岩倉市議会 > 2020-03-09 >
令和 2年第1回定例会(第 6号 3月 9日)

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  1. 岩倉市議会 2020-03-09
    令和 2年第1回定例会(第 6号 3月 9日)


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    令和 2年第1回定例会(第 6号 3月 9日) 令和2年3月(第1回)岩倉市議会定例会  ―――――――――――――――――――――         令和2年3月9日(月)       午前10時   開 議 日程第1 一般質問  ――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問      (井上真砂美君、水野忠三君、宮川 隆君) 追加日程 議案第14号の訂正  ――――――――――――――――――――― 〇出席議員(15名)         1番  梅 村   均         2番  片 岡 健一郎         3番  鬼 頭 博 和         4番  谷 平 敬 子         5番  黒 川   武         6番  大 野 慎 治         7番  水 野 忠 三
            8番  宮 川   隆         9番  須 藤 智 子         10番  井 上 真砂美         11番  伊 藤 隆 信         12番  関 戸 郁 文         13番  堀     巌         14番  木 村 冬 樹         15番  桝 谷 規 子  ――――――――――――――――――――― 〇欠席議員(0名)  ――――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者         長        久保田 桂 朗    副    長        小 川 信 彦    教  育  長        長 屋 勝 彦    総 務 部 長        山 田 日出雄     民 部 長        中 村 定 秋    健康福祉部長福祉事務所長  山 北 由美子    建 設 部 長        片 岡 和 浩    消  防  長        柴 田 義 晴    教育こども未来部長      長谷川   忍    行 政 課 長        佐 野   剛  ――――――――――――――――――――― 〇職務のため出席した事務局職員    議会事務局長         丹 羽   至    主     事        高 山 智 史       午前10時00分 開議 ○議長(梅村 均君) おはようございます。  ただいまの出席議員は15名であります。  したがいまして、定足数に達していますので、議会は成立いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  地方自治法第121条の規定により、議案等の説明者として市長等の出席を求めております。  議事は、お手元に配付してあります議事日程表に従い進めさせていただきます。  なお、本日の一般質問におきましても簡潔な質問に心がけるなど、新型コロナウイルス感染症対策を考慮した発言、対応にできる範囲で取り組んでいくことをお願いしておりますので、申し添えます。  ――――――――――――――――――――― ◎日程第1 一般質問 ○議長(梅村 均君) 日程第1、一般質問を行います。  発言の順序は、お手元に配付してあります一般質問の通告要旨の順に従い、質問を許します。  10番井上真砂美議員の発言を許します。  質問席から行ってください。  井上真砂美議員。                 〔10番井上真砂美君 登壇〕 ○10番(井上真砂美君) 10番井上真砂美でございます。  3月定例会において、議長のお許しを頂きましたので、通告順に従い一般質問をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、施設を休館し、主催の行事を中止・延期、また小・中学校、高校は休校としている中、市長、副市長、教育長はじめの方々、たくさんのお時間を頂戴いただきありがとうございます。  昨日は国際女性デーでした。特に政治や経済のリーダー層が低いというジェンダーギャップ指数は御存じのことと思います。主な要因について、女性役員ゼロの企業のトップに尋ねたところ、女性本人の意識改革が必要だと答えている企業が多かったと新聞記事に掲載されていました。女性社員の昇進意欲向上に主な要因があるという、ジェンダーギャップ指数が低い原因を女性に押しつけるということに愕然としました。  私は数少ない女性議員の一人として、粛々と一般質問を行わせていただきます。  初めは、安全・安心なまちづくりについて、緊急事態への対応策をお尋ねします。  モニターを御覧ください。  平成21年から南小学校、北小学校に調整池を設置いたしました。  今年は、五条川小学校運動場西側に10月から運動場の半分を囲むフェンスが造られ、調整池をつくっています。1,850トンの水を調整できると聞いています。五条川小学校調整池1,850トンはどの程度の豪雨を念頭に算出しているか、お知らせください。 ○議長(梅村 均君) 建設部長。 ○建設部長(片岡和浩君) 五条川小学校調整池は、平成17年度に策定をした岩倉下水道雨水整備計画、いわゆるH47計画に基づき、調整池容量を1,850立方メートルとしております。これは10年に1度の大雨として、1時間当たり63ミリの雨量を想定しております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  五条川小学校子どもたちは、校長先生が朝礼で調整池のお話をされ、水は高いところから低いところに流れる、神野町や石仏町が水浸しにならないように五条川小学校の運動場に池を掘って蓄えるんだよ、運動場は半分しか使えないけれど、我慢しようねとお話をされました。上手に説明をされたなと感心しております。  ただ、今お聞きしましたように、平成17年度に作成した整備計画、1時間に63ミリの降雨量と聞き、昨年の台風15号と19号の集中豪雨を考えますと、局所的集中豪雨などの事態があると不安を感じます。  想定外の事態を考えているのか教えてください。国土強靭化地域計画と関係があるのかも教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 浸水の状況といいますのは、雨の強さやその継続時間、また上流部の状況にもよりますので、一概には申し上げられませんが、雨の降り方次第では道路冠水等の浸水被害が発生することも考えております。  台風の接近時には、気象庁が発表する注意報や警報等は時間的猶予を持って早めに発令をされておりますので、そういった情報を事前に入手し、住民の皆さんには余裕を持って避難をしていただくことや、ゲリラ豪雨のような急に雨が強くなって外に出ることが危険な状況となれば、垂直避難をすることも有効だというふうに考えております。  国土強靭化地域計画につきましては、国の基本計画との調和が保たれたもので、強靭なまちづくりのための中・長期的なの施策方針を示したもので、目標の明確化や最悪の事態の想定等の検討を行って策定をしていくものであります。  例えば、起きてはならない最悪な事態ということで、集中豪雨等による広域かつ長期的な市街地等の浸水とした場合、その事態を回避するため、国、県、、民間事業者、住民等が適切な役割分担と連携の下で取り組むべきソフト・ハード両面から施策を考えていくこととなります。