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06月17日-04号

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  1. 日進市議会 2024-06-17
    06月17日-04号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  6月 定例会(第2回)        令和6年第2回日進市議会定例会本会議[6月17日(月)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 田中とおる       2番 ゆきむらともこ         3番 島村きよみ       4番 加納やすこ         5番 吉野ゆうと       6番 小出あさこ         7番 白井えり子       8番 舟橋よしえ         9番 山田久美        10番 岩渕晃久         11番 大屋よしお       12番 福安淳也         13番 ごとうみき       14番 坂林たくみ         15番 川嶋恵美        16番 中島まなみ         17番 水野たかはる      18番 小野田利信         19番 大橋ゆうすけ      20番 武田治敏1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         水野隆史  教育長         岩田憲二   総合政策部長      石川雅之  総合政策部調整監    杉田武史   総務部長        萩野一志  総務部参事       石川誠司   生活安全部長      加藤慎司  福祉部長        祖父江直文  健康こども部長     棚瀬浩三  都市整備部長      蟹江健二   都市整備部参事     荻野成康  産業政策部長      長原範幸   産業政策部参事     小椋宏樹  生涯学習部長      伊東あゆみ  学校教育部長      加藤 誠  福祉部次長兼地域福祉課長       健康こども部次長兼こども課長              高見紀子               小濱光育  都市整備部次長兼道路建設課長     生涯学習部次長兼学習政策課長              林  孝               伊藤泰裕1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      伊東敏樹   議事課長        石川博之1.会議に付した事件  議案第41号 日進市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第42号 旧日進美化センター解体撤去事業基金条例の廃止について  議案第43号 日進市立米野木台西保育園の指定管理者の指定について  議案第44号 令和6年度日進市一般会計補正予算(第3号)について  議案第45号 愛知県後期高齢者医療広域連合規約の変更について1.議事日程  日程第1 一般質問(個人質問)      1 吉野ゆうと      2 舟橋よしえ      3 岩渕晃久      4 ごとうみき  日程第2 議案第41号から議案第45号までについて       (質疑・委員会付託)1.閉議        午後2時21分 議長宣告     午前9時30分 開議 ○議長(小野田利信) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第1、一般質問を行います。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、吉野ゆうと議員の発言を許します。     〔5番 吉野ゆうと登壇〕 ◆5番(吉野ゆうと) 通告に従って質問します。 まずは、不登校の児童・生徒に関してです。 1年前の私の一般質問の際に、要保護・準要保護世帯の児童・生徒のフリースクール等の学習機会の確保のサポートについて御質問、御提案をさせていただきました。今年度より実際に補助を開始いただいているわけですが、取組状況はいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまの吉野ゆうと議員の質問に対する答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 補助制度につきまして、本年度当初に学校保護者間連絡アプリでの案内、広報にっしん6月号での掲載を行い、広報活動を行っております。対象となる家庭だけでなく、広く制度設計を知っていただくことで、本市の登校支援施策を知っていただき、子育てをする全ての保護者の安心材料の一助になるよう努めております。 また、補助制度導入をきっかけに、市費指導主事と教育支援センター指導員、スクールソーシャルワーカーにより、本市教育委員会に長期欠席届が提出されており、学校教育法第1条に該当しない、いわゆる一条校以外に通う児童・生徒の活動場所の確認と、制度説明をするために現地訪問を行いました。 文部科学省が作成したCOCOLOプランにおきましても、教育支援センターの支援機能強化手法として、不登校児童・生徒への支援の知見や実績を有するフリースクールなどとの連携を強化することも効果的であることが示されております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 制度開始に加えて、早速の告知などを進めていただき、ありがとうございます。日進市のスピード感ある課題解決姿勢を誇らしく思います。 さて、フリースクールへ現地訪問をされたとのことですが、その実績と、そこから得られたものを御教示ください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 令和6年4月時点で、海外留学を除く長期欠席届を提出している児童・生徒は40名、現地訪問をした施設は、N中等部、愛知シュタイナー学園愛知インターナショナルスクール、アップビートインターナショナルスクール、愛知国際バイリンガルスクール名古屋インターナショナルスクールの6か所でございます。 6か所それぞれ特徴があり、一条校以外という1つの枠組みで捉えるのではなく、それぞれの施設において子どもたちのための取組を実施していることを把握することができました。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 民間の取組を把握することは重要と考えます。これを機に、ぜひ連携を深めていただけたらと思います。 また、愛知県の20代議員での勉強会を定期的に実施しており、そこで本制度を扱ったところ、周辺地域で大府市が新たに今年度から月々2万円で実施していると知りました。周辺自治体でも類似ケースが出てきたことをうれしく思いますが、情報は得ていますでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 本年度の5月9日に大府市教育委員会へ行政視察を行い、先方の学校教育課長、指導主事に御対応いただいております。 本市制度と異なっている点もありますが、登校支援が必要な児童・生徒のためにフリースクール補助制度を開始した自治体同士の情報交換の場となりました。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 早速の情報交換の機会を設けていただき、ありがとうございます。 本市との制度の違いや参考にできる点は何がありましたか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 大府市は、視察時点で1名申請があったと聞いております。大府市は、不登校児童・生徒の居場所づくりが目的のため、収入によらずに一律月額2万円を上限として支給している点が大きな違いとなっております。また、フリースクールの利用を積極的に推進しているわけではないため、制度の対象となる不登校児童・生徒保護者のみ案内しているとのことでしたので、この点も本市と異なっておりました。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 本市の施策に取り入れることができるものは何がありますか。
    ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 特に反映したいものとして、大府市教育委員会が独自に令和5年度策定した長期欠席者の指導要録上の出席扱いに係るガイドラインの作成が挙げられます。 ガイドラインでは、長期欠席の児童・生徒が校外の施設において自立に向けた支援や学習支援を受けた場合の、校長が指導要録上の出席扱いと判断する際の目安や、留意すべき点について示しています。 本市としましても、補助制度の運用開始及び視察などを反映したガイドラインの作成を進めてまいります。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 憲法との整合性など、日進市はより慎重に制度設計をしていると考えていますが、ガイドラインの存在は大変参考になります。また、大府市の場合、金額のインパクトも大きく、ぜひ日進市でも検討を進めていただけたらと思います。 改めての確認となりますが、令和5年度末時点で要保護・準要保護世帯で不登校認定されている児童・生徒の比率は、昨年度同様、高い傾向でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 令和5年度末時点では、市内児童・生徒での不登校比率は小学生2%、中学生6%、全児童・生徒数では3%でした。 要保護・準要保護となっている児童・生徒数のうち、不登校比率は小学生8%、中学生12%、要保護・準要保護児童・生徒数における不登校比率は9%でした。 令和4年度実績同様、要保護・準要保護世帯の不登校比率は高い傾向となっております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 本制度の設計の際に多くの方が利用することで、予算を圧迫する可能性も懸念されたかと思います。実際には、現在利用をしている方はいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 現在のところ、申請をいただいている方はおりません。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) まだ利用者がいないのは、補助額が少ないことも一因と考えます。実際に要保護・準要保護での不登校率も高いわけですし、一方で、多くの方が利用をして、予算が圧迫する可能性が低いことも明らかになりましたので、補助額を上げることも来年度に向けて御検討いただきたく思います。 続いて、児童・生徒の情報教育、協同学習の教材としても利用されている教育版マインクラフトに関してです。 こちらを用いて内容を競い合うマインクラフトカップがあります。その中で自治体賞を設定することができ、昨年度は東京都や広島県、札幌市、富山市などが取り組んでいた一方で、東海地方の自治体では、自治体賞の設定をしているところはありません。 DXの先進自治体である我が市は情報教育にも力を入れていくのがよいと思っており、こういった民間企業との連携も必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 ゲームを活用した授業実践が報道されるなど、GIGAスクール構想により、以前とは教育環境が大きく異なっています。 本市では、学校電子図書館の活用や、中学校技術科プログラミング授業と連携した社会科副読本電子化を進めるなど、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、教育においてもDX化を図っているところでございます。 こうした中で、議員から教育版マインクラフトを活用したマインクラフトカップについて御紹介いただき、御担当者の方から大会趣旨などの説明をいただき、本市としましても東海地区初となる自治体賞(日進市制30周年記念賞)を設定させていただくこととなりました。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) こちらも御検討の末、東海地方初となる自治体賞の設定をしていただきまして、ありがとうございます。本取組によってDXの先進自治体であり情報教育に力を入れている自治体としての印象も高まればと思います。 また、ハートフレンドの支援員さんからも、マインクラフトを用いた教育を行いたいという提案があったと聞いています。こちらの取組と関連させることはできますでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 議員からマインクラフトカップの御紹介をいただいた時点で、教育支援センター指導員からぜひ教育支援センターでもマインクラフトを活用したいとの相談を受けておりましたが、マインクラフトは年間利用料が必要であることから、予算面がネックになっておりました。 今回、自治体賞を設定することにより、本年度末までの期間限定ではありますが、教育支援センター分の無料アカウントを貸与いただくことができました。現在、早速、教育支援センター内での活用を始めており、ぜひ教育支援センターチームとして応募できるよう進めております。 教育支援センター事業におきましても、不登校状態にある児童・生徒がどんなきっかけでもよいので家から出られるような多くの参加機会を積極的につくっていきます。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 自治体賞の設置によって無料アカウントの付与が決まり、実際に教育支援センターでの導入につながったとのこと、うれしく思います。 フリースクール通所のサポートや教育版マインクラフトの活用などを積極的に取り入れていただいているわけですが、公教育のみならず、民間企業のリソースや知恵を活用することが非常に大事だと改めて実感します。 日進市教育委員会としては、そういった民間の力をより借りていくことに関してどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、教育長。 ◎岩田教育長 不登校児童・生徒の登校支援につきましては、登校拒否と言われた昭和の時代から学校現場でも一生懸命取り組んできました。しかし、社会の大きな変化に伴い、教員としての仕事内容は多様化し、仕事量も増大しております。既に学校現場では、教員だけで対応できる不登校児童・生徒数ではなくなってきています。 昨年度から始まった中学校区に設置した校内ハートフレンドに従来からのハートフレンドの機能を合わせても、不登校や不登校になりかかっている児童・生徒には対応できても、完全に家から一歩も出られない状態の児童・生徒には対応し切れていません。そのような子どもたちを持つ保護者を支援しながら、まずは何とか部屋から出すこと、そして、何とか家から出すことを目標に支援していきたいと考えております。 そのためには、公教育のみならず、フリースクールを含めた民間の力やノウハウも積極的に活用したいと考えております。子どもたちが将来、社会から誰一人取り残されることなく生きていくために、今後もあらゆる手段を検討し、様々な取組を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) ありがとうございます。 民間の力やノウハウを積極的に活用していただき、どの立場の児童・生徒に対してもより良質な教育環境を整えることができるよう、引き続きの取組をお願い申し上げます。 さて、次の大項目の質問に移ります。 能登半島地震のボランティアに参加した際に被災者の方から様々なお話を伺いました。その中で、御遺体の安置に関してがありました。震災発生時に交通網の麻痺などもあり、警察が御遺体を引き取れない状況となり、御遺体を放置するわけにもいかず、避難所で安置したケースや、安置した建物を順番に警備したという話を聞きました。 さて、本市においては、災害時に御遺体の安置に関してはどのようにする想定でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 南海トラフ巨大地震被害想定に基づく想定死者数から判定して、多数の遺体の安置場所が必要となる可能性は低いと想定をしております。 しかし、避難所などとして利用していない公共施設もしくはこれに準ずる施設に安置することとしております。これにつきましては警察とも協議して設置してまいります。 また、民間斎場業者と協定を締結し、葬祭用品の提供や遺体の搬送に加え、搬送に必要な資器材の提供を受ける体制を整えているところでございます。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 能登半島地震では、避難所に御遺体が安置されることもあり、避難者が見守りの番をすることもあったと聞き及んでいます。本市の想定はいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 原則、避難所には御遺体を受け入れないこととしておりますが、やむを得ない場合は一時的に受け入れ、安置する場合には避難所利用者の受入れ場所とは別の場所とし、行政側の責任者も配置し、配慮した上で進めていくものと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) もし公共施設に安置する場合、災害物資の配送拠点となる可能性も考えられるわけですが、その場合に御不安に思う市民もいるかと思います。その点はいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 災害物資が集まる拠点につきましては、各避難所にプッシュ型で配送できるよう市の中心部周辺にあることが望ましく、こちらも同様に、御遺体の安置する場所としての共同となる場合には、配慮しながら支援を行う必要がございます。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 有事の際の御遺体のことはなかなか想定しにくいことですが、残された御遺族や被災者となった市民にとっても重要なことです。道の駅の開駅でプッシュ型支援の物資供給拠点の在り方も変わるかと思います。この機会に有事の際の各公共施設の役割を再整理していただけますと幸いです。 さて、現地でもう一点、気になる話がありました。 簡易トイレ等の設置場所を避難者の生活空間の近くに設置したことで、異臭が生活空間に流れてきたことが避難所生活で最もつらかったという話を聞きました。 日進市内での避難所におけるトイレの運用想定として、どのような指示を出しているのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 簡易トイレに関しましては、指定避難所となる各小中学校にマンホールトイレなどの組立て式トイレや、凝固剤で固めて廃棄する簡易トイレを備蓄しています。 組立てトイレは、建物の外の専用マンホールに設置し、凝固剤簡易トイレにつきましては、既存のトイレに設置して使用することができます。 また、設置場所につきましては、居住スペースとは離れた場所を想定しているところでございます。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 居住スペースとは離れた場所とのこと、安心いたしました。 また、特に高齢者を中心に、持ち運びできる簡易トイレを生活空間に持ち込み、その場で用を足す方もいたとのことです。これも悪臭につながり、また、避難所内での感染症蔓延など、衛生環境にも影響します。その点はいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 避難所運営において、本部係、誘導係、受付係、物資係、トイレ係、救護係を設けます。 トイレの利用に関しましては、トイレ係で適切な設置場所、汚物の集積場所やルールをつくり、避難者に周知をいたします。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) こちらも確認ができ、安心いたしました。 居住スペースでは、不慣れな環境で多くの市民が過ごします。有事の際にならないと分からないことも現実にはございます。既に取り組まれていると思いますが、こうした有事の実際の事例を参考に、我が市における計画も適時アップデートいただけたらと思います。 続きまして、観光客増加に伴う災害への備えに関してです。 日進市は観光客を増加させる方向だと思いますが、観光客増加に伴って、災害時の帰宅困難者なども増加するかと想定されます。その場合の備えなどはいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 本市の地域防災計画におきましては、南海トラフ地震の被害予測による帰宅困難者数は約1万1,000人から1万3,000人と予想しております。多くの方に一時的に滞在する場所や水、食料等が必要となります。 大規模災害時には旅行者や買物客等、近くに身を寄せる当てのない方を対象に公共施設や民間施設の活用など、緊急時の対応が必要になるほか、水や食料などの備えが必要となります。 本市では、最大1万3,000人の帰宅困難者を想定し、非常食や水を備蓄し、予防措置を行っているところでございます。