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平成31年第1回定例会(第3号 2月22日)

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  1. 長久手市議会 2019-02-22
    平成31年第1回定例会(第3号 2月22日)


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    平成31年第1回定例会(第3号 2月22日) 平成31年第 1回定例会             平成31年第1回長久手市議会定例会(第3号) 平成31年2月22日(金)午前9時30分開議 1.本日の議事日程  日程第1  一般質問         (代表質問)        創政クラブ        岡 崎 つよし 議 員        市民ネット        じんの 和 子 議 員        公明党          木 村 さゆり 議 員        改革ながくて       加 藤 和 男 議 員        政策グループ ガイア   大 島 令 子 議 員        長久手グローバルネット  佐 野 尚 人 議 員 2.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ
    3.会議に出席した議員    議 長 川 合 保 生   副議長 青 山 直 道    1番  上 田   大   2番  林   みすず    3番  なかじま和 代   4番  山田けんたろう    5番  大 島 令 子   6番  ささせ 順 子    7番  木 村 さゆり   8番  山 田かずひこ    10番  佐 野 尚 人   11番  田 崎あきひ    12番  吉 田 ひでき   13番  さとう ゆ み    14番  じんの 和 子   15番  岡 崎 つよし    16番  伊 藤 祐 司   17番  加 藤 和 男 4.会議に欠席した議員    な し 5.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │市長       │吉田 一平  │副市長      │鈴木 孝美   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │参事       │井口 能秀  │市長公室長    │高嶋 隆明   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部長     │青山  均  │くらし文化部長  │加藤 正純   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │くらし文化部   │吉田 弘美  │くらし文化部相談監│浅井 雅代   │   │危機管理監    │       │         │        │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部長     │中西 直起  │建設部長     │角谷 俊卓   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │市長公室次長   │水野  泰  │総務部次長    │浦川  正   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │くらし文化部次長 │川本 保則  │福祉部次長    │成瀬  拓   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部次長    │中野 智夫  │建設部次長    │加藤 英之   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育長      │川本  忠  │教育部長     │川本 晋司   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育部次長    │山端 剛史  │         │        │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 6.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長 福岡 隆也  議会事務局 主幹兼議事係長    議会事務局 書記 浅井 良和           貝沼 圭子                  午前9時30分開議 ○議長(川合保生君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。  これより日程に入ります。               ―――――――――――――― ○議長(川合保生君) 日程第1、一般質問、代表質問及び個人質問の通告がありましたので、発言を許可します。  この際、申し上げます。  通告者の質問時間は、当局の答弁を含め60分します。  質問は、質問席で質問項目ごとに通告の範囲において簡明に発言願います。また、再質問の回数は制限しないことします。  当局の答弁は、質問事項の1回目は登壇し、再質問は自席で的確、簡明に発言してください。  関連質問は、代表質問において同一会派の議員に限り発言を認めます。その際は、当局の答弁を含め1人5分以内し、質問の回数は制限しないことします。  それでは、代表質問に入ります。  まず、15番創政クラブ、岡崎つよし議員。             [15番 岡崎つよし君質問席登壇] ○15番(岡崎つよし君) 皆様、おはようございます。  本議会は、私たち議員にとりましては平成27年4月以来の任期最後の議会である同時に、総仕上げ、総まとめの議会認識しております。同時に、次の議会への橋渡しの役割を担っている考えています。したがいまして、市長を初め、各位におかれましては日ごろにも増して明快かつ前向きな答弁を期待しまして、創政クラブの代表質問を始めさせていただきます。  1項目め、平成31年度予算編成について。平成31年度の一般会計予算総額は201億1,000万円で、前年度比10億5,000万円、5.5%の増加で、過去最大規模なりました。新しい総合計画の初年度の予算として、7つの基本目標を達成するため、実現に向けて市長職員の創意工夫が求められています。  1点目、新年度予算にかける市長の意気込みを伺います。  2点目、本市の財政の見通しはどのようか。  3点目、予算編成において留意した点は何か。  4点目、中期財政計画におけるアクションプラン事業の優先順位はどのようか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 青山 均君登壇] ○総務部長(青山 均君) 平成31年度予算編成につきまして、4点御質問をいただきましたので、順次御答弁をさせていただきます。  1点目について、平成31年度は、第6次総合計画ながくて未来図の初年度なります。ながくて未来図は、2050年には老若男女がまちづくりにかかわることが当たり前になり、市民主体のまちづくりが文化として定着するよう、多くの市民に役割を担ってもらうことに主眼を置き、策定しています。また、平成30年7月に施行された長久手市みんなでつくるまち条例でも市民主体のまちづくりを進めていくことを定めています。平成31年度当初予算は、この考え方を基本しながら編成しました。予算に計上している事業はもちろん、予算にあらわれない部分にも、この考え方を取り入れ、進めていく予定です。  2点目について、平成31年度の財政の見通しは、人口増に伴い、市税の増収傾向は継続する見込みですが、それ以上に扶助費や人件費などの義務的経費のほか、施設の維持管理費などの経常経費が増加し、財政全体を圧迫する見込みです。そのような中で、今後も大型事業が見込まれていることから、引き続き経常経費の削減、既存事業の見直しや廃止などの行財政改革を進めながら財源を確保するなど、長期的な視点で計画的な財政運営をしていく必要があります。  3点目について、平成31年度予算編成は、全般にわたり第6次総合計画案中期財政計画に留意して行いました。中期財政計画では、今後、何も対策をしなければ、平成31年度から歳出超過に陥る見込みだったことから、経常経費の削減を初め、既存事業の見直しや廃止、アクションプラン実施計画事業の実施時期の見直しなどの取り組みを行いました。  4点目について、子育て世代の人口増加の受け皿なる子育て支援施設の整備や老朽化に伴う公共施設の大規模修繕、長寿命化事業などは優先度の高い事業である考えます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 第6次総合計画ながくて未来図の初年度なる平成31年度予算編成について質問させていただきます。  まず、この予算にかける市長の意気込みは部長よりお伺いしましたので、それはそれで結構なことだ思います。  次に、財政見通しについてですが、人口増に伴い、市税も増収傾向が継続されるということですが、それ以上に扶助費や人件費、施設の維持管理費などの経常経費が増加し、財政を圧迫しかねない状況であるということです。今後、大型事業も控えている中で、その事業費を確保する上で、これは強調して行いたいということはありますか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 強調して行いたいということでございますが、1つの例ではございますけども、これまでも議会のほうや監査のほうからも御指摘受けておりますけども、予算の流用というものを制限するということでございます。これまでもどちらかいいましたら、予算は各課で配当されたものを使い切るというような風習がございまして、結果、流用が多く行われてきた経緯がございます。それを緊急を要することや市民の安心・安全のために必要認めたもの以外は原則認めず、各部、各課に配当された予算は、余れば返していただき、基金等に積み立て、将来の公共施設修繕等に充てたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) ぜひそのように行ってください。  また、既存事業の見直しは廃止という言葉が出てきましたが、実際、今回の予算で見直しをしたり、廃止した事業を具体的に教えてください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 具体的に見直した事業いたしましては、例えば戦没者追悼式を平成30年度から平和事業あわせまして、平和記念式典として実施させていただき、内容の見直し、経費の削減を行いました。また、廃止した事業としましては、盆踊り報償金ですとか、飼い犬、飼い猫への避妊去勢手術補助金等を今回、廃止いたしました。 ○議長(川合保生君) 15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 次長、見直しや廃止した理由は何ですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) そうですね、理由なんですけども、当然、補助金等につきましてはある程度、目的を達成しましたとか、役割を終えました場合におきましては廃止していくもの考えております。  また、同様な目的、趣旨の事業を例えば違う部署で行っていることがありましたら、実施部署を統一するとか、その事業自体、行政が行うべきかどうかということを検証していきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) そのような検証は今後も引き続き行ってほしい思います。  では、次に、中期財政計画に話を移しますが、中期財政計画では反映されていない実施計画事業があるのことでしたが、その中にはどのような事業が含まれていますか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 中期財政計画には、市役所の周辺整備事業ですとか、今回契約案件に出させていただきました小・中学校の空調整備事業などは中期財政計画には反映されておりません。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、それらはいつの段階で反映される予定ですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 今回の小・中学校の空調整備事業につきましては、中期財政計画策定後に実施することは決定しましたので、反映されておりませんでしたけども、ことしの夏までに現在、事業完了を目指して実施していることでございますので、今年度末に更新いたします中期財政計画には、地方債の償還金を反映する予定でございます。  また、市役所の周辺整備事業につきましては、今後実施時期や事業費が明確なった時点で計画に反映していく予定でございます。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員
    ○15番(岡崎つよし君) 平成31年度当初予算は、中期財政計画見込みどおりでしたか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 今回の一般会計の予算額は、中期財政計画の31年度の歳入見込みの197億円余に対しまして201億円余4億円ほど見込みより多い額なりました。この要因いたしましては、公園西駅周辺土地区画整理事業の特別会計からの繰入金同じ会計の繰出金をそれぞれ計上したことが影響しております。その他の項目としましては、ほぼ見込みどおりなっております。  ちなみに、歳入の約6割を占めます市税につきましては、中期財政計画の見込みの116億円余、計画しておりましたが、今回、115億円余ほぼ見込みどおりなりました。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 中期財政計画では、平成31年度から約7億円の歳出超過になる見込みなっていましたが、平成31年度予算編成を行う中で、どのように対応したのか教えてください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) そうですね、人口が増加して、行政需要が増している中で、経常経費は基本的に前年度同額程度に抑えました。また、7月に各課から事業費調査を行いまして、それによって予算の総額の見込みを立てまして、それを枠配分としてあらかじめ予算枠を決めた上で、アクションプラン事業、旧実施計画事業でございますが、それを査定したことや、各部の予算枠を決めた上で予算編成を行ったことで、各部内での査定を行うことなりまして、歳出予算額を抑えることができた次第でございます。  また、共生ステーションですとか、今回の上郷のような児童福祉施設といった、長期にわたって市民が利用されるような施設の整備につきましての、そういうアクションプラン事業におきましては、地方債の借り入れ、また基金の取り崩しなどで財源を確保した次第でございます。これらの対応により、今回、歳入均衡のとれた歳出予算を組むことができた次第でございます。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 地方債の借り入れは10億円を超え、予算書の60ページにもありますが、基金の取り崩しは4億円以上、予算書48ページに書いてありますが、将来への備えは大丈夫ですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 世代間の公平のため、現在の市民から将来の世代にわたって利用する施設の整備に当たりましては、地方債を借り入れるということをしております。将来の返済に伴う公債費の推計などについては、今後、中期財政計画にも反映いたしまして、将来世帯への過度な負担にならないように、計画的に借り入れを行っていきます。  また、基金につきましては、当初予算におきましては、基金から繰り入れる形での編成いたしましたが、年度途中で例えば事業の請負残金ですとか、そういったものを基金に積み立てるなど、将来の大規模施設の整備や修繕に備え、財源を確保していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 今後も歳出超過ならないよう経常経費の削減や既存事業の見直し、廃止を進めるということですが、市民サービスへの影響はないのですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 経常経費の削減とか、既存事業の見直し、廃止ということを行うんですけども、その課が実施している類似の事業や重複している事業を統合したり、長年実施してきて成果が得られた事業につきましては、事業を廃止すること、また新しい取り組みを始める際には、必ず既存の事業を取りやめたり、その実施方法を見直すなど、市民サービスや市民生活にできる限り影響のない範囲で行いたいというふうに考えております。  ただし、市民サービスの維持、継続という側面だけを捉えまして、事業の見直しや廃止をしないままでは事業費は膨らむ一方でございますので、経常経費の膨張につながり、財政破綻に陥るおそれもありますので、市民サービスや市民生活に影響が出るような場合につきましては、市民の皆さんに御理解いただけるように、慎重に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 平成31年度当初予算の概要、11ページの表を見る、物件費は年々増加傾向にあり、人件費も前年度、消防の広域化で一旦は減額したものの、再び増加しています。扶助費は増加を控えることは難しいか思いますが、物件費や人件費を抑えるような具体的な取り組みは何か考えていますか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 策定しております中期財政計画におきましても、物件費や人件費の削減というのは喫緊の課題として捉えておりまして、今年度末に改定予定の行政改革指針にもうたう予定ではございますが、窓口業務のアウトソーシングですとか、PPP、PFIといった民間活力の導入、また自治体内外の連携とか、市民参加の仕組みづくり、職員の働き方改革などに取り組んでいく必要があるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 歳出面での取り組みについては、ぜひそのように取り組んでいただきたい思います。  先日、公園西駅周辺土地区画整理事業地内の仮換地課税の説明を我々議員は受けました。税収もそうですが、事業を行う上で財源確保の努力は欠かせない思います。将来にわたる歳入全般の見通しをお聞かせください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 歳入につきましては、人口増加や長久手中央地区及び先ほど出ておりました公園西駅の区画整理地区の進捗などに伴いまして、市税の増加傾向は今後しばらく継続する見込みでございます。  しかし、生産年齢人口がピークを迎える2025年ごろを境に個人市民税は減収傾向に向かうことが予測されます。また、固定資産税につきましては、同時期に即減少はならないかというふうには思いますが、個人所得が減り、不動産取引が減少することになれば、地価も下落、固定資産税も減収することにもなりかねないか思います。  そういった状況下では、市税以外の歳入いたしましては、国や県の補助金を獲得するほか、市有地の未利用地の活用ですとか、受益者負担の適正化に伴う使用料、手数料の見直し、そういったものを行いまして、財源確保に取り組む必要があるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 答弁を聞いている本当に将来にわたっても厳しい状況が続くんだないうことを感じます。  最後に、平成31年度予算編成は、歳入歳出とも均衡のとれたものなったわけですが、その後、中期財政計画でうたっている平成32年度以降の予算編成の考え方について、現時点で何かお考えがあるようでしたら、お聞かせください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 今議会におきまして、この平成31年度予算をお認めいただきましたら、それをもとに中期財政計画を改定する予定でございます。当然、平成32年度以降も大規模事業等を予定しておりますので、また扶助費等も増加傾向であることは変わりません。それによって、歳出超過という現象が見込まれております。31年度は金額を抑えたことで多少抑制されるは思いますが、それでも厳しい財政運営は強いられることになるか思います。再三申し上げておりますけども、既存事業の見直しや廃止、大規模事業の事業費の平準化等を含め、あらゆる面で行財政改革を推進しまして、将来世代への過度な負担ならないような起債や基金の運用を行い、財源確保に努め、適正かつ健全な財政運営に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) ありがとうございます。平成31年度予算の編成に際し、大変尽力されたことがわかりました。今後も健全な財政運用に努めていただくことはもとより、必要なところには予算を配分していただき、また事業の見直しなどもなるべく市民サービスの低下を招かないよう要望して、この項を終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 2項目め、市民主体のまちづくりについて。まざって暮らす煩わしいまちづくりは、市民に理解されているのか。  2点目、市民主体のまちづくりはどこまで進んでいるのか。  3点目、地域づくりの主役になって活躍できる元気な高齢者をふやすことが大切思いますが、どのように考えていますか。  4点目、昨年10月に開催した地域共生社会推進全国サミットは、福祉関係者が多く参加し、まちづくりについて議論をされました。福祉の視点から進めるまちづくりは、具体的にどのような取り組みが考えられますか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。              [市長公室長 高嶋隆明君登壇] ○市長公室長(高嶋隆明君) それでは、市民主体のまちづくりについて御答弁をさせていただきます。  1点目について、多様な人々が暮らす地域においては、自分の思いどおりにならないこと、煩わしいことがたくさんありますが、こうしたことをお互いに受け入れていくことが必要です。昨年10月に開催した第1回地域共生社会推進全国サミットを通じ、本市がそうしたまちづくりを目指していることを広く発信することができました。  引き続き市民の皆さんに対しては、互いに声をかけ合い、支え合う地域づくりを行っていくことが必要であることをさまざまな機会を捉えて伝えていきます。  2点目について、市民主体のまちづくりは、一朝一夕には進まない取り組みであり、進捗度について具体的な数値でお示しすることはできませんが、市政やまちに関心を持ち始めていただいている市民の皆さんから、少しずつですが、浸透し始めている感じています。  3点目について、本市は、他市町村比較しても高齢化率は低く、若いまち言われていますが、今後、確実に高齢者や要介護認定者がふえ、財政負担もこれに伴って増大する予想されています。限られた財源の中で高齢者福祉施策全体の見直しを行いつつ、助けが必要な人にサービスが提供される仕組みを将来にわたって維持できるよう、高齢者の生きがい健康づくりを促進する観点からも、元気な高齢者をふやし、住みなれた地域で役割居場所のある地域づくりを進めていくことが重要である考えています。  4点目について、行政として、介護や医療など制度による必要なサービスを提供していくことは当然ですが、今後は全てを税や保険料で賄う制度で対応するのではなく、日々の生活上の困り事などは、できる範囲で住民同士の助け合いや支え合いで解決していくことが求められています。  具体的な取り組みの1つとしては、地域力強化推進事業により、市民に身近な圏域において、CSW、コミュニティーソーシャルワーカーが中心なって地域の住民の機運を高める取り組みを展開するとともに、小学校を単位したまちづくり協議会のもと、自治会や民生委員などさまざまな分野の関係者が連携してまちづくりを進めていくことが考えられます。  さらには、50世帯程度の小地域において、生活上の課題について自分たちで何ができるかを話し合う、支え合いマップづくりで御近所同士のつながりをつくり、支え合う体制が構築できるよう、時間をかけ、その土壌をつくっていきます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) かつて我が国では、地域の相互扶助や家族同士の助け合いなど、地域、家庭、職場といった人々の生活のさまざまな場面において支え合いの機能が存在していました。しかし、現在では高齢化や人口減少が進み、地域、家庭、職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まってきています。暮らしにおける人のつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生におけるさまざまな困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し、存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような社会していくことが求められています。  地域共生社会は、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度、分野ごとの縦割りや支え手、受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な人たちが参画し、人人、人資源が世代や分野を超え、つながることで、住民一人一人の暮らし生きがい、地域をともにつくっていく社会を目指すもの思っていますが、いま一度お考えを伺います。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) 議員のおっしゃるとおり、誰もが役割を持ち、存在を認め合い、そして時には支え合うことで、孤立せず、その人らしい生活を送ることができる地域をつくることを目指して取り組みを進めていますが、50年ほど前から便利な生活の反面、地域の関係が希薄になってきた本市においては、地域活動の基盤があるほかの自治体よりも後からのスタートになっておるというふうに認識しております。  昨年のサミットの特別講演の講師であった山崎さんが、仕事まちづくりの違いについて、仕事は先に完成予想図があって計画どおりに進めることが求められますが、まちづくりは集まった人たちのできることを持ち寄って組み立てていくので、なかなか計画どおりに進まない話されていました。まちづくりや共生には長い時間がかかりますが、みんなでつくるまち条例に基づいて、知っていただく機会、それから参加していただく機会を設け、市民の皆さん目指す方向を共有し、相談し、一緒にやっていくことを繰り返す中で、自分が暮らすまちをより住みよいところにしていくおもしろを一人でも多くの市民共有できる、市民主体のまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 地域福祉、地方創生、そして地域共生社会、本格的な人口減少社会に向け、どのようなまちをつくっていくか。人口規模、財政状況、高齢化など、各市町村の置かれた状況はさまざまです。そんな中、本市の人口のピークは2035年ごろ予測され、人口が約6万5,000人に増加するの予想になっています。  ですから、市民は人口減少、少子高齢化言われてもぴんときません。逆に子育ての問題、教育の問題、住宅環境の問題が主で、市長の言われる煩わしいまちづくりは望んでいないような状況です。折々で市長は、煩わしいまちづくりの話をされていますが、どうすれば市民にもっと理解していただけるのか。そこをしっかり説明しなければならない思いますが、再度答弁を下さい。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) 現在、本市の平均年齢は約40歳ですが、その世代は日々の暮らしに忙しくて、まちに関心を寄せる時間的な余裕が少ないというふうに、そういったことは承知をしております。しかし、その方々も必ず高齢者になっていきます。人口減少、高齢化の課題については、他の自治体よりもおくれて表面化するだけであり、長久手だけ関係のない話ではありません。人口減少、高齢化、それから大災害という、その3つの課題に備えて、煩わしくともつながりが必要であります。  人口が減少し、高齢化率が低く、地域の関係が希薄な本市においては、市民の皆さん課題を共有し、つながりをつくるためには、他の自治体は比べ物にならないほどの時間努力を重ねていく必要がある感じています。みんなでつくるまち条例、総合計画など、多くの計画策定の過程においても、2050年ごろのまちの姿をお伝えし、子どもや孫の将来を考えたとき、どういうまちであることが望ましいのか、市民の皆さん共有し、一緒に考えてまいりました。引き続き市民の皆さんは折に触れて将来の長久手市の姿を共有し、将来の市民にとっても住みよい長久手をともにつくっていくことが重要である考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) そうですね、大変難しい問題ですけども、しっかり丁寧に説明をしていってください。  次に、市民主体のまちづくりということですが、地域共生ステーションの整備、まちづくり協議会の設置がおくれていますが、いろんな質疑等でも出ていますけど、再度、残っている4小学校区の現況をお伺いします。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 地域共生ステーションの整備、まちづくり協議会の設置がまだされておりません4小学校の状況でございますが、まず、北小学校区です。平成32年度に旧北保育園跡地に共生ステーション児童館を併設した施設を整備いたします。また、まちづくり協議会については、検討会を経まして、まちづくり協議会準備会が発足し、まちづくり協議会の設立に向けて協議が始まっております。  次に南小学校区につきましては、共生ステーションの実施設計を今、行っており、平成32年度に整備をいたします。また、まちづくり協議会の設立については、他の地区同様に、自治会連合会を軸としましてまちづくり協議会の設立を進めるため、南小学校区自治会連合会話をしております。設立については、まだ検討が必要であるというお話を聞いております。  次に長久手小学校区、東小学校区についてです。この地域は小学校区自治区の境界が異なっておりまして、現在、3小学校区にまたがる岩作区ネットワーク組織の構築について意見交換をしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) ありがとうございます。市長は公約という言葉は嫌いですけども、市長の公約等も一丁目一番地です。残る小学校区も早く施設整備をして、まちづくり協議会が設立できるように精いっぱい努力してください。一言答弁いただけますか、くらし文化部次長。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 今、議員のお話のありました、残る4小学校につきましても、施設の整備まちづくり協議会の設立ができるよう、地域の皆さん協議をしながら進めていきたい思います。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、次に、地域づくりの主役になって活躍できる元気な高齢者ということで、ちょっと質問させていただきます。  高齢化率の上昇に伴い、社会における高齢者の存在や役割が一層大きくなっています。高齢者の生きがい健康づくりの促進は大変重要ですが、市民意識の啓発をどのように努めていくのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 生きがいづくりにつきましては、社会的役割を持つことが重要である考えてございまして、例えばサロンの運営に関心を持っていただくこと、さらにはサロンを立ち上げ、継続して運営していただくというような面、こういった面で社会福祉協議会のほうでのサポートを実施しております。また、健康づくりにつきましては、現在、いきいきライフ推進事業を展開してございまして、地域のサロンに運動講師を無料で派遣いたしまして、各運動を中心に展開をしているところでございます。みんなで一緒に体を動かすことが楽しいこういった意識を持っていただきまして、市民が主体性を持って健康づくりに取り組める環境をつくれるように努めているところでございます。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 今後もより一層の健康づくりの環境構築をお願いします。  ところで、高齢者の地域活動いえば、町内会、自治会での役員としての役割か、シニアクラブ活動が上げられます。最近では、高齢者同士で集まり、ボランティア活動や社会貢献活動を行うグループ、これまでの伝統ある組織体ではなく、新しい組織体、NPOなどで活動する高齢者もあらわれてきています。特に意欲の高いグループはNPO法人なり、介護保険事業への参入や事業型NPOへ発展していくケースも見受けられます。  また、高齢者が高齢者施設でのボランティアなど、介護予防に資する活動をした場合、ポイントを付与して介護保険料の支払いに充てることができるなどの介護支援ボランティア事業を実施しており、高齢者がこれに参加し、ボランティア活動を行っている他市町村もあります。本市は、社会参加を推進するための課題方策にどのように取り組んでいくのか、お尋ねします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 本市におきましては、高齢者の地域活動へのきっかけづくり、これを目的いたしまして、長久手地域スマイルポイント事業を実施しているところでございます。この事業におきましては、登録者の半数以上が65歳以上の高齢者というような状況でございまして、市内の福祉施設でのボランティア活動、また市の主催する行事などに御参加をいただいているところでございます。また、高齢者のちょっとした困り事、こういったものを地域の高齢者により有償ボランティアとして地域の中で支え合っていく仕組みいたしまして、ワンコインサービス事業、こちらを実施しているところでございます。  課題いたしましては、現在、高齢者を中心しました市民活動は多くございますけども、参加者がみずから運営費を稼いでいく、こういった活動には至ってないのが現状というふうに認識してございます。今後はこうした活動を広げていくことが重要でございますので、民間企業も含めまして、さまざまな社会資源を活用していけるよう、先進自治体に学んでいきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 先ほどの答弁で、支え合いマップづくりについてお話がありましたが、市民の人に聞くところによる担当者がその話し合いの場に来なくなり、参加されている市民にとっては市役所は手を引いたというような、ちょっとした批判があるようですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 支え合いマップ事業でございますが、住民同士の支え合いを進めるために実施しているものでございまして、こちらはあくまでも地域の方々が自主的に運営していただくということが事業の前提になってございます。このため、事業を始めるときには市役所から地域に呼びかけて、話し合いの場を設けていきますが、時間をかけて市民主体の活動なるような働きかけを行っているところでございます。どのタイミングで地域の皆さんに移行していくかということで、参加されてる皆さんお話し合いを進めていく中で、参加者の中で決めていただくということで、市役所から特段、示すものではございませんが、グループの話し合いの中で生まれてくるリーダー的な方にも少し御相談、お話をしながら決めていっているという状況でございます。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長の答弁ありましたけども、参加されている方の中には誤解をされている方もいらっしゃるようなので、丁寧な説明をお願いいたします。  次に、サミットについて伺います。  当日はオレンジベストを着た多くの市民のボランティアの方々が参加されていました。恐らくこれが市長のおっしゃる市民主体の形の一つだ思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。
