長久手市議会 > 2021-06-25 >
令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日)

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  1. 長久手市議会 2021-06-25
    令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日)


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    令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日) 令和3年第 2回定例会             令和3年第2回長久手市議会定例会(第5号) 令和3年6月25日(金)午前9時30分開議 1.本日の議事日程  日程第1  諸般の報告        議案の提出について  日程第2  一般質問         (個人質問)        大 島 令 子 議 員        わたなべさつ子 議 員        加 藤 和 男 議 員        川 合 保 生 議 員        さとう ゆ み 議 員  日程第3  議案第42号令和3年度長久手市一般会計補正予算(第6号)        (議案の上程、提案者の説明、議案に対する質疑、委員会付託)
    2.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ 3.会議に出席した議員    議 長 伊 藤 祐 司   副議長 山 田かずひこ    1番  わたなべさつ子   2番  石じま きよし    3番  伊 藤 真規子   4番  野 村 ひろし    5番  大 島 令 子   6番  冨 田 えいじ    7番  なかじま和 代   9番  岡 崎 つよし    10番  山田けんたろう   11番  田 崎あきひさ    12番  さとう ゆ み   13番  青 山 直 道    15番  ささせ 順 子   16番  木 村 さゆり    17番  加 藤 和 男   18番  川 合 保 生 4.会議に欠席した議員    な し 5.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │市長       │吉田 一平  │副市長      │鈴木 孝美   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │参事       │道地 孝史  │市長公室長    │加藤 正純   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部長     │中西 直起  │くらし文化部長  │浦川  正   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部長     │川本 満男  │子ども部長    │門前  健   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部長     │水野  泰  │市長直轄組織次長 │中野 智夫   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │市長公室次長   │若杉 玲子  │市長公室次長   │横地 賢一   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部次長    │加藤 英之  │総務部次長    │福岡 隆也   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部次長    │髙木 昭信  │くらし文化部次長 │磯村 和慶   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │くらし文化部次長 │日比野裕行  │福祉部次長    │近藤かおり   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部次長    │浅井 俊光  │子ども部次長   │飯島  淳   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部次長    │川本 保則  │教育長      │大澤 孝明   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育部次長    │山端 剛史  │         │        │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 6.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長  水野 敬久   議会事務局 議事課長                                福岡 弘恵                  午前9時30分開議 ○議長(伊藤祐司君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。  これより日程に入ります。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 日程第1、諸般の報告について。  議案は、議員各位のお手元に送付しましたので、御了承願います。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 日程第2、一般質問について。  一昨日に引き続き、個人質問の通告がありましたので、発言を許します。  この際申し上げます。  質問は通告の範囲において、簡明に発言願います。当局の答弁は、的確、簡明に発言してください。  それでは、5番大島令子議員、質問席へお願いします。             [5番 大島令子君質問席登壇] ○5番(大島令子君) おはようございます。  それでは、さきに今議会は4項目通告をしておりますので、順次質問を行います。  まず1項目め、N-バスの運賃見直しについてです。  N-バスの運賃を令和3年度の路線再編時に、65歳以上の高齢者(赤あったかぁど保持者)については、運賃を無料から100円に値上げることを予定しておりましたけれども、市民からの反対署名や議会からの要望で先送りになりました。1年ほどかけて見直すことになったということですが、今後の見直しスケジュールについて、お伺いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) N-バスの運賃見直しについてお答えいたします。  N-バスの運賃見直しについては、令和2年12月24日に市議会から要望書を頂いたこともあり、令和4年4月から運賃体系の見直しを行うことを目標としています。市として方針が定まり次第、議員の皆様に方針内容を説明させていただく予定です。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 運賃体系見直しについては、既に着手しているのでしょうか。また、方針はいつ頃定めるのか、具体的なスケジュールを聞いておりますので、再度答弁をお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 料金見直しについてどのように着手しているかとか、スケジュールについてでございますけれども、それにつきましては、今現在検討は進めている状況でございまして、まだいつ頃までに定めるかということも踏まえて方針が決まり次第、議員の皆様には御説明申し上げたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、皆様に今日、一般質問補助資料ということで配付しております、昨年の12月、議会からN-バスの運賃見直しに対する要望書を市長に提出しました。このことについて質問を行います。  まず、お手元の資料にその要望書があると思うんですけれども、1点目に関しましては、1年見送ったということで解決しております。  2点目ですけれども、65歳以上の高齢者運賃100円値上げは見送られましたけれども、2点目の年齢や所得の状況を踏まえた料金体系とするなど、このような観点からの方針について、再度見直すことについてはどう考えているのか、お願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) この議会からの要望書の65歳以上に向けての年齢、所得を踏まえた検討ですけれども、市としましては、65歳以上の赤あったかぁどを携帯している人を無料対象から外す方針ということで、今現在は考えておるところでございまして、その中でその方々全てが有料とすべきかどうか、そういったことも踏まえて、現在検討しているところでございます。なかなかまだつまびらかにいろいろと御回答申し上げることはできませんけれども、方針が決まり次第、御説明、報告させていただきたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) そうしますと65歳以上の全ての方を一律有料とするということではなく、一律かどうか検討、いろんな状況によって変わるということでよろしいですか。その内容は、今分かっている範囲では、どのような内容なのか、分かっている範囲で御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 検討している内容につきましては、先ほど申し上げたとおり、この65歳以上の赤あったかぁどを持っている方の中で、一部の方を無料の対象としていけるかどうかということも踏まえて検討しているところでございまして、具体的な状況につきましては、今の段階では御説明申し上げることはできませんので、何度も申し上げますが、そのあたり方針が決まれば御報告させていただきたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 議会からの要望書の3点目の現在進められている高齢者の新たな移動手段の施策が構築できるまでは、N-バス運賃の見直しを先送りするという要望については、現在新たな移動支援についてどのような検討状況でございますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) N-タクの実証実験では、新たな外出のサポートにならず、二重の投資になるため、事業実施には至りませんでした。新たな外出促進支援には、本当に移動支援が必要な対象者の発掘や手段の検討が必要であると考えており、今回移動だけでなく、外出先での行動支援を組み合わせた介護タクシーについて、要支援、要介護認定者1,515人を対象にアンケート調査を実施し、現在取りまとめを行っているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) N-タクの実証実験を2回行いまして、あまり芳しくなかったということで、今の御答弁で介護タクシー助成事業に関するアンケートを実施したということですけれども、この介護タクシー助成事業というのは新規事業ですか。どのような内容なのか簡単に説明を聞かせいただけませんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 現在考えている介護タクシーへの助成事業につきましては、新たな事業として考えているものでございます。既存の福祉有償運送とかそういうものとはちょっと違ったボランティアではなくて、営業で実施しているタクシー会社と協力してできるかどうかということになります。サービスの内容としましては、タクシーでの移動と、あとタクシーで目的地に着いた後に、また買物とか病院とかで行動の支援をするという組み合わせたものになります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 分かりました。  それでは、要望書4点目の今回の運賃の見直しにより、影響の出るN-バスを利用している65歳以上の赤あったかぁど所持者に意見を聞くことについては、意見を聞きましたか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) こちらにつきましては、やはり料金の体系の見直しについて、方針が決まり次第、議員の皆様に御説明申し上げた後に、N-バスを利用されている65歳以上の方に御意見を伺っていくことを考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。
    ○5番(大島令子君) では、昨日、田崎あきひさ議員からも質問が出ましたけれども、本年4月からのダイヤ再編に対しまして、多くの意見が出ているということでございまして、私のところにも何人か問合せがありました。運賃の見直しとセットで理解を得る必要があるのではないでしょうか。この点に関してはどのように受け止めていらっしゃいますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 再編後、市民の皆様からルート、ダイヤ等、様々な御意見を伺っているところでございます。それで市としましては、運賃体系の見直しは、やはりN-バスの運行を将来にわたって持続的に行っていくということが重要であるということで、市民の皆さんにやはりN-バスの運行を支えていただきたいということで、認識しているところでございます。ですので、議会の皆様からいろいろと御要望いただいておりますが、私たちの運賃見直しの方針が決まり次第、議員の皆様にお伝えしながら市民の皆さんにもいろいろと御意見を伺いながら令和4年4月の運賃改正に向けて御意見を聞きながら進めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 昨年の65歳以上、赤あったかぁど保持者有料化というのは、そもそも収支率が悪いというところからスタートしたような要望でございます。そこでN-バスは、過去数十年にわたり、有料乗車率を毎年公表しております。そこでダイヤ改正後の本年4月、5月の有料乗車率と、昨年、一昨年の有料乗車率を聞かせてください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) N-バスの有料乗車率でございますけれども、この4月につきましては22.4%です。5月が25%です。昨年、令和2年度ですが、4月が25%、5月が23.5%です。一昨年の令和元年度は4月が20.3%、5月が20.2%でございます。これはやはり新型コロナウイルス感染症拡大の状況下におきまして、無料での乗車している方々が乗車を控えているという中で乗車率が若干例年より上がっている部分もあるかなと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 今までいろいろ数点お聞きしましたけれども、私は、1年後の令和4年4月に運賃の見直しにこだわらずに、コロナ禍という状況も今年2年目を迎えておりまして、そういう中で皆さんが人流を避けるということで自粛をしておりまして、特に高齢者はコロナの影響で重篤化するということでございますから、正確なダイヤ改正後の利用者の状況が分からない、正確なデータが取れない、そういうことが考えられますので、どうしても来年の4月からという、見直しにこだわらずに1年半とか、2年ほど時間をかけて運賃の見直しについて考えてもいいと思います。それは先ほど介護タクシーのアンケートも行ったということとか、市議会からの要望に関しましても新たなそういう事業もありますので、少し余裕を持って見直しを考えていただきたいと思いますけれども、どうなんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 私どもとしましては、やはりN-バスの運賃見直しにつきまして、この再編後の状況もいろいろとつぶさに把握していく必要があるとは考えております。そんな中、N-バスの利用者の多くは、赤あったかぁど所持者の65歳以上の方の無料対象者でございます。今回の再編により有料乗車率というものが大幅に増減するとは考えておりません。ですので、有料乗車率もその中でございますが、料金見直しの中で、一つの指標であるとは考えているところでございます。今後、再編して、おおむね半年ぐらいをめどには、しっかり状況調査、利用実態を把握しながら利用者の声も聞き、令和4年4月を目標に料金見直しは行っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) やはり根本は、N-バスの収支、古くなった車両の購入ということも赤あったかぁど保持者有料というところで説明を何度も聞いてまいりましたので、ぜひ今、申し上げたことも考慮しまして、こだわらずに検討していただきたいということをお願いしまして、この1項目めは、終わらせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 2項目め、合併処理浄化槽設置整備補助制度の復活について。  本市の公共下水道普及率は約96%でございます。単独浄化槽はいまだ約1,500基あり、民間開発された戸建ての団地では単独浄化槽と合併処理浄化槽が混在しており、側溝に処理されないままの汚水が流れ、季節によってはゴキブリなどの発生や汚臭など衛生面の改善を求める声があります。これらの地域は本市の下水道計画区域に入っております。本市では合併処理浄化槽設置補助事業を平成5年に開始し、平成23年度に終了しましたが、下水道計画区域内では、いまだ下水管敷設事業は未着手で、いつ下水道に接続できるのか見通しの回答はなく、本市の公共下水道計画図はとても罪づくりな計画図となっている現状です。平成12年には水環境を守ることを目的とした浄化槽法が改正され、単独処理浄化槽の使用者は合併処理浄化槽への転換に努めることとなりました。下水道普及の見通しが立たない区域の市民のためにも、このような補助制度の復活をしませんか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 合併処理浄化槽設置整備補助制度の復活について、お答えいたします。  合併処理浄化槽設置整備事業補助制度は、下水道事業計画区域以外の区域において、専用住宅のくみ取便所、または単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ付け替えを行う者に対し補助金を支給する制度で、本市では5年間申請の実績がなかったため、平成23年度をもって廃止しました。今のところ、復活の考えはありません。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、皆さんのお手元の資料に長久手市公共下水道計画図の一部が入っております。これが先ほど申し上げました罪づくりな図ということでございますが、この下水道計画図によりますと、単独から合併処理浄化槽への切り替えに対する補助制度が廃止された後に、赤い実践で塗られた地域は公共下水道計画地域になりました。現実的に第9汚水幹線というのが黒い実線でありますけれども、ここは平成23年から25年に、そして真っすぐ尾張旭のほうに向かいまして、第11汚水幹線が平成25年、26年に工事が行われました。しかし、この計画が平成29年に決定されて4年目ですが、下水管の面整備が放置されております。ですから、計画はあっても面整備ができないということで、罪づくりな計画図、皆さん単独の方も生活排水が流れて環境悪化があるから早く下水につなぎたいなと思っている方もいらっしゃると思いますが、なかなか見通しがありません。下水道計画区域内であっても施工が見通せない区域の単独処理浄化槽の合併処理浄化槽への転換を市の単独の事業として補助制度をつくりませんかということが質問でございます。見通しが立たないところをいつまで放置しておいてよいのか、その見解を聞かせてください。 ○議長(伊藤祐司君) 答弁を求めます。建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 今後の下水道事業の計画区域内の下水道の整備等につきましては、こちら将来的な人口の減少に伴う使用料収入の減少ですとか、設備の更新に多額な費用が必要になってきます。それらの課題があると認識しております。  それからそのため下水道事業の見直しにつきましては、今回行政改革の重要課題事業にも位置づけられておりますので、市街化区域における整備の見直しというのも検討させていただく予定でございます。こちらにつきましては、今後検討委員会を立ち上げさせていただいて、これらの問題について委員の方々の意見を伺いながら市街化調整区域の整備の方向性を定めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 今の答弁は、下水道計画区域に入っている赤い実線で囲まれたところ、これ市街化調整区域ですが、ここの方たちは、下水の面整備ができないと解釈できますけれども、そういうことでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 面整備ができないというわけじゃなくて、整備のエリアについて考え直すことがあるということでお答えしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) そうしましたら、これは平成29年にこの範囲も下水道整備計画のエリアに決定しましたけれども、これをやめるという選択肢もあるということですか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) エリアにつきましては、先ほども申し上げたとおり、設備を更新していくのに非常にお金がかかりますので、その部分も含めて検討していくということで、止める、止めないというのは、今すぐここで決まっているわけではございません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 検討と言えば何でもいいという感じで非常に曖昧なことだと思います。市民にとっては、どこまで期待していいのか、諦めて自分で対策を練らないといけないのか、分からないです。  では、次の資料を見てください。これは岩作色金地域です。色金山歴史公園の北側にある戸建ての住宅団地。平成28年7月にこの地域の住民の多くの皆様からちょっと相談がありまして、現地に行きました。相談内容は、夜になるとゴキブリの大群が舞って、また悪臭に悩まされている。何とかならないかという相談でございました。環境課に調査を依頼したところ、この地域は単独浄化槽と合併処理浄化槽が混在しており、単独浄化槽からの生活排水、これはお風呂とか台所などですが、これが処理されないまま道路側溝を流れるので、このように汚泥が蓄積され、なおかつ1年中湿気があるので、夏になると虫の大量発生があるという説明を受けました。この1番目の上の写真を見てください。この網のところの側溝を蓋を開けたところが下の2枚目の写真です。側溝というのはきれいになっていて、汚水が流れるものと思っていましたが、多分四、五センチたまっていたので、これが原因で流れないんだなと思いました。そこで土木課が業者に工事を依頼して、側溝の汚泥の除去等を行いまして、またU字溝の底の部分の傷んだところの補修も直しました。ここは団地として比較的まとまっているものですから、広範囲な側溝に堆積物、汚泥がある地域を中心に直りました。私も見ましたけれども、おそうめんのくずとかがあったりして、やはり単独処理浄化槽と合併処理浄化槽が混在している地域というのは、こうなるんだなと思いました。昔は、どぶさらいとかいうことで、近所の人が定期的に掃除をされていましたが、この側溝の蓋も工具がないと市民の力では蓋が開けられなく、専門の土木会社の方が来て改善されたわけです。そういう意味から、私は面的整備に下水道の時間がかかるということであるならば、市民から改善要望があった場合、土木課と環境課が状況調査をしまして、側溝の洗浄や補修など速やかに行っていただきたいと思うんです。  この写真の裏側を見てください。これは岩作高山の地区の戸建て住宅内です。こちらの場合は令和2年、11月に相談がありまして、1月に掃除をしてもらったんですが、この地区の道路側溝には蓋がない箇所が大変長く続いております。汚水桝に向かって汚水が流れるときと、側溝が乾燥しているときがあります。ここはU字溝が古く一部が破損していたので、応急的に側溝の欠けたところを修繕し、また汚水の流れをよくするために、底打ちコンクリートを施工していただきました。写真は、上が欠けた箇所と生活排水が流れている道路側溝です。応急処置をコンクリートでした跡がありますけれども、ここは蓋がないものですから、本当に時間によって汚水が流れる時間帯と乾燥している時間帯があります。これが今、長久手市が下水道計画図として赤の実線で示された場所がこの2か所のエリアにあるわけです。ですから、今の答弁を聞きますと、大分時間がかかりそうであるならば、単独浄化槽による環境悪化について、やはり市民の方が何とか改善してほしいという要望があれば、当面の間、土木課と環境課が相談しまして、速やかに対応していただきたいと思いますが、お約束していただけますでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(川本保則君) 市内の全てが管理区域でありますので、現地をまず確認させていただきまして、排水機能の支障等を勘案しまして、予算の範囲内になってしまいますが、適宜補修等を行っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 市としても右から左に予算が組めるわけではないということは承知しておりますが、こういう地域が長久手に下水道普及率96%と言われ、住みよさランキングの一つの指標にもなっておりますけれども、こういうエリアもあるということを御理解いただきまして、当分は対処していただきたい。お願いします。  では、次の質問に移ります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 3項目めは、公契約条例の制定に向けてでございます。  公契約条例は愛知県下では16自治体が制定、または検討中です。本市では、令和3年の9月議会での条例制定を目指し、パブリックコメント及び説明会を行ってまいりました。本市の公契約条例の目的は、発注者と受注者の責務を明らかにし、公共事業等の品質の確保、従事する労働者等の労働環境の整備を図り、地域経済の発展や、豊かに安心して暮らすことができる地域社会の実現に寄与することとなっています。そこで本市の置かれた環境条件を踏まえて単なる理念条例とならないよう、以下お伺いしたいと思います。  (1)制定に当たり本市の重視すべき基本視点はどのようですか。  (2)これまでの自治体運営は、最小の経費で、最大の効果を突き詰めてきました。現在行政改革という名の下に人件費の抑制、民間委託、指定管理者制度の導入が検討されております。このまま進むならば、本市は公共サービスに従事する人々の賃金に関心を持っていかないと自治体がワーキングプアをつくり出しかねなくなる。このように思っております。このような認識を条例に反映させるべきと思いますが、どのように考えているのでしょうか。  (3)公契約の概念を拡大して請負契約だけではなく指定管理者、委託契約等も対象契約とすべきと思うが、どうでしょうか。  (4)対象労働者に雇用契約だけではなく請負契約者も対象とすべきと思いますが、どうでしょうか。  (5)フェアな労働環境を確保するということから、男女共同参画や次世代育成支援、障がい者雇用等の社会的価値を重視した評価項目とする総合評価入札方式の導入など入札改革をすべきと思いますが、どのようでしょうか。  (6)労働者、使用者、公益代表などの構成による労働報酬の審議組織の設置は考えているか。  以上、6点伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 中西直起君登壇] ○総務部長(中西直起君) 公契約条例の制定に向けて、お答えいたします。  1点目について、公契約条例では、次の4点を基本方針とします。  一つ目は、透明性及び競争の公正性を確保し、不正行為の排除を徹底すること、二つ目は、予定価格の算出、契約相手の決定、その他の事務を適切に行うこと、三つ目は、労働者等の適正な労働環境を整備すること、最後に、地域経済及び地域社会の健全な発展を図ることです。  2点目について、労働者等の適正な労働環境を整備するため、市が特に必要と認める公契約について、労働条件の確保に関する報告を求めるなど、必要な措置を講じます。  3点目について、この条例において公契約とは、市が締結する売買、賃借、請負その他の契約を指すため、委託契約は公契約に含みます。なお、公契約の概念を拡大し、指定管理者との協定を公契約とみなして条例を適用することは考えていません。  4点目について、この条例の適用を受ける労働者等には、受注者に雇用されて公契約に係る業務に従事する、労働基準法第9条に規定する労働者だけでなく、労働の対価を得るために、事業者との請負の契約により公契約に係る業務に従事する者(いわゆる一人親方)などの請負契約も対象としています。  なお、3点目及び4点目について、公契約とする契約の範囲、この条例を適用する労働者等の範囲などは、条文で明記します。  5点目について、価格のみならず、その発注案件に合わせた評価項目を設定し、これらを総合的に評価して契約相手先を決定する方法として、公共工事では総合評価落札方式、また、設計や業務委託ではプロポーザル方式を実施しています。公共工事における総合評価落札方式では、ワーク・ライフ・バランスを推進する企業をより幅広く評価する取組として、愛知県ファミリーフレンドリー企業登録、及び女性の活躍推進宣言の実施、並びにあいち女性輝きカンパニー認証を評価項目に取り入れています。  さらに、建設業界における中長期的な担い手の確保に寄与するため、若年技術職員の継続的な育成及び確保の取組についても、令和3年度から評価項目に追加しました。また、設計及び業務委託などのプロポーザル方式においては、あらかじめ企画提案の審査を行うための審査基準・配点・審査方法を設定します。男女共同参画・次世代育成支援・障がい者の雇用促進を初めとする各種社会的な取組の評価を審査基準に設定することについては検討しています。  6点目について、条例では労働報酬の基準を定めないため、労働報酬の審議組織の設置は考えていません。なお、制度をより適切に運用するため必要に応じて、学識経験者や事業者その他関係団体からの意見聴取を行うこととします。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、公契約とは簡単に言うと、具体的にどのような契約ですか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 公契約とは公共事業を行うに当たりまして、工事あるいは物品の調達、業務などを民間企業などに発注する際に締結する契約のことを言います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 公契約の定義に指定管理を含めないという答弁でしたが、なぜですか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 指定管理者の指定というのは、行政処分に当たります。条例の有無によらず、市が行政処分庁として法令を遵守し、適正な管理運営を行うことの管理権限がございます。業務に従事する者の賃金情報を応募書類などで提出させたり、年度ごとに事業の報告書を提出させるなど、適正に管理業務が履行されているかを確認しております。関係法令に基づいて指定された指定管理者との協定を公契約の概念を拡大して、この条例そのものに含めるということは、その適用上もなじむのかといったことから対象とはしておりませんけれども、市の管理権限によりまして、適正な労働環境の確保についても、確認していくものとなります。  なお、条例制定後につきましては、公契約の理念、目的等の整合も取りながら、適正に管理業務が行われていることを確認してまいります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 指定管理者から年度ごとに事業報告書が提出されるという答弁で、それによって雇用者に適切に賃金が払われているかどうか分かるということですが、これは資料請求などで公開されるという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 現在、市役所の情報コーナーですとか、ホームページなどでは、公開はしておりませんけれども、議員がおっしゃるように情報公開の手続、あるいは資料請求、そういった手続を踏んでいただければ見ることは可能でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 指定管理者が行っている業務も原資は税金であり、公的なサービスです。条例適用はできないという答弁ですが、この公契約条例は、施行規則とか、要綱を今後作成していくと思いますが、豊橋市などは特別な契約ということで条例の中に含まれているわけですね。ですから、長久手市におきましても、これから9月議会に向けて条例文が検討されていきますので、これに代わる、情報の公開もできるということでございますので、これに代わる措置の検討をしてもよいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 議員がおっしゃるように検討してまいりたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、3点目及び4点目の答弁で、条例を適用する労働者等の範囲等は条文で明記するということです。労働者の範囲には、外国人技能実習生や狭い意味での労働者に入らない人々も工事現場にはいると思います。労働基準法第9条に規定されている労働者以外にも多様な働き方、雇用のされ方がある人がいます。参考資料を見てください。ちょっと順番が違っておりますけれども、平成28年10月18日付資料照会で、区画整理課、文化の家、子育て支援課、教育総務課において予定価格5,000万円以上の一般競争入札で市内業者以外が落札した案件で下請会社が分かる資料で、これを資料請求しましたものを私が手書きでまとめて、読みづらいと思いますが、資料に出させていただきました。  まず文化の家の建築改修工事は、たくさんありますけれども、専門的ですから、元請とか、1次下請は少ないです。長湫北保育園の場合は、木造建築ということで左側に元請の下に1の横に22者というのは、1次下請が22者、2次下請が18者、3次下請が4者という意味です。  その次のページを御覧ください。教育総務課からは、学校の屋内運動場耐震化工事といろいろなバリアフリー工事とかありまして、それぞれ見ますと、1次下請が151者、2次下請が38者、3次下請が4者、その次のページが区画整理課、これは1次下請が79者、2次下請が45者、3次下請が14者、4次下請が3者というように長久手市の公共工事というのは元請のほかに、これだけ多くの下請の人々の労働者によって、この方々の賃金など、全部税金です。本当に多くの方々がこういう工事現場では働いているわけなんですが、派遣労働者の派遣元にも例えばこの条例が及ぶのか、また労働者の範囲というのは、労働基準法第9条に定められた以外の働き方が今たくさんあると思いますので、市としては、この条例の中で労働者の範囲については、どこまでを範囲として、今後条例をつくっていくのか、具体的に聞かせてください。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 市発注の工事、いろいろ御紹介いただきましてありがとうございます。労働者等の範囲、そのイメージということでございますけれども、この条例で言います労働者とは、労働基準法第9条に規定する労働者でございまして、議員おっしゃるように、公契約の受注者等に雇用される者ということになります。例えばでございますけれども、その雇用される正規職員は当然のことながら日雇労働者、あるいはパート、アルバイト、おっしゃるような派遣労働者等も含めていくということ、それから自ら労力を提供し、公契約に従事する、例えばフリーランスと呼ばれる方々ですとか、工事など一人親方といった方々も含めていくという意味でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 幅広い範囲を答弁くださってありがとうございます。  では、労働報酬の基準を定めるべきと思いますが、定めない理由は何でしょうか。お手元1枚前に、これは豊橋市の公契約条例の特定公契約に該当するため、労働報酬下限額が定められていますということで、裏のページには、労働報酬下限額一覧表というのがあります。1番目、特殊作業員は1時間2,370円、そして交通指導員Bの人は1,330円ですとか、2番目に工事請負以外の契約、業務委託契約ですとか、指定管理協定942円とか、労働報酬の下限額を示した一覧表です。それでこういうものはありますけれども、なぜ労働報酬の基準を定めないのか、お聞きします。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 市が労働報酬に関する基準を定めるということになる場合でございますが、今御紹介いただいたように、豊橋市の事例でございますけれども、業種ごとにいわゆる画一的に定めるといったことになろうかと思います。労働単価につきましては、いわゆる国が定める地域別最低賃金も考慮しながら、雇用主でその方の技能ですとか、資格、あるいは勤続年数等も加味しながら決めていき、労働者との間で雇用契約を締結したものがそれぞれ労働者一人一人の適正な価格になってくるのではないかなと考えております。市は、適正な積算基準を用いて予定価格を定めまして、市内事業者の受注確保にも取り組むということで、雇用環境の安定、労働環境の改善、そして労働賃金の確保につなげることが最も重要だと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) ここに文化の家施設管理委託仕様書というのが以前資料請求したのがありましたので、今日目を通してみました。そこで常駐管理業務ということで、文化の家も数年前から大規模改修後、受付を職員がやらずに委託会社の女性の事務員が受付のカウンターに配属されております。その仕様書を見ますと、常駐の管理業務の方は、単価が1時間1,650円、受付案内業務、これは8時45分から17時まで、17時から22時、閉館まで、ともに1,350円です。これは公契約になりますね。ここで私が気になったのは、この方々が、元請というか、発注された会社名はここでは申し上げませんが、ここにはこういう仕様書で時間1,350円ということですが、実際私たちが文化の家に行って、受付にいる職員の方が一体幾らもらっているのかということが気になるわけです。その方々も自分の賃金が時間給幾らということが分かれば、豊橋市の表のところの右、労働者の申出ということで、賃金が支払われていない場合や、支払われた賃金が労働報酬下限額を下回っている場合に、市長及び事業者に申し出ることができますということで、一定私たちになじみのある施設で働いている。例えばこの本庁舎でいえば、また清掃業務も職員以外の方がやっております。その方たちが挨拶してくださって、廊下とかお部屋の掃除をしてくださっておりますけれども、その方たちも税金で私たちの働く庁舎の掃除をしてくださる。職員ができないことをそういう民間の方がやってくださっているわけなので、そういう人たちが一体幾らでお仕事されているのか。私は庁舎の方々はとても気持ちよく挨拶してくださっているので、賃金も満足しているだろうなとかいうことも分かります。だけど、例えばほかの施設に行ったときに、いろいろミスがあったり、コピーの使い方をマスターしていなかったりとか、普通の市民から見ますと、その方が市の職員ではないということは分からないんですね。やっぱりそういうときに、自分のしている労働の対価に対して正当な賃金が払われていたら、明るい笑顔で気持ちよくお仕事もされると思います。そういう意味で私はこの賃金に対しましても、条例の中で、また施行規則、要綱の中で、やはり何か税金で職員の代わりに誇りを持って委託業務をしているんだという、そういう誇りを持ってできるような、公契約になることを望んでおります。そういう意味で、これから条例をつくるということでございますから、ぜひこういうことも考慮していただきたいと思いますが、再度答弁をお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。
    ○総務部次長(加藤英之君) 議員がおっしゃるように、利用される市民の方々はそこで働いている方、窓口の方、市の職員なのか、業者さんなのか、それは分かりません。いずれにしても、市民サービスの質を共に上げていくということは大変重要なことだと思いますし、そのためには働く方々のモチベーションですとか、誇り、意識も持っていただく必要がありますので、共にそういった部分は共有して質を上げていけるように努めていきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) では、契約事務に対しまして、第三者的な委員会を設置して、契約、そして履行のプロセスを公開していくことが重要と思いますが、そのような委員会の設置は考えておりますか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 競争入札におきましては、今年度からあいち電子共同調達システムにおける電子入札で実施しており、開札の結果はシステムで即時公表されます。誰でも見ることができる状態になるということです。また契約をした後におきましては、契約の締結日ですとか、契約の相手先、その金額、契約結果を行政課の窓口、あるいは市のホームページで公表するなど競争入札の透明性の確保に努めているということになります。  それから契約事務に関しての第三者委員会ということですけれども、契約事務の透明性、公平性に努めまして、ルールに基づいて着実に実施しておりまして、議員おっしゃるような新たな第三者委員会などの設置ということの必要性については、特には感じておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 今、一般競争入札とか、主に工事関係の契約のことで答弁されましたけれども、公契約の範囲には、物品の調達ですとか、プロポーザルで業者選定ですとか、いろんな契約が含まれますので、また9月議会まで時間がありますので、今回は、条例の骨子だけ私たちは見て、私もこの質問を考えました。これから条例案が議会に示されると思いますけれども、今日の質問の答弁を参考に、また9月議会でしっかりと審議していきたいと思っております。この質問は、これで終わらせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 4項目め、野生生物担当部署を設置しないか。  コンクリートに覆われた市街化区域に、近年野生生物の出没や、動物の餌づけによるふん害、住宅地での養蜂事業者の巣箱設置等が発生しています。本市の地形は東に広大な東部丘陵、西は区画整理事業による市街化区域となっています。東部地域で行われている宅地開発、モリコロパークでのジブリパーク建設工事などにより田畑や森林が減少し、また近年の地球温暖化による生態系の変化で野生生物はすみかを追われ、コンクリートで固められた人間の住む地域にまで餌を求めて出没しています。野生生物は自然環境そのものでありますが、苦手な市民も多いのが事実でございます。相談窓口を設置して、人が野生生物を恐れず仲よく生きることのできるまちにしませんか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 野生生物担当部署を設置しないかについて、お答えいたします。  野生生物との共存は生物多様性を保つ上で重要な事項と考えており、令和3年3月に策定した第4次長久手市環境基本計画においては、豊富な生き物が生息する長久手の価値の見える化の推進を重点施策と位置づけています。環境課においては、生物多様性の重要性や長久手の自然の理解を深める情報の発信や、市民向け勉強会の開催を通じて、生き物の正しい知識を持つ人を増やす取組を行っており、相談にも応じています。今後も野生生物担当の窓口は、環境課が担っていきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、皆さんのお手元の資料、最後のページを御覧ください。  これは先月5月に市街化区域のあるマンションに迷い込んだ野生生物ヤマカガシということが後で分かりました。藤が丘の駅に近いマンションですので、そこはコンクリートだらけで緑は畑とかしかありません。このヤマカガシがあるマンションの階段の下にいまして、時々出てくる。そして発見した人たちが大変怖がりまして、環境課に電話をしました。そして担当者が2人みえまして、ヤマカガシですねということで。環境課はそれだけです。発見した住民の方は、小さい頃ヤマカガシにかまれて亡くなった友人がいるということで、大変危険な蛇であるという認識でした。夕方になりましたところ、階段を上ってマンションの2階の踊り場まで行った。住民の皆さんは、管理組合から退治をしてくれる、とにかく移動してくれる人を探しまして、翌日11時に来てくれると。一晩このヤマカガシが階段を上って、どんどんゆっくりゆっくり上に行くので、怖いわけなんですね。そういうときに、私の知人が来て捕まえて香流川に流してくださった。そういうことで何かあったときにすぐに環境課としては、最新の情報を集めて対応できる人を幅広くリスト化しておくことが必要だと思います。現在の対応では不十分と思います。環境課としましては、平素から様々な対応がすぐできるように備えておく。それが部署なのか、係なのか分かりませんけれども、もうちょっと今の時代に即した野生生物の担当係を設置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 市内に多くの野生動物がいるわけですけれども、環境課には、様々な野生動物に関する問合せが多く入ってきております。多くはやはりスズメバチが多いんですけれども、やはりハトとかスズメ、タヌキ等もあります。蛇もその一つかと思いますが、野生動物の対応、駆除、捕獲というのは、やはりなかなか素人では手が出しづらい、逆に危険な目に遭うということもございます。その中でやはり市としましては、発見した場合、専門業者を紹介しているところでございまして、いわゆるペストコントロール協会がございます。特に今回の蛇の件でございますが、やはりそういった協会にお願いすると業者が駆けつけます。駆けつけたときに、大半がやはり蛇というのは場所を移動してどこかに行っちゃうということがあって、どうしてもそのときに業者が出向いたときには出張費が出ちゃうので、なかなかお勧めしないということが、協会からの御返事だということは伺っているところでございます。ですので、その中で対応をどうするのかでございますが、やはり市民の皆さんの中でも御近所、また共生ステーションとか自治会等でそういった蛇等、こういった害虫駆除に対応できる人がいないかどうかも含めて情報共有しながら話し合っていただきたいということがございますし、市としましても、やはりそういったことについて地域の中でそういった人がいないかどうか、情報をつぶさにしていくということも一つの方法かと思いますので、やはり市もそうですが、市民の皆さんのほうでもそういった捕獲していくような人が誰かいないかということを話し合っていただくようなことも必要ではないかと思っているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 持ち時間がなくなりましたので、大島令子議員の個人質問を終結します。  冒頭、音響機器に不調がありました。一部御迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした。  この際、暫時休憩します。再開は午前10時45分とします。                  午前10時33分休憩               ――――――――――――――                  午前10時45分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。1番わたなべさつ子議員、質問席にお願いします。            [1番 わたなべさつ子君質問席登壇] ○1番(わたなべさつ子君) では、議長のお許しを頂きましたので、順次質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  まず、生活保護についてです。  生活保護基準は、憲法第25条に基づく公認の国民生活の最低限を規定するものです。保護基準以下の収入しかなければ誰もが保護を申請することができます。厚生労働省は、生活保護法による保護の実施要領の取扱いについての一部を改正し、令和3年4月1日から適用されました。扶養照会について、特に丁寧な聞き取りを行い、対象の扶養義務者が扶養義務履行ができない者に該当するかどうかを確認することを求めるとともに、調査手順を分かりやすく整理しました。  (1)令和2年4月1日、令和3年4月1日現在の生活保護者数はどのようですか。  (2)その申請者の状況はどのようですか。  (3)市は厚生労働省が示した新しい扶養照会の対応をしていますか。  伺います。よろしくお願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本満男君登壇] ○福祉部長(川本満男君) 生活保護について、御答弁させていただきます。  1点目について、令和2年4月1日現在の生活保護者数は93世帯、112人、令和3年4月1日現在の生活保護者数は104世帯、122人となっており、11世帯、10人の増加となっています。  2点目について、本市における生活保護申請者は、これまでの申請者と同様、傷病や障がいが主たる申請原因となっています。  3点目について、2月26日付事務連絡において、扶養義務の取扱いの一部に見直しがあり、要保護者の生活歴等から特別な事情があり、明らかに扶養ができない者について、20年間音信不通であるとされていたものが、当該扶養義務者に借金を重ねている、当該扶養義務者と相続をめぐり対立している、縁が切られている、10年程度音信不通であるとされたところです。本市においては、従来から生活保護制度に基づいて、扶養義務の履行が期待できる者に対して扶養照会を実施しており、照会を実施することにより本人の自立を阻害すると認める場合などは照会を控えるなど本人からの聞き取りのほか、個別の状況を判断して実施しています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、1点目から順次質問をいたします。お願いいたします。  1点目について、令和3年4月1日における、生活保護法における保護総数は104世帯、122人とのことであります。令和3年4月1日における生活扶助、住宅扶助、教育扶助、就労自立給付金、医療扶助、介護扶助、それぞれの人数はどのようですか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) それぞれの世帯数としてお答えさせていただきます。  生活扶助が93世帯、住宅扶助が98世帯、教育扶助が3世帯、医療扶助が86世帯、介護扶助が35世帯です。就労自立におきましては、昨年度のケースになりますと、1件ほどございます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) それでは、2点目について、申請者の状況は、傷病や障がいが主たる申請原因ということでありますけれども、傷病や障がいを申請理由とする者のうち、稼働年齢、いわゆる15歳から65歳未満の方は何人いたでしょうか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 昨年度の状況で申し上げます。令和2年度新規申請は31件で、そのうち、傷病や障がいを理由とした申請は20件ありました。その20件のうち、15歳以上65歳未満の方は15人となっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 稼働年齢とされる15歳以上65歳未満は15人ということでありますけれども、コロナ禍が続いている中で、今後も増えると予想されますが、今後どのように対応されますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 申請される方におきましては、様々な事情を抱えております。まずは、体調を整えることが重要である方については、病院への受診勧奨をし、体調を整える支援を行い、就労を希望する方につきましては、就労支援をすることで自立に向けた支援を行うなど、それぞれの方の状況に合わせて対応していきます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 扶養照会とは生活保護の申請者や受給者の三親等内の親族に対して、金銭的または精神的援助が可能かどうかを問い合わせる行為でありますけれども、親族に生活保護を申請したことを知られたくない生活困窮者が申請をためらう原因の一つになっています。令和3年1月の参議院予算委員会で扶養照会について、厚生労働大臣は法的な義務はないと答弁しています。市が現在行っている扶養照会は主にどのような内容ですか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 扶養照会におきましては、主に被保護者に対する精神的な支援ができるかどうか、金銭的な援助ができるかどうかについて、照会を行っております。なお、年1回一斉に照会を行うほか、必要に応じて随時行わせていただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 令和3年4月1日における生活保護数は104世帯、122人において金銭的な援助を受けている世帯はありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 具体的な件数におきましては、ちょっと控えさせていただきたいと思いますが、金銭的な援助を受けている世帯はございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 市は扶養照会について、主に被保護者に対する精神的な支援ができるかどうか、金銭的な援助ができるかどうかについて照会を年1回、一斉照会を行うほか、必要に応じ随時行っているということです。扶養照会は申請者の三親等、親や配偶者だけでなく、兄弟、孫にまで問い合わせる行政行為です。金銭的扶養は被保護者の収入として扱うとしていますので、金銭的援助を受けた金額が生活扶助費から減額されます。菅首相も生活保護は国民の権利と改めて認めました。保護を必要とする人々に保護の手が届いていない要因として扶養照会があるのであれば、憲法に定められた生存権を保障するための制度にそれを阻害する仕組みがつくられていることになります。改正生活保護手帳別冊問答集には、扶養義務者に対する扶養照会は扶養義務の履行が期待できると判断されるものに対してのみ行うものであることを明記しています。窓口での運用や監査などのあらゆる機会を通じて、この点を徹底して生存権を保障するための制度に不必要な扶養照会を行わないことを求めますが、どうですか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 今後も適切な扶養照会は考えていきたいと思いますが、今おっしゃられたとおり監査の場などでも確認しながら対応していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) よろしくお願いいたします。この項目を終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 就学援助について。  就学援助は、学校教育法第19条の規定に基づき、経済的な理由によって就学困難な児童または生徒の保護者に対して必要な援助を与えることにより、教育に係る経済的負担の軽減を図り、教育の機会均等に寄与するため援助を行うとしています。長久手市においては、令和2年度は生活保護基準の1.35倍の所得を対象としており、受給割合(見込み)は5.6%となっています。この少子化の時代にあって、生まれてくる子供は全ての住民にとっての財産です。成人するまで健やかな育ちが保障されることが自治体の未来にとって重要です。安心して子供を産み育てられる施策を求めたいと思います。コロナ禍の中、就業者の失業が増えており、子供の暮らしの困難さが問題になっています。  ア、今年度の就学援助の人数や理由はどのようですか。  イ、就学援助を必要とする児童生徒への受給率を10%以上に引き上げることが必要ではないかと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部次長。             [教育部次長 山端剛史君登壇] ○教育部次長(山端剛史君) 就学援助につきまして、御質問いただきました。お答えいたします。  1点目について、令和3年4月1日時点で339人です。認定理由としては、児童扶養手当の支給、経済的な困窮などとなっています。  2点目について、本市の基準は近隣自治体と大きく異なっていないため、基準の変更は考えていません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) ありがとうございました。  では、1点目から順次質問をいたします。お願いします。  令和3年4月1日現在、就学援助認定者数は339人です。339人の内訳は申請理由別では、生活保護関連3人、市民税の非課税41人、国民年金の掛金減免1人、児童扶養手当の支給163人、生活福祉資金の貸付け2人、経済的困難129人ということであります。  では、339人のうち、小学生は何人で、中学生は何人ですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 内訳でございますけれども、小学生217人、中学生122人でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 就学援助の案内は、いつ、何回、どのように配付されていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 就学援助の御案内でございます。在校生には、年度当初と2学期初めの年2回、入学前児童には、就学児健診に全員に配付しております。また、学校徴収金の滞納が続いた場合、学校が個別に案内をしており、市ホームページでも周知を行っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 配付については2学期の初めにも全員に案内を配付し、そのほかにも個別に配付していますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。
