思うんですけれども、今行われていますか。 ◎次長兼企画政策課長(森田良孝君)  先ほど、まち・ひと・しごと創生総合戦略のお話をさせていただきました。今、そこの中において、少子化対策を含めた、子育て支援も含めた事業について、KPIを含めたPDCAサイクルで評価をさせていただいております。櫻井議員おっしゃるような、少子化対策に特化したような視点で今行っている事業の評価というのは、個別では行っていない状況にあります。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  少子化対策って、本当に見えるものではなくて難しいものだと思うんですけれども、なおのこと、やっぱり今あるものをチョイスして寄せ集めただけでは効果は出づらいと思っています。先ほどの第3子無償もですけれども、これすごく汎用性の高い制度なのに、知られていない。すごくもったいないなと思います。これは、多分少子化対策という制度になれば、ちゃんと皆さん認識すれば、第2子、第1子の子どもを産んだ人たちに周知しましょうということになると思うんです。でも、子育て支援施策としてしか機能しなければ、第3子のお母さんに、あんたのお子さん無償になりますよという話になってしまうので、ここらあたりのところを、やはり担当課だけではなくて、この制度は少子化対策としてこういうふうに使えるんじゃないかということをもう少し、多分企画課が中心になると思いますが、広げていただいて、少子化対策により相乗効果にある制度にしていただきたいと思います。 少子化対策について、ちょっともう1点、自分の意見なんですが、需要に対する供給だけをするのは子育て支援施策だと思っています。需要に対する供給をやる、ある程度幅を広くして、需要がないけれども、供給を提供することで新たな需要を生み出すというのが少子化対策だと思っています。 これ多分、今度ややこしい名前ですよね、まち・ひと・しごと創生総合戦略から、この前、令和4年12月23日の閣議決定で、デジタル田園都市国家構想総合戦略に変わりました。私、これ、ひもづいているということが分からないぐらい名前が変わってしまったようなんですが、ここで盛り込まれているのは、キャッチーとしては、「地方に都市の利便性を、都市に地方の豊かさを」ということなんですが、特にここについては地方に都市を持ってくることだと思っています。 それで、女性活躍やDXについて新たに盛り込まれているんですが、ここで言われているのは、課題解決を通じて新たな市場をつくるということです。これ、すごく大事なことで、石原議員もおっしゃられていましたが、経済のところに大きく影響してくると思っています。ここの社会的課題解決と経済成長の二兎を実現すると書いてあるんですが、ここの部分について、武豊町としてはどのような構想が想定されているのでしょうか。 ◎次長兼企画政策課長(森田良孝君)  大変難しいご質問をいただきまして、デジタル田園都市国家総合戦略、これからDXを踏まえた計画のほうが進められていくわけですけれども、その中において、企業へのやっぱり協力も必要だということもうたわれております。アンケート等においても、やはり子育ての教育費など、また職場環境の改善というところも必要だというふうに、子育て世帯のほうからアンケートを伺っております。 今後、武豊町としても、町内企業に対して、職場環境の改善を何かしら促す取組のほうを示していければなというふうに考えております。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  本当にこれ、どれだけ読んでも難しい、どうやってやっていくんだろうと思うんですが、進めていくためにまず一番大事なのは、やっぱりデータを取ること、武豊町が今どういう状況かということをきちんと知ることかなというふうに思っています。 それで、ここで子ども・子育て支援計画の策定についてなんですが、ほかの計画についてもそうなんですけれども、アンケートの調査の仕方の段階で、アンケートの項目をつくることはすごく重要だと思っています。もともと武豊町がどこに向かうのかをしっかり決めた上で、それに伴うアンケートの項目を設置して、例えばクロス集計だったりとか、しっかりと需要と供給の部分の需要を見いださないと、供給に至らない。何となく多分こういうことだよねという予測になってしまっては、自信を持って施策を打つことができないので、これは質問なんですけれども、このアンケートの項目をつくるところに当たって、ちょっと前にも1回質問させていただいたんですが、有識者というのは関わってみえますか、今。 ◎次長兼企画政策課長(森田良孝君)  様々な計画のほうを策定している中で、審議会等を設けております。その中に、有識者のほうが含まれておりますが、そういったアンケート項目についても審議をしている状況であります。 ◆14番(櫻井雅美君)  できるだけアンケートの項目から予測を、どういう結果が予測できるのかというところを踏まえて、有識者の方々の力を最大限に利用していただきたいと思っています。さらに、コンサル会社もしっかり選定していただいて、他の先進事例だったりとか、武豊町の状況をしっかり踏まえた上で提案をしていただけるようなところをプロポーザルでしっかり選んでいただきたいと思っております。 あと、子ども・子育て会議のメンバーについてなんですが、前回のものを見ると、保育園の保護者が5名も入っていて、小学生、中学生、高校生の保護者が1人もいませんでした。基本的には、ゼロ歳から18歳までの施策を考えるものについて、ゼロ歳から18歳、もしくは妊婦も含むと思うんですけれども、そこを全部網羅するような方たちが話合いをする場所、もしくはそれに関わる人たちが話合いをする場所ではないと、全体的な話ができないと思うんですが、ここの選定の部分についてはどのようになっていますか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  こちらの委員につきましては、公募を予定しております。メンバーにつきましては、できるだけ幅広くなるように検討してまいります。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  大項目1については、最後、意見を少し述べさせていただきます。 少子化対策というところで、例えば赤ちゃん訪問で子どもが1人目が生まれた家庭、全部の家庭を訪問されると思います。そのときに、例えば子どもを産もうと思ったのはどういう理由なのかと。まあ聞きづらいと思いますが、やはり施策を実行するために武豊町がこういうことをやっているんだよということも説明して、例えば1人お子さんが生まれたところに2人目が生まれました、2人目のところに3人目生まれました、皆さん多分事情はいろいろとあるんだろう、これから子育てをしていくのに、いろいろな不安があるんだろうですが、全部だろうばかりで分からないので、こういう100%アンケートを取れるところで、何が困っているのか、何で子どもを産もうと思ったのか、なぜ3人目を欲しいと思ったのかというところをしっかりと調査をしていただけると、より的確な施策が打てると思うので、ぜひこのあたりも考えていただきたいと思います。 では、大項目の2のほうに移らせていただきます。 保育園とその周辺の整備についてです。 第2期武豊町子ども・子育て支援事業計画において、基本目標5では「子どもを安全に安心して生み育てることができるようなまちにするため、生活環境、道路交通環境、遊び場の整備を行います」とあります。そこで、以下質問します。 小項目4点あります。 1点目、富貴保育園前の歩道橋は暗くなると足元が見えないため危険な状態ですが、対応はどのようになっていますか。 2点目、六貫山保育園の送迎について、建て直し後、保育園敷地と道路の動線が悪く、渋滞が起こり、事故の危険性が高い状況が続いていますが対応はどのようになっていますか。 3点目、北保育園から砂川公園の駐車スペースまでの道が雨天時、冠水しますが対応はどのようになっていますか。 4点目、北保育園の玄関前通路の壁面補修への対応はどのようになっていますか。 以上4点、答弁をお願いいたします。 ◎建設部長(山田晴市君)  大項目の2、保育園とその周辺の整備についてということで、4点ご質問をいただきました。順次ご答弁をさせていただきます。 初めに、小項目の①富貴保育園前の歩道橋は、暗くなると足元が見えないため危険な状態ですが、対応はどのようになっていますかについてであります。 富貴保育園前の歩道橋につきましては、現地を確認したところ、暗くなると、近くに街路灯があるものの、全体に足元が見えにくい状態であります。 この歩道橋は、主に富貴保育園への園児の送り迎えに使われており、早期の対応が必要と考えております。 そこで、現在、特にお迎えの時間帯に安全に渡っていただけるような照明を、7月末までには設置の予定をしております。 以上であります。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  続きまして、小項目2、六貫山保育園の送迎について、建て直し後、保育園敷地と道路の動線が悪く、渋滞が起こり、事故の危険性が高い状態が続いていますが対応はどのようになっていますかであります。 六貫山保育園の駐車場出入口につきましては、敷地の形状、交差点からの距離や地形等の状況により、保育園の出口から左折して西方向の道路へ進む場合に、鋭角に曲がる形となります。このため、特にワゴン車などの場合は対向車側の道路にはみ出してしまうことがあり、送迎で混雑する時間帯には周辺道路に渋滞が発生する要因となっております。 したがいまして、出入口部分における間口の拡張など、できる範囲で速やかに対応したいと考えております。 以上です。 ◎建設部長(山田晴市君)  続きまして、小項目の③北保育園から砂川公園の駐車スペースまでの道が雨天時、冠水しますが対応はどのようになっていますかについてであります。 砂川公園の駐車開放エリアから、北保育園へ続く公園内の園路は、たわみが見られ、雨天時には園路に雨水がたまり、通行の支障となっている状態でありました。 この園路は、北保育園への園児の送り迎えにも使われており、早期の対応が必要と考え、5月中に工事業者に発注をし、雨水がたまらないように措置いたしました。 以上であります。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  最後に、私から小項目4、北保育園の玄関前通路の壁面補修への対応はどのようになっていますかであります。 北保育園の園舎東側、砂川公園に面したスロープの手すりの側面に設置されたアクリル板の破損につきましては、保育園の職員が応急処置として、補修テープで穴を塞いでおります。 補修につきましては、現在、業者との打合せを済ませており、6月中には修繕工事を終える予定であります。 以上です。 ◆14番(櫻井雅美君)  選挙で回っている間にいろいろな方からお話をお聞きして、担当課にお話しさせていただいて、通告を出すときには、まだ皆さん、そうですねという感じだったんですが、なぜか今日にはもうやっていますみたいな話になって、本当にありがたい話で、本当に必要ならば、皆さん動いていただけるということもありがたいなと思っております。 ほかにも、スポーツ課でプールの洗面台、子ども用のステップを置いてほしいと言ったら、本当にもう置いてありましたというのを保護者の方から連絡が、私、知らなかったんですが、連絡をいただいて、本当にささいなことなんですが、やはり自分の声が届いたということは、町にすごく愛着を感じる人たちが多いなというふうに思っています。 北保育園のところも、直ったよという声をたくさん聞いていて、本当にそこも皆さん通るんですね、何とかして。でも、直ったらすごくやっぱりうれしくてというところで、需要として本当に声が上がってこないことでも、供給することによってやっぱり保護者の考え方が変わったり、町に愛着を感じたりということを本当に実感できたなというふうに思っています。 今後も、園からだけではなくて、職員が訪問したときに修繕が必要なところがあれば、速やかに修繕をしていただきたいと思っています。