長久手市議会 2019-10-09
令和元年第3回定例会(第5号10月 9日)
令和元年第3回定例会(第5号10月 9日)
令和元年第 3回定例会
令和元年第3回
長久手市議会定例会(第5号)
令和元年10月9日(水)午前9時30分開議
1.本日
の議事日程
日程第1 一般質問
(個人質問)
冨 田 えいじ 議 員
なかじま和 代 議 員
伊 藤 真規子 議 員
石じま きよし 議 員
さとう ゆ み 議 員
2.本日
の会議に付した事件
議事日程に同じ
3.会議に出席した議員
議 長 加 藤 和 男 副議長 木 村 さゆり
1番 わた
なべさつ子 2番 冨 田 えいじ
3番 石じま きよし 4番 野 村 ひろし
5番 大 島 令 子 6番 伊 藤 真規子
7番 なかじま和 代 8番 山 田かずひこ
9番 青 山 直 道 10番 山田けんたろう
11番 田 崎あきひさ 12番 さとう ゆ み
13番 ささせ 順 子 15番 岡 崎 つよし
16番 伊 藤 祐 司 18番 川 合 保 生
4.会議に欠席した議員
な し
5.
地方自治法第121条
の規定により説明
のため会議に出席した者
┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐
│市長 │吉田 一平 │副市長 │鈴木 孝美 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│参事 │井口
能秀 │市長公室長 │加藤 正純 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│総務部長 │中西 直起
│くらし文化部長 │浦川 正 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│福祉部長 │川本
晋司 │子ども部長 │浅井 雅代 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│建設部長 │水野 泰
│市長公室次長 │川本 満男 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│市長公室次長 │横地 賢一
│総務部次長 │飯島 淳 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│くらし文化部次長 │日比野裕行 │くらし文化部次長 │川本 保則 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│福祉部次長 │中野 智夫
│福祉部次長 │斉場 三枝 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│子ども部次長 │門前 健
│建設部次長 │加藤 英之 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│教育長 │川本
忠 │教育部長 │角谷
俊卓 │
├─────────┼───────┼─────────┼────────┤
│教育部次長 │山端 剛史 │ │ │
└─────────┴───────┴─────────┴────────┘
6.職務
のため議場に出席した者
議会事務局 局長 水野 敬久
議会事務局 議事課長
貝沼 圭子
午前9時30分開議
○議長(
加藤和男君) ただいま
の出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより会議を開きます。
本日
の議事日程は、あらかじめお手元に配付
のとおりです。
これより日程に入ります。
――――――――――――――
○議長(
加藤和男君) 日程第1、一般質問。
昨日に引き続き、個人質問
の通告がありましたので、発言を許します。2番冨田えいじ議員。
[2番 冨田えいじ君
質問席登壇]
○2番(冨田えいじ君) おはようございます。めちゃめちゃ緊張しておりますが、始めさせていただきたいと思います。市長、三選目おめでとうございます。
この間までは、市民として市長を初め、市役所
の方々には
大変お世話になりました。8月26日から市民
の皆様
の代表として
市議会議員の職を一生懸命頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、
発言通告書の第1番、始めさせていただきたいと思います。
道路標識、
道路照明等の道路管理について。
令和元年9月10日岐阜市で、横断歩道
の標識が根元から折れ、歩いて下校していた近く
の小学校に通う6年生
の男の子に当たる事件があった。2009年に業者が検査したことを示すステッカーが確認できたが、岐阜県では県内全て
の標識を点検することが発表された。
(1)市内
の標識は愛知県が管理するものと本市が管理するものがあると認識しているが、本市では
道路標識等の定期点検はしているか。
(2)
ペット散歩時
の放尿が支柱劣化を促進させることがあるが、どのように対策しているか。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。
建設部長。
[
建設部長 水野 泰君登壇]
○
建設部長(水野 泰君)
道路標識、
道路照明等の道路管理について、2点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。
1点目について、本市で管理している
道路標識や
道路照明について、定期点検は行っていませんが、職員による日常
の道路パトロールや
通学路点検等で点検を行っています。なお、平成26年度には、
笹子トンネルの天井板落下事故を受け、
道路ストック総点検として、本市が管理する
道路標識、
道路照明等を対象に近接目視、打音検査、触診等
の方法で点検を行いました。今後も機会を見ながら、点検を行っていきたいと考えます。
2点目について、ペット
の放尿対策については、現在、本市としては行っていませんが、職員による
道路パトロールや
通学路点検等で支柱
の状況については確認するように努めています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 数年前に、
道路照明がLED化されたと思うが、その前に点検は行わなかったか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 平成29年度に連続照明を含む道路灯
のLED化に伴いまして、点検を行った際、支柱
の確認もあわせて行っております。その際には早急に補修を要するような異常についてはありませんでした。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) それでは、2番目
の質問で、自治体以外が管理する
道路標識はあるか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) とまれや
車両進入禁止など
の規制標識ですとか、停止線、
あと安全地帯などを示すそういった指示標識は警察
の管理となります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) それでは、警察が管理している標識
の点検状況はどうなっている
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 警察が管理している標識ということですけれども、愛知署
のほうに確認したところ、定期的には行っていないという
のが実情であるというような状況でございます。年に1回をめどにできる限り実施していきたいというようなお答えはいただいております。
今後も市から積極的に警察に対し、要望はしていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 市が管理する
道路標識はもちろん
のこと、事故が起こってからでは遅いと思いますので、これを機に定期的な点検は考えているか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 外部による、要は委託による点検につきましては、予算と
の兼ね合いもあるため、今後、やるかどうかという
のは、検討していくことになりますけれども、職員による、今も行っています日常
の道路パトロールですとか
通学路点検等は引き続き行っていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 本当に質問というわけではございませんが、こういう事案、たまたま子どもが亡くならなかっただけで、逆に言えば何事にも
当事者意識を持って取り組んでいただきたいと思っておりますので、その辺は職員
の皆さんもどうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
加藤和男君) この項を終わります。
○2番(冨田えいじ君) 終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君)
浮江隅田2号線について。
岩作北山交差点から北中学校へ向かう
浮江隅田2号線は、田んぼ
の中を通る東西に狭い道だが、早朝から通勤通学
の車が非常にたくさん通ります。十分な広さがなく車
のすれ違いによるあぜ
の損傷、接触事故が起こっています。この市道は、
長久手高校へ通う自転車も多くとても危険を感じています。
(1)
浮江隅田2号線
の拡幅が必要だと思うが、計画はあるか。
(2)
市道西原打越線を
西原交差点から北へ延長できないか。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。
建設部長。
[
建設部長 水野 泰君登壇]
○
建設部長(水野 泰君)
浮江隅田2号線について、2点御質問をいただきましたので、順次答弁をさせていただきます。
1点目について、
浮江隅田2号線
の名古屋市境から
岩作北山交差点まで
の道路拡幅を計画しています。
2点目について、平成22年3月
の都市計画マスタープランにおいて、
整備検討路線となっており、市内
の幹線道路網において、南北方向が脆弱であるため、必要があると考えています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君)
浮江隅田2号線
の拡幅は、いつごろ施工される見込みか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君)
浮江隅田2号線
の拡幅はいつかということですけれども、
浮江隅田2号線
の区間は、名古屋市境
の浮江橋から
岩作北山交差点の間というふうになっておりますけれども、通過交通
の対策としては、その先
の岩作北山交差点から東へ向かい、出田池に至る宮後隅田1号線及び
中立花色金1号線と一体として考える必要があると認識をしております。3路線を一体として全線にわたり整備を図っていく必要があると考えておりますので、優先順位に従って順次進めていこうと考えております。ということで
浮江隅田2号線
の部分についてだけ考えているということではなく、そこについては、いつ着手できるかは現在
のところ未定ですけれども、そういった路線として考えていくということですので、御理解いただきたいと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君)
浮江隅田2号線
の拡幅計画
の概要を教えてください。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君)
浮江隅田2号線
の拡幅計画ですけれども、現状は車道のみで幅員約5メートルですけれども、名古屋市境
の浮江橋から東原橋まで
の区間で
の拡幅を行っていきたいと考えています。拡幅後は、おおむね車道6メートルと歩道2.5メートル
の計8.5メートル
の幅員となる予定でございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 済みません、言う
のを忘れておりましたが、補助資料がありますので、確認
のほどよろしくお願いいたします。
拡幅
の計画はわかりましたが、浮江から隅田に住んでいる方や田んぼ
の所有者などには、その旨はお伝えしていますか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 平成29年度
の拡幅
の対象地
の所有者
の方と
の間に、官民境界
の確定
のため
の立ち会いを行っております。その際に、所有者
の方に個別に事業
の説明は行っているところでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 拡幅
の計画などは地権者にとってもとても大切な土地になりますので、しっかり説明
のほどよろしくお願いいたします。
それでは、
西原打越線の北へ
の延長に当たり、支障となる
のは何か。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 支障となる
のは何かということでございますけれども、
整備検討路線のために、まだ具体的なルールですとか、線形は確定はしておりません。
西原交差点の北側には、県営住宅など数件
の家屋などもあることから、それが支障物件となることですとか、浮江橋
の改修も当然
のことながら、整備していこうとすると必要になってきます。また名古屋市と尾張旭市と同調して道路改修をする必要がありますので、お互いに情報共有しながら必要な整備時期を見きわめたいと考えております。
また、南北方向
の道路網も脆弱であるということについては、市としてはまず
瀬戸大府東海線、
春日井長久手線の早期整備を優先的に考えておりまして、
道路管理者である愛知県
のほうにも要望を行っているという状況でございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君)
浮江隅田2号線
の拡幅
の計画はよくわかりました。実際、
浮江隅田の部分は道が通っていますので、それが拡幅するという
のは大変助かります。それに伴って市
の財政が厳しい
のはわかりますが、優先順位をもし変更していただいて、逆に西原
の交差点を先に開通するということは可能ですか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 先ほどもお答えしましたとおり、通過交通
の対策としては、
浮江隅田2号線だけではなく、宮後隅田1号線及び
中立花色金1号線を一体として全線にわたり整備をしていく必要があると認識をしておりまして、その一部を早期に事業着手する予定としております。また、一方、
西原打越線の北へ
の延伸については、具体的なルート、線形等がまだ確定していないという状況
のために、市
の道路事業
の中で優先順位をつける段階にはまだ至っていないという状況でございます。道路整備に関しましては、市内全域
の道路網を考えながら計画的に行っていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 質問ではございませんが、吉田市政になってから長久手町から長久手市に町並みや風景が私たち市民が思った以上に変わっています。ぜひ20年、30年と見たときに、この西原
の交差点
の開通は必須と市民は考えております。隣
の尾張旭市
の森和実市長とお会いしてお話しさせていただけることがありました。そのときに、市長が市議
の時代にも、やっぱりこの西原
の交差点と尾張旭を開通したいということを言っておりました。どうしても県営
の住宅もありますので、またそこはそこで大変だとは思いますが、渋滞緩和に対してもとてもいい重要な施策になると思っておりますので、ぜひ前向きに考えてください。
質問は以上です。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目でいいですね。
○2番(冨田えいじ君) はい。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 3、
遊休農地について。
長久手田園バレー基本計画では、農ある暮らしは、平成26年度から10年間が計画期間であり、今年度は残り5年
の折り返しとなる。本市
の農業
の現状は、「都市と農村が隣接する市
の特徴を生かした農業
の活性化を目指し、特に「農
の持つ
多面的機能」に着目した
田園バレー事業を推進し、(中略)“農”が市民に浸透し、新しい
都市近郊農業のあり方が多く
の人たちに認められるようになってきました。しかし、その一方で、新規
の土地
の区画整理事業による農地
の減少や担い手
の高齢化
の進行など、本市
の農業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。」と計画(7ページ)にあるとおりです。
(1)今現在、本市
の遊休農地はどれだけある
のか。
(2)農業者
の高齢化により今後、
遊休農地はふえると考えるが、本市
の食糧自給率を上げるためにも
学校給食の主食米を栽培できるように計画しないか。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。
建設部長。
[
建設部長 水野 泰君登壇]
○
建設部長(水野 泰君)
遊休農地について、2点御質問をいただきましたので順次答弁させていただきます。
1点目について、平成31年3月31日現在、本市
の遊休農地の面積は13.5ヘクタールでございます。
2点目について、
学校給食及び
保育園給食では、
公益財団法人愛知県
学校給食会が
一般社団法人愛知県
学校給食パン米飯協会と委託契約を締結し、協会が指定した
米飯納入業者が米飯を直接各学校、保育園へ配送しています。愛知県
学校給食会に確認したところ、本市で提供している米飯は、あ
いち尾東農協から仕入れた米を使用していると
のことです。
また、夏休みなど学校
の長期休暇中は、
給食センターで御飯を炊き、各保育園へ提供しています。その場合も、あ
いち尾東農協から精白米を購入して使用しています。あ
いち尾東農協には本市
の農家も販売していることから、
学校給食及び
保育園給食で使用される主食米については、現状でも本市において生産されたものも使用しています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) あ
いち尾東農協から納入される米
のうち、長久手市産はどれぐらい
の割合がありますか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) 割合ということでございますけれども、正確にはちょっとわかりませんけれども、長久手市産とほか
の愛知県産
の米がまざった形で納入されているということを聞いております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) それでは、長期休暇中に保育園へ提供する御飯は、
給食センターで炊いていると
のことですが、そのお米
の仕入れは、あ
いち尾東農協のどこ
の支店から仕入れていますか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) こちらについては、あ
いち尾東農協さん
の長久手グリーンセンターさんから注文して仕入れております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) その場合は、長久手市産
の米は納入されていますか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) こちらも割合まではわかりませんけれども、長久手市産とほか
の愛知県産、これはあ
いち尾東管内でございますけれども、その米がまざった形で納入されているということを聞いております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 給食における長久手市産
の米
の使用
の割合を多くする方法として何か考えられる方法はございますか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) そうですね、考えられることといいますか、現状で例えば給食に使用する野菜については、長久手市産
の野菜を一部あぐりん村
のほうから購入しているということをやっているところでございます。お米についても例えば
給食センターとして予算
の範囲内で納品が可能かですかとか、納品ができる時期、そういったことなどをあぐりん村と
の調整が必要でございますけれども、一つ
の方法としては検討できることかなと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) それでは、あぐりん村として長久手市産
の米を納入することは可能ですか。
○議長(
加藤和男君)
建設部長。
○
建設部長(水野 泰君) 野菜と同じように米
のほうもということでございますけれども、あぐりん村から長久手市産
の米を納入できるかどうかにつきましては、出荷者
の確保ですとか、納入する米
の銘柄ですとか、出荷量ですとか、出荷時期、米
の買い取り価格などいろいろと課題がありますので、かなり調整が必要になってくると思っております。
学校給食で長久手産米
の取り扱い量がふえることで、農家
の生産意欲
の向上ですとか、地産地消
の推進などにもつながっていくということは考えられますので、あぐりん村から長久手市産米
の米
の納入については、その可能性については探っていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) やはり
遊休農地という
のは、持っている方も非常に大変だと思います。その結果が
遊休農地の解消につながる
のであれば、ぜひ検討
のほどをよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
加藤和男君) この項は終わりですね。
○2番(冨田えいじ君) はい、終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 4、放課後
の学校施設
の活用について。
(1)本市では放課後に地域
の人たちに学校施設
の開放をしている
のか。
(2)児童クラブ、放課後子ども教室、学童保育所
の待機児童はいるか。
(3)放課後子ども教室は、子どもたちが安心、安全に集える居場所として、放課後などに学校
の余裕教室で、家庭、地域
の方々
の協力を得ながらさまざまな体験、自習学習、交流活動を行っている。児童
の放課後
の居場所は、児童クラブ、放課後子ども教室、学童保育所、自宅と多岐にわたる。全て
の子どもにさまざまな体験、自習学習、交流活動
の場が必要だと思うが、今こそ学校を開放してみてはどうか。
(4)学校には、調理室、音楽室、図書室や各教室には、エアコンもあり、駐車場もあります。そして市民、誰もが知っているということ。全て
の市民が使うことができるならば貸し部屋
の少ない本市
の現状で、市民
の満足度が上がる
のではないかと思いますが、どうでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。くらし文化部長。
[くらし文化部長 浦川 正君登壇]
○くらし文化部長(浦川 正君) 放課後
の学校施設
の活用について4点御質問いただいておりますので、順次御答弁させていただきます。
1点目について、長久手市立小学校及び中学校
の施設
の開放に関する規則に基づき、スポーツ及びレクリエーションを対象としたスポーツ開放、文化芸術に関する活動を対象とした文化活動開放、地域における公共
のため
の活動を対象とした地域活動開放を実施しています。
2点目について、4月1日時点で
の児童クラブ
の待機児童は11人で、学童保育所については待機児童は発生していません。また、放課後子ども教室は預かり事業でないため、「待機」という概念はありませんが、入会待ち
の登録保留者は237人です。
3点目と4点目については、関連がありますので一括して答弁させていただきます。
学校施設開放
の対象施設は、規則により体育館、教室及び中学校を除く校庭、プールと定めています。教室
の開放については、現状ではセキュリティー
の区分ができている北小学校と北中学校
の多目的室等を文化活動及び地域活動に限り開放しており、その他
の教室については、開放する予定はありません。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) では、本市
の掲げている誰一人取り残さないと市長は発言されています。直ちに放課後子ども教室や児童クラブ
の待機児童
