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  1. 豊明市議会 2018-12-01
    平成30年12月定例月議会(第5号) 本文


    取得元: 豊明市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    トップページ 検索結果 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成30年12月定例月議会(第5号) 本文 2018-12-06 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 156 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長杉浦光男議員選択 2 : ◯7番(宮本英彦議員選択 3 : ◯議長杉浦光男議員選択 4 : ◯1番(富永秀一議員選択 5 : ◯議長杉浦光男議員選択 6 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 7 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 8 : ◯議長杉浦光男議員選択 9 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 10 : ◯議長杉浦光男議員選択 11 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 12 : ◯議長杉浦光男議員選択 13 : ◯1番(富永秀一議員選択 14 : ◯議長杉浦光男議員選択 15 : ◯教育部長小串真美君) 選択 16 : ◯議長杉浦光男議員選択 17 : ◯1番(富永秀一議員選択 18 : ◯議長杉浦光男議員選択 19 : ◯教育部長小串真美君) 選択 20 : ◯議長杉浦光男議員選択 21 : ◯1番(富永秀一議員選択 22 : ◯議長杉浦光男議員選択 23 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 24 : ◯議長杉浦光男議員選択 25 : ◯1番(富永秀一議員選択 26 : ◯議長杉浦光男議員選択 27 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 28 : ◯議長杉浦光男議員選択 29 : ◯1番(富永秀一議員選択 30 : ◯議長杉浦光男議員選択 31 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 32 : ◯議長杉浦光男議員選択 33 : ◯1番(富永秀一議員選択 34 : ◯議長杉浦光男議員選択 35 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 36 : ◯議長杉浦光男議員選択 37 : ◯1番(富永秀一議員選択 38 : ◯議長杉浦光男議員選択 39 : ◯行政経営部長(藤井和久君) 選択 40 : ◯議長杉浦光男議員選択 41 : ◯1番(富永秀一議員選択 42 : ◯議長杉浦光男議員選択 43 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 44 : ◯議長杉浦光男議員選択 45 : ◯1番(富永秀一議員選択 46 : ◯議長杉浦光男議員選択 47 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 48 : ◯議長杉浦光男議員選択 49 : ◯1番(富永秀一議員選択 50 : ◯議長杉浦光男議員選択 51 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 52 : ◯議長杉浦光男議員選択 53 : ◯1番(富永秀一議員選択 54 : ◯議長杉浦光男議員選択 55 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 56 : ◯議長杉浦光男議員選択 57 : ◯1番(富永秀一議員選択 58 : ◯議長杉浦光男議員選択 59 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 60 : ◯議長杉浦光男議員選択 61 : ◯1番(富永秀一議員選択 62 : ◯議長杉浦光男議員選択 63 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 64 : ◯議長杉浦光男議員選択 65 : ◯1番(富永秀一議員選択 66 : ◯議長杉浦光男議員選択 67 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 68 : ◯議長杉浦光男議員選択 69 : ◯1番(富永秀一議員選択 70 : ◯議長杉浦光男議員選択 71 : ◯教育部長小串真美君) 選択 72 : ◯議長杉浦光男議員選択 73 : ◯1番(富永秀一議員選択 74 : ◯議長杉浦光男議員選択 75 : ◯教育部長小串真美君) 選択 76 : ◯議長杉浦光男議員選択 77 : ◯1番(富永秀一議員選択 78 : ◯議長杉浦光男議員選択 79 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 80 : ◯議長杉浦光男議員選択 81 : ◯1番(富永秀一議員選択 82 : ◯議長杉浦光男議員選択 83 : ◯市長(小浮正典君) 選択 84 : ◯議長杉浦光男議員選択 85 : ◯1番(富永秀一議員選択 86 : ◯議長杉浦光男議員選択 87 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 88 : ◯議長杉浦光男議員選択 89 : ◯1番(富永秀一議員選択 90 : ◯議長杉浦光男議員選択 91 : ◯議長杉浦光男議員選択 92 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 93 : ◯議長杉浦光男議員選択 94 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 95 : ◯議長杉浦光男議員選択 96 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 97 : ◯議長杉浦光男議員選択 98 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 99 : ◯議長杉浦光男議員選択 100 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 101 : ◯議長杉浦光男議員選択 102 : ◯教育部長小串真美君) 選択 103 : ◯議長杉浦光男議員選択 104 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 105 : ◯議長杉浦光男議員選択 106 : ◯教育部長小串真美君) 選択 107 : ◯議長杉浦光男議員選択 108 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 109 : ◯議長杉浦光男議員選択 110 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 111 : ◯議長杉浦光男議員選択 112 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 113 : ◯議長杉浦光男議員選択 114 : ◯経済建設部長相羽喜次君) 選択 115 : ◯議長杉浦光男議員選択 116 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 117 : ◯議長杉浦光男議員選択 118 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 119 : ◯議長杉浦光男議員選択 120 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 121 : ◯議長杉浦光男議員選択 122 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 123 : ◯議長杉浦光男議員選択 124 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 125 : ◯議長杉浦光男議員選択 126 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 127 : ◯議長杉浦光男議員選択 128 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 129 : ◯議長杉浦光男議員選択 130 : ◯市民生活部長石川晃二君) 選択 131 : ◯議長杉浦光男議員選択 132 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 133 : ◯議長杉浦光男議員選択 134 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 135 : ◯議長杉浦光男議員選択 136 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 137 : ◯議長杉浦光男議員選択 138 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 139 : ◯議長杉浦光男議員選択 140 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 141 : ◯議長杉浦光男議員選択 142 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 143 : ◯議長杉浦光男議員選択 144 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 145 : ◯議長杉浦光男議員選択 146 : ◯健康福祉部長加藤育子君) 選択 147 : ◯議長杉浦光男議員選択 148 : ◯3番(郷右近 修議員) 選択 149 : ◯議長杉浦光男議員選択 150 : ◯議長杉浦光男議員選択 151 : ◯16番(月岡修一議員) 選択 152 : ◯議長杉浦光男議員選択 153 : ◯市長(小浮正典君) 選択 154 : ◯議長杉浦光男議員選択 155 : ◯16番(月岡修一議員) 選択 156 : ◯議長杉浦光男議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時開議 ◯議長杉浦光男議員) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配付をいたしました議事日程表に従い会議を進めます。  日程1、一般質問に入ります。  宮本議員。 2: ◯7番(宮本英彦議員) 昨日、私の一般質問の中で、一部不適切な発言がありましたので、議長に内容の精査をお願いし、訂正をお願いいたします。 3: ◯議長杉浦光男議員) 後刻、会議録を調査の上、適当な処理を講じます。  一般質問、最初に、1番 富永秀一議員、登壇にて質問願います。 4: ◯1番(富永秀一議員) 皆さん、おはようございます。  それでは、通告に従いまして、登壇での一般質問を始めます。  ことしも大きな地震があり、被害が出ました。6月には大阪府北部地震で5名の方が亡くなり、9月には北海道胆振東部地震で41名の方が亡くなりました。そして、最悪の場合、32万3,000人もの方が亡くなると予想されている南海トラフ地震は、今から30年以内の発生確率が70%から80%と、ことしになって確率が高く見直されました。  前回の昭和東南海、南海地震が南海トラフ地震としては小規模だったため、次の間隔は短くなるのではないかという考え方が有力になったためです。中規模だった安政地震の後の間隔が90年だったため、既に昭和東南海地震からあすでちょうど74年、南海地震からも間もなく72年となることを考えると、まさにきょう起きてもおかしくない状況と言えます。  しかし、もし南海トラフ地震につながる前兆現象の疑いがある異変が起きても、以前のように東海地震に対する注意情報や予知情報などが発表されることはなくなりました。去年の11月からは、出されるのは臨時の南海トラフに関連する情報となり、情報が出た場合にどんな対応をするかは各自治体に任されたため、ちょうど去年の12月定例月議会で、当市としてはどのような対応をするのか質問いたしました。  そのときは、マニュアルなどはつくっておらず、国がいずれ出すというガイドラインができてから策定すると、あと、地域防災会議で情報の収集伝達、市民への呼びかけ、庁内会議の開催、施設点検、発災後の応急対策の確認といったことをしていくという答弁でした。  その後、中部の経済界は、臨時の情報が出た場合の企業の対応について、無期限に事業活動を抑えるのは市民生活への悪影響が大きく、むしろ無責任であるとして、市民生活への支障が最小限となるよう、極力通常どおりの事業活動を行うことが望ましいとしました。  ただし、各企業は、あらかじめ用意した警戒体制を発動し、従業員や客の安全には最大限の対策を講じるという結論を出しました。  また、中央防災会議のワーキンググループは、大地震の前兆と疑われる異常現象を3つのケースに分け、リスクの高さによって、大まかに自治体に求められる対応を示しました。具体的には、1つ目が半割れと言われる東側だけとか、西側だけとか、片方でマグニチュード8クラスの大地震が発生した場合、2つ目が一部割れと言われる想定震源域のどこかでマグニチュード7クラスの地震が発生した場合、3つ目がゆっくり滑りと言われるプレート境界がゆっくりずれる状態がこれまでと違った様子で加速してきたとか、範囲が広がってきたといった場合です。  半割れの場合、全世界で1900年以降に起きたマグニチュード8以上の地震96事例のうち、隣接地域で同規模の地震が発生した例が3日以内が10事例、3年以内が38事例ということで、かなりの確率で起きています。昭和東南海、南海地震も2年後ですから、これに当たります。そういうこともあり、半割れの場合は、特に津波が心配される地域では避難勧告や避難指示も検討する必要があるなど、自治体にも具体的な対応を求めるべきであろうとされています。  一部割れの場合、全世界で1900年以降に起きたマグニチュード7以上の地震1,368事例のうち、同じ地域で同規模以上の地震が発生した例が3日以内が24事例、3年以内が56事例ということです。
