飛島村議会 > 2021-06-16 >
06月16日-02号

  • "図上訓練"(/)
ツイート シェア
  1. 飛島村議会 2021-06-16
    06月16日-02号


    取得元: 飛島村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-02
    令和 3年  6月 定例会(第2回)        令和3年第2回飛島村議会定例会会議録招集年月日  令和3年6月16日(水)招集の場所  飛島村役場 議会議場開会     6月16日 午後1時30分応招議員   1番  中山恵美賀  2番  伊藤 豊       3番  八木敏一   4番       5番  小川政徳   6番  上田光彦       7番  井田晴己   8番  伊藤秀樹       9番  鈴木康祐   10番  橋本 渉       議長  渡邉一弘応招議員  なし出席議員   応招議員に同じ欠席議員   なし本会議に職務のため出席した者の職・氏名   議会事務局長     羽佐田里美地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職・氏名   村長         加藤光彦   副村長        早川忠孝   教育長        田宮知行   会計管理者      中野 晃   総務部長       加藤義彦   総務課長       鷲尾成二   企画課長       早川宗徳   税務課長       伊藤功司   民生部長       中島利文   住民課長       下里佐織   福祉課長       伊藤澄雄   保健環境課長     河村 泰   開発部長兼経済課長  福谷 晶   建設課長       山田由樹   教育部長教育課長  奥村義明   生涯教育課長     加藤悦久 △議事の経過      開議 午後1時30分 ○議長(渡邉一弘君) ただいまの出席議員は10人です。定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。 議事日程はお手元に配付のとおりです。 議事日程の順序に従い、会議を進めます。 ○議長(渡邉一弘君) 日程第1、一般質問を行います。 通告の順序に従い、一般質問を許します。 初めに、上田光彦君を許します。     〔6番 上田光彦君 登壇〕 ◆6番(上田光彦君) 6番上田光彦です。 今回の一般質問も質問時間に制限があります。執行部には、的確で前向きな答弁をお願いします。 本日は、以下、2つの質問をさせていただきます。 まず、日光川堤防、飛島大橋から国道23号線区間の改修の要望です。 日光川堤防は現在、服岡・三福地区において、補強工事が完了しましたが、今後の工事予定、計画が聞こえてきません。また、堤防のり面のところどころのひび割れが目立つようになってきています。コンクリートの割れ目から生えてきた雑木が大きくなり、林のようになって、堤防の強度を弱くしています。 梅之郷地区の住民もとより、村内全域の皆さんが安心できるよう、堤防の改修、のり面のひび割れの補修、雑木の伐採を早急に県に要望します。 2つ目は、同報無線戸別受信機の更新時期について。 総務課は以前、役場、親機のデジタル化の更新が完了したら、子機、つまり戸別受信機の更新も進めていくと説明があったと記憶していますが、どうなりましたか。 私は、従来型のラジオのような音声だけのものではなく、文字情報が見える機器の配備が望ましいと思いますが、いかがでしょうか。村の考えをお聞きしたい。 以上、この場での質問を終わります。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 上田議員の日光川堤防改修の要望についてでございますが、二級河川日光川の河川管理者である愛知県によると、日光川の飛島村の堤防工事につきましては、現在、飛島村大字服岡から、大字三福地内において、伊勢湾台風復旧事業から60年以上が経過し、古い特殊堤を改築するため、堤防補強工事が実施されております。議員御要望の飛島大橋から国道23号までの区域におきましては、この上流部の堤防補強工事の延伸区間として、護岸矢板の打設工事を順次実施していく予定で準備が進められております。 また、御指摘のとおり、堤防のり面等の老朽化が見受けられますが、堤防コンクリートひび割れについては、堤防機能に支障があると判断されれば補修していただけます。なお、のり面の雑木の伐採につきましては、県の予算が限られているため、全部を伐採することは難しいが、予算の範囲内で対応すると聞いております。 議員御指摘のとおり、ほかにも老朽化の箇所が見受けられることから、愛知県に対し、適切な維持管理と現在行っている堤防補強工事の延伸を継続的に要望してまいります。 次に、同報無線戸別受信機の更新時期はについてでございますが、同報無線デジタル化の更新は、平成28年度に役場親機の更新、平成30年度、令和元年度に子機全ての56本がデジタル化しているところでございます。 戸別受信機の更新時期は、村が設置している同報無線を受信できる戸別受信機の価格が高額であることや、設置箇所によっては屋外アンテナの設置工事が必要になります。また、近隣自治体においても戸別受信機の導入は行っておらず、このようなことから更新に至っていない状況であります。また、同報無線を聞き逃した方のために、情報の見える化として、戸別受信機文字情報表示を追加する機器についても、同様に価格が高額となっております。 しかしながら、村からの防災情報の伝達は重要な事項であることから、現在は同報無線とは別に、他の情報伝達手段として、防災メールを運用し配信しております。防災メールは、気象情報地震情報などを登録者へ配信するものでありますが、追加機能として、あらかじめ登録した固定電話への音声案内自宅ファクスへの一斉配信が今年度8月に導入予定でございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆6番(上田光彦君) 少し細かいところをお聞きします。 まず1つ目の日光川堤防の改修ですが、最下流、河口ですから、砂や泥が堆積して水深が浅くなっているように思います。これはとても心配されることですが、河床の掘削、しゅんせつ工事は行われるのでしょうか。 ◎建設課長(山田由樹君) 議員御質問のしゅんせつ工事、河床掘削につきましては、日光川水門と同じ幅でしゅんせつ工事を順次行っていることと聞いております。 ◆6番(上田光彦君) 工事自体の計画はあるということですね。常時しゅんせつは行っていただきたいということを要望していきたいと思います。 今回の日光川堤防の改修の要望は、村の建設課を間に挟んで、いろいろとニュアンスのやりとりが難しいと思いましたんで、私、県の担当に直接要望に行きました。そのときも、先ほどの村長答弁のように、今後順次実施していくという回答でした。個人が行って、すぐにオーケーなんていうことを県のほうから言われるとは思いませんが、ひび割れ箇所の写真等を提示しまして。ちょっと、皆さんのタブレット、資料にも写真のほう載しておきましたが、こういったいろんな何か所かのひび割れ等ございますんで、これは県のほうが、しっかりとした回答ではなかったんですが、これは我々住民としましては、結構切実に感じているんですが、県のほうの対応からすると、それほど重要視してないんだろうかと、逆に疑ってしまうような状況でした。 また、雑木の伐採については、ただ1つの予算の中で対応するという答えをいただきました。これ早急に現地を調査して、伐採工事をしていただきたいとともに、堤防改修も引き続き県には要望していきたいと思います。 それで、この質問は、加藤村長が1年以上ちょっと前に、自身、議員時代に一般質問されていると思います。そのことについて、村長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◎村長(加藤光彦君) 日光川の堤防の改修工事につきましては、私も議員の時代に2回、一般質問を行っております。飛島村にとって、日光川の堤防というのは、急所であり生命線だというふうに思っております。いつ来てもおかしくない南海トラフ巨大地震に備えて、関係機関に対して継続的に要望をしていきたいというふうに思っております。 ◆6番(上田光彦君) これからも、こういった形で何回か、質問なり文書に出して、残して、県のほうには要望していきたいと思いますんで、よろしくお願いします。 次に、同報無線戸別受信機について、もう少しお聞きします。 答弁では、価格がネックになっていると、価格が高いんだということでお聞きしたんですが、実際幾らぐらいなんでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 私どもが導入してる、同報無線を受信できる戸別受信機の1個当たりですけども、約4万円。設置場所につきましては、外部アンテナが必要となりますので、外部アンテナ工事としては8万円ほどかかるというふうに聞いております。 ◆6番(上田光彦君) これ例えば、1つのとこだけじゃなくて、何かいろんなところを見積もってやるという形ではできないんですか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 私どもの入れてる、導入した機器に対する受信ができる機器としては、1つのメーカーというふうに聞いております。 ◆6番(上田光彦君) 私、要望しました文字情報の見える機器、それはお幾らぐらいするんですか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 文字放送の受信機としましては、先ほどの受信機とプラスしまして、10万円ほどかかるというふうに聞いてます。 ◆6番(上田光彦君) 作業のプラス10万円ね。タブレットが買えるじゃないですかね。やはり、音声だけじゃなしに、文字の見える化がこれからは必要になってくると思うんですが、その他に伝達手段としてはどういったものがありますか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 先ほど村長が答弁しましたとおり、防災メールを運用しておりまして、防災メールでは個別の携帯電話のほうにメールを送らさせていただく。今後、今年の8月に導入予定ですが、固定電話、あらかじめ登録した方によりますけども、固定電話への音声案内、また固定のファクス受信機能付のものに対しては、登録した方にファクスを一斉送信する予定でございます。 ◆6番(上田光彦君) 皆さんの御自宅にファクスがあるわけでもなし、また耳も聞こえづらい方もおみえになるかもしれない。電話で音声案内をしようとすることも、なかなかおぼつかない方もみえるかもしれない。そういった方に、例えば、個別に限定して、文字の見えるような情報機器を配備するということの可能性としてはどうですか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 担当部署としましては、そういった方々の、いわゆる災害情報を入手しづらい方に、見える情報やファクス受信機への補助など、何かの対策が必要というふうに考えてはおります。
    ◆6番(上田光彦君) ぜひ聞き取りなりしていただいて、不便に感じてみえる方を拾い上げていただいて、ぜひ分かるような対応の情報伝達手段を考えていただきたいと思います。 今回、防災メールという形で執行部のほうからありましたが、飛島村防災メールは、どれぐらいの登録者数で、現状はあるんでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 今、防災メール登録者数、6月11日現在ですけども、711件登録者がございます。 ◆6番(上田光彦君) 今回どういった防災メールというか、スマホを活用した伝達手段があるかということでお聞きしましたが、今、飛島村が発行してるハザードマップという見開きの地図の載った紙の中に、飛島村が発信しているいろんな情報をQRコードから入手することができるというのがあるんですが、いろんな単発の情報を1個1個拾い上げていくよりは、やはり1つの総合的なアプリというか、そういうのをつくり上げていただいて、それを開くといろんな情報を入手することができるという、そういったやり方が一番皆さんも入りやすいし、分かりやすいし、情報を伝えやすいと私は思うんですけれど、今回こういった、例えばラインとか、そういった形で統合的に情報を1つのとこにして、情報メール防災メールを発信している自治体というのは、そういった事例はあるんでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 県内で本村と同じ防災メールと連携したラインを通じて行っている団体としましては、犬山市、日進市、武豊町の3市町がございます。 ◆6番(上田光彦君) ラインに限定するわけじゃないんですが、ちょっとラインも問題がありましたんで、そこばっかに固執するわけではないんですが、やはり見やすくて、情報を入手しやすい方法をやっぱ考えていただきたい。 そこで今、発信させていただいたのは、岐阜県の神戸町というところが、情報アプリとして新たに、いろんな情報を1つの画面から入手するような方法をつくってみえます。 ぜひこれを、同じようなものをつくれっていうわけじゃないんですが、参考にしていただいて、入手しやすい情報発信伝達手段をつくり上げていただきたいなと思います。 村長ね、僕は飛島のいろんなQRの、さっきのいろんな情報を入手するやり方が間違ってるという、そういった意味で言ったわけじゃないんですが、やはり入手しやすいような方法を今後考えていく上で、参考にしていただくってのはどうでしょうか。 ◎村長(加藤光彦君) 人それぞれいろんな利用の仕方があると思います。いろんな情報の習得の仕方があると思います。それで、今こういった防災関係のアプリも日進月歩でどんどん進展しているという状況にあるかと思いますので、飛島村に合った、より効果的な伝達手段を選択していきたいというふうに思います。 