の解消をするには、学校を開放して、地域や民間企業に貸せるよう整備していただけませんか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) 学校施設でございますけれども、まずは学校教育を優先に使用することにしております。今後
の児童数
の動向を注視をさせていただくとともに、セキュリティー
の問題ですとか、学校施設内
の活用
の可能性
の有無ですとか、学校現場
の声も聞きつつ、あらゆる方面から今後も検討させていただきたいと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 先ほど言いましたセキュリティー
の問題などいろいろたくさんあるとは思いますが、学校開放に向けて、問題を市民と一緒に考えてみる
のはどうですか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) 繰り返しになりますけれども、学校については、教育施設ということでございます。まずは、学校運営と施設利用
の可能性について、学校管理をしている校長とよく協議をしていこうと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。2番冨田えいじ議員。
○2番(冨田えいじ君) 再質問ではございませんが、市長にちょっとお礼が言いたくて、この場をちょっとおかりさせていただきます。
市長が始めました平成26年
の若手市民と若手職員
のチームによる「なでラボ」、あれにも私、参加させていただき、当時講師を務めていたstudio-L
の山崎君、彼は僕
の1個下
の後輩でありまして、本当に久しぶりで懐かしくお会いした
のを覚えております。今でもなでラボ
のメンバーとは仲よくさせていただいております。吉田市政になってから
の8年
の変化がとても早く感じています。共生ステーションに私
の同級生が当時職員だったので、声をかけていただきました。こういう
のをやるからどうだと。共生ステーションができたら何がしたいということでもう7年もやっている宿題イベントですね、今はほか
のメンバーに変わっていますが、宿題
のイベントだったり、市長もおわかり
のとおり5年前に始めたながくて夏フェス、あれも本当に市民
のみんなが協力をして、お金もみんなで集めて、今はほか
のメンバーが主体となってやってくれています。本当に8年、多分市民
の皆様も、そして職員
の皆様もすごくぐちゃぐちゃ煩わしいこと、僕も含めてそうでしたが、やはり僕はすごくよかったと思っています。8月26日からはこの市議
の立場になりましたが、ぜひともまた市民
の皆様
のサポートを市長、率先してよろしくお願いいたします。
以上で、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(
加藤和男君) ないようですから、冨田えいじ議員
の個人質問を終結します。
この際、暫時休憩します。再開は10時15分といたします。
午前10時02分休憩
――――――――――――――
午前10時15分再開
○議長(
加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
個人質問を続けます。7番なかじま和代議員。
[7番 なかじま和代君
質問席登壇]
○7番(なかじま和代君) おはようございます。市長3期目、おめでとうございます。私は市長と違って長久手生まれでも長久手育ちでもなく、20年ほど前に結婚を機に長久手に来て、土地を買い、家を建て、子どもを産んで今育てています。金子みすゞさん
の「私と小鳥と鈴と」という詩だったと思うんですけれども、それぞれみんな違ってみんないいという詩を市長も紹介していただきましたが、小学校
の教科書にもあって私も大好きな詩です。多様な市民に寄り添って4年間、どうぞ市政
の運営をよろしくお願いいたします。
それでは、1項目め、質問をさせていただきます。
小中学校
の教育環境整備と情報通信技術(ICT)
の活用について。
文部科学省は、児童生徒1人につき1台、教育用
のパソコンやタブレット型端末が利用できる環境を整えること、教育関連
のビッグデータも利用して情報化社会で求められる人材を育てることを目標にしています。
(1)本市では、教育用コンピューター1台当たり児童生徒は何人で、普通教室
の無線LAN整備率、出席・欠席などを管理する統合型校務支援システム
の整備率、超高速インターネット接続率、実物投影装置
の設置状況はそれぞれどのようでしょうか。
(2)学校
の施設整備は本市
の責任です。Society5.0
の時代を生き抜く学習環境
の整備はどのような計画になっていますか。
(3)保護者から
の学校へ
の欠席連絡にICTを活用し、教員
の多忙化解消ができないでしょうか。
(4)欠席
の続く児童生徒
の学校復帰を助けるために遠隔操作できる分身ロボット「OriHime」を教室に置くことはできないでしょうか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。教育部長。
[教育部長 角谷俊卓君登壇]
○教育部長(角谷俊卓君) それでは、小中学校
の教育環境整備と情報通信技術(ICT)
の活用について御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。
1点目について、学校施設
のICT環境整備状況については、教育用コンピューター1台当たり8.78人、普通教室
の無線LAN整備率は100%、統合型校務支援システム
の整備率100%、超高速インターネット接続率は100%、実物投影機は全9校で207台設置となっています。
2点目について、平成30年度に機器
の更新があり、タブレットや単焦点プロジェクター
の導入、実物投影機
の追加設置等
の整備を行いました。今後も学校現場
の意見を参考にしながら、まずは、教育振興基本計画に掲げているタブレット
の台数拡大
の検討を進めたいと考えています。
3点目について、児童生徒
の出席・欠席を正確に把握するには、現在行っている連絡帳や生徒手帳、または電話で
の連絡が適切であると考えます。
4点目について、分身ロボットは、教育
の分野においては、入院、不登校、肢体不自由等により、教育を受ける機会を失わずに誰もがひとしく教育を受ける権利を守るために開発されたものと聞いています。現段階で設置
の考えはありませんが、開発
の趣旨は、意義深いものであり、学校におけるICT環境整備
の参考にしたいと考えます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
整備されている設置状況はかなり100%、100%と続いて逆に驚いてしまうぐらい整備されていることを確認できました。東大
の松尾先生からこれから
の時代どうなっていく
のかという
のをお聞きしたときで、おもしろかった話があるので、少し御紹介します。
地球が46億年前にできて、海ができて生物が誕生して、5億4,000万年前に1,000年ほど
のカンブリア紀という
のがあります。御存じ
の方も多いと思うんですけれども、この1,000年ほどカンブリア紀に今ある生物
のほとんど
の種が生まれたと言われています。このカンブリア紀、なぜそんなにたくさん
の生物が生まれたかというと、生物が初めて目を持ったんですね。目を持ったことによって、それまで目
のなかった生物は海
の中で、ただ、漂うばかりで物を食べるとかいうこともなかなか難しい。それが目を持ったことで食べる、逃げる、いろいろな動きを目的に分化した
のではないかという学説が唱えられています。これが一番主要な学説になっています。今、人工知能、AI
の世界に目が出て、皆さんも生活
の中で例えばフェイスブックで自分
の写真が上がっていると、これはあなたではないですかということが生活
の中でもあるんですけれども、それまでオートメーション化されたいろいろな機械が生活
の中にあっても、例えばここまでこれば打ちたたくという作業はできても、ここになければ打ちたたけない。ここに何もなくてもたたく、ただたたくという、そういうオートメーション
の時代から、例えばトマトがなっていたらこれが赤いかどうか確認して、赤ければそこまで行ってとる。そういうような時代がどんどん進んでいます。機械がこれをやれるので、何がいいかというと、一つ
のコンピューターが例えば水をそそぐという勉強をしたとすると、隣
の機械もその隣
の機械も水をそそぐを練習すると、それぞれ
の機械
の学びが一つ
のデータとして蓄積していくことができる。普通
の人間だったら1個
の体験から一つしか学べないところが、機械それぞれ
の学びを統合することができることが人工知能
のすばらしいところで、Society5.0
の時代には、そういったもの全て
のものがつながる。今まで縦だったものが、それこそ横につながる。私
の好きなドラマだと、スタートレック
のような時代がやってくる。人が生きがいを持って仕事をするという時代が、働かされるということでなく生きがいを持って仕事をするという時代がある、夢
のある世界だと私は信じています。それで昨日
の一般質問で、市長がお話しになったことがちょっと私にはびっくりしたことがあったので、確認したいんですが、市長が不登校・ひきこもり
のために学校よりおもしろいところをつくったらどうだというような発言があり、副市長からは学校へ行かない子たちに対して、個性
のある人たちが見つかったと前向きに捉えたらどうだというような発言がありました。これを私はちょっとびっくりしたんですけれども、学校
の設置目的は何でしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 学校
の設置目的ということで、大分大きなテーマではありますけれども、基本的に法律からいえば、教育基本法があって、そこ
の中で教育、これは小学校、中学校、義務教育に限らず、生涯学習も含めた教育
の目的
の中では、人格
の完成を目指して平和で民主的な国家及び社会
の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民
の育成を期して行わなければならないという大前提があります。ここ
の中で、いわゆる義務教育、小学校6年から中学校3年、小等中等教育とありますけれども、その年齢に合わせた教育をしていくという
のが学校
の教育だと僕は思っています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
学校
の目的はそのとおりじゃないかなと思います。私は簡単に言うと二つで、大人になって生きていけるようにするために必要なことを教えたり支援する。そしてもう一つは、世の中にいろんな人がいる、この学校という集団
の場、社会
の場に出て、いろんな人がいるということ、世の中
の多様性を認識する場
のこの二つが簡単に言うと大きな目的ではないかなと思っています。
6月
の定例会で、平成17年と平成30年
の文部科学省
の通知を紹介して、不登校
の児童生徒が自宅で学習することを評価することに積極的に対応してほしいと提案しました。教育長は、大府市
の例を参考に、またどんなような効果があるか研究していきたいと御答弁でしたが、研究
の進みぐあいはどうですか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 大府市で行われている、いわゆるレインボーハウス
のことだと思いますけれども、まだ情報収集しているだけで、実際に現地に行っているかというと、まだそこまで行ってません。うち
の指導室にも話をさせていただいて、指導室同士で情報共有を考えながら、効果も含めて研究したいと思っています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。刻々と新しいものが出てきているので、ぜひ積極的に研究を進めてください。
指導者用
のコンピューター
の数を聞かなかったんですが、指導者用コンピューターは教員1人当たりどれだけ整備されていますか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 指導者用
のコンピューター教員1人当たりについては、職員室に教員1人に1台、各学級に1台設置しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
タブレット
の台数拡大という御答弁をいただいたんですが、学校では、このタブレット、校具、備品として考えている
のか、それとも学用品として各家庭が用意すると考えている
のか、お聞かせください。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 学校における学習活動
のICT設備は、市として整備するものがあり、現在一部を備品として購入しているものもありますけれども、ほとんど
の今、設備についてはリースとして導入しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。リースというお答えだったんですけれども、聞きたかった
のは、校具として備品として購入するんだと、市
の責任だけど学用品として文房具
のようにそろえるんだと、家庭
の責任、家庭
のお金で買ってくださいということになると思うので、そのあたり
の整理はどうでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 学習、いわゆる授業
の中で使うものですので、これは備品として考えていただければ結構だと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。心強いです。
教育用コンピューターが1台当たり8.78人、およそ9クラスに1台
の設置状況です。補助資料を用意しましたので、ごらんください。
これ全国
の学校における環境整備
の推移です。
①左側
の図になります。教育用コンピューター1台当たり
の児童生徒数、全国
の平均値になります。8.78人、このグラフにはないぐらい随分昔
の時代ということがわかると思います。ほか
のこの資料
の別
のページ、興味がある方は調べていただくとわかるんですけれども、愛知県全体が整備がすごくおくれているんですね。日本で一番おくれている
のが実は愛知県ということで、産業
の強い愛知で残念なことだと思いますが、長久手も類に漏れず8.78人に1台ということで、これは全国平均
の5.4人、年々この整備が進んでいる中、一日も早く設置していただきたいと思います。右側
のグラフを全国で見ると、このグラフがぐっと接点になるところまでいくと、1人1台ということです。このタブレット、いつまでにどれだけ
の台数を拡大想定し、必要な予算はどれだけになりますか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 昨年度に策定した教育振興基本計画において、タブレット台数を現在
の各学校10台から令和5年度までに各学校40台にする目標があり、その整備に必要となる予算は5年間
のリースで年間820万円程度と見込んでおります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
今、台数で言われたので、ちょっとわからないんですけれども、そうするとそこまで5年後に整備して、コンピューター1台当たり何人になるんですか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 学校
の児童生徒数によって変わりますので、基本的には今、振興基本計画でもうたっていますけれども、クラス全員が1人1台ずつ、授業
のときには使えるような体制をとっていきたいという考え方ですので、御承知おきください。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。40台整備する
のに5年かかるということだと、1クラス40人、先生も使うのに40台5年後という
のは、随分先過ぎて追いついていないと思います。ぜひ必要なときに必要な予算をきちんとつけていただきたいと思います。
三つ目
の回答にちょっと驚いたんですが、教員多忙化
の解消にならないということで、統合型校務支援システムは100%整備されているのに、なぜ教員
の多忙化解消にならない
のか、これはシステム
のメニューがよほど貧弱な
のか、使いこなせていない
のか、どちらかと思うんですが、いつ幾らで導入し、何
のメニューがありますか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 今言われた内容ですけれども、校務管理、学籍管理、成績管理、保健管理
の支援システムと、それから学籍管理
の一つに児童生徒
の出欠状況を管理する機能があり、入力されたものはリアルタイムに校内で共有でき、また通知表や指導要録なども自動的に集計することができるとなっておりますが、金額については、ちょっと後でまた御連絡させていただきます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) 今お伺いしたところでは、整備されている統合型校務支援システムは標準的なものだなと思います。今御紹介いただいたように、電話でもメールでも誰かが入力すれば直ちに確認できる。直ちに全て
の情報が共有できる、そういうものです。欠席をカウントする
のが難しいということはなく、今まで
の蓄積もずっとわかる内容になっていると思います。
横浜市が昨年度、2019年1月8日から2月19日に、保護者から
の欠席連絡を電話利用に比べてインターネットで連絡を行えるようにする調査を行いました。導入から間がなかったこともあり、欠席数1,725件
のうち、このシステム、インターネットを介して連絡があったものは498件と活用率は32.4%でした。それでも500件電話をとらなくて済んだ、1カ月ほど
の間に電話をとらなくて済んだということで、教員
の働き方改革には特効薬がない中、貴重な朝
の時間、保護者にとってもなかなか連絡する
のが難しく、先生方にとっても朝
の準備で忙しい中、1カ月近くに500件電話をとらなくていいという
のはとても効果があると思います。今あるシステムを使えば、十分対応できると思うんですが、保護者
の立場からいうと、今塾などでもアプリを使って簡単に欠席連絡ができるんですね。6月
の所管事務調査で、不登校
の長期欠席についてお伺いしたんですけれども、不登校
の定義としては、病欠は含まないとなっています。保護者が電話で連絡をするときに、子どもが行かない。このときに何と言ってかけるか。熱があるわけでもない。頭が痛いと言っているわけでもない。何か行き渋っている。このときにでき上がった信頼関係があれば、先生に行き渋っていますと言えると思うんですけれども、なかなかそれが言える保護者ばかりではないと思います。ちょっと体調が悪いんですという
のが精いっぱいじゃないかなと思うんです。そういう意味でも保護者、いろいろなLANをつくったり、選択肢ができるようにして、きちんと真意が伝わるようなシステムを入れていただいたら、教員
の多忙化解消にもつながると思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) ネットを使って、出欠、きょうは休みますというだけ
の報告だと、やっぱり学校
のほうもお子さん
の状況という
のは確認したい部分もあります。毎日毎日、1週間、2週間、それが続いた場合は、やはり電話連絡でどういった状況かという
のも聞いたほうが私はいいと思っていますので、やり方については、各学校それぞれ違うとは思いますけれども、ただ出欠
の確認だけはやっぱり保護者
のほうから電話で、保護者等
の声を聞きながら内容確認したほうが僕はいいと思っています。その中でネット
の使い方という
のは、また検討するべきことかもわかりませんけれども、とりあえず当面はこれでやっていきたいと思っていますし、ネットを使ったからといって、その部分
の時間が省略されるかもしれませんけれども、コミュニケーションがとれませんので、私はどちらかというと否定的に捉えています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。その辺違いかなと思うので、こういう声もあると聞いていただければいいかなと思います。
導入したけれども、使いこなせていない職員さんがいる
のではないかなという
のも統合型校務支援システム、多忙化解消にならないという答弁かなと思うんですけれども、使いこなすために十分な研修ができていますか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 多忙化解消にならないという
のは、出欠
の連絡を電話かネットということだけ
の話ですので、校務支援ソフトについては、4年前に導入しています。職員間で
の情報共有もそれでできていますので、多忙化解消
の一つ
のツールだと思っています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
平成30年度分として教育に関する事務
の管理及び執行
の状況
の点検及び評価
の結果に関する報告書をいただいていますが、27ページ
のところに、将来は特別支援を必要とする児童生徒へ
の対応が現在
の同じ教室で、同じことから同じ敷地内で個別に違ったことへ変化していく可能性がありと評価委員
の方が御意見されています。特別支援教室だったり、通級教室へ通う子どもへ
の導入はどのぐらい進んでいますか。
○議長(
加藤和男君) 教育長。
○教育長(川本 忠君) 学校によって、いわゆるタブレットを使ったほうがそのお子さん
の学習状況などであれば今各学校10台ありますので、そこ
の中で対応していると考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。特別支援だったり通級教室というと、本当に個別
の対応、個別
の学び
のことですので、一番適している
のでないかと思うのでぜひどんどん使っていただきたいと思います。
9月24日、高校生がLINE@で中高生向け
の男性像や恋愛話を配信し、年間約1,000万円
の広告収入を得ていたが、競合するSNSを運営する少年に恐喝され、アカウントを消去させられた事件が電子計算機損壊等業務妨害
の疑いで逮捕と警視庁が発表でいます。このニュースは、高校生が今
の情報社会で1,000万円もお金が稼げるんだというびっくりと、スマホを初めて
のおもちゃとして0歳、1歳から持つ今
の子どもたちには、稼ぎ手
の低年齢化が想像できると思います。1,000万円稼いでいたら、ちょっと市
の職員さんに試算していただいたら三、四十%税金がかかりますよということだったので、やっぱり稼いだら稼いだ分、自分で申告するんですね、こういう収入は給与所得じゃないので。そういう今後情報社会
の中で中学生でも稼いだら、今中学校に行っている子たちでもユーチューバーが何人かいますよね、長久手市内
の子たちでもね。ああいう子たち、稼いだらある程度
の収入があったら、申告が必要なんだと。申告しないと大変だということを教育
の一つとして教えていく必要があると思うんですが、そのあたりどう思われますか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 要するに未成年者に対して
の税金
の納め方
の指導ということだと考えますけれども、収入や納税に関しては、現在
の教育課程上、中学校社会科
の公民分野で触れられていて、令和4年度から成年年齢
の引き下げも鑑みた消費者教育が、今後教育課程などに反映されていくと予想されておって、基本的に納税
の義務、教育
の義務、労働
の義務という三原則がありますので、小学校
のときから、そういう基本的人権も含めたことを勉強していくので、細かい内容については、今後
の課題だと思いますけれども、大まかな税
の仕組みについては、教育していっていると感じております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。我が子も中学か、小学校
のときに、そういう税
の冊子をもらってきたりしていますので、税
の学びは進んでいると思うんですけれども、実際自分が稼いだとき何をしたらいい
のか。何だか子どもが羽ぶりがいいなと思ったらすごい金額を稼いだということでは、親も大変なことになってしまうので、何か
の機会でだんだんそういう知識も皆さん、子どもにも伝えていっていただきたいと思います。
令和元年度子ども・若者白書では、日本
の13歳から29歳まで
の不登校・ひきこもりなどほかから見て何かメッセージを出している場合に限らず、自分
の将来を何とかしたいなと思っている子どもたちが自己肯定感がかなり外国と比べて低いという結果が出ています。子どもたち
