長久手市議会 > 2004-03-10 >
平成16年第1回定例会(第2号 3月10日)

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  1. 長久手市議会 2004-03-10
    平成16年第1回定例会(第2号 3月10日)


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    最終取得日: 2021-10-01
    平成16年第1回定例会(第2号 3月10日) 平成16年第 1回定例会            平成16年第1回長久手町議会定例会(第2号) 平成16年3月10日(水)午前10時00分開議 1.本日の議事日程  日程第1  一般質問         (代表質問)        新風クラブ         前 田 幸 明 議 員        フォーラム21         吉 田 日 勝 議 員        新世紀クラブ         加 藤   武 議 員        公明党         中 野 文 夫 議 員        町友クラブ         青 山 作 市 議 員
    1.本日の会議に付した事件    議事日程に同じ 1.会議に出席した議員    議 長 浅 井 良 和   副議長 川 合 保 生    1番  水 野 とみ子   2番  神 野 和 子    3番  吉 田 秀 樹   4番  伊 藤 祐 司    5番  川 本 勝 幸   6番  前 田 幸 明    7番  淺 井 光日出   8番  丹 羽 茂 雄    9番  中 野 文 夫   10番  小 池 みつ子    11番  石 井 芳 樹   12番  吉 田 日 勝    13番  川 上 孝 一   14番  青 山 作 市    17番  原 田 秀 俊   18番  伊 藤 克 彦    19番  加 藤   武   20番  正 木 祥 豊 1.会議に欠席した議員    な し 1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者    町長       加藤 梅雄   助役       伊藤 祥子    収入役      川本 保弘   教育長      青山 安宏    参事       北川 明夫   参事(サロン担当)加藤 照彦    町長公室長    田中 憲二   総務部長     近藤  務    民生部長     青山  宏   建設部長     與語 芳樹    消防長      近藤 武彦   教育部長     山田 幸弘    企画課長     福岡 久申   総務課長     加藤 長春    福祉課長     加藤八州夫   経済課長     山田 三行 1.職務のため議場に出席した者    議会事務局 局長 山木田宣彦   議会事務局 局長補佐                              加藤 俊郎                午前10時00分開議 ○議長(浅井良和君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  これより日程に入ります。             ────────────── ○議長(浅井良和君) 日程第1、一般質問を行います。  代表質問の通告がありましたので、順次発言を許します。  この際申し上げます。代表質問は、議会運営委員会の申し合わせにより、各会派の持ち時間は、90分以内といたします。なお、1回目の質問は登壇して行い、再質問は自席で行っていただきます。当局の答弁もこれと同様、各質問項目に対する1回目の答弁は登壇して行い、再質問並びに関連質問に対する答弁は自席で行っていただきます。ただし、再質問の回数は2回までといたします。また、関連質問については、通告者と同一会派の議員に限り、全体を通じて1人1回の発言を認めることにいたします。  なお、代表質問の発言は通告事項の範囲にして簡明にしていただき、また、当局の答弁は、質問の要旨に的確、簡明にお願いいたします。  それでは、代表質問に入ります。  まず、新風クラブ前田幸明議員の発言を許します。6番前田幸明議員。              [6番 前田幸明君登壇] ○6番(前田幸明君) 皆さん、おはようございます。新風クラブの前田でございます。議長のお許しを得ましたので、代表質問の先陣を切らせていただきます。  今回は、二つのテーマを用意させていただきました。一つは、本町第4次総合計画について、そして、いま一つは、ゆとり教育(学力低下問題)についてであります。それでは、通告書に従いまして質問に移ることといたします。  まず1項目め、総合計画についてであります。  平成11年より計画、推進されております本町総合計画につきましては、関係各位の策定当初の御尽力及び今日に至るまでの推進に対し、改めて敬意を表したいと思います。しかしながら、計画の5年が経過し、この間、社会情勢の著しい変化、とりわけ本町の立場や取り巻く環境は極端に変化をしてまいりました。この総合計画は、今後も本町が意思形成を行う際の最上位の町づくり計画であるわけですが、次の点についてはどう対応されていくのか、見解をお示しいただきたいと存じます。  1、総合計画の推進理念は住民主体の町づくりとありますが、いまだに住民の盛り上がり、住民の参加がいま一つと思いますが、原因は何でしょうか。サイレントマジョリティと言われる人たちの才覚やリーダーシップの掘り起こしはどうしているか。若年層の掘り起こしはどうなさるのでしょうか、お伺いをいたします。  2、社会の情勢や住民意識の多様性がスピードアップしているのに、基本構想や4大プロジェクト計画推進期間が20年と長過ぎて、住民が結果、評価を待てない状況となっております。推進期間は通常は10年程度としたものが適当かと思っております。  3、住民と共有すべき町づくりの理念が総花的で、優先順位もあいまいで、本当の意味での方向性が見えないようになっております。すべての計画が完遂されれば、世界一の町になるのではないでしょうか。  4、個々の町づくりの計画に財源の裏づけがない。総合計画には、将来人口フレームはありますけれども、節目年度ごと概略予算規模の表示がなく、今の時期、住民への説明責任を欠いているのではないでしょうか。本計画策定以後、国は、三位一体改革論を展開し、補助金事業はこの先、将来的には規模が縮小されていくはずであります。  5、町づくりへの住民参加に関する理念がありません。住民が等しく町づくりに参加できるという住民参加条例など、先進市町に倣う法的整備が今の時期必要となっているのではないでしょうか。  まちづくりセンターにつきましては、センター利用コンセプトや、センター運営の方法も大切ですが、町づくりそのものの理念やコンセプトの住民への周知、そして今後の町づくりそのものの運営や、組織の構築が先決、重要であると思っております。  6、総合計画では、2005年万博の会場は瀬戸市南東部となっておりますが、その後、本町にメーン会場が移りました。御承知のとおりでございます。以降、町の施策、方針は大きく変わったはずでありますが、この総合計画との整合性はできているのでしょうか。  7、計画の随所に「国際化」の文字が踊りますけれども、町及び町職員の意識はどのように変わってきたのか。そして、今後の対応はどのようにされるのか、お伺いを申し上げます。ちなみに、英語版ホームページは、万博開催地としては世界の人たちに礼を欠くものとなっております。  8、4大プロジェクト、すなわち田園バレー構想電縁ネットワーク構想クラフトマーケット構想ハートフルタウン構想、これらの主要プロジェクトは本町にとって重要なプロジェクトと思われますが、余りにも専門性を有するものばかりで、これらが町づくりの中核をなすものであれば、一般住民は町づくりへの参加はほとんど望めないものになっております。4大プロジェクトのうち、田園バレー構想のみが独走し、他の三つは置いてきぼりになっておるのではないでしょうか。計画では、四つが一体的に整備されて始めて魅力ある町づくりが実現すると言えるのではなかったのでしょうか。  9、まちづくりセンター建設計画を機に、いま一度、総合計画の内容について民意を問うと同時に、積極的な参加を呼びかけるべきだと思います。  以上のとおり、本町の最上位の計画とはいえ、時の経過とともに矛盾、問題が生じてきております。実情に合わせて強化、修正等の対応を図るべきときが来たと、こんなふうに思います。  それでは、次に、ゆとり教育について質問をさせていただきます。  学習指導要領が改訂されて2年が経過いたしました。ゆとり教育をうたい文句に改訂されたものの、教育現場に混乱を招いたと聞き及んでおります。ところが、昨今その「ゆとり」という文字が学校教育から消えたと言いますが、何がどう議論されたのでしょうか。  すなわち、1、文部科学省の見解で、学習指導要領は最低の基準との方針が出されましたが、教育現場ではそれにどう対応されたのでしょうか。ちなみに、私立中学では、中3で高校の内容を学習させているとも聞いております。教材、教科書選定は、独自の学校で行えないのでしょうか。この4月、学習指導要領がまた一部変更されると聞いておりますが、どうかそれを踏まえてお答えいただければ幸甚に存じます。  2、勉強がわかる喜び、楽しさを教えているのでしょうか。正解を導くまでの過程、考え方が大切なのは言うまでもありません。  3、最近は、選びさえしなければだれでも入れる高校受験。ことしはいつになく倍率が高いようでありますけれども、教師に気を抜く傾向はないか。生徒には、レベルに見合った受験をチャレンジさせているのでしょうか。  4、学力向上に塾のノウハウを学ぶ傾向もあるようですが、本町では検討したことがあるのでしょうか。学校は建前、塾では本音では困ります。わからないことは「わからない」とはっきり言える雰囲気が授業中にできているでしょうか。  5、国語教育、特に読書に関しては、古くて新しい問題ではありますが、学校で、家庭ではどう指導すべきでしょうか。「優しさや心の教育は読書から」の発想は今でも生きているのでしょうか。  6、学校評議委員制度のその後の進展はいかがになっているでしょうか。来年度導入の予定でありますけれども、地域に密着した教育が望まれるところで、学校の門を出たら教育を忘れる先生では困ります。教師のサラリーマン化、事務屋化の歯どめはどうしているのでしょうか。  小中学生期は知識の吸収力が最も旺盛な時期で、そんなときに気を抜いていたら学力の向上などはとても望めません。大学センター試験の成績も年々落ちていると聞きます。近隣諸国の少年、少女たちが目の色を変えて生き生きと学んでいる姿が報道されるのを見るにつけ、この国の教育はどこを向いているのだろうと危惧する次第であります。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(浅井良和君) 以上で前田幸明議員の代表質問は終わりました。  続いて、これより前田幸明議員の代表質問に対する1項目めの当局の答弁を求めます。  町長公室長。             [町長公室長 田中憲二君登壇] ○町長公室長(田中憲二君) それでは、前田議員の本町の第4次総合計画への提言ということで、9項目御質問がございましたので、順次お答えをさせていただきます。  まず1点目の、住民参加が町の総合計画の推進理念というふうになっているということでございますが、住民参加は、これまでも委員会などで住民の参加を得てきてはおります。平成15年4月1日から、御承知のように、附属機関等の設置等に関する要綱も策定し、住民の公募をわかりやすく規定の中に盛り込んでいます。また、会議や会議録を原則公開することで住民の皆さんに町づくりへの理解を深めていただくとともに、町づくりへの住民参加がより図られるものと考えています。  町づくりに関する地域のリーダーの掘り起こしに関しては、博覧会を契機に、町づくりに積極的に参加される人々がふえつつあります。このような方々に博覧会終了後も長久手町の町づくりに積極的に参加していただけるよう努めるとともに、また、若年層の町づくりに関する参加についても、関心を持ってもらうよう努めてまいりたいと考えております。  2点目の、基本構想の期間が長過ぎる、これは、基本計画、基本構想、それから実施計画ということで、本書にも、先ほどの総合計画にも解説は書いておるんですが、再度確認のために申し上げたいと思います。  長期計画としては基本構想、これは20年でございます。中期計画としては基本計画、これは10年になっております。そして、実際の短期計画、町のやり方としては、3年で構成しております。この中で、基本構想というのは、町の目指すべき将来像と、その実現に向かってとるべき基本方針、施策の方向性を示しております。  この基本構想を達成するために、さらに具体的には、基本計画で向こう10年間における各部門ごとの施策の方針、計画目標、事業内容を明らかにし、計画を推進していきます。さらに、実施計画においては、3年ごとのローリング方式で、向こう3年間の具体的施策を明らかにし、予算編成の指針としています。この実施計画で認めた事業に関しては、毎年3月議会終了後、公表しております。  3点目の、住民と共有する町づくりの理念についてですが、住民と共有すべき町づくりの理念こそが基本構想であり、町政運営における最上位の計画として、議会の議決を経て位置づけられているものであります。ただ、個別事業の優先順位に関しては、当然、時間や費用を要するものもあるということで、先ほど御説明しました実施計画において優先順位をつけながら事業を進めてまいります。  4点目の、個々の町づくりの計画に、町づくり計画ということの財源の裏づけがないという御質問でございますが、事業費と財源は、実施計画において3年ごとのローリング方式で見直しながら事業を実施しております。  5点目の、町づくりへの住民参加についてですが、先ほどもお答えしておりますが、平成15年4月1日から、町の附属機関等へ住民参加を積極的に取り入れております。会議や会議録の公開も行っておりますので、住民の方々が町づくりに参加していただける機会はふえたのではないかというように考えております。今後とも、条例に頼らなくても住民の皆様が町づくりに積極的に参加していただけるように努めてまいりたいと思います。  6点目ですが、万博についてでございますが、万博の主会場になったことによる総合計画の整合性ということでございますが、もともと総合計画を策定するときには、町長も「門前町」というようなことで、密接にかかわりのあるということで、万博を見据えて総合計画をつくっております。したがいまして、今回、「自然の叡智」という環境をテーマにして、また「地球大交流」を目指した万博が本町で開催されることは、大変有意義であり、インパクトも大きいというふうに考えています。  本町としましては、万博成功に向けて、ハード面やソフト面において、新たな施策や事業が必要となってきておりますが、そういった施策等はおおむね総合計画に盛り込まれている、あるいは目指すものに沿ったものであるというふうに考えております。万博開催がむしろ総合計画の事業促進に役立っているものというふうに考えております。  7点目でございますが、国際化について、町としての意識はどうかということでございます。外国人登録者数は、平成10年の356人から、平成14年には518人と、5年で45%の増加を見ております。国籍は多様ですが、特に中国、アメリカの伸びが顕著です。  町といたしましても、国際化の意識を高め、このような状況に対応するため、町内の案内看板の外国語併記または増設、外国語版ガイドマップ等の充実、また、1年後に控えた万博時の対応も含め検討してまいりたいと考えております。  また、ホームページの英語版は、御指摘の点でございますが、早急に見直して変更してまいりたいというふうに準備しております。  8点目ですが、四つのプロジェクトにつきましては総合計画の本書にかなり細かく具体的にうたっておりますが、主要プロジェクトの特徴というところは、総合計画の要素になっている事業をそれぞれ関連づけたときに、一つのプロジェクトが完成するものであるということで、かなり単体であるものと、総合的にあるものと、プロジェクトによっても違ってくると思うんです。  田園バレー構想というのは、かなり広範な事業で組み立てられておりまして、田園バレー構想のみ独走しておるというわけではなくて、他のプロジェクトにしても、例えば、長久手電縁ネットワークでございますが、これについても、まず、基盤整備としては、平成10年以来、ケーブルテレビ加入促進事業、あるいは昨年度の地域イントラネットなどで、情報ネットワークシステムを構築しておりまして、その素地は構築しておるというふうに考えております。  また、クラフトマーケット長久手工房村という構想がございますが、これにつきましては、県立芸術大学を中心に、芸術作品の購入、あるいは文化の家における企画展などで、県立芸術大学でございますが、地域との連携を図ったり、長久手ハートフルタウン構想というのは、この田園バレーの一画ではございますけれども、福祉プロジェクトとして、福祉の家という中核施設の建設を果たしております。  ですから、これらのプロジェクト推進に当たっては、個々に見ていただければ、多くの場面で住民に参画していただいたり、これからも参画していただいて推進していくことが必要になってくるというふうに考えております。  9番目の最後にですが、総合計画に対する民意の反映でございますが、総合計画に関しては、この策定前に、住民意識調査を行っております。この内容を参考に策定しておりますが、第4次総合計画の策定時からは、単なる意識調査ではなく、住民満足度調査、要するにCS調査と言われるものでございますが、内容をそういった方向にかえて行っております。  また、この調査も、これまでは総合計画策定時のみに行っておりましたが、中間年で調査することで、住民の満足、不満足がどこにあるかを探ることに努めております。このために、平成14年1月にも中間年として実施しております。今後も必要に応じ、住民意識調査を実施し、住民の意見を総合計画に反映していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  6番前田幸明議員。 ○6番(前田幸明君) いろいろお答えいただきました。  その中で2〜3御質問等をさせてもらいたいんですけれども、ちょうど昨年の今ごろですか、私、選挙を前にして、いろんな集会を回りながら、いろんな人の意見を聞きました。その中に、一つ印象に残っておる質問がありましたので、紹介させていただきますけれども、ある人が「10年後に、我々住民を行政や議会はどこへ連れて行こうとしているのか」、こんな質問をされました。
     私はそのとき、長久手町にこういう総合計画があるというのを知るよしもありませんでしたので、そのとき私はこう答えたんです。「今までは行政や議会がその町の未来を決めていたかもしれないんですけれども、これからは私たち住民自身がみずからの意思と責任のもとに町の将来を決めるんですよ」と、そんなふうに答えました。  私は、今でもこれは間違っていないと、こんなふうに思っておりますけれども、今、この総合計画を改めて読み返してみますと、まさに行政主体の、行政主導の計画であって、本当に民意を含まない計画だなと、こんなふうに、当時はよかったかもしれませんが、5年たって読み返してみると、今の実情に合っていないのじゃないかな、こんなふうに感ずるわけです。  それから、先ほど公室長が附属機関の方でいろんな方々に参加をいただいておると。これ一つ、前から私気にかけておるんですが、いろんな審議会にいろんな方が参加しておるわけですが、かけ持ちでかなりの方が受け持っておられるんです。附属審議会の規則を見てみますと、五つかけ持ちができるというふうに書いてあるんですけれども、私は、人間というのはそんなに能力があるものじゃないと思っておりまして、せいぜい1人の人が一つか、ないしは二つ、一生懸命やっていただこうということであれば、限度じゃないかな、こんなふうに思っております。それでは、足りない分をどうしたらいいかというと、やっぱり人材の掘り起こしになってくるんじゃないかなと思うわけです。その中には若い人も本当に入っていただいて、町の将来を若い方の目からも改革していきたい、こんなふうに思うわけです。  そういった意味で、これからもぜひ、「サイレントマジョリティ」という言葉をこういうときに使うのかどうか、私はわかりませんけれども、かなりうずもれた人たちがこの町の中にいらっしゃると思うんです。そういう方たちを登用して、本当にこの附属機関の審議会に参入していただけたらな、こんなふうに思っております。この件について、御答弁お願いしたいと思います。  それから、総合計画についていろいろ、20年、10年、3年のスパンでいろいろ考えておるということを言われたんですが、これは私承知しておりまして、その上でお尋ねしておるわけですけれども、私は、基本構想や4大プロジェクトの期間が20年というのが長過ぎるんじゃないかということを申し上げておりまして、基本計画が10年だからいいというようなことではないんです。人間、同じテーマで20年も頑張れるわけがない、私はそういうふうに思っております。  それと、あと15年あるわけですけれども、計画者のほとんどが、ここにおられる方はほとんどこの計画の策定に参加された方ばかりですけれども、計画の結果や評価に立ち会わないというのは余りにも無責任じゃないかな、こんなふうに考えております。見解をお願いしたいと思います。  それから、先ほど町づくりが総花的であるということを申し上げたんですが、これは、皮肉な言い方をすれば、とにかくこの計画を読んでおりますと、いいことづくめで、本当に非の打ちようのない計画、そんなふうに感じております。いかにも学者さんのつくった内容だな、こんなふうに考えておるわけですけれども、特に産業振興のところが私は気になってしようがないんです。  その中に、昔からの商店街の復活とか、規模拡大の指導を行っていくというふうに書いてあります。その後に、町は、大手の総合スーパーの誘致をされておるわけなんです。確かに、私を含めて住民は便利になったかもしれませんけれども、しかし、どこに長久手らしさがあるんでしょうか。そして、どのようにして商店街の復活を図っていくのでしょうか。一口に観光と言われますけれども、先ほど門前町という話が出たんですが、地元商店街がないのに観光の町ができるんでしょうか、門前町ができるのでしょうか、御意見をお伺いしたいと思います。  それから、事業計画。先ほど公室長が、個々の事業において予算づけをしてく、財源づけをしていくという趣旨のことを言われたと思います。最近の新聞で、近隣市町の16年度予算案を拝見しますと、どこの市町も将来の財政状況を憂慮してかどうか、事業計画はほとんど「選択と集中方式」というんですか、こういった方式がとられている。この意味は、本当に住民にとって重要な事業を選択して、財源をそれに集中させる、こういったような方式をとられている。それから、ハードよりもソフトの充実を図った内容になっている、私はそう見ております。  それに反しまして、本町では、1人我が世の春とばかりに、第4次総合計画に沿った、相変わらずのバブル型箱物土地行政が展開されようとしております。この第4次総合計画そのものを、私は今見直す時期に来ているんじゃないか、将来を見越した総合計画の見直し、修正を図るべきと思いますが、いかがでしょうか。この計画がある限り、バブル型土地行政というのはいつまででも展開されていくのじゃないか、こんなふうに思います。  それから5番目、先ほど、条例は新たにつくる必要はない、こんなふうにおっしゃられたんですが、私は、町づくりのコンセプト、組織運営が非常にあいまいだということを先ほどから申し上げております。ここはぜひ、町づくり理念条例、あるいはそれに附属するような住民参加条例といったものをはっきりさせて、住民に周知していただくのがいいんじゃないかと、こんなふうに思っております。この件は他の議員も質問されるようですので、重複を避けさせていただきます。  それから6番目に、万博会場が本町に移ったこと、これは総合計画にとって推進がしやすくなったと、こんなことをおっしゃられたと思うんですが、私は、そうじゃない、むしろ万博が来たことによって、いろんな万博に向けての事業が本当に、今まで予定しなかったようなものまでもふえているんじゃないか。これは、万博関連ということではなくて、いわゆる住民にとって不要な事業が多くなっているんじゃないか、こんなふうに考えております。  とりあえずそこまで、御意見、御回答をお願いします。 ○企画課長(福岡久申君) それでは、今6点ほど前田議員の方から御質問をいただきましたので、御答弁させていただきます。  1番最初に、将来はだれが決めるのか、町行政が決めるのかどうのこうのがありましたけれども、やはり住民自身、住民の皆様方と一体になりながら決めていくことが本筋だと私も考えております。  それで、2番目でしたけれども、附属機関の委員のかけ持ちが多い、現在五つまでとなっておるという御質問だったと思いますが、これにつきましては、公室長がお答えしましたとおり、昨年4月からこの附属機関を設定いたしまして、行っております。ちょうど3月が終わりますと丸1年になりますので、当然その辺で総括をしなきゃいけないと考えておりますので、今の御意見を参考にさせていただきながら、その部分を検討させていただきたいと考えております。  それと、サイレントマジョリティですね、声なき多くの者というようなことだと思いますが、こちらの方、当然のことながら、いろんな御意見をいただけるような方策を我々は考えていかなきゃいけないと考えております。  2点目でございましたけれども、構想の20年は長いというような御指摘でございました。構想につきましては、大前提の大項目ですね。そうした部分の中で、そこから今度はいろんな計画とか何かに入っていくわけでございまして、大前提の部分というのは、余り僕、個人的にというか、考え方として変えるべきものではないと。ただし、そうした部分の、時代的な部分の背景の中で変わってくることがあれば、当然その部分は、中間的な中でも見直していかなきゃいけないということは考えております。  それから、産業振興の件で御質問がございました。確かに、長久手町に以前からあるお店というのは、だんだん影が薄れていくというのは目に見えておりますが、それをいかに長久手町の観光の一つのお店として、目玉として生かしていくかというのは確かに難しい部分ですが、商工会あるいは町の行政の中の経済課の方で、その辺の対応はしていくというようなことは考えておりますが、ちょっと具体的なものが私どもの方に入っておりませんので、ちょっとここでこうしますということがお話しできないのが申しわけありませんが、そんなふうに考えております。  それから、やはりハードよりソフトを重視していくべきではないかというようなことの御質問がございました。これは、一番最初に申し上げましたとおり、やはり、住民の皆さんの声を聞いて行っていくということが第一と考えております。この辺も、ハードの必要な部分は、やはりハードとして施設を考えていかなければいけないと思いますし、当然のことながら、そこを利用される、あるいはいろんなことに関するソフト面という部分は、十分考えていかなければならないというふうに考えております。  それから、条例の関係でございますが、これも、先ほど公室長が申しましたように、まず、附属機関の関係は、これで1年たちますので、一度その中で検討項目として中に入れさせていただきたい、そういうふうに考えております。  それから、万博が町へ来て不要な、要らないものまでが進行しておるのではないかという御質問だったと思います、最後の関係でございますが。この辺につきましても、総合計画の基本構想の中で、住民の皆様が快適で安心に暮らせる町づくりとか、機能的な調和のとれた町づくりというようなことを、四つの項目を挙げて事業を推進しているわけでございまして、道路の整備とか、そうした部分というのは、やはり万博が来る、来ないではなくて、そうした住民の皆様方の生活に必要なものをということで進めておるような次第でございますので、必要なものというようなことで進めさせていただいておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  6番前田幸明議員。 ○6番(前田幸明君) 基本構想が20年ということなんですが、これは百歩譲ってわからぬでもないんですが、4大プロジェクトですね。これも20年なんですよね。だから、今これの御意見、回答がなかったんですけれども、この20年というのもちょっと長いなと。これは10年でも、早急にやれる内容じゃないかなというふうに私は思っておるんですが、ぜひこの辺の検討もお願いをしておきます。  それから、7番目ですね。次に移りたいと思いますが、国際化ということで、いろんな外国人がふえてきたから、町の掲示とか何かもそれに順応するような対応をとっておるということなんですが、たまたまホームページを、私が確か昨年の12月29日、年の瀬も押し迫ったころにメールを入れておきました。そうしましたら、その訂正の回答が3月末だと、こんなふうなメールがまた入ってきました。なぜこれが3カ月もかかるのかということなんですね。  