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03月08日-02号

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  1. 豊山町議会 2021-03-08
    03月08日-02号


    取得元: 豊山町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-04
    令和 3年  3月 定例会(第1回)1.議事日程   (令和3年豊山町議会第1回定例会)                               令和3年3月8日                               午前9時30分招集                               於議場 日程第1 一般質問2.出席議員は次のとおりである(10名)  1番   作野桂子          2番   岡島 剛  3番   柴田賢一          4番   坪井孝仁  5番   山本亮介          6番   岡島政信  7番   坂田芳郎          8番   岩村みゆき  9番   水野 晃          10番   大口司郎3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(16名)  町長      鈴木邦尚   理事      田上健治  教育長     北川昌宏   総務部長    小川徹也  総務課長    井上 武   防災安全課長  小塚和宣  税務課長    青井宏司   生活福祉部長  日比野敏弥  住民課長    高桑 悟   福祉課長    林 真吾  保険課長    牛田彰和   産業建設部長  堀尾政美  産業・都市政策課長      建設課長    早川憲二          中川 徹  教育委員会事務局長      学校教育課長  井戸茂治          安藤憲司5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  事務局長    鈴木雅之  書記      安藤真澄---------------------------------------     午前9時30分 開議 ○議長(岩村みゆき君) 皆さん、おはようございます。 足元の悪い中、傍聴にお運びいただきまして、本当にありがとうございます。 新型コロナウイルス感染症の予防対策を施しながら行ってまいりますので、傍聴席のほうも制限をさせていただいております。皆様のご協力に感謝いたします。ありがとうございます。 ただいまの出席議員数は10名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、別紙でお手元に配付いたしましたとおりであります。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(岩村みゆき君) 日程第1、一般質問を行います。 ここで、時間制限について申し上げます。答弁時間を含めて60分といたします。 6名の通告がございました。 それでは、通告順に基づき、5番山本亮介君の発言を許可いたします。 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 5番山本亮介です。議長のお許しを得ましたので、2つのテーマについて、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 さて、1つ目のテーマは、町民討議会議の意義、成果、発展についてです。 町民討議会議は、協働のまちづくりに対する意識向上の機会とすることや、町政に対して、従来、サイレントマジョリティーであった多様な町民の意見を反映することを目的に、2011年から2020年まで、10年間開催されています。また、2016年度からは、町民討議会議がきっかけで誕生した豊山町まちづくりサポーターが運営に携わっています。 このように、無作為抽出での参加者募集討議会議での熟議の反復を10年間続け、町民のまちづくりの参加意識を高め、行動につなげている自治体は、全国的に見ても珍しいです。町民討議会議は、豊山町が全国に誇れる貴重な事業だと思います。年々、町民討議会議の魅力が高まっていると思います。 そこで、お聞きします。 10年間積み重ねてきた町民討議会議の意義について、どのように考えているのでしょうか。また、町民討議会意義で出された意見をどのような形で反映させてきたのでしょうか。お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) 町民討議会議は、日頃行政に関わる機会の少ない町民の皆様にまちづくりへの参加の機会を持っていただくと同時に、そうした方々のご意見を町政に生かすことを目的として、平成23年度から実施しているものでございます。 したがいまして、これまで述べ2万人の方に対しまして参加のご案内をさせていただいていること、そして、405名の方にご参加いただいたことは、大変意義のあることだと考えております。 また、参加者の中から新たなまちづくりの担い手として、NPO法人豊山まちづくりサポーターが生まれ、まちづくり活動を行っていただいていることは、町にとって大変ありがたいことであると考えております。 これまでの討議会議でいただきましたご意見などの例としましては、平成26年度の討議会議で出されましたAED設置、暮らしの便利帳外国版の作成などが、第4次総合計画後期基本計画の中で実現いたしました。 また、平成29年度の討議会議でいただきました、航空館boonの魅力向上のアイデアにつきましては、子ども向けのなりきり撮影ポイントや、スマホで撮影するとイラストが浮かび上がるフラッシュポイントの設置などに生かされております。 令和元年度の討議会議でいただきましたタウンバスの増便や特産品の開発、散策マップなどにつきましては、第5次総合計画の基本施策として位置づけており、令和2年度の討議会議でご議論いただきました町制施行50周年記念事業につきましては、そのアイデアの実現に向けて、現在、準備を進めているところでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 答弁を聞いていて、改めて町民討議会議が協働のまちづくりにつながっていること、そして、住民意見の反映の場になっていることを感じました。 住民意見の反映の実績が多ければ多いほど、参加した人たちが、自分たちの意見が町政に反映される喜びや意義を知り、何らかの形でまちづくりに関わっていただける可能性が高まると思います。 また、町民討議会議を経て、まちサポが誕生したことは何よりもすばらしいことだと思います。そして、そのまちサポと町職員が一緒になって町民討議会議や町を盛り上げるイベントをつくり上げることが町民と行政との協働のまちづくりの形の一つとなっていることがすばらしいと思います。今後も積み重ねていただけたらと思います。 さて、次の質問にまいります。 町民討議会議では、部長、課長の方たちが傍聴されていましたが、こうした幹部以外の若い職員の人にも町民討議会議での町民の意見を聞いてほしいと思います。協働のまちづくりを進めていく上で、町民と職員が議論を交わすことは貴重な時間であると思います。 そこで、係長以下の若手職員の参加について、検討してはいかがでしょうか。お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) 本年度開催いたしました町民討議会議には、若手職員にも運営に携わってもらいました。町民の皆様の議論の過程をお聴きすることや、町民の皆様と直接議論を交わすことは、私たち職員にはない気づきを得ることができる大変貴重な機会であると考えております。 若手職員に限らず、広く参加を呼びかけてまいりたいと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 前向きなご答弁だと思います。 私も2016年から、毎年、町民討議会議での町民の皆さんのご意見を聞いておりますが、多種多様な意見や、町民が感じている町のよさ、課題が見えてくるため、毎年、新鮮な気持ちになり、刺激的な時間です。 若手職員の皆さんは、これからの町政を中長期的に担う大切な存在です。若手職員の今後にもつながる機会になればいいのではないかと思います。 さて、このテーマの最後の質問にまいります。 来年度、町民討議会議は11年目を迎えます。10年かけて定着してきたこの事業を、今度はより発展させていく必要性を感じています。町民討議会議を今後、どのように発展させようと考えているのか、お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) 町民討議会議は、広く町民の皆様からのご意見やご提案をお聴きする大変貴重な機会であるとともに、町民の皆様のまちづくりに対する自発的、積極的な参加意識を高めていくといった効果や、意欲的な人材の発掘にもつながることから、今後も積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 これまでご参加された方の中からいただきましたご意見では、いろいろな世代の方と話ができてよかった。視野を広げることができた。若い方と夢中で意見を言い合い、有意義な時間であったなどのご意見をいただいております。 一方で、テーマを絞り、深く討議したらよい提案が出ると思う。30代、40代の参加が少ないなどの改善すべきご意見もいただいております。 こうしたご意見を踏まえながら、今後は、町民の皆様がより参加、議論しやすい町民討議会議を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 今、答弁の中でいただいた課題についても、そのように認識しているということで、今後さらに課題を一つずつクリアにしていくことで、よりよい町民討議会議になっていくんではないかというふうに思いました。 私としては、町民討議会議の発展、そして、町民討議会議の特徴の一つである熟議を様々な場面で生かしていけば、町民と行政との協働のまちづくりがより一層進んでいくと思います。 この10年続いた町民討議会議が今後も20年、30年と続いていくことを願い、このテーマの質問を終わります。 続いて、2つ目のテーマ、学校給食異物混入学校給食センターの対応について、質問をさせていただきます。 2020年9月1日から、新学校給食センターがスタートしました。調理業務の民間委託、新しい調理機器、HACCPという新しい衛生管理、アレルギー対応に向けた準備など、慌ただしい今年度の給食センターの運営であり、そこには大変なご苦労があったことは十分理解しているつもりです。 しかし、この2月までの5か月の間で、2度の異物混入があったことは見過ごせない問題です。より安心で安全な学校給食を目指すために、異物混入の経緯、対応、再発防止策、町の姿勢などについて、質問をさせていただきます。 まず初めに、12月7日に起きた異物混入について、質問をさせていただきます。 12月7日、豊山小学校において、空揚げに約2×0.05センチ程度の異物、金属片が発見されました。異物は口に入らず、児童・生徒の体調に変化はなかったと聞いています。 その後、異物、金属片は納入業者の金たわしの一部だということですけれども、その後、納入業者からどのような再発防止策を提示されているのか、お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 12月7日月曜日、当日に、愛知県清須保健所が立ち入り、検査の結果、異物は納入業者が使用している金属製たわしであることが判明しました。 納入業者から、防止策として、金たわしの使用をやめ、異物混入対策済みたわしに切り替えること、作業場所を明るい場所へ移すこと、出荷時の目視検査を徹底することなどと申出がありました。 現在も、当該事業者に対して、愛知県清須保健所食品衛生法に基づき、指導中であります。 なお、納入業者との取引は現在も停止しております。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。
    ◆5番(山本亮介君) 今は別の納入業者になっているということだと思いますけれども、別の納入業者については、金たわし、金属製たわしを使用していないということは確認できているのか。もし分かれば、教えていただけたらと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 現在納入している業者につきましては、金たわしは使用しておりません。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 分かりました。 では、次の質問にまいります。 金属片は金属探知機で探知できる場合があります。今回のケースのように、納入段階から金属片が混入していた場合、学校給食センター金属探知機があれば、調理前に金属片を認知することができたのではないでしょうか。また、今回のケースに限らず、金属片が納入、あるいは調理の段階で混入することがないとは言い切れません。 何よりも、子どもたちの安全と安心のために、学校給食センター金属探知機の導入を検討してはどうでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 金属探知機については、金属が食材などに混入し、目視で確認することができない場合などに有効であると考えますが、金属の材質によっては反応が弱く、探知できない面もあると聞いております。 近隣自治体金属探知機の導入等の状況を参考にしながら、調査、研究をしてまいります。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 仮に、今回の金属片のように、金属探知機で探知できないようなものだったとしても、このような金属片の異物混入があった以上、同じことが発生しないように、すぐに金属探知機の導入を検討するぐらいの構えが必要ではないかと思います。 また、今さらになるかもしれませんが、そもそも、新給食センターがスタートする段階で、異物混入防止のために、金属探知機を導入してもよかったのではないかとすら思っております。ぜひとも導入をお願いします。 では、次の質問にまいります。 2月2日、新栄小学校において、給食のおとしこしの煮物に緑色ひも状の異物、約1×4ミリのゴム片が発見されました。異物は口に入らず、児童・生徒の体調に変化はなかったと聞いています。しかし、保護者や議員へは、ここまでの内容しか伝わっておりません。 異物混入の経緯について、改めてご説明ください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) おとしこしの煮物を盛りつける際に、数ミリほどの緑色のゴム樹脂が混入されました。 愛知県清須保健所立会いの下、原因を調査したところ、フードスライサーに装着しているベルトの樹脂であると判明しました。フードスライサー内のベルトに野菜の切りくずが絡み、ベルトの表面がこすれ、混入したものであります。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 学校給食センター厨房設備フードスライサーでレンコンを裁断中、このレンコンが引っかかって、ベルトの一部が削れて、異物混入したと。たとえこれが不可抗力であったとしても、調理員にその気がなかったとしても、この学校給食センター厨房設備の一部が異物として混入したという事実は重いと思います。 しかし、12月7日の異物混入についてはプレスリリースされましたが、今回の2月2日の異物混入についてはプレスリリースされませんでした。 このような対応の理由について、お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 2月の異物混入については、まず、調査の初期段階で異物について、健康被害が生じるおそれがないものと判明したこと。保護者の皆様及び町議会の議員の皆様へは、異物混入の事実とおわびについて、即日連絡を行い、公にしたことから、報道発表までの必要性はないものと判断しました。