扶桑町議会 2010-02-26
平成22年第1回臨時会(第1日 2月26日)
3 番 矢 嶋 惠 美 君
4 番 髙 木 武 義 君
5 番 千 田 勝 隆 君
6 番 千 田 鉄 朗 君
7 番 伊 藤 伊 佐 夫 君
8 番 近 藤 泰 樹 君
9 番 千 田 成 年 君
10 番 片 野 春 男 君
11 番 児 玉 孝 明 君
12 番 新 井 三 郎 君
13 番 大 藪 三 郎 君
14 番 小 林 明 君
15 番 髙 木 義 道 君
16 番 浅 井 捷 史 君
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欠席議員(なし)
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地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名
町 長 江 戸 滿 君
副 町 長 関 芳 雄 君
総 務 部 長 長 谷 川 眞 一 君
健康福祉部長 鈴 村 能 成 君
産業建設部長 宮 川 信 夫 君
会計管理者 伊 藤 猛 君
教 育 長 中 島 博 明 君
教育次長兼
学校教育課長 天 野 末 光 君
政策調整課長 神 田 龍 三 君
総 務 課 長 古 池 光 正 君
税 務 課 長 鈴 木 照 実 君
介護健康課長 久 世 信 樹 君
福祉児童課長 津 田 義 信 君
産業環境課長 吉 田 晴 宣 君
土木課長 近 藤 泰 治 君
都市整備課長 今 枝 文 雄 君
生涯学習課長 大 竹 幹 雄 君
文化会館長 澤 木 晋 哉 君
監査事務局長 松 浦 節 雄 君
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本会議に職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 千 田 勝 文 君
議会事務局主幹 千 田 茂 樹 君
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午前10時00分 開会
○議長(浅井捷史君) ただいまの出席議員は16人であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成22年第1回2月
扶桑町議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付してあります議事日程表の順序で進めさせていただきたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 異議なしと認めます。よって、本日の議事日程につきましては、このように決定しました。
ここで諸般の報告を申し上げます。
本臨時会に町長以下関係職員に説明のため出席を求めていますので、報告いたします。
渡辺住民課長は、公務のため欠席の届け出が出ております。
次に、扶桑町監査委員から報告がありました平成21年11月分及び12月分における例月出納検査結果報告書、
財政援助団体監査結果報告書並びに随時(工事)監査に関する措置報告書の写しをお手元に配付させていただきました。
次に、12月議会定例会に可決されました所得税法第56条の廃止を求める意見書、改正貸金業法の
早期完全施行等を求める意見書、細菌性髄膜炎の予防に関するヒブワクチン及び
肺炎球菌ワクチンの
定期予防接種化と安定供給を求める意見書につきましては、内閣総理大臣初め関係方面に提出しておきましたので、報告いたします。
ここで総務部長から発言の申し出がありましたので、許可いたします。
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) まことに申しわけございませんが、今回提案させていただきます議案第2号の訂正をお願いいたします。
議会議案第2号 扶桑町
男女共同参画プランでございます。
ページ数でございますが、57ページをお願いいたします。
57ページの下から2行目でございます。「このため、「(仮称)
男女共同参画推進委員会」を設置し」と書いてございますが、このかぎ括弧の中の(仮称)を削除していただきたいと思っています。下から2行目の「(仮称)
男女共同参画推進委員会」と書いてございますが、(仮称)という字句については削除をお願いします。
はねていただいて次のページでございますが、58ページの中にもちょうど表がございまして、推進体制の中の庁内組織のところでございますが、「(仮称)
男女共同参画推進委員会」とございますが、この(仮称)を消していただきたいと思います。
それから一番下でございますが、ここにも「(仮称)ふそう
男女共同参画推進協議会」とございますが、この(仮称)も抹消していただきたいと思っています。
次のページでございますが、これも同じでございますが、2行目のところに「(仮称)ふそう
男女共同参画推進協議会」とございますが、その(仮称)を消していただきます。それとあと、2行ほど下がったところにも「(仮称)ふそう
男女共同参画推進協議会」と書いてございますので、いずれもこの(仮称)でございます。それぞれ57ページには2ヵ所、58ページは1ヵ所、59ページは2ヵ所でございます。計5ヵ所の(仮称)という文字を消していただきたいと思います。まことに申しわけございませんでした。どうぞよろしくお願いします。
○議長(浅井捷史君) 以上、訂正をお願いします。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名について
○議長(浅井捷史君) これより日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、議長において指名いたします。2番 間宮進示議員、15番 髙木義道議員、以上、御両人にお願いいたします。
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◎日程第2 会期の決定について
○議長(浅井捷史君) 次に日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。今臨時会の会期は、本日2月26日の1日といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日2月26日1日と決定いたしました。
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◎日程第3 議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)から日程第6 議案第4号 扶桑町
環境基本計画についてまで
○議長(浅井捷史君) これより日程第3、議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)から日程第6、議案第4号 扶桑町
環境基本計画についてまでの4案件を一括議題といたします。
これより町長から提案説明を求めます。
江戸町長。
〔町長 江戸 滿君登壇〕
○町長(江戸 滿君) 議長のお許しをいただきましたので、本臨時議会に提案しております補正予算案及び議案につきまして、その概要を申し上げます。
まず
扶桑町議会議案第1号の平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)についてであります。
平成21年度扶桑町の
一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。
(
歳入歳出予算の補正)第1条、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,138万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ82億7,815万3,000円とする。
第2項、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、「第1表
歳入歳出予算補正」による。
(繰越明許費の補正)第2条、繰越明許費の追加は、「第2表
繰越明許費補正」による。平成22年2月26日提出、扶桑町長 江戸 滿であります。
この補正予算につきましては、歳入では、国庫支出金で子ども手当の
準備事業費補助金及び地域活性化・きめ細かな臨時交付金の計上と、事業財源の調整としまして
財政調整基金繰入金の増額を、また歳出で、それに伴う事業費の計上をお願いしております。なお、各事業につきましては繰越明許をお願いしております。
以上、補正予算につきましての概略説明とさせていただきます。
次に、
扶桑町議会議案第2号をお願いいたします。
扶桑町議会議案第2号 扶桑町
男女共同参画プランについて。
扶桑町議会の議決すべき事件を定める条例(平成21年扶桑町条例第24号)第2条の規定により議会の議決を求める。平成22年2月26日提出、扶桑町長 江戸 滿であります。
提案理由、扶桑町
男女共同参画プランの策定に当たり議会の議決が必要なので、提案をいたします。
次に、議案第3号をお願いします。
扶桑町議会議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画について。
扶桑町議会の議決すべき事件を定める条例(平成21年扶桑町条例第24号)第2条の規定により議会の議決を求める。平成22年2月26日提出、扶桑町長 江戸 滿。
提案理由でございますが、扶桑町
次世代育成支援行動計画の策定に当たり議会の議決が必要なので、提案をいたします。
次に、議案第4号をお開き願います。
扶桑町議会議案第4号 扶桑町
環境基本計画について。
扶桑町議会の議決すべき事件を定める条例(平成21年扶桑町条例第24号)第2条の規定により議会の議決を求める。平成22年2月26日提出、扶桑町長 江戸 滿。
提案理由でございますが、扶桑町
環境基本計画の策定に当たり議会の議決が必要なので、提案をさせていただきます。以上でございます。
○議長(浅井捷史君) 続いて、各部長から細部説明を求めます。
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) それでは、議会議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)をお願いいたします。
3ページをお願いいたします。
今回7,138万7,000円の補正をお願いいたしますが、年度内に事業を完了できない見込みでございますので、補正額全額を繰越明許とさせていただきます。
まず表でございますが、総務費といたしまして
庁舎空調機整備事業費217万4,000円、民生費でございます。
子ども手当支給事務費519万8,000円、衛生費でございます。
保健センター改修事業費1,376万3,000円、土木費でございます。
高雄公園整備事業費160万円でございます。教育費といたしまして
学習等供用施設整備費4,865万2,000円でございますので、よろしくお願いいたします。
少しはねていただきまして、6ページ、7ページをお願いいたします。今回の補正予算の歳入の分でございます。
まず民生費の国庫補助金ということで、平成22年施行されます子ども手当の支給にかかわりまして、子ども手当の準備事業費の補助金でございます。518万5,000円、均等割、人口割によって扶桑町に支給されるものでございます。
その下でございますが、
総務費国庫補助金といたしまして、今回これが中心的な補正のところでございますが、地域活性化・きめ細かな臨時交付金といたしまして5,159万7,000円が交付されます。
その下の繰入金でございますが、財政調整基金といたしまして、歳入歳出の差額を繰り入れしております。1,460万5,000円でございます。
続きまして歳出でございます。8ページ、9ページをごらんいただきたいと思っています。
歳出の総務費でございますが、総務費の財産管理費ということで、9ページをごらんいただきますと、工事費でございます。
庁舎空調機整備事業費でございます。217万4,000円でございますが、工事請負費といたしまして庁舎の
空調機整備工事費でございます。これは2ヵ所ございまして、議員控室の空調機の更新及び本庁舎空調設備の老朽化に伴いますオーバーホールということでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) それでは、続いてお願いをいたします。
3款民生費でございます。8目
子ども手当費、説明欄の
子ども手当支給事務費519万8,000円の補正でございます。これにつきましては、子ども手当の実施に伴いまして、子ども手当のシステムのソフトウエアを購入するものでございます。
その下へ行きまして、4款衛生費、1目
保健衛生総務費でございます。
保健センター改修事業費1,376万3,000円の補正をお願いするものでございます。これにつきましては、地域活性化・きめ細かな臨時交付金の充当事業ということで、22年度に計画をしておりました
保健センターの改修を前倒しで行うものでございます。
保健センターの改修でございますが、建設から約30年ほど経過をいたしまして、外壁等の雨漏り、床のはがれ、
流し台シンク周りの水漏れなどの改修を予定しております。以上でございます。
○議長(浅井捷史君)
宮川産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君)
産業建設部所管の関係でございますが、10ページ、11ページをお開きいただきたいと思います。
8款の土木費、都市計画費でございますが、目5の公園費の関係でございます。説明欄の方に書いてございますように、高雄公園の整備事業費として今回160万円の増額をお願いするものでございます。こちらにつきましては、総務部長からございましたように、地域活性化・きめ細かな臨時交付金という事業によって行わさせてもらうものでございまして、工事請負費としまして、防球ネットの整備工事としまして、これは高雄公園に現在既設に防球ネットがございますが、北側、道路側でございますが、現在4.5メートルの防球ネットがございますが、以前からボールが出ていくということで非常に苦情が多くございましたので、今回2メートルかさ上げをするという形の工事をお願いするものでございまして、延長につきましては60メートルを予定しておるというものでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(浅井捷史君) 天野教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 同じく10ページ、11ページの方をお願いいたします。
10款教育費、5項社会教育費、5目の
学習等供用施設管理費でございます。4,865万2,000円の補正をお願いするものでございます。これにつきましても地域活性化・きめ細かな臨時交付金の財源を充当させていただいて実施するものでございます。事業内容につきましては、
山名学習等供用施設及び
高雄学習等供用施設、
山名学習等供用施設につきましては昭和52年に建設をさせていただきました。高雄につきましても昭和51年度に建設をさせていただきました。まず山名につきましては防水、それから外壁、クラック等も入っておりますので、クラックの改修、外壁の改修、それからガラス戸等の目地等もぼろぼろになっておりますので、その目地の張りかえとか、建具周り目地の張りかえとかということでございます。高雄につきましては、同じように屋上防水、外壁のクラック補修、外壁補修、建具周りの目地込みとかサッシの目地の張りかえとかということでございます。高雄につきましては給水管の補修も一部お願いをしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(浅井捷史君) 続きまして、細部説明を求めます。
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君)
扶桑町議会議案第2号をお願いいたします。
扶桑町
男女共同参画プランでございます。
お手元の方にプランがお示ししてございますが、膨大な量でございますので、概要等、基本的なところを説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず1ページをごらんいただきたいと思っています。
第1章といたしまして計画の基本的な考え方ということで、計画策定の趣旨がございます。少し読み上げるような形での説明をさせていただきますので、お願いします。
男女共同参画社会とは、
男女共同参画社会基本法第2条で、男女が社会の対等な構成員として、みずからの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつともに責任を担うべき社会とされています。こういう形の中で、計画策定の趣旨が述べてございます。細部ございますが、このような形で下の2段でございますが、町の花「ひまわり」のように明るく、笑顔あふれるまちを目指し、扶桑町
男女共同参画プラン(
ひまわりプラン)を策定しますということでございます。
その下の性格でございますが、計画の性格といたしまして位置づけが書いてございます。扶桑町
男女共同参画プラン(
ひまわりプラン)は、第4次扶桑町総合計画において計画を策定し、推進していく基本方針が示されています。そこで、
男女共同参画社会基本法に基づき策定された国の
男女共同参画基本計画(第2次)及び県のあ
いち男女共同参画プラン21の基本的考え方や、
男女共同参画に関する町民の意識調査の結果等を踏まえまして、本町の目指す姿「ともに分かち誉めあう社会」を形成していくために必要な取り組みの指針として策定をさせていただくものでございます。
次のページを見ていただきますと、3ページの下のところでございます。計画の期間が示してございます。3ページの5の計画の期間でございますが、本計画の期間は、2010年度(平成22年度)から2019年度(平成31年度)までの10年間とします。なお、社会経済情勢の変化や施策・事業の進捗状況、国・県の動向により必要に応じて見直しを行わせていただくものでございますので、お願いします。
少しはねていただきまして、7ページをお願いいたします。
7ページは基本構想でございます。この中に基本理念、基本目標が掲げてございます。9ページをごらんいただきますと、これが表になっておりますので、ここで説明させていただきます。
計画の体系といたしまして、今申し上げました基本理念といたしまして、「ともに分かち誉めあう社会」でございます。そこで、まず四つの基本目標と一つの推進を設けております。基本目標といたしましては、「男と女 尊める意識づくり」、2といたしまして「家庭・地域・職場の絆づくり」、3といたしまして「いのちを養う心身の健康づくり」、4といたしまして「夢をはぐくみ笑顔あふれるまちづくり」というふうに4本立てております。それぞれ重点課題はごらんのように掲げておりますので、これにつきまして、5といたしまして「
ひまわりプランの推進」をさせていただきます。このような形での計画の体系を持っております。
次のページを見ていただきますと、11ページでございますが、このような中で基本方針を立て、そして数値目標、項目にいたしますと数値目標を掲げまして、12ページ、13ページの方で具体的な施策を予定しております。例えば12ページの施策といたしましては、
男女共同参画の理解と啓発ということで具体的な施策を掲げております。13ページにおきましては、施策(2)といたしまして
男女共同参画に関する情報の発信でございます。(3)といたしまして男女を差別する慣習の理解と解消、このように組み立てをさせていただきまして、この計画をつくらせていただいております。
最後でございますが、57ページをごらんいただきますと、今4本の柱立てを説明させていただきましたが、第5章で
ひまわりプランの推進でございます。当然、計画を立てただけではいけませんので、それを推進していくことが必要でございます。
1として推進体制の整備といたしまして、町民との協働による推進でございます。このプランを策定するときにもいろいろ御議論いただきましたが、住民主体の
男女共同参画推進団体であるふそう
男女共同参画懇話会を中心として、行政・町民・地域・学校・事業所・各種団体との協働により本プランを推進していきたいと考えております。
続きまして庁内の推進体制でございますが、
男女共同参画に関する施策は、町政のあらゆる分野にわたっておりますので、効果的に施策を進めていくためには、庁内の推進体制を整備し、全庁的に推進していく必要があります。このため、
男女共同参画推進委員会を設置しまして、
男女共同参画社会の形成に向け、総合的かつ計画的に取り組みを進めてまいります。
58ページのところに図示がしてございます。
男女共同参画プランの推進体制といたしまして、今申し上げました庁内組織、住民組織、そして各種団体との連携の中で、一番下でございますが、ふそう
男女共同参画推進協議会を設けております。その関係で、59ページにこのことが書いてございます。いわゆる最後の推進体制がございまして、その後、2の進行管理ということで、ふそう
男女共同参画推進協議会の設置をお願いするものでございます。本プランを、先ほど申し上げましたように実効性あるものとするために、施策の効果等を検証・評価し、必要に応じて実施方法などを見直しをしていくことが重要であります。このため、ふそう
男女共同参画推進協議会を設置し、プランに基づく各施策の進捗状況を定期的に確認・検証していきたいと考えております。そういたしまして、施策の効果の把握をいたします。プランに基づき実施される各施策・事業に対する町民の評価や満足度、
男女共同参画社会についての理解度などを把握するために、町民への意識調査を実施し、その結果を公表してまいります。
3といたしまして、国・県・周辺市町及び関係機関との連携でございます。当然、扶桑町だけではございませんので、
男女共同参画に関する施策の中には、今申し上げました扶桑町だけで推進していくことが難しい取り組みも多くありますので、国・県、また周辺市町及び関係機関との連携や協力が不可欠であります。このため、国・県・周辺市町の動向や社会情勢の変化に対応できるように連携・協力をしてまいりたいと思っております。
最後でございますが、75ページをごらんいただきますと、以前にも説明申し上げましたが、この計画が策定された経緯のようなものを示させていただいています。75ページを見ますと、このような形で図示がしてございます。75ページに、今お示ししております扶桑町
男女共同参画プランの策定いたしました経過が掲げてございます。下から見ていただきますと、行政と住民に分けてございますが、職員によります現状把握、
男女共同参画の町民意識調査を実施いたしました。そして、上に上がりまして計画を作成しております。事務局がございまして、作業部会がございまして、策定委員会、そして住民としましては、ふそう
男女共同参画懇話会の方と連携をとりながら進めてまいりました。そうしまして、でき上がったものを扶桑町
男女共同参画プラン審議会、それぞれ町長との諮問・答申の中でこんなプランができ上がってまいりました。
次のページ以降にそれぞれ経過が書いてございます。アンケートを実施する中で、最終的にはそれぞれの会議が開催されまして、このような形で2月1日に扶桑町
男女共同参画プラン審議会長から町長へ答申いただきまして、本日2月26日に扶桑町議会に上程をさせていただいた経過が掲げてございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) それでは、
扶桑町議会議案第3号をお願いいたします。
扶桑町
次世代育成支援行動計画についてでございます。
冊子の方をごらんいただきたいと思いますが、
次世代育成支援行動計画の策定の根拠でございます。これにつきましては、平成15年7月に成立をいたしました次世代育成支援対策推進法に基づきまして市町村行動計画を策定することになっております。平成17年度に策定をいたしました前期計画に引き続きまして策定をする後期計画でございます。これの計画期間でございますが、平成22年から平成26年度までの5年間でございます。
5ページをお願いしたいと思います。
施策の体系ということで、以前の議員全員協議会でもお話を申し上げましたが、もう一度お話を申し上げます。
まず総称といいますか、キャッチフレーズといたしまして「あしたの子どもを育てる輪と和」といたしております。基本理念として三つの基本理念、子どもの「輪」と「和」、家族(親)の「輪」と「和」、地域の「輪」と「和」、こういう三つの基本理念を定めまして、その基本理念に基づいて、行動計画として右側にあります七つの基本目標を設定いたしました。その基本目標は、1として地域における子育ての支援、2といたしまして母性並びに乳児及び幼児等の健康の確保及び増進、3といたしまして子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備、4といたしまして子どもを育成する家庭に適した良好な居住環境の確保、5で職業生活と家庭生活との両立の促進、6で子ども等の安全の確保、7として要保護児童への対応であります。その基本目標ごとに、また右の方にございます施策の方向をお示しし、その施策の方向に対する現状と課題を記載いたしまして、施策の方向性をお示しして、さらに具体的な事業一覧をお示しするというような構成にいたしております。
6ページ、7ページをごらんいただきたいと思います。
一例といたしまして、基本目標として、1.地域における子育ての支援ということで、施策の方向性が地域における子育て支援サービスの充実でございます。その現状と課題をここに取り上げてございまして、下の施策の今後の方向性をお示しいたしまして、その具体的事業一覧をお示しして、子育て支援サービスの充実を図っていくというようなことでございます。
続きまして、36、37ページをお願いいたします。