ちなみに、このホームページの内容を御存じない方もおられますので、ちょっと紹介させていただきますけれども、英語のホームページを見る限りでは、長久手町の歴史は2001年4月でとまっておるんです。福祉の家も、まだいまだに完成予想図が載っておる。もうとっくに50万人も突破しておるのに、いまだに完成予想図が載っておる。それから、町長と助役がうれしそうにお湯が出たところに手を突っ込んで、その写真がいまだに載っておる。これが本当に町長の言われる国際化の推進だろうかというふうに問いたいと思います。  それから、嫌なことを言うようですけど、先般、助役はワーテルローへ行ってこられました。そのときに、ワーテルロー市の方からそういう指摘はなかったんですか。それもそれだし、助役も、3カ月も時間があるのに、早急に直さないでそのままワーテルロー市へ向かわれた、その神経も私は疑いたいと思います。  それから8番目、4大プロジェクトの個々の予算事業規模、これはもともと、先ほど申しました4大プロジェクトですが、幾らだったんでしょうか。それから、今現在、計画に対する進捗状況はどうなんでしょうか。先ほど3年ごとにいろんな事業で推進していくという話がありました。ところが、それを総合的に、個々のプロジェクトの進捗状況はどのようですかと、こう私が以前お尋ねしたんです。そうしましたら、もともと計画の事業費なんて決まっていないんだと、だから、進捗状況も、個々の部で対応しているから、それはわかりませんと、こんな回答がありました。  私は、今年度計画の行政評価システムが来年度に繰り延べになりましたことを非常に残念に思っておるんです。いずれはこの行政評価システムに乗っけて、この4大プロジェクトも評価されるだろうと思うんですが、本町の最重要プロジェクトの事業費が決まっていないというのは、あるいは進捗状況もいまだに状況的にはわからない。これからどうやって行政評価を行っていくんですか、質問をしたいと思います。  それからもう一つ、先ほど田園バレー事業が突出して推進されておるということを申し上げたんですが、先般、12月2日付でアンケートをいただいたんですね。建設部経済課から出てきておるんですが、参考にしてくださいということで議員全員に配られたんです。これをいただいて、私どう参考にしたらいいかよくわからなかったんです。  ちょっと中身を見てみますと、議員の皆さんは御承知のことと思いますが、アンケートが1,500部郵送されました。有効回答数が311部。20%なんですね、回収率が。もうこれそのものが有効なのかどうかということなんです。それから、利用頻度。利用頻度というのは、できた施設をどれぐらい利用されますか、こういうことなんですね。1番は何だと思いますか。「利用しない」なんです。「利用しない」が1番なんです。それから、「月に1回」が2番目、3番目が「週に1回」。この程度の利用頻度だということなんですね。  それから、なかなか難しい質問がありまして、ちょっと要約しますと、税金とは別に、仮に負担金を住民に要求したときに、そういう協力はしていただけるか、こういう内容のアンケートだと思うんですが、311人のうちたった14人が多少負担金を出しても推進してくれと、こんなような内容になっていますね。それから、途中は飛ばしますが、最後のところで、この計画の良否、これはいろいろやってきて、最終的に、「大変よい」が11.6%、「よい」が36%、合わせて47.6%。これ、過半数にも達していないんです。  こういうアンケートを議員に配られて参考にしてくださいと言われるんですが、どういう思いでこれを配られたのか、これを確認したいと思うんです。こんな結果だから、もうこんなのやめたい、だから議員さん、反対してくださいよと、こういうことなのか、ぜひこのアンケートに対する町の考え、姿勢はどのようなものであったか。それから、このアンケート結果に基づいてこの事業をどう評価されておるのか、お伺いをしたいと思います。  以上です。 ○企画課長(福岡久申君) それでは、今3点いただきましたうちの1点、私どもの関係の方の御答弁をさせていただきます。  2番目に御質問のございました4大プロジェクトの合計は幾らか、あるいは進捗状況はどのようかという御質問でございます。  以前ちょっとお話しした中を御説明しますと、すべてのものの集計は出ておりません。ただし、私どもは、分野別に沿っていろんな各事業をやっておりまして、それで、実施計画の中で3年ローリングでやっております。その3年ローリングの中の一つの事業に関しては、総計的に幾らの予算でやるのか、あるいは進捗状況がその事業に関しては何%できているのかというのはつかんでおりますが、ただ、全体的なすべての集約というのはつかんでおりませんという御説明をさせていただきました。  それで、今のところ、ここでの御答弁も同じような答弁をさせていただくわけでございますが、その分野別の一つ一つにつきましては、その状況は把握しております。  それから、行政評価の件でちょっとお話がございましたが、繰り延べということでございました。これは、本来ならば2年間、15年度と16年度で行うということで進めさせていただいておりましたが、費用面の方をことしと来年かけて行うということで繰り延べをさせていただきましたので、ちょっと余分なことかもしれませんが、お話ししました。  これからどうしていくのかという部分でございますが、その部分に関しましては、いろんなことを、御質問いただいたこと等を検討しながら、よりよいような方向、あるいは住民の皆さんに御理解いただけるような方向というようなことをもって検討させていただきたいというふうに考えております。  ホームページの件でございますが、英語表記の方に関しましては、今前田議員のおっしゃるとおり、年表に関しては2001年4月で終わっております。それから、福祉の家は、先ほど言われたとおりのことでございます。そうした部分の中で、きちっとその辺も、先ほど公室長が一番最初に答弁させていただきましたように、今年度というか、早い時期に、早いうちにきちっとさせていただきまして、ホームページの方を直させていただきたいということで考えておりますので、よろしくお願いします。 ○建設部長(與語芳樹君) それでは、田園バレー関係で、12月2日のアンケートについての御質問にお答えさせていただきます。  このアンケートにつきましては、長久手町農村振興総合整備事業計画案ということで、現在別の事業で、香流川の左岸側について、グリーンロードから福祉の家の近くまで河川の遊歩道あるいは自転車道としての整備を行っておりますけれども、この事業については、田園バレーの事業計画以前からあった事業でございます。そういった計画があるということから、今回、この農村総合整備事業の中で、愛知用水あるいは堀越川を通ってグリーンロードへ出て、香流川と一体性を持たせた遊歩道計画を考えております。  そういった事業について、これは県営事業になるものですから、県の方がこのアンケート調査を行っております。県の方が取りまとめた結果を皆さんにお配りしたということで、計画の良否につきましては、先ほどのお話にありましたように、「大変よい」あるいは「よい」で47.6%、あるいは「普通」を含めますと72.8%で、「余りよくない」あるいは「よくない」という方が23%ということで、こういった事業、まだ完全な整備計画にはなっていないんですけれども、これから一つずつ事業を実施していきたいということで考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。教育長。              [教育長 青山安宏君登壇] ○教育長(青山安宏君) それでは、前田議員から6項目にわたって御質問をいただいておりますので、順次お答えしたいと思います。  まず1項目め、学力低下とゆとりについてですが、学習内容を精選して、基礎、基本を重点的に指導するという趣旨であった現行の指導要領が告示されたころより出始めた学力低下論は、学校現場を少なからず混乱に陥れました。これが指導要領の最低基準を引き出した伏線になったのではないかと思っております。  さらに、16年度から指導要領の一部改正、これは総則の部分だけですので、総則の部分の一部改正につながったと、そういうぐあいに思っております。学校現場では、総合的な学習などを使いまして、課題学習、それから補充的、発展的な学習を視野に入れて学習を進めております。  なお、教科書の選定につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律をもとに行われております。比較的広域で教科書採択区域が決められておりますので、学校単独では今のところできないようになっております。  それから2項目めの、勉強がわかる喜び、楽しさについてですが、児童生徒にそのように指導することがまさに大切であると認識しております。そのためには、教員1人1人が力量向上を求められております。各学校では、先生方の現職教育、それから授業研究、それから外部の研究会などに参加し、指導力向上に努めております。  3項目め、進路についてですが、町内の中学校の高校進学率は、15年度、今年度が92.0%であります。16年度につきましては、あす、あさってから始まりますが、どの生徒にとっても真剣な進路指導となるよう、学校では計画的に進路指導がなされております。志望校や本人の実力から見たアドバイスは、進路指導担当など複数の教員が連携して、判断に必要な情報をもとに進めております。生徒にとって最善の選択になるように努めております。  4番目、塾の先生を講師にというお話ですが、必要になるときが来るかもしれませんが、現在のところ本町では考えておりません。わかる、わからないを本音で言える学級の雰囲気づくりは、今も言ったように、非常に大切なことと考えております。TTや少人数授業などの授業は非常に好評を得ておりますので、先生たちもわかりやすい授業、楽しい授業になるよう努力していると認識しております。  それから5番目、「優しさや心の教育は読書から」の発想は今でも生きています。心の糧となるように、読書は重要な位置づけをしております。各学校では、読書週間などを設け、読書に親しむようにしています。さらに、図書ボランティアの方々と協力し、ことしから司書教諭の配置がありましたので、今後も一層充実するものと思っております。  6番目の、学校評議委員制ですが、16年度からスタートできるように各学校長に指示がしてあります。各学校の運営、学校評価、地域とのつながりなどについて、生かしていけるものと思っております。  それから、サラリーマン化している、事務屋化している先生というお話なんですが、いろんな場におきまして、私や校長の方からも指導しておると思いますが、学校を離れれば教員も一般の社会人です。ただし、勤務時間以外でも、世間の目、親の目、児童の目等があり、教育者の道を歩む者として、教師は道義的、倫理的責任がいつも問われる身であること、それからさらに、1人の人間として多方面に興味を持ち、広い心の持ち主になるように指導しております。  これで1回目の答弁とさせていただきます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  6番前田幸明議員。 ○6番(前田幸明君) どうも教育長、ありがとうございました。  実は私、いっとき、予備校といいますか、進学塾の講師を行っていたことがありましたので、いわゆる学校教育を裏側から見る機会に恵まれました。その間、いろんな問題や矛盾に悩んだ経験がありまして、今回、その経験を踏まえて、さらに質問をさせていただきます。  2月21日付の朝日新聞の夕刊の記事に載っておったんですが、埼玉県の例で、公立高校を中退した生徒の中退理由が「学業不適応」、それから、中学校の不登校の原因は「学業不振」が多いと書いてあります。確かに、勉強がわからなければ学校はおもしろくないわけです。当然だろうと思います。その原因が、小学校4〜5年時のつまずきにあるということで、塾の知恵をかりて新しい教材をつくるという、そういう記事だったと思います。  私も塾で、最近来なくなった高校生が中退したということを知って、非常に寂しい思いをしたことがあります。一方で、中学で基礎の勉強をしっかりやっておってくれたらいいのにな、そして、彼自身のこれからの人生、たゆまず歩んでいってほしい、そんなふうに願ったことがありました。  さて、この記事を読んでわからないのは、埼玉県の教育委員会は教育の専門家であり、かつ4〜5年時のつまずき、急に難しくなるんでしょうが、こういった原因がわかっているのに、なぜ塾の手までかりて教材をつくらなければならないんでしょうか。みずからの手でどうしてつくらないんでしょうか。  それから、2年ほど前から学力評価が相対評価から絶対評価に変わっております。先ほど申しましたように、当初の混乱は今現在おさまっているのでしょうが、当時、私も、学校によって評価と実力がこうも変わるのかと唖然とした覚えがありました。最近の新聞で、愛知県では、ことしから高校受験の内申が絶対評価に変わった、それで新たな混乱が起こっておると聞いておりますけれども、本町ではどうだったでしょうか。  それから二つ目ですが、塾の講師をやっておるころに、私は生徒に聞いたことがあるんです。「学校の先生は、どんな先生が人気があるの。どんな先生が好きなの」ということを聞いたことがあるんです。当時私は、自分のイメージで、生徒がどう答えるんだろうか、おもしろい先生かな、話のわかる先生かな、そんなふうに考えておったんですね。  ところが、生徒たちは何と答えたかといいますと、「きちんと勉強を教えてくれる先生」、それから「しかるべきはしかってくれる先生」。意外でした。生徒たちはまともなんですね。本当に勉強をしたがっているんです。勉強をわかりたがっているんです。  こんな例もあります。あるとき、いつも「眠い」とか「疲れた」とか、こんなことしか言わない生徒が珍しく質問するもんですから、私は、ここぞとばかりに徹底的に教えたんです。すると、その生徒は、本当にうれしそうに目を輝かせて、ちょっと言葉は悪いですが、「おれ、すっげえ。わかっちゃったよ。先生、これって目から魚って言うんだよね」と言うんですね。教室中大笑いでしたが、事ほどさように、先生の言い分は、少人数学級の問題あるいは週休2日制の問題とかあると思うんです。でも、ゆとり教育というのは、結局、先生の側に問題を残したなと、私はそう思っております。  ところで、教員の、先生の評価はどのように行われておるのか、お尋ねをしたいと思います。差しさわりのない範囲で結構ですので、お答えをいただきたいと思います。  それから、最近の高校受験。きのう中学校で卒業式がありました。受験生を持つ親御さんにとっては、いよいよ大変な時期だと思います。こういう時期だからこそ申し上げたいんですが、今本当に受験を控えている生徒は、自分の希望どおり、レベルに見合った、あるいは、絶対評価の内申が多少悪くても自分の望む学校を受験しようとしているんでしょうか。  また、入試問題も、愛知県の場合、特に英語なんかは毎年同じような内容で、ワンパターン化しております。新聞によりますと、東京の都立高校は今後独自の試験問題を作成する、こんなような情報もあります。愛知県ではそのような動きはあるでしょうか。  それから4番目。塾というのは、基本的に学力向上を目的としております。そんな意味で、学校の教育とは大きく異なっていることは承知しております。その上で今の議論になっていることを御了解いただきたいと思いますけれども、かといって、塾といえども、礼儀しつけはしっかりと鍛えておるんです。時には若干の体罰を強いることもあります。ですが、生徒たちはそれに反発することもなくて、むしろ生き生きと勉強しております。親御さんからの苦情は一切ありません。  こういうことを言いますと、女性教育家にまたしかられるかもしれませんが、あえてその覚悟で申しますと、今学校教育は余りにも母性化し過ぎているのじゃないか。その反動で、塾に、知らず知らずのうちに父性教育が求められているのではないか、そんなふうに、ちょっとうがった見方ですけれども、考えておりますが、いかがでしょうか。  とりあえずそこまでお願いいたします。 ○教育長(青山安宏君) それでは、4点御質問をいただいたと思います。  埼玉県の例を出されましたが、実は、埼玉県へ私の知り合いの者が行っておるわけですが、その学校だけかもわかりませんが、中学校の進路指導については、資料は提供するけれども、あとは親できちんと子供と話し合って決めてくださいと、それほど深く学校で進学指導にかかわってはいないというようなことを聞いております。したがって、今言われましたように、高校中退だとかいろんなことが起きているのもその一つかなというぐあいに思っております。  それから、本題の御質問の絶対評価についてですが、絶対評価が出たころには、学校へ直接電話ではなくて、教育委員会だとか県の教育委員会へ、メールだとか何かで今はすぐ行きますので、すぐそういうところへ入ります。学校とか教育委員会はどうなっておるんだということで質問が来るわけなんですが、お父さんお母さん方が絶対評価の内容をよく理解してみえないというところに問題があります。  例えば、ずっと今まで5、4、3、2という評価をしておるわけですが、4だったと。ところが、初めて2をもらってきた。そんなばかなこと、どう評価しておるんだ、おかしいじゃないかと、そういうことを言ってくるわけです。  今の絶対評価の評価の仕方は、昔だったらテストでいい点をとっておればよかったわけです。ところが、今の評価の仕方は観点別で、4観点あるわけです。その4観点でいい成績がとれないと、通知表にはいい成績は載らない。例えば、4観点というのは、こういう観点があります。1番目が関心、意欲、態度です。2番目が、技能、表現です。3番目が、思考、判断です。4番目にきて初めて知識、理解があります。4番目がテストの点なんです。  だから、テストの点数というのは、絶対評価でいくと4分の1しかないんです。今はそういうような評価をしている。したがって、テストの点だけよくても、あとの1、2、3が悪ければ、4分の1しか点がないという、そういう格好になって、絶対評価で2がついてしまったということがあり得るわけですね。学校の授業中の態度だとか、そういうようなことをお話をして理解を得ているという、そういうような状況があります。  混乱をしまして、そういうような話をさせていただいて、学校で何とかわかっていただくという、そういう方向になっておりますが、1学期までは問い合わせがありました。2学期はありませんでした。3学期は、まだ卒業生にしか通知表の成績が渡っておりませんので、まだ行っておりません。  中学校につきましては、絶対評価の4観点で評価した5、4、3、2、1が行っております。昔は、成績分布で何人と決まっておりましたが、今はそういうことはありません。それから、小学校については、同じように絶対評価で、3、2、1であります。高等学校の試験の内申なんですが、これはどういう格好で行くかというと、ことしは5、4、3、2、1でした。将来にわたってはどういう格好になるかちょっとわかりませんが、一応そういうことになっております。  それからもう一つ、子供の進路選択については、これは3番目の質問になりますが、いろんな資料ということで、昔のように模擬テストがあった時代は、自分の行きたい学校が大体どのレベルにあって、内申もどれぐらいから大丈夫だろうとか、ここはちょっと避けた方がいいとか、そういうような指導をしました。  今はそういう模擬テストがないものですから、その子の実力、それから通知表の成績というようなことから、学校では、進路指導委員会、検討委員会というのを開いて、一人ずつその子の実力とかいろんなこと、趣味趣向だとかそういうことを踏まえて、この子はこの学校が適当じゃないかということを一応判断をしますが、最終的には子供、親御さんを含めた家庭で決めていただくという、そういう方向になっております。  それから、先生の評価をどうしておるかということなんですが、一世を風靡していろいろ組合活動で問題になりました勤務評定というのがありますので、今のところは勤務評定で、校長先生の判断なんですが、一応勤務評定でそういう評価をしているのが現状です。  それから、高校入試の問題の各学校での独自の作成はどうかということなんですが、今のところ、私の方の情報では、そういう情報は入っておりません。が、学校が子供の合格、不合格を決めるときに、各学校の独自でいいというのはあります。  これはどういうことかといいますと、内申点がありますね。内申点が、2年生と3年生の成績が行きますので、内申点は3年生だけ頑張ってもだめなんです。だから、2年生も頑張らないといい成績は行かないということですから、3年生になって慌てて塾へ行っていい成績をとっても、2年生が悪かったら悪くなってしまいますから、それが満点で90点あります。  1教科の満点が5点ですので、9教科2年分ですから90点あります。それから、当日の試験が100点あります。だから、両方で190点あるわけですね。多分200点満点でやると思いますが、あとの10点は、学校の中でどういう活動をしておったか。勉強とかそういうことじゃなくて、部活動だとか、生徒会活動だとか、そういうことでどういう活動をしておったかということの点数になる。  そのテストの合否は、例えば、200人とるとすると、内申点も当日の点も両方とも200番以内にいる、そういう人がまず第一に合格ですね。ところが、片一方だけ合格だけれども、片一方は不合格の点になってしまった、そういうところが一番問題になるわけです。そういうところをどういう格好で選ぶかは、各学校に任されております。面接もあるでしょうし、それから、そのほか部活動で、中学校でどういう大会に行ったとか、全国大会に行ったとか、そういうようなことも一応有利な条件になるのではないかなというぐあいに思っております。  それから、礼儀だとかしつけというところなんですが、学校でしつけと体罰の境がなかなか十分に理解していただけないというのがありますので、学校では絶対に体罰はいかぬというぐあいになっております。子供たちの方は、むっと来るようなことを先生に言っても今は体罰はできぬだろうと、こういうわけですね。そういうように、先生を仕向けるという、今はそういうことはないかもわかりませんが、昔そういうことがあったわけです。ですから、体罰はしないでしつけをしております。  それから、私たちが学校へ行った場合、多分皆さん方も学校へ行かれた場合には、中学生では、学校の中ではきちんとあいさつはしてくれると思っております、長久手中学校も、南中学校も。ただ、外へ出た場合が問題だなというぐあいに私自身も思っております。  体罰は、ちょっと頭をこういうようなものでこうやって触ったか、たたいたかわからぬぐらいでも、体罰ということで連絡があります。「教育委員会はどういう指導をしておるんだ」と、それが県教委へメールで行くと、県教委が「どうしておるんだ」と、ちょっとこうやって触っただけでも学校の先生が処分されてしまうという、そういうこともあるわけですね。ですから、とても難しいんです、今は。少しぐらいの愛のむちというのも必要かとは思っておりますが、今はなかなかそこが難しいところで、学校現場も私たちも苦慮しておるところです。  以上でよろしかったでしょうか。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  6番前田幸明議員。 ○6番(前田幸明君) 今、体罰の話が出たんですけれども、私も教室であくびしたり、眠っている子がいると、「冷たい水で顔を洗ってこい」、そんなことを言いますよ。だけれども、そのときにかばんに自分のタオルを用意していて、それを持たせて顔を洗わせる。やっぱりある程度信頼関係というのは、単に体罰ということではなくて、先生と生徒との信頼関係といったものがあった上での若干の体罰ということだったら、私はいいんじゃないかな、こんなふうに考えております。  それから5番目、読書のことなんですが、いろいろ学校で読書に関しても対応をされているようです。ありがたいと思っておりますが、外国では、特にキリスト教国では、小さいときから聖書になれ親しんで、心の書として愛読をされております。人の痛みを理解するのにも大変役立っている、こんなふうに聞いております。  残念ながら我が国にはそのような書はありません。小学校の国語の教科書を見てみますと、「坊ちゃん」とか、太宰の「走れメロス」、賢治の「銀河鉄道の夜」、こんなようなものが載っておるかと思うんです。これらの名作に生徒の反応は今どんなんでしょうか。最近は、大人も子供も含めて、考えない、議論をしたくない、こんなような風潮がありまして、私自身非常に残念に思っておりますが、このような名作を通じて、子供たちにはどのように考える力をつけさせているのでしょうか、教えていただきたいと思います。
     それから、学校の施策として、1年のうちで読書週間というようなこともやっておられるようですが、私は、1年を通じて読書の習慣をつけてほしい、こんなふうに考えております。  それから、学校評議委員制度につきましては、これは学力向上とは直接には関係ないかもしれませんが、来年度から実施の運びになって結構なことだと思います。全国の公立学校で65%が既に実施済みというふうに聞いておりまして、その成果もおいおい伝えられてきておりますので、ぜひ本町でも来年度に向けて実施をしていただきたい、こんなふうに思います。  今回、私は、学校教育、特に学力低下問題に絞って質問をさせていただきましたが、私は何も、すべての生徒が一生懸命ガリ勉をやって上の学校へ行き、いわゆる立派な仕事についてもらいたい、こんなふうに思っているのではありません。個々の生徒の持てる力、潜在力が現在の学校教育によって損なわれてはいないか、生徒の力をむしろ引き出していってほしい、こんなふうに思います。  そして、ややもすると、頑張っても頑張らなくても同じだ、こういった今の時代や社会の風潮を教育の場でしっかりと是正をしていただきたい。公平過ぎる不平等を廃し、頑張れば頑張っただけの価値を見出す、そういったシステムを教育の場で再構築していただきたいと思います。生徒のやる気を再度喚起させてほしいと思います。そして、頑張る人が多くなれば多くなるほど、社会や時代は絶対によくなるんだ、こういうことをきちんと教えていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○教育長(青山安宏君) 読書についてですが、子供たちの名作への反応というのは、現実のところ決していいとは言えません。それよりも、学校の図書を見ても、借りる方、子供に2週間に5冊とか何かで貸し出しておりますので、それを見ても、現代的なものでしょうか、何かそういうようなものがほとんどであります。  それから、学校では、読書週間だけではなくて、上級生が下級生の教室へ行って読み聞かせをしたり、これは名作を持っていったりとか、紙芝居を持っていったりだとか、そういうようなことをしておりますし、それから、お母さん方、PTAの方々が各学校の図書館にボランティアで入って、図書の整理だとか、放課後には読み聞かせをしたりとか、そういうことをやって、地域の方の力を今はうんとかりております。そういう方々の協力を得て、本に親しむ機会を多くしたいと思っております。  それから、評議委員制度は、多分人選中だと思いますので、間違いなく16年度からスタートします。  それから、生徒のやる気ということなんですが、世界じゅうのテストを見てもそうですが、テストの成績はそう悪いことないわけですね。ところが、やる気だとか、勉強をする時間は最低だという、そういうことなんです。学習の習慣づけだとか、そういうことについては、学校、家庭両方で何とかしなきゃいかぬと思っておりますが、それだけじゃなくて、私がもっと心配しておるのは、体力がなくなってきておるという、そういうこともありますので、両方がうまくいくように何とか、町内だけじゃなくて、子供たちにそれぞれ頑張れるように仕込みたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) これより、新風クラブ前田幸明議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。  5番川本勝幸議員。 ○5番(川本勝幸君) それでは、先ほどの同僚の前田議員の、本町第4次総合計画の中でいろいろと答弁をいただきました中から、私も一部分ではございますけれども、感じたことを質問させていただきます。  町長は、第4次総合計画の基本計画の中で、多くの場面で住民参画の機会を提供すると、このように明言されてみえるわけです。僕も、「参画」という言葉は、本当に恥ずかしいですけれども、よく知らなかったんですね。「参加」と「参画」とどう違うかなということを感じたときに、偶然、土曜日でしたか、3月6日に、男女共同参画ということで講演がありましたのを聞いたときに、ああ、そういう違いがあるのかということを感じたわけです。  その中で、例えば、今回のまちづくりセンターの建設事業を取り上げてもそうだと思うんですけれども、参画するということであればもっと、今回でも建設構想委員の方が、町側で8名、それから公募で2名というような形での応募ということででき上がっておるわけですけれども、そうでなくて、逆に、住民側で人選した委員を中心とした中に町の方が人選された方を選んで、そして検討すべきであると私は考える次第です。  それから、もっと自治会、例えば、上郷、岩作地区では区会、長湫では連合自治会とよく話し合って、密にもっともっといろいろと検討していくということが特に必要かと思います。