私のほうにまた声が上がってくれば、全てではないですが、必要なものは担当課のほうにご相談をさせていただきたいと思っております。 最後、少し時間がありますので、話が少し戻りますが、今回、この子育て支援施策というのは、この大項目の2のほうで挙げさせていただいたようなものだったと思うんです。必要なものを必要なだけというふうになると思うんですが、これがちょっと視点が変わると、例えば経済的に余裕がないからという理由で子どもを産まないという話を聞いたんですけれども、じゃその理由は、本当にお金がないのか、子どもにかけるお金がないのかということは、ちゃんと調査をしてみないと分からないと思うんですね。ずっとこれ、アンケートを取っていて、経済的余裕がないからというので、皆さんお金を一生懸命渡すことをやっていますが、それでも子どもが増えない理由は、子どもにかけるお金を持ち合わせていないと。自分たちの生活レベルを落としたくないという人がやっぱり多いと思うんですね。じゃその人たちが子どものところに一生懸命引っ張ってくることが大事というのは短期では難しくて、それはやっぱり長い期間かかって、小学校とかで赤ちゃん体験をして、赤ちゃんを抱っこしてかわいいと思うとか、身近な人が子どもを産んだときに、抱っこしたら赤ちゃんってかわいいんだとか、そういうところからスタートして、何かをしたからというのは難しいかなというふうに思っています。長期的な視点で。 それで、短期的な視点であれば、経済的に余裕がないからというところが、本当にお金がないのか、自分たちの生活レベルを落としたくないから、子どもにかけるお金がないのかというところもアンケートで見えてくるところだと思っています。なので、そこの辺も、アンケートの結果からとか、ヒアリング調査でもいいと思うんですが、もう少しリアルな保護者の声を、特に武豊町に住んでいる方たちの声をしっかりと聞いて、施策に反映させていただきたいと思っています。 やはりデータがないと、皆さんが同じ方向に向かうのはすごく難しいと思います。特に長年にわたって長期計画については、皆さんがそれぞれ課が変わったりとか職員が変わったとしても意識が変わらないのは、やはりデータの裏づけがあることが大きいと思っています。 最後に1つ質問があります。人口ビジョンについてなんですが、これ大きく変わってきているんですけれども、これはどうしても10年使わなければいけないものなんでしょうか。変わってきた場合に、お金をかけてでも人口ビジョンをつくり直すというか立て直すということはできないですか。 ◎副町長(近藤千秋君)  人口ビジョン、もう既に大きく数字が変わってきて、まだ人口ビジョンだと人口は伸びていますけれども、今減少している状況にありますので、今、第2期の総合戦略をやっておりますけれども、第3期に近づいたところで、一度また人口ビジョン等を見直さなきゃいけない時期が来るとは思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆14番(櫻井雅美君)  最上位計画に使用されているこの人口ビジョンのデータが変わらないことには、全てのこれから立てる計画がこの数字に引っ張られてしまって、みんな違うと思いながらつくらなければいけない計画になって、こんなこと言っていいのかですが、なってしまうので、ここはずれてきた段階で、どこまでずれたらそれを修正するのかというのを行政のほうでも決めていただかないと、もうちょっと待ってもいいかな、もうちょっとで計画立て直すということになってしまうので、例えば何%以上のずれが出たらこれは見直しをすると、新しいデータを出していただいて、それに伴って計画をもう一度見直す期間を設けるということをしていただきたいと思うんですが、このあたりは可能でしょうか。 ◎副町長(近藤千秋君)  今、どれだけ変わったらというところは決まってはおりませんけれども、総合計画自体も令和2年度からスタートして、5年間で見直しをすることになっておりますので、それと併せて総合戦略の第3期も始まってくるということになります。まずはそのタイミングで一度見直しをかけてみたい。それで、議員おっしゃられるように、どれぐらいに違いが出てきたときに見直しをかけるよというところについては、またそのときに検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆14番(櫻井雅美君)  ありがとうございます。デジタル田園都市国家構想、すごい名前ですが、これに向かってもうやっていくと国が決めたからには、武豊町もいい形で乗って、補助金も頂いて、しっかりとDXを進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(青木信哉君)  以上で櫻井雅美議員の質問を終わります。(拍手) これよりしばらく休憩をします。 なお、再開は午後1時5分とします。                           〔午後0時06分 休憩〕                           〔午後1時05分 再開〕 ○議長(青木信哉君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 次に、谷川健一郎議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆7番(谷川健一郎君)  皆さん、こんにちは。会派きずなの谷川健一郎です。 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しました質問要旨に基づき質問させていただきます。当局の誠意ある答弁をお願いします。 今回は、子育て支援について質問させていただきます。 本町では、令和2年度から6年度を計画期間とした第2期武豊町子ども・子育て支援事業計画において、子育て環境の充実が図られております。また、2023年年初には岸田首相が少子化対策の強化を掲げ、その中でも子育て支援策の占める割合は大変重要なものであり、若者が安心して子どもを産み育てられる環境の構築を求められています。 本町では、今年度より18歳到達年度末までの医療費無料を開始したほか、保育園にタブレットの導入、東大高保育園のリニューアルなど、子育て支援事業に対して前向きに取り組んでいます。 一方、一般企業の中でも、産休、育休をはじめ、子育て支援に関する取組がされています。しかし、初めての子育てと仕事の両立に悩み、誰に相談したらいいか分からないというケースも見られ、子育て世代の声を聞くことの必要性を感じます。今後そういった声に対して、武豊町全体で考え、改善していくことが大切であると思います。 そのような事情を踏まえまして、以下のとおり質問させていただきます。 ①武豊町子ども・子育て支援事業計画にあります基本目標のうち「地域における子育て支援環境の充実」について、現在実施している主な支援策とその進捗状況はどのようになっていますか。 ②番、ゼロ、1、2歳の保育について、令和4年度の利用者数と把握されている待機児童の数はどのようになっていますか。 ③番、今年度、保育園に導入が進められているタブレットについて、進捗状況はどのようになっていますか。 ④番、今後の子育て支援に関して、どのようなことが課題と考えてみえますか。 ⑤番、第3期武豊町子ども・子育て支援事業計画の策定について、どのように取り組んでいきますか。 質問は以上ですが、答弁の内容によっては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎町長(籾山芳輝君)  谷川議員から、大項目、子育て支援についてにつきまして、5点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の①武豊町子ども・子育て支援事業計画の基本目標「地域における子育て支援環境の充実」で、現在実施している支援策と進捗状況はどのようになっていますかというご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 計画の基本目標のうち「地域における子育て支援環境の充実」では、共働き家庭、家庭での育児や施設での養育等すべての子育てをする人や子ども自身に対して、発達段階に応じて質の高い教育・保育及び子育て支援を提供するとともに、多様な子ども・子育て支援の充実を図ることを掲げております。 計画を推進するための重点施策といたしましては、保育サービスの充実、保育園の改修、児童クラブの運営・整備、子育てに関する相談体制の整備の4点を掲げております。 いずれも計画の最終年度である令和6年度の目標を定め、取り組んでいるところでありますので、この重点施策に基づいて進捗状況をご説明申し上げます。 初めに、1点目、保育サービスの充実であります。 具体的な支援策と致しましては、入園希望者に応じた保育士の配置を進めることにより、低年齢児保育の定員増に取り組んでおります。 進捗といたしましては、計画の基準となる令和元年度の定員は、ゼロ歳児が25人、1、2歳児が合わせて291人でありましたが、現時点では、ゼロ歳児が16人増の41人、1、2歳児が20人増の311人という状況であります。 計画の最終年度である令和6年度には、ゼロ歳児が現時点より4人増の45人、1、2歳児は5人増の316人を目指しております。 なお、令和4年度に現状に合わせた計画の中間見直しを行い、計画の評価を担う武豊町子ども・子育て会議におきまして、見込み数値等を一部変更いたしております。 次に、2点目、保育園の改修であります。 南保育園のリニューアル及び東大高保育園の改築を目標に、施設の長寿命化と計画的な建て替えに取り組んでおります。 現在は、老朽化の進む東大高保育園及びあおぞら園の整備事業を進めており、令和3年度には基本設計、令和4年度には実施設計を行っております。 今後は、令和5年度秋頃から工事を始め、令和7年度の供用開始を目指しております。 次に、3点目、児童クラブの運営・整備であります。 小学校内における児童クラブの整備により、定員増に取り組んでおります。 計画の基準となる令和元年度の定員は260人でしたが、令和5年度当初の入所者数は163人増の423人で、令和6年度には、さらに16人増の439人を見込んでおります。 なお、現状は希望者数が多く、令和5年度は待機者が発生している状況にあります。このための対応といたしまして、令和5年度、6年度で富貴児童クラブの施設整備に取り組んでおり、令和6年度、令和7年度には衣浦児童クラブの施設整備も進め、受入れ拡大を図る予定としております。 最後に、4点目、子育てに関する相談体制の整備であります。 妊娠・出産・子育てに関する各種の相談に応じ、必要な情報提供・助言・保健指導等を行うとともに、関係機関の連絡調整を行う子育て世代包括支援センターの運営に取り組んでおります。 このうち子育て世代包括支援センターは、令和2年度に南部子育て支援センターと保健センターの2か所に設置し、妊娠・出産・子育てに関する総合相談窓口として切れ目のない支援に努めております。 また、子育て支援に関わる関係機関の連絡調整の場として、令和3年10月に、たけとよ子育てつながるサロンを立ち上げました。このサロンでは、福祉サービスに関わる職員や地域団体の方々が定期的に集まり、情報交換や子育てサービスの活用などを気軽に話し合う機会となっております。 以上、4点の支援策につきましては、今後も進捗状況を順次確認しながら、目標達成に向け取り組んでまいりたいと考えております。 私からの答弁は以上です。よろしくお願いします。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  続きまして、小項目2より順次ご答弁申し上げます。 小項目の2、ゼロ、1、2歳の保育について、令和4年度の利用者数と把握されている待機児童の数はどのようになっていますかであります。 このみ保育園、北中根こども園を含めた利用者数につきましては、令和5年3月1日時点で、ゼロ歳児が39名、1歳児が123名、2歳児が144名であります。 また、把握している待機児童はおりません。 続きまして、小項目3、今年度、保育園に導入が進められているタブレットについて、進捗状況はどのようになっていますかであります。 