平成21年 9月 定例会(第3回) 平成21年
田原市議会第3回定例会(第4日) 会議録1 開議 平成21年9月17日1 応招(出席)議員は、次のとおりである。 1番 眞木正五 2番
川口廣和 3番
北野谷一樹 4番 松見 清 5番
山本浩史 6番
森山和幸 7番
荒木貞夫 9番
金田信芳 10番
彦坂雄三 11番
小久保喜光 12番
安田幸雄 13番
杉浦文平 14番
鈴木達司 15番 太田
由紀夫 16番
小柳津保弘 17番
赤尾昌昭 19番
鈴木義彦 20番
河合熙人1 不応招(欠席)議員は、次のとおりである。 8番
角谷敏夫1 本会議に職務のため出席した者は、次のとおりである。
事務局長 大場善幸 議事課長 中村文紀 副主幹 鈴木通之 書記 佐久間稔依 書記
大谷正雄1
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。 市長
鈴木克幸 副市長
菰田信幸 教育長 川口 侃
政策推進部長 平松正敏 政策調整監 原 重人
総務部長 八木 学
市民環境部長 杉浦 拡
健康福祉部長 富田美義 産業振興部長 菰田敏則 産業振興部技監 土方英二 都市建設部長 讃岐俊宣 都市建設部建設監 伊藤茂紀 水道部長 彦坂文男 渥美支所長 袴田 勉
会計管理者 野末節朗 教育部長 眞木 猛 消防長
小川道夫 総務課長 横田直之 監査委員事務局長 立花伸夫 代表監査委員 松井 昭1
議事日程は次のとおりである。 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 議案第57号 田原市
公共駐車場の設置及び管理に関する条例について 日程第3 議案第58号 田原市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について 日程第4 議案第59号
田原市立田原福祉専門学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について 日程第5 議案第60号 田原市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について 日程第6 議案第61号 愛知県
市町村職員退職手当組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び愛知県
市町村職員退職手当組合規約の変更について 日程第7 議案第62号 愛知県
後期高齢者医療広域連合を組織する
地方公共団体の数の減少及び愛知県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について 日程第8 議案第63号 平成21年度田原市
一般会計補正予算(第3号) 日程第9 議案第64号 平成21年度田原市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号) 日程第10 議案第65号 平成21年度田原市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第11 議案第66号 平成21年度田原市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程第12 議案第67号 平成21年度田原市
水道事業会計補正予算(第1号) 日程第13 議案第79号
消防ポンプ自動車(
CD-I)
購入契約について 日程第14 議案第68号 平成20年度田原市
一般会計歳入歳出決算認定について 日程第15 議案第69号 平成20年度田原市
給食センター給食費特別会計歳入歳出決算認定について 日程第16 議案第70号 平成20年度田原市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について 日程第17 議案第71号 平成20年度田原市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第18 議案第72号 平成20年度田原市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第19 議案第73号 平成20年度田原市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第20 議案第74号 平成20年度田原市
田原福祉専門学校特別会計歳入歳出決算認定について 日程第21 議案第75号 平成20年度田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第22 議案第76号 平成20年度田原市
中心市街地商業等活性化事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第23 議案第77号 平成20年度田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 日程第24 議案第78号 平成20年度田原市
水道事業会計決算認定について1 本会議に付議した事件は次のとおりである。
