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平成21年第1回定例会(第2号 2月27日)

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  1. 長久手市議会 2009-02-27
    平成21年第1回定例会(第2号 2月27日)


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    平成21年第1回定例会(第2号 2月27日) 平成21年第 1回定例会             平成21年第1回長久手町議会定例会(第2号) 平成21年2月27日(金)午前10時00分開議 1.本日の議事日程  日程第1  予算特別委員会の設置  日程第2  議案第1号から議案第8号まで及び議案第10号から議案第28号まで        (議案に対する質疑、委員会付託) 1.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ 1.会議に出席した議員    議 長 吉 田 日 勝   副議長 伊 藤 祐 司    1番  田 崎あきひさ   2番  金 沢 裕次郎    3番  佐 野 尚 人   4番  木 村 さゆり    5番  原 田 秀 俊   6番  じんの 和 子
       7番  小 池 みつ子   8番  吉 田 ひでき    9番  青 山 賴 人   10番  加 藤 和 男    11番  丹 羽 茂 雄   12番  水 野 とみ子    13番  川 本 勝 幸   14番  前 田 幸 明    15番  浅 井 たつお   16番  加 藤   武    17番  水 野 竹 芳   20番  川 合 保 生 1.会議に欠席した議員    な し 1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者    町長       加藤 梅雄  副町長       加藤 具己    参事       末永 雅博  まちづくり推進部長 鈴木 孝美    まちづくり推進部付自治組織調整監             水野  修  総務部長      福岡 久申    保健福祉部長   加藤  勝  生活環境部長    加藤八州夫    建設部長     田中 憲二  消防長       伊藤 正彦    建設部次長    戸田 鐘嗣  財政課長      山下 幸信    安心安全課長   鈴木  裕  福祉課長      野田 和裕    教育長      青山 安宏  教育文化部次長   水野 正志 1.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長 岩松 節明  議会事務局 主幹兼議事係長兼庶務係長                              水野  悟                  午前10時00分開議 ○議長(吉田日勝君) ただいまの出席議員は20名であります。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  これより日程に入ります。               ―――――――――――――― ○議長(吉田日勝君) 日程第1、予算特別委員会の設置についてを議題といたします。  本件は、地方自治法第110条及び長久手町議会委員会に関する条例第4条の規定に基づく特別委員会として設置するものであります。  お諮りいたします。  平成21年度長久手町一般会計予算については、8人の委員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託し、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認めます。よって、平成21年度長久手町一般会計予算を審査するため、8人の委員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決しました。  お諮りいたします。  ただいま設置されました予算特別委員会の委員につきましては、長久手町議会委員会に関する条例第5条第1項の規定により、金沢裕次郎議員、佐野尚人議員、木村さゆり議員原田秀俊議員小池みつ子議員、前田幸明議員、浅井たつお議員、川合保生議員、以上8名を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を予算特別委員会の委員に選任することに決しました。  なお後日、長久手町議会委員会に関する条例第6条第2項の規定により、正副委員長を互選され、私議長まで報告をお願いいたします。               ―――――――――――――― ○議長(吉田日勝君) 日程第2、議案第1号から議案第8号まで及び議案第10号から議案第28号までの27件を一括議題といたします。  これより議案の質疑に入ります。  この際申し上げます。質疑の回数は同一議員につき同一議題について2回までといたします。  まず、議案第1号平成21年度長久手町一般会計予算について質疑を許します。質疑のある議員は発言を願います。16番加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) それでは一般会計予算、まず歳入について質問します。ちょっとたくさんありますから、担当執行部の方はメモをお願いします、ゆっくり言います。  39ページ、県の補助金、商業費補助金、がんばる商店街推進事業費補助金2,350万円、これは商工会へ200万円出していますが、残金の2,150万円はリニモ活性化会議負担金に使っているか。それから41ページ、県労働費補助金ふるさと雇用再生特別基金事業費補助金493万9,000円。歳出では、どの項目のどの事業に使っているか。同じく県労働費補助金緊急雇用創出事業基金事業費補助金356万4,000円、歳出ではどの項目のどの事業に使っているか。  続きまして43ページ、県総務費交付金フレンドシップ継承交付金220万円、これも歳出のどの事業に使っているか。  続きまして45ページ寄附金、公園整備寄附金8,453万9,000円、どこが寄附することになっているか。  続いて53ページ諸収入、福祉の家温泉交流施設光熱水費6,112万5,000円。55ページ、田園バレー交流施設光熱水費998万2,000円、合計7,110万7,000円、福祉の家との負担割合はどのようか。  続きまして、福祉の家温泉交流施設管理負担金1,041万6,000円、福祉の家施設管理費19年度決算では、8,236万8,000円であり、長久手温泉の負担額が少ないが理由は何か。  それから続きまして歳出。131ページ、福祉の家諸経費、温泉ガス対策設備設計委託・設備工事、維持修繕工事監理委託・工事、それぞれどのような工事で、金額は入ってませんから、およそ幾らぐらいか。長久手温泉との負担割合の約束はどのようか。なぜ長久手温泉が出さないのか。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず、がんばる商店街の方でございますが、100万円だけが商工会で、あとにつきましてはリニモ活性化会議の方での・・、               [「200万円」と呼ぶ者あり] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) (続)ああ、そうですね。残りはリニモ活性化会議の方の事業に充てるという形になっております。 ○議長(吉田日勝君) 財政課長。 ○財政課長(山下幸信君) 先ほどのがんばる商店街、商工会への補助金でございますが、県費から100万円いただきます。それから、町から100万円を加算して200万円を商工会の方に出しておるということでございます。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 53ページの温泉交流施設の光熱費につきましては、6,112万5,000円でございますけども、主なものといたしまして、電気、ガス、水道がございます。内訳といたしましては、1,161万1,469円が電気です。ガスが2,254万8,009円となっております。それから、水道が上水道ですけども、2,696万5,530円となっております。  それから、53ページの下の福祉の家温泉交流施設管理負担金でございます、これにつきましては、平成20年の温泉との割合で、温泉の方から入があるわけでございますけども、およそ13%の割合となっております。  以上でございます。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) ふるさと雇用の関係でございますが、支出の方の一つが、83ページの中段上の方にありますが、(ふるさと雇用地域資源発掘事業委託という形で、長久手町の観光資源等を発掘するために調査を委託するという項目で上がってございます。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 緊急雇用の2点目の方ですが、187ページの下の段の6行目ですが、(緊急雇用)耕作放棄地等解消促進事業委託という項目で、前熊の第4工区を中心に、対象に環境整備をしていこうという、農地の環境整備をしていく事業費に充てるという予定でございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) フレンドシップ事業につきましては85ページ、国際交流事業の中のワーテルロー市訪問団の事業費の中で支出するという予定でございます。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 131ページの福祉の家温泉ガス対策設備設計委託ということでございます。この目的につきましては、温泉の源泉に可燃性の天然ガス、メタンガスでございますけれど、そのメタンガスの濃度が基準値を超えておりますので、源泉から分離するという装置をつける工事の設計の委託でございます。  それから、その下の修繕工事監理委託につきまして、これにつきましての関連につきましては、その下の方にございます福祉の家維持修繕工事、これにつきましてはろ過ポンプとかあるいは熱交換機、塩素注入装置等々の工事を行うわけでございますけれど、その監理委託という形になっていります。  それで、まずガスの分離の設置工事のことにつきましては、約1,000万円ということでございます。  以上でございます。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 45ページの公園整備寄附金がどこからかというお話ですが、これがどちらにかということですが、原邸公園の整備と南部の3号と4号の公園整備事業です。  原邸の方は中部ですが、3号、4号という南部の組合の方から寄附金をいただいて、負担金をいただいております。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 先ほどフレンドシップ事業で、姉妹都市の関係で使うというふうに申し上げましたが、ごめんなさい、国際交流音楽祭として、15周年記念事業として支出する予定でございます、失礼いたしました。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 福祉の家の先ほどの光熱水費等の負担割合でございますけども、福祉の家とそれから温泉交流施設、それぞれ実際自分のところで使われておるものにつきましては100%それぞれ負担しておると。それから、共用部分につきましては面積案分、それから自分のところで使っておるところは、温泉が使っておれば温泉がすべて出しておるという形になっております。  以上です。  [「あと、下の修繕費、工事費、これの負担割合というのはどう、歳出の一番下。施設整備費、施設費。結局、全部長久手町が出すということになるけど、温泉の方は出さないのかという質問です。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 福祉の家の維持修繕工事とそれからガス工事につきましては、それぞれ温泉の根幹部分ということで温泉との協定によりまして、温泉の負担はございません。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) いろいろ多項目にわたって質問しましたので、ちょっと混乱したところがあったかと思いますけど、上から行きまして、緊急雇用創出事業、これは何に使っているかというと、前熊の農地の要は荒れ地の解消、これは緊急雇用創出になるんかね。普通そういうことで補助金をもらったら、やはりそれらしい雇用に対してのことを主体にやっていくのが普通じゃないですか。前熊の農地の荒れ地の解消と言ったら、ちょっとこれは目的外使用になるんじゃないかと思います。  それから、要は温泉交流施設管理負担金のところですね。光熱水費はそれぞれメーターをつけて、それぞれの部分はメーターはそこで払っとると。で、共用施設は割っとるということですけど、交流施設管理負担金というのが、温泉の方は1,000万円、要は13%の負担金ということですけど、片や平成19年度決算では、福祉の家が8,236万8,000円も出しとるわけですよ。  そこへ、温泉はたった1,000万円ちょっと出しとる、これは負担割合がおかしいではないか。  それから、一番下の福祉の家施設費これは工事費すべて、昨年度もそうでしたけど、昨年度も500万円ぐらい使ってましたけど、温泉が負担するんじゃなくて、みんな長久手町が出しとるんですよ。何か昔聞いたことがあるんですけど、2,000万円以上になると長久手町が出して、それ以下は温泉が出すんだというような取り決めがあるというようなことを聞いた覚えがあるんですけど、その辺のところはどうなっているんですか。最近は、町がすべて出しとるみたいに思いますけど、もう一度答えてください。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 緊急雇用の件で1点御質問いただきましたが、緊急雇用につきましては、雇用という条件で非常に人件費比率が高く設定されております、8割というふうな。そうしますと、なかなかそれで適用する事業というのが少のうございまして、緊急にやはり出せるものというのは人出をかけて歩いていろいろな草刈りをするとか、どこの市町もそうなんですが、道路の環境整備ですとか、そういったものを検討されているようですが、今回、田園バレー事業で、将来の農地整備の一環となるようなものがやはりふさわしいのではないかという一つの提案もございまして、第4工区の環境整備を行うということです。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 先ほどの温泉交流施設の管理負担金の関係でございますけども、負担割合はどうなっておるかということでございます。年度当初にそれぞれ設計に基づきまして、それぞれの割合を出しておるということで、全体の8,000万円のうち1,000万円。それは、先ほど申し上げたように全額温泉が支払うもの、それから面積で割って案分しておるものということで、13%という数字を出しておりまして、間違いではございません。  それから、先ほどおっしゃった以前は2,0000万円以上の取り決めがあったというようなお話を伺ったんですが、そういうことはございません。以前は負担金でやっとったこともありましたけども、たしか平成16年のときに、それぞれの部門をそれぞれ支払っていこうというような取り決めになっております。
     以上です。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 加藤議員の方の先ほどの質問の中で目的外ではないかというような御質問がございましたけど、これにつきましては、県と内容を調整して目的にかなっているいうふうなことは了承はいただいておって、予算化いたしたということでございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 細かいことはちょっと抜きにしまして、大きいことからお聞きしたいと思います。きのう町長の施政方針演説を初めて聞きました。この中で、現在の日本経済及び地方自治体の財政問題などが抱えていることについてほとんど触れてない。愛知県においても、いわゆる「トヨタショック」のことが書いてありますけども、そのことによって、私たちの県民生活、町民の町政に対する影響とか、そういうことについても言及がないし、もとより町民生活がどうなっているか。トヨタを初めとする大企業はどんどん派遣従業員、労働者の首を切ってきた。それが去年の10月ぐらいから顕在化してきたわけですね。それが今大変な社会問題になっています。それで、3月末には40万人ぐらいの労働者がまた首を切られるんじゃないかということが言われています。しかし、そういう心配というのは全然ない。強いて言えば、予算の説明書の中に給食費の据え置きということはありました。  しかし、それ以外には国の泥縄式のといいますか、それでも一歩前進ですからいいですけども、国の施策でそのまま実行するだけの話である。町独自で本当にこの大変な時期をどう乗り切っていくのかということについてのやはり真剣な取り組みというのが欠けているんじゃないかと。したがって、町長にちょっとお聞きしたいのは、現在の経済情勢について、自民党などは100年に1回の経済危機だと言いますけども、100年に1回どころじゃなくて、本当に資本主義の弊害、特に小泉構造改革の弊害が一気に出てきたということですよね。  したがって、その辺のことについて町長はどう認識されているのか。小泉構造改革は失敗だったのか。特に地方自治体にも小泉構造改革というのは行政改革を押しつけてきたんですね、集中改革プラン、人をふやすな。長久手町みたいに人口がどんどんどんどんふえていってるところでも、職員の数はふやさずに減らせという指示が来る、そういう縛りがある。また、官から民へということで、公のサービスをどんどん民間に移管せよというようなことも迫られる。  それからまた正職員は別にしても、臨時職員、それから嘱託職員の賃金はどんどん下げられてきた。官制のワーキングプアをつくるというようなことも言われました。したがって、そういう点について町長はどういうふうに考えてみえるのか。  それともう一つあわせてお聞きしますと、町の行政では、前年度の所得に応じて次の年の例えば保育料とかさまざまな負担金が決まってくるんですよね、国民健康保険税もそうですし、介護保険も全部決まってくる。そうすると、去年の所得はまだ実際に悪くなったのは後半ですから、そう影響はまだないかもしれん。しかし、これが今年について、2009年については所得が大幅に減る。そうすると、去年の所得を基準にして保育料にしても国民健康保険税にしても決まってくる。  しかし、今年の所得は大幅に減る。そうしたときに、それではさまざまな減免制度を今現状では不十分ですけども、持っています。そういう減免制度を活用して、町民生活を本当に応援する気があるのか。そういうふうに展望して、今度の予算編成については指示を出しておいたのか。給食費の問題は先ほど言いましたけど、もう一つ教育問題で言うと、就学援助金の問題もあります。これは生活保護基準を1.何倍とかそういう基準を、枠を大きくして学費とか給食費とかそういうのに補助金を出す、補てんをしてあげるという制度ですけども、それも今後急速に所得が減ってくる。そういうときに、じゃそれを的確に周知して、皆さんにそういう申請ができるようになっているのか。その辺のいわゆる町民生活を守るセーフティネットの発揮が、町長以下、下の職員、部下に対して町民の生活を守るためにはこういう制度を活用するように周知もするようにというような、そういう真剣な取り組みというのがあるかどうか。そういう姿勢があるかどうかということについて、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 政治的な問題の段階でございますので、私からお答えさせていただきます。  まず、今の日本経済の実態をどう考えているかということでありますが、これは毎日、テレビ、新聞等の報道を通じて繰り返し繰り返し、100年に1回の不景気とか、いろいろなことを言われておりますので、私がとやかく言うことではないと思っております。皆様方十分御承知のことだと思います。あえてそのことについては触れなかったわけですが、こういった世界経済といいますか、大きな背景の中での不況というものについては、それはもう国政において定額給付金とかいろいろなことを今打ち出されて、早く国民のそういった窮状にこたえていかなければいけないということはやっておられるようであります。それはそういうことだと思うんです。  そして長久手町としてはどう受けとめるかということが焦点になろうと思いますが、私は施政方針で申し上げましたように、長久手町の人口構成を見ますと、今子育て真っ盛りという表現でいいんじゃないかと思いますけども、あるいは転入者が非常に多いと。ローンを活用してまた新築してこられることもあるでしょうし、自前でつくられる方もあると思います。それぞれいずれにしても新しい居を持つとか、あるいは若い人たちがどんどん入ってくると、子育てにかかる費用等が非常に大きい。  ですから、いち早く小学校6年までは医療費を無料化、これは大変大きな数字、何億という数字であります。さらに、3人目の子供には20万円のお祝い金を出すということもしたり、中学校に入っても同じように入院費については公費負担にしようとか、あるいは先ほど原田議員もおっしゃいましたように、給食費は本当は教育委員会の要望では30円ぐらい上げてほしいと。それでないと赤字になるという、これは物価の高騰等いろいろ原因していると思うんですが、現実にそういう状況にあると。これらも試算しますと、何千万かになると思います。それも、それじゃ据え置きにしましょうとか、いろいろとそういった子育て支援ということはいろいろな現状を踏まえてやっております。  これも、政府もいろいろな定額給付金を出しますが、私もそういった目に見えたことではありませんが、実際、家庭から支出するお金というのを考えますと、そういうものをできるだけ少なくしようと。ですから、国民健康保険も値上げをしないと。ですから、それぞれの自治体に合ったことで真剣に考えて、住んでいる方々にこういった状況の中でこたえられること、こたえていかなきゃいけない。そういう姿勢でおりますので、全く触れてないとおっしゃいますが、そうではなくて、今それは施政方針の中でも申し上げたとおりでございますので、その一部を申し上げたので御理解を賜りたいと思います。  それから、来年はどうなるだろうということになるわけですね。ことしはおっしゃるとおり、前年の所得が課税対象のもとになるわけでありますので、実際は昨年来からのずっと不景気ではございますけども、さらにこれが町民の家庭の支出とか、そういった面に大きな影響、歳入が減り、支出がふえるということでは大変なことになります。  ですから、そういったことも当然予測はしなければいけません。ですから、これはトヨタショックに見られるように、あっという間の出来事でこういう状況になったわけでありますが、これからじわじわとそういった状況が町内のそれぞれの家庭の皆様方にも影響がくるかもわかりません。ですから、そういったことには十分留意しながら、来年度予算編成に当たりましては、状況を判断しながら手を打っていきたいと思いますが、ことしのところは特にそういった面で数字的にあらわれておりませんので、状況を見て、これはもう厳しい方向へいくことは間違いなんです。ですから、今からそういうことを心得て、対策は講じていきたいと思っております。  何せこういう急に来たことで、今すぐどうだと言われても、今のところそういった個々の支援対策を具体的にと言われても、今申し上げたようなことが一番急務であろうという私どもの判断で、今年度は予算編成をさせていただいた。来年については、今申し上げたとおりでございますので、御理解を賜りたいと思います。  私からは以上であります。 ○議長(吉田日勝君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 小泉改革ということをおっしゃいましたけども、これにつきましては国会で議論されたことを私どもが御答弁するようなことではないと思いますが、集中改革プランというのは確かにつくっておりまして、その中に定員適正化あるいは削減、いろいろな部分の経費見直しということがございます。これはできる範囲のことは、できることはやっていかないかんと思っております。ただ定員につきましては前の議会の中でもあったように、そうした見直し事業も進めておるやと思っておりますので、それぞれの課の方でその内容につきましては検討させていただいております。  また、臨時職の賃金についてどうかということでございますが、この臨時職の賃金に関しましては、毎年これは賃金を見直しをさせていただいております。ただ、今回に関しましては昨年と同額というようなことで、こういう状況だから据え置くではなくて、近隣とも話し合いながらこのような昨年と同額、部分的に増額にした部分はございますが、そのような状況で対応をとらさせていただいております。  私からは以上です。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 先ほど子育て支援という形で、就学援助のことで、そういう周知がされておられるかというようなお話がございました。その件についてお答えをいたします。就学援助につきましては、周知、PR方法について広報、それからホームページ、それから就学時健診のときに新入学の1年生の児童の保護者にすべてペーパーによる周知をしております。  それから、福祉課との連携の中で児童扶養手当を支給される方につきましては、当然、その援助が必要になるという想定の中で情報をいただきまして、福祉課の方がまたその説明をしていただく。それでまた教育委員会の窓口の方へ相談に来ていただくというような周知方法をとっております。  