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06月30日-05号

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  1. 日進市議会 2022-06-30
    06月30日-05号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 4年  6月 定例会(第2回)        令和4年第2回日進市議会定例会本会議[6月30日(木)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         15番 古川ひさお       16番 大橋ゆうすけ         17番 宮田康之        18番 福安淳也         19番 萩野 勝        20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         水野隆史  教育長         岩田憲二   総合政策部長      萩野一志  総合政策部調整監    岩瀬雅哉   総務部長        石川雅之  生活安全部長      杉田武史   健康福祉部長      川本賀津三  健康福祉部参事     伊東あゆみ  こども未来部長     棚瀬浩三  都市整備部長      蟹江健二   都市整備部参事     伊藤信一郎  産業政策部長      長原範幸   産業政策部参事     吉川 浩  学習教育部長      加藤 誠1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      伊東敏樹   議会事務局次長議事課長                                 山田 進1.会議に付した事件  議案第38号 日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正について  議案第39号 日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について  議案第40号 日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第41号 令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)について  議案第42号 令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第43号 令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について  議案第44号 工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)  請願第1号 核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書  意見書案第1号 地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書1.議事日程  日程第1 諸般の報告       1 福祉厚生委員長       2 市民建設委員長       3 議長  日程第2 議案第38号から議案第44号までについて       (委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第3 請願第1号について       (委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第4 意見書案第1号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)1.閉議        午前11時22分 議長宣告1.閉会式       午前11時23分 議長挨拶                   市長挨拶     午前9時30分 開議 ○議長(青山耕三) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第1、諸般の報告を議題とします。 この際、各常任委員長より所管事項調査の報告を行っていただきます。 最初に、福祉厚生委員会 道家委員長。     〔福祉厚生委員会 道家富好委員長登壇〕 ◆福祉厚生委員会(道家富好委員長) 議長の御指名がございましたので、6月17日に行いました福祉厚生委員会所管事項調査の模様について御報告をいたします。 今回の所管事項調査は、日進市立東小学校増築棟放課後子ども総合プラン)と、日進市障害者福祉センターにおいて現地視察を行いました。 初めに、子育て支援課から、日進市立東小学校増築棟放課後子ども総合プラン)及び日進市障害者福祉センターの概要についての説明をいただきました。 説明では、日進市立東小学校増築棟放課後子ども総合プラン)は、放課後児童クラブでの待機児童の発生及び放課後子ども教室の利用者が増加傾向にあることから、待機児童の解消のため、小学校敷地内に木造二階建ての増築棟を建設し、令和4年4月1日より開所をしている。1階では、民間放課後児童クラブきのこクラブで、管理運営NPO法人LIBERASが行う。定員は20名で、6月現在の入所者数は、1年生9名、3年生6名、4年生2名で、合計17名。2階では、公設放課後児童クラブひがし児童クラブで、管理運営日進アシスト株式会社が行う。定員は40名で、6月現在の入所者数は、1年生20名、2年生6名、3年生が10名、4年生2名、5年生2名の合計40名。また、施設整備費は、9,134万4,000円で、財源内訳は、市負担分のほか、国、県等の補助金を活用しているとのことでした。 次に、日進市障害者福祉センターについては、発達の気になるお子さんに対する療育や保護者の相談に関する支援を行う子ども発達支援センターすくすく園と、障害のある方の種別や年齢を問わず、生涯を通じて支援を行う障害者相談支援障害福祉に関わる人材の育成や成年後見制度に関する支援を行うなどの機能を持つ、地域生活支援センターたけのやまの2つの大きなセンターから成る複合施設である。開所は平成24年4月1日で、運営主体社会福祉法人日進社会福祉協議会で、開所当初から指定管理者での運営を行っているとのことでした。 担当課からの説明の後、初めに、日進市立東小学校増築棟に行き、施設内を見学いたしました。管理運営者からの説明を受けました。 管理運営者からの説明後、委員からの1階の民間放課後児童クラブきのこクラブは現在定員が20名となっているが、最大で何名まで人数を増やすことが可能かという質問に、最大で40名と考えているが、現在、5年、6年生がおらず、来年度以降に低学年が新しく入る余裕を持たせ、現状に合わせて現在は定員20名としているとの説明を受けました。 次に、日進市障害者福祉センターに行き、施設内を見学し、管理運営者から説明を受けました。 委員からの質問で、親子で通われているお子様が一人ですくすく園で過ごせるようになるには、障害の度合いもあると思うが、大体、何カ月ぐらいかかるのかとの質問に、お子さんの状況にかかわらず、おおむね1年間は親子通園をお願いしている。発達の遅れや偏りのあるお子さんの場合は、常識的な対応だけでは子育てがうまくいかないことが多いため、親子で通っていただく中で、我が子に合った子育てのコツを身につけていただくこと、精神的に追い詰められたり孤立したりしがちな保護者への直接的な支援も不可欠であることなどが、まず、親子通園をしていただく理由である。そして、1年間の親子通園を経たお子さんは、保護者が希望すれば、どんな状況のお子さんであっても、単独通園に切り替えていくとのことでした。 今回の所管事項調査について御協力いただきました皆様、丁寧な説明をいただいた各施設の運営主体の皆様、並びに執行部の皆様には、大変ありがとうございました。御礼を申し上げます。 以上で福祉厚生委員会所管事項調査の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 次に、市民建設委員会 永野委員長。     〔市民建設委員会 永野雅則委員長登壇〕 ◆市民建設委員会永野雅則委員長) 議長の御指名がございましたので、6月20日に行いました市民建設委員会所管事項調査の模様について御報告をいたします。 今回の所管事項調査につきましては、特定の事業を選択して、現地視察により実施をいたしました。項目につきましては、都市整備部香久山西部土地区画整理事業について、橋梁計画の予定について、名古屋市境の車止め設置状況について、都市計画道路名古屋瀬戸道路県道日進瀬戸線整備事業についての4点であります。 初めに、区画整理課から、香久山西部土地区画整理事業の進捗及び橋梁計画の予定についての説明をいただきました。 区画整理事業施行面積は約18ヘクタール、施行年度は令和8年度までで、減歩率は55.45%、保留地の総面積は4万2,202平方メートルで、商業街区に集合保留地約1万3,223平方メートルを充てている。