日進市議会 2021-02-26
02月26日-03号
令和 3年 3月 定例会(第1回) 令和3年第1回
日進市議会定例会本会議[2月26日(金)]1.開議 午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員 1番 山田久美 2番 舟橋よしえ 3番 白井えり子 4番 大川 博 5番 武田治敏 6番 水野たかはる 7番 ごとうみき 8番 坂林たくみ 9番 山根みちよ 10番 道家富好 11番 青山耕三 12番 小野田利信 13番 渡邊明子 14番 川嶋恵美 15番 古川ひさお 16番 大橋ゆうすけ 17番 宮田康之 18番 福安淳也 19番 萩野 勝 20番 永野雅則1.会議に欠席した議員 なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 市長 近藤裕貴 副市長 青山雅道 教育長 久保田 力
総合政策部長 石川達也
総合政策部調整監 和田 徹 総務部長 宇佐美 博 生活安全部長 萩野一志 健康福祉部長 牧野かおる
健康福祉部担当部長 川本賀津三
こども未来部長 石川雅之 都市整備部長 伊東敏樹
産業政策部長 水野隆史
産業政策部参事 岩瀬誓吾 学習教育部長 市川秋広 会計管理者 西尾 茂
監査委員事務局長 出原真路1.会議に職務のために出席した者の職氏名 議会事務局長 近藤香織 議事課長 山田 進1.議事日程 日程第1 一般質問(個人質問) 1 舟橋よしえ 2 川嶋恵美 3 ごとうみき 4 福安淳也 5 宮田康之 6 古川ひさお 7 大川 博 8 白井えり子1.閉議 午後2時24分 議長宣告 午前9時30分 開議
○議長(道家富好) おはようございます。 会議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。-----------------------------------
○議長(道家富好) 日程第1、一般質問・個人質問を行います。 お諮りします。質問については、順次発言を許し、質問時間は10分以内としたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、質問については、順次発言を許し、質問時間は10分以内とすることに決しました。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、
舟橋よしえ議員の発言を許します。 〔2番
舟橋よしえ登壇〕
◆2番(舟橋よしえ) おはようございます。これより一般質問を行います。 1項目めの質問は、日進市の情報公開についてお聞きします。 令和2年度第1回及び第2回
指定管理者審査委員会の議事録のうち、審査部分の内容がある一定期間、私が気づいたのは昨年11月下旬ですが、非公開となっておりました。現在は全て公開されていますが、この経緯について、まずは御説明ください。
○議長(道家富好) ただいまの
舟橋よしえ議員の質問に対する答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 指定管理者審査委員会につきましては、会議そのものが非公開となっているという趣旨に鑑みまして、本年度から審査委員会と同様に、審査に係る議事内容につきましても、当初は非公開としておりました。 しかしながら、日進市市民参加及び
市民自治活動条例に照らし、改めて議事録を確認いたしましたところ、非公開とすべき内容は除いて公開すべきであると判断したため、公開することとしたものでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 今回のようなことがなぜ起こってしまったのでしょうか。原因はどこにあったとお考えですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 他の自治体の議事録等も参考にしながら非公開としたものですが、非公開の範囲を、審査委員会と議事録で同義と判断したことにあると考えております。 今後につきましては、条例に照らして、非公開とすべき内容を除き公開してまいります。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 最初の答弁で、条例に照らした結果、公開すべきと判断した、このように言われました。当初は条例に照らしていなかったと取れますが、そういうことでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 日々の事務は条例に照らして行っておりますが、その中で、改めて市民参加条例を確認した結果、条例12条の会議を公開しないことができる範囲と、13条の会議の非公開部分の範囲を同義と解釈したということでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) この問題については、私は12月議会の議案質疑で取り上げましたが、その時点では、残念ながら条例に照らしていただけなかったようで、公開となったのは定例会閉会後でした。それも、私が情報公開請求をしたことで、やっと以前と同じように公開となりました。議会開会中は非公開であったことで、本来であれば議案審査に生かせたはずの議事録を見ることができなかったことについて、この責任をどうお考えですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 今回の議事録につきましては、職員が日々の事務を、前例踏襲ではなくて、常に疑問を持ちながら行った結果、一時的に非公開となったものでございます。 議員からの御指摘を受けまして、情報公開の担当部署にも確認をいたしまして、再度よく検討した結果、非公開とすべき内容を除いて公開すべきであると判断いたしました。 今後におきましては、条例に基づき公開を行うように努めてまいりますので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 責任を重く受け止めていただきたいと思います。今回の出来事は非常に残念に思っております。 日進市
情報公開条例制定から20年以上が経過いたしました。改めて、これまで市としてどのようなことを大切にしてきたのか、お聞かせください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 お答えいたします。 情報公開につきましては、本市の
情報公開条例第1条の目的に規定されているとおり、市民の知る権利の保障と市政への参加を推進するとともに、市の市民に対する説明責任を果たすことにより、市民と市との信頼関係を深め、市民主体の市政を実現するため、非公開情報を除き、原則公開ということを大切にしております。 そのため、これまでも、全職員を対象とした研修を実施しており、平成30年度からは、再度、全職員が順次受講するよう、毎年定期的に研修を実施しているところでございます。これからも、引き続き原則公開の認識が共有できるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 原則公開をうたう本市の
情報公開条例は、他市町に誇れるものです。原則公開の認識の共有をくれぐれもよろしくお願いいたします。 次の質問項目に移ります。 コロナ禍が及ぼす市財政への影響と今後の財政運営予測についてお聞きします。 まずは、今年度についてです。第6次総合計画第1次実施計画(案)、財政計画の
一般財源ベースから、令和2年度の決算見込みにおける新型コロナの影響はどのようでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 令和2年度の
一般財源ベースの決算見込みにおける、
新型コロナウイルスの影響についてお答えいたします。 まず、歳入については大きな影響はなく、当初予算額と同程度の決算額となる見込みでございます。 また、歳出については、市民まつりを代表とする
イベント事業等の中止に伴う関連事業費の減少はあるものの、公共施設の消毒業務を始めとする
新型コロナウイルス感染防止対策費や、小中学校の
タブレット配備の
一般財源負担分などの事業費を見込むなど、影響が出ております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ)
一般財源ベースで市税は減ることなく、歳入はほぼ当初予算どおりであることが確認できました。
一般会計補正予算(第11号)から、
財政調整基金を今年度は切り崩すことなく、逆にさらに2億5,000万円積み増し、
公共施設整備基金、庁舎整備基金にそれぞれ7,000万円、3,000万円の積立てができています。どうしてここまで余裕を残せることになったのか御説明ください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響による事業の中止等のほか、病院等への受診控えによる子ども・
ひとり親家庭等医療費の助成金の減少や、公立保育園への派遣による保育士確保が想定より進まなかったことなどにより、例年より多く執行残による減額があったためでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) では、
一般財源ベースの歳入から義務的経費を引いた
政策的経費充当可能額8億8,000万円余りについては、今年度は当初の
予定どおり執行される見込みなのかお答えください。また、特定財源については、今年度の決算見込みはどのようか、お願いします。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 政策的経費の執行見込みでございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、事業を中止または見直ししたものがございますが、政策的経費、すなわち
実施計画事業につきましては、
予定どおり執行をする予定でございます。 次に、今年度の特定財源の決算見込みについてでございます。 本市における
新型コロナウイルス感染症の対策費となる
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の国庫交付金が皆増でございますが、その他の特定財源については、歳出の執行状況に応じて、例年どおり歳入されるものと見込んでおります。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 今年度の財政状況を年度末の今お聞きをしまして、改めて思うのは、
新型コロナウイルス感染拡大に大きな不安を抱えていた年度初めに、日進市独自の積極的なコロナ対策がもっと取れたのではないかということです。 もちろん、今だから言えることと指摘されるかもしれませんが、令和元年度からの繰越金が約10億円以上あることは、年度初めにはつかんでおられたはずです。それを考えますと、どうしてここまで財政出動に慎重な姿勢を取られてきたのか、今後の変異種による感染再拡大もあり得ることを考えますと、今、確かめておく必要があると考え、お聞きします。今年度を総括して、本市の財政運営の基本姿勢をお聞きします。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 本市は、
新型コロナウイルス感染症対策として必要な事業は、迅速に、補正予算や予備費を投入し、その都度、ちゅうちょなく
財政調整基金を取り崩して対応してまいりました。幸いにも、国からの
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が追加で交付されることにより、結果、想定を超える
財政調整基金残高を確保できたものと考えております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 他市町は、国からのお金が来ることを見越したかどうか分かりませんけど、最初に
財政調整基金を思い切り崩して対策を取ってきたというところが挙げられると思います。今だからということはあるかもしれませんが、しかし、もっとできたのではないかということはやはり思います。 次に、財政予測の令和3年度から5年度の3カ年合計見込額については、どのように
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しているでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 3カ年合計見込額における
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮したかという御質問でございますが、歳入につきましては、収入の根幹となる市税において、令和4年度にかけて減収を見込み、その後、緩やかに回復するものとしております。また、景気動向をいち早く反映する各種交付金は、令和3年度比で横ばい、あるいは微増と考えております。 歳出につきましては、コロナ禍、コロナ後の新たな日常の実現に向けた
ICT環境整備などに関する費用を盛り込んだ上で、人口増加や高齢化による社会保障費等の増加を見込んでいるところでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 来年度予算については、愛知県も近隣の東郷町、豊明市、大府市も税収減を見込んでいながら、一般会計総額は過去最大という当初予算になっています。日進市は前年度比7億5,000万円マイナスの、率にして2.9%減と、総額を抑えた予算になっています。新聞記事を御覧になられた市民からは、税収減はどこも同じように見込んでいるのに、どうして日進市は他市町と違って抑えた予算なのかと質問を受けます。 来年度予算編成において、どのように創意工夫をされ、それはどういう考え方によってこうなったのか、また抑えた予算ゆえ、厳しい財政運営と市民は捉えがちですが、その捉え方は正しいと言えるのかお答えください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 お答えいたします。 当初予算規模でございます。 他市町との比較でございますが、
新型コロナウイルスワクチン接種事業を令和3年度当初予算に計上する市町と、本市のように令和2年度繰越明許予算として計上する市町では、令和3年度の当初予算の規模が大きく変わることなどから、単純に比較はできないものと考えております。 その上で、令和3年度の予算編成においては、税収が減少する中、
新型コロナウイルス感染症の影響による新たな日常に対応する
デジタル化予算などは積極的に計上する一方、発想の転換を図ることによる事業実施の工夫を行ったほか、緊急性の低い事業は一旦見合わせるなど、事業の集中と選択を行っております。 さらには、発行余力のある起債を、
中期財政計画に定める目標を念頭に活用するなど、必要な財源確保に努め、なお不足する財源については、例年以上に
財政調整基金を取り崩し、対応してまいります。 本市の財政運営としては、今後、経済状況が回復するまでに複数年かかると想定した上での予算でございまして、その上で、厳しい財政運営が続くものと考えております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 第6次総合計画案の基本計画施策32財政運営を見ますと、
財政調整基金残高は、現状値25億円に対して、令和5年度は5億円となっています。5分の1に減っています。これはどのような推測によるものでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 財政調整基金でございますが、経常経費に係る歳出の伸びに対し、
新型コロナウイルス感染症による経済動向への影響などから、歳入一般財源の伸びが追いつかないことが見込まれております。 さらに、長期戦略で掲げる政策を着実に進めていくため、現時点では、これらの財源として、
財政調整基金の活用を想定した結果の数字でございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 計画案の現状値は昨年度末の数値ですので、今年度末の
財政調整基金の残高見込みは27億6,300万円、あるいはそれ以上かと思います。 この金額を踏まえた上で、令和3年度末、4年度末、5年度末、それぞれの
財政調整基金残高をどう見込んでおられるのか、また、令和6年度以降は残高は増えていくのかお答えください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 まず、令和3年度末の
財政調整基金残高は20億円程度を見込んでおります。また、現時点では、令和4年度は税収の回復が見込まれないこと、令和5年度は実施計画に掲げる事業の財源が一時的に多額となることから、基金残高の減少を見込んでおります。 その後につきましては、税収は緩やかに回復するものと見込んでおりますが、これまでの傾向から、一般財源の増収が経常経費の増加に追いつかないことを想定し、
財政調整基金の積み増しは令和8年度以降になるものと見込んでおります。 しかしながら、
新型コロナウイルス感染症が経済に及ぼす影響は日々変化しておりますので、今までと同様に、補正予算の編成や
中期財政計画の毎年度見直しなど、その時々に応じて臨機応変に対応していくことが重要と考えております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 令和3年度の歳出予算額の款別構成比を見ますと、民生費は49.2%となっており、この割合は、近隣の他市町に比べて高い割合であり、近い将来5割を超えるのではないかと思われます。社会保障経費を削ることは極めて難しいことであり、それはすべきではないと考えます。75歳以上の高齢者が今後大きく増え続ける本市ですので、先ほど言われた長期戦略で掲げる政策とは、福祉分野なのか、あるいはそのほかなのか、何を指しておられるのか、お答えください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 本市の民生費でございますが、児童福祉費が高い割合を占めている状況でございます。今後は高齢化対策も実施していく必要がございますが、高齢化は、生産年齢人口が減少し、市税の減収につながってまいります。 そこで、都市基盤整備については長い期間と一時的な財源が必要となるため、長期戦略で掲げる政策としておりますが、多様な税目から広く税収を得られるようになり、今後の日進市の安定的な財政運営に必要な戦略であると考えておるものでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 次の質問項目に移ります。 日進市保育施設の運営・整備に関する計画(案)に、
米野木台西保育園の今後の運営については、現在の
指定管理者制度ではなく、今後も現運営者である日東保育園による運営が継続できるような運営方法へ転換しますとあります。このような計画案となった経緯について御説明ください。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 まず、
米野木台西保育園に
指定管理者制度を導入した経緯から申し上げます。 平成16年、公立保育園への国等の補助金が一般財源化されるのに伴い、
指定管理者制度や民間事業者による保育園の設立など、民間事業者の
積極的活用方針が国から示されました。そのような中、本市におきましては、区画整理事業に伴い、特に東部地区の保育ニーズに早急に対応する必要があったため、保育園新設を進めることになりました。新設に当たり、民設民営など、様々な手法を検討した結果、その当時、最も早急かつ確実に整備するために、市が施設を整備し、民間事業者が運営する
指定管理者制度を導入することとなりました。 平成27年度以降、指定管理者である日東保育園による運営が続く中、毎年、