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 事前に、豊山町の異物混入対応マニュアルを読ませていただきましたが、健康被害がある場合、あるいは健康被害が生じるおそれがある場合、健康被害が生じるおそれがない場合で、対応は変わりますけれども、報道発表の基準はありません。体に害がなければ報道発表しなくてもいいとか、異物が何センチ未満だったら報道発表しなくてもいいとか、そういった基準はないんです。 先ほど、今回の異物混入の事実は重いと申し上げましたが、これまで、町民の皆さんにご迷惑をおかけしたことに関しては、ほかの部署ではしっかり報道発表しています。 以上のことから、今回、報道発表しないということは、今回の異物混入を重く受け止めていない表れではないかと思っております。これは、異物混入に対する構えの問題だと思います。 豊山町給食センターのパンフレットには、今まで以上に安全・安心でおいしい学校給食を提供していきますと書かれています。この言葉を実行していくためには、異物混入についてはしっかり公表し、さらには再発防止策を示していくことが必要ではないでしょうか。そうすることで、保護者や町内外で信頼される、安心できる給食センターにしていくことができるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 今回は、新栄小学校で発生しましたが、町議会の議員の皆様、町内全ての小・中学校の保護者の皆様宛てに、異物混入の報告とおわびを即日に文書で送付し、公表しておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) ただし、先ほどから私が具体的に申し上げているような、厨房設備の一部が混入したということは、即日報告をされたとのことですけれども、その後、幾らでも報告する、発表する、説明するチャンスはあったと思いますが、これがされていないと。そういうところが少しまずいんではないかなというふうに思っております。 何よりも異物混入について、詳細を公表していくことは、保護者に対する説明責任でもあると思います。そして、再発防止策まで示してこそ、異物混入を防ぐ町の姿勢を示し、保護者の安心につながると思います。また、そこまで求めている保護者もいると思います。 今後は、異物混入やその後の再発防止策について、ホームページで公表することも併せて要望させていただきます。 さて、次の質問にまいります。 先ほど述べさせていただいたとおり、異物は学校給食センターフードスライサーのベルトコンベヤーの一部です。厨房設備の一部が異物として混入したことを踏まえ、厨房設備の取扱いや注意事項について、改めて業者に確認をし、給食センターの調理員で情報共有をしてはどうでしょうか。お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 異物混入に伴い、給食センター職員調理委託会社、愛知県清須保健所フードスライサー機器業者による原因究明及び再発防止の協議について、その日のうちに実施しております。 また、翌日には、給食センターの全調理員に対し、異物混入事故の概要及び注意喚起を実施しております。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 既にやっているということで、これについては安心いたしました。 では、次の質問にまいります。 新給食センターがスタートして、半年もたたない間に2件の異物混入が発生したことは、異物混入を防ぐための対応が不十分なことを示していると思います。 改めて異物混入が起こり得る場面や対応について確認をし、必要があれば、追加対応を検討いくことはどうでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) フードスライサーの取扱いについて、機器業者に報告を求めるとともに、機器の取扱い方法や野菜のカット方法など、異物混入再発防止策に加え、あらゆる工程においても、事故防止について、再度、給食センター職員、全調理員に周知徹底を図っております。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) あらゆる異物混入を想定して、今、少しずつ改善していこうとしていることは理解いたしました。対応をしっかりよろしくお願いいたします。 さて、次の質問にまいります。 学校給食センターの所長は、現在、教育課長が兼務をしています。異物混入に限らず、安心・安全な学校給食センターを運営していくためにも、兼務ではなく専任で給食センター所長を配置していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 豊山町給食センター所長の職務の重要性につきましては、十分認識しているところであり、所長職については、限られた人材の中で、適切に対応しているものと考えていますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 適切に今配置されているとおっしゃいましたけれども、今の兼務の状態というのが適切な配置なのかどうか、お答えいただけないでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 限られた人材の中で適切に対応しているものと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) ちょっと適切な対応とは思えません。 学校給食センターの仕事に集中できるよう、また、職員の負担、兼務の職員の負担の軽減のためにも、専任での設置を要望いたします。 さて、最後の質問にまいります。 平成30年度も、異物混入が短期間のうちに続きました。私が知る限りでは、この後、異物混入は昨年の12月まで発生しておらず、私が知る限りではですが、異物混入が発生しないよう緊張感を持ってやってきたのではないかと思います。 しかし、今回の異物混入に対しては、対応が緩いのではないかと思います。保護者や議員に対して、学校給食センター厨房設備の一部が混入したということについて、これまで説明がありませんでしたし、議員が聞きに行って、ようやくその情報が手に入るという実態であります。そして、現段階ではありますが、再発防止策についても、これは説明いただきましたけれども、なかなか皆さんのところに再発防止策が説明がないといった状態で、これまでの対応が不十分だった点もあると思います。 教育長は、一連の異物混入、そして給食センターの対応について、どのように考えているのか、お答えください。 ○議長(岩村みゆき君) 北川教育長。 ◎教育長(北川昌宏君) 学校給食は、児童・生徒の心身の健全な健康に資するものであり、その拠点となる給食センター、大変重要な施設であるというふうに考えております。 今回のような異物混入などは決して起きてはならない事案であって、改めて、関係の皆様におわびを申し上げたいと思います。 今後、これまで以上にきめ細かく注意をし、職員一丸となって、安全で安心なおいしい給食を児童・生徒に提供できるように、全力で努めてまいります。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君。 ◆5番(山本亮介君) 前回の異物混入の後、平成30年度第3回豊山町給食センター運営委員会が開かれて、議事録を見ていただければ分かりますけれども、異物混入の原因究明ができたもの、また、分かっていることについては保護者に報告をされるのですねという、運営委員長の問いに対して、教育長は、何らかの方法で報告していかなければならないと考えておりますと答えています。 しかし、事前に確認させてもらったところ、この運営委員会後、保護者への報告はされていないということであります。今回もまた同じことを繰り返してはいけないと思います。小さなミスを大きな事故につなげないよう、子どもたちや保護者にとって安心・安全な給食という初心を忘れないよう、給食センターの運営をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上で質問を終わります。 ○議長(岩村みゆき君) 山本亮介君の質問が終わりました。 次に、4番坪井孝仁君の発言を許可します。 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 4番坪井孝仁です。 議長のお許しを得ましたので、質問させていただきます。 今回の一般質問では、大きく2点について質問させていただきます。 まず、1つ目の質問で、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の体制づくりについて質問します。 医療関係者の方々には、通常の医療業務に加え、新型コロナウイルス感染症の対応に献身的に努めていただいています。この場を借り、感謝を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症に効くワクチンが何種類もでき、世界中の人々への注射が始まっています。ワクチン接種が世界的に始まったのは昨年の12月からです。イギリスやアメリカ、中国などで進んでおり、既に1回目の接種が1億人を超える人に行われています。このワクチンは、普通、2回接種で、世界の多くの人が打ち終えるのは2023年と見られています。 日本では、アメリカ製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルス感染症ワクチンが厚生労働省の専門部会において、有効性と安全性が確認されたとして、国が審査手続を簡略化し、特例承認することが了承され、2月14日に正式に承認されました。そして、2月17日から、安全性確認を目的に、同意を得た医療関係者への先行接種が始まりました。今後、65歳以上の方から優先的にワクチン接種が始まり、その後、対象年齢の16歳から64歳までの方たちの接種が予定されています。様々な情報が飛び交う中で、この新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の実務を担うのは各自治体とされており、ここ豊山町でも、いつ、どこで、どうやってワクチン接種が行われるのか、住民の皆様の関心が高まっています。 そこで、質問します。質問内容によっては、既に町のホームページや広報などで発表されている内容もありますが、住民の皆様への周知も兼ねて、質問させていただきます。 住民の皆様には、ワクチン接種について、しっかりと理解していただく必要があります。対象者へ接種券、クーポン券や案内を確実に届ける必要もあります。周知方法や配付方法、また、接種券が届き、ワクチン接種を希望するときはどうすればいいかなど、こういったことを踏まえ、ワクチン接種のスケジュールはどうなっているのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 議員もご承知のとおり、国からの情報が頻繁に変更されている状況でございますので、現段階での内容として答弁をいたします。 本町におきましては、新型コロナウイルスへのワクチン接種の案内として、広報とよやま及び町ホームページにより周知を随時更新しながら行っているところでございます。町の総合相談窓口は、本日から開設しているところでございます。 また、接種券の配付につきましては、郵送で行い、予約などに係る案内文を同封する予定でございます。 ワクチン接種を希望される場合につきましては、町に設置する予約専用ダイヤルにご連絡をいただき、予約をしていただく予定でございます。 今後のスケジュールといたしましては、本年4月下旬に、65歳以上の高齢者に対し接種券を配送し、5月から接種を開始する予定でございます。その後は、国の指針に従い、基礎疾患を有する65歳未満の方、高齢者施設等の従事する方、60歳から64歳の方、その後、それ以外の方の順に接種を実施する予定でございます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 本日より、町の総合相談窓口を開設するということですので、疑問点があれば、そこで対応していくということですね。 それでは、次に、多くの自治体は、集団接種と個別接種を組み合わせて実施するところが多いと聞いています。 豊山町の実施方法はどういった方法を考えているのでしょうか。また、その方法にした説明をお願いいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 本町における新型コロナウイルスのワクチン接種の方法は個別接種を予定しております。 この理由といたしましては、町内の施設での集団接種を想定した場合、アナフィラキシーショックが発生したときの対応を踏まえた複数の医師、看護師の配置及び緊急時に備えた医療機器の常設が困難であると考えております。町内及び町外の医療機関から接種への協力が得られるため、当該医療機関でのワクチン接種により、対象となる町民への接種に対応できるものと考えております。 本町におきましては、個別接種により対応するものでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 豊山町の実情に合わせて、個別接種のみにすることについては理解いたしました。 次に、ファイザー製ワクチンはマイナス75度に冷やしたまま保管しなければならず、超低温冷凍庫が確保されていなければなりません。 ファイザー製のワクチン接種に対応していただける医療機関はどこになるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) ファイザー製のワクチン接種が可能な医療機関につきましては、個別接種を予定しております町外の医療機関としましては、済衆館病院とはるひ呼吸器病院での接種を予定しております。 町内の医療機関につきましては、現在、接種に協力いただけるよう調整を行っているところでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 現在決定しているのは、済衆館病院とはるひ呼吸器病院のみで、町内の医療機関においては調整中ということですね。 今後、接種可能な医療機関が決定次第、住民の皆様へしっかりと周知してください。 次に、ワクチン接種を受けるかどうかは個人の判断となっており、原則として全額公費負担で、住民票がある市町村で接種するとなっています。 里帰り出産や単身赴任などの方たちは、どこで受けることができるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 新型コロナウイルスワクチンの接種に関しましては、国の指針により、住民票所在地の市区町村で接種することが原則とされております。 しかしながら、出産のために里帰りをしている妊産婦、単身赴任をはじめとするやむを得ない事情により住民票所在地以外に長期間滞在している方は、接種を行う医療機関が所在する市区町村に事前に申請することにより、当該市区町村において接種することができます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 何らかの理由で町外に見える方については、町外でも接種可能ということです。 それでは、入院中や老人ホームなどに入居中の方たち、また、基礎疾患があり、定期的に町外で通院してみえる方たちは、どのように接種することができるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 医療機関に入院中の方や老人ホームなど、高齢者施設等に入所している方は、当該2施設において接種することができます。 また、基礎疾患があり、町外の医療機関へ通院している方は、当該医療機関の主治医が接種可能と判断した場合に、その医療機関で接種をすることができます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 次に、例えば、認知症などの理由で個人の判断ができない場合は、どうすればいいのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 認知症などの理由で、個人の判断ができない方につきましては、ご家族やかかりつけ医などの協力を得て、ご本人の意思確認を行っていただくことが前提となります。