長久手市議会 > 2010-03-03 >
平成22年第1回定例会(第3号 3月 3日)

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  1. 長久手市議会 2010-03-03
    平成22年第1回定例会(第3号 3月 3日)


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    平成22年第1回定例会(第3号 3月 3日) 平成22年第 1回定例会             平成22年第1回長久手町議会定例会(第3号) 平成22年3月3日(水)午前10時00分開会 1.本日の議事日程  日程第1  諸般の報告        予算特別委員会正副委員長の選任結果の報告について  日程第2  一般質問         (代表質問)        新風クラブ  前 田 幸 明 議 員        政策グループ“楓”  吉 田 日 勝 議 員        町民クラブ  加 藤   武 議 員        公明党  水 野 とみ子 議 員         (個人質問)        木 村 さゆり 議 員        川 本 勝 幸 議 員
    1.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ  1.会議に出席した議員    議 長 川 合 保 生   副議長 丹 羽 茂 雄    1番  田 崎あきひさ   2番  金 沢 裕次郎    3番  佐 野 尚 人   4番  木 村 さゆり    5番  原 田 秀 俊   6番  じんの 和 子    7番  小 池 みつ子   8番  吉 田 ひでき    9番  青 山 賴 人   10番  加 藤 和 男    12番  水 野 とみ子   13番  川 本 勝 幸    14番  前 田 幸 明   15番  浅 井 たつお    16番  加 藤   武   17番  水 野 竹 芳    18番  伊 藤 祐 司   19番  吉 田 日 勝 1.会議に欠席した議員    な し 1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者   ┌─────────┬───────┬─────────┬────────┐   │町長       │加藤 梅雄  │副町長      │加藤 具己   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │まちづくり    │鈴木 孝美  │総務部長     │福岡 久申   │   │推進部長     │       │         │        │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │生活環境部長   │加藤八州夫  │保健福祉部長   │加藤  勝   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │建設部長     │田中 憲二  │消防長      │伊藤 正彦   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │まちづくり推進部付│松原 幸雄  │生活環境部次長  │戸田 鐘嗣   │   │自治組織調整監  │       │         │        │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │保健福祉部次長  │加藤 善長  │建設部次長    │野田 康司   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │企画政策課長   │加藤 正純  │財政課長     │山下 幸信   │   ├─────────┼───────┼─────────┼────────┤   │教育長      │青山 守孝  │教育文化部長   │水野 正志   │   └─────────┴───────┴─────────┴────────┘ 1.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長 岩松 節明  議会事務局 補佐兼議事係長兼庶務係長                             吉田 弘美                  午前10時00分開会 ○議長(川合保生君) ただいまの出席議員は20名であります。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  これより日程に入ります。               ―――――――――――――― ○議長(川合保生君) 日程第1、諸般の報告をいたします。  委員会に関する条例第6条第2項の規定により選任されました予算特別委員会の正副委員長の氏名を報告いたします。  委員長には、浅井たつお議員、副委員長には、加藤和男議員。  以上のように選任されました。  以上で諸般の報告を終わります。               ―――――――――――――― ○議長(川合保生君) 日程第2、一般質問を行います。  代表質問の通告がありましたので順次発言を許します。  この際申し上げます。代表質問は議会運営委員会の申し合わせにより、各会派の持ち時間は、当局の答弁を含めて60分といたします。  なお、質問は質問席で質問項目ごとに行っていただき、関連質問は自席で行っていただきます。当局の答弁は、各質問項目に対する第1回目の答弁は登壇して行い、再質問並びに関連質問に対する答弁は自席で行っていただきます。また関連質問については、通告者と同一会派の議員に限り全体を通じて1人1回の発言を認めることといたします。  なお、代表質問の発言は、通告事項の範囲にして簡明にしていただき、また当局の答弁は、質問の要旨に的確、簡明にお願いいたします。  それでは、代表質問に入ります。  まず、新風クラブ 前田幸明議員の代表質問の発言を許します。14番前田幸明議員。              [14番 前田幸明君質問席登壇] ○14番(前田幸明君) それでは、おはようございます。きょうも朗らかに安らかにいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  早速質問に入ります。  市制移行と、それにかかわる民主的手続と施行後のコスト増についてお伺いをいたします。  このところ市制移行に関する詳細な説明が広報等を通じて行われておりますが、その一方で住民の認識、関心はいま一つのようであります。平成22年度予算にも多彩な関連事業費が盛り込まれましたが、できるだけ多くの住民が納得した上での市制移行にすべきと思います。そこでお伺いをいたします。  1、現状の移行手続は今の時代を反映していると言えるのかどうか。すなわち移行に際してその理念はどこでどううたわれるのか。ついては自治基本条例の制定はどう検討されているのでしょうか。現状の移行手続、段取りは民主的と言えるのか。住民が移行に対してその意思を発議できるシステムはあるのか。  2、市制移行後のコスト支出増はどうなるのか。例えば公務員等の人件費、権限委譲による経費、電算システムの変更、その他の費用等総コストをどう予想し試算しているのか、お伺いをいたします。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。町長。                [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 前田議員から御質問いただきましたので順次お答えをさせていただきます。  まず初めに、前段の質問についてお答えいたします。  御質問の趣旨は、自治基本条例を制定する中で市政運営の基本的スタンスと理念をうたっていくということであるというように認識をいたしております。  まず、協働のまちづくりを早期に実現するため、町の新しい施策、指針に基づき、平成20年度にまちづくり協働課を設置し、地域協働計画を策定したところでございます。この計画に基づき、平成21年度にはまちづくり助成制度を実施し、まちづくりセンターではコーディネーターによる住民活動相談会を実施しました。それらの制度や取り組みを推進していく中で、住民の皆様とのコミュニケーションを図りながら自治基本条例の必要性を研究してまいります。  次の後段の質問についてですが、政権交代により今後は地域主権型地方分権の進展が予測され、町のままでは住民が満足するサービスが提供できないと考え、さきの9月議会で表明させていただいたところでございます。  現在は、市制施行準備室を中心にさまざまな調査、研究をしているところでございますが、住民の皆様には、町が市になることで何か変わることはないかということなど、御理解をしていただくために、昨年11月以降、広報の特集記事をもってお知らせをしてまいりました。今後は、5月から自治会連合会、また区会単位等で住民説明会も行い、さらに市になることの理解を深めていただくよう私どもとしては努力してまいりたいと思います。  いま一つ、市施行後のコストや支出増につきましては、市制施行推進会議検討会の中でどういった市制移行作業が発生するのか、また、市制移行後にそれぞれの業務に費用がどれだけかかるのか等につきまして調査を進めてまいりたいと思っておりますし、現在も進めているところでございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) きょうはですね、町長、冒頭からちょっと大上段に振りかぶりまして民主主義のあり方について少し議論をしたいと思います。  民主主義を実践するには、情報公開とか、住民参加、最近は住民協働とも言いますが、そういった避けては通れない民主的な手続とか段取りが必要だということなんですね。  私は、昨年とことし、プライベートではありますが、中国の主要都市を歴訪いたしました。御承知のとおり、この国は日本とは全く異なる体制国家であります。選挙もなければ子どもだって1人しか持てません。そういう国です。しかし、そこに生きる人たち、およそ民主主義の手続などを確認することもなく、自分たちの国家体制を信じ、今は貧しくとも生き生きと頑張ればいつかは自分たちもというような、まさに中国社会の力強さを感じたものです。人々の幸せというのは、何も民主主義でなくても実践できるのじゃないか、思わず錯覚しそうになりました。まずいのは、為政者が民主主義であるかのように政治を行うこと、いわば名ばかりの見せかけの民主主義を実践することこそそこに住む人たちが不幸である。そんなことを帰りの飛行機の中で思ったものであります。  今申し上げたことは、何も長久手町のことを言ってるわけではございませんので誤解のないようにしてください。  そこでお伺いいたします。  市制準備室が発足して4カ月、準備は順調に進んでいるんでしょうか。今の時点で住民の声はどのような声が届いているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 市制施行準備室の現在の業務でございますが、先ほど町長からもご答弁がありましたとおり、まずは検討部会の中でさまざまな調査をしております。御質問の中にありますコストについても、例えば臨時的経費、それから経常的経費についても3月末をめどに報告をしてくださいということで各部会から報告書をいただくことになっておりますので、新年度に入りましたらそういった御報告についての結果が出るかと考えております。  それから、住民の方々からの声でございますが、11月の広報で掲載させていただいた以降ですね、窓口にお二方ほどお見えになりました。そういった方々は、いわゆる生産緑地のことで御心配されてみえる方がおるということでお見えになりました。それ以外は特に聞いてございません。それから、あと広報のモニターがありますけども、そこの中でもたくさんの記事に対しての御意見をいただいておりますが、おおむね非常に御理解いただいているような御返事だったというふうに理解しております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 2件ほど問い合わせがあったということなんですが、私の耳に届くのは、「市制移行、役場がやりたけりゃ、やりゃあいいじゃないかと。私たち住民のところには全然耳に入ってこずにトップダウンで決まってる。本当にこれじゃあ民主主義と言えるの」そういう声が私の耳にはよく入ってきます。正直、市制移行に関して我々議員もはっきり同意した覚えもありません。  そういう状況の中で、先ほど町長の答弁で自治基本条例について、やるのか、やらないのか、つくるのか、つくらないのかという回答、答弁もいただけませんでした。私は、この場に及んで策定の意思がまだ固まっていないのか、私はこの市制に向けて住民と協働でこの町の将来像を策定していく、これ以上のチャンスはないと思うんですけども、どう思われますか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) こういう基本条例につきましては、先進でやられているところの状態を確認させていただいております。それから、先ほど町長の答弁にもありますように、20年度に協働課を立ち上げまして、新しい制度をつくって住民と町が同じ目的に合った形で協働のまちづくりを実践していこうじゃないかということで、まず新しい補助金制度もつくりましたし、マニュアルをつくりました。そういった基本の中で着実に事業を推進していって、その結果として理念的なものが必要だということになれば、自治基本条例なるものが浮上してくるものかなと思っておりまして、現状ではパートナーとなるべきそういったNPOや住民団体を育成し、ないしは協働する姿を実践しているとこだというふうに理解しております。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 私の認識では、昨年の9月に私同じような質問をさせていただきました。そのときはまだ市制の話はありませんでした。そういう中で同じ答弁をされたと思います。「地域協働計画の中でこれが必要なのかどうか、これを見きわめたい」と、こうおっしゃったと思います。その後に市制移行という話が出てまいりまして、私はこれもう待ったなしでつくるべきかなというふうに思っておりますし、長久手の将来像を決めて、そしてその過程に市制があるんだと。そういうスタンスで町長が先ほど冒頭で言われた、そのとおりだと私は思っております。そうすべきだろうと思います。  みよしにしたって私たちの先輩の市になったところですけども、基本条例は平成20年10月1日に施行されました。東浦にしても、この12月の議員の質問で、制定に向けて研究していく、そういう答弁を行政側はしております。今、見きわめるとか、そういうことを言う段階ではないんじゃないんでしょうか。私はそんなふうに思います。
     まちづくり推進部長にちょっときょうはきついことを言わせていただきますが、そういう立場におられて、私は自分の職責をやっぱり時代的な役割を担うべきじゃないか、そう思うべきじゃないんですか。そう思われて自分で町長なりに提案していくべきじゃないかと私は思うんです。そういう声がほかの自治体からも聞こえてきませんか。私聞こえてきますよ。なぜ長久手町は基本条例をつくらないのと。基本条例というのは、私は条例そのものじゃないんです。先ほどから言っておられるように、住民協働でつくるんですから、その過程、プロセスが大事だと思っておるんですね。そういうことを行うんだということが。  みよし、近隣にいい先輩がいますけれども、平成19年に当時の町長さんは、三好の町内の各地区を丁寧に回られた。これから町長も回られると思います。そのときに基本条例の理念を述べられ、そして先ほど申しましたように、市制は町の将来像のプロセスである。こういう趣旨を丁寧に説明され語られることによって住民の理解を得られたと、私はそんなふうに思います。  この間の議事録を読まれましたか、当時の三好町長が各地区に回られたときの議事録を読まれましたか。読まれたらどんなふうに感想をお持ちなのか、お伺いをしたいと思います。とりあえず答えてください。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 今、私が窓口としてやらなきゃいかん仕事として自治基本条例の必要性についてどうなのかという御質問でございますが、必要性を否定しているわけではございません。自治基本条例をつくれと言えば、端的に言えば1週間あればできます。よそのものをまねすれば。ただ、議員おっしゃるとおりです。つくるときの過程が非常に重要でございます。私どもいろんなまちの自治基本条例を検証させていただきましたが、非常によく似ております。遺伝的なものがあって、ただ、市町のそれぞれのベースになっておる団体の違い、性質によって多少違います。それから観光資源を持っているとこについては、町外の観光者に対する検証もされて中に織り込まれております。それぞれ立場が違えば内容は少しずつ変わってくるなと思いますが、いずれにしてもそういうベースになる住民団体が非常に潤沢に町と同じ方向でまちづくりを進めていくという姿が実在しないとこれは作成は無理です。勝手に町がつくってしまうことになるんです。  したがって、そういう団体をたくさんつくっていく、それから協働していく実践を継続させていただく、たった2年ですよ。20年にできてやっと事業ができて1年目でございますので、そういったものを検証しながらやっていきたいなと思っていますし、市への移行とこれとはまた別の問題だというふうに思っていますので、時間をかけて研究をしながら、長久手にとって必要な時期は当然来ると思いますので、そのときには御審議をしていきたいなと思っております。  それから、みよしのものについては、市制にかかわる分で町長が住民説明会を6カ所で行われたということは聞いております。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) その内容は読まれていませんね。ぜひ読んでください。非常に民主度の高い町だなということがよくわかります。それで、久野町長ですけれども、本当に丁寧に答えておられます。  この22年度にいろんな市制移行にかかわる仕掛けとか工夫を予算をかけてつくる予定ですけれども、そういったプロパガンダムが必要だと思います。しかし、どうもいつも思うんですけども、先ほどまちづくり推進部長も言われましたけれども、やっぱり理念がないんですね。市制に行くための理念がないんです。仏つくって魂を入れないという言葉がありますけども、それに近いような感じがいたします。  もっと言いますと、三好町は市制移行に関して本町みたいにいきなり出てきた話じゃないんです。議会で市制に移行しますということを発表されましたけれども、三好町の場合は本当に民主的な段取りを踏んでここまでやってこられました。例えば三好町、今の市長はこうも言っておられたんですね。「市制移行に先立って住民投票条例があれば、それを実施したかったけれども、やむを得ずアンケートで代用したと。2回実施したけれども、2回目の投票で町のままがよい、そういう結果が55%、本町は住民投票はおろか、やりようがないですね、条例がないですから。アンケートも実施しない。その結果が怖いからされないんだと私は思うんですけれども、実際のところどうですか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 今、三好町の例を御説明いただきました。  三好町につきましては、私どもで調べました結果、もともとは合併に関するアンケートをされています。1回目ですね。2回目に市制に関するアンケートをされたところ反対の方が多かったので市制を撤回された経緯がありますね、一度。ただ、1年後にまた方針を展開されて行政の方から市制移行を表明された。それに引き続き、議会の方からも早期に実現をということでそういった議会からの要望もあったと。最終的には、一度撤回されたんですけども、その後のアンケートはされておりません。されておらなくて、先ほど議員からお話があったような住民説明会をされて、町長が丹念に回られてされたということでございます。  町としましては、前からも答弁させていただいておるとおり、今は住民の皆様に市になるとどのように変わるのかということを御理解していただく段階だと思っております。それから、住民説明会もそういった段階だと思っています。その後、外部委員会も立ち上げてさまざまな形で御意見をいただきながら、当然住民の皆様からの意見についても聞きながら、最終的にはパブコメ等もやってさらに聞いていきたいと思っています。ただ、そのアンケートに対して逃げておるとか、そういうことというふうには考えておりません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) ちょっと話し戻りますけど、アンケートをそのとおりですよ、2回目で55%やられて、その結果が非常に思った結果が得られなかったと。それだから自治基本条例をつくろうとしたわけじゃないんでしょうけれども、当時の久野町長がその結果を受けて自治基本条例じゃないと私も思いますけれども、これ必要だからつくられたと思うんですけれども、それを自治基本条例をこういうことを今一緒に、町内の各地を回られるときに自治基本条例をつくる過程にあって回られておるんです。だから、住民の皆さんは町の将来像はこういうことなんだ、それから市制をその間のプロセスなんだと、そういうことを住民の皆さんは本当に理解されたと思うんです、三好町はこういう将来像を持っておるんだなという形でね。  まちづくり推進部長、本当に基本条例なんて1週間もありゃ、2日もありゃできますよ。みよしも23条ありますけど、大したこと書いてないんですよ、本当に。書いてないんです。だけどそれは理念ですわ。二言目には長久手町総合計画、総合計画があるとおっしゃいますけれども、やっぱり総合計画というのはあくまでも計画です、何遍も言うようですけど。みよしの総合計画は、冒頭に自治基本条例第4条の理念に沿ってこの総合計画はつくられますとはっきりうたってある。あるべき姿とそれに沿った形で総合計画もつくっておられる。これ本当の民主的な考え方じゃないですか。住民の皆さんと一緒になってつくった将来像に対して総合計画もつくっていく、私はそういう姿が大事じゃないかなと思います。それは後で御意見ください。  それから、コストについてちょっと非常に不満です、今の段階でまだ出てないというのは。広報の4月号にいろんなものが出てました、こういう事務事業が入るということでね。私は、むしろここにコストが入るべきだった、そんなふうに思いますよ。これ判断できないですよ、住民の皆さんは。施設の設置、福祉事務所の設置、社会福祉主事の配置、こういうものが幾らかかるんだ、それから手当がどれだけ町が負担しなきゃならないんだ、こういうものが入らないと本当にそういうコストがかかるんだなと判断の基準も何もないじゃないですか、こういう仕事をやりますというだけでは。私はそう思いますよ。それが3月、4月からやられるということですけれども、それはちょっと遅すぎます。  本来、そういう仕事というものは、町長がこの場で発表する前にそれはもうきちっと調べた上でそれは話すべきであって、市になって幾らかかるかということもわからないで市制移行を発表するんですか、おかしいでしょう、それ。そういうことですわ。  私も今の話できょう聞いた数字でいろいろ再質問しようと思って用意したんですけれども、それが全然質問できません、残念ながら。事業内容と事業費、それにかかわる人件費、そういったものは本当に教えていただきたかったんですけども、この場に及んでまだわからないというのはちょっとおかしな話だなと、そんなふうに思いますよ。  それから、自治基本条例ですけど、これ議会の中でもここで話すのは私ぐらいしかいませんけれども、皆さん本当に気持ちの中では持っておられると思うんですね。そういう中で平生はいろんな部署でいろんな意見を言われるこの町の有識者という方がおられますよね。そういう人たちからそういう声が上がってこないのが私は不思議でしようがないんですけれども、有識者の方は何かそういう意見とかどう言っておられますか、お聞きします。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず、総合計画と自治基本条例についての関係でございますが、自治基本条例をつくってらっしゃるとこについては、それが上にあって、それに基づいて総合計画をつくるという概念は非常に理解できますし、そうでなければいけないと思っております。  ただ、自治基本条例の特徴をもう一つ申し上げますと、普通の条例は基本的に住民の皆様にこれはやってはいかんよと、やるときには幾らくださいよとかいうような規制を込めた条例でございますが、自治基本条例については、町がというか、自治体が住民に約束をする、こういうことにしようねと、こういうふうにやるときはこういうふうに町はやりますよということで一方的にこういう形で住民とのかかわり合いをしていきたいんだというのを表明しております。したがって、非常に概念的になりがちなんでございますが、そういう違いがございます。これは法律に基づかない行為でございますので任意の行為ですが、総合計画は自治法に基づく法律に基づく計画でございますので、これはやっぱり別ものとしてしっかりないといけないなというふうに思っています。  それから、もう1点、有識者、ちょっと私もどのあたりのことかイメージできないんですが、特にそういった意見交換をしたこともございませんし、総合計画をつくる段階でも住民会議を設置して20人の方たちに集まっていただいていろんな御意見をちょうだいしましたが、その中で自治基本条例の必要性について問われた方は1人もいらっしゃませんでした。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) そういうことになるとこの町の民主度は一体どうなっとるのかと私言いたくなるんですよね。有識者と言われる人たち、集まっていただく方がちょっと違うんじゃないですか、逆に言ったらね。そういう意見が出てこないということは。残念ながら、そんな気がいたします。  あまりこればっかりにやっていてもいけませんが、いずれにしても移行までに時間がありません。やるべきことは本当に山積しております。ただ、冒頭で言いましたように、町長、本当に各地区を回られるとき苦労されると思いますよ。たらたら市制のことについてこうなります、こうなりますと言うだけで住民の間を回られても、何か一つ言うべきものがないと、一方でこういうことをやってまして、自治基本条例やってて、それで市制はこのプロセスの間にあるんだと、この町の将来像はこういうものだというようなものがないというか、そういうものもあわせて今やってますというようなものがないと住民の理解は非常に難しいんじゃないでしょうか、そんなことを危惧いたします。  冒頭で申しましたように、何とか本町の民主度が私ちょっと最近遠くなってるような気がするんです。もう少し基本に返ってその辺の回復に努めていただきたいなと思います。  一番嫌なことは、市制移行ができるでしょう、このままいけばね。だけども、ほかの自治体から長久手町さん、まだ早かったねと、市になるの早かったね、あるいは他の自治体の議員さんから、私たちが直接そんなような言葉を聞く、そういうことはぜひ避けていただきたい。もう本当に長久手町、立派な市になりましたね、いろんなものを整えておられますね、そういうことも含めてこれから市制に向けて頑張っていただきたいなと思います。町長、最後にどうですか。これからの市制に対してどういう心構えで進められますか。 ○議長(川合保生君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 前田議員からいろいろるる細かい事務的なレベルだなという感のするような質問が多かったわけですが、私は政治的判断で一言申し上げます。  今、長久手町人口、俗に言う国調人口が現在のところは5万1,600人になっています。市制施行についての人口はもう文句ありません。そのほかの連帯戸数とか、町の形態だとか、都市としてのいろんな要件がありますが、それもすべてクリアしておりますし、総務省もそれを認めております。5年に1回、あくまで人口が、住基人口じゃなくて国調人口ということになりますと、今の時期を逸しますと、ことしの10月1日で国調が行われますが、5年後になります。  そうこうしている間に政権交代ということが起きました。主権型地方分権を今後進めなきゃいけない。ということは長久手自体が文化、経済ともにそれだけの実力をつくっていかなきゃなりません。これが一番重要なことです。それに向かって今までも町政を進めてきているわけでありまして、それでは市制というのは、今、全国的にももう村とか町というのはどんどん減りまして、愛知県もあま市が今度できますし、また知多半島が西尾市の方へ合併するとこが三つありまして、ますますなくなって15町村ぐらいになるんではないかなと思います。そういう事態で、国は市町村と言うと県を含めてそういったある程度の基礎的団体と言っておりますが、それがだんだんアップしてまいりまして今日のような状況になってまいりました。  タイミング的には今が一番だと。ということは政権交代が行われまして国並びに県の情勢というものが大きく変化したわけです。改革が行われたわけです。ですから、この際、きちっと長久手の方向性を見定めて、そして市制に向けて皆さんの御協力を得ながら21世紀の新しい大都市近郊の市として発展していかなきゃならない、町として発展していかなきゃならない。それを私たち町政を担当する者として大変な義務だと思っています。そういう意味におきましてそれはもちろん描いております。それは当然のことです。それは昨年来ずっと4期目になってからもそのための体制づくりに邁進しております。  ですから、この時期というのは、私はグットタイミングだというふうに思っておりますので、細かい私どもの考え方、きょう聞かれておりませんので申し上げませんが、将来方向としましての政治的決断を私がいたしたということでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。 ○14番(前田幸明君) 結構です。次行きます。 ○議長(川合保生君) では、次の項目お願いします。 ○14番(前田幸明君) それでは、2項目、新学習指導要領の移行措置の取り組みと、教育、教職現場の変化についてお尋ねをいたします。  新学習指導要領の移行措置が始まって1年が経過しました。この間、教育現場ではさまざまな変化が起こったと言われております。今の時期まさにその反省やら新たな取り組みに向けて総括の時期であるとも思われますが、そこでお伺いをいたします。  1、教育長にとって新学習指導要領とは何を意味しますか。  2、教育現場はどう変化しましたか。  3、この1年の移行措置期間を経てどのような成果、課題が見えてきましたか。  4、教育の分権化が叫ばれて久しいですが、この新指導要領の本格実施と並行して分権化はどう推進されるべきか。  5、昨年の11月、現役教師による教育研究成果発表会を参加させていただきました。先生方の熱意を感じるとともに、新指導要領に対する意気込み、成果をかいま見ることもできました。個人的にも大変参考になりました。せっかくの機会ですから、もっと広く一般にも門戸を開放したらどうでしょうか。それらを含めて特に発表会の改善の余地はあるんでしょうか、お伺いをいたします。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。教育長。               [教育長 青山守孝君登壇] ○教育長(青山守孝君) 前田議員から二つ目の質問ということで5点ほどいただきました。順次答えさせていただきます。  まず、1点目についてですが、教育基本法や学校教育法の改正を踏まえまして、伝統や文化に関する教育等の充実や、基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成、学習意欲の向上や学習習慣の確立など、新しい時代の学校教育のあり方と役割を明らかにした内容を示したものと理解しています。学校では、この内容の具現化を図ることで児童生徒の生きる力の育成に努めてまいりたいと考えております。  2点目及び3点目については一括してお答えいたします。  