    ○教育部次長(山端剛史君) 学校徴収金の滞納が続いた場合、学校が個別に案内をしております。また窓口にお問合せがございましたら個別に案内もしてございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 経済的困窮129人は、どのように申請していらっしゃるのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 申請書に課税、または非課税証明書を添付していただき、市役所窓口、または児童生徒の通学する学校のいずれかに提出をしていただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 就学援助受給申請書には、学校費用を滞納した場合は、要綱第7条第2項の規定により、学校長の口座に振り込むことを同意しますとされています。令和2年において、学校長払いは、82件ということでありますが、学校長払いとはどういうものですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 学校長払いについてということでございます。就学援助費は、経済的に就学困難な児童生徒の保護者へ教育にかかる経済的負担の軽減を目的とし、援助しているものでございますけれども、学校徴収金の滞納がある場合や月々の学校徴収金の支払いが困難で保護者から委任を受けた場合については、市から学校長へ就学援助費をお支払いし、学校徴収金に充てるというものでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 申請書に記されている同意要件は必ず必要ですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) この同意要件でございますけれども、同意欄ができた経緯につきましては、過去に就学援助が生活費に充てられまして、給食費を含む学校徴収金の滞納が続き、就学援助費の本来の目的であります教育にかかる経済的負担軽減が達成できなかったケースが複数発生したということがございました。そのときから設けられており、申請者には署名、捺印に御理解をいただいているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 滞納した場合と、そうでない場合と二通りあると解釈してよろしいですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) そのとおりでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 令和2年においての申請件数は1,234件、そのうち学校長払いは82件ということであります。生活相談など多機関との連携はどうなっていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 多機関との連携ということでございますけれども、独り親につきましては、手当、医療等の関係部署、困窮につきましては、生活保護の関係部署、社会福祉協議会、複合的な相談につきましては、地域共生推進課などと必要に応じて連携を行っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 現在の生活が厳しいために、就学援助を受けています。そういう状況で学校の集金は毎月払うこととされていますけれども、就学援助制度は後日払いです。学校諸費を滞納している場合は、学校長経由の支給に変更して、変更後は一切の権限を学校長に委任するということであります。同意しない場合は、どのような対応をされますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 学校徴収金の滞納が続く場合につきましては、保護者と協議をいたしまして、学校長払いに同意をいただくお願いをすることになると考えております。なお、滞納が続きまして、学校長払いに御同意をいただけないケースは、これまではございませんでした。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、2点目について、質問いたします。  市は就学援助案内を在校生には、年度当初と2学期初めの年2回、入学前児童には、就学児健診時に全員に配付して、学校徴収金の滞納が続いた場合は、個別に案内して、市ホームページでも周知しています。申請を希望していても相談できない、窓口に持参する時間がないなど、様々な事情で申請できずにいる家庭が存在することは十分考えられます。愛知県における10%以上の就学援助の受給率を見ると2018年度は豊橋市を初め、14自体が存在します。長久手市においても10%以上の受給率の引上げを求めたいと思いますが、どうですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) まず、この受給率でございますが、算定については、受給者数を公立小中学校児童生徒数で割り戻すのみの数字でございますので、そもそも各市町の数字にばらつきが生じます。そのため、必ずしもこの数字が高ければいいということは一概には言えないと考えております。令和2年度当時で算定した数字では、受給者数約350人と数字がございますけれども、議員がおっしゃる10%以上ということを考えますと、数字上では、この受給者数を倍以上、すなわち約350人から約700人に所得基準額を大幅に上げて広げないと10%以上にはならないという計算になってしまい、これは現実的ではないと考えております。  一方で、この就学援助の目安といたしまして、生活扶助基準の数字がございます。現在長久手市では、生活扶助基準に1.35を掛けた金額未満としておりますけれども、今議員が例として出されました豊橋市につきましても、この生活保護基準は1.3と設定されておりまして、長久手市とほぼ同じ基準でございます。同様に県内の各市町におきましても、この基準は大体1.2から1.4程度に収まっており、現在における長久手市の就学援助の所得基準といたしましては、平均的であると考えておりますので、今時点での引上げは考えておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 令和3年4月1日現在の就学援助受給は、生活福祉資金の貸付け2人、経済的困難129人などを含む339人の児童生徒が受給しているということであります。令和2年においての支給実績は1,239件、令和2年4月7日現在の児童生徒数は6,263人です。そのうち学校長払いは82件ということであります。長久手市教育振興基本計画2019年度から2028年度、第3章教育をめぐる現状と課題では、家庭の社会経済的背景と、子供の学力は相関関係にあり、世帯所得が低いほど、子供の学力が低くなる傾向があります。貧困の連鎖によって格差の拡大、固定化のおそれがあると言えます。こうした事態を解消するために、全ての子供たちがひとしく教育が受けられるよう広くその対策を講じることが必要ですとしています。お金のことで、子供に寂しい思いをさせない。安心して利用できる制度の充実をお願いして、この項を終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、デジタル法についてお願いいたします。  令和3年5月12日にデジタル改革関連法が国会で成立しました。6つの法律が一括で審議され、その一つである整備法には個人情報保護法の改正が含まれています。個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであり、プライバシーを守る権利は、憲法が保障する基本的人権である。市個人情報保護条例の目的には、市政の適正かつ円滑な運営を図りつつ個人の権利利益を保護するとしています。行政の情報システムの共同化・集約においては、住民の福祉の増進を図ることを基本とした地方自治体の住民自治を侵害することが懸念される内容となっています。  (1)市民がどんな自己情報が集められているのかを知り、不当に使われないよう関与する権利、自己情報コントロール権、情報の自己決定権など個人情報の保護や権利保障の仕組みをデジタル時代にふさわしく強化していくことが必要ではないか。  (2)世代に関係なくインターネットを使わない市民がいるという現状から、窓口の対応や紙の申請書による手続、対面サービスを今後も重要な手続手段として充実させていくことが必要ではないか。  (3)行政の情報システムの共同化が進んでも、自治事務の施策は市民の生活を守るために大切です。自治体独自の施策はどう考えていくのか。  よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) デジタル法についてお答えいたします。  1点目について、市では、長久手市個人情報保護条例、各業務の関係法令、長久手市情報セキュリティポリシー等に基づき、個人情報の保護を行っています。引き続き、同様の対応を行うとともに、デジタル社会形成整備法による個人情報保護法の改正を踏まえ、適正な個人情報の保護を行っていきます。  2点目について、今後、行政のデジタル化を進め、住民の利便性向上と、行政運営の効率化を進めますが、窓口対応や紙の申請書による手続といった対面サービスについても、引き続き行っていきます。今後も国の動向を注視しながら、デジタル時代に対応した住民サービスの在り方を研究していきたいと考えます。  3点目について、国が提唱する情報システムの共同運用とは、全国的な事務運用に関して標準化が進められることです。自治体独自の施策については、標準化の影響を考慮しながら、今後も引き続き検討してまいります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) ありがとうございます。  では、1点目から順次質問をいたします。お願いします。  まずは、個人情報保護についてお尋ねします。  本市は、既に公共施設のオンライン化や、愛知県下の団体との共同利用によるシステム導入、コロナ禍の中では、顔認証が導入されました。そもそも長久手市個人情報保護条例、各業務への関係法令、長久手市情報セキュリティポリシーとはそれぞれどのようなもので、どのように関連していますか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 長久手市の個人情報保護条例につきましては、市の機関であります市長、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員、公平委員会、農業委員会等における個人情報の取扱いに関する基本的事項を定めることによりまして、市政の適正化と円滑な運営を図りながら、個人の権利、利益を保護することを目的としておるものでございまして、市内部の個人情報保護の総括的なものとして、関連し、位置づけられております。  また、各業務の関係法令につきましては、長久手市の個人情報保護条例の適用とは別に、特に個人情報保護について規定されているものでございますので、例えば地方公務員法や地方税法で、守秘義務の規定があることなどが挙げられます。そのため、各業務の関係法令につきましては、市の個人情報保護条例の上位法令として関連して位置づけられております。  そして、長久手市情報セキュリティポリシーでございますけれども、市が保有する情報資産の機密性ですとか、完全性、可用性を維持するため、本市が実施する情報セキュリティ対策につきまして基本的な事項を定めることを目的とするもので市内部の情報セキュリティ対策の基本的なものとして関連し位置づけられております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) それでは、長久手市個人情報保護条例、各業務の関係法令、長久手市情報セキュリティポリシーのチェックはどのようにされ、報告されているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 各業務の個人情報の取扱いにつきましては、先ほど第一答弁でもお答えいたしましたように、市の個人情報保護条例、各業務の関係法令、そして長久手市情報セキュリティポリシー等でチェック、確認を行って、適正な個人情報の保護を行っております。また、個人情報の開示の状況ですとか、取扱いに係る報告を市の個人情報保護条例の規定に基づいた附属機関でございます長久手市個人情報保護審査会に報告を行いまして、諮問答申などを図っているというところでございます。そして、長久手市情報セキュリティポリシーの運用につきましては、市情報セキュリティ対策基準に基づく運用を行っているほか、職員向けの情報セキュリティ研修の実施ですとか、あるいは情報セキュリティ委員会により、適正な運用が行われているかの確認を定期的に行っておりまして、情報資産の機密性、完全性、可用性を維持しているというところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 長久手市個人情報保護審査会の組織は、どのような人がメンバーになっていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 審査会の構成ということでございますけれども、弁護士ですとか、元行政職のOBの方を初めとする有識者5名で構成しております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 市は平成16年10月1日に個人情報保護条例を施行しました。これにより、市の実施機関が個人情報を正しく安全に取り扱うためのルールを定めて、個人情報の開示や訂正、利用停止を請求する権利を明らかにして、市民の権利や利益を保護しますとしています。市個人情報保護条例第56条では、年に1回、その運用状況の公表を定めています。公的部門の個人情報は、申請届出に伴い、義務として提出されたものであり、プライバシーポリシーなど利用目的が公表されていれば、本人に自覚がなくても同意したとみなされます。利用者の立場に立った、権利利益の保護をして、プロファイリングに関する規定を市民に分かりやすく知らせるべきと考えますが、どうですか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) 長久手市の個人情報保護条例におきましては、目的以外の利用について、本人の同意がない場合、原則取扱い禁止をしております。そのため、対象者の個人情報を収集して活用、分析するには、あらかじめの本人の同意の下、行っているということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 先ほどの答弁の中でありました情報資産、機密性、完全性、可用性とは、具体的にはどういうことでしょうか。またどのように維持に努めるのでしょうか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 長久手市情報セキュリティポリシーにおいて、情報資産とは一言で申し上げればデータのことです。また機密性とは、情報にアクセスすることを認められた者だけが情報にアクセスできる状態を確保することです。次に、完全性とは情報が破壊、改ざん、または消去されていない状態を確保することです。そして可用性とは情報にアクセスすることが認められた者が必要なときに中断されることなく情報にアクセスできる状態を確保することです。これらの維持に努めるため、情報セキュリティ対策基準で組織体制、情報資産の分類と管理、物理的セキュリティ、人的セキュリティ、技術的セキュリティ、運用といった6項目に分けてそれぞれに関して具体的な手法を定めて維持管理しております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 今の答弁の中で、アクセスすることを認められた者という文言がありましたけれども、それはどういう人でしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 個人情報は、目的に応じて、取得、利用することとされていますので、取得の目的に関連する部署の職員のみが取り扱うことができ、その他の部署の職員は、利用することはできません。情報にアクセスすることを認められた者とは、例えば住民基本台帳の情報でしたら、市民課職員といった取得目的に関連する部署の職員のことです。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 情報資産データのプロファイリングは、何によって行われていますか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(加藤英之君) プロファイリングということでございますけれども、現在、本市ではプロファイリングといったようなことは行っておりませんので、そのツールについてもお答えすることはできません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、2点目について、インターネットを使わない市民への対応や手続についてお尋ねします。たつせがある課の資料によると、平成31年4月1日現在における自治会の加入率は54%です。NTT西日本の平成31年3月31日現在、電話加入率は約12%です。年齢別人口では、平成31年4月1日現在では、65歳以上人口は約16%の割合です。このように自治会加入率、それから電話の加入率、それから高齢者の状況はこのようです。市は現在の対面サービスをどのように評価されていますか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 対面サービスを評価するには、一般的な評価項目、指標的なものとして、待ち時間、対応の満足度などにより評価すると思われますが、本市ではこのような形式で指標をもって評価したことはございません。現状の対応としまして、来庁者の多い部署では、待合スペースを設置したり、相談業務がある部署においては、来庁者に座っていただけるようローカウンターと椅子を設置するなど業務の状況に応じた対応をしており、時々窓口対応時の職員の対応に関して御意見をいただくことはございますが、対面サービス全般、特にサービスの不十分さ、待ち時間の長さなどについての御意見、御要望はほとんど頂いておりません。今後、本市においても行政のデジタル化を進めてまいりますが、デジタル時代に対応した対面サービスの在り方を研究していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) デジタル時代に対応した対面サービスはどのようなものでしょうか。行政のデジタル申請化が進む中で、持続化給付金、家賃支援金など支援を受けられない利用者が多数生まれました。行政サービスにおいて使いたい人が使えばいいという自己責任を持ち込むことはできません。デジタル技術を使える人と、使えない人の間で、行政サービスに格差があってはなりません。住民の多面的ニーズに対応して、窓口での対面サービスや紙の手続を縮小せずに住民の選択肢を増やし、利便性を保障することが必要と考えますが、市はどのように対応しますか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 国が定めますデジタル社会形成10原則案では、デジタル社会の形成は多様な国民がデジタルの活用によって、ニーズに合ったサービスを選択でき、幸せになれる、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化という趣旨で進めていくこととしております。デジタル時代に対応した対面サービスとは、これまでと同様に、市役所等に来庁された市民とは窓口で直接相談に応じることでのサービスを提供し、紙の申請書による行政手続も継続することでデジタル技術を使えない方を取り残すことなく、市民の利便性向上を図れるよう取り組んでまいります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、3点目についてお尋ねをいたします。  国の自治体デジタルトランスフォーメーション推進計画と、愛知県長久手市の取組計画はどのようですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 愛知県では、愛知DX推進プラン2025として、県行政の効率化や県民の利便性向上、データの活用、圏域ICT活用支援、デジタル人材育成を進めていくこととされています。本市では、基本計画としては定めていませんが、今後全庁的に取り組む体制について検討し、住民の利便性向上と行政運営の効率化に寄与することとなるよう、デジタル化を推進してまいります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 手続や業務に用いる情報を紙からデータへと転換して、オンライン実施を原則化して、デジタル化がデータ利活用のために進められることと並行して定数削減はどうなりますか。
    ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 行政のデジタル化が進むことで、オンライン申請が充実し、窓口における手続が簡略化され、事務の効率化が進むものと思います。このことで今より少ない職員数で、同等以上の事務が処理できるようになる可能性がありますので、デジタル化が図れる業務を担当する部署の職員については、その人数を削減できることになると考えられます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、今後デジタル化を推進することにより、デジタル予算をどのように返還しますか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) デジタル関連の導入や運営にかかる経費については、今後デジタル化を推進することで、増大することも想定されますが、行政運営の効率化を進めることで、人件費の削減が図れることが期待できます。また国の自治体デジタルトランスフォーメーション推進計画に盛り込まれているシステムの標準化等が実施されることとなれば、さらなる行政運営の効率化や情報システムの調達や運営に要する各自治体の人的負担や財政的負担の削減が期待できると考えられます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) デジタル化について、たくさんいろいろ教えていただきましてありがとうございました。デジタル技術を使えない方を取り残すことなく、市民の利便性向上を図れるよう取り組んでいきますという回答です。デジタル化は手続などにおいて便利になる一方、一瞬で取り返しのつかない状況を生む危険もはらんでいます。今後進められるデジタル化における本市の基本計画には多くの市民の声を反映して進めていただけるようお願いして、憲法で保障されたプライバシーを守り、誰一人取り残さない行政の在り方を求めまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(伊藤祐司君) これをもって、わたなべさつ子議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後1時05分とします。                  午前11時32分休憩               ――――――――――――――                  午後1時05分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。17番加藤和男議員、質問席にお願いします。             [17番 加藤和男君質問席登壇] ○17番(加藤和男君) それでは、発言通告書に基づきまして、質問をさせていただきます。  まず初めに、新型コロナウイルス感染症対策について。何人かの議員が質問をしていますけれども、また同じことを質問するかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。  (1)本市のワクチン接種の現状と今後の予定はどのようですか。  (2)市内の感染状況の情報提供をどう考えているのでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本満男君登壇] ○福祉部長(川本満男君) 新型コロナウイルス感染症対策について、御答弁させていただきます。  1点目について、本市のワクチン接種の状況としては、現在のところ、65歳以上の高齢者の2回目の接種が7月末までに終了する見込みです。また、基礎疾患を有する人、高齢者施設等の従業員の順に接種が始まる予定です。  2点目について、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、市内の感染状況の情報提供は必要であると考えます。感染状況については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、県が公表することとされているため、本市では、県が公表した内容が確認できるようリンクする形式で市ホームページに掲載することにより、市民へ周知しています。  このような現状であるため、感染状況の詳細が分からず、市民が不安を抱えていることは承知していますが、公表できるその他の感染状況に関する情報については、情報提供に努めていくこととします。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) ワクチン接種に関しては、昨日でしたか、河野大臣が職場のワクチン接種の予約受付を今日までで止めるという、一時ストップするということでどんどん状況が変わってるところで、その中でもやっぱりワクチンは新型コロナウイルスの防止対策で有効だと私も思っていますから、できるだけ早く皆さんに接種していただきたいなと思っております。  それで、今ワクチン接種の現状と今後の予定ということでお話しいただきましたけれども、ワクチン接種が始まってから高齢者ですけれども、皆さんからお聞きするのはやっぱり一斉だったものですから、本当に混雑していて電話がかかりにくいというお話ばっかりだったものですから、予約が取りにくいという状況を聞いていたんですけれども、現在はどうなっているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 本市では、65歳以上の約1万500人に対し、まずは4月20日に75歳以上の方、約5,000人へクーポン券を一斉発送しました。当時はワクチンの入荷状況も少なく予約枠を少しずつしか開放できなかったため、早く予約しないといけないと思った市民の方から多くの申込みを受けることになり、コールセンターでの電話がかかりにくい状況やインターネットの回線がつながらないといった状況になりました。その後は、ワクチンの入荷も増加したため、予約枠を大きく開放したため、混雑は落ち着きました。このことを受け、予約枠の確保と予約申込み状況を見定めながら74歳以下の約5,000人への発送を年齢の高い順から細分化して約半月かけて発送することで、混雑の解消を図ったため、現在ではクーポン券を発送した翌日の朝一番には、コールセンターでは電話を多く受ける状況にありますが、すぐに混雑は解消される現状となっております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 今はスムーズにいってるということですね。  それと、ワクチンは今西庁舎だけでやってるんですけれども、あと各病院でやっているんですけれども、ワクチン接種の会場はどのように選定されているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 集団接種会場となる条件としましては、1日に大勢の方が来場するため、感染症対策を取れる広い場所が確保できること、来場者の駐車場を確保できること、交通の便がよいこと、市民に広く知られている場所であること、温度管理の必要なワクチンを取り扱う設備があることを考慮して、その結果、現在実施している市役所西庁舎3階公民館を選定したところです。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それで今後はもっと接種する人が増えてくるということで、例えば体育館とか考えているのかどうかということと、以前イオンモールから接種会場として使ってはどうかということで提案があったと思うんですけれども、断った理由とか、その辺はどうでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 7月中旬から福祉の家の2階の場所を活用し、土曜日、日曜日の週末だけ集団接種会場としていくことを決定しました。そのほかの施設も検討しましたが、体育館は大勢を収容するには適していますが、駐車場が少ないことがネックとなりますし、冷房設備が整っていないこともあり候補から外したところでございます。また、先ほど質問のありましたイオンモール長久手からは、接種会場の提供について先方から申入れがありましたが、本市が希望する実施期間中全てを貸し切れるわけではなく、実施回数が限られることから条件が合わずお断りした経緯があります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと国からも7月末までに65歳以上のワクチン接種を完了するようにと言われているんですけれども、今、長久手市では現状どうですか、大丈夫ですか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 6月10日に65歳の方へ接種券の発送を完了し、65歳以上の方への接種券は全て発送完了となりました。接種場所を限定されなければ、集団接種、または個別接種会場において、65歳以上の方が接種できる枠の用意はありますので、7月末までに完了できるものと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 完了ということで順調にいってるということですね。接種をするためには、ワクチンが順調に入ってこないとできないんですが、案内で順調に入っています、入荷する予定ですということなんですけれども、その辺は大丈夫なんですか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 65歳以上の方へのワクチンについては、全ての方が接種できるワクチンの量が入荷しております。全国民のワクチンは確保されておりますので、64歳以下の方のワクチンについては、国や愛知県と調整した上で順次入荷する予定となっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) ワクチンは順調に、65歳以上は入荷しているということで65歳未満の方のワクチンも順調に入ってくるかどうかがちょっと私も心配ですけれども。  それとワクチン予約をするのに市内5か所でワクチン接種のクーポン券を受理した人のために予約の仕方とか分からないの人たちの支援をやっているんですけれども、各共生ステーションと福祉の家ということで、何となく長久手小学校区の方がどうかなと思って、ちょっと私も長久手小学校区の人はどうしたらいいかなと。市役所が近いから市で相談室とか、あとはワクチン接種コールセンターとかそちらで支援していただけるのかなと思いながら、この辺の案内を出したということで、どうなんですか、その辺の考えというか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 市長直轄組織次長。 ○市長直轄組織次長(中野智夫君) 予約支援の関係になりますけれども、基本的には、本来、各4か所の共生ステーション、そして福祉の家ということでやらせていただいております。こちらは、基本的にはどの施設におきましても校区を限定せずに支援は行っておりますので、今お話あった長久手小学校区にお住まいの方に関しましては、どの共生ステーション、福祉の家にお越しいただいてもお手伝いはさせていただきます。  また、市役所の各窓口においても、予約に困っている方に関しましては、適宜支援させていただいているという現状でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと、期間が7月9日までとなっておりましたけれども、これ以降は行わないんですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長直轄組織次長。 ○市長直轄組織次長(中野智夫君) 予約支援の状況でございますけれども、65歳以上の高齢者の方を対象に始めておりましたけれども、クーポン券の発送後に関しまして、予約支援の件数は、現状でほとんど増えていないという状況にございます。ですけれども、7月10日以降に関しましても、4つの共生ステーション、福祉の家、そして市役所でも、こちらは通常の相談支援業務の一環としてワクチン接種の予約に関する相談がございましたら対応させていただきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) なかなか予約って、私もネットで予約したんですけれども、慣れている人はよくても、若い方でも慣れていないと、特に女性、こんなことを言ってはいかんが、私の家内もできないから何とかしてと言われて、そうやってやっぱり支援は若い方でも、それからお年寄りはもちろんかもしれませんけれども、やっぱり支援は大事だと思いますのでよろしくお願いいたします。  2点目の情報提供の件ですね。市民からよく聞くのは、新型コロナに何人感染したということが新聞に載っているんですけれども、それが場所がどこなのかとか、どういう理由で感染したとか、その辺が分からないものですから、分からないまま対処する、三密とか。コロナウイルスが見えればどこと分かるんですけれども、コロナウイルスが見えないものだから、どこでどのように。例えば今言われているのは、家庭内で濃厚接触者になって感染しているというのが一番多いんですかね。そういうことで、そういう情報をもう少し内容とか、場所はなかなか個人情報があるから限定できないかもしれませんけれども、その辺はどうなんですかね、何とかなりませんか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) このことにつきましては、第一答弁でも回答させていただきましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、市内の感染状況の情報提供は必要であると考えています。  感染状況につきましては、先ほどもお伝えしたとおり、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、県が公表することとされているため、本市では、県が公表した内容が確認できるようにリンクする形で市ホームページに掲載することで市民に周知しています。このような状況であるため、議員が言われるように感染状況の詳細が分からず、市民が不安を抱えていることは承知していますが、公表できるその他の感染状況に関する情報については、市民への情報提供に努めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) あと市民にオレオレ詐欺というか、そういうのが、何か事業があるとそういうのに関連して詐欺が流行したりということがあるんですけれども、ワクチン接種についての詐欺の被害はなかったのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 本市においては、詐欺に遭ったという情報や消費者のトラブルになったという情報は聞いておりません。ワクチン接種が開始される前から市ホームページ等で詐欺への注意を啓発してきましたが、7月号広報においても、再度詐欺防止、消費者トラブルへの啓発記事を掲載し、市民へ注意喚起を図っていきます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) いろいろお聞きしましたけれども、ワクチン接種、これは早急に、要望のある人、接種をしたいと思う市民に対してはしっかり接種できるような体制、そして接種をして新型コロナをできるだけ収束させるようにしてほしいなと思って。皆さんには職員、そして病院関係者も一生懸命やってて、それでこれが収束しなかったら、本当にまたまた大変なことになりますから、ぜひよろしくお願いいたします。  これでこの項目を終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 2項目め、公共施設整備及び維持管理について。  (1)市役所整備の進捗状況はどのようですか。  (2)古戦場再整備の進捗状況はどのようですか。  (3)小中学校施設の維持管理はどのようですか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) 公共施設整備及び維持管理についてお答えいたします。  1点目について、市役所周辺整備については、現庁舎周辺における駐車場不足を解消するため、令和3年度末から用地を取得できるよう、地権者との話合いや関係機関との協議を進めています。なお、新庁舎の整備は、令和6年度以降、基金の積み増しを行うなど財源確保の見通しが得られた段階で判断することとしており、具体的な整備時期は定まっていません。  2点目について、古戦場公園再整備事業の進捗状況としては、平成30年度に公園全体の基本設計を実施し、令和元年度にガイダンス施設の建築及び造園等の実施設計を実施しました。また、平成30年度及び令和元年度に、石碑周辺の樹木、公園利用者の安全が危ぶまれる枯木等の樹木伐採工事を行いました。  3点目について、小中学校施設は、法定点検、公共施設等総合管理計画の点検・診断等の実施方針による点検、専門業者による点検を行い、施設の安全面や健全状況等を把握し、改修の規模や緊急性など状況に応じた工事や修繕により、維持管理を行っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市役所周辺の整備について、私、何度も質問させていただいて、また重なる点があるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。  今言われる第一答弁で、駐車場が不足しているということで、第一段階として駐車場不足の解消のために、令和3年度末から用地を取得できるよう地権者との話合いや関係機関との協議を進めているということですけれども、所有者の了解というのは、もう取れているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 土地の所有者とは、これまでに駐車場用地の必要性を説明し、おおむね理解をいただいていると認識しています。現在、関係機関と必要な事務手続を進めながら地権者の方と引き続き話合いを進めています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと今は、市役所の西側の信号のところと、それからその隣、今、田んぼの部分ですけれども、その後、今の第2駐車場の西側、計画では駐車場用地して取得していくということですけれども、これはいつになるんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 現在の市役所の北側駐車場を第2駐車場と呼んでいますけれども、そこから西側の用地取得、これは第2段階と呼んでおりますが、そこの駐車場の取得時期については、新庁舎が現在の第2駐車場に建設されることで駐車場が不足するという前提が必要になります。このため、第2段階の駐車場用地は、新庁舎の整備時期に合わせて取得することとなるため、現在、取得の時期は定まっていません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。
    ○17番(加藤和男君) 時期はまだ定まっていないということで、予定としては、この計画は10年ぐらい多分かかるんじゃないかなと思っておるんですけれども、体育館整備もまた考えて、それも含めて、体育館は10年から先になるんじゃないかなという思いでおるんですけれども。あと、できるだけ早くその他も取得できるように、財政の問題もありますけれども、頑張っていただきたいと思っておるんですけれども。  それと今の第2駐車場が農振地域ということで、それの農振除外と市街化編入の手続をするということですけれども、それはいつになるのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 現在、地権者の方と話合いを進めている部分の農振除外については、今年度中に申請をしていく予定になります。なお、第2駐車場西側の第2段階と呼ばれる部分についての農振除外、及び市街化区域の編入の申請については、新庁舎の整備時期に合わせて申請していくこととなります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと長久手市スポーツ施設等整備計画策定支援業務報告書ということで、報告書を頂いてて、そこに配置図も書いてあります。せっかく報告書を作っていただいたから、そのように進めていくのか、それともまた時期が来たら検討して見直していくのか、その辺はどうですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 現在、市が持ち合わせています配置図の案は、長久手市スポーツ施設等整備計画策定支援業務報告書に記載してあるものになります。しかし、この報告書で示すものは、あくまで標準的な機能や規模における施設を想定していることから実際に整備する段階で、より具体的に機能の整理等、必要規模の整理等、必要になってくると考えています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それは十分必要だと思います。実施設計に入る前はやっぱりきちっと大きさとか、高さとか、あとどんな部屋をつくるとか、十分熟慮して計画してやらないと駄目だと思いますけれども。あと、ちょっと気になることがあって、新庁舎についてですけれども、高層階の建物は景観上なじまないということで言われているんですけれども、高層階というのは何階建てを高層階と思ってみえるのか分からないんですけれども、10階以上だと高層階ということになるかもしれないんですけれども。先ほどのスポーツ施設等の計画では、3階建てのように計画では書いてあるんですけれども、私はもっと高くしたほうがその分だけまた駐車場もできるし、駐車場は別に屋外じゃなくても、例えば地下につくるとか、多分免震でやるとかいう話ですけれども、地下につくることもできるし、だからその辺は別にこだわらなくてもいいんじゃないかなと私は思っているんですけれども、今後考えていく、今言われるように考えていけばいいと思うんですけれども、どうですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 議員がおっしゃるとおり、高層階というと、それぞれ何階建てなのかと人によってイメージが違うと思うんですけれども、建築基準法等の関係法令には、何階建て以上を高層階とするといった明確な規定はございません。新庁舎の階数についても現在何も決まっていないという状況になります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) だから今後考えていただいて、駐車場がもっと足らなければ、地下につくって、その分だけ階数を上げるとかいうこともできると思います。  それと、なかなか計画を進める時点で財政が厳しいということですから、新庁舎、それからスポーツ施設なんですけれども、一遍にその建物を建てるんじゃなしに、何期間に分けてやれば、例えばここは今議場なんですけれども、公民館や議場を第1期工事でつくるとか、そういうふうに何期間に分けるということは考えていないんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 期を分けるとなると分棟という形になるかと思うんですけれども、そういった考え方は十分あり得ると思います。しかしながら工事を分割して実施するということは現在のところは考えておりません。全国的には新庁舎の整備の際に、公民連携の手法を活用する事例が多数ございますので、本市に最も適した新庁舎の在り方について、今後も研究してまいりたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) よろしくお願いします。  それと、この計画をつくるのに、庁舎内でプロジェクトチームを設置していたと思うんですけれども、そのプロジェクトチームだけじゃなくて外部委託で、何か計画をつくると、市では外部委託ということでされていると思うんですけれども、外部委託はしなかったんですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(若杉玲子君) 外部委託はいたしておらず、庁舎内のプロジェクトチームを設置して実施しておりました。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) お聞きした中では、先ほどのスポーツ施設等整備計画の策定の支援の報告書でそれができたということで、プロジェクトチームを解散したということで聞いているんですけれども、また新庁舎を造るときには、市民を交えて、また庁舎内でもプロジェクトチームを組んでいただいて、できないことは外部委託していっていただければいいと思うんですけれども、なるべく早く進めていかないとどんどん遅れると、その分だけ時期が変わればいろんな環境も変わるし、人口も減るのか、増えるのか分かりませんけれども、ということで、できるだけ早く進めていただきたいなと思っております。  それで、次の2点目に行きます。  古戦場公園再整備の件ですけれども、この計画は、これで決定するんですか。というのは、この公園の計画を見ていると、ガイダンス施設、それから史跡、それから古民家と分かれていて、人がどれだけ来場するのか分かりませんけれども、ちょっと駐車場が狭いように思うんですね。どれだけの人数を想定しているのか分からないんですけれども、例えば古民家や歴史民俗体験施設、それは別のところ、例えば平成こども塾とかあの辺でもいろんな体験を子供たちはしているから、そちらにつくるとか、そういうことは考えられませんか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 古戦場公園の再整備事業につきましては、令和元年度に実施した実施設計の必要な修正をもって進めていきたいと考えております。この公園の駐車場整備につきましては、今東側ゾーンと西側ゾーンに一般来場者の駐車場を整備する予定でございます。これはやはりこの公園を含めて、その周辺のエリアが国指定史跡地ということで、限られた敷地での配置ということになりますので、現在の整備計画の中での配置で見直しをすることは考えておりません。  あと古民家等のお話が出ましたけれども、この歴史体験施設につきましては、やはり今ある郷土資料室に保管されている古戦場に関する資料と、あと古戦場以外の資料、これは郷土資料になりますけれども、そういったものをやはり東側ゾーンと西側ゾーンに分けて展示することとしておりますので、やはり子供たちが古戦場公園に来て、古戦場のことと、あと長久手の昔ながらの生活、文化、その両面を学んでいただける場として計画しているところでございます。ですので、この公園につきましては、東側ゾーンは、やはり小牧・長久手の戦いに関するガイダンス施設を設置し、西側ゾーンにつきましては、歴史民俗体験施設を整備していくということで、古民家を含めた歴史民俗体験施設については、西側ゾーンで整備をしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 私は、古戦場公園だから、それに関係した施設、それをそこへ設置すればいいと思う。古民家や体験施設をそこへ強引に持ってくるというよりも、別なところのほうがいいんじゃないかなと思って今の提案をしたんです。  それと古民家について、私の近くの方なものですから、ちょっと心配で。確認ですが、所有者との契約について、建物は市の物になっているのか、あと土地はどのようになっているのか、ちょっと確認です。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 古民家の建物につきましては、前所有者の御厚意の下、寄附をいただいておりまして、現在市の所有となっております。ここの古民家の敷地につきましては、無償での借地とさせていただいているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと、古民家、御厚意でいただいているということなんですけれども、これは確認で、全部を移築しないということで、一部を移築するということなんですけれども、一部を移築して古民家風の建物を建てるのか、その辺はどうですか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) ここの古民家につきましては、やはり歴史的な文化遺産としての価値があるということでございますので、今後古戦場公園には移築していくということにしております。この文化財としての保存とか活用ということを進めていきたいと考えておりまして、この古民家の部材については、再利用可能な部材をできる限り活用していくという移築方法を現在再検討しているところです。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) できる限りということで、それは解体してみないと分からないという点があるかもしれませんけれども。歴史民俗体験施設、これはどんな体験をしていただくのでしょうか。また対象は子供なのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) ここの歴史民俗体験施設につきましては、子供たちが農業を中心とした長久手の昔の暮らしの変遷を学んでいただくということで、わらじづくりとか、石引の体験とか、糸車の体験とか、あとは大八車を引いてもらうとか、そういった昔ながらの生活を体験できるような施設ということで整備したいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 分かりました。  あと今、長久手小学校に民俗資料というのか、いろんな資料が昔の農機具とかそういうのが保管してあると聞いていたんですが、状況はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 歴史民俗資料の保管、これは長久手小学校の倉庫に保管をこれまでされていたものでございます。これにつきましては、長久手小学校区の地域学校協働本部という活動がございまして、そこの活動拠点という形でこの倉庫を活用することとなりましたので、ここにあった民俗資料につきましては、令和元年度に購入した保健センターの隣の建物、ここのガレージに移動させていただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) もう長久手小学校にはなくて、今度はそちらの市役所西側、N-ハウスができる建物のガレージに持ってきたということで、またガレージというのが、この施設もまた今N-ハウスに使うんですかね、教育施設に使うから、そこもまた早く移動しないかんのじゃないかなと思うんですけれども、できるだけ早くどこへ建てるのか分かりませんけれども、古民家、それから歴史民俗体験施設を早くつくって、いろんな資料がせっかくあるのが、市民から頂いているものですから、それを早く使えるようにしていただきたいなと思います。  