しかし、一定の世帯、一定の住民というのは、どうしてもそういったスマホを持っていないとか、使えないっていう人は必ずいるわけでありますので、そういった方に対しての災害時の情報伝達の方法っていうのは、間違いなく確保していかなければいけないことだというふうに思っておりますので、村内一律に画一的な情報発信の仕方っていうのはなかなか難しいかもしれませんが、その人に合った、その世帯に合った情報の発信の仕方を今後、検討していきたいというふうに思っております。 ◆6番(上田光彦君) ありがとうございます。 情報発信に、情報伝達に漏れがあってはいけないと思います。 いろんなチャンネルは残しつつ、やはりいい方法を探っていただきたいというのを要望して、私の質問は終わります。 ありがとうございました。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、中山恵美賀君を許します。     〔1番 中山恵美賀君 登壇〕 ◆1番(中山恵美賀君) 1番中山恵美賀です。 私からは、子供たちへの減農薬野菜の給食の導入についてと、コロナ禍の中でのフレイル対策についての2点を質問させていただきます。 先月2日、中日新聞の日曜版に「子供の食は大丈夫か」のタイトルで記事がありました。子供たちの食を考えることは、子供たちの未来について考えることにつながります。 ところが、日本の近年の状況を見ると、食の安全性を重視し、有機農業の推進にかじを取るヨーロッパの潮流とは大きく異なる方向に進んでいるとあります。日本の農薬使用量は、単位面積当たりトップクラスにあり、また、有機農業が伸び悩む中、ここ数年、地方自治体の中には、地方の有機食材を学校給食に導入する動きが出てきたとありました。 本村も、本年度より、飛島学園では、減農薬野菜や無添加食材による給食が開始されます。また、第4次飛島村総合計画には、安全で安心な給食の提供として、県内産、地元産の食材を使用する使用率、2022年度の目標を60%と書いてあります。 現在、この県内産、地元産の食材の使用率は何%でしょうか。今後、減農薬野菜の給食を進めるためには、安定した生産及び供給が必要ですが、その対策はどう考えてみえますか。また、保育園、保育所での導入は考えてみえますか。 続いて、コロナ禍の中でのフレイル対策についての質問ですが、本村は先々代村長の頃より、健康長寿の村づくりの政策がなされ、フレイル対策が充実しております。要介護認定は県平均より低いと伺っていましたが、昨年より、コロナ禍の中、今までのような対策では対応が難しいと思います。 この1年で要介護者の方の増加はどれぐらいあったでしょうか。コロナ禍の中での今後のフレイル対策はどうなされているのでしょうか。 ここでの質問は以上とさせていただきます。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 中山議員御質問の子供たちへの減農薬野菜の給食の導入についてでございますが、給食を通じて食の安全を考える機会として、減農薬野菜や無添加食材を使用した給食を今年度から各学期に1回ほど提供していきたいと考えております。地産地消につきましては、これまでも積極的に取り組み、令和元年度は41%の食材を県内産や地元産の食材で賄っております。今後も、減農薬野菜の使用を可能な範囲で進めてまいりますが、安定的に食材を調達するためには、コスト面の課題や多くの生産農家の御協力が必要となっています。 また、保育所、保育園でも同様に給食に係るお話をいただいておりますが、入所児と家庭での保育児の公平性を担保しながら、可能性を探ってまいりたいと考えております。 次に、コロナ禍の中でのフレイル対策についてでございますが、本村では、介護予防施策の成果もあり、要介護認定率は、令和2年度末時点において15.0%であり、全国の18.5%、愛知県の16.9%と比べ、低い認定率となっております。 また、要介護認定者数は、昨年の1年間では、211人から217人と6人増加しております。令和元年度の1年間においても6人の増加でありましたので、コロナ禍前後の認定者数の増加だけを見ると、変化はございません。 本村では、議員御承知のとおり、フレイル対策をはじめとする予防に重点を置き、充実した介護予防事業を展開し、実施しておりますが、御指摘のとおり、コロナ禍で思うように事業が実施できず、特に敬老センターを拠点とする事業展開には苦慮している状況にございます。 そこで、これまで力を入れてきました飛島村地域リハビリテーション活動支援事業、いわゆるトビリハシステムの中で、訪問型の支援をより充実させております。また、今年度新たにフレイル予防対策に特化したフローチャートを作成し、事業を展開しております。フレイル予防をはじめ、介護予防事業は、今後増え続ける高齢者対策で最も重要な施策と認識しております。コロナ禍で、まだまだ先が見えない状況ではありますが、状況を見極めながら、これまで以上に充実させてまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆1番(中山恵美賀君) 少し質問をさせていただきます。 減農薬野菜の給食の件ですが、今年度はどのような計画で、どのような献立、食材での献立を考えてみえますか。 ◎教育部長教育課長奥村義明君) 今年度の計画につきましては、各学期に1回、年間計3回を予定してます。1学期につきましては、6月の24日に、減農薬のタマネギを使用した親子丼を予定してます。2学期以降につきましては、カレーとか、小松菜のあえ物等を予定しています。全てというわけにはいきませんが、調達可能な食材に減農薬野菜を使用していきたいと考えています。 ◆1番(中山恵美賀君) 先ほど村長は、県内産、地元産の食材をこれまでに41%使用していると答弁されましたが、これから使用していく減農薬野菜を安定的に調達していくことは容易なことではありませんが、今後どのように調達されるのですか。 ◎教育部長教育課長奥村義明君) 減農薬野菜を生産することは、環境面、育成期間、販路等、大変難しい面もございます。今現在、地元や県内で生産していただいている方のネットワークを活用しまして、協力していただける方を確保していきたいと考えています。 ◆1番(中山恵美賀君) 新聞のほうのコメントには「安全な食べ物で子供を守ることは、社会の責務である」と書かれてありました。また先日、こども庁創設に向け、準備室を立ち上げる方向の中、加藤官房長官は、子供のために何が必要かという視点に立って、必要な施策を進めていくことが重要と考えていると話されました。私もこのことが大切だと考えております。 村長に最後、お願いします。 ◎村長(加藤光彦君) 学校給食に減農薬野菜を使用した給食を提供するというのは、まさに食について考えていただく機会を提供しているというふうに思っております。しかしながら、食に関して考え方は、個人的に皆さんいろんな考え方を持ってみえるので、個人差があるかというふうに思います。ですので、今回、学期に1回というレベルでありますけれども、まずはスタートして、そして無理なくできる範囲でということで進めていきたいと思います。長い目で見たときに、そのほうが効果的ではないかというふうに私は考えておりますので、まずは、学期に1回のペースで進めさせていただく予定です。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) ありがとうございました。ぜひ進めていっていただきたいです。 続きましての質問をさせていただきます。 フレイル対策の件ですが、先ほど村長の答弁の中で、要介護者の数、増加だけを見ると、変化はないということでしたが、新規で介護の申請をされた方は、どれぐらいありましたでしょうか。また、その中で、フレイルが原因で申請に至った方を把握されてみえますか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 新規の認定者数でございますが、令和元年度は43人、令和2年度につきましては52人と増加傾向にございます。また、昨年度、新規認定者の方で明らかにフレイルが原因と思われる方は、お1人いらっしゃいました。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) フレイル、いわゆる虚弱の状態に陥らないために、どんなことが重要だと考えてみえますか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) フレイルと申しましても、身体的なフレイル、また、精神的・心理的フレイル社会的フレイル等、様々な側面を併せ持つのが、多面性を持つのが特徴としてございます。どの要素がきっかけでフレイルの状態になるかは個々で違いますので、適切にしかるべき介入が早期にできれば、フレイルは可逆性、つまり元に戻すことが期待できる段階ですので、村長答弁にもございましたが、担当課としましても、フレイル予防対策が重要だと考えております。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) 村長答弁の中でも、フレイル予防対策として力を入れている事業等があるとのことでしたが、具体的にどのようなことを実施されていますか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 大きくは2点ございます。 まず1点目は、村長答弁にございましたが、トビリハシステム介護予防事業の中で力を入れてまいりました、飛島村地域リハビリテーション活動支援事業の中での訪問支援事業でございます。こちら、コロナ禍の中で敬老センターが閉館となり、事業が思うように実施できませんので、支援が必要な方へは、理学療法士等が村の専門職と同行させていただきまして、訪問型の運動支援を実施しております。 また、2つ目は、フローチャートを活用した支援でございます。具体的には、アセスメント調査票を用いまして、お1人お1人の身体面や精神面、また社会活動や認知面等の状況を把握させていただいております。その結果をフローチャートに落とし込みまして、その方の状態にあった運動教室への参加勧奨や、また、専門職の介入が適切にできる仕組みをつくっております。このフローチャートにつきましては、福祉課のほうの一般介護予防事業の中だけではありませんで、保健環境課の健診の事業、また敬老センター等、高齢者の方々に関係する各課の事業で共有し、展開しております。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) そのフローチャートですけれども、飛島村のオリジナルでしょうか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 基本的には県のほうにございます、アセスメント調査票を用いておりますが、村独自に入れた項目等もございまして、村に即した形、実情に即した形のフローチャートとさせていただいております。 以上でございます。 ◆1番(中山恵美賀君) 今までよかったものが、コロナ対策の中でできなくなってしまったという中で、愛知県の要介護認定率より低い水準にあることは、政策の成果であると思います。本村の高齢化率は、現在28%、これは全国平均であり、愛知県の高齢化率より高い水準にあります。今後も増加が予想されています。現状を維持し、健康の取り組みをお願いしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、伊藤豊君を許します。     〔2番 伊藤 豊君 登壇〕 ◆2番(伊藤豊君) 2番伊藤豊です。 初めに、新型コロナウイルス感染症により、闘病中の村民の皆様の1日も早い御回復をお祈りいたします。また、日夜、感染拡大防止に御尽力されている医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。1日も早く新型コロナウイルス感染症が終息されることを願いまして、質問させていただきます。 まず、新型コロナワクチン接種とコロナ差別についてお尋ねいたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大を抑え、終息させる切り札として、我が国でも、欧米よりも数か月遅れてワクチン接種が進み始めました。本年2月からは、医療従事者へのワクチン接種が開始され、4月からは順次、高齢者への接種も進められています。 そんな中、村民の皆様より、いつ自分たちが接種できるのかよく分からない、副反応が心配で、特に2回目の接種後に、どのような症状が出るのか不安であるといった、様々な御意見を聞いております。 現在のワクチン接種の実施率は、先進国でも低い状況で、全国民に行き渡るには来年の春までかかるとも言われています。全国的にワクチンの集団免疫効果が出るのは、まだまだ先の話で、感染拡大はしばらく続くと予想されます。さらに感染しやすく、早く重症化する変異株も広がっております。 その一方で、ワクチンを接種したか否かによって、新たな差別が生まれるのではないかという懸念があります。ワクチン接種の有無で何らかの差別や偏見、理不尽な処遇を受けることは許されるべきことではありません。 現在のワクチンは、副反応の割合が高くて、健康な人であっても、痛みや疲労、頭痛、発熱などの症状が多く、アナフィラキシーショックで重篤な症状が出たり、接種後に死亡するケースも出ております。医療従事者であっても、接種したくない方が少なからずいるということも言われております。 本年2月に改正されました新型インフルエンザ等対策特別措置法において、国及び地方公共団体は、差別的取扱いの実態把握や広報、啓発活動などを行うこととしており、本村におきましても、ワクチン接種の有無による職場や地域、学校等での不当な差別やいじめがないように、十分な実態調査と対策を講じていく必要があると思います。村民がワクチン接種やコロナ差別について、正しい情報に基づいて、常識的な判断ができるように、丁寧に情報提供しつつ、村民の人権意識を高める対策を図るべきと思っております。 そこで、村民における新型コロナワクチン接種の現状と課題、コロナ差別をどのように防止していくかについて答弁をお願いいたします。 