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11月27日-02号

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  1. 日進市議会 2020-11-27
    11月27日-02号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 2年 12月 定例会(第4回)        令和2年第4回日進市議会定例会本会議[11月27日(金)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         15番 古川ひさお       16番 大橋ゆうすけ         17番 宮田康之        18番 福安淳也         19番 萩野勝         20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         青山雅道  教育長         久保田 力  総合政策部長      石川達也  総合政策部調整監    和田 徹   総務部長        宇佐美 博  生活安全部長      萩野一志   健康福祉部長      牧野かおる  健康福祉部担当部長   川本賀津三  こども未来部長     石川雅之  都市整備部長      伊東敏樹   産業政策部長      水野隆史  産業政策部参事     岩瀬誓吾   学習教育部長      市川秋広  会計管理者       西尾 茂   監査委員事務局長    出原真路1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      近藤香織   議事課長        山田 進1.議事日程  日程第1 一般質問(個人質問)      1 大川 博      2 永野雅則      3 武田治敏      4 舟橋よしえ      5 水野たかはる      6 川嶋恵美      7 小野田利信      8 ごとうみき      9 渡邊明子      10 青山耕三1.閉議        午後3時38分 議長宣告     午前9時30分 開議 ○議長(道家富好) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は20人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第1、一般質問を行います。 お諮りします。質問については、順次発言を許し、質問時間は10分以内したい思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 異議なし認めます。よって、質問については、順次発言を許し、質問時間は10分以内することに決しました。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、大川博議員の発言を許します。     〔4番 大川博登壇〕 ◆4番(大川博) おはようございます。よろしくお願いします。 第3波が猛威を振るっています。日進市も感染者が100人を超えてしまいました。こうした感染が拡大している厳しい状況下での議会ですので、テンポよく、全集中で一般質問を行わせていただきます。 教員出身の私の使命は、何いっても教育改革です。教員を目指す若者が減少している今、働きやすい職場にしてあげることも大きな責務考えます。そこで、教育現場の働き方について質問していきます。 現在、日進市において、卒業証書は全て印刷、デジタル印になりました。すばらしいことです。以前は、一人一人毛筆で氏名を書き、丁寧に押印するなど、大変な作業でした。一気に改善されたことを大変うれしく思います。 昨今、通知表も学期ごとに渡されるようになりました。ですから、確認印は必要なくなったのです。そこで、時間的にも精神的にも負担のかかる校長や担任による押印は、日進市が先頭になってなくしていくべきだ考えますが、いかがですか。 ○議長(道家富好) ただいまの大川博議員の質問に対する答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 押印の省略につきましては、文部科学省の通知におきまして、各学校や地域における実情を踏まえ、可能なところから進めるものされており、市教育委員会としましても、教職員の負担軽減を図りながら、学校現場の意向を尊重して進めてまいります。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 この件は合理的に考えればすぐに実行できるものです。現在、通知表への押印を廃止、またはデジタル印に変更した学校は何校ありますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 現在のところ、通知表への押印を廃止した学校は1校で、デジタル印に変更した学校は5校ございます。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしいですね。日進市の教育の現場は大いに前進しているではありませんか。合理的な思考を持つ校長の下で、既に市内の半数の学校で実践されているわけです。いい意味で驚きました。この状況を踏まえて、教育委員会が他の学校にも助言していただき、来年度から全ての学校で実践されることを期待しています。 次の質問に行きます。 教材費、修学旅行費、給食費などの徴収は、本来学校がすべきことではない思います。私も、学年主任の間、未納の保護者に催促の電話を入れたり訪問したり、大変苦労した経験があります。学校現場切り離し、公会計化すべき考えますが、いかがですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 国が進める学校における働き方改革に関する取組の一環として、徴収金の管理業務を学校から切り離すことや給食費の公会計化などによって、教職員の負担軽減を図ることが想定されますが、これまでの業務の在り方を変えることで生じる影響などを踏まえ、近隣市町の状況を調査・研究してまいります。 なお、給食費につきましては、未納分が過年度なった段階で徴収業務を学校から学校給食センターに移管しており、中学校の修学旅行費につきましては、旅行業者が保護者から集金するなど、教職員の負担軽減を図っているところでございます。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 少し前進していることはうれしく思います。しかし、まだまだこれからです。さらなる負担軽減を期待しています。 次の質問に行きます。 小学生が登校する様子を見ています、欠席する子の連絡帳を抱えて歩いている姿をよく見かけます。教員時代には全く気づきませんでしたが、両手が塞がり、安全上かなり問題がある感じています。出欠席などの連絡は、保護者、学校、両者の負担軽減や感染症防止からも、デジタル化すべき考えますが、いかがですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 学校保護者の連絡手段のデジタル化に向けた取組につきましては、押印の省略同様に、各学校や地域における事情を踏まえ、可能なところから進めるものされておりますので、学校現場の必要性を勘案しながら進めてまいります。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 可能なところから進めるという答弁でした。では、日進市が学校保護者の連絡手段として、デジタル化が可能なるのはいつ頃を想定していますか。
    ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 今年度導入する学習支援ソフトに学校保護者の連絡に使用できる機能はございますが、まずは学校の授業での使用を進めてまいりたい考えております。 来年度以降、各教員が問題なく学習支援ソフトを活用できるようになった段階で、学校の意見を聞きながら検討を行ってまいります。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 先ほど述べましたように、現状のままでは問題があります。感染が拡大するコロナ禍において大切なことはスピード感です。早急にデジタル化を進めることを強く要望します。 次は学校の安全・安心についてです。 新型コロナウイルス感染症による変則的な生活、そしてマスクをつけた酷暑の夏、長い2学期の生活の中で不登校児童・生徒の増加が心配です。特に卒業が迫ってきた中学3年生が心配です。現状はどのようになっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 不登校の児童・生徒の状況につきましては、10月末の時点で、小学校18名、中学校53名、うち中学3年生は24名なっております。また、昨年度比較します、小学校8名、中学校は7名減少しております。中学3年生につきましては同数なっております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 減少していることは大変いいことだ思います。しかし、中学3年生が気になります。 そこで再質問します。 昨年不登校のまま卒業した生徒の中で、進路が決定できなかった子は何人いますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 昨年度末時点での中学3年生の不登校者数は25名で、そのうち進路が決定しなかった生徒は5名おりました。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 ただいま5名進路が決定しなかったの答弁でした。この5名のうち、地域福祉課のサポート窓口を利用した生徒は何人いますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 今年の4月から昨日までの間に、生徒やその御家族からの御相談はございませんでした。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 皆さんもお気づき思いますが、ここが大きな問題なんです。この点については、次回触れさせていただきます。 次の質問に行きます。 感染症が広がる今だからこそ、大地震などの災害に備え、避難所にもなる学校の整備は急務です。飛散防止フィルムバリアフリー化の進捗状況はどのようになっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 飛散防止フィルムにつきましては、今年度、西小学校、北小学校、東小学校、日進中学校の4校の教室に施工いたしました。来年度は、残りの南小学校、相野山小学校、香久山小学校日進西中学校日進東中学校の5校において施工を予定しておりますが、今年度の学校施設環境改善交付金の内示をいただけたことから、今議会に補正予算を計上し、令和3年度に施工してまいります。 次に、バリアフリー化につきましては、梨の木小学校、赤池小学校、竹の山小学校日進北中学校の併設校におきましては、新築時にエレベーターや手すりなどを整備しておりますが、全ての小中学校に整備されている状況にはございませんので、配慮が必要な児童・生徒には、施設が整備された竹の山併設校への就学をお勧めしております。また、地域の学校への就学を強く希望される場合には、児童・生徒の状況を踏まえた上で、学校協議し、手すり等を設置するなど対応しております。 なお、バリアフリー法の改正に伴い、市の公共施設の1つとして、また、避難所としてどう対応していくか、財政的な支援等も想定されますので、今後の国の動向を注視してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 来年度中に全小中学校に飛散防止フィルムが施工されることを大変うれしく思います。ガラス破損による災害を防ぐ上で大いに役立つ思います。バリアフリー化も、法改正を追い風にして、どんどん進めていってほしい思います。 次に行きます。 感染症対策として、自動手洗い器の設置が必要考えます。どのような計画が予定されていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 平成29年度以降、トイレ改修を行った際に、インフルエンザ対策として、トイレに自動手洗い器を設置しております。また、昨年度に施工した体育館のトイレ改修におきましても設置をしております。 自動手洗い器を整備していく具体的な計画はございませんが、今後につきましても、トイレ改修に併せて、設置を進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 一歩一歩進んでいることはうれしく思います。しかし、コロナ禍において、自動手洗い器の有無は、感染拡大につながる大きなポイントになる思います。全ての学校に設置できるよう強く要望します。 次に行きます。 盗撮が社会問題になっています。学校において、写真やビデオ撮影のルールはどのようになっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 学校行事などでの写真やビデオ撮影につきましては、撮影の可否、撮影できる範囲、撮影データの取扱いなどのルールを、学校から保護者に対して、行事のたびごとにお知らせしております。 なお、不特定の人が校内に入ることができました学校の一斉公開につきましては、このようなルールを徹底することが困難なこともあり、児童・生徒の安全を確保するために、昨年度から中止しております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 池田小事件、約20年前になります。そんなこともあり、教員時代、犯罪者を呼び込む可能性から、一斉公開の中止を強く要望してきました。中止になり不安が1つ減りました。学校内でのルールも市内で統一し、徹底していただきたい思います。 続いて、日進市の事業について質問します。 先ほどの盗撮について、登下校を含めた学校以外での見守りについて質問します。 登下校において無断で写真を撮られる事例も出てきています。教師や保護者の目が届かない場所において、子どもたちを見守る防犯活動として、日進市が企業協定を結んでいるものにどのようなものがございますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 まず、本市民間企業官民連携協定につきましては、官民連携の一環いたしまして、地域のより一層の活性化、それから市民サービスの向上、こういったもののために、現在4つの地域活性化包括連携協定を締結しております。市各企業は協定に基づきまして、具体的な連携項目について協議を行い、合意に至った事業について御協力をいただいております。 御質問の子どもの見守り防犯活動いたしましては、まずイトーヨーカ堂様、セブン&アイ・クリエイトリンク様、それからセブン-イレブン・ジャパン様の連携項目におきまして、プライムツリー赤池でのこども110番の家への登録、それから女性や子ども等の虐待に関する駆け込み対応について御協力いただいております。それから、スギ薬局様の連携項目でも、市内2店舗でのこども110番の家、それから女性や子ども等の駆け込み対応、これらについて御協力をいただいております。 また、さらに、現在調整中ではございますが、ヤクルト東海様、それからヤクルト中央販売は、事業所や販売所での女性や子どもの駆け込み対応、それから商品の配達時に安全パトロールというステッカーをつけてのパトロールを実施していただくなどが現在御協力いただける予定なっております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) ありがとうございます。特にヤクルトを配達する人たちが安全パトロールをしてくださる大変心強い思います。こうしたすばらしい協定内容を通して、日進市は安全なまち言われるようになることを期待しています。 次の質問に行きます。 今度は保育園についてです。先回紹介のあった防犯カメラの設置状況はどのようになっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 保育園の防犯カメラにつきましては、子育て支援に関する協定の一環で、マスプロ電工株式会社様からの寄贈により、順次各保育園へ設置する予定で、本年度4園分の寄贈が予定されております。現時点ではございますが、南部保育園及び中部保育園でそれぞれ4台ずつ、録画機能も含めて設置が完了しております。残り、新ラ田保育園及び北新田保育園の2園につきましても、現在設置場所等の調整を進めているところでございます。 なお、子育て総合支援センターに対しましても、本年度防犯カメラ3台を寄贈いただけることになりましたことから、保育園合わせます、合計で18台の防犯カメラが本年度中に設置されることなります。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 確認のため再質問します。 保育園において、防犯カメラを設置することでどのような効果が期待できますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 設置による効果でございますが、園児や保護者など保育園の利用者の出入りを把握するという第一の目的のほか、建物の死角が大幅に減少すること、また、防犯カメラを目立たせることにより犯罪の抑制効果も期待できるもの考えております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) ありがとうございます。この協定も実にすばらしい思います。子どもたちを様々な角度から見守り、さらに安心・安全なまちになっていくこと思います。 次の質問に行きます。 道路についてです。 日進駅西側に瀬戸大府線市道の交差するT字路があります。通学路にもなっていますが、角にマンションが建ち、大変見通しが悪く、大変心配されています。早急に改善が必要ですが、どのような計画がありますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 日進駅西側にあります主要地方道瀬戸大府東海線市道栄8号線のT字交差点につきましては、見通しが悪く、歩行者を確認しにくい状況である認識しております。また、教育委員会からも、自動車への注意喚起を促す安全対策を実施していただきたいの要望も受けている状況であることから、愛知県公安委員会に対し、一時停止規制について要望を行いましたが、主従関係が明確である交差点につきましては、一時停止規制は実施しない旨の回答をいただきました。 道路管理者としては、さきのとおり教育委員会からの要望もあることから、来年度に実施する通学路交通安全プログラム整備工事におきまして、自動車への注意喚起を促すために、減速路面標示を施工する計画しております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 多くの人たちが期待していた一時停止規制が実施に至らなかったことは大変残念です。しかし、カラー塗装によって危険が軽減される思います。ありがとうございます。 次の質問です。 多くの自動車が行き交う日進駅北交差点は、右折の停止ポイントが分かりにくいという難点があります。また、多くの通勤・通学者も利用していますが、歩道や自転車横断帯のラインが消えかかった状態で危険です。どのように改善していく計画ですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 日進駅北交差点につきましては、愛知県本市が同調し、今年度中にカラー塗装など安全対策を実施する計画であります。安全対策の内容いたしましては、右折レーンのカラー塗装を含めた交差点周りのカラー塗装減速路面標示、事故注意の啓発標示などを実施していく計画であります。 また、横断歩道や自転車横断帯につきましては、管理者である愛知県公安委員会が復旧の必要性がある判断した箇所を復旧する聞いております。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) ありがとうございます。早急に安全な交差点になることを期待しています。 次の質問に行きます。 ふるさと納税制度クラウドファンディングを活用した事業についてです。 クラウドファンディングを活用し、子どもたちに本を贈る企画が、新聞紙上で紹介されていました。現在どのような状況になっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 少しお答えする前に、企画の概要を説明させていただきます。 現在のコロナ禍において、子どもたちが過ごす施設に児童書購入を目的に、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施しているものでございます。この取組は、学校、保育園、放課後子ども教室、図書館の全34施設の中から寄附する施設を指定できる点が特徴で、来年、令和3年1月3日までの期間に300万円の寄附を目標しており、既に11月25日時点で85名の方から147万9,500円の寄附をいただいているところでございます。 制度上、返礼品がないにもかかわらず、寄附の70%以上が市民の皆様からの寄附なっており、こうした実績につきましても、ふるさと納税制度の本来の趣旨として新聞紙上で取り上げていただいております。 なお、少しでも早く子どもたちに本を届けられるように、今議会の補正予算を計上させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしい企画だ思います。金額だけではなく、心が届けられる点が特にすばらしい思います。 このほかに、新型コロナウイルス感染症に関連したものには、どのような企画が用意されましたか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 先ほどの子どもたちに本を贈る以外にも、新型コロナウイルス感染症対策クラウドファンディングを2度実施しております。 まず第1弾は、本市で初めてのクラウドファンディングとして、医療機関の皆様へのマスクの配布、それから、休校期間中の昼間に保護者が労働等により家庭にいなくなる児童への対策などを目的に、5月から8月までの期間に実施し、78名の方から目標を大きく上回る149万3,500円の御寄附をいただいております。第2弾は、学校消毒などを目的に、8月から11月15日まで実施し、29名の方から79万円の御寄附をいただいているところでございます。 インターネット上でも公開されておりますが、御寄附をいただいた方から、本市新型コロナ対策への感謝や応援メッセージをいただいております。こうした市民の皆様からの声は庁内ネットワークを活用し、職員間でも情報共有をしているところでございます。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) これもすばらしい企画だ思います。言葉の贈物、うれしいですね。 今後さらに新しい企画は何か予定していますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 現在は、新しい企画づくりのため、職員提案型の事業募集を広く行っているところでございます。また、今後は、小中学校や保育園などの関係各所に対しまして、子どもたちの活動に対するクラウドファンディングを御提案いただけるよう取り組んでまいります。 こうした企画は、これまでの取組から、ふるさと納税制度の特徴である、寄附者が使途を指定できるメリットを生かすことができるもの考えております。例えば、子どもの本に対する取組では、返礼品がなくても多くの市民の方から御寄附をいただいております。 このように多くの市民の方から御支持いただける企画であれば、クラウドファンディングを実施していくことで、ふるさと納税の他自治体への流出抑制にも一定の効果があるもの考えております。 一方で、ふるさと納税制度は本市のような不交付団体にとっては不利な制度なっておりますので、この点につきましては、制度改正を国に要望しております。また、ふるさと納税本来の目的である、本市がふるさとである方、本市出身者に寄附をいただけるような仕組みづくりを調査・研究しているところでございます。 ○議長(道家富好) 大川議員。 ◆4番(大川博) 市の協力を得て、子どもたちの企画が実現する仕組みが定着する、学校市が身近な存在になり、若者が活性化し、よりすばらしいまちになっていく思います。そして、日進市で育った子どもたちが他の自治体で納税者になったとき、お世話になった日進市にお返ししたいという気持ちで、ふるさと納税制度を利用してくれることを願っています。そんなまちに成長していくことを期待して、一般質問を終わります。 ○議長(道家富好) これにて大川博議員の質問を終わります。 次に、永野雅則議員の発言を許します。     〔20番 永野雅則登壇〕 ◆20番(永野雅則) おはようございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。 まず初めに、1項目め、日進東部地区企業団地の開発事業についてであります。 今年度予算において、輝く未来へ進む日進されております。そのためにも未来への投資が必要である考えます。そこで、日進市の未来像、将来像を踏まえて、開発事業について考えを伺います。 それでは、まず1点目、本市のまちづくりにおける位置づけについてお伺いをいたします。 人口増加が続く本市においても、人口減少や少子高齢化に伴う問題に対して、将来を見据えて、今から対策を進めていくことは極めて重要であります。日進市の将来像を考える上で、住みよい環境の保全開発のバランスを取りながら財源を確保していくには、計画的な区画整理や企業団地の開発は欠かせません。 