長久手市議会 > 2019-12-04 >
令和元年第4回定例会(第5号12月 4日)

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  1. 長久手市議会 2019-12-04
    令和元年第4回定例会(第5号12月 4日)


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    最終取得日: 2021-10-01
    令和元年第4回定例会(第5号12月 4日) 令和元年第 4回定例会             令和元年第4回長久手市議会定例会(第5号) 令和元年12月4日(水)午前9時30分開議 1.本日の議事日程  日程第1  一般質問         (個人質問)        青 山 直 道 議 員        わたなべさつ子 議 員        さとう ゆ み 議 員        冨 田 えいじ 議 員        川 合 保 生 議 員 2.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ 3.会議に出席した議員
       議 長 加 藤 和 男   副議長 木 村 さゆり    1番  わたなべさつ子   2番  冨 田 えいじ    3番  石じま きよし   4番  野 村 ひろし    5番  大 島 令 子   6番  伊 藤 真規子    7番  なかじま和 代   8番  山 田かずひこ    9番  青 山 直 道   10番  山田けんたろう    11番  田 崎あきひさ   12番  さとう ゆ み    13番  ささせ 順 子   15番  岡 崎 つよし    16番  伊 藤 祐 司   18番  川 合 保 生 4.会議に欠席した議員    な し 5.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │市長       │吉田 一平  │副市長      │鈴木 孝美   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │参事       │井口 能秀  │市長公室長    │加藤 正純   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部長     │中西 直起  │くらし文化部長  │浦川  正   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部長     │川本 晋司  │子ども部長    │浅井 雅代   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部長     │水野  泰  │市長公室次長   │川本 満男   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │市長公室次長   │横地 賢一  │総務部次長    │飯島  淳   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │くらし文化部次長 │日比野裕行  │くらし文化部次長 │川本 保則   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部次長    │中野 智夫  │福祉部次長    │斉場 三枝   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │子ども部調整監  │青木 健一  │子ども部次長   │門前  健   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部次長    │加藤 英之  │教育長      │川本  忠   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育部長     │角谷 俊卓  │教育部次長    │山端 剛史   │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 6.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長  水野 敬久   議会事務局 議事課長                                貝沼 圭子                  午前9時30分開議 ○議長(加藤和男君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。  これより日程に入ります。                ―――――――――――――― ○議長(加藤和男君) 日程第1、一般質問。  昨日に引き続き、個人質問の通告がありましたので、発言を許します。9番青山直道議員。             [9番 青山直道君質問席登壇] ○9番(青山直道君) おはようございます。  では改めまして、一般質問にいきたいと思います。本日は、2項目ありますので、同じように財政面ということで質問させていただきます。  1項目め、行政財産、普通財産の活用について。  月曜日の田崎議員の一般質問にもありましたけども、私は、それに引き続きまして、具体的な土地等について質問させていただきます。  財政が厳しいとの話をよく聞く。不動産等の利用状況の検証、見直し、有効活用はできているか伺いたいと思います。  (1)長久手中央土地区画整理事業内の菅池用地約7,000平方メートルはどのようにするのか。  (2)土地等未活用の財産はどのようにするのか。  (3)「まちなか農縁」について。  これは行政財産ですけども、ア、目的は何か。イ、5年ほどたつが、現在の状況はどのようか。また、事業の検証は行っているのか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) 行政財産、普通財産の活用についてお答えいたします。  1点目について、関係各課と協議しながら、引き続き検討しているところですが、現段階で方針は決まっていません。  2点目について、そのほかの未利用の状態で市が保有している土地などの活用については、売却または貸し付けによる活用ができないか、可能性を検討しています。現段階で方針が決まった土地等はありませんが、具体的な方法やスケジュールを検討し、諸条件が整理できたものについては、順次進めていきます。  3点目のアについて、「まちなか農縁」は、市街化区域内の農地や空き地を利用して、子ども、高齢者、地域住民など、さまざまな人々が農を通してコミュニケーションを育むことを目的としてつくられました。  イについて、現在、農園は名古屋外国語大学の学生を中心として、近隣の家族とともに1年を通じてさまざまな野菜の栽培、草刈りなどの管理作業、花壇の花植え等の環境整備を行っているほか、収穫など各種体験イベントを実施しています。  また週1回以上、学生が農園で作業を行う体制を整え、農園に学生がいる時間帯がふえることで、イベント以外でも日ごろから地域住民が参加しやすい環境づくりを行っています。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) それでは、まず、菅池用地の件ですけども、まだ方針は決まってないということで、これもかなり前から整理事業が始まって、まだ池の状態にあるころから、どうするんだという話は結構してきたと思うんですけども、最初のころは、一時池を残して公園みたいにするとか、いろいろと話が出てきてたんですけども、その後、やっぱり土地を活用したほうがいいということで、リニモテラスの中の事業等とか、そういうことで、最終的に売るような話に進んできたかと思うんですけども、もう池の状態から今はもう埋め立てが完了して、前から名前出てますけども、東京インテリアのほうも契約が終わって、いよいよ工事にかかるという段階において、中央も大分保留地も売り終わったという状態の中で、前からリニモテラス公益施設等の原資にするということで、売るという方向だったんですけども、今の現段階で方針が決まってないということですけども、売却すべきだというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) 菅池の土地活用につきましては、現時点で保有・売却・貸し付けの方針は決まっておりませんので、長久手市中央地区周辺における公共施設への活用という考えについても、一緒に考えていくことになりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 周辺における公共施設への活用というのは、変わってないということですけども、先ほど言いましたように、中央も大分終わりに近づいてきてる。保留地も大体処分終わってますし、今の菅池の所も全部埋め立ててきてるわけですけども、世間で言う長久手、住みよい町で、今すごい人気あるんですけども、今、結構、土地単価も高いですし、今のうちに売却の方向に進めて行って、その財源で、今よく言われているように財源不足だとかいう話も出てますけども、その土地、ちょっと残り方が変形なもんですから、なかなか使いづらい面もありますけども、工業地域でいろいろと規制も、地区計画で緩いとこでありますし、ざっと今だと7,000平米売れば10億以上にはなるかと思うんですけども、もう一度どうですか、売る方向で公募して売却すると。このままずーっと決まらずにずーっと行ってだんだん、やっぱりあそこ、東京インテリアが建てて使いにくいよねといって土地の評価が下がってきても困りますけども、売却して現金化したほうがいいと思うんですけども、土地の利用がなければ。もう一度、お願いします。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) 先ほどもお答えしましたが、土地活用について、まだ方針が決まっておりませんので、売却も含めて検討していきたいと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 先ほど私が言ったように、早急に方針を決めて、時期を逃すと結局ずーっとそれが未使用のまま残される可能性もありますから、有効にほかに使っていただきたいと思います。  何回聞いても一緒でしょうから、2番目の未活用の財産。この一般質問に当たり、資料照会しまして、普通財産一覧表行政財産一覧表をいただいたんですけども、月曜日に田崎議員の答弁でも出てましたけども、平池の川沿いの土地ですと、トータルで227平米あるんですけども、この活用は、資料照会の中でも検討中とありますけども、田崎議員の答弁でも言いましたけど、もう一度お願いします。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) 鴨田川沿いの土地でございますけれども、こちらにつきましては、今現在、売却または貸し付けができないかということで、検討をしていおるというところでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) いい場所だと思うんですよね。売るなり貸すなり、早くずるずると行かないようにお願いいたしたいと思います。  それとですね、宅地で旧中部生産組合の土地を平成28年度ごろに寄附を受けたと思うんですけども、今現在、たまに車でとおったときに棒の手の練習か何かには使ってたように思うんですけども、その土地と建物は、どういったことを考えてますか。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) この中部生産組合の跡地でございますけれども、建物もあるわけでございますけれども、今現在は、議員がおっしゃられたとおり、地域の棒の手の練習などで、地域で御利用をされております。  今現在は、有効な活用方法が決まっておるわけではございません。そうしたところから、それ以外にも有効な活用あるいは先ほどの土地同様に、何て言いますか、売却や貸し付けを含めた形で検討してまいりますけれども、先ほどの鴨田川沿いのように、今現在、未利用である場所から優先をして、順次検討をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 建物も約87平米ぐらいで、あそこの地区の打越の集会所かな、あれよりも大きい施設で駐車場もとれるような所なんですけど、それをずーっと放っておくのもあれですし、建物も今ある集会所よりも広いですし、建物はやっぱり使用しないとだんだん悪くなっていくと思うんですけども、今の答弁だと、平池のほうを優先するみたいなことですけども、同時というか、そちらも大事ですけど、旧中部生産組合から寄附を受けた場所、やっぱり有効活用する、寄附受けたばっかりだから、すぐ売るというわけにもいかないだろうけど、皆が集まれるような、集会所あるけど、その集会所よりも広いということですし、棒の手の練習をちらっと祭りのときにやってたんですけども、その広場が使いやすいというか、利用価値があるならどんどん、棒の手の場合だと、祭りが今3年に一回ぐらいになっちゃったもんで、ふだんどのような練習してるかわからないんですけども、いろんな所でも、集会所とか、例えば公民館とかいろいろ、例えば、習字を教えたりとか、そろばんでって場所を借りたりとか、いろいろとやってるんですけど、ただ、市民の皆さんというか、そういうたちも、そういうとこが借りれるんだということ、今は貸してないですけども、目的外使用に。そういうふうに貸すような方向で、例えば、そういうふうに活用してもらわないと、せっかく寄附をいただいたものなんですから、有効活用しないといけないと思うんですけども、もう一度お願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) はい、ありがとうございます。議員おっしゃられるとおり、先ほど順次というふうに申し上げましたけれども、先ほどは売却または貸し出しというところで、建物の貸し出し部分も含めた有効活用ということでございますので、一方の土地のことが済んだら手をつけるということではなく、並行と言いますか、この部分についても有効利活用をきちんと検討してまいりたいというふうに考えます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) よろしくお願いします。せっかくの建物と土地なもんですから有効活用していただきたいと。  それと、この一覧表、資料照会でもらった中で、ちょっと一つ気になるところがずっとあって、細かい平米数ならいいんですけども、結構大きい平米数で、公図上なし・位置不明ということがあるんですけど、このことについて、例えば岩作落合で604平米、岩作壁の本で171平米、前熊橋ノ本だと2,680平米あることになってるんですけど、これが公図上なしで位置不明ということはどういうことなんでしょう。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) ただいま御指摘の土地でございますけれども、特にこの橋ノ本18番1については、非常に大きい2,680平米ということでございます。これが公図上がないということでございますけれども、登記の地目は用悪水路となっております。公図上、この地番は存在をしていないということになっておりまして、昭和40年に当時の長久手村ですけれども、所有権保存登記をしたということ以外に、なぜこういうような状態になっているのかということを探る手がかりがないというのが実情でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 今、水路か何かに地目がなってるとかって。まあ、公共的に使われてるのなら、それは昔のことで、どういうふうに至って、当然、川だろうが河川敷であろうが、最近ですと道路とかそういうのだと、ちゃんと道路台帳に載ってるとかなってるんですけど、こういうふうに一覧表で出てくる、意味不明というか、きちっと調べて、例えば古い話で資料が残ってればいいですけど、何もないって、早くいろいろと、例えば、古いOBの方とか、昔のことに詳しい方が、年数がたつごとに、幾ら100年時代に至ったって言ったって、亡くなってしまってどういうふうかわからんということにもなる可能性がありますから、わかるうちにいろいろと調べて、これは公共で使ってるからということで、これだと全然新しくなってきて新しいが見れば、これだけ土地があるから何でだということに必ず出てきますから、その辺よく調べて、また監査委員さんからも指摘があるかと思いますので、2年連続で決算審査で土地のことを言われておりますから、また、ことしも言われないようにきちっとしていっていただきたいと思います。もう一度、どうですか。 ○議長(加藤和男君) 総務部長。
    ○総務部長(中西直起君) 今の御指摘を受けた点ですけれども、確かに市がもっておりますこの普通財産の台帳、私も今回、ちょっと詳細に確認をしたんですけれども、おっしゃるように、公図上載ってなかったりとか、現地でその場所が確認できないという土地が幾つかある模様です。少し前に、議員から御指摘もありましたので、この前熊橋ノ本18番1という土地については、役所の中のかつてこういった事務を経験してたような、既に退職した職員も含めて確認をしたんですけれども、結果としてよくわかりませんでした。そこに何らかの水路があることは、恐らく間違いないだろうと。2,680平米の水路ということで、非常に長いもんですから、そこを今普通財産として、仮に何らかの貸し付けをしたりとか売却したりとか、あんまりそれは現実的ではないだろうと。確かに、いろいろ調べなければいけないということもおっしゃるとおりです。橋ノ本だけに限って言えば、恐らくかつて地租改正時に無地番として国有化されてたものが何らかの理由によって昭和40年当時、長久手村が管理することになったんだろうということは推定はされるんですけども、それ以上踏み込んではなかなかいけませんでした。  きょうの議員の御指摘としては、いずれにしても監査委員からの指摘もありますし、やっぱり本市の行政的な課題で、必要のないものについては売り払って、財源を確保するという視点は重要ですので、そのあたりについては、解決ができたもの、あるいはもう売ることができる土地も幾つかありますので、その辺はめり張りよく事務を進めることができるように努めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) よろしくお願いします。調べてみてなければ、公図上ないのにずーっと財産で残しておくのもどうかと思いますので、ちゃんと処理するものは処理して、行っていただきたいと思います。  それでは、「まちなか農縁」にいきたいと思います。今あそこの1,000平米の宅地の仏が根の一等地というか、いい所で「まちなか農縁」をしてるわけなんですけど、これ普通財産ですので、「まちなか農縁」のことで質問したいと思います。  まずは、昨日も伊藤祐司議員の質問の中で、リニモ沿線地域の話の中で、「まちなか農縁」が遊休農地や空き地を利用して高齢者や障がい者等の多様な市民が農作業を通じて交流するまちなか農縁事業というのがこういうふうに載ってる。当初は、この中に障がい者等というのが入ってたんですけども、最近のまち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議の中の「まちなか農縁」の事業として、都市部の市民が農とふれあう機会をふやすため、市民、NPO、農業者等の団体が取り組む多様な活動や付随する施設の整備を支援します。また、高齢者や障がい者を対象とした福祉農園や放置された市街化区域内の空き地を利用する農縁等の整備も支援しますということで、この障がい者のほうは福祉農園のほうに行っちゃって、当初の障がい者等というのがないんですけども、障がい者はやっぱり、今の仏が根のところでは無理だということでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 障がい者の方の参加ということでございますけども、福祉団体からは、現在、仏が根の場所ではトイレの問題ですとか、事業所からの距離の問題など、事業としての活動は困難であるというふうに聞いております。  ただ、「まちなか農縁」は、さまざまな人々が農を通じて、コミュニケーションを育むということを目的として行っておりますので、その対象には当然のことながら障がい者も含まれております。そのため、障害のある方、ない方も含めて、まずは参加しやすい環境づくり雰囲気づくりが必要と考え、進めているところでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) ですから、方針として、まち・ひと・しごと総合戦略推進会議で出してる施策ということで、障がい者は重点的に福祉農園的なことを支援するということで、実際、団体は無理だというふうに思います。一昨日ぐらいに入ってたまちづくり行程表の中でも、管理の中で、障がい者の働く場づくりの実施ということで、5事業所がそういう福祉農園みたいなのを行っているから、障がい者の方は、あそこの「まちなか農縁」では団体は無理だろうということで、「まちなか農縁」事業として、そちらのほうは応援してるけど、実際、今の答弁の中で、農を通じてコミュニケーションをとるということで、いろいろと参加してもらうということになるかと思います。  それで、この施策評価事業シートで、これは30年の9月21日に会議が行われたわけなんですけども、そのときの資料だと、29年の指標の中で、最初始めた平成26年度は30で、目標値は、平成31年度で150ということで、この資料だと平成29年は108当然30年に行って、これは29年度の資料ですから、今年度聞いたら、まだ行ってなくて12月に会議があるということで、目標値31年度が150、平成29年は108ということで、平成30年度と今現在の「まちなか農縁」参加数は何ぐらいいますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 30年度のですね、イベント等における参加数は135となっております。今年度、11月末時点ですけども175ということで、この参加者数の中には、学生だけではなく近隣住民も含まれておるということでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) まあ本当に、参加人数はふえてきてるんですけど、目標値は今の11月末時点で超えてはいるんですけど、もともと150という設定がどうかなという気もするんですけど、すごい5年もたってるんですけど、この中で名古屋外国語大学の学生さんが、当然卒業して代もかわってもかわってると思うんですけども、どこかのゼミかなんかで、協力してやってくれてるかと思うんですけども、一生懸命やってくれてるのはわかるんですけども、そのときの課題で、野菜づくり体験や収穫体験の参加者は、ふえてはいるが継続的に栽培管理、日常の草刈りなどに参加する住民の参加がふえないことが課題であると。で、今後の方向性で、栽培管理の体験も充実させ、多様な市民が継続的に野菜づくりに携われる機会をつくるとなってますけども、12月の会議ですから、もう資料はでき上がってると思うんですけども、この課題とか方向性について、どうなってますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 課題ということですけども、先ほど、御答弁したように11月末時点で175ということで、目標である150は達成をしております。しかしながら、地域住民が主体的にその運営に参加とか協力するというところまでは至ってないということでありますので、そのことが課題であるというふうに認識しております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 課題は、余り変わってないということで、まち・ひと・しごとも今年度、令和元年度までですから、引き続き次の第2ステップにいって、また行うのかどうかちょっとそのときの会議に出るかとは思うんですけども、やはりあそこで、今先ほども言いましたように、名古屋外国語大学の学生さんですか、一生懸命やってますね。今、大学連携で4Uというのがありますけれども、4Uじゃない名古屋外国語大学の学生さんが一緒に連携してやってもらってるということで、一生懸命やってもらってるのはわかるんですけども、最近の市民の意向として、例えばリニモテラス公益施設とか、北のステーションの所で、そばにちょっと家庭菜園みたいな畑が欲しいねという意見が、結構出てたかと思うんですけども、あそこの一等地の1,000平米もあるところで「まちなか農縁」をずーっとやっていく必要があるのかなという気もするんですね。学生さんたち一生懸命やって大学連携であれだったら、そういうとこで違うとこでもやっていってもいいんじゃないかなと思います。  それと、放置された市街化区域内の空き地を利用するということで、多分、発想は試験的に行っていることですから、まちなかで農縁を。そういう一般のがもっている市街化の中の今の農地というか、何もやってない所も見本というか普及させるということもあったかと思うんですけども、実際、そういうふうでふえてるというか、成果が出てるのかなという疑問にも思うんですけども、実際、そういう一般のふつうの所が始まったということはありますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 今ですね、議員言われるように、確かに、現在の「まちなか農縁」のこの事業は、市有地において試験的に実施しているというものでございます。