飛島村議会 2013-12-17
12月17日-02号
平成25年 12月 定例会(第4回) 平成25年第4回
飛島村議会定例会会議録招集年月日 平成25年12月17日(火)招集の場所 飛島村役場
議会議場開会 12月17日 午後1時30分
応招議員 2番 渡邉一弘 3番 井田晴己 4番 5番 伊藤秀樹 6番
加藤光彦 7番 村上雅之 8番 服部康夫 9番
鈴木義男 10番 橋本 渉 議長
鈴木康祐不
応招議員 なし
出席議員 応招議員に同じ欠席議員 なし本会議に職務のため出席した者の職・氏名
議会事務局長 岡村和仁地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職・氏名 村長
久野時男 副村長 服部高幹 教育長 田宮知行
会計管理者 渡辺良和
総務部次長兼 総務部長 成田 豊 企画課長 早川忠孝
総務部次長兼 税務課長 佐藤國夫
総務課長 早川喜久
開発部次長兼 開発部長 加藤重和
建設課長 堀田一也 開発部次長兼
整備推進課長 伊藤善文 経済課長 下里 正 民生部長 久野眞澄
保健福祉課長 平野美由紀 教育部長兼 住民課長
佐野まゆみ 教育課長 貝沼朗史 生涯
教育課長 鬼頭邦彦
△議事の経過 開議 午後1時30分
○議長(
鈴木康祐君) ただいまの
出席議員は9人です。定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付のとおりです。
議事日程の順序に従い会議を進めます。
○議長(
鈴木康祐君) 日程第1、
一般質問を行います。 通告の順序に従い、
一般質問を許します。 最初に、
鈴木義男君を許します。 〔9番
鈴木義男君 登壇〕
◆9番(
鈴木義男君) 9番
鈴木義男です。 私は、次の2点について、村長、部課長に質問をします。 まず1点目として、
交通安全対策についてお尋ねします。
交通安全対策の一つとして、県道の
歩道設置は、20数年来の村民の要望でありますが、現在の状況は、どうなっておりますか。
服岡地区については、片側に
歩道設置が完了したようです。次の上用水から23号線までは、村の中心で人通りの多いところであります。朝夕の通勤車両も非常に増加し、歩行者はもちろん、自転車も安心して通れません。立ち退きなど難しい問題点もあろうかとは思いますが、早急に事業を進めていただくことを要望します。
交通安全対策の2つ目として、役場南の東西の村道でございます。 23号線のバイパスとして、
大型車両の利用が多く見られます。特に問題なのは、県道から役場までの間であります。北側の水田の路肩は、除草剤の関係か、痩せて崩れてほとんどなくなっています。また、地盤が弱いのか、道路面が北側へ傾いています。
大型車両とのすれ違いの際、危険を感じることがたびたびあります。以前には、北側の水田に3台の車が頭から落ちています。対策は、村当局が考えることではありますが、早急にしてもらいたいことは、水田側に
コンクリート擁壁をし、地盤改良をすれば、利用できる道路幅も1
メーターぐらい広がり、
大型車両のすれ違いも楽になると思われます。村の
交通安全対策の一つとして、考慮してもらいたいと思います。 次に、交番前の押し
ボタン式の
信号機設置の話はどこまで進んでいますか。
交通安全対策委員会の場では、ほぼ設置可能のようなお話でありましたが、条件として、
子供たちが
信号待ちをする安全な場所を確保しなければならないようでありました。位置とか地権者との交渉は始まりましたか、お尋ねします。 2点目の質問は、
津波用避難ビルについて見直しをしてほしいから、再度というか、毎回ではありますが、お尋ねをします。 村の進めている事業では、8カ所の
避難ビルを新設し、概算40億円の予算で、
国庫補助金を半額予定しています。補助金の関係上、災害にしか利用できない建物設備となっています。私は、たとえ補助金をもらわなくても、平素利用できる建物にしなければいけないと思います。現在計画されている
避難用ビルから、無用な長物として、将来、村民の笑い物になるではなかろうかと心配しているものであります。規模についても、8カ所を3、4カ所にするとか、建物面積を小さくして、一時
的避難場所として利用できればいいと思います。もっと規模を縮小してほしいと思います。 最後に、費用対効果を考えてほしいと思います。 行政が事業を行うときには、必ず費用対効果を考えて進めていく必要があることは、私が言うまでもなく、役場の職員出身の村長なら、十分お分かりのことと思います。20億円は村民の税金であり、補助金の20億円は国民の税金であります。利用する可能性のほとんどないことに40億円という莫大な財政を投入することは、村民に対し、また国民に対しても、
背任行為ではないでしょうか。私は、お願いをしたい。村長初め部課長、また、この場では、そぐわないことですが、議員の皆さんにもぜひ見直しを考えてほしい。今からでも遅くありません。平素も利用できる建物に見直ししましょう。規模を縮小するよう見直ししましょう。費用対効果も検証してみましょう。 この場での、質問、要望、お願いは以上です。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君)
鈴木議員御質問の、
交通安全対策についてでございますけれども、県道の拡幅、
歩道設置につきましては、現在、旧十四山村道から一部片側でございますけれども、服岡地内までつながってきております。今後につきましては、北から両側歩道を順次整備していただく方針でございます。今後、
服岡地区の未整備となっています片側の地権者の方々に御理解いただき、整備が進められるよう県に働きかけてまいりたいと考えているところでございます。 次に、役場前の村道につきまして、現在、県道からふれあいの郷東の、
村道幹線1号までの間においては、片側の歩道が整備されております。歩行者の安全は確保されていると思っております。村道の整備でありますけれども、現在
名古屋環状2号線に伴う村道の整備が急務の課題となっておりまして、新規の大規模な道路整備に着手することは困難かと考えますので、御指摘の件につきましては、緊急の措置が必要な場合以外は、今後の検討とさせていただきたいと思っております。さらに御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、交番前の
信号設置につきましてでありますけども、先回、御指摘のありました交通安全の委員会の場におきまして出てきたお話でございます。現時点、進展はしていない状況でございます。特に警察からの御指摘いただきました滞留場所の確保に御理解が得られるかが問題でありまして、早急な進展は難しいと考えておりますので、これまで同様に、シルバーの
交通監視員や
交通指導員を配置しまして、
安全確保に努めていく考えでございます。 次に、
津波用避難ビルの見直しについてでございますけれども、
東日本大震災以後でありますが、本村といたしましては、津波一時
避難所建設を計画し、議会でも検討を重ねてまいりました。現在の進捗状況は、旧
中学校校舎につきましては、改築工事を行っておりまして、
三福地区及び
大宝地区の津波一時
避難所建設につきましては、
実施設計を行っております。また、
小学校跡地につきましては、基本設計を今年度末に完了しまして、平成26年度
実施設計の予定でございます。なお、建設につきましては、
三福地区は今年度3月に
工事契約を締結、次年度から
建設工事を予定しまして、
大宝地区は、次年度に
工事契約及び建設を予定しているところであります。完成後の津波一時避難所の利用につきましては、以前から述べておりますように、区長や
自主防災組織を中心としまして、防災訓練や防災に関する研修会、地区または消防団等、地域にある団体の会議等に利用していただくことを考えております。その地域により多く利用してもらえるよう、お願いしております。 次に、規模の縮小についてでございますけども、収容人員を見直しまして、
建設面積の縮小や階高の見直し、また、スロープを外部段階に変更しまして、
建設費用を少しでも安くできるよう努力をしてまいりました。しかしながら、最近の
経済情勢等によりまして、労務費や、また
建設資材の高騰で、この建設費への影響が予想されるところでございます。なお、
建設場所につきましては、海岸堤防に近い地域や日光川周辺地域は、より早く避難できる場所に、そして、液状化も予想されますので、避難所のない地域にも必要であると考えて、現在の計画を進めたいと思っているところであります。いずれにしましても、津波一時避難所の建設は、
東日本大震災や
伊勢湾台風の災害を教訓に、海抜ゼロ
メーター地帯である本村の住民の生命を災害時に守ることを目的といたしているところであります。 以上、答弁とさせていただきます。
◆9番(
鈴木義男君) 9番鈴木です。 この場において、補足質問をさせていただきます。 まず、県道の
歩道設置の件でございますけれども、県道でございますから、県が行うのが当たり前ではございます。それは十分わかっておるわけでございますけれども、県道といえども、地元の村が地元の自治体が、力を入れないことにはできません。この地元の土地買収とか立ち退きについては、お金は県から出ても、
話し合いの交渉の場には、ほとんどの
地元自治体の職員が当たらなければ、できないと思います。そういう点で、昔から何回でも、
歩道設置どうのこうのということで、
話し合いがありました。ですけれども、何回あっても全然進んでおりません。ですから、何とかできるところからでもいいから、つくってほしいと、いうのが私のお願いでございますが、どうでしょうか。
◎
開発部次長兼
建設課長(
堀田一也君) 御指摘のように、20年も30年も前から
歩道設置の計画をしておりまして、過去には
地元説明会も開かせていただいております。ある程度の
歩道設置ができるところからというお考えもあるかもしれませんが、県道につきまして、ある程度の
事業効果が上がらないとなかなか今の時代、予算が回ってこないということもありますので、できるだけ
事業効果が上がるように、ある地区、あるところ、ある地区がまとまったら、県の方に強くプッシュをしていきたいというふうに思っております。ですから、今
服岡地区から順番に進んでおりますので、
服岡地区のほうを優先的にお願いをさせていただきたいなというふうに思っております。
◆9番(
鈴木義男君) 今の答弁は、そのとおりであるかもわかりませんですけれども、それを待っていたら、私たちの命がありません。私たちが亡くなってから、歩道ができたできたと喜んでもらえる時期が来るかもわかりませんですけれども、少しでも私たちの責任で何とかするべきではないかと、今のところ村の予定では、北のほうから服岡のほうから完成ということで予定がたっておるようでございますけれども、南のほうからでもそれはいいではないでしょうか。例えば23号線から北へ順番にやるとか、そういう方法も考えてほしいと思います。なぜかというと、早く話をつけないと、今現在農地であっても、店舗とか住宅が建ってくると、それこそ立ち退きの件数がふえまして、なかなか難しくなってくると思うんですね。ですから、少しでも早く
道路工事ができなくても、道路の用地だけ確保する方法を考えて欲しいと要望をしておきます。 次に、役場前の村道についてでございますけれども、実際、この役場前の東西線を利用していると、この役場から県道の間、特にこの田んぼのあるところは傾いております。道路が傾いております。路肩はほとんどございません。ですから、道路幅の敷地があっても利用されている部分は、1
メーターほど損をしております。
コンクリート擁壁を建てて、十分面積を利用していただければ、別に土地の買収をして歩道拡張ということは申しません。ただ、少しでも早く
大型車両が安心して通れるように、私たちも
大型車両とすれかわるときに安心して渡れるように、安全な村道にしてほしいと。いつも村長が言います。安心・安全な村。確かにそうです。いつも利用する人たちが、安全・安心で通れる村道にしてほしいと思うのでございますが、村長、いかがでしょうか。
◎村長(
久野時男君) 先ほど御答弁をさせていただいたとおりでございます。お話は十分伺いました。
◆9番(
鈴木義男君) 村長は私が言った、この村道の部分で、自分で車を運転して通られたことがないのでしょうか。自分で車を運転して通られた方なら、すぐ気がつきます。ただ、机の前に座っていての議論では、私はわかってもらえないと思うんですね。村長、どうか一度、自分で車を運転して
大型車両とすれかわってください。そうすると、私の言っていた意味がわかると思います。そういうことで、これ以上は申しませんですけれども、実際はそういうことなんです。利用する人がいかに不便かということを、私は申し上げたいと思っております。 次に、交番前の信号機の件でございますけれども、
交通安全協議会の席で、私も顔を出していたときに、警察の方と信号機の設置の押し
ボタン式の信号機が設置できるような雰囲気でございましたですけれども、それは、
子供たちが安心して
信号待ちのできる場所を確保しなければいけないよというようなことでございました。ちょうどあそこの場所を考えますと、家も住宅も店舗も建っておりません。何とか農家の方に交渉して、賃貸しでも買収でもいいから何とか確保するように、私は村長初め部課長さんが動いていいかなと思って質問したところでございます。重ねてお伺いするけれども、そういう地権者との
話し合いまでまだ進んでいませんでしょうか。
◎
開発部次長兼
建設課長(
堀田一也君) 実際に地権者の方とは、まだお話をしておりません。
◆9番(
鈴木義男君) 飛島村は、日本一の金持ちということで、
財政力日本一ということでテレビやなんかで何回でも報道されておりますけれども、そういう日本一の財政力のある村が、そういう土地の賃貸しでも買収でももっとすぐ対応するべきではないかと私は思うんですね。信号機をつける気持ちがなければそうかもしれませんですけれども、この際信号機をつける気持ちがあれば、すぐそういう土地の確保に動くべきではないかと、私はそういう方向になるようにお願いをしておきます。 次に、
津波用避難ビルの見直しでございます。 この件につきましては、私は
一般質問がある度に何回でも毎回質問して、村長から嫌われております。しかしながら、私はどう考えても、この
津波用避難ビルに40億のお金をかけるということに納得できません。ですから、事業として大分進んでおるわけではございますけれども、何回でも申し上げたい。役場の職員は、村長の命令で仕事をするわけだから、なかなか職員が反対するようなことはできないかもわかりません。しかしながら、非常に強力に反対しとるのは、議員の中で私1人でございます。あとの議員も、実際は反対しておったんですけれど、いつの間にやら予算を付けるときになると賛成という方向になってしまいました。私のところへ村民から電話もかかってきます。鈴木さんの言うとおりだで、お前もっと頑張って反対してくれという電話がたくさんかかってきますし、途中で顔を見たときに、お前頑張って反対しろよって励ましてくれる村民もたくさんあるんですけれども、いざそこで私が切り返すと、あんたそのぐらい反対だったら村民として声をあげてくださいよ。そうすると私も多勢に無勢の中ででも頑張って反対できますからって言うと、私が言ったことは内緒内緒、黙っとってくれということで、飛島村の人は、そういう何事についても反対ということは何か罪悪感を持って反対の意見が言えないようでございます。私は、年間430万の給料をいただいております。この給料をもらってる以上は、私は納得できん部分は納得できんということで、反対しておるところでございますけれども、予算の関係上、だんだんだんだんと前へ進んでいきます。それでも、私もただ反対をしておるわけではございまでん。この
津波用避難ビルを
賃貸マンションにして、地先の企業と契約をして、そして例えば4階建ての
マンションだったら、4階の一部と屋上を避難所に使うとか、そういう方向ですれば、国から補助金をもらわなくても25年ほど経てば元が引けます。建物がただになります。そして、いざというときには避難所として利用できますし、管理も津波が来ると言って、役場の職員とか、例えば区長さんが鍵を開けに行く必要がございません。いつも利用している
マンションであれば、そんな心配は要りません。いつでも逃げ込めます。そういう点を考えて、私は最初から
賃貸マンションを
津波用避難ビルとしてつくったらどうかという意見を述べてまいりましたですけれども、全然取り上げていただけません。また、
老人用施設として建物を建てて、どっかのそういう老人施設の運営しているところへ委託するとか、そしていざというときには、屋上を避難所として利用できるような建物にすれば、いつも利用して
