田原市議会 > 2021-03-22 >
03月22日-04号

  • "議発"(/)
ツイート シェア
  1. 田原市議会 2021-03-22
    03月22日-04号


    取得元: 田原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-17
    令和 3年  3月 定例会(第1回)        令和3年田原市議会第1回定例会(第4日)                会議録1 開議 令和3年3月22日1 応招(出席)議員は、次のとおりである。  1番 岡本重明    2番 赤尾昌昭    3番 鈴木和基  4番 廣中清介    5番 古川美栄    6番 長神隆士  7番 内藤喜久枝   8番 辻 史子    9番 小川貴夫  10番 岡本禎稔    11番 平松昭徳    12番 太田由紀夫  13番 内藤 浩    14番 村上 誠    15番 仲谷政弘  16番 中神靖典    17番 大竹正章    18番 森下田嘉治1 不応招(欠席)議員は、次のとおりである。  なし1 本会議に職務のため出席した者は、次のとおりである。  議会事務局長    鈴木 亨   議事課長      荒木真智  課長補佐兼係長   林田雅文   書記        大林正典  書記        近藤絵衣巳1 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。  市長        山下政良   副市長       鈴木正直  教育長       鈴木欽也   防災局長      寺田昭一  企画部長      石川恵史   総務部長      鈴木嘉弘  市民環境部長    富田 成   健康福祉部長福祉事務所長                             増田直道  産業振興部長    鈴木隆広   産業振興部技監   渡部光紀  都市建設部長    稲垣守泰   都市建設部建設監  志賀勝宏  上下水道部長    河辺功治   教育部長      増山禎之  消防長       山田憲男   総務課長      鈴木洋充  財政課長      大和良行1 議事日程は次のとおりである。  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 議案第18号 令和3年度田原市一般会計予算  日程第3 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について  日程第4 議案第5号 田原市職員の給与に関する条例及び田原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について  日程第5 議案第6号 田原市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について  日程第6 議案第7号 田原市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例について  日程第7 議案第8号 田原市児童発達支援センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について  日程第8 議案第9号 財産の無償貸付けについて  日程第9 議案第10号 田原市赤羽根診療所指定管理者の指定について  日程第10 議案第11号 田原観光情報サービスセンター指定管理者の指定について  日程第11 議案第12号 田原市蔵王山展望台指定管理者の指定について  日程第12 議案第13号 太平洋ロングビーチ観光便益施設指定管理者の指定について  日程第13 議案第14号 財産の低額貸付けについて  日程第14 議案第15号 市道路線の認定について  日程第15 議案第16号 令和2年度田原市一般会計補正予算(第10号)  日程第16 議案第17号 令和2年度田原市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  日程第17 議案第19号 令和3年度田原市国民健康保険特別会計予算  日程第18 議案第20号 令和3年度田原市後期高齢者医療特別会計予算  日程第19 議案第21号 令和3年度田原市水道事業会計予算  日程第20 議案第22号 令和3年度田原市下水道事業会計予算  日程第21 議発第1号 田原市議会会議規則の一部を改正する規則について  日程第22 議発第2号 田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例について  日程第23 令和3年度議員派遣について1 本会議に付議した事件は次のとおりである。  議事日程に同じ。1 議事 △午前10時00分開議 ○議長(森下田嘉治) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、本会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 監査委員から「令和3年2月の例月出納検査の結果について」の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しました。 次に、「令和2年度議員派遣報告について」でありますが、お手元に配付した「令和2年度田原市議会議員派遣一覧表」のとおりであります。 なお、これらの派遣については、会議規則第161条第1項のただし書の規定により、議長において派遣を決定させていただきました。 以上で、諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) これより日程に入ります。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、よろしくお願いいたします。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第82条の規定により、5番 古川美栄議員、6番 長神隆士議員、以上の御両名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 次に、日程第2 令和3年度田原市一般会計予算(議案第18号)から日程第20 令和3年度田原市下水道事業会計予算(議案第22号)までの19件を一括議題といたします。 さきに審査を付託いたしました各委員会委員長の報告を求めます。 初めに、文教厚生委員長。 ◆文教厚生委員長(村上誠) 文教厚生委員会は、付託されました議案第4号及び第7号から第10号の5件について、3月9日に本委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について、当局の説明を求めた後、質疑・討論・採決を行いました。 審査の概要を申し上げます。 議案第4号について、児童発達支援センター嘱託医業務内容について、との質疑に対し、「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」に基づき、保育園嘱託医と同様、通所開始時の健康診断、少なくとも1年に2回の定期健康診断、臨時の健康診断を行う、との答弁が、児童発達支援センター嘱託医は、保育園と比べて業務が大変だと思うが、同じ報酬でよいのか、との質疑に対し、保育園の嘱託医と同じ業務内容であり、金額についても同様とした。