本来、こういったものを市街地のほかの未利用地に展開していくという考えもございますけども、まだ、ここの中での試験的に行っているこの事業自体の検証もまだ行ってない状況でございますので、そういった検証をこれからしていきたいというふうに思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) そうですね、検証を行っていないということで、やっと最初に通告した検証はどうだったかなというのも入ってたんですけども、やっぱり、ずーっと続けてる事業、見直しが当然必要かと思います。あそこの1,000平米、もともとはもっと倍あったわけですし、もともとは聞いた話は保育園用地だとか、いつもそういう手を使って、そしたら知らん間に半分売られとって、宅地が6軒ありますし、仏が根公園の一番上がっていい所にありますし、今、南側の土地で「まちなか農縁」やってるんですけども、財政面で考えて、その「まちなか農縁」を事業としていいことだということであれば、そこじゃなくてもいいかと思うんですよね。やはり、1,000平米の土地、ざっとこの辺の平米15万としても1億5,000万円になりますし、南側見ると6軒家があるから、6軒で200平米以下で固定資産税でも年間27万ぐらい入るかなと、都市計画税も入れてね。そういうようなざっと計算がずーっと、市のあいてる土地だから、草刈りするとか維持のために「まちなか農縁」をやるというのもあるかもしれませんけども、先ほどから言ってる土地を有効活用というか、財政的にあれでしたら売るとか、そういうふうに早く結論、事業としては検証して、その場所でやる必要があるかどうかというのもあって、事業を継続するなら違う場所でもいいかな。先ほど言いましたようにリニモテラス公益施設で、学生の連携とかそういうのもありますし、農園をつくってほしいというような話も出てますし、そういうとこで普及活動すればいいと思うし、そこのいい仏が根の土地は売却の方向で検討していってもいいんじゃないかなと思うんですけども、財政面からどうです。 ○議長(加藤和男君) 総務部長。 ○総務部長(中西直起君) 今は、その「まちなか農縁」が話題になってるわけです。今、管理して事業を行っているのは、今建設部長が答えてるように、そちらの検証があるということでしたので、その検証は待ちたいとは思います。財政部局としてはですね、今議員が御指摘のような形での活用ができれば望ましいなとは思っておりますので、建設部と調整しながら、その次の事務ができるように進めて行きたいと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 連携して話し合うのもありで、ずるずるいかないように、なるべく早く、また、これも監査委員から出るかもしれませんので、よろしくお願いして、この項を終わります。  次へまいります。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 2項目め、小学校プールについて  学校のプールを撤去して、市営・民間プールを使う学校がふえている。  (1)小中学校プールの建築年度、修繕計画年度、修繕既算金額及び年間維持管理費はどのようでしょうか。  (2)小中学校プールの使用日数はどのようでしょうか。  (3)今後の小学校プールの考え方はどのようでしょうか。  よろしくお願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部長。              [教育部長 角谷俊卓君登壇] ○教育部長(角谷俊卓君) 小学校プールについて御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。  1点目について、プールの建築年度は、古い順番で、長久手中学校と西小学校が昭和51年度、東小学校が昭和56年度、北小学校と南中学校が昭和59年度、長久手小学校が平成6年度、市が洞小学校が平成19年度、北中学校が平成24年度となっています。  次に、修繕計画年度については、更新を含めた大規模な改修を、設置後40年をめどに計画しています。そのため大規模改修までの期間は、施設の点検や状態の確認を行い、修繕などを行っていく必要があると考えています。  次に、修繕概算金額については、大規模な改修のほかに、プール槽、プールサイドは、15年程度ごと、プール水ろ過装置は、25年ごとを目安に更新することを推奨されており、概算金額で、小学校1校当たり2,300万円程度、中学校1校当たり3,180万円程度必要になります。  次に、年間維持管理費については、平成29年度から今年度まで、小中学校9校分として、1年当たり平均1,070万円程度支出しています。なお、維持管理費には、プール水ろ過装置の点検委託、水質検査委託、上水道使用料、プール水薬剤費及び修繕費が含まれています。  2点目について、プールの使用日数については、年度や学校ごとで使用日数が異なるため、今年度から過去3年間の実績値として、小学校のうち最短が25日、最長が38日、中学校のうち最短が16日、最長が92日です。  そのほかに、長久手小学校と南小学校では、授業以外に、プールの地域開放としてそれぞれ25日程度使用しています。  3点目について、小中学校の教育課程にプールを使用する単元があるため、授業を行う上で必要になります。しかしながら、プールの維持管理には多くのコストが見込まれることから、敷地内の設置が全ての学校において必要であるか、民間等のプール活用も含めて、検討する必要があると考えています。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) まあ、最後に検討する必要があるというふうに、同じような考えですので、あれなんですけども、事前に資料照会でいただいてるもんですから、大体のことはわかってるんですけども、答弁で、今の大規模改修の目安が築40年ということで、言われたこれでいくと、長久手小学校が平成6年ということは、これは大規模改修が終わってるということですよね。あと、この中で、古いもので昭和51年西小学校と長久手中学校で、これはともに築43年たってるんですけど、過去の修繕も見させてもらって、ちょろちょろとはやってますけども、この40年のめどを越えてるんですけども、実際この計画は、どのようになってますか。 ○議長(加藤和男君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 修繕計画ということでございますけども、プール、施設、大規模な改修になりますので、40年ごとを目安にしておるというところでございます。点検により、施設の状態を確認しながら改修の時期を考えていくということでございますけども、長久手中学校におきましては、プール槽の状態からよくありません。そのため、プール槽の改修工事を令和2年度に検討しておるところでございます。  また、西小学校においては、修繕程度の部分的な補修によりまして、しばらくの間は、プールを使用できると判断しておりますけども、全体的にやはり劣化しておるというところですので、大規模な改修と民間等のそういった施設の利用、そういったものの両方ですね、比較・検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 今でも長寿命化で目安は目安だけど、日々点検して、なるべく長く使うようにということであれなんですけども、やはり目安の年数を超えてますし、東小も38年たってますし、もう30年代後半が結構ほかの学校にもありますので、計画をきちっとお願いしたいと思います。  それでですね、日数は最短になってるんですけども、実際、どこの学校かわかるかな。最後の話で授業があるわけだから、各学年というか、小中学校でカリキュラムで何コマというか、何時間行わなければいけないか教えてください。 ○議長(加藤和男君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 2点いただきまして、使用日数が最短、最長の学校はということでございますが、まず最短の小学校が南小学校でございます。中学校は、北中学校でございます。また、最長の小学校でございますけども、こちら西小学校、中学校が長久手中学校でございます。  2点目が、小中学校の授業は、何時間かという御質問だったと思いますけども、小学校において各学年10時間でございます。また、中学校については、各学年が11時間ということでございます。  学校ごとに使用期間が異なりますけども、主に6月の末から7月に授業を行っておるというところでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 今の長中がちょっと異常に多いというのがすごいですね。多分、部活動も一生懸命やっておると。クラスも11クラスで、コマ数からいけば、日数が少なくて済むと思うんですけども、この95日、かなり有効活用してる長中が、もう40年超えてるというのも、一応問題だなあというふうに考えます。民間プール等、最近ふえてきたもので、そういう検討するということですので、その方向で進んで行っていただきたいと思うんです。で、学校プールの維持管理コストを考えると、交通手段のめどがつけば、外部民間等のプールの活用を進めて行くべきだというようないろいろ話もあって、新しく小学校つくったときに、わざわざプールが必要かどうかということとか、財政面、維持管理コストとか、そういうのも考えてつくらないというとこもあるし、例えばなくすとこもあるし、利用するとこもあるという面も出てきます。  また、いろいろと聞いたというか、雑誌とかホームページとかいろいろと見たんですけども、水泳指導の問題点が、ふつうの授業に使わなくって、体育全般そうかもしれませんけども危険度が高いと。特に、小学校の場合ですと、教員が全部教えますので、体育の授業が一番ふつうの授業と違って、授業の進め方が違うものですから、かなり担任の先生に負担がかかってるというのもあります。ほかの市町で、そういう民間のプールとか、そういうとこへ委託して、インストラクターとか専門のに教えてもらったほうが、当然そういう民間の施設とか、そういう活用すれば、きちっとしたインストラクターとか、そういう意味で安全面もかなり確保できて、昨日の質問じゃないですけど、教員の働き方改革じゃないですけど、多少は負担が減るのかなと思うんです。そういう考えについて、どうですか。 ○議長(加藤和男君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 議員言われるように、学校のプール、いわゆる使用期間を考えると、それからコストの面を考えると、各学校ごとに設置すべきかどうかというのは、今全国的にも話題にはなっております。愛知県下でも、学校のプールの改修工事に何千万、場合によっては億単位でかかる所もあるということも聞いてますし、まあ、そこまで使って改修して、年間今言った長いところでも90日、3カ月ということですんで、そういうことを考えれば、民間に委託できる部分は委託していったほうがいいという、今、方向にはほかの市町でも検討してる部分は多いと思います。長久手も同じように設置してから期間も大分たってますんで、その方向性も考えていきたいと思ってますし、言われるように教員の働き方改革も考えれば、指導者がふえれば、子どもたちの教え方も変わってくると思いますし、対応も、より細かい対応ができるというふうにも考えております。実際に、もう委託してる所に話を聞きますと、効果はあったということも聞いてますんで、その方向で一度検討はしていきたいと思ってます。ただ、いわゆる移動手段として、どのぐらいの時間がかかるかということもあるのと、それから受け入れ先がこの近くにあるかどうかということも、今研究してるところですので、そういったことも含めて、これを早い時期に方針を出して行きたいというふうには考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) よろしくお願いします。先ほど言ったように、交通の手段というのを一応確保しないと、幾ら外でやりたいといってもできないかと思うんですけども、例えば、大学連携もありますけども、大学の中でも室内の温水プールがあるとか、そういうとこもありますし、愛知医大もありますよね、プール、まあそういう所、近場ですと、そういう所を何とか活用できないかな。そうすると、室内プールですと1年中使えます。僕らのころは、夏暑いから、もうプールが楽しみだったんですけども、時代が変わって、最近暑過ぎると熱中症でプールの授業がなくなるというがっかりするような事例がありますので、そういう室内の温水プールとかある所、何とかできないかどうか。そうすると、今小中学校にも、エアコンが全部ついて、夏快適に勉強してると思いますので、別に夏にプールをやらないかんということは、無理してやらないけないと言うことはないと思います。室内があれば、1年中あいたとこに、学校もカリキュラムで時間をいろいろと決めるのが大変みたいですから、そういうところ、近くの大学とかそういうとこ、例えば、市外に出ちゃうけど、すぐそばの口論義公園のプールも室内ですし、そういうところも何とか話し合って、年間の維持管理コストとか、あと交通手段とかそういうのが全部クリアできれば、そういうとこでやれば、使ってある程度金出せば、例えば県の施設であれば県も使ってくれれば喜ぶかもしれないし、そういうことをいろいろ財政面の面で関連づけてしゃべりましたけども、あと、今ここの周辺で、健康スポーツ拠点の整備するというスポーツ施設等整備計画という構想もあります。その中に、長久手市は市民プールもないですし、プールで最近、お年寄りの方というか、健康維持のために泳ぐだけじゃなくて、中でただ、ウオーキングするだけとか、そういうふうにみんながたくさん使ってもらえるようなプールをつくれば、交通手段が確保できれば、学校もそういうとこで市自前で計画してもいいんじゃないかなあということもあります。まだ、スポーツ施設等の整備計画の中で、プールとかそういうのが話が出てないかもわからないですけど、そういうプールであって、市民みんなが使えて健康管理と。また、小中学校のプールで維持管理費とか、更新するのに金がかかるというのを考えれば、そちらに投資して、小中学校も使えるようにとか、そういう将来的な計画の中にプールも入れていってほしいと思うんですけども、いかがですか、誰か。 ○議長(加藤和男君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 非常に新しい提案をいただきまして、私ども検討に入ったところでございます。昨日石じま議員が言われたピーター・ドラッガーの理論でいけば、答えは簡単です。授業の目的は何かというと、生徒さんが泳ぐことについてきちんとなれることで、泳げるようになることが目的であれば、必ずしも学校にプールをおいて、先生たちには申しわけないが、なれない先生もいらっしゃるわけで、そういう教育水準がばらばらなところで、果たしてそれが本当に達成できるかとなると、それからさらに経費を考えてみますと、どういう選択肢があるかというと、議員おっしゃるような答えもあるわけでございますので、ほかの市町では、既に推進されておるということでございますので、そのあたりは、我々としては検証していきたいと思います。ただ、今まであったものをなくすと、相当な混乱がありますので、これをどういう手順でやっていくかという課題もございますので、早々急にぱらっと変えてしまうというわけにいけないのかなあというのは感じております。  いずれにしましても、財政をうまく使っていく、税金をうまく使っていくのと、教育現場の改善の一助になれば、またそれはいいことだと思いますので、いろんな側面でこれは検証していく必要があるなというふうに思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 再質問ではないですけれども、あるものをなくすと、いろいろと話は出てくるかと思いますけれども、計画、方向性、そういうのだけはきちっと検討していって、準備をしていくべきだと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(加藤和男君) ないようですから、青山直道議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は、10時45分とします。                  午前10時30分休憩                ――――――――――――――                  午前10時45分再開 ○議長(加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。1番わたなべさつ子議員。            [1番 わたなべさつ子君質問席登壇] ○1番(わたなべさつ子君) では、議長のお許しをいただきましたので、私のほうから2項目の質問をさせていただきます。  まず、第1項目めですが、自然然災害における防災・減災対策についてお伺いします。  年間降水量は変化していませんが、それが短い期間に集中して降る傾向が強まっています。10年に1回起こる現象に比べて、100年に1回起こる現象は極端であり、より激しく、今後も強い台風がふえるという予測が比較的優勢になっています。ことしも記録的な大雨による河川の氾濫で広範囲に浸水被害をもたらしました。10都県で今なお多くの方が避難者生活を余儀なくされています。犠牲者は65歳以上が6割近くを占めて、死亡場所が判明している、そのときの62のうち、半数は住宅内で被災していました。  防災・減災という観点から、長久手市における防災・減災対策についてお尋ねします。  (1)災害時における情報伝達体制についてはどのようですか。  (2)避難所における高齢者等への配慮はどのようですか。  (3)防災倉庫及び地域の自主防災倉庫の設置基準はどのようですか。  (4)防災マップの周知はどのように行っていますか。  よろしくお願いします。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) 自然災害における防災・減災対策について、4点、御質問いただいております。順次御答弁させていただきます。  1点目について、災害時における情報伝達体制は、防災行政無線、市のホームページ、安心メール、広報車等で、警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」の発令、避難所の開設等の情報を伝達することとしています。  2点目について、避難所における高齢者等への配慮については、長久手市地域防災計画の中に、要配慮者(高齢者、障がい者、乳幼児等防災施策において特に配慮を要する)に対しては、洋式トイレやパーテーションなどの整備に努めること、目の見えないや耳の聞こえないなどに対しては、点字の活用、筆談、手話・通訳者の派遣依頼等について配慮することとしています。  長久手市小中学校避難所運営マニュアルの中に、避難所運営の基本方針として、避難者への生活支援は公平に行うこととするが、要配慮者については個別に対応する。また、福祉部局の職員を必要に応じ派遣して、要配慮者に関する事項への対応、健康相談等を行うこととしています。  3点目について、市の防災倉庫の設置基準は、長久手市地域防災計画の中に、災害に備え、生活必需物資を中学校区ごとの防災倉庫に分散備蓄するとしています。  また、自主防災倉庫については、自主防災講習会のメニューにある防災講話や水消火器・煙体験などの中から、1年間に3回、地域で自主防災講習会を実施していただくと、次年度に自主防災倉庫と防災資機材を貸与することとしています。
     4点目について、防災マップは、市役所やNピアなどで配布しています。その周知については、地域で行う自主防災講習会や地域のと防災に関する意見交換を行う自主防災検討会などを活用し、周知に努めています。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) ありがとうございました。  じゃあ次に、市民に災害時に緊急情報を伝達する手段はどのようですか、教えてください。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 市民に災害時の緊急情報を伝達する手段でございますが、先ほど答弁させていただいたことと重複してしまいますが、市民への緊急情報の伝達のための手段としましては、防災行政無線、市のホームページ、安心メール、それから、広報車などがございます。  また、今年度、Jアラートの緊急情報の伝達をするために、防災行政無線の個別受信機、こちらを小中学校の校内放送と連携するように、システムを今、構築して準備を進めているところです。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、災害行政無線は聞こえが悪いというふうな声がありますけども、どのようですか。  また、その高齢者は、情報の伝達を受けても、自分で避難できない方もみえますが、市としては、これをどのようにしていくおつもりですか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) まず、防災行政無線の聞こえが悪いということですが、確かに一部の地域では、防災行政無線が聞こえにくいというお話は聞いております。  それから、高齢者への情報の伝達でございますが、まず、御自分で避難ができない方につきましては、地域ごとの支え合いの仕組みづくりが必要であると考えております。そのための第一歩としましては、地域による隣近所の安否確認を行っていただくようなことが大切であると考えております。  その取り組みとしまして、2年前からでございますが、市内一斉防災訓練の中で、一部の小学校区ではまだございますが、民生委員と地域の方が連携をいたしまして、避難行動要支援者の安否確認の実施をしております。また、今年度は、新たに東小学校区の中の長久手ニュータウン自治会などで安否確認を実施していただきました。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 緊急情報は大事なことですけども、その伝達のために、特に聞こえの悪い高齢者などに防災ラジオがよいと聞いていますけども、本市ではどのようにお考えですか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) これまで、防災ラジオにつきましては、いろいろ検討を進めてまいりましたが、現在のところですが、防災ラジオの導入については考えておりません。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 防災ラジオについては、導入のほうを検討をよろしくお願いしたいなというふうに思いまして、先ほども質問いたしました。  また、情報弱者一については、まず確実に情報が届くような措置を講じていただきたいと思いますけど、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 情報弱者への情報伝達でございますが、緊急情報を伝達する手段としまして、今、皆さんが携帯電話を持ってみえる件数もふえておるということもありまして、市としましては、安心メールの登録の拡大を実施しております。  こちらの登録者数でございますが、12月2日現在になりますが、1万220名となっております。これは今後も拡大を広げて、いち早く情報の提供ができるように進めていきたいと考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難所開設のときについてですけども、市は、避難所開設のタイミングをどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 避難所の開設のタイミングでございますが、こちらは、台風の進路ですとか、今後の雨や風の気象の情報を踏まえまして、市民の方が避難する際に被害が及ぶことがないような時間帯を考慮して避難所の開設を行う予定をしております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 今回の台風19号においては、暴風警報の発令が午前4時46分でしたけども、避難所開設が午前9時だったのですけども、どのような判断だったでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 今回の台風19号においては、暴風警報は10月12日の午前4時46分に発令されました。気象台から台風の愛知県への影響が出る最接近の予想というのが昼過ぎ以降という情報が出ておりました。それを受けまして、暴風警報が発令された後に避難所を開設するのは危険ではないかということなんですが、暴風警報発令後に雨量ですとか風の予想を踏まえまして、市民の方が避難する際に被害が及ぶことがない時間帯で、この時間を選んで開設をさせていただきました。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難をするときに被害に遭わないように心がけていますけども、早目に避難しておきたい、極力夜間の行動は避けたいという方に対してはどのような対応ですか。また、災害のときに避難所を開設するのはどのようなときでしょうか。誰が開設しますか。よろしくお願いします。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 避難所の開設でございますが、風水害の場合でございますが、気象情報ですとか、河川の水位の状況等を踏まえまして、夜間に市民の方が避難されることのないように、早目に避難情報を出すこととしております。  