あと最後に、ガイダンス施設なんですけれども、これはちょっと先延ばしにしたんですけれども、計画どおりに工事を進めていくのか、今後の予定はどのようでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) ガイダンス施設の建設時期でございますけれども、令和元年度、この建設時期につきましては、令和2年度から令和5年度以降ということで見直しをしたところでございます。現在、市の財政状況を見分けながら事業年度を検討しているということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 令和5年度以降ということで、財政的なこともありますけれども、早く着手して、工事を施工するにしても、まず公園、ガイダンス施設、それから古民家と一遍にできるわけじゃないものですから、私は令和5年度から取りかかるぐらいのつもりでやらないと、これはまた10年ぐらいかかるような気がするけど、その辺はどうですか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) やはりここの古戦場公園のところはガイダンス施設、古民家を含めた歴史民俗体験施設、両方の施設を今後整備をしていく計画にしております。今、令和5年度以降ということで、財政状況を見分けながら検討しているところですけれども、なるべく早い段階で市民の皆様にこういったガイダンス施設のスケジュール等もお示しできればいいかなと思っておりますけれども、いましばらく検討の時間を頂きまして、なるべく早い段階で、議会の皆様にも御報告していきたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 最後になりましたけれども、3点目、小中学校の施設の維持管理ということで、新聞でちょっと見たんですけれども、宮城県の白石市の小学校の校庭の防球ネットが倒れ、児童が亡くなったという事故があったんですけれども、それで市内の小中学校の施設は大丈夫かなと思ってこの質問を入れました。この事故について、市及び教育委員会はどう思っているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) この事故につきましては承知しております。現在、原因究明中とされているというところでございます。国の通知では、同様の事故の再発を防止するために、緊急の点検、使用禁止の措置、修繕を実施することとされています。この事故の後、支柱等の緊急点検を実施しましたが、危険のある支柱はありませんでした。また、支柱に限らず、定期点検により安全面の点検を実施しております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 第一答弁で小中学校の施設の点検ということで、法定点検とか、その他様々な点検をしていただいているということで、点検の内容をちょっと教えてください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 種々の点検でございますけれども、法定点検については、エレベーター、受電設備、消防用設備等、法令に定められた頻度や項目により点検を行っております。  次に、公共施設等総合管理計画の点検、診断等の実施方針による点検につきましては、年に1回安全面、健全度の点検、台風の前後に行う点検を行っております。また、専門業者により、体育器具、遊具施設、水質、照度など安全面や衛生面の点検、エアコン、プール水のろ過器、牛乳保冷庫等の保守点検を行っているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) その辺点検をしっかりしていただいて。先日、南中学校の校舎増築ということで内覧会のときに、たまたま2階へ上がったら、南中学校の玄関の屋根が何か緑色のものが見えて、よく見るとコケが生えているんですね。雑草まではいってなかったんですけれども、コケが生えているということは、そこに絶えず湿気があって、やっぱり湿気があるということはだんだん漏水、雨漏りにつながっていくと思うんですね。だから日頃、そういうところも見ていただいて、これは日頃から学校にいる方しか分からないことかもしれませんが、たまたま私は見て、そういう建物関係を仕事にしておりましたから、そういうのがよく目立っちゃうんですね。目についちゃうと言うんですか、その辺を日頃から点検していただいて、そういうところがあったらすぐに業者に頼むのか、早く修理すれば雨漏りとか、そういうものもなくなっていく。計画的に公共施設の管理計画に基づいてきちっと管理していただければいいんですけれども、日頃のそういう一つ一つが大事かなと思っておるんですね。その辺をしっかりやっていただきたいなと、これは要望しておきます。  これでこの項は終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 3項目め、地球温暖化防止について。  (1)市の考えはどのようですか。  (2)施策を何か考えているのでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 地球温暖化防止について、お答えいたします。  1点目について、気候変動は既に私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしており、もはや全ての生き物にとって生存基盤を揺るがす気候危機と言われています。本市は、これまでよりも高レベルな温室効果ガスの発生抑制に取り組んでいく必要があると考えています。  2点目について、令和3年3月に策定した第4次環境基本計画において、2050年までに市から排出される二酸化炭素を実質ゼロにすることをあるべき環境像として定めており、今後10年間で実質ゼロにつなげるための土台として、人づくり・地域づくり、その手段としての見える化の徹底を行っていきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 地球温暖化というのは、これは長久手市だけじゃなくて、日本、そして世界全部の課題だと思っております。SDGsでもいろいろ気候変動については何とかせないかんということで、2030年までには何とかということで、国でも2050年までにはゼロカーボンということでしておるんですけれども、これまでよりも高レベルな温室効果ガスの発生抑制ということで取り組んでいくということなんですけれども、実際にはどのようになるんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 長久手市は、住宅地が非常に多いまちでございまして、県内の他の市町と比べると、やはり家庭部門から排出される温室効果ガスである二酸化炭素の割合が非常に多い地域になっております。当面5年間はやはり市民一人一人が地球温暖化を我が事と捉えまして、より一層省エネ行動に取り組んでいただけるよう情報発信しまして、現状をまずは確認できるような見える化をしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) もう一つお聞きして、温室効果ガスの排出量の現状はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 本市の温室効果ガスの排出量ですけれども、これは愛知県のエネルギー消費構造から本市の産業構造と人口を勘案して、国が推計した数値でございますが、平成29年度時点の数字でございますけれども28万トンでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) そして温室効果ガスの排出量の目標はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今後、10年間に取り組む目標としまして、令和12年度の二酸化炭素排出量を21万8,000トンとしておるところです。この数値は国や県の目標値から設定しておりますので状況に合わせて適宜見直しを図っていく予定でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 施策を何か考えているかという1答目で、人づくり、地域づくりとは具体的にどのようになっているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 当面の活動の人づくり、地域づくりの手段でございますけれども、本市は名古屋市とか、豊田市のベッドタウンということもございまして、先ほど申し上げたとおり、家庭から排出される二酸化炭素が多いということで、それを削減することが重要であると考えております。そのため、市民一人一人が地球温暖化防止のための二酸化炭素排出削減を我が事として捉えていただいて、自然と環境に配慮した行動ができる人を育てていきたいと。またそういう人たちが集まって、自発的に活動していくような地域づくり、そういったものを進めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) その手段としての見える化の徹底ということで、こちらの具体的な内容はどのようですか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今年度からになりますけれども、様々な形で環境配慮行動の意義や効果を市民の皆様に分かりやすい形で発信していきたいと考えております。例えばですけれども、今年度から実施する電力の見える化事業というのがございまして、これは電力事業者が各家庭に設置したデジタル式の電気メーターから情報を収集しまして、その家庭の消費電力や電気代を通知できるようになり、電気代を節約する行動が環境に配慮した行動にもつながるということを目的とした事業を進めていこうと考えております。今申し上げたのは一つの例でございますけれども、今後も環境配慮行動の意義や効果、そういったものを市民に分かりやすい形で発信していきたいと考えております。
    ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 西庁舎の私の所属している会派の部屋から南側にベランダがあって、そこにネコジャラシというのか、雑草が生えているんです。いつも眺めながらだんだん大きくなって、結構伸びてきて、こういうのをせっかく場所があるんだから、緑のカーテン、あそこに使ったらどうかなと。市民にいろいろそういう話をするんですけれども、西庁舎のベランダにもどうですか。水やりくらいは私も協力したいなと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 市役所庁舎の緑のカーテンの取組ということでございますけれども、今現在は北庁舎で緑のカーテンという形でゴーヤの苗を育てているところでございます。今議員おっしゃいました西庁舎のベランダでございますけれども、ここのプランターにつきましては、雨水がなかなか届かない場所で、これまでも何回か植物を植えて緑化を試みてきておりますが、やはりいつもやっぱり枯れてしまうということで、なかなか緑化が難しいのではないかと認識しているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 緑化が難しかったら別の方法を考えて、そのままの状態にしておったら雑草が生えて、雑草も緑なのか知らないけれども、やっぱりそれでは、いかんのじゃないかと私は思っております。せっかくの庁舎の建物に雑草が生えているよりは、やっぱりそういう今カーテンで使われているようないろんなものやって、アサガオでもできなきゃ何でもいいと思うんですけれども、ちょっとやったらどうかなと思うんですけれども。それとそういうことを考えて、市民にですね、地球温暖化の防止についてどのように啓発していくのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 地球温暖化防止に向けて市民にどういうふうに啓発していくのかということでございますが、現在やっぱりゼロカーボンシティの宣言に向けて市は準備をしております。二酸化炭素の排出削減に向けた市役所の取組を公表して、市が率先してこの取組を行うことで、市民や企業に向けて発信していく予定でございます。  また市民に向けた取組として省エネの実施の際の環境配慮行動の知識を無理なく楽しんで身につけていただけるような環境クイズなども用いて実施して取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 最後ですけれども、やっぱり市民が自発的にそういうのに取り組んでいただく、自覚していただく。さっき見える化ということで、いろんなところで、そういうのを感じていただいて、ゼロカーボンに向けて頑張るんだよということで長久手市からそういうのを発信していく。それと立派な第4次長久手市環境基本計画をつくっていただきました。これをホームページで探すのに、計画一覧というのがあるんですけれども、そこの中にはなくて、くらし・手続き、そこからごみ・環境・動物・墓というところに行って、それから環境基本計画というところへ行って、そうすると第4次長久手市環境基本計画と。計画一覧には第3次までしか入っておりません。ということで、だからそういうのもやっぱり市民がそんな計画あるんだねということで、古いやつしか見れない。そこまで行くのになかなか大変かなということで、そういうこともよろしくお願いします。終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 持ち時間がなくなりましたので、加藤和男議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後2時15分とします。                  午後2時06分休憩               ――――――――――――――                  午後2時15分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。18番川合保生議員、質問席にお願いします。             [18番 川合保生君質問席登壇] ○18番(川合保生君) それでは、質問に入ります。  まず1項目めであります。長久手市の観光について。  このことについては、2日目に青山直道議員が一生懸命やるのかと思っておったら答弁が長くてなかなか大変だったみたいでありますので、また私がちょっとやります。  (1)資源は何があると考えているのか。  (2)2022年にジブリパークが開園予定である。  ア、市としてどのように関わることができるのか。  イ、市民の雇用はそのときどうなるのか。  (3)土産物、名産品等を創作することについてはどのように考えておられるか。  以上であります。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 長久手市の観光についてお答えいたします。  1点目について、本市の観光資源としては、第2次長久手市観光交流基本計画において、里山などの自然資源、長久手古戦場などの歴史・文化財、ござらっせやあぐりん村といった文化・交流施設など6分類、48種類を主な資源として列挙しています。  2点目のア、イについては関連がありますので、一括して答弁させていただきます。  ジブリパークが本市に整備されることは、絶好のまちづくりのチャンスと捉え、国内外から訪れる観光客に長久手の魅力を感じていただけるよう、ジブリパークの整備を行う愛知県を初め、長久手市商工会、一般社団法人長久手市観光交流協会など民間と連携しながら、観光交流の取組を進めることで、市民の雇用を含め、まちの活性化に向けた情報共有を密にしていきたいと考えています。  3点目について、令和4年度におけるジブリパークの開園を見据え、一般社団法人長久手市観光交流協会では今年度、地域資源を活用した新たなお土産品の制作を予定しています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 資源が6分類、48種類と言っておられるわけだが、何日か前にテレビ番組がありまして、愛知県の市町の中で順位が決まっていまして長久手市は18位ということで。なぜ長久手市がそれで18位なのかといったら、火縄銃が多いと。ということは、警固祭りですよね。それが観光資源として唯一ではないけれども有名だなと。じゃあ、その他は何があるんですか。列挙することは簡単なんですね、何でもいいんですよね、各社寺でも、それでもどこでもあるわけです。そのことに関して、やはり、ふと思いついてよその人に聞いてみても分かりますけれども、長久手市といったら誰も長久手市で何が見たいって言わないんですね。私はもともと名古屋市出身ですから、あちらに知り合いがいっぱいいますが、聞いてみても長久手市って。意外と女の人にはござらっせのあぐりん村が有名だと。あそこに買いに行ったよという話もあるわけです。ただ、その他のことは何だといったら、小牧・長久手の戦いぐらいは、子供に聞くと知ってますね。そしてそれ以外は何があるんだと言ったときに、私が考えて、観光資源と言えばリニモ、そしてトヨタ博物館ぐらいの話、それとモリコロパークぐらいが意外、と言えばそうだねと言ってくれるものです。そういう状況の中で、長久手市の観光といって、観光交流ということをあえて観光にしたんですけれども、観光って何ですかという話なんです。英語で言うと、サイトシーイング、もしくはツーリズムですよね。そしてそのことの中で、誰かよそから来てくれて観光なんですよ。長久手市民が地元のことを観光地と言わないんですね。幾ら有名のところに行ったって、長久手市民が長久手の名所に行ったからといって、それが観光になるわけはないわけです。そういうことを考えたときに、この答弁を見て、6分類、48種類を資源として列挙しているだけの話であって、何ら魅力がない。その辺については、どうなんだろう、単純に言葉を並べただけじゃないのか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 観光資源ということでございます。長久手市には、おっしゃるとおり、他県からこれということで来るもの、先ほどお話しされました小牧・長久手の戦いとか、警固祭り、そういったものも資源であるかと考えております。リニモ沿線の話も出ましたけれども、リニモテラス公益施設というものができましたので、そういったものを、そういう拠点をつくったことによって観光資源のつながりだとか、周遊ルート、そういったものを今後、よりそういう周遊しやすいものということで、ブラッシュアップすることが私ども観光交流協会の役目であると考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) リニモテラスも出ましたが、それはあれですよ、ただし、観光といえば、そこに人が来なきゃいけないわけですね。じゃあ、長久手古戦場駅に例えば、ジブリパークができるからといって、たくさん人が来るかもしれない。その人たちがそこで降りなきゃ全然意味がないわけですね。途中で降りるような魅力があるのかと。であるならば、観光なんかうたわなきゃいいわけです。交流ということになれば、これは当然市民も含めて、近隣の人たちも集まっていろいろやるということは、それは当然できるかもしれない。ただ、観光といってうたうと、観光客は来るのかと。ジブリパークができたからといって、それこそ日本中、世界中から一時的には来るでしょう。その人たちが長久手市を認識するかどうかといったら、認識は多分しないと思います。それを認識させなきゃいけないのかという話なんです。その辺のところはどうなんですか。どう考えておられるんかな。僕は、そういうところというのは、よく考えて、基本、根本的に長久手市が観光といって銘打つ必要がどこにあるんだということなんですよ。どうですか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 観光ということで外に対して、押し出していくことについてでございます。おっしゃるとおり、なかなかちょっとそういったところが現在の長久手市は弱いところなのかもしれません。一応観光交流協会につきましては、地域ブランディング事業ということも考えておりまして、今年度長久手市をPRする祭りということで開催するということでございます。ジブリパークの開園を来年に控えまして、そういった方々がリニモの古戦場駅とかに途中で降りていただけるようなPRをしていくということで考えているものでございます。今年度、長久手中央2号公園につきましても、グレードアップをしていきますので、リニモテラス公益施設共々一緒にイベントをすることによって、にぎわいを創出しながら、そういった方々に寄っていただけるような、市内外に本市の観光地ということでPRできるようなイベントにしてまいりたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) ジブリパークができる、これは決まっているわけですから。そして、ジブリパークに人が来てくれる。そのジブリパークに市がどうやって関わるんだという話なんです。ジブリパークがせっかく長久手市にあるわけですから、そこに市がどうやって関わっていくんだという話。そしてそこでいろいろなイベント施設ができるわけでありますが、そこへ例えば市民が雇用されるようにどうやって働きかけるのかということですよね。そんなところで働きたくない人は別にして、やっぱりそういうところで働きたい人も結構あると思うので、そういうことはどう考えておられるのかということですね。そしてまた、せっかくジブリパークができる。そこで長久手市をPRしたいのであるならば、長久手市の土産物、名産品等はどんなものがいいのか。創作ということは、それはいいかげんに観光交流協会が考えとるわ、何かつくってくれるんじゃないかというようなことではなくて、やはりそういうことに関してはしっかり考えていかなきゃいけないんじゃないかな、市としてね。その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) ジブリパークにどういうふうに関係していくのかということでございます。ジブリパークですね、モリコロパーク内にできるということでございます。直接ジブリパークの中に何とかという話はなかなか難しいところであるとは思いますが、モリコロパーク内にその辺関連したもので何か長久手市がPRできるものはないかということで、今商工会と観光交流協会で連携を取りまして、愛知県にいろいろちょっとお話をさせていただく機会がないかということで調整をしているところでございます。モリコロパーク内に、市内への誘客ということで何かPRになるものをいらっしゃったお客さんに配付しまして、例えばござらっせとか、あぐりん村、お帰りの際に寄っていただくとか、そういったことにきっかけをつかんでいきたいということでは考えております。  お土産品につきましては、観光交流協会中心に考えていただくということではございますが、ジブリパークということできっかけであります。ジブリのキャラクターとかはなかなかちょっと難しいものがあります。そういったものを横に並べて取っていただけるようなお土産物づくりということで一緒に考えていくということで今まさに検討中でございます。その際には、大学生のアイデアとかその辺もちょっと入れながら検討するということで協会からは伺っております。市としましても、その辺ちょっとできることを支援をしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) そこでジブリパークに対する期待はあるわけですよね。ただし、ジブリパークができることによって、長久手市が利益を得ることというのは何かありますか。例えばジブリパークを利用して、長久手の古戦場で降りてもらって、リニモテラスに来てもらって、どうのこうのと言うけれども、それによって長久手市にお金が落ちますか。落ちませんよね、ほとんど。土産物を売ったぐらいのことではどうしようもならないわけで。であるならば、ジブリパークは、県の土地に建てるわけでありますが、モリコロパークに。あそこというのはただで入れるわけではないですよね。営業施設になるわけですよね。税金はかけられないんですか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(髙木昭信君) ジブリパーク開業に伴いまして、本市として税収の増加が見込めないかという御質問かと思いますが、資産の所有の仕方ですとか、事業の方法などによりまして、条件により変わりますので、現時点では確かなことは申し上げられませんが、市税では固定資産税と法人市民税の課税が考えられるかと思います。まず、固定資産税については、土地についてはおっしゃられたとおり、愛知県の公園の所有地でございますので、非課税となる見込みです。家屋、建物につきましてもジブリ構想に基づき、愛知県で建設しておりますので同様でございます。あと償却資産については県が設置すればもちろん非課税でございますが、民間の事業者が設置する場合は、その所有者へ課税することができるかと思います。  次に、株式会社ジブリパークが公園内で事業としてジブリパークを運営した場合でございますが、事業規模と収益に応じて法人市民税が課税されるものと考えられます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 多少なりとも税がかけられるだろうと。どこまでそれが希望的観測にすぎないのか、その辺はちょっと分かりませんが。やっぱりかけられるということになれば、それはやはりメリットの一つになってくるわけですよね。県の所有地であり、県が建物を建てるから固定資産税は無理だという話ですけれども。であるならば迷惑料を払ってもらわないかんのだけれども、県は払う気はあるだろうか、参事。 ○議長(伊藤祐司君) 参事。 ○参事(道地孝史君) 迷惑料という厳しいお言葉ですけれども。県が整備しているジブリパークにつきましては、長久手市民、愛知県民、国内外の方々から多くの期待を持って開園が待ち望まれている状況であると認識しておりますが、一方で、多くの方がおみえになるということは、それだけ長久手市内で渋滞ですとか、住環境の悪化ということが生じることも十分予測されることでございます。それについては、我々市としても、県にきっちりとお伝えさせていただいておりますし、県も現在、前熊交差点を中心に道路改良等の工事に取りかかっておりますので、決して県も長久手市に迷惑をかけるようなことを考えているわけではございませんので、そのあたりは御理解いただければと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 開園してからの楽しみですね。そんなようなことで、例えば長久手市が観光にジブリパークを使おうとするということに関しては、当然長久手市にすごい魅力をつけなければ人は降りてくれないし、寄ってくれないわけですよ。じゃあ、それをどうするかという、そこまで考えてやらないと、単純にこれだけの観光、6分類、48種類あるよと言っているようでは、これは駄目なんですね。例えば市長が言われる香流川のへりを歩いて、あそこまで行きゃいいがやと言ったって、一生懸命おっちらおっちら歩いて、暑い中歩いては誰も行かないんですよ。あそこを歩くのは市民なんですね。でも、途中に何かがあったら歩くかもしれない。でも途中に何もない。あぐりん村ぐらいしかない。それがそれだけの魅力があるかといったら、そんなものはないはずですね。