診断の際には、保護者や保育士も児童のフォローをし、嘱託医負担軽減に努めていく、との答弁がありました。 議案第7号について、交付手数料を取り扱う担当部局はどこか、との質疑に対し、学校教育法施行令上、公立の学校が廃止されたときは、市町村の設置する学校は当該学校を設置していた市町村が、学校廃止後の書類の保存をしなければならないとなっている。本市においては、健康福祉部で取り扱っていく、との答弁がありました。卒業生の利便を図るため、国立大学等ではコンビニでの発行が可能なところもあるが、本市でも考えられないか、との質疑に対し、年間の申請件数が四、五件程度ではあるが、証明書オンライン申請の手続は、市全体のオンライン化の進捗に合わせて検討していく。田原福祉グローバル専門学校申請書類が届いた場合や問合せがあった場合には書類を取り次ぐことや、申請方法を丁寧に説明していく、との答弁がありました。 議案第8号から第10号について、質疑はありませんでした。 討論においては、各案とも意見はありませんでした。 それでは、採決の結果を申し上げます。 議案第4号及び第7号から第10号の5件については、全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上で、文教厚生委員長の報告を終わります。 ○議長(森下田嘉治) 次に、総務産業委員長。 ◆総務産業委員長平松昭徳) 総務産業委員会は、付託されました議案第5号、第6号及び第11号から第15号の7件について、3月9日に本委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について、当局の説明を求めた後、質疑・討論・採決を行いました。 審査の概要を申し上げます。 議案第5号については、質疑はありませんでした。 議案第6号については、条例改正の理由として、期末手当基礎額を明確化し、正規職員との均衡を図るためとは具体的にどのようなことか、との質疑に対し、正規職員期末手当基礎額は基準日現在の給与月額であるのに対し、現行の月額報酬が定められたパートタイム会計年度任用職員の基礎額は、基準日前の6か月間の報酬の一月当たりの平均額となっており、両者では算出方法が異なっているため、国の事務マニュアルに基づき、月額報酬会計年度任用職員の基礎額の算出方法正規職員に準じ均衡を図るもので、併せて明確化が図られる、との答弁が、なぜこのタイミングで条例改正をするのか、との質疑に対し、令和3年6月の期末手当の支給にこの改正が反映できるようにするため、との答弁が、改正によって影響を受ける職員は、との質疑に対し、基本的には対象となる6か月の期間内に月額報酬に変動がない職員については影響はないが、対象期間内に月額報酬に変動がある職員には影響が生じる、との答弁がありました。 議案第11号について、田原観光情報サービスセンター任意指定とした理由は、との質疑に対し、田原観光情報サービスセンターは平成4年4月のオープン以来、管理運営を一貫して株式会社田原観光情報サービスセンターが行っており、同社は旧田原町時代から商工会が中心となり、農協、漁協等が出資した株式会社で、管理運営のノウハウや知識もあり、これまで施設の管理を適切に行っている。指定管理者として十分な実績を有しているため、引き続き同社が管理運営に当たることで安定したサービスの確保ができると判断したため、との答弁が、長年管理運営することで競争原理が働かない、業務がマンネリ化するなど、サービスの低下や倫理の欠如等につながってしまうことが懸念されるが、その対策は、との質疑に、毎年実施のモニタリング調査による評価を実施している。また、切り替えの時期や年度当初の協定書締結時はもちろんのこと、必要に応じ業務のチェックを行い、事業者情報交換を密に取りながら適正な管理運営を行うよう指導している、との答弁がありました。 議案第12号から議案第15号についてには、質疑はありませんでした。 討論においては、各議案とも意見はありませんでした。 それでは、採決の結果を申し上げます。 議案第5号、第6号及び第11号から第15号の7件についてには、全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上で、総務産業委員長の報告を終わります。 ○議長(森下田嘉治) 次に、予算決算委員長。 ◆予算決算委員長岡本禎稔) 予算決算委員会は、付託されました令和2年度補正予算関係2議案及び令和3年度予算関係5議案について、3月10日、11日、15日及び16日の4日間に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について、当局の説明を求めた後、質疑を行いました。 質疑はありましたが、委員会が議長を除く全議員で構成されていることから、その内容は省略させていただきます。 討論及び採決では、議案第18号 令和3年度田原市一般会計予算について、岡本重明委員から反対、内藤 浩委員から賛成の意思表示があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 議案第16号、第17号及び第19号から第22号の6議案について討論はなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上が審査の結果でありますが、当局におかれましては、審査の過程で委員各位から出された質疑などについて、十分に意を用いられ、予算の執行に当たられるよう申し上げ、予算決算委員長の報告を終わります。 ○議長(森下田嘉治) 各委員長の報告が終わりました。 これより、各委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。 御質疑もないようですので、質疑を終結します。 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、これを許します。 先に反対者の発言を許します。 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) おはようございます。この厳しいコロナ禍の今において、円満に予算賛成するのが本望でありますが、断腸の思いで、一括上程された議案のうち、議案第18号について反対の立場で討論を行います。 温泉掘削事業において、1番札業者が、24時間操業は対応不可能との理由から辞退し、2番札の業者が落札し、掘削を行いました。その差額が約5,000万円でした。掘削を終えた今、本当に24時間操業が必要であったのかの疑問も持っております。今回、揚湯施設の予算が約6,000万円であります。1番札の業者が施工を行っていたら、温泉掘削と併せ、揚湯設備も2番札の業者による温泉掘削予算でほぼ賄えていた実態がございます。掘削事業に対し、今回同様に反対の立場から答弁させていただきましたが、賛成多数で計画どおり実行されて、現在に至っております。 温泉事業の流れでございますが、渥美町時代から地域の方々、特に渥美商工会等の切望であった温泉事業と聞いております。地域団体からの要望が強いことと、温泉事業地域活性化につなげ等の背景の説明を受け、温泉事業に対し、出るのか出ないのか先が見えない段階であっても、試し掘りも掘削も費用があまり変わらないから調査データを信用し掘削をする。ただし、無尽蔵に予算を投入することはできない等の理由から、温泉掘削揚湯設備までで約2億2,300万円を上限に認めるという附帯決議をつけ、掘削を議会が承認したいきさつがございます。