また、避難所は、避難情報の中の警戒レベルが1から5までありますが、その中の警戒レベルの3、避難準備高齢者等避難開始が発令した際に原則開設させていただきます。  また、開設する際、小中学校については、それぞれの小学校区に在住しております職員で避難所開設担当職員がおりまして、そちらの職員が小中学校については開設します。  それ以外の避難所につきましては、施設管理担当部局の職員が開設をする予定でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難所の開設は、市職員とのことですけども、その後の運営要領はどのようになっていますか。復興庁によると、関連死の原因で最も多いのが避難所等における生活の肉体、精神的疲労、避難所への移動中におけるダメージ等としています。  また、新潟大学大学院医歯学総合研究科榛沢和彦特任教授は、今回の台風19号の避難所でも、足に血栓ができて、病院に行かなくてはいけない高齢者がいた。2014年の広島市での土砂災害や2015年の茨城県の常総水害でも避難者から血栓が見つかっている。実は避難所の半数ぐらいのが、ベッドを使うようになると、ほぼ血栓はなくなり、欧米では3日以内に避難所にベッドを入れるのが基準、人命救助と同じぐらい早く避難所環境をよくしないと健康被害が起きてしまうと話します。内閣府が避難所運営ガイドラインを作成して、避難所の環境改善に向けて動き出しています。避難所はどのように運営されますか、お願いします。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) まず、避難所を開設した際、どのようになるかということでございますが、避難所を開設した後は、長久手市小中学校避難所運営マニュアルというものがございまして、そちらに基づいて、自治会連合会などの地域の方ですとか、学校の教職員、それから、市職員が連携しまして、避難所の運営を行うこととしております。  また、先ほどベッド等を入れたらどうかというお話でございますが、こちらはイタリアなどの国が施策としまして、3日以内に避難所にベッドを入れ、避難者の生活環境改善を図り、健康被害が起きないように取り組んでいることは承知しております。しかしながら、市としましては、今後、避難所の生活環境の改善をどのようにするかについて検討させていただくとともに、その取り組みの一つとして、ダンボールベッドの工業組合との協定を締結するなど、今後進めていきたいと考えています。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難所における医療関係者の配置はどのようになっていますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(斉場三枝君) 本市では、長久手市地域防災計画に基づき、災害発生時には必要に応じて、東名古屋長久手市医師会の協力によって、保健センターに医療救護所を開設しまして、災害発生時の初期における医療体制を確保する措置としております。  その中で、必要に応じて、各避難所等において巡回診療を行うこととしております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難所に入られても、いろんな方がお見えですので、福祉避難所に受け入れる方などのトリアージする仕組みや、移動手段などは決まっておりますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部長。 ○福祉部長(川本晋司君) 福祉避難所に関することですが、現在のところ、その受け入れに関するルールとともに、福祉避難所の運営マニュアルというものなんですけれども、まだ作成ができておりませんので、これは早急に取り組む課題ということで、今、認識しておるところでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 高齢者などが避難所に来る際に準備するものはありますか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 準備としましては、いろんなことがあるかと思いますが、まず一番用意していただきたいものとしましては、通常服用していただいているお薬、お薬手帳、それから、眼鏡などの日常必要としているものなどを非常用持ち出し袋に入れていただいて、お持ちいただけるとよいかと思います。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 避難所での生活は、すぐに避難所から自宅に帰れる場合と、長く避難所を利用する場合と、それから、どこかへ移動する場合とさまざまですが、日常から医療を必要とする障がいの方はどのようになりますか。どのような対処がありますか。よろしくお願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 福祉部長。 ○福祉部長(川本晋司君) 日ごろから医療を必要とする障がい者の方ということですが、医療を必要とされる方はそれぞれ症状が異なりますので、そのに応じた対策を考えておく必要があります。医療に関しましては、自助・互助に負うところが非常に大きいんですが、服薬が必要なは予備の薬を用意しておくですとか、常時医療機器が必要なは予備バッテリーを用意しておくなど、災害時に備えて必要なものを準備しておくこと。また、通院する医療機関と相談をあらかじめしておいて、発災時に医療的ケアが受けられるような方法を考えておくことが必要になると思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 災害時における民生委員・児童委員の役割はどのようになっておりますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部長。 ○福祉部長(川本晋司君) 民生委員の役割ということですが、長久手市の避難行動要支援マニュアルにおいて、民生・児童委員の役割といたしましては、要支援者の安否確認、それから、現地確認及び後方支援活動などが規定をされておるところであります。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 災害が発生した場合、民生委員・児童委員のみでは、迅速かつ確実に安否確認を行うことは難しいと思いますけども、市ではどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部長。 ○福祉部長(川本晋司君) 民生委員・児童委員に関することですので、私のほうから。民生委員・児童委員のみで安否確認を行っていくことは非常に困難であるということはわかっております。例えば、今年度の市内一斉防災訓練、先ほどもくらし文化部次長のほうからお話がありましたが、防災訓練では、例えば、北小学校区では、担当している民生委員さんの地区全てで自治会や自主防災会と協力して、避難行動、要支援者の安否確認の訓練を行っております。そうした経験を積み重ねていくことで、平素からもそういったつながりが行動につながっていくように、そういうことが重要ということと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 防災倉庫について聞きたいと思いますので、お願いします。  市の防災倉庫と地域自主防災倉庫がありますが、その物資の備品、備蓄品はどのようになっていますか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 市の防災倉庫と地域の自主防災倉庫にどんなものが入っているかということでございますが、まず、市の防災倉庫でございますが、こちらは市内3カ所にありまして、中学校区ごとに防災倉庫がございますが、こちらには、備蓄の食料品、水ですとか、乾パン、それから、御飯などがございます。それから、炊き出しに使うはそり、大きな鍋のセットですとか、救急用のタンカー、それから、車椅子、非常用の発電機などを備蓄しております。  次に、地域の自主防災倉庫でございますが、今、54の地域に自主防災倉庫がございます。そちらの中には、地区ごとに、オーダーをいただいて整備をしておりますので、それぞれが全部同じものが入っているわけではございませんが、主なものとしましては、組み立て式のリアカーですとか、ワンタッチプライベートテント、それから、カセットガスを利用する発電機などが備蓄されております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 今回、この質問に当たりまして、防災マップを見ていたんですけど、折り畳み式になっておりますけども、これはどのようなところで折り畳み式になったんですか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 防災マップがなぜ折り畳み式になったかでございますが、以前は冊子形式の防災マップでございました。それぞれの御家庭で防災マップを広げていただき、いざというときに家族の集合場所ですとか、そういうものについて話し合っていただくために、折り畳み式のものに平成26年に変更させていただいております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 本年8月末に香流川の新たな洪水浸水想定区域が県から公表、指定されました。本市に初めて洪水浸水想定区域が指定されたとのことですけども、今後、その周知はどのように図っていかれますか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 洪水浸水想定区域の周知方法でございますが、こちらは、現在、市のホームページのほうに洪水浸水想定区域を掲載させていただいておりまして、そこでまずもって周知を行っております。  それから、今後でございますが、今年度、現在の防災マップを修正する予定がございまして、それにあわせまして、新たに洪水浸水想定区域等についても記載をします。そして、市民の皆様に周知したいと考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) ありがとうございました。防災・減災は私たち一の命や被災者を守る重要な課題です。避難所での生活はその後の生活をつなぐ場となります。自助・共助・公助の連携と非常時に備えた取り組みにおける必要性に私自身が気づくことになりました。災害は一に大きな動揺をもたらします。一が安心して事に当たることができるよう平時の備えが必要ですけども、1でできることには限りがあります。多くの知恵と力で災害から市民を守る手だてを今後も構築していただくよう要望して、次の項目にいきます。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) では、N−バスについてお願いいたします。  N−バスは、高齢者や歩行困難者、一般市民にとっても重要な交通手段となっています。ほかの公共交通機関の乗り継ぎの上でも重要な手段です。地域公共交通ネットワークであるN−バスの魅力は、運行時間に、私の場所ではですけども、おくれがないこと、低料金であること、身近なことであることです。特に歩行困難者や車椅子利用者の外出を支えてほしいという立場から質問します。  (1)現在運行のN−バスについて、市民からどのような要望が来ていますか。  (2)バス停の間隔を300メートルとし、現在の位置に設置した根拠は何ですか。  (3)車椅子での利用者数を把握していますか、お願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) N−バスについて、3点、御質問いただいております。順次、御答弁させていただきます。  1点目について、乗り継ぎやダイヤの改善などについて御要望いただいています。  2点目について、N−バスは車両2台で運行を開始し、その後の増車により路線もふえ、バス停も増加しました。バス停は、高齢者が歩ける距離を考慮し、原則としてバス停を中心に半径300メートルの円を描き、市内をおおむねカバーできるような設置としています。
     3点目について、福祉施設などへの通所にN−バスを車椅子で利用しているがいることは把握していますが、実数については把握していません。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) N−バスは国の補助を受けている事業ですけども、長久手市は地域公共交通確保を維持するように図る目的、必要性について、市内交通空白地帯の解消、公共施設の利便性向上、高齢者や子どもたち交通弱者の社会参加の促進、子育て支援とうたい、取り組みの基本方針として、多様な移動ニーズへの対応、利用促進による維持活性化を挙げています。  令和3年4月におけるルート再編計画に伴うアンケート調査によると、利用者数は増加傾向です。利用頻度も週1日以上の利用者が72.7%を占めています。行き先は病院、市役所、福祉の家、大型商業施設と生活に密着しています。年齢は60歳以上が61.4%を占めますが、その中でも80代以上が24.1%を占めています。  そこで伺います。ワンボックス車において、車椅子利用者は事前申し込みとしているのはなぜですか。教えてください。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 車椅子利用者の方がワンボックス車を利用する際に、なぜ事前申し込みをしなければならないかという御質問でございますが、通常のN−バス、小型バスでございますが、こちらのバスにつきましては、バリアフリー対応の車両で運行しております。しかしながら、北部線の一部の道路が幅が狭く、小型バスの運行ができないということから、こちらにつきましては、バリアフリー車両の適用除外を受けましたワンボックスカーで運行することとしました。そのため、事前に連絡をしていただければ、運行業者のほうの配慮で車椅子の方が利用できる車両に変更して運行するということができるため連絡をいただいております。 ○議長(加藤和男君) 再質問ありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) バス停は安全の確保をされた場所になっていますか。交通量が多く危険な場所になっていませんか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) バス停の安全面のことで御質問いただいておりますが、N−バスのバス停でございますが、比較的道幅の狭い道路をルートとして通っていることもあるため、歩道幅が狭い場所に設置せざるを得ないような場合もございます。また、バス停の設置状況につきましては、周辺の状況が変わることもありますので、引き続き確認をしていきます。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問ありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 次に、丁子田のN−バス停についてですけども、補助資料を出させていただきましたけども、これ、裏表ありまして、表のほうですけど、上の写真は丁子田のバス停のほうから市が洞を眺めた写真です。バス停は右側ですね、手前に子どもと子どもの手を引いた歩道の部分と、その右側には自転車が通るというところというふうに思われます。下の写真は、車椅子、幅が65×95の車椅子です。ここは試験的に通らせていただきました。65×95は小さい車椅子です。  裏側のほうの上の写真は丁子田のバス停が正面のほうです。見えています。そこも柵がありまして、これは固定の柵です。そこを通るときも、1メートル幅があるということですので、小型のは通れました。下の写真ですけども、これは車道です。この柵に鍵がありまして、誰が鍵をお持ちなのか、わからないんですけど、通れなかった場合は、車道を通ることしかできないのかなと思われまして、車道のほうを通らせていただきました。そのときに、この道は交通量が多いということですけども、右折レーンを含めて3車線ありまして、車椅子で市が洞のほうに向かって歩いているときに、この左側の車道を上がることになります。後ろから車が来ます。この体験のときに、やっぱり後ろから車が来るから怖いねというふうなことを話していました。  質問のほうに戻ります。  丁子田のN−バス停、西側の歩道にある柵が、車椅子でバスを利用するの安全な通行を妨げていると思われますけども、どうでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 柵が安全な通行を妨げるというようなお話ですけども、丁子田のN−バスのバス停のところの歩道につきましては、歩道の西側を歩行者、東側を自転車が通行するというように、平板ブロックで色分けをしているということでございます。N−バスのバス停側を自転車が通行するため、誤って進入して、N−バスの利用者さんと接触しないようにということで、柵を設置しているというものでございます。  道路構造令で車椅子の占有幅というのは1メートルと決まっておりまして、現地の状況を確認した上で、必要があれば対策を検討したいというふうに思います。 ○議長(加藤和男君) 再質問ありませんか。1番わたなべさつ子議員。 ○1番(わたなべさつ子君) 実は、私も丁子田のバス停のことは知らずにおりまして、車椅子で柵の周りを歩き、状況を何度か確認いたしました。付き添うがいれば通常の車椅子であれば、斜めに入りますので通行は可能でしたけども、自力で車椅子を使うにはどうだろうかなというふうに、また、目の悪いには白杖でどうだろうかなというふうに思ったことでした。  健常者から見ると、そういうふうなことですけども、こんなに厳重な柵が必要だろうかというふうに考えました。公共交通とうたい、交通弱者の社会参加をうたうからには、気づくから改善の声を上げることが必要かなというふうにも考えました。  今、令和3年度のN−バスルート再編に向けて、皆さんからいただく意見をもとにルート案を作成していきます、N−バスルートについて一緒に考えませんかと、今、各場所で地域の皆さんからの声を聞いていらっしゃいます。いろんな方がおみえで、日ごろのこと、日ごろ思ってらっしゃることを、皆さん、すごくいい雰囲気を設定していただいている中で、お茶を飲みながら、お菓子を食べながら話し合う機会をいただいています。市は11月から12月にかけて6カ所で、市民からそういう話を聞く機会を設定し、現在行われいます。N−タクについても実証実験が行われました。私も2回だけですけど、そういうところにN−バスのところに参加させていただきました。本当にN−バスの役割の大きいことを実感しています。  名古屋市の地下鉄は、今、多くの障がい者がいろんな形の、本当に動けない方の大きな車椅子とか、そういう車椅子を使いながら多くの方が地下鉄を利用されています。長久手市も社会参加の窓を広げて、1も取り残さない市政、本当に間口を広げていただきますよう、今後もお願いして、この質問を終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(加藤和男君) ないようですから、わたなべさつ子議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後1時05分とします。                  午前11時24分休憩                ――――――――――――――                  午後1時05分再開 ○議長(加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。12番さとうゆみ議員。             [12番 さとうゆみ君質問席登壇] ○12番(さとうゆみ君) それでは、今回は4項目質問をいたします。  まず1項目め、市施行公園西駅周辺土地区画整理事業について。  (1)環境配慮施策として、道路の遮熱性舗装が進められてきましたが、効果測定委託の調査結果を見ると、路面温度は下がっているものの、気温や暑さ指数(WBGT)は、一般的な舗装と比較して差が出ていません。高額な費用をかけて、さらに住宅ゾーン全体を遮熱性舗装にする必要があるのでしょうか。  (2)平成30年度に190万円でケヤキ1本を駅前広場に移植しましたが、長久手市とどのような関係がある木なのでしょうか。  (3)令和5年度までに、全ての保留地を処分して事業を終える予定ですが、当初掲げた低炭素のまちづくり、環境配慮型まちづくりは、遮熱性舗装や緑化ぐらいしかPRできない現状であり、注目点がなくなっています。商業ゾーンにはイケアが出店しているので、北欧の暮らしや北欧のまちづくりの要素を取り入れるなどして、新たな魅力づくりが必要だと考えますが、いかがでしょうか。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。部長。              [建設部長 水野 泰君登壇] ○建設部長(水野 泰君) 市施行公園西駅周辺土地区画整理事業について、3点御質問いただきましたので、順次お答えします。  1点目について。平成25年度から施行しています公園西駅周辺土地区画整理事業は、環境配慮型まちづくりに関する施策を策定し、8項目の導入方策に基づき事業を進め、遮熱性舗装については、環境配慮型基盤整備として実施しています。  昨年度と今年度の2カ年で遮熱性舗装の効果測定調査を実施し、結果として路面温度が下がることにより体感温度が軽減でき、特に路面に近い位置における放射熱の低減効果により、子どもや幼児、ベビーカーに乗った赤ちゃんやペットへの負担軽減に寄与することが確認できました。  遮熱性舗装自体の温度低減効果はわずかでも、その面積規模が大きくなればなるほど、その地域全体の熱環境に及ぼす影響も大きくなることから、公園西駅周辺地区エリア全体で遮熱性舗装を施工した後、改めて効果を検証し、環境配慮の施策として市内に広げていくかを検討していきたいと考えています。  2点目について。このケヤキは2005年日本国際博覧会、愛・地球博の会場となった愛知青少年公園、現在の愛・地球博祈念公園の敷地内から豊田中央研究所へ移植された樹木で、万博理念を継承し、まちづくりの基本目標の一つである「みんなで未来へつなぐ 緑はまちの宝物」を実現するために、リニモ公園西駅の駅前広場のシンボルとして、トヨタ自動車株式会社から譲り受けたものです。  3点目について。公園西駅周辺土地区画整理事業は、事業期間の折り返し地点を過ぎたところで、今年度末には環境配慮に特化した2号公園や、駅前の2号調整池上池・下池の緑化事業が完了します。令和2年度には、都市計画道路の公園西駅南通り線に景観連続照明と街路樹の整備、令和3年度には、香流川に親しめる緩傾斜護岸を含めた1号公園を整備する予定です。今後もまちの魅力づくりに取り組んでいきます。  また、先導住宅街区において、本市で初となる最低限度を20%と定めた地区計画を今年度末に都市計画決定する予定で、来年度の秋ごろには使用収益を開始し、トヨタグループによりマネジメントされた環境性能の高い住宅整備が展開されることで、改めて公園西駅地区の注目度を高めていけるものと期待しています。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) まず、資料を提出させていただきましたので、ごらんいただきたいと思います。  この資料から遮熱性舗装は、気温やWBGT暑さ指数に効果が感じられないということがわかります。  まず、表面のほうは、平成30年度の効果測定で、172万円をかけて、朝7時から夜の7時まで30分ごとに計測をしています。その結果が下に書いてあるんですけれども、まず、4―1の路面温度のところで、確かに路面を黒ではなく白色に塗っているので、黒色より白色のほうが温度が下がるというのは、小学生でも理解できる状況です。その下の気温と暑さ指数とあるところをごらんいただきたいと思いますが、まず歩道部Aは一般舗装部が38.3度だったのに対し、遮熱性舗装部は38.2度と体は感じられない程度わずかに下がっている状況であります。歩道Bと車道部では、どちらも遮熱性舗装のほうが高くなっている状況でして、歩道部Bでは一般舗装部が41.4度に対して、遮熱性舗装では42.3度になっております。車道部でも一般的な舗装が40.7度に対して、遮熱性舗装は40.8度と高くなっております。その下の暑さ指数についても、歩道部Aで一般舗装が34.3に対して遮熱性舗装は33.2、ここは少し下がっておりますが、歩道部Bは一般舗装が33.3、遮熱性舗装が33.6と上がっておりまして、その下の車道部も一般舗装が32.9度に対して、遮熱舗装にすると33.2度と上がっております。  それで、午前中に副市長が事業の目的を明確にすれば明らかだということをおっしゃってらっしゃったんですけれども、そもそも公園西に遮熱性舗装を行うのは、路面温度を下げることが目的なのではなくて、気温や暑さ指数や湿度を下げて涼しくすることで、エアコンの利用を抑えられ、その結果、二酸化炭素の排出が抑えられることが目的だと、当初、私は聞いております。その点で、気温と暑さ指数がこのような結果が出ているということは、目的を果たしていないと思います。  裏面を見ていただきたいと思いますが、裏は、今年度に250万円をかけて行いました夕方5時から朝7時までの30分ごとの夜間の計測結果になっております。