米野木台西保育園を入園の第1希望とする保護者が最も多く、昨年度実施した利用者調査におきましても、同事業者による継続運営を望む声が、他の民間保育園に通う利用者と比べましても高いことから、より長い期間、運営ができる方法へと転換することが望ましいと判断いたしました。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 現在、子どもを通わせている保護者の皆さんが、なれ親しんだ先生方に続けて保育をお願いしたいと思うのは当然のことだと思います。この理由により運営方法の変更に踏み切られるなら、そもそもなぜ保育園に
指定管理者制度を導入したのかという話になってきてしまいます。
米野木台西保育園に
指定管理者制度を導入する際には、将来、このようなことが起きることの想定等の検討はされていたのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 先ほどの答弁と重なる部分がございますが、当初、民設民営や公設民営など、様々な手法を検討していく中で、当該地域に保育園を早急かつ確実に整備する必要があったために、その当時の法律上の規制などを踏まえ、地方公共団体による整備が望ましいと判断したものでございます。したがいまして、将来的に指定管理者に移管することも踏まえ、想定の上、運営方法の検討を進めてまいりました。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 当初からその想定はあったとお答えになりました。大変驚きました。それが事実であるなら、最初の
指定管理者募集の際に、そのことの可能性になぜ触れられなかったのでしょうか。そうすれば、応募そのものも、より多くの事業者から、より充実した保育サービスの提案がなされたのではないかと考えます。 現事業者が利用者に好評であることと、運営の移管問題は全く別次元の問題です。このような決め方は、フェアではないと言われかねません。この点についてどうお考えですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 指定管理者を選定する際には、その点も踏まえた選定を行っており、2回の公募を行う中で、同じ事業者が共に選定されております。また、改めて選定をすることにより、よりよい提案が出されるのではないかという期待と同時に、在園中に園の方針や先生が替わるなどのリスクが発生する可能性もございます。 いずれにいたしましても、利用者が安心して利用できることを第一に考え、運営方法を検討していく必要があると考えております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 私が申し上げたのは、募集の際にそれを公表していたのかという点です。そのお答えがなかったですね。今回のような事例は他市町にあるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 関東地区では、多くの市町の事例がございます。また、県内では、小牧市が複数の保育施設を
指定管理者制度による運営を経て、民間へ移管していると聞いております。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 平成26年3月議会、保育園条例の一部改正を議論した際、それは
指定管理者制度を導入するかということですが、確かにそのときには、平成26年時点で、県内8市町で、公立保育園に指定管理者を導入していたと記録にもあります。今はもっと多いかもしれません。 今、お答えのあったとおり、小牧市では、既に民間への移管の事例があるということですが、ほかの市町ではそうなっていません。移管していない市町の方が多いという事実があります。どのような調査に基づいて、今回のような判断をされたのでしょうか。そもそも調査はされたのかも含めてお答えください。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 利用者アンケート以外に特別な調査は行っておりませんが、近年、保育園の
指定管理者制度における期間については、10年間としている自治体も増えてございます。そういった動向を踏まえ、現運営者の長期間継続運営ができるよう切り替えることが望ましいと判断したものでございます。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 指定管理期間を10年にすることと、民間に移管することは全く別の話です。 では、市立保育園を
指定管理者制度ではなく、民間事業者が運営する方法にするとは、いかなる方法に転換するということでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 施設そのものも含め、運営を民間に移管する場合には、一般的に、地方自治法の規定に基づき、手続を経て、市有財産を移管するという場合が多いです。しかし、当該施設につきましては、国庫補助金や起債等を活用して整備しておりますことから、今後、同事業者による継続的な運営が可能な方法について、改めて研究してまいります。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) そうです。今、部長が言われたとおり、
米野木台西保育園には、国庫補助金が、社会資本整備総合交付金、まちづくり交付金として3,000万円、市債は20年償還で2億円借りて建てています。移管するといっても、本当に簡単ではないはずです。用地購入、建築工事等、ここの保育園には約5億3,000万円の市費が投入されております。 このことを踏まえた上で、より多くの市民が納得できる形の方法があるのならば、それを十分に研究いただきたいと思います。早急に結論を出さず、慎重に検討いただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 今回、計画への記載につきましては、運営者が5年ごとに変更する可能性があるというリスクを回避することを第一に考えたものでございます。また、長期に安定した運営を保障することで、職員の雇用面も含め、利用者の保育サービスの充実につながるものと考えております。 御指摘いただきました点も踏まえ、よりよい方法を慎重に、また十分に検討し、保護者が安心してお子様を通園させられる、また、多くの市民に納得していただける運営方法を目指してまいります。
○議長(道家富好) 舟橋議員。
◆2番(舟橋よしえ) 国からのまちづくり交付金、まだ返し切れていない市債がある以上、
米野木台西保育園の運営移管問題は、慎重の上にも慎重に検討いただくよう重ねてお願いをし、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(道家富好) これにて
舟橋よしえ議員の質問を終わります。 次に、川嶋恵美議員の発言を許します。 〔14番 川嶋恵美登壇〕
◆14番(川嶋恵美) 通告に従い質問させていただきます。 平成29年4月7日付厚生労働省通知、3歳児健診における視力検査の実施についてに、子どもの目の機能は生まれてから発達を続け、6歳までにほぼ完成しますが、3歳児健診において強い屈折異常、遠視、近視、乱視や斜視が見逃された場合に、治療が遅れ、十分な視力が得られないとの指摘がなされています。また、そのことを周知することとの記載があります。 視力は、成長に伴って発達し、6歳で大部分の子どもが大人と同じ視力を持つとされていますが、正常な発達が妨げられると弱視になります。弱視とは、普通の教育を受けるのが困難なほどの低視力で、眼鏡をかけてもよく見えない状態を呼びます。しかし、視力の発達時期に早期治療することで、視力の大幅な回復が期待されるそうです。 しかし、弱視の子どもは、もともと見えにくい状況が当たり前に育っているため、見えないとか、見にくいというように訴えることがほとんどないとのことです。また、片目だけ弱視の場合、片方の目が見えていると、もう一方の異常に子ども自身も保護者も気づきにくいこともあります。 3歳児健診を受けるとき、自宅でランドルト環を用いて保護者が視力検査を実施し、アンケートに記入の上、保健センターに持参します。ランドルト環とは、アルファベットのCのようなマークで、輪の切れ目の向きを答えるものですが、娘が3歳児健診を受けるとき、この空いているところは上、下、こっちと指を指しながら、右なのか左なのかと聞いて行いましたが、分かっているのか分からないのかも分からず、これで検査ができたのかなと疑問に思いながらも、特に異常はないだろうとアンケートに記入し、当日も、特に気になることには挙げなかったと記憶しています。 視力検査がうまくできたかどうかはそれぞれの判断によりますし、異常を見逃す可能性や、検査を擦り抜けてしまうこともあります。 本市の3歳児健診において、弱視の見逃しは起きていないのかお伺いします。
○議長(道家富好) ただいまの川嶋恵美議員の質問に対する答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 本市では、3歳児健診における視力検査につきましては、視力に関するアンケート及び家庭での視力検査により、精密検査が必要等の判断をしております。家庭での検査ができなかった場合は、改めて検査日を設け、目の専門家であります視能訓練士により検査を実施しておりますが、令和2年12月からはフォトスクリーナーを使用して実施しております。 令和元年度では、健診を受診した924名のうち、再検査となったお子さんが67名、医療機関受診が必要となったお子さんは52名であり、うち、何らかの異常または疑いで医療機関にて経過観察となっているお子さん16名となっております。 見逃しにつきましては、明確な数字は出せませんが、アンケートや視力検査の結果から、医療機関受診が必要と判断した人へは精密検査を勧奨し、受診につなげております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 本市では、再検査での割合も高く、見逃さないようにかなり御努力をされていることがよく分かりました。 確認ですが、令和2年12月から御使用のフォトスクリーナーは市の備品でしょうか。また、フォトスクリーナーの検査は、家庭で検査できなかったお子さんで、健診対象のお子さん全員が対象でないということでよろしいでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 フォトスクリーナーは市の備品ではなく、視能訓練士さんが持参されたものを使用しております。対象は、家庭での視力検査ができなかったお子さんで、別日に設定した再検査時に来所したお子さんのうち、フォトスクリーナーでの検査が必要と視能訓練士が判断した場合を対象としております。健診対象のお子さん全員が、フォトスクリーナーの検査を行っているものではございません。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 見る力が発達するこの時期に、将来を見据えた上で治療を開始できるか否か、重要な節目になることを、どれだけの保護者が認識されていらっしゃるでしょうか。保護者への屈折異常検査の重要性の周知、啓発についてお考えをお聞かせください。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 3歳児健診の案内に同封している視力検査の説明書にて、検査の重要性を掲載している日本弱視斜視学会のホームページを紹介するほか、3歳児健診時や再検査時において、保健師による問診や視能訓練士による検査等において、必要な方には、個別にて屈折異常検査について、その重要性等について説明をしております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 3歳児健診について、日本小児眼科学会では、提言の中で、視力検査に加えて、フォトスクリーナー等を用いた屈折検査の実施を推奨しています。 先ほどの御答弁で、本市では再検査の方に実施されていますが、フォトスクリーナーとは、母親の膝に乗ったままでも検査が可能で、子どもたちには数秒間、小鳥のさえずりのような音がするカメラに似た機器を見詰めてもらう、写真撮影をするような感覚だけで、負担もなく検査を受けることができ、結果は自動的に数値で示され、スクリーニングの成功率は97%とされています。 令和元年8月8日付、高知新聞には、機器を導入した高知市によると、4月から6月に3歳児健診を受けた573人の中で、8月6日までに26人が精密検査を受け、治療が必要とされた14人のうち9人が、この機器を使わなければ見つからなかったケースだったとありました。 本市でも見逃しを防ぐため、全員対象に検査を行うように導入していただきたいと思いますが、お考えをお聞きします。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 フォトスクリーナーにつきましては、さきにお答えしたとおり、3歳児健診の再検査等において、視能訓練士の持参する機器により、必要な方に検査を現在、実施しているところでございます。 3歳児健診当日の実施につきましては、人員や機器等の必要な検査体制について、近隣市町の実施状況等を参考に検討してまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) さきにも申し上げましたが、見えにくい状態が当たり前に育っていて、見逃してしまうケースも報告されています。フォトスクリーナーは、専門職でなくても操作は可能です。訪問健診にも使用ができます。近隣市町の状況も踏まえていただき、ぜひ御検討していただきたいと要望し、次の質問に移ります。 コロナの影響もあり、急速なデジタル社会へと進展している状況で、暮らしが便利になり、接触を避け、オンライン診療など、移動しなくてもできることが増えてきました。その中で、2030年までに持続可能な開発目標SDGsでは、誰一人取り残さないことを誓っています。 しかし、独り暮らしの高齢者の方など、スマートフォンなどのデジタル機器を持つことに抵抗がある方もまだまだ多くいらっしゃいます。そのような方々を取り残さないためにも、気軽に挑戦してみようと思うような取組が必要と考えます。 日進市での生涯学習などにおけるデジタル学習の現状をお示しください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 デジタル学習の現状につきまして、今年度は感染症対策を講じた学習機会として、アプリの利用方法を学ぶZoom体験講座や、オンラインレッスンによる講座を開講いたしました。今後も、こういったデジタル学習を引き続き開講してまいります。 また、指定管理者の自主事業におきましても、スマートフォン活用体験講座などを開講しており、引き続き、幅広くデジタル学習の機会を設けるよう働きかけていきたいと考えております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 既にスマートフォン体験講座等が行われているようですが、今までデジタル関連に抵抗があって必要ないと思っていた方は、このような講座に参加するすべを持ち合わせていなかったようです。しかし、コロナの影響で必要性を感じ、始めたいと思っている方に、ITの恩恵を受けていただけるよう進めていただきたいと考えます。 総務省では、高齢者等がICT機器を利活用することで、AIやIoTによる恩恵を受け、生き生きとより豊かな生活を送ることができるようにするために、身近な場所で身近な人に気軽にICT機器、サービスの利用について相談できるデジタル活用支援員事業を、令和2年度に全国11カ所で、体制構築に向けた実証事業を行いました。 この事業の報告会で、陸前高田市では、子育て女性を中心とした支援員を募集及び研修を行い、支援員として活動し、報酬を得るという方法で行いました。ICTを活用することで、在宅、時短、副業など、柔軟な働き方が可能になり、日々の暮らしが豊かになります。 また、高松市では、地域のコミュニティー、PTAや婦人会などを活用し、日頃から支援員に気軽に相談できる仕組みづくりを施行されました。 このような報告を参考にされ、今まで取り残されていた方々にも届くように、また、教える側のやりがいや社会参加につながることになるデジタル活用支援員の取組についてのお考えをお示しください。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 本市では、従来より、デジタル活用支援員と同様な取組としまして、高齢者向けには、市が高齢者施策として事業協力をしているNPO法人サンコムネットが開催しているお元気パソコン教室を行っており、現在は、パソコンやスマートフォン、タブレットの講座を行っております。 また、障害者向けには、市のパソコンボランティア養成講座を機に立ち上がった、ボランティア団体のアクセスサポート日進が障害者の方へ支援を行っており、今年度は、障害者福祉センターにおいて、アクセスサポート日進の方を講師としたスマホ教室を開催しております。 今後も、それらの取組を活用し、高齢者、障害者等が、ICTの進展に取り残されることがないよう、取り組んでいきたいと考えます。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) それらを活用し、誰も取り残されることがないように取り組むとのことですが、今まで御利用がなかった方々にはどのようにアプローチをしていかれますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 本市の場合、講座を長年継続しているところですが、長年継続することにより、講座内容も急速に進むデジタル活用の変化に対応してきており、既に受講された方が、進化する新しいデジタル活用に取り残されないことにつながるものと考えております。 また、新たな利用者へのアプローチにつきましては、周知方法等について、より効果的な方法がないか検討してまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) さきの事例を参考に、地域の中での目標やビジョンを明確にし、人生100年のコミュニティーをつくっていただけるよう、さらなる環境整備を進めていただきたいと申し上げ、次の質問に移ります。 コロナに関して、毎日感染の報道がされていますが、感染された方は、職場や学校などに報告をされるなど、適切な対応をして感染を防ぐことが必要です。しかし、差別やいじめの対象になることを恐れて、発信できていないこともあるかと思います。 昨年の報道では、医療従事者の方のお子さんが保育園に通いづらいといった事例がありました。日進市では、そのような差別やいじめは起こっていないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。
◎萩野生活安全部長
新型コロナウイルス感染症に関連する人権相談等につきましては、市への相談はございません。 また、学校等における児童・生徒などからの、
新型コロナウイルス感染症に関連する差別やいじめ等の相談につきましても、報告を受けておりません。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) コロナに関連しての差別やいじめの相談は報告されていないとのことでしたが、未然に防ぐ対応が重要と考えます。これまでの市の対応についてお伺いします。
○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。
◎萩野生活安全部長 本市におきましては、
新型コロナウイルスの感染者等に差別や偏見が生じないように、ホームページにおきまして、市民への市長からのメッセージを発信しております。 また、人権侵害に対する啓発や、
