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02月28日-03号

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  1. 日進市議会 2020-02-28
    02月28日-03号


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    令和 2年  3月 定例会(第1回)        令和2年第1回日進市議会定例会本会議[2月28日(金)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        7番 ごとうみき         8番 坂林たくみ       9番 山根みちよ         10番 道家富好        11番 青山耕三         12番 小野田利信       13番 渡邊明子         14番 川嶋恵美        15番 古川ひさお         16番 大橋ゆうすけ      17番 宮田康之         18番 福安淳也        19番 萩野 勝         20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         6番 水野たかはる1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         青山雅道  教育長         久保田 力  企画部長        石川達也  企画部調整監      辻  武   総務部長        宇佐美 博  市民生活部長      牧 智彦   市民生活部参事     牧野かおる  健康福祉部長      真野幸治   健康福祉部参事     小塚多佳子  こども福祉部長     伊東幸仁   建設経済部長      志水浩二  建設経済部担当部長   伊藤肇    会計管理者       杉浦淳司  教育部長        市川秋広   監査委員事務局長    杉浦 敏  企画部次長兼企画政策課長       総務部次長兼総務課長  牧 茂久              水野隆史  健康福祉部次長地域福祉課長     建設経済部次長兼都市計画課長              川本賀津三              西尾 茂  建設経済部次長兼下水道課長              伊東敏樹1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      森本幸治   議事課長        石川誠司1.議事日程  日程第1 一般質問(個人質問)      1 古川ひさお      2 坂林たくみ      3 川嶋恵美      4 白井えり子      5 福安淳也1.閉議        午後2時24分 議長宣告     午前9時30分 開議 ○議長(萩野勝) おはようございます。 開議に先立ち、報告します。 6番水野たかはる議員から、本日の会議には出席できない旨の届出がありましたので、報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付した者のうち、2名の欠席がありますので、御報告します。こども福祉部次長、教育部次長、以上2名の方が本日の説明員から欠けておりますので、御報告します。 なお、傍聴の方に申し上げます。携帯電話につきましては、マナーモードにするか、電源を切っていただき、傍聴席から発言、拍手もしないよう、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員数は19人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 この際、議長より報告します。 大橋ゆうすけ議員、渡邊明子議員より、お手元に配付したとおり、発言の訂正申出書が提出されましたので、これを許可いたしました。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(萩野勝) 日程第1、一般質問・個人質問を行います。 お諮りします。質問については、順次発言を許し、質問時間は20分以内としたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、質問については、順次発言を許し、質問時間は20分以内とすることに決しました。 質問者の順番及び質問事項は、お手元に配付したとおりです。 最初に、古川ひさお議員の発言を許します。     〔15番 古川ひさお登壇〕 ◆15番(古川ひさお) 今ほど議長より発言の機会をいただきましたので、発言させていただきます。 発言に先立ちまして、昨日に続きまして、申し訳ありませんが、新型コロナウイルス対策のため、マスクを着用させていただきます。よろしくお願いします。 それでは、早速質問に入りたいと思いますが、昨日、安倍首相より、全国の小中学校、高校、特別支援学校の休校の要請がありました。全国1,200万人の人に影響を与えることですが、これは私、非常事態宣言だと思っています。なぜかといいますと、本来であれば、文部科学大臣が発表すべきことを、総理大臣が発表したということは、学校休校に伴う非常事態であるというふうに私は受け止めました。 もっとびっくりしたのは、そこで、国会の答弁をずっと見ていたんですが、ほとんどの閣僚、それから総理大臣も、それから国会議員の人も一人もマスクしていませんでした。新型コロナウイルスは、マスクはそんなに効果がないという声も一部ありますが、やっぱり見た目というか、国民、それから、我々に対する印象として、やはりマスクをつけるということが最低限の私は事項だと思いますし、昨日も最後に危機感を持ってくださいと言いましたら、今日は昨日より多くの皆さんがマスクをしていただきましたし、1階の窓口、市民に対応するところは、今日、朝は全員がマスクをつけておられまして、ちょっと安心しました。 やはり我々議員も、それから職員の皆さんも、市民から見られているということを意識すべきと思います。市民は、マスクをしていないんだということであれば、安心して、まだ大したことないなということなんですが、もう今は非常事態が出ておりますので、ぜひその辺も考えていただきたいと思います。 それから、昨日、私、帰りまして、安倍首相の発表を見た後、市民の皆さんから何件か連絡がありました。どういうことかというと、コロナウイルスで学校はもう全部休校になった。保護者とか先生方はもう大変驚いてびっくりしている。なぜかというと、学校は休みになるんだけど、そうしたらどこへ行くか、それから学童保育とか、それから別のところ、いわゆる児童クラブとか、そちらに集まるんですよ。むしろそっちの方が危険だと。 しかも、保護者の方は、低学年の人が学校へ行けなくなれば、自分たちは、例えば両方が仕事している人だったら、子どもの面倒は誰かが見なきゃいけない、仕事も行けなくなると、非常事態ということを常に感じていまして、そして、先ほど教育関係の皆さんは欠席だとおっしゃいましたが、国から要請があったわけで、日進は日進独自の対応を取ってください、できれば、日進独自に対応を考えてくださいというのは、私の方にいろんな連絡がありました。 保護者の人とか、それから、教師の人は大変今危機感を持っております。それを前提として質問をさせていただきたいです。 私の1番目の質問は、新型コロナウイルス対応であります。 私がこの事前通告を出したときは、まだ中国では1,100人ぐらいの死者だったんですが、今はもうその3倍、4倍を超えております。非常事態ですが、まず、伺いたいのは、日進市としての具体的な対応策は何でしょうか。お願いします。 ○議長(萩野勝) ただいまの古川ひさお議員の質問に対する答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 マスクをして答弁いたします。失礼します。 日々刻々と様々な情報が流れる中、市民へ正しい情報提供することが大切でありまして、感染予防対策を行うことが最も重要であると考えております。 ホームページや広報の折り込みチラシなどにより周知に努めており、また、各行政区での回覧も予定をしております。そのほか、公共施設における手指消毒用のアルコールの増設、それから、公共施設のカウンターなどの消毒の実施などをしております。 さらには、昨日市長が申しましたけれども、市長を本部長としまして、副市長、教育長を含む部長級職員で構成します新型コロナウイルス感染症対策本部を2月14日に設置いたしまして、対策本部を中心に関係機関と連携を取り、危機感を持って万全な体制で適切な対応策を講じてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 先ほどの繰り返しになるんですけど、今一番基本的な対策としてマスクの着用があると思うんですが、今どこの店に行ってもマスクがなかなか売ってないです。職員の皆さんも手に入らないからしてない方も多いと思うんですが、市として例えば何か対応できる、例えば備蓄のマスクとか、それから、いわゆる市民と対応するところは当然なんですが、職員の皆さん全員マスクを着用していくということはいかがなんでしょう。こういう提案をしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 マスクにつきましては、現在、市場においても品不足でありまして、大変入手困難であるということは把握しております。 厚生労働省からもマスクの着用についてのお願いの中で、風邪や感染症の疑いのある人にマスクを届けるため、必要な分だけを買うように、使い捨てマスクがないときは、タオルなどで口を塞ぐ代用品を使うようにという通知も出されておりまして、私どもとしては、何よりもまめな手洗いなどの基本が大事ということで周知啓発をしております。 また、窓口業務などに当たる職員などは、マスクを着用して対応する旨の通知を昨日全職員に通知しております。この件につきましては、指定管理等の公共施設につきましても、同じような依頼を昨日させていただいたということでございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ぜひしっかりお願いしたいんですが、実は教育長もみえないんですけど、来週3月3日は、中学校の卒業式があるんですが、これはやるんでしょうか、やらないんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現在、詳細に詰めているところでありますが、卒業式については、縮小した形での実施を行う予定で考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 縮小した形でやるということですね、卒業式は、やるということですね。 ○議長(萩野勝) 教育部長。 ◎市川教育部長 実施を予定しております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) そうしましたら、今、実質明日からもう学校は全部休みに入って、それから、春休みにつながりますから、実際今度開かれるのは4月7日ぐらいになると思うんですが、4月7日は入学式があるんですが、入学式は、もうやるという前提で当然いるんですよね。
    ○議長(萩野勝) 教育部長。 ◎市川教育部長 まだ詳細については決まっておりませんが、現在は実施する方向で進めております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今はもう本当に非常事態宣言なので、万全を期して、もしいろんなことがあれば中止ということもあるかもしれませんし、今後いろいろ刻々と事情は変わってくると思います。一昨日はいろんなイベントが中止になった。イベントはしようがないなと思ったんですが、急遽昨日になったら、もう全小中学校、高校が休校と、こんなこと今までにないので、間違いなく非常事態だと思いますので、ぜひそういう気持ちで、市長始め、対処していただきたいと思います。くれぐれもよろしくお願いいたします。 では、次の質問に参りたいと思います。 また、この新型コロナについては途中で言うかもしれませんが、よろしくお願いします。 2番目は、南海トラフ地震なんですけれども、これはちょっと喫緊ではないというふうに考えるかもしれませんが、今は新型コロナは喫緊ですから、もうぜひやっていかなきゃいけないことだと思いますが、南海トラフ地震が起きる確率というのは、昨日市長も言われましたが、30年以内に70%から80%の確率で、確率が高まっているわけですね。 昭和21年の昭和南海地震から74年が経過しておりまして、マグニチュード8以上の大地震が起こる確率は非常に高まっています。明日来ても実はおかしくないです。新型コロナはあれですけど、南海トラフが来たら、もう何も言っていられない、本当に急に来るわけです。別にコロナは今備えていますけど、備えがない状況なんですが、市としての事前の対応策は何かあるでしょうか、お願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 南海トラフ地震でございますが、現在南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、調査が開始された場合や、調査の結果、地震発生の可能性が平常時と比べ高まったという場合には、気象庁より、南海トラフ地震に関する臨時情報が発表されることになっております。 市では、この発表を受け、市民の皆様へ発災に備えた対策を呼びかけたり、避難所の開設準備といった事前の対策を実施することになります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今のお話ですと、気象庁より臨時情報が出て動くというような御回答だったと思うんですが、気象庁が言っているのは、そんな臨時情報が出てから、今まで臨時情報が出てから地震に備えたことは一回もないんですね。急に来るから、気象庁自身が突発的に発生するんだから、いつ発生してもおかしくないと言っているわけです。その対応策は、市として事前対応策はあるんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 今議員がおっしゃられたとおりで、地震の予知というのは大変難しく、南海トラフでの大規模地震発生前に、先ほど言ったように観測されるということは限られているわけではございません。突発的な地震に備えることの重要性はこれまでと何ら変わりはないものと考えております。そのため、常に備蓄品の整備や管理、各種の訓練、自助や共助への支援など、引き続き啓発などを進めてまいります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 自助や共助とおっしゃったんですが、市として、市民を守るための何か具体的な策というのはあるんですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 平成7年の阪神・淡路大震災のときの調査では、9割以上の方が自助や共助により救出されたという結果が出ております。このことからも、自助と共助が防災にとって大変重要なことは言うまでもございません。そのため、災害発生に備え、1週間程度の食料や飲料水の備蓄、就寝時に懐中電灯を置いておくといったような家庭でできる対策を一人でも多くの方に知っていただくとともに、実践していただけるよう、様々な機会を捉えて一層の周知に努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今、部長がおっしゃったように、様々な機会を捉えて周知すると言うんですが、具体的にはどのようなことをされるんでしょうか、お願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 広報やホームページは言うまでもなく、その他媒体でツイッターなどのSNSを活用した情報の発信や、地域の防災訓練や出前講座といった地域の方々と直接接する機会に情報提供を行うなど、できる限り効果的な周知に努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ありがとうございます。 実際周知に努めていただく、もし巨大地震が発生したときの市の体制というのは、どういう体制になるんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 市内に震度5強以上の地震を観測した場合、全職員が所属ごとに指定された参集場所に自動参集することになっております。非常配備体制が取られ、それぞれの所属に決められた役割を実施することとなっております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今、指定された参集場所に職員が集まる、参集場所というのはどこで、それぞれに決められた役割というのは、どのようなものなんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 参集場所につきましては、役割ごとに決まっており、市役所本庁舎、南庁舎、保健センターなどが指定されております。また、決められた役割といたしましては、被災者の救助、救護所の運営、避難所の開設・運営、物資の確保・運搬などとなっております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ぜひしっかりと、いつ起こるか分かりませんので、体制だけは取っておいていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次の質問に参ります。 次は、香久山西部土地区画整理事業に関してでございます。 私も香久山の住人なんですけれども、香久山西部土地区画事業が着々と去年の11月ぐらいから急激に進みまして、これまで緑と、それから、竹やぶに覆われたところがあっという間に開発されてきたんです。非常に近隣の人たちはびっくりしている。今まであった緑がなくなったら非常に、木も生きていますから、もうびっくりしているんですね。ずっと森だったところが、あっという間に開発されていくというのを見ると、木も生き物ですし、その木に対して虫がいて、その虫に対して鳥が来るという住環境が破壊とは言いませんが、開発されていくのを間近に見るというのは結構つらいものがあるんですけれども、それも市長がおっしゃるように開発と保全のバランスということで、これは開発の方だと思いますが、保全の方もいろいろ聞いていきたいと思うんですが、非常に近隣にいる人はあまりの速さにびっくりしているんですが、まず最初に伺いたいのは、事業費が54億9,000万円かかるんですが、このお金というのはどういうふうに捻出されるんでしょうか、お願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この事業費の54億9,000万円につきましては、保留地処分金による収入として約48億4,000万円と市補助金6億1,800万円で捻出する計画としております。 