こうしたことから国土強靭化地域計画の中では、最悪の事態として浸水対策についても検討していくことになると考えております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  雨が降り続くときや豪雨のときは情報収集に努め、特に63ミリ以上の雨の場合は垂直避難を考えなければならないことを皆様にもお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いします。  想定外とか未曽有という災害の言葉は、阪神・淡路大震災のときに聞きました。  日本は安全だと安全神話を信じて疑わなかった一人ですが、25年前から絶対安全ということはないのだと思っています。  1月26日、岩倉市議会主催の岐阜大学、高木朗義教授より教えていただいた減災講演会では、南海トラフ地震局所的豪雨対策について、海や山もない岩倉では、まず命を守る自助努力をして、命が助かったら1週間くらい近所の人と協力して過ごせるように準備しなさいよというようなお話でした。  今後出される国土強靭化地域計画を注意深く見ていきたいと思います。  今年の冬は暖かく過ごしやすかったですが、反対に夏の暑さが心配です。  市民は気温に敏感で、結構暖かくなると健幸ロードを散策する人が増えてきます。ところが、思いがけない暑さが急に来ることもあります。健幸都市として、市民の健康、幸せを考え、取り組むことが第一、命に関わるほどの暑さがよくあります。今後の熱中症対策をお知らせください。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 五条川健幸ロードには、堤防の桜並木により木陰もできますが、真夏には木陰もなく、気温が非常に高くなります。  暑い時期には、五条川健幸ロードを利用する場合は、熱中症対策として帽子の着用、水分補給を心がけるほか、できるだけ涼しい時間帯に利用することをお勧めしているところでございます。  また、五条川健幸ロードにおいて健康課が実施するウオーキング事業については、7月から8月は休止としております。  ミストの設置や日陰をつくることも熱中症対策の一つであると考えますが、市民の皆さんには暑い時間帯を避けて五条川健幸ロードを利用するなど、熱中症予防と体調管理に努めていただくことを広く啓発してまいりたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  今は過ごしやすく、健幸ロードも健康器具も使いやすいです。涼しい時間帯に着帽、水分の補給を忘れず体力づくりをしていきたいと思います。  女性たちの健康への取組は、総合体育文化センターや生涯学習センター市民プラザ、スーパーで行われている運動施設、屋内スイミングスクール、町内会館でのバランスボールやヨガ教室など、屋内で運動している方々をよく見かけます。気候に影響されることなく体を鍛えることができて大変好評です。屋内施設を充実させていくのも、今後の健幸都市としての姿のような気がします。また、そちらのほうもよろしくお願いします。  先ほどはミストについても説明いただき、ありがとうございます。また、よろしくお願いいたします。  次に、安心・安全なまちづくりについては、交通事故対策が心配です。交通指導をしていると痛感することですが、信号付近では渋滞しているので、抜け道、狭い道に車が入ってきます。狭い道なので、人と自転車、車がぎりぎりのところで擦れ違います。生活道路へ進入する車を制限するなど、いろいろな方策があってはどうかと思います。お知らせください。よろしくお願いします。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 本市としましても、生活道路の交通状況等については、日常的な道路パトロールや交通安全などの業務を通じて把握に努めているところではあります。  また、特に地域に密着した情報としては、行政区からも要望がございまして、その中には朝夕の主要道路の交通渋滞を避けて、自動車が地域の生活道路を抜け道として利用することで危険となったということで、一時停止の規制や信号を設置してほしいといったものもございます。  御質問にありました生活道路への車両進入制限に関しましては、道路交通状況等の変化もございますので、状況に応じて警察などに相談や要望をさせていただきたいと考えております。  道路幅員等の構造も含めた将来的な解決策としては、なかなか難しい面もございますが、地域の状況を広く見ながら、長期的な展望を持って対応していくことが必要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  長期的な展望ということで、また車の関係、交通事故対策を考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、感染症情報と対応について質問します。  感染症については、テレビ、新聞で日々刻々と実態が変わる報道がされます。テレビの画面の下にQRコードがつき、いろいろと情報を得ることができます。  半月前、2月中旬頃は情報源がテレビ、新聞等全国版か県内版で、岩倉の現状把握が難しく、特に地域行事に対する対応をどの情報をもって行うのか判断が難しいものでした。市民への情報連絡体制はどのようか教えていただきたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 新型コロナウイルス感染症につきましては、日々新しい情報が更新されているところでございます。国や県の動向に基づいて、できるだけ早く市民の皆さんに情報をお届けするために、ホームページ、ほっと情報メールフェイスブック、LINEにより、随時新しい情報の発信に努めています。
     また、高齢者の方につきましては、SNSを利用されない方も見えますので、保健センター長寿介護課にチラシを設置しています。さくらの家、南部老人憩の家では、閉館前に相談窓口の案内や手洗い、咳エチケットなどの感染予防について記したチラシを施設利用者の方に配布してまいりました。  新型コロナウイルス感染症に関する状況につきましては、日々変化しておりますので、今後も市民の方への迅速で適切な情報が行き渡るように努めてまいりたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  情報については、時にはいろいろなデマ情報が流れることがあって本当に心配しております。からの情報を信頼して把握に努めていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  市民は地区の集会や学習会と、人々が大勢集まることもあります。で把握された情報と対応をしっかり守っていきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、感染予防方法にはどんなものがあるのか、お知らせください。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 新型コロナウイルスの感染につきましては、現時点では、咳やくしゃみなどで飛び散った唾液などの飛沫に含まれるウイルスを口や鼻から吸い込むことによる飛沫感染と、感染者の手などについたウイルスが物を介して感染する接触感染と考えられております。  基本的な予防方法といたしましては、インフルエンザの予防と同様に石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒を行い、手で目や口を触らないこと、自覚症状がある人はマスクを着用すること、できる限り混雑した場所を避けること、屋内では換気をしっかり行い、お互いの距離を十分に取ることが感染予防に有効とされております。また、普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、体力や体の抵抗力を高めておくことも感染症にかからないために必要なこととなっております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  手洗いやうがい、咳エチケットは、いつも言われていることです。