     東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災を起こした地震の場合がそうでしたが、世界的な事例としては半割れほどは多くないということで、住民や企業は、地震への備えを再確認するなど警戒を強めるということで、避難については、自主的に避難する方は避難するということで、自治体に対しては、そうした方のための避難所の確保などが求められます。  ゆっくり滑りの場合、これが以前の東海地震対策において予知が可能であるとされていた現象の1つですが、事例が少なく、また、シミュレーションでは、地震発生前にゆっくり滑りが起きる場合も起きない場合もあり、住民や企業は、警戒レベルを上げながら気象庁などが出す情報に注意するといったことにとどめられています。  こうした動きを受けて、当市としては、臨時の情報が出た場合にどのような対応をするのか、詳細については、政府が来年度中にも策定する方針というガイドラインを参考にすることになると思われますが、臨時の情報はきょう出るかもしれません。市内の小中学校については、市内の多くの各学校のウエブサイトで対応を示していますが、市民生活への影響が大きい保育所や公共交通、公共施設の窓口の対応、避難所開設の準備はするのか、ため池の事前落水はするのかなどについては、あらかじめ大まかに決め、市民にも示しておく考えはないか伺います。  次です。  3年前の12月定例月議会以来、これまで何度か取り上げてきました防災タイムラインについてです。  いよいよことし6月から、台風の接近上陸に伴う洪水を対象とした避難勧告の発令等に着目したタイムラインの本格運用が始まりました。境川を初め県内28ある水位を公表している河川について、関連各自治体版のタイムラインが作成、公表されていますが、矢作川圏域の他市のタイムラインが1ページにも満たないところが多い中、豊明市だけは3ページにもわたっていて、非常に充実していました。早くから準備を進めてきて、試験的な運用もしてきた成果だと思います。  しかし、立派なタイムラインも、しっかり運用できてこそ意味がありますし、これで完成ということはなく、運用しながら調整していくものでもあります。  この夏から秋にかけて、この地方には3つの台風が接近しましたし、もしかすると、この地方に近づくかもしれないといったレベルの台風だと、もっと多くありました。  そこで、実際にタイムラインを運用することで、効果的だった点、課題が出た点はあったか伺います。  また、特に影響が大きかった台風24号の接近前ですが、タイムラインでは72時間前から、必要に応じ各ため池の巡視及び排水を行うことになっています。そこで、恐らく一番水位が下がっているであろう最接近の前日に三崎池に行ってみました。  画像1をお願いします。  余り下がっていないように見えたので、次、お願いします。  池の水が多くなったときに水が出ていく、余水吐きとか余水吐けと呼ばれるところに行ってみると、溝が切ってあるところから水が出ています。これは水位が下がっていないとしか言いようがないと思います。  次、お願いします。  また、ごみが流れていかないようにするスクリーンにもごみがかかっている状態でした。  別の池も見てみようと、池のすぐ下に住宅がある道池に行ってみたところ、次、お願いします。  やはり余り下がっていないように見えます。  次、お願いします。  別の角度からですが、やはり水位が十分に下がっているとは言えない状態です。  そして、台風が行った翌日、三崎池に行ってみますと、次をお願いします。  やはり心配したとおり、道路まで水があふれていた跡がはっきり残っていました。  次、お願いします。  道路の中央線であったり、反対側にも枯れ草が引っかかったような状態で残っていて、かなり勢いよく水が流れ出ていた形跡があります。  次をお願いします。  東海豪雨のときには、余水吐きから大量の水が出て、つながっている配水管からあふれて、三崎小学校の屋内運動場が水浸しになって、床を張りかえる事態になったわけですが、これの左側がその三崎小学校ですけど、今回、そこまでは至らなかったとはいえ、事前に十分に池の水位を下げておくという運用がされていなかったように見えましたが、実際にはどのような運用がされているのでしょうか。  3つ目です。  プラスチックは、軽くてさまざまな形に成型しやすく、また、劣化しにくく便利な素材ですが、今、そうしたプラスチック製のごみによる海洋汚染が世界的に問題になっています。特に、使い捨てにされているプラスチックが多いのですが、ポイ捨てされたり、風に飛ばされたりしたプラスチックがやがて川や海に流れていき、魚やウミガメ、イルカなどの海洋生物が誤って食べてしまうという例が多く発生しています。食用にする魚が食べたプラスチックは人間が食べることもあり得ますし、食塩から見つかったり、蜂蜜から見つかったり、ビールから見つかったり、水道水から見つかったりもしています。  東京農工大の研究チームは、東京湾でカタクチイワシ64匹を採集して消化管を調べたところ、およそ8割となる49匹の消化管から合計150粒のマイクロプラスチックを見つけたとのことです。マイクロプラスチックというのは、5ミリ以下の小さなプラスチックのことです。  カタクチイワシというとニボシなどとして使われますが、家畜の餌にも使われますから、肉を食べていれば安心とは限らないとも言えます。どんな食事をするかにもよりますが、多いと年間1万個のマイクロプラスチックをとっているのではないかという試算もあります。  プラスチックごみは、当然食用にはつくられていません。プラスチック製品にはさまざまな添加材が使われていることが多いのですが、その中には、いわゆる環境ホルモンと呼ばれる体内で女性ホルモンのような働きをするものであったり、神経毒性があったり、甲状腺を攪乱する作用があったりするものもあります。こうした成分は、魚などに吸収されて油分に蓄積される可能性もありますから、丸ごと食べなければ安心とも言えません。  そうしたプラスチックごみが海に流されているため、どんどん累積していって、2050年には海のプラスチックの量が魚の量を超えるとまで言われています。  そこで、世界的にプラスチック製品、特に使い捨てのものを減らそうという機運が急速に高まっています。  当市において、プラスチックごみに関係する施策としては、レジ袋の有料化を10年前から実施していますが、レジ袋については、国が有料化を検討しています。環境省では、スーパーやコンビニなどの小売業を対象に、2020年度以降の義務化を目指していて、2030年までに使い捨てプラスチックの排出量を25%減らす目標とのことです。もっと早くすればいいのにと思いますけれども、ともかくレジ袋は国が規制するとして、そのほかの対策として、公共の場所へのプラスチック製品のポイ捨ての禁止や、アメリカのシアトル市のように使い捨てのプラスチック製ストローやスプーン、フォークなどの無料配布の禁止などを定めた条例を策定してはいかがでしょうか。  さらに、プラスチックごみの排出を実効性を持って抑えるためには、実際に環境中に多く出ていってしまっているものを規制することが有効であると考えられます。  四日市大学が伊勢湾の海岸で行った調査で、最も多かったマイクロプラスチックは、肥料が少しずつ溶けていくようにしてあるカプセルだったとのことから、既に環境中で分解されていく生分解性のカプセルもあるそうですが、さらなる技術開発や普及を待ち、3年から5年後以降、生分解性でないプラスチックカプセルを使用した肥料の販売や使用を規制する内容であったり、環境ベンチャー企業が行った河川での別の調査では、人工芝のかけらがマイクロプラスチックの23%で最も多かったとのことですから、人工芝を使用している施設に排水口に目の細かいメッシュの設置と、降雨前後の清掃を義務づけるといった内容も有効であると思われます。  一自治体の取り組みがほかの自治体や国単位の動きにつながったり、業界の対策を促したりする例はこれまでもあります。例えばアメリカ、カリフォルニア州が始めた自動車の排ガス規制が全米に広がり、世界の自動車メーカーを動かした例は有名です。  当市も先陣を切って条例を制定する考えはありませんでしょうか。  最後の4件目は、認知症の方が歩き回っているうちに事故を起こした場合の賠償責任保険に公的支援をです。  認知症の方が、一般に言う徘徊ですが、ひとり歩きをしているうちに電車に接触するなどの事故を起こし、多額の賠償金を請求されることがあります。2007年に大府市で起きた事例では、およそ720万円を請求され、一審、二審では賠償を求める判決が出ました。最高裁では、家族が要介護の状態であったこともあって逆転し、家族に賠償責任はないとされましたが、一審、二審で確定していたり、あるいは家族が健常であれば実際に賠償金を支払わなくてはならなくなっていた可能性はあります。  そこで、こうした場合に備えた民間の賠償責任保険の費用を自治体が負担する制度を設けるところが出てきています。近隣では、大府市や阿久比町などで導入され、名古屋市も検討中とのことです。補償額は1億円から3億円、保険料は年間1,000円台から1万円程度で、医師の診断や認知症の方を見守る組織への登録などを条件に数十から数百人を対象にするケースが多いようです。  超高齢化社会に向けて、認知症の方の増加が予想され、老老介護となる世帯もふえている中、家族の安心のためにも賠償責任保険を市が負担する制度を導入する考えはないでしょうか。  以上で、壇上での質問を終わります。 5: ◯議長杉浦光男議員) 答弁を願います。  石川市民生活部長。 6: ◯市民生活部長石川晃二君) それでは、市民生活部より1項目めと2項目めについて回答申し上げます。  南海トラフ地震に関連する情報、臨時の情報が出た際の対応の検討状況はということで、お答えいたします。  国の中央防災会議は、昨年9月末に、南海トラフ地震について確度の高い予測は困難であるとし、大規模地震対策特別措置法に定める警戒宣言等の代替策として、南海トラフ地震に関連する情報の運用を開始しました。この情報は、南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合などに発表されるものでございますが、情報が気象庁より発令されますと、内閣府では関係省庁災害警戒会議を踏まえ、被害が予想される地域の住民に対し地震への備えについて呼びかけを行うこととされています。  その中で、中央防災会議の防災対応ワーキンググループは、本年11月13日に、南海トラフ沿いの異常な現象に関する評価基準検討部会の報告、これ、中間報告になりますが、発表いたしました。  評価基準では、大規模地震が発生する場合の可能性が高い順に、半割れケース、一部割れケース、ゆっくり滑りケースと……。              (一部半割れだなの声あり) 7: ◯市民生活部長石川晃二君) 失礼しました。一部半割れケース、ゆっくり滑りケースと、3つのレベルが示されたものでございます。  ワーキンググループでは、評価基準の検討に資する議論が行われたもので、現時点での科学的知見をもとに取りまとめられ、今後の調査研究の進展を踏まえ、適切に見直しが行われる必要があると中間報告のまとめでは報告されております。  本市では、南海トラフ地震に関連する情報が発令された場合の取り扱いについてのマニュアルは、国の動向が定まっていないこともあり作成しておりませんが、現時点では、災害対策本部で全ての業務の継続か停止かにについて判断し、対応していくという考えでございます。  常に市民の皆様へ必要な情報の提供や地震への備えについて呼びかけなどを行っていき、国のガイドラインがしっかりできた段階でマニュアルを作成していきたいというふうに考えております。  続きまして、2項目めのタイムラインの運用状況はについてお答えいたします。  ことしの夏の台風襲来時には、台風の接近、上陸に伴う洪水を対象とした避難勧告の発令等に着目したタイムラインに基づき、事前防災行動をとりました。例えば、すぐメール登録者に対し注意喚起のメール送信、境川近くの高齢者グループホームの施設管理者に対し台風情報を適宜伝達、避難所準備・高齢者等避難開始命令までに市内12カ所の避難所の開設をすることができたものと思っております。  事前防災行動を時間軸に沿って列記しておくことで、防災行動の抜け、漏れ、落ちを防止することができますので、ことしの連続して発生した台風対応には有効に活用できたというふうに思っております。  以上です。 8: ◯議長杉浦光男議員) 答弁を。  相羽経済建設部長。 9: ◯経済建設部長相羽喜次君) それでは、経済建設部のほうから1問目、2問目の一部と3問目について御回答させていただきます。  まず、1問目の南海トラフ地震に関連する情報が出た際の対応の検討状況はの中で、ため池の事前落水はするのかという件でございます。  ため池に関しましては、南海トラフ地震に関する情報が発表された場合の対応として、現時点ではため池の事前落水に関する検討は行っておりません。  しかし、今後は、議員も質問の中にありましたように、国のガイドラインができれば、そのガイドラインに従って検討してまいります。  続きまして、2問目のタイムラインの運用状況の中で、先ほど写真のとおり幾つかの池の十分な落水がされてなかったという件でございます。  台風24号の際の対応につきましては、2日前にため池のパトロールを行いました。そして、ため水の落水を行いましたが、落水量が少なかったため池もあり、御心配をおかけしました。  現在、調整機能を持つため池につきましては、豊明市防災気象情報の雨量予測や、台風の進路を考慮して、事前に水位を下げるような運用を行っております。しかしながら、ため池につきましては、利水機能や景観等の特性も備えております。そのような中で、予測雨量や台風の進路等を考慮しつつ、状況を見ながら事前落水を行っているため、今回、落水量が少ないというようなことだったのかなというふうに思っております。  今後、十分な事前落水ができるように、ため池所有者や地元の水利権者等の調整を図り、諸条件の整備を行って、管理運用ができるようにしたいと考えております。  続きまして、3問目のプラスチックごみ問題の対応についてでございます。  プラスチックはとても便利で安価な素材であり、私たちの生活に欠かせないものとなっております。その反面、プラスチック製品は完全に自然分解するのに1,000年以上かかるという研究もございます。海に流れ込んだプラスチックがいわゆる生物や環境に深刻な影響を起こしていることは、最近よく報道でも知ることとなっております。  さて、公共の場所へのプラスチック製品のポイ捨てについてでございますが、既に本市につきましては、空き缶等のごみポイ捨て及びふん害の防止に関する条例を定めておりますので、現在のところ、新たな条例を制定することは考えてはおりません。また、使い捨てプラスチック製のストローなどの無料配布の禁止についても、現在、大手の飲食業──飲食企業でございますが──を中心に取り組みが進んでおります。海洋プラスチック憲章などの国際的な枠組みも進んでいることは理解をしております。  