なお、保留地処分金のうち約18億7,800万円は、商業街区への出店協力事業者であります大和ハウス工業株式会社に売却する覚書が締結されておりまして、仮換地造成後にその収入となる見込みとなっております。 市の負担金は、市補助金として平成29年度と平成30年度で7,477万2,000円交付しております。令和元年度分と合わせて1億400万円の交付を見込んでおります。令和元年度分は補助対象事業の完了実績報告後に交付予定となっております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 部長が、私、次に聞くことまで先に答えられたんですけど、54億9,000万円がかかって、大和ハウスへ約18億円で売却した後、仮換地造成後、収入になるということですが、これは大和ハウスにお金が入っていくということですね。これは地権者の収入になるということでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 大和ハウスに入るという御質問ですけれども、この18億7,800万円は、商業施設予定地の造成が完了した店舗建設が完了して、店舗建設が稼働となった時点で、大和ハウス工業株式会社が保留地の購入代金として組合に支払うものでございます。 この収入は組合の事業費に当てられるものでありまして、地権者の収入になるものではございません。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) では、先ほども答えられておりましたが、市の負担金は幾らだったんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 市の負担金といたしましては、市補助金として平成29年度と平成30年度で7,477万2,000円を交付しております。令和元年度分と合わせて1億400万円の交付を見込んでおります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) そのお金、財源はどこで、支出内容はどういったものだったんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この財源につきましては、日進市の一般財源である都市計画税が充当されております。この支出内容につきましては、本年度行っております樹木の伐採、除根の工事費、測量費や組合運営費の補助、ほかに組合設立前に要した経費に対して補助をしているものとなります。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) では、土地区画整理組合へは、市としての、お金を渡しているわけですから、どのような指導というか、どのような管理を行っていたか教えてください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 土地区画整理組合への指導は、全ての各組合の会議や説明会、総会、総代会等に区画整理課職員が出席し、その事業の計画的な執行、効率的な運営ができるよう指導をしております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 評価員が選出されているということですが、評価員の人はどのような意見を述べていたか。それから、地権者の人には十分過ぎる説明は行っていると思うんですが、香久山の近隣住民には何回ぐらい説明会を実施したのか。また、橋梁を造る話が昨日出ましたが、なぜ突然図面にない橋の話が急に出たのか。これは近隣住民に対して余りにも説明不足じゃないでしょうか、その辺を教えてください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 まず、評価員は、土地の評価が適正であるかなどに対しまして答申する立場にございます。 香久山西部におきましては、昨年度に1度、評価委員会が開催されまして、仮換地指定の資料となる区画整理前と整理後の路線価に対し答申をしていただいております。この答申内容については、適正であるということでございました。 また、香久山区への周知と、あと、橋梁という御質問ですが、香久山区への周知は、昨日も御答弁させていただきましたが、まだ詳細な設計ができておりません。ただ、香久山区へは、区画整理の組合だよりということで、そこにも図面が添付されておりますので、そこには、少し小さい図面かもしれませんが、橋の絵も載せさせていただいておりますので、今の段階では情報提供という形になるかと思いますが、来年度以降、順次御説明をさせていただきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 組合だよりに図面が載っているという話だったんですが、やっぱりその前に、近隣の実際のそれに関係する人たちに説明をしてから組合だよりに載せるのが順序じゃないでしょうか。その辺いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 なかなか説明をしてからということでありますと、ほかの事業にも限らず、いろいろな情報が交錯する場合がございますので、ある程度事業の内容が固まった段階で正確な情報を伝えてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 固まった段階で言ったら、もう出来上がっているんで意見も聞けないので、固まる前に住民説明するのが筋じゃないでしょうか、いかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 まだあくまでも基本計画の段階でございますので、詳細な設計ができて、接続するための交差点改良だとか、その詳細を御説明できる状態になったら説明をさせていただきます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ちょっと順番がおかしいです。十分詳細が固まったらもう変更しようがないんで、その前に説明するのが順番じゃないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 ある程度基本の段階の図面はお示ししてありますので、そこである程度橋梁の設置だとか交差点の形までは詳細ができていませんので、接続先だとか、その辺の情報は御説明といいますか、提供はさせていただいています。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) その辺の情報は近隣住民に提供していただいているんですね。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 組合だよりを通じまして区の方に御提供をさせていただいています。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) あくまでも、では、組合だよりを通してということですね。だから、組合だよりを見ないと分からないということでよろしいですね。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 あとは市のホームページですとか、各計画の段階での縦覧図書というもので御確認をできるような形は取らせていただいています。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 分かりました。詳しくその辺はまた追って伺いたいと思いますので、次の質問に移りたいと思います。 次は、通学区の変更についてでございます。 岩崎新ラ田の小学生は北小学校へ通っております。距離を考えると、香久山小学校へ行った方が近くなります。そのため、親御さんは子どもを朝晩通学のため車で送迎する方がかなりいます。問題は、そのため、パートに行けなくなり、生活にも影響が出ていると聞いております。 この問題について、学校教育課の解決策はあるんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 通学区域につきましては、日進市小中学校通学区域に関する規則で定めており、議員御指摘の岩崎町新ラ田につきましては、本規則の中で北小学校の通学区域としております。 通学区域の取決め基準につきましては、日進市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針により、小学校は3キロ、中学校は5キロ以内としており、実態としましても小学校はおおむね2.5キロ以内で、新ラ田地区は約2キロとなっておりますので、徒歩通学可能なエリアと捉えております。 現在、市内各中学校の規模が適正に推移されているかどうかについて、日進市立小中学校適正規模等検討委員会に意見を求めており、該当校が適正規模等を図る必要があるという学校となり、議論の中で、学区の見直し等が必要という見解になれば、下部組織であります学区検討部会を開催し、検討することになります。 いずれにいたしましても、通学区域は行政区や自治体等の地域コミュニティとできるだけ整合していることとしており、こうしたことを総合的に勘案して現在の通学区域が決められております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 適正配置による基本方針は、小学生は2.5キロかもしれませんが、新ラ田のように、香久山までは数百メートルです。北小までは2.5キロと差があります。それにより、生活にまで影響が出ているとあれば、それなりの対応を考えるべきじゃないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 学区につきましては、自宅から学校までの距離をもって整理しようとしますと、他地区との整合性が取れなくなったり、行政区との連携に新たな課題が生まれたりすることも考えられ、学区全体の整理に支障が生じるものと考えます。 現時点におきましては、日進市立小中学校適正規模等検討委員会での結果を待ちたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 自治会とか子ども会へも影響があると思いますが、それに対する解決策というのはないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 自治会、子ども会は、それぞれ独自の運営を行っておりますので、教育委員会が学区についての御意見をいただくことはできますが、管理区域や運営に介入することは難しいものと考えております。 なお、先ほど申し上げました学区検討部会が開催されることになった場合には、関係区の区長さん、PTAの役員の方にも部会の委員として参加をお願いすることになりますので、それぞれの立場からの御意見がいただけるものと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 今、学校適正規模等検討委員会というお話が出た、これはどういうような組織なんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 日進市立小中学校適正規模等検討委員会は、教育委員会が設置する附属機関の一つで、市内小中学校の適正規模及び適正配置に関する事項を調査・審議する組織でございます。 構成メンバーは、学識経験者を始め、行政区や保護者、学校長の代表、公募市民となっております。 現在の委員の任期は令和2年度末までとなっており、本年度は7月と10月に2回会議を実施、第3回会議を3月16日に開催する予定としておりましたが、新型コロナウイルスの状況を鑑み、開催時期を決定してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) この会議というのは、小学校9校、中学校4校の計13校の全体的な取決めを行う組織ですよね。個別の案件というのは、学区検討部会で決めて、再度適正規模等検討委員会に諮るものだと。これ本当に個別の提案を反映される可能性はあるんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 適正規模等検討委員会の取組としましては、学校規模の適正化の判定、その他手法について、学校区ごとに検討を行っていくものでございます。その際には、学校ごと個別状況についても情報提供をさせていただきます。 なお、学区検討部会は、適正規模等検討委員会において学区の見直しが必要と判断した場合に設置するものでございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 非常にいろんな会議があって難しいんですが、何とか個別の案件に対して個々に聞いていただける今後を期待して、この質問を終わりたいと思います。 次の質問に行きます。 次は、ひきこもり対策についてでございます。 自宅に半年以上閉じ籠もっているひきこもりの40歳から64歳が全国で61万3,000人いると、内閣府の調査結果が出ました。7割以上が男性で、ひきこもり期間は7年以上が半数を占めるとのことです。15歳から39歳の54万1,000人を上回り、ひきこもりの高齢化、長期化が鮮明になっております。 日進市には大体何名ぐらいの方がいられるか、つかんでいらっしゃるでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 国の推計値を本市の人口に当てはめますと、参考ではございますけれども、15歳から64銭までの方でおよそ880人と推計されますけれども、ひきこもりの方は地域でも孤立していることが多く、また、家族も秘密にすることもありまして、市としては、人数は把握できません。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 大体推計ですが1,000人ぐらいはいるということなんですが、何か具体的な対策というのは講じていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 対策としましては、支援につなげるために様々な相談機関がひきこもり状態の方を把握した場合に支援につなげるよう連携しているほか、相談窓口として、愛知県が開設しておりますひきこもり地域支援センターのほか、私どもの市役所の地域福祉課内にあります暮らしサポート窓口において相談を受け、必要に応じて関係機関と連携し、現在支援につなげているところでございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 先日、NHKのテレビでひきこもりのをやっていたんですが、一番困るのは、親御さんが元気のうちはいいんですが、亡くなると、その親御さんの年金でやってきて、だけど、だんだん苦しくなって、50代でも餓死するというのをこの前テレビでやっていまして、非常に衝撃を受けたんですが、そういうことがないように、社会の一番の働き盛りの方が引き籠もっているので、その人たちを何とか生かす方法ってないんでしょうか。
    ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部長。 ◎真野健康福祉部長 ひきこもりの状態にある方は状況もそれぞれで、また、長期間にわたり社会への参加が回避されていることもありまして、容易に状況の改善ができるものではないと考えております。 まずは状況を把握し、家族や本人との関係づくり、社会適応、就労支援などの社会的援助、それから、医学的な心理的な援助等、様々な機関と連携しまして援助することで、その状態の改善を図っていくことにより、社会へ参加できるような支援を行っているところでございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ぜひ、大変な仕事なんですが、向こうから相談を待つんじゃなくて、市の方から何とか働きかけるような活動をぜひお願いしたいと思いまして、次の質問に移りたいと思います。 6つ目は、公務員の公平性についてであります。 日本国憲法15条第1項第2項では、公務員を選定し、及びこれを罷免することは国民固有の権利であると、全ての公務員は全体の奉仕者であり、一部の奉仕者であってはならないと憲法に規定しております。当然日進市の職員はこれを遵守していると言い切れましょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部長。 ◎石川企画部長 申し上げるまでもなく、職員は市民全体の利益のためにその職務を行っております。特定の利益のために行動することはございません。 職員は、市民、来訪の方々全ての方に対して公平に対応することは当然に認識しておりまして、疑念を抱かれることがないように業務に従事をしております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) そうだと思いたいし、そうだと思うんですが、ちょっと私の個人的な見解を申し上げると、例えばの話なんですが、こういう質問を作るときに、いろんなヒアリングに各部門に参りますと、同じ質問をしても、議員によっては答えが違うというか、答えてくれないケースが何件かありました。その職員の方に伺ったら、いや、順番が早かったので、早い順に、同じ質問だったら同じように答えると言ったんですが、どうも、これは私の個人的観測かもしれませんが、同じ質問をしても、中身が違うケースがあるので、違う議員が言っても、聞かれたことは同じように答えていただきたいというのが、私、切なる願いであります。 それと、もう一つ、これは、質問ではないんですが、我々議員も公務員ですね。そして、議長、それから事務局長も公務員でしょうか。これはどうでしょうか。 ○議長(萩野勝) 質問ではないとおっしゃいましたが。意見ですか。 ◆15番(古川ひさお) 質問、もう一回します。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 議長、事務局長、それから、もちろん職員の方もそうです。我々議員も公務員という認識でよろしいですね。 では、市長、お願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 すみません、私の方からお答えさせていただきます。 当然ながら公務員でございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) では、ぜひ公平に扱いをお願いしたいと思います。 次の最後の質問に参ります。 日進を音楽のまちへ、令和2年度の当初予算にて、音楽のまち振興事業と音楽のまち環境整備事業として計上されました。音楽のまちの推進の表れであると、大変喜ばしく思っていますが、この予算をどのように使うかお願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 音楽のまち振興事業の内容につきましては、気軽に音楽に触れる機会を設けるとともに、音楽に携わる人材の育成を目指し、市主催の音楽祭を開催するものでございます。 また、音楽のまち環境整備事業の内容につきましては、吹奏楽等の練習や発表の拠点として市民会館がこれまで以上に活用されることを目指し、ティンパニやマリンバなど7種類の大型楽器を整備するものでございます。