したがいまして、PRの方は十分させていただいておるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 今、町長の答弁は確かにそのとおりだと思います。それを否定する気はありません。しかし、私が気にするのは、例えば平成21年度当初予算の主要事業というところで、最初に出てくるのがリニモの活性化事業4,500万円、ことしは先ほど言いましたように3月末までに全国的に40万人の人が首を切られるかもしれない。そういうますます困難なとき、生活が困難になっていく。そういうときに、年末に去年が余りにもみすぼらしいかったものだから、今回4,500万円かけても派手にやるんだというようなことが一面に出てくるもんだから、本当に町長は今のこの厳しい状況をどう考えておるのかというふうに思いたくなるわけです。  したがって、もう一度念を押しますけども、本当に困った人が出てくる、そういう方たちを本当に長久手町に住んでいただいておる間は、こういう援助制度がありますよ、現行制度でもこういう制度があるから活用してくださいということを言う、そういうことを私は言ってほしいということを言っとるわけです。確かに、私は緊急雇用対策などで派遣切りなどの被害に遭った方たちを救済してほしいという申し入れもしました。  しかし、現実問題は窓口に来られた方は少なかった、生活保護で4人ぐらいがお見えになったという、それも次の仕事が見つかっとったもんですから、1カ月か2カ月ぐらいのつなぎだけで済んだというようなこともお聞きしました。しかし、今後はそれ以上な政治被害、政治災害になって首切りが横行するわけですから、となるとやはりそうは言えないだろうと。したがって、私はやはり先行的にきちんと援助する制度があるということについては、私はやはりPRをしていく必要があるんじゃないかというふうに思ったから、現在あるのでもきちんと周知をしてほしいということを言ったわけです。  それで、今教育文化部次長から就学援助の周知の問題が言われました、これは確かに今まで努力していただきまして、年々受給者がふえてまいりました。しかし、それが周知のPRの結果かどうかということよりも、生活が困難になってやむにやまれず申請をしてきた方がたくさんいらっしゃるんだろうと思うんんです。  しかし、せっかく今そこまで次長が言っていただくんだったら、やはり具体的に夫婦と子供二人、そういう場合の所得基準が幾ら以下だったらもう申請できますよということをはっきりと明示してあげることが、私は一番のサービスじゃないかと。とりあえず所得控除とか、実際の総支給から所得経費を引いた大体7割ぐらいの所得額になって、課税所得はさらにそこから控除を引いてそれが課税所得になる。しかし、実際の課税はそこから控除額をだっーと引いていって課税となるものですから、なかなかその金額が総収入か課税所得かわからない場合がある。しかし、総収入で例えば夫婦、子供二人だったら350万円になれば、それも以下だったらそれは就学援助の申請手続ができますよというようなことを示してあげる。そういうことが私は大事じゃないかということを言っているわけです。  したがって、それは今後検討していただいてやっていただきたいと思います。  それからもう一つ、今回リニモを活かしたまちづくりということが言われてまいりました。確かにそれは、本当にそうやってやっていかないといけないということになるかもしれませんが、しかし、実際はこういう経済情勢のもとで、そのことを抜きにしてただリニモのお客さんをふやせばいいという今年度の提案では、私はやはり不十分ではないかというふうに思うんですね。きょう私は自分の新聞のニュース書きましたけども、長久手温泉が自分のところの利便性を考えて、温泉と藤が丘駅のシャトルバスを出してる、1時間に1本。  そうすると、リニモに乗ってくる人はいませんよね、当然。それは今までの流れもあるかもしれません。しかし、そこはリニモのお客さんをどうふやすんだということを言って、今回Nバスの通勤バスまで出す。だったら、温泉から芸大前とか公園西駅とか、そういうところをシャトルバスを走らせて、そこに名古屋からのお客さんを呼び込んで、そこで乗ってもらうという、そうやってでもとにかくあらゆる手段を考えてリニモのお客さんをふやすわけでしょう。ところが、肝心かなめの温泉がそうやってやりたいほうだいのことやって、自由勝手にやっとる、そんなことでいいんだろうか。  だから、すべて町民のためにといってやはり予算の組み立てとか執行状況を私は十分監視、やっていきたい、それは私どもの努めですからそれはそれでやっていきたいと思いますけども、しかし、執行側がそういう自分たちのやることについてもっと厳しく点検をしてもらわないと、それは本当に町民はたまったもんじゃありません、その辺について町長どうですか。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) お答えしたように、いろいろな今後の経済情勢というのは想定しなければならないと思います。そういったことで、とりあえずことしの保育料初め公共料金は抑えたんです、これだって長久手町にとりましては大きな経済対策だというふうに私は思っております。  ですから、ほかの国の施策においてどうこうという問題は、国ですらやっと今回1人1万2,000円、65歳以上が2万円とか、あるいは子供に対しても2万円出すとか、そういった施策が具体的になってきたところでありますので、もっともっと国においてこの辺は大きな視点で、大きな財政を伴うことでありますので、こういった100年に1回あるかないかというような不況については、もっともっと考えていただきたいというふうに私どもの地方弱体町村としましては強く望むところでございまして、それはそれでやっておるということを申し上げましたつもりでございますけども、今後のことにつきましては、先ほど申し上げましたように、そういったいろいろなことを想定して今から来年度に向けてやっていかなければいけないし、また途中でどんなことが今起きるかわかりませんので、そういうときはまたそれなりの体制を年間通して補正とかいろいろな問題もありますので、対応していかなければならないんですが、今の予算編成の時点で考えられることは、手を打ったつもりでございます。  リニモのことが出ましたが、確かにリニモは私ども町にとっては言葉の表現が悪いかもしれませんが死ぬか生きるかと、長久手のいわゆる将来21世紀を、市制を目指しながら右肩上がりで発展していくには、リニモは大きな潜在力を持っておりますし、長久手町を初めとして周辺に与える影響も大きいし、非常に成果というのはこれが悪くなるのかよくなるかでは随分環境が変わってくると思います。町としては、何が何でもリニモを基軸とした町の活性化ということは外すわけにはいかない、何が何でもやっていかなきゃいけない。それには沿線の大学、学校あるいは通勤者あるいは長久手町外の方々にも御協力といいますか、地域の発展のために頑張っていただきたいなということを思っておるわけですので、私どもリニモからもそういう言い方をしては何ですが、多少といいますか、それ相当の税収が入っておまりすので、それ相当のことはこちらでしていく必要もあるというように私は判断しております。  そういったことで昨年度というか、今年度ということになるんですが今のところは、イルミネーションもやりましたが、それなりの効果があります。リニモに乗った方の乗車賃のカウントもさることながら、名古屋市を中心としたこの名古屋東部地域にリニモがあるんだという町民のあるいは市民の皆様に大きなPRといいますか、御認識をいただいたということは、大きな、これは換算できないメリットといいますか、皆さんに大きなインパクトを与えたというふうに考えておりまして、今後もそれをさらに意識を多くの方に持っていただくようにやっていくには、そういったイベント等を通してやらなきゃいけない。先般もリニモウオークで2,800人の方が来られたと。まだ第1回目ですので、ことし5回ぐらいやる予定になっておりますが、そういったことで名古屋市民の人たちに来てもらわないとリニモはいけませんので、そういうふうになります。ですから、そういう機会を通してPRしていくというのは私どもの義務であると。  それから、温泉のバスの話が出ましたが、バスは確かに今までと同じように走っていますが、私どもと一緒にやっていました会社が、こういう時代になってきたからかわかりませんが、どうしてもやれないということでありますので、今まで利用してきた方々が困られるだろうし、温泉としてもお客様をどんどんふやす、温泉にたくさん来ていただければ町政にこれも財政的な力を与えることになりますので、大きな収入源というとわかりやすいかもわかりませんが、なることは間違いないです。  ですから、これは今の今回のリニモの駅へのNバスのタッチとか、日進市のくるりんバスとかこちらへ入ってくることになりましたが、そういうものとはまた別の考え方をしてもらわないと、あれは既成事実でやってきたことでありますので、それはやりましたら非常にお客様が多くて、積み残しをするという状態が現実に出ております。あれは29人乗りのバスでして、1人は運転手さんがいますので28人しか乗れない。それで積み残しができている状況でありますので、これは今後も続けていくつもりでおります。  以上であります。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 先ほど就学援助の概略の所得基準等をPR、周知してはどうかというような御提案がございました。この就学援助につきましては、それぞれ世帯によりまして家族構成、それから持ち家かアパート住まいか、それからローンがどの程度あるのかということを詳しくお聞きした上で判断する必要があります。概略の基準は持っておりますが、真に就学困難な生徒や児童の保護者に援助が必要かどうかということは、詳細な調査をもって判断する必要がございます。したがいまして、その数字的に金額でボーダーラインを引くというのは非常に難しい問題でございます。  そんなような事情がございまして、これは本人と面談の上詳しくその状況を把握させていただいて、その上で教育委員会で諮らさせていただくという方法をとっておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君)ほかにございませんか。7番小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) リニモのことについて伺います。リニモ活性化会議の負担金3,500万円、それから沿線商店街活性化で1,000万円というのがありますが、これら予算化の根拠とした見積もりはどのように出されているのでしょうか。それぞれやはり予算としてこれだけのものを上げられているからには根拠となる数字が、十分精査された数字があるはずです。3,500万円の内訳もお伺いしたいですし、それからそういった根拠となる見積もりを持ってやっているのかどうか伺います。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず基本的には活性化会議への負担金につきましては、今年度実施いたしましたそれぞれの事業の成果をもとに、今年度実施しました単価等を参考にさせていただきまして見積もりをさせていただいています。特に電飾の連続性を高めるとか、それからイベントの内容、回数、そういったものも含めて積算の根拠として計上させていただいております。[「実際には、どのような割合なのかという、例えば夏まつりとかイルミネーションと書かれているんですけれども、3,500万円の内訳を教えてください。それと、見積もりはあるのかということについて。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) それでは、予算根拠になります見積もりを業者から取り寄せて、当方の方で積算をしたものを計上して査定にかけておりますので、根拠のある数字はございます。まず、83ページのところでございますが、夏まつりにつきましては1,500万円、イルミネーションについては約2,000万円分を計上してございます。  また、それぞれリニモの電飾の電源設置工事については1,000万円を計上しております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) これらはすべて見積書を業者から取り寄せてやっているということでよろしいんでしょうか。今年度の電飾の工事について見積もり、予算化に対する見積もりを情報公開で取りましたところ、見積もりそのものが不存在ということで、全くそういった見積もりも出さずに今年度の予算をしているというようなことなのかということなんですけども、今回は見積もりをきんちと取って、そしてそれも出されるということでよろしいでしょうか。そういった見積もりも、例えば予算委員会の段階で資料として出されるということでよろしいでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 資料としてお出しできるかどうかわかりませんが、質問があればお答えするという立場ですので、工事として発注予定のものについては全体として表現させていただくしかありません。積算の根拠として示されるものについて、資料要求されて出せる分がどこまであるかは、ちょっと詳細はその内容によって判断をさせていただきたいと思いますので、ただ、今回のものについても積算の根拠はしっかり定めた上で予算要求をしておることだけはお伝えしておきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。1番田崎あきひさ議員。 ○1番(田崎あきひさ君) リニモのこととNバスのことについて2点ほど伺いたいと思います。  まず一つは、Nバスの利便性を高めますということで、この事業の中では新規事業として1,600万円増便のために使われるということですが、これから我々は必要な慎重審議を進めようとしておるんですけれども、広報3月号にもう既にそのようなタイムスケジュールみたいなものがでかでかと出ておるということは、いささかこれは我々にとっては勇み足ではないのかなということを感じておりますが、その点1点確認いたします。  次に、リニモのうち3,500万円の負担についてですね、事前にちょっと話を聞いていた中では、前回あった2分の1の補助というものは全くなしでやられるということを聞いておりましたが、そこの確認ですね。前回は1,000万円の夏まつり、2,000万円の電飾事業、それぞれ2分の1補助があったと聞いておりますが、今回は長久手単独の持ち出しでやられるということの確認をしたいと思います。  それと、冬に昨年のものであれば電飾2,000万円の、電飾事業の中のうちの900万円近くを設置と電飾の購入に充てられたと。今回は別個に設置工事1,000万円の予算を取っておられますが、当然先ほどの見積もりという話も出ましたが、どういう電飾拡大に向けての見積もりプランを立てられるのか。前回というか、前のこの時期に私はグリーンロードのあたりまで通すんだという答弁を一度、プランを聞いておった覚えがあります。今回はどのようなプランの見積もりをとられて、この予算の根拠とされておられるのかお答えください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まずNバスの広報についてでございますが、今、地域公共交通対策会議を開いておりまして、その結果として4月から増便いたします通勤便につきまして議論が終わりました。申請を運輸局にさせていただきますが、運輸局として一番心配されておりましたのは、事前の周知をしっかりやってくれということでございましたので、運輸局とも内容、こういう状態で3月に御認可をいただく前に周知をさせていただきますよということを御了解いただきながら、4月からお客さんに乗っていただくためには、3月中にああいった広報をしっかり行う必要があるという判断のもとでさせていただきました。  加えて、担当課の方においてはこの間、また事業認可後はバス停を設置したり、その場所、地域において個別の御案内をさせていただくということもお伝えしながら、運輸局の方と調整させていただいた結果として出しております。  ただ、議会の方への報告につきましてという御質問でございますが、あくまで利用者の立場と地域公共交通会議の御判断の中で3月の広報が必要ということで、御判断させていただきましたので御了解いただきたいと思います。  それからリニモ活性化会議の事業費、がんばる商店街につきましては、今年度も対象事業として手を挙げておるということで、先ほどの加藤 武議員の御質問にお答えしたような金額で予算措置をさせていただいております。  続きまして、電飾事業の連続性につきましては、反省会を実行委員会の段階で行ったり、事業途中でいろいろさまざま参加していただいている皆様から御意見をちょうだいいたしました。その中で当初計画というか、石田の交差点からグリーンロードまでということでございましたが、なかなか構造物の設置の費用の部分とイベント経費との関係で、今年度については今の状態の形におさまったということで御了解いただいやっておるんですが、警察さんの方も交通安全上の対策でなかなか個別の御指導がありましたので、現状ではあの形でやっていくしかないかなと思っております。  ただ連続性という立場でいきますと、来年度においては電源の設置工事等を別に発注して、事業内容を膨らます形で、豊かにする形で御提案しておるということでございますので、これも事業をやった結果としての評価をさせていただいた上での予算提案というふうに御理解いただきたいと思います。  [「どういう見積もりプランで、2,000万円根拠としてプランを出されて、内訳って・・」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 基本的には石田の交差点からはなみずき通り駅までについては、今回の連続性と同じような内容で実施できるように、電源の工事が相当大きなお金がかかりましたので、それを充当させていただいていると。それから・・          [「グリーンロードはやらない。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) グリーンロードまでの間についても、できるだけの努力はしていこうと思っていますが、それぞれの個別個別の法律がございますので、その辺の尊重をしながら検討していきたいというふうに思っています。  [「だから、どういう見積もりになるのか。グリーンロードはやらない見積もりなのか、やる見積もりなのか。」と呼ぶ者あり] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) (続)御質問をもう一回確認させてください。見積もりの内容のことですか。  [「どういう根拠でこういう内訳、2,000万円というプランがあって2,000万円ということをやられたわけです、前に小池さんも同じようなことを言われましたけど。」と呼ぶ者あり] ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) (続)先ほどのお話と一緒でして、連続性を持った形で電源を設置するという形で考えておりますので、この範囲で御了解いただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) 2回目、田崎あきひさ議員。 ○1番(田崎あきひさ君) あくまでその審議会、Nバスのことに関しては審議会でお願いされたから、我々議員が1,600万円新規でやられるということで慎重審議しなければいけないのかなと思ってはおるんですけれども、それより先に先行で必要だから出されるというような姿勢では、せめて注意書きぐらい書いておかないと、これは町民にとってという説明、答弁をされるのでのあれば一言添えておくなりということが、配慮は必要があるかなと思っております。その感想を答えてください。事前に3月、勇み足としか言いようがないんですよ、これ。これから審議、2,600万円しなければいけないというときの中で、せめて4月号を出すにしても3月末に出るんであるんですから、それの差し込みのタイミングを考えてなぜ3月に事前に審議、決も取らないままに出してしまったのかなというところを不信に思っておるんですけども、その点もう少し細かく説明してください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) あくまで利用者の立場に立って、地域公共交通会議の皆様の御提言を受けながら、利用者の立場に立てば地元の説明会も当然やってくれよと、その結果についてきちんと成果を出して、事前周知はしっかりやってくれよという御議論の中で、それはやはり必要なことだと我々思いましたので、運輸局の方もその分については強い指導がございます。認可をする前提として、事前周知はしっかりするようにということでございますので、4月から運行という具体的な提案をさせていただいておりますので、4月から御利用なさる皆さんにきちんと御案内できるような体制でいこうとすると、3月のこの段階でお載せして、通勤、通学者に今まで利用されている方、方法とは違う方法で利用していただく方をふやしていきたい。Nバスについては全く新しいサービスでございますので、その辺を十分周知する必要があるということで、3月に載せさせていただきました。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。13番川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) リニモに関しましていろいろ皆さんからの御意見も出ておりますけども、私はリニモの活性化ということは確かに必要なことだと思います。そういう中で電飾につきましても再三今意見も出ておりますけれども、やはり行政主体でリニモということを前提に一直線に進んでいるというところはよくわかるんですけれども、やはり住民がある程度参加していくという、そういう姿勢のリニモの電飾ということも今後考えるべきじゃないかと思っておるんですね。  それで、今電飾工事だけでも今度1,000万円かけてやるということは、今のまちづくり推進部長の話ですと、石田からあそこまでということ、警察の問題もあるからということもいろいろありますけれども、そういう点でこれはちょっと私の考え過ぎかもしれませんけど、やはり住民参加ということであれば、前回工事も様子もわかっておりますので、図面も当然ありますから、そういう中で、例えば町内の電気屋さん等も大いに参加して協力していただいてお値打ちにやるとか、電飾にしてもやはり地元の小中学校、地域の方たちの参加を求めて、じゃこの木とこの木はどこどこでやるとか、そういうふうにある程度住民参加型がもう少しないと、やはりちょっとまずいんじゃないかなと思う点が1点。  それから、やはり今回の11月の中過ぎから1月の12日までの電飾があったわけですけれども、この評価は私も見たり聞いたりする中でよかったよと、きれいだったよと。だけどもうちょっとなという声もあるし、ただそれを言って、じゃどれぐらいかかったという費用のことを言うと、何そんなにかかったのかという声もかなりあるわけですね。そういう点が、今回の活性化会議の中での問題点にはならなかったかどうかということも、ひとつお聞きしたいというふうに思っております。  やはり私はリニモがあるかないかということで、町の評価というものは大いに変わってくると思います。そういう点ではこれは非常にいいことだと思いますけども、その点で前回のときに、町長は県の固定資産はこれは入るから、これを大いに使って駐輪場から整備をしていくということでされたわけですけども、今回も当然それを含んでのこの電飾にしろ、リニモの活性化のこういう問題は考えていかれるかということを1点。  それから、ちょっと項目は違いますけれども、125ページの社会福祉費の中で下段の9の上のところにあります旅費の上にあります、4項目あります身体障害者施設訓練等支援費とそれから知的障害者施設訓練費等支援費とありますけれども、これの金額の具体的な使い方はどういう形でここへいくのかお願いします。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず住民参加でやらないのかということでございますが、今回の議会の冒頭にこの間の事業報告をさせていただきまして、机上に乗っておると思いますが、そこの中にリニモ活性化の事業についての総括とそれから結果ですね、乗客の結果を載せさせていただいておりますが、まず住民参加の実績として企業等から150万円の御寄附をリニモ活性化会議の方にちょうだいいたしまして、その事業費も込みで2,000万円に加えて150万円を足した事業として今回展開しております。特に具体的な例を申し上げますと、橋脚に後になって電飾をプラスさせていただいたりとか、図書館の壁面にも電飾をプラスさせていただきました。それらは、この150万円のうちの一部を使って表現させていただいております。  それから、これ以外にもリニモの特別列車の中で飲食を提供いたします部分につきましては、アサヒ飲料さんから無料で提供いただいていますし、ポッカコーポレーションなどからも物での御寄附がございました。そういった形で、物、金という形で実際に関連事業者さんからもたくさんの協力をいただいていますし、それらに参加していただいています売り子さんも含めて、人が株式会社の方から御提供いただいて運営させていただいています。  それ以外にも多くの住民の方たち、特に個人の参加を得ながら実行委員会の方に参加いただいておりまして、多くの方たちが参加しております。  平成21年度の提案といたしまして、LEDの寄附を実行委員会で行うということも、今後の今議員がおっしゃったような形で、この木はひとつみんなで飾ろうじゃないかというような形で提案を受ければ、それに対する御寄附をいただきながら、現状のイルミネーションも提供しながら工夫して展開していくようなことも現在事務局の方では考えておりますので、いろいろな形で参加できる器を、今回の平成20年度の事業を反省いたしますと、そういうところが出てくるかなと。反省会の中では本当にいろいろな御意見をちょうだいいたしまして、平成21年度に向かって、こんなこともできるし、あんなこともできるんじゃないかという御提案をさまざまなことをいただいております。やはり事業を実際に行う前の企画提案の内容よりも、実際に行ってからの提案の仕方の方がより具体的ですし、皆さんの参加の意欲も今度はこれをやろうと、今度はこうしようというような形の提案が非常に多くございました。  期間中、私もたびたび会場の方にはなるべく行くようにしておりましたし、皆さんとも顔を会わせながら、その都度会話の中で興味を持っていただく方たちについては御参加いただいております。議員の皆様におきましても、点灯式の最初の日はたくさんの方においでいただいておりましたが、その後も私どもの事業について非常に注視されているというふうに思っておりますが、なかなかお会いする機会がなくて、それぞれの議員の方から御提案を受けることがなく残念かなというふうに思っていますが、いずれにいたしましても参加した方たちの会場でのというか、会議での意見もそうなんですが、会場で活動されている方たち、その場の生の声を今回の平成21年度事業の予算に反映させていただいていることだけはお伝えしていきたいと思います。  確かに金額についてどういうふうに示したかについても、かかった経費すべてを実行委員会の方にお出しして、これだけの費用がかかってこういうふうに出したよということで御案内いたしました。意外にイベント費用ですね、半分以上がイベント費用でございますので、そういったことに大きなお金がかかるので、そういったことは逆に言うと市民の智恵、力でクリアランスできるんじゃないかと、ハードな電飾事業についての経費はもっとやるべきだという御意見が非常に多くございましたので、御紹介しておきたいと思います。
    ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君)125ページの中に身体障害者の施設訓練等支援費あるいは知的障害者施設訓練等支援費の御質問がございました。こちらにつきましては、町の事業につきましては地域生活支援事業ということで町で定めておりますが、ここにつきましては自立支援法ということで、町以外の部分で国の基準単価によりましてそれぞれの施設、町外の施設が結構多うございますけれど、そちらの施設を利用している場合に基準額を負担するというものでございまして、それぞれ毎月のトータルしたのがこの金額になっておりますので、詳細はちょっと御説明申し上げれませんが、そういった形で基準額を町が負担するということでございますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 済みません、答弁漏れ、固定資産税についての印象というか、感覚なんですが、リニモ活性化を含めたリニモ関連事業につきましては、歳入される1億1,000万円ほどの固定資産税がございますが、そういったこともやはり収入としてある以上は、それ以上の地域としての責任があるということで、お客様をふやすための資源として活用していきたいということは基本的には町長の方針でございますので考えてございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございますか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) リニモにつきましては、今答弁いただいてわかる点もございます。ですから、やはり活性化会議の方あるいはボランティアの方、参加してみえる方はこれはどちらかと申しますと、町の実行する方について一生懸命やろうという考えの方が多いわけです。ただ、一般の方はやはりあれをイベントを見に来るとか、そういうことで見えるわけですから、そういう立場の意見というのがどれほど入った結果、今回もまたやっていくということになったかということが私はちょっと問題じゃないかと思いますので、そういう一般住民の方の声もより集客するということであれば、もっともっとまだ日にちはございますので聞いて、そしてイベントにおきましても、イベント屋に任せるんじゃなくて、手づくりな住民参加のそういうイベントをやるべきものだと私は思っております。  それから今、障害者の方につきましては、これはそうしますと長久手町以外の施設でお世話になっているところへのお金というふうに判断していいわけですね。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) そのとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 住民参加のものにつきましては先ほど申し上げましたが、イベントに参加される方も当然そうなんですが、御協力いただきますボランティアの方もそうなんですが、実際にお客様としてこちらにおいでいただく方たちの声というのは、我々が現場で直接お聞きしたりしております。そういった声というのは非常に大きいし、重要だと思っています。特に名古屋市内の方から長久手の方にリニモに乗っておいでいただくお客さんをふやすということで、新年度においてはそういうプロモーション経費も投入させていただきましたが、これは意外にリニモがここを走っていて、地上を浮いて走る乗り物だということが知れ渡ってないというのを実感いたしました。日本でここだけしかないという一つの売りですね、それがまだまだ浸透してないないという実感を受けましたし、長久手に来るとこんなところがあるのかという発見をされる方が非常に多かったということは身を持って体験しております。  それがまだまだ不足しているなという実感を持ちましたので、今回の予算に計上させていただいておりますが、そういったことで事業総括したものを今回の予算に盛り込まさせていただきました。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。17番水野竹芳議員。 ○17番(水野竹芳君) 平成21年度の主要新規施策の概要というものの21ページ、防災行政無線(同報系)整備事業これについて見させていただきますと、一般的に人命を守るということが第一義的に考えられるのではないかなとこう思っておりますが、全体的に恐らくこういうものはばらまいてあるということは、ばらまき方についてはまあこれはいいだろう。ただ人命を助けるという考え方によれば、もう少し人口密集地の方に設置されるのが妥当ではないかと、かよう思うわけですが、どのような考え方に立ってこういうふうにされたのか、伺いたい。 ○議長(吉田日勝君) 安心安全課長。 ○安心安全課長(鈴木 裕君) ただいま御質問の今回新たに設置しようといたします同報系の防災行政無線の位置につきましては、各塔から音の広がる範囲がございますので、大体等間距離ということで人口の密集によってこの距離が変わるというのは、例えば大きな建物等があればその影響もありますけれども、そういったものを踏まえて町全体で音のつながりぐあいを現地で確認しながら、位置を決定しております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。水野竹芳議員。 ○17番(水野竹芳君) 行政的な考え方はそういうふうになるのかもしれませんが、実際的に申し上げて、人命を守るという見地に立ってもう一度よく精査していただけるとありがたいなと、こう思っておりますがどうですか。 ○議長(吉田日勝君) もう一度お願いします。最後がわからんかったらしいです。水野竹芳議員。 ○17番(水野竹芳君) 聞こえづらかったですか。行政的には積み上げてきて、そういうことをやられるのにはそれなりの理由があると思いますが、実際に人命を助けるということになってくれば、当然人口密集地の方に持っていかれるのが適切ではないかと思っておりますが、そういうような考え方にそろえるようなことはないですかね。 ○議長(吉田日勝君) 安心安全課長。 ○安心安全課長(鈴木 裕君) この防災行政無線につきましては情報伝達ということですので、先ほどもお答えしましたけれども、全町にわたって等しく情報が伝達できる適切な位置ということで設計上決めさせていただいております。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。2番金沢裕次郎議員。 ○2番(金沢裕次郎君) 町長の施政方針演説の中で夏には長久手温泉やモリコロパークを中心に交流まつりを企画するとあるんですけれども、このモリコロパークというのは唐突に出てきたんですけども、どのようなことを想定されているんですか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 今年度、夏まつりを長久手温泉で開催をいたしました。多くの方に参加いただいたんですが、リニモの乗客の数がこの事業によって着実にカウントできたかということになってくると、ちょっとこの日はいろいろな事業がラップしておりまして、乗客数は相当伸びておるんですが、我々が実施いたしました調査の詳細な部分でいきますと、直結的にリニモの乗客に寄与したという部分ではやや少ないのかなと、期待以下だったのかなというふうに思っています。  一方また、電飾事業を行いますとはなみずき広場に乗りおりされる方は極端にふえました。そういったことを考えると駅周辺、駅近くで事業を展開すると効果が上がるということが顕著でございますので、今回の夏まつりについては公園を管理している団体と協議しながら、私どもが公園と一緒なって夏まつりという形で、長久手町の売り込みをしっかりそこでやりながら、特別列車等を組んでいきたいなということで、駅周辺、特にモリコロパークを活用した形も今回取り組みさせていただこうというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。金沢裕次郎議員。 ○2番(金沢裕次郎君) ということは、県と協力してということで協働的な感じの夏まつりなんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 夏まつりだけに、確かに昨年やりましたので、ことしもやりたいということなんですが、モリコロパークの話が出ておりますのでつけ加えさせていただきますと、乗降客をふやす、運賃を上げるにはどうしてもモリコロパークで大きな事業あるいはイベントをやっていただくということに尽きると思うんです。したがいまして、私どもは県の方へ今いろいろな、公園をもう少し大きくするとか、具体的なことは担当部長がよく知っておりますが、計画はあります。  したがいまして、これを早く実行に移していただきたいと。家族づれで、夏休みにしろ、春休みにしろ、それ以外のシーズンで楽しんでもいただける、そういう公園に、かつて愛知青少年公園と言った時代のように、多くの方々に来ていただく。できるだけならリニモを活用して来ていただきたい。駅の最もいいところに駐車場をつくりましたので、私どもとしては極めて残念に思いますけども、リニモを大いに利用してあそこでいろいろなことをやっていただきたい。例えば今愛知駅伝をやっておりますね、あれのようなものを長久手も新春ジョギング大会もやっておりますし、なかなか難しいことを言って貸してくれないものですから、どんどん開放してリニモ客の増強、これは第一県が責任があるはずですので、もう少し大々的なものを県で催しながら、皆さんに親しまれる公園に整備していくということが本来のねらいであります。私どもももちろんいろいろな計画をしなければなりませんが、そういうようなことを県とも協議しながら今後進めていくつもりでおりますので、要望は要望としてきちんとやっていきたいと思いますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。15番浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 今年度の当初予算の中で町長がお考えの事業、先ほど原田議員も見せられましたけれども、主な主要事業の最初にリニモでござらっせ、イルミネーションエリア拡大とこういったものが示されました。趣旨はリニモの活性化、要するに町長がおっしゃいました長久手にとってリニモは欠かすことができないというお話でございましたので、リニモの活性化ということで、要はリニモの増客を図るためにどうするかということの手段の一つとしてイルミネーションもやるよと。それから夏まつりもやるよというような趣旨だというふうに理解ができます。  でも、本来、リニモの乗客については、リニモが建設される以前からそういった話はあったかと思っております。それは、リニモの増客のために周辺を開発して住宅地としてリニモの増客を図る。当然、古戦場、駅前整備も万博前に区画整理組合を発足して駅前整備も行っていくというような考え方があったと思います。それから、万博の駐車場建設に当たりましては、埋め立てたところは当然リニモの駅に近いところですので、当然住宅地として開発していくんだと、そういった趣旨の町側の方針があったように思います。  でも、なぜかいまだに中央部につきましても、現在整理組合もまだ発足しておらない、予定はされるということですけれども、いまだに発足しておらない。それから、その公園西駅周辺も将来住宅地としてという町の方針でありましたけれども、いまだに何の動きもない。たしか万博開催の2年前からそういった話があったわけです。でも具体的になったのは、中央部の整理ということで今回整理組合の発足に向けて努力されておるという状況だというふうに思っております。なぜ本質的な問題に対して町の予算が使われなくて、電飾といったまちづくりではなくて商業活性化のための資金がリニモの乗客増対策に使われていくのかといったようなことで、本末転倒ではないかと思うんですけれども、これは当初の予算ですので町長になぜそういうふうに、本質的な乗客増の対策ができないのかということについて伺いたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 議員おっしゃるようにリニモの経営を安定化させていくには、駅周辺に新しい町をつくって人を乗りおりさせるということが必要だと思います、これは抜本的な対策だというように思っています。したがいまして、それらについてどういうふうに予算化されているかという御質問だと思うんですが、土地利用計画と総合計画を今回議案の中にも上げさせていただいておりますが、こういった地域戦略ですね、リニモの駅周辺をどういうふうに変えていくのかという基本的なスタンスはやはり持つべきだと思います。  というのは、調整区域の開発許可につきましては法律が変わりまして、基本的にできないということになりました。新しい法律の中で1ヘクタール以上、20ヘクタール未満につきましては、町の地区計画を定めて土地利用と整合性を図りながら開発するのであれば特定的に認められるという新しい法律が、都市計画法が改正されました。それに連動した形で駅周辺を開発していく必要がございますので、町として駅周辺をどういうふうに変えていくのかというのを、やはり土地利用計画や総合計画の中できっちり盛り込む必要がございます。  それと、今までは区画整理でまちをつくってきた長久手町でございます。長久手中央の区画整理組合についてはことし秋を設立として、今準備を進めているところでございますが、そこ以外の調整区域につきましては、具体的な地区計画ということはイメージしておりますが、基本的に最も必要なのは民間事業者の方たちがこの調整区域に開発を誘導するというか、していただかないといけないんですね。市街化区域に編入して区画整理を行って町をつくっていくということではなくて、調整区域の状態で地区計画を定めて新しい民間事業者に投資をいただいて、出資をいただいて新しい町をつくっていただくということが必要でございます。  そのためには、調整区域であっても土地利用計画でこういうように変える予定がありますよ、この町はこういうふうに変えるんですよということを内外にアピールする必要がございます。そのためにやはり重要な施策として土地利用計画を変えるということが非常に重要だというふうに思っております。これらの周辺開発につきましては、町が直接町の予算を使って行うというものではなくて、民間事業者のお知恵と資力で持って周辺開発をしていただく。そのために町として基本的なまちづくりの方針を事前に定めておくということが重要でございますので、今回の予算の中で盛り込まさせていただくというよりも、町の土地利用の戦略的な部分で計画を書いて、そこに書き込みました部分で御賛同いただく事業者の方たちにどんどん来ていただきたいということを内外にアピール、何度もくどいですが、外にアピールとしていく。町としては調整区域をこうしたいんだということをしっかりしたスタンスで表現していくことが重要だということで、予算には盛り込みませんでしたが、基本的な戦略の中で、土地利用の戦略の中で表現させていただいたというふうに御理解いただきたいと思いますし、区画整理は非常に時間がかかりますが、こういう調整区域の民間開発は短時間に成果を出せるという期待感もございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 環境運動をされている方の立場からしますと、都市計画区域外の開発について1ヘクタールということで基準が下げられたということで、今の都市計画法、これがざる法になったといったようなことをおっしゃった方もいらっしゃいます。それは、さておきまして、要するに町の主要な計画というものは、いずれにしましても状況が変われば当然変えなければいけない。今回もバブルがはじけて現在のような経済状況になりました。それに対してやはり迅速に手を打たなければいけないということは当然のことでありますので、万博が海上の地区から長久手町の町内にある旧青少年公園に移った時点で、当然リニモの建設についても前向きな形で建設がされました。それを見据えて当然町の運営がなされておれば、これから中央地区の開発を行って人が住むのに何年かかるかということを考えたときに、とてもリニモの累積赤字というのは5年もたったら100億円を超えるんじゃないかとも言われているような状況の中で追いつかない。それが世間一般的な見方なんです。  ですので、なぜリニモが建設が決まった時点に整理組合の発足ができなかったか、それはいろいろな事情があるでしょうけれども、そういったことも踏まえて万博開催中から開発予定というものがあるんでしたら、やはりそれは当然手を打ってこなきゃいけなかったと思うんですけども、なぜそれができなかったかということを聞いとるんです。当然、今回の5次の総合計画もありますけれども、なぜ速やかに計画の修正がその都度なされずに今まで放置されてきたかということが問題じゃないかと思っておるんです。それは、やはり私は執行部に責任があるんじゃないかと思っておるんですけども、なぜできなかったのか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 議員のおっしゃるように土地利用だとか、周辺開発がころころと短期間にできるのであればそれは可能なことかもしれません。ただ、一つ土地を動かして権利を細かに整理して町をつくっていくという作業は膨大な時間とお金がかかります。  そういったことは、私どもの今までのまちづくりの中で十分検証されたことでございます。したがって、もう一つは愛知県もこのリニモ沿線に対する基本的なスタンスを地域づくり構想という形で今年度、ほとんどまとまっていますがまとめました。それはやはり愛知県と周辺市町が同じ意思でこの地域を改変していくという思いがないと、町が単に土地利用計画をつくったとしても、それは実効性が非常に遅くなってしまいます。愛知県としても協力体制を一緒にしながら、長久手のこの地域をこうしようということが意思決定しながら今進めておりますので、そういった意味では愛知県がつくっています土地利用構想周辺の地域づくり構想という言い方をしておりますが、これに基づいて町の基本的スタンスをほとんど同じようにさせていただきましたがということが、大きなこれからのスピード感を上げていくために必要なことかなと思っております。議員おっしゃるように、すぐ周辺開発ができる状態ではございませんので、きちんとしたスタンスを持つことが非常に重要かというように思っていますのと、これから先はスピード感よく開発していく手法を検討していくことが重要かと思っています、その辺については御了解いただけるものと思っていますが。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  この際、暫時休憩いたします。                  午前11時35分休憩               ――――――――――――――                  午後1時00分再開 ○議長(吉田日勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  議案第2号平成21年度長久手町国民健康保険特別会計予算について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 先ほど一般会計の予算のときも言いましたけども、来年度で経済状況が悪化すると、来年度新規加入者というのがふえるおそれがあります。また、前年度の所得に応じて保険料が算定されますので、これまた払えない人が出てくる、そういう状況があると思います。大体国民健康保険の加入者の加入世帯の所得の状況を見ると、大体総所得が200万円以下の人が大体65%ぐらい、それで保険料が一世帯当たり23万5,000円ぐらい払うという。そうすると、大体11%ぐらいの負担率になるんですね。  したがって、低所得の人には大変な負担になるわけですので、来年度予算でそういう支払い困難になった場合の対処の仕方については、どういう対応をしてくれるのか。減免制度があります、その減免制度の拡充というのは考えてないのか、その辺について確認しておきます。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) ただいまこういった折にどういった措置がとれるかということでございますが、まず減免等制度につきましては、非課税世帯につきましては国保税の軽減ということの制度がございます。それから、長期療養や失業等々につきましては、前年度の総所得300万円以下の場合につきましては、2分の1以下に減収すると認められるときは減免が受けられる制度がございます。  こういった制度の啓発につきましては、国保のしおりというのを窓口でお渡ししておりますが、それで御説明申し上げる。あるいは、納税相談の場合お見えになります、そういった場合にこういった制度があるよということをお話しております。参考にでございますが、平成20年度の先ほどお話ししたような保険料の軽減世帯でございますけれど、6割世帯につきましては一般が754世帯、それから退職者につきましては18世帯、それから混合が1の合計771世帯。それから、4割軽減につきましては、一般が142世帯に退職が9世帯、混合が2世帯、149世帯というような形でございまして、当然ながら窓口にお見えになりますので、職員が制度につきましては、十分現在でも説明しておりますし、引き続き説明してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 先ほど減免の中で所得が300万円以下という300万円というのが出ましたけども、これで結局これまで減免制度をつくって以来、1年間大体10世帯から11世帯ぐらいしか適用者がいないという状況なんですね。したがって、今後たくさんそういう払えない人が出てきたときには、これはもう当然対応できない基準だと思うんです。したがって、この基準をもう少し下げて対応できる、一番困っている人たちが助かるような制度にきちんとつくり直すということが必要かと思うんですけども、それは年度途中にそういう相談者があった場合、きちんと対応できるようなそういう体制になっているんでしょうか、その点答弁願います。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) この減免制度等につきましては、税条例の方で定めておりますので、すぐ改正するということは考えておまりせん。したがいまして、先ほどお話ししたようにいろいろな方法がございますので、分割等の方法もございますし、それ以外の方法もございますので、できる方法で町と御相談者と相談しながら指導してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第3号平成21年度長久手町老人保健特別会計予算について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第4号平成21年度長久手町土地取得特別会計予算について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第5号平成21年度長久手町公共下水道事業特別会計予算について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 長久手町の下水道事業はまだできて12年、まだ新しい事業です。しかし、この間、環境設置工事の進捗は非常に大きく、普及が進んでまいりました。それで、いわゆる処理場の経費に対する下水道使用料の収入が大きく超えて黒字経営を続けています。したがって、こういう大変な状況の中で下水道使用料金を引き下げるというようなことについて、本来なら考えてしかるべきじゃないかと思うんですけども、来年度予算ではそういうこともありません。現在の来年度予算は、評価から言うと大体どういう評価をすればいいんでしょうか。現状以上に黒字になるのか、それともさまざまな借金とかそういう返済があって苦しくなるのか、どういうふうに見たらいいでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 処理場につきましては、まだ建設途中にあるとも言えまして、建設費もまだまだかかるという状況で、一般管理費につきましては処理場管理費を上回る使用料につきましては、今上回っているわけですが、一般管理費や起債償還に充てております。したがって、いずれの時期には建設の償還について少なくなれば、またそういった採算ラインがよくなってくるんじゃないかというふうに考えています。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) ありません。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第6号平成21年度長久手町農村集落家庭排水施設特別会計予算について質疑を許します。質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第7号平成21年度長久手町介護保険特別会計予算について質疑を許します。  質疑のある議案は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第8号平成21年度長久手町後期高齢者医療特別会計予算について質疑を許します。質疑のある議案は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第10号平成20年度長久手町一般会計補正予算(第6号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 今回の補正予算は減額補正が非常に出る補正予算でもあります。特に今回は公共事業費の入札改善で節約できたものとか、この間の行政改革で取り組んできて顕著なものが何かあるのか、その点について確認したいと思います。それからあと民生費で、先進的事業支援特別交付金5,000万円が、これは結局そのまま使われずに減というふうになっております。これはなぜそういうふうになってしまったのか。行政側に責任があるのか、それとも交付金を受ける方の事業者の方に何らかの理由があったのか、その点についてはっきり答えてください。  それとあと交付金関係でこれもマイナス補正が多いんですけども、これはどういう理由でこういうマイナス補正になったんでしょうか、その点だけ。 ○議長(吉田日勝君) 財政課長。 ○財政課長(山下幸信君) 補正予算の減額の中で入札改革等、行革等によって減額されたものがどうかということでございますけれども、そういった入札による執行残なのか、未執行による残額が発生したのかというような集計は行っておりませんけれども、例えば委託費と工事請負費全体では、約1億2,000万円の減額補正を出させていただいておるということでございます。