ただ、海洋プラスチック憲章につきましては、日本につきましては、社会に与える影響が現段階ではわからず署名をしてないというのが現状ということも認識をしております。そのため、今すぐに条例等により禁止することは考えておりません。  以上でございます。 10: ◯議長杉浦光男議員) 加藤健康福祉部長。 11: ◯健康福祉部長加藤育子君) 健康福祉部からは、認知症の方が歩き回っているうちに事故を起こした場合の賠償責任保険に公的支援をということについて回答させていただきます。  大府市などは、認知症の方の起こした事故に対して家族らが損害賠償を求める場合に備え、民間保険を利用した公的支援事業を行っています。導入されている自治体の多くは、対象者を徘徊高齢者見守りネットワークなどの事前登録者に限っており、予算規模も数十万円程度で行っているとのことです。近隣自治体に確認したところ、大府市、阿久比町に加えて、近隣では名古屋市、瀬戸市、刈谷市で今後導入を検討されているとお聞きしております。  今後、認知症高齢者は多く増加していき、こういったニーズはますます高くなっていきますが、民間の損害賠償保険に年間2,000円程度で加入できる状況です。まずは民間保険を利用した損害保険の加入を公的に支援すべきかどうか、公的に支援を行う必要がある場合はどのような制度とするか、先進自治体や近隣の動向を見ながら研究してまいりたいと思います。  以上です。 12: ◯議長杉浦光男議員) 一通り答弁は終わりました。  再質問がありましたら、挙手願います。  富永秀一議員。 13: ◯1番(富永秀一議員) 御答弁ありがとうございました。  まずは、南海トラフ地震に関連する情報が出た場合の対応から再質問してまいります。  まずは、学校についてからなんですけれども、栄中学校がウエブで公開しております保護者の皆さんへの文書というものがありまして、これが結構詳細に書いてありました。それを見ますと、南海トラフ地震に関連する情報(臨時)が発表された場合は、授業は行いませんと。(1)生徒が在宅中に発表された場合は休校とします。(2)生徒が登下校中に発表された場合は、教職員が巡回し、速やかに帰宅するよう指導します。ただし、状況によっては学校または最寄りの避難場所に避難します。(3)生徒が在校中に発表された場合は、授業、部活動等を中止し、速やかに教職員の指導のもと下校させますということで、具体的には、ア、生徒を誘導の上、運動場に避難させます。イ、教職員は学級人数を確認し、速やかに下校させます。ウ、教職員は生徒が安全に下校できるよう緊急時の下校配置につくとともに、学区内を巡視しますということで、配置場所は次の12カ所ですということで、その場所を交差点名などまで書いてあります。  臨時の情報が出たタイミングによってどうするか、具体的に書いてあるんですけれども、以前はざっくりと臨時の情報だったんですけども、先ほどもちょっとお話が出てましたように、今、かなり詳細に分けられています。  半割れのケースですとか、一部割れのケースだと地震が発生してから、ゆっくり滑りの場合には異常な現象が観測されてから30分程度でまず出されて、それから、検討を行って、2時間後程度をめどに南海トラフ地震発生の可能性が相対的に高まった状態であるのか、ないのかについての情報が出されることになっています。  この休校などにするタイミングというのは、30分程度で出される最初の臨時情報のときでしょうか。それとも、2時間後に出される情報で可能性が相対的に高まった状態と発表されたときのどちらでしょうか。 14: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 15: ◯教育部長小串真美君) 具体的なところは、このたびの中間報告など、政府のほうが出すガイドラインを受けて、防災のほうでマニュアルが策定されますので、それを受けてということになりますが、現段階では、今、議員から御紹介していただいたとおり、栄中学校ではそのような形で、小学校においては学校にいる場合、保護者の引き取りということで来ていただくような運用を今、しております。  30分、2時間というところまでは、現在決めておりませんので、その状況によるかなというふうには考えておりますが、繰り返しになりますが、そのガイドライン後にもう少し詳細に決めてまいりたいと思っております。  終わります。 16: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 17: ◯1番(富永秀一議員) そうすると、きょう出た場合には、どっちなんだろうというような状況になってしまうかと思いますので、やはりガイドラインが出るのを待たずに、そのあたりは決めておいたほうが混乱が少なくて済むのかなというふうには思います。  通告書を出した時点では、幾つかの小中学校のウエブを見て、載っているなということで、全部載っているのかなと思っていたんですが、きのう改めて全校を調べてみましたら、中央小学校は情報が載っていませんでした。また、大宮小学校、唐竹小学校、舘小学校、豊明中学校、沓掛中学校では、東海地震の警戒宣言が出るときの情報のままになっておりました。こうした違いが出てるのはなぜでしょうか。どういった意思決定で、栄中学校のようなことが決まったのかということも関連してくると思うんですが、いかがでしょうか。 18: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 19: ◯教育部長小串真美君) 平成29年度に、表現がこの南海トラフに関する情報ということで変わったと。これを受けて、校務主任会で趣旨説明のほうを全校に対してしております。で、今年度の4月に、校長会で各学校に指示を出して、内側というか、学校側ではそのプリントを修正して、保護者に配付して、周知はできております。  ただ、そのホームページの更新という点でちょっと指示が甘くて、今おっしゃっていただいたような学校に対しては、ちょっとできていないのを確認しておりますので、学校のほうにはちょっと更新の指示を出して、7日に教頭会議がございますので、ここで更新ができていることを確認してまいりたいと思っております。  終わります。
    20: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 21: ◯1番(富永秀一議員) プリントでは配られているということでした。  ただ、そのプリントって、やっぱりなくしたりとか、そもそも紙を見るより、まずはウエブで、スマホで見るというような方も多いので、そのあたりは連絡してくださるということですので、それはお願いいたします。  それから、具体的にこういう場合どうするんですかということをいろいろ列挙した中で、今後決めますということだったので、そうすると、具体的に決まってないのかなとも思うんですが、保育所については、どうするかについては、たしか決まっているのではないかというふうに思ったんですが、経済界は基本的に事業を続けると言っていますので、もし休園にしてしまうと会社を休まなければいけない保護者も出てくるということで、どうするのか、もし決まっていれば教えてください。 22: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 23: ◯市民生活部長石川晃二君) 中間報告の中のまとめのほうで、いわゆる大企業さんは警戒体制をとりながら継続しますよと。そうすると、中小さんも多分それに追随するのではないかというふうな形をとれば、保育所を閉鎖するというふうになると、じゃ、交通はどうなんだ、東海地震の場合はもう二、三日交通とめるぐらいのそういう強制的なものはあったんですけれども、今回は、国がこういう基準を決めますと、ブロックごとにある程度、企業さんだとか、自治体だとか、そういったところ、調和がとれるような体制をとってくださいと。いわゆる市だけで単独で決めるんじゃなくて、住民の意見、企業さんの意見を聞いて、そこで調和のとれた体制で順次警戒レベルを高めていくというような形でのまとめをしておるものですから、そういったものがどういうガイドラインになって出てくるのか、その辺も注視しながら検討していきたいというふうには考えております。  以上です。 24: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 25: ◯1番(富永秀一議員) そうすると、担当課に聞いた時点では、保育園は一応、情報が出ても開くことにしていますというふうにその時点では聞いたんですが、それも白紙になっているということでしょうか。 26: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 27: ◯市民生活部長石川晃二君) 公式に市はこういうふうにしますというのを今、発表しまして、ガイドラインが出たときに、やっぱりこういうふうにしますと、いわゆる朝令暮改というふうな形になってもいけませんので、内々にはある程度の方針は持っておるんですけれども、それを公表するという形になると、ひとり歩きして、ここはやっているんだ、だけどあっちはやっていないんだという、そういういわゆる情報の統制がとれないような形になるのが一番まずいのかなというふうな形で、しっかりしたものが出れば、しっかりした形で周知していきたいというふうな形で考えております。  以上です。 28: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 29: ◯1番(富永秀一議員) なるほど。わかりました。  ただ、その保育園を開いておくか、閉じておくかというのは、もう一つ、福祉避難所に指定されてるということもありますので、それとの整合性をどうするかということも検討しないといけないと思うんですが、それについては、もう各自治体によって、どこを避難所に指定しているかというのは本当にまちまちなので、やっぱり豊明市の場合は、豊明市はどうするかということを考えておく必要があると思うんですが、内々にはそういうことも検討はされているんでしょうか。 30: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 31: ◯市民生活部長石川晃二君) 中間報告の中では、避難に関して、住民の方に自宅で避難する、もしも耐震が心配であれば友人宅を確保するとか、そういうような書き方もしていますので、あくまで避難所を開くかどうか、まずそこを、じゃ、避難所を指定した場合に福祉避難所もついでに開くのかどうか、そういったことも検討していくという形で、今は考えております。  以上です。 32: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 33: ◯1番(富永秀一議員) そうすると、これもまだ決まっていないということになるのかと思いますけど、公共交通をどうするのかについて、交通事業者との話し合いなどは行われているんでしょうか。 34: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 35: ◯市民生活部長石川晃二君) こちらにつきましても、いわゆる従業員の足を確保するというのが、中小さん、企業さんのアンケート結果でもあるものですから、その辺も意識しながら検討していきたいというふうで、まだ、そこまでの詳細については詰めておりませんが、そういった観点で協議していきたいというふうには考えております。  以上です。 36: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 37: ◯1番(富永秀一議員) 恐らくいわゆるひまわりバスをお願いしている名鉄さんとか、そのあたりはもう多分大分前から検討されていることもあるのかなと思うんですけど、例えばチョイソコとよあけ、これはもう一応、民間事業者が主体でやっていることではありますが、公共交通的な側面も持つことでお願いしている部分もあるとは思います。これは、事業者として交通を担うという意味で、余りそういう経験が長くないかと思うんですけど、そういった話し合いはしたことがあるのか、あるいは、する予定があるのか、いかがでしょうか。 38: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  藤井行政経営部長。 39: ◯行政経営部長(藤井和久君) チョイソコにつきましては、現時点では、タクシー事業者と運行に向けての調整中でありますので、対応については決まっておりませんけれども、今後は、名鉄バス等の対応に準じた形で検討したいというふうに考えております。  終わります。 40: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 41: ◯1番(富永秀一議員) わかりました。  そうすると、これも多分決まってないんですね。公共施設の窓口について、開くかどうかというのも多分決まっていないということになるかと思うんですけど、ちなみに以前の東海地震の注意情報が出た場合には、原則として市役所の来訪者には退避を促す、市の施設を閉館するとなっていたわけですが、これもまだ検討中ということになるんでしょうか。 42: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 43: ◯市民生活部長石川晃二君) 来庁者の方には、いわゆるどういった状況か情報をまず提供して注意喚起するというような形をとります。だから、窓口をどうするかというのは、東海地震に準じた形になるかとは思うんですけれども、国のガイドラインが出て、そこからある程度固めていくと。ただ、公共だけで固めるというのではなくて、今回は民間企業さんとか、そういった方との調和をとりながらガイドラインを策定していくような中間報告ですので、そういった形で取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 44: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 45: ◯1番(富永秀一議員) そうすると、今のところ、学校については、臨時情報が出たら休校にするということのようなんですけども、そうすると、恐らく学校についての避難所については、もし開設をしましょうというふうになったとしても、恐らく場所としては余り問題がないのかなというふうには思いますけど、福祉避難所となっている福祉体育館、これについては、今、指定管理になっているということもあります。これを一部の部屋だけ福祉避難所とします、あとはやりますという方法もあるかもしれないし、全部閉鎖しますということになるかもしれませんが、そのあたりは、指定管理者との話し合いなども、そうすると、まだですかね。検討はされていたりはするんでしょうか。 46: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 47: ◯市民生活部長石川晃二君) まだ詳細にということはございませんので、今後、ガイドライン策定にあわせて打ち合わせしていきたいというふうに考えております。  