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03月02日-04号

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  1. 日進市議会 2020-03-02
    03月02日-04号


    取得元: 日進市議会公式サイト
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    令和 2年  3月 定例会(第1回)        令和2年第1回日進市議会定例会本会議[3月2日(月)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         16番 大橋ゆうすけ      17番 宮田康之         18番 福安淳也        19番 萩野 勝         20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         15番 古川ひさお1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         青山雅道  教育長         久保田 力  企画部長        石川達也  企画部調整監      辻  武   総務部長        宇佐美 博  市民生活部長      牧 智彦   市民生活部参事     牧野かおる  健康福祉部長      真野幸治   健康福祉部参事     小塚多佳子  こども福祉部長     伊東幸仁   建設経済部長      志水浩二  建設経済部担当部長   伊藤 肇   会計管理者       杉浦淳司  教育部長        市川秋広   監査委員事務局長    杉浦 敏  企画部次長企画政策課長       総務部次長兼総務課長  牧 茂久              水野隆史  健康福祉部次長地域福祉課長     こども福祉部次長子育て支援課長              川本賀津三              石川雅之  建設経済部次長都市計画課長     建設経済部次長下水道課長              西尾 茂               伊東敏樹  教育部次長学校教育課長              出原真路1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      森本幸治   議事課長        石川誠司1.議事日程  日程第1 一般質問(個人質問)      1 永野雅則      2 大川 博      3 武田治敏      4 宮田康之      5 山田久美1.閉議        午後0時14分 議長宣告     午前9時30分 開議 ○議長(萩野勝) 開議に先立ち、報告します。 15番古川ひさお議員から、本日の会議には出席できない旨の届出がありましたので、報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は19人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(萩野勝) 日程第1、一般質問・個人質問を行います。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、永野雅則議員の発言を許します。     〔20番 永野雅則登壇〕 ◆20番(永野雅則) 議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。 まず初めに、1項目め、(仮称)日進北部土地区画整理事業についてでございます。 さきの9月議会においてお伺いをいたしましたが、その後の進捗状況をお聞きいたします。 昨年3月には、市街化区域に編入と業務代行方式による事業化検討パートナーが選定され、組合設立に向けて前進をいたしました。そこで、今後の事業展開など、次の点をお伺いいたします。 最初の質問です。まず1点目、令和元年6月に事業化検討パートナーと覚書の締結をいたしましたが、その後の協議はいかがでしょうか、お聞かせをください。 ○議長(萩野勝) ただいまの永野雅則議員の質問に対する答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この覚書締結後は、事業化検討パートナーには北部の発起人会へ毎回出席をしてもらい、計画に対する提案や発起人との意見交換などを行っております。また、令和元年8月の地権者説明会におきましては、事業化検討パートナーとして紹介をし、そのパートナーからは目指しているまちづくりを提案していただいております。 現在は、計画の見直しや換地設計の方針や企業誘致等の方針を協議しており、令和2年5月の地権者説明会において説明を予定しております。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 再質問です。 企業誘致の方針を地権者説明会で説明するとの御答弁がございましたが、どのような方針なのかをお伺いいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この地区のまちづくりの構想といたしましては、住居系の用途地域をメインにしつつ、核となる商業施設や事業系の企業誘致ができるように用途変更も想定をしております。そのため4月から商業ゾーン事業所募集に取りかかり、提案等の審査を経て、9月頃には出店事業者を決定する予定としております。 事業ゾーンにつきましては、その後に募集や選定を予定しております。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 事業の影響が考えられると思われますので、早期の取りまとめをお願いいたします。 では、2点目の質問です。 新年度、地質調査を行うとありますが、事業の進捗と今後のスケジュールをお伺いいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 令和2年度は地質調査業務を行い、土壌調査を行う予定をしております。事業の進捗と今後のスケジュールにつきましては、先ほども申し上げましたように、令和2年5月に地権者説明会を行い、計画の見直しや企業誘致の選定方針の説明をした後、日進市、愛知県などと事前協議を進めていく予定としております。この事前協議完了後、本同意書の収集を行いまして、令和3年度半ばの組合設立認可を目指してまいります。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 再質問です。 組合設立が9月議会での説明では令和2年度末とのことでありましたが、先ほどの御答弁では令和3年度半ばとなりますということですが、遅れた理由をお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 遅れた理由ということでございますが、事業計画の見直しを現在行っていると先ほどお答えいたしましたが、今年度実施している地質調査結果を反映させた精度の高い事業計画の策定や、事業化検討パートナーが提案するまちの価値を高めるモデル街区となる先導住居ゾーンの配置、調整池、緑地、公園の景観向上となる配置などの見直しを行っていることによります。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。 それでは、1項目め、最後にお聞きをいたします。 組合設立が遅れたことで、以前懸念しておりました市街化編入による区画整理着手前に建築されるなどの影響は現在ありますか、お伺いをいたします。
    ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 区画整理事業都市計画決定により、都市計画法53条の許可が必要なことと、区画整理事業に対する影響を繰り返しお知らせしていることから、現在のところその影響は出ておりません。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。今後とも、土地区画整理事業により良好な住環境を形成することで、北のエントランスとしてふさわしい住みよいまちにしていっていただきますようよろしくお願いをいたします。 では次に、2項目めです。 未来への投資についてであります。これは、新政クラブ小野田代表も質問をしておりましたが、私は視点を変えてお聞きをしますのでよろしくお願いをいたします。 輝く未来へと進む日進、新年度予算に当たって様々な事業が計画され、またその中でも新しい市長の下、そのやる気を感じさせる事業が多くあるように感じます。 さて、これまでの議会においても私は一貫して申し上げているのは、未来への投資の重要性であります。これは、家庭で言えば子どもへの教育のように、今は経済的に負担でも、将来のために使う投資的なお金ではないかと思います。こうした未来への投資をするに当たっては、将来的なビジョンがしっかりとしていることが重要であると私は考えます。これは個人でもビジネスの世界でも学問の世界でも同じであると思いますが、どんな自分になるかというイメージをすることです。 それでそのために今どんな投資が必要かを考えます。これをまちの未来に置き換えれば、どんな日進にしていくのか、日進市の将来像をどう描いていくのかということかと思います。 現在、日進市で計画されている道の駅、スマートインター東部企業団地などは、全てがおおよそ5年から6年後に花が咲きます。これは基幹施設の整備を進め、強いまちづくりを目指すという意気込みを感じ取ることができます。今を進まなければ未来はない、それが投資であります。まさにこのとき、日進市は次の時代がスタートすると言っても過言ではないと私は思います。 ここで、改めてこの3つの事業について私の考えをお話ししたいと思います。 まず、道の駅ですが、一番の効果は、これまでなかったまちの顔、まちのにぎわい拠点が生まれるということです。道の駅というと、国道にある通行車両の休憩所、産直販売だけと思っている方がまだまだ多いかと思いますが、この都市型道の駅は違うのではないか。にぎわいだけでなく、市民の交流、イベント広場、農業の振興、子育ての支援、防災拠点などの機能を持つ日進市のプラットフォームであると思います。こうして言うと堅苦しい感じがするかもしれませんが、市民も日進を訪れる人も、誰もが日進市の価値や楽しさや魅力を感じるショールームのようなものではないかと私はイメージをしております。 そして、スマートインターも新しい日進市へのアクセスとして、日進市民にとっても企業にとっても大変利便性の高い道路施設になるのではないでしょうか。御承知のように、全国ではこうしたパーキングエリアから出入りするスマートインターの供用開始や計画がされております。近隣では、守山、豊田や岡崎がありますが、これはもう日進市だけではなくて、全国的な流れであると言えます。 渋滞のニュースに日進ジャンクションという言葉が毎朝聞かれるわけですが、そもそも、高速道路が日進市の真ん中を走っているだけで、市民のメリットがありません。また、皆さんお分かりでしょうが、全国でスマートインターがどんどんできることで、一極集中ではなく分散が図られることは言うまでもありません。ですから、スマートインターは現地のためだけのものではないと私は思います。 次に、東部企業団地についてはまさに財源確保の最大の手段です。人口減少時代に突入した日本において、日進市民の生活を支えるための資金を得ていくということです。企業のためだろうとか言われる方がありますが、目的は日進市の税収が増えて、それが福祉や教育にも充てられる。もちろん一時的には費用もかかりますが、それ以上に将来にわたって継続的に税収が増えるわけです。全てはまちづくりのため、市民のための重要な事業であると私は考えます。ぜひこうした5年から6年後の新しい日進の風景を想像していただきたいと思います。 ちなみに、私は従来から企業団地のための組織の充実と人材の確保をお願いしてきました。特に企業誘致室は、愛知県企業庁も日進市のやる気を酌み取っていただき、それが開発検討地区としての位置づけがこのたび認められたものと思います。ですから、機構改革で産業政策部が生まれたことは誰よりもうれしく思いますし、大変期待をしております。 また、この新しいセクションは、先ほど来お話をしておりました道の駅、スマートインター東部企業団地だけではなく、観光協会、農業振興、商工業振興、お祭りなどを担当されるということで、これはまさに日進市の営業本部ではないかと思います。しっかりと稼ぐための投資をしていただきたいし、若い職員がどんどん活躍できる柔軟な職場環境にしていってほしいと思います。 さて、一方で、道の駅、スマートインター企業団地等の事業は、まさにそうした未来志向の目に見える形であると思いますが、こうした事業を疑問視したり、不要だとおっしゃる方もあることは承知をしております。 しかし、日本の戦後の復興、愛知県においても戦火の後に復興のため様々な計画がなされました。例えば、名古屋の象徴とも言える100メートル道路などの道路インフラ、もちろん名古屋高速道路など愛知県の経済の動脈と言える都市インフラは、現在の繁栄の基礎であることは異論はないものと私は考えます。 確かにこうした事業を行っていくということは、その事業のために生活環境の変化を余儀なくされた方も多いかと思います。日進市の北部、私の住んでいるところでは、愛知万博時の日進ジャンクションの開通に協力した地域でもあります。誰にも御無理をお願いしない公共事業はないと私は思いますが、そこで質問ですが、日進市の未来像、将来像を踏まえて、もう一度それぞれの事業の価値について市のお考えをお聞きしたいと思います。 まず1点目として、道の駅の価値についてお願いをいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 道の駅の生み出す価値につきまして御質問がございました。 道の駅は、未来に伸びゆく日進のシンボルであるとともに、人が集い、にぎわい、そして交流することで、まちをますます活性化していく上での中心核となり得る施設と考えております。 一方、そうしたイメージのみならず、具体的に実質的に市が抱える課題に取り組んでいくための施設でもあります。主に道の駅には、道路休憩施設地域振興施設の2つの機能がございます。道路休憩施設の機能は、申すまでもなく、主要県道を通行する方々への休憩やトイレサービスの提供でありますが、本市にとりましては、この休憩施設を利用する市内外の方々に、日進市の魅力、すばらしさを知っていただくシティプロモーションセンターとして、また、市の観光のインフォメーションセンターとして、さらには市の特産物を販売するアンテナショップとしての機能を有しております。 また、地域振興施設につきましては、御案内のとおり、農業振興、子育て、防災など、こうした機能を併せ持つわけでございますが、やはり何といっても、市民を含めて多くの方々が日々気楽に立ち寄り、新鮮な野菜や特産品の買物や飲食、そしておしゃべりを楽しむ魅力的な交流の場所にしてまいりたいと考えております。 