その行動計画を立てまして、今度は推進ということでございます。第4章として「推進にあたって」という項目を設けました。これによりまして、次世代を担う子どもと子育て家庭に対する理解を深めるとともに、事業の充実を図り、扶桑町が子育てにとって優しいまちにするために、子どもの視点を大切にし、すべての子どもが健やかに育つための環境づくりを家庭、地域、行政それぞれの役割分担と連携を明らかにして推進していくというように記載をいたしております。
次の37ページでございます。この行動計画の策定経過ということでございます。
平成20年度にアンケート調査を実施いたしました。21年度に策定委員会を3回開催いたしまして、素案作成をいたしました。それで、平成21年12月14日から22年1月13日にかけてパブリックコメントを実施いたしました。最終2月8日に最後の策定委員会を開催いたしまして、この計画を決定いたしました。
あと39ページ以降に、参考資料といたしまして、そのアンケート調査結果の概要等をつけてございますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(浅井捷史君)
宮川産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) それでは、議案第4号の扶桑町
環境基本計画について少し御説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
初めに、1ページの方から御説明させていただきたいと思います。
この扶桑町
環境基本計画は、昨年の9月に環境基本条例の制定をさせていただきまして、それに基づきまして計画の方を進めてきたということでございまして、前年度、20年度にアンケート調査を実施しまして、今年度、地球環境保護リサイクル推進協議会の方へいろいろと諮りまして策定をしてきたというものでございます。
内容につきましては、5章立てで今回構成をさせていただいておりまして、1ページの第1章からにつきましては、計画とはでございますが、なぜ必要かというようなことで、環境の保全と創出が求められておる中、扶桑町におきましても町、町民、事業者の3者による環境を視点としてまちをよくしていくために、その指針として定めていこうというもので、環境基本条例の理念・目的を実現するために、この計画を策定するというものでございます。
それから、この環境の範囲としまして、これも条例に基づきまして環境の考え方を基本とし、大きくは三つに分けさせていただきまして、一つとしては生活の環境、二つ目として自然の環境面、それから三つ目として地球の環境、そういう三つに分けて行っておるというものでございます。
この計画の目標でございますが、6ページに掲げさせていただいておりまして、目標年度としましては、最終平成36年度ということで、一応短期目標を5年以内、中期目標を10年以内、長期目標を15年というようなことで計画をさせていただいたものでございます。
続きまして、9ページをお願いしたいと思います。
ここでは第2章ということで現状について述べさせていただいております。ここの中でございますが、初めに人の暮らしと活動ということで、社会の経済環境と地球環境の状況をうたわせていただいております。次に、自然の恵み、まちの住みよさということで生活環境と快適環境の状況を述べさせていただき、最後に町民、事業者、小学生の意識とその調査の状況についてを載せさせていただいておるというものでございます。
次、第3章でございますが、35ページから第3章の方に、こうした状況を踏まえまして、こんなまちにしたいという願いでつくってございます。計画のキャッチフレーズでございますが、「環境を育み 未来につなごう 緑豊かなまち 扶桑町」というものを設定し、共通基盤的な取り組み及び生活の環境、自然環境、地球環境、先ほど申しました三つの大きな環境の範囲ごとに、施策の目標や基本施策などを体系的にそれぞれの施策の分野とか施策の目標、基本施策を示すということでここで示させていただいております。
そうして示したものを、次の第4章でございますが、49ページからでございますが、3章のそういう基本のものに基づきまして、ここでこんな取り組みを広めたいということで、具体的に施策をリストアップするような形で一覧表にまとめさせていただいております。50ページからずっと共通基盤から始まって66ページのところまで、一応ここについてそれぞれの施策の目標、基本施策、具体的な施策ということで、その内容を掲げ、実施の期間ということでここに整理をさせていただいたというものでございます。
最後に第5章におきまして、当然これを推進するということで、計画の推進ということで、行政だけではなかなか進みませんので、行政と町民の皆様方と協働によるそういう推進、それから庁内の推進体制をきちっと整備し、施策の推進状況と、またそれに伴いまして、68ページに掲げてございますように、PDCAサイクルということで計画の進行管理ということを行いまして、検証等を行っていくというような形でつくらせていただいております。
この計画につきましても、当初にお話ししましたように、地球環境保護リサイクル推進協議会の方でいろいろと御協議願って、最終的には2月18日の会議において取りまとめをさせていただいております。そのような経過で本日御提案をさせていただくというものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
このような形で、環境は当然、皆さん御存じのように、毎日毎日やっぱり状況は変化しておるというものでございますので、そうしたものを意識しまして、こういう計画をもとにきちっと推進をしていくということが大切だということで、こういう計画を真にこれから進めていくという形のものでこういう計画を整理させていただいておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
あと、資料の方を後ろに資料編ということでつけさせていただいておりますので、よろしくお願いします。以上でございます。
○議長(浅井捷史君) 以上で提案説明は終わりました。
ここで議事の都合上、11時ちょうどまで20分間の精読休憩といたします。
午前10時40分 休憩
午前10時59分 再開
○議長(浅井捷史君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。
これより日程第3、議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)を議題とし、質疑を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 7ページと9ページに出ております、歳入の方は518万5,000円、子ども手当
準備事業費補助金ということで、出の方ではシステムの
子ども手当支給事務費、庁用器具費、子ども手当ソフトウエア購入費ということで出ておりますが、これは全額国庫補助ですが、数字が違うのはどういう理由かということと、それから、民主党の政権公約(マニフェスト)では全額国庫負担で、所得制限なしで、中学校3年生まで1人当たり2万6,000円を支給されるということであった。実際にはどのようなシステムに改修されるのかということをお尋ねしたいと思います。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 子ども手当
準備事業費補助金の関係でございます。この補助金につきましては、基本額として300万、それと人口割で5万人未満が1人65円という基準になっております。それで、平成21年12月末現在の人口で積算をいたしております。65円の3万3,616人で218万5,040円が人口割でございます。基礎額の300万円と今お話しました218万5,040円を足しまして518万5,040円という補助でございます。歳出の方につきましては、業者の方に見積もり聴取を行いまして出てきた数字でございますので、1万3,000円ほど町負担になるということでございます。
それと、子ども手当につきまして、私どもも全額国庫補助というような形で考えておりましたが、これが少し変わりまして、子ども手当の一部として、児童手当法に基づく児童手当を支給する仕組みとして、児童手当分については、その児童手当法の規定に基づいて国、地方、事業主が費用負担をすると。それ以外については全額国庫負担だというように変わってきたというふうに思っております。以上でございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 差額については、システム購入費の方が見積もりをとったところ1万3,000円ほど高いということで、それはわかりました。
今のお話、聞いておりますと、支給額は1人当たり1万3,000円じゃないんですか、2010年度は。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 申しわけございません。平成22年度につきましては、1人当たり月額1万3,000円ということでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 新聞報道なんかでは、6月から支給されて、もちろん4月分からということで2ヵ月分支給されるということで、6月に2万6,000円が支給されるということですね。2ヵ月分、4、5月分を6月に支給されるということですね。そういうこととは違うんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) そのとおりでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) それで、実際、所得制限もある、事業者負担もあるという内容じゃないんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 所得制限につきましてはないというふうに聞いております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 所得制限はなし。じゃあ、町の負担もあるわけですね。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 先ほど申しましたように、児童手当分の町の負担というのは出てまいります。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) であるなら、これは児童手当法にある内容と全く内容が同じであって、児童手当を拡充したという内容であって、民主党が公約された内容は、全額国庫負担で1人当たり中学3年生まで2万6,000円というのが、実際においては22年度においては半額の1万3,000円ということで、その中身も全額国庫負担ではなくて、そして、所得制限はないものの、自治体の負担もあり、事業者の負担もあるということで、その中身は全く児童手当を拡充したという内容と同じではありませんか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 22年度のみについてはそのようなことだというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) この子ども手当を支給することによって、いわゆる扶養控除が廃止されるということが言われているわけですが、現実にはどうなるんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) はっきりはわかっておりませんが、15歳未満が廃止というようなことも聞いております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 私は、子ども手当というのか、児童手当の拡充という内容でありますし、将来的には、やはりそうした子どもの手当というものは必要であるということは、逆に私は反対しているわけじゃなくて賛成であります。しかしながら、民主党は今までこの児童手当の拡充にすべてを反対してきた党なんですね。そこを私はちょっと言いたいわけであります。内容的には児童手当と全く一緒の内容であって、子ども手当を支給しますということを政権公約して、児童手当を廃止する。これは公明党がやった施策だから廃止すると、仙石大臣が言っているわけですよ。ですから、これは本当に許せない。本来であれば、これは全部子ども手当として私は支給すべきであると思うんですが、どうですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 私どもといたしましては、当然、全額補助にしていだたけるとありがたいなあというふうには思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 子ども手当の話、もう一遍聞きますけれども、児童手当法に基づいて国・県・市町村と事業者が負担するという、今までの児童手当の部分についてはね。今度、今までの児童手当というのは基本的には1人5,000円だったね。
〔発言する者あり〕
○14番(小林 明君) と1万円やったか。になっておって、今度1万3,000円にするというわけね。そうすると、その差額分を子ども手当として全額国が負担すると。残りの今までの児童手当分については、今言うように国・県・市町村と事業者が負担するということになっておると思うんですけれども、この児童手当法に基づく児童手当というのは所得制限がついていたんじゃないかというふうに思うんだわね。それで、その所得制限はどうなるんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 所得制限は設けないということになっておりますので、特例給付だとか所得制限等に係るものについても児童手当の費用負担割合を適用するという形になっております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) そうすると、今度の場合、どういう形で子ども手当が支給されるんか知らんけれども、要するに児童手当法は廃止するわけ。児童手当法を改正するのか廃止するのか知らないですけれども、児童手当法を改正して所得制限を撤廃するという内容になっているのか、それとも児童手当法を改正して子ども手当一本にするということなのか、その辺はわからないですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) はっきりはしておりませんが、子ども手当法、今、国会に提出されておると思いますが、その中で児童手当の関係の所得制限を設けないというような項目を入れるというふうに聞いております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) だけど、いずれにしても二本立てだわね。従来の児童手当法に基づく子どもに対した児童手当の支給と、今度、民主党が掲げたマニフェストの部分の子ども手当と二本立てで、今回一本の子ども手当という形で予算が計上されるということになるんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) おっしゃるとおりでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) まだこんなことを知らんのかと笑われるかしらないですけれども、日本国民というか、日本の国籍がある子どもが当然対象になると思うんですけれども、この場合、外国人はどうなるんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 一応子どもとは15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者という規定しかございませんので、該当になるのじゃないかなあというふうに思いますが、ちょっとはっきりしたことは、一応、平成22年度における子ども手当の支給に関する法律のところでその定義をしておりますが、申しわけございません、そこの中には外国人登録どうのこうのというような記述は、ちょっとはっきりつかんでおりません。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 一応1人当たり1万3,000円の子ども手当の支給をするということで、その財源をどうするのかということが民主党の中でもいろいろと論議があったみたいです。事業仕分けとかいうような形でもやって、廃止した事業で財源を確保するといっても、思ったように財源が出てこなんだということが新聞報道で盛んにされているわけですけれども、税務課長、今年度については所得税だけれども、来年以降、住民税の扶養控除が廃止されるという話が出ていますけれども、どういうような準備をしているんですか。この財源を確保するという上で。政府の税制調査会が結論を出して、法案をまだ出しているか出していないか知らないですけれども、国会に出すということを言われているでしょう。どういう内容なんですか。
○議長(浅井捷史君) 鈴木税務課長。
○税務課長(鈴木照実君) 16歳未満の子につきまして、扶養控除の廃止部分と、16歳から19歳の子の特定扶養部分の上乗せ部分が廃止されるということで、それに伴いまして所得税なんかの課税対象額がふえて、そこの部分が所得税なんかはちょっと、控除の分がなくなりますので、ふえるということになるかと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 結局、右のポケットでも左のポケットでもいいですけれども、ポケットから金を持っていって、今度こっちの右のポケットにこの金を入れてあげるというようなやり方だわね。僕はそれは本当にごまかしやないかという気がするの。国民の扶養手当というか、子ども手当を支給すると言って、子どもが15歳以上になった子どもの特別控除だったかね。要するに38万円よりも学生やとかそういう人はもうちょっと上乗せされるわね。その分が取られるというわけでしょう。結局、国民から金を取っておいて、国民に手当だと支給するというやり方は、結果としてみんなから納得されないやり方だと思うんですわ。だから、今回のやり方の子ども手当というのは、僕は子ども手当の支給そのものには問題はないと思うけれども、やり方としては国民から理解されるやり方じゃないと思うんです。来年からは2万6,000円、倍になるわけですわね。財源、どうするんやね。5兆3,000億ぐらい要るとかいう話でしょう。財源はあらへんと思うの。そうすると、だれかに増税をせざるを得ないという形で、国民にもっと負担を重くさせるということになったら、日本の経済というか、内需を拡大させるということを一方やらなければならないのに増税をしておったら、経済が冷え込むだけだと思うんですわ。だから、僕は、国民への負担を押しつけるやり方については、やっぱり町としても、そういうやり方は適切じゃないという立場で意見を述べていっていただきたいというように思います。
総務費というか、地域活性化・きめ細かな臨時交付金というのが今回5,159万7,000円予算計上されておりますけれども、これは交付金ですから、もらいっ放しというものなんですか。
○議長(浅井捷史君)
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 交付金でございますので、町がそのままいただいて、町のいわゆる施策に充てていくと。今回、私、先ほど説明いたしませんでしたが、きめ細かな交付金でございますので、できる限り、歳出でも説明させていただきましたが、なるべく細かなものを拾い、そしてこれが町内業者の方に落ちるように、そして例えば空調の関係でも中が二つございますので、一括発注ではなくて分けて発注をして、地域にこの交付金が生きるようにはしたいと考えております。以上です。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 僕は、この交付金というのは、既に交付決定があったものなのか、交付決定がまだなければ、計画書か何か出して決定を受けるというものなのか、その点はどういう事務的な流れになっておるか知りませんけれども、見ると工事ばかりだがね。きめ細かなことをやろうと思ったら、別の事業だって考えられるんじゃないですか。工事ばかりだがね、これ。例えば、老人クラブの活動をもっと活発にしてもらおうと。だから、老人クラブで旅行へ行くんだったら、旅行を計画されておりましたら、幾ら幾ら補助金を出しますよとか、子ども会でこういう活動をしたら補助金を出しますよとか、きめ細かなことをやれるような、交付金だから自由に使えるわけですから、そういうもっと細かなことをやっていったらどうなのかしらんと思うんです。そういうための、地域を活性化させるための交付金なんだから、僕はそういう形で活用した方がもっとベターじゃないかという気がするんですけど、どう思うんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 今の交付金の使い道の関係でございますが、地域活性化ということでございますので、いわゆるソフト面でのきめ細かなという考え方もございますが、私どもといたしましては、県の方に計画を出す段階におきまして、特にそういうソフトについては、それは要綱の中でどのように表現されるかちょっとわかりませんが、特段考えていませんでした。いわゆる工事及び備品的なものもございますが、そういうものを発注することにおいて、町内に地域の活性化を図るということで進めてまいったところでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) その県に計画を出したという話ですが、いつ出したんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) いわゆる交付金の額でございますが、それは一方的に、交付金ですので、国が通知をしてまいります。それは1月25日に金額を言ってまいりました。そこの中で、当然、各課の方に照会をする中で、なかなか財源的なものがございますので、そういう中で保留されているようなものについて、また緊急なものについて拾い、2月3日に一応実施計画は提出し、これを認められております。以上です。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 地方が主体にならないかんとか地方主権だとか言っても、実際に1月25日に交付決定というか、交付金が来るということが決まったというんでしょう。それで、それから2月3日に実施計画を出したという。そんなものは、こういうふうにしか予算を組めれえへんですわ。細かく、今言うように、どこの老人クラブがどういう計画をしておるから、こうやって予算を配分するなんていう、こんなことはやっておれえへん、正直言ってね。だから、結局、工事費で何百万、どこどこの工事費何百万、どこどこの工事費1,500万てな調子で、ぼこんぼこんぼこんと細かいどころか大ざっぱに予算を配分するしかないんですわ、こういうやり方だと。きめ細かな交付金だったら、きめ細かなことができるような、そういう時間的な余裕を持って交付してもらわないと僕はいかんと思うんだわ。だから、今後、地方主権だとかいうようなことを言われるわけですから、しかも補助金やなしに自由に使える交付金として交付するというわけですから、交付決定を早くしてもらって、予算を使えるというか、どういう形で使っていくかということを検討する、そういう時間的な余裕を持つことができるような形で交付してもらうように、県や政府に対して要望していただきたいと僕は思いますので、よろしくお願いします。
今度、子ども手当の歳出の方で聞きますが、
子ども手当支給事務費の庁用器具費ということで予算が組まれているわけですが、ソフトウエアを購入するということで、僕はよくわからないんですけれども、500万もするソフトウエアというやつがあるんだね。多分もっとするやつがあるのか知らないけれども。こういうのを購入するということは、一つの製品として同じようなものがあるんですか。そうしたら、国のやることなんだから、国が地方自治体に配付すればいいじゃないですか。これを何で町が買わんならんの。国が配付すりゃあ事足りるんじゃない。それをまとめて買った方がもっと安いと思うんですけど、そういうことは不可能なんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 国が市町村に対して配付することが不可能かということでございますが、それができるかどうかは私どもではちょっとわかりませんが、一応パッケージというものがございます。そのパッケージを、市町村で独自のシステムを使っておりますので、それを直して使えるようにしていくという作業がございますので、それを合わせて519万8,000円ということでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 来年からは2万6,000円になって、県・市町村・事業者の負担がなしになると。そうすると、このソフトをまた交換せにゃいかんことになるんじゃないですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) そのとおりでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 何でそんな、パソコンというのか何ていうのか、コンピューター業界の金もうけばかりさせるんか知らんけれども。これは幾らぐらいかかるの。また同じような金がかかるんじゃないんですか。無駄遣いやめる、無駄遣いやめるといって、こんな無駄遣いはないと思うの。ことしソフトを変えて、また来年変わるからソフトを変えるなんて、こんな無駄遣いはない。こんな無駄遣いじゃなくて、国が、また町がわずか1万3,000円負担している予算になっていますけれども、もう少しやっぱり合理的な形でできるようにしていくよう、僕は要求していく必要があるというふうに思います。
最後に、高雄学供の改修工事、