今度は新しい言葉で、濃厚接触を避けるということが言われております。濃厚接触はどういうことかなと思いながら、あまり近寄らないことなんだなと思いながら日々暮らしております。  日常生活の中で、基本的なことをきちんと実践していく、それは学校やらいろんな職場で手洗いうがいもしっかりやっておりました。正しい情報を得て、予防方法としては石けんによる手洗い、指先消毒液アルコール、ちゃちゃっと水を手につけるだけで洗い流した、それでおしまいではなくて、石けんによって手のひら、指をしっかり洗い、流水で流す、流水ということが大切だということが、基本的なことをおろそかにしない態度が大切だとよく分かりました。  感染するときに混雑した場所を避けるということも非常に大切なことだと理解させていただきました。  健幸都市の市民であれば、特に免疫力の強い市民になってほしいと思います。どのようにすれば免疫力がつくのか教えていただきたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 免疫とは、体の外部から細菌やウイルスなどの病原体が侵入しても発病しないように働く生体防御の仕組みのことをいいます。  免疫力を高めるためには、基本的なこととして運動など体を動かすことにより体温を上げ、代謝を高めること、また発酵食品を取ることなどで腸内細菌のバランスを保つことも免疫力を高める効果が高いと言われております。そのほか十分な睡眠を取ること、バランスの取れた食事を取ること、ストレスをためないことも大切とされております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  免疫力をつけるには、体を動かす、運動により代謝を高める、腸内細菌のバランスを取る、腸内細菌というのは難しいなと思いながら見ておりましたら、発酵食品を取る、ヨーグルト、納豆、豆乳、みそ、しょうゆ、バランスよく食事を取ることが大切だとお聞きしました。ありがとうございます。  それから睡眠、バランスの取れた食事、そして最後にストレスをためないで生活することが大切だということ、ありがとうございました。  岩倉健幸都市宣言をしております。免疫力を高める運動や免疫力を高める歌、あるいは免疫力を高める音頭があったら、楽しく当たり前のことを続けられると思います。  市民も強靭化することが大切だと思います。国土も強靭化計画なら市民も強靭化計画、強靭化していく努力は必要だと思いますので、また市民への啓蒙もよろしくお願いいたします。  次の質問に行きたいと思います。  次は、多様な縁で創る役立ち感に満ちた市民社会を目指すということです。市民の手による地域サロンを持続可能な運営にするために御教示ください。  3月に地域のサロンの代表者が集まり、情報交換を行う予定でした。地域のサロンの代表者は、地域に皆が集まれる場所、地域の方々の居場所づくりの必要を実感していて、介護予防につながる活動と信じて行っています。地域サロンボランティアスタッフ登校指導ボランティアは役立ち感を持った方々が大変多いです。人のために貢献しようとしていらっしゃいます。おせっかいおばさん、おじさんのような方かもしれません。  地域サロンに出席される方は、独り暮らしのお年寄りを誘って来てくださったり、五条川を散策しているときに声をかけて一緒に来ていただく方も多いです。人の役に立つ喜びがにじみ出ている方がたくさんいらっしゃいます。そういう地域サロンボランティアスタッフが信じている役立ち感を多くの人に広めるためにはどんな方法があるか、お知らせください。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 地域サロンボランティアスタッフが感じている役立ち感を多くの人に広めるためには、地域で行われているサロン活動を広く周知し、支援する側もされる側も、全ての参加者の方が心身の健康や介護予防、人とのつながりなどに役立っているということを広く発信していくが重要だと考えております。  令和元年5月号の広報紙でも、地域の支え合いを手助けする生活支援コーディネーター地域サロンの紹介をしております。また、岩倉市内の地域サロンの活動内容を集約したリーフレットを作成し、周知しているところでございます。  市内には、地域の公会堂や集会所、民家の一室で気軽に集える身近な交流の場所が20か所以上あり、主に茶話会やレクリエーション、体操などを行い、楽しいひとときを過ごすことが生きがいにもつながっているようです。今後も地域サロンの拡充に向けて運営支援に努め、地域サロンの情報を広く市民の方に発信してまいりたいと考えております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  第4次岩倉総合計画基本理念の中に、多様な縁で創る役立ち感に満ちた市民社会を目指すとありました。役立ち感を多くの人に広めることで、健康で幸せなまちづくりにつながると思います。広めるためにどんな方法があるか、役立ち感がたくさんの人にあれば、まちはよくなると思います。  で取り組んでいる役立ち感を醸成する講座等がありましたらお知らせください。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 役立ち感を培うためのボランティアに関する講座を開催しております。いきいき介護サポーター事業において、令和元年度はボランティア活動啓発講座を実施しました。いきいき介護サポーター事業は介護施設などへサポーターが訪問し、お茶出しや話し相手などのボランティアによりポイントが付与され、交付金が得られる仕組みですが、サポーターの増員を図るために年1回ボランティアに関する講座を実施しております。  また、いわくら認知症ケアアドバイザー会による認知症サポーター養成講座を地域や職場、小学校等で毎年実施し、認知症の人や介護する家族をできる範囲で手助けする支援者となるよう啓発に努めているところでございます。  今年度は介護予防事業として、シルバーリハビリ体操の指導士を養成しましたので、今後指導士が中心となり、シルバーリハビリ体操を地域で推進していけるよう現在準備をしているところでございます。  今後もボランティアなどの活動につながる講座の開催や活動の場の提供を通じて、役立ち感の醸成につながるような取組を推進してまいりたいと考えています。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  学校教育では、役立ち感を醸成するというのと道徳教育がつながるような気がいたします。道徳教育といいますと、善悪の判断力を養い、道徳的実践力をつける、望ましい規範を紹介し、どういう行動が望ましいのか判断させ、実行に結びつけます。子どもたちや学生は道徳教育、大人は役立ち感の醸成というようなことだと思います。  また、このようなことも役立ち感を持ってやっている方々をぜひ50周年ビデオ等いろんな場面で、自分は人様のお役に立っているんだよというような方々を紹介していただきたいと思います。  ところが、またいろいろな問題点もあるんです。地域のサロンを末永く続けるための施策、後継者、運営資金等、問題は多いです。どのようにしたらいいのか教えていただきたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長福祉事務所長山北由美子君) 地域サロンは、地域の高齢者の方や住民が気軽に集うことで、見守りや閉じ籠もりの防止、また仲間づくりや社会参加につながっております。地域サロンを長く続けていただくためには、サロンを運営する人材や財政面での支援が必要と思われます。  では、社会福祉協議会に委託して生活支援コーディネーターを配置し、地域サロンの設立や運営を支援しています。  また、平成29年度より高齢者交流サロン活動費補助金を交付しており、事業の立ち上げに係る費用に対しては上限10万円、運営に係る経費に対しては上限年3万円の補助金を交付しています。