避難場所になると。このようなことを考えるべきではないかと思っております。 もう1つ私が申し上げたいことは、地震が来ると海岸堤も河川堤も防波堤も全てなくなってしまった計算で、どっかの大学の先生が言っておられるそうでございますけれども、そのようなばかな話は私はないと思いますね。この伊勢湾の中で、渥美半島へ津波が来てからでも、1時間余裕があります。それは伊勢湾の中が浅いから1時間という余裕がございます。そういうことにおきましても、ここ500年をとってみても、そのような津波で四日市の方やなんかで、たくさんの人がなくなったとか言うような歴史的な話しは聞きません。私は、本当にそのようにどっかの大学の先生が言われるようなことがあったら、もっともっと、四日市でも長島でも歴史は古いです。そういう歴史の古いところを、津波で被害があったかどうか検証するべきではないかというようなことを言っておるわけでございますけれども、それは私が言っているだけのことで、負け犬の遠吠えだというようなことを言われておりますけれども、この最後の話になりますけれども、
経済的費用効果を考えたら、今の計画では非常に無駄ではないかと、村民の税金を投入するにしては、私は
背任行為になるんじゃないかということを、村長にも議員の皆さんにも大きい声で言いたいと思うんですね。ですからもっと規模を縮小する方向で見直しをしていただきたいと思うんですけれども、まず担当の伊藤次長さん。もう見直しをすることはできんでしょうか。
◎
開発部次長兼
整備推進課長(
伊藤善文君) 今までに見直しをさせていただいたのは、先ほど村長が述べたとおりでございます。さらには、私ども現在進めております
実施設計の中でも、少しでも面積を減らすというようなことで、機能的に間取りをとれるようにとか、そういうことは進めてまいりました。それから今後、さらには、今のところではなくて違うところも一応設計を進めていくわけでございますけども、例えば
服岡地区で申しますと、今ヴィラで避難所というのか備蓄倉庫を建てられているということを聞いておりまして、そういうところと協定を結ぶというようなことも総務課のほうが計画しているということを聞いております。そうした中で面積の縮小は可能だと考えておりますが、今現在進めておる中では、今の大宝と三福につきましては、これが精いっぱいかなという思いでございます。
◆9番(
鈴木義男君) 現在の計画の縮小でございますけれども、建物自体を小さくするのも一つの案でございますけれども、
建設場所の8カ所を3カ所とか4カ所にする方法もあろうかと思うんですね。こういう点について私はやかましく言っておるんですけれども、私一人が吠えとっても何ともなりません。私の最後のお願いとして、この場にはそぐわんかもわかりませんですけれども、村長さん、職員の皆さん、また議員の皆さんもよくよく考えて、村民に対して
背任行為にならないように、私はもっともっと見直しをしていただくようお願いをして、これで質問を終わります。
○議長(
鈴木康祐君) 次に、
加藤光彦君を許します。 〔6番
加藤光彦君 登壇〕
◆6番(
加藤光彦君) 6番
加藤光彦です。
テレビ取材の対応について質問をします。 今年度に入って、飛島村が
テレビ取材を受ける回数はふえました。
テレビ取材を受けた番組のほとんどが「日本一裕福な村」という見出しで放送され、各公共施設の建設費が幾らかかったかとか、老人に対しての
敬老奉祝金が幾らで、子供の誕生や入学に対してのお祝い金が幾らだとか、見ていて思わず目や耳を塞ぎたくなるような内容でした。このような番組は、
受け取り方によっては、村が財政の豊かさをテレビを通して積極的に発信しているかのようにもとられかねません。飛島村以外の人たちが見たら、ねたみの対象となるだけであり、飛島村民にとっても大手を振って自慢することではないと思います。もちろん飛島村が裕福だという事実は否定はできませんが、問題は番組の趣旨や意図が何かという点だと思います。番組によっては、あたかも「こんなにぜいたくで恵まれた自治体があっていいのか」と言わんばかりの意図を感じるものもあります。
番組制作者の意図によって、伝わり方は大きく変わります。単なる興味本位の番組や話題探しに本村が「日本一裕福な村」という見出しで利用されるような取材であれば、毅然として断るべきだと思います。
テレビ取材を受ける際には、趣旨や意図を十分確認し、この村や村民のデメリットにならないか慎重に判断して対応していただきたい。また一方では、取材に来られても、飛島村は財政が豊かなだけの村じゃないと主張できるような特徴ある取り組みや努力が同時に求められているということも言えると思います。村長のお考えをお尋ねします。 次に、
地域密着型グループホームに対する村のかかわりを問うと題して質問します。
高齢化社会の進展に伴い、認知症を発症する人は年々増加しています。本村では、これまで
認知症専門の施設、
地域密着型グループホームがありませんでした。しかし、おくればせながら今年度になって、村は公募を行い、事業者を決定しました。今後どのようなスケジュールで計画が進むのでしょうか。また、どのような形でサービスを行うのか、お尋ねします。そして、村はこの
地域密着型グループホームの建設や運営にどのようにかかわっていくのか。あわせて答弁を求めます。また、サービスの向上は、その反面、
介護保険料を引き上げる要因となりますが、その点について、村としてどのような見通しを立て、影響があればその対応をどのように考えておられるのかについてもお聞きします。
地域密着型グループホームは、住みなれた土地で家庭的な雰囲気のなか、
認知症患者の尊厳を保ちつつ、その進行をおくらせようとする施設であります。その趣旨に基づき、本人はもとより、家族の負担軽減や安心のためにも滞りなくこの施設が開業できるよう、力を尽くしていただくことを要望します。最後に、この
地域密着型グループホームは、基本的に1ユニット9名となっていますが、村民が入所を希望する際には、極力、速やかに入所できるよう、利便性の確保や配慮を期待するものであります。村長の見解を求めて、ここでの質問とさせていただきます。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 加藤議員にお答えをさせていただきます。 御質問の、
テレビ取材の対応についてでございますけれども、取材の経緯と今後の本村の対応について述べさせていただきます。 本年度に入りましてから、テレビで4回ほど本村のことが取り上げられました。残念ながら議員の御指摘のように、放送内容の一部には視聴者に誤った認識は与えかねないものも見受けられました。当然に、取材を受ける際には、その趣旨や意図を確認しておりまして、豊かな財政力に偏重した内容である場合には、これをお断りしてまいりました。また、取材を受けたものでも、取材の過程で数回から10数回の打ち合わせを重ねまして、財政力だけではなくて、村の進めている施策やその成果を紹介するように努めてまいりました。また、求めてまいりました。しかしながら、結果的には放送内容の一部に、住民の皆さんが不快に感じられたものも含まれたように思います。このことにつきましては、私自身もまことに遺憾に感じております。残念であります。一方、本村の財政力指数等の優良な財務指数に対しまして、テレビ等の関係者が興味を持つことは、いたし方がないという側面もあります。客観的に裕福な自治体であると見られていることは否めません。言論・報道の自由がある以上は、どのような意図で番組が企画されるのかわかりませんし、これを制止することもできません。ほかに、村として公式に取材の協力をしなくても、テレビ等の関係者が直接住民の皆さんに取材をしたり、合法的に公共施設の外観等を撮影したりすることもあるかと思われます。このようなことを鑑みますと、番組の制作者側の一方的な意図による内容で放送される可能性がある以上は、まず取材に応じることで、本村の意向に一定程度、沿う形で放送してもらうことも、有益な手段であると考えております。しかしながら、議員の御指摘のように、裕福な村ということでのみ紹介されるとするならば、ますます視聴者の誤解を助長させ、ひいては全国的に本村のイメージを損なわせることが懸念されます。このような懸念を払拭するために、今後はテレビ等からの取材に対応するマニュアルを策定しまして、これまで以上に厳しく内容を精査した上で、取材の可否を決定してまいりたいと考えているところであります。今後も本村としましては、お受けするテレビ等の取材につきまして、誠意をもって対応することで、できる限り本村のイメージを損なうような内容を避けるよう努めてまいります。 次に、
地域密着型グループホームに対する本村のかかわりを問うとの御質問でございますけれども、1点目の今後のスケジュールとサービスにつきましては、地域密着型のグループホームの事業者は、公募によりまして、社会福祉法人博寿会に決定しておりまして、現在、開発許可申請中であります。また、来年1月には、入札が予定されており、契約期間の工期を14カ月として、順調に申請・認可等が進むことができれば、平成27年6月ごろのサービス開始と伺っております。計画されているグループホームは、認知症対応型共同生活介護施設として、認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスが得られ、一つの共同生活住居に9人の少人数の利用者が、介護スタッフとともに共同生活を送ります。 2点目の施設の建設や運営に対する村のかかわりについてでございますけども、施設の建設に当たりまして、建設計画がおくれたことによりまして、県費補助が受けられないということになったと聞いております。そうしたことで、今後村としましての基準を定めまして、村費補助について検討していきたいと考えているところであります。運営につきましては、事業者が介護の制度に基づき、運営をしていただくことになります。 3点目のサービスの向上につきましては、
介護保険料を引き上げる要因となるのではとのことにつきましては、現在の介護給付費は、施設介護サービス、在宅介護サービスを初め、年々増加傾向にあるところであります。今後サービスが向上するとともに、
介護保険料の検討をしてまいります。 4点目の村民の入所への配慮につきましては、
地域密着型グループホームは原則としまして、飛島村の介護保険被保険者が利用できる施設であります。要支援の軽度者についても入所可能であります。村民が安心して利用できるよう、事業者へ適切な運営努力をお願いさせていただきます。 以上、答弁とさせていただきます。
◆6番(
加藤光彦君) それでは、テレビの取材について再質問をさせていただきます。 今年度取材をお断りした事例もあるという答弁だったんですけれども、取材申し込みが何件あって、何件お断りをしたのか、またその内容、理由についても答弁をお願いします。
◎
総務課長(早川喜久君) 断った件数ですが、4件でございます。25年の7月にFNS系の全国ネットのテレビ番組で、それにつきましては東京のスタジオに村長さんに出席してほしいと、そういう依頼でありました。また、それについての随行の職員もお願いしたいということで、お断りをしたのが1件。それから25年の9月、これもFNS系の全国ネットの番組なんですけど、報道系の番組でございましたので、報道系の番組っていうのは、結構誹謗・中傷的な発言が多いというふうに、過去の実績から見ますと、そのようなケースが多いので、お断りをしたというようなことになります。あと25年11月にTBS系の全国ネットのテレビなんですけど、これにつきましては、若手芸人による飛び込み取材だとか、それから12月議会、それから予算査定の関係で、事務の煩雑というようなことがありまして、お断りをしました。あと25年12月、東海テレビ系のテレビ番組ですけど、実はこれ、本日取材をしたいということで、取材の日が本日しかないということでお聞きしてましたので、こちらにつきましても取材の日程が合わないということで、お断りをしております。以上でございます。
◆6番(
加藤光彦君) ちょっと整理しておきたいんですけれども、私の質問は、何件あって、何件断ったかっていう質問をしたんだけども、答え的に4件断ったっていうことは、4件放送があったわけだもんだから、8件取材の申し込みがあって、4件お断りした、半分お断りをしたということでよろしかったですか。
◎
総務課長(早川喜久君) そのとおりでございます。8件ありまして、4件受けて4件お断りをしたということです。
◆6番(
加藤光彦君) それで断った理由の中に、報道に関する取材もあったもんだから断ったというお話があったんですけれども、先ほどの答弁とちょっと矛盾するところを感じるんですけれども、言論や報道の自由は制止できないから、取材は拒否できないというような内容の答弁だったと思うんですけれども、その割に4件拒否しているというこの状況について、説明をお願いします。
◎
総務課長(早川喜久君) 報道系の番組というものに関しては、過去の実績からいきますと、先ほども言いましたように誹謗・中傷的な発言が多く、一方的に放映されるというようなテレビ番組っていうふうに、どちらかというと理解をしております。それで、あとの関係は、どちらかというとバラエティ系の番組に私ども取材に応じた。それにつきましても、先ほどの村長の答弁にありましたように、少ないもので3回、多いものについては14回、電話等も含めますけど打ち合わせをしながら、その中身を精査というのか、私どもの思いをきちんと酌んでいただけるテレビ番組、そういったもので放映をしてくださいというお願いをさせていただいたんですけど、一部に私どもの思いが伝わらない部分での紹介があったっていう放送がされております。あとは日程的なもの、テレビの取材を受けますと、大体3日から4日は丸っと、換算すると、要は事務がとれないような状況に、現場で撮影されるときも、一応はその施設に任せるばかりでなく、担当が一応ついていろんな話を受けながらする。それから、当然、村長のほうが取材を受けるというようなこともありますし、あとは担当部課長のほうでの対応というのもありますので、担当者はもちろんそうなんですが、本当に事務が煩雑になるというのか、受けることによってすごく時間を割かれるというような懸念があります。以上です。
◆6番(
加藤光彦君) 報道系のものは、今までも断ったし、これからも断っていくということなのか、それから、今断った取材に対しても、こちらの業務に影響するから、とりあえず断ったから、後々また取材に来たものに対しては応じるのか、その辺はどうですか。
◎
総務課長(早川喜久君) すべての報道系の番組についてお断りするという考えは持っておりません。当然、事前に打ち合わせ、すり合わせというのか、企画書をいただきます。企画書の中身をちょっと見ながら、お話をさせていただいたときに、要は、何て言うんですかね。視聴率を取りたいばかりで取材に来るっていうような感じですと、私どもはお受けするわけにはいかないというふうに考えております。あと、もう一つの質問すいません。取材に関しましては、先ほど言いました例えば本日取材するというところのテレビ局については、要は自分である程度施設を撮影したりとか、そういうことをやってもいいのかっていうことで、当然その例えば撮影するときには、その方の了解を得て、撮影するということであれば、私どもからそれはやめてくれとは、あまりやってほしくはないんですけど、やってはいかんという言い方はできませんので、それについてはいたし方ないというようなことで、今回につきましては、テレビ局のほうはどちらかというと、もう本当に日にちを決めてきますので、放映の予定がいつ、取材がいつという、そういう形で来ますので、ほとんど延期っていうような考え方はないというふうに認識しております。以上です。
◆6番(
加藤光彦君) そうすると、もう1回再度整理なんですが、報道系だから断ったということはないということですね。あくまでも趣旨や意図を確認して判断していくということでいいですね。これで今まで私が放送を見た中で、明らかに、こう興味本位といいますかね、飛島村がこんなことを許したのかなというような内容のものもありました。なおかつ、表示が「飛島村」が「飛鳥村」になっていたという、こんな状況の放送もされてます。これに対して、村は抗議をしましたか、あるいは苦言を呈したという事実はありますか。
◎
総務課長(早川喜久君) そのテレビにつきましては、午前6時からの放送だったというふうに、名古屋テレビ系の放送だったと思いますので、それですと、その日にですし、それで一応テロップが「飛島村」というのが「飛鳥村」になってたと。それにつきましても、テレビ放映されたものについては、私ども、総務課のところで確実に録画を撮りまして、その内容等も確認させていただいておりますので、抗議は申し入れましたが、すいませんでしたということでの電話でのおわびっていうことだけでございました。