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) 日進を音楽のまちとして全国へ名をとどろかせるために今後どのようなことをする予定でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 音楽のまち日進の進め方につきましては、音楽を聴く、演奏する、学ぶ、そういった機会を市民、行政、企業、大学などと一緒になってつくり上げ、市外を含めた情報発信の強化を図ることで、音楽に親しみやすい魅力的なまちを目指してまいります。 来年度につきましては、まずは、市主催の音楽祭の開催や公共施設を活用した演奏会の実施など、音楽を聴く、演奏する機会を設けてまいります。さらに、子どもたちへの音楽活動の支援や音楽を学ぶ講座の実施など、音楽を学ぶことについても充実してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ありがとうございます。 市外を含めた情報発信の強化を図るとは、具体的にはどのようなことをしているのか。市のボランティアで施設など訪問しているグループもあるが、どう考えるかお願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 情報発信の強化につきましては、市内で行われている音楽活動の紹介やイベント情報等を定期的に生涯学習情報誌やホームページに掲載することで情報発信の強化を図ってまいります。 また、施設訪問を行っているグループにつきましては、音楽の力を活用した、すばらしい取組の一つだと考えております。 ○議長(萩野勝) 古川議員。 ◆15番(古川ひさお) ありがとうございます。ぜひ音楽のまち、よろしくお願いします。 最後に、私の個別的な意見を述べたいんですが、やはり今、非常事態だと思いますので、ぜひ職員の皆さん、それから、我々議員も、これが本当にひどい状況にならないように、何とかこの辺で食い止めていきたいと思いますので、これは本当にワンチームになって、日進市のみならず、日本全国の危機的状況を皆さんで考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(萩野勝) これにて古川ひさお議員の質問を終わります。 次に、坂林たくみ議員の発言を許します。     〔8番 坂林たくみ登壇〕 ◆8番(坂林たくみ) 一般質問いたします。 まず最初は、生活道路の整備とまちづくりについてです。 1点目です。 市長の施政方針にもありました赤池2丁目北交差点への右折帯を設置するというのは、混雑緩和の願いを聞いていましたので、よかったと思います。 もう一つの野方三ツ池公園線の整備状況と計画についてお聞きします。 市長は、施政方針の中で野方三ツ池公園線の整備を上げられました。野方三ツ池公園線は市の南北をつなぐ道として期待をされています。それで、どうなっているのと聞かれますので、野方三ツ池公園線の整備状況について、まずお聞きします。 ○議長(萩野勝) ただいまの坂林たくみ議員の質問に対する答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 御質問の都市計画道路野方三ツ池公園線につきましては、都市計画道路株山中央線の延伸として、都市計画道路白山黒石線から市道野方米野木線、県道名古屋豊田線を経て、都市計画道路名古屋豊田線を結ぶ幹線道路でございます。延長が約1.4キロメートルに及びまして、天白川に係る橋梁整備等を含めますと相当な事業費が必要となってきますので、路線全体を3つの工区に分け、段階的に整備をすることとして、まずは、白山黒石線から野方米野木線までを第1工区として現在整備を進めております。 その整備の進捗状況でございますが、平成25年度に事業化して以来、道路設計業務、用地調査業務などを行い、平成30年度までに用地買収に必要な面積の算出などを行い、今年度より本格的に用地買収を進めているところでございます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今年度から始めた用地買収はどの程度進んでいますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この路線の事業地内におきまして、過年度に不動産売買があった折に、地権者からの申出により取得した箇所と今年度に取得した箇所を合計いたしますと、面積ベースではございますが、第1工区の約6%を取得したこととなります。そして、次年度に予定しております用地買収が終わりますと、約10%の用地を取得できる見込みでございます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) それは予定どおりに進んでいるということでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 平成30年度の事業説明会において、用地買収に係る期間をおおむね4年と説明させていただいておりますが、現在の進捗状況を考えますと、予定の期間以上に時間を要するものと思われます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 予定どおりに進んでいないということなんですけれども、その理由はなぜでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 現段階で道路設計、用地測量業務が完了しておりますのは、第1工区のみであります。用地買収に要する期間を説明させていただきました平成30年度の事業説明会につきましても、対象者は路線全体ではなく、第1工区のみの方々となっております。 用地買収に予定の期間以上に時間を要する理由といたしましては、昨年度までの測量や設計などと異なり、用地買収には、建物の移転が必要な方、代替地の取得を希望される方、様々な事情がありますので、相当な期間を要するということになります。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今のペースだと、全体の約3分の1に当たると思うんですけど、第1工区だけで約20年ということになると思います。そうしますと、全線の開通というのは、いつ頃になりますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 この路線、今のとおり延長が約1.4キロと長く、地権者、地元の御理解、御協力や国庫補助金等の財源の課題もあることから、現段階で開通時期を明言することはできませんが、できるだけ早期の整備を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 第1工区だけで20年ということは、第2工区、第3工区、平均して考えても60年という話になってくるわけです。まだ、最終的な接続する道路は県道名古屋豊田線ですから、できておりませんね。そこがいつ来るのかも分からない。途中まででもということなんですけど、こうなりますと、今生きている人は、市民は恩恵にあずかることができないんじゃないかという感じですね。早期整備と言われましたけど、そういう感じではないということですね。 財源ですけれども、この事業を開始した当初から来年度末までに一体幾らぐらい使うことになるでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 平成25年度の事業開始当初から今年度末までに道路設計業務、用地調査業務、用地取得等に約1億1,100万円を支出することになります。今議会に提出させていただいています令和2年度の予算額約2,300万円を合わせますと、1億3,400万円程度を見込むものでございます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今おっしゃいましたけど、来年度予算だけだと約2,300万円ですね。地権者の数がこの道路とでは違うのでしょうから、単純に比較することはできないと思うんですけれども、例えば道の駅に予算5億円の土地の用地の予算が提出されております。これを1年で一気に買収するということと比べると、余りにもバランスが悪いというのではないでしょうか。 早期の開通が香久山方面から市役所方面に行き来できるようになるというのを望まれている道です。もっと重点を置いて推進をするべきではないかと思いますけれども、市長、途中まででも早く、任期中に3分の1でもテープカットできるようにとか、開通までぜひ行きたいとか、その辺の意気込みをお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 御質問いただきありがとうございます。 野方三ツ池公園線、この計画自体しっかり時間をかけてつくり、さらに、買収だとか工事に時間かかります。 議員のおっしゃられる御指摘いただいて、本当に私どもとしても少しでも早く、大変重要な南北の道路でございますので、できるだけ早くやりたいという思いはございますが、様々な事情等もございます。 道の駅と違って、やはりお引っ越しを余儀なくされる皆様方が存在したりとか、橋を造ったりだとか、そういったことがございますので、一つ一つ確実に前に進めていくということで、どうしても時間がかかってございますが、部長も答弁させていただいたとおり、なかなかいつまでにというわけにはお答えもできないですが、大切な、早く整備をしたいという道路であることは間違いございませんので、議員御提案いただいたように、少しでも早く進めてほしいということはしっかりと私の中にも収めて、これから進めていきたいと思います。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) ぜひ今生きていらっしゃる市民が亡くなってからということのないように推進をお願いいたします。 2点目に移ります。 消防車などが入れないような細い道、狭隘道路の解消をどうやって進めていくかについてです。 前にも私、取り上げましたけれども、4メートル以下の細い道、狭隘道路、それを広げていく方法は、セットバックによって拡幅するというのが基本だと思うんですけれども、それを建て替えの家が出てくるのを待つだけではなくて、住民と市が相談しながら、防災などの観点で共に進めるというお考えはありますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 さきの12月議会でも御答弁させていただきました。平成30年度より「日進市狭あい道路対策事業補助金」制度を創設しまして、寄附による用地提供者の費用負担、軽減を目的とした補助を行うことによって、寄附しやすい環境づくりに努めているところでございます。 また、路線的な狭隘道路の解消につきましては、まずは地域住民の方々で協議や同意形成を行っていただく必要がありますが、協議の進め方などの相談やサポートを市が行うことで早期の解消につながるものと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) ちょっと調べてみたところ、東京の世田谷区太子堂という地域で行われている取組について紹介文を読みました。 そこでは住民参加でまちを少しずつ修復しながら進めているそうです。地域の住民がつくるまちづくり協議会というのがありまして、行政とそこが話し合いながら生活道路を確保し、小さな公園や緑道を造るということで防災を進め、また、住民同士のコミュニティづくりを重視したまちづくりをされているそうです。 その活動を支援する世田谷区のまちづくり条例というのがつくられています。意見が対立して困難なこともあるようですが、防災とか暮らしを守るという点で共通のその思いを大切にして、話し合い、解決に努めているということです。 それで、セットバックについては、日進市は、セットバックした部分を測量する補助、支援というのは始めましたけれども、その土地そのものを寄附してもらうという対応になっていると思います。 この世田谷区の太子堂では、防災が目的の場合は、国の補助制度も活用して土地の一部を区が買い上げる、行政が買い上げるという制度もつくったそうです。 このような例を参考にして、日進市でも住民の参加と合意、手間がかかるかもしれませんけれども、それを大切にして、少しずつ直しながら進めるまちづくりに取り組んでほしいと考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 本市におきましては、日進市開発等事業に関する手続条例に世田谷区のまちづくり条例と同様、市民主体で住みよいまちづくりを推進するための制度がございます。 本市におきましては、地区からまちづくりの相談を受けた際には、この条例によるまちづくり、より法的な制限がかかる地区計画など、その地区に合った手法をアドバイスし、専門家による勉強会の開催など、地区のまちづくり実現のためのサポートを行っておりますので、今後も引き続き市民と共に地区の実情に合ったまちづくりに努めていきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 世田谷区と同じような制度があるということでしたら、ぜひせっかくですので、その制度によって狭隘道路を広げた地域の例を一つ紹介してください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 過去の議会でも少し御答弁をさせていただきました北新地区で1路線、また、あと、私が在職期間中で、野方で一部そのような路線があったと記憶しております。ただ、30年以上の間には、記憶する中では2路線ぐらいかと思います。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 狭隘道路、まだまだたくさんあると思いますので、ぜひ住民の参加、話合いということを大事にしたまちづくりというのを進めていただきたいと思います。 では、次に移ります。 次は、小中学校の新設についてです。この点でも、私、何度か質問をしておりますが、赤池小学校の子どもたちが増えて、日進西中学校も心配です。私は子どもたちによい学校環境をと思って、この問題にこだわって質問を続けてきました。今回も取り上げます。 1点目ですけれども、今回はまず、学校の適正規模をどう考えるかについてお考えを示してください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 国の学校規模の基準は、11学級以下が小規模校、25学級以上が大規模校、31学級以上が過大規模校とされております。 本市における学校規模の基準につきましては、ただいま申し上げました国の基準等を参考に、日進市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針に定めており、この基本方針の中で、小学校については、12学級から24学級まで、中学校については、12学級から18学級までを適正規模校と定めております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) その適正規模というのは、過去の議事録を見ましても、その規模で御答弁があるんですけれども、その基準の教育学的な根拠というのは何でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 教育学的な観点から明確に根拠が示されているとは聞き及んでおりませんが、一定の経験等に基づき、国においても基準を定めており、本市においても国の基準を参考にしているところでございます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 教育学的な明確な根拠というのがないということは確認しておきたいと思うんですよ。そうなると、どういうふうに教育的に考えたらいいかということになると思うんですけれども、世界保健機関がこういうことを言っております。 研究論文を世界各国から取り寄せて、世界保健機関、WHOが分析をしております。そうしましたところ、学校規模は100人以下という基準を示しています。 どう分析したかと言いますと、その研究論文によりますと、学校の規模は小さくなくてはならないという点で一致をしていたと言います。具体的にはその数字が100人を上回らない規模だと、こういうわけです。 なぜかというと、大規模な集団においては、規則とか規制が回避できない。それを回避するためには、100人を上回らないことが必要だと。そして、その規制や管理というものは、本来学校にはなじまないんだと。学校というのは、理解と納得によって教えるものだからと、教育とはそういうものだと、こういう考え方なんです。 私、それはそうだなというふうに思いました。このことについてどのようにお考えですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 議員御指摘の世界保健機関の研究論文を始め、様々な研究があるかと思います。児童・生徒によってよりよい教育環境を第一に考えて進めていくことが重要であると考えております。 一部の学年での35人学級やクラスを分けての少人数学級など、学校指導の先生方が児童・生徒にしっかりと寄り添い、きめ細かな指導に日々御尽力いただいているところでございます。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 人数学級とはまた別の学校規模の話なんですけれども、これ、100人という数字は、研究の結果、出てきた数字ということですので、それはそういうものとして受け止めたいと思うんですね。 ただ、それは、今の日進の現状を考えると、とても大きな開きだということになりますので、一気にそれを基にそこに向かってというのは、大変な困難があると思います。 しかし、児童・生徒にとってよりよい教育環境は小さい学校規模だという精神を受け止める必要があると思うんです。 そこで伺いますけれども、日進市の、学校1校当たりの児童・生徒数は、県内で何番目でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 令和元年度の学校基本統計速報では、小学校は、県内38市の平均454人に対し、日進市は610人で、38市中4番目、中学校は、平均498人に対し、日進市は521人で14番目となっております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 日進市は県内で大きな規模の学校になっているということです。 それでは、その学校規模を基準に適正化を図った例はありますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 近年では、日進米野木駅前特定土地区画整理事業による東小学校の大規模化に伴い、平成29年度に東小学校から梨の木小学校への学区の一部編入を行っております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) そのとき東小学校は何人から何人になりましたか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 当時の児童・生徒数の推計では、令和5年度に977人、30クラスと予想されており、東小学校から梨の木小学校へ学区を一部編入いたしました。 学区編入前の平成28年4月時点で623人だったものが、学区編入後の平成29年4月には546人となっております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 対応したんですけれども、県平均を上回っていたということですね。 もう一つ伺いますけれども、市は、31クラス以上の学校は、対応が必要な過大規模校というふうにして位置づけています。香久山小学校がそのような状態になった期間があると思いますが、期間はどれぐらいですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 香久山小学校につきましては、平成14年度から平成23年度までの10年間でございました。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 大変長期間ですが、どうしてそのような長期間、過大規模校の状況が続いたのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 当時は、通学距離や幹線道路など安全面の配慮、学校と地域コミュニティとのつながりを基本的な考えとして学区の見直しを行っており、香久山小学校においては、校舎の増築で児童数の増加に対応していたものと考えております。 その後、学校規模の違いから教育環境に格差が生じないよう、適正規模、適正配置の方針を明らかにする必要があるという考え方から、平成22年度に日進市立小中学校適正規模等検討委員会を設置し、平成24年度には日進市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針を定めております。
    ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 基本方針が途中からだったという話だと思うんですけれども、そういう後追いになったということも含めて、過大規模の状態が10年も続いてしまったということについては、子どもたちに申し訳ないと思われるでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 教育委員会としましては、適正規模及び適正配置に関する基本方針の策定の有無にかかわらず、常に子どもたちのためによりよい教育環境づくりに努めてきたところでございます。今後につきましても、教育委員会の責務として、よりよい教育環境づくりに努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) よい環境づくりを続けてきたという認識ではなくて、これ、申し訳ないと思ってほしいんですよ。10年も日進市自身が駄目だっていうふうに思っているクラス数を続けてしまったと。そうしないと、教訓になりませんよ。ここはぜひ改めてほしいです。 それで、前から聞いております児童・生徒推計、2点目ですけれども、これ、どうなりましたか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現在本市では、第6次日進市総合計画の策定作業を進めており、その中で将来推計人口が示される予定となっております。その数値を基に、教育委員会において将来10年間の児童・生徒数の推計を作成し、お示しすることとなります。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) まだ出ていないんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 児童・生徒数の推移は、まだ出ておりません。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 昨年の6月議会からお聞きしていることです。遅いです。もし新設が必要になった場合に、開発が進むなど、まちの状況が変わって、用地確保が本当に困難になっていくと思うんです。 推計は、そうしたら、いつまでに出して、いつ議論するのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 近日中に、企画部より基礎数値を頂く予定となっております。 なお、第3回適正規模等検討委員会につきましては、3月16日開催に向け準備を進めておりましたが、新型コロナウイルスの状況を鑑み、開催時期を決定したいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今度は違えないでいただきたいです。 それで、3点目ですけれども、今日は適正規模について伺ってきました。これは本当にWHOの認識も受け止めて、香久山小学校のことも教訓にしていただいて、ぜひ受け止めて変えていただきたいんですけれども、認識を、小学校、中学校をそういう点からいっても、これは赤池小学校や日進西中学校だけの話ではなくなってくるとは思うんですけれども、新設をする、特に子どもたちが増えている赤池小学校などのような学校で新設の決断が本当に分かってからというのでは手遅れになってはいけませんので、決断が必要だと思いますが、どうお考えですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 今後、児童・生徒数の推計結果を基に、小中学校適正規模等検討委員会において適正化の必要性や必要な場合の指標について検討していくことになりますが、将来の人口動向を踏まえ、慎重かつ十分な議論が必要であると考えております。 学校規模の適正化につきましては、適正規模等検討委員会からの答申を踏まえ、教育委員会として判断していくこととなります。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 子どもたちには今しかないんです。 現状は700人を超え800人に近づくような、例えば赤池小学校ですと、子どもたちにとってふさわしい環境とは言えないと私は思います。その認識を持って始めて改善の意思が生まれると思います。用地確保もだんだん困難になっていくと考えられます。赤池小学校、日進西中学校の地域での学校の新設の決断を求めます。 大きな3項目め、伺います。 学校公共施設へのエアコン設置です。 地球温暖化防止の取組を緊急に進めるよう今叫ばれております。しかし、対策は遅れ、気候変動による熱中症から市民を守ることがますます必要になっています。 そこで、順次質問いたします。 まず1点目、小中学校の普通教室へのエアコン設置は、日進市は比較的早い時期に完了しました。 続いて、特別教室への設置を求めますが、いかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現時点で学校の特別教室へのエアコン設置の予定はございません。 学校施設の整備につきましては、優先順位や費用対効果等を考えながら、順次実施してまいりたいと考えております。 なお、音楽室やコンピューター教室などの特別教室には既に設置済みであり、普通教室以外の設置率は、文部科学省発表の令和元年9月1日現在の公立小中学校の空調設備設置状況によりますと、県内平均39.1%に対し55.6%と、県内でも高い設置率となっております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 順次実施というのは、いつ頃になるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現時点では未定でありますので、時期についてはお答えすることができません。 学校施設の整備につきましては、優先順位や費用対効果等を考えながら、順次実施していきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 2点目の小中学校の体育館への設置を求めますが、いかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 現時点で、学校の体育館へのエアコン設置の予定はございません。 学校施設の整備につきましては、特別教室と同様になりますが、優先順位や費用対効果等を考えながら、順次実施してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) こちらも順次実施ということなんですけど、いつ頃までに取り付けたいとお考えですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 学校体育館につきましても、現時点では未定でございますので、時期についてはお答えできません。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 続いて、上納池体育館についても伺いますけれども、ここは、前、私質問して、熱を遮る対策をするという答弁をされていたと思いますが、どうでしたか、エアコン設置が必要ではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 夏季建物内が暑くなる熱の発生を抑える工夫につきましては、壁面緑化や遮熱塗料を屋根等に塗るなどの対策がございます。 上納池体育館は、既に壁面緑化はしておりますので、遮熱塗料を塗る方法について研究をしてまいりました。 効果としましては、遮熱塗料を塗ることで、室内温度が2から3度下がることから、一定の効果があると考えております。 しかしながら、施工には足場を組むなどの作業が生じますので、今後老朽化による防水対策工事で使用する塗料の一つとして検討することが望ましいと考えております。 エアコン設置につきましては、大規模な設備更新が必要となり、多額な経費がかかることから、現時点では考えておりません。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 今の御答弁は、エアコンは検討もしないということですか、今後は。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 抜本的な対策としましては、大型エアコンの設置が必要と考えておりますが、体育館は大空間であることから、競技等に支障にならないような空気の流れや、それに見合うダクト、電気設備など、大規模な空調システムが必要となります。 上納池スポーツ公園の体育館は、建設当初から空調システムを設置しない方針で設計・施工を行っており、後づけで設置するには、費用面及び機能面を含め大変厳しい状況ではございますが、様々な手法を引き続いて研究してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 防水対策時に塗料を塗るというお話ですけれども、それは、時期はいつ頃をお考えですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 防水対策として塗料を塗る時期につきましては、老朽化の状況等により異なりますので、明確な時期はお答えできませんが、通常であれば、約15年後に防水対策が必要となる時期を迎えると考えております。 また、遮熱塗料につきましては、現時点では対策時期に塗る塗料の一つとして検討することが望ましいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 15年は遅いですよね。その効果は、熱中症対策としては十分という御見解ですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 熱中症対策としましては、遮熱塗料を塗ることで、室内温度が2から3度下がることから、一定の効果があると考えておりますが、その他様々手法を併用することが望ましいと考えております。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 特別教室への設置から、体育館、上納池体育館とを聞いてまいりましたけれども、どうも普通教室設置まではよかったんですけれども、その後の緊張感がないように感じるんですよ。 市長、思い出していただきたいんですけれども、日進市議会で小中学校にエアコンを設置しようという決議を上げたじゃないですか、何年か前に。そのとき市長も議員でいらっしゃったと思うんですけど、そうしたら、それを受けて日進市が普通教室につけようということで設置をされたわけですよ、赤池小学校の増築工事から始まって。それが、一歩早い対応だったと思うんです。 しかし、今の御答弁ではなかなか進みそうだったという感じではありませんよね。設置率のことを、県内の、高い方だと、日進は、言われましたけど、普通教室を早めに造ったから高いんじゃないですか。 ところが、その後、周りのまちが追い上げをしてきているんですよ。進んできているんです。 豊田市の学校で熱中症による悲しい事故がありました、これは記憶に新しいと思うんですけど、これ忘れちゃいけないと思うんです。だから、豊田市は、いち早く普通教室、特別教室までエアコンを設置しています。 それから、長久手市では、2018年から2019年の8月までに、普通教室、特別教室一気につけました。それから、東郷町、お隣です。2019年に普通教室に設置をし、2020年、来年度です、夏までに特別教室に設置をすることを決めました。大府市は、普通教室には設置がされていて、特別教室はまだなんですけれども、大府市では、特別教室につけるのに加えて、体育館にも設置をしていくっていう方針が決まっています。それで、来年度予算には中学校からつけていこうという予算が計上を提出されているそうです。 こういうふうに、子どもたちの命と市民の命がかかっているわけですから、緊張感を持ってぜひやってほしいと思うんですよ。市長、いかがですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 御指名いただきましてありがとうございます。 特別教室にもエアコンをということで、図工室でありますとか家庭科室、いろいろ児童・生徒が使う教室というのも、もちろん快適に学び、してもらいたいという気持ちは私も持っております。 一方で、様々学校側も、どうしても猛暑日の教室がもう本当に暑いような中で授業をすることを避ける、教育プログラムの時期を考えて、そういうことを工夫したりだとかということがまだまだできるということも少し伺っていますし、限られた財源の中で、私どもも自分たちが努力をして、まずはいろいろ工夫してやるということ、これも一つの我々自身の学びであるとも考えますし、先ほど出ております体育館、こちらも、最近は外もできるだけ不要不急の外出を控えなさいというような、そういう猛暑日などもございますね。こんなときに、そもそも体育館を使ってもらうのが正しいのかどうかというところも含めながら、まずは市民の皆さんの、あるいは学校で学ぶ児童・生徒の安全というものをもちろん第一に、それぞれ施策に落とし込んで進めていきたいと思っておりますので、また、いろいろと先生の方からも御指導を賜りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(萩野勝) 坂林議員。 ◆8番(坂林たくみ) 来年度予算で道の駅スマートインターで合計約7億円、そういう予算配分ができるんでしたら、教育とか生活道路の三ツ池公園線、こちらの方にもっと配分して、市民の暮らしと命を守る政治に変えていただきたい、このことを強く求めまして、終わります。 ○議長(萩野勝) これにて坂林たくみ議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから11時10分まで休憩します。     午前10時53分 休憩-----------------------------------     午前11時10分 再開 ○議長(萩野勝) 会議を再開します。 次に、川嶋恵美議員の発言を許します。     〔14番 川嶋恵美登壇〕 ◆14番(川嶋恵美) 通告に従い一般質問させていただきます。 昨年6月議会で、歯と口の健康条例の制定の検討を進めるとの回答をいただきましたが、進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) ただいまの川嶋恵美議員の質問に対する答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 現在、様々な歯科事業を実施しておりますが、条例制定後の事業の内容等も含めまして、他市町の状況を調査・継続するとともに、条例制定について、市民や関係団体等への周知を行うことが重要であると考えております。 条例制定に向けて、実施内容やスケジュール等について検討しているところでございます。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 現在日進市では、乳幼児健診、特定歯科健診、8020運動など、歯と口の健康のために、市民の皆様への働きかけをしていますが、これらの企画に専門職の歯科医、歯科衛生士はどのように関わっていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 専門職であります歯科医師や歯科衛生士の関わりでございますが、本市で実施しております子どもから高齢者まで、様々な歯と口の健康施策において、歯科健診や歯科指導等を担当しており、その実施方法や指導内容について、本市担当課と協議の上で実施しております。 また、年2回開催します市と歯科医師との歯科保健衛生会議におきまして、事業の実施状況や計画について報告いたしまして、意見交換や情報共有を行っております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 今後は歯科口腔に関する政策立案、企画の段階で、周産期から人生を全うするまで、専門的な発想が必要と考えます。例えば、乳幼児期における口腔機能の発達を妨げない離乳食介助指導を健診時に導入するべきで、哺乳反射時期からの段階的指導で唇や舌の発達につながり、食べることの基礎から発達を促すことができます。 特に離乳期は食育の基礎となる重要な時期であり、中でも手づかみ食べは、食べ物を目で確かめて、手指でつかんで口まで運び、口に入れるという目と手と口の協働運動です。手や口などの五感を使うことにより、食べる機能の発達を促すとともに、食べる意欲を引き出す重要な体験となり、前歯を使って自分なりの一口量をかみ取る練習も重要なことから、手づかみ食べを進める大切な時期です。このような専門職ならではの指導ができると、今後の歯並びや摂食機能の発達にも効果があります。 先日、2歳児むし歯0教室の見学をさせていただきました。集団指導の後、個別健診と保健師の問診で二重チェックされた後、必要な方はもう一度個別指導が行われていて、他の自治体ではなかなかない、すばらしい健診だと感じました。ただし、臨時歯科衛生士のそれぞれの力量に任されていると感じたところもあります。専門的な観点から漏れのないように統一される対策が必要ではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 2歳児むし歯0教室での集団指導につきましては、歯科医師及び歯科衛生士の意見を反映させて作成いたしましたリーフレットを使用しております。