議事日程に同じ。1 議事
△午前9時00分開議
○議長(
河合熙人) 皆さん、おはようございます。 開議に先立ちまして、8番
角谷敏夫議員から欠席の届出がありましたので、よろしくお願いいたします。 ただいまの
出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、本会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定による平成21年8月の
例月出納検査の結果についての報告があり、その写しをお手元に配付いたしましたので、よろしくお願いをいたします。 これより日程に入ります。 本日の
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、よろしくお願いいたします。
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○議長(
河合熙人) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第82条の規定により、13番
杉浦文平議員、14番
鈴木達司議員、以上の御両名を指名いたします。
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○議長(
河合熙人) 次に、日程第2 田原市
公共駐車場の設置及び管理に関する条例について(議案第57号)から日程第13
消防ポンプ自動車(
CD-I)
購入契約について(議案第79号)までの12件を
一括議題といたします。 さきに審査を付託いたしました各
委員会委員長の報告を求めます。 初めに、
文教厚生委員長。
◆
文教厚生委員長(
鈴木義彦) それでは、報告をいたします。
文教厚生委員会は、付託されました議案第58号、第59号、第62号、第63号のうち
文教厚生委員会の所管分及び第64号から第66号の7件について、9月7日に本委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について当局の説明を求めた後、質疑、討論、採決を行いました。 審査の概要を申し上げます。 議案第58号について、
出産育児一時金に関し、市長が必要があると認めたとき3万円を上限として加算とあるが、認められない場合とはどういう条件なのかとの質疑に対し、出産した
医療機関が
産科医療保障制度に加入していない場合であるとの答弁が、三つ子や四つ子の場合の一時金の金額はとの質疑に対し、1子につき支給なので、それぞれ助成金は出るとの答弁がありました。 議案第59号について、入学料について市内の人は12万円、市外の人は15万円となっているが、2割の差は開き過ぎと思うが、どのように決めたのかとの質疑に対し、開校当初から2割減となっている。当時、額を決定するのに、先行的な事例として北海道の栗山町を参考にしたと聞いているとの答弁が、市内や
姉妹都市提携等の生徒の皆さんには入学金を下げることをどのようにお知らせするのかとの質疑に対し、それぞれの自治体に出向き、広報での周知や
ケーブルテレビでの放映をお願いし、パンフレット、
チラシ等を主要な
公共施設に配置していただこうと思っているとの答弁がありました。 議案第62号について質疑はなく、議案第63号について、
住宅手当支給事業の
支給対象者は
勤労意欲のある方とのことだが、意欲がある、意欲がないの判断はどこでするのかとの質疑に対し、
ハローワーク等に申し込みをしている方で
就労意欲があり、職業を探しているのが条件であるとの答弁が、
夫婦共働きの場合、男性、女性、どちらかが職を失っても該当するのか、また手当の額に上限はあるのかとの質疑に対し、借家の契約者が対象であるため、男女の区別はない。手当の額の上限は単身の方で3万6,000円の6カ月間であるとの答弁がありました。 議案第64号から議案第66号については、質疑はありませんでした。 討論においては、各案とも意見はありませんでした。 それでは、採決の結果を申し上げます。 本委員会に付託されました議案第58号、第59号、第62号、第63号のうち
文教厚生委員会の所管分及び第64号から第66号の7件については、
全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上で、
文教厚生委員長の報告を終わります。
○議長(
河合熙人) 次に、
経済建設委員長。
◆
経済建設委員長(
山本浩史)
経済建設委員会は、付託されました議案第57号、第63号のうち
経済建設委員会の所管分及び第67号の3件について、9月7日に本委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について当局の説明を求めた後、質疑、討論、採決を行いました。 議案第57号について、
プレミアム分が同じ比率のプリペイドカードを3種類に分けて発行する必要があるのかとの質疑に対し、
プレミアム分は同じであるが、
利用頻度・
利便性等を考慮して3種類の発行を予定しているとの答弁が、使用料の設定の根拠はとの質疑に対し、豊橋市を含めた近隣の