次に、梅之郷地区の避難所について伺います。 飛島村は海抜ゼロメートル地域が広がる農村地帯と、産業の拠点となる工場が多く立地する臨海工業地帯とが共存する地域で、災害に強い村づくりを理念にして、全ての村民を収容できる避難所の整備を進めて、防災訓練や自主防災組織の活動を推進して、近い将来、発生が懸念されている南海トラフ地震や豪雨災害に備えてきました。以前、梅之郷地区の避難所は、令和3年度中に完成されると伺っておりましたが、令和4年度にずれ込むとお聞きしました。 そこで、梅之郷地区の避難所建設の進捗状況について、お尋ねいたします。 また、梅之郷地区の避難所は、国有地を借りて、本年5月1日に開通した名古屋環状2号線近くに建設されます。 名古屋環状2号線の完成に伴い、現在協議中である梅之郷神社付近の信号機の設置は、予定どおり行われますでしょうか。 梅之郷地区の住民を中心に、国道302号によって、東西に分断された道を通勤通学のために往来しています。とても信号機がなければ、安心して往来することはできません。住民の強い要望でもありますので、必ず信号機の設置がなされるように切に願っておりますが、その件に関しての進捗状況も併せて伺います。 以上、答弁をよろしくお願いいたします。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 伊藤豊議員御質問の新型コロナワクチン接種とコロナ差別についてでございますが、新型コロナワクチン接種の現状として、65歳以上の接種希望者における2回接種率は40%となっております。残り60%の接種希望者へは、6月19日から集団接種を実施し、7月24日までには2回の接種が完了する予定です。65歳未満12歳以上の住民に対しては、対象者全員に、6月中に接種券を送付し、併せて、7月下旬から接種を開始する日程や予約方法もお知らせする予定です。接種スケジュールについては、希望者への接種を原則9月中に完了できるよう準備を進めています。課題としては、スムーズな接種予約が実行できるか、接種全般において、住民の理解が得られるかなどです。 また、コロナ感染者や医療従事者、その家族へ向けられる誹謗中傷などのいわゆるコロナ差別の問題は、人権侵害につながる問題と考えています。私としても「村民の皆様へ」と題して、村長メッセージの中でも誹謗中傷を行わないようにお伝えさせていただいたこともございます。 村としましても、引き続き誹謗中傷の防止について周知するとともに、コロナ差別で悩まれている方に対して、村の人権擁護委員への相談や法務省が開設している人権相談窓口である「みんなの人権110番」をはじめ、様々な相談窓口の周知及び案内を進めていき、問題解決へ導きたいと考えています。 次に、梅之郷地区の避難所についてでございますが、(仮称)梅之郷地区津波一時避難所は、国道302号の道路敷地に建設を計画しており、令和3年3月頃に、道路占用の許可が出る予定で事業を進めておりましたが、関係機関との調整等により時間を要し、本年6月の許可となりましたので、現在避難所の完成は来年秋頃を予定しております。まだ、建設工事を発注しておりませんので、完成日が確定しましたら、御報告させていただきます。 また、現在協議中である梅之郷神社付近の信号機の設置についてでございますが、愛知県公安委員会と協議を行ったところ、年内に予定している国道302号の接道整備が完了しましたら、信号機が設置されることを確認しております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆2番(伊藤豊君) 答弁ありがとうございました。 それでは、新型コロナワクチン接種とコロナ差別について、再質問させていただきます。 まず、ワクチンの有効性や安全性への見解について、伺いたいと思います。 ◎保健環境課長(河村泰君) ワクチンの有効性、安全性の見解についてということでございますが、厚生労働省におかれましては、ファイザー社製ワクチンについて、発症予防に効果があるとしております。また、安全性については、主な副反応やまれに起こります重大なアナフィラキシーショックなどについても、公表そして説明しております。 以上でございます。 ◆2番(伊藤豊君) 本村において、ワクチンを接種された方で、副反応やアナフィラキシーショック等の症状が出ている方は現在いらっしゃるでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 現在、私どもアナフィラキシーショックをはじめとする重篤な副反応の発症については、聞いてはおりません。しかし、接種をされました方から、発熱、あとは接種部位におかれての痛みだとか、接種を行った腕のほうは上がりにくいだとか、そういったことなどの報告はいただいております。 ◆2番(伊藤豊君) 副反応について心配してる方がたくさんいらっしゃるんですが、村民に対して、どのようにして適切な情報を周知しているのか、伺いたいと思います。 ◎保健環境課長(河村泰君) 飛島村としまして、ただいまホームページ上に新型コロナワクチン特設ページというものを開設しております。その接種に関する基本的な情報をそこの中で紹介させていただいております。その中に、ファイザー社製のワクチンの説明情報もございます。そのほか、厚生労働省等の関係機関の情報サイトも紹介している形となっております。また、広報とびしまにおいても、ワクチン接種についての情報を過去に掲載しております。なお、今後、村内の接種対象者に向けて接種券を送付する際に同封させていただきまして、ワクチン接種に関する基本的な情報も併せて同封の上、送付させていただきます。 ◆2番(伊藤豊君) 接種の予約がスムーズに行われるために、現時点において、本村において、どのように取り組まれているのか伺います。 ◎保健環境課長(河村泰君) 一連の本村の接種事業に対しまして、皆様から不公平感を持たれないように、予約方法等の検討を。そして、あと対象者の方々に御理解いただけるような、資料作成も含めた情報提供の在り方についても検討しております。 ◆2番(伊藤豊君) ぜひ検討していただきたいと思います。 本村におけるワクチン接種の相談窓口、コールセンターはどのようなものか、お尋ねします。 ◎保健環境課長(河村泰君) 本村が新型コロナワクチン接種のために開設しました専用の相談ダイヤルというのが、24時間対応ということでございます。それに関しましては、接種時期だとか接種方法など、基本的な内容についての相談や疑問にお答えする形のものとなっております。また、保健環境課においても、従来から新型コロナウイルスについて、全般的に相談だとかをお受けさせていただいてるのが現状でございます。 ◆2番(伊藤豊君) 先ほど村長答弁の中に「みんなの人権110番」というものが御紹介ありましたが、そのほかにどのような相談窓口があるのか、伺います。 ◎保健環境課長(河村泰君) 先ほど村長答弁の中にもありましたとおり、飛島村におきましても、人権擁護委員さんを複数名お願いしておるという形になっております。その人権擁護委員さんに相談等があれば、おつなぎさせていただくという形の一つの方法という形で、私どもとしては持っております。ほかにも、先ほどのお話しいただきました「みんなの人権110番」ということだけではなくて、様々な世代、様々な性別、そして様々な問題に対して、それぞれの法務省の窓口等もございますので、そういったところも有効活用していきたいと考えております。 ◆2番(伊藤豊君) 本村において、実際にコロナに感染された方からの相談は、今までありましたでしょうか。もしあったなら、どのように対応されたのか、伺います。 ◎保健環境課長(河村泰君) 過去に感染者だとお申出のあった方から、誹謗中傷に対しての御相談がございました。そのときには、私どもの担当のほうが相談内容を聞き取らせていただきまして、どういった状況かということを把握をさせていただきました。それに対しまして、幾つかの相談窓口等を御案内させていただきまして、一つ区切りをつけさせていただいてるところでございます。 以上です。 ◆2番(伊藤豊君) コロナに感染された方が、誹謗中傷で苦しまれることがないように、きめの細かい万全の対策、フォローを引き続きお願いしたいと思います。 次に、梅之郷地区の避難所について、再質問をさせていただきます。 どうして建設工事のスケジュールが令和4年度にずれ込んだのか、その理由を伺います。 ◎建設課長(山田由樹君) 梅之郷地区のスケジュールが令和4年度にずれ込んだ理由でございますが、村長答弁にもございましたとおり、国道敷地において占用許可が必要となりました。その計画で、道路占用の許可に関係機関との調整が長くかかったことにより、ずれ込んだと思います。 以上です。 ◆2番(伊藤豊君) 梅之郷地区の避難所の管理はどのようになされるのか、伺いたいと思います。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 梅之郷の避難所の管理につきましても、他の避難所と同様に、日常の基本的な管理、浄化槽の清掃や消防設備保守などは村が行わさせていただきます。なお、訓練等で使用した際に、地元の住民の皆さんで清掃作業等を行っていただきたいというふうに考えております。また、区長や自主防災の方にあらかじめ避難所の鍵をお渡しする予定としておりますので、災害時にはその鍵を使って避難所を解錠し、区長や自主防災の方が中心となって、避難所の管理、運営をしていただきたいというふうに考えております。 ◆2番(伊藤豊君) 収容人数は、村民が300人、通過交通からの避難者が250人を予定すると聞いておりますが、災害時には大変大混乱が予想されると思います。そのような際のシミュレーションはされているか、伺います。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 梅之郷地区の方々につきましては、防災訓練や自主避難訓練等を通じまして、ふだんから混乱のないように準備をしていただきたいというふうに考えているところでございます。 また、通過交通からの避難者につきましては、発災の時間帯によりまして、どのくらいの人数が集まるか、よくまだ把握しているところではございませんので、区長や自主防災の方々と図上訓練などを通じまして、できるだけ混乱が少なくなるようにしていきたいように考えているところでございます。 ◆2番(伊藤豊君) しっかりとシミュレーションをして、混乱をできるだけ最小限に抑えられるように、私もできる限りのことをさせていただきたいと思っております。 最後になりますが、国や県とも関わりを持つようなイベントの開催も検討していただきたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 今現在、コロナ禍で国や県の防災訓練等は中止が相次いでおりますが、今年度新しく名二環も完成をいたしました。その輸送能力を生かした物資総訓練など、梅之郷一時避難所の竣工後に誘致したり、地元の方々と協力して訓練をすることで、住民や周辺企業の皆さんの防災意識の向上につなげていきたいというふうに考えているとこでございます。 ◆2番(伊藤豊君) ぜひ、防災意識の向上につなげていただきたいと思います。 村民が望んでいる信号機が必ず設置されて、梅之郷地区の避難所が無事完成されることを願いまして、私からの質問は以上とさせていただきます。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、橋本渉君を許します。     〔10番 橋本 渉君 登壇〕 ◆10番(橋本渉君) 10番橋本渉です。 私は、日本共産党飛島村村会議員として、住民の生活を守る立場から、村長並びに担当部課長に質問をいたします。 まず1点目には、コロナワクチン接種についてであります。 コロナがなかなか収まらず、ワクチン接種を急ぐよう全国的にも広まりつつやっているわけでありますが、飛島村でのワクチン接種がどうなっているかということが、なかなか分かりません。 現状どこまでワクチン接種が進んでいるのか、お聞きしたいということと、今後の計画はどうなっているのか、その点についての説明もお願いしたいと思います。また、ワクチンの種類については、今後どうなっていくのか、その点についてもお答えをしていただきたいと思います。 2つ目には、コロナ対策への支援であります。 去年も、その生活を守る立場から、コロナ対策での住民への支援をいろいろやってきました。 でも長い間続いているわけですので、今年度、3年度についても、支援を引き続きやるべきだと考えるわけでありますが、3年度での新しい支援策は何か考えているのか、今後どのような支援を進めていこうと考えているのかをお聞きしたいと思います。 以上、2点について質問をいたします。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 橋本議員御質問の新型コロナワクチン接種についてでございますが、先ほどの伊藤豊議員の一般質問でも答弁しましたが、現在65歳以上の高齢者における接種希望者の2回接種率は40%となっており、残り60%の接種希望者にも、7月24日までには2回接種を完了する予定です。 今後については、65歳未満12歳以上の住民の対象者全員に6月中に接種券を送付し、希望者への予約から接種までを原則9月中に完了できるよう準備を進めています。 また、村として取り扱うワクチンの種類は、管理方法や接種作業における間違いを防ぐためにも、当初から支給され継続接種しているファイザー社製のみで対応を進めていく考えです。 次に、コロナ対策の支援についてでございますが、当初予算では、飛島学園に通う生徒に対して、給食費の一部無償化、村外学生への支援、商工会が実施する商品券発行事業への助成拡大やひとり親家庭への支援策を承認していただいております。 また、コロナウイルス感染症の第4波など感染拡大が続く中、今定例会では、村内学生世代への支援、飛島学園の給食費無償化の延長や新生児子育てに対する給付金の継続、高齢者施設や保育施設への検温カメラの設置などを実施するための補正予算を上程させていただいたところでございます。 