対象者の状況に合わせて指導の内容を一部変更してお伝えすることはあるとは考えますが、基本として統一した内容で指導を行っております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) こども課、学校教育課にお聞きします。 保育園、小中学校でのフッ素洗口、歯磨きの推奨は行っていますか。 6歳から12歳でほぼ永久歯に生え替わる時期で、口腔内環境が常に変わっていきます。歯磨きがしにくい上に、生えたての歯がある、また、医療費の自己負担が控除されているこの時期に、しっかりと必要な治療を済ませ、自身の歯の健康の重要性を認識してもらう大切な時期です。この時期にフッ素洗口、歯磨きの推奨を行う費用対効果は大きいと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 保育園でのフッ素洗口につきましては、実施をしておりません。 歯磨きの推奨につきましては、保育士による歯磨き指導を定期的に行っており、3歳から5歳児クラスにつきましては、給食後の歯磨きを毎日実施することにより、習慣づけを行っております。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 続きまして、小中学校の状況をお答えします。 小中学校におけますフッ素洗口の推進につきましては、全ての小中学校ではございませんが、東小学校におきましては、20年近く前からフッ素洗口を実施しております。 また、歯磨きの推奨につきましては、全小中学校で保健集会などの機会に歯磨きの仕方を始めとする歯科指導を通して行っております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) では、学校歯科健診の結果はどのように処理をされていますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、教育部長。 ◎市川教育部長 歯科健診の実施結果は、書面により保護者に伝えております。このうち、虫歯などがあり、歯科の受診を勧めた場合は、受診したことの報告を書面により提出するよう求めております。 なお、一定期間経過しても、この書面の提出がない場合には、再度書面により受診を促したり、個人懇談の際に直接保護者に伝えたりしております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 私が歯科衛生士として高校の歯科健診に同行したとき実際にあったことですが、臼歯部、いわゆる奥歯がほとんどC3、神経を抜いて治療するような状態の生徒さんがいました。すぐに治療すれば、まだ歯を失わずに済む状態なので、歯医者に行くように話しました。返ってきた返事は、お金がないから行けないでした。アルバイトをしたらどうかと聞くと、アルバイトってしていいのと。養護教員に報告すると、そういう家庭の子ですから仕方がないと。なぜ自己負担が無料の中学3年生までに歯科治療を受けなかったのか。高校生なら学校の許可を得てアルバイトをすることもできますが、なぜ周りの大人の助言がなかったのかと悔やまれました。歯科健診の結果報告の方法をもう少し工夫し、医療費の自己負担がかからないうちに治療を終了しておけるようにするべきではないでしょうか。 また、口の中の状態は、虐待のサインである不自然さ、イコール、虐待や虐待の兆候を発見することができ、適切な支援につなぐことができます。そこには医療機関の虐待対応力の一層の向上、地域ネットワークとの有機的な連携に歯科の観点からの意見を取り入れることで、児童虐待の発生予防、早期発見、早期対応につながると思います。学校教育課、こども福祉部の方面からも歯科の専門意見や対応が必要ではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 児童虐待における育児放棄、ネグレクトは、子どもの心身の発達を損なうなどの不適切な養育、監護の怠慢、子どもの安全に対する重大な不注意、無関心が当たります。保護者が子どものために一生懸命やっていることであっても、それが子どもにとって有害な行為であれば、ネグレクトになります。 一般的にネグレクトを受けている子どもは、虫歯が極端に多く、治療しないまま放置されてしまっている傾向があり、虫歯5本以上あれば、ネグレクトを疑う必要があります。 現時点での市としての対応としましては、歯科の観点のみで子どもや保護者を選別していくという捉え方ではなく、歯科健診などから虐待の予兆を見つけ出し、児童の家庭状況を加えて考慮することにより、重篤な虐待に至る前で支援が必要な子ども、保護者へ育児支援のタイミングを失うことがないよう、健康課や児童の所属する保育園、学校などとの相互連携を図っております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 学校歯科健診は毎年行われています。提出された歯科健診の書面を健診表に添付しておけば、2年目からは、受診状況や完治しているのか、経過観察されているのか、放置されているのかが分かります。ぜひ自己負担がない時期までに治療が済まされるように報告方法を御検討いただきたいと思います。 それでは、高校生、大学生、20代の青年期における歯科口腔に対する施策はどのようでしょうか。 兵庫県では、地域歯科衛生活動事業で「smile up」というパンフレットを作成し、中学、高校、大学に広く普及啓発活動を行っています。 高校生の多くが虫歯や歯周病を予防する能力を身につけられずに、自分の歯を自分で守る意識や技術が十分に養われないまま成人期を迎え、歯科健診、歯科保健指導を受ける機会を失っていく現状があります。10代のうちに自身の歯の健康の重要性を再認識する機会を設け、虫歯及び歯周病の予防や生活習慣の見直しを行い、自分の歯の健康を守る手法を身につけられるよう、青年期を対象に啓発することが必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 青年期におけます歯科口腔に対する施策につきましては、学童期までの歯や口の状態が基礎となるため、それまでの施策も重要と考え、様々な取組を行っておりますが、ヘルピー健康だよりや広報等により、全年齢を対象とした啓発は行っているものの、青年期のみを対象とした健診や啓発等は実施しておりません。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 空白の年代となっていることが分かりました。 それでは、危機管理課にお尋ねします。 避難所において、誤嚥性肺炎やインフルエンザなどの予防に口腔健康管理が大きな効果を持つことは、近年広く知られるようになってきました。 災害時は、水不足から歯磨きやうがい、入れ歯の手入れを控えることで口腔内環境が悪化します。また、トイレの問題から水分摂取を控えることで口の中が乾燥するなど、お口の健康を維持することが困難になりがちです。 日進市防災対策マップの非常用持ち出し品のチェックリストには、口腔ケア用品、歯ブラシや入れ歯洗浄剤などの記載がありません。 健康危機管理に関しても、災害対応の第一線は市町村ですので、高齢の方や障害を持つ方などの災害弱者と呼ばれる住民の方々に対して、助かった命を誤嚥性肺炎という2次災害で失うことを防ぐために、平時の取組はもちろん、コーディネート能力がとても重要です。こういったところにも歯科口腔の視点からの対策が抜け落ちています。 水がない、洗面所が遠いなどの制限があっても、お口の手入れをするノウハウも専門職ならでは提案や対策ができます。いざ災害が発生すると、ふだんどおりには行動できません。ふだんから意識して備えておくことが必要です。地域を知り、専門職として考えることや、課題を見つけ、取り組むべきポイントを提案していくことが必要ではありませんか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 災害時における歯科口腔対策につきましては、日進市地域防災計画に市及び県の業務として、必要に応じ、避難所等に保健師や歯科衛生士等を配置して、被災者の口腔ケアを行うことを記載しております。 愛豊歯科医師会との災害時の歯科医療救護に関する協定において、災害時に医療救護を実施する必要が生じた場合、歯科医師、歯科衛生士などスタッフの派遣を要請することができるようになっております。 今後は、災害発生前の備えとして、例えば防災対策マップの非常持ち出し品の一覧に歯ブラシなどの口腔衛生品を掲載するなど、平時からのさらなる呼びかけに努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 再質問です。 令和2年度から避難所開設訓練が2カ所ずつ行われるとのことですが、そこに保健師、歯科医師、歯科衛生士の派遣まで訓練に入りますでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 避難所開設運営訓練は、発災直後に避難所を地域の皆様と力を合わせて開設していくことが主な目的となっております。 また、発災直後における歯科医師を始めとする医師の主な活動は医療救護となるため、現時点では、訓練への歯科医師や歯科衛生士の派遣は予定しておりません。 しかしながら、口腔ケアについては、避難所での健康管理において重要であると考えているため、避難所の運営に関連する業務を担当する関係各課と連携を行い、避難所での口腔ケアについての取組を実施していけるよう検討をしてまいります。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 想定されることは訓練に盛り込んでいただけるようによろしくお願いいたします。 内閣府が発表する経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針2018において、地域における医科歯科連携構築の重要性がうたわれ、歯科医療には予防的な力があり、骨太方針2019では、歯科衛生士という職名が明記され、生涯を通じた歯科健診の充実、国民の口腔機能管理の推進、地域における医科歯科連携の構築など、歯科保健医療の充実に取り組む方向性が明記されました。 入院患者に対する口腔機能管理が在院日数を10%以上削減する効果があるとも言われています。 総合在宅クリニックや訪問歯科クリニックなどでは、管理栄養士、言語聴覚士、歯科衛生士など多職種と連携し、いつまでも食べる楽しみを支えることにより、生きがいや健康を取り戻した事例が多数紹介されています。 市民の皆様の食べる、話す、笑うなどの日常生活の基盤となる口腔機能を支え、生活の質を高めるとともに、全身の健康の増進、さらには健康寿命の延伸に歯科衛生士の役割は大きいです。地域の歯科保健指導充実のための歯科衛生士の参画が市民の皆様の介護費、医療費削減につながります。 平成9年3月3日に厚生労働省が都道府県及び市町村における歯科保健業務指針に、市町村は、歯科保健に関する事業が円滑かつ適切に実施できるように、保健所、関係団体等と連携を図りながら、必要に応じて歯科衛生士の確保に努めることと通知をしています。22年も前からです。 平成27年3月27日に厚生労働省は、地域保健法第4条第1項の規定に基づく地域保健対策の推進に関する基本的な指針を保健活動全般として通知しています。市町村に歯科衛生士が配置されていない場合は、歯と口腔の視点が抜け落ちることになります。 最近は、少子高齢化、貧困などの社会背景の変化が大きく、これらの行間を読み、社会背景の変化と住民ニーズをキャッチし、保健センター内の多職種連携、自治体内の課をまたぐ横連携、歯科医師会との調整など高度なコミュニケーションを取り、対策をしていく必要がありますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事
    ◎小塚健康福祉部参事 議員御指摘のように、現代の社会情勢の中で、歯科口腔に対する施策は重要と考えております。保健師や管理栄養士等の職員が歯科医師や歯科衛生士と連携することにより、歯科口腔の視点を持って施策を進めております。今後もさらに連携を強化してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 日進市では、7人の歯科衛生士の非常勤職員がいますが、健診などの保健事業に就くパート的な業務となり、日進市の総合的な歯科口腔保健の施策立案をする立場にはありません。保健師が代わりにできるかというと、やはり歯科は二の次、三の次となり、歯と口腔の視点が抜け落ちます。 愛知県は歯科保健対策が充実していると言われますが、地域差が歴然とあります。市町村に歯科衛生士の配置があるかないかの影響は大きいです。 事業の内容と質、多職種との連携、行政内の横連携、歯科医師との調整など、歯科衛生士がうまく機能している市町村はすばらしい展開をしています。住民には地域差による不利益は分かりませんので、地域の歯科・口腔に責任と魂を持つ職員がいることが望ましいです。 くどいですが、専門職がいるということは、課題を見つけ、職種としての最善策を考えて、また、どこと連携するのが望ましいのかを勘案して、自ら動くことができることです。 以上の観点から、歯と口の健康条例策定を進めるに当たり、常勤の歯科衛生士の配置が必要不可欠です。ぜひ採用をしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 本市の歯科保健水準のさらなる向上を図るためには、高度な専門能力を発揮できる歯科衛生士の人材確保が求められるところでございますが、まずは、歯と口の健康づくり条例の制定に向けて準備を進め、常勤の歯科衛生士の配置につきましては、今後研究してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 条例制定後の事業内容を検討する段階から専門職の介入が必要です。日進市の医療費、介護費の削減のみならず、健康寿命延伸によって日進市の全世代の市民の皆様に安心して暮らしていただくためにも、一日も早い歯科衛生士の配置をよろしくお願いいたします。 次のマンションなどの集合住宅を抱える自治区の防災についてお伺いします。 日進市には、地区によっては集合住宅が密集している地域が幾つかあります。避難所開設訓練も行われていますが、参加状況はいかがでしょうか。地域差はありませんか。 例えば、梨の木学区には約1万人の人口があります。マンション単位で自治会に加入していない棟も幾つかあり、防災訓練の周知がされづらいことや、防災に関心がないからなのか、参加率は低いと思いますが、昨年の参加率はいかがでしたでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 本市の避難所開設運営訓練は、各学校区を単位として開催をしております。開催に向け、回覧板のほか、学校を通じた案内の配布などにより、より多くの方に参加していただけるよう呼びかけているところでございます。 訓練には学区以外からの参加される方もみえ、対象者でございますが、母数が確定できず、参加率でお答えすることが難しいため、参加者数でお答えをさせていただきます。 昨年度の梨の木小学校では約250名の方、今年度の香久山小学校では約500名の方となっております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) やはり少ないように思います。私も子ども会のお手伝いで豚汁を作る作業に参加しましたが、机やブルーシート、水の確保、はそりの準備など、折戸区の有志の方々が自前の軽トラックで折戸区公民館から運んで設置してくださり、私たちは材料を切って作るだけの状態でした。 もし大規模な地震が起こった場合、誰でもまずは自分と家族の命と安全を確保し、それから、近隣の方々の安否を確認するのが一般的だと考えます。そのときに南小学校区にお住まいの折戸区の方々が真っ先に梨の木小学校の避難所開設に来ていただけるでしょうか。期待してはいけないと思いますし、有事のときに訓練していないことはできないと、消防団も呼びかけていましたが、現状を踏まえて、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 梨の木小学校区での訓練の準備や片づけにおきましては、同じ行政区である折戸区の皆様の率先した協力をいただいております。学区を超えて協力いただける様子は大変心強くもありますが、有事の際も同じ協力が得られないことも考えられるため、自分たちで何とかできるようにならないといけないという、議員と同様の意識を持たれた参加者の方もおみえになりました。 こうしたことから、自助、共助の在り方やその体制構築に取り組む必要があると考えております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 訓練への御協力は本当に心強く、感謝の思いでいっぱいです。自分たちでとの思いを持たれた方もおられたことはとてもよかったです。 例えば、梨の木学区の防災訓練は、折戸区の方々に頼らず、防災倉庫の中身や、栄地区にお住まいの家にあるものを持ち寄って、できることを確認し合う必要があると思います。軽トラックを持っていないので、台車で運べるものを、そして、今後は足りない分は補充し、公園や学校に防災収納ベンチやかまどになるベンチ、マンホールトイレなどが設置できるようにするなど、検討していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。可能なら、マンション敷地内に設置の推進と補助を出すなど検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 現在、市では、拠点避難所である小中学校等へのマンホールトイレの設置や、市内の複数の公園でかまどになるベンチの設置をしております。このような設備につきましては、大勢がお住まいのマンションでも大変有効ではないかと考えておりますので、広報紙やホームページなどで、それらの情報の周知に努めてまいります。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) ぜひ自分ごとに思ってもらえるように周知の工夫をしていただきたいと思います。 梨の木学区の例を挙げましたが、ほかにも赤池小学校区や香久山小学校区など、地域によってマンションが多いところがあります。その分、住民も多くなり、特に発災時は自助に頼ることになりますが、備蓄は一般的に家族の3日分、できれば7日分と言われています。それだけの意識を持って備えているかどうか、近くに学校があるからそこに行けばいいと思っている方が多いのではないかと思いますが、危機管理課はどのようにお考えでしょうか。意識調査など必要ではないでしょうか。令和2年度は市民意識調査が行われます。集合住宅に特化した防災に関する意識調査も行うべきではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 昨年度実施いたしました市民意識調査で、非常持ち出し袋を準備していると回答した割合は50.3%となっております。これは、平成29年に内閣府が実施した防災に関する世論調査で、食料、飲料水、日用品などを準備していると回答した割合である45.7%よりも高いものではございますが、もっと高めていく必要があると考えております。 