の1日は、大人
の1日と違って、ずっと長いということを大人なら誰でも知っていると思います。学校
の教育
の中では、ロボットをつくる
のではなくて人を育てるという目的があります。この目的を共有して必要な支援、環境
の整備を進めていただきたいと要望して、この項
の質問を終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) 2項目め、民泊について。
2022年にモリコロパークにジブリパークがオープンし、観光客
の増加が見込まれます。
(1)市内
の民泊施設数はどれだけか。
(2)観光振興
のため本市として民泊開業に必要な情報を発信しないか。
(3)良好な生活環境
の維持確保
のために規制や規則が必要だと考えるが、本市
の計画はどのようか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。くらし文化部長。
[くらし文化部長 浦川 正君登壇]
○くらし文化部長(浦川 正君) 民泊について3点御質問をいただいております。順次御答弁させていただきます。
1点目について、愛知県に確認したところ、長久手市内
の民泊施設はゼロ件です。
2点目について、今後、民泊を活用するかどうかは、個人
の財産をどのように活用されるかになりますので、現在
のところ市として主体的に情報を発信する予定はありません。
3点目について、実際に民泊施設ができた場合には、事業者に対する指導機関は県となりますが、観光振興や公衆衛生
の面、また、地域住民と
のトラブルなど
の対応が必要と思われますので、その際
の規制等については、今後庁内で検討していくことになると考えます。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
中期財政計画で厳しい財政であることが示されています。職員
の雇用、福祉サービス、インフラ整備、全てが税金です。長久手市が稼げることがサービス
の向上、直結につながると思っています。
2022年秋にジブリパークが開園することは愛知県
の決定です。ジブリパークが来ることで市内
の交通渋滞、ごみ、下水処理量
の増加、大気汚染など市民生活へ
の負荷が懸念されますし、県
の施設
のため税収
の伸びも期待できません。しかし旅行者が日帰りでなく、長久手市内に宿泊できるようになれば、市内
の滞在時間がふえ、食事をとったり、市内各地を観光することも含め、旅行者と
の交流、観光消費
の拡大が期待できます。市内
の宿泊施設
の必要性については、今までもいろいろと提案してきましたが、長久手市
の発展
のためにも市内に宿泊施設が必要だと考えませんか。
○議長(
加藤和男君) 建設部次長。
○建設部次長(加藤英之君) まず私
のほうから市内で宿泊施設、ホテル等を想定していますけれども、建設を行おうとする場合においては、市街化区域内では、都市計画法に基づき定める用途地域によりまして、建設ができる、建設が可能な場所と不可能な場所というものがございます。一方、市街化調整区域におきましては、原則建築行為が禁止されておりますので、都市計画法に基づく、許可基準に該当する必要がございます。また、本市におきましては、長久手市
のラブホテル等建築規制条例というものを定めておりますので、条例
の規制に該当する場所やホテルについては、建築ができません。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部長。
○くらし文化部長(浦川 正君) それでは、民泊についてでございますが、先ほども第1答弁で申しましたように、現在、市内には登録施設はございません。また、今後登録された場合につきましては、一般社団法人長久手市観光交流協会とも連携しまして、観光面で
の活用も視野に入れていきたいと思っておりますが、現在
のところは、市内で
の滞在時間をふやしてもらうため
の観光ルート
の作成などを検討しているところでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
資料をごらんください。八王子市住宅宿泊事業
の適正な運営
の確保に関する条例ということで、黄色
の線を引いている部分、周辺地域
の住民に対する周知等という部分です。第7条住宅宿泊事業を営もうとする者は、住宅宿泊事業を営もうとする住宅ごとに、次に掲げる事項について、法第3条第1項
の届出をしようとする日
の7日前までに、当該住宅
の周辺地域
の住民に対し、書面により周知しなければならないと書いてあります。八王子市
の条例です。民泊営業
の許可申請は、愛知県ですが、市民
の住環境を守る上では、民泊を実施しますという事後報告でなく、開く前に周り
の方は知りたいんではないかなと思います。このような条例、義務づけている自治体がふえているんですが、本市でも必要だと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部長。
○くらし文化部長(浦川 正君) 議員が御質問をいただきました住宅宿泊事業法、いわゆる民泊法
の第18条で、都道府県、もしくは保健所設置市等はその住宅宿泊事業に起因する騒音
の発生、その他
の事業による生活環境
の悪化を防止するため必要があるときは条例を定めるところにより区域を定めて住宅宿泊事業を実施する機関を制限することができるとございます。よって、本市
の地域で条例を定め、事業実施
の制限を定めることができる
のは愛知県と考えておりますので、本市で今
のところ条例を定めることは考えておりませんが、市でできることということで考えていきますと、民泊による生活環境
の悪化、騒音防止とか、ごみ処理など近隣住宅に配慮した運営と苦情があった場合は早急かつ誠実に対応することをその民泊事業者に働きかけていくことであるかなと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。愛知県に申請もするしということで、十分理解はするんですけれども、ジブリパーク自体、とにかく愛知県
の事業ですので、長久手にできるので、長久手は積極的な連携を進めていただきたい。稼げるチャンスはきちんと稼いでいただきたいということを要望して、この項
の質問を終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) 3項目め、防災について。
昨年は西日本豪雨、台風21号による被災があり、ことしは台風15号により千葉県を初めとする関東地区が被災し、大きな被害が出た。市民
の生命、財産を守るためには南海トラフ巨大地震へ
の備えに加え、風水害に対する防災対策は他地域
の被災状況から見えてきた新たな課題について、本市も取り組む必要があります。
(1)台風により電柱が倒れることは珍しいことではないことがわかりました。本市はどのようにしていく
のか。
(2)自分自身や家族
の命と財産を守るために、自助
の取り組みを啓発する上で見直す点はありますか。
(3)高齢者や障がい者を取り残さないために避難行動要支援者名簿
の作成が義務づけられていますが、名簿は必要な人をカバーできているか。また、個別
の避難計画は作成できていますか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。くらし文化部長。
[くらし文化部長 浦川 正君登壇]
○くらし文化部長(浦川 正君) 防災について、3点御質問をいただいております。順次答弁させていただきます。
1点目について、今後、電力事業者である中部電力と被害
の情報共有体制
の整備について検討を進めていきたいと考えます。
2点目について、現在、自助については自主防災講習会で
の防災講話、家具転倒防止、防災マップによる説明等により啓発していますが、地震災害に関するものが多いことから、今後、警戒レベルについて
の周知や防災講話に風水害に関する自助
の内容を取り入れるなどして、啓発していきたいと考えます。
3点目について、本市では避難行動要支援者名簿
の作成に当たっては、避難行動要支援者支援要綱に基づき、地域で
の支援を受けるために必要な個人情報を提供することに同意した人
の登録を行っています。しかし、訪問調査や個人情報
の提供を拒否する人、日中独居
の高齢者等は名簿に登録されておらず、災害時に支援が必要と想定される人を全てカバーできていないと考えています。また、現在、避難行動要支援者
の個別
の避難計画は作成できていませんが、災害時に要支援者へ
の支援が適切に行えるよう、要支援者
の情報を整理
の上集約し、支援優先度を踏まえ、地域とともに検討していきたいと考えています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございました。
市として停電
の際
の施設における非常用電源設備や避難所などで使用する非常用発電機
の備えはどのようでしょうか。また、非常用電源についてどの程度
の時間、稼働が可能な
のか、またガソリンやカセットガス
の備蓄がどの程度か教えてください。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(川本保則君) 災害時
の非常用電源等々について御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。
まず、非常用電源設備につきましては、市役所
の本庁舎、北庁舎、文化
の家、杁ケ池体育館、福祉
の家に備えてございます。
次に、非常用発電機でございますが、市
の防災倉庫や避難所、こちらに大型
の発電機が5台、それから小型
の発電機が30台、こちらガソリンを使用するものでございます。
それからカセットガスを使用するものとしまして、小型
の発電機が22台ございます。合計で57台を整備しております。
それから非常用電源
の稼働時間でございますが、市役所本庁舎が72時間、北庁舎につきましては87時間30分、それから文化
の家が6時間、杁ケ池体育館が2時間30分、福祉
の家が22時間40分連続稼働が可能になっております。燃料
のほうでございますが、ガソリンにつきましては、1リットル缶が108本で108リットル、それからカセットガスにつきましては約160本、それぞれ備蓄しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。庁舎
の停電に備え非常電源
の備蓄燃料が国
の指針である72時間を超えて備蓄されていることを安心しました。
今回、台風15号
の後に千葉市で
の取り組みに目をみはるものがありました。SNSを活用して何とAmazonで欲しいものリストにブルーシート、ヘッドライト、LEDランタンなどを寄附してくださいということで寄附を集めることに成功しています。本市でもぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(川本保則君) 災害
の取り組みでございますが、本市としましてもフェイスブックですとか、ツイッターなどを活用し、広報を行っていることから、千葉市
の事例などを確認し、災害時に活用できるように取り組んでいきたいと考えています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。千葉市
の取り組み、すごいなと思った
のは、ブルーシートが足りませんという発信だけだと、どんなブルーシートが来るかわからないんですね。屋根を覆う
のには厚さだったり、大きさだったりいろいろな規格があるそうなんですけれども、このAmazon
の欲しいものリストに要望を載せたので本当に欲しいものが来ると。いただいて善意はありがたいんだけど、来たら困っちゃうものが来るわけでないところがすごい取り組みだと思います。シート100枚を寄附していただきたいという目標に対して、およそ1日で9倍
の900枚が集まったという大成功です。公式
のアカウントで、このようなSNS
の発信をすること、情報をタイムリーに発信することは、とても意義深いことだと思います。デマなども流れたりするので、公式
のアカウントからこういう発信があることはとても意義深いと思うんですけれども、専門
の部署、もしくは専門
のSNS要員
のような方がいないと、このような発信はなかなか難しい
のではないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(川本保則君) SNS等々
の発信
のため
のものでございますが、専門
の部署ですとか、要員に関しまして、現在
の市
の組織で実行
の可能があるかどうかも含めまして、今後検討させていただきたいと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
やはり使いなれていないとなかなか、きょうやってくださいと言ったときに、突然災害はやってきますので、早目にSNSにたけた方がそういうことができるように整えていただきたいと思います。
今回
のような停電が長期化することに備えて、市民が自宅に非常用
の発電機、簡易トイレを備えること、水や食料品
の備蓄と同様に進めていったらよいと思いますが、市としてはどのようにお考えですか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(川本保則君) 備蓄
の件でございますが、水や食料につきましては、今国や県
の方針もあり、最低3日間、できれば1週間程度備蓄をしてくださいということで啓発をしております。
また簡易トイレ、特に携帯用トイレなどについても災害時必要なものですよということで市で行っております自主防災会ですとか、防災会
の講習会ですとか、防災マップ等にも明示してありますので、啓発を行っております。
それから発電機でございますが、自宅用で発電機を備えることにつきましては、メンテナンスや価格
のこともありますので、市から積極的に周知することは現在
の時点では考えておりません。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
水がとまり、トイレが使えない。トイレが割れてしまったとかいうことが実際に地震では起きます。簡易トイレは必要だということを広報していただいている。そして私が住んでいる打越・久保山地区
の防災会では、大人用
の紙おむつもそういうときに便利ですよということで啓発品で配ったりもしています。発電機は高いしということだったんですけれども、確かに5万円ぐらいから20万円ぐらいと高価でぱっと買えるものではないとは思うんですが、千葉県内では、9月、発電機
の売り上げが前年
の70倍ということで、すごい飛ぶように売れたということです。やはり備えあればということなので、自助
の取り組みに一声かけていただけたらと思います。ジブリ映画
の中でも停電になったときにリサさんが発電機を回そうとすると、発電機が動かないんですね。それでポニョが直すみたいな場面があって、ガソリンだと特にメンテナンスが大事だということはわかるので、そのあたりも含めて自助
の取り組みを支援していただけたらと思います。千葉県では広域停電に伴う断水で、乳児用粉ミルクを使えない人に液体ミルクが配給され、需要が目立ったと
の報告があり、千葉県では備蓄
の方針を表明しました。平成30年第4回定例会でささせ議員が備蓄品目に加えませんかと質問されていますが、海外では40年以上前から普及しています。日本では本年3月5日、消費者庁
の許可がおり、国内で製造販売が可能になったところです。常温で保存でき、調乳
の必要がなく、保乳瓶に移しかえるだけで飲ませることができます。備蓄を進めませんか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(川本保則君) 液体ミルク
の備蓄でございますが、現在、県内
の一部
の自治体で導入を進めていることは聞いております。液体ミルクにつきましては、常温で保存できるため、粉ミルクと違って、湯で溶かす必要がないなど
の利点もありますが、粉ミルクよりも金額が割高であることと、保存年数がやや短くなってしまうなど
の欠点もあることから、今
のところは少し導入については、考えがございません。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
液体ミルクを備蓄している箕面市では、公立保育所に常時600個
の乳児用液体ミルクが備蓄できるようローリングストック
の手法を活用して、ふだんから使用しながら必要数を確保しています。これを災害発生時は避難所で使用します。東大阪市では、賞味期限が短いことから年2回に分け、賞味期限が短くなったら保育所で配ったり、
学校給食の食材として活用したり、食品ロス
の回避にもつながる工夫をしていくと発表されています。これから
の備蓄はローリングストック
の手法を用いてということだと思いますが、保育園としてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 先ほどくらし文化部
のほうから直ちに導入
の予定はないということでございました。ただし今、議員
の御紹介
のあった東大阪市等々
の事例につきましてもまた一度確認をさせていただきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。赤ちゃん
の食べ物ですので、ぜひ早急に備蓄を進めていただきたいと思います。
ローリングストック
の手法ということでもう1点、学校に停電時に非常用電源で動く災害対応型自動販売機、ふだんは普通
の自動販売機として使えるんだけど、備蓄
の倉庫としてもある意味使えるということで、非常用電源で動く災害対応型自動販売機
の設置を学校に進めませんか。
○議長(
加藤和男君)
教育部次長。
○
教育部次長(
山端剛史君) 議員
の御提案でございます災害対応型自動販売機でございますけれども、近隣では尾張旭市、また全国的にもそういった販売機が設置されているということは把握しておりますが、児童生徒
の熱中症対策として、こういった自動販売機を学校に設置するという考えはございません。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
長久手市は子どもが学校にお金を持っていかないんですけれども全国的にそうだということではなくて、子どもが学校
の購買で物を買うということが当たり前
の小学校、中学校も全国的にはあります。なので、よそから越してきた方は、長久手は学校でノートが買えないんだねとか、学校で名札が買えないんだねと驚くこともあります。今、夏場ですと、2リットル
のジャグに1リットル
の水筒を持って、せっかく置き勉して勉強道具は学校に置いていっていいよとなったのに、重たい荷物を持っていっているので、少し考えていただきたいと思います。
3点目
の個別計画についてですが、避難行動要支援者
の安否確認を民生委員さんが行っているということですが、民生委員さん1人が多い方では30人から40人を担当されていると聞いています。災害時、現実的でないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(中野智夫君) 今御質問がありました件につきまして、災害時は確かに民生委員自身も被災されるような場合もあったりしますので、少し現実的でない部分があるかもしれません。そのため現在は、市内
の一斉防災訓練、こちら
の中で一部
の小学校区においてですけれども、民生委員さんと、あと地域
の方が連携をしまして、避難行動要支援者
の安否確認を2年前からになりますけれども行っております。これを今後はほか
の地域
の中にも広げていくとともに平素から見守りができるような形に進めていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) ありがとうございます。
昨年
の台風21号による関西電力
の報告では、配電設備へ
の被害
の9割が倒木、看板など
の飛来物、土砂崩れによって生じています。長久手市内で
の昨年
の倒木について、原因と高い木が持つ危険性も落ちついた議論が必要だと思います。また、台風15号により長期間給食が提供できなかったことを受け、
給食センターが万一被害に遭って動かなくなったとき
の代替
の給食をあらかじめどうしておくか、全国的に見直す検討を文部科学省
のほうが進めています。本市
の給食センターが被災した場合、あるいは、近隣
の自治体に協力がどこまでできる
のか、このあたり
の整理も必要になると思います。今回
の台風15号、災害から学んで次
の災害に、次へ
の対応力向上に向けてぜひ積極的に取り組んでいただきたいと要望して、この項
の質問を終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) 4項目め、選挙について。
ことしは愛知県知事選挙、県議会議員選挙、
市議会議員選挙、参議院選挙、長久手市長選挙、
市議会議員補欠選挙と選挙が続きました。公務員、民生・児童委員、教育委員、保護司など
の身分にある者が個人として選挙にかかわることができる範囲はどのようになっていますか。市として公務員、民生・児童委員、教育委員、保護司など
の身分にある者に対し勉強
の機会を設けるべきではないでしょうか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。総務部長。
[総務部長 中西直起君登壇]
○総務部長(中西直起君) 選挙についてお答えいたします。
一般職
の地方公務員については、地方公務員法による「政治的行為
の制限」により、教育委員については、地方教育行政
の組織及び運営に関する法律による「服務等」により、政治活動が禁止されています。一方で、民生委員・児童委員、保護司等については、公職選挙法による「公務員等
の地位利用による選挙運動
の禁止」が適用されます。
次に、教育委員、民生委員・児童委員、保護司等
の選挙運動や政治活動
の可否については、今後、各委員
の所管課等を通して、各選挙
の前までに公職選挙法等に抵触しないよう知らせていきたいと考えています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。7番なかじま和代議員。
○7番(なかじま和代君) 一般職
の地方公務員ということだったんですけれども、活動について特別職、常勤、非常勤で
の違いを教えてください。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) まず、一般職
の地方公務員でございますけれども、これは地方公務員法
の規定により、その職員
の属する地方公共団体
の区域外を除いて選挙運動を含む政治活動は禁止されております。例えて言いますと、本市
の職員は、本市
の市長選、市議選について、選挙運動はできません。しかしながら他市町
の首長選、議員選挙
の選挙運動を市外、他市町で行うことは可能ということでございます。
次に、特別職でございますけれども、特別職は、地方公務員法に規定された職でございます。市でいいますと、市長、副市長、
市議会議員、消防団員、臨時または非常勤
の顧問、参与、調査員、嘱託員などがこれに当たります。この特別職は、地方公務員法
の適応を除外されますので、選挙運動を含む政治活動には制限がありませんが、公職選挙法
の規定によって地位利用による選挙運動は禁止をされております。
最後に教育長と教育委員につきましては、地方教育行政
の組織及び運営に関する法律により、常勤、非常勤を問わず区域なく選挙運動を含む政治活動は禁止をされているということでございます。
○議長(
加藤和男君) 質問時間がなくなりましたので、なかじま和代議員
の個人質問を終結します。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後1時05分といたします。
午前11時16分休憩
――――――――――――――
午後1時05分再開
○議長(
加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
個人質問を続けます。6番伊藤真規子議員。
[6番 伊藤真規子君
質問席登壇]
○6番(伊藤真規子君) では、議長
のお許しをいただきましたので、通告書どおり質問をさせていただきます。
1項目め、育児に関する切れ目
のない支援について。
日本
の人口が減少する中、育児中
の親を支援することは、虐待を防ぐためにも社会
の将来を支えるためにも重要である。
(1)宿泊型産前産後母子ケア事業について。
市として実施
の予定があるか。内容はどのようか。
(2)一時保育について。
緊急
の場合
の対処はどのようか。
幼稚園児を抱えて仕事を探す場合も預からないか。
休日、夜間、宿泊を伴う場合についてはどうか。
(3)多胎児について。
特別