じゃあ、どうしたらいいんだと。でも、長久手市にとっては、そういうものができることは市民にとって悪い話ではないわけです。市長が言われる緑いっぱいで、木陰があって、そこで休んで遊んでおられるわ、しゃべっておられるわというまちづくりは、これはある部分非常にまちづくりとしてはいい話なんですね。ただ、長久手市がそこでジブリというものを見ることに関して、長久手市の市民がジブリパークへどれだけ行くんだという話なんですよ。国内外からいっぱい来てくれる。大体いつでも行けるところってあまり地元の人は行かないんですね。長久手市にモリコロパークがあったときに、そう行かなかったんだから、それはそんなものだと思います。でもまちづくりとして、まちの形として、緑がいっぱいあふれて、これは確かに理想的な話なんです。それはそれで大事な話なんですけれども、そういうことも含めてやっぱり観光ということと、それから交流ということをやはりしっかりと分けて考えて、交流はしっかりやると。観光というのは、人が来てくれなきゃ観光にならないんだから、ぼちぼちやればいいわけですよ。その辺のところですけどね。私はそう思ってます。ただ、この項目はあまりやらなくていいと思っていたので、その辺にしときましょうかね。  観光で一つ言っとくと、先ほど言いました警固祭り。警固祭りの祭り会館を造ってほしいというのは、私が議員になってから祭り関係の人たちからしょっちゅう言われておったんです。最近そういう話は来なくなったけど。そういうものというのは、市長は頭の中にあるの。 ○議長(伊藤祐司君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 祭り会館の話もちょっと置いておいて、せっかく川合議員と、同じ世代ぐらいの人とこうして話をするときに、昭和40年に1億円しか予算がなったまちが、50億円、100億円とお金を払ってきて、今になって確かにこのまちは、全国的にもここは住みやすいまちだ、駅はここはどうだ、それから所得はどうだと。1,700ある市町のうち、ここのまちは、どれもこれも褒められているんですよ、ここは。ありがたいことなんです。ただ、この間も言ったように、お金を持ってここまで来た。このまちは隣近所の関係がないからとてもいいとか、お互いが全く挨拶もせえへん。これはまちじゃないな、ホテルだと。私はせっかく一生懸命お金がないときからまちをつくってきて、そのときに物すごくよかったのは、寒村だったまちでもあのときも古戦場があったんですよ、お祭りがあったんです。それを今度、ジブリが来て、私たちは次の世代に、金をまた稼いで、何に使うか分からずに金を稼いで、次に何をするかということを私たちはもっと議論を、今ちょうど議員がおっしゃっていただいたから、そういう議論ってなかなかできないんです。だからその頃にはまだ生まれてなかった人がおるわけです、昭和40年にね。だから私は今こうして思うときに、もう一遍このまちをどうしたらいいんだと。私は、ジブリもそうですけれども、Youは何しに日本へ?といったら、アニメだとか、ほとんどYouもそうだけど、それからダーツの旅もそうだし、それから出川の何とかでも行ってるところは、多分香流川から南にここへ来たって誰も見ないですよ。どこも見ない、ここは。見るところないんだから。私は、ジブリもですね、ジブリのやっていることはどうだというと、香流川からこっちの話じゃないんですよ。多分私たちの描いている、今の私たちの生活で描いているのは便利で、豊かで、煩わしいことのない、そういうまちがいいんでしょうね、子供たちも今はいいと思うんですね、ボタン一つで涼しくなる。でももう一ついろいろ考えると、もっと私たちは、日本全体が昭和35年の所得倍増からだあっと走って、私たちは猛烈な会社のサラリーマンのときの猛烈をやった時代なんです。後の人は、猛烈の後の時代に生まれてきた人たちだけど、その時代にあれだけ頑張ってきて、今日本中が虐待から、不登校から、ひきこもりから、自殺から、他殺からありとあらゆるものもあるわけですよ。だから私たちは一体、今度ジブリが来るのは現実なものですから。ここに来るんです。私たちはそれを使って、そこでおこぼれをもらって、また金を稼いでどうするんだと。私は必要なことは必要ですよと、事業者も必要だ。でもその事業者の人は、金をもらったら、次は私たちは何をやろうとしているのか。そういうことも考えながら私たちは考えていくことが必要だろうと思っておるんです。私が思ったのは、今のおっしゃっていただいた、歩けるかこんなところと。歩きたくなるところ、いろいろ歩いてみると、歩いたら何があるということを描いてもらっている途中なんですけれども、やっぱりこっち絵にならないんですわ、香流川から南は、どこ見ても絵にならない。ここからこっちは絵になるんですよ。それはゆっくり歩くと絵にはなるんです。車で行くと何も絵にならない。このまちを、ジブリの中も多分そうですよね、あんなところでジブリがおったって、それがジブリがどうしたという話で。だけど、私はそこの中でゆっくり行って、もう一遍日本全体が主に突っ走ってきたけど、いっぱい弊害がまき散らかしておるんだけど、もう一遍歩いて、物理的に歩くこともそうだけど、ゆっくり行ってもっと考えようと。このまちの在り方もそうですわ。あれやれ、これやれと、ホテルのフロントじゃないんだから。もっとそれを市民と一緒に、あれどうしたら・・・。 ○議長(伊藤祐司君) 市長、そろそろまとめてください。 ○市長(吉田一平君) そんなことで、そんな議論をなかなかないんですよ、やる場が。ぜひそういう意味では、こういうとてもいい機会を与えていただいて、一緒にその辺の話を考えていくような、私たちは多分両方が仕事だと思うんです。一緒にこれからもまだ住んどるといろいろあると思いますが、質疑していただいて、やっていきたいと思います。どうも貴重な時間を頂きましていつもありがとうございます。 ○議長(伊藤祐司君) 警固祭り会館の話は、誰が答弁しますか。副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 地元の祭りについては、非常に貴重なものでございますが、市の立場といたしましては、指定文化財、長湫と岩作は県の無形民俗文化財に指定されておりますので、それをバックアップさせていただくことはいたしますけれども、主体的にやっていただくのは、私何とか会館とか、祇園祭りでもそうですが、地元でつくっていただいて、地域の保存会の方たちが一生懸命やっていただくというのが非常に重要かと思っておりますので、我々は、後者というか、長久手古戦場を初めとしたいろんなものを使った発信力を高めていきたいと。一つだけちょっとお時間を頂きたいんですが、NHKの大河ドラマ、来年、再来年が家康です。「どうする家康」という題名でやるそうですが、家康となると必ずこの地がクローズアップされます。そうすると、ジブリパークが開いている。ここにお客さんが来る。どうする家康が放映される。長久手古戦場をどうするか。我々のテーマだと思っていますので。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) うまいこといくといいけどね。なかなかそういうのを話してね、市長の言われることもよく、市長ともゆっくりと、ここじゃなくてほかでしゃべろうという話でね。確かに観光交流、交流が大事ということを私は言いたいわけです。観光ということはついてくるわけですから、その辺のところをしっかりと、また後で議論しましょう。  次に行きます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 2項目め、市役所において職員、各審議会等の男女比について。  (1)職員のうち管理職の男女比はどうですか。  (2)審議会の男女比はどうか。  お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) 市役所において、職員、各審議会等の男女についてお答えいたします。  1点目について、令和3年4月1日時点の管理職の男女比は、全管理職63人のうち男性管理職が43人、女性管理職は20人で、およそ2対1の比率となっています。  2点目について、令和3年3月31日時点の審議会を初めとする附属機関等の男女比は、現在運用中の52の附属機関等委員合計543人のうち、男性委員が341人、女性委員は202人で、およそ5対3の比率となっています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) このことについては、先議会の関連質問でちょこっと聞きました。市長も何でこんな男ばっかなんだと言っておられたわけですが、やはり市長がよく言われる30年後だ、50年後だという話ですよ。人口が減るんだと。そんなときに、下手すると女性ばっかり残っちゃうんですよね。男のほうが早く死んじゃうんです。平均寿命を見たら男のほうが早く死んじゃう。私だって、これであと10年も生きるかどうか分かりませんけれども、死んじゃっても家内は多分まだずっと生きていると思うんです。そういうところで考えたときに、やはり今は確かにこういう比率だけども、少なくとも半々もしくは女性が多いようにしておかないと、後々もたなくなっちゃう。男と女というのは、当然性差があるわけですから、やる仕事は確かに力仕事を女の人にやれと言ったって、なかなかそれは大変なことになるし、男に細かいことを、男でも幾らでもやりますけど料理でも、縫い物でも何でもやりますけれども、やっぱりその辺のところが我々の感覚では、今の若い子はどうか知りませんけれども、我々の感覚としては、やっぱりそれはあるかなという部分はあるんだけれども、でも考えることとか、発言することに関してはそんなに差はないわけです。極端なことをいうと、学校で女の子のほうがよくできる。小学校の先生は今は女性も結構多いと思うんだけど、私の経験から言っても、私の世代だってやっぱり女の子はよくできたもんね、真面目でね。こっちとらそこらで遊んどっても、一生懸命勉強して、やっている。でも大学に行った子というのは、やっぱり私の高校なんかみんな大学に行きましたけれども、それでも短大が多かった。幾らでも四大に行ける頭があるのに、何で短大に行くんだと言ったら、四大なんかおやじが行ったらあかんと言うものでという話が結構ありまして、そういう時代でしたね。でも今はそうでもないんじゃないかな。だからそういうところで、やはりこれを見ておっても、そこを見ても女の人は、うちの事務局は1人おりますけれども、今はいないね、昨日から見ておって、そこに2人だけですよね。その状況というのはどうだと思いますか、市長。これは市長に答えてもらうか、それとも部長が答えますか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(加藤正純君) 確かにこの議会に出させていただいております次長級以上の職員については、女性の割合は非常に少ない状況になっております。ただ、年齢別の職員の構成を見ますと、大体やはり45歳以上は男性の職員のほうが女性職員を上回ります。45歳から下は、逆に女性職員のほうが上回ってきます。特に今の若い方、35歳以下については、明らかに、これは一般職ですけれども、女性職員のほうが多い状況となっておりますので、ただ、その間、育休に入ったり、長期にそうやって職場を離れますと、昇任等に若干影響がありますけれども、これから先はこういった方々に活躍するチャンスは十分にあると思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 今年直轄の地域共生推進課をつくられて、女性の管理職が3人ぐらいおられるわけですけれども、そこへ女性を持っていったという市長の狙いはどこにあるんですか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 目的を見つけてばっと走るのは男なんです。この50年間走っていたけれども、これから思い切っていろんなことを変えるときに、男の人は私が提案しても、必ず、課長なら課長に提出すると、その提案を上司の顔を見るのは男なんです。女性は、やろうかと言ったら、やりましょうと言って、すぐにそういうふうにできるんです。だから私は思い切って重層的支援というのは、今までのような縦割りのどうしても守らないかんような仕組みじゃなくて、思い切って飛び越えてやれるというのは女性なんです。私は、老人ホームなんかでも8割は女性で2割が男性なんです。老いた馬がてこてこやっているのが老人ホームなんです。ほとんど私はこれからいろんな時代が変わってくると思いますので、そういう意味でもっと3人どころか5人でもいいんだけど、その課長さんがもう一遍今度帰ってきたときは、縦割りはなくなるだろうと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 何回かしゃべられたけれども、厚生労働省からまた職員をもらうという話、頼んでいるんですか。それはその人は、前は男の人だったけど、女性をという話にはならないの。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(加藤正純君) この7月12日から予定しておりますけれども、厚生労働省から、今私どもが今年度から取り組み出した重層的支援体制整備事業の制度設計に関わられた職員、これは女性です。この方をお迎えする予定でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) いろいろ聞いていると、別に女の人だからどうのこうのというのは市長は全然考えとらんと。男より女の人のほうが似合うわというぐらいの感覚だなというふうに今聞きましたけれども、昔、僕が前の町長の時代ですよね、何で女の人が役職で出てこんのだと言ったら、出したいんだけど、やれと言ったら断るんだわと。しつこく言うと辞めると言うんだわという話があって、何でだろうなと。ということは、当時も家庭環境だとか、いろんなところでそんなものやるんだったら、旦那に言われるのか、その辺はちょっと分かりませんけれども、そういう時代だった。それがどんどん形として変わってきている部分があるんでしょうね。どうですかね。 ○議長(伊藤祐司君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 私がここに来たときに、女性をとにかく登用するということで、どんどん登用したらどうだと。やっぱり役所は階段を上らんと駄目だということを言われまして、一つずつ階段を取りあえず例えば課長補佐とか、そういう準備の人たちがずっと増えておって、課長補佐まで入れるともっと割合は高いと思う。課長までが2対1か、多分課長補佐まで入れると上へ上がっていく人たちがずっと出てきていますので、時代はそこへ来ていると思う。また、副市長が指示で審議員も3割にせえと言ってそれでずっと来ているんです。だから私は今時代が、大きく今までの走るだけの時代から変わる時代に来ていると思うものですから、それはとてもこれから期待して、今のところ、この2人かな、3人ですけれども、変わると思います。今度聞かれるときにはもっと変わっていると思いますので。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。
    ○18番(川合保生君) 今度って、何年か後には私はおりませんので。市長はまだおるつもり。そういう感覚であるならば、これは当然世の中の流れですから、市長がそんな女みたいなものはというような市長ではこれから通用しないということは確かです。その辺のところは安心をいたしました。  次に行きます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 3項目め、ごみ減量について。  (1)処理施設のない本市において焼却ごみ減量は、喫緊の課題でありますが、方策として何を考えておられるのか。  (2)生ごみ処理機は、現在どの程度の普及率で、それによる効果は検証したか。  以上、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) ごみ減量について、お答えいたします。  1点目について、本市には、ごみ処理場やごみ最終処分場もなく他市に依存していることから、他市以上にごみの減量に取り組む必要があります。本市がごみを減量するには、市民によるごみの減量や資源の分別意識の向上が必要です。直近でごみの組成調査を実施したところ、燃えるごみの中に、資源として分別できるものが34.3%あり、特に雑紙類やプラスチック製容器包装が多く含まれていることから、これらの分別を進め、ごみを減量していただくよう啓発を行っていきます。今年度は、市の広報で、「長久手市ごみ減量大作戦」と題した特集記事の掲載を6月号から始めており、数回にわたって市民に訴える記事を掲載していきます。  2点目について、生ごみ処理機の購入費に対して補助金を交付していますが、補助金を申請せずに購入している世帯もあることから、市全体の普及率は把握していません。平成12年の補助金交付開始から今年5月末まで、延べ629件に対して補助金を交付しています。  また、生ごみ処理機の効果について、実際に使用している人からは、出す燃えるごみ袋の中に生ごみがないので、カラスによる被害がなくなったこと、処理機で乾燥させた生ごみは庭で肥料として使用しているなどの声を聞いています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) ごみについては、さっきの議会でも分別のほうでちょっと質問をしたことがあります。そのときに副市長が、晴丘に会議に行くと肩身が狭いと。うちは施設がありませんので、そのくせ人口が増えてきている、ごみが増えるということで非常に肩身が狭いんだということを言っておられたので、再度質問するわけでありますが、まずごみの減量ということですよね。分別するのは当然の話なんだけど、生ごみがやはり7割以上水分だというわけです。これをどうしたらいいんだという、その分減らせば重さが減るわけですね。それを減量大作戦でやるといって、どうしたらいいんだという話ですよ。方法論としてどういうことをやろうとしていますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 長久手市ごみ減量大作戦という形で今年度、市民の皆様に取り組んでいただくよう、働きかけていきますけれども、まずはやはりごみの現状、課題をしっかりお伝えしまして、課題解決に向けて分別、あと減量が必要不可欠ということを強く訴えまして、意識していくことは大事だということでございます。  それで今、議員がおっしゃった生ごみのことでございますが、生ごみ処理機というのもいろいろと補助金も使っていただいて、市民さんに利用していただいておりますけれども、それもやはり水分を減らす形で体積の重量も減るということもあるので、減量化できるということもございます。それも一つの有効な手段という形で今後市民の皆さんにごみ減量の一つの手段としては、皆さんにしっかり紹介していこうと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) このごみを減らすということですが、ごみ袋に入れて捨てるのは一番簡単なんです。楽なんです。ビニールがどうのこうの言うけれども、ビニール袋に入れて、くるっと丸めて出してしまえば持っていってくれるわけだから、これは物すごく簡単できれいにできるわけですよね。その辺の感覚をどう変えていくかという話です。私は、やっぱり子供から教えるのが一番だと思います。そんな捨て方しちゃ駄目だよと子供に言われたら、親はうーんと言うに決まっています。よその人からそんな捨て方しちゃどうだと言われたら、何を要らんことを言うんだという話なんだけど、子供から言われたら素直に聞くんですね、親は。教育長、何かやってみませんか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(大澤孝明君) 今、議員おっしゃられた子供からという、そういう視点ですね。ぎょっとしましたね、はっとしますよね。やはり子供から教えられることってすごく多いんですね。私も随分教えられました。そういうことで子供の発想とか、新鮮で発見があります。ですから、大人は子供のベテランで、子供は大人の新人だと。ベテランは、新人時代のことを忘れやすいので、やはり子供から学ぶことが多いなということを思います。何かやってみろと。学校では、どの学校でも環境教育ということで、学校経営案でもあるんですが、1年間の設計図があります。その中に環境の指導というのがあるんですが、大体かいつまんで言うと、美化委員とか、環境委員がおりまして、ごみの分別とか教室ではリサイクルボックスをやったりいろいろやっております。それから小学校4年生では、総合的な学習の中でごみ処理場に行ったり、スーパーマーケットに行ってリサイクルの構築を学んだりといろんなことをやってて、中学校においては、校区の清掃活動とか、そういうことをやっております。学校では、何かやってみろと言われても、なかなか即答はできませんが、私たちは学校現場の教師はしっかり教えて家庭に帰すと。今日はこれぐらいでお願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 教育長がそこまであれならいいんだけど、要はさっき言ったみたいに、子供に教える、子供は分かっているわけです。どうしたらごみが減らせられるかということは子供は分かるんです。だから親がやっていることに対して、子供はそれをちゃんと教えてあげると、子供が親に教えるということですよ。ただ、子供のおらんうちはそういうわけにはいかんので、じいちゃん、ばあちゃんも孫の言うことを聞くようにするということです。大体子供というのは、だんだん大きくなると、だんだん忘れていっちゃうわけです。これはいいことだと思っておっても忘れちゃうから、極端なことを言うと、我々の時代だと、高校を過ぎると、たばこを吸い出したり、吸っちゃいかんものを吸い出すわけですよ。子供のときはそういうのを吸うなんて全然思っておらなかったんだけど、そういうこともやり出すわけですから、その辺のところも含めて、だから子供がいる家庭のそこでいろいろやると、親はそうやらないかんなと思うわけですから、それによってちょこっとでも減れば、それはありがたい話ですよね。その辺はどうなの。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(大澤孝明君) おっしゃるとおりだと思います。今、議員に言われたことは、実は2か月前に、市長からごみの処理、何とか子供からそういうことをできないかという宿題を言われてまして、まだちょっとすぐにはできないんですけれども、検討して何とか形にして家庭のほうにできるように考えます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) そうやって子供を利用するということも大事な話。なかなか市長、いいこと言うね。それとやっぱりごみを簡単に捨て過ぎるんじゃないかなということです。なぜかといったら、ごみ袋1枚Lで15円なんだよね。Lで15円だから、別に10袋捨てたって150円なんだよね。そんなに10袋捨てる人はおらんと思うけど。ごみ袋の値段を上げたら、やっぱり節約ということで、1枚100円にしたら大分節約になるんじゃないかなと思うんだけど、そういうことは考えたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 議員御提案のごみ袋の値上げということですね。それも一つの方法論かと思います。私どもも、やはりいろいろな方面からそういったごみの減量化というのを進めていかないといけないと思っておりますので、今御提案いただいたそういったものも中で検討していることも事実でございますので、またお示しできるタイミングで議員の皆様にはお示ししたいなと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) それと一つの案なんだけど、私の息子が滋賀県におるときに、草津市というところにおったんだけども、そこは1世帯にごみ袋をただで配るんですよ。ただ、それは10枚ぐらいなんです。10枚まではただなんです。それ以上のものを買いに行くと、さっき言った100円ぐらいになっちゃうのかな、そういうやり方をしているところも自治体としてはあるという話ですけれども、それはいろんなやり方があるので、それはまたお任せします。ごみの減量がということ、要するに晴丘も焼却炉を直さなければいけない時期に来ているということ、そしてやはり燃やすことはカーボンが出るわけですよね。ごみ焼却場でゼロカーボンが達成できないようでは困るわけで、それはどうしたらいいんだという話なんですけれども、やっぱり燃やすものは燃さなければいけないわけだよね。ゼロカーボンにするのに、ごみはどうするんだろうね。どうやって国からは聞いてますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行) ごみの焼却に当たりまして、やはり各自治体がごみ減量化に向けて少しでも減らしていくということになるかと思います。ですので、焼却施設においては焼却施設の能力がございます。その環境負荷を低減するためにも、各自治体のごみの量を減らすということが、今後ゼロカーボンに向けた取組の形になっていくかと思いますので、そうしたことを踏まえて、各自治体が取り組んでいくことになるかと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) それと生ごみ処理機ですけれども、平成12年からやっているのかな、生ごみ処理機の形として、一番あれなのは、水と炭酸ガスにしちゃうやつだったんですよね、ごみをね。それからチップを入れて堆肥にしちゃうと。それから電熱で乾燥してかちかちにしちゃうというものがあったんですが、どれが一番いいと思いますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今、長久手市で市民の皆さんが使われている生ごみ処理機の形態というのが乾燥式がほとんどということでございます。ただ、乾燥式はやはり水分を取ってくれますけれども、電気の消費があるということは伺っています。その反面チップ式というのも実はありまして、そちらは堆肥化した後、家庭菜園に使えるということもございます。そんな中でやはり生ごみ処理機が実際市民の方が使いやすいのが乾燥式ということではないかということで、現状から見るとそうではないかと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) であるならば、やっぱり今ほとんどの人が生ごみ処理機に対しては、興味を示さないというところがあるわけです。629台に対して補助金を出したということでありますけれども、その629台がどれだけ使われているかということに関しては、丸っきり分かっていないわけですよね。だから、単純にブームに乗って処理機を入れてみたけれども、補助がついてるでと買ってみたけれども、そこら辺で転がっているわ、捨てちゃったわという人も結構あるわけですよ。ですからもったいない話なので、それを使ってやっぱりごみの減量に対して協力をお願いしますと言って広報をしていただけますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 本年度、ごみ減量大作戦として、広報を始めておりますけれども、やはりそういった議員から御提案ありました生ごみの処理の仕方も踏まえて、市民の皆様には、分別を初め、ごみの減量の在り方をしっかりお伝えしていく。それを広報等も用いて、また地域にも出向いて、会合とか集まりにも行きまして、ごみ減量の勉強会等聞いて皆さんにしっかりお伝えして、ごみ減量に向けて皆さんと一緒に取り組んでいくように働きかけていきたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。  