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 想定される帰宅困難者の必要備蓄等の予防措置があるとのこと、安心いたしました。 この措置がない場合、市民の方のための備蓄を使用することで物資が不足する懸念もあります。今後、帰宅困難者の見込みが増えることも想定されますが、引き続きの備えをお願いいたします。 また、道の駅は防災機能の強化にもつながると考えますので、帰宅困難者のことも視野に入れた対策をお願いいたします。 続いての大項目の質問に移ります。 民間事業者が賞味期限間近のフードロス商品を活用し、地域の飲食店と協力して、子ども食堂をサポートしたいとの申出が昨年に市民協働課宛てにあったかと思います。その後、どのようになっていますでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 昨年度、民間企業からお話をいただき、市内で子ども食堂を行っている団体に声をかけさせていただきました。 実際の取組につきましては、企業から出る賞味期限が近づいてきた冷凍食品を飲食店で提供し、その売上げの一部を子ども食堂に還元する取組でございまして、現在、市内2店舗の飲食店に御協力いただいていると聞いております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 本市は市民団体も多く、市としてのこういったサポートは心強く思います。また、市民団体の引き続きのサポートに期待を申し上げます。 また、取組を御提案いただき、本市の市民団体、子ども食堂に多大な貢献をいただいている民間企業におかれましては、この場を借りてお礼を申し上げます。 フードロスに関しては、民間企業の在庫、消費期限の都合による大量廃棄が多いという実情もあります。中には、業務用の大量ロットの商材もあるようです。ケース・バイ・ケースではありますが、約3か月前頃に廃棄の見通しがつくとも聞きました。 例えば、これらを学校給食に生かすことで、フードロス削減に寄与しながら、学校給食にかかる費用を少しですが、削減することにもつながるかもしれません。こういった動きに関してはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 学校給食においてフードロス食材を活用することは、環境面、食育面、食材費削減においても非常に有効であると考えます。 学校給食の献立に採用する際には、アレルギーや栄養摂取基準、価格の面から検討する必要はありますが、それらの条件をクリアすれば活用できるものと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) フードロス食材ですので、タイミングの問題もあるかと思います。そういった機会がある際には、ぜひとも取り入れていただきますようにお願いいたします。児童・生徒の楽しみであり、保護者からの関心も高い学校給食のさらなる活用、効果的な取組に期待いたします。 さて、今年の1月に給食センター見学会・試食会に参加をいたしました。学校給食における日々の御苦労や工夫の理解が深まる貴重な機会でした。 この見学会をはじめ、学校給食への理解を市民の皆さんにも深めていただけたらと思っております。そういった機会づくりや魅力発信はどのようにしていく予定でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 学校給食の試食会については、6月から「おいしい給食体験会」に改名し、今後、定員もこれまでの12人から20人に拡大する予定をしております。 また、体験会の会場では、実際に学校の教室で使用している机や椅子などを設置し、学校で給食を食べるかのような雰囲気づくりをし、懐かしさも感じていただけるよう工夫をしたところでございます。加えて、その月のお勧めメニューの日に実施していきます。 魅力発信については、試食会以外にも市民が市内の飲食店やイベントなどで日常的に給食と同じ献立を食べることができる環境を整備することで、市民の家族団らん、健康増進につなげてまいりたいと考えております。 また、SNSによる給食の献立の発信や、大学連携を活用し給食だよりなど、保護者、児童・生徒に発信する書類の一新を図ってまいります。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 実際に先日、給食センターにお伺いした際に、待合室に小中学校で使用する机、椅子が設置されており、教室らしい雰囲気を感じました。様々な取組が予定されているわけですが、今後を楽しみにしております。 さて、5月の給食センター運営委員会も傍聴いたしました。食べ残しの量などからも献立の改善をされていることや、欠席やアレルギーなど各事情に合わせた集金額の計算の御苦労も知ることができました。日々の取組に感謝をいたします。 さて、給食費の議題がありましたが、現状の課題や今後の方針はどのようでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 令和4年度以降、社会情勢による物価高騰のため食材価格が高騰し、御飯、パン、牛乳の価格上昇が続いており、副食の食材費が圧迫されております。これまで献立、調理方法の工夫をしてきましたが、現状の給食費で必要な栄養バランスや量を保った給食を提供することが困難な状況となっております。 そのため、適正な給食費の改定をするとともに、これまで以上に魅力のある給食を提供できるよう、毎月19日の食育の日に地場産物の活用や郷土料理の理解を深める献立や、毎月24日をにっしー給食の日とし、新たなメニューやデザートを提供するなど、児童・生徒がわくわくする給食を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 物価高騰などで、既存の学校給食費用での運営は厳しいことを理解いたします。 一方で、市民負担の増加にもつながりますので、これからの各会議で総合的な議論を深めていただきたく思います。 また、日進市はここ8年間の値上げがないとのことでしたが、その理由と、周辺自治体の状況はいかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 平成28年度の改定時から令和3年度までは、主食である御飯、パンと牛乳は少しずつ値上がりしていましたが、副食については献立や調理の工夫で栄養や量を確保してきました。 しかしながら、令和4年度から令和6年度においては、御飯、牛乳の値上がりも大きく、副食の野菜、肉などの食材費の物価高騰分に対して公費負担することで対応し、給食費の値上げを据え置いてきました。 近隣の尾東ブロック11の自治体の給食費の改定状況を調査したところ、令和6年度に改定または令和7年度に改定を予定し、値上げをする自治体が約8割である状況が分かりました。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 要保護・準要保護の世帯には既に支援があるため、家計が特に厳しいと想定される世帯への影響はないと考えてよろしいでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 これまでどおり、要保護・準要保護世帯に対しましては、改定後の給食費を就学援助費として支給してまいりますので、影響はないと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 要保護・準要保護の世帯への影響はないとのこと、安心いたしました。 学校給食の集金に関して、行事や欠席数等で食数が変わることで、学校現場、給食センターが都度計算をするなど、負担が大きいという印象を持ちました。集金方法に関して何か工夫はありますでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 これまで日額制で日額に喫食回数を乗じた額を一月ごとに集金していましたが、月額定額制に変更したいと考えております。 これは、家計の収支計画を立てやすくするほか、煩雑な集金業務の事務負担の軽減を図ることを目的に、年間納付予定額を月割りし、毎月定額を集金する方法を考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 煩雑な業務負担の効率化を図ることに賛同いたします。特に、現場負担を軽減することで、より教育活動に専念をしていただくとともに、また、実施する際には各保護者などへの丁寧な説明をお願いいたします。 最後の大項目の質問です。 社会全体にSDGsがかなり浸透してきておりますが、その次の流れとして、SWGsという考え方もあります。SDGsはサステーナブル・ディベロップメント・ゴールズ(持続可能な開発目標)でしたが、SWGs(サステーナブル・ウエルビーイング・ゴールズ、持続可能な幸福目標)という形で、将来的にはGDPからSWGsに目標指数を変換される取組も想定されます。 政権の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示す方針である通称国の骨太の方針では、2022年からウエルビーイングに言及され、2023年では政府の各種の基本計画等におけるKPIへのウエルビーイング指標の導入を加速するとあります。地方自治体におけるウエルビーイング指標の活用を促進するとも記載があります。2024年の骨太の方針案にも記載があるようでして、今回も盛り込まれると思われます。 さて、我が日進市では周辺市町よりいち早くウエルビーイング概要表を作成し、公開しています。その経緯を御教示ください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 本市の取組の経緯といたしましては、御質問のとおり、他自治体に先行して主観指標のアンケートを実施し、デジタル庁ホームページにて公開をしているところでございます。これは、令和5年度に本市の市民カード化構想事業がデジタル田園都市国家構想交付金のマイナンバーカード利用横展開事例創出型に採択されたことがきっかけとなっております。 デジタル田園都市国家構想では、「心豊かな暮らし」(ウエルビーイング)と「持続可能な環境・社会・経済」(サステーナビリティー)を実現していく構想であり、デジタル庁においてウエルビーイング指標の活用を求められております。 本市のウエルビーイング指標につきましては、現状では指標を分析している段階にあり、具体的な成果などをお示しできる段階にはございません。ただし、今後もデジタル田園都市国家構想の推進に伴い、全国の自治体においても指標の活用が進められていくことと思いますので、それらの取組について注視してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) ほか自治体に先行して実施、公表している主観指標に関しては、分析や今後の活用が期待されます。 また、我が市においてはどのような特徴があるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 本市のウエルビーイング指標につきましては、ほとんどの項目で客観指標に比べて主観指標の数値が高くなっていることが特徴であると考えております。 これは、市内のハードウエアやロケーションを基にした客観的な評価に比べ、市民自身が感じている暮らしやすさと幸福感が高いことを示しております。特に、文化・芸術、健康状態、自己効力感、地域とのつながり、環境共生、住宅環境、子育ての項目については、主観指標が高い結果となっております。 これらのことから、施設数など一目で分かりやすい数値的な指標とは違って、実際に生活する中で感じる本市のまちづくりや施策など、日進市という地域に御評価いただけたものであると考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 客観指標に比べて主観指標の数値が高くなっていることはよいことだと思います。今までは数値化できなかった市民の満足度、課題意識を顕在化させることは、本質的なまちづくりのヒント、参考となるはずです。 ぜひとも指標を積極的に活用し、市民のウエルビーイングを高めるとともに、社会への先行事例を示せることを期待いたします。 では、本指標の活用はどのようにしていく予定でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 本市では、現在、第6次日進市総合計画に基づいたまちづくりを目指し、計画に示された施策を具現化するために、向こう3年間の事業を位置づける実施計画を作成し、事業の進捗管理を行っております。 実施計画対象事業を選定する際には、市民意識調査における市民の満足度や不満足事項なども参考にするなど、市民ニーズを踏まえ、事業の選定を行っております。 ウエルビーイング指標は、こうした市民ニーズを踏まえた事業の選定におきまして有用な指標の1つであると考えますので、まずは先行自治体を参考に調査・研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 吉野議員。 ◆5番(吉野ゆうと) 国においても、与党が政府に対してウエルビーイングに関する提言を既に六次提言まで出しており、また、昨年のG7教育大臣会合でも、子どものウエルビーイングがテーマに扱われていました。時の政府の方針次第ではありますが、ウエルビーイングに関する交付金が増える可能性もあるかと個人的に推測しておりまして、ぜひとも国の動向にも注目していただきたく思います。 これで本会議における私の一般質問は終わりとなりますが、今回は、不登校の児童・生徒に関して、教育版マインクラフトの活用、災害時の対応、民間企業のフードロス対策と子ども食堂支援、学校給食に関して、ウエルビーイング指標についてなどを扱いました。 10年後、20年後の未来を見据えながら、有事も想定した備えをしつつ、引き続きよりよい日進市になるようにと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 今日はありがとうございました。 ○議長(小野田利信) これにて吉野ゆうと議員の質問を終わります。 次に、舟橋よしえ議員の発言を許します。     〔8番 舟橋よしえ登壇〕 ◆8番(舟橋よしえ) これより一般質問を行います。 最初の質問項目は、日進市自治基本条例でうたう市民主体の自治を推進するための取組についてお聞きします。 まず、日進市住民投票条例に基づく市民発議のための署名活動が本市において初めて実施され、有権者の6分の1を上回る数の署名が集まったことから、5月8日に署名簿が提出されました。 その後、選挙管理委員会の審査により無効と判断された署名が982筆あったことから、結果的に住民投票実施に必要な署名数を下回る結果となりましたが、異議申立てで認められた1人分を加えた1万1,987人の有効署名が集まったということは、非常に意義のあることだと考えます。 このことについて、市としてどう受け止めておられるか、お答えください。 ○議長(小野田利信) ただいまの舟橋よしえ議員の質問に対する答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 市長が会見の折、申しましたが、日進市住民投票条例に基づく初の市民活動が行われたもので、市民自治の一歩前進として捉えております。あわせて、行政としまして貴重な経験ができたものと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 「市民自治の一歩前進」とはどういう意味でしょうか。「一歩」の捉え方は様々で、大きな一歩もあれば小さな一歩もあります。どちらの意味でこの言葉は使われたのでしょうか。また、記者会見では3つの前進を挙げておられたそうですが、それはどういう前進なのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 条例に基づく初の市民活動が行われたことを一歩前進と一般的によく使われる表現を使用したものであり、大小という捉え方はしておりません。 3つの前進でございますが、1点目は、日進市住民投票条例に基づく初の市民活動が行われたもので、市民自治の一歩前進であったと捉えています。 2点目は、今回の住民投票実施請求を通しまして様々な課題があることを知ることができ、将来の学びにつながりました。 3点目は、本市が整備している道の駅が多くの方に知っていただくきっかけとなり、とても貴重な経験であったと認識しております。 いずれにしましても、本市には市民が直接請求できる常設型の住民投票条例があるということを多くの市民の皆さんが知る機会となったことは、市民自治の推進に大きな意義があったということでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 今回の住民投票は、道の駅建設を進めることに対してマルかバツかの住民の意思を示す機会をつくってほしいということで署名が集められました。これはとても珍しいことだと新聞記者の方が言われていたそうです。 議会の議決に基づいて進めていくことに市民が待ったをかけ、行政に対しても、議会に対しても、もっと市民の方を向いてくださいと言われている気がします。まさに市民自らが動いて市政を自分事として捉えようといううねりのようなものを私は感じました。 市長はどうお感じになられましたか。市長御自身の思いを聞きたいと願う市民が多いです。お答えいただけませんか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 市長が記者会見で述べられたことが市長自身の思いの全てでございます。その詳細部分も含めて、先ほど答弁させていただきましたとおりでございます。
    ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 先週土曜日の中日新聞社説に我がまちのことが取り上げられておりましたが、この見出しにある「なぜ『直接』問いたいのか」ということを議会も行政も受け止めなければなりません。市長御自身の言葉でコメントいただけませんか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、副市長。 ◎水野副市長 御質問の中で、市民の皆さんが道の駅の整備に対して待ったというふうなことをかけたという御質問がございましたけれども、先日も申し上げましたが、待ったということだけではなく、賛成の方で自分の本意ではないが署名をした方、いろんな方々の思いが入った今回の活動であったと捉えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 私が申し上げたのは、待ったというのは、住民投票をやる期間は少なくとも止まるじゃないですか。その意味での待ったです。ちょっとかみ合いません。 道の駅マチテラス日進に対して疑問や不安を持つ市民が多いことが住民投票署名収集活動を通じて改めて明らかになりました。市民主体の自治を推進するためには、このような市民に向き合い、道の駅整備事業についてこれまでとは違う取組が必要と私は考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 道の駅整備計画につきましては、これまで地元本郷区に対して説明会を開催しているほか、パブリックコメントの実施や事業認定における説明会なども開催し、そのほかにもホームページ、広報などの媒体を通じて、情報提供を市民の皆様に行ってきております。 また、地元地域の方々からも様々な意見を伺い、道の駅周辺の交通安全対策なども決めております。 引き続き、積極的な情報発信に努め、来年の開駅を目指してまいります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) これまでとは違う新たな取組は何もしないということでしょうか。市民自治は前進したと言えるけれども、対象となった事業そのものは住民投票活動前と全く変わりなく進めるのでは、前進した市民自治を生かそうとしていないと感じますが、いかがですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 現在は、指定管理者が事業者や各団体らから御意見を伺いながら、来年の開駅に向けて、出品物やイベントなどの調整、企画を行っている段階でございます。 今後も、様々な御意見を伺いながら、来年の開駅を目指して事業を進めてまいります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 少なくとも道の駅についての市民対話集会を市として開くことはしてもよいのではないですか。市民主体の自治の推進を進める日進市なのですから、市民の関心が高まっている今こそ、この対話集会を開く意味は大きいと考えます。いかがですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者からは、食育や防災意識の啓発など、様々な分野においてのワークショップの実施を御提案いただいております。開駅後に道の駅で実施していく予定だと伺っております。 今後も、道の駅活性化のために、指定管理者が幅広く御意見を伺う機会を設けたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 開駅後に、指定管理者が設けることを私は求めているのではありません。開駅前に、市が対話集会を開いてくださいと申し上げています。いかがですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 先ほど答弁させていただいたように、これまでも様々な手法にて御意見を伺いながら事業を進めてきておりますので、対話集会を開くことは考えておりません。