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平成28年第4回定例会(第3号12月 6日)

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  1. 長久手市議会 2016-12-06
    平成28年第4回定例会(第3号12月 6日)


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    平成28年第4回定例会(第3号12月 6日) 平成28年第 4回定例会             平成28年第4回長久手市議会定例会(第3号) 平成28年12月6日(火)午前9時30分開議 1.本日の議事日程  日程第1  一般質問         (個人質問)        田 崎あきひさ 議 員        ささせ 順 子 議 員        吉 田 ひでき 議 員        じんの 和 子 議 員        岡 崎 つよし 議 員        木 村 さゆり 議 員 1.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ
    1.会議に出席した議員    議 長 伊 藤 祐 司   副議長 岡 崎 つよし    1番  上 田   大   2番  林   みすず    3番  なかじま和 代   4番  山田けんたろう    5番  大 島 令 子   6番  ささせ 順 子    7番  木 村 さゆり   8番  山 田かずひこ    9番  青 山 直 道   10番  佐 野 尚 人    11番  田 崎あきひさ   12番  吉 田 ひでき    13番  さとう ゆ み   14番  じんの 和 子    17番  加 藤 和 男   18番  川 合 保 生 1.会議に欠席した議員    な し 1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │市長       │吉田 一平  │副市長      │鈴木 孝美   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │参事       │平野 泰久  │市長公室長    │鈴木  裕   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部長     │布川 一重  │くらし文化部長  │高嶋 隆明   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部長     │山下 幸信  │建設部長     │浅井十三男   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │消防長      │吉田 弘美  │市長公室次長   │中西 直起   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │総務部次長    │青山  均  │くらし文化部次長 │加藤 正純   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │福祉部次長    │成瀬  拓  │建設部次長    │加藤 英之   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育長      │堀田まゆみ  │教育部長     │加藤  明   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育部次長    │川本 晋司  │         │        │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 1.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長 角谷 俊卓  議会事務局 局長補佐兼議事係長                             貝沼 圭子                  午前9時30分開議 ○議長(伊藤祐司君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。  これより日程に入ります。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 日程第1、一般質問を行います。  個人質問の通告がありましたので、発言を許します。  この際、申し上げます。  通告者の質問時間は、長久手市議会会議規則第59条第4項の規定により、当局の答弁を含めて60分といたします。  質問は、質問席で質問項目ごとに通告の範囲において簡明に発言願います。また、再質問の回数は制限しないことといたします。  当局の答弁は、質問事項の1回目は登壇し、再質問は自席で的確、簡明に発言してください。  なお、関連質問は認めないことといたします。  それでは、個人質問に入ります。  まず、田崎あきひさ議員の個人質問の発言を許します。11番田崎あきひさ議員。             [11番 田崎あきひさ君質問席登壇] ○11番(田崎あきひさ君) 皆さん、おはようございます。今回は、5項目質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  1項目めは、避難所運営などについて質問をさせていただきます。  (1)長久手市が定めている避難所については、最大25カ所、長期避難所については15カ所、収容可能人数は5,376人とされています。人口急増地域や人口の張りつきなどと避難所の位置のバランスが考慮されるべきでありますが、市は現状の課題と今後のあり方についてどのように考えているか。  (2)開設される避難所によって、届ける物質の内容や質に違いが出て、一方で供給物資が行き渡らず、一方で供給物資を破棄するといった避難所間の不公平感が生じるようなケースが既に事例としてあります。その類いの風評で一定の避難所に人が集中してしまうといった懸念があるが、救援物資を配分する際の市の前提はどうなっているのか。また具体にどのようなオペレーションで配給物資の分配がなされるのか問う。  (3)長久手市地域防災計画において明示されている応急仮設住宅建設可能場所は市内9カ所、建設可能戸数がたった189戸ということであります。これは被害想定に照らし十分であるか。  (4)現有通信設備については十分か。  (5)長久手市地域防災計画において市が明示した「急傾斜地崩壊危険箇所」、これは傾斜地の斜面の傾斜が30度以上高さが5メートル以上の急傾斜地で人家が1戸以上、または公共的建築物に被害が及ぶおそれのあるとされた箇所、これが21カ所、11カ所と書いてありますが、21カ所調べたらございました。また、土砂災害危険箇所通称イエローゾーン)、土砂災害特別警戒区域通称レッドゾーン)、これは急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、住民等の生命、財産または身体に危害が生じるおそれのある、または建築物に破損が生じ、住民等の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる区域が市内に5カ所ございます。これら危険箇所を環境改善する必要について、市の考えはどのようか伺うものであります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、避難所運営等について5点質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、本市は15カ所の長期避難所で、できるだけバランスよく避難者全員を収容することとして考えています。長久手市地域防災計画では、長期避難者数を南海トラフ地震においては約2,500人、猿投山北断層地震では約3,000人と想定しており、収容可能であると考えています。しかし、熊本地震においては、高層マンションの被害も発生しており、高層マンションが被災し、居住できなくなった多くの住民が避難所に身を寄せることとなりました。そういった際の事例の情報収集を行うなど研究していきます。  2点目について、長久手市災害初動ガイドラインで担当する班を指定し、避難所へ物資等を届けることとしています。物資の配分については、それぞれの避難所において避難者数を把握し、災害対策本部に必要な物資を要請します。その要請に基づき、避難所に物資を配分することにより一部の避難所に物資が集中することを防ぎます。その際には、どの避難所に何をいつ配分したかについて記録を残すこととしています。なお、物資の数量不足により、避難者全てに配分できない場合は、けが人や病人、子どもや高齢者等優先順位をつけ、臨機応変に対応する必要もあると考えています。  3点目について、長久手市地域防災計画に記載している南海トラフ地震の被害想定における全壊・焼失数は、最大約300棟、猿投山北断層地震の被害想定における全壊数は約830棟、炎上出火件数が26棟であることを考えると十分とは言えないため、今後さらなる建設用地の確保を検討していきます。  4点目について、現有通信設備については、愛知県とは高度情報通信ネットワークの地上系と衛星系で通信を確保しており、市の災害対策本部と小中学校など14カ所の避難所、5台の公用車にはそれぞれ半固定型の防災行政無線、職員間は21台の携帯型防災行政無線により通信を確保しています。また、固定電話、携帯電話等が通じない場合を考えて、衛星携帯電話も7台保有していることから、一定数確保されていると認識しています。  5点目について、土砂災害危険箇所等の改善につきましては、特に法的な義務はなく、土地所有者にて工事等のハード対策を行っていただくことになります。本市としましては、ソフト対策として防災マップの配布により、警戒や避難のための方法や情報を示し、住民に土砂災害警戒区域等の周知を図ることによって改善を促しています。今後とも土地所有者への周知を続けるとともに、土地所有者から改善に関する相談があった場合には、愛知県との協議も積極的に進め、改善に努めていきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) ありがとうございます。この後で、渋滞の話もするんですけれども渋滞も来るぞ、来るぞといって、他人ごとかなと思っていたんですけれども、やっぱりきょうはすごい渋滞をしているという状況で、避難所のことに対しても危機感を持って、当事者意識を持って深刻な事態を想定してこういう議論をしていきたいなと思っているんですね。  物資の配分についてお伺いをしますが、避難所によって物資の偏りがあるんじゃないかという住民からの危惧の声があったものですから、こういう質問をさせていただいたんですけれども、今の御答弁で物資についてのオペレーションについては、ある程度理解できました。長久手市初動ガイドラインに基づいて担当する班が避難所へ物資等を届けることとなると。担当班が災害対策本部に要請した物資を配分することで、避難所に物資が集中することを防ぐ、さらに記録もとっていきますよということで、そういう段取りだという説明でした。これは市が持っている物資のことであります。避難が一定期間たちますと、民間からの支援物資について、避難所間格差が生まれるというのが過去の事例から学ぶべきことでありましたが、民間からの支援物資に関して、そういう避難所格差が生まれないようにという対応について答弁願います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 熊本地震においても避難所にいる住民たちのSNSですか、そういった情報発信によって、特定の避難所に物資が偏るというような、そういう問題が発生したということは承知をしております。そのような事態が発生しないように、民間から提供される物資も含め、避難所への物資配分に当たっては、避難所での物資の残数を確認するなど、災害対策本部が一括的に管理するということが必要だというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) そのようにやっていただけるということだと思います。  市の地域防災計画によると、猿投山北断層の地震の被害想定が長期避難者が3,000人に達するということで、熊本の事例であったような大規模マンションの被災事例に鑑み、市の15カ所の避難所の一部が飽和するのではないかと、バランスが崩れてしまうのではないかということを危惧をしておりますが、その辺のコントロールについて、市の方針をお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 第1答弁でもお答えしましたけれども、まずは避難所の開設の部分につきましては、市内の小中学校の開設で、南海トラフ、それから猿投山北断層地震で想定している収容人員については、小中学校の長期避難所の収容人数が3,415人ということでございますので、それは収容可能ということでは考えております。ただ、議員おっしゃるように、想定しないような、例えばマンション等のそういった被害が出た場合に、これよりも多くなるということが懸念されますので、その場合は、順次小中学校のほかの、例えば杁ケ池体育館だとか、そういった別の避難所を順次開設していくということになります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 3点目の質問をしたいんですけれども、これが一番気になっています。応急仮設住宅建設可能場所について、不足をどうしますかという話をしますが、地域防災計画にあげている猿投山北断層地震、同じく先ほどの被害想定による計算は、建物の全壊が830棟で、26棟の火災が想定されている。全壊が830棟ということであります。先ほどの3点目の質問では、応急仮設住宅建設可能場所が市内9カ所に建設可能数が189戸しかないということで、この圧倒的に不足しているという部分をトイレや風呂なんかも含めて、どのように補っていくのか、また県有地や学校法人等を使えるようにならないかということも含めて提案と質問を一緒になりますが、答弁願います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 応急仮設住宅の建設場所が不足しているということで、まず仮設住宅については市の要請に基づき、県がプレハブ協会と協定を結んでおりまして、県が建設していただけると。その中で、トイレや風呂の部分についても、ある程度確保されたような仮設住宅が建設されるというふうに思っています。  それから、不足している分について、大学だとか学校法人等の土地を有効活用できないかということにつきましては、そういったことを視野に入れまして、一度対策を協議させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) やっぱり我々議員もぴりっとしないといかんなと思うのは、やっぱり来ないだろうというところがどこかにあるんですね。これを猿投山北断層地震、全壊830棟という数字が出ているので、そこまでのセーフティーネットは議員としてもやっぱり確保していきたいという思いがあります。それに対応していただきたいという思いがあります。私は、モリコロパークなんか使わせてもらえればいいのかなと思っていたんですけれども、モリコロパークはそういう有事の際は自衛隊が物資を集中して運ぶような拠点基地となっていくということを知りました。なので、それ以外、できる限り可能な県有地ですとか、学校法人なんかにそういう場所をお借りしながらも、そういうスペース、830という数字に対応できるようなところまでセーフティーネットというか、ここまでは準備していますと、努力していますというところまで言っていただきたいんですね。そのあたりをぜひお願いしたいと思います。  4点目の通信手段については、一部エリアで通信障害が続くというような事例が多々見られます。これに関して長久手市の避難所でWi−Fiと充電設備、充電サービスというのを民間から確保、提供できるよう動いていただきたいなと思うんですが、そのあたり答弁願います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) おっしゃる点につきましては、避難所においてWi−Fi等のそういった通信の確保ということで、これ今、我々に少しそういったところが考えがないところがありますので、これは非常に個人個人が情報を取得するという部分では大事なことだと思いますので、これにつきましては、他市町の事例等一度研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 我々もそうですけれども、そういう被害に遭ったときに一番困るのが、この通信手段が断たれたとき、Wi−Fi、通信障害が続くとき一番困ります。それと同時にモバイルバッテリーが切れてしまったとき困ります。なので、どうやって解決しているかというと、民間の通信事業者がそういうときにCSRですね、社会貢献の中で電話会社さんが例えば熊本の事例ですけれども、現場に無料で衛星電話を貸し出したですとか、バッテリーを貸し出しているだとか、Wi−Fiを設置した、そういう事例が既にあって、長久手市でもそういう対応を他市町に先駆けてこの辺では装備しておいていただきたいというお願いであります。ぜひこれは整えていただきたいと思います。  5点目の質問の中で、土砂災害特別警戒区域土砂災害警戒区域、いわゆるレッドゾーンとイエローゾーンの違いなんですけれども、レッドゾーン、土砂災害特別警戒区域、これが市内に5カ所のうち4カ所あります。土砂災害警戒区域、これが市内に5カ所のうち1カ所あると説明を受けています。特別警戒区域のほうですね、急傾斜の崩壊が起きたときに住民等の生命、財産、または身体に危害が生じるばかりでなく、生命に著しく危害が生じるというのがレッドゾーンのことである。これは法律上、防災計画なんかに公表すればいいというレベルなんですね。公表すればいいというレベルではありますけれども、公表されている以上、この危険箇所を5カ所、市長の出身母体の地域も含まれていますけれども、これを何とか危険じゃないようにしていくような働きかけということをしていただきたいと思います。特に、土砂災害警戒区域イエローゾーンのほうでは、警戒避難に必要な情報を住民に周知させるために、印刷物やその他の措置を講じなければなりませんと。これ講じなければなりませんということをやっているのかという部分と、いわゆるレッドゾーン、特別警戒区域内では、土砂災害を防止するための対策工事、開発行為については対策工事が必要ですと。また建築物の構造規制、これは土砂災害に対する安全性を確保させるための構造規制、これについて確認をしているのかという部分ですね。今、既に行っている対応について、それと今後その危険箇所をどうにか取っ払っていくほうがいいのか、そのままでいいのかという部分の現状の市の見解をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 御質問いただいた件につきまして、議員の言われるように、まず急傾斜地の崩壊危険箇所が指定されております。またその中といいますか、それ以上の基準に基づきまして、土砂災害危険箇所ということでイエローゾーンと、それから特別警戒区域ということでレッドゾーンが公表されております。これにつきましては、まず皆さんに知っていただく必要があるということで、周知のほうについては、これまで最初の御答弁のほうでしたように、周知の方法として防災マップの配布をさせていただいて、防災マップのほうにそういった記述がされておるということ、それからその土地所有者に関しては指定する際に、愛知県のほうからも直接所有者の方にそういった旨の周知をさせていただいているという方法をとらせていただいております。  その対策工事については、基本的に個人のほうで、所有者の方で対応していただくというのは原則になっておりますので、それも含めて御案内させていただいておりますので、所有者の方から御相談等あれば、県のほうにも紹介しながら相談に応じていきたいなというふうに考えておりますが、市で直接、対応工事をするということは、そういったことはしておりませんので、その旨もあわせて周知していきたいなということを思います。ただし、工事が全くできないかというと、そういうわけではございませんので、これまでも対策工事が行われている箇所はございます。これにつきましては、まず急傾斜地の崩壊危険箇所が指定されておりますが、さらに一定の条件をクリアしますと、急傾斜地のほうが危険区域ということで区域指定を受けることができます。区域指定を受けることによって、愛知県のほうが対応工事をするケースもございます。区域に指定すれば、全てやるということはございませんが、その中にはさらに一定の条件等々ございますので、そういった工事もされるというふうに確認をしておるところでございます。  それから建築については、特に大きな制限というのはございませんが、特に土砂災害の特別警戒区域のほうに指定されますと、建築のほうではある一定の建築制限がかかるということは確認しておりますので、例えば構造を鉄筋コンクリートをRC造とするですとか、配筋の使用等いろいろ細かい基準が規定されておりますが、そういったものをクリアすることで、そういった制限が建築の際にはかかるということでございます。  現在、既存の建物につきましては、特に調査等をしておりませんが、当然その区域に指定されるということは、その周辺に1戸以上の家があるですとか、そういった条件がありますので、全て何らか危険箇所ということでございますので、建築物はございますが、内容については確認をしておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。
    ○11番(田崎あきひさ君) 市長、最後の答弁で、していないということですので、特別災害警戒区域、市内4カ所を含め5カ所危険箇所があるという部分をそこで改善、対策を行っていないがために、周りの方が避難できなかったですとか、被害に遭ったでは困りますので、しかるべき対策をその民間の方にしていただけるような問い合わせをしていただきたい、指示をしていただきたいと思います。  この項目最後になりますが、長久手市では一般的に避難所だとか、一時避難場所という表記になっていますけれども、災害対策基本法の絡みで改正に伴って、既存の避難場所は指定緊急避難場所、これが一時避難所のことですかね、それと指定避難所と分けて指定されるべきものであります。長久手市内の掲示物は一時避難場所、そして避難所という表記がされています。この整備が行われない状況でありますが、そのままでいいのかという部分と、逆に地域防災計画上の記述も含めて変えていくべきなのではないかということについて市の見解を伺って終わりたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 議員のおっしゃるとおり、内閣府が平成25年6月に災害時における緊急避難場所というものを指定避難場所等と書いてございます。内閣府が定めた表記と、この防災計画が異なっておることについては認識をしておりますので、それについては防災計画での記載は修正していきたいと思いますし、看板等の修正については、また今後検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。11番田崎あきひさ議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 2項目めは、長久手市のIT教育の現状とプログラミング教育への対応について、お伺いいたします。  (1)本市のIT教育のこれまでの取り組みとその成果についてどのようか。  (2)学習指導要領の見直しにより2020年以降に実施可能性のあるプログラミング必修化について長久手市の子どもたちはどのような教育を受けられるのか。また、環境整備を行っていくのか。課題はどのようか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部長。               [教育部長 加藤 明君登壇] ○教育部長(加藤 明君) 長久手市のIT教育の現状とプログラミング教育への対応について、2点御質問をいただきましたので、順次御答弁させていただきます。  1点目について、小学校では通常の授業とは別に、指定の学年でITチューターを講師に招き、コンピュータの使い方やインターネットの使い方のモラルに関することなどに取り組んできました。成果としては、各教科で行う調べ学習で、インターネットから情報を得たり、新聞づくりをしたりする際に活用できるようになってきたことが挙げられます。また、中学校では技術家庭の授業の一環として、インターネットの使い方のモラルや表計算のつくり方を学習し、生徒が授業中でみずから使えるようになってきたことが挙げられます。  2点目のプログラミング教育については、現在、文部科学省が設置した「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力などの育成とプログラミング教育に関する有識者会議」において検討が進められている段階であり、ICT環境の整備、効果的な教育を実現するための教材の開発、教員の研修、指導体制の充実、社会との連携・協働など多くの事柄に問題がある中、次期学習指導要領に基づく、教育課程がどのような形になるのかまだわかりませんので、今後も国の動向に注意していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 長久手市が必要性があると思うのであれば、ITチューターさんの既存のプログラムに加えてプログラミングというのを先駆けてやってみたらいかがでしょうかと思うんですが、その辺どうお考えですか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(川本晋司君) 今現在行っているITチューターの授業にそういったプログラミング教育の要素をということでございますが、これにつきましては、今現在のITチューターさん、外部の業者さんに委託をしてやっておるわけですが、まさに人材の確保等さまざまな課題を今抱えているというふうに理解をしております。したがいまして、今現在、この先どういうふうな教育課程になることもまだ不透明な状況で、何をどのように、またその教育に携わる方の資格要件なんかもどのように規定していいかということが不明な状況でございますので、できるだけ国のほうの動向とか、そういった情報を早目にとって、そういったことに生かしていければなというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 長久手市が独自に、その必要性を感じるならITチューターの中にプログラミングをカリキュラムに入れていけばどうかなというような質問でしたので、また長久手市内の頭で考える必要も同時にあるかなと思います。多分、これ大変なのは、インフラの整備以上に人材の確保、誰が長久手市の子どもたちに教えていくのかという部分を確保して、どういう事業を展開していくのかということが非常に重要になっていくと思います。これ、もうちょっと進んでから聞きたいと思いますけれども、議論にならないと思いましたので。ただ、人材をどう確保していくのかという戦略については、早いうちから検討していただいておきたいということを市長さん、お願いしたいと思います。  最後に、ITチューターさん、今ネットリテラシーだとか、ITスキルについても教えていただいているんですけれども、最近市内中学の中でLINEいじめということを聞きます、私も聞きます、そういうことが起きていると。そういうことを私も聞いてしまった以上、なるべく私も問題解決に頑張っていきたいと思うんですけれども、現場の方を含め、そういうLINEいじめだとか、SNSいじめみたいなことを解消していくように努力していただきたいと思います。そのことを申し上げて、次の項目に移ります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。11番田崎あきひさ議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 3項目めは、墓園事業などについて質問をいたします。  (1)墓園事業について売れ行きが不調であるというが、市は原因をどのように分析しているか。  (2)市がアンケートを実施した際の回答にもあるとおり、和型墓地へのニーズがあるにもかかわらず、十分対応できていない件について、本市の見解と今後の対策はどのようか。  伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、墓園事業等について、2点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、市営墓園事業は、平成27年度に第1回目、本年度に第2回目の使用者募集を行いました。樹木型合葬式墓所は好評でありますが、芝生型墓所については、見込みを下回りました。芝生型墓所の応募数が伸びなかった原因として遺骨のない比較的若い世帯において、潜在的な需要はあるものの早期に応募する必要に迫られていないのではないかと考えています。  また、使用者募集の事前PRや最適な募集時期の設定など募集方法の改善についても課題として捉えています。  2点目について、市営墓園では、和型墓地の整備の予定はございませんが、平成24年のアンケートから和型墓地のニーズはあることは承知しています。和型墓地については、公益財団法人卯塚緑地公園協会管理の卯塚墓園にて対応してまいりたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 芝生型墓所不人気の理由はなぜかと聞いたときに、早期応募に迫られていないからという答弁でありました。また、アンケートを住民にとって回答をいただいた中で和型のニーズがあるのは承知しているということでありました。早期応募に迫られていないという分析は一方でわかりますけれども、売ってもらわなきゃ困るという部分がありますので、その辺の質問は後からしていきますけれども、和型墓地のニーズ、これだけアンケートの結果で出ている部分と供給不足のミスマッチがなぜ起きているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 和型のアンケートの結果におきましても、墓地の形態の希望として従来からある和型墓地が56.6%ということで、これは平成23年のアンケートでございますけれども、この際には、今の芝生型墓地だとか、樹木葬等のそういったものが余り周知されていないという部分もありましたが、5割以上のそういったニーズがあるということでございます。この件につきましては、また財団法人卯塚墓園協会のほうの管理する墓園で対応をしていく予定でございますけれども、今後和型のニーズというものが市民のほうからどれだけ上がってくるのか。今、現実問題、環境課のほうには、少しは実際に要望は来ておるんですけれども、ほとんどの方がそういった芝生型の相談だとか、樹木葬の相談に来られているという実態でございますので、和型のニーズについてもう少し調査をさせていただきたいなというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 調査をしてください。これから言うことが、この改善に必須だと思って言います。  さっき財団の墓園協会に話をしているという部分ですが、現状は、卯塚墓園の申し込みについては、申し込みですよ、申し込みできる人はお骨を持っている人しか受け付けすらさせてくれませんよと、受け付けすらできないんですね。お骨を持っている人しか受け付けできませんよと。でも一方では和型のニーズはあるという部分。受け付けさせてくれないという部分と、必要だと言っとるがやと言っている部分のミスマッチという部分が不満につながっているのかなと。一方で芝生は売れていない。だったら2期工事以降は和型をつくってくれりゃええがやと、そういうところまで飛躍しているんですね。飛躍という表現はよくないですね、そういう指摘になっているんですね。この改善は必要だと思います。協会へ積極的に働きかけて、お骨を持っていない人も受け付けできるように、そういう体制ができないのであれば、市の墓地を和型にしていかなきゃいけないんじゃないかと。でも、あの土地を平米10万円で買ってしまった。10万円で買ってしまったら、和型の墓地といったら4平米ぐらいですよね。40万円だと、卯塚の既存の墓地と価格競争。今ある新しい墓地が平米10万円というところが高かったなということを今になって思うんですけれども。とにかく卯塚緑地公園協会に働きかけて、お骨を持っていない人もちゃんと受け付けできるようにして差し上げてくださいということを申し上げたいと思います。その辺対応を期限を区切ってやっていただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 卯塚緑地公園協会の管理する卯塚墓園については、おっしゃるとおり遺骨を持っている方のみの受付ということでございます。ただ、墓地の使用の待機者が今15名いらっしゃいますけれども、今年度末において15人の方の待機がゼロというふうになる予定でございますので、そこで一旦遺骨を持っていない方の墓地の需要というものも考えて、持っていない方にも供給できるよう協会に来年度以降にできるように働きかけをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 事務局長は長久手市役所の中で働いているわけですから、しっかりそういうふうに、来年度やれるように働きかけるというか、そういうふうにしていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。  平米10万円という額で買ってしまった部分ですね、2期工事は10年後ですか。やっぱり将来の和型かどうかそれを含めて、いろんな形態を勉強していただいて、売れるようなことをやっぱり考えていかなきゃいかんと思っています。2期工事、3期工事もこのままでええのかという部分と、今人口5万6,000人で2万2,000世帯しかない、この狭いパイの中で売っていかなきゃいけないといったときに、これは手を講じるという意味で市外の人への開放、税金を投入していますから、これをやっぱり改修していく部分、現状利用者がいない、余っているという部分で、その辺も含めてバランスよく采配をとっていただくことだと思います。