総事業費は55億3,300万円で、うち、市補助金として6億1,800万円を充てる計画となっている。 地区内の道路については、幅員4メートルから16メートルの道路を構成し、総延長約5,000メートル、緑地は8カ所、公園3カ所、調整池3カ所の設置を計画している。 事業ベースの進捗率は、令和3年度末現在で38.79%となっている。 令和4年度の工事については、施行地区北側での整地工事をはじめ、1号調整池築造工事地区東側小川沿い擁壁設置工事、商業街区周辺や南側地区での道路側溝敷設工事上下水道工事を計画して進め、商業施設の立地については6月末までにテナントを決定し、令和6年春頃にオープンを予定しているとの説明がありました。 また、橋梁計画については、香久山西部土地区画整理事業の幅員12メートルの計画道路市道香久山環状線を橋梁でつなぐ計画であり、現在は地域での意見交換会を実施しております。今年度、橋梁の設計を行い、その後、2カ年をかけ、令和6年度に完成予定としているとの説明がありました。 執行部からの説明の後、委員より、高低差の大きい区画整理事業と感じるが、メインとなる道路は坂道となるイメージであるのかとの質問に、日生梅森園との接続が一つの基準となる。県道白山黒石線から上っていき、名古屋市の梅森荘に向かって下っていくイメージとなるとの答弁がありました。 また、小川の東側にある桜並木の遊歩道は、新しい橋梁の下を通ることになるのか、途切れてしまうということになるのかとの質問に、設計をしていないため、現時点では未定であるとの答弁がありました。 次に、土木管理課から、名古屋市境の車止め設置状況について説明をいただきました。 名古屋市との道路接続については、梅森坂東土地区画整理組合や名古屋市と協議を進めていたが、地域説明会アンケート調査において、道路を接続すると裏道として通過交通が増加し、危険な状況になるなどの反対意見が多数出たため、香久山地区安全対策が確保されるまで一般車両の通行止めを決定し、平成23年3月以降、名古屋市境の市道3カ所に車止めを設置し、現在に至っているとの説明がありました。 執行部からの説明の後、委員から、日進市が車止めを置くことを決めたので、地域から意見があっても、通行できるようにしないということなのかとの質問に、今後、香久山地区交通安全対策が確保されるようであれば、事前に協議、調整の上、通行について検討していくことになるとの答弁がありました。 また、一部だけでも開放するというような折衷案は考えられないのかとの質問に、例えば、1カ所だけ開放すると、車が集中することなどが考えられるため、通行については地元の了解を得ながら、慎重に進めていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、道路建設課から、都市計画道路名古屋瀬戸道路整備事業について説明をいただきました。 都市計画道路名古屋瀬戸道路は、平成25年度に愛知県から段階的な整備計画が示され、現在は日進ジャンクションから新岩崎橋までの約1キロの区間について側道整備を優先して進めており、令和4年度は引き続き、土工、擁壁工、排水工を実施する予定になっているとの説明がありました。 執行部からの説明の後、委員から、完成のめどについてはどのくらいであるのかとの質問に、本事業は県の事業であるが、側道整備だけで少なくとも10年以上はかかるものと見込んでいるとの答弁がありました。 また、本線の計画についてはどのように進んでいくのかとの質問に、県の方で詳細ができていないが、現時点の計画では長久手側ジャンクションとつながることから高架となり、側道が下を通る予定となっているとの答弁がありました。 最後に、限られた時間の中で大変丁寧な説明をしていただきました執行部の皆様、ありがとうございました。 今後も、所管部についての調査・研究をしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 以上で市民建設委員会所管事項調査の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 次に、監査委員から、令和4年5月分の例月出納検査結果、日進市立東部保育園及び三本木保育園定期監査結果の報告が本職にありましたので報告します。 なお、詳細資料は、議会事務局に備えてありますので閲覧願います。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第2、議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正についてから議案第44号、工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)までを一括議題とします。 この際、各常任委員長より審査結果の報告を求めます。 最初に、総務文教委員会 大橋委員長。     〔総務文教委員会 大橋ゆうすけ委員長登壇〕 ◆総務文教委員会(大橋ゆうすけ委員長) 議長の御指名がございましたので、6月16日に開催をいたしました総務文教委員会の主な審査の模様と結果について御報告いたします。 最初に、議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題とし、説明を省略し、質疑に入りました。 委員より、附則第7条の3の2で、住宅ローン控除を令和20年度まで5年延長する理由は何かとの質疑に、カーボンニュートラルの実現に向けた観点を踏まえ、低炭素住宅省エネ基準適合住宅等省エネ性能の高い住宅の推進を図るとともに、当面の経済状況への対応として、国税である所得税と一体で変更するものとの答弁がありました。 また、こうした減額が令和20年度まで続くことになるが、自治体として、一部改正のメリットデメリットをどのように考えているかとの質疑に、メリットは、入居期限と控除期間が延長されれば建築意欲の増進につながり、固定資産税の増加、また、人口も増加し、市の発展の一助になる。デメリットは、市税の減少につながるとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第38号については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第40号、日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題とし、説明を省略し、質疑に入りました。 委員より、他の文化施設と開館日を統一する目的は何かとの質疑に、来訪者が本市の持つ歴史文化に触れられる機会を損なわないように開館日を増やし、節句飾りや年中行事など開催している企画に触れてもらうとともに、岩崎城歴史記念館などと連携して開催しているスタンプラリー事業にも参加しやすくしようとするものとの答弁がありました。 また、旧市川家住宅は、当初から指定管理とはせず、まずは市直営でやろうとしたのはどのような理由からだったのかとの質疑に、平成26年3月に策定した旧市川家住宅主屋保存活用計画において、管理体制については当面の間は直営で行うが、将来的には指定管理者へ委託することも検討されていた。開設後間もない時期や管理実績が短いことから、指定管理者制度の導入は見送られてきた経緯があるとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第40号については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第44号、工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)を議題とし、説明を省略し、質疑に入りました。 委員より、入札参加条件はどのようだったかとの質疑に、地域要件が愛知県内に本店または支店や営業所があること、建設業許可一般建設業または特定建設業の管工事であること、施工実績が平成24年4月以降に官公庁で1件当たり5,000万円を超える空調設備工事を施工したことがあることなどとの答弁がありました。 また、今回、8カ月の履行期間で、もう少し短くならないのかと思うが、その部分についてはどのようかとの質疑に、昨今の半導体不足の状況などを鑑み、できる限り工期を長くして納期に余裕を持たせることで、入札に参加しやすいようにしたためとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めるもなく、採決したところ、議案第44号については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 以上で報告を終わります。 ただいまの総務文教委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、総務文教委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、市民建設委員会 永野委員長。     〔市民建設委員会 永野雅則委員長登壇〕 ◆市民建設委員会永野雅則委員長) 議長の御指名がございましたので、6月20日に開催いたしました市民建設委員会における議案の主な審査の模様と結果について御報告をいたします。 