先ほどの櫻井議員のご答弁とかぶるところもありますが、失礼いたします。 初めに、令和4年度は、タブレット導入の準備といたしまして、町立の8保育園において、無線通信のためのWi-Fi機器を設置し、園内の各教室と職員室について通信環境を整えました。また、各園の代表である業務改善プロジェクトのメンバーにより、タブレット機能の事前研究を進めました。 令和5年4月には各園へタブレット機器の配付を終えており、現在は7月の本稼働を目標に、職員内でのテスト運用など準備を進めているところであります。 また、6月中には保護者向けに文書を送付し、欠席の連絡などに活用していただく連絡用アプリの登録をお願いする予定であります。 続きまして、小項目4、今後の子育て支援に関してどのようなことが課題と考えてみえますかであります。 子育て支援をめぐりましては、共働き世帯や核家族化の進展に伴い、安心して子どもを預けられる環境の充実を求める声が近年特に高まっております。このため、本町におきましては、保育園や児童クラブ事業の充実を図るため、低年齢児保育の受入れ拡大、休日保育の実施、児童クラブの受入れ拡大の3点の課題について議論を進めていく必要があると考えております。 初めに、1点目、低年齢児保育の受入れ拡大であります。 本町では、現在、ゼロ歳児の保育を北保育園、西保育園、六貫山保育園、中山保育園の公立4園と、このみ保育園、北中根こども園の私立2園の合計6園で実施をし、1歳児、2歳児の保育は、10園全てにおいて実施をしております。 このような低年齢児保育は、社会的な要因から今後も希望者が増えることが想定されます。したがいまして、保育園の長寿命化計画や地域ごとの人口動態を勘案しながら、保育施設の整備や保育士の確保について、状況に応じた対応が必要になってくるものと思われます。 次に、2点目、休日保育の実施であります。 本町では、現在、全ての年齢において土曜日保育を実施しておりますが、日曜日や祝日は受入れができておりません。しかしながら、休日保育は、第2期武豊町子ども子育て支援計画を策定する時点において、国から示された方針の一つに掲げられているサービスであります。 コロナ禍後となります今後は、諸産業の活性化に伴い、本町においても休日に勤務が必要な保護者等が増えることが見込まれておりますので、保育士の確保などが課題であると考えております。 最後に、3点目、児童クラブの受入れ拡大であります。 本町では、現在、小学生全学年を対象に放課後児童クラブの受入れをしておりますが、既に待機児童が発生し、ご迷惑をおかけしております。 待機児童の解消につきましては、学校区や学年により希望者に増減があり、必要数の見込みが難しいところではありますが、施設整備や民間委託の導入なども考慮に入れ、様々な面から対応していく必要があると考えております。 最後に、小項目5、第3期武豊町子ども・子育て支援事業計画の策定について、どのように取り組んでいきますかであります。 令和7年度から11年度までの5か年を計画期間とする第3期計画の策定に関しましては、令和5年度と6年度の2か年で進める予定としております。 まずは、令和5年度の秋頃に国から示される方針等に基づき、子育てに関する現状、教育・保育サービス等の利用ニーズや、町に求められる施策等の把握に取り組んでまいります。このため、本年12月頃には、約2,000の子育て世帯にアンケート調査を実施する予定としております。 その後、アンケート結果、国の方針や現状から把握している課題を基に、本町の総合計画や各種計画と整合性を図りながら、取り組むべき内容を検討してまいります。 また、計画策定のため、本年10月頃より、町内の有識者、関係機関及び保護者等で構成する子ども・子育て会議において、アンケート案や計画案について随時ご意見をいただく予定としております。 計画案の完成後は、令和6年12月頃にパブリックコメントを実施し、ご意見について検討を図った後、令和6年度中に計画策定を完了する予定であります。 以上であります。 ◆7番(谷川健一郎君)  一通り答弁をいただきましたので、再質問させていただきます。 小項目の2からです。 小項目の2のご答弁で、把握している待機児童はいないとのことでしたが、共働き家庭が増えてくることを見越して保育ニーズに対応するために、0、1、2歳の保育を拡充することは考えていらっしゃいますか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  東大高保育園の建設もありますので、0、1、2歳児保育については拡充の方向になると考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  では、その東大高保育園の拡充する人数を教えてください。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  0歳児9人、1歳児5人、2歳児8人の拡充を予定しております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  東大高の拡充人数は分かりました。 今期の第2期計画についてですが、0、1、2歳の保育につきまして、見込みは達成される予定でしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  現体制で達成可能と考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  ぜひ見込みを達成していただきたいと思います。 続いての再質問ですが、③番ですね、タブレットについてです。 保育園と保護者のコミュニケーションというのは、そのアプリで電子化を進めるというような予定はありますでしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  6月に登録をしていただきます保護者用のアプリでは、保護者の方から欠席連絡などに対して保育園からも個別のメッセージが送れるなど、双方向のコミュニケーションが取れる仕組みとなっております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  双方向のコミュニケーションが取れるということでございますが、そのほかに子育て世代が求めていることというのを聞くために、そういったアプリを使ったり、アンケートの実施というのは考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  保育園で毎年実施をしております保護者アンケートというものがあります。こちらにつきましても、これまでは紙に印刷をして配布して記入していただいておりましたが、今後は保育のシステムに備わっているアンケート機能などを使って利用していきたいと考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  電子化を進めていただけるということで、私自身もいろいろなものが電子化してきて便利になっているなというふうに思います。それによって子育ての負担も軽減されているというふうに実感をするところもありますので、ぜひ進めていただきたいなと思っております。 続いて、小項目4番ですね、休日保育についてですが、人員確保というのが課題として挙げられておりましたが、それ以外の課題というのはございますでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  その他の課題といたしましては、休日保育の利用希望者が各園に分散したり偏ったりするということが予想されます。このため、保護者のニーズと保育の安全性、効率性など、バランスを取りながら、適切な受入れ園や時間、利用条件などを設定し、体制を整える必要があると考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  今後、体制を整えていく必要があるということでございますが、現在、愛知県内の市町村のうちで、公立保育園で休日保育を実施している自治体数などは把握されておりますでしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  少し前のデータとなります令和4年4月1日時点の自治体数は、13団体であります。知多半島の5市5町では、祝日のみではありますが、東浦町さんが実施しておられます。 以上です。
    ◆7番(谷川健一郎君)  今の数をお聞きしまして、率直に課題があるのかなという印象を受けるんですが、休日保育の実施について、公立保育園だけではちょっと課題が多くあるのかなと。ちょっとまだ課題の把握というのは分からないんですが、そういったところに対して、民間の方々の力を借りていくということも一つの方法と思いますが、そういったことは考えられていますでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  本町では、老朽化が進む保育園の改修など、今後の施設整備を考える時期を迎えておりますので、効果的な保育園運営の在り方についても課題の一つと捉えております。このため、休日保育の実施に当たりましては、民間の保育事業者にご協力いただくということも視野に入れながら検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  私自身も、毎回休日に預けたいということではないんですが、月に1回、2回、あとは祝日とかですね、そういったときに預けられるといいなというふうに思いますし、そういった方々が共働きになってきて増えてくると思いますので、ぜひ拡充をしていただきたいなというふうに思います。 続きまして、同じところですが、児童クラブについてお聞きしたいと思います。 今年度、児童クラブ、待機児童が多く発生したというふうにお聞きしましたが、その待機児童解消のために、富貴小学校や衣浦小学校では児童クラブ棟の新設も予定されているというふうにお伺いしております。 社会情勢の変化によって、今後も希望者が増えてくるということが予想されますが、民間の児童クラブの参入についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  児童クラブにつきましては、まず優先すべき課題といたしまして、急増している希望者の受入れができる体制づくりが求められていると考えております。 先ほどの休日保育と同様にはなりますが、行政だけで対応できないようであれば、民間事業者の力をお借りをするということも選択肢の一つであると考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  民間事業者も選択肢の一つということで、半田市の事例にはなるんですが、学習塾をセットにした民間事業者の方や、利用時間の選択肢を増やしたりというところで、なかなか行政では対応しづらいようなサービスを実施されている事業者もあります。ただ、民間事業者の質の部分についても担保しなければいけない問題だと思いますので、民間事業者だったら誰でもいいというようなものではなくて、しっかりと審査、監督していただきながら、待機児童の解消というのを優先的に進めていただきたいなというふうに考えております。 続いて、小項目5番についての再質問をさせていただきます。 今年度予定されている子ども・子育て支援事業の事業計画策定の際のアンケートについてですが、その回答についてはどのように行われる予定でしょうか。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  アンケートにつきましては、主にスマートフォンやパソコンを使い、インターネット経由で回答いただく方法を考えております。