掘削前の調査データでは、毎分40リットルとのことでありましたが、掘削で約14.5リットル毎分の噴出量であることが判明し、揚湯時には成分が凝固しないために凝結防止剤を用いて揚湯するとの説明を受けております。 さて、ここで一つ、地域の方々の切望という言葉でありますが、今時点でこの温泉活用具体的提示が地域から出てないことに疑問を持ちます。温泉活用に対する提案等が地域からほとんど出てこないのに、地域の切望による温泉事業計画があがってきた歴史という部分に対し、腑に落ちない現象が現れております。温泉を切望していたにもかかわらず活用方法の提案が出てこない。不思議なことであります。 二つ目、湧出量でございますが、本市は毎分14.5リットル、25.6度、1,800メートルの温泉であります。近場にある蒲郡市にある三谷温泉、三つあります。曙光の湯は毎分180リットル、31.5度、1,500メートル、美白泉、毎分350リットル、28.9度、1,200メートル、千歳の湯、毎分442リットル、33.9度、1,500メートル。西浦温泉、毎分110リットル、27.5度、701メートル。一番近くに掘ったラグーナの湯、毎分200リットル、39.5度、1,520メートル。近隣に所在する温泉地の湧出量と温度であります。 本市の温泉の湧出量、毎分14.5リットル、25.6度という温泉を活用し、いかように地域活性化のプランをつくり上げるかという議論が出ておりません。まして東海道本線沿線という好立地の蒲郡市において、温泉活用でのまちづくりが今もって成功されておられるということも耳に入っておりません。湧水量で見ても、公共交通アクセスで見ても、地域からの活用提案状況から見ても、本市の目指す温泉活用による地域活性化が可能なのか、今の時点で可能ということが考えられません。 温泉水を活用し、温泉豆腐など新たな産物を生み出す提案も出させていただきましたが、凝結防止剤という化学薬品を使用しながらくみ上げる温泉水では、食に活用できる幅が狭まります。盛り上げるために温泉ソムリエの大会を開催という企画もされておられますが、温泉愛好家ソムリエの方々が、今回掘削した温泉をいかように評価されるのか、不安が残ります。酷評が出た場合、温泉事業にとって致命傷になることも想定できます。 本温泉に対する地域からの活用提案設備完成後の維持管理費施設管理団体との関係案、温泉水リットル当たりコスト等揚湯設備建設以前にやるべきことが多々あると感じております。現時点で温泉の使用目的が明確に定まっていない状況で、本予算に計上されている揚湯設備が必要なのか、また、今後出てくるであろう温泉活用プランに対して、今の計画の揚湯施設が適した設備であるのかが分からない状況で、現時点での揚湯設備建設は時期尚早と考えます。 また、試し掘りとの言葉に対して、湧出量が14.5リットルという数字が、果たして掘削に成功したと受け止められるのかも議論がされておりません。上記のような温泉に対する数字や利用計画に対する実態に合わせ、財政難の今、建設事業費は前年度比マイナス40.2%、20.4億円マイナスの状況であります。全体の予算が縮小している現在、コロナ禍対策費中小企業活性化施策温泉活用プランなどに充当すべきとの判断から、反対討論といたします。 賛成討論もあると思いますが、単に賛成多数決による可決などの安易な討論に終わらず、湧出量、現時点での活用プラン等に本予算が適するのか、適する理由を述べて賛成討論を伺いたいと思います。私が述べた懸念する案件が払拭されるようなエビデンスを持った賛成討論を伺うことができれば、この場において謝罪し、賛成する気持ちも持っております。以上、岡本。 ○議長(森下田嘉治) 次に、賛成者の発言を許します。 13番 内藤 浩議員。 ◆13番(内藤浩) 私は、議案第18号 令和3年度田原市一般会計予算について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。 令和3年度田原市一般会計予算は、法人市民税率の引下げや、新型コロナウイルス感染症などの影響により、市税などを含めた歳入の減収が見込まれる中、予算規模縮小に応じた行政サービスの見直しを行いながらも、総合計画第15期実施計画に掲げる施策を着実に進める取組がなされた予算となっています。新たな観光資源である温泉の活用を支援し、プレミアム商品券の発行で市内消費を喚起し、景気回復につなげる予算となっています。 また、若い世代の結婚後の経済的不安の軽減を図り、子育て支援の充実、子供たちが学校の規模にかかわらず質の高い授業が受けられる予算が組み込まれ、安心・安全で、さらなる地域防災力の向上の対策が取られた予算となっています。 市長の施政方針で述べられた、逆境を乗り越え、未来につなぐ予算となるものと期待し、本案に賛成するものであります。 ○議長(森下田嘉治) 以上で、通告による討論は終わりました。 ほかに御意見ございませんか。 御意見もないようですので、討論を終結します。 これより採決を行います。 初めに、討論のありました議案第18号 令和3年度田原市一般会計予算について、起立による採決を行います。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方のご起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森下田嘉治) ありがとうございました。起立多数であります。 よって、議案第18号は可決されました。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 次に、議案第4号から議案第17号及び議案第19号から議案第22号までの18件を一括して採決を行います。 各議案に対する委員長の報告は可決であります。 各議案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、議案第4号から議案第17号及び議案第19号から議案第22号までの18件は、委員長の報告のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 次に、日程第21 田原市議会会議規則の一部を改正する規則について(議発第1号)を議題といたします。 提出者の方は、理事者側の席にお移りください。 提出者の説明を求めます。 16番 中神靖典議員