そういった意味では、道の駅という名称ではございますが、地域社会から見たときには、まちのプラットフォームであり、コミュニティプラザであり、そして、交流した人と人とがまた新しいことを創出する場であるとも言えるかと思っております。 道の駅は、市民やまちの誇れる施設としてまちのブランド力を高め、創造していくそうした新しい仕掛けの場所でもあると考えております。こうした機能や価値を市民の皆様に実感いただける施設であると確信をいたしております。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) では、再質問をいたします。 疑問視するという声とのことですが、赤字になるからやめるべきだという考え方は私には理解できません。確かに未来の予言は難しい。幾ら売上げになるかなどという話は誰もが言えるはずがありません。今必要なことは、赤字になる心配ではなく、今生まれてこようとしているこの道の駅をどう育てていくか、どう魅力的にしていくかということだと私は思います。魅力的であれば結果は必ず出てきます。そう信じております。 そこで、再質問をさせていただきますが、市は疑問視するという市民の方、必要ないという市民の方に対しましてこの場でメッセージを出すとしたら、端的に言ってどんなお言葉でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 様々な御意見をお持ちの市民の皆様に対するメッセージということでございますが、疑問視する、反対するという御意見は実に多様でございます。事業そのものの必要性を言われる方もあれば、費用がかかることへの御指摘、経営的な危惧の御指摘、特産品がないという御意見、周辺地域の影響などもございます。これらを踏まえてお答えをするとすれば、本事業は、まず、選挙は議会、そして各種手続をといった段階を経て進めさせていただいております。その上で様々な御心配、御意見に対して、今後とも説明等丁寧に対応してまいりたいと考えております。 特に経営・収支についての御心配をいただくわけでございますが、道の駅はそもそも公共施設であります。この施設で利潤のみを追求して行う事業では決してないということを前提で御理解いただきたいと思っておりますが、そうした前提の上におきましても、経営や収支において、市といたしましては問題がないと判断いたしております。 また、特産品作りにつきましては、ないわけではなく、知られていないというのが正しいかと思っております。もちろん特産品作りについては6次産業を推進してまいります。特産品がないから道の駅は要らないということではなく、日進市の魅力を高めるために、皆さんと共に特産品を作っていこうという前向きな考え方を期待したいところです。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) 分かりました。 それでは、次に2点目、スマートインターチェンジについてお聞かせをください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 スマートインターの価値についてでございますが、これまで本市にとって、市域を大きく分断する形で存在し、ただ単に車両が通過し駐車するだけであった東名高速道路、そして東郷パーキングエリア、この既存ストックを有効活用し、中日本高速道路との共同事業により安価に市のための玄関口を建設するものであります。そして、本市の発展に多大な貢献を果たす施設としての価値や可能性があり、まちの将来のための投資を行うべき施設と考えております。 本施設は、あくまでも東名高速道路への出入口ではございますが、この施設を有効活用し、市民の利便性はもとより、本市の産業、観光、災害対策等に役立っていく重要なツールとしての高いポテンシャルがあると考えております。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) では、再質問をいたします。 スマートインター事業に対しまして、反対をされたり中止を求める動きが、昨今報道などでも取り上げられておりますが、市の見解と姿勢をお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 市民の皆様には多様な御意見があり、本事業に対しまして御懸念を抱かれたり、その必要性を疑問視される方々がおみえになることは承知いたしております。本市といたしましては、今後とも土地所有者の皆様等へ個別に丁寧にしっかりと御説明をさせていただきまして、御理解を得る中で事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) よろしくお願いいたします。 次に3点目、最後に東部地区企業団地の価値についてお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 日進東部地区企業団地の価値でございますが、何より企業団地には、新たな企業誘致と市内の既存企業の事業拡大や移転先となる受皿という役割があり、それにより財政基盤の強化と雇用促進という効果が期待されます。 本市の現状は、製造品出荷額年間商品販売額、自市区町村内就業率のいずれの指標におきましても、周辺市町と比較して低い数字となっております。本市はこれまで名古屋市や豊田市のベッドタウンとして目覚ましく発展し、昭和30年代から右肩上がりに人口が伸び続けてまいりました。 しかしながら、本市の最新の人口推計において、現在最も人口が多く、税収も支えていただいているいわゆる団塊ジュニア世代の方々が、ほぼ全て高齢者世代となるおおむね20年後に本市の人口もピークを迎えます。そして、その後に訪れる人口の減少と高齢者の増加に対し、これまでの市民サービスの維持や向上を図るべく、財源や人材をいかに確保していくのか、今、その備えや対応が問われております。私どもはいたずらに市民の不安をあおるものではございませんが、企業団地において多様な御意見はあっても、こうした本市の置かれた客観的事実は共感いただけるものと考えております。 そして、これまでの魅力ある住宅都市のみならず、市内の雇用の創出や税収の確保を生み出す企業誘致を進める取組が求められております。しかしながら、本市の市街化区域内には、企業誘致や進出ニーズに応えるべく、用地や環境が整っていない現状がございます。こうした現状を打開して持続可能な発展を支える上におきましては、財政基盤の強化と雇用促進につながる企業団地開発は、本市の近い将来、そして未来に向けた投資という意味で大きな意義があると確信いたしております。 なお、その一環として、今般の機構改革におきましても、産業振興課内に企業誘致室を新設し、企業誘致の体制強化を図るものでございます。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) では、再質問いたします。 私はかねがね企業団地開発の取組体制の強化を再三再四にわたり当局に要望してまいりました。このたび、今お話もありましたように、産業振興課に1係ではなく、企業誘致室が新設されるということは大変喜ばしい限りであります。ただいま副市長の答弁で、財政基盤強化、雇用の促進と述べられましたので、あえて2年前と同じ質問をさせていただきます。 日進米野木地区研究開発団地には、自動車関連メーカーを始めとする4つの企業が立地をしております。平成30年度の4企業全体の税収としては、固定資産税都市計画税で3億3,700万円、また、法人市民税はおおむね1億円程度を見込んでおり、税収全体としては4億3,700万円程度を見込んでおりますと平成30年9月に御答弁されましたが、最新時点での税収額はいかほどでしょうか。 また、これまで本市が東部地区に投資した金額、そして来年度予算案に計上している金額を合計するといかほどでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、副市長。 ◎青山副市長 まず、日進米野木地区研究開発団地の税収額についてお答え申し上げます。 平成31年度時点では、同地区に立地する4企業全体の税収といたしましては、固定資産税都市計画税を合わせ約3億5,500万円、また、法人市民税はおよそ7,000万円程度を見込んでおり、税収全体としては約4億2,500万円を見込んでおります。 次に、これまで本市が東部地区に投資した金額でございますが、平成29年度の委託料が約360万円、平成30年度の委託料がおよそ560万円でございます。 そして、令和2年度予算案に計上いたしました委託料が、都市計画課分産業振興課分を合計いたしまして約1,000万円となります。これらを合計いたしますと約2,000万円となります。 ○議長(萩野勝) 永野議員。 ◆20番(永野雅則) ありがとうございます。 米野木地区と東部地区では諸条件が異なりますので単純に申し上げるわけにはまいりませんが、企業団地開発が恒常的に生み出す税収というのは大変大きなものです。これまで投資した金額を単年度で回収することも、さほど夢のような話だとは思いませんし、その上さらに雇用も生み出すわけですから、投資価値は計り知れません。今後も本市の市民サービスを高水準で維持し続けるためには、東部地区企業団地開発の事業化は欠くべからざる要素だと考えます。 最後に、これは要望ですが、そのためには本市の未来への投資もまた必要不可欠なものであることを強く要望申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(萩野勝) これにて永野雅則議員の質問を終わります。 次に、大川博議員の発言を許します。     〔4番 大川博登壇〕 ◆4番(大川博) 最近特に気になっていることは、様々な事象に対して不平不満、そして批判が多過ぎることです。一人一人がプラスにつながる言動に変えていけば、世の中はもう少し住みやすくなる気がします。 そんな折、すばらしい行動に胸打たれました。ホテル三日月です。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、武漢市から帰国した人々を快く受け入れました。その決断、対応に称賛の声が集まりました。当然のことです。 また、地元勝浦市の温かな心遣いもすばらしかったと思います。2週間にわたる滞在でストレスを募らせている人々を砂浜アートで励ましました。負けるな、あと少し。これが日本ですよ。心ある言動はすごい力を持っているものだと改めて感じさせられました。 私自身も、日進市がプラスのエネルギーを持ったまちになるように力を注いでいこうと思っています。実際、日進市でもどんどんよい企画が生まれ、前向きに進んでいるものがあります。今回はそこにスポットを当てていきたいと思っています。 まずはふるさと納税についてです。 今回、楽器ふるさと納税に続き、思いやり型返礼品プロジェクト「きふと、」をスタートさせました。どのような経緯でこうした企画を始めたのですか。 ○議長(萩野勝) ただいまの大川博議員の質問に対する答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 ふるさと納税につきまして、全国の方から寄附をしていただける環境整備とともに、楽器寄附ふるさと納税同様、単なる返礼品競争ではなく、本市の目的である全国の方から本市を応援いただける仕組みも検討してきました。 今回の新たな取組である「きふと、」は、自分のためでなく誰かのためになる返礼品を思いやり型返礼品として集めるプロジェクトです。このプロジェクトに参加することで、趣旨に賛同した全国の皆様からの応援、前進ビジョンの1つ、障害者就労促進などの面から福祉的活動のサポートができる点などを踏まえ、企画をしたものでございます。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしいと思います。具体的にはどんな返礼品がありますか。また、これまでの寄附状況はどのようになっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 思いやり型返礼品としては、社会福祉法人きまもり会あゆみの焼き菓子セット、社会福祉法人あじさいの会ゆったり工房のお食事券、一般社団法人ソワットの宅配お弁当、公共社団法人シルバー人材センターの空き家見回りサービス、愛知中央ヤクルト販売のヤクルト宅配見守りサービスなど、6企業15種類を登録しております。 本年2月17日時点で「きふと、」からの寄附状況は2件2万円となっておりますが、この取組については、寄附額だけではなく、12月17日に新聞報道をしていただいたことなど、本市に拠点を置く障害者支援施設の活動を広報できたことも大きな成果と考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 本当にすばらしい取組だと思います。そして、スタートさせたことに大きな意味があると思います。この取組が日本全国に広がっていくことを期待します。 次は、さきにスタートさせた楽器寄附ふるさと納税について質問します。現在の寄附状況はいかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 本市における楽器寄附ふるさと納税の第一号楽器寄贈式に関する新聞記事を12月1日と12月20日に報道いただいた成果もあり、引き続き多くの寄附をいただいている状況です。受け付け開始から4カ月経過しました2月19日時点で、ふるさと納税での楽器寄附が29件、一般寄附でも楽器寄附が8件でございます。一般寄附を含めた内訳でございますが、トランペット14本を始め、フルート、ティンパニなどとなっております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 順調に寄附が続いていることを大変うれしく思います。この企画は日進市に関心を持っていただく人口の増加に向けた取組であると聞いています。その後の状況はどうなっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 楽器寄附を通して本市への関心を持っていただき、日進のファンになってもらう、いわゆる関係人口の増加への取組を順次進めているところです。多くの寄附者が、楽器寄附とともに児童生徒への応援コメントを添えていただいており、こうした寄附者の思いを、楽器を使用する児童生徒に末永く伝わるようカード状にラミネート加工し、楽器ケースに添付し学校に寄贈しております。 また、児童生徒からはお礼の手紙を送ったり、寄附が頂けたことを学校だよりにて広く保護者に伝えたりするなど、楽器寄附ふるさと納税を通じて、学校活動が多くの方に支えられていることを子どもたちに伝える機会となっております。 1点、先ほど答弁の中で公益社団法人シルバー人材センターというところを、公共社団法人と申しました。おわびして訂正させていただきます。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしいと思います。日進バンドフェスティバル、これも行われる予定だったと思います。私も楽しみにしていました。今回の中止は大変残念ですけど、勇気ある決断だったと思います。今後も心ある方々と触れ合いながら、ふるさと納税が実りあるものになってほしいと思います。 