    ○福祉部次長(成瀬 拓君) 昨年10月の大きなイベントの際に、サミットたのしみ隊ということで結成いたしまして、その方々が全国からお見えになる方々に精いっぱいのおもてなしをするという共通目的のもとに、たのしみ隊の一人一人からいろんなアイデアを出し合いまして、話し合いを繰り返し行っていただきました。自分たちで考えて実行していくさらにたのしみ隊に参加している方々につながりができる、また広がっていくということは、まさに市民主体の一つだというふうに考えてございます。  本番までの非常に短い中、皆様には熱心に取り組んでいただきまして、特にこちらが準備不足の部分が非常に多くございまして、御迷惑をおかけいたしましたが、たのしみ隊の皆さんのお力で大きなイベントを成功に導くことができたというふうに思っておりますので、この場をかりて感謝申し上げたい思います。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 次長の言われたとおり、ボランティアの方々がなかったら、あのサミットは成功していなかった私も思います。  最後になりますが、4月に厚生労働省に戻られます、あえて成瀬次長にお聞きします。サミットを振り返って、開催してよかったところ、そして長久手市をどのように評価して東京に戻られるか、気持ちを答えてください。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 今回の地域共生社会推進全国サミット、この場で市民の皆様に本市が目指すまちづくり、この方向性を発信できたというふうに思っております。  先ほど来、答弁の中でお伝えしております日本が抱える3つの課題、高齢化、大災害、人口減少、こういったものを乗り越えて、将来にわたっても住みよい長久手であるためには、やっぱり今後20年、30年かけてゆっくりつながりをつくり直していく煩わしいまちづくり、こういったものについて、市民の皆様に発信できる絶好の機会であったというふうに思っております。  また、その評価という点につきましては、私から言うのもおこがましいですが、実際にたのしみ隊とか、支え合いマップの場にお邪魔いたしまして、直接お話を聞く機会が得られたことは非常に大きな財産だ思っております。そういった話し合いの場に来ていただける方々は、先ほど来言っている方向性というのはある程度理解されてるのではないかというふうに思います。  また、聞くところによります最近はやりの計画づくりとか、ワークショップ、こういうところで、参加しても意見をおっしゃらない方が多かったんですが、最近は皆さんいろんな意見を言ってくださるようになってきているということで、少しずつではありましょうが、市民の皆様のお考えとか認識、こういったものも変わってきているのではないかというふうに思っております。  今回のサミットは、煩わしいという言葉を少しテーマいいますか、キーワードとして使ってまいりました。煩わしいいいます市民の方から少しお叱りをいただくような場面もございますが、我々職員、叱られても臆することなく、将来の目指すべき姿を語っていっていただきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 当初より1年長く、長久手市に勤務、お勤めしていただきました。東京に戻っても御活躍を期待しています。  サミットの中で、次期開催市の湯沢市長が煩わしいという言葉をイの一番につないで、そして共生社会を集うというキーワードをしっかり勉強させていただいた。これは湯沢市長が言った言葉ですよ。湯沢市では、それにつけ加え、煩わしい、しかし楽しい、そして明るいサミットにしてまいりたい考える話をされました。やはり正直、煩わしいだけでは難しいのかな私も思いましたが、今、成瀬次長が話されたとおり、煩わしい言えば市民から怒られることもありますが、職員は臆することなく将来の目指すべき姿を市民の皆さんに繰り返し、繰り返し、丁寧に、丁寧に話していっていただきたい思います。  以上でこの項を終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 3項目め、C田市政について。C田市長は1期目の選挙において、日本一の福祉のまちを市政の柱し、今日まで新しいまちづくりに取り組んでこられたが、どの程度、達成できた思っているのか、率直な見解を伺います。  2期目の任期は約半年余りなりましたが、新たな取り組みはあるのか。また、これまでの実績を踏まえて、次の市政はどうあるべき考えているのか。  2点目、3期目出馬の意思はどのようか。  以上です。お答えください。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長。               [市長 吉田一平君登壇] ○市長(吉田一平君) 1点目について、1期目から継続して、子どもから高齢者まで、誰にでも役割居場所があり、一人一人の幸福度が高いまち、日本一の福祉のまちを目指してまいりました。私の考える日本一の福祉のまちは、地域に暮らす人々が、思いやりの心を持って取り戻し、そしてつながり、人として生きがいを持ち、お互いに支え合うことのできるまちです。  まちが育つには、時間がかかります。また、時間をかける必要があります。人人がかかわるという煩わしいことを抜きにして、つながりや支え合う関係はできない思います。そして、まちづくりには完成はありません。そのため、達成度について数値化することはできませんが、昨年10月に第1回目なる地域共生社会推進全国サミットを本市で開催し、本市の目指す煩わしいまちづくりを全国に発信し、多くの人から共感の声が寄せられたことは大きな成果であり、着実前進のあかしだった思っています。  2期目の残りの任期半年間については、本会議に提出しています新年度予算及び第6次総合計画ながくて未来図のスタートに力を注ぎ、また、長久手市みんなでつくるまち条例に基づき、次世代に対する責任として、本市にも必ず訪れる人口減少、高齢化、大災害という行政だけでは対応できない3つの大きな課題に備えるため、行政主導のまちづくりから、市民が主体的に行動する、市民主体のまちづくり転換する取り組みを引き続き進めてまいりたい思っております。  2点目について、まだまだ取り組むべき課題や残された公務もあることから、まずはこの任期中の市長としての職務を全うすることに全力を尽くしたい思っています。次期市長選挙につきましては、今後、議員皆様を初めとして、今まで御支援していただいた方々の御意見をお聞きした上で、時期を見て、私の考えを申し上げたい思います。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) C田市長は、平成23年初登庁の日以来、ほぼ毎朝歩いて出勤され、途中出会った人には必ず声をかけ、また職員へもおはよう声をかけることを実践しておられます。さらに執務中のまちづくり、まずは笑顔でこんにちは、書いたベストを着用されるなど、市民とともに手を携えて住む、市政推進のリーダーとしての尽力に敬意を表しつつ、市長の市政への基本姿勢について、本議会のまとめとして改めてお尋ねいたします。  市長の答弁にありました、地域に暮らす人々が思いやりの心を取り戻し、つながり、人として生きがいを持ち、お互いに支え合うことのできるまちはどのような取り組みを考えているのか、具体的な答弁を求めます。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) 一例で申し上げますけど、地域共生ステーションの整備がございます。これまでの2カ所に加え、新年度については新たに2カ所の整備を進める計画であります。地域共生ステーションは市民が集い、まちづくり協議会や自治会、地域に根差した各種活動団体などが地域のためにさまざまな取り組みを行う拠点になるものであり、整備によりつながり、生きがい、支え合いが生まれることを期待しております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 人口減少、高齢者社会はほかの市町より遅いものの、若いまち長久手市も到来必須でありますが、そのための対応については長期的な視点に立って考えることが必要思いますが、どのように対応するのか、お考えを聞きます。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) 本市の人口につきましては、2035年をピークに緩やかに減少し始めて、団塊ジュニアの世代が高齢者になり始める2040年ごろから高齢化率が一層進む予想しております。2045年ごろには高齢化率が3割を超える推定をしております。第6次総合計画ながくて未来図の計画期間は、人口が増加しますが、それに適応する取り組みだけではなく、将来の人口減少、超高齢化社会を見据え、目指すまちの姿を実現するための重点的な施策を位置づけておりますので、その実施、推進を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) これも繰り返しになりますが、市長の提唱されている市民主体のまちづくりについては、市民からも意欲的な先駆的取り組み評価される一方、わかりにくいという意見もあります。この点については、より努力を深めるべき考えますが、どのように思いますか。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) これも一例で申し上げますが、第6次総合計画の策定に当たっては、平成28年度から平成30年度までの3年間をかけて延べ4,000人以上の非常に多くの市民の方々に参加をしていただきました。また、それで市民が実行、取り組む市民まちづくり計画としてまとめるため、お試しアクションとして実際にグループをつくって行動していただきました。これからもみんなでつくるまち条例に基づき、知っていただく機会、参加していただく機会を設け、自分が暮らすまち、地域に関心を寄せていただく、実際に参加していただくことをきっかけに、市民が知り合い、つながることが市民主体のまちづくりの第一歩考えており、引き続き努力を重ねてまいりたい思っております。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 残り時間が6分台になってきました。3期目出馬についてお尋ねいたします。  365日、休みがない言っても過言ではない市長の公務、お仕事ですが、市長、健康状態は大丈夫ですか。お答えください。 ○議長(川合保生君) 市長。 ○市長(吉田一平君) ありがとうございます。おかげさまで元気でやっています。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) プライベートなことですが好きなゴルフも余りできないのではないか思いますが、まだまだ気力は十分ですか、お答えください。 ○議長(川合保生君) 市長。 ○市長(吉田一平君) ゴルフがなかなかできなくて残念ですけど、気力は十分です、はい。 ○議長(川合保生君) 岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 力強いお言葉、ありがとうございます。  C田市政は早くも7年半が経過しました。その間、市民本位、市民中心のまちづくりを目指し、積極的な取り組みに努力し、全国的にも高い評価を得ていることは我々の誇りでもあり、市長の行政手腕を高く評価する同時に、我々も手を携えて市政に参画してきた自負をしています。そうしたことからも、本議会の議員任期中にC田市長の積極的な3期目への取り組みの意向を強く期待しています。  先ほど市長は、次期市長選につきましては、今後、議員皆様を初めとして、今まで御支援していただいた方々の御意見をお聞きした上で、時期を見て私の考えを申し上げたい話されました。間違いないですね。ぜひ市長、この議会中、この議場での3期目の表明を期待して、創政クラブの代表質問を終わります。以上です。 ○議長(川合保生君) 通告者の質問は、終了いたしました。関連質問の準備をしますので、しばらくお待ちください。終了いたしました。  関連質問ありませんか。8番山田かずひこ議員。 ○8番(山田かずひこ君) それでは、関連質問をさせていただきます。  第6次長久手市総合計画ながくて未来図の1つ目に、策定の趣旨の中で、行政主導のまちづくりから市民行政が協働する市民主体のまちづくりへ転換する必要があります書いてありますが、この方針は予算編成においてどのように反映されているのか、お尋ねします。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 予算に反映されているもの、また予算には反映されていないものを含めて、さまざまな計画策定に当たりましては、市民の皆様行政が協働で取り組むことなっているほか、市民まつりなどのイベントについても市民主体で実施していただくような取り組みをしていくように今、予算編成のほうにはしておる次第でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。山田かずひこ議員。 ○8番(山田かずひこ君) それでは、中期財政計画では財源不足が生じており、施設の計画的な修繕や大規模修繕や適切な維持管理による施設の延命化、そして運営形態の見直しや施設の集約化を図りつつ、堅実な財政運営が必要されております。そのために事業評価、こちらを行って、事業の成果を明らかにして、今後の方向性などを整理しておりますが、平成31年度予算編成にはどのように生かされているのか、ちょっと教えてください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 平成31年度の予算編成におきましては、これまで実施しております行政評価の結果を反映するため、内部評価ですとか、外部評価実施後に予算編成を行うなど、スケジュール設定から見直しを行いました。その上で、予算編成の各課への説明では、行政評価の評価結果で見直しや廃止といった事業につきましては、必ずその事業についての見直しや廃止を検討するように伝え、今回の平成31年度の予算編成に反映させていただきました。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。山田かずひこ議員。 ○8番(山田かずひこ君) 先ほど代表質問の31年度予算のところで、聞き間違いかもしれませんが、盆踊りの報償金、こちらをもう廃止するということを言われた思うんですけども、よく地域づくり、それから市民主体のまちづくりってずっと言ってる割に、それこそ有志が集まった、そういった団体、長久手市内に何カ所かある思うんですけども、そういったものの報償金、市長が3万円持っていきますね、盆踊りのときに。これをなくすということなんですけども、要するに、まちづくり協議会に入ってない加入してないだめということですかね。まちづくり協議会からこういった支援をもらいなさい。それとも、市長がこれからは協賛金として実費で持ってくるのか、その辺をちょっと教えてください。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 盆踊りの報償金というのは廃止をしておりますが、地域にはまちづくり協議会以外にでも連合会とか区会にお金のほうを支出しておる部分もありますので、そちらのほうで対応していただくことも可能か思って、地域協働してということを考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。終わりますか。 ○8番(山田かずひこ君) 終わります。 ○議長(川合保生君) ほかに関連質問はありませんか。9番青山直道議員。 ○9番(青山直道君) それでは、予算編成についての先ほど答弁の中で、財政の見通しで、人口増に伴い市税は増加傾向ですけど、それ以上に事務的経費とか、経常経費が増加する財政全体を圧迫するっていうお話だったんですけども、昨年も議会報告会で総務委員会がふるさと寄附金をテーマにしたんですけども、長久手市は平成30年、1億円以上流出しているということで、この厳しい状態の中でふるさと納税について、次の予算編成においてどのように考えているのか教えてください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) ふるさと納税につきましては、今、議員おっしゃいますように、1億円超の市税が市外に流出しているということで、非常に大変な課題であるというふうに認識しております。  予算編成につきましては、今回、ふるさと納税で多額の歳入があるというふうには見込んでおりませんけども、今後やはりふるさと納税のあり方につきましては、29年度に要綱を改正しまして、30年度から実施しておりますふるさと応援活動の補助金等が今回、日本介助犬協会の事業に充てさせていただきました。また、実際に東山地区の里山保全も実際に事業名を出して募集をかけましたら、やはり多くの方から寄附をいただいたというような現状がございます。ですので、31年度につきましても、やはり具体的な事業をお示ししまして寄附を募っていきたいというふうに、こちらでは考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。青山直道議員。 ○9番(青山直道君) 介助犬協会へとか、事業名を出して、今そうやってやる結構集まるということで、設定の目標額がちょっと少なかったかな思って、もう募集を終了しておるわけなんですけども、まだ1カ月ちょっとあるわけなんですけども、どんどんその指定寄附をしていただけるような対策っていうか、総務委員会の報告の中でも視察に行ったところだちゃんとプロジェクトチームをつくっているとか、そういうことがあるんですけど、その辺についてはいかがですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 今、議員がおっしゃいます、そういったプロジェクトチームというものは以前も御質問いただいておりましたけども、そういうところまではまだちょっと考えは至っておりませんが、やはり先ほども申しましたように、このふるさと納税につきましては、非常に取り組んでいかなきゃいけない問題だ思っておりますので、やはり各課、協力をお願いして、いろいろなその具体的な事業名を出すという意味では、現在、協議も進めております。また、プラス、今、総務省のほうから返礼品の見直しということで、返礼品競争に乗らないような形でお達しも出ておる次第でございます。もともと本市としましては、その返礼品競争には乗っておりませんけども、実際に長久手市独自のものをまた返礼品として考えていきたいというふうに思っています。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。  ほかに関連質問はありませんか。16番伊藤祐司議員。 ○16番(伊藤祐司君) 私のほうも1項目めに関連した質問をさせていただきたい思います。  財政経営の課題として歳出削減が必要し、そのうち人件費の削減が課題先ほどやりとりの中で言われました。また、それについて具体には、窓口業務のアウトソーシングを上げられておった思います。どのような形で取り組んでいくのか、またその効果はどれぐらいあるのか、事業者の確保の見込みはあるのか、お聞かせください。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 先ほど窓口業務のアウトソーシングというような一例を出させていただきました。実際に他市町の取り組み事例につきましても視察をさせていただいて、確認をしてまいりました。実際に住民票とか戸籍関係の受け付けとか、そういった業務や福祉保健関係、また、図書館や文化会館といった施設、そういった窓口業務のアウトソーシングの事例が多くございました。本市としても、そういったことがもし取り組めるのならいうことで研究をしていきたい思っております。  人件費の問題いたしまして、アウトソーシング等の民間活力を導入した場合、効果が得られるかどうかということにつきましては、実際の人件費がそのまま物件費に置きかわる部分でもございますので、即座にその大幅な削減効果とか、そういったことはなかなか見込めないのではないかというふうに考えております。  ただ、やはり民間活力を導入することに伴いまして、実際に職員が窓口業務に割かれていた時間が本来の、例えば企画立案業務とか、そういったものに時間を置くことができるのではないかというふうに考えておりますので、そういったところを今後、研究していきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。 ○16番(伊藤祐司君) いや、事業者の確保の見込みはありますか。 ○議長(川合保生君) 答弁。 ○総務部次長(浦川 正君) 済みません、事業者の確保につきましては、最近、民間の派遣会社につきましても、いろいろな業務を請け負っていらっしゃるか思いますけども、人材難という部分もお聞きしております。ですので、具体化というか、研究のためにお話を伺っておる次第でございますが、まだ事業者確保というところまでのお話については、ちょっとまだこちらのほうでは把握しておりません。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。伊藤祐司議員。 ○16番(伊藤祐司君) これからいうことでありますので、研究を進めてください。  歳出超過ならないよう、今後、経常経費の削減や既存事業の見直し、廃止を進めるというやりとりもありました。その見直し、廃止をするには理由、根拠が明確でないいけない思うんですね。そのためには行政評価システム等を使うということだ思いますが、もう一つは、新しい行政改革指針の中で進めていきたいという表現もされました。今までのやり方違うのか、どういうやり方を進めていくのか、今、考えられていることがあるなら教えていただきたい思います。 ○議長(川合保生君) 総務部長。 ○総務部長(青山 均君) 今現在、行政改革の指針、来年度からの分について内部で検討をしたり、あるいは外部の有識者の方にも御協力をいただきまして、内容を詰めているところでございます。詰めたものについては、また議会には御報告をさせていただきたい思っておりますが、今、8つほど考えているところでございますけれども、来年度からの新しい指針でぜひとも予算の運営っていいますか、予算のほうも進めていきたいというふうに思います。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。伊藤祐司議員。 ○16番(伊藤祐司君) ちょっと答弁がよくわからなかったんですが、まだできてないということでいいんですね。 ○議長(川合保生君) 総務部長。 ○総務部長(青山 均君) はい、そうです。本年度末までに完成をさせる予定でございますので、もうしばらくお待ちいただきたい思います。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。
     ないようですから、伊藤祐司議員の関連質問を終了します。  これをもって創政クラブ、岡崎つよし議員の代表質問を終結します。  この際、暫時休憩します。再開は10時50分いたします。                  午前10時41分休憩                ――――――――――――――                  午前10時50分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  代表質問を続けます。14番市民ネット、じんの和子議員。             [14番 じんの和子君質問席登壇] ○14番(じんの和子君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、早速市民ネットを代表して5項目、質問させていただきます。  1項目め、平成31年度予算編成について伺います。  1、社会の変化や長引く経済不況の影響を受け、女性の社会進出がふえ、共働き世帯が多くなりました。その影響を受けるのが子どもたちですが、新年度予算は待機児童解消に光が当たっているか。  2、子どもの貧困が深刻な状況です。貧困が子どもの不利益につながらないような支援を考えたか。  3、未婚のひとり親家庭を対象した寡婦控除みなし適用は、平成30年6月から実施なった。市独自の制度としてみなし適用される事業には、どのようなものがあるか。  4、何かと苦労の続く障がいを持つ人への支援はどのようか。  5、市民に開かれた予算編成を行うため、予算編成過程の状況の公表をしていかないか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 平成31年度の予算編成についてお答えいたします。  1点目について、市長施政方針で述べたとおり、保育の受け入れ拡充に向けた事業として、平成32年4月に新たに小規模保育事業所を1カ所開設するため、事業者の公募や選定、事業の実施に必要な改修などの費用を助成することにより、ゼロ歳児から2歳児までの保育の受け入れの拡充を図ります。  次に、施設整備として、上郷保育園の移転新築工事や旧長湫北保育園跡地に児童クラブ室を設置する北児童館を整備することにより、就学前児童及び小学生の保育の受け皿を大幅に拡充します。このように平成31年度予算では、特に待機児童対策に重点を置いているところです。  2点目について、市では、貧困が子どもの不利益につながらないような支援として、ひとり親家庭に対して保育料や児童クラブ活動費の負担を軽減しています。加えて、市単独施策として、所得制限のない長久手市遺児手当の支給、母子・父子自立支援員による家庭相談、ハローワーク連携した就業自立促進事業を実施しています。  ほかにも、ひとり親家庭及び生活困窮世帯や就学援助世帯の小・中学生を対象に、前年度から引き続き、学習支援事業を実施したり、今年度から病児・病後児保育を利用する市民税非課税世帯やひとり親世帯への助成制度を開始したりいたしました。  今後の展望としては、次年度の子ども・子育て支援事業計画の改定作業を行うに当たり、基礎データを収集するため、現在、子ども・子育てに関する調査を実施しています。その中で、子育て施策のニーズだけでなく、年収や家族構成などの家庭状況や子どものかかわり、保護者の困り事などについても聞いています。今後は家族構成や年収別にこれらの傾向を把握し、必要な施策について検討したい考えます。  3点目について、政令や通知などの改正による未婚のひとり親家庭を対象した寡婦控除のみなし適用については、保育所利用料や児童手当の支給に関する事務などで実施しているところですが、市独自でみなし適用をしている事業はありません。  4点目について、平成31年度予算案の主な事業としては、ながふく障がい者プランに基づき、障がいのある人が地域で生活するため、グループホームの体験利用を行う、障がい者地域生活体験グループホーム事業、外出を支援する人材の育成を図る、移動支援事業従事者養成研修事業、障がい者の就労機会の創出のため、市役所で軽易な業務を体験する、障がい者市役所内職業訓練事業などの予算を計上しています。  5点目について、平成29年度から市ホームページに予算編成方針を公表しており、平成31年度予算編成からは予算編成方針に予算枠ごとの財源配分額を示した予算の財源配分の考え方のページを追加して公開しています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 来年度の保育園の入園状況、待機児童状況はどのようか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 31年度の当初申し込みにおける入所決定者数は408人でございまして、前年度から26人の増なっているところでございます。  また、この31年度の当初見込み分の中で、入所のする保育園が決定していないお子様の数、現段階での暫定的な人数でございますが、こちらは48人でございます。この内訳いたしましては、1歳児が12人、2歳児が36人という状況でございますが、現在もこの当初申し込みを締め切った後に随時で申し込みを受け付けており、入所調整を行ってございますので、愛知県に報告する待機児童の数、これが確定するのは5月ごろを予定しております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 平成32年4月に小規模保育1園の開設を目指すため1,650万円の予算化なっております。小規模保育所は近年、待機児童解消の切り札として活用されますが、保育の質をどのように担保するのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) この小規模保育事業所を初め、地域型の保育施設には各公立保育園を連携保育所ということで、設置をしてございます。各保育園の園長が事業所の保育状況を1カ月から2カ月の間に訪問いたしまして確認をするということで、質を確保しているところでございまして、また今後は市による監査の実施についても検討していきたいというふうに考えてございます。  加えまして、予算のほうでも計上してございますが、31年度から保育の安全性を確保するため、国の基準を超える保育士を配置している事業者に対しまして、国の給付費で不足する分を補助金として支出するということでしてございまして、安定的かつ継続的に事業が展開できるようにバックアップをしていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 本市では、保育園ばかりでなく児童クラブの待機児童の解消も喫緊の課題でありました。来年度は児童クラブの待機児童解消はされるのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 31年度の入会の決定通知、これを既に1月の29日に発送してございます。この時点の状況で申し上げます今回、南小、北小に多目的棟を新たに整備したこと、また受け入れ児童、ほかのクラブでは毎日の平均利用人数、こういったものを加味しまして、運営に支障のない範囲で定員を超えた受け入れ、これを行った結果、全ての児童クラブにおいて児童を受け入れることができるということで、当初申し込み分の段階では、待機児童は発生していないということでございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 子ども・子育て支援に関する調査ですけれども、愛知県実施の愛知子ども調査におきましては乳幼児の保護者に関する項目が入っていませんでしたが、今度の子ども・子育て支援に関する調査には入っているのか、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 次の子ども・子育て支援事業計画の改定作業の際に実施しました調査におきましては、就学前児童、それ小学生がいる世帯を対象にして実施をしております。県が実施しました愛知子ども調査にはなく、保育など子育て支援ニーズ以外の項目いたしまして、本市の調査に盛り込んだ質問いたしましては、子どもをたたいたり、心を傷つけてしまうことがあるか、またその原因は何か、あとは父親の子育てへの参加状況など、子ども保護者とかかわりについて、本市独自で質問を設けているところでございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 次に、経済的な理由で高等学校の就学が困難な状況にある学業良好な生徒に対して、愛知県内では17市町村、近隣では豊田市、日進市、みよし市が学業に必要な資金を補助する給付型奨学金制度を実施しておりますが、本市で創設、予算化されてない理由は何なのかをお伺いします。 ○議長(川合保生君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 奨学金制度の件でございますけども、現在では国が実施している授業料を支援する高等学校等就学支援金、授業料以外の教科書費、教材費等を支援する高校生等奨学給付金、同様に、愛知県が実施しています就学支援金、高等学校等奨学給付金、入学納付金補助金、さらに高校等が独自で実施している給付型奨学金がございます。こうした奨学金制度が数多くある中で、奨学支援金制度が始まった2014年度から公立学校は全額授業料が無料、また、2020年度からは私立高校の授業料を無償化する検討も進められておるところでございます。  教育委員会いたしましては、現在策定している教育振興基本計画にも給付型奨学金の検討として項目を入れておりますけども、内容も刻々変化している状況でございますので、近隣市町の状況等も踏まえ、動向を注視していくことしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 寡婦控除のみなし適用事業につきましては、児童手当、保育園料だということでした。申請をしなければ効果はないのですけれども、申請人の周知というのはどのようにしているのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 保育料につきましては、保育施設に通園中の母子・父子世帯85世帯にこのたび通知を送付いたしまして、申請の御案内を行ったところでございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 障がい者雇用についてお伺いします。  障がい者雇用は共生社会の実現を目指していく中では、非常に重要なこと考えます。市役所内の障がい者雇用は法定雇用率2.5%をクリアしていますが、精神障がい者の方の雇用は実現できているのか、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 現在、雇用しております職員のうち、人事課で把握しております障害者手帳を有する職員ですけども、全て身体障害者手帳の所有者なっております。精神障害者手帳を所有する方の雇用は現在のところ、ございません。今後、障がい者の方の採用試験を実施する場合におきましては、精神障がい者の方の募集についても検討してまいりたい考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 障がい者を抱える、子どもさんがいる親御さんお話をすることがありますが、自分が亡くなった後の子の育成を本当に真剣に考えられておられます。重く受けとめるべきなんですけれども、本市のグループホーム整備計画というのはありますか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) グループホームの整備につきましては、ながふく障がい者プランの重点施策の一つとして掲げてございます。2020年度までに2カ所の開設を目標としてございまして、今年度、1カ所開設されたところでございます。また、残り1カ所の開設に向けまして事業所が運営しやすい環境等、こういったものが整備できるよう、自立支援協議会で検討を行ってまいりたい考えています。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 予算編成過程のことについて伺います。  予算編成過程は、市民や議会に全く見えないブラックボックス言われてきました。予算編成過程の公表をしている自治体がふえておりまして、名古屋市はもちろん、尾張旭市や日進市、豊明市もホームページ上で公表しております。また、本市のみんなでつくるまち条例には、透明性の高い市政運営、市民へのわかりやすく、かつ積極的な情報提供及び説明に努めるありますが、予算編成過程の公表はできないか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 近隣市町などにおきましても、その市政の透明性の向上市民の皆様に開かれました予算編成を行うために、各段階における予算編成過程を公表していることについては承知しております。ただし、やはり予算編成につきましては短期間で査定作業を行っており、非常に業務が多忙であります。また、平成31年度の予算編成から予算枠配分に基づく部長査定を実施していることなど、途中過程を公表することはなかなか難しい状況でございますので、現時点では本市においては、ちょっと実施は難しいかなというふうに考えております。 ○14番(じんの和子君) 次、行きます。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 2項目め、幼児教育・保育の無償化による影響について伺います。  政府は、若い世代が子どもを持ちたがらない理由の一つは、子育てや教育の経済的負担が重いことにあり、これを軽減する措置を講じることは重要な少子化対策であるとして、経済財政運営改革の基本方針2018の中に幼児教育無償化を盛り込み、閣議決定し、全面的な無償化の実施が始まるということです。  1、制度の概要はどのようか。  2、国が示している無償化により、本市では対象なる子どもはどのくらいか。  3、本市の負担増はどのくらい見込んでいるか。  4、財源される地方消費税の性質上、税率の引き上げに係る歳入の増が平成31年度中に見込めるのか。  5、市民への周知方法はどのようか。  以上、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 幼児教育・保育の無償化による影響についてお答えいたします。  1点目について、この制度は生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や、幼児教育の負担軽減を図る少子化対策の観点などから、国が平成31年10月1日から実施するものです。  この制度の開始により、保育園、幼稚園、認定こども園などの利用者については、3歳児から5歳児クラスまでの全ての児童の利用料を無償化します。また、保育園や地域型保育事業などのゼロ歳児から2歳児クラスまでの児童については、市民税非課税世帯を対象として無償化します。そのほかにも、認可外保育施設についても、国が定める指導監督基準を満たすことで無償化の対象なります。保育施設以外でも、障害児通所施設の利用料を無償化します。  2点目について、本市で対象なる3歳児から5歳児クラスまでの児童は、保育施設で約1,000人、幼稚園で約1,200人程度考えています。  3点目について、平成31年10月以降の半年分における市の保育園及び幼稚園における負担は、約7,500万円の収入減見込んでいます。また、平成32年度については、約1億5,000万円の収入減による負担増なります。ただし、平成31年度中については、無償化に係る経費は国費で全額負担することなっているため、実際の市の収入減はない見込みです。  4点目について、納税者が納める地方消費税は、市町村には地方消費税交付金として6月、9月、12月及び3月の4回に分けて交付されます。しかし、市町村に交付されるまでには一定の期間を要する仕組みになっており、例えば消費税率が引き上げられる予定の平成31年10月に納税者が地方消費税を納めた場合、市町村に交付金が交付されるのは、平成32年6月になります。したがって、平成31年度中には、消費税率の引き上げに伴う地方消費税交付金の増額は見込めません。なお、平成31年度の地方消費税交付金の予算額が平成30年度に比べて8,000万円多くなったのは、平成29年度決算額及び平成30年度決算見込み額を考慮し、増額したもので、消費税率の引き上げに伴うものではありません。  5点目について、現在、市が把握している情報は、新聞などの報道同等程度しか持ち合わせていません。今後、都道府県などが開催する説明会に参加するなど、事業の詳細が明らかになり次第、周知したい考えます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) ゼロ歳から2歳児までの無償化の対象なる児童数はどのようか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 市内の保育施設でのお話でございますが、市内保育施設に通園するゼロから2歳児クラスの市民税非課税世帯につきましては、23世帯という状況でございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 幼保無償化いっても、認可外保育施設などは上限額があるのではないでしょうか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。