    ◆16番(中神靖典) ただいま議題となりました田原市議会会議規則の一部を改正する規則について(議発第1号)につきましては、中神ほか6名の共同提案となっておりますが、提出者を代表して、私から提案説明をいたします。 本案につきましては、女性をはじめ、多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備の一環として、議員の本会議や委員会への欠席事由を、これまでの「出産」に加え、「育児」「看護」「介護」及び「配偶者の出産補助」を例示し、また一般的に欠席がやむを得ない事由として「公務」「疾病」を具体的に明記するとともに、「事故」を「その他のやむを得ない事由」に改めるものです。 また、出産のため出席できない期間を、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)、産後8週間の範囲とすることを明文化するものです。 附則としまして、施行日は公布の日とするものです。 以上で、議発第1号についての説明とさせていただきます。議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(森下田嘉治) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 御質疑もないようですので、質疑を終結します。 提出者の方は、自席へお戻りください。 お諮りいたします。 本案は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定しました。 これより討論を行います。 御意見ございませんか。 御意見もないようですので、討論を終結します。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、議発第1号は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 次に、日程第22 田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例について(議発第2号)を議題といたします。 提出者の方は、理事者側の席へお移りください。 提出者の説明を求めます。 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) ただいま議題となりました田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例について(議発第2号)について、提出者を代表して私から提案説明をいたします。 現時点10%削減状況議員報酬でありますが、令和3年3月31日の条例期限とともに自動的に削減が取り消され、通常の報酬に戻ることになっております。既に令和3年3月1日発行の広報たはら紙面で、減額条例により令和2年6月から令和3年3月までの間に限り、特別職の給料、報酬及び期末手当等が通常時の報酬額から減額されていると発表されております。しかし、市民の人たちは、どのような議論が行われ、なぜコロナ禍による経済疲弊が出ている現時点で報酬減額が終了してしまうのか、全く知るすべもございません。市民から見れば、議会が市民に公開する手法を用いず元に戻したと受け止められかねません。 このような状況下、令和3年2月25日の議会運営委員協議会において、令和3年4月1日以降も報酬10%削減を継続するための条例案を提出しないことが決定されました。議会運営委員協議会を傍聴いたしましたが、委員の中から、「議員報酬は安いから大変だね」と市民から言われている。信用金庫の経済予測は決して不安ではないという調査結果が出ている。本市の自動車メーカーは最高利益を出した等の発言も耳にいたしました。市の財政は大手企業の税である程度は賄える報告は否定いたしませんが、本市の地場産業に従事している市民は、個々の商いの経済状況が好転しない限り、生活の不安から脱出はできません。 国民健康保険基金の残高5億円がほぼゼロになったという数字から、自営業者等の経済的困窮が見えてきます。私には、このコロナ禍の今、「議員報酬は安いから大変だね」との声は届いていないどころから、「今この時点で元に戻すのか。議員は何を考えているのだ」との声は届いております。また、議員運営委員協議会という議員の協議会において、自民党会派の総意であり、市民クラブも自民党の総意に準ずる。個人会派代表は反対の意思を示したが、結局、議員運営委員協議会で賛成多数で決定されました。この問題に対する議員運営委員協議会による協議の在り方が本当に市民に支持される議会の在り方であったのか、疑問を持っております。納得できる説明を聞くことが結局できないことに併せ、議員全員で公式に議事録の残る場において協議を行うという姿勢が見られないことに、情けないという気持ちでございます。 議員という立場において、議会ルールには従えという当たり前の行動指針があります。ルールに従えの意見には反論をいたしませんが、議会運営委員会で決まる議員ルールが市民にとって必要なルールなのか、市民には関係なく議員相互扶助に働くルールなのか、ルール自体を審議されることがほとんどないように感じており、いまだ腑に落ちておりません。 今回の施政方針において、市長自ら厳しい財政が続くと予想しておられます。一般質問においても、議員から厳しい財政等の質疑が多く、実際、本市の予算規模が縮小する中、限られた財源を有効に活用していく等々、財政の厳しさを訴えております。議員報酬の減額は個人個人の扱いにおいて自分でやれ、という声も多くの議員から聞いておりますが、個人供託は公職選挙法において厳しい実態があり、個人保管で議員職を終えてから寄附等の行為は実行できますが、今この時点で、予算が厳しいゆえに、この予算で使用できる方法は、報酬10%削減条例の提出であり、個人個人の保管による寄附行為等は、最低でも約2年後となってしまいます。 そこで今回、令和4年3月31日まで議員報酬を10%減額する条例改正案を改めて提出させていただきます。この改正案が通れば、限られた厳しい予算の本年度中に活用できます。この提案に対し、会派全体の意見ではなく、おのおのの議員全員に討論の場において、御自身の言葉で議員報酬減額が令和3年3月31日をもって終了しても構わないと考える意見を述べていただき、議事録にしっかり残すことが重要と考えます。すいません。議員運営委員協議会を議会運営委員協議会に訂正してください。 ○議長(森下田嘉治) 説明が終わりました。 これより質疑を終わります。 御質疑ございませんか。 17番 大竹正章議員。 ◆17番(大竹正章) それでは、御提案の議案に対して質疑をいたしますが、提案理由を聞いておりましたけれども、提案される理由の中で、少し確認できなかったところがありますので、確認をまずいたします。 減額期間を延長するという提案だとは思うんですけれども、まずこの条例、今回には数字は出てきませんけれども、元の特例条例は10%減額ということになってるとお聞きしております。その点は、先ほど提案理由の中でも10%という言葉が出てきましたので、今の10%をよしとして提案されていると思うんですが、そこで提案者の議員さんが、以前には50%以内の減額が必要であるというお考えに立脚してると思うんです。今回それを提案しようと思えば数字は変えることはできたわけですけれども、10%とした理由、それともう1点、令和4年3月31日までと提案されました。今回もまた期限を切られて提案されたわけですけれども、ちょうど1年間の延長ということになるかと思います。これを1年間の延長でよしとする根拠、この2点お伺いいたします。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) 今ご指摘いただきましてありがとうございます。私どもが、今現時点出ている条例を出す前の段階で、個人議員3名によって当時の議長宛てに50%の削減だという文書を提出させていただきました。そのときの背景は、もうさんざん水面下で下げようというときに反対をもらっておりましたこの議会の中で。でも何が何でも下げたいと。だったらインパクトある数字を出して堂々とここに出そう。その50%は確かに3人の人はこれだとほんとうにここまで払うときついよと。でもそのときに言いました。通らないと。しかし、議会動かすにおいては、50%というインパクトを出していかないと減額に応じるような要素はないと。それの決まったときの背景は、一旦却下されましたが、そこから3日、4日後に、急遽10%削減が出てきたという議事録の数字、今ここで言えませんけれども、それを調べれば出ております。