ところで、現実的な問題ですが、ふるさと納税全般にわたる日進市の状況はどのようになっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 まず、本市へのふるさと納税寄附状況ですが、平成元年12月末時点で3,165件、6,185万8,000円の寄附を頂いております。既に本年度の当初予算見込みを超えており、本議会での補正予算を予定しているところです。こうした状況については、楽器寄附ふるさと納税等の報道等による効果やポータルサイトの増加などの取組が成果として表れたものと考えております。 一方、本市市民の他自治体へのふるさと納税も増加傾向にあり、令和元年度は2億7,517万6,000円となっております。広報にっしん12月号の特集ページにおいて、他自治体へのふるさと納税が本市行政に与える影響についてお知らせをしておりますが、引き続き、市民の皆様に御理解いただけるよう周知に努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) この事実はもっと声を大にして全市民に知らせたいと思います。そして、自分たちの住んでいるこのまちを本気で大切に思う心を育んでいく必要があります。これには教育の力が大切です。義務教育の中で何度か税の学習をします。そのときに、多くの日進市民からたくさんの恩恵を受けて今があることに気づかせることです。そして、納税者になって返していくことの大切さを伝えてもらいたいと思っています。 同時に、日進市を離れて納税者になったときは、そのときこそふるさと納税で還元できることを学んでおいてもらいたいと思っています。返礼品目当てのふるさと納税が少しでも減少するよう、ここにいるメンバーを中心に努力していかなければならないと思っています。 次は、修繕予算枠事業についてです。どのような形でこうした企画を始めたのですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 平成30年度から第2次経営改革プランに基づき、市有建築物の長寿命化や財政負担の平準化を図るために修繕予算枠を設けたものでございます。公共施設等総合管理計画においても、予防保全に向けた修繕の実施を方針の1つとして掲げております。 修繕予算枠の事業査定では、年度当初に建築技師と財政担当職員が市内全公共施設での現地調査及び施設管理者の聞き取りを行い、施設管理者だけでは気づきにくい屋上防水や電気、給排水などの設備状況など、評価項目ごとに点数化することで対象事業を決定しております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 目立たないところでもこのような活動をされていること、とても大切なことだと思います。これまでの成果はどのようになっていますか。また、この活動は予防保全に向けた事業にもなっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 修繕予算枠対象となった改修工事は、設備保守点検での指摘事項や屋上防水・外壁劣化といった定期的な改修が必要な事業だけではなく、給排水管更新に合わせ、トイレの洋式化など、長寿命化とともに利用者向けのユニバーサルデザイン対応なども併せて実施しております。これまで施設管理担当者の判断だけでは先送りがちになる項目も、建築技師と財政担当者が公共施設全体で順位づけをすることにより、計画的かつ効率的な改修ができるようになりました。 現時点では対症療法的なものも多くございますが、今後は本事業を継続することで予防保全ができるよう、計画的な修繕に取り組んでまいります。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 保育園外壁改修でのキッズデザイン賞受賞、保育園トイレ改修でのゴールデンキューブ賞受賞といった報道がありました。いずれも子どもたちが改修工事を教育の場にしているという点が大変興味深い取組です。こうした取組も修繕予算枠の成果の一環ということでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 公共施設の改修工事は日常的に施設を利用しながら実施することが多く、利用者の皆様にとっては工事自体が迷惑行為と考えられることもあります。今回の受賞内容としては、保育園は長期休暇がなく、施設を運営しながら工事を進める必要があるため、工事自体を学習のためのよい機会と捉えてもらえるように園児向けワークショップを実践したもので、例えば、塗り絵や塗装屋さん体験、紙芝居による工事説明会など、保育士と協力しながら継続して学習の機会を提供したことが受賞につながったものでございます。工事完了後のアンケートでは、保育士からは、工事現場を教材として効果的に活用ができたこと、また保護者からは、子どもが工事内容を理解し、竣工を自分のこととして喜んだことなど好意的な意見をいただいており、改修工事に対する理解浸透に効果があったものと考えております。 さらに、こうした取組については、修繕予算枠において計画的な改修工事が行われるようになったことで取り組みやすい環境がつくられてきたものと考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) こうした取組が認められたこと、大変うれしく思います。今後も日進市のために大いに力を発揮していってください。 次は、高齢者の安全運転支援についてです。 東京都では、高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金として9割を補助しています。昨年12月には補正予算案にサポカー補助金が盛り込まれました。日進市として、踏み間違い防止装置に対してどのような考えを持っていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市民生活部長。 ◎牧市民生活部長 高齢者の安全運転支援として、踏み間違い防止装置に係る補助制度について既に取り組んでいる自治体があることは確認をしております。また、国における高齢者の安全運転に係る防止装置の補助制度の発表や、愛知県においても高齢者による交通事故件数の減少を図る目的とした踏み間違い防止装置の補助制度を創設する方針が示されているところでございます。 これらの状況を踏まえ、本市におきましても高齢者の交通事故防止は喫緊の課題であると捉え、国や県が進める施策の動向をしっかりと確認しつつ、安全運転を支援する補助制度の創設に向けて前向きに検討を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 前向きな答弁ありがとうございます。少しでも早く1割負担で実施されることを期待しています。 続いての質問です。 高齢者がいつまでも運転するわけにはいきません。くるりんばすも全ての市民が利用できるわけではありません。そこで、行田市のようなデマンドタクシーが必要になってくると思います。計画として考えはありますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市民生活部長。 ◎牧市民生活部長 高齢化が進む中で、自宅まで迎えに来て目的地まで運ぶというデマンドタクシーは有効な手段の1つと考えますが、輸送できる人員が少ない割にコストがかかり、費用対効果の面での課題もございます。 令和5年度以降の全線再編時には、デマンド交通などの新たな移動手段につきましても、くるりんばすを始めとする市内公共交通網を強化する手法の選択肢として、各市町の情報を注視しつつ調査・研究を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 各地で様々な方法が実践されています。その中で有効的な例を取り上げていくことが大切だと思います。個人的には、予約制、80歳以上、月2回、駅や病院、公共施設限定といった設定でスタートすることも一案だと思っています。大変だと思いますが、日進市をより住みやすいまちにするために前進していってください。 次は、図書館のリニューアルについてです。 本の自動返却機導入、自動貸出機増設、学習席予約システム導入といった興味深い報道がありました。その経緯と効果についてお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 自動返却機の新設につきましては、従来、窓口での返却以外では館外の24時間ポストを御利用いただくと、回収後の処理が済むまで返却扱いとはなりませんでしたが、自動返却機を設置することにより即時処理が可能となったことから、窓口の処理を経ることなく資料の返却ができ、次の資料もすぐに借りられるようになりました。 また、自動貸出機を管内の検索端末に増設したことにより、貸出手続の混雑解消、時間の短縮が図られ、管内の様々な場所での資料の貸出しが可能となりました。 学習席につきましては、試験期間前に、席確保のため開館前から中学生・高校生の行列ができ、真夏や真冬に体調が心配だったこと、また、一度席を確保すると一日中その席を占有し、長時間離席している例も見受けられたため、行列の解消及び公平性の観点から予約システムを導入いたしました。ホームページから事前予約をいただくことで、開館前から長時間並ぶことなく学習席を確保することができ、また、予約できる時間枠を設けることにより、より多くの利用者の方に学習席を利用いただけるようになりました。 システム稼働後は学習席の稼働率が上昇し、また、利用者の皆さんからは便利になったとのお声をいただいております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしいと思います。利用者のニーズによく応えていると思います。ほかに知っていると便利なシステムはありますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 自動返却機の設置、自動貸出機・利用者カード書換え機能の増設により、御要望が多かったプライバシー保護に配慮いたしました。学習席予約システムでは、事前に自宅のパソコンやスマートフォンで簡単に学習席の予約ができます。また、要件を満たさず利用者カードを作成できない方、パソコンやスマートフォンなどで予約することが困難な方にも利用していただけるよう、予約システムを使用せず利用できる席も確保しております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 私も利用していますが、初めて自動貸出機を利用したときはその早さに驚きました。一瞬で数冊の本を記録してしまいます。進化していく図書館を今後も楽しみにしています。 次は、教育改革について質問します。 ここ数年、特別支援に関する相談が大変増えてきています。体制強化をどのように考えていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 特別支援教育に関する体制強化としましては、令和2年度、特別支援教育指導員を会計年度任用職員として、特別支援教育に携わったことのある教員経験者を学校教育課に配置し、特別な支援を必要とする児童生徒への対応を充実させてまいります。 主な業務としましては、就学前児童に対する就学相談を行ったり、子ども発達支援センターすくすく園や市内の保育園・幼稚園との連携、市内小中学校の特別支援教育コーディネーターとの連絡調整などでございます。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 教員時代から、特別支援の体制強化をしていく必要があると何度も主張してきました。このことが議員を目指すきっかけでもありました。一歩前進したことを大変うれしく思っています。 しかし、就学時健診の在り方など、改善していくことは多々あると思います。優れた実践をしている先進地区を参考に、さらなる改革をしていってください。 続いて、様々な問題を抱える子どもや保護者の対応に追われているスクールソーシャルワーカーについて質問します。 課題をどのように認識し、対応をどのように考えていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 スクールソーシャルワーカーにつきましては、現在3名で4中学校区の小中学校を分担して巡回し、複雑な家庭環境や友人関係、進路等の様々な問題を抱えている児童生徒に対応しておりますが、対応件数が増加しており、3名への負担が大きくなってきている状況があります。 こうした状況の中、来年度は1名増員し、各中学校区に1名を配置することでよりきめ細かな対応をしてまいります。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしい前進です。心に寄り添ってくれる人の存在は心に希望を与えてくれます。不登校ゼロを本気で目指して、さらに改革を進めていってほしいと思います。 続いて、学校に行けなくなってしまった子たちの居場所であるハートフレンドについて質問します。現状と課題についてお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 教育支援センターハートフレンドにっしんにおきましては、入室している児童生徒は現在31名であり、平成29年度の14名に対し2倍以上に入室者が増えており、教室が手狭になり落ち着いて勉強等に取り組めない状況や、3名の指導員で対応に苦慮している状況も見られますので、さらなる環境整備が必要と考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 現在のハートフレンドは、市の東端にある総合運動公園内にあります。しかし、利用の便、利用者の公平性を考慮すると、もう一カ所離れた場所に設置できるとよいと考えますが、いかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育長。 ◎久保田教育長 ただいま議員から御提案をいただきました教育支援センターのもう一カ所離れた場所への設置ということでございますが、教育委員会としましても、その必要性は本当に認識をしております。設置場所の確保や、それから施設整備、指導員の確保等、今後様々な課題もありますので、関係部署と協議の上、調整しながら検討していきたいと思っております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 心に不安を抱えた子どもたちにとって、居場所は大切な宝物になります。早期に実現することを楽しみにしています。 次の質問に行きます。 中学校卒業までは学校を通じて状況の把握ができ、様々なサポートにつなげていくと思います。しかし、卒業した後に学校や職場になじめず、環境に適応できず、ひきこもりの状況に陥ってしまう場合もあります。こうした卒業後に社会に適応できず、ひきこもり状態となってしまう人たちのサポートの窓口はどのようになっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 ひきこもりの状態にある方のサポート窓口としましては、本市役所の中にあります地域福祉課のところに設置しておりますくらしサポート窓口がございます。現在、御家族や関係機関からの相談を受け、必要な機関と連携し支援につなげております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) すばらしいです。しっかりと用意されていることをうれしく思います。そのくらしサポート窓口の周知はどのようにされていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 くらしサポート窓口につきましては、市のホームページへの掲載やチラシを作成しまして窓口に現在設置をしております。
    ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 再質問します。 毎年中学校を卒業する前に卒業生全員にチラシを配付していくことで、全ての市民に周知されていくことと思います。そうしたお考えはありますか。教育部長、お答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 チラシの配付につきましては、地域福祉課で作成し窓口で配布しておりますチラシを卒業生に配付していただくよう、2月21日に各中学校に届けております。 また、愛知県教育委員会からも、2月19日付でひきこもり相談に関するチラシの配付依頼がありましたので、これにつきましても2月21日に各学校に活用していただくように依頼しております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) ありがとうございます。休校に入る前に渡せたようで何よりです。これで、今後市民には順次周知されていくこととなります。これも大いなる前進だと思います。 次は、教員の働き方改革についてです。 教員を目指す若者が激減しています。時代は大きく変わってきています。子どもも保護者も教員も、だからこそ教育現場を本気で改革していく必要があるのです。 難しい保護者の対応もその1つです。その解決策として、何度も言いますが、スクールロイヤーはなくてはならないものなのです。2013年から一宮市のスクールロイヤーとして活躍している竹内千賀子さんは、早い時期に学校現場にアドバイスが届けられればこじれないケースが多いと話しています。隣の長久手市も動き出したようです。 そこで、前回に続き再度質問します。長久手市や一宮市のようなスクールロイヤーを配置する計画はありませんか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 長久手市では、今年度、弁護士からの提案により、試行として無償で月1回の相談日を設けて、校長先生、または教頭先生が拠点校である学校に赴き相談を行っているとのことで、令和2年度からは有料となるものの、同様な方法で実施すると聞いております。 一宮市では、従来の弁護士相談業務に加え、相談の相手方に第三者が介入した場合に弁護士が面談に同席できるよう制度化し、昨年10月から実施していると聞いております。 本市におきましては、12月議会でも答弁させていただいたとおり、現時点では市の顧問弁護士で十分対応可能であると考えておりますが、長久手市の実施を受け、近隣市町と情報交換を行い、自治体間連携の取組の1つとして研究を始めたところでございます。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 動き始めたことをうれしく思います。一歩前進です。岐阜県の可児市では、各教員が直接メールで質問できるようになり、大変助かっているようです。時代は急速に変化してきています。できる限り早急に実現することを期待しています。 次は、部活動についてです。 名古屋市の小学校について、新聞に大きく取り上げられました。民間委託のモデル校の感想は、教員が助かるだけでなく、質の高い指導が受けられるようになったと子どもたちにとっても高評価だったようです。 そこで質問します。名古屋市のように小学校の部活動の民間委託は考えていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 名古屋市が来年度から半数の小学校の部活動を民間委託するとは存じておりますが、これは名古屋市が2021年度から、全ての小学校の部活動において教員の指導を打ち切り、新しい形で活動できるようにするという方針に基づいているものと聞いております。 本市におきましては、外部講師の拡大を進め教員の負担軽減を図っていく方針であり、民間委託については考えておりません。現在、本市における小学校の部活動は、中学校の部活動の縮小に合わせ部活自体が縮小されており、夏休み期間中の練習も減らすなど教員の負担軽減を図っております。今後も部活動の在り方については慎重に検討してまいる必要があると考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 繰り返し話をしますが、今は小学校の先生の方が大変なんです。不登校も小学校の方が増えてきています。道徳や英語、プログラミング教育、アナフィラキシーショックへの対応、増えた仕事は数えたら切りがありません。何よりも今大切にしなければいけないのは先生方のゆとりです。豊橋市や蒲郡市は、働き方改革の名の下に小学校の部活動廃止を決定しました。日進市で働くことが幸せと感じる教育現場を早くつくっていってください。 次の質問です。 これも働き方改革ですが、簡単な組替えで実現できるものです。小学校において、社会、理科、体育などの交換授業の推進はされていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 交換授業は、各学校の状況に応じて実施を委ねており、既に実施している学校や実施を検討している学校もあります。 なお、国において、教科担任制の推進に併せ、専科教員を増員していく方針が示されておりますので、具体的な方針が示されれば、それに合わせて教育指導体制の充実を図ってまいります。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 少し前進が見られてうれしく思います。さきに述べた3教科は同じ授業時間数ですので、すぐにでも実現できるものです。実施すれば、そのすばらしさを必ず体験できます。来年度、全ての学校で実施されることを期待しています。 次の質問に行きます。 気温について、平年並みかやや高くなるという長期予報が出されました。最近の運動会においては、保護者が倒れるケースも増えてきています。昨年の名古屋市の例を参考に、運動会を半日実施にしていく考えはありませんか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 12月議会でもお答えしましたとおり、運動会の運営につきましては各学校長の判断に委ねており、令和2年度以降に半日実施するということにつきましてはいずれの学校からも聞いておりません。 しかしながら、運動会の暑さ対策に関しましては、開催時期を見直したり、テントを設置して日陰を作ったり、休憩時間を長めに取り、クーラーが効いた教室で休んだりと、各学校とも様々な工夫をしております。また、競技種目の見直しによる時間短縮も図っております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 今の気象は、渡邊議員も触れられたように、もう異常を通り越して非常事態なんです。当日だけではなく、多くの練習時間もあります。そもそも命がけで行事をやる必要はないんです。死亡事故が出てからでは遅いのです。子どもたちや保護者の命を守り、働き方改革にもつながります。春の運動会は、コロナウイルスの関係もあり、実施することが難しい状況になってきました。中止も含め、再度検討してもらいたいと思います。 次は、施設面での環境についてです。 バリアフリー法改正により、全ての公立小中学校にバリアフリー設備の設置が義務化される予定です。特別支援学級に通う子が増えていることや、災害時の避難所としての役割があることから、当然なされるべきことです。日進市内の小中学校の現状はどうなっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現在、改正法案の審議中であり、改正内容は示されておりませんが、今回の法改正により、努力義務となっている公立小中学校が義務化の対象になってくると予想されます。 本市におきましては、近年では赤池小学校、竹の山併設校を新設しておりますが、エレベーターや手すりの設置、車椅子使用者用駐車場を設けるなど、バリアフリー化の考えに基づいた整備を行っています。 また、既存の学校についても、校舎や体育館トイレの改修工事の際には、多目的トイレの設置や車椅子の方が使用できるよう広めのトイレブースを設けるなど、バリアフリー化を進めてまいりました。法改正後につきましても、法令にのっとり施設整備を行ってまいります。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 今からしっかりと調査し、速やかにバリアフリー化をしていくことを期待しています。 次に行きます。 パソコンを1人1台、学力テストをパソコンで行う。一気にICT教育を加速していく状況になりました。そんな中、一番心配されるのは、子どもたちが犯罪に巻き込まれることです。一昨年、SNSが原因で犯罪に巻き込まれた子は1,811人、6年前の調査から1.7倍に増えています。学校において、SNS犯罪被害の対策はどのように行われていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 児童生徒がSNSによる犯罪に巻き込まれるということにつきましては、他人事ではなく、本市の児童生徒の身に降りかかる可能性も十分にありますので、そうしたことにならないよう、引き続き各学校での学級活動や道徳の情報モラルについての授業などを通して教えてまいります。 また、専門家による講演会を開催し、保護者にも参加していただき、児童生徒が犯罪に巻き込まれないように対策を行っている学校もございます。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 最後の部分、とても大切です。結局、保護者が責任を持って管理していかなければいけないんです。保護者も一緒に学ぶ機会が増えていくことを期待しています。 次は、先回も質問しました牛乳に関するものです。給食時に出される牛乳の紙容器変更に伴う対応はどのように考えていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 令和2年度からの学校給食牛乳の瓶容器から紙容器への変更に伴い、紙容器の取扱いを円滑に行うため、1月17日に紙容器での試行を全校で実施いたしました。学校からは、容器が軽量となり安全となったこと、ストローでの飲用により飲み残しが少なくなったとの報告を受けております。また、先生方の丁寧な指導により、小学校低学年も含め、紙容器を上手に潰して集約することができたようです。 しかしながら、紙容器の変更に伴う片づけ時間の増加など、課題に対し改善すべきところもありますので、4月からの実施に向け対応してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) この変更が子どもたちや先生方にとってよい方向に向かうことを願っています。 しかし、先回も説明したように、牛乳は選択制にすべきです。金銭を伴うものであり、強制すべきものではありません。どうしても学校給食法が障害になるというのなら、この法律を改正するように努力していきたいと思っています。 最後の質問です。新型コロナウイルス感染症に対して、学校としてどのように予防し対処していく予定ですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 学校におきましては、新型コロナウイルスに限らず、ウイルス感染症対策の基本的なこととして、うがいや手洗いを励行しています。また、保健センターが作成した正しい手洗いの仕方や咳エチケット、免疫力を高めるなどについて記述したチラシを児童生徒・保護者に配付して予防してきたところですが、先日、議員各位に御報告させていただいており、国や愛知県からの要請を受け、感染予防対策として本日から3月24日まで臨時休校としております。 ○議長(萩野勝) 大川議員。 ◆4番(大川博) 想像もしていなかった時代になりました。しかし、こうした状況だからこそ一人一人の力が試されると思っています。私が教育現場にいたら、子どもたちに、今こそ自分自身で計画を立てて時を過ごす絶好のチャンスだよ、毎日プランを自分で立てて計画的に時を過ごしなさいと伝えたいです。 また、課題になった読解力を伸ばす最高のチャンスでもあります。多くの時間を読書に使える最良の時間ができたと考えてほしいと思います。そして、保護者の方がどんな話だったと5分聞いてあげるだけですばらしい学習になるのです。考え方1つで、与えられた時間は同じでも中身が全く違ってきてしまいます。以前提案した授業のビデオ化も、こうした事態には大きな効果をもたらします。どんなときもアイデア1つでピンチをチャンスに変えられる皆さんであってほしいと思います。明日、中学校の卒業式も、こういうときだからこそできるより味わい深いものになることを心から願っています。 最後に、昨年議員になった後、数々の質問に答えてくださり、今回で退任される方々、ありがとうございました。その中でも特にたくさんの質問に丁寧に答えてくださった伊東こども福祉部部長、ありがとうございました。そして、御苦労さまでした。 以上で私の一般質問を終了いたします。 ○議長(萩野勝) これにて大川博議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから10時55分まで休憩します。     午前10時41分 休憩-----------------------------------     午前10時55分 再開 ○議長(萩野勝) 会議を再開します。 次に、武田治敏議員の発言を許します。     〔5番 武田治敏登壇〕 ◆5番(武田治敏) 議長のお許しをいただきましたので、個人質問をさせていただきます。 まず、東部地区のまちづくりについてということでございます。 東部地区のまちづくりについて質問をいたします。東部地区においては、現在、市道黒笹三本木線、スマートインターチェンジ、日進東部企業団地など、東部地区の発展に向けた整備や検討が進められています。 特に市道黒笹三本木線の開通が令和2年7月を予定としていることや、スマートインターチェンジが令和元年9月27日に事業化が決定され、国土交通大臣より東名高速道路と日進市道の連結が許可されたことについては、米野木・三本木地区を始めとする多くの市民の利便性の向上につながり、また、市内外から多くの人が訪れる愛知牧場や愛知池などの観光資源の活性化にも大きく寄与するものと考えております。 さらに、これらの道路整備の実現は、日進東部企業団地への企業誘致に対する大きなアピールポイントにもなります。道路整備はまちづくりの大きな要因であり、これらの実現が見えてきたことから、いよいよ東部地区のまちづくりの検討を本格的に進めていく時期に来ていると考えます。 