保健センターの改修工事、これは耐震補強も含めているんですか。耐震は必要ないということで今回対応しておるんですか。
○議長(浅井捷史君) 天野教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 学習等供用施設は町内に八つありますけれども、すべて耐震調査をいたしまして、学供につきましては耐震補強は必要ないということでございます。したがいまして、今回お願いしておりますのは、防水やら外装やら、それからガラス等の内装の補修、それをお願いしております。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君)
保健センターでございますが、この工事につきましては耐震関係は入ってございません。耐震につきましては、
保健センター自体が耐震診断の基準に入っていないというようなことですので、よろしくお願いいたします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) きめ細かな臨時交付金は、全体として見ると、事業費の90%ぐらいかな、交付金。79%だったかなあ。大体80%ぐらいだね。80%ぐらいなんだけれども、これは事業費の80%ぐらいを交付金として出すというものなんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) そういうことでございません。予算は立てますが、当然、設計とか、それに伴いましてまた入札をいたしますので、その差金についてが出てまいりますので、とりあえずのところは事業費は上乗せしてございます。最終的に精査をいたしまして、いわゆる財調へ繰り入れておりますので、財調を繰り戻す形にしたいと思っております。以上です。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 高雄学供の場合、給水管も補修するというか、交換するのか何か、そんなようなことをちらっと言ったね。水道管のことなんですか、これは給水管というのは。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 高雄学供につきましては、今現在、当時つくったときは、前に通っている水道管が狭かったということもありまして、一時的に受水槽にくんで、そいつを圧をかけて各部屋に配水しておりましたが、それをずっと使っておりましたけれども、前を通っている管も大きくなったということで、受水槽をやめて直圧方式に切りかえをお願いするものでございます。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 設計監理委託料の件でありますが、
保健センターの場合と高雄学供、山名学供ですか。この件につきまして、監理委託料というのは大体定率といいますか、率が決まっておるものなんでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 設計委託料、監理委託料、両方でございますけれども、一応概算工事費によってその率が決まっております。そんなふうで、概算工事費に基づきまして設計監理委託料を算定いたしております。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君)
保健センターにつきましても同様でございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 設計料と監理委託料というふうにパーセントが二つだということですかね。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君)
保健センターの場合ですと、設計料が66万6,750円、監理料が59万5,350円で126万2,100円ということでございます。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 学供の方の関係でございます。山名の学供につきましては、
保健センターと同じ計算方式でございますが、設計料82万4,000円、監理委託料が72万6,000円、若干ちょっと端数が出ますけれども、合わせまして155万1,000円ということでございます。同様にいたしまして、高雄学供につきましても、設計につきましては124万1,000円、監理につきましては105万9,000円、合わせまして230万1,000円というようなことでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 込みで計算するもんですから、例えば
保健センターの場合は工事費の10.1%、あと山名の学供の場合には工事費に対して9.4%、高雄学供の場合は、工事内容もありますでしょうけど8.1%、そんなふうな設計監理委託料の割合になっておるんですけど、金額が大きくなれば、この率も高くなるというような感覚でしょうか。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君)
保健センターも学供も同じでございますけれども、規模が大きくなれば、率は若干下がってくると、そういうような計算方式でございます。
保健センターも学供も同じでございますけれども、今回は実施設計のみでございますので、一般的に設計する場合は、基本設計あり、実施設計のみとか、そういうような区分けがございます。今回は3施設とも実施設計のみでやっておりますので、若干普通のやつよりは掛け率が低いと。例えば7・5分けにするとか、それから工種によってもまた違いますので、掛け率が減額補正がありますので、例えば大きなものを新築からやり直す場合は1ですけれども、今回の場合は改修のみでございますので、例えば7掛けとか、そんなような率で換算はしてございます。
○議長(浅井捷史君) ほかにありますか。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに質疑もないようですので、以上で議案第1号の質疑を終結いたします。
次に日程第4、議案第2号 扶桑町
男女共同参画プランについてを議題とし、質疑を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 千田成年議員。
○9番(千田成年君) 内容についてじゃなく、字句の表現について若干お尋ねしたいと思います。
男女共同参画プランの表紙ですけど、ひまわりの下に「平成22年3月 扶桑町」という表現がされております。そして資料の最後にですけど、最終ページに、「扶桑町
男女共同参画プラン、平成22年3月発行、編集云々ということで、住所、電話番号、ファクスということが明記されておりますが、後ほど出てくる議案とも関連がありますので、ここで一括でお尋ねしたいと思いますが、ホームページのアドレスが入っているような表現もあれば、年数の入ってない表現もまちまちかと思われますが、この辺についてどうしてこういうばらつきがあるか。できれば統一して表現した方が製本のときに見やすいということを思いますけど、代表して総務部長、ひとつお答え願いたいと思います。
○議長(浅井捷史君)
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) この三つのプランでございますが、それぞれ別にいろんな審議がなされまして、今回こういうふうにそろってお手元の方に提示している。私自身もそろって見たのが、そんなに前ではなくて最近見たわけであります。当然、装丁等については、それぞれの審議会の中ではこれがベストだと思ってやられておりますので、違って出た結果は当然だと思っております。ただ、今回同じように皆さんに提示している中で、もし印刷の関係で特に問題なければ、それについては、例えばホームページを入れた方がいいということであればホームページを入れるということもやぶさかじゃありませんので、内容等についてはこのまますべて3案件ともお願いするわけでございますが、いわゆる印刷上でもし整合性をとらなきゃならないものがあれば、それについてはそんなに私もこだわっておりませんので、そのようなものがあれば、同時に出るものでございますので、整理をしたいと考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 千田成年議員。
○9番(千田成年君) ありがとうございました。できれば統一した表現で製本に回していただけるようにひとつ要望しておきますので、お願いいたします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) お願いします。
この基本計画策定に当たり、本当にやっとここまで来たというところはありますけれども、一つ二つ御質問です。
まず、国とか県とかにおいて
男女共同参画の基本となるものが既にあるわけですけれども、今回、扶桑町でやるときに、例えばジェンダー、エンパワーメント、それからパートナーシップ、そういったもの、基本的指針なんですけれども、この
男女共同参画においては非常に大事な部分なんですけれども、そういった指針について、扶桑町のこの計画の中において、特にエンパワーメントについてどういった全体的な考えを持っているのか。そういったことの表現も含めてですけど、まずお考えがどういうふうにあるのかということをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、
男女共同参画のプランを立てる中においては、あらゆる国とか県の考え方なんかを入れてまいりますので、ただ、それがすべて言葉としてその中に入っているかどうかは別の分がございますが、考え方としては、答えはないとしても、私たちはいろんな審議会の中でそういうものを含みながら考えております。ただ、その表現についてはございませんけれども、これを推進していく中でそういうことを考えながら推進をしていきたいなと考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 考え方があるというふうに今おっしゃっていただいたんですけど、参考資料の66ページのところをちょっと見ていただきますと、つけていただいております。これは国の第2次の基本計画の概要であります。これは実は第1次にこういった計画が出たときに、
男女共同参画基本計画の実行に当たって、いろいろと反省点が出たわけですね。それはやっぱり、この計画を実行に移していくには何が足らないかということが本当に重要な課題になってまいりまして、それが基本的に、先ほど言ったエンパワーメント力、ここを一番に持ってこないと、やはりなかなかこういった計画をつくっても進まないと、そういったことがわかってきたわけですね。ですので、今、町の方では言葉としてはないということでしたけど、私がお聞きしたかったのは、エンパワーメントに対してどういった位置づけを持ってこの計画を進めてきたのか、あるいは具体的な施策がどのように折り込まれているのかということをもう一度ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、国が進める中での反省点につきましては、私どもは個別なそういう細かいところまでまだ、ちょうどプランをつくったばかりでございますので、そこまでは具体的にそれをどうするかということは実際のところは検討しておりませんが、当然、これを推進する中で私どもは検証が大事だという認識を持っておりますので、検証をする中でそういうものが必要であれば、実行する中でいろんな施策の中でそういうものは考えていきたいと考えています。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。そういうふうに認識をまずしていただくというのはやっぱり大事なことで、本当にこの計画が計画に終わらないで進めていくということが、この扶桑町にとっても、経済の活性化、あるいは町民の生活が本当に安定していく。社会全体がやはり女性の力を今必要としているときですので、そういった意味においても、そこをきちっと位置づけて、この計画の執行に当たっていくときには十分に今後、表現はここになかったのは大変私も残念に思っておりますけれども、そういったことが大事な部分ですので、ぜひお願いしたいと思います。
それからもう1点質問ですけれども、この推進に当たってなんですけれども、きょうのところで59ページですね。計画の推進に当たって、推進体制あるいは計画の進行管理というところなんですけれども、この辺のところが重大な、今言った計画の中身がこうやって町民の皆さんの努力によってつくっていただいたわけですので、この計画を本当に無駄にしないためにも、計画を推進していく、ここのところがさらに一番大事なところになってくると思います。ここの部分で一つ二つですけれども、「施策の効果等を検証・評価し、必要に応じて実施方法などを見直しをしていくことが重要」、まさに今のところですけれども、ここのところをどこがやっていくのかということ。そして
男女共同参画推進協議会という、これは先ほど訂正されました分がありますけど、これを見ますと、いわゆる庁舎の中の職員サイドのところの設置ということでありますけれども、もう1点私が思いますのは、こういったことを本当に実行していくには、やはり非常にこういったものは先進的な知識がある分必要になってくると思うんです。そういった意味で学識者などを入れていく、計画の推進、あるいは検証・評価に入れていく。そういったお考えがあるのかどうか、お聞きします。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、先ほど申し上げましたように、計画をつくっただけではなくて、それを推進し、また検証して、ここに書かせていただいておりますが、評価をしながら前へ進めていくことが大事でございます。それで、庁内体制は当然とります。そこの中で、今お話しのふそう
男女共同参画推進協議会の関係でございます。これにつきましては、その他議会の方でも、定例会の方で申し上げたいと思っている分がございましたが、そこで6名の委員さんをもって、当然、住民の方もそうでありますが、いわゆる学識経験者も入れながら、そこで一つの庁内体制、または住民からの体制の中で、そこに報告する中で大学の教授の御判断をいただくとか、そういうことについては当然検討しておりますので、よろしくお願いします。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) ちょっとパブリックコメントについてお伺いいたしますけれども、これは三つ出ているんで、一緒にお答えいただけるかどうかわからんですけど、まずは男女共同の方が11月2日から12月1日、次世代が12月14日から1月13日、環境の方については資料としてパブリックコメントをいつやったということは載ってないんですけれども、多分やられていると思うんですが、パブリックコメントの手続ですね。これはどういうものなんですか、手続上は。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 基本的には、パブコメは今各課においてどんどんやっておるわけでありますが、当然広報紙、またはホームページ、そして窓口の方にも具体的にお見えになる方について対応できるようにはしております。ですから、三つの方法をもってやっております。ただ、
男女共同参画については特にはございませんでした。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) 手続はどういうふうになっているんですか。要綱はあるんだけど、要綱をちょっと読んでください。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 要綱は手元にちょっと今持っておりませんが、当然、御意見でありますので、出していただく分については、私どもはどんな方法をもってでも構いませんので、例えば文書でも結構ですし、また口頭でもそれを受け付けて、意見としてそれを酌み上げていくような方向にはしたいと考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) 扶桑町パブリックコメント手続実施要綱というのがあって、2条に「パブリックコメント手続とは」ということで、「町の基本的な計画等を定めようとする場合に、当該計画書の案を公表し、それに対して提出された町民等の意見を考慮して意思決定を行うとともに、意見に対する町の考え方を公表する一連の手続をいう」ということで、この手続に沿って多分やられていると思うんで、そこで、8条に「意見の取扱い」ということで、「実施機関は、計画等についての意思決定を行ったときは、提出された意見の概要及びこれらに対する町の考え方を公表しなければならない。この場合において、当該計画等の案を修正したときは、当該修正の内容及び理由についてもあわせて公表するものとする」ということなんですけれども、今回、
男女共同参画が今なかったと言われたんですけど、あとは手続について伺うんで、答えはそのときでもいいんですけれども、あと次世代育成と環境について、あったら、こういう手続がきちっとされたかどうか、少なくとも公表というようなことはホームページ上でも出てないと思うんですわ。見逃したかもわからないですけれども、それがきちっとされているのかどうかということなんですけれども、総務部長、ここで聞くとまた……。
○議長(浅井捷史君) 児玉議員、後でパブコメは当然事実があるんで、そのときでいいですか。
男女共同参画はないと言われるんで。
○11番(児玉孝明君) じゃあ、そうすると、公表なんかも内容については後で出すということでいいんですかね。それか、今、手続について伺っているんで、総務部長にきちっと答えていただければ、あとの内容については各部長で。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 広報紙等で、こんな意見がありまして、こういう措置をしましたということについては公表をさせていただいております。当然、総合計画の中でもございましたので、それについてはやっております。当然、手続を踏んでいるというふうに考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) したということなんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、
男女共同参画はございませんが、既に過去にあったものについては公表をしております。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) ちょっと中身の方でお聞きします。
基本構想、「ともに分かち誉(たか)めあう社会」ということでありますが、この「誉(たか)めあう」という字を使われた意義と、「ともに」というのはだれとだれかということですね。それから「尊(みと)める」という字も出てきますよね。尊重するという意味だろうと思うんですが、こういう字をあえて使われたその意義というか、これが一つの扶桑町の特徴というのか、格調高くするためにこういう文字を使われているという意味もあるかもしれませんが、その辺、特に我々も視察に行くときは、こういうことを聞くことが多いんですけれども、その辺のことをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 今お話がありましたように、いろんな計画だとか、いろんなキャッチフレーズ的なものについては、確かに言葉をそのまま言わなくて、そこに一つの思いを入れているというような部分がございますので、今回「ともに誉(たか)めあう」というように、これは男性、女性の計画でございますので、確かに具体的に読みにくい部分がありますが、当然ルビを振って、ここに一つのお互いを尊敬する、お互いにとうといものと思っていくといった、ある程度視覚的にも訴えるものがございますので、このような使い方をさせていただいております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 「ともに」ということは、男女という意味だけなんでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、広いこの世の中には男性と女性しかおりませんので、そこの中で人と人といっても、これは当然、男性、女性という意味合いがございますので、単なる「人」と書くんではなくて、「男(ひと)と女(ひと)」と書くことにおいて、男性、女性のプランであるというようなことを、特にこういう理念だとか目標の中には入れております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 私は「ともに」というのは、それはもちろん
男女共同参画プランですから、当然、男女を「ひと」と言っていることはわかるんですけれども、町長さんの一番最初のところですけれども、「共創で歩む
ひまわりプラン」ということで、下から7行目ぐらいのところですかね。「“ともに分かち誉(たか)めあう社会”の形成を目指して、町民と行政が一体となって推進していく」という言葉があって、私もこれは男と女、そしてなおかつ町民と行政がともにいろんなことを分かち合っていくと、そういう意味も込められているのかなというふうに理解しておったんですが、ここはあくまで男(ひと)と女(ひと)だけだということですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、主役は男性、女性でありますが、それを取り巻く中には、私たちは社会に身を置いておりますので、社会、また事業所、家庭、いろんなところがございますので、確かに広い意味では、私どもを取り巻くすべてを言っていると思っています。そこの中で、いわゆる具体的な男女だけではなくて、そこを取り巻くいろんな環境があったとすれば、当然そういう中で男性、女性というものについての差別があってはいけませんので、そういうものについては広く分かち合っていくというような形での位置づけで、「ともに」というふうに使わせていただいております。
○議長(浅井捷史君) 議事の都合上、ここで昼食休憩とします。午後は1時ちょうどから再開いたします。
午前11時58分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(浅井捷史君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 午前中に伊藤議員の方からも質問がございましたが、漢字の使い方といいますか、前、共産党議員団としても申し入れを行っておりますが、この「誉(たか)める」という字は普通の「高」という字ではいかんのかと。あるいは「尊(みと)める」は「認」でどうかなと。そして、「男(ひと)と女(ひと)」ですね。そうした形で意味を持って使っておるんだということでしたけれども、例えば「誉(たか)める」は「誉」ではなくて「高」だとちょっと漢字の使い方で弱いところがあるのか、「尊(みと)める」というのも「尊」ではないといかんのかというところをちょっともう一度お聞きしたいなと思います。
○議長(浅井捷史君)
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 確かに言葉といたしましては「高」「認める」というのはそれぞれ字があるわけでありますけど、先ほどもちょっと申し上げましたが、いわゆる表記というんですかね。そのものをあらわして、そこにこのプランの中の個人といいますか、男女がお互いにたたえ合う、また尊敬し合うという念を込めてそこに書かせていただいておりますので、このような字でそれぞれ「誉(たか)める」、それから「尊(みと)める」は使っていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 一方、66ページあたりとか、エンパワーメントだとかセクシュアル・ハラスメントとか、こういったいわゆる現代的な用語遣いに比べますと、どうしても回顧的な感じがするんで、そこら辺の統一、あるいは皆さんが目にして読みやすいと、だれでもわかるんだというような形で提示をされた方がいいんじゃないかなと思いますが、それと関連しますけれども、これも申し入れのときに行いましたが、8ページで「女性と男性」、あるいは「男女」というふうな使い方が入り交じって出てくるもんですから、
男女共同参画社会基本計画でありますから、「男女」なら「男女」で統一したら読みやすいんではないかなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 先ほど出ましたエンパワーメントだとかジェンダーとか、漢字で入っている分もあるわけであります。これについては漢字で表記した方がイメージというか、そういうことがよくわかる場合は、もう既に私たちも社会に入り込んでおるものについては、いわゆる外国語であっても、それを片仮名で取り込ませていただいております。もう一つは、確かに「男(ひと)と女(ひと)」というような、これは男女を「ひと」と読んでおるわけでありますが、漢字の場合は、先ほど申し上げましたように、そこにひとつの視覚的なものだとか、その字句にそういうものを入れさせていただいて、このプラン作成過程でもいろんな御意見がありましたが、私どもはこういうのを入れていきたいというふうに考えてつくらせていただいておりますので、よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 2番目に質問したのは、「男(ひと)と女(ひと)」というんじゃなくて、「女性と男性」、あるいは「男女」という使い方が交互に出てくるんで、ここら辺のところは「男女」で統一されたら読みやすいんじゃないかなということです。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 「男性」「女性」という言葉も当然でありますが、このプランの中で「男性」「女性」という場合もそれは当然いいと思いますが、あえて男女を「ひと」と使うことにおいて、またそこに一つのインパクトを与えているというようなところもございますので、そういう形で使わせていただいております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) あと、12ページの方に参りまして、ここの