当初みんなが反対だと。我々は50%の申請を出したことによって、少なくともこの1年間は10%を全員での減額。それによって約1,000万円という議員報酬を市の予算に入れることができたということに関しての理由からでございます。 それで2点目の、10%を期限をあえて決めたということですけれども、議事録に残らない中だったから、今日は残りますが、10%削減というこの数字というものに関しまして期日を決めたと。この期日は来年度まで決めてる中において、市の財政状況、市政の中の市民の経済状況を鑑みた中で、これはまた再度経済状況がよくなったから議員報酬を元に戻すという議論はできると思います。しかし、この条例を無期限に出すということは出せませんと思いまして、取りあえず1年間延ばそうという理由から期日を延ばしたということであります。以上、私の答弁です。 ○議長(森下田嘉治) 17番 大竹正章議員。 ◆17番(大竹正章) 答弁いただきました。10%に収めたというお考えは政治的な判断で、これだったら賛同が得られるということの10%と理解いたしました。政治姿勢を示すのであれば、もう少し数字をいじくるのかなとか、いろんなこともできたわけですけれども、今回あえてそういうお考えで10%とされたというわけですね。 それで期限の方なんですけれども、これも先ほど根拠の部分で少し薄いなと思うんですけれども、取りあえず1年間様子を見るという根拠を基に提案をされたということでよろしいですか。 ○議長(森下田嘉治) 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) はい。それでよろしいと思います。取りあえず1年間延長させていただきますが、10%が妥当という判断は、昨年の5月に6月から10%減額したときと現在の市内の状況、社会情勢は、あまり差異がない。国や県や市の支援策もかなり入ってきてますので、差異はないけども財政状況は厳しいというところもありますので、この10%でいいと思いますし、取りあえず来年の3月31日までやって、そのときにまた判断すればいいかなと思っております。 ○議長(森下田嘉治) 17番 大竹正章議員。 ◆17番(大竹正章) 別の提案者からお答えが出まして、若干10%の理由のところで少しそれぞれのお考えがあると取れましたけれども、小川貴夫議員は、現在の市内の経済情勢に鑑みて、以前特例条例が出された5月のときとの比較の上で、今回の10%が妥当と判断されたということで、改めて伺いますけれども、市内の経済情勢というものを何か数字とか指針とかで判断されているのであれば、そのあたりを教えていただきたいです。 ○議長(森下田嘉治) 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) 根拠というのはなかなか把握してるところは実際のところはないんですが、今のところ、1次産業者、特に農業者だとか漁業者の皆様、観光事業者の皆様方の意見を聞くと、状況としては苦しいという意見がかなり聞かれます。 根拠として数字を把握してるかということに対しては根拠としてはないんですが、ただ、今の状況の中で、かなり苦しいのではないかということは把握しているつもりです。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御質疑ございませんか。 16番 中神靖典議員。 ◆16番(中神靖典) 特別職の公務員が報酬減額をして財源確保するということが一つの手段としたときに、市民から一般職も同様の圧力がかかることを承知しているのか。また、そうした民意を肯定する考えなのかお伺いをいたします。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) ここでは大竹正章議員の質問に対することは答えられないですよね。もう、中神靖典議員に返すだけですよね。中神靖典議員の質問に対しまして、議員職のことだけでございます。私は、市の職員というものは生活給でございます。議員職というのは生活給ではないという観念と、議員という立場から、市民の心を市民の市政の中には市民とともに、議員としては市民の気持ちを矜持するという観念から、これは議員に対してだけの感覚でありますし、市の職員に対しての給料を下げろという言葉に関して、私は堂々と反論をさせていただきます。そういう観念でお答えとさせていただきます。 ○議長(森下田嘉治) 16番 中神靖典議員。 ◆16番(中神靖典) 私が聞いたのは、議員の報酬を下げることを市民が見ていたときに、市の職員、一般職の方も報酬を下げたらという圧力がかかるという心配があるかどうかということを聞いておるのであって、議員だけとかそういう話ではないんです。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) 中神靖典議員のお言葉で私どもが10%を下げているときにおいて、市の職員に対して給料を減額するという市民からの圧力があったという報告を受けてはおりません。ですからこのまま継続するということに関して、市民から市の職員に対して減額をするという圧力が出てくるということは考えてもおりませんし、それに関しては、市の職員というものは議員とは違い、職業としての仕事でございます。ですから職業としての立場の者と議員という立場の者と明確に分けて考えておるということでお答えさせていただきます。 ○議長(森下田嘉治) 16番 中神靖典議員。 ◆16番(中神靖典) それは僕は、ちょっと違うのではないかと思います。議員も特別職でありますが、ちゃんと与えられた仕事はあるわけです。やるべきことはたくさんあります。議員はよくて一般職の方は全然よろしいという考えということでよろしいですか。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) そのとおりです。職員と議員とは全く異なった考えでおります。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御質疑ございませんか。 8番 辻 史子議員。 ◆8番(辻史子) 先ほどの答弁でも触れられていましたが、この議案に説得力がないのではないかと思います。現在に至るまで、過程で投入された国や県の市の経済支援策による経済効果をどの程度評価されているのでしょうか。また、評価に当たり採用した根拠は何でしょうか。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) まず根拠でございますが、本年度の予算が先ほど私が申しましたけれども、数字が資料をここに持ってこなかったものですからあれなんですけども、20.4億円マイナスになってます。私がつい先ほど温泉の事業に対して言った数字で、経済の状況が前年度に比べて今年の予算が低いんです。少ないんです、現時点が。そのことによって現時点10%削減が本年度の予算がそこまで少ない予算で動いてる中において、なぜここで議員の報酬を元に戻すのかと、逆にいうとそこの部分でございます。 ですから、具体的な数字は予算を見ていただければ、前年度40.何%、数字で20億4,000万円のマイナスが出ておるということをお答えさせていただきます。 ○議長(森下田嘉治) 8番 辻 史子議員。 ◆8番(辻史子) 私は、もう少し説得力のある言葉が欲しいと思います。