の配慮が必要だと思われるが、今現在どのような支援をしているか。
(4)高齢者に行っている食
の宅配
の対象者を、産後1カ月
の家族まで拡大しないか。
(5)シングルマザーや配偶者が単身赴任中など、身内
の協力が得られない方
の子
の出生届をこんにちは赤ちゃん訪問
の際に預かることはできないか。
以上、5点です。お伺いいたします。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。福祉部長。
[福祉部長 川本晋司君登壇]
○福祉部長(川本晋司君) それでは、育児に関する切れ目
のない支援について5点御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。
1点目について、宿泊型産前・産後母子ケア事業については、産前
の実施予定はありませんが、産後については近隣で既に実施している自治体がありますので、実施状況を参考に検討していきたいと考えます。
2点目について、保育園
の一時保育では緊急保育サービスとして、保護者等
の傷病等により家庭で
の保育が困難な場合に、最大14日以内で利用が可能です。また、幼稚園に通園する園児
の保護者が、幼稚園が休み
の際に面接等
の就労活動
のため、保育園
の一時保育を利用する場合は、私的理由による保育サービスとして、最大月2日一時保育
の利用が可能です。
休日、夜間、宿泊を伴う一時的な保育は実施していません。保育サービスとは別に、保護者が病気など
の理由で児童
の養育が一時的に困難になった場合に、児童養護施設で一時的に養育する子育て支援短期利用事業、いわゆるショートステイを実施しています。
3点目について、多胎児支援については、多胎児世帯は単胎児世帯に比べ育児等が大変なことが多いので、親子健康手帳交付時から多胎児で
の悩みや不安を聞き取り、支援が必要な人については、家庭訪問や面接などで継続支援を行っています。また、家事
の負担を軽減する産前・産後ヘルパー派遣事業では、利用できる期間を単胎児世帯が6カ月
のところ多胎児世帯は生後1歳まで、日数等は、単胎児世帯が40日40回まで
のところ多胎児世帯は60日60回までと、単胎児世帯より多胎児世帯
の人が多く
の支援が受けられるよう拡大しています。
4点目について、産前・産後ヘルパー派遣事業で調理や生活必需品
の買い物など、家事援助を実施しているため、現在
のところ、食
の宅配事業を実施する予定はありません。
5点目について、こんにちは赤ちゃん訪問は生後2カ月ごろに実施しているため、生後14日以内に届け出が必要である出生届をお預かりすることはできません。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) では、1点目
の宿泊型産前・産後母子ケア事業についてお伺いいたします。
でも、まずここには男性が多いので、前提として産後
の何が大変な
のかという話を勝手にさせていただきます。
まず妊娠期間
の9カ月気持ちが悪くて全く動けなかったり、大きなおなかを抱えて内臓
の位置まで動かされながらおなか
の子に栄養をあげ続けます。死ぬほど痛い、息ができないを何時間も経験した後、いろいろ切られたりしながらもっと痛い思いをして何とか産みます。生まれた赤ちゃんはふにゃふにゃで、どこをどう持っていい
のかわからない状態ですが、夜中も毎日3時間置きに起きて授乳をしなければなりません。自分
の傷口をいたわりながら哺乳瓶を洗ったり、おむつをかえたり、赤ちゃん
の汗をかいた服をかえている間に次
の授乳時間が来ます。赤ちゃんは毎日首を支えて温度を図ったお風呂に入れなければいけませんが、ふにゃふにゃなので支える
のも大変ですが、出てきた後、バスタオルをセットしておく
のを忘れてどうしたらいい
のかわからないとか、二重にセットした服を着せる
のもとても大変です。その後、お風呂上がりには、毎日綿棒で鼻掃除、耳掃除、爪を切り、へそ
の尾
の消毒をする
のはすごく怖いです。産後1カ月は、水仕事はやめ、何か文字を読むようなことも避けて体を休めましょう。更年期に痛い目に遭いますと言われても夫
の帰りが遅いなら自分一人でやるしかありません。赤ちゃん
の首が据わっても、悩みは形を変えて常にあります。何だかわからないけれども、赤ちゃんが泣き続けることもあります。毎回待ってもらえないので、自分
の体は回復しないままです。このころ
のお母さんに何が欲しいかを聞くと、大抵睡眠が欲しいという返事が返ってくると思います。そこで検討される予定
の宿泊型産後母子ケア
の内容について、どのように考えられているか、詳しく教えてください。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(斉場三枝君) 宿泊型産後母子ケア
の内容についてですが、国
の産後ケア事業運営要綱では、産後ケア事業宿泊型は、産後に心身
の不調や育児不安等がある上、家族等から十分な家事や育児など
の援助が受けられない母親に対し、赤ちゃんとともに病院、助産所等に宿泊することによって、産後
の体調管理や母乳ケア、赤ちゃん
の発育、栄養チェック、育児相談、授乳指導等を行う事業となっております。
産後
の母親
の大変さを少しでも軽減できるよう事業内容についても病院などと相談するなど検討を進めたいと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 産前は対象ではないということですが、つわりや自宅安静で助けが欲しいこともあります。また上
の子がいるとそのようなときに、上
の子
の面倒を見る
のも大変です。宿泊型母子ケアに産前も加えていただけないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(斉場三枝君) 上
の子も面倒を見るということなんですが、宿泊型
の母子ケア事業には、産後を対象に実施する事業になっております。議員が言われたように上
の子がいる場合などは育児にも労力を必要とし、妊娠期における母親
の負担はかなり大きいものになっていると理解しております。宿泊型
の母子ケア事業において、産前を実施している自治体もない状況ですが、今後、本事業
の内容について研究をしていきたいと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
宿泊型では難しいということであれば、市にはもう既に行っていただいている産前・産後にヘルパーさんが来てくれるという事業がありますが、こちらも上
の子
の面倒を見ることが対象外となっています。体調が悪いときに、上
の子
の相手をする
のが一番つらい
のですが、産前・産後ヘルパー派遣事業に上
の子
の面倒を見ることを入れてもらえませんか。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(斉場三枝君) 産前産後ヘルパー派遣事業は、母親
の負担軽減を目的に家事援助を行う事業としているため、上
のお子さん
の面倒を見るという育児支援は現在
のところは行っておりません。育児支援ということであれば、本市では必要に応じて一時保育事業やファミリーサポート事業を紹介をさせていただくことになります。今後、上
のお子さん
の面倒を見るという育児支援を含め、産前・産後にどのような支援が必要であるか、調査研究していきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 産前産後ヘルパー派遣事業には、上
の子
の面倒を見てもらえる自治体もあると思うので、ぜひ御検討をお願いしたいです。
では、2点目
の質問について、緊急一時保育
の制度があるということですが、待機児童もいるかと思う
のですが、実際に利用ができそうでしょうか。
また、緊急度合いについて、例えばけさ起きたら目まいやぎっくり腰で立ち上がれないということや、事故に遭って病院に運ばれたというときは、申請書なしでも、当日でも子どもを預かってもらえる
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 緊急一時保育につきまして、まず一時保育事業には、緊急保育サービスという
のがございまして、保護者
の傷病や災害事故、出産介護・看護、冠婚葬祭など社会的にやむを得ない事由による場合
の御利用となります。実際
の利用状況でございますが、昨年度
の緊急保育サービスで
の利用は134回でございました。また一時保育
の利用につきまして保育を行うために事前
のやはり面接が必要となってまいります。また当日につきましては、保育
の受け入れ体制ですとか、食事
の用意が困難となります。しかしながら傷病
の場合などは別途御相談いただければと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 幼稚園児を抱えて仕事を探す場合は、月2日
の利用が可能と
のことですが、めでたく就職が決まっても60時間未満、1日4時間で週3日といった形だと保育園には入れません。かといって、幼稚園は半日保育
の日や代休、どちらも幼稚園で
の延長保育はされないことが多いです。長期休みがあり民間
の一時預かりサービスを利用しようにも長久手市内
の認可外保育園は2歳までだったり、従業員のみが対象だったり、満員だったりで預け先がありません。何とか受け入れてもらえないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 幼稚園児を持つ保護者
の方々が週60時間未満
の就労
のケースということでございますが、そもそも一時保育事業は、幼稚園や保育園などに通園していない未就園児向け
の保育サービスとして実施をしております。現在
の利用者は、全て2歳児クラス以下
の年齢
のお子さんとなっております。現在も予約がいっぱいな状況でございますから、今後も同様
のサービス提供を行っていくため、幼稚園児につきましては、第一答弁でもお答えしましたが、私的理由以外
の御利用については、お受けすることができない状況となっております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
では、3点目について、先日も豊田市
の多胎児が関する事件
の裁判がありました。多胎児がどこにどれぐらいいるか全体を把握できる
のは行政だけだと思います。お子さんがかなり大きくなった方も含めて、広く実際困ったこと、こうしてもらえると助かる
のにというようなことを、サービス
の聞き取り調査をしていただけないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(斉場三枝君) サービス
の調査ということですが、多胎児世帯へ
の支援に当たっては、感じている悩みや不安を初め、個々
の世帯
のニーズを把握することが重要です。今後はこうした点について調査を実施してどのような支援が必要とされている
のかを把握していきたいと考えています。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
どんどん次にいきますが、4点目について、先ほど
の産前産後ヘルパー派遣事業は、働く方へ
の給料を考え、1日2時間利用が基本だと思います。40回までと手厚い支援ですが、産後1カ月は、授乳も3時間に1回と多く、眠くてもヘルパーさんが気になって眠れない人もいると思います。ネットスーパーも一つなくなってしまい、新生児を抱えて買い物をしたり、料理する
のも大変です。高齢者用
の食
の宅配は、通常
のおそうざいのお弁当よりも種類もあり、乳腺炎にもなりづらく栄養もよさそうに感じます。里帰りできない方、シングルマザー
の方など希望された方に配達をお願いできないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 福祉部次長。
○福祉部次長(斉場三枝君) 配達をお願いできないかというお尋ねですが、現在行っている産前産後ヘルパー派遣事業
の家事支援なんですけれども、買い物支援、調理補助を行い、まさに産後
の母親
の負担軽減
のために実施している事業です。また、食事
の宅配のみということであれば、広く行われている民間
のサービスを利用することもできます。このようなことから、里帰りできない方、シングルマザー
の方などを対象とした食
の配達を行うことは、現在
のところは考えておりません。しかし、こうした民間サービス
の情報については、必要な方に提供していきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
5点目にいきます。
届けを出さなければならない産後14日以内は、まだ母親が回復しておらず、赤ちゃんも外出に適していません。しかし、大事な子ども
のことなので援助
の得られない方は苦労して届けを出しにいかれると思います。多胎児だともっと大変です。今回、郵送でもいいということを初めて教えていただきましたが、結局外出
のハードル
の高さは、郵送でも届けに市役所に来ることも変わらないと思います。このような質問をした
のは、出生届を出すことでさえ、大変な方はその後
の育児や生活にも大変なことが多く、こんにちは赤ちゃん訪問で、実際にお会いすることで早期に発見できる
のではないかと思ったからです。市
のホームページには、こんにちは赤ちゃん訪問で早目
の訪問を希望する方は御連絡くださいというふうにありますが、やはり出生届に間に合う時期まで早めることは、できない
のでしょうか、お願いします。
○議長(
加藤和男君) 福祉部長。
○福祉部長(川本晋司君) こんにちは赤ちゃん訪問は、通常生後1カ月児健診が終了した生後2カ月ごろに実施をさせていただいております。お子さん
の様子や育児について早目に訪問希望される方や医療機関から早期対応
の依頼があった場合には、早い時期に訪問することもあります。ですから出生届
の提出
の理由のみで、こんにちは赤ちゃん訪問を早めるという依頼にはお応えできないんですけれども、提出時に誰も助けてくれる方がいないという困り事ですね、そういったことがある場合には、事前に市
のほうに御連絡をいただければ、いろいろな支援
の方法を考え、例えば地域資源
の活用であるとか、そういったことも含めて対応を検討していけると思いますので、一度御相談をいただいてということで御回答にかえさせていただきたいと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 今回は、たくさん
の困っていることを並べて要望を出しました。市
のすることには、責任が大きく、コストもかかるため、慎重に考えなければならないことはよくわかります。ただ、困っている人はいろいろな条件
の中に点在していて、本当にどうにもならずに苦しんでいる人もいます。いろいろ難しいと思いますが、検討してくださるといいなと思います。
では、要望で終わらせていただきます。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 2項目め、小学校
の長い放課
の見守りについて。
長い放課に大人
の目が届かないことで、いじめが発生、拡大する面があると考えます。児童
の窮屈な気持ちに配慮する必要はあるが、校長、教頭、少人数指導
の先生や、外部
のシルバー人材センター
の方、大学生、新しいスポーツを広める組織
の方などに協力していただいて、例えば遊び
のリーダーなど
の形で緩やかな見守りをしてはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。教育部長。
[教育部長 角谷俊卓君登壇]
○教育部長(角谷俊卓君) 小学校
の長い放課
の見守りについて御質問をいただきましたので、答弁させていただきます。
長い放課は、外で体を動かしたり室内で読書をしたりして、児童にとって心身をリフレッシュする時間です。集団で活動する際、人間関係
のトラブルがあれば、すぐに教員が対応できるようにしており、いじめ
の未然防止に努めています。また、小学校では、教育活動
のさまざまな場で、保護者や外部
のボランティアに児童
の支援をいただいております。今後長い放課
の見守りも含めてどのような支援をしていただけるかということについて小学校と情報交換をしていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 御答弁いただきありがとうございました。御答弁でいただいたとおり、長い放課は児童にとって心身をリフレッシュする時間です。ところが大人
の目
の届かないところで長い放課にいじめられたり、仲間に入れてもらえず、リフレッシュできない子どももいます。子どもだけ集団でいることでいじめが拡大する面があると認識されていますか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) まずは、いろいろな子どもたちがいる中で議員がおっしゃるように仲間に入りたいけれども入れない子、外で遊びたいけれども仲間に誘われず外で遊べない子どもがいることで、リフレッシュできない子どもが少なからずいるということは考えられます。子どもだけで遊んでいる中で、からかいなどは本人はいじめと思うことがあればいじめになります。相手
の気持ちになってされて嫌なことはやってはいけないと指導はしていますけれども、子どもたちだけでいれば、からかいがいじめに拡大する面があるとは認識しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
あと人間関係
のトラブルがあれば、すぐに教員が対応し、いじめ
の未然防止に努めていますと
の御答弁をいただきました。先生方も一生懸命見てくださっており、トラブルを知ればいじめにならないように動いてくださっていると思います。ただ、認識してくださっているかとは思うんですが、子どもだけ
の長い放課では、いつも同じ子が鬼ごっこ
の鬼にされていたり、いつもプロレス
の技
の練習台にされていたり、いつも強い力でボールをぶつけられていることもあります。ぱっと見ただけではいつも一緒に仲よく遊んでいるように見えます。いつも同じ子が定員オーバーで入れてもらえないということもあります。一緒に遊ぼうと走り出したのに、その子以外はみんな違うほうに走っていってしまうということもあります。それから遊んでいるときに、遊び方がわからないというか、絶対に鬼に捕まったと認められない子とか、つい厳しい言い方をしてしまって嫌われてしまう子もいるんじゃないかと思います。誰か大人が必ず校庭にいて、今日は何々をしよう、やりたい子はおいでと言ってもらえれば、無理して意地悪する子とくっつかなくても遊べます。学校が嫌な気持ちが減るんじゃないかと思います。遊ぶ場面では、本当
の人間関係が見えることもあるし、そんな言い方しなくて、こういうふうに言ってあげたらという具体的な提案も先生からしていただくことができます。学校は勉強を学ぶだけではなく、先ほども学校
の役割についてお話しされていたかと思うんですが、私も人間関係
の構築
の仕方、人生
の楽しみ方を学ぶために行くところだと思います。それは授業中だけではなく、長い放課に得られることが多い
のではないでしょうか。まだまだ人間関係をつくるには、未熟な年齢
の子どもたちに自分で気づきなさい、嫌なことは我慢したり自分で解決しなさいという
のは余りに酷です。小学生
のうちに遊び
の中で困ったとき
の対処
の仕方を教えてもらえたら、その後
の学生生活や社会で
の人間関係
のプラスになったり、不登校や鬱、いじめが減らせるかもしれません。とは思うんですが、本当は担任
の先生に見ていただく
のが一番いい
のですが、次
の授業
の準備もあるし、休憩時間も必要だと思います。これはなかなか難しいかなとは思うんですが、副担任制にして、どちらか1人
の先生に監視ではなく、遊びながら緩やかな見守りをしていただけることをお願いしたいと思います。すごくコストがかかるので、なかなか難しいかとは思うんですが、子どもは15年もすれば立派な意見を言う頼もしい大人になります。社会を変えられる
のは、子どもたちなので、子ども
の教育に関しては、コストがかかってもできるだけ
のことをすべきだと考えます。先生
の負担も減るかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 今、議員が話された切実なことは、全て
の子どもではないにしろそのとおりだと思っております。休み時間中も授業中もそうですけれども、いじめが早期発見できるように、また体調不良やけがもあるので、担任
の先生を初め、学校職員は、休み時間中や休み
の時間
の後
の子どもたち
の様子を見守ってきていただいております。常時ではないですが、委員会
の活動
の一つとして休み時間にゲームを企画することもあり、また読み聞かせをすることもあります。その場合、異学年、違う学年でも一緒に活動できる工夫をしていることが多いです。特に小学校は人手が欲しい状況に現在なっております。副担任制ということも含め、教員
の増員については議員おっしゃるように厳しい状況ではありますけれども、長久手市として県
のほうに要望していきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 御答弁ありがとうございます。議論を交わしているというよりは同じような認識で協力をしてくださっている
のかなと、学校でも先生が一生懸命頑張ってくださっているという状態はすごくよくわかります。決して忙しい先生
の負担をふやしたいわけではありませんが、ただやっぱり一生懸命やってくださっているけれども、それでもいじめや不登校
の数を考えると、今で十分というわけではないんじゃないかと思います。他方で子どもたち
の自主性に任せることが大事という意見もあるかとは思うんですが、本当に試行錯誤するには、今
の子どもには時間が足りないと思います。大人にとって子どもに教育を受けさせることが義務であり、子どもには教育を受ける権利がある以上、学校は安心して通えるところでないと困ってしまいます。何とか全員ではないにしても、困っているお子さんが一人、二人だとしても休憩時間にリフレッシュできない子どもを助けるため
の大人を確保していただけないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) 教員
の増員につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、今後、県などに対して要望していきます。ただ、現時点で教員は、先ほど議員がおっしゃるように授業
の準備などで子ども
の様子を見ることができないこともあることから、市
のほうでできること
の一つとして、市で臨時的任用職員として雇用している学級指導補助という職員がおります。学級指導補助は、児童生徒
の問題行動などに授業中、放課後も含めて学級担任と協力して指導に当たることを目的に雇用しております。この学級指導補助を活用して、子どもたち
のそういうフォローができないか、学校と調整して考えていきたいと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。
○6番(伊藤真規子君) ありません。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) では、3項目め、お願いします。
次世代
の長久手について。
現在
の子ども世代が大人になり、近隣市町
の人口が減少するころもある程度
の割合
の生産年齢人口を保てるような対策を考えることが重要である。市として何か対策がある
のか。
よろしくお願いいたします。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。市長公室長。
[市長公室長 加藤正純君登壇]
○市長公室長(加藤正純君) 次世代
の長久手についてお答えいたします。
本市
の人口は、総合計画で示したように、ピークは2035年
の6万5,482人、生産年齢人口
のピークは2025年
の4万1,036人です。2025年以降
の生産年齢人口は微減していく見込みですが、この人口を維持することが重要であると認識しています。このように、本市にもいずれ人口減少や少子高齢化が訪れ、生産年齢人口
の減少も見込まれます。そのため、子どもや高齢者
の居場所づくりや見守りなど、地域で支え合う仕組みづくりを進め、社会
の働き手
の中心となる世代が、子育てや介護と仕事を両立し、安心して働き、住むことができるまちづくりを進めることが重要であると考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) 通告書には、次世代というふうに書きましたが、今
の子どもが大人になり、住む場所を決めるころを次世代と考えています。次世代以降も万全なように今から準備しておくことが大事かと思います。一緒に考えていただきたいと思います。