今後も、ワクチン接種による効果を見極めつつ、対策が必要と判断された際には、さらなる支援策を講じていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆10番(橋本渉君) 10番橋本渉です。 もう少し細かくお聞きしたいと思いますが、現在までに65歳以上の人の40%が終わったということでありますが、この人たちの計画については、それなりの資料が出されておりまして、やるということで現在終わってるということなんですが、ここで確認したいんですが、まず、対象者人数が何人だったのか、そして申込みが現時点で何人あったのか、お聞きしたいと思います。 ◎保健環境課長(河村泰君) 接種対象者としまして、私どもですと、65歳以上1,381人ということで把握をさせていただいております。そして、そこの中で接種の希望者ということでございますが、6月11日現在でございますけれども、1,221人ということで、希望率88.4%ということで把握はしております。 ◆10番(橋本渉君) 多くの方が申込みされたということで進めていただき、それで現時点で40%の人がもう済んだという話ですね。前半戦というか、その人が済んだ。今度、後半戦の残り60%の人たちがこれから接種されるということですが、その辺のところの計画があんまりはっきりしてないんですね。今までの説明の中では7月24日までに終わるというふうに言われるんですけど、いつから始まって、例えば、前に出された資料では、1日120人の接種で485人が終わりましたよという話なんだけど、その後の計画というのは、どういうふうになってるんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 先ほど村長答弁の中にも、伊藤議員の答弁の中にもございましたとおり、後半戦というふうにお話をさせていただきますけれども、残り700人強ということで把握をさせていただいてる皆様におかれましては、6月19日の土曜日を皮切りに、ざっとお話ししていきますけれども、26日の土曜日、7月1日の木曜日、7月3日の土曜日、これが1回目の接種という形になります。2回目に関しましては、7月10日土曜日、17日の土曜日、7月22日木曜日、そして最後7月24日土曜日ということで、計4回、それぞれ2回ございますけれども、そういった形で700人を超える人数を対応していきたいと思っています。そして、それぞれ前半のときには、大体120名前後、1回当たり接種をさせていただいておりましたが、後半に関しましては、人数も多いということもありまして、1回当たり大体180人を目安として接種していく予定でございます。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) そうしますと、65歳以上の人たちの接種は7月の24日で終わるというふうに理解すればいいわけですね。その後、まだいろいろ、以下の人たちの分があるわけでありますが、ちょっと確認したいのですけど、ワクチンの1バイアルというんですか、1本が5人分だと言ってましたね。ところが、何かこの前聞いたら6人分になっとるということ言われたんだけど、それはいつから変わったんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 具体的な日程が、ちょっと私ども今資料がございません。ですが、国のほうが当初ワクチンの配付に進んだときに関しましては、1バイアル5本取れるシリンジ、注射器ですね、そういった形で御支給いただきました。途中から、1バイアルに対して6本取れるシリンジ、注射器ということで、併せて一緒に送っていただく形になりましたので、ちょっと具体的な日程はございませんが、途中から5本から6本に変わったということで、国のほうからお示しがございました。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) それじゃあ現時点では、6本取ってやってるというふうに理解してればいいわけですね。それで、65歳以上の人は7月の24日で申込み者は全員接種できるということですね。それから、次は64歳から今12歳までというふうに言われたわけですが、その対象人数は何人になるんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 65歳未満から12歳以上ということで、今私どもが把握をさせていただいておるのが2,860名ということで、把握はさせていただいております。 ◆10番(橋本渉君) それで先ほど9月までにっていうこと言われたわけだけど、接種完了が9月までというふうに理解していいんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) ただいま接種の方法等もいろいろ調整させていただいておりまして、具体的に何日までとはちょっと今まだ言い切れるものではございませんけれども、おおよそ9月中までには、希望者の方に関して接種を2回完了することができるだろうという予定でございます。 ◆10番(橋本渉君) 今の村長答弁の中で、例えば弥富なんかだと、もう60歳までの人たちは接種できるようになっとるし、それから以下の人たちはもう通知が出とるって、来とるというふうに言われてるんだわね。飛島村はどうなっとるんだということなんだけど、今村長の答弁の中で、6月中に、今月中に接種券を配付すると。だから、対象者は全員接種券をもらうことができるわけですね。そうなると、今度申込みをしないかんということなるんですけど、お年寄りの今までの65歳以上の人たちの申込みは、はがきだったかね。返信するという形で、それを受け取って、役場がまたいついつですよと言って通知くれたですね。だから、よそみたいに電話だとかメールだとかで混乱はしなくてスムーズにいったというふうに思うんですが、この64歳から12歳までの人たちのは、同じようなやり方でやられるわけですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 65歳以上の高齢者におきましては、やはりウェブだとかスマホの操作に不慣れであろうということと、あと電話もなかなかという方もみえるという話も聞いておりましたので、結果として、はがきで全対応をさせていただいたところでございます。ですから、64歳以下の方に関しましては、そういったスマホにもなじんでおられるということもありまして、接種のチャンネルというか、接種の、例えば個別接種に当たっては、ウェブ予約をするだとか電話予約、そしてなおかつ、我々今保健環境課として検討させていただいておるのは、集団接種などは今までどおり、はがきとは言わないんですけども、封書、紙ですね、そういった形で、アナログ式なことも予約として使用したらどうかということで今検討しております。 ◆10番(橋本渉君) 前にもらった資料には、接種順番が決められとったですね。それで、65歳までをやった後は、基礎疾患のある人を優先するだとか、それから高齢者施設に勤めとる人を優先するだとかって、いろいろ順番はあったんですけど、今の説明では、もう全て同じようにやるというふうに理解していいわけですね。 ◎保健環境課長(河村泰君) 今議員の言われたその優先接種、国が示してる優先接種という部分が、基礎疾患のある方、そして高齢者施設等の従事者という形で国はお示しいただいております。飛島村としても保健環境課としても、それ以外にも、村独自で考えるべきことがあるんではないかということもありますので、そういったことも今検討中でございます。そして、そういった方に対して、接種に関しての優先というわけではないんですけども、予約に関して優先をさせていただこうかと思っておるところでございます。そういった方に関しましては、ほかの一般の方に比べて、先に優先的に予約を取るという形を優先という意味で取らせていただきたいと思っています。 ◆10番(橋本渉君) 全員に通知出すもんですから、申込みがばっと来ると。来た中から役場のほうがこういう人は優先という、上に持ってくるという、そういうふうに理解していいわけですね。そういうふうにね。それで、今までは役場がずっとやってきたわけですが、個別接種の問題もありますわね。で、今までの資料でも個別接種は、一番新しい資料だと、海部医師会との広域個別接種に向けて調整中となっとるんですけど、なかなか、よその自治体の人は駄目よという話も聞くところもあるんですけど、これは今後どうなってくんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 個別接種に関しまして、私どもとしましては、まず加藤胃腸科・内科ということで、村内医療機関という形を御依頼させていただいております。そして、今議員のお言葉にもありました海部医師会、そして津島医師会、両医師会に所属されておりますワクチン接種の指定医療機関でありまして、なおかつ、例えば村内の方のかかりつけ医ということの条件がありますけれども、そういった医療機関に関しましては、その医療機関及び所在自治体のルールにのっとって予約等ができるというふうに把握はしております。 ◆10番(橋本渉君) 飛島村としては、個別接種のやり方ってどういうふうなんですか。みんな役場のほうへ申し込んで役場が調整してやるのか、弥富なんかほとんどそういうふうらしいですよね。電話で申込んで役場が調整しておるということですが、飛島村は今後どうするんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 飛島村としまして、今お話しした村内の加藤胃腸科・内科に関しましての個別接種の部分に関しては、保健環境課、村として対応させていただこうかと思っています。先ほどの海部医師会、津島医師会、そういったところでかかりつけ医ならという話をさせていただきましたが、そこの中でも、医療機関、あとはその所在の市町村、いろいろ予約方法等も異なりますので、医療機関ごとの対応を御自身で取っていただくことになるかと思っています。 ◆10番(橋本渉君) そうしますと、村内での接種の場合は役場がやりますけど、村外で打つ場合は個々の判断でやってくださいという話ですね。それで、9月までに終わるという話なんですけど、2,800人だと、2回接種で5,600回。9月いうか、お年寄りは7月、その後からでしょう。65歳やって、後から2か月間でそんなにできますか。 ◎保健環境課長(河村泰君) また、今そういったことの検討中でございますけれども、例えば今、加藤胃腸科・内科さんに関しましても、現状荒川先生のほうには、集団接種ということで、高齢者の場合は木・土ということで、2回御協力いただいておったところでございますけれども、個別接種に移っていただくということで、その2日間だけではなくて、もっと加藤医院のほうで、回数、日数を増やしていただくっていうこともありますので、なおかつ、我々すこやかセンターでやらせていただいております集団接種ということも継続してやらせていただくところでございます。ちょっと回数的なことは減るかと思いますけれども、結果としまして、先ほど2,800強ということの対象者という話をさせていただきましたが、やはり接種率90%、希望率90%という想定をさせていただきますと、大体2,500人ほどになるかと。それが2回接種ということで5,000回という形になりますけれども、そういった部分で、様々な接種方法、接種期間といったことを利用させていただくことによって、9月中には希望者の方に関しましては、2回接種が可能ではないかということで想定をしております。 ◆10番(橋本渉君) 計算上できるという話ですので、ぜひ早めに、9月いっぱいで終われれば、よそに比べれば早くやったなということになると思いますね。それで、ちょっと今いろいろ口頭で説明してくれたんですけど、できたら前にも出してもらっとる、前半戦の接種状況の資料だとかいうのを出してもらってるんですけど、後半戦のお年寄りの接種は、日にちも言ってまえたんですけど、資料として出してほしいということと、それから、64歳から以下の人たちの計画も今、加藤病院で1日何人、何回やるかとか、いろいろあると思うんですね。そういうのも文書として、議会のほうへ資料として出していただきたいのはよろしいでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) はい。ただいま検討中ということを固めさせていただいて、議会のほうにお示ししたいと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) 次に2つ目のコロナ対策への住民への支援の問題についてお聞きしたいと思いますが、今までも支援を続けてきたわけでありますが、3年度で、コロナ対策支援の新しい事業というのは、どんなことをやる予定なんですか。 ◎教育部長教育課長奥村義明君) 令和3年度の新しいコロナ対策事業としまして、教育課のほうで今回補正予算で上げさせていただきました、高校生、大学生世代を応援するためのクオカード、こちらのほうで、通勤とか通学の学生を含めた世代、こちらのほうでそういうコロナ対策として、今回補正予算のほう上げさせていただいてます。 ◎住民課長(下里佐織君) 住民課のほうで補正予算を上げさせていただいたものでございますが、新生児の子育ての給付金ということで、4月1日から3月31日までの出生の方1人につき10万円の給付をさせていただきます。補正予算として上げさせていただいております。 ◎民生部長(中島利文君) 高齢者施設と保育施設に対しまして、クラスター発生防止のために、今議会のほうで補正をお願いさせていただきまして、検温カメラの設置をさせていただく予定をしてます。 ◆10番(橋本渉君) 給食の補助だとか、子育て世帯生活支援給付金だとかいうのはあるんですけど、これは新規じゃないよね、継続。去年もやって、また今年もやるというふうに理解していいわけですね。 ◎住民課長(下里佐織君) 新生児の給付金につきましては、昨年度から引き続き継続でございます。今年度、子育て世帯生活支援特別給付金でございますが、こちらにつきましては、国から補助金をいただいて行う事業でございます。 ○議長(渡邉一弘君) 14時55分から学園の下校の同報無線が流れますので、3分ほどお待ちいただけますか。 大丈夫ですか。それでは、もしも大きいときは、申し訳ないですが止めます。 ◆10番(橋本渉君) 新しい事業も、また支援が増えているというのは事実だと思います。ちょっと確認したいのですけど、障害者手帳を持ってみえる人に温泉とプールの招待券を支給するという事業も始まったというふうに思うんですけど、これは別にコロナ対策ではなくて、一般事業としてずっと継続的にやられるというふうに理解していいんですかね。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) お見込みのとおりでございまして、コロナ対策とは別でございます。 以上です。 ◆10番(橋本渉君) それから妊婦さんへの子育てタクシー支援というのも、これも一般事業として理解していいわけですね。 ◎保健環境課長(河村泰君) 議員お見込みのとおりで継続ということで、コロナ対策ということではなく一般事業でございます。 ○議長(渡邉一弘君) 少しお待ちください。     (飛島学園の下校の同報無線放送あり) ◆10番(橋本渉君) それからちょっと確認したいのですけど、2年度やっていたコロナ対策事業で、今年度はやめた事業というのはありますか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 昨年度実施して今年やってない事業ですけども、まず1つ目が1人10万円を配らさせていただきました特別定額給付金給付事業、あと児童1人2万円を配付させていただきました子育て世帯臨時特別給付金支給事業、あと65歳以上に商品券を1万円配らさせていただきました高齢者生活応援事業などあります。 ◆10番(橋本渉君) 高齢者の商品券の配付というのは、もらった高齢者もうれしいんですけど、使うことによって、地元の企業、商売屋さんにもそれなりの影響があって、大変いい事業だなと思ったんですけど。そういう事業をなくしたというのは、何か考えがあってですか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 高齢者の対策につきましては、すこやか商品券の交付もございますので、高齢者の施策、対策に支援が偏るということもございますので、また収入減が、高齢者につきましては見込まれることが少ないといったことで、今年は考えておりません。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) すこやか商品券も確かにありがたい話ですけど、すこやか商品券はあれ全員対象じゃないもんね、介護保険利用しとる人は対象にならないもんですから、逆に言うと、介護保険使ってる人はそれなりに費用が要るわけですので、お金は出てくけど商品券は来ないという状況になってますので、本当はそうやってコロナ対策での商品券は助かるなというふうに思っとるわけですけど。今後も、やっぱりお年寄りもそれなりに、重なる、重複するという部分もあるということですので、またお年寄り用の対策も考えていただきたいというふうに思います。 コロナでいろいろな支援がやられているわけでありますが、今年度やられる支援の一覧表を議会へ提出していただきたいのですが、よろしいでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 6月補正までの一覧表を資料提供させていただきたいというふうに考えます。お願いします。 ◆10番(橋本渉君) あとコロナ対策でPCR検査の問題点、検査ができるようにしてほしいと言って、前の議会でも要望しておったわけでありますが、こういった検査をやるということはできないものでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 以前御質問にあったかと思いますけれども、コロナ禍、コロナの状況を見合せさせていただいて検討させていただくということでございまして、今のところ、この状況ということですので、現状では保健環境課としましては導入をということは今考えておりません。 ◆10番(橋本渉君) 医療機関で、加藤病院なんかでは、やれんですかね。 ◎保健環境課長(河村泰君) 病気等の治療だとか、そういった一環でのPCR検査、ほかの検査、そういったことに関しては、やっていただいておりますけども、あくまでも、感染の有無っていうのを確認するためだけの検査業務は行っておりません。 ◆10番(橋本渉君) 聞くところによると、個人病院でもそういう検査やってるとこもあるというふうに聞きますので、加藤先生がやるというふうに言っていただければやれると思うので、行政的にもお願いするということになると思いますけど、ぜひこういう検査もできるように。別に、加藤病院だけじゃなくて、ほかのところでもできればいいわけですので、行政がやるんじゃなくて、そういう医療機関なんかを利用してやれるようにしていくというのも進めていきたいと思いますので、ぜひ、今後もそういうのを考えていただきたいと思います。 時間30分ってことですので、これで終わりたいと思います。 ○議長(渡邉一弘君) お諮りします。 暫時休憩をしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(渡邉一弘君) それでは、3時15分まで休憩とします。     休憩 午後3時01分     再開 午後3時15分 ○議長(渡邉一弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、八木敏一君を許します。     〔3番 八木敏一君 登壇〕 ◆3番(八木敏一君) 3番八木敏一です。 私から7問質問します。 最初に「活気・魅力・人づくりの村」についてお尋ねします。 広報とびしまの表紙に書かれているキャッチフレーズが「小さくてもキラリと光る村」から「活気・魅力・人づくりの村」に変わりました。なぜ変わったのか、その理由をお尋ねします。 2問目に、住宅地開発についてお尋ねします。 最初に、村が行った渚地区住宅地開発の概要を簡潔に。開発した結果並びに現在の状況を。また、渚地区住宅地開発の検証は行ったのかお尋ねします。次に、本年度に新規住宅地開発整備構想検討委託費として652万円予算が計上してあるが、具体的にどのようなことを行うのか。また、今回の新規住宅地の区画はどの程度の規模を考えているのか。そして村長に、この新規住宅地開発についての本気度をお尋ねします。 3問目に、第5次総合計画についてお尋ねします。 人口減少時代に第5次総合計画を策定するに当たり、どのように作成していく計画であるのか。村長は、総合計画の根幹をなす基本構想について、どのように考えているのか。また、総合計画と議会との関わりをどう考えているのか、お尋ねします。 4問目として、飛島村職員一般事務職の職務経験者の募集についてお尋ねします。 本村ホームページ及び広報とびしま6月号に、令和4年度採用の飛島村職員一般事務職職務経験者の募集が掲載されています。この一般事務職の職務経験者募集の目的、狙いは何ですか、お尋ねします。 5問目として、海外派遣事業の代替え事業についてお尋ねします。 中学2年生の海外派遣事業は、昨年度実施ができなかったため、今年度において、中学3年生を対象に、8月に国内でイングリッシュキャンプを行う計画であると承知しています。しかし、愛知県では、5月12日から緊急事態宣言が出ており、国内の新型コロナウイルス感染症状況を見ても、この事業を実施できるかどうか微妙な状況であると思うが、村はどう考えているのか、お尋ねします。 6問目として、ごみの分別についてお尋ねします。 家庭ごみは、ガイドラインに沿って分別して出すことになっていますが、一部の村民がこれを守らないため、収集拒否をされているのを見受けます。特に、資源ごみをガイドラインに基づかず、不燃ごみとして出すケースがあり、収集拒否をされています。いまだに資源ごみと不燃ごみとの認識ができていない村民がいるということであります。そこで、村は村民に対して、どのような指導、教育、周知等をしているのか、お尋ねします。 最後に、介護保険特別会計についてお尋ねします。 介護保険特別会計の歳入において、基金の繰入れを受け入れる歳入科目がありません。介護給付費準備基金があるのに、なぜ受入れ科目がないのか。また、介護給付費準備基金の繰入れに関して、第8期介護保険計画に、介護給付費準備基金から介護保険特別会計に525万円繰入れすると記載されているが、この繰入れは第8期中のいつ行われるのか、お尋ねします。 質問は、以上であります。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 八木議員御質問の「活気・魅力・人づくりの村」についてでございますが、これまで広報とびしまの表紙に記載されておりました「小さくてもキラリと光る村」を6月号から「活気・魅力・人づくりの村」に改めました。私は、これまで「災害に強い村づくり」「活気と魅力のある村づくり」「人づくりによる村づくり」という3つのビジョンを村民の皆様に訴えてまいりました。その中で「災害に強い村づくり」は最優先課題として当然に実施していかなくてはならないものと認識しておりますので、改めて表紙には記載しませんでした。「活気と魅力のある村づくり」「人づくりによる村づくり」については、これから様々な施策を通じて、村民の皆様に実感をしていただきたいと考えております。広報とびしまは、行政からのお知らせというだけではなく、村民の皆様と行政をつなぐ1つのツールと考えておりますので「活気・魅力・人づくりの村」という考えをより身近に感じていただきたいという思いから、表紙に明記することといたしました。 次に、渚地区住宅地開発についてでございますが、概要としまして、本村は人口の減少と少子高齢化が進展し、地域社会の維持に深刻な影響を及ぼすことが懸念されるため、飛島村に居住を希望する若い世代や在勤者の定住促進を図ることを目的に、渚地区において新規住宅地の開発を行いました。第1期分譲として25区画、第2期分譲として20区画の整備をし、全ての区画を分譲することができました。現在は2区画を除いた43区画で既に住宅の建築と入居が済んでおり、このことにより、新しい住民が増え、少なからず人口の減少も食い止めることができたと思われます。今年度、第1期分譲から5年目を迎えますので、検証作業としまして、新規住宅地開発整備構想検討委託事業においてアンケート等を行い、現状の把握や需要調査、候補地の選定及び評価を行い、新たな住宅地開発に向けたスケジュール、また上位関係計画等の整理を行ってまいります。住宅地の規模や区画数につきましては、現状及び需要調査等を参考にしながら検討していきたいと考えております。最後に、この新規住宅地開発は「活気と魅力のある村づくり」の実現に必要な事業であり、当初予算の段階から必要な事業費も計上させていただきましたので、さらなる事業推進に尽力をしていきたいと考えております。 次に、第5次総合計画についてでございますが、議員の御指摘のように、高齢化や人口減少という難しい問題に加えて、新型コロナウイルス感染症という世界的な危機を乗り越えた後の村づくりをどう描いていくのか、非常に難しい局面での策定になると認識しております。このような第5次総合計画の策定に際しては、条例の規定に基づき選出された審議会委員の皆様のお考えを伺いながら、取りまとめていきたいと考えております。また、基本構想は、村政の最高理念であり、私どもが目指す将来の村の形になりますので、議会議員の皆様をはじめ、住民各位の重層的な意見集約を経て策定すべきものと考えております。 次に、飛島村職員一般事務職の職務経験者の募集についてでございますが、目的、狙いは、村職員の年齢層が少ない年代の補充と、コロナ禍での離職を考えている優秀な人材を確保するため、募集をしているものでございます。 次に、八木議員御質問の海外派遣事業の代替え事業についてでございますが、議員の御発言の中にありましたが、中学3年生を対象に8月17日から20日の3泊4日で長崎県佐世保市にあるハウステンボスでイングリッシュキャンプを行う計画で進めております。しかしながら、現在緊急事態宣言が発令されており、また変異株の感染者も増加していることから、子供たちの安全を最優先に考え、様々な選択肢を検討しております。 次に、ごみの分別についてでございますが、本村では家庭ごみの分別早見表を作成し、この早見表をガイドラインとして、すこやかカレンダーに掲載した上で、毎年広報3月号に差し込み、全世帯に配布しております。また、分別早見表については、飛島村公式ホームページにおいても掲載しております。併せて、外国人の方への対応として、英語をはじめとする6か国語の家庭ごみの出し方のパンフレットを作成し、ホームページにて掲載しております。また「さんあーる」という、ごみ分別アプリを令和3年1月から配信しており、ごみ分別をスマートフォン等で簡単に検索できる体制を整備し、周知を図っております。 次に、介護保険特別会計についてでございますが、介護保険特別会計は議員御承知のとおり、3年ごとに策定する介護保険事業計画に基づき、年度ごとに予算を計上し、運営しております。介護給付費準備基金の繰入れは、第8期計画期間の後半で必要となる見込みです。したがって、今年度の予算においては、基金の繰入れをしなくても特別会計を運営できるため、歳入に計上しておりません。今後とも安定的な介護サービス等を提供していくため、御理解、御協力いただきますようお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆3番(八木敏一君) それでは、関連質問に入りますけども、まず最初に「活気・魅力・人づくりの村」についてのコメントをします。 村長のただいまの答弁「活気・魅力・人づくりの村」に対する考えは理解できました。また、いろいろな村づくりが始まっていることも承知してます。さて、村民に村長の「活気・魅力・人づくりの村」という考えを身近に考えていただきたいという思いを広報とびしまの表紙に明記することも大事でありますが、村づくりを推し進めるには、職員が仕事をする必要があります。