議員として現状を的確に捉えて、政策の効果を分析するという政策形成によるエビデンスを重視しなければならないと考えます。政策形成において、エビデンスを軽視しているのではないかと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) 私は、議員としてのエビデンスというものは先ほど予算で言ったので、一つの例を申します。建設事業費に関して20.4%減。今この質問で具体的数字、資料持ってませんので、エビデンスの数字だけ言います。20.4%、金額で40億円でした。そういう数字がマイナスになってるということがエビデンスがないということの根拠が一つ。 それともう一つ、議員報酬というものの中において、個人会派の方もおられれば政党の会派の方もおられますが、報酬の中において、自分が所属する政党においての活動費とか何かというものに本市の予算が動くことがあるのかないのかということにも疑問を申しております。そのことによって、本市の予算において、エビデンスがないと言われましたが、建設費だけにおいて20.4%、大きいですよ。20.4%これだけの数字がマイナスの予算を去年よりも計上している状況なんです。その段階で現時点で今、元に戻すことが本当にいいのかということを、私はエビデンスがないということに対して、この20.4%という数字でエビデンスとしてお答えさせていただきます。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御質疑ございませんか。 11番 平松昭徳委員。 ◆11番(平松昭徳) 特別職報酬等審議会により、客観的に議員報酬の適当額は決定しています。この特別職報酬等審議会は、市民の代表により第三者の目線から市内状況等を鑑み、特別職の報酬等を審議、答申するものとなっているが、そのことを理解していますか。 ○議長(森下田嘉治) 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) すいません、当然、理解しているつもりです。報酬条例の審議、または議決は議会自身であるため、お手盛りの批判にならないように特別職報酬等審議会というのが設置されていると思います。 しかしながら、今回は増額するわけでないです。このコロナ禍の中で、10%を減額しようという条例です。これが懸念される特別職のお手盛りの、自分たちで議員の報酬を10%上げるなら問題だと思いますが、10%下げるということはお手盛りにはならないと思いますので、そこのところは大丈夫だと思います。 ○議長(森下田嘉治) 11番 平松昭徳議員。 ◆11番(平松昭徳) 回答はいただきましたが、理解しているかしてないかだけですから、理解しているかしてないかで答えてくれればよかったので、理解していると捉えます。 特別職報酬等審議会にとって、特別職の意向、例えばこの議発の本条例などは、極めて審議の進行に影響及び先入的な要素になるとは考えませんか。 ○議長(森下田嘉治) 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) これは、現在施行中の10%減額条例も同様な課題はあると考えます。今回の議発は、減額条例の継続であります。昨年も報酬審の影響を考慮して10%減額を議決したと私は理解しております。今年、予算決算委員会でも話をしましたが、特別職等報酬審議会が予定されていると思います。その報酬審議会の委員の皆様に、10%の今回の減額の理由を説明すれば、間違いなく正しい報酬審議会の結論というのが出されると思います。 ○議長(森下田嘉治) 11番 平松昭徳委員。 ◆11番(平松昭徳) この特別職報酬等審議会は、フラットな状態で私たちの特別職の報酬を審議する必要があると考えてますか考えていませんか伺います。 ○議長(森下田嘉治) 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) 先ほどお答えしたとおり、委員の皆様に10%減額した理由をきちっと説明すれば理解していただけると信じております。以上です。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御質疑ございませんか。 御質疑もないようですので、質疑を終結します。 提出者の方は、自席へお戻りください。 お諮りいたします。 本案は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定しました。 これより討論を行います。 御意見ございませんか。 11番 平松昭徳議員。 ◆11番(平松昭徳) 私は、議発第2号 田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例に対し、反対の立場で意見を申し述べます。 初めに、私たち市議会議員の議員報酬については、市長より諮問を受けた田原市特別職報酬等審議会において、県内全市の財政状況や県内全市の議会議員の活動状況等など様々な資料を基に各市の状況や職責、社会経済情勢の変化等を勘案し、ふさわしい報酬の額を検討し、その結果が市長に答申され、その答申に基づき提出された議案が議会で審議され、報酬額が決定されています。 昨年5月の臨時会にて提案の令和2年6月1日から令和3年3月31日までの議員報酬の月額及び期末手当の10%減額のための田原市議会議員報酬及び期末手当の減額に関する条例提出前後の状況は、国の緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に出されており、不要不急の外出自粛、公共施設の休館や使用制限、小中学校の休校、観光客の減少による宿泊、飲食業のみならず、農業や商業従事者等への影響が大きくなっていました。 また、本市の法人市民税に影響のある田原臨海地区に立地する企業が、製品販売の落ち込みや部品の納入の遅延等により、生産調整による一時稼働停止や非稼働日の設定など、市民生活や経済活動が大変厳しくなり、その後も全く想定できない状況でありました。 私たちの議員としての活動も議会、委員会等の公務活動だけでなく、準公務活動としての任意設置の会議や会派の会合、勉強会、議会を超えた研修会、さらには非公務としての市民や自治会、地元団体等との意見交換の会合や地域のイベント事業への協力や参加などの活動もどうなっていくのか、全く見通せない状況でありました。そのような中、議会としては早急にできることとして、今後、予想される田原市民の直面する厳しい状況等を考慮し、減額の提案を出し、質疑等はありましたが、全会一致で原案可決されました。 さて、令和2年度からの本市の市民、事業者、農業や商工業者への新型コロナウイルス感染症等関連の国、県、市の主な支援策の状況は、市民や世帯に対して全国民への特別定額給付金や子育て世帯、ひとり親世帯への特別給付金の給付、妊産婦、乳児への衛生指導への支援や国民健康保険税や介護保険料の減免など、様々な支援が行われています。 また、事業者向けにおいても民間こども園や民間保育園の感染症対策補助や、休業要請で休業した事業者への休業協力金の支給、花き、農業者に対しての農業継続支援補助金の補助や高収益作物次期作支援交付金の交付、そのほか商業者等も含め、あらゆる分野へ生活支援、経済対策が展開されてきました。そして、田原臨海地区の企業活動も道路を走る物流トラックの状況や、経済に関するニュース等から、経済活動にも動きが出ていることが分かります。