こちらも路面温度が大きく下がっていることは私も認めますが、その下の気温と暑さ指数路と湿度のあたりをごらんいただきたいと思いますが、気温は歩道部Aと歩道部Bでは0.20度と0.15度とわずかに下がっていますが、車道部では遮熱性舗装のほうが高くなっております。そして、暑さ指数と湿度については、全ての地点で遮熱性舗装のほうが高くなっております。  これを見ると、効果測定、遮熱性舗装の効果をはかるためだけに、昨年度172万、今年度250万円かけておりまして、そこから見えてきた結果で今後の遮熱性舗装をやめるという決断も必要だと思いますが、予定どおり遮熱性舗装を塗ったときと塗らなかったときの今後の差は幾ら出てくるでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今、議員のほうから測定結果の御説明等していただきましたけども、遮熱性舗装の効果測定の結果といたしましては、本地区においても昼夜ともに路面温度の軽減効果は確認できておりますけども、一方で御指摘のように路面上部での気温やWBGTなど、数値的には明確な有意差は確認できませんでした。  御質問の例えば遮熱性舗装を塗った場合と塗らなかった場合との差ということでございますが、既に舗装整備されている道路面に塗装工事を施すわけですけども、試算といたしまして1億1,000万ほどの費用がかかるというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 遮熱性舗装を塗るためだけに1億1,000万円、これから投じるということなんですけれども、この財源は一般会計繰出金で、本来は、ほかの事業にも充てていくことができるお金です。市長、副市長は、この結果を見て、今、長久手市、財政状況が厳しいということでありますが、1億1,000万円を遮熱性舗装を塗ることに充てていくということにそのまま進めようというお考えなのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 遮熱性舗装でございますけども、全国でも多くの実績がございます。ですが、そのほとんどが路線ごとでの施工という実績のようでございまして、例えばエリア全体を塗って、どのような効果が出ているかというような参考事例の確認はできておりませんが、今回、この地区全体と面的に取り組む効果として、積極的な緑化などを初めとするほかの取り組みをあわせて、この地区での検証もしていきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 少し前に東京農業大学の樫村教授が遮熱性舗装が逆に熱中症のリスクを高めるとする研究論文を発表いたしました。太陽光の反射によると見られる熱で、の顔の高さの気温や熱中症の指数となる暑さ指数、WBGTが遮熱性舗装のほうが上昇するということを発表しています。そしてまた、顔の位置では遮熱性舗装にすると赤外線が20倍、紫外線が4倍も高く、皮膚や目の病気につながる可能性があるとも指摘をしております。先ほど全体を塗ってから、また効果を検証するということで、これまで、全体を塗ったところの事例は確認できていないということなんですが、今回、172万と250万円をかけて行った調査結果からも、全体を塗ったところで、効果が出ると私は思えないので、その点を含めて、一度皆さんで検討をしていただきたいと思います。  続けて質問ですが、現在、スペインのマドリードで地球温暖化対策を話し合うCOP25が開催中です。二酸化炭素の削減が地球規模の課題となっております。長久手市施行の低炭素環境配慮型の区画整理事業は、原点に立ち返れば、地球温暖化対策について全国に発信できる機会になった事業であったと思います。当初書かれていた公共空間での太陽光発電、その太陽光でつくった電気をEVステーションを設置して電気自動車などに回したり、太陽光発電の街路灯で電気として使ったり、また、リニモの駅前にパークアンドライドを設置して、自動車をパークアンドライドに置いて、リニモに乗りかえることで、二酸化炭素を排出しないということを当初描かれていて、それによって本地区全体でCO2を30%削減すると掲げておりましたが、先ほど私が申し上げました公共空間での太陽光発電やEVステーション、太陽光発電の街路灯やパークアンドライドは、なぜ行っていないんでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 公共空間での太陽光発電というのでございますが、例えば地区内で電力を融通できるような、比較的大規模な太陽光パネル設置にかかりましては、その管理運営方法等の仕組みづくりですとか、あるいは住まわれる方々との合意形成を初めとするなどの課題もございます。まだ現時点、導入には至っていないという状況でございます。  EV充電ステーションでございますけども、駅前広場の前に覆蓋した2号調整池に設置ができるようなスペースは確保してございますが、現在のところ、その管理運営方法など、具体な方策がまだ定まっておらない状況でございまして、今後、それらを整理して、設置に向けて、また検討のほうを引き続き行っていきたいというふうに考えております。  また、太陽光発電の街路灯などは、今、申し上げた覆蓋化した調整池の上部などで設置いたしますシェルターの屋根上部に太陽光パネルを設置しまして、そのシェルターですとか、あるいは園路灯の電力をこれで賄っていくという設計としております。また、今年度整備をしております2号公園におきましても、ソーラー照明のというものを設置・整備していく予定でございます。  また、パークアンドライドでございますけども、駅前に公共用地でパークアンドライドの駐車場を確保するという予定はございませんが、例えば自動車への依存を低減する仕掛けの一つといたしまして、サイクルアンドライドとしての駐輪場ですね、自転車駐車場を、その需要も見ながら拡張のほうをできるかという検討もしていきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) これから検討していきたいというものばかりなんですが、この事業は、令和5年度にもう終わるので、間もなく令和2年度に入ろうとするので、今、既にできていない上に全部が中途半端だなというように感じます。  ですので、さっき私が(3)で掲げたようにイケアというブランド力のある企業がいることの要素を生かしていくということも、今後、保留地を売っていくことには必要なことではないかなと思います。  次に、(2)の再質問ですが、ケヤキ1本を190万円かけて移植したことについてです。  このケヤキは青少年公園を愛知万博の会場に整備する際に、できるだけ万博会場は木を伐採せずに整備していくという方針だったんですが、その中でもどうしても切らなければならない木をトヨタ自動車さんが万博の役員さんでありましたので、豊田中央研究所へ移植して保護をしたということで、そこまでは私も話が理解できるんですが、万博が終わって10年経過したころに、長久手市が、1本は公園西にありますけれども、2本は古戦場公園の駅前にありまして、もう1本は東小学校にありまして、合計4本をそれぞれ1本につき200万円ぐらいずつの移植費をかけて、800万円ぐらい使って長久手市がもらうことになった経緯はどのようか、市長、お答えください。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) 豊田中央研究所内にあるケヤキ4本をいただいた経緯ということでございますが、こちらにつきましては、トヨタ自動車の関係者と市の関係者が行事で一緒になった際に、豊田中央研究所の中にケヤキが4本残っているというお話を聞きまして、市の施策として、駅前の広場にシンボルツリーとしていただくというようなことの判断いたした経過がございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 800万円かけて木を4本ということなんですが、今議会も使用料、手数料の値上げ、数百円単位のものやN−バスの数百円単位の値上げというものも予定されているので、やはり本当に市民が納得いくように進めていただきたいなと思います。  あと、答弁で環境配慮に特化した2号公園ができるとの答弁でありましたが、環境配慮に特化した2号公園とは、具体的にどのような公園なのでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今年度整備をしてまいります2号公園でございますが、立地的には低層住宅地のほぼ中心の場所で、モリコロパークですとか、香流川にも接しております。やコミュニティーや自然がつながる場所として計画をし、低炭素まちづくりに寄与する公園として検討を進めてまいりました。  特徴ですけども、公園のいわゆる緑化率でございますが、9割ほどとるということで、市内公園の中でも最も緑地面積が多い公園となる予定でございます。積極的に植樹を行いまして、広場全面には張り芝をするということで、気温上昇を抑制し、ヒートアイランド対策としての効果も期待しておるところでございます。  また、調達、加工、輸送、処分時等に発生いたしますCO2排出削減のために、パーゴラですとか、あずまや、ベンチ、デッキなどの公園施設も設置してまいりますけども、循環資源といたしまして、原材料に建築解体材や廃プラスチックなどを利用したリサイクル合成材を積極的に使用していきたいというものでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 緑化率が9割の公園ということなんですけれども、遊具は設置しないという方針をお聞きしました。それで、ここは住宅ゾーンなので、恐らく子育て世代の方々も多く引っ越しをしてこられると思いますので、鉄棒やブランコなどといった遊具は必須だと思うんですけれども、なぜ設置しないのか。これから設置するべきではないでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 御質問のありました公園の遊具でございますけども、地区内にお住まいになられる方がもう少しふえてきた段階におきまして、そういう方々からもいろいろな意見を頂戴しながら、何を設置していったらいいのかとか、そういったニーズもお聞きしながら検討していきたいというふうに考えております。  ですから、今回の整備につきましては、環境に配慮した部分で基盤の整備のほうをしていきたいというものでございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。 ○12番(さとうゆみ君) ありません。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 2項目め、杁ケ池地区自転車レーンの安全性について。  (1)平成30年度に851万円をかけて杁ケ池通り及び学院通りに自転車レーンが整備されました。この場所を自転車レーンに選定した理由は何でしょうか。  (2)右折レーンがある交差点付近では道路幅がないため、自転車レーンと表示されている部分を車が通過しています。自転車レーンから歩道に上がろうとしても、植栽があるため上がれないなど、危険性を感じますが、問題はないでしょうか。  (3)市は、自転車の安全利用の促進に関する条例、平成31年4月1日施行を制定し、自転車損害賠償保険等の加入義務化と未成年者のヘルメット着用の努力義務を明記しました。しかし、条例制定後にそれらを広く周知するような取り組みは見られませんが、どのようになっているのでしょうか。
     以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 水野 泰君登壇] ○建設部長(水野 泰君) 杁ケ池地区自転車レーンの安全性について、3点御質問をいただきましたので、順次お答えします。  1点目について、自転車利用の学生が多く、そのほとんどが歩道内を通行しており、歩行者、特に子どもとの交錯が懸念されるため、平成27年、平成28年度に地元自治会などの代表者との意見交換を4回実施し、警察などの関係機関とも協議を行った上で、当該箇所を選定しました。  2点目について、当該箇所については、国が定めた安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインに基づいて車道混在型の路面表示を行っています。車道混在型の路面表示とは、自動車に自転車が車道内で混在することを注意喚起するものです。なお、本路線の歩道は、自転車歩行者道となっており、歩道を自転車で通行することは可能ではありますが、自転車は車道の左側通行が原則であるため、自転車が歩道に上がる場所は、歩道乗り入れ部及び交差点部以外は想定していないため、現状では問題はないと考えられます。  今後、利用状況を見ながら、ドライバーへの注意喚起の看板の設置の検討や沿線大学への自転車レーン利用促進の啓発活動を行いたいと考えています。  3点目について、自転車の安全利用の促進に関する条例は、自転車損害賠償保険等の加入を義務とし、未成年者のヘルメット着用を努力義務としています。これまで、市内小中学校、高校、大学へのチラシの配布や、自転車利用者を対象とした啓発活動の際にチラシの配布などを行っています。今後も引き続き、広く市民に周知するよう啓発活動を行っていきます。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) (1)の答弁では、この場所を選定したのは自転車の学生と歩行者が交錯するからとのことでありました。  補助資料の写真の一番上をごらんいただきたいと思います。  この道路は、トラックや路線バスなどの大型車両も多数通過しており、自転車で走行して少しふらつくと車両に接触しそうでありますが、写真にありますオレンジ色のセンターラインから外側線、自転車レーンとの境になっている白い線までの幅と、あと自転車が走ることができる場所の幅は、それぞれどれだけでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 黄色いセンターラインと矢印表示の右側の白線、外側線との間ですけれども、こちらについては3メートルございます。白線と歩道の間は1.5メートルということになります。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 自転車から歩道の間は1.5メートルということではありますが、雨水などが流れていくところの上を自転車が走るというのは、なかなか現実的ではないので、本当に自転車が走れる場所というのは非常に狭くて、少し右側に行ってしまうと車に接触するというような状況があります。  それで、(2)に私が書いております、今度は写真の2段目と3段目を見ていただきたいんですが、交差点付近になりますと右折レーンが出てきまして、その右折レーンですと直進レーンと右折レーン、それぞれが幅をとっておりまして、直進レーンの一部に自転車が通るマークが描かれております。一番下の写真を見ていただくと名鉄バスが走っておりまして、このときは右折レーンに車がいないので、名鉄バスもちょっと右寄りを走っているんですが、大体ここはカネスエに行くなど、市が洞に抜けていくがたくさん曲がりますので、ほとんどの時間は右折レーンに車がいまして、直進車もたくさんいまして、その直進車が直進をするためには、自転車レーンをずっと踏んでいかなければいけないという状況になっております。2段目の写真で植栽がありまして、怖いなと思っても歩道のほうに上がっていけない状態なんですね。  そもそも、この自転車レーンは、自動車と自転車が一緒に混在して走りましょうという暫定形という形で整備をされているので、自転車レーンを踏みながら車が走ること自体は問題ないんですが、自転車は左側走行ですので、どうしても直進車と歩道の間に挟まってしまうという状況があるんですが、植栽を一部切るなど、すき間をあけるなどして歩道に上がれるようにすべきではないでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 植栽を削ってということでございますけども、第一答弁でもお答えしましたとおり、本路線の歩道は自転車歩行者道というふうになっております。歩道を自転車で通行することは可能でありますけども、自転車は車道の左側通行が原則であるため、自転車が歩道に上がる場所は歩道乗り入れ部及び交差点部以外を想定していないということで、交差点部以外で歩道に上がるために植栽を削るということなどの対策は現状では考えておりません。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 現状で対策はしないということでありますが、先ほど学生の方に利用促進をお願いするということをおっしゃっていらっしゃいまして、私も子どもが高校2年生なんですけれども、2歳ぐらいしか違わない大学生の子にここを走ってと言ったとき、その保護者の立場に立って考えると、ここは本当に怖いから極力走るのはどうかなというように感じると思うんですよね。あとは、交差点付近でなくても、ここは名鉄バスやN−バスが通りますので、自転車レーンの左側ぎりぎりに寄せてバス停で何回もとまっていくということもありまして、逆に自転車レーンを走ってくださいよと市が言うことによって接触事故が起きるようなことがないようにしっかりと対策をしていただきたいと思います。  私はおととい、この写真を撮るために、朝8時30分から9時の時間帯にこの場所で様子を見ておりました。市は851万円をかけて、この自転車レーンを整備しておりますが、私が見ていたとき、9時前なので、大学生の皆さんや、あと子どもも幼稚園や保育園に送っていく保護者の方々など、多数の方が自転車で走行していました。しかし、皆さん、ここの自転車レーンではなくて歩道を走っておりました。  851万円かけて整備した杁ケ池地区自転車レーンの利用状況は、どのようだと認識されていますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 利用状況ですけども、整備前と整備後でそれぞれ朝夕合わせて約5時間、自転車の交通量調査を行っております。車道の左側を通行する自転車利用者数が整備前には92台であったというのに対しまして、整備後は164台というふうになりまして、72台増加したという調査結果が出ております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 長久手市内には、グリーンロード沿いには、歩道の中に自転車が通る場所というのが青く塗られておりまして、そのような安全な自転車道ならば今後も進めていただきたいと思いますが、この杁ケ池地区自転車レーンのような自転車道を今後市内のほかの地域にも広げていく考えがあるのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 自転車は原則車道を左側通行なんですが、グリーンロードの歩道につきましては、あそこも自転車歩行者道ということで、幅員の広い歩道を路面表示により区分しまして、自転車が歩道内を走行する場合の位置を表示しているということでございます。この杁ケ池地区の自転車レーンにつきましては、自転車が車道を左側通行する車道混在型ですので、議員が感じられたような実際に安全性を問う声もあります。そのため、車道混在型には問題点があるということも浮き彫りになってきました。  また、市内の道路の状況では、車道を自転車が通行する幅員を十分確保することは困難であるということで、暫定形態での整備しかできません。したがいまして、現在、他の箇所に自転車レーンを広げていくという考えはありません。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 次は(3)に対する再質問ですが、11月27日の中日新聞夕刊の1面に自転車条例が広がっているということ、各自治体で条例制定をするまちがふえているということが掲載されておりました。  名古屋市では、自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例を2017年から施行し、自転車損害賠償保険への加入を義務化しています。それで、名古屋市では市民アンケートで自転車保険への加入率を聞いていまして、ことし6月時点で加入率は81.7%、前年度も聞いているので、前年度から比べて7ポイント上昇ということを発表しております。また、名古屋市では市民アンケートを行う以外にも、ポスターや保険会社と連携して広告を出したり、市民の目に触れる機会を積極的につくって加入義務化を呼びかけています。長久手市はそのような積極的な取り組みが見られませんが、条例に書いただけになっていないでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 本市の取り組みでございますが、現在は自転車損害賠償保険等への加入につきまして、啓発のチラシを配布したりして周知に努めております。  また、自転車損害賠償保険等には、自動車保険ですとか、火災保険、それから傷害保険等の特約として附帯する個人賠償責任保険ですとか、共済ですと、PSマーク附帯保険などがありまして、加入の状況というのは確認ができていないような状況でありますが、今後も引き続き自転車損害賠償保険等への加入周知を市民の方に進めていきたいと思います。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 愛知県下でも保険への加入を義務化しているのは、名古屋市、豊橋市、長久手市のみとなっております。加入の努力義務は、知多市、大府市、豊川市、東海市となっており、やっぱり義務化している三つの市のうちの一つが長久手市なので、先導的な取り組みが求められると思います。  同じくこの長久手市の自転車条例では、ヘルメットは未成年が着用する努力義務となっております。道路交通法では13歳未満の子がかぶるということになっておりますが、長久手市の条例では未成年がかぶるということになっておりまして、私が見る限り中学生の子もかぶっていないし、大学生の子もかぶっていないという状況ですが、こちらも条例に書いただけになっていないでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) ヘルメットの努力義務化でございますが、私どもの条例では未成年者の保護者にヘルメットを着用していただけるように努力しなければならないとしております。そこで、市内では小中学校ですとか、高校、大学に啓発のチラシを配布して周知に努めておりますが、今のところヘルメット着用が進んでいないのは現状でございます。今後も引き続き周知を行っていきます。また、保護者の方にも積極的にヘルメットの着用義務化を協力していただけるように進めていきます。 ○議長(加藤和男君) 再質問ありませんか。 ○12番(さとうゆみ君) ないです。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 3項目め、保育園の充実について。  (1)19時まで開園している市の認可保育園は、名古屋市に近い地域に集中しています。豊田市方面などに勤務するがふえていますので、長湫南保育園、上郷保育園も19時まであけられないでしょうか。  (2)令和元年10月から幼児教育・保育の無償化が始まりました。これまで保育料は所得に応じた金額設定となっており、給食の副食費込みの金額でありました。無償化に伴い、給食の副食費は自己負担となったことにより、逆に負担が増加した世帯はないでしょうか。  (3)長久手市は平成30年度に愛知県下で最も待機児童数が多く、令和元年度は2番目に多かったです。本来は無償化より先に待機児童の問題が解消されなければなりません。この5年間で市の認可保育園の定員をどのように拡大してきたでしょうか。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。子ども部長。             [子ども部長 浅井雅代君登壇] ○子ども部長(浅井雅代君) 保育園の充実について、3点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、まずは保護者の就労状況や利用希望時間調査などを行った上で保育時間の延長の必要性について見きわめ、実施について検討したいと考えています。  2点目について、認可保育園では、幼児教育・保育の無償化による副食費の徴収により、これまでの保育料より負担が増加した世帯はありませんでした。  3点目について、平成27年からの5年間で認可保育園の新設1園、公立保育園の移転1園、小規模保育事業の新設3施設、事業所内保育事業の新設1施設、既存の園の増築等による受入拡充により258の定員を増加しました。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) (1)の再質問です。  先ほどの答弁は、実施について検討するということで、前向きな答弁なのか、後ろ向きな答弁なのか、よくわからないので、再度確認させていただきます。  現在、年少さんから年長さんまでが通っている保育園で、19時まであいているのは、長湫西保育園、アスクはなみずき保育園、アートチャイルドケア長久手保育園、アインながくて保育園、市が洞保育園の四つです。市が洞保育園は市が洞小学校の横にありますが、それ以外の3件は藤が丘駅に近い、名古屋市に近い地域に集中しています。  現在、長久手では、東部や長久手中央で宅地開発が進行中で、名古屋市方面に勤務するばかりではないという状況ですが、市として上郷保育園や長湫南保育園を19時まであけていく必要性について、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 保育時間の延長の必要性につきましては、現在策定しております次期子ども・子育て支援事業計画の中で検討しております。  