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 開駅前の10月6日に道の駅シンポジウムを開かれるのですから、その内容を市民と対話できるものにしてください。これは要望しておきます。 では、次に、市民主体の自治を推進するために設置されている日進市自治推進委員会についてお聞きします。 今年度から第9期を迎える自治推進委員会ですが、市民公募委員が前期と異なり、1名しかおられません。なぜでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 公募委員の募集を行った結果、応募者が1名のみだったということでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 広報にっしん3月号にこの委員募集の案内があり、そこには募集人員3人とありますので、公募委員枠としては前期と同じ3人を想定していたけれども、応募が1人だけだったと、そういうことですね。 3月12日に応募を締め切ってから今年度第1回委員会開催の5月29日までの間に、例えば、追加募集を行う、あるいは委員経験者に声をかける等、市民公募委員を複数名確保しようという努力はされたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 今、議員の御指摘にもございました前回の委員に御案内するなど、適切な手続を実施しましたが、その結果、1名だったということでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 市民主体の自治の推進のためにとても重要な委員会だけに、委員に応募する市民が1人しかいなかったことは、危機感を持つべきことだと思います。くれぐれも、公募委員の募集人員は3名を確保したまま、市民からの応募が増えるよう改善を求めますが、いかがですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 今期に関しましては、公募委員が1名という結果になりましたが、次期に向けまして、公募委員の募集方法など、様々な視点から検討してまいります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) では、5月29日に開催をされました今期第1回委員会は、委員会会場での傍聴を認めず、オンラインでのみ傍聴が可能でした。これはなぜでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 デジタル化を推進する本市としましては、DX推進を所管する総合政策部において、今年度、先行的にオンライン傍聴を実施することといたしました。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 日進市自治推進委員会条例第7条第4項には、会議は公開とすることをうたっています。条例で定めるところの公開とは、オンラインによる傍聴ができればそれでよいということではないと考えます。議会においても会議の公開とは、普通の傍聴を認めることを指します。条例で定めている公開についての市の見解をお聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 公開につきましては、多くの人に明らかにするということを意味しておりまして、一般的な見解と同様に取り扱っております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) オンライン傍聴はできない人もおられるので、多くの人にということでは、やはり会場での傍聴が原則と考えます。 また、DX推進にはオンライン傍聴を実施すべきというような御答弁でしたが、根本的なところが間違っていませんか。なぜそのような発想になるのか、御説明ください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 オンライン傍聴でございますが、次世代を見据え、DX推進の観点から、今後の在り方も踏まえまして、初めて実施させていただいたものでございます。 今年度の実施結果を踏まえ、今後、検証してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 5月29日の会議を私はオンライン傍聴いたしましたが、傍聴者には正副委員長のみが画面に映し出されているだけで、ほかの委員が発言していても、どの委員さんが発言しているのか分からないという、大変傍聴者には情報が不十分な接続状況でした。 先行的に実施と言われましたが、日進市地域公共交通会議では、令和3年度第3回会議からオンライン傍聴を取り入れています。検証するのであれば、企画政策課だけでなく、市全体での検証をしていただくようお願いします。 次に、日進市自治基本条例第27条第2項には、「市長は、市政がこの条例に基づいて行われているかどうかを市民参加のもとに検証し、その結果により、必要な措置をとらなければなりません。」と規定しています。具体的に、第7期及び第8期については、この点についてどのようでしたでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 第6期の部分から御説明させていただきます。 第6期の委員会では、自治基本条例第27条第2項に基づき、前文及び第18条から第29条までの範囲において、条例の遵守についての検証を行い、おおむね認められているとの答申をいただいております。 第7期では、条例第28条に規定する条例の見直しの検証を行い、見直しの必要はないが、時代に合わせて用語や解釈を明確にする必要があるとのことであるため、本条例の解説の改訂の検討をいただき、答申を受けております。 第8期では、第7期の答申を受け、本条例の解説の見直しについて御審議いただき、その結果を踏まえた解説の見直しを行ったところでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 分かりました。 では、今年度からの第9期については何を検証する予定なのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 今期は、来年度予定しております市民参加条例の定期的な検証のほか検討する事項はございませんので、自治推進委員会の皆様から現状の課題等について御意見をいただき、検証事項について検討を重ねたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) では、次に、北高上緑地内の民間社有地0.3ヘクタールの活用について、特に、市の姿勢を質問します。 この土地の所有者である中部電力さんから市に対して買取りもしくは賃貸借の提案が今年2月になされたものの、市はこれを断ったと聞いております。この詳しい経緯と提案を受けなかった理由をお答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 2月20日付で民間企業から、弊社社有地の買取りもしくは賃貸借の検討についての文書を受け取っております。 北高上緑地の面積は全体で約8.6ヘクタールとなっており、このうち約8.3ヘクタール、面積割合では全体の約97%は市が所有する土地であり、ほとんどが市街化調整区域でございます。残りの民間企業から無償で借地している土地は0.3ヘクタール、面積割合では全体の約3%であり、全て市街化区域となっております。 御承知のとおり、市街化区域は計画的に市街地形成を促進する区域であることから、そうした事情も十分に考慮して、対応する必要があると考えております。 こうしたことから、4月26日付での文書で、社有地の買取りもしくは有償借地について継続して土地利用していく方針はなく、引き続き無償借地契約を更新していきたい旨の回答を行っております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 中部電力からの文書を2月20日に受け取ったということですが、それは郵送ではなく、持参されたものを窓口で受け取ったのですか。もしそうであるなら、そのときに受け取るだけでなく、何らかの懇談はされたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 相手方が都市計画課へ文書を提出するために来庁されただけでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) では、4月26日付の文書の回答は、中部電力へ出向いて直接文書を渡されたのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 市からの回答文書は郵送しております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 令和5年12月議会の一般質問で、小野田議員の質問に対して副市長は、「長きにわたり企業の土地を御提供いただいておりますことに、心から感謝を申し上げるべきものと考えております」とお答えになられました。 感謝すべき相手に対して先ほどお答えのあった応対は、何とも不可解に思います。どういうことなのか、御説明いただけませんか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 長年、無償で土地をお借りさせていただいていることには、心から感謝を申し上げるべきものであると考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 質問したことに答えていただけませんか。 心から感謝を申し上げるべき相手であるなら、会って懇談する中で感謝を伝えることをしなかったのはどうしてですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 これまでも、訪問の際はその都度、お礼を申し上げており、署名の提出を受けて訪問した際にも、感謝の気持ちを伝えさせていただいております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) これまではそうだったのに、なぜ今回は心が通っていない冷たい対応だったのでしょう。 それはお答えいただけないようなので、次に、市民からの要望のことを聞きます。 地域住民を含む多くの市民から、北高上緑地を今のまま保全してほしい、民間企業の土地を買い上げてほしいという要望が市に届いているはずですが、市が今回の判断をする上で、市民の声をどのように考慮されたのか。また、その判断を下す際に市民参加がないままなのはどうしてなのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 北高上緑地に限らず、各種の施策や事業を実施するに当たっては、市民の思い、施策の効果、重要性や緊急性などを総合的な観点から判断していくことが望ましいものと捉えております。 なお、市民参加については、市民参加及び市民自治活動条例に定める市民参加の手続の対象となる場合には、適切に実施されるものと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 一般的なことについて今お答えいただいたのでは、知りたいことが全く分かりません。市民の皆さんからの声よりもどのような重要性、緊急性、施策の効果を考えて、民間企業の提案を断るという判断をされたのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 市街化区域は計画的に市街地形成を促進する区域であることから、そうした事情も十分に考慮して対応する必要があると考えております。 一方、民間企業からお借りしている土地を今後も緑地の一部として利用できるようにしてほしいとの要望もあることから、引き続き、無償借地契約を更新し、北高上緑地として利活用をしていきたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 現在、北高上緑地の一部として活用している土地が市街化区域であることになぜそこまでこだわる必要があるのでしょうか。市が買い上げて、8.6ヘクタール全体を緑地として指定する絶好の機会でありながら、今回の中電の申出を断るということは、市民の要望を全く生かすことにもならず、なぜ市民の要望を生かせないのか。改めて市民が納得できるようにお答えいただけませんか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 繰り返しになりますが、市街化区域は計画的に市街地形成を促進する区域であるからでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 質問と答弁が全くかみ合いません。 4月26日付の中部電力への回答文書はどのように作成されたのでしょうか。この意思決定は重要であり、市民が知りたいと思うところです。お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 必要な内部手続を踏まえ、作成したものでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 内部手続とはどのような手続ですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 内部検討の後、最終的な意思決定として、決裁処理となります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) では、内部検討とはいかなる検討でしょうか。検討メンバーと検討日時、決裁は市長まで取っているのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 市長、副市長をはじめ担当部署で適宜回答案の検討を行い、部長決裁処理としております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 北高上緑地民間所有地に関しても、本当に丁寧な説明と合意形成が不十分です。今の答弁内容では市民は全く納得しません。もっと市民に向き合ってください。 2項目めの質問に移ります。 香久山地区、香久山西部土地区画整理事業地区並びに日生梅森園における交通安全対策及び通過交通抑制対策についてお聞きします。 初めに、今年度実施予定の香久山三丁目地区の交通安全施設設置及び補修工事についての進捗状況はどのようでしょうか。計画どおり実施されるのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 香久山三丁目地内の通過交通対策につきましては、ゾーン30のエリアにおいて歩行者や自転車の安全な通行を確保するためのハンプや狭窄などを計画しており、公安委員会との協議と並行して設計を進めているところでございます。 また、名古屋市との境界に設置してある大型ブロックの撤去につきましても、名古屋市との協議を行っているところでございます。 いずれの工事につきましても、令和6年度中の完了を目標としております。
    ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 香久山三丁目にお住まいの方でも、今年度に実施する交通安全対策及び通過交通抑制対策のことを御存じでない方がまだまだ多いと感じます。工事を始めてから知るということがないよう、公安委員会との協議後、工事が始まる前には、地域住民への周知と理解を求めることを徹底することが重要と考えます。改めて、当初予算に計上されました1億9,479万円の交通安全施設とは何なのか、どういう補修工事を実施するのか、お聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 今回の対策では、交差点ハンプ、スムーズ横断歩道、狭窄、カラー舗装、区画線設置などの交通安全施設の工事を行います。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 香久山三丁目地内については、梅森坂小学校西側の駐車場だったところ、9,900平米に、42区画の戸建て用住宅の宅地造成工事が今年9月から令和7年度末までの工期で実施されると聞いております。宅地造成となれば、トラックが頻繁に香久山三丁目地内を通ることも考えられますが、今年度中に交差点ハンプなども本当に設置されるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 宅地開発事業者と工程等の調整をしておりますが、現在のところ、今年度中の設置を目指し、進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) トラックがどの道を通るのか、その通る道のところに交差点ハンプがあるのかなど、非常に重要となりますので、くれぐれも調整よろしくお願いいたします。 では、大型ブロックの撤去についても、今年度中の完了を目標としているというお答えでしたが、今年度末までに完了することがそれほどまでに重要なのでしょうか。大型ブロック撤去については1年前にも質問で取り上げましたが、そのときとは状況が変わってきています。 1年前、部長は、「新たに住まわれる皆様の生活環境や、往来などによる地域交流の活性化の観点からは、大型ブロックが路上に設置された状態は望ましい住環境にあるとは言い難い状況である」とお答えになられましたが、梅森坂小学校西側の宅地開発区域と現在既に家が建っている香久山三丁目とは、大型ブロックが撤去してある道路を通ることなく車が行き来する道路計画に変わりました。宅地造成と大型ブロック撤去問題は切り離して検討できるということです。 昨年3月11日に三丁目住民を対象としたワークショップを開催されましたが、それから1年以上、何も開かれていません。公安委員会との協議が完了し、どのような対策と工事を実施するのか、地域住民へより丁寧に説明し、意見交換をする会を開くべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 これまでワークショップ等を開催し、皆様からの御意見を伺ってまいりました。 現在、公安委員会と協議を進めており、対策案が固まりましたら、回覧等、周知方法について香久山区と調整してまいります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 地元の声はしっかりと聴いて調整をしてください。 次に、香久山二丁目と香久山西部土地区画整理事業地内を橋梁でつないでできる交差点について、安全確保のために一方通行などの交通規制を望む声を私はずっとお聞きしています。香久山二丁目についての交通安全対策及び通過交通抑制対策についてはどうしていくお考えなのか、改めてお聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 香久山二丁目と香久山西部土地区画整理地内を橋梁でつないでできる交差点をはじめとする香久山二丁目地内の対策につきましては、スムーズ横断歩道の設置やカラー路面標示による交通誘導などを計画しており、現在、公安委員会との協議を進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 場所を絞って具体的にお聞きします。 香久山二丁目と香久山西部土地区画整理事業地内を橋梁でつないでできる三差路交差点については、以前の意見交換会においてスムーズ横断歩道、交差点狭窄、一旦停止、この3つの対策が示されていましたが、これは本当に3つとも実施されるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 スムーズ横断歩道及び一旦停止については、愛知県公安委員会と実施に向けた協議を行っております。 また、交差点狭窄につきましては、公安委員会との協議過程において、区画線にて誘導する案で現在協議を進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) この交差点は安全確保のためには、私は一方通行などの道路規制は必要だと思います。その声は本当に多いです。一方通行しなくても大丈夫だという説明をやはり地元の人にちゃんとしてください。 そして、公安委員会との協議は昨年度から始めておられるはずですが、協議が調うのは一体いつなのでしょうか。そして、協議が調った後、対策が実際に講じられるのはいつのことでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 現在協議中のため、協議完了時期につきましてはお答えすることはできませんが、対策につきましては、今年度中の実施を予定しております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 協議中だけど、でも、お尻は決まっているよという、いつもそのお答えなので、少なくとも進捗はやっぱり地元の人にちゃんと説明してください。 では、香久山西部土地区画整理事業地内の12メートル道路の交通安全対策及び通過交通抑制対策の進捗はどのようでしょうか。計画どおり対策はできるのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 香久山西部土地区画整理地内の対策につきましては、令和6年3月の組合総代会において対策案の説明を行い、現在、公安委員会との協議を進めているところでございます。 