     それから、交付金関係でございますけれども、交付金につきましては、当初予算と決算見込みの差を減額補正させていただくものでございますけれども、県の交付金の支出見込額から算定いたしましておおむねの決算見込みを出させていただいて、減額させていただいておるものでございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 先ほどの先進的事業支援特例交付金の件でございますが、これはたいようの杜のユニット工事、特別養護老人ホームのユニット工事の関係でございますが、そういうユニット工事を進めておったわけですけども、たいようの杜の事業のおくれ、それから国内経済の急激な変化により建築計画及び資金計画の見直しをたいようの杜が行ったということで、これが必要だったということで平成21年1月3日付で取りやめの旨の通知が出されたものであります。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) これは介護事業との関係で大きくまた変わってくるわけですけども、今回新年度の予算の中にまた同じ金額が入っておりましたけども、これは事業の展開はきちんと事業者の方で今年はやれるというふうになっているんでしょうか。中には、行政の方が何か5,000万円を出すのをえらい渋とって出さないんだというようなことも言っとる方もいらっしゃいましたので、その辺ははっきりさせておかないと変に行政側の責任を負わされるということがあってはいけませんので、その点ははっきりしてください。  それからもう一つ、今山下課長の方から委託費が1億2,000万円ほど減額になったということを言われました。その中で特徴的なことについてちょっと心配はしてもいるんですけども、清掃事業費でごみ収集より運搬委託というのが業者が変わりました。それで、2,141万5,000円の減額になっているんですけども、これはちょっと委託清掃事業の中でこんなにたくさん減額というのは一体何があったんだろうかという、そういう心配もするんですが、それは競争によってこれだけ下がったということなんでしょうけど、実態、その入札状況とかそういうのはどうだったんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 先ほどの先進的事業の特例交付金につきまして来年度もということでございます。こちらにつきましては、先ほど課長が申しましたとおり今年度は4,000万円を当初、それから12月補正で1,000万円ということで追加補正をさせていただきました。このユニット化につきましては、国が平成26年度までに70%まで持っていくという一つの方針がございます。町としましても、これにつきましてはやはり報酬関係上、当然やっていただくということが必要になってまいりますので、今後とも町は全面的にバックアップしていきたいというふうに思いますし、スケジュール等の問題もございますので、これにつきましても十分連携をとりながら、今後展開してまいりたいと考えています。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 生活環境部長。 ○生活環境部長(加藤八州夫君) ごみ収集運搬の清掃事業費の関係でございますが、基本的には入札の請負の差金ということでございます。競争原理が働いて削減できたというふうに考えております。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。3番佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) 寄附金のふるさと長久手寄附金があるんですが、これは近隣の状況というのは把握されてるんでしょうか。近隣と比べて多いのか少ないのか、その辺をお伺いしたいのが1点と、あと農楽校学校事業費の中で集出荷選果場の改修工事がありますが、これはどのような部分で減額となったのかを教えてください。 ○議長(吉田日勝君) 財政課長。 ○財政課長(山下幸信君) ふるさと寄附金でございますけれども、本町には9万円の寄附があったわけでございますが、近隣につきましては、最終的に幾ら寄附がされたのかというような確認はとっておりません。 ○議長(吉田日勝君) 副町長。 ○副町長(加藤具己君) 集出荷選果場につきましては、当初3,000万円ちょっと予算化されたわけですけども、少しでも安価でやろうということでやった結果、1,100万円ほどの減額をさせていただいたということでございます。細かい資料については、まだここにちょっと持っておりませんので、また後日お知らせしたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) 建設部長。 ○建設部長(田中憲二君) 今の集出荷選果場でございますけれど、内容というお話ですが、中で少し設備を当初考えておったわけですが、最低限のものにするということで減額しております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) ありません。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第11号平成20年度長久手町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 9ページに医療給付費分滞納繰越分2,825万円、補正額が3,268万円あるんですけども、これは全部滞納繰越分を解決したという計上になっております。これは去年1年間、収納課をつくって、業務の特別チームをつくって解決に取り組んだということの成果なんでしょうか。これでこの滞納の場合、短期保険証との兼ね合いもあるんですけども、その辺が加入者の負担が大きくて、例えば受診抑制とかそういうことにつながるようなことはなかったのかも心配するわけですけども、この滞納繰越分の解決についてちょっと報告してください。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今回、補正を出させていただきましたのは、決算の見込みがおおむねできたということでございまして、当初予算に対して思ったより多かったということでございまして、今回出させていただきました。ただ、今御心配のありますように滞納者にかかる部分につきましては、特にそういった問題は、保険証等に問題は出ておりませんので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) ありません。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第12号平成20年度長久手町土地取得特別会計補正予算(第1号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第13号平成20年度長久手町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第14号平成20年度長久手町農村集落家庭排水施設特別会計補正予算(第1号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第15号平成20年度長久手町介護保険特別会計補正予算(第3号)について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 第3期は結局サービス利用料を抑制されたというのが大きかったんじゃないかと思うんですけども、今回補正予算にまたさらにサービス利用、介護保険給付費が1億2,396万1,000円の減額補正になっているんですね。これで、13ページには居宅介護サービスからずっと書いてあるわけですけども、これは結局使いたくても使えなかったという証拠になるんじゃないでしょうか、その点はどう評価していますか。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) ただいまの補正につきましては、当初見込みよりは少なかったというのが一つの要因でございます。それでこの影響につきましては、平成18年10月の施設等の個人負担分、いわゆるホテルコストですね、そういった部分が影響しておりますので、そういったこととか、そういったもろもろ等がございまして、全体的に必要なくなったということで補正をさせていただいております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) ありません。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第16号長久手町の男女共同参画を推進する条例の制定について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。6番じんの和子議員。 ○6番(じんの和子君) 前文のところですか、一番最初の真ん中あたりで、「まだ多くの課題があります」というところがありますけれども、多くの課題、具体的にはっきりは書いてないものですから、どういうことを意図してこういう言葉になったかということを具体的に伺います。そして、その次の次の行ですけれども、「町、町民、事業者及び教育関係者が」というところがありますが、町及びすべての町民でもいいところを、教育関係者という言葉が入っているのが特徴なのかなとも思うのですが、この言葉を特に入れたということに意味があるのかどうか。  そしてページをめくって、町の責務というところがありますけれども、町の責務のところ、次のページにも「町は」というところが出てくるんですけれども、積極的な広報活動というのがないように思うんですけれども、そういったことはどこに出ているのかお伺いします。まず、それだけ。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず前文のところでございますが、多くの課題がありますという認識でございますが、これは国の方針の中にもありますが、男女が共同して社会を形勢していくという中では、古い歴史的な慣習だとか、制度の中で残ってしまった男女の差別を助長してしまうような制度がいまだに底にあるという前提でございます。  したがって、これは非常に歴史的な中での制度がございますので、それらも含めて平等の原則に立ち返るべきだという概念を持っていくために、さまざまなというか多くの課題がありますというふうに記述させていただいております。それから、歴史的なものがそうですが、今日的にはDVだとか、女性差別に関する特に顕著な例も見られますので、そういったことについての意識をしております。  それから、教育関係者という部分に特に特化したのは、私ども大人になってきた者については歴史的なつながりが常にあるわけですが、若い方たちはこれからの教育の中で、こういった男女という部分を大きく意識せずに育ててほしいということで、教育の部分での育成が非常に大きなウエートがあるということで、そういう議論が委員の中にありましたし、そういう方向性はぜひ示すべきだということで、記述の中に入れさせていただきました。  それから、町の責務につきましてはもともと男女共同参画に関係いたしますNプランというプランが先行してできております。第2次長久手町男女共同参画プランというのがありますが、そういったものについてありますので、ここで具体的な方針が出ておりますので、条例の中ではそれに基づくというふうにさせていただきました。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。じんの和子議員。 ○6番(じんの和子君) 事業者の責務というところなんですけれども、第6条のところに「男女が共同して参画することができる体制の整備に」というところが、何かわかりにくい気がするんですけれども、それをもう少し就労環境の整備とか、あるいは雇用上の均等な機会及び待遇確保とか、そういった具体的なものになった方がよかったんではないかと思うんですけれども、それを体制整備という形になった理由といいますか、なぜなったかということをお伺いします。  そして次の第20条ですか、「活動拠点の整備に努めるものとします」とありますが、今現在の時点で具体的に考えているところがあるのか。その後ろ、第21条の3、4番、審議会の委員が出ていますけれども、その構成組織はどういうことを予定しておるか、以上お伺いします。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 第6条の記述につきましてということですが、この辺の記述につきましてはいちいち委員の御意見を採取しながら整理させていただきましたので、私の方で個々にコメントさせていただくのも難しいんですが、事業者の責務という形でわかりやすく述べさせていただいたつもりでございます。  それから20条につきましての拠点施設でございますが、現時点で長久手町の中ではございません。愛知県においては若干そういったものがあるようでございますが、今後の課題というふうに感じております。  それから第21条の委員の考え方でございますが、今までこの条例を含めて審議していただいております委員会がございますのでそのメンバーを、基本的には10名のメンバーを移行させていただくように、移行して議論を、こういった問題についての審議を追求させていただきたいと思っております。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 第3章の基本的施策の項のところから入っていくんですけども、例えばずっとその次へ行きまして、積極的改善措置というところがあります。この中にいろいろ規定してあるわけですけども、私は非常に懸念するのは、現在の労働状況の中で、例えば妊娠すると退職を迫られる。それから生理休暇も取れない、そういったことがあるわけですね。労働基本権として認められていることが、実際に行われているかどうか。それがどう守られているかどうかということについてとの関係は、この項でいくとどうなるんでしょうか。例えば、第11条の積極的改善措置のところとか、実施状況の公表とか、それから第13条の性と生殖に関する健康と権利や雇用の分野における男女共同参画の推進、こういったところが具体的にかかわってくるんじゃないかと思うんですけども、それは具体的議論もされて、その辺そういうところまで認識は深まっているんでしょうか、一度お尋ねします。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 個別のことにお答えする内容ではございません。実はこれは総括的な、総合的な男女に関する問題を条例としてまとめさせていただきました。今、議員が御質問がありましたような個別の法律がございます。そういったものの中できちんと整理されているというふうに思いますので、それらはそれらとしてきちんと推進していくべきだろうということを考えております。積極的対外措置としては、そういうことまでは考えておりません。全体のコントロールとして措置が必要だというふうに記述しております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) この男女共同参画を推進する条例ということなものですから、確かに部長が言われるようなことだと思うんです。しかし、そういった基本的な権利というのがあるんだよということをきちんと周知して、それをやはりどう守っていくかというようなことについても、こういう共同参画条例のかかわりの中で議論がされると、そういうことが必要になってくるんじゃないかと思うんですけども、その辺はどうなんでしょうか、そういう発展ということは。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) いろいろな議論を発展させていくということは必要かもしれませんが、常に男女が共同する社会の実現に向けて姿を示した条例でございますし、それからNプランについてもそれぞれ具体に活動すべきものを載せております。この二つで、町として男女共同参画の社会を実現していくというスタイルを標榜しておりますので、個々についてどうこうこうこうという議論ではなくて、相対的な方向だというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。14番前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) この条例ですけれども、やっとと申しますか、約束どおりといいますか、平成20年度中ということで、今回こういう形で出てきたわけですけれども、その中で先ほどから話の出ております課題につきまして、役場自身が今率先、推進していかなければいけない状況にあるわけですけれども、今どんなことにこの件に関して取り組まれて、そしてその課題というのは今どんなものがあるんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 御質問についてはちょっと余りにも抽象的過ぎてなかなかお答えしにくいですが、さまざまな部分でこういったものを抱えている問題があると思います。役場組織の中にもそういったものがあれば、この考え方に基づいていかないかんと。それから、いわゆる附属機関に関する女性の登用については、私どもの方で要綱をつくって、30%という目標値を定めて具体的な数値目標を定めております。またNプラン、男女共同参画の方ですが、こちらの方についても数値目標を考えて、女性が参加できるようなというか、していくようなものを、目標値を持って定めておりますので、役場の組織としてもそういったものを着実に守っていけるように推進していく必要があるかなというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 本来ならば、そこにお座りの皆さんの中にも2人や3人ぐらいは女性の方がおられても私は不思議じゃないと思っておるんですけれども、そういった意味で、今女性の管理職の方が何人おられて、そういった方向の道づくりというんですか、そういったことについては具体的にどんなふうに取り組んでおられるんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 女性管理職は7名と認識しております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  [「登用への道筋みたいなものが具体的にそういったものがあれば、管理職登用へのそういう道筋みたいなものが・・」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君)総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 管理職登用というようなことは、特に今のところ何々試験をやるというようなことは一切ごさいません。ただ勤務状況等を見させていただきましてやるんですけれども、御存じのとおり女性職員は、結構若い職員が多くてこういう僕のような年代が少ないものですから、そうした部分の中でこれから先ほどまちづくり推進部長も申しましたけども、そうした中で一緒になって検討していかないといけないものだと思っております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第17号長久手町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。3番佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) この職員として新たに館長を設置されるということですが、設置される理由、通常の職員では今までの体制ではなぜできないのか、その設置する理由とともに、どのような図書館運営を目指しておられるのか、その点をお聞かせ願いたいのと、我々議員にもどういう方かというような御説明があったんですが、この御説明がある前に新聞報道が先にありましたんですが、その辺のことをこの議会でも再三再四十分な説明をしてくれるようにというような要望があったと思うんですが、このような現状で十分だとお考えになっておられるのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 新たな図書館長の選任につきましては、私どもが図書館の運営をさらに充実していきたいという思いの中からこういう議案を出させていただきました。特に図書館におきましては専門的な見地から図書の選定をするだとか、現在の自主事業をさらに充実したいという思い、それから図書館全体の運営の見直し等をさらに進めることによって、より愛される図書館を目指したいという思いで新たな新館長の選任ということでございます。議会に関しての御報告でございますが、私どもの配慮不足で議会の方の報告がおくれたことは謝罪申し上げます。