市長そのように取り計らっていただけないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 売れるような墓地販売ということで、特に市外の方への供給につきましては、これは市のほうとしても重要な検討課題という認識はしておりますので、また検討を引き続き行っていきたいというふうに考えております。  いずれにしても、売るためのいろんな手法という部分で、例えば募集時期のどの時点に募集するのがいいのか、その時期的なことですね、そういったことだとか、それから市営墓地の専用のホームページもまだございませんので、そういったPRだとか、いろんな部分で売れるようなさまざまな取り組みをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 最後になりますけれども、税金を投入した事業、市民の負担という部分があるということを念頭に置いていただいて、さらに負担をして売れりゃいいという話でもないんですよ。これだけ負担をかけている部分で何とか売っていかなきゃいかんという部分ですね、常に売れるもの、どういうものか、売り方という部分を考えているぞという姿勢を見せていただきたいと思います。また質問をしますので、次の項目に移ります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。11番田崎あきひさ議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 4項目めは、杁ケ池公園等の整備についてということでお伺いをいたします。  平成28年度は、杁ケ池公園管理事業、杁ケ池公園の改修工事が予定をされていて、杁ケ池テニスコートの砂入り人工芝化については盛り込まれているが、これは平成28年度市予算の概要36ページを参照ください。公園の園内の土が流れてしまって、根が張り出してしまっていることや、園内の園路の整備について、どこまで整備される方針かについて、市はどういう考えかということを過去の一般質問で聞かせていただきました。その際に、「テニスコート以外にコンクリート滑り台、それから砂場及び園路の改修工事を予定しております」と。これはことしの第1回定例会答弁でありますが、そういう答弁でありました。  そこで2点質問いたします。  (1)テニスコート砂入り人工芝化の進捗状況と今後の使用可能時期について間う。  (2)園内の園路の整備について具体に何を整備する方針か。また今後の課題は何か伺います。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、杁ケ池公園等の整備について、2点御質問いただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、現在工事を発注するための準備を進めており、1月に入札する予定です。年度末までには工事を完了させ、その後、速やかに皆さんに使用していただけるよう進めていきます。  2点目について、現状は、園路部分が雨で洗われて荒れていたり、石が露出していて、車椅子やベビーカーが通りづらい状況であるため、色つきアスファルトにて路面を補修します。また、その他の工事として砂場の砂の入れかえ、コンクリート滑り台の亀裂の補修等を予定しています。さらに、土が流れ、樹木の根が張り出しているのり面をどのようにするかが今後の課題であると思いますが、このことについては市民団体等と一緒に検討していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 私の調べたというか、肌感覚で申しわけない、抽象的で申しわけないですけれども、杁ケ池公園がやっぱりちょっとつまらなくなったんですかね、人の足が少し遠のいているかな、ほかに魅力ある公園ができてきたのかもしれませんけれども、そんなことをことしはずっと感じてきていまして、杁ケ池公園は整備次第では魅力な公園になると、長久手のブランディングの一つになると思っていますから、いいふうになるといいなと常々思っているんですね。テニスコート自体は今年度中に使えるようになるということだと安心しています。根が露出しちゃっているという部分も市民団体さんの協力を得ながら、徐々によくはなっている部分ですね、そういう答弁だったと思います。ただ、園路に砂利を入れてしまったことは最悪だなと思っていまして、あれで歩きにくくなったという、ウォーキングできにくくなったいう声がすごくあったものですから、その辺の声を届けさせていただきたいと思います。歩きやすい、ウォーキングしやすいような環境づくり、健康、もともと有酸素運動公園だったはずですから、運動しやすい部分というところも共有していただきたいなと思っています。こういう御意見を御紹介したいと思います。  時間がないので、今回一つ聞きたいのは、肝心な杁ケ池体育館の雨漏りについて、避難所たる杁ケ池体育館について雨漏りを含めて改修等、今後の対応のめどはどのようになっているかお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 杁ケ池体育館につきましては、今年度長寿命化計画の策定を進めております。その中で、雨漏りも含めて、体育館自体のふぐあいについていろいろと検証いたしまして、計画をしていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 今年度検討されて、計画されていると。形になってくる見通しを御答弁ください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) これにつきましては、来年度以降の補助事業として進めていきますので、また明らかになりましたら、お知らせをしたいと考えております。 ○11番(田崎あきひさ君) わかりました。次の項目にいきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。11番田崎あきひさ議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 5項目めは、渋滞対策等についてということでお伺いします。  (1)長久手古戦場駅前の商業施設が開業する。市の渋滞対策、渋滞緩和策は万全か。  (2)開業後、渋滞や交通危険箇所についての市民からの声が寄せられることが予見されるが、この件に関する広聴対応はどうなっているか。  お伺いします。以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 浅井十三男君登壇] ○建設部長(浅井十三男君) 渋滞対策について、2点御質問いただいておりますので、御答弁させていただきます。  1点目について、イオン開店の対策としては、これまで市とイオンとで入退店車両経路、必要な駐車場台数の確認、開店時の臨時駐車場確保等協議し、県道瀬戸大府東海線の改良及び新設信号交差点の設置をしました。現在、都市計画道路長久手古戦場駅前通り線の拡幅工事を行っています。また、11月には、市、県、警察及びイオンとで協議会を設け、イオンから出された交通警備計画書をもとに、交通誘導員の配置箇所、効果的な車両の誘導方法などについて意見を出し合い、十分な対策を実施していただくよう調整しています。  2点目について、市に渋滞、交通誘導等に対する意見が寄せられた場合、市からイオンに内容を伝え、対応を依頼することで協議会において確認していますが、イオンにおいてもお客様に対する相談窓口を案内しています。  また、その他の御意見が市民から寄せられた場合、各担当課が内容に応じ、対応させていただきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) けさほども議員さん全員が集まる場で、渋滞がもう、プレオープンといわずにソフトオープンというんですか、きょうからソフトオープンしておることの影響を議員さんたちとこういうふうに出ているねということを共有させていただいたばかりであります。1人の議員さんから、もうこれはおこっているというきつい言葉まで発言されている方もおられて、ああ、そうかということを感じています。今週の金曜日がオープンですね。年末年始商戦だとか、渋滞懸念の声ということを始まる前、渋滞懸念だけじゃなくて、路上駐車の対策、これを何とかしてほしいという声もあるんですね。まず最初に路上駐車の対策についてお伺いしたいなと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 答弁を求めます。建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) きょうソフトオープンということで渋滞を私も確認させていただいたんですけれども、やはりこういったイベントといいますか、こういうオープン時期というのは想定外の車両が入ってくるということで、道路の構造上も、じゃあそれに耐え得るかというと、やはりそういった部分では難しい部分がありますので、議員言われるように路上駐車というのを懸念されるわけでございますが、これはイオンさんのほうとも相談させていただいて、協議させていただく中で、今回の渋滞対策も含めて、車両誘導を含めて万全の体制でイオンさんは対応していくということで聞いております。その中の一つで路上駐車問題というのは当然出てくるかと思いますが、これも確認した中では、こういったタイミングで行う場合、人を配置すればできるかというと、そういう問題ではないので、会社側としてもそういった経験の深い人を集めて対応していくということを言っておりましたので、その辺に期待をしたいなというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。 ○11番(田崎あきひさ君) 路上駐車に関しては、私が聞き及ぶところによると、イオンモールの出店者側の人がイオンの駐車場を使えないというんですね。なので、近郊に従業員がとめられる駐車場を探しているんだという声が私のところにも何件も寄せられてきて、地元の方も特に駐車場何とかならんかという声があったんでしょう。そういう従業員さんも含め、利用者さんも含め横着されちゃ困ると。地域の人も何だということになってしまうので路上駐車対策をお願いしたいと思っているんです。それを伝えたいなときょうは思っています。  警備会社と協議したことも把握はしているんですけれども、その協議会というのがどれぐらいのサイクルで行われていくかわからない、市民から恐らく議員さんもたくさんクレームみたいなことを聞く、それをどういうふうに吸い上げていただけるか、役所だけがそれを吸い上げても仕方ないものですから、企業さんが役所の広聴活動の向上とともに、企業さんに反映して対策を練ってもらうために、どのようになっているか、協議会の開催日数も含めて、その辺お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 答弁を求めます。建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 協議会につきましては、開店に向けてやってきておりますので、今後の予定についてはちょっと確認しておりませんが、先ほども御答弁させていただいたかと思いますけれども、さまざまな情報というのが入ってくることになっておりますので、随時対策、対応をとっていくということで、今市役所内部でも、まず住民から問い合わせがあったときの問い合わせ先、それからイオンさんのほうへの連絡先等も御説明できるように、お話しできるように、庁内での周知を図っているところでございますので、その個々の対応について、またいろいろ事例があるかとは思いますが、協議会を今後開催していくということではなくて、個々直接今後イオンさんとさせていただく、また状況によっては、市長のほうとも協議させていただくということで、個別の対応になるかと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。11番田崎議員。
    ○11番(田崎あきひさ君) 役所が閉まっている時間も議員さんはクレームを受けている時間が多々あるかもしれませんので、そういう意見を業者と共有できるような体制というか、盤石の対応をしていただきたいなということを要望申し上げます。  これがオープンしたら次はイケアがもうすぐ10月に来る予定です。再三指摘をしてきた渋滞対策の中で、前熊東交差点の改良について等々指摘をしてきましたが、前熊東交差点の改良について改善なされるところがあれば説明してください。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 前熊東の交差点につきましては、これまでも再三何度も御質問いただいてきておりますが、これまで愛知県、それから愛知署、公安のほうと協議を続けてきておるところでございます。現在確認しておるのは、協議のほうもおおむね整った状況でございますので、今年度から順次改良工事に入っていくということで聞いております。今言われます前熊東の交差点改良の内容ということでございますけれども、現在確認できておる部分で御答弁させていただきますと、流入する各方向の右折車線、滞留長の延伸と、それから高架下の交差点内における右折交通の処理方法を改良するということで前熊東交差点の交通処理能力を向上させていくと、そんな予定で計画しているというふうに聞いてございます。 ○議長(伊藤祐司君) 持ち時間がなくなりました。これをもって、田崎あきひさ議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩いたします。再開は10時45分といたします。                  午前10時32分休憩               ――――――――――――――                  午前10時45分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  ささせ順子議員の個人質問の発言を許します。6番ささせ順子議員。              [6番 ささせ順子君質問席登壇] ○6番(ささせ順子君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い、順次質問をさせていただきます。  1項目め、高齢者の外出支援について伺います。  (1)N−バスの年末年始の運行を行いませんか。  (2)N−バス停留所を増設し、利便性を図りませんか。  (3)自動車免許証自主返納の啓発を行っていますか。  (4)福祉有償運送サービスの利用状況と課題はどのようでしょうか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、高齢者の外出支援について、4点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、N−バスは公共施設の利便性の向上を運行目的の一つとしており、12月29日から翌年1月3日まで運休としています。年末年始の運行については、利用者のニーズや他市町の状況などを情報収集しながら研究していきたいと考えています。  2点目について、N−バス停留所は、市内交通空白地帯の解消や公共交通の利便性の向上という目的から市役所を初め、福祉の家や文化の家、中央図書館等、市の公共施設とリニモ各駅にアクセスできる路線を設定し、原則として停留所を中心に半径300メートルの円を描き、市内をおおむねカバーできるように設置しています。現在のところ、停留所増設の予定はありません。  3点目について、平成28年4月から高齢者外出促進事業の一環として、65歳以上の方が自動車運転免許証を自主返納された場合、自主返納された年度に限り1回5,000円分のmanacaチャージ券を交付しており、広報への掲載、福祉ガイドの配布等で周知することで、高齢者の自主返納の促進を図っています。  4点目について、福祉有償運送事業については、二つの事業者で実施しており、社会福祉法人むそうでは、平成26年度はゼロ件、平成27年度は2件、平成28年度は9月末で32件となっています。また、NPO法人百千鳥では、平成26年度は2件、平成27年度は63件、平成28年度は9月末で140件といずれも大幅に利用が伸びています。今後障がい者や要介護者といった利用対象者が増加することから事業者の拡大やドライバーの養成が課題と考えています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。きょう行く場所がある、きょう用があると高齢者が自宅に閉じこもることなく元気に外出ができる機会の創出が求められていますが、高齢者による悲しい事故が連日のように報道されており、市としてでき得る対策としてN−バスの利用促進を求めるとともに、免許証の自主返納への啓発や福祉有償運送事業の拡充について幾つか質問をさせていただきます。  1点目の御答弁では、研究するということでしたが、近年、銀行や郵便局は30日まで営業しておりますし、市内の病院もばらつきはございますが、30日まで診療している病院も存在しております。あぐりん村は31日まで、大型スーパーやござらっせは休みなく営業しております。この時期は何かと外出機会がふえると思いますが、12月29日から1月3日までの6日間移動手段のない方は大変御不便な思いをされております。運行できない主な理由をお尋ねいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) N−バスにつきましては、第1答弁で御答弁させていただきました公共施設の利便性の向上を目的の一つとして運行しています。しかし、議員おっしゃるように、郵便局だとか、銀行が年末もあいているという部分で、高齢者等の社会参加の促進というのももう一つの目的でございますので、そういった利用者のニーズをやはり的確に捉え、他市町の状況、あと費用対効果等を情報収集しながら検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) それでは、参考までに休日のN−バスの利用者の割合を教えてください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 具体的に、休日の利用者は平日に比べて減少します。具体的な数字で申し上げますと、平成28年10月の利用状況で見ますと、平日、月曜日から金曜日、20日間ございますけれども、全体で1万6,225人、1日平均しますと811人、それから土曜日、日曜日、祝日、10月の場合、11日間で全体で6,422人、1日平均で584人ということで、平日の72%の数字でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) 日進市の赤池駅と古戦場と結ぶくるりんばすの最終便は、夜の8時になっておりましたが、新年度から路線バスに復帰させると同時に夜10時まで延長をされます。また藤が丘駅から古戦場を経由する路線バスも増便させる方向で検討されていると伺っております。近隣市の公共交通機関との連結がより活発になり、今後は休日のN−バスの利用者も増加することが予想されます。前回の議会でも年末年始のN−バス運行についての質問が出ておりましたが、市内でニーズが高いことは御認識いただいていると思います。一気に6日間の運行が無理でも、例えば年末まで、もしくはお正月の三が日だけ運行するなど、今後少しずつ拡大をしていただくことができないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 年末年始の運行については、御要望があるということは承知をしております。近隣市町ということで、日進市が12月29日、30日のみを特別ダイヤで運行をしているという状況は確認しておりますので、その状況とか費用対効果等をいろいろ考慮しながら、今後検討をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) 豊田市、小牧市、豊明市、東海市、田原市などは年末は休日ダイヤ、三が日は特別ダイヤを設けて運行しております。本市の実態がどのようかを検証するためにも年末年始を特別ダイヤで試験的に運行をしていただくことができないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) この試験的というか、試行的という部分で、日進市におきましても、まず試行的に平成24年度から26年度実施をしておりまして、平成27年度から特別ダイヤで29日、30日を運行しているというふうに聞いておりますので、日進市も3年間試行的に行ったということを確認しておりますので、そういった状況等を一度確認をさせていただいて、試行的に行うことにつきましても、今後ちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  過去に三ケ峯線で早朝便を試行されたこともあったと伺っておりますが、今後も市民のニーズに寄り添い、柔軟に試行運行を取り入れて検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  2点目に移ります。  4月にダイヤとルートが改正され、乗車率もおおむね良好だとお聞きしておりますが、停留所が自宅から遠いというお声も多くいただいております。国土交通省が出した高齢者に利用しやすいバス停の配置は、一般的な人が歩くのに抵抗を感じない距離として300メートルと出ておりますが、それに対して高齢者は約100メートルと示されております。本市のバス停勢圏は半径300メートルですが、高齢化率の高い地域では、半径150メートルから200メートルで配置がされております。また、ある自治体の調査では、自宅からバス停までの所要時間が5分未満であれば95%の方が満足されているという統計が出ており、一般的な人の歩行速度とされる分速80メートルと高齢者の歩行速度、分速40メートルをもとに考えますと、少なくとも半径200メートル以内が望ましいのではないかと考えられます。今後は徐々に停留所同士の間隔を近接させて、停留所を増設していただくことができないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) バスの停留所を増設しますと、やはり1ルート当たりの運行時間が長くなりまして、1ルート当たりの運行時間が延びれば、運行ダイヤを圧迫するため、やむを得なくその運行便を逆に減らすというようなことになります。結果として利用者に不便をおかけすることにもなるということもありますし、現段階では、原則として議員おっしゃる停留所を中心に半径300メートルの円を描き、市内をおおむねカバーできるように設置をしております。ただそういった300メートルという基本はあるものの、個別にこのバス停がこの施設からの利用者が多いから、特に高齢者が多いから、例えばもう少し移動してほしいだとか、そういったような御要望があれば、次回の路線見直し等のときに、そういったバス停の変更というものも検討させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  バスは停留所に人がいない場合は通過し、時間調整をしているケースも見られるため、停留所の増設が必ずしも運行便数を減らすことに全てつながるとはちょっと言えないのかなというところが言えるんですけれども、市内の80歳になる女性が連日の交通事故の報道を見て、免許証を自主返納したいけれども、自分の家からN−バスの駅が遠くてなかなか決断できないと悩んでおみえでした。将来的に自動車の運転を諦めざるを得ない方がふえ続けると考えられるため、より高齢者に利用しやすい整備をお願いいたします。  以前N−バスに私が乗車した際に、渋滞によるダイヤのおくれに運転手がいら立ち、体の不自由な乗客に対して、配慮を欠いた運転や攻撃的な態度で対応し、危険な走行姿勢を目の当たりにしました。安全で快適な運行への配慮に対して、市がチェックする機会が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 御指摘の攻撃的になるというのはもってのほかのことでございますけれども、そういったN−バスの運転については、市役所に利用者の方から実際に御意見をいただくことがあります。その場合は、N−バスの運行事業者である名鉄バスにすぐ連絡をしまして、安全運転、安全運行の教育・指導の徹底をするよう乗務員に指導するよう申し入れをしておりますし、その点については毎回きつく言っております。  また、その利用者の方が直接名鉄バスに御意見を寄せられた場合についても、名鉄バスのほうから市役所に報告するということを指示をしております。  いずれにしましても、これから安全運転、安全運行を続けるよう、また一番大事なのは市民にとって快適な運行ということを目指す必要があると思いますので、きちっと必要に応じて名鉄バスを適切に指導をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ぜひよろしくお願いいたします。  3点目に移らせていただきます。  本市の第5次総合計画にも、自主返納への促進の働きかけの必要性が記されていますが、近隣市町では自主返納支援事業として立ち上げ、警察へ協力を依頼し、市民に伝わるPRで自主返納枚数をふやしています。本市では、現在どのような働きかけをしておられるのか、お尋ねします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 自主返納のことでございますけれども、運転免許証と自主返納された方が運転経歴証明書の交付を受けた場合に、愛知県警が募集する高齢者交通サポーターの事業所でさまざまな特典だとか、サービスを受けることができます。市内では、長久手温泉ござらっせや、名東温泉花しょうぶでサービスを受けることができますし、県内においてもドラッグストアやスーパー、飲食店、公衆浴場、理容店、タクシーなどさまざまな業種でサービスを受けられるということでございます。また、市においては、先ほど答弁したように、平成28年4月から65歳以上で自主返納された方は、1回に限り5,000円分のmanacaチャージ券を交付しておりますので、その働きかけという部分で今後自主返納促進のために、県警が行っている高齢者交通安全サポーター事業、さまざまな特典があるという、そういったサポーター事業についても、高齢者を対象とした交通安全講習会、そこで啓発をすることによって、より自主返納が促進するようにそういった場で働きかけをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。さまざまな特典が受けられるということで、市民の方が自主返納について考えられたとき、事故防止の観点から恐らく市の安心安全課のホームページをごらんになる方が多いと思いますが、現在、安心安全課のホームページでは、愛知県警察の相談窓口と長寿課のページへのリンクが表示されているのみでありました。近隣市では、自主返納をするまでの手順が丁寧に説明されていたり、先ほどの御答弁でいただいたようなさまざまな特典が紹介されていたりと、自主返納を促進する情報がホームページ上できちんと紹介されております。本市でも同様の配慮が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 議員おっしゃるとおり、高齢者の方は特にそういったホームページについては、何個かクリックするのはなかなか苦手な部分があると思いますので、御指摘のように市のホームページについて、他市町の実際にやられているところを参考にそういった自主返納による特典なども、そういった情報も含めてまた紹介していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) よろしくお願いいたします。  4点目に移らせていただきます。  昨年の議会の質問で、福祉有償運送サービスの対象者が市内に2,600人以上おられると伺っております。第1答弁からこのサービスのニーズが伸びていることが確認できましたが、受け皿として現在運営している二つの事業者で足りているのでしょうか。また、新たな事業主は開拓されていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 福祉有償運送事業の関係でございますが、対象が2,600人以上ということで昨年御答弁させていただいております。この数字につきましては、障害者手帳をお持ちの方、それと要支援、要介護者の方の合計ということでございますので、この中から他人の介助によらず移動が困難かつ単独でタクシー、公共交通機関、これを利用できない方が除かれていきますので、2,600人以上から多少減るかとは思いますが、それにしましても十分足りているという認識ではございません。今後事業者の拡大等に努めていきたいと考えているところでございます。  なお、福祉有償運送事業につきましては、営利目的ではございませんので、株式会社、有限会社などは事業者になれないということでございますので、NPO法人であったり、社会福祉法人、こういった非営利団体のほうに呼びかけていくことになっております。現状では、その事業者の開拓がまだ十分にはできていないというところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。事業者の拡大とともに市民が主体となって運営するサービス、福祉有償運送サービスの取り組みも全国的に広がりつつあります。本市でもこういった仕組みを入れて広げていくことができないかどうか、お伺いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 御指摘のとおり、市民の皆様で主体的に相互に助け合って移動が困難な方に、高齢者等を支援していくことは、これからの高齢化社会においては非常に有意義なことであると考えております。今後は、介護保険制度の総合事業への移行の一環として、この移動サービスに限らず、地域におけるさまざまな課題、どういうニーズがあるか、何ができるか、どういうことを市民の皆さんで話し合っていく場、こういったものを設定していく予定でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) このサービスなんですが、1人でも多くの方にそうやって協力して参画していただくためには、まずこの事業自体の周知が図られていないように思います。以前からボランティアドライバーの養成が課題となっておりますが、本市のように教材費、1,500円の負担だけで国土交通省認定のドライバー資格が取れる自治体はまだまだ少ないので、そういった利点も含めて、この事業自体をもっと広くPRすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 今まで事業実施主体でございます事業所の体制が不十分であったり、そういう意味で積極的なPRはできておりませんでした。今後利用者も徐々にふえてまいります。事業所の体制もドライバーの養成等で整ってまいりましたので、今後利用方法等も含めて周知について広く行っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) よろしくお願いいたします。  将来的には福祉有償運送事業に特化した地域主体のNPO法人の設置なども検討していただき、自治体が支援する形で安定的な移動サービスを持続させる工夫も求められると思います。高齢者の誰もが安心して外出できる優しいまちづくりと先を見据えた交通政策への期待を込めて、この項目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。6番ささせ順子議員。 ○6番(ささせ順子君) それでは、2項目め、「あいち女性の活躍促進行動宣言」について伺います。  (1)働き方改革のためにイクボス宣言を導入しませんか。  (2)イクボス育成の推進をしませんか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。              [市長公室長 鈴木 裕君登壇] ○市長公室長(鈴木 裕君) あいち女性の活躍促進行動宣言について2点御質問いただきました。順次答弁させていただきます。  1点目について、あいち女性の活躍促進行動宣言については、本市もその趣旨に賛同して、本年10月に女性の活躍促進宣言を宣言したところでございます。女性の活躍促進には、男性の育児参加が不可欠であるため、女性の活躍促進宣言の中で、男性職員の育児休業等の取得を推進することに取り組むことを宣言しています。  イクボス宣言の趣旨については、十分理解できるものと思いますので、その導入については、今後先進事例などを研究、調査していきたいと思います。  2点目について、女性の職場での活躍に伴い、男性の育児への認識も以前とは変化しているものと思います。核家族化による家族の形態の変化に伴い、今後は育児を実践した世代の男性職員がふえていくものと思われ、育児に関する理解もますます広がってくるものと思いますので、管理職にかかわらず全庁的に一層の理解を深めていくように啓発していきます。  以上です。
    ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  このイクボスという言葉は、育児に積極的な男性をあらわすイクメンの派生語で、NPO法人のファザーリング・ジャパンがさまざまなタイプの人材育成ができる管理職を養成する事業として全国展開をしているプロジェクト名を指しております。その趣旨として、職場で働く部下やスタッフの育児参加に理解があり、仕事と生活の両立を応援しながら組織の業績にも結果を出し、みずからも仕事と私生活を楽しむことができる上司、経営者、管理職をふやすことを主な目的としておりますが、このイクボスには高い人間力と管理スキルが要求されるため、全国各地でさまざまなセミナーや勉強会が行われており、私ども公明党を初め、経団連、自民党、法務省、厚生労働省、文部科学省など全国の自治体や企業での導入が進められております。御答弁で、本市では女性の活躍推進宣言をされたとのことですが、職員が自身のワーク・ライフ・バランスについて考えたり、女性の活躍促進に向けて学ぶ機会は設けられているでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) 職員が女性の活躍促進に向けて学ぶ機会が設けられているかという御質問でございますけれども、一例としまして、本年3月には女性職員や管理職を対象にしまして、愛知県の堀井副知事、この方、女性の副知事さんでございますけれども、この副知事をお招きして女性の活躍促進に関する講演を行っていただいております。堀井副知事には仕事の進め方や考え方、県の女性の活躍促進、ワーク・ライフ・バランスに関することなどについてお話をいただきました。当日受講した職員からは個性が性を超えることへの気づきなど、言葉に感銘を受けたとも意見等も聞いております。  また、全国市町村アカデミーなどで実施されておりますワーク・ライフ・バランスを実現する上での働き方を見直す研修といったものなどに職員を参加させております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。本市でもしっかりと研修をされておられるということで、女性が働きやすい環境整備への配慮を感じました。  平成26年に職員アンケートが実施され、職場の問題点が把握できていると思いますが、アンケートの結果を受けて、どのように課題解決への工夫をされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) 平成26年12月に実施しました職員アンケートの結果におきましては、理想としては仕事と私生活の比率が5対5ということではありますが、現実的には仕事の比率のほうが私生活よりも高く、それは役職が上がれば上がるほど、仕事の比率が高くなっておるというのが顕著にあらわれておりました。ワーク・ライフ・バランスを実現する上で、自身の働き方を見直すとともに、組織全体で互いにサポート等していく体制が必要であるというふうに考えております。そのためには、まず職員間のコミュニケーションを密にし、働きやすい職場を目指したいというふうに考えております。具体的には、まずは、一番課題の解決方法としては時間外勤務の削減が不可欠であろうというふうに考えております。特に時間外勤務の多い課については、所属長に個別に仕事の分担等の見直し等、時間外勤務の削減を促進するように指導をしてまいっております。また、庁内の各課単位で定時退庁日を設けたり、また情報共有の一環として毎日朝礼・終礼を実施したりしまして、当日の予定だとか、事務の進捗、報告、確認等をしてできる限り時間外勤務がなくなるように、全庁で取り組んでいるところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。世代間の働き方の変化によって、相入れない価値観も時にはあると思いますが、密接なコミュニケーションをされているということで、今後ともお互いに助け合える職場環境づくりの推進をお願いいたします。  2点目の質問に移らせていただきます。  自治体職員に向けたイクボス育成とともに、市全体への働きかけも全国的に進んでおります。例えば11月にイクボス宣言をした秋田市では、若い世代に温かく、切れ目のない支援に努め、イクボスが市全体に広がるように取り組むと市内の企業に向けてイクボスの視点を広げる考えを示されております。また、共同でイクボス宣言をした裾野市と長泉町は、合計特殊出生率が県内1位の1.82という地域ですが、市民が生みたい子供の数が2人以上という意識調査を受けて、もう1人生み、育てられるまちづくりを表明されております。地域全体で子育てを尊重する、子育てに優しい地域づくりをみんなで目指すと発信しておりますが、このように市役所だけでなく、市内の企業や市民にもイクボスの育成を図ることは、子育てをみんなで助け合う市民協働へとつながっていくのではないかと考えますが、本市でも考えていくことができないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 市役所のみならず、企業とか学校等、市民にイクボス育成の推進を図ることは、市が子育てをしやすい環境づくりに積極的に取り組む姿勢が明確に示されてということです。ということで、いろんな場所でイクボス育成が推進されることは男女共同参画の推進という観点からも望ましい環境でございます。御意見を参考にさせていただきまして、今後も社会全体で子育てに取り組む環境づくりを進め、市民協働による男女共同参画を推進していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。現代の管理職世代は、若いころから無制限に働いてこられた方が多く、部下が育児や介護、病気などで時間の制約があることを理解し、育成することに余りなれておりません。そのために育休取得者が出ても、組織内の業務が滞りなく進むための情報共有づくりやチームワークの醸成など今後の組織運営に必要なスキルがこのイクボスには詰まっていると私も学ばせていただきました。本市の男女共同参画発展のためにも御理解をお願いし、この項目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。6番ささせ順子議員。 ○6番(ささせ順子君) 3項目め、上郷保育園にかかわる子育て環境整備について伺います。  (1)上郷保育園改築計画の課題と進捗状況はどのようでしょうか。  (2)上郷児童館、すぎのこ教室、児童発達支援センターの複合施設整備状況はどのようでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 上郷保育園にかかわる子育て環境整備につきまして、2点御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  1点目と2点目は関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。  上郷保育園改築事業は、平成26年3月に策定をしました「長久手市立保育所改築整備方針」において、保育園とすぎのこ教室との併設としており、長久手市子ども・子育て支援計画及び第2次まちづくり行程表においても今後4年間で進めていく事業として位置づけております。現段階で改築場所については、決定しておりませんが、現地での建てかえは仮設庁舎、仮設園舎が必要なことや道路状況が良好ではなく、スムーズな送迎に支障があるなど多くの課題が存在することから移設も視野に入れながら候補地の検討をしているところでございます。  また、必要な機能については、同じ療育機能という点ですぎのこ教室とともに、児童発達支援センターについて、併設すべきかについて協議をしているところです。次のステップである設計業務に進むためには、複合施設としての機能や規模、必要な面積、投資経費等のおおよその方針を決定し、また地元の方々との調整を踏まえて、場所を決定していく必要があると考えており、これらの検討課題をクリアしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  公園西駅周辺は、人口増加による保育の需要が一層見込まれることから、老朽化する上郷保育園と上郷児童館の早期改築が求められております。特に上郷保育園では、雨漏りが指摘されており、一日も早い教育環境の整備が求められております。また、昭和55年に建てられた上郷児童館は、児童クラブが東小学校に移った後も利用者は減ることなく、子どもたちの安心安全な居場所として、より使いやすい改修が期待されております。平成26年、27年の定例会で、上郷保育園の改築と移転について、場所の選定を検討していくと回答されておりますが、先ほどいただいた御答弁では、現在も候補地は検討中、児童発達支援センターの併設については、協議中ということでありました。候補地の選定について、具体的に今までどのような検討がされてきたのかについて、お伺いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 候補地の選定に当たりましては、まずは施設に必要な機能や規模、必要な面積を明らかにしていきたいと考えております。それを踏まえまして、子どもにとってよい環境であることが候補地の大前提となってまいります。このため、現地建てかえでございますと、保育環境にはすぐれており、児童館機能を含めた機能集約が可能となりますが、現状では、先ほども申し上げましたように道路状況、送迎等、さまざまな課題も多うございます。  また、移設につきましては、公共用地の活用、そして新たな用地の確保が考えられますけれども、いずれにいたしましても利便性、機能性、経費的な検証など踏まえまして、市としての方向を検討しながら、また先ほども申し上げましたように地元の方々との協議等を踏まえまして、候補地を選定していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) 公園西駅地域では、今後子育て世代がさらに多くなることから、保育園の定員は大幅の拡充が求められるとともに、それなりの規模が必要になると考えられます。改築後の保育園がどの程度の規模になる見込みか教えていただけますでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 具体的な規模は、現時点では未定でございます。今後の民間の開発、そして区画整理事業による児童数の推移、そういったもの、それから待機児童の状況などを参考にしまして、適切な規模を考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) 第1答弁で同じ療育機能ということで、すぎのこ教室とともに、児童発達支援センターについても併設すべきかを検討しているというお答えでしたが、昨年の6月議会でも質問をさせていただきました。その後、具体的にどのようなことを検討されたのか、お伺いをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 療育の機能ということでございますけれども、自立支援協議会の児童教育支援部会というものがございまして、こちらで長久手市のながふく障がい者プランのその中の重点施策の一つといたしまして、現在、乳幼児時期から療育支援体制の整備、そういった項目を重点項目としております。その中で協議をしておるわけでございますけれども、発達障がい等の障がいのある児童に対する総合的な療育施設といたしまして、児童発達支援センターを整備するに当たりまして、その前段として、まず平成27年から29年度までの前期の計画期間中でございますけれども、この間に療育支援体制の整備を図るということ、そして発達障がいのある児童への支援、未就園児からの一貫した支援体制を構築していくと、こういうことを目的に現在進めております。こうした支援体制、療育支援体制の整備を踏まえまして、児童発達支援センターの設備基準、人員配置基準、需要見込み、それから近隣市での施設等の調査なども行いまして、施設定員等検討を行ってまいります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  候補地については、引き続き検討されるということですが、療育の観点からしますと、農村環境改善センター付近がふさわしいのではないかと考えます。東小学校に近接した位置に保育園とすぎのこ教室、児童発達支援センターが設置できれば、保育園と小学校の連携が容易になるため、すぎのこ教室も含めて発達が気になる児童への切れ目のない支援がスムーズに行えます。また、畑などの自然環境にも恵まれ、療育におけるさまざまな活動が可能にもなります。児童発達支援センターに通う児童が小学校にも行き来しやすく希望する誰もが生活する地域で教育を受けられる環境が整うため、理想的な療育環境になることが考えられます。私自身も選挙事務所をあの周辺に設置させていただき、大変お世話になったのですが、御存じのとおり南だれで日差しが明るく、暖かく、空気の流れがとてもよくて子どもというか、命自体が育まれるのにとても合っている最適な環境だと感じておりました。平成26年の定例会でも保育園は農村環境改善センター付近へ持っていくのが理想ではないかとの質問が出ており、その際の御答弁で上郷保育園も農村環境改善センターも改築の時期であり、この二つの施設をどうつなげるのか、地域に一番よい形は何かを検討しているとおっしゃられており、農村環境改善センターとの関連性が示唆されておりました。何よりもこの地域の方々や子どもたちにとって一番よい形になることが望まれますので、早急に具体的な方向性をお示しいただきたいと思います。  確認ですが、いつまでに改築される予定か伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 整備の事業スケジュールにつきましては、保育所、それから児童発達支援センター等の一体整備ということで、第2次まちづくり行程表、それからながふく障がい者プラン、子ども子育て支援事業計画にも位置づけられている事業でございます。このために早期の抜本的な解決が求められているということでは十分承知をいたしております。行政サービスとして、地域間の格差が生じることがなく、良好な保育環境の整備をしていく責任がございますので、事業のおくれがないように、先ほど申し上げましたそれぞれの計画期間中の完成を目標に向かって進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) よろしくお願いいたします。  上郷保育園の改築、移設整備は、この地域の保護者の方が大変心待ちにしておられますし、児童発達支援センターの開設については、今この瞬間もお子さんに適切な療育を受けさせたいと悩んでおみえの保護者が市内にはたくさんおられることは、福祉部の皆様が誰よりも御存じであると思います。長久手市で成長していく子どもたちをよりよい環境で育んでいけるよう、一日も早い環境整備を進めていただくことを心からお願いし、この項目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。6番ささせ順子議員。 ○6番(ささせ順子君) 4項目め、介護の担い手確保について伺います。  (1)高齢化が進む中、人口減少による介護の担い手不足が予測されておりますが、本市の将来的な見通しはどのようでしょうか。  (2)介護経験者や介護従事者を支え育てる環境づくりの必要性について、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 介護の担い手確保につきまして2点御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  まず1点目について、本市の高齢化の進展につきましては、長久手市第7次高齢者福祉計画及び第6期介護保険事業計画の中で、平成37年の市全体の人口が平成27年人口の約1.1倍となる見込みであるのに対して、要介護認定率の上がる75歳以上の人口は約1.8倍になると推計をしております。介護の必要な世代が担い手となる人口に比べて急激に増加し、全国的にも介護従事者の求人倍率が高どまりしている状況から本市においても、介護の担い手となる人材が不足すると予測されます。  2点目について、介護の担い手を確保する施策は、行政としても取り組む必要があると考えており、第2次新しいまちづくり行程表の取り組みとして位置づけています。具体的には、子育て等で現場を離れていた介護従事経験者が復職しやすい環境を整えるために潜在有資格者を対象とした実技研修を市内事業所で実施することができるよう、準備を進めております。  また既に介護従事者として働いている人を支え、育てる環境づくりも重要であると考えますが、離職の状況の把握に努め、行政として有効な取り組みがあるか等について研究していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  今後は、介護を担う世代が急速に減少するため、高齢者の数に見合うだけの介護の人材不足が大きな課題とされる中、本市でも人材確保への対応が求められております。御答弁でも介護の担い手が不足する見通しと認識されており、第2次新しいまちづくり行程表の取り組みにも示されているということでしたが、お年寄りが地域で安心して暮らし続けられるために、市としてどのような対応をしていかれるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 今後要介護者数の増加に対しまして、それに見合った介護専門職を確保すること、これが難しくなっていくということでございます。今後は、専門職はより介護度の重い方に重点的に業務についていただきまして、一方で介護度の低い方につきましては、地域において元気な高齢者を中心にした自主的に集まれる場所、こういったものを進めていきまして、その中でさまざまな活動、御自身で参加していただいたり、また、助け合いの場に行くということ、交流等を通じまして、介護度の維持、もしくは軽減が図られるとよいと考えております。  また、その居場所づくりを通じて、集まっている方々の健康状態、こういったものに異変があった場合には、すぐに地域包括支援センターであり、行政であり、医療機関などが切れ目なくつないでいくということで地域の中で健やかに安心して暮らせる仕組みづくりを考えていく必要があると思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  今後は、地域で支え合い、介護予防をしながら必要に応じて介護職員による介護を受ける形になるということですが、やはり専門知識を有する有資格者の確保は必要になってくると思います。御答弁でいただいた潜在有資格者を対象にした実技研修は、いつごろどのように行われる予定かを伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 実技研修の件でございますが、今後、事業を進めていくに当たりまして、事業所との調整等ございます。また予算の確保の状況によって、また規模等変わってまいりますので、現時点でははっきりしたことで御答弁のほうはできない状況でございます。予定といたしましては、複数の事業所に御協力いただきまして、介護福祉士であったり、ホームヘルパーの2級相当、こういった資格を持っている方が子育て等で現場を離れている際に復帰の手助けというものでしょうか、車椅子への移動とか、食事や入浴介護、こういったものを実技を通じて研修していただくということで復帰を後押ししていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) 平成25年度に制度改正によって、ホームヘルパー2級資格が介護職員初任者研修に移行された際、私の知る限りの範囲でありますが、たくさんのお母様方が自主的に学び、資格を取得しておりました。難易度が上がる前に資格を取得しておきたいという動機が主なものでありましたが、多くの方が介護の知識は将来的に必要だと捉えており、いつか家族への介護にも役立てたいなど介護を身近なものと感じて学びたいと思っていらっしゃる方がたくさんおみえでした。介護取得のプログラムで訪れた実習体験施設で働き始めた方も実際におみえになりましたので、例えば市内の介護施設で一定期間働いていただくことを条件で、市で資格取得を支援して介護事業者の確保へつなげることができないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 介護に興味のある方の資格取得のため、資格取得を支援するために、在宅や施設で働く上で必要となる基本な知識、また技術、こういったものを取得できる介護職員初任者研修につきまして、来年度の開催を予定しております。  同じように事業者等との調整等がまた必要になりますので、事業内容等決定しましたら、ホームページであったり、広報であったり積極的に参加を呼びかけていく予定にしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。6番ささせ議員。 ○6番(ささせ順子君) ありがとうございます。  介護の人材不足は、自治体だけで解決できる問題ではないと思いますが、本市は、小中学校から福祉施設への職場体験や疑問など介護にかかわる機会が数多く設けられております。子どもたちが将来の夢に介護の仕事を選択したいと思えるような土壌づくりを地域全体で育み、支えながら今後も人材確保に向けた取り組みを積極的に進めていただくようお願いをし、私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊藤祐司君) これをもって、ささせ順子議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩いたします。再開は13時ちょうどといたします。                  午前11時39分休憩               ――――――――――――――                  午後1時00分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  吉田ひでき議員の個人質問の発言を許します。12番吉田ひでき議員。              [12番 吉田ひでき君質問席登壇] ○12番(吉田ひでき君) よろしくお願いします。  4項目お尋ねさせていただきます。  1項目め、吉田市政の5年、市長の自己評価はどのようですか。  吉田市長は、1期と1年、市政5年を早担当されました。
     (1)毎年、いろいろな行政施策について「外部評価」を受けています。私は13年議員をさせていただいていますが、行政評価の結果に伴う変化が余り見られません。市長は市長になられてからの5年、外部評価結果を施策にどう生かされていますか。  (2)市長は、部課をまたいだ「横のつながり」各課の壁がどの程度低くなっていると判断されていますか。  (3)5年間市民皆さんの「お声」を聞かれ、いまだ「長久手市役所」に足りてないことは何だと判断されていますか。そのことを長久手市民のトップとして今後どう指揮をするお考えか、まずお尋ねします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。             [市長公室長 鈴木 裕君登壇] ○市長公室長(鈴木 裕君) 吉田市政5年、市長の自己評価はどのようかということにつきまして、3点御質問をいただきました。順次答弁させていただきます。  1点目について、吉田市長就任後の平成23年度以降の外部評価の結果から運営主体の見直し1件、事業規模の見直し1件、補助金、助成金の見直し5件及びその他の事業の見直し11件の改善、見直しを行いました。具体的に一例としまして、出産祝い金支給事業については、評価委員から事業の公平性や有効性などの観点から事業の目的を再整備する必要があるとの指摘があり、3人目以降の子どもの出生に祝い金を支給する事業について有効性の観点から支給額を減額いたしました。そしてこの後、公平性の観点から事業は廃止し、新たな出産祝い事業として1人目の子どもの出産から木曽の木材を使用した木のおもちゃをプレゼントする事業に転換いたしました。このほかでは、花いっぱい事業補助金の廃止、生垣設置補助金の減額などを行いました。このように当初の目的から見直しがされないまま継続実施されてきた事業を中心に評価委員からの意見、指摘事項などを市の施策に生かしています。  2点目について、市の方針を決めたり、施策を進める場合、関係各課で問題意識や情報を常に共有し、関係各課で構成される検討組織を設置するなど、いわゆる縦割りの弊害を取り除くことに努めています。  庁内には検討すべき政策施策の内容に沿った職制ごとの横断的な組織を設置しています。市の方針や政策を検討する機会としましては、主に部長級で構成する対策会議や審査会などがあります。施策や課題の具体的な調査、検討については、課長補佐、係長級を中心にして課題ごとにプロジェクトチームを設置しています。また、日常的には担当、係長級により個別案件の情報共有や協議調整を行っております。  また、常設の会議として部長で構成する政策調整会議、部長、次長による連絡会議を定例で開催し、情報や課題を共有しています。さらに組織、機構の改編として昨年度から設置している市民相談室では、市民の困りごとに対して、部・課を超えた担当者のケース会議を開催し、包括的な対応ができるようにしています。  また、福祉部においても福祉課内に福祉施策室を設置し、今年度からは地域施策課に独立させ、横断的で新しい福祉施策が推進できるようにしております。  3点目について、吉田市政以降の5年間、子どもからお年寄りまで誰でも役割と居場所があり、一人一人の幸福度の高いまちづくりを目指してきました。この目標を実現するために、政策の基本理念である「つながり」「あんしん」「みどり」の三つのフラッグを軸に市民の皆様の声をまちづくりに生かしていけるよう、市民が主体となって考えていく新しいまちの形の仕組みづくりに取り組んできました。こうしたまちをつくるには、人と人とのつながりが重要であり、つながりは挨拶をしたり、ふだんから互いに声をかけ合ったりするなど煩わしいことの積み重ねから生まれてくると考えています。しかしながら市民同士がつながる環境づくりや、より多くの市民の方がまちづくりにかかわっていただくための方法がまだまだ不十分な状況であると感じております。今後も多くの市民の皆様に協力をいただきながら、この取り組みをさらに進め、定年後のリタイアした方を初めとする老若男女を問わず、全ての市民の皆様がまちづくりに参画し、役割があり、必要とされることで生きがいづくりにつながる取り組みを引き続き行っていくことにより、幸せが実感できるまちの実現につなげていきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ありがとうございました。  答弁者は市長を指名させていただいたんですけれども、市長公室長の答弁でしたので、市長公室長にお尋ねします。  市長公室長から見て、どれぐらい各課の壁は以前と比べると低くなっていると思うんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) どれぐらいという尺度についてはいろいろそれぞれ個人によって判断が変わると思いますが、吉田市政になってから各課、各部の弊害については低くなってきているというふうに感じております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうしましたら行政評価は5年間で足し算すると、先ほどの答弁ですとたったの18しかないということでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部長。 ○総務部長(布川一重君) 先ほど申し上げたこの18件というのは、具体的に施策に反映された数ということでございますので、今年度についても110近い事務事業の中から8事業外部評価をさせていただいておりますので、もちろんこれ以外にも多々の御指摘等がございます。代表的な例ということで挙げさせていただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 何か市長公室長の答弁ですと、さらさらさらっとトップの思いというか、力も伝わってこないんですけれども、もう少し吉田市長、東京都の新都知事みたいに何かやりますよとか、意気込みは、全く、やはり手直しとかはそういう答弁書にはなかったんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 答弁を求めます。総務部長。 ○総務部長(布川一重君) 市長の自己評価ということですので、私どもにはなかなか答弁しづらい面もあるんですが、具体的には、御質問いただいております外部評価、それから先ほど市長公室長が申しましたように、他課にまたがるいろんな施策について新しいセクションを設けたり、定期的な会議等も開催をしておりますので、5年間の自己評価でございますので、これらにつきましては、担当部署等がその旨報告をして、決裁を受けた上で答弁をしておりますので、この内容で御理解をいただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうしましたら、せっかく最前列に参事さんもおみえですので、お尋ねしますけれども、パーキンソンの法則というのは行政職を長くやってみえますけれども、御存じですか。 ○議長(伊藤祐司君) 参事。 ○参事(平野泰久君) 申しわけございません、よく存じておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) このパーキンソンの法則は、私13年やらせていただく間に3回ここで言いました。ぜひ一度皆さんで勉強していただいて、行政評価もして、また予算を考えていただきたいと思います。この項目は結構です。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。12番吉田ひでき議員。 ○12番(吉田ひでき君) 2項目め、市の環境施策について。  「愛・地球博」から11年、「COP10」から6年と早経過しています。環境万博が開催された市で、市長は「生きとし生けるものがつながり合う」ことをうたわれ市長となられています。そこでお尋ねします。  (1)吉田市政のこの5年間で、本市として独自・特色ある「環境施策」はありますか。  (2)子どもたちへの環境施策・共生施策等は、現在何も考えていませんか。  (3)現在、市の「リサイクル・リユース」施策内で、羽毛製品(衣類・布団)や放置自転車等はどのように対応されていますか。  お尋ねします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、市の環境施策について、3点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、本市の特色ある環境施策では、自然共生社会の実現のための施策として、市域全体の自然環境を正確に把握する自然環境保全基礎調査を実施しました。その後、継続して外来生物に関する環境学習やあわせて市民活動団体「NEXPO長久手・万博継承会」による杁ケ池のミシシッピアカミミガメ及び「香流川をきれいにする会」による堤防に生育するオオキンケイギクの駆除活動のサポート、希少種の生息・生育状況の追跡調査を本市の独自施策として継続実施しています。また、「里山プラン」を策定し、緑地等の適切な保全と活用に係る仕組みづくりに取り組んでいます。  循環型社会の実現のための施策では、市内の大学生と協働して市指定ごみ袋を全ての人にわかりやすいデザインに刷新し、ごみ出しのマナー向上を図りました。また、公共施設で発生する剪定枝をチップ化し、焼却処分からリサイクルへの転換でごみ処理量の削減に取り組んでいます。  低炭素社会の実現のための施策では、地球的規模で環境問題となっている温暖化への対策と魅力ある快適なまちづくりの両立を目標に、「地球温暖化対策実行計画」の区域施策編の策定や、公園西駅周辺環境配慮型まちづくりを進めています。  2点目について、子ども向けの施策として愛知淑徳大学との共同事業で世界共通のアイコンを使って環境によいもの、悪いものを示したグリーンマップづくりや、平成こども塾においては、自然観察やこどもファームでの農業体験など自然豊かな里山を生かしたプログラムを実施しています。小学校においては、「ストップ温暖化教室」を実施し、クイズや実験等を通して楽しみながら温暖化対策等について学んでいます。  また、ペットボトルなど資源ごみを利用した工作教室や親子エコ料理教室など、ごみ削減のための環境学習なども開催し、次の時代を担う子どもたちが日常生活の中で、環境問題や共生社会を常に意識できるような施策を展開していきたいと考えています。  3点目について、現在、本市では羽毛製品の衣類や布団はリサイクル・リユースへの取り組みはまだ行っておらず、燃えるごみとして収集しています。また、市で回収した放置自転車については、産業廃棄物として処分をしています。今後は、羽毛製品については貴重な資源としてリサイクル・リユースへの取り組みについて研究していきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ありがとうございました。  たくさんたくさん施策は今答弁いただいたんですけれども、今の答弁を聞きますと、余り吉田市長じゃなくても誰が市長になってもできそうな内容に思うんですけれども、何か際立って、今、吉田市政だからできたというような、この5年で何かあるんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 吉田市政になって、際立って何かというような御質問でございますけれども、市としましては、環境基本計画とか、そういった計画に基づいて施策を実施しておりますし、そういった環境基本計画等に記載している事業を着実に実現していくということが我々の行政としての責任だというふうに考えています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ということはどなたがなっても、ずっとその環境計画で進んでいくという捉え方かな。  そうしましたら、教育委員会部局にお尋ねします。長湫南部地区ポケットパークや卯塚墓園に手押しの井戸がありますけれども、長久手市内で雨水のタンクや手押しの井戸のほかに子どもたちが雨水の再利用なんかを勉強できるような場所はありますでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) 雨水のタンクについては、何年ほど前でしたか、提供があって、学校の中にこのぐらいの高さ(1メートル程度)のタンクを設置して、雨水をためて、それを花壇にまくというようなことがしばらくなされましたけれども、残念ながらタンクがちょっと老朽化しちゃって、廃止している学校もあります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 雨水タンクは、寄附をいただいて、たしか各小学校にあったと思うんですけれども、今は大体使われていないと思います。あと、平成こども塾も、タンクは置いてありますけれども、見せかけだけの雨水タンクがずっと設置してありました。子どもたちにぜひそういう本物を見せていっていただきたいと思います。