また、この方法を希望されない方は、アンケート用紙に記入をしていただくという形でも対応できるように、両方とも考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  徐々にですけれども、電子化が進んでいるようですけれども、将来的にはこういった保育園とかに入る前の段階ですね、妊娠期や子どもが生まれるときからアプリなどでコミュニケーションを取れるというのが一つの理想的な形じゃないかなと考えておるんですが、今後、子育て専用の情報を配信するなどのLINE公式アカウント等の検討をされる予定はないでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  現在の時点では、LINEの利用というのは予定をしておりませんが、本町では、子育て専用の情報配信として、武豊町子育て支援サイトにより情報発信に努めているところであります。また、武豊町の公式ツイッターにおきましても、最近の例では、子ども医療費の拡大や歯科健診のご案内など、子育て世帯向けのお知らせを随時発信をしております。 子育て世帯向けのサービスや手続に対しての電子化の推進につきましては、本町におきましても優先すべき課題であると捉えておりますので、引き続き調査研究をして、対応できるところからしてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆7番(谷川健一郎君)  優先すべき課題ということでお答えいただきまして、先ほどのお話にもありましたけれども、すばらしい制度があるのにもかかわらず、必要とされる人に届いていないというような事例が見られます。そういったところを解消するためにも、支援サイトのように、見に行かなくては分からないというようなものから、LINE等の登録をしていただいて、こちらから発信をして、そういった方々に情報を届けていくという働きかけも必要なのではないかというふうに思います。ぜひ前向きにご検討をお願いいたします。 続いて、最後にまとめにさせていただきたいんですが、今後、働き方が多様化する中での子育てというのは、時間や心に余裕がない、そんな中でも情報が行き届くような仕組みの構築が大切だと考えます。訪問が必要であれば訪問をする、電話が必要であれば電話をするなど、背景に合わせ手段を選択できることがよりよい子育ての環境構築につながるのではないでしょうか。電子化はその手段の一つです。そして、子育て支援は、少子化解決への手段の一つです。電子化や子育て支援をきっかけにして武豊町全体がよくなる町政の実現をお願いし、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(青木信哉君)  以上で谷川健一郎議員の質問を終わります。(拍手) 次に、とばひさし議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆1番(とばひさし君)  今回、頼る家族がいなくても子育てしやすく、老後も支える武豊町にしたいと思い、行政でしかできない支援があると思い、武豊町議会議員とならせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。 それでは、質問に移らせていただきます。 まず、第1項目、公園の遊具増設に向けて。 子どもが遊びたいと思える魅力的で安全な遊具を設置し、子育て世帯が武豊町に住みたいと思ってもらうために、武豊町の遊具を継続的に増やしていきたいと考えております。そのためにも、武豊町で休日に家族で遊びたいと思える駐車場のある大型公園への遊具増設が必要だと考えております。 また、一般的な公園において、老朽化による遊具の撤去のみが行われている状態です。撤去するだけでなく、遊具を新設する必要があると感じております。 続きまして、以下質問させていただきます。 滑り台とブランコの2つが主な遊具である鹿ノ子田公園の滑り台が3か月以上修理されていない理由は。 次に、中央公園、地域交流施設多目的広場といった駐車場がある公園を中心に遊具を集中して増やすことができないか。 一般的な広さの公園でも、ブランコと滑り台しか遊具がないケースもあります。一般的な公園でも、遊具の数を最低でも3個程度に増やすことができないか。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎町長(籾山芳輝君)  とば議員から、大項目1、公園の遊具増設に向けて、3点のご質問をいただきました。 私からは、小項目の②中央公園、地域交流施設多目的広場といった駐車場がある公園を中心に遊具を集中して増やせないかというご質問にご答弁を申し上げます。 まず、武豊中央公園についてであります。 令和元年度より、遊具設置も含め進めてまいりました整備工事は、今年度をもちまして全て完了の予定であります。 遊具につきましては、令和2年度、幼児広場に滑り台、複合遊具、スイング遊具等、計5基の遊具を設置をいたしました。令和4年度には、子供・健康広場に大型複合遊具、健康遊具として足つぼマッサージ、背伸ばしベンチ、懸垂を設置をいたしました。なお、子供・健康広場の供用開始は、令和5年7月10日からと予定をしております。 次に、地域交流施設多目的広場についてであります。 多目的広場の主な使用目的は、イベント等を開催する際のオープンスペースとしております。イベントのないときには、小・中学生がサッカーやドッジボールなど、ボール遊びをしております。広場の遊具が使えない小さな子どもさんは、保護者と芝生広場で遊んでおられます。また、散歩や、芝生に座ってゆっくりされている高齢の方もお見えになられます。このように、日々多くの年代の方々に自由に使っていただいている現状であります。そのため、オープンスペースを確保できるように、広場の西側に幼児用の複合遊具とブランコを配置をいたしております。 また、町内で住宅地に近く、比較的面積の広い芝生の公園や広場は、武豊中央公園と多目的広場の2か所であります。このようなことから、現状におきまして遊具の増設に関する計画等はありません。 現在、この施設は、指定管理制度を活用して武豊町商工会に管理運営をお願いいたしております。この指定管理の期間が、令和7年度で期間満了となります。今後、令和8年度からの指定管理に関する基本協定の内容と指定管理者の選定などに併せて、住民ニーズを捉えた多目的広場の在り方についても、商工会、味の蔵の出店者、そして施設の利用者などと考えてまいります。 この他に、都市計画課で管理をしております駐車場のある公園・広場は7か所あります。具体的には、鹿狩池公園、アサリ池公園、熊野池公園、別曽池公園、自然公園、総合公園多目的広場、そして多賀第2ちびっこ広場であります。 このうち、熊野池公園につきましては、遊具設置を含め、令和5年度に設計業務、令和6年度に整備工事を行い、令和7年度の供用開始を予定をいたしております。 熊野池公園は約1.7ヘクタールの親水公園でありますが、その多くが農業用ため池であります。また、池周辺には周回園路もあるため、公園として整備を行う範囲としては、敷地北西部の約1,600平方メートルとなります。 整備内容は、令和5年度の設計業務において決定いたしますが、地元区より遊具の設置要望もいただいております。また、隣接する保育園と連携し、有効活用することも検討してまいりたいと考えております。 その他、駐車場のある残りの6か所の公園については、現在、遊具設置の具体的な検討は行っておりません。 来年度以降の遊具の設置につきましては、それぞれの公園の位置づけのほか、立地や利用状況を整理をするとともに、住民ニーズを捉え、総合的にどの公園にどのような遊具を設置をしていくのか、スケジュールも含め町全体の公園の状況も踏まえた上、今後検討してまいりたいと考えております。 私からのご答弁は以上です。よろしくお願いします。 ◎建設部長(山田晴市君)  続きまして、小項目の①滑り台とブランコの2つが主な遊具である鹿ノ子田公園の滑り台が3か月以上修理されていない理由はについてであります。 本町では、公園等の遊具を安全に安心してご使用いただくため、専門業者に委託し、毎年遊具の点検を行っております。そして、その結果に基づき、修繕や撤去等の対応をしております。 令和4年度は、12月に遊具点検を実施し、鹿ノ子田公園の滑り台につきましても点検を実施いたしました。その結果、当該遊具は滑降部側板に穴空きが見られ、危険性が高いことが判明いたしましたので、直ちに使用禁止テープと貼り紙により使用禁止措置を取らせていただきました。 また、検査結果から、修理では対応できないと判断し、撤去することといたしました。すぐに遊具が倒壊するなど緊急で撤去工事を実施しなければ降園利用者に支障が出る状況ではないことから、本年度予算にて対応することといたしました。なお、当該遊具の撤去工事につきましては、今年5月に発注し、現在撤去は完了しております。 今後、撤去した遊具の再設置につきましては、先ほどの町長の答弁にもありましたとおり、立地や利用状況を整理するとともに、住民ニーズを捉えつつ、総合的に検討してまいりたいと考えております。 最後に、小項目③一般的な広さの公園でも、ブランコと滑り台しか遊具がないケースもあります。一般的な公園でも、遊具の数を最低でも3個に増やせないかについてであります。 公園における遊具の数につきましては、それぞれの面積や形状、使用方法などにより、公園ごとに異なった状況にあります。また、時代の変化やそれぞれの地域によって、遊具の種類も変わっております。 一方で、公園は、バドミントンやキャッチボールなど、遊具以外で使用される方もあると考えております。最近では、モルックやスナッグゴルフなど様々なスポーツも行われる時代であります。そのためには、ある程度のスペースも必要になってまいります。 今後、公園遊具の整備に当たりましては、地域住民のニーズも捉えながら、遊具の数や種類など、様々な点について、総合的な観点から公園ごとに検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ご回答ありがとうございます。 再質問ではないのですが、総括として。 まず、鹿ノ子田公園についてなんですけれども、鹿ノ子田公園は滑り台が撤去され、現在、ブランコしかない寂しい公園となっております。周囲に住む子どもたちも公園に行く頻度が減っており、もう実際家で遊ぶような状態になってきております。撤去するだけでおしまいではなく、新しい遊具が設置できるように計画を立てていただき、来年度から継続的に遊具を設置していただければと思います。 次に、武豊中央公園について。 こちらは、もう整備計画が完了しているので、今すぐ遊具を設置するのは難しいかもしれないと考えております。ただ、武豊町民の期待が詰まった公園となっておりまして、複合遊具を設置したら遊具はもう設置しないのか、武豊を代表する公園としてはちょっと遊具が寂しいといった声を選挙中によくいただきました。現在も、駅で立っているときによくそういった声をいただきます。 実際、他市町で人気の公園としましては、大型遊具だけではなく、斜面を活用した遊具を設置することで満足度を高められていると推測されます。実際、武豊中央公園は、草原斜面や調整池の斜面を利用してそういった遊具を設置することができる場所となっております。実際ちょっとここは難しいところはあるかもしれませんが、次もし計画することがあれば、その際はぜひこういった観点から遊具の増設を検討いただければと思います。 次に、地域交流施設多目的広場について。 こちらなんですけれども、観光道路から見える場所に大型遊具を設置することで、味の蔵への集客効果も見込める観光スポットになるのではないかというふうに考えております。そうすることで、地域住民の遊び場だけでなく買物スポットとなり、売上げ増も見込むことができます。こちらは令和8年度の指定管理者の選定のタイミングで、遊具増設をご検討いただけるような計画も含めていただければなというふうに考えております。 また、あと、令和5年度の熊野池公園、こちらすばらしい計画かと思います。近くの東大高保育園の子どもが帰り際に遊びたくなるように、遊具を多く設置していただければと考えております。 最後に、公園の遊具が充実している町は、子育て世代を大切にしている町だと感じることがあります。子育て世代を大切にしていることが、目に見える遊具を通じて伝わると考えております。ソフト面としての子育て支援だけでなく、ハード面としての遊具増設も今後大切にしていただければなと思います。 