そのようなことから、新型コロナウイルス感染症の状況は予断を許さない状況ではありますが、現時点と昨年とは違う状況になっていると考えています。 また、議会としての活動も新型コロナウイルス感染症予防対策を行いながら、定例会での議案の審議や各委員会活動等、工夫をしながら実施できたと思っています。昨年度から委員会となった広報広聴委員会においては、議員とたはらトークの仕組みづくり、市民団体との意見交換会等を行い、政策提言に結びつける意見徴収等からの政策形成サイクルの取組を委員会が中心となって進め、議会を前に進める活動に取り組んできており、昨年懸念された議会活動としての課題等に対しては、議員として活動はできていたと思っています。 以上のことを念頭に置いた上で、市民の方の生活状況や農業者、商工業者の状況、そして、市内全体の経済状況や市の財政への影響等を踏まえた上で、さらに委員活動の在り方も考慮した結果として、私は、議発第2号の条例案には賛成できかねるということで反対といたします。以上です。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御意見ございませんか。 9番 小川貴夫議員。 ◆9番(小川貴夫) 私は、議発第2号に対して、賛成の立場で討論をしたいと思っております。 現在のコロナ禍で、市民の影響は大き過ぎて、計り知れないと私は考えます。今後、市民所得ベースは徐々に分かることと思いますが、現在の農業者、漁業者、観光事業者を中心に状況を考えると、とてもではないが10%の削減を元に戻すということは承認できません。 確かに国、県、市の経済対策は積極的に行ってきたと思いますし、市も頑張ってそれを支援してきたことは十分理解しているつもりですが、この効果は私は一時的なものだと理解しております。抜本的な景気回復は、まだまだ道半ばと言わざるを得ない、こういった状況であると思います。 そこで、令和3年度の市民所得ベースとしても現状維持、または減少すると予想されると思います。現在提案している減額している10%が妥当であるということは、昨年5月に10%減額したときと現在の市内の状況は、あまり大きな差異はないと思います。議員の皆様方が10%発議に賛同してくれた場合は、1,220万円の財政が浮いてきます。先ほど岡本重明議員が言われたとおり、この1,000万円ちょっとのお金をぜひとも田原市民の農業者、漁業者、観光事業者のために使っていただきたいと思いますので、この法案に賛成させていただきます。以上です。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御意見ございませんか。 17番 大竹正章議員。 ◆17番(大竹正章) 私も、議発第2号の田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例については、反対の立場で討論をいたします。 自由民主党田原市議団を代表して、また、公明党市議団の辻 史子議員の御意見もいただきながら反対をしたいと思いますが、先ほど主な反対の趣旨は市民クラブの平松昭徳議員が述べたとおり、全く我々は同じところで同意して反対をいたします。 ただ、先ほどの質疑等伺っておりましたが、まず大切なのは、議員として発議することの重さ、そして根拠の示し方、これはどんな内容であっても、しっかりとしていただいた形を出していただきたい。特に今の状況の厳しさを表現するのに建設事業費の20%が減額されてるとか、市税が減額してるとかという話では、かなり曖昧な印象を受けます。建設事業費については、大型事業が終結するということで、令和3年度の事業費が下がるのは以前から承知されていたところでもありますし、そういったところでしっかりとした数字の根拠というのは、先ほど辻 史子議員も言いましたけれども、議員として大変重要にしないといけないところだと思っております。 また、先ほど小川貴夫議員の賛成討論を聞いておりましたけれども、1,220万円という部分が10%の減額により予算として使えるということにはなるんですけれども、1,220万円の部分でこれから田原市が直面している今の状況、新しい日常を我々がつくっていかないといけない状況の中で、市民1人当たり1年間で200円のお金がどのような成果を出すのか、これは考えるまでもないことであります。我々は276億円という予算を一般会計でしっかりと審議、議決という形で関与しているわけです。これは地方自治法の中でも議員の仕事として議決権、そして検査権、監査権、そして調査権をしっかりと活用し、執行部に対峙しながら議員議会としての活動を充実させていく、これが我々に与えられた役割であると感じております。 いつも言われることですが、二元代表ということで議院内閣制ではないんです。我々に執行権はないという中で、しっかりと執行部をあるべき方向に発議、意見、質疑、一般質問等でしっかりとあるべき方向に向いていただくように調整しながら、この田原市を導いていくのも我々議会の役割だと感じております。 一人の議員さんで、なかなかできないこともたくさんあろうかと思います。私ももともと議員を始めてすぐに一人会派で長いことやっていた経験があります。一人になるといろんなことで焦ることもありますし、思ったようにいかないところもあります。しかし、これは気づいたことですけれども、やはり議会というのはチームなんですね。チームが一丸となり、最終的には対峙するなら執行部としっかりと対峙して、これは別にけんかするというわけではございません。しっかりといいものはいいで取り込んでいただく。また、悪いものは悪いで健全な批判をしていくそうした議会の形を我々がつくっていく必要がある。これは、我々も最大会派として、しっかりとその責任を果たしていきたい。その思いは皆さんと一緒でありますので、今回出されました議発提案、根拠が薄いという一点をもっても賛成できかねる状況であります。 以上で、反対討論を終わります。 ○議長(森下田嘉治) 1番 岡本重明議員。 ◆1番(岡本重明) 今、反対討論平松昭徳議員と大竹正章議員からお聞きいたしましたけども、平松昭徳議員のおっしゃられた数字のことに関して、議員のあるべき姿というのは報酬にあると、それはあたりまえのことであって、給料は決まっているベースの中において行うことが当たり前のことであって、そのことが議論になることが一つ不思議に感じました。 ○議長(森下田嘉治) 岡本重明議員、討論の立場を明確にしてください。 ◆1番(岡本重明) 賛成で意見を出させております。私が議員の削減を提出するに賛成の立場で言いますが、反対討論のお話を伺って説明聞いたまず一つは、数字で経済状況の議員がこの報酬の中でいろいろな市民活動全てのことを行う行動自体は当たり前のことであります。当たり前のことである中において、この厳しい市政の中の我々を支持してくれる方々の意見とか何かを判断したとき、議員として市民と同じ苦しみを享受しようという姿勢から10%出させてもらったというのが一つであります。 あと、大竹正章議員のおっしゃられた具体的な数字のエビデンスが今ない。こんなものは格好だけでやってるんじゃないかという御指摘でございますが、そうではございません。今後の大竹正章議員が言われる、今後の今現時点から先に向けての経済状況の予測はある程度いい数字は出ての予測はございます。それが実際に本市に入ってくる財源は、まだ先の話でございます。ですから私どもは期限を切り、なおかつ議員から発議の条例提案でございます。議会を通してその経済状況を鑑み、これだったら元に戻してもらってもいいということの判断は、いつでも元に戻すことができます。 