ご本人の意思確認が困難な場合には、その方のご家族をはじめとする関係者の方から、町が設置する総合相談窓口にご相談をいただければ、相談者の状況を踏まえ、接種に必要な情報などを提供をさせていただきます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 本日から、町が設置する総合相談窓口の充実を期待いたします。 次に、希望者の方がワクチン接種可能な病院へ行くには、公共交通機関や自家用車、またはタクシー、あるいは家族送迎などを利用する移動方法があります。 町としては、接種される方たちの移動方法はどう考えているのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 接種する医療機関への移動方法につきましては、町外の医療機関への移動は無料のシャトルバスを予定しております。 これは、当該医療機関はコロナワクチン接種以外に来院者も見えることから、当該医療機関より、駐車場の確保の観点から、自家用車での来院を避けてほしいとの依頼に伴う対応でございます。 町内の医療機関は、ご自身での移動をお願いする予定でございます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 接種希望される方たちの移動方法は分かりました。 そこで、既にワクチン接種の予行演習を行っている自治体もあります。混乱を避けるためにも、豊山町も行うべきだと考えますが、その予定はあるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) コロナワクチン接種を円滑に行うため、本町において対応を予定していますシャトルバスへの乗車前の予診票の確認作業と、バス乗車までの流れ、コールセンターにおける接種予約や相談に対する対応、医療機関に対し、予約情報の送信やワクチンの配送といった連携に関する予行演習を今月末までに行う予定でございます。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 今回のワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて有効な手段とされています。一方で、未知なるワクチン接種への不安を抱く方もたくさん見えます。関係機関の皆様にはさらなる負担をかけることとなりますが、ワクチン接種を希望し、接種される方々が安心して受けられるようにしていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 次に、2つ目の質問で、町長の公約の特別養護老人ホーム、障害者グループホームについて、質問します。 日本は、2017年9月15日現在、総人口における15歳未満の人口の割合が12.3%、65歳以上の高齢者が占める割合は27.7%となり、少子超高齢社会を迎えています。高齢化がさらに進み、2025年には、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、さらに15年先の2040年には、団塊ジュニア世代が高齢者となり、現役世代と高齢者世代のバランスが不均衡となる2040年問題があります。 豊山町の人口は、1965年代に、名古屋市のベッドタウンとして人口が増加し、1975年代以降、30年間ほど、1万3,000人程度で横ばい傾向にありました。近年は、再度、増加傾向となり、2014年、初めて1万5,000人を突破しました。2017年10月における本町の高齢化率は22.0%と、全国の27.7%に比べて低率であるものの、介護保険制度開始時の2000年4月の11.4%と比べ、大きく上昇しています。また、85歳以上の高齢者人口は、2000年の109人から2017年10月には298人に増加しており、豊山町も高齢化による影響が強く生じています。 豊山町は、現在、子どもたちも増え、町の総人口も増えています。しかし、少子高齢化問題は日本全体、大きくは世界全体の問題であり、町の高齢化率も確実に上昇しており、軽視できるような問題ではありません。直面する課題が少しだけ遅くなる可能性があるだけだと考えます。それを言い換えれば、少子高齢化問題に対し、先延ばしにできる時間が増えるのではなく、ほかの自治体よりもしっかりとした準備ができるチャンスであると言えます。 そこで、町長の公約にある特別養護老人ホーム、障害者グループホームの設置は、少子高齢化問題、また、まちづくりの観点からも重要な施策であります。 そこで、質問します。 現在、西春日井福祉会において、6番目となる特別養護老人ホームの建設が始まりました。そこで、豊山町として、待機者数も踏まえた上で、圏域内での7番目の特別養護老人ホームについて、見解をお聞きいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 特別養護老人ホームのことにつきまして、私にお尋ねいただきました。 ご案内のように、特別養護老人ホームというのは、ベッド数が、愛知県の県全体の計画の中で定められて、それによって順次建設を進めていくと、そういう格好で進めております。 現在の議員ご案内のように、西春日井郡としては、2市1町で総合的に計画をして建設を進めていると。そこの中にありまして、現在、第6番目の特別養護老人ホームが北名古屋市の場所に建設が進められているという状況にございます。来年の6月でしたか、竣工を迎えるという予定で今建設が進んでおります。 ただ、この第6番目の特別養護老人ホームが建設されたとしましても、まだ、現行西春日井福祉会でカウントしてみえる待機者が300人以上見込まれるという状況でございます。当然ですが、本町の高齢者もこれからますます増えていくという状況にございます。そうした中で、入所待機者数の解消に対する対応として、町民にとって身近となる場所に、町内に特別養護老人ホームの設置は必ず進めていかなきゃいけないというふうに考えております。 現在、事業の推進に当たりましては、当然、関係団体、あるいは老人ホームを、特養を経営していただく西春日井福祉会の意向が大切でございますので、関係団体等と精力的に調整を図っているという状況でございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) 分かりました。 次に、少子高齢化問題のキーワードである2025年問題、2040年問題の社会状況を考えると、障害者の方たちが安心してこの町で暮らしていただくためには、グループホームの設置も重要です。令和3年6月に、西春日井福祉会が圏域内で最初の日中サービス支援型の障害者グループホームこだちを開所する予定となっています。障害者グループホームの設置も町長の公約にあります。 特別養護老人ホーム同様に、障害者グループホームの設置について、見解をお聞きいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 障害者のグループホームについて、私の考えについてお尋ねいただきました。 豊山町には、現在、おおよそ4%強の方が何らかの障害を抱えておいでになるというふうに承知をしております。そこの中で、グループホームにつきましては、いろんな方がございます。日中はの生活介護や就労支援などを行う事業所で過ごして、夜間、休日は生活支援を行う職員の下で、共同で生活する場所を通常グループホームといっているわけでございます。 現在、町内には、介護サービス包括型のグループホームは3か所ございます。議員がご指摘のありました北名古屋市の現在建設していますグループホームこだちにつきましては、今年の6月に、令和3年6月に開所予定でございますが、重度障害のある方や高齢の障害者が日中も生活介護などの福祉サービスを施設内で受けることができる日中サービス支援型のグループホームは、西春日井郡圏域内では初めての施設でございます。 少子高齢化を迎えまして、障害のある方を介護する親御さんの高齢化や、親亡き後の子どもさんたちの暮らしに対する不安は年々高まっております。 こうした中で、町としましては、障害のある方が親亡き後も今までと同じような生活ができるような、いわゆるこだちのような障害者のグループホーム、その建設だけじゃなくて、障害福祉サービス事業所の町内への開設や事業所の誘致についても進めなければならないと思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君。 ◆4番(坪井孝仁君) グループホームだけでなく、障害者福祉サービス事業所の町内への開設や誘致のために、町としての支援も要望させていただきます。 定例会初日での町長の所信表明では、喫緊の課題であるワクチン接種について、町、職員が一丸となって最大限の対応をしていくという力強い言葉をお聞きしました。また、税収が減る見込みの中で、豊山町の将来像の基礎となるような事業計画を聞き、大変頼もしく感じました。 豊山町の未来に期待し、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩村みゆき君) 坪井孝仁君の質問が終わりました。 ここで、15分休憩を取りたいと思います。暫時休憩といたします。 再開は10時45分。15分休憩を取りたいと思います。---------------------------------------     午前10時30分 休憩     午前10時45分 再開--------------------------------------- ○議長(岩村みゆき君) それでは、休憩を閉じ再開いたします。 次に、1番作野桂子君の発言を許可します。 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 1番作野桂子です。 通告書に基づき、大きく2点、質問をさせていただきます。 1点目は、保育園給食の充実についてです。 保護者の方からの、保育園の給食の品数が少ないと思う、同じようなメニューが続いているという声を聞き、他市町の献立なども調査をしました。 豊山町では、保育園給食の基本である自園調理を継続しています。自園調理は、年齢、体調、アレルギーなどの個別対応が可能であり、きめ細やかな対応ができること、調理中の料理の匂いが保育園に広がり、食欲を増進せること、また、園の行事に合わせられるなど、保育園全体で連携し、食育に取り組めるなど、様々なメリットがあります。 また、私が以前に質問をしたユニバーサル給食と同じ考えの下、園児のアレルギーに対応した誰でも食べられるおやつや、卵を利用していないノンエッグのマヨネーズを使用してくださっていることなどが分かりました。 しかし、気になる点もありましたので、保育園給食の献立内容の充実や充実した内容の継続を願い、質問をさせていただきます。 献立は、食事計画を立て、計画どおりに調理や提供が行われたかなど、評価、また残食量を把握するなど、随時見直し、改善に努める必要があります。献立を確認すると、同じようなメニューが出ていましたが、残食量の推移と、どのように献立の決定や見直しをしているのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 保育園で提供しております給食の残食量につきましては、各保育園で毎日記録しており、残食量の推移を踏まえ、定期的に献立の見直しや各クラスにおける配分量の調整に活用しております。 その結果、各保育園の残食量につきましては、ほとんどないということでございます。 献立につきましては、園児に必要な栄養価の配分をはじめ、季節感や旬の食材、食べやすさ、調理の可否などを考慮し、毎月、職員が作成しております。 献立の見直しにつきましては、給食を食べているときの子どもの反応や、保育士、調理員の意見などを踏まえ、毎月開催しております給食会議で意見交換を行い、必要に応じて見直しをしているところでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 残食量はほとんどないと聞いて、とてもうれしく思っています。 月に1度、給食打合せ会を実施し、給食運営の向上を図っているということですが、他市町の保育園給食の献立を確認したところ、御飯と主菜、汁物の3品目が中心であり、豊山町は品目が少ないという印象を受けました。食事は献立、調理法、盛りつけ方などの違いにより、食べる人に様々な影響を与えます。特に幼児にとって給食は栄養を取ることだけではなく、周りの人と会話を楽しむこと、季節を感じること、食べ物に感謝をする気持ちを持つことなど、心の豊かさを育む大切な時間となります。そのため、栄養価の数字だけではなく、視覚なども考慮した献立内容の見直しや品数を増やすことが必要だと思います。 福祉課の見解をお聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 献立を作成するに当たり、園児に必要な栄養価の配分だけではなく、食の彩りや盛りつけ、出来たての匂いなど、視覚や臭覚によって園児に給食を楽しんでいただくことは、食育の観点からも重要な要素であると認識しております。 引き続き、献立内容の見直しや品数を増やすなど、園児がより喜ぶ給食の提供に努めるとともに、調理体制の強化を図ってまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) ありがとうございます。 次に、おやつについてです。 幼児期は、活動量が多く、発達も著しいため、多くのエネルギーが必要となります。しかし、体が小さく、消化器の働きが十分ではないため、3回の食事だけでは、一日に必要な栄養分が取れません。その不足分を補うのが補食と呼ばれるおやつになります。そのため、甘みの強いお菓子やスナック菓子のみに依存しないよう、注意が必要です。 保育園では、手作りおやつが減り、市販品のお菓子が増えています。その理由と今後について、どのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 手作りおやつが減り、市販品が増えている理由につきましては、調理体制の変化により、手作りおやつを提供することができなかった時期があり、現在に至っているところでございます。 市販品のおやつにつきましては、児童福祉給食振興会から保育園の給食用に販売されているものを提供しており、必要な栄養分を補うよう配慮しております。 今年の2月、各保育園による手作りドーナツを提供したところ、園児だけでなく、保育士や調理員にも好評だったこともあり、手作りおやつの回数を増やす機運は高まっております。 引き続き、自園調理の強みを生かすためにも、手作りおやつの拡充に努めてまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 豊山町では、今言われたとおり、学校給食と統一せず、保育園給食の基本である自園調理を継続しています。そこには、理由や思いがあると思います。 そこで、その思いを保育園の給食の手引きなどを作成することにより、充実した給食の実現と継続ができるよう明文化してはいかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 保育園給食の実施に当たっては、町が毎年作成しております豊山町立保育園の保育事業実施・運営方針に基づき、保育園の定員数、乳児やアレルギーを持つ園児の増加に対応するための必要な調理員の人数を定めております。 また、献立の作成に当たっては、厚生労働省が定める小児における食事摂取基準に基づき、適切に対応しております。 今後は、作業の効率化を図るため、調理方法の一部をマニュアル化し、調理員の負担を軽減することにより、品数の増加だけではなく、自園調理を生かした趣向に富んだ給食を提供するなど、より充実した給食の提供に努めてまいります。
    ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 福祉課の皆さんの、子どもたちのことを考えた前向きな対応と取組に心から感謝を申し上げます。 現在、国では、農林水産省が第4次食育推進基本計画を作成しています。その中には、地球規模の気候変動の影響の顕在化、学校給食での地場産物を活用した取組、環境に配慮した農林水産物、食品の選択など、持続可能な食を支える食育の推進が明記されています。市町村には、食育推進計画を作成する努力義務がありますので、ぜひ、豊山町も食育推進計画を作成し、今まで以上に食育の推進をしていただくようお願いして、次の質問に移ります。 まず最初に、皆様にお願いがあります。今回の質問では、生徒手帳に記載されている生活の決まりと心得を校則、学校説明会資料に記載されている服装・頭髪などについてを規則と定義させていただきますので、よろしくお願いします。 2点目は、学校における多様性の尊重として、校則や中学生のかばんが重いことなどについて、質問をします。 たくさんの子どもたちや保護者の方からの質問であることを念頭に置き、誠意のある答弁をよろしくお願いします。 まず、子どもの権利について、説明をさせていただきます。 子どもの権利条約や児童福祉法には、子どもの意見を尊重すること、自発的な活動を尊重することなどが明記されています。また、豊山町では、子ども・子育て支援事業計画書の基本目標3に、子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備として、子どもたちが心身ともに健やかに成長できるように、全ての子どもの基本的人権が尊重される環境づくりを整備します。また、家庭、学校、地域が一体となって、子ども自らの力を養い、伸ばし、支えていく環境づくりを推進しますと明記しています。つまり、子どもたちは、あらゆる場面で権利の主体として尊重される必要があると明記されています。 次に、校則についてです。 そもそも、校則は何のためにあるのか。単に生徒の生活を規制するためのものでしょうか。また、一方で、校則は全く必要ないのかといえば、児童・生徒を守るという側面もあるため、慎重な判断が必要だと思います。 世の中の流れとしては、先月、2月16日に、校則について見直しを求める社会的な動きが頻繁に取り上げられるようになったきっかけとなったような裁判の判決が出ました。その中で、髪の染色や脱色を禁止した校則は、学校の裁量の範囲内で、頭髪指導も違法とは言えないとの判決が示されましたが、今でも賛否の声が上がっています。 一方で、岐阜市のある高校では、コロナ対策やジェンダーレスの観点から、生徒が制服か私服か、選んで通学できる試みが始まりました。岐阜県教育委員会は、感染予防策として、制服は多数回の洗濯には適さないこと、家庭で洗濯がしやすい服装での通学を可能にするという柔軟な方向性を示しています。 最初の質問です。 豊山中学校の校則は、毎年、校内生徒指導部で話し合われ、見直しがされているそうですが、規則はいつ、誰によって定められるのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 服装、頭髪については、校内生徒指導委員会において、毎年度、少なくとも一回は見直すとともに、必要があれば、その都度検討を加えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、最近、5年ほどの間に見直しがされた時期と内容、理由について、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) この5年間ほどで、ネックウォーマーの使用許可、サブバッグの要件削除、インナーダウンの着用など、見直しをしてまいりました。 こうした見直しの理由としましては、生徒の実情、保護者の皆様の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえ、今日に至っております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 校則や規則は、毎年、またその都度、生徒や保護者の声により見直しをしているということは分かりました。 では、校則や規則の内容について、確認をします。 校則については、文科省が2010年に、生徒指導の議論、考え方や実際の指導方法などをまとめた生徒指導提要を作成しています。そこには、校則の根拠法令として、社会通念上合理的と認められる範囲で、校長は校則などにより、児童・生徒を規律する包括的な権能を持つ。また、校則の見直しについては、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならないと明記されています。校則や規則には、私には理由が分からない。子どもたちに聞かれても、説明ができないものもありました。 そこで、まずは、靴、靴下について、お伺いします。 靴が白一色指定な理由について。また、靴下が白一色指定で、ワンポイントやハイソックス、足首までの短いソックスが禁止されている理由をお聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 靴については、外靴は白一色の運動靴で、体育授業時にも使えるものとし、上履きは学校指定の物としております。 また、靴下は白一色のソックスで、くるぶしが見えるような短ソックス、ルーズソックスは認めていません。 これらは、生徒が心身の発達過程にあることや、学校が集団生活の場であることなどから、学校には一定の決まりが必要であるという考え方によるものであります。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) ちょっとこちらについては、後でまとめて再質問させていただきたいと思います。 次に、髪型について、中学生らしくさっぱりしたものとして、前髪が目にかからないようにする。横、後ろは襟についたり、耳にかかったりしないようにする。特殊な髪型は禁止と明記されています。 中学生らしいとは、どういうことなのか。男子のツーブロックが禁止されている理由、女子の髪が肩につく子は耳より下でまとめること、ポニーテールが禁止されている理由をお聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 中学生らしさについて、一言で申し上げるのは大変困難であります。らしさという言葉には、例えば、大人らしさ、社会人らしさなどのように、社会生活を営む上で必要とする一定程度の行動や生活規範の指針となる意味を内包していると考えます。 ツーブロックやポニーテールなどの髪型については、身だしなみの指導という観点から行っているものであります。 社会にも、職場にも、一定のルールがあるように、学校でなぜルールがあるのか考える指導をしております。 一般的に、中学生は、心身の発達過程にあることや学校が集団生活の場であること、義務教育の一環であるということを考慮する必要があると考えます。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) もしよかったら、どれか一つでも、理由を説明してもらえたらと思うのですが、今の話を聞いていて、学校には一定のルールが必要で、社会にでもルールがあると。つまり、一つ一つの校則や規則には理由がないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 中学校では、身だしなみを整えるということと、おしゃれをするということは区別させなければならないと指導しております。ご理解をお願いいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) ちょっと理解が難しいのですが、次の質問へ移ります。 熊本市では、市立中学校の。ごめんなさい。質問ではないです。ごめんなさい。今の答弁に対してです。 熊本市では、市立小・中学校の校則を人権や社会通念に配慮して見直す考えを2020年に明らかにしています。校則や規則などについて、教職員、児童・生徒、保護者に対して調査を行い、公開しています。こちらの内容もぜひ見ていただきたいと思います。熊本市教育委員会によると、ツーブロックなどの髪型を禁止することは社会通念上合理的と認められない可能性があるとしています。今年の4月から見直した結果がホームページで一般公開される予定になっています。 また、ほかにも、長崎県で、2020年に、公立中学校と県立高校238校を対象に、校則や規則を調査しています。長崎県教育委員会は、校則の中には、人権問題になりかねない内容や社会の変化になじまない内容が散見されるとして、今年の3月2日付で、県立学校宛てに、校則の確認や見直しを求める通知を出すとともに、各市や町の教育委員会などにも同じ文書を送っています。その文書には、校則を見直す際は、児童・生徒や保護者が何らかの形で参加できるよう工夫することというのも記載されているそうです。 次の質問へ移ります。 制服の移行期間について、毎年、期間を変更していて、柔軟な対応をしていると聞きました。しかし、移行期間前後も暑い、寒いという生徒の声がありました。昨今は、季節に関係なく、暑かったり、寒かったり、体温調整が難しい日があります。 そこで、移行期間を延長する、生徒が自分で考え、選択できるよう、移行期間を設定しないなどの取組を検討してはいかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 衣替えの時期は、その年により気温差があるため、具体的な日にちは設定しておりません。気温や気候により、具体的な時期を生徒指導委員会などで検討し、校長の判断で決めています。 衣替えの期間の幅は約2週間であり、その間、生徒が自分の体調や気温から自主的に判断できると考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、移行期間はその年の気温によって決定されるため、問題がないと理解してよろしいでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 繰り返しになりますが、衣替えの期間の幅は約2週間であり、その間、生徒が自分の体調や気温から、自主的に判断できるものと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 今回、この質問をした理由は、もう一つあります。今年の臨時休業明けの学校の対応に疑問があったからです。 とても暑い日でしたが、中学生が皆さん冬服で登校をしていました。理由を聞くと、学校から冬服で来るようにと言われたからだと教えてくれました。もちろん、私は半袖でしたし、小学生も半袖で登校をしていました。すぐに教育委員会に確認をしたところ、移行期間が設定されており、問題ないとの返答をいただいております。 今年度が特殊な年であったことは、私ももちろん理解しておりますが、今後、このようなことがないよう、学校と調整し、統一した認識を持つ必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 先ほど述べたような趣旨で、学校は生徒の健康第一に衣替えの時期を考えており、そのような考え方を尊重したいと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、今回も、夏に体操服登校というのを豊山町は認めていると思うのですが、今回も子どもたちが望めば、体操服での登校ができたということでよいのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) その事情については、細かい話になりますので、具体的に、そのときに、学校へ相談していただければよろしいかと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 先ほど答弁でいただいた、子どもたちの健康を第一に考えているという趣旨とずれてしまうような気がするのですが、なぜ、今回、このようになったのかということも分からないということでよかったでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) いずれにいたしましても、生徒の健康を第一ということでございます。今の議員からのご質問の内容につきましては、学校から直接報告を受けておりませんので、状況は分かりませんが、体調や気温から自主的に判断していただくものではございますが、最終的に校長の判断ということになりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 事前に通告をしているので、確認をしていただきたかったと心から思います。 子どもたちの命に関わる本当に大切な問題です。何かが起きてから、知らなかったでは済まされません。これまでの質問は、これ以上しませんが、学校が決めることではなく、豊山町として責任があることを認識して、対応をお願いします。 次に、生徒指導提要には、生徒指導は一人一人の児童・生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めるように指導、援助するものであり、時代に対応しながら進めていくことが求められる。学校における生徒指導が問題行動に対する対応にとどまる場合もあり、学校教育として、より組織的、体系的な取組を行っていくことが必要と明記されています。 生徒指導提要の内容について、全教職員の間でしっかり共有されているのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生徒指導提要は、平成22年3月、文部科学省から発出されたもので、生徒指導の理論、考え方や実際の指導方法等について、時代の変化に即して網羅的にまとめ、生徒指導の実践に際し、教員間や学校間で教職員の共通理解を図り、組織的、体系的な生徒指導の取組を進めることができるよう、生徒指導の基本書として取りまとめられたものであります。 豊山中学校では、この内容を職員会議や生徒指導委員会などで共有しております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 生徒指導提要が共有されているということは、校則や規則について、全教職員が統一した認識を持って組織的、体系的な指導をしているということで間違いがないでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) この内容につきましては、職員会議や生徒指導委員会で共有をしております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 先ほど質問をした臨時休校明けの制服について、1年生と3年生、それぞれの生徒指導の先生から、違う指導があったと聞いています。その後、一斉メールがあり、全員冬服登校をすることになったと私は聞いています。これでは、組織的、体系的な指導をしているとは言えないと感じています。 質問に戻ります。 全生徒に校則や規則を伝えるだけでなく、意味、理由を説明し、理解してもらうための取組をしているのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 挨拶、言葉遣い、身なりなどがなぜ大切か、学年集会、朝礼、学級活動などを通して指導しております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、先ほどの白い靴下だったりとか、髪型については、学校には一定のルールが必要で、社会に出てもルールがあるというふうに説明をしているということでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 繰り返しになりますが、そういった身なりなどがなぜ大切なのかということを指導しております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 次の質問に行きます。 校則は見直せるということを生徒や保護者に周知し、アンケートを実施するなど、見直しを求める意思があれば、反映される仕組みが必要ではないでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生活の決まりと心得は、校内生徒指導委員会において、生徒の実情、保護者の皆様の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえ、毎年度、少なくとも一回は見直すとともに、必要があれば、その都度検討を加えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、生徒や保護者からの声があれば、その都度見直している。