    ○福祉部次長(成瀬 拓君) 上限でございますが、無償化の金額は月額3万7,000円以内というふうに定められております。また、ゼロから2歳児クラスの場合は月額4万2,000円ということで、上限額が定められてございます。  今回の無償化ということでございますが、この認可外保育施設につきましては、先ほど申したとおり、指導監督基準を満たして都道府県に届けを行っている施設ということが条件になってございますが、こちらについては経過措置が設けられてございまして、指導監督基準を満たしていない場合であっても、5年間については無償化の対象するというように定められてございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 実施までには10月1日からということなんですけれども、執行部が大変だ思うんですけれども、どのような準備が必要か、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 準備についてですが、現状で少し事務手続等々、さまざまな部分で詳細がまだ明らかにされてございませんので、現時点での情報のみで整理をいたします例えばシステム改修、こういったものが必要になってくること、また給食費の額をどうするか、または徴収の方法についてどうしていくか、こういったことを検討していく必要がございます。  また、認可外保育施設自体は現状で、市のほうで全てを把握できてるというものではございませんので、今後、認可外施設関係性をどう構築していくか、こういったところが必要になってまいります。  また、幼稚園への就園奨励費補助金制度、こちらが少し国の負担割合が変わってまいります。3分の1から2分の1に変わってまいりますので、こうしたことへの対応等が必要になってまいります。こうしたものを整理した上で、保育料の規則改正等の手続が今後、必要になってくるという現状でございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 幼児教育無償化で入園に係る費用、制服代とか給食費、園納金などに関しては対象外なのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 制服代、また入所に係る物品などの代金につきましては、無償化の対象外なりますので、現在同じように保護者様の御負担ということでございます。  給食費につきましては、3歳以上については無償化の対象外なり、こちらも保護者負担という状況でございます。給食費の集金方法、ここらのあたりにつきましては、今後、国の方針が示され次第、こういったものを参考にしながら検討していきたい考えてございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 昨年度は本市でも4月時点で保育園の待機児童数が41人ありました。この無償化を行うことによって潜在的な需要を掘り起こし、待機児童問題が一層深刻になるおそれがないのか心配するんですけれども、保育の質の確保、そして保育士不足が心配される保育担当者の待遇を改善することも必須なんですけれども、そういったことは追いつくんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 今回の無償化、この制度自体の対象が基本的に3歳児クラス以上なるため、これをもって直ちにその待機児童の増加につながるかというふうには、今のところは考えてございません。また、保育士の処遇改善につきましては、給付費において処遇改善加算、こういったものが用意されておりますので、これをもって保育士の給与が増加していくよう努めていきたい考えてございます。  また、質の面では、研修というものがございますので、市が行う保育士の研修に市内の認可保育施設全体に参加を呼びかけたり、また保育団体とか県が行う研修を市内の保育施設に情報として提供するなど、そういったものも含めて質の向上に努めてまいります。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 幼児教育・保育の無償化につきましては、実際に子育てをしている方たちからは、無償化よりも待機児童解消のほうが先でないのという声があり、そのとおり思います。  もともと保育料は応能負担であり、それを無償化する所得の高い方ほど恩恵は大きくなります。当初の予定どおり、財政再建に財源を回すべきでなかったのか。消費税を引き上げても財政赤字の削減に回らないことになる。代償は大きいのではないか質問を考えていて、保育料が単に無料になるだけではなく、影響の大きいことを実感いたしました。突然の無償化で執行部は大変ですが、10月に向けてよろしくお願いいたします。  次の質問に行きます。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 3項目め、災害時要支援者の避難行動の実効性を高めるために。国の災害対策基本法が改正され、災害時避難行動要支援者の避難対策における個人情報の取り扱いが明確になった。災害時に支援を必要する要支援者が円滑、迅速に避難するための支援体制を身近な地域で整えておくことが重要です。本市でも要支援者個々に対応した個人計画の策定が始まり出しました。  1、まずはモデル地区で行って、他地区に個別計画作成を進めていったらどうか。  2、個別の避難計画策定は、主に市民主体でするもの思いますが、支援者要支援者が内容を理解していないなかなか個別計画策定は進みません。個別計画の様式例など、参考資料を示すなど、具体的な個別計画作成ガイドラインを作成し、ガイドラインに沿って関係者が策定できるように支援するべきでないか。  以上2点、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 災害時要支援者の避難行動の実効性を高めるためについてお答えいたします。  1点目について、個別計画を災害時にも対応できる実効性のあるものするためには、避難時の支援者なる人、避難経路、避難方法などを決めるだけではなく、要支援者支援者のつながりをつくり、日ごろからの見守り、声かけなどのネットワークを構築することが重要です。これらは地域の人々の意見を聞きながら進めていくことであり、モデル地区として小さな区域で一緒に取り組むという議員の提案は、有効である考えます。  2点目について、国の避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針、県の災害時要配慮者支援体制構築マニュアルなどは、個別計画に必要な事項や様式を例示するなど、方針を示したものであるため、これらを参考にしつつ、既にマニュアルなどを作成している市町の情報を収集しながら作成を検討していきます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 災害時避難行動要支援者名簿の作成状況はどのようか、また課題はどのようか、伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 作成状況でございますが、29年度は対象の方3,225名のうち、1,619人の方が御登録いただいております。現在、平成30年度版の策定作業中でございまして、聞き取り調査等を行い、台帳を整備しているところでございます。  課題いたしましては、この避難行動要支援者の制度自体が市民の方々にまだ十分に理解されてないというような点も考えられますので、支援を必要する方も、周りの市民も、お互いに制度を十分に御理解いただくよう努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 名簿は毎年更新されているお聞きしています。災害時に備えて地域にも提供されているのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) この名簿を提供できる支援団体という位置づけを要綱上してございまして、この中では民生委員・児童委員、社会福祉協議会、地域包括支援センター、自主防災組織、まちづくり協議会、自治会連合会、区会というふうに定められておりまして、この中から名簿の提供を希望される団体には個人情報の管理をしっかり行っていただくという条件のもとで名簿の提供をさせていただいてございます。  30年度に実際に御希望のあった団体いたしましては、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、そして2カ所の地域包括支援センター、地域への提供という意味では、自主防災組織54団体中1団体、まちづくり協議会・自治会連合会・区会9団体中2団体への提供が行われたところでございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 既に要支援者の個別計画を作成している自治体があれば参考になりますが、近隣での状況はどのようでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 近隣の状況を確認しましたところ、尾張旭、日進、豊明市では個別支援計画の作成に今、取りかかっているところというふうに伺ってございます。私どもの今後の作成のまた参考にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 円滑に個別計画が策定できるように、市は地域の集会所などに出向き、災害時の助け合いや災害時避難行動要支援者名簿などについての説明などを行い、市民情報を共有していく考えはないかをお伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 現状でその個別計画についての説明会という形では行ってございませんが、まずは市民の方に災害時に地域に助けてほしいこのように思っている方々が御近所にいるということを知っていただくことが重要。さらには災害時の支援には、日ごろのやはり顔の見える関係があればこそ、災害時により有効に機能するということを御理解いただく必要がある感じてございます。今後、御指摘のような説明会を各地域で実施していきたい考えてございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 昔、環境課がポリの袋のごみ収集をするときに、各集会所に回ってこられたんですね。そうやって周知を図ったものですから、この災害時避難要支援者につきましても、命にかかわる大事なことですので、していただけるいい思います。  そして、個別計画作成について、まずは災害時支え合いマップの作成から始めたらどうか思うんです。支援者の確保支援者要支援者のセッティングっていうのがなかなか難しい考えますが、コミュニティーソーシャルワーカーなど作業を調整、サポートする方の派遣というのもできるのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 御提案の災害時の支え合いマップの作成、これも一つの案ということで、有効であるというふうに考えます。また、これまでの地域防災訓練などでの取り組みも参考にしながら進めていきたい考えてございますが、先ほど御答弁したとおり、個別支援計画、これをつくる前には、何よりもまずこの日ごろの見守り、声かけ、こういった顔の見える関係づくりから取り組んでいく必要がある考えてございます。  こうしたつながりにはさまざまな方法が考えられますが、一つの方法として、来年度から地域力強化推進事業のメニューの中で社会福祉協議会が中心なって支援団体や地域の方々一緒にこうした関係づくりを進める事業を開始することしておりまして、現在、その準備を進めているところでございます。 ○14番(じんの和子君) 次、行きます。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 4項目め、長久手らしい景観づくりのために。長久手の景観について、一緒に考え話し合い、魅力ある長久手らしいまちづくりを推進するために、景観計画市民ワークショップが開催されています。自然豊かな田園風景に比べる張りめぐらされた電線、ぞろいな高のビル、雑然した看板などは美しくない感じます。平成17年度に本市は景観法に基づき景観行政を行う景観行政団体なっております。景観政策へ積極的にかかわってほしい考え、質問いたします。  1、景観法では、景観行政団体の業務として景観計画の策定、景観協議会設立が定められていますが、今後のスケジュール、進め方はどのようか。  2、景観計画を策定するメリットは何か。  3、市民の共感を得た計画するために、どのように市民の意見を取り入れていくのか。  4、景観条例の策定も視野にあるか。  以上、4点お伺いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 角谷俊卓君登壇] ○建設部長(角谷俊卓君) 長久手らしい景観づくりのためにということで御質問いただいておりますので、順次お答えさせていただきます。  1点目について、今後は有識者や一般公募委員などで構成する景観計画策定委員会を設置し、そこでの意見もいただきながら、パブリックコメント、都市計画審議会を経て、景観計画を平成31年度に策定したい考えています。  また、景観協議会については計画策定後、一部の地区で積極的かつ重点的に景観形成を進めていこうする場合に、よりきめ細かく誘導しようする景観重点地区、景観重要建造物などを指定する際に設置を検討することになる考えます。  2点目について、景観計画を策定することで、本市の良好な景観形成を促進し、潤いのある豊かな生活環境の実現を図り、市民生活の向上地域社会の健全な発展に寄与する考えています。  3点目について、今年度は各地域でまち歩きによる市民ワークショップを行い、景観に関するさまざまな意見をお聞きしており、引き続き市民の意見を聞く場を設けながら計画に取り入れたい考えています。  4点目について、景観条例の制定も視野に入れながら進めたい考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 県内自治体の景観計画の策定状況はどのようか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 県内自治体54のうちで景観行政団体は16団体ございまして、そのうちで9つの市町が景観計画を策定しているという状況でございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 景観行政団体になって本市は13年になりますが、景観行政団体になったその当時に景観計画を策定しないで、なぜ今、これからの作成なったのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 本市では、平成16年6月の景観法施行に伴いまして、誰もが住みやすい、美しいまちを実現するために、平成17年3月に長久手町、当時ですが、美しいまちづくり条例を施行をするとともに、同年9月には景観行政団体なりまして、翌年度に景観計画の原案なる長久手町景観計画案を策定いたしました。これ以降、景観計画の策定やきめ細かな基準づくり、あるいは条例化といった取り組みに着手する必要があったわけでございますが、実際に行為を制限するには具体的な景観形成基準や届け出対象行為を定め、私的権利を制限して個人の利益を大きく損ねることのないよう留意するとともに、過度の制限ならないよう慎重を期していたこと、より実効性のある行政指導を行う上で、他自治体の先進事例を参考にするには、まだそういった事例が乏しかった当時の状況があったことが時間を要していたという一つの要因ではというふうに考えております。  近年、県内でも参考になる景観計画の策定自治体も徐々にはふえてきておりまして、また本市を取り巻く環境も変わってまいりました。御指摘のように、本市が景観行政団体なって以降、これまで計画策定が遅くなっていたということに対しましては、市としても反省すべき点だ思っておりますが、これからまちづくりの方針なる総合計画に即しまして、できるだけ多くの市民の方々にも御参加いただきながら、計画をまとめていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 平成17年に長久手市美しいまちづくり条例を制定し、運用を行ってきたのですけれども、長久手市美しいまちづくり条例景観条例の違いはどのようなのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 長久手市美しいまちづくり条例は、本市の環境を生かした魅力あるまちづくりを実現することを目的した、法で規制する規定はない本市独自の条例でございます。内容としましては、魅力ある景観づくり、良好な住環境づくり、緑あるまちづくり、きれいで快適なまちづくりといった4つで構成されております。良好な住環境づくりのために、ある一定規模以上の建築、あるいは開発行為などに対しまして、事前に協議を義務づけておるものでございます。  一方で、景観条例でございますが、制定した場合でございますが、魅力ある景観づくりのために景観計画を策定し、景観法に基づいて制定される条例考えています。なお、長久手市美しいまちづくり条例関連性のある条例でもございまして、景観計画の中で定められた規模の建築開発行為等に対して、事前に届け出を義務づけるものでございます。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 今後は景観計画策定委員会を設置のことでありますが、委員の構成はどのようか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 御質問のように、今後、設置を予定しております景観計画の策定委員会でございますが、先ほども御答弁したように、景観に関する分野の有識者や各種団体の代表、そして公募市民など10数名での構成を予定しております。公募市民としては3名程度考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 景観形成は住民、事業者、そして行政が協力して行うものです。地域の住民の意向を反映するためにも、調査対象なる地域を偏りなく見て回ること、そして、積極的な住民参加が必要ですが、ワークショップの状況はどうなのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今年度実施をしております市民ワークショップでは、市民の方々まち歩きを主体したルートマップの作成を行いまして、小学校区ごとで景観を眺めながらまち歩きを行っています。現時点での状況でございますが、マップ作成のためのお話し合いを3回、まち歩きを3つの小学校区で行いまして、延べでいきます130名程度市民の参加をいただきました。今後につきましては、全ての小学校区のまち歩きを行った後に、その結果についての話し合いを市民の皆さん行ってまいりたい考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 景観計画は法定計画ということで、定める項目というのは何かをお伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。
    ○建設部次長(加藤英之君) 景観法に基づきまして景観計画で定める項目いたしましては、まずは景観区域の区域、景観計画区域における良好な景観の形成に関する方針、そして良好な景観形成のための行為の制限に関する事項などがあります。また、必要に応じまして良好な景観の形成に重要な景観重要公共施設の整備に関する事項、あるいは占用等の許可基準等の項目も定めることができるしております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 景観計画区域は、市内全域なるのか伺います。  また、定める項目についても、全市一律の基準を設けるのではなく、住民参加のプロセスを加えた、地域ごとに考え、地域ごとに定める策定作業を進めるのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 景観計画区域についてですけども、現在、現時点では市内全域を想定はしております。基準の設定につきましては、御指摘のように、一律の基準を設けるということではなくて、景観上の特性を考慮した区域に分け、その区域ごとに良好な景観の形成に関する方針を定めていくことになるのでは考えておりますので、地域の方々の御意見も踏まえながらそういった作業を進めていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 景観計画策定業務の委託者の選定はプロポーザルで実施か思いますが、いつごろを予定しているのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 景観計画の策定業務の委託者の選定につきましては、業務実施のための条件や資格要件等の整理を行いまして、選定方法等も決定した後に、次年度早々、できるだけ早く発注ができるような手続を進めていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 5項目め、本市独自の任意高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の費用助成について伺います。  高齢者肺炎球菌ワクチンは、平成26年10月から予防接種法に基づく定期接種なりました。平成26年度から始まった肺炎球菌の定期接種制度は、5年間で65歳以上の全人口をカバーする経過措置期間を設け、対象者に接種機会が与えられた。定期接種対象者は、経過措置として、平成26年度から平成30年度までは、該当する各年度内に65歳、70歳、5刻みで100歳までの方で1人1回定期接種の機会が設けられ、本市では、自己負担2,500円で接種することができる。定期接種を受ける機会は平成30年度までの該当する年齢の方なり、平成31年度からは65歳の方が対象なります。  (1)定期接種対象者の接種率はどのようか。また、近隣自治体比較してどのようであったか。  (2)未接種の方に対して年度内に定期接種の再通知をしたか。  (3)平成31年度からは本市独自の任意高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の助成制度が終了予定ですが、これまでの未接種の方のために、あと1年でも延期できないか。  以上、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 本市独自の任意高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の費用助成についてお答えいたします。  1点目について、本市の定期高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の接種率は、平成26年度から29年度までの4年間の実績では33.6%なっています。近隣自治体では、瀬戸市が25.3%、尾張旭市が41.4%、日進市が53.3%なっており、本市の定期接種の接種率は近隣自治体よりやや低い状態なっています。  2点目について、平成26年度以降で接種機会があったにもかかわらず未接種の人に対しては、平成30年6月末に接種の勧奨通知を個別に発送しています。  3点目について、定期高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種については平成30年度で終了予定であったため、本市では、定期の年齢以外の人にも接種する機会を提供するため、任意高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の助成を行ってきました。しかし、国は急遽、平成31年度から平成35年度までの5年間をかけて、65歳から5歳刻みで100歳までの人に対し、これまで同様に定期接種を受ける機会を設けることしました。このことから、本市においては、65歳から5歳刻みで100歳までの人に対して、平成31年度以降も定期で接種する機会が確保できたため、任意での接種費助成事業を延期する予定はありません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 定期予防接種は、本市の接種率は低いという結果でしたが、任意の高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種助成制度の状況はどうだったのかお伺いします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 任意のほうは、平成21年度から高齢者肺炎球菌ワクチン接種のこの助成を開始しております。平成30年の12月末現在の助成数としましては、累計で2,908人でございます。今年度は、定期接種対象以外の未接種者にも個別通知をしまして接種勧奨を行いましたので、例年の約3倍に接種者は増加し、約350人ほどの接種がございました。  任意接種だけではお示しできませんが、定期接種この任意接種合わせた接種率で見れば、概数としまして52.8%なりまして、任意接種は地域によってやってないとこもありますけども、近隣自治体の中でも合わせた場合は高い数値なるというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) この肺炎球菌ワクチン予防接種は、助成制度がない場合の自己負担はおよそ幾らなんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 任意接種のこの費用につきましては、各医療機関が独自に定めることができますので、一般的には6,000円から1万円程度というふうに確認しております。 ○議長(川合保生君) じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) これで終わりますが、国の方針が変わりまして、急遽定期接種を継続していくということです。本市独自の任意接種はこの3月で終了ということでございます。高齢者には、5歳刻みのこの制度はわかりにくかったということも聞いていますので、また接種効果や医療費削減効果はあるということなので、未接種の方に対して今後定期接種をしっかり勧奨していただけるようお願いいたしまして、質問を終わります。 ○議長(川合保生君) これをもって通告者の質問を終了します。  関連質問の準備をしますので、しばらくお待ちください。  それでは、市民ネットの関連質問に移ります。ありませんか。13番さとうゆみ議員。 ○13番(さとうゆみ君) それでは、1項目めの(3)の寡婦控除のみなし適用について質問をいたします。  私も平成27年第4回定例会で、婚姻歴のないひとり親家庭に寡婦控除のみなし適用をの一般質問を行っております。その後、婚姻歴の有無で差がなくなるよう国が税制の検討をしたものの、改正は見送られ、依然として所得税や住民税を計算するときの寡婦控除は婚姻歴のある人のみを対象しており、婚姻歴のない人は高い税金を支払っている状況です。  私が一般質問をした際、長久手市に未婚のひとり親家庭は、平成25年に29世帯、平成26年に32世帯、平成27年に34世帯ということですが、その後の世帯数の推移はどのようでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 所得制限のない長久手市遺児手当の受給者のうち、現時点での直近数値で言います未婚のひとり親は44人という状況でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。さとうゆみ議員。 ○13番(さとうゆみ君) それで、長久手市は、今年度から保育料や児童手当の支給に関する事務などでみなし適用を実施ということでありますが、婚姻歴の有無によって差が出るものはほかにあるはずですが、などというのは、具体的にほかにどのようなものがあるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) さまざまな手当関係、給付関係がございます。数点御紹介します特別児童扶養手当等給付費、障害者自立支援給付費、また障害者医療費、あとは母子・父子家庭医療、こういったものが該当するというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。さとうゆみ議員。 ○13番(さとうゆみ君) 次は、2項目めの(3)幼児教育・保育の無償化に伴う市の財政負担について質問をいたします。  無償化なる平成31年10月から平成32年3月までの平成31年度中は、自治体からの反発も強くあったことから、国が費用を全額負担してくれるので市の収入減はないのことでありましたが、平成32年度は1億5,000万円の収入減の答弁でありました。無償化なので、利用者が負担ゼロになる分、国が背負う部分、そして市が背負う部分が出てくる思うんですが、1億5,000万円減収のその金額を出した計算式というのはどのようでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 負担割合の関係で若干の変更がございます。保育です国2分の1、県4分の1、市町村4分の1ということでございますが、幼稚園の関係のほうで、これまで国が3分の1、市町村が3分の2だったところ今回の無償化に伴いまして、国2分の1、県4分の1、市町村4分の1ということで、都道府県の負担が新たに入ってくるということでございますので、市の負担が若干減る部分もございます。マイナス2.1億ふえる分として今6,000万ほどを見込んでおりまして、これの差っ引きで1億5,000万の減という積算でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。さとうゆみ議員。 ○13番(さとうゆみ君) 今、国の負担、県の負担、市の負担の御説明をいただいたんですけれども、それは不交付団体である場合交付団体である場合で自治体の負担に差が出てくる、自治体の負担が変わってくるのかどうか、最後にお尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) これは、保育であったり幼児教育という部分での負担割合でございますので、この負担割合は、制度上、これが固定されてるか思います。交付税措置は全体のその財政規模を見て判断される思いますので、詳細は明らかになり次第、また御報告したい思っております。 ○議長(川合保生君) これをもってさとうゆみ議員の関連質問を終了します。  市民ネット、じんの和子議員の代表質問を終結をいたします。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後1時5分いたします。                  午前11時55分休憩                ――――――――――――――                  午後1時05分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  代表質問を続けます。7番公明党、木村さゆり議員。             [7番 木村さゆり君質問席登壇] ○7番(木村さゆり君) 議長のお許しをいただきましたので、公明党を代表して質問をさせていただきます。  1項目め、施政方針新年度予算について。  (1)平成31年度予算における財政状況今後の見通しはどのようでしょうか。  (2)新年度予算の留意点について伺います。  (3)中長期計画において厳しい財政見通しが示される中、具体的な取り組みはどのようでしょうか。  (4)長期的な自主財源確保の計画はどのようでしょうか。  (5)市長の目指す市民主体のまちづくりの進捗状況はどのようでしょうか。  (6)来年度最終年度なる子ども・子育て支援事業計画の成果課題はどのようでしょうか。  (7)風疹抗体検査委託の予算が計上されましたが、詳細はどのようでしょうか。  以上、お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 青山 均君登壇] ○総務部長(青山 均君) 施政方針新年度予算につきまして、7点御質問をいただきましたので、順次御答弁をさせていただきます。  1点目について、歳入では、全体の約6割を占める市税は、人口増加や法人の増収見込みなどにより、税収の増加傾向は維持される見込みですが、前年度の一時的な増収要因がなくなったことなどにより、市税全体としては微増なりました。  歳出においては、地域共生ステーションの整備事業、上郷保育園等整備事業、北児童館等整備事業などの大型事業の予算を計上するため、経常経費の圧縮などを行った上で、地方債の借り入れや基金の取り崩しにより財源を確保しました。  今後の財政見通しは、人口増に伴い、市税の増収傾向は継続する見込みですが、それ以上に扶助費や人件費などの義務的経費のほか、施設の維持管理費などの経常経費が増加し、財政全体を圧迫する見込みです。そのような中で、今後も大型事業が見込まれていることから、引き続き経常経費の削減、既存事業の見直しや廃止などの行財政改革を進めながら財源を確保するなど、長期的な視点で計画的な財政運営をしていく必要があります。  2点目について、平成31年度予算編成は、全般にわたり第6次総合計画案中期財政計画に留意して行いました。中期財政計画では、今後何も対策をしなければ、平成31年度から歳出超過に陥る見込みだったことから、経常経費の削減を初め、既存事業の見直しや廃止、アクションプラン(旧実施計画)事業の実施時期の見直しなどの取り組みを行いました。  3点目について、中期財政計画では、平成31年度予算から財源不足が見込まれていたことから、人口増加により行政需要が増している中ではありますが、経常経費は基本的に前年度同額程度に抑えました。また、平成30年7月に各課から事業費調査によって予算総額見込みを立て、それを枠配分としてあらかじめ予算枠を決めた上でアクションプラン(旧実施計画)事業を査定したことや、各部の予算枠を決めた上で予算編成を行ったことで各部内での査定を行うことなり、歳出予算額を抑えることができました。  4点目について、長期的には、今後も大型事業が見込まれていることから財源確保のため基金への積み立てをする必要があります。しかし、当初予算においてはそのための予算を組む財源がないため、各年度において請負残金や執行残金が発生した場合、ほかの目的に流用するのではなく、補正予算で基金に積み立てたい考えています。  5点目について、市民主体のまちづくりは、一朝一夕には進まない取り組みであり、進捗度について、具体的な数値でお示しすることはできませんが、市政やまちに関心を持ち始めていただいている市民の皆さんから、少しずつですが浸透し始めている感じています。  6点目について、主な成果として、保育に関する点では、長湫北保育園の改築や小規模保育事業所の開設による定員拡充、障害児保育及び一時預かり保育実施園の拡充、市内での病児・病後児保育及び休日保育の実施、土曜保育の時間延長、そして子育てコンシェルジュを新たに配置したことなどが上げられます。  放課後の子どもの居場所に関する点では、市が洞学童保育所の開設を初め、児童クラブや放課後子ども教室の整備・拡充を継続して行い、このうち東小学校、南小学校及び北小学校では、児童クラブ放課後子ども教室を一体型として整備していることなどがあります。また、ひとり親家庭への支援施策として子どもの生活・学習支援事業を開始し、さらに、障害のある児童への支援施策として、新たに障がい児相談支援事業を開始しました。  また、本計画は、母子保健計画を包含しており、母子保健に関しては、産前・産後ヘルパー派遣事業や産後ケア事業訪問型を開始し、産前・産後サポート事業の拡充を行いました。ほかに、母体の健康管理のため、産婦健康診査費用の一部助成を実施し、産後鬱など支援が求められる産婦の早期把握や対応につなげる体制を整備しました。さらに、妊娠や出産、育児までの切れ目ない支援の実現に向け、母子保健コーディネーターを配置し、平成30年度に子育て世代包括支援センターを設置するなど、子育て支援全般について計画的に充実を図ってきたことが成果考えています。  今後の課題として、引き続き待機児童対策に取り組んでいくほか、児童発達支援センターの整備を初めした障害のある児童への支援、また子育て期を切れ目なく包括的に支援できるよう、子育て部門母子保健部門の円滑な連携などの体制整備とともに、児童虐待の早期発見・予防のための体制強化などに取り組んでいくことが必要考えています。  7点目について、国は、現在の風疹の発生状況などを踏まえ、風疹の感染拡大防止のため、抗体保有率の低い世代の男性に対する抗体検査、予防接種の実施を平成31年から約3年間かけて集中的に取り組むしました。この風疹抗体検査の対象なる昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性、現在の39歳から56歳までの男性の約8,000人に対して、検査費用として1,600万円を計上しています。  なお、予防接種費用については、委託料に400万円分を別途計上しています。  抗体検査、予防接種ともに国の方針について詳細な情報が一部しか示されていない状況ですが、県や近隣自治体情報共有しながら、平成31年4月からの開始に向けて準備を進めているところです。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 御答弁ありがとうございました。  1点目から3点目について伺います。経常経費の削減、既存事業の見直しや廃止などで財源を確保するのことですが、適切な維持管理をすること、また既存施設を有効に利用していくには費用が、予算が必要でございます、その点はどのように考えているのか伺います。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 施設を適切な状態で維持管理していくためには、修繕の必要がある施設には必要な予算を配分していく必要がございます。施設の修繕は、対処療法的な修繕ではなく、予防修繕をしていくことにより施設を長寿命化させたり、大規模な修繕になることを防ぎ、長いスパンで考えれば総コストを抑えることにつながるか思います。