教育長はモリコロパークにあります、サツキとメイの家の井戸は見られたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) 見学しました。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ああいう井戸が小学校にあると、子どもたちは何かガチャポンガチャポンと楽しく花の水やりとか、そういう何か自然の恵み、雨の恵みを感じられるようなことが体験できると思われませんか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 手押しの井戸というのはないんですけれども、各小学校には防災用の井戸だとか、北小学校には、その他父兄の方が掘られたような井戸がありまして、そこがため池みたいになっていますので、その水を利用したり、そういうことはされていると思いますけれども、手押しの井戸というのはないものですから、それを体験するということはいいことかなとは思うんですけれども、今言ったみたいに井戸の水だとか、そういうのを利用しながら花に水をやったり、環境ですか、そういう緑化に対しても水を使わせていただいているというような状況だと思っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ぜひ環境博をされた自治体ですから、何かもう一度子どもたちに何か夢のあるような、亀を殺すとか、そういうことじゃなくして、何か変わっていくことも今の吉田市長ならできるかなと思って、この質問をさせていただいておりますが、この杁ケ池の水質検査や亀の駆除は、市民の皆さんの協力で進められています。この生き物を殺す施策だけでは、生きとし生けるもののつながりの大切さを子どもたちに語られる吉田市政の施策らしくはないんですけれども、教育長や市長は、豊田市にある愛知県の動物保護管理センターの動物殺処分室なんかを見学されたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) 見学したことはございません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 一度環境課の職員さんと教育部局の皆さんで、動物保護管理センターの動物殺処分室を見学させていただいて、机の上で施策を考えるのではなくて、ちょっとそういう動物たちの目を見た環境施策をこれから考えていっていただけないかと思うんですけれども、難しいでしょうか。私は突然飛び込みで動物保護管理センターに伺いましたら、やはりぜひ見ていってほしいと、ここの職員さんに中まで見させていただいたんですけれども、ぜひそういうところも職員の皆さんに見ていただきたいと思うんですけれども、そういうことは難しいですか、くらし文化部長。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 犬・猫の殺処分は県の動物保護管理センターで行っております。確かに平成27年度では、愛知県で殺処分された数は、犬が598匹、猫が963匹、合計1,561匹というような処分をされております。そういった状況について、子どもたちもその実情を伝えてほしいというようなお話でありますけれども、そのあたりについては、教育委員会のほうのまた意向もありますので、またそのあたりは協議をさせていただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうしましたら、ちょっと明るい話題で。昔、香流川にウナギがいたそうです。教育部長や建設部長、くらし文化部長は、ウナギの話は聞かれたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) いたという情報は聞いたことはありますけれども、私は見たことがないです。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうしましたら少し年配の副市長とか、市長とか教育長は聞かれたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 見たことはありませんが、聞いたことはございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 御年配と言わなければいけませんでした、済みません。香流川は学校の校歌にも出ています。保育園の園児や小学校の児童に、毎年ウナギやドジョウやフナ、香流川に放流体験などをしてもらったらどうでしょうか。アヒルのひなを保育園で育てて大きく育ったら香流川のあちらこちらで飼ってみるとか、もしそんなことができたら、教育長、子どもたちは喜ぶと思われませんか。 ○議長(伊藤祐司君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 以前、議員がおっしゃるように金魚の稚魚とか、たしか鯉の稚魚を放流したことがございます。ただ環境団体から言わせると、とんでもないことをしているなということでした。要は香流川には自然環境がございますので、人間が手を加えるときには、より慎重に、それも行政が行おうとすれば周辺環境をしっかり調査して本当に必要な事業なのかをしっかり検証した上でやるべきだという御指摘を受けたことがございます。したがって、先ほどの御質問にあるように、特定外来種とか、オオキンケイギクのような日本にあってはいけないような動植物について我々が法に基づいて撤去、処分をしているわけでして、その御協力を市民の方たちに勉強していただいた方たちが中心になって市民にそういった輪を広げていただいているのが現状です。本来ですと、税金を使って市が市の施設ですからやればいいんですが、それでは吉田市長の本旨ではないわけです。市の財産であったとしても市民が勉強して、必要な施策を市民が行って、例えばそれに反対される方もいらっしゃるので、その方たちとじっくり話し合いをされて適切な環境整備をしていくということが時間はかかるかもしれませんが、必要なことだというふうに思っています。したがって、我々としては安直に子どもの教育だからといって、川の中で新しいものを発想させるというよりも、現在ある動植物やさまざまな環境学を学習していただく絶好の機会かなというふうには思っておりますので、香流川をきれいにする会の羽渕さんたちも一生懸命掃除をされているのは、子どもが入っても安全な川をつくろうという思いでやっていらっしゃると思いますので、そのあたりの市民の方たちのお気持ちを十分反映させながら、我々の施策とつなぎ合わせながら事業を推進していきたいなというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ありがとうございました。かなりかたい話になりましたので、もう一度やわらかい質問をさせていただきます。  先日、テレビのニュースで豊山町の郷土料理、ドジョウ寿司が小学生の生徒さんとボランティアのおばさん方でつくられているのが放映されていましたが、教育長や副市長は御存じですか。 ○議長(伊藤祐司君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 済みません、見ておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 小学校の児童が生きているドジョウをそのまま鍋に入れ、味つけをされて押し寿司を地域のおばさん方とつくられていました。生き物の命をいただく、これこそが生きた食育環境教育だと私は思います。教育長は、子どもたちの前で生き物は殺せますか。 ○議長(伊藤祐司君) 答えられますか。教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) ちょっとどう答えていいかわかりません。ごめんなさい。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。
    ○12番(吉田ひでき君) 本市もそろそろ実体験できる食育教育、環境施策が私は必要と思います。市内には、ウナギ屋さんが何軒もあります。魚屋さんもあります。食品スーパーの魚コーナーもたくさんあります。プロの職人さんたちがたくさんおみえです。こういう皆さんのお力をかりて、子どもたちの前で目の前でウナギをさばいていただくとか、例えば場所は、平成こども塾、目の前でさばいていただいた生のウナギを皆が炭火で焼いて、いただいたら、子どもたちが家に帰って、お父さん、お母さんにウナギは可哀想だったけど、かば焼きはおいしかった。ウナギはでも絶滅の心配もあるそうですという、こういう何か生きた環境施策とか、食育を本市もそろそろ必要な時代が来ていると思うんですけれども、先ほどかたい答弁をいただきました副市長、何か子どもたちも真剣な目で見れることはそろそろ必要じゃないですか。 ○議長(伊藤祐司君) 副市長。 ○副市長(鈴木孝美君) 総論は大賛成でございます。やり方、手順については、いろいろあるかと思いますが、この間うち、宮が洞池で実は池殺生というか、池殺生は昔の言葉ですね、しゅんせつをさせていただいて、護岸の改修をさせていただこうということで水を抜きました。本当に昔を思い出しまして、池の中に大きな生きた鯉がばたばたいるのを捕まえて、特定外来種と在来種と分けて処分をして、在来種については保護をし、特定外来種については処分をいたしましたが、ああいう中で作業員のおじさんたちがやっていらっしゃるわけで、あんな楽しいことを業者にやらせたらもったいないなというふうに思っておるところでございます。ただ、あの池はちょっと環境上、釣り道具の散乱がございまして、お子さんが入るわけには、ちょっといかない状態でございましたので、残念ながらでございますが、池の浚渫というような機会も、そういった動植物に触れ合う機会、殺さなくても実際に大きな魚を捕まえて、ばたばた動く感動をみずから感じていただくと、かなり違うのではないかなというふうに思っていますし、私の時代ですと、にわとりを絞めて家で毛を抜いて、小羽を焼いて調理するのは当たり前のことでございまして、私も何羽か殺した経験がございますが、非常においしかったという反対の経験もしております。そういった経験は非常に重要だと思いますが、今の世の中にダイレクトにそれを導入するというのはなかなか難しいと思いますので、やはり学校関係者やそういった食育の専門家の方たちの知見をお借りしながら、どういった取り組みで、子どもさんたちに食育や生きているものを食べる、いただくということがどういうことなのかというのはぜひ学習の機会として非常に重要だというふうに思っておりますので、さまざまな局面で検討していきたいなというふうに思っています。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) もう1点、環境学習という観点で、平成こども塾が夏の南木曽交流事業で、手づかみで魚をとって、それを実際にさばいて、それを食べているというようなことも行っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 補足でいただいた平成こども塾のは、全員じゃないですものね、行きたい方の抽せんでですから、学校のほんの一部の子だと思うんです。副市長のお話、鳥をさばいたという本当にそんな時代も今は見れないと思いますので、話をちょっと変えまして、先ほどの羽毛製品、たしか研究していただけるようなお話ですけれども、これやらないための理由の研究なのか、やっていけるための理由の研究なのか、これちょっと確認させていただけませんか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 羽毛につきましては、もう既に愛知県内でも幾つかの自治体がリサイクル・リユースの取り組みを進めております。今まで長久手市は可燃ごみとして処理しておりましたけれども、そういったことが可能であるということがわかりましたので、これについては、いろいろエコハウスのスペースの問題等もありますけれども、そういったことも含めて一度検討させていただきたいと思っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 検討、研究、早いといいますか、市長、教育長にお尋ねしますけれども、アヒルやグース、水鳥たちが生きたまま胸の毛をむしられたり、羽をとられたりという動画がネットでは見ることができますが、そういうものは見られたことはありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) 見てはいませんが、耳にはしています。  それから平成こども塾の魚のことをつけ足しでしゃべっていいですか。              〔「お願いします」との声あり〕 ○教育長(堀田まゆみ君) 自分が小学校のキャンプの引率をしたときには、5年生が鱒をつかんで、それを全員がつかめない子もいますけれども、料理してキャンプ場で食べるという経験をしています。自分はただ動いている生き物だけの命をいただくのではなくて、植物だって生きているものですよね。そういうものもいただいているわけですから、実際殺す場面とか、そういうことを見なくてもちゃんと生き物の命をいただいている、植物にしても動物にしてもいただいているというふうに、それなりに学校で指導していると思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 羽毛製品は、よそでもうできていますから、少しでも、一度早くできる研究をしていただきたいと思います。自転車のリユース・リサイクルの関係なんですけれども、これを産業廃棄物処理ではなくして、お金にかえてみえる行政もありますけれども、くらし文化部長は、承知されておりますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 一部いわゆる環境部門のほうで実際、粗大ごみに出された自転車に対して、これを活用できるのであれば展示されて販売されている、もしくは譲渡されているというような事例があることは承知をしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうではなくして、鉄の塊というか、それを買っていただくような状況も他市町では出ている。収入として考えるというところも出ていますので、また一度研究じゃなくして、見に行かれるようなことをぜひお願いします。この項目は、以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。12番吉田ひでき議員。 ○12番(吉田ひでき君) 3項目め、市の情報発信・収集、広報・広聴などについてお尋ねします。  (1)市長公室長・総務部長・情報課長・行政課長は、本市隣接自治体5市の情報公開コーナーを業務として視察に行かれたことはありますか。他市との違いをどのように部署間で話し合われていますか。これは行かれたとしてです。  (2)市の情報発信力・情報収集力・情報公開力を5年市政につかれているトップの市長はどのように評価してみえますか。  (3)1年間に市役所への苦情、市長への意見等はどれくらい届いていますか。  (4)市役所の持っている情報の透明度は、この5年でどのように変わりましたか。  (5)市民皆さんのお声を聞くときに、重要な「態度・姿勢」等、職員向けの接遇研修などはどのように行われていますか。  お尋ねします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。              [市長公室長 鈴木 裕君登壇] ○市長公室長(鈴木 裕君) 市の情報発信・収集、広報・広聴などについてということで5点御質問をいただいております。順次答弁させていただきます。  1点目について、行政課において、近隣自治体5市(名古屋市、瀬戸市、尾張旭市、日進市及び豊田市)の情報コーナーを視察しております。各市共通して、多くの人が行き交う場所に情報コーナーを設置して、また、市としてもゆったりしたスペースがありました。これらの情報は情報担当部署と情報共有し、今後の市民サービスの向上に役立てていきます。  2点目の情報発信については、平成25年1月号からの広報ながくてを、また同年12月にホームページをリニューアルしております。このほか平成24年3月市民記者の採用、平成25年5月ブログを始め、ツイッター、フェイスブックのソーシャルネットワークシステムを使った情報発信の運用を開始しました。さらに、広報ながくてやホームページにおいて、市民活動を紹介する「みんなの掲示板」の開始、広報ナビゲーターとして「クーテシガーナ」の採用、「イベントメール」の配信開始、ケーブルテレビ市政情報番組「Weeklyながくて」のインターネット視聴を可能にしたことなど、さまざまな情報発信に取り組んできました。  情報収集についても、従来の「市政ご意見箱」に加え、平成25年7月「一平さんへのひとこと」としてアイデア提案の受付、「市政サロン」の設置や「まちづくり懇談会」、市の施策を市民にお知らせするとともに意見交換を行う「市政まなび舎」や「出前講座」の機会を設けております。また、従来の広報モニター制度を、「ながモニ」として、インターネット上で気軽に市政広報全般のアンケートを行うことができるようにしました。  情報公開力については、市情報公開審査会に諮り、従来は非公開としていた情報についても原則公開の条例の趣旨にのっとり、可能な限り情報は公開すべきとの考えで、公開できる情報の範囲を拡大してきました。  このように、5年間さまざまな取り組みをしてきたことで、市の情報発信力・情報収集力・情報公開力を充実してきました。  3点目について、10月末現在で過去1年間受付の「市政ご意見箱」等、御意見・御要望は467件、市長へのアイデア提案「一平さんへひとこと」は43件でした。  4点目について、本市の情報公開制度では、公文書公開決定通知書に不服があるときは、市情報公開条例第18条の規定に基づき、市情報公開審査会に諮ることができます。平成23年度に開催された審査会では、非公開と判断した建設工事に係る設計価格及び最低制限価格についての諮問がなされ、可能な限り情報は公開するべきとの考えから、結果として、従来は非公開としていた部分についても公開すべきであると答申されました。  このような手続を経て、この5年間で市の情報の透明度に関しては増していると考えております。  5点目について、各階層別研修の中でそれぞれ接遇研修などを実施しています。具体的に新規採用職員に対しては、社会人の基礎知識としてのビジネスマナー研修を、また、近隣市町で構成されている尾張東部職員研修協議会の新規採用職員を対象にした研修で、接遇研修を実施しています。さらに、採用後3年目の職員を対象とした一般職員前期研修の中で、市民の皆さんのお話を伺う際の態度等、傾聴の重要性について学ぶ、話し方講座も実施しております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) ありがとうございました。  そうしましたら、5市を見て回っていただいたのは、通告が出てからの11月29日、こういう質問が出ないとやはり見学は行きづらいでしょうか。5市を回られたということですけれども、どこのまちが一番すてきでしたか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部長。 ○総務部長(布川一重君) 確かに11月21日ですか、発言通告書をいただきまして、5市を回ってまいりました。もちろん近隣の瀬戸市とか、日進市、尾張旭市はほかの用事で行くときは、入り口のところにありますので、それは見る機会がありましたが、名古屋市は西庁舎にございます。また、豊田市は南庁舎にございますので、これについてはなかなか行く機会がなくて、今回初めて私も見させていただきました。  どこがよかったということですが、全て5市よかったです。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) どこもよかったということであれば、長久手市もぜひもう少し見やすく、明るく、ほとんど使われなくなっています西庁舎の1階の市長特別室ですね、あそこをもう少し何かインテリアのデザインをセンスを上げて、何か情報をもっと見やすく、明るく、市民の方が使いやすくなるように、知恵を出していただけないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部次長。 ○総務部次長(青山 均君) 今、議員がおっしゃられました市政サロンのことにつきましては、今若干のリニューアルを検討しているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そうしましたら、ホームページ、情報発信なんですけれども、ホームページのスポンサー枠、スポンサーさんがかなり減っているんですけれども、きのうの確認で15枠のうち6枠は空白になっていました。これ、ホームページに魅力がなくなってきた、そんなふうに私は捉えているんですけれども、あそこをもう少しうまく観光交流協会さんですか、その辺に使っていただいて、もう少し市内の事業所さんとか、どんどんと発信をする何かトップページの何かもう少し楽しめるような長久手市の若いまちの発信力というのは難しいのでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) ホームページのスポンサー枠が減っていると。月によって随分変化がありまして、今月もまた新規の申請が出ておりまして、多少の変化はあると思いますが、今言われたトップページを楽しくということで、本市の場合、トップページの一番に上にクーテシガーナが動いておりますよね。ああいったホームページのトップページもなかなか余りないところだと思いますけれども、今後もいろいろ若い方の御意見も聞きながら、内容については、更新していきたいというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 先ほどの意見とか、苦情の数もありますけれども、広報なんかのページ数をふやすとか、中刷りで別のもっと目立つチラシなんかに市内の皆さんに市民の皆さんのこういうお声がありました、こういうまちづくりを進めていますとか、これはできませんという、もっとキャッチボールを、ホームページには出ているんですけれども、ホームページを見れない御高齢の方もおみえですので、もっと何か情報発信とかはされるといいと思うんですけれども、ただただ聞いて、ホームページ見ろよでは、何かあれじゃないですか、済みません、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) たまたまこのタイミングですけれども、来年の1月号から広報ながくてをリニューアルしようとして今準備をしております。中についても、そのページ数についても随分充実をしていこうというふうに考えておりまして、その準備をしております。例えば、今言われた御意見の具体的なキャッチボールで言うところはまだその中に入っていませんが、自治体間連携で、例えばお隣の日進市とか、東郷町とか、そういったところの情報も一枠設けまして、新たに情報発信していくというようなことも、この長久手市だけじゃなくて、お隣の日進市や東郷町や豊明市さんにも長久手市の情報を載せていただくように、その広報担当間でお話をさせていただいて、それぞれにそのページを設けようということなどの試みもし出しております。  また、紙面構成も新たに少し変えて見やすくなるようなインデックスなんかもちょっと今考えているところですので、ぜひまた1月号は新しくなりますので、見られてから御意見等いただければというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) そういう状況は知らなかったものですから、質問させていただきました。  そうしましたら、先ほど各課・部の連携はとれているというお話でしたので、ちょっと変わった視点で質問させていただきます。  じんの議員さんも子育てコンシェルジュさんの質問を入れてみえますので、ちょっと違う角度で情報発信力で聞かせていただきますが、先日、12月1日に共生ステーションの市の職員さんに尋ねました。子育てコンシェルジュのことは御存じですかと聞きましたら、はっきりと知りませんと回答されました。ポスターもありません、チラシもどこにもありません。これやはり部や課の連携、そういうことがせっかく一生懸命子育て支援課さんがやられていても、他のこれはもう福祉部、くらし文化部の連携だと思うんですけれども、市民の方に知っていただこうという、そういう思いがどこかに連携もないと、職員さんに知りませんと言われると、あと何も聞きようがなくて、ぜひそういうことをもう少し部・課の連携をとって、市民の方にわかりやすい情報を出していただきたいと思いますけれども、そういうことは難しいでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 子育てコンシェルジュでございますけれども、ことしの8月に採用させていただいたわけでございますけれども、その後、子育てコンシェルジュの必要な基礎知識、それから窓口対応等々やっておりまして、積極的な広報はまだしてなかったわけでございますけれども、その後10月に子育てコンシェルジュ自身が自分の窓口に関するチラシを自分でつくられまして、10月の中ごろにそういったチラシをホームページ等にも公表させていただいたわけでございますけれども、御指摘の共生ステーションには、ちょっと配布はしていなかったようですので、また、早急に配布等させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) 予算は3月に通っています。スタートは8月、10月、あとかもわかりませんけれども、周知は早くやはり市民の皆さんにしていただきたいと思います。保育園なんかの外の掲示版とか、いろんなところで皆さんに知っていただくことを情報発信をうまく皆さん連携をとっていただいてやっていただきたいと思います。この項目は、以上で結構です。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。12番吉田ひでき議員。 ○12番(吉田ひでき君) 4項目め、お尋ねします。  市の福祉施策について。  (1)長久手市社会福祉協議会の事業として活動されているCSWのお二人は、私の知る限りではかなりの仕事量をこなしておられます。日々や年間の活動状況・内容を市の福祉部や市民相談室はどのように把握をされていますか。  (2)国は認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の中で「認知症初期集中支援チーム」を2018年度には全国の自治体に設置予定と発表されています。本市の進捗状況はどのようでしょうか。  お尋ねします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 市の福祉施策につきまして、2点御質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。  1点目について、長久手市社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー、いわゆるCSWでございますけれども、市民からのさまざまな相談に応じるとともに、小学校区ごとに設置を進めています地区社会福祉協議会の運営に関し、中心的な役割を担っております。このように相談業務以外にも、地域において幅広い活動を展開しているCSWの活動状況については、社会福祉協議会を所管いたします福祉施策課において、1カ月ごとの報告を受けております。  また、市民からの相談については、個々の相談内容等、必要に応じて、福祉部及び市民相談室等の関係部門と情報共有の上、連携して対応しております。  2点目について、「認知症初期集中支援チーム」は、認知症の早期診断、早期対応に向けた支援を行う機能として、平成30年4月までに全市町村に設置することとされているものです。この機能は、医師と福祉職が連携したチームを設置する必要があることから、現在、長久手市医療・介護・福祉ネットワーク運営委員会などにおいて、本市としてどのように対応するかを検討しております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。12番吉田議員。 ○12番(吉田ひでき君) CSWさんは本当に一生懸命やっていただいていると私は思います。お二人でかなりの範囲を回ってみえますので、これお一人もしかしてダウンされると、かなりお一人の方に負担もかかっていく。人が何人いてもいいということでもないと思うんですけれども、コーディネートできる方とか、そういう何か今後行政から社協のほうに話しかける、本当に二人で大丈夫ですかというような話し合いはできているんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) CSWの配置でございますが、まず議員御指摘のとおり、今現在2名ということで対応しております。こちらにつきましては、長久手市の地域福祉計画及び地域福祉活動計画、こちらにおいて、平成30年度の末までに各小学校区に配置していくという予定にしております。また、そういったCSWを束ねる人材が必要ではないかという点につきましては、基本的に社会福祉協議会の職員でございます。日々の相談業務において、難しい部分とか、相談したような部分が出てくるかとは思います。こういうものは、まずは社会福祉協議会の中で情報共有を行って、必要に応じて相談業務関係機関につないでいくということで、個々のCSWが案件を抱え込まないように組織的な対応が図られるよう、日ごろから社会福祉協議会とは話し合いを進めているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○12番(吉田ひでき君) ありません。 ○議長(伊藤祐司君) ないようですから、これをもって、吉田ひでき議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩をいたします。再開は14時10分といたします。                  午後1時59分休憩               ――――――――――――――                  午後2時10分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  じんの和子議員の個人質問の発言を許します。14番じんの和子議員。