市長は、今年度の施政方針で、東部企業団地の開発が本市の重要施策の1つである述べられておりますが、今後もその方針に変わりはありませんか、お聞かせをください。 ○議長(道家富好) ただいまの永野雅則議員の質問に対する答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 日進東部地区の企業団地につきましては、本市の未来につながる重要な事業でございます。地域経済の活性化を図る上でも、強力に整備を推進するという必要があるという考え方に変わりはございません。 本市にとりまして、新たな企業団地を開発し、企業誘致を進めるということは、地域の活性化のみならず、将来の財源基盤の強化、雇用機会の創出、こういった点においても極めて重要考えております。東部地区企業団地の開発は、本市の未来を持続的に発展させて、次世代につないでいくために着実に進めてまいりたいという事業である考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) すみません。ちょっと早口でまいりますので、よろしくお願いいたします。答弁はゆっくりで結構でございます。 再質問します。 総合計画や都市マスタープランにおける工業系の土地利用についての位置づけから、東部地区についての考え方をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 本市の第5次総合計画、それから都市マスタープランの土地利用構想におきましては、東部地区、それから機織池の周辺、これらを工業ゾーンとして位置づけております。また、次期の計画におきましても、同様な位置づけするという予定しております。 東部地区につきましては、今年の7月に開通いたしました市道黒笹三本木線の沿線にあることや、既に愛知県の企業庁が一団の用地を確保しているということからも、有効な土地利用を図っていく地区である考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) では、2点目の質問です。 企業団地の開発によって今後本市が得られるメリットについてお伺いをいたします。 現在、課題として日進市の製造品等出荷額が、県内自治体の中で低く、市の部では最下位から4番目であるという説明もありました。市内には様々な企業が立地するものの、やはり企業の数が少ないのではないか感じます。企業立地はこうした課題を解消しつつ、将来の税収アップに向けて投資をするものである受け取っておりますが、企業誘致の視点から見た本市のメリットについてお聞かせをください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市のメリットにつきましてですけれども、まず、地元の雇用創出の効果であります。地元住民の新規採用や学生たちの就職先も増え、近隣市町から通勤される人が増えることも予想されます。また、魅力のある優良企業が本市に進出すれば、税収増加も見込め、人口流入にも期待できるものです。 さらなる波及効果としましては、既存企業の新たなビジネスモデルを確立できる可能性にも期待が持てます。こうした流れが、先ほど申し上げました地域経済の活性化にもつながるもの考えております。 そして、財政基盤の強化によりまして、将来にわたる教育、福祉等の市民サービスを維持できることになりまして、本市の持続的な発展につなげてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 再質問です。 では、メリットに関して2点再質問をいたします。 まず、税収面においては、大きな税収を見込めるはずですので、私は過去の一般質問でも、米野木町の日進研究開発団地を取り上げて、税収について伺ったこともありました。 平成31年度時点で税収額は4つの企業全体で年間4億円ほど伺っておりますが、新型コロナウイルスの影響で企業の業績悪化も心配されます。税収の落ち込みが予想されますが、だからこそ、新たな企業誘致、そのための未来への投資が必要である考えますが、東部地区企業団地においても、将来的な税収増についてどのようなお考えか、お伺いをします。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市では、企業誘致の効果しまして、歳入の根幹をなす市税のうち、固定資産税併せまして、特に本市で税収の割合が低い法人市民税の増収を目指しております。税収額は、立地企業の数や業種、規模等がまだ決まっておりませんので、何とも申し上げられませんけれども、本市にとりまして様々なメリットのあります優良な企業を誘致してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 再質問、2点目。 先ほど雇用機会の創出というキーワードも御答弁いただきましたが、産業政策における雇用創出の面では、日進市民の市内就業率が低い、つまり市内で働ける先が少ない点やほかにもいろんな課題がある思います。 こうした課題を踏まえ、雇用面の対処についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市の雇用面の課題でありますけれども、現在、日進市民の市内就業率が3割程度にとどまっております。また、令和元年度に実施いたしました男女平等に関する市民意識調査におきましては、女性の約4割が働きたいけれども働くことができなかった経験がある回答されており、就業機会の充実も課題なっております。 本市では、企業が進出することによりまして一定の雇用を生み出すことを期待しており、先ほど申し上げました地元住民や学生のほか、女性の活躍推進を含め、市民の就業機会の拡大につなげてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。ぜひ雇用面にも積極的に取り組んでいただきたい思います。 それでは、1項目め、最後にお聞きをいたします。3点目の質問でございます。 具体的な今後のスケジュールについてお伺いをいたします。 東部地区企業団地は、開発構想を経て、令和2年度の現在は開発検討地区という位置づけで検討が進んでいる思います。いつ頃に開発が決定し、造成工事が行われ、企業が立地するのかなど、その辺りのスケジュールを教えてください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 東部地区企業団地のスケジュールに関しましては、本年度は、本市企業庁、それぞれで調査、測量等を実施しまして、企業庁においては、現地に即した土地利用計画の検討のための造成予備設計を行っております。 順調に要件が整えば、来年度以降開発決定なりまして、各種手続を経まして、用地の造成工事、分譲へ進むことなります。一般的なことではありますけれども、スケジュール全体で大体5年から8年程度かかるもの考えております。 本市としましては、1日でも早く企業庁による造成工事が行われるよう、引き続き、企業庁と共に、開発要件の整理など地道な活動に取り組んでまいりたい思います。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) ありがとうございます。東部地区企業団地の開発は、本市の将来的な財源確保、雇用の面にも十分な効果があります。その財源によって、私たちの子ども・孫世代にわたって市民生活が守られ、市民サービスが向上できるもの考えます。 米野木地区東部地区では諸条件が異なりますので、単純に申し上げるわけにはまいりませんが、企業団地開発が恒常的に生み出す税収というのは大変大きなものでございます。私は従来から企業団地のための組織の充実人材の確保をお願いしてまいりました。特に企業誘致室の設置については、愛知県企業庁も日進市のやる気を酌み取っていただき、それが、開発検討地区としての位置づけが、このたび認められたもの思います。大変うれしく思っております。 本市が企業誘致活動に本腰を入れて動き始めたことは、大きな前進である感じております。市当局にはぜひとも、優良な企業を日進市に呼び込めるよう、御答弁にありました地道な活動の言葉のとおり、一歩ずつ事業を進めていただけることをお願いいたします。 では、次に2項目めです。 東部丘陵西部地区の利活用の検討についてであります。 東部丘陵西部地区に平成29年度に購入した市有地がありますが、過去の議会において、安全・安心な生活環境に寄与する活用方法なるよう、多目的グラウンドや公園などの公共施設について、施設の必要性や関係法令の確認などにより進めていく答弁をされておりましたが、その後の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 現在の状況いたしましては、平成30年度にこの土地の安全対策として、敷地周辺へのフェンス設置工事を行いました。また、過去の作業部会において、多目的グラウンドや公園について、施設の必要性を考え、関係法令により設置可能であることが確認されている状況なります。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 再質問です。 多目的グラウンドや公園の設置が可能の確認が取れたことで、いよいよ次は整備の段階なります。整備には費用が必要でありますが、コロナ禍による景気低迷により、来年度は市の財政が厳しいとお聞きしておりますが、積極的に国や県の補助金を活用することが必要だ思われます。 では、費用面も含めて、今後公共施設整備に向けてどのように進めていくのか、方針をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 この土地につきましては、保安林部分は、将来にわたり保全することを基本として、保安林でない部分には、自然調和した形で有効に利活用されるような公共施設整備を考えております。今後は、基本構想の策定を予定しており、その後、基本計画や詳細設計などを行い、整備工事進めていく予定しております。 費用面につきましては、市の一般財源からの支出を少なくするためには国や県の補助金は必要考えており、例えば、都市公園を整備する場合は、国の社会資本整備総合交付金や県の市町村土木事業費補助金の活用など考えられますので、こうした補助金の活用も併せて、より詳細な検討を進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。日程的にはもう少しかかりそうですが、今御答弁ありましたように、国や県の交付金、補助金を大いに活用して進めていただきたい思います。 では、最後に3項目め、(仮称)日進北部土地区画整理事業についてであります。 市街化区域に編入、業務代行方式による事業化検討パートナーが選定され、組合設立に向けて前進しているところである思います。そこで、今後の事業の展開など、次の点をお伺いいたします。 まず1点目、昨年度、地質調査を行い、事業計画案の精度を高めるの答弁をいただきましたが、どのような結果であったかお聞かせをください。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 昨年度行った地質調査によって、深による土質や地盤の硬を把握いたしました。この結果、構造物の下に地盤改良が必要なることや、亜炭鉱がないことが確認できております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) それでは、2点目、令和2年度予算で組合設立支援委託料ありますが、その内容進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 現在、事業計画の整地費を精査するために、土壌汚染調査を行っているところでございますが、今のところ、事業に影響するような有害物質等は出ていない状況です。
    ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。 3点目、今後の組合設立認可までのスケジュールをお伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 組合設立までのスケジュールですが、令和3年3月に地権者説明会を行う予定しております。説明会で事業計画の見直しや企業誘致の選定方針の説明などをした後、本市、愛知県等の事前協議を進める予定しております。事前協議完了後、本同意書の収集を行い、令和4年度中の組合設立認可を目指しております。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) では、再質問ですが、組合設立までにまだ日数がかかるということは理解をいたしました。しかしながら、市街化区域に編入されたということもあり、地権者にとっても一日も早い組合設立が必要でないか考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 令和3年3月の地権者説明会においては、よりよいまちづくりのための骨格や事業費の圧縮などを踏まえた事業計画案の説明を行います。説明会後、令和3年4月から、本市、尾張建設事務所、愛知県の事前協議を始め、令和4年度から本同意書収集を行い、同意書が85%以上集まり次第、愛知県知事宛てに組合設立認可申請の提出を予定しております。 コロナ禍の中、予定どおりいかない可能性も想定されますが、一日も早い組合設立を目指してまいります。 ○議長(道家富好) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) ありがとうございます。一日も早い組合の設立を御期待申し上げます。 そして、私の一般質問を終わりますが、未来への投資、これ、市長、ぜひともよろしくお願いを申し上げたい思います。終わります。 ○議長(道家富好) これにて永野雅則議員の質問を終わります。 次に、武田治敏議員の発言を許します。     〔5番 武田治敏登壇〕 ◆5番(武田治敏) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。 日進東部地区企業団地の開発状況、検討状況ということですが、先ほど永野議員も質問されましたけれども、私は私なりの質問をさせていただきたい思いますので、よろしくお願いをいたします。 日進東部地区企業団地の開発計画に関しましては、去る10月27日、議会説明会において、市当局から今後開催する地元説明会の配布資料について報告をいただいたところです。 改めて、この開発計画は、本市の財政基盤の強化や市民の雇用機会を創出する上において、極めて重要であり、東部地区の将来の発展のためにも、スマートインターチェンジ整備事業併せて、是が非でも成功させなければならない、まさに本市の主要事業である感じております。 特に、当地区では、昭和61年度の市道認定から長きにわたって事業が進められた市道黒笹三本木線が今年7月に開通し、道路計画企業誘致を核したまちづくりに向かってスタートを切りました。地元三本木区並びに米野木区の住民の皆様からも、生活の利便性向上地域経済の活性化に大きな関心期待が寄せられる中、今回の一般質問では、東部企業団地の開発・検討状況、今後について質問させていただきます。 それでは、まず1点目ですが、令和2年度の業務について伺います。 本年度は、開発、検討を進める上で、企業庁連携して、測量業務、地質調査、土壌汚染調査などが進められるの予定でしたが、これまでの業務の進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) ただいまの武田治敏議員の質問に対する答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本年度は、開発決定に向けた事前調査としまして、まず、本市では、主に土壌汚染確認調査を行う予定であります。開発検討地区内に土壌汚染の有無を確認するための調査でありまして、企業庁調整の上、発注する準備を今進めております。 また、企業庁におきましては、開発検討地区及び周辺において、測量業務、設計業務を実施しております。現況地形を把握するための調査地区外排水の測量、また、造成予備設計、調整池予備設計などを本年度内に完了する見込みで、このほか、地盤強度を測るための地質調査も行う予定であります。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 では、次の質問ですが、10月27日の議会説明会では、地元住民に周知するため、回覧のほかに今後説明会を開催するの報告でしたが、開催状況はいかがですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 説明会でございますけれども、開発検討地区に近接します三本木区を始めまして、南山エピック、日進ニュータウン、三ケ峯台の各自治会の意向を伺いながら、今月上旬の時点ではできるだけ早い時点での開催を考えておりました。しかしながら、現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けまして、現在開催は見合わさせていただいております。 なお、地元住民の方々に対しましては、説明会に先立ちまして、資料を回覧や戸別配布等によりましてお知らせをさせていただいている状況であります。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) 分かりました。 では、再質問ですが、説明会に関連して2点再質問します。 1点目としまして、市当局が地元で説明会を開催する趣旨について確認をさせてください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市では、今年8月10月に、三本木区、米野木区の地元に資料の回覧、配布を行いまして、調査、測量等に先立ちまして御案内をお知らせしたところであります。 本市として、改めまして、開発検討地区の周辺にお住まいの皆様に対しまして、これまでの経緯や計画の概要、スケジュール等につきまして、十分な情報を周知させていただくために説明会を開催させていただくものであります。説明会におきましては、単なる説明だけではなく、意見交換等も行いまして、地域の細かな情報や課題等を共有させていただきまして、相互の理解を深めたい考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。今の答弁に対しまして、細かな部分、配慮されているないうことで、ありがたく思っております。 それでは、再質問、2点目ですが、説明の対象は三本木区が中心になるは思いますが、米野木区に属する愛知牧場や近隣の福祉関係施設にも説明を予定されておりますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 このような状況ではありますが、米野木区、愛知牧場様を始めまして、南山黒笹線沿線の医療・福祉施設、区域内の企業、学校施設の皆様にも情報提供を考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。今のところが一番大事なところではないかなというふうに思っております。ありがとうございます。 次に、東部地区企業団地の事業区域面積は19ヘクタールという大規模な開発事業です。事業を推進する上で、地元住民の皆様から御理解を得るためには十分な説明が求められる思います。住環境、景観の保全、緑化等、想定される課題に対する市当局の対策について、いま一度教えてください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 議員御指摘のとおり、本市では、企業庁と共に、周辺地域の住民の皆様が心配される課題に対して十分に配慮しつつ、御理解を得ていくために、現在検討を進めております。 その一例としましては、良好な住環境に配慮しまして、周辺の住宅地から十分な距離を確保することでありまして、緑の保全や防災上の対策につきましても、残置森林、造成森林を確保しつつ造成を行いまして、土砂の流出がないよう緩衝帯、調整池等の代替機能を整備することなどを予定しております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 再質問ですが、東部地区では現在スマートインターチェンジの整備事業も進んでいます。今後、南山黒笹線沿道の医療・福祉施設にも情報提供をされる予定のことでしたが、将来、スマートインターの供用開始後、企業団地に関連して南山黒笹線を往来する大型車両などによって、交通量が増えないかという状況も想像されます。恐らく地域からそうした心配の声も市に届いている思いますが、その辺りの対策はどのように進められますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市では、南山黒笹線沿線の医療・福祉施設等の生活環境に配慮しまして、通行規制等を含めて対策を検討しております。そのために、周辺施設を含めました近隣の皆様から御意見を伺いながら調整を行ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 次の質問ですが、東部地区の道路交通網に関係して、7月に黒笹三本木線が開通して約5カ月が経過し、生活の利便性向上、将来的には地域経済の活性化にも期待が膨らみます。道路の新設に伴い、南山エピック地内も含めて、周辺道路の交通量も変化している思われますが、スマートインターの整備計画にも絡んで、市当局ではどのように把握しておりますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 本市では、12月中に、スマートインターチェンジ予定地周辺地域におきまして、交通量調査を行います。新設道路の整備効果を検証する目的で、主に南山エピック1号線の交通量の変化を中心に把握するため、3カ所で調査を実施させていただきます。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 では、再質問ですが、その調査結果は地元の皆さんにも周知されるのでしょうか、お願いします。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 こちらの調査結果でありますけれども、回覧等を活用しながら周知を図ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) しっかり周知をしていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。 では、次の質問ですが、新型コロナウイルスの感染拡大は、依然として愛知県内にも影響が出ております。我が日進市内でも、今日の新聞を拝見します、107名という感染者ということになっております。コロナの完全収束までは相当な時間がかかる言われ、経済活動への影響も懸念されています。 しかしながら、とりわけ企業団地の開発事業に関しては、行政は足踏みすることなく、立地推進並行して、企業への誘致活動も積極的に進めるべきではないか思います。特に、市長からは、自らがセールスマネジャーなって、優良企業の誘致や企業の設置投資を促進するの所信表明も伺っております。企業誘致活動をどのように進められますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 議員御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、企業誘致のPRに関しましては、企業訪問も難しい状況にあります。例年、多くの企業が出展されますメッセナゴヤも、残念ながら今年は会場開催がなくなりまして、代わりにオンラインによる開催なっております。 しかし、去る11月24日には、東京で開催されました愛知県主催の産業立地セミナーに市長が出席し、全国の企業に対しまして、本市の計画をセールスすることもできております。本年度、本市ではこのほか、PR用のパンフレットや動画の製作にも取り組んでおりまして、これらを効果的に活用しまして、企業への誘致活動にも力を入れてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。しっかり活動していただきたい思います。 それでは、次の質問ですが、企業誘致活動に関連して3点再質問いたします。 1点目は、地元近隣住民の最大の関心事は、進出企業の業種や企業規模、そして、地元の企業なのか県外の企業が進出するのかなどであります。企業庁の方針もあるか思いますが、本市として、これらについての方針はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 進出企業に関する方針につきましては、愛知県のガイドラインに基づきまして、市街化調整区域内での地区計画を定めて誘致を行ってまいります。 制度上、建物等の用途につきましては、製造業の工場及び関連する研究開発施設、物流施設なっておりますが、米野木町にあります日進研究開発団地のように、環境負荷が少なく、周辺の環境にふさわしい企業を誘致したいという考えを持っております。 こうした方向性を踏まえ、今後地区計画を策定する中で、地域を交えて図り、企業庁調整をしてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 再質問、2つ目ですが、開発検討地区の位置図を拝見したところ、区域が黒笹三本木線の東西に分断され、大部分が西側であるので支障はない考えていますが、区域の設定において何か検討されましたでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 事業区域でありますけれども、これまでの開発構想の段階におきまして、計画地周辺の土地利用既存流域を考慮して選定し、企業庁の用地山林のみで一体的に工業系土地利用が可能な用地を確保し、設定しております。 