そして、例えば、自治会が計画予算を立案して持ってきたら、それは町は、予算に対して検討していただいて、できるものは予算化するというような形で、底辺、住民から上がった意見をしっかりと吸収して検討していく。上から既製品を与えるという、そういうものじゃなくて、下から上がってきたものに対して町の方はしっかりと検討すると、そういう姿勢の方がよりやる気が住民に出るのではないかと思います。  そして、そういうことによって、住民の自主運営を通して住民の運営能力を高めるということで、町は財政面で支援し、育てていくということが必要じゃないかと思います。そういうことによって、住民同士が話し合う中から連携意識ができて、防災、防犯への地域連携が強まっていくというように私は考えますけれども、その点をひとつ御答弁いただきたいと思います。 ○町長(加藤梅雄君) 関連質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  基本的には、川本議員御指摘のことと、私が考えておるところと変わることはございません。ただ、手法におきまして、委員会の構成とかのことにつきまして若干御異論があったようですが、これはいろいろ検討された結果であろうというふうに、私はそのことについてはタッチはしておりませんのでわかりませんが、その構成につきましては、十分検討されてなされたものではないかというふうに私は理解しております。  そして、まちづくりセンターというのはもともと、今住民参加、参画とありましたが、行政に積極的にもう少し町民の皆さんも参画してほしいと。ましてや、これから財政とかいろんな問題がございまして、NPOだとか、ボランティアとか、そういう活動分野を町でも最初はできるだけ援助して、活発化していくということが必要だと思うんです。  つきましては、よくそういった人たちの意見の中に出てくることは、拠点がないといいますか、いろんな分野があろうかと思いますが、そういった集まって検討する場所がないと。ですから、それをつくるということも、ボランティアとか、NPOの段階ではなかなか土地の問題だとか、建物をつくるについてもお金がかかります。そういうことで、そういったものをつくってほしいという少なくとも要望は多々聞いておるわけですね。そこで、そういった施設を町で、立派なものじゃなくても、皆さん方がいろいろ議論をしたり、町づくりに対して検討したりする、そういう場所をつくってあげることが必要だと。  それについては、十分そういう人たちで検討して、利用しやすい、我々がどうこうという御提案をするのではなくて、つくるときから自分たちで考えていただきたいということでやっていただいております。それができた段階におきましては、大いにNPOあるいはボランティア活動が活発化することを期待しております。それが住民参加とか参画につながっていくものであるというふうに思っておる次第であります。  それから、区長会のことを若干言われました。私どもも、連合自治会、区長さんとの会合を毎月持っておりまして、そこの中で私ども町側の情報を提供する。また、区の方、あるいは連合自治会の方からの御意見も提供してもらう。そこでいろいろ議論がされております。  さらに、私は、今度の選挙に当たりまして、もう少し私自身も現場へ行って、町民の皆さんの意見をダイレクトに受けとめて、いろいろお聞きしたことを行政に反映できるものはしていこうと、そういうことを思いまして、実は、11月から始めまして、きょうまでに11回ほどやっております。私は非常に、住民の皆さん、集まってきていただいた方々からも、それなりの御意見もいただき、評価もいただき、私どももそれを重視して、これからの行政に反映していくと、そういう場でございますので、その点についてはよかったかなと思っております。  自治会の御質問でございましたので、ちょっと発展的に説明をさせていただきましたが、当然、今川本議員がおっしゃったように、区長会というのもございますし、連合自治会ということも大字長湫区において行われた。区制度はもう時代に即応しないということで、そういうふうに連合自治会の制度がつくられたわけです。そういったものが合体して、私どもとの意見交換の場を持っております。これからも、そういうものは積極的に進めてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上であります。 ○議長(浅井良和君) 以上で関連質問を終わります。  これをもって新風クラブ前田幸明議員の代表質問を終結いたします。  次に、フォーラム21吉田日勝議員の発言を許します。12番吉田日勝議員。              [12番 吉田日勝君登壇] ○12番(吉田日勝君) 議長のお許しが出ましたので、フォーラム21を代表して、通告書に基づき、質問をさせていただきます。  最初に、まちづくり条例制定についてでありますが、本町においては、みどりの条例、宅地開発指導要綱等で網をかけ、町づくりを進めているわけでございます。その後、土とりの問題等で先輩、同僚議員が再三にわたり質問をされてみえるわけでございます。特にこういう問題について、議員の発言に対しては横を向く執行部が多いわけでございますが、町長の3期目の所信表明の中の質問に対しては、非常に前向きな答弁をされ、さすが加藤町長かなと、こう思っていたわけでございますが、何らその後進展がございません。その後どうなったのかをもとに、次の2点の質問をさせていただきます。  まちづくり条例の必要性について、町長のお考えをお聞きしたい。  二つ目、まちづくり条例検討委員会の立ち上げ時期はいつごろの予定なのか。  2点についてお伺いをいたします。  次に、環境マネジメントシステムについてでございます。  近年、加速度的に高まっている地球温暖化や、水資源の枯渇、廃棄物による環境破壊など、さまざまな要因で地球規模での環境が汚染されています。本町においては、平成14年3月に、国際規格ISO14001の認定を取得して、全町を挙げて環境問題に取り組んでいることと存じます。さらに、平成15年5月には、他市町村に先駆け適用範囲を拡大し、本町のすべての施設及び全職員が環境マネジメントシステムの対象となっております。  環境マネジメントシステムは、組織がみずから環境方針及び目的を定め、その実現に向けての計画を立て、それを実施及び運用し、その結果を点検及び訂正し、次にさらに、次のシステムを目指し見直しを行うという、PDCAサイクルを確立するものであります。環境マネジメントシステムを継続的に向上させ、環境に与える負荷を減少させることをねらいとしているのが現実です。  本町の職員がこのシステムをみずから進んで実施、運用していると思われますが、自分のものとして身につけることができれば、従来の行政の流れを大きく変えることができると思うんです。行政の仕組みを見直し、リスク管理の指標を構築し、行政を向上させるツールなのでございます。しかし、町長を初め組織内に明確な位置づけがないと、有効な解決のツールには決してなり得ないものと思われます。  そこで、次の3項目について質問をいたします。  認証取得継続にかかる年間維持費と、取り組み及び成果についてはどうであるか。  すべての職員が環境マネジメントシステムの対象であるが、職員へ定着させる進め方はどのようにしているのか。  三つ目、長久手町はISO14001をどのように活用及び継続していくのか。また、3年の有効期限を機に、自己宣言の意思はあるのか。  この3点について質問をいたします。  次に、「愛・地球博」推進事業についてでございます。  開催まで残すところあとわずかとなってまいりました。本町では、PR事業についての住民の意識が希薄と感じております。多大な予算や補助金を使っておる関係上、地域住民の盛り上がりがいま一つ薄いと思っているのは私だけでしょうか。確かに、NPOとか各種団体はあるわけでございますが、その盛り上がりが欠けるため、どのような施策を持ってみえるのか、二つについて質問をいたします。  一つ、地域連携プロジェクト事業でのコンサートや600日前イベントのパートナーシップ事業及び昨年の町民まつりでの成果はどうでしたか。  二つ目として、サテライト会場の万博終了後の施設運用についてのお考えをお聞きしたい。  次に、4項目めであります。平成16年度より、文部科学省では、全国の学校で放課後や休日に地域の大人の協力を得て、子供の居場所をつくるために、スポーツや文化活動など多様な活動が展開をされるように、地域社会、行政、家庭と学校が一体となって取り組む子どもの居場所づくり新プランを実施することとしております。  そこで、平成16年度より緊急3カ年計画で予定されている地域子ども教室推進事業と、本町が計画している平成こども塾との整合性はどうか。  これをもって、登壇での質問は終わります。 ○議長(浅井良和君) 以上で吉田日勝議員の代表質問は終わりました。  続いて、これより吉田日勝議員の代表質問に対する1項目めの当局の答弁を求めます。  加藤町長。              [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 吉田議員からまちづくり条例の制定について御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。  その前に、土とりのお話をされましたので、この点について一言申し上げたいと思います。  私、平成7年に第1期目の当選をさせていただきまして町長の職を担うことになりましたが、そのときに、緑10倍化構想というのを出しました。それに従いまして、みどりの条例というのを制定しました。そして、その後12年に、さらに厳しくということで改正をしておりますが、このみどりの条例に基づきまして、私どもの経済課の方で担当しておりますが、土とりが行われる、そういった場合には、事前に協議をするようになっております。  したがって、そういうことがわかるわけでありますので、関係地主さんのところへ、本町におきましてはみどりの条例を制定しているので、土とり等緑を破壊するようなことについてはできるだけないように、いろいろ業者間の難しい問題がございますので、抵触しないように御協力願いたいという手紙を三ケ峯地区に、当初のときでも2,000通余出したというふうに記憶をしております。そういったことで、ある程度は規制できていると思っております。  最近、大きな土とりは、ないことはないんですが、むちゃくちゃ荒廃するような土とりというのは特にございませんし、いろいろ問題は確かにありますけれども、できるだけそういったことで規制をしてまいりたいと。なかなか規制はできないものですから、これは砂防法の許可というのは県がしておりますので、許可されればできるわけですので、町の権限ではなかなかできないものですから、御協力をお願いするという形でお願いをさせていただいておる状況にあります。  決して土とりの問題について放置しているわけではなくて、一生懸命努力はさせていただいております。非常に行政の力に限界があるということで、御期待に沿えない向きもあろうかと思いますが、前向きに進めていることはだけは御理解いただきたいと思います。  さて、まちづくり条例の制定についてでございますけれども、これまで町の目指すべき姿を実現するために、個別の、目的ごとの基本計画を策定したり、みどりの条例、環境基本条例や、宅地開発指導要綱などを定めて行ってまいりました。万博を契機にさらなる発展を目指す本町としましては、町民の、民間の方々の理解と御協力を得ながら、だれでもが住みやすい、美しい町づくりを着実に進めるために、既存の制度を踏まえつつ、新たな視点に加えた総合的まちづくり条例の制定が必要であると私は考えている次第でございます。  昨年の8月町長選に対しても、このことに留意いたしまして、こういった美しいまちづくり条例というのの制定について努力する旨、公約にもさせていただきましたが、その後、時あたかも、国会におきましても、良好な景観形成を促進するための、これは最近でございますけれども、まだ細部はよくわかっておりませんが、景観法の制定や、都市計画法など関係法律の一部改正などが審議されております。新聞等にも若干掲載されましたので、議員も御存じかと思いますが、そういう状況にあります。  本町が制定を目指します条例につきましても、こうした国の動きも的確に踏まえながら、内容をきちっとしたものにしていきたいと考えております。  次に、条例の検討委員会の立ち上げや、制定の時期についてでございますけれども、国の景観法等が順調に審議が進めば、6月ごろに成立し、年内に施行の運びとなると思われますので、これは国のことでございますので、的確なことは申し上げられませんが、そういうふうに承っております。本町の条例につきましても、万博の開幕にできれば合わせるような形で施行したいなと考えております。  今後、庁内職員による検討委員会におきまして精力的に内容などを詰めまして、関係する審議会との意見調整や、住民や民間の方々の御意見を幅広く聞きながら、この条例案の作成を進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても、御協力のほどお願い申し上げる次第であります。  以上であります。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 万博を目指して制定していきたいという今のお言葉でございましたが、そういうことですね。  といいますのは、これ、執行部側だけで行えば、当然万博に間に合うかもしれません。ただし、住民サイドのやっぱり住民参画等を踏まえてやれば、当然日にちはかかると思うんですよ。  だから、私が今回取り上げましたのは、前回の質問の中に、町長はこう答えてみえるんですよ。万博開催における国内外からの多くの来場者がよいイメージを持つためにも、防犯灯はやられておりますが、安全な町づくりを進め、景観規制などを盛り込んだ美しいまちづくり条例の制定も考えておると、こう言われたんです。だから今質問をさせていただいたんです。  これを進めるためには、執行側だけでやれば確かに1年でやれるでしょう。けれども、住民参加の町づくりを目指そうとなると、やはり日にちはかかると思うんです。万博を1年余り先に控えて、これはもうタイムリミットと思ったものですから質問をさせていただいておるわけですが、その辺のところは、町長、住民側との調整、要するに市民参加、それから市民主導型の条例づくりは考えていないと、このようにお考えですか。 ○町長(加藤梅雄君) 今もお答えしましたように、原案というのはやっぱり事務方でつくらないと、何もなしで町民の皆さんの前でどうだこうだと言っても、なかなか論議が進みません。ですから、それはつくらさせていただきたいと。庁内の中で職員にも委員会等をつくりまして。  しかし、そういった案ができましたら、審議会とか、今はいろんな審議会がございます、環境審議会とか、みどりの条例の審議会とかいろいろありますので、審議会との意見調整や、今申し上げましたように、住民の皆様方、民間の方々の幅広い御意見を入れていきたいということは、今申し上げました。決して行政の一方的な形でこの条例案を策定しようなどということは考えておりませんので、これからもよろしく御協力をお願いしたいと思います。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 公室長にお尋ねしますが、これもある同僚議員が質問の中で言われたことなんですが、やはりみどりの条例が、あるいは都市開発があるから、今後まちづくり条例の作成については、他の自治体の内容等を検討して進めていきたいと、こういうふうに言われました。  町長は、所信表明の中で進めていくということを言われておりますが、その後、田中公室長は、どのようなお考えでお勉強をされているのか。私も同僚議員から言われまして、ない頭で一生懸命考えてやってきたのが、美山町だったですか、あれが一番よいと今思っておるんですが、やはりどこかいいところがありましたら、そのような勉強はどのようにやられておるのか、お聞きしたい。 ○町長公室長(田中憲二君) 私ということで御質問がございまして、まちづくり条例、美しい条例とか、いろんな地域で包含したものがございます。  まちづくり条例というのは、企画課でずっといろんな条例を研究されたりしてきておりますけれども、例えば、町長が今回選挙に立たれるときに、美しいまちづくり条例ということで考えを述べられておりますが、それは、景観とかごみのポイ捨てとか、いろんなものを含めてまちづくり条例をつくろうという意識でお立ちになられた。  それまでの検討課題としては、例えば、大磯町でやられているものとか、真鶴町でやられている美の条例ですとか、いろんなものを実際に、本も出ておりますけれども、現地に言ってヒアリングをしたりとかいうことも今までに進めてきております。  今回まちづくり条例を実際に担当しておるところは都市計画及び建設部門でございますので、その後の、今の経過につきましては、建設部長の方から答弁させていただきたいと思います。 ○建設部長(與語芳樹君) 今、みどりの条例あるいは土とりということでの御質問なんですけれども、今回、先ほど町長が答弁いたしましたように、美しいまちづくり条例作成に当たりまして、この2月25日に、委員会を設置しております。この委員会につきましては、部でいきますと、町長公室、それから民生部、総務部、教育委員会、建設部、この六つの部で対応しております。  先ほど町長が申し上げましたように、景観法ということで、国の方でこういった法律が今検討されているものですから、これとの関連をとりながら今後進めていきたいということで、具体的には、事業の進捗といいますか、この条例制定に向けては、この2月に1回目の委員会を行いまして、今後、数回の委員会を経て、8月の段階で皆さんの、住民の方々の意見を聞いていく。そういった場を設けて、その後、取りまとめをして、先ほど申し上げましたように、来年、年が明けて3月ぐらいからの条例制定に持っていきたいということで、ことし末には皆さんに原案が提示できるような、そんな形で進めていきたいと思っております。  内容につきましては、今までこの議会でもたびたび問題になっております放置自転車、あるいは放置自動車、あるいはごみのポイ捨て問題、あるいは地域の緑化、みどりの条例も含めてあらゆる面を総括した形での検討をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) この際、暫時休憩いたします。                午前11時45分休憩             ──────────────                午後1時00分再開 ○議長(浅井良和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の項目の当局の答弁を求めます。民生部長。             [民生部長 青山 宏君登壇] ○民生部長(青山宏君) それでは、日勝議員の2項目めの御質問にお答えしたいと思います。環境マネジメントシステムについての質問にお答えをいたします。  まず初めに、認証継続にかかる年間の維持費についてでありますが、平成15年度は160万円ほど支出となる見込みであります。  次に、環境マネジメントシステムの取り組み及びその成果でありますが、環境マネジメントシステムの適用範囲は、現在、役場を初めとしまして44の施設を対象としております。それぞれ施設並びに各課が目的、目標を定め、現在取り組んでおるところであります。  環境負荷削減を念頭に置いた省エネ、省資源の取り組みといたしましては、電気、ガス、水道、ガソリン等の燃料についての、各施設での使用状況に応じた削減目標をそれぞれ定めまして、削減に努めております。紙や容器包装をリサイクルへ回すなどを徹底することで廃棄物の削減をすることや、グリーン商品を率先して購入するということへの取り組みも行ってまいりました。  その結果、平成14年度の取り組みを経済効果としてあらわした場合、光熱水費の経費のみでありますが、平成12年度を基準年度として比較してみますと、約500万円ほどの削減となりました。  2番目、次に、環境マネジメントシステムの、職員へ定着させる進め方でありますが、ISO推進事務局、これは環境課でありますが、毎年計画的に実施をしております外部講師によります職員の研修、それと、これは課長級の職員がやっておりますが、各施設及び課内の環境推進委員が実施をします職場内でのISOの研修といいますか、知識の習得とシステムの向上を図っているところであります。研修を行ってそういうことをやっているということであります。今後とも、研修などを通じまして、システムの向上に努めていきたいと考えるところであります。  最後に、3番目、ISO14001をどのように活用、継続していくかということについてでありますが、今後は、環境行政とISOのシステムが一体のものとして機能していることが一番理想的な姿かと思っていますので、そういった方向で取り組みをしていくことが大事かというふうに思っております。  現在、認証取得をいたしました環境ISOは、平成17年3月まで有効期限となっております。今後も継続をしていくことを前提として、更新審査を申請していく予定であります。
     以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 13年度と14年度の数値化された環境目的なんですが、本町も相当金額も下がってきた、こういうふうに今言われておりますが、現実に、ISOの周知徹底に対しては、やっぱり住民、要するに職員が当然自覚を持ってやっていかれるということになっておると思います。  それで一つ質問ですが、そういう認証の中で、ノーカーデー、ノー残業とか、これは当然今本町もやられています。その成果というのは、まずどのようにお考えになっているのかが1点。  それから、もう1点ですが、自己宣言の場合、これは池田町なんかが今取り上げておるわけですが、やはり、皆様が周知徹底をされれば、費用的なものに対しては確かにきちっとしたあれが必要だろうと思うんですが、こういう職場の場合は、庁舎、役場とかそういうところに対しては、やっぱり自己宣言をしていっても私は何ら抵抗はないのではないか、そのように思っておるんですが、今は自己宣言はまだやらないということですが、というのは、まだまだ周知徹底ができていないというお考えの上か、お聞かせ願いたい。 ○民生部長(青山宏君) それでは、2点の質問にお答えいたします。  御存じのとおり、当然ISOの周知徹底につきましては、職員の自覚というのが一番大切だと。それを促すために、今の研修等もやっているところであります。  それと、今御質問に直接ありましたノーカーデー、ノー残業デーの成果についてでございます。数字的な具体的なところは、ちょっと私、今ここで存じておりませんが、ノーカーデーにつきましては、今、月に1回、第4金曜日にやっています。これについては、おおむね6〜7割の方がやっていただいているといいますか、2〜3割の車はあるように見受けていますけれども、今のところ、どうしても車で来ないとできない状況もありますので、100%の実施は難しいと思います。6〜7割ぐらいの方が車なしで通勤されていると思っています。ノー残業デーについては、おおむね緊急の用件以外については実施されているというふうに思っております。  それと、二つ目の、自己宣言につきましては、当然、将来的にはそういうふうにしていくことがいいかなというふうには思っていますが、ただ、去年の5月から小中学校に対して始めたこと、それと、福祉の家が16年2月から新たに拡大をして認証を受けたわけです。そういう状況からしまして、まだ完全に役場の中で定着しておるという時期でもないというふうに理解していますので、もうしばらく現状のことで、外部からの御指導をいただけたらというふうに思っております。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) いろいろ聞いたんですが、この問題につきましては、やっぱり当然毎年、周知徹底をされて、目的と目標を定めた減量に努めてみえるわけですが、その中で2〜3点ちょっとお聞きしたいんです。  平成13年度と14年度、今15年度が終わりますが、14年度の実施と15年度のそれに対する目標数値を、本庁舎の中で、2〜3挙げますので、お答えを願いたいと思います。ごみの減量化なんですが、これは、大体目標値はどのような数値で上がっておるのか。それから、省エネルギーの積極的な導入の中でいろいろ言われておるんですが、それの数値はどのように上がっているのか、この2点についてお答え願います。 ○総務課長(加藤長春君) それでは、ただいまの本庁舎の件での、ごみの減量についてということでございますが、一応私ども、14年度の関係につきましては、ごみ袋の排出量の関係について、徹底といいますか、皆さんが外で御飯を、コンビニ等で買ってきておられてごみになるもの、そういうようなものについては、洗っていただくなり何なりして、資源の方に出していただくというようなことも考えているわけです。  その段階で、まだ基準年の関係のごみ袋の排出量自体が、半年間の数値を年間に直したというようなこともございまして、目標につきましては3%の目標を立てたわけでありますが、実際は18.2%の増であったということを踏まえまして、また各課の方に、廃棄物の分別を徹底していただくというようなことを趣旨として文書等で徹底をさせていただいたわけであります。  省エネの関係につきまして端的に申し上げますと、電気の使用料でありますが、基準年というのが平成12年の基準年でありますが、数値等で申し上げますと、目標数値は3%のプラスということで、といいますのは、その後でIT関係等のパソコン等も導入いたしましたので、目標数値は3%増ということでさせていただきました。実際の増減の関係につきましては、マイナス0.8%の削減ということで、成果としては上がっているというふうに認識しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。公室長。             [町長公室長 田中憲二君登壇] ○町長公室長(田中憲二君) それでは、3項目めの、「愛・地球博」推進事業につきまして、2点御質問がありますので、お答えさせていただきます。  まず、地域連携プロジェクト事業を中心に、コンサートあるいは600日前イベントのパートナーシップ事業及び昨年度の町民まつりについての成果ということでございます。また、2項目めが、サテライト会場の万博終了後の施設運用についてはどうかという点です。  まず1項目めの、今年度というか、600日前イベント、あるいはそれに関連するパートナーシップ事業等についてでございますが、まず、平成15年、昨年になりますが、6月15日の日曜日に、東郷町と共同でビーナスカルテット弦楽四重奏団を招いてのクラシックコンサートを文化の家で開催しております。これは両町合同の実行委員会を結成して、共同で運営について取り組んでおります。それらを、住民の方々参加ということもございまして、芸術文化を通した地域の文化振興と博覧会の開催機運の盛り上げを図ることができたというふうに考えております。  次に、600日前イベントとして、8月2日の土曜日になるんですが、8月3日が600日前でございましたが、8月3日は東郷町の愛知池でイベントがされるということで、8月2日に600日前イベントを行いました。これは、ちょうどワーテルロー市よりベッテンドルフ助役さん初め3名の方が来られておりましたので、ベッテンドルフ助役さんを招いてシンポジウムを企画いたしました。国際シンポジウムということで企画しまして、これはトヨタ博物館の新館のホールで開催したわけですが、「博覧会に向けた国際交流の展開」ということをテーマにしております。これは、国際博覧会の一つのテーマが「地球大交流」ということで、各いろんな文化、国との交流というのを目指しておりますので。  そしてまた、今回の場合、ワーテルローの子供たちの絵も80点ほど新館のホールに展示させていただきました。これは、次代を担う子供たちの交流のあり方も議題としたいということで、その絵につきましては、9月23日に行われました同じく地域連携事業のアートムーブ2005というアートの展示会にも使わせていただいております。  このように、博覧会開催時にさまざまな交流の場や機会をつくることなどが、このシンポジウムなども通して確認されております。  最後に、11月16日の日曜日ですが、「EXPOながくて未来会議」を中心とした500日前まつりにつきましては、500日前まつり実行委員会と町との共催で行われましたが、これは、町民まつりに合わせまして役場の南駐車場で開催しまして、町民まつりと一体で行いましたので、当然、数多くの来場者がございました。これも、500日前まつりということではなく、万博に向けて開催機運の盛り上げを図る成果が大いにあったというふうに考えております。  2項目めの、サテライト会場につきましては、今のところ、国際博覧会開催に合わせて、同時期に半年間開催を考えておりますが、サテライト事業後は、この施設自体は撤去するということを基本に考えております。