新型コロナウイルスの感染症に関する正確な情報提供のほか、各種相談窓口などを実施しており、市民の安全・安心な生活を守るための対策をしております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 例えば、感染が分かった場合、勇気を出さなくても、普通に適切な対応ができるようなまちになればと思います。 そこで、コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛の有志がつくった、シトラスリボンプロジェクトを御紹介いたします。 愛媛特産のかんきつにちなみ、シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、ただいま、おかえりの気持ちを表す活動を広めています。リボンやロゴで表現する3つの輪は、地域と家庭と職場もしくは学校です。感染者が出た出ないということ自体よりも、感染が確認されたその後に的確な対応ができるかどうかで、その地域のイメージが左右されると考えます。コロナ禍のその後も見据え、暮らしやすい社会を目指しませんかというものです。 幸い本市では、コロナに関する差別や偏見は起きていないとのことですが、絶対にあってはいけません。本市でも、みんなが心から暮らしやすいまちにとの活動、シトラスリボンプロジェクトに賛同し、啓発をしてはどうでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。
◎萩野生活安全部長 先ほど議員がおっしゃられたとおり、こちらの運動につきましては、地域、家庭、職場、学校などで差別なく受け入れることを表明するプロジェクトでございまして、相手の立場に立って考える、思いやりのある社会を目指すプロジェクトであると認識をしております。 本市におきましても、こちらのシトラスリボンプロジェクトの趣旨に賛同いたしまして、周知をしてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 川嶋議員。
◆14番(川嶋恵美) 第6次日進市総合計画で掲げる「ともに暮らす 私たちがつないで創る 人とみどりを大切にするまち 日進」の思いの中に、思いやりの心を見いだし、心のユニバーサルデザインの醸成につなげていく姿勢を示していただきますよう要望し、質問を終わります。
○議長(道家富好) これにて川嶋恵美議員の質問を終わります。 次に、ごとうみき議員の発言を許します。 〔7番 ごとうみき登壇〕
◆7番(ごとうみき) まず、日進市独自のタクシー券の利用拡大を求めて質問いたします。 対象者と利用実績はどのようでしょうか。また、予算に対して約半分しか使われていないのは、どのような課題がありますか。
○議長(道家富好) ただいまのごとうみき議員の質問に対する答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 令和元年度の実績になりますが、障害者タクシー料金助成の対象者は2,101人で、そのうち利用実人数は716人となります。 予算と実績の差につきましては、利用者数は若干少なかったものの、見込み人数とほぼ同数でしたが、実際の利用者1人当たりの利用率が低く、予算との差はその違いによるものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 利用率が低いというのは、どのような課題があるんでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 利用率が低い理由につきましては、平成31年3月に実施した利用者へのアンケートの調査では、外出する用事が減った、他の交通手段を利用した、生活環境や健康状況が変化したと回答された方が、全体の7割を占めている状況でございます。 また、タクシー料金助成は、一定の障害等級以上に一律で交付しているため、御自分で運転され自家用車等の移動手段があるが万が一のときに利用している方、座位姿勢が取れずリクライニング式の車椅子を利用している方や、行動障害があり単独での移動が困難な方で他の移動手段がない方など、様々な障害の特性に対して、障害の必要性の程度に限らず支給されております。 そのことが利用率にも影響しており、移動が困難でより支援が必要な方への支援をしていくことが課題と考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) より支援が必要な方への拡大とは、何か新たな考えはあるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 移動が困難で支援が必要な方は、同じ障害等級であっても、自ら歩くことや運転することができる方もいれば、障害により運転免許を取得することができず、1人での歩行が困難で、タクシー等を利用しなければ移動が難しい方もおり、障害の特性は様々です。 そのような中で、他に移動手段がない方や少ない方により支援をするなど、必要性に応じた支援の拡充が重要と考えております。具体的には、サービスとの一体利用がしやすい福祉有償運送の拡充や、前回見直しにおいて、リフト付タクシー料金助成の拡充につなげたところでございます。 今後も、障害者自立支援協議会等で関係者の意見を伺い、調査、検討してまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) リフト付タクシー助成が始まったのはよかったと思います。同時に、なぜ、タクシー券を1枚当たり820円から650円に引き下げたのでしょうか。1枚820円だったときと比べて、利用状況はどのようですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 タクシー料金助成の事業が始まった当初より、タクシーに乗車する際の料金助成として、初乗り相当金額を設定しており、県内他市町の多くが、料金改定に伴い助成額を変更しております。 本市では、他の移動方法も含めて移動支援全体で検討していたことから、福祉有償運送が拡充し、リフトタクシー助成の創設に併せて、当初からの仕組み、県内他市町の状況を踏まえ、助成額を見直したものでございます。 また、利用状況につきましては、見直し前の平成28年と令和元年度の実績を比較しますと、配布者数は1,106名から1,176名で、70名ほど増加しております。利用件数は、1万4,504件から1万1,321件、利用率は27.3%から20.9%で7ポイント減少しております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 年間48枚のチケットですが、全部使っている方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。また、平均使用枚数はどのようですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 令和元年度の実績になりますが、配布したチケットを全て利用している方は、普通車は46名、リフト付は7名です。また、平均使用枚数は、普通車は10枚、リフト付は約5枚となります。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 今の御答弁から、私は本当に1枚当たりの金額を減らしたことによる、使いづらさが増しているということを感じます。 昨日、タクシーに乗りました。日進駅から市役所までは930円、タクシーの障害者割引1割引を使っても830円かかります。また、市役所から赤池駅は1,170円でした。また、五色園1丁目から、今、ワクチン接種会場の予定地として示されている北部福祉会館へは1,330円かかりました。 今、日進の助成、年間3万1,200円の助成ですけど、1乗車当たり上限650円しか使えません。せめて上限を撤廃し、自由に使えるような改善が必要ではありませんか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 障害者タクシー料金助成事業につきましては、社会参加を目的としており、より多く外出していただきたいということから、1乗車当たりとしているところです。 また、障害者タクシー料金助成につきましては、障害者自立支援協議会において、数年かけて利用方法、助成内容について検討を行い、平成29年度にリフト付タクシー利用助成の創設や、福祉有償運送での利用も可能にするなど、利用者の意見等を踏まえながら、必要な改善を行っているものでございます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) しかし、利用者の声を聞きますと、タクシー券を使いたくても、持ち出しがあるということを考えるとなかなか使いづらい、改善してほしいという声があります。どう応えていけばいいでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 数年かけて行ってきました前回の見直しの検討に当たっては、公共交通機関でカバーできない移動制約者への支援がより必要であるということから、従来のタクシー料金助成に加え、リフト付タクシー料金助成券の創設や、介助者という面では福祉有償運送が必要であるということから、福祉有償運送事業者への支援、福祉有償運送ドライバー養成等、より支援が必要な方への支援に重点を置いて取り組んでいるものでございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) より支援が必要な方への支援は本当に大事だと思うんです。それと同時に、もう少しの支援があれば、もっと外出の幅が広がるという方への支援も同時に必要です。今、ただでさえ、コロナで障害をお持ちの方の社会参加が減っています。将来不安の下、節約傾向も強まっています。 私は、こんなときだからこそ、今ある制度、チケットを1枚でも多く使ってもらいたいですし、使いやすくする工夫、変更が必要だと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 先ほども答弁しましたとおり、見直しは、障害者自立支援協議会等で多くの時間をかけ検討を行い、必要な改善を行っているものでございます。 今後も、タクシー料金助成等の事業については、より効果が上がるよう、障害者自立支援協議会等において、当事者、関係者からの様々な意見をいただき、検討を行っていくものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) ぜひ積極的にお願いいたします。 また、2021年度の当初予算では、昨年比に比べて200万円の減額予算になっています。せっかく今まで確保してきた市民のための社会参加のための予算枠を、利用者が少ないからといって削るのではなく、実態に合わせて予算の範囲いっぱいどう使ってもらうか、どう社会参加を増やしていくかという視点こそ、私は必要だと考えますがいかがでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 当初予算につきましては、ここ数年の実績を考慮し、必要と思われる額を精査し、計上しているものでございます。また、不足等がありましたら、必要に応じて補正等で対応してまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) ぜひ社会参加という面でお願いいたします。 同時に、高齢者や妊婦など、今の障害者に限らず、拡大をできないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 障害者タクシー料金助成につきましては、障害によりバス等他の公共交通機関等の利用が困難な方への社会参加を支援するものであり、他への拡大は考えておりません。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 多子世帯の移動支援が拡大される予定ですが、タクシー助成もできないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 妊産婦等へのタクシー料金助成につきましては、様々な移動支援策も含め、県内市町等、他自治体の状況を注視し、今後の研究課題とさせていただきます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 今、東郷町など、妊産婦へのタクシー助成を始める自治体も増えてきています。東郷町の場合は200円券で1回の上限はなく、もらった枚数でいうと何枚でも使えます。日進も新たな支援策が必要ではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 先ほども答弁いたしましたとおり、様々な移動支援策も含め、県内他市町と他自治体の状況を注視し、今後の研究課題とさせていただきます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 今、県内自治体は拡大の方向です。昨日も、ワクチン接種と併せて、75歳以上にタクシー助成を始めるという県内自治体ができたという新聞報道もありました。ぜひ、日進も、接種に行くタクシー券を4枚増やすということでしたけど、これと併せて、使いやすい制度になることを求めます。 交通の便が悪いというのが、市民意識調査でも上位にあります。急病など、いざというときの備えとしてタクシーが使えるという安心感で、市民の皆さんの不安を少しでも解消できればと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 それぞれの事業につきましては、事業の目的、趣旨に基づき、費用や法律等、様々な条件、制約がある中で、より効果的に行うことが重要と考えております。 障害者タクシー料金助成につきましては、前回の見直しの中で、当事者、関係者の御意見を伺い、また、専門家による分析なども行い、協議会等で検討し、それらを踏まえて見直しを行っているものでございます。今後もそのような観点から、改善等検討していくものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) それでは、ぜひ今後に期待いたします。 続いて、コロナ禍の中で、道の駅、スマートインター、企業団地の見直しを求めて質問いたします。 3事業は、コロナの影響をどのように受けていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 新型コロナウイルス感染拡大によりまして、3事業、それぞれ影響を受けた主な点を申し上げます。 まず、道の駅整備事業につきましては、関係機関等との打合せや協議におきまして、また、用地交渉においても、できるだけ対面を避けて行うということで、これまで以上に時間を要しております。 また、スマートインターチェンジ整備事業につきましては、今年度予定しておりました用地
測量等が実施に至らず、来年度事業として予算を計上させていただいているところでございます。 最後に、日進東部企業団地の開発事業につきましては、企業訪問も難しい状況にありましたほか、三本木区を始めとする地元への説明会を見合わせることといたしました。なお、地域の皆様への御説明の代わりに、自治会などの御協力もいただきながら、説明会資料を回覧や個別配布するといった対応をさせていただいております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 完成予定時期に変更はありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 道の駅整備事業及びスマートインターチェンジ整備事業におきましては、今後の
新型コロナウイルスの影響を含めた社会情勢等の変化によりまして、工程の組み直し等が必要になってくる可能性はございますが、現時点における完成予定時期に変更はございません。 また、日進東部地区企業団地におきましては、まだ検討地区でございまして、完成予定時期をお示しできる段階ではありませんが、特に影響はないものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 現時点では変更はないということなんですが、では、どの段階で見直すのでしょうか。例えば道の駅は、今年度全ての用地が購入できなかった場合、延期や計画の断念の判断を行うのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 道の駅につきましては、現時点におきましては、全用地の取得に向けて、交渉を継続しているところでございます。しかしながら、時間も限られる中、今年度内における用地の取得が難しいと判断した場合においては、必要に応じて予算措置を行うとともに、今後の方針等についても、状況に応じて適切に判断をしてまいります。 スマートインターチェンジにつきましても、今後の社会情勢等の変化を踏まえ、必要に応じて見直しを図ってまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 予算執行が全額できないまま、年度末を迎えます。今こそ見直す時期ではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 今後の状況に応じて判断することになると思います。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 私は、現実に即して、今こそ中止を求めます。 また、3つの事業周辺地域の自然環境調査はされましたでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 環境調査につきましてです。令和2年の6月議会でも答弁をさせていただきましたが、本市では、愛知県の環境影響評価条例によります基準に照らし合わせ、道の駅、スマートインターチェンジのいずれも環境影響評価の対象事業ではないことから、基準に基づく調査は実施しておりません。しかしながら、関係機関と調整する中で、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 なお、東部地区企業団地開発につきましては、事業区域が確定した後、他の2事業と同様に、条例の基準に照らし合わせて判断をしてまいります。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 必要に応じてということですが、緑、自然を守ってほしいと、多くの市民の皆さんがアンケートやパブコメなどで意見を寄せています。きちんと調査すべきではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 本市の自然環境につきましては、総合計画や都市マスタープランに基づいて保全に取り組んでいくこととしております。 御質問の調査につきましては、環境影響評価の対象事業ではございませんので、実施する予定はありませんが、関係機関と調整する中で、必要に応じて検討していくことになります。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 私は議会で、この関係機関に地域住民も入れてほしいと提案しましたが、検討されましたか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 環境影響評価を調整する関係機関は、NEXCOや愛知県等となります。 地域の代表者等で構成するまちづくり調整会議へは、既に地域住民の方が委員として入っております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) それでは、まちづくり調整会議の事務局として、日進市から提案していただけませんか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 市といたしましては、愛知県の環境影響評価条例による基準に基づいて、関係機関と調整しての判断となります。必要が生じた場合には、検討をさせていただきます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 私は必要だと主張いたします。ぜひ検討してください。 また、今、パブリックコメントなどで、このスマートインター周辺の地域を医療・福祉ゾーンにという意見も出ていますが、市の対応はどのようですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 周辺住民の皆様や関係者の皆様に対しまして、事業内容や市道南山黒笹線などの周辺道路の在り方に関しまして、個別説明や意見交換を行い、計画に反映していくよう調整をさせていただいているところでございます。 その中で、様々な御意見が出ておりますが、特に当該路線沿線に立地しております医療・福祉施設を含めた空間、その住環境を保全していきたいという点につきましては、市としても同様の考えでございます。 今後も、市道南山黒笹線に対する大型車両の規制を含めて、有効な安全対策などについて検討、調整を図ってまいります。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 今、かなり大事な答弁がありました。これはいつ行われたのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 説明や意見交換の時期等につきましてですけれども、