◆6番(
加藤光彦君) こういうことがありますので、やっぱりその取材を受けた番組っていうのは、やっぱり村としても、その放送中に見ていて、もし間違いがあれば、その時点で抗議を入れると。で放送中に、おわびと訂正をさせるというぐらいの対応をしていただきたいと思います。そういった対応が、次の取材に対する対応、それからまた次の放送に対する、村に対する気遣いとか緊張感につながってくると思いますので、対応はしっかりしていただきたいと、取材は受けても、対応をきちっとしていただきたいということをお願いしときたいと思います。先ほどマニュアルを策定するというお話がありましたけれども、具体的にもう少し説明をお願いします。
◎
総務課長(早川喜久君) 我々につきましては、今年度末までに作成したいということで、今から、全く何もできてない状態ですので、それでは担当する者によって違った形のものができはしないか。それからあと一つ、私どもがちょっと恐れているのは、そんなことあってはいかんのですけど、何か職員とか、村の中で不祥事があった場合、そういった場合にも報道が押しかけてくるということを想定しています。そのときにも、村として、こういう形でマスコミに対する対応をするという、そういうものもあわせてつくっていきたいということで、今のところ、具体化したものはありません。3月までのところで、ちょっと検討を重ねていきたいです。それにつきましては、ある程度たたき台的なものをつくって、それが不十分であるということであれば、またそれを直していくというようなことで、事務系のマニュアルというような考え方で作成をしたいというふうに考えております。以上です。
◆6番(
加藤光彦君) 事件・事故にかかわる放送に関しては、それはもう時間的に余裕がないと思うんですけれども、ある程度、放送日までに、時間的な余裕があるものに関しては、その放送される映像を村に送ってもらって、それでそごをなくしていくという方法ができる番組、できない番組があるかもしれないんだけれども、そういったことも相手に伝えると、そうすると向こうもそう無茶な放送もできないなっていうことになるんじゃないかなというふうに思うんですけども、オンエアされたらもうおしまいですからね。その辺の意識をどういうふうにお持ちですか。
◎
総務課長(早川喜久君) 放送予定のテープが事前に入手できるということであれば、入手さしていただいて、過去にも見たことはありますけど、最近の取材の関係につきましては、全く余裕のない状況で、1週間とか2週間もない10日間ぐらい後での放送というようなことで、なかなかそういう要望に対してかなわないっていう状況が今こないだうちの現状でした。
◆6番(
加藤光彦君) 私にしてみれば、1週間も10日も先のことかと思うけど、ちょっとその辺もやっぱり申し入れしたらどうかなと、私は提案しておきたいと思います。 それからちょっと目先を変えて、取材の内容がやっぱり「日本一裕福な村飛島村」と、財政に関することがもとの取材が多いと思うんですけれども、そんな取材をかたくなに断ることもなかなか難しい話だと思うんですけれども、抱き合わせで村のそういうことを放送するんであれば、村の取り組みとか村の努力というのも、もうちょっと取材してくれよと、あわせて放送してくれと言えるようなものを、やっぱり飛島村も今後、取り組みとして考えていくべきだと思うんですけれども、そういった放送があった後にはやはり、いろんな方から、村外の人から「飛島はええわな、金持っとって。税金も安いでしょう」とか、そんな話がよく聞かれる話なんですよね。それに対して、私もいちいち説明するのも煩わしいもんですから、聞き流しているんですけれども、住民の少なからずの人は、やっぱりそういう話を村外の人から受けると思うんですよね。だけども飛島村はそうばっかじゃないよと。財政が豊かだから、無駄も極力削減しとると。あるいは、先進的な取り組みをしてると、特徴ある取り組みをしてますよっていう、また違ったこちらからのアピールができるような、そんな村にしていただきたいなというふうに思います。本当に胸を張って誇れるような取り組みが、やっぱり飛島村には必要じゃないかなということを思いますけれども、村長、どのような見解をお持ちでしょうか。
◎村長(
久野時男君) いろいろ御指摘また御指導を賜っておりますこと、感謝を申し上げるところでございます。先ほどのお話がありましたような放送内容につきましては、報道の自由性からいって、私どもが何らかの形で、先に得るっていうことは大変難しいことであります。しかしながら、内容によってはそれを教えていただくことはできますかって言ったときに、相手がよろしいですと言った場合には、私ども、そのようにやっていきたいと思っているところでございます。往々にして、そういうことは、自由性の問題からいって、とっても難しい問題であるということでございます。今後につきましてでありますけれども、より多くの方に、訪れられた方々に対しまして、いろんなお話をさせていただこうと思っています。事実でありますけれども、今回放送されました幾つかの、4つの関係の方々には、放送以外の部分、放送しなかった部分で、相当の向こうが、この撮影をしまして、私どもの内容を撮っていっています。撮っていっていますから、有名な方々が、どのように話を言うのかっていう中には、誹謗・中傷的なことを一切入っていなかったというふうに思っています。それだけのものを、ディレクターに見せていたということになります。そういうようなことで、あの中にあらわれてこないような内容がいっぱいあったと私は思っています。今後とも、飛島村が、よりよい報道をしていただきますように、重ねてお願いをしていこうと、このように努力していこうと思っておりますので、よろしくお願い申し上げておきます。
◆6番(
加藤光彦君) 次に、
地域密着型グループホームに関する再質問をさせていただきます。 まず、この施設と行政の関係についてお尋ねしたいと思います。 村が公募したということでありますけれども、この施設に対する、村の権限、そして役割責任について、説明を求めます。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) この施設につきましては、飛島村指定地域密着型サービス事業者等の指定等に関する基準を定める条例及び関係法令に基づきまして、村がこの施設に対して指定・監督権限を有する施設としております。以上です。
◆6番(
加藤光彦君) それではもうちょっと細部にわたって質問していきたいと思いますけれども、まずこの施設に入所する人は、村が決めるのか、事業所が決めるのか。その判断基準となる前提条件があれば、それも含めてお尋ねします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 地域密着型の、要は審査会といいますか、そちらのほうで判断はいたしますが、最終的に入所させるか、できるかどうかという判断につきまして事業所が決めるということになります。村ではなく、事業所が決めます。で、まずそれの介護認定につきましてはうちのほうが審査はしますが、最終的な入所につきましては事業所になります。
◆6番(
加藤光彦君) ちょっと今の答弁で、まず審査会っていうのは何か説明してくださいね、あとで。それから、私が判断基準となる部分というのは、認知症の人はだれでも入れるのか、飛島の被保険者、先ほど答弁にあったんだけども、飛島の人が入ると、原則的にはね。そういったことをお聞きしたつもりだったですけどね。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 審査につきましては、飛島村地域包括支援センターで行いまして、その方の審査をして、調査をしまして、その調査につきまして広域のほうへ申請をして認定をしていただきます。その結果について、うちのほうが家族と相談しますので、最終的には、入所できるかできないっていうのは、その判断によって事業所が決めます。入所につきましては、村のほうで、認知症の方で要支援1から要介護5の方までが一応入所できるということでございます。
◆6番(
加藤光彦君) 私もいろんな
地域密着型グループホームの内容を見ていると、要支援1を外してるところが多いんですよね。飛島村に関しては、要支援1、2、それから介護1、2、3、4、5すべてを、入所できる状況にするという、こういう理解でよろしいですか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) はい、それで結構です。
◆6番(
加藤光彦君) 国の方針として、今介護保険制度から要支援を外そうと、給付を外そうと、除外しようという動きが今あるんですけれども、その状況がどうなろうと、この飛島村にできる
地域密着型グループホームは要支援の人たちも、一緒に支援していくと。介護保険制度の中で、給付していくということでいいんですかね。保険給付、それはどういう関係になってくるかっていうのは、まだわからない状況かな。今先ほど要支援1、2も入所できるようにするっていう話はいいんだけども、国の方針が確定しちゃったら、それって継続してやっていけるのか、どうなんですか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 今のところは、国に基づいた要支援1、2ということで、入所できる形になっております。ただし国の動きによっては今後検討していくという形になるかと思いますので、御理解ください。
◆6番(
加藤光彦君) では次に、地域密着型サービス運営委員会というのが飛島村の中では組織されていますけれども、この委員会はこの
地域密着型グループホームに関して、どういう位置づけになって、どういう役割を担っていくのか、説明をお願いします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 飛島村地域密着型サービス運営委員会につきましては、地域密着型サービス等事業者の指定及び運営の調査や審査を行っていきます。
◆6番(
加藤光彦君) そうすると、料金に関してはどうなんですかね。関与するんでしょうか。介護サービスにかかる費用というのは、当然公共がかかっていくと思うんですけれども、全体の月額利用料金というのは多分、事業者さんが決めると思うんですけれども、介護部分に関しても、先ほどの運営委員会がかかわって決めていくんですか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 地域密着型介護サービス費及び地域密着型介護予防サービス費の額というものについてはかかわっていきますが、あくまで基準というものがありますので、国の基準に準じながら、こちらの委員会で定めていくということになります。
◆6番(
加藤光彦君) 了解しました。それでは月額の利用料金ですけれども、これは飛島村初めての事業ですので、住民も興味のあるところだと思うんですけれども、この近隣の市町の同様の事業所では、相場は月額幾らぐらい利用者に負担していただいておるのか。説明をお願いします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 弥富市のある施設におきましては、家賃、食費、光熱水費と管理費で、13万3,000円でございます。その他におむつ代とか娯楽費とか、いろんなものがプラスになる可能性があります。ですので、13万3,000円プラス別途費用がかかるということでございます。蟹江町につきましても、12万7,000円から13万円の施設でございますけれども、こちらについてもそちらの金額に娯楽費、おむつ代等別途かかってくるという形になります。ですので、各施設の利用料のほかに、介護度によりましてサービス料がかかってくるという形になりますので、御理解ください。
◆6番(
加藤光彦君) わかりやすい話をすると、特養それから老健、その上に来る値段的にはそういう、費用的にはそうなるということなんでしょうかね。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) ちょっとその辺は基準がわかりませんので、申しわけございません。お答えすることができません。
◆6番(
加藤光彦君) この施設が27年ですか、6月に開業するという話なんですけれども、9人しか入れないんですね、とりあえず。でも、その9人すらがやっぱり値段がネックになって、費用がネックになって、入りたくても入れないという施設だとあんまり意味のない話になってしまうんで、村がどこまで関与できるかわからないんですけれども、この補助金も打たれると思いますので、その辺の個人の負担額がなるべく抑えられるような形で、運営していただくように、方向付けしていただきたいなというふうに思います。あと、あってはならないことですけれども、この施設の中で事件・事故が起きた場合には、村は監督責任というのは負うということになるんでしょうか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) この介護保険サービス事業者における事故等が発生した場合には、介護保険事業者における事故発生時の報告取扱要綱というものが、飛島村でも定めてございます。まず事故があった場合は、事業者は速やかに市町村へまず報告することになっております。その報告を受けた村の対応といたしましては、事故等に係る状況をまず把握するとともに、必要に応じ、事業者との対応への助言を行います。例えば事故等の対応が終了していないかとか、または明らかに対応が不十分である場合は、トラブルを未然に防ぐように、未然に防ぐというようなことも必要ですので、指導を行っていくと。事故の状況によりまして、事業所と村と、それから県及び国保連との連携を図りながら、対応することとなります。
◆6番(
加藤光彦君) 今の説明は事件、事故が起きてしまったときの対応の話だと思うんだけど、それ以前の問題として、事件、事故が起こらないような、例えば立ち入り調査を定期的にしていくとか、外部評価をしていくとかね。そういったことっていうのは考えておられるんですか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 現在でもやすらぎの里もそうですけれども、年に1回ずつ県と同行いたしまして、飛島村からも出向きまして、立ち入りの調査等をしております。指導等をしております。
◆6番(
加藤光彦君) では、次の質問に入ります。 ここ数年、
認知症患者の動向というか、人数はどんなような形で推移していますか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 24年につきましては、認知症の診断を受けている方が86名。要は65歳の人口から見ますと7.3%でございます。そのうち、自宅で生活している方が45人。25年につきましては、79名。65歳以上の人口と比べますと6.6%。現在自宅で生活している方は43名ということになっております。
◆6番(
加藤光彦君) 結構な人数がいるということはわかりますけども、私が2年前このテーマで
一般質問したときに、
地域密着型グループホームを利用したほうが良いと思われる方は、その時点で5名ほどみえるというふうな答弁を受けておるんですけれども、今の段階ではどうなんでしょうか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) ただいま報告しましたように、自宅で生活している方は25年で43名ということでございますけれども、自宅で生活している中で、グループホームに入所できる、資金とかいろいろな事情があると思いますけれども、そういうものを考えますと、やはり5名程度かなということを事務局側は思っております。
◆6番(
加藤光彦君) そうすると、利用したほうが良いと思われる判断基準は、お金の問題で5人ぐらいの人ぐらいしか入れないんじゃないかというふうに見てるということですか。費用面の話で。入りたい人とか本当は入ったほうがいいんだけど、資金面でこの人は、この家庭はちょっと苦しいから外したほうがいいっていう、そういう分け方をしているのか、どうなんですか、それは。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 資金だけではなくて、やっぱり環境だと思います。当然に家族等の
話し合い、相談もあるだろうし、判断もありますし、そこでいざ生活する中で、溶け込めれるかどうかという、その人の状態もあるかと思いますので、いろんな面を考えますと、5名ほどかなということを思っております。本当は村としては入っていただきたいんですけれども。