つまり、靴や靴下、髪型について、見直されていないのは、生徒や保護者から声がないからという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生活の決まりと心得の見直しにつきましては、今の保護者の皆様の考え方をはじめ、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえて、検討して見直しをしております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) そのことは十分理解しましたが、見直しがされていない部分、靴や靴下だったり、髪型について、見直しがされていないというのは、生徒や保護者から声がないからということで理解してよろしかったですか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 繰り返しになりますが、保護者の皆様の考え方だけではなくて、今の地域の状況であるとか、社会の常識であるとか、時代の進展なども踏まえて、総合的に見直しをするものでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) すみません。正直、ちょっと理解ができないのですが、次の質問に移ります。 一人一人の児童・生徒の人格を尊重する時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならないという点で、現在の校則や規則では、男子、女子と区分されているため、LGBTやXジェンダーなどの生徒に配慮されていないため、見直しが必要だと思います。 LGBTやXジェンダーなどの児童・生徒にはどのように指導しているのか、また、していく予定なのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 性の多様性を踏まえた対応につきましては、文部科学省より、平成27年に、性同一性障害に係る児童・生徒に対するきめ細かな対応の実施等についてという通知が発出されています。新年度からスタートする新学習要領においても、多様な他者と協働することの重要性が説かれています。 個々の生徒の多様な実態を踏まえ、一人一人が抱える課題に、学習活動などの場面を通して、これまで以上に丁寧に対応してまいります。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 例えば、男の子が女の子の制服を着るというのは可能なのでしょうか。また、今まで、答えられたらで結構なんですが、そういう対応をしたことはあるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 例えばということにつきましては、ちょっと答弁を控えさせていただきたいと思いますが、男の人と女の人の服装が違うことをしたことがあるかということにつきましては、ちょっと今、把握はできておりません。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 性別のみによって、服装や頭髪を規定することは適切なのか、教育委員会の考えをお聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 服装や頭髪も含め、生活の決まりと心得について、生徒の実情、保護者の皆様の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえ、判断すべき事柄であると考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) ジェンダーレスの観点からも、新しい中学校建設の際は、多目的トイレや誰でも使えるトイレを設置していただきたいと思います。 昨年、国際基督教大学、ICUにオールジェンダートイレが設置されたそうです。このトイレは一般的なトイレと同じように個室が連なっており、例えば、私が入っているトイレの隣には、男性が入っているということが起こり得る構造になっています。このトイレの設置に携わった加藤教授の言葉がとても印象的でしたので、紹介をさせていただきます。「人権というのは、多数派の人が少数派の人の人権を認めてあげるというものでは絶対にない。」という言葉です。 中学生という多感な時期に、あなたは周りとは違う。だから、あなたには特別この制服を着ることを許可しますという考えが私には適切だと思えません。また、そう言われて着ることができる生徒が何人いるのでしょうか。そもそも、声を上げることもできない生徒がいるかもしれません。生徒全員がどちらの制服を着てもよいという校則に変更をすれば、女の子は寒い冬の日に、ズボンをはいて登校することもできます。どちらを着てもよいという風潮が広がれば、わざわざ申告をする必要もなくなりますし、周りに気兼ねなく自分の好きな制服を選ぶことができるようになるのではないでしょうか。 昨日、3月7日の中日新聞にも、安心できる学校とはというタイトルで記事が掲載されておりましたので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。 残念ながら、ここまでの質問を踏まえ、校則は児童・生徒の人権に配慮し、生徒自身が主体的に考える機会になるよう、工夫がされていないように感じています。校則はその学校だけで通用する校則から、社会のルールである憲法や法律を基盤としたものとなっていくよう、段階的にも見直しを進めるべきだと私は考えます。 また、その際は、教職員の長時間労働の現状を考慮し、学校任せにすることなく、全体を俯瞰し、コーディネート、サポートできる教育委員会に精力的に取り組んでいただきたいと思います。 総合的、総括的な見地から、教育長のお考えをお伺いします。 ○議長(岩村みゆき君) 北川教育長。 ◎教育長(北川昌宏君) 生活の決まりと心得の見直しにつきまして、先ほどから事務局長が何回か答弁しておりますとおり、生徒さんの実情、それから地域の状況、保護者の皆さんの考え方、そして、社会の常識等を踏まえ、検討すべき課題であるというふうに考えております。 豊山中学校では、これまでも、生徒の要望や保護者の皆さんの申出等を踏まえ、組織的、定期的に対応してきておりまして、引き続き、同様の対応を行うべきと考えております。 また、一般的に校則と呼ばれているルールの内容と申しますのは、社会通念に照らして合理的と認められる範囲において是認され、具体的に生徒の服装等にどの程度の規制を加えることが適切であるかは、校長の判断に委ねられるべきものと考えております。 学校が、生徒の実情、生徒や保護者の皆さんの要望を最も把握していることからも、教育委員会としましても、このような現状を尊重したいと考えています。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 文科省の義務教育の意義・目的に関する提言には、学校の目指す教育として、a、生きる力の育成を基本とし、知識を一方的に教え込むことになりがちであった教育から、子どもたちが自ら学び、自ら考える教育への転換を目指す。そして、知・徳・体のバランスの取れた教育を進展し、豊かな人間性とたくましい体を育んでいく。b、生涯学習社会を見据えつつ、学校で全ての教育を完結するという考え方を採らずに、自ら学び、自ら考える力などの生きる力という生涯学習の基礎的な質の育成を重視すると明記されています。 子どもたちに、校則があるから、ただ従わせるというのではなく、どうして校則があるのか、その必要性や理由を伝える必要があると思います。校則や規則の見直しは生徒にとって、自分の思いだけではなく、周りの友達、学校全体、社会に合わせる必要があり、総合的な判断力や情報収集力も必要となり、様々な体験をする貴重な機会にもなります。理由もなく一方的に押しつける指導は、児童・生徒の思考を停止させてしまうことにもつながると思います。子どもたちが日常生活の中で、様々な経験をすることこそが生きた学びとなります。学校は失敗、挑戦、やり直しなど、様々な経験ができる場所、そうあるべき場所であります。教育委員会や学校には、教育機関として、子どもたちに生活の中で考えさせる機会を積極的につくっていただくよう、切にお願いをします。 次の、通学時の荷物軽減について、質問をします。 ここからは、人権や生きた学びのためではなく、子どもたちの体を守るために、すぐにでも改善が必要な事項です。多くの保護者の皆さんにお話を聞き、協力もしていただいています。改めて真摯な対応を期待し、質問をします。 2018年、文科省より、児童・生徒の携行品に関わる配慮について通知があり、教科書やそのほか教材、学用品や体育用品などが過重になることで、身体の健やかな発達に影響が生じかねないことなどの懸念や、保護者などからの配慮を求める声が寄せられている。児童・生徒の携行品の重さや量について、改めてご検討の上、必要に応じ、適切な配慮を講じてほしいと明記されています。 通知を受けて、通学時の荷物について見直した点について、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 平成30年9月の文部科学省通知、児童生徒の携行品に係る配慮についても踏まえ、豊山中学校では、毎日持ち帰る必要のない教科書や資料、絵具、リコーダーなど、学校に置いてもよい物を大幅に見直ししています。 各教科担任が家庭でも学習に必要な物は持ち帰るように。一方で、授業で主に使い、毎回持ち帰る必要のない物は置いていってよいと指導しております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) すみません。携行品を間違えてしまったので、修正をお願いします。 学校からは、教科書やノートを持ち帰りなさいという指導はないということでよろしかったでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 家庭でも、学習に必要な物は持ち帰るように。一方で、授業に主に使い、毎回持ち帰る必要のないものは置いていってよいと指導しております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 分かりました。 現在でも、中学生は重いかばん、時には、10キロほどの荷物を持ち、体をかがめて登校をしています。身体の健やかな発達に影響を生じかねない状態であり、いまだに保護者から心配をする声が届いています。小・中学生共に学習道具だけでなく、水筒が必要です。さらに、部活動の道具や部活動用の水分が加わります。 ある国では、体重の10%以下を推奨し、それを超える場合、使用する道具を学校や家に置いていくべきと警告をしているそうです。ガイドラインに違反すると、学校に罰金を科すということもあるそうです。 そこで、身体の健やかな発達に影響を生じかねない重さとは何キロなのか。実際にかばんの重さがどれくらいなのか、計測し、適正な重さになっているのか、確認しているのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) かばんの重さにつきましては、生徒の個人差もあり、豊山中学校では、生徒の自主性に委ねるなどの柔軟な対応をしており、一人一人が無理のない判断をすればよいと考えております。 したがって、かばんの重さについて計測したことはございません。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 先ほども質問したのですが、身体の健やかな発達に影響を生じかねない重さというのは何キロになるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 今も申し上げましたが、生徒の個人差もございますので、何キロということは、具体的な数値としては申し上げられません。
    ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 生徒・児童からの声を聴くための取組はありますか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生徒議会や教育相談、生徒から提出される毎日の記録などで生徒の声を聴いています。 特に、毎日の記録では、副担任とやり取りすることにより、生徒はいろいろな悩みや相談を気軽にできるようになっています。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 児童・生徒、保護者への周知としては、どのようにしているのか、教えてください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生徒の携行品について、重さなど、見直しがあれば、その都度、学年集会や教科担任等から周知を図っています。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) では、親、保護者への周知はしていないという認識でよかったのかと、しっかりと周知している。つまり、今でもなお、重い荷物を持って登校している生徒は、自分の判断により、自分で選択をして重い荷物を持って登校しているということで間違いないでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 今も申し上げましたように、その都度、教科担任から周知を図っているということと、あと、先ほども申し上げましたように、個人差がございますので、何をもって、無理な重さのかばんを持っているとかということもお答えすることはできませんが、児童・生徒が自主的に判断をして、持ち帰っていると考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) すみません。1点だけ。保護者への周知というのは、どのようになっているのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) その都度、先ほども言いましたように、生徒だけではなくて、保護者へも周知を図っています。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) ありがとうございます。 時間がないので、最後の質問に移ります。 生徒・児童に任せるなど、柔軟な対応を検討してはいかがでしょうかという質問の予定でしたが、必要のない物は置いていってもよいとしていて、生徒の自主性に任せているとの答弁がありましたので、割愛します。 文科省は、児童・生徒の発達に影響が生じかねないこと。保護者などの声を聞き、荷物の重さや量について、適切な配慮をしてほしいと発信しています。 現在でも、中学生は、時には10キロほどの荷物を持って登校をしています。保護者の方は、私には、あの荷物は持てない。部屋に運ぶこともできないと話をしてくれました。1年生のときは、本当に毎日悲鳴を上げていたという声を聞いています。子どもたちの体のことを、皆さん、心配しています。 それでも、学校での計測は必要ないと考えているのか、お聞かせください。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 生徒が家庭学習で何が必要かということを自ら判断して、自主的に持ち帰るものを選んでいる実態があるため、これ以上の対応は、当面、必要はないものと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君。 ◆1番(作野桂子君) 今回の答弁については、私が生徒や保護者から聞いている内容と違う部分もとても多くて、困惑しています。教育委員会から話を聞き、生徒や保護者に再度確認をしましたが、やはり教育委員会の答弁とは一致しませんでした。中学校関係者に一般質問に来てもらうことはできないのかという保護者の方もいらっしゃいました。 議事録が出来次第、皆さんに確認をしていただき、アンケートを実施するなど、現状把握を再度して、質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(岩村みゆき君) 作野桂子君の質問が終わりました。 