以上です。 48: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 49: ◯1番(富永秀一議員) それから、ため池についてですけれども、今まだ特に決まってないということでしたが、もし地震で決壊したら何分後にはどこまで水が来るとか、水位がどうなるというハザードマップがつくられているわけですね。地震で決壊する可能性があるからつくられているわけで、可能性がゼロならつくる必要もないわけですけども、特に耐震改修が終わっていない池については、事前落水についても検討しておいたほうがいいのではないかなと思うんですけども、そういったことは、内々にでも、その水利権者の方たちと話し合ったりはしたことはあるんでしょうか。 50: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 51: ◯経済建設部長相羽喜次君) 今の段階では、私どもも、じゃ、どれだけというのが決まっておりませんので、これにつきましても、ガイドラインを見た上で進めていくということになろうかと思います。  終わります。 52: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 53: ◯1番(富永秀一議員) 実は、去年質問をした際の議事録を見ておりましたら、国がつくるガイドラインができるのを待たずに、とりあえず何について判断する必要があるのか列記しておくチェックリスト的なものだけでもつくっておいてはどうかと聞いた際に、判断がまちまちになって混乱するようなことがないよう、チェックリストは作成していきたいという答弁を当時の部長がされているわけですけど、チェックリストの作成はされたのでしょうか。 54: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 55: ◯市民生活部長石川晃二君) 当時の部長から担当に聞きまして、一番大事なのは社会的な混乱を防止するための市民への呼びかけというふうで、いわゆる防災マップ、この中に東南海地震のために住民の方に行っていただきたいという、これがチェックリストだというふうで、当時の担当はこれをちょっと整備したというふうに聞いております。  もう一つ、多分、議員が質問したのは体制的なもののチェックリストじゃないかというふうで、その辺を確認したら、東海地震のときのいわゆる防災計画があります。あれの項目、あれは削除するというのは現在できないものですから、あの項目をどこへ当てはめていくかというふうな形で、あそこにチェックリストがあるんじゃないかと、だから、そこの部分については、もう既にあるものだというふうな認識で、後は、住民への呼びかけの防災マップでの、揺れがおさまったときとか、避難施設の種類だとか、災害緊急道路を使うために優先順位がありますよとか、そういったことの整理をしたというふうで聞いておりますので、議員が求められたものとはちょっと、どういうものかというのはちょっと若干違っていたかもしれないというふうなことは聞き及んでおりますので、そういった形になります。  以上です。 56: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 57: ◯1番(富永秀一議員) おっしゃるように、私が申し上げたのは、内部でのチェックリストのことで、確かに今の計画の中でもあるんですけども、それをこの前も幾つかピックアップして、今回の質問の中でまだ出てきていない項目として、例えば、食料や医薬品の確保だとか、応急復旧用の資機材の確認だとか、崖地崩壊危険地域などで避難のための立ち退きの指示だとか、堤防の決壊などに備えた水防資機材の点検、整理、道路の巡視、道路工事や建物の工事を中断させる、受水槽などへ緊急貯水する消防設備非常用発電装置の点検、整備と、これはだーっと見た中で、これを確認しないといけないかなと思って私が書き出したわけですけど、これ、一覧になっているわけではないので、いざ臨時情報出ましたと、わーっとなっている中で、それをいちいち見て、これについてというのを引っ張り出してきて、そこで検討するというのでは、やっぱり慌ててしまうし、漏れも出てくるのではないかと思うんですね。どういうことを検討しておく必要があるのかというチェックリストはやっぱり要るのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 58: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 59: ◯市民生活部長石川晃二君) 多分ガイドラインを策定する前にそういったものを検討しておきなさいという御質問だと思うんですけれども、二度手間とは言いませんけれども、ある程度は、東海地震の対応、これをどこへ当てはめていくかという検討はちょっとしていきたいなと。ただ、今言われたものがそこに全て載っておるかどうか、その辺の確認はしたいなというふうに思っております。  以上です。 60: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 61: ◯1番(富永秀一議員) ガイドラインが出てきたとしても、やはり全市町村にぴたっと当てはまるものであるわけがないので、結局、当市の場合どうするかということを、やっぱり改めてそこで突き合わせていく必要があると思うんですね。そうすると、今、整理をしておくことが二度手間になるとは余り思わないので、無駄になることはないんじゃないかと思いますので、きちんと今、きょう臨時情報が出たとしても慌てないで済むように、そういったどういったことを確認する必要があるかというリストは、公表するような立派なものでなくてもいいですけど、ちゃんとつくっておいたほうがいいのではないかなと思いますので、お願いいたします。  ちょっと時間もなくなってきましたので、これはもう一個あったんですけど、それはもし時間が余ったら最後に聞くとして、ちょっと次へ行きます。  タイムラインの運用についてですけれども、あらかじめやはりきちんとタイムラインができていることによってメリットもあったと、避難所の開設などについて、やっぱりメリットがあったのかなということでした。  それで、三崎池の落水のことについてですけど、前の答弁などを見ますと、大体、三崎池の調整水量をちゃんと下げるためには30時間ぐらいかかるという答弁が去年ありました。ですから、台風接近の前々日から水位を下げ始めて、前日には一番低くなっているタイミングだろうと思っていたけれども、満水だったということで、今のお話だと、2日前にちゃんとパトロールして落水を始めていたとすれば、前日には大分下がっていたはずなんですけど、これは開き方が少なかったということなんでしょうか。 62: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 63: ◯経済建設部長相羽喜次君) 当日のことでございますが、今回、2日前に約20センチ、三崎池につきましては、いわゆる面積が1万7,000平米ほどございますので、大体3,500トンから4,000トンぐらいの落水をさせていただきました。たまたまこの日が週末だったということで、約1日の8時間ぐらいで落とせる量を落とさせていただいた。このくらいで足りるだろうというような予測をさせていただきました。これは、私どもも実際どのくらい降るかというような予測に基づいて、このくらいで足りるだろうというふうには思っておりましたが、実際それ以上に集水面積も大きかったということで、集まってきてしまったということが今の写真でお見せいただいたような結果なのかなと思います。  今回、その結果も踏まえた上で、今後どれだけ要るのかも踏まえて、また検討していかなくちゃいけないことかなというふうに考えております。  終わります。 64: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 65: ◯1番(富永秀一議員) 2万2,000トンある調整水量のうち3,000トンしか下げないという判断にされたというのがなぜなのか伺いたいところですけど、ちょっと時間も少ないので、今後検討されるということですので、今回は、雨量としては100ミリに満たなかったんですよね、結局台風24号では。それが、それでもあふれてしまったわけですから、もし300ミリ、400ミリ降っていたとしたら、やはり災害になっていた可能性も十分あるのではないかなと思いますので、どのぐらい下げておくかというのは、もうちょっと安全側で見て判断していただいたほうがいいのではないかなと思います。  それから、もう一つ写真を撮った道池のほうですが、これは、落水することについての同意というのは得られてはいるんでしょうか。 66: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 67: ◯経済建設部長相羽喜次君) ここについては、利水関係者がございます。まだ利水関係者につきましては、お願いをしている状況でございますが、現状ではその協力が得られてないということで、これにつきましては、引き続き協力をいただきたいように依頼してまいりたいというふうに考えております。  終わります。 68: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 69: ◯1番(富永秀一議員) わかりました。去年の福岡県朝倉市の豪雨では、11のため池が流出、決壊しましたし、ことしの西日本豪雨では31カ所決壊しているんですよね。見なれていると余り危険に思わないのかもしれないですけど、客観的に見るとかなりはらはらする位置関係かなというふうに思いますので、しっかり重要性を伝えていただけるといいかなと思いますが、まずは、三崎池など市が管理できるものについては、しっかりやっていただきたいと思います。  続いて、プラスチックごみについてですけども、実は、今回、市内の河川でプラスチックごみが見つかるか調査をやってみたんですね。最初は、境川のどこかの岸辺で採取しようかなと思ったんですけど、衛星写真で見るとここに砂場があるなとわかるんですけど、なかなか安全に近づけるところがなくて、結局、中小河川に切りかえてみたんですけど、やはり安全におりられるところが少なくて、結局、皆瀬川の、川だなということがわかるぐらいかと思うんですけど、このあたりに砂地があります。ここでおりて調べてみることにしました。  まず、大きいほうからいいますと、ざっと数メートルの範囲を見渡して目についたものですけれども、これはレジ袋ですね。ほかにもプラスチック製のものがいろいろあって、その中で一部、ちょっともう分解しかかっているなと、これ、もともとはきれいな袋だったわけですけど、それがちょっと分解しかかっている。こうやってマイクロプラスチックになっていくんだなということがわかるような状態になっていました。  それで、いよいよ本格的にやってみました。ここに四角がありますけど、これ、40センチ掛ける40センチ掛ける深さ5センチの中の土とか砂の中にプラスチックが含まれているかという調査法が多いので、それでやってみました。本当は崩れないようにしっかり囲ってやるんですけど、簡易的にメジャーではかってやりました。  5ミリ以下がマイクロプラスチックと定義されていますので、5ミリメッシュのふるいをかけて、5ミリ以上のものは除きました。その後、水を入れて浮いたものを熱帯魚の飼育用の目の細かい網ですくってみました。乾燥させたのがこちらで、量としては本当に少なかったんですね。川底に当たる位置ですから、軽いものはもう流れてしまっているのかなということです。  ただ、調べてみますと、一番目立つこのちょっと大き目の塊が見えると思うんですが、これがマイクロプラスチックでした。繊維でした。繊維の塊でした。これ、60倍の顕微鏡で見ると、これ、ちょっと反射して見えないかな、ちょっと線のようなものが見えると思いますけど、この部分でいうとちょっと棒のようにしか見えないんですが、これ、端っこのほうで見ると、ちょっとほつれ方がやはりこれ、人工的なものだなということで、やはりマイクロプラスチックでした。これはもうちょっとわかりやすい繊維なんですね。それから、ほかにこういう塊状のマイクロプラスチックもありました。これが、ここからここまでが1ミリぐらいですので、0.5ミリぐらいの大きさのものですね。ほかにもこういったものもありました。  ということで、帰って分析するまで、とれたサンプルが余りにも少なかったので心配だったので、ちょっとこの護岸に近いところでも、砂地でももう一回とってみました。ここで調べてみますと、ふるいにかからない5ミリ以上のマイクロではないプラスチックも砂の中から出てきました。砂地だけあって浮遊物がいっぱいあったんですけれども、これ、多くは砂だったんですが、しかし、こう調べてみますと、これ、マイクロプラスチックのやっぱり繊維ですね。ちょっとそれだけを集めてみましたけども、こういったものが出てきました。これ、顕微鏡写真でいうとこんな感じで、中に線が写っていると思いますが、これがマイクロプラスチックでした。  正直、きのうの夜、詳しく分析してみたんですけど、ショックでした。こんなにたくさん見つかるとは思っていませんでした。海の砂浜ですともっとたくさん出てくるようですけど、上流でもこれだけ出てきて、やはりプラスチックが流れていっているなということが確認できました。改めて問題の深刻さを実感したわけです。  例えば、中学校の環境学習のような形で、身近なところから流れ出ているプラスチックを調べてみるといったことから取り組んでみるのもいいのではないかなと思ったんですが、いかがでしょうか。 70: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 71: ◯教育部長小串真美君) 今、いろいろお調べいただいて、そういった話は子どもたちにも非常に響くと思います。  これまでも申し上げておりますとおり、何とか教育というふうで冠をつけたものが非常に多くて、どういう形で入れていけるかというのは、すぐに即答ができない状況でございますが、重要性は十分認識しましたので、きょうのところは、ちょっと受けとめさせていただくということで御理解いただきたいと思います。  終わります。 72: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 73: ◯1番(富永秀一議員) 今回、自分で調べようとしてわかったことは、なかなか子どもたちが安全に川で調査できる場所というのは少ないんだなということを感じました。ですから、1つの方法としては、今回は土の中から調べたわけですけど、川に橋の上から網を垂らしていって、30分とか1時間とか沈めて、その間にかかったプラスチックがあるか、それがどんなものか調べるというような方法もあると思いますし、あるいは、川に入る前の溝ですね、溝にどんなものがあるかということも、それは安全に調査できるのではないかなとも思いました。  その場合には、先ほどのような40センチ角でとかいうようなことは難しいかと思いますけど、溝の中にプラスチックが落ちていないかという習慣がつけば、それはそれで、また意味もあるのかなと思うんですけど、そういったことも踏まえて御検討していただけますでしょうか。