◆6番(
加藤光彦君) 住みなれた土地で、家庭的な雰囲気で、進行をおくらせる目的でつくる施設ですよね、これは。だから、やっぱり早く入れたら早く入っただけ、そのほうが進行をおくらせることができると思うんですわ。もうあんまり重症化しちゃってから入っても、進行を食い止めるっていうか、もうそこまでいっちゃってるわけだから、できれば早い段階で、いろんな条件を満たせば、入ってもらったほうがいいんじゃないかなというふうに私は思うんですけれども、そういう考え方で進めていくんじゃないですか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 議員のおっしゃるとおりに私たちは進めていきますが、なかなか。議員のおっしゃるとおりです。
◆6番(
加藤光彦君) ちょっとその点また詳しく調べて、また議会に報告してください。それから、この
地域密着型グループホームができることによって、介護保険全体にどんな影響が出るのか。保険料も含めて回答をお願いします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 今回1ユニット9人ということでございますけれども、例えば要介護1の方が、法で定めている自己負担額が1日802円でございます。こちらの方が入所された場合には、要介護1の方が9人例えば入られたとすると、1人1カ月349円の保険料が増になります。要は1,186人の被保険者がございますけれども、この方たちが9名全てが要介護1とした場合には、保険料はその1,186人に対して、1人1カ月349円上がるという形でございます。当然、
介護保険料につきましても、1年間で村の負担といたしましては、497万9,337円がサービス給付費ということで、増される予定でございます。
◆6番(
加藤光彦君) 1カ月に300円強ふえるということでありますけれども、これ本来、飛島村、それぞれの自治体が義務としてこういう施設を設置しなければいけないということになってるわけですよね、これ。飛島には今までなかったから、弥富市さんの施設を利用させていただいとったということだと思うんですよね。そうですよね。保険料は高くなるかもしれないんだけれども、これはやっぱり飛島村としては必要な施設だということを、そういう理解で考えていかなければいけないですよね、これは。答弁をお願いします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 議員のおっしゃるとおりです。これはやはり保険料が高くなることも考えられると思いますので、それを考えて、当然この施設は必要であると思います。
◆6番(
加藤光彦君) サービスが向上するということは、保険料は少なからずふえると思うんですけれども、そこの中でも技術的に、個人の保険料を上げないような方策があれば、それを模索して、上げない努力を求めておきたいというふうに思います。 最後に村長、
地域密着型グループホーム、これ自治体の義務としてつくっていくべきだと私は思います。ただし、それはやっぱり使い勝手の良い施設にしていかなければ、つくっても中があいちゃっとるとかね。入りたいんだけども入れないんだわというような施設では、私は意味がないと思うんですね。ですからその辺、村長の見解を聞かせていただいて、私からは本当に、極力、利用料を抑えていただきたいということをお願いして、私の質問を終わります。答弁をお願いします。
◎村長(
久野時男君) 先ほど来より、いろいろ御質問または御指導賜っておりますけれども、まさに議員のお話のとおりに、私どもの村の中で、こうした事業、本当に介護の必要な方、認知症になって、本当に地域の中、地域の中だけではなくて家庭の中が基本でありますけれども、家庭の中で本当に大変お困りの状況が生まれてきている現状が、この5年以上前の段階からいきますと、随分ふえてきたと数値上思われます。そういうような段階で、今回博寿会さんがお手を上げていただいて、村の期待にこたえていただくということになりました。それにはやっぱりきちっとお答えをさせていただく事が必要であるというふうに思っております。これから検討させていただきたいと思いますけれども、先ほどから議員がお示しいただいておりますように、いろんな意味で、今、国のあり方が、介護保険に対します形は、個人、村、そうしたところに、押しつけをしてきているような状況が今、議論されております。各市町村がそれは行うべきである、そろそろもう国から手を離したい、そういうようなことが、まことしやかに今流れておりますし、現実的に議論されているということでございます。大変なことが来ているなと思っています。しかしながら、私どもとしましては、しっかりと利用料金等も含めて、十分に議論をしながら、そしてまた、この拡大的な費用が、しないようなことを、お互いに実施者側とも十分に
話し合いながら、進めさせていただこうと、かように思ってるところでございますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
鈴木康祐君) お諮りいたします。 暫時休憩をしたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鈴木康祐君) 異議なしと認めます。したがって、暫時休憩をとることに決定いたしました。 暫時休憩をいたします。3時10分に会議を開きます。 休憩 午後2時56分 再開 午後3時10分
○議長(
鈴木康祐君) 休憩前に引き続き会議を始めます。 次に、渡邉一弘君を許します。 〔2番 渡邉一弘君 登壇〕
◆2番(渡邉一弘君) 2番渡邉一弘です。 私は、先ほどの質問と重複しますが、グループホームの建設についてと学園について質問します。 全国で高齢化が進み、本村においても人口の3割が老人となる状況にあります。高齢者の人たちの家族になるべく迷惑をかけたくないという声をよく耳にします。現在、村内には老人施設が2カ所ありますが、今後、老齢化が進むと施設の入所待ちに不安を感じざるを得ないとのことです。また、とびしま健康長寿プランのアンケート結果において、7割以上の人がグループホーム建設を希望されています。その中で、村はグループホームの整備を平成24年度中をめどに進めると記されていますが、24年度は過ぎ、25年度も半ばを過ぎました。現在の取り組み状況をお答えください。 次に学園についてですが、今年度から学力向上のためには先生のスキルアップが必要と考えられ、2名の先生のための先生が入れられました。効果があるないということは言いませんが、県職である先生に村費を使いまですることなのかどうか、疑問に考えます。次年度以降も続けられるのかどうかを問います。 次に教科担任制についてですが、ことしの3月議会の
一般質問で、ことしは5、6年生の国語算数の教科担任制の導入を進めるとの答弁でしたが、国語は導入されたと聞きましたが、算数はなされていません。次年度は導入されることを望みますが、お答えください。 以上、ここでの質問はここまでとします。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 渡邉議員にお答えをさせていただきます。 御質問のグループホーム建設の実現を求めるについてでございますけれども、現在の村の取り組み状況は、第5期介護保険事業計画に基づく地域密着型サービス事業者の公募について、平成25年2月14日開催の飛島村地域密着型サービス運営委員会で承認いただいた要綱により、募集したところ、社会福祉法人博寿会1事業者から応募の申し出がございました。その後、6月6日に地域密着型サービス事業者の公募に係るプロポーザルを開催しまして、運営委員会において、委員の方の意見をもとに、施設整備にあたり、答申書が村へ答申されております。今後につきましては、現在、開発許可申請中で、来年1月には入札が予定されておりまして、契約期間を14カ月とし、順調に地域密着事業者としての申請、認可等が進むことができれば、平成27年6月ごろのサービス開始と伺っております。施設の整備が完了した後、事業を開始するに当たり、事業者から村への地域密着型サービス事業者としての指定申請がございます。書類を精査し、飛島村地域密着型サービス運営委員会におきまして、現地の確認及び意見の聴収等を賜り、事業者として認可されましたら、愛知県に通知及びシステムに情報入力、告示を得てサービスを開始する予定でございます。
地域密着型グループホームは原則としまして飛島村の介護保険被保険者が利用できる施設でありまして、要支援の軽度者についても入所可能でございます。村民が安心して利用できるよう、事業者への適切な運営努力をお願いさせていただきます。 次に、先生のための先生の今後はについての御質問でございますけど、現在、若手教員の増加が目立っておりまして、学校によりましては、職員の半数に及ぶところもあります。それに対し、指導する中堅教師が少ないという現状がございます。多くの地区で、小経験者のための研修会や学習会を開いているわけでありますけれども、行う時間が授業後や休日など勤務時間外であることが多く、参加したくてもできない教師も多いと聞いております。本村では、スキルアップ支援員として、教員経験の豊かなベテランを雇用し、小経験者への基本的なスキルの指導のみならず、ベテラン教員の行う教科研究などにも、その深い知識と経験を生かしまして、幅広い指導が期待できます。またクラス担任や教科担任の教員と、勤務時間内にかかわることができるため、教員が必要と感じた際に、その場ですぐに疑問を投げかけたり、アドバイスをもらったりすることができるというメリットがございます。現在は若手教員を初め多くの教員の授業を参観し、授業後にアドバイスしたり、模範授業を行ったりするなど、教員のスキルアップに尽力しています。また、各学年の学習プリントを作成し、クラスの傾向を考察した上で、今後の学習指導について担任にアドバイスを行っております。また、次年度以降もということでありますが、子供と同様にすぐ劇的な効果があらわれるというものではなく、自分から進んでアドバイスを受けにいく教員も多くなっていると聞いております。したがって、教員の意識向上につながっていると考え、今後も継続していく価値があると考えているところでございます。 3点目の、教科担任制の導入は無理なのかという御質問についてございますけれども、小学校から中学校へ上がる際に心配されております指導体制や指導方法の違いに適応できない、いわゆる中1ギャップの解消や、学力の向上を目指す上で、教科担任制の効果が期待されています。専門的知識を持った教師を通して指導することで、一定のレベルで一貫した教育が可能となり、学力の向上につながると考えております。一方、中学生よりもより細やかに目を配っていかなければならない小学生には、担任による細やかな心配りが必要とされております。そのため完全な教科担任制ではなく、段階的なものが有効と考えております。また、国語や算数は、他の時間に比べて175時間と、50から100時間ほど多くなっておりまして、担任が国語や算数を担当できないと
子供たちの様子を見る機会が減ってしまうことになりまして、行き届いた指導が難しくなると考えています。そこで、現在、学園では、5・6年生の国語、音楽、家庭科、図工及び6年生の理科の教科担任制を行っておりますが、今後その成果や課題を追及しつつ、学園の状況にあった教科担任制を進めていく考えでございます。最終的には、算数の教科担任制も目指していく予定でございます。 以上、答弁とさせていただきます。
◆2番(渡邉一弘君) 2番渡邉一弘です。 まずグループホームが実現するということで、よかったと考えます。また、先の議員さんに対する質問の答弁に関して、少し質問させていただきたいと思います。 まず補助に関してですが、村の補助の基準を考えているということでしたが、過去2カ所施設がありますが、それに同等なのかどうか、今までの2カ所の施設に対する補助は、どのような具合だったのか、お答え願います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) まず、やすらぎの里でございますけれども、建築資金が9億9,700万円に対しまして、村、国、県費の補助としまして68.5%。うち村費につきましては、1億8,000万円で18%を補助しております。それから、ヴィラとびしまにつきましてはございません。やすらぎの里のデイサービスにつきましては、増築資金3億円に利息を加えた基金ということで、こちら平成16年から36年までの10年間で、今、補助をしている状況でございます。
◆2番(渡邉一弘君) やすらぎは大きなもので結構あれですけども、ヴィラはなしということですか。それで今回ですが、今回のグループホームについては、わけあって県の補助が受けられないとのことでしたが、村としては、現在、県補助金相当を補うつもりなのか、それとも、県補助金プラス村としての補助を出されるつもりなのか、全く関与しないのか、お答え願いたいと思います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 先ほどの加藤議員の質問の答弁でありますように、まだ村の基準というものを定めていませんので、村の基準を定め、また村費の補助については検討していくという状況でございます。
◆2番(渡邉一弘君) 曖昧な答えと言えば曖昧だし、まだ先と言えば先だし、すぐと言えばすぐですので、村長にお伺いしますが、村長は現時点で、どの程度とお考えでしょうか。
◎村長(
久野時男君) もちろん基本的には民設民営でございます。この中で、県費の補助が相当額あると思うんでありますけれども、私どもはその県費補助相当額が、妥当ではないかという考え方を今少し持っておりまして、要綱等のつくりにつきまして、またその金額の妥当性につきまして、私どもなりに要綱等を定めさせていただいて、また皆さん方に御相談をかけようと、こう思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げておきます。
◆2番(渡邉一弘君) 当然、建設費がかさめば、利用料金にもはね返ると思いますので、何とかよろしくお願いします。これからずっと世間としては年金も減少していきます。何とか経済的に困っている人が救われるような、新たな方策を考えられることを望んでおきます。 次に、先生のための先生についてですが、効果があるから次年度以降も続けるということですが、村長、これは、本当に村がなすべきことだから、ずっと続けるのだというお考えでしょうか、どうかお答えください。
◎村長(
久野時男君) 本来的には県等が十分なる形づくりをするのが妥当というふうに思います。しかしながら、私は今思ってるんですけども、永久的に続けるべきもんではありません、村として。村としては。どう思っているかといいますと、小中一貫教育をして、その後の状況、様子を見させていただいたところ、小中一貫教育になれていない先生が多い。それから、専科性の取り入れ等をしてきたということでございまして、それにもなれていない。また若手の先生が多い。この状況では、とても学力の向上を図れない。これではいけないという教育委員会側のお話を受けて、学校の先生方のお話も聞いたわけでありますけれども、私としては、3年程度がめどではないのかと思います。要するに、自分たちが自分たちを組織して、要するに学びとること、先生方ですからきちっと学びとっていただけると思っています。まだ1年目であります。で、この段階を自分たちが指導者から受けて、自分たちが自分たちの先生同士で指導性を発揮していく、そういうことを学びとっていただく、それを小中一貫教育校としてのあり方の中で、しっかりとやってくださること、それを望んでいるわけであります。これは、あくまでもどこまでも村が行うことではない。しかしながら、新しい小中一貫教育の中でやっていくべきことと思っています。また先ほど触れておみえになりませんけれども、専科性のお話でございますけども、やっぱりこれも早急に、早急にと言っても、あしたできるわけではありませんけれども、教科担任制の算数、数学の関係につきましては、5、6年生の段階から、もう既に数学関係を専門性の中学の先生が入っていくような段階を、私は教育委員会にとってもらえるようにしてほしいと、かように思ってるところでございます。
◆2番(渡邉一弘君) 一応3年ということですので、ちょっと県職の方々に勉強してもらえるように、県の方でもよく考えていただけるように村からも発信していただきたいと思います。残念ですが、次年度、算数の教科担任制はできないということですが、先ほどの答弁の中では、人事に特別な措置がなされない限り導入ができないということなら、人事権のある上のほうに頼んで、何とか体制ができるよう努力されることを教育長に求めたいと思うんですが、教育長どうですか。