        [「説明が十分であるかどうかという認識はありますか。」と呼ぶ者あり] ○教育文化部次長(水野正志君) (続)人事に関することでございますので、議会の方へのペーパーで報告させていただいたことで御理解をしていただきたいと思います。        [「十分だという認識でよかったですか。」と呼ぶ者あり] ○教育文化部次長(水野正志君) (続)説明するということで、どの程度ということは、私どもが議会へ報告する内容はこの程度が妥当だと思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) 重ねてお伺いしたいんですが、図書館の専門職云々というお話があったんですが、町長の施政方針で図書館のことにもふれられておるんですが、中央図書館の利用者が子育て世代の方が多いと思うんですが、そのような図書館の運営を、そのような図書館像を望まれておるというような町長の施政方針でもお話があったんですが、そのようなそこに合致するというような人選だというふうな認識でよかったでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 今回、図書館で新たな館長として予定させていただく方は、県立大学で長年勤務され、現在は退職されておられます。図書館運営に関しては、昭和43年当時から大阪大学の方で助手として勤務されて、5年間図書の資料、収集、整理それから発注、そういうものに従事されておりました。それから県大におかれましては学生部長を歴任されているということで、図書館長の上司に当たるということで、文学部系のトップとして従事されておられましたので、図書館の運営等に関しては相当学識があるということでお聞きしております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) この新図書館長を特別職の非常勤でつけるということについて、教育委員会に確認しておきますけども、定例の教育委員会また図書館運営委員会、そういうのがありますけども、そういうところで正式な議論になったのかどうかというのを、まずお答えしていただきたいと思います。今の答弁を聞いておりますと、非常に苦しい答弁をされているなと思うんですが、それにあわせて末永参事にお尋ねしたいと思います。  予定されている本多英太郎さんの経歴をみますと、県大の教授も歴任していたということで、2年前の3月に定年退職されています。その方が2年間の空白をもって今年の4月から来るということは、これは今現場を必要としない。それから、新年度の新規事業の中にも全然そういう館長職が必要だったということが何も書いてない。          何でと言うと現場が必要としない。私たちも知らされてない。1カ月29万円で、年間348万円という報酬です。現在、図書館には一般事務、嘱託員ということで、司書の資格を持った方が二人、1カ月16万円で1年間で192万円という報酬で、週5日間、7時間半働いていただいています。また、それ以外にも図書貸出整理事務賃金ということで4人、これは1カ月約6万円、そういう給与でこれもまた働いていただいています。今、教育文化部次長が言われたようなことについては、こういった方たち、司書の資格を持った方たちの待遇を改善して、本当に仕事を頑張っていただく、そういうことが私は一番肝要じゃないかと思うんです。  また、新しく図書館の管理するということで指定管理者を導入するところもありますけれども、私はそれには同意しませんが、館長は市の職員、それ以外の事務員とかカウンター業務とか、そういうのは民間業者に委託する、そんなところもあります。  したがって、館長というのは現場に出て、本当に現場全体を采配できるような人でないと、やはり務まらない。本当に率先して、汗水流して働いて、町民が喜んで、新しい館長が来てよかったというようなことになるかというたら、私はならないとそうはっきり言っておきます。  はっきりと答弁してください。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 館長の選任について教育委員会に図られたかということでございますが、教育委員会で審議しております。それから、図書館の運営委員会につきましては、これは人事に関することでありますので、図書館の運営委員会では審議の対象にはなっておりません。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 参事。 ○参事(末永雅博君) 今、御質問がございましたので、お答え申し上げます。まず1点目でございますが、県大の名誉教授でございます、高級でも官僚でもございません。  それから2点目でございます、ここはいやしくも長久手町の議場でございます。そこで、何ら根拠のない憶測に基づくひぼう、中傷はやめていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 今、教育文化部次長は教育委員会で審議をされたと言いました。先ほどホームページで確認いたしましたけども、そういう経過は書いてありませんでした、書いてありますか、どこかに。それから、今末永さんそうやって言われましたが、全く必要のない、しかも私たち議員も1回も議論もしたことないし、相談も受けたこともない。しかし、県大の名誉教授です、高級官僚とは違う。それはあなたたちの規定ではそうでしょう。しかし、私たちはもう同じまさに高級官僚と言ってもおかしくないぐらいだと思います。  そういう方が2年間の空白をもって、長久手町の図書館長に来る、縁もゆかりもない方が来る。先ほど図書館の業務をやったということを言われました。しかし、長久手町の図書館は何が特徴かと言ったら、児童書を中心にして子供たち向けの大体本が多くて、そういう点が評価がある。こういう専門職、大学の先生をやった方たちが来て、そういう難しい本を備えつけなければならないような図書館ではありません。幸い町内には大学がたくさんあります。そういう専門的な書籍は閲覧したければ大学の図書館に行けばいいわけです。何もそういうあえて専門だと言われますけど、私は全く関係ないと思いますけども、そういう方をなぜ長久手町に押しつけるのか。それは私が先ほど推測しましたこと以外ないじゃありませんか。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) ホームページにアップしてないというお話でございますが、2月の教育委員会で諮っておりまして、まだ議事録作成中でございます。その関係でアップしておりませんが、これは人事にかかることということで、公開事項の中には入っておりませんので、非公開の部分で審議していただいたものですから、ホームページの中での議事録には載ってこない事例となります。  それから、図書館長につきましては、私どもから各複数の大学に図書館長として適任の方が見えないかということで複数の大学の方へ紹介をかけさせていただきました。そこの中で、県立大学の方から学長さんの責任において、今回の本田さんが適任であるということで御紹介を受けて選任にしたいというふうで持ってきたものでございますので、御理解いただきたいと思います。         [「そんなどたばたでやっていいのか。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。16番加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 補足みたいにちょっと質問しますけど、なぜ図書館長が必要だということを、先ほど教育文化部次長はここに書いてあるようなことを、施設に魅力を感じるとか、選定図書サービスというようなことをやるためって、現在でもやってるんじゃないの。今の館長は一生懸命にやっていると聞いていますよ。それで図書館利用者は、長久手の図書館で日本全国どこの図書館にでもある本を送っていただいて、見ることもできるし、借りることもできると、非常に喜んでみえるんですよ。なぜこの時期に新しい図書館長が必要なのか、もう今の時期でも今の図書館は非常によくやっとると私は聞いています。仮に必要だったならば一般公募、公募でやった方が非常にわかりやすい、それをさっき原田さんの質問みたいに、私は参事のあれじゃなくて町長だと思っとるけど、特定な人からの依頼か、推薦か何かで決めるというのは非常に不透明である。ぜひ必要だったら、私は公募が一番いいと思うんですけど、そういう人でなぜ決めなかったのか、答弁してください。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 図書館に関してよくやっていただけるということで評価いただきまして、ありがとうございます。現在、図書館の職員は限られた人数の中で、図書館長以下窓口サービスのローテーションに入って事務を進めております。窓口の事務と、それから通常の図書館事務、両方をこなしながらやっておるわけですが、私どもが先ほど課題とした自主事業の新たな展開だとか、その他点検の館運営の見直し、そういうものについてはとてもそこまで手が回らないということで判断いたしました。非常に現状の事務で手いっぱいということであります。その中で新たな専門的な見地から図書館運営を見直していただける方を探したいという思いの中で、図書館長を選任いたしたいと思っておるわけです。それから、公募の件につきましては、やはり公募ですとどのような方が来られるかそこら辺がわかりません。私どもが今回、大学に相談をかけて推薦していただいたということで、その方が適任の方が見つかるというふうに判断したものです。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 公募するとどんな方が来るかわからんなんて、そんな答弁あるかね、何のために公募制度があるの。入札でもそうじゃない、一般競争入札するとどんな方が来るかわからんと一緒だよ、あなた。そんな認識の低いことじゃ教育文化部次長は務まらんですよ、そうでしょう。あなたたちは、自分たちの都合のいいことばかり言っとると。じゃもっとなぜ必要だったら前から議員にもそういう説明をし、必要だから何とか館長をというような話はできなかったの。さきの佐野議員の質問みたいに、議案説明のときにすら説明しなかった、そんなばかなやり方ありますか。だから、この館長は見合わせですよ。そんなめちゃくちゃな、あなた、無理やり押し込めるなんていうのは。そうでしょう、入れたかったらもっときちんと説明し、議員に納得して入れるんだったらいいですが、皆さん不信に思って、みんなおかしい、おかしいと言ってるわけですよ。やり方はおかしいと思いますよ、どうでしょう。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 公募の件につきまして、私の説明の仕方がまずかって申しわけございません。公募も一つの方法ではございます、先ほども謝罪させていただきましたとおり、議会への説明が私どもが不足しとった件につきましては、申しわけございません。          [「じゃ白紙に戻すのが普通だよ。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。7番小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) 前回12月議会のときに、私は確かに図書館のことを質問しました。そのときに、やはり現体制では非常に手薄であると。職員体制もやはり充実させるべきだということを言ったときに、町側はこのままの体制で頑張っていくというような、人員をふやせる状況ではないと、そういう答弁だったと思います、現体制で何とかやっていきますと。  ところが、もう年が開けて2カ月ぐらいですか、こういった話が出てきて私も大変びっくりしました。確かに図書館運営をよりよく、新しい発想でということは重要なことですけれども、だからといってどこかからそれも各大学に問い合わせられたと。大学の先生ならばいいという発想自体がとても図書館を新しい発想でということにはそぐわないんじゃないでしょうか。  そういう中で、今公募の話もありました。公募は公募でもそういう人をまた探すということはいいと思いますけど、少なくともそういった外から状況のわからないままに新しい人を入れるのではなくて今、中には非常勤だけれども嘱託とかの方でちゃんと資格を持ってやっていらっしゃる方がいるわけです。そういう方、もう長年続けてやってらっしゃいますね。そういう方たちとか、正職でも1名いらっしゃる。私はそういう方たちの力をしっかりとより伸ばしてというか、そういう方たちに力を十分借りて、その中でやっていくべきではないか。  そういう中ではやはりさきも今も手いっぱいだという話がありました。現場は確かに手いっぱいですから、そういった現場を助ける人たちの手は、やはりパートでも何でも人がいっぱい来るときに対応するだけの人は必要じゃないか、そういうことを言っていたわけですけれども、全然それと、そういうこととは違う部分でまた上に人を置いて、そしたら、今いらっしゃる館長はどういう立場になるんでしょうか、それも伺いたいと思いますし、なぜまずは今いらっしゃる、今の図書館のことを一番よく知っている人たちの声を集めて、そこでその人たちが頑張れるような体制というのをつくらなかったのか、もう一度お聞かせください。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) まず、職員で現体制の中で進めてまいりたいということは前議会のときに答弁させていただきました。その中でも、課題としてはやはり図書館の充実ということで新たに館長ということで検討してきたわけでございます。それから、職員の中で当然新たな館長を迎えたとしても館長1人でできる仕事ではございません。今の司書と臨時職、それから嘱託、正規の職員、そういう方たちと連携しながら、新たな体制の組み直し、見直し点検をする必要がございますので、それは改善する努力は全体でするということで考えております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。小池みつ子君。 ○7番(小池みつ子君) いいです。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。15番浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 答弁の中で図書館の充実、それから自主事業の展開というようなことも何度かおっしゃいました。住民の方、それから住民じゃなくても一般の利用者の方から、どのような具体的な要望があって、新しい図書館像、そういったものが当然いろいろな情報を収集した上で新しい図書館像というものができて、それから始めてどのような図書館にしたいのか、そしてどういった人が新館長にふさわしいのかという論議がなされるのが普通だと思います。  お聞きしたいのは、まずどういった住民それから利用者から具体的な要望があって、図書館の充実の方向性、それから自主事業としての図書館のあり方、そういったものについて具体的な形というものがあって当然なったわけですから、具体的にどういった方向性に図書館をしたいのか。そして、その方向性にどのように現在の人選された方が合致しているのかお答えください。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 先ほど少し自主事業の展開等も目的ということで申し上げましたが、ほかの課題としまして学校図書室がそれぞれございます。図書館と学校図書室のネットワーク、こういうのを将来に向けて検討していかないかんというふうに思っております。  それから、住民の方の要望等で現在団塊の世代の方の利用が非常に多いです。団塊の世代というか、高齢者ですね。高齢者の方のお客さんが非常に多い。今の段階では児童図書が結構長久手町の図書館は充実しておりますが、高齢向けの利用に関してさらに見直しをかけていきたいというようなこともございます。そういうことをいろいろと検討していただく専門家として、この本多氏は適任であるというふうに判断しております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 今おっしゃったのは一般的なことをおっしゃっただけで、例えば何というんですかね、文化の家をつくるときにオペラが中心になるような形のものをつくられたわけですけれども、そういった具体的なものがない、先ほどおっしゃったのは学校図書館と連携したいとか、それから高齢者の利用者が多い、私も前期高齢者に入ってくるのかもしれないんですけれども、そういった方がふえたから新図書館長が要るという、そういう答弁を私は求めたのではなくて、具体的にじゃ我々の年代、これから定年退職してくる年代がどういった図書を求められておって、図書館の機能としてどういったものが必要だというような、そういう認識があって当然新館長のもとに、そういった形に整備をするという形になっていかなかったら正直言って、町長が無理やり進めたんじゃないかとか、それから図書館の新しい方針だったら、当然教育長が住民の要望に基づいて新しい図書館像というものが描けていて、それに基づいて館長が選ばれなかったらおかしいじゃないですか。  町長とそれから教育長と答えてください。 ○議長(吉田日勝君) 教育長。 ○教育長(青山安宏君) いろいろ御意見をいただきました。先ほどから次長が答えておりますように、図書館は結構利用者も多くて、周辺市町でも評判のいい図書館でありますが、こういう上手に運営しとってもらうんですが、今だからこそのままの現状のままではいいと言っとっても、もう一つ上へ行くためには、今見直す必要があるということで、専門的な見地のもっと高いところから見ていただけるという、そういう館長が必要であるということから、今回、招聘をさせていただきました。人選は先ほど次長も答えましたけれど、図書館運営にたけているということで県立大学の学長からぜひこの人ならということで推薦をいただいておりますので、私どもとしては高い見地から図書館運営を今順調にいっとるからこそ、もうちょっと上へいくための見直しがしていただけるんじゃないかなと、そういうぐあいに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) いろいろ意見がありますけれども、長久手町は御案内のとおり、町内4大学ございます、高校も2校ございます。義務教育小中学校もふえてきております。そういったいわゆる学生さんとか、児童とか非常に多い、人口構成からしても多いわけでありますけど、昼間人口も2万人ぐらいはその学生さんの年代の方々が占めています。したがいまして、図書館の利用も学生さんが多いということが事実であります。  そういった中で、私は直接扱っておる教育委員会の立場でないので提案者として申し上げたいことは、図書館が本の貸し借りだけではなくて、文化行政の一端を担うものだと。だから、自主事業ということを先ほど言っとりますが、まさに図書館自体が一つのポリシーを持って、いろいろな角度からそういった青少年の教育とか、あるいは高齢者に対する相談とか、そういう幅広い拠点であっても私はこれからの図書館事業はいいのではないかというふうに思いますので、ぜひとも皆様方議員各位の御協力を申し上げまして、本議案は図書館の設置どうこうという議案ではなくて、費用弁償に関する議案でありますので、御審議をお願いして、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。13番川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 皆さんがいろいろとこの件につきまして論議していただいてるわけです。私も文教福祉の委員として、今度委員会にもこれは入ってくると思いますので、それはまたその中で、これは総務か、ごめんなさい。じゃ、しっかり聞かないとあかんね。要は、これは原田議員も言われましたけども、参事にはやはりこれは官僚じゃないというふうに表現されることは、これはプロの立場からそうだと思いますけれども、一般的には今天下りだとか、わたりとかという形からしますと、私も大したもんじゃないからそう思いよるわけですけども、全体に見たらそういうように思われがちなことでございますもので、そういう点がはっきりしてない状態でのこの方をということでいくということに関して、この説明は当然、これをもらっていったらこのペーパー1枚で納得してくださいよという次長の話であるわけですけども、それはちょっと虫がよ過ぎるんじゃないかと、説明不足ということを、我々にはもっと説明していただきたかったということと、それと先ほどこんなことを私は言うつもりもなかったんですけれども、佐野議員の質問のときに、次長は要するにマスコミが先に知って、後にこれで納得してくださいよということとなりますと、これはあくまで私だけかもしれませんけども、議会、議員を軽視しているんじゃないかというふうに変な気持ちを持つような立場になるわけですね。  ですから、この辺が今の状態でこれで納得しなさいと言っておるのか、ちょっとマスコミに言ってなければいいんですけど、向こうが早かったということに関しては、これはいささか問題ではないかと思うんですけども、その点再度どうでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 教育文化部次長。 ○教育文化部次長(水野正志君) 順番が逆だったということで、これに関しても私どもの配慮不足でございましたので、申しわけないと思っております。説明不足に関しては、こういう場で説明するつもりでございましたので、議会の場でまた。        [「それはなおいかん、そんなもんでない。」と呼ぶ者あり] ○教育文化部次長(水野正志君) (続)配慮不足については申しわけございませんでした。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。川本勝幸議員。 ○13番(川本勝幸君) 今の答弁を聞くと余計怒ってくるよ、この場で云々ということはなおだめですよ、そんな言葉は聞かん方がよかったと思うぐらい。  それともう一つ、今の29万円という数字が出てましたよね。これは根拠は何でしょうか。それは文化の家の館長が29万円だから、同じように29万円というのなら、これはちょっと問題があると思うんですけども、この点の根拠はどこから出たんですか。 ○議長(吉田日勝君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 今回の17号議案に関しましては、報酬及び費用弁償ということの議案の条例の改正をさせていただいておりまして、額は今おっしゃったとおり29万円という額でございます。この額は同じような専門知識を持つ人を嘱託職員として充てるということでございますので、おっしゃったとおり文化の家の館長と同額の29万円を、今回の議案で提案させていただいております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  この際、暫時休憩いたします。                  午後2時05分休憩               ――――――――――――――                  午後2時15分再開 ○議長(吉田日勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  議案第18号長久手町職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。7番小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) この議案、議案の概要のところに時間外手当の支給額が年間350万円増額することが見込まれるということがありまして、8時間だったものが7時間45分になるということで、時間単価が上がるということなのかなと思いますけれども、そのことの確認と、時間単価がどれぐらい上がることになるのか伺います。 ○議長(吉田日勝君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 今の御質問でいきますと、時間単価が確かに変わります。週40時間というのが38時間45分に変わりますので、基礎の算定式が変わってきますので、単価はその15分分上がってきます、時間当たり単価が。計算してみますと、1時間当たり約、平均で67円の15分短縮によって67円の時間単価がアップするということで、この概要にございます金額となっております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) この条例改正の趣旨については別に異存があることではなく、7時間45分になるということなんですけれども、7時間45分になるということは、現実的にどのようになるのかということを確認します。それと、そのことについては何ら申し上げることはないんですけれども、その結果、時間外手当が結果的に単価が上がるという、何かちょっとそこら辺が何というのかな、本来は時間を短縮するということが目的だと思うんですけれども、その結果で時間外手当についてだけ要するに上がるわけですよね。そのパーセント的に何%になるのかわかりませんけれども、ということがちょっと矛盾しているというか、不可解な点があるんですけど、その辺は何ら検討されることはなかったのかということと、7時間45分になった結果、現実にどうなるのかということの確認と。 ○議長(吉田日勝君) 総務部長。 ○総務部長(福岡久申君) 現実にどうなるかというのは、15分勤務時間が短縮になるということでございます。ただ人事院勧告によりますと、これまでの行政サービスを低下させることなく、時間の短縮ということですので、勤務時間全体の始まりから終わりまでの時間を変更する考えはございません。今、考えております、進めておりますのが昼の12時15分から1時までが休憩時間になっておりますので、12時から1時までを休憩にすることによって、45分を1時間にすることによって、勤務時間は15分短縮になりますので、その7時間45分ということで5時15分までというようなことで考えております。  それと、単価につきましては時間が変わりますので、先ほど申しましたように週40時間というのが38時間45分になりますので、当然そこで実際働いた超過勤務をやった時間に関する手当というのはきちんと払わないといかんものですから、それを算定しますと先ほど申しました1時間当たり平均で67円の単価アップになりますと、ちょっとパーセンテージは済みませんですけども、67円上がります。これはやむを得ない部分になります。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第19号長久手町職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。
     ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第20号長久手町個人情報保護条例の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第21号長久手町介護保険条例の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) この表で、議案の概要のところで改正の内容というので、改正前と改正後という表があります。それから、その次を開くと最後の方に平成21年度から平成23年度までの保険料率はということで、概算が列挙してあるんですが、その前の改正一覧表、表になっている部分と、一番最後に書いてある金額が違います。これはどういうふうに解釈したらいいんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず最初に書いてございます改正前、改正後でございますが、こちらにつきましては、処遇改善等々が今国で進められておりまして、その準備が、そのことにつきましては財源が出てないということで、いわゆる交付金が算入されてない状況でまず書いております。その後、不足の中でここに至っておりますが、その交付金を導入した場合の金額でございますので、最終的には後の金額で今回介護保険料を算定するということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) その交付金というのは、次の議案の第22号の交付金のことですか。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第22号長久手町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) この基金は今の質疑の議案の中で答弁がありましたけども、全額取り崩すというふうに理解していいんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まず交付金につきましては、これは介護保険というのは3年計画でございますので、その取り扱いが若干違うということでございます。それで3%アップと言われております部分につきましては、公金を使うわけでございまして、平成21年度につきましては全額でございます。  それから、平成22年度につきましては2分の1という形でまいります。それから、平成23年度はまいりませんので、そういったのを財源とて計算しまして、先ほどお話ししたような保険料を算定したということでございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) はい、ありません。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第23号長久手町自転車等駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第24号国庫補助事業公共下水道築造工事その一請負契約の変更について質疑を許します。 ○議長(吉田日勝君) 質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第25号第5次長久手町基本構想について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。18番伊藤祐司議員。 ○18番(伊藤祐司君) 第5次長久手町基本構想ということで、これは地方自治法において議会の議決を要するということでございます。それで、今回こういう基本構想が上がってきたわけなんですが、審議会等でいろいろ議論されてきたと思います。私どもが資料をいただいた基本構想についてはほとんど変わってないということですが、それと表裏一体の分野別計画等は私どものいただいているものと若干の違いがあるものが、最終的な案になっているようでございます。  そういう点においてと、また私どもは過去の総合計画を決めるときには、審議会に議員がメンバーが入っておりました。これは時代の要請で審議会から議会の議員は入らないことになったんですが、議会で議決しなければいけない基本構想に対する議会への対応説明は十分であったかと考えられるのか、それとも議員の責務でみずから調べて判断してくれと言われるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず、議案ではありませんが、分野別計画につきましては議員の皆様にお配りしたのは、私どもが住民にパブリックコメントを行う前の段階というかそのときのものを議員の代表の皆様方にも1日早くお手元にお配りして、意見聴取の対象とさせていただきました。議員の方も含めて住民の方から若干の御意見をいただいておりまして、審議会にかけております。分野別計画につきましてはそういうことですが、もう一つ議会の審議の仕方でございますが、議員おっしゃるように条例が変わりまして、今20名の方たちで御審議いただいております。これについては十分な説明をということですが、先ほど冒頭で申し上げましたように、議会の皆様にはパブリックコメント前提のものをお渡ししております。それで意見聴取しておりますので、その段階で御意見があれば当然のことながら、私どもの方に申し出いただくなり、問い合わせ等があればお答えしていくという立場でございますので、そういう経過はきちんと踏んだつもりでございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。伊藤祐司議員。 ○18番(伊藤祐司君) 議員もパブリックコメントでしか意見が言えないという状況で進められたということでしょうかということ、それから今回の予算、それから先ほど議会前にいただいた実施計画等も既に通ることを前提とされておりますが、それは通らなかったらどうされるつもりなんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) 財政課長。 ○財政課長(山下幸信君) 実施計画等につきましては、案という形で出させていただいておりますので、基本構想策定後は案を取って公表していきたいというふうに考えています。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 議員も町民の皆さんも同じ段階で資料を提供させていただいていますし、委員会は公開された委員会の場所でやっておりますので、それを傍聴いただくことも可能でしたし、それから個々で御質問があれば、議員の皆様にも同じように対応させていただいておりますが、事務局窓口としてお答えをしているつもりでございます。  したがって、町民の方も議員の皆さんも同じ情報を、議員には特別にパブリックコメント前にはお渡ししとるんですが、タイミングを図っておるというふうに考えておりますが、特別な機会を設けて議員に説明するということは考えておりませんでした。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。3番佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) 町長の施政方針にもしっかりと100年に1度の危機という景気後退というふうにうたわれております。今回の5次総合計画、今後の本町の10年を導いていくはずの重大な計画だと思われますが、その辺の100年に1度のこの不景気を反映された、かんがみた計画になっているのかということを1点と、またこういうような100年に1度の景気後退の時期において、今後の10年を導いていくこの計画を、このタイミングで議案として提出されたことをどうお考えになるのかお聞かせください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず順番を逆にしてお答えしたいと思いますが、総合計画、基本計画というものは10年間の計画でございますが、そこの中で一番具体的な数値目標があるのが人口でございます。人口がこういう形でふえていくので、うちの場合はふえていくんですが、ふえていくのでそれに対して事務事業、基本方針をどうすべきか。減る場合もあると思いますが、我々の場合はふえていきます。どの部分がふえていくかというと、子供と老人がふえていきます。そのあたりをきちんと行政計画の中に振り分けていくための基本的な考え方を基本構想としてまとめさせていただきました。議員が説明でおっしゃるような100年に1度の経済危機というのは今始まっておりますが、この計画の実際の遂行につきましては、実務的な歳入歳出の予算計画でございますので、その段階で予算の範囲内で事業を推進していかなければと思っております。  したがって、計画論というのは時々の経済情勢を即座に反映するものではなくて、10年間の中で町がどういうふうに推進していくのかというのは人口だとか、それに基づく財政的な裏づけも当然のことながら、財政計画を着実に計算しながら事務事業を進めていくというスタンスになろうかと思いますので、その基本となる人口推計をきちんとやって考え方を整理するのが重要だというふうに思っていますし、それが総合計画だというふうに認識しております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) それでは逆にお尋ねしたいんですが、だからこそ、やはりもうちょっと落ちついた時期を見計らって、その上でこの5次総合計画を出されるべきではないのかなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) どの時期になったら落ちつくのか私は予測はできませんが、私どもとしては今説明はいたしませんでしたが、リニモを基軸にしたまちづくりを今回見据えております。前回の第4次は町の近くに博覧会がやってくるということで、どういうふうに町をつくり変えていくのかというのが基本方針でございました。今後は、博覧会が行われた理念と成果を生かしながら、それからリニモを生かしながらまちづくりを進めていくという基軸を切りかえるタイミングとしてとらえいます。  したがって、2年早く計画を策定いたしましたが、御案内のようにリニモは大変な状態でございますので、そこを何とかするための抜本的な改革を町としてはいち早く切りかえていく必要がございますことと、やはり時代は激しく動いておりますので、今の段階で10年間を見据えて人口増加に対応するための施策が必要かということで、今回こういう形で述べさせていただきます。 ○議長(吉田日勝君)ほかにございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 第4次総合計画を2年前倒しして、来年度から第5次総合計画ということを言われました。ことしは目標を達成したからということを言われましたけども、私はその点についてどういう目標を達成したから、2年前倒ししてでもやっていいのかということと、それと第4次総合計画は町長選挙が終わった後に、町長のマニフェストをもとにして新しい政策指針というのができて、総合計画を新しい政策指針に変えたということを言われました。言われて、それを実施したら、今度は2年前倒しして第5次総合計画だと言われます。これは私は非常に合点がいかない。何をこんなに焦っているんだと。たまたま今回、今佐野議員も言われましたけども、100年に1度の経済危機だと言われる。今、答弁では人口がこういうふうにふえるからという、人口のフレームがこのとおりいくからということで計画をつくるんだと言われます。しかし、現状を考えたら、長久手町が人口がふえるといったら分譲住宅を買っていただくとか、マンションを買って住宅に住みついていただく、そういうことになるんですけども、残念ながら現段階では分譲住宅やマンションの販売戸数というのは、長久手町の統計は知りませんが、全戸的には大幅に落ち込んでいます。それを考えたら、長久手町だって当然落ち込んでいくでしょう。  そうすると、ここに書いてある人口フレームというのは当然見直しをしなければいけない。ある新聞では、豊田市が去年、2008年度に総合計画を決めて出発をした。出発した途端にトヨタがこけた、もう法人税収が大幅に減になって、しかもトヨタなんかは周辺市町村は合併までして、トヨタの新しい事業に合わせようとまでした、それが御破算になりました。そうすると一体だれのための総合計画だったのかということになりますよね。  したがって、私も佐野議員が言われたように、この時期にこの計画を慌ててつくることが本当に妥当なのか。特に、第5次総合計画については、基本部分についてはこの経済危機が始まる前に大体想定してつくったわけでしょう。経済危機は10月ぐらいから表面化してきたわけですから、そうすると全然それは対応してないということ。それともう一つは、リニモが経営が赤字だし、運営に対して非常に不透明だということを、私たちは相当確信を持って思っていましたが、この間の県が明らかにきちんと計画を出してきた。もう来年、再来年ぐらいには本当に破産するかもしれないという、そうするとリニモを基軸にしたまちづくりということが本当にいいのか。愛知県は特にトヨタの景気がいいことを中心に県政を組み立てて、トヨタに対するいろいろな便宜を図ってきた、大企業に対する便宜を図ってきた。  しかし、それは全部製造業がこけた。なもんだから、一番景気がいい元気な東海地方だと言われた愛知県が、今度は逆に一番落ち込んでいるわけでしょう。そういうことにだってなりかねないんですよ。  したがって、私はこの計画についてはやはりこういう時期だから、いつになったらそれこそ景気が回復するかわからない。そうすると、少なくとも1年や2年はこの計画をやはりもう一度熟成させようと、もう一度見直そうと。人口がもうふえないかもしれない、そういうことも新たに考えに入れて計画をつくり直す必要があると思うんです。  したがって、今回この基本構想がそういうことがあって、ただその辺は全然加味されてないわけですから、その点について行政の新たな展開としてどういうふうに考えてみえるかということについて答弁をしてください。  それから、あと人口フレームは本当にこのように伸びていくということについての裏づけについて、もっとはっきりしたことを出してください。そうしないと、この間もリニモのやつで新しい新線構想は事業予測が難しいですと、そうやって県の幹部はしゃあしゃあとテレビで言う。どういうことですか一体これは、そう思いました。したがって、人口増が本当にこのとおりにならないというのは目に見えて私は理解できるんじゃないかと思いますので、その点答弁してください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) これも全部逆にしてお答えしたいと思いますが、人口推計につきましては、コンフォート要因法という方法で展開しております。これにつきましては、第4次総合計画も同じ手法をやっておりまして、ほぼ現状といい数字できております。やや4次の法が現状よりも高い数値を持っておりますが、これくらいの差は予測の範囲内でございます。  そういう人口推計をもとにいたしますと、なお長久手町については今後も人口は伸びていくというフレームは明らかになっております。これは科学的な分析の中での要因でございます。全国的には人口が横ばいになったり減っているところがありますが、私どもの町については、この間も伸びているということを明らかにしておきたいと思います。その上で、我々行政を推進していくものには責任がございます。一応アンケートだとか、いろいろなものの分析をしてみますと町に魅力を持っていただいている方がたくさんいらっしゃるし、この基軸、今までつくり上げてきたまちづくりの基本方針というのは決して間違いではなかったというふうに認識しております。  ただ、幾つかの問題点もございますし、これから人口が伸びていく分析の中では、高齢者や若い子供さんたちがふえていくという実態も把握しながら、行政運営として着実に、順番に大きくしなければいけないものを前提に置きながら運営をしていかないかんという部分がありますので、この段階で総合計画を見直す必要があると。  それから、駅周辺の開発整備は本当に時間が欲しいわけです。早目に運営していきたいと思っておりますので、そういったことを内外にアピールする上でもこういう土地利用の転換はしていくんだということを明らかにしていくことが、リニモを基本的に助けていくというか、リニモの存在価値をさらに高めていく必要性があるということで提案させていただいております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 2年前倒ししたということと、それから第4次総合計画を指定した政策指針ですかね、それを取り入れたという、その辺の計画についてもう一回答弁してほしいんですけども、今、人口がコンフォート方式で科学的に推計できるということを言われました。そうやって言われて、今まで公共事業の拡大を私たちは認めさせられてきたということがあったと思うんです。特に道路の計画などは事業計画を過大に見積もってきたというのが明らかになりましたし、特にリニモの3万1,000から3万2,000人乗るんだ、万博が終わっても乗るんだということを言われましたが、それはもうとんでもない計算違いだってということもはっきりしています。  したがって、今度の人口増については社会的な条件がやはり私が大きいんじゃないかというふうに、もっとこれから大きくなるんじゃないかと。特に格差社会ですから、本当は低所得の人はどんどんふえてくる。そうすると今まで、今例えば南部の土地区画整理組合の中で、地内で分譲住宅がどんどん売れているということは、団塊の世代の親たちが自分たちのそういう子供たちに対する経済的な応援とか、そういったことは大きく影響して、あれだけ一気に売れているというようなことになっとるんじゃないかというふうに思ったりします。  それからまた矢野コンクリート跡地に1,000世帯を超えるようなマンション計画が出てくる。これはコンフォートのそういう推計計画の中には入ってないことだと思うんですね。したがって、そうなってくると本当に科学的、科学的と言われるほどまた頼りにも思わない。したがって、本当にこの経済危機というのは、いわゆる物が売れなくて、労働者の所得はそれなりに順調にふえていっていく中で、でも物が売れなくなって不況になって、2年か3年すれば景気が回復するということであればいいと思うんです。しかし、今回の不況というのはもうそういったことじゃなくて、もっと資本主義そのもののあり方からきとる不況でしょ。それを考えたら、本当に今後どうなるかわからない。所得がふえない、それが一番大きいんです。それを考えたら、この人口増、幾ら町長とか皆さんが本当に長久手に来ていただく人たちに長久手の魅力を幾ら宣伝されても、私はこれからは大幅に割り引いて考えないといけないんじゃないかと、そういうふうに思うんですね。  したがって、今回私はやはり2年前倒しして急遽やって議論も余り深まらずに来たということを考えますと、やはり私はこの間ちょっと待ってよと、時間をかけてもう一回あり方として根本からやり直すという必要があるんじゃないかと。とにかく今までは拡大路線で全部長久手は来ました。しかし、それは本当にこのまま拡大路線ではもういけないんだというふうに認識は変えた方がいいんじゃないかと思います、その点についてどうでしょう。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 科学的な根拠をもとにして第4次総合計画をやってまいりまして、人口推計はほぼ現状と変わりない状態になっております。それと同じことが今回ですので、決して予測数値が間違っていたわけではありません。同じことを、同じ方法でとらえておりますので、今回の推計数値も大幅に変わることはないだろうという前提で我々は仕事をしていくということでございますので、すべてこの人口水準をもとにしてさまざまなことを検証していかなければいかんというのがまちづくりの基本だというふうに思っています。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。20番川合保生議員。 ○20番(川合保生君) 今の話を聞いてますとね、この不況は部長の言われるようですと簡単におさまるだろうというふうにしか聞けないんですよ。一国の首相が100年に一度と言ってますね。100年に1度の不況、そういう不況が来とるということで、これはまた選挙がありますから、民主党が政権をとれば科学的によくなるかもしれません。そういうことはわかりませんけども、ただそういう状況の中で、科学的、科学的と言われるけども、科学的な根拠というのは何なんですか。これは今までのこの経済不況があるまでの段階で統計を取って、それでその中から科学的な根拠というのは出てくるわけです。これは景気が悪くなった時点で人口動態も変わってくるんです。それから、家の需要も変わってくるわけですよ。当然、先ほど原田さんもおっしゃられた矢野コンクリートの跡地のマンションでも、もう計画が変わってきているわけですね。  そういう状況の中でこの総合計画を今ここで認めて、そしてやっていくことが果たして正しいのか。もうちょっと待って、これをもうちょっと見直してみてどうだろうかという話が、議論があってもいいのではないかなというふうに私は考えるわけですけども、その辺のところはどうでしょうかね、町長はどう思ってみえますか。この不況とこの計画との整合性というか、あれですけども、その辺のところをどうしてもここでやはり認めなければいけませんか。私は別に余裕があってもいいと思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) るるいろいろ御質問がありましたが、基本的にはまちづくり推進部長が答えたとおりであります。私からあえてコメントを申し上げるならば、この計画というのはやはり一つの目標でありますので、こういった厳しいときこそ、長久手の将来目標はきちんとして、町民の皆様方にも希望を持って、この21世紀のまちづくりを、長久手町に希望を持って生活していただけるような計画案は、私は今つくるべきだと思うんです。こういうときに、後ろ下がりの待つという言葉はいいんですが、結局後ろ下がりのことになりますので、これでは博覧会を開催された町の勢いというのがとまってしまいますので、今非常に世間的には評判がよくて、長久手に住んでみたいという人が多くあるということはあちらこちらで聞きます。  だから、そういう状態が続くか続かないかということはこれからの問題なので、それは断言はできませんが、そんなことも計画あってのまちづくり、その計画というのはこの基本構想を主体とした5年計画なんですね、10カ年計画であると思いますので、これは実態が合わなくなってきた場合には、これは見直しをせざるを得ないわけですが、一つの目標はきちんと与えて今の段階では進むようにしたいと思いますので、皆様方の御協力はお願いしたいと思います。これで永久に変わらないということはなく、どしても先ほどあった100年に1回の不況だから、どういうふうになるかわからないと言われればわからないかもしれませんが、ただそれにとらわれとっては長久手の将来方向性というものはとまってしまいますので、やはりきちんとしたものを目標立てて、政策路線としてはするべきだというふうに私は思っています。  だから、リニモのこの基軸とした長久手のまちづくり、リニモだけじゃありませんが、リニモも非常に重要なウエートを持つ私は施策の一つだと思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。川合保生議員。 ○20番(川合保生君) 私がこうやって言うのは、何も言わんとおこうと思ったわけですが、言いますのは、やはり議員がこうやっていろいろ考えることに対して、そんなものはそうやって我々が決めたことだから、科学的にこうやって調査してそういう方向を決めた。住民とも話をしてコンセンサスを得ておるんだという形の中で出されて、そしてそれを情勢が変わりつつある時期に、これをおまえらここで議会で出すから認めよというような形にしか見えないんですね。これを我々議会として、議員としてやはりその辺のところを何だおまえら追認機関かというふうに住民から言われてしまう、そういうことでは困るわけです。  ですから、やはりこういう状況が変わった、これから景気もよくきとる時期ならば、我々も先になってこんなものは常に見直せばいいわけですから、計画なんかあくまでも計画でありますので、別に先になって情勢が変わったらそれは見直すわけです。当然、リニモの話だって、リニモがつぶれては困るわけです。これはどの議員もそう思っておるわけでありまして、リニモなんかやめてしまえというような議員はいないと思うわけでありますが、長久手の議員はですよ。  その中で、やはり我々に検討する時間が欲しいなというふうに見ていて思った。今のやりとりを聞いていて余計思ったわけでありますね。だから、その辺のところをどう考えておられるのかなと。町長はそれは当然出された方でありますので、しっかりとやっていくよということで答弁された、それは当然の話でありますが、我々としてはこれを今それじゃこの時期で情勢が変わったのに、これを今幾ら計画だといって認めるのが正しいのかなというふうに思ってしまうわけでありますが、その辺のところをもうちょっと考えたらよくなるかそりゃどうか私もわかりません。  これを先に伸ばしたから、この計画がどんなふうに変えられるのか、そんなことはわかりませんけども、今の段階でこれが果たしてここで認めることが正しいのか、先に伸ばしても別にそこで見たものと同じものであったとしても、それはそれでいいのではないかなと思うわけですが、その辺のところ認識はかみ合わないと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 私どもが今提案させていただいておる議論の経過はしっかり受けとめたんですが、記述されております基本構想の内容をよくごらんいただければ、決していけいけどんどんの華々しい展開をしているわけではなくて、博覧会後のまちづくりとして環境を意識したり、それから非常に循環型社会を意識したり、それから基軸になるリニモをきちんとやっていこうねということで、本当に皆様が共通認識していただけるような内容をこれから10年間、本当にまじめに取り組まなければいけない内容を整理させていただいたというふうに思っております。  したがいまして、総論的な部分で基本構想はでき上がっておりますので、個別の計画については経済不況が来ておりますので、それについて歳入と歳出をうまくコントロールしながら、実際の議会の中で単年度ごとの予算の審議の中で十分議論させていただくことになると思うんですが、全体としての方向性、羅針盤としての方向性を皆さんで確認していただくのが基本構想だというふうに思っておりますので、この文面等をごらんいただいて御理解いただければ非常にありがたいなというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君)ほかにございませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 先ほどからいろいろ御意見を伺っておりますけれども、私はある住民の方とお話をさせていただいたときに、この基本構想の話が出ました。そのときに、その方は今回の基本構想には理念がないなということをおっしゃられたんですけれども、私はそのときつかさずこれは計画ですから、そんな理念なんか必要ないんだと。理念を求めるのであれば、何度も言っておりますように、自治基本条例といったような町の基本的な将来像あるいはあるべき姿が、そういったものにうたわれるべきであろうというふうに思うわけなんです。今回この1ページ目に見ておりますと、町の将来像という形でここにいろいろうたってありますけれども、こういったものについては何度も前から申し上げておるように、基本的に町の基本姿勢、そういったもので自治基本条例というものがまず優先すべきじゃないのかと。それに基づいたものとして計画というものが組まれてくる、そういうのが私は理想の形じゃないかと思うんですね。  そういう点でいろいろるる皆さんおっしゃられておるんですけれども、そんなに慌てる必要はない、その前に私は自治基本条例というのが形成されるべきじゃないかというふうに思いますが、その辺のところはどんなふうに進んでいるでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 総合計画、基本計画というのは、自治法に基づく計画でございますので、定めなさいということでやっております。自治基本条例は特に法律で定めなければいかんことであって、任意の条例設置でございますので、必要性はいろいろな市町村の状態を検証中でございますが、いろいろ取り組みをされているなというふうに思っております。  ただ条例というのはやはり規定として約束事だとか、方針について具体的な規定だとか誘導していくために必要なものが条例だというふうに思っていますので、相対的な自治基本条例が必要かどうかについてはまだ勉強中でございますので、ちょっとコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、それと総合計画とは自治法に基づく基本的な考え方を皆さん共有しながら町を運用していこうよということでございますので、ここに書いてある内容をまずごらんいただいて、方向性について大幅な間違いがあるんだなということであれば、これはまた重大な指摘になるかもしれませんが、20人の委員の方たちやら多くの住民の方たちに参加いただきまして、基本構想をまとめさせていただいておりますので、どうぞその辺については御配慮いただきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。前田幸明議員。 ○14番(前田幸明君) 条例だからとおっしゃいますけども、基本条例というのはあくまでも理念条例ですからそういった取り組みだとか、そういったことについては当然うたわれることはありません。住民が共同でこの町をどうするんだ、そういう基本的な町の姿勢あるいは将来像をうたうものですから、こういった基本的なこういう計画とはまた違ったものであります。今、流れとして先進自治体なんかも自治基本条例というものはつくって、その上でそれに沿った形として計画、今回は基本計画ですけれども、そういったものがつくられておる、そういう発想になぜなられないのかということを以前から私は不思議に思っておったんですけれども、そういった中でいきなりこういったものが出てきたと、こういうことで皆さんおっしゃれるとおり、本当に何もそんなに慌ててやる必要はないんじゃないか、そんな気がしております。  この件についてもう一度お尋ねします。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長