    74: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 75: ◯教育部長小串真美君) 今も一部、環境教育というのはやってございますので、そういったのの中で今の御提案いただいたようなものをどのように取り入れていけるか、ちょっと検討してみたいと思います。  終わります。 76: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 77: ◯1番(富永秀一議員) お願いします。  それから、この問題、ごみ減量に直接的に大きくかかわるものではないんですけども、町の美化であったり、環境への影響を減らす活動にはなるわけですね。例えば、ごみ減量に関する説明会であったり、あるいは広報であったりで、改めてレジ袋をもらわないとか、使い捨てのプラスチックのストローだとかスプーン、フォークもできるだけもらわないだとか、プラスチックの袋などが風で飛ばされないように気をつけるとか、あるいは、劣化したプラスチックを屋外に放置しないとか、そういったことを何らかの機会でお知らせしていくというようなことは可能かどうか、いかがでしょうか。 78: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 79: ◯経済建設部長相羽喜次君) いろいろ貴重な御意見ありがとうございました。  私ども環境課でも、今現在、実施しております出前授業だとか、あと、清掃活動等もやっております。そういうことを通じて、いわゆる伝えていきたいというふうには考えております。ありがとうございました。 80: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 81: ◯1番(富永秀一議員) ちょっと時間もなくなってきましたけれども、先ほどちょっとプラスチックの憲章に日本は署名していないということもありましたが、それは、日本はやはりその点については批判されているんですね。ですから、国もこういった、例えば豊明市がこういった取り組みを始めて、それが近隣の自治体にも広がり、国も動きということになっていく可能性もありますし、また、メーカーだとか小売店も対策をさらに進めていくというような動きになる可能性もあると思いますので、その起点になれるのではないかなと思って今回のような提案をしているわけですけど、市長の御意見をちょっと伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。 82: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小浮市長。 83: ◯市長(小浮正典君) 我々としては、いろんな市民の方々に、ごみの減量に向けて地域に入っていってお話し合いをさせていただくことは、地域の皆様ともお約束させていただいておりますので、まずはそのことについて努力していきたいというふうに考えております。  条例化というところまでいくと、なかなか1つの自治体の中で市民の皆さんは消費生活を送っているわけではないので、近隣の自治体ともいろんな話し合いの場を持っておりますので、そういった中で話し合いをする中で協力関係を結んでいきたい。条例化の前には、まずそれを進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 84: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 85: ◯1番(富永秀一議員) この問題、気候変動ほど人類に大きな影響を与えるわけではないですけど、問題はどんどん大きくなっていて、後戻りすることはできないものだと思いますので、さまざまな形で取り組んでいただければなと思います。  ちょっと時間がなかなかなくなってきましたけど、最後に、認知症の方が事故を起こした場合の賠償責任保険についてですけど、近隣では大府、阿久比に続いて刈谷だとか、瀬戸も検討されているというようなことでした。  実は、阿久比町の御担当の方に、報道内容、事実の確認のつもりでお電話したら、いっぱいいろいろ教えてくださって、阿久比町では認知症の方がひとり歩きをして帰れなくなったときに備えて、おかえりサポートシールという番号の入ったシールをつくって、5足分、10枚シールをお渡しして、靴に張ってもらって、その番号を見れば役場でどこの方がすぐわかるというような事業を2年前からやってたそうなんですね。ところが、なかなか2年たっても登録者が1桁だということで、これを普及させようということで、登録したら無料で1億円の個人賠償保険がつきますよという仕組みにされたそうです。まだ10月に始まったばっかりですけど、すぐに申込者もふえて効果が出ているということです。  こういう普及させたいような仕組み、こういう事業をもっとたくさんの方に参加してほしいなとか、普及させたいなというような仕組みと組み合わせていくというのも1つの方法でいいかなと思ったんですけど、そういう考え方についてはいかがでしょうか。 86: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  加藤健康福祉部長。 87: ◯健康福祉部長加藤育子君) 確かにおっしゃるとおり、まだまだこの保険については周知されていない部分もあると思いますので、徘徊の高齢者という方も、今後、第7期計画においても1,700から1,900人ぐらいという見込みがあって、国では、もう2025年には5人に1人というぐらい、今後、豊明市もふえていくであろうというふうにも考えておりますので、住民の方にとっては不安もあるということは承知しております。他市町の取り組みだとか、そういったことは今後、参考にはさせていただきたいと思いますが、今、包括だとか、ケアマネでも個別にこういろいろ対応もさせていただいているものですから、そういった個別対応であるだとか、いろんなところでやはりPRはしていきたいというふうに思っておりますので、また、そういったものも参考にはさせていただきたいと思います。  以上です。 88: ◯議長杉浦光男議員) 富永秀一議員。 89: ◯1番(富永秀一議員) ちなみに阿久比町の場合だと、予算としては30人分だそうです。1人年間2,000円ですから、全て埋まっても、かかる予算は年間6万円ということですね。どんな事業と組み合わせるかによりますけど、対象が100人だとしても20万円ということです。それで少しでも認知症の方ですとか、御家族の安心につながるのであれば、十分実施する価値のある事業だというふうに思います。  先ほど、どんどんふえていくかもしれないというお話、国もそういう予想もしてるんですけど、アミロイドベータたんぱくというのが脳にたまるとアルツハイマー症になるそうなんですけど、発症してもおかしくない量がたまっても、やっぱりならない人もいるということで、そのあたりの研究が今、進んできていますので、どんどんふえていって、例えば予算が足りなくなるなんていうことはないんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひこういった制度を導入していただければなというふうに思いますので、しっかり検討していただければというふうに思っています。  今回、防災問題2つと環境問題、そして、認知症対策について質問いたしました。  特に防災問題については、引き続き取り上げていくことになっていくんじゃないかなと思います。次の機会までにしっかり進んでいることを期待したいと思います。  いろいろ申し上げましたけども、コンパクトな御答弁に御協力くださいまして、ありがとうございました。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 90: ◯議長杉浦光男議員) これにて1番 富永秀一議員の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩といたします。                午前11時1分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午前11時11分再開 91: ◯議長杉浦光男議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き一般質問を行います。  3番 郷右近 修議員、質問席にて質問願います。 92: ◯3番(郷右近 修議員) では、一般質問を行わせていただきます。  1点目は、通告にありますとおり外国籍住民の方々への対応についてです。  このテーマを考えたのは、この数カ月間、夏の時期に自分で体験したことも1つの要因になっています。私はアパート住まいなんですけれど、そのごみの集積場所へのごみのルールが守られていないというのが間々見受けられることがありまして、で、大家さんにお話を聞いてみたりということもしたんですけれど、どうも出している方が外国の方で、よくルールがわかっていなかったり、あと、その方の生活の状況などもいろいろあって、そういう事態になっているのかもしれないなと、そういうお話を教えていただいたことがありました。  そのことをきっかけにして、少し思い出してみると、やっぱりこの2年間かそれぐらいの間に、ふだん私も生活してて、この町の中で外国籍の方ではないかなという方の様子を大分多く、以前よりも多く見るようになったというふうな気持ちもあったために、これから先のことも含めて、この機会に一般質問をさせていただくことが適切かなというふうに思ったからです。  2003年の時期に、豊明市の外国籍住民の方1,200人ほどだったということが統計を調べてみるとわかったんですけれども、その外国籍住民の方は、自動車産業で働く労働者の方が増加したことが恐らく当時の状況を考えると原因と思われるんですが、その後のリーマンショックがあって、その翌年の2009年には、その数が2,800人まで年々急増していったと、こういう時期がありました。その後、そのリーマンショック以降、一時的に三、四年ぐらいでしょうか、減少に転じていたわけですが、2014年から再び増加にまた変わりまして、そのピーク時だった2,800人とほぼ同等の水準まで今、外国籍住民の方の数は多くなっているようです。  一方で、その出身国の構成というのは、2000年代の時期に比べると大きく変わっているようで、また、言語に対して対応するといった行政のサービスについても、従来の英語やポルトガル語を中心としたサービスから、さらに多岐にわたるサービスへと充実をさせていく必要があるのではないかというふうにも考えました。  そして、そういった情勢に、実態に即した共生がこれから求められる状況にもなっていくのではないかというのが、先ほども話をしたふだんの日常生活のレベルの経験から見ても思ったということもあって、以下の質問をさせていただこうと思います。  1つ目に、以前、ブラジル国籍の住民の方々、先ほどお話ししたように自動車産業で恐らく従事していた方かなと思いますけれど、そういった方々の割合が大きかったんですけれど、とよあけの統計では、最近では、その項目別でいうとその他の住民の方々の増加が顕著になっています。こういった状況について、どのようにつかんでおられるでしょうか。 93: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 94: ◯市民生活部長石川晃二君) とよあけの統計では、韓国及び朝鮮、それから、中国、ブラジルの方、フィリピンの方と、で、その他というふうでなっております。その他の中で一番多いのはベトナムの方、次にインドネシア、その次にペルーというふうな形で続きます。現在、ベトナムの方は、本市の中では、ブラジルに次いで2番目に多い国でございます。会社の方が手続をして、技能実習生として集団で転入するというようなケースも見受けられるというような状況でございます。  以上です。 95: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 96: ◯3番(郷右近 修議員) 今、国籍を幾つか挙げていただきながら、ベトナムの方が多いというふうなことでした。  私も調べていて、ピーク時には、ブラジル籍の方はたしか1,700人、1,800人ぐらいを占めるぐらい多くの方がいたと思うんですが、今は多分800人から900人ぐらいになっているのかなというふうに思いまして、それに比べると、ベトナムの方の外国籍市民の方の数はどれぐらいになっているんでしょうか。近い数字なのかなとは思うんですが、お願いします。 97: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 98: ◯市民生活部長石川晃二君) ベトナムの方、10月末現在で482名と。ついでにブラジルの方が889人で、ベトナムの方が482人で、中国の方が419人で、フィリピンの方が366人で、韓国及び朝鮮の方が171人で、インドネシアの方が85人で、先ほどペルーがといいましたので、ペルーの方が80人と、そのような状況でございます。  以上です。 99: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 100: ◯3番(郷右近 修議員) 以前に比べれば、中国の方や、あと、ベトナムの方の数が相当多くなってきていて、また、外国籍住民の皆さんの中に占める割合も大分多くなってきているんじゃないかなというふうに思います。  ふだん、そういった先ほどの話で、技能実習生としてというふうなお話もありましたけれど、そのお話どおり、朝とか夕方とか、その会社の作業着を着て通勤する様子とかを見ることもあります。  そういった形で、従来のとりわけ言語への、行政サービスに対する言語への対応などが、今のお話を聞いても、もっとふやしていく必要も出てくると思いますし、また、そういった方々のあと、家族とかも含めると、成人の分野、要するに労働者とか、労働者というか、いわゆる一般市民という扱いだけでなく、子どもの分野などにもそういった支援の体制というのをとっていく必要があるのではないかというふうに思うわけです。  で、2番目の丸のところで、そういった子どもたちという意味合いでは、学校にもそういった御家庭の子どもが入学、勉強するということにもなるんじゃないかというふうに思いますし、そういったところでの学習の支援のことだとか、また、そういう私が先ほどお話ししたようなごみのことだったり、あとは、さまざまな日常生活のルールというところへ適応するための支援などが、率直に言って、交通ルールなんかはわかった上で、先ほど言ったような通勤とかしてらっしゃるのかなと、こうちょっと疑問に感じるような場面も見ることもあったものですから、そういったことに対して、今まで以上に行政からの支援や手だても必要になるんじゃないかと思うんですが、その点については、どのようにお考えでしょうか。 