道路を挟んで東西に分かれておりますけれども、支障はないもの認識をしております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 それでは、3つ目ですが、もう一点、東部地区企業団地の企業誘致に当たって、事業総体の開発見込額はどのぐらいでしょうか。県、市の分担は決まっているのでしょうか。市民の皆様の大切な税金ですので、使い道概算額を皆様に知らせるべきだ思います。いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部参事。 ◎岩瀬産業政策部参事 事業の開発見込額につきましては、事業化に向けた検討の段階であるため、現時点ではお示しできません。 企業庁において、採算性の検討及び用地取得や企業立地の見通しなどの開発要件を検討した後、要件が整えば開発地区として決定することなります。その段階においては、一定の概算額をお示しできるのではないか考えております。 県市の分担でありますけれども、今後の検討事項はなりますが、一般的に、開発区域内を企業庁が、開発区域外を市町村が負担することなります。本市の負担につきましては、主に地区外整備にかかります上水道の布設の負担や排水路の改修工事費などを想定しております。 ○議長(道家富好) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。丁寧な御答弁をいただき、おおむね理解はできました。地元説明会においても、ぜひとも、行政住民の皆様がお互いの理解を深められるよう、私も議員として協力してまいりたい考えております。 冒頭にも申し上げましたが、東部地区企業団地の開発事業は、本市の財政基盤の強化や市民の雇用機会を創出する上において極めて重要であり、まさに本市の未来への投資であります。そのためにも、質問の最後に、私が市当局に対して切に要望したいことが、組織の体制強化です。 令和2年度の機構改革によって、産業政策部ができ、企業誘致室も新設されたところですが、企業誘致においては、東部企業団地の立地推進並行して、優良な企業を本市に呼び込むために誘致戦略を積極的に実施していただきたい。そして、既存の市内の企業に対しても、市外に流出しないよう、日常的な情報交換や支援策も継続的に必要であり、現在の企業誘致室をいち早く企業誘致課に昇格させ、職員体制を強化すべきである感じております。 特に東部地区においては、企業団地が、スマートインターチェンジ整備同様に、住民の皆様からの関心が高まっており、地区計画に向けた地元の調整は、まさにこれからが正念場です…… ○議長(道家富好) 武田議員、時間でございます。 ◆5番(武田治敏) すみません。以上で終わります。 ありがとうございました。 ○議長(道家富好) これにて武田治敏議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから10時50分まで休憩します。     午前10時36分 休憩-----------------------------------     午前10時50分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、舟橋よしえ議員の発言を許します。     〔2番 舟橋よしえ登壇〕 ◆2番(舟橋よしえ) これより一般質問を行います。 最初の質問項目は、本市の男女平等推進施策についてです。 現在、第3次日進市男女平等推進プランを策定中であることは承知をしておりますが、第2次のプランに基づくこれまでの男女平等推進状況はどのようでしょうか。現段階での第3次プラン案は、第2次のもの比べてどのようなことが違っているのか、お答えください。 ○議長(道家富好) ただいまの舟橋よしえ議員の質問に対する答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 事業の推進状況につきましては、第2次のプランに基づき、人権・男女共同参画情報誌や講座等による啓発を行ってまいりました。 成果としましては、令和元年度に実施しました男女平等に関する市民意識調査を前回調査比較します、男は仕事、女は家庭というような性別による固定的役割分担の意識は低くなりつつあります。しかしながら、家事分担などの行動面での変化はあまり見られませんでした。 次に、両プランの違いはの御質問につきましては、現段階の第3次のプラン案では、人権尊重を基盤したジェンダー平等、男女共同参画社会の実現を目指す第2次のプランの方向性を継承してまいります。 変更点としましては、SDGsや無意識の思い込みなどの解消を横断的な視点として設定した上で、社会の情勢や国の動向等を鑑み施策内容を精査し、多様性を包摂する社会を目指していくという点でございます。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) ざっくりお答えいただきましたが、今年度が第2次プランの最終年であることを踏まえ、具体的に4つの重点推進施策について目標値に対する達成度がどのようであるか、お答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 第2次プランにおける4つの重点推進施策があり、そこに掲げる施策目標9つのうち、学校等における男女平等教育の促進の目標項目である男女平等推進モデル校の指定、男女がともに家事・子育て・介護に参画するための支援の目標項目であります男性向け介護講座開催件数の2つが目標値を達成しております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 9つのうち達成したのは2つのみで、残りの7つの項目は未達成ということですね。これについては後でまた触れます。 では、審議会等への女性の登用の推進という点では、男女平等推進審議会では、開催時間を午後6時半からにし、コロナ禍では対面オンラインのハイブリッド会議にするなど、あるべき形の取組をしているにもかかわらず、これが他の審議会委員会に広がっていかないことにもどかしを覚えます。参加しやすい委員会運営は、女性にも男性にもメリットがあり、結果的に女性の参画を推進させる考えます。なぜ広がらないままなのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 対面オンラインのハイブリッド会議については、参加者より発言のしにくや会場の雰囲気が伝わりにくいの意見がございます。また、オンラインミーティングの機能の時間制限などが広がらない要因ではないか考えております。 今後は、会議運営や進行の工夫など関係各課協議をして、他の審議会委員会でも活用できるよう周知を図ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 第3波の感染拡大が広がる中、ハイブリッド会議は、これから必要である考えます。企画部門協力してしっかり取り組んでいただくよう求めます。 次に、コロナ禍を経験し、ジェンダー格差問題が浮き彫りになっています。第3次のプランでは、この点について、どのように記載されるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 コロナ禍で浮き彫りになったジェンダー格差につきましては、もともと存在している諸問題が顕在化したものである捉えております。その点について、第3次プランにおいて課題の中に記載し、ジェンダー平等の視点を取り入れた基本目標や施策を記載する予定でございます。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 大変重要な点ですので、しっかり記述をお願いいたします。 では、次に、平成26年度からはハーモニーフェスタを単独開催から市民活動祭、わいわいフェスティバルという形の同時開催に変更されました。これまでを振り返り、男女平等推進という観点から、メリット、デメリットをどのように捉えておられるか、お聞きします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 同時開催したことでのメリットとしては、男女共同参画社会の実現においては、あらゆる分野でジェンダー視点を主流化する必要があるため、ジェンダー平等を中心課題していない出展者や、あらゆる立場や世代の来場者の情報交換や交流ができた点が挙げられるか考えております。これにより、SDGsという行動目標に向かって関わる多くの市民一人一人が自分に何ができるのかを考え行動するきっかけづくりができた点などが、男女平等の推進が図られたというようなもの考えております。 デメリットについては、特に認識をしておりません。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) ジェンダー視点を主流化する必要がある言われました。わいわいフェスティバルは、ジェンダー視点を主流化できている認識されておられるのでしょうか。出展者、来場者に、その意識は浸透できているか、お答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 にっしんの表現指針を活用し、出展者に向けた啓発を行い、出展物等への配慮を促すなど、ジェンダー視点を取り込んでいただくよう努めております。 引き続き、ジェンダー視点の主流化に努めてまいりますとともに、ジェンダー平等を中心に据え出展している団体、環境や防災などを目的した団体、来場者の交流をより一層深めていくことで、幅広く多くの市民に浸透が図られる考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 努力はされているいっても、まだまだ浸透できていないもの私は捉えています。 これは、平成30年度から市民協働課男女平等推進係を共生共同係に改称されたことも少なからず影響している思っています。この改称は、実質的に何がどう変わったのでしょうか。私は、人権を考える上で、女性の人権は人権課題の筆頭に挙げられていること、そして、男女平等推進条例がある日進市だからこそ係の名称に男女は必要考えますが、この点についていかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 男女平等推進係の改称につきましては、男女を区別するのではなく、性別を問わない人権擁護の視点も取り入れ、従来からの男女共同参画に関する施策の推進やDVの対策の強化を図っています。 これまでよりも広く個性や特性を尊重する多様性のある共生社会への取組、正しい理解への意識啓発等を進めております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) この問題については、共生共同係に改称しても男女共同参画について衰退させるつもりは一切ない、平成30年3月議会で当時の課長がお答えになりました。しかし、第2次プランは重点推進施策の9つの施策目標のうち7つが未達成という状況です。その反省に立っていただきたいです。男女の表現が難しいのであれば、第3次プラン案からジェンダー平等係というその名前で職員配置の充実を求めます。いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 第2次プランの目標値で未達成のものもございますが、第3次プランでは、第2次プランを踏まえ、設定をしております。さきにも述べましたが、広く個性や特性を尊重する多様性のある共生社会への取組正しい理解への意識啓発等を進めていく考えであり、職員につきましては、適切に配置されている中で、研修などによる資質の向上により充実を図ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) エックスジェンダーとか、男女という名前がなかなかつけにくいということは分かりますが、そういう意味からは、ジェンダー平等係はいい名称だ思います。再考をお願いしたい思います。 次に、2項目めの質問。本市の広報広聴、特に広聴についてお聞きします。 先日開催された総合計画審議会において部会長から本市の広聴の在り方について意見が出ておりましたが、第6次総合計画においては広聴機能の充実をどのように書き込むお考えでしょうか。モニター制度について取り組むべき考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 現在、策定中の第6次総合計画案では、基本目標の6として持続可能な地域の自治力行政経営力を高めるという目標を掲げておりまして、広聴の推進をその主要施策の1つしております。 具体的には、幅広い市民ニーズを把握し市政運営の参考していくため、市長等語る会やパブリックコメント等を活用して地域住民の意見を伺うこと、また、市政への理解関わりを深めるために市政構想等への意見を市民が表明できる機会を引き続き確保していくことという記載を考えております。 モニター制度につきましては、本市におきましては既に広報市民スタッフ制度を導入しておりまして、定期的に意見交換の場を設けて市民スタッフの方の意見を伺っております。これがモニター制度に代わるものとして考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。
    ◆2番(舟橋よしえ) ただいまの御答弁です、第5次総合計画ほぼ同じ内容のように受け取れます。市民の意見を把握して市政を行っている思う市民の割合という市民アンケート調査では、平成23年度、20.6%であったものが、最新の市民意識調査では、平成30年度ですが、10.4%、半減しています。第5次総合計画最終年の今年度の目標値は40%です。これは、第5次の広聴施策が足りないことを意味しているのではありませんか。にもかかわらず、これからの10年も同様の広聴施策というのは、どういうことでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 御質問にございますように現状の広聴機能の課題いたしましては、制度の認知度の低さと施策に対する意見反映度の不透明がある考えております。そのため、制度の周知をより一層強化して行うこと、それから、いただいた御意見がどのようになったかを分かりやすく説明できるようにということをしていかなければならない考えております。 また、スマートフォンなどの情報通信技術を使いまして、市が一方的に情報を発信するだけではなく、情報を受信すること、例えば、地域の課題などを市民の皆様が手軽に伝えられる仕組みづくりも効果的である考えております。 現在、総合計画の基本計画案に対する総合計画審議会での御意見の整理や庁内各課への意見照会を行っているところでございます。具体的にどのような記述にしていくかは今現在はお示しできませんが、よりよい広聴制度に向かっていける内容にしていきたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) よろしくお願いしたい思います。 では、次に、12月から年度末にかけて予定をされているパブリックコメントは具体的に何があり、市民からの意見が多く集まるよう、どのようなことに取り組んでおられるでしょうか。 長久手市では、11月の広報ながくてに、第4次長久手市障がい者基本計画等をつくっていますというお知らせチラシが挟み込まれていました。この計画のパブコメは1月ですが、その2カ月前に広報にお知らせを折り込んでおられます。このような取組こそ必要考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 12月から年度末にかけて予定をしておりますパブリックコメントにつきましては、第6次日進市総合計画、日進市都市計画マスタープラン及び緑の基本計画、第3次日進市男女平等推進プラン策定など、合計で11件でございます。 次に、市民の意見を多く集めるような取組につきましては、本市ホームページのホーム画面にパブリックコメントのバナーを配置し、当該年度中の実施予定や実施時期の一覧表を掲載しており、確認していただくことができるようになっております。 最後に、広報の関連につきましては、令和2年度に実施済み及び実施予定のパブリックコメントは、広報にっしんにて公表し周知していることから、適切に市民へ情報が伝わっている考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 今、11件お答えになりましたが、そのホームページで確認を私がしたところでは、現在募集中のものを除く12件ではないか思います。いま一度、確認をお願いします。 市のホームページのトップページにパブリックコメントのバナーは確かにあり、一覧表はあるものの、そこまでなかなか行き着きません。パブリックコメントのバナーをクリックして、そこで出てきた場面に今年度募集予定のものを列記することを求めます。市民に分かりやすくパブリックコメントがあることをお知らせする意味からも、ぜひとも取り組んでいただきたい考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 1件分の差につきましては、シティプロモーション戦略の策定が、スケジュールの変更によりまして令和3年度以降の実施予定なったものでございます。 次に、ホームページにてパブリックコメントのお知らせをすることにつきましては、パブリックコメント制度のホームページの意見募集中の次に、今年度募集予定の一覧を新たに掲載するとともに、変更があった都度更新することで、市民に分かりやすくお知らせをしてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 今お聞きしてシティプロモーション戦略の策定が今年度中のパブコメではないということが分かりました。一覧表にはそれが訂正されていないということで、しかし、今の答弁で分かりやすく修正もするということですので、できるだけ早く取り組んでいただきたい思います。 しかし、12月から2月に集中すること、このパブリックコメントが特に年度末集中することについては是正をいただきたいです。本当に集中することで、先ほどお答えいただいた意見反映度を市民が疑うことになってしまいます。市民協働課情報広報課が協力をして、しっかり取り組んでいただくことを求めます。 次の質問項目に移ります。 香久山西部土地区画整理事業地香久山地区の間の橋梁設置についてです。 この件については、本年3月議会において、周辺の皆さんには直接段階追って説明をしていきたい答弁をされました。10月に香久山地区において説明会を2度開催されましたが、それ以前に周辺地域住民には説明を重ねてこられたのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 本年度4月から、橋梁設置箇所周辺の住民の方小人数での意見交換会を4回開催するとともに、個別での意見交換を複数回重ねてまいりました。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) その少人数や個別の意見交換では、どのような内容のことを話されたのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 本市からは、香久山西部土地区画整理事業の概要や進捗状況の説明や、区画整理事業地区香久山区をつなぐ橋梁についての公共性、利便性などを説明しております。 住民の方からは、株山土地区画整理事業の開発理念や、道路計画の基本方針に反しているのではないか、通過交通の増加による居住空間が悪化するのではないかの反対意見をいただいており、意見交換会の場ではお互いの意見は平行線という状況になっております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 今から20年前の平成12年に、当時の(仮称)梅森東部土地区画整理事業の計画のときから、この場所には橋が架かるかもしれないということを危惧し、周辺地域の皆さんは、当時の佐護市長に質問書を提出されていました。このときの区画整理は、組合成立に至らなかったためこの話は自然消滅したものの、橋梁問題は急に出てきた話ではなく、ずっと以前にもあったわけです。市としても、その認識はあったはずです。香久山西部土地区画整理事業の設計図を策定する段階から隣接する香久山地区の話合いの機会をつくってほしかったという意見をお聞きしています。これは難しいことだったのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 香久山西部土地区画整理事業の設計図は、関係機関の事前協議や地権者の85%以上の同意があって初めて成立するものなります。そのため、区画整理組合認可後に説明会や意見交換会になることは平成12年度にいただいている質問に対しても回答しており、設計図策定段階での話合いは難しかったのでは考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 10月の香久山で開かれた説明会に参加された多くの方が、市が準備した資料がレジュメ1枚であることに怒ってみえました。レジュメの裏面の橋梁の設置予定場所を示した地図は、香久山地区のどこに接続するのか大変分かりにくいものでした。橋を架ける必要性橋を架けることに伴う課題を市はどう認識し、その対応策をどのように検討されているのかをなぜ資料として配らなかったのか。パワポの説明だけでは分かりづらく、市が伝えたいことが十分に伝わっていない私は感じました。この点について、改めて市の見解を伺います。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 橋梁の接続方法は、交通量調査や予備設計を踏まえた上で計画することなりますので、ひとまず道路接続案を示させていただき、資料をお配りすることはせず、パワーポイントで説明し、意見を伺おう考えておりました。 しかしながら、資料が欲しいという声も多くいただきましたので、次回からは資料をお配りしたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 10月に開催された説明会では再度説明会を開いてほしいという要望が出され、市も了承されました。いつ開催されるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 新型コロナウイルス感染症対策が可能な会場などを検討した上で、12月に市民会館の開催を予定しておりましたが、地区の方々から香久山区内での開催を強く要望されましたので、寒い時期での開催なりますが、香久山小学校の体育館での開催を1月に予定しております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 分かりました。 では、交通量の増加に伴う生活環境の変化を心配される声を多く聞いています。交通量調査については、いつの段階でどのように調査されるのか、お聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 交通量調査につきましては、来年度に実施する予定しております。現状の交通量を把握した上で、橋の建設により交通量がどのように変化するのかを推計するものですが、詳細な内容につきましては、現在検討しているところでございます。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 周辺住民も含め、香久山地区全体に関係することだけに、時間をかけた丁寧な話合いこそが大切になってくる考えます。商業施設の開業が予定よりも遅れることになっても、住民の話合いを優先する姿勢こそが市民主体の自治考えますが、この点についていかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 橋の建設は、香久山区つながることでともに発展していくまちを目指すものであり、商業施設の開業のためだけではありません。香久山区内の方々の意見交換会は1月に予定しておりますが、今後も交通量調査の結果など、説明会や意見交換会などを継続してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 私は今優先度についてお聞きしています。商業施設の開業予定、今のところは令和5年度聞いておりますが、ここに間に合うよう橋梁の設計工事を進めることを第一するのではなく、それでは大きな反発が生まれます。香久山地区の多くの住民の合意を得るためには、丁寧で粘り強い話合いを重ねていくことしかない、私は思います。切り離して取り組んでいただきたい考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 先ほども申しましたが、香久山区とともに発展していくまちを目指している考えておりますので、来年度は橋梁の設計も予定しておりましたが交通量調査にとどめ、その結果をもって説明会や意見交換会などで説明をしてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 舟橋議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 来年度に予定をしていた橋梁の設計は行わない明言をいただきました。ありがとうございます。住民は、市がどのような姿勢で話合いに臨んでいるかをよく見ています。この決断はとても大きいものだ思います。今後の説明会や意見交換が落ち着いてできるもの考えます。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(道家富好) これにて舟橋よしえ議員の質問を終わります。 次に、水野たかはる議員の発言を許します。     〔6番 水野たかはる登壇〕 ◆6番(水野たかはる) 議長の御指名をいただきましたので、先般提出させていただきました一般質問通告書に基づき質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束のめどが立っておりません。