ここで、少し早いですが、次の質問もお昼でちょっとまた途切れるといけませんので、ここで、昼食休憩としたいと思います。 再開は午後1時としたいと思います。ここで、昼食休憩を取ります。---------------------------------------     午前11時41分 休憩     午後1時0分 再開--------------------------------------- ○議長(岩村みゆき君) それでは、昼食休憩を閉じ再開をいたします。 次に、3番柴田賢一君の発言を許可します。 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 3番柴田賢一です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき質問させていただきます。 まず1つ目、公共施設(さざんか)の維持管理ですが、令和2年12月定例会議案第103号一般会計補正予算において、総合福祉センター北館さざんかの改修工事の説明がありました。この改修工事の概要は、施設2階の南側ウッドデッキの補修等を行うというものでした。 このウッドデッキは、保育園児たちなどの避難路にもなっており、緊急性を要するとのことでした。私は閉会後、着工前にウッドデッキの状況を確認したいと思い、現地に足を運びましたが、このウッドデッキ以外にも幾つか気になることがありましたので質問させていただきます。 まず、総合福祉センター北館さざんかは、平成15年3月竣工、総工費5億7,540万円、総延べ床面積は1,736.88平方メートルというものです。現在、運営は指定管理者、社会福祉法人檸檬会へ委託されています。外観は斬新なデザインでまとめられており、機能的、かつ数々のアイデアが詰め込まれています。また、数々の目新しい機能も取り入れてあります。完成した当時には、他市町から多くの見学者が訪れていたことでしょう。 それでは、お尋ねいたします。 このさざんかの建設に当たり、その設計コンセプトはどういったものでしたか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 総合福祉センター北館さざんかにつきましては、青山・栄地区を対象に、世代を超えた交流の場として利用していただくため、総合福祉センターしいの木、南館ひまわりとともに、福祉コミュニティーの拠点施設として整備された施設でございます。 また、太陽光発電システムをはじめ、温暖化防止のための屋上緑化、駐車場地下の雨水貯留施設、ユーカリの木を利用したウッドデッキなど、災害対策や環境に配慮した設備を備えております。 設計に当たっては、「周辺環境に優しい施設」「誰もが気軽に集まり触れ合う施設」「施設の共有化による有効利用」「子どもたちに楽しい施設」「省エネに配慮し、維持管理の容易な施設」の5つを基本コンセプトとしております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 令和3年2月16日現在、町のホームページには、総合福祉センター北館さざんかは、福祉コミュニティセンターや児童館を併せ持った町北部の福祉の拠点です。建物は環境保全を考えた太陽光発電設備と屋上緑化を施してありますとの説明があります。 私がさきに申し上げました気になった点といいますのは、まさにこのホームページの説明の中にあります太陽光発電設備と屋上緑化です。 それでは、まず太陽光発電設備から質問したいと思います。 太陽光発電については、施設の規模からすると、とても全ての電力を賄い切れるものではないと感じましたが、どのような目的で設置され、施設のどの部分に活用されているのでしょうか。また、現在の稼働状況はどうなっていますか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) さざんかの太陽光発電システムにつきましては、施設の整備に伴い、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を受け、平成14年度に設置したものでございます。 本システムの設置に当たっては、太陽光や風力などの自然エネルギー発電の普及・促進を図ることを目的とし、発電された電力は、部屋の照明や空調機器など、施設が消費する電力の一部に利用しております。 1日当たりの発電量につきましては、さざんかの入り口に設置された発電量表示板で確認することができます。 現在、配線の一部に不良箇所があることや、太陽光パネルの経年劣化による発電量の低下が見受けられることから、不良箇所の修理や定期的な点検などを随時行うことにより、設備の適切な維持管理に努めてまいりたいと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) このさざんかに太陽光発電が設置された目的は分かりました。広告塔として一定の役割は十分に果たしたと言えるのでしょう。そうはいうものの、せっかく設置されているわけですから、故障したとしても、簡単にジ・エンドと結論づけるのは早計だと思います。 一般的に太陽光発電が稼働しなくなるときの可能性が高いのは、パワーコンディショナーの故障、配線の劣化、分電盤の故障などが考えられるとのことです。故障箇所を特定し、修理にかかる費用及びその後の定期点検等にかかる維持管理費と、以後の一定期間に太陽光発電で得られる見込みの電力料金とを比較、検証した後に、結論を出していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 先ほども答弁いたしましたが、太陽光発電システムにつきましては、太陽光パネルの経年劣化が著しいことから、また、耐用年数もかなり経過をしております。今後は発電量や設置目的の達成度などと修理や維持管理コストとの費用対効果を検証し、システムの更新等について、いろいろな角度から検討してまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 分かりました。かなり年数もたっております。早期に設置された太陽光発電設備については、発電能力もそれほど高くないかもしれません。現在の太陽光発電に比べますと、能力もやはり劣っているかもしれません。更新されることがありましたら、それ以後の電力料金と比較して、十分に検討していただきたいと思います。 次に、屋上緑化について質問いたします。 屋上緑化についても同様に、どのような目的で設置され、どのような構造になっているのですか。また、現在は機能していないように思われますが、それはなぜでしょうか。今後はどのようにされるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) さざんかの屋上緑化につきましては、温暖化の防止を目的に設置され、自動散水機能を備えた計11か所の植栽帯で構成された緑化設備でございます。 現在、植栽の設置は行っておらず、雑草の飛散等による雨水管の詰まりを防止するため、年1回清掃委託のみを行っております。 今後は、施設の長寿命化計画に基づく屋上防水工事を実施する際、設備の撤去を含めて、屋上緑化の在り方について検討してまいります。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) ただいま防水工事ということもお聞きしましたが、この屋上緑化は、夏季には屋根裏部屋の温度上昇を妨げる効果があるとのことですが、自動的に散水される機能により、さらに温度を下げることが期待できると思います。 ただ、散水機能ですが、心配な面もあります。一般的な屋根と比較しますと、自然の雨以外に散水されるということで、屋根としての防水機能は大丈夫なのかという点です。これまで雨漏りはありませんでしたか。これまで定期的なメンテナンスはどのように行われていましたか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 現在、屋上緑化につきましては、日差しが非常に強く、植物がすぐに枯れてしまうことから、植栽を行わず、自動散水も停止しているところでございます。また、植栽帯につきましては、先ほど答弁をいたしましたが、除草作業を毎年行うなど定期的にメンテナンスをしているところでございます。 施設の雨漏りにつきましては、運営に支障を来すような大きな問題は聞いておりません。既に法定耐用年数を経過していることから、施設の長寿命化計画に基づき屋上防水工事を実施してまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 定期的なメンテナンスをよろしくお願いしたいと思います。 今年度に修理したロール日よけや施設内の高所の掃除や電球の取替えなど、指定管理者と町との業務区分はどのようになっていますか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 施設の維持管理につきましては、指定管理者であります社会福祉法人檸檬会と施設の管理に関する基本協定を締結し、業務に係るリスク分担や費用負担をあらかじめ定めております。 ご質問にあります施設内の高所の掃除や電球の取替えなど、通常発生する維持管理につきましては指定管理者が行い、ロール日よけの取替えなど30万円以上の修繕等につきましては町が行っております。 その他、不測の事態や基本協定に定めのない案件が生じた場合につきましては、定期的に開催しております連絡調整会議において協議を行い、実施主体や費用負担を随時決定しております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 以上、維持管理という視点で幾つか気になったところを質問いたしましたが、どちらかと申しますと、維持管理に必要な予算要求は、財政的に有利な立場になく、担当者もご苦労されているところだと推察いたします。定期点検等において発見し、早めに手当てすることにより、支出を最小限に食い止める努力が必要だと思います。 では、最後に伺います。 指定管理者とは良好な関係を築いてほしいと常々思っていますが、定期点検等はどのように行われていますか。また、定期点検等で修繕を必要とする箇所が発見されたとき、どのようなプロセスにより対応されるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 消防設備をはじめ、空調設備や電気設備などの定期点検につきましては、指定管理者が関係事業者と委託契約を締結し、必要な定期点検を実施しております。 定期点検の際、修繕を必要とする箇所が発見されたときは、速やかに町へ報告していただくとともに、その金額が30万円以上の場合につきましては、施設の管理に関する基本協定に基づき、町が修繕などを実施しております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 建築物も附帯する設備も進化しており、それに伴いメンテナンスにかかる費用も増大していくと思います。また、附帯設備は当然のことながら建築物本体の耐用年数どおりに使用することができない場合が多いと思います。今後も継続して維持管理にしっかり目を向けていただきたいと思います。 続きまして、2つ目、給食運搬の危機管理ですが、令和元年6月定例会において、私は豊山町の新給食センターにおける衛生管理についてどのように考えていますかと質問いたしました。 答弁は、学校給食衛生管理基準に準拠し、HACCPの概念を取り入れた衛生的かつ安心なシステムを採用することとしているとのことであり、新給食センターによる給食を安心して頂くことができると確信したところです。 令和2年9月から稼働したこの新給食センターでは、衛生的かつ安心なシステムにより、おいしい給食が作られているわけですが、児童・生徒に届くまでに、給食がコンテナに格納され、そのコンテナが運搬車に積載された後、各学校へ配送されるわけです。 今回の質問は、この給食の運搬について質問いたします。 本町では、3小学校と1中学校の計4校へ配食していますが、何台の給食運搬車により運営しているのですか。また、その車両は町所有のものでしょうか、リースなのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 給食センターでは1台の配送トラックで4つの小・中学校に配送をしております。この配送トラックは豊山町所有であり、平成25年に購入し、旧の給食センターから引き続き使用しております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) この給食運搬ですが、配送のタイムスケジュールに無理はありませんか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 4小・中学校への配送は10時45分頃から開始し、12時15分頃には完了しております。通常日課の給食開始時刻は12時35分ですので、若干の余裕はあります。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) この給食運搬車両に不具合が生じないとも限りません。故障時、事故時、または車検時の代替車両、もしくは代替措置としてどのような方策を準備されていますか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 故障時や事故時の配送トラックの代替措置につきましては、調理委託業者または配送委託業者に協力依頼することを想定しております。配送トラックの通常の法定点検や車検につきましては、給食センターが稼働していない期間や時間帯を考慮し実施しております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) これまで、つまり自営で配食していたとき、また、委託した後、軽微なものも含め接触事故などありませんでしたか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 町の直営時におきましては、職員による給食センター内や学校施設内での軽微な接触事故は数件ございましたが、配送委託後の民間事業者による接触等事故はございません。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 給食調理については委託化されていますが、車両ばかりではなく、運転手の体調不良による場合には、どのように対応するのですか。あらかじめ交代要員が準備されているのでしょうか。また、急遽、町職員が交代要員となるようなことがありますか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 配送業務については、民間事業者に委託しております。運転手の体調不良等については、民間事業者により交代要員を手配することとなっております。また、急遽、町職員が交代要員として乗務するということはございません。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) これは最後の質問になります。 やはり心配でございます。豊山町の給食事業車両を1台増車する考えはありませんか。また、車両も委託化するなど、予備の車両を保有する考えはありませんか。 ○議長(岩村みゆき君) 安藤教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長安藤憲司君) 故障や事故などの対応のために配送トラックを1台増車することは、繰り返しとなりますが、調理委託業者または配送委託業者に協力依頼することを想定しておりますことから、考えておりません。 なお、配送トラックのトラブルを回避するため、運転前に点検を必ず実施することとしております。また、事故防止の観点から無理な配送スケジュールを組まない、安全運転に心がけ、事故を起こさないよう民間事業者に指導するなど、細心の注意を払いながら実施しております。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君。 ◆3番(柴田賢一君) 分かりました。年間を通して安定した配食をすることは、大変なことだと思います。毎日メニューが替わりますから、材料や調理方法も異なるわけです。