     そこで、今年度中に施設の日常点検マニュアルを作成いたしまして、各施設において、次年度以降、日常点検及び予防修繕を行っていく予定でございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 補助金や施設利用料などを含めて、行政改革で既存事業を再点検すべき考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 現在、施設利用料につきましては、消費税の引き上げは別に、受益者負担の適正化の指針づくりを含めた見直しを検討しております。また、補助金やその他の既存事業の再点検ということでございますが、今年度末に策定予定の行政改革指針及び中期財政計画を両輪いたしまして、行財政改革を進めていく中で取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 4点目につきまして、これから進められる大規模事業には、あらゆるチャンネルで国や県の補助金を確保する努力が必要である考えますが、市の見解を伺います。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 議員おっしゃるとおり、非常に国や県の補助金を獲得するということは重要なことであるというふうに認識しております。今後やはり義務的経費、施設の維持管理などの物件費が増大しまして自由に使える財源が減る中で、今後は国や県に出向き、補助金を獲得する、確保するということが必要であるというふうに考えています。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 補助金の確保に努力していただきたい思います。  また、ふるさと納税につきましては、午前中の創政クラブ、青山議員の関連質問におきまして、幾つかの事業を掲げていきたいという御答弁でございましたが、返礼品につきまして、長久手のホームページを見ますさとふる」もとても寂しい状況でございます。近隣の尾張旭市や日進市では、魅力的な返礼品を多く設定しているのに比べて、先ほども申しましたが、本市は返礼品は1種類しかなくて、選択の余地はございません。本市には、魅力的な商品を開発、販売している企業、個人商店もありますし、例えば旅行かばんメーカーや有名な毛染めメーカー、有名なパン屋、ケーキ屋などたくさんあるか思います。また、リニモの一日乗車券市内観光施設などの入場券などを贈呈し、市内をめぐってもらうなど、工夫をすれば、もっと魅力的な返礼品が生み出せる思いますが、検討してはいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 御提案ありがとうございます。現在、より魅力のある返礼品を御用意できるように、市の観光交流協会やあぐりん村など協議を行っている次第でございます。今後、準備ができ次第、返礼品のリニューアルを図っていきたい思います。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) また、商工会も連携して、スピード感を持って取り組んでいただきますようお願いいたします。  5点目について、市民主体のまちづくりの実現までには時間がかかることは理解できます。はいえ、時間がかかるいつまでも先延ばしにするのではなく、行政として、いつまでにどんな状態にするかという具体的なイメージを持つことは必要であるか思います。今後の具体的なスケジュールについて伺います。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 第6次総合計画(ながくて未来図)の10年間につきましては、市民主体のまちづくりの種をまく時期というふうに捉えておりまして、多くの市民に役割を担っていただけるよう努力していきたい思っております。  その中の基本目標1の「やってみたい」でつながるまちでは、地域の担い手づくりの推進、市民主体のまちづくりの推進役として、まちづくり組織の設置ですとか運営の支援、地域活動や市民活動を支援し、人材育成に取り組んでいくというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) まずは種をまくということでございました。広く市民に理解をしていただき、市民主体のまちづくりが一つ一つ形なって進んでいくよう、努力をお願いいたします。  また、東小学校区などは範囲も広く、現状の区も絡み合っております。そうした状態であっても一律小学校区単位考えているのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 東小学校区などの考え方でございますが、まちづくり組織というものは、地域の自発的な意思に基づき設置できるもの考えておりまして、市としましては、必要な組織であるという考えのもと、おおむね、先ほど言ったとおり小学校単位で進めておりますが、これは基本的な考えでございまして、地域の皆さん協議しながら、地域の実情に合わせて進めていきたい思っております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 7点目の風疹抗体検査委託の予算について伺いますが、詳細な情報が一部しか示されていないということでございましたが、今後のスケジュール、周知方法はどのようか伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 今回の風疹に関する追加対策に対する取り組みとしましては、先ほど第1答弁で申しました対象者のうち、現在の39歳から46歳までの男性の抽出を行いまして、通知及びクーポン券の作成、発送準備を行います。また、風疹に関する追加対策に対する取り組みにつきましては、ホームページや広報で広く周知のほうをしていきたい考えております。 ○7番(木村さゆり君) 次に行きます。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 2項目め、教育行政について。  (1)いじめ予防人権教育の推進の取り組みについて伺います。  (2)不登校児童生徒への支援の充実について伺います。  (3)長久手版コミュニティ・スクール設置に向けた取り組みについて伺います。  以上、お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育長。               [教育長 川本 忠君登壇] ○教育長(川本 忠君) それでは、教育行政について、3点御質問いただきました。順次御答弁させていただきます。  1点目について、全ての子どもの健全育成及びいじめのない社会の実現を目指し、いじめを自分のこととして考え、議論することによって、自分たちで解決できる力を身につけられるよう、道徳教育の充実に取り組みます。また、自分の大切とともに他の人の大切を認め、お互いの人権を守るために行動できる力を身につけられる学習に取り組みます。  2点目について、不登校児童生徒が適応指導教室で安心して過ごせるよう、カウンセラーや心のアドバイザーを適正に配置し、相談体制の充実を図ります。また、家庭にいる不登校児童生徒に対し、スクールソーシャルワーカーが中心なって学校や関係機関の連携を図り、家庭訪問等、学校への復帰に必要な支援を行いたい考えています。  3点目について、地域で学校を支え、かかわり合いながら、向上心を持ってともに成長することを目指し、幅広い地域住民、団体等の参画により、子どもたちの成長を支え、学校地域を結びつけるための組織なる地域学校協働本部を立ち上げることから始めたい考えています。平成31年度は、地域コーディネーターを配置している長久手小学校区において、地域学校協働本部を立ち上げる基礎をつくり、地域学校協働本部における活動を軌道に乗せ、将来の長久手版コミュニティ・スクールの導入につなげたい考えております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 御答弁ありがとうございました。  本市教育委員会が教育大綱で掲げる理念の実現を目指すため、必要な具体的施策、取り組みを明確にして、長久手市教育振興基本計画が策定されました。基本目標に、個に応じたきめ細やかな教育の充実の中から質問をさせていただいておりますが、1点目、いじめ予防人権教育の推進の取り組みについて、具体的な説明を求めます。 ○議長(川合保生君) 教育部長。 ○教育部長(川本晋司君) それでは、教育振興基本計画の中身ということなんですが、まず、道徳教育の充実につきましては、小学校では平成30年度から特別の教科・道徳が実施されておりまして、考え、議論する道徳への転換が図られました。いじめに関する内容につきまして、低・中学年には公平、公正、社会正義、中学年には相互理解、寛容、高学年にはよりよく生きる喜びが追加され、いじめに関する問題を自分自身のこととして、多面的、多角的に考えるように事業を通して指導を行っております。  また、人権教育の取り組みとしては、学級担任養護教諭が連携した言葉遣い学習に取り組んでおります。例えば、子どもたちや親に言われてうれしかったことをあらわすふわふわ言葉悲しかった言葉をあらわすチクチク言葉について考えさせ、保健室の前や教室内に掲示するなどしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 2点目について、本市の小・中学生の不登校児童の過去5年間の推移はどのようでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 不登校児童の推移でございますけども、平成25年度から平成29年度にかけて、小・中学生ともに、年度により増減はありますけども、推移いたしましては増加傾向にございます。小学生は5年間で12人から23人になり、約2倍、中学生は31人から52人になり、約1.7倍に増加しておるというところでございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) それでは、適応指導教室に通っている小・中学生の過去5年間の推移はどのようでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) こちらも平成25年度から平成29年度にかけて、小・中学生ともに、年度により増減はございますけども、推移いたしましては増加傾向にあります。小学生は5年間で4人から13人になり、約3倍、中学生は14人から29人になり、約2倍に増加いたしました。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 文部科学省が実施した平成29年度問題行動・不登校調査によれば、病気や経済的理由以外で年30日以上欠席した不登校児童生徒数は、小学校が前年度比15.1%増の3万5,032人、中学校は5.6%増の10万8,999人。不登校の要因は、学校の人間関係や家庭の状況など、複合的だということでございました。本市においても増加しているということでございますが、教育機会確保法が平成29年2月に施行され、不登校の子どもたちが安心して学べる環境整備が求められております。本市の見解はどのようでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 教育部長。 ○教育部長(川本晋司君) この教育機会確保法に関しましては、これは基本計画の基本理念に掲げられておりますように、不登校児童生徒の個々の状況に応じて必要な支援を行い、安心して教育を受けられるよう、学校や適応指導教室における環境の整備を行うことが必要だ考えております。  その上で、フリースクールなど学校以外の場における不登校児童生徒の学習活動について、必要な措置を講ずるように努力すること法律ではうたわれておりまして、フリースクールの位置づけや支援のあり方をこれからどうしていくか、またフリースクールへも通えない児童生徒たちへ、学習計画をどのように立て、その成果や評価をどう行うのかなどといった点など、まだまだ課題が非常に多いことから、引き続き国や県の動向を注視していきたいというふうに思っております。  また、市いたしましては、まずはスクールソーシャルワーカーを中心として学校や関係機関の情報共有を密に行うことで、家庭への働きかけを含めて、学校への復帰に必要な資源を多角的に行っていくようになっております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 一人一人に寄り添った対応をよろしくお願いいたします。  3点目について、地域学校協働本部を立ち上げていくのことですが、詳細をお聞かせください。 ○議長(川合保生君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) 地域学校協働本部は、地域学校の連携体制を基盤いたしまして、より多くのより幅広い層の地域住民、団体等に参画をしていただきまして、緩やかなネットワークを形づくることにより地域学校協働活動を推進するという組織でございます。まずは、今年度地域コーディネーターを配置してございます長久手小学校区をモデル校区いたしまして立ち上げ準備に取りかかっておりまして、平成31年度末までに地域学校協働本部の立ち上げを目指しているというところでございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 地域学校を誰がどのようにつないでいくのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(川合保生君) 教育部次長。 ○教育部次長(山端剛史君) やはり、地域学校をつなぐ役割いたしましては、地域コーディネーターが担うことということになります。まずは学校が困っていること、手伝ってもらいたいことを把握して、その情報を地域にも発信いたしまして、地域学校が同じ目標、同じ目線で共有することから始めていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 地域全体で子どもたちを育てていく意識が市全域に広がっていくことを期待いたしまして、次の項目に移ります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 3項目め、人材育成について。  (1)職員のスキルアップについての考えはどのようでしょうか。  (2)専門職の育成についての考えはどのようでしょうか。  (3)働き方改革の取り組みについての考えはどのようでしょうか。  以上、お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。              [市長公室長 高嶋隆明君登壇] ○市長公室長(高嶋隆明君) それでは、人材育成について御答弁をさせていただきます。  1点目について、職員のスキルアップは重要なこと考えています。長久手市人材育成基本方針では、自己啓発、職場研修及び職場外研修の3つの柱をバランスよく組み合わせた能力開発の取り組みを目指しています。今年度は、課長級の職員に業務改善を進めていく上でのリーダーの役割などについての研修、係長級の職員には部下のコミュニケーションや育成方法についての研修を実施しました。これらの研修を通して職員間のコミュニケーションを促進し、効果的な職員のスキルアップにつなげたい考えています。  2点目について、市民ニーズの多様化や業務の複雑化が進む中、特定の部署で専門的な知識を有した職員の育成も必要なこと考えています。一方で、市の業務は広範囲にわたるため、特定の部署で力を発揮する場合にもさまざまな部署を経験することで得られる経験や知識は有益であり、ある程度の部署の経験を積むことも必要である考えます。また、専門的な知識を高めるためには、それぞれの部署にて積極的に専門研修に参加してスキルアップしていく必要がある考えます。  3点目について、職員が高い意欲を持って働くためには、働きやすい環境の整備が必要考えています。働き方改革の取り組みの中でも、特に長時間労働の是正を行うことにより、家族過ごす時間をふやしたり、自己啓発に充てる時間や地域活動への参加の機会をふやし、さまざまな人接することで職員自身のスキルアップや異なった視点での自身の仕事への取り組み方を見直すこともできる考えています。今後もワークライフバランスの充実に努めます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 御答弁ありがとうございました。1点目、スキルアップについて、係長級の職員に対して人材育成などの研修を行ったということでございますが、若手職員のコミュニケーション能力を高める必要がある考えますが、見解を伺います。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) そうですね、若手職員につきましては、尾張東部職員研修協議会の行う職員研修の中で、入庁3年目の職員を対象に話し方講座ですとか、入庁6年目の職員にはディベート研修を実施しまして、市民の皆さんのコミュニケーション、職員間の意見交換についての能力向上に努めておるところでございます。また、今後行う接遇研修などに参加し、積極的にコミュニケーション能力を高めてもらいたいというふうに考えております。  市で独自に行っている職員研修についても、階層別にそれぞれの役割や業務に応じた研修を計画的に行っております。主事とか主任級の職員に対しまして、今年度、来年度の2カ年でキャリアデザイン研修を実施をします。コミュニケーションを主する研修ではございますけども、キャリアを形成していく上でも、その時々に応じた周囲からの協力などが必要なります。その観点から、コミュニケーションの必要性についても触れていくということになります。キャリアを形成していく上で、自身の将来像を思い描くことも重要考えまして、実施していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) また、臨時職員に対して接遇研修は行っているのか伺います。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 臨時的任用職員については、採用の時期ですとか雇用の期間が人によってさまざまでございます。一律に研修を行ういうのは非常に難しいというふうに考えております。臨時的任用職員の皆さんの多くは社会人経験がある方が多いというふうに思っておりますので、各課において、接遇マニュアルを活用して、職場内の研修ではありますけども、アドバイスなどを行っていただきたいというふうに考えております。
    ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) そうしましたら、人事評価の結果を給与に反映させているのかお尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 平成28年度から当該年度の人事評価の結果を翌年度の給与に反映させております。具体的に言う平成28年度人事評価の結果については平成29年度の給与及び勤勉手当に反映をさせておるということでございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 職員のモチベーションを高め、組織全体の公務能率向上につなげていくためにも欠かせないもの考えます。今後は、行政のスリム化が求められていく中、長時間勤務の是正など職員の働き方改革を行い、事務改善などに取り組む必要がある思いますが、どのように考えていらっしゃるんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) そうですね、長時間勤務の是正のためには、業務の見直しなど事務改善が必要なってきます。全庁的には文書の削減ですとか文書事務の処理の時間短縮のための庁内会議への参加など、以前は課内決裁をとっておりましたけども、それを朝礼とか終礼の機会に口頭で報告するということで事務文書の簡略化を行っております。  各課でも必要に応じた事務改善を行っておりますけども、その改善例を共有化する方向などについて、今後検討していく必要があるか考えております。市長公室内です人事課では、臨時的任用職員の賃金の支払い事務の縮減を目的として、ことし1月から臨時的任用職員のシステムを導入をしております。臨時的任用職員を多く雇用している課の担当職員からは、全体として、事務の軽減ができたというような感想を聞いております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) そうしましたら、市民の皆様には市民表彰を行っておりますが、事務改善に貢献した職員など、職員表彰を考えていかれませんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 先ほどもお答えはしましたけども、まず各課で行っている、小さなことでもよい思いますので、それを見える化して情報の共有を行ういうことが必要考えております。他課でよい改善例の情報共有を行うことで、自身の課の事務改善への気づきになるというふうに考えております。他市では、各課で行っている事務改善の取り組み事例を発表し、内容や熱意、アイデアなどに対する表彰をしてるというような、そんな事例もございます。今後本市でもそうした取り組み方法について、ちょっと研究のほうをこれからしていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 職員の皆様のモチベーションを高めるためでも、そういった取り組みをしていっていただきたい思います。  長久手市人材育成基本方針には、原則入庁後10年で3部署経験できるような人事配置を行ううたっていらっしゃいますが、現状はどのようでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 他の職員の異動の関係で原則どおりにならない場合もございますが、人材育成方針に沿った人事配置に努めておるところでございます。さまざまな部署を経験することにより職員本人の視野も広くなりますので、例えば、数年後に経験した部署に異動なった場合でも、以前は違った観点での仕事が行えるということもあるというふうに考えております。また、多くの部署を経験することで、本人の適性が見えてくるものというふうには考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) また、職務に関して、総合職専門職を、本人の希望を尊重するだけでなく、適性や将来展望を考えて人事管理されているのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 本人の希望のみではなくて、適性ですかも考慮して人事管理に努めておるところでございます。同じ部署に長くいることで、確かに知識の量は多くなる思いますが、業務を行う上では、知識の幅を広げるために複数の部署を経験することも必要だという考えでおります。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 3点目につきまして、長時間労働の削減、休暇取得促進など、主に勤務時間の短縮、調整などにより仕事プライベート双方の充実を図ろうという取り組みを推進している自治体もふえております。大府市では、職員の健康管理の一環として、長時間労働を抑制するため、既存のセキュリティーソフトを活用して、夜10時以降に職員が使用するパソコンから庁内ネットワークへの接続を遮断し、長時間労働を抑制しております。本市においても大府市のような働き方改革を行ってはどうか考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 本市では、パソコンの電源や接続を切ってしまうという取り組みは行っておりませんけども、平成30年の1月から、職員の働き方改革及び健康管理を念頭に、毎週水曜日には22時に事務室の照明を消灯することで退庁を促してはおります。この取り組みは、職員みずから自身の働き方を見直していただきまして、主体的に事務改善などに取り組んで、毎日22時までには退庁できるようにしてほしいという考えのもとに行っておるところでございます。必要に応じてパソコンの電源いうか接続を切るということも検討する必要があるかもしれませんけども、できる限りみずから考えて行動していただきたいというふうに考えております。  なお、各課におきましては、週1日、ノー残業デーを設定をしておりまして、長時間労働の抑制につなげていこうという形で実施をしておるところでございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 今、行っている取り組み効果が出ないようでしたら、ぜひ大府市の取り組みを生かしていただきたい思います。2019年度4月から、残業を抑制するため、国家公務員に倣って、今議会にて条例改正の議案が通れば、本市においても残業の上限が適用される予定でございます。働き方改革が叫ばれる中、めり張りのある働き方で仕事プライベートの充実を図っていただきたい申し上げ、次の項目に移ります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 4項目め、認知症対策について。厚生労働省では、団塊の世代が75歳以上なる2025年を見据え、平成27年1月、新オレンジプランを策定し、7つの柱に沿って施策を推進してきました。一昨年7月に当プラン策定時に設定した数値目標が期間の区切りを迎え、今後2020年度末までの新たな目標を掲げ、取り組むことなりました。これまでの施策の成果をどのように評価し、あわせて今後の方針について伺います。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 認知症対策についてお答えいたします。  本市では、今年度から始まった第8次高齢者福祉計画及び第7期介護保険事業計画の中で、新オレンジプランの柱にもあった見守りのある地域づくりの推進に関する取り組み、認知症の理解を深めるための普及啓発、認知症の様態に応じた適切な医療や介護の提供などを課題捉えて施策を進めています。これまでの主な取り組みとして、認知症サポーター養成講座を積極的に開催し、受講した市民は延べ1万人を超えました。この取り組みを通じて受講者の認知症理解は進みましたが、受講後の具体的な役割を提示できていないことが課題である考えています。  次に、登録のある市民宛てに認知症の人の捜索情報をメールで配信する行方不明高齢者保護ネットワーク事業は、市民からの情報提供が無事の発見につながったケースもあり、認知症の人や家族が地域で安心して暮らすためのツールの一つになっています。市外に出ていってしまった場合が課題でしたが、本市在住を示す靴のかかとなどに張るシールを今年度中に作成予定ですので、これを希望者に配布していきます。  また、認知症の進行に応じて医療や介護サービスを選択できる認知症ケアパスは、平成26年度に作成したものを見直し、あわせて楽しく学べる要素を取り入れた認知症すごろくを作成したことで、認知症の正しい理解の普及に役立っています。このような取り組みを通じて、さまざまな認知症施策がより効果を発揮するためには、市民一人一人が認知症を正しく理解し、地域全体で認知症の人や家族を支えていく機運を高めていくことが重要である考えています。  このため、今後の方針としては、従来の手法にとらわれず、認知症の理解をより広く普及する取り組みに力を入れていきます。具体的には、認知症サポーター養成講座の受講者が、地域で認知症の人や家族を支える担い手として、それぞれの問題意識に応じて活躍できるよう、認知症すごろくの活用や認知症カフェへの参加などを促し、自分に合ったサポーターとしての役割を見つけてもらうことや、ことし3月に予定している認知症状を有する若年層の方でも気軽に参加できるオレンジクーテカフェなどのイベントを行っていきます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 御答弁ありがとうございました。認知症になっても地域の中で生き生き暮らし、活躍できる共生社会の実現が求められております。そして、認知症の人が暮らしやすい地域づくりを進めるためには、絶望から希望への転換同時に、地域が認知症本人のこうしたいという意思能力を尊重し、お世話型支援から寄り添い型支援へ転換を図っていくことが重要である考えます。  本市においては、認知症サポーター養成講座を積極的に開催し、サポーターが延べ約1万人を超え、順調に増加しているということでありますが、平成28年度より市内事業所、店舗向けに行った同講座は、どのような職種の方に対して実施されたのかお聞かせください。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 平成28年度以降で認知症サポーター養成講座を受講をいただいた職種でございますが、小売業、ドラッグストア、介護事業所、医療機関というふうになっております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) ほかにも認知症の方かかわることが多い想定される金融機関、公共交通機関、理美容業、配送業等に対して、認知症サポーターについて周知し、受講を進めることが求められておりますが、今後どのように働きかけていくのか伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 企業がみずから主体的に認知症サポーターを養成しているケースもありますので、まずは、どの企業に認知症サポーターがいるのか、この情報を集約することが必要である考えております。その上で、サポーターがいなくて認知症の方かかわることが多い企業に対して、聞き取り調査などを行っていきたい思っております。できるだけ先方のニーズに沿って、受け入れやすい形で認知症サポーター養成講座のほうを受講していただけるよう対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 認知症への理解の輪がさらに広がるよう、よろしくお願いいたします。  御答弁にございました認知症の人の靴のかかとに張るシールは、どのように普及啓発をしていくのかお尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 行方不明高齢者保護ネットワークに登録いただいております認知症の人や家族の方に対しては、まず、御案内とともに先ほどのシールをお送りしまして、見守りする側にもこのシールの活用について知っていただくため、今後安心メールへの配信など、広く周知のほうをしていきたい考えています。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) それでは、平成30年度から始まった認知症初期集中支援チームのこれまでの活動状況を伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 認知症初期集中支援チームにつきましては、平成30年4月からの事業開始でありまして、ことし12月末時点では8件の対象案件しています。ケースの状況としましては、認知症による精神症状だけではなく、性格の偏り、アルコール、そして精神障害による症状や、そうした症状に認知症状が併発したようなものだったという状況でございます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 今おっしゃられた、こうした事例を、市民に対して何らかの形で発信をしていくことは考えていかれないのか伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 本事業につきましては、認知症を持つ人や、あと御家族に対しまして、複数の専門職が訪問などによってかかわって、適切な受診であるとかサービスにつなげていくことということが特徴になっております。まずはこちらのチームの存在をもっと市民の方に知っていただきまして、周囲に気になる人がお見えになりましたら、いつでも相談が受けられるように周知を図っていくことが重要であるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 広く周知していただきますよう、よろしくお願いいたします。  認知症診断された後、本人の視点に立った支援が不足し、空白期間として問題視されておりますが、この点についてのお考えはどのようでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) まず、この認知症は、怖いとか恥ずかしいといった心理から、診断後も介護申請やサービスの利用を拒みまして、支援のないままで認知症の症状が悪化してしまうという場合があることは承知もしております。こうした状況を改善していくためには、認知症初期集中支援チームの周知、広報を強化していくだけではなく、より多くの市民の方に認知症について正しい知識を持っていただきまして、理解をしてもらうことに努めることで、地域全体で認知症の人や家族を支えていく機運を高めていくことが重要である考えております。  また、地域での理解を促進していくことが、認知症診断された御本人や御家族の恐怖心や羞恥心を和らげるだけではなく、地域の知人が認知症カフェの利用を勧めるなど、地域全体の見守り機能を高めて、あと本人の視点に立った適切な支援やサービスにつながっていくきっかけになる考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 認知症診断された方が希望を持って、前向きに暮らしていけるよう、支援チームが訪問した際に、厚生労働省が公表している、本人にとってのよりよい暮らしガイドを活用すべき考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) 今、御紹介いただきましたこの本人にとってのよりよい暮らしガイドでございますけども、御紹介ありがとうございます。そして、この認知症の診断を受けて不安になっている方に対しまして、認知症当事者自身が協力してつくられたこのような冊子は、とても御本人の心に寄り添っていくという上で、重要な役割を持つ有効な形である考えていますので、今後活用していきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  また、認知症の方々が集まり、自身の体験や希望、必要していることを主体的に語り合う本人ミーティングの普及について、市の見解を伺います。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(中野智夫君) ただいま言われました本人ミーティングですけども、今後とても重要になってくる取り組みであるというふうに考えておりますが、まずは認知症の方、先ほど言ったような御家族、そして御支援する方々などが気軽に参加できる認知症カフェの普及を通しまして、認知症の方同士や家族、支援者の信頼関係を築いていきまして、認知症の方が安心して、自信を持って発言いただける場をつくっていくことが必要であるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 認知症の方々が地域の中で生き生き暮らせる、さらなる環境づくりを要望し、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(川合保生君) これをもって通告者の質問は終了いたします。  関連質問の準備しますので、しばらくお待ちください。  それでは、公明党の関連質問に移ります。ありませんか。6番ささせ順子議員。 ○6番(ささせ順子君) 関連質問で、不登校児童の支援の充実についてお尋ねをいたします。本市は、教育支援アドバイザーとして大空小学校の木村泰子元校長を迎え、学校地域の連携のあり方やインクルーシブ教育のヒントをいただく機会が設けられています。長久手小学校区では、市内で行われている木村先生の講演会に何度も通った保護者たちが、不登校などに悩む親同士が相談し合えるグループを組織して、励まし合っております。人の悩みを自分ごととしてともに悩み、励まし合う組織を形成し、こうした形で木村先生のアドバイスが生かされている感じておりますが、市内でこの木村先生のアドバイスが具体的にどのように生かされているお考えか、お答えをお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 大空小学校の元校長の木村先生には、何度も長久手に足を運んでいただいて、講演会ですとか、ここ一、二年は実際に授業を見ていただいて、どういったことに注意すべきか、インクルーシブ教育を進める上での考え方ですとか子どもに対する接し方等々、先生方に実際に場面ごとに指導をしていただいております。そういった意味で、効果がどうのこうのはなかなか判断しにくい部分があります。先生方の考え方が変化しているかなというふうには思っておりますけども、その効果をはかる仕方もなかなか難しい思いますけども、ただ、今後のインクルーシブ教育を進めていく上でも、やはり現場の先生方の考え方というのは非常に大変重要になってくる思いますんで、そういった意味でも効果が出てきているなというふうには思っております。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。ささせ順子議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  それでは、もう1点、平成28年第3回定例会で御質問したんですが、不登校の未然防止という観点から伺います。  中学校、小学校、幼稚園、保育園が互いに情報共有をし、切れ目なく見守ること、そして、園児小学生の交流、小学生中学生の交流、生徒教師の交流の機会をそれぞれふやしていただくことが、不登校の出現率の減少に効果が認められていることをお伝えいたしました。さらなる充実をお願いしたわけなんですが、その後、本市で進めていただけた具体的なこういった交流の取り組みがあるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 教育部長。 ○教育部長(川本晋司君) 保幼小中連携事業という名前で30年度は実施をさせていただいております。これの課題いいますか、今までは保育士であるとか幼稚園教諭、小学校の教諭、中学校の教諭も含めて、子どもたちの様子の情報共有がうまくいってなかったんじゃないかという過去の反省があります。そういったことで、今年度は相互の現場の状況子どもの様子を把握しようということを目標に、まずは保育園、幼稚園の先生方が、こういう方を対象に小学校の現場を実際に見ていただく、そして体験研修を行ういうことを6月に全小学校で、6校ですね、実施をさせていただきました。  また、今度は逆に、小学校の夏休みのときに小学校の教諭の方々が保育園に見学、体験研修に出かけております。これはちょっと人数が多かったものですから、13回にわたって行っていただきました。  また、今年度最後に、小・中の特別支援の担当の教諭が例年です全小・中学校区の先生が集まって、一堂に会して会議をしてたんですが、それを中学校区ごとに割りまして、より緊密な情報共有を行うための会議を3月にそれぞれ各中学校区で開催することにしております。そのように、回数をふやすことでより密な情報共有ができるような体制をとろうしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。               [「なし」呼ぶ者あり] ○議長(川合保生君) ないようですから、ささせ順子議員の関連質問を終了します。  これをもって、公明党、木村さゆり議員の代表質問を終結します。  この際、暫時休憩いたします。再開は午後2時15分いたします。                  午後2時03分休憩