101: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 102: ◯教育部長小串真美君) おっしゃられるとおり、外国籍の児童生徒、こういった方で日本語教育が必要な方は今後も増加していく傾向にあるのではないかというふうに予想をしております。  豊明市では、小中学生を対象にした日本語初期指導であるプレクラス、それから、次年度小学校に入学する園児を対象にしたプレスクールを実施して、児童生徒ができるだけ早く日本の生活や学校に適応できるように行っております。なお、このプレクラス、プレスクールの実施に当たりましては、市内の大手企業様より国庫補助不足分まで含めて、貴重な寄附をいただいて実施しております。  それから、日本語教育が必要な児童生徒が多い学校には、県から加配教員が配置されます。不足と思われるところを、市で雇用した定住外国人日本語教育推進員として配置をさせていただいて、児童生徒の日本語教育や、保護者への連絡等の充実を図っているところでございます。  また、豊明市国際交流協会や愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルームとも連携をして、このリソースルームが作成した外国語版の生活ガイドブックなども活用しているところでございます。  以上です。 103: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 104: ◯3番(郷右近 修議員) プレクラス、プレスクールについては、間々議会でもお話をしていただいているとおりわかっておりましたが、近隣の市町などでは、実際に学校に入ってからの状況として、本来だと発達障がい、発達に心配がある子どもたちが対象になるんじゃないかなと思う支援学級でしたか、のようなクラスに、言葉が通じにくかったり、そのことが原因となって、一般のクラスで授業を受けようとすると、先生がお話ししている中身がなかなか意図も通じにくくて、周りの子どもたちと同じように学習はなかなか難しいという子どもが、その支援学級のほうに入るというふうなことがあるようで、ただ、本来の趣旨とはちょっと変わってくるんじゃないかという議論もあるようなんですけれど、豊明市の場合は、そういった実態というのはあるんでしょうか。 105: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小串教育部長。 106: ◯教育部長小串真美君) 本市には、そのような児童は現在おりません。その子の障がいや特性に応じた支援を行っているところでございます。  以上です。 107: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 108: ◯3番(郷右近 修議員) 今、多くの御家庭の方ともお話をすると、やっぱり子どもの発達障がいそのものがよく、これまでよりもいろんな医学の分析とかも進歩して、従前よりもよくつかめるようになってきたということもあってだと思うんですが、子どもの数がふえてきているということもあるので、そもそもそういった体制が必要になる中で、これからそういう外国籍の子どもたちのそういうもし実態があるようだと、さらに、その支援学校、支援教育への負担が増すのではないかなというふうに思うので、ぜひその辺は、現状、各国の今、例えば言葉が通じないだけなのか、子どもに対してですけど、それとも本当に外国の子どもたちの様子を見た上で、発達障がいの疑いがあるのかという研究は非常に発展途上のようですけれど、一部のデータというか、研究者の方々の中に、各国別でそういった研究をどうも進めている方がいるようでしたので、三重大学だったかな、そういったところなんかも、先ほど市民生活部長からお話があったように、5つ、6つと、数百人という単位で外国籍の方がふえているので、ぜひ今の段階から、ちょっとこの後にお話しすることともかかわるんですが、今の段階からそういった調査や研究などを進めながら体制をとっていっていただくと、後々混乱や困り事が起こるのを防げるんじゃないかなというふうに思うので、ぜひ体制をとっていただくようにお願いをいたします。  次に、日常生活のレベルの話なんですが、先ほどもお話しした私の実体験なんですけど、私が住んでいるところ以外にも、そういう経験をした後にふだん歩き回る中で、ごみの集積場がちょっと目につくようになりまして、見ていたんですが、やっぱり自分が住んでいる区以外の別の区の場所でも、少しアパートとかが集まっているような一角では、結構何週間というか、放置された格好でこうごちゃごちゃに袋の中に入ったごみが持っていかれずに置いておかれていることを見ることもありました。自分の近辺だけの話じゃなさそうだなというふうに思うんですが、先ほどお話ししたような、さまざまな国から豊明市に住んでいる方々へのごみのことで、具体的な対応というのはとられているんでしょうか。教えていただきたいと思います。 109: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 110: ◯経済建設部長相羽喜次君) 外国籍の方のごみの出し方についてということでございます。  私ども、ことし、ごみの分け方、出し方のパンフレットを、従来あります英語、中国語、それからポルトガルにあわせてベトナム語版を作成させていただきました。また、そのパンフレットを活用させていただきまして、国際交流協会が主催する日本語教室でお時間をいただきまして、分別の説明会も開催をさせていただきました。  また、もう一つ言われているような集合住宅への方、管理会社の方にもそのパンフレットをお渡しさせていただいて、入居されている方の中で外国籍の方がございましたら、配布をしていただくようにお願いをさせていただきました。  今後につきましても、積極的にそれを活用しながら周知を図っていきたいというふうに考えております。  終わります。 111: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 112: ◯3番(郷右近 修議員) 今年度からもう既に急増しているという状況のベトナム籍の方を意識した言語対応をなさっているということで、大変よい対応だと思います。  一方で、今お話を伺ったように、そういった住民向けの講座の場だったり、また、直接そこの場所、曜日に合わせたごみの出し方をするという意味では、その居住の方向からの、不動産会社だったりするんですかね、そういったところを通じての配布、啓発というのに取り組んでいただいているのは非常に適切だと思うんですが、同時に、今回のこのテーマでいろんな立場の方にお話を伺ってみたんですけれど、ある自営業者の方とお話をしたときに、近隣の市町の状況も含めて、やっぱり実習生の人とか外国籍の労働者の人を雇っている会社の経営者の人、中小の会社ということだと思うんですが、そういうところでは、ふだんの仕事以外にも休みの日の過ごし方であったりとか、あとは、そういうふだんの生活のルールとか、そういうことなんかにも気を配って、ある意味、若い従業員の場合は、親みたいな気持ちで面倒を見るということだと思うんですけれど、そういうことも努力している事業者さんもおるようだということを聞きました。  先ほどもお話を聞いたように、直接当事者本人がいろいろな市民向けの講座に出るとき、あと、住宅に住む契約だったり、その大家さんとか、あと、不動産会社とのかかわりに加えて、そういう勤め先の方への働きかけで、さらに普及、拡大させるという考え方についてはいかがでしょうか。 113: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  相羽経済建設部長。 114: ◯経済建設部長相羽喜次君) その件につきましては、商工団体を通して働きかけを行っていきたいというふうに考えております。  終わります。 115: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 116: ◯3番(郷右近 修議員) やっぱり今ふえてきている方の多くの方は、多分先ほどお話も聞いておって、ベトナムとか、あとは、ペルーの方もいらっしゃるということでしたけれども、今、国会でも議論されて、その外国人の技能実習生の立場の方も相当割合が多いんじゃないかなと思っていて、そういう意味では、そういう研修先での自分のかかわり方、仕事を覚えると、技能を習得するというところで、非常に重きがあるのはそこになると思いますから、そういった関係からも、ぜひ外国籍住民の方にふだんの生活のルールに適応ができるための支援という形で、経営者の立場の方を通じた働きかけをぜひ行っていただきたいというふうに思います。  それで、次に3)番目の中身に行きます。  今お話をしたとおり、今、国会で最初に衆議院は通過しましたけれども、入管法改定案について審議がされている途中です。この状況だと、来年の4月以降、来年度以降、さらにその制度の変更によって外国籍の住民の方が、全国的にだと思いますが、増加する可能性があるんじゃないかというふうに思っています。  一方で、その受け入れを実際にしているのは、その各地の自治体だったり、地域だったりするわけで、その受け入れの拡大が進むと想定される中で、今、問題になっている技能実習生の方の待遇といいますか、置かれている環境というのが、どこかこう、そのままになった状況で議論が進み、法案が可決されていきそうな様子を見ているわけですけれども、とりわけ自治体はそういった外国籍住民の方に、今は個人の台帳を通じて住民票を発行する状況になっていますし、そういった方が年間、ことしの前半だけで4,000人以上でしたか、失踪するようなケースになっているという状況で、これをそのままの状態でさらに入ってくる外国籍住民の方がふえていく、とりわけ技能実習生の方がふえていくと、自治体への影響も大変大きいんじゃないか、豊明市への影響も非常に大きいんじゃないかなというふうに思うんですが、それを想定しての何か対策というようなことは考えていらっしゃるでしょうか。
    117: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 118: ◯市民生活部長石川晃二君) 本市の対応としまして、技能実習生等、外国籍の方が相談できる窓口情報を御案内するだとか、日本での生活になれるため、TIRAさん、いわゆる豊明市国際交流協会の方が実施している日本語教室、日本語の教室、生活になれるための日本語教室の周知をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 119: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 120: ◯3番(郷右近 修議員) 今お話があったように、相談の窓口、これは恐らく住民の一般的な生活以外にも、そういった今、問題になっているような、実際には労働という中で扱われるような虐待の件であるとか、あと、賃金の件であるとか、そういったことの相談もできる窓口についても案内していただいているんじゃないかなというふうには思うんですね。  ただ、同時にこの近辺でいいますと名古屋市内だったはずですが、最近わかった事例なんかでも、本来は溶接を技能習得するという名目で来たベトナムの男性の方が、実際に来てみると産業廃棄物の分別に従事することになり、また、その中で、雇い主の社長から非常に深刻な虐待を受けて、2カ月間も入院をするようなけがを負わされるというふうなことが起こっておるようです。  本来であれば、そういうふうになる前に食いとめられるといいのかなと。もちろん労働分野に限った話でいえば、自治体が直にかかわる問題なのかというふうな議論はあると思うんですけれど、一方で、多くのというか、国が発行しているガイドを見ると、そういった技能実習生の方は、基本的には保険の分野なんかでも国保に加入することが義務づけられているようでしたから、そういう意味では、市が運営する保険への加入をしている方のそういった体のけがの問題とか、虐待の問題という意味合いでは、そういう実態をつかむほうの努力も行っていくべきなのではないかなというふうに思うんです。  そういった自治体の外国籍の住民の皆さんへの調査というか、そういう実態をつかむという方策については、どういうふうにお思いでしょうか。 121: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 122: ◯市民生活部長石川晃二君) いわゆる実態をつかむというのは、市の事務としましては、住民登録がある方がいなくなったというふうだったら、そういった実態調査というのは、住民票を抹消する手続を行うための調査というふうな形になりますので、議員が言われるような調査というのは少し違うのかなというふうには思っております。  以上です。 123: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 124: ◯3番(郷右近 修議員) 確かに行政の分野としては、一旦そういうふうな状況で、現実に管理しているものとの差異が生じるというか、状況になって、それに対する対応をとるというところだとは思うんですけれど、同時に、今回調べてみた中では、先ほど学校の話でも例を出したんですけど、豊田市では、市が外国人の住民の意識調査アンケートというのをやっているそうです。全国では、これ、やっているところ、確かに相当少ないようですし、あとは、区分でいうと市町村じゃなくて愛知県だったり、埼玉県だったりの都道府県でやっているという例のほうが多いかもしれませんが、豊田市のアンケートなどを見ても、住民の暮らし、ふだんの日常生活での困り事として、いろんな行政サービスの窓口で、言葉が通じにくくて意思の疎通がしにくいですかというふうな話とかだけでなく、ふだんの日常のつき合い、近所のつき合いのこととか、あとは、住みよいまちづくりに関してのアンケート項目があったり、あとは、仕事についてとか、防災についてとか、サービスについての項目なんかも大分調査をしているようです。こういった独自の調査をやっているのは、ある意味先進的だったり、あと、そういう課題をより強く抱えた自治体のことかもしれませんけれど、こういった例を参考にして、もう一度調査についてお考えはないでしょうか。 125: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 126: ◯市民生活部長石川晃二君) やっぱり言葉の壁かなというふうに今、思いましたので、いわゆる来年から外国語版広報にベトナム語を追加できるように今ちょっと検討しております。単発的には、ベトナム語の翻訳をするというふうな形で、生活便利帳、困ったときはここへというようなA4、1枚ぐらいのものの翻訳のものを出したりとか、学校の給食でアレルギーのものについての対応だとか、そういったものを、単発的なものも出している状況で、そういったことで御案内していきたいなと。