管理栄養士さん、調理員さん、そして出来上がった給食を運搬する運転手さんなど、皆さんのチームワークなくしてはおいしい給食を届けることはできません。 最新の衛生管理により安全・安心が担保されている豊山町のおいしい給食を楽しみに待っている児童や生徒に安定して届けることができるよう、危機管理に取り組んでいただくようお願いをいたしまして、質問を終わります。 ○議長(岩村みゆき君) 柴田賢一君の質問が終わりました。 次に、2番岡島剛君の発言を許可します。 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 2番岡島剛です。 通告に基づき、大きく2点についてご質問させていただきます。 まず初めに、デジタル化についてであります。 本年9月にデジタル庁が各省庁のデジタル化を推進するために創設が予定され、マイナンバーカードの普及促進について、関連業務が総務省から移管されます。また、デジタル化に向けて押印が廃止されます。 マイナンバーカードは最高位の身分証明書であり、また、マイナンバーカードを使用して、印鑑登録証明書などのコンビニ交付サービスが受けられるようになりました。 私個人としては、認識不足などもあり、現在、マイナンバーカードを持っておらず、マイナンバーカード取得に向けて申請中でありますが、取得が大変遅くなり、もっと早く取得しておけばよかったと反省をしております。これからの社会には欠かせなくなり、非常に役割が大きくなると思います。 それでは、豊山町の現在のマイナンバーカードの普及率はどれぐらいでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 本町におけるマイナンバーカードの普及率は、令和3年2月末時点において、20.6%でございます。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 現在20.6%ということでございますが、令和3年2月1日現在の愛知県の平均が24.0%だと思いますので、県平均より少なくなっているので、今後の普及促進を期待しております。 では、続きまして、現在のマイナンバーカードを活用してできる行政サービスの内容はどのようになっていますか。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) マイナンバーカードは、転入や転出、税の申告など身元を証明する書類としてご利用いただけるほか、国が運営するオンラインサービス「マイナポータル」から、児童手当の認定請求や現況届、保育の支給認定の申請、妊娠の届出などを電子申請により行うことができます。 また、本年2月からは、マイナンバーカードにより、住民票の写しと印鑑登録証明書のコンビニでの受け取り、3月からは、事前登録により健康保険証としても利用することができるようになっております。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 大分いろいろなサービスが受けられるようになってきておりますけれども、続きまして、マイナンバーカードを利用することによって受けられる行政サービスの利点は、どのようなことがあるでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) マイナンバーカードを持つことの利点としましては、主に3点ございます。 1点目としましては、マイナンバーを証明する書類として活用できるということでございます。転入や転出などの手続や個人町民税の申告など、マイナンバーの提示が必要な場面で、マイナンバーカードをそのままご利用いただくことができます。 2点目としましては、各種行政手続がオンラインで申請できるようになるということでございます。国が運営する「マイナポータル」から行う児童手当の認定請求などの行政手続や、確定申告の際にご利用いただくことができます。 3点目としましては、本人確認の際の身分証明書として利用することができるということでございます。金融機関における口座開設や、パスポートの新規発給などでは、マイナンバーの提示と本人確認が同時に必要となりますが、マイナンバーカードであれば提示のみによって可能となります。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 利点はいろいろ分かりました。それでは、今後はどのような行政サービスが受けられるようになる予定でしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長。 ◎総務部長(小川徹也君) 国は今後、病院の診察券、運転免許証、薬剤の処方箋の電子化や、ハローワークカードなどの活用を予定しており、現在準備が進められているところでございます。 また、他の自治体では、マイナンバーカードを図書館の利用者カードや健康管理などに活用しているところもございます。 本町におきましても、国の動向を注視するとともに、先進自治体の活用事例などを参考に、新たな行政サービスについて調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) マイナンバーカードを活用した行政サービスが拡大されていくのに伴い、取得の促進をしなければなりません。今後のマイナンバーカードの取得促進をどのように進めていくでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 現在、住民課窓口においてマイナンバーカードの取得促進の一環としまして、交付申請の支援を行っているところでございます。 マイナンバーカードの交付申請方法には、次の4つの方法がございます。 まず、郵送による申請、スマートフォンによる申請、パソコンによる申請、駅やスーパーマーケットなどで見かけられる証明写真機からの申請の4つでございます。 このうち、郵送による申請とスマートフォンによる申請において、申請書の書き方や操作手順等が分からない方に対して、交付申請の支援を行っております。 また、本年2月からマイナンバーカードを使用して、全国のコンビニエンスストア等のマルチコピー機で住民票の写し等が取得できるサービスを始めております。 このようなマイナンバーカードの付加価値を上げることによって、マイナンバーカードの取得促進につながるものと考えております。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 総務省では、オンラインで確実な本人確認ができ、デジタル社会に不可欠なマイナンバーカードを令和4年度末にはほぼ全国民に行き渡ることを目指し、普及促進を加速しています。 マイナンバーカードの普及率が全国の市の中で2位の宮崎県都城市では、タブレットを活用した無料写真撮影サービス及びオンラインでの申請補助を実施することで、住民との対話する機会を創出し、丁寧な説明を通して制度への不安を払拭するという市独自の普及促進活動を展開しています。 マイナンバーカードの申請割合が特に少ない就業者層をターゲットとし、市民に寄り添うをテーマに、企業巡回型、公共施設・商業施設巡回型、説明会一体型の申請補助を実施しています。 このような事例などを普及率の高い市町村の事例を参考に普及促進に努めていただきたいと思います。 では、行政手続のデジタル化に向けて、どうしても残さなければならない手続を除き、速やかに押印を見直すという国の考え方の下で、押印が廃止されます。押印の廃止となる手続はどのようになっているでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 小川総務部長
    総務部長(小川徹也君) 内閣府に設置されております規制改革推進会議において取りまとめられました「書面規制、押印、対面規制の見直しについて」を受け、国において押印廃止の見直しが始まりました。 地方公共団体には令和2年7月に、総務省から行政手続における書面規制、押印、対面規制の見直しについて、積極的に取り組むよう要請があったところでございます。 また、同年12月には、内閣府から「押印見直しマニュアル」が提供されたことにより、全国的に行政手続における押印廃止の流れが加速してまいりました。 愛知県におきましては、法令等により押印が義務づけられている場合を除き、今年の1月から押印を廃止しております。 本町におきましても、愛知県や近隣市町の動向を踏まえ、今年の4月から押印の廃止を実施してまいります。対象につきましては、町民、事業者、外部機関からの申請や届出など、町が条例や規則などによって押印を求めております230の行政手続でございます。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) ほとんどの押印が廃止されるということで、行政手続が簡素化されていくということで、承知いたしました。 続きまして、大きく2つ目の質問に移ります。 地域猫についてです。 動物愛護法の概要の基本原則は、全ての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することがないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知った上で適正に取り扱うよう定めていますとなっています。しかし、飼い主のいない猫が見受けられますし、町民の方からも指摘されることもあります。 広報とよやま令和2年9月号の動物愛護週間の記事の中に、「飼い主のいない猫などには無責任に餌を与えないようにしてください」と書いてあります。 そこで、町として、この飼い主のいない猫を把握されているでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 現在、飼い主のいない猫についての把握はしておりません。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 把握はされていないということですが、猫に対する苦情とか、そういったものも入っていないでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 今年度における猫に関する苦情につきましては、今月に入り1件ございました。 過去3年間を見ますと、平成29年度に1件、令和元年度に2件あり、今年度の1件と合わせて4件の猫に関する苦情を受けております。 内容といたしましては、猫による自宅敷地内でのふん尿被害が3件、捨て猫が1件となっております。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 愛知県の所有者のいない猫適正管理マニュアルでは、地域猫活動とは、いわゆる野良猫を適切に飼養、管理するために、地域の住民の理解と協力の下で共同飼養する活動のことです。 その地域に住んでいる住民たちが協力し、動物愛護ボランティアの助けなども得ながら、地域に住み着いている「所有者のいない猫」に不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理します。併せて、餌やりやふんの始末を適切に行うことにより、猫によって迷惑を被っている住民たちの理解が得られるよう配慮をし、また、餌場やトイレの管理をすることで、地域の環境美化にもつながります。 地域猫活動はこうして地域ぐるみで、今、地域にいる猫を飼養しながら徐々に数を減らし、トラブルの解決を目指すものですとなっています。 地域住民、実施に関し専門知識のある動物愛護ボランティア、動物病院、行政などがそれぞれ役割を果たして取り組むと効果的になります。 では、地域猫活動の取組をする予定はありますか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 地域猫活動につきましては、議員がおっしゃるとおり、地域住民の理解の下、その地域に住んでいる住民の皆さんが協力しながら、地域に住み着いている飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように、地域ぐるみで共同飼養する活動であると存じております。 したがいまして、住民主体による地域猫活動は町といたしましても歓迎するものでございます。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) それでは、猫の不妊去勢手術にかかる費用は、雌で2万円から3万5,000円、雄で1万5,000円から2万5,000円ぐらいかかるようです。春日井市や小牧市、大口町など不妊去勢手術に補助金を出しています。 地域猫活動などをやろうと思うと、こういった不妊去勢手術を受けたりするのにお金がかかりますが、そういったものに補助金を出してはどうでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 他市町における猫の不妊去勢手術への補助金につきましては、飼い主のいない猫を地域猫活動により地域で飼養している地域や団体を対象に補助していることから、町といたしましても地域猫活動の取組が進むことを期待してまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) 地域猫活動を皆さんが始められると、またそうやって考えていただけるようですので、もう一つ、公益財団法人どうぶつ基金のホームページによれば、さくらねこTNR(TNR選考型地域猫)を行っています。TNRとは、Trap(トラップ)、捕獲する、Neuter(ニューター)、不妊手術をして目印に耳をVカット、Return(リターン)、元の場所に戻す、この3つを取ったTNR活動です。 さくらねこ無料不妊手術事業も行っています。江南市、半田市、常滑市、知立市では、行政枠で登録しています。また、捕獲器を貸し出している自治体もあります。 公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業に参加してはどうでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 日比野生活福祉部長。 ◎生活福祉部長日比野敏弥君) 公益財団法人どうぶつ基金は、過剰繁殖で殺処分されようとしている飼い主のいない猫の命を救う活動を行っている非営利な民間動物愛護団体であり、その活動の一つとして、さくらねこ無料不妊手術事業を行っています。 さくらねこ無料不妊手術事業は、議員のおっしゃるとおり、飼い主のいない猫に対し、不妊去勢手術を行い、その印として耳先を桜の花びらのようにV字カットを施し、元の場所に戻すというもので、地域猫活動の支援を目的として行っているようでございます。 利用に当たっては、行政枠、団体枠、一般枠の3つの枠に分かれており、行政枠は、どうぶつ基金と行政との協働として設けられた枠で、他の2つの枠よりも不妊去勢無料券の枚数制限がないなど優遇された枠のようでございます。 行政枠の登録につきましては、今後、本町における地域猫活動の活動状況を踏まえながら調査研究をしてまいりたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君。 ◆2番(岡島剛君) これからまた地域猫活動を皆さんにやっていただけるように、私たちもPRを申し上げまして、また町のほうにも、こういった活動にご協力いただきたいと思いまして、質問を終わります。 ○議長(岩村みゆき君) 岡島剛君の質問が終わりました。 次に、10番大口司郎君の発言を許可します。 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) それでは、町長ご自身の考え方、思いをお尋ねいたします。 町長就任から、はや4か月が過ぎようとしている現在、令和3年度予算編成が終わり、議会への議決審議に入っている今、町長の責務も一段落されたことと思います。 そこで、住民の皆様の言葉や私自身の経験に基づき、町長に選挙時のマニフェストも加味しながら、4点について、町長ご自身の考え方、思いをお尋ねいたします。 まず1つ。中学校移転建設について。 (仮称)中学校施設整備基本構想会議での議論は、これから行われると考えます。