                 [14番 じんの和子君質問席登壇] ○14番(じんの和子君) それでは、通告に従いまして、4項目質問いたします。  1項目め、骨粗しょう症検診の導入を。  厚生労働省の「国民生活基礎調査」では日常生活において介護や支援が必要となった主な原因として、「骨折・転倒」が12%という結果が出ています。女性高齢者の寝たきりになる主な原因に骨粗しょう症があり、女性ホルモンの影響を受け、年とともに骨量が減り、ささいなことで骨折しやすくなってくる。自分の骨密度がどの程度なのかを知ることはその後の健康寿命を延ばす上でとても大切である。  (1)骨粗しょう症の認識はどのようか。  (2)女性の健康づくり事業で行っていた骨粗しょう症検診を本市は15年前にやめた。やめた理由と、現在における近隣市町の取り組み状況はどのようかを把握しているか。  (3)近隣市町の検査方法、対象年齢などについて把握をしているか。  (4)骨量検査は、70代になってやっても遅い。自己負担があってもよいと考えるが、節目検診ということで、がん検診のように特定健診とあわせて骨粗しょう症検診の導入をしないか。  (5)介護予防推進事業として実施している「いきいき倶楽部」や保健センターで実施の「パパママ教室」などにおいて、市民まつりで行われている骨密度測定を実施できないか。  以上、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 骨粗しょう症検診につきまして、5点御質問をいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。  1点目について、骨粗しょう症は、骨密度の低下を特徴とし、骨折リスクが高くなる骨疾患であり、また、骨粗しょう症等の原因で起こる骨折、転倒は、介護が必要となる主な原因であると認識しております。  2点目と3点目については、関連がありますのであわせてお答えさせていただきます。  本市においても、骨粗しょう症を対策とした骨密度検診を平成7年度から平成12年度まで実施していましたが、検査精度に課題があったことから、検診事業は取りやめました。現在は、骨粗しょう症について知識の普及啓発を目的として健康展で骨密度検査の簡易測定の機会を設けています。  次に、近隣市町の状況ですが、瀬戸市では、30歳、33歳、36歳、39歳の女性を対象にX線検診を実施しています。尾張旭市では、18歳から39歳までの間で過去2年間に受診をしていない女性を対象に超音波検査を実施しています。また、40歳から5歳刻みで70歳までの女性を対象に超音波検査を実施しております。日進市では、40歳以上の女性を対象に超音波検査を実施しております。東郷町では、40歳から5歳刻みで70歳までの女性を対象に超音波検査を実施しております。豊明市では、20歳以上を対象にX線検診を実施しております。  4点目について、検診事業としての検査精度の課題を踏まえて、市内医療機関等と相談しながら、導入について研究してまいります。  5点目について、啓発事業として健康展で実施した骨密度測定は、測定器のリース費用が高額であることから、御提案いただきました「いきいき倶楽部」、「パパママ教室」などでの実施は困難ですので、他のイベント時などで実施を検討してまいります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 60歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症にかかっていると言われております。男性も65歳を過ぎるとリスクが上がります。骨粗しょう症は身近な病気でありますが、骨粗しょう症検診の導入に関しての話は15年間出てこなかったということでしょうか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 平成12年度まで検診として実施しておりまして、その後、導入について話がなかったかという御質問でございますが、過去市内の医療機関などとも相談はしてございます。市内医療機関の受け入れ体制であったり、検診事業としての検査精度、こちらの課題が当時整理できないというような状況でございまして、それ以降、骨粗しょう症の検診の再開は見送りをしているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 検査精度に課題があったことから、検診事業を取りやめたとの答弁でしたが、その内容はどのようなことでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 検査精度の課題ということでございますが、骨粗しょう症の検診の測定法であったり、機器の精度、こういったものは特に定められた基準がないと、こういったような課題もございます。また、市内の医療機関によっても、測定方法が分かれているということでございますので、検診として実施する場合にどの測定方法がよいのか、こういったものが課題として上がってございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 資料の配付をさせていただきましたけれども、近隣市町は全て検診事業をしております。先ほど検診精度に課題があったというお話でしたけれども、近隣市町が全て骨粗しょう症検診を実施していることに対して、どのように思われますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 近隣市町の実績を御紹介、資料のとおり配付いただきまして、こちらも参考としまして、骨粗しょう症の知識、御自身で知っていただくということを目的した普及啓発事業、これについて必要があると認識しているところでございます。そうしたことから、今年度の市民まつりの際に、保健センターで行いました健康展、こちらでは骨粗しょう症の啓発事業ということで、骨密度検査を実施しているところでございます。この検査につきましては、男女含めてでございますが、185人の方が測定をいただいたところでございます。あわせまして、その近隣市町の状況、平成26年度の実績で見ますと、人数で申し上げれば女性限定になりますが、平均で大体160人ぐらいということでございますので、他の検診事業と比較しますと、受診者の数が少ないということもございますので、本市で骨粗しょう症の検診を実施するには、このような点も確認しながら考えていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 骨粗しょう症検診を導入するための課題、先ほども少し述べられておりましたけれども、どのようなことがあるか、改めてお聞きします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 課題ということでございますが、1点目につきましては、先ほど申したような検査精度の課題という点と、精度管理という点がございます。具体的に申しますと、がん検診の場合、要請密検査という結果が出ますと、医療機関で再度検査を受けていただくということになります。これによりまして、早期に対応することによってリスクが軽減できると、こういう期待がございます。これに比べまして、骨粗しょう症につきましては、先天性の場合を除いて、若い世代から高齢になるにつれて、骨密度が低下していく傾向があるということがございます。また、検査の期間であり、検査方法、こういったものが国の指針などで示される科学的な根拠、これが確立していないというようなことが課題としてあると認識してございます。  したがいまして、専門の医師等と相談しながら検査方法などを研究し、また検査の効果、検査精度の問題、こういったものを整理していく必要があると思います。  二つ目ですと、年間でどれだけの方が検診をするか、人数等を想定して、必要な予算を確保していくような課題もまた一方でございます。  あとは、先ほど申したように医療機関、検査方法等が統一されておりませんので、こういったところで受け入れが可能かどうか、こういうところも調査する必要があると思います。  いずれにしましてもこういった課題がございますので、他市町の状況も参考にしながら、今後研究を進めていく必要があると考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 市内医療機関で、骨粗しょう症の検診ですね、できるところはどのくらいあるんでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 現在把握している市内の医療機関でございますが、整形外科で6つの医療機関で検査が可能というふうに把握をしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) いきいき倶楽部とか、パパママ教室などにおいて、測定器のリース代が高いので、骨密度測定は実施できないとの答弁でした。リース代は幾らで、測定器の購入についての考えはどのようなのか。また、測定器の購入やリース代に対して、国とか県の補助はないのか、伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 骨密度測定器のリースでございますが、先日の健康展で使用したものでございますと1日当たり3万円という状況でございます。年に数十回ございますそのいきいき倶楽部であったり、パパママ教室で実施することは、少し財政負担の関係もございますので、難しいというふうに考えてございます。  また、購入する場合ですと、診療用として使用可能である測定器でございますと300万円程度というふうに聞いてございますので、費用対効果の面からも購入することは少し難しいのではないかというふうに認識しております。また、これらの購入だったりリースに対しての国、または県の補助はないというふうに承知しております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 骨折、転倒で要介護となる人はふえております。転倒しても被害を最小限に食いとめる骨量、骨折しない強い骨を確保することが大事であります。カルシウム不足が主な原因で、骨粗しょう症になりますが、ほとんど自覚症状がないので、骨粗しょう症検診を受けて自分の骨密度を知り、骨粗しょう症を早期発見して、きちんと治療を受けることが何よりも大事でないかと思うんですけれども、考えを伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 骨粗しょう症の知識を啓発するためということで簡易な骨密度検査を行って、御自身の骨量を把握してもらうことは、その状態を知っていただくということで必要であるというふうに認識をしてございます。年齢を重ねていくごとに骨密度は低下してまいりますので、若い世代から運動であったり、食事であったり、生活習慣から考えていただくと、こういうことは非常に重要であるというふうに考えてございます。保健センターのほうでも体成分分析装置、こういうものを導入いたしまして、保健師による測定後の個別相談、こういったものも実施しております。こうした測定の機会により多くの方に受けていただくとともに、骨密度の簡易検査、こういうものも実施できるように、今後検討していきたいと考えてございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) さっきおっしゃられたようにデータですね、自分の骨密度に関してもデータを知ることがまず大事ということを思います。  もう1点気になりますのが、10代から30代の若年層ですね、骨粗しょう症という言葉に対する意識や、その病気に対する認識というのは低いんです。高齢者の病気と捉えている方が多いのが現実です。骨粗しょう症に関した講演会というのをしたことがあるのか、お伺いします。  市民への周知のためにも、例えば骨にいい話といったような講演会を機会を捉えて実施していかないか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 骨にいい話等の講演会ということでございますが、過去には、運動機能症候群ロコモティブシンドローム等に関しまして、愛知医科大学であり、株式会社長久手温泉、それと長久手市の3者の連携事業といたしまして、平成25年度、26年度に予防の講演会を合計3回ほど実施してございます。  また、市の広報であります広報ながくてにおいて、市内医療機関の医師によるさまざまな分野の話を掲載しているところでございまして、今月12月号では、まさにこの骨粗しょう症に関する医療的な内容が掲載されているところでございます。今後とも市内の医療機関の医師と相談しながら市民への周知について検討していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 質問ではありませんけれども、自分の骨密度を正確に知るということは今後の健康寿命にもつながってまいりますので、若年の方にするのか、また若い女性から進めていくのか、どういう検討になるかわかりませんけれども、自覚症状がないというところに焦点を置いて、ぜひ導入していただきたいと思います。次の質問にいきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 2項目め、公園と公園愛護会制度の課題について伺います。  公園愛護会の活動は、地域の身近な公園を住民みずから管理することを通じて公園に対する愛着を深めていただく活動です。地域の事情やニーズが大きく変化する中で、現在ある公園に主体となる愛護会がないところがある。地域の多様な活動主体の参画を促し、市民協働の公園愛護会制度の充実に努めていくべきと考えます。  (1)公園愛護会の主な活動内容と目的はどのようか。公園愛護会活動の主体は子ども会と限定しているのか。  (2)公園数の総数は幾つで、愛護会が管理にかかわっている公園数は現在幾つか。目的達成のためには、全ての公園の管理に愛護会がかかわってもらいたいと考えているか。  (3)公園愛護会は地域住民に余り周知されていない。周知・理解していただくために、どのように取り組んできたか。  (4)愛護会と連携を図りさまざまな課題に対処するために、例えば「愛護会交流会」といったような意見交換会を開催するべきではないか。  (5)下山土地区画整理事業地内に街区公園が予定されております。公園づくりの計画段階から地域住民と話し合い、地域に合った公園をつくっていく考えはあるか。また、そのときに公園愛護会発足のための情報提供やPR活動をしていかないか。  以上、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。建設部長。              [建設部長 浅井十三男君登壇] ○建設部長(浅井十三男君) 公園と公園愛護会制度の課題について、5点御質問をいただいておりますので、御答弁させていただきます。  1点目につきまして、公園愛護会の主な活動内容としましては、公園の除草、ごみ拾い、トイレ清掃等です。目的としましては、公園がいつもきれいで、住民が安全かつ楽しく利用できるように、市と協力して公園管理の適正を期し、あわせて公園施設愛護の精神を高揚することです。公園愛護会活動は子ども会だけでなく、自治会・シニアクラブ等いろいろな団体が主体となり活動を行っています。  2点目につきまして、現在、都市公園の総数は41公園です。そのうち約80%に相当する33公園で愛護会が管理に携わっています。市としましては愛護活動の目的達成のために、愛護会が全ての公園で管理に携わっていただきたいと考えています。  3点目、4点目につきましては関連がありますので一括してお答えします。  毎年、4月に市公園指定管理者及び各公園愛護会の代表者に出席していただき、公園愛護会代表者会議を開催しております。その中で愛護会のない公園を紹介し、愛護会を設立していただけるようPRを行い、また愛護会活動について意見交換も行っています。  周知方法につきましては、それ以外、具体的な取り組みができていない状況でございますので、今後検討していきたいと考えています。  5点目につきまして、計画段階から下山土地区画整理組合と積極的に意見交換を行い、地元の意向を反映した公園づくりを目指していきたいと考えています。また、その際に公園愛護会に関する情報提供やPR活動を行っていきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 8公園が愛護会不在ということですが、不在となっている理由は何かを伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 現在、8公園の愛護会が不在ということでございます。これまでも愛護会の数については、ふえたり、減ったりというような状況を繰り返してきており、現在33公園で愛護会ができておるということでございますけれども、8公園にないという不在の理由は、一番大きいのは、地区によって子どもの数が減ってきておりまして、子ども会が解散したりということで、せっかくやっていただいた愛護会であっても、そういった理由で解散届を出されるというようなケースがございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) NPO法人や社会福祉法人などが複数の公園愛護会となっておりますが、その理由は何でしょうか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 愛護会になっているNPO法人ですとか、社会福祉法人につきましては、これは全て申し出がされまして、自発的に愛護会活動を行いたいという申し出がございました。それで市の公園愛護会報償金交付要綱というのがございまして、その中の第1条の目的で維持管理業務を自発的に行う団体としてございます。また第2条のほうでは、愛護会として目的を達成するために、今活動を行うものという定義がされておりまして、これらの理由からNPO法人、福祉団体についても複数の公園で愛護会ということでやっていただいているということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 地域の事情が大きく変化する中で、公園愛護会がなくなるケースも出てくることもあると思います。要綱では、愛護会の目的は地域住民の公園に対する愛護意識の高揚、地域住民のコミュニティ形成を図ることを目的とするとなっており、また、愛護会とは公園周辺の分会、自治会、町内会、子ども会、老人クラブなどの団体で構成されるものとなっております。桧ケ根公園、落合公園、野田農公園、後山公園の愛護会であるNPO法人楽歩や、三ケ峯公園や血の池公園の愛護会である社会福祉法人むそうは、届け出の住所が瀬戸市や半田市となっております。長久手市に届けるものであるならば、長久手市にある住所とするべきではないでしょうか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 今、住所の件で御指摘いただきましたけれども、そのとおり届け出の住所につきましては、それぞれが瀬戸市、それから半田市ということになってございます。ただ、楽歩につきましては籔田とか、中島に事務所がありまして、むそうにつきましても三ケ峯に事務所がありますので、受け付けてやっているわけですが、御指摘のとおり、今後は市内の住所、事務所がございますので、市内の住所で届け出を出していただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 愛護会の目的は、地域住民の愛護意識の高揚とコミュニティ形成であり、つまり地域の利用者が主体でということだと私は考えます。法人などが愛護会普及率を押し上げるというような結果にならないのか、心配するんですけれども、その点どうでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 普及率ということでございますけれども、普及率を上げる、語弊があるかもしれないですけれども、普及率を上げるために公園、そういったところを利用する、活動していただくということではなく、あくまでも法人のほうから申し出がありまして、それを受けとめまして、特に楽歩さん、むそうさんにつきましては、障がいのある方の居場所、それから役割の確保ということに寄与しているということで、要綱上、具体的に法人についての定義はございませんが、目的なり、先ほど申しましたように、定義・目的に沿った活動団体としての申し出があり、市のほうとして判断させていただきましたので、御理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。
    ○14番(じんの和子君) 社会福祉法人を私も否定しているわけではありません。  名古屋市におきましては、法人が設立する愛護会の特例というのがありまして、例ですけれども、法人が愛護会を設立しようとする場合は、趣旨に鑑み、当愛護会の役員及び会員の過半数が地域住民でなければならないとあります。名古屋市の扱いが全てではありませんけれども、本市においても法人が愛護会を設立しようとする場合の条件整備の必要があるのではないでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) そうですね、今申し上げました法人については要綱上も定めがございません。したがいまして、今言われるように、例えば愛護会の役員・会員の過半数、地域住民に義務づけるですとか、そういった方法もあるかと思いますので、現在は要綱上ないという御答弁をさせていただきましたが、やはり今後の課題だとは思っておりますので、今後法人などの愛護会の活動や地元からの公園管理設立に関するニーズなどを考慮して、名古屋市のことを申されましたけれども、他市町の事例も確認しながら一度研究していきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 市の愛護会の活動に対する支援は、先ほど報償と言われましたけれども、そのほかに何がありますか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) 愛護会を設立していただきますと、その愛護会のほうでは、ほうきですとか、ちりとり、それから洗剤などの用具を支給させていただいて、活動が円滑に行えるようにということで支援させていただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 行政とのコミュニケーション不足ということはないのでしょうか。  また、横のつながりを深めるために、活動の半期で意見交換会とか、交流会の必要があるのではないかと思いますが、それに対してどのようなお考えでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) コミュニケーション不足の課題ということでございますけれども、市と愛護会団体との関係につきましては、年に1回ですけれども、4月に開催しております公園愛護会代表者会議の中で意見交換のほうを行っております。また、年に2回、上半期、下半期で活動計画書を提出していただいておりますので、愛護会の活動の予定日ですとか、活動内容、それから活動人数の予定など確認しまして、活動後には実績報告書を提出していただくことによって、連携を図っておるというふうに捉えております。  それから、コミュニケーションに関係しましては、活動後のごみを拾った後の処理といいますか、回収の連絡ですとか、それから用具の普及に対する要望などをいただきまして、いろんな状況をお互いに共有するということで良好な状況であるということでコミュニケーションは図れておるのかなというふうに理解はしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 名古屋市、そして日進市、東郷町などでは、公園愛護会のホームページがあり、活動状況が発信されております。愛護会不在のところは、地域で愛護会の団体を設立していただけるように、本市もホームページを作成し、積極的に情報を発信していったらどうかと思うんですが、どのようでしょうか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) ホームページにつきましては、本市のホームページの情報提供という部分ではまだまだ足りないのかなというのはちょっと実感、痛感しているところでございます。日進市ですとか、東郷町のほうもいろんな活動の状況を掲載しておるという状況でございますので、本市のほうでもそういった内容でのホームページを作成して、情報発信のほうを積極的に行っていけるように、その内容、手法についても検討していきたいと言うふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○14番(じんの和子君) 次いきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 3項目め、保育園事業について。  保育需要への対応は、とかく数合わせになりがちですけれども、保育の質を確保しつつ、保育定員をふやす努力をしていただきたいと思います。  (1)認可外保育所である企業主導型保育所に関して、市がかかわれる権限はどのようなものか、伺います。  (2)「小規模保育事業所」、定員19名以下の施設が新たに平成29年4月、五合池に開設されます。0歳から2歳児対象なので3歳児になると次の保育施設を捜さなければなりません。地域型保育所卒後の受け入れ不足が顕在化する心配はないか。  (3)今年8月の子育てコンシェルジュの配置ですけれども、4カ月間の実績はどうですか。  (4)本市は国基準を上回る手厚い保育士配置を行っていますか。民間保育所においても内規により同水準が規定され確保されているか。国の最低基準を超える市独自の基準を今後も維持することで保育行政を進める方針か。  (5)長湫北保育園の開園に向けて、保育士確保は重要課題です。待機児童解消と保育士の処遇改善はセットの問題でありますが、保育士の賃金格差実態についてどのような認識か。  (6)どれだけの保育士が長湫北保育園では必要と試算しているか。  (7)保育士の確保・処遇改善に向けてどのように取り組んでいるか。  (8)正規保育士の増員についての考えはどのようか。  以上、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 保育園事業につきまして、8項目御質問をいただきましたので、順次御答弁を申し上げます。  1点目について、企業主導型保育事業は、国から企業主導型保育事業助成金を受けて実施する保育事業であり、基本的に市の関与はありませんが、国の補助金実施要綱では、地域枠で施設を利用する場合、利用者が一般事業主に雇用されているか、あるいは子ども・子育て支援法に基づく市町村の保育支給認定を受けていることのいずれかが、利用条件となっていることから、保育の必要性を判定する部分において、市が間接的にかかわることになります。  2点目について、小規模保育事業を初め、家庭的保育事業や事業所内保育事業など地域型保育事業を開設する場合、3歳児以上の保育の受け皿の確保が必須となります。この点については、現在進めている長湫北保育園移転事業において定員を拡充する措置を講じています。また、地域型保育事業を利用したお子さんが3歳児クラスになる際には、在園児の転園と同様、新規入所申込者に優先して転園先の保育所を調整するため、受け入れ不足が顕在化する懸念はないと考えています。  3点目について、子育てコンシェルジュは、平成28年8月から雇用し、まずは一般事務を習得するため、保育を中心とした窓口業務や事務処理、保育園の入所面接などを行ってきました。今後は、本来の利用者支援事業である待機となった児童とその保護者などへのアフターフォローや子育て支援施策に関する積極的な情報発信などにも取り組んでいきたいと考えております。  4点目について、1歳児について、国の配置基準では児童6人に対して保育士1人であるのに対し、本市では4対1としています。それ以外の配置は国の配置基準と同様です。また、市内の民間認可保育所についても、市の配置基準に基づいて保育士を配置しており、この方向性を変更する予定はありません。  5点目、7点目については関連がありますので一括してお答えをいたします。  保育士の確保については、ホームページや広報での周知のほか、近隣の大学、保育課程のある大学等に募集要項やポスターを職員が持参し、就職担当課の職員に直接説明し、周知に努めています。また、今年度は、長湫北保育園の改築に伴う施設定員増などに伴い、10人程度の確保が必須でありましたので、より積極的に活動しました。処遇の改善について、技能労務職を除く正規職員は、同一の給料表、給与体系となりますので、職種による給与の格差はありません。人事院勧告に基づき、給料、手当の見直しを行っております。年休等の休暇制度、健康診断等の面でも職種による格差はありません。  前後になりますが、6点目について、現在移転に向けて建設を進めている長湫北保育園では、定員の拡充に伴い、クラスに配置する保育士は35人ほどが必要と試算しています。  8点目について、保育士の適正な増員、配置に努めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 企業型保育所であります(仮称)イオンゆめみらい保育園の地域枠というのは何名なのか。また、現在何名分の支給認定の判こを押されたのかお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) イオンゆめみらい保育園長久手でございますけれども、店舗のオープンに先駆けまして、12月1日に開園をいたしております。定員は29人で、このうち地域枠は最大で5人でございます。また、入所に関する保育支給認定書については、12月1日現在、発行をいたしておりません。開園時の入所児童数は26人ということで、全て従業員枠となっております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 子ども・子育て新制度により、保育環境整備が急速に変化しております。3歳児未満対策の目玉として、小規模保育所の拡充が進んでおりますが、待機児童の解消につながると考えておられるのか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 小規模保育事業につきましては、市では、ことしの4月にキッズハート長久手が開園をいたしました。また、公立保育園の長湫西保育園の改修に伴う増員とあわせまして、3歳未満児の受け入れを今年度28人拡充をいたしました。この結果、待機児童数でございますけれども、去年の4月の27人から、ことし4月には17人に減少をいたしましたので、待機児童の解消につながっているものと考えております。  また、来年4月には、もう1カ所小規模保育事業所がふえますので、長湫北保育園の移転に伴う定員拡充とあわせまして、さらに待機児童の解消につながればと考えております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 地域型保育所は、狭い園庭であったり、行事が少なく盛り上げに欠けたり、子ども同士の関係が狭くなり、固定しがちというデメリットもあるんですけれども、その反面、メリットもたくさんございます。そのためにも連携保育園、これを公立保育園において進めるべきなんですけれども、(仮称)はな保育室はなみずき通りは、連携保育園がどこになるのか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 来年の4月に開園を予定しております、仮称でございますけれども、はな保育室はなみずき通りでございますけれども、この保育園の場所が五合池になっておりますので、近くの来年度鴨田に移転をする長湫北保育園、こちらが近くでございますので、こちらを連携保育園とする方向で現在調整をしているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 小規模保育園の職員は、形態により変わります。A型、B型、C型があります。保育の担い手を保育士有資格者にしていなかったり、自園調理の給食を義務づけていなかったりというようなことはないか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 市では、この小規模保育事業につきましては、認可保育所と同様に安全で質の高い保育、こういったものを確保するために保育士資格を有している者が保育を行うというA型、これを基本といたしております。A型の職員につきましては、長久手市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例、こちらにおいて保育士を置かなければならないと規定をいたしております。  また、給食の提供でございますけれども、こちらも施設内で調理をする方法、もしくは、外部からの搬入する方法もございますけれども、外部の場合は、衛生面、それから栄養面を確保できる体制が整っており、乳幼児の年齢、発達の段階、健康状態に応じた食事の提供が適切にできるところ、そういったところから搬入をするようにと規定をいたしております。今回、来年4月に開園をいたします小規模保育事業所でございますけれども募集要項において、この条例の規定を満たしていることを応募要件といたしております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) それでは、地域型保育事業に関しまして、保育所のスタッフを公立保育園に受け入れて事前研修をするとか、不定期に保育施設を訪問して、市の保育士や栄養士などが巡回、指導、相談を行うといった取り組みなどをしているのかをお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 地域型保育事業のスタッフを市の保育所に受け入れをして事前研修ということでございますけれども、市が事前に研修することはございませんけれども、地域型保育所開所後に、必要に応じて市が主催する保育士研修への参加を呼びかけをさせていただいたり、県への研修、そういったものを御紹介をさせていただいております。  それから巡回、指導等でございますけれども、こちらにつきましては、連携施設の園長が定期的に園を訪問いたしまして、保育状況を確認をしたり、運営に関するアドバイス、こういったものを行っていく予定でございます。  それと地域型保育施設の園児でございますけれども、逆に園児のほうは、公立保育園が実施する行事などにもお声がけをさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 本市の公立施設の雇用形態別、正規、嘱託、臨時とありますけれども、保育指数はどのようかをお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) ことしの4月時点の人数構成でございますけれども、通常保育の時間帯で勤務する職員、これが122人ございまして、正規保育士がこのうち72人、それから嘱託保育士が37人、それから臨時保育士が13人となっております。また、早朝、長時間を合わせますと、この臨時職員13人が129人となりまして、全体では238人の職員数となってございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 臨時職員の報酬というのはどのようか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 臨時職員の賃金単価でございますけれども、日中勤務で保育士資格を持つ臨時職員の時間給は1,210円となっております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) ということは、資格のない一般の方もいらっしゃるということですか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 済みません、資格のない保育士補助という臨時職員でございますけれども、時間単価は一般で950円になってございます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 保育現場を支える重要なマンパワーとして、多くの臨時保育士さんが働いております。パートタイムの保育士ではなく、正規保育士とほぼ同じ勤務の臨職保育士はいるのか、お伺いします。そしているならば、正規職員と比べると、働き方、働く時間はほぼ同じでも待遇は大きく異なると思うんですけれども、臨時保育士は時給のみでボーナスも退職金もありません。常勤の正規職員との給与の差というのは、どのようなのか、お伺いします。  また、適正に有給休暇というのは付与されているのかも、伺います。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部長。 ○福祉部長(山下幸信君) 臨時職員でフルタイムで勤務をしていただいている職員の、週5日7時間以上での臨時保育士でございますけれども、現在2名在籍をしてございます。それから正規職員との給与の比較でございますけれども、ことしの予算書に職員1人当たりの平均給与というのが出ておりますけれども、それで比較をさせていただきますと、正規職員の年間の平均給与、ボーナス込みですと565万円、このようになります。それから先ほどのフルタイムで資格ありの臨時保育士が年間給与で、約225万円となっております。  それから有給休暇でございますけれども、こちらにつきましては、勤務日数に応じまして、適正に付与をしてございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 常勤の職員と働き方はほぼ同じであっても、1年間の給与がかなり2倍以上違っているということでした。春日井市などでは、ベテラン保育士ですね、1時間当たり1,280円と聞いております。本市の臨職保育士は、報酬が一律、先ほど部長が答えられた1,210円でございますけれども、ベテランの保育士や正規とほぼ同じ労働時間の保育士の待遇改善というのを本市でも考えていきませんかということをお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室長。 ○市長公室長(鈴木 裕君) 済みません、保育士にかかわらずですけれども、臨時職員の方が市役所にたくさんおみえになります。臨時職員の方につきましては、制度的には6カ月の任用で、最大1年までの延長ということにしております。したがって、業績や経験によって賃金等に差を設けるものではないというふうには考えております。しかしながら、現実として何年も連続して勤務をお願いしている臨時職員の方がみえるということは承知しております。しかしあくまで同一職務への再度の任用ということで、それを継続させていただいております。職務の責任だとか、困難度に変更が生じないことから報酬、賃金の差をつけるということは考えておりません。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○14番(じんの和子君) 次いきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。14番じんの和子議員。 ○14番(じんの和子君) 4項目め、災害時におけるペット同行避難について。