運営費の補助につきましては、原則3年までとなっていますが、要支援認定の人などが利用されている場合は延長できるものとしております。  令和2年1月末までに9団体に補助金を交付しました。ほかにも岩倉市民活動助成金社会福祉協議会の支会活動において補助金が交付されています。  引き続きサロンの立ち上げや運営の相談に応じながら、高齢になっても健康で生きがいを持ち、社会参加できるように支援をしてまいりたいと考えております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  人や社会のお役に立ちたいと考える方はたくさんいらっしゃいます。この役立ち感を持っている方々は、地域での助け合いである共助の重要な人員です。定年後の人材は宝です。サロンに来てくださいと誘い合うことで地域の力ともなります。これからも御支援のほどよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  次は、川井町で行われている発掘について質問します。工業用地開発が、開発事業が主目的で、広大な土地に飛鳥時代の遺跡が発掘され、考古学者、歴史研究家をはじめ多くの人が関心を寄せました。  下田南遺跡は、いつまで発掘状態が見られるのか教えてください。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 発掘調査は、終了した区域から順次埋め戻しをしながら、新たな地域の発掘調査も並行して進めていく計画となっていますので、その時点で発掘している区域を見ることができることとなります。全ての発掘調査を同時期に見られるということはございません。発掘調査自体は、全体として令和3年3月までの予定をしております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございました。  今お聞きしまして、私の願いを実行するのは今しかないと思いました。  遺跡を見学と、それから学術研究員や生涯学習課の方々の説明を聞き、たくさんの方々が大変感動いたしました。  掘立柱建物が建っていたという穴がたくさん見つかりました。穴と穴を線で結ぶと長方形や正方形の形となり、掘立柱建物の底辺の形がよく分かります。学術研究員の方は、奈良時代、飛鳥時代の発掘なんですが、奈良の都の発掘経験もあるような方で違いを言われました。平城京の穴は大きさもそろっている丸い穴が見られるわけですが、それが平城京のほうはそろっている。下田南の遺跡は大きさがまばら、この違いが都と地方の技術力の差であろうかと思いました。  都は、飛鳥時代は中大兄皇子がいて、大化の改新があったときと説明員の方が言われました。下田南遺跡は同じ時代です。下田南遺跡の方々は素人で掘立柱建物を建てたのではないかと推測できます。素人がやったので、穴の大きさもいろいろ、あるいは柱もいろいろであったような気がします。調査結果は2年後に出るということなので、またそのときにどのような柱なのか見てみたいと思います。  また、川井町薬師寺では薬師堂廃寺跡があり、薬師堂廃寺から東西に4メートルの真っすぐに伸びた道の遺構が見つかりました。両端には溝があり、川に排水する用水路もあるということです。  飛鳥時代、中大兄皇子、蘇我入鹿、都では大化の改新など歴史に名を残した人物がたくさんいた時代に、この岩倉の地には素朴な掘立柱建物を建て、稲作により豊かになったが、名は残せなかった豪族がいたといいます。  この感動を岩倉の若者、小学校の低学年には少し難しいかもしれませんが、若者たちにぜひ知らせたい、勉強の一助にしてほしいと思います。社会見学やバーチャル映像で時代紹介など、学校での学習等や創造力育成の面で活用する予定はどのようでしょうか、お尋ねします。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 御質問の中で、発掘については3年3月までで、調査については調査報告書をさらに2年ほど予定しておりますので、順次明らかになってくるものもあろうかと思います。  今、発掘調査が完了した前、それから今の段階で、学校には発掘調査現場を見られますのでと、学習の場で利用していただくような御案内もしているところではございます。  今、具体的にどういった活用ができるかということは未定ですけれども、おっしゃっていただいた学習に効果的に活用できる大事な遺跡だというふうに思っておりますので、方法については学校の現場、教職員の方とも一緒に研究してまいりたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  遺跡見学は来年1年しかないということですが、ほかの研究はまだまだこの先にもできると思います。下田南遺跡と奈良や藤原宮を比較して自由研究をしたり、古代のジオラマ作りをしてもよいと思います。また、バーチャル映像は今すぐにということではありませんが、下田遺跡の様子をバーチャル映像で表現していただけると夢が膨らむなと気持ちを持っております。  私は、テレビでですが、今はなき江戸城を再現した映像を見たことがあります。江戸城の残っている城割図に基づいて、映像でいかにもあるかのように表現したものです。きっと今の下田南遺跡の掘立柱跡の穴に、今後の調査によりますが、時代背景に合った柱を映像の場面で差し込んでいくということはできると思います。また、屋根を建てたりもできると思います。夢を膨らませていく子どもたち、ぜひ育てていっていただきたいと思います。バーチャル映像は学校だけでもなく、社会人としては得意な方も見えると思います。よろしくお願いいたします。  商工会や観光ステーションで出土遺物や発掘調査結果、これも随分先のことになるかもしれませんが、利用してはいかがかと思いますが、よろしくお願いします。質問です。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 今の段階では、出土品や発掘調査結果が確定していないこともありまして、出土品の一部は展示したりということや、報告書などについては作成を予定しておりますが、それ以外の活用については今のところ予定はしておりません。  ただ、今後の調査結果を踏まえ、様々な活用について研究していければと思います。バーチャルの映像までは無理かも分かりませんけど、今回の説明会でもドローンを使って撮影したものを皆様に資料としてお渡ししたりしておりますので、そういった活用の仕方も考えてまいりたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  これもまだまだ先の話だと思いますが、商工会や観光ステーションでも、前回の説明会にも600人余りの方が見学に見えられました。非常に市内以外の方も興味を持って見ていらっしゃいます。600人の方々のおもてなし、観光協会の関係なんですが、していただいてもいいと思います。  薬師堂廃寺まで足を延ばしていただいて、コーヒー休憩をしていただくとか、土産物やランチ店、絵はがきや出土遺物に似たマスコットづくり、商売に結びつくかもしれないと思います。  また、今、時々武将隊のような方もありますので、なりきり飛鳥人として飛鳥時代の服装を着た人が店を開くとか、希望の家と駅を巡回するバス、往復するバスを走らせていただき、出てきた出土品、須恵器、土師器に似た土器をつくる体験、いろいろなアイデアが出てきます。  今年度の桜まつりは中止になりましたが、今後桜まつり等イベントとのコラボを行うならば、課題は何か教えていただきたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 大切な遺跡、貴重な遺跡だというふうに思っておりますので、のイベント、桜まつりやふれ愛まつりなどのイベントでどう活用できるのかについては考えてまいりたいと思います。  