現在、新学習指導要領の全面実施の移行期間中でありますけども、学校では新学習指導要領の考え方や内容の理解に努めながら実践を行っています。また、授業時数の増加、算数、数学、理科における新課程の前倒し実施、小学校の外国語活動の導入など教育現場では改訂内容に伴う変化がございます。また、各学校では、改訂の趣旨を踏まえたテーマや重点目標を設定して授業研究に積極的に取り組んでいます。こうした実践の中で児童生徒の変容から指導内容や指導方法の有効性の検証に取り組んでいる途中であります。授業時数の増加によってカリキュラムの構成等に苦慮しているのが現状でありますが、まだ成果、課題を具体的に説明できる段階に至っておりません。  4点目ですが、新学習指導要領の実施に努めるとともに、各学校では総合的な学習や学校行事、地域との交流活動などにおいて特色ある活動が分限化につながるとして、今後も児童生徒の実態や、保護者、地域の願いを踏まえた教育活動を行うことが重要であり、創意工夫に努めるべきと考えています。  5点目ですが、この会の趣旨は、教員相互が資質や力量向上を目的として行うものでありまして、町または各学校で取り組む教員研修の一つとしてとらえています。そういうことで現段階では公開することは考えておりません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 最近、学校の職員室で飲む、うつ、買う、こういうものがはやっているそうなんですね。もちろんブラックジョークですけども、飲むのは酒ではなくて栄養剤、うつというのはうつ病のうつ、買うというのは宝くじ買って3億円当ててさっさと教職からおさらばしたい、こんな風潮が職員室にある。これは私が言ってるんじゃないんですよ。全国中学校校長会の会長である校長先生が言っておられるんです。新学習指導要領の措置期間に入って本当に現場の先生方は忙しくて嫌になるくらい忙しくて先ほどのジョークが出るくらいなんです。長久手では、そういう雰囲気はないですか、職員室で。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 今、議員がおっしゃった内容での悩みを持った話については伺っていませんが、ほかのことでいろいろと体をちょっと痛めておる、そんな話は聞いております。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 今の教育長さん、割に正直に答えていただけるんですが、前教育長、全く問題なくスムーズに移行がされておりますというようなことを晩年のころ言われました。そういったことで割に終わりごろだったからそういうふうに言われたんじゃないかなと思うんですけれども、それはどういうところで言われたかというと、校長会から情報をとられたんですね。校長会からそういう情報をとられておったんでは、校長は管理職ですから、自分の学校のそんな悪いようなことは一切出ませんよね。口にされません。そら自分の管理職としての地位とか、力量が疑われますから、そんなことは絶対言いません。だからそういうことになったんだろうと思います。ぜひ教育委員会、そういった意味で校長会とか、そういったところじゃなくて実際に学校に出かけていって若い教師の話を聞くとか、そういったことで情報はとっていただきたいなと、こんなふうに思います。  教育研究成果発表会、これ教師の学ぶところだから開放はできない、こういうことをおっしゃられたんです。もったいないですね。私、あて職で文教福祉委員長として出席させていただきましたけれども、物すごく勉強になりました。教育長自身があいさつの中で「教師の評価は授業力に尽きる」、こうおっしゃられました。これも私そのとおりだと思いましたし、また理科の実験について真摯な発表がありました。これは若い女性の先生でしたけれども、本当に新指導要領に必死に取り組もうという、そういう姿を感じたんですね。ところがおしむらくは教育委員さんの姿を見なかったんです。これだけ一生懸命、門戸を開放するのが難しいと言われましたけれども、私は本来ならば、学校評議員さんだとか、あるいはPTAの役員さんだとか、そういう人たちも、先生方がこんなに一生懸命やってますよ、そういうところを見ていただければ、モンスターペアレントとか、そんな人たちは多少なりとも減るんじゃないかなと、そんな思いで開放したらどうかということを言ったんですが、それにしても教育委員さんが姿を見なかったというのはこれどういうことですか、お答えください。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 当日、教育委員さん方は私も含めて3名いたと思いますが、現職の方もお見えですし、都合のつかなかったそんな委員さんもおりまして全員はお見えにならなかったことは非常に残念でありますけども、その研究会をこのように行ったということについては、その後の教育委員会ではお伝えさせていただきました。  なお、開放についてもっと広くというお話がありましたけども、この間の先回の発表の中ではそういう光景はなかったですけども、時には子どもの顔を映したり、そのような状況があって、我々仲間うちではこのような研究の中での話し合いは許される分があると思いますけども、一般の方にはそういう状況を見ていただかない方が分があると思いますので、そのことも含めて開放はどうかなということを思いまして現段階では考えておりません。  したがって、それぞれ研究発表した基本についてですけども、そんなにやはり力がついておりますので、それぞれの学校で今は盛んに授業公開等やっております。そういうような学校のところで自分の我が子を含めた教室、それから自分の子ども以外のそういう教室、だれだれの先生はどうだろうか、そんなことについての授業参観等はぜひ行っていただくような働きかけはしたいと思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 私も門戸開放と言っても、子どもが来るようなほど門戸開放しようなんていうことを言ってるわけじゃないんですね。関係者というんですか、PTAの役員さんだとか、そういう人たちが見ていただけると、本当に一生懸命やっておられましたよね、先生方が。あれ本当に仲間うちだけでやっておられたら本当にもったいないと思います。私も以前は会社の方で小集団活動とかいってああいう品質改善だとか、そういったような発表会を見させていただきましたけども、大変懐かしく、そんな思いで見させていただきましたけれども、いい機会ですからぜひ発展をさせていただきたいと思います。  この事業を教育委員会だけじゃなくて、先生方じゃなくて役場の職員の中でやっていただけるといいんですよね、ああいう発表会なんかを。小集団活動みたいな形で各課ごとに自分たちの取り組んだことはこういうことですよということを発表会なんかをやっていただけると、瀬戸はやってましたよね。ああいうことをやっていただけると役場の職員の皆さんもこういうことをやっておられるんだなということで非常に職員の評価、レベルが上がるんじゃないでしょうか。  それと、教育現場はそういうことでしたけれども、教育はもう本当に専門家してるんです。残念ですけれども、先ほど教育委員さんが実際の発表会に参加されなかったということもありますけれども、本当に私が言いたい分権化というのは、学校にもっと権限とか裁量を校長先生に持っていただけたらいいんじゃないか、そういうことを私実は言いたいんです、分権化と言ったときは。  私も7年間、教育の分権化ということをずっと述べてまいりました。当時の教育長、ちょっとその辺が理解できていなくてですね、学校評議員制度というのも私がお願いしたんですけれども、そのときはその意味もわからなかったんでPTAがそれに代行するから必要ないんだというようなことを、当時のことを思い出しますけれども、本当にもう学校そのものが専門化しております。教育委員さんも本当に勉強していただかないとそれについていけない。ならば先ほどから申し上げておるように、もっと校長先生に各学校ごとに現場に権限や裁量を持たせたらどうかと思いますけれども、どうでしょう。現実に運動会なんかは春と秋別々にやってますよね。ああいったことも各学校の特徴を生かして決められたんだろうと思いますが、その辺どうですか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 校長にもっと権限をと、そんなお話ですけども、現段階でこういう部分で苦しんでおると困ると、そういうような分については私の方に届いていませんので、もしそういうことがあれば当然校長先生方も黙っておらないと思いますので、そんなことがあればお話を伺う機会があるだろうと思います。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 前教育長、お兄さんですよね。少人数学級の今話が出ましたけれども、少人数学級よりも私聞いとる範囲では少人数授業、こちらの方が教育的効果があるということを常々おっしゃっておられました。学習効果が大きいと言っておられました。確かに体育や社会、こちらは何も少人数学級でやる必要ないんですね。私、孫がおるんですけど、名古屋の南区にある小学校に通っておるんですが、やっぱり少子化で1クラスしかありません。体育でサッカーの試合ができないんです、人数が少ないですから。だから、上級生とか、下級生と一緒になってサッカー、授業やっとるんです。試合なんかやってる。これはあまり少人数学級ということにこだわっちゃうとだめなんですね。社会だってそうですよ。少人数学級にしちゃいますと本当に多様性の富んだ答えが子どもたちから出てこない。たくさんおればおるほどそういうものは出てきますから、そういったことから言うと、少人数学級と少人数授業の組み合わせとか、そういったことも各学校に任せたらいいと思うんです。研究してもらえばいいと思うんです。  今、土曜授業が問題になっていますね。見直しを図ろうということになっています。これについても地域性もあるでしょうよ、各学校によってですね。それももう現場に任せたらどうだろうかというふうに思いますけれども、その辺端的に答えてください。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) まず、土曜授業については、現段階ではもう既にそれぞれその件についてお話し合いをしましたけれども、必要ないということを十分、授業数はふえますけども、消化できるという、十分賄えると、そんな話を伺っております。  少人数学級、少人数授業の少人数学級については、限定された学年で少人数が編制されておりますけども、どちらについてもやはり一人一人の子どもに目を届かせるについては、両方ともやっぱり効果があると、また効果を上げなきゃならないと、そういうふうに考えています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 一番最初の冒頭に戻ります。教育長にとって新学習指導要領は何を意味しますかということを聞きました。これはいかにも先生らしいお答えをいただきましたけれども、今の青山教育長にとって新学習指導要領は何を意味するか。今までの自分の経験からやってきて、こういう学習指導要領が出てきた。それについて自分はどういう思いでおるのかということをちょっとお聞きしたかったけど、時間がないですからいいです。  それから、先ほどの私の質問に対する答弁の中でちょっと口ごもりながら言われたことがあるんですが、ちょっと問題があるということをおっしゃられたんですが、それは多分、精神疾患で学校を休職されるような先生方が多いんじゃないかと、それを口には出されなかったんですけれども、そういうことじゃないんでしょうか。ぜひそういう先生が出ないような環境づくりに努めていただきたいんですね。これは校長の仕事です。いわゆる本当の分権の話ですね、これは。校長の仕事です。どうしたらいいかということを考えたときに、職員室が何でも話すことができる、弱音をはける、そういう職員室づくりが必要じゃないかと思うんですね。そのことだけちょっと答えてください。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 議員のおっしゃられるとおり、やはりどこの職場でも同じですけども、それぞれ艱難に思っておる、そんな仲間同士がそういうことについて話し合えるような、そんな雰囲気は絶対必要だということを考えております。ぜひ学校についてもそんな雰囲気をつくるように働きかけていきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) これ質問というより意見ですけど、今まで私が申し上げてきたことは、一にも二にも子どもたちのことを思えばの話ですので、ぜひ今、教育長が最後に言われましたように、そういうことがないように学校の先生が途中からかわる、1学期、2学期で先生がかわっちゃう、そんなことがないように健康留意に努めていただきたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(川合保生君) では、次の項目。 ○14番(前田幸明君) あまり時間がないんですが、3項目め、本町の政教分離の見解についてお伺いをいたします。  最近の報道で、最高裁が行政が地元神社に行政資産、土地等の無償貸与を行うのは政教分離の立場から違法であるとの判断を示しました。かつては本町でも特定神社の山車の修繕費を補助するについて本件が議論されたこともあります。最高裁の今回の判断に対して本町には類似の事実はないのかどうか。また、他の宗教団体の立場、配慮等本町に懸念されることはないのか念のため伺っておきたいと思います。お願いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。副町長。               [副町長 加藤具己君登壇] ○副町長(加藤具己君) 北海道砂川市の神社住民訴訟についての御質問をいただきました。  現在町が所有しております土地につきましては、先般の最高裁判決の事例のような神社に無償で貸与しているというものはございません。
     なお、類似の事例については、現在調査中であります。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 町が特定の神社に町所有の土地を無償で貸している、そういうことは現状ではないということですね。本当にないのであれば、それで結構です。終わります。 ○議長(川合保生君) 関連質問ありますか。  関連質問はないようですから、これをもって新風クラブ 前田幸明議員の代表質問を終了いたします。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午前11時10分といたします。                  午前11時00分休憩               ――――――――――――――                  午前11時10分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  政策グループ“楓” 吉田日勝議員の代表質問の発言を許します。19番吉田日勝議員。             [19番 吉田日勝君質問席登壇] ○19番(吉田日勝君) 議長のお許しをいただきましたので、政策グループ“楓”の代表質問をさせていただきます。  最初に、当町における高齢者が屋外で運動できる施設の現状についてお伺いをいたします。  今、我が町の元気な高齢者の中で、健康のため、また楽しみのためにグラウンドゴルフをしているが、なかなか近くに場所がないとのお話を受けることが多々あります。確かに広い面積がある場所が少ない。健康で長生きをしていただくためにもぜひ必要だと思います。そこでお聞きをいたします。  グラウンドゴルフに対してどう認識をしているのか、また今後ふやす気はあるのか、お答えを願います。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。町長。                [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 吉田議員から御質問いただきましたのでお答えさせていただきます。  グラウンドゴルフの認識ということでありますが、パターゴルフとかいろいろ当初はもっと狭いところで楽しんでおられる方が、各カ所で町内を見ましてもちょっとした空き地でやっておみえになってることは承知しております。その後、ゴルフもどんどん一般のゴルフ場で行うゴルフも盛んになってまいりまして国民的なスポーツになってきたなという印象なんですが、グラウンドゴルフもそれに伴っているかどうかこれはわかりませんが、多少刺激を受けていることは事実だと思いますが、広場を活用したパターゴルフとは全く違う広い広場を使ってのゴルフで楽しんでいらっしゃる方、ところどころ見受けているところであります。  体育協会では、お聞きするところによりますと、スポーツの杜で年間28回、一般の方が杁ヶ池体育館の芝生縁ですが、南側ですね、あそこで週5日ほど行っていると。ほかにもそういった利用できるところを積極的に活用していらっしゃるというふうに聞いておりまして、その必要性は大いに認識いたしておりますけども、問題は土地がそんなにあっちこっちに広場があるわけではありませんので大変難しいことだと思っております。したがいまして、今すぐふやす気はあるかないかと言われましても、今すぐというわけにはいかないというふうに思っております。  ただ、私が見ておるところでは、野球場がありますけども、向こうのスポーツの杜でも利用されているというふうに聞いておりますけども、琵琶ヶ池の野球場ですね、あそこは中学生のクラブで野球に使っているということでありますが、聞くところによると、最近、腕もよくなったのか、道具もよくなったか、ボールがよくなったのかわかりませんが、高めにですね、東側は道路なんですが、フェンスもかさ上げしました。それでもオーバーフェンスをするということで使えないと。かつて中日とか、南海フォークスと言っておりましたが、コーチをしてみえました森下さんも来られまして野球場と言われましたが、なかなかありません。医科大学を借りてみえたか、これもちょっと状況が変わってまいりまして今どうしてみえるかわかりませんが、そういったことで、あそこで野球青年というんですか、若い大人、あるいは硬式野球等を親しむ人はできない。そういうところですので随分あいています、あそこが。ですから教育委員会の方で使用されない日が随分あると思います。学校のクラブ活動とか大いに活用してくださいということを言っておりますので、どの程度活用されているのか私も確かなことは承知しておりませんが、そういったことであの広さがあればグラウンドゴルフは十分できると思いますので大いに活用されてみてはどうかというふうに考えております。  今後ふやすかどうかということについては、今、私も一般質問で言われた段階でなかなか用地確保は大変難しいものですからどうこう申し上げられませんが、そういったことで今ある施設を大いに高齢者の方々も活用していただきたいというふうに思います。上郷の方にもありますし、うまく利用できれば、今の施設を活用すれば、多少遠くはなるかもわかりませんが、それはもう努力していただくということにしまして利用していただくのが一番いいんではないかなと。  将来方向については、これからの課題ということにさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 今の御答弁ですが、確かに町長がどこまでグラウンドゴルフを認識されているかまだわかりませんが、野球場を使えというような声もないことはないですが、野球場は野球場としてやはりまたいろんな考えも当然あるかと思いますが、何と言いましても、このグラウンドゴルフ、国の生涯スポーツとして、一事業として今一つ入っとるわけですね。そうでしょう、教育長。生涯スポーツの一つですね、国の。やはり本町としても高齢者が今大変ふえてきとるわけですよ。そうした中で、確かにグラウンドゴルフはどこでもやれるということは言われるかもしれませんが、練習は。やはりきちっとしたスペースを、早よ言うと標準コースみたいなものをつくれるものならつくればいいじゃないかと、私はこういうふうに思っとるんですよ。そこで、やっぱり今後のグラウンドゴルフの普及に対してどのように教育長はお考えなのか、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 私ども教育委員会の方としましては、杁ヶ池体育館の方でさまざまな生涯学習のスポーツ事業をやっております。その中の一つで杁ヶ池体育館でもグラウンドゴルフのために施設を活用されている状況であります。グラウンドゴルフに限らず生涯学習の観点から高齢者の健康維持増進のスポーツとして取り組みを進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) グラウンドゴルフは私はこれからの生涯学習の高齢者に対しては一番合っていると、こういうふうに思うんです。確かに今の若い方々もやはりゴルフは相当人口が多いわけでございますが、それがやっぱり高齢者になってくると、やはりこれからはゲートボール、いろいろありますが、ニュースポーツの中にたくさんあると思いますが、やはり高齢者をいかに健康維持していただくためにはやはりグラウンドゴルフではないか、私はこういうふうに思っておるんですが、教育長、高齢者ですけど、どう思われますか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 私も仲間に入れていただいてありがとうございます。  議員のおっしゃるとおり、本当に高齢者の方が元気で外で体を動かされるということは、いろいろ医療費等の軽減等にもつながって大変すばらしいことだと思います。  私も議員が思っておられるとおり、高齢者の方が取り組みやすいそういうスポーツだと思っておりますので、町長の答弁がありましたように、本当に今ある施設を有効に活用して広めていただけたらなと思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) やはり教育長も悪いとは言われず、非常にいいと言われる。やはり今、高齢者に向けた屋外スポーツ、教育文化部長、何を推進して高齢者向けに屋外スポーツはやられておりますか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) スポーツという位置づけになりますとなかなか生涯学習事業としての立場ではないわけですが、グラウンドゴルフがスポーツということであれば、あまり運動ということではございません。ただ、現在、生涯学習課の方では、年2回の自然歩道を歩こうというものとか、歩け歩けのウオーキング、それから中国の気功教室だとか、健康体操教室などを行っております。ただし、スポーツとして位置づけるということでは今のところありませんが、今後、私どもにつきましては、総合スポーツクラブ、そちらの方の事業の立ち上げを今進めております。そんな中で高齢者に限らず、子どもから大人、高齢者までいろんな方がいろんなスポーツに参加できる仕組みづくりを今準備をしておりますので、今後その立ち上げをしましたら、そういうところで高齢者の皆さんもスポーツへの参加ができるのではないかということで考えております。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) やっぱり屋外スポーツがやはり健康には一番いい。やっぱりおてんとうさまの下でやるというのが、だれでも一緒ですが、特に高齢者になればなおさら必要だと思う。それに対してジョギングもいろいろあるでしょうけども、これはスポーツとは言わんですわね、やっぱり。やはりそうなりますと、私はグラウンドゴルフを今、命をかけてこれから行こうと思ってますよ。これは絶対進めないかん。私はそう思います。これこそやっぱり皆さん高齢者の方々の恩返しやと思わないかん、これは。これが私は長久手町を支えてくれた人たちの恩返しだ。  そのために、私は、今後このグラウンドゴルフを今後普及するためにグラウンドゴルフ普及指導員というものができてるそうですね、そういう制度が。その制度ができておるというふうにお聞きをしているんですが、そういう制度を使って普及指導員をふやして、やっぱり高齢者、もちろん普通のスポーツと違いますから、老人クラブの会員の皆様方にもそういう普及指導員になられる方もおられると思うんです。体協の指導員さんもおられるだろうし、そういうことを抱き合わせてやっぱり普及指導の育成に入ってもらいたい、こういうふうに思うんですが、どうですか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 指導員の配置等のお話だと思いますが、一度また体育指導員、推進員等に御相談をしまして、そういう方がおられれば一度また人選の方を検討してまいりたいと思います。  それから、その場所等につきましてもなかなか広い場所がいるということがございますので、現在、小中学校の学校開放等でも一度その利用を検討していただくような方向も進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 確かにグラウンドゴルフ、練習は正直言って狭くてもやれる。杁ヶ池体育館でやってみえるのは4ホールぐらいで今やってみえるわけですね。あれは基本的には8ホール必要なんですよ。そうしといて50メートルのコースが2本、そして30メートル2本、15メートルが2本、25メートル2本、この計8ホールで標準コースというふうに言われております。正直言いますと30メートルと50メートルは最低いるよということになるわけでございますが、やはりこれが標準コースなんですよ。やはり標準コースがあって、やはり今言われた協力いただく普及指導員の方もやる気になるだろうと思うんですよ。ただそこらの広場でごそごそとやってるようなそういう練習ばっかりでは指導員さんもやる気がないんです。私はそう思うんです。  そういうことをやっぱり今、体育指導員さんにもいろいろ御相談しますと言われますが、もうこのグラウンドゴルフ、確かに去年、グラウンドゴルフの連盟が体育協会に加入されましたね。ですから、昨年から確かにセミナー的にグラウンドゴルフ、講習会、記録会、いろいろ協力していただいて進めてはおるわけですが、やはりそれには指導員も少ないわけですし、かといって正直言いまして長久手の西の方ではやる場がない、練習する場もないじゃないかということが多いんですよ。  先ほど当初答弁にはもらいましたが、確かに6カ所ぐらいはあります、練習されているところが。けれども西の方では子どもさんが多くてなかなかとりにくい、こういう声が多いんです、長久手の西の方は。だからそういう声が出てくるということですね。  だから、このグランドゴルフが出てきたのが第5次高齢者福祉計画、ここの中にグラウンドゴルフというのを言っている。  また、それならば、昨年このグラウンドゴルフの連盟に入ったときに、その準備をされてなかったのか私は不思議に思うんです。やはり今後、高齢者の方を大事にせないかん。私も高齢者の1人で、何か私があまり言うと私が思うとるのかなと言われる気はしますが、やはり長久手町をここまで支えた高齢者ですよ。だから、そこら辺のとこをしっかりと職員の皆さんが頭に置いてもらわないかん。ぜひ今年度は普及指導員の育成、そこらに力をしっかり入れていただきまして進めていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 先ほど申し上げましたとおり、一度体育協会、体育指導員等に御相談申し上げて事業展開の研究をしてまいりたいと思っております。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 保健福祉部長にお聞きしますが、これ老人クラブの方の加入者は結構若い方もお入りになってみえると思うんですよ。そういう方々をそういう指導員的な方へお願いするということはできますか、できないんですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) グラウンドゴルフにつきましては、私、レクリエーション協会の方に今加盟しておりますが、そこの中にもグラウンドゴルフのクラブもございます。そういった中にも今言われました形の若い方もおみえになりますので、そういった方に手助けしていただくのも一つの方法かと思いますので、今後はそういった方も連携をしながら、老人クラブとも連携しながら検討していきたいなとは思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 結局要するにグラウンドゴルフはもう昨年度連盟に入って講習をここまでやったからいいんだという程度のお考えだったと思うんですね、私は。それより一歩も進んでない。これほっとけば恐らく進まなかったかなと思うんですが、やはりこれは先ほど言うように高齢者に一番必要なスポーツなんですよ、これは。先ほど町長は野球場を使ってもいいような、いろいろあると言われたんですが、やはり専用コースを私はつくるべきじゃなかったかな、そういうふうに思っています。つくっていただきたい、そう思っております。  そこでちょっと変えますが、建設部長にお伺いしますが、原邸公園と鴨田公園、原邸公園は今造成中で今工事に入っておりますが、鴨田公園の調整池の上にいい公園ができ上がりましたね。あの公園は何を目的にどういうことでああいうふうにつくられたのかちょっとお聞かせ願いたいですな。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 中部区画整理組合の中の第1号緑地と。緑地でございますね、公園の脇にある。公園よりは大きい面積でございますけれども、鴨田公園の西隣にあった調整池を埋め立てて緑地に調整し直したというところで、今、築山上に二こぶになっておりまして芝生広場というような形になっております。これは中部の区画整理組合の方でプレゼンテーションをして案を選定したというふうな状況でございます。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) そうですね、恐らくそう言われるだろうと思ったんです。  この区画整理でもやはり計画課も中に入りそれなりに計画をしながら進めるんですよ。何だって一番初めにしたのは「元気になりゃせ長久手21計画」、これ16年の3月にこれができ上がってきとるんですね。それから私も南部の一時役員を出させていただいておったんですが、それからやっぱり南部の整理組合は、健康を考えていろいろやろうじゃないかという話が持ち上がってきたんです。そうした中で、まだ完成はしておりませんが、ポケットパークとか、そういうところに健康器具なんかを使えるような方法もないじゃないかというふうに話は詰めておったんですが、そういう形になって上がってくるだろうと思うんですが、今、西通りの延長線、けやき通りですか、延長線は、南部へ入りますと。けやき通りか、南部の中の部分は。たしかそうやなかったかね。あの通りのとこに歩道にインターブロックがずっとやってあるんですが、歩道は。あのインターブロックの中にたしか20メートル置きにカラーブロック、色変えてあるんですよ。あのブロックは歩いとる方がここから歩きゃ20メートルですよと、目印ですわ、色変えてあるのは。ただ単純に色変えてるわけじゃないんです。南部の方々があそこを歩いて、歩道を歩いて、ピアゴまでガードから行くと何メートルありますよと、あれきちっと決めてはかって色が変えてあるんですよ。これがまだ完成がしてないもんですから、ポケットパークとかにそういうものがきちっとうたわれておらんと思うんですが、そういう計画でも入っていると思うんです。組合の方からそうやって南部は考えてやってきとるんですよ。これは当然計画もしとるだろうし、当然、部長らも御存じのはずです、そんなことは。建設部長は。知らなかった言われたら、よくわからん。その知らなかった理由がね。そういうことなんですよ。  今、私が言いました調整池の上の公園、あれは考えりゃ幾らでもいいものができたではないか。長湫の市街化区域で今言いました50メートル、30メートルが標準コースでございますが、それだけつくるコースというものは私はないような気がいたしますが、建設部長、ありますか、2,000平米以上の町有地が。お答えください。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 一般的に公園となるとどうしても遊具等もございますので、なかなか50メートル2本ですよね、30メートル、25メートル、15メートルと2本ずつで8コースと、グラウンドゴルフの標準が。