     環境省は平成25年8月、災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを示し、ペット同行避難を原則として位置づけ、自治体が災害の種類や地域の実情に応じた独自の災害対策マニュアルを作成する際に、ペット対策を検討する参考となるようにしました。避難所におけるペットの飼養ルールづくりは円滑な避難所運営にとって急務な課題であります。正しく理解していないと避難所の入り口近くで混乱となります。  (1)ガイドラインの公表についてどのような受けとめ方をしているか。  (2)災害時におけるペット飼育世帯の避難対応について、飼い主が平時からとっておくべき対策や心構えはどのようなことと考えているか。  (3)「避難所開設運営マニュアル」にペット同行避難を盛り込んでいくのか。  以上、3点お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。            [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、災害時におけるペット同行避難について3点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、平成23年に発生した東日本大震災において、大規模な地震や津波、それに伴う原子力災害が発生したことに伴い、住民が緊急避難を余儀なくされたため、自宅に取り残された飼い主とはぐれたペットが放浪状態となりました。また、飼い主とペットがともに避難できた場合でも、避難所では動物が苦手な方、アレルギーの方を含む多くの避難者が共同生活を送るため、一緒に避難したペットの扱いに苦慮する例も見られました。本ガイドラインは、自治体が地域の状況に応じた独自の対策マニュアルを検討する際の参考となるように、環境省が作成したものであると考えています。  2点目について、本ガイドラインによると、災害に備えたペット用の備蓄品の確保、避難ルートの確認及び同行避難するために必要なしつけや健康管理を行うことと記載されています。  3点目について、現在策定中の「避難所運営マニュアル」の中で、ペット同行避難を盛り込むために、その際の問題点・対策等についても検討していきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 熊本地震のときのペット避難に関しての状況を把握していますか、お伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 熊本地震において、平成25年に策定された本ガイドラインを受け、一緒に避難所に避難するという意味の同行避難を避難所の中で一緒に過ごせる同伴避難と勘違いをしてペットを飼っている人と飼っていない人の間で、ペットの鳴き声だとか、それからそういった苦情、それと咬傷、いわゆるかみ傷の事故等のトラブルが発生したというふうに聞いております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 被災者がペットを同行して避難する場合、想定ではペットは避難所となる体育館の外とするのかお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 現在策定中のその避難所運営マニュアルでは、ペットはやはり動物に対するアレルギー等のある方に配慮して、避難所の建物の施設内には入れないという考えとしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 今の市の想定であります、ペットは飼い主とともには体育館の中に入れない、建物の中に入れないということを市民は知っていると思われますか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 避難所の運営マニュアルは現在策定中でございますけれども、ペットは飼い主とともに建物の中には入れないということについて、そういったことはまだ市民の方には周知をしておりません。そのため、今策定中の避難所運営マニュアル策定後、確定した内容を市民に周知していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) 市内の犬の登録数は、およそどのくらいなのか、伺います。また毎年実施している狂犬病予防注射の際に、名古屋市のように災害時におけるペット対応の心得を作成し、飼い主に配布する考えはありませんかということをお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 犬の登録数でございますけれども、平成28年11月末現在で3,438頭であります。それから今、御指摘のありました飼い主の役目として、災害時の備えや基本的なしつけ、健康管理等を示した災害時におけるペット対応の心得、そういったチラシを作成して啓発、これ名古屋市でもやっていますけれども、啓発していきたいということを検討していきたいと思っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。14番じんの議員。 ○14番(じんの和子君) ペットもいろいろありますけれども、よく議論してマニュアルをつくっていっていただきたいと思います。  ペット同行避難について、市民の共通認識を図っていくには、どのような方法があるとお考えかを最後にお伺いします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 先ほどの犬の予防注射の際ということもございますけれども、やはり同行避難は、ペットと一緒に避難するということであり、ペットを避難所の建物の中に同伴できる同伴避難とは異なるということを、そういったことを共通認識事項として市内一斉防災訓練や自主防災講習会、それから市内の自主防災会の意見交換会、そういったさまざまな機会を捉えて周知していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○14番(じんの和子君) ありません。 ○議長(伊藤祐司君) ないようですから、これをもって、じんの和子議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩いたします。再開は15時25分といたします。                  午後3時10分休憩               ――――――――――――――                  午後3時25分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  岡崎つよし議員の個人質問の発言を許します。15番岡崎つよし議員。              [15番 岡崎つよし君質問席登壇] ○15番(岡崎つよし君) 議長の許可が出ましたので、質問を始めさせていただきます。執行部の皆さん、議員の皆さん、一番体力的にきつい時間ですが、時間無制限に近いぐらいまでやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。  1項目め、いじめ防止対策について。  2011年に大津市の中学2年生が自殺した事件を契機に制定された「いじめ防止対策推進法」も施行から3年を経過したが、いじめを受け、自殺に追い込まれる深刻なケースが後を絶たない。そこで伺います。  (1)いじめの定義はどのようか。  (2)学校の設置者及び学校が講ずべき基本的施策として道徳教育等の充実はどのようにされているか。  (3)いじめの早期発見のための措置はどのようか。  (4)相談体制の整備はどのようか。  (5)いじめや不登校への対策や指導はどのようか。  (6)いじめを受けた児童生徒及びその保護者に対する支援はどのようか。また、いじめをした児童生徒及び保護者に対する対応はどのようか。  (7)いじめが原因と思われる不登校者は、小中学生で何人いるか。  以上です。お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育部長。               [教育部長 加藤 明君登壇] ○教育部長(加藤 明君) いじめ防止対策について、7点御質問をいただきましたので、順次御答弁させていただきます。  1点目について、いじめ防止対策推進法によると、「いじめ」とは、児童等に対して当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的または物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものと定められています。  2点目について、教育委員会としては、教育課程に基づき、毎週1時間、道徳の授業を実施するよう指導しています。学校現場においても、いじめや命のとうとさに主題を設定して、道徳推進教師を中心に年間計画に基づき、授業を実施しています。  3点目について、市内全小中学校において学期に1回、教育相談アンケートを実施し、そのアンケートをもとに全員に対して教育相談を実施しています。また、中学校においては、いじめアンケートも別途実施しています。  4点目の相談体制については、担任や養護教諭を初め、小中学校合わせて計5人のスクールカウンセラーや3中学校に心の教室相談員を配置して対応しています。そのほかにも、主に保護者を対象として、各学期に1回から2回、心の教育アドバイザーによるいじめや不登校などの相談の機会を設けています。  5点目について、教職員で構成した「いじめ・不登校対策委員会」を設置し、具体的な事案に対し、個々に応じて対策や指導法を考え、担任が中心となり本人や保護者、必要に応じてスクールカウンセラー等と協力して指導に当たっています。また、不登校に関しては、適応指導教室とも連携し、児童生徒の居場所づくりや通学復帰にも努めています。  6点目について、いじめにかかわる児童生徒やその保護者に対しては、担任や校長を中心としたチームとして、専門的な知識を有するスクールカウンセラーや心の相談員などの協力を得ながら対応しています。いじめを受けた児童生徒やその保護者に対しては、スクールカウンセラー等と連携しつつ、心のケアや継続的な指導や助言を行い支援していきます。一方、いじめを行った児童生徒やその保護者に対しては、いじめは許さないという姿勢で、事の重大性を伝えつつ、今後再発することがないように指導していきます。  7点目について、現在、いじめが主な原因として不登校になっている事案はありませんが、不登校は、複数の要因が複雑に絡んで起きているものが多く、原因を特定することが困難であることから、引き続き注視していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長、まず初めに「いじめ」の定義ですが、法の条文ではなくて、わかりやすく説明してもらえませんか。後ろの議員の皆さんも私もわかりません。よろしくお願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 定義ということですので、わかりやすくということですけれども、文部科学省におきましては、当該児童生徒が一定の人間関係にある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことによりまして、精神的な苦痛を受けているものとされておりまして、起こった場所は学校の内外を問わないということになっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) もっと簡単に言うと、本人が精神的な苦痛を感じた、そしていじめの起こった場所は学校の内外を問わないということでいいですよね。いいと言っていますので、はい。  では、文部科学省が平成27年度、児童生徒問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果、またややこしい文言が多いんですけれども、これを10月27日に公表したので数字等を説明させていただきます。なお、この調査は全国の国公私立の小・中・高・特別支援学校を対象に実施したもので、それによると全国のいじめ認知件数は22万4,540件で、昭和60年からの調査以来過去最高を記録し、暴力行為は昨年同様に、小学校低学年で増加しています。学校種別では、小学校が15万1,190件、中学校が5万9,022件、高校が1万2,654件、特別支援学校が1,274件との数字です。いじめが原因の自殺や傷害などを負った重大事態の件数は313件でした。いじめについて相談した相手は、教員が圧倒的に多く、次いで保護者、担任以外の教員、養護教諭、スクールカウンセラーなどの順番となった。暴力行為は、5万6,963件で昨年度と比較するとやや減少となった。その一方で、小学校では5,000件増加し、1万7,137件となった。さらに前年度同様に、小学校1・2年生で増加しています。不登校は、小中学校で12万6,009人、このうち90日以上欠席した児童生徒は57.4%を占めた。要因としては、本人が不安30.6%、無気力30.2%が最大となった。小・中・高で自殺した児童生徒は214人、いじめを苦にしたのは9人だった。  それでは、このことを踏まえて質問いたします。  本市が策定した長久手市いじめ防止基本方針では、いじめの実態把握とその防止に向けた効果的な対応策について、定期的に点検及び協議をするためにいじめ問題対策連絡協議会や、教育委員会に専門的な知識及び経験を有する第三者で構成する附属機関である、いじめ問題専門委員会を設置するとある。この協議会と専門委員会は、それぞれこれまでに何回開催されましたか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 協議会と専門委員会は何回開催されたかという御質問でございます。いじめ問題連絡協議会は、毎年1回ずつということで、平成27年11月と、ことしの平成28年7月に2回開催しております。また、いじめ問題専門委員会につきましては、ことしの5月に1回開催させていただきました。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 成果と課題はどのようになっていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 成果と課題ということでございます。いじめ問題対策連絡協議会は、いじめの防止などに関係する機関及び団体の連携を図ることを目的としております。小中学校や関係機関におけるいじめの問題の現状と取り組みに対する情報共有や連携が課題となっており、児童相談所や法務局などの関係機関のいじめ防止に対する取り組み、特に法務局さんのは子ども人権110番だとか、そういうことをやっておられるということでございました。ということを知ることができたということです。  あと学校現場との連携の面でも成果があったというふうに考えております。また、いじめ問題専門委員会では、いじめ防止基本方針におけるいじめ防止のための対策を実効的に行うということを目的として開催しております。今回は、委員会に諮るような重大事案はございませんでしたが、教育、法律、医療、心理、福祉の5つの分野における専門家で構成されております委員からは、それぞれの立場から助言等をいただきました。それに基づいて、教育委員会としても、ことし新しいことを始めたというようなことでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長、どのようないじめ防止に向けた対応策が提案されましたか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 今、いじめ問題専門委員会では、お二人の委員の方から、先ほども御答弁させていただきましたように、教育相談アンケートだとか、いじめアンケートを今まで小学校、中学校では記名式で行っておりましたが、委員の方からそうじゃなくて、無記名でやったらどうだというような御提案がございまして、ことし1回、無記名アンケートを小中学校で実施いたしました。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 小中学校で行われたんですね。じゃあ、その協議された内容、どのように各学校の教員に伝えていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 協議された内容をどのように学校に伝えたかということでございますが、特定の学校のこの子から何かあったということはなかったものですから、直近の校長会を通じまして内容を全ての学校に御報告させていただいたということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、平成27年度、30日以上欠席した児童生徒のうち、不登校によるものの数、小中学生、それぞれ何人かわかれば。そして主な理由は何ですか。ちょっと1問目とかぶりますけれども、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 平成27年度の30日以上欠席した児童生徒ということでございますが、現在把握しております30日以上の長期欠席者でございますが、平成27年度で小学校が18人、中学校が26人となっております。主な理由といたしましては、不安など情緒の混乱、無気力などが挙げられますが、最初の答弁でも御答弁させていただきましたが、複合的な要因で起きているものがほとんどであり、主な原因を挙げる、特定するということはなかなか難しいなというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 多くの児童生徒が長期欠席している状況はわかりましたが、児童生徒の心に寄り添い、悩みを聞いていただくスクールカウンセラーを小中学校全施設に整備はできないでしょうか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) スクールカウンセラーを小中学校全校に配置というお話でございましたが、現在スクールカウンセラーは、5名長久手市内の小中学校に配置をされております。中学校で各校に1名ずつで3名、小学校では長久手小学校と南小学校を拠点といたしまして2名配置されております。そのほかにも市では、心の相談員を3中学校に配置して対応しておりますが、スクールカウンセラーの増員につきましては、学校現場の状況を確認しながら県のほうに要望していきたいなというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。
    ○15番(岡崎つよし君) スクールカウンセラーは、県によって配置されていると聞いていますが、心の教育相談員は、市の雇用でしたか。また、その方はどのような資格がある方ですか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 心の教育相談員でございますけれども、市費により対応しております。臨床心理士の資格を持っていらっしゃるかどうかというのは条件にしておりませんけれども、持っていらっしゃる方もみえましたし、持ってなかった方もみえました。今年度につきましては、臨床心理士を目指している大学院の学生の方にお願いしているような状況でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 心の教育相談員は特別な資格は持っていない。言葉は悪いですけれども、勉強中の大学院生にお願いしている。どこかの先生のゼミの学生さんでしょうか、正直このような方でいいのかなという気はいたします。ぜひ、拠点校以外の残り4小学校にもスクールカウンセラーの配置をお願いします。  また、いじめ根絶には、何よりまず教師の人権感覚と児童生徒一人一人への心配り、目配りが大切だと思います。このような資質を高めるために、どのような取り組みをしていますか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 今、議員御指摘のとおり、先生方のスキルアップが非常に大事だというふうに感じております。そのため、現職教育研修会を実施したり、学校内の情報交換などでアンテナを高く張りめぐらせるような努力をして、指導力向上だとか、情報収集に努めるような状態でございます。ことしにおきましては、市現職教育協議会主催によるセルフディフェンス講座を実施しております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長もちょっと舌をかんだセルフディフェンス講座というのは、どのようなものですか、わかりやすくお答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) セルフディフェンスとは、不審者やいじめる人、犯罪だとか、悪いことに誘うような人などをあらゆる危険から自分で自分を守るということでございます。自分を大切にするということでございますが、ことしにつきましては、教師を対象にして行いました。教師を対象にしましたことで、教師がこれからどのように対応していったらいいかとか、具体的に指導していただいたということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、講座を受けた教師の反応、そしてまた今後毎年続けていくのか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 今後どのようにするかという御質問でございますが、セルフディフェンス講座は、ことしの8月、教職員を対象に実施いたしました。アンケートの結果から参加者の大部分から有意義であるという回答がございました。いじめ対策や不審者対策などの方法など具体的でわかりやすかったという意見が多かったというふうに聞いております。来年度は、児童生徒を対象とした講座にしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 大多数の人が有意義であったということですが、実施されている対策が子どもの目線になったときに的外れになっていないかを検証することが私は大事だと思います。本市においては、さまざまないじめ対策を推進していると思いますが、あくまでも子どもたち自身により、いじめが減ったと実感できることが重要であり、そうでなければ的外れな対策を行っていると言える。悩みを持ち、相談できる児童生徒ばかりでなく、悩みそのものを持つことができない児童生徒もいます。自死、自分で死ぬこと、自死に至る事例では、相談すること自体が傷つきとなり、安易な支援が自死に拍車をかけることにもなりかねません。また自己記入式アンケートにみずからの悩みを書くことができないといった問題も存在します。先生に悩みを相談に行ける子どもは大丈夫です。悩みがあっても相談に行けない子どもを救うことが重要であると考えます。  そこで提案いたしますが、悩みを直接先生に言えない子どもたちを救う心のポストというものがあります。堀田教育長が校長時代に、このようなボックスを設置したことがあるとお聞きしましたが、どのようにお考えですか。またそのボックスはどの場所に設置されていましたか。教育長の思いをじっくりお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) 子どもが悲しい思いにならないように過ごしてほしいなと日々思っております。日曜日も名古屋ですか、自殺の事件があったりして、いじめではないらしいというような情報は聞いていますが、長久手市の子どもがそのような死にならないようにと毎日願っている状態です。今御指摘のあった心のポストということについてですが、自分が長久手小学校に勤めているときに、長久手小学校に県のスクールカウンセラーが1人配置されました。先ほど部長のほうからも話がありましたが、県のスクールカウンセラーは週に1日だけ滞在してくれます。中学校は先ほどあったように、固定して1人配置されているので、何曜日にはスクールカウンセラーさんがいるという状態ですが、小学校は私のときには、ほかの学校と長久手小学校ということで、先ほどと一緒で2人配置ですので、その方がほかの学校もかけ持ちするという状態で、この曜日は必ずいるよという状態じゃなくて、すごく不安定なんですけれども、とてもすてきなスクールカウンセラーさんだったので、実際学校では、そのカウンセラーさんが学校保健委員会で講義もやってくださったり、諸行事もいろんなことを手伝ってくださったりして、とてもすてきなカウンセラーさんで、御自分で自分のいるときには、きょうは先生いるよ、相談に来ていいよということで決められた相談室の扉のところに、きょうは先生いるからね、放課後に来たい人はここにメモしといてねということで対応してくれました。実際、子どもがきょうは先生いるなということがわかると、そこに何年何組と名前を書いておいて、その該当の子どもがその時間に相談すると、そういうようなことをしてくださって、とても助かりました。なので今御指摘のあったように、スクールカウンセラーさんが小学校は特に決まった曜日にうまくいかないんですけれども、行ってくださるときには、そのようなポストがうまく機能できるようなことをまた校長たちにも話していけたらいいかなというふうに今思っています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) よくわかりました。スクールカウンセラーさんの人柄、またその人の力が大きなものであるということがよくわかりましたけれども、やはり当時と、また今とは違っていまして、なかなか校長先生、教師にも言えない、誰にも言えない、私の悩みを聞いていただけるということを保健室の入り口のところとか、壁とかどこかに、そういう心のハートのポストの絵を描いたもので自分の悩みを聞いてほしいということを一遍ぜひとも行っていただきたいなというふうに思いますので、設置のほどよろしくお願いします。  ところで、1日当たりの保健室を利用する児童生徒の人数というのは把握していますか。わかればお答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(川本晋司君) 1日当たりに保健室を利用する児童生徒の数ということですが、全部ではないんですが、児童数が多い市が洞小学校の例ですが、一番多いときで1日当たり60人程度、それから平均では30人程度が利用するというふうに伺っております。次に、児童数の多い北小学校では、多いときで1日40人程度、それから平均では1日15人程度というふうに伺っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) やはり聞くと、非常に多くの児童が何らかの理由で利用していることがわかりました。けがとか病気ばかりではなくて、やはり心の病で教室にいることもできない児童もいるかもしれません。ぜひ先ほども言ったように心のポストの設置に取り組んでください。  平成28年4月の定例教育委員会の資料にある点検評価シートには、児童生徒の生きる力を伸ばす教育の実践事業で、長久手市いじめ防止基本方針を受け、学校の内外を問わず、児童生徒の健全育成といじめのない学校づくりを目指すとあります。その目標には、いじめを原因とする不登校やみずからを傷つけるような重篤ないじめ発生ゼロ件を目指すとあります。教育長の任期も来年の9月30日までです。残された期間で、長久手市いじめゼロ宣言に取り組んでみませんか。お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) いじめゼロ宣言を取り組まないかという御質問でございますけれども、現在、市では長久手市いじめ防止基本方針に基づきまして、関係機関だとか、専門家などの意見を参考にしながらいじめ予防にも全力で取り組んでいきたいというふうに考えております。最初に御答弁させていただいたとおり、いじめとは簡単に言うと、議員のほうからも先ほどありましたが、対象となった児童がいじめだと感じれば、それはいじめだということでございますので、これをゼロにするということはなかなか現実的には難しいかなというふうには考えておりますけれども、一つの目標ということでゼロにしていきたいという思いでございます。  いじめを原因といたします不登校やみずからを傷つけるような重篤ないじめがなくなることを目指して学校運営にも市としていただきたいなと、各学校にも取り組んでいただきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長言われましたけれども、やはり定例教育委員会の資料にある点検評価シートというのは非常に私は重要なものであると思うんですよね。その中で目標として発生ゼロ件を目指すとあるんでしたら、ぜひとも前向きにやっていただきたいと思います。いじめ等、教師は見て見ぬふりをしていなかったか。ほかにも子どもたちの異変を見逃していなかったか。教師自身もこの調査無記名アンケートなどを機会に改めて指導を見直す必要があると思います。また、子どもたちが相談しやすい環境をつくり、問題が起きたときは担任だけでなく、学校、家庭、PTA、教育委員会で連携して対応できるように指導体制を日ごろから整え、しっかり取り組んでくださることを教育長に要望しておきます。これでこの項を終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 2項目め、ながくて地域スマイルポイント事業について。  (1)登録者の状況はどのようか。  (2)今後どのように市民にアピールするのか。  (3)ポイントの対象活動をふやさないか。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) ながくて地域スマイルポイント事業について、3点御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  1点目について、10月末現在のスマイルポイント事業登録者は694人で、そのうち2割弱が市外在住者です。  2点目について、ながくて地域スマイルポイントは、今年度の4月からスタートした事業であることから、市民への浸透は十分とは言えません。このため、市広報やホームページにおける周知、市民や福祉施設への制度説明会の実施のほか、市主催の大きなイベント時を活用して事業啓発を行うなど、積極的に事業をアピールしていきます。  3点目について、現在のスマイルポイント対象事業は、市の行事への協力及び福祉施設等での奉仕活動を対象としていますが、今後は、これら以外にも、市民団体等が無報酬で行う公共的・公益的な活動についてもポイントの対象とするよう準備を進めているところであり、これにより大幅にポイントの対象活動がふえると見込んでおります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 部長ありがとうございました。  では、高齢者の登録状況というのは、どのようですか。また、男女比を教えてください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 登録者の694人の方のうち、高齢者でございますが、年代で見ますと80代が15名、70代が181名、60代が256名で、合計で452名という状況でございます。率でいいますと、全体の約6割を占めている状況でございます。  また、男女比につきましては、全体の7割が女性でございます。特に60代の女性が173名ということで、全体から見ても最も多い人数となっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、今現在の登録者は、どのような市民活動に参加することが多いのですか、内訳を教えてください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 現在、登録されている方がどのような活動に参加しているかということでございますが、今現在ですと登録されている方から定期的なその活動報告というものは求めておりませんので、現状については把握しておりません。今後、ポイントを交換される際に、どのような活動に参加されていたかということが明らかになってまいりますので、統計のほうをとっていきたいと考えてございます。  なお、現在までに既に9名の方がポイントをもう交換されている状況でございます。この方々の参加状況を少し見てみますと、平成こども塾サポート隊、または図書館ボランティア、こういう活動が多くなっている状況でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 早くもポイントを交換した方がみえるというようなことですが、具体的に1個聞かせてください。複数の活動に参加している人が多いと思われますが、1日に複数の活動に参加した場合でも、スマイルポイントの対象にはなりますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) このスマイルポイントでございますが、一つの事業でおおむね1時間の活動につき1ポイントでございます。1日の上限が2ポイントまでということでございますので、1日のうちに例えば午前中に一つの行事で1ポイント、午後に違う行事で1ポイント、複数の行事に参加していただくことは可能でございます。