用意していただいた資料をごらんください。長久手市
の人口
の推移推計です。御答弁でもいただいたように、総合計画から出していただきました。長久手市
の人口
の推移・推計について、ぱっと見ると全体は減っていないなという感じはするんですが、ここに上
の青い丸で4つ目
の丸でもあるように、2035年には、超高齢化社会となり、その次
の青い丸で、2040年には老齢人口が2015年
の2倍以上
の増加と予測されています。2050年
のときには、この生産年齢人口15歳から64歳
の高校生ぐらいからひょっとしたら定年されているか、もう延びていて定年じゃないかもしれませんが、そのあたり
の方が男性も女性もみんな働いたとして1.9人分を支えないといけない形になるかと思います。質問
の仕方も難しくてなかなか、今までは企業に努めるために豊田市や名古屋市に来た方が家を購入する際に比較的地価
の安い長久手
のほうにどんどん移動してくるという流れがあったかと思います。また長久手
のほうとしては、広い土地
の余っているところをちょっとずつ分けるといった形かと思います。夫婦と未成年
の子ども
の世帯
の流入が多かった
のではないでしょうか。
そこで、心配になる一つ目が、夫婦は老年人口に入ってしまい、未成年だった子どもたちが大人になって就職、進学などで流出し、生産年齢人口が減る
のではないかということ、また豊田市、名古屋市
の人口が減ったり、地価が下がれば、そちらで勤める方は、わざわざ職場から遠くなる長久手で家を探すことが減る
のではないかということ。
二つ目は長久手市に住もうと思っても今まで
のように魅力的な土地に住むことができる
のかということ
の二つがちょっと心配になりました。
まずどのような方がお住まいになる
のかという一つ目
の心配についてなんですが、流出する子どもたちと同時に長久手近郊にも大学生が入ってきます。定着してくれる可能性があります。岡崎つよし議員も長久手を国際学術都市にしてはどうかとおっしゃっていたかと思うんですが、余りにもコストがかかると本末転倒ですが、奨学金など何らかの支援や長久手賞
の創設、大学自体
の人気が上がるような連携など何か連携が今たくさんある
のは存じておりますが、何か大学生に対して、長久手市
のイメージをよくするようなことはいかがでしょうか、お願いいたします。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) 長久手市
の学生が定住していくことに何か策があるかということでございますけれども、本市は、市内に4つ
の大学がありまして、周辺にも幾つか大学がございます。やはり長久手市内にお住まい
の学生さんは、それら
の大学に通っている中、卒業後においてもやはり長久手市内で住み続けていただくために、やはり長久手市
のまちづくり、暮らし、そのあたり
のイメージも向上させていく取り組みも必要でございますし、やはり本市へ
の在学中にまちづくり、そういったものにもいろいろ参加していただくようなことも踏まえまして、本市へ
の愛着を持っていただくようなことで引き続き長久手市内に住んでいくことが必要かなということは重要であるとは考えております。それら
の点からしまして、今、学生
のほうといろいろと取り組んでいる
のが大学連携事業ということで、地域
の課題解決に向けた取り組みということと、あと魅力向上も踏まえまして、4大学とその周辺大学ともいろいろ連携しておりますが、特に4大学等
の学生
の方々、研究室を踏まえていろいろと活動に対する助成金を出しているということもございます。また、あわせまして地域ブランディング事業ということも実施しておりまして、市民
の皆さんに郷土愛を育む、そんな取り組みもしていく必要があるということは行っております。
さらに加えまして、やはり今、地域で活動していく学生
の皆さんがいろいろ学生同士が集まったり、活動していきたい場ということも必要だということでやはり古戦場
のリニモ
の駅前、ここは公共交通
の結節点でございます。また利用もしやすい場所ですので、そういったところでリニモテラス
の公益施設も設置予定しております。そこも大学連携
のテーマ
の一つとして、やはり活用も考えておりますので、そういったことによって、市民
の方々と学生
の方々
のつながり
のきっかけづくりになるような場にもなるかということもございますので、そういったことに期待しているということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
長久手市は、今、物すごく成功しているので、ほか
の自治体が人口が減っていても長久手市はふえているという状況で、このような質問をする
のがちょっと不思議というか、何か変なんじゃないかなと思われるかなとは思ったんですが、でもやっぱり今
のうちに考えて一番成功しているときに考えておくことが大事かと思います。日経新聞でも生まれてくる子どもが90万人を割りそうだという記事が載っていたかと思うんですが、それが予想していたよりも2年早いということで予測がこのままいくかどうかがちょっとわからない。先ほど
の資料でも0歳から14歳
の子に関しては、ずっと同じような人数でふえていくように計算されているんですが、これは今までと同じ勢いで子どもが生まれてくるとか、移り住んでくる、流出した分だけ、同じ分だけ子どもが入ってくる。でも14歳までだとそうですね、やっぱり生まれてくる、引っ越してくるという形かと思うんですが、そのあたりが生まれる人数が減ってきたりすると、毎年このグラフが横にずれ、斜め上に年齢が上がってずれていくときに、生産年齢人口も推計がどんどん少なくなっていってしまうんじゃないかなという
のがちょっと心配になって、今回質問をさせていただきました。企業が余りたくさんないということになると、個人
の方から
の納めていただく税金が大事ということになるかと思うんですが、ITに関する仕事、芸術系
の仕事、高度な知能を使う仕事などは、毎日
の通勤時間について
の考慮が減る分、豊田市でも名古屋市でもなく、長久手市に魅力があれば、住む場所として選んでもらえると思います。希望する子へ
の高度教育や教育熱心な自治体といったイメージなどは本人にも子育て中
の親にもアピールできると思います。教育で何かできることはないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 教育部長。
○教育部長(角谷俊卓君) そうですね、学校教育においては、正直全国どこ
の学校でも一定
の教育水準を保てるように、学習指導要領に基づいて実施しております。ただ、2020年度から始まる新しい学習指導要領
の中では、主体的、対話的で深い学びやプログラミング教育、外国語教育、道徳教育など
の項目がふえてうたわれております。これら
の取り組みがしっかり行われるように準備を進めつつ、本市
の特色でもある平成こども塾などで、親子で農作業をする体験だとか、地域
の棒
の手やざい踊りを初め、長久手市内
のさまざまな地域で伝統文化や体験
の学習を力を入れて、長久手市
の魅力として子どもたちに伝えていくことが長久手市にとって大事かなと思いますので、そういうことも含めて親御さん
のほうにアピールしていきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ありがとうございます。
今、長久手市に入ってきてくださる方という
のは、地価や学校に通う
のが容易かどうか、通勤移動に便利かどうか、お店があって便利かどうか、まちがきれいかどうかといった条件などについて考えられていると思います。ただ、そのような条件
の場所にはもうたくさん
の家が建ち、なかなかあいている土地がないように見えます。公園西など
の整備は、そのような希望がかなうように進みそうでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 建設部次長。
○建設部次長(加藤英之君) 公園西駅周辺地区は、愛・地球博記念公園モリコロパークに隣接しておりまして、緑豊かな自然環境に恵まれ、また、長久手インターチェンジにも比較的近く、東部丘陵線公園西駅も徒歩圏内という立地条件、ポテンシャルを生かし、駅前広場や都市計画道路といった交通結節機能
の整備によりまして、リニモを生かしたまちづくり
のほうを進めております。
あわせて土地
区画整理事業による基盤整備では、環境に配慮した市街地形成にも取り組んでいるところでありまして、また地区計画におきましても建築物
の敷地面積
の最低限度を200平方メートルと定めるなど、ゆとりある住環境
の形成が期待されます。このように公園西
の整備におきまして、本地区
のそういった特色も生かしながら、魅力あるまちづくりを進めてまいります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) それから今後長久手市でも空き家はふえていくと思います。それぞれ思い出
の詰まった大事な財産は、本人や近所
の方が困ったときには、市が相談に乗れ、適切な管理、利用を進められるようにしてくださるといいと思います。長期間人
の住んでいない家について把握はできている
のでしょうか。持ち主や近所
の方
の困り事
の相談には乗れている
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 建設部次長。
○建設部次長(加藤英之君) 住んでいない家について
の把握ということでございますが、平成27年度から28年度にかけまして、戸建て家屋を対象に調査を行いました。空き家ではないかなと想定される家屋は240軒弱ほどあると把握しております。それから持ち主や近所
の方
の相談ということですけれども、持ち主
の方や近所
の方々などからそういった御相談を受けてはおりますが、その相談
の大半が雑草が繁茂しているんだけどとか、あるいは庭木
の枝などちょっとはみ出してきているんだけどというような苦情が大半でございます。近隣から
のこういった相談があった件につきましては、都度持ち主
の方にそういった現状をお伝えいたしまして、適正に管理をしていただきたいということで市
のほうからお願いしております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) これは追加としてなんですが、空き家を処分という
のもちょっと寂しいですが、取り壊すにしても思い出が残っている。家を壊せないということがもし理由である場合、ほかにも理由がいろいろあるということは重々承知していますが、そういう思い出に関してが理由になっているときは、市で残っている昔
の写真やそこに家があった証明を差し上げるなど、何かできることがあるといいなと思うんですが、できることはありますか。
○議長(
加藤和男君) 建設部次長。
○建設部次長(加藤英之君) 空き家を壊せないという理由ということで、議員がおっしゃるように、住宅へ
の愛着があったり、そのほかにも相続
の問題ですとか、税金もございますし、そういった資金面など
の問題もあったりと、またその対策もさまざまであるように考えております。昔
の写真や家があった証明ということでございますけれども、市で差し上げるということはなかなか考えておりませんけれども、例えば近年、インターネットでも航空写真ですけれども年度をクリックすると検索できるということもあるようでございますし、例えば家屋
の評価証明というものがございますが、家屋台帳を10年間保存しておりますので、そういったものも取得していただけることは可能かなと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。6番伊藤真規子議員。
○6番(伊藤真規子君) ここまで生産年齢人口をふやすことを一緒に考えていただきましたが、なかなか難しい面もあるように感じます。長久手市は今大成功だし、先人
の皆さんが大事にされてきて、私も大好きな長久手にけちをつけたいわけではありません。日本や近隣
の市町
の人口が減るとき、何十年もたったときという
のは、長久手もやっぱり人口減
の影響を受けるはずなので、そこで考えたいことなんですが、世代間
の公平を考え、地方債を使って建築、大規模修繕を行うという考え方もありますが、超高齢化社会に若者が老年人口を支えるということ
の支える負担
の公平さということを考えるとできるだけ地方債は使わずに済むといいなと思います。必要
のないものはという
のを考える
のは難しいですが、とにかくすぐに必要
のないものは、中止したり、何か負担をしていただくなりということも今後必要になってくると思います。行政や地域
のつながり、公平、
自由なども考え、次世代も今
のようにまちにも人にも余裕
のある長久手市であってほしいと願って、この項目を終わります。質問を終わります。
○議長(
加藤和男君) 建設部次長。
○建設部次長(加藤英之君) 先ほど
の答弁で、市で10年間保存しておりますという中で、間違えて家屋台帳と申し上げてしまったんですが、課税台帳
の間違いですので、大変失礼いたしました。訂正させていただきます。
○議長(
加藤和男君) 終わりでいいですか。
○6番(伊藤真規子君) はい。質問を終わります。
○議長(
加藤和男君) ないようですから、伊藤真規子議員
の個人質問を終結します。
この際、暫時休憩します。再開は午後2時15分といたします。
午後2時00分休憩
――――――――――――――
午後2時15分再開
○議長(
加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
個人質問を続けます。3番石じまきよし議員。
[3番 石じまきよし君
質問席登壇]
○3番(石じまきよし君) それでは、議長
のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
まずは、改めまして、市長、御就任おめでとうございます。実は私、市長
の所信表明
の演説を聞きまして、非常に共感いたしました。特に4ページ、最終段
の「大人たちが、地域
の一員として活躍する姿は、次世代を担う子どもたちに必ず影響を与えます。」、この部分です。ちょっとお時間をいただいて、私はこれ、長久手市
の体育協会
の50周年
の記念誌があるんですけれども、当時私はスポーツ少年団
の責任者をやっていまして、ここにこれ私が寄せたメッセージなんですけれども、大人たちが協力して、子どもたちに対して惜しみなく行動する姿は、子どもたちに原風景として記憶され彼ら
の成長過程においてすばらしい影響を及ぼすものと信じています。ですから、市長と光栄にも同じような価値観といいますか、そういったものを共有できているなということで、これからもこの議場でいろいろと市民
のためによりよい議論をして取り組んでいけると考えております。ぜひよろしくお願いします。
では、質問に移ります。
マイナンバーカード
の普及促進について。
(1)本市
の普及状況はどのようか。
(2)デジタルファースト法が参議院本会議で可決され、来年4月から順次、各地
の自治体で導入されると
のことです。
ア、どのような法律な
のか。
イ、長久手市として今後、どのように取り組む
のか。
お答えください。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。市長公室長。
[市長公室長 加藤正純君登壇]
○市長公室長(加藤正純君) マイナンバーカード
の普及促進についてお答えいたします。
1点目について、本市
のマイナンバーカード
の交付枚数は、
令和元年8月31日現在8,555枚となり、人口
の約14.6%が取得している状況です。
2点目
のアについて、デジタルファースト法、いわゆるデジタル手続法は、本年5月31日に公布され、情報通信技術を活用し、行政手続等
の利便性
の向上や行政運営
の簡素化・効率化を図るため、行政
のデジタル化に関する基本原則及び行政手続
の原則オンライン化
のために必要な事項等を定めることを目的に制定された法律です。現状では、社会保障、税番号制度、いわゆるマイナンバー制度においても、国及び地方公共団体が情報連携を行うことで、添付書類
の削減等を図っていますが、市民
の申請など
の手続は、従前どおり窓口で
の対応を前提としています。この前提を改革し、デジタルファースト法では、行政手続
のオンライン化を原則としています。
イについて、デジタルファースト法は、行政手続
のオンライン化を目指した法律ですが、法律
の要となる国
の情報システム整備計画や、法律に対応した政令及び省令が年内施行予定であるため、それらが示されないと具体的な対応ができない状況ですので、今後、国
の動向を注視していきます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それでは、質問させていただきます。
マイナンバー制度が始まってから、ことし8月まで
の本市
のマイナンバーカード
の交付枚数、人口に対する取得割合もわかりました。では、本市
の交付状況などは愛知県内で見たらどのようでしょうか。また、全国で見るとどのようでしょうか、お答えください。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) マイナンバーカード
の愛知県内、それに全国で
の状況ということでございます。
令和元年8月31日現在
の愛知県
の交付枚数は91万1,518枚で、愛知県人口
の約12.0%
の取得となっております。本市は、14.6%でございますので、愛知県
の平均を上回っておるということでございます。続いて、全国で見ますと、全国では最新
の情報が
令和元年7月1日現在でございますけれども、交付枚数は1,727万2,307枚で、全国民
の約13.5%
の取得率となっておりまして、これについても本市は全国で
の平均、これも上回っているというような状況でございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 本市で
のマイナンバーカード取得状況は愛知県内と全国平均
のいずれも上回っています。では、現在やっていることはありますか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) マイナンバー
の手続に、平日に市役所
のほうに御来庁いただくことが難しい方
のために、毎月1回、日曜日
の午前中ですけれども、マイナンバーカード
の申請、それに交付
の受け付けを行う窓口、これを開催をしております。また、全国統一
のマイナンバーカード交付方法である交付時来庁方式に加えて、申請者
の方
の手間を軽減するため独自に申請時来庁方式というものを実施をしております。御説明をさせていただきますと交付時来庁方式とは、マイナンバーカード受け取り
の際に、市役所に御来庁いただいたわけですが、市民自身が顔写真を用意し郵送、スマートフォンパソコン等で事前に交付申請を行い、カード受け取り
の際に、市役所に御来庁いただき、マイナンバーカードを交付する方法でございます。これに加えて、今本市が独自に実施をしております申請時来庁方式とは、申請
の際に市役所に御来庁いただきまして、後日マイナンバーカードができ上がりましたら、本人限定郵便で、御自宅
のほうに、これを発送するという方法でございます。こちら
の方式では、顔写真を市が無料で撮影をし、申請書
の記入についても職員がサポートさせていただけるものでございます。これは顔写真を御準備いただく手間が省ける
のと交付申請においてわかりづらい部分を職員がサポートさせていただけるという点から御好評いただいており、昨年度は、全体
の約7割ほどがこの方式で
の申請をされているということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 全国統一
の交付方式である交付時来庁方式
のほかに、本市独自に申請時来庁方式も行い、市民にマイナンバーカード交付に際して
の窓口
の充実に努めていることはわかりました。昨年、マイナンバーカードを取得した市民
の70%がそのサービスを利用していたということから、市民にとってマイナンバーカードを取得する有益な窓口サービスであるということがわかります。その窓口サービスは、広報紙とホームページで広報していると思いますが、イベントメールも活用し、さらに広報をする
のがよい
のではないでしょうかと思います。
では、次
の質問に参ります。
今後、マイナンバーカード
の交付枚数をさらにふやすために考えていることはありますか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今後
のマイナンバーカード
の普及促進につきましては、国
のほうから円滑な取得に向けた取り組みということで通知が来ております。これに基づきまして、現在マイナンバーカード
の交付円滑化計画というもの
の策定について検討をしておるという状況でございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) その交付円滑化計画が策定され、計画に従って交付事務を行うので、さらに本市
の交付枚数を伸ばすことが期待できそうです。そもそも国がデジタル手続法で目指している行政手続
の原則オンライン化を推進するため
の個別施策
の一つにマイナンバー制度があります。自治体は法的な個人認証や社会保障分野
の事務処理
のために、自治体間で
の必要最低限
の情報連携を行い、一方、市民もマイナンバーカードを取得していれば、本市
の場合、コンビニエンスストアにおいて、市役所など
の開庁時間を気にせず印鑑登録証明書、住民票や戸籍謄本などをとることができます。今後、社会がどんどんデジタル化へ進んでいる状況がたやすく想像できることから、市民
のマイナンバーカード
の取得をふやすことは必要であると思います。先日
の新聞報道にも、ことし中に全て
の公務員がマイナンバーカードを取得するという方針
の記事がありました。長久手市役所職員
の現在
のマイナンバーカード
の取得状況は知りませんが、いずれは全職員が取得する流れということになります。このような社会的背景からもまだマイナンバーカードを持っていない市民がマイナンバーカードを取得したくなるようなマイナンバーカード
の利用活用方法を考えていくことが必要だと思います。ここで手元
の資料
の1枚目、個人番号
の普及促進に関する取り組み状況(サービス別)という
のをごらんいただけますか。マイナンバーカード
の個人番号カード
の空き領域を利用したさまざまな多目的利用
の例です。特に3番、図書カード、次に、4番
の公共施設予約もそうですね、あと11番
の温泉券など
の例を見ると本市でも図書カードやあったかぁど、それとスマイルポイントなどが利活用としてできる
のではないかと思います。あるいはマイナンバーカード
の空き容量
の利活用
のほかにも、既にマイナンバーカードを持っていれば、スマートフォンやパソコンからオンラインで行政手続ができるマイナポータル
のできること
の一つに保育所
の入所申請や児童手当
のオンライン申請があります。これは家事や育児、仕事で忙しい子育て世代
の市民にとって便利なサービスだと思います。もちろん全国一律
のサービス内容、進捗状況も自治体によって異なっていると思います。
それでは、質問させていただきます。
今後長久手市が行政手続
のオンライン化やマイナンバーカード
の利活用について施策を進めていくに当たり、現段階で
の方針などについてお答えください。
○議長(
加藤和男君) 市長公室次長。
○市長公室次長(横地賢一君) デジタルファースト法では、行政
のデジタル化
の基本原則としまして、個々
の手続、サービスが一貫してデジタルで完結するデジタルファースト、一度提出した情報は、二度提出することが不要となるワンスオンリー、民間サービスを含め、複数
の手続、サービスをワンストップで実現するコネクテッドワンストップ
の三本を打ち出しているところです。市民にスムーズな行政手続サービスを提供することは、マイナンバーカード
の有無にかかわらず、市役所にとって大切なことだと認識しております。今後さらに社会
のデジタル化が進むことをにらみ、行政サービス
のオンライン手続
の充実を考えていくことが市民
のマイナンバーカード取得
の促進につながるとも考えております。今後は、マイナンバー制度
の充実に関する情報
の庁内共有を初め、先進事例
の調査研究を行い、さき
の国勢調査で全国一平均年齢が若いまちとなった本市
の人口形成
の特徴を捉えつつ、選択する行政サービス、導入に向けて
のシステム整備と
の費用対効果などにつきまして、庁内関係部署と連携して調査研究してまいります。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 公共施設