その中で、特に市東部地域では人口が増加し、地域性などを考慮しますと、何らかの対応が必要と考えております。  したがいまして、時期はまだ未定ですが、上郷保育園での保育時間の延長について、実施に向けて検討していきたいと考えております。なお、長湫南保育園の時間延長につきましては、現在のところ考えておりません。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 長湫南保育園も周りに選べる保育園がないので、長湫南保育園についても、上郷保育園と同様に拡大をしていただきたいとお願いしたいです。  次に(2)の再質問です。  負担増になったはいませんということでありますが、これまで保育料は給食の副食費込みの金額で、世帯所得が同じなら同じ金額を払っていました。しかし、無償化に伴い、保育料は無償になりましたが、副食費は実費負担になり、各園の副食費が違う部分があるようですが、各園の副食費はそれぞれ幾らでしょうか。また、主食代はこれまでも実費負担でしたが、現在、各園で幾らになっているでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 副食費及び主食代が発生する3歳児以上クラスがある各園の副食費及び主食代の月額ですが、まず、公設公営6保育園は副食代が4,500円、主食代は700円。市が洞保育園は副食代が4,500円、主食代は1,500円。アスクはなみずき保育園は副食代が5,500円、ただし土曜日未利用の場合は4,500円、主食代は1,000円です。アインながくて保育園は副食代が6,000円、主食代は1,500円、アートチャイルドケア長久手保育園は副食代が4,500円、主食代は1,500円となっております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 国は副食費の基準を4,500円と提示をしていました。今の答弁で5,500円や6,000円という保育園がありますが、その金額は園が言ってきた希望どおりの金額で設定するのか、実際に本当に使われているか市が確認をするのか、どのようでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 今、議員のほうから、各保育園において副食費に差があることについて御質問がございました。  この点につきましては、保育園の副食代は使用した食材料費により定めることとなっておりますので、各施設により金額は異なる状況になっております。  また、各園に対する確認についてでございますが、副食費相当額の算定方法の調査を行う規定は特にはございませんが、市といたしましては、今年度内に各施設の副食費の金額の設定の根拠を確認する予定でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今、幼稚園などでも便乗値上げということが全国で問題になっておりますので、今回、この副食費についても確認をとって、国は確認しなくてもいいとは言っているんですが、確認をしていただきたいと思います。  そして、待機児童の問題ですが、本来は無償化より先に待機児童が解消しなければなりません。長久手市では平成30年4月時点で待機児童が41今年度の4月時点で38待機児童が発生していますが、令和2年度には待機児童は解消できる見込みでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 待機児童の解消の見込みでございますが、来年度の入所希望者の人数がまだ最終的に固まっておりませんので、はっきりとしたお答えをすることはできませんが、次年度の4月当初は小規模保育事業所1施設分の増加のみとなりますので、待機児童の解消は困難であると考えております。  ただし令和2年度の途中ではありますが、上郷保育園が新築・移転となりますので、こちらでできる限り対応できればと考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) また、無償化は市の財政的な負担が重過ぎるという問題が出てきております。  3歳から5歳の無償化で、保護者の方は払わなくてよくなったんですが、それにより幾ら市は減収するでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 保育の無償化に伴う保育料の減収額でございますが、この減収は約2億円と見込んでおります。ただし、先ほど御質問があった副食代、こちらで3,500万円ほど歳入を見込んでおりますので、差し引きすると、約1億7,000万円程度の減収になるのではないかと予測しております。 ○議長(加藤和男君) 12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 令和2年度は、年間で1億7,000万円ぐらいの減収ということで、今年度も国は各自治体に負担を求めてきましたが、自治体からの反発、国が決めたことなのに、なぜ市が負担しなければならないのかという反発がありまして、令和元年の10月から令和2年の3月までの今年度中は国が全額負担をすることになっております。  それで、先ほどの1億7,000万円減収は、令和2年度に起きてくる問題なんですが、国はその減収分に対する対応として、交付税措置で対応するということを決めております。長久手は不交付団体なので、交付税もらえないんですけれども、減収分は市が持っているほかの財源で穴埋めするということになるんでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) 不足分の御質問でございますけれども、消費税改定に伴う増収分については、幼保無償化の財源に充てるというのが国の方針でございます。来年度から増収が見込まれます地方消費税交付金、これを無償化に伴う減収分に充てる予定でございます。  ただし、この交付金につきましては、今後もふくらんでいくと想定をされます社会保障全体の財源として市町村に交付をされるというものでございますので、幼保無償化の財源だけを目的としたものではないというものでございます。  結果として不足をする分は、市の負担で穴埋めをするということになるということでございます。
    ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 市の負担で穴埋めをするということなんですが、ふるさと納税制度についても、平成30年度に1億5,000万ほど減収しまして、交付団体であれば75%戻ってくるのですが、不交付団体ですと全額戻ってこない、そして、この保育無償化についても、交付税は出さないので、地方消費税交付金で穴埋めしてくださいということなんですが、長久手市としても、社会保障の充実など、地方消費税交付金、充てたいことはたくさんあるので、交付団体か不交付団体かにかかわらず、国の支援、支援というか補填が必要だと私は思っております。  その上で、地方消費税交付金は、長久手市に来年度幾らぐらいふえる見込みなんでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 総務部次長。 ○総務部次長(飯島 淳君) 今後、国のほうからいただいておる情報に変更がある可能性もございますけれども、今現在の見込みでは、約2億5,700万円の増収になる予定でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 2億5,700万円ふえても1億7,000万円穴埋めしなければならないと本当に苦しい状況ですし、全てのにかかわってくる消費税でありながら、このような使い方は問題があるかなと思っています。  そしてまた、この幼児教育・保育の無償化は、所得の低いには恩恵が少ないが、所得の高いは、たくさん払っていたものが払わなくてよくなったのでメリットが大きいという制度も、また問題の一つです。  無償化になった時点での所得階層の人数と全体に占める割合を確認したいのですが、ちょっと私が四つに分けておりますが、まず世帯年収が360万以下の方、次に360万から640万の方、次に640から1,130万の方、最後に1,130万以上の方でということですと、人数は大体どれくらいでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 無償化対象者の所得階層別の内訳の御質問をいただきました。  まず、認可保育園に通う3歳から5歳、980中360万円以下の世帯、これが86ちなみに割合が8.8%。360万円以上640万円以下の世帯が240で24.5%。641万円から1,130万円以下の世帯が504で51.3%。1,131万円以上の世帯は150で15.3%となります。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) そうすると、長久手市は比較的所得の高い方々が多いですので、今の数からも640万円以上の方々が大部分を占めるという状況になっておりまして、先ほど、減収分充てるということで、本来はほかの市民全体の事業に充てることができるお金を、この特に所得の高い方々のたちが無償化になったことに伴う財源に充てていかなければならないという状況も、今、出てきております。  最後に、やっぱり消費税を払っている方々からすると、保育士さんの待遇改善が急務だということを思うんですが、厚生労働省の調査によると、厚生労働省の賃金構造基本統計調査で、2018年ですけれども、保育士の賃金は全産業平均と月10万円の差がある、保育士さんが月10万円低いという状況でありますが、消費税増税の減収分を財源に保育士さんの処遇改善が行われるかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤和男君) 子ども部次長。 ○子ども部次長(門前 健君) 保育士の処遇改善に関しまして、民設民営保育園に対しては、現在、市としては事業に対する補助を行っております。その中では、国や県の補助メニューを活用したり、本市独自の補助も行っておりますが、人件費に対する補助は行っておりません。今後についても、現時点では市独自で人件費の補助など、処遇改善に対する補助は考えておりません。  ただし、国や県、市が運営費として各事業者に負担する給付費の中には、処遇改善に対する加算がございまして、こちらにより保育士の給与が改善されている状況でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。 ○12番(さとうゆみ君) ありません。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 4項目め、N−タクを年間を通した事業にすることについて。  (1)令和元年9月17日から11月15日までN−タク(定額乗り合いタクシー)の実証実験第2弾が行われ、モニターからの日常移動記録日誌の提出も済んでいます。今回の実証実験での利用人数、利用目的等の速報はどのようでしょうか。  (2)平成30年度、令和元年度と2年続けて実証実験を行ってきたので、令和2年度には年間を通した事業とするよう希望いたしますが、実証実験の結果がどのようであれば実現するでしょうか。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本晋司君登壇] ○福祉部長(川本晋司君) N−タクを年間通した事業にすることについて御質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  1点目について、今回のN−タクの実証実験は事前登録制を採用し、モニター144一般利用者202合計346で行いました。  まだ分析が終わっていないため、速報値のみの報告になりますが、運行実績について、延べ利用人数は1,487で、その内容はモニターが1,034一般利用者が453でした。平成30年度に実施した実証実験の延べ利用人数が696でしたので、利用者数は約2倍になりました。また、乗り合い件数は482件で、前年度の29件と比較すると16.6倍になりました。  利用目的については、実証実験後の利用者アンケートを12月末までに全てを回収し集計に着手をするため、現時点では具体的にお答えすることができません。  2点目について、2度の実証実験を経て収集した情報をもとに本事業の実態を分析し、事業本来の目的が達成されているか検証していきます。  また、今後の本市における高齢化の伸びや財政状況も考慮しながら、既存の公共交通機関との役割を整理し、効率的かつ持続的な事業運営をすることができるように、現在実施している外出促進事業の見直しと長期的な事業実施の見通しを立てた上で、実現に向け取り組んでいきます。  以上でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 今年度の実証実験では、利用者がモニターが1,034一般利用者が453で、合計の延べ利用者は1,487とのことでありました。  モニターの方は20回まで無料、一般の方は1回300円との設定でしたが、延べ1,487が仮に全員が設定されていた300円を払ったとすると、44万6,100円の収入となり、委託費は310万円タクシー会社に入っておりますので、265万円が回収できていない状況です。採算を合わせるには、1回当たり2,084円でなければなりません。昨年度の実証実験では利用人数が少なくて、1回当たり4,455円でないと採算が合わないという計算になりました。今年度は、利用者から聞くと予約がいっぱいでなかなかとれなかったということなので、乗る人数をふやせるという状況でもないと感じましたが、市の事業としてN−タクは成り立つかどうか、ちょっと時間がないので簡単にお答えください。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 今後の本市の高齢化を考えれば、N−タクは高齢者等の移動支援施策としまして重要な役割を担っております。  事業のコストにつきましては、運行形態、運行範囲、そして車両数など、いろんなことに関する契約方法について、十分に検討しまして、利用者に適切な負担を求め、今後、高齢者がふえ続けても持続可能な事業とすることが重要と考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。 ○12番(さとうゆみ君) 私のもとへは、昨年度と今年度の実証実験に参加された方から、N−タクを年間を通した事業にしてほしいとの要望が届いてきておりますので、今回質問しておりますが、ずばり令和2年度予算には入るのか、入らないのか、どちらでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 最初の答弁の繰り返しですけども、N−タク事業を年間を通した事業とするためには、安定した財源の確保と現在実施しております外出促進事業の見直しをまず行わなければなりません。その上で慎重に事業化を進めていく必要がありますので、現在ですけれども、令和2年度当初から事業を実施、開始することは非常に難しいと考えております。 ○議長(加藤和男君) 質問時間がなくなりましたので、さとうゆみ議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後2時20分とします。                  午後2時05分休憩                ――――――――――――――                  午後2時20分再開 ○議長(加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。2番冨田えいじ議員。             [2番 冨田えいじ君質問席登壇] ○2番(冨田えいじ君) それでは、通告書どおり4項目の質問をさせていただきます。  まず一つ。ワンコインサービスについて。  ワンコインサービスは、暮らしのちょっとした困り事をお願いすると支援するをワンコインでつないでいる。住みなれた地域での支え合いが制度となり、大変よい取り組みだと考える。  (1)利用しているは何か。  (2)支援しているは何か。  (3)昨年度広報ながくてにて掲載された漫画は、内容に興味を持ちやすく、わかりやすかった。10万円でプロに依頼し漫画を描いてもらったが、今度は市民に広く募集してみてはどうか。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 川本晋司君登壇] ○福祉部長(川本晋司君) それでは、ワンコインサービスについて、3点御質問いただきましたので、順次御答弁させていただきます。  1点目について、平成30年度中の延べ利用人数は1,228でした。  2点目について、平成30年度末時点での支援者の登録数は102でした。  3点目について、昨年度、広報ながくてで3回に分けて介護保険の仕組みやワンコインサービスを漫画で紹介したものですが、御提案の件については、漫画やイラストを描くのが得意な市民の方もおられると思いますので、そうしたの協力を得ることも検討しながら、ワンコインサービスの内容をわかりやすく伝えるよう努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) きょう、補助資料といたしまして、皆さん見られているかどうかわかりませんが、ワンコインサービスの漫画ですね、すごく逆に言うと興味が湧くような、見ていて楽しいような漫画です。実際に今、利用されている年齢の方は、どのぐらい見えますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 平成30年度末時点でございますけども、利用登録者の数の状況としまして、年代別になりますけども、利用されている方、80代の方が55.3%、70代の方が31.8%と多い状態になっております。平均にしますと81歳という現状でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、例えば男性とか女性とか、利用されている方がいると思うんですが、それもちょっと教えていただけないでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 性別のほうですけども、男性が28.6%、女性が71.4%と女性のほうが多く利用されているという状況になっております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、高齢者なものですから、ひとりだったりとか、後期高齢者の割合をちょっと教えていただけますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 利用者の世帯構成ということだと思いますけども、まず、独居高齢者の世帯が79.5%、後期高齢者世帯が20.5%と、独居の高齢者のほうが多いという状況でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 多くの方に利用されているんですが、どのような内容の利用が多いでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) こちらも30年度の利用状況ですけども、一番多いのがごみ出しになります。こちらが47%。あとは草取りが17%、部屋の掃除など室内の作業が15%、そのほかが21%という状況になっております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、利用者の中でリピーターが多分見えると思うんですが、1年間で大体何回ぐらい利用されていますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 30年度の1当たりの平均利用回数で確認したところ、8.8件という状況でございました。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、今度、支援のほうなんですが、どのような年齢の方が支援されていますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) こちらも30年度末時点の状況ですけども、支援者側の登録者の年齢構成で見ますけども、60代が38.2%、70代が29.4%と多い状況でございますけども、一方50歳以下の方の登録もあるということで、平均でいきますと63歳という状況になっております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 先ほどもありましたが、利用者と支援者の数が3倍ほど利用者のほうがみえるんですが、支援のほうが少ないと感じているんですが、ふやす予定はありますか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 支援者ですね、少ないからふやす予定かというところですけども、現時点では利用者からの依頼のうち、特に庭の草取りであるとか、高い場所の窓拭き、こういったことなど、高齢者の支援者にとっては行うことが難しい依頼というものがふえてきている現状がございますので、こういったところは支援の手が足りないというふうに感じております。そのため、そういった依頼に対応をしていただける支援者の方というものを、今後、特にふやしていければと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) ポスターなんですけども、実はプロの方が10万円で3回に分けてかな、描いていただいた作品なんですが、例えばこれをプロではなくて、先ほど言った市民の方に、例えば最優秀なら幾ら、優秀賞なら幾らという形で賞金という形にするのはどうかなと。どうでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 賞金というところの御提案ですけれども、こちらは具体的に、まずはどのような基準を設定するかということを現在しておりませんので、そういったものはこれから決めなくてはいけないかなと思っております。