なかなかとれるところというのは距離的にもございますし、ちょっと思い浮かばない。平たん地で芝生化、芝生ではなくてもいいということでしょうけれど、すぐにちょっと適地が、何も障害物がないというところはなかなか思い浮かばないんでございます。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) そうですね。町の遊休用地としてもないですよ。恐らくないと思うんです。あそこが私は一番いい場所だと思っとったんです、もともとが。ここの第5次のことしのいただいた中にグラウンドゴルフと名前が出ていたときには、これは考えとるのかなと思ったんですが、今の公園は目的は中部組合の、じゃあ原邸公園も整理組合がやっとるわけですか、今の増設工事は。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 組合の事業地の中でございますけど、建設部の方で埋めて整備をしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 今言いましたように、組合でもやっぱり役場の黙ってやることはないんですよ。こうやりますよと、あれだけの大きな経費をかけてやるんですから、そして了解を得てやるんですよ。またその前には当然話し合ってやっとるんです。この大字長湫の中に大きなもう遊休用地も何もございません。原邸公園、そして今の鴨田公園、調整池のあれは7万平米がたしかあるはずですが、あれをやっぱり市街化の中に入れ、あそこが私はグラウンドゴルフのコートぐらい、あれは一番いいコートです。ハゲ山つくって、使いやせんがな、あんなもの。金使っただけですよ、私に言わせれば。あれ平たんにしてください、みんなが使えますわ、ある程度。私どもの会派も要望しておりますが、芝のグラウンドをつくったらどうですかということもやっておりました。私は、恐らく組合で言われるということを言ったんですが、この前のとこが問題なんですよ、執行部側の。市制を敷こうとかいろいろ言われるんですが、やれるとこからはそういう準備はしていかないかん。私はもったいないつくり方だと思うよ、あれは。原邸公園、その下の調整池、似たような公園ですよ、あれ。甲乙つけれんですわ。何のためにあれだけのああいう公園を整理組合につくらしたかということです。ちょっともう1回、建設部長、わからん、お答えください。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 先ほど来お話しましたけれど、町が全く関係してないということではなくて、区画整理組合の場合、吉田議員の場合、南部等でもかなり関与されたというお話を先ほどされましたけれど、組合の事業の場合はある程度組合の中の考え方と町の考え方をすり合わせてということになっているんではないかなと思いますが、特に南部の区画整理で御承知だと思いますけれど、緑地の今、南部の1号緑地のワークショップをやっております。そこまでいくとかなり住民の意向も反映されてくるんではございますけど、ただ、どちらかと言うと、今まで子どもたちの公園づくりというのが割と中心になってきたかということで、今、吉田議員の言われる高齢者向きの公園、緑地、あるいはスポーツ施設というようなことも私どもの守備範囲の中ではもう少しこれからも研究させていただいて、どこが使えるかと。例えば今言われた調整池を埋め立てた鴨田の1号緑地でございますけれど、私もちょっと勉強不足なんですが、いろいろ資料を見てみると、グラウンドゴルフも幾つかの資料がありまして、平たん地だけではないという、割と起伏のある部分でコースをつくられているところもあると聞きますので、少しそういった、どういったところが利用できるかも研究させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 要するに何も考え込まずに設計入っとるんですよ。こういうことを町が考えとるんだよと、だから協力してくださいよというようなことは結構あるんですよ、組合の中は。執行部から言われる御意見は。そこの中ですり合わせてこうしていいまちづくりやってきたんですよ。組合だけの力でやれません。やっぱり執行部側の意見を尊重しながら、そして自分たちの意見も通しながらすり合わせてやっていくんですよ。そういってやってきた中で原邸公園という立派な中部の中には公園がある。確かに緑地というかもしれませんが、鴨田公園の調整池の上、金がかかっただけですよ、私に言わせりゃ。この大字長湫の中にあれだけの場所はもうないんです。ああいうもったいないことをやったらいかん。私はそう思います。私はもう一遍つくり直しなさいと言いたい。今は組合が解散しとらんといかんと言われるかもしらん、そんなん後だわな。それまでやっぱり野球場使うのかなと思うんですが、むだなことをやるなと、もっと考えなさいよと言いたい。それをやって初めて標準コースができ上がることによって、やはりグラウンドゴルフの普及員さん皆さんもやっぱりやりがいが出てくるんですよ。何もない、杁ヶ池の4ホールで狭いとこでこそこそ、これは改善センターではそこそこ場所はあるんですが、やっぱり砂利の砂の上で転がしとる。それは違うんですよ。やはりそういうものが初めにできてこそやっぱりだんだんこっち向いてくるんですよ。私はそう思いますが、違いますか、教育長。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 高齢者のスポーツをぜひ推進していきたいというふうには思っております。しかしながら、今、施設としてグラウンドゴルフ専用の施設はございませんので、既設の公共施設を有効活用していただくしか当面のところはない。そんなような状況でございますので、今ある運動施設、そういうものを使っていただきたい。小中学校の学校開放、それから農村改善センター等もございますので、ただ、砂の地べたなので、そこら辺はちょっと使い勝手が悪いかもしれませんが、すぐに確保と言われてもちょっと難しい状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) ちょっと訂正させていただきたいと思います。  先ほど南部のワークショップは1号緑地と申し上げましたけど、1号公園で猪高の方の緑地につながってはおりますけれど、1号公園の間違いでございました。すいません。訂正させていただきます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) ないんですよ、本当に長久手には、まとまった土地は。大字長湫貢献しとるだけで何もないわ。やっぱりそこら辺のことをしっかりとお考えいただかなあいかん。今後、辛抱して連中が何とかやりくりするかもしれんけど、やはり標準グランドができるとこをそういうことをやられたから、私はちょっと心外に思っとるわけです。なぜ執行部はそういうことまで考えながら組合側に御相談したりしてしてくれなかったのか。だから、あれはもう1回、終わってからもう一遍考えますことしかない、私はそう思っております。  やはり高齢者のために私はグラウンドゴルフは一番よいと思っていますよ、屋外スポーツの中では。だから、その辺のとこもしっかりとお考えを願いたいと思っておりますが、最後に町長にお願いをしとかなあいかんと思いますが、やはりそういう全体的な構想を踏みながら、やっぱり整理組合でも執行部は全体的にお話し、そして次に進める。そういう工程をしっかりしていかないと今回大きな私はミスだと思うんですよ、あそこに公園を中部さんにつくっていただいたということが。一生懸命中部さんにやっていただいた結果がこうなんですよ。大字長湫の中でいつそのようなものができるのか、公園が。場所がないのにつくりようがないでしょうが、用地がないでしょう。あそこにつくるだけではもうしばらくは何とかなる。けども全然ないんですよ。東名のガードの下でやっとってというわけではないんですよ。今は。今、尾張旭もやっとるけども、今、グラウンドゴルフの練習場がないのは長久手ぐらいですよ、そういう大きな施設がないのは。あとはみんな一つずつ持っとるんですよ。そしていろんなところで練習されて、そして、ことしから今やられておりますように、こういう講習セミナー、講習会などきちっとやられている。そうすればやっぱり普及指導員さん方も一生懸命やっていただける、協力もしてもらえる。芝生のグラウンドをつくったらどうだとか私ども要求しとったんですが、それこそあの鴨田公園のところで2,000平米ぐらい要るわけですが、そこに平たで鳥取方式の芝生を植えとれば、またそれも解決してくるじゃないですか。そういう単純な考えで行政をやっとってもらってはえらいマイナスですわ、私に言わせりゃ。一遍その辺はしっかりとお考えいただいて進めていただかなあかん、よろしいですか。 ○議長(川合保生君) 副町長。 ○副町長(加藤具己君) 鴨田の緑地の件についてのお話がずっと続いておりますけれども、鴨田の緑地につきましては、土地区画整理法の中で3%の緑地、愛知県条例におきまして2%の上乗せということで5%取らなきゃいけないという事業計画の中で確保された緑地でございます。  それで調整池というのは、それを洪水調整池の設置基準がありまして、その当時に5年一の河川改修がされない場合は洪水調整池が要るということで鴨田のところに土地を確保されておるわけでして、今現在、中部の区画整理事業まだ進行しておりまして、完了はいたしておりませんのでまだ緑地としての機能を持たせておるということでございますので、また整備につきましても、先ほどから建設部長がお答えしておりますように、組合の方と協議をさせていただいた中で整備をしてきたということなので御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。
    ○19番(吉田日勝君) 今、副町長、緑地だからと、こういうことを言われましたな。失礼ですが、芝生、今の状態は緑地を解消されるわけでしょう。今の建設された状態、公園の状態で緑地を解消されるんですよ。あのつくりはほとんど芝生が多いんです。ほとんど芝生ですわ。樹木なんか少ないですよ、鴨田の公園は。だから、芝生ですから、芝生で緑地になされておるわけでしょう。緑地として通るということでしょう、今の現状。 ○議長(川合保生君) 副町長。 ○副町長(加藤具己君) 当然、芝生を植えていくときには砂じんのことも考えて植えてきたというふうに考えておりますけれども、樹木については密集をさせるということ自体が緑地ということじゃありませんので、今のような感じで緑地としてやっていくということで組合の中で協議をされてきたというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) そうですね。本当に平たんで木抜いたらあんなもん本当グラウンドゴルフ真っすぐある。いつでもやれますもんね。だから、私はそういうことを考えながら、整理組合でもきちっと話し合いながら御協力はいつでもできたものなんです、あれは。はっきり言って。あんな山かけて子どもさんが段ボールで滑るかもしれんけども、これはそんな程度には使えます、あれは。年寄りが行ったら転がっちゃって足を折っちゃうんだよ。原邸公園にも似たような公園、鴨田公園も似たような、二つあるんですよ、あそこには。あの公園は本当に私は思ったですよ。鴨田川の南から立って見えます。そら鴨田川を挟んで公園があって、右側には一般住宅、左側には高層住宅、そこで鴨田公園で子どもさんが遊んどる。そしてこっちでパターゴルフをじいちゃん方がやっとる。町長が一番好きなパターンじゃないですか、それが。ねえ町長、私はそう思いますよ。そういう場所をたださあいけいけどんどんだけで進めちゃだめだ。私はそう思います。  私はよく検討していただいて、あんなもん削ったって大して金かかりゃせん。もう一度しっかりと考え直して、大字長湫の住民のためにも、あそこでグラウンドゴルフの練習場、親や長久手町の住民のためですわ。一度本当にお考え願いたい、こう思いますが。 ○議長(川合保生君) 副町長。 ○副町長(加藤具己君) 鴨田の緑地と、それから原邸公園については、土地区画整理の中で言う位置づけが全く違っておりまして、原邸公園については約1万平米あると思いますけれども、近隣公園という位置づけをいたしております。それで鴨田のところにつきましては緑地ということで、先ほど御説明しました土地区画整理法の中で区域面積の3%、それから愛知県が2%でしなさいという条例があって取っておる緑地のカウントの中の一部ということでございますので、全く位置づけとしては土地区画整理法上は違ってくるということを御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) あのね、理解はしてますよ。けども、違うんですよ。グラウンドゴルフを芝植えたのと、平たんになるんですよ、グラウンドゴルフはね。今、山になって芝やっとる。両方ともどっちも緑地で通用するんじゃないですか。 ○議長(川合保生君) 副町長。 ○副町長(加藤具己君) 近隣公園も当然そういった公園緑地で5%、3%というふうになっておるわけですけれども、それが緑地の方に築山といいますか、そういったような形にするということは、組合の中の協議の中で、例えばボールをけったら下へ行っちゃうとか、そういうことのないようなことでやっていきたいというような意見もちょっとあったというようなことは聞いておりますので、それはもう地元との調整の中でああいった形にしておるということでございます。事業計画の期間中なもんですから。  それで、今、吉田議員が言われるような将来的な部分については、また組合事業が終了後、何年たった後ということはちょっとわかりませんけれども、その中でのやっぱりのことだというふうには考えておりますが、現在のところは地元協議の中でそういった形にしてきたということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 一度、先ほど言いましたように、組合にかかわると時間がなくなりますが、よく御検討いただきたい。大字長湫、長久手町のためにも、私はもうあそこしか場所がないと思っているんですよ、町が一番早くそういうコースをつくろうと思ったら。私はそう思っております。よく御検討いただくことをお願いいたしまして、この項目は終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問を許します。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) ござらっせ入浴料の料金についてでございます。  町民の子ども料金をせめて小学生低学年まで無料にしたらいいじゃないかということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 2項目め、ござらっせ入浴料の料金につきまして御質問いただいておりますので答弁をさせていただきたいと思います。  株式会社長久手温泉については、12歳未満の子どもは400円と既に低料金になっていることから、現在のところ町民の小学生低学年以下の子どもの入浴料の無料化については実施する考えはございません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) だれでも答弁できるような答弁だわな、これは。保健福祉部長さんみたいな偉い人が言う答弁じゃないな、これは。  福祉の家ができましたから、株式会社長久手温泉に管理運営に任してから7期目に入ったわけでございます。そうした中、私は、今年度、リニューアルオープンされまして、そして岩盤入浴を売り物にして入浴利用者をふやそうというお考えのもとでこれはやられただろうと、こう思うんですが、これは確かにいいリニューアルオープンだろう、こう思うんですよ。けどもこれもそう長続きはせんと思います。そういう中でやはり長期的に考えると、私は低学年ぐらい無料にした方がもっと長続きするんではないかと、こんな気がします。だから提案を私どもお願いして代表質問で出させていただいておるわけでございますが、これはやはり一番いかんのが町内の入浴者数の利用率の低さですよ。私はそこが一番困ってます、本当に言いまして。確かに会社は一生懸命頑張っていただいて今順調にやっていただいていますから、それはいいでしょうが、やはり今後、同業者が進出したときにどういうふうになってくるか先が読めません。やはり町の絡んだ長久手温泉ござらっせ、これがやはり町民から親しまれて入れる形をつくらないかん。そうするには私は低学年ぐらい無料にしたっていいじゃないかな、こう思います。それによって若い人たちがついてくるんではないか、お父様方がついてくるんではないか、じいちゃんもついてくるんじゃないか、私はそういう読みをしとるんです。  私も35年以上事業をしていろいろとサービス業やらせていただいたんですが、いろんなやっぱり考え方があるんです。もう来年か再来年は同業者が長久手町にどうも進出してくるというお話を聞いております。やはりこの景気のそこそこ利益の上がっとる中で、ござらっせ温泉はそういうことを考えるべきではないか、こう思いますが、町長は社長でございますのでなかなか言いにくいかもしれませんが、やはり経営方針を考えると、どうしたら地元の入浴者がふえるのか、これが一番大事だと思うんですよ、経営者としては。特に長久手のござらっせの場合は、今の20%切っとるような営業方針では恐らくつまずく、やっぱり町民から愛されるふろにしていかないかん、私はこういうふうに思いますが、御答弁をお願いします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今お話がされたように、非常に近隣等にできてまして厳しい状況があるということは承知しております。そういったことから温泉が対処する課題ということでさまざまな検討してまいりまして、その一つがリニューアルという形で実施をされたということでございます。  この温泉の集客につきましては、当然のことながら指定管理ということで長久手温泉の経営戦略ということになりますので、そのあたりも十分今後議論されるというふうに思っておりますが、町の立場としましては、新たに平成22年度に65歳以上の方、あるいは障害者の方が健康増進という部分で政策的にとらえまして100円を助成をするということで考えておりますので、町としましてはそういった政策的な部分で援助をしていきたいなというふうに思っております。  先ほどお話したように、今後、集客につきましては、当然、長久手温泉としての取り組みもございますけれども、町としましてもいろいろ協議をしながら集客数がふえるように、あるいは町民の方が利用しやすいような形は検討していきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) これは指定管理者、長久手温泉との契約でございますから、よそを勝手にモデルにするということは、これはできんのはこれは当然のことだと思います。けども、私はそういうことであと2年もたてば新しいスーパー銭湯ができるということもお聞きをしておりますし、やはりその辺のとこをどうしたらいいかというふうに考えた結果、やっぱりこれが一番よかったと私は思っていますから、やっとるんですが、それはそれで置きましてお考えいただいたら結構ですが、ここで一つ教育長にちょっとお聞きしますが、学校の子どもさん方に入浴体験ということはできるか、できんのですか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 特に何かに結びつければいいですけども、教科、特別活動にもちょっと結びつけられない気がいたしますので現段階では多分不可能だと思います。 ○議長(川合保生君) 吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) やはり難しいですか。私はまずこれは難しいと思っておりますが、すっとやれないんでしょう。これは当然ですわ。契約がまだ残っとるわけですからそう簡単にはできませんけども、入浴体験ということで町長にお聞きしますが、今年度予算で700万円、老人の100円引き予算を上程されておりますが、新年度予算の中で。これは確かに喜ばれますよ。私も反対するつもりはありません、これは。けども、長続きするのか、果たして町民の利用者数がふえるのかと言われると、これ物すごい疑問があるんですよ。それよりも私が今言いましたように、教育長は難しい言われて難しいのかなと思うんですが、夏休みに特別授業やれんかなと思っているんですが、入浴体験をまず子どもさんにやらせることです。まず6年生までやったって4,000人かそこらですから、400円掛けたってしれてますわ。そういうことを1回やることによって、そしてお家へ帰ったらいろんな話が出るだろう。そういうことをまずござらっせの方に一応御提案をさせていただきますので、社長の町長にはひとつその辺を取締役会にかけて御検討いただかないと私どもがまた補てんをしないかんようになっては大変だと思いますので、よろしくお願いします。  質問は終わります。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問を許します。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) 3項目めでございます。青少年児童センターの利用時間について、私どもの会派研修で宝塚市「フレミラ宝塚」という市立の大型児童センターと老人福祉センターの合体施設の視察研修をしてまいりました。そこにおいては、中学生以上の午後9時までを利用できるということであります。何か不都合なことはないかとお尋ねしましたが、ないとのことでした。そこでお聞きをいたします。  当町ではまだ午後6時までということだが、調査・研究・検討をされたのか、お伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 3点目、青少年児童センターの利用時間につきまして御質問でございますので答弁させていただきます。  青少年児童センターの開館時間につきましては、冬は午後5時まで、夏は午後5時30分までとしております。利用時間拡大については、児童館の附属機関であります児童館運営委員会で意見が出され、中高生の居場所づくりの観点や施設の規模、夜間外出の助長などの意見があり、大型児童センターの他の施設の状況についても調査をしております。今後も継続して運営委員会で検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) この青少年児童センター、正直言いまして中高生は皆無に等しいと、私はそういうふうに聞いてもおるし、確かに見に行っても見えないです。やはり時間が早すぎる、私はこう思うんですよ。私の行ったこの宝塚の大型児童センター、日中はもちろん共同でございますので老人の方々がたくさんみえて、そして5時になると老人の方々は5時までには帰られる。そうしといて今度は中高生が午後から来る。そして9時までということで、それはすばらしい施設でありますが、当然、私どもの青少年児童センターとは格が違いますから、これはやむを得んと思いますが、やはりせっかくつくられた以上は5時では今の時代早すぎる。運営委員会さんに本当に御協議を願って私は延長すべきである、そういうふうに思います。本当に人数的にはまだまだ少ないと思いますが、施設が小さいからやむを得んと思いますが、確かに老人と子ども、これが一体になった施設はやはりいいな、こういうふうに思いました。やはりその辺のとこを考えて今後は進めていただきたいと思いますが、運営委員会は年何回ありますか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) 児童館運営委員会は原則2回でございます。ただ、今年度は3回の予定にしております。 ○議長(川合保生君) 再質問。吉田日勝議員。 ○19番(吉田日勝君) やはりそういう中でやっぱり他の現状を聞きながら、長久手町としてもやはり時間が早いから延長という申し出があるということで、しっかりと運営委員会で議論していただいて、また次の機会にお聞きをすることになるかと思いますので、その節にはいい答弁をよろしくお願いをいたしまして終わります。 ○議長(川合保生君) それでは、これより政策グループ“楓” 吉田日勝議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。青山賴人議員。 ○9番(青山賴人君) 関連質問として、ござらっせの入浴料金についてですが、先ほども出ましたが、町内に新しい施設が建設される計画があるみたいですが、昨年暮れにリニューアルオープンをされましたが、これについて今後対応をどうするか。  それと、町民と町外の料金差についてですが、このまま継続していくのか。また施設によって平日と土日の料金を変えているところがありますが、この点についてもどう認識をされているのか、お聞きいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 料金の問題でございましたが、こちらにつきましては、現状のままでいきたいと考えております。  それから、土日につきましてはちょっと承知しておりませんので、ここでは答弁を控えさせていただきます。 ○議長(川合保生君) ほかにございませんか。  佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) 青少年児童センターの利用時間について関連質問いたします。  青少年児童センターを含めた町内施設の利用を青少年の居場所づくりというような観点で中高生にアンケートをとったらどうでしょうか。また、そのような検討はございますでしょうか、お答えください。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) 青少年に児童館の利用のアンケートをということでしょうか。 ○3番(佐野尚人君) 青少年児童センターを含めた町内施設の利用に関して青少年の居場所づくりというような観点のアンケートを実施してはどうかという質問です。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) 次世代育成支援後期行動計画の前段で昨年度予算化していただきまして、町民の方のアンケートの中で、中学生については、その保護者に対してアンケートを実施しております。今の授業後の子どもさんの活動の状況等の調査はしております。  あと各施設でなかなか中高校生が来てくれない部分はありますけれど、そういうところで意見をいただいていきたいというふうに考えておりますが、全町的なアンケートをするということは今の段階では考えておりません。 ○議長(川合保生君) 以上で関連質問を終わります。  これをもって政策グループ“楓” 吉田日勝議員の代表質問を終結いたします。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後1時15分といたします。                  午後0時10分休憩               ――――――――――――――                  午後1時15分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  町民クラブ 加藤 武議員の代表質問の発言を許します。16番加藤 武議員。              [16番 加藤 武君質問席登壇] ○16番(加藤 武君) それでは、町民クラブを代表しまして2項目質問いたします。  第1項目め、平成22年度予算編成について。  この予算編成は、北小学校の増築、給食センター、第三中学校の建設費、南部浄化センターの建設費等28億9,000万円で過去最大の規模になっております。一方、歳入は、町税が3億4,000万円減額され、基金の取り崩しと町債の借り入れで補われております。こども手当、こども医療費、精神障害者医療費助成は手厚くなっております。リニモ関係でも約2億5,000万円出費され、直接的に住民サービスにつながっておりません。以下、具体的に各項目について質問します。  ①この予算編成は継続事業が多いので3年先ぐらいまで同じような規模の予算が編成されると思います。今後、歳入が不足し健全な町行政ができなくなると懸念するが、大丈夫でしょうか。  2点目、リニモ活性化事業の会議負担金は、昨年と同様にイルミネーションをするのか、昨年度の成果はどうか、リニモ促進プロモーション委託は成果があったのか、お伺いします。  3点目、町内の公共交通の調査、改善はどのようなことをするのか、N-バスを5台にすると住民の利便性はどのようによくなるのか、昨年の朝夕便編成の成果はどのようであったか、地域公共交通会議負担金はどのようにするのか。  4点目、国際交流事業でワーテルローとの交流の成果はどのようか、上海万博派遣事業は、文化団体、芸術家派遣はどのような人たちか。  5点目、高齢者外出促進予算額600万円と、健康増進700万円で高齢者1人リニモカード2,000円分配布するとどれくらいの乗客増になるのか、障害者の補助は考えなかったのか。  次、6点目、雇用機会の創出に4,300万円の予算であるが、何人の雇用ができるか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。町長。                [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 加藤議員から御質問いただきましたのでお答えさせていただきます。  第1点目でございますけども、毎年、財政計画を作成し予算編成を行っております。まずは健全財政を維持できるよう予算編成にも十分留意しておるつもりでございます。そういったことから、当然ではありますけども、維持できるというふうに考えておるところであります。  以下は担当部長から個々のことでありますのでお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) それでは、2点目以降御答弁させていただきます。  2点目でございますが、イルミネーション事業につきましては、リニモの活性化会議会員及び町民の皆さんから継続してほしいとの声が多く出されておりますので新年度につきましても実施をしてまいります。  なお、昨年のイルミネーション実施期間中は、沿線施設でさまざまな団体がイベントを行うなど、地元の関心や盛り上がりの面で前年以上に成果があったと考えております。  次に、リニモ促進プロモーション事業の成果につきましては、夏のイベント期間中のリニモ利用者数は対前年度比1.4%の増加であり、また冬のイベント期間中は対前年度比0.9%の増加であり、現在の経済状況、高速道路の休日特別割引、新型インフルエンザ流行などの状況下伸びを示したことは一定の成果があったものと認識いたしております。また、長久手町を各種媒体に掲載できたこと、大学との取り組みが進んだことも成果であると考えております。