新型コロナウイルスの情勢が比較的落ち着いていました昨年8月頃から、沿線の4施設及び沿線の住民の皆様を対象に、個別説明を行いました。また、12月中旬に、沿線の4施設と意見交換の場を設けております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) それでは、この12月の4施設との意見交換では、どのような意見が出されましたか。スマートインター建設には賛成されているのでしょうか。今後の課題はどのようですか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 意見交換会につきましては、特に事業の賛否について意見交換を行っているのではございません。スマートインターチェンジを整備した場合の市道南山黒笹線の将来的な在り方について話合いをさせていただいております。 いただいた御意見につきましては、主に市道沿線の安全確保や住環境の保全についてでございますが、中には、これを機に地域の発展を期待するといった御意見など、様々なものがございますので、その意見をまとめていくことが当面の課題と考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 先ほどの御答弁で、住環境を保全していきたいという点、そして今の御答弁で、南山黒笹線の将来的な在り方についてということが出てきました。市としても同様の考えという答弁もありましたけど、これはどのようなことを指して、同様の考えというふうに市が思っているんでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 今、4施設の皆さんと共通に認識しておりますのは、現在の穏やかな環境が損なうことなく、施設や医療機関を利用される方々の安全確保に努めていくといったことでございます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) そのことで、4施設の皆さんと合意しているのであれば、だったらスマートインターは中止し、現在の環境を守るべきではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 市としましては、周辺地域の生活環境の保全、あと安全性を高めながら、スマートインターチェンジの整備事業を進めてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) しかし、今のままがいいと、皆さん強く思っていらっしゃいます。この生活環境の保全とスマートインターは両立できるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 市としましては、両立するために、周辺の方々と話合いをしているところでございます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 私はこの質問をするのに当たって、改めて336件のパブリックコメントを読みました。地域住民の方のみならず、多くの市民がこのエリアを、病院、福祉施設を大切にしたいというこの意見から、スマートインター計画に懸念を寄せています。 今、市に求められるのは、開発をするのではなく、この静かな環境を、医療・福祉ゾーンとして積極的に位置づけることではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 意見交換会におきましても、今のような御意見が出ております。福祉ゾーンについても、現在、検討しているところでございます。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) ぜひこの福祉ゾーンの位置づけ、検討ということを言われましたけど、積極的にこの地域を守るためにお願いいたします。 もう一つ、財政面や、市民が求めるこの市の在り方からも、見直しが必要ではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 3事業ともそれぞれ、地域経済の活性化でありますとか、地域の防災力、市民生活の利便性の向上、雇用の創出や財政基盤の強化に寄与するものでございます。 各事業の実現を待ち望んでいらっしゃる市民の方々も大勢いらっしゃいます。市としましては、コロナ禍における、この厳しい財政状況にも十分に留意しまして、長期的な視点に立って推進していくべき事業と考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 長期的な視野に立ってということと、あと、ゴールを決めて、絶対この日までにやらなければいけないというものでなければ、コロナの影響で歳入の減収が複数年続くという認識で、市がおられます。だったら、その期間は一時的に、せめて中止をしてはいかがでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 市としましては、将来の歳入増を目指すためにも推進していく事業であると認識しております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) それでは、この道の駅について、コロナを踏まえた採算性の再検討が必要ではないでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 今後、ワクチンの接種が進むことが考えられます。
新型コロナウイルスの影響が段階的に小さくなっていくことが期待できますので、改めて採算性の検討を行う必要はないと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) しかし、外出自粛や会食自粛を私たちは経験しました。またこのような事態にいつなるかも分かりません。そのようなリスクを踏まえた上で、引き受けてくれる運営会社はあるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 このたびのコロナ禍の中におきましても、本市の道の駅に対して興味を示していただいている事業者もおみえになります。指定管理者を公募する際も、幾つかの事業者から応募があるものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) それは、コロナ対策として、市は新たな費用をかけるからですか。指定管理料ゼロでも応募があるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 新たな費用につきましては、現時点では予定はございません。 また、指定管理料につきましては、全国的にゼロ円で運営している道の駅も、実績も多くございますので、応募はあるものと考えております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 私は見込みが少し甘いのではないかと懸念いたします。全国でゼロ円で運営しているのは、コロナの以前から運営しているところであります。今、世界を含めて経済状況が大きく変わる中で、もう一度検討を求めます。 また、スマートインター、東部企業団地による財政基盤の強化とは、具体的にどのようでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。
◎水野産業政策部長 財政基盤の強化の点につきまして、本市では、企業誘致の効果としまして、歳入の根幹をなす市税のうち、固定資産税と併せまして、特に本市で税収の割合が低い法人市民税の増収を目指しているところでございます。 スマートインターチェンジが開通すれば、高速道路へのアクセス性向上による利便性が向上いたします。また、定時性の確保により、市外からも新たな人の流れが生まれ、地域経済の活性化につながるものと考えております。 企業団地に企業が立地することにより、法人市民税及び固定資産税の増収が見込まれます。米野木町の日進研究開発団地を例にいたしますと、平成31年度で、4つの企業を合わせて年間4億円程度の税収がございました。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 同時に、私たちはこのコロナの中で、法人市民税や法人の固定資産税が、影響をすごく受けるということも学びました。日進の財政が安定しているのは、個人の皆さんの市民税、固定資産税などがあって、そこを土台としてしっかり支えていただいているからです。このコロナの経験をして、これ以上、法人市民税に頼る市政運営に変えていくということに、私は危機感を感じます。 また、企業団地のアクセスとして、黒笹三本木線開通までにどれぐらいの年月と予算がかかりましたか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 市道黒笹三本木線は、市東部地区における交通の利便性向上と地域活性化などを図ることを目的としまして、昭和61年12月に路線の認定の告示を行い、令和2年7月に開通をいたしました。期間といたしましては、おおよそ34年となっております。また、総事業費といたしましては約13億3,700万円となりました。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 企業団地、スマートインターに、今後、どれぐらいの税金が使われるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 企業団地に関しまして、これまでまず支出負担した額でございますが、29年度から本年度にかけて約1,470万円となっております。 今後の見込みなんですけれども、事業が検討段階でありますので、あくまでも現時点の見込みでお答えしますと、主に地区外整備に係る、上水道敷設の負担や、排水路の改修工事費などを想定しております。 また、スマートインターチェンジにつきましては、今後の見込みとして、用地測量業務の委託費で1億2,000万円程度、用地費を含まない工事費として5億円から7億円程度を支出する見込みとなっております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) これぐらいの市の税金を使って、その上に立つ財政基盤の強化が、この地域に住む、ついのすみ家として静かに暮らしたいという市民の皆さんの願いに勝ると考えるのでしょうか。改めて中止を求めます。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 スマートインターチェンジ、日進東部地区企業団地は、持続可能な地域社会を形成するため、大切な役割を担う事業として考えております。同時に、地域にお住まいの皆様の良好な住環境を保全することも、事業を進める上で大変重要な課題であると考えております。 その課題解決に向けましては、先ほど申し上げましたとおり、いかに住環境を守っていくかという方向性について、周辺施設の方々と検討をしているところでございます。 周辺地域の皆様の御理解を得ていくために、今後も継続して説明や話合いを進めていきます。そして、スマートインター、企業団地などの事業を進めてまいりたいと思っております。
○議長(道家富好) ごとう議員。
◆7番(ごとうみき) 環境第一に考えて、改めて中止を求めて質問を終わります。
○議長(道家富好) これにてごとうみき議員の質問を終わります。 ただいまから11時5分まで休憩します。 午前10時48分 休憩----------------------------------- 午前11時05分 再開
○議長(道家富好) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 福安淳也議員の発言を許します。 〔18番 福安淳也登壇〕
◆18番(福安淳也) 一般質問をさせていただきます。 人類の歴史に残る刹那に生きていることを、ひしひしと感じております。中国は武漢由来の今回の出来事は、様々な影響を与えています。限られた生活をしなければならない中で、できることをする。例えばリモート会議の進化もその1つで、恐らくは今回の騒動がなければ、この進化はしていなかったと思います。今までちゅうちょして足踏みしていたことに対して、背中を押されるような一歩を踏み出す力を感じます。 そこで、本市のICTについてお伺いいたします。 RPAの導入を予定しておりますが、具体的にどのような部分が自動化されるのでしょうか。
○議長(道家富好) ただいまの福安淳也議員の質問に対する答弁者、
総合政策部調整監。
◎和田
総合政策部調整監 RPA、ロボティックプロセスオートメーションは、ソフト面によるロボット技術を利用して、業務効率化や生産性向上を実現する目的で注目されております。 本市は、令和3年度以降RPAを本格導入するに当たり、現在、システムから印刷されるPDFを基に別のシステムに職員が手入力を行っている作業について、RPAを利用し自動化できるか検証しております。 今後につきましては、検証結果に基づき、導入についてよりよい効果的な方法を検討し、事務改善に努めてまいります。
○議長(道家富好) 福安議員。
◆18番(福安淳也) OCRという技術を使って導入されるということでございます。RPAで自動化できる部分は、まだまだ多くあります。例えば、今、こうして私がしゃべっている音声から議事録を自動的に作り上げるようなアプリも既に存在しております。ただ、まだ精度が極まっていないということなので、時期尚早のようではありますが、近い将来運用可能なものが出てくると思いますので、ぜひともアンテナを広げていただいて、最新の技術を取り入れていっていただきたいと思います。 次に移ります。 ある私立保育園にて、保育士と保護者との連絡に、連絡帳の代わりにタブレットとスマホを利用しており、それまで40分から1時間近くかかっていた連絡帳記入作業が大幅に軽減したと聞きました。 では、質問いたします。GIGAスクール構想に従って、小中学校にICTの導入が進んでおりますが、保育園に関してはどうでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 現在、保育園ではICTを活用しておりませんが、さきに締結いたしました子育て支援等に関する官民連携協定の際に、マスプロ電工株式会社様からは、園児の登園・降園管理などに活用できるIoT機器の導入、また、ソフトバンク社様からは、保護者への情報提供などに活用できるコミュニケーションアプリの実証実験などの御提案をいただいているところでございます。 今後は、これらを導入した場合、保育士の事務負担軽減など、連携事業者の協力をいただき、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 福安議員。
◆18番(福安淳也) 園児に利用を促すものではなく、保育士の負担軽減のためであることもICT導入であると思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、昨日、大橋代表の質問の御答弁にございました、SNSのアカウントについて具体的な利用者数を伺います。利用状況はどのようでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部調整監。
◎和田
総合政策部調整監 SNSは多くの方に、インターネット上で構築された、人と人とのコミュニケーションをつくり出せる場として利用されております。 本市は、このサービスを情報発信の手段として、メール、LINE、フェイスブック、ツイッターの4つを利用しております。利用状況につきましては、今月時点で、1つ目、にっしんお知らせめーるの登録者数1万352人、2つ目、LINEの友達数1,391人、3つ目、フェイスブックのフォロー数433人、4つ目、ツイッターのフォロワー数は241人となっております。
○議長(道家富好) 福安議員。
◆18番(福安淳也) ありがとうございます。 神奈川県の葉山町というところでは、インスタグラムを、同じくSNSの、インスタ映えるという言葉がありますが、インスタグラムを利用して移住促進やシティーセールスとして利用し、さらには観光促進についても活用していくとのことでございます。 先ほどのSNSの利用状況には、インスタグラムが含まれていなかったのですが、本市は、インスタグラムの活用についてはどのように考えられておりますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部調整監。
◎和田
総合政策部調整監 インスタグラムは、写真や動画を中心とした情報を無料で発信することができ、また、興味のある情報を気軽に取得することができるため、大変人気のあるSNSとなっております。多くの企業が自社製品のPRやブランド向上などに用いており、地方自治体による利用も増えてきました。 本市における活用につきましては、本市の魅力を多数の方の視覚に訴えることができる新しい手段であり、非常に効果的と考えます。今後につきましては、議員の御質問にありました葉山町を始め、近隣市町を参考にするとともに、既に本市で実施している画像のオープンデータの活用を踏まえ、調査・研究していきたいと考えております。
○議長(道家富好) 福安議員。
◆18番(福安淳也) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 令和3年度の日進市の予算案について、2月10日の某新聞での記事ですが、デジタル化などの推進との見出しでございました。我が国では、
新型コロナウイルスの感染拡大により、遅れが浮き彫りとなったデジタル化を進めていくことは不可欠であると思います。 デジタル化を進める中で、ICTを活用した行政サービスを展開していくためには、2019年に世帯保有率が8割を超えましたスマートフォン、スマホを利用したサービスを積極的に取り入れていくことも必要であると思います。 今議会初日の施政方針においても、市税等の収納にスマートフォンによるキャッシュレス決済を積極的に進め、
新型コロナウイルス感染症対策にもつなげていくとの考えを示されたことに、心から賛同いたします。積極的に推進していただければと思います。 そこで、市税のスマホ決済についてですが、昨年10月からの実施にもかかわらず、2月17日の某新聞に掲載された記事では、既に230件の利用があり、さらに、FamiPayも利用できるということで、生活に密着した行政サービスの電子化が進んでいるものと実感しているところでございます。 それでは、市税のスマホ決済における、各アプリ別の利用状況とその効果をどう捉えているのか、また、新たなアプリの導入など、今後の展開についてのお考えをお聞かせください。
○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。
◎
宇佐美総務部長 お答えいたします。 令和3年2月16日現在のアプリ別の利用状況でございますが、PayB3件、PayPay221件、LINEPay50件、合計274件でございます。5カ月間で、しかも年度途中からのサービス開始であったにもかかわらず、大変多くの皆様に利用していただき、納税者の皆様のライフスタイルに合わせた行政サービスの提供といった効果をもたらしたものと考えております。 また、行政にとっても、収納率の向上に寄与することに加え、各アプリの利用状況から、今後、スマートフォンを活用した行政サービスを戦略的に展開していく際の利用ニーズの一指標として、今後に活用できるものと考えております。 今後の展開におきましては、まずは