それから、国際交流協会のほうが世界の絵本を楽しむだとか、スポーツイベント大会、スポーツ交流大会だと、そういった場を設けて交流の機会を広げておりますので、そういった中でいろんな声が聞ければというふうに思っております。  以上です。 127: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 128: ◯3番(郷右近 修議員) そういった企画で、ぜひ市民レベルでの交流を図るということも大事だというふうにも確かに思います。  先ほどの話は、かなりの分量で、行政のほうが、郵便の通知だったと思いますけど、そういう紙を通じたアンケートをまとめたということでしたが、豊明市では、国際交流、頑張っていらっしゃる団体の方もいて、貴重な努力だし、すばらしいと思うんですけれど、ただ、先ほどお話を聞いた自営業のある女性の方にそういう印象を聞いてみると、何か自分も援助というか、かかわれたりするといいかなと思うこともあるんだけど、勉強だったり、国際交流というふうに聞いてしまうと、ちょっと構えるかな、気持ちがというふうなこともおっしゃっていました。  そういう意味で、その絵本とか、今、スポーツを通じたということも、さまざまな角度から外国籍の住民の方と直に結びついていける機会として大変貴重だと思うので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいなというふうに思います。と同時に、こういった努力を自治体は自主的な立場で、とりわけ共生を図って、一緒にうまいことやっていきたいという気持ちで取り組んでいらっしゃると思うんですが、それに対して、今の国の議論というのが、そういう努力とか苦労というのを全く踏まえていなく、一方的に進んでいるような気持ちがいたします。  で、事前に少し簡単にお話を聞かせていただいたら、こういう外国籍住民の方、とりわけ国の政策で進んでいるといっていいんじゃないかと思う技能実習生の方が多く在籍するような自治体なんかだと、そういう努力や工夫、苦労なんかも算定するという意味合いで、毎年の予算に何か算定されるような仕組みというのはあるんでしょうかというふうにお話を聞いたら、基本的にないと思いますということだったんです。  こういう国の分かれ道でもあるんですが、こういう住民の苦労や努力を伴うことに対して一方的な議論を行うのはどうかということで、国へ提言してみるのもいいんじゃないかというふうに考えるんですが、その点についてはいかがでしょうか。 129: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  石川市民生活部長。 130: ◯市民生活部長石川晃二君) 市としまして、言葉の壁をなくすような形、そういった方向で支援していきたいというふうに考えておりますので、国……。  以上です。 131: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 132: ◯3番(郷右近 修議員) これは、全国のレベルだと非常に地域差もあって、愛知県は、よくルポなんかを見ると、賃金のお話も含めて、実習生の人がもともといたところから失踪するというふうなお話も聞くのですが、大分、ほぼ900円のところになっていたりするので、どちらかといえば集まってきやすい状況にあると思うんです。  そういうところの一番当事者になる自治体からの意見というのを国が受けとめることは非常に大事だと思うので、ぜひさまざまな場で、市としても、市長としても、ぜひ国に対してそういったことを提起していっていただければなというふうに考えます。  では、次の中身に行きます。  2枚目の通告で、内容は国保税の負担軽減についてです。  9月議会でも取り上げさせていただいたんですが、社会全体の高齢化に加えて、豊明市独自の状況も踏まえると、これから先、国保税、国保の医療の仕組みというのを支えて運営していくのは非常に厳しい状況になっていくというふうに思います。当然、その当事者である自治体やその財政的な支え手でもある加入者、市民の大変さもいや増すわけでありますが、国保税が、国が国庫負担の割合を引き下げて、財政的な保障を小さくしたことが大きな原因になっているというふうに思うわけです。その加入者、被保険者の構成も、農林、漁業の方々、自営業者の方々の割合が多かったために、以前は、以前といっても40年前とか50年前の時期ですけれど、そういった状況のときには、加入者が出す国保税によってある程度賄われていましたが、現在は、その割合が丸ごと逆転していて、働いていて給与所得があるわけではない退職者の方などが大半を占めるという状況になっていますから、拠出された国保税をもとにした運営というのは非常に困難になっていると考えます。  豊明市だと、それに加えて、加入者自体もどんどん減少が進んできていて、そもそものこの制度を守っていくこと自身が非常に努力を迫られるというふうな状況だと思います。そういった具体的な施策が必要になってくると思うので、再び質問に取り上げたわけです。  まず最初に、現状の豊明市の国保の運営状況について、今後、さらにこの加入者数がどんどん、例えば年間1,000人レベルとかでこの間、減っていると思うんですけど、どういうふうに変化していくか、また、それについて、全体の財政の状況についてどういうふうに今後なっていくか、想定していらっしゃるでしょうか。 133: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  加藤健康福祉部長。 134: ◯健康福祉部長加藤育子君) 今、議員もおっしゃられたように、9月議会でも質問をいただいたところではありますが、豊明市の状況についてお答えさせていただきます。  加入者数については、おっしゃられるとおり、ここ数年、減少傾向にあります。今後、団塊世代の方が75歳に到達して後期高齢者医療制度へ移行されていくこと、また、現在、国におきましては、さらなる被用者保険の適用拡大や、定年延長などが検討されていることなどから、今後も国保加入者の減少がしばらく続くと見込まれます。  財政状況につきましては、本年4月からの制度改正により、保険給付に係る費用については、県から全額交付されることが保証されるようになりました。かわりに、県の交付金の原資として事業費納付金を県へ納めることとなり、その支払いには加入者からの国保税を充てることになっています。  現在のところ、豊明市では、国保税だけでは納付金額には足りず、一般会計からの法定外繰入金で補填しているという状況です。この法定外繰入金につきましては、今後、計画的に削減、解消していく予定としております。  以上です。 135: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 136: ◯3番(郷右近 修議員) そういった格好で、都道府県化を節目にして、厚労省の見解を国政レベルで述べさせると、現状、その法定外の繰り入れを行うこと自身の法的な違法性はないというふうなレベルの見解を述べているんですが、一方では、制度上はどういう状況かといえば、一般会計からの法定外の繰り入れというのは縮小、解消が求められているので、今後、そういうふうに段階的に進めるということを求められているというのが自治体の状況だし、豊明市もそうだというふうに思っています。  加入者については、今後も減少はしばらく続くというふうにもお答えいただきました。今、1万三千数百人という状況ですから、8年前、10年前に比べると、もう5,000人以上、6,000人ぐらい減っている状況になっていると思います。  こういうふうに加入者が減っているということ自身が、先ほどお話しした従来の国保の仕組みからいうと支え手が減るということにはなっているわけで、運営上は大変困難なことになるという認識が正しいとは思うんですけれど、一方で、もし一般会計からの法定外の繰り入れというのを頑張って金額的に、額的に保っていっていただければ、加入している人が減るという意味合いでは、1人当たりの繰り入れを相対的にふやすことができるということの効果は少し見込めるわけで、県とのかかわり、都道府県化の財政的な責任を負っている県とのかかわりでは、先ほどもお話ししたような縮小、解消が求められているということはわかりますけれども、一方で、先ほど言ったように、加入者自身が直に今、自分が働いているかどうかにかかわらず、直に原資となる国保税を重い国保税として担っていく状況にある方々を助けることにつながると思うわけです。  だから、せめて年間3億円、2億5,000万円と拠出されている豊明市の一般会計からの法定外繰り入れを、今後もせめて金額的に保つという考えについて、実行していただけないでしょうか。いかがでしょうか。 137: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  加藤健康福祉部長。 138: ◯健康福祉部長加藤育子君) 議員も御存じのとおり、新制度においては、決算補填目的での法定外繰り入れというものは赤字とみなされますので、計画的に削減、解消が求められているところであります。  これまでも、当市においては、他市よりも非常に多額の法定外繰入金に頼ってきたという現状があります。今後、繰入金の削減、解消は容易なことではありませんが、加入者の方の負担水準に激変が生じないように留意しながら、計画的に赤字繰入金の削減を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 139: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 140: ◯3番(郷右近 修議員) 先ほどのお話どおり、そういった扱いに、財政の決算での補填目的では違法というか、ルール違反だというふうなことだと思うんですが、同時にそれを行わず、また、今年度4月から始まった県全体の財政を一本化するという中にあっては、これまで積極的に豊明市のように財政の拠出をしてきた自治体と、そうでなかった自治体の財政的条件がある意味ならされるので、とりわけ豊明市のような自治体は、県の一本化の影響だけでも、今後、5年か10年か、数年間にわたって、万単位の負担が加入者1人当たりの拠出する金額でいえばふえていくと思いますし、また、所得が多い方であれば、もっと大きく負担がふえるというふうに思います。  同時に、この4月からこれまた改定された豊明市の国保の条例に従って、これ自身はいいことなんですけど、固定資産税割からそれを廃止していくための手だてがとられていますから、それが不足してくる部というのも、財源の中で加入者の他の所得割だったり、あとは、均等割や平等割に分散されているわけで、多くの加入者の方にとって、一部負担が軽くなる方も、持ち家がある方とかを中心にあるとは思いますが、全体的には負担が増していく方向になっていると思います。  こういうことが続くと、この間、お話もさせていただいたように、そういった負担の重さも1つの理由になって、再び働き始めたりすることもあり、経済的な理由もあって、70前後の年でも再雇用されて、国保ではない、国保から抜けていって社会保険のほうにという方が多いため、冒頭のような加入者の減少も大いに起こっているということですから、これをやっぱり何か手を打っていかないと、今後、国保自身が本当に仕組みとして運営ができなくなっていくということが加速度的に起こると思うんです。  本来であれば、先ほどお話ししたように、それを食いとめる防波堤の役割として、それこそ自治体の役割が、市民の暮らしを守るという役割が求められると思うんですが、残念ながら全国的にも、それを積極的に実施した市というのは余り多くなくて、これ、2)つ目のほうになるんですけれど、とりわけ低所得者の方の負担軽減が最大の課題になってくると思いますけれども、それを目的にして、市費の繰り入れではないんですが、加入者間で再配分の割合などを変更することによって、負担の軽減が図れないかと、加入者の中での負担軽減というのができないかという考えについては、いかがお考えでしょうか。 141: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  加藤健康福祉部長。 142: ◯健康福祉部長加藤育子君) 国保税負担のうち、所得割の割合をふやして均等割や平等割を減らし、低所得者の負担軽減をしてはどうかという、そういうお話かと思われますが、応能割と応益割の割合は半々というのが基本的な考えでございます。  もともと当市では、応能割の割合が高く、賦課割合のアンバランスさが指摘されるところでありました。現在、応能割のうち資産割については廃止に向けて、順次、負担低減を進め、負担割合の平準化を図っているところであります。均等割、平等割については低所得者に対する軽減制度もあることから、所得割のみを極端に高い設定ということは望ましくないというふうに考えております。  以上です。 143: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 144: ◯3番(郷右近 修議員) 確かに規模の小さい自営業者の方とかも含めて、必ずしも国保加入者の中の所得の状況が世の中一般に対してのこういった負担を負えるような水準で所得階層が刻まれているのかというと、全くそういうことはなくて、確かに300万円台とか、400万円台とか、せいぜい国保の中で上のほうの割合の人でもそういう方々の割合にしかならないというのもわかるんですが、ただ、それでもやはり応益、応能半々ずつというふうなお答えでしたけれど、やっぱり応益ということになれば、当然、これまでもお話、繰り返してきましたけれども、年齢層が高くなって、病気の種類もふえて、ふだん使っている薬の数とかもふえていくというふうなことでは、応益の実際に益を得てる方ほどその瞬間に財政的な責任を負えるというかというと、むしろ逆になるわけで、そういうアンバランスというのを解消し、また、市民の生活に影響が出なくするように自治体というのは力を発揮するべきだというふうに思うんですね。  もう一度戻るんですけど、こういうふうにたどってきた中で、そもそももう加入者の段階で、こういうふうに負担の再配分による低所得者だったり、低所得とかなりイコールだと思いますけれど、高齢の方々の負担軽減というのは難しいと思うので、やはり改めて、その市費、一般会計からの繰り入れをせめて保つと。本来であれば、負担をどんどん軽減して、年間当たり数千円とか、1万円ぐらいとか引き下げていくぐらいが現状の負担の重さに対する軽減の措置ではないかと思うんですけれど、せめて金額的な水準を守っていくということがやっぱり必要だと思うんですが、もう一度お願いします。 145: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  加藤健康福祉部長。 146: ◯健康福祉部長加藤育子君) 繰り返しになりますが、議員がおっしゃるように、確かに加入者の減少と、それと、高齢化というのが実態ではございますので、非常に厳しい状況であるということは承知しております。  