そういった意味では、ちょうど都市マスタープランを改定しているということでありますので、東部地区のまちづくりについても検討していると思いますが、現状においてはどのような考えをお持ちか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) ただいまの武田治敏議員の質問に対する答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 東部地区につきましては、議員のおっしゃるとおり、市道黒笹三本木線の開通やスマートインターチェンジの整備により、土地利用のポテンシャルが大変高い地域となることが予想されております。その機運を生かすことが我々の使命と感じております。 特に名古屋市近郊で自然と触れ合える観光牧場として人気の高い愛知牧場や、ボート競技が開催されております愛知池といった観光資源の需要は確実に増加していくことが見込まれることから、これまで以上に重要な地域振興のいわゆる核となるものと考えております。 また、周辺土地利用につきましては、まずは現在検討しております日進東部企業団地を着実に実現化させることが次期都市マスタープランにおける喫緊の使命であると考えており、その状況を見据え、さらなるポテンシャルを高めた上で、その他の土地についても土地利用を検討をしていくものと考えております。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。土地利用を図りたいと考える土地所有者にとっては、少しでもポテンシャルが高くなるということは歓迎すべきことであり、そういったことから、市が考える東部地区のまちづくりが、愛知牧場や愛知池といった観光資源を東部地区の地域振興の核とすることや、率先して日進東部企業団地を整備していくという考えについては理解ができます。 私は、まちづくり検討とは将来のイメージを浮かべながら検討をしていくものと考えており、私のイメージではスマートインターチェンジ周辺の東名高速道路側道や県道米野木莇生線周辺の土地利用は大きく変わると考えておりますが、その土地利用検討は今後ということでありましたが、どのようなビジョンを持って検討していくか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 本市のまちづくりのビジョンは、これまでも一貫して開発と保全の調和を図りながらまちづくりを進めていくというものであります。当然ながら、東部地区においてもこのビジョンを持って土地利用検討をしていくものでありますが、今、本市にお住まいの皆様の生活を快適にするためには、税収を増やしていくことが重要であります。 そういった意味では、土地利用のポテンシャルが高く見込まれる東部地区においては、その地区の特性に合った土地利用を許容していくことも必要であると考えておりますので、まずはスマートインターチェンジや日進東部企業団地の整備の進捗に合わせ、それらが整備されている先進自治体の周辺土地利用の状況等を研究していくことになろうかと考えております。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) そうでありますと、愛知牧場や愛知池といった観光資源や日進東部企業団地以外の東部地区の土地利用については、次期都市マスタープランで位置づけることは時間的にも難しいと考えます。 しかしながら、現行の都市マスタープランを見ると計画期間が10年であるため、今、何らかの位置づけをしなければ10年間先送りということになる懸念があります。現在のようにポテンシャルが高まりつつあるときに位置づけをしていくことがやはり必要ではないかと考えますが、その点についてはどのように考えておられるか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 次期都市マスタープランについても、令和3年からの10年間のまちづくりの指針となる計画として検討を進めてまいりますが、先ほども御答弁申し上げましたように、今は本市にお住まいの皆様の生活を快適にするためには税収を増やしていく必要があります。東部地区のみならず、市民の皆様の生活を快適にするための税収確保につながる土地利用の位置づけができるまで検討の熟度が高まれば、都市マスタープランの計画変更をし、そのまちづくりの早期実現を目指していきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 再質問ということで、検討を進めるについてはぜひとも土地所有者の意向を十分に酌み取り進めていただくことをお願いをいたします。 ところで、米野木、三本木地区のみならず、日進市、みよし市民が待ち望む市道黒笹三本木線がいよいよ開通の時期を迎えようとしています。今年度の9月議会の一般質問や12月議会の市民建設委員会で、当局側から工事の進捗状況や開通の予定が7月にずれ込むとの説明がありました。私自身も今年度中の完成、供用開始をと思っておりましたが、開通が今年度中でなく令和2年7月の予定となった理由をお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この市道黒笹三本木線の工事につきましては、平成19年度より継続して工事を進めてまいりました。この当該路線の開通につきましては、昨年度から本年度に繰越しした工事の完了が梅雨時の長雨により工期を延長したこと、本年度発注した工事におきまして鋼矢板など工事資材の納品に期間を要したことなどから、7月の供用開始を見込むものとなったものでございます。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。東部地区地元でも4月から通れるものと期待している人が多くいます。供用開始の時期の周知についてどのように考えておられるか、教えてください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 本路線の供用開始につきましては、工事の進捗に不測の事態が生じ完成が遅れるおそれがあること、また、工事完了後遅滞なく開通をさせたいと考えておりますことから、今まで市民向けの周知を控えさせていただいていました。 ただし、当該工事の完成時期もめどが立ってきたこともありますので、市ホームページなどで開通の時期を周知してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。この沿線には高校や大学、工場などもあり、この道路が開通することで通勤や通学の経路を変えることを考えている方が多くおられるものと思います。今後は適切な情報提供をお願いしますとともに、一日でも早い開通を期待しております。よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に入ります。 皆さん方も何人かの方が質問されておりますスマートインターチェンジでございますけれども、このスマートインターチェンジの整備進捗状況についてはどのようにお考えか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 スマートインターチェンジにつきましては、今年度、日進市道部分の詳細設計を進めておりまして、来年度には中日本高速道路株式会社部分の詳細設計を進め、これにより整備に必要な用地幅を確定させるとともに、併せて現地の用地測量も実施し、地権者様の用地境界の整理、必要面積及び鑑定評価による土地単価等の算定を行っていく予定でございます。 スマートインターチェンジにつきましては様々御意見、御要望をいただいているところではございますが、これらの過程の中で、本市としては土地所有者の皆様へ個別にしっかりと説明を行い、御理解、御協力を得ながら用地の御提供をいただき、令和6年度末の供用開始を目指して工事を進めていく考えでございます。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。市道黒笹三本木線が今年の7月に開通をし、現在の計画では、スマートインターチェンジが令和6年度末に供用予定、また、日進東部企業団地がほぼ同時期に供用予定と、成り立ちの異なる事業が5年程度の後に相乗り効果を発揮し、日進東部地区の発展及び市の税収増に大きく寄与することになると思います。本市の将来にとっても大変に価値がある事業であり、ぜひとも着実に推進していただきたいというふうに思っております。 また、このスマートインターチェンジ等につきまして、米野木区といたしましても、現区長を始め、区長経験者を含むメンバーでまちづくり推進委員会という組織を立ち上げていただき、現在、スマートインターチェンジを中心に道路整備や優良企業の誘致も含め、期待を込めて会議と打合せを開催している最中でございます。 また、市のホームページを見させていただきますと、このスマートインターチェンジに対して数多くの企業が賛同をして要望書を出しておられるのをちょっと拝見させていただきました。皆さん方が本当に期待をしているスマートインターチェンジということで、今後も速やかにスムーズに、また、地権者等、土地所有者の方々にもしっかりと説明をしていただいて理解をいただき進めていただければというふうに思っております。当然、その要望書を出されておる企業の中には一番身近な愛知兄弟社さんも名前がありました。それらを踏まえて、今後よろしくお願いをいたします。 続きまして、道路の雑草についてということでお伺いをいたします。 市内の通学路などの道路に民地から草や樹木がせり出して見通しが悪くなったり道路幅が狭くなったりと、通行等の支障となっている状況を多く見かけるが、その対応はどのように行っているのか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 御指摘の民地から道路にせり出している雑草等につきましては、職員により現地確認を行い、支障となる雑草がある土地所有者の方を調べさせていただいて、支障とならないよう雑草の草刈りなどを文書により依頼し、適切な管理をお願いしております。 また、通行不可能や非常に危険な状況となり支障を来す場合は、市職員等によりその支障を来す樹木等の伐採を最低限で実施をさせていただいています。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。 再質問をさせていただきます。 民地から道路にせり出している草や樹木は土地所有者が適切に管理するものであると思われますが、市から文書等により適切な管理を依頼しても、土地所有者が管理していただけない状況が見られます。そのような場合の対応はどのようにされているか、お聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 御質問の対応していただけないときの対応でございますが、定期的に文書を通知させていただいていますが、なかなか対応していただけないケースもございます。現在のところ、このようなケースでの対応策は具体的にはございませんが、先進地事例などがあれば対応方法などを調査・研究し今後の参考にしていきたいと考えておりますので、また御情報等の提供もよろしくお願いします。 ○議長(萩野勝) 武田議員。 ◆5番(武田治敏) ありがとうございます。基本的には民地の草や樹木は土地所有者が適切に管理するものと思われますが、しかし、なかなかすぐには対応してもらえない場合がある。道路に草や樹木がせり出していると、通行者にとっても危険であります。今後とも適切な維持管理に努めていただきたいと思いますが、先ほどの答弁の中で先進地の事例等を踏まえて調査・研究していきたいというような御答弁でありましたけれども、日進市独自で条例等がつくれないのか。ある例を挙げれば、市の方からの要望書を出した後、一月、二月と、時期が過ぎた後には市の方で強制的に樹木等伐採等をやってしまう。そして、後に土地所有者に対して請求書を出していただいてきちっとかかった費用を徴収する。そういった独自の条例等も考えていただければと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(萩野勝) これにて武田治敏議員の質問を終わります。 次に、宮田康之議員の発言を許します。     〔17番 宮田康之登壇〕 ◆17番(宮田康之) 議長のお許しをいただきましたので、通告どおり一般質問をさせていただきます。 さて、本市でも今日から小中学校が休校になるなど、新型コロナウイルスの脅威にさらされております。各地でレジャー施設の休園や各団体の大会、行事などが中止、縮小など、経済や様々なところで影響が出始めております。お亡くなりになった方や感染された方々にはお悔やみを申し上げます。また、お見舞いを申し上げますとともに、一日でも早く終息することを願っております。 また、金曜日に本市が発表した対策の1つに、休校中の学童の開園がありましたが、これは働く親にとっては大変よかったと思います。リスクも心配されますが、指導員に対応を徹底していただくことをお願いいたしまして質問に入りたいと思います。 今回、新型コロナウイルス同様、未曽有の大雨など、今まで経験したこともないような事態や想像を超えることが災害として起こっています。いつどこでどのような災害や緊急事態が起きるのか想像がつきません。我々も日頃から危機管理の意識を強く持っているべきだと思います。 皆さんも新聞、ニュースなど報道で御承知かと思いますが、先月の2月5日の朝、神奈川県逗子市内で土砂崩れが発生し、偶然にも通りかかった通学途中の女子高校生が巻き込まれて死亡するという大変痛ましい事故が起きました。大雨が降ったわけでもなく、地震が起きたわけでもないのに土砂崩れが発生したわけです。このニュースの映像を見まして、私は瞬時に本市の県道白山黒石線の梅森上松交差点東の北側の歩道の場所がこの現場の逗子市の発生現場と地形が似ていると思いました。災害現場の土壌や地質、傾斜角度など詳細は不明でありますが、外見上は酷似しています。 また、この場所は小学生の通学路でもあります。これまでも水害については各議員からも質問があり、注視をするところではありますが、土砂崩れに対してはどうでしょうか。市内各地には、急斜面や斜面に家屋が建っている場所も見受けられます。ハザードマップには水害の危険地域だけでなく、土砂災害の危険地域も記載をされておりますが、ここで改めて執行部にお伺いをいたします。本市のハザードマップの土砂災害危険地域についてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) ただいまの宮田康之議員の質問に対する答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 土砂災害には、大きく分けて雨水の浸透などで斜面が緩み崩れ落ちる急傾斜地の崩壊、斜面が地下水や重力の影響でゆっくり下方に移動する地すべり、土砂が長雨や集中豪雨によって一気に下流へと押し流される土石流がございます。これらの土砂災害の発生のおそれがある場所は、都道府県が土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律に基づき、基礎調査や地元への説明を行い、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域として指定をしております。 