◎教育長(田宮知行君) その教科担任制につきまして、今国語含めて、5、6年の高学年のほうもやっておりますが、先ほど、村長の答弁にもありましたように段階的な教科担任制と、今年度できませんでしたが次年度に向けて、教育課程の策定、まだ来年度これからやっていくんですけども、時間割の編成、また非常勤講師のその教科の専門の方の配置等、いろいろと総合的に鑑みて、その中でできるだけそういう方向でいきたいと、そんなふうに現在考えております。以上です。
◆2番(渡邉一弘君) 最後に、まだなられてしばらくですが、新教育長の抱負をお伺いして、これまでとします。教育長、お願いします。
◎教育長(田宮知行君) 議員の御質問について、教育長としての抱負ということでありますが、お話させていただきます。 私自身、飛島村教育委員会でお世話になって、2年半ほどたちますが、その中でとても印象に残っている出来事があります。 2年前の春、ある日の夕方のことですが、自分が図書館へ行く途中、公民館の駐車場で、飛島学園初等部3、4年生とおぼしき男の子が私のほうに「こんにちは」と元気よくはっきりとした口調で気持ちのいい挨拶をしてくれました。私も思わず「こんにちは」と返しました。昨今の世相を考えますと、水知らずの人間に、こんな挨拶ができるなんて本当にすばらしいことだと、その場で思いました。この子の育った家庭では、親御さんとのコミュニケーションが図られ、自然に挨拶ができる、そんなような家庭の様子が感じられました。学校ではまたしつけの面で指導がきちんとなされているんだろうな、とも思いました。このようなことは、ごくごく当たり前のことで、毎日の生活の中であることですけれども、その当たり前のことができるということ、それは非常に大切であり、とうといことだと、そんなふうに思っております。改めて、飛島という地域の良さを実感いたしました。これまでの関係者の皆様の努力、前向きな取り組みがあったから、そんなふうに考え、私自身うれしく、またすがすがしい気持ちになった、そんな思い出であります。 さて、教育とは、一人一人の人間の可能性を引き出し、人としてよりよく生きる事を支援する営みであります。さらに、学校教育は地域の宝である。
子供たちの心や体の中に、人としての土台、根本をつくり育てることを究極の目標としていると考えます。その中核となるのが学校であります。
子供たちにとって理想的な学校とはどんな学校でしょうか。自分がわかってくれる友達や先生がいて、学校生活を楽しく豊かにするための協力ができる、そんな雰囲気がある学校。また、わかりやすく各授業が展開され、自分にとって興味、関心があることにじっくり取り組め、自分の力を発揮できる学校。厳しいけれど、何事にも挑戦し頑張る中で、心身ともに鍛えてもらえる学校。安心、安全が確保され、落ち着いて活動できる学校などがイメージされます。ほかにもまた、いろいろあるかもしれません。いずれにしろ学校は学ぶところであります。我飛島学園小・中学校を少しでも、
子供たちにとって信頼できる学校に近づけていきたいと、そんなふうに強く思っております。そのための方策として、まずは、小中一貫教育校の特色や、現在の飛島学園の教育目標を考慮しながら、次の3点を指導の重点項目として掲げ、粘り強い姿勢で指導に取り組んでいけるようにいたしたいと思います。 1点目、集団行動を通して、節度ある生活習慣の確立を図り、健康な身体等良好な交友関係を構築すること。 2点目、各教科の基礎・基本の定着を徹底し、学力の充実を図ること。 3点目、学校行事や部活動などの体験活動を重視し、それを積み上げて、行動力・実行力を伸ばすこと。 これらの重点項目に基づいた、教育活動の地道な、そういう取り組み継続によりまして、各教科、特別活動、道徳等の指導を進める中で、学ぶことの楽しさや成就感を味わわせ、児童・生徒の健やかな成長につなげていきたい、そんなふうに考えています。もちろん学校と家庭、地域の連携、その緊密な連携は、実践を進めていく上で、不可欠なことであります。飛島学園は飛島村の象徴であります。毎日の生活の中で、自分の思いや夢の実現に向かって頑張る、そんな
子供たちの姿が目に浮かんできます。学園は小中一貫教育校ですので、1年生から9年生までの9年間を見通した系統的なまた計画的な教育活動が展開されなければなりません。発達段階を踏まえて、初等部、中等部、高等部の各部分の円滑なつながりが重要になってきます。この試みにより、中1ギャップと呼ばれる問題は少なく、スムーズに移行がなされています。その基盤となる小人数指導やTT指導、5、6年生における一部教科担任制が可能なのは、村費による非常勤講師の採用という手厚い措置のおかげであると、そんなふうに思っております。本当にありがたいことです。 そのほか、一貫教育の特色となる小学生と中学生との触れ合い交流もきちんと行われています。例えば、小中縦割りブロックによる異学年交流活動、これは、小中学校合同会議が該当します。中3と小1の交流活動では、おにぎりパーティーや、大好きおにいちゃん、おねえちゃんが実施されました。さらには、中学校海外派遣報告会へ小6の児童が参加していることも挙げられます。これらのことは、豊かな心の醸成につながっていくと思われます。 飛島学園の校訓は「確かな未来を拓く」です。
子供たちは未来から来た留学生とも言われますが、現在の教育が時を経て、何年か先に芽が出て花が咲くように、
子供たちには、自分の未来を大きく切り拓いていってほしい、と念じております。そして期待もしております。学校教育とあわせて家庭教育も、
子供たちにとって重要なものであります。 本村では、家庭教育推進協議会、また、青少年健全育成推進協議会が中心となり、活動がなされ、その成果を上げています。 地域ボランティア団体、とびしまペアレンツなどが自主的に活動し、村ぐるみで家庭を支える体制も整えられています。今後も家庭におけるしつけなど、学校教育とも連動させて、より充実したものにしていければ、と考えています。 これらは朗報ですが、去る11月30日、あま市で開催されました海部地区子育て支援地域交流会において、飛島村家庭教育推進協議会が優良団体として、表彰をされました。報告をさせていただきます。 次に、生涯教育について、お話をさせていただきます。 皆さんも御存じのとおり、生涯教育は地域住民である一人一人が主体となって行う自由な教育・学習の営みであります。 学校教育のように、教える者と教えられる者という関係で行われるものではなくて、自分自身が自分で自分を教育し、また、学び合う者同士が互いに協力しあう、そういう営みだと言われています。端的に言えば、生涯を通じて、自己啓発を自分に適した手段・方法で行う、そんなことだと思います。飛島村では、社会体育・社会教育とも活発な状況にあり、地域コミュニティーづくりに大いに貢献している、そんなふうに考えます。今後、総合型地域スポーツクラブの設立と、実際の活動がスタートします。その準備・運営等の支援を行っていきたいと考えております。最後に一言申し上げ、抱負のまとめとさせていただきます。
子供たちが学び、
子供たちを育むふるさと飛島が、心のオアシスとなり、未来をたくましく生き抜く知恵や、豊かな心と体を育む源泉となることを願って、また、地域の方々には、生涯にわたっての自分づくりや、スポーツ、文化、芸術に親しむ機会を持っていただけるよう努力していきたいと思います。 微力ではありますが、「小さくてもキラリと光る飛島村」の一翼を担う教育行政を推進していきたいと、そんなふうに考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
○議長(
鈴木康祐君) 次に、井田晴己君を許します。 〔3番 井田晴己君 登壇〕
◆3番(井田晴己君) 3番井田晴己です。 私が、放課後児童クラブの障害児の受け入れ及び障害児デイサービス施設の設置について、質問をさせていただきます。 現在、飛島村では、放課後児童クラブがあり、多くの小学生の子供が預けられていると聞いております。学童保育としての放課後児童クラブにつきましては、働く女性がふえ、また核家族がふえている中で、親が仕事をしているために、
子供たちが小学校から帰った後の放課後や、春休み、夏休み、冬休みなどの学校休業日に、子供だけで過ごすことを避けるため、また、女性の働くことと、子育てを両立したいとの願いや、共稼ぎ家庭や母子・父子家庭などでは、地域において安心して子供を預けられる場所として、保護者が労働・病気・家庭の介護等により、昼間家庭にいないことを原則として、10歳未満の児童を、放課後や学校休業日に適切な遊び及び家庭的な雰囲気を持った生活の場を与えて、
子供たちの健全な育成を図り、親の働く権利と若い世代の生活等を支援するものであります。その中で、近年において、増加傾向であると言われている軽度の発達障害児を含む障害児を持つ保護者は、同様にして働いて収入を得て健全な生活を送りたい思いがあっても、家庭では、母親や家族が日常的に養育せざるを得ない状態であります。飛島村の放課後児童クラブ、児童館では、現在、利用児童の対応で、支援の限界が生じており、専門的な養育が必要な児童に対してのサービスが選択できる場所とはなっておらず、NPO法人の事業所を利用している児童は、地域から離れた場所で放課後デイサービスを利用しています。利用時間や家庭の精神的、経済的負担を考えると、質の高いサービス、支援が受けられているとは、言いがたいものであります。このため、専門的な養育が必要な児童に対してのサービスが提供できる環境整備が必要であると考え、放課後に安心・安全に利用できる施設として、また、専門的な指導員がいる親が安心して預けて働くことができる放課後等デイサービスの村内施設の設置を求めるものであります。 以上、この場での質問とさせていただきます。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 井田議員御質問の放課後児童クラブについてでございますが、放課後児童クラブは、児童福祉法等で定める基準に従いまして、授業の放課後に児童厚生施設等を利用して、適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図ることの目的とあわせ、同時に地域における子育てしやすい環境づくりを目的に設置をいたしました。現在、飛島学園に併設されている放課後児童クラブでは、小学校1年生から6年生までの20人から多いときは30人の児童が、随時利用しております。夏休み等の長期休み中の利用者は、60人を超える状況にありまして、
子供たちが過ごす部屋は、遊戯室と学習室、児童クラブ前の運動場のみとなっております。その中で
子供たちの学習と遊びを確保しまして、安全に過ごす場を提供しております。一方、放課後等ディサービスは、障害時が生活能力の向上のために必要な訓練を行い、及び社会との交流を図ることができるよう、当該障害児の身体及び精神の状況並びにその置かれている環境に応じて、適切かつ効果的な指導及び訓練を行うものでなければならないとされております。このような状況の中で、同一施設内におきまして、障害児たちに必要な生活能力の向上のために、個別の訓練、社会的な交流を図るための支援を行うことは、非常に困難だと思われます。しかし、障害を持つ
子供たちが将来社会で自立し、生活をしていくためには、当事者や家庭が利用しやすい、放課後等ディサービス事業、村として、村として支援する必要があると考えております。現在村内に対応できる施設がなく、一部の
子供たちにつきましては、村外の事業所を利用していると聞いております。村としましては、村内の施設の活用や支援法について調査し、対象となる子供を持つ保護者が、安心して子育てできる支援体制を検討してまいりたいと思っております。 以上、答弁とさせていただきます。
◆3番(井田晴己君) 3番井田晴己です。 それではもう少し質問をさせていただきます。 現在、飛島村で軽度発達障害児は何人くらいみえるのか。また、放課後等ディサービスを利用されている方は把握されているのか、伺います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 軽度と言いますか、発達障害児に対する診断が下されている方につきましては、10歳未満で報告させていただきます。10歳未満の発達障害児については6名、10歳未満の放課後等デイサービスを利用されている方につきましては、1名と把握しております。10歳未満ということで報告させていただきましたが、18歳以下となりますと、4名ということになりますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(井田晴己君) 10歳未満は1名ということで、村外の施設を利用されている方から、村内にも利用できる施設の設置についての要望はなかったのか、伺います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 直接私は聞いておりませんが、ある保護者からは、近いところで通えたらというような保護者からの声があるということは聞いております。
◆3番(井田晴己君) やっぱり要望は多分少なからずあると思いますが、できれば早い段階で、このような整備をしていただけるとありがたいというふうに思います。自立支援法における障害児支援の強化の項目等との兼ね合いはどうなっているかお伺いします。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 自立支援法の方がちょっと改正なりまして、現在は児童福祉法になりますけれども、児童福祉法に基づきます、多分議員の質問は、そこに定めております児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援事業、これを含めまして、障害児通所支援といいますけど、こちらのほうの関係かと思いますので、そちらについて答えさせていただきます。現在、村のほうでは、そういうような支援は実施しておりません。ただ、保健事業といたしまして、きらきら教室とこあら教室を定期的に開催しています。
◆3番(井田晴己君) 村としては、今言われた障害児通所支援っていうことで、やってないということでありましたが、先ほど村長答弁でも放課後児童クラブでは支援の限界があるということで、村内の施設の活用や支援方法の調査をすると言われておられましたが、受け入れ施設の検討はされているのか、また、いつぐらいから実施をされるかということをお答えいただきたいと思います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 今のところ検討はされていない状況でございますけれども、平成26年度から、検討してまいりたいと思っております。
◆3番(井田晴己君) 26年度からということで、できるだけ早い段階でお願いしたいと思います。 施設が設置される場合に、この利用料の設定、はどのようになっているのか、また、補助が受けられる制度があるのか、伺います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 利用料の設定につきましては、児童福祉法によりまして、家計の負担能力その他の事情をしんしゃくして、法令で定められておるところでございます。また、利用者負担に対する補助制度についてはありません。
◆3番(井田晴己君) 補助はないということでよかったわけですね。利用料っていうのは、個人負担はどれくらいですか、教えていただきたいと思います。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 放課後等デイサービス費につきましては、1日につき、所得に応じて決まってまいりますが、概ね478円から278円ということでございます。
◆3番(井田晴己君) わずかな金額だとは思うんですが、補助がないということでありますので、子供のことでありますので、医療費と一緒で、免除ができたらなというふうに思いますが、村長いかがですか。
◎村長(
久野時男君) 今、これから検討していくという考え方を持っておりまして、その先のことを検討課題にではありますけども入っておりませんので、内容等につきまして十分検討をさせていただいて、また皆さん方にお話をかけさせていただきたいと、かように思っているところでございます。よろしくお願い申し上げます。