これをもって、川合保生議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後3時25分といたします。                  午後3時12分休憩               ――――――――――――――                  午後3時25分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  個人質問を続けます。12番さとうゆみ議員、質問席にお願いします。             [12番 さとうゆみ君質問席登壇] ○12番(さとうゆみ君) それでは、今回は4項目質問をいたします。  まず1項目め、GIGAスクール構想について。  (1)小中学校の児童生徒1人に1台のパソコン(タブレット端末iPad)が配備されてから現在までにどのように使用しているでしょうか。  (2)ICT支援員の配置状況と学習ソフトの導入状況はどのようでしょうか。  (3)パソコンを家庭へ持ち帰ることについて、どのように考えているでしょうか。  (4)今後も新型コロナウイルス感染症により学級閉鎖や休校になる可能性があります。子供たちの学びを継続するために、オンライン授業ができる環境を整えているでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部次長。             [教育部次長 山端剛史君登壇] ○教育部次長(山端剛史君) GIGAスクール構想について、4点御質問いただきました。順次御答弁させていただきます。  1点目について、児童生徒用のタブレット型パソコンは、各学年に合わせた授業支援のツールとして使用しています。  2点目について、ICT支援員は、おおよそ各学級月1回派遣しています。また、学習ソフトを導入し、授業支援に活用を始めています。  3点目について、将来的には、安心してタブレットの持ち帰りができるよう課題の抽出や検討、情報モラル教育など段階的に環境整備を進めていきたいと考えています。  4点目について、オンライン授業については、必要な場合に対応できるよう検討を進め、環境を整備したいと考えています。まずは、適応指導教室と学校間でオンライン授業を試行し、検証したいと考えています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 当初の国のGIGAスクール構想では、令和2年度から5年間かけて1人1台のパソコンを導入する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症で休校になったことなどもあり、急遽令和2年度だけで導入することになりました。まず初めに、確認したいことは、GIGAスクールを開始するために必要となった費用は幾らで、国からの補助金と市負担の金額はどのようでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 御質問について、順にお答えいたします。  GIGAスクール構想の事業を開始するための経費として、学校内のネットワーク環境整備費、インターネット回線容量の増強費、タブレット端末及び周辺機器の整備費、これらの合計額として、約7億2,700万円となります。国庫補助額といたしましては、2億4,925万円、差額となる市の負担額としては、4億7,775万円となります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) まず開始するまでに7億2,700万円かかっているということで、昨年度の議会でパソコンを購入する財産の買入れの議案のときに、リースの分はリース代も年間2,300万円ぐらいかかるというお話もありましたけれども、導入して開始した後の経費もどれぐらいかかるのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 開始してからの経費といたしまして、機器の補修費、ICT支援員委託費の合計が約2,800万円です。国庫補助額が742万円、差額が2,121万円ということになっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 先ほどの答弁でどのように使っているかということについては、各学年に合わせた授業ツールとして使用しているということでありましたけれども、それは当然の話ですので、今、多額のお金をかけて導入しているGIGAスクール構想には、保護者の方や市民の方も高い関心を持っているので、どれぐらいの頻度で、どのような授業で具体的にどのように使っているのか、再度御説明をお願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) まず使用頻度についてでございますけれども、現時点で学校ごとにこの授業でこのぐらいの時間で使用しましたといった詳細なデータは取ってございませんけれども、教職員の間での意見を聞きますと、始まったばっかりということもありまして、学校間や学年でやや使用頻度の差異はあるのではと捉えております。また、具体的な使用方法といたしましては、社会科などの調べ学習、道徳科などの意見共有、またドリル学習の際などにタブレット端末を使用しているということを聞いております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 先日、北中学校では、タブレットを使って、制服のブレザー化の三つのA、B、Cの案から投票を行い、中日新聞に大きく掲載をされておりました。私は北中学校以外の学校でも行ったのかなと思ったんですけれども、北中学校だけで行ったということで、これはなぜほかの学校では行わなかったのか、お尋ねいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 先般のブレザー化に関する検討委員会、事務局につきましては、教育委員会ではございません。中学校が主体で実施をしておりますので、その検討委員会の中で北中学校から投票についてタブレットを使用したいという申出があったためと聞いております。北中学校につきましては、ICTモデル校としての実績もあるので、そういった技術面についてはたけたものがあったのかなと想定できると思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 先ほどの答弁でも始まったばかりで使用頻度の差異もあるというお話でしたけれども、北中学校ではない別の中学校に通っている方がタブレット端末には1人1台名前が貼ってあるんですけれども、名前だけ貼って積み上げているだけでほとんど使っていないということ言っている中学生の方もいたので、せっかくブレザー化の投票という面白いことができるのであれば北中学校はモデル校にもなっているので、ぜひほかの学校にもノウハウを広めていただきたいと思います。  (2)についてですけれども、長久手市では学習ソフトをベネッセコーポレーションのミライシードに決めたということですが、近隣の自治体もまた別のものを選んでいるようですが、長久手市がベネッセコーポレーションのミライシードに決定するまでの経緯はどのようだったでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 学習支援ソフトを決定した経緯ということでございますけれども、令和2年度に教職員の代表者で構成しますGIGAスクール検討委員会におきまして、複数社における学習支援ソフトを比較検討いたしました。特に機能面、操作面などを重点的に検討いたしました結果、ミライシードに決定したというものでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 次は、(3)の家庭への持ち帰りについてですけれども、答弁では、安心してタブレットの持ち帰りができるよう整備を進めているとのことで、家庭への持ち帰りを前向きに検討していることが分かりました。既に家庭への持ち帰りを実施している自治体では、子供が持ち帰った際の破損を保証する保険に保護者が加入させられ、兄弟がいれば結構な金額の負担となり、問題となっております。持ち帰った際の破損を保証する保険代を公費負担としている自治体もありますが、長久手市では保護者負担か公費負担かどのように考えているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 現在、タブレットの持ち帰りにつきまして、試行的に実施することを考えておりますが、この試行段階では破損時の修理費用は原則公費による負担と考えております。タブレットの保険につきましては持ち帰りを本格実施する際の検討課題の一つとして考えておりますけれども、いずれにいたしましても、公費で購入したものを貸与するというものでございますので、非常に高価なものでありますので、不可抗力ということもありますが、教職員も児童生徒も含めて、まずは大事に、大切に扱っていただくことを十分周知して認識していただくことが大事だと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今の試行段階では公費負担と考えているということですが、その後保護者負担になる可能性もあるのか、原則公費負担で考えているのか、どちらでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) そのあたりも含めて、また試行後に検討していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
    ○12番(さとうゆみ君) 近々試行をされるということで、また家庭へ持ち帰る際に家にWi-Fi環境、通信環境がないと持ち帰っても使うことができません。国は、通信環境がない家庭に対して、通信機器、モバイルルーターの貸出し制度を設けるようにということを言っておりますけれども、長久手市では、通信機器、モバイルルーターの貸出し制度の制度設計はもうできているのでしょうか。あとは通信環境がある家庭は貸出ししなくてもいいんですけれども、通信環境のない家庭は何%ぐらいあると把握しているでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 今の御質問ですけれども、通信環境がない御家庭の割合について、現時点では把握はできておりません。またモバイルルーターの導入等につきましても、これから協議を進めるところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 通信環境を把握できていないということですと、先ほどの試行的に持ち帰りをしたということをおっしゃっていますが、使える家庭と使えない家庭が把握できていないと、持ち帰っても困ってしまう状況になりますし、またこのモバイルルーターを貸し出すにしても市の財政負担も絡むことなので、早急に方向性を決めていただきたいと思います。  次は、オンライン授業についてですが、最初の答弁では、まず最初にN-ハウスと学校をつないで、N-ハウスで学校の授業を見ることができるようにするということでしょうか。それはいつ頃やるんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) おおよそ8月までに環境整備をして9月から12月のいわゆる2学期中に複数回行っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今また新型コロナウイルス感染症の第5波が近づいてきているという状況もありまして、もうしばらくすると、もしかしたらオンライン授業に切り替えたほうがいいという状況もありますので、こちらオンライン授業の取組については積極的に進めていただきたいと思います。  次に、パソコンが得意な教員もいると思いますが、苦手な教員もいると思います。先ほどの中学生が言っていたように積み上げているだけという認識になっている中学校もあれば、北中学校のようにいろんな取組に使っている学校もありまして、学校ごとにもばらつきがありますが、教員のスキル向上はどのように行っているのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 教員間のスキルの差ということでございます。ICTに関する知識ですとか、技能、こういったことにおける教員間の差があることや、活用における事例研究がまだ十分に行われておらず若干差異があるということは認識しております。比較的苦手意識のある教員に対しては、まずは使ってみるということが大事であるため、ICT支援員の活用、サポートが大変重要かと考えております。ICT支援員は教育支援ソフトの効果的な使用について熟知しているところからソフトに関する研修を各校で複数回行っております。また、授業力向上を目的とした研究授業においてもタブレット端末等、IC機器の活用を行っております。今後も教員の積極的な活用を促し、学校間の活用事例の情報交換、こういったことも行うなどして、教員の全体のスキルアップにつなげていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 現場の教員の皆さんも本来なら段階的に導入するはずが、急に1年で導入が決まり、使いなさいと言われても困ってしまう状況もあると思いますけれども、導入までに長久手市で7億2,700万円とさらに年間の経費が別途かかっておりますので、その効果が出せるように最大限活用していただきたいとお願いしまして、この項目を終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 2項目め、子供を性犯罪、性暴力から守ることについて。  (1)本市の保育園、小中学校の現場で子供が性犯罪、性暴力を受けたという相談等はこれまでなかったでしょうか。  (2)保育園、小中学校において、教職員等から立場の弱い子供への性犯罪、性暴力が発生しないよう、何か対策をしているでしょうか。  (3)子供たちが日常生活を送る中で、性犯罪、性暴力の加害者や被害者、傍観者にならないようにするための教育は行われているでしょうか。  (4)子供やその保護者が性犯罪、性暴力について相談したい場合、相談支援の体制はどのようになっているでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部次長。             [教育部次長 山端剛史君登壇] ○教育部次長(山端剛史君) 子供を性犯罪、性暴力から守ることについて、4点御質問をいただきました。お答えいたします。  1点目について、保育園、小中学校では、これまでに子供が性犯罪、性暴力を受けたという相談等はありません。  2点目について、保育園では、新聞記事や各種の不祥事に関わる情報について共有を行い、職員会議で話合いをしています。小中学校では、機会を捉えて新聞記事や各種の不祥事に関わる情報を収集し、職員への啓蒙を行い、また、県教育委員会から配付されているリーフレット及びチェックリストを活用しながら研修を行っています。  3点目について、保育園では、性犯罪や性暴力に特化した教育は行っていませんが、人が嫌がることをしない、知らない人についていかない、困ったことがあったら先生や周りの安心できる大人に相談するなど、必要な対応を日頃から子供たちに伝えています。小中学校では、性犯罪、性暴力については、学校の教育活動全体を通じ、学習指導と関連づけながら、早期に発見できるように指導・支援を行っています。  4点目について、児童虐待のうち性的虐待については、児童相談所が対応するため、市の家庭児童相談室に相談があれば、児童相談所へ通告をします。また、性的虐待ではない、性犯罪、性暴力の被害に遭われた方の相談支援については、各都道府県が設置する性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターにつなぐこととしています。  小中学校での相談体制については、定期的に教育相談を実施したり、教育相談アンケートを行いながら、小さなサインを見逃さないようにしています。また、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、心の相談員等を積極的かつ効果的につないでいます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) まず(1)のお答えで、長久手市ではこれまでなかったという答弁でまずはほっとしました。先月教員による性暴力防止法が国会で可決、成立しました。これまでは子供へのわいせつ行為で懲戒免職となり、教員免許が失効しても3年の欠格期間を経過すれば自動的に再交付されてきましたが、この新しい法律により、都道府県の教育委員会が再交付を拒否することができるようになりました。実質的には再交付は極めて難しくなるようです。また、平成29年には、刑法の性犯罪規定が110年ぶりに改正され、親など監護者による性交罪とわいせつ罪が新設され、被害者が18歳未満であれば、暴行や脅迫がなくても性的虐待を罰することができるようになりました。このように法律や制度も変わり始め、性犯罪、性暴力に対する社会全体の目は厳しくなってきましたが、子供へのわいせつ行為で逮捕される大人やわいせつ行為で処分を受ける教員のニュースが後を絶ちません。子供の頃に受けた性暴力の被害は心身に深い傷を刻み、その後の人生にも大きな影響を与えますので、子供が成長する過程に深く関わる市において、性犯罪、性暴力の発生防止に向けた積極的な取組をお願いしたいと思います。  そこで質問ですが、(2)の答弁で長久手市の小中学校では、県教育委員会から配付されるリーフレット及びチェックリストを活用して研修を行っているということですが、性被害、性暴力が起きないようにという点に該当するものとして、どのような内容があるでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 長久手市立小中学校では、教職員に対し、年度内に4回点検を行っております。全部で15項目ございますけれども、児童生徒への性被害、性暴力の発生防止という点に該当するものといたしまして、児童生徒の個人情報を校外に持ち出したことはないか、児童生徒や保護者と私的なメールや電話等のやりとりをしたことはないか、児童生徒と校外や個室で二人きりで面談等を行ったことはないか、教員としてふさわしい清潔な服装、身なり、頭髪を心がけているかとした項目を設け、点検を行っております。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(大澤孝明君) 付け加えまして、二つ服務、規律に関して、不祥事の報道があった場合は、各学校で朝とか帰りの打合せで管理職からこんなことがあるけれども大丈夫かという話は今までしていただいております。もう一つは、校長先生方に強くお願いしたことです。職場の中で、何かちょっと変だなと思うときは、やはり言動のどこかで現れるものなんですね。ですから、管理職は当然なんですが、まずは周りの先生方からの声かけが基本だと。特に一緒に組んでいる学年の先生方、やはり校長先生方には職員室は風通しのよい職場環境、悩みや相談ができるところにしてくださいと言ってあります。やはりどんなことでも改善はやはり日常の足元からと思っております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 性暴力や性犯罪が発生しないように具体的に取り組んでいるということがよく分かりました。  続けて、小中学校では教育相談などで小さなサインを見逃さないようにとの答弁でありました。過去に教員や家族などから性被害を受けた人は、それが性被害であったということに気づけず、誰にも相談できず一人で抱え込んでいたということを言っている方も多いです。児童生徒が性被害を受けた際、それが性犯罪、性暴力であると気づけるような教育は行われているでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 小中学校といたしましては、性犯罪、性暴力といった被害者にならないよう、年齢ごとに自分の身を守ることの重要性や嫌なことをされたら嫌だということ、周りにも訴えることの必要性を道徳の授業や生活の中で教えております。また、小学校高学年や中学校においても、不審者についていかないなどの防犯指導を行い、犯罪被害に遭わないための教育を行っているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(大澤孝明君) 付け加えまして、今年度教育委員会より令和3年度道徳教育の抜本的改善・充実にかかる支援事業に応募いたしました。つい先日、長久手市が全国の指定地区に入ってセルフディフェンスの著名な先生に子供、保護者向けに授業、講演をやってもらうという通知が来ました。いじめを含めたことをやっていただこうと。7月の校長会でお知らせし、2学期以降に可能な学校でやっていただくということを考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) またSNSを通して知り合った大人の人から子供たちが性被害を受けるというケースが多発しています。SNSは、例えばツイッターやオンラインゲームなどといったことなんですけれども、子供としてはただ遊んでいるとか気軽にというつもりが危険に巻き込まれることがありますのでSNSの危険性を十分認識することが必要だと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 議員おっしゃるとおり、最近小学生においてもスマートフォン等の通信機器が普及しつつあり、SNSに関連した事件に巻き込まれるなどスマートフォン等による性被害の危険性が高まっているということは承知しております。小学校高学年や中学校において、SNSを通じて知り合った人にはついていかないことや、自分の意に反するような写真を送信する、または送信することを強要する、そういうことによって性被害が起こる危険性があること、こういったことも道徳ですとか、そういった時間の中で防犯指導を行うなどの教育を行っております。こうした犯罪防止につきましては、学校のみならず、御家庭の中においても、スマートフォンの使用における危険性について親子で十分に話し合っていただき、御家庭でルールをつくっていただくなど、学校や家庭、関係機関、相互の御理解、御協力が大変重要だと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 学校だけの教育に頼らず、家庭でのルールづくりということも大切だなと思っております。  次は、保育の現場についてです。  小児わいせつの再犯率は非常に高いと言われており、過去にわいせつ行為を起こした人がまた別の保育園で勤務し、再びわいせつ行為をしたという事例も後を絶ちません。現在、長久手市の認可保育園には、公設公営、公設民営、民設民営という様々な形態がありますが、過去に性犯罪に関わったことがある人が採用されない仕組みになっているでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(飯島 淳君) 仕組みということでございますけれども、保育士を採用する際には、いずれの施設においても当然ながら履歴書を提出していただいております。ただ、過去の犯罪歴につきましては、特段の記載がなければ確認ができない状況でございます。ですけれども、職歴の記載がございまして、そこのところで、年度途中で前の職を辞めておられるというような点があれば、御本人に理由を聞くなどして確認をするということはしている状況でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今次長がおっしゃったように、その場で見抜くということは非常に難しいところもあると私も思っているんですけれども、先月、可決成立した教員による性暴力防止法の中には、過去にそのようなことを起こした人はデータベース化するということで、それをまた保育士さんとか、あと塾の先生とかそういうところにも広げていくという方向性に今なっているようなので、また様子を見させていただきたいと思っております。  次に、福井県敦賀市の保育士が市の保育園で性犯罪を起こしたことにより、敦賀市は再発防止策としてこの6月議会で2,290万円の補正予算を計上し、保育園にモニターカメラ67台を設置するとしています。長久手市でもカメラをつけてということではありませんが、答弁にありました職員会議で話し合うだけではなく、目が届かない場所ができない体制にするなど、具体的な取組は行われているでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(飯島 淳君) 具体的な取組ということでございます。保育園の活動はクラスごとに分かれて行っているわけですけれども、各クラス、部屋を開けたまま過ごしているというのを基本としております。そうした中、園長や副園長を含めて、ほかのクラスの保育士の先生、あるいはほかのクラスの園児がそれぞれのクラスの子供たちがどういう動きをしているかということが見ることができるようにするということで、可能な限り目が届かない場所をつくらないように努めているというところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 最近のニュースでも先生との約束だよと言われて、子供はそのまま真面目に守って、なかなか性犯罪、性被害が明るみにならなかったということもありますので、保育園の子供たちにも、それがおかしいということに気づけることを行っていただきたいということの提案として、現在内閣府は令和2年度から令和4年度までの3年間を性犯罪、性暴力対策の集中期間とし、命の安全教育を進めていくと明言をしております。命の安全教育を進めるために有識者の意見も踏まえて教材や指導の手引きが作成されております。これは幼児期向けとか、小学生向け、中学生向け、高校生、大学生向けなどと分かれているんですけれども、幼児期向けの内容を見ますと、例えば水着で隠れるところは自分だけの大事なところだからだよ、口、顔も大事だよといったような始まりで、具体的に子供自身が認識できる内容となっておりますので、せっかく内閣府が令和2年度から令和4年度までの3年間を集中強化期間としているので、この教材を使って保育園の子供たちに見せていっていただけないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(飯島 淳君) この内閣府と文部科学省が連携してつくられた議員がおっしゃるとおり非常に分かりやすい教材だと思います。幼児向けの教材というのも今議員が御紹介いただいたものがございます。これについては、今、1ページ、1ページを拡大して、各保育園で活用できるように準備をしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 早速取り組んでいただけるということでありがとうございます。  今回、私は保育園から小中学校ということに焦点を当てて質問をしましたけれども、また市民の方々は高校生や大学生やそれ以上の女性の方もたくさんいらっしゃるので、高校生や大学生などになりますと、今度はJKビジネス、女子高生の大人の男性を相手にしたビジネスでお金をもらいつつ、それがトラブルになってしまうということや、レイプ、ドラッグ、そしてAV出演強要など、あと痴漢とか、盗撮、リベンジポルノなど様々な被害に直面をすることがあります。今同じく内閣府を中心として、性犯罪、性暴力被害の相談窓口であるワンストップ支援センターというものをつくっておりまして、そこに電話をしますと、産婦人科医療の相談ができたり、あとは捜査関係の支援や法的な支援、また心理的なカウンセリングの支援もしてもらえるということです。