                   ――――――――――――――                  午後2時15分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  代表質問を続けます。17番改革ながくて、加藤和男議員。              [17番 加藤和男君質問席登壇] ○17番(加藤和男君) それでは、改革ながくてを代表いたしまして質問させていただきます。  まず、1項目め、市長の施政方針について。  (1)市長の2期8年の評価はどのようか。  (2)人口減少、高齢化、大災害の課題をどう解決していくのか。  (3)地域共生社会の実現をするための行政の役割はどのようですか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。続いて、当局の答弁を求めます。市長。               [市長 吉田一平君登壇] ○市長(吉田一平君) 1点目につきまして、1期目から継続して、子どもから高齢者まで、誰にでも役割居場所があり、一人一人の幸福度の高いまち、日本一の福祉のまちを目指してまいりました。本市にも必ず訪れる人口減少、高齢化、大災害という、行政だけでは対応できない3つの大きな課題に備えるため、行政主導のまちづくりから市民が主体的に行動する市民主体のまちづくり転換する取り組みを進めていますが、その一つとして、本議会に提出させていただいています第6次総合計画(ながくて未来図)は、多くの市民に役割を担っていただきながら策定しました。まだまだ道半ばでございますけども、市民の皆様に御理解御協力をいただきながら、第一歩を踏み出せたのではないか思っております。  2点目について、人口減少、高齢化、大災害は、いつかでなく本市にも必ず訪れるものです。今から備えができることは非常に恵まれたことであって、何が課題になるのかを市民の皆さん共有していくことが必要です。  しかしながら、今現在、人口が増加して、高齢化率も低く、地域の関係が希薄な本市においては、市民の皆さんこれらの課題を共有するためには、ほかの自治体は比べ物にならないほどの時間努力を引き続き重ねていく必要がある感じております。  3つの課題を乗り越えるために必要なものはつながりです。その第一歩として、市民が互いに挨拶、声がけをすることで、そこから顔の見える関係や居場所づくり、役割づくりに広げていきたい考えています。  3点目について、行政の役割としては、市民交流し、対話することで課題等を把握し、既決に当たっては、制度・分野ごとの縦割りを超えて、市役所のさまざまな部署がかかわり、連携して横断的に取り組むことが求められます。また、市民が自分の暮らす地域のことを考え、主体的に実行できるよう、市民協議しながら、その仕組みをつくっていくことだ考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市長は2期8年ということで、市長がやられている幸福度の高いまち、それから日本一の福祉のまちということを目指していきたいということで、市長になられました。  それで、まず1点目、行政主導のまちづくりから市民主体のまちづくりへ展開していきたいということで、なかなか市民主体だけではいかんもんですから、市民行政がつながっていかないどうつながっていくかが大事だ思うんですけど、この辺についてはどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 市民行政がどうかかわっていくかということでございますけども、市民主体のまちづくりの実現のためには、市民の方は、次の世代までよりよいまちを残すという前提に立った発言、行動多様な価値観を認め、まちづくりに取り組むことが大切だというふうに考えております。職員につきましては、能動的にまちにかかわり、市民顔の見える関係をつくり、信頼関係を深めていくことが求められるというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) なかなか市民行政って、かかわるっちゅうのは難しい話で、行政は行政、市民は市民ということで、それのまちづくりかかわって、一緒に市民主体のまちづくりを行っていきたいということで、市長が一生懸命やられておるんですけど。  2点目の人口減少、高齢化、それから大災害という課題があるんですけど、これはなかなか難しい問題で、市長がいつも言われて、ここでも言われてますね。つながりがある、つながりが大事だということで、それで、まず挨拶運動ということでやられてます。声かけ、これがなかなか市民の方もよくわかんないんですけど、人口減少や高齢化、それから大災害の課題の解決になるっていうのがちょっとよく理解できないもんですから、この辺の課題を乗り越えることができるんでしょうか、この辺について、どうですか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 挨拶とか声がけだけで全て解決できるというふうには考えておりませんけども、3つの課題はもちろんのこと、本市の今後のまちづくりにおきましては、まず大前提として必要になるのが、市民同士のつながりが必要であるというふうに考えております。その第一歩が互いに挨拶、声がけですので、引き続き呼びかけていきたいというふうには考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 挨拶だけでは解決にはならないということで、実際に対策っていうんですか、具体的には人口減少とか高齢化、大災害の具体的な対策っていうのはどのようですか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 具体的な対策ということですけども、行政として人口減少への対策としては、子育て世代に住み続けていただけるよう、その受け皿なる子育て支援施設ですとか義務教育施設の整備を始めています。これは今後も進めていきます。  高齢化につきましては、今後本市においては急速に進展するもの予想しておりますけども、住みなれた地域で自分らしく暮らせるよう、役割居場所づくり、地域共生社会の実現を目指していきたいというふうに考えております。  大災害の備えに関しましては、今年度において、北中学校区内での防災倉庫の整備ですとか防災士資格取得費助成制度などを行っているほか、引き続き地域協働しながら防災意識の向上を図っていきたいというふうには考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 3点目、地域共生社会を実現するためということで、行政の役割ということで、今も取り組んでみえる、先ほども答弁ありましたけど、市役所のさまざまな部署が連携して取り組んでいきたいということなんですけど、この横の連携ってなかなか難しい思うんですけど、どうなんですかね、本当にできるんですかね。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 横の連携ということでございますけども、市民生活に関する課題というのはますます多様化、複雑化をしております。関係課同士の連携というのは必要不可欠になってくるか思っております。そのため、例えば、市民生活に係る相談機能を集約し、横断的かつ包括的な総合窓口として悩み事相談室を設置するとともに、各課で把握した課題に対しても悩み事相談室各課が連携するなど、解決に取り組んでいるということで、ある一定、横の連携も行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市民協議しながら、仕組みをつくっていきたいということで、その仕組みの具体的にはどんなことなんでしょうかね、仕組みづくりということ。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 仕組みづくりでございますが、市民主体の行動によるまちづくりを進めさせていただくために、地域の団体、個人にかかわらず、対等な立場で集まっていただき、地域の課題について話し合い、連携を深め、解決に向けた取り組みを行うことができる仕組みが大切だ考えております。  こうしたまちづくりの仕組みというものは、市としては、おおむね小学校単位で進めていくことを基本として考えておりますが、先ほど申し上げましたが、地域の自発的な意思に基づき設置されるものでありますので、地域協議しながら、地域の実情に合わせたものにしていきたい考えております。  こうした仕組みのもとで、地域でできることは地域で行っていただき、地域で担えないものは市役所が担うというまちの形をつくっていくことが必要だ考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 今言われとるのはまちづくり協議会のことだ思うんですけど、まちづくり協議会も市民の方の理解がなかなかできないっていうことで、市長が今、言われている市長の施策、考え方がまだ市民の方によくわかってないという、先を見過ぎているということなんですけどね。  最後に、市長に、もっと市長の言われる施策、それから考え方を市民の方に伝えれるように努力していただいて、この項目は終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 2項目め、これは、ほかの議員の方の質問かぶるかもしれませんけど、もう一度よろしくお願いいたします。平成31年度予算についてということで、主要事業。  (1)平成31年度は、厳しい財政状況の予算編成なったが、今後の見通しはどのようですか。  (2)北小・南小学校区地域共生ステーションの整備は決まりましたが、東小・長小校区の状況はどのようですか。  (3)長久手らしい景観をつくりますは、どのようですか。  (4)県道道路緑化整備工事の内容はどのようですか。  (5)田園バレー交流施設の再整備事業はどのように進めていくのですか。  (6)古戦場公園再整備事業はどのように進めていくのですか。  (7)古民家復元事業はどのように進めていくのか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 加藤正純君登壇] ○くらし文化部長(加藤正純君) 平成31年度予算について御質問いただきましたので、お答えいたします。  1点目について、今後の財政見通しは、人口増に伴い、市税の増収傾向は継続する見込みですが、それ以上に扶助費や人件費などの義務的経費のほか、施設の維持管理費などの経常経費が増加し、財政全体を圧迫する見込みです。そのような中で、今後も大型事業が見込まれていることから、引き続き経常経費の削減、既存事業の見直しや廃止などの行財政改革を進めながら、財源を確保するなど長期的な視点で計画的な財政運営をしていく必要があります。  2点目について、共生ステーションは、おおむね小学校区単位の地域に整備し、運営管理はまちづくり協議会に担っていただきたい考えています。東小学校区、長久手小学校区については、小学校区自治区の区域が異なっており、現在3小学校区またがる岩作区ネットワーク組織の構築について意見交換しながら、共生ステーションの整備についても検討しています。  3点目について、良好な住環境や歴史、文化、そして緑豊かな自然環境を初めする長久手のさまざまな魅力ある景観を市民が共有し、これを保全し、育んでいくための方針や運用などを定める景観計画を策定していくものです。  4点目について、本市では、総合計画の中で万博理念を継承した自然の共生を政策に掲げ、まちの緑の創出や緑化を推進することしています。また、平成34年度には愛・地球博記念公園内に愛知万博の理念「自然の叡智」を次世代に継承するジブリパークが開業予定であり、スタジオジブリの作品は、森などの緑結びついた印象も強く、本市の政策とも合致しています。今回のジブリパークを契機に街路樹の再整備を行うことで、市民がまち歩き、里歩きを楽しみながら緑を感じる緑豊かな風景の創出を行い、またジブリパークの共通性を意識し、市内外からジブリパークへ訪れる人たちへおもてなしの道路を目指しながら、緑のボリュームが多い樹種や花が咲き、季節感のある樹種を選定し、再整備を行う予定です。  5点目について、田園バレー交流施設の再整備事業は、生産者の活性化などを目的に、手狭なっている売り場面積を拡張するため、平成30年度は基本計画策定及び基本設計を行っており、今後平成31年度に実施設計、平成32年度に施工の予定です。  6点目について、古戦場公園再整備事業は、平成31年度に建築や造園などの実施設計を行い、平成32年度及び平成33年度に再整備工事を実施し、平成34年度の供用開始を予定しています。整備内容としては、公園東側に史跡長久手古戦場を紹介するガイダンス施設を整備し、西側は長久手の歴史民俗資料の展示、体験学習、集会及び市民が公園を管理運営するためのパークマネジメント組織の拠点などの機能を考えています。  7点目について、古民家復元事業は、平成31年度に庭や建物の利活用の方針の検討建物の柱やはりなどの詳細調査を実施します。その後、保存活用計画の策定、設計及び古民家や離れの建物などの修復、庭などの工事を予定しています。なお、この古民家を国登録有形文化財にしたい考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) まず1点目、なかなか厳しい財政状況ということで、確認ですが、今後も大型事業が見込まれるということですが、どのような事業がありますか、確認でお願いします。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 今後の大型事業でございますが、リニモテラス整備事業、福祉の家大規模修繕、市役所等周辺再整備事業などが上げられます。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それらの計画は必要な事業だ私は思っておるんですけど、計画の見直しとか取りやめも視野に入れてるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 現時点では、それらの計画の見直しや取りやめというようなことまでは議論しておりませんけども、規模の縮小ですとか事業費の圧縮などは視野に入れて、今後検討してまいりたい思います。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 財政改革というお話がありましたが、財政改革を進めながら財源を確保するということ、具体的に施策は何かあるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 行財政改革ということでございます。長年実施してきました事業ですとか実施効果が得られた事業につきましては、実施方法の見直しや廃止を進めたりですとか、また、新しい取り組みを始める際には、既存事業を廃止したり見直ししたりするか、各課等で実施している事業で類似の事業や関連事業がある場合には、一つにまとめる等の取り組みを考えております。また、窓口業務や施設の管理業務などについては、外部委託などを行うなどといった人件費を削減するような取り組みも進めていく必要があるかなというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 2点目、共生ステーションの話なんですけど、北小南小校区の共生ステーション整備が決まりましたが、確認で、東小長小校区の状況はどのようですか。  済みません、ちょっと間違えました。これは1点目です。済みません。 ○議長(川合保生君) 今のはなしね。 ○17番(加藤和男君) はい、なしで。済みません。  先ほども答弁がありました、現在、3小学校区またがる岩作区ネットワークの組織の構築について意見交換しているということなんですが、その状況東小学校区はどうなってるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 東小校区の状況でございます。現在この地区は前熊区、大草区、北熊区、それから岩作区の一部から構成されております。岩作区の意見交換を現在行っており、岩作区の組織体制ですとかネットワーク組織の構築の進捗状況を見ながら、他の自治区とも意見交換を行っていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 今の岩作区のネットワーク組織の構築っていうことで、進捗状況はどのようですか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 岩作区の状況でございますが、岩作区は市政連絡調整等を行っておりますが、岩作区常会、自治会の各組織のつながりが薄い状況でございます。まずは岩作区常会、自治会がつながるネットワークづくりについて意見交換を行っていきます。それから、今後、常会長、自治会長協議を行うこと聞いております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) この共生ステーションは、だんだん費用が、建設費用っていうんですか、設置費用がかかってくるということで、今回も1億円ぐらい見込んでるんですけれど、これからの共生ステーションは、ずっと1億円ぐらいを見込んでいかれるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 共生ステーションの建築費でございますが、建築費用は、増築とか改築、新築により異なります。共生ステーションの整備は、原則としては既存の空き家、空き店舗を活用していきたい考えております。ただし、既存の空き店舗や空き家がない地域においては、新築での整備を考えております。また、複合施設での検討もございます。それから、地域格差を生じないような整備をしていくことを考えております。同等の費用は必要だ思います。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 先ほども聞きましたけど、長小校区に関しては、他地区校区が地域がまたがっておりますからなかなか難しいんですけど、例えば共生ステーションをつくる場合は、公民館が西庁舎の3階にあるんですけど、これ併設して整備っていうことを考えてはどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 共生ステーションの整備についてでございますが、この件につきましては、地域の方々相談しながら進めていきたい考えております。
     また、現在の公民館については建てかえをしていく方向でございますので、まだその詳細が決まっていないのでわかりませんが、複合施設としての共生ステーションの整備も含めて考える必要がある思います。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) よろしくお願いします。  3点目の長久手らしい景観をつくりますということで、具体的な内容をちょっと教えてください。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 景観計画を策定する目的ということでございますが、本市の良好な景観形成を促進しまして、潤いのある豊かな生活環境の実現を図り、市民生活の向上地域社会の健全な発展に寄与するというものでございまして、具体の内容につきましては景観計画の中で定めてまいりますが、その定められた規模の建築あるいは開発行為等に対して、事前に届け出を義務づけていくということになります。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 景観法に定められて今回景観計画をつくるんですけど、ちょっと調べたところによります近くではみよし市も瀬戸市も景観計画それから条例も制定しているということで、都市計画法には地区計画というのがありまして、ある程度規制をしていくっていうことですから、この辺の違いはどうなんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今、御質問がありました地区計画でございますけども、地区計画は、建築行為に対しまして届け出を義務づけ、ある一定の制限をかけるものでございまして、例えば、制限に適合しない場合につきましては、建築確認申請がおりません。景観計画は、景観法に基づきまして、景観計画の中で定められた規模の建築開発行為等に対して、事前に届け出を義務づけるものでございまして、具体的な景観形成基準を定めまして、これに基づいて市が主導していくというものになります。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) これ提案ですけど、長久手市には古戦場があります。それで、昔戦った戦場ということで、色金山があるんですけど、ここに家康が座ったっていう床机石もありますし、展望台がありまして、そこから長久手市が、その戦場が見渡せるような、そんな景観がつくれたらいう。色金山の木も、結構大きくなりまして、あんまり展望台から全体が見えない、その整備っていうんですか、景観づくりをされたらどうかな思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 本市には、古戦場公園初め、そういった歴史景観というものがございますが、東部地域に広がる自然景観あるいは西部の地域に広がる生活景観などもございます。景観計画では、市をそういった景観上の特性を考慮した区域に分けまして、その区域ごとに良好な景観の形成に関する方針を定めていくことになる考えております。今、御指摘いただいた内容、事項、地域や例えば地域の方々の御意見なども踏まえながら、今後の策定作業を進めていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 続いて、4点目の県道の緑化ですけど、これは、整備工事は、確認ですが、市のほうで行うわけですね。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 工事につきましては、あいち森緑づくり事業交付金を活用いたしまして、市が街路樹の再整備を実施いたします。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それで、整備した後の維持管理なんですけど、長久手仕様で行うんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今申し上げましたあいち森緑づくり事業交付金を活用しまして県道の街路樹の再整備を実施する場合には、市が維持管理を行うことが条件なっております。なお、維持管理の内容につきましては、通常、市が行っております街路樹維持管理同等レベルでの管理を行っていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) その維持管理費は県負担なんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 維持管理費につきましては本市で負担することにはなりますけども、現在、市で管理委託を受けておりますほかの県道同様に、愛知県から費用の負担も考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 県は年に2回とか、市では4回やるとか、仕様がちょっと違うもんですから、できるだけ県から長久手仕様の費用をいただけるようにお願いをしていっていただきたいなそんなことを思っております。要するに、県道ですから、県の負担で本来はやっていただきたいな思いますけど、その辺をお願いして。  あと、その県道でもほかの地域、例えば今、市役所の南側の県道なんですけど、石田の交差点から西のほうとか、それから前熊地区とか、緑地帯も、何か草がぼうぼうというんですか、そんなようなことになってるんですよね。なので、こちらのほうも再整備をするべきじゃないかなそんなことを思っておりますけど、どうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 県道の緑地帯の再整備ということですけども、市内外から訪れる人たちへ緑に対する本市のイメージを高めることができる区間を市で再整備を行うことしておりますが、これ以外の県道につきましては、今のところは本市で再整備を行っていくという考えは持っておりません。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) また県にお願いして、そちらのほうも整備のほうをお願いしていただけるようにお願いしておきます。  田園バレー施設の件ですけど、30年度基本計画策定っていうことで、基本計画基本設計ですね、これ、できましたでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 委託業務を発注しておりますが、履行期間いたしましては、平成30年度、今年度末ということになっておりまして、指定管理者も協議もしながら、増設する施設の配置や面積など、現在県作業を進めているとこでございます。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) あぐりん村の売り場面積を広げるっていうことなんですけど、どのぐらい広げるんですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 売り場面積ということでございますが、現在、産地直売所の売り場面積がございますが、これ同程度の面積を増設するという予定でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 同程度造成ちゅうか、倍になるということですね。  そうする買いに見える方もふえる思うんですが、駐車場はどのように考えてみえますか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 駐車場ということでございますが、駐車台数の増加への対応につきましては、あぐりん村側の駐車場だけでなくて福祉の家側の駐車場もあわせての検討をしながら、駐車場の効率的な利用ですとか駐車区画の見直し、そういったものも考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) これだんだん入場者というんですか、ふえてくる本当にまた問題になってくる思うんですよね、それしっかり対応をよろしくお願いいたします。  古戦場の再整備なんですけど、西側、先日、私も1回だけですけどワークショップに参加させていただいて、東側の今、何ていうんですか、郷土史資料室のある側の再整備だけだったような気がするんですけど、西側のほうの、古民家を持ってくるということなんですけど、これが中止っていうんですか、持ってこようしとったのを現地で保存するということで、何ていうんですか、今回整備するっていうことで、この西側の整備計画というのはどうなるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 古戦場のことにつきましてですが、古戦場公園内に、西側の整備で、まず歴史民俗体験施設について予定しておりまして、そちらにつきましては、古民家の移築に限らず、計画に即した、機能を持った施設を検討しております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) とりあえず駐車場にするとか、今現在は駐車場になってるけど、そういうことも含めてちょっと考えていただけたらいいかな思うんですけど。  あと弓道場があるんですけど、こちらはどうなるんですかね。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 和弓場につきましては、現在の場所に残すことしております。こちらの和弓場につきましては必要な改修を加えさせていただいて、利用環境の向上を図りたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) それと、毎年桜まつりをやってるんですけど、桜の木のほかに樹木、松とかいろいろあるんですけど、もみじもありますね、こちらのほうの整備はどうなるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 桜の木とか樹木の整備でございますが、こちらにつきましては、史跡長久手古戦場保存活用計画に基づきまして、石碑の保存に支障のあります樹木や合戦当時に存在し得なかった外来種や園芸種などを伐採し、公園内の見通しの確保も含めて整備をいたします。なお、古戦場公園内の国指定史跡の整備につきましては、新たな植樹ができない場所もあり、文化庁など協議し、慎重に整備を進めていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 本当は、国指定の史跡の関係で植えれないかもしれないんですけど、桜の木が結構枯れてるとか、そういうことがありまして、毎年古戦場桜まつりでは、桜がだんだん少なくなってるような気がするんですけど、その辺の整備を行っていただきたいんですけど、整備後の、桜まつりをどこでやるかとか、樹木をどう整備していくかということ、もう一度お願いします。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) お祭りの開催についてでございますが、毎年長久手古戦場桜まつり実行委員会が企画運営を行っております。そのため公園整備、祭りの開催については、実行委員会の中で協議していきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 桜まつりだから、桜が必要なんですよね。なので、できるだけ桜を温存、残すようにしていただきたいなそう思っております。  あと古民家の復元なんですけど、今、台風で屋根、トタンが剥がれてるような状態なんですね。これを皆さんが心配されて、あのままでほっといていいのということで、今年度予算から来年へ繰り越しになっちゃうんですけど、これを早急にやったほうがいいんじゃないかな私は思ってるんですけど、どうでしょうか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 修繕につきましては、この古民家を国登録有形文化財にするために、前もって今年度実施させていただきます文化財古民家補修等工事で対応させていただく予定でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 雨にぬれて、修理する前に朽ちるっていうんですか、材木がせっかく保存するのに腐ってしまってはいかんかな思っておるんですよね。古民家を整備して、整備の仕方、それから運営の仕方とか、こういうのは、また市民ワークショップとか、何かやられるんですか。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 運営につきましては、民間の活力の導入ですとか市民の方による運営活動等々を含めまして、今後検討していきたい思います、ワークショップを行いながら。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 古民家に関してはトタンが剥がれてるということで、応急でもいいから、シートを張るとか、何か早目に対処をしといたほうがいいかな思っておるんですけど、その辺をしっかりお願いして、次の項目に移ります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 3項目め、市役所等公共施設整備についてということで1点。現状今後の予定はどのようですか。  何度もやっておりますけど、よろしくお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 青山 均君登壇] ○総務部長(青山 均君) 市役所等公共施設整備について御質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  現状いたしましては、市役所庁舎健康スポーツ施設を一体的に整備するために、スポーツ施設等整備計画を今年度から来年度にかけて策定することしています。その中で施設計画、配置計画、導入機能などについて検討を進めています。今後の予定いたしましては、その検討を踏まえた上で整備を進めていきたい考えています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 新庁舎建設っちゅうことは、ほぼ決まった思うんですよね。それで、スポーツターミナルとか市役所だけでなく、あと公民館とか子育て支援センターもあります。またシルバー人材センターもあります、生きがいセンターですね。これらをどうするのかも一緒に考えていく必要がある思うんですけど、どうでしょうか、この辺の考えは。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 先ほど御答弁させていただきましたように、現在スポーツ施設等整備計画の策定の中で配置計画の検討をしております。議員がおっしゃられるように、それらの施設も含め、全体を考えた施設整備が必要であることは認識しております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 市役所等公共施設整備には、市役所周辺を市街化区域に編入っていうことで、これは必須だ思うんですけど、前にも質問された方がおりますけど、この辺はどうなんでしょうか、できそうなんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 本市における市役所等公共施設の市街化区域への編入に当たっては、まず、市の関連諸計画に位置づけた上で、編入区域の位置、それから規模、機能などを明確にした上で愛知県の協議を進め、その後審査が進んでいくということになります。愛知県に確認をしたところ、これは以前にも御答弁させていただいた回答同じになりますが、現時点で、市街化区域への編入の可能性がないというものではないというものでございました。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 何とかなりそうという話です。  この市役所等公共施設の建設には多くの費用が、多額の費用がかかるっていうことで、建設費用についての考えはどのようなんですかね。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 議員おっしゃられるように、庁舎建設には多大な費用がかかり、その財源確保につきましては大きな課題であるというふうに認識しております。ほかの大型事業の進捗状況の兼ね合いも含め、十分検討していきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) この市役所の建設、この市役所等公共施設、この周辺の公共施設を移転するのは多額な費用がかかる、中期財政計画でも厳しいというようなお話ですから、例えば全部を一遍に計画するのではなく、例えば公民館とか、この議場だけを向こうへつくるとか、何かそういう計画も、その辺も考えてやっていただきたいな思います。  次の項目に移ります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。17番加藤和男議員。