そのようなことで私が最初言われたように、議員の活動をするのに給料安くなったら動きができないようなことにつながるような発言ということに関して、報酬が基本ベースは答申で決めてもらった数字があります。それがこのコロナ禍でない数字の経済状況の中で決まった数字でございます。今回コロナ禍という突発的に非常に経済を揺るがせる根本的な産業構造までを揺るがせる社会情勢を導いた今の現時点で、昨年度10%下げた。それを今回まだ先が全く見えない中において、議員の活動を今後も一生懸命やるからという発言は、やって当たり前なんです。議員の活動はやって当たり前の中の議論をこの場でやってもらいたくない。10%を元に戻す戻さないということにおいて、議員としての矜持のところを訴えさせてもらった。それがエビデンスがあるない。 ○議長(森下田嘉治) 岡本重明議員、途中ですが、反対討論を意見する討論の場ではありませんので、自分の意見を言う場。 ◆1番(岡本重明) すいません自分の意見として、私が今回のあげさせてもらった理由は、議員として矜持の念をもって、今この厳しい実際の市民からの現状の空気の中において、議員としての市民に対する矜持の念を持って、議員たるべきもの10%をもう1年間というつもりで賛成とさせていただきます。 ○議長(森下田嘉治) ほかに御意見ございませんか。 4番 廣中清介議員。 ◆4番(廣中清介) 議長のお許しを頂きましたので、私からは、議発第2号 田原市議会の議員の議員報酬及び期末手当の減額に関する条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で意見を申し上げます。 先ほどもエビデンスという言葉が何度も出ましたけれども、エビデンスで攻めれば困るだろうとの考えがおありかと思います。しかし、現状の10%減も10%というものに明確なエビデンスはなかったと記憶しております。簡単に言いますと、今回の議発は、この1年間継続してきた現状の10%削減を維持しようではありませんかという提案かと思います。 先ほど、十分に国の支援等も行われてきたという意見もございましたが、自殺者が急増しているという現状を見ましても、国民に対して十分な支援がされているものとは到底思えません。そこで今回、議員として満額の報酬分は、もちろん仕事をした上で1割の報酬を返上することに意味があると考えております。これこそが議員としての矜持ではないでしょうか。報酬減額分がコロナ感染防止対策あるいはワクチン接種事業の推進にしっかりと生かされることを希望し、議発第2号に賛成するものです。以上です。 ○議長(森下田嘉治) 以上で、討論を終結したいと思います。 これより採決を行います。 起立による採決を行います。 賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(森下田嘉治) 起立少数であります。 よって、議発第2号は、否決をされました。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 次に、日程第23 令和3年度議員派遣についてを議題といたします。 令和3年度の議員派遣については、お手元に配付しました令和3年度田原市議会議員派遣一覧表のとおり予定をしております。 お諮りいたします。 令和3年度議員派遣につきましては、原案のとおりとすることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、令和3年度議員派遣につきましては、原案のとおり決定いたしました。 なお、ただいま決定された議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森下田嘉治) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定をしました。----------------------------------- ○議長(森下田嘉治) 以上をもって、本定例会に付議されました案件の審議は、全て終了いたしました。 市長から発言の申出がありますので、これを許します。 市長。 ◎市長(山下政良) 令和3年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には、今定例会に提案させていただきました令和3年度予算をはじめとする議案につきまして、熱心に御審議を賜り、議決いただきましたことに対して、厚く御礼を申し上げます。大変ありがとうございました。 さて、愛知県における新型コロナウイルスの感染状況については、新規陽性者数や入院患者数、重症者数のいずれも減少傾向にあり、判断基準となる全ての指標がステージ2以下となりました。こうした状況から、3月21日をもって愛知県の厳重警戒宣言及び厳重警戒措置が解除され、警戒領域へ変更されました。これまでの御協力いただきました全ての皆さんに、心から感謝を申し上げます。 一方で、県内各地で新規陽性者やクラスターの発生は終息しておらず、人の移動が活発となる時期にも重なります。第3波のリバウンドを防ぐため、皆様には引き続き不要不急の外出や、県をまたぐ移動、宴会等の自粛等への御協力をお願いしていきます。また、市民の皆さんが速やかにワクチン接種を行えるよう、医療機関等と連携し、体制を整えてまいります。 コロナ禍で時代の転換期を迎える中ですが、来る新年度が本市にとって、逆境を乗り越え未来につなぐ年となるよう、あらゆる分野にわたりしっかりと取り組んでまいる所存です。皆様におかれましても、今後も市政発展のため御活躍くださいますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(森下田嘉治) それでは、第1回定例会の閉会に当たり、私から一言お礼申し上げます。 3月2日の開会以来、本日までの21日間にわたり、提案された議案等につきまして熱心に御審議いただき、本日ここに全議案を議了し、無事、閉会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の終息までの道のりはまだまだではありますが、感染症の発症に対し有効なワクチン接種は、本市でも順次始まろうとしております。執行部におかれましては、市民の皆様が安心してワクチン接種できるよう、正しい情報の発信や普及啓発に努めていただくとともに、接種開始に向けた体制づくりなど、準備を進めていただきますようお願いいたします。 令和3年度の予算は、法人市民税率の引下げや新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にありますが、逆境を乗り越え未来につなぐ予算となるよう、執行部各位におかれましては、議案審議の過程に出された意見を十分尊重していただき、市民のために今後とも全力で事業に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。 また、議員各位におかれましても、このような厳しい状況下にある今こそ、より一層市民に信頼される議会となるべく、市民の代表者として自らの役割と責任を再度自覚し、議員の資質向上に向けた努力を重ねていただきますようお願いいたします。 以上、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。 以上をもちまして、令和3年田原市議会第1回定例会を閉会いたします。 △午前11時28分閉会...