議案第39号、日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてを議題とし、説明を省略し、質疑、意見を求めるもなく、討論を求めたところ、討論はなく、その後採決したところ、議案第39号については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で市民建設委員会の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 以上で報告を終わります。 ただいまの市民建設委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、市民建設委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、予算決算委員会 福安委員長。     〔予算決算委員会 福安淳也委員長登壇〕 ◆予算決算委員会福安淳也委員長) 議長の御指名がありましたので、予算決算委員会の審査結果を御報告いたします。 当委員会に付託されました議案を審査するため、6月14日と6月28日に予算決算委員会を開催いたしました。 第1日目の6月14日の委員会では、当委員会の付託議案所管部分の各分科会への分担付託を行い、第2日目の6月28日の委員会では、各分科会長から審査報告を受けた後、討論、採決を行いました。その結果について御報告申し上げます。 議案第41号、令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)について、議案第42号、令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、議案第43号、令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について、各議案は、討論もなく、採決の結果、全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 以上で報告を終わります。 ただいまの予算決算委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、予算決算委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正についての討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第38号に対する討論を終結します。 これより議案第38号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は、総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第38号、日進市税条例及び日進市税条例の一部を改正する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第39号、日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についての討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第39号に対する討論を終結します。 これより議案第39号を採決します。 本案に対する市民建設委員長の報告は可決です。 本案は、市民建設委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第39号、日進市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第40号、日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についての討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場から討論します。 この条例改正案は、旧市川家住宅の保存及び活用、維持管理及び修繕を、これまでの市の直営だけでなく、指定管理者も可能にするものです。 旧市川家住宅は、登録有形文化財の登録を受けた貴重な文化財です。その保存は、施設等の維持管理及び修繕とともに市の重要な役割です。この役割を果たすためには、外部ではなく、市の中に取組を蓄積、伝承していくべきだと考えます。 指定管理者による管理を導入する理由を質疑したところ、学芸員資格を持つ専門職を配置するためであり、本市は専門職の採用をしていないのでできないとの答弁がありました。市として専門職を採用し、あるいは育てればよいのではないでしょうか。旧市川家住宅の保存及び活用、施設等の維持管理及び修繕については、直営で問題なかったとのことでした。 以上のことから、旧市川家住宅は直営で管理するべきだと考え、指定管理者制度の導入に反対いたします。 以上です。 ○議長(青山耕三) 次に、山根みちよ議員。 ◆9番(山根みちよ) 賛成の立場から討論いたします。 専門家を軸に市の職員が及ばない範囲をカバーでき、存在の認知度を高めていくことができる手法として、私は指定管理者制度を賛成いたします。 本市には、岩崎城という良い見本もあります。岩崎城は民間事業者の知恵、アイデアによって、多彩な事業や催事で多くの城好きや歴史好きファンを喜ばせています。 今回の条例改正で、旧市川家住宅は休館日を週1にすること、開館時間の1時間延長も決まりました。 国の登録有形文化財であり、大変価値があることを念頭に、さらに、江戸時代から戦後まで農業を中心とした生活を営んできた本市の歴史と暮らしをしのぶ生涯学習拠点として、市民に親しまれ、発展していくことを願い、賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 賛成の立場で発言をいたします。 今回の条例改正の一番のポイントである旧市川家住宅指定管理者制度を導入することについて、私は大きく可能性を広げることになると考え、賛成です。可能性とは、日進市民及び市外の人に対しても、訪れてみようと今以上に思える施設になるのではないかということです。 その先行事例として挙げられるのが、ただいま山根議員からも発言がありましたように、岩崎城歴史記念館です。私は先週の日曜日に行ってまいりましたが、この日はにわさきくんが現れる日ということで特別な御朱印を手に入れることができ、これを目当てに来られた方もおられました。 また、岩崎城展望塔3階では、城、合戦をテーマとしたボックスアートの展示もされていました。これに限らず、非常にユニークな催しを学芸員資格を持つ職員を中心として次々と企画されている姿に、これらは指定管理者制度を導入したからこそと感じました。 旧市川家住宅指定管理においても、学芸員資格を持つ職員を置くということですので、私は大いに期待をしております。 ただ、1つ、今も課題となっている駐車場が少ないことについて、指定管理者では解決が難しいだけに、指定管理者制度を導入するこの機会に、市として駐車場の拡大に向けて、前向きな検討をお願いしたいと思います。 以上、私の賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第40号に対する討論を終結します。 これより議案第40号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は、総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第40号、日進市旧市川家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第41号、令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)についての討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、川嶋恵美議員。