     3点目でございます。本町では、さらに町内公共交通の利便性を向上していくため、新年度にN-バスやリニモ、路線バスを含めた町内公共交通全般の調査を実施するものでございます。この調査により、利用者特性、公共交通の満足度、課題等の把握を行ってまいります。また、N-バスを現在の4台から1台ふやすことにより、今までより運行便数の増加や乗り継ぎ時間を短縮できるダイヤが編成できるため、より利便性を向上いたします。朝夕便につきましては、昨年4月の運行開始以来、自家用からN-バス、リニモを利用して通勤・通学される方が少しずつふえております。地域公共交通会議負担金は、長久手町地域公共交通会議の運営に必要な費用を負担金として支出をするものでございます。  次に、4点目でございますが、国際交流事業といたしまして、本町とベルギー王国、ワーテルロー市は、平成4年に姉妹都市提携の調印を行って以来、主に文化・芸術面での交流を行ってまいりました。特に青少年による訪問団の訪問に際しましては、それぞれの市内や町内の家庭でホームステイを行っており、こうした経験を通して若者が国際交流の意義を感じ人材育成が図られてきたことは大きな成果であったと考えております。  次に、上海万博派遣事業では、国際博覧会の場で町民代表としてすぐれた文化・芸術を披露していただき大いに本町をPRしていただこうと考えております。  なお、詳細につきましては、町の文化協会等と協議をしながら検討してまいります。  5点目でございますが、どれくらいの乗客増になるのかは自動改札にカードを通すため把握はできませんが、高齢者の方がより一層外出いただくよう事業の拡大を図りました。この事業は、第5次高齢者福祉計画に位置づけられており、高齢者が外出の機会をふやすことで社会的視野を広めるとともに、生きがいを得られることを目的としていることから障害者については対象といたしておりません。  6点目でございますが、ため池台帳作成業務、土地整理図デジタル化業務、道路施設台帳作成業務及び地域資源発掘事業で13名、その他臨時職員で14名の雇用をする予定でございます。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 1点目ですけど、町長がさらりと答えられて、内容についてはあまり出なかったと思います。この平成22年度の予算は、基金から12億8,000万円、町債11億円、合計23億8,000万円補てんしています。これは学校建設とか、給食センターとか、下水の処理場とか、そういうことになると思います。それで、平成20年度決算で財政調整基金、都市計画施設建設基金、公共施設建設整備基金、これ約40億4,000万円ぐらいあったかと思います。21年はまだわかりませんけど、20年度はそういう決算が出てます。それで、あと21年度末、想定ですけど、町債は普通会計で約68億5,000万円、公共下水、農村集落を含むとこれも約78億7,000万円、合計で今147億円あると、こういうことだと思います。  それで、先ほど質問にもありましたように、3年ぐらい恐らく予算が続くと思うんです、学校建設、給食センター、下水処理場と。そうしますと、基金を例えばことしぐらいの基金をつぶしていくと40億円の基金がなくなると思うんですよ。これはそのための基金だと言えばそうですけど、恐らくなくなっていくと思います。片一方、町債の方は、同じようにやっていくと、約33億円ぐらい必要になってくると。まだそのほかに今問題になっています保育園建設や建てかえ、これの資金がまた必要になってくると。だから、本当にこれから長久手町の財政は大丈夫でしょうか。  歳入が今まで順調に入ってきてましたけど、来年度は3億4,000万円ぐらい減になっていますね。今後そういう見通しが立てれんと思うんです。今までみたいな歳入が入ると、そういう場合になった場合に本当に大丈夫でしょうか。もうちょっと詳しく説明していただきたいんですけど、財政課長、お願いします。 ○議長(川合保生君) 財政課長。 ○財政課長(山下幸信君) 基金と町債の将来の見込み等々について御質問いただいておりますけれども、今回、議員から今御質問ありましたように12億8,000万円、基金取り崩しを行いました。そして、町債の借り入れは11億円を予定しております。  今後の基金取り崩しの見込みでございますけれども、学校建設関係等大規模事業で来年、23度、24度の2カ年で現時点の財政計画上では15億円程度基金から取り崩すということ、それから町債につきましては、学校関係の補助金が得られるという前提ではございますが、これもおおむね15億円程度の借り入れを見込んでおります。  したがいまして、基金の現在高でございますけれども、今年度12億8,000万円取り崩すということ、そして将来この先2カ年で15億円ほどということで28億円ほど取り崩すようになるということでございます。  それから、地方債の関係でございますけれども、借り入れを13億円から15億円程度見込んでおるんですけども、23、24年度でですね。現在高については、特に心配はしておりません。20年度末に現在高73億円ほどございました。24年度末の地方債現在高もほぼ同程度の金額70億円程度を見込んでおりますので、この地方債現在高の金額につきましては、類似の団体と比べても非常に少ないというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 大丈夫だという財政課長の答えですけど、まだそのほかにいろんな問題が出てくると思うんですよ。だから、そういう場合に新しい事業は金がないから、資金がないからできない、できないということじゃ困るんですよね。もうちょっと医療とか、保険とか、介護、そういう方面にもどんどん金がふえてくるんですよね。減っていくというわけじゃないと思うんですよ。だから、そういう場合の計画ができているとおっしゃるけど、これまた後から資料を渡してください。いいですか。だから、本当に今は大丈夫みたいな感じで計画でやっているわけですけど、これから先本当に大丈夫か私は心配しているからこういう質問したわけです。  じゃあ、次に移ります。2点目、リニモ活性化。  これイルミネーション冬季0.9%増ということでしたけど、何が0.9%ですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) これは先日、議員全員に対して県から説明させていただいた乗客数の中で、全体としては3%ぐらいJRとか名鉄が入っていますよという御案内でございました。この0.9%というのは、リニモ活性化事業を行いました全駅で0.9%伸びていますよということ、去年との比較でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) そうすると、人数にするとどれぐらい、何人ぐらいですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 数字がちょっと大きいもんですから、後で計算して申し上げます。パーセントだけしか出ていないもんですから、中には数字は計算すれば出ますのでちょっとお願いします。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) これ私が質問しとるでしょう、イルミネーションの成果はどうであったかと。そんなことは質問するという想定にはなかったんですか。答えがまだ計算できてないのでどうのこうのということは通らんですよ。  それから、リニモ促進プロモーション委託1,200万円投資し、要は広告・宣伝したが、どういう成果が上がったかというのははっきりした検証はしていないの。さっきの答弁ですとあまり具体的にはなかったみたいですけど、どうですか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) リニモ利用促進プロモーション事業につきましては、昨年度の反省を踏まえて長久手町外からたくさんの方を呼び込む手段として今回させていただいております。特に夏の夏祭りのイベントでは、モリコロパークで開催させていただいて非常に若い方がたくさん見えました。その中で聞き取りの調査をいたしましたけども、こういったプロモーションの中で町外の方が相当たくさん来ていただいたというふうに考えております。  その他、先ほども部長の方から申し上げたとおり、いろいろな媒体を使って長久手をPRできたこと、それから大学の取り組みが非常に促進されたということを考えています。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 数字が出ました。1万4,305人が去年と比べるとふえております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 要は期間中にこれだけふえたと解釈すればいいわけですね。そういうことですね。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) これは全駅、全日でございますので、11月1日から1月3日まで64日間ということで御判断いただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) プロモーション委託、ふえた、ふえたって実質的に数字は出とるの、いろいろ町外の人がたくさん来たとかどうのこうの言ってるけど、要は費用対効果なんです。1,200万円使ってどうだったかということですわ。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) プロモーションも含めてですが、去年の同じ時期の議会でなるべく可視化というか、数値的にわかるような事業とするようにという前田議員からの御指摘もございまして、今回については、結果が取れるものについてはなるべく取っていこうということでスタンプラリーを行いまして、そのシート8,500枚ほとんど出ております。それからそれに伴う携帯ストラップの景品数3,000を用意いたしました。これが2月24日に完全に完売というか、配布が終わりましたので少なくとも3,000人の方たちがこの景品を目的に乗っていただけたというふうに思っております。それから、当然周辺の商業施設にも立ち寄っていただけたということでございます。それから、特別列車につきましては、16便を完売いたしました。16便すべて満席に近い状態で運行ができました。  したがいまして、こういった数値的に出たものについてはわかるようにしておりますので、これは前年と比較はちょっとしにくいんですが、こういう形で数値化する形で表現できるようになるべくさせていただいたわけでございます。  それから、プロモーションにつきましては、お金を使ってプロモーションをしたもの以外で新聞、雑誌、テレビが取り上げてくれております。これは少なくても37回、それからFM放送が8回ございますので、相当な媒体を使ってですね、これは長久手町はお金は一切出しておりません。新聞社が記事として取り扱って流してくれたものがたくさんございます。それはやっぱり特徴的な行事だったからだと思うんですね。特に大学生がこの事業に参加していろんなパフォーマンスをしていただいた。そのことが珍しいもんですから新聞に取り上げていただくということで学生さんも非常にそのことによって喜んでいただいております。それから参加していただいた三つのゼミがございますが、それぞれのゼミの先生も非常に感激されておりました。こういう数字には出ない満足度というか、成果としては十分あったのではないかというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 成果はあったと言っとるけど、自分たちがそう思っとるだけじゃないの、町側が。金出したから成果がないじゃ済まんからね。だから、数字は出してないと言っとるけど、数字を出して初めて今までに比べてこれだけということが増加したということがわかるんですよ。今後は、事業をやった場合、やっぱり検証し、その結果も出して必要だからやるんだという、そういう説得がないとやってもむだになっちゃうのですよ。どうですか、企画政策課長。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) リニモ利用促進プロモーション事業の目的は、リニモ活性化イベントをPRするための事業でございます。ですので夏祭り、それから秋のウォーキングイベント、それからリニモdeイルミ、これをさまざまな媒体を使って長久手町内も当然ですけれども、町外ですね、特に名古屋を中心にPRさせていただいたと。ですから、その効果については、先ほど申し上げたとおり、その間のリニモの乗客数が、前年度も活性化事業をやってますけれども、さらにそれよりも0.9%ふえたというのが一つの数字じゃないかと思っています。  それと、もう一つプロモーション事業での目的は、いわゆる大学の連携を深めていこうということで特に3大学がゼミを中心に積極的に参加いただけたということで、これは町が自己満足で喜んでいるわけじゃなくて、大学側の方も地域と一緒に協働ができたということで非常に喜んでいるということでございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 言っていてもきりがないから次の項目に行きます。3点目ですね、N-バス5台にすると便数も多くなり、利便性がよくなると、そういうことですけど、昨年度、N-バス、ルートを再編したわけでしょう。要はリニモ乗客増のために朝夕便をつくったと。もう1年ぐらいなるわけですけど、その成果はどんな状態ですか、今。朝夕便何人乗客が乗ったかという。 ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) 4月から12月末ということでございますけれども、一応四つのルートがございますが、トータルで4,296人が御利用いただいております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 4,296人と4ルートだから1ルート1,000人ちょっとということですね。そうするとトータルでしょう、それ。全部でということでしょう。1カ月とか1日になるとどれぐらいになるの。 ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) 1カ月ですと大体200人から400人ぐらいですね。1便当たりということになりますとやはりかなり人数が少なくなってまいります。全然乗ってないものもございますし、ですから、平均すれば1人弱ぐらいではないかなということになっています。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) だから、この事業は失敗ということでしょう、1日1人か2人しか乗ってないなんていうのは。無理してこういう事業をつくったんですよ、あなたたちはね。だから、今まで使っとる住民のコースを変えてわざわざこの便をつくった。たくさん乗ればまあまあ成功したと思うんですけど、1日1人や2人のルートをつくって失敗したか、成功したか、どうですか、どのように思っていますか。 ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) 失敗とか成功ということではなくて、やはりこれはリニモを利用していただく方も現実にございますので、それはそれで成功したなというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) そんな成功したなんていうのは全然当てはまらんと思うんですよ。これはさんざんあのときにつくるときに議員もいろいろ質問もしてこれをつくったわけですけど、そのときに最終的には地域公共交通会議で決定したと、そういう答えでしたね。住民の意見があまり入ってないんですよ。入ってるかもわからないけれど、あまり入ってなくて自分たちの地域交通会議、自分たちの息のかかっとる人ばっかり集めた会議なんですよ。そういうので決めたんですよ。それだから失敗したとは言えんでしょうね。  来年度も地域公共交通会議に負担金200万円を出すと。その会議は事業評価や会議運営費に充てると、こういうことの予算を200万円出しているんですけど、こんなところに200万円出してどういうふうに使うんですか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 地域公共交通会議への負担金につきましては、昨日、補正予算の中で御説明申し上げたとおり、N-バスの朝夕便、もしくは昼間便については、国土交通省の地域公共交通活性化再生総合事業という補助事業に採択されました。これは21年、22年、23年の3年間でございます。  実施主体が町じゃなくて地域公共交通会議になります。ですから、国からは町には直接おりてきません。その会議にいわゆるきのうの項目で言いますと分配金という形でおりてまいりますので、町としては直接町でも今まではやっておったんですけども、こういった事業のメニューの性質上、そこに一部お金を出してそこの中で運営する必要があります。ですので今回は負担金として計上させていただきます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) そうすると、そこの会議は何に使うんですか、200万円。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 先ほど申し上げたとおり、補助事業に採択されておりまして、来年度は別途調査費も計上させていただいております。それから、いわゆる公共交通に町で考えているのはリニモと、それから路線バス、これ名鉄バスですね、これはいわゆる東西軸、それからそれを補完する意味でのコミュニティバス、N-バスになっておりますけども、そこの実態調査をさせていただいて、そこの中で今の利用者の方々の声だとか、それから課題等を抽出していきたい。将来的には、この事業の平成23年度、最終年度に向けて長久手町のあるべき公共交通というのをまた考えていきたいと考えております。その中でやはり会議をたびたび重ねるということで実際の事業評価等をする中での資料作成とか、そういったものはどうしても必要になってまいります。そういったものについて支出していきたいと考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) それ事務局は町でやるの、どうですか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 事務局は企画政策課でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 金の使い方とか、そういうのは企画政策課でやると。自分ところでやっとると一緒じゃないですか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 先ほど申し上げたとおり、この補助事業のシステム上、いわゆる公共交通会議が主体となっておりますので、どうしてもこういう形をとらざるを得ないんですけども、ただ、とはいうものの、我々が事務局ではありますけれども、当然、公共交通会議の中には会長はじめメンバーがお見えになりますので、その方々と御相談の上進めていきたいと考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) N-バス、来年度1台買って5台になると。この5台で住民が満足するようなルートづくりができますか。 ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) 1台増車することによって今までの運行本数とか、運行時間、乗り継ぎに対する制約等が生じてまいりますけれども、1台ふやすことによってこういうことが少しでも解消されて利便性を向上させることができるというふうには考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 5台あれば何とかなるということですか。何とか皆さんから苦情が出ずに運行できて喜ばれるということですか。 ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) できるだけ御期待に沿えるような形で5台で運用していきたいというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 次行きます。国際交流でワーテルローとの交流の成果ですけど、これ交流を始めて13年ぐらいになるわけですね。このワーテルローとの交流、いつまで続けるんですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 交流が始まった以上ずっと続くのが通常でございますので、いつ切れるということは考えておりません。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 永遠に続けるということですか。私が言おうとしとるのは、ワーテルローはもう13年、あと2年ぐらいで15年ぐらいやって他の国との交流とは考えないかということです。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 現状他の国との交流については、こういう姉妹都市という形での交流は考えておりません。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) もう15年もたつとマンネリ化してしまうんですよ。もう大体向こうも長久手のことがわかり、長久手も向こうのことも大体わかっているわけでしょう。だから、それなりの成果が出てこんと思うんです。ただ、ホームステイしてやりとりしとるということはそらありますけど、町としての成果というのはあまり出てこないんじゃないかなと思うのですけど、どうでしょう。
    ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) この姉妹都市の交流によって生まれる成果というのはなかなか数字や現象ではあらわしにくいんですが、派遣された子どもさんたちの中には、もう成人を迎えられて仕事についておられる方がいらっしゃいますが、その方たちの話を聞きますと、もうフランスに住んでいるとか、旅行社に入ってこういう交流事業をやってるとか、さまざまこの事業に影響を受けて国際理解を深めてくれたというふうに理解をしております。  切り口はワーテルロー市でございますが、これをきっかけにして国際理解を深めていくという視点でいけば非常に大きな成果が出ておるというふうに理解しております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 次、上海万博派遣事業。先ほどの答弁ですと文化協会とも相談すると。文化協会だけですか、その他の団体はないですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 現状、文化協会を中心にして芸術・文化の発表の場でございますので条件がそれぞれ決められております。その条件のかなう方たちに出ていただこうというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 派遣時期はいつですか、何人ぐらい予定しているか、派遣費用全額町負担か、どうですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 予算額としては500万円を予定しておりまして、7月31日から8月5日において愛知県催事が日本館で行われます。それに出演していただく方についての旅費と宿泊費の全額を当方で見ると。ただ、出演料というものは出しませんので、プロであろうとアマチュアであろうと行っていただいて帰ってくるという期間のものをあてがっております。人数につきましては、随行も入りますので若干前後いたしますが、10名程度を予定しております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 全体で10名ですか。ということは1人50万円ということでしょう。そんなにかからんでしょう、上海まで行って3泊か4泊して。どうでしょう。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 滞在期間6日間でございますので、随行の数が入れてありませんので、10名程度というのは派遣する町民の方の数でございますので、全体としまして500万円の中に計上するのは15名分というふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 全体で15名、随行というか、そういう人も入れてということですね。それにしても1人当たりにすると結構な費用がかかりますね。どうですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 結構な額と言いましても、派遣をした流れの中で向こうでいろんな行事がございますので、派遣いただきますと発表数以外にもベルギー館への訪問というのがございますので、こういった行事の中で経費としては交流事業費も含めての話でございます。向こうでの宿泊費以外の交流事業費も若干入っております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 次、移ります。高齢者、5点目です。リニモカード、昨年は1,000円分でしたけど、来年度は2,000円分配布すると。どれぐらいの乗客増と見込んでいますか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 何名の方が何回使ったというのはちょっとわかりませんが、交付した枚数につきましては、平成20年度につきましては高齢者の方2,673人の方が申請をされました。3,000人を予定しておりましたので89.1%執行ということでございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) すると何人乗ったというのはわからんわけですね。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) それは多くの方が乗られたということは数字はわかりませんけれど、窓口等でお聞きしますと利用されたということは聞いております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問はいいですか。  次の項目の質問を許します。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) それでは、次の2点目です。第三中学校建設はどのようか。ことしの1月31日に第三中学校建設の地元説明会が行われました。開校は平成25年4月に開校予定であります。そこで質問します。  1点目、750人規模の学校であるが、将来的にも大丈夫か、増築予定地は何人ぐらいの規模を予定しているか。  2点目、地権者との交渉はどれぐらい進んでいるか、用地単価は幾らぐらいか。  3点目、駐車場は校舎の北側であるが、この道路は朝夕には交通量が多いが、出入りは大丈夫か。  4点目、武道場はどこにつくるのか。  5点目、敷地西側の排水路は現状の状況か。  6点目、通学路はなぜ新しく排水路の上にしたのか。  7点目、この中学校の学校区は北小、西小学校区であるが、将来、北小校区の変更はないか。  8点目、草掛公園の移転先はどのように決まったのか。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。教育文化部長。              [教育文化部長 水野正志君登壇] ○教育文化部長(水野正志君) それでは、加藤議員の8項目について御答弁いたします。  1点目につきましては、将来の生徒数の増加も見込んで約750人規模の計画としています。また開校時は約600人を見込んでおり、増築部分は約150人の生徒数増に対応する計画であります。  2点目につきましては、平成21年10月16日に地権者説明会を行いました。その中で事業についての協力と今後の用地買収に当たってのスケジュールなどを説明し、地権者の皆様の御理解をお願いいたしました。  また、用地交渉は、新年度事務で予定しております。単価提示の段階には至っておりません。  なお、単価につきましては、公表すべきでないと考えております。  3点目につきましては、中学校建設予定地北側をセットバックし歩道整備を行う計画としています。駐車場への出入りにつきましては、このセットバックで出入りの際の見通しがよくなるために交通安全上特に問題はないと考えております。  4点目につきましては、敷地北東に配置予定の体育施設棟の2階に武道場を計画しています。  5点目につきましては、西側排水路につきまして、現状としますが、整備に伴い一部暗渠化を検討しています。  6点目につきましては、生徒の通学上の安全を確保するため、排水路の上部を有効利用し、新たに歩行者専用道を整備する計画としています。  7点目につきましては、第三中学校の校区は、平成22年度に開催予定の学区適正化委員会において検討していきます。また、そのときにあわせて長湫中部土地区画整理地内の字区域、字名の変更に伴う北小、それから西小の校区境の修正が必要であると考えております。  8点目につきましては、近隣の街区公園との誘致距離のバランス、必要面積を考慮し候補地の選定を行い、第三中学校との一体的な地域防災の観点や地域住民の利便性を考慮した結果、現計画位置の第三中学校西側隣接地といたしました。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 1点目ですけど、最初は600人ぐらいでスタートすると。それで増築は要するに150人分と解釈していいですか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) そのとおりであります。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 2点目ですけど、地権者の交渉はどれぐらい進んでいるかということで、これ答えはもらってませんね。どうでしょう。すべて納得しとるかしてないかということです。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 地権者の交渉につきましては、まだ具体的な金額の提示をしておりません。これは収用法等の手続を済ませておりませんので税控除の関係上単価提示はいたしておりません。したがいまして、要は学校建設についての理解をいただいておると、そういう状況でございます。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) それはすべての人が理解、了承していただいているわけですね。どうでしょう。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 全員の方との接触はしておりますが、また単価交渉等がございますので建設についての理解はすべてしていただいておりますが、今後の交渉についてはいろいろ問題はあろうかと思います。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 単価交渉はいつから入るんですか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 平成22年度事業ですので4月早々にその準備が整いましたら入っていきたいと考えております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 3点目ですけど、駐車場は校舎の一番北側につくるということですけど、セットバックをすると、歩道で出すということですけど、この道路は本当に朝夕交通量が物すごいあるんですよ。何メートルぐらいの、歩道で出かしても歩道は車は入れんからね、結局道路幅としては現状のままでしょう。いかがでしょう。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 北側につきましては、歩道を含めて8メートルの道路ということになります。歩道部分を引くと6メートル前後の道路、車道幅員ではないかというふうに考えています。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) これせめて歩道を抜いて8メートルぐらいの道路にはできないでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 今の計画では、学校敷地内をセットバックするということになります。これは若干は可能ではあろうかと思いますが、歩道を含めた8メートルで対応が可能ではないかと考えています。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) あと通学路ですね、なぜ排水路の上をふたをして、そこへ通学路を通すんですか。これ非常にこの図面を見ると不自然な感じがするんですよね。排水路って狭いでしょう。すぐ東側に広い道路があるんじゃないですか。ここはほとんど車も通らないと、なぜここにしなかったのか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 通学時の安全を第一に考えて排水路の上部を有効利用したということであります。歩道の専用道でありますので車が通らないということで通行上安全であるという判断をいたしました。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) ここはほとんど東側に家が1軒ある。そこの人以外あまり通らない道なんですよね。だから、ここから通ってもわざわざ排水路にふたをしなくてもいい気がしますけど、どうでしょう、これ。どこで出た案ですか、これ。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 教育委員会サイド、内部との検討と、それからコンサルタント等の協議で検討した結果であります。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) だから、例えばPTAとか、地元とか、そういう意見じゃないわけでしょう。そういう意見は全然入ってないわけでしょう。  それと、この図面は計画段階のため変更の可能性がありますと、こう書いてありますから、これ変更することは恐らくできると思うのです。やっぱり関係父兄とか、近隣住民等の意見、要望も入れて今後いい中学校をつくっていただきたいんですよ。だから、何か公共用地つくるとか、よくワークショップとか、そんなものをつくって意見収集はされていると思いますけど、どうですか、今回そういうのはやられるんですか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 今回の第三中学校につきましては、ワークショップ等での意見収集は考えておりません。地元説明会等で説明をさせていただいた中で意見をいろいろいただいております。 ○議長(川合保生君) 加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) やはりさっき言いましたように、関係父兄とか、住民等の意見をよく聞き入れていい学校にしていただきたいと思います。いかがでしょう。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 思いは同様でございますので、できるだけ意見の方はお聞きしながら、できるだけいい学校を建設してまいりたいと思っております。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。  ないようですから、これより町民クラブ 加藤 武議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) N-バス朝夕便等地域公共交通会議についてお伺いします。