ただし、ポイントの対象が上限2ポイントまでということでございますので、その点だけ御注意いただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 対象活動や施設の登録状況はどのようですか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 10月末の状況でございます。市の行事等における活動については41事業ございます。また対象となる施設につきましては36の施設でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 対象活動や施設の登録は、どのように行っていますか。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 活動について、市の主催する行事等につきましては、私ども福祉部と担当課のほうで調整の上、随時対象として追加をしてございます。  また福祉施設等につきましては、社会福祉協議会に委託をしておりまして、事業のPR、施設事業者向けの説明会を行いまして、活動場所として受け入れを行っていただけるよう各施設のほうに働きかけを行っているところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 先日、愛・Nクリーンという行事がありましたよね。私も地域の方と一緒に参加しましたが、その際、参加賞と一緒にスマイルポイントに関する啓発チラシが入っていました。このチラシには事業の案内とともに手帳に張ることができるシールがついていましたが、これは新しい取り組みにしたんでしょうか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 先ほどの第1答弁でも申し上げましたが、この事業はまだ始まったばかりということでPRが足りていないという点がございます。今回多くの市民の方が集まる機会といたしまして、くらし文化部と連携いたしまして、愛・Nクリーンの活動を活用いたしまして、事業の啓発を行いました。その中で御指摘のような1ポイント分をスタンプにかわりましてシールということで参加賞としてつけたところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 福祉部とくらし文化部が連携して事業を啓発していくことはいいことだと思いますけれども、今の事業啓発、広報の仕方に関連して、ちょっと苦言じゃないですけれども、話をしておきます。  先日、市が洞の共生ステーションのワークショップが開かれたとき、初めの挨拶で本日のワークショップはスマイルポイントの対象事業ですと、担当の職員さんが言われ、んっと思ってチラシを見たんですけれども、そのチラシには何も書いてなかったんですよね。スマイルポイントの対象事業については、事業啓発のため、スマイルポイント担当課がチラシなどについてもチェックすべきではないでしょうか。せっかく手帳を持っていても判こ、またそういうものを押させてもらえないということがありましたので、ちょっとどういうことでしょうか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 現在、市が行う行事につきましてポイントの対象となるものがございます。このチラシ等については、その行事を所管している課のほうで責任を持って対応していただくというものでございます。しかしながら私どものほうでもPRが足りないという部分がございますので、チラシをつくる際にはポイントに関する記述漏れがないように周知徹底をこういったものをしていきたいと思います。  また、広報ながくてにおきましてもいろんな行事等が掲載されております。ここにおいては、福祉部でも初稿の段階で確認することができますので、こういったところでポイントに関する記載がない場合は、行事所管課のほうに連絡をしていくということで連携して対応してまいりたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) もう一つ具体的な例を申します。小学生の見守りで下校時に小学校の校門から通学路の集合場所までスクールガードしてほしいとの依頼が小学校よりシニアクラブの皆さんにありました。今現在、毎月決められた日の登校時に主要交差点での見守り、誘導は行っていますが、そのほかに週に何回か下校時にもお願いできませんかとの話でありました。市長の言うように毎日1時間でもよいので、きょう行くところがある、ぜひ外に出ていっていただきたい、全く同感と思いますが、そのためにも自分自身の励みにもなるし、実益にもなると思うと頑張れる。このような方に対してポイントを付与するということも考えませんか。  また、付与していただけるにしたら、この場合、どなたが押印をするのか、お聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 御質問いただきましたような市民団体が自主的に無報酬で行う奉仕活動、こういったものについてもポイントの対象となるよう、現在準備を進めているところでございます。具体的に申しますと、事前に活動内容に関する書類、あとは参加予定者など、こういったものを出していただきまして、さらに活動終了後に、活動内容が確認できる書類として参加者名簿、また写真、こういったものを御提出いただくというような仕組みを今考えているところでございます。  また、手帳に現在スタンプを押しているところでございますが、今回拡大を予定しております市民団体分については、スタンプにかわるシールというものを配布いたしまして、参加される市民の皆様に御負担がないような形で進めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) ありがとうございます。近いうちにやっていただけるというふうに理解をさせていただきます。  対象活動を拡大することによって、現在よりも多くの市民が活動に参加できることはよいことですが、例えばポイントの対象となる市の行事であっても行事の担当者がポイントのことを知らないなど当事者意識のない課もあると聞きます。市民へのPRに加え、福祉部に限らず、全庁挙げての取り組みを市役所内でもしっかり周知をしていくべきではないでしょうか。  また、チラシには大きく目立つ色で地域スマイルポイント事業であることを明記していただきたい。お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 御指摘のとおり、市民活動の推進であったり、出かけるきっかけづくり、あとは地域社会への参加というものを促すために、このスマイルポイントを始めたわけでございます。これにつきましては、福祉部のみならず、市役所全体でスマイルポイントを活用していくということでございますので、関係部、関係課のほうには積極的に働きかけをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○15番(岡崎つよし君) 次にいきます。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。15番岡崎つよし議員。 ○15番(岡崎つよし君) 3項目め、安心安全なまちづくりについて。  (1)視覚障がい者のための音響式信号機や点字ブロックの整備を進めないか。
     (2)市内の小学校区別の犯罪状況はどのようか。  (3)毎年、グリーンロード以南に新設交番の設置要望書を愛知県警察本部及び愛知警察署に提出しているが、来年度以降の見通しはどのようと説明できますか。  お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、安心安全なまちづくりについて、3点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。  1点目について、視覚障がい者のための音響式信号機については、警察が整備を行っています。設置場所の基準は、駅や役所、視覚障がい者団体等がある施設など、視覚障がい者の利用頻度が高い施設の周辺にある横断歩道とされており、実際の利用状況も考慮されるということです。本市では、必要に応じて設置要望を行います。点字ブロックの整備については、市道では図書館通りや杁ケ池通り、古戦場通りの一部で、県道では田籾名古屋線やはなみずき通り、力石名古屋線、春日井長久手線などの一部で整備を行っており、一定の整備は完了しています。今後は、市民からの要望、警察からの協議等状況に応じて整備を検討します。  2点目について、平成28年1月から10月までの市内で発生した刑法犯認知件数は456件で、昨年の同じ期間と比べ、94件の減少となっています。小学校区別では、長久手小学校区は92件で4件の増加、西小学校区は58件で23件の減少、東小学校区は43件で8件の減少、北小学校区は43件で10件の減少、南小学校区は138件で34件の減少、市が洞小学校区は82件で23件の減少となっています。  3点目について、交番の設置要望は、平成28年11月21日、日進市長とともに、愛知県警察本部地域部長及び愛知警察署長に対し行いました。市の現状として、グリーンロード以南における人口増加及び犯罪が多い状況を説明したところ、愛知県警察本部として、現状では交番新設は難しいものの、その必要性は十分認職しており、引き続き設置について検討していくとのことでした。岩作交番、長久手交番に続く、3カ所目の交番設置は、安心安全なまちづくりにおいて大変重要であり、地域の要望も強いことから、今後も積極的に働きかけていきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 大変申しわけないですけれども、まだまだ多岐にわたる質問がありますので、簡潔にお願いいたします。  市内の音響式信号機設置場所はどこに整備されていますか、お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 市内の音響式信号機設置場所は、7カ所の信号交差点に設置されています。具体的に申し上げますと、長久手市役所前の交差点、長久手郵便局前の交差点、それから愛・地球博記念公園北口交差点、同北口の北交差点、東狭間交差点、市が洞交差点、丁子田交差点の7カ所でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) どのような経緯でこの場所に設置されましたか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 経緯ということでございますけれども、市役所前交差点、それから郵便局前の交差点、それから愛・地球博記念公園の北口交差点、同北口の北交差点、それから東狭間の交差点、この5カ所につきましては、公共施設や商業施設など多くの方が利用される交差点であるということで警察が設置しました。また、市が洞交差点、丁子田交差点については、視覚障がい者の方からの要望などにより設置されたということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 温浴施設のある丁子田交差点には、本年の10月に設置されているが、聞くところによると愛知淑徳大学のほうから警察署に要望され、設置されたと聞いていますけれども、担当課は事前に知っていましたか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 昨年度末でございますけれども、愛知警察署から平成28年度から愛知淑徳大学に視覚に障がいのある学生でございますが、通学すると、全盲ということでございますが、そのため、音響式の信号機や、また点字ブロックの設置について、その学生さんの御両親から設置をしてほしいということは聞いておりました。その段階では、愛知警察署とも検討していくとのことでしたが、今年度に入りまして、5月でございますが、公安委員会と市とで現地を事前立ち会いを行い、その後、7月25日に愛知署から市に対しまして、設置の協議書が提出されたということがございます。その時点で設置するんだなということは把握いたしておりました。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) では、この丁子田交差点には、現在点字ブロックがないのですが、今後設置はされますか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 愛知警察署との協議の中で音響式の信号機が設置されると聞いてはおりましたので、現在、発注してございます交通安全施設の設置工事で点字ブロックにつきましても年内の設置をめどに今進めておるところでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) ぜひよろしくお願いいたします。  市が洞交差点は2年ほど前に音響式信号機に変更された。この交差点は、小中学生の通学路になっていて、自転車通学する高校生も非常に多い場所でございます。この交差点の音響式信号機は、現在、朝の8時から午後の8時まで音が出るようになっていますが、せっかく児童生徒が通学するなら、朝の7時からに時間変更ということはできませんか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 音響式信号機の管理は、警察が行っておりますが、時間を変更するということは可能というふうに聞いておりますので、通学路になっているということもございますので、またその周りに近接な民家等がないということもありますので、警察と時間変更について今後協議をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 名古屋市内は、多くの信号交差点に点字ブロックが設置されています。またその交差点から歩道に続いている点字ブロックも設置されていますが、本市の点字ブロックの設置基準というものはどのようでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 本市においての点字ブロックの設置基準ということの御質問でございますけれども、市におきましては、そういった設置基準はございませんが、高齢者、あるいは障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、バリアフリー新法と呼ばれておりますけれども、これに基づきまして、駅あるいは官公庁施設、それから視覚の障がいのある方が頻度高く利用する施設などがある道路、あるいはその地区に整備することとなります。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 先ほど音響式信号の話をしましたが、市が洞交差点は音響式信号機が設置されているが点字ブロックがありません。今後点字ブロックの整備をしていきますか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部次長。 ○建設部次長(加藤英之君) 視覚障がいのある方が利用されているという実態がございますので、設置のほうも検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) ぜひ何人かの方が通りますのでよろしくお願いいたします。  次に、2点目、3点目を質問いたします。  刑法犯の認知件数は、防犯カメラ設置の補助事業が始まった平成26年と平成27年を比較した場合、市全体でどのように変わりましたか。また特に市が洞小学校区と南小学校区はどのような変化がありましたか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 平成26年と27年の比較ということで、まず市全体の刑法犯の認知件数につきましては、平成26年が900件、平成27年が648件で252件減少しております。そのうち市が洞小学校区では、平成26年は170件、平成27年は118件で52件の減少でございます。南小学校区では、平成26年が310件、平成27年は200件で110件の減少ということでございます。特に空き巣などの侵入盗の件数は、市が洞小学校区では平成26年は22件、平成27年は11件で10件減少、南小学校区では平成26年は26件、平成27年は19件ということで7件の減少ということでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 市が洞小学校区、南小学校区についても刑法犯認知件数が減ってきています。これは防犯カメラの抑止効果もあるかもしれませんが、やはり地域での防犯パトロールや市民の意識が変わってきたことが大きいと思います。ただ、平成27年には市が洞小学校区では118件、南小学校区では200件の刑法犯認知件数があるとお聞きしましたが、この数字というのは県内でも多いと思いますが、どの程度の多さなのか、わかれば教えてください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 市が洞小学校区と南小学校区の平成27年の、これ警察が統計をとっておりますけれども、犯罪発生多発学区ランキングというもので、県内全部では1,035学区あります。その1,035学区中、南小学校区は上位33位、市が洞小学校区は、先ほどの数字で184位というような、そういった位置づけになっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 今回初めて長久手市と日進市と連名で警察のほうに伺ったと聞いておりますけれども、その効果はどのように感じていますか、お答えください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 今年度から日進市と共同、連名で要望を行いました。二つの自治体の両市長、首長が要望したということは、大変効果があったというふうに考えておりますし、今後もこの日進市との連名での要望活動というものも引き続き行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 犯罪の発生状況から見ても地域の治安の悪化を懸念する市民の声が大きくなってきています。グリーンロード以南に新設交番を設置することは、私も地域の切実な願いであると実感することがしばしばあります。要望の中で警察は、現状では新設は難しいものの設置について検討していくとの回答があったとのことですが、今後の見通しはどのようですか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 要望活動の中で、今後の見通しについて、要望の活動の中では、警察側のほうは言及をされなかったためわかりませんので、ちょっとここでは申し上げることはできませんが、警察のほうとして長久手市の市が洞小学校区や南小学校区、それから日進市の竹の山小学校区の人口増加、犯罪の発生状況、治安の悪化を懸念する市民の声というものは、警察の関係者の方に十分届いたというふうに思っています。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) 11月19日の新聞で要望した県警本部地域部長と愛知警察署長が11月28日付で交代するとありましたが、要望活動をしてすぐの交代になってしまいました。新設交番設置を検討していくことや地域の実情の認識は警察の中で薄れていってしまわないかと危惧しますが、大丈夫でしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) おっしゃるとおり、28日付で交代になっておりますけれども、その件につきましては、要望活動の中でやはり話が出ました。県警本部の地域部長、それから愛知署の警察署長はしっかりと後任にこのことを引き継ぐという言葉をいただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) いずれにしても、このことは確実に実現しなければならないと思っています。今後も粘り強く積極的に新設交番要望を日進市と連携して要望し、1年でも早く市民からの安心安全の願いをかなえられるようお願いします。  平成23年には当時の愛知郡町議会議員大会でも、長久手町長湫南部地区に新たな交番の早期設置を求める声、この要望が附帯決議されています。実現するためには、市長の一押し、二押しが必要であると思います。吉田市長の決意をぜひお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 市長。 ○市長(吉田一平君) この前、年末特別警戒で愛知署に行きました。そこで皆さんに出発式があって挨拶をした。たまたまこういう格好(オレンジのあいさつ運動啓発ベスト)をしていったんです。すぐ出てきて、私がもう一遍これを脱いで、こういう格好に変えて出たら、署長以下、新しい署長も含めて、何でこの格好で挨拶されなかったのかということをおっしゃった。実は、このことについては、これは防犯なんです。これはもう愛知署の方はよく御存じで、そんなことをおっしゃっていただいた。先ほどちょっと部長も言いましたけれども、今までの署長が今度は本部長代理になっておられるんですよ。そういう意味で、彼らもこれをよく知っているんです。だからこれからも運動するのに、今までの運動は運動だったんです。もうちょっと皆さんもこれは、挨拶運動、防犯運動をやろうといって市民の皆さんが決めて着ているんです。だからもっと長湫南部も市が洞も着てもらいたいと思っているんです。その件については、私は今度、イオンさんに物すごく人が来るから犯罪が必ず出てくるし、困るんだということを申し入れしましたら、正式にこれを20着役員が着ると。それからもう一つは、長久手市の挨拶運動を名札につけると。それから中にスローガンをかけるんだということで、徹底して防犯活動に協力しますというところまできたんです。だから一緒に今一つで、もう一遍、向こうはそういう意味で御存じだから、あともう一つ、黄色いのは交通安全なんです。オレンジは防犯ということで、しっかり一緒にやっていただけるともっともっと前へ進むんじゃないかと思いますし、イオンがやるということだから、市役所にもいると思う。イオンさんにやってもらって、うちができんじゃどうするのという話もしていますので、ぜひ一緒になって、これを着て挨拶運動を前へ進めてもらうと、もっともっと前へ進むんじゃないかということを思っています。ぜひよろしくお願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。15番岡崎議員。 ○15番(岡崎つよし君) それはそれ、警察署は新設看板、新設交番、これは当時の町議会議員の愛知郡の大会でも要望として出されております。東郷町、長久手町としてそれぞれの議会が出しています。ぜひともそこのところお含みくださって、私の質問は終わります。 ○議長(伊藤祐司君) これをもって、岡崎つよし議員の個人質問を終結します。  この際、暫時休憩いたします。再開は16時40分といたします。                  午後4時25分休憩               ――――――――――――――                  午後4時40分再開 ○議長(伊藤祐司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、申し上げます。本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。  次に、くらし文化部長から発言したい旨、申し出がありましたので、この際、発言を許可します。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 先ほどの岡崎つよし議員の再質問の中で、空き巣等などの侵入盗の件数は、市が洞小学校区では、平成26年は21件とお答えするところ、22件とお答えしてしまいましたので、訂正して修正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 以上、お聞きのとおりです。  それでは、木村さゆり議員の個人質問の発言を許します。7番木村さゆり議員。              [7番 木村さゆり君質問席登壇] ○7番(木村さゆり君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問をさせていただきます。  1項目め、防災対策について。  (1)11月20日に開催した市内一斉防災訓練は、今回で4回目となりました。今までの訓練を検証し、その成果と今後の課題はどのようでしょうか。  (2)避難所運営マニュアルの進捗状況はどのようでしょうか。  (3)本市の福祉避難所となる福祉の家と協定を結んでいる5カ所の社会福祉施設への収容可能人数はどのようでしょうか。  (4)市内非常用発電機の設置箇所の現状と今後の計画についてお伺いいたします。  (5)災害時の水の確保の現状はどのようでしょうか。  (6)避難所となる小中学校の体育館の空調設備についての考えはどのようでしょうか。  (7)市内の避難所の現状などを周知する「防災啓発アプリ」についての考えはどのようでしょうか。  (8)本市のBCPが未策定と新聞記事に掲載されておりましたが、いつ策定するのでしょうか。  以上、8点お伺いをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。             [くらし文化部長 高嶋隆明君登壇] ○くらし文化部長(高嶋隆明君) それでは、防災対策について8点御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。
     1点目について、訓練の成果としては、災害発生時、避難所運営の担い手となる地域の住民がみずから訓練内容を考え、避難所における避難者の受付を初め、避難所の運営を想定した訓練ができています。また、防災関係団体等、市役所と一緒に訓練を行うことで地域住民の自助と共助の意識を高めることができたと思います。また、毎回、訓練に参加した自治会連合会長、区長初め防災団体代表者、訓練会場責任者の市職員が集まり検証会を行っています。この中で課題を抽出し、翌年の訓練で解決できるようにしています。  課題としては、実際に発災したことを想定した訓練の拡充、避難行動要支援者に対する対応の仕方がそれぞれ違い、一律的に確立できないことなどがあると考えています。  2点目について、避難所運営マニュアルの進捗状況は、避難所となる学校からの意見聴取を行いました。それに基づいて案を修正し、関係する団体等との協議を実施した上で、今年度末を目標に策定する予定です。  3点目について、福祉避難所である福祉の家の収容可能人員は354人です。福祉施設は5カ所でしたが、1カ所が事業廃止となりましたので、現在4カ所と協定しています。特別養護老人ホーム愛知たいようの杜が50人、小規模特別養護老人ホームだいたい村が3人、多世代共同住宅ぼちぼち長屋が3人、住宅型有料老人ホームそらが30人の計86人が収容可能人員となっています。  4点目について、市の施設に設置されている非常用発電設備は、本庁舎北側に本庁舎、西庁舎、北庁舎用として1基、北庁舎西側に防災行政無線用等として1基、文化の家、杁ケ池体育館、福祉の家にそれぞれ1基、消防本部に1基整備されています。また、移動式の非常用発電機は市防災倉庫に18基、南部防災倉庫に6基、避難所となっている小中学校にそれぞれ3基から4基を配置しています。今後、新たに配置することについては、必要に応じて検討していきます。  5点目について、災害時の水の確保については、飲料水用として2カ所の防災倉庫に500ミリリットルのペットボトルを約2万2,500本備蓄しています。また、市が洞小学校には飲料水兼用耐震性貯水槽に災害時100トンの飲料水をためることができます。また、「災害時等における応急生活物資供給等の協力に関する協定」及び「救援物資提供に関する協定」等を締結している事業者があることから、飲料水を確保することができると考えています。  6点目について、小中学校の体育館における空調設備については、現段階で設置の考えはありません。しかし、「災害用資機材の要請に関する協定」を締結している事業者があることから、必要に応じて空調資機材を要請するなど対応していきたいと考えています。  7点目について、防災啓発アプリについては、市民の方に市の防災に関する情報を提供し、日ごろの防災に関する備えとして活用できると考えています。今後、先進地事例を収集して研究していきます。  8点目について、今年度、担当職員を県が実施したBCP策定のための研修会に参加させました。来年度以降早期に策定できるようにしていきたいと考えています。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 8点にわたり御答弁ありがとうございました。  1点目につきまして、課題は訓練の拡充と避難行動要支援者に対する対応がそれぞれ違い、一律にできないということでありましたが、避難行動要支援者に対する対応は、市としてはどのような対応がベストと考えられていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 避難行動要支援者の中には、高齢者だけではなく、やはり障がい者の方も含まれております。その障がいの程度により、それぞれに対応要領が異なるということから、市だけではなく、そういった関係団体や地域の皆さんの力をかりながらの対応となるというふうに思っております。そのための枠組み、仕組みづくりを進めていくことということが重要、必要であるというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) それでは、東小学校では、防災訓練の中、災害時の外国人とのコミュニケーションについて考える多文化共生と防災をテーマにしたワークショップが開かれましたが、外国人の方への防災情報の伝達についての市のお考えをお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 外国人の方への情報伝達ということで、本市においては国際交流協会が外国人向けの日本語講座として土曜日に「ウエルカムにほんご講座」を年32回、木曜日には「にほんごで話そう!長久手クラス」を年30回それぞれ開催しております。講座だとか、事業の中で防災の伝達や知識に関することについて、今行っています。いずれにしましても、外国人の方全員に対応する必要があるという部分で、さらなる国際交流協会と、そういった災害時における連携という部分を強化しながらいろいろ協議していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 2点目につきまして、避難所運営マニュアルは、今年度末までに策定されるということでございましたが、避難所となる学校からどのような意見があったのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 避難所運営マニュアルについては、今策定中でございますけれども、学校からの意見ということで、避難所を開設する際の市の職員と学校の教職員との役割分担をやはり明確にする必要がある。それから避難所を運営する際に作成が必要となる書類を時系列で作成順を示した一覧表があるとよいというようなそういった学校からの意見をいただいております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 3点目につきまして、福祉避難所の収容人数は、福祉の家、354人、福祉施設が4カ所で86人、合計440人の収容であるとのことですが、避難行動要支援者と要配慮者の総数はどのようでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) まず、避難行動要支援者の人数でございますが、こちら平成27年度で2,893人でございます。それと要配慮者でございますが、乳幼児、外国人、妊婦を含めまして推計でございますが、1万1,700人でございます。これを合計いたしますと、約1万4,600人という状況でございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) その上で福祉避難所は十分であるとお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 現在、福祉避難所1カ所、あと協定先4カ所でございまして、現状では十分ではないというふうに考えてございます。今後福祉施設等の協定先の拡大についても図っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) よろしくお願いいたします。  また、福祉避難所について、その存在を知らない方が多いと言われております。周知についてお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 福祉避難所の周知につきまして、こちらは一般の避難所と同じように、ホームページ等で今後周知を図っていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) よろしくお願いいたします。  自閉症や発達障がいの人によくある症状の一つに、聴覚や視覚、嗅覚の過敏がございます。例えば赤ちゃんの泣き声や人の咳の音に対する過敏では、耳栓をしていても近くで聞こえてしまえばパニックを起こし、障がい者本人が大泣きをし、暴れるということが起きてしまいます。避難行動要支援者名簿作成時点で、在宅避難予定者を把握し、発災後、安否確認と支援物資の供給を行う体制づくりを求められておりますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 在宅避難者の支援につきましては、今後の課題というふうに考えてございます。まず避難行動要支援者名簿、これをつくる際に、在宅避難予定者を把握するためには、要介護度であったり、障がいの程度、あとは障がいの種類等によって、判断することになろうかと思います。  また、実際の状態につきましては、個別計画を策定していく中で御本人や御家族からの聞き取り、またあとは現地の状況がどうなっているか、こういうものを確認を行いながら把握していくこととなると考えております。