    ◆14番(川嶋恵美) 議案第41号について賛成の立場で討論いたします。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(原油価格・物価高騰対応分)は、日進市独自に子育て支援に重点を置いた補正予算が組まれております。 にっしん子育て世帯応援給付事業では、国の子育て世帯への生活支援特別給付金に加え、市独自に新たに5万円の追加支給と、対象者を住民税非課税世帯または均等割のみ課税世帯の場合、諸要件に該当する大学等に在学する学生1人につき10万円を父母等に支給されます。大学生も困っているとの御意見等、生活者目線での施策であり、市民の方の声を反映したものであることから大変評価いたします。 また、家庭の支援策として公明党がいち早く提言していました物価上昇に伴う給食費の保護者負担を増やすことなく、上昇分の補填を行う保育園学校給食費軽減事業では、迅速に対応していただいたことを評価いたします。 そのほか、がん治療による外見の変化を補完する医療用補整具購入に係る経済的負担の軽減を図る医療用ウイッグ、乳房補整具の購入費用の一部を助成する補正予算が組まれていることは、多くの方に喜ばれる事業だと思います。 以前より、名古屋市の病院で治療、入院をされた方からは、同じ治療をしていても、日進在住者は補助が受けられず、残念な思いをした、今後の方のためにも、どこに住んでいても同じようにしてほしいとの御意見や、ある方からは、がんというだけで家族に心配や治療費の負担をかけている、医療用補整具の購入を言い出せず、内緒で高額の補整具を購入するのは大変だったなどの御意見をたくさんの方から伺っておりました。 公明党は県や国からも自治体の実態調査を行い進めていた事業であり、県からの補助金も活用し、先行実施されている他市町と同等の補助が受けられるようになる補正予算が組まれていることから、議案第41号に賛成いたします。 ○議長(青山耕三) 次に、大川博議員。 ◆4番(大川博) 議案第41号について、賛成の立場で討論いたします。 今回の補正予算には、日進市の未来を担う子どもたちのための教育費が多く組み込まれています。南小学校、香久山小学校、東中学校の図書室の空調交換や、赤池小学校、北中学校の教室改修は必要不可欠なものです。 また、学校給食においては、コロナ感染症、ロシアによるウクライナ侵攻、気候変動、円安などの影響で著しい物価高が続く中、質を落とさず、保護者負担も増やさないという姿勢は、日進市の子育てに対する熱い思いを感じさせる内容です。 以上、教員出身の議員として、感謝の意を込めて賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 賛成の立場で討論いたします。 コロナ禍、物価高の中で、市民生活をどう守るのかが問われています。今回、国の臨時給付金制度はもとより、市独自の支援策に予算がつけられていることを評価いたします。 特に2点に絞って討論いたします。 1つ目は、にっしん子育て世帯応援給付金として、大学生等の扶養も対象にするというのがうれしいです。 世界的に異常に高い日本の学費、利子つきの奨学金制度などにより、学生も親も大変御苦労されながら、大学生活を送らざるを得ません。教育費の負担が進学を諦めることの1つにもなっていますし、大学生活が続けられない学生も出てきています。コロナ禍で親の収入減などで仕送りが減り、また、学生自身のアルバイトも減り、生活がままならない学生さんが日進にもいました。それに今回の物価高騰が追い打ちをかけています。しかし、学生たちの学びは、次の社会を支える土台づくりでもあります。お金の心配なく学べるよう、しっかりと社会全体で支援していくことが必要です。 そういう観点から、今回、学生層にも目を向けていただいたという点を大変うれしく思います。 2点目は、給食費を値上げしないように補助をするという点です。この点も大賛成です。 今回は、公立保育園9園分の予算措置ですが、さらに、米野木台西保育園などへの補填も必要だと考えます。 また、学校給食についてですが、デザートの回数や内容も昨年とほぼ変わりないものに戻るという答弁がありました。これは大変うれしいものです。 私は基本的に、憲法にあるように、義務教育は無償、この立場に立って、本来は給食費そのものを無償にするのが筋だとは思います。しかし、現代は学校給食法第11条などに基づき、学校給食に要する経費のうち、食材料費は保護者負担、施設設置や修繕、人件費などの管理運営に要する経費は設置者である日進市の負担とされてきました。 この間、例えば2016年4月からの給食費の1食当たり20円値上げするときもありましたが、そのときの値上げ理由として、このときは消費税率の引上げや、牛乳、ロールパンなどの値上げ、ネギなどの野菜、肉類、加工品、調味料などの値上げが示されていました。 しかし、今回、食材費の高騰分を公費で負担するというのは、今までの値上げをしてきた市の考え方を変え、市民生活、子どもたちの学校生活を応援する姿勢として、私は大変うれしく、評価いたします。 今回の補正予算は、今年度末までの食材費に対する予算ですが、ぜひ来年度以降も引き続き値上げを行わなくて済むように、しっかりと予算を組んでいただきたい。そして、県内でも、全国的にも、給食費の無償化を実施する自治体が増えています。より一層の子育て世帯の負担軽減を期待いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、山根みちよ議員。 ◆9番(山根みちよ) 賛成の立場から討論いたします。 今回は、長引くコロナ禍や原油価格、食材費高騰に直面する市民と事業者への支援を行うための臨時交付金でした。日進市は2億2,371万7,000円を国から支給されています。その使途を決断した補正が今回は中心だったということです。 本市はこの臨時交付金をにっしんくらし応援給付金、5万円上乗せしたにっしん子育て世帯応援給付金、キャッシュレス決済ポイント事業、保育園学校の給食費の賄材料費に充てられました。 この交付金は地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるようにと措置されたもので、県内他市では上水道の基本料金6カ月間無料、小中学校の給食費4カ月無料という、そういう無料化を掲げたところも多々ありました。 本市においての使い道に大変注目しておりましたところ、当初からのポリシーどおり、ばらまき政策はしないという意志を貫いた使い道であったという点に評価いたします。特に、子どもたちの学びをもしっかり守っていく、そういう姿勢は、日進市らしいと思って大変評価いたします。 しかしながら、この物価高で高齢者は年金支給額が減額しておりますし、サラリーマンも給料が上がらず、そして円安、ガソリン代高騰など、大変経済が脅かされています。普通の人たちも大変苦しんでいるというのが今の現状です。 市長及び執行部の皆様におかれては、全ての市民の日々の暮らしにも目配りしていただくことをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第41号に対する討論を終結します。 これより議案第41号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は、予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第41号、令和4年度日進市一般会計補正予算(第4号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第42号、令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について及び議案第43号、令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)についての各議案について、一括して討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第42号及び議案第43号に対する討論を終結します。 これより議案第42号及び議案第43号の各議案を一括して採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は、予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第42号、令和4年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について及び議案第43号、令和4年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第44号、工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)の討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 大川博議員。 ◆4番(大川博) 議案第44号について、賛成の立場で討論いたします。 異常気象という言葉はもう当てはまらないほど、6月において酷暑が続いています。朝、学校に向かって歩いてくる子どもたちの顔は汗でいっぱいです。 そうした中、市内9校の特別教室に空調が設置されることは、学校現場として待ち望んでいたことです。 その上、食品管理上、心配されていた配膳室にも設置されることになり、給食に携わる方々も安心していることと思います。 以上、先ほども申し上げましたが、この議案に対しても、教員出身の議員として感謝の意を込めて、賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第44号に対する討論を終結します。 これより議案第44号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は、総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第44号、工事請負契約の締結について(西小学校始め9校/特別教室等空調設備設置工事)は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第3、請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書を議題とします。 