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点からも、本サービスの利用を積極的に呼びかけていき、スマートフォンを利用した行政サービスの利用促進に努めていきたいと考えております。
○議長(道家富好) 福安議員。
◆18番(福安淳也) スマートフォン、スマホを利用した新たなサービスは、日進月歩というよりも、秒進分歩で進んでいると思います。宮城県石巻市では、GPS機能を利用したロールプレイングゲームを作成して、観光、集客、地域振興の手段として活用しているとも聞いております。 例えば、つい先月まで行われておりました日進市におけるプレミアム商品券事業ですが、これにつきましても、既にスマホを利用したシステムが構築されているとのことです。しかも、格安なシステムもあると聞いておりますので、ぜひとも御利用の検討を御提案申し上げて終わります。ありがとうございました。
○議長(道家富好) これにて福安淳也議員の質問を終わります。 次に、宮田康之議員の発言を許します。 〔17番 宮田康之登壇〕
◆17番(宮田康之) 議長のお許しがありましたので、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず、1つ目の質問は、市長の施政方針の中にもありました、地域学校協働活動事業についてです。昨日も渡邊議員から代表質問もあり、市長の答弁もありました。一部重複する部分もありますが、私はもう少し掘り下げて質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 この地域学校協働活動事業は、地域で学校と関わりを持つ、地域で子どもたちを見守り育てるという学校支援ボランティア活動の一環であると思いますが、学校を核とした地域づくりとは具体的にどのようなものか、当局にお伺いをいたします。
○議長(道家富好) ただいまの宮田康之議員の質問に対する答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 学校を核とした地域づくりを推進する背景としましては、スマート社会の到来など、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化し、学校の抱える課題の複雑化、多様化に加え、地域における教育力の低下など様々な問題が生じており、社会全体で子どもの育ちを支えていくことが求められております。このため、中央教育審議会答申において、地域学校協働活動を推進することや、同活動を推進する地域学校協働本部を全国的に整備することなどが提言されております。 地域学校協働活動とは、地域の人々や団体により緩やかなネットワークを形成し、地域の実情に応じて、文化・スポーツ活動、学習活動、地域活動、学校周辺環境整備等を実施するものでございます。本市におきましては、これらの活動を円滑に進めていくために、来年度、中学校区ごとに地域学校協働本部を設置し、学校と地域を結ぶコーディネーターを1名ずつ配置する予定をしております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) ありがとうございます。 こういった事業が増え、社会全体、または地域の方々にも理解が深まりつつあることは大変よいことだと思います。特に学校では部活動があり、教員の働き方改革と絡めて、教員の負担を減らすという意味でも、うまく連携を取って進めてもらうのがよいと考えます。 小中学校の部活動への関わりはあるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 先ほど例として挙げました活動は一例でございまして、地域学校協働活動には小中学校の部活動支援も含まれております。 本年度は、生涯学習課がコーディネーターとなり、小学校3校において試行しております。試行におきましても、学校側から、バスケットボール部の活動支援の要請があり、スポーツ関係者の協力を得て、指導員の派遣を行っております。 今後も、学校のニーズをお聞きしながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) 小中学校の部活動支援も含まれるということですが、実際に学校側から、バスケットボール部の活動支援の要請があり、試行していると答弁がありました。これは、私の経験からすると、非常によいパターンであると思います。 学校側からの要請であれば、当然、学校、教員も外部指導者を受け入れることには抵抗はないわけでありますが、こちらから打診をすると押しつけるような形になり、違和感を感じるのではないかと思います。中には、支援要請を教員から言い出しにくい場合もあるかもしれませんので、学校、教員にしっかりと説明をしてもらい、この地域学校協働活動事業をより深く理解していただけたらなと思います。 そこで、再質問をさせていただきますが、学校の現場、教員との部活動の協働はどのようにお考えでしょうか、お尋ねをします。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 地域学校協働活動におけます部活動支援は、単に部活動を請け負うといったことではなく、教職員の声をよくお聞きした上で、学校現場の実情に合わせた支援を進めてまいります。 試行的に行っておりますバスケットボール部への指導者派遣につきましても、学校からの要望として、メインの指導は顧問の教員が行うので、それを補助する人を派遣してほしいとお聞きし、そのように対応できるよう、人材を調整した上で派遣をしております。 今後も、学校現場の声をお聞きしながら、部活動支援を行ってまいります。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) 御答弁ありがとうございます。 では、学校へ派遣される側についてお聞きをいたします。 本市には、スポーツ協会や文化協会、そして、総合型地域スポーツクラブであるにっしんスポーツクラブや民間のスポーツクラブもあります。指導者資格を持った方や情熱のある熱心な指導者もおみえになるとお聞きしますが、この事業との関連はどうなのでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 スポーツの分野におきましては、学校を核としたスポーツ推進を図るため、日進市スポーツ協会、にっしんスポーツクラブ、市内スポーツ施設の指定管理者で構成したスポーツ推進協議会の準備会を立ち上げました。 来年度には、スポーツ推進協議会のモデル事業としまして、小学校1校で、部活動終了後にスポーツ教室を開催し、授業や部活動以外に気軽にスポーツできる環境を提供してまいります。 なお、今後は、文化の分野におきましても、スポーツと同様に、学校を核とした文化推進が図れるよう、文化協会等関係者と連携を取りながら、協議会の立ち上げを予定しております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) 1つずつ新しい事業が実現をしておりまして、私からしますと、もう本当にうれしい限りでございます。 では、再質問させていただきます。 今の御答弁の中で、スポーツ推進協議会のモデル事業というものがありましたが、この事業をもう少し詳しく教えてください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 スポーツ推進協議会は、市のスポーツ振興を図るための3つの事業、学校を核とした地域スポーツ推進事業、トップアスリートによるスポーツ推進事業、新たな生活様式に対応したスポーツ推進事業を柱として展開していく予定でございます。 先ほど御答弁申し上げました、小学校の部活動終了後に開催を予定しておりますスポーツ教室は、柱の事業の1つ、学校を核とした地域スポーツ推進事業のモデル事業として行い、年間を通じて3つの種目を体験できるよう計画しております。 トップアスリートによるスポーツ推進事業につきましては、トヨタ自動車や名古屋グランパスエイト、名城大学などの協力により、来月3月13日にトップアスリートによるスポーツ教室を開催いたします。アスリートが小中学生を対象として、ソフトボール、軟式野球、タグラグビー、サッカーを指導していただきます。 新たな生活様式に対応したスポーツ推進事業につきましては、スマートフォンのアプリを利用した、ふるさとマラソンを現在、開催中です。これは、コロナ禍が続く中、これまで開催しておりましたウオーキング大会に代えて実施するもので、参加費の一部は、市内小中学生の教育活動支援に充てられます。 以上のように、市のスポーツ振興、学校を核とした地域振興を図るために、今後も、スポーツ推進協議会による事業展開を支援してまいります。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) ありがとうございます。 これ、大変すばらしい試みだと思います。この地域、あるいはこの近隣地域には、プロのチーム、あるいは実業団なども多数ありまして、トップアスリートからの直接指導を受ける機会もあるなど、スポーツをする上での環境はかなりよい方だと私は思います。これを機に、もっと交流を図っていっていただきたいと思います。 先ほどの答弁の中にもありましたが、コーディネーターというんですか、地域学校協働活動推進員という方がおみえになるようですが、この方は、どのような方がどのような活動をするのでしょうか、教えていただきたいと思います。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 地域学校協働活動推進員、いわゆるコーディネーターにつきましては、学校の声を丁寧に聞いて、必要とされる支援を具体化するための人材等を調整し、学校につなげる役割を担います。この活動は幅広い分野にわたるため、コーディネーター個人の力量に左右されがちですが、熱意があればどなたでも負担が少なく活動ができるように、調整先、窓口の一本化を図ってまいります。 また、ボランティアリストの一元化や、講師等の共有化を図るなど、コーディネーターの負担を軽減することで、円滑な地域学校協働活動を目指してまいります。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) ありがとうございます。 これ、私も、過去に2回ほど一般質問で取り上げてまいりました部活動と地域のスポーツの関係ですね。昔に比べますと、非常に1つずつ事業が実現をしていきまして、大変本当にうれしい限りで、行政の御努力に感謝を申し上げます。 児童と生徒が、やりたいときにやりたいスポーツ、あるいは習い事などができ、それを学校や地域で見守るという環境を整えることができたら、これは本当にすばらしいことであると思います。ぜひとも実現に向けて進んでいただくことをお願いいたしまして、2つ目の項目に移りたいと思います。 2つ目の質問は、昨年、コロナ禍の中で発行されましたプレミアム商品券についてであります。 今回のこの商品券は、
新型コロナウイルス感染症対策として発行されたものと認識をしておりますが、経済効果はどのようであったかお伺いをいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 プレミアム商品券の発行によります効果としましては、まず、ふだんの買物以上に、商品やサービスを購入するという消費者の購買意欲の向上が挙げられます。また、地域の店舗経営者等が、1枚でも多くの商品券を使用してもらおうと、各種キャンペーンなど様々な趣向を凝らすことで、新規の顧客の獲得を狙うなど、積極的な創意工夫による売上増につながることも期待できます。さらに、商品券の使用の期限を設けることによりまして、消費を短期間に集中させるという効果がございます。 今年度のプレミアム商品券発行事業は、総額2万8,000冊、1億6,800万円を発行いたしまして、最終的に完売となりました。 御質問の経済効果といたしましては、発行冊数が完売となったこと、最終的に使える店舗が270店舗近くあり選択肢が多くなったこと、プレミアム分を20%としたお得感からの消費喚起など、一定の効果は上げられたものと考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) ありがとうございます。 私の周りでも、商品券を購入した人もたくさんおりまして、地域で消費をするという意識が高まったのは大変よいことだと思います。 では、再質問をさせていただきます。 一般的な経済効果と本市における経済効果も先ほどの答弁で分かりましたが、ほかにも、今回のプレミアム商品券事業を実施したことで、どのような効果があったとお考えでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 プレミアム商品券事業は、購買意欲のある消費者の商品券購入が前提となりますので、購入いただいた商品券はほぼ確実に消費につながるという効果がございます。また、購入限度額も設けたことから、より多くの市民の皆様に購入していただくことができ、それによって、消費が偏ることなく、幅広い業種で利用されました。 このように幅広い業種で利用されることによりまして、間接的ではございますけれども、卸売などの中間事業者への支援にもつながったものと考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) 商品券は1月末で使用期限を迎えたわけですが、もっと日常で使える業種を増やしてもよかったのではないかと思う反面、コロナ禍の中で、特に飲食店を中心とした業種が売上げ激減をしたということで、その業種の救済措置でもある意味合いを考えますと、コロナの影響があまりない業種での商品券を使うのは、救済策としてはいかがなことかとなるわけで、そうかといって、業種が偏ったり、使い勝手が悪いと、商品券自体が売れないということにもなりかねませんので、その辺が非常に難しいことではなかったかと思いますが、このプレミアム商品券事業を総括していただきまして、今後の課題などあるでしょうか。まずは、事業の総括からお聞かせください。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 このたび実施いたしましたプレミアム商品券発行事業は、
新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けました市内中小企業者の経営支援と消費喚起という2つの大きな事業目的がございまして、一定の効果を得ることができたと捉えております。 また、商品券発行事業を通しまして、商工会の会員が増加したことも1つの効果であると考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) では、事業の課題についてはいかがですか。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 課題についてでございますが、今回、早急に施策を展開する必要から、取扱店の募集に十分な時間が取れず、商品券の購入受付と商品券取扱店舗の募集を同時進行で行わざるを得ない状況でございました。そのため、初回に市民の皆様から申込みいただいたときは、十分な店舗数をお示しできなかったこともありまして、初回の申込件数は販売数に達しない結果となっておりました。 また、今回のプレミアム商品券は、コロナ禍で地域の中小規模事業者の経営支援と消費喚起を両立させる目的でありましたため、中小店のみで利用できる専用券と、中小店、大型店ともに利用できる共通券、これを1対1の割合として実施いたしました。実際に商品券を使用する際に制限があることで、消費者の皆様からは使い勝手のよくないものとなったことが課題であると考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) ありがとうございます。 準備期間が大変ない中で知恵を出して、大変御苦労されたのではないかと思いますけれども、今の答弁の中でもありました、今後の課題についてはどのように取り組まれるのか、再質問としてお伺いをいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、
産業政策部長。
◎水野
産業政策部長 まずは、事業目的の周知に努めまして、今回のような中小企業者の支援といったような目的を、消費者の皆様にも御理解を得まして商品券を購入していただき、使っていただくことが何よりも必要であると考えております。 あわせまして、商工会との連携によりまして、商品券取扱店舗のさらなる拡大を図るとともに、他の事例の調査でありますとか、制度の研究を進めてまいりたいと考えております。より効果的な商品券発行事業の実施に取り組んで、地域経済の活性化の一助となるように努めてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 宮田議員。
◆17番(宮田康之) 御答弁ありがとうございました。 コロナが終息をいたしまして、今後、もうこのような救済策を講じることがないように願うばかりではありますが、商工会との連携をより一層強固にしていただき、ピンチをチャンスに変えて、今後、もしものときは、この経験を多方面にも生かしていただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(道家富好) これにて宮田康之議員の質問を終わります。 次に、古川ひさお議員の発言を許します。 〔15番 古川ひさお登壇〕
◆15番(古川ひさお) 議長の許可を得ましたので、座って質問させていただきます。 まず最初に、
新型コロナウイルス対応ワクチンについてであります。これは多くの議員が既に質問しておりまして、重複するところも多いですが、あえて質問させていただきます。
新型コロナウイルス対応ワクチン接種が2月半ばより始まっておりますが、高齢者は4月から、一般向けは5月からと予定しておりますが、既に、ワクチン供給の具合から遅れる見込みとなっております。 そこで伺いますが、日進市は接種のための体制はどの程度完了しているのかお答えください。