男女共同参画の理解と啓発というところですね。私どもが申し入れたのは、地域への説明会、こういうのをどういう単位で行うかわかりません。地域での説明会をもう少し深くといいますか、積極的に取り組んで開催をする必要があるんじゃないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 各地域では説明会は今のところ予定をしておりませんが、当然、町全体での
男女共同参画に関する講座とかセミナーについては進めていきたい。それは当然、啓発パンフレットを通して、いわゆる
男女共同参画の理解と啓発は進めていく方向ではおります。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 先ほどの町民からのアンケートであるとか、あるいは意見を聞くという方法が、例えば役場の職員が直接そういうところに出かけていって話をすると、当然、私たちも同様ですけれども、それなりに勉強して時間をかけていかないとなかなか説明ができない。そういうこともありますし、そういう意味で、例えば
男女共同参画について、この前講演とかもやったようですけれども、外部講師を招聘して、役場職員自身の意識改革も図って、そうして現場、そういった集会に出かけていって直接声を耳にすると、そういうようなことも大事じゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、職員自身が男女共同の関係についての意識を高めることは必要であります。当然、内部でもこれを推進する中で委員会をつくって進めますし、いろんな講座に参加するということなんかも一応計画しております。そういう中で、役場だけではなくて、住民の皆さん方と一緒にこの
男女共同参画を推進していきたいというふうに考えております。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 昨年の3月の定例議会に、髙木義道議員が計画策定の前に基本条例を制定する必要があるんじゃないかという質問をされて、町長がわけのわからんような答弁をしたわけですけれども、結局、制定しないという考え方、難しいから制定しないんだということが述べられたと思うんですが、
男女共同参画社会に関する基本的な条例というものは考えてないんですか。一般的には、そういう基本的な条例がつくられて、制定されて、その条例にもたれて計画がつくられ、基本的な理念もそういう条例に基づいて計画がつくられ、推進されるものだと思うんですけれども、その条例というものは全く考えてないんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 今お話しありましたように、21年3月議会の一般質問を髙木義道議員から受けております。その中で町長からも答弁を申し上げておるわけでございますが、この条例の策定につきましては、アンケートの結果等を見ますと、まだまだいわゆる
男女共同参画についての認知度が低いという中で、まずプランを立てて、そして推進する中で、将来的にはそういうことは考えていきたいというふうに現在も同じ考えでおります。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 要するに、
男女共同参画社会についての認識が十分でないというんだったら、認識を高めるために条例をつくるということの方が必要じゃないですか。その方こそ、条例をつくって、実際に町としての取り組みを進めていくということの方が大事じゃないですか。その条例に基づいて計画がつくられ、その計画が実際に実行されていくという体制をつくっていく必要があると思うんです。
それで、推進体制として
男女共同参画推進委員会、これは庁内につくるというんです。具体的にはどういう人たちによって構成され、推進委員会はどういう任務があるのかという、全く計画の中ではっきりしているわけ。ふそう
男女共同参画推進協議会、この計画の中で、この協議会はどういう性格を持って、どういう任務があるのかということ、どういう人たちで構成するのかというのは、はっきりしておるの。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 先ほどもプランの推進の中で少し説明させていただきましたが、当然、プランを進めていくためには庁内体制、また今御質問のような
男女共同参画推進協議会をつくって実効性あるものにしたいと考えております。これにつきましては、今のところ、住民の代表の方3名と、それから、それぞれこれは住民と事業所も関係してまいりますので、事業所の代表2名、そして学識経験の方が必要であるということで、先ほども御答弁申し上げましたが、6名の方をもって構成して検証をする。検証の結果、またそれを推進するというような形を現在考えております。それにつきましては3月議会の方で説明をさせていただきたいと思っています。以上です。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) まだそういう条例の協議会があるのかないのかという、まだどちらかというとないんだ。ないものを勝手に計画の中に入れ込んで、それで提案するとは何事なんですか。もしこういうものでこういう計画の中身にしたいというんだったら、同時に条例を出してくるのが当たり前じゃないですか。これだけ認めておいて、実情、実質的な中身を議会で認めさせておいて、後から出してくるやつはどうするんですか。黙って認めよということですか。そんなやり方はないと思うの。だから、本当に
男女共同参画プランの策定の仕方というのは、僕はどえらい順番が間違っておると思う。条例をつくって、条例に基づいて、法律ではつくらなければならないと義務づけされておらへんがね。策定するよう努めなければならないという努力義務なの。努力義務なんだけれども、しかし、この努力義務を実行していく上で条例を制定して、条例にもたれて計画をつくり、計画をつくるに当たってはどういう手続で計画をつくらなければならないかということは条例で決めて、この計画を推進するためにはどうしなければならないかということを条例で決めて、一つの条例でやっていけるがね。当局の考えていることはどうしているの。今まで
男女共同参画プラン審議会というものをつくって、一つの条例をつくって、今度また推進協議会という条例をつくって、推進委員会は庁舎の組織内のことだから条例をつくらんかしらんけれども、一つの条例で全部まとめてやれることを、あの条例つくり、この条例つくりといって、何でそんな余分なことやるの。そんな余分なことをやらなくたっていいし、この計画の中で推進協議会が推進の点検をしていくだとか分析していくだとかいうように位置づけられておるんだったら、同時に条例も出してくるのが当たり前じゃないですか。それを出さないとはどういうことなんですか、後から出すというのは。話にならんですよ。
この計画というのは個人的なものなのか、あるいは全町民的なものなのか、どっちなんですか、これ。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 扶桑町のプランでございますので、扶桑町の全町民、また事業所、当然行政もそうでありますが、そういうものでこのプランを進めていくものであります。また、全町民にアンケートをしておりますので、当然これは全町的に進めていくものでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) それなのに、こんなわけのわからん字を使うなんていうことがあるかね。全町民的な計画でありながら、こんな当用漢字にもないような字を使って、こんな読み方もないような字を使って、何が全町民的なものなんですか。先ほど髙木さんが言われた「誉(たか)める」だとか「尊(みと)める」だとかという字、こんな字読めますか。平仮名を打ってあるから読めるだけであって、どうしてこんな字を使わなきゃならんの。全町民的な計画だったら、全町民が理解できる、だれでもが読めるような、そういう文字を使うのが当たり前じゃないですか。あなた方が言っているのは個人の思い込みなんだわ。ひとりよがりなの。その個人的なひとりよがりの思いをこの計画の中に入れるなんておかしいよ。そんな文字を使うなんて、おかしなことだと思う。どうしてそれを変えることができないですか。だれでも読めるようなね。「誉」という字を書いて「たかめる」と読めというんだよ。「尊」を書いて「みとめる」と。だれが読めるの、そんな字。そんなもの、個人的な思い入れしかないんだよ。町長は文字は絶対に変えるということはできないですか。しないですか。
○議長(浅井捷史君) 江戸町長。
○町長(江戸 滿君) 今、文字の表現のことが議論になっているわけですけれども、日本語は非常に豊富といいますか、奥が深いといいますか、そういう性格を持っているところが幾つかありまして、外国語と違いましてですね。したがいまして、ここの今御議論いただいている「尊(みと)める」とか「誉(たか)める」というところは、いわゆる
男女共同参画という思想、考え方、そういうものをやっぱり表現の中に何とかあらわしたいと。そういう考え方、あるいはそういう気持ちは、やっぱりこういう表記といいますか、表現を使ったというふうに御理解いただければよろしいんじゃないかと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) それは個人の思い込みなんですわ。個人の思い込みであって、ひとりよがりなんですわ。逆に言うならば、「誉(たか)める」、これは「ほめる」という字だね。これを「たかめる」と読めと言っておる。もう最初から固定観念で差別があるという前提で、現実に差別があるかしらんけれども。逆に言うなら、僕はこういうような文字を使わなければならないという意識の方がおかしいんやないかと思うの。最初の計画策定の趣旨のところだって、「
男女共同参画社会の実現に向け、
男女共同参画プランを策定します」というこの言葉で結べばいいのに、この間に「まちづくりの基本理念である「郷土愛と協働愛で築く自治のまち」に基づき」、こんなこと言われたって、一体何が郷土愛で何が協働愛でって、わかる。「『町・町民・企業・学校・地域、すべての人が参画でき、町の花「ひまわり」のように明るく、笑顔あふれるまち』をめざし」という、これは余分だと思うの。こんなことは書かなくたって、計画をつくる趣旨は、要するに男女平等というか、
男女共同参画社会をつくるというその上で、そういうために計画をつくるわけでしょう。こんな郷土愛なんて、僕は愛国心と似たり寄ったりの言葉だと思うの。戦前の言葉のような感じさえする。そういう言葉をわざわざ入れなければならない。入れなくたって理解できるのを、わざわざ難しくしている。僕はそう思うんですわ。この部分は削除するという気はないですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 今、御意見がございましたが、いわゆるこの文については総合計画の中で表記をされているものでございます。この
男女共同参画プランにつきましても総合計画との関連の中でつくっておりますので、この言葉を入れさせていただいておりますので、現状、このようにお願いしていきたいと思っています。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 僕はそんな言葉、大体、郷土愛って、確かに自分の住んでいるまちをよくしようという気を持つことはいいよ。だけど、郷土愛というと、連想される言葉は愛国心なんですわ。僕はそういうふうに連想しますわね。
男女、先ほども髙木さんの「女性と男性」という関係でいくと、ページによっては「男性と女性」と書いてあるところと「男女」と書いてあるところがあるわけ。「男女」で統一した方がいいんじゃないかと。わざわざ「男性と女性」という言葉で表現してあるところと「男女」というふうに表現してあるところがあるんだったら、「男女」なら「男女」ということで統一した方がいいんじゃないかと。「男女」ということは「男性と女性」とか、そうやって区別したかったら、「男女」と書いてあるところは今度は「男性」「女性」というふうに分けて書けばいい。要するに一つの計画の中に同じことを「男性と女性」というふうに分けたり「男女」というふうに分けたりする必要がどこにあるんかということを言っているわけなんですわ。だから、僕は、当局がそういうようなことについては何でこだわって、どっちかに統一するということをやらないのかということが不思議で仕方がない。要するに、議会の言うことは何も聞く必要ないと、議員の言うことは何も聞く必要ないという考え方に立っているんやないかと思うの。違うんですか。なぜ統一した言葉に変えないんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) そういう御論議もあるわけでありますが、ページによりまして「男女」と表現した方が前後の文章の流れの中、またそこで言おうとしている中で「男性」「女性」というふうに使った方がいい場所についてはそれを使わせていただいておりますので、この中で使われているものが不統一というふうな表現もあるかもわかりませんが、そうではなくて、私どもは、今申し上げたように、その表現の中で「男性」「女性」と言った方がそれはよりよい、また「男女」と言った方がよいというような感があった場合、それぞれ現在の使い方でそのプランを構成させていただいております。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) そうしたら、そういうことを言うんだったらお尋ねしますけれども、11ページの基本方針の中に「
男女共同参画について正しい知識の理解を普及し、町民の一人ひとりが、人権意識を高め、男女が共に尊重しあう」と。「男性と女性」じゃいかんですか。ここでは「男女」と書いてある。「男性と女性」という言葉はふさわしくないんですか、ここでは。8ページの8行目、「家庭・地域・職場の絆づくり」という最後の行で「女性と男性が協力できる環境づくりを進めます」と。これは「男女」じゃ悪いんですか。同じようなことだがね。みんな同じような意味合いなんだがね。「男女」という表現であらわすか、「男性」「女性」という表現であらわすか。意味は同じだがね。それを僕らは統一した方が読みやすいんじゃないかということで、こんなもの善意だわ。善意で提案させてもらったがね。こういうふうにした方が読みやすいんじゃないかと。「誉(たか)める」だとか「尊(みと)める」でもそうですけれども、そういう本当によりよいものにしていこうという立場で考えているものをすべて軽視されれば、そんなやり方、どこにあるかということが言いたいですわ。
この計画をつくって、実際に推進していくのは、要するに啓発や理解をしてもらうために、みんなに理解してもらわないかんわけでしょう。現実に家庭の中にでも、食事をつくるのは女性だと、洗濯するのは女性や、掃除するのは女性やという意識がまだみんなあると思うんですわ。僕の中にもあると思うよ。みんなあると思うんです、それぞれ。極端に言うならば、女性は家庭の中で家事をするのが仕事で、男性は外へ出て働くのが役割だというふうに思っておる人はいっぱいおると思うの。そういう意識をなくして、男女平等でお互いに協力していこうという社会をつくっていこうということなんでしょう。そのことをみんなに理解してもらうようなことをやらないかんわけだがね。そうしたら、中央公民館や文化会館で年に1回か2回講演をやれば、みんな理解できるんですか。そういうのに参加する人は、どっちかというと意識の高い人たちが参加すると思うんですわ。だけれども、実際にはそういう意識の高い人じゃなくて、もっとやっぱり意識を高めてもらう人にもっともっと理解を深めてもらう啓発活動をしていく必要があるんじゃないですか。そうしたときに、それをだれがやるの。僕は、役場の職員が中心になって推進をしていかないかんと思うの。そうしたときに役場の職員の中にそういう意識がまだ残っておったら、家庭の仕事は女性のやる仕事だという意識が残っておったら、そんなものは、地域に入ったってどこへ行ったって、十分説明も啓発もできないですわ。そういう意味で髙木さんもそういうことを言われたんですわ。地域において説明会を開くというようなことが必要じゃないかということを言われたと思うの。現実に進んだところはそうやってやっておるの。地域に職員が入っていって説明会をやったり、総会に行って
男女共同参画社会の必要性について話をしているの。だから、どの職員もそういう認識というか、
男女共同参画社会をつくっていくという認識で一致させておくことが必要だと思うし、そういう意味で職員の研修をやる必要があるし、職員を地域というか、各町内の方に出向かせて説明するだとか、そういう形で説明会を開くということが必要じゃないかということを髙木さんは言われたし、僕もそういうことで、日本共産党議員団は、こういうふうに計画を充実させたらどうだということで提案させてもらったわ。それも拒否されましたけれども、どうしてそういうことができないですか。計画を推進するのは、実際には町の職員が動いて推進していくんじゃないんですか。違うんですか。それだったら、町の職員の研修をもっともっと回数を重ねてやっていく必要があるんじゃないですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、基本的なところで職員の研修は必要なことでありますので、今後の新規に採用した職員の研修及び今在籍する職員の研修はもとより、昨年は、実は春日井市は副市長が女性であります。その方に来ていただきまして、具体的に幹部の研修も開いておりますし、また今後もそういう
男女共同参画を実践するような方を招いた研修、またいろんな種に基づきまして、職員みずからがそういう意識改革をするということについては、町の研修計画がございますので、そこの中で取り組んでいき、このプランの実効性を高めたいというふうには考えております。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) どうして計画の中にそういうことを位置づけていかないんですか、
男女共同参画社会の。それで、具体的な、例えば現状は何回やっておって、数値目標は何回だといってあるがね。職員の研修だとか、地域に出かけた説明会なんて全くないがね。現在はどうやってやっておる。現状はどういうふうで、数値目標だったかね、これに書いてあるのは。現状と目標だね。現状と目標なんていうものは、そういう職員の研修のことについては一切書いてないし、地域に出かけていって説明会をやるというような、要するに理解を深めてもらうための啓発活動をやるなんていうことは全く計画の中には載ってないじゃないですか。僕はそういう意味では、本当に地道な活動ということの方が、年に1回か2回限りのアドバルーンを上げるようなことよりも、もっと地道な活動を進めていくべきだと思うの。その点が今度の
男女共同参画社会の基本計画では全くそういう点では触れられていないというのが現状だと思うんですけれども、そういうことについてはどう考えるんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 当然、基本的なところとして職員の研修は必要でありますので、数値目標でありませんが、いわゆる職員の研修の受講機会をふやすとか、そういうことについては別のところで表現しながら、職員の資質向上については、特にプランができた後でございます。今までもやってまいりましたが、なおきめ細かい職員の資質向上については進めていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 僕は役場の職員が本気になるかならんかが、この計画に沿って
男女共同参画社会を形成していくかなめになるというふうに思いますので、十分対応していただきたいと思います。
26ページの仕事と家庭の両立を可能にする環境づくりという点ですけれども、現実に子どもを育てるのが、今、女性の方が中心になって子どもを育てていると思うんですわ。だけど、育児休業も男性も女性もとれるようになったとか、いろいろと法律も前に進んできていますけれども、実際、この扶桑町で女性が子どもを抱えて仕事につこうと思ったときに、なかなかつけないのが現状じゃないかと思うの。その一つに保育所の問題があると思うんですわ。保育所に子どもを預けられるということが確約できれば仕事も探せると。だけど、預かってくれるか預かってくれないかわからんのに仕事を探して、「あしたから来てください」「来月から来てください」といって約束したとしても、子どもを保育園で預かってもらえなかったら仕事につけないじゃないですか。現実にそういう人がいるんじゃないかと思う。来年の4月から新しく入所するので、申し込みを書いてくださいという程度で、今すぐ預けるということはやられてないと思うの。だから、そういう意味では、僕は、女性の再就職支援のために保育所への中途入所も保障するような、こういうことを記述しておくということが必要だと思うの。役場の中にそういうことを計画の中で義務づけるような形で女性の再就職を支援するということをしていく必要があるんじゃないかというふうに思うんですが、どう思いますか。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 保育園の関係でございますが、通常保育といたしましては、定員、今860ということでございます。平成22年2月1日現在で在園児数822人でございます。定員にはいっていないというようなことでございます。現状、臨時保育士の確保が非常に難しいということもございますし、子どもの数が減少傾向にあるというようなこともございます。確かに乳児に関しましては小林議員さんおっしゃるようなことがあろうかと思いますが、現状のところ、当面、現状どおりということでお願いをしていきたいというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) とにかく女性の人が大体職場をやめるのは、結婚するだとか出産するだとかいうときに職場をやめて、それで子どもが生まれて仕事につきたいなと思ってもつけないというような、なかなかつきにくいという状況があるわけですから、そういう意味では再就職支援のための手だてをきちんと打っていかないかんというふうに思います。
それと38ページですけれども、生涯を通じた心と体の健康づくりの支援ということで、健康診査及び健康相談事業の中で「各種検診など性別や年代に合わせた健診を実施し、生涯を通じて健康を保持できるよう、管理体制を充実します」、こういうことで性別や年齢に合わせたという、ここで女性と男性を含めて表現されているだろうとは思うんですけれども、現在の認識の中に女性特有の、例えば男性に乳がんなんていう方はあらへんでしょう。女性にある子宮だって男性にあるわけじゃないし、だから、僕は女性特有の疾病というのはあると思うんですわ。だけど、実際にそういう女性特有の疾病を男性が十分理解しているかというと、そうでない面もあるんじゃないかと思うの。だから、そういうことを考えると、僕は「性別や年代に合わせた」という一般的な書き方じゃなくて、女性特有の疾病予防のためをここの中で強調する、こういう言葉を入れたらどうなんだろうかというように思うんです。そういうことをみんなが十分理解して認識し合っておるならいいけれども、やっぱり男性なんかは、そういう女性特有の疾病について十分理解もしてない部分があると思うの。だから、その辺は女性特有の疾病予防という形で言葉を挿入したらどうなんだろうかというふうに思うんですが、どうなんでしょうか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 原案の方については各課が出しておるものでございますが、私どもがまとめておりますので、私の方で答弁させていただきますが、今、性別のことについて御質問でございますが、確かに現代は新聞報道等におきまして女性特有の疾病についていろいろ取りざたされ、また、町としてもいろんな施策を打ち出しておるわけでありますが、この中では考え方といたしましては、性別と申し上げましたのは、いわゆるすべての人が、例えば年代に応じても変わってまいりますので、特に女性特有というふうには取り出さなくて、あらゆる方の疾病を対象とするという形での性別というような使い方をさせていただいていますので、よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) そんなことはわかっておるの。さっき言ったがね。性別だとか年代という中には含まれておると思うけれども、だけど、こういう女性特有の疾病があるわけだから、そういうようなことを強調していく言葉を入れた方がいいんじゃないかということを言っておるわけで、そんな「性別や年代に合わせた」とかいう言葉の中には男女が入っておるということは理解しているけれども、その上で女性特有の病気というものを理解がまだ十分全体としてされてない部分があるわけだから、そういう言葉を入れたらどうなのかと。わかりましたわ。要するに人の話は聞かないということですから、わかりました。
役場の中に男女差別はないのかという問題ですけれども、勤続年数だとか年齢で、前からも言っておるけれども、役場の中に女性の課長は一人もいないわね。部長はもちろんのこと、女性の課長は。以前は女性の課長も見えたけれども、ずうっと20年、30年近くは女性の課長は1人もいない。女性で今、高校なり大学を卒業して、そのまま役場に就職して、女性でここにおる課長と同じぐらいの年代の人はいると思うんですわ。だけど一人も課長になってない。役場の中に、また役場の職員の中に、そういう男女の差別意識がまだ存在しているんじゃないかと思うの。その点はどういうふうに解決していくつもりでおるんですか。