     リニモのパーソントリップ調査で3万1,000人といったものが実際は1万5,000人といったように調査機関等の信憑性が非常に低いということで、このN-バス朝夕便につきましては、1,600万円かけて1日の固定客が10人程度ということでありますので、そうすると1人の固定客のために160万円もの公費を使ってしまう。こういったようなことが結果として現実長久手町内にあります。そういったことから、地域公共交通会議ですけれども、昨年、N-バスの再編成、それからN-バス朝夕便が行われましたけれども、成果が全くと言っていいほど上がってこないし、実際に利用者からも多くの苦情が寄せられております。そういったことでメンバー構成をまず一新する必要があるというふうに考えますけれども、やはりこれは利用者主体のメンバーに構成替えするべきだと思いますけれども、執行部のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 地域公共交通会議の委員をということでございますが、今のところといいますか、変える予定はございません。 ○議長(川合保生君) ほかにございませんか。  じんの和子議員。 ○6番(じんの和子君) 先ほどメンバーは変わらないということでしたが、やはり月曜日に私が言いましたように、日進におきましても、例えば医師会連合の方とか、利用者の方は3名は入っていますし、そして女性の方、そして男性の方も入っております。長久手の場合は公募した委員さんは2名ですけれども、どちらも男性の方でN-バスを利用あまりしてらっしゃらない方だと私たちは思っています。やはり利用者を入れないと公共交通というのは利用する方の気持ちがわからないというところがありますので、ぜひメンバーというのはやはり変えていくべきではないでしょうか。  そして、1,800万円でもう1台N-バス購入ということですが、長久手の特徴としては高齢者の女性の方が利用されるということがあります。ですのでここに至るまでほかの方法、風を乗せて走らないような、乗りかえがないような、そういった意見としてほかのデマンドとか、そういったような案は出てこなかったのか、お伺いします。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 地域公共交通会議は、現行15名の委員で構成しております。有識者、それからいわゆる交通事業者、それから県、それから町の職員、それから公募委員ということで、要するにここの公共交通会議の中で、例えば朝夕便の住民を加えたような一番身近な意見、それから昼間便等の意見は、ここに上げる前の段階の再編の中で住民の方々が参加していただいて、この会議の場では、そういった状況については、当然提案される方に対してです。これ町に対してですけども、聞かれます。聞かれますので、この会議の中の委員として住民の方を入れるんじゃなしに、むしろその過程の段階で入っていただくというのがよろしいかと考えております。 ○議長(川合保生君) これをもって町民クラブ 加藤 武議員の代表質問を終結いたします。  この際、暫時休憩といたします。再開は午後2時25分といたします。                  午後2時15分休憩               ――――――――――――――                  午後2時25分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  公明党 水野とみ子議員の代表質問の発言を許します。12番水野とみ子議員。              [12番 水野とみ子君質問席登壇] ○12番(水野とみ子君) 議長のお許しをいただきましたので、公明党を代表して質問をさせていただきます。  1項目め、平成22年度予算編成について。  ①市制施行に向けシンポジウムはいつごろを予定しているか、また住民説明と今後の予定はどのようか。  ②こども手当の支給について周知はどのようか。  ③緊急通報システムの設置は何台予定をしていますか。  ④下山地区まちづくり事業の進捗状況はどのようでしょうか。  以上、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。まちづくり推進部長。            [まちづくり推進部長 鈴木孝美君登壇] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) それでは、22年度予算につきまして4点御質問がございますので、一つずつ私の方からお答えさせていただきます。  まず、シンポジウムにつきましては、開催時期など現在検討中でございます。  また、住民説明会につきましては、5月から自治会連合会、区会単位で開催する予定でございます。  二つ目でございます。こども手当につきましては、町ホームページ、広報ながくてに掲載及び世帯に対して個別に通知をする予定でございます。  三つ目です。緊急通報システムにつきましては15台設置する予定です。  四つ目、下山地区まちづくり事業の進捗状況についてですが、用途地域の厳しい規制がある地域で規制市街地エリアにつきましては、地元に入りその地域の課題などの勉強会を行いました。今後は、仮称ですが、下山地区まちづくり協議会の組織を立ち上げ、住民の皆様の御意見を聞きながら、地区計画を定め、基盤整備を進めていきたいと考えております。  また、低未利用地エリアにつきましては、名古屋市との河川協議が終わり、区画整理事業の計画協議を県へ提出する準備を進めております。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 市制施行に向けてのシンポジウムは1回を予定している。時期については、5月から自治会連合会、区長会等で行っていくということでございました。今までN-バスにしてもいろいろ住民説明をしてこられておりますけれども、参加人数が少ないように思います。そういった点で広報、ホームページ、そういったところでは住民に周知が徹底されないのではないか。ましてやこの市制施行ということに対しては、本当に多くの住民がそういう説明会に参加をし、そこで意見のある方は意見を述べ、住民と行政、本当に協働して市制に向けていくということが大事ではないかと思います。そういったことについて今まで幾つかの説明会をされてきましたけれども、それを踏まえてこの市制住民説明、これに対して何か考えていることがあればお伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 議員おっしゃられるとおり、今まで説明会の中でやはり参加が非常に少なかったという現実がございます。したがいまして、今回は4月に入りまして新しい区会の役員がお決まりになったら、こちらの方から日時、場所を指定するんではなくて、できるだけたくさんの方に参加いただけるように、そういったことも区会に御相談申し上げながら、少しでもたくさんの方にお集まりいただいて理解を深めていただきたいと考えております。  当然、区会を通じて回覧板を回していただいたり、もしくは町の広報紙、ホームページを活用してたくさんの方に御周知を図りたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 石川県野々市町、ここはもう本当に本町と似通った町でございます。ことし10月の国勢調査で人口5万人を超えるということで市制を目指しておりますけれども、平成20年の4月から総務部内に市制準備室を設置しまして準備を進めております。そして、同じ年、平成20年11月30日には庁舎の駐車場に市制を目指す看板を設置をしております。ちょっと見にくいと思いますけれども、この大きな看板ですね、こういう看板を見させております。ここに書いてあるのは、「遠い町のことではありません。あなたの町が市になります」という、こういう大きな看板です。やはり市制になるということは、もう本当にすごいこの長久手町にとっては大きなことでありますので、やっぱり住民が説明会に行こうと思う、やっぱりそういうPRというんですか、そういうのが必要ではないかと思います。野々市町のように、これと同じということではないにしても、何か住民に意識としてPRできるような、そういう意識啓発を行ってはどうかと思いますけれども、そういう点については何かお考えがありますでしょうか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 野々市町の件については承知しておりませんでしたけれども、一つのきっかけとして、やはり私どもとしては先ほど申し上げたシンポジウムが一つのきっかけになるかと思っております。現在、長久手町を含めて次回の国勢調査で幾つかの町が5万人を超えると想定されておりまして、すべてが市制に向けて何らかの動きをされておりますので、そういったところも勉強させていただきながら、今の御意見も参考にさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) こども手当でございますけれども、ホームページ、広報、そして個別にお知らせをするということでございました。鳩山政権は、このマニフェストの目玉であるこども手当、財源の見通しがない中で平成22年度予算に上げたわけでございます。それで、本町の平成22年度予算案のこども手当は総額で12億9,090万円というふうに予算案に載っております。これは対象者は何人で、そして町の負担はどのようか、お尋ねをいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) こども手当の対象者は9,930人、町の総支給額12億9,090万円のうち町の負担分は9,474万円、児童手当分の増額でございます。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 22年度は自治体の負担を求めるということで9,474万円町の負担があるということです。平成23年度は、国は1人当たり2万6,000円のこども手当を出すというふうに言っております。もしその財源のめどがなく、それでも鳩山政権はそれを行うと言った場合、やはり同じように自治体には負担がかかると思うんですけれども、そういった場合に各自治体が本当に負担で苦しくなる。そういった中で自治体は国に対して御意見とか、そういうことはされる考えはあるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) 23年度以降のこども手当につきましては、こども手当制度のあり方について23年度の予算編成の時点で検討をされるということで、その結果に基づいて必要な措置を講ずるという通知は来ておりますので、私どもが今の時点でそのことについて意見を申し上げるという段階ではないというふうに思っています。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 各市町村における給食費の未納額が年々積み上がっておりまして、学校関係者、また自治体関係者の頭を悩ましているということでございます。その未納の児童がふえる分、給食の材料費などを切り詰めざるを得ないという実態はPTAの間でも大きな問題になりつつあるようです。本町では給食の未納はそんなに多くはないということですけれども、こども手当の受給に関して定額給付金のときと同じように自治体へ届け出が必要でしょうか。こども手当は、それこそホームページとか、広報、それから個々に周知をしていくということでございました。申請は必要ですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) こども手当につきましては、現在、児童手当を3月31日現在で児童手当を受給される方については申請は要りません。新たに例えば中学生だとか、所得制限オーバーでもらえなかった方については申請が要ります。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) こども手当から給食費に充ててはどうかという、そういうお母さんたちの声もあるわけですけれども、そういったことは考えてはおられないですよね。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部次長。 ○保健福祉部次長(加藤善長君) 給食費に充てるといいますか、こども手当を給食費の未納分と相殺するということなんですか。そういうことにつきましては、国の方からQ&Aというのが来ておりまして、現時点ではまだ最終確定ではございませんが、相殺はしないということで来ております。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 緊急通報システムですけれども、先ほど答弁で15台を予定をしているということでございました。緊急通報システム事業、この福祉のしおりには、65歳以上のお年寄りと、それから日中または夜間において長時間にわたり独居状態になる重度身体障害者の方というふうに対象はなっております。75歳過ぎていても元気な方もおりますし、65歳でも体力等本当に不安を感じている方もお見えになります。そういう相談内容によっては、高齢者の夫婦のみ世帯、こういった方、そういうところに設置が可能かどうか。高齢者の安心な暮らしを支える社会のため、また高齢者のニーズにどうこたえるか、お伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず、緊急通報システム対象者は、今、議員言われたとおりでございますが、ただ、それ以外に町長が特に認めた場合というのがございまして、これにつきましては後期高齢者を指しまして、状況によりまして町の職員が直接出向きまして状況を確認をさせていただきまして、それが必要であるというふうに、特に必要があると認めた場合については設置しているケースがございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) この緊急通報システム事業ですけれども、大分前から行っているかと思います。ですけれども、この通報システム事業を御存じない方がかなりお見えになります。ふだんなかなか役場に出向くということが少ない、そういう中でやはりそういういろんなことがある。福祉のしおりが、これは1年に1回各世帯に配られるわけですけれども、やはりなかなかここまで年配の方になりますとしっかり読むということもできないということもあるかと思います。そういったことで何かわかりやすくお知らせをするというようなそういった方法はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 周知の部分でございますけれど、こちらにつきましては個人から申請というよりも、むしろ民生委員が毎年実態把握調査というのを約1カ月それぞれかかってやっております。そこの中で今、独居の方が約900名お見えになりますが、すべての方に一応照会をしてほとんどがそこから上がってくるというケースでございますので、多くの方につきましては御存じだというふうに認識をしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 下山のまちづくりについてでございますが、ここの用途が厳しいということ、それから協議会組織を立ち上げ地区計画を行っていくということでございます。もうここ3年ほど前からこの下山まちづくり事業ということで予算には上がっていたかと思いますけれども、先進地を視察等はされておりますでしょうか。もしされているということであれば、そういった報告内容ですね、そんなことはどうであったかお聞かせいただければと思います。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 先進地という点では、区画整理の方では区画整理の協議会、町の中で。町以外のも加わって参加したりしていますけど、町では各組合の方から協議会で毎年先進地の視察を行っております。そういった参考事例というのはそれぞれの組合にフィードバックしているというふうには考えています。  先ほど用途が厳しいと、これ用途が厳しいので区画整理事業と、それから地区計画という二つの事業で区画整理事業を行うということで用途がそれぞれに割り当てられ新しく決まってくるということになるかと思います。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 最近は話が聞こえてこないけれども、計画が中止になったのではないかという、こんな声も聞きます。中止ということはないか確認をさせていただきます。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 御心配の向きは多分、先ほど回答の中で1答目でお話した河川協議、実はここの藤ノ木川という香流川に名古屋市に入ってから合流するわけでございますけれど、藤ノ木川がちょうど南側、区画整理の面の話ですけれども、南側が名古屋市に接しておりまして名古屋市側の護岸はできていると。それで随分昔のときに河川協議がされていて、昭和50年代に。今この流域というのが非常に杁ヶ池の上流部ぐらいまで藤ノ木川という上流でございますけれど、鴨田川と藤ノ木川ということになりますか、川としては。それで古い時代に河川協議されてお互いに設計協議ができているということで、今となると大分流域の変更が多少あったりとかということで名古屋市側と河川協議をしておりまして、なぜおくれたかというと、調整池が必要であるのかないのかとかいろんなことを検討しておりまして、先ほどその件についてはおおむね合意したということでございまして、次の年度には河川を設計に反映できるような状態になってきたということで次の段階に行けるのではないかということで御報告申し上げたということでございます。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) ここの下山のまちづくり事業、そんなに広くない土地でございますけれども、住宅は何戸を予定というのか、想定をされているでしょうか。 ○議長(川合保生君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 済みません。ちょっと何戸かというのがちょっと頭の中に入っておりません。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。  では、次の項目の質問を許します。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 2項目め、介護総点検調査からということで、公明党は全国、国会議員、地方議員合わせて3,000人の議員がおります。そして、日本の介護保障制度はことしで10年目を迎え、制度的にもさまざまな課題があるということで、公明チーム3,000は、昨年11月から12月にかけて介護総点検を行いました。内容は、(1)街角アンケート、(2)要介護者及び介護家族への調査、(3)介護従事者への調査、(4)事業所、これは施設、事業者でございます。(5)各市町村への調査でございました。  それぞれの結果については、次のとおりでございます。?街角アンケートにつきましては、回収数7万6,689件で、介護保険制度を知らない人が約3割、介護を受けたい場所は入所系の介護施設45.8%と自宅42.3%がともに高率でございました。介護保険料は高すぎるが4割、介護職は4割の人が重労働や低賃金を理由にあまりやりたいと思っていない。  ?要介護者家族調査、これは回収数が6,265件でございました。要介護認定基準は5割強が適当と答えたものの、軽く判定されているが3割、介護を受けている場所は自宅が7割強で、その場合の要介護者の困っていることは、介護家族の負担が大きい、家族のぐあいが悪くなったときに一時入所できる施設がないが多かったです。介護施設への入所待ちは1割強、介護保険については、制度がわかりにくい、利用料負担が重いなどの不満のほか、7割弱が負担感を持っています。  ?の介護従事者への調査、これは回収数が1万1,286件でございました。介護の仕事を選んだ理由として、人の役に立つ働きがいのある仕事だからが6割弱、今後も7割の人が続けたいと答えている。離職率が高い原因は、業務内容に対して収入が安いということでございます。  ?の介護事業者への調査は、回収数4,587件で、介護保険制度見直しについては、事務量の軽減、要介護認定のあり方、公費負担分の増額を望む声が多かったということです。  ?の全国市町村への調査、回収数は1,159件でございます。要介護認定のあり方は、認定に時間がかかるが6割、自治体の取り組みには施設、人材不足など少なからず課題があるようでございます。  結果を近々発表の新介護ゴールドプラン、これは2月24日に新介護公明ビジョンとして鳩山首相に提言をいたしました。そして、平成24年に予定をされております介護保険法改正に生かしていきます。そして、団塊世代が75歳を迎える2025年を見据え、安心して老後を暮らせる社会の実現を目指してまいります。  こういった介護総点検の調査結果、これを本町としてはどう受けとめ、課題に対する今後の取り組みはどのようかお伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 2項目めの介護点検調査につきまして御答弁させていただきたいと思います。  介護総点検の調査結果は、現在の介護保険事業を取り巻くさまざまな状況をあらわしているものと受けとめておりますが、本町では、既に第5次高齢者福祉計画及び第4期介護保険事業計画策定時において、本町としての現状、課題をアンケート等により明確にした後、それらを踏まえて現計画に取り入れて事業を行っているところでございます。
     以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 要介護認定のあり方についてでございますけれども、利用者や事業者から寄せられた意見で最も多かったのが、認定調査に時間がかかる、こういったことでございます。介護保険申請から認定までの期間が長いため早急にサービスを利用したい方が困っているという現状もあります。本町においては、調査、認定にどのくらいの時間がかかっていますでしょうか。また、その時間短縮のためにどのような手だてを講じておられるか伺います。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 要介護認定につきましては、介護保険法で申請をされてから30日以内に認定結果をお知らせするということになっております。したがいまして、本町におきましては、やはり調査は早くするということでなるべくできる限り速やかに認定調査をするということを前提で考えております。  それから、それに伴いまして第2次判定ということで介護認定審査会を開くわけでございますが、月に4回、毎週開いておりますので、状況によりましては、近い審査会の方にかけるということでお話を聞きながらやっております。  それから、認定が遅くなるケースが一つございまして、これにつきましてかかりつけ医ということでお医者さんの意見書が遅い場合がございます。特に大きな病院ですと、やはり定期的に見えないものですから、そういった場合にどうしても先生に合わせるということがございますので、そういった場合は事前にこちらの方から病院の方にお願いをして少しでも早く意見書を出していただくようにお願いをしながら、なるべく迅速にできるように図っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 努力をしていただいていることに敬意を表します。  それから、介護サービスの充実ということですけれども、今後充実していきたいサービスということで小規模多機能型居宅介護、また認知症対応型グループホームというのがともに4割を超えておりました。介護老人福祉施設、これも4割近くにのぼっております。そのほか短期入所生活介護、訪問介護に力を入れていきたいと、そうやって答えた自治体が多くあったわけですけれども、地域で暮らせる環境を拡大するため、本町において小規模多機能施設ございますけれども、設置促進への取り組み、また今後必要なサービスについて、この点についてはどのようにお考えでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今のお話でございますが、本町につきましては、第4期でございますけれども、介護保険事業計画の中で特に力を入れておりますのは地域密着型でございます。特に地域密着型は、長久手町の方に限ってできるということでございますので、それを充実することによって充足するということでございます。  したがいまして、小規模多機能、それから小規模特養、それからグループホームにつきましてももう既に充足しておりますし、先ほど訪問介護につきましても、稼働率が70%ということでまだ余裕があるということでございますので、そういった部分でいきますと非常に地域密着型については進んでいるというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 介護保険事業外の高齢者のための福祉施策の推進として、先ほど緊急通報事業もお聞きいたしましたけれども、特に単身者、高齢世帯に対する安否確認、そして宅配弁当事業など高齢者向け配食サービス、これをもっと利用しやすくするべきであると思います。在宅要介護者向け公的支援の拡充策は何かありますでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 先ほどもちょっと御答弁させていただきましたが、本町におきましては、独居高齢者が非常にふえております。毎年100人ずつぐらいふえておりますが、そういったことから従来から独居高齢者に対する福祉サービスといいますか、そちらの方は充実しているというふうに思っております。特に配食サービスにつきましては、直接民生委員さんが訪問しながら、お伺いしながらやっておりますので、そういった部分でも非常に喜んでいただいております。  それから、先ほどありましたように緊急通報システム、こちらの方も要望の高い事業でございますので、毎年必要な部分について予算要求させていただいておりまして充足しているというふうに思っております。  今後、安否確認ということは大変必要になってまいりますので、さらに民生委員さんの業務等も必要になってまいりますが、私どもと連携しながら情報を共有していきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 介護難民という言葉が生まれるほど家族の介護をするために離職をせざるを得なかったという、そういった家族がおられます。そうした介護家族へのきめ細かい相談業務の実施については、これについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず、介護保険の周知ということも関係してまいりますけれど、やはりこのアンケートの中にもございましたように、非常に介護保険の周知が不足しているというようなアンケート結果がございました。したがいまして、私どもとしましては、地域包括というのを中心になるべく周知をしていきたいというふうに思っております。そういったことから昨年の8月に1カ所ふやしまして2カ所の地域包括支援センターということで中核で今やっております。それから、あと直接関与しますケアマネージャー、こちらと高齢者の信頼関係ということが重要でございますので、対応しますケアマネージャーの資質向上を図る必要があるということで、地域ケア会議、定期的な会議でございますが、そういったことも内容を充実していきたいというふうに思っております。そういったことからなるべくそういった介護難民を起こさないということを考えていきたいと思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) やっぱり相談体制というのが本当に必要であります。子育てにはファミリーサポートセンターがあって支援をお互いにしているということですけれども、高齢者に対してもそういったサポートセンターみたいなそういうのを設けてはと思いますけれども、そういう点についてはいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) このサポートセンターというのが地域包括支援センターの役割になっておりますので、そういったことと、それから民生委員と地域包括支援センターが情報交換ということをしておりますので、そういったところから情報を密にしていくということ、それに対する対策をそこの中で講じていくということを重要に考えております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 自宅で介護をしているということで家族の負担が非常に多いと思います。介護ケアの多くは在宅で介護を行う家族が提供しているけども、財源の多くは施設でのケアに割り当てられているという指摘でございます。在宅で介護しておられる家族は高齢の方が多いですし、社会的に孤立したり、経済的に不利な状況に置かれている上に、介護している人も体に問題を抱えていると、そういった状況でございます。  先ほどの地域包括支援センター、そういったところに相談をしていくことが大事だと思うんですけれども、やはり困ったときにそういうところになかなか行けないというか、そういうこともあるかと思うんですね。民生委員さんは65歳以上の独居老人のところはそういうふうに訪ねますけれども、地域で老老介護、そういうところには民生委員さんは恐らく訪問をすることはないと思うんですね。そういったときに本当に地域力というんですか、地域がもっとそういうかかわりを持っていくということが本当に今後必要になってくると思うんですけれども、そういったところは地域のことは地域でと言われるかもしれませんけれども、行政として何かそこを取り持つ、何かそういったことはどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今、議員言われますように、民生委員の方につきましては、独居の方、もしくは後期高齢者の方が中心で現在活動していただいております。