なお、対策につきましては、土地区画整理事業地内の市道梅森香久山線道路築造工事に合わせて実施する予定でございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 3月の組合総代会では、以前に示された14か所全ての対策案について了承いただけたのでしょうか。また、対策実施は事業地内の12メートル道路築造工事に合わせて実施とお答えがありましたが、それは今年度末までに全ての対策工事を完了するということでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 組合における検討の結果、一部変更した案が組合総代会で説明されました。 対策工事につきましては、組合が今年度末の完了を目指して進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 一部変更とは、どのように変更されたでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 梅森香久山線全線へのガードパイプの追加、日生梅森園出口交差点について、スムーズ横断歩道等から横断歩道を含めた交差点ハンプへの変更、商業施設北東交差点北側の交通島を日生梅森園出口交差点までの区間の型押しデザインアスファルト舗装への変更等の案で、現在、公安委員会との協議を進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 分かりました。思った以上の変更なんですね。 では、昨年3月の意見交換会冒頭に近藤市長は、令和6年度末には橋梁を架けて、梅森地区の子どもたちを安全に香久山小学校に通学できるようにしたいと考えていると言われました。この点については、市長が言われたとおりになるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 橋梁につきましては、今年度末の工事完了を予定しておりますので、工事完了後、速やかに通学路として利用できるように組合等と協議を進めております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) それでは、日生梅森園における交通安全対策及び通過交通抑制対策についての進捗状況はどのようでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 日生梅森園内の対策につきましては、既に通り抜けを抑制する注意喚起看板を設置しており、現在は区画線やカラー塗装等の設置工事に着手したところでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) では、意見交換会のときに示されました資料の①から⑧まで対策があったわけですが、これらが全て対策案どおりに実施されるということで間違いないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 関係機関との協議等により、ハンプ位置など一部変更が生じておりますが、基本的な対策内容に変更はございません。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 今回は、4つの地区についての交通安全・通過交通抑制対策の進捗を確認いたしましたが、重要なのは実施する対策で効果が上がるのかどうかです。木曜日の一般質問答弁で、「対策実施後、当面の間は、実際の交通の流れがどのように変化するのか、推移を見守りたい」ということでした。対策実施前の現在の状況を対策後の状況と比較できるよう、今からしっかりつかんでいただくようお願いをしておきます。 次に、3項目めの質問である、本市の将来人口推計とその影響についてお聞きします。 日進市の将来人口のピークは何人で、それはいつと予測しているでしょうか。1年半前に質問したときよりも推計値が増えていることについてその要因をお答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 最新の推計におきましては、将来人口のピークは令和17年の10万820人となっております。推計に当たりましては、令和5年10月1日現在の人口を基準に、社会保障・人口問題研究所が国勢調査の結果を基に算定した仮定値を参考にしております。 なお、推計値の変動は、住民基本台帳上の人口変化が主な要因となっております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 2022年12月議会において、令和17年に9万9,815人がピークで、10万人には届かないと御答弁をいただきましたが、最新の推計では10万人を超える見込みだということですが、そのときと約1,000人もの違いが出てきたのは、地域的にどこの地区で増える見込みなのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 令和17年の推計人口につきまして、最新の推計で増える見込みとなった地区につきましては、赤池町や浅田町などの西地域をはじめ、ほぼ全地域で増加を見込んでおります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 以前の想定以上に人口が増え続けることによる市政への影響として、プラス要素、マイナス要素それぞれあると思いますが、どのようなことが挙げられるのかお答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 最新の推計におけます将来人口のピーク数は、第2期人口ビジョンで推計する10万942人の範囲内で、誤差はほぼなく、推計方法は適切であると考えております。 なお、人口が増加することで、税収の増加などによる財政の安定、充実などが見込めると言われる一方で、教育費や民生費の増加が想定されます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 第2期人口ビジョンの推計値内で誤差はほぼないと言われましたが、10万942人は令和22年の推計値です。人口ビジョンの推計値に届かないだろうという自治体が多い中で、本市は推計値に近いピーク人口を5年も早く迎えるという予測になっています。 では、教育費や民生費の増加が想定されるという点について、15歳未満人口及び児童・生徒数のピークはいつになるのか、また、65歳以上の高齢者人口については一体いつまで増え続ける予測となっているのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 15歳未満人口につきましては、令和2年にピークを迎えております。 また、65歳以上人口につきましては、向こう20年、増え続けると推計しておりますが、ピークの予測までは行っておりません。 なお、公開している人口推計で、児童・生徒単位の推計については行っておりません。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 赤池小学校、西小学校の児童数増加に伴う教室数の不足問題が出てきておりますが、まさに想定以上の人口増に伴う問題の1つがこの問題だと私は捉えています。 補正予算を組んで、普通教室を増やすための教室改修をしなければならないほど、全く予測ができないことなのでしょうか。人口推計をする上では、当然、年齢別の人口推計をしているものと思います。何が原因で学校の教室数不足が急に出てくるのか、企画政策課で毎年度推計を行っているのになぜこういうことになるのか、お答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 毎年度の推計人口の作成におきましては、毎年10月1日の住民基本台帳の実績値をベースに、基準となる年齢別人口の加齢により生じる変化のほか、転出入や出生、死亡の要因などを考慮して計算をしております。 推計につきましては、一定幅の見通しを予測したものであり、教室数の算出にはより精緻な値が必要となるため、予測は困難であると考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 今、西小学校の建て替えの可能性が出てきておりますが、この学校施設問題は今後の財政運営において大丈夫なのか心配になります。 木曜日の島村議員の質問に対する答弁の中で、市債は減らし続け、令和5年度末で約66億円となる見通しだとお答えがありましたが、中期財政計画では今年度から市債は増え続ける予測となっており、その額は5年間で41億6,500万円増えて、令和10年度には100億円を超え、107億5,700万円になるとしています。人口は増え続け、市税収入は増えていくものの、市債をこれほどまでに今後増やし続けなければならない。これについて、どういうことなのかお答えください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総務部長。 ◎萩野総務部長 中期財政計画において、本市の将来的な成長につながる事業や、学校その他の公共施設の整備など、必要となる財源を積み上げまして、世代間の負担の平準化を図るため、市債の新規借入れの増加を見込んでおります。 これまでと同様に、引き続き適切な財政運営に努めてまいります。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 今年度から市債が増えていくことは間違いないということですね。今年度末に改訂する中期財政計画に注目したいと思います。 人口の増減については、地域により大きな差があると考えます。それは以前から申し上げていることであり、これは市も認識しておられることは以前の質問で確認をいたしました。その状況と各地区に必要な施策をどのように考えておられるのか、お聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 市内では、土地区画整理事業などにより、開発が進む地域の人口増加率が高く、今後も同様の傾向が続くと考えられます。また、一方で、人口の社会増が少なく、減少に転じる地域もあると見込まれます。 本市の人口は10年以上増加すると推計しておりますが、今後は高齢者数の増加など、人口構造も変化していくことが予測されますので、こうした人口構造の変化にも対応した施策の展開が必要になってくると考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 令和4年12月議会で、人口の年齢構成に地域差が大きいという特性に鑑み、町別単位で推計値を計算していることを教えていただきました。そして、それをもっと生かしていくことを私は求めましたが、これについての検討は進んでいるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 将来の推計人口につきましては、一部の数値のみを取り上げて利用された場合、誤った認識が広がることにつながってまいります。 したがいまして、本市では毎年度、全体の推計人口を公開するほか、オープンデータとして人口や世帯数、年齢別人口などの実績を公開し、必要に応じた活用を促しております。 なお、地域への情報提供につきましては、分析を行った上で必要に応じて、地域コミュニティー推進における助言として提供してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) そこの点はよろしくお願いします。 日進市は今後11年は人口が増え続けると推計され、このことは他の自治体からは大変羨ましいと言われますが、15歳以下の年少人口は既にピークを迎えているにもかかわらず、学校施設関連に多くの予算を必要とし、さらに、高齢者人口のピークはいまだ分からず、社会福祉費も増え続けることが予想されます。 限りある財源をどのように使っていくのか、市政を自分事として考える市民が増えている今だからこそ、市民参画で予算の使い道を決めていくことをぜひとも取り入れていただきたい。 前向きな検討をお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(小野田利信) これにて舟橋よしえ議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから11時5分まで休憩とします。     午前10時49分 休憩-----------------------------------     午前11時05分 再開 ○議長(小野田利信) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、岩渕晃久議員の発言を許します。     〔10番 岩渕晃久登壇〕 ◆10番(岩渕晃久) 通告に従い質問いたします。 東部丘陵地の豊かな自然は、本市に住む皆様にとって癒やしや憩いをもたらす大切な場所であるということは疑う余地はありませんが、特に私の地元であります五色園にお住まいの皆さんにとっては、格別に思いが強い、かけがえのない宝であると、当然に私も含め、感じておるところでございます。 その一角をなす東部丘陵地西部地区については、繰り返し御答弁いただいているとおり、市が平成30年に土地を購入され、外周フェンスの設置や倒木の撤去をはじめ、調整池への落下防止策など、五色園区民の安全と安心をしっかり確保していただきましたことに大変感謝を申し上げるところであります。 ただ、この際購入されました土地の一部については、森林ではなく、裸地になっているエリアがございまして、この部分の利活用については、私が一般質問でも度々取り上げているとおり、地元においても大変に関心が高いものであります。 令和4年度に市長が出席し、地域懇談会が関係各地で開催され、大変多くの様々なアイデアや意見が出たと聞いておりますが、行政においてはそれ以降も、さらに地元の皆様から思いや希望をうまく引き出そうと、頭を悩ませながら検討を続けていただいていると伺っております。 そこでお聞きします。 東部丘陵地西部地区の利活用における現在の進捗状況をお聞かせください。 ○議長(小野田利信) ただいまの岩渕晃久議員の質問に対する答弁者、都市整備部参事。 ◎荻野都市整備部参事 東部丘陵地西部地区の利活用につきましては、これまで五色園区、岩藤区、北新区を対象といたしました地域座談会を行うなど、地域の皆様から様々な御意見を伺ってまいりました。 その中で、より闊達な議論となるためには利活用に係るイメージ図などがあった方がよいのではとの御意見もありましたので、令和5年度に利活用の在り方をイメージしたイラスト図の作成をいたしました。 現在、五色園区の皆様からイラスト図を基にさらなる率直な御意見や御提言をいただくための意見交換会等の開催に向けて、五色園区との調整を進めているところでございます。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) ありがとうございます。 このほど、待ちに待ったイラスト図が完成したとのことで、先日拝見いたしたところですが、市民の市民による市民のための緑地公園とする案、大変に結構なことだと思います。 しかし、当然に、この案で確定なわけではないとも思っております。 今後、さらに市民の皆さんの御意見や希望を取り入れ、よりよい利活用を検討する上では、地域の理解、特に、五色園区の理解や協力は必要不可欠だと思います。 作成されたイラスト図を基に、既に隣接の五色園区と調整を鋭意進めていただいておりますが、まず、1つ目として、具体的に意見交換会をこれぐらいの時期までに実施していきたいなどの目途についてどのようにお考えなのか、お聞かせください。 また、意見交換会もさることながら、一方で、地元の方の中には、市が購入し利活用を図ろうとしているエリアが具体的にどのような場所なのか、現状を知らない方も多いのではないでしょうか。 そこで、2つ目として、例えば、現地を見ていただくような機会を創出することも、1つのアイデアではないかと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部参事。 ◎荻野都市整備部参事 地元の五色園区の御意向をしっかり伺いながらの調整となりますが、できる限り今年度の前半に実施できればと考えているところでございます。 また、議員からの御提言にございました現地見学会につきましても、現地を御覧いただくことによりまして、自然を大切にする心、それから、より現実に即したアイデアの発想につながる大変有意義な取組であると考えられますので、具体的実施に向けた調整をまずは五色園区と図ってまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 具体的な実施内容にまで踏み込んだ御答弁をいただき、ありがとうございます。 皆様がイラスト図を手に現地を実際に歩き、見ていただくことで、また魅力的な様々なアイデアが浮かんでくるものだと確信いたします。 しかしながら、2月上旬に議員有志と現地見学をした際に、イノシシ生息の痕跡を多数発見しております。このことは、記憶にも新しい、4月下旬に発生しました尾張旭市にあります愛知県森林公園におけるイノシシによる重傷事故が決してよそごとではないことを意味します。 せっかくの市民憩いの場が凄惨な事故現場となることは絶対に避けなければなりません。そのためにも、繰り返し申し上げますが、積極的な頭数管理や、人とのすみ分けとなるバッファーゾーンの設置など、関係各所との連携も強く要望いたします。 また、この開発を早く進めなければならないという方もいらっしゃいますが、多くの方が期待し、すばらしいものが創造される可能性が大いにあります以上、焦って拙速に進めることなく、行政にはしっかりと腰を据えて取り組んでいただきたいとお願い申し上げます。 案が練り上がっていく中で、いずれは多くの市民や関係者の方々から様々な御意見を伺っていくことになると思いますが、何よりもまずは地元の皆さんと頻回の説明会などを通じて意思疎通をしっかり図りながら、100年後を見据えたよりよい案を共につくり上げてまいりましょう。 繰り返しになりますが、まずは地元であります五色園区との綿密な調整の下、理解を得つつ、みんなでプロセスを楽しみながら進めていくことこそが最大の近道であると同時に、誰もが納得し得るであろう大変すばらしいプロジェクトだと確信いたしております。 続いての質問に移ります。 現在、市で管理している公園や広場は約170か所ございますが、野球やサッカーなどの他人の迷惑や危険となり得るボール使用の禁止など、統一的なルールにおいて管理されていることから、その影響で、五色園区民が行いたいと思うスポーツも断念せざるを得ない事情がございます。 何とかそのような状況を改善したいと強く願い、私は令和5年6月議会において五色園多目的広場の在り方について質問し、地域の健康増進的な考えも酌み取り、統一的なルールにとらわれずに、地域の希望や実情に合った公園、広場の在り方を、地域の皆さんと共に検討していってはいかがでしょうかとかと提言いたしました。 現在の流れとしては、国においても、新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方の中で、より柔軟に使いこなして、様々な地域課題の解決のためにその多機能性を発揮すべきであり、民との連携によりまちの魅力や価値の向上に向けたマネジメントの推進を行うなどが提示されており、既に福岡市や川崎市などで導入が始まっていると認識しております。 そこでお聞きします。 まずは、現在、五色園多目的広場については、どのような進捗状況にあるのかお聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部参事。 ◎荻野都市整備部参事 公園や広場は、地域性を生かした特色あるコミュニティーの場としていつまでも愛着を持ち、誰もが安全・安心な気持ちで自由に楽しめるよう、地域の皆様がつくったルールに沿って主体的に運営等を担っていただくことが本来の望ましい姿と考えております。 国において示されておりますこうした関係者とのパートナーシップによる公園マネジメントの考え方を踏まえながら、地域の皆様との合意形成、さらには合意したルールに沿った安全な利用や日常管理を行っていただくための地域体制づくりに向けて、必要となる各種条件について検討を進めてまいりました。 新たに実施していくとなれば、予期せぬ問題点などが浮かび上がってくることなども想定されることから、まずは地域を限定とした形でのモデル事業として取組を開始することが適切な判断であると考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) ありがとうございます。 市の方でも昨年度の議会での質問を真摯に受け取っていただき、既にモデル事業としての実施を検討されていること、大変ありがたく感じております。 五色園においても、かねてより野球やソフトボールをしたいとの強い要望を受けておりまして、こういった活動は様々な人同士のコミュニケーションの活性化や健康増進に資するものであり、ひいては、公園利用の活性化や魅力向上にもつながるものだと考えております。 そこでお聞きします。 ぜひ五色園地区をモデル地域として、区民の手による公園づくりを進めていくことがよいのではないかと考えますが、この点についていかがお考えでしょうか。また、地元でルールについての合意ができたと仮定して、この仕組みを活用することにより、地元が希望するスポーツなどができるようになるのか、お聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部参事。 ◎荻野都市整備部参事 議員からの議会での御質問がございましてから、本市においても五色園区における実情や課題などをお聞きする中で、スポーツを行いたいという御要望があることは承知いたしております。こうしたことから、五色園地区をモデルケースとして進めていけるよう、具体的な調整に着手してまいりたいと考えております。 こうした調整が進み、地域による公園等の利用ルールや自主的な管理等について地元の方々が希望し合意する内容となり、各種条件の協議が調った段階に至れば、御質問にございました地元が望む野球やソフトボールなども、実施可能なものであると考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。