○議長(浅井捷史君) 総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 男性、女性の中ではるかに男性職員が多い中で女性職員も仕事をしていただいております。当然、私たちの年代と同じぐらいになれば、例えば課長職についていたというふうに思われる方が確かに過去にはおられましたが、その方々が退職をされまして、ちょうど私たちの年代の方は今現在はおられません。ただ、少し年齢の高い者もおりますが、当然、私たちはそのように男性、女性を差別しているわけでございませんので、課長として仕事をしていただける方であれば、当然そういうふうに検討し、そういう役職についてもらうというふうに思っております。特に最近につきましては、採用につきましても男性、女性を同等数採用しながら、当然、仕事につきましても、女性であっても責任ある仕事につけておりますので、男性、女性による物の考え方は今はないというふうに考えております。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに質疑もないようですので、以上で議案第2号の質疑を終結いたします。
次に日程第5、議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画についてを議題とし、質疑を行います。
ありませんか。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) この
次世代育成支援行動計画、これは全体的に眺めますと、支援行動計画ということなんだけれども、現状を変えていくというんですかね、一層充実させていくという立場でつくられてはいないんじゃないかなという気がするんですわ。ほとんど現在実施していることは数値目標として継続するだとか、現状は何回実施しておるけれども、これも目標値として同じ回数が書かれている。これも見ていくと、95%ぐらいはそうじゃないかなあという気がするんですが、例えば6ページ、ファミリーサポートクラブ、実施、継続、放課後児童クラブ事業、設置数6ヵ所、目標値6ヵ所、これでいいのかしらんと思っているんやね、僕は。学童保育、足らんくならへんかしらんと思うけれども、6ヵ所。3人乗り自転車も、これはまだやっていないわけで、新年度からやるということで、現状は何にもやってないですけれども、実施するということで、これぐらいのものですわね。地域の子育て支援の中の子育て支援サービスの充実という部分で変わっているのはそれだけじゃないかしらんと思うのね。保育サービスの充実、これ何か変わっているところがあるかと思うと、一つも変わっているところはあらへん。子育て支援のネットワークの充実、ここは何にもじゃないね。子育て支援センター事業(育児サークル支援)ということで、年5回を年8回、ここは3回余分にやるということになっている。子ども手当の支給、これは先ほど午前中もやった、今まで児童手当が支給されていて、これは国の制度であることで、あと児童健全育成で変わっておるところは一つもないと。これはもうほとんど現状維持なんですわ。現状維持で、充実させていこうという気があるのかどうなのかしらないですけれども、今、扶桑町の実情を見ると、子どもの居場所ということでよく問題になっているんだけれども、児童館が一つもないんだわね、扶桑町には。児童館がこの周辺でないのは扶桑町だけなの。一つもない。
次世代育成支援行動計画というものだったら、児童館の建設だとかいうものぐらいは入れてもいいんじゃないかと思うんだけれども、どうしてこういう扶桑町に全くないものをつくっていくという方向で計画の中に入れないんですか。ひとつ当局の考えを聞いておきたいと思います。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 児童館のお話でございますが、前からお話を申し上げておりますように、放課後児童クラブ等につきましては、現有施設を有効に利用していくということを基本に考えております。また、前回の議会のときに調理場の跡地問題というようなことで、町としては一番必要な施設が何かというようなことを今後検討していくと。当然その中には児童館も含めてというような答弁をいたしておると思いますが、現有の施設で有効利用していくというのが基本に考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 現在、学習等供用施設で留守家庭児童会ということで学童保育をやっていますわね。だけど、実際、学童保育に適している施設やないと思うのね、あの施設は正直言って。子どものためにつくった施設やないわけですから。だから、本当に子どものための施設というものはつくっていく必要があると思うんですわ。あの学習等供用施設というのは、子どものみならず、全住民を対象にした民生安定事業のための施設なんです。だから、子どものためにつくった施設やないわけですから、僕は子どものために児童の施設をつくっていくべきだというように思いますので、ぜひともこの計画の中に何らかの形で入れていただきたいというふうに思います。
それと、9ページの通常保育事業で定員860人で目標値も860人。この860人で対応できるのかどうなのかわかりませんけれども、例えば2歳児未満というか、3歳児未満というか、それと年小、年中、年長とありますわね。年長や年中や年小は何とか今の保育室で対応ができると。だけど、3歳未満児の子どもを保育しようと思うと、今の保育室でこれから予想されることは、そういう3歳未満児の保育の要望がふえてくると思うんですわね。今もどちらかというと3歳未満児の保育で難しい面があるわけで、それを今の政府の考えていることは、例えば同じ一つの部屋に30人なら30人、年中なら年中でもいいですわ、30人なら30人で1クラスだよと。それで多い場合でも1割程度だよというぐらいの基準があるわけでしょう。この基準を変えて、要するに待機児童をゼロにするということで、すし詰めにして、同じ教室の面積で今までは30人しか入れなかったやつを40人でもいいですよというように保育基準を緩和しようという動きが今あるわけだわね。そうすると、次世代育成と逆行すると思うんですわ、政府のやろうとしていることは。だから、政府がそうやって言ったから、今まで30人なり35人で、一つのクラスの人数はそれだけに限られておったけど、それをさらに規制緩和だと言って、規制緩和でいいことあらへんけれども、規制緩和だと言って、40人もすし詰めにして子どもを保育するなんていうようなことは、保育士も大変だし、子どもにとってみても大変だし、事故も起きる可能性もあるし、だから、そんなことで対応しないようにしていただきたいと思いますけれども、保育基準を緩和するということで、すし詰め教室にするだとか、保育士1人の保育する人数を、例えば乳児なら3人ですよね。ゼロ歳児3人じゃないかね。それを4人だとか5人だとかを保育するというようなことが、そういうふうに基準を緩和するという動きがあるわけだから、そういうことはやらないようにしてもらいたいと思うんだけれども、どういうふうにこの計画の中では考えていますか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 保育園の問題でございますが、おっしゃるとおり、そのような報道がなされておりますし、私の聞いたところによりますと、基準の方は変えずにというようなことを聞いておりますので、例えば幼児の場合だと1人1.98平米ですとか、そういう基準は変えずにそこら辺をやっていこうというようなことを聞いておりますので、そんなふうにはならないんじゃないかなというふうには思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) この数字、ちょっと忘れたんですけれども、1人当たりの保育室のスペースというのは大体決められておるわけでしょう、基準で。これを1人当たりの面積を減らしていくという、要するにさっき言ったように、30人なり35人の部屋を40人にすれば、1人当たりの保育室の面積は減るわけだわね。そういう形ですし詰めをやって、本来なら保育所をつくらなければならないのに、保育所をつくらずに、現状の保育室ですし詰めにして待機児童をなくしていくということが今やられようとしているの。だから、そういうようなことはやらないようにしていただきたいということを思っているわけで、そういうことについて、もう一度悪いけど、確認していいですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 先ほどの基準は変えずにというのは、大都市といいますか、都市部においてはそういう基準を外すということでございますので、扶桑町に関してはそれは影響がないというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 今のところはそういうふうかしらんけれども、そんなもの、全体流れてくるんだわ。地方の主体性だとか地方に任せるだとか言って、国は今ある基準をなくして、地方で勝手に決められるようにしようとしているの。今、保育室の面積は1人当たり何平方メートルだという基準があるけれども、そういうものを廃止しちゃって、それぞれの市町村で決めればよろしいというように変えようとしているんですわ。だから、そういうようなことになれば、扶桑町では今1人当たり5平方メートルだというやつを、扶桑町は勝手に3平方メートルだといったって、これはもう扶桑町の基準だよということで可能になるわけで、そういうようなことはやらないでいただきたいということを述べておきたいと思います。
それと、子どもの医療ね。愛知県内では、もう多分半分ぐらいの市町村で中学校卒業まで入院・通院無料にしておると思うんですわ。この計画でいくと、目標値は現状のままだわね。要するに、現状のままということは拡充しないということなんだわ。よそは拡充するという方向で今動いているのに、扶桑町は現状でいくよと。中学校の通院は現状でいくよと、3割負担ですよということで計画しておるわけだけれども、現実に今、犬山は高校卒業まで医療費が1割負担という形で来年度から実施するという動きだし、大口町では既にもう二、三年前から中学校卒業まで入院も通院も無料になっておるわけで、そういうことを考えると、扶桑町も入院も通院も中学校卒業まで無料ということで目標を定めてやっていったらどうなんですか。そういう考えはないんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 子ども医療の関係でございますが、今のところ、経費も非常にかかりますので、縮小しないような形、現状維持をするような形で取り組んでまいりたいというふうに思っております。それと、他の政策との絡みも出てまいりますし、状況の変化等もございますので、そういうことになれば、そのときに検討してまいりたいというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 学校教育の関係で、少人数学級のことについてはあまり追記されてないような気がしたんだけれども、少人数学級じゃなくて少人数指導なんですね。クラス人員が35人超の場合に、算数(数学)時間の指導員派遣事業ということで現状は実施して、これを継続していくという計画ですけれども、今の時代の流れというのが少人数学級という方向に流れてきていると思うんですわ。今すぐすべての学年の少人数学級をするということは不可能かもしれないですけれども、学年を拡大していくだとか、何年生までは5年後には少人数学級を実施していくんだとかいう形で前に進めるということをしていく必要があるんじゃないかと思うけれども、世界的に言うと、何か日本の1クラスの人数は、他の外国と比べるとべらぼうに多いということをよく言われておるわけですけれども、そういうことを考えると、この扶桑町においても1クラスの人数を減らしていくということが、子どもに行き届いた教育を進めていく上からも必要じゃないかと思うんですけれども、今のままで対応するということになっておるけれども、これを前に進めるという、充実させていくというか、少人数学級を導入していくという考えはないんですか。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 少人数指導の関係の御質問でございます。県の教育方針の中でも少人数学級というふうで打ち出されておりますので、その県の制度に乗って実施できるものは実施をさせていただいております。扶桑町は少人数指導もやっておりますが、それより特別支援員の要望が現場の学校からは非常に多いということもあって、特別支援員の増員というふうでいっております。少人数学級につきましても、県の動向も考えながら、今後は考えていく必要があるというふうには考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 少人数指導はここに位置づけられて、今、継続していくということなんだけれども、少人数学級というのは、ここの計画の中には載せる気はないですか。
○議長(浅井捷史君) 教育次長。
○教育次長兼
学校教育課長(天野末光君) 町独自では少人数学級に切りかえるというような考えは今のところありませんけれども、県の動きも考慮しながら、そういうふうにいくということであれば、この少人数指導の中で考えていきたいなあというふうには思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 23ページの子どもを育成する家庭に適した良好な居住環境の確保というところで、町営住宅の建設、扶桑町には町営住宅はありませんので、これについてはどんなお考えでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 現在、福祉向けの県営住宅として子育て家庭が対象とはなっていないというようなことでございますので、また町営住宅の建設も考えていないということで、現状どおりの記載でお願いをしたいと思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 情報の提供、公共住宅の確保に関する情報提供だけではなくて、実際、そうした場所は扶桑町は持っておって、それを案内・提供するという形を、子育て支援という意味におきましても、そういった施策を掲げて計画としていかなければいけないんじゃないかと思いますが、他市町のところは、大抵そういった支援は住宅であるとか、町の住宅であるとか、持っておると思いますが、ほかの地区の状況はどのようにとらえていらっしゃいますかね。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 近隣でいいますと、大口も町営住宅がございますし、犬山も江南もございます。確かに私どもだけないというようなことでありますが、以前から町営住宅というような議論、昔にございまして、そのまま進んできたわけでございますが、現状でこれから町営住宅を建設していくというようなことは非常に経費面も当然かかりますし、非常に困難ではないかなあというふうに考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 先ほどからいろいろ御答弁をお聞きしていますと、どうしても現状追認といいますか、現状でよしと。先ほど小林議員も言われたように、ほとんど維持・継続とか、回数も横並びというようなことで、本当にこれが次世代の育成支援行動計画なんだろうかと。もう少しやっぱり、できる、できないということもありますでしょうが、アドバルーンをしっかり上げていただいて、それに向かって町政を進めていくと。当然、町民の、あるいは町政のそうした福祉の充実という面においてしっかりやっていただきたいなと思います。
それとあと、30ページですね。街路灯の設置の件であります。大体年間どれくらい新たに設置をしていく予定であるのかということをお聞きしたいと思います。どうぞ。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 総合計画で平成29年度目標値を2,300基といたしておりまして、一応毎年10基程度を整備していくというような計画になっておるようでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) ここの設置基数は2,280基というふうになっていますよね。2,300にはしないんですか。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) この次世代育成の計画が26年度まででございます。総合計画におきましては平成29年度目標が2,300ということでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) あと、この街路灯なんですけれども、今までの電球、電灯じゃなくて、最近はLEDといいますか、そういう形で長持ちをする、設置費用もそんなに変わらないんじゃないかなと思いますけど、その辺の検討はなされておりますでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 今の水銀灯からLEDにということでございますが、過去には蛍光灯から水銀灯に変わってきたと。今後はLEDに変わっていくだろうということは当然予測して、内部では研究等、いろいろ情報を集めていますが、なかなか一定の安定したそういう製品化というのが、あるにはありますが、まだ難しい部分というんですか、そういう部分がございますので、当然そういうことは今後研究しながら、いずれはそちらの方には移行はしていくだろうと思いますが、現時点で即いつということはなかなか、その全部を変えるというには難しいかと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) かなり他市町の状況もよく研究していただいて、絶対にLEDの方が長持ちするだろうし、町の経費に関しても安くといいますか、経費も節減できるというように考えておりますので、ぜひよろしくお願いします。
○議長(浅井捷史君) 議事の都合上、ここで2時35分まで休憩します。
午後2時22分 休憩
午後2時35分 再開
○議長(浅井捷史君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) お願いします。
最初に後期の次世代育成支援計画なんですけれども、これを策定するに当たりまして、22年から26年までの5年間の計画ということですけれども、前期とは時代背景、これまでの時代背景とかいうのも随分、やっぱり10年余りの計画になってきますので、そういった意味では、この育成支援計画の役割が大変これから重要になってくると思うんです。そういった意味で、次世代支援計画環境の考え方について、これを策定するに当たって何か特徴的なこと、あるいは変化等、後期計画ですけど、ありますでしょうか、考えの中に。
○議長(浅井捷史君)
鈴村健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) これにつきましては、前期計画を見直しをいたしまして、今の現状に合わせた形で後期計画を策定したということでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) ですから、その見直したというのが、こういった時代背景が変わってくる中で、後期計画に考え方の反映というのが特徴的なことが盛り込まれているかどうかということをお聞きしたいんですけれども。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) この計画自体が、国の方からの策定指針ということが出ておりまして、それに基づいて策定をいたしております。あとは当然、時代背景も変わってきております。本来、この計画自体は親目線でという指針の計画でございますが、その中でも、当然、子どものための計画でございますので、子どもの視点を大切にしたということで、そこら辺を重点に置きまして計画をつくってきたというようなことでございますので、よろしくお願いをいたします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 今言われたような中身というのは、これはまた別の意味の、前にも議会の中で質問したりもしておりますけれども、子どもの人権ですとか、あるいは子どもの視点、そういったことが本当にこれからの時代、重要になってくるんじゃないかなあというふうに思っているんですね。それで、社会的な要因として、最近では虐待なんかも、前からあるんですけれども、本当に考えられないような、いわゆる保育士さんが子どもを虐待しているとか、普通だったら守る側の大人、大人の中の本当に子どもにより身近な大人が子どもに対して虐待をしていたりとか、いろんな考えられないような社会状況も今ふえてきているということなんですね。そういったことも含めて、やはり子どもの視点というのが物すごく大事だなあというふうに思うんです。
基本的にこの次世代育成支援計画というのは、そもそも前期、後期ということですけど、子どもの側に立ったものではなく、大人が子どもを育てることを支援するという、いわゆる子育て支援ですので、そういった形になっているのは当然だと思うんですけど、多分これから新政権の中で子育て支援策をしっかりやるということなので、これから新しい考え方ということで、チルドレンファースト、子どもの視点という、そういった子どもを第一に考えていく、そんな考え方も出てくるんじゃないかなあと思うんです。そうしますと、この5ヵ年計画の中で、そういったものが示されてきたときに、どういったところで見直しとか考え方なんかをやっていく、新しいものが出てきた時点ですけれども、そういったものをしていく方向があるのかないのか、あるいはどういうところでそれをしていくのか、もし今考えがありましたら、お聞かせください。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 当然、国の方針が出てくれば、それに基づいて実施をしていくというような形になるだろうと思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 29ページを見ていただきますと、これは前にも少し言ったことがあるんですけど、これは町内の皆さんの親御さんたちのアンケートの結果です。子ども同士が遊べる機会の充実、あるいは子どものための地域のパトロールといったもの、今、安全な環境の中で子育てをする、そういったことが本当に望まれているなあと、そういう要望が非常に高いなあということがここでよく読み取れるわけですね。そういう意味において、子どもたちが主体的に遊べる場所、居場所の確保、先ほど子育ての児童クラブの利用ですとか学童保育とか等々言われましたけれども、それだけでは十分に賄い切れない、地域の中でしっかりと子どもたちが安心して遊んでいける、また自由な、大人の都合の枠組みは関係なく、子どもたちが本当に自由に行き来ができる、そういった機会を与えていく、その場の提供、そういったものが私はこういったところから本当に必要じゃないかなあと。これが今現状と課題ということでここに載っているわけですので、そういった政策、施策、この5年間の施策として、それをどういうふうにここに具体的に詰めていっているのかどうか。それは十分になっているのかどうか。そこら辺を少しお聞かせください。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 犯罪から守る環境というようなことでございますが、例えば子ども110番の家設置ですとか、防犯パトロールの強化をするとか、もちろん街路灯の整備をしていくとか、そういうような具体的施策を実行していくということでございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 30ページの施策の方向性に今お答えになった中身はあるわけですけど、犯罪から守っていくためにパトロールをするとかという、地域の防犯パトロールというのもありますが、地域の防犯パトロールというのは、それじゃあ、子どもが遊んでいるときにそういったことをするのかというふうに、私が今お聞きしたかったのは、例えば地域で防犯パトロールを今やっておりますけど、これはどちらかというと、私の知り得る限りは夜やっている防犯パトロールじゃないかなと。そのほかにも昼間にはやっていらっしゃるのかなあと、私ちょっとよくわからないですけれども、そういうことだけじゃなくて、子ども同士が本当に安心して遊べる、自由に遊べる、そういった機会、その場の提供はどうなのかと。先ほどの答弁の中でも再三言われた、子育ての、例えば児童クラブの問題ですとか、いろいろありますけど、そういうものだけじゃなくて、もっとフリーに遊べるような機会、安心して遊べる場所の提供、その辺のところ、5ヵ年の政策の中で考えがどうなのかということをお聞きしたんですけれども、ちょっと答弁が私の質問に答えていただいていないように思いますが。
○議長(浅井捷史君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 具体的な施策につきましては、これをやっていくというようなことは今のところ考えておりませんが、総合的な見地に立ちまして検討はしていきたいというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 今、具体的なことがないということなので、あまりそれ以上言ってもあれですけど、でも、とにかくこの計画全体にわたりまして、最初に言いましたように、やはり後期の計画では、こういった今の時代背景の中で、お父さんもお母さんも関係なく、大人の人たちはみんなどちらかといえば社会に参加をして働いていく。そういった意味で社会全体で子育てをしなければいけない、そういった時代に間違いなく入ってきている。一部の子たちだけが何か特別に擁護されるということじゃなくて、社会全体で、地域の中で本当に子どもを育てていく、そういった環境をしっかりつくらなきゃいけないと思うんですね。その意味でのこの次世代育成支援計画だと思いますので、ぜひともそれを執行して、また実行していくに当たりましては、子どもの視点ということを絶対に忘れないように、子どもの目線に立ったこういった実行を取り入れていただいて執行していただきたいというふうに思います。ちょっと要望にはなりましたけれども、そういうところを心づもりもお聞かせいただきたいと思います。