の予約から決済まで電子処理をすることにより、施設利用者は時間と労力、行政窓口は受付に対する職員
の人的費用、利用料など
の小口現金
の管理、申請書類
の印刷コストなど
の低減が可能になると思われます。したがって、総合的かつ長期的な視野に立って試算をし、必要に応じて施設利用料に最低限度
の範囲で反映させることも検討
の上、スピード感を持って一日も早く導入していただきたいと考えています。
これで第一質問を終わらせていただきます。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) では、今後
の子どもたち
の居場所について。
(1)現在、本市では放課後
の児童
の居場所づくりとして、どのような事業に取り組んでいる
のか。
(2)(1)
の事業により、何人
の児童
の居場所を確保している
のか。
以上、お答えください。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。子ども部長。
[子ども部長 浅井雅代君登壇]
○子ども部長(浅井雅代君) 今後
の子ども
の居場所について、2点御質問を承りましたので、順次答弁させていただきます。
1点目について、本市における小学生
の放課後対策には三つ
の事業があり、それぞれ国
の方針に基づいて実施しています。このうち、児童クラブや学童保育所は、厚生労働省
の放課後児童健全育成事業に位置づけられ、保護者
の就労などにより放課後
の居場所を必要とする児童に対して、安全な居場所を確保して保育するものです。現在、児童クラブは市内8カ所、学童保育所は市内4カ所で実施しています。一方、放課後子ども教室は、文部科学省
の事業で、保護者
の就労に関係なく、地域住民
の参画を得て、学校などを活用し、放課後
の学習やスポーツ・文化活動などを行う事業です。現在、放課後子ども教室は市内4カ所で実施しています。
2点目について、4月1日時点では、児童クラブが537人、学童保育所が346人、放課後子ども教室が303人で、合計1,186人
の児童を受け入れています。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それでは、順次質問させていただきます。
第1答弁をお聞きすると、1,000人を超える児童が放課後
の事業を利用していることがわかりました。これは全校生徒
のどのぐらい
の割合になるんでしょうか、お答えください。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 全校生徒に占める割合でございますが、約3割に当たります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 児童クラブは低学年
の利用が多いと思われるが、低学年でどのくらい
の割合になる
のか、再度お答えください。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 低学年
の割合につきましては、全校生徒
の約4割に当たります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それでは、放課後
の居場所づくり事業は、それぞれ
の目的に応じて実施しているが、財源や事業費はどのようでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 財源及び事業費でございますが、児童クラブと学童保育所につきましては、平成30年度決算額では、歳出が1億2,242万円、歳入が8,425万円となり、その内訳として、国費、県費が6,057万円、それから利用料
のほう
の収入が2,368万円です。したがいまして、市
の実質負担額は3,816万円となります。同様に放課後子ども教室は、歳出が1,194万円、歳入が646万円となりまして、その内訳としては国費、県費が628万円、それから加入
の保険料
の収入が18万円、したがいまして、市
の実質負担額は、547万円となります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 二つ
の事業で4,300万円余り
の市
の持ち出しがあることがわかりました。恐らくこうした経費は、今後もふえていくと思われますが、5年前と比べて、児童クラブ、学童保育所、放課後子ども教室をそれぞれ何カ所ふやし、受け入れ人数が何人ふえて、支出は幾らふえたか知りたい
のですが、お答えください。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) いわゆる放課後
の3事業
の5年前と
の比較でございます。5年前ですので、平成26年度と比較をいたしますと、まず実施場所につきましては、児童クラブが6カ所から8カ所になり、2カ所増加しました。学童保育所は3カ所から4カ所になり1カ所増加、放課後子ども教室は、2カ所から4カ所となり、2カ所増加となります。また、受け入れ児童数でございますが、児童クラブは220人から537人となり317人
の増加、学童保育所は、186人から346人になり160人
の増加、放課後子ども教室は、100人から303人となり203人増加で、合わせて506人から1,186人と680人
の受け入れを増加しております。また、歳出額につきましては、児童クラブと学童保育所は5,258万円から1億2,242万円となり、6,984万円
の増加、放課後子ども教室は651万円から1,194万円となり、534万円
の増加で、合わせて7,527万円
の増加となります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 市があの手この手で確保に努めているところはわかりました。預かり事業である児童クラブ、学童保育
のうち、居場所
のないいわゆる待機児童は何人いますか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 児童クラブ、学童保育
の待機児童でございますが、年度当初であります4月1日時点で
の待機児童は11人です。また放課後子ども教室は預かり事業ではございませんので、待機という概念はございませんが、入会待ち登録保留者は237人です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 受け入れがまだ十分でないことがわかりました。今後どのように対応されていきますか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 地域性を考慮いたしまして、今後も人口増加が続いていくだろうと見込まれる北小学校区と東小学校区につきましては、児童館
の移転に合わせて児童クラブ
の定員をふやしてまいりたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 受け入れ
の定員や実施箇所をふやしていくことも大切だがニーズ
の多様化にも対応していく必要があると思います。本市は特に都市部から
の転入者、子育て世代が多く、今後も共働き世帯がふえていく。多額
の費用をかけて定員をふやすだけでなく、そうした費用
の一部を使って放課後以外
の365日、いつでも安心して受け入れてくれる居場所を確保する必要があると考えるがそのような考えはありませんか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 今、議員
のほうからいつでも安心して受け入れてくれる居場所と
の御提案をいただきました。本市では、児童クラブ、学童といったいわゆる保育
の提供量に比べて、小学生
の放課後
の居場所が足りていない現状がございます。したがいまして、この数年間は、実施
の箇所数ですとか、定員をふやしたわけでございますが、議員おっしゃるとおり、本市特有というよりは、今後も働き方改革によって女性
の就業率を上げ、社会進出を促進していくという世の中全般
の目指すべき方向性からいたしますと、当然世の中
のニーズもさらに多様化していくことが想定されますし、そうしたニーズには敏感に反応しなければならないと考えております。しかしながら、全て
のニーズに地域全体としてどうしていく
のかといった点につきましては、十分議論が必要だと考えておりますので、現時点で365日24時間という考えや計画は持っておりませんけれども、今後もこういったさまざまなニーズに対して、市のみで対応していくことは困難かと思われます。そういった点からいたしますと、民間、あるいは地域、市民
の皆様に担っていただく部分、そういったことも中期的な視野に立って検討していく必要がある
のではないかと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) 今まで
の皆様
の取り組みをお聞きしまして、本当に頑張っていらっしゃるなと感じています。余り頑張り過ぎて体調を崩さないようにしていただきたいと思います。
それでは、先ほどお配りした資料
の2枚目、3枚目になりますけれども、こちらを見比べながらちょっと御説明をさせていただきます。
この2枚目に関しては、人口
の長期的推移ということで、西暦
の800年から西暦2000年まで
のいわゆる鎌倉幕府からずっと明治維新云々ということできてるんですけれども、これを見ますと、日本
の人口
のピークは2004年12月、ここからピークを過ぎて、今下降をしているという現状です。これを見ると本当にびっくりするような状況、恐らく市長は、このグラフを見られたかどうかわかりませんけれども、2050年というお話もありましてこういう状況にあるということを理解されて今市政に取り組んでおられるというふうに私は考えております。ただしこの2枚目
のほうを見ますと、非常になだらかなんですよね。でも現実にはこういう状況になり得る。まさになりつつあるといいますか、なっている状況
の中で私たちは今生活しているという状況にあると考えています。
要するに先ほど
の2004年から15年たちまして、今現状、どういう状況になっているか。社会保障に一つポイントを充ててみると担い手が不足していて、昨今は女性
の社会進出、いわゆる社会保険料をぜひそういうフルタイムで働いて負担していただけないかとか、あと高齢者
の、ここ二、三日前までは高齢者
の医療
の上限をちょっと上げる。あと割合を1割から2割にするとか、そういうような現状があると思います。ただ、長久手市はどうかといいますと、その次
の最後
のやつですね。先ほど
の伊藤真規子議員
の資料と同じなんですけれども、どういう状況になるかというと、見ていただくとわかります。今長久手市は生産年齢人口
の割合からいくと、先ほど
の日本
の2004年ぐらいと余り変わらない。六十数%だと思います。ちょっと乱暴な言い方をすると、15年前
の日本に来ていると、乱暴ですけれども、そういう考え方もできると思うんですよ。そういった中で、長久手
の生産年齢人口、2015年が3万8,480人、2025年が4万1,036人、2030年、これはちょっとほか
の数字から持ってきましたけれども、4万913人、4万人をキープしている状況
の中で、あと10年ちょっといけるような一応計画ということです。そういった中で、じゃあ長久手市
の強みは何かなと思ったときに、私は女性
の社会進出、生産年齢における女性
の方々が社会進出をして、そこで収入を得る。そういうような図式がイメージとしてあるんです。当初私が議員になりたて
のときに、税務課にちょっとお聞きしたいことがあって、お伺いして、何を聞きたかったかといいますと、市内
の住民税
の所得割
の年齢と、性別と、あと推移、これがわかると、どの地域
のどの年齢
の人が要するに税金を納めてみえるかということがわかるわけですよね。ただ、その時点では、残念ながらそういった数字は持ち合わせていないということで、ああそうなんだという
のがそのときに私
の印象だった。ただそのときはそうだったんですけれども、やっぱりそういう本当
の現実
の数字という
のは、これから
の長久手
の未来を戦略的に考えるときに、私は物すごく有効だと持っています。ですから、今言っていた
のは、そういう数字
の根拠があれば、じゃあその人たちが働きやすい環境をつくるという発想
の根拠ができるわけです。その辺は多分市長御存じだと思うんですけれどもね、当然。ただ、その数字的な根拠という
のは私は必要だと思っています。今言った
のは、長久手
の強みは、私的に言いますと、そういう女性
の社会進出を市としてどうサポートするか。
他方、これはちょっと皆さんにお配りしていないんですけれども、長久手市
の人口に関する現状等についてということで、平成27年8月4日
の第1回長久手市まち・ひと・しごと創生戦略推進会議
の資料という
のが、ここにあります。そこを見ますと、本市
の子育て世帯
の特徴ということでちょっと抜粋しますけれども、三世代同居
の世帯率が低い。先ほど
の伊藤真規子議員
のお話
の中であった、要するに核家族で結婚して、子どもを産んで子育てをして、じゃあ、おじいちゃん、おばあちゃんに子どもを預けられない世帯
の方が多いということになると思うんです。2番目に比較的若い世帯が多く転入し、子どもを産んでいる。それは安易に想像できると思います。次に、サービス業
の就業者
の割合が多い。先ほど私が365日というような話をしましたけれどもこれはやっぱり共働き
の家庭
のニーズだという根拠ですね、これは。
次に、経済的な理由により、理想とする子ども
の数に至っていないという現状、要するに私が思うには、ニーズと需要と供給がマッチしていない状況という、この辺は皆さんも当然御存じだと思います。そういった中で、あくまでも私がどう思うかということなんですけれども、子ども
の育つ環境について、私は子どもには親を選ぶことはできないわけで、貧しい家に生まれることもあれば、育児や教育に無関心な家庭に生まれることもある。だからこそ地域社会が協力して支える必要があると思っています。
私ごとで恐縮ですが、私がなぜ
市議会議員になったかということをちょっと簡単に説明します。先ほど申し上げましたけれども、スポーツ少年団サッカー部で、私15年ほど、今現状も携わっていますけれども、そういった中で選手
の子どもたちから友達
の誰々君が一緒にやりたいんだけど、お母さんが忙しいからだめだってとか、また保護者
の方々からもそういうような話、もう15年ずっと聞いているんです。要するに、サッカーでいくと、エリートはクラブチームに行くわけですね、グランパスエイトとか。スポーツ少年団という
のは、私が思うに子どもたち
のサッカーを通じた子ども会みたいな形。そこにも入れない子どもたちがいる。これは市長
の所信演説
の中で
の誰も取り残さない、その概念
のようです。だからそういった意味でも、本当にこれじゃあだめだなというので一念発起して今私はここにいます。ですから、市長はそういう15歳未満というか、子どもたち
のところだけじゃなくて、全年齢
のところを見られていろんなことをやられていますけれども、私は残念ながらそういう今
の環境が年配
の方々
の環境と一緒にいるわけじゃないものですから、そこはわかりません。ただ次世代を担う子どもたち
のために私たちがやるべきことはやはりもっとあると。なおかつ、話がちょっとそれて済みませんが、子どもを市政
の中心に置く、そういうやり方という
のはやっぱり昔から子はかすがいという言葉がございますよね。私は最初は、夫婦
のかすがいという意味で捉えていたんですけれども、いろいろ見ていると、そうでもないなと。例えば、私、時々N-バスで朝、市役所に来るんですけれども、乗っていると年配
の方々がみえて、そこに保育園
の黄色い帽子をかぶってお母さんと手をつないでバスに乗ってくるわけです。そうすると、バス
の中
の雰囲気がガラッと変わりますよね。だからやはり一つ
のキーワードとしてそういう子どもを真ん中に置いてみんなでそういう人たちをサポートしていく。そういうようなことが、よく言われる地域
の結びつきにつながっていくんじゃないかなと。もちろんそういうことを理解された上で市長はやられてみえると思います。ただ、先ほど
のこれは現実的な話ですると、先ほど
の話、ミスマッチ
の話があると思うんですよ。内容的に見れば、先ほど
の話でいきますと、受け入れ児童
の登録保留者が237人、ちょっと済みません、前後しましたけれども、その前
の5年間で234%
の伸びという
のは、これは物すごいことですよね。そういう銀行があったら預けたいぐらい
の伸び率です。だからこれをどうとるか、ニーズ、チャンスととる
のか、ええっ、大変だなと思う
のか、その辺
のことだと思うんですよね。だからちょっと前後して恐縮なんですけれども、そういう現状
のことを市長はどのように思われてみえますか。もし、あれでしたらお答えいただければと思います。
○議長(
加藤和男君) 市長。
○市長(吉田一平君) いろいろお話をお聞きしまして、随分感銘をしました。また、15年も前から一生懸命サッカーをやって子どもたちを見ていていただいて、またそういう生き方が子どもたちにとってすばらしい後ろ姿を見て、みんながまたそういう姿を追いかけるんじゃないかということも思いました。そんな中で私が思いますに、まず一つは、子どもたちがおりますので、もう一つは片やで約1万人
の65歳以上
の方がみえるんです。大体この65歳以上
の方は、きのうか、おとついお話ししたように、ある意味、今まで
の学校教育を受けて、社会を出て、企業に勤め、職場
の中では大成功したんだけれども職場
の中に実はひきこもっておったと私は思っているんです。そういう意味で、一旦60歳、65歳以上で出てきましたので、その方たちがひきこもっておって、子どもたちを見ていない彼らが、もう一遍孫
の世代も見て、もっと役割を自分たちで見つけて、外へ出ていくことがとても大事じゃないかということを思っています。そうするとサッカー
の人もおる、ラグビー
の人もおる、碁
の人もいる、いろんな人がおる。それはやっぱり今からリタイアした人たち
の再教育も必要だと思うんですね。そこまでは偉そうに言いましたけれども、役所
の中で大体今、いろんな事業を、広報を見てもらうと毎月毎月これやる、あれやるといっぱい書いてあります。あれ全部で1,000件あるんですよ。1,000件をみんな役所
の子がみんなでやっているんです。これは大変なんです。だから私はこれを今から仕組みとしてサッカーをやってみえる新米議員もみえますけれども、頭を使ってきた人がいろんなことをやりたいと思っても、それを職員がいろいろ段取りせんでも自分たちで段取りし、自分たちでそこに生きがいを見つけてもらってとにかく人生65年代じゃなくて、人生100年代まできたものですから、あとは女性も活躍してもらわないかんけれども、私たちみたいなおっさん連中が今までひきこもっておった人たちを世に出して、その人たちに役割を持ってもらって、扶助費を低くして、いつまでも健康になってもらう仕組みをつくっていかなければいけないわけです。それは今、サッカーで生きがいで見出していただいて、また議会にも出てもらった石じま議員と同じように、皆さんにもそんな思いを持ってもらう方法は、どこにある
のかをぜひ一緒にお知恵をおかりして考えたい。役所がこれを提示せんとわしらはわからんという
のは、今ひきこもってみえた人はみんなそうなんです。だけど、自分でそれをこんなことをやっているんだ、私らがやるぞというふうに出てきてもらうような仕組みづくりが必要だと思いますので、ただそれをやりますと、相当手間もかかる、暇もかかる、時間もかかって何だということはあるかもわかりませんが、何せ暇なんだから、その人たちに一緒にやってもらうような仕組みをつくっていくことによって、今、たくさん
の子どもたちが待機している子もおる。その子たちにも一緒にやってもらう。ただ、グラウンドがなければ、自分たちでこの大学、ここ
の大学、あそこ
の広場と探していくことも、どうせ時間がある人たちだから、そういうふうなことを一緒にやっていく新しい仕組みをつくりたいと思いますが、いかがでしょうかね。またぜひお力をかしてください。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) どうもありがとうございました。
それぞれ
の思いという
のもあると思いますけれども、子どもたち
のところが私
のライフワークと言ったらあれですけれども、大事なところだと。かといって、そういった65歳以上
の方々が大切じゃないということを言っているわけでは全くございませんので、そういう困ってみえるお年寄りとか、そういう方にはやっぱり寄り添ってやっていく必要があるということは私も感じておりますので、誤解
のないように。
ちょっとまた質問
のほうに戻らせていただきます。
先ほど
の登録保留者
の237人ということなんですけれども、要するに伸び率からすると、物すごい中でそれだけ保留者がみえたということで、これは想定
の範囲内
の数字というふうに理解させていただいていいんですか。
○議長(
加藤和男君) 子ども部次長。
○子ども部次長(門前 健君) 放課後子ども教室
の登録保留者が想定
の範囲内かどうかというお尋ねでございますが、昨年度、子育てに関するアンケート調査を行いました。そのアンケート
の結果を見ますと、放課後子ども教室
のニーズとしては二、三ポイントふえてはいるんですが、5年前と比べてさほど大きな変化があるとは見受けられなかったわけでございます。それよりも本来は、この放課後子ども教室というものが体験であったり、学習、あるいは文化活動、こういった目的
の文部科学省
の事業であるわけでございますが、実際
のそういった利用
の理由が、本来市が実施してきた目的以外で
の理由という
のが我々
の想定を超えている
のではないかと分析しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) ちょっと踏み込んだ質問で申しわけありません。想定した目的以外という
のは、もしお答えできる
のであれば。
○議長(
加藤和男君) 子ども部長。
○子ども部長(浅井雅代君) 前回
のアンケート調査
の放課後子ども教室
の利用されている目的
の3割が先ほど申し上げましたように、体験だとか、そういう目的、それ以外、それからあとはやはり就労
のため
のという理由がふえてきておりますので、それに関しましては、児童クラブ、学童保育所等
の健全育成事業
の整備
のほうをきちんとやっていくという形で対応させていただきたいと思っております。その意味で、今までやってまいりました公設公営ですとか、公設民営
の範囲だけではどうしても不十分になってきておりますので、民間
の活用ですとか、先ほど市長
のほうからもありましたけれども、市民
の皆様と一緒に担っていただきたい部分も考えていきたいなと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) そうですね、要は需要と供給
のバランス
のミスマッチ
の中で、今
の答弁を聞いていると、どんどん開いていくような危機感を私持っています。実は、ながくて未来図
の件でちょっと話がずれますけれども、合計特殊出生率
の件なんですけれども、これは私はそんな専門的な分野ではないんですけれども、1.55で制度設計をされているとお聞きしたんですけれども、この伸び率
の数字ですね、これはそれで間違いなかったですか。
○議長(
加藤和男君) 市長公室次長。
○市長公室次長(横地賢一君) 本市で把握しております合計特殊出生率は、厚生労働省が人口動態、保健所、市町村別統計として公表しているもので、平成20年度から24年度分
の数値を用いまして不安定要素を除外し、推定する
のに有力なベイズ推定と手法により算出された数値で1.55であります。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それに基づいて制度設計がされているということでよろしいですか。
○議長(
加藤和男君) 市長公室次長。
○市長公室次長(横地賢一君) ながくて未来図総合計画
の策定におきましては、合計特殊出生率を1.55として制度設計というか、計画策定しております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それでは、直近
の合計特殊出生率、それ
の数字を把握されている中で
の直近
の数字という
のは、幾つでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 市長公室次長。
○市長公室次長(横地賢一君) 公表されておるものとしましては、先ほど申し上げました1.55が最新となります。それ以前
のものは持っておりません。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) それは2008年から2012年