○議長(道家富好) ただいまの古川ひさお議員の質問に対する答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 接種体制につきましては、公共施設での集団接種について、実際の会場でのシミュレーション訓練を行うなど、準備を進めております。また、市内医療機関で行う個別接種につきましては、一定規模を有する3病院については、調整、協議を行い実施をしていただくことになっております。 また、一般のクリニックについても、東名古屋医師会と連携を図り、ワクチンの供給体制等、ワクチン接種に対する国や県の情報を共有して、実施について調整を行っているところでございます。その他、高齢者施設については、2月16日に説明会を開催し、接種希望リストを作成し、入所者及び職員の方への接種に向けて準備を進めているところでございます。 今後も、ワクチン接種を希望する全ての市民の方が安心・安全を第一に迅速かつ確実に遂行していけるよう体制を構築してまいります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 国からのワクチンの供給が遅れる見込み、もしくは数が少なくなっているのですが、答えにくいとは思うのですが、希望する日進市民全員がワクチン接種を完了する見込みはいつ頃と考えておったのでしょうか、教えてください。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 ワクチン接種を希望する全ての市民の方が接種完了となる時期につきましては、接種開始時期、ワクチンの供給量、国が示す年齢条件等、様々な状況によって異なります。国においても完了時期を示しておらず、現時点において完了時期を見込むことは困難であると考えております。 今後におきましても、国の動向を注視し、早期にできるだけ多くの方に接種できるよう調整してまいります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 再質問させていただきます。 例えば、車椅子とか障害のある人、歩けない人とか、そういう人の対応はどのようになっていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 障害のある方への対応としましては、同行援護、移動支援、手話通訳者の派遣等、サービスの利用が可能となっております。また、障害者手帳をお持ちの方は、くるりんばすの無料パスカードの交付を受けることにより、付添いの方1名を含め無料で乗車できますが、公共交通機関の利用が困難な方への支援として、来年度に限り、障害者タクシー料金助成利用券及び障害者リフト付タクシー料金助成利用券を利用している方に対し、ワクチン接種2回に係る往復分の助成利用券、計4枚を追加で交付し、接種に出かけやすい環境を整えてまいります。 また、集団接種会場であります中央福祉センター及び北部福祉会館はバリアフリー対応となっております。そのほか、個別接種では、市内の3つの病院のほか、ふだんから行き慣れているかかりつけ医での接種が可能となるよう、医療機関と調整を行っているところでございます。また、入所施設等に入所されている方は、施設での接種ができるよう調整してまいります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) ぜひともよろしくお願いします。 それでは、次の質問へ行きます。 障害を理由とする差別の解消法についてであります。 平成28年4月に障害者差別解消法が施行されました。ここで聞きたいのですが、障害を理由とする差別とはどのようなことを言うのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 障害を理由とする差別については、正当な理由もなく、障害があるということだけでサービスなどの提供を拒否したり、制限したり、また、障害のない方にはない条件をつけたりすることです。 例えば、不特定多数の方が利用できる場所などで、障害があるということだけで入館、入店を断られたり、受付の対応を拒否されたり、保護者や介助者が一緒にいないからと入館、入店を断られたりすることなどが該当します。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 障害を理由とする差別の中に、合理的な配慮をしないということがあるんです。合理的な配慮をしないのが差別になるということなのですが、合理的な配慮とはどういうことを言うのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 合理的な配慮の提供とは、障害のある方から社会の中のバリアを取り除くため、何らかの対応が必要であるといった意思が伝えられたとき、その実施が過重な負担でない場合、障害のある方の社会生活における行動を妨げる社会的障壁を取り除く配慮を行うことでございます。例えば、会議や講演会、窓口などに手話通訳者を設置することや、筆談、手話、点字等のコミュニケーション手段を用いること、段差を解消するスロープを設置することなどが該当します。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) ぜひとも皆さんが合理的配慮ということを理解いただいて、少しでも障害者に優しい日進市になってもらいたいと思います。 次の質問に行きます。 日進市の独自の障害者に対する取組はどんなことがありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
健康福祉部担当部長。
◎川本
健康福祉部担当部長 本市の独自の取組としましては、市民を対象とした講演会の開催や障害者差別解消法周知用リーフレットの作成、避難所生活サポートブック、救急隊用、警察署用、避難所用、買物用等のコミュニケーション支援ボード、障害のある子どもの受診に関する受診サポートカードの作成及び配布、手話通訳の窓口設置や派遣、ヘルプカードの作成、配布などを行っております。 また、職員に対して、障害を理由とする差別の解消の推進に関する日進市職員対応要領を作成するとともに、職員研修を行い、職員への意識啓発を図っております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) ぜひとも意識啓発を図っていただいて、理解をしていただきたいと思います。 それでは、次の質問に行きます。 日進市の中学校の会計年度任用職員について、いわゆる非常勤講師について伺います。 令和2年4月、改正地方公務員法が施行されました。これは、同一労働同一賃金であるということが根底にあります。 ここで聞きたいのですが、日進市の中学校の非常勤講師について、どこの中学に何名いらっしゃいますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 本市の中学校の会計年度任用職員の講師につきましては、日進中学校、日進中学校青葉分校に各3名、日進西中学校、日進東中学校、日進北中学校に各4名を任用しております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) それだけいますが、例えば、その先生方の勤務時間の把握というのはどのようでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 会計年度任用職員の講師の勤務時間につきましては、タイムカードにより出退勤時刻を、出勤簿により勤務時間を管理しており、毎月、学校と学校教育課においてその状況を確認しております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 再質問ですが、タイムカードと出勤簿ということですが、非正規の職員の時間外手当、出勤簿で計っていてタイムカードの分はやらないと、出勤簿でしかというと、時間外手当は認めていないということでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 会計年度任用職員につきましては、基本的には任用通知書に記載のある時間での勤務となりますので、時間外勤務が発生することはございません。しかしながら、緊急時やその他安全上やむを得ない理由により、その時間を超えて勤務を行った場合には、その分の報酬を支払うことになります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 勤務状況はどのようでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 会計年度任用職員講師の勤務状況につきましては、1日6時間の勤務を基本とし、年間の勤務計画により1日の勤務時間が4時間から7時間になることもございます。また、特別支援教育コーディネーター後補充講師につきましては、年間の勤務計画により1日3時間で週当たり5日勤務する場合や、1日6時間程度で週当たり2、3日勤務する場合がございます。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 再質問ですが、勤務時間が決まっているということは、やっぱり勤務時間外手当はどうなるか、要するにサービス残業になってしまう、タイムカードと勤務時間とのロスがあるわけですが、その分はサービス残業になってしまうのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 先ほども御答弁させていただきましたとおり、会計年度任用職員につきましては、基本的には任用通知書に記載のある時間での勤務となりますので、時間外勤務が発生することはございません。しかしながら、緊急時やその他安全上やむを得ない理由により、その時間を超えて勤務を行った場合にはその分の報酬を支払うことになります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) よっぽどならあれですが、同一労働同一賃金ですね、根底に原則がありますので、その辺もよく考えていただいて、今後、対処していただきたいと思います。 それでは、次の質問に行きます。 次は、香久山西部土地区画整理事業の橋の設置についてであります。 今年の1月23日に開催予定の住民説明会が、非常事態宣言の影響、コロナの影響で中止となってしまいました。これは、突然とはいえ致し方ない面もあるのですが、住民説明会で予定していた説明内容の大体大まかな骨子を教えていただけませんでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 1月に予定しておりました意見交換会では、昨年10月に行った説明会での説明資料の配布や、いただいていた質問に対する回答を行い、その後、意見交換を予定しておりました。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 説明内容にはなっていないのですが、では、次の質問へ行きます。 今年度は、橋の設計は行わず交通量調査のみということですが、できていない橋の交通量調査をどのように行うか教えてください。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 交通量調査につきましては、橋梁付近の交差点におきまして、現況の交通量調査を行い、そこに香久山西部土地区画整理事業による道路の新設や住宅建設、商業施設の来客などを含めた増加を考慮した将来交通量の推計などを行う予定としております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) あくまでも推計であって、その調査の客観性の担保とか、例えば勝手な解釈、恣意的な解釈を排除するためにどのような方策を講じる予定でしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 今回計画している橋梁設置箇所で、北側にある門木橋と同じ橋梁の高さまで遊歩道などをスロープで擦りつけるという想定をしておりますが、意見交換会などで住民の御意見をお聞きして、今後の橋梁設計の中で検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 今の質問は、どうしたら中立性、客観性があるものであるかという質問で、事前に言っていなかったので失礼しました。 これも次の、答えなくていいのですが、例えば、推計の結果、交通量が物すごく増えたと、多量な交通量増加が見込まれる場合は、市の方は橋の設計を断念する意思はあるのでしょうか。予想以上に多かったというときは、もうこれは多過ぎるなということで、橋をやめる意思があるのかどうか。これは答えなくてもいいんですけど、例えば、その結果、実績値とすごく乖離があったと、要するに推計だから。そうした場合に、市はどのような責任を取るつもりでしょうか。責任を取るつもりはあるのでしょうか。 答えられませんね。では、次に行きます。 現在、南北に上下2本の遊歩道があるんです。今後、それは、橋梁設置をするときに、その遊歩道はどうなるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 先ほどは失礼しました。橋梁の設置をするに当たっては、下に今、小川の隣接する部分には遊歩道と歩道が隣接してある形となっておりまして、現在考えているところにおきましては、門木橋があるんですけど、そちら、遊歩道は手前からスロープで現道の高さまですり合わせるとなっておりまして、今回も新しい橋梁を造った場合におきましては、同じように現道の橋の高さまですり合わせていけるものと今想定しておりますが、ただ、意見交換会を踏まえながら、そうした方がいいかどうかというのは、意見交換会の場で検討して、なおかつ、それは橋梁設計の中で検討することとなってくるものとなります。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 小川の右岸にある遊歩道というのは、桜いかだの径と名づけられまして、桜が咲く3月下旬から4月にかけては、多くの住民が往来するんですよね。香久山の代表する重要施設の1つなんです。 そこで、にっしん健康の道とか香久山ウォーキングコースにも指定されているので、そういうところにそういうスロープをつけるとすると、橋の幅が12メートル、スロープをつけると40から50メートルになっちゃう、すごい大がかりな工事で遊歩道が大幅に改造されることになる。香久山の住民は、重要な施設の破壊だということになることは間違いないと思うんですね。 これを、香久山の住人は賛成すると思いますかと、もろ手を挙げて賛成すると思いますかというようなことを言いたいんですよね。それは答えなくてもいいんですが、次の質問へ行きます。 門木橋の方面の接続というのは、道幅以外にどんな問題があるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 門木橋方面への現道への道路接続ですが、現在、接続を予定している箇所に比べれば、公共性や利便性、安全性に課題があると考えております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) 公共性や利便性、安全性に課題があるというお答えだったのですが、具体的じゃなくて、全く説得力のない答弁と言わざるを得ないんだけど、道幅は問題外で、門木橋方面へ接続をした場合に、接続を度外視した今の道路設計、計画は、災害時等非常事態において、両住民の双方向の避難路の確保という、市側が繰り返し述べてきた答弁に矛盾するんじゃないかと思いますね、これらの説明と。 矛盾すると思いますが、次の質問は、こんな交通量と遊歩道、それから門木橋の件を、次回の説明会でぜひ、住民の理解を得る説明会の開催をお願いしたいんです。それで、次回の説明会はいつ頃開催される予定でしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 今年1月に予定しておりました意見交換会につきましては、先ほども議員からお話あったように、緊急事態宣言を受けて延期となりましたので、今年の3月13日の土曜日、香久山小学校体育館で開催する予定としております。
○議長(道家富好) 古川議員。
◆15番(古川ひさお) ぜひ交通量、遊歩道、門木橋の件を、次回の3月13日の説明会できちんと回答をお願いして、私の質問を終わります。
○議長(道家富好) これにて古川ひさお議員の質問を終わります。 ただいまから1時30分まで休憩します。 午後0時03分 休憩----------------------------------- 午後1時30分 再開
○議長(道家富好) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、大川博議員の発言を許します。 〔4番 大川博登壇〕
◆4番(大川博) よろしくお願いいたします。 10年前の3月11日、東日本大震災が起きてしまいました。その中で一番被害を受けた学校が、私と同じ名前の大川小学校です。運命を感じずにはいられません。教師であった私の使命は、何としてでも子どもたちの命を守れる環境をつくることだと思っています。 昨年、改正バリアフリー法が施行されました。分かりやすく言えば、500万円かかるところを国が半分の250万円出すから早急にバリアフリー化しなさいというものです。先日、東北地方で大規模な地震がありました。南海トラフ地震もいつ来るか分かりません。一刻も早く学校環境を改善しなくてはならないのです。 そこで質問します。 日進市の学校は全てスロープを使っての移動が可能な状況にありますか。
○議長(道家富好) ただいまの大川博議員の質問に対する答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 バリアフリー法の一部改正に伴いまして、施行令の一部が改正され、公立小中学校が新たにバリアフリー基準への適合義務の対象に位置づけられました。また、既存の小中学校につきましても、バリアフリー基準適合の努力義務が課せられることになりました。現状の学校施設の状況でございますが、学校敷地内におきまして段差等により何の支障もなく移動ができない場所もございますので、その対応につきましては、学校現場や防災担当と協議した上で、令和7年度末までの緊急かつ集中的に整備を行う期間における整備を目指し、鋭意努力してまいります。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 危機感がなさ過ぎます。以前の議会でも取り上げましたが、東日本大震災後、学校の過失が認められました。危険を感じながら放置することは許されないのです。 私が最後に勤務した南小学校は、校舎のある敷地からグラウンドまで高低差が4メートル以上ありました。避難訓練時に900人を超す子どもたちが一斉に階段を下りる姿を見て、1人転んだら大惨事になると恐怖さえ感じました。 具体的にどこの学校がバリアフリー化を必要とし、いつまでに改善するつもりですか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 議員御指摘のとおり、南小学校では校舎面と運動場の間に約4.2メートルの高低差があり、そのような段差を解消するためのスロープ等の設置はございません。なお、その他の学校におきましては段差が解消されております。 また、プール棟や特別教室棟へのアプローチに段差が解消されていない学校があることは把握しておりますが、校舎や体育館へはいずれかの出入口にて段差が解消されております。 南小学校を含めました段差の解消につきましては、バリアフリー法の一部改正を受け、具体的な検討を行ってまいりますが、文部科学省の指針が令和2年12月に示されたところであり、現時点におきまして具体的な整備計画はございませんので、今後、段差解消の手法や費用を調査し、令和7年度末までの整備を目指してまいります。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 遅過ぎます。本気で取り組んでください。子どもたちの命を守るためにすることです。遅くとも2年以内に整備すべきです。今後の推移を注視していきます。 次の質問に行きます。 不登校生徒ゼロ、進路未定生徒ゼロ、この課題も本気で成し遂げなくてはいけません。今年度取り組んだ不登校対策のうち、結果を上げた具体的な例は何ですか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 不登校児童・生徒の状況は、人数的には大きな変動はございませんが、児童・生徒が少しでも登校できるように、各教員やスクールソーシャルワーカーなどが働きかけをしております。また、新たな1人を出さないように、分かる授業、楽しい授業を行うことで魅力ある学校、学級づくりを目指し、校内での研修を行うなど、学校全体で取り組んでおります。 その中で、不登校対策としまして効果的な取組としましては、中学校では、学習の補完をするための補習を実施したり、不登校生徒が教室に入れるように、教室とは別の部屋で心のウオーミングアップを図ったりしたことが挙げられます。また、今年度、スクールソーシャルワーカーを1名増員したことや、教育支援センター職員が個別に児童・生徒の不安や心配事を聞いたり、保護者や教職員に対する支援を行ったり、時にはスクールソーシャルワーカーが家庭訪問を行ったりしており、よりきめ細かな対応を行っている効果が現れていると考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) スクールソーシャルワーカーの増員は本当に効果がありました。日進市の教育現場にとって大きな前進です。来年度はさらに効果が期待されるものが加わります。知的好奇心を刺激するタブレットです。先進校では、子どもたちが毎日わくわくしながら学習しているようです。このチャンスを逃さず、本気で不登校ゼロを実現してもらいたいと思います。 もう一点質問します。 岐阜市では4月より公立の不登校特例校、草潤中学校が開校します。すばらしいことです。市の財政を使わず、人材が整います。市にとっても子どもたちにとっても役に立つ、優れたアイデアだと思います。ハートフレンドが発展的に不登校特例校になっていくことも可能性があると思っています。 そこで質問します。 ハートフレンドの現状と課題を教えてください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 令和3年1月末時点での教育支援センターの入室児童・生徒数は31名で、児童・生徒の都合により通室しております。通室しない日の理由は様々あるかと思いますが、距離的な問題も関係していると考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 学校に通いづらくなった子どもたちにとって、通学の距離や時間は大問題です。東地区の学校と西地区の学校で人数にどれぐらいの差がありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 入室児童・生徒31名のうち、日進西中学校区の児童・生徒は4名、日進東中学校の児童・生徒は11名でございます。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 3倍の開きがあります。昨年も提案しましたが、現状から見ても日進西中学校区に第2ハートフレンドが必要です。現在のような独立した建物でなくても、フィンランドのように、大型ショッピングセンターの1室を利用するという方法もあります。少しでも早く不登校ゼロが実現できるようにあらゆる手段を講じてもらいたいと思います。 次の質問に行きます。 あと僅かで中学校は卒業式です。中学3年生の不登校生徒、進路未定生徒はそれぞれ何人ですか。また、進路未定者に対して、どのような対策を考えていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 中学校3年生の不登校生徒は、令和3年1月末時点で28名です。進路が未定の生徒は、令和3年1月末時点では数名おりますが、学級担任や進路指導担当教員が本人や保護者と連絡を取り、通信制高校や定時制校を含め、あらゆる選択肢の中から前に進められるよう、根気強く進路指導を行っております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 職場体験やNHK学園などへの見学も視野に入れて、全員の進路が決まるように全力で頑張ってもらいたいと思います。 次に質問する非常勤講師の労働時間問題は、さきに答弁がされています。非常勤講師に効率よく勤務してもらうため、どのような工夫をしているかという点について答えてください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 非常勤講師につきましては、限られた労働時間内で効率よく業務を進める工夫としまして、