○議長(浅井捷史君) ほかにありますか。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに質疑もないようですので、以上で議案第3号の質疑を終結いたします。
次に日程第6、議案第4号 扶桑町
環境基本計画についてを議題とし、質疑を行います。
質疑の前に、先ほど児玉孝明議員からの質問、パブリックコメントについての答弁を
宮川産業建設部長より行います。どうぞ。
○
産業建設部長(宮川信夫君)
環境基本計画のパブリックコメントの件でございますが、現時点ではまだ行っていないという状況でございまして、当然これは要綱に基づきまして公表するということになっておりますので、その準備の方は今進めておりますので、早い時期にこの手続の方はするということで準備を進めていますので、御理解の方、よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) その前に今の次世代育成の方の答えがなかったんで、まずいただきます。すみません。
○議長(浅井捷史君) 失礼しました。
それでは、
健康福祉部長、お願いします。
○
健康福祉部長(鈴村能成君) 失礼いたします。パブリックコメントの関係でございますが、
男女共同参画と同様に、広報紙、ホームページ、あとは窓口においてパブリックコメントを実施いたしました。その結果、該当事項といいますか、ございませんでしたので、ホームページでその旨を入れて掲載しております。なかったということをやっております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) ありがとうございました。
じゃあ、こちらの環境の方のパブリックコメントについて伺いますけれども、内容というのは公表するんですから、ここで今のコメントというか意見、それに対する答え、こういうふうにしますよということは、ここでは発表することはできんですか。あと、それがどのように今の計画の中に反映されたのかということですね。
○議長(浅井捷史君)
宮川産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) うちの方につきましては、1件のパブコメがございました。そうした中で、今年度4月の時点から、先ほどお話ししましたように地球環境保護リサイクル推進協議会の方でいろいろと御協議をいただいたという中で、たまたまパブコメを12月25日から1月25日まで実施させていただいています。そうした中で、まだずうっと協議会の方が動いていましたので、そこの中でいろいろと御審議等もいただき、御意見等いただきながら整理をさせていただいていますので、そうしたところで整理をさせていただいてきたという経緯もございますので、その辺は御理解いただきたいと思います。それで、先ほど言いましたように、2月18日がその協議会の最終日ということでまとめさせていただきましたので、それにつきましてはホームページ等、そういう形できちっと公表はさせていただきたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) パブリックコメント、ここに実施要綱があるんだけれども、最終的な意思決定をする前にまず皆さんから意見を伺うということで、その意見に対して、こういうふうに変えられるものは変えると。それを計画の中へ反映していくわけでしょう。議案としてここへ出てきているということは、パブリックコメントの今のコメントに対して計画する方が、こういうふうに変えたかどうかわからんですよ、まだ説明がなかったんで。変えられたとしたら、それはこういうふうに変えましたということをコメントされた方に当然返すということなんだけれども、それが、変えたなら変えたで、今議案として出されている、そこにどう反映されたのか。協議会でも言ったんだけれども、ホームページでパブリックコメントを求めたときと全協で出されたときと、そのときで全く同じものが出てなかったわけでしょう。そういうことも含めて、どういうふうに変わったのかという説明はあってもいいんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 確かに今御意見いただきましたように、そうした中でそういう御意見を、一応協議の過程の中でございましたので、当然そういうものが、協議会の方の御意見も聞きながら、やはりよりよくするということの中で意見を取り入れて、今回のものが最終的なものということで、あくまでもパブコメの方の御意見も聞いた中で最終案というんですか、今回の議案として御提示をさせていただいておりますので、その辺はこの議案ということで御理解を賜りたいと思いますが、個々に云々というものにつきましては、別に私、隠す必要もないもので、当然これはまた公表の方はしていかないかんということになっておりますので、公表はさせていただきますが、具体的にどこをどうということになりますと、なかなかちょっとあれかなと思ったもんですから、この計画の中にそういうものは、皆さんの御意見も聞いて参考にして、意見として取り込めるものは取り込みながらというか、そういうことを理解しながら最終案としてまとめたということですので、そういう形で御理解を賜りたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 児玉孝明議員。
○11番(児玉孝明君) ちょっと言ってみえることがよくわからんのだけれども、今のこういうふうにしたらどうですかという意見が、今ここへ出されている、どういうふうに反映されたかということなんですわ。反映されてなきゃされてないでいいんですけれども、反映されたんですか。それはどの部分に反映されたんですかということなんです。
○議長(浅井捷史君) その場で暫時休憩します。
午後2時52分 休憩
午後2時54分 再開
○議長(浅井捷史君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。
宮川産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) すみません。余分なお時間をとらせまして申しわけございません。
意見としましては11ほど意見がございまして、そうしたものの中に考え方というか、そうしたことが多々ございまして、一度これはまとめたものをきちっとしまして、後ほどまた議員の皆様の方にお渡しをさせていただくというふうで準備をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) 53ページのところで一番上にありますエコドライブの促進ということでありますが、ここでは簡単に内容説明が書いてありますけれども、町の方では地球と環境に優しいエコドライブを始めようということで、2ページにわたってそうした自動車利用を控えるとか、運転中のこととか、あるいは運転の前後のこと、いろいろ細かいことをアドバイスして配ってみえますので、これはどこで配られた資料か、ちょっと私わかりませんが、これは町民の方にとっては非常にいいあれじゃないかと思いますので、広報に載ったことがあるんでしょうか。非常にこれはいいことだなと思いましたので、ぜひこういうことも、ここでうたってありますので、広く周知していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
それから、55ページの一番下のところに徒歩・自転車の快適性の向上ということで、これは私も一般質問で自転車の活用ということを申し上げておりますが、このところもぜひ、ここでは「研究・実施していきます」ということしか書いてございませんが、町でも3人乗りの自転車とか、そういう事業を進められますので、それも載っておりますが、非常にいいことだと思いますので、ぜひこういうことも大いに進めていただきたいと思いますが、今後のそうした事業の進め方について何か計画があればお聞きしたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 低公害車のエコドライブの関係でございますが、当然これは企業の方もそのような形で、車も大分そういうふうに変わってきておるという中で、やはりこういうものにつきましては、町も当然同じでございますが、職員もそういうことに周知をしないといけないということと、やはり町民の皆様や事業所の方にそういうものを啓発するという形で、広報とかそういう活動はしていきたいというふうには考えております。
それから自転車の関係ですが、これも確かに研究をしていきたいということでございますが、当然こうやって研究をしていかないかんというふうには思っておりますが、一般質問でもございましたように、現状でなかなか難しい部分もございますので、一例を申しますと、例えばサイクリングロードですね。河川、公園のところですね。ちょっとそこにつきましては、あまり町内ではございませんが、できるところからやはりできるだけ皆さんが車から自転車、徒歩に変わっていくような、そういうことも一つの指標としてPRをしていきたいということで、それが現在工事をさせていただいておりますので、再来年には犬山から一宮までずうっと河川沿いを自転車で行っていただけるというか、そんなようなことも行っておりますので、そういうものを一つのきっかけにして、やはりこういうPRというんですか、啓発には励みたいというふうには考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
○7番(伊藤伊佐夫君) きょうはあまり時間もございませんので、この件につきましてはまた一般質問等でさせていただきたいと思います。一応終わります。
○議長(浅井捷史君) ほかに。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 私も細かいことはあれですので、まずこの計画全体の推進をしていくための、施策の推進のためのことについてちょっとお尋ねをします。
この計画を推進していくには、ここにも明記されておりますけど、町と町民と、そして事業者、そういったところがきちっとパートナーシップを持ってやるんだということだと思いますけれども、ここのところで、まず町民へのこの計画の中身、そういったものの周知の方法はどういうふうにされるのかということ。それから、途中の段階でこういった計画に対してきちっと町民の意見をやっぱり反映していく、町民の立場から、いろいろ役割をきちんと担っていただくわけですので、そういった意味でも町民の意見の反映の場が必要じゃないかと思うんです。そのことへの意見の場をどうやって持つかということ。それから、途中の段階で進捗状況、今こうなっていますよといった中身の進捗状況といったことも、やはり透明性を持ってやるということは、それを公開していかなければいけないので、そういった方法についてはどういうふうに考えていくかということ。基本計画をつくったは、じゃあ実行していく段階でどういうふうに進めるかという段階ですので、ぜひその考えをお聞きしたいと思います。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 町民の皆様に周知するということは、当然、議員さんが言われるように、我々もつくってそのままということでいけませんので、環境につきましては本当に身近な問題でございますので、いろんな機会をとらえて周知はさせていただきたいと思います。いろんな機会というと、じゃあ何かということになりますが、一例を挙げますと、一つはごみの収集とかそういうときに、現時点でも年度当初に地区へ出ていって、出前講座じゃないですが、そういうこともやっていますし、そういう周知とはまた別に、こういうものができたよということを周知しながら、町民の皆様に御理解を求めていきたいと思っております。
それから、意見の反映ということでございますが、やはり進めていく中で、最終的な事業の内容のチェックとかいうことにつきましては、これは条例の中で環境審議会というものがございますので、場合によっては、ある程度の状況によっては、いろいろな問題提起をしながら、そういうところで整理をするとか、いろんなそういう形を、場に御報告したり、やっていかなきゃいけないのかなというふうには思っております。
それから中身につきましては、この計画につきましては長期の15年という計画でございますので、実際どうだということになりますとあれですので、具体的にはやはり実施計画の中に反映できるものはきちっと反映するとか、そういう形で内部のそういうもう少し砕けた、砕けたという表現はあれかもしれませんが、実施していく中で、そうした計画をやはり内部でちゃんと自分たちで持ってきちっと進めるという考え方が大事かというふうには思っておりますので、そのような形で、せっかくつくったものでございますので、これを有効に使っていくという思いが十分ございますので、常にこれは指針として持って、具体的なものは実施計画を自分たちが進める中でまずそういうものを整理しないといけないというふうに思っておりますので、やがてそれが少しずつでも進めば成果として上がっていくという思いがございますので、そのような形で周知をしながら進めたいというふうには思っておりますので、よろしくお願いします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 考え方はよくわかりますけれども、私はやっぱりこれを具体的にどう進めていくかということが非常に重要だと思うので、ぜひともさっき私が言いましたように、町民の意見反映の場、例えばシンポジウム的にやるのか、どういうことかわかりませんけど、そういった具体的な施策を持って、きちっとそれをやっていく方向だということを示さないと、特に環境の問題というのは、本当に行政が旗を振ったから解決することでは絶対ないので、一緒にやらなければ何も解決しませんので、そういった具体的な方向、施策をきちっと明示していただくようにお願いしておきたいと思います。
それからすみません、もう1点だけ。これが一応短期、中期、長期ということで三つの大きな分類に分かれておりますけれども、まず長期的な展望というのは非常に大きな問題で、地球温暖化とかいろんなことがありますので、ですけど、まずもって短期の問題で、特に今後の5年間ですけれども、それにおいては幾つか、この中では短期、中期、長期というふうに実施期間を分けてはありますが、実際的にこの5年間で町がやろうとしている施策の明確化、重点的に何をやろうとしているのか。いろんな多方面にわたり、ちょこちょこ短期、中期で出ている。そういった意味で、どこに重点を置いてまずもってやろうとしているのかというその明確な部分が、なかなかこの計画だけだとわかりにくいんですよね。それを何かもうちょっと、この5年間特に重点政策でやりますみたいなことがもっとわかるような形で示していくことが必要じゃないかなあと思うんです。早急に取り組むべき課題なんですけど、そういったことを示していただきたいなあというふうに思っております。
それに伴いまして、これをやっていくには、やはり協働ということで、ここのところにも2ページですね。最初に環境主義、合意形成が必要だということ、協働実現というふうにありますので、これの役割分担。この役割分担もそれぞれの事業の施策の中に役割分担をきちっと明確化して、いつ、どこで、どういう形でやるかということも今後においては必要だろうと。今回ここに書かれてないのが残念ですけど、今後は具体的に一つ一つの実行においてそういうのを載せることが必要じゃないかなあと思いますけれども、そういったお考えは、いつ、どこでやるかというのは何かの形で示されますでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 貴重な御意見ということでお伺いをさせていただいた中で、確かに短期、中期、長期ということで、長いものでございますので、そうした中でまず重点ということでございますが、環境という問題につきましては、何が本当に大事かというと、非常にいろいろと、見方を変えればすべてが大事だというふうな思いもございますので、先ほど少し御答弁させていただいたように、やはりまずできるものから少しでもやっていくというのがあれかなあというふうに思っておりますので、まずは我々がやっていく側に立ちまして、じゃあ何をどうやってやるかとなると、財源的に必要なものも生じますので、そういうものを含めながら、やはりもうちょっと自分たちが進めるに当たっての具体的な実施計画的なものをきちっと持って進めていきたいというふうには考えております。それをいつお出しできるかということになると、ちょっと今ここでは御答弁がいたしかねますので、ただ考え方としてはそういう形で、やはり一つでも二つでも前向きに進めていきたいという思いがございますので、よろしくお願いします。
○議長(浅井捷史君) いいですか。
○3番(矢嶋惠美君) まだ一つお答えいただいていない部分があると思うんですが。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) すみません、答弁漏れということで。
役割分担ということでございますが、基本的には町、町民の方、事業者というようなことで、やはりそれぞれがやっていかないかんということでございますが、何があれかといいますと、町としてできることは町でやる、また町民の方でお願いしてできることは町民の方にお願いをしなきゃいけませんので、やはりそれぞれの役割というものが、今後この計画に基づきまして、町民の方、事業者の方というのか、広くこういうものをつくりましたので、またそれぞれの立場で環境というものに取り組んでもらいたいというPR、周知ですか。それから、先ほど御意見いただきましたように、そういうシンポジウムをやって、皆さんにそれぞれの自分の役割分担というものを御理解いただくような行動を起こさなければいけないというふうには考えておりますので、具体的にその役割分担ということでございますが、これはどちらにしても、
環境基本計画ができて、皆様にはこういうふうでお願いしたいというか、そういうことを広報等を通じまして周知をして御理解していただくように努めていかないけないんじゃないかというふうに思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
○3番(矢嶋惠美君) 今、この現瞬間のところでそれを全部やってくださいと言ったら、それこそもう全部つくり直さなきゃいけないような状況になってしまうので、なかなかそうはいかないとは思っておりますが、しかし、今言ったように、一つ一つの具体的な施策を進めていくときに、やはりきちんと町民には、こういった施策については町民の方はこういう役割がありますよ、あるいは町はこういう役割がありますよと、施策を進めていく段階においてきちっと町民にもわかるように示していくことは必要じゃないかなと思うんです。そういったことも含めてお尋ねをしたわけですので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 新井三郎議員。
○12番(新井三郎君) 健康の関係で1点お聞きしたいんですが、以前も一般質問でさせていただいたんですが、この中でアスベストとかPCB、こういう項目が完全に排除されているのか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 具体的に4章の取り組みという中には入れていなかったかと思います。アスベストとかPCBにつきましては、国の法律の中でやはりきちっと行っていくというような動きになっておりますので、あえてこの時点で町民の皆様とか事業所とか、町も含めてでございますが、そうした中で協働でアスベストとかPCBをどうのこうのというんじゃなくて、それはもう個々にそういう流れができておりますので、具体的な施策の中には入れてございません。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 計画のところで6ページに長期目標(15年)というふうにありますが、この15年とされた根拠はどんなふうですかね。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 15年ということでございますが、やはり環境の問題というと、なかなか小さな問題から大きな問題もございますので、そうした意味の中で15年というサイクルを設けさせていただいております。ただこれは、最初に少しお話ししましたように、環境という問題は本当に日々変わっていくというふうに思っておりますので、こうしたものも今後これを進めていく中では、やはりその状況によっては、先ほど言った条例の中の審議会等、そういうところでも諮問するなどして、どこかでまた見直しが出てくるかもしれませんが、やはり長期的な視点に立って、少しでもそういう環境の意識は持っていかないかんということで、5年、10年、15年という長期の計画ということでさせていただいております。都市計画なんかのまちづくりにおきましても10年、15年という計画がございますので、やはりそれと同じような形で、環境につきましてもまちづくりと同じような長期の計画の考え方でございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 通常、基本計画、計画といいますと、10年の単位で提示されるんじゃないかなと思うんですけれども、15年先延ばしになることで目標があいまいになるんじゃないか。5年の短期はあっても、10年目には今掲げた目標に対してどれくらいの達成率をやるんだというようなことで示した方が本当はよりシビアではないんでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) いろいろな御意見があるかとは思いますが、こういう形で進めさせていただきまして、どちらにしても、15年先までずっとこのままということがどうかというと、やはり状況も変わってくれば、またそういう見直しということがあり得るかもしれないと思いますので、またそういう折にはきちっと整理もしていかなければならないんじゃないかということでございまして、今お話しさせていただきましたように、やはり環境というと、一朝一夕にできる問題とできない問題もございますので、長い目で見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 長期の目標で先送りになって、それが途中で消えてしまっては、せっかくつくった計画も無意味になりますので、そこら辺のところはしっかりチェックをしながら計画を進めていただきたいと思います。
あと、資料のところなんですが、ページ29に町民の意識の資料が出ておるんですね。資料といいますか、今の本文の中で図が掲げられておるわけですけれども、130ページの資料欄の資料と全く同じですよね。だから、あえてここで取り上げておれば、130ページの資料は要らないんじゃないかなあと。多分全く一緒ですよね。と思いますが、どうでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 確かにこのページにつきましては後ろの資料と同じものがついておりますが、ただ、本文をずうっと見ていく中で、ここは全体のそういう総括的なものの表が載せてございますので、やはり後ろの資料をめくるよりはということで、ここへあえて入れさせていただいたということですので、こういう形でわかりやすく活用しやすいようなことでこれだけ入れさせていただいたということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) 私が申し上げておるのは、資料でもう一度出す必要がないんじゃないかと。本文でしっかりした表が載っておるんでね。資料というのは大体前の本文で説明し切れなかったこと、あるいはこの資料を載せておかないかんというときに資料としてつけると思うんですね。だから、私は本文の方はこれでいいと思うんですよ。そうじゃなくて、わざわざまたこんな、見にくいという言い方は失礼ですが、小さく縮小した資料を載せるとページ数がもったいないんじゃないかというようなことなんです。
それと、これは前も共産党の議員団でちょっと申し入れさせていただいたときに、資料の次ですかね。31、32、34ページに町民と小学校と事業者ということで資料を上げておるんですけれども、流れからいきますと、町民の意識のところで、本文の29ページの資料はこれでいいから、流れからいきますと、ここにまた唐突にこの資料が入ってくるんですよね。これは後ろの方にまとめて、町民のデータ、それから小学校のデータ、事業者のデータということで、そうした方がすっきりすると思うんですよね。だから、できるだけ基本計画ですから、読みやすい、見やすいようにするということを考えられたら、その辺の変更はどうでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) そういう御意見も確かにと思いましたが、つくってきた中で本文の中の数値との整合性というようなことがございまして、ここへ入れ込みをさせていただいたという経緯もございますので、こういう形で御理解を賜りたいと思っております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
○15番(髙木義道君) できるだけすっきりと見やすいような形でつくられたらどうかなということで提案をさせてもらっただけですが、ちょっと聞いていただけないかもしれませんけれども。