    ◆10番(岩渕晃久) 大変前向きな御答弁をいただき、安心いたしました。 私はさきの質問でも取り上げましたが、市民主体のこの仕組み、取組こそが、まさに市民参画による公園づくり、ひいては、自分たちの市、地域に誇りと愛着を持つことと解されますシビックプライドの醸成を図るための基幹となる大変よい取組であると考えております。 ただ、新しい取組を進めていく過程においては、様々な予期せぬ懸念なども出てこようかと思いますので、こちらの点もしっかり地域の方々と話合いを丁寧に行っていただきながら、解決策を見いだしていただければと思います。 五色園地区からすばらしい取組が生まれ、そのにぎわいやよさが全市に広がっていきますことを強く期待申し上げまして、次の質問に移ります。 地域公共交通の現状は、懸念が既に現実のものとなっておりますドライバー不足や、利用者が減少しても路線を維持、継続しなければならないことによるコスト増大など、非常に厳しい環境見通しが予測されているのは周知のとおりでありますが、とりわけ、移動に関する課題については市民皆さんの関心も非常に高く、本市においては重要な施策の1つであると認識しております。 国においては、地域公共交通のリ・デザインを掲げ、地域における交通の利便性、生産性、持続可能性を高める取組を進めることとしていますが、その手段である交通DXやMaasなどを本市はどのように進めていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 国の交通政策審議会におけるとりまとめでは、地域公共交通のリ・デザインとは、ローカル鉄道再構築、交通DXやGX、官と民・交通事業者間・他分野という3つの共創により交通対策に取り組み、交通政策の強化を通じて地域経営や新技術による高付加価値化を目指すものでございます。 本市におきましては、令和4年4月に地域公共交通計画を策定し、様々な施策に取り組んでおります。自治体が計画の策定を努力義務化し、交通資源を総動員するなど、地域公共交通の取組に地方公共団体が積極的に参画していくという流れに合致したものでございます。 また、こうした取組により、地域公共交通ネットワーク全体について、利便性、持続可能性、生産性を向上することを目指してまいります。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 現在、交通DXの一環として、本市は自動運転バスの実証実験を行っています。このことがリ・デザインにどのように関係してくるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 令和4年度から実施している自動運転バスの実証実験につきましては、新たな移動の足となる交通手段の検討を行い、将来的な運転士不足等の課題にも対応するために取り組んでいる事業でございます。 本市のリ・デザインに当たりましては、地域経営の観点からも、民間との連携による移動需要の創出、集約を行いながら、都市としての価値を高めることが重要であると考えています。 各分野の事業者とコンソーシアム協定を締結し、遠隔監視等の新技術による実証実験を行いながら、交通DXとして社会実装を進めているところでございます。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) これら実証実験には大いに成果があったものと推察しますが、具体的にはどのような成果があったか、お尋ねいたします。また、自動運転バス導入には多額の費用が必要となります。国庫補助など財源確保が課題となりますが、社会実装に向けてどのように進めていくのか、併せてお尋ねいたします。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 これまでの実証実験の結果といたしましては、公共施設間のシームレスな移動手段として有効な手法である、また、住宅団地における移動手段としても有効であると評価を得られたところでございますが、他の交通手段と組み合わせることで利便性が高められることも大きな成果でございました。 財源につきましては、国庫補助等の活用により、市の一般会計に負担がないよう進めておりますが、市民生活の不安を解消し、安全・安心で暮らしやすく魅力あふれる地域づくりのための基盤サービスとして、予算措置を行う必要があると考えています。 今後につきましても、国庫補助等の活用に努め、自動運転のレベル4に向けて、信号・道路インフラとの協調や新たな住宅地の走行など、実装に向けて進めてまいります。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 本市にはくるりんばすというコミュニティーバスがあります。将来的には自動運転バスに切り替わっていくものと期待しておりますが、まだまだ実現には時間がかかるものと考えます。 今、現実に多くの方が望むものは、実際の買物や通院等の移動手段です。特に本市は、名古屋市に隣接します西側には公共交通網が整備されていると感じますが、東部地区は交通網が脆弱です。そのような地区にこそ交通DXの象徴ともいうべき自動運転バスの導入が必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 令和6年4月にくるりんばすの路線改正を行いまして、便数の増加や双方向による運行を行いました。朝夕の住宅地からの鉄道駅へのバスの利用性を高める一方で、昼間帯におきましては各地区を回るようになり、これまで外出に利用されていた便がなくなった、そういったケースもございます。 くるりんばすは限られた交通資源を市全体において市民の皆様に御利用いただけるようにとするものでございますが、本市の公共交通ビジョンといたしましては、鉄道、路線バス、タクシーも含めたあらゆる交通モードを組み合わせて移動できる交通網を描いております。 御質問いただきました東部地区における移動手段の確保といたしましては、自動運転バスの運行やくるりんタクシーの活用などの検討を進めるべきと考えています。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 朝夕便の新設で通勤通学が大変便利になったという喜びの声を聞く一方、日中が不便になったというお声も直接伺っております。交通モードの組合せを進めるとのことですが、それでは、例えば五色園地区などにも自動運転バスが走る将来像を期待してもよろしいのでしょうか。また、一方で、運転免許を返納された方々が自動運転バスが導入されるまでの間も、これまでどおり安心してお住まいになることのできる仕組みづくりも急務と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 自動運転バスにつきましては、実験走行のために車両の走行ルート環境整備や充電設備の検討などクリアすべき課題が多くあり、実証実験開始までは時間を要しますが、各住宅団地を自動運転バスが回る将来ビジョンをイメージし、引き続き実証実験を進めてまいります。 一方、くるりんタクシーの展開につきましては、事業者との協議の結果、五色園において7月1日より実施のめどが立ちましたので、ちょうど本日から関係地域で回覧を開始しているところでございます。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) ありがとうございます。 高齢者少量輸送からくるりんタクシーと名称が変更となりました市内3か所目の実証実験がいよいよ7月1日より開始の運びとなり、本日17日より関係地域で回覧及び申込みが開始されるとのことで、尽力された関係各位に心より感謝申し上げます。これにより市役所や図書館などの公共施設や長久手古戦場駅への直接アクセスが可能になることは大変喜ばしいことです。 一方、全国に目を向けますと、バス路線の廃止など、公共交通における将来の持続性に関する課題に対して、地域の積極的な関与がより強く求められている現状があります。 本市は、中部圏に存在する地方都市の1つとして、将来にわたってバスやタクシーに乗って外出できるような仕組みを持続できるようにするためには、事業者任せにするのではなく、地域や行政も連携し、事業を進めていく必要があると思います。 例えば、五色園においては、今回、移動政策としてのくるりんばす、くるりんタクシー、そして地域福祉の仕組みである地域移動支援が、それぞれの特性を補完し合う仕組みができることとなりました。また、くるりんばすについては、来年のマチテラス日進開駅に合わせてのダイヤ改正も含めた利便性向上にも大いに期待するところでございます。 日進市はDXによる取組を全国のトップランナーとして全力で進めておりますが、今あるリソースを最大限利活用しながら、新技術による実証実験をさらに強力に推し進め、その実験による成果が日本全国に波及し、それをベースにあまねく市町村の社会課題解決に資することとなれば、これほど幸甚なことはございません。 そして、さきの人口戦略会議で発表されました自立持続可能性を持つ愛知6市町村の一角として、100年先も名実ともに持続するまちづくりをしっかり行っていただくよう要望いたしまして、次の質問に移ります。 4月よりLINEの機能が変更されて、個人的には以前よりも使いやすくなったと感じておりますが、本市の広報広聴システムには現在どのような媒体があるのか、そして、運用の現状についてお伺いいたします。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 初めに、本市の広報機能といたしましては、全体への情報発信を担う広報紙やホームページのほか、フェイスブックなどのSNSに加え、LINEの行政窓口機能の導入に取り組んでおります。 次に、広聴機能といたしましては、市長への提案箱のほか、ホームページからの問合せ、LINEの通報システムなどがございます。 現状といたしましては、広報、広聴機能ともに、社会状況の変化に応じた役割と機能の整理を行っていく必要があると考えております。 具体的には、現在進めているDX化などにより、既存の広報広聴機能に加え、学校や保育園で利用している保護者との連絡ツール、子育てアプリNぴよなど、必要な情報を必要な人に効果的に届けるツールやアプリの導入を進めているところでございます。 また、社会的には、情報発信の中心はホームページやSNSなどのデジタル媒体に移行していることから、広報紙や各種冊子についてもその役割を整理する必要があると考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) ありがとうございます。 私も中学生と小学生の連絡にコドモンを利用中であり、その利便性を実感しているところでございます。 一方、冒頭で申し上げたとおり、私もLINE登録をしておりますが、市民9万4,000人のうち、スマートフォン所有者がおよそ半数の5万人といたしましても、友だち登録が現状、5,000件余りというのは、大変寂しい状況にあると感じます。 なお、人口が同規模の自治体を調査しますと、長野県安曇野市が9万3,000人に対し、友だち数が4万2,000、逆に、兵庫県芦屋市が9万3,000人に対し、非常に少なく3,500、一方、知立市は7万2,000人に対し、人口を上回る7万5,000の登録がございました。恐らく複数台所有が背景にあると考える一方、それでは、私のふるさと、岩手県奥州市はと申しますと、10万8,000人に対し、何と853でございました。 さきの御答弁のとおり、描くビジョンや時代の変化に合わせて機能を変化させていくことはとても大切であると考えます。 そこで、本市には様々な広報機能があると思いますが、現状の機能をどう分析され、今後、どのように役割を整理していくお考えか、もう少し詳しくお聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 現状の広報機能といたしましては、広報紙や各種冊子などによる紙媒体の広報が中心となっており、一方的な情報提供手法にとどまっている点が課題であると考えております。 また、ホームページにおきましては、望んでいる情報にうまくたどり着けないといった御意見などもいただいております。 現在は、生成AIによる検索機能なども進化していることから、誰もが分かりやすいホームページとなるよう、改善に向けた課題整理が必要だと考えております。 民間広告などでは既に様々なSNSが活用され、一人一人の状況に応じたプッシュ型の情報提供が広がっております。 本市といたしましても、LINEやX等のSNSなど、必要な情報を必要な方に効果的に届けるツールやアプリの導入が進んでいることから、プッシュ型で情報提供する環境づくりが重要になってまいります。 社会環境は情報化社会が進むなど大きく変化していることから、今後は、様々なデジタル技術をよりよく活用した効果的な広報の在り方について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 必要な情報を必要な方に効果的に届けるツールやアプリの導入が進んでいるとのことですが、先進事例としてどのような取組が行われているのか、お聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 本市といたしましては、子育てアプリNぴよや、粗大ごみ収集の予約システムなどにおいて、公的個人認証サービスを用いてマイナンバーカードと連携するデジタルIDアプリ(xID)を利用しております。 xIDには、マイナンバーカードを利用した高い認証強度のスマホアプリに対して、個別にプッシュ通知を可能とするSmartPOSTという機能がございます。岐阜県下呂市ではこの機能を活用し、学校における就学援助や給食費などの決定通知のほか、子育て支援関係から医療、介護などの各種通知をデジタル化することで、様々な行政サービスを対象者に漏れなく通知するプッシュ型行政サービスを目指し、取り組んでいると聞いております。 本市におきましても、こうした事例を参考に、デジタル技術をよりよく活用してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) ただいま岐阜県下呂市の取組事例の御紹介がありました。必要な方に対し確実に情報が届いたかどうかの確認ができる点は、非常に重要だと考えます。 また、先ほどLINEの友だち数で触れました岩手県奥州市ですが、友だち数が少ない理由の1つとして、ぽちっと奥州なる独自アプリを導入しているようでございます。奥州市の担当課にお聞きしましたところ、5月末時点で7,500ダウンロードということでした。 もちろん、開発や運用などのコストの見極めが重要になってまいりますので一概には言えませんが、本市においても既に様々な手段を研究されていることを伺い、広報機能についての課題を認識されていることがよく分かりました。 今後も、デジタル技術を活用し、市民への情報提供がよりよい形となるような見直しを期待しております。 それでは、次に、広聴機能について再質問いたします。 広聴機能については、新たな取組にも挑戦されていると感じています。私もLINEの通報システムを利用させていただいておりますが、現状の利用状況はいかがでしょうか。また、もし課題などがあれば、お聞かせください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 LINE通報システムの利用状況といたしましては、5月末時点で14件の利用がございました。内訳は、道路・河川で8件、ごみで4件、公園で2件となっております。 また、各区長と区所管課との間では、区長携帯とチャット機能を通じた連絡ツールも整備しており、各地域からの要望や緊急案件などの連絡にも利用をしております。 なお、LINE通報システムを含む広聴機能の課題としましては、周知がいまだ十分ではないと考えております。また、市民の皆様が意見や問合せを行おうとした場合に、どの広聴機能のツールを利用すればよいかの明確な区分などがなく、分かりづらくなっている点もあるのではと考えております。 こうしたことから、様々なデジタル技術などを活用することで、より多くの皆様がアクセスしやすい環境づくりを進め、客観的な市民ニーズも把握できるよう、市民の皆様に分かりやすく効率的な広聴制度を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 通報に関しては認知件数が多い方がよいとは言えない側面もありますが、広聴全体として、市民の方が行政への訴えをちゅうちょするようなことがない仕組みづくりをお願いいたします。 個々の状況に応じてより必要とする行政情報が提供される広報機能、そして、より多くの市民の皆様の御意見が反映されるような広聴機能ができれば、市民生活の向上にも確実につながっていくものと思います。 広報広聴機能においても、DXによる可能性を感じることができました。すぐにでもそうした環境づくりを進めていただきたいと思いますが、今後どういった点が課題となっていくのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部調整監。 ◎杉田総合政策部調整監 広報広聴機能といたしましては、現在のところ、アナログ的な手法や制度による取組が中心となっていることから、より効果的、効率的な手法に取り組んでいく必要がございます。 デジタル技術の活用につきましては、広報広聴の可能性を大変高めるものと考えておりますが、市民の皆様の中にはデジタル技術は苦手といった、情報リテラシー格差の課題もございます。 当面は、様々なデジタル技術を活用しながら、広報広聴の利便性向上に努めていくとともに、デジタル技術の苦手な市民の皆様に対してどのような情報アクセス方法が適切なのか、検討していく必要があると考えております。 ○議長(小野田利信) 岩渕議員。 ◆10番(岩渕晃久) 日進市はDXが進んでいると言われますが、市民の皆さんからは、なかなか実感として感じづらいとの話も聞いております。デジタル技術を活用し、市民にとって分かりやすい広報広聴が実現されれば、市民にとっても本市のDXを実感できる機会にもなると思います。 御高齢の方などの情報リテラシーの格差解消は大変難しい課題とは思いますが、引き続き検討を進めていただきまして、よりよい広報広聴機能にしていただきたいと思います。 以上、るる質問や意見を述べさせていただきましたが、全ては、現在、未来の日進市民全員の福祉向上が目的でございます。 そして、その基本は、「自らの経済状況を管理し、必要な選択をすることによって、現在及び将来にわたって、経済的な観点から一人ひとりが多様な幸せを実現し、安心感を得られている状態」と定義されますファイナンシャル・ウエルビーイングの実現があってものであることは言うまでもありません。 健全かつエシカルな消費生活の下、日々を暮らしていくためにも、今回は取り上げませんでしたが、先日の一般質問で加納議員が触れました金融リテラシーの向上について、とりわけ、本年8月より本格始動いたします金融経済教育推進機構(通称J-FLEC)の活用をはじめ、本市が取り組めるあらゆる方策についての研究など、関係各部署には横断的な研究に大いに取り組んでいただきたいと思います。 このことが民生費のいたずらな増大を防ぎ、100年後も名実ともに日進市が持続する方法であると御提案申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(小野田利信) これにて岩渕晃久議員の質問を終わります。 次に、ごとうみき議員の発言を許します。     〔13番 ごとうみき登壇〕 ◆13番(ごとうみき) 私は、道の駅より市民の暮らしを守るために知恵と力と財源を使ってほしいと一貫して主張し続けてきました。 その上で、いま一度、道の駅建設工事の一時中止、まずは、市民との対話をすべきと提案し、質問をいたします。 住民投票を求める署名運動が広がり、1万人以上の市民の思い、これを市としてどう受け止められたでしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまのごとうみき議員の質問に対する答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 市長が会見の折、申し上げましたが、日進市住民投票条例に基づく初の市民活動が行われたもので、市民自治の一歩前進として捉えております。また、行政として貴重な経験ができたものと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 「市民自治の一歩前進」とは具体的にどのようですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 条例が初めて活用されたことにより、本市には市民が直接請求できる常設型の住民投票条例があるということを多くの市民の皆さんが知る機会となりました。これは市民自治の推進に大きな意義があったものと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 住民投票条例の第1条には、「住民の意思を市政に的確に反映させ、市民主体の自治を推進することを目的とする。」