それ以外でいきますと、やはり直接窓口になりますのは地域包括、あるいはケアマネージャーという方が中心になってまいりますので、とりあえずそちらの方にお話をしていただくことが一番早いかなと思います。  ただ、民生委員の中にも状況、特に地域の窓口の相談ということになっておりますので、非常に難しいのは、おじいちゃんと息子さんということとか、そういうのが一番難しいんですね。なかなか情報が来ないということですので、そういったところはやはり直接地域のよく知ってみえる民生委員さんの方から声が上がってまいりますので、そういったときについては町も一緒になって協議をしておりますので現実そういう問題も出てきております。だから、これからはやはりそういった問題も出てまいりますので連携を密にしていきたいなと思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 介護保険の中で住宅改修サービスというのがございます。これは介護保険を使って1割をお支払いをするということですけれども、自治体によっては一般会計から広く高齢者の在宅生活の居住性、安全性の確保、そういったことから高齢者住宅改修事業を自治体が行っているというところもございます。そういったことは本町では考えられないですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 住宅改修につきましては、私ども既に介護保険以外に30万円を限度としましてやっておりますので、介護保険を利用される方については20万円の1割ですので18万円と30万円ということで御利用いただいております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) あと保険料なんですけれども、負担軽減について、介護保険に対する負担感が増している。もうこれ以上上げないでほしいという、そういう住民の声があります。特に低所得層への配慮というのが求められると思いますけれども、介護保険料の減免、これについてはどう考えられるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 介護保険料につきましては、第4期のアンケート調査の中で実は調査しておりまして、その中の意見としましては、介護負担や生活の不自由さは確かにあるが、保険料は現状維持を希望するという方が多くあったということでアンケート調査の中での結果であります。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 認知症対応のグループホームですね、こういうところでは利用料の負担が重い、もう本当にそういう声があります。こういった特定施設への公的支援、こういうのが充実が求められているわけですけども、入所者の実態とか、今後の取り組みについてはどうでしょうか、実態把握とか、取り組みについて。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 認知症のグループホーム、共同生活介護でございますけど、こちらにつきましては、本町につきましては定員が53ということでございますが、現実はそれよりも少なく使っております。利用が少ないといいますか。待機者も特にあまり聞いておりませんので充足しているということでございます。  それと、あと保険料が高いからということにつきましては、直接私ども声を聞いておりませんので特に問題はないというふうに認識をしております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。  では、次の項目の質問を許します。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 3項目め、男女共同参画についてお伺いいたします。  男女共同参画社会基本法の前文には、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化等、我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応していく上で男女が互いに人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は緊要な課題となっているとあります。性別や年齢など異なる価値観を持つ人々が社会参加してこそ時代は活力を生むものであります。そこでお伺いいたします。  ①男女共同参画社会基本法が成立して10年余、本町では平成20年3月に第2次長久手町男女共同参画プランが策定をされました。そして平成21年4月1日に長久手町男女共同参画を推進する条例が制定をされました。これまで長久手町の男女共同参画審議会による男女共同参画の推進についての重要事項などの審議、また本町におけるこれまでの男女共同参画の動きをどう総括し、今後の行動計画にどう反映をさせていくのか。  ②本町の女性の活躍度、ジェンダーエンパワーメント指数を向上させる取り組みについてはどのようか。また、各種審議会などへの女性登用の促進、管理職への女性登用促進プログラムはどのようか。  ③ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活を調和させ、仕事と子育て、また地域活動、趣味などをバランスよく楽しめる社会を目指すというものでございます。将来を見据えた今後のまちづくりを考え、本町の発展を図る上で青年層の参画を推進し、次代を担う若者の意見を積極的に取り入れ反映することは不可欠と思います。また、団塊の世代の方を含めた高年者の方々がこれまで培ってこられた豊富な知識、経験を次の世代、さらにその次の世代へと受け継ぎまちづくりに生かしていくことも重要でございます。その仕組みづくりについての考えはどのようか、お伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。まちづくり推進部長。            [まちづくり推進部長 鈴木孝美君登壇] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) それでは、男女共同参画について順次答弁していきたいと思います。  1番目でございます。町では男女共同参画審議会での意見や提言を受け、本年度、男女共同参画施策に対する意見及び人権侵害の申し出等の手続を定めたり、条例啓発のためのパネルディスカッションやPR活動などを行ってきました。条例制定は、県内の市町村では先駆的な取り組みであり、これまでの本町の男女共同参画推進に対する活動は評価できると考えております。また、今後も男女共同参画審議会での意見や提言を受けて条例や基本計画に定める施策を推進していきたいと考えております。  二つ目でございます。本町でも職場や地域において女性が活躍する機会がふえており、そうした事例をシンポジウムの場や男女共同参画の啓発誌「コモン」などで紹介していきたいと思います。  また、各種審議会などへの女性登用や管理職への登用促進については、全庁的な取り組みの中で目標や達成度を数値化しており、ヒアリングを通して各部署に改善策、推進策を即しています。  三つ目でございます。比較的子育て世代が多い本町としては、ワーク・ライフ・バランスに対する関心を高め支援施策の充実に努めていきたいと思います。また、若者の意見の取り入れや高齢者の方々の知識や経験の決議については、男女共同参画に加え長久手町地域協働計画にうたう住民と行政の協働の精神をもってさまざまな活動を活発化させまちづくりに生かしていきたいと考えております。 ○議長(川合保生君) 再質問。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 審議会の意見とか提言を推進をしていきたいということでございました。その審議会の中で御意見とか提言、これまでにこんな意見に対してこういうふうにしたとかということはありますでしょうか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 基本的に長久手町が作成いたしました第2次長久手町男女共同参画プランというのがございます。その中には33項目にわたります項目が列記されておりまして、これが本町を含め、役場の中のことも含めてですよ、すべての目標値が定めております。それを私どものまちづくり協働課が各担当課の方へヒアリング、聞き取りをいたしまして現状を把握しながら委員会に報告をさせていただいております。それについて、これはちょっと数字が上がってないねとか、毎年数字が変わりますので、努力の結果はどうなんですかというような御質問に対して現状を説明しているということでございます。それ以外では、パネルディスカッションなどを開いて対外的に男女共同参画社会の必要性をまだまだ説いていかなきゃいかん。まだ実態的にはかなり差別というか、現状、目標値とは相当数値が違っておりますので、そのあたりの考え方を示されたり、他の自治体の例や諸外国の例を示されて私どもに示唆をいただいているという状態でございます。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 内閣府では、平成21年12月5日に男女共同参画社会に関する世論調査を公表いたしました。この調査は男女共同参画社会の実現に向けて効果的な施策を推進するために男女共同参画社会や家庭生活等に関する国民の意識を数年置きに把握しているものです。女性が働き続けることに対する肯定的な意見の増加や、夫は外で働き、妻は家庭を守るべきという、いわゆる固定的性別役割分担意識に反対する男性が初めて半数を超えるなど全体として意識が高まってきていると言えますという、そういうことです。  本町では、男性職員の育児休業取得率、今のところ0%かと思います。これは2012年度目標10%としておりますけれども、それに向けて今後どう努力をしていくと、何かお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 本来、役場の中の人事管理の問題ではございますが、今ゼロとおっしゃいましたが、公務員の中で男性が育児休業を取るということは、国の段階でも1けたでございます。国の機関の中でも1けたでございますので、それほど難しい状況にあるというふうに御理解いただきたいと思います。  その中で啓発をしていくということが重要だということは承知されていますので、その辺を努力しなさいということと、それよりも前にワーク・ライフ・バランスにのっとれば、年次有給休暇の取得はどの程度なのかと、まず普通の休暇が取れないのに育児休業というのはあり得んでしょうというとこです。職場の環境からすれば、まず100%の年次有給休暇が取れ、その上で自分の仕事以外の生活をバランスよく生活する仕組みの中に子育てだとか、育児だとか、そういった部分を十分生活の中に組み入れていく社会をつくっていかないと、いきなり育児休業というのは難しいということは認識を我々はしていますという委員からの意見でございました。そういう段階的な努力を事業所としては十分やっていかないかんですよという御指摘も受けております。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 目標に向かって研修をしていくということですけれども、研修というのは行われたんでしょうか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 職員に対して男女共同参画の座長をやっていただいている先生に男女共同参画のプランをつくる段階で御講義をいただきまして、この必要性を議論したことはございますが、その後、職員研修という形でやっている実態はございません。したがって、その点はどういう研修の仕方があるかわかりませんが、休暇も含めてですが、いわゆる男女共同参画が職場の中に十分生きてくるような社会づくりというか、地域づくりをしていかないかんなというふうに思います。 ○議長(川合保生君) 水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 今までの日本の社会の中で男性が育児休暇を取るということは本当に難しいとは思います。ですけれども、家庭の中でも夫、妻、2人で子育てをしていくということは本当に今後の日本においては大事なことになると思います。  本がございまして、経産省の山田課長補佐、「ただいま育休中」という本があります。その中でちょっとここを読まさせていただきますけれども、「町中で父親が赤ちゃんを抱っこひもで胸につけて歩く姿は今ではそう珍しいものではなくなった。うちの省、経済産業省なんですけども、省にも山田君があらわれたよ。霞が関の他の中央官庁でも男性の育休を取る職員が続々と出てきてくれた。私が勤務する経済産業省でも私に続いて男性で育休を取得した後輩が出現した。育休から復帰しても出世コースには戻れていないのではないかと多くの友人が心配そうに復帰後の私の顔をのぞき込む。出世は職場での仕事に対する通信簿、出世だけが人生だとは思わないが、職業人として前向きに仕事に精を出す人間で出世を意識しない人はいないだろう」、そういうことがあります。「子育ては社会全体で取り組むべき課題という、そういう時代になってきた」ということも書かれております。「子育ての問題ですけれども、狭い意味での子育て支援施策に限られるものではないと、労働施策も重要な課題、母親と同等に父親も育児に携われるよう子育て期の男性の長時間労働の是正、サービス残業の厳格な取り締まり、時間外労働の上限の法定化、打つ手は幾らでもあるだろう。そして何よりも仕事と子育ての両立が可能な働き方が男女を問わず現在のような正規、非正規の大きな格差を伴わない形で可能となるような社会に変わっていくことが望まれる。そして究極的には、それぞれの家庭の中で男女平等、男女共同参画が実践されることが最も大切だろう」という、そういうまだるる書いてあるんですけれども、最後に町長にお伺いをしたいんですけれども、保育園は子どもを産み育てる願い、また仕事を続ける願い、そしてジェンダーフリーへの願いの出発でもあるわけです。保育園ではなく、そういった願いがあります。行政も含め私たちはもっともっと女性の幸福に焦点を定めて歩みを変えていくべきと思います。女性のための、また住民のためのそういった切実なニーズにこたえる施策を実施をするのか、事業者の意向を優先するのか、最後に町長の御所見を伺って、この質問は終わりたいと思います。 ○議長(川合保生君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 子どもに対する町としての姿勢ということですか、最後に言われたことがちょっと聞こえなかったもんですから。 ○12番(水野とみ子君) 保育園ですけれども、やはり子どもを預けれたら働きたい、社会情勢の中で働きたいお母さんはたくさんいるんですね。 ○町長(加藤梅雄君) この問題は社会的にもいろいろ取り上げられている課題でして、私ども町としましても待機児童とか、今後まだ人口増が伴って子どもたちがまだまだふえてくるだろうということを思いますので、そういったことに対応すべき保育所がどうあるべきかと、もっと増設もしなきゃいけないのか、ことし定員増やりますけども、そういうあらゆる角度から検討しなきゃいけないかなというふうに思っておりまして、まだ具体的にどこをどうということはありませんが、子どもこそ将来の宝であるということをいつも国、あるいは我々市町にとっても家族にとっても宝であるというふうにいつも言っておりますので、その点は十分考えた皆さんに納得いただけるような行政をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(川合保生君) 次の項目の質問を許します。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 4項目め、成年後見制度について。  成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などで判断能力が十分でない人の財産管理や身の上看護についての契約、遺産分配などの法律行為等を自分で行うことが困難な方々を保護し支援する制度でございます。介護保険とともに平成12年4月にスタートいたしましたが、いまだ制度が十分知られておらず、後見人の認定の難しさなどから介護保険制度ほど利用されていないようでございます。こうした中、国は利用促進のために自治体の長が後見人を立てる場合、要件の大幅緩和や成年後見制度利用支援事業の創設に取り組んでまいりました。そこでお伺いをいたします。  ①今後、高齢者人口の増加、障害者の社会参加の促進に伴い同制度の活用が重要と思います。本町の取り組みの現状と今後の課題はどのようか、お伺いいたします。  ②制度があまり普及していないのは、安心して頼める後見人が身近にいないことも大きな要因の一つと考えられます。ボランティアによる後見人養成に対する考えはどのようか、お伺いいたします。  ③高齢化社会のニーズにこたえ、今後、市民後見人やNPOの活動がふえることを考えますと支援センターが必要になると思います。設置に対する考えはどのようか、お伺いをいたします。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。
     当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 4項目め、成年後見制度につきまして3点御質問いただきましたので順次答弁させていただきます。  1点目の質問です。本町では平成21年4月に長久手町成年後見制度利用支援事業実施要綱を整備いたしました。この事業は、判断能力が低下している高齢者等について、後見人等開始の審判請求ができる四親等内の親族がいない場合に長久手町長が審判請求を行うことができるものです。また、後見人等の報酬にかかる費用について、生活保護者やこれに準ずる者、後見人の報酬にかかる費用の全部または一部の助成を受けなければ後見人等の制度の利用が困難であると町長が認める者については、この助成の全部または一部を助成することができることとなっております。しかし、成年後見制度の内容が複雑であることも課題の一つととらえております。このことからより広い制度の周知と理解を促すため、平成22年度に町民、民生委員児童委員、介護事業関係職員等を対象にした成年後見制度講習会を開催する予定でございます。  次、2点目でございます。次に、後見人養成について、現在のところ、この制度については、弁護士、司法書士が大きくかかわっているのが現状でございます。市町によってはボランティア養成の研修も行っているところもあることから、今後、ボランティアによる後見人養成について調査、研究していきたいと考えております。  3点目でございます。本町に2カ所ある地域包括支援センターにおいても、成年後見制度の利用相談は月に1回はあることから、本町といたしましても、その設置の必要性はあると認識をしております。このようなことから、現在、尾張東部市町で成年後見制度センターの設置についての勉強会を定期的に行っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問。水野とみ子議員。 ○12番(水野とみ子君) 先進的な取り組みをしている自治体が幾つもあるようでございます。東京都世田谷区は、区立の成年後見支援センターを開設して、専門のスタッフや弁護士などによる相談。 ○議長(川合保生君) 時間がなくなりました。  これをもって公明党 水野とみ子議員の代表質問を終結いたします。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時35分といたします。                  午後3時25分休憩               ――――――――――――――                  午後3時35分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  個人質問の通告がありましたので順次発言を許します。  この際申し上げます。議会運営委員会の申し合わせにより、個人質問の各議員1人当たりの持ち時間は当局の答弁を含めて60分といたします。  なお、質問は質問席で質問項目ごとに行っていただきます。当局の答弁は、各質問項目に対する第1回目の答弁は登壇して行い、再質問に対する答弁は自席で行っていただきます。また関連質問については発言を認めないことといたします。  なお、個人質問の発言は通告事項の範囲にして簡明にしていただき、また当局の答弁は質問の要旨に的確、簡明にお願いをいたします。  それでは、個人質問に入ります。  まず、木村さゆり議員の個人質問の発言を許します。4番木村さゆり議員。             [4番 木村さゆり議員質問席登壇] ○4番(木村さゆり君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして随時質問させていただきます。  1、特定健診と健康づくりについて。  メタボリックシンドローム該当者やその予備軍の発見に着目した特定健診がスタートし2年が経過いたしました。メタボリックシンドロームに限らず、さまざまな病気について早期発見、早期治療をするため、健康診査の重要性は大変高く、結果として医療費の抑制にもつなげることができます。そこでお伺いいたします。  1、20年度の特定健診診査対象者は何人で受診率はどのようでしょうか。  2、保健指導状況はどのようでしょうか。  3、健康づくりとして具体的に取り組んでいることはどんなことでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 1項目め、特定健診と健康づくりにつきまして3点御質問いただきましたので順次答弁させていただきます。  1点目の平成20年度の特定健康診査につきましては、40歳以上の長久手町国民健康保険加入者を対象に行い、実績としましては、受診対象者5,597人のうち受診者数は2,619人で、受診率は46.8%でありました。  2点目の特定保健指導につきましては、特定健康診査の健診結果をもとにメタボリックシンドロームの該当者及び予備軍を判定し、保健指導対象者の抽出を行い、保健センターの保健師が中心となって支援対象者各自に即した栄養指導や運動指導を実施しております。  3点目の健康づくりとしましては、生活習慣病の1次予防事業として毎日いきいき体操を実施しております。この事業は、特定健康診査等治療が導入された平成20年度以前から国民健康保険加入者の健康づくり支援事業と位置づけ運動教室を行っております。また町内に四つのウオーキングコースを設置し、ウオーキングに関するイベントを実施し、ウオーキングの普及にも努めているところでございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 先ほど御答弁いただきました受診率につきましては21年のものではないかと思うんですが、こちらに書いてあるのは一応20年ということで御質問させていただいているんですけれども、どうですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今、答弁させていただきましたのは平成20年度の結果でございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 調べましたところ、20年度は6,050人が対象で45.1%かと思いますが。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 平成21年度につきましては、1年間終わらないとまだ結果が出ませんので、対象者につきましては、平成21年4月1日現在、国保に関して引き続き1年間在籍してというのが要因になっておりますので、3月末をもって正確な最終的な数字が出ますので、現在のところ平成21年度についてはまだ実数としては出しておりません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 失礼いたしました。  それでは、年代別の受診率はどのようか、5歳刻みで先ほどお答えいただきました20年度の健診受診者の受診率をお教えください。お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) それでは、年齢別受診率でございますが、40から44歳が28.8%、45歳から49歳が34.4%、50歳から54歳が31.7%、55歳から59歳が38.1%、60歳から64歳が47.7%、65歳から69歳が56.9%、70歳から74歳が55.4%でございます。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) この年代別を聞きましたところ、40代、50代の健診率が低いようでございますが、対策は何かされておりますか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず、若い人が非常に低いということでございます。受診率の向上につきましての対策でございますが、まず、未受診者に対しまして勧奨を進めているということでございます。それと同時にアンケート調査を今後行いまして、未受診の理由、これを分析しながら受診率の向上を図っていきたいというのが1点でございます。  それから、あと健診の受け皿としましての確保ということで、現在、保健センターの方で集団というのを行っておりますが、こちらの方も日にちをふやしていくようにしたいなというふうに思っております。それから、あと町内宅で個別健診を実は行っておりますが、その健診の時期でございますけれど、なるべく早い時期ということで従来6月から10月ということでございましたが、1カ月前倒しをしまして5月から10月ということで、ちょっと早くやりたいなということで対応していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 受診率が平成24年度で目標65%に達しないとペナルティーが発生するということがございますが、この24年に向けての具体的な取り組みと年度別の受診率の予想、また医療費に対する効果についてお答えください。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず、目標値につきましては、本町が出しております長久手町特定健診等実施計画というのを持っております。そこの中で平成20年から24年を最終目標年次としました目標数値を持っておりますので、それに沿ってやっていくということになります。  ただ、問題となっておりますような特定健診率、これにつきましては平成20年度につきましては目標を達しておりますが、保健師等の部分でまだまだ、これ全国的な問題でございますけれど、非常に低い率でございますので、こちらのあたりも勧奨を強めながら、なるべくこの目標数値に達成できるように充実してまいりたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 保健指導の実施率の目標はどのようでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 特定保健指導の目標数値でございますが、この計画値だけ申し上げます。  平成20年度につきましては35%、201名ということになっております。平成21年度につきましては37.5%の256名、平成22年度につきましては40%の317名、平成23年度につきましては42.5%、387名、最終の平成24年度につきましては45%の465人というふうに目標を掲げております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 保健指導が今、私の手元にあります20年度の資料を見ますと、動機づけと積極的支援ということでございますけれども、対象者が240人に対しまして利用者は26%、10.8%の方が利用されて終了率が10.8%ということになっております。また、積極的支援につきましては、対象者が87名に対しまして利用者がたった1名、終了者が1名ということで1.1%という状況でございます。この目標35%に対してとても厳しい状況ではないかと思いますが、どのような対策といいますか、考えていらっしゃいますか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 平成20年度の特定保健指導につきましては、今、議員言われた低い数字でございました。まず、やはり受診されている方の認識が非常に低いという問題等がございます。そういったことから今後この実施率の向上をしていきたいと思います。  まず視点としまして、まずやる気が一番ということになりますので、町としての勧奨方法を工夫していきたいというふうに思っております。それから対象者の各自が設定した目標が達成できるような魅力的な保健指導が必要かなというふうに思っておりますので、そういった企画をしながらサポートしていくのが受診率の向上かなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 今回のこの健診につきましては、生活習慣病を予防しようということで始まったわけでございますけれども、やはり生活習慣病と言いますと糖尿病がすぐ思い浮かべられるわけでございますが、11月14日は世界糖尿病デーということで11月14日の中日新聞に載っておりました記事を少し読まさせていただきます。  日本国内において40歳以上の3人から4人に1人が糖尿病、もしくはその予備軍であると言われております。アジア人というのは、エネルギーを蓄える倹約遺伝子が欧米人に比べて多く、使われなかったエネルギーを脂肪として蓄えてしまうために太りやすい体質と言えるでしょう。この記事は中部労災病院の院長、堀田先生が書かれております。戦時中など飢餓の時代には少ない栄養でエネルギーをしっかり蓄えられる有効なメカニズムだったのですが、現在のような飽食の時代には肥満の危険性が生じてしまうということで、今の日本の糖尿病患者は約890万人、予備軍が約1,320万人、合わせておよそ2,200万人を超える人々が糖尿病の疑いあるとされております。この2型の場合、本当に潜在的で自覚症状が少ないため重症になってから気づくケースが多いことも事実であると書かれております。神経障害、網膜症、腎症など予備軍の状態で既に発症し、心筋梗塞や脳梗塞などを誘因する動脈硬化も早い段階から進行してしまいますということで本当に恐ろしい病気であるということが書かれております。  実は、先日、友人から電話がありまして、配偶者の方がちょっと目がかすむから目薬をさしていたという状態がずっと続いていたということなんですが、その配偶者の方は単身で1人で生活してらっしゃるので目がおかしいなと思いながら目薬をさしていらっしゃったようなんですが、あまりおかしいので病院に行ったところ、糖尿病でもう腎臓の方も透析をしなくてはならない、また目の方もこのままほっておいたら失明になってしまうということをついこの間聞きまして、私も大変ショックで、なぜもう少し前に健診に行かれなかったのだろうということをもう本当に痛切に感じました。  ですから、糖尿病にまずならないことが大事なんですが、なってしまったとしても上手につき合っていく方法もあるかと思います。そういった意味で健診はとても大事でありますし、ちょっとしたおかしいなという症状が出たら、もうすぐ病院に行くことが大変重要になってくるかと思いますので、この病気に関するいろんなことを広報等で町民の皆さんに周知していくことが、皆さん知ってはいらっしゃると思うんですけども、どこかで人ごとの部分があるかと思いまして、そういったことが大変重要ではないかと思いますが、その点どうでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) この健診につきましては、メタボリックシンドロームということで内臓脂肪型症候群でございまして、今お話がありましたように糖尿病等の生活習慣病というのが中心になっております。当然のことながら健診を受けていただくことが本当に予防になるかなと思っております。ですので多くの方に健診を受けていただき、その要因となる部分を排除していただくようなことを今後推進していくという意味合いから、今後ともいろんな場面で啓発をしていきたいなというふうに思っています。それは、一つは広報であったり、あるいはホームページという分もございますし、それ以外の部分もいろいろあると思いますので、今後、受診率向上も含めて啓発を強力に推進していきたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 第5次総合計画の中に健康プロジェクト長久手アクティブ構想というのがございますけれども、午前中の政策グループ“楓”の吉田議員の代表質問の中でお答えがございましたけれども、この長久手アクティブ構想を立ち上げていくという答弁が教育文化部長の方からございましたが、このスポーツターミナルはいつごろの予定か、お答えください。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) まだ具体的に年度は確定はしておりませんので、今現在はちょっとわかりません。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) そうしましたら、この第5次総合計画の中にありますウオーキング・ジョギングロードの整備はいつごろを予定されているのでしょうか。住民ニーズに合わせたコースのメニューと書いてありまして、せせらぎの径、杁ヶ池公園といった既存の緑道や公園を活用して短距離のウオーキングコースを設定します。コースを設定するに当たっての要素として、サインの設置に当たり楽しさを紹介しますということでカロリー消費の表示等をするということが書いてありましたが、こちらの方はいつごろでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) この事例についても、まだ具体的な検討をしておりませんので年度等についてはちょっとまだ現在お答えできません。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 最初の健康プロジェクトについては、やはり時間もお金もかかることであるかと思いますが、このウオーキング・ジョギングロードにつきましては、既存の設備に手を加えて皆さんのウオーキングの高揚といいますか、ウオーキング人口を高める上でも今すぐにでもやっていただきたい施策であると思いますが、もう一度お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 既設の遊歩道等が現在もございます。その整備を図る上でまだ具体的に町内全体でのルート等も検討していない状況でございますので、近いうちまた担当課の方と協議をしまして詰めてまいりたいと思っております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 住民の方からの要望もありましてカロリー消費の表示をすることによって歩くことに励みが出るということも聞いております。本当に健康対策というのは、健康の3要素である食生活もありますし、運動でありますし、また心の健康づくりという三大要素がありますけれども、その一つでありますやはり運動というところはとても大事なところではないかと思います。距離をはかって消費カロリーを設置するということは、そんな時間がかかって難しいことではないかと思いますので早急にできないものでしょうか。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。