この際、市民建設委員長より審査結果の報告を求めます。 市民建設委員会 永野委員長。     〔市民建設委員会 永野雅則委員長登壇〕 ◆市民建設委員会永野雅則委員長) 議長の御指名がございましたので、6月20日に開催いたしました市民建設委員会における請願の主な審査の模様と結果について御報告をいたします。 初めに、請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書についてを議題とし、紹介議員より請願の趣旨説明の後、委員の求めにより請願提出者より補足説明をしていただきました。その後、質疑、意見を求めたところ、ロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射など、我が国を取り巻く安全保障環境は一段と厳しさを増している状況の中、国民の命と財産をどのように守ればよいと考えるのかとの質疑に、核兵器を所有することにより相手国に核兵器を使わせないとする核抑止力で核戦争を防ごうとすることが現実問題として成り立たなくなってきた。核兵器を使わないように実際に減らしていくことと、世界の世論や被爆者による運動など、多くの声により核兵器の使用を思いとどまらせることによってしか、防ぐことができないと考えるとの答弁がありました。 また、核兵器禁止条約締約国会議に、日本以外にアメリカの核の傘の下にあるといわれている国も参加することについてどう思われるかとの質疑に、軍事同盟などに加盟しているかどうかは、会議に参加できるできないに関係がない。参加するのは、核兵器をなくしていこうということに対しては一致が得られるからではないかと考えるとの答弁がありました。 また、アメリカが核兵器の役割を低減させる検討をした際、日本は異を唱えるなど、現状のそごが出てきている。よい方向に向かう手だてについてどのように思われるかとの質疑に、アメリカが核兵器をなくす方向での提案をしているときに、実際に日本政府が反対したというのは信じられない思いである。アメリカと日本は同盟国であり、より意見交換もできる関係にあるのだから、核兵器をなくしていく方向に進むようにもっとよく話合いをすべきである。しかしながら、そのような現実になっていないので、様々な人々の声により日本政府の行動を改めるよう、具体的に働きかけていくことが重要だと考えるとの答弁がありました。 質疑、意見の後、討論を求めたところ、反対討論として、国は国民の生命と財産を守る義務があるが、現在の世界情勢では一国で自衛することは難しい。我が国の平和は日米安全保障条約によって担保されており、核保有国が参加していない核兵器禁止条約の下ではなく、核保有国、核非保有国双方が参加している核拡散防止条約の中で、唯一の被爆国として核廃絶を訴えるべきであると考え、反対としたいとの発言がありました。 また、賛成討論として、核抑止論はいざとなったら核兵器を使ってもよいとする考えであり、核兵器を根本的になくすには、全ての核兵器を根絶するところに世界が一致団結して進んでいく必要がある。被爆国の日本だからこそ、核保有国に呼びかけられる立場であり、核兵器禁止条約にしっかりと参加すべきであることから、賛成としたいとの発言がありました。 また、唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約締約国会議に参加するよう、国民から声を届ける必要がある。日米安保条約には核兵器に関する記述はなく、政治決断次第で条約に参加しつつ、日米同盟を維持することは可能との主張もある。日本が果たすべき役割をもう一度見直し、日本の戦争が核爆弾により終結となった事態は、絶対に避けねばならないとの声を上げるべきことから、この請願について賛成したいとの発言がありました。 討論の後、採決したところ、請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書については、賛成少数であり、不採択とすべきものと決しました。 以上で市民建設委員会の報告を終わります。 ○議長(青山耕三) 以上で報告を終わります。 ただいまの市民建設委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、市民建設委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書について討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、大川博議員。 ◆4番(大川博) 反対の立場で討論いたします。 我々が今一番に考えるべきことは、現在の日本の置かれている状況です。ロシア、中国、北朝鮮による脅威は、深刻なほど高まっています。今回のロシアによるウクライナ侵攻は、拒否権と核を持った大国であれば、世界のルールに関係なく、武力によって現状変更が可能であることを証明してしまいました。 今回の侵攻で最も心配な立場に立たされたのが、残念ながら、我が日本です。このことは、中国を中心にした地図を広げれば一目瞭然です。オホーツク海と東シナ海、南シナ海を支配したいと考えているロシアと中国が協力し合いながら、日本への脅威を一段と高めているのです。 今年4月にはロシアの有力政治家が、ロシアは北海道に全ての権利を有しているとまで発言しています。中国も、尖閣諸島はおろか、沖縄まで中国のものであるとする報道まで流れています。海を隔てているとはいえ、この2つの隣国の恐ろしさは、正論が通用しないところです。侵攻理由を幾らでも用意してくるわけです。 昨年のスクランブル発進回数は1,004回、過去2番目の多さです。情報収集機と爆撃機による日本上空への接近を1日平均3回、繰り返し行っていることになります。今年に入っても、ウクライナに侵攻中の現在でも、繰り返されています。一緒に飛行することさえあります。そのたびに航空自衛隊の方々は命がけでスクランブル発進をし、日本を守ってくれています。 それだけではありません。尖閣諸島周辺への中国船の接近は、荒れた天候以外は毎日複数回行われています。ここでも海上保安庁の方々が命がけで漁民や日本の領海、領土を守ってくれています。 2年前、日本の状況を危うきこと累卵のごとしと説明しましたが、その深刻さは年々増すばかりです。 その上に、繰り返される北朝鮮のミサイル発射です。発射実験するごとに、その威力や性能を高めています。 さらに深刻なのが、この3国が強く結びついてしまっていることです。今年5月、度重なる北朝鮮のミサイル発射に対する安保理の制裁決議が行われようとしていたとき、中国、ロシアが拒否権を発動し、否決してしまったのです。このことで、全世界に3国が連携していることを知らしめたのです。日本は本当に深刻な状況に追い込まれてしまっているんです。 こうした状況において、ウクライナとの唯一の違いは、日米同盟を結んでいることです。日本は、この3国による核兵器の脅威に対して、いわゆるアメリカの核の傘で安全保障を確保し、核兵器の使用や侵攻を思いとどまらせているのです。ウクライナが核保有を続けていたら、この侵攻はなかったはずです。 核兵器禁止条約は、核兵器その他の核爆発装置の使用又はこれを使用するとの威嚇を禁止しています。もし日本が核兵器禁止条約に署名した場合、核の傘を自らの手で閉じなければならなくなります。核の傘を閉じてしまうこと、それは日本が3国による核兵器の脅威に対して、無防備にさらされることを意味します。現状において、そんなことができるはずがありません。 確かに、戦争がない世界、核のない世界は理想です。しかし、今、目にしている状況が現実です。我々が一番に考えなければいけないことは、いかにして国民の命や財産を守るかということです。 そう考えたとき、日本単独で守り切れない以上、アメリカの傘の中で、アメリカの力を借りて、国を守り抜く以外に方法はありません。そのことをしっかりと自覚すべきです。 以上をもって、反対討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、白井えり子議員。 ◆3番(白井えり子) 会派未来ネットを代表して、賛成の立場から討論します。 この6月議会に毎年のように提出される核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書も5回目となりました。日進市議会を信じ、毎年取り組んでいただける市民の皆様の御努力に敬意を表します。声を上げ続けることは本当に重要です。私たちは市民の代表として、日進市から世界の平和につなげなければならないと決意を新たにしています。 特に今年は昨年までと違い、様々な出来事がありました。ロシアのウクライナ侵攻による新たな核の問題が露呈し、プーチン大統領が核兵器の使用をも辞さない構えを見せるなど、核で脅しをかけるという核の脅威が現実的になっていることです。核には核をではなく、核兵器を地球上からなくす行動を今まで以上に急がなければなりません。 次に、この6月21日からオーストリア・ウィーンで、34のオブザーバー国も含め、80以上の国や地域が参加して、初めての締約国会議が行われたことです。日本から広島市長、長崎市長、被爆者の皆さん、若者たち、計約50名が参加しました。 