あとは、児童虐待の性的虐待については、市の家庭相談室や児童相談所が対応するということなんですが、このワンストップ支援センターを含めて、まだ知らない人たちがたくさんいると思うんですが、市民の方が直面した場合にすぐにつなげられるようにするためにどのように周知をされていくでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(飯島 淳君) 性犯罪、性暴力といった性的被害に関する相談窓口の周知につきましては、現在、市では児童虐待、それにDV相談といった中で市のホームページで御案内をしているところでございます。被害者の方は被害を受けたらどう対応すればいいか分からないという方が多い状況だと思います。例えば相談先や情報収集はどこにしたらいいのか。お医者さんへの診察や緊急避妊、性的感染症の検査はどうしたらいいのか。あるいは警察への届出や臨床心理士のカウンセリングはしたほうがいいのか。場合によっては緊急避難する必要があるのか。様々な対応が多岐にわたって考えられると思います。これらの点をワンストップで相談する窓口が今議員がお話をされました性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターでございます。内閣府では全国の相談窓口を全国共通短縮ダイヤル#8891、はやくワンストップということで覚えるということでございますけれども、これで案内をしまして、警察も全国共通の性犯罪110番として#8130、ハートさんでございますけれども、こういったようなことを導入されております。しかしながら、今現在、本市では、これらの市民への周知ができていないという状況でございますので、まずはホームページにおいて相談者目線での周知が確実にできるように進めてまいりたいと思います。また、被害の相談だけではなくて、予防啓発という観点も併せてリーフレットを設置したり、市の広報での啓発、これについても検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。  次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 3項目め、市の外国人住民への対応強化について。  (1)本市の外国人住民は何人で、国籍別ではどのようでしょうか。  (2)外国人住民に対して、市政に関する情報提供をどのように行っているでしょうか。  (3)日本語でのコミュニケーションが困難な外国人住民が市役所等へ手続や相談に来た際には、どのように対応しているでしょうか。  (4)日本語を母国語としない子供が本市の小中学校へ通う場合の学習支援体制はどのようでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 市の外国住民への対応強化について、お答えいたします。  1点目について、本市の外国人住民数は、5月31日時点で1,046人です。国籍別では、中国が298人、韓国が171人、ベトナムが121人、フィリピンが90人、アメリカが67人、ブラジルが48人、ネパールが44人、カンボジアが39人となっています。  2点目について、市ホームページ上では掲載された情報を英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、フランス語に翻訳し、閲覧できるようになっています。緊急性の高い新型コロナウイルスに関する情報については、市ホームページ内に英語と易しい日本語のページを作成し、情報提供を行っています。  3点目について、外国人の利用の多い窓口には、必要に応じて翻訳機の貸出しを行っています。また、長久手市国際交流協会と連携し、日本語でのコミュニケーションに不安がある外国人に対して、協会職員が同行し、手続のサポートを行っています。  4点目について、日本語の習熟度や学習の理解度によって、特別の教育課程を編成し、週に数回の個別授業または少人数授業を行い、学習支援を行っています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) まず(1)のお答えで、本市の外国人住民は、先月の5月31日時点で1,046人ということでありました。本市に住む外国人住民は近年増加傾向でありましたが、新型コロナウイルスの影響があるのか分かりませんけれども、令和2年4月1日時点の1,159人から先月末1,046人ということで、110人ほど減っているということです。それでも1,000人を超える方が長久手市で暮らしていらっしゃいます。市政に関する情報提供については、新型コロナウイルスのことだけは易しい日本語と英語で市のホームページ上に長久手市がつくって掲載しているということですが、それ以外の情報提供は、市のホームページが英語と中国語、韓国語、ポルトガル語、フランス語で見られるようになっているから大丈夫という答弁でありました。しかし、この市のホームページはグーグル翻訳で、私が中国人の友人に見てもらったところ、なかなか理解ができない翻訳になっていると言っておりましたけれども、市としてはどのような認識でしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 市のホームページにつきましては、おっしゃるとおり外部サイトの無料翻訳サービスということで利用して、機械的に翻訳をしている状況でございます。ネイティブの方から見ると、正しい翻訳になっていないケースがあることは認識しております。そのために外国人市民が日常生活で必要な情報については、長久手市国際交流協会と連携しまして、同協会のホームページにおいて易しい日本語や多言語で情報提供できるような調整を行っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今、次長も機械的な翻訳になっているということで、分かりにくい部分が多々あるということなんですけれども、そのようなこともありまして、日進市では15年前から市の広報の重要な部分をピックアップして、毎月英語と中国語、韓国語にして発行をしております。日進市は長久手市と同様に中国の方が一番多く、次に韓国の方、続いてベトナムの方、フィリピンの方が多い状況となっております。  お手元の資料を御覧いただきたいと思います。こちらは、日進市国際交流協会に行ったときにもらったものなんですけれども、毎月発行しておりまして、日進市の市民協働課が外国人の方に伝えたい内容をその月の広報の記事から選び、国際交流協会の方に、この記事とこの記事とこの記事を翻訳してくださいと頼んで中国語と韓国語と英語にしております。  まず1枚目は、中国語バージョンですけれども、表面には急病になった際の休日診療所の案内、そして各種健康診断の案内、下のほうには子供の健康診断や各種予防接種の案内、裏面に行きますと、新型コロナウイルスの最新情報と、あとは納税に関する案内、また家賃補助や住宅確保給付金の制度の案内、そしてJアラートの伝達試験を行いますという案内と、あとは田園フロンティアパークという日進アグリスクールの受講生を募集しますということで、野菜づくりなどをやってみませんかという案内や、一番最後には、岩崎城の歴史記念館の催しの案内も載っております。  2枚目は、韓国語バージョンですけれども、これは違う月の翻訳されたものなんですが、先ほどの中国のバージョンと基本的には同じで健康診断や税金とか、日常生活に必要なものに加えて、裏面のところには放課後子ども総合プランの申込み開始といったものも入っております。  長久手市の状況を見ますと、ごみの分別の案内についてのみ多言語化をしておりますが、ほかのものは多言語化しておりません。日進市では、この広報以外にも例えば防災マップや生活ガイドブック、そして幼児教育・保育の無償化のガイドブックやごみの分別のガイドブックなども多言語化しております。長久手市はごみの分別についてしか多言語化していないのでほかのものも防災、子育て、医療など日常生活に必要な情報は多言語化する必要があるのではないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 本年2月に策定いたしました長久手市多文化共生推進プランでは、日本語能力が十分でない外国人市民に対して、生活に必要な情報を提供する施策を取り組むということでやっております。今年度、多文化共生推進プランの施策を推進するために、多文化共生推進会議というものを組織いたします。その中で先進地の事例や、本市の外国人の住民のニーズを参考にしながら、今後必要とされるパンフレット等の多言語化ということを随時対応していく予定でございます。
    ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) (3)の答弁では、日本語でコミュニケーションが困難な外国人には、国際交流協会の方が手続のサポートを行っているとのことでしたが、長久手市では何語に対応できる状況でしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 本市では、通訳職員というのは雇用しておりません。国際交流協会の窓口にお越しになる外国人の住民の方々にはいわゆる易しい日本語で対応している状況でございます。ただし、全く日本語がしゃべれないケースもありますので、そういった場合は、翻訳機を使用して対応するケースやあらかじめ来庁日時とか分かっている場合とかは、国際交流協会の外国人ボランティアにも協力していただきまして、対応するケースもございます。 ○議長(伊藤祐司君) 何語に対応しているかということですが。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) ですので、ポケトークとか、翻訳機でいけば、かなり広い範囲で対応できるんじゃないかというところでございますけれども、通訳の方を何語専用ということでお願いするような体制にはなっておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 基本的には外国語で対応できなくてポケトークなど機械的な翻訳を使ってということでありますが、先日、私は社会福祉協議会に行きましたところ、やはり外国人住民の方が新型コロナウイルスの影響を大きく受けておりまして、緊急小口などそのような福祉の制度を利用している方がかなり増えているということをおっしゃっていたんですが、社会福祉協議会の方も外国語がなかなか対応できないということで身ぶり手ぶりで説明しているということもおっしゃっていたので、そのあたり必要に応じてもう少し強化をしていただきたいなと思います。  次に、学校での学習支援についてですけれども、先ほど次長がおっしゃられた長久手市多文化共生推進プランの中に学校での学習支援や日本語教育に対応する学習支援者の養成を行いますとありまして、本年度は準備、来年度から実施となっていますが、具体的に何を実施する予定でしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) 本年度につきましては、今後、外国人住民の数が増加してくることが想定されます。日本語指導が必要な外国人児童生徒数も増加するということですから、それに対応する学習支援のボランティアの数を増やすために、今年8月に市国際交流協会と、愛知県国際交流協会が連携しまして、外国人児童生徒への支援と題した講座を実施する予定となっております。そのほかにも、学校へ出向いて日本語教育や学習支援を行っている協会のボランティアからの支援現場の話を聞く機会を設けるとかいたしまして、学習支援ボランティアに興味を持っていただく方を増やしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今現在、そのボランティアの方に頼っている状況ということなんですが、この目標についてもボランティアを増やすということで、私はみよし市に行きましたときに、みよし市では、外国人住民の方が長久手市よりもっと多いということもありますけれども、小学校の入学を控える保育園や幼稚園児を対象に親子で通うプリスクールを行って、はさみの持ち方とか鉛筆や折り紙の使い方、そして日本の教育制度を学ぶということを市が行っていたり、また初期日本語教室では、小学1年生から中学3年生までを対象に3か月間、そして更新して最大6か月間まで日本語の教育を重点的に行っておりました。それは市が行っておりましたので、長久手市のボランティアだけに頼るという状況がこの先もよいとお考えなのかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) ボランティアに頼っているだけでいいのかという御質問でございますが、先日も先進地、市町村でございますけれども、自治体に出向きまして、いろいろそういう学習支援をされているところの御意見、状況を確認してまいりました。そこは一応、学校日本語指導員さん1名に対して、ちょっと高額な報酬を支払われておって、事業費としまして結構大きいものでされているということで確認しております。一応今年から多文化推進プランを実行していく上で、なかなか一足飛びに規模を広げてやっていくことは難しいかなということでありますが、引き続き近隣の状況を検証しながら目の前の学習支援のニーズに対しては、やはり国際交流協会、ボランティアの増加を目指して対応していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) なかなか一足飛びにはできないという答弁だったんですけれども、現に今長久手市の中学校に通っている方で日本語が、小学6年生ぐらいから日本に来たので日本語がなかなか分からない。そして中学校の勉強も難しいということで、壁にぶつかっていらっしゃった生徒さんがいて、教育長に見に行っていただいたのは本当に心強かったなと思うんですけれども、その子も例えば違う自治体だったらもっと手厚い支援を受けられたとか、そういうふうに思うことがないように、その子はまたしばらく保護者の方の都合で高校受験のときまでずっと長久手市にいらっしゃるそうなので、受験にも突破できるようなバックアップをぜひしていただきたいと思いますし、その子が卒業した後もまた新しい外国人住民の方が来ると思いますので、ボランティアに頼るという体制を少しちょっと変えていただいて、市の施策としてできることを行っていただきたいなと思います。  最後に、私が多文化共生プランを作成する過程で行われたアンケートを見ていて、一番驚いたところは、日本語が分からない日本の学校生活になじめないといった理由で学校へ通っていない子供がいると書いてあります。この子供たちを学校へ通ってもらうような働きかけというのは行っているのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(磯村和慶君) こちらのプランの策定の時点のアンケート調査につきましては、回答をいただきました外国住民の6歳から15歳の子供のうち、小中学校に通っていない子供が大体10人ぐらいいらっしゃるということで結果が分かっております。その中で、いろいろインターナショナルスクールに通われている方もいますので、実際に日本語が分からないとか、学生生活になじめないので行っていないという方は5人ということで把握しております。そういったことで、一応一人一人のそういった方を探し出して促すということはなかなか難しいところでございますけれども、いろんな相談窓口を利用しまして、そういう掘り起こしをしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。  次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 4項目め、生活困窮者自立支援事業の学習支援について。  生活困窮者自立支援事業の一つとして、児童扶養手当受給世帯、就学援助費受給世帯、生活保護世帯等の中学生を対象に学習支援を行っていますが、今年度は45人の申込みがあり、12人は定員オーバーのため受けることができなくなりました。申込みは1年に1回であり、中学生の1年間は貴重な時間なので、定員オーバーで断って終わりではなく、何か対応ができないでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本満男君登壇] ○福祉部長(川本満男君) 生活困窮者自立支援事業の学習支援について、御答弁させていただきます。  学習支援事業の実施に当たり、現在、二つの事業者に委託をしているところです。事業者に対し、受け入れることができる人数を確認しながら定員を決定しています。現状において、追加で参加することは会場等の混み具合などから難しいと考えていますが、本事業以外で利用可能な学習支援の情報を得た際には、情報提供をしていきたいと考えています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今の答弁で追加で参加することは会場の混み具合などから難しいということで、これ以上の受入れはできないので、断って終わりという状態に今なっているんですけれども、今回、受けることができた33人と受けることができなくなった12人の学年別の内訳はどのようでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(近藤かおり君) 事業者との確認の中で定員をそれぞれ18人、15人、合計33人と設定した中で1者については18人の決定をしており、3年生9人、2年生4人、1年生5人となっております。もう1者につきましては、15人の決定をしており、3年生7人、2年生8人となっております。今回受講ができなかった12人の内訳につきましては、2年生が2人、1年生が10人となっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今の答弁ですと、3年生は全員入れているということでありますが、2年生では入れていない子がいて、中学生の1年間は非常に貴重な時間だと思いますので、どうにか断って終わりではなく何かできるといいなと思います。そもそもこの事業は市が対象者に案内を出して、それに対して申し込んできた方々なので、定員オーバーで入れません、終わりという対応には私は疑問を感じました。今はコロナの感染防止対策で、これまでできていた大学生による学習支援なども難しい状況があります。今年度の学習塾2か所への委託費は251万円と314万円になっておりまして、その2か所で33人入れているので仮にもう1か所増やせば12人を受け入れることが可能だと思います。そうするとその2か所、251万円と314万円なので、250万円から300万円ぐらいの補正予算を早急に組んで、これは特に生活困窮者の支援事業は2分の1が国庫補助金の対象になるということなので、なおさら補正予算を組んで年度途中からでも入れていただきたいと思うんですが、財政的なことが絡むので、市長か副市長か総務部長か、どなたかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(川本満男君) この事業は生活困窮の方を対象にしておりますが、市の限られた予算の中で国庫補助をいただきながらやっておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 質問時間がなくなりましたので、さとうゆみ議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後4時35分といたします。                  午後4時25分休憩               ――――――――――――――                  午後4時35分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 日程第3、議案第42号令和3年度長久手市一般会計補正予算(第6号)について。  提案者の説明を求めます。副市長。              [副市長 鈴木孝美君登壇] ○副市長(鈴木孝美君) 議案第42号について、提案理由を御説明申し上げます。  議案第42号令和3年度長久手市一般会計補正予算(第6号)についてです。  歳入歳出とも2,595万7,000円の増額で、予算総額を208億2,382万9,000円とするものです。歳入では、国庫支出金の増額、歳出では、衛生費の増額です。  以上、議案1件につきまして、よろしく御審議を賜りまして御議決くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 以上で、提案者の説明は終わりました。  これより議案の質疑に入ります。  この際、申し上げます。質疑の回数は、同一議員につき2回までとします。  議案第42号について、質疑のある議員は発言を許します。ありませんか。7番なかじま和代議員。 ○7番(なかじま和代君) 4点お尋ねします。  未成年者は保護者が接種に同意する必要がありますが、会場に付き添う必要があるのでしょうか。  2点目、萩生田大臣が小中高校生の集団接種は同調圧力が心配されること。体調の変化にきめ細やかな対応ができないことから見送るようにというような通知を出しています。学校の遠足、修学旅行などの行事に加え、教室内、部活動、遠征、対戦などで接種、非接種で差別が生まれないように、どのような準備を進めていきますか。  3点目、接種は努力義務であり、今回接種率を9割まで上げる予算化です。接種率の高い、低いによって国や県からペナルティーはあるのでしょうか。  4点目、若年者、女性のほうが副反応が多く出ています。副反応が出た場合、厚生労働省の通知では市が窓口になっていますが、先日の冨田議員の一般質問ではかかりつけ医が窓口となるとのことでした。市は相談を受け付けないということでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 続いて、当局の答弁を求めます。福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) 4点頂きましたので随時回答させていただきます。  まず未成年者の保護者が接種に同意する必要があるかということですが、これは未成年であっても16歳以上の方については親の同意は必要ありません。15歳以下の方の接種には予診票に保護者の署名が必要となることとなっております。  また本市の接種会場におきましては、12歳から15歳以下の方につきましては、保護者の同伴を求めるものとしております。  続いて、差別が生まれないようにどのような準備ということですが、現在のところ、小中高校生に対して、集団接種で特に小中高校生の枠を設けているわけではございません。本人や御家族の意思に従って接種を進めていただくよう個別での接種となります。  そして3点目、接種率の高低により国や県からペナルティーということですが、現在のところ、このような接種率の関係でペナルティーが科されるという情報は聞いておりません。  4点目、冨田議員の質問の中で、かかりつけ医が相談窓口とお答えさせていただきました。そのとおりで、まずは接種後の異常があるときにはワクチンを受けた医療機関やかかりつけ医で御相談いただき、その後県の相談窓口も御案内するということで、本市として相談を全く受け付けないかということではありません。もちろん私たち保健センターの立場で身近な皆さんが相談いただければなと思っておりますので、皆さんが保健センターにこのような問合せがあれば、まず私たち保健センターで相談を聞くということはいつもやっていることですので、このような対応を続けていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 2回目ありませんか。7番なかじま和代議員。 ○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。  重ねてお伺いします。新型コロナウイルス感染症による未成年者の死亡者はゼロで、重症化しないことが分かっています。未成年者の接種はしばらく様子を見ると決めた自治体がある中、家庭により親子関係も様々で未成年者への接種は、十分過ぎるほどの説明が必要だと考えます。積極的に接種機会を整える本市は、保護者宛てに何を通知しますか。  2点目、学校内にとどまらず、塾などで教師などから、また子供同士でワクチンを打つのかとか打ったのかといったことを聞かれた場合、子供はどのように答えるべきでしょうか。  3点目、予約が少なかった場合に、市でワクチンが余ることがあるのですか。  4点目、予算が未消化となった場合はどうなるのでしょうか。  5点目、かかりつけ医がいない場合はどうしたらいいのでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 続いて、当局の答弁を求めます。福祉部次長。 ○福祉部次長(浅井俊光君) まず、私たち長久手市で積極的に接種機会を整えているということですが、これはやはり打ちたい方、打ちたくない方おられると思います。本市としては、クーポンを本日12歳以上の方に発送をいたしましたが、これは接種機会を与えているということでございまして、全ての方に打ってもらうという強制をしているものではございません。その案内の中に接種を受けるのは本人の同意が必要ということで案内文を入れさせていただいておりますので、ここをしっかり読んでいただいて、接種する、しないの判断を親等と一緒に考えていただいて、決定していただければいいと考えております。  また、打つのか、打たないのかと聞かれた場合の回答方法ですが、回答は、これはやはり本人さんがどのように答えるかということでございますが、まず、このように学校や塾などで回答するということがあるかと思いますが、このようなことを聞かないような環境が学校を通じたり、そういう場でできないのかということを少し考えていきたいと思っておりますので、まずは、この打つか、打たないのかと聞かれたときの回答につきましては、こういう機会を少し考えていきたいと考えております。  3点目の予約が少なかった場合、ワクチンが余ることがあるのかということですが、現在、私たちのワクチン要求につきましては、状況を見ながら県、国に要望をしているところでございます。最終段階になりますと、やはり予約状況と接種状況が異なってくることが予想されますが、そのときは少し状況を見ながらということになりますが、残るということがないような要求の仕方をしっかりしていきたいと考えております。  また予算が未消化になった場合はということの御質問もありましたが、予算が未消化で執行できない場合には、補正で減額補正等をさせていただき、予算の適切な使用をしていきたいと考えております。  最後の質問で、かかりつけ医がいない場合、どうしたらよいかということでしたが、かかりつけ医がいない場合は、これは相談ということでありましたら、もちろんかかりつけ医に相談してくださいということになっておりますので、県に御案内する形になりますが、例えば私たちの集団接種会場におきましては、当日のドクターの判断において、かかりつけ医がいなくても接種の判断ができますので、接種につきましては、当日、ドクターの判断で打っていくということになります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) ほかにありませんか。  ないようですから、質疑を終結します。  続いて、議案の委員会付託に入ります。  議案第42号は、お手元に配付の議案付託表のとおり、予算決算委員会に付託します。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回は、6月29日午前9時30分から本会議を開きます。  本日はこれにて散会します。                 午後4時45分散会...