ただ、4月から制度も変わってきておりますので、豊明市だけが今までと、従来と変わらず、一般会計からの繰入金をずっと維持していくということはやはり通らないんじゃないかなということもありますので、先ほども申し上げましたように、激変緩和ということで、当面35年度あたりまでそういった措置もあるんですが、そういったことも考慮しながら、極端な負担増にならないような配慮をしつつ、やはりこれから見直しをしていかないといけないなというふうには考えております。  以上です。 147: ◯議長杉浦光男議員) 郷右近 修議員。 148: ◯3番(郷右近 修議員) 負担増にならないように、あと、むしろ今の時点で負担が重い金額だというふうに思うので、本来であれば下げていくということが望ましいと思うんです。  お話を最初のほうにしたように、そもそも確かに責任や、また、理由というのが国が拠出するお金が減っていくと、国庫負担が減っているということが大きな理由になりますから、国政レベルで国保政策を変えさせていくということが非常に重要になっていくわけですし、それを、例えば県のレベルで、9月議会では県が財政に責任を持つ立場になったということで、県費の投入を求めるということもお話ししてきました。  同時に、起こっている現状、高齢の方々の置かれた状況というのは、年金の引き下げであったり、生活必需品の物価が引き上がっているということなども含めて、これ以上の財源的な負担ができないという状況では、やはりもう選べる手段というのが、例えば、仮に数年分、ここしばらく分のお金の額という意味で、基金を持っていればそれを充てることもできる可能性もあると思うんですけれど、豊明市の場合は、基本的にそれを積極的に使って負担の軽減を図ってきているということからも、そういった選択肢ももうないと思うんですね。何としてもこの国保の制度を守るために、これまでを最低限守り、また、本来であれば積極的にその国が立場を変える中で、働きかけを行いながら、一般会計の、その年ごとに額は違いますけれども、黒字化がされている財政の中で、一般会計の費用を命と健康、暮らしを守る国保にぜひ活用していただきたいという話をして、一般質問を終わらせていただきます。 149: ◯議長杉浦光男議員) これにて3番 郷右近 修議員の一般質問を終わります。  ここで、会議の途中でありますが、午後1時15分まで、昼食のため休憩といたします。                 午後零時1分休憩                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                午後1時15分再開 150: ◯議長杉浦光男議員) 休憩を解き、休憩前に引き続き一般質問を行います。  16番 月岡修一議員、登壇にて質問願います。 151: ◯16番(月岡修一議員) 議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  私は、今般の一般質問をみずから求めて一番最後にやろうとしたわけではなく、一般質問の受け付けが始まった日から公務出張が重なりまして、一番最初に質問をする機会に恵まれませんでした。やむなく最後の質問者になったわけです。したがいまして、今回の私の質問は、既に質問内容の全てに答弁が出ていますので、とてもやりにくいというよりは、私にとってはとても貴重な経験をさせていただける喜びに浸りながら、この壇上に立っております。  さて、3日の初日、最初に質問した村山議員のすこぶる短い時間での一般質問において、市長から極めて丁寧な答弁がありました。  私の質問の発言事項にあります豊明市の将来の展望についてお尋ねをします、この部分ですが、この部分については、市長の答弁の中にほぼ全てが網羅されていましたので、割愛をさせていただきます。  質問の焦点を、市長の掲げる大金星のまちとよあけに向けて何が必要かに絞りながら質問をさせていただきます。  私は、議員になってから4人の市長さんと仕事をさせていただきました。それぞれが市民から選ばれた方々でありますので、優秀な市長さんでありました。その中でも、小浮市長におかれましては、特段優秀な市長だと認識をいたしております。今日までの3年半の仕事ぶりと成果については、私は非常に高い評価をいたしております。さらには、市長の来期への出馬についても、私が伺う予定でしたが、既に新聞報道で出馬をすることが明らかになっていますので、角度を変えて、少し斜めからの視点で質問させていただきますが、質問としての体裁が整わないかもしれませんが、そのときはお許しをいただきたいと思います。  少し過去にさかのぼって話を進めさせていただかないと、この質問が進みませんので、御理解をいただきたいと思います。  小浮市長が公募で選ばれ副市長に就任された翌年、大変に厳しい環境にさらされてしまうことになりました。当時就任した議長から、私から見れば大した理由もなく、そんな感じの要件だと思いますが、何度も議長室に呼び出されて、まことに厳し過ぎる罵声とも受け取れる大きな声で叱責を受けていました。何度かそのような理不尽で辛辣な状況を確認した私は、こんなひどい暴挙、暴言が続いたら、小浮さんは副市長としての立場を投げ出してしまうのではないかとすごく心配したことが鮮明に記憶に残っています。しかし、当時の小浮副市長は、相撲で鍛えられた根性からか、生まれ持った責任感の強さからか、そのような厳しい状況を耐え忍んでくれました。  私は当時、その辛抱強い小浮副市長の姿を見続けたときに、この人ならば将来、豊明市長に推薦できる人物であると、ひそかに心に秘めていました。そのような私の気持ちが天に通じたのか、ちょうど今から4年前に、私と志を同じくする人たちがいまして、私に声をかけてくれました。その内容は、小浮市長を市長選にかつぎ出したいということでした。私はもろ手を挙げて賛同し、即座に必要な行動に移しました。  しかし、当時の小浮さんにしてみれば、突然我が身に降りかかった大問題に対し、相当に悩み苦しみながら、針のむしろに座らされているような心境ではなかったかと思います。しかし、何とか選挙に挑むことを承諾してくれた市長候補者の小浮さんと一緒に、とにかく夢中で市内を広範囲に歩き回ったことを思い出します。  選挙は大変厳しい内容でありましたが、小差で当選を果たすことができました。そのときの私の気持ちは、まさに今、小浮市長が掲げる大金星の出来事でした。さまざまな試練に耐えながら、小浮市長がこの3年半、懸命に仕事をしてくれたことは、市民の皆様もよく理解をしてくれています。  最近では、たくさんの市民の方々が私に、小浮市長って来年の選挙に出てくれるよね、そんなことを聞いてくれる方がふえてきました。しかし、残念ながら私に対しては、月岡さん、来年の選挙に出てくれるよねと聞いてくれる人は誰もいません。いかに小浮市長に対する期待が大きいか、肌で感じているこのごろです。  民間会社も行政も、トップに立つ人材で、その会社または行政が発展するか否か、判断することは可能であります。そのことを一番よく知っているのは、豊明市民の皆さんだと思います。すなわち、豊明市民にとって、小浮市長が絶対的に必要な人材であることです。その期待を裏切ってはなりません。ぜひとも次期も市長としてその能力を発揮していただきたいと切望いたしております。来年の選挙に出馬すると公言した以上は、何が何でも当選を果たしていただかなくてはなりません。必ずや当選をする、そのような強い決意であることを表明していただければ、きょうの私の質問も多少は価値観が出てくるものと思っております。  選挙まで残り4カ月ありますが、さらに努力を積み重ねて行政運営に死力を尽くしていただき、近い将来、豊明市民を大金星のまちへと導いていただくことを心から御祈念申し上げまして、私の壇上での質問を終わらせていただきます。 152: ◯議長杉浦光男議員) 答弁願います。  小浮市長。 153: ◯市長(小浮正典君) 月岡議員には、私が副市長のときからさまざまな御指導をいただいております。特に、私が市長に就任してすぐに議長に就任されて、3年間議長としてお務めになられました。ともに、市長と議会というのは、ある意味こちらが予算案等を提案させていただいて、議会のほうでそれをチェックされる、どちらかというと、いわゆる対立軸にはあるわけでございますけども、お互いに開かれた市政、そういったことを目指して、ともにある意味切磋琢磨してきた関係でもあるというふうに認識しております。
     実際に、まさに今、豊明市は非常に開かれた状態で、市民の皆様の協力を非常に得やすい。で、また、本当に頑張っていただいている、そんな豊明市になったのかなというふうに思います。  この4年間、振り返っても、私もちょっと月岡議員の御質問を受ける前に、いろいろこの4年間でどういった市民活動が開かれていったのか確認しました。先月、市民活動室から新たに市民交流センターができました。お互いに生活支援を支え合う、おたがいさまセンターちゃっとというのも立ち上がりました。  地域にいけば、以前は坂部区、月岡議員のお膝元のところ、お住まいのところでは、以前から見守り活動等あったわけでございますけれども、ほかの地域は全部それがそうかというと、なかなかそうなってなかったんですけども、例えば、三崎区ではEgao家という新しい交流拠点ができました。落合区にもいっぷくという新たな交流拠点もできました。これらは市民の力でつくり上げてきたものでございます。  まちかど運動教室を市がしかけた状態で、実際に地域のほうがどれぐらい受けてくれるのかという心配がありましたけれども、それも市役所の側、それから議会の皆さんの協力を得て、それがどんどんどんどん毎年広がった状態となりました。新たな地域の交流サロンもどんどんどんどんいろんなところ、なかったところもできていきました。  そういったことは、本当にお互いに開かれた市政を目指したからこそ、そういったことは実現できてきた、ある意味、市民の皆さんといろんな形で、市役所と市民のところに垣根があったところが、いろんな形で話し合いを重ねたことによって、市民の方々が市役所が抱えている問題を共有化していただいて、自分たちですることは自分たちですると、そういった思いを、本当に思いを強くしていただいて、そういった活動の場が広がっていったというふうに思います。  議会のほうでも、本当にいろんな取り組みをされて、日曜議会も3年間やりましたし、ある意味この議会、議場を使って音楽コンサートをやったりだとか、あるいは、昨年は子ども議会という形で、私もたくさんの本当に優秀な子どもたちの質問を受けて、ある意味変な話ですけれども、議員の皆さんから質問を受けるよりもはるかに緊張した状態で質問に回答するような場面もありました。そういったことも、これまではなかったわけです。だけど、そういった子どもたちの声にもきちんと耳を傾ける、そんな市政に、周りの大人の皆さんも理解していただいているのかなというふうに思います。  私としては、今の豊明市というのは、残念ながら市役所だけでは、財政的な問題だけではなくて、人という力の部分で、市役所だけではいろんな課題は解決できないと思います。市民の皆さんの力が間違いなく必要です。いろんなところで必要です。ほとんどの事業で市民の皆さんの力に頼っている部分があります。その力がもっともっと大きくなれば、この豊明市というのは、本当に1人残らずみんなが輝ける、大金星を掲げられる、そんな町になるというふうに確信しております。  これからも、議会の皆さんとは、ある意味切磋琢磨しながら、今議会でも早々に附帯決議がつけられた状態でこちらの議案が承認されたわけでございますけれども、そういった形で、遠慮なく指導、助言もいただきながら、市民の暮らしを向上させるというただ1点の目標に向かって努力してまいりたい、そのように考えております。  以上です。 154: ◯議長杉浦光男議員) 一通り答弁は終わりました。  再質問がありましたら挙手願います。  月岡修一議員。 155: ◯16番(月岡修一議員) 私が予期せぬ以上に内容の濃い御回答をいただきました。  本当に3年間、小浮市長と一緒に議会の中で、中枢でやらさせていただけた、その重責を果たすことができたのは、やはり今一緒にいるこの議員の皆様方の御協力と能力によるものと私は思っております。  私は、議長になって一番最初に気がついたことは、やはり市長の政治姿勢だと思いますが、市職員の皆さんの挨拶する態度とか、その目つき、そういったことがやはり過去にない、そういう雰囲気を醸し出していたこと、それがまず最初に感じましたね。やっぱりトップの姿勢というか、やる気というものは、やはり隅々まで浸透していくものだとな、私はそういったことを実体験をしてよかったなと思っております。  再質問ではないんですが、私は、小浮市長にはさまざまな才能があると認識はしておりますが、その1つの中に感性という生まれ持ったものですね。それがその感性に対して非常に関心を持っているといいますか、その1つが何であるかということを申し上げますと、やはり市長として坪野副市長を選んだこと。これは、僕は大ヒットだと思っていますね。かねてより、副市長になる以前から、私はやっぱりなかなかなすばらしい人物だと私はにらんでいましたので、副市長になってから、本当に表に出ない働きは、私もいろんな機会で話し合うことがありましたので、重々承知しております。  そういった市長にとって一番すばらしい人物を副市長に据えたと、これはやっぱり市長の感性の持っているすばらしさかなと思いますし、副市長におかれましても、これから市長が許されるまで、ぜひとも小浮市長を支えていただければと思っておりますので、その点はよろしくお願いいたしたいと思います。  さらに、小浮市長におかれましては、ますますこれから感性を磨きまして、市民のために、市政発展のために、さらによき判断をしていただきたくお願い申し上げますとともに、健康に御留意いただき、市民のためにこれからもしっかりと、選挙まであと4カ月ですけども、そのところをしっかりと網羅していただいて、十分な仕事にいそしんでいただくことをお願い申し上げまして、私の甚だ簡単ではありますが、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 156: ◯議長杉浦光男議員) これにて16番 月岡修一議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は終了いたしました。  次回は12月10日午前10時より本会議を再開し、議案質疑、委員会付託を行います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。                午後1時30分散会                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 発言が指定されていません。 当サイトに掲載している著作物(文書、写真、画像、イラスト)は豊明市議会が著作権を保有します。著作権者の許諾なしに無断複製・無断転載を行うことを禁じます。 Copyright © Toyoake City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...