しかしながら、唯一の被爆国、日本の岸田首相や日本政府の姿はありませんでした。参加もせずに、核保有国と非保有国とのかけ橋にはなれない。では、どう核軍縮に貢献するのか。世界の目には大変厳しいものがありました。 日本政府は参加を見送った理由に、核兵器の協力が必要であり、核兵器国は一カ国も参加していないと言い、日本は米国の核の傘の下で、日本への攻撃を思いとどまらせる拡大抑止のさらに強化を求めています。これは被爆者の皆さんからは、相矛盾する政府のスタンスと批判されています。さらに米国の核の傘に頼り、核共有の議論まで起きていることは、見過ごすことはできません。 日本と同じ米国の核の傘の下にいるドイツは、今回、オブザーバー参加をいたしました。今回、米国主導の軍事同盟国、オーストラリア、ノルウェーなど34カ国がオブザーバー参加をし、米国の核の傘の下にある同盟国が危機感を共有できたことは意味があると考えます。また、今回参加した日本の若者たちが、核の問題は自分たちの未来の問題と積極的に発言し動いたことは、現地で大変高く評価されました。 今後、日本政府は、8月にニューヨーク国連本部で行われる核保有国が参加する核不拡散条約の再検討会議には、岸田首相も日本の首相として初めて出席の方向と報道されています。核保有国のアメリカ、中国、イギリス、フランス、ロシアを含む核不拡散条約と核兵器禁止条約は相反するものではなく、どちらも重要な柱です。首相の動きを注視していかねばなりません。 また、来年、日本が議長国を務めるG7サミットを広島で開催予定とされています。G7サミットを広島で開催しただけで終わってはなりません。核廃止に向けての足がかりを期待するものです。 今回のロシアのウクライナ侵攻で、核の廃絶を急がなければなりません。核廃絶に向けての世界的動きも目に見えてきています。昨年、オブザーバー参加を政府に求める意見書を採択した日進の市議会がさらに一歩進め、核兵器禁止条約に日本政府が署名・批准することを求めるこの請願に賛成をいたします。 以上です。 ○議長(青山耕三) 次に、武田治敏議員。 ◆5番(武田治敏) 反対の立場で討論いたします。 国は、国民の生命と財産を守る義務があります。しかし、現在の世界情勢では、一国で自衛することは不可能であります。ロシアのウクライナ侵攻をはじめ、中国の尖閣諸島問題、北朝鮮問題、韓国の竹島、ロシアの北方領土問題などなど、我が国は共産圏との最前線なんです。 日米安全保障条約によって、アメリカの核抑止力の下、平和が担保されていると考えます。日本国として、核保有国が参加していない核兵器禁止条約に下で核廃絶を訴えるのと、双方が参加している核拡散防止条約の中で核廃絶を訴えるのとでは、天と地、雲泥の差があると思います。 今までどおり、世界で唯一の被爆国として、核拡散防止条約の下、核兵器の究極的廃絶に向けた核軍縮を、世界中に対してりんとした姿勢で訴え続けるべきと考え、反対討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 会派を代表いたしまして、賛成の立場で討論いたします。 核兵器禁止条約第1回締約国会議が6月21日から23日、ウィーンで開かれ、ウィーン宣言と行動計画が採択されました。これは、ロシアが核使用の脅しを繰り返す下で、会議は核兵器のない世界への希望あるメッセージを発信したものになったと確信しております。 この宣言では、「核兵器は、平和と安全を守るどころか、強制や威嚇、緊張の高まりにつながる政策の道具として使われている。これは、核兵器が実際に使用されるという脅威、すなわち無数の生命、社会、国家を破壊し、地球規模の破滅的な結果をもたらす危険性に基づいている核抑止論の誤りを、これまで以上に浮き彫りにしている。私たちは、核兵器が完全に廃絶されるまで、すべての核保有国がいかなる状況下でも核兵器を使用したり、使用の威嚇をしたりしないよう要求する。」とあるように、核抑止力の無力さが世界的に強調されました。 また、核兵器の非人道性、被爆の実相を次の世代に伝えることが確認されています。 そして、現在、核兵器禁止条約を批准している国だけのものにせず、条約の外の国とも協力するとして、ロシア、中国、アメリカなど核保有5大国を含む191カ国が参加する核不拡散条約(NPT条約)の補完性を核兵器禁止条約でも再確認し、全てのNPT締約国と建設的に協力するとの約束を改めて表明し、全ての国に対し核兵器禁止条約に加盟するよう求めています。 今、このように、国際的には国々の対立ではなく、国際的ルールにみんなで参加して、みんなで平和をつくろう、世界中から全ての核兵器をなくそう、こういう確かな流れができています。唯一の戦争被爆国の日本こそ、この国際的な流れをより広げていく役割を果たすべきです。しかし、日本政府は、会議への不参加、岸田首相は条約参加を拒否し続けています。 締約国会議では、オブザーバー参加した北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツ、ノルウェーなどが、「立場は違っても建設的対話を続ける」と発言し、歓迎されたとのことです。私はこれこそ、真の橋渡しだと思います。日本の署名、批准は、政府の姿勢にかかっています。その姿勢を後押しするためにも、今回の請願を採択すべきだと考えます。 また、日本周辺のアジアの緊張、脅威があるときだからこそ、この緊張を緩和するための外交努力こそ必要です。安全保障のための外交をどうしていくのか、これこそ政治の役割だと思います。ですので、私たちはアメリカの核の傘ではなく、平和外交の一環としてこの条約に参加をし、進めていく立場が必要であると考えます。 また、非核平和都市宣言をしている日進の議会として、昨年、オブザーバー参加を求める意見書も採択しました。国会に送ったこの市議会として、今こそこの請願にあるように、核兵器禁止条約に署名し、批准することを求める意見書を提出すべきです。 この請願は、被爆者の方々の願い、提出者の方も含めて戦争体験をされた方の二度と戦争はしてほしくないという思い、そして、平和を求める日進市民の皆さんの期待が詰まっています。ぜひ採択されるよう皆様に呼びかけて、賛成討論といたします。 ○議長(青山耕三) 次に、渡邊明子議員。 ◆13番(渡邊明子) 反対の立場で討論します。 我々世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利を脅かすものは魔物であり、サタンであります。それをこの人間社会、たとえ一国が原子爆弾を使って勝ったとしても、勝者でも、それを使った者はことごとく死刑にされねばならないということを私は主張するものです。 これは1957年、今から65年前の9月8日に横浜の三ツ沢競技場で発せられた、恩師、戸田城聖先生の原水爆禁止宣言です。この遺訓を受け継いだのが創価学会第3代会長であり、公明党創立者の池田大作先生です。 核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずの非核三原則は、日本の安全戦略の骨格です。戦後日本が軍事大国にならず、平和国家の道を歩む中で重要な役割を果たしてきました。唯一の戦争被爆国として、核廃絶を目指す日本の立場を国際社会に示すという大きな意義を持っています。約50年前に設立されて以来、歴代政権も堅持し、国是となっています。 非核三原則という言葉が国会議事録に初めて載ったのは、1967年12月の公明党の代表質問でした。そして、非核三原則は、多くの核兵器が配備されていた沖縄からの核兵器撤去、再持込みの禁止でした。社会党や共産党が衆議院本会議をボイコットする中、産声を上げて何もない公明党が自民党との厳しい交渉で勝ち取ったものです。当時の佐藤栄作首相は、厳粛に遵守すると明言されました。 ウィーンで開かれた核兵器禁止条約第1回締約国会議が6月23日、核廃絶への決意を確認する政治宣言と、具体策を盛り込んだウィーン行動計画を採択し、閉幕しました。 行動計画では、核軍縮枠組みの柱である核拡散防止条約(NPT)を補完するとして、共存を目指す方針を表明しました。核禁条約は他の枠組みとの関係で、特に米英仏中露に核保有を許すNPTとの整合性が疑問視されていましたが、行動計画は両条約が補完関係だと明言し、両条約間での協力分野を検討した上で、橋渡しを担うファシリテーターの任命を通し、関係を深めていくことが挙げられました。 3日間に渡った締約国会議には、公明党の浜田昌良参議院議員・核廃絶推進委員長が参加をいたしております。浜田氏は、唯一の戦争被爆国であり苛酷な原子力災害を体験した日本として果たすべき役割を探る一方、世界各国の国会議員が集った国会議員会議にも加わり、同会議の声明の取りまとめに貢献をさせていただきました。 我が日進市議会において6月20日に行われました市民建設委員会において、核兵器禁止条約には全面的に賛成いたします。しかしながら、北朝鮮やロシアのように対話の通じない国があり、日本が危機にさらされている現在、どのようにして国民の生活と生命と財産を守るのかと尋ねたところ、明確な答えは返ってきませんでした。 コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻といった世界中を巻き込む危機的状況を乗り越えるためには、良識ある国々と話し合い、協力し合って、この難局を乗り越えていかねばなりません。