現在、本市市内には、急傾斜地の崩壊についての土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域が合計で39カ所指定されております。これらの区域につきましては、土砂災害警戒情報の発令など土砂災害の危険が高くなった場合、市からの避難勧告等に基づいて避難行動をお取りいただくこととなります。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) ありがとうございます。様々なデータや情報を基にハザードマップが作られていることがよく分かりました。私がこの質問するに当たって最初に言いました梅森町地内の県道白山黒石線北側斜面の住民から、うちの斜面は大丈夫かという問合せもありました。この地域は危険地域に指定をされていませんが、大丈夫なのか、お伺いをいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 御質問の地域、あるいは斜面につきましては、これまで県が実施した基礎調査の結果、土砂災害警戒区域に指定されておりませんし、斜面に近接する地域での建築には県による安全基準が設けられているため、一定の基準を満たしているものと考えております。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) 今、本市では新しいハザードマップを作成中と聞いておりますが、これはどのようなものになりますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 令和2年度に更新するハザードマップにつきましては、昨年、愛知県により、1,000年に1度の大雨が降った際、本市において浸水が予想される区域が新たに示されたことから、市民の皆様に早期にお示しできるよう、出水期までに作成し全戸配布するとともに、市ホームページやツイッターなどで周知をしようとしております。 また、土砂災害に関する情報につきましては、愛知県による指定状況を確認しながら、随時、防災対策マップに新たな指定箇所を追加するなどの更新を行い、新規転入者にお配りするなど、周知に努めているところでございます。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) 現在、この地区の東隣で香久山西部土地区画整理事業が行われております。竹やぶが伐採され山を削り、開発が進んでいますが、開発後は大きく地形が変わると聞いております。私は地形が変わると水の流れが変わり、何かしらの変化が出るのではないかと懸念をしております。ここには商業施設ができ、高低差が約8メートルになると聞いております。新しく急斜面ができることになります。もちろんのこと、法律で決められた基準内で整備されることだとは思いますが、気になるところであります。しっかりと基準を守って地域に根づく商業施設にしていただきたいと思います。 そこで、お聞きします。 ハザードマップを作るに当たっては、危険地域の指定基準は県の基準なのでしょうか。本市独自の基準はあるのでしょうか。また、通学路などは考慮されているのでしょうか、お答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 土砂災害警戒区域は、法令の基準に基づき県が指定することになっており、本市独自の基準ではございません。 また、通学路につきましては、平時より学校への土砂災害警戒区域を共有するほか、土砂災害警戒情報が発表されるなど土砂災害の発生の可能性が考えられる際には、登下校時に危険箇所を回避できるよう情報をしっかりと共有して対応してまいります。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) ありがとうございました。これで1つ私からの提案なんですが、手間暇がかかりますが、本市独自の基準を作ってより安心で安全なまちづくりに役立てるのもよいのではないかとお願いをいたします。 そして、一番大事なことは、市民一人一人がハザードマップを理解しまして、自分の地域、危険区域をしっかりと把握し意識を高めることが最も重要であると私は思います。執行部の皆様方には、市民の皆さんにハザードマップをしっかりと周知していただくことをお願いしまして、次の学校の部活動の質問に移りたいと思います。 冒頭にも申し上げましたが、新型コロナウイルス対策のため小中学校の休校に伴い、当然、部活動も活動中止になりました。今回の処置はイレギュラーなことではありますが、部活動自体が少子化のあおりを受けたり、教師の負担を減らすため減少傾向にあるようです。本市に限らず、近隣市町では極端な少子化や人口減少は見られませんが、近い将来は他の市町同様に部活動ができなくなる可能性も否定できません。いずれ部活動の根本的な在り方を模索するときが来るのではないでしょうか。 私は昨年6月にも一般質問でお伺いをしておりますが、再度継続をして質問させていただきます。各校の部活動の現状と今後の活動状況はどのようでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 近隣4市町で構成する愛知地区部活動検討委員会から出されたガイドラインに基づき、全校統一して土日のうち1日は休養日とする、朝練習は原則行わないとすることで、児童生徒及び教員の負担軽減をした上で部活動を実施しております。 今後につきましても、部活動が異年齢との交流の中で、生徒同士や生徒と教師等との好ましい人間関係の構築を図ったり、生徒自身が活動を通して自己肯定感を高めたりするなど、生徒の多様な学びの場であることを踏まえ、無理のない活動であるよう検討しながら行ってまいります。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) ありがとうございました。生徒には非常に学ぶことの多い部活動でありますが、教える側の教師はどうでしょうか。教える喜びや生徒と共に味わう達成感、また子どもたちから学ぶことも数多くあるでしょう。 一方で、担任を受け持ち多忙の中で、部活動の顧問を自分が引き受けなければ部が廃部になってしまう、そのようなことから負担を強いられることもあると聞いております。部活動による教師の負担軽減のための対策は何かあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現在、4中学校で10人の外部講師を配置し、部活動の指導を行っておりますが、配置人数や時間数を増やすなど、検討を行う必要があると考えます。 また、顧問の先生の過度な負担にならないよう、各学校において参加する大会等を精査する必要があると考えております。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) 先ほど大川議員の質問でもありましたが、私も再度質問をさせていただきます。 名古屋市の小学校では、部活動の指導の外注をするという発表がありました。賛否はともかく、大変面白い試みであると私は思います。本市においても、市民の人材活用や経験者、見識者などによる外注や豊富な指導経験者が在籍する地域スポーツクラブなどの活用は考えられますか、お答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。
    ◎市川教育部長 本市におきましては、外部講師の拡大を進め教員の負担軽減を図っていく方針であり、地域スポーツクラブの活用など地域人材の活用の拡大を含め、部活動の在り方について学校と話し合いながら検討していく必要があると考えております。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) 今お答えいただきました中に、スポーツクラブや外部講師、地域人材の活用ということがありましたが、必要かどうかは各学校長が判断をするのでしょうか。また、部活動のこのような地域との共生は教育委員会や執行部側の主導で進めることはありますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 地域スポーツクラブの活用や外部講師の拡大においては地域の人材を活用するといった地域との共生につきましては、学校長の判断ではなく、各学校の状況や需要を踏まえて教育委員会で判断して進めていくことになります。 ○議長(萩野勝) 宮田議員。 ◆17番(宮田康之) 回答ありがとうございました。これはぜひとも進めていただきたいと思います。私のところには、他の市町から引っ越してきた親御さんから電話があります。今までやってきたスポーツや習い事をこの日進でも続けていきたいので紹介をしていただきたいと度々問合せがあります。残念ながらその期待に応えられないことの方が多いようです。スポーツであれ習い事であれ、子どもたちにやりたいときにやりたいことをさせてあげたいと私は思っています。 あまり認知をされておりませんが、本市には公的団体のスポーツ少年団もあります。ドイツのように基本的に学校には部活がなく、放課後は地域のスポーツクラブや文化クラブで日本の部活に当たる活動をしております。本市には文部科学省から表彰されるような地域スポーツクラブもありますし、立派な経験をお持ちの文化団体所属の市民もいます。このような団体をもっと前面に出し、積極的に活用するのも1つの手段かもしれません。 名古屋市が先陣を切って思い切ったことをやるように、本市も学校の部活動と地域スポーツクラブや文化団体との共生を目指した画期的な案を市長にお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(萩野勝) これにて宮田康之議員の質問を終わります。 次に、山田久美議員の発言を許します。     〔1番 山田久美登壇〕 ◆1番(山田久美) まず最初、質問に入る前に皆様にお伝えしたいことがございます。昨日、私の家に市民の方からコロナウイルスについてお電話の問合せがありました。これは、宿直の方が、担当課が分からないというふうに言われたそうです。その市民の方は、やはりひとり親家庭の方で、例えば学校に関してとか保育園に関して、その他に関してどこに電話をすればいいのかということを言っておられました。本市で対策本部がありますけれども、そういった内容につきまして、やはり宿直の方にもそういったことがお伝えしてあればきちんとした返答ができたのかなということを思っております。これはちょっと御報告とさせていただきます。 では、質問に入らせていただきますので、よろしくお願いいたします。 安心して子育てをできる日進にするためにということで、昨年の10月から幼児教育・保育の無償化が始まりました。3、4、5歳児を対象に幼稚園や保育所にかかる費用は無料になりました。消費増税による増収分の一部は財源です。社会全体では女性がますます働きやすくなると期待がかかる一方、待機児童問題がますます悪化するのではないかと懸念をしております。 日進市におきましても、幼保無償化に対応すべく昨年来から準備を進め、混乱なく実施に至っていることとは思います。しかし、新年度を間もなく迎えるに当たり、保育ニーズの傾向や現在の状況、今後の施策の展開などを伺ってみたいと思います。 まず、幼保無償化に伴いまして、急激に保育ニーズが高まって保育園の入園申込みも多くなったのではないかと考えております。令和2年度の各保育施設の申込み状況はどのようでしょうか。 ○議長(萩野勝) ただいまの山田久美議員の質問に対する答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 先日の山根議員の代表質問におきましても市長からお答えさせていただきましたが、保育園への令和2年度の当初入園申込み数は、昨年度より12人少ない848人となっており、状況はほぼ横ばいでございます。このうち御案内ができなかった方に関しては129人となっており、昨年度と比較しますと34人減っております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 昨年より、入園できなかった方が34人減っているという傾向は、あかいけ箕ノ手保育園などの整備が進み、多少待機児童の解消がされつつあるのではないかと考えておりますけれども、保育園の利用ニーズの状況は昨年とほぼ横ばいとの答弁が意外でございました。幼稚園あるいは幼児教育を実施する認定こども園の利用ニーズに影響はなかったのでしょうか。無償化後の変化についてはどのように分析をされているのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 本市が今年2月14日時点で無償化の対象となる市内の私立幼稚園と幼保連携型認定こども園、計6施設を調査しましたところ、一部の施設で入園枠に若干の空きはあるものの、利用定員数に達する申込みをいただいている状況でした。無償化後の変化につきましては、一部の認定こども園において教育、保育の両方を併願し、保育への入園結果次第で教育を辞退されるケースもありましたが、本市の全体の傾向としては無償化前と比べて大きな変化はございません。 ただし、幼稚園等の施設によっては、無償化後に預かり保育を希望される方や預かり時間を延長される方が増えており、働き方に変化が出ているものと分析しております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 無償化の対象施設の状況はよく理解はできました。無償化の対象外となる施設はどのくらいあるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 本市で把握する市内の施設に限ってお答えしますと、無償化の対象外となる施設は2施設あり、いずれも企業所内託児所において保育料を徴収せずに保育を実施する施設となっております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 無償化の対象外は、企業内託児所2施設ということは分かりました。 ところで、保育士についてですが、どこの自治体でもそうだと思いますが、本市においても相変わらず保育士不足が続いております。また、令和2年度から臨時保育士は会計年度任用職員となりますが、現時点で保育士さんの確保はできているのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 こちらも先日の山根議員とごとう議員の代表質問におきましても一部お答えさせていただきましたが、全国的に保育士の数が不足している中で、本市におきましても保育士の確保に苦慮しているところであり、現時点において、会計年度任用職員のほか、民間の派遣事業者も含めて人材の確保に取り組んでいるところであります。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 会計年度任用職員に制度が変わることによって、退職された、または退職を希望されている方はおみえでしょうか。