    ○教育文化部長(水野正志君) この件につきましては、予算化もまだしておりませんので、先ほどお答えしたとおり、担当課の方と十分詰めて計画づくりをしてまいりたいと思っております。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 町長も昨年の町民まつりの際、歩くことの大切さをお話されていたかと思います。先ほどのウオーキングロードの整備について、町長のお考えはどのようでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) 当然、総合計画に載っておる計画でありますので具体化はしていきますが、まだ現在のところそういう状況ではありませんので、予算化等も検討しながら進めてまいりたいと思いますので御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川合保生君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 歩くということは、やっぱりみずからの問題ですので人がどうこうという前に町民の皆さんたちがその気になってもらうということが大事なんですよ。何でも与えられたものは幾ら歩いてもその効果はあまりよくない。みずからが目標を持って歩くということ。だから、その環境づくりはもう長久手は本当に整備されておると思うんです。香流川にしましても、香流川の中にしましても、あるいは史跡めぐりにしましても、今、リニモウオーキングというのをやっていますし、やる気になれば今の環境を活用して大いにやってもらうということですね。まず何を言うよりも、みずからが、それが大事だというふうに思いますね。  ただ、カロリーの消費のあれをやると言いましても、それもどういう方法かちょっとわかりませんが、時計だって万歩計だってカロリー消化のあれがついてるのがありますね。だからやる気になれば人に頼らなくても自分で十分やれるはずです。  ですから、私どもは、そういった公の施設というのは今後考えてはいかなきゃならん。例えば温泉へ入ったと、温泉へ入っただけではどれだけカロリーが消費したかわからん。だから、香流川の遊歩道をどれぐらい歩いたらどれだけカロリーが消費されたとか、そういうことをやるにはある程度お金もかかわるわけですよ、その施設をつくるに。自分の持っている万歩計でやりゃいいですよ。正確にはかろうとすれば、やはりお金もかかる。だから、その辺のところは今後の課題としますが、まずはみずからの健康はみずからで、その気にならないと治らないと思いますね。  そんなことで御答弁とさせていただきます。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) そんなに難しいことではないと思いまして何度も質問させていただきましたが、インターネットを見ますと長久手町のウオーキングコースが載っておりますが、ここにもやはり消費カロリーが書いてあったらなと思ったんですが、それは尾張旭のを見ますと消費カロリーがきっちり書かれているんですね。ですから、そんなに難しいことではないと思いまして、やはり歩くことはそれ個人のあれではあるんですが、その機運を高めるといいますか、少しでもウオークされる、健康人口をふやすという行政の意気込みといいますか、そういったことが大切ではないかなと思います。尾張旭には消費カロリーが載っておりますので、このロードコースといいますか、ウオーキングルートのこれについての消費カロリーを載せることも難しいんでしょうか、お願いいたします。 ○議長(川合保生君) 教育文化部長。 ○教育文化部長(水野正志君) また参考にさせていただきますが、町内の方のルート等もまだ設定をしておりませんので、また検討させていただきます。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) カロリーは特に表示してございませんが、健康づくりということで健康課が主体で4コース、ウオーキングコースを設置したという答弁をさせていただきました。一つは、友愛橋コースということで4,250メートルの距離、6,000歩の70分ということでございますが、これは人の歩数によって違いますけど、そういったコースでございます。それから二つ目には、御嶽神社コースということで3,300メートル、5,000歩の50分というコースです。それから古戦場コース、3,200メートル、5,000歩の50分、それから最後に古寺めぐりコースということで3,600メートル、6,000歩の60分ということで、これにつきましては健康課が中心となってコースをつくりまして現在実施をしております。  カロリーにつきましては、今のところちょっとどうするかということは決めておりません。  以上です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) どれだけカロリーが消費したかということがすごく励みになるかと思いますので、また検討の方よろしくお願いいたします。 ○議長(川合保生君) 再質問ないですね。  では、次の項目の質問を許します。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 2項目め、中1ギャップについてお尋ねいたします。  小学校から中学校へ進学する際の環境変化に対応できず、生徒が不登校や問題行動を起こす中1ギャップというのがございます。文部科学省の調査によりますと、平成19年度の不登校の小6児童は7,727人であったのが、中学校に進んだ平成20年度の不登校の中1生徒は2万3,149人と3倍にはね上がっている状況がございます。そこで伺います。  1、本町の不登校児童生徒の実態について、特に中1ギャップの現状についてどのようでしょうか。  2、その解消に向けた取り組みと課題はどのようでしょうか。  3、小中一貫教育が全国で始まっております。本町の今後の取り組みについてはどのようでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。教育文化部長。              [教育文化部長 水野正志君登壇] ○教育文化部長(水野正志君) それでは、中1ギャップについて答弁をさせていただきます。  1点目につきましては、本町では特に中1ギャップが原因という顕著な例はありません。  2点目につきましては、取り組みといたしましては、スムーズな進級・進学ができるよう小学校と中学校で年度末に連絡会を開催し、児童の心身面等で配慮すべき点について情報交換を行っています。また、平成20年度から中学1年についてもより行き届いた指導が行われるよう少人数学級を実施し中1ギャップに備えています。課題は、不登校児童生徒の相談指導の継続と、学校、家庭、専門機関との連携をさらに密にすることと考えています。  3点目につきまして、中1ギャップ対策として小中学校の教師間の交流をさらに積極的に行っていますが、小中一貫教育につなげるものではないと考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 本町におきましては、中1ギャップについて顕著な例はないということでありました。毎年、文部科学省がまとめる学校基本調査で学校に行かない不登校の小中学生が12万人を超す危機的状況が続いております。不登校は病気や経済的な理由ではない年間30日以上の欠席と規定されていて、その不登校が平成18年度は前年度に比べ3.8%増加し、12万6,864名、小学生2万3,825人、中学生10万3,069人もの児童生徒が長期間学校に通うことができなかったということであります。平成19年度もさらに増加をし、12万9,255人と1.9%に増加し、中でも中学生は生徒全体に占める不登校の割合が2.91%と過去最高を記録いたしました。平成20年度の調査でも中学生の割合は2.89と35人に1人、1クラスには1人は不登校の生徒がいるという深刻な状況になっております。  本町におきましても小中学校の先生の交流をしているということでございますが、具体的にどのような交流をされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) お尋ねの件でございますけども、先ほど部長の方から答弁した身体的な部分についてのものとか精神的なものについての不安を抱えた小学生の件については、年度末にいろいろやっていますけども、そのほか学期単位ぐらいで、定期的ではございませんけれども、いろんな研究会等を通じて小学校の先生、中学校の先生と合同になっていろんな情報交換等しておりまして、そこのところでそのような問題も話し合っているように伺っています。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) ということは先生同士の交流ということでございますか。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) おっしゃるとおりでございます。教師同士です。 ○議長(川合保生君) 木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 中1ギャップの解消に向けて埼玉県では中学校の教師が小学校で児童を2年間教えた後、卒業生とともに中学校に戻るという埼玉県公立小中学校教員Jプランというものを行ってみえます。こういった取り組みをどのように考えられますでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 教育長。 ○教育長(青山守孝君) 他の地域についてはわかりませんけども、それらの取り組みをやってみえる地域、学校については、やはりそれなりの立地条件等も兼ね備わっている部分があるだろうと思います。したがって、本町においては、かなり距離的な部分、問題等もありましてそれなりの取り組む必要も感じておりませんけども、今言いましたように距離的な部分で難しい分があると考えています。 ○議長(川合保生君) 再質問なしね。  では、次の項目の質問を許します。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 3項目め、在宅医療廃棄物の処理についてお尋ねいたします。  高齢化の進展に伴って在宅での要介護者がふえ、同時に在宅での医療患者も増加することは避けられません。在宅医療は医療の面から在宅介護を支えるサービスとして欠かせないものであります。そこでお伺いいたします。  1、本町の取り組みはどのようでしょうか。  2、医療関係者との協議はしているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 3項目め、在宅医療廃棄物の処理につきまして2点御質問いただいております。答弁させていただきます。  1点目は、在宅医療のうち主治医の指示により看護師が派遣されて受ける在宅介護サービスである訪問介護により出された血液などの付着した感染物、廃棄物につきましては、要介護者の自宅から看護師が持ち帰り、訪問看護を指示した医療機関等に返却し、医療機関等は環境省から示された廃棄物処理法に基づく感染症廃棄物処理マニュアルに基づき処理しております。感染症廃棄物以外の一般廃棄物については、要介護者が可燃ごみとして廃棄処分をしております。  次に、2点目でございます。2点目につきましては、環境省から明確なマニュアルが示されていることから医療関係者との協議は行っておりません。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問ありません。木村さゆり議員。 ○4番(木村さゆり君) 本当に在宅介護が年々ふえておりまして、在宅医療の動向についてということで、厚生労働省の社会医療診療行為別調査によりますと、在宅医療のうち最も多く実施されている療法は、在宅自己注射であり、約66%、次いで在宅酸素療法などであります。在宅療法の総件数についても、平成3年が21万件であったのに対しまして平成18年は約81万5,000件と約3.8倍まで増加しているという現状がございます。在宅医療廃棄物は、今後、本町にとりましても大きな課題の一つになってくるかと思いますが、ごみのチラシといいますか、ありますよね。あれには何の表示もないんですが、あちらには何か表示をされる予定はあるんでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(川合保生君) 生活環境部次長。 ○生活環境部次長(戸田鐘嗣君) ごみカレンダーにつきましては、今現在22年度の印刷が終わりまして配布をしようとしている状況ですので、23年度に向けて調査研究をしていきたいと思っております。  それと、2月広報で掲載をしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。  再質問ないようですから、これをもって木村さゆり議員の個人質問を終結いたします。  この際、暫時休憩をいたします。再開は午後4時25分といたします。                  午後4時08分休憩               ――――――――――――――                  午後4時25分再開 ○議長(川合保生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  なお、あらかじめ申し上げておきますが、本日の会議時間は、議事の都合によって延長いたします。  では、川本勝幸議員の個人質問の発言を許します。13番川本勝幸議員。              [13番 川本勝幸君質問席登壇] ○13番(川本勝幸君) それでは、発言通告書に基づきまして本日最後の質問者として質問をいたします。  1項目め、高齢者福祉、町の取り組み方についてということで質問をいたします。  本町の高齢化率は、平成17年国勢調査において全国の市町村で4番目に低い数値となっているものの、今後は団塊の世代の高齢化が進み高齢者人口は確実に増加するものと見込まれます。健康な高齢者が生活機能の低下を招かないよう地域での介護予防は生活への支援が課題となってまいります。また、ひとり暮らし高齢者や後期高齢者世帯への増加に対応し、地域社会において安心で安全な生活ができるような体制づくりが求められております。  さらに、自助・共助の実現に向けて豊かな経験や知識を持った元気な高齢者の力を地域に生かすことが期待されております。その反面、介護が必要な高齢者が入る特別養護老人ホームは、ひとり暮らしの高齢者だけでなく、在宅介護が難しくなった高齢者や家族にとっても大事な場所であります。しかし、入所を待つ待機者が全国に42万人いるなど、終の住みかとしてのハードルは非常に高いように思います。家族は自宅や病院などで入所の順番を待ちながら、先の見えない介護を続けているのが現状であります。  そこで下記の点についてお伺いをいたします。  1、介護予防体制の充実。  2、地域支援体制及び生きがいづくりへの取り組み。  3、尾張東部圏域の特別養護老人ホームの入所待機者の現在の状況。  4、今後、本町の特別養護老人ホームの建設予定は。  5、現在の本町の受け入れ体制と、今後5年後、10年後の受け入れ体制はどのようか、お伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  続いて、当局の答弁を求めます。保健福祉部長。              [保健福祉部長 加藤 勝君登壇] ○保健福祉部長(加藤 勝君) 1項目め、高齢者福祉、町の取り組み方につきまして順次答弁させていただきます。  まず、1点目と2点目につきましては、関連がございますので一括で説明をさせていただきます。  介護予防につきましては、第4期介護保険事業計画で規定されているとおり、特定健診等の健診時に生活機能評価を同時実施し特定高齢者の把握に努めております。また、介護予防事業については、特定高齢者、一般高齢者向けに事業を行い介護予防に努めています。特定高齢者向け介護予防事業では、口腔機能向上、栄養改善、認知症予防、閉じこもり予防の事業を行っており、一般高齢者向け介護予防事業では、運動機能の向上の事業を4種類行っており、今後も介護予防体制の一層の充実に努めていきたいと考えております。  また、地域支援体制については、地域包括支援センターを中心に高齢者に必要な支援を包括的に提供し、推進するため、地域の高齢者の実態把握と介護予防ケアマネジメントの実施、総合的な相談体制づくりなどを行っております。  また、介護以外についても、生活支援サービスとの調整、ケアプランのチェック、支援困難事例に関するケアマネージャーの助言などを行い地域ケアの充実を図っています。  また、生きがいづくりの取り組みについては、各種講座の実施や芸術文化に触れる機会をつくるなどの事業を現在行っており、今後も引き続き実施したいと考えております。  3点目でございます。尾張東部圏域における特別養護老人ホームの入所待機者は、症状が軽微な方も含め平成22年2月18日現在3,154名となっております。ただし、特別養護老人ホームの申し込みについては、複数の施設の申し込みが可能なため、実際の待機者の把握は困難であると考えております。  4点目でございます。特別養護老人ホームについては、第4期介護保険事業計画の中で目標数値が定められておりますが、現在その目標数値に達していることから、この計画の最終年である平成23年度までは建設することはできません。  5点目でございます。町内にある特別養護老人ホームでは、所在地である長久手町の住民で介護度の高い方を優先して受け入れております。また、本町以外の尾張東部圏域にある特別養護老人ホームは、圏域内の住民を優先しているところや介護度が高く緊急性が高い方を優先しているところなどがあります。5年後、10年後の受け入れにつきましては、3年ごとに見直しを行う高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定時に十分検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 今、保健福祉部長が答えられましたけれども、確かに長久手町は高齢者福祉ということにも力を入れた町ということは理解する点も多くありますけれども、私は、今回あえてより緻密なところまで気を配っていただいて高齢者福祉というものをとらえていただきたいという観点から質問をさせていただきます。
     先ほどの答弁にもありましたのも私の質問にも入りますけども、その点はよろしく。  介護予防の体制についてということで、要介護認定者、元気な高齢者を含むすべての高齢者を対象に、先ほども言われた口腔機能の向上等、あるいは筋力トレーニングもしておりまして、栄養改善、これをやはりより中身を濃くしていくために、いま一度、今やっているからこれでいいというんじゃなくして、やはりそういうことを積極的に取り組んでいくということが絵にかいたもちに終わらないようにしていくことが大事だと思うんですけども、その点はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今の件でございますけど、当然、介護予防につきましては、高齢化が進んでおりますので非常に大事になってまいります。  本町としましては、この計画に沿って現在進めておりますが、これ以上のより多くの方に参加をしていただくようにさまざまな機会を通して今後も含めてPRをしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) やはりそういう中で生活の機能が低下している高齢者に対して、特に通所または訪問により要介護状態への予防や悪化防止が必要と思うんですけども、そういう点はどのようにしていかれるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 高齢者の悪化防止ということでございます。これにつきましては介護予防ということで先ほども答弁をさせていただきましたが、生活機能評価ということで、そこで高齢者のうち5%をスクリーニングしまして、いわゆるその方たちに介護予防事業を積極的に行うという事業を実施しております。こちらにつきましても5%を既に超えておりまして、それ以上の方は現在把握しておりましてさまざまな事業を展開しております。  今後も特定高齢者以外の一般高齢者の方にもなるべく参画していただけるような内容を充実しまして呼びかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(川合保生君) 再質問。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) もっともそのとおり実施していただくことが望ましいと思うんです。  そしてまた、地域支援体制の充実という点におきまして、高齢者やその家族からの介護相談、あるいは先ほども言われた閉じこもり等も含めて、うつだとか、そういうことを防ぐための相談窓口は地域包括支援センターの方が窓口になると思いますけども、こういうものの強化という点に関しては長久手町は今後どのように取り組んでいかれるんでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 地域包括支援センターにつきましては、従来1カ所を昨年の8月にもう1カ所ふやしまして2カ所ということで強化をさせていただいております。  それと、あわせましてやはりうつの問題がございます。うつというのはやはり気づきでございますので、気づくのはやはり包括支援センターだけでは何ともなりませんので、今、民生委員を中心としまして勉強会をしながら、そこの中で情報を交換をするということでやっております。それで定期的に地域包括支援センターと民生委員の意見交流ということもやっておりますので、そこの中で問題点を出しながら対策等も講じているという状況でございますので、今後も引き続きその情報共有、あるいは協議をしてまいりたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありますか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 続いて、介助、あるいは介助のサービス、それから先ほどもありましたけど、宅配の給食のサービスとか、福祉用具の貸与、それからデイサービスの充実、こういうことがやはり高齢者の住みなれた地域で自立した在宅生活を送るための支援が必要ということになってまいりますけれども、なかなか理想どおりにはいかないのが現状だと思うんですけども、この点、長久手町の今現状はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 高齢者の方はやはり当初介護保険というのは垣根のないサービスでございましたが、そうではなくて住みなれたところで地域でサービスを受けるというのが変わってまいりました。そのために地域密着型という方策を国の方は考えてきたということで、平成18年の4月から導入されまして、私どもとしましては、現在、地域密着型を中心としたサービス体系をつくっておりますので、そちらの方の体制づくりに力を入れておりまして、御承知のように、小規模多機能、特養、それこからグループホーム、それからそれ以外のデイサービスもそうですけど、認知症デイサービス、そういったことも現在進めておりますので、今後まだちょっと余裕があるとこもございますのでなるべく使っていただけるようなPRもしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 地域の中で高齢者を支援する人材を育成していくということも非常に大事なことだと思うんです。そういう点でNPOや福祉事業者などと連携をとって介護相談や認知症のケア、ホームヘルパーなどの養成講座も実施していく必要があると思うんですけど、この点はある程度されていると思うんですけども、現況はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) ヘルパー養成講座につきましては、町も積極的に協力しておりまして、町の職員が講師をしたりということもございますし、町内の一事業者が積極的にやっておりますので、その部分につきましても支援を行っております。今後もそういった要望等もございましたら、町としまして協力できるところは協力してまいりたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) リニモの回数券を渡したりして高齢者の引きこもり等を介助するために今充実した事業を図っているということも現状でございますけども、地域での活動や趣味、娯楽に役立つ生涯学習、それから生涯のスポーツ活動の充実ということもこれは大事なことだと思うんですね、午前中にも質問がありましたけども。豊富な知識や経験をいろんな形で生かしていくということが大事だと思うんですけども、こういう点では取り組みはいかがでしょうか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 高齢者の方が生き生きと生きるということにつきましては、やはり生きがいを見つけるという分がございます。そういった意味合いから福祉の家では生涯学習講座を数多くやっております。それで町としましての役割は、取っかかりとして高齢者の方に知っていただくということで入門講座を過去にやっておりまして、現在もやっておりますが、それでそこの中で継続的にやっていただくという取り組みの中で初めてのという名詞がつきますけど、そういった講座をやっております。そこの中で生きがいを見つけていただくということ、それを継続していただくということも大事でございますので引き続き生涯学習講座の方も進めてまいりたいと思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 次に、高齢者同士のつながりの強化ということで、やはり現在、老人クラブがあるわけですけども、これも加入率が非常に悪いんじゃないかという現状があります。それだけ悪いというのは健康でそこまで行く必要はないという方があるかもしれませんけれども、そういう組織の活動の活性化への支援等も行い、地域での役割を明確にした活動の場の充実を図っていくということもある程度必要じゃないかと思うんですけども、そういう点ではどのように進められておるんでしょうか ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今言われました一部の方という部分、老人クラブのことだと思いますが、こちらにつきましては、いきいきクラブということで地域の中に入ってやっておりまして、20年度でいきますと実施回数が69回ということで延べが923人という数字もございます。それ以外にあったかサロンというのを、これ老人クラブ以外でございますけれど、実施20回、延べ203名ということでございまして、なるべくこういった一般の方、老人クラブ以外の方にも利用できる事業も啓発しながら多くの方に参加していただくように努力していきたいと思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 高齢者の方々がやはり社会参加の機会を拡充するということも大事だと思うんですね。シルバー人材センターに登録されてみえる方もありますけども、そういう中で町内の事業者やNPOなどと連携をとって高齢者が持つやはり立派なそういう技能、あるいは豊富な知識、経験を生かした就労、こういうことはやはり非常に大事だと思うんです。そういう点でこのシルバー人材センターの自活というんですか、もうちょっと活発に動くという、そういう支援とか、そういう方法とかということはどのように考えてみえますか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) シルバー人材センターのことにつきましては、第5次高齢者保健福祉計画の中にシルバー人材センターの充実という部分で記述をされております。特に議員言われるように、会員の技術、あるいは技能、それから発注者の要望等を円滑に進めるということも当然必要でございますし、入会を積極的に進めるという、そういった前向きな姿勢も必要でございますので、こちらにつきましてはシルバー人材センターと町、福祉課になりますか、そちらと連携しながら多くの方に利用していただけるように、また住民の方からの要望にこたえるような内容も検討してまいりたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 今、質問しました1点目、2点目につきましては、これはやはりそういう点で今やっているということは理解できますけども、やはり今現在、長久手町の平成21年4月現在の高齢者の状況ということをデータから見ますと、現在65歳以上、私も65歳になりましたけれども、6,190名みえるわけですね。そういう中で特に80歳以上の方が1,357名という非常に多い方がみえるわけです。その内訳として、男性が476名、女性がおおむね倍の881名ということでございます。  そういう中で今後この高齢者の方々がやはり何もなければスムーズにいきますけども、やはり終の住みかと言われる特養ということがどうしても必要になってくるわけです。