     それをやる際の考え方ですけども、募集の目的や応募条件などによりまして、適切な形を設定をする必要があるんではないかと。また、審査についても、目的に照らした適切な選定基準と、そういうものを決めなきゃいけませんので、今の段階ではなかなか決まっていないところありますけども、今後、ほかの市町さんの類似の事例なども、ちょっと状況も調査をしていきたいと考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 実は、この間ちょっと調べたんですが、大阪市ですね、職員を募集するのに賞金が5万円ついていたりとか、写真のコンクールで優秀作品に対しては3万円とかという形で、以前、安心メール登録者拡大のためのポスターの募集というのがありまして、こちらは最優秀作品には図書カードが1万円分と優秀作品には5,000円ということで、やっぱり5点の応募しかなかったですね。なので、ある意味、税金なので本当にいいのかどうかは、ちょっと検討していただかないといけないと思いますが、でもやはりどっちみち使うんであれば、ぜひ、市民の方に還元できるように。そして、市民の方が、例えば賞金という部分に対して余りいいイメージを持たないかもしれないですけど、実際、市民に対してきちっと、例えばこのワンコインだったら、ワンコインのサービスはどういうふうなのかと勉強するためにいろいろ調べたりして、そうすることで、こういう利用の仕方があるんだなとか、こういうお手伝いができるんじゃないかと、そういうふうに僕は思うものですから、ぜひ、賞金のほうも検討していただきたいなと思いまして、まず、とりあえず一つ目の質問は、これで終わらせていただきます。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 2、ハラスメントについて。  昨今、神戸市立の小学校で教諭4による同僚いじめや、大阪府茨木市の消防で消防士3が後輩消防士に暴行したなどの事件が起きています。  いじめている側は、ふざけている程度に思い、いじめだと思っていない。事件にならなくても、日々の生活の中で本人は悪意もないままに他者を不快にさせたり、尊厳を傷づけたりすること(ハラスメント)が大なり小なりあると考えています。良好な人間関係を築く上で、どこからがハラスメントなのかを理解し、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント、ジェンダーハラスメント、カスタマーハラスメントなどを防ぐ取り組みが必要であると考えます。  (1)職員間でのハラスメントについて、マニュアルはあるか。  (2)窓口業務など、市民と対面し対応する際のハラスメントマニュアルはあるか。  (3)本市が取り組んできたことは何か。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) ハラスメントについてお答えいたします。  1点目、2点目については、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。  職員間のハラスメント及び職員が市民と対面し対応する際のハラスメントに対するマニュアルは作成していませんが、セクシャルハラスメントについては、長久手市職員のセクシャルハラスメントの防止等に関する要綱を作成し、職員が認識すべき事項についての指針などを定め、周知しています。  3点目について、平成30年度には、行政不服審査法制度研修の中で、また、今年度においても法制執務研修の中で、窓口での対応方法についての講義を行っています。  今後、管理職を対象に職員間でのハラスメントについて、研修を行う予定です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 例えば過去、昨年でも大丈夫です。パワーハラスメントやハラスメントがこの市役所で何件ありましたか。教えてください。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 本市役所、職員の中でのハラスメントにつきましては、耳にしてございません。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それは本当になければ、すごくいいことと思っております。  それでも、やはり今国会でもパワーハラスメントについて、いろいろ法案が決まってきたりと、国の状況も、今、変わってきております。マニュアルがないのはわかりました。では、マニュアルがないのに、どうセクシャルハラスメントとか、パワーハラスメントに対応していますか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) マニュアルに関しては、セクシャルハラスメントに関する要綱しかございませんので、ある一定、研究をして、マニュアル化も含め、今後対応してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それで、先ほど回答の中で、長久手市役所のセクシャルハラスメントの防止等に関する要綱ということで、周知していますということだったんですが、どのような周知の仕方をされていますか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 要綱の周知に関しましては、職員が使用しているグループウエアシステムがございます。そのシステムの中で、常時、職員が閲覧できるようにしております。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、先ほどもありました行政不服審査法制度の研修だったりとか、法制執務研修とありましたが、この研修によって職員の意識はどう変わりましたか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) こういった研修の機会がございましたので、職員はまずもって全ての市民の皆様に対しまして、公正・公平でなければならないところがございます。不当な手段により、違法または不当な行為を要求された場合に対して、どのように対応すべきなのか、そういった基本的な対応方法について、研修を受けております。そういったことから、職員の意識づけにもなったかと思いますし、この研修の成果を生かした窓口対応に心がけるようになったと思います。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) ありがとうございました。  本市が取り組んでいることは理解しましたので。それでは、市民に対して市が取り組んできたことは、何かありますか。要はハラスメントですね。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 市民に対してハラスメントの取り組みということでございますけども、今、国のほうでもハラスメントの強化に対するいろんな関連法案の一部改正という取り組みが行われておりますけども、まだ施行前ということもございまして、市としましても、国や県にも確認しましたけども、まだそういった国民とか市民向けに具体的な行動には移っていないということを確認しておりまして、市のほうとしましても、男女共同参画審議会というのがございましたので、そういったところを市民へのいろんな広域、啓発、そんな取り組みについても、今後、検討していきたいと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 先ほどの質問でもちょっとお話ししましたが、事件にならなくても、日々の生活の中で、本人は悪意がないまま他者に不快な思いをさせたり、尊厳を傷つけたりすることが大なり小なり本当にあると思います。ぜひ、もっと広く市民に学ぶ機会と周知のために、例えば国会が今そういう形の方向に決まっていないにしても、年に一回、例えば夏休みの宿題の中で、ハラスメントは一体何なのか。例えば、先ほどの資料、2枚目なんですが、これ、愛知県の教育委員会の人権のポスターなんですが、これもすごくわかりやすいです。補助資料にもあるんですけれども、障害のあるの人権問題ということで、漫画になっているんですね。これってやはり小さい子どもでもよくわかると思うんですね。国が決まらなくても、でもこういうことがあるんだよというのは、やはり市民として勉強する機会だったりとか、理解する機会を、これは市が主導して、例えば夏休みの宿題のポスターだったりとか、漫画にして、先ほどのワンコインではないですけれども、賞金を出したりして、市長がちゃんと表彰してあげたりとか、できればお金でも有意義なお金の使い方だったりとか、先ほども言いましたが、お金を介してやはり勉強する機会をふやしてあげる、ハラスメントは一体何なのか。  たまたま僕らは小さいときに、先生に怒られたりとかしても、ああ、いい先生でよかったよねと、でも今はそれをやったら、あれはハラスメントです、パワハラです、これ、やはり状況が変われば実際にそういう形になるので、ぜひ市が主体的に勉強する機会を与えてあげるというのも、一つの形なのかなと思って、この質問はこれで終わらせていただきます。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 3.職員の長期休業等について。市役所の職員は、長久手で暮らす全員が、安心して快適に生活することができるように、行政サービス、都市計画、地域の活性化、福祉・教育施策などの仕事をすることが仕事である。  (1)長期休業者、1カ月以上の病気休暇者は、平成30年度、今年度それぞれ何名いるか。  (2)休業・休暇の理由は何か。  (3)産休・育休では、代替職員が配置されるが、長期の病気休暇等の場合には、部署内の仕事はどのように扱われるのか。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 加藤正純君登壇] ○市長公室長(加藤正純君) 職員の長期休業等についてお答えいたします。  1点目について、病気による長期休業とは、制度上は病気休暇が90日を超えた場合の分限処分のうちの休職ということになります。平成30年度の分限休職者の人数は31カ月以上の病気休暇を取得した職員は12今年度10月までの分限休職者の人数は71カ月以上の病気休暇を取得した職員は2となっています。  2点目について、分限休職及び1カ月以上の病気休暇の取得理由は、心身の不調や疾病によるものとなっています。  3点目について、分限休職となった職員がいる場合、その職員の業務は課内のほかの職員にて分担されることになります。また、場合によっては、臨時的任用職員等の雇用などによる対応を行っています。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それでは、心の不調による休職者は何ぐらいになりますか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 心の不調で休んでおる職員ということですが、1カ月以上の病気休暇を取得した職員のうち、心の不調で休んでいる職員の人数は、平成30年度は12中9今年度は2のうち2です。分限休職者のうち、心の不調で休んでいる職員数は、平成30年度は3中3今年度は7中6という状況です。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) そうですね、ちょっと何か人数が多い感じがするんですけれども、本市として何か対策はされていますか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 本市における対策ということですが、心の健康相談、メンタルヘルス講座、ストレスチェックを実施しております。心の健康相談は、おおむね月に1回、顧問精神科医による個人面談方式にて実施しております。メンタルヘルス講座は年に1回、顧問精神科医が講師となっていただき、ストレスのセルフケアの方法や職場での気づきなどをテーマに実施しています。ストレスチェックは労働安全衛生法により義務化されている取り組みで、メンタル不調の未然防止を初め、ストレス状況の改善及び働きやすい職場環境の整備を目的として実施しております。ストレス値が高い職員に補足面接を行い、医師の面談の要否を判定しております。医師の面談により、就労上の措置が必要との意見がついた場合は、人事的な措置を行っております。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) ありがとうございました。それで、分限休職となった職員の仕事を、他の職員が分担しているということなんですが、そうするとそもそも人事の人数の見直しが必要になるんじゃないかなと個人的には思ったんですが、それはどう思いますでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 休職者がいる場合、まずはその課内の職員で業務を分担することになります。一の職員が負担している、業務量は一概には言えませんが、時間外勤務を含めて対応しておる状況となります。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) ありがとうございます。何かこう、例えば職員の方が30日以上休むとかそれ以上となったときの何かマニュアルみたいなもの、例えば産休とか育休なら、この時期からお休みするので臨職入れられます。けれどもこの分限休職になった場合、例えば30日だったら職員を入れるとか、そういう形ではないですよね。今の話だと、とりあえずやれるたちで頑張るみたいな感じに聞こえるんですけれども、これだと例えば市民サービスに不備が出たりとか、今、自分の仕事があるのに休まれた方の仕事も含めて仕事をするというのは、かなりストレスだと思っております。何かマニュアルみたいな部分というのはあるんでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(横地賢一君) 明確なルールがあるかという御質問かと思いますが、長期休暇の場合、育休とは異なり、休んでいる期間の判断が難しい面がございますので、ある程度の期間の休みが続き、医師の診断で当面復帰が見込まれない場合などに、臨時的任用職員の雇用について協議するルールづくりについては、検討していきたいと考えております。ちょっと期間的なことがあって、今はルールはございません。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) やはり、職員の皆さんは僕は本当に頑張っていると思っているので、これ以上負担になったりとかして、例えばまたその方がお休みになってしまうというのは何か本末転倒な感じがします。できればそういう状態をなくすためにも、ある程度やはりマニュアルみたいなものが必要ですし、例えば心の病気が治ったから復帰しましたといって、すぐに復帰できるとは到底思えなくて、やはりサポートが必要だと思うんですね。その意味でも早目に臨時職員を入れることで、その環境、要は職場の環境もよくなるし、例えば帰ってくるも少し心の余裕を持ちながらサポートできるんじゃないかというふうに思っておりますので、できれば本当に、ある意味皆さん職員の、自分たちの身を守るためにも、ぜひマニュアルはつくっていただきたいなと思って、この答弁を終わります。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 4.リニモテラスについて。社会資本整備総合交付金を活用したリニモテラス事業が3年目になりました。  (1)行政改革の中で受益者負担などの検討が進んでいる中、リニモテラスは長久手古戦場駅近隣に新規の建物が本当に必要なのですか。  (2)リニモテラスの駐車場が十分に整備できない環境で、イオンとはどのような連携を約束していますか。  (3)2022年ジブリパークが開園します。観光客が駅を利用する前後に長久手市をPRできるポイントが必要だと考えるが、社会資本整備総合交付金はどのように活用できるのか。  以上、三つです。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) リニモテラスについて、3点御質問いただいております。順次、御答弁させていただきます。  1点目について、リニモテラス内に建設を予定しているリニモテラス公益施設は、「リニモテラス構想」をけん引するリーディング施設として、本市を特徴づける四つのテーマ、「大学連携」「観光交流」「多文化共生」「子育て支援」を主軸とした交流拠点として整備を計画しており、本市にとって必要な施設であると認識しています。  2点目について、リニモテラス公益施設は、さまざまな公共交通の結節点であるリニモ長久手古戦場駅前の施設であるため、このメリットを生かしていきたいと考えています。なお、現時点でイオンモール長久手と駐車場に関して調整はしていませんが、近隣の公共施設の駐車場活用も含め、一体的に検討していきます。  3点目について、社会資本整備総合交付金は、リニモ駅を中心にと機能が集まり、活気と交流が生まれるまちづくりを目標に、平成29年度から令和3年度までの5カ年計画として実施しています。新たな項目の追加に際しては、その事業が採択要件や計画目標に沿う内容である必要があり、関係機関との調整が不可欠であること、また計画年度も後半に差しかかっていることなどから、現時点で社会資本整備総合交付金の新たな活用方法について、明確な回答はできません。ただし、本市としてもジブリパークの開業に伴い、本市を訪れた多くの方々に対して本市をアピールするために、リニモ沿線の施設と連携することなどは重要と考えています。その実施に際しては、社会資本整備総合交付金にとどまらず、さまざまな資源や補助を活用できるよう、関係機関と調整していきたいと考えています。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) それで、平成28年から四つのテーマでいろいろなワークショップやイベントをやっていますが、今までどれぐらいの費用を使っていますか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) このリニモテラスの公益施設に関しまして、これまで平成27年度からいろいろ取り組んできておりますけれども、今年度、令和元年度にかけまして支出した金額としては合計で約5,200万円程度支出しております。内訳としましては、整備基本計画と詳細計画の策定に係る委託料として、1,000万円程度でございます。あと、運営組織のほうがございますので、そちらの育成業務とかボランティア組織の発掘業務等で合わせて950万円程度支出しております。施設整備のほうに当たりましては、基本設計と実施設計で合わせて2,900万円程度の支出というふうになっております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 5,000万円程度、5,200万円と言われましたが、使っていますが、今どんな状態で進んでいますか。建物の状況と運営の状況を教えてください。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。
    ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今現在の施設整備の話と運営の状況でございますけれども、施設整備に関しましては、今この施設の市民側の四つのテーマの主体となる団体で構成されているリニモテラスの運営協議会のほうで、リニモテラスの公益施設のあり方について、四つのテーマをどのように実現していくかということを踏まえまして、いろいろ検討していただいております。その中で、市民主体であるということも踏まえて、今現在、施設整備に当たりましては、規模感も平家、木造の建物ということで、市のほうにはそういった運営協議会の提案をいただいております。それを踏まえて、今、提案いただきましたので、設計者を交えてそれを具体的に市のほうで詳細設計に取り組んでおるところでございます。詳細設計に当たりましては、まだ運営協議会側と設計士、また市のほうとしっかり協議を進めながらやっている状況でございます。  それでもう一つ、運営側につきましては、実はこの運営協議会のほうにも運営のあり方について、今、負担金という形で施設整備の設計案とともに検討のほうもしていただいております。その中で、運営協議会のほうから実は今月12月末をもって一度市側のほうに、どういった運営形態がいいかという提案をいただけるようになっております。それについては、まだ市のほうに届いておりませんので、そういった提案を受けた中で、また協議を進めていくという状況でございます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 実は、ちょっと前にリニモテラス協議会のメンバーだったり、たつせの方だったり、設計の方、あと観光交流協会にちょっと一回足を運んでみました。というのは、どうしても議会の中だとこういう紙の一つの中で何か物事を判断しないといけないので、すごくぶれるというか、金額を見れば高いと思うし、思いもこもっていないし、本当にみんながどういうふうに思っているんだろうと思って、大体一1時間から1時間半ぐらいかけてお話ししてきました。  そこでちょっと思ったのが、それぞれ一緒にテーブル突き合わせてお話しさせていただいたわけではないのであれなんですが、それぞれ皆さん思いがあって、例えば観光交流協会であれば本当に一取りこぼさないように、イオンのところで声かけをしていろんな話を聞いたりとか、あと先ほど言いましたように、平成27年から始まっているので、28年からの資料かな、それをもとにその思いをじゃあこれをどうやってつなげようとかという形をずっと延々と、観光交流協会さんは3時間ぐらい話をしました。それで、たつせの担当の方にも大体1時間ぐらいお話しさせていただいて、設計の方も、まだ本決まりではないのかもわからないですが、どういう思いでその建物を建てているのかという思いを、1時間ちょっとぐらいお話しさせていただいて、あとリニモテラス協議会の理事の方ともお話しさせていただいて、すごく思いがわかったんですね。  けれどもやはり、なかなかこの紙1枚で予算だったりとか、今までやってきたの考えというのがなかなか伝わらなくて、もちろん計画前の段階だとは思うんですが、僕が総合して考えたのは、やはり皆さん途中経過でもいいので、できれば同じテーブルの上で議論を交わし合って、いい方向に向かす。例えば本当にやっていいのか、やっていけないのか、すごく紙1枚でいいとかいけないとかという判断というのは、やはり議員としてもなかなか判断がつきにくいですし、やはり市民の代表でもある議員としては、できれば同じテーブルのところで、まだ前段階であるにしても、何か話す機会をぜひ設けていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(浦川 正君) 議員の御提案ということでありがとうございます。やはり私どももこれまでもずっと議会のほうにも進捗状況とか、所管事務調査で各委員会のほうにも御説明差し上げてきておりますが、なかなかやはりリニモテラス運営協議会のほうが説明したり、市側が説明したりとか、いろいろパターンがあって、逆に言うとちょっと複雑化してしまっている部分もあるかなというところもあるかと思います。またそういったところを簡素化する意味でも、そういった協議の場を設けて、また御説明差し上げるというのも一つの方法だと思いますので、また検討させていただきたいと思います。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) そうですね、やはりそれぞれ皆さん、いい思いでお話しされていましたので、できればそれをもとに、議員としては本当にこれは必要なのか必要じゃないのかを判断できるような場を提供していただければ、本当にありがたいと思っております。  それで次、どうしてもリニモテラスとなったときに、建物自体で結構お金がかかるので、こういう言葉を使っていいのかどうかわからないんですけれども、稼ぐというところに多分注目も受けると思うんですが、例えば2号公園の活用だったりとか、あと公園西駅、要はジブリパークの開業に向けて、やはり全国から、いや世界からが見えます。そのときに、やはりそこの施設への駅前を何かうまく活用することで、新たな財源が生まれるのではないかと考えているんですが、どう思っているでしょうか。 ○議長(加藤和男君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今回のリニモテラスの公益施設は古戦場公園ということで、長久手の中央のまちの顔となるような様子のあるところでございます。そんなところで、今のリニモテラスの公益施設におきましては、やはり2号公園とイオンさんとのエリアとしてですね、しっかり連携していくような中で、リニモテラスの中にも今は案としてはカフェスペースとか、あと物販とか、そういったものも可能ということで、今、準備を進めておるという予定ではございます。その中で、駅前という利点を捉えて、こういった公益施設と公園、このあたりはしっかりと稼ぐということも捉えながら、今後運営していく必要があるとは捉えております。  また、公園西との連携という形も今、御提案ございましたが、やはりリニモ沿線のまちづくりを進めていく中で、公園西というのもジブリパークの直近でございますので、イケアさんもございます。そういったことで、やはり市の観光という面でおきましても、非常に重要な要素は考えております。観光という点でちょっとお話しさせていただきますと、やはり市の観光交流協会におきましても、稼ぐという視点を持っておりますので、特産品の開発とか旅行商品という視点も捉えて、取り組んでいるところでございます。  市としましては、やはりリニモの沿線が中心になるかと思いますが、それにとどまらず、市内一円のさまざまなところとの連携をしまして、いろんな特産品の強化とか、そういったことをしていきたいというふうには考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) 質問になるかどうかちょっとわからない、質問じゃないのかな、僕の思いとしては、僕は今回、8月26日から議員になっていますが、どうしても議員ってチェック、皆さん要は議会に上げられてきたものをチェックしたりとかいろいろあるとは思うんですが、やはり僕、議員としての仕事というのは先を見る仕事も必要であるのかなと思っております。例えば5年、10年、15年と見たときに、本当にこの施設は価値ある建物なのか、そしてこの町は本当によりよい、地域の皆様が長久手に住んでよかったというふうに思えるような、そんな、投資のできるというかわからないですけれども、先を見据えた部分の議員の感覚も必要なのかなというふうに、改めてこのリニモテラスの公益施設を勉強し始めたときに思いました。隣のイオンさんもやはり商売ですので、何かしらいろいろ協力はしてくれると思うんですが、よりよい提案を市からもイオンと一緒に連携をして、先ほども言いましたが5年、10年、15年と見たときに、イオンさんもよく、そしてまた市民の皆様も、やはりこの施設は本当によかったと思えるような部分で、やはり議員としてもしっかり見ていかないといけないですし、逆に執行部の皆様もその目線で、ぜひリニモテラス以外の、今後行ういろいろやらなければいけないことはあるとは思うんですが、やはり5年、10年見たときの可能性というか、わくわくするというか、そういう部分も含めて、まちづくりを考えていけたらなと僕は思っております。  またまだいろいろ、リニモテラスに対して思いだったりとか質問はあるのですが、まだ途中までの段階なので、ここで質問は終わらせていただきます。 ○議長(加藤和男君) 市長。 ○市長(吉田一平君) 今、冨田議員がいろいろお話しされました。私も同感なんです。実は、いずれにしても今5年、10年というよりも、30年、50年先のことを考えるということが必要なんだろうと思っています。この町は一体どういう町なのかという切り口を見ると、私はとにかく大きな災害がきたときにどうするか。今、豊かなんだ、でも大きな災害がきたらどうするのか。それから、確実に人口はもう減っている、日本全体が。ここだけ残るわけがないと思っている。それから、きょうも認知症の話もありましたけれども、この問題も避けて通れないんです。  いずれにしても今までの行政の縦割りだけでは、その三つはどうしてもうまく行政だけではやっていけない、これは日本中の課題なんだと。日本では官僚というか、役所の課題なんです。それは今まで、市民の皆さんと一緒にやらないかんだろうと私は思っている。市民の皆さんが、今まで豊かになっていて、何もかもお金で解決してきて、この長久手は快適度は全国1位なんです、金さえ払えば何でもできる町。例えば逆に言えば、何もかも他人にやってもらったから、自分たちで解決する能力はほとんどないと、私は思ってるんです。