続きまして、次の質問に移らせていただきます。 第2項目、双子(多胎児)の子育て支援の強化に向けて。 子育て負担の大きい双子の子育て支援を強化するために、現在武豊町で利用できる双子の子育て支援サービスと、実際に想定している利用方法を整理したいと考えております。 また、現状の双子の子育て支援サービスだけではサポートできていない課題に対する支援サービスを強化していきたいと考えております。 以下、質問させていただきます。 本町のゼロ歳から3歳までの双子、三つ子は、令和5年4月1日現在で、年齢ごとに何組いるでしょうか。 次に、現在、双子、三つ子向けの子育て支援サービスは具体的にどのようなことがあるでしょうか。 3つ目として、双子世帯の場合における保育料の負担軽減対策はどのように考えておりますか。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  大項目2の双子等の子育て支援の強化に向けてにつきまして、3点のご質問をいただきましたので、順次ご答弁を申し上げます。 初めに、小項目の1、本町の0歳から3歳までの双子、三つ子は令和5年4月1日現在、年齢ごとに何組いますかであります。 健康課が把握する母子健診用のデータによりますと、令和5年4月1日現在、本町の双子は、0歳が4組、1歳が6組、2歳が5組、3歳が8組、合計23組であります。なお、3歳までの子で三つ子以上の多胎児はおりません。 続きまして、小項目2、現在、双子、三つ子向けの子育て支援サービスは、具体的にどのようなことがありますかであります。 双子や三つ子など、いわゆる多胎児向けの主なサービスといたしましては、2点の事業に取り組んでおります。 1点目は、双子ちゃんの会の開催であります。 これは、多胎児の保護者同士が語り合う機会を提供するもので、子育て世代包括支援センターの専門職が立ち会い、支援を図る事業であります。対象となるのは、多胎児を育てる家庭と、多胎児を出産する予定の妊婦さんで、保健センターにおいて月に1回の開催を令和5年1月から始めております。参加者には、情報交換や育児の苦楽を共に分かち合える場として好評をいただいております。 2点目は、子育て支援ヘルパー派遣事業であります。 これは、妊娠期や育児期における家事と育児の援助として、子育て支援ヘルパーをそれぞれの家庭に派遣する事業であります。多胎児を育てる家庭は、1回2時間、月に30時間まで、1時間につき256円でヘルパーを利用できます。なお、それ以外の子育て家庭につきましても、妊産婦の体調不良など、要件が適合していれば利用対象となります。 そのほか、多胎児に限らず、子育て家庭の方が利用できる支援といたしましては、オンライン育児相談、子育て経験のあるボランティアの家庭訪問型子育て支援事業、家庭での育児が一時的に難しい場合の子育て短期支援入所事業などもご利用いただくことができます。多くの事業は、多胎児の世帯に限らず、孤独や育児負担を軽減するための子育て支援事業として実施をしており、様々な世帯のニーズに合った支援をしてまいりたいと考えております。 最後に、小項目3、双子世帯の場合における保育料の負担軽減対策はどのようになっていますかであります。 双子世帯におけるゼロ歳から2歳までの保育料に係る負担軽減につきましては、国の制度に基づくもので、兄弟のいる多子世帯と同様の扱いとなっております。この制度では、世帯の所得状況や子どもの数などに応じて扱いが異なり、町民税非課税世帯は、第2子目以降の保育料は無料であります。それ以外の世帯につきましては、所得額により条件が加わる場合がありますが、第2子目の保育料が半額、第3子目以降は無料となります。 以上であります。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。 それでは、小項目の2番で再質問させていただきます。 様々な支援策があることをご答弁いただきましたが、子育て支援ヘルパー派遣事業や、家庭訪問型子育て支援事業について、双子支援として具体的にどのようなサービス提供をしているかお教えください。 ◎子育て支援課長(森田由紀子君)  まず、子育て支援ヘルパー派遣事業では、ヘルパーによる洗濯やお掃除、食事作りなど、主に家事援助の要望があります。時間のない多胎児世帯に対しましては、食事を多めに作り、2食分を分けることや、電子レンジで温めるだけにして準備をするなど工夫をしております。 続いて、家庭訪問型子育て支援事業では、研修を受けたボランティアが親御さんの話を聞いたり、買物や健診など外出に付き合ったりしながら、一緒に家事や子育てを支援しております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。こういったように具体的に説明をしていただくと、実際利用者がどういうふうに制度を使っていいか分かるかと思いますので、今後とも具体的な活用方法をホームページなどでもご説明いただければと思います。 次に、また再質問させていただきます。 多胎児世帯だけでなく、共働きで子育てをしている全ての世帯に共通する問題とはなってきますが、子どもが病気になってしまい、近くに頼れる家族がいない場合、現時点では保護者が仕事を休んで看病することになります。この場合に、病児保育、病後児保育についてはどうお考えでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  病児保育は病気にかかっている子どもさんを、病後児保育は病気の回復時でまだ集団保育が難しい状況の子どもさんをそれぞれ預かる支援であります。 いずれの支援におきましても個別の保育が必要になることから、医師、看護師、保育士などの専門職や、保育場所の確保が課題となってまいります。また、子どもの体調や病気の特性に応じた緊急時の対応や、子どもの安全面などについても慎重に検討を進める必要があると考えております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。 再質問させていただきます。 子育て中の世帯にとっては、病児保育と病後児保育の2つとも実施することが理想だと考えます。しかし、現実問題として、どちらか一方からでも実施できることはないのでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  子どもの安全面、先ほど申し上げたような課題がありますので、安全面を最優先した上で、本町の体制で実施できる方法について、調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。 次、小項目3について再質問させていただきます。 双子世帯は、経済的負担が重なってしまうため、保育料の減額が必要かなというふうに考えております。保育料のさらなる減額についてはどうお考えでしょうか。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  2歳児未満に対しましては、先ほどご答弁申し上げたように、兄弟のいる多子世帯と同じように、経済的負担の軽減策は既に実施されている状況にあると判断しております。 したがいまして、本町の保育料につきましては、公平性も鑑み、国の施策に基づいた取扱いとさせていただいており、双子世帯だけの減額は現在のところ考えておりません。 ただし、多胎児の世帯に対しましては、当事者へのヒアリングなどにより困り事を把握した上で、別の側面から支援の方法を探ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。 続けて再質問させていただきます。 公平性も重要なんですが、独自性のある子育て支援施策も重要だと考えております。例えば、今回の双子の支援であれば、他市町が実施されていないというふうに考えられます。こういった武豊町独自の子育て支援施策をアピールすることで、他市町と比較しても子育てに取り組んでいる町だとアピールすることができると考えております。 ここで、双子向けの保育料の無償化が難しいのであれば、例えば双子向けの特別支援として、双子向けのベビーカーやチャイルドシートの提供といった、そういった検討は今後していくことができるのでしょうか。よろしくお願いします。 ◎健康福祉部長(松本由美子君)  多胎児を育てるご家庭にとりましては、チャイルドシートやベビーカーについても同時に複数使用したり、特別な形のものを用意する必要があったりと、ご負担が大きくなる部分であると考えております。ご提案いただいた支援策も一つの選択肢といたしまして、当時者の方々の希望もお伺いしながら検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(とばひさし君)  ご回答ありがとうございます。ぜひそういった無償化だけでなく、具体的なアイデアを使った支援サービスを拡充させてください。 こちらの質問の締めとしまして、双子の数は、今ゼロから2歳までで約1,000人のうちの15組で、30人となっております。子どもの数は、双子でも2人ですし、手のかからない年齢の離れた子どもでも2人となっております。2人という子どもの数は、統計上の数としては同じかなというふうに思われます。しかし、0歳の双子を同時に育てるのはとても大変なことです。 実際、両親の助けがなければどうしようもないという声も聞きました。また、あと近くに親がいなければ、行政しか頼れるところはございません。一般家庭よりも子育て支援をより必要とする傾向にある双子世帯を支援することができなければ、全体の子育て支援をすることは、私は難しいのではないかというふうに考えます。ここで、やはり誰一人取り残さない武豊町として子育て支援をつくることが大事かなというふうに考えております。 全てのことを解決するのは難しいんですけれども、こういった特定の分野、まず取り組みやすい分野から課題を解決していって、もっと子育てしやすい町にしていってしていただければというふうに思います。ありがとうございます。 続きまして、第3項目の質問に移らせていただきます。 武豊町のホームページの改善について。 武豊町のホームページのリニューアルが完成し、ホームページが見やすくなりました。また、今後さらに運用面を工夫することで、より使いやすいホームページにつながるポイントがあると考えております。 現在、インターネット検索サービスを利用し、武豊町の情報を検索しても、情報によっては目的に合ったページがヒットしにくいものも見受けられます。これは、検索サービスの特徴を考慮し、運用していくことで改善することができると考えられます。 例えば、期間が過ぎたページをすぐに削除してしまう、同じ名称のページでも、対応期間が過ぎれば新しいページに変えてしまう、新しいページに変えた場合に、適切なURLの引継ぎ設定(301リダイレクトといいます)、こちらが設定されていない状態では、検索サービスの上位表示がされにくく、利用者にとって検索しづらい状態となってしまっております。 そこで、以下質問させていただきます。 現在の武豊町のホームページの更新は、どのような方法で行っておりますか。 次に、ホームページリニューアル後の次のステップとして、ホームページの検索エンジンの最適化、SEO対策が重要かというふうに考えております。今後、SEO対策プロジェクトやSEO勉強会などを開催する予定はございますか。よろしくお願いいたします。 ◎次長兼企画政策課長(森田良孝君)  大項目3、武豊町ホームページの改善に向けてについて、2点のご質問をいただきました。 小項目1と2について、順次ご答弁を申し上げます。 初めに、小項目①現在の武豊町ホームページの更新はどのような方法で行っていますかについてであります。 町のホームページにつきましては、全体の管理運営は秘書広報課で、個々のページにつきましては、各所管課において作成、更新等の管理を行っております。 各所管課における更新作業につきましては、CMSと言われるページの作成、更新等を行うためのシステムを利用し、実施しております。担当者は、変更箇所の修正等の更新作業を行い、管理職職員が内容を確認し承認することで、ホームページ上に修正内容が反映されることになります。 