また、季節的にもインフルエンザのダブル流行を見据えた対策や備えが求められております。 今年、感染症への緊急経済対策として実施されました特別定額給付金や各種助成金などの支援策におきましては、国や自治体のデジタル化の遅れや人材不足、不十分なシステム連携に伴う行政の非効率、煩雑な手続からの給付の遅れなど、デジタル化について様々な課題が明らかになりました。 感染症が引き続き継続していることを考えます、感染症の拡大を抑止するためには、人の接触を減少させる新しい生活スタイルを維持することが必要であり、危機が収束した後においても、デジタル時代における行政の在り方として、デジタルガバメントの実現が求められており、そのためには、行政手続における書面主義、押印原則、対面主義の見直しが喫緊の課題されております。 国においては、これらの課題を根本的に解決するための施策として、デジタル化を一元的に指揮するデジタル庁の創設に向け動き出しているところでございます。 本市におきましても、デジタル化に向けた様々な検討が進められている思いますが、1項目めの質問では、これらの課題の解決により手続が簡素化され、市民や事業者の皆様の負担軽減、利便性の向上につなげていただきたいという観点から質問をさせていただきます。 まず、1点目の質問でございます。行政手続における押印の見直しについてお伺いいたします。 国や愛知県においては、行政手続における押印の見直しが進められております。このうち愛知県では、県民や事業者の皆様に押印を求めている約6,000種類ある手続のうち、県の規則などで押印を求めている約4,500種類の手続において押印を全廃するべく年内に必要な規則などの改正を行う予定されており、本市におきましても、市民や事業者の皆様の負担軽減、利便性の向上のためにも、行政手続への押印の見直しは必要考えております。 そこで、お伺いいたします。 本市における行政手続への押印の見直しの状況はいかがでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) ただいまの水野たかはる議員の質問に対する答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 現在、条例や規則など例規において押印を必要する手続は、およそ320の条例等で1,850ほどございます。このうち、市民や事業者の皆様から押印をいただく手続は1,200程度あり、それらについて必要性を検討の上、国や愛知県の状況を確認しつつ見直しを行っております。 現在は、法的に市民や事業者の皆様からいただく押印を原則不要するため例規の整備を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 今の御答弁で押印の見直しを進めているのことですが、どのような工程で進められる予定か、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 工程でございますが、公印を求める根拠が法令に規定されていないものや内部手続に関するもので押印を求める意味合いが乏しいものにつきましては、現在、見直しを実施しております。 一方、根拠が法令に規定されているものにつきましては、押印見直しに関する法令改正が行われた際、速やかに見直しができるよう準備をしているところでございます。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。速やかに進めていただき、皆様の負担軽減、利便性向上につながるよう、お願いいたします。 2点目の質問でございます。 押印の見直しが進めば、これまで紙により対面で提出されてきた手続が電子申請に切り替えていくことができるようになる考えられますが、どのような準備を進められておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 電子申請につきましては、現在、既に愛知県県内53市町村等で共同運用しているあいち電子申請・届出システムにより下水道使用開始届等、およそ30種の行政手続が可能なっています。このシステムは、窓口サービスとして行っている各種行政手続の受付をパソコンやスマートフォンにより24時間いつでもどこでも行うことができます。このような電子申請によりなされた手続については、当然のことながら、電子において、受付、処理、完結すべきもの考えております。 昨年度、本市の文書管理における電子決裁率は31%なっていますが、今後、デジタル庁の創設等により電子申請が主流なってまいります、必然的に電子決裁により処理すべき文書が増加してまいります。これに伴い、これまでの押印決裁よりも速やかに処理することができるよう、膨大な添付資料がある場合など、電子化することがかえって事務の効率性が損なわれるといった一部の例外を除き、原則、電子決裁することしております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。 電子申請により、市役所が開いていない時間帯にも手続ができるようになり、わざわざ市役所に足を運ぶ必要もなくなることにより新型コロナウイルスの感染症のリスクにさらされないなど様々なメリットが考えられますので、電子決裁を進めていっていただきたい思います。 3点目の質問でございます。 押印の見直し電子申請の推進は、結果としてペーパーレスの推進にもつながるか思います。ペーパーレスは、単に紙の使用量の減少にとどまらず、トナーの使用減、電気代の削減といった相乗効果も期待されておりますが、ペーパーレスの推進に向けた取組状況はいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 ペーパーレスに向けた取組いたしましては、電子決裁の推進以外に、一部会議において電子会議方式を採用し、会議資料を電子化するなど取組を実施しているところでございます。 また、議会における議案等の会議資料を電子化し、ノートパソコンやタブレット端末等の情報通信機器に取り込み、議場に持ち込むという取組を、本定例会より実践しております。 しかしながら、ペーパーレスを始めしたデジタル化の推進につきましては、これまで慣れ親しんだ紙による手続からの切替えに抵抗がおありになる方々への配慮も必要である考えております。このため、デジタル化を無理に押しつけるのではなく、デジタル化をきっかけに押印や添付書類の見直しなど手続の簡素化や業務の改善を進め、市民や事業者の皆様の負担軽減利便性の向上につなげ、デジタル化を望まれる方、そうでない方ともにメリットを享受できるよう進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございました。 行政のデジタル化の推進につきましては、時代の流れから後戻りできない課題だ考えております。しかし、世代などによっては、デジタル化の波に乗り切れない方々もおみえになられます。デジタル化の推進に当たりましては、従来の手続方法併せての手続の簡素化、効率化に取り組んでいただき、市民や事業者の方々の負担軽減、利便性の向上につながっていくよう、未来に向け着実に進めていただけることをお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。 2項目めの質問は、赤池駅周辺の環境整備についてでございます。 赤池駅は、昭和53年の開業以来、日進市民及び近隣市町からも、西の玄関口としての役割を担っております。近年、赤城駅周辺では土地区画整理事業が進められ、計画的な面整備などにより商業施設、住宅などの立地が進みました。平成29年には大型商業施設が開業し、にぎわいが増すとともに、今後もさらなる発展が見込まれております。 赤池駅は、名古屋市営地下鉄名鉄豊田線が相互乗り入れする本市の主要駅であり、通学、通勤など様々な方が利用される中、大半の方はルールを守り駅前広場などを利用されておりますが、時折、路上喫煙が散見され、受動喫煙による望まない健康被害や、吸い殻が路上に捨てられているのが現状でございます。私としましては、市民の皆様に気持ちよく御利用いただき、市外の皆様を快くお迎えできる日進市の顔としてふさわしい駅にしていただくため、路上喫煙への対策が必要である考えております。 そこで、1点目の質問でございます。 赤池駅周辺の現況現状の環境整備についてお伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 本市では、平成12年に日進市ポイ捨て及びふん害の防止に関する条例を制定し、平成13年4月より、駅周辺含め、市全域でたばこの吸い殻などのごみをみだりに捨てることのないよう、そういったものを禁止する条例を定めまして、環境美化を推進しております。 その後、公共的エリアでの喫煙の禁止につきましては、健康増進法の一部を改正する法律が平成30年7月25日に公布をされました。望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の人が利用する施設等の区分に応じて喫煙する際の周辺の状況への配慮義務が平成31年1月24日に、学校、病院、行政機関の庁舎等は令和元年7月1日に、それ以外の施設などが令和2年4月1日にそれぞれ施行され、一定の場所を除き喫煙が禁止されているという状況でございます。ただし、道路、駅前広場などの路上喫煙については、制限されているというものではございません。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございました。 それでは、2点目の質問でございます。 これまでの環境整備についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 赤池駅の周辺における環境整備につきましては、平成6年制定の日進市自転車等の放置の防止に関する条例に基づき、駅周辺を自転車等放置禁止区域に指定しました。 その後、平成25年、26年度には、駐輪場を再整備するとともに、駐輪場の有料化を行うことで駅周辺の環境美化防犯対策の向上を図りました。 喫煙に関しましては、かねてより駅前広場にポイ捨て・歩きたばこに関する注意喚起看板を設置するとともに、週2回、シルバー人材センターに清掃委託を行い、吸い殻などの清掃を始め、環境美化に努めております。 なお、名古屋市交通局への聞き取りをしましたところ、構内につきましては、昭和60年の4月1日から終日禁煙なっている伺っております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) その当時から見ます、周辺地区においては、住宅や店舗も増え、それに比例して赤池駅の乗車人数も増加しており、これまで実施した対策のみでは十分であるは言い難い状況だ思われます。本市として、名古屋市など県内他市の駅前広場などの環境整備その効果についてはどのように捉えておられますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 路上喫煙の禁止につきましては、県内では名古屋市を始め、10の自治体で主要駅を中心に指定をしております。 実施している市への聞き取りによります、条例の制定の効果としましては、指定した区域内において路上での喫煙者やたばこの吸い殻のポイ捨てが減少し効果があったの回答を得ております。 一方で、指定区域の境から一歩出た場所に吸い殻が増えたなど、店舗を始めする周辺施設の関連も考慮する必要があり、まずもってどの区域を指定していくのかが課題であるということでございました。 また、実効性を確保するためには継続的な周知、パトロールは課題であり、協力いただける団体等の強く長い関係性の構築を事前に確認することが重要である伺っております。 これらの課題をクリアする中で実施できれば、条例制定の効果はあるものである考えております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございます。 私自身は、駅前広場などの公共空間の喫煙やたばこの吸い殻のポイ捨て問題は、法律や条例に頼ることなく、喫煙者自身のモラルが向上すれば解決する問題だは思っております。しかしながら、これまで市が実施した注意喚起の看板設置などでは守らない一部の人のために、市のおもてなしの顔である駅前広場が汚れているのは残念でなりません。 現在、赤池駅では、既に地域住民の有志で美化活動を行っております。禁煙区域を指定することになります、駅前広場などでの清掃活動を実施しております地元団体にとりましても大きな後押しになるか思います。健康増進法の一部改正も行われ、受動喫煙防止の完全施行がなされた今、次のステージとして、赤池駅周辺での路上喫煙禁止区域の指定についての検討、また、条例の制定が必要である考えますが、市の見解はいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 赤池駅周辺の環境美化につきましては、既に活動をしていただいております団体に、まずもって感謝を申し上げたい思います。 地元赤池区からも路上喫煙の禁止をしていただきたい旨の御意見もいただいておりまして、このような状況を踏まえ、市としても非常に重要な課題であるというような形で認識をしております。 今後、地区を指定することになります、地域の意向を踏まえ、指定エリアの検討、協力体制の構築に向け地域連携を図る必要があるとともに、駅管理者であります名古屋市交通局などの関係機関の理解をいただく必要もございます。 また、条例制定により多くの市民、利用者に影響があることから、パブリックコメントの実施など市民参加手続も必要になるか考えております。 加えて、権利を制限することから、指定区域を告示して、公布後、施行までの間に一定の期間を設けまして、市民、利用者への十分な周知が必要なろうか考えております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 再質問させていただきます。 日進駅、米野木駅については、どのようなお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 次の2点から、赤池駅からの検討を進めていきたい考えております。 1点目としましては、駅において地域団体での清掃活動が毎週実施されておりまして、地元区からも指定に向けた御意見をいただいていること。 2点目としましては、他の市におきましても主要駅で指定していることから、本市におきましても、市内3駅の中で利用者が最も多い赤池駅を対象として検討していくことになろうか考えております。 日進、米野木駅につきましては、実施した効果を検証する中で検討していくもの考えております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) 最後に、もう一度お伺いいたします。市として赤池駅を今後どのようにしていこうお考えでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 赤池駅につきましては、開発のポテンシャルが非常に高く、今後も発展が見込まれることから、本市のおもてなしの顔として、ますますその重要性は高くなるということで認識をしております。そこで、今回環境美化を地域の連携を基に実施できれば、今よりもさらに地域の皆様に愛着を持っていただける赤池駅なることが期待されることから、当該地区での路上喫煙の禁止条例の制定につきましては、前向きに進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 水野議員。 ◆6番(水野たかはる) ありがとうございました。 赤池駅周辺では、自然な四季の彩りを感じるイングリッシュガーデンのほか、ハンギングバスケットなどを取り入れ地区全体の風格を高め、緑あふれるまちづくりが演出されております。また、地域では、赤池まち灯りプロジェクトが開催されるなど、駅を基点した様々なイベント活動が行われております。 市の顔としての赤池駅、また、赤池駅周辺の路上喫煙禁止条例制定を着実に進めていただきますことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(道家富好) これにて水野たかはる議員の質問を終わります。 次に、川嶋恵美議員の発言を許します。     〔14番 川嶋恵美登壇〕 ◆14番(川嶋恵美) 通告に従い質問させていただきます。 新型コロナウイルスによる影響についてからお伺いします。 公立保育園施設や小中学校、各種公共施設における新型コロナウイルス感染拡大を防止する冬バージョンの対策についてお聞きします。 初めに、3月以降、新型コロナウイルス感染拡大を防止する様々な対策を取られてきた思いますが、現場での状況を含めて、改めて取組についてお答えください。 ○議長(道家富好) ただいまの川嶋恵美議員の質問に対する答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 初めに、保育園等について私の方からお答えさせていただきます。 公立保育園におきましては、国の補助金を活用し全保育室へ空気清浄機を設置するとともに、保育用具の消毒の徹底、手作りの給食時用飛散防止パネルの設置など、現場での対応を併せて実施してまいりました。 また、夏場における換気による室温の上昇など各園の保育環境を調査し、空調機器の更新や修繕、機器の洗浄清掃など、熱中症対策についても併せて取り組んでまいりました。 そのほか、福祉会館などの福祉施設におきましては、事業を2部制にし、参加人数や時間を縮小するなど工夫による事業を実施してまいりました。 ○議長(道家富好) 学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 次に、小中学校におきましては、手洗い、マスクの着用、換気をしっかり行うとともに、体育の授業や登下校の際に人の間隔が取れる場合はマスクを外したり、中学校では体操服や部活動のTシャツでの登校をしたり、熱中症に配慮しながら感染対策を行ってまいりました。 市民会館や図書館におきましては、来館者に対しましてAI体温検知機器によるマスク着用、検温に加え、手指消毒をお願いし、施設として三密回避のお願いに加え、会議室等の定員や座席数を縮小して開館しております。 また、図書館では、24時間換気に加え、閲覧席や学習室は定員を半分し、学習室は市内の利用者に限定しております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 今年の夏は特に暑かったですが、児童クラブなど換気をしながらの冷房が効かず困っているの相談を受けたとき、すだれや大型扇風機などですぐに対応してくださるなど、関係者の皆様の御努力のおかげで何とか乗り越えることができた感謝いたします。 今後、冬に向けて空気が乾燥し、暖房中でも換気をしなくてはいけない状況で、室温、湿度を保ちながらインフルエンザ対策併せた取組として、保育園及び小中学校において新たな取組があればお願いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 保育園について、私の方から先にお答えいたします。 御質問いただきましたように、これからの季節は、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザに対する感染症予防も必要なります。したがって、適切な換気や室内の温度、湿度など、室内環境の管理がさらに重要になる考えております。 そこで、子育て支援等に関する協定の一環として、マスプロ電工株式会社様が提供するCO2温湿度センサーを保育室に設置し、室内の二酸化炭素濃度データを収集することで適切な換気時期を把握することができるシステムをモデル的に導入し、その効果を検証するなどの取組を進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 次に、小中学校におきましては、これまで同様に手洗い、マスクの着用、換気をしっかり行うとともに、寒対策として膝掛けの使用、中学校では防寒着の着用基準を緩和したりすることにより感染対策を行っております。 また、教室内に水を入れた容器を置いたり湿らせたタオルなどをかけたりして加湿することで感染対策も併せて行っております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。
    ◆14番(川嶋恵美) CO2温湿度センサーのモデル事業は、どこの園でいつまで行い、効果をどのように判断するのでしょうか。また、効果が確認されれば他の園でも設置する予定はありますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 実証実験の期間は令和3年3月までを予定しておりますことから、まずは中部保育園で実施し、他の園につきましても、建物の環境が異なることから、順次園を変えながら実証実験を実施し、情報収集を行います。 本事業の効果につきましては、各園における換気状況CO2データを照合することにより、保育士ごとに確認できるものではないか考えております。 今後につきましては、今回の検証結果を踏まえ、費用対効果等も含め、設置の有効性について改めて検討した上で判断したい考えております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 新型コロナウイルス感染拡大による経済の悪化で雇用情勢が不安定な状況が今後も続く考えられます。そこで、就労予定が取り消されたり、仕事をやめざるを得ないことも考えられます。 公立保育園で求職活動を事由として利用承諾された後、保育認定基準に従う、入園後3カ月以内に保育を必要する事由証明書を提出できなければ退園をしなければいけません。今回のように、新型コロナウイルス感染拡大により就業できない場合、退園させられてしまっては、ますます就職活動もできなくなります。このような致し方のない状況への日進市の対応はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 質問いただきましたように、国の基準では、求職活動を事由として入園した方は、3カ月以内に保育を必要する事由証明書の提出が必要決められております。しかし、現状におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は大きいもの判断いたしまして、3カ月以降も引き続き求職活動により保育が必要な状況であることを確認できた場合、市の独自の制度しまして、最大6カ月まで求職活動の期間を延長する措置を取ることしております。 また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により離職された方につきましても、この制度を御利用いただくことにより引き続き通園できるよう配慮しているところでございます。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 日進市独自で最大6カ月まで期間を延長してくださるのこと、大変にありがたいです。これからも柔軟な対応をお願いいたしまして次の質問に移ります。 GIGAスクール構想におけるハード、ソフト人材を一体した整備についてお伺いします。 改めて確認いたします。GIGAスクール構想の目的は何でしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 GIGAスクール構想は、今後、社会のあらゆる場面においてICTの活用が日常のものなり、技術革新がますます加速する時代を生きる子どもたちの資質、能力を育成することや、多様性のある全ての子どもたちが、自らの特性を生かし、個別、最適化された学習に取り組める環境づくりを目的しております。それを達成するための手段しまして、1人1台の学習用端末高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備いたすものでございます。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 導入機材等に附属する課題について幾つかお尋ねします。 導入機材は決まっていますか。今後、大学入試や英検などパソコンを使って試験があるため、iPadの場合ですキーボードが必要になってきますが、キーボードは含まれているでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 タブレットはiPadで、ハードウエアキーボードつきのタブレットケースも機器の調達に含んでおります。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) ルーターの貸出しの場合、通信料の負担は誰になりますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 今後、家庭学習などを実施するに当たり必要なる通信環境につきましては、各家庭に整備を促してまいりますが、感染症が蔓延するなどといった緊急的に自宅に持ち帰る場合は、就学援助を受けている小学校6年生中学校3年生に優先的に貸し出し、その通信料は市が負担いたします。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 大変に助かります。 持ち運べるモバイル端末は、MDM、モバイルデバイス管理によってウイルスにさらされる危険を回避でき、利用制限もかけられ、紛失しても情報漏えいを防ぐことができます。MDMは、予算に計上されていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 MDM、モバイルデバイス管理に係る予算につきましては、全端末の設定を均一に行うために、機器の調達に含んでおります。