ICT環境整備による効果があると想定しております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 再質問します。 GIGAスクール構想を推進していく上で、研修が必要であり、打合せの時間の確保も必要になってきます、どのような対策を考えていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 研修につきましては、児童・生徒が下校した後の時間を利用して、ICT支援員による教員全体へのタブレット端末や学習支援ソフトの使い方の研修を進めております。また、学校内で情報教育に関する研修を行い、授業での活用方法を学年や教科担任全員で共有するなど、学校全体で取り組むことで効率的かつ効果的に行ってまいります。なお、非常勤講師などが勤務時間内に研修に参加できない場合には、ICT支援員や研修を受けた教員により、時間に配慮しながら、個別に研修が受けられるように行ってまいります。 打合せ時間の確保につきましては、勤務時間内の教材研究などの時間を利用して行いますが、時間内に行えない場合には、必要な事項を校務支援ソフトの連絡機能や文書にして伝えることで、共通理解が図られていると考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 責任を持って、しっかりと監視していっていただきたいと思います。 4、5に関しましては、さきに幾つか答弁がありましたので取り下げます。 6に行きます。 来年4月から、待ち望んでいた教科担任制が5、6年生を対象として始まります。他学年においても、授業交換を推進する計画はありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 専科教員による授業や授業交換につきましては、既に各小学校の学級数に応じて配置された専科教員など、実態に応じて実施しており、引き続き各小学校の状況に応じて推進していくものと考えておりますが、教育委員会としましても、可能な範囲で積極的に取り組むよう各小学校に伝えてまいります。また、今後も国や愛知県の動向を注視し、示された方針に従って進めてまいります。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 本気になってもらいたいと思っています。日本をリードしていく日進市になってもらいたいと思っています。教科担任制は、再三説明しているように、教師にとっても子どもたちにとっても必要不可欠なものです。既に理科と社会を教科担任制にしている自治体の校長先生に話を聞くと、教育現場を改善するすばらしい制度であると力説されました。 もう一度聞きます。積極的に推進する考えはありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 先ほども御答弁させていただきましたとおり、専科教員による授業や授業交換につきましては、既に実態に応じて実施しておりますので、引き続き各小学校の状況に応じて推進していくものと考えておりますが、教育委員会としましても、可能な範囲で積極的に取り組むよう各学校に伝えてまいります。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 積極的に取り組む、すばらしいことです。来年度への覚悟と受け取りました。税金をつぎ込む改革ではありません。どこの学校が実施する熱意を持っているか、こちらも注視していきたいと思います。 次は、日進市の事業について質問します。 おりど病院と第2駐車場の間を通る、折戸西田面線と栄本郷線との交差点は、南小学校と日進中学校の通学路になっています。しかし、折戸西田面線の道幅が狭く、大変危険な状況にあります。すぐにでも改善が必要ですが、どのような計画を考えていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 議員御指摘の交差点につきましては、教育委員会からの要望もあることから、来年度に実施する通学路交通安全プログラム整備工事におきまして、折戸西田面線の交差点手前に流入車両への注意喚起対策として、カラー塗装を施工する計画としております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) それだけでは不十分です。子どもたちが通る路肩のカラー塗装が、かなり薄れてきています。こちらもすぐに修繕すべきだと思っています。 また、交差点手前の電柱が通学の大きな障害になっています。直接NTTと話し合い、近々撤去していただけることになりましたが、日程などの調整は日進市と行うということでした。いつ頃を予定していますか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 路肩のカラー塗装につきましては、一部区間におきまして薄くなっている状況を確認しておりますので、今後検討してまいりたいと考えております。 また、電柱につきましては、管理者であるNTTに確認したところ、撤去を今年の3月27日に予定することとなりました。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 安全性が高くなった状態で新学期が迎えられることを大変うれしく思います。 次の質問に行きます。 経済的な理由で塾に行けない子どもたちをサポートするために、子どもの学習・生活支援事業がスタートしています。大変すばらしい事業だと思います。現在どのような状況になっていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 本市の子どもの学習・生活支援事業につきましては、一定所得以下のひとり親家庭などの中学生を対象とし、学校補習指導や高校受験指導などといった個々の学習課題、目標に合わせた学習支援と、子どもたちの学習意欲の向上や将来の可能性の発見の場となることを目指す子どもたちの居場所の提供といった生活支援の両面で、令和2年5月から実施しております。 開始当初は、実施場所1カ所、週1回休日に専用教室の形で始めましたが、利用者が7名と少人数であったため、利用者向けのアンケートによる課題の洗い出しを行ったところ、実施場所や実施日について利用しづらいといった意見が多く出されました。そのため、令和2年10月からは一般の学習塾の中で行う形とし、実施場所を2カ所、週3日へと拡充したところ、利用者が21名と増加しておりますことから、利用者ニーズに沿った実施方法に改善できているものと考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 課題を把握し、解決していく姿勢、大変すばらしいと思います。感動さえします。何事もこういう姿勢で改善していく日進市であってもらいたいと思っています。ただ、前に進むとまた新たな課題が出てくると思います。現状から出てきたさらなる課題への対策はどのように考えていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 先ほど答弁の中で述べました
利用者アンケートでは、実施場所や実施日について近くでという意見が多かったということで、現在は西中学区及び日中学区の2カ所で実施しておりますが、今後、利用希望者がさらに増加することも予想されることから、東中学校区での開設についても、状況を見ながら迅速に対応できるよう準備を進めていく必要があると考えております。加えて、小学生への拡大の必要性についても検討してまいりたいと考えております。 また、アンケートでは、制度自体を知らなかったという意見も多く出されたことから、学校と連携を図りながら、支援が必要と思われる子どもたちが通えるよう、一層の周知に努めてまいりたいと思います。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 本当にすばらしい。子どもたちを救うこうした取組こそ、日進市が日本一の教育のまちになっていく原動力になっていくと思います。東中学校区でもぜひ実現してもらいたいと思います。期待しています。 次の質問に行きます。 今年度、待ち望んでいた特別支援教育指導員が配置されました。こども未来部の立場から、どんな点が改善されたと判断できますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 専任の特別支援教育指導員が配置されましたことにより、就学前の施設であります公立保育園やすくすく園などに、また、就学先となる市立小学校等への訪問回数が増え、関係者間で対象児童の状況などについて一層の情報共有を図ることができ、子どもの特性に合った支援内容等の円滑な引継ぎが進められていると考えております。さらに、相談窓口として、特別支援教育指導員が中心となって丁寧に関わることで、従来以上に保護者に寄り添ったよりきめ細やかな相談支援が行われているとのことでございます。専任職員の配置は、保護者及び関係機関における連携と信頼の構築が強固なものとなり、切れ目のない、適切な支援の継続に重要な役割を果たしているものと考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) これもすばらしいことですね。こうして教育委員会とこども未来部の間に有能な人を配置することで一気につながりがよくなり、多くの子どもたちや保護者を救うことができるのです。先ほどのスクールソーシャルワーカーとともに大きな前進だと思います。 次は、義務教育終了後、引き籠もってしまった生徒や保護者への支援です。こども未来部としてはどんな支援の手だてがありますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 子どもの相談窓口でございますが、これまでもしもしニッシーダイヤルがございましたが、ひきこもりの子どもたちにとっては年齢を問わず、直接話をしなければならない電話による相談は利用しづらいと考え、利用実績がない状況でございます。そこで、より気軽に相談しやすい環境づくりのため、新たにLINEによる相談の構築を進めているところでございます。開始に当たり、小中学生にはチラシなどを学校の協力をいただき直接配布し、気軽な相談窓口としての周知に努めてまいりたいと考えております。 なお、家庭環境に問題を抱え、外出が困難になってしまった方などにつきましては、家庭相談員が義務教育終了後も引き続き保護者からの相談を含め対応を行っており、状況に応じて適切な機関へ引継ぎをするなどを行っているところでございます。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) ありがとうございます。LINEもとてもいい方法だと思います。1人でも多くの子どもたちが救われることを願うばかりです。 瀬戸市では来年度から子ども・若者センターを創設し、チーム一丸となって本気で支えていく体制が整いました。目標は子どもから若者まで切れ目なく支援することです。日進市も関係する全ての部署が一丸となって将来ある子どもたちを救う組織を早急につくるべきです。この点については、次回詳しく触れさせていただきたいと思います。 最後の質問をします。 現在、小中学校の教諭には1人1台パソコンがあり、仕事の効率が大変よくなっています。保育士になった教え子たちなどに話を聞くと、1人1台タブレットがあると大変助かると言われました。現状はどのようになっていますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 現在の公立保育園におけるパソコンは、各園三、四台設置されておりますが、園長及び園長代理が専用のパソコンを使用していることから、残り一、二台を10人以上の保育士が調整しながら利用しており、そのために利用したいときに利用できないといった意見を聞いているところでございます。タブレットにつきましては、官民連携協定を締結するソフトバンク社様からの御厚意により、令和2年4月から10月までの間、各園1台ずつ無償で貸与いただき、園長会等をオンライン会議の形式で行ってまいりました。使用した保育士からは、自園に居ながらほかの保育園の様子などを把握することができ、移動時間など負担軽減につながったという声を聞いているところでございます。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 再質問します。 保育士一人一人にタブレットが行き渡ると、どんな利便性があると考えられますか。
○議長(道家富好) 答弁者、
こども未来部長。
◎
石川こども未来部長 保育士にタブレットが導入された場合、先ほど申しました会議や研修の効率化に加え、施設の不具合や児童の不慮の事故等に早急に情報共有や意見交換が可能となります。また、パソコンとしての機能として使用することにより、現在手書きで行っているクラスだよりや保護者宛ての文書、記録等の作成についても電子化され、事務の効率化が図られると考えております。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 大変便利になることが分かりました。他の自治体でもどんどん活用されています。 市長に質問します。 学校現場は働き方改革の話題がよく出ます。しかし、教員出身の私から見ても、いっときも園児から目が離せない保育士の方が大変だと思います。今の話にあったように、タブレットを使った働き方改革が急務だと思います。市長の考えを聞かせてください。
○議長(道家富好) 答弁者、市長。
◎近藤市長 御質問ありがとうございます。 日頃より大川議員には、我々の事業、いろいろとお褒めの言葉をいただいたり、時にはお叱りいただいたり、本当にいろいろな刺激をいただいて、その中でも我々としてぜひ進めていくべきだと感じていることはこれからも進めさせていただきたいなと思っておりますし、今後とも御指導等賜りたいと思っております。 今回、御提案のタブレットの導入ということですけれども、当然私どもも保育士を毎年のように採用して、この方々の働く環境というものをしっかりといい環境にしていかなければならないということは感じておりますし、非常にいい御提案かなと思っております。先ほどちらっと会社名なんかも出ましたけれども、そういったICTに非常に強いような、そういった民間企業とも情報交換をしながら、何がしか我々がそういった民間の力でもって、こうした我々のような行政の助けにならないかということもこれから模索していきたいと思っていますし、ぜひ、まずは現場の実際に働く保育士の声、あるいは保護者の皆さんの声も参考にさせていただきながら、少しずつ職場環境をよく、そういった保育環境をよくしていくことに引き続き取り組んでまいりたいと思います。御提案ありがとうございます。
○議長(道家富好) 大川議員。
◆4番(大川博) 本気で何とか保育士がいい環境で働けるようによろしくお願いします。 以上で質問を終わります。
○議長(道家富好) これにて大川博議員の質問を終わります。 次に、白井えり子議員の発言を許します。 〔3番 白井えり子登壇〕
◆3番(白井えり子) 本日の大トリです。よろしくお願いいたします。 1項目めの第6次総合計画に市長のビジョンはどう盛り込まれたかです。 市長職に就かれたときに、本市の10年の方向性を決める総合計画策定に当たられるのは本当に幸運だと思います。しかしながら、今回の第6次総合計画案を見ても、市長の強い思いがなかなか感じられません。2年前の市長選挙のときに市民に示された7つの前進ビジョン、65の前進政策をどのような方向性と内容で盛り込まれたか、具体的にお示しください。
○議長(道家富好) ただいまの白井えり子議員の質問に対する答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 総合計画は本市の将来像や施策の基本的な方向性など、そういったものを示す日進市の計画でございます。第6次総合計画では、健康・福祉、生活安全、都市基盤・環境、産業振興、教育・文化、市民協働・行政経営など、多岐にわたる分野の課題に対しまして、多くの市民参加手続を取り入れ、また、市長の7つの前進ビジョンと65の前進政策、これも踏まえて施策を盛り込んでおります。7つの前進ビジョンと65の前進政策は、本市の様々な課題を解決するための手段の1つであり、その課題解決という目的の達成が本旨であることから、全ての施策を個別具体的に総合計画に記載するものではないと考えております。今後の市政運営の中で、その趣旨を踏まえて施策を展開し、課題を一つ一つ解決することで、第6次総合計画に掲げる将来都市像、これの実現につながっていくものと考えております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) では、コロナウイルスの関係もあり、大本の総合計画の上程スケジュールがずれ込みました。年度内に間に合わせるため、併せて策定の都市マスタープランなど、慌ただしく書面会議となってしまった部分もあります。今後の重要な方向性を決める総合計画、都市マスタープラン、緑の基本計画など、丁寧に時間をかけるべきではなかったかと考えます。総括をお願いいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 総合計画につきましては、平成30年度から策定を進めてまいりましたが、その策定過程の中で、より多くの市民の皆様の声を取り入れられるように様々な市民参加の手法を取り組んでまいりました。当初の予定では、令和2年の9月議会に基本構想を上程する予定でございましたが、