の1.55、要するにそれ以降
の数字は現状は把握されていないという理解でよろしいですか。
○議長(
加藤和男君) 市長公室長。
○市長公室長(加藤正純君) 現在把握している数値はこれでございまして、最新
の数値については、今年度
の3月にまた厚生労働省から公表される予定でございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) わかりました。これは自前では計算できないものなんでしょうか、率直な質問で申しわけないんですけれども。
○議長(
加藤和男君) 市長公室長。
○市長公室長(加藤正純君) これは特に当然我々でも算出することは可能ですが、余りにもサンプルが小さ過ぎますので、毎年毎年非常に不確定な数字になる可能性があります。ですから、そういったものを安定的な数字にするために厚生労働省が公表しているこの数値を使用しているということで御理解いただければと思います。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。3番石じまきよし議員。
○3番(石じまきよし君) なぜ私がこういうお話をさせていただいたかというと、制度設計が現状にマッチしているかどうかということを心配しているんです。別に皆さんがその数字を持っていない、持っているか、いいとか悪いとか、そういうことじゃなくて、合わないことによって誰が、被害ではないんですが、困るかといったら子どもたちなんですよね。だからそこ
のところ先ほど冒頭申し上げました所得割
の件もそうですけれども、ああいう数字という
のはやっぱり根拠があって、それなりに正確なものだと思うんです。私たち
のしゃべることとか、そういった受けとめる人によって全く違ったり、正反対いろいろあるんですけれども、数字という
のは、確実という
のは皆さんも当然御存じだと思うんですね。だからそういったものを駆使して実態に即したことをやっぱりきっちりと予測を立ててやっていくことによって好転していく。もっと言えば最初に私が冒頭に申し上げました長久手
のストロングポイント、強み、それを生かすことによって、要するに働きたい女性
の方々が働く、要するにそれはどういうことかというと、ちょっと私はさっきメモしたんですけれども、もう一度申し上げます。要するに先ほど
の例えば237名
のお子さんは、ちょっと制度
のことは私まだ勉強不足でよくわからないんですけれども、働きたいと思っているけれども、子どもを預けることができないから働けない親御さんたちということではないんですかね。ちょっとわからないですけれども、例えばそう仮定して、そこでスムーズにいろんな方々が子どもをある場所に預けて仕事をすると。それが103万円以内であったとしても、それを例えば小学校から中学校、高校と蓄えをしていれば、いわゆる質
の高い高等教育を受けるため
の資金になるわけですよね。それは当然皆さん御存じだと思うんです。だから要するに小学生ぐらい
の年代
の方々を地域でみんなで子どもを育てる。子ども
の居場所として皆さんでサポートする。そうすることによって親は外というか、外貨を獲得するというんですかね。そういう中で子どもが大きくなったらそこで高等教育
のために資金を費やすと。そこで質
の高い教育を受けた子どもたちが社会に巣立つと。そこで要するに知識労働者として質
の高い生産性
のある仕事をすると。これやっぱり好循環だと思うんですよね。だからそれがやれていないがゆえ
の今
の先ほど
の話になりますけれども、現状
の日本
の人口
のあれだと思うんですよ。だからその好循環にするためにはどうしたらいいかということを考えることが必要じゃないかなと。それはもちろん大変難しい話だと思う。日本はいまだかつてやれていないわけですから。また、世界中
の人口統計学者が固唾を飲んで見ているらしいですから、日本
のこの少子高齢化を。だからそういった意味でそういったことにチャレンジしていっていただきたいと考えています。ちょっとお話があれかもしれませんけれども、現状私自身が感じたことを率直に皆さんに申し上げました。ですから、今後もそういったことを踏まえて、一緒に子どもたち
のために頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で終わらせていただきます。
○議長(
加藤和男君) ないようですから、石じまきよし議員
の個人質問を終結します。
この際、暫時休憩します。再開は午後3時25分といたします。
午後3時11分休憩
――――――――――――――
午後3時25分再開
○議長(
加藤和男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
個人質問を続けます。12番さとうゆみ議員。
[12番 さとうゆみ君
質問席登壇]
○12番(さとうゆみ君) それでは、早速質問をさせていただきます。
1項目め、
令和元年8月25日執行
の市長選挙と
市議会議員補欠選挙について。
(1)
市議会議員補欠選挙では、投票者
の総数よりも投票箱に入っていた投票用紙
の数
の方が1票多くありました。あってはならないことですが、このようなことが起きた要因をどのように分析しているでしょうか。また、再発防止策をどのように考えているでしょうか。
(2)投票率が37%と低迷しました。投票率を上げるため
の取り組みとして何を行ってきたでしょうか。
(3)ポスター、選挙公報は規定
のサイズ内であれば何を書くか原則
自由ですが、今回選挙管理委員会が受理するに当たり何か助言を行ったでしょうか。
(4)今回から新たにポスター掲示板にQRコードを載せる工夫をしていますが、市
の選挙情報
のホームページへ
のアクセスはどれくらいあったでしょうか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。総務部長。
[総務部長 中西直起君登壇]
○総務部長(中西直起君)
令和元年8月25日執行
の市長選挙と
市議会議員補欠選挙についてお答えいたします。
1点目について、今回
の選挙で起こった件については、1人
の投票者に対し、投票用紙自動交付機から2枚同時に排出された投票用紙を投票所が混雑していることもあったため、確認行為がおろそかになったことにより、そのまま二重に交付した可能性が高いと判断しました。今後は、このようなことがないよう、選挙事務従事者へ注意喚起するとともに、投票用紙自動交付機を初めとした各種機器
の保守管理を徹底したいと考えます。
2点目について、今回
の市長選挙
の投票率は、前回4年前
の33.23%から37.72%となり、4.49ポイント
の増加となりました。これまでも市選挙管理委員会及び市明るい選挙推進協議会
の皆さんが市内スーパーなどで啓発活動を行うなど努めていますが、今後も投票率が上がるよう市選挙管理委員会及び市明るい選挙推進協議会に有効な方法について相談したいと考えています。
3点目について、ポスター及び選挙公報
の記載内容は、事前審査
の際に、法律上
の守るべきルールについて、各立候補予定者に助言しています。
4点目について、市
のホームページ
の選挙情報ページへ
のアクセス数は、2,393ページビューでした。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) まず初めに、投票者
の総数よりも投票箱に入っていた票
のほうが多くなったことについてです。経緯
の確認ですが、夜8時に投票時間
の終了を迎えて各投票所で通常
の業務として残っている票を数えていたところ、まちづくりセンター投票所で残っているはず
の票が1枚足りないことが判明し、まちづくりセンター
の中や投票用紙を保管していた場所をくまなく探したが見つからなかったということです。そのころまちづくりセンター投票所
の投票箱は、市役所西庁舎3階
の開票所に運ばれております。開票所ではまちづくりセンター投票所
の投票箱だけを別にして数えるということはせず、全部
の投票箱
の票をまぜて開票した結果、最後に1票多かったという経緯でよろしいでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今議員がおっしゃられたとおりでございます。その理由でございますけれども、公職選挙法
の規定で、各投票所と期日前投票所、これ
の投票用紙を混同して点検をしなければならないという法
の規定がございますので、それに基づき開票を進めたということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 二重交付
の原因としては、先ほど
の答弁では、機械が投票用紙を2枚重ねて出して、交付係
のスタッフも2枚重ねたまま有権者に渡し、有権者も2枚重なった状態で受け取って最終的に投票箱に入れたということが原因だということなんですけれども、本当にそのようなことが起きるんだろうかと感じるんですけれども、交付係
のスタッフには1枚かどうかなど投票用紙をきちんと見た上で有権者に渡すということは事前に依頼や説明はしていなかったんでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 事前
の対応ということでございますけれども、各投票所
の投票スタッフ
のほうには、投票用紙を交付する枚数が1枚か、きちんと十分確認して渡すように投票事務マニュアル、こういったものを毎回選挙ごとに作成しておりますけれども、この中にも明記をし、また責任者会議
の中でも説明をしておるということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) それでも起きてしまったということで、選挙
の公平性
の観点からも1人
の有権者に2枚分
の投票用紙を渡すという
のは、やはりよくないことですので、長久手
の今後
の選挙で二度と同じようなことがないよう再発防止をお願いしたいと思います。
続いて、今度は
市議会議員補欠選挙ではなくて、市長選挙ですけれども、市長選挙で不受理票が1票ありました。これもまれなことなんですけれども、どのようにして不受理が起きた
のかお尋ねをいたします。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 不受理
の票1票についてでございます。不在者投票
の中に投票人
の方
の署名を書く欄がございます。その署名欄に、投票人以外
の氏名が記載をされているものが1票ございました。これについて公職選挙法
の規定に基づきまして、開票前に立会人
の方
の御意見を聞いた上で、選挙長が不受理と判断したということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) わかりました。
それでは、(2)
の答弁で、投票率は4年前
の33.23%から37.72%へ4.49ポイント増という答弁でしたが、それでも有権者
の10人に6人以上が棄権をしている状況ですので、投票率は低いという状況です。今回期日前投票
の割合は、どれだけだったでしょうか。そして近年
の選挙で、期日前投票
の割合は上昇傾向な
のかどうかお尋ねをいたします。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今回
の期日前投票
の投票率は、有権者
の9.65%、また実際
の投票数へ
の割合は25.59%という結果でございました。
それと近年
の割合でございますけれども、期日前投票制度
の有権者へ
の浸透ぐあいから年々選挙ごとに期日前投票については、上昇傾向ということでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 今回を見ても期日前投票
の割合が多くなっておりますので、岡崎議員も指摘をされていらっしゃいましたけれども、投票しやすい環境づくりとして、例えばイオンなどに期日前投票を設けることを私も検討していただきたいなと思うんですが、同じ質問をされていたので要望とさせていただきまして、続いて質問は明るい選挙推進協議会
の皆さんが市内スーパーなどで啓発活動をしたということですが、市明るい選挙推進協議会
の皆さんは、全員で何人いて、今回
の選挙に向けて具体的に何を何回行ってきた
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今現在、市明るい選挙推進協議会
の委員さんは合計21人いらっしゃいます。今回
の選挙
の活動でございますけれども、市内
のスーパーマーケット等5カ所でポケットティッシュ等
の啓発物品を配付していただく啓発活動をしていただいております。また、選挙期間中、今回は6日間でございましたけれども、選挙期間中には、広報車に乗っていただきまして、市内を巡回していただくことをしていただきました。また投票前
の土曜日を除く選挙期間中5日間でございますけれども、期日前投票所
の投票立会人さん、毎日お二人必要なんですけれども、その立会人さんを市明るい選挙推進委員さんになっていただきました。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) そのような啓発も大切なんですが、啓発だけで直接投票率が上がるということには結びつかないので、やはり投票しやすい環境づくり、先ほど
の期日前投票所を設けるということや、選挙を8月ではなく、4月にするということは市長
の判断でしかできないんですけれども、より投票しやすい環境づくり
の整備にまた力を入れていただきたいと思います。
次にポスターに関して助言をしたという答弁でありました。今回
の選挙では候補者が切ったり、折ったり、張ったりしたポスターを掲示していたということがあり、有権者から大丈夫な
のかと
の声が寄せられました。ポスターを受理や検認している長久手市
の選挙管理委員会が責任を問われるということはないか、確認をいたします。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 公職選挙法
の規定でございますけれどもポスター
のサイズ、それと記載すべき事項、記載しなければいけない事項ですね、これは掲示責任者
の氏名とポスター
の印刷
の方
の氏名、住所、こういったものは記載しなければならない事項として規定されておりますけれども、それ以外につきましては、
自由に記載することができるという規定をされております。そういったことから今回
のようなケースが起こったということかもわかりませんけれども、選挙管理委員会は、公職選挙法に基づいてやっておりますので、責任を問われるということはございません。ただし、その内容が肖像権
の侵害など、公職選挙法ではない、他
の法令に違反するということがあれば、記載をされた本人、候補者が責任を問われる可能性はある
のかなとは思います。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) では、選挙管理委員会
の責任はないということですね。
次に、選挙公報ですけれども、今回
の選挙公報を読むと〇〇党なら多く
の得票を得られるのでと、ある政党から出る
のだと捉えられる内容でありましたが、実際には政党は関係ない状態でありました。内容は、原則
自由ではありますが、読み手が事実誤認する内容についても選挙管理委員会としては特に責任はないということでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今議員がおっしゃられた内容については、原則
自由となっております。ただし、その内容に虚偽があった場合には、公職選挙法
の中に虚偽事項公表罪というものがございますので、そういった場合には、候補者
の方には、罰則規定という
のはございますけれども、先ほど御説明しましたとおり、選挙管理委員会
のほうには責任はないということで考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) わかりました。
選挙公報
の原稿はこれまで候補者が専用
の用紙に張って提出をしていましたが、ことし5月に選挙公報
の原稿を紙ではなくて、データで提出することを可能にすると公職選挙法が改正をされました。長久手市は改正されてから間もない選挙実施でありましたので注目をされていました。公職選挙法
の改正があったので、そのように電子データで提出できる体制を整えておかなければなりませんでしたが、今回なぜ行わなかった
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 今、議員がおっしゃられましたとおり、本年
の6月に公職選挙法が改正をされ、選挙公報については、デジタルで入稿ができる規定となりました。この選挙公報
の原稿について今回
の改正ですけれども、ワード形式であるとか、イラストレーターであるとか
の保存形式、それにその保存するデータ
の容量、選挙公報
の中
の写真
のサイズであるとか、文字
のフォント、あるいは媒体におけるUSBやCD-R、あとは選挙公報
の枠
の有無等々、詳細な情報が多岐にわたっておりましてこういったような調整を印刷会社さん
のほうとする必要があります。今後は、こういった部分に鑑みまして、この法改正によって実施をされた自治体
のケースを確認をし、有権者に選挙公報を配布することがおくれるというような一番重要な部分に問題がないかということを検証をする必要があるだろうというところから直ちの実施はしないものとさせていただきました。ただし、今後、そういったような問題がないということが確認できる
のであれば、選挙管理委員会
のほうに御提案を申し上げて検討をしたいと考えております。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 今、いろいろやらなかった理由をおっしゃられたんですけれども、やはり法改正が行われているので、長久手市はやっぱりやらなければならなかった
のだろうということを今申し上げたいと思います。
(4)
の答弁では、市
の選挙情報
のホームページ
のアクセス件数ですが、2,393ページビューということで、投票率も高くないんですけれども、このホームページへ
のアクセスも余り多くないなという印象を受けました。前回
の6月議会
の一般質問で、私が選挙が終わると長久手市は選挙管理委員会
のホームページから選挙公報をすぐ消していたんですけれども、総務省が選挙後
の翌日以降もインターネット上に選挙公報を掲載したままにしても差し支えないという見解を出していますので、そのままやりませんかということを前回
の6月議会で提案しましたら、今回
のこの8月25日執行
の分からは市長選挙も
市議会議員補欠選挙からも今載せていただいているので、その分についてはよかったなという感謝を申し上げまして、この項目を終わります。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 2項目め、市民が市
の財政状況を心配していることについて。
(1)市が出した「長久手市中期財政計画」では、令和2年度から歳出が歳入を上回る財源不足となっているため、「長久手市は赤字な
のか」と市民が心配しています。市
の財政状況はどのようでしょうか。
(2)令和2年度は5億7,493万円
の財源不足とありますが、令和2年度予算を市民生活に影響が出ない形で組むことができるでしょうか。
(3)行政改革として「N-バス無料対象者を有料に」「学校プール開放事業中学生以下無料を有料に」「文化
の家、杁ケ池体育館、スポーツ
の杜、テニスコート
の使用料増額」など
の市民へ
の負担増
の案を議会に提示していますが、令和2年度予算に反映される
のでしょうか。
(4)長久手市は、国から普通交付税
の交付を受けない不交付団体を平成13年度から維持しており、一般的に不交付団体
の市町村
の財政状況は良好
のはずであります。市民に対して、市
の財政状況を明確に説明する必要があると考えますが、行わないでしょうか。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。総務部長。
[総務部長 中西直起君登壇]
○総務部長(中西直起君) 市民が市
の財政状況を心配していることについてお答えいたします。
1点目について、中期財政計画で公表した財源不足額は、予算を編成する前段階
の何も対策をしない場合
の想定であり、実際
の予算編成は、既存事業
の見直しを初めとした財政健全化対策を実施すること等により、歳入歳出を同じ額に調整して計上しますので、赤字
の状態で予算を組むことはありません。なお、決算では、平成30年度で5億2,000万円余
の実質収支額が出ており、市
の財政状況を判断できる各種財政指標については、いずれも健全な数値を示しています。
2点目について、令和2年度予算については、現在編成作業を進めているところであり、今
の段階で想定することは困難ですが、市民生活に全く影響がないとは言い切れないと考えています。なお、財源不足については、経常経費
の圧縮や投資的経費に係る事業
の見直し等により対応できるよう努めていきます。
3点目について、7月に提示した(改訂版)長久手市行政改革指針に基づく10
の行政改革
の重要課題事業については、取り組み内容を市行政改革推進本部会議で決定し、各担当課において、令和2年度以降
の予算を含めた検討を進めます。
4点目について、中期財政計画で示した財源不足については、計画内でも記載した7つ
の財政健全化
の取り組みを進めていくことで、回避できると考えています。今後、市民に対しては、市
の財政状況について、広報などを通じてわかりやすくお伝えし、御理解いただけるよう努めていきます。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 市がこのような財源不足
の財政計画を出していることと、それが今回市長選挙
の争点にもなっていたことから、市民から長久手市は赤字な
のかと
の心配
の声が何人も私
のほうに寄せられたので質問をいたします。
先ほど(1)
の答弁では、財政状況はどうかという問いに対して、歳入歳出を同じ額に調整するので、赤字
の状態で予算を組むことはない。
また、平成30年度は5億2,000万円
の黒字、そして各種財政指標はいずれも健全と
の答弁で、不安要素はないようですが、赤字な
のかと尋ねられたら赤字ではないということでよい
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) 赤字ではない
のかとお尋ねになれば、長久手市
の状況は黒字ですと答えることになります。繰り返しになりますが、地方自治体においては、赤字黒字
の判断
の基準は実質収支を用いて説明をいたします。当初
の答弁
のように5億2,000万円余
のプラスになっておりますので、黒字であると申し上げているところであります。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) (2)
の答弁では、令和2年度予算を組むときには、市民生活に全く影響がないわけではないと
のことでありました。7月に毎年ですが、職員がみずから市
の事業を評価する内部評価、この内部評価
の名前は、長久手市役所
の仕事
の通知表とみずから名づけていらっしゃいます。この内部評価を受けて外部
の委員さんによる外部評価を7月下旬から8月上旬に行っている
のですが、それを受けて現時点で来年度取りやめなどを予定しているものは何かあるでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部次長。
○総務部次長(飯島 淳君) 行政評価については、自己評価である内部評価、それに外部
の委員さんによる外部評価を実施しておるところでございます。本年度、今議員がおっしゃられたとおり外部評価についても12
の事業について実施をいたしました。そして現在、結果として本年度
の外部評価によって廃止をするとした事業はございませんでした。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) わかりました。その中には、廃止
のものはないということでありますが、それ以外
の部分についても市民生活に全く影響がないわけではないということですので、予算を出したときに突然この事業がなくなっているというふうに私たち議員も気づく
のではなくて、決算審議
の中でそのようなことがあれば、ある程度出していただきたいと思いますし、仕事
の通知表ということであれば、どこがよくてどこが悪かった
のかということもわかると思うので、また金曜日から決算審査が始まりますので、もし考えているようなことがあれば、その決算審査
の時点である程度出していただきたいなと要望いたします。
次に、(3)
の行政改革
の課題についてですけれども、副市長にお尋ねをいたします。