その職員がキャッチフレーズを見た聞いただけでは、このキャッチフレーズが何を言っているのか、真に理解できません。これは村民でも同じであります。このキャッチフレーズをより具現化して職員に語り示さないと、村づくりはなかなか前に進まないと言っておきます。前村長時代は「小さくてもキラリと光る村」のキャッチフレーズがあるだけで、職員にその意味を具体的に語って示していないため、村づくりが前に進まなかったと私は考えています。ぜひとも村長の考え思いを語ってください。それが職員に伝われば、村づくりは進んでいくと確信します。 なお、民間出身である佐野副村長が7月から就任します。私は、副村長の民間でのノウハウを行政に生かしていただきたいと思ってます。村長は、副村長のいいところを引き出し、村づくりに活用するということを大いに行っていただきたいということを申し上げて、次に行きます。 次に、住宅地開発の関連質問をします。 まず、住民課長にお尋ねします。 村が行った渚地区住宅地開発地区に何世帯で何人住んでいるのか。また、本村のここ10年間の人口の推移、括弧、外国人を除く、はどうなっているのか。お尋ねします。 ◎住民課長(下里佐織君) 渚地区住宅地開発地区についての人口と世帯でございますが、6月1日現在でございますが、世帯45世帯、人口は157名でございます。そのうち、15歳未満の方は60名、15歳以上の方は97名でございます。 次に、10年間の外国人を除いた人口の推移ということでございますが、4月1日現在の人口で比較をさせていただきますと、平成24年は4,524人でございましたが、令和3年は4,388人となってございます。人口が増加した年もございましたが、少しずつやはり減少をしているという状況でございます。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) ただいま住民課長から答弁がありましたが、45世帯で157人が住んでいます。私はこの数字を聞いて、意外に少ないと思っております。 さて、住宅地開発により本村の人口が増えてもおかしくないのに、先ほど住民課長の答弁でもありましたが、人口は横ばいと言うか、若干減ってます。村の施策として、公金税金を使って住宅地開発をしたのに、本村の人口は増えていない。先ほどの村長答弁の中に、新しい住民も増え、また人口の減少も食い止めることができたと思われるという表現がありました。これは、現状において、本村に必要なことであり、否定はしませんが、第4次総合計画は、本村の人口を増やすことを目標にしていて、人口減少を食い止めることが目標ではないと考えています。住宅地開発を公金税金を投入してまで行う必要性、目的等をいま一度明確にする必要があります。また、第5次総合計画を作成するに当たり、総合計画との関連も再考する必要があると考えております。そして、まず、渚地区住宅地開発の検証が必要であると、しっかりと検証して、新規住宅地開発に生かしてください。また、新規住宅地開発整備構想検討委託の中でアンケートを行うということですが、このアンケートの中に、なぜ飛島を選んだのか。また飛島の住み心地等、アンケートの項目に入れてほしいと要望しておきます。 さて、渚地区住宅地で、いまだに開発がされていない区画があるということですが、開発されなかった場合どうなるか、お尋ねします。 ◎建設課長(山田由樹君) 未建築のところでございますが、住宅の建築制限を契約のときに結んでおりまして、5年以内で自己住宅等を建築し、居住するということになっておりますので、居住されない場合においては、買戻し権により買戻しをさせていただきます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) しっかりした対応を取ってください。 次に、私から住宅地開発についてのコメントをします。 住宅地開発をするということは、人口を増やすということであると私は理解しています。なお人口を増やすことは、住宅地開発、空き家対策、少子化対策と複合的に取り組んでいかないと、成果は上がってこないということを申し上げておきます。 さて、人口に関して、都市計画では、自治体ごとに何人という想定ではなく、都市計画区域で計画人口を想定するものであって、飛島村で人口が減っても、都市計画区域内で他の市町でその分カバーできれば何ら問題がないわけであります。愛知県の都市計画サイドから見て、本村は、市街化調整区域であり、住宅地開発には制限が加えられており、本村における住宅地開発は厳しいものがあると言えます。また、愛知県農地サイドからも、農業振興地域である優良農地を潰すことは、なかなか難しいものがあると言えます。しかし、難しいと言ってるだけでは、前に進みません。しっかりとした準備をしていくこと、プラン、対策を立てることは大事であります。この件に関しては、以上であります。 次に、3問目として、第5次総合計画について質問します。 第4次総合計画では、人口目標は5,000人という計数を打ち出しているが、第5次総合計画についても、同様に目標人口の計数にこだわるのか、お尋ねします。 ◎企画課長(早川宗徳君) 現時点では、人口目標を含めて、事務局案はございません。村長答弁にもございましたが、条例の規定に基づき選出されました審議会委員の皆様に意見を伺いながら、目標を設定してまいりたいと存じます。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) まだ総合計画策定が始まったばかりでありますが、人口減少時代において、総合計画も、従来の考え方ではなく、新たな考え方で作成する必要があり、第5次総合計画の目標人口をどうするのかが最大のポイント、課題であると言っておきます。 さて、第4次総合計画を策定して8年たちました。また住宅地開発を行いましたが、人口は若干減っております。第4次総合計画の目標である5,000人になっていません。成果が出ていません。総合計画は絵に描いた餅ではいけません。そうならないように、第5次総合計画を策定していただきたいことを強く言っておきます。 次に、村民アンケートを取る計画はあるのか、お尋ねします。 ◎企画課長(早川宗徳君) 担当課といたしましては、村民の皆様にアンケートをお願いすることを考えてございますが、その対象や数、内容については、現時点では未定でございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 村民アンケートは大事であります。本村における問題課題等が浮き上がってきますので、ぜひとも行ってください。 次に、令和3年度、4年度、2か年で、第5次総合計画を策定するわけでありますが、第4次総合計画で達成できたもの、できなかったものがあると思うが、第5次総合計画を策定するに当たり、第4次総合計画の総括が必要ではないかと考えるが、このことについて、どう考えているか、お尋ねします。 ◎企画課長(早川宗徳君) 担当課といたしましても、現行計画の総括をした上で、第5次総合計画を策定していくことを予定してございます。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) 答弁にもありましたが、第4次総合計画をしっかり検証し、総括した上で、第5次総合計画に取りかかっていただきたいと言っておきます。特に、第4次総合計画で住民自治基本条例の制定がうたってあるが、全く手をつけてない。第5次総合計画では、このようなことがあってはいけません。これでは本村の最上位計画である総合計画の価値を低下させるだけでなく、策定する意味、そのものがなくなるからです。このようなことであるならば、業者に委託せず、総合計画を全職員が携わり、作成したほうがお金がかからず、またそれに携わったことにより、総合計画そのものが理解できることとなり、このほうが一石二鳥であると言えます。このようなことを言われないようにしっかりとした第5次計画を策定してください。なお、第5次総合計画において、第4次総合計画の住民自治基本条例のように、全く手がつけてないものがあれば、私が事業担当課長だけでなく、担当部長の責任を追及するいうことを言っておきます。 さて、本村の最上位計画である総合計画の重要性を村長はじめ全ての職員に認識してもらうことが重要であると考えます。そのためには、総合計画とはどういうものであるか、そういう研修も必要であると思います。とにもかくにも、総合計画、村づくりの計画は、本村の最上位計画であることを踏まえて、第5次総合計画を策定してください。なお、今後、随時、総合計画については質問するということを申し上げて、次に行きます。 次に、4問目として、飛島村職員募集の関連質問をします。 今回、優秀な人材を中途採用する試みは評価しますが、本村の公式ホームページに掲載されている一般事務職の試験案内に求める人材欄に書かれていることは、レベルが高過ぎると思います。ここで求める人材欄に掲載してあることを読みます。1つ「これまでの職務経験等から飛島村職員として活かせる得意分野や強みがある人」、2つ「住民を始め、関係者とのコミュニケーションを円滑かつ意欲的に図ることができ、高い協調性をもって、地域に根ざした行政サービスに積極的に取り組むことができる人」、3つ目として「飛島村のことを良く理解しており、災害時等においても、高い危機管理意識をもって、迅速かつ積極的に活動できる人」。私は、現在、役場の職員の中で、この3条件をクリアできる職員は、失礼ですが、ほとんどいないと思ってます。それほど高いレベルのことが書かれています。また、試験についても、作文、集団討論、プレゼンテーションがあり、試験内容が濃い。 そこで、総務課長に、お尋ねします。求める人材の条件及び試験内容は高レベルであります。この試験で、採用基準を満たない場合、合格者がないということもあり得るのか。また、誰が審査するのか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) まず1つ目になりますが、まず適任者がいない場合ですが、適任者がいない場合は採用しないこともあり得ます。また、面接等になりますが、村幹部による面接を考えているところでございます。 ◆3番(八木敏一君) 今回、この中途採用の募集に関して、私が疑問に思うのは、村長答弁にもありますが、職員の補充の面から言えば、なぜこれほど条件を高くする必要があるのか非常に疑問であります。私は、中途採用募集について、採用基準のハードルを高くするのではなく、採用する側のしっかりとした鑑識眼、人を見る目を持つことが大事であると思います。その鑑識眼で言えることは、作文に何が書いてあるのか、面接、プレゼンテーションで採用候補者が何を言うのかが重要であり、特にその人が公務員として、また、村づくりに対する情熱が感じられるかどうかが大事であると考えます。民間等の経験者であれば、公務員と違って、経験をしており、それなりに優秀であると考えています。とにもかくにも、今後がどうなるか、結果が楽しみであります。 次に、海外派遣の代替え事業について関連質問します。 海外派遣事業に続き、イングリッシュキャンプが実施できなければ、現在の中学3年生は、コロナ禍の思い出しかありません。非常に寂しく感じます。先ほど、村長の答弁をいただきましたが、私は中学3年生に村として特別な思い出をつくることが必要であると考えています。このことに関して、いま一度村長の見解をお尋ねします。 ◎村長(加藤光彦君) そもそも海外派遣、海外に行けないことが、すごく子供たちにとってはショックだったと思います。それで、私はとにかく安全を最優先に考えて、国内なら大丈夫だろうと思って、長崎のイングリッシュキャンプを実施することを決めました。しかしながら、今の状況は、3泊4日で行って、子供たちの安全が確保できるかっていうところに、いささか疑問を感じるようになっておる状況であります。そこで、再度、今、本部会終わったところですけれども、いろいろ検討をしておるとこでございます。明日はちょうど推進委員会の会議が行われる日であります。その中でまた委員さんにいろいろ協議をしていただいて、最終的な結論を出したいと思っております。当然、私も子供たちにとって、何か思い出をつくりたいっていうのは、議員と同じであります。 ◆3番(八木敏一君) 前向きの答弁をいただきました。私は、飛島村の代表である村長、教育委員会の代表である教育長に強く要望しておきます。今年度計画しているイングリッシュキャンプが実施できなければ、特別な思い出、日常ではできないことをつくる事業を考えてください。宿泊が伴わなくてもできる特別な思い出づくりをぜひともつくり出してくださいということを申し上げて、次に行きます。 6問目として、ごみの分別の関連質問をします。 保健環境課がいろいろ工夫してごみ対策を行っていることは承知しており、評価しますが、いまだに不燃ごみ収集日に資源ごみが出されている状況を見ると、もっと徹底した村民に対する教育、指導が必要であると考えます。ガイドラインに基づいたごみの出し方を全ての村民に理解してもらう、新たな方策を考えないと収集拒否は減りません。そこで、保健環境課長、村民のごみの分別の理解を高めるため、新たな対策、特に不燃ごみ収集日に資源ごみが出てこない対策は何か考えているのか、お尋ねします。 ◎保健環境課長(河村泰君) 保健環境課としましては、議員が御指摘いただきました今までの様々な方策、そちらのほうは継続して進めていきたいと思っております。ですが、御指摘いただいたとおり、リサイクルに回すべきごみ、資材のほうが不燃ごみという形で混じってしまって、それが収集拒否という形が今も散見されるということは把握はしております。そういったことをなくすためにも、いま一度、現状の方策以上に何かできることはないかということで、ちょっと、ただいまから検討させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) ごみ行政で厄介なのは、行政だけではできないことであります。限度があるということであります。ごみを出す人が、ごみの分別を理解し、実践するかにかかってくるわけであります。