各ページの更新方法につきましては、内容に大きな変更がある場合などでは、現状のページを削除し、新たなページを作成することもあります。ページの趣旨が変わらない軽微な内容の変更につきましては、現状のページを編集することを基本に運用しております。 続きまして、小項目②ホームページリニューアル後の次のステップとして、ホームページの検索対策の最適化が重要かと考えます。今後、SEO対策プロジェクトやSEO対策勉強会などを開催する予定はありますかについてであります。 ホームページリニューアル後の次のステップとしては、利用者の使いやすさのさらなる向上が考えられます。その中の一つとして、インターネット検索サービスにおける知りたい情報の見つけやすさは、利用者にとって有益なものであると考えております。 議員ご指摘のSEO対策は、インターネット検索サービスにおいて、特定のウェブサイトを検索結果の上位に表示させる対策になります。検索結果の上位に表示されることで、探したい情報にいち早く到達することができ、利用者の利便性が高まることが期待されます。 本町では、高齢者や障害者を含め、誰もがホームページを支障なく利用できるウェブアクセシビリティーに配慮したページの作成、更新を行っております。このことは、結果として少なからずSEO対策にもつながるものと考えております。 今後につきましては、ホームページをより見やすく、より分かりやすいものとし、そして利用者の利便性を高めるため、SEO対策の内容も含めた勉強会、研修会等の実施についても検討をしてまいりたいと考えております。 以上であります。 ◆1番(とばひさし君)  ありがとうございます。ぜひ勉強会を開催することをご検討いただければと思います。 最後、締め文としまして、武豊町のホームページを見ていて一番思ったのは、既存ページを削除しない適切な運用ルールを定めること、需要があるPDFページをHTML化すること、適切なTDH設定といったことをするだけでも、恐らくかなりの検索流入が向上するのではないかなというふうに考えております。実際、ほかの市区町村のホームページも見たのですが、実際こう、更新期間が変わってしまったら、今までのページが変わってしまって新しいページになってしまうといった例がよく見受けられます。恐らくこれが一般的なスタンダードな方針になっているんですけれども、こういった部分をウェブの一般的なスタンダードな運用方針に変えていくことで、かなり武豊町のホームページは見やすくなるんではないかなというふうに考えております。 実際、短い議員活動を通じても、武豊町にはホームページで公開されていないすてきな情報がたくさんあることに気づきました。例えば、武豊町議会ホームページでもSEO視点に立って情報改善をすることで、町民の方に議会の内容がかなり伝わりやすくなるんではないかなというふうに考えております。 今後、SEO対策の勉強会などを通じて新しい運用マニュアルを作成いただき、武豊町のホームページがより使いやすいものになることを期待しております。 また、SEO対策を意識することは、今後のSNS対策にも役立ってきます。SEOを起点とすることで、情報発信がしやすい武豊町になることを楽しみにしております。 以上です。 ○議長(青木信哉君)  以上でとばひさし議員の質問を終わります。(拍手) 次に、梶田 進議員の質問を許可いたします。質問席へお移りください。     (拍手) ◆2番(梶田進君)  皆さん、こんにちは。日本共産党の梶田 進でございます。 私は、さきに議長宛て提出しました質問要旨に基づき、順次質問させていただきます。当局の誠意ある答弁を期待するものであります。 近年、環境問題として大きく捉えられているのは、地球温暖化に対応する温室効果ガス対策が中心となっています。地球温暖化の影響は、気候変動による異常気温、自然災害が多発しています。 昨日、6月5日は環境の日でした。環境の日は、1972年6月5日からストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受け、6月5日を世界環境デーと定めており、日本では環境基本法で「環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるため、環境の日を設ける」と規定し、環境の日を6月5日と決めています。 初夏を通り過ぎ、いきなり高温が続くと、どうしても水が恋しくなると同時に、水温上昇による悪臭の発生も懸念されます。 本町における河川、ため池の水質測定結果については、令和4年12月発行の「武豊町の環境(令和4年版)」によると、若干の変動があるが、ほぼ横ばいという評価がされています。しかし、生活環境保全に関する環境基準から見ると、喜んでばかりではいけないと思われることから、以下質問します。 1、河川のBDO、COD値から若干の変動とされていますが、どの程度の幅が根拠となっていますか。また、BOD値の環境保全に関する環境基準値から見た測定値をどのように判断されていますか。 ②ため池のBOD、COD値から若干の変動がありますが、ほとんどが横ばいと見られていますが、若干の変動とはどの程度の幅までと考えておられますか。また、生活環境保全の環境基準から見た測定値をどのように判断されておられますか。 3、河川の測定結果から、水質汚濁に最も大きく影響しているのは、家庭から出る生活排水となっていますと結論づけていますが、その根拠は何ですか。 4、測定点が全体で31地点から25地点、調査地点が変更されていますが、変更された主な理由はどのようなものですか。 5、苦情の中の水質汚濁はどのような内容ですか。苦情地域はどのような地域から多くなっていますか。 6、河川、ため池のDO値(溶存酸素量)は、水温、採水地点によって変動することを明記する必要があると考えますが、いかがですか。 以上です。 ◎環境課長(北河晃君)  梶田議員より大項目1、河川及びため池の水質について、6点のご質問をいただきました。順次ご答弁申し上げます。 初めに、小項目①河川のBOD、COD値から若干の変動と判断されているが、どの程度の幅が根拠となっているか。また、BOD値の環境保全に関する環境基準値から見た測定値をどのように判断されているかについてであります。 河川の水質につきましては、環境基本法第16条に基づき、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として、水質汚濁に係る環境基準が定められております。 この環境基準は、人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)と生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)の2種類に分かれます。今回の議員ご質問の内容は、生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)に該当し、国内の河川や湖沼、海など、個々の水域ごとに基準値が設定されております。 基準値の設定については、政令の規定により、国または県によって行われています。また、町内には、国や県により環境基準が設定されている河川はありません。 本町では、町内の河川の水質環境状況を把握するために、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)などの生活環境項目について、年4回調査をしております。調査対象は、石川、浅水川、堀川、新川、北川、笠松川及び高代川の7つの河川となります。 BOD(生物化学的酸素要求量)とは、水の汚れを微生物が分解するときに使う酸素の量を表し、この量が多いほど水質が悪いことを表します。 COD(化学的酸素要求量)とは、水中の有機物を酸化剤によって分解した際に消費される酸素の量を表し、こちらもこの量が多いほど水質が悪いことを表します。 まず、議員ご質問の、河川のBOD、COD値から若干の変動と判断されていますが、どの程度の幅が根拠となっていますかについてご答弁いたします。ご答弁は、令和4年12月に作成した「武豊町の環境」に記載の数値で申し上げます。 町内7つの河川それぞれの、令和2年度と3年度の調査結果の値の変動を表現したもので、明確な根拠はありません。 次に、議員ご質問の、BOD値の環境保全に関する環境基準値から見た測定値をどのように判断されていますかについて、先ほどと同様、「武豊町の環境」からご答弁いたします。 国が示しておりますBOD値の環境基準に関する環境基準値では、BOD値の水質の目安として、BOD値が10ミリグラム以下を日常生活において不快感を生じない程度とされています。町内7つの河川の令和3年度のBOD値を確認しましたところ、7つの河川の数値の最大値が7.2ミリグラムということであります。 このことから、いずれの河川も住民の皆様の日常生活において支障がないと認識しております。 今後も引き続き定期的に水質を観測し、河川環境の保全に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、小項目②ため池のBOD、COD値から若干の変動があるが、ほとんど横ばいと見ているが、若干の幅とはどの程度までを考えているか。また、生活環境保全の環境基準から見た測定値をどのように判断しているかについてであります。 ため池も含まれる湖や沼の水質につきましても、河川と同様に、環境基本法第16条に基づき、水質汚濁に関する環境基準が定められており、基準値の設定についても、政令の規定により国または県によって行われています。なお、先ほど小項目①でご答弁いたしました河川同様、町内には国や県により環境基準が設定されているため池はありません。 本町では、町内のため池の水質環境状況を把握するために、BOD、CODなどの生活環境項目について、年4回調査をしております。調査対象は、大日池、長成池、中山新池、鹿狩池、アサリ池、六貫山新池、別曽池、高代池、久原新池及び熊野池の10地点となります。 まず、議員ご質問の、ため池のBOD、COD値から若干の変動があるが、ほとんどが横ばいと見ているが、若干の幅とはどの程度までと考えているかについてであります。ご答弁は、河川同様、令和4年度に作成した「武豊町の環境」に記載の数値で申し上げます。 町内10地点のため池それぞれの令和2年度と3年度の調査結果の値の変動を表現したもので、変動の幅についての基準はありません。 次に、議員ご質問の、生活環境保全の環境基準から見た測定値をどのように判断しているかについて、先ほどと同様「武豊町の環境」からご答弁いたします。 国が示すCOD値の環境保全に関する環境基準値では、COD値の水質の目安として、COD値が1リットル当たり8ミリグラム以下を「日常生活において不快感を生じない程度」とされています。 町内10地点のため池の令和3年度のCOD値は、アサリ池、六貫山新池、別曽池、高代池、久原新池の5地点では、8ミリグラムを下回っております。一方で、大日池、長成池、中山新池、鹿狩池、熊野池の5地点では、8ミリグラムを上回っております。 基準を上回る5地点では、ため池を管理する部署に、水質浄化の対策等を講じるよう環境課から情報共有をしているところであります。 今後も引き続き定期的に水質の観測結果を注視し、ため池を管理する部署と情報共有し、必要な対策を講じるなど、ため池の環境保全に努めてまいります。 大変失礼しました。先ほど小項目①の答弁で、BOD値の「環境保全」に関する環境基準値と正しく読み上げるところ、「環境基準」と言ってしまいました。よろしくお願いいたします。すみません。また、先ほど小項目①と②それぞれの答弁で、正しくは日常生活において不快感を生じない「限度」と読み上げるところを「程度」と読んでしまいました。「限度」が正しいものになります。2か所訂正させていただきます。失礼いたしました。 続きまして、小項目③のほうのご答弁をさせていただきます。 河川の測定結果から、水質汚濁に最も影響しているのは家庭から出る生活排水となっていると結論づけているが、その根拠は何かについてであります。 国は、昭和45年に水質汚濁防止法を制定しております。