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 質問等いたしましたように、やはり、貴重な財源を使って一生懸命やる、これは当然、我々長久手町としても、長久手会場という名前を使っていただく以上は、それは協力はしないかぬとは思うんですが、やはり、まず東郷町の600日前イベント、これ、議員の中でも知らぬ方が多かったですよ、どこでやっておるのか、そういう事業があったのか。偶然にも東郷へ行ったから私自身知ったぐらいのものであって、やはり、これでは町民にPRできるものではないんじゃないか、こういうふうに思うんですね。  それから、町民まつりのときの500日前のイベントのときでも、これは町民まつりと合体であったから万博のPRになったかと思うんですが、私の個人的な考えでいきますれば、これはあくまでも商工会の商工事業の方が非常に多かったのではないか、このようにとっておるわけです。だから、もっと住民にきちっとしたアピールのできるイベントを心がけるべきであると、こういうふうに思うんです。そのために、今長久手町には三つか四つの団体があるわけですが、その辺も一緒になってやるお考えはないんですか。 ○町長公室長(田中憲二君) 1点目の、東郷町の600日前イベントは、東郷町が長久手町と合同でやったということではなくて、たまたま東郷町の600日前まつりが先に8月3日というのをやられたということで、未来チームとか、町内の方々が招聘をされて、一緒に出るということが先に決まっていましたので、近い場所ですので、余り同日に違ったイベントをここでやってもいけないということで、1日前に設営させていただいているというのが事情でございます。共同で取り組んだということではございません。  地域連携事業は、各地域で県の補助をいただいて各所でやっているものですから、またそういった近隣のところで、関連があるイベント等でございましたら、私どもも頼まれて、カウンターにいろんな地域の、瀬戸も含めて、イベントがあれば、チラシ等は置いてあったりすることもあるんですが、少し近隣のそういったイベントも含めて、PRの手法を考えたいと思います。これは、協会のホームページとか、県のホームページとかには出ておるんですが、長久手町でどういう近いところのPRができるか、検討したいと思います。  それから2点目の、500日前の、商工会の事業の方が多かったという点につきましては、そういうふうなつもりで開催されているわけではなくて、未来会議の事業として企画されたということではございますが、そういったお声があれば、なるべく今後の事業につきましては、いろんな団体が参加できるような仕組みも当然考えていかなきゃいけないというふうに思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 二つ目の、サテライト会場なんですが、撤去されるというお話でございます。あそこを、せっかくいろんないいお考えを持ってやってみえるわけですから、やはり残す方法というものを考えるべきであると思うんです。極端に言えば、今のまちづくりセンター、ああいうものをあそこに一緒につくるとか。そうすれば、非常に生きてくるのではないか、こんなように思いますが、その辺のところはどう思いますか。 ○町長公室長(田中憲二君) サテライト会場というか、例えば、近代の万博というのを考えてみますと、昔のかなりパリ万博的な、何回かパリ万博とか行われていますけれども、ああいった時代には、結構残された建物が多いというのは事実です。ところが、大阪万博以降、大阪万博にしてもそうなんですが、いろんな博覧会が日本で開かれていますが、近代の万博では、なるべく終わったら撤去するというのが方針でして、余り恒久施設は残さない。ですから、いろんな博覧会、名古屋のデザイン博もそうなんですが、ほとんど仮設のものが中心です。  一部もちろん再利用されている部分はあるんですが、今回のサテライト会場も、恒久施設として、今の予算等も含めて、考えておりませんので、もし恒久施設で残すということを、何か別の目的、あるいは今後そういった収蔵物で展示するものがいっぱい出てきて、残した方がいいというお話になりますと、ちょっとまた違う手法も考えなきゃいけないというふうには思っていますが、今余り大きな施設で検討しておらないものですから、そこまでいろいろ多目的に今後使えるというところまでは検証してございません。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。教育長。              [教育長 青山安宏君登壇] ○教育長(青山安宏君) それでは、最後の質問の、子どもの居場所づくり新プランについてお答えしたいと思います。  この子どもの居場所づくり新プランのうちの地域子ども教室推進事業は、家庭の教育力の低下、地域の教育力の低下、青少年の異年齢異世代交流の減少、青少年の問題行動の深刻化などの改善を図るために、16年度から文部科学省が予定をしている事業であります。小中学生を対象に、放課後や週末に学校を開放して、地域の大人たちがスポーツや文化活動の指導に当たるものであります。  平成こども塾との整合性という御質問ですが、今、平成こども塾推進委員会において、どのような目的で、どのような事業を、どのように進めていくかなどを定める基本構想が協議されております。その最中でありますので、もう少し推移を見守っていきたいと考えております。  なお、平成こども塾は、教育関係施設と連携を図りながら事業を進めていますが、自然環境の中で農のある暮らしを学ぶものであり、長久手町田園バレー事業の子供版プロジェクトとして行うものです。これは、自然環境の中で、農業や里山において培われてきた暮らしの知恵を体験することを通じて、子供たちが植物の成長や自然の営みを味わい、ふだんの自分の生活を支えている周囲の環境の大切さを学ぶことを目的としております。  以上であります。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) 私は、平成こども塾と、この子ども教室推進事業、これは整合性というか、もうまるっきり一緒じゃないか、こんなように理解しておるんですね。ただ違うのは、お互いに部が違うだけであって、内容を見ますと、あくまでもこの事業、社会教育団体、高齢者、退職教員、大学生、PTA、スポーツクラブの指導者などの人材を招集しという、この方たちが指導者になって進めていくわけですね、学校を開放するとか、集会所を使うとかして。そういうことでしょう。  そうすると、平成こども塾と似たようなたぐいになってくると思うんです。だから、長久手町としても、これをやらなければ、私も平成こども塾をやってもいいと思う。だからその整合性を聞こうとしたわけですが、教育課としては、これは全然タッチしていかないと、こういうことでありますか。 ○教育長(青山安宏君) 地域子ども教室推進事業というのは、大人がかかわっていくということで、今日勝議員が言われたようなそういう方がかかわっていくわけなんですが、これは、文部科学省が言っているのは、そこへコーディネーターを配置して、そのコーディネーターがいろんな事業のところへ、指導者だとか、そういうことを割り当ててやっていくということです。  これは、新しくするんじゃなくて、既存のそういう活動を拡大するという、そういうことも言っておりますので、平成こども塾ができれば、そちらの方へも指導者を振るという、そういうこともできるのではないかと思います。  したがって、全く整合性がないという、単独でということではありませんが、今現在では、これから2010年までに、地域型総合スポーツクラブというのをつくれと言っておりますから、それにも大人とか子供が全部行きますので、いろんなところで子供の活躍する選択の場ができると思います。  そういうことで、整合性ということを言われればいろいろ問題があるかもわかりませんが、いろんな活躍の場がふえるという、子供が活躍するというのか、行動する場がふえるということでは大変いいことだなというぐあいに思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  12番吉田日勝議員。 ○12番(吉田日勝君) まるっきりゼロじゃないですね、整合性は。やっぱりありますね。そこなんですよ。  やはり、平成こども塾。いろんな皆さんが問題を言われてみえますが、乗馬クラブという場所そのものは、私はやむを得ぬかなと思っておるんですが、平成こども塾だけは、それこそ先ほど言いましたように、あそこへ持ってくればいいと思うんですよ、このサテライト会場へ、あそこでつくってもいい。そういうような気がして、やはりむだは省くべきだと、こう思うんです。  これは、非常に答弁が難しいもんですから、町長はいかがですか。 ○町長(加藤梅雄君) 平成こども塾の場所は、面積が非常に狭いです。2,000平米ぐらいです。そこでサテライト会場というのは到底無理な話だと思うんです。あれもこれも同じところというわけにはいきませんので、それはそれで目的をきちっとして、その理念といいますかコンセプトをきちっと持った、子供たちに本当に有効な施設に育てていかなきゃいけないというふうに思っておりますので、ちょっと博覧会のサテライト会場には、交通手段あるいは面積とか、到底物理的には無理だというふうに判断をしております。 ○議長(浅井良和君) 続いて、これより、フォーラム21吉田日勝議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。  4番伊藤祐司議員。 ○4番(伊藤祐司君) それでは、フォーラム21の関連質問ということで、まず、まちづくり条例についてお伺いいたします。  先ほどの代表に対する答弁においては、答弁の内容をお聞きすると、どうもハード面中心のまちづくり条例を考えられておるのかなというふうに聞き取れましたんですが、それでも、答弁の中で、みどりの条例が現在あるんですが、これは上位法とかのいろいろな問題があって規制などは難しい、協力を願っている、努力をしていただくということを中心にしておるということになると、この辺を考えますと、ハード面のものよりも、もっと住民の方が町づくりに対する気持ちとか、モラルを大事にしてもらうということが大事ではないかと思うんです。  それと、景観、ごみのポイ捨てなども入れた美しいまちづくり条例というふうにしていきたいということであると、先ほどの担当の方が都市計画課というふうにお答えになられておったんですが、それと、建設部長の方から、あらゆる面を総括してつくっていきたいと、そういうふうに述べられておるんですが、そうすると、都市計画課が担当というのは、どうもちょっと腑に落ちないんですが、どうしても都市計画課が担当すべきものなのかどうかということが1点。  続きまして、サテライト会場の件でございますが、地球博の方の輸送対策について、本町では、地域住民に余り迷惑をかけないということで、観光で来られる方々の車両は丸根の駐車場、丸根土地改良のところ、それから南部区画整理組合のところの駐車場でお願いして、あとはシャトルバスで本会場の方へ行っていただくというふうに地球博の方の輸送対策が考えられておるんです。  そこで、サテライト会場の方で数10万人の方をお呼びするとなると、今の地球博の方の輸送対策とちょっと矛盾するところがあるんじゃないかと思うんですが、サテライト会場の方の交通対策はどのようにお考えなのか、今考えられていることで結構ですから、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○町長(加藤梅雄君) まちづくり条例につきましてお答えさせていただきますが、ハード面だけではないと。ハード面もこれは影響をしてくると思うんですね。例えば、精神的な問題だけでは解決できない問題が多々あるわけでありまして、看板とか、あるいは町づくりの中の、これは精神面かもしれませんが、色の統合だとか、あるいは、ふん公害とか、あらゆることが出てきます。  これは両面にわたってやっていかなきゃいけないということで、とりあえず、とにかく一度原案をつくりまして、それぞれの審議会が、都市計画は都市計画でありますし、環境は環境の審議会がある、みどりの会議はみどりでありますし、町政協力委員とか、あるいは衛生委員とか、いろんな会議がございますので、そういった段階の中で協議をして、よりよい、21世紀の町づくりにふさわしい条例を定めて、推進をしていきたいと思っております。  これは、ハード面はやめて、ハードというとどこら辺のことか、ちょっとこういったことでは難しい問題ですが、精神的な面も随分あると思いますので、両面にわたって検討していかなければいけないというふうに思っています。  サテライトにつきましては担当部長からお答えします。 ○建設部長(與語芳樹君) 先ほどの御質問で、どうしても都市計画課が担当すべきかという御質問です。  現在、景観法の整備をするということで国の方が準備をされているわけなんですけれども、こういった情報が県の建設部の方から流れてくるものですから、そういった状況から見ますと、町の中では都市計画課が担当してそういった情報を仕入れ、あるいは分析し、今後役立てていくという形が一番スムーズにいくかなというようなことで、町の内部的に都市計画課の方が事務局になって、午前中にも言いましたように、六つの部が関連してくるという状況がありますので、それぞれに情報を流していき、条例制定に持っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○町長公室長(田中憲二君) サテライト会場の交通対策的なお話でございますが、サテライト会場は、本会場と違いまして、かなり人数的には小規模なものを考えております。  というのは、サテライト会場自身が、温泉施設を含めました福祉の家の近接地につくるということで今検討しておりますので、例えば、試算というのは、内容と地域別のものも吟味しなきゃいけないので、まだ細かいところまでできておらないんですが、博覧会会場に来た人がそのまま立ち寄られるという数は、なかなか少ないというふうに考えております。  したがいまして、サテライト会場イコール新規の自家用車等で訪れるという比率は非常に小さいというふうに考えておりますので、実数的に幾らというのはまだ今後の検証課題ですが、影響度合いとしては小さいと。  それから、交通的にどうするんだというお話がございますけれども、具体的な例で申し上げますと、博覧会会場との間が2キロちょっとという距離でございますので、今建設部の方で香流川の緑道なども整備しております。そういったところで、歩いたり、自転車などで行けるという距離の関係でございますので、今、自転車の関係で駐輪場をなるべく万博の会場、西ターミナルのあたりに多目につくってくれというようなことも国土交通省さんなどと一緒にアピールをしているところでもございまして、余り自家用車の交通量に頼らないで万博会場との間を行き来できるというようなことも、私どもの環境万博としての考え方の一つではございます。したがいまして、なるべくサテライト会場をつくること自身が環境に負荷を与えないという方向で検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) ほかにございませんか。  11番石井芳樹議員。 ○11番(石井芳樹君) 3項目めの、「愛・地球博」推進事業についての、サテライト会場について、私も同様に関連質問をさせていただきたいと思います。  当然、このようなイベントを行うに当たっては、コンセプトもあり、対象者もあり、しっかりと絞って企画案をつくっていかなければならないんですが、私たち、全協の説明のときにぽんとこのような紙をいただきまして、本当に対象者はだれなのかと。コンセプトとしては、本来ならば、私は「愛・地球博」「自然の叡智」ですから、本当なら自然をテーマにしたものをつくっていただきたかった。ですが、今の町行政が行っているバージョンの拡大版のことをやるのかと。  ただ、対象者はだれか。温泉に来る人か、万博に来る人か。先ほど、公室長の答弁で、博覧会の会場に来る人は来ないでしょうと。ただ、温泉だって50万人しか来ないんですよ。それを80万人集めるとなると、当然両方のお客さんを見込まなきゃいけないんじゃないですか。その中で、温泉にしては、私は当然これだけお金をかける必要はないと思いますし、万博にしては、博覧会にのまれてしまって、このような2次的なものというのはどうしてもなかなか人が集まりにくいと私は思っておるところであります。  もう一度本来の万博のテーマである「自然の叡智」というところにかんがみれば、本当に、長久手町から万博が終わった後でもサテライトで環境の発信ができ、また、町民が環境情報の集積ができるような基点として、そういう施設をもう一度考えていただけないかと。  昨年整備した福祉の家の駐車場の浸透性のタイルもはつってまでやらなければいけない行事なんですよ。もともとは、あそこでイベントをやってみんなが集まってくるからということで、高い予算にもかかわらず、私たちは駐車場の予算をあのとき認めました。ですが、1年たって、いきなりまた駐車場を改装すると。それで出てきたものが、やはりサテライト会場というような話では、私たちも町民への説明がなかなかしづらいところもあります。  16年度予算にも、町の東側に清掃センター用地として田んぼを買うと、この間予算説明会でもありました。それも含めて、当然それは多分リサイクルセンターになっていくものだと思いますが、そういう環境の拠点となるサテライトをぜひとも実現して、今後、それを基点にして世界に長久手町が環境を発信できるような施設づくりを行うようなことは、今さら考えられないのか、町長、お答えください。 ○町長(加藤梅雄君) 環境博ということは、もちろん私ども承知しておりますし、田園バレー事業そのものがやはり環境博にふさわしい事業でありますので、まさに田園バレー事業全体をサテライト会場にしていきたいという、そういう思いで進めております。  今回のサテライト会場につきましては、今後運営の中で、あそこにおいてはいろんな事業も展開していかなきゃなりませんので、その辺のところで石井議員が御指摘の点も検討していけたらなというふうに、まだこれからのことでありますが、考えなくちゃいけないかなということは思っておりますので、その点、また積極的な御意見をいただければありがたいと思っています。 ○議長(浅井良和君) 以上で関連質問を終わります。  これをもってフォーラム21吉田日勝議員の代表質問を終結いたします。  次に、新世紀クラブ加藤 武議員の発言を許します。19番加藤 武議員。              [19番 加藤 武君登壇] ○19番(加藤武君) それでは、新世紀クラブを代表しまして6項目の質問をいたします。  まず最初に、平成16年度予算編成について町長にお伺いします。  この予算編成は、一口に言って、町長の大判振る舞いの編成と思われます。日本経済が低迷している中、町長はいろいろな新規事業を展開しております。税収より支出の方が多い148億8,000万円、その財源は基金の取り崩しと町債で補われております。基金の取り崩し額21億7,100万円、町債は23億6,500万円、合計45億3,600万円も投入しております。  その結果、一般会計の町債合計金額92億5,200万円、特別会計の下水道起債額約90億円、合計183億4,000万円と、加藤町長になって急激に増加しております。先代の町長さんたちが将来の長久手町のために地道な町運営をされてきたのに、残念であると思います。
     そこで質問します。  @、基金、町債はもっと有効に使うべきである。本当に住民が日常生活する上に困り、安心で快適な生活を送れないときに使用されるべきであると思います。道路拡張とか、排水路の整備とか、保育所、特別養護老人施設、教育の充実等に配慮した予算編成にできなかったのか、お伺いします。  A、万博は、国、県が行う事業であります。我が町は、余り金銭的に投資せず、万博に対して町民の意識高揚とサポートで対応することが大切であると思いますが、どのように考えていますか。  B、この数年間、町長は、万博を前面に出し町政を運営してこられました。万博終了後、どのような町になると思っているのか、町長にお伺いします。  次、2項目めです。国際博推進事業についてでございます。  町は、この事業費に、合計金額で1億3,700万円も投入しようとしています。下記の何点か質問しますので、わかりやすく的確に答弁をお願いします。  @、長久手サテライト会場予算額7,200万円、福祉の家北側駐車場で姉妹都市ワーテルロー市と歴史や文化を紹介する共同パビリオンを建設し、交流の場とするとあります。具体的な計画はどのようか、また、入場者数はどれぐらい見込んでいるか、投資額と費用対効果はどのように考えているのか、お伺いします。  A、町勢ビデオ制作費に2,000万円見込んでいるが、どのような内容か。  B、国際博プレイベントに500万円を、国際博推進団体に補助するとあるが、どのような団体が補助を受けられるのか。  C、休耕田畑花いっぱい事業補助金100万円、これは遊休農地80アール分、種子、耕起、管理経費の助成とあるが、どこの地区で行うのか。10アールあたり10万円とは、金額が多いのではないか、伺います。  D、関連事業費3,500万円、その内訳を詳しく説明してください。また、アートムーブ・プロジェクト負担金とは何か。これは公室長にお伺いします。  次、3項目めです。国際博関連事業について。  @、田園バレー事業費1億7,600万円、この中で、用地取得は、4,000平米のほかに何平米幾らで買うのか。平成こども塾基地は、乗馬クラブ跡地になぜ固執するのか。長久手農楽校は何をするのか。  A、中央地区区画整理事業費900万円、区画整理組合設立に向けて、設計や土地権利調査をするとあるが、現在何%が同意しているのか。  B、前熊山車修繕補助金1,000万円とあるが、修理費の総額は幾らか。  次、4項目めです。名古屋市との合併について。  この件に関して、現在、合併推進住民が各地区で説明会を開き、署名活動を行う準備を進めております。町長は、名古屋市との合併に際して住民発議の対応をどのように考えているのか、伺います。  5項目めです。福祉の家駐車場用地購入についてであります。  この駐車場は、平成15年度より今まで借地になっていたのを、今年度より購入していくことになりました。用地1万9,188平米、購入金額11億4,800万円、これは平米当たりの単価を平均すると、5万9,829円と高い金額になっております。3年から4年前と比べると土地の売買価格は下がっているのに、どのような理由でこの価格になったか、地番によって価格が違うと思うが、最高と最低価格と、場所はどこか、これは民生部長に伺います。  次、6項目め、シルバー人材センターへの町委託を多くできないか。  シルバー会員から仕事がないとよく言われます。いろいろ調べてみると、仕事量が偏っているようである。また、全体の仕事が少なくなっているか、あるいは会員数が多くなり仕事の配分ができないのかわからないが、現状はどのような状態か。現在、町からの委託が年間5,000万円ぐらいあるようだが、もっと多くすることができないか。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) 以上で加藤 武議員の代表質問は終わりました。  続いて、これより加藤 武議員の代表質問に対する1項目めの当局の答弁を求めます。  加藤町長。              [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 加藤議員からいただきました平成16年度予算編成についての御質問にお答えをさせていただきます。  平成16年度予算編成に関する御質問のうち、まず、基金と町債の活用についてでありますが、私は、町民のニーズを的確に踏まえた行政施策を計画的かつ確実に実施していくために、長期展望に立った財源計画を立てることが大切であると考えております。  こうした観点から、事業実施が長期に及ぶものや事業費が多額であるものなどについては、あらかじめ目的基金を積み立てて、実施年度に一度に大きな負担がかからないよう配慮するとともに、事業効果が長く続くものについては、利益を受ける将来の住民も応分の負担ができるよう、地方債の有効活用も考えておる次第であります。また、具体的な事業の選択に当たっては、町民の御要望等にきめ細かく目配りしながら、さまざまな行政課題について積極的に取り組んでいるつもりでございます。  次に、万博後の町づくりについてでありますが、私は、「愛・地球博」は本町にとってまたとないチャンスであり、何としても大成功に導き、その成果を将来の町づくりのもととしたいと強い信念を持っております。  そのため、主会場を擁する本町としましては、アクセス関連事業やおもてなし事業などに応分の負担をお願いしておりますが、その一方では、東部丘陵線を初め名古屋瀬戸道路や瀬戸大府線など、基幹交通網の整備が進み、旧愛知青少年公園も万博の成果を継承した都市公園として生まれ変わるなど、町全体の社会資本が飛躍的にアップし、観光資源にも恵まれた、豊かな、機能的な町づくりになると思っております。  また、世界の人々が参加する万博の開催は、町民の広範なホスピタリティを育み、住民レベルのさまざまな交流を活性化し、根づかせてくれるものと期待しております。人材育成や文化交流においても、さらに魅力あふれた町に進化させることができると思っております。  以上であります。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。 [「答弁漏れ。一番最後の、万博終了後どのような町になると思っているかというのは、もう答えられましたか」と呼ぶ者あり] ○議長(浅井良和君) 一応答えておるようです。再質問は。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) 再質問をいたします。町長にお伺いします。  特に町長、3期目になってから、非常に最近ここ2〜3年、町債が物すごくふえておるように感じるわけです。それはどうしてか。結局、生活密着型のものをつくっていないんです。福祉の家とか、田園バレーとか、東部丘陵線とか、そういう方面へ物すごく金をつぎ込んでいるわけですね。だから、町債がふえておると思うんです。  例えば、福祉の家、これ、今までに総額、土地代の11億円を入れますと51億円も投入しているわけですね。それと、東部丘陵線は、出資金、貸付金約39億円、その他駅前広場整備等10億円、これも50億円なんです。それから、これからまだやろうとしています田園バレー関係に、今まで4億4,000万円も出しておるんですね。それで、これからまだ販売所とか、温室とか、その他もろもろに幾らかかるかわからない。それで、万博関係、この予算も入れて2億円ぐらい。  これらの投資をしてきて、これからもしていくわけですよね。だから、先ほど言ったみたいに、こういうのは本当に生活密着型の投資ではないわけです。田園バレーなんて、どっちかと言うと遊び部分、余暇の部分だと思うんです。それで、福祉の家は、「福祉の家」とついておるけれども、大半は温泉なんですね。これも娯楽と言ったらいけないかもわからないけれども、どっちかというとレジャー的な感じの多い部門。  だから、こういうのに多額の投資をするというのは、私は間違っていると思うんです。町長は、9年前、岩作地区から選挙に出られたわけですよね。これは前にも申しましたように、「岩作の発展のために頑張る」とたしかおっしゃいました。今まで町長は岩作の発展のために何をされたのか。9年間、具体的に何をどうしたということがあったら言ってください。  現在は、本当に前熊地区に全精力をつぎ込んで、いろんな事業を展開しようとしている。優良な田んぼをつぶして自然環境を破壊し、一方、農地を守ると言って田園バレーという計画をつくり、これから推進しようとしている。全然あなたの言っているのは整合性がないし、政策も矛盾しておるんですよ、これ。農地をつぶして何が自然環境を守る、愛知万博「自然の叡智」か。全然間違っておるんですよね。だから、おかしいんですよ、そういうのは。私はそう思うんです。ぜひ答えてください。 ○町長(加藤梅雄君) 私は長久手の町長でございますので、岩作とか、長湫とか、上郷とかいう観点で行政をしているわけではございません。が、岩作の方々も諸施策に大いに参加し、利用もしていただいております。文化の家にいたしましても、バスにしましても、今回の福祉の家でもそうなんですから、その辺は御理解賜りたいと思います。  それから、施策が間違っているとおっしゃいますが、私は、そのようには思っていません。21世紀に輝く長久手はどうあるべきかと、そういう観点の上にこの第4次総合計画の中にいろいろうたわれておりますものを、一つずつ具現化していくといいますか、具体化していくために、諸施策を行っております。  財政の問題につきましては、当初お答えしましたように、私は、過去の文化の家にしましても、図書館にしましても、あるいは今度の福祉の家にしましても、必ず50億円仮にかかるものとするならば、その5割に近い自分の、手前の予算を持つ。そして、その上において、将来も使っていくような施設については、起債という制度。  これは金がないから使うだけの制度ではないんですね、起債は。将来の人も応分の負担をしてもらう。それは、今税金を納めてくださる方には、今納税を還元するというのが原則でありますので、そういう意味において起債制度というのは使っていく。そしてさらに、補助金を得ていくということでやっております。  