特に災害発生に備えた自助は大変重要ですので、令和2年度に実施いたします市民意識調査の防災に関する設問への回答について、戸建て住宅の方とマンション等集合住宅の方とでどのような違いがあるのか、可能な範囲で分析をさせていただきます。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 昨年の台風被害では、高層マンション地下の配電盤が水に漬かり、停電が続いていました。近年の自然災害において、想定外のことが起こることが多いです。マンションならではの対策や訓練、意識向上が必要だと思いますが、対策は取られているでしょうか。 大規模地震で建物は大丈夫でも、特にマンション内の配管がずれてしまうと、トイレやお風呂が使えなくなり、一戸建てより断水が続く可能性があることなど、周知するべきではないでしょうか。 基本は自助ですが、マンションごとに防災マニュアルを作成し、自主防災組織を立ち上げるような施策も必要だと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 新しいマンションは一般に耐震性が高く、地震の際にも建物は安全と言われていますが、エレベーターを含めたライフラインの停止に備えた対策を講じておく必要があると考えております。しかしながら、個々のマンションの状況については、市において情報はございません。 有事の際の備えとして、マンションにお住まいの方が自分のこととして考えられるような防災マニュアルの作成やマニュアルに基づいた訓練を実施していただくことは大変有益なものと思っておりますので、先進地の事例を参考に、マンションにとどまる際の留意事項やマニュアル例の作成などについて研究をしてまいります。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) マンションごとで状況は違いますので、マニュアル作成や訓練の必要があります。ぜひ進めていただきたいと思います。 阪神・淡路大震災から25年、東日本大震災からもうすぐ9年になります。甚大な被害と再建への苦難の道のりを通し、私たちは何を学び、未来への教訓となすべきか、災害が起きる以前に考えることが防災・減災につながります。 阪神・淡路大震災では、とてつもなく大きな被害を前に、自力では立ち上がれない人が無数に生まれ、行政も既存のコミュニティも被害を受けるなど、震災直後の被災地はどうにもならない状況でした。 そうした中、多くのボランティアに助けられ、地域社会を復興する主人公は市民一人一人であるとの自覚が生まれました。行政に対する要請が中心だった市民運動も、提案型、協働型に変わり、行政と市民が協力して取り組むようになりました。 各地域で防災訓練が行われていますが、地元地域で行われてきたお祭りなどの行事が地域の人々の結びつきを強め、共に作業することで、無理なく安全な社会を築く防災文化ができます。防災・減災が文化として生活の一部になっていくことが大切です。 日進市でも地域差があり、防災文化がない地域への働きかけを行っていくべきではないでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 災害への対策については、地域によっても、また、戸建て住宅、あるいは集合住宅というようなものによっても異なってまいります。市民の皆様がそれぞれの立場で危機というものを意識し、共有していただくことで、隣近所や地域とのつながりに発展していくものと考えております。 そのため、地域の方々が主体的に自分の身は自分で守る、自分たちのまちは自分たちで守るという自助・共助を実現するため、地域における防災・減災のための重要な計画となる地区防災計画の策定の機運を高め、地域の防災・減災意識の高揚を図っていくためのきっかけづくりを展開してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 川嶋議員。 ◆14番(川嶋恵美) 2009年、宮城県の閖上保育園に赴任した佐竹所長は、リアス海岸ではない閖上に津波は来ないとの伝承がありましたが、園児と訪れた公園で、地震があったら津波の用心の石碑を目にし、預かった命をいかに守るかと毎月避難訓練をし、実際の避難所の検証を重ね、避難時の役割分担を何度も職員と確認したそうです。 東日本大震災では、園児全員を無事に避難させ、海から僅か260メートルの場所にあった保育所の避難行動は閖上の奇跡と称されました。佐竹所長は、奇跡は訓練の積み重ねでしか起こらないと述懐しています。 市民の皆様に自分事として何ができるかを考えるきっかけづくりから進めていただきますようお願い申し上げ、質問を終わります。 ○議長(萩野勝) これにて川嶋恵美議員の質問を終わります。 会議の途中ですが、ただいまから午後1時30分まで休憩します。     午前11時42分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(萩野勝) 会議を再開します。 次に、白井えり子議員の発言を許します。     〔3番 白井えり子登壇〕 ◆3番(白井えり子) 早速、質問に入ります。 スマートインターチェンジの問題について、1項目めです。 1点目、今後のスケジュールはどのようになるのか、お示しください。 ○議長(萩野勝) ただいまの白井えり子議員の質問に対する答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 9次の実施計画では、令和2年度用地購入となっておりましたが、9次以降に様々検討した結果、準備期間等も勘案しまして、10次の実施計画の中では令和3年度に変更となりました。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 今そのような答弁がありましたが、私は、第9次実施計画では、2年度に土地購入、用地測量、そして、今回配られました第10次実施計画を見て始めて令和3年度になっていることに気がつきました。用地購入が1年ずれたのは大変大きな問題です。なぜ報告がないのでしょうか、説明をお願いします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 実際様々な例えば用地のことであったり、計画のことであったり、様々ございますので、準備期間がもう少しかかるだろうという計画の中の変更ということでございます。 あくまで計画は計画ですので、今後も必要に応じて変わる可能性がございますが、今回は1年先送りしたということになっております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) そういった場合には、議会の方には至急御報告をお願いいたします。 では、2点目です。 まず、ここに、国土交通大臣、赤羽さんの印のあります連結許可の文書がございます。これは本市に関わることですのに、情報公開請求をしないと、議員の私たちもこの文書を見ることができませんでした。 そして、9月20日の連結許可条件の中に、工事が始まるまでに土地の全ての所有者を含む地域住民の理解を十分に得ることとあります。条件をどうクリアしていかれるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 しっかりと御説明して、御理解を得ていきたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 行政としては、そういう言い方しかないと思いますが、地域住民の理解を十分得ることとあります。国に確認をしましたら、地域住民の範囲は、土地所有者、この所有者に隣接する住民となります。対象者は何名いらっしゃるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 土地所有者に隣接する土地の所有者の数までは現在把握しておりませんが、土地所有者という意味では、およそ150筆程度になろうかと思います。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) それは大変な数字だと思います。 今回重要なのは、署名活動の代表、副代表をされているお二人に説明に行かれたのは、それでは、いつになりますでしょうか。9月20日より前ですか、後ですか。市長が市民に寄り添うと言われていますが、この重要な事業の地権者への個別の説明に行かれた日を教えてください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 個人との交渉の件でございますので、2名の個人名ですとか日付まで正確にはお話しできませんが、御指摘のように、新規事業化の前と後、両方ございます。一方の方は、新規事業化の前に2回ほど、それから、新規事業化の後に、10月以降、今日までの間で6回、これはお会いした数ということでございますけど、もう一方の方も、新規事業化前にお会いしたのは3回、事業後には1回お会いしております。事業後には、それぞれ線形等も見ていただいて御説明をしております。担当は何度も、こうして足を運んで御説明をしようと努力しております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) そのときに、説明のときに使われた資料はこれでしょうか。これは11月21日付の議会説明の資料ですが、ここに地図がございますけれども、その時点では、このように、これよりももっと不鮮明な図しかなかったのではないですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 どこまでが鮮明かというのは難しいところでございますが、そちらの資料は、一般に公表されていたものでございますが、土地所有者に関して言えば、この10月以降は、もう少し詳細な図面を見て、御説明をさせていただいております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) こういった重要な案件のときに、市の説明というのは、いつも後づけになっているということが今回も表に出てきました。こういった意味で今確認をさせていただきましたが、それでは、3点目です。 同じく用地買収の見込まれる土地の所有者様より事業計画への同意を得ることと赤羽大臣の許可書の後ろに書いてあります。では、この条件をどうクリアされていくのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 同じような答弁になりますが、御協力いただけなければ、事業はできないわけでございまして、しっかりと御理解いただけるようにお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) それは、工事が入るまでとかいろいろあります。まだ時間があるというような感じで、非常に緊迫感のない御答弁だと思います。昨日の市長の答弁でもそうでしたが、非常に緊張感がないと思いました。 特に、今回、市民への説明の入り口のところで順番を間違えたと私は思っています。御自分の家の真横にランプウエイの5メートルの壁が続いたり、穏やかに暮らしている家の庭だけ広い道路がえぐっていく図を、それもやっと見せてもらったものを見たら、同意はそんなに甘くいくことはないと普通では考えられます。どこまでも難しいのではありませんか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 今、甘くないというお言葉がございました。決して甘いと思ってやっているわけでございません。きちっと御理解いただいて、事業をしっかり進めていくようにしてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、4点目の国の文書に地区協議会に報告とあります。では、地区協議会のメンバーは誰でしょうか。地区協議会という、この単語だけ見ますと、地元の例えば区長さんだとか、そういった代表の方も入っているかと思いますけれども、地元住民の参画状況はどのようでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 地区協議会のメンバーですが、これは日進市長が座長でございまして、国交省と県、それから、県警、NEXCO、みよし市、東郷町、観光協会、商工会等でございまして、地域住民の方の参加はございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 全く地元のこういった重要なことに地区、いわゆるよくこういったときには区長さんが入ってくださったりするわけですが、そういった方たちが一切入ってないという会議です。 それでは、傍聴は可能だったでしょうか。また議事録は見ることができますか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 この会議は内部会議でございまして、傍聴はできません。 ただ、議事要旨はネット上で既に公開しております。また、それ以上の書類公開となれば、情報公開請求の対象となってまいります。 あと、どう考えるかということですけれども、基本的には国が定めておりますスマートインターチェンジの整備要綱に基づいて事務を進めてまいります。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) この連結の許可も、また、こういった会議を行うということも、議会にも、8月のお盆の最中にぺらっと1枚、文書が、会議をやりますよ、いつどこでということも書いてありませんでしたが、そういったものが入っただけですが、連結許可の話も議会への情報提供もなく、新聞で議員も知りました。自分のまちのことなのに、国ばかり見て、市民をないがしろにしているのではないでしょうか。この姿勢に問題があると思います。どうお考えでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 先ほど申し上げましたように、基本的には国の基準の制度実施要綱に基づいて事務を進めております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) やはりここでうちの自治体としてのもっと市民に責任を持つ姿勢を見せていただくべきだと思います。 当初、議事録を開示してほしいと言ったときも、それは出せませんという電話でのお返事がありました。今は要旨は出ているということでしたが、そのような情報を一切地元の議会にも議員にも流さずというようなことでは、大変こういった案件については疑義を生じると思います。 では、地元との交渉が不調に終わった場合はどうなるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 これも先ほどと繰り返しになりますが、粘り強く御理解いただけるようにお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) これまでの状況からそれが大変難しいと、私自身は判断いたしますので、では、不調に終わった場合、いわゆる収用法は適用されるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 これも、これまでの議会でもお答えしておりますように、法的には可能でございますが、そういうことは考えておりません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) それは担当部長のお答えです。 では、最高責任者の市長としては、この収用法についてはいかがお考えですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 基本的に私が申し上げることも、担当の部長が申し上げることも、日進市としての答弁でございますので、変わることはなかろうかと思います。 今、部長が申し上げたとおりで、技術的には可能ということですが、私ども、今、そういった手法を考えてはいないということでございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、この収用法は、使うことは可能ではあるけれども、使わないということを今確認させていただきました。 では、6点目です。 企業団地の開発事業とも密接に関連すると、これまでの代表質問、あるいはこれまでの皆様の質疑の中で考えますが、保安林解除の要件は何でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 まず1つ目が、そこでなければいけないと申しますか、そこが適地だということで、用地の事情ということになります。 続きまして、2点目としては、面積要件です。最低限の面積が確保できるかどうかということ。 次に、実現の確実性、既に御承知のように、用地者の方には御理解をいただいておりますが、そうした確実性について、その他もろもろでございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) ここの保安林は大変重要な一級保安林等もございますが、許可は国ですか。審査は県の森林審議会でしょうか。そして、ここが保安林解除される確信というのは、今も答えられましたが、もう一度確認のために、その確信はどういうところからでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 まず、この保安林の種類ですけど、土砂流出防備保安林でございます。許可につきましては、農林水産大臣となっております。 それから、確信をどう考えるかということですが、既に昨年の11月に開発同意を皆さんいただいておりまして、この2月に愛知県の用地造成審議会で開発検討地区として認めていただいております。正式な決定となる前に様々なクリアする問題がございますので、これから県と調整して進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 審査は、県の森林審議会が行うと思いますけれども、では、イの企業団地開発が当該エリアでなければならない理由は何でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 まず、御承知のように、都市マスタープランにおいて、現地は工業ゾーンとして既に10年前から位置づけられている場所であります。また、御承知のように、黒笹三本木線が現在できておりまして、そういう意味でもこちらがベストと考えております。
    ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 黒笹三本木線の整備がこれに関係があるということで今言われましたけれども、それでは、スマートインターもその要件になるのではありませんか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 要件に当たりません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 以前、県の協議メモを見たときに、このスマートインターというのが、この黒笹三本木線と同様に重要に上げられていたと記憶しておりますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 何をごらんになってその話をされてみえるか分かりませんが、現実に関連することは事実でございます。しかし、要件であるかという御質問については、要件ではございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、次のウです。 開発に伴う擁壁、調整池、土地購入等の市の負担はどのくらいになるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 造成工事には、市の負担はございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) これは、企業庁がやる事業だから、市の負担はないということですが、以前、都市計画審議会等でもこれが議題になったりしてきたときは御説明がありましたが、擁壁、調整池の維持管理等は市の負担になるとそのときにお聞きしたと思います。 擁壁、調整池の造るのは県だけれども、維持管理は市の負担になると思いますが、この点いかがでしょうか。そしてまた、その費用等も今後の計画に出ていたら、お願いいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 こうした開発行為、一般的に将来管理者という言葉を使うわけでございます。誰が将来管理者になるかによって、誰が管理をするか、誰が負担するかということが決定するわけでございまして、現在のところ、将来管理者はまだ決定はしておりません。したがって、予算的にも、特にございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、今の段階では、市が必ずしもその管理者になるということはまだ分からないということですか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 そういう可能性もございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、それは、今後どこが責任を持つかというのは決まっていくかと思いますが、それは一体どこで発表されるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 いつということは申し上げられませんが、これから正式に事業として決定して、用地境界等も正式に決まりまして、それから、どんな施工するか、どんな工事をするか、様々決定しまして、もちろん用地買収も済みまして、最終の段階の前に、出来上がったものについて、企業団地の中の企業の持つ土地の中になるのか、一般的な道路の擁壁等になるのか、それは形状によって変わってきますので、今の段階では何も申し上げることができません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、次の7ヘクタールの開発後の隣接地の開発の面積をさらに広げていくことはないかということについて確認をさせていただきます。 これ、東部丘陵の開発の関係の問題が上がっていましたときに、一旦このように開発に保安林を解除すると、その隣接地というのは、その後、それに伴って開発を続けていくことができるということを聞いたことがございますが、この面積をさらに広げていくことはないのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 まず最初に申し上げますと、7ヘクタールという言葉は机上の算定でございますので、微妙な数字についての変更はあるかもしれませんが、現状のところ、これを拡幅して広げていくということはございません。基本的には、都市マスタープランに上がっております工業エリア、工業地域の中の話でございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、この7ヘクタールという数字は、前も御答弁がありましたので、これは確実にこれ以上は広がらないということでよろしいですね。そして、採算との関係というのは、先日も代表質問で出ておりましたが、もう一度確認のためにお聞かせください。採算は取れるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 これまでの様々な検討の中で、採算が取れるということは、愛知県の方が判断しております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) スマートインターチェンジについて、疑問に思うことを昨日の関連あるいは本日少し聞きましたけれども、まだまだ聞けば聞くほど、そもそも論のところで問題が出てくるように思います。昔のまま、先お上が言うことに庶民は従えというようなやり方がいまだまかり通っているという感じがいたしますが、市長、今なら間に合います。検証の時間を取るべきだと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 様々御指摘されている問題点、事業用地が伴いますので、御理解をまだいただいていない部分は確かにございます。今後そちらを御理解いただけるよう最大限努力いたしまして、事業はきちっと進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 将来ここについても、次世代の負担がかかっていくわけですから、私は、大変気になる点については御指摘させていただきました。今なら、申し上げましたように、まだ地域住民の皆様ともう一度丁寧に話し合い、検証の時間を取ることができると思います。ぜひこの点についてやっていただきますように、市長にお願いをしておきます。 では、次に、2項目め、道の駅に関する問題についてです。 代表質問でも出てまいりましたが、1と2を併せてお聞きします。 子育て支援室、市民活動支援拠点をこの場所で実施する意味は何でしょうか。特に両方とも無償で借りられる無料の部屋となります。 そして、2点目に、道の駅における子育て支援センターの設置内容をお聞きします。確認のためにお聞きします。 ア、市直営で運営するのか、どのような機能、事業方針を考えているのか。 イ、部屋の種類、広さ、具体的サービス内容、それに関わる保育士や相談員等の人的体制、常駐体制はどのようでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 たくさん御質問いただきましたので、1つずつ整理してお話しします。 まず、この場所で実施する意味は何か、既に基本構想から基本計画がございまして、その中でもその理由というのはしっかり書いてあると思いますが、基本的には、子育てNPO支援というものは日進市の大切なテーマでございます。 この道の駅というのは、ただの車の通過点ではなくて、新しい日進市のプラットフォームであります。そうした地域的な社会的な課題を解決する、それにも対応するというものを造っていくという意味で、この道の駅には子育て支援も市民活動支援も拠点として含まれております。 最終的には、市民に愛されて、あってよかったと思えるような施設にしてまいりたいと考えております。 続きまして、子育て支援センターの設置内容ということでございますが、まず、サービスの内容、ちょっといろんなものが混じってしまっていると思うんですが、行政は場所を用意するという、いわゆるエリアサービスという部分と、事業を提供するプログラムサービスという部分であったり、あるいは人の指導とか案内とか相談とかする、いわゆる助言的なサービスですとか、いろんなサービスを持っております。 おっしゃってみえる相談ですとか、後の答弁にもなるかもしれませんが、そういうものは、どちらかというとプログラムサービスです。そのプログラムというのは、例えば相談の事業があれば、当然相談員が必要になってくるでしょうし、あるかないかも含めて、これから指定管理の選定を行ってまいりますので、その条件の中にどう含めていくか。 例えば日進市は場所を提供します。もちろん無償で使えるという、いわゆるエリアサービスの部分というのはもちろんあるわけで、その上でプログラムが担当部署と調整しながら主要な事業を展開していく、場合によっては、指定管理が事業を行う可能性もないということではないかと思っております。 いずれにいたしましても、今までの中では特に決まっておりません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) この時期、令和5年に開駅ということを言っておられる中で、問題だと思います。というのは、モデルにするという大野町につきましては、調べますと、開駅3年ほど前に指定管理者の運営主体を選定して、それから3年かけて中身について詰めてやっておられたんですが、本市はその辺はどのようになっているでしょうか。 それから、昨日も指摘がありましたが、第二期子ども・子育て支援事業計画に新規事業として、わざわざ新規の「新」に赤い字がついて、道の駅の子育て支援センターが大きく、担当課はこちらの基幹するところですが、大きくうたい込まれています。それ、2カ所載っています。ここまで大きく載せたならば、専任スタッフ常駐の気構えが市の方にないと、これはいけないのではないかと考えます。単にやりますよ、それは指定管理者さんに後はやってもらいますよというふうに聞こえて仕方がありません。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 まず、指定管理をいつからやるかという問題でございます。大野町は確かに早くからやっております。日進市としても、できるだけ早い方がいいかとは思いますが、基本的には来年度末から再来年度にかけて、指定管理者の選び方そのものを決めていく必要がございますし、どういう仕様でお願いしていくのか、そういうことも含めまして、手順を追って進めてまいりたいと考えております。 それから、子育ての施設としての気構えがないというお話だったんですけれども、どんなサービスをするかということは、まさに先ほど言いましたように、これから検討していく内容であります。 ただ、例えば専任スタッフは、先ほど申し上げましたように、あくまでプログラムサービスの問題でございますので、どういうプログラムを行うかということを決めた上で、では、そこにどういう人間が必要なのか、どういう人数が必要なのかということを決めていくものだと考えておりますので、今後、指定管理とも進めていきますし、また、なおかつ担当部署ともよく調整しながら、日進市全体で必要なもの、必要な人、それは必要に応じて考えてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、この4月から新設の係もございますので、そこを中心にいよいよ詰めていくという段階かと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、ちょっと確認のために、例えばモデルとしてうちがサンプルにされた大野町は、子育て支援のところだけは直営でやっていらっしゃるんですね。ですから、当然直営の職員さんが張りついているわけですが、今後、指定管理者にこの部分をお任せするとなると、経営のところからいえば、新たにそこに常駐するようなとか、あるいは相談員、専任のプロのスタッフをつけるなんていうことは、もう経費的にはあり得ないと思います。そういった意味で、むしろここだけ直営にしてもいいんではないかという考え方ができますが、その点についてはどのような構想でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 ここで、今現在は、そこを切り離して直営にするという考えは持っておりません。先ほど申し上げましたように、この場所自体を自由に使える、親子で入っていただいたり、様々自由に使える、無料で使えるエリアであります。エリアサービスとしては、場所は提供いたします。しかしながら、そこでどうプログラムを導入するかという中で、日進市ならでは事業の展開というのはあろうかと思いますが、現在のところ、それも今後の検討事項となっております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、うちに子育て支援センターが必要だということで、重点道の駅になったと聞いています。しかしながら、今、国の方は、子どもさんがほとんどいない過疎のまちも、今度道の駅を造るところがございますけれども、そこも子育て支援センターをプログラムの中に入れて、それで、今度その指定を受けたということですが、まさに国が一律のものを落としてきた中に、うちの子育て支援センターの在り方、あるいは子育ての在り方について、やはりもう少しここについては議論を深めていただきたいと思いますので、これは市長にぜひお願いをしておきます。 では、次に、3点目の道の駅の経営につき真のマーケティング調査がなされていない。東郷町で大型商業施設が開店する中、収支の分析は根本からやり直すべきだと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 既に通行量に基づいた収支分析、損益計算等々をしておりまして、基本的には日進市においては、通行量によって、収支分析等によって決めておりますので、改めてそういう分析を根本からやり直すという予定はございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 私は大変心配です。というのは、これで道の駅の収支計算ができて、数字が何万人とか何千人、1日来てというようなことが以前示されましたけれども、それはあくまで県道の通行量から換算してあるだけであって、あそこを通り抜ける人たちが、全員が道の駅に止まるなんていうことはあり得ないわけですし、今のお答えの答弁というのは、全く私は反対だと思います。 つまり、東郷町の大型施設が秋にできるわけですが、今の御答弁だと、そこに行く客層と、この道の駅の客層が違ったり、あるいは大型施設は流れが違うから、別に向こうに行く人とこっちに行く人は取り合うわけではないというふうに聞こえましたけれども、それから、むしろ人の流れが県道にできれば、道の駅にも集客になるのではないかというように聞こえましたけれども、これは本当におかしいと思うんですね。ですから、ばば根性でございますが、大変心配です。 今まで発表されているのは、何度も申し上げますが、あくまで通行量で、いわゆるマーケティングの収支分析というのは、私たちも見ていません。うまくいかなくても、これは指定管理者あるいはコンサルの責任というふうに逃げてしまうことができるんではないかというふうに思います。 モデルにするという大野町も調べてみますと、マーケティング調査はちゃんとしておられます。それは関連施設、あるいは競合施設の状況です。これ、先進事例の状況などもきちんと調査されています。 東郷町の大型商業施設、そして、うちの道の駅は近くにありますので、まさに再度マーケティング調査をしないと、後で大変後悔することになると思います。 そして、これで経営的にうまくいかなかったら、これは市長の責任になるわけです。何度も何度もこの議場でマーケティングの調査をやり直せということは指摘を受けているわけです。それで、このままいって、うまくいかなかった、収支的にうまくいかなかったと言ったら、私は市長の責任だと思います。 これはどこに、例えば指定管理あるいはコンサルに頼むにしても、まず、発注者がきちんと指示をしなければいけないわけです。市長、マーケティング調査を至急し直していただきますようにお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 今ちょうど白井議員がおっしゃっていただいてしまったんですが、まず、基本的に道の駅というところと、例えば長久手市ですとか、東郷町ですとか、日進市ですとか、大きなモールというのは機能も性格も違います。顧客も違うと思います。基本的にそこへ向かっていく施設であるのか、あるいは通過して立ち寄る施設であるのかという違いが大きな違いであると考えております。 日進市の道の駅につきましては、そういうことに左右されず、むしろそこに向かって行く車が立ち寄っていただいたりする、私は増える要因ではないかと考えております。 それからもう一点、マーケティングすべきだとおっしゃること、マーケティングそのものは、これから例えば道の駅でどんなものをどう売るのか、どんな商品を売った方が売れるのか、まさにそれは確かにどこでどんなものを売っているかというマーケティングは必要かと思います。 しかし、道の駅そのものについての経営のマーケティングというのとちょっと意味が違うかと考えております。基本的にはどういう商品を売るか、どういうものを置くかによって、日進市の道の駅がいかに魅力的なものになるかということをしていく、そういう意味でのマーケティングはあるかと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 残念ながら、私と真逆のそれは考え方ですので、何度も申し上げておきますが、ぜひ担当課におかれましては、もう一度このマーケティングについては議論いただきますように、これは至急お願いしたいと思います。 それから、最後、道の駅につきまして、今回予算に道の駅の用地の予算があります。12名の地主さんはそれぞれの御事情があります。売られたい方、貸したい方、様々だと思います。市がこれから購入に向かって進めていかれるとは思いますけれども、もし貸したい、市が借りてほしいというような場合、市が借りるという選択はあるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 これまでも何度か御答弁させていただいておりますが、日進市としては、公共施設でございますので、基本的には売っていただく、用地買収していくという方針でございます。その結果、売っていただけなければ、そのときどうするかということについては、まだ現在はっきり申し上げることはできません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) これ、今度の予算書に載ってきているわけですから、様々な情報が飛び交うわけです。駄目な場合は、つまり市が売るしか駄目だということになった場合、駄目な場合、土地収用というのは、ここの場合もそれはかかってくるのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 現在のところ、そういう考えはございません。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、ここも公のものが建つということで、土地収用法というのはかけることができるという、ちょっとお話も聞いたことがございますけれども、今、担当部長の話では、土地収用については考えていない、それは、できるけれどもやらないということでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 そのとおりでございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) これは今部長がそのように答えられた、市長もその方針でよろしいでしょうか。