そんな町に対して、では私たちはどうするかということを考えたわけです、私は。  それで私が今、思っていることは、そんなことを、本当に30年、50年先のことを議論をしていくという、日々のこともそうですけれども、そんなことをは今おっしゃったようにとても大事だと私は思っておる。そのときに、私はよその観光の、ジブリでたくさんが来ると言うけれども、ジブリで来てもらっても長久手の同士がお互い知らない。だからよそのがいっぱい来るけれども、長久手同士お互い全く知らない町で、じゃあ果たして30年先、50年先はどうあるべきかと思うと、今言ったように、何もかもサービスを行政サービスからあらゆるサービスをやってきて、自分たちの生きていく力というのはほとんどなくなっておるこの今の社会において、どうしたら皆さん方に仕事やってもらうか、自分たちで自分たちの町を考える、自分たちの次の世代のことを考える、そのことを考えるということができないんです。  そこで今、ああいうリニモテラスにしても何にしても、そこでつくっていくと、また形を行政が、それからコンサルタントにつくってもらって、また形つくってそれでどうするんですか。それで30年、50年、50年たつとまた壊れるわけですよ。けれども次に70年、100年という時代がくるときに、私たちはそろそろ何かつくるときに、市民の皆さんが他人事じゃなくて自分たちでそれをつくっていく。この三つの柱、四つの柱でこれいいですかとか、この町こんなふうでいいですか、いいですかじゃなくて自分たちで考える、そういう力を今、苦労してつくっている。そのために私は、冨田議員がなでラボに出たら、なでラボって3年ぐらいかかって1,200万ぐらいかかっとるんです。じゃあ何をやったんですか。私はそれをやって、何をやったかというと、そこに参加してじゃあまちづくりはどうするか。それをやって今度は、皆さん方が、なでラボやったが、自分たちで市民を集めてくる。ようけ集めてじゃあどうするかということをやらないと、結局、お客さんになって、みんなお客さんになって、なでラボやった子たちもお客さん、市民もお客さん、今やっとるもお客さん、お客さんだけじゃ回らないと。今、何もかもやる時代のサービスをする時代だけれども、それをあえて、私たちは何もかもやるんじゃなくて、私たちも市民もみんなで苦労して、いろんなことを今からやって、地力をつけていくことと私は思う。その中の一つに、私はリニモテラスがあると。今、要らんかもわからんとおっしゃいましたけれども、いやいや、例えばリニモテラスをいい材料にして話し合ってもらって、そこに外野からじゃなくて今おっしゃっていただいたように参加して、一緒に苦労して一緒の話をするとかね。私はなぜお話ししたかというと、3年、5年じゃなくて、30年、50年先の話を一緒に、次残っていかれるのは、この辺ずーっと見るとあんたぐらいしかおらんと思って。だからそういうときに、私はそういうことを本当に日々悩んで考えて苦しんで、それを一緒に、一で苦しまなくて、市民もみんなで一緒に苦しんで、自分たちの町は行政がやるんじゃないんだということを、一緒に考えていく話をメッセージをいただいたから、思わず手を挙げて答えたことは悪かったかもわかりませんが、私はそう思っておるんです。  ぜひ現場へ行って、一ずつ話してもらってもいいし、朝7時から、この土曜日に、リニモテラスで草刈りをやってモーニングコーヒーを飲むらしいです。いろんなことの情報は受けていただいて、ぜひ一緒に悩んで一緒に考えて一緒に苦しんで一緒にやっていただくことを、ぜひよろしくお願いします。偉そうに言いまして済みません。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。 ○2番(冨田えいじ君) ありがとうございます。そうですね、本当に市長の言われるとおり、30年、50年、大事です。でもやはり目の前の2年、3年も大事だと僕は思っているので、それも踏まえて、でもやはり自分たちで主体的にやらないとだめだというのもわかっております。僕らの世代がやらないとだめだというのもわかっています。なので、しっかりやっていきたいと思います。ありがとうございます。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 終わりでいいですね。 ○2番(冨田えいじ君) はい、終わりです。 ○議長(加藤和男君) ないようですから、冨田えいじ議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は午後3時25分とします。                  午後3時12分休憩                ――――――――――――――                  午後3時25分再開 ○議長(加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  個人質問を続けます。18番川合保生議員。             [18番 川合保生君質問席登壇] ○18番(川合保生君) では、通告書に基づきまして、4項目の質問をいたします。まず1項目めであります。県道田籾名古屋線と主要地方道力石名古屋線(グリーンロード)をつなぐバイパスについて。  (1)ルート検討の状況はどうなっているのか。  (2)県はどう言っているのか。  以上であります。お答えを願います。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 水野 泰君登壇] ○建設部長(水野 泰君) 県道田籾名古屋線と主要地方道力石名古屋線をつなぐバイパスについて、2点御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。  1点目について、平成28年度に行った道路概略設計に基づき、平成30年度に道路予備設計を行い、道路線形を決定しました。今年度以降は、ジブリパーク構想の詳細な情報を見きわめることが必要であると判断し、愛知県の動向を注視し、適宜対応していきます。  2点目について、予備設計の段階で、愛知県立芸術大学と協議を行い、学校への影響がないようにとの意向を聞いています。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) この話につきましては、以前28年だったかの一般質問でも出しております。そしてそのときには、まだジブリというのがそんなに出てなかった、イケアの話でやったわけでありますが、イケアに関しては前熊東の交差点の改良ということで、とりあえずは混んでおりますけれども、平日はそうでもないと。ただジブリという話が出てきました。どうなるかは、それはやってみなきゃわからないだろうと思うんですけれども、ジブリが出てくるということに関して、できるということに関して、どうしたって車は多分いっぱい来るだろうというという部分で混雑するだろうという話も、これはわかるわけでありますが、ただこれはやはりジブリは県の施設であります、モリコロパークのところにジブリパークができるわけであります。  それで長久手市にとって、ジブリができるということについてメリットは何なんですか。こうやってバイパスの話を考えなきゃいけないというようなことで、ジブリというものに対して、長久手というのはそのメリットをどうやって享受するんでしょうか。 ○議長(加藤和男君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(川本満男君) ジブリパークができるということで、どのような施設になるかということでございますが、ジブリの世界観が表現されたジブリパークが本市に整備されるということは、ジブリパークをきっかけとした絶好のまちづくりのチャンスであるというふうに考えております。例えば、ごみの排出をゼロにするなど、環境への配慮について、ジブリがモリコロパークで取り組むということがあれば、世界的にやはり情報発信の源ともなりますし、また本市も同様に、そのような取り組みを進めていけば、やはり環境への負荷の削減ということにもつながるというふうに、期待をしております。  また、ジブリパークということで、ジブリが世界の中でもかなり認知をされておりますので、広く国内外から来場者が来られるということは、期待できると思います。そのことから、観光資源とした町のPRができるかというふうに思っております。しかしながら、ジブリパークができることによって、今、お話がございましたように、市内の渋滞の問題とか、あとはごみ、下水等の問題が、市民生活への影響が出て負荷になるということもありますので、これからまた慎重に県と協議しながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) そういうことで、ジブリ有名だから、もたくさん来るだろうと。長久手にそれができることによって、長久手という名前も出るだろうということですよね、程度ですよね。では長久手の市民にとっては、それはどういうメリットを享受できるんだという話なんですよ。いいですよ、環境についてもごみについてもって言ったって、ジブリが来なければ必要じゃないわけでありまして、ましてやバイパスもじゃあそんなに慌ててつくらんでもいいんじゃないかという話になってくる。ましてや、四十何億かかるという試算が出ておったわけでありますが、それをやることによって、じゃあどこまでこの町はジブリを利用して何ができるのか。ましてやジブリは県営の公園の中でありますので、これ税金とれるわけですか。その辺のところまではまだわかってませんか。 ○議長(加藤和男君) 総務部長。 ○総務部長(中西直起君) 税金ということでは、固定資産税のようなものが想定されるかなと思っておるんですけれども、実を言いますと、まだこのジブリパークが、これは愛知県のモリコロパークの中で整備されることはわかっておるんですけれども、どこが実際に整備をして、運営を愛知県が行うとは余り思いませんけれども、民間が行うのか、あるいはもう少し別の形態なのか、あるいはジブリそのものの資産ですね、所有形態のありようによって、固定資産税は変わってくるようです。ということで、今の段階では、まだ想定として何らかの固定資産税が恐らくは対象になるであろうということはわかるんですけれども、具体的で詳細なことまでは、今の段階ではちょっとわからないというところであります。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) そうやって、今まだわからないという部分ですよね、ジブリ。現実には、まだ話は大村知事が頭の中で、こうだああだ、中日新聞が乗っかった、ほら何だという話までしかわからないわけですよ。それで聞くとこによると、1カ所100億かけて税金を使うという話でありますが、それだけのものを使って、それをやってにぎわって、愛知県としては潤うかもしれません。ただ、長久手市が潤わない限り、これははっきり言って迷惑施設なんですよ。迷惑施設ということは、結局それによる交通渋滞だ、ほら何だと、ごみ環境問題どうのこうのと言ったって、車が走ってくれば当然排ガスが出ますからね。それによってもふえるわけですね。  そういうところで、浮かれてばかりいて、きちんとうちの町の市民生活に影響の出るようなことは、浮かれてばっかりでやっておったのではどうしようもならんわけですよ。だからバイパスだって、何も県がつくるんだったら県につくってもらえばいいんですよ。それぐらいのこと言わなきゃだめなんだ。そのところで、財政がどうの、先にまだ4、5年わからないとかどうのこうの言いながら、そこに金をつぎ込まなければいけないような話っていうのは、これは当然市民感覚としては認められないんですね。ジブリができて、じゃあ市民がどれだけジブリ行くんですか。愛知こどもの国にジブリができたって、行きたいは行くんですよ。長久手にできる必要がないというふうに思う方も見えるわけです。  でも、せっかく長久手のモリコロにできるという話ならば、それはそれできちんと利用しながら、長久手もともに潤っていかなければいけないという感覚が、どうも話をしておっても見えてこないんですね。ジブリができる、道が混んだらどうしよう、リニモがはやるのかな、そんなような話では、先になって困るだけの話なんだと。だからそれは利用して、当然ジブリができて、中で環境、ごみがそらなんだと、それは考えてもらうのは当たり前の話なんですよ。そこまでうちが面倒見る必要はないわけであります。その辺のところを含めて、どう考えておるのか。このバイパスの話でそっちまで発展してしまってはいかんのかもしれないけれども、ただそれによってこのバイパスが必要になってくるということになるわけですから、そういうことも含めて、それはまではジブリが来るのが決まったとしてもどうなるかわからないという状況で、そこまで言えと言ったってそれは酷な話になるわけなので、それはそれでよく考えていただきたいということであります。  それで、このバイパスを抜くに当たって、県立芸大が車の振動だほら、排ガスだほら何だという話が出ていたということを聞いておりますが、今その辺のところは、県芸との話はできていますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部長。 ○建設部長(水野 泰君) 県芸術大学のほうと協議をしたという中で、議員が言われるように、騒音とか振動による影響だとか、そういう話も出てはおりました。それで先ほど答弁させていただいたように、学校へそういった部分でも影響がないようにという話は聞いておりますけれども、先ほど来、第一答弁でもお答えしたように、このジブリパーク構想というのが出てきまして、このバイパスをどうしていくかというところで、見きわめというところで話がちょっととまっているものですから、今はちょっとまだ大学さんのほうと協議をしているという状況ではございません。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) ですから、県との話し合いということになってくると思うんですよ。その辺のところを含めて、ジブリ来るんだからうちが何とかしてあげないかんわというような感覚は持たないようにということをお願い申し上げますが、いかがですか。 ○議長(加藤和男君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) この路線について検討はいたしました。だからこれ以上の検討は、今、政策的にとめております。というのは、議員がお考えのとおり、どういう集客率でどういうルートでくるのか、どこが混むのかという情報を持たず、単独事業としてこの大きな路線に着手するというのは、甚だ怖いことです。本当にこれが必要なのか。それから市民の生活を守るために、どういうふうなほかの方法もあるのかということを検討していく上では、いろんな準備が必要ですので、こういう準備は事前にさせていただいております。それ以外のこの路線に関しても、いろいろなパターンを考えておりますのは、そういうことでございますので、ただここから先の発注だとか整備指示については、今、凍結しております。  要は愛知県の出方というか、ジブリパークの今後の推進の仕方によって、我々はどう考えていくのかというあたりを、これはたった一つではございますが、それ以外のものも含めて、大いに関心を持って、ただこの情報というのは我々が反対勢力になってしまうと情報が入ってきませんので、基本的にはジブリを受け入れる町として、いろんなジブリの考え方をまちづくりに生かしていきたいという態度は示していきたいと思います。ただそれは、情報をたくさん取り入れるための方策だと思っておりますので、なるべく積極的にジブリに対するアピールだとか、ジブリの情報については収集をしていきたいと思っています。愛知県はなかなか情報を提供してくれませんが、いろいろなものについて協力要請があります。だから協力ばかりでは困りますので、きちんとその果実はとっていきたいというふうに、戦略的に考えております。  特にこれからつくります、リニモ沿線地域づくり構想というのは、意外に違うものに思われるかもしれませんが、ここに名古屋市が入ってきたというのが、私どもとしては、うんっというにおいを感じます。やはりそれは戦略的にこの沿線に対して名古屋市が興味関心を持っていると、要は稼ぐ方向を、においを感じたんじゃないかと。においという言葉は悪いですが、きっとそういう可能性がありますので、そういった大きな力になっていただければ、長久手だけではなくて、沿線の市町村まとめた形でいろんな提案がしていけるのではないかという期待感を持っておりますので、またそのうちの一つの、長久手だけの施策が一つだけ表面化しておることだけ御理解いただければと思います。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 副市長言われるとおり、まだわからない部分が非常に多いということなので、ただ情報だけはしっかりつかんでもらって、そして我が町がどのような行動ができるのかということを、県の参事も来て見えるわけだから、その辺をきちんと、県の情報も、なかなかしゃべらないと言ったってどこかで聞いてもらえればいいわけだから、それもお願いしてやっていただくこと、それでいけますか。 ○議長(加藤和男君) 参事。 ○参事(井口能秀君) もちろん、私も微力ながら情報収集等に努めさせていただきたいと思っております。もちろん、県も長久手市の交通渋滞とかいろいろな環境問題とか、メリットと同時にデメリットという面があるということは十分認識しておりますので、今後もお互い情報を連携しつつ、沿線の市町と一緒になって、これらの課題について考えていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 2項目めであります。空き家・空き地対策について。  (1)長久手市において近隣から苦情の出る空き家・空き地は何件あるのか。  (2)その対策はどうしているのか。  そして3として、行政代執行で処理しなければならない状況も発生してくるかもしれないが、どう考えているか。  以上であります。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 水野 泰君登壇] ○建設部長(水野 泰君) 空き家・空き地対策について、3点御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。1点目について、市内の空き家・空き地に関する苦情の内容は、そのほとんどが雑草や庭木などの繁茂によるものです。なお、苦情件数は過去3年間の実績では、年間で100件程度です。  2点目について、空き家・空き地の苦情を受けた際は、まず職員が現地の状況を確認した上で、所有者の住所を調査し、苦情の内容や現地の状況を所有者に伝え、適切な対応をとっていただくようお願いしています。  3点目について、空き家・空き地の管理は、基本的にその所有者に適切な管理の義務があります。しかし空き家などが適切に管理されずそのまま放置した場合、建物の倒壊の危険性があるなど、周辺環境への影響を考慮し、必要があると判断した場合、本市においても行政代執行もあり得るものと考えます。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) これも前に質問したことがあるわけでございますが、そのとき非常に苦情が私のところにしょっちゅう来ていたところが、この質問を書いておるときに、何かすっきりと改善されまして、物すごくきれいになっちゃったというわけですよ、その空き家がね。ということは多分、持ち主に聞いたわけではありませんけれども、多分売買があるのかなということで思ったんですが、それでも何年も、市役所によると一生懸命連絡をしてくれて、持ち主はどうもあれだったけれども、その縁故筋に連絡してくれておったからそうなったんだろうと思うんですけれどもね。それは非常にありがとうございますということであります。  ただ、長久手、今、非常に不動産に関しては好調でして、何かあそこになくなったなと思ったらすぐ次のが入っているような状況でありまして、土地もあいておるとすぐ家が建つという、そういう状況なんですね。ただ先ほど市長、冨田議員の、やめると言ってからしゃべった話で、それこそ30年、50年先の話、そのときには長久手も当然、空き家がいっぱい出るわけです。人口が減るわけですから。利用がなくなれば減ってしまう。そのときのためにも、やはり今後、それは10年やそこらはそんなことはないだろうと思うんですが、たまに出るかもしれませんけれども、その中で、やはり今、考えていかなければいけないだろうと思うんです。  空き家等対策の推進に関する特別措置法というのができましたよね。そこで、空き家等対策計画策定済み市町村というのがあって、それから法定協議会設置済み市町村というのも、ここに載っておったわけです。それを見ると結構あるわけです。この近辺で言うと、策定済みのところは、名古屋、瀬戸、尾張旭、豊明、西尾、そして設置済みのところが瀬戸、豊明、西尾とあるわけですね。長久手はどこにも出てこない、多分そういう状況がないからだろうと思うんだけれども、ただきちんとしておかないと今からその準備をしておかないといけないわけですよ。特に市長と話をすると、先の話ばかりですから、そういうこともしておかないといけないんだけれども、その辺のところはどういうふうに考えておられますか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今、議員がおっしゃるとおりでございまして、将来的には人口も減少の傾向にあるということになれば、必然的には長久手は土地の流通価値もあるということですけれども、空き家もふえてくることは想定しておかなければならないことでございます。そういうことを考えますと、本市の空き家に関する実態や課題も把握整理していきながら、具体的にそのようになった場合の対策を検討していく必要は、当然出てくると思います。検討する中で、必要に応じてそういった空き家の対策計画の策定等も考えていかなければならないなと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 多分、あなたたちもまだええわと思っておるんだと思うんですね、はっきり言って。まだそんな、まだ間に合うしそんな状況出てこないというふうに思っておるんだろうと思うんだけれども、でもわからないですよね。世の中は景気が悪くなると、当然まず一番にローン払っておるが家を処分しないといけない。そうしたときにはどーんと出ますから、もしそうなったときどうするかという話。ただ新しい家だからそう簡単に壊れはせんと思うんだけれども、特定空き家なんかにもしなったら、それこその近所迷惑がいっぱい出てくるわけですよ。だからそういうことに関して言えば、しっかりと今から対策ということではないけれども、準備しておかないといかんというふうに思うんだけれども、やはり瀬戸や尾張旭というのは、そういう空き家、多いんだろうか。 ○議長(加藤和男君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 瀬戸さん、尾張旭さんということですけれども、やはりそういった事例は幾つかあるというふうには聞いておりまして、いずれもそういった対策をする上での具体的な計画とかそういったものも、具体的に持っているということで聞いております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 今のところ、長久手は大丈夫なので、ということなので、今後またその辺のところは考えておいてください。答弁要りません。
    ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 3項目めであります。リニモテラスと歴史民俗資料館についてということです。  (1)歴史民俗資料館はリニモテラスよりも大切な施設であると思うが、どう考えているか。  (2)リニモテラスは必要か。単なる駅前集会所で十分ではないか。  以上、お答えいただきたいと思います。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 浦川 正君登壇] ○くらし文化部長(浦川 正君) リニモテラスと歴史民俗資料館について、2点御質問いただいております。順次御答弁させていただきます。  1点目と2点目について、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。古戦場公園の西側道路に整備する予定の歴史民俗体験施設は、長久手の歴史民俗展示及び体験施設としての役割を担うこととしています。  一方で、リニモテラスはまちの新たな顔として、リニモテラス長久手古戦場駅前に整備することしており、リニモテラス公益施設はそのリーディング施設として市民や訪れるの交流拠点とする予定です。どちらも大切な施設であると考えています。リニモテラス公益施設の規模については、日常の施設利用や活動、管理のしやすさを優先し、木造平家建てとしましたが、施設内にカフェスペースや大廊下などを整備することにより、誰でも気軽に立ち寄れるような「オープンな空間」を演出しています。また、隣接する長久手中央2号公園側に開かれた施設配置にすることで、実施する事業内容によっては2号公園と連携し、活動の幅を広げていけると考えています。  以上です。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) リニモテラスというのが、総合計画だったかな、ずっと前から出とるんだよね、リニモができてから。それは、当時の議員で議会では認めたわけですよ。認めたんだから、本来ならいっつかできとらないかん話なんだ、これね。ところが、いろいろとちゃちゃが入ったのか何かわからんですが、ちっともできへなんだという形の中で、こうやってこの間説明をもらいました。四つの柱でやると。観光交流、子育て支援、多文化共生、大学連携と、こうなってますよね。じゃあ、あそこでなきゃできないものって何って話になる。  前に聞いたときには、市長はジブリもできるので、それにマッチする建物を建てたいという話だった。じゃあ、中身は何だと言ったら、これ多分こうやって場所をつくると、そうすると夏になるとエアコンきいとるから、学生が来て一生懸命占拠して宿題か勉強か何かやりますわ。ほうすると、ほかのたち来たときには座るとこもねえわって話になっちゃう。ましてや、子どもが来て騒いだらうるさいという話になっちゃう。それは、目に見えとるわけですよ。であるならば、そんな施設はやはりこうやって大々的にやらなくても、何もジブリにマッチするならば、それこそそれなりの建物をあそこにぼんとつくって、長久手という感じでやったほうがよっぽどいいと思うんだけど。  こういう類の施設なんてものは、別にあそこでなくても構わないと思うんだよね。ましてや、今あっちゃこっちゃで聞く話が集会所が古くなっちゃったと、地域のね。もう建て直してほしいとか、何とかならんかとか話いっぱいあるわけですよ。もう古く、大分たってますからね。30年以上たったとこあるんで。そういうところは放ったらかしで、あの古戦場にそんなものつくってどうするんだという話も、ここから離れたところのたちは知っとるは言うんだけど、ほとんどのが知らない。リニモテラスって何それって。いかに宣伝をしたからといったって、誰も興味がないという話になっちゃう。それを一生懸命、我々議会として、それはリニモテラスだほらなんだってやらないかんのかという話なんです。  じゃあ、どうしたらいいのって話。リニモテラスはつくる、つくれつくれと言っておったわけですから、じゃあ、どうしたらいいのって話なんですよ。基本的に、やはり何回か提示してもらいましたよね、計画案をね。そのたびに変わってくるということが、我々議員の不審を買っとるわけですよ。極端なこというと、今度平家だといって、あんな屋根の高い、天井の高いものを、これ今見とるこれだろうと思うんだけど、こういうものをつくるという話になったときに、そんなもの屋根高くなくてもいいのにという話にもなってくるわけですね。  ましてや、民俗資料館は、僕は前からよく言っとるんだけども、収蔵資料が長小の倉庫にほうり込んであると。じゃあ、あれ何のためにしまってある。昔からの長久手のつながりを教えるために収集して、そしてしまってあるわけなんだ。だったら、それをきちんと展示して、早く教育に使わなきゃいかんわけですよ、歴史教育。特に、長久手の歴史ですよ。民俗資料っていうのはそうなんだ。昔はこんな生活しとったんだと、でもそれがだんだんだんだん変わってきたと、どんどんどんどんと進歩だったのか、後退だったのか、それはわかりませんけども、精神的にはね。でも、そうやって今の状況があるということに関しては、こういうものがあって、ここで生活していたたちから始まっとるんだよということを教えなきゃいけないんだけども、それも教えられないようなね。  じゃあリニモテラスをつくって、それを教えられるかという話ですよ。古戦場の一体整備計画もちょっと先延ばしするという話になった。そのおかげでこの歴史民俗資料館もできなくなっちゃう。そんなことでいいのかと。教育という面で見たら、それはやはり考え直してもらわなきゃいけない話なんですよね。だから、そういうことをどう思っとるかということ。教育委員会でそういう話なかったかや、教育長。 ○議長(加藤和男君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 古戦場の再整備計画の中で資料館の話は、計画が出てるのはもちろん承知しております。ただ、いわゆる財政面のことも踏まえて、市の方針としてこういう形になったということで聞いておりますので、これは財政上もそういう優先順位の中で動くしかないかなと思ってます。 ○議長(加藤和男君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 教育委員会と十分な協議ということではなくて、議員おっしゃるように、教育、学校の現場で単元で長久手の歴史や民俗文化財を勉強する時間はほとんどありません。したがって、総合学習の中で東小学校あたりは少し頑張ってやってくれておりますが、やっぱり核になるものがありませんので、民俗資料を展示ないしは活用しながら、古民家を移築して、そこで発信するたちも役割と居場所を持った高齢者の方たちに、自分の経験をその場で実演しながら、そこにお子さんたちが来て交流するゾーンとしての位置づけでやっていけば、かなりのインパクトがあるし、長久手市では、平成こども塾で似たような取り組みをして成功しております。民俗資料という形での取り組みにはなりますが、あの場所で行えば必ず効果が出てくるというふうに思ってますし、高齢者の方たちや年長者の方たちの役割がきっとできる場所だというふうに思ってますので、これからワークショップを開いて、そういった方たちを集めて、いろんな形で縄をなったり、わらじを編んだり、例えばお蚕さんを飼ったり、いろいろ取り組みができると。そういったことを実現していければいいなと思っております。  一方で、リニモテラスについては、先ほどは30年後の話を話題にしておりましたが、議員が一番古いんでちょっと資料持ってきましたが、これは御存じですかね。21世紀まちづくりビジョン。愛知工業大学の中島先生が、後に彦根市長になられて、もう亡くなられておりますが、こういう、加藤梅雄さんの時代にプランをつくられまして、長久手市のコアは、こういう地図がありまして、これがリニモです。リニモのこの結節点に長久手の核がいるということで御提案がありまして、有識者の提案がありまして、ここにはいわゆるインキュベーター施設、いろんな多文化の方たちが集まって、交流で新しいものが発生できるはずだということで御提案がありました。  この提案を受けて、第4次総合計画に具体的に考え方を載せましたが、第5次の総合計画で初めてリニモテラスということで商業施設の付近に公営施設を設置してやってるということで、これ1990年なんです。30年前です。30年前から、ずっと総合計画の中に、この地区が市の顔になるところだと、それから情報発信の基地になると、可能性があるということを有識者も我々もそう感じて、イオンも誘致してきたわけですし、そういった形の中でずっと流れているんですよ。したがって、これを今の段階でころっと変えてしまうということではなくて、この可能性をどんどん追及していきたいと思っております。  議員は確か学生時代東京でお暮らしだったんで、南池袋というところはよく御存じだと思いますが、今、南池袋公園が約7,000平米の公園ですが、そこが昔は不良の集まる場所で非常に行きにくい場所だった。そこを大改装をして、今の南池袋公園という整備があって、芝生にして、そこに建坪260平方メートルの平家建ての公益施設をつくって、そこでいろんな形、いろんな交流が始まっている実証が全国的にすごく有名になりまして、見学者も多くなっております。  やっぱり駅前の機能っていうのは、ここにお住まいの方たちも交流するんですが、長久手にいらっしゃる方たちや買い物にいらっしゃる方たちがふくそう的に交流いたします。そういった中で、敷居の広い誰が来ても交流できる場所をつくることによって、長久手市の課題を地域の方ではなくて、外から来たたちや学生さんやそういった方たちが、一生懸命協力いただいて解決していく可能性は十分あるんです。だから、長久手の課題をというよりも、そこが拠点になって長久手のまちづくりのコアになる可能性があります。これは地域共生ステーションでは実現できません。こういった交通の結節点や買い物の集客的なところに集まることによって、例えば買い物に来られた子育て世代の方たちがお子さんを預けて買い物に集中したい、映画を見たいっていうときに、そういう機能を果たせる可能性はあるかもしれません。そのやり方、手順はまだこれからですよ。そういった団体の方が集まってくる。それによって、いろんな関係者が協力関係を持って構成していく。これ役所の仕事じゃないんですよ。  やっぱり地域の方が、運営協議会の方たちが物すごくやる気になっておられますし、観光交流が中心になってやっていただいてますが、もう一つプラス観光交流協会は、この間、藤が丘商店街のほうに理事と一緒にお邪魔したときに、物すごくウェルカムな状態でした、最初は。ところが、単純な交流事業の話をしたら、何じゃそんなことで来たかということでして、彼らは藤が丘周辺のやっぱりこれからジブリパークを含めた長久手に対するの動きを非常に関心を強めておりまして、そういったことであれば交流の起点になると。やっぱりこれも役人が行って話をすると、そんな話はできません。一般社団法人になった観光交流協会のたちが行ってお話をすると、どんどんそういう話が出てくるんですよ。やっぱりそういう発掘と連係プレーと、それから市民の新しい居場所、役割づくりをつくっていくことが、行政の役割でございますので、必ずそういった成果を出す覚悟で我々は取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 副市長、一生懸命言ってくれたけどね、要はそれは確かに運営次第なんだよ。ものつくったら、そこをどう使うかということに関しては、これは頭を使って、そしてを集める。これは当然なんですよ。だけども、藤が丘は乗りかえなんですよ。リニモと地下鉄のね。じゃあ、古戦場は乗りかえじゃないんですよ。はっきり言って。バスは来ますけどね。だけども、要するにターミナルではないわけでありまして、その状況の中で、じゃあどれだけのがそこに来てくれて、集まってそこでそこを利用しながら、市民活動なりなんなりをしてくれるかという話になったときに、これはほんとにつくってやってみなきゃわかんない状況です。ただ、つくってみてやってみなきゃわかんないかもしらんけども、それを、じゃあでもやはりきちんとした予測、予測ができるということは、やはり何をやるかということが決まってないと予測はできないわけですから。そこに、じゃあ誰が来てくれるんだ、どんだけのがくるんだ。確かに、運営協議会のたちは一生懸命やってくれたと思いますよ。でも、彼らがじゃあどれだけそこで集まってやったのかという話。  長久手市、ずっと見てきて、僕30年も議員やってませんからね。まだ24年ですからね。先ほどのあれは、彦根の市長さんは会ったことありますが、愛工大の先生でしたよね、確か。それは会ったことありますけども。ただ、その中で、じゃあどこまでそれができるのかという話です。確かにつくってみたら、物すごく大繁盛するのかもしらん。でも、閑古鳥が鳴くかもしらんという話で、それをやれるのかなという話なんですよ。はっきり言うと。それを心配するのが議会というとこなんですよ。例えば、この資料館をやはり先につくることによって、ある程度のを呼ぶだけの観光価値は出ると思うんですね。古戦場っていうのもありますから、その辺とこも含めてですけど。今、じゃあジブリができたとして、そこが開場したとして、そこへいっぱいが来てくれたといって、じゃあ古戦場で誰がおりるのという話もありますよね。おりてまで寄ってほしいというものがないと、多分おりないと思うんです。ほんじゃあイオンでおりるかといいったら、これで東郷にららぽーとができますよね。日進にも何かできたみたいで、となったときに、じゃあイオンの存在感というものはどこまで今の状況を保てるのかという話になった場合、それこそ市長の言われる人口が減ってくという話になると、これ当然購買力が減るわけになりますから、購買力が減ったときに、今の大きいスーパーがどれだけ残れるのかという話になってくるわけですね。  そこまで考えてやってくということになったとき、これは市民が、長久手市民が長久手に住んでよかった、住みたいなという意識を持っていても、人口が減れば当然その場合は減るという。そこの、僕昔からいいますよね、3代住まなあかんと。住まわせるためにどうしたらいいんだということを考えるのが行政だという話をするわけですが、その辺のとこも含めて、長久手に住んでるたちが、このリニモテラスで何かができると。あそこへ行くと何かができる、あそこへ行くと楽しい、あそこへ行くと非常に参考になるというようなものがここになきゃ、単なる交流だけなら、何もお母さん連中は皆さん近所で5集まりゃずっとしゃべっとるわけですから、好きなはね。そういうことしないもいますけどね。そういう状況の中で、わざわざリニモテラスに行かんでもいいな。近所の喫茶店でいいじゃんという話にもなるわけですから、その辺を含めますと、果たしてどれだけ、幾ら運営協議会が一生懸命考えたとしても、運営協議会のたちだけでは成り立たないわけなんで、それをどうしていくかということに関しては、やはり市民でみんな考えろっつうわけじゃなくて、やはりお金を出してつくる行政も考えなきゃいけないってことですよ。  その辺のところは、どうも先ほどから聞いてますと、どうなのかなというとこなんですが、どれにしたってできてみなきゃわかんない、つくってみなきゃわかんないという世界ですからあれだけども、やっぱりよく考えて、そして地域、地域という話に、共生ステーションもこれでできてくるわけでありますが、その中でやはりそれぞれの自治会の基本にある集会所だとか、そういうことに関しても、しっかりと状況を見ていただかないと、これは市民が納得しない。僕も近所のと自治会、今組長が当たってますので行ってますけども、何とかこれこうならんかやと、いつも言われるんですね。古なっちゃったし、人口ふえちまったもんで、狭くて何やってもがあふれちまうっていう話ですよ。だから、何とかせないかんなとは言っとるんだけども、それに関しては、じゃあどこが対応してくれるのという話ですよ。何かっていうと、お金がない、お金がないの話ばっかですから、それも含めてしっかりとした市民に対しての訴えかけができるかどうかと、このリニモテラスに関して。ということが大事だと思うんだけども、どうですか。 ○議長(加藤和男君) 市長。 ○市長(吉田一平君) リニモテラスのそもそもの話は、今副市長からいろいろお話を、私もしましたし、そんなことだと思いますが、もう一つ切り口を変えて、今、長久手はまだ公表はなってるかどうかわかりませんが、昭和42年に長久手庁舎をつくってから、約80カ所ぐらいの公的な施設をつくってきたわけです。全部でそれが約400億円ぐらいです。建築費が、その当時の。だから、それが倍になっとるかはわかりませんが、あの時代は、あれが必要これが必要ということで、どんどんどんどん役所がコンサルと一緒になってつくってきました。皆さんと一緒になって相談して、じゃあどういうものをつくるかというようなことはなくて、今まではとにかく必要だからつくってきた。  人口がこれから減ってく中で、じゃあ私は今の話で、また50年たったら壊れるもんじゃなくて、これからつくるものについては、一遍、おいおいみんな名古屋のほう向いとるけど、ここには古戦場があるぞよと。古戦場って知らん。西のほう行くと知らんというが多いんですよ。古戦場があると。今度30年、40年前から計画されたリニモテラスについても、じゃあこれからは市民の皆さん、ちょっと何もかも行政任せはもう時代が違ったんだと。市民の皆さん参加してもらって、一遍自分たちで考えてほしいと、要るもんなら。今、ちょっと川合議員からお話がありまして、誰も知らんぞ、そのリニモテラス知らんぞよって、これは全くもって何も知らんぞよでは何ともならない。でも、私は何とか、これから何かつくるものであれば、全てのことについて、これを市民の皆さんもそこで参加したり、文句言ったり、いろいろ要求出したり、それはみんな役所とコンサルがやれば、1年なら1年でできますけども、市民の皆さんにも参加してもらったら、すぐにはできんわけですよ。みんな仕事も行っとるだろうし、意見は言っても右から左まであるし、そういうことを私たちは、今まで日本中ですけども、そういうことをやってきたことないわけですよ。でも私はあえて今から30年、50年後のことを考えると、それはやり方はどうなんだと。  だから、私はさっきにもちょっとお話ししたけど、なでラボということに金突っ込んだり、それからそれ以外にいろんなことをやってきました。それについて、時間かけていろんなことやっても、おっしゃるとおり全然役に立っとらんと言われるけど、ほんとそうなんです。でも、私はあえてそれでをつくり、時間をかけて次のものをつくっていくには、どうしても今、何もかも役所が考えてコンサルとつくっていくようなやり方じゃなくて、市民の皆さん、横向いとるを何とか皆さんの力も借りたりして、そこにを集めて、どうやってやる。これもうほんとにどうやってするのって、とっても難しいことだけども、私はリニモテラスがとってもいいなと思うのは、市民がそういうことを30年も40年も前から、役所が何かつくってきたやつをつくるというんであれば、今言ったように集まってきて何やるかでは、そのことも含んで、これとってもいい考え。じゃあ例えば、地域の古い民具を集めて云々というのは、目的が明確だから早くできる。  でも、そういう先ほど言ったようなことを、もう一遍何かの題材で市民が一遍集まったり、考えたり、ほんとに同じが集まってきて、どこの会場にも。役所は役所で集まってこん。市民は市民で一緒ばっかでワークショップくたびれた。それ今の皆さんが、まだほとんど何もかもあてがいぶちで私たちはサービスを受けてきた世代である。だから、どうやって参加してええかわからないし、どうやってまとめてええかわからないんですよ。でも、私はどうしてもそれを一遍、一つでもいいから、この長久手市民は所得も一番いいし、愛知県で。それから、国保に入ってるの所得も一番いいようなこの町が、全員が赤の他人村でみんな横向いとるが、何か何でもええからそういうことを、私たち役所もそうだし、役所もだからまちへ出て、また議会の皆さんも参加してもらって、みんなでどうやったら一つのものをつくっていくかというのに、私は今彼らが一生懸命やってます。どうせやるんなら、そのうまくできないところを映像に映せと言った。が集まってこん。それから、集まってきても全然違うことしゃべっとる。全部それを映像に映して、私は今日本中でそういうのないんですよ。ここがおもしろいと言われとるのは、そんなことをやっとるわけです。それを時間かけてやると、そうするとジブリもぽこぽこぽことできますわ。コンサルタントなんでね。だけど、それを今やって、その風景も合わせて映像にして、あそこはいまだにいろんなことは全部完成せずにつくっとると。ふっと例えば私が思っとるのは、それが平家で小さなもんか知らんけども、それが50年、100年たって、また直すのは自分たちで直せばいいんです、市民が。そのころはゼネコンがなくなっとるかもわからんわけですよ。あの大きな機械がないかもわからん。木は幾らでも生えとるし、竹も幾らでも生えとるから、自分たちでコンコン、金がなきゃつくっていくような、100年たったら、150年たったら。あの辺か、またその下の子どもが。私は、もっと多分いい、昔長久手弁でもだことという言葉があったけど、もだことっちゃいかんけども、ほんとにだからお金は、さっき2億5,000万とか3億とかなんかあったけど……。         [「市長、もう1個質問があるんで」と呼ぶ者あり] ○市長(吉田一平君) そんなことで、時間かけていきますんでよろしくお願いします。 ○議長(加藤和男君) 次の項目の質問に移ります。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 4項目めであります。最近のいじめについてということでございます。  最近の学校での教師間のいじめについて、市ではどのように考えているか。 ○議長(加藤和男君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部長。              [教育部長 角谷俊卓君登壇] ○教育部長(角谷俊卓君) いじめについて御質問いただきましたので、答弁させていただきます。  最近起きた教師間のいじめについては、被害に遭われた教師の気持ちを考えると痛ましいことであると思います。そして、児童生徒に対していじめは許さないことを教える学校で起きてしまったことは残念でなりません。本市におきましては、校長会や教頭会を通じて、教師みずからの言動が、児童生徒の手本であることを伝えるとともに、教師同士がお互いを認め合い、働きやすい職場になるよう指導をしていきます。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) おっしゃるとおりだよね。一番心配するのは、こういう教師同士がいじめをするということは、それ見とった子どもはどうなんだという話なんですよ。だから、非常に子どもに影響が大きいだろうと。学校での教師のいじめと。いじめなんつうものは、社会出りゃいっぱいあるんですよ。本人はいじめとると思わない。いじめられとるも、うわ、いじめられとると思うもありゃ、何か言っとるがやの話のもあるわけです。だから、それはの感じ方次第なんですよね。僕なんかもどっちかっていうと、昔よういじめられたんだけど、子どものころに。だけど、ちょっと鈍感なもんで、何か言っとるがやの話で済んじゃったんだけど、向こうはいじめとるつもりでいじめとったみたいですね。だから、そういういろいろの感じ方によって変わってくる。  だけども、やはり強者が弱者をいじめるという形、これは非常にまずい話なんですね。それから、地位・立場を利用して、地位を利用して、どうしたって会社何か入りゃ、係長より課長のほうが偉いわけだから、課長が係長、平をいじめるという話が出てくるわけですけども、それはそれでしょうがないんですよ、それははっきり言って。世の中がこうやって、先ほどの冨田議員のあれだって、ハラスメントがセクハラから、マタハラか、パワハラからいっぱいあるわけだけども、それもあかんよという話になってきた。だから、それはそれでなくならんと思うけども、是正はされてくだろうと。  ただ、学校での教師が教師をいじめるというような話は、これは絶対あっちゃいかん話なんですよね。だから、そういう校長も何かこの前の話じゃ絡んどったような話もありましたけども、校長が新しい新任に、こらって言ったら、それはパワハラになるのかという話ですけどね。だけども、ああいうひどいいじめをやると、これは子どもがそれ見とって、先生もやっとるで俺もやったろという話になるかもしらん。そういうことも含めて、長久手ではないということでありますので、ほんとにない。 ○議長(加藤和男君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 今回のこの問題、新聞報道で耳にすると、はっきり言って情けない話だと思います。学校現場、これはいわゆる組織、どこの職場でもあるものだとは思いますけども、ただいわゆるいじめは許されないもの、それから道徳等を教える教師の立場が、教える立場でそういったことをしてる。感覚がずれてるっていうふうには思っております。今言った、長久手ではないだろうなということですけども、報告を受けてませんので、ないと思ってますし、そんなことがあった日には、それなりの指導はきちっとさせていただきますけども、要は縦社会の中でこういったことはよく起きる。言われたように、いじめるほうはいじめる意識を持ってしてない部分もあります。指導という思いで、今回の報道でも指導の仕方が間違ってたといいますけども、これは受ける側がそのようにとられれば、その指導の仕方もやっぱり間違ったことに、今はなってきますんで、そういった意味でも話しやすいというか、組織をちゃんとしっかりと見てもらう。それから、その職場の中が意思疎通が図れる。話しやすい環境づくりというのは一番大事だろうなと思います。そういった意味でも、答弁でも言いましたけども、校長会とか、いわゆる管理職がしっかり部下を見なければいけないということも、合わせて指導していきたいと思うし、特に新任の教員に関しては、そういったこと、不安や不満なことがあれば言える体制づくりをつくってもらいたいし、もし学校間、管理職に言えなければ教育委員会でもいいですので、そういった言える体制をつくってくことが一番大事なのではないかなと思っております。 ○議長(加藤和男君) 再質問はありませんか。18番川合保生議員。 ○18番(川合保生君) 教育長言われるとおり、やはり言いにくいということはありますよね。特にそういう組織の中に入ってしまうと、ええっと思っても、そんなこと言うとまたという話が出るので、やはりそういうことがあったら、しっかりと訴えることができる、組織の中にそういう場をつくっとかないといけないということだと思うんですよ。だから、教育委員会でいいというか、学校で言えなきゃ教育委員会に言ってこいということを、しっかりと言っておいていただけますか。 ○議長(加藤和男君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 管理職の会議がありますので、その場でもはっきり言っていきたいと思いますし、学校訪問等があれば話をしていきたい。それから、特に4月に入れば、新任の辞令交付もありますので、そういう場でも話をしていきたいと思ってます。 ○議長(加藤和男君) ないようですから、川合保生議員の個人質問を終結します。                ―――――――――――――― ○議長(加藤和男君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回は、12月20日午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて散会します。                 午後4時25分散会...