おみえでしたら何人かお願いいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 会計年度任用職員に制度が変わることによって、退職または退職を希望する職員の数は不明でございますが、現在、本市で雇用する臨時職員につきましては、いずれも令和2年3月31日をもって雇用期間が満了することになっており、会計年度任用職員として新年度の雇用契約を更新されなかった方は53人となっております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 雇用の更新を53人もの方はされなかったんですね。それで、契約を更新されなかった53人の代わりの保育士として新しい会計年度任用職員が採用され、残りの保育士不足は急遽派遣で確保しようとする方針だということなのでしょうか。私はそういうふうに受け取りました。 しかし、保育士の確保や保育士の質の向上を図るためには、第一に正規の保育士を増やす必要があると私は考えておりますが、今後どのように考えておられるのでしょうか。まずは保育を担当するこども福祉部の立場としてお答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 公立保育園9園についてお答えしますと、各園全てのクラスにおいて正規職員1名をクラス担任として配置するほか、臨時職員や再任用職員、任期付職員を活用することで保育園の適正な運営を図っております。 保育を行う現場の立場としましては、保育の質の維持、向上のためには経験豊富な正規保育士の比率が高いことが好ましいと考えており、引き続き適正な正規保育士の配置を行っていきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) では、実際に正規保育士を採用する企画部にお伺いをいたします。 日進市の保育の質の維持、向上も確かに必要でございますが、非正規職員の比率と雇用形態によっては現場の正規職員への責任や業務の負担は避けられないと考えます。ましてやストレスがたまってからでは遅いのではないかと思っております。先ほど御答弁いただきましたけれども、引き続き適正な正規保育士の配置を行っていきたいということでした。私は民間の力を借りる前に正規の保育士を充実させるべきだと考えておりますが、今後の採用の計画をどのように考えておられるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 正規の職員、保育士につきましては、これまでも毎年一定数を採用し、年齢構成の平準化、保育士の適正配置を行っておりますし、これからも同様に行ってまいりたいと考えております。 また、平成30年度からは保育現場の環境改善といたしまして、再任用の保育士を各園に配置し、長年の経験で得た知識、経験を若い保育士に還元していくという取組も行っております。配置された職員がよき相談者として悩みに応じ改善の方向を伝えることなどによりまして、保育現場における保育士の負担軽減にもつながっているものと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 私は平成28年から31年の再任用を含まない正規保育士の人数と採用人数を調べてみました。各年4月1日現在、平成28年は、保育士数が123人のうち、新規採用が5人、平成29年は、保育士数121人、うち新規採用は6人、平成30年は、保育士117人、うち新規採用は4人、平成31年は、保育士数が115人、うち新規採用は6人。調べていて唖然としました。本市の子どもの数は毎年増えております。しかし、保育士の人数が減っているんです。これで適正な保育士の配置と言えるのでしょうか、お答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 日進市立の保育園の保育士の配置につきましては、先日もお答えしておりますとおり、各保育園の保育士の配置人数、これはいずれも園児の定員の基準を満たす必要数を確保しております。この点については問題ないとは考えております。 しかし、引き続き定員適正化計画や年齢構成、退職予定者の状況などを踏まえながら計画的に採用できるよう進めてまいります。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 適正に採用されるということなんですけれども、やはり現場で働く保育士さんは本当に大切なお子さんを預かっているんですね。ストレスがたまってからでは大変遅いと思います。ですので、私はやはり正規保育士さんはきちんと雇用の拡大をしていってほしいと要望をしておきます。 次の質問に移ります。 現在、日進市では公立保育施設再整備計画を策定中ですが、将来的な保育園整備の方針として、市の直営の保育園を徐々に減らし、民間が運営していく公立保育園を増やしていかれるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 先日のごとう議員の代表質問におきましても市長から一部お答えさせていただいておりますが、本市がこの公立保育園施設再整備計画の策定に取り組む背景には、公立園のほとんどの施設で老朽化が進む一方、新たな保育所の整備も課題となっていることが挙げられます。 そこで、本計画におきまして公立園のどの施設を優先的に建て直すべきか、あるいは改修すべきかの分析に重点を置き、その上で将来的な施設の最適配置や民間活力の活用をも検討してみたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 再整備計画におきまして、どの施設を優先的に立て直すべきか、あるいは改修すべきかの分析に重点を置くとの御答弁でございましたが、公立保育園の中でも、東部保育園は園舎の一部がかつての東小学校の校舎だったと伺っております。お子さんを預ける保護者にとりまして、老朽化する施設をいち早く建て替えてほしいとのお気持ちであると思っております。再整備計画には保護者の方や市民の皆様の声がどのように反映し、いつ頃つくり上げられるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 御指摘のありました東部保育園も建築後長い年数が経過しており、このたびの再整備計画におきまして建て直しあるいは改修すべき優先度の高い施設として位置づけられると考えております。 再整備計画の策定に当たり、本市では現在、公立・私立全ての保育所の利用児の保護者に対しましてアンケート調査を実施しており、通園する施設の満足度や保育所に期待する役割、機能のほか、御意見などを本年度中に聴取し、計画に反映いたします。 また、新年度におきましては、計画案についてパブリックコメントを実施し、保育園運営協議会における協議及び報告をした後、最終的には令和2年9月に計画を公表させていただく予定となっております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 老朽化している施設に関しては、東部保育園、南部保育園、梅森保育園は築年数が40年を超えております。また、西部保育園、北新田保育園、三本木保育園も昭和55年までの建築年数となっております。公立保育施設再整備計画は、公立園の今後の整備や運営を方向づける上で大変重要な計画であると思います。アンケート調査を全保護者に実施しているとのことでしたが、市民の皆様の御意見、御提案をこの計画づくりに反映していただき、保育の質も量もともに維持、向上できる計画をつくり上げてください。 また、冒頭の幼保無償化については、保護者負担がなくなる点では大変喜ばしい政策ではありますが、市のさらなる財政負担や待機児童問題が悪化することは懸念されます。特に日進市におきましては、保育士不足への対応が大変切実な課題であると考えております。 しかしながら職員、保育士さんの皆さんは、様々な課題と向き合って前向きに取り組まれているような感じがしております。子どもは本当に宝です。日進の未来を担う子どもたちのために、また、保護者の方が安心してお子様を預けて仕事に行くことができますように、安心して子育てできる保育環境を整え続けていただくことを心からお願いし、次の質問に移らせていただきます。 次は、学校関係になります。 安心して登下校するために私は質問をさせていただきます。朝の登校時は、元気な声でおはようございますと子どもたちに挨拶をし、下校時は、お帰り、気をつけて帰りなさいよと声をかけながら子どもたちのために交通指導してくれている指導員さんについて質問をさせていただきます。 毎日、生徒児童が安心して登下校するためには交通指導員さんは大変重要な存在です。今現在の交通指導員さんは何人いるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 今年度は、非常勤特別職として29名の方を交通指導員として任命しております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 今年度までについては、指導員さんの非常勤特別職での定年年齢60歳となっておりますが、定年退職される方は何人おられますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 今年度、60歳となられる方は5名おります。なお、令和2年度から交通指導員は会計年度任用職員となることから、定年制度はなくなります。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) では、来年度の交通指導員さんの人数は何人になるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 令和2年度は、会計年度任用職員として29名の方を交通指導員として採用する予定としております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 令和2年度から60年定年がなくなります。今の指導員さんは、引き続き会計任用職員として続けていただけるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 会計年度任用職員制度には定年制度がございませんので、本年度60歳となられた交通指導員の方も会計年度任用職員として引き続き任用していきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) では次に、交通指導員さんの配置について伺います。配置はどのように決めているのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 交通指導員につきましては、学校や地域からの要望等により、交通量、横断歩道や信号機の設置状況、通行人数等の状況を考慮した上で市内全体の配置状況等を勘案しながら配置を決めております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 私が聞いたところによりますと、今年度辞められる指導員さんは10人近くいると聞きました。今までの箇所で指導員さんがいないところも出てくるのではないかと心配しておりますが、その辺りはいかがお考えでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 これまでの配置箇所に交通指導員が配置できないことにならないよう、現在、チラシの配布、声がけなどにより確保に努めているところです。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 声かけをされたりチラシの配布をされたりと努力されておられることは分かりました。しかしながら、私はかなり厳しいものがあると思います。私の知る限りでは、交通指導員さんの方たちは、会計年度任用職員になることで報酬が下がるから続けられないと聞いております。もしも29名を確保することができなかった場合の対策はしっかりと考えておいていただきたいと思いますので、要望しておきます。 次に、今申し上げた報酬について焦点を当てて質問をさせていただきます。 交通指導員さんに支払われている金額について伺いますが、現在の金額と会計年度任用職員となる来年度からの金額は幾らになるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 今年度は、非常勤特別職の報酬として月額8万5,000円、年額102万円を支払っております。また、令和2年度からは会計年度任用職員となり時間額による支給となることから、勤務時間数によって支給金額が異なるため明確には申し上げられませんが、年額75万円程度になる見込みです。 なお、来年度は会計年度任用職員制度の初年度であるため、1回目に支給する期末手当の計算期間が短いことからその分の年額が低くなりますが、2年度目からは年額80万円程度となる見込みでございます。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 今年度は有給も最大で17日間、夏休みも含めて年収が102万円を支給されているのですよね。時間給に換算すると幾らになるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 令和2年度に想定しております勤務時間数を年額から計算しますと、約1,645円になります。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 来年度からは会計年度任用職員になりますが、先ほどの御答弁で実勤務時間数によって異なるとのことでしたが、週5日、有給を含めて時間給で計算したら幾らになるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 毎月支払う報酬の時間額は1,060円となりますが、期末手当を含めた年額と想定する勤務時間数で算定しますと1,229円となります。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) お隣の東郷町では日額4,800円だということで、東郷町の方が待遇がいいから、来年度から東郷町に変わろうかなと言われている指導員さんの声を聞きました。子どもたちの命を守る大変なお仕事です。金額のアップをされてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 東郷町の交通指導員とは、勤務形態など労働条件が異なるため一律に比較することは難しいと考えておりますが、報酬額につきましては、職務内容、責任の程度、また労働条件を精査するとともに、他市町の状況も参考にしながら関係課と調整してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) では、市長にお尋ねいたします。 教育委員会としては、交通指導員を従来どおりに確保するよう努力するとお答えをいただきました。しかし、先ほど私が申し上げましたように、かなり厳しい状況になると思います。会計年度任用職員になるというだけで2から3割も報酬が減ってしまいます。時給が1,060円とは、大学生のアルバイトと変わらないと思います。夏の暑い日、冬の寒い日や雨の日も、子どもたちの命を守るため、自分自身も危険な道路に身を置いて頑張っております。子どもたちの毎日の様子に気を配り、誰が欠けているのか、班長は誰なのかも把握し、常に子どもたちのことを気にかけ、状況によって声かけもしているんです。