とあります。市長は、このことを歓迎されますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 議員がどのような意図で歓迎という表現を使われたか分かりませんが、市は、自治基本条例に基づき、市民主体の自治を推進していくものと理解しております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 私は市民の方が有権者の6分の1以上の対面での署名を集めるというやったことがない大運動にチャレンジし、そして、約1万2,000人の方が賛同したというのは、日進市政の歴史に残る住民運動だと感じます。それこそ私たちの税金の使い方を自分事として捉え、行動された、まさしく住民自治の大前進だと捉えています。その上で、先日の中日新聞の社説でも取り上げられました。 この道の駅自体に賛成の方も反対の方もいま一度、市民の意思表明の場を求めて署名されました。先ほど舟橋議員、そして先日の島村議員の副市長の答弁は、本来の趣旨を取り違えているのかと私は思います。署名運動そのものに誤解を生じさせるようなこの発言、私は改めて抗議をいたします。 その上で、条例にのっとって、住民の意思を市政に的確に反映されますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 道の駅に係る住民投票は実施されないという結果となりましたので、仮定の御質問にはお答えできません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これは仮定の質問ではありません。住民投票条例が使われたということは、先ほどの答弁で市も認めになりました。市長はこの条例第1条は守られますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 自治基本条例、住民投票条例に限らず、全ての条例は法律と同様に守るべき、あるいは尊重すべきルールとして定められたものであると理解しているところでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 だったら、住民投票条例に沿って住民の意見を的確に反映できるよう、新たな工事発注をせず、一時中止、停止するなど、しっかりとした対応を取るべきでした。 3月28日に実施請求が提出、市も受理した段階で、なぜ工事を止めなかったのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 実施請求書の提出は、住民投票条例に基づく手続上の行為でございます。したがいまして、議決された契約工事に何ら影響を与えるものではございません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 住民投票の行為と契約行為、どちらを重要と捉えますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 比較するものではございません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 条例を尊重してください。先ほどの御答弁にもありました。これを守ってください。 住民投票の結果、道の駅の事業に反対が多ければ、事業そのものの中止もあり得ましたよね。その際、進めていく段階での工事の支出が無駄になったということも考えられます。市民にこのような新たな負担をかけてもいいと考えた上で、工事を継続されたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 市民に新たな負担をかけてもいいという御指摘は全く受け入れられるものではございません。いずれにしましても、仮定の御質問にはお答えできません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これは仮定の質問ではなく、3月28日時点の判断の基準を聞いております。結果によっては道の駅の中止もあり得たとは考えられなかったのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 住民投票が実施され、その結果が出て初めて判断するべきものと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) その答弁は先ほどの答弁と食い違います。3月28日時点で住民投票条例は使われた。再度言いますが、これは市も答弁で認めたことです。 それでは、5月8日、署名を受け取った段階で、なぜ工事を止めなかったのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 さきの総合政策部長の答弁の繰り返しになりますが、適切な行政手続の下、市議会の審議を経ておりますので、実施請求書の受理をもって工事を止める判断は行いませんでした。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 住民投票の手続も適切な行政手続ですよね。一時的に工事を止めることは、庁内で検討、相談はされたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 住民投票の仮定の話につきましては、回答は控えさせていただきます。 なお、適切な行政手続の下、市議会の審議を経て発注した工事でございますので、改めて庁内検討をすることなく、実施請求書の受理をもって工事を止める判断は行いませんでした。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) なぜ庁内検討することもなく、止めなかったのか、疑問です。 「市議会及び市長は、住民投票の結果を尊重しなければなりません」。これは自治基本条例の第26条に書かれています。 適切な行政手続というのであれば、結果の尊重も考慮し、工事の一時停止の判断が必要だったのではないでしょうか。一日も早く、工事を何が何でも進めるという判断ですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 通常の工程どおり工事を進めるということでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) たとえ一時的に工事を止めたところで、何か困ることがあったのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 工事を止める判断は行いませんでしたので、通常の工程どおり工事を進めるということでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) この工事を一時止めるために、条例に基づき市民は頑張ったんです。なぜこの運動にリスペクトができないんですか。また、愛知県の事業認定審査会でも住民協働で進めるようと、わざわざ附帯意見がつけられています。住民投票の動きこそ、尊重すべき最大の住民協働ではないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 今後、引き続き、積極的な情報発信に努め、来年の開駅を目指してまいります。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 住民協働をどのように捉えられているんですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。
    ◎長原産業政策部長 愛知県の附帯決議には、「適時的確な情報を住民に周知し、住民協働で取組みを進めるよう努める」とあります。そのため、丁寧な情報発信を行いつつ、地元の安全対策につきましても、地元と協議を重ねながら進めているものでございます。 また、指定管理者も現在、事業者や各団体などから御意見も伺いながら、来年の開駅に向けて、出品物やイベントなどの調整、企画を行っているところでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 一方的な情報発信ではなく、きちんと市民の疑問に向き合ってください。 続けて、市民に聞かれた疑問です。赤字になったらどうするのか、この疑問にどう答えるか。30億円以上かけて造る費用対効果を改めて示してください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 そもそも、道の駅もスポーツセンターや市民会館などと同様の公共施設であり、指定管理者制度を導入したということは御理解いただいていると考えております。 また、その指定管理者から指定管理料ゼロ円で採算も取れる提案をいただき、採択に至っております。さらには、その指定管理者の指定につきましても、議決をいただいているところでございます。 また、指定管理者からも、収支としてはプラスの見込みであり、売上げの一部を納付金などとして市に納めるとの御提案もいただいております。 費用対効果につきましては、繰り返しになりますが、マチテラス日進もほかの公共施設と同様、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設でございますので、開駅した際には、多くの住民の皆様に御利用いただきたいと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 今の御答弁、道の駅も公共施設なので、税金をかけるのは当然という考えですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 当然とは考えておりませんで、公共施設の建設費につきましても予算として議会に示させていただき、議決をいただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは、指定管理料ゼロ円、この運営はいつまで続くのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 市としましては、指定管理料ゼロ円が継続するものと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 例えば、道の駅にかける予算を地方債返済で賄うとのことです。この20年間は継続できるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 そもそも、本市との契約要件の1つであるため、この25年の継続というものとは関係ございません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) よく分からないんですけど。 たとえ指定管理をゼロにしても、指定管理者は営業活動をするのに市に家賃を払いません。一方、市は年間7,500万円の地方債の返還を20年間続けるとのことです。これらを考えると、350万円の納付金は少な過ぎると私は思います。 それだけ厳しい運営になるとの見込みなのでしょうか。指定管理者からの収支は具体的にどのように示され、また、その中には市内物産展の売上げはどのように見込まれていますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者の提案書によれば、厳しめの想定を行い、初年度の年間来場者数66万人、収入約10億円、運営コスト約9億9,300万円、営業利益約700万円と算出しております。農産物の売上げは2億6,500万円を見込んでおりますが、特に市内外の分類は行っておりません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 今、市のホームページに掲載されている日進市の収支分析の試算では、年間来場者78万人、そして、営業利益が7,987万円という試算があります。 しかし、指定管理者の提案が約700万円とのこと。この大きな差の要因は何ですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者が様々なリスクを考慮の上、厳しめの想定を行ったことと伺っております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 10倍以上の差があるというのはどのようなリスクがあるのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者の分析となりますので、市ではお答えしかねます。 開駅後の状況をモニタリングなどで注視しながら、民間ノウハウの活用を図っていきたいと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ここに市民の疑問があるわけです。本当に大丈夫なのかという疑問です。 具体的にお聞きします。 飲食をする人は何人、買物をする人は何人と見込んで、平均客単価をどう見込んでいるのか。また、次年度以降の来場者数はどのように見込んでおられるのか、お願いします。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 物販は約56万人、飲食は約16万人、平均客単価は1,466円との提案がされております。 また、次年度以降、物販は約9,500人、飲食は約1,500人の増加を見込む提案がされております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 厳しめの想定を行ったとの提案ですが、逆に、平均客単価は市の試算、これは1,091円と示されていますが、それより上がっています。これはどうしてなのか。当初の予定より商品や飲食代を高めに設定するということですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者の分析となりますので、市ではお答えしかねます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これ、本当に大丈夫ですか。物を高く売って、それだけ売れるのかという疑問もあります。 続いて、市内農産物についてです。 愛知県の事業認定審査会では、道の駅農業従事者の所得向上、新規就農の育成につなげることができるとして、市内農産物、加工品の売上げで2億7,000万円という説明がありました。 しかし、先ほどの御答弁は、市内外の分類は行わず、農産物の売上げ2億6,500万円との見込みです。 なぜ県の説明と指定管理の間に乖離ができたのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 指定管理者は民間企業として様々なリスクを考慮の上、厳しめの想定を行ったことが要因だと伺っております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) せめて市内農産物については、指定管理者の意向をそのまま受け入れるのではなく、農業振興という点で市が積極的に関与できないのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 今の御意見ですけれども、今後の参考とさせていただきます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 県の説明には2億円以上というふうに、実際に数値も出してやっているんです。これをちゃんと指定管理との話合いでも、道の駅を進めるなら、やっていただきたい。 また、瀬戸の道の駅は指定管理者に払う料金に、市内農産物の物販は売上金額の15%以内の額、そして、上記以外は売上金額の30%以内の額と条例で定めています。日進市の試算でも、市内農産物委託販売手数料が15%と、市外産との差も区別して計算、試算しております。 日進市の市民の税金を使って建てる公共施設というのであれば、せめてこれぐらいの日進市の農業や地元産業への振興策を行うべきではないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 今いただいている御意見も、今後の参考とさせていただきます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これが確約できないのであれば、何のための道の駅かと私は思ってしまいます。 次に、今後の支出についてです。 防災倉庫、くるりんばすのバス停の整備、運営にかかる費用は市が支出されるのですよね。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 いずれも市が負担します。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これは幾らの想定になるのか。また、これ以外の負担はあるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 防災倉庫の建設費は約4,300万円、くるりんばすのバス停建設費は土木工事費に含まれておりますので切り分けることができません。それ以外としましては、開駅当初の臨時駐車場の借地料などが考えられます。 これらにつきましては、当初予算編成時に算定し、お示しさせていただこうと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) そういう意味では、まだ総額が明らかになっていないということもあるかと思います。 このように、いろんな疑問がまだあります。道の駅計画に対して2025年オープンにこだわるのではなく、市民との対話こそ、今、必要ではないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 道の駅整備計画につきましては、これまでパブリックコメントの実施や事業認定における説明会などを開催したほか、ホームページ、広報などの媒体を通じて、情報提供を市民の皆様に行ってきております。また、地元地域の方々からも様々な意見を伺い、道の駅周辺への交通安全対策なども決めております。 引き続き、積極的な情報発信に努め、来年の開駅を目指してまいります。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 再度伺います。 私は情報提供だけではなく、市民からの疑問に答える場が必要ではないかと問うております。どうですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 これまでも、市民の代表である議会でも様々な御質問をいただき、答弁をさせていただいております。 今後、引き続き、積極的な情報発信に努め、来年の開駅を目指してまいります。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 全市民的にやってください。 また、地元地域の意見、安全対策はどのようでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 周辺の交通安全対策につきましては、地元の安全対策委員会と協議を重ね、実施内容について御承諾いただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは、西側交差点の信号設置、南側の新たな歩道設置、住宅地の抜け道対策などはされますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、産業政策部長。 ◎長原産業政策部長 西側の市道栄本郷線との交差点につきましては、信号設置が困難なため、押しボタン式のLEDによる注意喚起装置を設置します。 道の駅南側の市道本郷藤島線につきましては、新たな歩道設置が困難な箇所もあるため、幅広な路肩やポストコーンなどにより歩行者の安全を確保します。 地元の住宅地における安全対策につきましては、流入抑制の看板設置や速度を抑えるハンプの設置などを実施してまいります。 ○議長(小野田利信) 現在、ごとう議員の一般質問の途中ですが、ただいまから13時30分まで休憩します。     午後0時02分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(小野田利信) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、ごとう議員の一般質問を行っていただきます。 ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 今までの御答弁からしても、やはり道の駅に関する疑問を私は拭い切れません。収支の面でもまだまだ不安があり、課題があります。 改めて、道の駅事業に私は反対いたします。予算をほかに回してほしい。そして、その思いでこれからの質問を続けます。 その1つがくるりんばすです。 くるりんばすの再編によって乗れなくなったとの声が多数寄せられています。各路線、時間ごとの特徴はどのようでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 くるりんばすの路線改正後の分析につきましては、4月に見直しまして間もないことから、状況の把握に努めているところでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 4月、5月の利用実績はどのようで、また、市にはどのような声が届いていますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 昨年度の4月の実績と比較した場合、路線別では、赤池線、岩崎線では利用者が増加しておりますが、梅森線、循環線では減少をしております。