あと、長期、中期の目標のところ、短期も含めまして、例えば62ページ以降ですね。アからヒぐらいまでの記号が乱れ飛んでおるんですよね。だから、これも以前、共産党議員団として申し入れをしたときに、後からこういうような提案があったんで番号を打ったんだというようなことだったと思うんですけれども、できるだけまとめて一覧性のある表のような形で載せていただくと、他市町の基本計画でも、こういった計画、目標に対して、じゃあ町はどういうことをやるんだ、それから住民はどういうことをやるんだということをもう少し見やすくやっていただくと、もう少しすっきりした計画になるんだと思いますが、その辺の、今すぐには変更ができないんでしょうけれども、どのようなお考えでしょうか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 実施期間の下の記号ということかと思いますが、これにつきましても、いろいろと検討した中で、第2章でそれぞれの課題等が掲げてございます。そういう課題がこの計画の中のどこに反映してくるのかということを入れた方がというようなことでここへ入れさせていただいたという中で、ただ記号としましては、いろんな御意見をいただいてはおりますが、どうしても順番に数字から使って、括弧とか丸とか、次にはaとかbとかと来まして、特にこういう課題につきましては非常に数が多うございましたので、1とか2とかということになりますと、また同じ1とか2がダブるということもございましたので、こういうアイウエオというような形で書かせていただいたということでございます。これもなくすれば、逆に表としては非常にすっきりするかもしれませんが、やはりせっかくアンケートした課題も上げさせていただいたということで、課題との整合性を図るということでここへ入れ込ませていただいたということですので、よろしく御理解を賜りたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) 単純な話ですけれども、本当に僕は
環境基本計画の内容というのが、もう少しまともにまとめようがなかったんかなという気がしてしようがないんです。例えば目次を見てみると、第3章と第4章、1から4まで同じことが書いてあるんやね。同じことだがね。1番で共通基盤的取り組み、36ページ、2で住みよい快適なまち~生活環境~、38ページ、4章へ来てまた共通基盤的取り組み、50ページ、住みよい快適なまち~生活環境~、53ページ、同じなんだ、1から4までね。同じことが書いてあるという感じがするわけだわね。だけど、実際は違うんだわ。これは本当にまとめ方が悪いんじゃないかなあと思うんだけれども、例えば、こんな環境のまちにしたいという第3章があるわね。第3章でそうやってまちにしたいということで、共通基盤的取り組みが先ほど言った36ページにあって、37ページの後にこんな取り組みを広めたいという項目を入れて、この表をつければいいんだわ。そうすれば、同じことを目次を二つ書かんだっていい。それで今度、住みよい快適なまち~生活環境~ということで、53、54、55ページをこの後に入れればいいんだわ。僕はそういうふうにまとめた方がすっきりまとまるんじゃないかなと。ひょっとしたら、こんなアイウエオ、カキクケコ、ナニヌネノといって、通し番号で1番から最後の、ページをめくるととんでもないどういう意味かわからん記号が出るがね。例えば21ページ、セソタチツって、何だ、これはと。セソタチツでしょう。タチツテトならわかるけど、セから始まるんで意味がわからんだわね。そういうまとめ方が、中身はいいかもしれんけれども、まとめ方があまり上手じゃないという気がして仕方ないんですが、こういう計画というのは担当の課だけが担当してつくっておるものなのか、あるいは全庁的な体制の中でプロジェクトチームみたいなものをつくって計画策定を進めているのか、どちらなんですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 全庁的には、各課の方へいろいろと御意見をお尋ねするということでやってはおりますが、全庁的なプロジェクトという形ではつくってはございませんでした。そうした中で、いろいろ各課の御意見等も聞いた中で整理して、事前にそういう情報を流しながら見ていただいた経緯はございますが、結果的に小林議員がおっしゃるように見にくいという御意見、それはそれで素直にお伺いをしておくということでしかあれかもしれませんが、どちらにしても、協議会で全庁的にいろいろ情報を流して御意見を伺ってまとめたということがございます。そのような形で現時点に来ておるということですので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) この計画、先ほどの二つの計画もそうですけれども、そういう基本的な計画が策定されて、これを住民に配布するというと、大変な資料になりますわね。ダイジェスト版を発行して、住民にこういう計画を策定したということで、住民にはこういう役割があります、事業者にはこういう役割がありますということで、ダイジェスト版を作成して全住民に配布するとかいうようなことは考えてないですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 当然、住民の皆様にもこういうものができたということをお知らせするということで、ダイジェスト版の方はつくって、それぞれの各世帯の方にはお配りをするということで計画はして進めておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) それは来年度の予算に計上されているんですか。今年度の予算に計上されているんですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) この今回の計画の委託の中に一緒にそういうものもつくっていくということで入れてございます。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) どこの業者に頼んだのか知らないですけれども、もう少しうまくまとめることができなかったのかなあと思って、もしこの程度のまとめ方でダイジェスト版をまたつくると、これでいいのかという気になるから、しっかりチェックしてやっていただきたいと思います。
それと、例えば先ほどから出されている計画、
男女共同参画プランだとか
次世代育成支援行動計画だとかいうのが、それぞれ字体というか書体というか、違うんだわね、大きさも。こういうものはどうしてこういうことになるのかと。さっき言ったように、各課ばらばらに勝手につくらせておるもんでこういうふうになると思うんですわ。それは一つの特徴的な特色があるという側面ではいいかもしれんけれども、だけど、余りにも字が大き過ぎるというか、
環境基本計画と次世代育成や
男女共同参画社会の関係でいくと、字の大きさだとか、1行の字数が違っておらへんかなと思うのね。やっぱりある程度統一してつくった方がいいんじゃないかという気がするんですけれども。その意味でも、扶桑町のやり方というのは、重要な計画をつくっても、その課だけに任せて、あとは知らんと。どれだけ苦しんでおっても、そんなもの、自分に与えられた仕事だからわしらは知らんといって、全く連帯感がないような体制になっておるんじゃないかと思うんだわ。だから、もう少しこういう計画や何かをつくるときには、基本的なものの考え方なり、こういう形態でつくるだとかいって、基準みたいなものをつくっておいた方がいいんじゃないかと思うけれども、どう思いますか。今度の計画というのは、どうも
環境基本計画、中身はいいかしらんけれども、気に入らんのだわ。
○議長(浅井捷史君)
長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川眞一君) 確かに今お手元にありますのは、次世代と
男女共同参画については、ごらんのとおり、同じようになっておると思います。それで、私も今、この
環境基本計画を見ておりますが、確かに字が少し、こういう通常の冊子にしてはちょっと大きいなという感じがします。今回こういうふうに一緒に出ましたので、特に比較をしていただけるわけでありますが、今後、まだいろんな計画をつくる中で、そういうものの統一的なものが必要な部分については、ただ、特殊性もございますので、それはその都度検討しますが、例えば字体の関係の中で、いわゆる明朝体がいいのかゴシック体がいいのかと。それについては中をよく見て、見やすいものには当然していくべきだと思っております。ただ、申し上げましたように、プランによりましてはいわゆる特徴もございますので、必ずしも一緒にならない場合もあるかもわかりませんが、そんなふうに考えております。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) いずれにしても、お互いに役場の職員であるわけだから、ただ、この基本計画は環境課の方でやっておる仕事だから、わしらは知らんわというような顔をせずに、やっぱりお互いにこういう計画を策定する段階から意見の交換ができるような体制というものは僕はつくっていく必要があるというふうに思いますので、そういう方向で対応してもらいたいというふうに思います。
あとは、ちょっといろいろとあるんだけれども、短期、中期、長期と分けてあるんですけれども、短期のやつはもう直ちに実施計画みたいなものをつくっていかないかんわけでしょう。もう短期は実施計画なんですか。一般的には基本計画があって、この基本計画に沿って実施計画をつくって、実際は動いていくわけでしょう。そうすると、短期、中期、長期があって、実施計画はどうなるんですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 先ほど矢嶋議員からもお話がございましたように、今、小林議員言われるように、短期、中期、長期という中で、やはりまずできるものからやっていく中で、どうだということになるといけませんので、町の方の実施計画がございますが、そういうものもあわせながら、やはり環境は環境の中で所管としてどういうふうに進めるんだということを、当然これをもとにして事務屋としてやっていくには実施計画をつくっていく必要があるというふうには思っておりますので、これに基づいて短期のものの中でまずどれから取り組むかという実施計画はきちっと整理をし、つくって、実行に移していくというような形をとっていかないかんというふうには考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
○14番(小林 明君) とにかく来年度からこの計画が進められるわけなんですから、本来なら、この計画を策定される段階において実施計画も策定して、直ちにこの計画に基づいて実行していくという体制が必要であったと思うんですが、実施計画、具体的にやっていくということはまだ決められてないわけですか。
○議長(浅井捷史君)
産業建設部長。
○
産業建設部長(宮川信夫君) 具体的にまだそこまでは動いてないというのが実情でございまして、ただ、具体的に動いてないという言い方より、若干動いておる部分もございまして、この計画の中で3月の議会で新年度予算の中で既にお願いをしていくと、取り組んでいこうというものもございますので、そういうものについては通常の実施計画の中に入れていくというか、そういう形で考えておりましたので、ただ、今お話ししましたように、まだ来年の事業の中には入らないものも、当然、短期といっても5年間ございますので、やはりそうした中で、今言ったようなものは自分たちが進める中でこれだけじゃなくて、手持ちの資料としてきちっとそういうものを持っていないと、それは事業として前に進まんのではないかというふうに思っておりますので、理想は、今、小林議員さんおっしゃったように、これとあわせてそれもできておるといいのかもしれませんが、これを議決いただきまして、きちっとできた時点で、それにあわせて実施計画の方も、新年度、事務的な自分たちが使えるものは内部でちゃんと計画し……。
〔発言する者あり〕
○
産業建設部長(宮川信夫君) いや、内部事務、自分たちの手元の資料だけです。表に出すのではなくて、これを進めるために、やはり自分たちが何をどうやってやるかということは、そういうものをつくらないとできていかないというふうに思っていますので、あくまでもこれは事務的な我々の内部資料というか、内部で進めるものとしてそういうものは必要だという認識に立っておるということですので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(浅井捷史君) よろしいですか。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに質疑もないようですので、以上で議案第4号の質疑を終結いたします。
ここでお諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました日程第3、議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)から日程第6、議案第4号 扶桑町
環境基本計画についてまでの4案件については、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第4号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより日程第3、議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)について、討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 討論もないようですので、これより議案第1号の採決を行います。
本案に賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立全員であります。よって、議案第1号 平成21年度扶桑町
一般会計補正予算(第7号)については原案どおり可決されました。
次に日程第4、議案第2号 扶桑町
男女共同参画プランについて、討論を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
〔14番 小林 明君登壇〕
○14番(小林 明君) 扶桑町
男女共同参画プランに対する意見を述べさせていただきたいと思います。
この
男女共同参画計画を策定することを日本共産党議員団は前から要求して、ようやく実現できたと思っておりましたところ、残念ながら、人の意見を聞かないというかたくなな態度で、より一層充実させようという考え方を排除する当局の態度に対して、本当にこれで住民の期待にこたえる
男女共同参画社会を形成していくことができるだろうかということさえ感じるものであります。
この
男女共同参画プランは、言うまでもなく全庁的な計画でありますし、全町民的な計画であります。このプランを見てみますと、本当に住民に理解されるような表現でつくられているかということを思うときに、例えば「誉」という字を書いて「たかめる」というふうに読ませる。「尊」という字を書いて「みとめる」という読ませ方をこの計画の中ではしておりますが、私は、全町民的な計画であるならば、だれでもが理解し、読める文字でなければならないと思います。にもかかわらず、どういう方のひとりよがりなのか、思い込みなのか知りませんけれども、「誉」という字を「たかめる」というふうに読ませ、「尊」という字を「みとめる」というふうに読ませる。こんな特定の人が満足しておればいいというような表現の計画は承服できません。
男女共同参画社会を形成していくためにこの計画が策定されるわけでありますから、計画の第1ページの計画策定の趣旨のところで、終わりの方に「男女が、お互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる
男女共同参画社会の実現に向け、扶桑町
男女共同参画プラン(
ひまわりプラン)を策定します」というふうに結べばいいものを、「
男女共同参画社会の実現に向け、まちづくりの基本理念である郷土愛と協働愛で築く自治のまちに基づき、町・町民・企業・学校・地域、すべての人が参画でき、町の花「ひまわり」のように明るく、笑顔あふれるまちをめざし」というふうに、わざわざこんなことを入れる必要などは私は全くないというように考えるものであります。
この
男女共同参画プランを本日審議するということで、当然1日だけで十分審議できるものではないということから、日本共産党議員団としては事前に日本共産党の意見とこの計画案の修正箇所を町当局に示しました。残念ながら、この
男女共同参画プランの関係については全くと言っていいほど、日本共産党議員団がこのプランに対する意見や修正箇所を示したことについて、先ほど言いましたように拒否されるということになりました。例えばどういうことなのかというと、質疑の中でも申しましたように、「男性と女性」という表現がされたり、「男女」という形で表現されたりしている部分があるわけですが、「男性と女性」ということで統一するなら統一する。あるいは逆に「男女」というふうに統一するなら統一するというように、表現の仕方についても統一性を持った表現にした方がいいんじゃないかということも意見として入れたわけですけれども、これすら拒否をするという、もう案は一切訂正しないんだというかたくなな態度を示したわけであります。私は、計画の表現は同じ意味合いであるものだったら同じ表現で記述した方が理路整然としていいのではないかというように思いますが、そのひとりよがりの思い込みで「男性と女性」と言ってみたり「男女」と言ってみたりするという表現は、どうも理解しにくいものであります。
この計画を推進していく上で、私は、町の職員の役割というのは大きなものがあるというふうに思います。町の職員が地域に入り、地域住民の皆さんの男性と女性との認識というんですか、意識を変えていくという大きな仕事があるというふうに思います。女性は家庭の中でとか、男性は家庭から離れて職場にという考え方ではなくて、男女が協力してこの社会を形成していくんだという立場にお互いに立つという啓発活動を進めていく上で、私は、役場職員の役割は大きなものがあるというふうに思います。そのためにもまず役場の職員の意識を改革することが必要だと思いますが、この計画には何一つそのことは触れられておりません。本当に絵にかいたもちになるんではないだろうかということすら感じるものであります。
女性の再就職という点で、私はこの計画では不十分だというように思います。この計画の仕事と家庭の両立を可能にする環境づくりというところにおいて、特に女性の再就職支援を充実させていくという記述が必要だというように思います。
あと、女性特有の疾病についても、実際、今、男性が女性特有の疾病についてそれほど関心を持っているだろうかという、全体的に大きな関心を持っているだろうかというと、そうではないんではないかというふうに思います。そういう意味で、私は、女性特有の疾病について特に強調して表現した方が、男性の皆さんから理解されるというふうに思います。
そうした幾つかの
男女共同参画プランの内容に問題点があるということと、町の態度というか、姿勢に疑問を持つものであります。
それと、この計画というか、プランそのものがどういう形で位置づけられているのかという点でありますけれども、国において
男女共同参画社会基本法という法律がつくられ、この法律に基づいて国の計画が策定されております。愛知県においても愛知県
男女共同参画推進条例という条例が制定され、その条例の中で位置づけられ、計画が策定され、この計画に沿って実行をされてきているというふうに思っております。そうした点で、扶桑町のこの
男女共同参画プランについて、国の
男女共同参画社会基本法では、市町村は基本計画を策定するよう努めるものとするということで努力義務になっているわけですが、この努力義務、法律に基づいてつくられるということと同時に、やっぱり法律にもたれて条例が制定され、条例に基づいて計画が策定され、その計画の策定の手続はどうしなければならないのか、そしてその計画を推進するにはどうするのかというような、そういう基本的な条例というものがまだ制定されておりません。日本共産党は、これは昨年の3月の議会にも条例を制定した中で基本計画は策定されるべきものだという考え方を示しましたけれども、それも拒否されて、この計画の中に、今まだ条例制定もされていない、
男女共同参画推進協議会というものがもう設置されたという前提で計画がつくられておりますが、それはまさに条例を出すというんだったら、議会の議決も経ずに計画で既につくられた形で提案されているということは、議会の議決権を越えたやり方ではないかというふうに思います。
そうした多々問題点がありますので、この
男女共同参画プランの内容に反対をいたします。以上です。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 大藪三郎議員。
〔13番 大藪三郎君登壇〕
○13番(大藪三郎君) 議案第2号の扶桑町
男女共同参画プランについて、賛成の立場で意見を言わせていただきます。
ほかの方が出れば遠慮しようかと思っておりましたが、ちょっと間を置いて手を挙げたのはそんな逡巡があったからでもあります。
日本古来の男女観という位置関係は、今、反対討論の中でもありましたように、どちらかというと、女は内、男は外というような関係の思想が根強くありまして、それは明治以来百有余年たった今でも続いておるような気が私自身もしておるところであります。
そういう中で、国・県、それを受けての基礎自治体である我々扶桑町でも、こういう制度をようやく今にして発足させようとしておるということ自体は、本来ならば、こういうものを設けなければならない世の中はもうとっくに来ておらなければならないと思っておるわけで、今さらこういう制度を設けるということ自体は、自由諸国の中で、あるいは特に進んでおるヨーロッパ諸国から眺めれば、日本は後進国だなあと思われるような気恥ずかしさがあるわけでもあります。しかし、そうは言ってみても、社会全体、あるいは我々自体の気持ちの中に、大きく言うならば男尊女卑的な気持ちが残っておるということは、やはりこういうものを制度化して、きちっと改めて、このタイトルのような男女共同プランのような世の中にしていかなけりゃならん、早くそういう世の中を導入しなけりゃならんというような思いも反面強くするわけであります。
質疑の中、討論の中でもいろいろ言われておりました。特に「誉」という字を書いて「たかめる」と読ませるとか、あるいは「男と女」を「ひととひと」と読ませるとか、「尊」と書いて「みとめる」というような議論もありまして、そんな字が当用漢字にあるか、読み方にあるかという議論もありました。それも一理あるかとは思いますが、正面切って考えれば、おかたいお役人仕事の中でよくぞこんな柔軟な読み方を与えてくれたもんだなあと、逆に私は褒めたい気持ちでおるわけであります。おかたいのは我々の頭ではなかっただろうかと、この読み方を見まして教えられたような気もいたします。一つの字を見て一つの読み方しか知らない我々の頭のかたさからいえば、これを審議して、プランを育て、固めていただいた皆さん方の柔軟な頭の中、そこから生まれたこのプランは、早く実行に移して、早く
男女共同参画社会にしなけりゃならんという思いを一層新たに強く持つわけであります。そういう意味で、この計画、プランそのものは早く実行に移していただきたい。大きなおいしいもちであるということを言いたいわけであります。
しかし、これもおいしいもちだけではありませんで、それこそ絵にかいたもちとならないように、それに血を通わせ肉をつけるのは、やはり行政の職員の皆さんの実行力であるわけでありますし、それを受けて立つ町民、住民の皆さん方の姿勢でもあるわけです。早くこの制度、プランを浸透させる努力をしていただきながら、1年でも2年でも早く、こういうプランが必要でない世の中をつくることを念願するわけであります。そんな意味で、これの実行についてはもろ手を挙げて賛成の立場から討論をさせていただきました。以上です。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに討論もないようですので、以上で討論を終結いたします。
これより議案第2号の採決を行います。
本案に賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立多数であります。よって、議案第2号 扶桑町
男女共同参画プランについては、原案どおり可決されました。
次に日程第5、議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画について、討論を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
〔15番 髙木義道君登壇〕
○15番(髙木義道君)
扶桑町議会議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画について、反対の立場で討論を行います。
提案された計画は、現状維持、現状追認の計画であります。本来は計画の名が示すとおり、国の将来を担う子どもに責任を持つ立場から、先を見据え、子どもの医療費の無料拡大、義務教育の間は通院も入院も医療費は無料にする。そして、30人学級を実施して、児童・生徒が学びやすい環境をつくる。児童館の建設をして、子どもの居場所づくり、遊びを通して子ども同士の交流を図るとともに、児童の健全育成に資する、そうしたプランを計画に入れるべきである、そのように思います。そして、あわせて子どもの貧困問題をどのようにとらえ、解決をしていくのか。その位置づけをし、問題解決を図っていく必要があります。
こうした観点から、この計画にはそうした努力が見られません。その意味におきまして、この議案第3号については反対であります。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 伊藤伊佐夫議員。
〔7番 伊藤伊佐夫君登壇〕
○7番(伊藤伊佐夫君) 議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