この法律では、生活環境を保全するため、工場や事業所などから海などの公共用水域に排出される排水及び地下に浸透する水の浸透について規制しております。あわせて、国民の生活におけるトイレや洗濯などから排出される生活排水対策の実施を推進することを定め、公共用水域及び地下水の汚濁の防止を図っております。 工場や事業所からの排水は、この法律に基づいて規制を受けることになり、その結果、全国的に工場ごとで排水処理設備が整備されるなど、汚染物質の量は削減されてきております。家庭からの生活雑排水についても生活排水対策が推進され、公共下水道の整備や浄化槽の開発、普及により、汚染物質の量は削減されました。 愛知県では、令和2年度に、県の海域において、環境基準の指標となるCOD(化学的酸素要求量)、窒素、リンの3項目について調査し、発生源について確認しております。この調査結果については、令和4年10月、愛知県が発行した「生活排水を考える」という冊子に記載がされております。 冊子には、愛知県の海域における発生源に見た汚れの割合として、まずCODにつきましては、発生源が家庭からが55%、工場からが32%、その他が13%、次に窒素につきましては、家庭からが47%、工場からが19%、その他が34%、最後にリンにつきましては、家庭からが47%、工場からが26%、その他が28%と記載されております。 また、「水の汚れについては、かつては工場排水が主な原因でしたが、工場の排水対策が進んだ今日では、生活排水が一番の原因となっています」と記載されております。 本町では、町の海域において県と同様の調査は行っておりませんが、本町の水質の状況も県内の状況と大きく変わることはないと考えております。 このような考え方を根拠に、「武豊町の環境」の冊子における水質汚濁の記載の中で「水質汚濁に最も大きく影響しているのは家庭から出る生活排水となっています」としております。 続きまして、小項目④全体で31地点から25地点の間で調査地点が変更されているが、変更された主な理由はどのようなものかについてであります。 令和4年度において町が行う水質調査は、7つの河川で8地点、ため池10地点、海域が7地点の合計25地点で行っております。 過去の調査を確認したところ、平成25年度までは、この25地点以外に、豊成第2、上ケ、ヲヲガケ、六貫山第1、西門及び大足の6つの排水路において水質調査を行っております。 この6つの排水路につきましては、水質調査に加え、水質汚濁を防止するため、浄化装置を設置するなどの対策もしておりました。その後、公共下水道や合併処理浄化槽の普及により水質の改善がされたことから、まずは浄化装置を取り外し、水質調査のみ行っております。そして、平成26年度になり、町内の水質の調査地点の見直しを行い、水質の状況が改善した6つの排水路での調査を取りやめております。 なお、この調査を取りやめた後も、排水路下流の河川や海域において、引き続き水質調査を実施し、水質の経年の変化を注視しております。 続きまして、小項目⑤苦情の中の水質汚濁はどのような内容か。苦情地域はどのような地域から多くなっているかについてであります。 町内で発生した水質汚濁に係る情報、苦情等につきましては、環境課で対応しております。この件数につきまして、平成30年度から令和4年度までの過去5年間の状況でご答弁申し上げます。 平成30年度、4件、令和元年度、令和2年度、令和3年度がそれぞれ2件ずつ、令和4年度はゼロ件、5年間の合計で10件となります。 この10件の内容につきましては、魚が死亡して浮いている案件として、ため池3件、河川1件の計4件であります。 残りの6件については、いずれも河川周辺の事業所等の事故によるもので、調味料が流れ込んだ案件が2件、工場排水が流れ込んだ案件、軽油が流れ込んだ案件、清掃用具を洗浄した際の汚水が流れ込んだ案件、家畜用飼料が流れ込んだ案件がそれぞれ1件ずつとなります。 なお、これらの案件が発生した地域につきましては、武豊地域で6件、富貴地域が4件となります。 最後に、小項目⑥河川、ため池のDO値(溶存酸素値)には、水温、採水地点によって変動することを明記すべきではないかについてであります。 環境課では、町内の河川、ため池において、年に4回、DO値(溶存酸素量)の分析調査を実施しております。DO値は、水に溶けている酸素の量を表しており、量が少ないほど水質が悪いことになります。 酸素は、水温が高いほど水に溶けにくくなる性質があり、議員ご質問のとおり、DO値は水温、採水地点によって変動いたします。 水質調査の際には、まず調査対象の河川、ため池それぞれに、採水箇所の緯度、経度の位置の指定を行います。そして、調査は、河川、ため池ごとに、いずれも同じ時間帯に採水を実施し、調査結果の経年変化の状況を適切に確認できるよう努めております。 今回いただきました議員からのご意見も踏まえ、今後「武豊町の環境」を作成する際には、採水の考え方や水温の状況を追記させていただきます。 以上であります。 ◆2番(梶田進君)  一通り答弁いただきましたので、順次再質問いたします。 まず最初に、BOD値とCOD値の測定の問題、1番の①、②共通しとるところがありますもんで、ちょっと認識が違いますもんですから確認したいと思います。 BOD(生物化学的酸素要求量)は、水の汚れを微生物が分解するときに使う酸素量を示す、これはいいです。CODについて、科学的酸素要求量、水の汚れを主に有機物として落ち葉、動物や昆虫の死骸や生ごみなどの汚れの度合いを表すとありますけれども、これでは十分な説明になっていないと思いますけれども、どういう点が十分でないか分かりますか。 ◎環境課長(北河晃君)  すみません、ご答弁いたしました内容を繰替えさせていただきます。 ◆2番(梶田進君)  繰り返さなくたっていいよ。おかしいところは何かって聞いとるんだから。 ◎環境課長(北河晃君)  すみません、答弁でも先ほどさせていただきましたが、COD値は、水中の有機物を酸化剤において分解した際に消費される酸素の量を表し、こちらも水質が悪いことを表すというふうに考えております。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  私は、そのことは答弁あったんですけれども、この答弁では不十分だという点を答えてもらいたかった。これは、CODの場合は、還元性物質もCOD値になって入ってきますよということが言いたかったわけです。ですから、還元性のある金属などが水に混ざっていますと、COD値となって出てくるわけ。BODのほうは、生物はそういうものを食べないから差が出ますよということを答えてもらいたかったんです。 それでは、順次いきますけれども、まあ一番のほうは特に答弁されていただいたことで十分だと思いますけれども、1番の②の特に市街地に近い親水公園の長成池とか鹿狩池、アサリ池の辺りでちょっと質問したいと思いますけれども、COD値の関係を、この中であまり変動がないとか言われておりますけれども、相当、特に平井田新池だとか長成池とか鹿狩池はBOD値、COD値が高いところで、ここの中の統計の取り方で、2年間の比較で変動がないとかって、それはちょっと統計の取り方としておかしいんじゃないかと。少なくとも5年、10年の流れを見てどういう変化があったかという答弁をすべきじゃないかと思いますけれども、そのあたりいかがですか。 ◎環境課長(北河晃君)  捉え方、梶田議員のお考えもよく分かりました。私どもとしましては、直近の情報の差分をお伝えしたく、そのような表現をしたまででございますが、長期的なものも踏まえて今後捉えてまいりたいと思います。 以上であります。 ◆2番(梶田進君)  まあ、そういう点からしても、答弁がいろいろ矛盾があるというふうに思いますけれども、それで、BOD値、COD値などがため池の中で上回る地点で、この値を下げるための方策を講じている地点、どういうような方法で行っているか、ありましたらその点を報告してください。 ◎次長兼都市計画課長(榊原全伸君)  都市計画課で管理しております鹿狩池につきましては、グラナという小さな気泡が出る攪拌する装置を設置して、水質に対応しております。 以上であります。 ◆2番(梶田進君)  その対応の結果は、具体的にどのようになっているか。 ◎次長兼都市計画課長(榊原全伸君)  鹿狩池では、過去に頻繁にアオコの発生が確認されました。町では、その対策を検討しまして、グラナ装置の導入に当たってはテスト稼働を行いました。その結果、目に見えて効果がありましたので、有効であると判断をしまして、平成15年度に2機を本格的に導入をいたしました。導入後は、時期によって水の汚れはあるものの、アオコが大量に発生するようなことはありませんので、有効なものであると考えております。よろしくお願いします。 ◆2番(梶田進君)  アオコが大量に発生した、しないは目視でやっていると思うんですけれども、そういう答弁が、私、平成24年に同じことを質問しましたけれども、それ以降で目に見えるほどのアオコが発生したことありますよね。ですから、そういうことを自信持って言われるんだったら、アオコがどのぐらいあるか、それは常時観測していかなきゃいけないかと思う。そのために、もう一つはこの発泡装置をつけてものすごいきれいになったと言われますけれども、それは目視であって、水質的にはほとんど変わっていないわけですね。たまたまの話なんです。ですから、そういう具体的な数値を、もう24年のときにはこういう計算方式があるんだから、それで1回やったらどうなんですかといっても、現在まで放置されてきていると。 最初に言ったように、異常気象で物すごい水温が高くなる可能性がある。そういうことによってアオコが発生する可能性もあるもんで、あえて今日こういう質問しているわけなんですけれども、そのあたりの考え方はいかがですか。 ◎次長兼都市計画課長(榊原全伸君)  今後、状況を見まして検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  今後、状況を見ながら検討するって、アオコが目に見えなければそのまま通過していっちゃう、それはもうメーカーのほうときちっと話をすれば、こういうふうにやれますよということが分かりますから、そのアオコが発生するのを待たずに1回、これだけの水量でどれだけやっているから、こういうふうで大丈夫ですよということは測ってもらいたいと思います。 時間があまりないもんですから、いきますけれども、水質汚濁に最も大きく影響しているのは生活排水だということ。これ、報告ですと、県の報告そのままこっちに持ってきただけなんですね。僕はこれでは不十分だと思う。武豊町、昭和45年ったら、まだほとんど公共下水もやっていなかった、浄化槽もほとんどなかったと。そういうときから見てくると、武豊町は浄化槽の設置が相当増えてきている、公共下水が行っている、それと水道の使用量と工業の放水量、いろいろ計算して合わせていけば、武豊町としてはどのぐらい減っているかと、そういうことは推定できる計算はできると思うんですね。県もそういう数値からやっていると思うんです。 武豊町の場合は、平成26年に排水路の水質測定をやめているわけなんです。その中で言われているのは、大幅に水質がきれいになったと。だからやめるんだという、そういうことを言っているわけだ。そういうことを総体的に全部換算していけば、この県の言っていることよりも、武豊町は各家庭からのは進んでいるんじゃないかと、そういう捉え方ができると思うんですけれども、そういうことは計算したことはないんですか。 ◎環境課長(北河晃君)  環境課では計算したことはないというふうに考えております。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  だから、これよその文言をそのまま写してこういう議会とかで答弁するというのは、ちょっと無責任なような気がしますもんで、一度きちっとトータル的にやっていただきたいと思います。 最後のDOの問題ですけれども、これ、DOと水温の関係というのはここに書いたとおりですけれども、それ以上に幅が大きいわけなんですね。