民間駐車場の料金等の調査結果、
利用条件、建物の
耐用年数及び収益性を考慮して決定したとの答弁が、
立体駐車場の有料化に伴って、他の市街地の駐車場の有料化の方向性が示されたが、その
進捗状況はとの質疑に対し、諸条件が整い次第、順次有料化に向けて進めていきたいとの答弁がありました。 議案第63号について、土木費に関する地域の要望・意見をどのように集約し、
優先順位をつけて予算化しているのかとの質疑に対し、現場を確認し、緊急性、重要性を評価し、各校区の
要望順位と
すり合わせ等を行い、必要性を確認して決定しているとの答弁が、
芦ヶ池農業公園の78基の電球をLEDに変更するとのことだが、
耐用年数はどのくらいか、また単価がかなり高額であると思うが、どうかとの質疑に対し、
耐用年数は毎日10時間の使用で10年から15年ぐらいである。今後、
大量生産ができれば値段は下がると思うとの答弁がありました。 議案第67号については、質疑はありませんでした。 討論においては、各案とも意見はありませんでした。 それでは、採決の結果を申し上げます。 本委員会に付託されました議案第57号、第63号のうち
経済建設委員会の所管分及び第67号の3件については、
全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上で、
経済建設委員長の報告を終わります。
○議長(
河合熙人) 次に、
総務委員長。
◆
総務委員長(眞木正五) それでは、報告いたします。
総務委員会は、付託されました議案第60号、第61号、第63号のうち
総務委員会の所管分及び第79号の4件について、9月8日に本委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について当局の説明を求めた後、質疑、討論、採決を行いました。 審査の概要を申し上げます。 議案第60号について、消防法の改正により条文の号数を繰り下げるものだが、消防法の
改正内容と改正に伴う本市への影響はとの質疑に対し、都道府県に対し
救急搬送受け入れの
実施基準の策定及び協議会の設置が義務づけられたことにより条文が繰り下がったもので、本市へは何ら支障はないとの答弁が、条例の適用になった方がこれまでにいるのかとの質疑に対し、訓練、出動時の捻挫、
打撲程度の軽度の負傷等により条例の適用になった
消防団員が昨年は7名で、毎年数名いるが、大きな補償等に至るものではない。ただ、昭和63年に野田町の火災の際、消防協力していただいた方が亡くなられ、現在も遺族年金が支払われているとの答弁がありました。 議案第61号について質疑はなく、議案第63号について、市税の
過誤納還付金の内容はとの質疑に対し、
予定納税をした企業への還付のほか、企業が申告をやり直した場合に税額が減る更正の請求、確定申告による市・県民税の減額、課税誤りなどにより発生する還付であるとの答弁が、当初予算40億円余と今回の
補正予算5,000万円を含め、
対象企業数と総額はとの質疑に対し、
予定納税分が130社で37億2,753万2,000円、加算金が1億1,144万円、更正の請求が12社で4,013万円となるとの答弁がありました。 議案第79号について、消防団が保有している
消防ポンプ自動車の車両数、また更新の基準はとの質疑に対し、
CD-I型10台、BS型7台、
小型動力ポンプ付積載車8台の計25台で、
消防本部内で設定している
更新基準年数は、
消防ポンプ自動車は15年、
小型動力ポンプ付積載車はおおむね13年で更新をしているとの答弁が、取得して10年を経過した車両の数はとの質疑に対し、
消防ポンプ自動車では14年経過の車両が1台、13年経過が1台、12年経過が1台、11年経過が2台、また
小型動力ポンプ付積載車では13年経過が1台、12年経過が1台、11年経過が1台であるとの答弁がありました。 討論においては、各案とも意見はありませんでした。 それでは、採決の結果を申し上げます。 本委員会に付託されました議案第60号、第61号、第63号のうち
総務委員会の所管分及び第79号の4件について、
全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。 以上で、
総務委員長の報告を終わります。
○議長(
河合熙人) 各委員長の報告が終わりました。 これより各委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。 御質疑もないようですので、質疑を終結します。 これより討論を行います。 御意見ございませんか。 御意見もないようですので、討論を終結します。 これより採決を行います。 議案第57号から第67号及び第79号の12件について一括して採決を行います。 各案に対する委員長の報告は可決であります。 各案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
河合熙人) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から第67号及び第79号の12件は、委員長の報告のとおり可決されました。