    まちづくり推進部長(鈴木孝美君) いきなりのように議案が出てきたわけではなくて、2年間の分析調査と多くの住民の方たちのワークショップだとか参加いただいて、いろいろな御意見をちょうだいした中でつくり上げてきたものでございます。前回のだよりについては議員も参加した形でつくつておりますが、条例上の定めでは委員としては20名の方たちでやっていただいてはおるんですが、そういった部分では住民参加の取り組みとしては、前の計画よりも相当しっかり盛り込んだつもりでございますし、それを集大成果とさせていただいたのが基本構想でございます。基本構想というのは何をやるということではなくて、どういう方向で行くんだよということが書いてございますので、そこは十分ごらんいただいて、御理解いただければというふうに思っております。個別計画につきましては、それこそ経済状態をかんがみながら具体的な指針としてしっかり据えて、個別の課題としてはあると思うんですが、これは町の大きな姿を描いたということで御理解いただければと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第26号第2次長久手町土地利用計画について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。16番加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君)これは土地利用ということで、この構想図を見ますと新しく要は宅地にするというのは、図書館通り岩作地区の石田の交差点から尾張旭市境界まで、要は市街地にすると。それからもう一つは公園西駅、万博の駐車場があった付近から芸大通りの両側と、こういう市街化にするという計画ですけど、特に公園西駅と岩作図書館通り付近は、優良な農用地なんですよね。片や農用地は田園バレー事業を推進し積極的、政策的に農用地を保全すると、こうあるわけですよね、その趣旨に反してはいないか。要は優良な農用地をつぶしてまで、市街化しないとあかん、宅地化しないといけないかということですね。その辺のところはどう考えているの。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) この計画策定の中では農林部局との調整も当然部内の中でさせていただいております。今、議員が御指摘の高根線ですね、図書館通り、高根線の北側の分については16メートルの道路の沿線に広がる農地がございます。ここから北の尾張旭市の市街地の方を見ていただいても、あそこは調整区域の部分でございますが、やはりお店が連たんしております。ある程度沿道についてはこういった土地利用が出てきてもおかしくないなという実態はございますので、それは許容していくという程度の問題は必要かなということで色を変えさせていただいております。  それから、公園西駅周辺につきましては積極的に調整区域ではあっても、駅周辺の開発として意識づけをしております。ここが唯一と言ってもいいほど駅に近くて未利用地が展開している。農地ではございますが展開している、非常に利用しやすい場所であるというふうに思いまして、委員の皆様もそういう同一の見解でございますので、色を変えさせていただいております。  さらに、愛知県が行っておりますリニモ沿線地域づくり構想の中でも公園西駅周辺は非常に魅力的な地域として注目を浴びておりますので、町の計画の中でも色を変えさせていただいてるのが実態でございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 農用地という項目の中に積極的な田園バレー事業推進する上で云々と書いてあるわけです、そういうこととは矛盾しとるでしょう。田園バレーいうのは、前熊の今の第4工区だけですか、全体が長久手町の田園バレーだと町長は言ってみえたはずなんですよ。そういうのと全然矛盾しておると。また、給食センターの北側にも2.5ヘクタールも農用地がつぶされるわけでしょう。だんだん農用地は少なくなっていくんですよ。それでまた、今度もこういう計画で農地をつぶしていくと。農地を守るという観点は第4工区だけですか。長久手町全体の農地を守るという方向はないんですか。  それと、計画は計画で実際、例えば雑種地にする場合に、地主に聞くのか聞かないのか。実際の雑種地の事務事業に入る前に、地主の了解をとってからやるのかやらんのか、どうですか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず農地の取り上げ方でございますが、21ページあたりに農地としての考え方が載ってございます。そこの中にも長久手田園バレー事業推進する上でも不可欠だという記述がありますように、農地としてのポテンシャルは非常に高いものですから、そういうところについては田園バレー事業で耕作放棄地をなくすような努力を現状でも続けております。そういったまとまりのある農地は保全していきたい。ただ、駅周辺という非常に土地的な圧力が高まる土地については、転換が必要だということで記述させていただいております。  それから、議員の質問にありました実際の事業の中で土地の転換をする場合に、地主さんたちにどういうふうに取り組んでいくのかについてはこの後、都市計画マスタープランという都市計画法に基づく計画を議論する段階で、やはりこれは重要な課題になりますので、その段階で初めて地主さんたちの意向を調査したり、どういうふうに具体的に改変していくのかというあたりが議論の対象になります。これが実際の改変に必要な手続でございますので、この前段となる土地利用計画というのは、相対的に町の絵姿を10年間の中でここは開発すべきとこ、ここは保全すべきところというふうに仕分けをしておりますので、開発だけをするわけじゃなくて、保全の項目もいっぱい書いてございますので、御了解いただきたいと思います。  [「全体的に長久手町は農地が少なくなっとるんですよね。またこの計画でも少なくしている、そういう点をどう考えているかということも質問したつもりだけど。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 町長の施政方針で今回の冒頭で申し上げた部分の中にもありますが、田園バレー事業の中で耕作放棄地は激変しております、減ってきております。それは、やはり田園バレー事業が農地をリーディングしていく大きなプロジェクトとして成功したことだと思いますよ、今まで荒れほうだいの農地が変わってきたわけですよ。そういうものはやはり今後も続けていくということで、農地全体の面積は確かにこの計画の中では公園西駅については減ります。減らしていこうとしておりますが、それ以外の農地を改変することによって、農業生産を高めたり、田園バレー事業の趣旨を達成していくということでございますので、保全すべきところは保全する。開発すべきところは開発するという仕分けをしっかりしていくことが、この計画の趣旨でございますので、先ほど申し上げたようにそういうことを読み取っていただきたいというふうに思います。 ○議長(吉田日勝君) 原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 今回の土地利用計画というのは今、答弁があったとおり、やはり開発をするに当たって、開発するとこと保全するところを明確にするんだということを言われました。それは、私はやはり開発をするために農用地を本当に減らしていくというところに、やはり基本があるんじゃないかというふうに思ってなりません。それで、人口フレームの増加のことで開発が先かどうかということになるわけですけども、しかし、人口を張りつけさせようと思うとやはりリニモの駅沿線の規制緩和をして市街化区域にするという、そういうことが先に来ているわけですね。  したがって、そこで問題なのは、開発のためにやはりそこにもう既に開発が決まっていけば資金が投入されていくというような、貴重な税金が開発のために投下されていくということを危惧するわけです。  それからもう一つ、これから市制に移行するというようなことを考えますと、今、農地で皆さん持ってみえる土地などが、市制になれば宅地並課税ということが現にかかってくるわけですね。そうすると、今ここで土地利用計画ということで決められても、そういう宅地並課税とか、そういうことになってくるとそもそもの計画自体が狂ってくるんじゃないかと。特に、市街化地域の中で農地として今現在あるのは、ある意味でいうと、買い上げをしてでも公園用地とか、そういう緑を保全するような土地として町が先行投資すると、そういったようなことを本当に考えないと、それこそくしゃくしゃになってしまうんじゃないかというふうに感じるわけです。  したがって、今回リニモの沿線で特にリニモの客をふやすためには開発が必要だということがどんどん言われてますので、それが無理な開発につながるんじゃないかということを懸念していますけども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 議員がおっしゃるようにお言葉を借りるならくしゃくしゃでないようにつくったのがこの計画でございます。というのは、リニモ沿線が開発可能地として半径1キロメートル以内は開発可能であります。ただ町の計画の範囲内ですけどね、その中で開発できるところというか、したいところはここですよということを明確に打ち出す必要があって、こういう形で出させていただきました。どこでもいいから開発したいということではなくて、ここを開発したいんだということを明確に町としては打ち出したつもりですし、ここはきちんと保全すべきだということもあわせて載せております。先ほどの税金のことをおっしゃいましたが、市になっても市街化区域の中の農地は生産緑地法という法律の中で限定的な選択肢を迫られるわけですが、長久手町の場合は市街化区域の農地はほとんど区画整理を行ったこともありまして、ないことはないんですが、さほど大きな問題はないような状態ではないというふうに認識しておりますので、ちょっと議論は対象事業と違いますが、一応御案内しておきます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) それから、土地利用図を見ましても、例えば熊張地域で瀬戸との境目は工業用地にある、開発するとなってますよね。そうすると、しかし瀬戸との境というのは一番高い、地形的に高い地域になると思うんです。そこを工業用地に開発しようと思うと、片一方ではのり面は緑の保全地域として残す、しかし、上の方は途中削りまして工業用地で平にしてしまう、そうするとそこら辺が線引きがうまくいくのか。  それと、もう一つは公園西駅のところの県道沿いの西側の地域が住宅地というふうになってますけども、こういったところには本当に貴重な自然、いわゆる資源が残っている、そういうのをやはり開発で指定することによってつぶすということが本当にいいのかどうかというと、本当に貴重な調査をするというふうにはなってますけども、本当に調査をしてやはり開発地域で指定したけども、自然を守ろうと思うと開発には不適じゃないのかという、そういう見直しというのはできるんでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) まず瀬戸側の水色のところでございますが、ここは川沿いの一番低目のところでございますので、瀬戸市側の土地利用の部分も併合しながら、この辺に工業誘致をさせていただいております。それから、公園西駅周辺、特に田籾線沿いの山林部分の貴重な自然があるところというふうにおっしゃいましたが、このあたりは一部はチイバというかほとんどが町外の地主さんが小さな面積を持っていらっしゃって、自分の土地がどこにあるかわからんような方が非常に多いんです。免下というか、固定資産税も面積が小さいものですから、かかってない方が多いんですね。そういったところが業者が入り込んできて、何かされようとすると土取りだとか、余りいい方向で使われていないし、博覧会のときにはゲリラ駐車場になった実例がございます。  そういった関係で、この数年間の中で相当荒れた状態になっておることと、このまま放置すればいろいろな形で土地利用が転換されてくる可能性がございます。したがって、こういう地域についてはきちんと法律的な地区計画を決めて、コントロールのきいた開発を誘導していくということがかなり急がれる必要がありますので、スタンスを決めて表現させていただいておるのが現状でございます。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。11番丹羽茂雄議員。 ○11番(丹羽茂雄君) 確認のため一つお伺いしたんですけど、古戦場駅、リニモの沿線沿いから東側、その他の住宅地のところですけど、公園、万博時の駐車場を含めてですね、ここは午前中に開発業者が開発許可をおろす方向で、個人的には個々の方たちが家をつくるとか、そういうあれはできんということですかね、それだけ確認のために。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) この計画論というよりも法律の適用だと思いますが、1ヘクタール以上20ヘクタール未満については、市町村の地区計画によって開発整備をしていくよと、それ以下のものについては、それ以下というのは1ヘクタールに満たないというか、個別の小さな農家分家だとかそういったものは都計法の34条の10の何号に当たるか知りませんが、それぞれの分家とかいろいろな形で法律の許す範囲の中で開発が可能だというふうに認識しておりますので、1ヘクタール以上のまとまった開発について法律的なコントロールが必要ですよということを申し上げたつもりです。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。丹羽茂雄議員。 ○11番(丹羽茂雄君) だから新家とか分家はできるけど、例えば個々に取り引きして家を建てるということは法律上できないということですよね。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 私がお答えすべきかどうかわかりませんが、一つずつの調整区域の開発許可のメニューの中にあるものであれば、沿道サービスとかいろいろあります、そういったもので小さなものは開発可能というふうに理解しています。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。15番浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 先ほどまちづくり推進部長おっしゃいましたけれども、三ケ峯地区は乱開発、土取りから守るためにというようなこともおっしゃいました。そういった発言をなされたからには、当然この土地利用構想図に従って緑地の保全という具体的な条例的な手当、それから県に対する県条例の補足的な手当をして働きかけていくというようなことで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 保全についてはなかなか難しい部分もございますが、既に長久手町においてはみどりの条例を持っておりますし、それに基づく要綱も持って厳しく指導したり、県の条例とは別の部分で運用しております。それをさらに強めていくということについては、担当課の方でまたこれから考えていかなあかんのですが、誘導と規制という両方をもってこういった形のものを推進していきたい、いかないかんなというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 日本は法治国家ですので、有効な法律的な手だてがなされなければ我々の目には乱開発と写っても、合法的であれば当然緑地が一般的な産業廃棄物の処理施設に変わったりするわけです。先ほど部長がおっしゃいましたのは、緑地を守っていくためにというふうなことをおっしゃったはずですので、そういっておっしゃったということには、当然、法的な補足がなければかなわないということになります。我々がそういった質問を一般質問でしますと、法律の手前上、できないようなことをおっしゃったり、県は県の仕事で我々にはあずかり知れないというようなことをおっしゃったりしますけれども、正直申し上げて香流川の最上流部であります田籾に抜ける道路田籾線ですね、この最上流部は日本シリカが土取りを行っております。  それから、今の万博の駐車場になったところ、三ケ峯ゴルフの跡地等は当然2ヘクタール以上ということで、当然合法的に宅地開発がなされようとしております。でも、やはりこの中身をよく見ていただきますと、計画によれば6メートルの道路が一部あって、あとは4メートルというような形で非常に長久手の新しいまちづくりにふさわしい住宅計画であるかどうかということは、皆さんが見ても明らかに判断ができると思うんです。でも法律に従えばそれも許可していかなければいけない。やはりクオリティーの高い土地利用構想ということになれば、そういったものもやはり調整していかなければいけない。でも法律的な根拠がないという形で流れてしまうんだったら、構想図の上で緑地指定をしても実際にはとめる手だてがないということになるんですけども、やはり積極的な対策を今後考えるというような答弁を私はいただきたいんですけどもいかがでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 今、議論させていただいておるのは、土地利用計画そのものの基本的なスタンスだと思いますが、今個別の開発計画だとか、それに対してどういう対応するかについては、私は全部法律上の説明はできません。今の御質問で一番適切なのは、21ページの森林のところに行は追ってでございますが、長久手町みどりの条例等に基づき、現状植生に合った植栽を行うなどの緑地回復を推進していきますと、例えばですがこういうふうなことで可能な限り町ができることは、この中に表現させていただいております。あとは個別の担当課の方が所管しておりますので、ちょっと個別のことになりますので御了解いただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。3番佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) その他の宅地の部分で芸大通り駅から公園西駅周辺のこの部分というのは、住宅地と明確に色分けがされています。将来的にリニモの乗客増云々に関してもかなり重要なポイントとなる地域だと思われるんですが、その他の宅地の地域においては、公園周辺、愛地球公園、公園西駅周辺においては特色のある交流が可能となるような土地利用の誘導に努めますというふうに書いてあります。  また、その上でも多様化する消費者、ニーズに対応した魅力ある商業施設等の立地を誘導しますというふうに書いてありますが、町としてはどのようにこれらを誘導しようというビジョンを持っておられるのかお聞かせください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) 現状では地区計画制度の運用の中で可能な限り、今お読みになった内容に近いものを誘導していくということでございます。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) ちょっと漠然としたお答えになってしまうとは思うんですが、それは多くのディベロッパーとかいろいろな業者なりがいろいろなお話がここには来ると思うんですが、それらをどのように、どういう形を持って誘導していこうと思うのか、もうちょっと細かくお聞かせください。 ○議長(吉田日勝君) まちづくり推進部長。 ○まちづくり推進部長(鈴木孝美君) もうちょっと具体的に申し上げますと、ただ単に以前の法律のように事業者が適宜開発の絵をかいてくれば開発許可がとれるかというと、できないんですね。長久手町が地区計画を定めてそれに基づく計画、色塗りをしないと、事業者であっても市街化調整区域については開発できないという法律ですので、長久手町が誘導したり、エリアを決めたりしないと、事業者の勝手な判断で開発はできません。そういった権限が市町村にはあるわけですので、そこを十分活用しながら、駅周辺を特にコントロールをしながらやっていきたいなというふうに思っております。規模は1ヘクタール以上20ヘクタール以内でございますので。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第27号愛知県町村職員退職手当組合規約の一部を改正する規約について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  次に、議案第28号長久手町福祉の家温泉交流施設の指定管理者の指定について質疑を許します。  質疑のある議員は発言を願います。ございませんか。6番じんの和子議員。 ○6番(じんの和子君) まずこの3月議会ですか、この時期に議案がなぜ上がってきたのかということに私は疑問に思っています。これもやはり既に通ることが前提でこうなっているのか。議員にとっては十分な検討時間がないと私は思うんですけど、その点1点。そして、指定の期間のところが平成21年4月1日から、平成26年3月31日までの5年となっております。これは3年にするのかあるいは5年にするのか、そういった点を検討されたのかどうか伺います。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) まずなぜ今の時期かということでございますが、こちらにつきましては町でいろいろ協議した結果、最適な時期であるということ。それから、前回も同じような形で提案させていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、指定管理期間の問題でございますけれど、こちらにつきましては福祉の家、温泉交流施設につきましては、指定管理者となります株式会社長久手温泉が施設の設置目的あるいは町の施策等々受けまして管理運営している、そういった団体であるということ、あるいは施設の業務内容に一定性の専門があるため人材の確保、あるいは育成の時間と費用を要しているということでございまして、前回は3年ということで指定したばかりでございましたので3年ということになりましたが、今回は安定的に運営してということでございますので、5年ということで指定をさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。じんの和子議員。 ○6番(じんの和子君) 安定的な経営というようなことで、3年から5年というようなお答えだったと思うんですけれども、例えば議会質問でも出ていたように施設料がいただけるのかとかいろいろな問題がこの間、質問としていろいろ取り上げられてきているわけです。そういった経過があるのに、今議会に出てきたこと自体が私は不信に思います。  そして、資料ですね、この議案の概要を書いたこの用紙1枚で、私どもが判断あるいは検討するに足る材料だとは思っていません。一般質問ですか、それが終わる日までに、これにかかわる資料ですね、そうしたものが出してきていただけるのか、出せるのかということをお聞きしたいです。例えば、毎年の事業報告書とか協定書の中身だとか、そういったもろもろの資料ですが、でないと検討が我々の判断材料にならない、検討できないということで伺います。