給食センターの跡地を含め、移転後の跡地利用はどのように考えておみえになるか、お尋ねいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) ただいま大口議員のほうから、給食センターの跡地のことと、それから中学校移転に伴う、中学校移転の跡地についての私の考えということでお尋ねがありました。 最初に、給食センターの跡地利用でございますけれども、私自身としては、敷地の条件や近隣の環境等を、諸条件を踏まえた上で、当然公的活用も含め、あるいは売却も視野に入れまして検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、中学校のほうの移転の跡地利用ですが、中学校を移転して新築したいというのは、これは私の考えでございまして、最終的にはこれは議会で、自分の意見等を反映して、この新しく設ける構想会議の意見を踏まえた上で最終的な方向は決定されるというふうに私自身は思っていますが、私自身の考えとしては、今、移転したほうがいいだろうという考えを持っています。 その跡地の利用につきましては、もし移転することになりましたら、やはりこの構想会議でいろんな案をいただきたいというふうに思っています。私自身の考えは、今の段階で申し上げるのが適切かどうか、ちょっと今のところは控えさせていただきたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 中学校移転に関連して、プール、豊山グランドも移転候補になっているのか、また、豊山スカイプールは利用者も多く好評を得ております。移転か廃止も中学校建設の中で考えていかれるのか、また、現在の中学校の体育館やプールはどのようにされるのか、何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 私自身の考え方については、あの選挙のときには申し上げましたけれども、基本的に移転をしたいと。移転の一つの候補地として、最良の候補地としては、スカイプールの跡地、スカイプールを廃止して、その土地というのを視野に入れてはどうかという意見を持っております。 もちろんこれは私自身の意見ですので、これからこの構想会議等を通じて、メリット・デメリット等を皆さんにお示しして、最終、私も判断をしていきたいというふうに思っております。 その際、当然、既存のプールも、まだ中学校のプールについては耐用年数もございます。国からの補助金の取扱い等のこともあると思います。その辺を含めて、全体の構想の中でやはり検討していくべきものというふうに考えていますので、ご理解いただけたらと思います。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 跡地利用は町の公共施設の現状と住民ニーズなどを考えるが、何よりも優先なのは、町の財産、つまり町民の大切な財産という意識を持ち、タイムリーに活用することにあると私は思います。その点はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) おっしゃるとおりだというふうに思っています。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 他市町では、新規事業の中で跡地利用もセットで考えていることはごく普通のことであります。特別なことでも無理なことでも何でもない、このことを肝に銘じて各分野で考えて進めていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 それでは、2点目の特別養護老人ホーム建設は、現在、北名古屋市地域に建設中で、令和4年竣工予定と聞いている。町長は12月議会の就任挨拶で、豊山町内に建設と明言されました。感覚的な確証があるのか、事務レベルを含む時系列を踏まえた計画、型を持った上での発言か、確認をしたいと思いますが。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 特別養護老人ホームの建設に対する考え方については、午前中の坪井議員のご質問でも答弁をさせていただきました。 西春日井郡が一体となって、特別養護老人ホームは今、6番目の特別養護老人ホームを建設して、来年の6月ぐらいには竣工の予定というスケジュールになっております。そこでまだ待機されている方がたくさんみえるというのも事実でございます。 大本は愛知県の計画で当然縛りがかかるわけですけれども、そういうことにつきましては、これまで第6を進めていく段階でも関係市町が調整をして取り組んでおります。 そういう中で、今、6施設の中で特養がないのは豊山町だけでございます。そういった観点から、次の第7番目の建設に向けては、豊山町に誘致ができるというふうに私自身思っていますし、関係市町、あるいは設立予定者の西春日井福祉会ときちんと話をして、これからの日頃の当然調整もございますが、これからも一層その調整に努めていきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 特別養護老人ホームにつきましては、今、町長のおっしゃられました来年、令和4年竣工計画であるということで、鋭意、今、建設が進められております。 確かに本会議でもご説明がありましたが、入所待ちの方が現在300人以上あるということで、今回の第6特養を建設いたしましても、120人の収容だと、現在でいくとまだ180人待ちができると、こういうことで、今、豊山にはありませんが、ぜひ豊山で造っていただければ幸いだというふうに思っております。 ただ、今までの実績を見ますと、6年強の歳月を要しております。これは主体が西春日井福祉会ですが、地元の豊山町役場、議会の役割、特に町行政の準備など、仕事は非常に多いと思われます。早めの提示を願いたいものでございます。どうですか。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 今の段階では、いつ頃とか、到底申し上げるわけにまいらないと。まず県のほうにきちんと西春日井郡全体として要望して、計画に位置づけていくということが真っ先に取り組むことだというふうに思っていますので、それについては積極的にやっていきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) それでは、3つ目に移ります。 町の財産である職員の教育及び指導はどのように進めていかれるお考えがあるのか。また、マイカー通勤の在り方について、町長のご見解をお尋ねいたします。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 町の財産でございます職員の教育及び指導はどのように進めていくかというお尋ねでございます。 私自身の町政に臨む考え方でございますが、いわゆるリーダー論ということで申しますと、自分が先頭に立って、いわゆる部下を強い統率力で引っ張っていくと、従来型のリーダーシップ論ということについては、いささか疑義を自分自身では思っていると。むしろ職員自らが先頭に立って、私は背中を押してあげると、あるいは道を誤らないような形で指導していくと、そういう格好が現状のいわゆるリーダーとして求められる姿じゃないかというふうに私自身は捉えています。 そういった中で、グローバル化が進む現在においては、働く人の価値観も多様化し、職員を引っ張っていくというやり方だけでは組織運営は難しくなってきているというふうに考えていると。 職場から応援されている、自分の存在を認めて大切にしてもらえる、そういう感覚があるからこそ、職員の職場に対する安心感が高まり、仕事に対しても主体的に取り組むという、そういう気持ちが生まれてくる、育まれていくのではないかというふうに考えています。 そのためには、まず、いわゆる通常の研修とか、そういう座学も必要ですが、私自身は、様々な人の考えや価値観に触れながら職員が自ら考え行動できる、そういう職場環境を醸成していくことが肝要であるというふうに考えています。 この点におきまして、例えば、今回、愛知県が進めております広域防災拠点の整備については、一つの側面を捉えれば、本町にとって人材育成の絶好の機会であるというふうに捉えております。新たに設置いたしております防災拠点推進室は、そのための体制・組織づくりの一環として考えてもおります。 防災拠点整備は、愛知県と連携しながら、町民の皆様と一体となって進めていく事業でございますし、町職員と愛知県職員との交流、あるいは町民の皆様との対話を通じて職員全体の視野を広げて職務の専門性を高める絶好の機会だというふうに考えております。 そんな形で、今後も実際の職務に準じた形で、そうした職員のいわゆる財産的な側面での指導、いわゆる育成を図っていきたいというふうに思っていますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 町長、あとマイカー通勤のことを。 ◎町長(鈴木邦尚君) マイカー通勤の在り方についてのことでございます。 職員の通勤手段につきましては、公共交通機関のほか、自動車、自転車、スクーターなどの交通用具を使用した通勤についても認めております。 周辺自治体におけるマイカー通勤の問題ですが、駐車場につきましては、本町のように公共施設の駐車場の一部を利用したり、あるいは私有地を利用したりと、それぞれ自治体において、いわゆる職員の負担を含めて様々な取組がなされています。 本町におきましては、公共交通機関のいわゆる利便性の高さというところから考えても、職員のマイカー通勤につきましては、必要な主要な通勤手段とせざるを得ないという状況でございまして、駐車場の問題につきましても、当面はこれまでどおり取扱いにしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただければというふうに存じます。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 職員教育については、今回、今、民間も官公庁も人づくりに力を注いでおります。町民というお客様、これはお客様ですね。お客様を満足させるには、従業員である職員自身が満足と誇りを持って仕事に当たることが重要であると思います。 職員の満足とは、仕事に必要な知見の研修、学習と、助け合う職場風土が相まって、初めて実現できる。そのため、きちんとした人材教育システムの計画的、継続的な実践が求められると考察いたします。 ある市町のリーダーの訓示でございます。職員である前に住民であれと強調されたという話を聞いております。マイカー通勤につきましては、コロナ禍という社会経済情勢と周辺自治体の状況を比較し検討して、慎重かつ適正な判断を求めていきたいと考えます。これについてはよろしくお願いいたします。 続いてやります。 続いて4点目、最後の質問です。 町長は現在、名古屋市東区にお住みになっておられます。住民の方々より住所地の豊山町変更はいつされるのかと尋ねられますが、どのようなお考えがあるのでしょうか。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) ご心配をおかけしておるかと思いますけれども、現時点では私自身の住居については変える予定はございませんので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 町長の住所地については、法で縛られる問題ではありません。しかし、アイラブ豊山という郷土愛、安心・安全という危機管理について、町民に分かりやすく、そして強く発信をお願いしたいと思います。 国では、今、菅総理大臣が官邸に住まわないという問題があります。それから、以前、長野県の知事でありました作家である田中康夫さん、この方は武蔵野市より長野県に住まわれたということでした。また、近隣では清須市長である永田市長、現在の市長でございます永田市長は、一宮市から清須市に移られております。永田市長は以前の副市長でございました。副市長の当時は一宮尾西から通ってみえたというふうに聞いております。 町長の言葉です。誰一人残すことない、住みたい町、住み続けたい町に向け邁進いたしますという言葉もございます。何か私の質問について、何か答えていただければ。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 豊山町に対する思いについては、私自身としては名古屋に住んでいようと、私自身の友人も豊山町にたくさんいますし、それから私の血縁者もたくさんいますから、同じような気持ちでいるということについてはご理解をいただきたいと思います。 また、多分、いわゆる災害時等のことについてご心配の向きもあるかと思いますが、通常、台風とか、いわゆる風水害であれば、これまでもそうでしたが、事前に情報は入りますので、私自身が副町長のときもそうですが、ここで待機をして、いわゆるその風水害の状況がきちんと終わるまでは、こちらでちゃんと待機しているという状況をやっていましたので、引き続きそれについてはきちんと対応させていただくということで、不測の事態も十分対応できるというふうに考えています。 あと、突発的ないわゆる地震みたいなときのことが多分ご心配になられると思いますが、ちょっと言い訳になるかも分かりませんが、そういう突発的な事案が起こった場合は、私自身もそうですが、皆さん自身もそうですが、どこにいるかは定かでないと、それが大前提ですね。 そうしたときに、町としてどういう態勢を取るかということについては、いわゆる地震等に対する防災の基本計画がございまして、もう既にマニュアル化されて、例えば本部長が欠けたときにはどうするんだとか、対応については一定のマニュアルが出ていますので、音信が途絶しない限りは私自身が当然指示できますし、音信が途絶したときにも、参集した職員がマニュアルに沿ってきちんとした対応をしてくれるというふうに思っていますので、それについては十分対応していくんじゃないかというふうに認識しておりますので、ひとつご理解をいただければというふうに思っています。 以上です。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 住所地を今のところ変えないという、今のところということは、可能性もありますよね。住所地を変えられるという可能性も含めておっしゃったというふうに私は理解しております。 なぜかといいますと、やはり対策、あっちゃいけない災害です。災害というのは忘れた頃にやってきます。その危機管理の問題で、やはり対策本部長で、そのときには対策本部長であられます、町長は。その町長の1分1秒の指示が、災害を小さく最小限にとどめるのか、最大になるのか、それは1分1秒の言葉だと私は思っております。 そういうことを勘案しますと、やはり豊山町にお住みになって、職員よりも早く、いち早く対策本部を立ち上げて、豊山町のためにご努力いただきたいというふうに私は思っておりますので、こういう質問をさせていただきました。 また、これもあまり言う話ではないと思うんですが、一応納税は名古屋市へ納税をされておられますね。できたら豊山町のお金は豊山町で何とかしていただきたいなという思いもございます。 危機管理について、対策本部長としての立場で、今、私が強くお願いしたんですが、どうですか。 ○議長(岩村みゆき君) 町長。 ◎町長(鈴木邦尚君) 貴重なご意見というふうに承っておきます。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君。 ◆10番(大口司郎君) 腹の中に収めるということではなくて、常にその思いはお持ちいただきたいと、こう思っております。これは私自身だけじゃなくて、豊山町住民の方が、また、先般選挙でご支援された方も、同じような思いを持っている方たくさんお見えになります。ですから、そういうことも頭の中へ入れて、ぜひご努力がいただきたい。ならばウエルカムです。本当にそう思います。よろしくお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(岩村みゆき君) 大口司郎君の質問が終わりました。 以上で一般質問を終わります。 本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会といたします。 傍聴どうもありがとうございました。---------------------------------------     午後2時11分 散会...