特に、1乗車100円から200円になった循環線につきましては、かなりの乗り控えが生じているものと推測をしております。 時間ごとですと、朝の1便では、赤池線、梅森線、五色園線、岩崎線では10%以上の利用者が増加しておりますが、米野木線では7%程度減少をしています。 昼間便でございますが、赤池線で増加しておりますが、梅森線、循環線で平均より減少しております。 夕方便では、岩崎線で増加をしておりますが、米野木線、循環線で平均より減少している状況でございます。 なお、5月の実績につきましては、多少の増減はございますが、全体として、傾向といたしましては、4月とほぼ変わらない状況でございます。 あと、いただいている意見でございますが、平針駅行きをなくさないでほしい、減便の代替措置としてくるりんタクシーを望む、愛知医大へ行きづらくなったというような意見をいただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 朝の1便の利用者増の理由はどのようでしょうか。また、高齢者の方が移動に使う昼間便はどのようですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 朝の1便の利用者の増加につきましては、主に通勤通学の利用者の増だと推測をしております。 昼間便の循環線の利用者減は、運賃が200円になったことが主な理由と推測をしております。 ただ、こちらにつきましても見直しから間もないことから、要因の詳細につきましては断定しかねる状況でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 特に五色園線の利用者から、2時間に1本になり乗れないという声や、かえで台北のバス停が11便から4便に減り困っているという意見を多数聞きます。どのようにお考えですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 東部地区における移動手段の確保といたしまして、自動運転バスの運行でありますとか、タクシーの活用などの検討を進めるべきと捉えている状況でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) くるりんばす五色園線をより便利にしていくというお考えはないのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 こちらにつきましては、事業者と協議を進めながら、令和6年度のくるりんタクシーの運行を展開してまいりたいと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 特に高齢の方は、自分の意思で乗れるバスを希望されています。 ある五色園に住む80代の方は、昨年、免許を返上されたとのこと。くるりんばすで愛知医大に行っていたが、4月、8時台のバスが五色園の中に入ってこなくなり、それで使えなくなった。だから、自転車で行っている。こけることもあるということで、私にけがをした手を見せてくれました。 このように、困っている人がいるんです。再編前の2便、8時台に五色園内に入るバスの復活を求めて、病院へ行きやすいバスに変えられないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 くるりんばすに限定せず、路線バス、タクシー等も含めたあらゆる交通モードの組合せにより、市民の皆さんが便利に移動できる交通網を形成してまいりたいと考えています。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) しかし、タクシーでは不十分なところがありますし、どうしてもタクシー会社の状況が優先されるということもあります。だから、バスなんです。 新たな空白地域ができたことに関して、困っている方はいらっしゃらないですか。
    ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 今回の路線改正によりまして、バス停までの距離が遠くなり、交通空白地帯となった地域につきましては、岩崎町竹ノ山、岩藤町の一部、藤島町の一部と捉えておりますが、4月以降で当該地域にお住まいの方から、特段、御意見等はいただいていない状況でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) そもそも再編というのは、より便利にするためのものだと私は考えます。こういうふうに乗れない人が出るというようでは駄目ですよね。 また、利用者が多かった平針北のバス停を復活させてください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 旧平針北停留所付近は西部福祉会館停留所までの距離も近く、鉄道駅の徒歩圏内で、名古屋市営のバスも利用可能なことから、交通空白地帯だとは捉えていない状況でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) このバス停の距離が近いのであれば、なおさら、もう一歩頑張って、今までどおりバスを回してください。 続けて、くるりんタクシーです。 対象範囲を実証実験時より狭めていますが、これはどうしてですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 くるりんタクシーにつきましては、くるりんばすの路線改正の影響により、一部の地区で4月から実施しております。 なお、今年度の実施内容につきましては、引き続き検討しているところでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 昨年度までの実証実験の結果を反映してのものですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 4月からのくるりんタクシーにつきましては、実証実験の結果を反映したものではございません。くるりんばすの路線改正により、バス停の廃止など、利便性が低下した地域への対応分でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) なぜ反映されないのか、疑問です。 バス停の利便性が低下した地域全てがくるりんタクシーでカバーできるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 今回の路線改正により利便性が低下した地域につきましては、原則、今年度のくるりんタクシーの対象地域に含まれている状況でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それをするために今までやっていた実証実験のエリアが犠牲になるというのも私は違うと思うんです。 デマンドタクシーができて本当にうれしい、利用者アンケートにもなくさないで続けてほしいと書き続けてきた高齢者の方もいらっしゃいます。しかし、この方のエリアは4月から対象外となりました。 この実証実験ではどのような声が寄せられたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 移動範囲と利用時間が広がるとよい、希望する時間の予約が取りにくい、予約以外でタクシーに乗ったとき、利用証の提示でデマンドに切り替わるようにしてほしい、そのような御意見をいただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 実証実験をやったのであれば、そこで寄せられた声を反映して、次に生かしていくというのが本筋ではないでしょうか。 市として、どうこれらの声に応えていきますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 今後の同事業の改善に向けた貴重な御意見として、参考とさせていただきます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは遅いんです。今、現に、タクシーにもバスにも乗れなくなって困っているという方がいるんです。 市民サービスの向上よりも優先すべきものがあったのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 くるりんばすの路線改正やくるりんタクシー事業は、市内公共交通網の充実を図るために限られた資源を活用しながら、全体として市民の皆さんの利便性が向上するように進めているものでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 限られた資源とは具体的に何でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 既存の交通インフラ、財源、人材等、市内公共交通網を取り巻く全ての要素でございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは、今回の改正で、バスの台数を増やすという検討はされたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 限られた交通資源を市全体において市民の皆様に御利用いただけるようにするため、鉄道、路線バス、タクシーを含めたあらゆる交通モードを組み合わせて移動できる交通網を描いていることから、バスの台数を増やすという方向性での議論はしておりません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) なぜされなかったのでしょうか。今後は、バスの台数を増やす議論はされますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 この4月に路線改正をしたばかりでございますので、今後の議論の方向性を断言することはできかねますが、バスの台数を増やすことは、財源面のみならず、人材面からも現状では困難だと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) しかし、自動運転バスには何人もの運転士さんが対応してくれています。人材面からの現状では困難ではなく、やはりしっかり、何を今市民が求めているのかを受け止めてください。市民が求めているのはくるりんばすです。 続けて、北高上緑地の保全を求めて質問いたします。 初めに、署名が提出されたことに対し、3月議会で市民の署名活動に疑義があるような市長の答弁がなされ、これに抗議が提出されております。市長はしっかりと受け止めていただきたい。 その上で、中部電力とのやり取りを含めて、この間の経緯を示してください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 署名の提出を受けて、本年1月31日に土地を所有する民間企業を訪問し、改めて借地契約を継続の上、北高上緑地として利活用を図りたい旨を伝えさせていただきました。 その後、2月20日付で、民間企業から弊社社有地の買い取り若しくは賃貸借の検討についてといった文書が提出されました。 これに対して4月26日付で、買取りもしくは有償借地にて継続して土地利用をしていく方針はなく、引き続き無償借地契約を継続していきたい旨の回答をさせていただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 市が無償借地契約に固執するのはどうしてですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 民間企業から無償で借地している土地は0.3ヘクタール、面積割合では全体の約3%であり、全て市街化区域でございます。 御承知のとおり、市街化区域は計画的に市街地形成を促進する区域であることから、そうした事情も十分に考慮して対応する必要があると考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 今の答弁の真意がよく分からないんです。無償借地契約をしたいという市の回答の意図は、0.3ヘクタールの土地を引き続き北高上緑地として継続していきたいということですよね。もしくは、民間企業からの申出を市が断ることにより、民間企業が直接開発することを期待されているのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 引き続き、無償借地契約を継続の上、北高上緑地として利活用を図りたいと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 もう一点、確認ですが、相手側から金額の提示があったのでしょうか。また、市としては、0.3ヘクタールの土地の相場を幾らと想定されているか。これらの想定をした上で、市が財政的な面から無償借地契約の継続を決めたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 相手方から金額の提示はございません。金額に関する検討をするまでもなく、市街化区域は計画的に市街地形成を促進する区域であることから、そうした事情を十分に考慮し、引き続き無償借地契約を継続していきたいと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 4月、中部電力に出した市の回答で、対象土地の取扱いについて、税減免も含め、本市においても対応が必要となるとあります。これは無償借地契約の継続ができない場合は課税をするという意味でしょうか。その場合、課税評価額をどのように見込んでいますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 個別の事案については、お答えできません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) これは市の姿勢を聞いているんです。「本市においても対応が必要」とのことですが、どのような対応が必要と想定されているのですか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 現契約を継続しない場合に、民間企業との協議、その対応も必要になるものと考えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは、相手側からの回答とその内容はどのようだったでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 現時点においては、民間企業である相手方の回答内容を市からお答えすることは差し控えさせていただきます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 回答は届いているんですよね。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 届いております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) であるのであれば、きちんと示してください。北高上緑地は市民と共につくり上げた里山です。せめて今後の在り方に対して市民としっかり協議をして、保全していく方向性を市として探る必要があると思います。 また、以前、所有者の意向も丁寧に酌み取っていく必要があると考えていると答弁されております。市としての方針転換があったのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 市として、引き続き、現在の借地契約を継続していきたいという方針に変更はございません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ということは、先ほどの御答弁と合わせて、再度、北高上緑地の現状保全をしていくという方針で間違いないですね。 ○議長(小野田利信) 都市整備部長。 ◎蟹江都市整備部長 北高上緑地の全体面積は約8.6ヘクタールとなっており、約8.3ヘクタール、面積割合では全体の約97%はほとんどが市街化調整区域であり、市が所有する土地でございます。 本市としてはこれまで同様に、しっかりと市民と自然が共存する空間の創出を図ってまいります。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。いろいろ言われましたけど、これまでと同様にということは確認できたと思います。 それでは、北高上緑地の環境基本計画の位置づけは変わりないでしょうね。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 令和6年3月に策定いたしました第2次日進市環境基本計画におきましても変わりありません。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 現状保全について環境基本計画の視点で、庁内ではどのように提起され、話されてきましたか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 都市マスタープランや緑の基本計画において自然環境拠点の1つとして位置づけられており、第2次環境基本計画においても保全するものとし、これらの関係計画と整合を図るものといたしました。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 自然環境拠点の1つということは現状の保全ということを、これまでも何度も議会で確認してきました。このことを改めて伺います。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 自然環境拠点の1つとして保全するものとしています。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) ありがとうございます。 それでは、二酸化炭素の削減など、今の北高上緑地はどのような役割を果たしていると考えられますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 緑地周辺のヒートアイランドの緩和に寄与するとともに、二酸化炭素の吸収源として、一定の役割を果たすものと考えています。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 環境面からも、北高上緑地の0.3ヘクタールの土地、そこにある木などは既に役割を果たしているということでいいですね。