先ほど
の答弁では、令和2年度以降
の予算を含めて検討するということをおっしゃったんですが、そもそもこれら
の市民へ
の負担増は副市長を座長とする長久手市行政改革推進本部で話し合って決定したことだということですが、この推進本部にはメンバーが何人いて、随分前から設置をされているんですが、最近どのような成果を出している
のか、副市長にお尋ねをいたします。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) 今、お尋ね
の市行政改革推進本部ですけれども、これは部長職で構成する9人
の会議体で御指摘
のように、本部長は副市長であります。この間なんですけれども、改訂版
の長久手市行政改革指針を策定したときは、この推進本部で検討を重ねて結論を出しております。また、今回7月1日に議会
の皆様に提案した10
の行政改革
の重要課題事業についてもこの推進本部
の議論を経て決定したものであります。
○議長(
加藤和男君) 副市長。
○副市長(鈴木孝美君) 成果ということでございますので、私
のほうからお答えをしていきたいと思います。
先ほど申し上げました行政評価システムについては、ここ何年かやっておりまして、決算書と同時に発行するようになりました。ところが評価点、視点が非常に曖昧で本当に行政効果として十分担当課で判断して評価をしているかとなると、なかなか全部が全部そうではないというふうに私ども感じております。したがって行政
の運営
のマネジメントを中心としている部長とか私
の役割として本当
の意味で、行政マネジメントが進むには、やはり大胆に、これは見直すべきじゃない
のかという視点をまず出してもらうと。特に代表的なもので申し上げますとN-バスについては、1億2,000万円
の支出があって、26万人
の方が利用されているということでいきますと、評価は高くなるんです。毎年
のように利用者はふえていきます。でも今調査をしておりますけれども26万人
の方たち
の中身を分析してみると、特定
の方たちが、65歳以上
の特に高齢者
の方たち
の外出促進でございますので、どれぐらい
の方が使っていらっしゃる
のかというところを分析してみると、これ想定でありますけれども65歳以上
の方たち
のうち
のごくごく一部
の方たちが繰り返し繰り返し使っていらっしゃる可能性が高いんですね。これはいわゆる行政
の施策に対する市民
の利用形態という
のは、どの自治体でもそういう傾向があります。例えば施設を利用される方たち
の利用者
の中では、そういう傾向が出てまいりますので、大体2割から3割
の方が顕著に使われて、それ以外
の人は使わない。でもその事業負担は使わない人も負担をしているということで受益者負担
の原則というものが当然出てまいります。それがN-バス
の場合にどういう効果が出ている
のかという
のを今まで調べたことがないんです。全体
の数字だけで評価して、ふえているからいい。それはいかんでしょうということで、今調査をさせていただいておりまして、その結果が出次第、議員
の皆さんとまた情報提供をしながらこういう実態ですので、受益者負担
の原則からいくと、1人当たりでいきますとそれを事業費で割りますと、430円ほど
の金額がかかりますので、それを全部負担しろとは言いませんが、適切な負担をする必要があるんじゃないかということ
のコミュニケーションをしていく上で必要な情報を今収集しております。N-バスだけ
の問題ではなくてほか
の問題もありますが、そういった視点で行政
の役割と公益性について十分評価していく組織をつくって、今やっているところでございますので、とりあえず初めてです、こういう行政改革
の提案内容を議員に説明して意見を求めたという
のは初めて
のことでございますので、これを繰り返しやっていきたいと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 今
の副市長
のN-バスは乗る人に適切に負担をしてもらいたいという論理もわかるんですが、N-バスは現在、無料対象者
の方がたくさん乗っているので、仮に有料になったとすると利用者が激減してほとんど空で走るバスが多くなるということも想定されます。そうなると当初
の趣旨からしても本末転倒になりますし、子ども
のプールを有料ということについても、今無料なので友達と一緒に毎日でも行くという子が有料だと頻繁に行けないねということでプールに行く子が激減してしまうことも本末転倒なので、そのようなことも含めて考えていただきたいなと思います。
そしてあれこれ引き上げたいという割合には、消費税を8%に上げたときには、各種施設
の利用料を上げているんですけれども、今回10%に上がったときには、改定を行っておりません。これはこの行政改革を含めて近々値上げをする予定だということな
のでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) 建物を含めた使用料、利用料
の見直し
の件ですが、これは改訂版
の行政改革指針
の中にも一つ
の課題として載っておりました。執行部では10月1日が消費税
の引き上げでしたので、この消費税2%分
の取り扱いも含めて、検討をし始めたわけですけれども、もともと使用料とか、利用料
の今現在
の原価
の算定方法が各施設や部署によりまちまちである状況があります。例えば福祉
の家とか、文化
の家とか、ほか
の公共施設なんかでもその利用料をもともと定めたとき
の根拠がそれぞれまちまちで余り理屈がはっきりしていない部分があることがわかりました。それで今回監査委員から
の意見書
の中にも、消費税
の改正分だけにとどまらず、消費税を除く原価部分
の人件費ですとか、あるいは建物
の維持管理に相当する金額についても、ルールを設けて再算定を行う必要がありますよという御意見をいただいております。先ほど副市長がお答えになった受益者負担
のあり方に通じるものですけれども、いま一度現在、長久手市が持っている使用料・手数料条例に掲載してある一つ一つ
の事業やあるいは本市
の公共施設
の利用料・使用料全てを現在見直しをしております。その見直しが終わりまして、原価
の部分について
の受益者負担
の考え方をはっきりさせることがもうしばらくでできる予定でありますので、それがまとまり次第、市議会に改正
の提案をさせていただきたいと今は思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 今
の総務部長
の話を踏まえると近々大幅引き上げになるような印象でしたので、心配なんですけれども、また様子を見させていただきたいと思います。
長久手市は、人口増加、新築家屋
の増加、そして大型商業施設
の新設などで税収は順調に伸びており、基準財政需要額よりも基準財政収入額が大幅に上回っております。上回っているので国から交付税がもらえない不交付団体になっている
のですが、このように必要だと思われる金額よりも収入が大幅に上回っているという現状がありながら、何億円も財源不足だと書いている状況になっている
のはなぜでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) 今、大幅に上回っているという御指摘でありますけれども、8月に皆さんにお配りした決算カード
の中にこの金額が掲載してあります。基準財政需要額が83億円です。基準財政収入額が90億円ということで、差は7億円ということなんですけれども、この基準財政需要額にせよ、基準財政収入額にせよ、本市
の今歳入歳出は、ほぼ210億円ありますので、そのうち
の40%から半分ぐらい
の数値しかあらわしていません。基準財政収入額
の算出という
のは、ほとんど前年度
の税収額
の伸び率をベースにして計算がされています。また基準財政需要額ですけれども基準財政需要額という言葉からいきますと、現実に市民サービス
の需要
の部分で既存
の事業
の積み上げ
のように聞こえますけれども、これも国
の要は計算式がありまして例えば現在
の人口や世帯数、あるいは学校
の学級数、高齢者人口、あるいは道路
の延長キロ数、そういったものが機械的に計算された結果として出てくる数字です。ですから、確かに収入額
のほうが7億円上回っている状況はありますけれども、本市
の現在
の事業を実施していくためには、少なくとも200億円前後
の財源は、必要になりますので、この収入状況が仮に大幅に上回っているとしても、そのことで何も対策しなくても潤沢な財政状況が維持できるというものではないと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 何も対策をしなくてもいいとは私も思っていないんですけれども、事業
の取捨選択をさらに進めていくことも必要だと思っております。
この項目
の最後に、財政健全化
の取り組みを進めれば、財源不足を回避できる見込みと
の答弁でありましたが、令和5年度
のマイナス8億8,900万円
のところまで回避できる見込みということでよいかどうか最後にお尋ねします。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) この議会
の間に説明を申し上げていますように、中期財政計画
の中で掲げました後ろ
の見開き
のページに書いてあります7つ
の取り組みを行政改革
の手法などを用いながら進めて財源不足を解消していく必要があります。また次
の中期財政計画、これは毎年毎年見直しますので、次
の1月から2月にかけて予算と同時に出していくことになりますけれども、将来
の歳入歳出見込みを歳出超過で示す
のではなくて、市民
の皆様にわかりやすく御理解いただけるような方法を検討したいと思います。今回
の赤字
の指摘は、7月1日に財政状況を詳しく説明したことが結果として議論を呼んで誤解を生じさせた
のかなと思っていますので、今後は、中期財政計画
の表現方法や来年度
の予算、今
の財政見込み
の状況についてきちんと説明ができるように、
表現も見直していきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。
○12番(さとうゆみ君) ないです。
○議長(
加藤和男君) 次
の項目
の質問に移ります。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 3項目め、古戦場公園再整備事業について。
(1)古戦場公園再整備事業は、平成26年度から市民ワークショップが開催され進められてきましたが、これまでに総額幾ら使い、その成果はどのようでしょうか。また、今後必要となる費用はおおむね幾らでしょうか。
(2)平成29年3月策定
の「古戦場公園再整備基本計画」では、西側ゾーンに民俗資料館が明記されていましたが、古民家を移築できなくなったことにより民俗資料館は未定となりました。東側ゾーン
のガイダンス施設は、令和2年度に予算をつけて建設予定と
のことですが、民俗資料館をどうする
のか明確にしてから進むべきではないでしょうか。
(3)長久手古戦場
の地形を縮景として再現した起伏
のある芝生広場(築山)を平らな芝生広場に整備し直す必要性はどのようでしょうか。
(4)古戦場公園は桜
の名所ですが、桜
の木が弱っているという課題があります。今回
の古戦場公園再整備事業に合わせて桜
の木へ
の対策ができないでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 質問は終わりました。
続いて、当局
の答弁を求めます。くらし文化部長。
[くらし文化部長 浦川 正君登壇]
○くらし文化部長(浦川 正君) 古戦場公園再整備事業について、4点御質問をいただいております。順次御答弁させていただきます。
1点目について、平成26年度から平成30年度まで総額6,333万2,236円
の予算を執行しました。今年度は、古戦場公園再整備実施設計業務委託を4,387万9,000円で契約し、業務を進めています。
成果としては、基本構想、基本計画及び保存活用計画を策定する中で、市民、学識経験者及び文化庁等
の意見を聞きながら、史跡
の歴史的価値を確認するとともに、長久手固有
の歴史、文化に親しんでもらえる整備
のあり方を具現化したことが挙げられます。また、これら
の計画等
の策定やパークマネジメント組織
の準備に当たり、市民ワークショップを開催し、延べ約1,400人
の市民に参加いただくことができました。今後、必要な費用については、ガイダンス施設
の建設、造園工事、展示設計、展示工事、既存施設
の改修等に約10億円
の費用が必要になると想定しています。
2点目について、古民家は、総務くらし建設委員会
の要望書を受け、民俗資料
の展示を含めた体験施設
の機能を持たせるとともに、古戦場公園へ
の移築を検討することとしました。なお、令和2年度に予定していた東側ゾーン
のガイダンス施設
の建設については、市
の財政状況を踏まえ、令和5年度以降に建設時期を見直すこととします。
3点目について、史跡長久手古戦場
の価値を損なうことなく適切に保存し、活用するため、保存活用計画を策定しています。保存活用計画では、史跡長久手古戦場
の本質的価値は、史跡指定以前から残された野戦場
の雰囲気を感じさせる「地形、眺望及び石碑」であるとされています。築山
の縮景は、合戦地
の全体地形を
表現しているものですが、市民ワークショップでは、市民からイベント等が行える空間が必要であると
の意見がありました。文化庁及び有識者からは、古戦場公園
の縮景が庄九郎塚と勝入塚
の通景を妨げていることから、合戦当時
の地形や眺望に近づけるよう再整備すべきと
の意見をいただいています。そこで、これまで
の縮景機能を果たす新たな展示をガイダンス施設に計画することとし、公園整備前
の地形図を参考にして、現状
の築山を緩やかな傾斜
のある芝生広場に整備することとしました。
4点目について、国指定史跡地内
の弱った桜
の木は、保存活用計画に基づき、本質的価値である合戦時
の地形や眺望に配慮し、適正な樹木管理を実施することとしています。そのため、危険であると判断される枯木や外来種・園芸種、石碑・顕彰碑等史跡保存に影響
のある樹木については、時間をかけて伐採・除去を実施していきます。
以上です。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 今
の答弁を聞いて、来年度から始まるはずだった古戦場公園再整備事業が令和5年度以降に見直しと聞いて大変驚きました。なぜ令和5年以降な
のでしょうか。それまで何も進まないということでしょうか。
○議長(
加藤和男君) 総務部長。
○総務部長(中西直起君) これは、財政状況によるものです。公園西駅周辺土地
区画整理事業の完了が見込まれています令和5年度までは、この
区画整理事業を中心に数々
の事業で借り入れた地方債
の償還金
の支払いが予定されています。そこで固定的な歳出
の増加が若干おさまる
のが令和5年度になりますので、これ以降が建設には適切であると、財政的な視点から判断をしたものです。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) それまで
の間、進まないということに関しましては、これも今回
の古戦場公園再整備に当たりまして、実際その整備に当たる隣には、国
の指定史跡地がございます。この国指定史跡長久手古戦場
の本史跡価値というものを損なわないように保存管理していく必要があるということがまずあります。ですので、令和5年以降、ガイダンス施設が延びますけれども、その間につきましては、今進めている樹木
の伐採とか、今樹木がかなり大きくなりまして、池田勝入
の塚とか、庄九郎塚
の石碑に少し影響を与えている場面もございます。そういったこと
の据え直し等も考える必要があると。でもそれにしましても、やはり市
の財政状況を踏まえて、それら
のことは考えていく必要があると考えているところでございます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) それでは、既に今、東側ゾーンに建設する新しいガイダンス施設
の設計図が示されています。先ほど
の答弁で平成26年度から平成30年度までに6,333万円使い、今年度さらに4,387万円使っているので、既に1億円超使っているんですが、令和5年度以降に先送りしてここまで積み上げてきた1億円分
のものはそのまま使えるんでしょうか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) 今、実施設計
のほうを進めておりまして、今年度完了させることになっておりますけれども、これまで
の成果につきましては、当然そのまま活用することにいたします。しかしながら令和5年以降、この建設を進めるに当たりまして、やはりその間
の建築基準法関連
の法令等
の改正があった場合には、やはり修正が出てくるかと思いますし、そのとき
の工事単価、使用する材料、そういったものも見直す必要があるかと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) それでは、古民家をまた古戦場に移築するという答弁でありましたが、古民家
の現地で
の保存はなくなったということでしょうか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) 古民家を現地で保存した場合につきましては、地権者
の方
の理解を得ながら、必要な用地
の取得が必要になってまいります。それに関しましては、相当な用地購入費が必要になります。これもやはり市
の財政状況を踏まえながら古戦場
の移築、それらを前提に検討していきたいと考えております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) それでは、補助資料をごらんいただきたいと思います。
まず出展が古戦場公園再整備基本計画という面を見ていただきたいと思いますが、国指定史跡地が大きく4つに分かれているということをまず見ていただいて、北側
のほうで勝入塚
の周辺
のオレンジ色
の枠で真緑で塗ってあるあたりなんですけれども、そことあとは西側
のほうに国指定史跡地というところ
のオレンジ色で囲ってあるところ、それからグリーンロードに近いほうで庄九郎塚
のところ
のオレンジ色
の枠
の国指定史跡地、そしてグリーンロード沿い
のところで、国指定史跡地ということになっておりまして、裏を見ていただくと、桜やいろんな樹木が植わっている状況が保存活用計画に載っております。これを見ると、赤い線
のところが国指定史跡地
の範囲ですので、主に国指定
の範囲に桜が多く植わっているということをまず御確認いただきたいと思います。
そしてもう一度先ほど
のページですけれども、庭園というところがあるんですが、そのあたりに縮景があるという状況になっております。それで縮景
のことですけれども、ここは国指定史跡ではないので、ある程度
自由にさわることができるということで、市民ワークショップで市民からイベント等が行える空間が必要という意見があり、また文化庁と有識者からも合戦当時
の地形や眺望に近づけるようにという意見があったということで縮景を平らにしようという判断をしていると聞きました。縮景を整備しようと決めた当時
の長久手町
の判断や目的に目を向けずに今回決断をされていることに私は疑問があるんですが、当時
の判断目的は何だった
のか、縮景は何年に整備されているんでしょうか。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) この古戦場公園につきましては、昭和62年に公園全体を整備しまして、順次供用開始をしているということでございます。この中
の縮景につきましては、やはり合戦時全体
の地形を
表現することを目的に整備されたかと思われます。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) そのようなことをもう一度総合的に考えて本当に平らにする必要があるか私は再度考えていただきたいなと思っております。
次に、史跡長久手古戦場保存活用計画を読むと今ある桜
の木は太平洋戦争期
の人為的な伐採と、今から60年前
の伊勢湾台風
の大きな打撃でそれ以降に植えられたものだということが書かれております。そして先ほど合戦当時なかったものはなくしていくということが今回
の再整備
の方針だということなんですが、ソメイヨシノは合戦当時なかった樹木ということで、これからソメイヨシノについては、傷んだものを伐採、除去していくこと以外
の選択肢はもうないということな
のかを確認させていただきます。
○議長(
加藤和男君) 副市長。
○副市長(鈴木孝美君) この議論をする上で非常に重要な点だけをちょっと押さえておきたいと思います。史跡長久手古戦場は当たり前
のことですが、国
の指定史跡でございまして、文化庁が国
の指定史跡をどのように残す
のかという基本的な考え方を今回示していただけました。やっぱり本質的価値という
のが非常に重要でございまして、長久手古戦場というか、合戦が行われた当時
の地形だとか、それから武将が戦死した位置、それからそれぞれ
の関係性、戦い
の想像するに十分価値ある形で残すべきだということが非常に重要でございまして、この築山
の分については、
区画整理事業の関係で特殊公園として史跡に隣接した形で都市公園決定して、保存していこうという当時
の長久手町
の判断で非常に適切な判断だと思います。ただ、この縮景
のモデルについては、文化庁というか、国
の方たちも言われておるようになかなか説明が難しい。位置関係も混然としているということで、ここにあることについて
の価値が見出せない。ないし、特に地形が急傾斜な地形になってしまっているので、当時
の合戦
の様子を顧みるにはちょっと余りにも地形が急過ぎるということで平らにするわけではなくて、明治時代
の地形図がございますので、それに近づける努力をすべきだということでございます。そういたしますと、結果として小牧・長久手合戦屏風絵図という
のがありますが、それに近い形で再現していけば、本質的価値を損なわずに長久手古戦場として後世にわたって語り継がれていく価値が残るということでございますので、そこを押さえておかなあかんということと、それからこの間、我々市民も含めてですが、この古戦場に対して加えてきたいろんなさまざまな植樹については、申しわけありませんが、間違っていたということでございます。ソメイヨシノは当然合戦当時はなかったわけですし、それがあること自体がいわゆる本質的価値を損なう可能性があると。ただ、そうはいいましても議員も同じ感覚だと思いますが、桜まつりという行事が行われて、桜
の名所になっておりますので、これを急に切りかえて、桜をバサバサ切ってしまって、それで古戦場を再現しますというと、やはり市民
の方は混乱されると思います。この間
の保存活用計画を十分市民
の方たちに御理解いただくとともに、本当に活用していくため
の勉強も含めて、この本質的価値を十分認識していただく時間を頂戴したいということでございますので、令和5年までかかって、そういったあたりは丁寧に説明していく必要があるかなと思っております。
○議長(
加藤和男君) 再質問はありませんか。12番さとうゆみ議員。
○12番(さとうゆみ君) 令和5年以降にということなんですが、令和5年という
のは、市長
の今期
の任期も終わっておりますし、私たち議員
の今期
の任期も終わるころです。市民ワークショップは、平成26年度から行われておりますので、10年越し
の事業になって本当に市民
の理解を得られる
のか、最後にお尋ねいたします。
○議長(
加藤和男君) くらし文化部次長。
○くらし文化部次長(日比野裕行君) 市民ワークショップについては、平成26年から足かけ6年かけて進めておるわけですけれども、その中で公園施設
の整備
の基本的な方針や緑地
の整備
の仕方、公園運営
のあり方について御意見をいただきながら基本構想や基本計画を策定してきております。平成30年度からはこの市民主体で活動するパークマネジメント組織
の設立に向けて市民
の方々にこの公園でどのような活動ができるかを検討していただいているところでございます。
今後、このワークショップに参加していただいた市民
の方々につきましては、財政状況を踏まえ、今後
の整備スケジュール等をしっかり見直す必要があるということも踏まえまして、丁寧にしっかり御説明をしていきたいと思っております。
○議長(
加藤和男君) 質問時間がなくなりましたので、さとうゆみ議員
の個人質問を終結します。
――――――――――――――
○議長(
加藤和男君) 以上で、本日
の日程は全て終了しました。
次回は、10月30日午前10時から本会議を開きます。
本日はこれにて散会します。
午後4時27分散会...