核保有国が一国も批准していない現時点において、その批准を求めることは日本国民をかえって危険にさらすことになります。また、具体的に核廃絶への道を進めることも困難になってしまいます。 したがって、この請願には賛成することができません。 ○議長(青山耕三) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて請願第1号に対する討論を終結します。 これより請願第1号を採決します。 請願第1号に対する市民建設委員長の報告は不採択です。よって、原案について採決します。 請願第1号を採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立少数〕 起立少数です。よって、請願第1号、核兵器禁止条約に日本政府の署名・批准を求める請願書は、不採択とすることに決しました。----------------------------------- ○議長(青山耕三) 日程第4、意見書案第1号、地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書についてを議題とします。 意見書案は、お手元に配付したとおりです。 意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、渡邊明子議員。     〔13番 渡邊明子登壇〕 ◆13番(渡邊明子) 国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策において、「地方公共団体における情報システムについて、クラウド活用を原則とした標準化・共通化を今後5年で確実に実現していくための取組を全力で推進する。その際、複数年の取組として地方公共団体が予見可能性をもって計画的・安定的にデジタル改革を進めることが可能な形での財政的な支援を行う」とし、これにより、地方公共団体情報システムの標準化に関する法律が制定され、令和3年9月1日に施行されました。それぞれの所管庁で今年の夏に向けて20業務の仕様の策定をしており、令和5年度からガバメントクラウドを活用した標準準拠システムの利用へ順次移行していく予定であります。 そのときに当たりまして、以下3点を国に要望する意見書を出していきたいと思います。 1、令和7年度までとした移行の目標時期について、必要に応じて柔軟な対応を検討するとともに、標準化に伴う適切な財政支援とそれに伴うシステム変更に必要な財政支援を行うこと。 2、システムの標準化に伴う仕様書の丁寧な情報提供を迅速に行うこと。 3、情報システムの保守・運用コストなど総合的な支援を検討するとともに、都道府県に対して、市区町村への必要な助言や情報提供などを丁寧に行うよう指導すること。 以上、3点を国に求めていきたいと思います。どうか御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(青山耕三) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第1号について、質疑を許します。質疑はありませんか。 舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 2点、質疑をいたします。 ガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行に向けて、現在の日進市の状況をどのように認識された上で本意見書案を提出されたのでしょうか。意見書案の内容はどこの自治体から出されてもよいような内容で、我が日進市議会から出すという意味において、日進市の状況について認識を伺います。 2点目、9月議会において、日進市のDX推進状況を総務文教委員会で詳しく調査し、委員会として意見書案を提出した方が市民にもその必要性が分かると私は考えますが、今定例会において提出することの必要性についてお聞かせください。 ○議長(青山耕三) 答弁者、渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 1点目につきましては、以前から日進市、ICTの専門家を職員として採用したり、また、現在の近藤市長も積極的に取り組まれ、情報広報課ICTソリューション係とかをつくられて、非常に進んでいるであろうというふうに考えておりました。 でも、今、これから進めていくことに当たり、この意見書に求めるようなことは日進市に必要かどうかを現場に確認したところ、ぜひそれは言っていただきたいというようなことがございまして、国全体として日進市がどの位置にあるかというところまでは把握しておりません。 2番目ですけれども、先ほども申しましたように、これはもう令和2年度、3年度から始まっていて、法律自体も令和3年9月1日にもう施行されております。 それまでに、されることは別にいいとは思うんですけど、逆質問で、これ、総務委員会で取り上げられて、研究していこうというような話題というか、舟橋よしえ議員もその委員会の所属委員だと思うんですが、その辺、検討されたというようなことはありましたでしょうか。 また、今まさに夏に向けて各省庁、動き始めておりまして、来年度に向けて具体的に話が進みます。ここに至って9月議会でやっていこうじゃないかというようなことは、私はいささかどうかなというふうには思うんですが、ここについての見解があれば、お答えください。 ◆2番(舟橋よしえ) これ、反問ですか。 ◆13番(渡邊明子) 反問です。反問というか、意味が。これを出された以上は、そのような計画があるのか、また、何で9月にという、そのときに出そう、こっちの方が市民にとっていいと考えられたのはどういうことかを教えてください。 ○議長(青山耕三) 暫時休憩とします。     午前10時55分 休憩-----------------------------------     午前11時09分 再開 ○議長(青山耕三) 会議を再開します。 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 先ほど、大変失礼をいたしました。 議員間での反問権についての詳しい取決めがまだなされていない中での反問権は取り下げさせていただきます。 今、暫時休憩中に、総務文教委員長と副委員長に確認をいたしましたところ、総務文教委員会の中ではそのような議論はまだなされていないということを確認しましたので、了解いたしました。 以上です。 ○議長(青山耕三) ほかに。 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 再質疑をいたします。 私が2項目めに質疑をした点ですけれども、もちろん、今確認されたように、総務文教委員会の正副委員長ではそんな話は出ていない。私も委員の1人ですから、その話は出ていません。ただ、日進市議会における意見書案の審議は、最終日に上程がされて、提案がされて、そこで、この短時間で審査をするということになっているのが実情です。 私は質疑で日進市の状況についてお聞きをしましたが、御答弁のあった範囲でしか状況が分からないゆえに、そこを本来は委員会で突っ込むべきことではないかというふうなことがあって、質問しました。 再質疑としては、公明党さん、同じ会派の中に総務文教委員会の委員である川嶋議員がいらっしゃるので、会派の中でどのように議論をされた上で、これはやはり委員会ということは全くお考えにならずに今回出すべきと、要するに、会派の中でどのような議論はあったのかどうか、それを逆にお聞きをいたします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 会派の中でも相談をさせていただきました。そして、今回は、突然、最終日にではなく、議会の始まる前の会派代表者会議に提案をさせていただいております。そして、十分な議論、検討の時間を持っていただけたと確信をしております。 以上です。 ○議長(青山耕三) ほかに質疑はありませんか。 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 2点、質疑をいたします。 地方公共団体情報システムの標準化についての認識についてです。 1点目が、自治体におけるシステムの仕様変更の柔軟性についてどのようにお考えですか。 2点目は、住民の安全に関わる分野や対面サービスの人員削減につながらないかという懸念についてどうお考えですか、お願いします。 ○議長(青山耕三) 答弁者、渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 1点目、確認なんですが、ガバメント活用を原則として標準化、共通化を図るということでございますので、システム仕様変更の柔軟性というのは具体的にどういうことか、教えていただけるかなと思います。確認です。 もう一点については、サービスの低下にはつながっていかないですけれども、国民の利便性を上げ、全体の費用としては3割下げていこうという中に、人員削減も含まれていくとは思われますが、国民の皆様のサービスの向上につながっていくというふうに考えております。 ○議長(青山耕三) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) システムの仕様変更の柔軟性というのはどういうことをお聞きしているかと申しますと、システムはこういうことをこういう仕様でこの項目について行政実務を行うようにというふうに標準化をされますと、そこに当てはまらない独自の行政をしようと思ったときに、そのシステムが変更できないために、その実務が、業務ができないというようなことにならないかという懸念が生まれるわけです。 また、その場合に、では、自治体が独自行政を行おうと思った場合に、システム以外でそれを行おうとすると、独自の財政負担というものも発生してくることにつながると思います。そうなりますと、自治体にとってはそこまでして独自の行政をしようという具合になるかどうかということの障害になるような懸念があります。 なので、仕様変更の柔軟性が認められるのかどうかということについて、どのようにお考えかということを伺いたいんです。 ○議長(青山耕三) 答弁者、渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 自治体独自の仕様方法ですと、標準化、平準化ができないんですが、プラスアルファのサービスをするという場合にどうなってくるのかということは今後の課題でございます。 ○議長(青山耕三) ほかに質疑はありませんか。(なし) ほかに質疑なきものと認め、これにて意見書案第1号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第1号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第1号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第1号、地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書についての討論を行います。 最初に、反対論の発言を許します。 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場から討論いたします。 自治体公共団体情報システムの標準化について質疑をさせていただきましたが、システムの標準仕様から外れる部分のプラスアルファの部分については、今後の課題だというふうなお答えでした。今後の課題ということは、それが可能かどうかは議論してみないと分からないと。まさにそこに懸念があるわけでして、自治体の独自施策がこのシステムによって障害になるかもしれないという懸念が生まれるわけであります。 それから、もう一つは、人員削減というものがこのシステムの標準化には想定されているとのことでした。ここを市がどのようにされるかによっては、サービス向上につながるとおっしゃいましたけど、そうとばかりは言えない面もあるのではないかと思います。 災害などのときには、デジタルではなく、アナログで対応しなければならない場合も想定されます。 また、デジタルが使いにくいといった市民のために、アナログの対面によるサービスをしっかり確保しておかなくてはいけないという面もあると思います。持続化給付金の申請のときに、デジタル機器が使えなくて困っていらっしゃる方が日進でもいらっしゃいました。 ですので、サービス向上につながるように懸念を払拭するという内容が必要だと思います。 この2点については、意見書に加えてほしいという具合に要望をさせていただきましたけれども、残念ながら、取り入れられませんでした。 以上です。 ○議長(青山耕三) 次に、賛成論の発言を許します。 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 意見書案第1号について、賛成の立場で発言をいたします。 この意見書案の審査に当たり、情報広報課の方に私も聞き合わせをいたしました。このシステム標準化において日進市として懸念していることは何があるかということをお聞きしたところ、標準準拠システムについて、対象システムの仕様書が国から段階的に示されるため、国からは早期に提示をしてほしいという点、それから、現行のシステムと標準準拠システムがちょっと乖離しているような場合、要するに、今使っているシステムが標準準拠システムに該当しない部分のシステム構築に係る費用補助については、ぜひとも国にお願いしたいということでした。その点については確かにこの意見書案には含まれていますので、それは賛成をするところです。 私が質疑で申し上げた点について、提案者の方から5月31日の会代で既にこれは提案されて、十分時間を取っているということを言われましたけれども、私が申し上げたのは、市民にとって、この意見書案の審査そのものは、今日しか見られないんです。会派代表者会議は公開されているわけではありませんので。その点において、私が情報広報課に問い合わせて回答いただいたときに、これは本来であれば、委員会の中で委員全員が共有できればなということを思ったということから、どうなのかなというふうでお聞きをした次第です。 ただ、今回の、とにかく意見書案第1号については法律は既にできていて、少しでも早くという部分は担当課の方からも聞いているという答弁がありましたので、賛成をするところです。 以上です。 ○議長(青山耕三) ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて意見書案第1号に対する討論を終結します。 これより意見書案第1号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、意見書案第1号、地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書は、原案のとおり可決されました。 この際、お諮りします。本定例会において議決されました事項については、会議規則第43条の規定により、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は、議長に委任することに決しました。 以上で本定例会に付議された案件の審議は全部終了しました。 これにて令和4年第2回日進市議会定例会を閉会します。     午前11時22分 閉議-----------------------------------        閉会式     午前11時23分 開式 ◎伊東議会事務局長 ただいまから令和4年第2回日進市議会定例会の閉会式を行いますので、御起立お願いします。 最初に、議長から挨拶があります。     〔議長 青山耕三登壇〕 ○議長(青山耕三) 令和4年第2回日進市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 議員の皆様には、去る6月7日以来、本日まで、当局より提出のありました8議案につきまして慎重な御審議、御審査をいただき、本日ここに閉会することができましたことに、議員の皆様の議会運営に対する御協力のたまものと心より感謝申し上げます。 市長をはじめ執行部の皆様におかれましては、審査の過程におきまして各議員からの発言、提案、意見、要望などにつきまして、今後とも市政執行に十分反映され、市民のため御尽力いただきますようお願いを申し上げます。 終わりに、今年は異例の早さの梅雨明けになり、これから暑い日が続きます。コロナ禍の中、皆様におかれましては、体調管理には十分御留意され、御活躍をいただきますようお祈り申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ◎伊東議会事務局長 次に、市長から挨拶があります。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。 本定例会に提案させていただきました各議案につきましては、慎重なる御審議の上、いずれの議案も御議決、御賛同を賜り、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。 さて、今週土曜日に行われますにっしんわいわいフェスティバルは、3年ぶりの対面開催となります。この祭りはSDGsへの理解をさらに深め、行動するきっかけをつくることを目的としており、多くの市民活動団体や大学、企業などが参加するイベントでございます。クールシェアの観点からも、市民の皆様、議員の皆様にはぜひ御参加いただきたいと思います。 今、議長からもございましたが、東海地方は過去2番目の早さで梅雨が明け、これから夏本番を迎えることになります。今年の夏は全国的に平年より厳しい暑さが予想されております。議員各位におかれましては、どうか熱中症など体調管理には十分御留意をいただき、本市発展のため、より一層御尽力賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ◎伊東議会事務局長 これをもちまして、閉会式を終わります。お疲れさまでした。     午前11時27分 閉式 会議の経過を記載して、その相違ないことを証すためここに署名する。  議長     青山耕三  署名議員   山田久美  署名議員   舟橋よしえ...