新たな発想を持って、本村に合った、村民に対する教育、指導の在り方を検討する必要があると指摘します。また、答弁では検討するということでありましたから、次回の議会に、また検討結果を尋ねますから、検討しておいてください。ごみ行政については、すぐに片づきませんから、随時質問をいたします。 最後に、介護保険について、関連質問します。 まずもって、村長答弁は理解ができませんでした。今から随時検証していきます。 最初に、答弁では3年ごとに策定する介護保険事業計画に基づき、年度ごとに予算を計上しているとのことですが、令和3年度介護保険特別会計予算と、第8期介護保険事業計画、令和3年度分とリンクしていますか、お尋ねします。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 八木議員の御質問の計画書のページでございますが、161ページになるかと思います。161ページの第8期の介護保険料の基準額の算出に必要な数値、こちらに令和3年度の予算が記載されてございます。計画書のこの数値と令和3年度の予算につきましては、基本的には準拠してございます。ただし、こちら、介護保険事業計画につきましては、事業計画であるため、予算の数値と合わせられない部分もございます。具体的には、歳出予算につきましては、第8期中に必要なサービス料が固まることで、計画中の各サービスの給付費の見込額と合わせてございます。しかしながら、一部、制度改正に伴う調整が入るもの、また、保険料に関しましては、2月の策定委員会で御審議いただき、承認を得ているものでございます。また、予算上の財源である歳入が固まらないものに関しましては、昨年度の実績をベースに積算しているもの、また、策定委員会で承認いただくまでに変更したものも承知しております。したがいまして、議員御承知のとおり、年明けの新年度予算を確定する時期に間に合わないため、この算出表と予算が合わない箇所が発生してることでございます。いずれにしましても、今回の第8期計画につきましては、2040年までを視野に入れました計画となってございます。また、次年度以降におきましては、今年度の実績を基に予算計上していくという予定であることを補足させていただきます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、今給付費に触れましたけど、歳入で、令和3年度、介護保険特別会計の調整交付金と、今の第8期介護保険事業計画の令和3年度分の調整交付金が合ってないが、これはどういうことですか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 先ほど御説明させていただきましたけども、こちらに関しましては、予算の歳入の際に固まってなかったもんですから、昨年度の実績をベースに予算計上させていただいてるものでございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、昨年の実績をベースなんだけど、今度、歳入の介護保険料、令和3年度特別会計の介護保険料総額が、前年度と比べて1,200万多い。令和3年度が多い。それで、介護保険料は据置きであると。計画は据置きであると。据置きであって、景気もそんなによくない。そうすると住民税も横ばいであると。そうすると、この1,200万増やした根拠は、どういう根拠を持って計上したんですか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 先ほどの御説明とリンクするかと思いますが、調整交付金の額の差額が恐らくこの1号被保険者のとこに載ってきてございます。例年、介護保険はそうなんですが、調整交付金の額が議員御承知のとおり、5%分がおよそ1%から2%程度、計画におきましては3%となってございます。そちらの差額につきましては、この1号被保険者のところで、この予算時においては、こちらの1号被保険者のほうで負担いただくといった形の予算の措置となってございます。結果的には、今後運営していく中で、それぞれの負担割合が、議員御承知のとおり、決まってございますので、そういった負担割合の中で、精算していくといった形になっておるものでございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、要するに、令和3年度介護保険特別会計予算の編入は、第8期介護保険事業計画の前で編成したと。それで、その後に第8期介護保険事業計画を策定したと。そういうことをやってるから、令和3年度特別会計予算は、先ほど言ったように、調整交付金が少ない。それで介護保険料が多いと。こういうこれだけ見ると、いいかげんな予算が組んであるというふうに見えるんだけど、それで先ほど答弁の中にもあったんだけど、事業計画が遅いと。だから、今後については、これを改善するっていうようなことは考えているのか。要するに、事業計画そのものが、私から言えば遅いんですよ、策定するものが。3月の介護保険特別会計事業予算を提出するときには、もう第8期の事業計画そのものが、もう確定してないと、遅くても。それを今まで見てるとばたばたして遅い。これについてどう思いますか。 ◎福祉課長伊藤澄雄君) 担当課としましてもやれることは最善やっているとこでございます。また、今回の計画につきましては、制度改正、また報酬改定、またそれに伴う交付金の確定等、国の方針、答えを待って、保険料を算定していくといった作業がございました。先ほどのお答えの中にありましたけども、したがって予算の確定後に少し調整しなきゃいけない部分がございましたので、やれる部分に関してはこれからも改善できる点は改善していこうかと考えてございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、多分的に、また担当者が前年の例、前回の例に基づいて介護事業計画をつくってると思うんだけども、それはやはり、この3年度の当初については、介護保険特別会計とリンクさせるためには、やはり今よりも二、三カ月前にもうつくらないと、これはね。また3年後同じことになるんだわね。そうすると、3年、初年度の介護保険特別会計は、いいかげんな予算なるんだわね。その点を強く言っておきますけど、そういう改善をやってください。 それで、次に、基金の繰入れについて検証します。 第8期介護事業計画での基金からの繰入れ525万円は、第8期介護保険事業計画の3か年の後半である旨の答弁であります。私は、なぜこのような答弁になるのか、理解できません。この答弁を私なりに解釈すると、介護給付費を多めに見積もっているから、初年度は様子を見て、その都合で7期と同様に基金からの繰入れはしないと聞こえます。 さて、介護保険給付費準備基金は、何のためにあるのか。介護給付費が当初の見込みより増えたときに対応するための基金であると承知していますが、もう一方では、介護給付費準備基金の原資は介護保険料であります。この基金が多額になれば、介護保険料を下げるために使う基金であるということも認識する必要があるということを強く言っておきます。 さて、介護保険制度は国がつくりました。頭のいい役人がつくったのでありますから、万が一、介護保険特別会計が赤字になっても、県の救済制度、財政安定化基金が受けられるようにつくってあります。現に本村でも過去に1度、県からの救済制度を受けています。このような県の救済制度があり、村の計画でうたっているのに、素直に介護給付費準備基金の繰入れを行うことに、村長答弁では難色を示した。今、説明したように、赤字になっても、県の救済制度があるわけですから、もっと柔軟に考える必要があると言っておきます。さて…。 ○議長(渡邉一弘君) 八木議員、少しオーバーしてますもんで、手短にお願いします。 ◆3番(八木敏一君) はい。 さて、介護保険料は村民から高いと言われてます。では、第8期はどうなのか。近隣市町の介護保険料の状況を調べました。蟹江町で5,700円、弥富市6,050円、飛島村は6,350円であります。また、名古屋市は6,650円であります。調べた結果、本村の介護保険料は、第7期と同額の据置きであっても高いことが分かりました。 さて、今回は介護保険に関することばかりではなく、仕事のやり方改善にも言及しました。ここで、役場全ての職員に申し上げます。役場職員が自分の行っとる仕事を見直し、改善することは非常に大事であると考えてます。そこから始めることが、いろいろな意味で行政サービスの向上につながっていくと言っておきます。そして、7月から民間出身の副村長が就任します。いろいろなことが新鮮な目で見られるはずであります。私は、副村長に大いに期待していることを申し上げて、全ての質問を終わります。 以上であります。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、小川政徳君を許します。     〔5番 小川政徳君 登壇〕 ◆5番(小川政徳君) 5番小川政徳です。 今回、私は、古台ソフトボール場、服岡公園(通称)ピラミッド公園の現状はと、梅之郷避難所建設の遅延理由の2つを村長並びに関係部課長へ質問したいと思います。 まず初めに、古台ソフトボール場、服岡公園の現状はについて伺いたいと思います。 今回の質問で、まず伺いたいのは、古台ソフトボール場の現状ですが、この二、三年ほど、ほとんど使われている様子がなく、前は少年野球の子供たちの声が響いていました。しかし、現状はどうなっているのか伺います。 また、隣接する服岡公園(通称)ピラミッド公園に関しては、土曜日、日曜日などの休日であっても、人っ子1人いないのが現状です。真っ黒なカビのような汚れがびっしりついている状況のピラミッド。また、シロアリに食われたりして、朽ち果て、形をなしていない木製の休憩所。剪定されずに、うっそうと茂るドングリの木などの樹木、また、そのドングリなどの木の下では、木の実、落ち葉が片づけられる様子もなく、散乱していて、このような状況では、この木陰でシートを広げてお弁当なんてことは無理です。この汚い公園で、憩いの場にはならないと思いますが、いかがですか。 そして、平日の日中では、公園に隣接する道路、特に公園東側の農道では、トラックや営業車両の休憩所と化している状況ですが、周辺農地へのごみ散乱、路肩の破損など、苦情が出ています。使われることのないソフトボール場、施設が古く、汚く、暗く、落ち葉や木の実が放置されたままの公園など、このまま朽ち果てていくのを待っているのですか。飛島としてどのような対策を講じているか、伺います。 次に、梅之郷地区避難所建設の遅延理由の質問です。 先ほども伊藤豊議員の質問がありましたけど、この遅延理由。当初の計画、本来であれば、既に入札も終わっており、施工業者が決定し、着工し、そして来年、令和4年3月には竣工するはずの梅之郷地区避難所の建設工事ですが、いまだに動いてない状況です。なぜ、前回建設された服岡地区避難所建設の後、4年以上も間隔が空いたのか。運よく、この4年間に避難所を使用するような災害が発生しませんでしたが、地域住民は、災害発生がいつ来るのか不安でたまらないと思っています。つきましては、ここ現在までに至る建設計画の経緯は、どのようになっているかを伺いたいと思います。 以上、この場での質問を終わりたいと思います。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 小川議員御質問の古台ソフトボール場、服岡緑地の現状はについてでございますが、御指摘のとおり、古台ソフトボール場は、近年利用者が減っているのが現状です。これは、野球スポーツ少年団が3年前に休団したこと。また、ソフトボール協会が、スポーツ協会から脱会したことに伴い、常時使用する団体がなくなったことによるものです。しかし、利用者が減少しても、体育施設管理員が定期的にグラウンドの除草作業と周囲の樹木剪定を行うなど、適切に維持管理しております。併設します服岡緑地は、平成5年度に整備されましたが、経年劣化に伴って、木製遊具や噴水施設を撤去いたしました。また、パーゴラや木製ベンチ等で老朽化したものがありますので、安全性を確保するため、撤去または更新を検討してまいります。さらに、公園内のピラミッドは、近年汚れが目立つようになってまいりましたので、早急に清掃等を行い、地域住民の皆様が利用しやすい環境を整備してまいります。 また、隣接する村道への駐停車の車両については、道路幅員の関係から、直ちに駐停車が違反とは言えないものと認識しております。万一、ごみの不法投棄等がある場合は、環境安全指導員等がパトロールし、指導することといたします。 最後に、今後の利活用の方針としましては、より有益な施設となるよう、古台ソフトボール場と服岡緑地等の一体的な利用も含めて、時間をかけて検討してまいりたいと考えております。 次に、梅之郷避難所建設の遅延理由はについてでございますが、今まで村が整備してきました避難所につきましては、村有地または寄附をいただいた土地において建設をしておりましたので、敷地の占用許可が必要なく、年度当初に入札を行い、6月議会で工事請負契約の締結の議決をいただき、年度内完成というスケジュールで進めてまいりました。今年度計画しております、(仮称)梅之郷地区津波一時避難所につきましては、国の道路敷地において、占用許可を受けて建設するという計画であり、全国的にも珍しいケースです。そのため、国におきましても、関係機関等の調整もあり、申請から許可の期間が長くなったことにより、当初予定していました年度内の完成から、来年度秋頃の完成に変更させていただくものです。引き続き、御理解御協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆5番(小川政徳君) では、ここから再質問ということで、詳しく聞きたいと思います。 まず、ピラミッド公園について質問します。 ピラミッド公園、写真行ってますでしょうか。見てもらうと真っ黒。次のページをめくってもらえれば、石灰、いろんなものが落ちている。そして、木製の休憩所みたいなとこですけど、朽ちて落ちています、下へ。もう1枚めくってもらうと、素人目には分からないけど、シロアリの食ったまるけです。