その中で先ほど全国でもまだ、私が新聞から拾ったデータですけども、入所待機者が42万人もみえるという中で、現在、在宅で介護してみえる方が約47%、老健等でお世話になってみえる方が17%、医療機関が12%ぐらい、グループホームが3%、その他が20%ぐらいということで、2009年12月時点の42万人は同年の特別養護老人ホームの定員とほぼ同じという数字が出ておるわけですね。そういう中てやはり特養は今2009年3月時点で全国に6,223施設あるわけですけども、その中で5年間で約1,071施設ふえてはおりますけれども、当然追っつかないというのが現状でございます。特に都市部においては不足が目立っているということで、私も以前の職が介護に関係しておりました関係で、いつも保健福祉部長が言われるように尾張東部圏域をずっと回って施設長なり事務長さんに聞いてまいりました、電話じゃなくしてね。そうすると、やはり先ほどの言われた数字も、いわゆる私のよりもちょっと多いぐらいの待機者というのが現状でございますけれども、これをやはりクリアするにはどうするかということで、いつも、私も議員させていただいて7年たちましたけれども、その中で数回今まで質問もしております。高齢者福祉ということに関しまして、確かに今、小規模多機能の対応ということも結構でございますけれども、これからのこの長久手町の状況を見ますと、全国でも4番目に若いということではございますけども、当然裏返しは5年、10年先には来るわけです。そのときのことを対応したときに、今のこの数字から見たらとても対応できる数字じゃないと私は思うんですよ。町長、どうですかね、この数字。町長、御存じですか、この数字は。御存じないですか。保健福祉部長、どうですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 尾張東部の待機者につきましては、直接電話しましてすべて確認をさせていただきました。  本町の状況でいきますと、必要かどうかという問題が出てまいりますけど、私ども具体的に調査をいたしまして介護度別にもちょっと確認をさせていただきました。これは昨年の9月末の時点でございますけど、長久手町の方の待機者は96名でございます。しかしながら、国が今示しておりますのは平成26年度の目標数値でございますが、平成26年度の目標数値としまして介護度4と5の方を70%という目標にしております。したがいまして、今後につきましての対象者は、要介護度の5か4の方しか入れないということになります。  したがいまして、私どもが今調査しましたところ、長久手町で待機者のうち4と5の方は27名おみえになりました。ですので現状でいきますと、昨年の8月から小規模多機能ということで29人定員の特養が設置されましたので大分解消されたと思いますけれど、現在は27名ということでございますので、この数字からいきますとまだまだすぐということではないというふうに考えておりますけれど、今後につきましては、高齢化も進んでいきますので今後その推移を見守っていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) やはり今、保健福祉部長の答弁は前からの答弁と同じで、本町においてはまだ人数が少ないから大丈夫だというような答弁ですけれども、これは日がたつのは早いもんでございまして、やはり一気に来ますから、これは間違いない。地震がいつ来るかわからないという、そういうのと違いましてもう数字は出てますから、そういうことを先を見込んだことは必ずするべきだと私は思っております。  そういう点で尾張東部圏域では約12の施設がございますけども、どこの施設を聞いてももう定員いっぱいだということで、今、私が調べた中では940床あるわけですけども、尾張旭に一つ新しくできまして約1,000床ですね、1,000床の中で待ってみえる方が先ほど3,000人近いという数字、これは今、保健福祉部長はダブっておるからと言われるんですけど、ダブっておるというのはどこで調べてダブっているという言葉が出るんですか、その辺ははっきりと一遍言ってください。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 介護度の低い方につきましては、やはり一施設では不安であるということで、それは直接お聞きしますけれど、複数のところを申し込んでみえる方もおみえになります。全部が全部じゃないということです。そういう方もおみえになるということを申し上げました。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) やはり施設長の言葉、事務長の言葉をお聞きしますと、やはりどの施設も共通して言われることは、1年間に、ベット数は小さいとこで60、多いとこで100床ぐらいです、この尾張東部圏域は。その中でやはり1年間で施設を退所される方、いろいろ事情もあろうかと思います。亡くなられる方が多いと思いますけれども、どの施設も共通して言えることは、多いところで10人なんですよ。少ないとこで7人ぐらいとなりますと、今の話、これからどんどんどんどん予備軍がふえてまいりますよ、待機者が。そういう中でその数字から見ても入所できることはもう不可能に近いと、この現状では。ということからして尾張東部圏域で10人だという言葉は私は通用しないと思うんですね。だから、特にこの分権という意味も含めましてやはり自分のところは自分でみなさいよという時代が必ず来ます、これは。そのときの対応はどのように考えられるんですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 私どもが先ほどからも言っておりますけれど、地域密着型を力を入れているというのはそういうことでございまして、それ以外の特養をつくりますと、ほかの市町村から流入が激しいということでございまして、本町につきましては、必要な場合につきましては地域密着型という施設を中心に長久手町の方を何とかしたいというふうに思っておりますので、そういったことで今後も考えてまいりたいと思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) やはり今確かに介護度ほとんどが4ぐらいの方が多いんですよ、入所してみえる方は。そしておおむね80歳後半という方が大半なんです。今はまだそういう心配は長久手町はまだまだ若いということで通用しますよ。ですけど、今の話ですと、小さなものを幾つかつくって対応していくという、そういう声でございますけれども、立場変わりますと、施設を運営される方からすると非常にロスが多いわけです、今の特養以外のものは。そういう点からすると、やはりそれは経営上の問題も出てきますし、温かいそういう本当に真心こもった介護というものができにくなる状態が続くわけですよ。  そういう中で長久手町は福祉に関していい町だという声がある面では聞こえますよ。そういう点で今まではいいですよ。これからのことを考えたときには、それがだんだん通じなくなる町ということになってくる可能性が十分あると思います、私は。そういう点で、今、待機者がもう既に3,000名もおるということは、どんなことがあっても特養に入ろうと手続はするけれども、そのまま終わりという方の方が圧倒的に多いんです。これがもう現実なんですよ。ですから、小作な小さなものをつくってどうこうなんていうことは、それは口先のことですよ、私から言わしたら。本音を一遍しっかりと聞かせてください。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 私どもとしましては、国の指針といいますか、先ほどお話したように平成26年度に入所者の70%を4と5にするという目標を掲げられております。したがいまして、それに沿って国、あるいは県の方もその数量、目標数を立てておりますので、恐らく待機者の方は介護度1からの方だというふうに思っておりますが、そうした人から見ると、介護度は低くて何で入れないんだというのがありますけれど、国の今までの考え方からいきますと、やはり重度の方を中心という考え方に来ておりますので、なかなかすべての方を受け入れるということになりますと施設を幾らつくっても足らないという時代がまいりますので、そのあたりは私ども国の情報、あるいは県の考え方も含めながら、あるいは町の状況も見ながら考えていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) くどいようですけど、あと10年先の長久手町いうのは本当に私心配になってきます、私も含めてね。もう今、子どもが親を見るというそういう世の中じゃないんですよ、実際は。しかるにやはり老老介護ということでトラブルが起きるというのが現実なんです。ですから、そういう点でやはり自分のことは自分でというのがこれからの残念ですけども、世の中になってくると思います。そういう点で自分のことをやはりそういう介護で面倒見てもらえるということを願って、やはり以前にも別の議員も質問されましたけど、やはり何も立派なホテルのようなものをつくる必要もないですよ。やはり自分の年金で十分に最後まで面倒見てもらえるという、そういう施設で結構だと思います、私は。そういう施設をぜひひとつ、長久手町は今一つしかないわけです。そしてそれに対して附属の施設ができて対応してみえるということでお世話になって、長久手町もお世話になっている。向こうも面倒見てあげてますよという、そういういい中で今来てるわけですから、この気持ちを崩さないようにやはり頑張っていくことも大事だけれども、私は特養に関しましては、くどいようですけども、一つじゃなくして二つぐらいあっても別に長久手町はこれからの人口増加から見たら全然問題ないと思います。あって当然だと思います、私は。  名古屋市なんかの施設も私も行ってまいりました、実際に施設長さんもよく知っておりますから。そうするとやはり名古屋市においては、特に定員の約二、三倍というとこが多いんです。ですから、受け入れ体制、満タンでお断りということで全然何ともならないというのが現状なんです。ですから、そういう小規模多機能等で対応していくということだと思うんですけども、それはもう国の施策はやはり金を使うのが少なく済むということでしているわけですから、国の施設を何とかということだけど、これは長久手町を見ても、この数字から見て待っている人がこれだけおって何ともならないと。今十分だなんていう言葉はもうこれからは通用する言葉じゃないと私は思うんです、回ってお言葉を聞く中で。入れてあげたいけれども、無理ですよということを言わざるを得ないという施設長さんの言葉が大半ですよね。  そういう点で長久手町においても、たいようの杜さんにおいても、本当に人口の増加の中で生粋の長久手で生まれ、長久手育ちの方がどんどんふえているという中での特養の運営ということで今度新しくされるわけですけども、そういう点で私はこの特別養護老人ホームは絶対に必要だと思うんですけども、その点は再度どうですか。 ○議長(川合保生君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 第4期介護保険事業計画に沿って今現在やっておりますので、状況につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。  議員の御心配の指摘の部分でございますけど、要るかどうかにつきましては、これ3年計画で今の計画は23年度まででございますので、当然のことながら23年度に新たな介護保険事業計画を策定するという準備に入ってまいりますので、それとあわせまして第3期のときも行いましたが、アンケート調査等々も行いますので、そこの中でしっかり検証しながら、必要かどうかという部分につきましても検証してまいりたいと思いますし、またその中の策定委員会の中でその中の議論をしていただきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 今の23年度以後には必ずこれはやはり手を挙げて立候補してもらいたいと私は思うわけです。ですから、そういう点でもう策定委員会がどうとかこうとかじゃなくして、やはり行政がそういう姿勢がなければやはり進みませんよ、これは。よし、うちは率先してやってやろという、そういう意気込みを持ってやっぱりやってもらうというのが私は大事なことだと思うんです。自分の家にそういう方がみえた場合のことを考えてください、皆さん。どれだけつらいめをして介護いろいろしているかということがよくわかると思います。私も家には今そういう人がおりません。私の親も今91歳でまだぴんぴんで元気でおりまして本当に喜んでおります、私は。おやじは介護保険まだ払うことは払うけど、1回も使ったことないという、結構なことだと僕はほめるんですけど、そういう人もあるけれども、大半がやはり必要な方だということが現状だと思うんです。そういう点でもう土地を私がそれこそ何とかして工面してでもいいということなら私段取りしますよ、そんなのは。それぐらいの気持ちで私はおりますよ。  値打ちに入れる、そういうものじゃないと、今の有料の老人ホームは何とかできると思うんですけど、それでは高くて入れないんですよ、一般の方がね。そういう点でやはり年金の範囲で、先ほども言ったように、終の住まいとして行けるようなそういう施設を長久手町が23年度をめどにぜひひとつつくっていただくということをお願いして、この質問は終わります。 ○議長(川合保生君) では、次の項目の質問を許します。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 2項目めです。N-バスの運営と近隣市町との連携について質問をさせていただきます。  N-バスにはコミュニティバスとして町内交通空白地域の解消、公共施設への利便性の向上、交通弱者の社会参加の促進という三つの運行機能が求められております。今後は既存の路線バスやリニモ、地下鉄との機能分担や接続について社会情勢や住民ニーズの変化に柔軟に対応することにより、住民の身近な足としての機能を担っていく必要があると考えられます。また、近隣市町とのコミュニティバスの連携について第5次総合計画の中で研究していくとありますが、具体的にはどのように行っていくのか、お伺いをいたします。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。まちづくり推進部長。           [まちづくり推進部長 鈴木孝美君登壇] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) コミュニティバスの近隣市町との連携については、既に尾張旭市が愛知医科大学、日進市が長久手古戦場駅それぞれ乗り入れているところでございます。今年度に入り中部運輸局主催のもと、本町、豊明市、日進市、東郷町の2市2町で日進周辺における公共交通活性化方策に向けた調査検討会を立ち上げ、この中で今後の広域連携の方向性について協議しているところでございます。  また、2市2町に瀬戸市、尾張旭市を加えた尾張東部広域行政圏協議会においても広域連携に向けた協議がなされているところです。この中では圏域それぞれの自治体でのコミュニティバスに関する取り組みに個々の課題があることから、先ほど触れた日進周辺の公共交通活性化方策に向けた調査検討会の推移を見守りながら、「まずはできることから」をキーワードとして公共交通サービスの連携につなげていくこととしております。 ○議長(川合保生君) 再質問ありませんか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 今、推進部長の答弁の中で、やはり尾張東部エリアを一本化したそういうコミュニティバスの運営をしていこうということが立ち上がって、今、話し合いをしていくという方向にあるというような答弁でございました。  そういう中で私もぜひそういうことはと思って、瀬戸市、尾張旭、日進等を回って担当の方にお会いしてきました。そういう中でやはりこの位置づけ、位置の関係からすると、今言われたように尾張旭の「あさぴー号」は1台入っていると。それから日進の「くるりんバス」はリニモの長久手古戦場駅へ入っているということからしますと、やはりそれより南はまた南の連携が来るわけですから、私は、ここで一つ案として思うことは、やはり瀬戸市との関係がちょっと途切れているわけですね。そういう関係で私は瀬戸市も回っていろいろ聞きましたけども、状況も大変だなということで、私は長久手町はあまり進んでないかなと思うぐらいの気持ちで正直言って各市の方へ行きましたけど、長久手は非常に進んでいるということもよくわかりました。  それであればもう一歩前進してやはり瀬戸のコミュニティバスが例えばあぐりん村へ入ってくるような方向がとれれば、やはりそういう点で時間の調整もございますけれども、そういう点でやはりスムーズに例えば陶生病院へ行くということでもできるんじゃないかと、そういうことを考えるわけですけども、そういう点はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) 企画政策課長。 ○企画政策課長(加藤正純君) 先ほど部長の答弁にありましたとおり、やはりコミュニティバスに対する各市町の課題はやっぱりそれぞれでございます。  なお、長久手町から近隣の市町への移動というのは、名古屋市は当然ありますけども、南北に対しては非常に動きは少ないです。ただし、例えば日進から、もしくは瀬戸から愛知医大だとか、あぐりん村へ来られる方はたくさんおみえになると。  こういったことで先ほど申し上げましたとおり、まずはできることからということで、例えば瀬戸市があぐりん村にコミュニティバスを入れたいということであれば、それは当然こちらの方でも喜んで御相談に乗りたいというふうに考えておりますし、現実、先ほど申し上げたとおり、尾張旭は医大ですね、それから日進が古戦場駅に入っておりますので、そういったことについては進めていきたいというふうに考えています。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) このバスは非常に皆さんどの市町も大きさも違うし、中身も違うということで、コミュニティバスとしての中身は一緒ですけども、すべて違うという状況での運営でございます。特に尾張旭なんかは指定管理でお世話になっているというようなことも聞きまして、特に長久手町の場合は、先ほどの質問にもあった1台ふえるというようなこともありますけれども、そういう中でやはり5台ということになりますと非常に近隣の中では規模からしたら非常にスムーズな動きができる状態になってくると思うんですね。  そういう点でやはりバスの路線については、やはり利用する方の、先ほどもありましたけれども、理解というか、声を聞くということが運営上必要かと思いますけども、当然今回でも今まで使っていたとこを通らなくなったとこは文句を言うし、通るようになったとこはよかったよという声、それは当然あちらを立てればこちらが立たないということがありますけれども、そういう点でやはり万人がオーケーということは難しいですけれども、そういう点はやはりあまり利用されない方の声だけではなくして、利用する方の声をしっかりと組み入れたそういう運行行程をつくてもらうということが非常に大事だと思うんです。  特に瀬戸市なんかを見ますと、これはもう1日置きの運行というような状態になっていますね、確かにね。それですからそういう点では長久手は非常にいいふうにいってますから、この近隣では長久手がトップだと、こういうコミュニティバスについては。ということを言えるだけのものをつくってもらうということは大事だと思いますけども、そういう点はどうでしょうか。
    ○議長(川合保生君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) 先ほど議員の方から言われましたように1台増というようなこともございますので、その増加に向けた利用の状況について内容をよく検討させていただいて、皆さんが利便性があるようなものを運行といいますか、時刻表等というものを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 再質問は。  続いて、次の項目の質問を許します。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 3項目めです。市制施行の準備について。  本町は、昭和46年に町制施行して以来、土地区画整理事業を中心に良好な住環境整備を進めてまいりました。また、平成17年の愛・地球博を契機に、リニモや名古屋瀬戸道路などの交通網の整備も進み豊かな都市基盤が形成されてまいりました。この間、人口も順調に増加を続け、最近2年間では県内の市町村の中で最も高い人口増加率となっております。町の推計人口は5万人を超え着実にふえてまいっております。  一方、行政は、住民への市制施行については、市制ありきの形で進んでいるように見受けられます。今後の市制施行について、町は住民に対してどのように説明し、市制施行の理解を進めていくのか、下記の点についてお伺いをいたします。  1、市制施行に対する住民へのアンケートは。  2、市制施行準備室の開設は、住民説明会等を行い、住民の声がもうちょっとまとまってからの開設でもいいのではないか。  3、市制施行後の町住民に対するメリット、デメリットは何か。  以上です。 ○議長(川合保生君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。まちづくり推進部長。            [まちづくり推進部長 鈴木孝美君登壇] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 市制施行の準備について3点ございますので、一つずつお答えしていきたいと思います。  1の市制への移行の手始めとして、まずは住民の皆様には、町が市になることで何が変わるのかということを御理解をしていただくために、昨年11月以降、広報の特集記事でお知らせしてまいりました。今後は5月から自治会連合会、区会単位で住民説明会を行い、さらに市になることへの理解を深めていただく段階であると認識しております。  二つ目でございます。市制移行は町のすべての組織にかかわることであり、全庁的に調査研究していく必要があるため、それらを取りまとめる事務局機能として市制施行準備室を設置させていただきました。  3番目でございます。市制施行のメリットについては、生活保護、児童扶養手当などの事務を直接行えるため、より迅速できめ細かな福祉サービスが提供できること、基礎的自治体として権限移譲範囲が拡大すること、対外的に長久手が今後も発展していくというイメージを最大限に生かした施策の展開が可能になること、町村会から市長会に属することで必要な情報や発信源が向上し、国や県に対しても町に比べ要望しやすくなることが考えられます。  デメリットにつきましては、そのメリットを享受できない人にとっては逆にデメリットになる場合もあり得るため、一概に申し上げることはできません。 ○議長(川合保生君) 再質問。川本勝幸議員 ○13番(川本勝幸君) 推進部長の答弁がありまして、午前中にも皆さんからの質問もございまして、そのようなことかなということを聞きつつおったわけですけど、やはり市制施行について、準備についてはやはり我々議員としましてはある程度中身のことはわかりますから説明を理解できると思うんですけど、やはり住民の皆さんは、今、広報で出ているからいいというのがかえってある面では先走ってしまったという状況にもあると思うんです。説明会の方が後になっているという点でまだ理解できない、いつから市になるのという言葉を我々が聞くのが多いと思うんですね。そういう点でやはり町民が主人公であるわけですから、税金を納めているのも住民が主体であります。  町民の市制に対する意識調査をしっかりして、もっと行政側の市制ありきではなくて、このような長久手町にとって大きな変革のときには、町民の意識をしっかりと酌み取り、町民が直接それに参加できるような形で、一部の町民だけのアンケート調査を行っていくのではなくて、ならうことならいいことですので市になるということは皆さん望むという方が多いと思いますので、町内全区からでもアンケートをとっていく必要があるんじゃないかと思うんですけども、そういう点はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 以前からこの件についてはアンケートをしろ、アンケートをしろということをおっしゃっておりますが、我々民意を大切にするという視点でいけば、アンケート前、市になるとどうなるのか、負担が例えば発生するとすれば、これぐらいこういうふうに上がるんですよ、ないしはメリットとしてはこんなものがあるんですよというのをしっかり皆さんに御理解いただいた上で、その上で皆さんが御判断いただく、ないしは機運が盛り上がっていくものだと思っています。単純に町が市になりゃええがねなんていう話はないと思うんですね。  したがって、我々の努力のベクトルは、あくまで地道にそういう情報を住民の皆さんに一つずつお届けしたいんです。お届けするとともに、そこで質問があればお答えをして納得していただくというか、例えば課税について上がることについては承知していただかないかんわけですね。そのことについていろんな方法論がございますので、それを選択していただく、相当悩まれると思います。そのことを私どもは覚悟して地元を回ろうと思っております。そのための説明会でございますので、実務者が税務課の担当者が直接お伺いして説明会の中でお話をし、疑問についてお答えしていくということをして、そういう機運を高めていくことが我々の仕事でございまして、アンケートを例えば今とるとしますと、単純の何の情報もなしにアンケートをとってしまうことになりますので、これは非常にまずいと思っています。  したがって、まず最初にやるのは、アンケートではなくて、こういう意識をしっかり、情報をしっかり住民のもとへ届けたいと。広報で届けましたが、十分届いているとは私たちは思っておりません。まだまだ不足していると思いますので、足元まで出向いて行って説明をしていきたいということでございます。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員 ○13番(川本勝幸君) 今、部長が言われるのはもっともだと私も思っておりますよ。ですけど、やはり住民がそこまで今の広報を出しているから理解しているというものでもないだろうし、出せば見ない方が悪いと言われればそれだけだけれども、やはりこれから5月からそういう住民への説明会をどんどんやっていくというのが今の状況であるということですけれども、それにつきまして私はこの長久手の中においてもやはり地域的な差が非常にあるわけですね。そういう点がもうどこも同じレベルだとは私も考えません。私どもは西の方に住んでいる。東の方の方との考えも違うと思います。  そういう点でやはり先ほどのアンケートをとると大変なことになるという言葉ですけど、その裏は僕はよくわかりませんけど、私は全面的に賛成だということはないと思いますけど、やはりそういう面で理解をする中にアンケートも必要、最初から何でもかんでもアンケートをとれというんじゃなくして、やはり説明をする中にそういうのも当然必要だろうと思うんです。  ただし、今の市制施行に関しまして、やはり国勢調査の関係もあろうかと思います。そしてそれで乗りおくれたらもう5年先だというような結果になってしまうのが一つの怖いという問題もあるんじゃないかと思うんですけども、そういう点は慌てて市になるということもあまりどうかなという点も考える方もあろうかと思いますが、そういう点はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず、ことしの国勢調査で5万人を超えれば、これはいつになってもそこからスタートしますので3年後にやっても1年後にやっても変わりません。なる権限が発生するわけですね。我々としては、もうなることがわかっているので、その前提として住民に5月からお伝えをしていきたいと思っております。  きちんとした情報をお伝えするのが重要だと申し上げたのは、議員おっしゃるように地域によって全く違うんですよ。受ける享受、受けれるメリットとデメリットというのは相反するものがございますので、市になっていい人と、それから土地をお持ちの方で市街化区域にたくさん農地をお持ちの方については本当に御心配だと思います。そのあたりは丁寧に説明をして御理解いただかないと、知らんうちに市になってえらいことになっちゃったわということにならないようにしなきゃいかんと思っています。そういった意味では、皆さんに納得いただく形での環境づくりをしていきたいなということでございます。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員 ○13番(川本勝幸君) 確かにそういう面でやはり市街化区域と調整区域の土地を持っているあれは全然違うと思うんです。私もそういう意味では生産緑地というようなことに関しましては非常に関心があるわけですけども、やはり市になるということに関して例えて言いますと、皆さんに祝福されて生まれる市と、あまり祝福されずにもろ手を挙げて賛成できない状態での市になるよりも、どうせなるなら私は多少おくれても、先ほどの国勢調査で5万人突破すればいいということであれば、何も慌てずにしっかりとそういうことを見据えてからでも私は遅くないと思うんですけども、その点はどうでしょうか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 現状でおおむね2年以内というふうに申し上げましたが、タイムスケジュールにまだ乗っているわけではございません。国や県も5万人を超えないとすべての事務は受け付けてくれません。したがって、タイムスケジュールなるものは現状存在しませんので、我々としては、事務方としては、少しでも早いタイミングでやれる努力は当然していかないかんなと思っております。というのは、多くの方が市になることによって享受を受けることは、普通の場合たくさんの住民の方が利益を受けられます。そういったことを考えてみれば、当然のことながら我々はスピード感よく仕事を進めていくという使命があるというふうに思っております。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員 ○13番(川本勝幸君) おおむねの理解はできますけれども、やはりこの中で町民にとってのメリットはこういうものがあるということを非常にアピールされているわけですけども、やはりこれも一つの営業と一緒で、いい面だけを言うことによって悪い面が出てこないと理解できない点もあります。そういう点でデメリットというのは実際に何もないですか。 ○議長(川合保生君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 絶対起こり得ることは、市に移行することによって看板のかけかえが発生します。それから住所の登録を変えなきゃいかん。それに伴って我が長久手町役場だけの業務においても相当な出費が出てまいります。コンピューターの入れかえだとか、そういったものは例えコンピューターの入れかえのタイミングがこの5年以内に発生するとしても、ここに集中するわけですし、それからその間に職員が相当動かないかんわけですね。そういった労苦もあります。それから民間の方たちにとってみれば、登記をしていただかないかんし、いろいろな手続が発生いたします。そういったことは私どもではできませんので住民の皆様には御協力いただかないかんとこでございます。そういったものについてお金が当然発生いたしますと、それはデメリットの枠に入るのかなというふうに思っています。 ○議長(川合保生君) 川本勝幸議員 ○13番(川本勝幸君) そういうことを含めて5月からの住民への説明会というものを重視して、そしてみんなに祝福される長久手市が生まれるように望んで、私の質問は終わります。 ○議長(川合保生君) これをもって川本勝幸議員の個人質問を終結いたします。               ―――――――――――――― ○議長(川合保生君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次回は、3月4日午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。                  午後5時20分散会...