    ○17番(加藤和男君) 最後に、4項目め、狭隘道路について、東島2号線ほかということで1点、現状今後の予定はどのようですか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 角谷俊卓君登壇] ○建設部長(角谷俊卓君) 狭隘道路について御質問いただきましたので答弁させていただきます。  市道東島2号線の現在の進捗状況ですが、境界確定業務物件補償調査を実施しており、物件補償調査が完了したところから順次用地交渉に入っていく予定です。次年度につきましては、引き続き物件補償調査を実施し、用地交渉を実施しながら道路詳細設計についても着手していく予定です。  岩作地区におけるその他の狭隘道路整備については、引き続き岩作地区生活道路整備協議会の皆様とともに整備路線、時期などを協議し、決めたい考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。17番加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 狭隘道路についてです。東島2号線、これ大変狭い道路でありまして、これを何とか広げたいというのは住民の願いであります。  それで、まず沿線住民の承諾っていうんですか、この辺は全員とれたんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 沿線住民の御承諾ということでございますが、承諾のとれていない方もまだお見えになります。引き続き岩作地区生活道路整備協議会の皆様協力をしながら、承諾が得られるよう努めてまいりたい思います。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) よろしくお願いいたします。  31年度までにどこまで買収予定でありますかね、全線を買収する予定なのかどうかお聞きします。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 平成31年度の用地買収につきましては、平成30年度から用地交渉に入る区間に加えまして、次年度物件補償調査業務を行う区間についても補償費の算定ができ次第、順次用地交渉に入ってまいります。なお、対象としましては、そういった承諾をいただいてから順番にということになります。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 整備工事はいつから、どのように進めるかということで、用地交渉が終わったところからなのかもしれませんけど、どのように進めていくんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 整備工事につきましては、平成31年度に道路詳細設計用地買収を予定しております。用地買収の状況にもよりますが、平成32年度から交差点間の単位で用地買収が完了した箇所から順次実施していく予定でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) 32年、全線っちゅうのはなかなか難しいということで、交差点間を少しずつやっていくっていうことなんですけど、今回計画されている整備工事の区間の完成はいつになるんでしょうか、いつごろまでを目標にしてるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今申し上げたように、平成32年度から交差点単位でも順次工事を進めながら、その事業効果を地区の皆様に見ていただきまして、引き続き協議会の皆様協働しての早期完了を目指して取り組んでまいりたい考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) お願いします。岩作地区生活道路整備基本計画で優先順位というのがありまして、1番目が東島2号線、ここからやっていきましょうということで優先順位つけました。次に優先順位2っていうのがあるんですけど、こちらのほうの状況はどのようなんですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今、議員がおっしゃいましたように、岩作地区生活道路整備計画におきましては、岩作地区生活道路整備協議会の中で意見をいただいた市道東中1号線、それから東中2号線、西島寺山1号線、寺山2号線の4路線を優先順位2位として重点路線にしておりますが、今後協議会やあるいは分科会の中で皆様一緒に検討しながら、重点路線以外の路線も含めまして、次の優先順位路線の選定をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤和男議員。 ○17番(加藤和男君) よろしくお願いいたします。狭隘道路、これ岩作地区では大変あちこち多くあるんですけど、これは地域住民の長年の夢で、道路広げたいけどなかなかいろんな課題があって広げられないということで、ひとつこの東山2号線をスピーディーに進めていただいて、次の段階、優先順位で言う2番に移れるように早く。皆さん、あんまり時間かかってるだんだん何ていうんですか、忘れていくっていうんですか、そんなような感じになってしまって、早く進めて次へ移れば、あ、うちもこういうふうにしたいないうことがありまして、何とかこの東山2号線を早く、スピード感を持って進めていただきたいな思っております。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(川合保生君) これをもって、通告者の質問は終了します。  これより関連質問するところですが、同一会派の議員は議長である私1人のため、これをもって改革ながくて、加藤和男議員の代表質問を終結します。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時25分いたします。                  午後3時11分休憩                ――――――――――――――                  午後3時25分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  代表質問を続けます。5番政策グループ ガイア、大島令子議員。              [5番 大島令子君質問席登壇] ○5番(大島令子君) それでは、発言通告書に従って、順次質問をいたします。  第1項目め、市長の基本理念の一つ、みどりについて。  平成31年度施政方針に、みどりはまちの宝物として県道道路緑化整備事業があります。これは、街路樹が生育不良なっている県道に植栽を行い、再整備を実施するというものであります。財源は、あいち森緑づくり事業交付金の5,000万円を活用することになっております。  (1)再整備の具体的な内容はどのようですか。また、該当する御富士の信号から前熊東交差点までの延長距離はどれぐらいですか。  (2)一般的に植栽は冬に行われます。したがって、再来年度から維持管理費が必要なりますが、本市が維持管理を行うことが県の補助金、交付金の条件ですが、その場合の維持管理費は毎年どの程度見積もっているのですか。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 角谷俊卓君登壇] ○建設部長(角谷俊卓君) 市長の基本理念の一つ、みどりについてについて御質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。  1点目について、本市では、総合計画の中で万博理念を継承した自然の共生を政策に掲げ、まちの緑の創出や緑化を推進することしています。また、平成34年度には、愛・地球博記念公園内に愛知万博の理念、自然の叡智を次世代に継承するジブリパークが開業予定であり、スタジオジブリの作品は森などの緑結びついた印象も強く、本市の政策とも合致しています。今回のジブリパークを契機に街路樹の再整備を行うことで、市民がまち歩き、里歩きを楽しみながら緑を感じる緑豊かな風景の創出を行い、またジブリパークの共通性を意識し、市内外からジブリパークへ訪れる人たちへ、おもてなしの道路を目指しながら、緑のボリュームが多い樹種や、花が咲き、季節感あふれる樹種を選定し、再整備を行う予定です。また、御富士の交差点から前熊東の交差点までの延長としましては、2.7キロメートルになります。  2点目について、あいち森緑づくり事業交付金を活用し、県道の街路樹を市が再整備する場合には、市が維持管理を行うことが条件なります。維持管理費については、概算ではありますが、今回の再整備区間が全て完了した場合、約1,390万円見積もっていますが、全体を3年から4年で整備を行う予定をしており、再来年度は約450万円見積もっています。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 植栽帯の延長距離は何キロメートルですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 再整備を予定しております区間の植栽帯の延長は、約2.9キロメートルでございます。 ○議長(川合保生君) 再質問。大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 答弁で、全体のこの2.9キロメートルの植栽帯を三、四年で整備をするということですが、5,000万円の交付金は、再来年度からも同様に愛知県の交付金100%を活用して、引き続き完成するまで続ける事業という理解でよろしいでしょうか。この場合、4年間で愛知県からは総額幾らの交付金が見込まれる予定ですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 今回の再整備におきましては、再来年度以降も同様に交付金を活用しながら続けていくことを考えております。なお、あいち森緑づくり事業交付金については、今のところ、次年度で打ち切りの情報もございませんので、事業費総額同額を見込んではおります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) ジブリパークは34年度開業ということですあと3年ですが、それまでに2.9キロやるなる1億5,000万円から2億円ぐらいが100%交付金が出るという理解でよろしいですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) はい、試算としてはそういうことになろうか思います。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 過去にあいち森緑づくり事業交付金で行った事業の概要を説明してください。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 過去での事例、事業の概要ということでございます。市役所南側の県道田籾名古屋線の生育不良でありました街路樹の再整備による景観向上は、市全体のイメージアップの効果が高い考え、石田交差点から安昌寺付近までの間を行いました。高木ではケヤキ、アメリカフウを主体としてバランスよく配置し、クスノキ、ハナミズキを景観ポイントに配置しています。また、低木とともに地被類を配置することで、四季の彩りを創出してございます。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) ここは市役所前の植栽帯ですのでよく見えますけれども、文化の家北側の石田の交差点から東側、安昌寺までが前回県の交付金で行った延長距離ということでよろしいですね。維持管理費は、今幾らかかっておりますか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 道路延長は約1.3キロで植栽帯延長が約1.1キロメートルということでございますが、年間の維持管理費につきましては約370万円ほどでございます。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) お手元に補助資料があります。1ページ目なんですが、これが過去に同じ交付金100%で行った植栽の事業の今です。左側の写真が市役所南側の植栽帯です。右の写真が石田の交差点あたりの植栽帯です。冬ですので、ちょっと枯れておりますけれども、余り美しくない思っています。  次のページ、これも今説明のあった370万円の維持管理費で、県の交付金で市が植栽をし、維持管理をしております。安昌寺付近の植栽帯、枯れてます。右上の写真の植栽帯も、緑のもの枯れているのがあります。下の写真も枯れています。ここで疑問に思っているんですが、夏場に酷暑が続いています。もし、こういう植栽が枯れた場合の補償はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 議員おっしゃるように、近年、夏場に酷暑が続きまして、一部枯れた部分も、影響があった部分もあろうか思います。植栽工事をした次年度に枯れた場合については、工事契約の際の枯れ木保証によりまして、工事完了から1年間、植栽工事の施工業者が植えかえのほうをしていただくということにしております。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) そうしますこの2ページ目の枯れている植栽帯の木は、維持管理費で植えかえることができるんでしょうか、それとも市が予算を組んできれいに植えかえるのか、枯れたまま放置するのか、どちらなんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) この場合、お示しいただいた分です工事完了から1年以上たっておりますので、維持管理を行う市で予算化をしまして、維持管理の中で植えかえ、あるいは補植といった対応をしてまいります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 来年度予算の中に、この植栽帯の枯れた木の交換は入っていますか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) この箇所についても含めた予算の計上させていただいております。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) では、お手元の資料の3ページをごらんください。これが来年度、5,000万円でジブリパークの開業を目指して力石名古屋線、グリーンロードですね、それ名古屋長久手線、岩作諸輪線、写真を撮ってきました。ちゃんと植栽が植えれるように、歩道の端にこういう状況になっているので、ああ、ここに緑を植えるのだなというふうに私は思いました。  しかし、残念なことに、これらは県の交付金でやった場合に地元の業者が入札で植えてません。維持管理は地元の業者だ聞いております。やはり地元の業者は、自分が植えた木は大事にしたいので、きちっと管理してくださる思うんです。このように、県道の場合に、県の交付金100%、5,000万円もらって永続的に長久手市が維持管理をしていく。そうなる枯れたときにはいつもいつも市がお金を出して植栽の植えかえをする、管理費だけではない支出が出てくるわけなんですね。ですから、私は県の交付金を安易にもらっても、維持管理の中で非常に財源が必要になってくるというふうに思いますので、何とか、県道でございますけれども、今度の事業は、長久手市周辺の造園会社の方たちに植えていただいて、市内の業者に維持管理をしていただくとか、そういう方法を考えることはできないでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 大島議員おっしゃるような部分も確かにございます。工事の発注方法、業者の選定も含めてですけども、そういった部分も考慮しながら考えていきたい思います。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) ぜひ具体的に、きれいなところは長久手市の市道で、汚れている、植栽が枯れているのは県道だというイメージになったら、せっかく愛知県も、私たち県民として県の交付金をもらって植栽をするわけですから、県道、市道にかかわらずきれいに維持していただきたい。ですから、入札のことでいろいろな問題はある思いますが、努力をして市内の業者にぜひ県道の植栽、維持管理をお願いしたい思います。  その一つの例しまして、3ページ目の資料の右下の写真、ここは私の近所ですが、市道長久手西通りの植栽帯、これは市が施行をし、市が管理しています。同じ日に写真を撮りましたが、木は枯れてますが、下の低木はきちっと葉っぱがついてます。いつも市道、県道、同じような状態で緑あふれるまちにすることが、やはり市長の政策もつながる思いますので、ぜひそのあたりをお願いしまして、1項目めを終わりにいたします。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 2項目め、前熊一ノ井地内の新設道路について。  この市道は、前熊東、イケアの交差点の渋滞緩和のために、当該交差点を避けて民間が開発したクリザンテームヒルズ長久手の近辺を起点し、名古屋方面に向かうグリーンロードのバイパスとして整備するもの理解しております。  1点目、平成30年度予算では、道路設計委託費が450万円でありましたが、現在の進捗状況はどのようですか。また、平成31年度予算には関係予算の計上がありませんが、理由はなぜでしょうか。  2点目、ルートを想定しますその先に愛知県立芸術大学の敷地もありますが、大学への影響はあるのですか。
     以上でございます。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 角谷俊卓君登壇] ○建設部長(角谷俊卓君) 前熊一ノ井地内の新設道路について御質問をいただきましたので、答弁させていただきます。  1点目について、今年度は平成28年度の概略設計にて決定した路線の平面線形、縦横断線形の比較案を策定し、施工性や走行性などの総合的な検討により道路線形の決定を行う道路予備設計を行っています。  平成31年度予算については、道路設計にも影響するジブリパーク構想の詳細な情報に注視し、愛知県の交通対策などの動向を見ながら、最適な設計を見きわめることが必要である判断し、予算計上はしていません。  2点目について、現在、予備設計を行っている段階であり、愛知県立芸術大学への影響が予想される場合には、今後、設計を進める中で大学側綿密な協議を行いながら、必要な対策を講じていきたい考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 道路線形の決定を行う予備設計を行ってるということですが、今年度末には大まかな路線案、つまり起点終点は決定するということでよろしいでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 予備設計では航空写真を使用しまして、平面線形や縦横断線形の比較案の総合的な検討を行いまして道路の中心線を決めていきますので、起点終点を決定してまいります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) この新設道路は片道何車線で、総延長距離はおよそ何キロメートルでしょうか。また、工事費を除いた費用はどのくらいを要する見込んでおりますか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 道路の車線数につきましては、片側1車線で計画しておりまして、計画の延長としましては約1.7キロメートルでございます。  工事費を除いた費用ということでございますが、測量設計費、概算の用地補償費等になりますが、現時点での試算としましては約46億円程度というふうに見込んでおります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 先ほど、今年度の予算計上がなかったという理由に、ジブリパーク構想の詳細な情報に注視して、愛知県の交通対策等の動向を見ながらという答弁がありました。  そこで、ジブリパーク推進室が愛知県建設部公園緑地課に平成29年11月1日に設置されました。その業務内容の一つに関係市の調整がありますが、本年度どのような具体的な話が本市にありましたか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 現時点では、まだ具体的なお話はございません。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) この前熊一ノ井線という新設道路は、前熊東の交差点の渋滞緩和策として、新設道路として計画されております。この路線が必要なくなるということも想定しているのですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 本市としましては、県道力石名古屋線や前熊東交差点の混雑緩和、住居系の開発が行われております岩作三ケ峯地区等の生活環境の改善、そういったものを図るために必要な路線ではないかというふうには考えております。  ジブリパーク構想が発表されたことに伴いまして、今後、設計条件等の変更も想定されますが、本路線が必要なくなるということは想定しておりません。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、昨年11月1日に議会に第6次長久手市総合計画の説明資料が出されましたが、その中の基本目標6の政策を実現するための施策には、「県道のバイパス機能の充実を図るため、中略、延伸要望渋滞対策のための前熊一ノ井地内のバイパス道路を整備します。」ありましたが、二重線でこの前熊一ノ井地内のバイパスがカットされました。また、1月29日の議会の第6次総合計画の説明資料の中でも、「県道のバイパス機能の充実を図るため」が削除されております。また、「渋滞対策のための道路を整備します」も削除されております。第6次長久手市総合計画は、今後10年間の計画なわけです。ジブリパークは平成34年度に開業というふうになっておりますので、予算に新設道路の計上がないということは、このジブリパーク本当にどれくらい関係がある市は思っていらっしゃるんですか。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 議員おっしゃるように、前熊一ノ井地区のバイパス道路につきましては、やはり今後の設計に影響する可能性のあるジブリパーク構想の詳細な情報を見きわめていくことが必要であるという判断をさせていただいております。  第6次総合計画への現時点での具体的な文言の明記、あるいは平成31年度予算への計上というのは行わないということで判断をさせていただきました。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 愛知県のジブリパーク推進室の連携はとっていない、具体的な話はないということでございますが、来年度の設計費が1円も計上されていないことを推測しますやはり県のジブリパーク構想が今後も大きく、この前熊一ノ井線の新設道路に影響があるのではないか思っております。  ジブリパーク構想っていうのは、国内外からの来園者も楽しめるような構想だということで、非常に愛知県が発信しております。ですから、私は何か愛知県によって前熊東の市民生活に影響する渋滞とか、それを緩和するためのバイパスがおくれたりとか消えたりするのではないかとか、例えば、大きな施設ですから、渋滞緩和のために名古屋駅からシャトルバスで直接行くとか、あそこの緩和を避けるとか、愛知県がいろんなことを考えている思うんですね。そういうことに対しまして、参事は愛知県から出向してきておりますので、推進室の情報なども入手しまして、私たち長久手市民の生活環境の改善のために中に入っていただきたい思っているんですが、いかがですか。 ○議長(川合保生君) 参事。 ○参事(井口能秀君) ジブリパークにつきましては、2022年度の開業に向けまして、県において現在、基本構想基本設計が進められております。  水曜日に発表された新年度予算案におきましても、基本構想基本設計を踏まえて、来年度実施設計等の予算が計上されるとともに、交通対策につきましても、将来の利用者数増加に備えて、ハード面ソフト面の両面につきまして、関係者関係機関の協議、調整のための準備の予算が計上されております。  この県の動きに合わせて、私も本市の交通実態の実情も伝えつつ、道路の整備を含めた交通が集中する箇所の混雑緩和策やリニモ等の交通機関の活用など、効果的で有効な交通対策の必要性を十分県に訴えていきたい思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 長久手市の東部の開発っていうのは、万博にしましても、いつも県や国の事業に翻弄されてきました。一番そこでいろいろな問題を抱えてきたのは、そこに住んでいる長久手市民でございます。市長を初め参事におきましては、そういう市民の立場に立って、道路のこととか東部エリアの開発に関して関心を寄せて、解決に向けていただきたい思っております。  この質問なんですが、最後に愛知県立芸術大学の敷地を通るというふうに地図を見ましても解釈できますが、芸大にはどのような環境が大学として必要なのか、大学側から主体的に説明を求めて、それに対して長久手市がつくる市道ですから、事業を進めていただきたい思いますが、この点についての考えを聞かせてください。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 愛知県立芸術大学は、立地条件、緑豊かな自然環境の中で教育を行ってらっしゃるという認識をしております。今後、こういった道路設計をするに当たりましては、大学側への影響が予想される場合には、市が主体なりまして大学側へ関係機関十分な協議を行い、そこに必要な対策のほうも講じていきたい考えております。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 昨年度2回、大学側の施設整備委員会で計画の概要を説明されたようでございますが、その中で大学側からは、長久手市に対してどのような要望があったのか御紹介ください。 ○議長(川合保生君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 県立芸術大学さんの立地条件、自然の中でということでございますが、道路ができて車両が通行する例えば音の問題とか、あるいは振動も含まれる思います。それから、道路ができるということは、やはり安全対策ですね、学生さんの歩行上の安全だとか、そういうのも含めて安全対策を講じていただくということが御意見していただいております。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。 ○5番(大島令子君) ありません。次の項目です。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 3項目めは、上郷保育園等移転新築事業について質問をいたします。  基本構想が平成29年9月に完成し、平成30年4月に設計者選定を実施をいたしました。その後、3回のワークショップを経て、本年1月、議会に設計図が示されました。工事は平成31年度から始まり、開所は上郷保育園が平成32年度、児童発達支援センター児童館は平成33年度の予定です。  1点目ですが、基本実施設計業者選定は公募型プロポーザル方式で実施し、10社が応募し、2次審査を経て1社が決定しました。選定委員は副市長を初めとして、部長級職員計4名でございましたけれど、5つの審査項目に対して専門的見識を持っている委員を入れなかった理由はなぜでしょうか。  2点目、プロポーザル時の説明資料には、木造2階建て、建築上限額は約14億円ありました。2カ月後、本年1月には約10億8,000万円に縮減した予算を私たちは知りました。建築品質施工精度は、このように3億2,000万圧縮しましたけれども、保てるのか伺いたい思います。  3点目ですが、敷地の一部を用地買収しましたが、物件移転補償費の積算はどのような形だったでしょうか。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 上郷保育園等移転新築事業についてお答えいたします。  1点目について、本プロポーザルでは、上郷保育園等改築基本構想に基づき、小規模の分棟配置し、特殊な構造を想定していなかったため、審査において特段の専門性を必要しなかったことや、公共施設として現実的かつバランスのとれた提案であるかについて、委員それぞれが総合的な観点で審査する必要があるため、特定の分野で専門的見識を持つ委員ではなく、副市長以下、部長級職員4人で選考しました。  2点目について、プロポーザル時の説明資料は、基本構想の施設整備計画に基づき、保育園、児童発達支援センター及び児童館をそれぞれ2階建ての3つの分棟として計画していました。その後、設計業務を進める中で、保育園棟児童発達支援センター及び児童館棟の2棟に計画を変更したことにより、1棟分の基礎面積や屋根面積及び外壁などが減少し、結果、建設費を10億8,000万円で予算計上したものです。このため、これらの変更は品質や施工精度に関係するものではありません。  3点目について、委託業者契約後、まず現地調査を行い、補償の対象物件を決定しました。次に、主に国土交通省発刊の損失補償算定標準書の基準に基づき、補償費の積算を行いました。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) プロポーザル方式で設計業者を選定するための業務説明資料には、建築上限額を、先ほど申し上げましたが14億円書いてあります。長久手市は事業費の額により専門的な見識を持った委員を必要するとかしないとかの判断基準、決まり事を策定しないということでございますか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 今回、上郷の改築に関係いたしましてプロポーザルを行っておりますが、特に金額の多寡での基準というものは設けてはございません。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 10社応募して4社が2次審査で最終1社が決まりましたけれども、では、プロポーザルで決めるとかいうことの意思決定はどなたが行ったんですか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 一般的な建築の契約の段取りというんでしょうか、そういう中で部内決定、そして二役等への説明の中で決定をしていくものというふうに認識しております。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、当初14億円上限額を決めました。そのときの延べ床面積は3,300平方メートルでした。先月、議会に公表した延べ床面積は3,600平方メートルであり、300平方メートルふえています。延べ床面積は逆にふえていますが、建築費が3億2,000万円縮減できた理由は、先ほど3棟を2棟にしたからという答弁でした。しかし、子育て支援課長は、8月26日の第1回ワークショップの席で、3施設で3,600平方メートル話しています。その後、第2回目のワークショップ、9月17日には2棟の図面がありました。10月14日のワークショップでも2棟になっています。いつの段階で3棟から2棟になり、建設費の縮減が図られたのですか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) この事業につきましては、29年度の9月に基本構想というものができまして、その後、設計業者が決まり、その後、いろいろまた設計者の打ち合わせ、また、現場職員の打ち合わせ、そういう中で、御紹介のありましたワークショップ等々の中で何回かの打ち合わせをする中で、今回の3棟から2棟、そういった変更、また、建物の配置、そういったものが日を追うごとに決まってきたというものでございます。 ○議長(川合保生君) 福祉部長。 ○福祉部長(中西直起君) 追加で説明をいたしますが、今、いつの時点で3棟から2棟にという御質問です。  議員が御指摘のように、ワークショップは8月26日、9月17日、10月14日、12月9日フォーラムを含めて4回開催をしていきました。それで、当初の8月26日の第1回目のワークショップでは3棟の図面を出しております。そして、9月17日のワークショップで、市民の御意見ですとか内部のいろいろな検討を踏まえて2棟案を出したということになります。経過としては、そういうことになります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) それでは、建設物価は建築費の積算を行う際の根拠なる資料です。4月にプロポーザルを実施するときには、プロポーザルの資料に14億円を上限したということで選定委員会を開催し、決めました。4月の建設物価予算を10億8,000万円した時点での建設物価はどの程度、何%ほど違いがありましたか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) まず、この基本構想でお示ししてございます建設費、14億円につきましては、設計業務にも着手していない段階で、積算の段階では、直近の長湫北保育園の設計単価であったり、他市町の事例、近隣で小学校とかこども園、こういったものの単価を参考に積算したものでございます。単価でいいます坪当たり132万円を根拠として14億円を算出してございます。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 短期間に価格が23%減ってるっていうことは、建設物価も29年の末に14億円というものを積算して、概略の上郷保育園の施設整備ができたわけですから、短期間に23%も建設物価が変わるんでしょうか。14億円という形で議会に説明がありました、12月に。そして、私たちも、えって驚きまして、1月29日には10億8,000万円ぐらいになるということで、議会としては、議会言うあれですけれども、私個人は非常にきちっとしてないなという印象を持っているわけです。そのあたりのことを担当課として責任持って答えてください。 ○議長(川合保生君) 福祉部長。 ○福祉部長(中西直起君) 追加で説明いたしますが、今、大島議員から建設物価云々の御質問ですけれども、今この間の答弁で建設物価のことについてはお話ししていない思います。次長がお答えしましたのは、当初は14億円だった、それが結果として10億円ということで公表をしております。  基本構想の段階の14億円、あるいは昨年の4月にプロポーザルを行ったときの10億円というのは、要は基本構想であり、プロポーザルの段階でありますので、もちろん設計はやってませんし、どれぐらいの工事費がかかるかっていうのはわからないわけですね。そこで、こういうような似たような保育園であるとか学校であるとか児童館であるとか、そういうような施設を近隣でいろいろ調査をいたしまして、そういうところの建設費、そういったものをいろいろ調べまして、その中から妥当な水準として坪単価で130万ほどのものを算出して、それに当時の3,300平米の敷地面積を掛けまして14億円という数値を出した、これが事実なんです。  経過の中で、今、ワークショップの経過我々のほうの検討をお話をした。12月議会の全員打合会の中で、そのときは14億円ですっていうお答えをしてます。それはもちろん、我々としては、もう14億円から10億円に引き下げるっていう意思は決めておりましたけれども、10億円を公表することは、同時に来年度予算の詳細までお答えすることになりますし、11月の段階では、まだ本市としての最終的な予算の金額までは、要は市長の意思までは確認してない状況でありました。それが12月から1月にかけて予算が確定しまして、1月29日に、ちょうど基本設計が11月に終わって、実施設計に入ってはおりますけれども、そのときに予算のことも含めて、その工事の金額についてお答えをしたということです。経過としては、それが間違いない経過であります。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 経過はるる聞きましたけれども、14億から10億8,000万円ですから、3億2,000万円、23%も工事費が減額されたわけですから、私たちは予算を審議するわけですから、品質管理に疑問を抱くのは事実ですよね、一般的に。23%下がったわけですよ。  では、長久手市は、品質管理要綱は策定してありますか。 ○議長(川合保生君) 誰が答え。福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 申しわけございません。品質管理の規定があるかどうかは、承知してございません。 ○議長(川合保生君) 福祉部長。 ○福祉部長(中西直起君) 品質の基準については、今お答えしたとおりですけれども、この間、るる説明をしておりますように、何か品質を落とすことによって作為的に14から10にしたということでは決してありません。それを説明するために経緯をお話ししたわけです。  14億円というのは、その根拠が明らかにはならない時期の算定数字ですので、それは近隣の建設費から持ってきた、それが14です。その後に3棟から2棟、それから部材についても安価な一般流通材の使用を前提したことや、あるいは、北保育園は坪単価が102万円でしたけれども、北保育園は半円形で多角形であったために非常に建設工事費がかかりました。それに比べて、今回は直線的な壁平面で構成されてますので、そのことも含めて検討した。また、この間、南小学校の多目的棟の建築工事も行いましたが、落札価格は89万円でした。そういった経緯も踏まえて基本設計の成果として積算を積み上げたところ、10億円でできる見込みができてきた。もちろんこの間、中期財政計画についても公表がされましたので、幾らかかってもいいっていうわけではありません。そういう意味では、全体の工事費の圧縮も図る方向で判断をしたということで、戻りますけれども、そのこと製品の精度であるとか、そういったことがリンクしてる、関係してるわけでは決してありませんので、御理解願いたい思います。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 部長、的確に答弁してください。私たちは14億10億8,000万聞けば、一般的にそういう細かい事情はわからないわけですから、なぜだろう、面積はふえているのに品質が変わったのかとか、仕様が変わってくるのかとか、そういうことに疑問を思うのが一般的じゃありませんか。ですから、誤解を招くような発言をした、済みませんって一言ここで議会の皆さんに言ってくれれば済むことなんです、私は思っております。