法的にはできるけれども、やらない。どうぞ、お答えください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部担当部長。 ◎伊藤建設経済部担当部長 先ほども申し上げましたが、現在のところ、そういう考えはありませんというお答えです。 ○議長(萩野勝) 答弁者、市長。 ◎近藤市長 今、建設経済部担当部長が申し上げた、全くそのとおりでございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 市長のお声が小さかったけれども、それで、やらないということですね。ありがとうございます。 では、3項目めの子育て施策のさらなる充実についてに入ります。 1点目の産後ケアの充実に向けてです。 お産は、いつの時代も女性の命がけで取り組むものです。お産で命を落とされる方は今の時代にもおられますが、私が大変最近ショックだったのは、国が調査した中で、お産の後、1年間のお母さんの死亡原因の調査によりますと、1番多くは産後のうつによる自殺者が102人もいたということです。さらに調査を進めれば、これ以上出てくるというふうに国の方では言っておられました。 サポートがあれば、これは救える命です。時代が変わり、実家で面倒を見てもらえることはありません。親さんが仕事、介護、御本人の体調不良等のためです。夫も現実育休が今取れません。ワンオペ、ぼっち育児がこうした自殺に若いお母さんを追い込む状況をつくります。 以前から何度もこの問題を取り上げ、本市でも少しずつ進んではきましたが、さらに多くのママが使いやすく、見落とされがちな一番大事な産後のサポートすべきことは何かお聞きをします。 産後ケアという言葉についてですが、私はこれの中に家事援助も当然含めて考えていましたが、現在国が進めていたり、補助をつけている制度は保険の側の制度です。ここに家事援助をつけないと意味がないと私は考えます。 アの日進のいわゆる産後ケアは、今まで制度としてありましたが、利用がありませんでした。この費用が高額だったと考えられますが、利用されなかった状況をどのように検証されたのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 産後ケア事業の利用がなかった理由につきましては、子育て世代包括支援センターのコーディネーターを始めとした保健師が、産後支援を必要とする可能性のある方々に妊娠期から丁寧に関わり、訪問や電話相談など必要な相談支援を行ったことにより、御本人の希望どおり在宅にて育児をすることができたものと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) では、行政的にはこの値段は安いと言われても、当事者には大変負担になると思いますが、対象となる産婦さんたちにアンケートを取り、今までの制度の検証・分析をするべきですが、いかがでしょうか。 それから、こういったことにうちの日進で足りない子育て応援チケットを作る必要があると考えますけれども、まちなかの実家として家事援助を含む子育て応援チケットこそ必要ですが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、健康福祉部参事。 ◎小塚健康福祉部参事 私の方から前半の部分をお答えいたします。 この産後ケアの費用につきまして、必要な方に制度をお勧めする中で、費用負担が支障となり、サービス提供につながらなかったとの声は聞いておりませんが、より利用しやすい制度とするため、次年度については、費用負担を軽減することといたしました。 今後とも、様々なサービスを進めていく中で、妊婦さん、産婦さんの声をよくお聞きし、近隣市町の状況等も踏まえ、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 次に、答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 それでは、子育て応援チケットについてお答えします。 他自治体で実施しております家事援助等で使用できる子育て応援チケットにつきましては、気軽に家事援助が受けられるための産後対策としては有効な手法であります。 本市としましては、現在様々な事情により、地域社会から孤立しがちな子育て家庭等に対しては、必要な支援の提供に努めるため、まずは養育支援事業の段階的な拡充を検討しております。 子育て応援チケットの導入については、国の実施状況等を注視するとともに、他市町の動向についても調査・研究してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 次に、子どもの条例の関係ですけれども、本市では、例えば子どもの権利条約のところに常設型の相談窓口が、例えば多治見市では土日もやっていたり、祝日も対応していたり、子ども専用ダイヤルやフリーダイヤル、メール等に対応したりしています。ぜひこの辺の足りない分、条例改正をお願いしたいと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、こども福祉部長。 ◎伊東こども福祉部長 本市におきましては、家庭相談員が未来をつくる子ども条例に規定する子どもの権利侵害からの救済に関する常設型の相談窓口として対応ができており、権利擁護専門の相談窓口を設置する予定はございません。 なお、子どもたちがいつでも気軽に相談できるLINEなど、SNSを活用した相談機能につきましては、他市町の事例等を参考に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 最後に、防災の関係で、防災会議の委員に女性が1名しかいない点は大変問題です。うちでは35%目標で、28名の中に1人ということは問題ですが、この点いかがでしょうか。そして、地域女性団体、今まで入っておられましたが、今は入っておられないこの理由は何でしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 防災会議の委員でございますが、対策基本法の規定によって愛知県の防災会議の組織の例に準じており、県、警察、市教育委員会等を委嘱しているところでございますが、組織の人選や人事等に左右されるため、安定した女性の委員の推進を受け続けることができておりません。 女性の増加には、各組織において女性登用が進むことが必要となりますが、今後も引き続き女性の委員の推薦について関係機関に協力を求めてまいります。 また、現時点においても、必ずしも団体の長に委嘱することを前提としているわけではございません。各団体から女性の委員として推薦いただければ、委嘱させていただくことができますので、女性委員の推進について、各関係機関に協力を求めていきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 答弁漏れで、地域女性団体が今まで入っていたのが今回入っていませんが、これはなぜでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 先ほどの答弁の中の、私ども、今、愛知県の防災会議の組織の例に準じて組織をつくって委嘱をしているということで、入っていないということでございます。 ○議長(萩野勝) 白井議員。 ◆3番(白井えり子) 今まで入っておられましたのに、大変疑問に思います。それと、県ではなく市単位で防災を考えていかなければいけないので、ぜひ次年度から地域女性団体連絡会の方にもお入りいただきますように要望しておきます。 以上で、ちょっと飛ばして申し訳ありませんでしたが、終わります。 ○議長(萩野勝) これにて白井えり子議員の質問を終わります。 次に、福安淳也議員の発言を許します。     〔18番 福安淳也登壇〕 ◆18番(福安淳也) 議長のお許しを頂戴しましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。 私は、議員は知恵を出して何ぼと思っておりますので、今回も幾つか提案を用意してきました。どうぞよろしくお願いいたします。 まず最初に、市内の開発についてお伺いいたします。 ただいま、香久山西部地区においてダイナミックな開発がなされており、近隣市町の議員さんが見学に来るほど話題となっているところでございます。 では、お伺いいたします。 宅地の開発は、現在の区画整理地区以外にも予定されているのでしょうか。
    ○議長(萩野勝) ただいまの福安淳也議員の質問に対する答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 現在進行中の赤池箕ノ手地区、香久山西部地区以外には、日進駅西地区、北部地区、折戸鎌ケ寿地区の3カ所の施工を計画しておりますが、それ以外は現在ございません。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) 現在計画中の事業は3地区あるということですが、神奈川県の藤沢市にFujisawaサスティナブル・スマートタウンという、パナソニックが施工する区画整理や、トヨタ自動車の富士でのコネクティッド・シティのような先進的なまちづくりの手法に取り組むことを検討してみませんでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、建設経済部長。 ◎志水建設経済部長 貴重な御意見、御提案、ありがとうございます。 この先進事例につきましては、太陽光発電や自動運転、インフラの地下化やAIの活用など、参考にすべき事項は多くございますので、この取組が可能かどうかについては、今後研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) 2012年から始まりましたFujisawaサスティナブル・スマートタウン構想は、8年間かけて既に進められてきた事業でございます。どうぞ調査・研究なさってください。 例えば、昨日から耳にたこができるほど出てきております東部企業団地という言葉なんですが、国もスーパーシティ構想を推進していることもありますので、単なる企業団地としての開発ではなく、一歩進んだ夢のある企業団地を目指していただきたいと考えております。 次の質問に移ります。 昨年度より、日進市議会におきましても、グループウエアを導入しまして、議会内での連絡方法も日々進化してきております。 それでは、質問いたします。 市役所内での連絡ツールについて、何か特別なものを利用されておりますでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 市役所内の連絡ツールにつきましては、電話や電子メールといった一般的なものに加えて、地方公共団体専用のコンピューターネットワークでありますLGWAN環境内で利用されるグループウエアと言われるシステムを利用しております。 このグループウエアでは、行政機関内の電子メールの送受信に利用しているほか、職員向けの連絡事項などを掲載できる掲示板機能、スケジュールを共有・確認し、会議日程の調整ができるスケジュール管理機能、簡単な内容を伝達できる伝言メモ機能、また、電子会議室機能などを備えております。 また、スケジュール管理機能を応用し、会議室や公用車、備品等の使用状況や空き状況を管理・予約できる予約管理システムとしても利用しており、市役所内の連絡・情報共有手段の一つとして有効に活用しております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) それでは、最近民間企業に普及が進んできております連絡情報ツールでビジネスチャットと言われる種類のものがありますが、自治体向けにLGWANに対応した製品も発売されたと聞いております。 本市、日進市においても導入を検討してみてはどうでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 ビジネスチャットとは、主に業務連絡、業務上のコミュニケーションのための利用が想定されたチャット用のツールやサービスの通称と言われております。 ビジネスチャットは、グループチャットの形式を取り、複数名がリアルタイムに情報を共有しつつ、指示、確認できる手段として利用されることが多いと聞いております。 個人向けのチャットツールに比べて、グループの細分化、メンバー管理や他のビジネス向けのサービスとの連携が容易であり、セキュリティも高いこと、さらには、スマートフォン等の携帯端末を利用することにより、社外にいるメンバーを含めた情報共有が素早くできることなどから、民間企業での普及が進んでおります。 一方で、自治体におきましては、ネットワークの強靱化を図るため、インターネットと直接接続できないLGWAN環境が構築されており、ビジネスチャットの利用が難しい環境にございました。 しかしながら、昨年11月、LGWAN環境でも利用できる自治体向けの製品が発売されたところでございますので、今後、費用対効果を含め、ビジネスシャットの活用について調査・研究を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) 民間企業に先行導入されておりましたRPAの市役所業務への導入に対する予算化は大変うれしく思っております。 同様に、民間企業で普及の進んでいるこのビジネスチャットは、RPAに匹敵する業務効率の向上があると聞いております。業務効率の向上は住民サービスの向上につながると考えております。 また、縦割り行政と言われがちな市役所の業務でございますが、ビジネスチャットの利用の方法によっては、横のつながりの強化が期待できると思います。費用対効果を調査・研究していただいて、導入を御検討ください。 次に移ります。 広報についてお伺いいたします。 ソーシャルネットワークサービス、SNSというやつです、を利用した広報をされていると思いますが、どの方法を利用されていますか。また、その他の方法はされないのでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 SNSを使った広報につきましては、現在、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブの3つを利用しております。 フェイスブックでは、ユーザー層が幅広いため、まちの話題などを、ツイッターでは、拡散性が高いため、くるりんばすの運行状況などを、ユーチューブでは、動画を投稿し、文字では伝えられないものを中心に発信するなど、それぞれの特徴を生かし、効果的な情報の発信に努めているところでございます。 なお、現時点ではその他のSNSを利用する予定はございませんが、今後もSNSの広報効果や利用者の属性などを踏まえ、より効果的な方法がないか、研究させていただきたいと思います。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) SNSのほかにも様々な方法で市政情報の広報を行っていると思います。市民の利用状況をどう把握していらっしゃいますでしょうか。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 広報の利用状況につきましては、市民意識調査で市政情報の入手によく利用する情報媒体を確認させていただいております。 平成30年度の調査では、広報にっしん、広報紙が87.6%、回覧板が42.0%、新聞が17.5%、市のホームページが14.0%、口コミが9.0%、にっしんテレビが3.8%、市フェイスブックページが0.6%などとなっております。 広報にっしんの利用割合が極めて高く、市政情報の入手先として定着している一方で、にっしんテレビや市フェイスブックページの利用割合は低く、市政情報の入手先としては十分に活用されていないというのが現状と捉えております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) それでは、ただいま利用割合が低い手法の一つであります、にっしんテレビについてお伺いいたします。 にっしんテレビの次年度以降の展望をお尋ねいたします。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 にっしんテレビにつきましては、現在、10分番組を1日号と15日号の月2本、年間24本制作し、ケーブルテレビで放送するとともに、ユーチューブで公開しておりまして、800万円程度の経費がかかってございます。 こうした中、本年度の外部評価におきまして、広報活動の推進について評価を行いました。 評価の結果でございますが、にっしんテレビに関しては、市民の皆様の市政情報の入手先として利用割合が低いこと、また、番組を最後まで見ていただいている方が非常に少ないことなどから、廃止も含めて検討し、動画という媒体をより有効に活用できるのであれば、内容次第では継続することという答申をいただいております。 今後は、外部評価の結果も踏まえ、費用対効果を見極めながら、廃止も含め、見直しを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) 廃止も含め、見直しを検討していくという御答弁がございました。800万円を使って3.8%という数字から費用対効果を考えますと、早急に見直すべきと思います。 具体的にいつからどのように見直していこうと考えているのか、今後の予定をお聞かせください。 ○議長(萩野勝) 答弁者、企画部調整監。 ◎辻企画部調整監 にっしんテレビにつきましては、近年スマートフォンなどで視聴される方も多いため、まずは、ニュースを中心とした5分間の番組に切り替えるとともに、月1本の制作とすることで費用を抑えていきたいと考えております。 その後、変更後の利用状況などを踏まえつつ費用対効果を勘案し、ケーブルテレビ局が番組の再編成を行います秋頃に向けて、存廃についての判断を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(萩野勝) 福安議員。 ◆18番(福安淳也) 今現在、日進市議会では、広報広聴の在り方について見直しをしようという議論が活発になってきております。 今回の質問は、市の広報の在り方について幾つか伺ったわけでありますが、まさしく費用対効果をよく見極めた上で、鷹の目、アリの目を持って御判断していただきたいと思います。 最後に、本日御答弁いただいた志水部長、長い間のお勤め大変お疲れさまでございました。そして、2年間お世話になりました辻企画部調整監、ただいまの御答弁が議場で最後のお仕事になるのかどうかは計り知れませんが、お疲れさまでございました。そして、ありがとうございました。 御両人の今後の御活躍、御健勝を祈念申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(萩野勝) これにて福安淳也議員の質問を終わります。----------------------------------- ○議長(萩野勝) 以上で本日予定された質問者は全部終わりました。よって、本日の日程は全部終了しました。 来る3月2日は午前9時30分から本会議を開きます。 本日はこれにて散会します。     午後2時24分 散会...