このように、平成5年に整備されたピラミッド公園ですけど、当初、たしか噴水があって、うちの坊主も中で泳いどったような覚えがあります。もう本当にブルーなりました。びたびたになって。だけど、このように、その頃は、いろんな、ちょびっとでも人がいたと思います。これだけ真っ黒で暗くなった公園になるには、何か理由があるんですかね。特に、木の実が落ちて、次のページめくってもらうと、下に落ち葉と、見にくいんですけど、ドングリが山ほど落ちているんです。このようなとこで、シートを広げてお弁当で、憩いの場にはならないと思いますけど、これについて、改修とか修繕とか、予定はあるのか聞きたいと思いますけど、お願いします。 ◎建設課長(山田由樹君) まずピラミッドですね、御指摘のとおり村長答弁でもございましたが、汚れが近年目立つようになりましたので、早急に清掃作業に入らさせていただきます。また、写真でもございましたとおり、タイルの浮き等も確認することができましたので、補修を検討させていただきます。また、パーゴラですがシロアリ等が入っておりますので、安全を確保するために、担当課としましては撤去したいと考えております。 ◆5番(小川政徳君) 今課長、結構、撤去って言われましたけど、基本シロアリ食われたり、腐ったやつは撤去するのは当たり前ですけど、また、このような憩いの場っていうかそういうのを造るんだったら、今だと樹脂とか、病虫害に強いものでやるとか、そういう計画でやっていただきたいと思います。人が来やすい、どうでしょう、落ち葉とか、このごみ、いけそうですか。 ◎建設課長(山田由樹君) すみません、ちょっと補足させていただきまして、ベンチ等は先ほど議員が申し上げたとおり、擬木等のベンチに更新させていただきたいなとは担当課で思っております。また、木の実等の清掃は、清掃員とかでちょっと清掃のほうは手を入れたいと考えております。 ◆5番(小川政徳君) お願いします。すばらしく汚れてますので、散乱してますので、相当頑張らないと取れないと思いますので、よろしくお願いします。 次に、古台ソフトボール場のほうで質問したいと思いますけど、古台ソフトボール場、使いたいっていうふうにするには、団体登録して、使用申請してっていうことがありますけど、ちょっと詳しくお願いしたいんですけど。 ◎生涯教育課長(加藤悦久君) 現在、在住在勤者で構成される団体で、窓口で登録申請をしていただいております。登録人数は、競技種目によって異なりますが、軟式野球だと9名以上、テニスは2名以上で登録していただいております。その後、登録証を交付し、使用申請をしていただいております。 以上です。 ◆5番(小川政徳君) ソフトボール場、子供の軟式野球も使えるというふうに聞いております。実際聞いた話で、まず一番ネックっていうか、ハードルが高いのが団体登録だそうです。みんな気軽に入って、気軽に借りれて、ノックだのキャッチボールなどもできるような、そういう施設にしたい、個人で借りれることはできないのかっていうことを伺いました。そこら辺、ちょっと聞きたいんですけど。個人で借りるにしても、結局団体登録で借りるにしても、責任者が個人だと思います。だで、その使用責任、破損責任とか、そういうことはやっぱり個人に課せられるものですので、同じようで、団体っちゅうハードル高いとこを低くして、個人で貸せることは無理でしょうかね。 ◎生涯教育課長(加藤悦久君) 運動広場につきましては、競技種目によって使用を決めておりますので、今のところ個人の登録は考えておりません。 以上です。 ◆5番(小川政徳君) 今回、写真撮ってきたのは、すみません、ピラミッド公園のほうだけで、ソフトボール場の写真撮ろうと思ったら、柵は高いわ、なかなか撮れなかって。中を見ると、本当に草が結構生えていて、キクラゲみたいな、あれはコケですかね。何かそういうのも生えていて、やっぱり人が使わないと、施設は悪くなっていく、腐っていく。ですので、そこまで団体使用とか、そういうのをハードルを高くしなくても、飛島在住の方なら個人で借りれるような、そんな規制緩和ですかね、そういうことを考える余地はないんでしょうか。ちょっとこのことについて、村長、お答えしていただきたいと思いますけども。 ◎村長(加藤光彦君) このピラミッド公園、それから古台グラウンド、私も現場見に行ってきました。非常に汚れていて、危険なところもありましたんで、危険な箇所はもう早急に修正をすると。汚いところも掃除をする。これはもう早急に進めます。古台グラウンドについては、一回需要がどうなってるかっていうことを調べて、今ほかのグラウンドなんかでも、そちらで使えれば別に問題ないということなのか、ほかがいっぱいで、もうこの古台グラウンド空けてくのはもったいないという状況になってるのか、その辺も一回ちょっと調べて、また回答させていただきます。 ◆5番(小川政徳君) もう一つ、写真ありました。忘れてました。見てください。ソフトボール場、公園の東側の道路ですけど、超大型車停まっております。たまたま撮れました。次のページを見ていただいても、中型車らしきもの2台と先頭のタンクローリー、これ大型車なんですわね。こうやって停まっております。こういう車が停まっているから、すれ違いになったときに路肩のほう、これ見にくいんですけど、30センチぐらいへこんでます。このちょうど白線のとこから左のほうの路肩が。大型車が転回して、へこまして削ってって破損してったという状況だと思いますが。このように今、ちょうどいい木がありまして、昼から日陰になるから、結構トラック、営業車が駐車して休憩しています。先ほどの村長答弁では、法律上ではいいということですが。このような状況ですと、また公園駐車場にも営業車が停まっていまして、たまたま通りかかった人がトイレ使うのも、ちょっとはばかられるという。もともと服岡公園のトイレ結構真っ暗で、ちょっと怖いんですけど、トイレも使うのが怖いっていう情報もありました。そしてまた、この破損箇所、道路東側にもやっぱりごみが散乱して、公園などで駐車は、先ほど言われたとおり、拒むことはできないと思いますけど、村長よりの全体的な活用を検討するという答弁がありました。でも、現状このように大型車両とかトラックがいっぱい停まっているっていうことを考えて、ひとつお願いしたいと思います。 次に、梅之郷避難所建設の遅延理由についての質問です。 まず、遅くなった理由っていうか、現在までに至る計画の経緯ですが、どのようになっているのか、課長、ちょっとお願いします。 ◎建設課長(山田由樹君) 現在に至りました経緯でございますが、村長答弁にもありましたとおり、今までの避難所でございますが、村有地または寄附をいただいた土地で建築を行っておりました。しかし梅之郷は、国道の敷地内において造るということで、これまでに至る用地の検討とか交渉とかでちょっと時間を要しました。3月頃に道路占用が下りる予定でございましたが、関係機関との調整によりまして、道路占用が6月になったということで、ちょっと遅れたという経緯でございます。 ◆5番(小川政徳君) その道路占用が遅れたっていう、ぶっちゃけその理由ですけど、まず、今言われた関係機関っていうのは、どこなんですかね。 ◎建設課長(山田由樹君) 道路占用でございますが、まず名古屋国道の第三出張所というところに提出をさせていただきました。そちらから名古屋国道のほうに上がりまして、今、名二環と302号を工事しております愛知国道と名国との間で、まず、いろいろな工事とかで調整をしておりまして、その関係の調整と、そこから国土交通省中部整備局にまた上がりまして、道路占用の審議をして許可が出るということで、この国土交通省より先日6月に下りたということで報告を受けております。 以上でございます。 ◆5番(小川政徳君) 道路占用、梅之郷の避難所の建築に関してもですけど、ちょっと私も分かっている範囲で言わさせてもらうと、道路占用イコール建築許可ぐらいなんですかね。道路占用下りてから建築許可、その後建築確認で、その建築確認が下りたら建設工事っていうふうに聞いておりますけど、この道路占用許可とか建築許可とか、この工事っていうか、これは、どういう部類に入るのか。基本設計計画なのか、実施設計計画なのか、何かそういうのを分類できますかね。 ◎建設課長(山田由樹君) すみません、ちょっと説明が違うかもしれないんですけど、一応道路占用というのは、国の敷地を借りるよっていう許可でございまして、そちらの許可が出ました後、建築許可、適合証明と言われるんですけど、開発、こういう適正をちょっと証明していただくのが、またこれ交付申請させていただいて、許可が出ます。その後、それに基づきまして建築確認を出させていただきまして、許可が出ましたら、建築工事に入れるよということでございます。 以上でございます。 ◆5番(小川政徳君) この前、令和2年の5月28日で入札終わった実施設計ですわね。これは何をやってるんですかということです。 ◎建設課長(山田由樹君) 先ほど言われた実施設計のほうでございますが、こちら変更のほうでございまして、実施設計を行った当初は、暫定的な国道の敷地で計画をしておりまして、名二環の整備が終わりまして、敷地が確定しました。それに伴う敷地の図面等の修正でございますので、そちらの変更の手続でございます。 ◆5番(小川政徳君) 今回言いたかったのは、前回の5月議会のときに計画の予算が出たんですけど、その前の計画設計、実施設計、基本設計、これでは何をやっていたんですかねっていうことなんですけど。これで道路占用許可とかそういうのが普通やれていないのかっていうことなんです。ただそれで、道路が変わってくから後々っていうなら、そのときに設計コンサルをやりゃあいいんじゃないんかなっていうふうですけど、変わったら変わったで後出しで、また400万の追加予算を出すとか、そういうふうではなくて、最初にもうこれだけの仕事をきっちりやってくれっていうふうに持ってくのが普通じゃないんかっていうことを聞きたいんですけど、そこんとこちょっと教えてください。 ◎建設課長(山田由樹君) 当初ですと、令和2年度中に道路占用まで下りるという計画で進んでおりまして、道路占用は10月29日に提出しております。ですので、3月までに出るということで進んでおりました。4月になっても下りないものですから、4月において単価の改正もございました。ですので、単価改正も新単価に入れ替える作業もしておりますので、そちらと図面訂正ということで、そちらが新しく令和3年度で補正をさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ◆5番(小川政徳君) 補正とかそういうふうになると思いますけど、遅れれば遅れるほど。ぶっちゃけ、この道路占用、これだけ遅れた理由ですよね。教えてもらえますか。 ◎建設課長(山田由樹君) ちょっとそこのところは、関係機関の審議等もございますので分かりませんが、こちら道路占用というものが、道路敷地内における建築物っていうのは、全国的にも異例なものというか、そういうものが例がないということで、そういう調整とかにかかったものと思われます。 以上でございます。 ◆5番(小川政徳君) 難しいことを聞くと、こっちも頭混乱してきますので、もうそこら辺にしたいと思いますけど、とにかく今言われた関係機関、名古屋国道事務所に出して、それから名古屋国道に行って、愛知県の国道事務所、名二環の工事協議して、最後国土交通省と。お手盛りのたらい回しみたいな時間稼ぎっていうか、何かわけ分からんことをやられて、半年以上も遅れて、飛島の梅之郷避難所もまた半年どころか1年ぐらい完成が遅れるという。実際先ほど申し上げたけど、避難所できてから大きな災害ないからラッキーなもんですけど、もしあったら、地域住民、不安だと思います。ですので、スピーディーに、これどこが悪いって言って、飛島が悪い、愛知県が悪い、国が悪いとは言えませんので、スピーディーな協議、対応をしていただきたいと思いますけど。村長に聞いても、スピーディーで行かさせていただきますという答えだけもらうぐらいのもんでしょうね。すみませんけど。 ◎村長(加藤光彦君) 私も詳しいところまでは聞いてませんけども、ただ、伝わってくる感覚が物すごく手間かかっとるということは、情報として職員からもらってました。それは何でかっていうと、先ほど来、話がありますように、今までなかったことが、これ飛島の避難所、梅之郷の避難所で初めて行われるということで。それで、それとあと関係機関が、先ほど私も聞いてびっくりしたんだけど、幾つもあるというところで、なかなかそこのところの流れが、どっかでとまっとったのかなというふうにも感じてしまうんですけれども。ただいつもと同じような建設で進めるんだったら、もう少し早くは進めれたと思うんですが、特殊だったということ。それとこれは私の推測ですが、名二環がもう最終の追い上げのところで、ばたばたしとったんじゃないかと。そういったこともみんな絡んで遅れたんじゃないかなというふうに私は感じております。今後こういうパターンで避難所を建てることもないかと思うんですけれども、先ほど10月29日に、そうやって一応資料をそろえて出してるっていうことを聞くと、担当課もそれなりに3月にはできるだろうというふうに思うのも当然だっただろうなというふうに思いますんで。とはいっても、常にチェックをして、大丈夫かという、その確認はしていくべきだったのかなというふうに今、感じております。 以上です。 ◆5番(小川政徳君) はい、ありがとうございます。先ほど村長申し上げてもらったとおり、特殊な事例の特殊な避難所ですので、伊藤豊議員、竣工祝いで何かイベントを立ち上げてくれとか言われてましたけど、これマスコミが食いつきやすい案件ですので。大事にっていうか、スピーディーに、そして、いろいろ遅れたりという理由云々もありますけど、飛島村のちょっと宣伝になっちゃうような施設だと思いますので、今後しっかり対応していただきたいと思って、質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一弘君) 本日はこの程度でとどめ、6月23日午後1時30分から会議を開きます。 これにて散会します。     午後4時29分 散会...