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○議長(
河合熙人) 次に、日程第14 平成20年度田原市
一般会計歳入歳出決算認定について(議案第68号)から日程第24 平成20年度田原市
水道事業会計決算認定について(議案第78号)までの
決算関係11件を
一括議題といたします。 本件については、
決算特別委員会に付託いたしましたので、委員長の報告を求めます。
決算特別委員長。
◆
決算特別委員長(松見清)
決算特別委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 去る9月4日の本議会において
決算特別委員会が設置され、付託されました平成20年度
決算関係11議案につきましては、会期中に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査の経過及び結果を報告いたします。 各議案について当局の説明を求めた後、質疑を行いました。 質疑は議案ごとに数多くありましたが、その内容については省略させていただきます。 討論及び採決では、議案第68号 平成20年度田原市
一般会計歳入歳出決算認定についてに対し、
角谷敏夫委員から反対、
金田信芳委員、
小柳津保弘委員の2名から賛成の
意思表示があり、採決の結果、賛成多数で認定することに決定いたしました。 議案第71号 平成20年度田原市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてに対し、
角谷敏夫委員から反対、
森山和幸委員から賛成の
意思表示があり、採決の結果、賛成多数で認定することに決定いたしました。 議案第69号、議案第70号及び議案第72号から議案第78号までの9議案については、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、認定することに決定いたしました。 以上で、
決算特別委員長の報告を終わります。
○議長(
河合熙人)
決算特別委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。 御質疑もないようですので、質疑を終結します。 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、これを許します。 なお、8番
角谷敏夫議員から反対の発言通告がありましたが、本日欠席のため、発言することができません。 それでは、賛成者の発言を許します。
金田信芳議員。
◆9番(
金田信芳) 私は、平成20年度田原市
一般会計歳入歳出決算認定に当たり、
田原新生会を代表し、賛成の立場で意見を述べます。 平成20年度は、米国のサブプライムローン問題などから景気が減速しつつあると言われる中、9月の
米国大手証券会社の破綻が引き金となった金融・
経済危機の始まりから、100年に1度の不景気と言われるほど急激に経済が冷え込みました。中でも
自動車産業の打撃は大きく、関連する企業の業績は悪化し、事業の縮小にまでなった企業もあらわれ、労働者の雇用問題に発展し、その影響の大きさから
世界恐慌が起きるのではと心配をされました。そのため、我が国においても緊急の
経済対策として2度にわたる大型の
補正予算を組んで景気の下支えが行われ、さらに平成21年度に入っても
補正予算が組まれ、総額100兆円を超える予算額となったのは記憶に新しいところでございます。 このような中で本市の平成20年度
一般会計決算を見ますと、歳入は349億円余と、主たる歳入の市税が
景気後退の影響から前年度に比べ10.6%減少したことから決算額も大きく減少し、そのため歳出においても321億円余と前年度に比べ減少したものになりましたが、引き続き
総合計画に基づいて田原市の新しい
まちづくりや安心・
安全対策、
市民生活の改善や利便性の向上など積極的に進められていると判断するところであります。 厳しい
経済状況の中で、歳入においては平成21年度以後の
財政見込みを考えての財源確保に努め、歳出においては経費節減や効果的な
事業支出に努め、市民、
市民活動団体、事業者、市行政が連携・協働して
総合計画に掲げられた目標の実現に向けて取り組むための財源となる
市民協働まちづくり基金の創設や、
子育て支援として
子ども医療費の
無料化対象枠の拡大、第3子以降の3歳未満児の保育料の無料化、妊婦健診の
公費助成の拡大、市民の健康を守るための
夜間診療の充実、市の玄関口であります渥美線三河田原駅周辺の再開発、
赤羽根道の駅のあ
かばねロコステーションの整備による地域の活性化と観光客の
利便性向上、また主産業である農業においては
生活環境・
生産基盤の整備や
経営環境の改善への取り組み、そして地震・風水害など災害に対する安心・
安全対策としての
緊急地震速報受信機の設置、
災害対策基金の創設など
自主防災の充実、
防災施設の整備、さらに、これからの時代を担う
子供たちの健全な発達を願い、
教育現場における
スクールアシスタント、
学校教育活動コーディネーター、