◆3番(井田晴己君) 最後になると思いますけど、障害児を持つ保護者が安心して、安全に子育てができる、支援体制を検討するという答弁をいただきましたが、保護者としては早急な施設の設置を望んでおられると思いますので、26年度から検討するということでございますが、できるだけ早いうちに検討していただくようにお願いして、最後に村長さんに、いつごろまでに整備を、終わられるのかお伺いして、この質問を終わりたいと思います。
◎村長(
久野時男君) 検討をできるだけ早くさせていただいて、皆さん方にお話をお示しさしていただいて、できたら、この26年の夏段階にはお話がきちっとさせていただけるような具合で、進展をさしていただけないかな、そんな思いを今したところでございます。状況によりましては、もっとおくれる可能性も出てくるかと思うわけでありますけれども、できる限り夏段階までには、その方向性なるものが、皆さん方にお知らせができて、御検討を賜って、26年の年度内に、こんなふうな形態で、このようにということが、皆さん方にお話できたらな、とかように思っているところでございますので、御理解のほどお願い申し上げておきます。
○議長(
鈴木康祐君) 次に、橋本渉君を許します。 〔10番 橋本 渉君 登壇〕
◆10番(橋本渉君) 10番橋本 渉です。 私は、村民の利益を守る立場から、村長並びに担当部課長に質問をしたいと思います。 まず1点目には、側溝工事への補助制度についてであります。 今、側溝工事をやった場合の費用について、村はどのような考え方を持って、その費用を負担しているのかをお聞きしたいと思います。 現在、新しく家を建てた方からの側溝設置への要望があった場合、村は50%の補助を出しているということでありますが、私は側溝設置については、村が責任を持って、全額設置費用を出すべきだと考えるわけでありますが、そういった点についても、どういった見解をお持ちなのか、お聞きしたいと思います。 2点目には、火災警報器の設置補助制度であります。 飛島村は過去に設置するに当たって補助制度をつくっておりましたが、現在はありません。先日弥富市で、ひとり暮らしのお年寄りが火災で亡くなるという事故がありました。こういったことを考えた場合、火災警報器の設置が、今飛島村では50%になっていないということでありますので、もう少し設置率を高めるためにも、再度、補助制度の復活をすべきではないかと思います。また、お年寄り家庭への補助制度については、村が全額費用を持ち、補助すべきではないかというふうに考えるわけでありますが、そういったことをどのような見解をお持ちでしょうか。 以上2点について、まずお聞きしたいと思います。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 橋本議員御質問の、側溝工事の補助についてでございますけれども、宅地造成などで道路構造を変える場合は、側溝の設置などを義務づけておりまして、原因者の負担が原則としております。しかし、過去には盛り土工事がされても側溝を設けない事例が多く見られ、生活環境や道路管理上に支障を来したため、工事費の一部を助成することにより、側溝の設置をお願いしておりました。現在では、側溝設置費に対しましての補助金は、村に住んでいただくために、分家等の住宅地を建設するのであれば、負担軽減のために、工事費の50%を助成しております。社会情勢等によりまして、その目的を変えております。今回の御要望の全額補助の御要望でありますけれども、雨水等の処理を今まで排水路または田んぼへ流しておりましたけれども、田んぼの所有者からの苦情等も出始めております。側溝等の排水を村が責任をもって処理するにはどのような方策が良いか、他市町村の動向を踏まえまして検討させていただき、方針が固まるまでは、今まで通りの補助制度を活用していただきたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。 次に、火災警報器の設置に補助せよとのことでございます。 消防法及び海部南部消防組合火災予防条例によりまして、平成20年5月31日までに、すべての住宅に火災警報器等の設置が義務づけられたわけでございます。本村では、平成21年3月31日までに、防火対策を実施した方に対しまして、補助金を交付しております。399件の申請がありました。また海部南部消防署が敬老センターで実施したアンケート調査結果によりますと、約43%の設置率となっております。住宅火災による死者数は、建物火災による死者数の約9割にも及んでおり、あわせて住宅火災による死者の約7割が逃げおくれによるものであります。この住宅火災による死者数を軽減させるには、火災警報器等の普及・促進が不可欠でございます。村民の皆さんが安心して暮らせる環境をつくるには、消防署・消防団だけではなく、村民の皆さんが一丸となって、火災または、火災による死者の発生を未然に防ぐ手だてを講じることが必要でございます。個々の住宅に住宅用火災警報器等の設置をすることは、村全体で高い防火意識を持つことになるわけでございます。本村では、村民の皆さんが安心して暮らせる環境づくりのために、前回と同様に、防火対策に要した経費につきまして、普及率が悪いということであるならば、経費につきまして、前回と同様に防火対策に要した経費について、補助金を交付していくことが必要だと考えております。この補助金に関しましては、平成20年度に実施させていただいた同様の形態で、来年、再来年、この26年度、27年度の2年間を限定として予定させていただきたいと考えております。また、独居老人世帯の火災報知器設置状況につきましては、アンケート調査から約42%となっておるようでありますけれども、この関係につきましては、平成26年4月から65歳以上のひとり暮らしの方などに対しまして、緊急的迅速かつ適切な対応を図っていくために、緊急通報システム機器の設置を進めてまいりたいと考えております。これは村で実施するということであります。 以上、答弁とさせていただきます。
◆10番(橋本渉君) それではもう少し細かくお聞きしていきたいと思うんですが、側溝工事の費用負担については、いろいろ考え方があって、具体的にわかりやすく言えば、私のところの裏、側溝をずっとやってもらったんですけど、その時にはほとんど私自身は負担をせず、側溝がきれいになったという事実があるんですね。で、新しく家を建てた人は、自分のところの前に側溝をしてくれっていうと、50%の負担を今、出せというふうになってますわね。それと、自分とこの前は、この50%の負担を出すことによってやってもらえるんだけど、その隣の2、3
メーター先の側溝まではつないでもらえんとか、そのために側溝に来た水は、田んぼに落ちたりとか、過去にもそういう問題がいろいろあって、私指摘してきたんですけど、これは側溝は基本的に村がやっぱり責任をもってやるべきじゃないかなという考え方なんですよね。だから、ちょっとここでお聞きしたいんですが、今新しく家を建てた人が側溝をやってほしいと言って申請を出すと、50%補助を出して側溝をつけるということになるが、事業主体はこれどこになるんですか。
◎
開発部次長兼
建設課長(
堀田一也君) 事業主体につきましては、当初申しましたように、原因者負担が原則でございますので、村は補助金として出しております。ですから、造成された方が事業者です。
◆10番(橋本渉君) そうしますと、その側溝の所有権は地主さんになるということで理解していいんですか。
◎
開発部次長兼
建設課長(
堀田一也君) 村のほうにつきましては、道路管理の手引きという条例がありまして、そこの中に愛知県の道路管理の手引きに準ずるということになっておりまして、道路管理者以外が行う工事、道路法24条に「道路管理者以外の者が行う工事」という項目がございまして、村のほうに、どのように側溝を設置するかと、いう申請を出していただいて、これを通称承認工事というんですけど、それが終わって設置で、うちの完了検査が終わった後は、村の管理のほうに移行すると、いうことで、道路と民地の官民境界の道路側に設置をしてくださいという、うちは許可といいいますか、そういうのをおろしております。
◆10番(橋本渉君) 側溝は村のものというふうに理解していいわけだね。村のものの工事をやるに当たって、地主さんから半分負担金をとっとるというふうに、こういう考え方ね、補助を出しておるというと何か良い考え方なんだけど、要するに村の工事をやるのに半分負担を出せということだよね、これ。だから基本的には、やっぱり村が計画的に側溝は設置していくべきだというふうに思うんです。今村長の答弁も、私から取ればいいように取れるし、やらんかったらやらんよと言ってしまえば終わりになりますし、なかなか複雑な答弁をされたんですけど、私としては、今後検討して、他町村の状況といってもちょっと聞くところによると弥富市さんなどでも、市が負担しているということを聞いてますので、村もそういう方向で結論を出すように検討していただきたいというふうに思うんですが、そういうふうに理解していいですかね。
◎村長(
久野時男君) 実態的に、周りの市町村がどのような形態でどのような補助を出して、もしくは施工をしているのか、先ほど一部おっしゃったんですけれども、実態的な段階を踏まえて、私どもはその状況を踏まえた段階で、どのように、方向を示すのか、前向きにやっていく方向性を検討してまいりたいと、かようにお答えをしておきます。ただし、お金幾らだっていう話はここの場では出させていただかないわけでございまして、その辺は御理解を賜りたいと思います。
◆10番(橋本渉君) 今、他の議員からの発言もありましたけど、昔は9割村が出しくれて1割負担で済んどったという例もあるんですが、経過がいろいろありまして、今は5割になってるんですけど、この今5割になっているものを村が責任を持ってやりなさいと私要求しておるわけであって、村長は前向きに検討されるということですので、そういった全額補助制度、全額というか村の事業として実施してもらえるというふうな理解をして、この問題はこの程度に終わらせていきます。結果が出た段階で、また意見が違えば、進めていきたいと思います。 それで2つ目に、火災警報器の設置ですが、この答弁も26年、27年に実施するということですので、実施していただければ、大変ありがたいことで、これ以上、要求することもないわけでありますが、実施する以上、老人クラブのアンケートでは42、43パーセントだったかな、ということですので、やっぱり100%に近づけるための、何らかの宣伝活動が必要になると思うんですが、そういう点で広報では宣伝されると思うんですが、それ以外も、回覧を回したり、消防署は老人クラブでアンケートをとったので、その結果に基づいて、設置の補助を出しますのでつけてくださいという、その申込書とか、そういうの配布したり、それから設置業者の一覧表なんかも広告の中に入れてもらえるといいなというふうに思うんですよね。水道なんかは指定業者がありますけど、例えば警報器を自分で付けようと思うと、買ってきて、自分でつけて、写真撮って、申請書を書いて、役場へ持っていって補助をもらえるというふうになるんですけど、これなかなか素人がやろうと思うと、大変なんですよね。だから、業者の人に頼めばそういうことも全部やってくれて、つけてくれるというふうになれば、案外やりやすいのではないかというふうに、自分でやれる人はやればいいですよ、と思うんですから、そういうことも含めた、幅広い宣伝を今後やっていただきたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。
◎
総務課長(早川喜久君) 周知に関しましては、議員おっしゃるとおり、周知させていただきたい、また消防団も通じてお願いさせていただきたいなというふうに考えております。 それから設置業者の一覧というのは、ちょっと今、私の考えの中にはありませんでしたので、そういうことを代行してやっていただける業者さん、それから、その販売元でのところで、そういうことをやっていただけるということであれば、それが1番いいのかなっていうのは、申請手続に関しても、そういった形で、代行的な形で、やっていただける人があれば、村のほうから紹介させていただくということは、周知させていただきたいと思います。以上です。
◆10番(橋本渉君) そういうことで、その点はよろしくお願いします。 それから、お年寄りについて、私は、ひとり暮らしだとか高齢者世帯に対して、村が設置してやってもいいのかなって。寝室とか、お勝手場ぐらいは、村がつけてやってもいいんじゃないかなというふうに思うんですが、ちょっと確認しますけど、ひとり暮らし老人の世帯数と、それから高齢者世帯の世帯数っていうのは、何世帯ありますか。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) ひとり暮らしの世帯につきましては、47世帯でございます。65歳以上の高齢者世帯ということで、72世帯でございます。
◆10番(橋本渉君) 120世帯ぐらい、そのうちの4割ぐらいは、今のアンケートではついているということですので、70世帯ぐらいかな、がまだついてないということでありますので、そういう世帯に対しては、村がそう幾つもつけなくてもいいと思うんですけど、寝室とお勝手場ぐらいには、村がつけてやったらどうかなというふうに思うんですけど、今緊急通報システムを設置するということなんだけど、これは一般的に言われている安心電話とかそういうたぐいのものですよね、ちょっと確認を。
◎
保健福祉課長(
平野美由紀君) 安心電話で、24時間相談が受けられるというシステムでございます。
◆10番(橋本渉君) それはそれで大変いいことで、つけてまいりたいと思うんですけど、でも火災報知器にならないもんね。火が出たからといって、連絡が来るわけじゃないもんですから、自分が何かあったときにボタンを押すと、消防署なりにつながっていくというシステムですので、やっぱり、火災の場合は、逃げ遅れるということが問題ですので、やっぱり煙が出たときに、何かを音が鳴るような設置をすべきだというふうに思うんですけど、自分でしてもらえば1番だけど、やっぱり高齢者世帯や、また、なかなか年金生活で大変な人たちも多いわけですので、お年寄りの命を守る立場から、福祉の立場から、こういった世帯について、村が設置してやったらどうかなと思うんですが、どうでしょうか。
◎村長(
久野時男君) 今すぐの関係でございましたので、そこまでも対応の考え方を持っておりませんでした。私どもは、緊急通報システムの段階に合わせて、1人世帯また照会的な段階の方々に対しまして、現実的には今、海部南部消防から切りかわった段階で、今の119番、センターのほうに流れるように、今、させていただいているわけでありますけども、一応約束事で、どういうことかといいますと、26年の3月いっぱいで撤去しなきゃいけないということが発生してまいりました。よって弥富市も、変更していくわけでありますけども、私ども、それをとるということになります。今
保健福祉課長がお答えした中には、今検討しているわけでありますが、そうなると撤去費用も実は要るというわけでありますけれども、その予算化と緊急通報システム自身のあり方、要するに、今までは直の形で、119番が入ったと。そうではありませんでして、それをもっと有効的にうまくできないのか、要するに、困り事ですが、とんでもない人が今来て、何かえらいことになっとるぞ。金をちょっと出したらどうだみたいな、詐欺みたいなまがい、今いっぱいですよね。そういうようなものにも、すぐボタンを押すことによって、相手が24時間体制でおってくれるっていうとこと契約して、それがすぐ相談できる、こんなことはどうしたらいいのみたいな、そりゃあやめたほうがいいよ、というみたいなそういうことを的確に相談できるシステム体制づくりをしていきたいと、思っているところであります。それと、火災的な問題、そういうものも、どのようになれば1番効率的なのかということを、今の段階では検討をしていこうという
話し合いをしているところでございまして、内容等まだお話しできませんけれども、その段階を3月の段階までに、検討を私どもしまして、3月の議会の段階には、お示しをさせていただけるようにしていきたいと、かように思っているところでもございます。その前に御質問をいただいたんでちょっと困ってしまったわけでありますけれども、発言内容としましてはですね、その程度でとどめさしていただきまして、今現在、一生懸命検討して考えているんだということを、そうすると、今の状況よりもよいものになるというふうに私も思っておりまして、皆さん方にまたお話をかけさせていただきたい。相談をさせていただくということで、御理解を賜りたい、かように思うところでございます。
◆10番(橋本渉君) 今回2点質問をしましたが、両方とも実施していただけるというふうに理解するわけでありますので、この程度で終わっていきたいと思いますが、警報器については、お年寄りについては、もうちょっと具体化する中で、そういう火災へも対応できるようなものを考えていただきたいということを求めて、終わりたいと思います。