例えば、福祉の家の例をとりましても、2カ年で建設をしましたが、当該年度には1億5,000万円ずつしか負担はかけておりません。あとは、基金ですね。基金は、目的基金でありますから、福祉の家に使うために基金条例も議会にお認めいただいてお金を積んでおりますから、福祉の家をつくるときはその基金を取り崩すのは当然のことであります。そして、当該年度に1億5,000万円程度のものであるならば、諸行政に何ら大きな影響を与えない。  そういうことを原則として諸事業を行っておりますので、私どもの財政状況というのは非常に今のところは安定化しておりますし、将来に向けても、そういったことについては最大限配慮して、健全財政を維持しなきゃいけないと思っております。それは議員もよく毎年予算等を見ておられますし、財政力の問題についても分析をいたしまして、指数も、財政力指数を初め経常経費とか、そういったいろんな角度から分析したものを皆様方に公表しております。  したがいまして、今おっしゃいましたような、そんな無鉄砲な行財政運営は決してしておりませんし、将来に向けて長久手が輝く町になるための諸施策を考えて、田園バレー事業にしましても、福祉の家の事業にしましても、文化の家にしましても多くの方が、文化の家で70万人近い方が、図書館にしましても40万人から50万人の方、福祉の家は、福祉施設を入れるなら60万人以上の方が利用なさっているのではないかと思います。  そういうことで、現に皆様方が、たくさんの方が利用されておりますので、私は、その施策が住民ニーズに合わないとか、そういうものではないというふうに確信いたしております。今御指摘のようなことはしていないつもりでおりますので、御理解賜りたいと思います。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) それは、町長はそういう気でなければ運営していかれないでしょう。だけど、住民の人たちからそういう声をよく聞くから、私はあえて嫌なことを質問しておるわけです。そういう声がある程度ある。多くとは言わないんですけどね。そういうことをやっぱりきちっと心に入れてやっていただきたいと思うんです。  それと、私が岩作地区で選挙に出て、岩作の発展のために云々と言いましたね。なぜ逃げるんですか。「私は岩作だけのための町長じゃない」なんて、そんな言い方はないですよ。それはちょっと間違っておると思うんです、その言い方は。だって、そう言って出られたんじゃないですか、あなた。私もそうやってそのときは応援したんですよ、きちっと。そんな逃げるようなことを言っちゃだめですよ。  それから、万博終了後どのような町になると思っているかという質問に対して、将来の町づくりの基礎にするというような恐らく答弁だったと思うんですけど、全然まだわからぬわけですね。万博が終わったのを契機にどのような町になると思っているかという質問を出したところ、将来の町づくりのもとにするなんていう、ちょっと答えがかみ合わぬと思うんですけどね。  それと、町債が大きくなっても当然であるというような言い方をされた。そういう答え方もおかしいと思うんです。まだよその市町に比べれば健全であると、こんなようなことを言われたんですけれども、その辺のところもちょっとやっぱり考え方がおかしいと思うんです。だから、もうちょっと、まだ町長、任期が3年と何カ月かあると思いますから、来年度はもうちょっと戒めて、本当に生活者のための、直接ためになるような予算を組んでいただきたいと思います。その辺のところを答えてください。 ○町長(加藤梅雄君) 私は、今加藤議員の言われたことには、みんなきちっと答弁をしていると。私はよその町とも言っておりませんし、長久手町の状況、財政を分析したら、いつも皆様方に御提案しているとおり健全財政であると、これは一つの分析法がありますので、それはみんな皆様方にお渡ししておりますし、町債は最小限に食いとめております。  福祉の家につきましても、8億9,000万円ぐらいだと記憶しておりますけれども、数字が少し違っていたらお許しいただきたいんですが、そんなに違っていないはずだと思っております。私も全責任を持ってやっておりますので、それぐらいの町債であるというふうに思っておりますが、町債はできるだけ少なくしよう。しかし、将来、大体鉄筋コンクリートだとか建物によって起債の年度が違いますが、20年度以上使われるような建物につきましては、その時代に住む人たちも多少の負担をされてもいいわけなんです。また、負担をしてもらわなきゃいけないんです。そういう意味において、町債は活用しなきゃいけない。  だけど、でたらめに歯どめなしに使うということではなくて、私は最小限にとどめたい。そして、要するに、そういった大事業をする場合には、基金をつくっておく必要がある。手持ちの基金を何年も何年も積み立てて、その時期が来たら一気にその財源とする。これは一つの目的基金の制度でありますので、そういう仕方をしておるということを申し上げました。  それから、万博後の町づくりについては、随分私は御説明させていただいたつもりですけれども、つまりは、今回の博覧会関連事業を見ましても、東部丘陵線、あるいは名古屋瀬戸道路、あるいは瀬戸大府線、御富士線、この前を走っております田籾名古屋線等々、大きな建設事業あるいは改良事業がなされております。それだけでも町に大きなインパクトを与えていることも事実なんです。これがいいとか悪いとかいう論議は、それはそれぞれ個々によって議論はあろうかと思いますが、私ども町政全体を預かるものの判断としては、万博という大きな世界的なイベントがここで決まった以上は、これは協力していかなきゃならぬ。  今回、来年の3月25日にいよいよ開幕をしますけれども、東部丘陵線にしましても、名古屋瀬戸道路にしましても、御富士線にしましても、新しい新規事業がすべて間に合うということになったことは、これは地権者はもちろんですが、そしてまた、町民の皆様が「よし、何とか成功させてやろう」という気持ちがあって、その集大成として、今回こういうふうに目に見えた博覧会への、来年の3月25日は目に見えておりますが、整備がされたと思うんです。  ですから、これは何が何でも成功させて将来につなげていく、我々の子々孫々にこの日本国際博覧会「愛・地球博」がこの地で開催されたという、これは世界の歴史上に残る大事業であります。ですから、これは、私はそれをもとにした町づくりというのは、非常に変わっていくと思います。  実はきのうも、フィリプソン大使、今は諮問委員、前はBIEの議長ですが、お会いしました。「ハノーバーはその後どうなっていますか」と聞きましたところ、「ハノーバーは大変栄えておる。むしろ万博のときよりも今の方が栄えておる」と。いろんなことが行われますし、そういったお話も聞きましたから、博覧会後は、またそれなりに世界の方々に来ていただけるような、そういう町づくりを進めなきゃいけないのかなと思いますし、これは議員の皆様方も一体となって、この博覧会がここで開催された歴史的事実をもとにして将来の長久手の発展につなげていかなきゃいけないというふうに思います。町づくりのことについては、そういうことを申し上げたつもりですので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。町長公室長。             [町長公室長 田中憲二君登壇] ○町長公室長(田中憲二君) 国際博推進事業について5点御質問がありましたので、順次答えさせていただきます。  まず、サテライト事業について、7,200万円の計上費ですが具体的にどうだということでございます。現在、基本計画づくりに鋭意取り組んでおりまして、中でも、主要企画の一つとしては、ワーテルロー市と長久手町の歴史や文化を紹介する共同のパビリオンを建設するということがございます。これは、両市町間の交流の場として事業を展開する予定でございます。その内容については、今後ワーテルローに、先日も助役と議長さんに行っていただいておりますので、そういった成果も踏まえながら計画熟度を高めていきたいというように考えております。  次に、今回のサテライト事業そのものにつきましては、ハートフルタウン構想田園バレー構想の事業の中核施設でもあります福祉の家も含めた活用を立地的には考えたいということで、立地選定をいたしております。したがって、福祉の家自体の構想のキーワードというのは、都市部と農村部の交流というのも一つの考えでもございますので、場所的にあそこがふさわしいということで、福祉の家近辺ということで検討させていただいております。  また、入場者数は、先ほども一部お答えしたところでございますが、長久手温泉の現在の集客力が年間約50万人ということで、もちろん温泉以外にも福祉の家の福祉施設部分への入場者数も当然ございます。サテライト会場というのは、事業期間は6カ月と見込んでおりますので、例えば、福祉の家全体、温泉施設も含めまして年間50万人という想定をいたしますと、半年間ですと25万人。その25万人をコアとして、さらに博覧会会場などへの来場者などを合わせて考えると40万人程度の入場者ではないかなというふうに考えております。合わせてという意味でございます。  さらに、投資額と費用対効果の問題でございますが、これは、サテライト会場が町民と博覧会会場を結ぶ万博のスポットとして十分機能するように計画をつくっていき、博覧会開催時の町民の情報発信の場、あるいは町外の人や万博来場者との交流の場、そして、ボランティアなども含めた町民参加活動の場として活用して、住みよい町長久手の良好なブランドイメージをはぐくむ端緒としていきたいというふうに考えております。  具体的な経済効果というのは幾つか考えられるわけですが、例えば、長久手温泉の客数増により、入湯税などの収入、あるいは関連の店舗等もございますし、町内各施設、店舗の入場者あるいは来客者数というのも増になるというふうに考えております。  2点目ですが、町勢ビデオの制作経費については、16年度は約1,000万円を見込んでおります。これは、博覧会会期中の会場内で予定されております市町村デー、あるいはサテライト会場内で本町のPRを行うということ、そして、今後、時宜に応じて対外的なPRも積極的にこなしていかなければいけないということで、そういったときのPR素材ということで制作をしたいというふうに考えております。  媒体としては、ビデオテープに加え、DVDとか、そういったコンテンツの姿というか、どういったものでつくるかということでございますが、また地域イントラネットもございますので、ホームページからの発信という手法も検討してございます。  3点目でございますが、国際博プレイベントの補助金ということでございますが、これにつきましては、まず第一に、全町的な万博支援組織でもございます「EXPOながくて未来会議」が実施を計画しておるプレイベントを中心ということで、補助金の交付を考えております。  4点目ですが、花いっぱい事業につきましては、町内で休耕田を花畑として景観整備を行うものでありまして、実施予定地区については、岩作地区の役場周辺、前熊地区の福祉の家周辺、大草地区の溝下橋付近等の、県道及び幹線町道沿いの人目につきやすい場所を選定しております。  また、経費が高いということですが、耕起、播種、覆土、草刈り、除草剤散布等、農作業に11万8,000円ほどと、また、キカラシの種子6,000円、コスモスの種子2万円ほどで、合計積算額は14万4,000円ほどプラス消費税という程度でございます。町では、米の生産調整事業で保全管理を行っている農協に対して、休耕状態で管理するのではなく、景観作物栽培として管理することとして補助するものでございます。  5点目、最後にですが、その他国際博関連事業費3,500万円の主な事業についてですが、町博覧会PRパンフ、それからボランティア募集チラシなど、各種PR印刷物制作費が約350万円。啓発バナーなどの啓発物品の購入経費が約1,800万円。そのほかに一市町村一国フレンドシップ事業の実施のための諸経費などを見込んでいます。  さらに、アートムーブ・プロジェクトの負担金という御質問でございますが、この負担金については、博覧会の開催に向けて、芸術と町づくり推進事業を実施する官民一体のプロジェクト組織でありますジャパン・アートムーブ・プロジェクト2005委員会に対するものでありまして、これは、愛知県地域連携プロジェクトの補助事業にも採択されて、15年度も、先ほど申し上げましたように、9月23日初め、15年度事業が第1回目として実施されたところでございます。16年度の構成団体は、さらに市町村が多く加わりまして、豊橋市、瀬戸、犬山など、県内20市町村が参加予定であります。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) 公室長、人数については、まず40万人ということですね。温泉の入場者数が25万人。万博だけを見に来る人が15万人ということで、40万人。40万人本当に来るかね。どうしてこの計算を40万人にされたのか。  それと、費用対効果ですけれども、万博スポットとか、情報発信とか、交流の場にすると。これは当たり前のことだわね。  それと、これ、一つお聞きしたいんですけど、パビリオンの建設の場合、ワーテルロー市の負担はあるのか、ないのか。恐らくないと思いますけれども、その辺のところはどうなっているか。  それから、町勢ビデオ、これ、2,000万円は非常に高いと思うんですね。本町のPRのビデオをつくるということは、何のビデオをつくるか。例えば、祭りのビデオか、どういうビデオをつくるのか、その辺の内容がよくわからない。その説明。  それから、5番目の3,500万円。これね、私も前々からおかしいなと思っておるのは、パンフレット、チラシ等の印刷は町でやるからしようがないわね。啓発物品の購入、これがおかしな話なんです。これ、博覧会協会から買うわけでしょう。そういう意味でしょう。今までも、どこかへ行って配るのは協会から買っていた。これじゃないですか。町が単独でどこかの啓発物品を買うという意味ですか。その辺のところですね。  それから、アートムーブ・プロジェクト負担金のことを、どれぐらい負担するんだということを言わなかったから、その辺のところを答えてください。 ○町長公室長(田中憲二君) まず、入場者人数。なかなかこれは難しいことなんですが、一つは、先ほど、前回のというか、御質問でちょっと私もお話ししたのは、博覧会会場に来た人が来ないということではなくて、基本的には、博覧会会場に入場する方は、本体の長久手会場という意味でございますが、地域としては、東海地方、中部圏が非常に多いということでございます。  例えば、もし東海以外の方が、東京の方が来られたときに、ツアー、観光バスで来られて、団体バスの駐車場にとめていくというケースの場合は、どこかで泊まるということを考えますと、なかなか長久手のエリアに来ていただくのが難しい。ただし、東海地域の方が多い、さらに東海地域の方が来る方の4割ぐらいを占めておりますので、その4割の方がもしかしたら。  今の券の売れ行きの傾向を見てみますと、全期間入場券の売れ行きというのは、まだ4月1日から売るんですが、予約状況を聞きましたところ、ほとんどがこの東海地方の人たちが予約をしている。ということは、リピーターで、何回も行きたいという方が多いというふうに考えられる。そうしますと、やはり地元で行く方が、2回目、3回目に来られたときには、福祉の家の方、サテライト会場に寄っていただけるというふうに考えております。  したがって、その人数をいろいろ考えてみますと、今の福祉の家の入場者数を加えて、少なくとも40万人を超える程度ではないかというふうに検討しております。  パビリオンの建設についてのワーテルロー市の負担ということは、細かい点では、例えば、向こうのウェリントン博物館の展示物を貸し出しをしてくれるとか、有形無形の支援がございますので、これについては、単純に建設費の負担という意味ではなくて、一緒に参加して、いろんな展示物を、あるいは応援をしてくれるという意味で、お金にはかえがたい支援があるというふうに考えております。  また、町勢ビデオの1,000万円でございますけれども、これについては、新年度に入りましたらすぐ町の紹介ビデオとしても使えるよう、あるいは、今後、お祭りも含めていろんな事業を記録していく、要するに、前にも議会でも御質問がありましたように、記録はしていくのかという御質問がありましたので、記録はしていきたいというふうに私も答えさせていただいたんですが、単に町勢ビデオだけじゃなくて、記録もしながら、町の一般的な、こんな町ですよという紹介ビデオとしても使いながらというふうに、多目的に考えておりますので、その辺、幾つかの用途で同時に使えるというのを目指しておるというふうに申し上げておきます。  また、3,500万円につきましては、幾つか内訳を申し上げたんですが、町のパンフレット等の印刷物になりますけれども、チラシ等ですね。その他、啓発バナーは、今町の中で、町道を中心にバナーを、黄色ですとか、緑、青でやっておりますけれども、これを大体1年弱で取りかえの時期に、更新の時期になります。これは、開催直前に新規にすべて取りかえるということで、お迎えの文言に変えるというふうに考えて、バナー制作費等がございます。  また、啓発物品というのは、協会から買っているわけではなくて、アムロという伊藤忠さんが総販売代理店をやっておりますが、そちらから購入しているのが啓発物品の一部でございます。これは、啓発物品だけの費用ではございません。  あと、それから、アートムーブの負担金につきましては、負担金自身については50万円を予定しております。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。
     19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) 時間もなくなりますので、端的にひとつお答え願いたいんですけれども、例えば現在、温泉に50万人昨年は入ったと。今度、万博が始まると、渋滞して、「温泉なんか、だれが風呂へ行くか」と言って、30万人しか入らなかったと、そういう可能性があると思うんですね。だから、40万人というのは根拠がないんじゃないか。もうちょっと詰めてこれからやっていただきたいと思います。  それから、ビデオの件は、これ、町制30周年のときにつくったんじゃないの、ある程度。そうでしょう。だから、その基礎ビデオというのがあるんでしょう。そこから引っ張り出してきて、編集してやり直せば、金なんてそうかからないんじゃないですか。私はそう思うんですけど、どうですか。端的に答えてください。簡単にお願いします。 ○町長公室長(田中憲二君) 渋滞対策等は、今後どういった交通政策がとれるか検討していきたい、詰めていきたいと思います。  町制30周年ビデオは、先ほど町長も申し上げましたように、東部丘陵線を初め町の様子が今非常に変わっている時期でございまして、それも加味しながらつくらないと、今ちょうど変わる時期なので、その辺も含めて、随時、最新の町づくりを最終的に展示したい、つくっていきたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。建設部長。             [建設部長 與語芳樹君登壇] ○建設部長(與語芳樹君) それでは、3点目の、国際博関連事業についてということで3点質問をいただいております。  まず1点目で3項目あるわけなんですけれども、田園バレー事業1億7,600万円、用地4,000平米のほかに、何平米を幾らで買うのかということです。まず、本年度なんですけれども、産地直売施設等用地ということで、全体で5,300平米を予定しております。16年度に持ち越す部分が約1,400平米、費用としましては、7,000万円を予定しております。  それから次に、平成こども塾基地は乗馬クラブ跡地になぜ固執するのかということなんですけれども、平成こども塾の基地用地の場所ですが、町内6カ所の候補地のうちから、平成こども塾推進委員会で審議検討した結果、周囲の自然環境、当該土地が既に宅地であり、周囲に与える影響が少ない等の理由により決定されたものであります。  それから次に、長久手農楽校は何をするのかということですけれども、長久手農楽校についてですが、農楽校とは、年間を通して主に実習畑を利用した農業講座であり、座学も含めて実施するものです。長久手町における都市部と農村部との交流を図るとともに、農地を有効に利用するため、今後、農に携わろうとする方々に対して農作業の基本的な技術を習得してもらうもので、対象者としましては、今後増加が見込まれます都市部の定年退職者や、農業経験の少ない農家の後継者などを見込んでおります。  次に、2番目の、中央地区は現在何%が同意しているかという御質問ですけれども、平成14年度に発起人会が発足し、仮同意書の収集を行っており、現在、仮同意率73.4%となっております。今後は、仮同意率85%になり次第、町に対し技術援助申請をしていただき、計画案の作成等を進めていきたいと考えております。  次に、3番目の、前熊山車修繕費の総額は幾らかという御質問ですけれども、教育委員会への質問ですけれども、私より一括して1回目だけ答弁させていただきます。  山車の修繕について、昨年10月に、地元関係者立ち会いのもとに見積もりを依頼しました。その結果、修理の内容によっては最大1,300万円でありました。そこで、将来への保存伝承のことや修繕内容を検討した結果、1,000万円を上限として予算措置をいたしました。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) 平成こども塾基地、乗馬クラブ跡地について、町内6カ所の候補地、これはどこか、後から言ってください。  それと、2番の中央地区区画整理。なぜこれ、73.4%で調査するのか。もっと具体的に、町としてはどのような動きをして、もっと同意率を85%にするにはどのような努力をしているか。今、土地権利調査をしないかぬわけですか、73.4%でも。その辺のところ。  それから3番目に、前熊の山車。総額で1,300万円かかって、そのうちの1,000万円を補助ということですか。そうじゃなくて、全額の1,000万円を補助という意味ですか。その辺のところをもう1回答えてください。 ○建設部長(與語芳樹君) まず、こども塾の場所ですけれども、6カ所のうちの1カ所は乗馬クラブ跡地でしたね。それから、2カ所目は、スポーツの杜の北側で、熊張立花でございます。それから、3番目に、出田池の隣接地ということで、岩作色金。それから、石作神社の北側、岩作宮後。それから、5番目が長久手高校南側ということで、岩作の高山。それから、6番目としまして、三ケ峯の土とり跡地ということで、岩作字三ケ峯。こういった6カ所で検討をしていただいております。  それから次に、中央地区の費用につきましては、権利調査等ではなくて、これから事業を行うに当たりましての、町へ事業推進の依頼が来るものですから、その後のことの費用を考えております。  具体的に、中央地区を進めるに当たってどういうことを考えているかということなんですけれども、現在、瀬戸大府線が万博に向けてちょうど真ん中のところへ入ってくるわけです。そうしますと、非常に高いところを瀬戸大府線が走っていく。  そういった状況から見ますと、将来的に中央地区の土地利用を考えた場合に、今の水田の状態での管理というのは非常に難しい状況になります。ですから、そういった立体図面等を作成して、皆さんに理解をしていただいて、将来的な土地利用を考える。集落より南側については、早急に市街化区域にして整備をしていくべきというようなことを理解していただくような努力をしていきたいと思います。  よろしくお願いします。 ○教育部長(山田幸弘君) 3点目の再質問に、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  修繕の額で、先ほど建設部長の方から答弁をさせていただいたんですが、最高で1,300万円ということであります。修理の仕方によって、1,000万円弱から上限が1,300万円ということで、見積もりによるとそういうことでありました。そういうことで、その中で1,000万円を上限として予算措置をさせていただいたということでありますが、地元負担につきましても、現在、地元とお話し合いをさせていただいて、前向きに検討をいただいておるところでありますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) こども塾の候補地、これ、ちらっと聞いておると、以前リサイクルセンターで出た候補地とほとんど一緒じゃないのか。だから、こども塾自体の候補地を探していないと思うんですね。あそこありきの土地だから町は努力していないと、私はそう解釈しますけれども、いかがですか。  それと、2番は、これ、調査のためじゃないと、そういう立体図面等をつくって、これから区画整理準備に向けた費用だということですね。これはいいです。  3番の、前熊山車、1,000万円の地元負担は、地元が前向きに寄附集めとか何かをこれからやるということでしょう。そうですね。これ、町長、私はすぐ変な勘ぐりをするのでいかぬのですけど、町長が約束したんじゃないのか。「よし、町で出してやるから、万博に、愛知の日に出そう」という。どうですか、その辺のところ。そういうことはなかったですか。  以上。 ○建設部長(與語芳樹君) 先ほどの、こども塾の6カ所の候補地なんですけれども、事務局の方でこの6カ所を選定して、委員の方に現場を見ていただいて、その結果で乗馬クラブ跡地が一番いいということになりましたので、よろしくお願いします。 ○教育部長(山田幸弘君) 地元の方から山車の修繕について要望がございまして、教育委員会といたしましても、町の指定有形民俗文化財でございますので、将来保存伝承すべきものということで、補助すべきということで予算要求をし、今回、予算書に1,000万円計上させていただいたということでありますので、よろしくお願いします。 ○町長(加藤梅雄君) 前熊の山車の件ですが、私としましては、地方の文化、これは非常に大切にしていかなきゃいけないということを思います。  しかしながら、あれは7月16日に、ずっと伝統的に子供たちが角行燈を立てまして、わずかな距離ですけれども、山車を引いて、上に人も乗っかりましておはやしをやるんですが、その指導者が高齢者で、だんだんいなくなってしまった。現在も非常に何人という人しかないんです。若い人が1人いらっしゃるんだけれども、この方もサラリーマンですので、よそへお勤めになっていて、今ここに住んでいらっしゃらない。たまには帰ってきて子供たちを教えるということもやってみえるわけです。ですから、何としても。  町自体、あれは文化財として指定しているわけなんです。ちゃんと山車の車庫も町でつくって保管してあります。しかしながら、最近非常に悪くなってまいりまして、ましてや引くなんていうことについては、非常に難しい状況になっています。ですから、どうしても修理しなきゃならぬ。  それで、博覧会が開催されますので、ぜひこの山車を本会場、長久手会場の方へ展示したい。これは、愛知県の犬山とか、あるいは山車の本場であります半田とか、あるいは蒲郡とか、そういう方面も出してこられます。地元としても、山車があるので、この際きちっと直して、そして、それらしいものにして展示するということは、長久手の文化を世界の人に見ていただけるということもありますし、今後の町づくりの中で、年1回の夏まつり、あそこは蛍を飛ばそうという方も一生懸命になっておられます。そういったことをいろいろ考えますと、あの祭りというのはやはり継続していくべきだ。  それには、そのような環境にしてあげなきゃいけないということを私は申しておりますし、石川先生という方がたまたま今こちらに赴任してみえますが、その方は太鼓の名手であります。ですから、そういう方がいらっしゃるうちに何とか後継者、笛、太鼓、まだ何とかいうのがあるんですが、そういうものを習熟させていただいて、この文化財を保存して、長久手の文化財として毎年多くの方に参加してもらわなきゃいけない。  どうかそういうことをお願いしたいと、町としてもできるだけの補助はさせていただきたいと、そんなすべてという、そういう表現はしておりませんが、補助はさせていただきますということは申し上げております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。加藤町長。              [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 名古屋市との合併につきましての御質問でございますので、お答えをさせていただきます。  名古屋市との合併についてでありますが、この御質問の中にありますように、一部の合併促進の住民の方々が名古屋市との合併を目指し、合併協議会の設置を請求する住民発議を行おうと活動されていることは承知しております。  今後、そうした住民発議がなされた場合は、合併特例法に基づきまして適切に対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) この件は、同じ会派の同僚議員にやってもらいます。 ○議長(浅井良和君) では、次の項目の当局の答弁を求めます。民生部長。             [民生部長 青山 宏君登壇] ○民生部長(青山宏君) それでは、福祉の家の駐車場用地の購入について答弁をいたします。  平成16年度の予算で駐車場用地購入費として11億4,800万円ほどを予算計上させていただきました。この予算額につきましては、予算を計上する段階で担当課の方で試算をして計上させていただいております。実際に購入をする際には、不動産鑑定をした上で土地所有者と交渉していきたいというふうに思っております。もちろん、完全に決定した金額でないということは御理解を願いたいと思います。  なお、予算上の最高額につきましては、平米当たりの単価でありますが、7万円ほどということで考えました。最低は5万円というのを見込んでおります。  場所は、最高が県道沿いということになります。最低は、福祉の家の北側の駐車場あたりということでございます。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) びっくりしちゃったんです。こんな高い値段で。県道沿いの7万はどうか私は知りませんけれども、5万というと中のところですか、これは後から答えてください。  4〜5年前か、5〜6年前か、現在の建物が建っているところの苗代跡地、これは平米幾らで買ったのか。それから、その1年ぐらい後に、東側の土地、これを平米幾らで買ったのか、それを後から答えてください。  それから、15年度に県が買収した駐車場北側、これは非常に高かったと思うんです。平均すると、平米6万4,400円ぐらいになったわけですね。それから、15年度に、田園バレー用地として、香流川の方を買ったのが、平米4万7,500円と聞いています。それで、この予算にも入っていますが、16年度にまた田園バレー用地として買うのが、今度は諸輪線沿いの東側、平米5万3,000円ぐらいと聞いています。また、同時に、最近役場北側の塚本白針道路が、田んぼの部分は平米5万2,000円。  いずれも大体いいところでそれぐらいの値段なんです。多くとも5万2,000円。このすぐ北側の田園バレーで買ったのが4万7,500円ぐらい。どうしてこんな、あなた、5万円なんていう値段が出たんですか。7万円は県道沿いですわね。  これね、私は不思議に思うんですけど、建物をつくって、もう駐車場を整備して、しかも福祉の家の北側にあんな広い道路をつけて、大府線も入れてというと、全然もう評価の条件が違うんですよ、昔の田んぼの4メートルあるかないかの道路がついておるところと。おかしいんですよ、そういうやり方は。だから、田んぼのときに一括で買ったらどうですかと、私、前の質問のときに言ったはずなんです。そうしたら田んぼの値段で買えたはずなんです。それを、収用法の関係ですぐ買えないから、もうちょっと後に買うとかいう答弁でした。  それともう一つは、その時点、13年12月の質問のときに、「ちゃんと、きちっと農地として買収していくよう地主と話はできています」と、そういう答弁をしておるんですよ。何でこんな、あなた、高い金でみすみす町の税金のむだ遣いのようなことをするんですかね。  民生部長、さっきの金額と、あと、なぜこの田んぼのときに買えなかったかというのは町長の方にお願いします。 ○民生部長(青山宏君) 過去に町が買った単価ということでいいですか。 [「最初に、福祉の家建設のときに温泉を掘った土地が平米幾らかということです」と呼ぶ者あり] ○民生部長(青山宏君) (続)苗代跡地を購入したときの単価ということですか。             [「そうそう」と呼ぶ者あり] ○民生部長(青山宏君) (続)はいはい。  私は、当時関与していないのでわかりませんが、4万5,450円とか、そんなような額だというふうにお聞きをしております。坪15万で買ったということであります。             [「で、東側は」と呼ぶ者あり] ○民生部長(青山宏君) (続)東側は、平米単価で5万円ぐらいという、坪16万5,000円ということでございます。いいですか。     [「はい、いいです。それでは町長、お願いします」と呼ぶ者あり] ○町長(加藤梅雄君) 買えなかったのは、議員御指摘のとおりです。土地収用法が、まだあそこは農振地域だものですから、1年を経過しないと、直ちには買えないという県の指導もあってということでありますので、それはお答えしたとおりでありますので、変わっておりません。 ○助役(伊藤祥子君) 先年来御答弁申し上げておりますように、福祉の家周辺の駐車場につきましては、地目農地、従前どおりの地目評価の中で適正な鑑定評価を得て売買に入っていきたいというふうに考えております。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) 最初に、苗代の跡は4万5,000円、次に、その東側、諸輪線に面したところは平米5万円。いずれも、これぐらいでも少し高いかなと思うけど、まあ、欲しいから、町がどうしても買いたいから、こんな値段だろうと思うんですけれども、今回は異常に高い値段で、あなた、予算を組んでおるんですよ。  今助役が言われたみたいに適正な値段で鑑定にかけると言ったって、もう現況が違っちゃっておるんです。農地じゃなくて駐車場の雑種地になって、広い道路がついちゃって、全然現況が違っちゃっておるんですよ。どうしてそんな鑑定にかけられるんですか。農地としての鑑定はかけられぬでしょう。今の現況の鑑定はできるけれども、前の田んぼの、農地の鑑定はできぬでしょう。  だから、町は、借りるのは、そりゃ即借りられますけど、そういう結果になるんですよ、今度買い戻すときには。恐らくスポーツの杜もそんなようなことになると思うんですよ、また。あのときに、その時点で金を借りて買っておけば、山林で安く買えたと思うんです。今度町が買うとなれば、絶対雑種地で買わなきゃいけませんから、その倍ぐらいの値段になるんですね。  だから、おかしいんですよ、町がやるのは。だって、農振法除外ができなかったと言ったって、一括で建物のときにやっておるから、すぐその後にやれたはずでしょう。町のいろんなことをよく知ってみえる町の執行部が、そんな手抜かりをするはずはないと思っておるんですよ、私は。その辺、非常に疑問に感じます。どうですか、町長。助役でもいいです。 ○助役(伊藤祥子君) 従前の農地で鑑定評価をとることができますので、そちらの方でやってまいりたいというふうに思っております。従前地目で鑑定をとります。それで、購入売買について事務を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(浅井良和君) では、次の項目の当局の答弁を求めます。福祉課長。             [福祉課長 加藤八州夫君登壇] ○福祉課長(加藤八州夫君) シルバー人材センターへの町委託を多くできないかという御質問に対してお答えをさせていただきます。  シルバー人材センターの平成16年2月末における登録会員数は、328人であります。そのうち、就業会員は275人でありました。53人の未就業会員のうち、病気や高齢等の理由で作業できない人を除き、20人の方が就業されていないという状況でございます。  この方たちに仕事の紹介をさせていただきましたところ、日時が合わないなどの理由からお断りをいただいているのが実情でございます。今後も20名等のお仕事のない方については、見合った仕事について連絡をしていきたいというふうに聞いております。  町からの発注額をもっと多くできないかということにつきましては、現在も町施設の管理や公園等の樹木の剪定、除草等、数多くの作業を委託を受けて実施しております。今後もシルバーでやれる作業については、各課にどんどんお願いしていきたいと考えております。  また、就業機会創出員を配置しておりまして、町内の各家庭や事業所を訪問し、シルバーの仕事の内容のPRや、作業の委託をお願いする営業活動を実施して、事業の拡大も図っております。また、先進シルバーの作業実績を視察して、当シルバーにも導入していけるようなものがないか、検討もしていきたいというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  19番加藤 武議員。 ○19番(加藤武君) これ、12月議会にもやったんですけれども、努力するということで終わっておったから、再度出したんです。  軽作業をする人の日当はどれぐらいですか。前回の答弁は、みんな平均月13日ぐらいの仕事をしておると。それで、平均の配分金が14万円ぐらいであると。最高どれぐらいもらっておる人がおるのか。  それとあと、300人ぐらいが現在働く意思のある人だと思うんですね。だから、そういう人たちに、最低でも月5〜6万円ぐらいの仕事を回してやらなければおかしいと思うんです。せっかく登録しておっても仕事がないと、その辺のところ。仕事の配分に、人によって私情か何かを挟んでいて、あれじゃないですか、その辺のところはどうですか、公平にやっていますか、答えてください。 ○福祉課長(加藤八州夫君) 日当はどれぐらいかということでございますが、安いものについては500円ぐらいから、例えば、リフォームなんかで服をつくりますと幾らというのは、一つつくると500円単位であります。ただ、作業をするのは、時間的に700円とか800円というのが時間単位でございます。  金額と日数でございますが、前回の定例会のときにも回答したとおりの内容でございますが、多い者で、やっぱり最高では15万円から16万円の方がおみえになります。ただ、少ない方というのは、やはり今言ったようにリフォームなんかだと、物があるものについての金額ですので、その値段ということでございます。日数については13日という答えでございましたが、今回の場合は、2月の平均では9日ぐらいということでございます。
     仕事の配分について、私情というものは全然挟んでおりません。仕事のない方については、連絡等をして、お仕事の内容について、あっせんといいますか、紹介をしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。            [「もういいです」と呼ぶ者あり]  続いて、これより、新世紀クラブ加藤 武議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。  20番正木祥豊議員。 ○20番(正木祥豊君) 議長、何分あるの、あと。 ○議長(浅井良和君) 15分。 ○20番(正木祥豊君) (続)それなら、答弁漏れだったら後から話をしてもらえばいいね。  じゃ、まず順を追っていきます。1項目め、平成16年度予算編成について6点ぐらいお聞きしたい。  さきにちょうだいした予算書の14ページを見ると、町税収入72.5億円、いわゆる2から18番までの合計が25億254万1,000円で、これは、トータルすると97億5,000万円となっていますね。この中で、不必要な経費、事業を削除すれば、国県の特別交付金等がつかないため助成金の25億円が少々削られるのはやむを得ないにしても、その範囲内で予算を組み立てるというのが健全経営じゃありませんか、町長。しかし、その収入範囲内で予算を組まずに148億とか、これは私は放漫経営以外の何物でもないと御指摘をしておかなきゃいかぬ。  あわせて、先ほどずっと町長の加藤議員への話を聞いていましたが、今年度の基金の取り崩し21.7億円、借金23億円、合わせて45億円。こんな多額なものを借りて、取り崩して、どうしてこんな背伸びした、見栄を張った予算を組まなければならぬのか、私には理解できぬので答えていただきたい。  ということは、今ここで二つ言いましたね。私が言ったのが健全経営じゃないか、95億何がしで。何でそれを、いわゆる背伸びした予算を組まなきゃいかぬのか、これが二つ目。  それから、平成14年度、大体100億円の基金があった。大体民間の経営者というのは、金利を無視するやつは倒産するんですよ。町長、いいですか。あなたは、100億円の金利が幾らかわかっていますか。大体1,400万円ですよ。あなたが借りた180億円の借金の金利は幾らですか。5億3,000万円ぐらいですよ。普通、これを倍にして貯金しておいたって、2,800万円ですよ。それを、あなたがお借りになっておる180億円の金利を、5億3,000万円ぐらい払わねばいかぬ。この金利はだれが払うんですか、答えてください。  それから、そういった余分な金利が出るなら、その基金を取り崩して、あなたは先ほどのように、目的条例によって基金が積み立てられておるから、これは取り崩しができぬと言うかもしれないけれども、それなら条例を改正すればいい。そして、借金を身軽にする。それが民間の経営ですよ。  その余った金利は、福祉だとか、教育だとか、そういったものに振りかえるんですよ。そうすると、やっぱり町がよくなるわけです。積立金の金利の低いやつを残しておいて、金利の高いやつを借りておる。こんなことを民間経営でやっておったら、即株主総会で代表取締役社長は首です。  それから、あなた方はいつも「健全財政だ。健全財政だ」と言っておられるが、私は、民間ならいっつか倒産しておると思う。健全財政であなた方が胸を張っておる財政力指数1.09、これはどういう試算ですか、公式を教えてください。同じくして公債費比率5.5、これもそこで公式を教えてください。実質収支比率4.6、これの公式がすぐ言えますか。経常収支比率74.9、「これはいい」とおっしゃるなら、ここの場ですっと答えられるはずです。これを答えてください。  答えられなきゃ後から教えてもらえばいい。その辺の知能指数だということは私にもわかっています。  それから2項目め、国際博推進事業について1点。  町長は過去、21世紀の創出だとか、ひまわりネットだとか、さっき公室長は「5億円投資した効果があらわれておる」と言ったが、そんなものは、今NTTで接続したら、5億円なんか必要ないんじゃないですか。そういった自分の今までの非を全然説明しないんです。説明責任も何もあったものじゃない。そのままずっといっちゃっておる。やっぱり、間違ったときは、間違ったということを言ってもらわなきゃいかぬ。  そういうことを踏まえて、先ほど同僚議員が言ったワーテルローの出展の経費は、私は町が負担すると思いますが、「こっちが頼んでワーテルローからいろんなものを展示してもらいますから、お金にかえられぬ」なんて、そんな、お金にかえられるかどうかは、あなたがたが決める必要は一つもない。  それから、ビデオをおつくりになる。ビデオは、また町長のお友達のCBCビデオ会社でおつくりになるんですか、報酬審議会の座長をやっておられる小川さんのところで。それも答えてもらいたい。  3項目め、国際博関連事業について1点。  平成こども塾の基本的な町の考え方は、初めに土地ありきの観が否めない。子供教育は、学校、家庭、地域の協力が不可欠であるということは、一般で知られ、周知していることです。しかし、先月、民生文教委員会で各校を視察して回りましたその折、私は、平成こども塾のことについて校長に聞きました。知っておるということは聞きましたが、このもののいわゆる重要性だとかコンセプトなどの基本的なことは、すべて学校不在でやられたと言うんですよ。こんなことで町の教育行政が成り立つと思いますか、答えてください。  それから4項目め、名古屋市との合併について、今町長が答えました。名古屋市との合併は、今いろいろと合併協議会を望む会の人たちと、私も一緒に同行して、この名古屋との合併が是か否か、この協議会の設置を求めるということで10数カ所回りまして、また、引き続き大型マンションを回るつもりでございます。  そういった中で意見を聞くときに、私は、「絶対に町長の批判をしてはいかぬ」と言っておるんです。町長の批判はしてはいかぬ、なぜなら、町長は、先の町長選で辛勝だといえども町長になられたんですから、それはやっぱり謙虚に受けとめて、町長の政策は容認せないかぬだろうということを言いつつ回っておりますが、その中で聞くことは、「町長さんは、万博のこと以外は頭にないですわ」。これでは全く困ったもの。  ですから、そういったときに、今直接請求が間もなく4月1日から出ると思います。4月1日から5月1日まで、直接請求で50分の1の署名が集まる。そうすると、その50分の1の署名を、我々は5日間精査します。精査して、それを町の選管に持っていく。町の選管は、20日間かかってこれを精査します。それを、次にいくと1週間の縦覧があります。  縦覧を経て、長久手町長の加藤梅雄さんは、名古屋の松原市長に意見を求める。松原さんは、そこで即断否決する、あるいは、自分でいいと思えば議会に付議する。いずれにしても、付議したときには、3カ月以内に法律に沿って、そういったものは長久手町へ返事をせねばいかぬ。長久手町長は、それを受けて合併の住民投票条例を上程するのか、あるいは常設の住民投票の上程をするのか、その辺を私は聞きたい。そういうことです。  それと、次は、5項目めの、福祉の家の駐車場の用地について、県道を取りつけて用地価格をつり上げたという見方も強くされている。これは、見方によっては犯罪である。先に逮捕された名古屋市議の名東区のW議員とやっておることは一緒じゃありませんか。  既に計画された段階であそこは買うということになっておったのは、先ほど助役が言いましたね、従前地の価格で買うと。              [「地目で」と呼ぶ者あり] ○20番(正木祥豊君) (続)地目でね。そう言われたから、それはそれで良としますが、いずれにしても、この「ござらっせ」のためのいわゆる駐車場用地は、我々住民の福祉のためにあそこを使うよりも、「ござらっせ」の人が使うのが多いわけです。  そうするなら、例えば、私は知りませんけれども、県道の西側は使い勝手が悪かったら、そこの地主さんはだれだか知らないけれども、それだったら有料駐車場でおやりいただけばいいわけだ。それで、こっちの方はこっちの方で、買うなら、今度目的外使用で、「ござらっせ」から駐車料金をとらなければいかぬ。  これは、次の私の個人質問でさせていただきますが、そういうことを私は思いますが、どうかということです。いわゆる今の計画の用地買収が全部必要かどうか、今私が言った理由において、なお必要かどうか、お答えいただきたい。  そんなようなことが私の質問ですが、時間があったら答えてください。どうせ私再質問できぬから、聞きっ放しという。 ○町長(加藤梅雄君) 幾つか質問がございましたので、答弁漏れにつきましては、また後ろにたくさん控えておりますので、補足させていただきます。  最初に、指数の問題ですけれども、式だけ。私も財政担当をしばらくやりましたので、多少は知っているつもりですけれども、財政力指数はどういうものかということにつきましては、式を申せという話ですので、これは、基準財政需要額を基準財政収入額で割ったものであります。基準財政需要額・収入額は、御存じだと思いますので、時間がありませんので、その意味は省略させていただきます。  それから、公債費比率につきましても、これもややこしい計算になりますけれども、式だけ申し上げますと、標準財政規模プラス平成14年度の臨時財政特例債発行可能額マイナス普通交付税の算定において災害復旧費、公害防止事業費、臨時財政特例債償還費等としての基準財政需要額に算入された公債費を引いたもの、それ分の、今の当該年度の普通会計に係る元利償還金、繰上償還分を除きますが、これから先ほどの普通交付税の算定において云々言いましたものを引いたものであります。  これは複雑な計算ですので、また御質問の向きは財政担当の方へお聞きいただきたいと思います。  それから、放漫経営ではないかということですが、それは、そのように私は思っておりません。先ほど加藤議員の御質問にお答えしたとおり、基金というのは目的基金でありますので、例えば、福祉の家をつくる、文化の家をつくるために基金として積み立ててきておるものですから、それ以外は使えないわけですし、その目的で積み立てておるものだから、ほかの目的に使うつもりも私としてはないわけでありまして、ですから、それはそういうふうに御理解いただきたいし、今それを変えたらどうだというお話でしたが、それはできません。  それから、平成こども塾の関係につきましては、これは先ほど教育長もお答えさせていただいておりますが、関連を持ちながらということでございまして、あくまで田園バレー事業の一環としてこれはスタートさせて、子供に自然との触れ合いをさせていきたいということでやっていきますが、決して教育と全く関係ないということは申しませんので、関連を持ちながらやっていくということであります。  名古屋市との合併につきましては、先ほどお答えしたとおりでありますので、御理解賜りたいと思います。そのような、きちっとした、正木議員がよく御説明になりましたけれども、その方式に基づいて、名古屋市の方へは、そういうことになればそのような手続をさせていただきます。  あとは担当の方からお答えさせていただきます。 ○議長(浅井良和君) 持ち時間が終了しましたので、これをもって新世紀クラブ加藤 武議員の代表質問を終結いたします。  この際、暫時休憩いたします。                午後3時05分休憩             ──────────────                午後3時20分再開 ○議長(浅井良和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 公明党中野文夫議員の発言を許します。9番中野文夫議員。              [9番 中野文夫君登壇] ○9番(中野文夫君) 議長のお許しをいただきましたので、3月1日に通告をいたしました事項について、公明党を代表いたしまして質問をいたします。  初めに、子育て支援についてお伺いをいたします。  子育て支援の充実に一貫して取り組んできた公明党の主張により、国の2004年度予算案でも子育て支援は重要課題に位置づけられ、大幅に拡充をされることになったと伺っております。児童手当の小学校3年生までの拡大や、小児救急電話相談を初めとする小児医療体制の整備、不妊治療費の経済支援制度がスタートするなど、さまざまな支援策が盛り込まれております。  本町においても、乳幼児医療制度の拡大、子育て相談Nチャンネルの開設などが盛り込まれ、ありがたいことであります。また、共働き家庭だけでなく、専業主婦の方からも要望が強かった幼稚園での預かり保育が大幅に拡充され、早朝や夜間、休日、長期休暇中などに、いつでも安心して子供を預けられるようになります。  このような国の施策を受け、本町においても、今後、行政、地域、あるいは企業等が協力し、子育てが楽しい社会を実現するため、きめ細かな支援策を粘り強く行う必要があると思いますけれども、当局の御所見をお伺いをいたします。  次に、環境問題についてお伺いいたします。  この問題につきましては、公明党としても、今日まで、ごみの問題、住環境の問題など、いろいろな面で苦言、提言を申し上げてまいったところでございます。住民サイドで見るとき、その成果の姿が見えてまいりません。2005年開催の万博も環境がテーマであります。本町においても、田園バレー事業による東部の環境整備、東部丘陵線を初め道路網の整備など、すばらしいものがあります。  そこで、次の3点について、16年度の予算の中でどのように取り組んでいかれるのか、お伺いをいたします。  一つには、長年の地域住民の悩みでもある鴨田川の悪臭対策について、どのような予算措置と16年度の取り組みを持っておられるか、お聞きをいたします。  次に、EMについて、その後の取り組みはどうされたのか、お聞かせを願いたいと思います。  三つ目に、リサイクルセンター建設に向けての現状と、今後の取り組みについてお伺いをいたします。  四つ目に、環境教育の取り組みについてであります。昨年7月に成立した環境教育法に基づき、環境省は、不登校、引きこもり児童生徒の自立支援の一環として環境教育のモデル事業に乗り出し、自然体験を通じた環境教育が全国的に広がりを見せておりますが、本町での取り組みはいかがでしょうか。  次に、福祉についてお伺いをいたします。  町内7カ所の老人憩いの家の利用状況はどうでしょうか。ところによっては有効に利用されていない家もあるかに思います。今後、有効利用の面から、地域コミュニティの場的利用方法はできないのか、当局の御見解をお伺いをいたしまして、終わります。 ○議長(浅井良和君) 以上で中野文夫議員の代表質問は終わりました。  続いて、これより中野文夫議員の代表質問に対する1項目めの当局の答弁を求めます。  民生部長。             [民生部長 青山 宏君登壇] ○民生部長(青山宏君) それでは、中野議員の子育て支援についてお答えをいたします。  当然本町におきましても子育て支援は重要な課題であり、また施策だというふうに考えております。子育て家庭が暮らしやすい地域づくりや、世代をはぐくむ若い世代への支援が必要であると考えておるわけであります。  具体的には、昨年11月から、妊産婦及び乳幼児同伴の保護者に対しますN−バスの料金の無料化、また、来年度からは、10カ月健診の健康課におきます相談の開始、また、乳幼児の医療費の就学児までの通院費の拡大、母子家庭日常生活支援等の実施、それから、子育て相談Nチャンネルの開設など、来年事業を計画しているところであります。引き続き制度の充実に努めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  9番中野文夫議員。 ○9番(中野文夫君) それでは、まず一つに、Nチャンネルを開設されますけれども、この窓口の担当は職員がするのか、あるいは専門的知識を持った、職員も資格をいろいろ持っておると思いますけれども、一般的に言う職員がするのか、あるいは、専門的知識、技術を持った人がされるのかどうか。また、このNチャンネルの施政方針の中で説明をしてありますのは、子育てに対する悩み事が主だというふうに私は解釈をしておりますけれども、その中で、医療相談はどう考えておられるのか、お聞きをします。  それから、来年度の保育園の16年度受け入れの態勢はどうなのか。また、現在でも入園できずに困っておる人がたくさんみえますけれども、来年度の処置はどうされるのか。あるいは、それと関連をしまして、前の議会でも、あるいはまたこの施政方針の中でも触れてみえますけれども、グリーンロード南地区の保育園を新設する、要は調査設計をするというふうにうたってありますけれども、その辺のことも含めてお聞きをしたいと思います。  以上です。 ○助役(伊藤祥子君) 子育て相談Nチャンネルにつきまして御答弁申し上げたいと思います。  ただいま子供の相談、あるいは子育てに関する相談につきましては、まず児童課、それから健康課、あるいは子供の生活福祉に関することであれば福祉課等も、それぞれ窓口対応で相談に応じております。  実際にお子様を育てている家庭から見れば、どのような相談をどの窓口にしていいかわからないということがたびたび言われております。取りつく口がわからない。それから、ほんのちょっとのことなんだけれども、こんなことを相談に行っていいのだろうかという、相談することにすら逡巡している家庭もございます。そういったところを、まず、取りつく島のわからない方、相談すべきかどうかについても悩んでおられる第1相談過程にある方たちが最初に取りつく窓口として、子育て相談Nチャンネル、まだ仮称でございますが、設置していこうということでございます。  そして、その相談内容により、健康課の育児相談が必要であるとすれば、そちらの方に御案内します。それは、面談であったり、電話での御相談であったり、文書による相談回答であったりします。また、生活福祉にかかわるようなことであれば、福祉課の方にお通ししたり、また、教育学習にかかわることであれば、教育委員会の方に紹介をしていくということで、まず子育て相談Nチャンネルは、とにかく子育て相談についての最初の一歩はここでもいいですよと、ほかにそれぞれ取りつく島がわかっている方はそちらに直接御相談に行っていただいてもいいんですが、わからない方のための初めての相談窓口というふうに御理解いただければよろしいかと思います。  医療相談につきましては、もちろん健康課でも承りますけれども、今後、福祉の家でも、これは高齢者、障害者ということになっておりますけれども、今健康相談等については計画を練っております。これが医療相談という形になりますとまた話は違うんですけれども、健康という観点から言えば、今後は福祉の家の健康相談室でも受けていかれるかもしれません。福祉の家での相談事業につきましては、ちょっと確定的なことは申し上げられないんですけれども、そういったところでございます。  医療相談ということになりますと、医療行為を伴う相談事項ということで、少し難しくなりますけれども、最寄りのどういった専門クリニックをたたけばいいのか、固有名詞を挙げて紹介するわけにいきませんけれども、その流れ、窓口等については御紹介できるのではないかと考えております。  それから、専門の職員配置はいかがかということでございますけれども、嘱託職員を採用いたしまして、相談の受けとめの第1窓口に当たらせたいというふうに思っております。  よろしいでしょうか。 ○民生部長(青山宏君) 保育園の受け入れ態勢と、あとグリーンロード南の保育園の建設についてということであります。  保育園の受け入れにつきましては、鋭意努力してやっております。条件を満たさない方は別といたしまして、おおむね希望者の方につきましては、入園についてはできているというふうに理解しております。ただ、多少御希望の園に入れなかったというケースはあるかもわかりませんけれども、一応必要な方については措置できたというふうに私は理解しております。  それと、グリーンロード南の保育園の調査費であります。これは、以前からグリーンロード南に保育園が欲しいという御要望もありまして、180名ぐらいが通園、現在来ているのじゃないかというような数字もあるようであります。そういったことがありまして、グリーンロード南に1カ所保育園をつくるということで来年は調査をします。  まだ場所等につきましては、具体的にここだということは決定をしておりません。ただ、わざわざ土地の購入ということは考えておりませんので、現在ある用地の中で探すということになると思います。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  9番中野文夫議員。 ○9番(中野文夫君) 相談員は嘱託ということで、安心をするわけです。  例えば、私、健康課にちょっと前に行って話をしたことがありますけれども、「本当にいろんな相談がありまして、相談をしてこられる方に対して申しわけないという気持ちでいっぱいです」というふうに職員が言っておりました。ただそれは、言ってみれば、「合間を縫って適当に答えるしかないんです」と、本当に親身になってきちんと納得できるまで説明をする時間がないということをおっしゃったんです。  それはそうだろうと思う。そのために採用された職員じゃないわけですから、自分の持ち前の仕事が一人前にあるわけですから、それにそうした相談事が入ってくるとなると、余分な仕事になってきますので、その気持ちはわかりますし、そういう点から言っても、窓口応対をされる方は、そうした嘱託の方を配置していただくということですので、その旨充実を図っていただきたいことは、これはお願いをしておきます。  それから、保育園ですけれども、ことしはそれぞれの園の定員数で対応できる人数なんですか。全体とすれば、ことしのあれを聞くところによりますと、町全体とすれば枠は何とか埋まる。というのは、長久手の西の方から東の保育園まで、上郷までというね。しかし、それはできないという、それなら入れませんという冷たいことじゃなくて、それぞれの園で、ことしの定員数はどうなのか、その辺をちょっとお聞かせください。  それから、これをぜひやめていただきたいと思うんですけれども、もし私が古い資料で話をしておったら失礼をしますけれども、今保育園に入るときに、親御さんの就労証明書が必要ですね。これは私はいいと思うんですけれども、その就労証明書を半年ごとの提出を求めてみえると思うんです。これは、変わっておれば変わっておるで結構ですが、変わっていないとするなら、私はこれは必要ないと思うんです。  それは、昔から言いますと、昔は保育園に預けるというと、本当に預けて自分が働かなければ生活が成っていかないという時代でありました。そういうときに、働かなくてもいいのに保育園に入れる、そういうのをなくするためにつくられた制度だと私は思っておるんですけれども、今は違うんです。今は、働かなくてもいい人も保育園も幼稚園も入れる時代なんです。入っていなければおかしいというか、そういう見方をされるというか、そういう時代なんです。  そういう観点からいきますと、半年ごとに親御さんの就労証明書の提出を求めるということはいかがなものかと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょう。