教育支援員の配置・充実のほか、学校や市民館など
教育施設の耐震化・
バリアフリー化のほか、放課後の
子供たちが活動できる場所の整備など、このほか
障害者福祉や
高齢者福祉の充実にも取り組み、生活、生産、
都市基盤の整備も進め、活力ある
まちづくりに向けて着実に推進が行われております。 冒頭に申し上げた景気の急激な後退から厳しさが増す中にあって、我々市民の安心・安全を守り、生活、暮らしが豊かになるよう積極的な取り組みがうかがえるところであり、その運営も適正に行われていると判断し、
決算全般を通じ特に問題もなく、活力・魅力のある
まちづくりを行っていると評価するものであります。 しかしながら、今後しばらくの間はこれまでのような歳入の確保は困難であると見込まれますので、将来の負担が増加しないよう、また健全な
財政運営に配慮して借入金を減らし、貯金をふやすなど、今後も
健全財政を維持しながら、諸事業の着実な推進に努力していただくことを要望し、本案に賛成するものであります。
○議長(
河合熙人)
小柳津保弘議員。
◆16番(
小柳津保弘) 私は、
公明党田原市議団として、議案第68号 平成20年度
一般会計歳入歳出決算認定について賛成の立場で意見を申し上げます。 平成20年度は、
リーマンショックに端を発する100年に1度の
世界経済の混迷と
景気後退が起こるなど、国と地方を取り巻く環境が目まぐるしく変化しました。特に、
企業収益の悪化から非
正規労働者の
契約打ち切りなど、大きく雇用問題がクローズアップされました。本市においても、ここ数年来、好調な税収により
財政規模が拡大し、着実に事業を進めていたところですが、年度途中の急激な
経済状態の悪化により大きく影響を受け、拡大した
財政規模を適正なものへと縮小を図る必要が生じてまいりました。 このような中、
継続事業を着実に実行しながら、
行政評価を活用した事業の見直し、施策の選択と重点化に努めるとともに、より一層の
市民協働を進める中で、その
重点施策として安心・
安全対策、
地域経済の活性化、市街地の再生・活性化など
住民福祉の向上と市政の着実な発展を目指し、施策を推進してきました。
一般会計の決算については、歳入349億6,161万円に対し、歳出は321億9,834万3,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は24億3,740万7,000円となっております。歳入においては、市税は決算額が200億3,968万円で、前年度に比べ23億7,399万3,000円、10.6%の減となり、主なものは
法人市民税で、前年度に比べ26億1,998万9,000円の減少となっております。大変厳しい、そして苦しい
経済状況がうかがえるところであります。 一方、歳出において、協働・共生の
まちづくりとして市民の参加と協働の
まちづくり基金の創設が図られ、
市民協働による新たな
まちづくりを推進する
体制整備が図られました。 民生費では、
子ども医療費の無料化の拡大を、また衛生費では平日の
夜間診療の実施、妊婦健診の
公費負担の拡大と、私
ども公明党が強く要望しておりました項目の実施が行われております。
農林水産業費では新たに堀切・
日出海岸保安林の
自然環境調査と
経営構造対策事業、土木費では
赤羽根海岸の道の駅「あ
かばねロコステーション」、田原駅の
周辺整備、
緑ヶ丘住宅整備などの
地域経済の活性化、市街地の再生・活性化につながる事業が実施されております。 安心・
安全対策として、消防費では高
規格救急自動車の購入、
公共施設への
緊急地震速報受信機の設置、
災害対策基金の創設などが、また教育費は
小・中学校の耐震化、
野田小学校整備、市民館の耐震化など進められております。さらに、将来を担う人材育成のため、3歳未満児で第3子の保育料の無料化、
小・中学校の
スクールアシスタント及び
教育支援員の拡充を行うなど、教育・
子育て環境の整備のための配慮がうかがえ、まさに将来を担う子供への施策が推進されていると思っております。 以上、厳しい
経済状況の中、将来の活力ある
まちづくりに向け、
各種事業を積極的に推進されたものと評価いたします。今後も
健全財政を維持しながら、
財政規模の適正化を図りつつ、必要とされる諸事業の推進に努力していただくことを期待し、本案に賛成するものであります。
○議長(
河合熙人) ほかにございませんか。
森山和幸議員。
◆6番(
森山和幸) 私は、議案第71号 平成20年度田原市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で意見を申し上げます。
国民健康保険特別会計は国民皆
保険制度を維持し、被保険者である市民の疾病、負傷、出産または死亡に対し必要な給付を行い、市民の健康の向上に寄与するものであります。国民健康
保険制度の健全な運営と本市の財政の均衡を保つため保険料が設定され、国・県の支援を受け健全な医療制度の運営に努めており、適正と判断いたします。 今後とも医療制度の健全な運営に努めていただき、市民の健康保持に努力されることを期待し、賛成意見とするものであります。