また、大地遺跡でも名鉄のハイキング等で寄っていただいたり、ブラアイチといったときにも寄っていただいたりする箇所になっていましたので、そういった場所にもかなうなら実施していくことも可能かというふうに思っております。  今の段階でどうできると申し上げられませんけれども、研究していきたいと考えております。 ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  今は自粛、取りやめが続いている中での新しい提案で、難しいと思いますが、計画は今からだと思いますので、またいろいろ今度は何をやっていくか、ぜひ考えていただきたいと思います。  コンパクトシティー岩倉は10.48平方キロメートルの非常に小さなまちということで、自転車であちらからもこちからかも行けるということですが、コンパクトシティーのよさを生かして、これからもいろいろやっていただきたいですが、コンパクトシティーを生かす活動はあるか、また教えてください。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 発掘の調査現場を見ることができるのは令和3年3月まででありますが、先ほど申しましたように小・中学校からは発掘調査現場を見に行っていただけるよう、歴史の学習などに利用していただけるような御案内もしています。歩いては厳しいかも分かりませんけど、給食センターや右岸の浄化センターなどの見学も来ていますので、そのときにいうことも考えられるかと思います。  現場の説明会については、今年度1回、2月に実施しましたが、来年度、令和2年度にも開催する予定をしておりますので、多くの方に来場いただけるよう、今年度の現場説明会での経験を生かして工夫したいと考えております。  今回でも問合せが多数あって、どうやって行けばいいですかといったときに、大山寺の駅を降りて30分ぐらい歩いてもらうんですよと話をしましたけど、歴史や地理が好きな方は、むしろ五条川沿いとかほかのところを見ていただいて、そこだけではない岩倉の魅力を感じていただけたのかなというふうにも思いますので、点ではなくて線とか、岩倉全体でのPRもしていきたいというふうに思います。
    ○議長(梅村 均君) 井上議員。 ○10番(井上真砂美君) ありがとうございます。  説明会が来年度もあるということで、非常に楽しみにしております。  情報、啓発をもっとするといいなと思うんですけれども、説明会があることに対しても、テレビやら新聞であって気づいた方が非常に多かったんですけれども、からもきっといろいろホームページやら流れているとは思うんですけども、なかなか市民の方が気づかなかった、説明会があるということを気がつかれなかった方もいらっしゃいますので、説明会をやるときはPR活動もよろしくお願いします。  発掘調査結果が2年後に出るということで、大変待ち遠しいと思っております。またよろしくお願いします。  今、感染症拡大防止対策を受け、そして世の中が変わってきております。たくさん集まらない、電車に乗らないとかいうことで、電車を時差通勤するということで、テレワークや時差出勤を取り入れたことで人の動きや働き方が変わってきております。変わったことで、今までの課題が解決に向かっていることもあります。もちろん問題も出ています。そして、これが短絡的なものか続くのか、見極めが大切だと思います。長い間続いた日本の社会が想定外の変化をもたらすことも考えられます。今まで想像していた人の動き、人の働き方、学び方とは違うことが起きるということもあります。働き方、学び方、遊び方が変わることで解決に結びつくこともあります。  市長をはじめ行政の皆様方、岩倉を健康でいつまでも住みやすい持続可能なまちにしていただくために、これからも想定外のこともあるということで、ぜひいろんなアイデアを考え、組み入れていってほしいと思います。よろしくお願いします。  以上で井上真砂美の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梅村 均君) これをもって、10番井上真砂美議員の質問を終結します。  お諮りいたします。  ここで暫時休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅村 均君) 御異議なしと認めます。  よって、休憩いたします。  11時から再開いたします。       午前10時47分 休憩  ―――――――――――――――――――――       午前11時00分 再開 ○議長(梅村 均君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番谷平敬子議員の一般質問の予定でありましたが、谷平議員から本定例会において一般質問を取りやめる旨の申出があり、これを確認いたしましたので、次に進めます。  続いて、7番水野忠三議員の発言を許します。  質問席から行ってください。  水野忠三議員。                  〔7番水野忠三君 登壇〕 ○7番(水野忠三君) 7番水野忠三でございます。  議長のお許しを頂きましたので、質問の通告の順序に従って質問をさせていただきたいと思います。  なお、今日は簡潔な質疑に心がけるという申合せがございますので、一部の質問をまとめて質問させていただくなど、簡潔な質問に心がけたいと思います。  早速、最初の質問から入らせていただきたいと思います。  まず1番目、市内小中学校における新型コロナウイルス感染症対策を問うでございます。  (1)(2)のところで現状をどのように認識しているか、現在感染症対策としてはどのような指導がなされているか、このところをまとめてお伺いをしたいと思いますが、最近、ニュースなどでも連日様々な報道がなされております。新型コロナウイルス感染症の話題がない日はないと思います。  また、岩倉におきましても様々な行事が中止になったり、あるいは施設休館などがなされたりしております。そういった中で小・中学校におきましても、これは今実際に行われていると思いますが、学校の臨時休業、それから自主登校教室開催など様々な取組が行われ、そして国や県の対応も日々変化していると言っても過言ではございません。そういった中で非常に御苦労があるかと思います。この現状をどのように今認識されているのか。そして現在、小・中学校におきましては児童・生徒の皆さんが学校に来られていない、休業の時期でもございます。そういったことで、従来の指導だけではなくて難しい点もあるかと思いますが、現在、感染症対策としてはどのような指導がなされているのか、2点お伺いをさせていただきます。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 新型コロナウイルスについては、臨時休業前、既に近隣でも感染が確認されたこともありまして、学校でも危機感を持って対策に取り組んでまいりました。  現状については的確に把握して、国や県、医療機関、そして学校についても一丸となってコロナウイルス感染症対策をさらに進めていく必要があるというふうに考えています。  政府や愛知県からの要請を受けて、御存じのとおり本においても3月2日以降、臨時休業を実施しています。休業前については、2月25日のときに、まず新型コロナウイルス感染症対応についてと、2月の天皇誕生日の3連休明けの火曜日に感染症対策というような文書も配ったところでしたが、そのすぐ翌々日には臨時休業ということになりまして、慌てて2月28日にも文書を持ち帰っていただいて、3月2日から休校するというような御案内の中には、先ほど健康福祉部長も申されたところですけれども、手洗いや咳エチケットのこと、それから風邪の症状があれば外出を控えるとともにマスクを着用するような指導もしていたところです。臨時休業のお知らせには、不要不急の外出を避ける、外出の際に人混みをできるだけ避けたりする、感染リスクを減らす家庭生活に心がけてくださいというふうにして注意喚起をしました。  