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) それでは、デジタル機器の運用には個人情報の流出防止策などが欠かせません。ルールなど、徹底できるでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 タブレット端末や個人情報の取扱い、インターネットの閲覧等に関する基本的な方針を市が作成し、それに基づき各学校でルールを作成する予定でございます。 また、ICT機器等への対応に不慣れな児童・生徒や保護者に対しましても、分かりやすいマニュアルを用意し、運用の徹底に努めてまいります。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 安全に安心して使用できるよう、徹底をよろしくお願いいたします。 あと、最も大きな課題は、導入後に継続して使い続けていくことです。導入ソフトによって使い勝手が違ってきますので、重要な選択になります。どのように選定していきますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 学習支援ソフトウエアの導入につきましては、小中学校の教員代表教育委員会事務局職員で構成する学習支援ソフトウエア選定委員会により、業者の提案書プレゼンテーションによる評価を行い、選定しております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 少しでも使い勝手のよいものを選択していただけたもの期待いたします。 次に、有効に使い続けていくためにどのような対応をしていくかについてですが、1つ目、教育現場にデジタル機器を導入した後、教員が使いこなせず徐々に使用しなくなってしまうことがあります。これを解決するために、いかに現場の先生の負担を減らすか。端末整備同時に導入後の活用を考えます、授業などをサポートするICT支援員が重要なってきます。現場の負担を減らし、デジタル機器を活用し続けるためにICT支援員の雇用を進めるべきですが、ICT支援員配置について、政府は、1日4校に1人の目標が出されております。市内でICT支援員の配置は十分考えられますか。そのほか、有効に使い続けるための対策などがあれば教えてください。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 有効に使い続けるためには、まずは導入当初が重要である考えておりますので、業務委託でICT支援員による機器の使用方法や、授業でのソフトウエアの活用方法の研修やサポートを行うことで機器等に慣れるように進めていく予定でございます。 また、職場内研修を進めることで職員相互の力量が高まり、有効活用が継続するもの考えております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 職場内研修を進めるのことですが、ふだんでも仕事量が多い教職員の方々です。何度も繰り返して問題点を改善しながら行う必要がある考えますが、時間の確保など大変ではないでしょうか。どのように時間を確保していきますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、学習教育部長。 ◎市川学習教育部長 職場内研修は、学年や教科ごとなどの小人数で授業準備や教材研究の時間を利用して実施することを想定しており、教員の負担にならないよう調整して行ってまいります。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 初めが特に大変か思いますが、負担にならないように、児童・生徒のためにはもちろんですが、教職員の方々のためにも使いこなしていただくことで事務作業などの効率化につなげていただきたい思います。そして、今まで以上に情報を得ることができること、一人一人の児童・生徒に向き合える時間が増えることを期待しまして、活用していただきたい申し上げて次の質問に移ります。 市政情報伝達についてお伺いします。 千葉県東金市は、スマートフォンを使いこなす若年層に市政情報を効率的に届けよう、通信アプリLINEの公式アカウントを開設いたしました。市政情報を伝える手段は、主に紙媒体の広報紙ですが、読者のほとんどが50歳以上で、若年層に届いていない懸念がありました。 日本人口の約67%、スマホユーザーの約80%が使用しているLINEで、簡単に市政に関する情報を知ることができるとして、利用者が8カ月で1,656名聞いています。 愛知県内でも、年内に39市町村で自治体の各種手続などに関する問合せをLINEなどを使い人工知能AIが回答するシステムを導入しますが、日進市は、同様のサービスは提供していますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 日進市のLINEの公式アカウントにつきましては、広報にっしん10月号でもお知らせしておりますように、11月1日から市の公式アカウントを開設いたしまして、防災、気象、防犯などの情報をLINEで配信しているところでございます。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 広報10月号に案内があったのことですが、私は10月号の案内では、メールで利用していたお知らせめーるで十分だ思っていましたので、登録はしませんでした。 今回、質問するに当たり登録をさせていただいたところ、配信内容も複数選択可能で、市のホームページや感染症対策情報、ごみの出し方、くるりんばす情報など、直結でアクセスできることから、とても使いやすいもの感じました。ぜひもっと分かりやすい周知をお願いし、若い方にも利用していただきたい思います。 現在のLINEの登録者数はどれくらいでしょうか。また、千葉県の東金市では、システムに月額税込み1万6,500円の低価格で行っているお聞きしています。日進市では費用は幾らかかっていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 11月20日現在でございますが、本市の公式LINEの登録者数は515名でございます。この登録者数が増えるということは、市政情報を迅速に伝えられる方を増やすということになりますので、ここの利用者、登録者数を増やしていくというその必要性は十分認識しております。 今後、にっしんお知らせめーるを利用されている方やSNSに情報を配信するとともに、引き続き広報やホームページへの情報掲載、また、チラシを掲示するなど広くPRしてまいりたい考えております。 なお、メニューボタンの作成を含む開発費、開設のための費用につきましては、職員自ら行っておりますので、無料で開設できたということになっております。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 費用がかかっていないのこと、すばらしいです。 私の周りの方々に何人かこのシステムのことをお聞きしましたが、広報10月号で気づいた方はおらず、登録している方も1人もおりませんでした。その場で皆さんに登録をしていただいたところ、こんな便利なもの、もっと分かるように宣伝してほしい御要望をいただいたところです。ぜひ周知の工夫をしていただきたい思います。 次の質問です。 それから、東金市では、動物の死骸や不法投棄などの写真を市に送り通報する地域課題レポート機能が盛り込まれています。今のところ、いたずらやフェイク通報はなく、担当者の負担もそんなに増えてはいないのことです。 日進市でも、側溝にごみや草がたまって水が道路にあふれているとか、ごみ置場のネットが破れていてカラスの被害に遭っているなど、地域の課題を毎日のようにお聞きします。市内環境充実のためにも、ぜひ日進市でも地域課題レポートのようなシステムを導入していただきたい思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 御質問にございますように、例えば道路の破損ですとか不法投棄、こういったものを市にお知らせいただける、投稿するいいますか、そういったシステムにつきましては、現在持っているシステムを利用して費用をかけることなく実施できるように、現在関係課、それからシステムの業者打合せを行っているところでございます。 また、さらに、先ほどの出ておりましたLINEの公式アカウント連携して、より簡易に投稿ができるような利便性が上がるようなことができないかということも検討を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 今後、年齢などによって受けられる情報等を配信していくなど、市民の皆様に迅速にお伝えすること、市民の皆様からの情報提供など、用途はまだまだ期待が持てます。工夫をして進めていただきたいお願い申し上げて質問を終わります。 ○議長(道家富好) これにて川嶋恵美議員の質問を終わります。 ただいまから1時30分まで休憩します。     午前11時59分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、小野田利信議員の発言を許します。     〔12番 小野田利信登壇〕 ◆12番(小野田利信) 一般質問をさせていただきます。 経済産業省が2018年4月11日にキャッシュレス・ビジョンを公表しました。2025年までにキャッシュレス決済率40%の目標を掲げられ、訪日外国人の誘致施策など、政府が国内でのキャッシュレス決済導入を後押ししていくことが決定しています。まさに日本は、国を挙げてキャッシュレスを導入する動きが加速しています。 基礎自治体としても決して他人事ではなく、様々今後の対応が求められるのではないか思います。 先進的な自治体では、公民連携事業として、民間企業を活用してキャッシュレス化に取り組んでいます。 我々が日進市に納税する市民税、県民税、固定資産税、都市計画税、軽自動車税、そして、国民健康保険税の4税が口座振替、窓口支払い、コンビニ収納で可能であり、その内容は、令和元年度の決算書から、委員会でも報告があったように、軽自動車税はコンビニ収納が非常に高い割合で利用されている。固定資産税などの高額な納税は口座振替が高い割合で利用なっています。すなわち、少額であれば、何らかの都合や自宅から使いのことでコンビニ収納、高額なれば、危険なこともあり、誰も接触しない口座振替が多い判断できます。 さて、日進市も新たに10月1日より、先ほどの市民税、県民税、固定資産税など4税がスマートフォン決済、商品名を挙げれば、PayB、PayPay、LINEPayですが、これで納入することができるようになりました。 また、愛知中部水道企業団による水道料金、下水道使用料も同日よりスマホ決済ができるようになりました。 これで従来の窓口対応から口座引き落とし、コンビニ支払いに続いて支払いが可能なり、住民サービスが1種類増えたことにより、住民にとっては納税の方法が1種類増え、選択肢が増えた言えます。これは在宅でありながら納税ができる点からすれば、口座振替の部類に該当し、キャッシュレス決済の一部ではないでしょうか。在宅で納税ができ、少額から高額なものまで納税できることから、これからは増えていくのではないか思います。 日進市が10月からスマート決済を導入した意図は何でしょうか。 ○議長(道家富好) ただいまの小野田利信議員の質問に対する答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 スマホ決済を始めするキャッシュレス決済の導入については、利用者の利便性向上や事務の効率化などを目指してかねてより検討を進めており、令和3年3月の導入を目指しておりました。 そんな中、新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、少しでも人の接触を避けることのできる環境整備を早急に図ることが必要なってきました。そこで、システムの改修や納付書の変更もなく早急な対応が可能なスマホ決済を前倒しして導入したものでございます。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) このスマホ決済では上限が30万円です。これで、固定資産税がどれだけの人が網羅できるのでしょうか。この上限額を引き上げることはできるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 令和2年度の固定資産税でございますが、納税者は、口座振替の方を除き、およそ1万5,270者でございます。そのうち、各期別の税額が30万円未満の方は1万5,010者で、98.3%が網羅されている状況でございます。 また、上限額でございますが、1日当たりの利用上限額を一番低く設定しているPayBが30万円であったことや、不正利用時の被害を最小限に食い止めることなどを考慮し、コンビニ収納同様30万円したものでございます。これらのことから、現時点で上限額の引き上げについては考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 年配者は、スマートフォンが使いこなせないのでクレジットカード決済はできないのかの問合せがあります。年配者は言いませんが、スマホが苦手な方々のために、クレジットカード導入に向けてはどのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 クレジットカード決済についても、新型コロナウイルス感染拡大防止や利用者の利便性の向上などから、有効な手段の1つは考えております。 しかしながら、新たな環境整備は、今回導入したスマートフォン決済の利用状況やコンビニ収納など既存環境の利用状況など、変化する利用者ニーズの把握をした上で必要に応じて検討していくもの考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) スマートフォンの使い方が分からない方々に、10月号の広報にっしんでもスマートフォンの使い方の講座がありましたが、この講座の申込み状況はどのようだったでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 こちらの講座ですけれども、市が高齢者施策として事業協力しているNPO法人サンコムネットによる、お元気パソコン教室の中のスマートフォン入門講座なります。 申込みの状況ですが、対象者は、市内在住のおおむね65歳以上の人で、定員10名で企画されたもので、11名の申込みがあった伺っております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 定員がオーバーしたということは、広報、宣伝が十分されていたということである思います。スマホ決済を普及させるためには、この講座同様、広報、宣伝を十分にして市民に浸透させることが必要であります。それには、インパクトのあるキャッチコピーを引き入れて宣伝することが効果的だ考えますがいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 利用促進のためのキャッチコピーは、記憶に残すための効果が大きいことからスマホ決済の普及には有用考えておりますので、今後の周知活動に取り入れていきたい考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 今、各店舗の支払いでスマホ決済の店舗が増えています。また、タクシーなど、思いがけないところでも増えています。テレビコマーシャルで有名俳優の客が店にやってきて、これで支払いできます、する、俳優のオダギリジョーが、うち、現金だけなんです、する、じゃ、いいです言って出ていってしまうコマーシャルですが、このように、市役所から出ていくことはない思いますが、市役所でも住民票や印鑑証明など市民窓口での対応に同様なことが起きているのではないでしょうか。起きていなくても、いつかこの声は増えていくのではないでしょうか。 そこで、コンビニ交付も始められる中、スマートフォン決済での対応を市民が一番よく利用する市民窓口ではどのように考えているのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 窓口では、スマートフォン決済等のキャッシュレス決済の御利用を希望される方もおみえなりますが、現在は現金の支払いのみでお願いをしております。 キャッシュレス決済の導入につきましては、市民サービスの向上や窓口業務の効率化につながることも踏まえ、ほかの自治体の動向も注視しながら、必要に応じて関係部署連携して調査・研究してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 御朱印がはやっていることは、以前ここで紹介しました。御朱印帳も、以前のこのような大きから、今では見栄えのあるこのように大きなもの。このように、はやっているんです、大きくなることが。 そして、この御朱印を求めて全国から愛好者が参拝に、全国神社ランキングで1位という有名な名古屋市北区の別小江神社では、さい銭は現金の貨幣や紙幣ですが、御朱印やお守り、おみくじなどの授与品の初穂料は、既にスマホ決済で行っています。さらに、クレジットにおいてはタッチ決済、すなわち非接触型のクレジット決済。カードに音波の記号が入ったものですが、それでも利用できます。また、さらに交通系ICカードのマナカでの決済でも可能です。 交通系ICカードでも対応の視野に入れていただきたいが、どうでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 交通系ICカードといったプリペイドカードによるものを含め、現在キャッシュレス決済は様々な種類のものがございます。市税や料金も様々な種類のキャッシュレス決済に対応できれば便利になりますが、システム改修や支払い手数料も含めた費用対効果も考慮する必要があることから、利用者ニーズの把握などをした上で必要に応じて検討していくもの考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 先ほども説明しましたが、総務省の資料による、キャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的には世界最高水準の80%を目指すことになっており、キャッシュレス支払い額も年々増加しています。この波に取り残されることは、市民生活に支障を来しますので、ぜひとも市税や料金についてもキャッシュレス化に向けた取組を推進していってください。 では、次の質問に入ります。 日進香久山西部土地区画整理事業が着々進んでおります。区画整理事業は、道路や下水道、公園などの社会基盤整備をすることにより、区画整理事業地内だけでなく、隣接する住宅地つながることにより、将来にわたり住みやすいまちづくり言えますが、どのように考えているのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 議員の言われますおり、地区地区をつなげることは重要考えております。香久山西部土地区画整理事業地区においても、香久山区日生梅森園に接続する計画で事業を進めております。 この道路接続による効果は、道路網ができることでの地域の利便性や防災機能の向上、香久山南交差点の渋滞緩和などが挙げられます。また、区画整理地区内に建築される市街地形成の核なる商業施設への双方からのアクセスも可能なります。 長年にわたり低未利用地であった香久山西部土地区画整理事業地区内だけでなく、香久山区日生梅森園つながることでともに発展していくまちを目指すことが、将来にわたり住みやすくなるまちづくりである考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) 県道岩藤名古屋線の名古屋市の境に門木のバス停があります。現在は地名にはないのに、どこから門木の名称がついたのか御存じでしょうか。ここは、以前の大字岩崎字門木からの名残です。 今の香久山二丁目の小川から西の場所は、岩崎の管轄でした。昭和50年代後半に岩崎消防団に在籍した私は、年末になる同じ岩崎担当区域でありましたので、年末夜警に見回りに出かけたものです。今違ってオープンカーであったので、寒い中を活動した思い出があります。どのようにして行ったかいいます、岩崎公民館から西方面の名古屋市内の東山自動車学校まで行き、左折して、牧野池、梅森荘を通過して現地に到着すること約30分ほどかかりました。当然戻ってくるのも同じ道のりです。 今、思えば、ここの住民の方々は、役所に用事があるときは大変だったでしょう。それよりも火災のときはどのように対処するのか。 しかし、香久山の区画整理事業により門木橋が架かり、往来ができるようになり、生活が便利になり、防災上安全にもなりました。 そこで、今回の事業では、隣接する香久山地区の接続はどのように考えているのでしょうか。 また、梅森町新田の日生梅森園にも隣接していますが、日生梅森園内の道路を区画整理事業地内の道路接続すれば、日生梅森園の住民は、今までの県道浅田名古屋線だけでなく、県道岩崎名古屋線への通行が可能なりますが、どのように接続されるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 香久山区の接続は、香久山西部土地区画整理事業地区内を南北に縦断する12メートル幅の道路から小川に架ける橋により接続する予定で事業を進めております。また、日生梅森園の東側に8メートル道路とも接続する計画しております。これによりまして、新たに県道岩崎名古屋線への通行が可能なるだけでなく、地区内に出店予定の商業施設や香久山方面への通行が可能なり、地域全体で発展していくことができるもの考えております。 ○議長(道家富好) 小野田議員。 ◆12番(小野田利信) さて、表題の不易流行ですが、不易は、どれだけ時代が変わっても変わらない部分、変えてはいけない大切なことであり、流行は、時代に合わせて変化させていく必要があり、いつまでも古いやり方では世間から置いていかれてしまうということです。 しかし、デジタル化推進の意見書を議会として提出しておきながら、旧態依然の紙配付、流行はかけ離れている市議会の体制、ああ、嘆き悲しや。 ○議長(道家富好) これにて小野田利信議員の質問を終わります。 次に、ごとうみき議員の発言を許します。     〔7番 ごとうみき登壇〕 ◆7番(ごとうみき) 市として積極的なコロナ対応で、市民の命、暮らしを守る取組を求めて質問いたします。 まず、福祉現場で働く方へのPCR検査の実施を求めますが、その市としての考えを伺います。 ○議長(道家富好) ただいまのごとうみき議員の質問に対する答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 現時点におきまして、福祉現場の職員に対するPCR検査を実施する考えはありませんが、市では、福祉事業所に対し、マスク、消毒液の配付等を行ってまいりました。 また、福祉事業所などでは、現在、当初異なり、感染者が発生した場合にはクラスターならないよう、濃厚接触者以外の職員、利用者についても行政検査の対象なっているところでございます。 市においても、事業所において感染拡大のおそれがある場合には、マスク、ガウン、手袋、フェイスシールド、消毒液などを提供できるよう備蓄しているところでございます。 また、感染予防に最も有効なことは、マスク、手洗い、消毒、換気といった感染予防対策を徹底すること考えておりますので、福祉事業所等へ感染予防についてさらなる周知徹底を行ってまいります。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、どのような状況になれば検査の実施を考えていただけますか。 ○議長(道家富好) 健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 現在、行政検査が行われない場合においても、発熱など症状、感染者の接触状況などを踏まえ、高齢者施設等で必要がある判断し自費で検査を実施した場合には、県が行う介護サービス確保対策事業費補助金の対象なっております。 また、感染者が発生した場合などは、濃厚接触者以外であっても、利用者、従事者全員が行政検査の対象なることから、現時点では市では独自で実施する予定はございません。
    ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、この県の事業は、例えばヘルパーさんが個人の判断で検査を受けた場合も対象になりますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 事業所、施設等に対する補助であり、申請者は事業所等なっていますので、介護職員個人で申請はできません。 また、誰の判断であるかに関わらず、事業所が必要判断された場合に対象なるものでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 今、全国的には、北九州市や世田谷区などでは、職員も対象に、症状がなくてもPCR検査が受けられる仕組みを自治体独自で行うのことです。 ある特養老人ホームでは、職員61人のうち10名が陽性。しかし、そのいずれも無症状だったの報道もあります。今、有症者になる前に把握し、感染をこれ以上広がらないようにする対策をという積極的な検査の姿勢が求められるのではないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 まず、北九州市、世田谷区は、保健所の設置自治体であります。 また、世田谷区では独自に介護事業所等に対してPCR検査を実施しておりましたが、現在、その検査について、国の通知により行政検査なった旨がホームページにおいて公表されていることから、本市では行政検査等は保健所が担っておりますので、引き続き保健所連携してまいります。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) しかし、現場では、もし自分がコロナだったら不安な気持ちを抱えて毎日仕事をされています。このことにすごくストレスがかかるという声が寄せられています。今、個人も施設も、できる限りの最大限の対策をやって運営しています。このような福祉施設を守るためにも、市が、いま一歩踏み込んだ積極的支援として実施できないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 先ほど世田谷区について御答弁させていただきましたが、日々状況が変わり検査体制等が整備されてきておりますので、事業所等に国県の動き、状況、感染症に関する理解等、情報を提供していくことにより、事業所の方の不安の解消に努めてまいります。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、今、厚生労働省から65歳以上の高齢者等への検査を行う市町村に一部費用を負担するということが通知されています。国のこのような助成も活用して、市の実施は検討されたのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 検討につきましては、検査自体の精度、検査するタイミング、検査の回数や実施体制、費用面等、様々な面から検討の方を行いました。 特に検査結果でございますけれども、あくまでも検査時点での結果で、その後検査が続くものではありませんが、本市の高齢者約1万8,500人、全員に1人1回のPCR検査を実施した仮定します、基準額2万円のうち市は1万円を負担することなりますので、1億8,500万の費用が必要になります。 また、偽陽性であっても陽性なった場合、医療機関や当事者への負担、偽陰性の可能性、その後の行動への心配等、検査後の医療機関や対象者への影響等、検査後の課題も検討しました。そのほか、医師会からの意見を伺うとともに、近隣市町の情報交換も行い、実施しないことしました。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) ありがとうございます。今、検討もされたけど、多額の費用がかかるというような御答弁だった思います。 私たち日本共産党も、国の責任において予算措置をして、しっかり、自治体任せにせずに検査を国の体制としてやるよう求めています。 同時に、今、日進市の市内感染者が100人を超えた今です、再検討を求めます。 また、市内の入所施設の看護師さんからは、発熱への対応するにもガウンがない。でも、お部屋に入り、熱を測って対応するしかない。施設へガウンや手袋などを装備品として置いてほしいの声もあります。 先ほど備蓄はしているということでしたけど、市の備蓄だけではなく、積極的に各施設に配付し、常に使える状況にしていただけないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 施設等につきましては、県においてガウンや手袋等消耗品の購入費について県の補助対象なっていることから、通常の感染予防に対する消耗品等は補助を活用し購入していただき、市では、感染者が出て急遽不足する場合や、市中に在庫がなくなり入手困難な状況なった場合等、基本的には緊急時のための備蓄を行っております。 ただし、事業所等からの依頼があれば、感染のおそれがある方への対応感染拡大を防止するため、状況に応じ必要な支援を行ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) ぜひ積極的にお願いいたします。 続いて、直接支援の拡大について提案いたします。 まず、1点目、新生児、乳幼児世帯への経済的支援が必要だ考えます。拡大の考えはありますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 いまだコロナ禍の収束の見通しが立たず、経済活動外出自粛などの制約の両立が続く現状におきましては、新生児、乳幼児世帯への給付金の支給などの直接、経済的な支援の効果は一時的なものであり、現時点では実施する予定はございません。 子育て世代に対しましては、経済的な支援よりも、子育てに対する不安や育児に対するストレスなどが解消されるといった心のケアにつながるサービスを充実し継続的に提供することが重要である考えております。そこで、子育て支援センターなどの施設に来られない方が気軽に相談できるよう、電子媒体を活用した相談体制の構築や、育児に疲れた保護者が休息を理由に利用できるよう一時保育の利用拡大など、心身の負担軽減なるような支援の充実を進めてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) そんなような体制も進めていただき、同時に、新生児には、おむつ代を含めて独自の費用負担ものしかかるのが現実です。再検討していただけないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 本年4月頃の緊急事態宣言発令時のように、子育て世代を含めた社会全体が生活困窮なるような事態が発生し、国などが新たに経済的な支援策を講じるような状況になった場合には、市として独自の経済的支援の必要性について検討することになる考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 国がやらないから市がやるという姿勢に私は立ってほしい思います。 それでは、続いて、市の独自支援策として、今まで、今も行っています、このひとり親の家庭への助成ですけど、今回の所得制限の導入は撤廃すべきです。見直しの考えはありませんか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 本市では、経済活動が停止しました緊急事態宣言下におきまして、ひとり親家庭等に対する直接な市独自の緊急経済支援として、最大6万円の給付を本年6月に実施したところでございます。 今回の手当制度の改正により、愛知県遺児手当の制度同一の所得制限を設けたことで支給制限を受ける方もみえますが、改正の目的は、手当てを減額することではなく、ひとり親家庭の生活困窮状態からの脱却に向けた制度への展開を図るものでございます。 この制度の見直しに得られました貴重な財源を活用しながら、今年度から実施しております学習支援事業のような様々な自立のための支援制度の拡充を着実に進めてまいりたい考えておりますので、当面、手当ての制度の見直しは予定してございません。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 私は、経済的支援、この自立支援というのであれば、両方実施してほしい考えます。そして、このコロナ禍の中で、今までもらっていた手当てが削減されるということは、経済的にも、気持ち的にも、見放された市民ががっかりするのではないでしょうか。こんな市政で本当にいいのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 繰り返しなりますが、今回のひとり親家庭等の手当ての改正につきましては、手当ての削減を目的するものではありません。生活困窮の状況からの脱却を図るため、長期的視野に立った経済的自立につながる様々な支援制度の拡充に財源を充てるという方向、方針を転換するものでございます。支援制度の充実により、ひとり親家庭の経済的な自立を従来にも増して促すことができるもの考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) しかし、実際に、今までもらっていて、もらえなくなる人がいるということです。ぜひ再検討を求めます。 続いて、大学生、大学への市としての独自支援を進めることを提案いたします。検討はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 大学生への支援制度いたしましては、高等教育の修学支援新制度や貸与型奨学金がございまして、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した学生さん等が利用できるよう支援が拡充されております。 また、世帯収入やアルバイト収入の大幅な減少などによって学生生活にも経済的な影響が顕著なっている状況を踏まえ、学生支援緊急給付金給付事業も行われるなど国による支援が行われているところでございますので、大学への支援も含めまして、市独自の支援の予定はございません。 ただし、現在、全国的にコロナの感染症が広がっていることから、社会状況、国や県の動向には注視してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) この修学支援制度は、主に住民税非課税世帯の方が対象になるなど、希望者全員が受けられる制度ではありません。 また、貸与型奨学金は、卒業後、借金を背負うことになるので、気軽に借りられないという矛盾もあります。 そして、学生支援緊急給付金事業は、そもそも9月の末で終了しています。 しかし、引き続きコロナ禍の中でアルバイトがない、オンライン授業でプリント代など今まで以上の出費がかさむなど、大変な思いをされています。 例えば、市独自の学生支援給付金を、コロナの交付金なども活用してできないのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 繰り返しなりますが、学生さんに対しての支援につきましては、国において一定の支援が行われているということから、現在のところ、市独自の支援は予定はございません。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 私は、学生さんが現に困っているということ、そして、大学連携を打ち出しているこの日進市だからこそ、独自の判断があってもよいのではないか考えます、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 新型コロナウイルス全般に関する支援制度につきましては、本市におきましてもこれまで様々な独自支援を行っていまいりました。御質問の学生さんに対する支援につきましては、大学ごとに実施されている各種の支援もございます。相談窓口もございますので、今後のコロナの感染の拡大の状況も注視した上で、必要に応じて検討はしてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 日進市の学生支援、そして、長久手市など近隣の自治体の様子はどうなのでしょうか。 また、市として大学や学生にアンケート調査を行うなどの対応はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 近隣市町の状況でございますが、長久手市において、市遺児手当受給対象の子どもさん及び就学援助受給世帯の児童・生徒とともに市内に居住し、住民基本台帳に登録している単身学生へ4,400円分のお米券を配付したのことでございます。 なお、豊明市、みよし市、東郷町におきましては、大学生への独自支援は実施していないのことでございました。 最後に、本市連携をしております大学は、随時連携を取りつつ年1回の会議を実施しており、各種要望等をお伺いする機会がございますが、各大学からは、現在のところ、市独自支援の要望等に関するものは出ておりません。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 一般的な会議だけではなく、ぜひ市として支援できる内容案も示しながら、聞き取り調査等を行っていただきたい、未来ある学生さんを応援していただきたい思います。 続きまして、国保税の引下げについて質問いたします。 加入者の生活、営業実態はどのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 国保加入者の生活、営業実態をつぶさに把握することは難しいですが、今般のコロナ禍の中での経済的影響は大きく、本市の国保加入者へも少なからず影響があるのではないか考えております。 日進市国保では、今年度、新型コロナウイルス感染症の影響により収入減少なった加入者への保険税の減免制度を実施しており、11月6日現在で103件の申請を受けている状況でございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 加入者の方の平均年収見込みは、どのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 国保加入者の平均収入については把握しておりませんが、1世帯当たりの平均所得金額で申し上げます、2019年度は約186万5,000円、2020年度は約201万5,000円なります。2021年度につきましては、所得が確定していないため不明でございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) しかし、来年度は、平均年収は減る想定されていますよね。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 コロナによる減免申請は103件ございまして、国保世帯全体の1%でございましたが、コロナの影響が国保加入者全体のどの程度あるのかという予測には苦慮しているところでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、減免申請の103件は、どのような方ですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 減免申請を受けました103件の所得階層別の内訳を申し上げます、主たる生計維持者の前年の合計所得金額が300万円以下の方が64件、400万円以下が16件、550万円以下が9件、750万円以下が9件、1,000万円以下が5件なっております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 今の御答弁をお聞きして、私は、この幅広い人がコロナの影響を受けているということが、この数字からも想定しました。 ある3人の子どもを育てる自営業者の方からは、コロナで仕事が減った。しかし、この収入が、減免申請対象なる3割も減るそもそも生活自体ができないので、節約して必死に遠くの現場の仕事まで取って頑張っている言っております。このような方が受けられる支援制度はありますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 新型コロナの影響により収入の減少した方に対しては、減免制度以外に納税猶予の制度も設けられておりますので、減免基準に至らないものの納税が困難な場合は、御相談いただければ思います。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 私も猶予の制度を紹介しましたが、しかし、来年度に多く支払うことになる来年も払えるか不安のことで、今、頑張って切り詰めて捻出されているのことでした。 このように必死の思いで生活している人がたくさんいます。支援制度のはざまで困難を抱えている人を救うには、制度そのものの見直しをしていく、国保で言う、来年度こそ国保税引下げが必要だ考えます。市はどのように思っているでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 保険税につきましては、愛知県が示す標準保険料率比較して本市の税率はいまだ低い水準にあること、また、赤字補填目的として一般会計から多額の繰入れを行っており、その削減、解消することが求められていることから、国保税の引下げは困難である考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 引下げができないのは、県の保険料率のせいなのでしょうか。独自の判断はできないのですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 保険税率は、国保加入者の保険給付に要する費用を賄えるように決定する必要があります。愛知県が示す標準保険料率は、そのための水準であり、標準保険料率より低い水準である本市は、一般会計からの繰入れにより不足分を充填、補填している状態でございますので、市として国保税の引下げは困難である考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 最終決定は自治体が行う、この認識に変わりはありませんか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 愛知県は、毎年、各自治体の国保事業納付金の額標準保険料率を示します。それを基に自治体が保険税率の決定を行っております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、日進市として値下げの検討はされたのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 先ほどの繰り返しなりますが、本市の保険税は、愛知県が示す標準保険料率比較して低い水準にあり、赤字補填を目的として一般会計から多額の繰入れを行っている以上、保険税の引下げは困難である考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 市長に伺います。値下げの検討はされたのか、その予定は今後あるのかないのか、どうですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 保険税率につきましては、保険加入者が安心して保険給付を受けることができるよう健全な財政運営を行うことが必要ですので、現時点で引下げの検討予定はございません。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 市長、今、本当に苦労している市民に引き続き高い保険税をかけていくという考えなんでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 御質問いただき、ありがとうございます。 ごとう議員、この問題につきましては、何度か議会でも取り上げていただいておりますけれども、ここにいる誰もが、私どもの市民の皆さんからより多くの保険税を徴収したいなど思っている人はいない思うんですよね。ただ、この愛知県が示す標準保険料率、標準の保険料というところ、どうしても、今現状、日進市は比較的安いところにあるということで、数年をかけてこの標準にじわじわ少しずつ、いわゆる激変緩和のために少しずつ上げさせていただいてきた。いつかは、やはりその標準保険料に達していかなければいけない。例えば切手代もそうでしょうし、自動販売機で売っているそのお茶や缶ジュース、こういった値段も、やはり徐々に物価とともに上がっていくということで、急に何倍もお金が上がるということはないように、我々も本意ではないんですけれども、少しずつやはりこの保険料というものを上げさせていただくという基本的考え方がございます。 したがいまして、議員の御指摘、気持ちは本当に同じだは思うんですが、引下げというところは、私ども、難しいのかな思っておりますが、ただ、国においても例えばその定額給付金、全国民に配ったというようなこともあって、これは、突然お金が沸いて出たわけじゃなくて、皆さん想像することができるように、これ、やっぱり、将来のものを今、引っ張り出してきて、それを皆さんにという、こういう政策なわけですよね。我々のこの保険料というのも、今のこのコロナのことをしっかり頭に入れて考えて、どうするべきだということを、これから私どももしっかり考えていきたいな。ただ、いきなり引下げというところは、非常に厳しいかなは思っております。 また、基金も、やはり、この保険の事業でもって少しずつ積み重ねて、ためてきた基金ではなくて、やはり、もともとは一般会計からの繰入れをしたものを少しずつためてきたといったものでありますので、例えばそれをもって皆さんに、保険料の減少に、減額に充てようということも非常に難しいのかなは思っております。 いずれにしましても、このコロナで皆さんがお困りの状況をしっかり我々も見直して、見詰めまして、来年度以降の施策に反映させていきたい、このように考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、ぜひ市民の立場に立って、値下げも含め、値上げは絶対にしないぞという立場で頑張っていただきたい思います。 そして、子どもの均等割軽減の実施を求めます。この軽減は、赤字補填の削減対象外ではないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 現時点で、新たな軽減制度の実施は予定しておりませんが、子どもの均等割軽減につきましては、これまでも全国知事会等から国へ要望を出しており、今年の5月29日に閣議決定された少子化社会対策大綱において、子どもの数に応じた国民健康保険料の負担軽減を行う地方公共団体への支援を着実に実施することが明記されました。国は、実施団体に対して特別調整交付金の中で財政支援をしていく聞いておりますので、今後の国の動向に注視していきたい考えております。
    ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 国もその方向なら、日進市から先にこの減免を実施し、来年度からでも市民の生活を応援すべきだ考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 本市としましては、国の動向に注視しながら研究してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 国保基金約9億円、これを来年度の負担軽減に回せないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 国民健康保険制度は、国保加入者が安心して保険給付を受けることができるよう健全な財政運営を行う必要がございます。運用基金につきましては、医療費増加による財源不足や将来的に安定的な財政運営のために活用することが優先される考えております。令和3年度からの税制改正や新型コロナによる経済的影響、国保事業費納付金の額等を踏まえて、基金の活用については慎重に考えてまいります。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) この数年間、年間約3,500万円あれば値上げをやめることができました。9億円のうち幾らかを使えば値下げや減免は可能ではないでしょうか。試算があれば示してください。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部長。 ◎牧野健康福祉部長 運用基金は、国保運営を安定的に行うため、また、赤字繰入れ解消までの保険税の上げ幅を抑えるため活用する予定しております。そういったことから、国保税引下げや軽減のための試算はしておりません。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) なぜできないのでしょうか。市民のために税金を使ってください。 来年度の予算編成について伺います。来年度見直しする事業編成方針にありましたけど、それはどのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 現在、予算編成中であり具体的な事業のお答えはできかねますが、各所管部署において枠配分をされた金額の範囲内で、実施方法の見直しや、実施すべき事業の精査などを検討しているところでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、増える部署、減る部署は、どのような見込みでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 枠配分した一般財源が増加せざるを得ない主な部署は、保育所の給付関連が増加するこども未来部、GIGAスクールなど新たな日常に対応する事業が増加する学習教育部でございます。 また、義務的経費の伸びに伴い減少せざるを得ない主な部署は、都市整備部や産業政策部でございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、東小学校区の放課後子ども対策について、どのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 東小学校区における放課後児童対策につきましては、既存施設の活用を含め、関係機関様々な手法について検討してまいりました。その結果、放課後子ども総合プランの環境改善及び民間を含めた待機児童解消のためには、新たな専用施設の建設が必要であるという結論に至りました。 現在は、令和4年度からの専用施設での開所に向けて、県など関係機関協議の上、施設建設の準備を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 密の解消のためにも、一日も早い整備を求めます。来年度中に前倒しでの実施はできませんか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 専用施設の建設につきましては、学校敷地内の工事になるため、学校行事等学校の調整が必要なります。そのため、十分な工事期間を要することが見込まれます。そのため、来年度途中での開所は今のところ困難な状況ではございますが、令和4年4月から確実に開所できるよう、今年度中にも設計にかかる費用を債務負担として今回の議会に予算計上し、通常よりも早い工程で進めてまいりたい思っております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) ありがとうございます。