○議長(
鈴木康祐君) 次に、伊藤秀樹君を許します。 〔5番 伊藤秀樹君 登壇〕
◆5番(伊藤秀樹君) 5番伊藤秀樹です。 最初に、飛島から発注される公共事業についてお尋ねします。 旧
中学校校舎の改修工事から始まり、いよいよ避難所の建設が始まろうとしています。当初の計画から大幅に減額されたとはいえ、大金を投入して行われる
避難所建設工事です。過去において、このような大がかりな工事に、飛島の企業が参画することは極めて少なく、大半が村外の大手ゼネコンにより建設されてきました。飛島の税金が、村民に何の利益も与えず、村外に流通していることを快く思っていない村民は決して少なくないと思います。村の税金は、基本的に第1に村内で会計すべきと考えます。聞くところによると、このような
建設工事において、入札に参加できる
村内業者は極めて少ないと聞きます。そこで、飛島から発注される公共事業に当たって、少しでも多くの
村内業者が入札に参加できるように、入札方法や要綱を模索し、検討すべきではないかと考えます。いずれにしろ、特に今回の
避難所建設は、どこが請け負うかは、村民にとって大きな関心事です。終わってみたら、飛島には何の恩恵もなかったということがないようにお願いします。 続いて、飛島バスについてお尋ねします。 公共交通機関は、利用者の利便性を考えて運行すべきと思います。現在運行されているコミュニティバスは、朝夕を除いた日中の利用者が少ない時間帯に、公共交通の空白地帯を埋めるため、運行していると聞いています。しかし、せっかく空白地帯を走っても、利用されているとは思いません。私も利用できればと思い乗ろうとしましたが、行きたいところにとまらないのです。普通、何のために公共交通機関を利用するかといえば、朝夕の通勤、通学、買い物、病院、金融機関、役場などの公共施設が考えられますが、役場以外どこにも行かないのです。せめてAコープなどの村内の商業施設や金融施設、病院にとまれば、多少お年寄りのためになるのではないかと思います。さらに中央道を通るのであれば、途中にある蟹江のピアゴあたりにバス停を設ければ、さらに利便性が増すのではないかと思います。また現在、木場の工業地帯に名古屋港からバスを運行しています。私はなぜ名古屋港からなのかが理解できません。木場へバス通勤をする人は、名古屋港、稲永からが便利なんでしょうか。住んでる場所から蟹江のほうが便利な人も大勢いるはずです。6台もある名港線のバスの何台かを蟹江からの便に切りかえ、そのバスを三福や中央道を通していけば、大宝あたりとか、その辺の飛島の空白地帯を埋めることになるのではないでしょうか。ぜひ検討をお願いします。 次に、飛島村のホームページについて質問します。 私がエコプラザを利用しようとして、曜日と時間を調べようとしたら、非常にわかりにくく、探すのに時間がかかりました。環境や施設から探せばできるかなと思ったんですが、階層が順序立ててできていなかったことが原因で、なかなか探せませんでした。その時に気付いたのですが、表示されるデータが古く、定期的にデータが更新されていないようでした。放射線量を調べようとしましたが、通常の環境から探せず、トピックスからしか入れませんでした。新しいことが、階層の中に取り込まれていないようです。その他、検索すると探せるが、順序立って探すと探せないことも多く見られました。新規のことが、場当たり的にリンクされているようで、その結果迷路のようになっており、必要とする事柄が見つからないことが多いように見受けられました。一度内容を精査し、階層を整理する必要があると思います。いずれにしろ、使いやすく、わかりやすいホームページにしていただきたく、要望します。 この場の質問は、ここで終わります。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 伊藤議員の御質問に、お答えをさせていただきます。
避難所建設で飛島企業に恩恵はあるのかについてでございますが、地方公共団体における調達につきましては、その財源が税金によって賄われているものでありまして、よりよいもの、より安いものを調達しなければなりません。そのために、地方公共団体の発注を行う場合には、不特定多数の参加者を募る方法である一般競争入札が原則とされております。さらには、地域活性化の観点から、地元企業が受注し、地域経済に貢献することも求められております。この点も踏まえ、調達がなされる必要がございます。以上の内容を踏まえまして、本村の請負業者等格付要領及び請負業者等選定要領に従って、指名競争入札、または、一般競争入札を実施しております。なお、一般競争入札は、実施要領に基づきまして、1件につき設計金額が5,000万以上の
建設工事を対象に実施しております。一般競争入札の方法としましては、単体における入札と特定企業体における入札がありますが、本村では特定企業体による対象工事は、一般建築工事で5億円以上となっております。今後計画しております
避難所建設につきましては、定められた要領等に基づいた発注を考えております。 次に、飛島バスの見直しについて、コミュニティバスをAコープや病院、商業施設や金融施設に停車できないか、との御質問でございますけれども、村内と近鉄蟹江線を結ぶ蟹江線は、現在中型バス2台と小型バス1台の計3台で、朝夕の通勤・通学時にはフル運転をし、多くの方に御利用をいただいております。コミュニティバスは、村内の交通空白地帯をカバーするために、この3台のうちの小型バス1台を使用して、昼間時の午前9時から午後5時までの間に運行しております。この運行経路につきましては、検討委員会を設置し、検討を重ね、当初は御質問をいただいているような、村内を巡回する運行経路といたしていましたが、御利用が少なくなったことから、再度、検討委員会で検討を重ね、現在は、役場から村内の東西を経由し、近鉄蟹江駅を結ぶ運行経路としております。この小型バス1台の運行では、経路及び便数等に制限もあることから、議員御質問の各施設等へ停車し、多くの方に御利用いただくことは難しいと考えております。また、木場行きのバスを一部蟹江からにして、梅之郷、中央道を通してはどうかとの御意見でございますが、現在地下鉄の名古屋港と本村の臨海部を結ぶ、名港線につきましては、大型バス6台を使用しての運行ですが、特に名古屋港から本村に向かう朝の通勤時間帯の6便、こちらも多くの方に御利用いただいている状況でございます。この名港線の大型バスの一部を蟹江線に使用し、村内の交通空白地帯を経由する運行をとのことでございますが、現在の名港線の利用者の状況、また、大型バスの形態からも御質問の経路、運行は難しいと考えております。 次に、3点目の御質問の、飛島村のホームページについてでございますが、本村のホームページで数年の記録、放射線量、新規のこと、また、助成金などがごらんいただけないとのことでございますけれども、市町村それぞれホームページの構成には特徴があると思っております。現在の本村ホームページは、トップページから3階層から5階層程度までの構成としていますが、ごらんいただく方の求められる内容もさまざまでございますので、見にくい、見当たらない、見るまでに時間がかかるということもあるかと思いますけれども、御質問いただいている内容は、ごらんいただけるようになっていると思っております。平成14年度の開設当時は、本村の紹介を主とした内容となっておりましたけども、以後、18年度に全面的にリニューアル、21年度には、トップページのリニューアルを行い、村民の皆様にも御利用しやすいように、更新をしてきましたが、23年度には、本村が支援した村内全域の光ケーブルの基盤整備が完了しまして、以後、多数の御家庭でインターネットが、接続されたと聞いております。今後はさらに、村民の皆様へ情報提供を重視しまして、利用しやすい、生活に役立てていただけるようなホームページの構築に努めていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
◆5番(伊藤秀樹君) 昨年の平成23年12月議会で、地元企業を優先的に活用せよということで質問させてもらったんですけども、そのときに、ふやしていくようなことをやっていこうよみたいな話があって、いろんなことを努力していますよと、いう話があって、それ以降、いろいろ話を聞いてみると、多少対応が良くなったという評判を聞いております。それで良くなってるんじゃないかなと思うんですが、今、実際問題、ここ数年の公共事業の発注状況をちょっと説明していただけないでしょうか。
◎
開発部次長兼
建設課長(
堀田一也君) 役場全体の数値は、すいませんがちょっと把握しておりませんので、答弁ができませんので、お許しください。
◆5番(伊藤秀樹君) 公共事業ということで、避難所が建設されるんだけれども、村長にしてみれば非常にデリケートで答えにくい質問だと思ってみえるだろうと思うんですが、以前説明があったときには、金額ベースで確か80%ぐらい、件数ベースで確か60%ぐらいだったというような気がするんだけども、ちょっと内訳がどういうふうだったか覚えていないんですけれども、それがだんだんもう少し、せめて半分ぐらいまでになるように努力していただきたいなということを言ったような気がしているんですけども、それなりにやってくれてるような節はあるんですが、まだ数字がわからないもんで、ちょっとわかれば教えていただきたいというふうに思います。今回避難所が、避難所がプラスされて、
小学校跡地にできたとかいうことがありまして、避難所の分がプラスされて、従来の公共事業の金額よりも、ここ数年多くなると思うんですよね。そうすると全体のパーセントが、非常に悪い状況にいくということがありますので、それも踏まえてやっぱり地元にそういうことがされるようにやっていただきたいなと思います。村長としては、できることもあるしできないこともあるし、法律があるもんで、むちゃくちゃなこともできんだろうし、最近コンプライアンスなどいろいろ言われて、変なことをやると怒られたりするもんで、やりにくいと思うんですけども、住民あっての飛島ですので、できることは最大限やっていただいて、ひいては飛島の発展のために、村民の恩恵になるような形で、やっていただきたいと強く要望します。これはこの程度にしておきます。 バスについてですが、先ほど、名港線が6台走っていて、非常に要望があってという話で、今でさえ足りないから、もっとふやしてくれっていう要望が確か来ていると聞いていますね。村長が6台満杯だから、それをこっちに振るのはちょっと無理があるよというような答弁をされたと思うんですが、実際の話、どうなんでしょう。住んでいる場所によって、名古屋港まで行ってバスに乗ってくることが、本当に利用者にとって便利なことなんだろうかと私思うんですよ。わざわざ地下鉄に乗ってからか、どうやって来るのか知らんけども、名古屋港まで行かんとバスに乗れんわけなんだわ。そうすると、名古屋駅からそこまで仮に行く人があるとするのなら、蟹江駅のほうがよっぽど近いんじゃないかなと私は思います。今大型バスを使っているから、蟹江駅にそのバスが乗り込んだりということが難しかったり、今使っているバス自体が観光バスみたいなバスを使って、高速道路を走る関係だと思うんですけども、そういうバスを使っている関係上、非常に対応がしづらいと思います。確かに。だけど聞くところによると、負担額4,000万ほど少なくなるような話をちらっと小耳に挟んだんですが、これ本当ですか。ちょっとお尋ねしますけども。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) 議員おっしゃられるように、バスの来年度からは、そんな程度は下がるというふうに、うちは見込んでいます。バスの償却の関係で、そういった金額が下がるというふうに考えております。
◆5番(伊藤秀樹君) その機を捉えて、台数を減らすことが難しければ、それなりのバスを蟹江から走らせるとか、それこそもっと、せっかく飛島のお金でバスを走らせるんだったら、飛島の村民の都合のいいようなルートをもっと考えていただくと。それとさっき言ったみたいに、名古屋港までわざわざ行くのが不便だと思っている人は、蟹江から行ってもらえるようにすれば、名古屋港から乗る人間も減ると思うんですよ。そういう形で、輸送力もふやすことによって、飛島の村民にも利益になるような、木場のバスをうまく利用するということも、1つの方法じゃないかなと、私思うんですけども、ぜひこれは検討していただきたい。お願いします。村長、どう思いますか。今の考え方は。村長としては。できんと言うばっかりではなくて、そういうような方向性を持ってやっていただくという考え方は、飛島村民に使いやすいようにやりながら、木場のほうのバスも一緒に考えるというやり方をやっていただきたいです。
◎村長(
久野時男君) 運行の状況につきましては、常にアンケート等をとりながら、どこからどんなふうな経路で行くのが1番、皆さん方が利用しやすいのかっていうようなこともとっておりますし、時間帯的な段階もとっております。現状からいきますと、蟹江からの線の逆向きコース、
子供たちがざーっと乗って行ったり、朝方しますよね。それとあわせて、実は名古屋港側から出てくる、それに乗ってくる人たちというのは、随分おみえになるわけですね。下手すると、乗り落としをしてしまうような、そんな場面も出てくるというふうに聞いておりますけれども、それだけいっぱいに出てくると。いうことでありまして、臨海部に来る人たちの足を確保する、それが最初の向こう側におけるねらいでもございました。いろんなお話を、そういったものを含めて、検討委員会、バスの検討委員会、議員の中からも入っていただいているわけでございますが、そこでも検討をしていただいているわけであります。そんな中で、いろんなふうにご検討いただく中で、実質的には、この前も調査結果を出させていただいたところによると、蟹江線からくる線路は、飛島の段階でとまってしまうんではなくて、明らかに私ども臨海部の中まで入っていく。その中の、乗っていただく方はほんのわずかなんです。数名程度しかないと1名ということもあったと、今、聞いてるんですけれども、そんな状況でありますので、それで、増便をしてどうなるかっていう問題に本当につながっていくのかどうか。逆向きが。そんなところは、十分担当側も把握しながら、また委員会に諮らせていただきながらやらさせていただいていると思っております。こうした問題も、委員会のほうにお話をさせていただくというふうに担当がやるであろうと思っていますけれども、現状的には、大変蟹江からの便というのを、逆向きの朝方の便というのは、なかなか少ないというのが現状であるというふうに、皆さん方からのアンケートから読み取っていくことができるという状況のようでございますので、そんなような状況に御理解を賜りたいと、かように思うところでございます。
◆5番(伊藤秀樹君) 村長、その蟹江から木場まで朝行ってますよね。あのバスって何時に出ますか、蟹江駅を。村長じゃなくても誰でもいいんですけど、お答え願えれば。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) 朝1便から3便まで申し上げます。1便が6時40分、2便が7時24分、そして3便が…。
◆5番(伊藤秀樹君) 木場までストレートに行くバスは。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) ストレートに行っている便は、木場に着くのが8時9分です。3便の7時45分発。
◆5番(伊藤秀樹君) 帰りは何時なんですか。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) 帰りですか。