    ○助役(伊藤祥子君) 平成16年度4月1日現在の保育園児の入所受け入れにつきましては、定員の範囲内でクリアできております。東保育園については、定員数を割っております。また、長湫地区の保育園につきましては、希望が多くて定員を超えております。その定員を超えた児童あるいは家庭には、できたら、ゆとりがあるならば東保育園の方に通園をしていただきたいということで、第2希望でそちらの方に通っていただける方が10名足らずいたと思いますが、そういったことを含めて考えていただければ、定員内で入所を受け付けております。  それから、6カ月ごとの就労証明なんですが、これは、私ども今でもやっております。と申しますのは、やはり臨時的雇用でお勤めになっておられる方につきましては、半年間で雇用契約が切れることになっております。それで、次の就労を確認するということと、それからまた、働いている間に、待遇、給与等が多くなったり下がったりすれば即保育料にかかわってまいりますので、そのチェックも兼ねて、やはり半年に一度就労証明をとらせていただきたいというふうに思っております。今後ともそうさせていただこうと思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。民生部長。             [民生部長 青山 宏君登壇] ○民生部長(青山宏君) それでは、中野議員の環境問題についてお答えいたします。1番、2番、3番につきましては、私の方で一括答弁をさせていただきますので、お願いいたします。  1、鴨田川の浄化対策についてであります。鴨田川の浄化対策といたしましては、鴨田川流域の下水道整備は昨年度までにすべて完了をしております。この流域の下水道接続率は、現在おおむね84%であります。今後も下水道への接続の促進に取り組むことにより、鴨田川の水質浄化が図られるものと思っております。  2番目、EM菌についてでございます。EM菌につきましては、その後の取り組みについてということでありますが、EMを活用した環境活動を行っている自治体について、情報収集を担当課の方で行いました。事例としましては、地域や学校が環境活動の一環として、河川の浄化活動を実施している団体に対し、自治体が採取した水を水質検査などを行うという形で支援を行っている事例が岡崎市を初め多数であります。また、海岸で発生をする悪臭除去対策として、有機物の分解促進を目的としてEMを活用した取り組み事例を初めとするさまざまな事例も収集をいたしてきたところであります。  このように、EM菌の活用について、各地域で積極的に取り組んでいる事例は多くありますが、その多くは自治体が直接に実施しているものではなく、水質調査など間接的な支援をしているという状況でありました。一部の自治体では、EM菌を導入して活用している事例もありますが、本町の対応としましては、現在のところ、EM菌を直接または間接的に導入した自治体からその効果が公表されていないというような理由から、現在のところ、EM菌については慎重に考えております。  河川浄化につきましては、いかなる方法を導入するかは別といたしましても、地域住民の御協力が大変重要と思いますので、ひとつ御協力の方もよろしくお願いをしていきたいし、啓発もしていきたいと思っております。  それから三つ目の、リサイクルセンターの件であります。これは、清掃センターということで回答させていただきます。  仮称清掃センターの建設の推進状況についての御質問でありますので、お答えします。現在、候補地といたします土地の地権者の同意及び隣接地権者の承諾はいただいたところであります。長久手町の宅地開発に関する指導要綱の提出、それから、農用地域除外申請を行うための書類の整備、また、収用事業認定に係る県の収用課との打ち合わせなどを行い、提出に向けた指導を現在仰いでいるところであります。  いずれにいたしましても、仮称清掃センターは、住民の皆様の関心が高い施設でありますので、できるだけ早い時期に建設できますよう、最大の努力をしていきたいというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(浅井良和君) 教育長。              [教育長 青山安宏君登壇] ○教育長(青山安宏君) それでは、4番目の、環境教育の取り組みについてお答えしたいと思います。  環境教育は、学校生活全般を通じて実施されております。教科としては、1〜2年生の生活科、理科、社会、家庭科などで扱っております。なお、教科外で、学級活動の時間、または総合的な学習などで学んでおります。身の回りのごみの問題や、節水、節電その他、節約に関することなどは、学校がISO14001の認証を受けていることなどで意識を高めています。これからは、環境教育がますます重要視されてくると思いますので、そのつもりで充実を図りながら実施していきたいと思っております。  また、平成こども塾が活用できるようになれば、休日や長期休業日には、家族や友達と、また学校教育の時間の中でも、自然の中で体験することにより、より身近に自然環境保持の大切さやありがたさを直接体感することになり、今後の生活によい影響を与えることになると思います。  また、環境教育法の制定に従いまして、不登校児童生徒の扱いですが、当町にはN−ハウスがあります。そこに運動場があるということについては非常にタイムリーだと思っておりますが、そのほか、校外学習、徒歩やバス、N−バスなどを使って、できるだけ自然に親しめるように学習をしているところであります。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  9番中野文夫議員。 ○9番(中野文夫君) では、最初に、鴨田川ですけれども、これは建設部長に。  下水道が完了し、接続率も上がりまして、浄化するであろうと言われましたけれども、今度の夏は悪臭は出ませんか。長期的にどうかという。  これは当たり前のことでして、当然それは、私たちもその理解をしております。下水が完備をされて、全世帯が接続をされますと、鴨田川にはそうした汚水は流れていかないだろう、そうすれば、浄化もするであろうということは認識をしております。しかし、長年言われてきたことなんですよ。ここ2〜3日前から話が出たんじゃないんです。もう数年前から悪臭がして困ると、何とかしてほしいという話があるわけです。それを、今もって下水道が完備したからと。  最初に申し上げたように、ことしの夏、悪臭は本当に出ませんか。それを私は言いたいんです。住民の人たちにどうして取り除いてあげるんだということを言っておるんです。その辺の取り組みはどうなんですか。  ことしの、もうすぐ来ること、目の前のことをどう住民の人たちにしてあげられるのか、してやろうとしておるのか、そのことを、この16年度の予算の中で。今言い出したことじゃないんですよ、さっきも言ったように、もう何年も前からしておるんだから、あれだけ言われるんだから、何とかしようじゃないか、16年度の予算の中で何とかしようじゃないかということを何で考えぬのですか。そのことについて、ひとつお聞きをします。本当に困ってみえるんですから、お願いします。  それから、EMについてですけれども、ちょうど時間の中で、まだまだ本町においてはEMに対する理解度というのは非常に低いです。そこで2〜3、理解を深めてもらうために、私は、実際取り組んでいるところの自治体の紹介をして理解を求めたいと思います。  実はここに、福井県の宮崎村というところがあるんです。「そりゃ、人口の小さいところと4万数千人がおる我が町とは比較できぬ」と、そう言うんじゃなくて、こういう取り組みをして、小さければ小さいなりの結果が出ておるということを理解していただきたいんです。ここは、木村さんという村長さんなんですけれども、村長みずから取り組んでおるんです。  どういう効果が出ておるかといいますと、途中からですけれども、生ごみにEMぼかしを使って処理を始めてから、量がぐんぐん減ってきたというんです。大体、全国平均、1人で1日に1キログラムのごみを出す。しかし、その宮崎村では、平成8年、9年は280グラムから300グラムしか出ていません。  周辺の市町村と共同でごみ焼却施設を持ち、費用を各市町村で負担している。ここも一緒ですけれども、その費用が以前より600万円から700万円も少なくて済むようになったと。ちなみに、全戸数1,000戸の町だそうですけれども、約4分の1がEMぼかしを利用している、こういう成果も出ておる。  それから、汚泥の処理です。これは私、ぜひ香流にも提案をしたいと思っておるんですけれども、汚泥の処理運搬費用に1トン当たり2万円かかります。仮に月15トン汚泥が出たとすると、月30万円、年間360万円の支出となります。ところが、今では年間24万円程度の運搬費しかかかっておらず、EMの購入費を加えても年間50万円であがっている。この約300万円の差は、今の宮崎村にとっては大きいですという村長の談話です。  そういうことだとか、それから、ここで地場産業としてピーマンをたくさんつくってみえるそうですけれども、物すごく収穫が上がったというふうに出ております。そのように、いろんなところで取り組みをされて、実績が上がっていることは間違いありません。  聞くところによりますと、尾張旭市でも、16年度で試行的に取り入れるという方針を打ち出したそうであります。  それから、南知多町に行ってきたんですけれども、ここは、行政が一生懸命取り組んでおります。現実に私たち連れて行っていただきまして、二つの河川に流しておりました。一つは上流の方で、点滴式にぽとんぽとんと落としております。一つの川は、ちょうど内海海岸の近くの川でしたけれども、軽トラックでタンクを積んでいって、一挙にホースで流して、定期的に流している。  まだ数カ月しかたっていないときでしたけれども、やはり住民の方からは「悪臭が消えた」、そのように報告がされておりました。じゃ、経費的にどれだけかかるかというと、生産装置の購入だとか、あるいは材料費、消耗品費、生産委託費、講師謝礼、そうしたものをひっくるめて年間180万円で南知多町はやっておるんです。そして、地域婦人会、あるいは地域の方々に協力を求めて一生懸命取り組んでいる。  これはやはりやっていただきたい。やっていかなければ、また、やっていく価値があると私は思っておるんですけれども、その辺のことを今後どうされていくのか。と同時に、今田園バレー構想の中でいろいろと施策を考えてみえますけれども、私はその中にぜひ、もともとEM液というのは、先般の議会でも申し上げましたように、土壌改良をするための開発でありまして、そのもともとの利用方法として「たがやっせ」等の中でぜひ使ってみてはどうか、そうしたことを行政側が積極的に推奨をしたらどうか、そんな考えはどうかということをお聞きしたいと思います。と同時に、また、平成こども塾等でも、ぜひこれは利用していただきたいと思っております。  また、これは私の体験でありますけれども、このEM菌をお風呂に入れることによって、非常に入浴後の温かさが保たれる。同時に、お風呂のおけに入れることによりまして、お風呂にカビが生えない。あるいは、それを流すことによって、私のところは下水がありませんので、側溝に落ちていくわけですけれども、そうした側溝の悪臭除去というか、汚泥等の分解につながっていく。いろいろ私もやっていますけれども、確かに効果があるのは間違いありません。そんなことをぜひ頭に置いていただいて、今後このEM菌の取り組みをさらに広げていただきたいと思いますけれども、どうでしょう。  それから、リサイクルセンター。これ、何人かの人もしましたけれども、去年の質問をしたときに、来年ぐらいにはつくれるのかなという、来年というのは16年度ですが、16年度ぐらいには建つだろうという期待と思いをしてきましたけれども、どうも16年度の中でも建たない。ちらっと聞いたところによりますと、19年ごろだというようなことを聞きましたけれども、私の聞いたところですからそれは定かではないですが、とんでもないことだ。長久手町で一番早くつくらなきゃならないのは、私はリサイクルセンターだと思うんです。  何がまちづくりセンターですか、あんなもの、ぽーんと出てきただけじゃないですか。じゃ、まちづくりセンターのNPOや、そうしたボランティア活動の方々が実績があるんですか。本当にこういう活動をやって、一生懸命やればやるほどそういう場所がないんだと、それならつくってあげましょうというのが普通じゃないですか。ただ、そういうものがある、じゃ、活動の場をあげますからと先につくってやるなんて、聞いたことがない。  まだまだ幾らでも使うところはあるじゃないですか。文化の家の和室の会議室なんかほとんどあいておるじゃないですか。そういうところを使わせて、実績をつくってからまちづくりセンターをつくったっていいじゃないですか。それよりも先に、このリサイクルセンターをつくるべきだと思うんです。  また、例えば私が言うように、19年じゃないと言うならいいけれども、18年度でも、17年度でもいいけれども、その間、あそこの作業員はあんなところに置いておくんですか、まだずっと。           [「中野さん、冷静に」と呼ぶ者あり] ○9番(中野文夫君) (続)いやいや、強く言っておかぬと、これはつくらんのです。       [「サテライト会場もやめてつくればいい」と呼ぶ者あり] ○9番(中野文夫君) (続)ね、本当に。何だかんだって、平成こども塾だって、そりゃいいよ、後でまた言うけれども。そりゃいいけれども、まちづくりセンターだとか何だとそっちには金をかけるけれども、何でこんなのがおくれるんですか。用地はたくさんあるじゃないですか。買おうと思えば買えるじゃないですか。そうして「環境だ。環境だ」「リサイクルだ」と、何を言っておるんですか。  もっともっと本当に真剣に考えてほしいと思うんですけれども、町長、どうですか、このリサイクルセンターを早めに。どうも聞いておると、16年度で用地買収して、それから設計をして17年度、下手をすると18年度ですよ。そんなところまでかわいそうでしようがないです。町長や助役ね、あそこへ行って昼休憩しておってごらん。  そういうことで、ぜひリサイクルセンターについての考えを再度お聞きをしたいと思います。  それから、教育長、環境教育で、長久手の中で自閉症や注意欠陥、それから多動性障害、学習障害などの発達障害や知的障害、そうしたものが大きな問題になっておりますけれども、長久手の実態はどうなんでしょう。あそこのN−ハウスで対応するということは聞いておりますけれども、実態はどうなのか。あるいは、そうした方々に対して今までどおりN−ハウスで対処できるのかどうか、お聞きをしたいと思います。  以上です。 ○建設部長(與語芳樹君) 鴨田川の浄化対策ということで、ことしの夏大丈夫かという御質問なんですけれども、確かにこの鴨田川、流域面積が非常に広くて、町の全体からいきますと約12%、250ヘクタールぐらいの区域の流域がございます。そういった中で、人口を見ますと、4万2,000人の定住人口から見まして、約1万6,500人がこの鴨田川流域に住んでみえるということで、人口にしますと4割、また、この区域については、商店街等、非常に人がたくさん集まるそういった商店もありますし、施設もあるということで、非常に多くの家庭排水あるいは雑排水が流れてくるという状況がございます。  そういった中で、やっと昨年度までで面整備が全部完了しました。そうしたことで、下水道課の立場でいきますと、接続率の向上ということで、できれば100%の方に接続していただいて、いい環境の川にしていきたいというふうに思っています。  それからもう1点、これは特定の人からの申し込みがあって、今せせらぎの径というのは地下水をくんでおるんですけれども、これを流す量を今非常に絞っております。こういった部分について、夏場については、やはり水量を多くして、できるだけいい環境にしていけないかというふうに思います。  それから、川にEMをというようなことの御質問かと思うんですけれども、今建設部の方では、ちょっとそうしたデータを持ち得ていませんものですから、この部分についての答弁ができなくて申しわけないです。  それから、「たがやっせ」でEMを使ったらということなんですけれども、今「たがやっせ」の方では、ここを利用してみえる方あるいは指導してみえる方たちが共同で、家庭から出る生ごみを持ち込んでみえて、そういった中で堆肥化の実験をしてみえます。そういったところで、必ずしも行政だけではなくて、そういった方たちの力もかりながらできたらというふうに思います。  それから、平成こども塾でというお話もあったんですけれども、これについては、具体的な事業の内容が進んでいく中でまた検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○民生部長(青山宏君) それでは、EM菌の今後について少しお答えします。  今三つほど事例を紹介していただきました。南知多町は少し担当の方で聞いてきたようであります。確かに、住民の方からは「においが少しなくなった」というような話が入ってきているということは伺っております。ただ、データであらわれていないということが事実のようでありまして、評価というのは大変難しいかなというふうに思っております。  たまたま今のお話で、私は知らなかったわけですけれども、16年度から尾張旭が導入するということでありますので、これを注意深く見させていただいて、状況によっては検討しようかなというふうに思います。データとしまして、何といいますか、いいような気もせぬわけではないのですが、いま一つ決め手が欠けるといいますか、私どもがこれを導入しようというのに決め手が欠けるというところが一つ気になっておりまして、なかなかその方向に向かないということであります。  客観的なデータで数値が出るような状況がありますと、大変進みやすいかなという気がしていますけれども、今まで私が聞いている限りにおきましては、観念的な部分での効果というところは耳に入ってきますけれども、なかなか科学的なデータというのがないという、そんな感覚でおります。  それと、リサイクルセンター。これは、将来のことですから絶対ということは何とも言えないわけでありますけれども、現在の予定でいけば16年度中に用地を確保して、17年の秋はどうかと思いますけれども、17年の秋から冬にかけてぐらいに完成できればというような予定を立てておるようであります。一生懸命努力したいとは思っていますので、ひとつ御理解を願いたいと思います。  以上です。 ○教育長(青山安宏君) それでは、いろんな障害を持っている子がどれぐらいいるかということなんですが、お医者さんにこの人はこういうふうですよと診断を受けた子ばかりではなくて、学校がそうではないかという、そういうような、今までのお医者さんの話だとか、今までの行動だとかを見て、軽度発達障害と言ったらいいでしょうか、そういうような児童生徒は51人あります。その子については調査がありましたので、これは間違いない数字です。  そのほかに、不登校の児童生徒ですが、不登校の生徒は、登録がしてあっても来ていない子、登録はしていないけれども来ている子という、そういういろいろありますが、1日に大体多いときで7〜8人、少ないときで2〜3人ぐらいはN−ハウスへ来ております。N−ハウスは、指導員が1人、それから指導員をサポートする人が1人、あとはボランティアの方が来ておっていただきます。ことし中学校3年生を卒業する子でN−ハウスへ常に来ておった子が、2人卒業式を迎えました。学校へ行って、普通の子と全く同じように卒業式ができております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  9番中野文夫議員。 ○9番(中野文夫君) 民生部長、お願いします。  16年度で、確かに予算書にも用地取得の数字が上がっておりました。それで用地を買って、17年度でつくる予定だということでありますけれども、その用地候補地はどこですか。どこに決められたのかということが一つ。  それから、センターの内容はどのようなものを考えてみえるのか。先ほど言いましたように、まちづくりセンターをわざわざつくらなくても、もうちょっと待たせておいて、リサイクルセンターの一室をとか。そこで何か物をつくるとか何とかじゃないんですから、会議を開くだけのことなんですから。  そういうセンターの規模だとか、内容だとかというを持ってみえるから用地をどこにしようとかというふうに決められたと思いますので、内容と、その用地はどこなのかということをお聞きをします。  それから、これは、教育長にはぜひ取り組んでいただきたいということで申し上げます。  長久手でも今51人という数字を聞いてびっくりするわけですけれども、文部科学省の調査によりますと、不登校の小中学生の数は、2002年度で約13万1,000人ほどおるというふうに発表されております。そういう不登校や引きこもりの子供たちを対象としたものを含めて、環境教育に力を入れる傾向にあるというふうに、国としても力を入れていかなきゃならないということを言っております。  また、そうした環境教育を取り入れているところで、やっぱり自治体単位でも、例えば、滋賀県では琵琶湖での独自の環境学習船を使った学習だとか、あるいは幼児期から環境意識を高めることを目的としたエコ幼稚園の指定だとか、あるいは、これは愛知県ですけれども、燃料電池を使った高校生だけのエコカーレースの実施だとか、それぞれ各地域で取り組んでおります。  長久手としましても、平成こども塾だとか、いろんなそうした子供を自然に親しませる、自然に触れさせようという計画を持ってみえるわけですから、その中で、ぜひこの環境教育に力を入れていただきたいことを申し上げて、答弁は要りませんけれども、この項についての質問は終わります。  民生部長だけお願いします。 ○民生部長(青山宏君) それでは、リサイクルセンターのことにお答えいたします。  まちづくりセンター云々ということは、ちょっと私から答えられませんので、これはちょっと遠慮させていただきます。  リサイクルセンター、清掃センターという名前の方を予定しておるわけでありますけれども、場所につきましては、役場の東側を予定しております。あの田んぼであります。どこかはわかると思います。約2,700平米程度を16年度に購入の計画をしております。  建物につきましては、今の計画によりますと、1,600平米ぐらいのもので2階建てということを想定し、事務を進めております。中身については、清掃事務所、今の職員の事務所、それと、資源回収ステーションみたいなものを少しつくりたいというふうに思っています。それとあと、ごみとかそういったものの展示室とか、会議室とか、そんなものをつくった清掃センターということで建設を予定しております。 ○議長(浅井良和君) 次の項目の当局の答弁を求めます。民生部長。             [民生部長 青山 宏君登壇] ○民生部長(青山宏君) それでは、憩いの家の利用状況についてお答えをいたします。  老人憩いの家は、現在町内に7カ所あり、毎週月曜日及び年末年始を除きまして開所をされております。管理につきましては、現在、長久手町の老人クラブ連合会に委託をしており、それぞれの地域に属する老人クラブの会員の方が当番制で管理に当たっていただいております。  利用状況につきましては、各老人クラブの会合や、趣味の活動、それから本町の健康課、社会福祉協議会が出向いて実施しております高齢者いきいき倶楽部など、高齢者の健康増進や自主活動などに幅広く利用されております。  地域コミュニティの場としての利用についての御提案でもあるわけでありますが、もちろん現在でも、老人クラブの会員の方に限らず、60歳以上の方につきましては御自由な使用をということでお願いしております。また、それ以外の年代層の地域コミュニティ的なことに対しましては、利用状況等も見てみまして、老人クラブとかそういったところに少し御相談させていただいて、検討してみたいなと思っておりますので、お願いをいたします。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  9番中野文夫議員。 ○9番(中野文夫君) ぜひ今答弁されたようなことで取り組んでほしいんですけれども、さらに、7カ所の中で、使われている、有効利用されているところと、されていないところの差が非常に大きいんじゃないかなと思うんです。  例えば、岩作の椿荘なんかは、そう使われていない。上郷の方に行きますと、当番制で、お年寄りの方が集まって、いろいろと雑談をしてみえる姿はちょこちょことお見受けをするし、またお聞きをします。しかし、今申し上げた椿荘なんかは、ほとんど使われていないような気がするんです。  そういうところを、縦割りじゃなくて、もうちょっと地域の子供たちもひょいひょいと遊びにいけるような、そういう利用方法。確かに、つくったときと目的が違うと言えば違うんですけれども、そんなもの、長久手にある建物なんですから、表現は悪いかもしれないけれども、黙っておけばいいわけだ。使おうと思えば使えるわけですから、もっと子供会に使わせたり、いろんなところに使わせる。  ましてや、それこそ、さっきの話じゃないけれども、まちづくりセンターはあれを利用させればいい、毎日毎日そこで会議をやっておるわけじゃないんだから。一つの例えですけれども、そういう地域にもっと使っていただくという、子供とお年寄りだとか、あるいは子育ての若いお母さん方とお年寄りだとか、何とかいろんなことを企画立案して、使える方法を考えたらと思うんですけれども、どうですか。再度お願いします。 ○福祉課長(加藤八州夫君) 実態について、議員言われるように、利用が少ないという実態もございます。先ほど部長が言いましたように、今後とも老人クラブ等の方とも相談しながら前向きに考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。            [「まあ、いいです」と呼ぶ者あり]  続いて、これより、公明党中野文夫議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。  1番水野とみ子議員。