     では、福祉部長に質問します。審査項目が5項目15点にわたっています。4項目めの景観、木造施設計画などはわかりやすい思いますが、企業の技術力ですとか、ライフサイクルコストを抑える設計上の工夫、腐朽、腐ること、長寿命化、こういう対策などは、審査をしたのが副市長以下、部長級職員4人ですので、一般行政職の職員にとっては、私も資料を見ましたけれど、とても専門的であり過ぎる思いますが、専門家がいなかったのは問題だ思っています。選定委員であった福祉部長は、何を参考にして点数をつけられたんですか。 ○議長(川合保生君) 福祉部長。 ○福祉部長(中西直起君) 何を参考にしてということですが、これはプロポーザルの要綱に基づいて設計業者が、こちらが指定した提出書類を提出しています。その中には、今御指摘のあったように、技術力であるとか、あるいはメンテナンスの問題であるとか、あるいは経費の問題であるとか、建築へのスケジュールの問題であるとか、そういった項目があります。それについては、設計業者がそれぞれについて我々が理解できるように、その説明を説明資料の中で行い、その説明を、またヒアリングの際にヒアリングを通して行ったものです。  審査会はその場で行っているわけですけれども、もちろん市役所には、子育て支援課には1級建築士もおりますし、あるいは、1級土木施工管理技士もおります。その職員ともやりとりをしながら、必要な技術項目、専門的な項目については確認をしながら設計業者に問いただして、その結果として判断をしたものです。  専門的っていうふうにおっしゃるわけですけれども、今回のプロポーザルっていうのは、あくまで設計士を選ぶ随意契約の一つの方法です。それをするための選考方法です。議員がおっしゃっているような専門性が必要になる場合は、例えばコンペティションを行うように、もう設計図面、あるいは模型も、完成品も全部提出されてるような場合は、それ相応の専門家がそれを詳細に検討しないわかりません。しかし、市が行いましたこのプロポーザルは、まず設計のパートナーを決めて、専門的なやりとりは、その以降の基本設計や実施設計の中で十分できるわけですし、それが一般的な事務の進め方というふうに認識をしておりましたので、私がどうか言われれば、私はそれほど専門家ではないかもしれませんけれども、業者の選考に当たっては問題がなかったものというふうに判断をしておりました。  以上です。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 私は別に業者の選定に問題があるっていう質問ではなく、何を参考に点数をつけたんですかっていうふうに質問しておりました。  では、そういう問題がなかったということであるならば、このプロポーザル実施要領の審査項目に受賞実績というのがあります。まず、選ばれた会社は、1位は340点です。次点は337点でした。両方の会社に受賞実績があります。選定された設計事務所は、受賞実績6件中、市長が建てたたいようの杜のゴジカラ村もりのようちえん同じく市長が建てた専門学校愛知福祉学院の2件で、ともに受賞実績があります。当然、審査員の方は第1次審査の段階で、この受賞実績をごらんになってる思いますので、審査に少なからず影響があった私は思いました。ですから、外部の専門的知識を持った人を委員にしなかったのかなという疑問を持ったわけです。  プロポーザル方式というのは、条件を変えることによって事業者が変わるということを、私は3年前、老人保健施設のプロポーザルの質問を行ったときに感じました。もし受賞実績という審査項目がなければ、選定結果が異なってくる思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 御指摘のとおり、今回の設計事務所が過去に受賞歴、どのぐらいあったかということで、資料上の確認はしてございます。  基本的には、今回受賞されてるものが、例えば愛知県の人にやさしい街づくり大賞であったり、国産材の供給システムの優良事例の受賞を受けてるというものでございますので、例えば木材に関してどれほど強いかどうかという部分で判断する上で、どれだけの受賞件数があるかというのは、一つ見てる思います。  また、県内でも、ほかの福祉施設での受賞歴があったり、また、人にやさしい街づくり賞などにつきましては、平成17年度に色金保育園、また、19年度に田園バレー交流施設も受賞してございますので、一定のレベルのものに達しているという一つのスケールになるのかなというふうに考えてございます。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 市長が過去に建てた施設のうち、2件がこの建築設計事務所に決まりましたので、これは公正にやられたは思いますけれども、何かプロポーザルの条件に受賞歴っていう、受賞実績っていうものがありますので、本当にプロポーザルっていうのは、結果的には審査員の個人的な主観いうか、考え方で点数をつけていきます。次点の会社3点しか違ってなかったものですから、非常にここの会社にやってほしかったのかなという疑問を思いましたので、今伺った次第でございます。  それでは、補償交渉は誰が当たり、何回で決まったんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 補償交渉につきましては、担当の子育て支援課の職員が行っておりますが、済みません、回数が何回行われたかというのは、少しデータでは現在持ち合わせてございません。 ○議長(川合保生君) 大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 私は、あの建物を何度も縁があって見てましたので、土地の用地買収費は妥当かな思いましたけれど、建物に関しては非常に高額だなという印象を受けましたので質問したわけですが、この質問はこれで終わりにさせていただきます。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) 高齢者タクシーの再度の実証実験について伺います。  平成30年9月、10月に実施した実証実験の検証報告書が公表されました。この中で利用者は対象者の3%にすぎなかったことから、再度条件を改めて実証実験を行う必要があるの評価がなされ、平成31年度予算に費用が計上されました。改められる条件は、具体的にどのような内容ですか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。              [福祉部長 中西直起君登壇] ○福祉部長(中西直起君) 高齢者乗り合いタクシーの再度の実証実験についてお答えいたします。  平成31年度に実施する実証実験では、今年度の実験の検証結果を参考にして、台数、車種、運行期間、運行範囲、利用料金、利用対象者、周知方法及び周知期間といった諸条件の見直しを検討していきます。ただし、運行範囲及び利用料金については、既存の公共交通機関に大きく影響を及ぼさないよう設定することが必要なりますので、今後関係課や関係団体協議しながら検討していきます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。5番大島令子議員。 ○5番(大島令子君) このN−タクに関しまして、私は手紙をもらいました。それは利用料金のことなんですが、この方はN−タクが利用できないということなんですね。それは、身体障害者の1級から3級になったのでタクシーチケットも年52枚いただけない。それで、リハビリに行くんですけれど、必ず付添人が要るということです。付添人が要るので、デマンドタクシーを利用するときに、2人ですから、往復だ2,000円かかってしまう。行きは御夫婦でN−バスで行くから無料、帰りはN−バスを2時間も待たない来ないので、タクシー、780円で済む、こういう人もいるわけですね。  この前の実験の結果から、やはり雨の日も利用者がいるということは、買い物もそうですが、通院、高齢者になって病院にリハビリとか行かれる方の利用があったのではないかというふうに私は思いました。せっかく乗り合いタクシーで私たちも期待をしているんですが、こういうふうに利用できない方もいらっしゃる、500円はやっぱり高いという意見もありますので、改めて質問いたしますが、まず、利用料金については夫婦2人で買い物とか利用する場合もありますので、500円は高いので減額して再度行っていただきたい思います。そして、利用の時間帯も考えていただきたい。  利用対象者ですとか実験の時期ですとか、運行期間は何カ月なのか、車種はどのようなのか、台数は何台使うのか、こういうことを聞きたい思います。これに対して、しっかり答弁をいただきたいというのは、予算の中に金額が書いてあるわけですね。先ほど、地域スマイルポイント、200万の予算がふえて、予算の流用をしたということで、予算の流用がない形で事業は実施するべきだ思いますので、しっかりした積算を持って再度やるということでございますので、きちっとした答弁をいただきたい思います。  そして、地下鉄藤が丘への乗り入れも必須事項としてできるものかどうか質問をいたします。 ○議長(川合保生君) 福祉部長。 ○福祉部長(中西直起君) 今、御質問いただきましたので、第1答弁でお答えしたように、いろいろな諸条件については、今検討をしてるということであります。  1月29日に検証結果につきましては冊子にしたものをお示ししまして、議員御指摘のことについては、いずれも改善検討をするというふうにお答えをしておりますので、予算は昨年並みのボリュームで出してはおりまして、その点については十分な説明ができないことはおわび申し上げますが、もうしばらく時間をいただきたい思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 60分を経過しましたので、通告者の質問を終了します。  関連質問の準備をしますので、しばらくお待ちください。  それでは、政策グループ ガイアの関連質問に移ります。ありませんか。1番上田 大議員。 ○1番(上田 大君) 上郷保育園の設計者選定について確認をさせてください。  先ほど質問にもありました。この選定された業者の受賞歴は、選定委員会の皆さんは御存じだったということでよろしいですか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) はい、承知してございました。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。1番上田 大議員。 ○1番(上田 大君) フェアに審査はされた思いますよ。思いますけども、いわゆるそんたくじゃありませんが、要らぬ疑念ですね、プロポーザルで選定したはいえ、それは形だけで、結果は最初から決まっていたでしょうというような、要らぬ疑念を抱かれるような選定というのは避けられたほうがいいんじゃないかというふうに思いますが、どういった認識ですか。 ○議長(川合保生君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 受賞歴というのは、いろんな賞をとるということについては、それ相応の評価を受けてのものだ思いますので、一定の基準の中に盛り込むことは差し支えないというふうには思います。それがどこの施設をつくったかというのもあるかは思いますが、それだけで何か結果が変わるということはございませんので、よりいいものをつくりたいということで、受賞歴というものを一つ審査に入れることは問題ないというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。 ○1番(上田 大君) 以上です。 ○議長(川合保生君) ないようですから、上田 大議員の関連質問を終了します。  これをもって政策グループ ガイア、大島令子議員の代表質問を終結します。  この際、暫時休憩をいたします。再開は4時40分いたします。                  午後4時28分休憩                ――――――――――――――                  午後4時40分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、申し上げます。本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長をいたします。  それでは、代表質問を続けます。10番長久手グローバルネット、佐野尚人議員。              [10番 佐野尚人君質問席登壇] ○10番(佐野尚人君) それでは、会派長久手グローバルネットを代表いたしまして、4項目質問をいたします。  1項目め、ジブリパークについて。  会派としても三鷹の森ジブリ美術館に会派視察に行っており、このジブリパーク事業については非常に高い関心を持って、我が市連携していくべきというふうに認識をしております。  1、ジブリパークどのようにかかわっていくか。  2、どこの部課が担当するか。専従のセクションをつくらないか。  3、世界中からジブリパーク来場者に長久手市のことを知ってもらうためにも、宿泊施設が必要ではないか。ジブリの世界観を感じられる宿泊施設があれば、長く市内に滞在してもらえるが、市としてどのように考えているか。  4、古民家保存事業は移築せず保存しようの方針だが、単独の保存では活用が限定されてしまう。公園西駅周辺への移築を含めたジブリパーク関連づけて進めていけば、新たな活用が可能になり、観光交流の大きな拠点なるのではないか。  5、公園西駅周辺地域に観光交流や国際交流の拠点をつくれないか。リニモテラスに想定してる観光交流、国際交流の拠点機能を公園西駅周辺につくれば、それぞれの団体の活躍の場がふえるのではないか。ジブリパークへのインバウンドの対応やサービスを担うような役割も可能ではないか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 加藤正純君登壇] ○くらし文化部長(加藤正純君) それでは、ジブリパークについてお答えいたします。  1点目について、ジブリパークの整備によってもたらされる効果を市全体のまちづくりにつなげていくことは必要なこと考えており、まちの緑化を進めるなど、ジブリパークにふさわしいまちの景観づくりに向けた取り組みをさらに進めていく必要がある考えます。  また、ジブリパークの開園が本市の観光資源を来訪者に紹介し、利用してもらうための絶好の機会なることから、県とも連携し、協議しながら進めたい考えています。  2点目について、現段階では専従のセクションをつくる予定はありませんが、愛知県の調整のための総合窓口として政策秘書課が担当していきます。  3点目について、本市では現時点でジブリパーク予定地周辺での宿泊施設の誘致は考えていませんが、現段階では県からジブリパークの具体的な運営方針や国内外を含む来場者数の見込みなどの詳細な情報が公開されていませんので、今後も動向を注視しながら情報を収集していきたい考えます。  4点目について、保存する古民家は、市内に現存する最も古い民家であり、現地には柿の木、かわやなどが残り、長久手の昔ながらの生活風景を見ることができます。このふるさとの景観を守り、伝え残していくことが重要であり、その場で保存活用していくことを考えています。  5点目について、リニモテラス公益施設(仮称)は、長久手古戦場駅周辺という立地を生かし、観光交流、多文化共生、大学連携及び子育て支援という4つの重点テーマを軸に、市民や市外からの来訪者など、さまざまな人が集まり、交流ができる施設になるよう整備していく方針です。  長久手古戦場駅周辺の整備は、第4次総合計画から位置づけられており、本市の中心にあり、市内外の人が最も利用しやすい場所なっているため、拠点機能の場所として最も適している考えます。 ○議長(川合保生君) 再質問はありませんか。10番佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 答弁はこれまで変わりないということで、この中期財政計画、こちらの指摘に対して、また、本市の財政再建、そうしたものも絡めながら、ジブリパークのことについてはこれまでもさまざまな提案をしてまいりました。  9月議会においては、基本的には財源不足に対するアンサーとして、新たな財源の確保という観点から、このジブリパークの事業を絡めて提案をさせていただいたところであります。本市のオリジナルキャラクターをジブリに作成を依頼をして、そうしたグッズをふるさと納税の返礼品等で展開をしていき、新たな財源としてはどうか。  また、渋滞解消として、各自治体のコミュニティバスをつなぐ、そして、本市のN−バスは「N−バス」というふうなラッピングをして、渋滞対策に寄与するような活用ができないか等の提案をさせていただいたところであります。  また、12月議会としては、中期財政計画の事業費の圧縮としての提案ということで、リニモテラス、古民家保存事業、これらの事業に対してどのように圧縮をしていったらいいかということを提案をさせていただきました。今回のこの提案は、ある意味、折衷案というような観点で御提案をさせてもらっているところであります。  一つ一つ答弁に対して質問をしていきたい思っています。  まずは、2項目のセクションの話ですね、専従のセクションをつくる予定はない、ただ、政策秘書課が担当していきたいということで答弁がありました。補助資料にも、ジブリパークの推進室の看板を資料としてつけさせていただきました。この鈴木敏夫プロデューサーの判こがあって、看板を見ただけでも非常にわくわく感があるなという看板であります。  先日の新聞報道にもあったんですが、県としては、今後、ジブリパークの推進課というものを新設をする考えだということがありました。来年度予算の中に、そうしたジブリパーク、課ということへの格上げというんでしょうか、そうしたものも見込まれているというような報道がありました。  参事にちょっとお尋ねをしたいんですが、この課、1事業を課に担わせる、ある意味、その根拠としては非常にそれだけの人員が必要だし、当然費用も必要だし、仕事量がそれだけあるよっていうことの判断だは思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 参事。 ○参事(井口能秀君) この間、私も議員がおっしゃってるとおり、新聞報道を見させていただいて、まだ対内的には課っていうものははっきり位置づけがなされてない、局になるということですので、条例にも影響してくるということで、ああいったぐあいで新聞報道がなされて、ジブリに関しても政策企画っていうか、知事のより近いところに置くという判断がなされたっていうことだ思っています。  もちろん、もう開業に際しまして時間が迫ってきているっていうこともあるでしょうから、知事のより近いところで、政策的な意図を持って組織として取り組んでいくという意図で、ああいう組織変更がなされた思っておりますけど、詳細な規模とか、そういったものについてはまだ把握もしてないものですから、何とも言えないところではありますけど、方向性はそういう方向性だ認識しております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) では、参事にもう一度質問したいんですが、うちとしては、専従のセクションをつくる予定はなく、政策秘書課が担当させたいということなんですが、県のこれから想定される予算規模、仕事量、対応する体制、それに比べてうちの今の答弁いかがですか、非常に心もとないないう気がするんですけども。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。    [「いや、参事が答えてよ、参事の意見が聞きたいんだよね」呼ぶ者あり] ○市長公室長(高嶋隆明君) 政策秘書課が総合調整窓口という形でこの仕事を担っていきたい思っておりますけど、政策秘書課ということで、市としても特に重要な事業の総合調整機能を政策秘書課が担っていくという考えでおりますので、そういった考えで、これからもジブリの効果をまちづくり、全体にさまざまな分野で生かすためには、そういった総合調整の窓口が必要ということで政策秘書課が行っていくということでございます。
    ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) ということは、とりあえず当面は調整だということですね。この後、しかるべき事業が生まれてくれば、また対応は考えるということなんだ思います。  では、じゃあ1つ、また違う提案をさせていただきたい。  通告にもしてありますが、例えば、宿泊施設、こちら本当に来場者、インバウンドに対する対応としても、非常にすごくポテンシャルを持った来場者が来る思うんですよね。数、いろんな目的等々も含めて。それらに対応するためにも、非常にジブリの世界観、こうしたものを共有できるような宿泊施設がある非常にいいな思うし、それができるのはうちだけなんだろう思います。瀬戸市や日進市でもそれはできない、長久手市だからこそ、設置している自治体だからこそできることっていうのがある思うんですが、その辺は今は考えていないということでしたが、ただ、そういう対応はこの先、当然のことながらニーズはどんどんどんどん出てくる思うんですね。そのときに、ニーズが発生してからじゃ対応は遅い思うんですけど、その辺はどのようにお考えでしょうかね、誰が答えるのか、公室長が当面お答えですかね。 ○議長(川合保生君) 誰だ。市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) 宿泊施設でございますけど、今、何度もお答えしていますけども、まだまだ運営形態だとか、それから来場の姿っていうのがまだなかなか見えてきてないという部分でございますけど、宿泊施設については今のところ考えておりませんということでございますけど、これはまた民間の企業の皆さん、そういうホテルの業界の皆さんも、今後どういうふうに考えていくかということも、我々としては情報収集していく必要はあるというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 見えてきてない、見えてきてないって、ずっとそういう答弁なんですよね。ただ、本当に我々も県庁へお伺いをして、イメージイラスト等も何回も見せてもらっています。あのイメージイラストから展開されるその事業、それに対する、いわゆる世界の反応というのは、もう非常に想像するのは容易なことであって、その辺の警戒感、非常にうちの市としても希薄だな思うし、また、その準備としても非常に人手不足な状態なんじゃないか思うんですよね。ニーズはこれからどんどんどんどん発生してくるし、いろんな人たちがどんどんどんどんかかわってくる思います。そこにやっぱり先手を打って、うちが準備をしていかない非常に、ある意味、食い荒らされる状況になるんじゃないかないうことは想定できるので、やはりそういうことは前もって、きちんと、先ほどから何度も言いますが、専従で動ける人間を用意して、準備万端対応できるように、そして主体性を持ってかかわっていけるように、非常にこのジブリパークに対して連携をしていっていただきたいというふうに思います。  ちょっと古民家の保存事業のことに移ります。  基本的に、先議会では、これやめたらどうですかっていう提案をしたんですが、それでも、この保存はしていく方針なんだということでお答えがあったので、今回は折衷案で、例えば、そういった宿泊施設を誘致したこの、隣いうか近辺、その周辺に、そういうエリアをゾーニングして、例えば古民家を移築してくる。そこを観光交流の拠点として位置づけて、古民家を活用した国際交流の展開をいろんなことをしていけば、これは非常に活用できるんじゃないか思うんですね。  例えば、リニモテラスの機能として国際交流、観光交流、大学連携、子育て支援、この4つのキーワードで展開をしていくというような、るるお話なんですが、1つ、例えば国際交流、本当に多くの人がインバウンドとしてジブリパークにお見えになる。でも、さまざまな、例えば展示、ジブリパークにどう入っていって、何をどう見たらいいのか、こうしたものは非常に一々、当然のことながら案内をしていかなくてはいけないんですね。このまま普通に考えれば、多分、愛知県の何かのセクションがやるんでしょうけど、そうではなくて、そこを市がやりますよ例えばこういう観光交流の拠点をここに持つので、今、インターンの研修に来てる学生さんも県大の外国語学部なんですが、こういったいわゆる人材も、非常に県大がすぐそばにあって、例えばインバウンドに対して、そういったマナーをレクチャーするとか、例えば、どういったルートがいいのかとか、いわゆる観光案内みたいなこのボランティアを担うとか、そういうことの拠点として、その古民家でそういうことを展開するわけで、非常にこのジブリの世界観を共有しながら、そういったメニューを長久手市が提供できるし、担うことができる。  例えば、そういうことを発信していけば、県としても非常にありがたいんじゃないかな、一つそこの部分では、県としても、じゃあどうやって展開していこうか考えたときに、じゃあ、ここの部分を長久手市にお願いしてもいいんじゃないのということが発生するは思うんですが、またまたちょっと参事にお伺いをしたいんですが、例えば県が、長久手市から、そういった主体性を持って提案をしたときに、じゃあその業務、本当にそれはお願いしたいなっていうことになるんじゃないか思うんですけど、いかがでしょうかね。想定の話で申しわけない。 ○議長(川合保生君) 参事。 ○参事(井口能秀君) 先ほど言いましたように、運営形態等は、まだ詳細がわかってないので、議員がおっしゃるようなアイデアいうか、おもしろいアイデアも、一つのアイデアとしてあるは認識しておりますけど、ただ、先ほど言ったように、繰り返しにはなりますが、我々もちょっと今実態がわからない状態で、県としてもいろいろ検討をしている最中っていうことですので、ジブリの関係もいろいろあるでしょうし、そういった中で一つの提案としてはあるは思いますけど、今後どうしていくかというのを注視しながら対応していく話だ思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) ということは、ちょっと庁舎内をまとめていただいて、参事からこういう提案があるよって言ってもらえる非常にこの活用方法に視野が広がってくるな思うんですよね。  リニモテラス、もう一つ、その観光交流の拠点としても、例えば観光交流協会がそこに拠点を持つとして、今言ったようなメニューを観光交流の資源として、いろんな意味で長久手市から、そこから発信をしていけばいいので、例えばござらっせ、あぐりん村、こうしたものを、その開園に合わせてジブリの化粧を施していく、例えばござらっせをちょっとジブリの世界観を共有したような、そういったお風呂屋さんが出てくる作品もありますので、具体には言わないですけど、そうしたものに何となく似せるっていうのもちょっと変な表現ですけど、そんな世界観を共有するような化粧を施していって、例えばそういうのを観光メニューとして、ジブリパークそういったものをパッケージして提案をしていく。そうする長久手市内のいろんな施設を回っていただけるようなメニューが、一つ長久手市としてもできるし、市として、そういったインバウンドをある程度コントロールできるっていうことは、非常に、何ていうんですかね、混雑をある程度、一つ、一部コントロールできることになる思うんですよね。このぐらいの人たちが、このぐらいのバスが、こういうふうに回っていくんですよということを市としてイメージを持ってコントロールできれば、非常に渋滞とか、そうした緩和にもつながる思うんですけど、その辺はいかがでしょうかね、室長。 ○議長(川合保生君) 市長公室長。 ○市長公室長(高嶋隆明君) インバウンドの話もございますけど、やはりジブリの効果をまちづくりに生かすっていう部分で、佐野議員のお話を聞いてまして、行政としてのかかわりという部分もあるかもしれませんけど、市民とか市民団体としてのかかわりっていうのも、やはり市としても、いろいろこれから愛知県連携しながら考えていく必要があるかなというふうに思いました。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) するやっぱり市民団体がかかわるにしても、拠点が要るわけですよ。公園の中につくってくれなんていったって、愛知県、いや、そういうようなことやってる場合じゃねえって言われちゃうんで、やっぱり市として拠点も持って、うちにはこういう市民団体がありますよだからこの拠点でこんなサービスを担いますよということを主体性を持って提案していけば、ああ、じゃあその部分はちょっと長久手市にお願いしたいなって、県としてもやっぱり当然そういう発想にはなっていく思うんですね。  例えば、この間、報道にありました、県芸大がジブリパークの開業に合わせて、新しいメディア映像専攻、こうした科を新設をする。ジブリパークの中でいろんなものを、スタジオジブリの世界を体験しながら、人材育成をどんどんしていこうということを県芸大でも発表したんですね。やはり、これも一つの大学連携ですね。じゃあ、この拠点として長久手市は提供してあげる、県芸大もすぐ近くなんだから、例えば本当に外国語学部の学生が英語の実地の研修が生でできるわけですから、いろんなインバウンドの方が来て、県芸大、すぐ前ですから、4時間目6時間目の間、1時間だけあるんだけど、でも、この近だから来れるよかね、そういう物理的な利点も非常にある思うんですよ。だから、国際交流、観光交流、いろんな意味で、大学連携もそうですけど、いろんな意味で、あそこに拠点を持っていけば絡めるんじゃないかっていうことを一つ今回提案をさせていただきたい。  だから、リニモテラスの機能を3つ分、ここでジブリパークに移せば、おのずと湯水のように多分湧いてくる思うんですよ。だから、そういった意味でも、お金を本当に生きたお金にする、生きた、それこそ観光交流協会でも国際交流協会でも、すごく今だそりゃあ国際交流協会でも、変な話、留学生のおもてなしですよ、基本的にね、日常的に。でも、本当にそういう場があれば、どんどんどんどんそれはインバウンドの人は来るわけですから、国際交流協会の本当に大きな活躍の場になってくるだろうし、いろんなアプローチがやっぱり今後、展開できるんじゃないかな思うんですよね。そういう意味でも、あそこに拠点を持ってくっていうことは、それだけのポテンシャルをジブリパークは持っているんだろうし、うちとしても、そこを活用することによって、非常にいろんな展開が生まれてくる。だから、今、るる、リニモテラスにしても古民家保存事業にしても答弁は変わらないんだけども、やっぱりそこをちょっと切りかえて、新しいそういった方向に、今回リニモテラスでもちょっと延びた、その延びたことをいいチャンスとして捉えて、そこの部分では、基本的にはそういった新しいアプローチで考えていってはどうか思うんですけど、今回のリニモテラスの理由として、運営協議会が、運営や設計に関して、もうちょっと煮詰めていきたい、検討したいというような理由は述べられているんですが、それは何がネックになってるんですかね。 ○議長(川合保生君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(加藤正純君) 昨年の8月に、この運営協議会を立ち上げまして、実際、いろんな設計だとか、それから、いわゆる、イベントの名前ちょっとど忘れしちゃいましたけど……。 ○議長(川合保生君) 隣人まつり。 ○くらし文化部長(加藤正純君) ああ、隣人まつり、済みません。隣人まつりですね、いろんな取り組みを通じて、建物のハード、それからソフトの面について多角的に検討していきます。  今年度、本来は基本設計、実施設計を進める予定でおったんですけども、実際使ってみて、これから将来的に管理して、いろんなことを考えていきたいということで、もう少しじっくり考えたいということの発言がありましたので、市しましても、そういった意見を尊重させていただいて、1年延ばさせていただくということでございます。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) わかりますよ、その運営協議会がそうやって悩むのは。だってね、本当にあそこの場所で幾らスロープつけたって、わざわざいろんなにぎわいがある中に、さらにイオンという大きな注目のものがあって、そこからさらに引っ張るわけですから、外に。イオン自体、何度も行ってますけど、駅前棟にお客を引っ張るだけでも苦労してる、またもう一個外に引っ張らなきゃいけない。それで国際交流、本当にそこで何かそういうものを展開して外国人が遊びに来てくれるのか、大学生が本当に来てくれるのか、観光交流目当ての人が何か来てくれるのかって、すごく非常に苦労する思うんです。逆に言う場所をそこに視点を変えるだけで、非常にもう物すごい作業量、仕事が待ってるというふうに思うんですけど、その辺いかがですかね。 ○議長(川合保生君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(加藤正純君) 今までたくさんの仕掛けだとかアイデア、ありがとうございました。  特にインバウンドについては、まだ実際、どうやっていらっしゃるのか、もしくはどの程度の方がいらっしゃるのかということもなかなか想像しづらいところがあります。このあたりについては、また愛知県のほうから情報がありましたら、しっかり収集させていただいて、それについての対応ということになろうか思います。  それから、なかなか市のほうで直接、そういった方々の対応っていうのは難しい思いますので、今の国際交流協会についても、またひとつしっかり組織的にもしっかりしていかなくちゃいけない思いますけども、ただ、場所については既に、第1答弁で申し上げたとおり、第4次総合計画から古戦場公園駅前で、いわゆるこれを中心として整備していくという方針については何ら変わっておりませんので、そこで計画どおり進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) やっぱりそこが行政の頭のかたいとこっていうか、5次総のときには、前も何度も言うんですけど、やっぱりリニモを支えなきゃいないって大命題があったんですよ。だから、その上で商業施設も誘致して、公共施設もつくって、新たな顔として整備をしていこうという大前提があった。それはやっぱりリニモを基軸したまちづくりで支えなきゃいけない、リニモを支えなきゃいけない、これはもう当時の長久手としての大命題ですよっていうことが根底にあるから、ああいった構想ができたわけですね。  だけど、もう今や、長久手古戦場駅前、既にもうにぎわってるんだから、別にうちがお金出して、にぎわいを新たに創出するどころか、にぎわわない可能性のほうが大きいなっていうことを非常に危惧してるんですよ。そのかわり、新たにジブリパークっていうコンテンツが来たわけですよ。5次総のときには、こんなジブリパークのジの字もないわけですから。それに対して、うちの持ってる、今持ってるポテンシャルを、そこに注入しようじゃないかっていう提案なので、5次総、5次総って言わないで、もうちょっとフレキシブルに考えて、新しい可能性に財源や企画とかそういうのを持っていきましょうよっていう提案なので、ぜひこれはじっくり考えていただきたいなというふうに思います。  るるいろいろ提案をしてきましたが、ジブリパークに対しては、本当に非常に主体性を持ってかかわっていっていただきたい。想定できない、想定できないって言うんですけど、我々会派もジブリの美術館行ってるんですよ。すごい人、一日中ずっと、平日の夜まで一緒、ずうっ観光バスがとまらないんですよ、そのぐらいいっぱい。なかなか予約もとれないんですよね、そのぐらいにぎわってた。あのエリア、あの狭でそのぐらいのにぎわいですよ、これがあのモリコロパークの中で、今あるメニューだけでもぽんぽんぽん展開されていっただけでも、どんだけにぎわうかっていうのは想像にかたくないんです。一度ジブリ美術館を見に行ってもらって、これがうちに来たらどうなるのかっていうのを想像してもらえば、すぐに想像できる、そんなことは。非常に大変なことになるよ思うんですね、それを大変なことにするよっていうぐらい愛知県も主体性を持ってやろうしてるので、大村知事の今回の選挙の一番の公約ですよ。どんどんどんどん毎日のように新聞報道がジブリパーク、こうするよ、こうするよってどんどんどんどん報道がある。周りも、うちもこうやってかかわっていきたいんだよっていう話がどんどんどんどん出てくる。何かニュースが聞こえてこないのは長久手市だけ、知らんぷりしてるのは長久手市だけっていう状況に今なってる思うので、ぜひこれは非常に危機感を持って、主体性を持って絡んでいっていただきたいということを要望しまして、この項は終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。10番佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 2項目め、平成31年度予算について。  来年度の一般会計において、中期財政計画の見込み比較する歳入は約4億円ふえ、歳出は約3億円減っています。基本的には、中期財政計画の中では6億円近いマイナスになるよ、歳出超過になるよっていう見込みだったんですが、基本的に来年度予算では、それがチャラになっているということになってるんですが、それぞれこの見込みが変わってきた要因は何かということをお答えください。 ○議長(川合保生君) 質問が終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。総務部長。              [総務部長 青山 均君登壇] ○総務部長(青山 均君) 平成31年度予算について御質問いただいておりますので、答弁をさせていただきます。  平成31年度一般会計の歳入予算額が、中期財政計画の見込みに対し約4億円ふえた主な要因は、財政計画では見込んでいなかった公園西駅周辺土地区画整理事業特別会計からの繰入金を約5億1,000万円計上したことや、幼児教育・保育無償化に伴う幼稚園就園奨励費の国県補助金を約1億2,700万円増額して計上したことなどによるものです。  