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今回、議案の質疑ということでございます、こちらの方につきましては委員会の方で説明等、資料も出させていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。5番原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 今じんのさんも言われましたけど、本当に資料がないとなかなか判断のしようがありません。それで、この長久手温泉に対して、この間経営も安定してきてずっと順調に黒字でしてきたというのがあります。なので、この温泉施設に投下した町の税金、その分をいかにやはり回収するかということは、私たちがやはり考えなければならない課題だと思います。したがって、今回新たに継続してこの団体に指定してほしいということですけども、この間、そういういわゆる施設使用料として支払う義務を私は契約書の中にきちんとうたうべきじゃなかったかと思うんですけども、その辺の議論はされたんでしょうか。特に豊田市が去年の10月でしたか、そういう第三セクターとかそういうところに運営を委託している部分についても、全部施設使用料をもらうということを決めました。したがって、それは決めることもできるわけですから、順調に収益を上げている温泉ですので、私は施設使用料をきちんともらう、そういう契約を結ぶべきだと思います。その点についてどういう議論があったのか質問します。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今、利用料の徴収につきましては、さまざまな温泉等ございまして、そのあたりも調査をさせていただきました。そういったことから、今言われたような事案もあるかもわかりませんが、それ以外の結果もかなりございましたので、そういった総合的に勘案いたしまして、町の中で議論をしておりまして、方向性を決めるということを考えております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 原田秀俊議員。 ○5番(原田秀俊君) 先ほども例のリニモの乗客をふやすためにシャトルバス、藤が丘と温泉の間のシャトルバスの運行を変えるべきじゃないかということも言いましたけども、私は本当に町の施策に対して、本当にこの温泉がきちんと即応して協力してくれとるか、従っているかと考えたら、どうもちょっとそれは違うんじゃないかという気がしてなりません。それは指定管理者という制度だから自由だと。もう収益を上げれば、それはもう収益は指定管理者が持っていけるんだというふうになっています。  しかし、それというのは小泉構造改革の中で官から民へ、その官の仕事を全部民間にやれば、そっちの方が効率的でいいんだと、そういって進められてきて、この間の郵政民営化の問題でも民が安く値段を決めて、それを買いたたくと。そうすると結局、私たちが公の財産を民間がかってに処分して利益を上げとるんじゃないかということになるのがあるわけですね、全体としては。  したがって、私も今回この温泉から施設使用料をきちんと徴収するということは、やはり公の財産としてそれが適正な処理の仕方ではないではないのかという、投下した資本を回収するというのは、特に営利企業だったら投下した資本の回収は当然のことですから、それを町にきちんと寄附をさせるとか、そういうのはやはり絶対必要だと思うんですね。  したがって、その点について基本的に今の答弁ではちょっと納得、全然理解もできませんので改めて質問します。 ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) 今、危惧されるということがございましたけども、やはり温泉経理で一番大事なことは、いわゆる町が出資をしている部分もございます。一つの安定的な経営を持続させるということは一番大事なことでございます。したがいまして、そういったことも考えながら、町は町の方針をやはり事業の中で展開していくということも当然考えなければならないということでございますので、そういったことも含めながら、町は現在検討してということでございますので、御理解いただきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。3番佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) この福祉の家の施設というのは、あぐりん村といろいろなスペースでも共有する部分が多いと思うんですが、例えば今回5年という契約の期間なんですが、やはりこの共有するスペースが多い分、やはりあぐりん村の契約で言うと平成24年3月31日までですので、今回やはり長久手温泉に関しても3年とすれば、そのあぐりん村の契約とほぼ一緒になるということで、そういう意味においても今回また3年ということで契約期間をして、次回の契約更新のとき、どういう事態が起こるかそれは想定できないんですが、そういう場合においても一括して話はできるという面においても、今回の契約期間はやはり3年にするべきではないかなと思うんですが、その辺あぐりん村の契約とかんがみてどのようにお考えになりますでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) ただいまの件でございますけども、あぐり事業部方との指定管理との関係ということで、その期間から言ったら3年がという話でございましたけども、両事業とも関連性がございます。確かに期間を統一するという考え方もございますが、温泉の今現在の事業実績等、運営等かんがみましてやはり5年が妥当だということで5年とさせていただいております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。佐野尚人議員。 ○3番(佐野尚人君) 要は、施設利用よりもやはり5年契約ですることの方が優先されるというお考えということの確認でよろしいでしょうか。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) そのとおりでございます。5年でやっていきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。15番浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) 今、佐野議員が質問されました3年でどうかということでございました。5年と言いますと、結局議会のチェックが入らないということが当然考えられるわけですし、それから管理する施設がほとんどダブっておるというような我々の中では認識があります。そういった意味でいえば、田園バレー交流施設の年限に合わせることが妥当ではないかというふうに考えております。その点について1点と、もう1点、この建設時にもそういう話でなんですけれども、スーパー銭湯は建設費も含めて4、5年でもとを取っていくというようなふうに、当時言われました、そういった情報が我々は収集しておりました。  そういったことから考えますと、今のこの経済状況の中で収益が見込まれるそういった事業の一つに私たちは当たると思っておりますので当然入札、そういった形で収益が見込めるといった合理的な経営がなされる企業があれば、当然入札に参加していただいて、当然有償で借りていただくというのが妥当じゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
    ○議長(吉田日勝君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(加藤 勝君) そういった方法について今言われましたけれど、これにつきましては先ほど申しましたとおり、町の基本的な考え方ということで先ほど述べたとおりでございます。それから、5年の件につきましても、先ほど福祉課長が説明したとおりでございますので、今のところはそういうふうに考えているということでございます。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。浅井たつお議員。 ○15番(浅井たつお君) やはり15億円を超えるような総額はもう取れてると思うんですけれども、かかるような施設、駐車場も合わせて、駐車場の借り上げ料も払わない、そういったような形でやはり本当の福祉と娯楽施設ということで、当然按分していただいて収益が上がっているところからは、やはり代金を払っていただくというのが社会の常識ですので、そういった形にならなければ私はおかしいと思うんですけれども、やはり入札をやっていくというそういう算定をしていただかないと、やはりどうしたら収益が上がるかという、そういった具体的なそういう指針を示してもらわないと、ただ町の方針だからというような形では、私たちとしては納得できない。町としては入湯税しか入ってこないわけですので、確かに入湯税が5,000万円とか6,000万円入ってきますけれども、それは大府にありますげんきの郷だって町の経営ではなくて、あそこも野菜売り場も含めて200万人ぐらい来ると言って、四、五年前にもそういって言われてました。別に町が税金をほとんど投入していないのに、向こうは15億円とか20億円とか施設に投資しなくても、入湯税は入ってくるわけでしょう。じゃ長久手町にとって別にお湯をただであげてでも、民間でやってもらった方がまだいいということになるんじゃないですか。やはり具体的な数字を上げて、これだけの収益は見込めるけれども、これ以上の長久手町民にとって効果があるというんじゃなかったら、それはやはり不合理だと思いますけどいかがでしょうか、具体的な数字を上げて言ってください。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 長久手温泉ござらっせとあぐりん村と同じ経営でやっておりますが、温泉の方がきょうは主体になっておりますが、福祉施設と同じような形になっとるわけですね、混合施設と言っていいかな。だから、きちんとその中の仕分けはしてあります。当然、使用料を取るべきスペースについては使用料をいただいております。それから入湯税ですが、多分豊田市は取っていないと思います。私どもは町内は550円、町外は700円と、それを差し引いていただきますと400円、400円であれだけの施設を維持していくには、もう残りは考えてもらえばわかると思うんです。  ですから、精いっぱいでそんなに利益は上がりませんが、それだって赤字にはなっていません。唯一の収益は入湯税です、入湯税は既に6年目になりますけれども、7,000万円としても4億2,000万円は町へ入っているわけでして、非常に成績は職員全社上げて一生懸命やっとると言っていいほど給料も低く抑え、契約社員とかパートだというと怒られるかもわかりませんが、そういったこともフルに活動して、地元の時間的に縛るというわけでなくて、都合のいい時間に務めていただけるという方法も取れますので、三交代制でやっとるわけでありますが、そういった雇用の問題、いろいろ取り上げましても収益もまあまあの状況で、国税も納めておりますし、町税も納めております。  ですから、どれもいかんという点はないと思うんですが、これは話にはいっておりませんが、選定管理委員会を開いて、その中で決定するということになっておりますので、そういった実績をすべて出した上で決定されていくものでありますので、私の方としてはそれを温泉部門だけがなかなか成績が物すごく悪いとか、立ち行きがいかんということになれば、それこそ分離して考えないといけないかもしれませんが、今のところ並立して成功しておりますし、特に福祉部門の最近温泉へ入る方が非常にふえておりまして、特に歩行沿のところなんかは大変な人出なんです。  そういったことで、非常に200円という安価で入っていただいております。そういったことを考えますと、あの施設というのは非常に有効な、町民にとってはなくてはならないようないい施設になって、皆さんに喜んでいただいておる。皆さんは温泉に入られたことはあるかも知れませんが、私は時々入りに行きますよ。そして、皆さんがおっしゃることもよく聞いております、大変喜んでおられます。  ですから今の状況で、じゃ変えてどこがいいかということも、できるかできんか話でやっとることではいけないと思います。管理者選定委員会という公の機関を経て決定しておりますので、何ら私は問題ないというふうに思っております。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 先ほどの入湯税の関係でございます。豊田市の場合は、たしか2万円以上の宿泊施設というか、宿泊する場合は入湯税がかかるということで、一般の日帰り入浴等については入湯税はかかってないという形になっております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 16番加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 町長、今の答弁は長久手町長としての答弁なのか、温泉の社長としての答弁なのか、一緒ですか。そうしたら公の指定管理者云々と言いますと、長久手町指定管理者選定委員会、公なことは公だと思うんですけどこれは自分たち、町長が一番トップでしょう。その委員会のトップじゃないですか、町長が。その委員会のメンバーが長久手町の町長が社長を務めるところで悪く言う人がないんじゃないですか、長久手温泉を悪く言う人が。当然、そんなことは言えないでしょう。だから、私はこの温泉でかす前に、会社にするときに、町長が社長じゃいかんよと酸っぱく言ったことがあると思うんですよ。兼ねてはいかんのじゃないかと、そういう問題も起きてくるから、不透明な感じがすると思うんですよ。町長が社長で、社長のところへまた指定管理者選定委員会で決めたからそこへ出すなんていうのは、非常に不透明でしょう。自分のところでなれ合いのことをやっとるような感じがするんですよ。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 指定管理者の委員長とか委員はやっておりません。さかのぼって言われましたけども、これはあくまで第三セクターでございますので、町が6割の資本を出して、1億円ですので6,000万円、あとの4社が農協さんを初め商工会とか1,000万円ずつで4,000万円。1億円の資本金でやっとるわけでして、町はそれだけ混合でやっておりますけども、会社にすると6,000万円の株主ですので、町長が責任を持たなければいけないということを言われまして、これは町長がやるべきだと。県の指導もありまして、私が約束上なっております。なっておりますが、一生懸命私も経営については責任がございますので、取締役会等も開いたり、職員といろいろ話し合ったりして何とか経営をうまくやって、利益向上のために努力しようということで、日夜一丸となってやっていると言って過言ではありません。本当に一生懸命やっております。私どもは全部無報酬、御存じのとおり無報酬でございますので、温泉に入るときだって金を必ず出して入っております。  そういったことは、けじめはきちんとつけておるつもりでおります。だから、私どもは本当に長久手温泉を一生懸命みんな職員がやっておりますので、あえてここで申し上げておきたいと思うんです。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(吉田日勝君) 2回目ございませんか。加藤 武議員。 ○16番(加藤 武君) 一生懸命やっとる云々じゃないんですよ。私はやっとるということはわかっとるんですよ。だから、町長があえて言わなくてもいいです。さきの指定管理者メンバー、これはメンバーの表を今度の委員会までに出してください。どういうメンバーがなってるかという、今度委員会でやらさせていただきますで、きょうはこれで終わります。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。7番小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) 私はこの間、先ほども話が出ています使用料についてずっと申し上げてきました。前回、前々回だったかな、町長は使用料についても、一定理解されたような答弁もありました。今後検討していくというような話もたしかあったと思いますが、その結果、今福祉部長の話、答弁ですと、はっきりとあいまいな言い方をされたんですけども、その辺はっきりと使用料については取るのか、取らないのか、お答えをしてください。  それから、協定がありますね。協定はどのような協定になっているのか、当然指定管理者指定の協定に基づいた指定になるわけですので、その協定についてもどのようなものなのか、前回と同じものなのかどうなのかということです。  それと先ほど町長が入湯税云々というような話を再三、今までもされるわけですけども、入湯税は全然関係ないです、入湯税は皆さんが150円払ったら150円こっちに来るだけのことですから、それによってどうのこうのということではない。あくまでも、この会社が利益を得ているのではないかということを前提に、私はお話しているわけです。もう既に利益剰余金は8,300万円余りあるわけです。その上に、ここで強いて言えば決算の中で見みますと、回収費というのは今までの答弁ですと、町がほとんど大規模なものは持つと。指定管理業務にかかるものが会社が持つものだと、きょうもそんなちょっと話があったかと思います。にもかかわらず、回収引当金1億2,000万円ですよ、会社が今持っているお金は。  そういう中でどうしてこれで指定、1億2,000万円も一体何に使うんですか、この会社は。だって、指定管理をしているわけでしょう。そしたら、町の施設をやるのに勝手にそんなに改修なんかできないじゃないですか。それから、そのほかの部分は目的外使用をして借りているわけですよね。そんなところだって、勝手にそんなに会社にやらせるということはできないはずです。その1億2,000万円の存在も私も非常に不明瞭だと思う。  そういうようなことがあって、私は今まで議会で質問してきましたけれども、一切経営の内容については答えない、こんな不明瞭なままでこのまま長久手温泉にこれを続けさせるということが住民の理解を本当に得られるのかどうかということです。  ちなみに、平成20年6月に自治行政局が出した指定管理者制度についての中には、指定管理者に利益が出た場合の利益配分のあり方等を公募の際の条件、公募が前提だからですけれども、ここは公募もしてないわけですけども、公募の際の条件として可能な範囲で明示しているかどうかということも留意事項の中に入っています。要するに利益が出た場合の利益配分というのはもう当然なことなわけですけれども、そういうこともされていない上に使用料は払われていないということの問題の中で、今回使用料は取るのか取らないのか確認をするということと、それから、先ほど資料は後日の委員会で出すということでした。それはぜひ出してもらいたいと思います、協定も同時に出していただかないと困りますけれども、その中で事業報告書がありますね。これまでの平成18年度からこの3年間の指定管理業務に関する事業報告についてもきちんと出していただくように、それについては、私は内訳を出すようにということを今まで申し上げてきましたし、前回の議会でも内容については把握しているのかと言ったら、把握しているとおっしゃいましたね。その中身について把握していらっしゃるはずですから、単に合計額ではなくて、内訳をすべて出してきてください、いいですか。 ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) それでは御説明させていただきます。使用料につきましては、議会でお話があった以降、さまざまな検討を重ねてきました。あるときは、いろいろな入浴施設、日帰り関係の入浴施設も行きました。そこでいろいろなお話を聞いてきたわけですけども、入湯税の話もうちの方が7,000万円も入ってきとるというようなことで驚かれたようなこともありました。そのようなことで総合的にいろいろなことを検討してきたわけですけども、町といたしましては、慎重に検討してまいりましたが、使用料については徴収しないことといたしております。それから、協定につきましてはまだ協定の段階ではごさいません。それから、改修の関係でございますけども1億2,000万円、これについては温泉の方の内容でございますので、ここの場では差し控えさせていただきます。それから、改修費で大規模改修につきましては、管理の分担のお話が出たと思いますけど、管理が会社の方ですべて行うというふうに小池議員の方がおっしゃったかと思うんですが、管理につきましてはそれぞれのきょうの朝にお話ししたように、それぞれの分担、自分の分担場所については100%を温泉がやっとると。それから共同というんですか、共用のところについては面積案分というようなそれぞれ分担をしておりまして、それでお互いがお金を出しておるというような形になっております。  それから公募の条件が、公募が前提だということでお話があったかと思います。公募が前提ということではなくて、公募が要件であるということが定められているわけではないということでございます。これにつきましては、総務省所管の指定管理の制度に関する質問に対して平成18年度の内閣の方から答弁が出ておりまして、これによると地方公共団体が置かれている状況を公の施設の性格等により公募することなく、指定管理を指定することも妨げたげられるのものではないということになっております。  ということでございますので、公募が前提であるということは言い切っておりません。  以上でございます。      [「あと利益配分のあり方なんかはどうなんですか。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君)福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 資料については、ちょっとこの場では答えることができませんので、検討させていただきたいと思います。          [「利益配分は検討してないの。」と呼ぶ者あり] ○議長(吉田日勝君) 福祉課長。 ○福祉課長(野田和裕君) 利益配分につきましては、株主配当金が180万円ですね、配当として出ております。  以上です。 ○議長(吉田日勝君) 2回目、小池みつ子議員。 ○7番(小池みつ子君) まず何から言ったらいいのわからないんですけども、公募が原則、公募が原則だということには違いないわけです。公募しないことも妨げないということは、公募が原則ということなんですよ。だから、それをこうあえて公募しない場合には、それ相応の理由とそれから情報公開、透明性が確保されて、説明責任がきちんと果たされなければ、あくまでもやはり公募が原則ということは、私は間違いはないと思っています。趣旨としてはそうです。あと、使用料については取らないということでそのことについてはまた委員会でもあると思います。それから今、配当があるということでしたけれども、確かに配当はそれは最低限、それは当然のこととして出資団体に対してですからあるのは当然です。私はそうではなくて、配当を除いた分に利益が8,300万円あるわけです。それについての利益配分をどうするのかということと、それから今修繕引当金は会社のことだから言えないと言いましたね。でも、この長久手温泉という会社は独自の別の事業をしていることはないんですよ。独自に別の事業の修繕費があるのであれば、それはそのことは言えないということは言えるかもしれませんが、すべて長久手町の施設の指定管理者としてか、あるいは目的外使用で使っている施設かどちらかの経営しかしてないところなんです。いずれも町の財産を使っているところの修繕引当金について、会社のことだから言えないなんていうことはとてもそれは認められるものではありません。当然これについても、しかも社長は町長であって、副社長を初め役員に全部入っているわけですから、その会社の経理というか、決算ですよね、引当金があるのは。決算にきちんとそれは把握して言うべきことです。ですから、今の答弁も大変おかしい。町長、答弁ができるならしてください。 ○議長(吉田日勝君) 町長。 ○町長(加藤梅雄君) 確かにおっしゃるとおり会社は一つですが、あぐりん村も当初があぐり事業部ということで長久手温泉株式会社の傘下にあります。それが8,300万円ですか、そういう剰余金といえばそれだけです。あとの1億2,000万円でしたか、これはああいった温泉施設というのは物すごい配管が多いものですから、大修理をやれば相当額かかるから、そのときにまた株主でまた負担を出してもらうということも大変だから、できるだけ利益というのをそういった形で積み立てておくと。文化の家も積み立ててやっておりますが、いざというときの地震がゆするか何が起きるかわかりませんので、あれだけの規模だったらある程度のそういう引当金は必要だよということを考えてやっています。8,300万円ですか、それについてはまだ内部検討もしておりませんので、財産として持っております。これはそれぐらいの余裕を持った経営をしておらないとぎりぎりでやったら、万が一今回のような不況がきた場合には、お客様も減りつつありますし、どういうことになるかもわかりませんので、その準備のために必要なことは必要だと私は思っております。 ○議長(吉田日勝君) ほかにございませんか。  ないようですから質疑を終結いたします。  続いて、議案の委員会付託に入ります。  ただいま、議題となっております議案第1号から議案第8号まで及び議案第10号から議案第28号までにつきましては、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会及び予算特別委員会にそれぞれ付託いたします。               ―――――――――――――― ○議長(吉田日勝君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次回は3月3日午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                  午後3時55分散会...