しかし、財源は、非常に厳しい。来年度、道の駅スマートインターの中止を決断すべきではないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 御質問いただきました道の駅、スマートインターチェンジのこの2つの事業につきましては、地域経済の活性化や地域防災力、市民生活の利便性の向上、さらには財政基盤の強化に寄与いたします。その結果、教育、福祉などの行政運営に資することになります。これまで同じお答えにはなりますが、本市いたしましては、コロナ禍におけます厳しい財政状況にも十分留意しまして、長期的な視点に立って両事業を着実に推進してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 基幹整備課を立ち上げましたけど、特に地元からの方々、地元からの懸念はどのように対応されてきましたか。道の駅、主に、防犯、交通量の増加について、スマートインターの住環境の保障についてお願いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 まず、道の駅整備に伴う防犯、交通安全等の対策につきましては、これまでに、地元本郷区から防犯カメラや交差点のカラー塗装などの御意見、御要望を伺っております。地元連絡調整を行いながら、いただいた懸念事項についての対応案をお示ししているところでございます。 今後も防犯等の対策につきましては、継続して地域の皆さん調整をして進めてまいりたい考えております。 次に、スマートインターチェンジでございますけれども、スマートインターチェンジ周辺への影響を極力抑えられるよう、より住環境に配慮した計画を現在検討させていただいているところでございます。 特に、市道南山黒笹線につきましては、当路線の在り方につきまして、沿道施設、住民の皆様の御意見をお伺いしておりまして、計画に反映していくよう調整をしているところでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) それでは、道の駅の土地代約5億円について、どのような状況でしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 道の駅整備事業に伴います用地交渉につきましては、現在、順次、用地の取得を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 用地の取得が進んだということは、取得した土地があるということなのでしょうか。あれば、用地面積予算の執行状況を示してください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 現時点においての取得用地の面積は約1,800平方メートル、そして、予算の執行割合は約13%になります。 ○議長(道家富好) ごとう議員。 ◆7番(ごとうみき) 私の認識では、道の駅の敷地分に対する事業認定は、まだ、下りていないというふうに認識をしております。しかし、そういう中で、今、おっしゃられたのは多分周辺の道路の用地の取得だ思いますけど、こういうふうに部分的に土地を買っていくということはいかがなものなのでしょうか。このようにまだしっかり決まっていないものに対して買っていく。予算は認められているというふうにおっしゃる思いますけど、しかし、市民の税金です。事業認定がまだ下りていない中で、部分的にも…… ○議長(道家富好) ごとう議員、時間が参りましたので、発言をやめてください。 ◆7番(ごとうみき) 改めて中止を求めて終わります。 ○議長(道家富好) これにてごとうみき議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから2時40分まで休憩します。     午後2時23分 休憩-----------------------------------     午後2時40分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 次に、渡邊明子議員の発言を許します。     〔13番 渡邊明子登壇〕 ◆13番(渡邊明子) 一般質問をさせていただきます。 もっと子育てしやすい日進に。子どもたちの笑顔が輝くために、少しでも子育てしやすい環境の実現のために、何点か質問をさせていただきます。 子育てアプリについて、平成30年9月の定例会で先行事例を示し、子育てアプリの導入について一般質問をさせていただきました。現在子育てアプリの導入についてどのように取り組まれていますか。 ○議長(道家富好) ただいまの渡邊明子議員の質問に対する答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 本市の子育てアプリにつきましては、子育て支援に関する協定の一環で、ソフトバンク株式会社様より提案いただきました子育て支援システム、成長ログサービスを導入することしております。 これまで導入に向けて、健康課や子育て総合支援センターの子育て家庭を直接担当している職員などを交えまして協議検討を行い、令和3年、来年1月18日から利用開始することなりました。 この子育てアプリが、核家族化や、地域における人人のつながりの希薄化が見られる中、子育て世帯が孤立することなく、いつでもどこでも安心して子育てが行える環境整備の一助なること、そして、何よりも利用される保護者にとりまして毎日御利用いただく大切なものになってほしい考えております。 そして、利用開始後も、利用者から御意見をいただきながら、機能の多様化に引き続き取り組んでいきたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 子育てアプリは、具体的にどのような機能を持たせる予定ですか。電子母子手帳の機能も持たせますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 アプリの主要な機能ですが、両親や祖父母世代が、お子様の成長や発達の記録などを共有できる電子母子手帳の機能、お子様の年齢に応じた健診などのお知らせ、市のホームページ、ぁまっぷWEBなどの子育て情報の受信機能、SNSを活用した保護者同士のコミュニケーションが可能なる子育てひよこひろばなどの機能を準備しております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 情報提供の対象は、妊娠中から出産後、何歳ぐらいまでを対象に考えていますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 本市としましては、この子育てアプリが保護者にとりまして、お子様の成長を共に見守り、サポートできるようなものであってほしい考えております。 そこで、まずは現在妊娠期から未就園児のお子様をお持ちの両親や祖父母の方を対象として利用を開始したい思っています。その後、お子様の成長とともに対象年齢を拡大していければ考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) まずは妊娠期から未就学児を対象されるのことです。その周知方法はどのようにされるのですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 広報紙や市のホームページのほか、にっしんテレビ2月号で動画による紹介のほか、利用対象者である両親や祖父母に対して、母子手帳の交付時、あるいは祖父母手帳の配布時の機会を通しまして、また、乳幼児健診のときにはその場で御登録いただくなど、アプリの利用促進を図ってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 今後さらなる展開はお考えですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 このアプリは、お子様の成長に合わせて継続して利用していただきたい考えております。 今後は、保育園や幼稚園の情報、小学校入学に当たり必要なる情報など、小学校入学期までに順次対象世代の拡大を予定しております。そして、各年齢に応じたきめ細やかな子育て情報の発信など、内容についても充実してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 次に、男性の育児休暇の取得についてお尋ねいたします。 子育てはお母さん1人が全てを担うものではありません。祖父母の協力を得やすくするため、祖父母手帳の発行をお願いし、実現していただきました。 しかし、また男性の育児休暇も重要です。しかし、取得率は7.48%伸び悩んでいます。 政府は、2025年までに30%の目標を掲げています。また、第1子出産後に男性が家事や育児を積極的に行っていた家庭ほど第2子以降が生まれる割合が高いという相関性も示されています。 男性の子育てへの参加状況はどのようですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 男性の子育ての参加状況につきましては、平成30年度に実施しました日進市子育て支援に関するアンケート調査によります、子育てに日常に関わっている方は、「父母ともに」及び「父親」する割合が、平成25年度に実施しました同様の調査比較して20.8%減少しております。 また、育休取得状況につきましても、育休を取得した、あるいは取得中答えた父親の割合は、同様に前回調査比較します1.1%減少しているその一方で、母親の取得率は前回比較して15.5%増加しており、76.4%なっております。 これは、一般的に生後から2年間の育児休業を取得しやすい環境なったため、母親が育休を取得し、1人で日常的に子育てをする家庭が増えたもの考えております。このような結果から、思った以上に男性の育児参加が進んでいないのではないか考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) ユニセフが昨年発表した報告書「先進国における家族にやさしい政策」では、日本の制度は最も高い評価を受けています。育児休業制度の概要をお示しください。制度は先進国で最高の評価を受けているのに、あまり利用されていない理由はどのようですか。また、市役所内における男性職員の育児休暇の取得状況はどのようですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 私どもの育児休業制度につきましては、特別休暇として配偶者の出産に伴う休暇が2日、子の養育のための休暇が5日ございます。そのほか、子が3歳に達するまでの育児休業、それから、子が小学校に就学するまで取得可能な部分休業制度がございます。 また、両親が共に育児休業を取得するというパパ・ママ育休プラス、これを活用する場合には、休業手当金が受けられる期間が、子が1歳までから1歳2カ月に達するまで延長される制度もございます。 本市におきまして男性職員の育児休業の取得がなかなか進まない主な理由でございますが、昨年度行いましたアンケート結果では、代替職員の確保、それから、職場の同僚の理解、こういったものが必要であるなっていることから、引き続き休暇取得のための制度の周知が大切である考えております。 それから、育児休業の取得状況でございますが、今年度は取得者は現在のところおりませんが、29年度から元年度には、毎年度1名が取得しておりまして、率にいたします1割程度なっております。 職員にはリーフレットの配布などによりまして制度を周知しておりますが、今後も男性職員の育児休業の取得が促進するように、男女が共に子育てに取り組む、そういった職場風土を醸成してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 毎年1名程度しか男性職員が育児休暇を取得していない、本年はゼロは驚きました。10月29日の衆議院本会議の代表質問で、公明党の石井啓一幹事長は、子どもが生まれた直後の父親の休業を義務化することで取得率向上につながる、男性の産休の導入を提案しました。 日進市役所でも、男性の産休の導入や、男性トイレにベビーベッドや子どもトイレ、子ども用椅子の設置、父親のための育児講座、男性の育児参加制度が充実している企業の表彰制度など、具体的な実効性のある取組が望まれます。御見解をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 厚生労働省では、働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働環境の整備を促進するために、男性の育児仕事の両立を積極的に促進する企業を表彰するイクメン企業アワードを平成25年から実施しており、これまでに全国で14の企業がグランプリ、特別奨励賞を23の企業が受賞しています。 受賞企業の取組内容は、厚生労働省のホームページなどに掲載され、ロールモデルとして普及させていくことにより、企業における育児仕事の両立支援、男性の育児休業の取得の促進を目指しております。 本市におきましても、厚生労働省のエントリーの募集内容等を市のホームページに掲載するなど、市内企業向けに募集内容の周知を行い、同制度の普及啓発をするとともに、企業の積極的な取組の一助なるよう働きかけてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 次に、イクボス、イクメンについての取組についてお尋ねします。 イクメンを目指す男性が、産後の女性はホルモンバランスの乱れにより心身が不安定であることの理解や、家事・育児スキルを上げ、お互いが求めることを理解して役割分担をしなければ、むしろお互いのストレスをためたり、男性の産後鬱というような事態もあり得ます。 また、男性の育休が取れない理由として、業務が繁忙で人手不足、職場の雰囲気が挙げられます。働く部下の仕事家庭の両立、女性の活躍や男性の育児参加への理解があるイクボスの存在が欠かせません。日進市としてどのように取り組まれますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 イクメン、イクボスの本市の取組につきましては、子育て総合支援センターの毎週土曜開催の父親参加型の講座や、父親を対象したイクメン保育士による講座の開催、保健センターでは、安心して出産・育児期を迎えることができるよう、妊娠中の夫婦を対象したパパママ教室の開催など、男性の育児参加への意識づけなるような事業の実施に努めました。 また、人権男女共同参画情報誌「はーもにっしん」において、育メンインタビュー「初めて育休をとりました」などを掲載するなど、各関係各課において市民への周知を行っているところでございます。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 最後に、市長にお尋ねします。 日進市職員の男性育休が毎年1名程度である現実について、御見解をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、総合政策部長。 ◎石川総合政策部長 男性職員の育児休業でございますが、先ほど申し上げましたように、アンケート結果にもございます職場の理解、それから、同僚のサポートが非常に重要である考えております。制度の周知をこれまで以上に取り組みまして、対象者が気兼ねなく取得できるような、そういう職場環境をつくってまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) イクボスであります市長にもぜひ御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 御質問いただきありがとうございます。 男性の育児参加、私もぜひこれを推進していきたいな思っています。 部長がお答えさせていただきましたけれども、まだまだはいえ、私ども日進市役所としてはまだやれることはあるんじゃないか。さらにお休みも取得しやすいような、さらに踏み込んだ何かアイデアというものをこれからも考えていきたいですし、ぜひ世の中も、少しずついい方に変わってきたなという印象はあるんですが、まだまだこれからかないうところがあるので、こういった市役所だとか官公庁というのは、そういった民間がそこを見て、ああ、いいんだな、こういう流れなんだな、むしろそれを進めることが社会にとって好印象を与える、企業の社会的責任をそこで補うことができるというような流れをつくっていく一助なるように、私ども日進市役所としても頑張っていきたいな思います。 私自身は、もう大学生で、もう独立してもらうような年齢になっていますけれども、ぜひこれから若い職員には積極的に育児参加をしてもらいたい。私自身も今そういうことを少しずつアピールするいうか、お話をしていきたいな思っております。ありがとうございます。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 市長、ありがとうございます。来年度は具体的に見える形での前進をよろしくお願いいたします。 登園時の負担軽減についてお尋ねをいたします。 現在、保育園の登園時、特にゼロ、1、2歳児は、口拭きタオル、エプロン、着替え用の洋服、紙おむつ、お昼寝用布団等、大変荷物が多く、一つ一つ名前を書かなければなりません。その負担はかなり大きいもので、何とかなりませんかという悲痛な声もお聞きをしております。特に紙おむつは、毎日五、六枚、1枚ずつ名前を書いて持参し、帰りには使用済みの紙おむつを持って帰らなければなりません。保護者の負担も大きく、衛生上も心配です。業者保護者の直接契約や、園業者の直接契約により、毎日毎日一枚一枚紙おむつに名前を書いて持参しなくてもよくなります。登園の荷物も保護者の負担も大きく減少します。園でもおむつの個別管理がなくなり、サイズのみの確認で済むため、保育士の負担軽減にもなります。当局の御見解をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 紙おむつの一括購入につきましては、園児の成長によりサイズや使用枚数などに差があることや、子どもの体質などに配慮し、メーカーにこだわりのある保護者もみえることから、全ての保護者の理解が得られない考えております。 仮に一部の方を対象に実施した場合、紙おむつを管理することによる保育士の負担が現在よりも増加することから、管理面においても実施は難しいもの考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) では、口拭きも使い捨てのものを一括購入すれば保護者の負担も減り、衛生上もよい思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長
    石川こども未来部長 使い捨ての口拭きにつきましては、入っている成分などによってはアレルギー反応が起きる可能性がございます。また、使い捨ての口拭きに使用しているものは、タオルやガーゼに比べ刺激が強いため、体質によっては肌荒れにつながってしまいます。そのようなことから、現時点で口拭きを使い捨てに変更することは難しい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) ほとんどの家庭や乳幼児施設、高齢者施設、病院でもウエットティッシュを使用しています。一度御検討ください。 せめて使用済みの紙おむつは園で一括処分していただけませんか。民間の保育園では、使用済みの紙おむつを持ち帰らなくてもいい園もあります。日進市でもぜひ実現していただきたい思いますが、いかがですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 使用済みの紙おむつを保育園で一括処分することにつきましては、他自治体や民間保育所の事例を見ます、大量に出る使用済みの紙おむつの保管場所や回収方法、保護者の費用負担など、様々な課題がございます。今後、保護者ニーズの把握、保育園の状況や保育士の意見聴取等、十分な研究を行った上で、実施の可否について検討してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) その他、保護者や保育士の負担軽減策はお考えでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、こども未来部長。 ◎石川こども未来部長 特に乳児クラスの児童の登降園時の荷物が多く、保護者の負担なっていることは認識しております。 また、保育士については、登降園時の時間の管理、多くの連絡事項の伝達などを手作業で行わなければならないなどの負担がございます。 今後保護者や保育士の意見などを聞きながら、登降園における負担軽減をまず第一に検討してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 今後に期待してよろしくお願いをいたします。 次に、女性特有のがん対策についてお尋ねいたします。 女性特有のがんである子宮頸がんは20代後半から、乳がんは30代後半から罹患する人が増えることから、罹患が増える以前から正しい知識を持ち、検診等を受診しやすい環境づくりが重要です。日進市の取組状況はどのようですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 本市の取組でございますが、主に周知検診の方を行っております。 周知啓発でございますが、40歳以上の対象者及び子宮頸がん検診につきましては、20歳以上の節目年齢の対象者へ送付するがん検診受診券にリーフレットを同封し、個人通知による情報提供を行っております。 また、若年層の受診を促進するために、協会けんぽの家族や乳幼児健診の保護者に対し、乳がん及び子宮がんのリーフレット等を個別通知しているところでございます。 検診は、受診者の都合により選択できるよう、医療機関で受ける個別健診、保健センターを会場する集団検診、30代さわやか健診の同時実施で行うものなど、複数の実施体制を取っております。 なお、保健センターで行う検診は、託児を実施しており、お子様連れでも受診しやすい体制を整えているところでございます。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 子宮頸がんの原因されるHPV、ヒトパピローマウイルスワクチンが2006年、欧米で生まれ、2009年12月から日本での接種が始まりました。2010年から2019年までのHPVワクチン接種率や罹患率はどのように変化しましたでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 子宮頸がんワクチンの接種率につきましては、国の事業として、任意予防接種が開始された平成22年度から24年度までは約6割から8割の接種率でしたが、平成25年4月に定期予防接種に位置づけられたものの、同年6月には積極的な接種を控えるよう厚生労働省から通達があったことで、平成25年度は2.7%、以降は1%未満の接種率なっております。 罹患率につきましては、市ではなく全国のデータなりますが、全年齢において、平成12年頃から徐々に増えてきており、20歳から30歳代の若年層についても同様の傾向があり、罹患率のピークが若い世代へ変化しており、若い世代がかかるがんなっております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) HPVワクチンの接種率が一時80%に上がっていたものが1%に落ちてしまいました。多くの先進国で検診ワクチンによって病気になる人も亡くなる人も減っている中で、日本では子宮頸がんになる人も亡くなる人も2000年以降増え続けており、毎年1万人以上が罹患し、約3,000人が子宮頸がんで亡くなっております。しかも、より若い人が亡くなっております。 本年10月に厚生労働省からヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種者の対象者等への周知について通知がされました。日進市ではこれを受けてどのように対応されましたか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 厚生労働省からの通知を受け、市では今年度、今年度の接種対象者であります小学6年生から高校1年相当年齢の女子の未接種者約2,380人全てに、子宮頸がんワクチンに関する内容を記載した厚生労働省から示されたリーフレット等を個別通知により情報提供を実施しました。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 素早い対応、しかも、丁寧な非常に分かりやすいリーフレットも添えての対応、感謝申し上げます。 WHOが本年3月、SDGs目標、子宮頸がんの排除戦略で、子宮頸がんの死亡率を2030年までに30%減らすことを目標に掲げ、HPVワクチン接種率90%を目標しています。来年度以降、本市としてどのように対応されますか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 このワクチンにつきましては、引き続き国の審議会で議論が続いていくもの考えられますので、来年度以降の対応につきましては、国の動向を注視し、対象なる方への情報提供を適切な時期に実施してまいります。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 来年度以降も定期接種対象者、特に公費によりHPVワクチン接種が無料で受けられる最終年なる高校1年生相当の方には、年度の早い時期の個別通知をよろしくお願いいたします。 AYA世代、すなわち10代後半から30代にかけての若い世代のがん罹患患者は、学業、就職、出産、子育てなど、様々な課題に直面しながら闘病しなければなりません。