    ○1番(水野とみ子君) 今リサイクルセンター建設の話が出ましたけれども、このリサイクルセンターは、清掃センターとおっしゃいましたけれども、私たち主婦は、本当に今ごみ減量ということにすごく関心を持っております。したがいまして、日進にあるようなエコドームですね、そういうものも一緒につくるというか、そういう計画をぜひこれはしていただきたいと思うんですけれども、その点、お伺いいたします。  それから、加藤町長に伺いますけれども、環境教育ということについてであります。地球環境は、今危機的状況にあります。あと数10年で破局を迎えるという学者の説もあります。  2002年8月26日から9月4日までの10日間、南アフリカのヨハネスブルクで環境開発サミットが開かれました。日本のNGOの提唱を受けまして、日本政府がサミットで正式にそれを提案し、その年の12月の国連総会で、2005年からの10年を「持続可能な開発のための教育の10年」とすることが決議されました。環境に配慮したライフスタイルに転換をし、環境への影響が少ない経済社会を構築していくためには、私たち1人1人が意識を変えていくことが大切であります。  人間は、周りの環境に生かされているという考え方を原点に置き、小さいころから、また大人になってからも、環境の悪化、汚染といった問題に関心を持ち、自然との共生への認識を深めていくような教育システムをつくり上げることが大切と考えます。最も感性が豊かで吸収力に富み、創造力や創造性が大きく伸びる子供の時代、この時期こそ環境教育を行う意義は大きいと思います。  最初に申しましたように、2005年からの10年が「持続可能な開発のための教育の10年」、そして、この2005年に本町がメーン会場となり開催される環境万博「愛・地球博」、これは時を一にするということで、とても偶然とは思えないわけです。環境教育、体験学習という、そういう面から、長久手で行われるこの「愛・地球博」、環境万博は、永遠に残る万博であると私は思います。  ぜひそういう環境教育とか体験学習の面から、子供たちをこの「愛・地球博」に御招待をしませんか。そして、これを機に、本町として環境教育宣言をするということはいかがでしょうか。先ほど町長から、蛍を飛ばす、そういうところもあるというふうに伺いましたけれども、香流川の源流が万博会場のすぐそばということでもありますので、本当に川をきれいにして、蛍が飛び交うロマンの町など、夢を持てるようなものがいいと思いますけれども、加藤町長の御意見を伺いたいと思います。  以上であります。 ○民生部長(青山宏君) それでは、リサイクルセンターのことにお答えいたします。  日進のエコドームのようなという御希望であります。今回、私ども今、清掃センターという名前を仮称で言っていますのは、先ほど中野議員からも御指摘があったように、清掃事務所の移転の問題もあります。それで、今度の建物につきましては、清掃事務所、清掃職員の詰め所も中に入れようというふうに計画していますので、スペースの問題もありますから、エコドームみたいなものをやれればという気はないわけではありませんが、どの程度のものかということについては今はっきり言えませんけれども、できる限り、せっかくの施設ですので、リサイクルセンターに近いようなものができればというふうに思っていますので、可能な限り努力したいと思いますので、御理解願いたいと思います。  以上です。 ○町長(加藤梅雄君) 私に御質問をいただきました環境教育の問題ですが、これは非常に大切なことだと思います。博覧会も環境万博と言われておりまして、それぞれの国々、また我が国もそうだと思いますけれども、そういったテーマに沿った展示とか、いろいろな催し物も開催されていくと思って期待をしております。したがいまして、小中学生の社会教育という面から、ぜひ博覧会への見学ですか、学習を兼ねてぜひとも行っていただくように、予算措置も来年はしていきたいと思っております。  子供たちが環境に溶け込むということは、非常に大切なことであります。田園バレー事業も、そういった面から、市民農園についても、家族で、子供たちも一緒に来ていろいろ、夏野菜をつくったり、いろんな農作物をつくったりして、土と親しむ体験、そしてまた、収穫の喜びということをやっております。  また、障害者におきましても、三ケ峯でそういったことをやっておられます、「かわせみの会」というのもありまして。そういった人たちにも、ぜひ対策を考えないといけないということで、福祉農園のところでも、障害者にも体験していただけるような農場を、これはハウスになるかもわかりませんが、健常者とともに日々を過ごしていただけるような環境をつくろうと思っています。  そして、長久手もいろんな、ビルでの生活といいますか、共同住宅あるいはマンション、いわゆるコンクリートの中での生活をしていらっしゃる方が非常に多い。ですから、平成こども塾等、ああいった自然環境のところへ家族連れで来ていただいたり、そういう環境に触れていただく。その隣には山もございますし、いろいろな工夫をすれば、子供たちにそういう自然体験をさせることもできると思いますので、そういった環境づくりをしていきたい。  教育の面は、それぞれ学校においてやっておっていただけるものと私は確信しております。その辺、補足するところがあれば、現場のことについては教育長からお答えいただきたいと思いますが、私は、今は環境という問題が大テーマになっておりますので、学校教育の中でもこれは推進されているというふうに思っております。  以上でございます。 ○教育長(青山安宏君) 御質問の環境教育についてですが、各学校とも、先ほどお答えしましたように、14001に認証を受けておりますので、そのつもりで子供たちも取り組んでおります。昨年認証を受けたところですので、実際の効果のほどはまだちょっとよくわかりませんが、きっといい結果が出ると思っております。  それから、そのほか、環境教育といいましょうか、学校だけではとてもできませんので、ぜひ家庭の協力が要ると思います。以前、これは日本の話じゃないのでいかぬのですが、スイスのツェルマットというところへ行ったときに民宿みたいなところへ泊まったわけですが、そこでは、子供のお母さんに、そこの民宿の日本で言うとおばさんなんですが、聞きますと、小さいときからごみの分別だとか何か、みんな家庭でやっておるんだと、学校なんかの力をかりていないということですので、ぜひ家庭の力、お父さん、お母さん方の協力をぜひお願いできたら、どういう格好でお願いしたらいいかいまだ頭の中にありませんが、そういうふうにしてやっていけたらと思っております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 以上で関連質問を終わります。  これをもって公明党中野文夫議員の代表質問を終結いたします。  次に、町友クラブ青山作市議員の発言を許します。14番青山作市議員。              [14番 青山作市君登壇] ○14番(青山作市君) 皆さん、大変お疲れと思いますが、最後でございますので、ひとつよろしくお願いいたします。  では、通告書に基づいて、町友クラブを代表いたしまして質問をさせていただきます。  まず、第1項目め、合併についてでありますが、先ほど新世紀クラブへの答弁がございました。名古屋市と合併についての質問で、大体私の方も察したところでございまして、法定数に達すれば町行政で対応するというようなことでございますので、1点目については控えさせていただきまして、2点目でございます。  町長は、合併そのものについてはどう考えておられるか、お答えください。  続いて、2項目めでございます。区画整理組合の現状と展望についてであります。  これにつきまして、この間、3月2日の新聞でございますが、瀬戸市で3組合に10億円余りの助成をというような新聞が出ましたので、ちょっと私も関心のあるところでございますので、読ませていただきます。  瀬戸市品野西土地区画整理事業が、宅地分譲開始から5年を経て3割弱の保留地しか売れず、危機に直面していることなどを受け、瀬戸市は、土地区画整理組合等助成要綱を一部見直して、4月から施行する見直しに伴い、品野西を初め幡野東、塩草の三つの土地区画整理組合に対して、市は、新たに計10億円余りの助成金を事実上救済として投入することにしたというようなことです。  今回の見直しと96年の施工内容を遡及適用することで、品野西は組合が賦課金を3億円徴収することを前提に、市は助成金約6億3,000万円を増額、従来の助成金と合わせて助成額は約13億円となり、品野西の総事業費30億円6,000万円のうち、約4割を助成金で賄うことになる。また、幡野東も、現時点の清算では、従来に比べて助成金が約2億8,000万円、塩草も約1億7,000万円膨らむ。市都市整備課は、今回の要綱見直しに関して、経済情勢が激変し、今のような事態が予測できなかった。見通しが甘かったと言われればそうだが、事業を終結させることが大切と説明をしておられるということです。  我々の組合も、そういった事業で大変苦しんでおるということで、1、南部、中部、岩作第一等の現状はどうか。  2、中央地区の区画整理の現状はどうか。  3、これからの組合における問題点は何か。また、将来明るさは見えるか。  4、HSSTの駅周辺の開発は、将来の当町にとって必要と思うが、どう考えているか、答えてください。  そして、最後に、3項目めとして、前熊営農組合の現状と今後の元桃畑の利用法についてであります。  1、現在この組合はどうなっているのか。  2、今後どうするのか、聞いておられるか。  3、役場として、ソバだ、菜の花だと今は植えているようだが、そんなことではなく、何か利用計画があるか、答えていただきたい。  以上で登壇しての質問を終わります。 ○議長(浅井良和君) 以上で青山作市議員の代表質問は終わりました。  続いて、これより青山作市議員の代表質問に対する1項目めの当局の答弁を求めます。  町長。              [町長 加藤梅雄君登壇] ○町長(加藤梅雄君) 名古屋市との合併につきまして青山議員から御質問がございましたので、答弁させていただきます。  名古屋市との合併につきましては、先ほど加藤議員にお答えしたとおりでありまして、住民発議がなされれば、合併特例法によりまして、所定の手続をし、適切に対応してまいりたいと思っております。  2番目の、合併そのものについてはどう考えているかということでございますが、基本的には、住民の意思を十分配慮し、尊重しなければならないと思っておりまして、現在のところは考えておりません。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  14番青山作市議員。 ○14番(青山作市君) 住民の意思をよく聞いてということでございますが、私は、長久手町で生まれて長久手町で育ったというようなことで、長久手町に大変愛着を持っておる1人でございまして、そこらじゅうの合併問題で、名前でもめてうまくいかなかったというような町が多々ありますが、私も、そういった面では、どこと合併しても長久手市ということで、そんな強い気持ちでおります。町長もひとつ、長久手で生まれて長久手町で育った町長でございますので、私と同じような気持ちで長久手町をしばらく頑張っていただきたいと、こんなふうに思って、要望でございます。お願いします。 ○議長(浅井良和君) 答弁はよろしいですか。  次の項目の当局の答弁を求めます。建設部長。             [建設部長 與語芳樹君登壇] ○建設部長(與語芳樹君) それでは、2項目めの、区画整理組合の現状と展望についてということで、4点御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。  まず、組合の状況ですけれども、長湫南部は、平成14年11月に仮換地指定を行い、積極的に事業推進しており、15年度末からは保留地処分を開始することとなっています。また、万博開催までには、片平竹の山線及び長久手西部線の一部を供用開始する計画となっております。次に、長湫中部の進捗率は、事業費ベースで91%となっており、工事は終盤を迎え、確定測量も平成16年度で完了する予定となっております。今後も保留地処分を積極的に進め、換地処分に向けて字名字界変更、清算金の算定等の事務を進めていく予定です。岩作第一につきましては、平成12年12月に換地処分し、事業期間が平成16年度までとなっており、保留地の処分を残すのみとなっております。  長久手中央地区の現状につきましては、平成14年4月に発起人会が発足し、仮同意書の収集を行っており、現在、仮同意率73.4%となっております。今後は、仮同意率85%になり次第、町に対し技術援助申請をしていただき、計画案の作成等を進めていきたいと考えております。  次に、組合の問題点ですが、昨今の経済状況から、いずれの組合にしましても、保留地をいかに処分するかが課題であり、町としましても、積極的に指導してまいりたいと考えております。  次に、HSSTの駅周辺の開発のことでございますけれども、古戦場駅周辺は、総合計画でも町の核としての位置づけをしており、現在、発起人会において仮同意書を収集しているところでございます。町といたしましても、1日も早く組合を設立できるよう努力してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  14番青山作市議員。 ○14番(青山作市君) 済みません。先ほど、南部の保留地の売れるようになるのはいつからと言われましたか。         [「15年度末、今年度末からです」と呼ぶ者あり] ○14番(青山作市君) (続)今年度末からもう保留地が処分できるの。              [「はい」と呼ぶ者あり] ○14番(青山作市君) (続)わかりました。  15年度からもうできると言っても、なかなかそんなわけには。下水やら、水道やら、ガスやら、いろいろなものが全部きちっとできて初めて保留地を買いに来てくれるんだけど、中部でも下水のないところやら何でかはなかなか売れなかったから、そういうところを最初から、下水や何もかも整備できたところからやってきたわけです。15年から保留地処分するといっても、そんなわけにはなかなかまだ、南部の状況を見ると、保留地ができるような状況ではないと思うけど、ちょっとはもう売れておりますか。         [「3月末だ」「15年度末だから」と呼ぶ者あり] ○14番(青山作市君) (続)そうか、まだこれからか。  そういうことで、なかなか南部の問題もそんなに簡単に売れるとは思いません。そういうことで、今の補助金が南部は61億円ぐらいが全体で最終的には、県と国と町の補助金が61億円ぐらい出るということだと思いますが、そこで、今現在15億円ぐらい出ておりますか。そんなことでは、なかなか仕事が進みませんので、早く国から、県から補助金をいただいて、仕事を進めていただくように、ひとつぜひ、この南部についてはお願いしたい。これからのところですので、これは早く保留地処分ができるように、町行政がやっぱり目を通して進めていただきたいと、こういうふうに思っております。  中部については、今91%ぐらい進んでおるということですが、中部もまだ借金が24億円ぐらいあって、大きな借金を抱えて、理事会でもみんな震っておるような状況でございます。本当に、なかなか保留地が売れていかない。1年間5億円ぐらい売れるか、売れぬかのところですが、なかなか24億円売ろうと思うと大変なことです。  そういうことでございますので、さっきの瀬戸のように、賦課金を集めたり、助成金を入れるというような状況になっては大変でございます。そういうことで、今のこの段階だと、中部の整理組合も、事業計画どおりで行けば何とかおさまる状況でおります。そういうことでございますので、できるだけ何とか協力していただいて、早くこれも進めていただきたい。  それから、岩作第一ですが、ここにも理事の方がみえますが、5筆残っておるそうですね。あと1億6,000万円売れば始末がつくということのようで、仕事も何もかも終わっておるけれども、去年から1年に300万円ずつ借りておるというように聞いております。それでは大変でございます。積もっていくだけです。  そういうことで、西部でも5〜6筆買って進められましたが、いろいろ名目をつけて買って進めていただくと。こういうのは、都市計画税を使うということはできぬのですか。都市計画税で何とか、都市計画税とかを利用してでも、そういう方に充てて進めるということはできないのですか、お伺いいたします。 ○建設部長(與語芳樹君) まず、南部について、保留地処分が本当にできるのかということなんですけれども、実は、先週ですけれども、南部の方で今の保留地の処分単価の評価委員会がございまして、僕もその委員になっているものですから出席をしてまいりました。今年度末に売っていくということで、相手さんも見つかっております。  先ほど御質問にありました下水、水道、ガス、こういったものについては、特に今の万博関連、あるいは中央地区の商店街、ユーストアが入るという計画になっておりますけれども、そういったところについては、整備できるような形で、皆さん、ガス、水道にも協力してもらっていますし、下水もそのように、計画的に入れさせていただいております。  それから、中部の借入金がたくさんあり、また、保留地処分が大変ということなんですけれども、確かに24億円ほどの借入金がある、それから、保留地が今現在残っている金額でいきますと、約47億円というような保留地の処分金額があるというふうに資料にありますけれども、こういった状況からいけば、中部さんについては、保留地が売れるという大前提がありますけれども、そんなに心配はないと思っております。  それから、岩作につきましては、確かに5筆ありまして、最近単価も少し下げられて、1億6,000万円ではなくて、1億3,000数百万というような金額で処分をされるというふうに聞いております。ただ、これだけで処分されると少し赤字が残るということで、今町の方へも、下水道事業費等について、きのうの段階ですけれども、理事長の方から申出書も来ているものですから、そういった部分については、町の方も検討してお答えをしていきたいというふうに考えております。  それから、都市計画税を使ってこの土地を買えないかということなんですけれども、都市計画税でこの土地を買うというわけにはいきません。都市計画税は、都市計画決定された事業に費用を使っていくということで、この土地の目的がしっかりそういった目的であれば、その用地ということで可能かもしれませんけれども、ただ単に保留地を都市計画税で買っていくということはできませんので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) 2回目ありませんか。  14番青山作市議員。 ○14番(青山作市君) やっぱり行政では、進めるときはさーっと一生懸命進めて、確認申請までとっていただいて、組合になると本当にすべて組合で、いろいろ県が来るとおしかりばかり受けてやっておるようですが、もうちょっと真剣に組合の指導をしていただいて、最終の終結が問題で、終わった時点にきちっと始末することが一番、組合にとっては最後が大事でございますので、ひとつ最後の最後まで面倒をしっかり見ていただくことをお願いして、要望といたします。 ○議長(浅井良和君) 回答はよろしいですか。  では、次の項目の当局の答弁を求めます。建設部長。             [建設部長 與語芳樹君登壇] ○建設部長(與語芳樹君) それでは、3項目めの、前熊営農組合の現状と今後の元桃畑の利用法についてということで、3点質問をいただいておりますので、順次お答えをさせていただきます。  1点目の、現在どうなっているかですけれども、前熊営農組合は、組織としては存在しておりますが、具体的な活動は現在行っておりません。  2点目の、今後どうするかということについては、現在検討中であるというふうに聞いております。  それから、3点目の、桃畑跡地利用について、役場としての計画があるかについてですけれども、当該土地につきましては、土地改良事業の換地処分が間近に迫っているところであります。換地後については、各地権者が管理していくこととなりますが、町としても、今後、この地区の有効な農地活用を、現在行われております田園バレー事業、こういった中で、農地の有効活用ということで、皆さんに検討していただいておりますので、そういった提言を受け、町としても積極的に事業推進計画をつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(浅井良和君) 再質問はありませんか。  14番青山作市議員。 ○14番(青山作市君) 何も今は動いていないということでございますが、もう終わったことでございますので、これは何か終結を、始末をきちっと早くしてあげたいと、私はそんな気がします。  いつもあの通りを通りますと、草を刈るだけです。毎年草が伸びて、草を刈って、この費用が何100万円、何1,000万円とかかるんじゃないですか、あの広い畑で草刈りをするだけで。そういうことをしておったら、借金がふえていくだけで、最終の始末をせぬことには、あの組合も本当に大変だと思ってきょうは質問させていただきました。  これも終結を、本当に町行政が真剣になって取り組んで始末をしていただきたいと、こういうふうに思って、要望で終わらせていただきます。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。 ○議長(浅井良和君) 続いて、これより、町友クラブ青山作市議員の代表質問に対する関連質問を許します。ございませんか。  15番川合保生議員。 ○15番(川合保生君) では、関連質問ということで、2〜3点お伺いをいたします。  合併は別に、これは構いませんので、いいです。  次の区画整理組合の現状というところで、4項目めに、HSSTの駅周辺の開発が将来の当町にとって必要と思うが、どう考えているかという質問がありますが、HSSTの駅というのは、あの古戦場だけではありません。
     当然、乗降客が3万1,000人ないと赤字であるということで、早く合併をしてしまった方がいいという話もあるわけですが、なかなかそれは相手もあることですから、それがどうなるかわかりません。ただ、努力はしなきゃいけませんね。ですから、HSSTの駅というのは、古戦場の先に三つぐらいあるのかな。そこのところはどう考えておられるか、お答えください。  そして、前熊営農組合ですが、これは、聞くところによると、赤字があるというふうに聞いております。それは幾らぐらいなのかということ。  それから、個人の土地ですから、今後田園バレーの中で考えていくということですけれども、あの形が今さら田んぼにはなりませんね。私がまだ議員になる前、うんと前に聞いたときには、ある国会議員の方が、あそこは当面は桃畑や何かつくればいいけれども、将来的には宅地にすればいいんだという話の中で、国の予算を持ってきたという話を聞いたことがあるんですが、あそこは、そういう形で国の予算が入っていますから、すぐに宅地にできるわけでも、開発ができるわけでもないでしょうけれども、ただ、将来的に、HSSTの駅周辺の開発ということと絡めますと、当然そちらの開発をしていかなきゃいけないんじゃないかと思うんです。  何も、大字長湫の地区だけが区画整理でどんどん家が建ってという話ではなくて、畑やら、山やら、田んぼやらがあるところがそうなっちゃいけないということではないわけですから、土地利用の関係からいろいろな問題はあるでしょうけれども、やはり長久手そのものが一度、鉄道ができるということで、きちんと考え直していかなきゃいけない時期に来ていると思うんです。  ですから、そういうことも踏まえて、このHSSTの駅周辺の開発ということと、それから、前熊営農組合に赤字があれば幾らなのかということと、そういう部分での開発ということはどう考えておられるかということをお答えください。  以上。 ○建設部長(與語芳樹君) HSSTの駅ということで、今現在、古戦場駅につきましては、進入路の道路、それから暫定の駅広ということで5,600平米については町の方で購入をさせていただいて、これから中央地区の事業計画の中で、やはり公共減歩が多くなる、あるいは、そういった公共用地に充てるための減歩というようなことで、皆さん心配してみえる部分もあったものですから、町の方で現段階で5,600平米をもう購入させていただいて、皆さんにできるだけ御迷惑をかけないという方向で進んでおります。  それからあと、古戦場駅以外で、例えば、芸大前駅、それから公園西駅、こういったところは調整区域だものですから、道路等の心配がございます。  芸大前駅につきましては、県の方で道路のつけかえ等、いろいろやってもらっているものですから、比較的といいますか、将来的な利用計画がしやすい形の駅の状態になっております。  それから、公園西駅につきましては、香流川を渡ってグリーンロードの東側ということで、非常に現状では行きづらいといいますか、行くのが困難な、歩いていくのに、特に北熊の方から行く場合には困難な状況です。そういった状況がありますので、将来的には田籾線から香流川を渡って公園西駅へつながるような、そういった道路計画も必要になってくると思っております。  それから、青少年公園側からというのは、非常に利用形態が少ない、難しい状況があるかと思います。それとあと、公園西駅周辺の土地利用については、総合計画の中で少し変わった色で表現はされていますけれども、この部分について、今どういうふうにということはちょっと控えさせていただきます。  それから、前熊の営農組合の赤字ということなんですけれども、組合の方では、今現在赤字はないというふうに聞いております。事業完了後8年間、農地として利用するということで、これは、国等からの補助金をもらって土地を整備しておりますので、換地終了後8年間、原則転用ができないという状況になっております。  それから、跡地利用ということで、当面はまず農地としての換地を早急に進める。その後、皆さんそれぞれに農地を利用していただくのか、あるいは、どなたか集約的な農業経営をしていただくような方に貸すのか、あるいは、今の田園バレーの中で法人組織をつくって、法人として土地を借りて運営していくのか、その部分については、現在田園バレー会議の中でも検討しておりますし、農地の活用部会という、そういった部会もつくって検討しておりますので、そういった皆さんの検討結果でできるだけ有効利用していきたいというふうに考えております。  先ほど申し上げましたように、宅地としての開発については、換地完了後8年先、それ以降に検討するということでお願いします。 ○議長(浅井良和君) ほかにございませんか。  13番川上孝一議員。 ○13番(川上孝一君) 北川参事にお伺いします。  2項目めの4番ですが、HSSTの駅の活用、地域の開発についてですが、愛知学院の交通問題は御存じかどうかは知りませんが、大変いまだに交通問題で困っております。その関係で、HSSTの駅と愛知学院とジョイントするような話し合いはこれから持っていただけるかどうか、一つお伺いします。 ○参事(北川明夫君) 今議員の方からお話が出ました、学院の駐車場問題と古戦場駅との接点の問題なんですが、私自身、今ちょっと問題の御指摘の点を十分理解いたしておりません。ただ、必要があることならば、私はいつでも、どこでもはせ参じて調整に当たりますので、御指示をいただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(浅井良和君) ほかにございませんか。  3番吉田秀樹議員。 ○3番(吉田秀樹君) 最後に短くお願いします。  区画整理の関係でお尋ねしたいんですが、教育部長になるのか、建設部長になるのか、済みません。  前回、西小学校の御質問をさせていただきましたときに、南部の方で小学校を建設予定ということでしたが、運動場が狭いからプレハブを建てるということだったと思うんです。今度、プレハブを建てる以上、子供さんのために運動場を早く広く戻していただくために、いつの段階で南部の方の土地を予定して買っていかれるのか、どのような形をされるんでしょうか、そのことをよろしくお願いします。 ○教育部長(山田幸弘君) それでは、今お尋ねの件ですが、プレハブで対応させていただくという考え方でおります。それは、17、18、19の3年間で、20年に南部の新設小学校を建設する予定にしております。用地の購入につきましては、予定でありますが、18年度に購入する予定になっておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(浅井良和君) 以上で関連質問を終わります。  これをもって町友クラブ青山作市議員の代表質問を終結いたします。             ────────────── ○議長(浅井良和君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  次回は3月11日午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。                午後4時56分散会...