また、歳出予算が見込みに対し約3億円減った主な要因は、物件費について経常経費を対前年度同額程度に抑えたことにより、見込みより約1億5,300万円減額したこと、普通建設事業について事業費の圧縮や実施時期の見直しなどにより約3億8,500万円減額したことなどによるものです。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 幼保無償化に伴う国の補助金、これは中期財政計画策定時には予想できなかったでしょうからしようがないとして、公園西駅周辺土地区画整理事業の保留地処分、こちらの利益を一般会計に繰り戻すいいますか、これは当然のことながら、保留地処分の計画もわかってたわけだし、当然公園西駅は市施行なので、ある程度、保留地が処分できたら、そのお金っていうのは一般会計に戻されるんだろうということは想定できた思うんですが、この辺、かなりこの5億1,000万円って大きな金額が抜けてしまった要因というのは何でしょうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) そうですね、今回は公園西駅周辺の土地区画整理事業特別会計からの繰入金ということで、こちら歳入のほうでございますが、歳出についても、実は公園西駅の特別会計のほうに繰り出してるいうか、そういったものが中期財政計画上は、やはり言い方はちょっとあれですけども、行ってこいみたいな形の数字で計算していたんですが、今回、明確に一般会計から繰り入れるもの公園西駅のほうからこちらに、一般会計に戻すものというものを両方計上させていただいたということがございますので、実際の歳入歳出の総額が膨らんだというような経緯がございます。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) ちょっと今の説明、よくわかんなかったんですけど、歳出は当初より予定をしていたということですよね。公園西駅、一般会計から繰り出すことは予定をしてたということですね。基本的に、この5億1,000万円は見込んでなかったんですね、中期財政計画のほうには。その見込んでなかったっていうか、その後、歳入が入ってくるだろうことは予想できたんだろうけど、何で抜けちゃったのかっていうことが聞きたかったんですけど、それはどうですかね。要するに、連携が悪かったのかどうか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) そうですね、やはりちょっと中期財政計画上は、当然保留地っていうのは売れていくっていうのは、財政サイドとしても予測はしていましたけども、少し早目な形で入ってくるっていうことがあったもんですから、そういったところで、31年度時点ではちょっと見込めなかったという、中期財政計画を策定する上での31年度についてはちょっと見込めなかったということでございます。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) じゃあ、財政部局が予想したペースより上回って、公園西駅の保留地が処分できそうだっていうことが、ある意味、一旦、区画整理課からアンサーとして来たっていう了解でいいわけですね。  じゃあ、区画整理課に対して聞きたいんですが、この5億1,000万円の積算根拠っていうのを教えてください。5億1,000万円の積算根拠。 ○議長(川合保生君) どこがお答え。建設部。            [「そりゃ建設部ですよ」呼ぶ者あり] ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(角谷俊卓君) 5億1,000万円の根拠ということですけれども、保留地の処分金が9億6,900万円、それから区画整理事業費として2億9,700万円、それから償還金として1億5,100万円、それから償還金利子として830万円で、差し引き5億1,100万円というとこで、済みません、ちょっと言い方があれでしたけれども、9億6,900万円から先ほどの区画整理事業費としての2億9,700万円償還金の1億5,100万円、利息の800万円を引いた金額が5億1,100万円という形になります。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) ちょっと今ここで細かく計算できないんで何なんですが、何となくニュアンスとしては、ある程度緩く見積もって、この金額を出したんだよっていうことの理解でいいですかね。だから、多少余裕を持って算出してるよっていうことでいいのかな、違う。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(角谷俊卓君) 言葉がちょっと適切かどうかわかりませんが、余裕を見てなるやっぱり財政難であるもですから、そのところはなかなかうまいことの表現はできませんが、一応積算をして5億1,100万円という形でお願いしたい思います。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) わかりました、済みません。  では、次、歳出なんですけど、3億8,500万円、事業費、普通建設事業において減額したっていうのは、これは結局、さっきお話があった、リニモテラスが繰り送りになったっていうのもこの中に入ってるっていう理解でよろしいですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) そうですね、中期財政計画上は、リニモテラスについては、31年度から、そういうふうに整備していくっていうような形でしたけども、やはりそういう問題、繰り越しというのは設計が繰り越すということもございますので、そういったとこは影響しているか思います。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 経常経費を見込みより1億5,300万円減額したとあるんですが、答弁で。ただ、これ、いわゆる当初、中期財政計画の中で1億5,300万円見込んでいた部分というのは、当然ながらこれは人口増の行政需要の増加、そういった部分でアッパーで見込んでたもんだ思うんですよね。なる単純に削ったっていうことで、じゃあそこの見込んでた部分のものが担えないっていうことになるは思うんですけど、単純に、その財政部局として、この辺はどんな指示をしたんですかね、もう単純に金額で切ってしまったのか、例えば経常経費の中で、その優先順位というのをきちんと精査をしなさいっていうようなとこまでを指示をしたのか、その辺はどうですか。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 先ほどの午前中の答弁でもお話しさせていただきましたけども、7月に事業費調査を行った上で、当然歳入っていうのは市税の見込み、その他補助金等の見込みをした上で歳入の総額、決まりますので、そこからいろいろその事業費に係って、投資的経費に充てれるような経費っていうのを算出していたわけなんですが、今回、その経常経費を対前年度に抑えることでというような答弁をさせていただいたんですが、実際、そういったのを枠配当ということで、各部に枠を配当させていただくのは財政の仕事なんですけども、そこから各部の部長査定ということで、どうしてもやはり必要なものについては、部の中で調整をしていただくということで配当させていただいておりますので、当然財政サイドが全てを切ってるわけではないんですけども、例えばどうしてもこの金額ではできないものというのは部の中で調整をしていただくそういうような配当でございます。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 要するに、何が気になってるかということ、切り方がすごく気になってるわけで、そこの辺の切り方をどうやって切るかっていうのがきちんと共有できてるか、ある意味、そこまで細かい指示を出す、そこのガバナンスっていうのは財政部局だけでもできない思うので、これは執行部全体で共有して、切っていかなきゃいけないということだ思うんですね。これは多分、永遠に続くことだ思うので、中期財政計画中は。だから、その辺の切り方っていうのを、やっぱり執行部内できちんと共有をしていただいて、当然ながら市長、副市長なりがきちんとガバナンスをして、ちゃんと切っていくっていうことを念頭に置いていただきたいないうことをお願いをさせてもらいます。  答弁で、要するに経費をどうやって削っていくか、その中で、例えばアウトソーシングなんかも一つの提案なんだよということ、答弁にありましたよね。窓口業務なんかもアウトソーシングしていきたいというようなお話もあったんですが、例えば、以前提案をさせてもらってるんですが、デジタルサイネージの導入、こういったものも、ある程度いろんな近隣の自治体でも割進んでいる、名駅なんかの再開発にもデジタルサイネージってすごく導入されてますよね。本当にイオンなんかでも、小さいデジタルサイネージ、いろいろ展開をされてるんですが、こうしたものの導入っていうのはアウトソーシング以上に経費削減になる思うんですけど、いかがでしょうかね。 ○議長(川合保生君) 総務部次長。 ○総務部次長(浦川 正君) 御提案ありがとうございます。以前、そういうようなお話も伺っております。デジタルサイネージというようなことで、やはり少しそういう、物件費はかさむかもしれませんけども、そういったものを活用して人件費を抑えていくっていうのも一つの手法だ思いますので、ちょっと今の庁舎の関係で、今の庁舎のところでどこまでできるかっていう問題もありますので、この辺については、新庁舎の絡みもありますけども、そういった中でも調査研究していきたい思います。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 当初、この一般質問の通告の中で、一つアウトソーシングのやり方っていうのを提案しよう思ってたんで、それはまた次の機会あればやりたいんですが、やっぱりアウトソーシング、いわゆる事業費を圧縮していく中で、経費を圧縮していく中で、何をどうアウトソーシングしていくかっていうのは非常に大事だ思うので、この後の質問にもかかわってはいくんですが、アウトソーシングの仕方っていうのも、ある程度ビジョンを持ってやっていけば、非常に経費削減にはなっていく思うので、執行部の皆さんで共有をしていって、進めていっていただきたいなというふうにお願いをして、この項を終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。10番佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 3項目め、学校地域のかかわりについて。  1、コミュニティ・スクールについて、平成22年、23年一般質問で京都市の視察の内容を踏まえて提案をしてまいりました。その際の答弁は、考えていないということでありましたが、現在、小学校区ごとのまちづくりを進める市として、コミュニティ・スクールに対する考えはどのようでしょうか。  2つ目、地域コーディネーターの現状今年度の評価を踏まえて、次年度以降の活用をどのように考えているかお答えください。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育長。               [教育長 川本 忠君登壇] ○教育長(川本 忠君) それでは、学校地域のかかわりということで、2点御質問をいただきました。順次御答弁させていただきます。  1点目について、コミュニティ・スクールは、学校地域住民が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能なる地域とともにある学校への転換を図るための有効な仕組みであるは認識しております。  教育委員会としましても、地域で学校を支え、かかわり合いながら、向上心を持ってともに成長することを目指し、幅広い地域住民、団体等の参画により、子どもたちの成長を支え、学校地域を結びつけるための組織なる地域学校協働本部の立ち上げを目指し、取り組みを今、始めているところであります。  まずは、この地域学校協働本部における活動を軌道に乗せ、将来の長久手版コミュニティ・スクールの導入につなげたい考えております。  2点目について、地域コーディネーターの活動については、今年度は主に登下校の見守り、英語や環境整備など、ボランティア支援、関係機関の情報共有等に取り組み、組織化への第一歩を踏み出したところです。  今後は、保護者、地域住民及び既存のボランティア団体等に対し、設置する目的や仕組みなどの理解を図るとともに、これらの方々連携を図っていきたい考えております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 答弁としては、非常に大きな前進だというふうに理解をします。これまで本当にいろんな機会を捉えて、コミュニティ・スクールやりましょう、やりましょうって提案をしてきたんですが、答弁として、コミュニティ・スクールっていう言葉が出てきたのは、多分初めてだ思います。それまで、やはりそういう観点はなかったのかな、やっぱり学校評議員制度、協働本部、こうしたものということでずっとかわされてきた感があるので、長久手版というふうに冠をつけて、コミュニティ・スクールという答弁をいただいたのは初めてではないか思うので、非常に前向きな答弁だというふうに、答弁としては受けとめるんですが、1つ、ちょっと地域コーディネーターのことに対して質問をさせていただきたい。
     地域コーディネーターの予算がついたときに、非常にどういったことをやってもらいたいかっていう説明を予算委員会で受けたときに、ううん、ここからコミュニティ・スクールにはなかなかいかないんだろうなっていうふうに実はそのときに思ったんですね。今、ちょっと答弁の中であって、今、長久手小学校で地域コーディネーターさんに担っていただいてる、元校長先生がやっていただいてるということで、主に登下校の見守り、英語や環境整備などのボランティア支援っていうことなんですね。関係機関の情報共有、この辺ちょっとあやふやなんだろう思います。  でも、この活動って想定内ですよね。別に校長先生であった方なら、この辺のことは課題も何も全てわかってるし、今までの教職員でも、こんなことやってることばっかりですよね。だから、あえて地域コーディネーターが取り組むとか、全く成果にはなっていないんじゃないかなっていう評価だ思うんですけど、これ、地域コーディネーターに今後、今答弁のあったことをやってもらおうする人選ってもう一回考え直したほうがいいんじゃないのって思うんですけど、いかがですかね。  要するに、学校側からの人の目線だやっぱりなかなかこういったものになってしまうと思うんです。やっぱり地域発の視点っていうのが、今後、その地域コーディネーターの役割って、今答弁であった役割っていうのは非常に必要だ思うんですね。だから、その人選の転換っていうのは非常に必要じゃないかな思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 今、言われたような地域協働本部の人選って、コミュニティ・スクールに対する……。           [「地域コーディネーター」呼ぶ者あり] ○教育長(川本 忠君) 地域コーディネーターの人選は、今現在行っているのは、あくまでも学校の中に地域の方からどれだけ入っていただくか、学校ボランティアや保護者、それから学校が困ってる問題で、こういう人が欲しいということの中を取り次ぐのが今の地域コーディネーターの役割でありますので、今までは学校の、例えば教頭先生とか校務主任の方々がやってた部分を、地域コーディネーターが中に入って、専属的にやってもらってますので、そういう意味では幅広い情報、それから、今、長久手小学校だけではなくて、ほかの小学校にも足を運んでもらいながら、その状況の確認等をしていただいておりますので、逆に言う今わかった校長先生のOBの方がやってますんで、ほかの学校の状況もわかりますんで、そういった情報をとるのは、逆に早く動けるかなというふうには思っております。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) そこがちょっと違うっていうか、もうそんな課題わかってるんですよ、皆さん。だから、逆に言うそれを解決する人材、解決できる人材を引っ張ってこれる人材が地域コーディネーターが担わなきゃいけない思うんで、やはりコミュニティ・スクールに求めるポテンシャル、役割っていうのは、もうおのずとわかってる思うんですけど、基本的には、僕はインクルーシブ、こちらの実践、こうしたものに対してコミュニティ・スクールっていうのは非常に有効に働いていくんだろう思う。  例えば、今の教員の、いわゆる働き方や時間帯、スキーム、そういうようなものの中で、どうしてもエアポケットみたいなところが出てきてしまうんですね。そこでやっぱりおろそかになってしまうのが、特別支援学級への支援だったりするんですよね。だから、そういうものに対しては非常に有効だし、そこの課題っていうのは教員の方は皆さんわかっているので、じゃあそこをフォローできる人材は地域にどれだけ、どういう人がいるのかっていうのが一番知りたい情報だろうし、そこの人捜しっていうのが一番大事な仕事だ思うんですね。だから、その部分では、やっぱり地域コーディネーターの人選っていうのはもうちょっと考えないなかなかこれはどんどんどんどん、非常にやるんだったらスピード感を持ってやってってほしいし、これなかなか見つからないんじゃないか思うので、やっぱりその辺の人選の転換はちょっとしてもらいたいな思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 今言われた地域コーディネーターにつきましては、今、校長先生のOBの方でやってもらってます。状況がわかってますので、スピードを持ってやるには、今は適任だ思ってます。とりあえず今は地域協働本部ということで、学校にどれだけの方がかかわるかの組織化がまず僕は大事だ思ってますので、コミュニティ・スクールは、あくまでも学校運営協議会ですので、学校の方針とか、そういったことに意見やなんかを述べていただくことはいいんですけども、実際支えてくれる方が一番僕は問題だ思ってますので、その組織化をやはり一番優先に今はすべきだ思ってます。  そういう意味では、今の校長先生のOBの方のコーディネーターの動き方は、スピーディーにやっていただいておる僕は思っております。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 僕はなかなかそうは思えないんですけど、それはそれでよししましょう。  もう一つ、コミュニティ・スクールの役割として、やっぱり地域の人ある意味、財源とともに人がやってくるということが一つある思うんですね。学校の業務で、いわゆる学校教育以外のいろんな業務がある思うんです。例えば飼育小屋の維持管理であるとか、発展的に言えば部活動の指導であるとか、そういったものも基本的には地域である程度お手伝いをしてやる、部活動の中心にはちょっとなれないかもしれないんだけど、例えば、いろいろ畑の作業だとか、アサガオの飼育であるとか、野菜の飼育であるとか、飼育小屋の維持管理であるとか、そういったことは非常に財源を持って地域の方がやってくれる可能性は十分にある思うんですね。だから、その辺の連携っていうのは非常に、地域の情報を物すごい知ってる人じゃないなかなかわからない。点点を線でつないで面にしてっていう作業なんで、なかなか学校の中にいた人じゃわからない思うんで、やっぱり学校なんかの情報は必要かもしれないけど、もうこれ大体わかってる思うんですね。先生もみんなわかってる、先生に聞けば、こういうこと足りないんですよ、こういうことやってほしいんですよ、ここにどうしてもすき間があるんですよっていうことはわかってる思うし、やっぱり保護者のほうも十分理解をしてる思うんで、地域がカバーできるような人材っていうのを発掘できるような地域コーディネーターであってほしいし、そこをブラッシュアップしてコミュニティ・スクールに持っていってもらいたい思うので、ぜひ教育長の熱意を持ってその辺を取り組んでいただきたいというふうにお願いをさせてもらいますが、いかがですかね。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(川本 忠君) 先ほどから申し上げてますように、私のほうとしては、まずは組織化ですね、応援していただける応援団にどれだけの人が集まってくるか、その人たちによっていろんな情報がまたコーディネーターさんにも集まってきますんで、それはうまく作用すればいいのかなというふうに思っております。 ○10番(佐野尚人君) 終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問に移ります。10番佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 4、スポーツターミナル構想総合型地域スポーツクラブについて。  1、構想の進捗状況はどのようか。  2、構想にかかわる施設の運営をどのように考えるか。  3、総合型地域スポーツクラブの運営をどのように考えているか。  4、総合型地域スポーツクラブに部活動の指導ができないか。  4点お答えください。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 加藤正純君登壇] ○くらし文化部長(加藤正純君) スポーツターミナル構想総合型地域スポーツクラブについてお答えいたします。  1点目について、スポーツ施設の整備は、平成30年10月から平成31年度末までの期間で、長久手市スポーツ施設等整備計画の策定を進めています。現在は、配置計画、施設規模、施設計画、導入機能などについて複数案の検討を進めています。  2点目について、スポーツ施設の整備、運営は、公共民間事業者が連携して公共サービスを提供するPPP、PFIの導入の可能性を検討していきます。  3点目について、総合型地域スポーツクラブの運営は、地域や関連団体連携して、自立したクラブを確立したい考えています。  4点目について、部活動の指導は、総合型地域スポーツクラブが地域連携してスポーツリーダーを育成し、学校部活動の連携を図ることなります。ただし、現状はクラブの自立運営ができていない状況であるため、部活動の指導者を派遣する段階ではない考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) そのとおりですよねっていう御答弁をいただきました。  余り時間もないので、ちょっと大きな枠でお話をさせてもらいたいんですが、従前からこのスポーツターミナル構想っていうのは施設じゃない、ネットワークですよっていうような答弁だったんですね、市としての答弁というのは。今、基本構想ができて、整備計画になって、割施設ばっかりに焦点が当たってしまってるっていうか、そこにばっかり気が行ってしまってる。PPP、PFI等のテクニックのことばっかりがちょっと先走っちゃって、その人材をどうやって動かしていくかっていうのが、ちょっと抜け落ちてるんじゃないかという気がするんですけど、要は、地域総合型スポーツクラブ、こちらの立ち上げもずっと従前から、ないときから提案をさせていただいたので、非常にそこの思いもあるんですが、ここの総合型地域スポーツクラブを、どうやって整備計画にっていうか、やっぱりターミナルに戻してもらいたい思うんだけど、ターミナルの中にどうやって組み込んでいくのか、ある意味体育協会であるとか、スポーツ推進委員さんとかものもどうやって組み込んでいくのかっていうことを、全部パッケージして考えていかないこのターミナルの構想っていうのはまとまっていかないんじゃないか思うんですね。そこが抜け落ちちゃう結局はPPPやPFIっていうものに影響をしていく思うんですよね。だから、ある意味、このPPPやPFIの計画っていうのも、変な話、総合計画よりも長いスパンになる可能性は十分にあるじゃないですか。  ということは、逆に言う総合型地域スポーツクラブの運営なんかも、例えばSPCのプロポーザルに対して、もう全部それを任しちゃってもいいぐらいの話だ思うんですね。逆に言えば、そこが全部パッケージしていれば、じゃあ、もうその30年間の地域総合型スポーツクラブの運営も、体育協会の運営も、全部じゃあそのプロポーザルに委ねましょうっていうふうなビジョンも一つこれはありだ思うんですけど、やはりその辺の位置づけ、分け方っていうのをちゃんとはっきり、今の時点ではっきりしとかないやっぱり施設をつくるテクニックばっかりにどんどん走っちゃう人材とか、いわゆる従前から言われていたターミナルのネットワークの構築みたいなのが抜け落ちていくんじゃないか。どの方法が正しいとかは言ってないんですよ、だから、例えばそういう考えもありなんじゃないかということを思うんですけど、いかがでしょうかね。 ○議長(川合保生君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(川本保則君) 御提案のとおり、いろいろな考え方がありますので、今後は建物のこともそうですけど、人材育成も含めて、いろいろ考えていきたい思います。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) 非常に突っ込んだ質問をしてるので、非常に頼りない答弁はやめていただきたい。  やっぱり、どこまでパッケージをしていくかっていうものは非常に大事なことなので、その辺は市として、早いうちの段階で、見きわめっていうのは、青写真っていうのは描いていったほうがいいよっていう提案をしてるので、その辺、どう考えているかっていうことを聞いているので、答えてほしいな。 ○議長(川合保生君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(加藤正純君) さきにまとめさせていただいたスポーツターミナルの基本的な考え方の中に、いわゆる地域が持つ人材の活用、育成ということで、埋もれた人財の活用だとか、それから、新たな人財の活用というのはしっかり位置づけておりますから、この点の要素については、きちっと実践すべきことであるというふうに考えております。  あくまで、PFI、PPPというのは、その整備の手法ですので、それこのソフト面については、また別物である思っています。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) だから、さっきからそうじゃないんじゃなのっていうことを言ってるので、結局、何でかっていうさっきでも言ったように、もう総合計画よりも長いスパンになる可能性があるじゃないですか、この計画っていうのは、ある意味。だから、人材育成も含めてプロポーザルで委ねたらどうかっていう発想はありなんじゃないのっていうことを言ってるので、逆に言う今そこで停滞してるソフトの部分が、それによって動く可能性もありますよね。だから、変な話、ある程度のガイドラインみたいなビジョンは持ってなきゃいけない思うんだけど、細かいことのやり方については、プロポーザルに委ねるっていう方法も一つありだ思うので、その辺は、民間の発想でいろんなものが出てくる可能性はあるし、そこを含めてプロポーザルで選べるっていうのは、非常にこの選択肢が広がってくるんじゃないかな思うので、やっぱりハード面の整備だけにとらわれずに、ソフトの部分も、もうちょっと入れ込んで考えてほしいということをお願いしてるので、もう一度答弁、お願いできれば。 ○議長(川合保生君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(加藤正純君) 議員おっしゃったとおり、この件については、例えば総合型地域スポーツクラブにも将来的にはかかわってくることである思ってます。なかなか長久手の人材だけで、これ全てが賄える思っておりませんので、そのあたりの御提案については、当然民間のアイデアだとか資力を活用しなければならないというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 佐野尚人議員。 ○10番(佐野尚人君) スポーツ施設の整備については、従前からも農総試にやったらどうか、そこに対して十分にかかわってもらったらどうかとかいう、ある意味壮大な提案もずっとさせてきてもらっているので、そういう意味では、本当にリニモとかいろんなものを利用しながら、本当にジブリパークとも連携すればいい思うので、そういったことでも広くパッケージをしながら、このターミナル構想、ネットワークっていうのを構築していっていただきたいということをお願いをしまして、終わります。 ○議長(川合保生君) これをもって通告者の質問を終了します。  関連質問の準備をしますので、しばらくお待ちをください。  それでは、長久手グローバルネットの関連質問に移ります。ありませんか。3番なかじま和代議員。 ○3番(なかじま和代君) ジブリパークについて関連質問します。  ジブリパーク開園によるにぎわいを観光資源位置づけて、市内事業所が活気づき、市の財政も潤うことが大切だ思っています。  三鷹の森ジブリ美術館に会派で行ったときも、外国から訪問の方は大型バスで隣の駐車場に来て、だあっと入って、また大型バスに乗って帰っていくんですね。やはり宿泊施設がない中部国際空港からバスで長久手に来て、ジブリパークを楽しんだら、また帰っていってしまうんじゃないか思います。一番はオフィシャルホテルだ思うんですけれども、どのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(川合保生君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(加藤正純君) 宿泊施設につきましては、まず、市のほうで取り組む予定はございません。民間のほうでどんな動きがあるかということでございますけれども、今年度については、まだ情報収集の段階でございます。これから、そういった情報についても注視していきたいというふうに考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。3番なかじま和代議員。 ○3番(なかじま和代君) ありがとうございます。民間の方なので、どう出てくるかっていうことなんですけど、出てきたときに受け皿として、公園西駅、ホテル建てれますよっていうような状態に今ないので、そのあたり考えていただきたい思います。  今、一番簡単に考えられるのが、市内に民泊施設がどれぐらいあるのかということオフィシャルホテルがないなら、国内の方、観光に見えたときに、長久手に長く滞在して、長久手のお店で食べてっていうことには、やっぱり民泊程度でもいいのかな思うんですけども、民泊の開業を助けるような事業を考えないか思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(角谷俊卓君) まず、民泊の規制を緩くしたっていうのは、確かにオリンピックのときからだ思うんですけれども、長久手の今の実情がどういう状況なのかっていうのは、済みません、今資料がありませんし、把握をしておりません。  今後、そういうのを活用していくかどうかというのについては、個人の財産でもありますので、その方がどのように活用されるかっていうのは、個人の自由になりますし、我々があっせんして、ここに民泊ありますよということは、今のところ、する予定はございません。 ○議長(川合保生君) 再質問。なかじま和代議員。 ○3番(なかじま和代君) ありがとうございます。  個人の財産、もちろんそのとおりなんですけども、よその市町で温泉があるところだったり、大阪のユニバーサルスタジオのところでも積極的に民泊、開業したりしてるので考えていただいて、もし申し込みがあったとき、スムーズに動けるような体制をとっていただきたい思います。  3項目めの学校地域のかかわりについて、義務教育期間中に長久手市から市外の県立の特別支援学校に通うお子さんたちがいます。平成29年の法改正で、そのコミュニティ・スクールを教育委員会がつくるように努力義務化されたんで、今回コミュニティ・スクールという言葉が、この、何ですかね、教育振興基本計画の案の中にも出てきたんではないか思うんですけども、やっぱり長久手市の、障がいをお持ちでも長久手市のお子さんですので、コミュニティ・スクール、県がつくりますよいうときに、長久手がどう考えて、どんな形で地域の子どもとして意見を言っていくか、積極的にかかわっていくべきだ思うんですね。県の連携について、特別書いてあるところがなったので、ぜひそのあたり取り入れていただきたい思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育部長。 ○教育部長(川本晋司君) 県の特別支援の関係で、コミュニティ・スクールということを言われておるわけですが、ちょっと今の状況では、どのようにお答えしていいのかわからないというのが正直なところです。  このコミュニティ・スクールに関しては、国のほうもさまざまな定義を設けておるわけですけども、長久手市の教育委員会としては、今の義務教育の学校に対する協議会のほう、どのように今後立ち上げていくかということを審議していくということになる思いますので、そこの中で、そういったことが発想できればいうことで考えていきたいは思います。 ○議長(川合保生君) 5分を経過しましたので、なかじま和代議員の関連質問は終了いたします。  ほかに関連質問はありませんか。4番山田けんたろう議員。 ○4番(山田けんたろう君) 済みません、もうしばらくおつき合いください。  私もジブリパークに関しての関連質問なんですが、ジブリパークは佐野議員がおっしゃったように、会派視察で訪れた際に、8割方のお客様が外国の方でした。昨年、国のほうでも入管法が可決されて、これから外国の方がたくさん長久手市にも訪れるのですが、現在の長久手市役所、電話対応も含めて、外国の方への対応の仕方はどのようでしょうか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 外国人の方が見えたときの窓口対応ということでよろしいですかね、とか電話の対応ということだ思いますが、外国人に対する窓口の対応につきましては、日本語を話すことができない方は、通訳の方一緒に来庁されることが多いです。そういうこともありまして、現在のところは大きな問題にはなっておりません。ただ、そういった通訳の方がいないとかもありますので、そういう方に関しては、外国語を話せるような職員が対応したり、アプリを使って対応してるというのが現状でございます。  あと、代表電話の問い合わせに関しましては、国際交流協会の協力を得まして、通訳の対応をしてるというような状況でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。山田けんたろう議員。 ○4番(山田けんたろう君) 御答弁ありがとうございます。  私が調べた結果でも、やはりそのような対応になっておりまして、1日で済むことが数日かかったり、また、県のほうのしかるべき施設へ相談を転送されてしまったり、また、通訳の方を探したりとか、英会話のできる方以外の国の方は大変に苦労されているというのをお聞きしています。  最近は隣接市の名古屋市でも、手のひらサイズで持ち運び可能なAI通訳機っていうのを採用しまして、地下鉄や私鉄、名鉄さんでも導入されて、また、中部国際空港でも使われております。自治体でも忍者で有名な甲賀市さんが採用されておりまして、窓口対応はもとより、また、部課の中でも共有が可能ですし、あと、持ち出しが可能ですので、福祉面での市の職員が訪れてAI通訳機で対応することも可能。そして、N−バスで外国の方が乗られてきたときも、N−バスの運転士さんも対応が可能っていうことで、こういったAI通訳機の導入などを検討されてはいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(水野 泰君) 通訳機ということですけども、今、窓口での試行に向けた調査研究を実は始めたところでございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。山田けんたろう議員。 ○4番(山田けんたろう君) ちょっと本当に知らなかったので、ぜひやっていただきたい願います。  また、ジブリパークの関連なんですが、加藤議員や大島議員、そして佐野議員も、街路樹の緑化に関して質問をされて、心配をされておりました。昨年の夏の台風のときにも、市内の街路樹の高木が25本倒れまして、それで、いまだにまだ修理がされておらんというか、改修がされておらん現実があります。  今後、こういった街路樹の緑化、街路樹をどんどんふやしていくっていう面で、私もその夏の台風のときに、市役所からの帰りに高木が倒れる場面に出くわして、土木課さんに電話をして対応させてもらったっていうのもあるので、そういった事故対応とか管理の面っていうのは考えられて、そういった緑化を進められているんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(角谷俊卓君) 今おっしゃるのは、県道で県が管理する部分については、倒れたという通知というか、報告は県のほうにしてありますし、県がそれをどのように対応するかというのは、済みません、私どもでは確認とっておりませんが、今後、例えば県道で市が管理する場合にあっては、例えば台風で木が倒れたりなんかすれば、長久手市の管理でまた復旧するということを考えております。 ○議長(川合保生君) 5分を経過しましたので、山田けんたろう議員の関連質問を終了します。  これをもって、長久手グローバルネット、佐野尚人議員の代表質問を終結します。               ―――――――――――――― ○議長(川合保生君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回は、2月25日午前9時30分から本会議を開きます。  本日はこれにて散会します。                 午後5時51分散会...