新型コロナウイルス感染症などの影響によりまして、昨年度の後半から今年度の前半にかけまして予定しておりました会議が中止ですとか延期をせざるを得ないということで、半年のスケジュール変更が生じておりますが、現時点で影響があると想定される内容を計画に反映させた上で、今年度の計画策定を目指すことといたしました。 なお、今後、
新型コロナウイルス感染症などによりまして、社会経済状況や市民生活に大きな変化が生じるような場合には、必要に応じて見直しを行うことも検討してまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 都市マスタープラン、緑の基本計画につきましては、総合計画の進捗状況を確認しながら、相互の計画内容のすり合わせや整理をこれまでも行い、都市計画審議会に諮ってまいりました。 御質問中の書面開催につきましては、令和3年1月20日に開催予定だった令和2年度第3回審議会を
新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言の発出状況に鑑み、やむを得なく書面による委員への意見聴取に変更させていただいたものです。 今後、令和3年3月25日に第4回審議会を予定しており、本日まで実施しているパブリックコメントの御意見も踏まえた上で、審議委員会の皆様において、両計画の改定について年度内の取りまとめとするかどうかを御審議の上、答申していただきたいと考えております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) では、そういった思わぬコロナウイルスの関係でスケジュールの問題もございましたけれども、いよいよそれがスタートするということです。 では、第5次総合計画における道の駅などのように、今後、総合計画に記載のない大きな事業を途中で始めるときは、どのような判断に基づいてそれができるのでしょうか。市民への説明はどのようにされるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、
総合政策部長。
◎
石川総合政策部長 そういった場合は、総合計画の将来都市像の実現ですとか基本目標を達成するために、本市にとって必要な事業かどうかを考慮した上で判断することになろうかと思います。事業の実施に当たりましては、市民の皆様に様々な媒体や手段を通じて丁寧に説明することが重要であるということに変わりはございません。 今後も市民の皆様と共に市民参加と協働によるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 途中でこういった問題が起きたときに、この総合計画にのっているのかのっていないのかというのは、市民の皆様も判断するときの大きな基準となっています。今御説明があったように、そういったことが起きた場合には丁寧にその過程を説明していただくように、今後ともよろしくお願いいたします。 では、次に2項目めです。 日進市の魅力は、都市の近くでありながら緑が豊かで暮らし続けたいと思っていただけるまちです。第6次総合計画案にも、将来都市像は「ともに暮らす 私たちがつないで創る 人とみどりを大切にするまち 日進」とあります。しかし、現実は、区画整理などで何ヘクタールという緑が一気になくなるまちづくりをこれまで続けてきました。本来なら区画整理で失われた緑を別のところで少しでもつくり出すような施策が必要です。今回、緑を残し、育てる新たな手法の区画整理事業が提案されています。 そこでお聞きします。1点目です。 日進駅西区画整理事業は、施行面積約6.84ヘクタール、計画戸数322戸、人口798人、総事業費約40億円の区画整理の計画です。今までにない民有地緑化で緑を残す新たな手法を導入と聞きます。民有地緑化とは具体的にどのようか、御説明をお願いいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 民有地緑地は、区画整理事業地区内の宅地において、地区計画を定めることにより、1敷地当たり15%の緑地を確保するものとなります。具体的には、各敷地ののり面や庭、駐車場の芝生化や樹木の植栽など、緑化していただくこととなります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 初めて日進で取り組む民有地緑化ということで、なかなか分かりにくい部分もありますが、それでは、この手法を使うことに至った理念と経緯をさらに御説明ください。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 本地区は事業面積が小さく、公共施設として緑地を残すことが困難であったため、民有地緑地を市から提案し、発起人会に諮り、発起人が選択したものとなります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 緑地の取り方ですけれども、本来ならば6.84ヘクタールの区画整理事業の場合、法定緑地はどれだけ取らなければならないのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 日進駅西地区の場合、地区内には5.6ヘクタールの地域森林計画対象民有林があり、各種法令の中で森林法に基づく林地開発基準で定める緑地率が最も高く、地域森林計画対象民有林の20%を民有地緑地を含めて確保することとなっております。日進駅西地区においては、民有地緑地を含めての1.12ヘクタール以上必要であり、現計画では1.16ヘクタールの緑地を残す計画としております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) ということは、一定の法定緑地ではなく、土地の形態によって、緑地の扱い、取らなければならない広さということは別に決まっているということですね。 それから、本来、この緑地ですけれども、市の補助金を区画整理事業に投入し、公共の緑を確保するという区画整理事業の根本から外れてしまうのではないでしょうか。この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 日進駅西地区の市補助金につきましては、公共緑地として、事業施行面積の2%を超えないため、緑地に対する市補助金は出ておりません。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 区画整理によってそのようにいろいろ違うということがなかなか市民には分かりません。ぜひ、今後機会があるときに、そういったことについても御説明をお願いしたいと思います。 それでは、3点目ですが、この理念、手法を今後区画整理事業が予定されている北のエントランス、鎌ケ寿地区にも適用していくのか、方針をお示しください。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 敷地に制限をかけた地区計画を定めるには、事業区域内の地権者の意向の確認をする必要があることから、必ずしも民有地緑化が図られるとは限りませんが、北部地区と折戸鎌ケ寿地区においても市から提案していきたいと考えております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) そうしますと、以前のお話では北のエントランスとか鎌ケ寿はまだ分からないということでしたが、今後もここの地区においてはこの方法が提案するのにとても、一番いいというふうに市の方が判断されているということでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 区画整理事業は住民に大きな影響を与えることから、土地区画整理法の中でも認可申請時や事業計画変更時において、事業計画を縦覧し、意見書の提出が行えるようとなっております。また、事業に御不明な点などありましたら、市へ御連絡いただければ、組合と調整を図りたいと考えております。 なお、近隣の方々よりお話をいただいている日進駅西地区につきましては、組合と調整を図り、事業の進捗状況や今後の工事の計画、安全対策の説明会を今年の3月に予定しております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 失礼いたしました。それは4点目の質問の、今、答弁が既にございました。 私が先ほど追加でお聞きしたのは、こういったやり方が、これから日進に民有地緑化、これを使った区画整理事業というのはさらに進んでいくのかということです。これはもう結構です。 今、部長からお答えがありましたように、区画整理事業は隣接地の住民に大変大きな影響を与えます。地権者には情報が入りますが、隣接地の住民には全く情報が入りません。隣接の住民説明会、住民意見反映のためにどのような形で取り組んでいくのか、再度もう一度お答えをお願いいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。
◎伊東都市整備部長 市といたしましては、組合と調整を図りながら進めていきたいと考えております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) これからのまちづくりにはやはり、区画整理の場合、隣接する既にお住まいの皆様の方が影響を受けるわけですので、道路のつき方、あるいはそこがどのような形状になるかというようなこと、こういったこと等、丁寧に情報提供を隣接地にもする必要があります。今、駅西については3月にそれをしていただけるということがもう既に図られていますので、ぜひいい形で進んでいくことを願っています。 それでは、次に、3項目めの教師からの児童・生徒へのパワーハラスメント等への対策はいかがかです。 教員の皆さんが日々大変な中で子どもたちのために頑張っていただいていることは高く評価しています。その上でお聞きします。 子どもの命は宇宙広しといえどもその子しかありません。その子の人権、人生も同様です。昨今いじめ対策はそれなりに進んではきましたが、学校現場ではまだまだ厳しい現実があります。 そこで、子どもに対する教師からのパワーハラスメント等に現在どのように対応しているのかお聞きします。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 児童・生徒や保護者から教員の指導に行き過ぎた点が見られる内容の相談があった場合には、校長や教頭が該当教員や関係者から話を聞き、状況を確認した上で、実際にそのようなことがあれば、校長や教頭がその教員を指導し、その後の状況を注視していくこととなります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 指導に行き過ぎた点があれば校長や教頭が指導するとのことですが、学校側はあくまで指導の行き過ぎとし、子ども側からは教師からのパワーハラスメント、つまりいじめと捉える、この認識のずれがあります。ここに問題があるのではないでしょうか。 では、指導のガイドライン等はあるのでしょうか。ない場合は校長先生、教頭先生の独断の判断になるのでしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 教員の指導のガイドライン等につきましては、愛知県教育委員会が作成したリーフレット、信頼される愛知の教職員であり続けるためにや大切にしたい教師の言葉などを活用しております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 本市には平成28年につくられました日進市いじめ防止基本方針があります。どのような内容で、どのようなときに、どのような手法で機能するのか、これまでの実績及び今後の方向性も含め、御説明ください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 日進市いじめ防止基本方針につきましては、児童・生徒間で起こり得るいじめの未然防止、いじめの早期発見、いじめへの対処に係る取組を、学校のみならず市全体で進めることを定めたもので、日頃から学校、地域社会が連携、協力していじめのささいな兆候を見逃さないように努め、いじめに対して地域社会全体で組織的に対応していくことが必要としたものでございます。 いじめ防止基本方針によるこれまでの実績と今後の方向性としましては、小中学校において学校評価や教育相談のアンケートを実施し、学級担任がそれを基に個別に面談を実施することや、心の教室相談員やスクールソーシャルワーカーが児童・生徒の悩みなどを聞く中で、いじめの未然防止や早期発見が行われていると考えられますので、今後も引き続き取り組んでまいります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 私は、日進市いじめ防止基本方針、このときに議会でも関わりましたけれども、すばらしいものができたと思いましたが、実は、これ、実際に使ってみようと思うと、この方針の中には子ども同士のいじめの対応についてしか書かれていません。つまり教師から、大人から児童・生徒へのパワーハラスメント、いじめについては明記されていません。ここが問題だと思います。至急、教師から子どもへのパワーハラスメント、いじめ対策を付け加えるべきではありませんか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 いじめ防止基本方針につきましては、いじめ防止対策推進法及び国のいじめ防止等のための基本的な方針に基づき策定したもので、この法律によるいじめの定義は、児童・生徒間で行われる心理的または物理的な影響を与える行為により、心身の苦痛を感じているものとなっております。このことから、教員が児童・生徒に行う指導の過程で起こる行き過ぎた行為は、教員の服務上の不適切な行為でありますので、本方針に加えることは考えておりません。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) どこまで行きましても、やはり教員の方側にはこれは指導の行き過ぎ、指導ということになって収められています。法律のいじめ防止対策推進法に基づいて日進市いじめ防止基本方針は策定されており、国の法律が子ども同士のいじめしか書かれていないので、それを超えて本市の方針には盛り込めないということだったと思いますが、そもそも教師から子どもへは指導でありいじめではないというその認識からは出ていかれないわけです。例えば、小学校は担任制であり、こうした閉鎖空間で大人から子どもへのパワーハラスメントもあくまでも指導という範疇になってしまうことが分かりました。では、子どもはどこでどうやって守られるのでしょうか。先生方もハラスメントの意識をもっと持っていただくことが必要だと思います。 では、3点目の文部科学省の学校におけるいじめ問題に関する基本的認識と取組のポイントについてはどのように考え活用されているのでしょうか。また、愛知県の指針等はいかがか、御説明をお願いします。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 いじめ防止対策推進法の規定に基づき文部科学省が策定したいじめの防止等のための基本的な方針や、本市や各小中学校のいじめ防止、基本方針などを基に、児童・生徒間で起こり得るいじめの未然防止、いじめの早期発見に努めております。また、愛知県におきましても、いじめ防止基本方針を定め、愛知県としましても、いじめをしない、させない、見逃さないという姿勢を明確に表しております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) やはり教員の中での研修が必要だと思いますので、これはぜひお願いしたいと思います。 では、4点目です。 実際学校現場で動いてくださっているスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの役割、体制、実践状況の今後と方向性をお示しください。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 スクールカウンセラーにつきましては、児童・生徒の心の問題等に関して高度な専門的知識や経験を生かし、児童・生徒への心のケアや教職員、保護者等へのサポートを行っており、中学校は青葉分校を含めた各学校に1名ずつの5名と、小学校は3校につき1名ずつの3名の合計8名を愛知県が配置しております。 スクールソーシャルワーカーにつきましては、問題を抱える児童・生徒の問題解決への働きかけや関係機関等との連携・調整、学校内におけるサポート体制の構築及び研修、保護者や教職員に対する支援・相談・情報提供などを行っており、各中学校区に1名ずつ市単独で配置しております。 スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーは、問題の早期発見・早期解決に欠かせない存在でありますので、引き続き配置できるよう取り組んでまいります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) せっかくそのような制度がありますのに、なかなかこれを児童・生徒や保護者も知りません。もっと活動内容、相談窓口をPRすべきではありませんか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーについてのPRにつきましては、既にそれぞれが活動内容や気軽に相談してもらえるような内容のチラシを作成して保護者や児童・生徒に配布し、相談窓口として活用していただけるような働きかけを行っております。今後もこのような働きかけを行い、問題の未然防止、早期発見に努めてまいります。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 働きかけをしているということですが、なかなか現場には下りていません。もっと積極的なPRをお願いいたします。 では、スクールソーシャルワーカーの中でもスーパーバイザーの方はどのような役割、働き方でしょうか。
○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。
◎市川学習教育部長 スーパーバイザーは、週1回実施しています事例研究などを通して、スクールソーシャルワーカーのスキルアップを図ったり、事案に対してスクールソーシャルワーカーのサポートを行ったりしております。
○議長(道家富好) 白井議員。
◆3番(白井えり子) 最後に教育長に。 教育委員会は誠意を持って子ども本人と保護者の不安を解消するために一層の御努力をお願いしたいと思いますが、教育長の強い思いを一言お願いいたします。
○議長(道家富好) 答弁者、教育長。
◎久保田教育長 健やかな日進の子どもたちの育成を目的に教育活動を展開しています。学校現場において、先ほどあったような教職員による児童・生徒への行き過ぎた指導とか不適切な指導は、絶対これはあってはならないと私は思っております。不適切な指導の内容が確認され、それが事実であれば、服務上の問題として捉えて、服務監督権のある市の教育委員会として、該当の教職員はもとより、管理職、学校長等についても指導的措置を取っていくつもりでございます。 いずれにしましても、日頃より学校現場の教職員については、年度当初より、ちょうど変わり目が一番大事ですので、児童・生徒理解や今ありましたいじめ防止対策等の研修を本当に十分に積んで、個々の子どもたちの個性、適性に十分配慮した指導を行うよう、市の教育委員会としても今後も指導していきたいと思っております。
◆3番(白井えり子) 以上で終わります。
○議長(道家富好) これにて白井えり子議員の質問を終わります。-----------------------------------
○議長(道家富好) 以上で本定例会における一般質問を終結します。よって、本日の日程は全部終了しました。 来る3月1日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。 午後2時24分 散会...