今後在宅避難を希望される方の増加も考えられますので、支援の仕組みについて考えていきたいと思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 通常、一時避難所で受け付けをした後、福祉避難所に行くという手順でございますが、人ごみが極端に苦手な自閉症、発達障がいの人たちの中には一時避難所に行くことが困難な方がいらっしゃいます。48時間以内に福祉避難所は開設し、開設以降は直接受け入れすることも可とするなど、柔軟な体制は可能でしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 避難所の関係で、施設の被害状況であったり、スタッフが集まっているかと、こういった点を早急に確認の上、問題ないと確認されれば、災害対策本部の指示により速やかに開設していく予定でございます。  また、福祉避難所開設以降の要配慮者の受け入れにつきましては、その都度柔軟に対応していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) よろしくお願いいたします。  4点目につきまして、非常用発電機については、今後必要に応じて検討していくということでございましたが、長久手市災害初動ガイドラインの中に保健センターにおいて医療救護所の開設とございます。非常用発電機について準備はどのようでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 医療救護所開設に当たりましては、電力の確保が重要になってまいります。非常用の電力の供給につきましては、救護所が保健センターで設置いたしますので、この保健センターに新たに設置する方法、もしくは市役所の敷地内に既にある施設から電力を供給する方法、また災害時に発電機等をリースで対応する方法、こういったものがいろいろございます。費用であったり、機器の設置の場所等、課題を整理して、今後早急に検討してまいりたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 早々の準備をよろしくお願いいたします。  次に、5点目につきまして、水の確保について御答弁いただきましたが、自助の備えとして1人当たり3日分の水の確保も必要でございます。3.11の際、電気の復旧は1週間、水道は3週間と最長それだけの日数がかかりました。災害用の水の確保につきまして、防災倉庫の備蓄分、市が洞小学校の耐震性貯水槽及び防災協定を締結している事業者以外からの確保の方法はほかにございますでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 本年の3月に愛知県が策定しました、南海トラフ地震における愛知県の広域受援計画の中では、まず災害発生直後から3日間につきましては、それぞれの自治体の備蓄品、それと家庭内の備蓄品で対応するということとされております。しかし、4日目から7日目までにつきましては、飲料水とか、食品等につきましては、これは国のプッシュ型物資というものを愛知県が県内5カ所で開設する広域物資輸送拠点、これモリコロパークも含まれますが、そこで受け入れ、それぞれの自治体において、必要な量を県が輸送するという計画となっております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 臨時の給水栓をつけることのできる避難所はあるか、お聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 長久手小学校と、それから長久手中学校につきましては、水道管は既に耐震化されており、臨時の給水栓をつけることは可能であると考えています。それと北中学校については、今年度水道管の耐震化工事を愛知中部水道企業団が実施しており、年度末までには終了するということを聞いております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 6点目の避難所の暑さ、寒さ対策について、内閣府による避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組みの指針で、空調などの設備の整備に努めることとなっております。小中学校の体育館の空調設備は、現時点では難しく、締結している事業所に必要に応じて要請していくとのことでございましたが、災害時良好な生活環境となるようお願いいたします。  7点目の防災啓発アプリにつきまして、先進事例を研究していきたいという御答弁でございました。日本気象協会が防災公式アプリをことし6月に開始をいたしました。このアプリは災害情報の伝達はもちろんのこと、自宅の立地などに関する項目を入力すると最寄りの避難所までの避難経路が作成でき、家族分の必要な備蓄品やその数が一目でわかるようになっております。また、アプリを開いた場所から半径1キロメートルの避難所を表示するので、市外にでかけた際に、災害に遭遇しても近くの避難所がわかるようになっております。さらに家族や友人などとグループを形成することで、災害時には、グループ内で、メンバーの居場所確認が可能になる機能がついております。自治体負担の部分はなく、防災活動を通じて得する防災ポイントをためることもできます。ぜひとも周知に努めてはどうでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) アプリにつきましては、今後先進地事例を収集、研究していきますと御答弁させていただきました。また、周知の要領につきましても、あわせてまた研究をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 尾張旭市は、中部地区唯一の後援自治体として、この日本気象協会と連携協力をいたしまして、7月29日から配信をスタートさせております。このメリットは、日本気象協会や協賛企業などと連携協力することによりまして、これまでにない防災、減災の取り組みが可能となってまいります。また、防災アプリの特徴であるポイント交換の仕組みを活用し、尾張旭市の場合ですと、イメージキャラクター「あさぴー」の商品を日本気象協会に渡しているんですけれども、そういった商品や画像を提供することで、その市のPRとしても活用できるということでございます。そして市が実施する防災訓練などのイベントに対して、防災アプリでの告知やポスター、協賛企業からの販促品の提供などさまざまな協力を受けることができ、訓練等の参加率、満足度を高めることができると後援自治体には魅力満載でございます。自助、啓発につながるツールの一つとしても本市も後援自治体としてエントリーされませんか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 内容の詳細につきまして、尾張旭市等の先進事例を研究した上でエントリーについても検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 8点目のBCP策定につきましては、愛知県内の策定率51.9%、今年度中に策定予定、7市町村ということでございます。来年度以降、早期に策定ということでございますが、研修内容はどのようだったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部長。 ○くらし文化部長(高嶋隆明君) 愛知県が主催をしました研修会が実施されました。市からは、防災官が参加しておりますが、内容としては、内閣府が平成27年5月に策定しました市町村のための業務継続計画策定ガイドラインの説明と重要要素ごとのグループ討議を行うということで、実習というものを主体とした研修であったということで、今後の業務継続計画の策定に大変役に立つというふうに行った防災官から聞いております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○7番(木村さゆり君) ありません。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 2項目め、健康づくりについて。  (1)日本健康会議において国保の保険者努力支援制度がありますが、本市の取り組みはどのようでしょうか。  (2)本年度より体成分分析装置測定会を行っております。測定状況と今後の活用法はどのようでしょうか。  (3)市民の健康維持のためラジオ体操の普及・啓発をしませんか。  (4)多くの人が利用できるよう公園に健康遊具、運動遊具を計画的に配置していきませんか。  (5)第5次総合計画にウォーキングロードの整備とございますが、進捗状況はどのようでしょうか。  以上、5点よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。福祉部長。               [福祉部長 山下幸信君登壇] ○福祉部長(山下幸信君) 健康づくりにつきまして、5点御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  1点目については、健康寿命の延伸と医療費の適正化を目的として、昨年7月に発足した日本健康会議の活動指針「健康なまち・職場づくり宣言2020」において、国保保険者の取り組みとして、予防・健康づくりの取り組みへのポイント付与などのインセンティブを推進することや国保加入者の健康・医療情報をわかりやすく提供すること、後発医薬品の利用勧奨など使用割合を高める取り組みを行うことなどが挙げられています。これらの取り組みは、平成30年度から実施される国保保険者に対する「保険者努力支援制度」の評価指標にもなっています。本市の保険者努力支援制度に係る取り組みとしては、予防・健康づくりのインセンティブとしての「健康マイレージ事業」や国保加入者に特定健診の結果をわかりやすく伝えて、生活習慣の改善を促す「健康相談」後発医薬品の利用勧奨としての「後発医薬品差額通知」などを行っています。  今後も保険者努力支援制度の趣旨に沿って、国保加入者の健康寿命の延伸や医療費の適正化に必要な取り組みを進めてまいります。  2点目について、体成分分析装置測定会では、体重、筋肉量などを測定し、その結果をもとに保健師から運動や食事等についてのアドバイスをさせていただきます。その後、適度な運動等の取り組みをしていただき、6カ月後に再測定していただくよう御案内しています。今年度は保健センター、西小校区共生ステーションなどで、平成28年4月から11月末までに238人に、11月13日の健康展でもコーナーを設けて117人に御利用いただきました。今後は、さらに測定機会をふやして、より多くの方に御利用していただけるよう検討してまいります。  3点目について、ラジオ体操は88年の歴史があり、子どもから高齢者までなじみがあり、誰でも簡単に取り組むことができる親しみやすい体操であると考えています。市民の健康維持のための一つの取り組みとして、ラジオ体操の普及・啓発について検討してまいります。  4点目につきまして、近年整備した公園の中では、中央1号公園など健康遊具が設置されている公園もあります。今後も、老若男女が親しめるように子ども用の遊具とともに、高齢者が利用できる健康遊具、運動遊具の設置を検討していきたいと考えています。  5点目について、第5次総合計画内においては、さまざまなコースを設定することとなっています。現在、スポーツ推進委員によって毎月実施されている「歩けあるけ運動」があり、市民が身近なところで手軽に健康づくりができるよう市内の特徴あるコースを12コース選び、ウォーキングマップを作成し、先月の健康展において市民に配布しました。今後は、このウォーキングマップを用いて市民の皆さんに広く周知していきます。また、各コースは、約5キロメートルで1時間程度で歩けるコースですが、より多くの方々に親しんでいただくために、サイン看板などの整備も検討していきます。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 5点にわたり御答弁ありがとうございました。  1点目につきまして、保険者努力支援制度の取り組みは、健康マイレージ事業、健康相談、後発医薬品差額通知などを行っているとの御答弁でございました。  それでは、糖尿病・成人症重症化予防のプログラムの策定についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。
    ○福祉部次長(成瀬 拓君) 保険者努力支援制度の評価指標ともなっております糖尿病等の重症化予防の取り組みでございます。平成28年4月に、国、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議が予防化プログラムとして発表したものでございます。これは重症化リスクの高い医療機関未受診者等に対する受診勧奨、保健指導を行いまして治療につなげていくとともに、通院患者のうち、重症化リスクの高い方に対して主治医の判断で対象者を選定して保健指導を行う。人工透析等への移行を防止するためのプログラムというものでございます。本市においても、医療費の適正化、人工透析等の治療の増加の抑制のためにもかかりつけ医との連携などまだまだ課題は多くございますが、今後重要な保健事業の一環として取り組んでまいります。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 保険者共通の指標として加入者の適正受診、適正服薬を促す取り組みもございます。保険者努力支援制度の取り組みについてスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  2点目の体成分分析装置測定は、保健センター、共生ステーションで11月末までに238人、健康展では117人に利用があったとのことでございました。さらに、利用をふやしていくとの答弁でございました。具体的な取り組みは何かお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 具体的な取り組み、今後でございますが、利用者の方をふやすために、保健師が地域で活動できる拠点をふやしていきまして、より身近な場所で、この体成分分析装置の測定会を実施、また参加できるように努めていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 私も健康展で測定をしていただきました。検査票には、筋肉と脂肪の割合、理想的な体成分のバランスを保つために、筋肉量を調整し、脂肪を調整することで適正体重は何キロと書かれておりました。また体水分、骨量、基礎代謝量、エクササイズプランとして測定時の体重に即した運動別エネルギー消費量も書かれておりました。さまざま数字には愕然といたしましたが、私自身も健康づくりに励んでまいりたいと思っております。自分の体の状態を知ることは、健康づくりを行う上でとても大切でございます。今後サロン活動の場に出向いていくなど、1人でも多くの方の測定をしていただくことを考えていかれませんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 健康展での測定ありがとうございました。また6カ月後に保健指導等ございますので、御活用いただければと思います。  サロン活動の場に出向いてということでございますが、保健師が地域の拠点で活動をしていくために、社会福祉協議会の協力を得まして、サロン活動をしている団体にPR用のチラシを配布させていただいております。今後はこういったサロン活動とか、地域の方々から御依頼がございましたら、保健師が地域の集会所など出向きまして、この体成分分析装置の測定会を開催させていただきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 3点目につきまして、ラジオ体操の普及啓発を検討していくとの答弁でございました。普及啓発はどのように取り組んでいかれるのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) 市内には、既にラジオ体操に取り組みをされているグループなども多くあると伺っております。このように、市民の皆様が主体的に取り組んでもらいたいと考えてございますので、ラジオ体操を地域の活動の一環として実施している自治体等ございますので、こちらの取り組みを参考にしながら検討していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) ラジオ体操は、速い動きやストレッチを組み合わせて約400種類ある全身の筋肉を活性化させ、習慣にすることで筋力がついたり、血流がよくなったり、代謝が上がったりする効果が期待されております。ただし、自己流であると効果が半減してしまうとも言われております。そこでラジオ体操のサポーターの養成など考えていかれませんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 福祉部次長。 ○福祉部次長(成瀬 拓君) ラジオ体操のサポーターの養成でございますが、市の健康づくり推進事業に御協力いただいてございますボランティア団体、ながくてすこやかメイトというものがございます。このように、御協力いただいている団体の役割等につきまして、今後整理いたしまして、市民主体で取り組んでいただけるようサポーターの養成も含めて検討していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) よろしくお願いいたします。  小中学校でのラジオ体操の取り組みについてはどのようか、現状をお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 明君) 小中学校での現状はどのようかということでございます。体育の授業や運動会などにおける学校現場の対応は、各学校によって違っております。準備運動として取り入れている場合もあれば、ラジオ体操のかわりにストレッチを行っている場合もあるというふうに聞いております。それが現状だというふうに思っております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 以前は、小中学校においてラジオ体操が行われていたと思いますが、学校の判断となったのは、何か理由があるのか、お聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 教育部次長。 ○教育部次長(川本晋司君) ラジオ体操に関しましては、明確な規定が教育委員会というか、学習指導要領や体育の教育課程にはございませんで、恐らく今のラジオ体操が始まりました昭和26年に放送が開始され、東京オリンピックを経て、国民的な広がりを見せていたということだと思いますけれども、そういう中で準備運動として慣例的に一種の文化とは言いませんけれども、そういったことで学校現場で広がってきたのかなというふうに考えております。また、その効果として準備運動としては、場所の移動もなく、その場で体操ができて、体操としての価値も高いということで広まっておったということで、その後変化が見られるようになったのは二、三十年ほど前に、運動会とか体育の授業でもラジオ体操に変わって学校独自の何とか体操とかいうのが、徒手体操の一種ですけれども、そういったものが恐らく取り入れることがはやってきた時期がございまして、その後、ストレッチの運動がスポーツ理論の中で各部位の筋肉を伸ばす運動として理論構築されてきたということがございました。そういう中で体育の授業とか、そういったものでは学校独自の運動から、より効率的なストレッチ運動を取り入れる学校がふえてきて、現在に至っておるというような状況だというふうに理解をしております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 4点目につきまして、今後も健康遊具、運動遊具の設置を検討していきたいとの答弁でございました。確認ですが、今現在設置されているところは、先ほど答弁のあった中央1号公園に3つ、桧ケ根公園に3つ、東浦公園に4つ、市が洞二丁目公園に2つ、せせらぎの径に5つ、立石池に9つでよろしかったでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) この健康遊具、運動遊具の設置公園を市民に周知するため、ホームページなどにアップはできないでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) ホームページにアップということでございますけれども、こういった健康遊具の紹介を行っているということで、近隣では尾張旭市、日進市のほうでもホームページで紹介しておるというのは承知しておりますので、本市におきましても、ホームページに合わせて周知方法を検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 一方で、健康遊具を子どもさんが利用し、けがをするケースもございます。安全対策についても万全を期していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) 建設部長。 ○建設部長(浅井十三男君) そうですね、安全対策ということでございますけれども、遊具の点検につきましては、健康遊具も含めて、ほかの遊具と同様に年1回定期点検と年11回の日常点検ということで行っております。また公園は指定管理しておりますので、指定管理者のほうも遊具の点検をしていただきまして、安全の確保に努めておりますので、今後も遊具の安全対策について万全を期していきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 5点目につきまして、ウォーキングロード整備に関する答弁で、毎月実施している歩けあるけ運動で歩いているコースのうち、特徴ある12コースについてウォーキングマップを作成し、健康展にて市民に配布したとのことでございましたが、私も実際にそのマップをいただきました。今後はこのマップなどを用いて、市民に広く周知するため、本市のホームページにも掲載をすれば、より多くの方々に周知できると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) スポーツ推進委員が歩けあるけ運動で設定した12のコースでございますけれども、印刷したマップの配布とあわせまして、より多くの市民がウォーキングを楽しみ、身近なところで手軽に健康づくりをしていただけるよう、本市のホームページに掲載させていただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) ホームページへの掲載、よろしくお願いいたします。  第5次総合計画におけるウォーキングロード、ジョギングロードのコースの例として、杁ケ池公園等の公園を活用して、短距離コースを設定するとされております。けさ、田崎議員の質問で、路面補修工事を行うとのことでございましたが、園路を整備することでウォーキングコースとすることはできませんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 杁ケ池公園内の園路につきましては、年度末までに補修工事を実施する予定でございます。もともとこの園路につきましては、約720メートル、それと900メートルという二つの距離を設定し、ウォーキングやジョギングをしていただくことができるというものになっております。今回の園路の整備に合わせましてコースの途中には距離を表示する看板を設置することも検討しながら、皆さんにウォーキングなどで活用していただけるよう整備を進めたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) お願いいたします。  さらに、総合計画のコースの設定に関するものとして、香流川、小牧・長久手の戦いなど少し長目のコース設定の表記がございます。こういったコースについては、どのように進めていかれるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) 少し長目の距離のコース設定ということでございますが、まずは、香流川のコースについては、既に緑道として整備された箇所を前提に、関係課と連携しながら自然を感じられる快適なコース設定について検討してまいりたいと思います。  また、小牧・長久手の戦いに関するコースにつきましては、現在、古戦場公園再整備基本計画を策定中でございますが、フィールドミュージアムということで、市内に点在する跡地などをめぐっていただくコースを設定することとしており、そのコースをウォーキングコースとして活用していただけるよう検討していきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 市民の方々がウォーキングを楽しめる健康づくりに期待をいたします。そこでスマホのアプリ等を活用し、ポイントが付与できるような仕組みを取り入れたり、コース途中に設けた特定の場所で、ARによる画像による情報提供を行うことで、より多くの市民が歩いたり、ジョギングをしたいと思えるソフト的な工夫はできないでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) くらし文化部次長。 ○くらし文化部次長(加藤正純君) ウォーキングに関するソフトの導入についての工夫ということでございますが、お隣の尾張旭市では、スマホのアプリを活用し、ウォーキングを活用することでポイントを付与するというお取り組みが既になされております。ほかにもアプリ、それからAR等の技術を使用した先進的な取り組みがあると思いますので、そういった事例について、一度研究させていただきたいと思います。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 健康都市に加盟した本市でございます。多くの人が健康づくりに取り組みやすい環境づくりの整備を要望しまして、この項目の質問は終わります。 ○議長(伊藤祐司君) 次の項目の質問を許します。7番木村さゆり議員。 ○7番(木村さゆり君) 3項目め、若い世代の声を市政に生かすために、未来を担う若い世代の声を反映させることは、大変重要であり、そのための仕組みづくりが必要でございます。  (1)若者の政策形成過程への参画についての考えはどのようでしょうか。  (2)若者会議を開催しませんか。  以上、2点お願いします。 ○議長(伊藤祐司君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。市長公室長。              [市長公室長 鈴木 裕君登壇] ○市長公室長(鈴木 裕君) 若い世代の声を市政に生かすためにということで2点御質問いただきました。順次答弁させていただきます。  1点目について、本市では、これまでおおむね5年ごとに住民意識調査を実施してきましたが、平成9年実施分から調査対象を満18歳以上としてきました。また政治や社会に対する関心が高まるよう、市内の小中学校を対象に模擬投票などを行う選挙出前トークを実施しております。さらに、2050年ごろを見据えた「長久手未来まちづくりビジョン」の策定過程において、20歳代から30歳代までの若者による若者座談会を実施するとともに、中学2年生全員に「長久手の将来」をテーマとした作文を書いてもらい、同ビジョンへ若者の意見を反映させた経緯がございます。次代のまちづくりを担う若者の市の政策形成過程への参画は、極めて重要であり、これから策定していく総合計画にも若者の意見を反映させていきたいと考えております。  2点目について、若者の政策形成過程への参画の具体的な手法については、若者を対象としたワークショップや高校生や大学生を対象とした政策提言、中学生の作文等を検討しております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 2点にわたり御答弁ありがとうございました。  1点目につきまして、これから策定していく総合計画にも若者の意見を反映させていきたいとの答弁でございました。本市は、平均年齢39.2歳、そして15歳以上39歳までの人口比率が33.4%のまちであり、他市町以上に若い世代の声を市政に反映させていく必要があると考えます。各種審議会、検討委員会など若者枠を考えていかれませんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(中西直起君) 長久手市の附属機関等の設置に関する要綱というのがありますが、この要綱の見直しの一つとして、既にことしの4月からは、委員の年齢要件につきまして、それまで20歳以上であったものを18歳以上に引き下げるというような改正も行っております。これはできる限り若い方を委員への登用を積極的に進めていきたいという思いがあっての取り扱いでした。今、木村議員がおっしゃっているように、成年枠というような枠を制度的にその中に入れるということは、今すぐには予定しておりませんが、いろいろな形で成年の委員への登用というものは積極的に図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) よろしくお願いいたします。  それでは、7月に行われた参議院選挙から18歳選挙権が導入されましたが、18歳、19歳、20代、30代の投票率は、どのようでしたでしょうか、お聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部長。 ○総務部長(布川一重君) それでは、お答えをいたしたいと思います。  18歳については60.0%、19歳は46.4%、20代は41.2%、30代は54.3%でありました。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 18歳につきましては、平均が57.9%でしたので、平均を上回る投票率で意識が高かったようでございますが、全体に若い世代の投票率は低い状況でございます。投票率向上に向けての取り組みをお聞かせください。 ○議長(伊藤祐司君) 総務部長。 ○総務部長(布川一重君) 本市では、平成25年度から小学6年生を対象に模擬投票を含んだ啓発事業の選挙出前トークを市の明るい選挙推進協議会の主催で実施しております。本年の公職選挙法の改正に伴いまして、選挙権が20歳以上から18歳以上に拡大をされたことから、選挙出前トークの対象を18歳により近い中学3年生に対象を絞り、少しでも若者の投票につながるよう啓発に努めております。  以上です。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) 2点目につきまして、手法は異なりますが、若者を対象としたワークショップ、高校生、大学生を対象とした政策提言、中学生の作文などを検討しているとのことでございましたが、宇部市などで取り組んでおられる若者会議については、どのようにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 市長公室次長。 ○市長公室次長(中西直起君) 宇部市の状況は、詳細には承知をしておりませんが、長久手市でも、これまで例えば市長が中学生と語る会というのを3校で実施したり、あるいはリニモ沿線合同大学祭実行委員会という組織が市長と語る会を設けたりというような形で、市長が若い方と意見を交換する機会は、課題に応じて設けてきております。先ほど最初の答弁でもありましたように、今後本格的に総合計画の策定に入っていきますので、その際にも高校生や大学生を初め、若い世代の意見を聞く機会を旺盛に設けていきたいと考えております。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。7番木村議員。 ○7番(木村さゆり君) それでは、最後に教育長、教育現場でのさまざまな取り組みについて、お聞かせいただけますでしょうか、お願いいたします。 ○議長(伊藤祐司君) 教育長。 ○教育長(堀田まゆみ君) では、少ししゃべらせていただきます。  先ほどから吉田市長については、子どもと触れ合うということについては、いつも心がけてみえます。私はこの仕事についてからも、各校、9校とも給食の時間に出かけて、子どもと一緒に給食を食べ、そして市長に直接市のことや、市長個人的なことについても質問をするなどして、9校触れ合ってきています。それを3年間ずっと続けています。  それから先ほど話がありましたように、中学校の3年生が市長と直接市政について語るということもやってきています。選挙の出前授業もやっていただいたりしているあたりもあるので、自分はそのあたりをきちっと社会科の授業として位置づけられないかなということを感じていたので、昨年度社会科の先生たちに南中学校の横山校長先生を中心に社会科の公民的分野、地方自治と私たちという内容について、うまく組み立ててもらえないということを投げかけてみました。そこで社会科のほうできちっと義務教育、最後の3年生に対して、義務教育の最後の機会ですので公民的な分野の中できちっと地方自治の仕組みや住民参加の大切さや市の将来に興味を持つというあたり、きちっと教育課程にもうたわれていますので、その内容をきちっと加味した状態で授業の展開をするということを去年の年度の間に話し合いをしてくださったので、ことしは中学校3年生については、きちっと社会授業の中で市長との語る会のことについても位置づけしてもらい、それから出前授業は、北中学校と南中学校だけだったんですけれども、長久手中学校はちょっと違う形だったんですけれども、きちっと選挙に向けても意識づけるということをやるということで、ことしは展開してもらっています。
     何とかことしもきちっと反省をして、また来年度もつなげられるようにしていきたいなというふうに思っています。現状はそういうふうです。 ○議長(伊藤祐司君) 再質問はありませんか。 ○7番(木村さゆり君) ありません。 ○議長(伊藤祐司君) ないようですから、これをもって、木村さゆり議員の個人質問を終結します。               ―――――――――――――― ○議長(伊藤祐司君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回は、明日12月7日午前9時30分から本会議を開きます。  本日はこれにて散会します。                  午後5時37分閉会...