制度が変わったというだけで報酬を減らすとは、酷ではないですか。私は、特殊勤務手当のような加算があってしかるべきだと考えております。せめて今までの報酬を何らかの形で確保しないと、新たに交通指導員になろうという人は出てこないのではないかと考えております。ぜひ報酬の再検討をお願いします。4月の新学期を迎えたとき、今まで見守ってくれていた指導員さんがいないということになるのではないかと本当に心配しております。市長はこの点についてどのようなお考えでしょうか。もし部長や教育長、そして副市長がお答えをされたとしても、その後、ぜひ市長御自身のお言葉でお願いをいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 先ほどの繰り返しになりますが、職務内容、責任の程度、労働条件等を精査しながら関係課と調整してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 次に、答弁者、市長。 ◎近藤市長 御質問いただきありがとうございます。 今部長にお答えいただきましたが、この制度はまだ1年たっておりませんし、これからどういう状況になっていくかということは見極めながら我々も対応を考えていくべきだと思います。いろいろ議員御指摘の御懸念、ございますけれども、今は我々がこうしていこうという方針を1つ持っておりますので、これをまず実施させていただいて状況を見極めながら、これから改善すべきことがあれば即座にそれに対応していくということを考えたいと思います。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) ぜひ金額のアップはお願いをして、次の質問に移らせていただきます。 県道瀬戸大府東海線に道の駅が建設をされますと交通量が多くなると考えます。何か対策は考えておられるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現在、旧瀬戸大府東海線、市道栄・本郷線が通学路となっており、地元本郷区からも周辺道路の交通安全対策に関する要望をいただいていることから、道の駅担当課において地元本郷区と調整を行っており、周辺道路を含めた交通安全対策について検討を進めているところでございます。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 交通安全対策を検討しているとのことですが、今現在でも通学路となっているところを通り抜けていく車がたくさんあります。最近事故があったとも聞いておりますので、子どもたちの安全・安心のためにも、現状を把握した上で今できることもあるのではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長
    志水建設経済部長 現状ということでございますので、私の方から答弁をさせていただきます。 まず、事故ということでございますが、通学路、通学時間帯に生徒さんに関連する事故につきましては、教育委員会、愛知警察署とも確認を取っておりますが、そのような状況は把握できておりません。 しかしながら、通り抜け車両が通学時間帯に交錯する箇所があるということは当然のことながら認識をしておりますが、この有効な対策を行うためには、周辺にお住まいの方々の影響や交通規制等の条件、警察との協議も踏まえた上での検討が必要であります。 また、地域から交通安全に関する土木要望もいただいておりますので、その調整を行いながら必要に応じて対応を行っているところでございます。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) ただいま必要に応じて対応を行っているという御答弁でしたけれども、現在対策をされていると受け取りました。どのような対応をされているのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 地域からの土木要望に応じまして、県道瀬戸大府東海線の白山交差点にガードレールの設置を愛知県に要望させていただき、設置の方向で調整中と伺っております。 また、交通規制等の要望も多いということで、現在地域の方々とは交通規制等の対策について調整を行っておりますので、皆様の御意向やその状況等を確認しながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 他の地域では、要望を出してから実際の対策が行われるまでに1年以上もかかっている事例もございます。交通規制等には非常に時間がかかることもありますので、将来に向けた対策の検討はもちろん必要ではありますが、今現在の状況改善に向けてできる限り早く動いていただくことが肝腎だと考えておりますので、要望とさせていただきます。 では、もう時間もありませんので次の質問、ちょっと早口になります。男女平等参画推進について伺わせていただきます。 平成30年度6月議会におきましてLGBTについての質問がありました。その後、本市の取組はどのように進んだのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市民生活部長。 ◎牧市民生活部長 現在、LGBTの取組につきましてはリーフレットの配布やホームページなどでの啓発のほかに、にぎわい交流館においてLGBTに関する図書の貸出しを行い、理解促進に努めております。 令和2年度に第3次日進市男女平等推進プランを策定する予定としており、その事前調査として、男女平等に関する市民意識調査を令和元年10月に実施しております。その調査の設問項目の1つにLGBTの認知度に関する項目を設け、その調査内容は先ほどのプランの基礎資料として活用する予定としております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) リーフレットの配布やホームページに掲載されていることは知っておりますが、市民の方は言葉では耳にしていても、まだまだ分からないと言われる方もあるのではないでしょうか。日進図書館にはどのくらいのLGBTに関する図書があるのですか。図書館への依頼はされておりますでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市民生活部長。 ◎牧市民生活部長 図書館へのLGBTに関する図書購入依頼はしておりませんが、図書館には、男女平等推進プランを推進する必要な図書としてLGBTに関する図書が50冊程度あると聞いております。また、予算の範囲内においてここ数年は10冊程度購入していると聞いております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 図書館に置いてあるものの中には子どもが見て分かるような本は置いてあるのでしょうか。小さいときから絵本になっているような目で見て分かるような本があるといいのではないかと考えております。小さなときから目にしていることで、自然と理解できるようになっていくのではないでしょうか。このことについてはいかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市民生活部長。 ◎牧市民生活部長 図書館では、LGBTに関する絵本や児童向け図書を備えていると聞いておりますが、より充実するよう要望してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 小さいときから絵本を見ていれば、大人になったとき、いろんな世の中があるのだということが理解できます。また、偏見を持たない大人になれるのではないかと思いますので、これからも様々な取組をしていただき、住みやすい日進となりますよう図書の充実を要望し、次の質問に移ります。 中学校の制服についてです。 現在、男子はズボン、女子はスカートとなっておりますが、選択制の導入はいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 本市における中学校の制服の対応につきましては、選択制までは行っておりませんが、保護者からの相談があれば、各学校長の判断で本人の希望に沿えるよう柔軟な対応を行うこととしております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 本市において、過去に相談された保護者または本人の方の御相談はあったでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 学校からは特に相談はなかったと聞いております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 静岡県藤枝市立の中学校では保護者にアンケートを実施し、女子はスカートかスラックスを自由に選ぶことができます。また、沖縄県、東京都、大垣市などでも冬の防寒や防犯を目的として、女子生徒のスラックスを認めております。 私は、思春期のお子さんがもしも同一性障がいだった場合、カミングアウトはなかなかできないと考えております。親にスカートじゃなくてスラックスで登校したいと言えば、女子はセーラー服にスカートでしょう、あなただけスラックスにするなんて周りの人から何を言われるか分からないから駄目と言われます。自分の親や教師に、自分は性同一性障がいだからスラックスにしてほしい等と言うことは言えないと思います。 しかし、入学説明会等で、制服についてスカートでもスラックスでも自由ですという説明をされれば、誰にも気づかれず、楽しい学校生活を過ごすことができるのではないでしょうか。保護者からの相談があれば柔軟な対応を行うではなく、時代に沿った対応をしていくのが適正と考えますが、御見解をお願いいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 中学校の制服につきましては、選択制にするためには現在の制服を根本的に見直す必要が生じることから、すぐに対応することは困難であるため、近隣市町の状況も確認しながら研究してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) では、次の質問に移ります。西小の名簿について伺います。 12月議会で舟橋議員が混合名簿についての質問をされ、混合名簿はすぐできます、本気の取組を求めますと締めくくられました。しかし、いまだ西だけが男女別名簿のままでございます。男女混合名簿にされてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 西小学校には、12月議会後に再度、卒業式における男女混合名簿の使用について検討するようお伝えしたところ、今年度につきましては、既に準備を進めていることから従来どおりに行い、令和2年度以降については男女混合名簿の使用について検討すると聞いております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 令和2年度以降については男女混合名簿を使うように検討されるとの確認が取れているということですね。 では、新学期になり、クラス発表の名簿が貼り出されると思いますが、こちらについてはいかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 クラス発表名簿につきましても、男女混合名簿の使用について検討すると聞いております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 検討されていかれるとのことですけれども、私は検討だけではなく促進していただきたいと考えますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 男性職員の育児休暇取得について伺います。最近では育児に協力的な男性が本当に多くなってきました。赤ちゃんをだっこひもでだっこし、幼いお子さんの手をつないで出かける姿をよく目にしております。また、本市で開催されるイベントでもお子さんとお父さんだけで参加されている親御さんをほほ笑ましく見させていただいております。 しかし、平日など、お子さんの発熱や保育園、幼稚園の送迎などはどうでしょう。育児はまだまだ母親が主として行っていると思います。 そこで伺います。本市での男性の育児休業取得についてはどのぐらいの方が取得されているのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 男性職員の育児休業等の取得状況につきましては、先日もお答えさせていただいておりますが、平成28年度から30年度の間に4名が2週間から1年程度取得しておりまして、取得率にいたしますと8%から20%程度でございます。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) 一定期間の休業を取得するのが難しいのであれば、育児にかかる時間として短時間の部分休業を取得する職員はどのくらいいるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 部分休業制度は、小学校就学の開始時期に達するまでの子どもを養育する職員について1日2時間以内の休業を認めるものでございますが、本年度は1月末時点で31名が取得しておりますが、男性職員はそのうち1名となっております。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) なかなか男性職員が育児休業を取得することができないことが分かりました。なぜ男性職員が育児休業や部分休業を取ることができないのでしょう。私は取ることができるような体制づくりを推進していただきたいと考えております。 では、男性職員ができる子育て支援に関して、育児休業制度のほかにどのような取組があるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 男性職員が取得可能な主な休暇制度といたしましては、妻の出産に伴う入退院に付き添う休暇が2日間、それから、妻の産前産後期間中に小学校就学前の子を養育するための休暇が5日間、それから、小学校就学前の子の病気、けがの看護のための休暇が年5日間となっております。職員にはこういった仕事と育児の両立のためのリーフレットを配布するなど、こういった休暇の取得を促進しているところでございます。 ○議長(萩野勝) 山田議員。 ◆1番(山田久美) ただいま御答弁で休暇の取得を推進という言葉ではなく促進していくという力強い御答弁でしたので、安心をいたしました。リーフレットの配布だけではなく、育児休暇や部分休業等、男性職員にも仕事や周りを気にすることなく育児ができる体制づくりをお願いいたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(萩野勝) これにて山田久美議員の質問を終わります。 以上で、本定例会における一般質問を終結します。----------------------------------- ○議長(萩野勝) 以上で本日の日程は全部終了しました。 来る3月4日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午後0時14分 散会...