1人の女性が一生の間に産む子どもの合計特殊出生率は、2005年より連続して上昇しているものの、予断を許さない状況であります。少子化が進めば、社会は活力を失ってしまいます。これを食いとめるには、子育てに対する不安を解消し、安心して子どもを産み育てられる環境を整備していく必要があると思います。それには子育てを社会の中心軸に据えていくチャイルドファースト社会、すなわち子どもを最優先していく社会を構築していかなければならないと考えております。こうした観点からも次世代育成行動計画は非常に重要であります。計画が計画で終わらないようにしていただきたいと思うわけであります。
また、この
次世代育成支援行動計画の中には3人乗り自転車の貸出事業も計画されております。計画実施に当たっては、きめ細かい対応をされることを要望し、賛成といたします。以上でございます。
○議長(浅井捷史君) ほかにありますか。
〔発言する者なし〕
○議長(浅井捷史君) ほかに討論もないようですので、以上で討論を終結いたします。
これより議案第3号の採決を行います。
本案に賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立多数であります。よって、議案第3号 扶桑町
次世代育成支援行動計画については、原案どおり可決されました。
次に日程第6、議案第4号 扶桑町
環境基本計画について、討論を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員。
〔14番 小林 明君登壇〕
○14番(小林 明君)
環境基本計画について、一言意見を述べさせていただきます。
皆さんはこれで満足しておるかもしれませんけれども、提案されたこの
環境基本計画を見ますと、だれかさんではありませんけれども、こういう読み方もあるんかという、柔軟性がないと言われればそうかもしれませんが、第1章は、この計画によりますと、基本計画とはということで「なぜ必要か」という言葉から始まっております。大体よその計画を見ると、計画の背景という、どうしてこういう計画をつくらなければならないかという計画策定の背景という表現で第1番目に述べられているわけです。その次に、どんな内容かじゃなくて、その計画の目的について記述されているのが普通なんです。その次に基本理念が書かれておるわけですけれども、なかなかきょう提案された内容を見ると、「なぜ必要か」というところは、この計画策定の背景、どんな内容かというところで計画の目的が書かれて、その次に
環境基本計画の理念が書かれているのが普通なんですが、今回提案されたのはちょっとそれとは違った内容で、柔軟な頭で対応しなければならないのかなあというふうに思っておりますが、その辺、若干計画のまとめ方として疑問に思うところであります。
あと言葉についても、大体第三者的に書かれている部分があるような気がしましたが、日本共産党議員団としては、今月の中旬に、先ほど
男女共同参画プランのときと同じように意見と修正箇所を当局の方に提示させていただきました。その提示されたものと比較しておりませんので、変わっておるかどうかということについては、変わっている部分もあることは事実ですけれども、変わってない部分もあるんじゃないかなあと思いますが、一言で言って、まとめ方が問題じゃないかなという気がいたします。中身は多分よその地方自治体の中身と劣るものではないというふうに思いますが、計画のまとめ方というんですか、そういう点で若干疑問を持っておりますが、内容的にはこれでいいのではないかと思いますので、実際にこの計画を15年の間に、見直しもされると思いますが、実行していっていただきたいということを要望して、賛成といたします。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) ほかに討論もないようですので、以上で討論を終結いたします。
これより議案第4号の採決を行います。
本案に賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立全員であります。よって、議案第4号 扶桑町
環境基本計画については、原案どおり可決されました。
ここで議事の都合上、16時30分まで15分間暫時休憩といたします。
午後4時14分 休憩
午後4時29分 再開
○議長(浅井捷史君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。
ここでお諮りいたします。
先ほどの休憩中に、意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書
意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書
の2案件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第1号及び意見書案第2号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――
◎日程第7 意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書について
○議長(浅井捷史君) これより日程第7、意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書についてを議題とし、提案者 小林 明議員の説明を求めます。
小林 明議員。
〔14番 小林 明君登壇〕
○14番(小林 明君) 意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書について。
上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成22年2月26日提出、扶桑町議会議員 小林 明、大藪三郎、髙木武義、伊藤伊佐夫、片野春男、千田成年。
意見書の案文を朗読して提案説明とさせていただきます。
陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書。
民主党政権が誕生する中で、民主党は政府に対する陳情・要望は同党県連を経由し、党本部の幹事長室が処理をすることになりました。
そのために、各自治体は政府に対する陳情・要望書などを地元の民主党国会議員を通じ、県連に提出しております。
各自治体が政府への陳情・要望を提出するのは、住民の福祉を増進する立場からのものです。その陳情・要望を特定の政党を窓口にしなければならない理由はありません。
憲法では、国民の請願権を保障しています。個人であれ団体であれ、行政機関に陳情・要望という形で請願することは国民の権利です。民主党の陳情・要望の取扱窓口一本化は行政への介入であり、民主主義を否定し、特定政党支配に道を開く危惧さえ抱かざるを得ません。
よって、本町議会は、国民の請願権の保障と行政の特定政党支配を排除し、民主主義を擁護するためにも、民主党の陳情・要望の取扱窓口一本化に反対し、国民の声が直接政府に届けられるよう強く要求します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成22年2月26日、衆議院議長 横路孝弘殿、参議院議長 江田五月殿、内閣総理大臣
鳩山由紀夫殿、内閣官房長官 平野博文殿、内閣府特命大臣(行政刷新) 枝野幸男殿、総務大臣 原口一博殿、法務大臣 千葉景子殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。以上です。
○議長(浅井捷史君) 以上で説明が終わりました。
これより意見書案第1号の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 質疑もないようですので、これより意見書案第1号について、討論を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
〔3番 矢嶋惠美君登壇〕
○3番(矢嶋惠美君) 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書に反対の立場で討論をいたします。
昨年の夏、55年にも及ぶ一党支配政党時代から、閉塞感のある格差社会の打破を願い、多くの国民が新しい時代の幕開けの思いを託し、民主党政権が誕生しました。このときに民主党は、国民に前政権時代につくられた1,000兆円にも及ぶ国の借金をつくってきた仕組みを終わらせるための政策をマニフェストに書き、約束をいたしました。このマニフェストにも明言されておりますが、政治とは国民のために予算の優先順位を決めること、政治家主導のために政府に大臣、副大臣、政務次官、大臣補佐官などに政治家100人以上も配置し、政策を立案、調整、決定していくことを決めました。政権政党は、実務を取り入れ、仕切る人材を確保して、責任を持って当たっております。
陳情改革のルールをつくり上げたのには理由があり、第1に、脱官僚型の陳情ルールをつくり上げること、第2に、中央集権から地方分権社会への確立への原動力となるとの認識のもと、トップダウン方式の従来の陳情制度の打破があること、第3の理由として、総選挙から民主党が一貫して訴えてきた国民の生活が第一との考え方に基づき、地域における住民の皆さんの声をより現場に近い基礎自治体の議会議員や国会議員が地元で聞いて、その上で首長、行政関係の考えをしっかりと受けとめ、時には現場を見て確かめて判断することの重要性もあり、地域活性化につなげるボトムアップ方式による陳情システムに変えたまず第一歩です。また、公平性を求めれば、県連を通すことで、これまでのように一部の族議員の意向が大きな事業に反映されるのを防ぐことができます。政権政党は何がなんでもこのやり方で4年間通すということを言っているのではなく、まずはこれまでのやり方を改革し、より多くの国民の声に公平にこたえていくために見直し作業もすると当初から言っております。その意味においても、多くの町民の声を聞くために、扶桑町議会としてもよりよい提案を折り込んだ意見書を出していくことの方が得策であり、この陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書について、反対をいたします。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 髙木義道議員。
〔15番 髙木義道君登壇〕
○15番(髙木義道君) 意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書について、採択すべき立場で討論します。
住民・国民の要求を国政に反映させるために、陳情・要望が特定の代議士、県連を経由しないと政府に届かない、こうした仕組みが現在でき上がっております。本来、陳情・要望はどこからでも政府に届き、国民の要求が具体的な施策に反映される、そうあるべきであり、その道を閉ざすことがあってはなりません。昨年の総選挙で自公政権が退場して民主党政権になったわけでありますが、日本共産党が常々訴えておりますように、現政権のいい施策、方針にはとことん賛成をして、現在の政治を少しでも前に進める。そして、間違った施策に対しては断固として物を言う。そうした建設的な野党の立場を保持しております。請願は憲法に定められた制度で、国民が国会や各省庁、地方議会などに要求を提出する仕組みであり、請願権は選挙権などと並んで憲法で保障された国民の政治参加の重要な権利であります。国会への請願は議員の紹介を通じて衆参の議長に提出され、各委員会で審査されます。衆参の各本会議で採択され、請願は内閣に送付され、内閣は処理経過を国会に報告しなければなりません。陳情・請願はそのような形で国会に届けられる、そうすべきであります。住民の福祉増進、国民の請願権の確保のためにも、特定政党による取扱窓口の一本化には反対であります。よって、この意見書は採択すべきであります。以上です。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) ほかに討論もないようですので、討論を終結します。
これより意見書案第1号の採決を行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立多数であります。よって、意見書案第1号 陳情・要望に対して特定政党が介入することに反対する意見書については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――
◎日程第8 意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書について
○議長(浅井捷史君) 次に日程第8、意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書についてを議題とし、提出者 片野春男議員の説明を求めます。
片野春男議員。
〔10番 片野春男君登壇〕
○10番(片野春男君) 意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書について。
上記の議案を別記のとおり会議規則第13条の規定によって提出します。平成22年2月26日提出、扶桑町議会議員 片野春男、大藪三郎、髙木武義、小林 明、伊藤伊佐夫、千田成年。
案文を朗読して説明にかえます。
政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書。
国会議員、政治家の秘書・元秘書が逮捕され、起訴されるという政治家の政治資金にかかわる事件が生じています。
この政治資金疑惑は、一つは民主党代表でもある
鳩山由紀夫首相にかかわる疑惑です。もう一つは、民主党、小沢一郎幹事長にかかわる疑惑です。
いずれの疑惑でも、国民の圧倒的多数は納得できる説明責任を果たしていないと考えています。
民主党、小沢一郎幹事長は、被疑者として取り調べを受け、嫌疑不十分ということで不起訴になっただけであって、すべて疑いが晴れたものではありません。
検察の捜査は、刑事責任を追及するものです。政治家は刑事責任を免れたから、政治的・道義的責任もないというものではありません。
よって、国会は国政調査権を発動し、
鳩山由紀夫首相、民主党、小沢一郎幹事長、石川知裕衆議院議員など関係者の証人喚問を行い、政治資金疑惑の全容解明を図り、政治家の政治的・道義的責任を明らかにし、国民の政治不信を払拭することとあわせて石川知裕衆議院議員の辞職勧告を強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成22年2月26日、衆議院議長 横路孝弘殿、参議院議長 江田五月殿、法務大臣 千葉景子殿。愛知県丹羽郡扶桑町議会。
以上ですが、よろしくお願いいたします。
○議長(浅井捷史君) 以上で説明が終わりました。
これより意見書案第2号の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 質疑もないようですので、以上で質疑を終結します。
これより意見書案第2号について、討論を行います。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 矢嶋惠美議員。
〔3番 矢嶋惠美君登壇〕
○3番(矢嶋惠美君) 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書に反対の立場で討論をいたします。
今回のこの意見書は、民主党現政権に対しての意見書であれば、現在、国会は22年度予算と国民生活に直結する重要案件を多く抱えております。国民のための大切な予算審議が最優先されていくことが最重要課題であります。直接このときに国会に対し要望するものであるこの意見書に、党利党略は関係なく、町民・国民のために政治をしたい一政治家としての私は反対をいたします。
この意見書にある疑惑に関しては、現在の法律に基づき、検察が調査し、判断した処分なら、それに従っている以上、それ以上もそれ以下もないものは法治国家なら当たり前のことであると考えております。政治資金規制法が今よりざる法だったころ、逃れた政治家が多いことは国民のだれもが知っていることで、もっと身近なところでも行っていると疑惑を持たれていることに、政治家個人個人が自覚をしてとらえるべき問題だと私は考えております。
この夏の参議院選挙、来年の地方議会選挙、次の衆議院選挙で国民全体が評価することを有権者や政治家は知っています。今は少しでも早く政治にお金がかかるこの現状を何とかしなければいけません。現政治資金規制法が改正され、国や自治体と契約関係がある企業、政治団体の献金、パーティー券購入の禁止や選挙費用削減のためのインターネット選挙活動の解禁など、この実現を早急にやるよう働きかけていくことを求めていくことがより重要ではないかと考えます。
そういった意味においても、私たち地方の議会の議員は政治家であり、みずからの立場からも、政治家すべて、現在だけではなく、過去も未来も政治資金のありようをどのようにするのかの立場に立った意見書であることが望ましく、それこそ扶桑町民の政治不信の払拭に値するものではないかと考えます。その意味からも、この政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書に反対をいたします。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論ありますか。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 大藪三郎議員。
〔13番 大藪三郎君登壇〕
○13番(大藪三郎君) ただいまの意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書について、賛成の立場で、ぜひ採択すべきものだという立場で討論を行いたいと思います。
内容については、先ほど片野議員からるる提案があったとおりでありますので多くを語りませんが、要は、国民は、今の提案の中にも表現されておりますように、納得のできる説明を聞いたという感触を得ておらないのが実態かと思っております。御当人たちは説明はし尽くしたとは言うものの、それは一方的な感覚であって、受けとめる方は納得をしていないというのが実態ではなかろうかと思っております。しかも、稼げるだけ稼ぎ、積み立てるだけ積み立てた後、企業献金は禁止だというようなことは、いかにも盗人たけだけしいような言い方に聞こえるのは私だけではなかろうかと思っております。
過去といいますか、最近も中国へ、大名行列のごとく、我々から見れば江戸時代にあった参勤交代の中国への参勤交代かと思うような感触さえ覚える大名行列でありました。政治体制をどこに求めるか、それすらわからないのが国民の感じではないでしょうか。あの大名行列の姿を見ると、その国の政治体制を見倣うべく、一党独裁体制をねらっているのが今の目標ではないかと疑わざるを得ないような体制であり、そのための今のお二人の姿勢ではなかろうかという考えも持つほどでもあります。
話はそれましたが、要は、国民、あるいは扶桑町民の皆さん自体がそんな考えを持っているということを申し述べたかったわけであります。それらの皆さん方の感情を代表して、この意見書についてはぜひ採択をし、政府へ送付をしたいというふうに思いますので、ぜひとも皆さん方の御賛同を得たいと思っておるところであります。以上であります。
○議長(浅井捷史君) 議事の途中でありますが、会議時間を17時15分まで延長いたします。
〔挙手する者あり〕
○議長(浅井捷史君) 小林 明議員、どうぞ。
〔14番 小林 明君登壇〕
○14番(小林 明君) 意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書について、賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
私は、テレビや新聞を見ていて、本当に腹立たしく感じることが最近幾つかあります。その一つに政治資金の疑惑の問題があります。そのほかにも、例えば後期高齢者医療制度を廃止すると言いながら4年先に先送りするだとか、国民にマニフェストは国民との契約なんだと言っておきながら、平気で公約を破棄するようなことが多々あります。賛成するものについては賛成する。しかし、本当に約束したことを守れないような、こんな政治が本当に私は腹が立って仕方ありません。
それともう一つ、今申しましたような政治資金の疑惑であります。まともに説明もしてないのに説明責任を果たしただとかという話がずうっとありました。聞いておって、何にも言ってないのに、何が説明責任だと。例えば小沢一郎幹事長の秘書が水谷建設から2回にわたって5,000万円紙袋に入れて受け取ったというやみ献金疑惑、「私、知りません」と言っておる。小沢さんは「そんなことはありません」と言っておる。送った方は「渡しておる」と言っておるんです。これはもうはっきりさせるには、国会で証人喚問すればはっきりすることだと私は思います。
鳩山さんの偽装献金、「私は知りませんでした。秘書がやったことです」。野党の時代、何て言ったんですか。「秘書の責任は政治家の責任だ」と言ったじゃないですか。今になったら、秘書がやっても「私は知りませんでした」と。これで本当に国民の皆さんが納得できるんかしらん。僕は納得できないです。だから、そういう意味では、私は、今、例えば
鳩山首相の偽装献金、要するに亡くなった方や献金をしたという覚えのない人が献金したような形で収支報告書が提出されておったわけです。その金は何だったかというと、母親からの贈与だったと。12億円ももらっておって、何年間にわたってもらっておって、「私は知りませんでした」で通用するか。12億円ですよ。見たこともないけれども、そんなにもらっていて「知りません」といって、国民との感覚がずれているんじゃないかと思うんです。この12億円、一体何に使ったんですか。全く明らかにされてないんです。だから、私は、この12億円を一体何に使ったのか、これは明らかにされるべきだと思うんです。
ですから、私は、今度の
鳩山由紀夫首相や、あるいは小沢民主党幹事長、あるいは石川知裕衆議院議員、さらにはそれに関係する秘書や、そういう人たちの疑惑、政治資金にまつわる問題というのは、私は検察が捜査するのは、ここにも書いてあるんですが、検察が捜査するのは刑事責任を問うものだと思うんです。国民が求めているもう一つの面は、政治家はそんなことをやっているんか、そんなことは許されんわなと、一体本当はどうなんだということを明らかにしてほしいというのが国民の思いだと思うんです。そういう意味では、国会で国政調査権を発動して証人喚問をして、うそをついたら罰せられるという、このくらいのことをやらなかったら明らかにならないと思うんです。以前だって、ロッキード事件のときには証人喚問をやって、テレビ放映されたじゃないですか。リクルートや佐川急便事件でも、国会で真相究明を図ったやないですか。今度のこの
鳩山さんの偽装献金、ただ5円や10円の話じゃないですよ、12億円という話ですよ。その偽装献金や、小沢一郎幹事長が公共事業にかかわった企業から政治献金をもらったんじゃないかという疑惑があるんです。公共事業を請け負った業者から、先ほども反対討論の中で、請け負った業者から政治献金をもらってはならないということを言われたけれども、これは現にそういう疑惑が浮かび上がってきておるんです。だから、そういうことを考えると、私は、そういう疑惑を国民の前に明らかにして、政治不信を払拭しなければならないと思うんです。予算を審議するのは大切です。しかし、その予算を審議するのに政治に対して国民が不信を持っていたら、幾ら審議したとしても、これはまともな審議をしておるかということにならざるを得ないと思うんです。だから、私は、予算審議を充実させる上からも、本当に政治不信をなくしていくということが必要だというように思います。
今までの民主党の態度は、自民党の国会議員の人たちがいろんな疑惑があったときに、証人喚問だとか参考人として招致せよだとかといって要求してきたじゃないですか。政権についたら、それと反対のことをやっていたならば、私は政治に対する不信はますます募るばかりだと思うんです。その結果が僕は長崎県知事の選挙結果であったと思うし、町田市の市長選挙の結果じゃなかったかというように思うんです。本当に、僕も自民党や公明党の政治がいいとは正直言って思っておりませんけれども、だけれども、本当に民主党が国民の立場に立って政治を進めていくというんなら、みずからが自浄作用を発揮して、国会でも正々堂々と、やっていないならやっていないということを堂々と述べればいいじゃないですか。だから、僕は証人喚問して、国民が今疑問に思っていることを国会で明らかにしていただきたい、そういう意味から、この政治不信の払拭を求める意見書に賛成をするものであります。以上です。
○議長(浅井捷史君) ほかに討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) ほかに討論もないようですので、討論を終結します。
これより意見書案第2号の採決を行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅井捷史君) 起立多数であります。よって、意見書案第2号 政治資金疑惑の全容解明を図り、政治不信の払拭を求める意見書については、原案のとおり可決されました。
以上で本議会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
お諮りいたします。これをもって平成22年第1回2月
扶桑町議会臨時会を閉会いたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井捷史君) 異議なしと認めます。よって、平成22年第1回2月
扶桑町議会臨時会を閉会いたします。
ありがとうございました。
午後5時04分 閉会
地方自治法第123条の規定によりここに署名する。
扶桑町議会議長
扶桑町議会議員
扶桑町議会議員...