だから、これはまだほかの要因としては、水藻が水中にあるとか、さざ波が立っとったときに測ったとか、いろいろ要素があると思うもんですから、そのあたりも加味してDO値は測っていくべきじゃないかなと思いますけれども、まあこれはこういう意見として終わりたいと思います。 次に、2つ目の問題をあれします。 2つ目は、学校給食の無料化を求めるという点で質問していきたいと思います。 これまで私が学校給食の無料化を求める質問を行ったときの答弁としては、学校給食法は、賄い材料費は有償となっていることから給食費の無料化は実施しない旨の答弁がされてきました。しかし、法律の解釈が間違っていることから、再度質問を行います。無料化できない根拠を明確に答弁されることを求めます。 これまでの質疑の中で、法律に規定されているから給食費の無料化はできないとのことですが、法制定時から自治体の判断で無料化の実施は可能と法案質疑の中で答弁されています。この点についてどのような判断をされておられますか。 2、完全無料化が困難であっても、一定の条件下で給食費の減免の可否についてどのように考えておられますか。 この2点をお願いします。 ◎教育部長(近藤昭子君)  大項目の2、学校給食費の無料化を求めるといたしまして、2点のご質問をいただきましたので、順次ご答弁申し上げます。 初めに、小項目①これまでの質疑の中で、法律に規定されているから給食費の無料化はできないとのことだが、法制定時から自治体の判断で無料化の実施は可能と法案質疑の中で答弁されている。この点についてどのような判断をされているかについてであります。 給食に係る費用負担につきましては、学校給食法第11条の規定により、給食の実施に必要な施設整備費、修繕費、従事する職員の人件費等は公費負担としており、食材費については保護者負担と定められております。 また、昭和29年9月28日付の文部事務次官通達では、学校給食法第11条の解釈について、「保護者の経済的負担の現状から見て、地方自治体が給食費の一部を補助することを禁止する意図ではない」としております。 このようなことから、本町ではこれまで、要保護・準要保護児童生徒援助制度や特別支援教育就学奨励制度の対象費目に給食費を含め、保護者負担の軽減を図っております。 要保護・準要保護児童生徒援助制度では、国の制度を活用して、国が対象としている生活保護受給世帯の枠を町独自の施策として拡充し、住民税非課税世帯や児童扶養手当受給世帯なども対象として援助しております。 また、特別支援教育就学奨励制度では、特別支援学級に在籍する児童・生徒の世帯の経済的負担の軽減として、給食費を含め支給しております。 学校給食費の無償化につきましては、恒久的な実施の検討を含め、大変多くの財政負担が必要となってまいります。限りある予算を最も効果的に活用するため、本町といたしましては、選択と集中の理念の下、支援を必要とする方に適切な支援が届くよう施策を進めることが最も重要であると考えます。 続きまして、小項目②完全無料化が困難であっても、一定の条件下での給食費の減免の実施の可否についてどのように考えておられるかであります。 給食費への支援につきましては、物価高騰による給食費の値上げを行わず、保護者負担の軽減を図るため、令和5年度予算において、全児童・生徒を対象に、給食1食当たり40円の材料費を公費負担としているところであります。 また、一定の条件下での給食費の減免、支援といたしましては、小項目①の答弁にもありましたように、これまでも要保護・準要保護児童生徒援助制度や、特別支援学級に在籍する児童・生徒の世帯を対象とした特別支援教育就学奨励制度の対象費目に含め実施しております。 本町といたしましては、児童・生徒への支援として住民ニーズに基づく様々な施策を展開しており、学校給食費の支援にとどまらず、私立高等学校等の授業料補助制度や、広くは相談支援としてのスクールソーシャルワーカーをはじめとする専門職の配置、就学環境の支援としては今年度進める特別教室や屋内運動場などのエアコン設置などの施設整備など、多岐に渡っております。 給食費の一定の条件下での減免の実施につきましては、児童・生徒が日々安心して学校生活を送ることができるための支援策の一つとして捉えており、現在進める既存の制度を活用しつつ、真に支援を必要とする方に適切な支援が届く施策を進めてまいります。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  答弁でありましたように、地方自治の文部事務次官通達では、各自治体でやってもいいよと、こういうふうになっているわけですね。それで、最後に無償化については恒久的な実施の検討を含め、多くの財政負担が必要になってきていると、だからできないんだということを答弁しています。 そこでお聞きしますけれども、令和5年度の予算に給食費1食当たり40円の補助しますと。そのための予算が3,000万弱含まれていますと。これはちょっと答弁との矛盾はしとるような感じがするんですけれども、どのように考えますか。 ◎教育部長(近藤昭子君)  今年度の予算措置におきましては、現在、全国的な規模での食品価格の上昇ですとか、世界的な情勢な変化に伴う非常事態と捉えております。そのための緊急的な対応として、一時的な措置と考えております。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  一部負担、いろいろな負担の問題でも、全額やる方法と、愛知県の今、二十何自治体、二十三、四自治体があるわけなんだけれども、全額無償にしているところは豊根村と飛島なんですね。この9月から安城市がやるという、そういうのがあります。だから、この一部負担の方法はさらにいろいろあります。保育園のあれと同じで、第3子は無償にするとか、第2子以降は半額だとか、いろいろ方法はあるんですけれども、私がこういう質問した中でも、そういうことでどのぐらいの費用がかかるという試算はされましたか。 ◎教育部長(近藤昭子君)  議員のおっしゃられた試算については行っていないです。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  試算もしないで恒久的な費用は多額なものがかかるって、あなたたち感覚的にそれ答弁されたんですか。 ◎教育部長(近藤昭子君)  すみません、先ほどの答弁で誤りがありまして、全員無償化にした場合はおよそ2億円かかると試算をしております。 以上です。 ◆2番(梶田進君)  それは、決算のときには主要施策報告書と、あれは約1億9,000万円ぐらいです。だから、今の答弁は当たりです。それに、この今回の2,900万ですか、それが2億二、三千万と、これは分かります。そうじゃなくて、おたくたちもきちっとよその各市町がどういうことをやっているかと大体把握しておると思うんですよ。そういう条件で武豊町が行った場合に、武豊町どうなるかということを試算しているのかということを聞いているわけなんです。 ◎学校教育課長(森田光一君)  先ほど議員の言われた2子半額、3子給食費無償というのは、5市5町の中で美浜町のほうからの実施の可能性ということの情報は得ております。 武豊町については、そこの部分で幾らかかるかという試算はしておりませんが、先ほど議員の言われた完全無償化で約2億2,000万円、令和5年度の40円の物価高騰分を町の公費負担ということで約2,500万、3,000万というのは試算をしているという答弁になります。 以上であります。 ◆2番(梶田進君)  だから、私が言うのは、こういういつも一部負担をどうのこうのという質問をしているのに、県内でいろいろな方法で無償化しているのに、一部負担しているのに、これを武豊町にはめたときにどうなるかなという試算もせずにやれませんよと、恒久的なお金かかりますからできませんよという、それは少し質問していることに対しての正確な答えじゃないと思うんですけれども、そのあたりどのように考えますか。 ◎学校教育課長(森田光一君)  議員のおっしゃるとおり、第2子半額、第3子無償化というのは試算をしておりませんが、町といたしましても、具体的な検討に入るときは当然データに基づいて計算をしていくわけなんですけれども、町といたしましては、そこの検討に至る前に、先ほど申し上げました子育て支援につきましては、金銭的な支援、確かに子育ての世帯の負担軽減ということでは町として取っていく施策の一つであると考えておりますが、町といたしましては施設整備ですとか、相談支援ですとか、そういった多様な支援を組み合わせて進めている段階でありますので、現時点でその第2子半額、第3子無償化という試算をする段階にまで至っていないという考えであります。 以上であります。 ◆2番(梶田進君)  私、言いますけれどもね、要保護だとか準要保護の児童の無償化の件、それから児童手当受給者特別支援就学児童、ここには拡大してやっていますよと、そういうこと書いてあります。確かに要保護児童は全額、準要保護は、これはいろいろ18項目ぐらいある中から、各自治体がそこから取捨選択して支給すると、そういう内容です。ですけれども、僕が言いたいのは、武豊町が独自で、あ、こういうことをやらないかんと言ったんじゃない。通知だとか伝達だとか、いろいろそういう文科省やら何かが指示を出したから、その中から取捨選択してやっとるだけの話なんですよ。もっと私は武豊町独自で考えて、児童、子育て、非常に重要だと言っている。私、前回のときに、子育て、特に学校給食、学校教育というのは、今、家庭を援助するというそういう考え方じゃなくて、子どもの将来、国の将来に対する投資だという観点から捉えてもらいたいという前提であったわけなんですね。それでもなおかつこれだけ日にちがたっても何もやっていないというのは、私は非常に非常識な当局じゃないかなというふうに考えるわけなんです。 まあそういうふうで、この児童手当のあれでも、きっちりそういう特別支援学級に対しては学級奨励費の制度があるという、国がそういう制度を持っているわけですね。それで給食費を援助しているわけです。だから、武豊町独自の政策じゃないわけなんですね。多くのところでこういうことは実施していると、そういうふうに私は認知しています。だから、これをやっていますから、それでオーケーというんじゃ。武豊町の財力で言えば、これを超えてやる財力はあると私は認識しています。そういう認識があるもんですから、私はこの給食費の問題は、将来の子どもを育てるその投資のためにやっているんだと、そういう観点で物を言っているわけなんです。ですから、まだまだ要保護・準要保護、障害児の特別支援学級に対する助成も武豊町はトップに立って走っているわけじゃないんです。よそがやっていることに準じてやっているような体制です。いろいろな表を見ますと。それでいいのかということを私は問いたいんです。もしそのことに対して何か答弁がありましたら、いただきたいと思いますけれども。 ◎学校教育課長(森田光一君)  議員の今のご質問につきましては、武豊町につきまして、今、学校教育という範囲の中でのお話にとどまっているかなということで考えております。全体で言いますと、子育て支援、子育て支援課の部門ですとか、健康課など、いろいろな部分で武豊町としての取組を進めておりますので、第6次武豊町総合計画におきましても、重点施策方針ということで3つの重点施策を掲げておりますので、そうしたものをバランスよく進める中で、健全な持続可能である財政運営を進めているというところで進んでいると思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆2番(梶田進君)  私は、そういうことの中で、特化して給食について質問しているわけなんですね。だから、全体でやっているから云々といって、そのことは私は全然質問していないということは最後に付け加えて、これで終わります。 ○議長(青木信哉君)  以上で梶田 進議員の質問を終わります。(拍手) 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれで散会といたします。 なお、6月13日午前9時から本会議を再開いたします。 皆様、お疲れさまでした。                           〔午後2時35分 散会〕...