また、がんは高齢の患者が多いため、若い世代向けの情報が少なく、年齢やがんの種類によって求める情報も異なっているため、必要な情報や支援の手が届きにくいことが課題なっております。AYA世代のがん患者への支援はどのようにお考えですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 市では、現在実施しているがん検診の節目年齢半額制度において、子宮がん検診については引き続き20歳以上を対象するとともに、乳幼児の保護者等を対象した乳がんや子宮がんの啓発につきましても継続していきたい考えております。 また、がんに罹患した場合におきましては、若い世代向けの情報が少なく、必要な情報や支援の手が届きにくいことから、がんの治療や闘病による身体的・社会的不安に対し、AYA世代に向けた情報発信を市のホームページ等で実施してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 抗がん剤を始めする薬物療法の副作用で脱毛、爪、皮膚が変化したり、外科治療による傷や乳房を失うなどのストレスを軽減するためのアピアランスケアのための医療用ウイッグや胸部補整具などへの補助、LINEによるAYA世代のがん患者支援の情報提供等をお考えいただけないでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 治療に伴う副作用等による外見上の変化に対する医療用ウイッグや胸部補整具などの補助につきましては、既に実施している自治体の状況を調査する等、今後研究してまいりたい考えております。 また、LINEによる情報提供につきましては、LINEで情報提供を行っているサイトを市のホームページや広報で周知するなど、検討してまいります。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 3項目め、行政手続における押印廃止についてお尋ねをいたします。 行政手続上押印を必要する手続はどれくらいあるかについては、水野議員への答弁で、約1,850、うち、市民や事業者の皆様が押印をいただく手続が約1,200分かりました。これには、国や県への申請や手続など、市の窓口を通じて行われるものも含まれますか。1,850から1,200を引いた残り650はどのような手続ですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 市民や事業者の皆様から押印をいただく1,200ほどの手続は、日進市宛に提出をいただくものになっており、国や県宛なるものは含まれておりません。 また、650ほどの手続の内訳につきましては、600ほどは、提出いただいた申請に対し公印を押印しお返しする決定通知書等、また、残り50ほどにつきましては、主に業務の実施に当たり作成する身分証明書の証明印なっております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 2点目の、押印廃止に向けた検討はどのように進められるのかについても水野議員への答弁で分かりました。 それでは、これまで押印を必要する根拠が法令で規定されていないものはどのようなものがありますか。法令で規定されているものはどのようなものがありましたでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 まず、法令で規定されている手続からお答えさせていただきます。 押印が法令で義務づけられたものの例いたしましては、地方税法施行規則に規定され、日進市税条例に関する文書様式規則に規定されている税に関する申請書などの様式が挙げられます。 また、法令に規定されていない手続につきましては、法令に規定されている手続を除く全てということになりますが、例えば公共施設の使用申請などが挙げられます。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 現在の取組状況はどのようですか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 現在までにおよそ90の例規において、市民や事業者の皆様から押印をいただく320ほどの手続の見直しを行っており、100ほどの手続で押印を廃止することにしております。 なお、廃止に至らなかった手続の中には、国や県の対応状況を確認した上で廃止の判断を行う手続も含まれていることから、今後国や県の対応状況を踏まえながら、市民や事業者の皆様の負担軽減、手続の簡素化につながるよう、順次取組を進めてまいります。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 愛知県においては、既に県が押印を求めている手続は、国の法令で定められているもの以外全て、遅くとも2021年1月1日から押印を廃止します。市民や事業者への周知はどのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 愛知県の押印廃止につきましては、現在その進捗や周知の方法についての情報は寄せられておりませんが、愛知県連携を取り、その進捗に合わせ、それぞれの手続において所管課で適切に周知してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 行政手続における押印廃止とともに、決裁印等の行政手続上の事務で簡略化できるものは廃止の検討を同時に進めるべき考えますが、御所見をお聞かせください。 ○議長(道家富好) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 決裁印等、押印の廃止を含む行政手続については、デジタル化をきっかけに、市民や事業者の皆様の負担軽減利便性の向上のため、押印や添付書類の見直しなど、手続の簡素化に加え、業務の改善を進めることも重要考えております。こうしたことから、決裁印等を含めた事務の簡略化も含めて現在進めているところでございます。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(道家富好) これにて渡邊明子議員の質問を終わります。 次に、青山耕三議員の発言を許します。     〔11番 青山耕三登壇〕 ◆11番(青山耕三) 議長の許可をいただきましたので、一般質問通告に従い、個人質問をさせていただきます。 今回の一般質問は、道の駅についてで……。     〔発言する者あり〕 ○議長(道家富好) 暫時休憩します。     午後3時12分 休憩-----------------------------------     午後3時14分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 それでは、続けて、青山議員、発言をお願いいたします。 ◆11番(青山耕三) では、よろしくお願いします。 議長の許可をいただきましたので、一般質問通告書に従い、個人質問をさせていただきます。 今回の一般質問は、道の駅についてであります。よろしくお願いします。 平成27年度に日進市人口ビジョン・総合戦略に道の駅整備事業が明記されてから、第5次総合計画第7次実施計画(平成27年度~平成31年度)により、平成29年2月に日進市道の駅基本構想が策定、それに基づき、平成30年2月に日進市道の駅基本計画が策定され、令和3年度開駅予定でありました。しかし、2年延期され、開駅が令和5年に変更になりました。 ここで、改めて確認のため、21項目の一般質問を行います。 1項目め、現在までの進捗状況についてお伺いします。 ○議長(道家富好) ただいまの青山耕三議員の質問に対する答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 道の駅整備事業につきましては、昨年度までに愛知県の一体型整備に関する基本協定の締結を始めとしまして、日進市に係る地域振興施設及び周辺道路等の詳細設計について完了をしております。 今年度におきましては、新型コロナの影響もございましたが、県と共に順次用地の取得を進めているところでございます。 また、開駅に向けて、地域の農業者や関係団体ヒアリングを行い、販売可能な農産物の把握等に努めるとともに、施設管理運営の詳細検討を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。 2番目の、開駅までの今後2年数カ月のスケジュールはいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 今後は、まず、事業用地の取得に努めてまいりたい考えております。 その用地取得が整理された段階で、設置管理条例の検討でありますとか制定、指定管理者の公募、選定進めていく予定しております。その後約2年かけまして整備工事を行い、令和5年度中の開駅を目指していくことしております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) まずは市事業用地の取得で、令和5年度始めではなく、令和5年度中の開駅を目指すということで、まだ3年数カ月あるということです。 それでは、3番目の、指定管理者の選定はどのような状況か。選定時期、選定方法はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 指定管理者の選定に向けては、募集要項や業務仕様書等の詳細検討を行っております。今後事業用地を取得した段階で手続を進めてまいりますが、現時点で具体的な選定時期は未定なってございます。 選定の方法につきましては、公募にて各事業者から管理運営に関する御提案をいただきまして、審査を行い決定していく予定でございます。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 再質問をお願いします。 事業者が応募してくる見込みはどのようでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 現段階で具体的にお答えすることはできませんが、他の道の駅を管理運営している事業者を含めて、幾つかの事業者からは高い関心を示していただいている状況でございます。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 計画中の日進市道の駅は、郊外の道の駅は違って、大都市名古屋に隣接しております。魅力のある好立地条件の道の駅である思います。指定管理費ゼロ円、収益の何割かを日進市に還元可能な事業者が必ずあるはずです。魅力のある好立地に、土地も買わずに、建築物も建てずに事業展開できるわけであります。日進市にとって有益な事業者を選ばれることを切望します。 続いて、4番、5番の、あいち尾東農協商工会の協力関係はどのような進捗状況でしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 まず、あいち尾東農協ですけれども、これまでにも産直・物販施設に関する御意見、御要望を伺ってまいりました。また、農産物の取扱い等について連携協力ができるよう、継続して連絡調整を行っているところでございます。 また、商工会でございますが、これまでにイベント開催の可能性や施設の活用方法などについて御意見、御要望を伺ってきたところであり、今後は市をPRできるような商品開発の展開においても御協力いただければ考えてございます。 道の駅の運営につきましては、地元関係団体の連携協力は重要な要素の1つ考えております。今後も引き続き連絡調整を行いながら事業を推進してまいります。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ぜひ商工会、地元の農協は緊密な連携を取っていただいてほしいものであります。 6番目の、地元本郷町の交通規制、治安維持対策に対してどのような考えか。本郷町の協議は。区長要望はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 本郷町からは、これまでに交通安全対策や防犯対策等、様々な御意見、御要望を伺ってまいりました。 市としましては、防犯カメラや啓発看板の設置、また、交差点のカラー塗装などについて御提案をさせていただいております。 今後も詳細につきまして連絡調整を行いながら、開駅に合わせて対策を進めてまいりたい考えているところでございます。 区長要望につきましては、道の駅整備は別に、保健センター前の道路の通り抜け対策について御要望をいただいております。有効な交通対策を行うため、地元区調整を密に行いながら、周辺住民の皆様への影響や交通規制等の条件、警察の協議も踏まえた上で検討をしてまいります。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。ぜひ本郷町は親密にやってもらいたいものであります。 7番目の、下水道の接続は道の駅本郷町がどのような状況で進んでいくのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 御質問の本郷地区におきましては、下水道の事業計画区域内であることから、昨年度に基本設計を終えて、今年度は詳細設計を実施しているところでございます。 今後につきましては、現在整備を進めている他の地区の進捗状況や財源の状況、また、道の駅の進捗状況も視野に入れながら随時進めていきたい考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 再質問させていただきます。 道の駅の進捗状況も視野に入れながら順次進めていきたいということでありますが、道の駅開駅に合わせていくのか、道の駅開駅は関係なく別に進んでいくのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、都市整備部長。 ◎伊東都市整備部長 下水道の整備は、事業計画区域内において順次進めていくもので、基本的には道の駅の進捗直接関係するものではございません。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。 8番目に移ります。保健センターの移転の可能性についてお願いします。 平成28年度第4回定例会一般質問でも提案しましたが、道の駅周辺にあれば便利である思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、健康福祉部担当部長。 ◎川本健康福祉部担当部長 保健センターの移転につきましては、現在北庁舎の建て替えの中で、総合的、長期的な視点から検討を始めているところでございます。 北庁舎の整備につきましては、今年度担当課において庁舎建て替えに向けた基礎調査を実施しているところでございます。今後保健センターの機能を含め、庁舎に必要な機能の検証を進めていく予定聞いております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 道の駅には、周辺には来ないということでありますね。 9番目の、道の駅を隣接させ、田園フロンティアパーク構想をより推進させることになっているが、同時に開発する予定はあるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 田園フロンティアパーク構想において計画されております休憩施設や防災施設、レストランなどにつきましては、道の駅で整備する施設一部重複する機能もありますことから、同時に開発をすることなく、道の駅の施設を活用しまして一体化を図ることにより相乗効果が期待できるもの考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 10番目、何度も今までに質問に出ている事柄だ思いますけど、道の駅開駅くるりんばすのルート改編時期重なっていますが、道の駅発着で検討が進められているのかお答えください。
    ○議長(道家富好) 答弁者、生活安全部長。 ◎萩野生活安全部長 道の駅が開駅されれば、多くの方が利用される公共施設なり、移動目的地としてのニーズは高まるもの考えられます。現時点におきまして具体的な検討をしておりませんが、今後の改編に向けて、市民の皆様の御意見など、丁寧にお聞きしてまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。 11番目に移ります。 新しいハザードマップでは、道の駅は大丈夫でしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 昨年愛知県が発表しました新しいハザードマップにおける想定最大規模の浸水予想図によります、現在の利用状況下におきましては、道の駅計画地の一部が浸水区域に含まれております。 ただし、当初の設計段階から道の駅全体の地盤を上げて整備する計画なっておりますので、浸水による支障はないもの考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 12番目に移ります。 1つの道の駅に春夏秋冬、年間を通しての出荷農家数が150軒とも200軒とも必要されています。そう時間もありませんが、指定管理者任せなのか。どのように考えているのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 道の駅に出荷されます農産物につきましては、議員の御指摘のとおり、相当数の農家の連携、また、年間を通して農産物を確保するためには、あいち尾東農協の連携がそれぞれ必要なもの考えているところでございます。 現時点におきましても、認定農業者の皆様を中心に順次ヒアリングも実施しておりまして、開駅までの期間に指定管理者の連携協力がスムーズに行われますよう、事前準備を進めているところでございます。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 13番目に移ります。 日進市の特産品は現在どのようなものがある思われるのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 本市の特産品の多くが、市内で生産される農畜産物やそれを加工したものでございます。主なものとしまして、米、ブドウ、イチゴ、そして、プチヴェールやトマトなどの野菜、また、牛乳やジェラートなどの乳製品がございます。そのほか、構造改革特区の活用によりますどぶろくなどがありまして、ふるさと納税の返礼品として登録している品目もございます。 また、一部の農家におきましては、農産物を活用しました道の駅限定の特産品の開発を検討しているということも聞いております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ぜひ載せてもらいたいものがありますけど、ふじしま楽農の生産した酒米、夢吟香を木祖村の湯川酒造にて仕込まれた純米吟醸酒杲流をお忘れなくお願いします。そして、黒ウコン、よろしくお願い申し上げます。 それでは、14番目の設計に移ります。 設計にコロナ対策はどのように組み込まれているのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 現時点での施設設計については、昨年度までに完了しておりますので、新型コロナウイルスの影響を踏まえた設計にはなってございません。 ただし、感染拡大のリスクを抑えるための施設の換気、空調設備や衛生面に配慮した設備など、考慮する部分もございますので、施設の運用上のリスク管理も含めて、今後の重要な課題として捉えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。15番目に移ります。 EV充電ポートは課金タイプなのか。同時に何台充電可能でしょうか。お答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 EV充電ポートにつきましては、現設計におきましては課金タイプでございまして、2台分の設置を計画しているものでございます。 また、今後の電気自動車の普及状況など、社会情勢の変化も注視しながら、時宜に応じた設備を導入してまいりたい考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) EVの充電は、最短でも30分程度は時間が要します。2台充電している、30分以上次の車両は待機しなければなりません。EV化が加速される現在の状況であります。増設可能を考慮していただきますよう提案要望をします。 16番目に、防災設備に100トンの貯水槽が計画されています。手動ポンプ、エンジンポンプによるくみ上げ式でありますが、道の駅全体の自家発電完備にはならないのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 道の駅は、災害等の際、一時的な避難場所としての機能を想定しております。このことから、施設全体ではなく、地域振興施設内で非常用の発電設備の活用を想定して整備を行ってまいります。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 17番目。 雨水流出抑制としての貯留施設の貯留容量約1,200立米、地下貯留の変更はないのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 雨水流出の抑制のための貯留施設につきましては、基本計画段階においては、最大容量を見込みまして、1,200立米記載をさせていただきました。 その後、設計を具体的に検討していく段階において精査を行いました結果、貯留容量は848立米の地下貯留方式で設計をさせていただいています。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ちょっと変更があったようですけど、18番、防災関係は、今後市の防災計画の状況により変更の記載がありますが、現状での変更はあるのでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 道の駅の防災関係施設につきましては、基本計画段階におきまして様々な条件を想定しながら、必要思われる機能や施設について記載をさせていただきました。 その後、道の駅の防災上の位置づけや、市内のほかの施設の整備状況を踏まえ、耐震性貯水槽につきまして、他の手法で対応できるかどうかということも含めて検討しているところでございます。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 貯水槽を検討しているということでありますけど、19番、重点道の駅について、国、県、市による推進協議会を2回開催されているようでありますが、どのような検討がされたのか。当然防災ヘリポート、貯水槽については国費である思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 御質問の重点道の駅推進協議会では、構成する国、県、市の関係機関におきまして、日進市の道の駅に関しての情報共有を図ることで、社会資本整備総合交付金の重点配分等による支援ですとか、他の補助金等の活用について検討をしているところでございます。 また、施設整備を進めていく際の技術的な面について助言もいただいております。 なお、国費の対応につきましてですが、今回の防災ヘリポートについては国庫補助対象はなりませんが、貯水槽については対象なってまいります。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 20番目。 ただいま基本設計から実施設計に入っている思いますが、変更はあるのかお答えください。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 設計の変更についてですが、基本的な部分につきましては大きな変更はなく、事業を進めてきたところでございます。 ただし、昨年度なんですけれども、道の駅の登録要件の改正によりまして、子育て応援施設として、授乳やおむつ交換が可能なスペースを設置し、かつ、24時間利用可能することという要件が追加されております。このことから、本市も施設内に24時間利用可能な授乳室を設置するため、一部修正設計を行う予定しております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) 最後の21番目に入ります。 再延期はあり得るのか。愛知県への対応はいかがでしょうか。 ○議長(道家富好) 答弁者、産業政策部長。 ◎水野産業政策部長 現時点におきましては、これまでどおり令和5年度中の開駅を目指して事業を推進していく予定しております。 しかしながら、今後のコロナ禍における社会情勢等や事業の進捗状況も勘案して、愛知県とも連携を図りまして、その時々の状況に合わせた対応を検討していく必要がある考えております。 ○議長(道家富好) 青山議員。 ◆11番(青山耕三) ありがとうございます。 10月初めに、道の駅建設予定地北側の刈取りの済んだばかりの田んぼに、本郷前田線道路建設用の仮ぐいが打たれ、少しずつ建設状況が目で見えるようになってきました。令和5年度開駅予定なる、3年数カ月あります。じっくりその時々の状況に合わせた対応、検討をしっかり丁寧に行い、多くの市民待望のすばらしい日進市道の駅を着実に進めていただきますよう要望して、私の一般質問を終わります。 ○議長(道家富好) これにて青山耕三議員の質問を終わります。----------------------------------- ○議長(道家富好) 以上で本日予定された質問者は全部終わりました。よって、本日の日程は全部終了しました。 来る11月30日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午後3時38分 散会...