◆5番(伊藤秀樹君) 夕方にもありますよね、似たような便が。何が言いたいかというと、朝蟹江駅で乗ると、会社に着くのは、9時ごろになっちゃうんですよ。出社が8時半から9時ころになっちゃう。その人の定時の時間というのは5時半から6時です。バスに乗ろうとするとバスがいないもん、行っちゃって。要は使えないバスなんですよね。通勤では全く。そういうのに乗らないといったって、乗らんで当たり前です、それは。もうちょっと利用者の利便性を考えて時間帯を考えながら時間帯を設定するか何かすれば、もう少し利用するようになると私は思います。乗れないんですもん。朝9時に出社して定時にバスがいないようだったら帰れない。もう少しそういうことを考えていただきたいなと思います。それと、先ほど、私飛島の中をあちこち回ったほうがいいなと話をさせてもらったんですけども、せめて年寄りが乗って、今の便が廃止になるような話もちらっと聞いとるんですけども、せめて役場にとまるんじゃなくて、もう少し足を延ばしもらって、郵便局だとかUFJとか、あるいはAコープまでちょっと延ばしてもらって、それからまた戻って帰っていくような便を考えていただくと、それは、何百人も乗るという状況にはならないにしても、多少改善されるかな。で、赤字がどれだけ改善されるかといっても、たいしたことないと思うんですけども、ちょっとそういう何か利用者のことをもう少し考えた構成にしていただかないと、なかなか難しいと思います。最初コミュニティバスが中を走ったときに、私、実は乗ろうと思ったんです。乗ったら、これ帰れない。帰りの便がないんだ。明くる日まで待っとらないかん。やっぱりそれも、利用者の利便性を全然考えられていないということがあると思うんです。もう少しその辺のことを考えながら、いろんなことを考えていただくと、もう少し利用者がふえるだろうし、村民のためになるだろうし、バスをふやすのが一番簡単なんでしょうけども、そうもなかなかできない状況の中で、バスをいかに上手に使ってもらうかっていうことが必要じゃないかなと思うんですけども、いかがなもんでしょうか。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) 議員おっしゃられたことも考えられますが、これまでこのバスの運行に当たっては、アンケート調査、ヒアリング等、企業等、いろんなとこでヒアリング等を行って、それをもとに検討委員会等を設けまして皆さんに御協議、御相談、御意見等をいただきまして、進めてきているということは御理解をいただきたいと思います。それで、おっしゃられるとおり、基本的には村からの投資の上限をつけなければ、ほとんどのサービスができるというふうに考えております。こういったものも、先般のアンケート調査では住民から、どの程度公共施設に投資するか、そういったようなアンケートもとらせていただいております。こういったものも、今お話しした検討委員会のほうへお話しさせていただいて、総合的に村として、どういった交通、どういった利用の仕方がいいのかというのは御相談しながら、現在運行させていただいております。議員からいただいた意見も、今後、大きなバス等の関係も、議員御質問いただいた御承知の通り、今の名港線の大型は、朝6便が、その6便を通さなければ、飛島臨海部へ通っていただけないとか、そんな利用になっておりますし、その大型を蟹江線へ持ってくるには、バリアフリー法、通路とか高さとか、ドア等、そういったものの関係で、こちらの蟹江線ではまず利用できないと。そして、御承知のように、蟹江の駅前、こちらのほうに大型が入った場合、現在の自家用車の送り迎え、またタクシーの状況から、あそこをスムーズに曲がることもできない、ただ中央道等、梅之郷等でもバスが停車できる、そんなような設備にするというのは、なかなか難しいというふうに考えておりますし、そういった御意見がありましたら、また、そういった検討委員会の中でお示しして、進めていきたい。お示ししながら進めてきたという、こういったところについては御理解をいただきたいというふうに思っております。
◆5番(伊藤秀樹君) いろんなやり方が確かにあって、いろんなことを聞いておったら切りがないということは確かにあるし、お金もかかる話だから、なかなかやることは難しいと。こういう意見もあるということを前提において、将来的に、もっと使いやすい、住民が乗りやすいような、行動パターンを読んでやるような、そういう路線の使い方、時間の使い方、組み方なんかをしていただいて、もっと使いやすいように、皆さん使っていただけるような、喜んでいただけるような、バスの路線にしていただきたいと、それと以前、私、バスのことというか、パークアンドライドということで、駐車場とか駐輪場をつくってちょうだいということを確かお願いして、
小学校跡地につくっていただいたらと、駐車場をつくっていただいたらと言わせていただきましたけれども、今、飛島のバスの中で、村民に対して1番コアになる路線というのは、やっぱり県道を走るあの線だと思うんですよ。田舎の代名詞というと、バスが1時間に1本しかないがや、というのが代名詞になっちゃっとるもんで、もう少し、1時間に1本ということをもう少しふやしていただくっていうことを仮にやるとするのであれば、コミュニティバスをやめて、走らせることも一つの方策かなと思います。そういうもっと利便性のいいようにしていただきたい。私も高校に通っていたころに、試験なんかがあると昼過ぎに帰ってくるんですよね。そうすると、そのころちょうどバスがなくて、1時間ぐらいバスがなくて、行ったらバスがあれへんで困ったなということがありました。今そういう状況になってると思うんですよ。変な時間に来るとバスが全然あらへん。1時間待たなかんという状況になるのを避けて、30分に1本くらい走れるような形を、つくって、ピシッとしたコアになるものをつくってやっていただくと、もっと利用者もふえていくんじゃないかなと思います。この件に関しては、これで終わります。 ホームページのことですが、エコプラザが私探せなかったって言っておるんですけども、村長、これ自分で探したことありますか。1遍探してください。多分村長だったら探せないかもしれない、永久に。非常に難解なんですわ、実を言うと。ふだん余りクリックしないようなところから入っていかないといかんし、ずーっと読んでった文書の1番下のほうに、エコプラザここから、と書いてあるんです。それ以外どこも入るところがない。普通は、題目があって項目があって、項目をクリックするとそこへ行くんですよね。これ項目クリックにないんだわ。題目の中にあるんだけど、題目をクリックして飛んでいくのはそこしかない。そこからずーっと出てきた文書の1番けつのほうに、ほんのこんなもんですわ。エコプラザが書いてあるのは、そこしか入れない。これではちょっと使いやすいとは決して言えないし、エコプラザができたときに何かリンクを張ったんだろうけども、その項目の中から外れとるということがあるんだろうと思いますよ。放射線の話なんですが、これトピックスで最初ありますよね。あそこのとこにある以外はどこも入れない。トピックスっていずれ消えちゃうよね、あれ。消えちゃうものからしか入れないというのは、やっぱりちょっとおかしい。村長、先ほど、光ファイバーの関連でいろいろ見直してきたと言われたもんで、これ以上追及しても仕方ないもんでやめますけども、使いやすいような、ホームページにしていただきたいと思うし、
一般質問を通告するときに、この話を出して、最近見たら、内容が更新されているよね、確か、一部。データが確か新しいデータに変わっていた気がする。そんなに簡単にできるんだったら、もっと早くやってほしいなと思うし、そういうデータって、どういったタイミングで実はされてるんですかとお伺いしたいんですけども。
◎
総務部次長兼企画課長(早川忠孝君) 確かにおっしゃるように、一部おくれて更新させていただくデータもございます。この辺のところにつきましては、私どもが求めたり、各課のほうからいただいたりというふうになっております。今後は、こういったところの調整の強化を図っていきたいというふうに思っています。
◆5番(伊藤秀樹君) 年度の変わり目とか、そういうところでデータを一遍精査しながら見直していくということも必要だと思います。まずやっていただきたいなと。先ほど古いデータといっても2、3年前のデータとか、平成10何年とかいうデータが確かあって、20年代がないようなデータもありましたから、かなり長く見直しされてないなというふうに思います。その辺のところをちょっと今後しっかりやっていただいて、見やすいホームページにしていただきたいと思います。 私の質問はこれで終わります。
○議長(
鈴木康祐君) お諮りいたします。 暫時休憩をしたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鈴木康祐君) 異議なしと認めます。したがって、暫時休憩をとることに決定いたしました。 暫時休憩をいたします。5時、サイレンが鳴ってから始めますので、お願いいたします。
○議長(
鈴木康祐君) 本日の会議時間は5時となっておりますが、あらかじめ時間を延長したいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
鈴木康祐君) 異議なしと認めます。したがって、本日の会議時間は延長することにいたしました。 休憩 午後4時49分 再開 午後5時00分
○議長(
鈴木康祐君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、服部康夫君を許します。 〔8番 服部康夫君 登壇〕
◆8番(服部康夫君) 8番服部康夫でございます。 第1番目に、農免道路の拡張を考えておられるか、いないかということです。302号線が開通するのに合わせて、農免道路の拡張を考えられているかいないかをお尋ねします。 2番目に、減反政策の補助金の見直しについて、国は今国会で見直しを考えているが、本村は、国の施策に同調していくか否か、ということをお尋ねします。 以上2点を、この場で御質問させていただきます。 〔村長
久野時男君 登壇〕
◎村長(
久野時男君) 服部議員の御質問に御回答させていただきたいと思います。 農免道路の拡張についてでございますが、道路の横断面の構成は、計画交通量、地域そして地形及び道路の種類等によりまして、車線数を決定しております。この点からも、農免道路は、現在の2車線から拡張することはないと考えられます。なお、この地域の農地の白地化といわれる、農振農用地から除外をすることは難しいと考えられます。 次に、減反政策の補助金の見直しについて、村長の考えはとの御質問でございますけれども、現在飛島村では、小麦、大豆及び飼料米の転作等を実施しまして、生産調整に参加した農業者に対しまして、10アール当たり1万円の補助金を支出しております。また、村内の農地、農道及び水路等の資源の保全管理や農村環境の保全活動を、地域ぐるみで実施する事業に要する経費として、地域の活動対象区域面積1ヘクタール当たり、国が3万3,000円、村独自としまして1万1,000円、合計4万4,000円を乗じて得た額を補助しております。この2つの補助金につきましては、国に準じて検討していきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
◆8番(服部康夫君) これ、私、農免道路の拡張はというと、村道で飛島で1、2番の交通量なんですよ。ただ1つ残念なことで、弥富市側が拡張せんと、これつらいところありますわね。現実にね。これ、ですから、これ本当は302号線の開通にあわせてやってかんと、この地区の発展っていうものは考えられないんです。やるんだったら、今ですよ。そういうことで思っているんですけど、それと同時に、そこの道路の側面が両側、これは白地化にする方法はないかと。そして、経済の発展、産業の発展をさせて地域の発展に伴う、ということ、これでないと、いつまでたっても50年たっても飛島村、その辺は変わらないということです。残念だけど。たまたま来るのが変な産廃の業者が来たり、そんなのばかりです。何でだというと、地価が安いから。白地化にすれば地価が上がる。上がるから、地価が高くなったら変な業者がだんだん減っていくわけですわ。ですから、その点について、もう一度お尋ねします。それをやられる、白地化をされる可能性はあるか、検討されているかいないかを、将来に向かってでいいです。今すぐじゃなくても。だれに答えてもらおうかな。だれでも、答えれる人。開発か。
◎
経済課長(下里正君) 先ほどの御質問でございますが、
三福地区の農地につきましては、第1種農地ということでございますので、白地化は考えておりません。
◆8番(服部康夫君) 今言われた、
三福地区だけのことを言っとるわけじゃない。農免沿いをと言っとるんですよ、新政までの。再度同じ質問。
◎
経済課長(下里正君) 失礼しました。あそこの飛島全域につきまして、農業振興地域整備計画において、農用地区域と指定された農地でありますので、まして、あそこにつきましては、第1種農地ということで、白地化は考えておりません。以上です。
◆8番(服部康夫君)
三福地区じゃなくて、そのほかのだから、向こうはどうなっているかということだよ。例えば23号線から向こうは、南のほうは。それも一緒か。一緒という感覚ですか、ということ。それを聞いとるの。
◎
経済課長(下里正君) 考え方といたしましては、おおむね10ヘクタール以上の規模の一団の農地でございますので、白地化の検討はいたしておりません。以上です。
◆8番(服部康夫君) 役場でこれ検討することもないと、考えてないということだから、今後将来に向かって、私としては検討していただきたいということで、とどめさせていただきます、この点は。 2点目の、減反政策の補助金見直しについて、ちょっと回答を聞くのを忘れちゃって、申しわけないです、私。国は今国会で、見直しを考えてると、減反政策の。これは本村は国のほうの施策と同調していくのかいかないかということを、まず1点お聞きしたい、ということです。それに伴って、これ減反政策の話をすると、TPPの話もせなあかんようになってくるはずなんですよ、きっと。なるんですわな。それもついでにということになっちゃいかんのですけど、とりあえずもう一遍、その件だけお尋ねします。
◎
経済課長(下里正君) 先ほどの村長が答弁いたしましたように、転作等の生産調整に参加した農業者に対する補助金並びに村内の農道、農地及び水路等の資源の保全等を行う団体に補助する補助につきましては、国へ準じて検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆8番(服部康夫君) すみません、国に同調してやっていくということで、私は非常にいいことだと思うんですよ。それと、何でかせないかんのだが、今、私が自民党さんか何党さんか知らないけど、いよいよこれで聖域に入ったわけですわ。施策が。こんな減反政策を見直しするって。これをしないと本当の話が、だめなんですよと、僕は思う。賛成ですよ、ある程度、一定の評価はしとるんですよ。それは。何でかというと、TPP、これ皆さん反対されてるかわからんですけど、これ、自由化、当然これ今国内から自由化しようと思っとれへんです、農家というのは。外圧からの自由化ばっかり求められておるわけです。それで、どうしようもなくやらざるを得ない立場になってきとるんですね、これ。TPPを。これは、以前は自動車産業がまさにそうでした。自由化されてから強くなってきた。家電メーカーもそう。そのあとに何だった、金融機関もそうです。自由化になってしっかりしてきたんですよ。合併はするけど。したけど。化粧品メーカーだって、まさに自由化になってから強くなりました。何でだというと、日本の農家は、これ非常に日本人は勤勉家で、よりよい商品をつくって、競争力をつけて、売りたいという気持ちが、農家の中でも大分自由化にしてほしいという人も結構出てきとるんです。農家の人の話で。ですから私はこれは、非常にいいことだと思います。この点は、どういうふうに考えられておられますか。誰か、村長さんでもいいですか、これは。向こうですか。
経済課長。 〔発言する者なし〕
◆8番(服部康夫君) 何か答え返ってこおへんでいいですけど、これはいいですけど、だけど本当にこれ競争力をつけさせて、何でだというと、今農家で、飛島なんか極端な話、専業農家で実際食っている家庭、12、3軒しかないんですよ。こんな減反政策して補助金をもらっていたら、はっきり言って農地は自分の農地であって、国にとられたみたいなもんや。だから、競争力つけさせて、いいものつくっていただく。野菜なんかはこれから工場でできるんですよ。田んぼじゃなくったって。そういう時代になってるから、いち早く力をつけて、いいものをつくっていただきたいと。そのためには、国と同調して、私は補助金の見直しは、国と同調して行っていくのは、いいんじゃないかと思います。この点についても、もう一度。村長言いにくいけど、村長しか言われんだろう、これ。
◎村長(
久野時男君) 大変難しいものを迫られた感じがいたします。今の段階といたしましては、国に準じ、私どもは検討させていただくと。かようにお答えをさせていただきます。
◆8番(服部康夫君) そういうことで、していただけるということで、強い農家をつくるためにも、それが必要だということを、心の中で思っていただいていけば良いと思います。 私の質問はこれまでにさせていただきます。
○議長(
鈴木康祐君) 本日は、この程度にとどめ、12月19日午後1時半から会議を開きます。 これにて散会いたします。 午後5時15分 散会...