    ○議長(小野田利信) 答弁者、生活安全部長。 ◎加藤生活安全部長 ヒートアイランドの緩和や二酸化炭素の吸収源として、一定の役割を果たすものと考えています。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 本当にそうだと思います。そして、今、2人の部長さんからの答弁でそのことも確認でき、0.3ヘクタールも北高上緑地として利活用を図りたいということが再度確認できました。 一方で、民有地であることも事実です。だからこそ、市が買い取ることも含めて、現状保全の決意をお願いしたいというふうに申し上げます。 続けて、子どもたちの環境についてです。 一日も早い学校体育館へのエアコン設置を求めます。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生涯学習部長。 ◎伊東生涯学習部長 エアコン設置につきましては、令和7年度、8年度にかけて設置工事を進めてまいりたいと考えており、本議会に設計業務委託料の補正予算を計上させていただいております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 来年度中に小中学校全ての設置工事を行えないのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生涯学習部長。 ◎伊東生涯学習部長 令和7年度に中学校、令和8年度に小学校への設置を予定しているところであります。設置工事は夏休みを予定しておりまして、工事期間中に中学校部活動を実施する代替場所として、小学校の体育館の利用も考えられることから、2か年に分けての工事を予定しているものでございます。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) しかし、この暑さで命を失うこともある。本当に大変な状況になっております。一日も早い設置を私は求めていきます。 続けて、学校行事として大阪万博に行くことに関し、保護者から不安の声を聞きました。再検討が必要ではないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 修学旅行につきましては、学習指導要領に基づく学校行事であり、行程や旅行先での活動も、学校にて決定し、実施してまいります。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 文部科学省から大阪万博に関しての文書が出されているようですが、どのような内容でしょうか。また、教育委員会としてどのように取り扱われましたか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 令和6年4月に、修学旅行等における2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の活用についてとして、内閣官房及び経済産業省から文部科学省へ宛てた修学旅行などでの活用を依頼する文書を、尾張教育事務所経由で受領しております。 依頼文として事務処理し、市教育委員会にて供覧をいたしました。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 供覧というのは、学校に出したということですよね。 学校行事には、例えば、下見が必要というふうに私は考えます。下見をして決定されたのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 中学校における修学旅行の下見につきましては、通常、前年度の1月から2月頃、各学校の担当教職員にて行っております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 日進市内のある中学校では、来年6月の修学旅行で大阪万博に行くと保護者への説明があったとのことです。現地の下見をせずに決められるのでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 中学校における修学旅行の下見につきましては、旅行会社と共に行っております。大阪万博への修学旅行に当たっても、令和7年の1月から2月頃に担当教職員にて下見を行います。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 令和7年の1月から2月頃というとまだ開業前ですけど、現地に行っての十分な下見ができるのでしょうか。また、十分な下見ができない、安全性が十分確認できない場合などは、修学旅行の行き先変更などもあり得ますか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 会場につきましても、可能な範囲で下見を行うと聞いております。 繰り返しとなりますが、修学旅行の行程や活動は学校にて決定しております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 学習指導要領の解説には、「修学旅行における安全確保の徹底について」ということが示されています。 大阪万博開催予定地は、工事のさなかにもガス爆発が起こっています。このような場所が修学旅行の候補になることにより、保護者の不安の声が出てくるのは当然です。 そして、教育委員会としても文部省の通知を下ろしたとのことですが、教育委員会として十分な実態の把握を行い、生徒の安全最優先に対応すべきではないでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、学校教育部長。 ◎加藤学校教育部長 教育委員会では、学校行事における児童・生徒の安全確保が最優先の課題であると認識しております。日常の学校生活はもちろんのこと、修学旅行をはじめとした学校行事や実習などの全ての場面において、そのための安全対策は怠らないよう指導を行っております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 今、全国で大阪万博の危険性がいろんなところで出てきています。そして、万博は中止をせよという世論とともに、危険なところに学校行事として行かせないでほしいということ、教育団体や保護者などが声を上げて、それをしっかり自治体として受け止めて、表明をしている自治体もあります。 子どもたちのためにより適切な判断を求めて、質問とさせていただきます。 ○議長(小野田利信) 最後は質問とさせていただきますと言われましたけれども、何が質問でございましょうか。 ◆13番(ごとうみき) 質問を終わります。 ○議長(小野田利信) これにてごとうみき議員の質問を終わります。 以上で本定例会における一般質問を終結します。 ただいまから暫時休憩します。     午後1時57分 休憩-----------------------------------     午後2時00分 再開 ○議長(小野田利信) 会議を再開します。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 日程第2、議案第41号から議案第45号までを一括議題とします。 これより議案質疑に入ります。 最初に、議案第41号、日進市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての質疑を許します。 質疑の通告はありません。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて議案第41号に対する質疑を終結します。 次に、議案第42号、旧日進美化センター解体撤去事業基金条例の廃止についての質疑を許します。 質疑の通告はありません。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて議案第42号に対する質疑を終結します。 次に、議案第43号、日進市立米野木台西保育園の指定管理者の指定についての質疑を許します。 質疑の通告がありますので、通告順に発言を許します。 最初に、舟橋よしえ議員の発言を許します。 ◆8番(舟橋よしえ) 議案第43号について、1点質疑します。 指定の期間ですが、前回、前々回が5年間であったのに対して、今回は3年間とした理由をお聞かせください。 ○議長(小野田利信) ただいまの舟橋よしえ議員の質疑に対する答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 指定管理期間を3年としましたのは、保育の質をはじめとした運営方法や経営能力を評価しながら、国等の支援が期待のできる民営化の検討を早期に行おうとするためでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 再質疑します。 今回の指定管理期間後の令和10年度からは、米野木台西保育園を民営化することは決定事項でしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 運営方法等を評価しながら、令和10年度から民営化できるのか、今後も引き続き検討を行うものでございます。 ○議長(小野田利信) 次に、ごとうみき議員の発言を許します。 ◆13番(ごとうみき) それでは、9年間、米野木台西保育園を指定管理で運営を行ってきて、しかし、これは公立保育園として運営を行っておりますが、米野木台西保育園とほかの公立9園の違いをどのように捉えられているでしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまのごとうみき議員の質疑に対する答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 ほかの公立保育園にはない、土曜日を含めた午後7時を超える長時間保育や、一時保育の時間延長など、各種保育サービスが充実しておりますし、英語やプール教室も実施をされ、民間ならではの多様な保育運営ができているものと捉えております。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) それでは、「民間ならではの多様な保育運営」とのことですが、公立保育園としての安定性についてはどのように捉えられていますか。課題は何でしょうか。また、具体的に、保育士の勤続年数、保育料以外の保護者負担など、公立9園と比較してどのようでしょうか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 1点目の課題等でございますが、米野木台西保育園の公立園としての安定性については、他の公立園とは異なり、指定管理期間の更新に伴い、運営主体が変わる可能性があることが課題と捉えております。 また、2点目の勤続年数でございますが、米野木台西保育園の保育士の勤続年数は、他の公立園と比較すると短めとなっております。 また、多様な保育運営が行われる中で、他の公立園にはない用品や物品、サービス等もありますことから、保育料以外の保護者負担に違いが見られます。 ○議長(小野田利信) 次に、島村きよみ議員の発言を許します。 ◆3番(島村きよみ) 質疑をお願いいたします。 米野木台西保育園の次期指定管理者についてはさきの3月議会に取り上げまして、経過としては、昨年10月、こども課から公募することを内部検討会議に提案したものの、会議にて計画との不整合があるのではという意見があって、一転、非公募の方針となったことが分かりました。 しかし、この計画そのものが現指定管理者を継続する根拠として説得力がないということを指摘しましたが、この方針を撤回されず、やはり非公募として現指定管理者を選定した理由は何でしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまの島村きよみ議員の質疑に対する答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 計画に基づき、昨年12月に開催をされた指定管理者審査委員会におきまして、施設の現地見学や第三者評価を踏まえ、指定管理者の選定に関する書類や審査内容について御審議の結果、提案どおりお認めをいただきましたことから、非公募として決定をいたしました。 その後、今年3月に開催をされた審査委員会において審査の後、候補者として社会福祉法人日東保育園とする答申をいただきましたことから、今回、議案として提出をいたしました。 ○議長(小野田利信) 島村議員。 ◆3番(島村きよみ) その2回の指定管理審査会でも数々の指摘がされていますが、特に令和3年度と4年度に保育士の大量退職があった。このことについては、令和5年度はどのようでありましたか。 ○議長(小野田利信) 答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 令和5年度は、保育士の退職は令和3年、4年度と比べまして減少しており、退職者の補充も行われ、改善が図られておるものと考えております。 ○議長(小野田利信) 次に、川嶋恵美議員の発言を許します。 ◆15番(川嶋恵美) 2項目、議案質疑を提出しておりますが、既に皆さん、終わっているので、取り下げさせていただきます。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) ほかに質疑なきものと認め、これにて議案第43号に対する質疑を終結します。 次に、議案第44号、令和6年度日進市一般会計補正予算(第3号)についての質疑を許します。 質疑の通告がありますので、通告順に発言を許します。 最初に、舟橋よしえ議員の発言を許します。 ◆8番(舟橋よしえ) 補正予算書、第2表債務負担行為補正についてお聞きします。 米野木台西保育園指定管理委託事業3年間の債務負担行為限度額5億2,396万2,000円の計上がありますが、令和元年6月議会に上程をされた補正予算の同事業債務負担行為限度額は8億1,649万2,000円でした。単年度に割り返しますと、5年前は1年当たり1億6,329万8,000円であったのに対し、今回は1億7,465万4,000円になります。単年度当たりで1,135万6,000円増えた要因をお答えください。 ○議長(小野田利信) ただいまの舟橋よしえ議員の質疑に対する答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 増えた要因でございますが、物価高騰に伴う管理運営費の増大や、保育士の処遇改善等に伴う人件費の上昇によるものでございます。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) この債務負担行為限度額は、指定管理予定事業者からの提案額から導き出された金額ですが、指定管理事業者選定が非公募であったことを踏まえますと、提案額が適正な額であると判断できる根拠をお示しください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 指定管理料の上限額を積算する際は、管理運営に必要な人件費や物価高騰を踏まえ、上限額を決定してまいりますが、今回、事業者による提案額が上限額を下回っており、かつ、提案額が管理運営費等の増大に対応しているものから、適正としているところでございます。 ○議長(小野田利信) 次に、ごとうみき議員の発言を許します。 ◆13番(ごとうみき) それでは、通告に従い、2点お願いいたします。 まず、1点目、補正予算書の歳入についてです。 歳入、16款1項、名古屋瀬戸道路、名古屋岡崎線に対する県の負担金ですが、この内訳はどのようでしょうか。 続けて、歳出、8款2項、名古屋瀬戸道路の側道に関する工事に伴う計上とのことですが、なぜ今、補正予算を組んででも進める必要があるのか、お願いいたします。 ○議長(小野田利信) ただいまのごとうみき議員の質疑に対する答弁者、都市整備部次長。 ◎林都市整備部次長兼道路建設課長 県負担金の内訳につきましては、名古屋瀬戸道路関係の市道用地の借上料や不動産鑑定料、名古屋岡崎線関係の土地代金や建物移転料、登記費用などの用地取得に係る費用になります。 次に、工事の必要性についてですが、名古屋瀬戸道路の側道である県道岩作諸輪線は、東名高速道路をトンネル形式で交差する計画となっておりますが、東名高速道路を管理するNEXCO中日本は、東名高速道路の車線数を増やす工事を予定しており、その工事と同時にトンネル工事を行う必要があるからです。 ○議長(小野田利信) ごとう議員。 ◆13番(ごとうみき) 名古屋瀬戸道路に関してお願いいたします。 当初予算ではなく、この時期の補正予算で計上するということは、今御答弁がありました東名高速道路の工事期間がいつからいつまでと決まったからなのでしょうか。また、東名高速道路の工事と合わせて、名古屋瀬戸道路本体ではなく、先に側道のトンネルだけを掘っておくということなのでしょうか。今回の補正予算計上に係る事業のスケジュールとトンネル工事のスケジュールをお示しください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、都市整備部次長。 ◎林都市整備部次長兼道路建設課長 東名高速道路の拡幅工事は用地買収の必要な箇所があるため、現段階でははっきりとした工事時期を公表することはできないとのことですが、愛知県とNEXCO中日本との協議の中で、令和7年度上半期までには市道の切り回し工事を終え、令和7年度下半期からトンネル工事を行う予定となったため、今回の補正予算で計上することとなりました。 名古屋瀬戸道路の本線工事ではなく、側道のトンネル工事を東名高速道路の拡幅工事に併せて行うこととなります。 ○議長(小野田利信) 傍聴者に申し上げます。携帯電話を切るなりマナーモードにしていただくことをお願いします。 次に、島村きよみ議員の発言を許します。 ◆3番(島村きよみ) 歳出、10款2項についてお願いいたします。 西小学校の教室改修工事請負費が当初予算ではなく、補正予算計上となったのはなぜでしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまの島村きよみ議員の質疑に対する答弁者、生涯学習部次長。 ◎伊藤生涯学習部次長兼学習政策課長 今年度、クラス数の増加に影響する転入児童数があった場合に、来年度、教室数が不足する可能性があると判断し、教室確保のため、改修工事費を補正予算に計上いたしました。 ○議長(小野田利信) 島村議員。 ◆3番(島村きよみ) 再質疑させていただきます。 クラス数の増加に影響する転入児童数があった場合に、来年度、教室が不足する可能性があるということは、当初予算の編成過程では、例えば余裕を見越して計上するなりという。分からなかったのかということですね。当初予算でできなかった理由をもう少し具体的にお願いいたします。 ○議長(小野田利信) 答弁者、生涯学習部次長。 ◎伊藤生涯学習部次長兼学習政策課長 当初予算の編成以後で転入児童数があったからによります。 ○議長(小野田利信) 次に、坂林たくみ議員の発言を許します。 ◆14番(坂林たくみ) 質疑いたします。 歳出、4款1項保健衛生費で、新型コロナワクチン定期接種に当たり、自己負担額を2,500円とする考え方はどのようですか。 ○議長(小野田利信) ただいまの坂林たくみ議員の質疑に対する答弁者、健康こども部次長。 ◎小濱健康こども部次長兼こども課長 今年度の自己負担額につきましては、ワクチン接種費用としての試算額1万6,456円から国の助成金8,300円を差し引いた金額8,156円ですが、こちらに医療における自己負担割合3割を乗じた金額約2,500円と見込んでいるところでございます。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) ほかに質疑なきものと認め、これにて議案第44号に対する質疑を終結します。 次に、議案第45号、愛知県後期高齢者医療広域連合規約の変更についての質疑を許します。 質疑の通告がありますので、通告順に発言を許します。 最初に、舟橋よしえ議員の発言を許します。 ◆8番(舟橋よしえ) 議案第45号について2点質疑します。 まず、改正後の別表第1の2及び3に「資格確認書等」とありますが、この「等」とは何を指しているのでしょうか。 2点目として、この改正により、本年12月2日以降に75歳を迎える方は、現行の被保険者証である紙の保険証が交付されなくなるということでしょうか。 ○議長(小野田利信) ただいまの舟橋よしえ議員の質疑に対する答弁者、福祉部次長。 ◎高見福祉部次長兼地域福祉課長 1点目、改正後の別表第1の2の資格確認書等の「等」は、資格情報のお知らせや特別療養費の支給に変更する旨の事前通知を指し、改正後の別表第1の3の「等」は、経過措置により令和7年度も有効な被保険者証を指しています。 2点目、12月2日以降に75歳を迎える方は、現行の被保険者証を交付せず、マイナンバーカードと保険証の一体化したマイナ保険証を御利用いただき、資格情報のお知らせを交付します。また、マイナ保険証がない方については、資格確認書を交付します。 ○議長(小野田利信) 舟橋議員。 ◆8番(舟橋よしえ) 2点再質疑します。 1点目、改正後の別表第1の2の資格情報のお知らせ及び特別療養費の支給に変更する旨の事前通知は、どのような人を対象としてどういうときに交付をするものなのでしょうか。 2点目、今回の改正に伴い、日進市で担う事務量に変化はあるのでしょうか。
    ○議長(小野田利信) 福祉部次長。 ◎高見福祉部次長兼地域福祉課長 1点目、資格情報のお知らせは後期高齢者医療制度に加入するマイナ保険証をお持ちの方を対象とし、12月2日以降に75歳を迎え、新たに加入したときのほか、転入などで記載内容が変更したときに交付するものです。 また、特別療養費の支給に変更する旨の事前通知は、特別の事情がないにもかかわらず、長期にわたり保険料を滞納している方で、保険料納付の勧奨を行っても納付しない場合に交付するものです。 2点目、現在、被保険者証は、再交付による交付以外、愛知県後期高齢者医療広域連合から納品したものを交付しており、被保険者証が資格確認書等に替わるのみであることから、事務量の大きな変化はないと考えております。 ○議長(小野田利信) 次に、坂林たくみ議員の発言を許します。 ◆14番(坂林たくみ) 質疑いたします。 1点目が、資格確認書が発行されることになる被保険者数の人数とその割合の見込みは、広域連合、日進市、それぞれどれだけですか。 2点目は、現行の資格証明書の扱いはどうなりますか。 ○議長(小野田利信) ただいまの坂林たくみ議員の質疑に対する答弁者、福祉部次長。 ◎高見福祉部次長兼地域福祉課長 1点目、12月2日以降の新規加入者以外の被保険者に資格確認書が発行されるのは令和7年8月以降になるため、現時点で被保険者数の見込みをお答えすることはできません。 2点目、現行の資格証明書に代わるものとして、特別療養費の支給に変更する旨の事前通知を交付します。 ○議長(小野田利信) 坂林議員。 ◆14番(坂林たくみ) 資格確認書の件ですが、発行見込みが1年以後のことになり、数が出せないとのことなので、マイナ保険証を取得済みの被保険者数と被保険者全体に対する割合を、現在と約1年前について、広域連合、日進市それぞれについてお示しください。 ○議長(小野田利信) 答弁者、福祉部次長。 ◎高見福祉部次長兼地域福祉課長 マイナ保険証を取得済みの被保険者数及び割合につきましては、約1年前の令和4年12月末の実績では、広域連合は27万5,287人(26.6%)で、日進市では3,170人(29.7%)でした。 令和6年3月末の実績では、広域連合は60万2,669人(55.2%)で、日進市では6,658人(59.0%)でした。 ○議長(小野田利信) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) ほかに質疑なきものと認め、これにて議案第45号に対する質疑を終結します。 これより各議案の委員会付託を行います。 議案第41号から議案第45号までの各議案は、お手元に配付した議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託します。 付託を受けた各常任委員会は、会期日程によりそれぞれ委員会を開いていただき、各議案の審査をお願いします。----------------------------------- ○議長(小野田利信) 以上で本日の日程は全て終了しました。 来る7月3日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午後2時21分 散会...