また、臨時休業の措置中は、学校に遊びに来ることは感染症拡大防止のため控えてくださいというような案内もしましたし、もし感染症の疑いがあった場合には学校にも連絡してくださいというようなことも注意書きとして添えたところです。  その後、今日から自主登校教室ということを始めたんですけれども、その開催の案内を先週5日の木曜日にしたところにも注意事項等を添えたところです。  学童や学校での自主登校教室では、事前の検温、それからできるだけ距離を離すですとか、換気に心がける、それから手指消毒を徹底するというようなことに努めております。  また、必要に応じて家庭への連絡、メール等をさせていただくことがありますというようなことで御案内をしております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  国や県との関係といいますか、国や県から様々なことが伝わってくると思いますが、それでまた対応をいろいろ考えなきゃいけないということで大変かと思います。  3番目の質問でございますけれども、学校での対応に関して、国や県との連携・協力関係はどのようになっているかということでございます。これは国のホームページだけに限っても、首相官邸のホームページや厚生労働省のホームページや文部科学省のホームページ、あるいはそのほか様々な省庁でこの新型コロナウイルスに関して様々な記述がございます。そして、連日更新されて、毎日のように新しい記述が加わったりとか変更されたりして、膨大な、結構情報量としてはオーバーフローぎみかなとも感じるんですが、様々なことが国から発信をされております。  そういった中で、国あるいは県、こういうところとどのように連携を深めていくか、あるいは協力関係を深めていくかというのは、学校教育だけではなくて様々なほかの課などでも問題にはなるかと思います。ただ、今回は学校での対応、教育現場において国や県から様々な情報などが発信されてくると思いますけれども、その連携・協力関係、どのようになっているかということをお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 国や県における対応は本当に毎日変化しています。毎日のように文書も参ります。また、教育長会を通じての通知もあったりするようなところですが、学校との連携はその都度、学校の教員の方はお休みにはなっておりませんので、そういった学校への周知を図っております。  新たな対応が生じたときには、養護教諭を中心とした教職員への周知を図るとともに、必要に応じて学校のホームページ等で児童や生徒、保護者の方にも周知するように努めております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  膨大な情報量かと思いますが、必要なものを選別して優先度の高いものから実施をしていっていただければと思っております。  次の質問、(4)と書いてあるところですが、今後、保護者や児童・生徒に対して正確な情報をどのように提供していくかということでございます。  児童・生徒が学校に通っている間は、児童・生徒に向かって教員の方が直接口頭で伝えるということも容易にできたかと思います。ただ、先ほどのお話にもありましたように、感染症拡大防止のため、小・中学校が臨時休業期間に入っております。この3月2日月曜日から臨時休業期間ということで、学校というものがないといいますか、児童・生徒が通ってこないという状態になっているわけでございます。  そういった中で、保護者や児童・生徒に対して正確な情報をどのように提供していくか、これは休校措置になる前ももちろんあったと思いますので、その点も踏まえた上で、これからどうされていくかということをお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 先ほども申しましたように、2月28日が事実上学校に登校していただく最終日になってしまったわけですけれども、そのときにはお知らせということで、今後はホームページや保護者メールでお知らせしていくということをお伝えしております。保護者メールは各学校から登録していただいた保護者の方への案内のメールでありまして、ほとんどの学校が95%以上、ちょっと中学校は少ないんですけれども、そういった登録率になっていますので、そういったところでお伝えしていきたいというふうに考えております。  また、再来週、23、24日には修了証、通知表をお渡しするようなことで学校に来ていただくことをお願いしておりますので、そのときにも必要な情報ですとか、生徒さん、保護者の状況を確認していきたいと思いますし、今後のこともお伝えすべきことはそこで伝えていくというようなことも考えたいというふうに思います。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  正確な情報というのはとても大切なものだと考えますので、今後も正確な情報を伝えるように取り組んでいただければと思います。  そして(5)の質問でございますが、仮に学級閉鎖などにより大幅な学習の遅れが生じた際にはどのようにフォローするかというお話でございます。この点に関しましては、今日お配りさせていただきました資料の3ページのところ、2枚目の表、3ページのほうを御覧ください。  この小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の臨時休業等に関することということで、下のほうに問いの37と書いてあるところがございます。この臨時休校によって、子どもたちの学びに遅れが生じたり、授業時数が足りずに進級や卒業ができなくなってしまう心配があるが、これを防ぐため、どのような支援が行われているのでしょうかということで、この回答のところの2段落目、「このため」の後のところですが、政府としては学校や教育委員会に対してということで、様々なそこに書いてあるようなこと、学校が用意したプリントや教材等を活用した家庭学習、あるいは電話による学習相談とか、そういうような子どもたちに対するきめ細やかな学習支援を行うことをお願いしているということが書かれております。  そして、この資料の続き、4ページのところでございますが、これは文部科学省のホームページで学校の臨時休業の実施状況、取組事例等についてということで、いわゆるICTを活用した取組の例がそこに載せてあります。  ICTを活用して、学習とかホームルームとか個別指導を実施する、あるいは毎朝出席を確認して生徒とのつながりを重視する、あるいはICTを活用したきめ細やかな学習支援ということで、ICTを活用してというのは、現在の岩倉だと、今回の件に関してはちょっとまだ課題が多い、難しいかなと思います。  ただ、今後類似の事例がもし仮に起こってきた場合には、こういう取組も本格的に必要になってくるんではないか、これは5ページの上の小さい点の2つ目ですけれども、この取組、要するにこれらの取組は休校中も学校教師と生徒がつながり続けることが目的ということで、今、臨時休業の期間でございます。児童・生徒と教員の皆さんが顔を直接合わせることが少なくなってしまう、そういうおそれもございます。そういった中で学校、あるいは教師と児童・生徒がつながり続ける、これは心のつながりも含めてつながり続けるということがとても大切ではないかというふうに考えております。  新型コロナウイルスの対策で、現在なかなかそこまではということかとは思いますが、将来的な課題としてはこういうことも検討されていただきたいなというふうに考えております。  質問に戻りますが、学級閉鎖といいますか、現在臨時休業期間中でございます。大幅な学習の遅れが生じる可能性もなきにしもあらずでございます。そういうときにどのようなフォローを現時点で考えておられるか、これは臨時休業になったことにより未履修になる、履修されない教科等はないのか、またそういうものがある場合にはその対応はどのようになされるのか、そういうことをお聞きしたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 教育こども未来部長。 ○教育こども未来部長(長谷川 忍君) 教育課程の履修状況については、各学校、学級、教科によって異なる状況であります。  3学期の2週間ほどのところでしたので、ほぼ未履修のところはないというようなことも確認、復習のことが多かったというような状況ではございますけれども、必要に応じて来年度、始業式以降に、新学年、新学期において授業を行う予定としておりまして、そのことは2月28日にお持ち帰りいただいた文書の中でもそういったことを御案内し、現在使用している教科書は保管しておいてくださいというような案内もしているところでございます。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  将来的な取組の課題とは別に、今現に臨時休業になっている児童・生徒さんに対する学習のフォロー、しっかりお願いをいたしたいと思います。  そして、次の質問、2番目の質問でございますが、自治体シンクタンクについて問うということでございます。  これは今年度の総務・産業建設常任委員会の行政視察で、埼玉県の春日部さんにお伺いをしまして、様々学びを頂きました。その埼玉県の春日部に、かすかべ未来研究所という庁内シンクタンクがございます。その事例を基にこの質問をさせていただきたいと思います。  今日お配りした資料の6ページのほう御覧ください。  このかすかべ未来研究所、平成23年に設立されたわけですが、設立の趣旨は資料に載せてあります。その次のところで、を取り巻く環境の変化、これは春日部さんだけではなくて、岩倉も共通の課題、環境の変化ということでは共通する部分が多いかと思います。市民ニーズの多様化・高度化、厳しい財政状況、地方分権の進展ということで、さらなる市民福祉向上のために必要なこととして、政策推進の迅速性、あるいは政策推進の経済性、そして政策形成能力の向上ということで、組織、職員の皆さんのスキルアップも含めて、こういうことが市民福祉向上のために必要である、そういう問題意識のもと、春日部さんは庁内シンクタンクを設置されて、政策の最適化を目指し、そして市民福祉の向上を目指していく、そういう取組をされております。  この庁内シンクタンクというものにつきましては、課題も多いというふうに言われております。春日部さんは今現在行われておりますけれども、愛知県内などでは安城市さんが平成26年に安城市みらい創造研究所を設置されておりましたが、3年間で廃止をされたとお伺いをしております。そういったことで、何でもかんでも庁内シンクタンクをつくればいいというものでは必ずしもないというふうに考えております。  そういったことで、この質問を通して問題点や課題、あるいは可能性というものを明らかにできればなあというふうに考えております。  そこで(1)でございます。現在、本における市民ニーズや地域課題を把握する取組はどのようになっているかということでございます。  これはやはり市民の皆さんが何を求めておられるのか、あるいはどういう問題がこの地域にはあるのか、そういうことを的確に把握するということはとても大切なことだと考えております。そのための取組というのは、岩倉では現在どのようになされているのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 本市の最高規範であります岩倉自治基本条例では、執行機関等は市民の意見の把握及び情報収集に努め、市民の意向を的確に捉え、市民本位の市政運営を行わなければならないとされております。  この市民の意見の把握、情報収集のための主な取組としましては、一つには、5年に1度継続して実施しております市民意向調査があります。市民意向調査は、アンケート調査票の郵送方式で行い、生活環境やまちの魅力、市政への満足度や重要度、本市の住みやすさや定住意向に加え、各施策分野ごとの市民の意識や行動についてお聞きし、小学校区単位や経年比較も含め、分析を行った上で全庁的に情報を共有し、市民ニーズや地域課題の把握に役立てているところであります。  また、行政区や小学校区ごとの意見交換会の実施、市民の声、私の提案、タウンミーティング、また職員個々が市民の皆様とするお話の中からなど、広く市民の声を聞くことで市民の意見を把握し、市民ニーズや地域課題の把握につなげているものであります。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  市民ニーズの把握、地域課題を把握していく、そういう取組、今後も研究していっていただければというふうに思っております。  次の(2)の質問でございます。  現在、職員からの政策に関する提案・提言があった場合、どのように取り扱われているかという点でございます。  これは、市民の皆さんと直接接する機会が多いの職員の皆さん、これはの行政の第一線で活躍しておられる皆さんでございますが、そういうの職員であればこそ気づく点というのもあるんではないか。これは広く政策ということで、実際には事務的な改善点とかそういうことも含むかと思いますが、こういうふうにしたらいいんじゃないか、こういうふうによりよくできるんじゃないか、そういうの職員の方が思い浮かぶといいますか、そういうことを思いつかれる方もいるんじゃないか、そのように考えるわけでございます。  この職員の皆さんから政策に関する、広い意味で政策、事務とかそういうことも含めて、広い意味で政策に関する提案、提言があった場合、どのように取り扱われているのかをお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 職員からの政策に関する提案・提言を受ける仕組みとしましては、平成20年度から職員提案制度を実施しております。内容については、の事務事業等に関し、職員の創意工夫による提案を求め、市政に反映させることにより、職員の意識改革を促進するとともに、市民サービスの向上に資することを目的として実施をしているところであります。  職員からの提案については、提案担当課において実現性を検討した上で、実施可能と判断したものについては事業化をしております。これまでに市役所コンシェルジュの設置、岩倉マスコットキャラクター入り原動機付自転車等のオリジナルナンバープレートの作成、記念日休暇制度の実施、PR看板で岩倉をアピールなどの提案を採用してきております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  続きまして(3)でございます。  本市の各種データの収集・分析や行政課題の解決に向けた調査研究等を行う体制はどのようになっているかでございます。  これは先ほど質問させていただきました(1)と関連すると思いますが、この市民ニーズの把握や地域課題を把握するという、先ほどの(1)の質問と関連する質問でございます。  このデータ、様々なデータがあると思いますが、こういうものに対して調査研究を行う体制、現在岩倉ではどのようになっていますでしょうか、お聞かせください。
    ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 調査研究ということでございますけれども、基本的にはそれぞれの担当部署ごとに、先ほど申しました市民意向調査や、あるいは各種統計データの収集や分析、また課題解決に向けた調査研究を行い、施策や事業を立案しております。  ただ、専門的なスキル、知見を必要とする調査研究については、コンサルタント業者に業務として委託することもあるのが実情でございます。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  今のお答えと関連いたしまして、各担当部署が様々な計画策定、あるいは政策立案というのをなされるということだと思いますが、この各担当部署が行う計画策定や政策立案に対するアドバイス、助言や、あるいは相談に乗る、あるいは研究成果などの情報発信等を行う、そういう体制についてもどのようになっているか併せてお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 本市においては、計画策定に当たっては、調査研究や取りまとめなどに対する作業、助言、相談等を専門的なスキル、知見を持つ事業者に支援業務として担当部署で委託をするケースが間々あるというのが実情であります。  計画策定や政策立案には市民参加や庁内の連携、調整が必要な場合も多く、職員を含む検討委員会や庁内の会議体を設置する場合には、秘書企画課の職員を委員に選任し、調整役として助言や相談に乗る、こうしたケースもございます。以上です。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  担当部署が様々な計画策定、政策立案を行っていくと思います。そういうことを行う際に担当部署が行いやすいような環境を整備していく、そういうことも大切なのかなというように思わせていただいております。  続きまして、(5)でございます。  職員等の政策形成能力を高めるための人材育成を行う体制はどのようになっているかでございます。  これは組織という点でも、もちろん組織論といいますか、組織というものも大切でございますが、やはり人は城と言われるように、人材というものはとても大切なものだと考えております。職員一人一人のスキルアップであるとか、あるいはその政策形成能力を高めていくとか、そういうことを通して市民福祉の向上に資する、そういうこともとても大切なことだと考えております。  この人材育成を行う体制、岩倉は現在どのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 地方分権が進展する中、市民の皆様の期待にしっかりと応え、選ばれる自治体になるためには、地域の実情と住民のニーズを一番知り得る立場にある職員の政策形成能力を高めていくことが非常に大切であると考えております。  本市では、平成26年度に職員としての使命と責任を持ち、自ら考え、挑戦する職員を目指す職員像とした人材育成基本方針を策定しております。その中では、人を育てるための職場環境、職員研修、人事管理の3つの戦略を立てて、総合的な人材育成の取組となるよう職員の意識改革と能力開発を進めているところであります。  また、戦略の一つの柱であります職員研修では、毎年度策定する職員研修等計画に基づいた様々な研修を実施し、これからの時代を担うリーダーとなる職員を養成するため、自治大学校や全国地域リーダー養成塾に参加させるなど、実践的な政策形成能力の養成にも努めているところでもあります。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  今お答えいただきました(3)(4)(5)などを踏まえてでございますが、次の(6)の質問でございます。  埼玉県春日部のかすかべ未来研究所のような庁内シンクタンクの設置についてはどのように考えるかという点でございます。  これは先ほど申し上げましたとおり、愛知県の安城市さんでも安城市みらい創造研究所というものが平成26年に設置されましたが、3年間で廃止をされております。そういうことで、庁内シンクタンクを設置すること自体が目的ではなくて、(3)(4)(5)などで言いました体制というのを整備していく、あるいは充実していくという、そのための一つの手段として庁内シンクタンクの設置というものはどうなのかということをお伺いしたいと思います。岩倉と春日部さんでは状況も違うと思いますが、庁内シンクタンクの設置については現時点でどのようにお考えになっているかお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 全国の自治体シンクタンク設置の背景には、地方分権の進展がその要因として上げられると考えられております。  御質問にございました春日部は人口23万人以上、職員数は約1,900人、一般会計の予算額は700億円を超えており、規模も大きく、一概に本と比較することは難しいと思っておりますが、かすかべ未来研究所は自治体内組織として設置され、の総合政策部長が所長を、政策課長が副所長を務め、政策課には政策推進担当として配属されている4名が専任研究員となっているとのことであります。さらに、非常勤職員として政策形成アドバイザーや学識経験者、公募市民から成る未来研究所モニター、また専門アドバイザーを設置し、研究所の機能を確保しているということでございます。  自治体シンクタンクの設置は、自治体の企画力、政策形成能力の向上のための一つの手法であると考えておりますが、全国の自治体においては、先ほどの御質問の中にもございました、設置した自治体シンクタンクを廃止した例もございまして、その体制や効果などにおいては一定の課題もあるのではないかとも推察しております。  本市におきましては、全国の状況には注視しつつ、これまでお答えしてきましたように、職員の政策形成能力を高めるための研修の実施等により人材育成に努め、必要に応じて識見者に御助言を頂いたり、専門スキルや知見を持つコンサルタント業者に委託するなどし、本市に合った計画策定や事業立案、また職員の育成を行っていきたいと考えております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  市民福祉向上のために政策推進の迅速性や経済性を向上する、あるいは政策形成能力を高める、そういったことで政策の最適化を図り、市民福祉のさらなる向上を達成していく、そういう取組を今後も期待をしていきたいと思っております。  次の質問、3番目の質問に移りたいと思います。  国及び県からの補助金について問うでございます。  この点につきましては、資料の7ページのほうを御覧ください。  詳しくは予算書、あるいは予算説明書のほうを見ていただくことにいたしまして、令和2年度岩倉の一般会計予算の構成比率ということで数字が2つ上げてあります。いわゆる自主財源と呼ばれるもの、89億9,500万円余りで、割合にしますとこちらが56.4%、それに対していわゆる依存財源と呼ばれるものが69億6,400万円、率にして43.6%でございます。  この依存財源の中には、広い意味での国や県からの補助金などが多く含まれていると思います。ちなみに平成30年度決算におきましては、自主財源のほうが59.9%、依存財源のほうが40.1%ということで、もちろん年によって、あるいは予算・決算で数字がある程度変動いたしますが、依存財源、こちらのほうがかなり大きな割合を占めているということが分かると思います。  そして質問のほうに戻りますが、(1)の質問でございます。  このようなの財政に占める補助金、あるいは広い意味で補助金ですので、依存財源の中の様々なお金ですね、そういうもののウエートを踏まえた上で、国や県からの補助金の現状をどのように認識されているのか、これをお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 令和2年度の予算では、歳入合計のうち、御質問にございました税や繰入金、諸収入などの自主財源が約56%であるのに対し、国や県からの補助金、地方交付税などの依存財源は約44%となっております。また、依存財源のうち、国や県からの補助金が約20%を占めているという状況になっております。  予算上の区分としましては、款で支出金、項で負担金、補助金、委託金、さらに目ではその目的ごとに分けられております。負担金が法令に基づいて実施しなければならない事務で、国や県が経費を義務的に負担するのに対し、補助金は奨励的、または財政支援的に交付されるものであります。また、委託金は国や県の事務の一部をに機関委任した場合に交付されます。  いずれにしましても、国や県からの補助金は本のような財政規模の小さなになるほど、普通建設事業費など年度間の事業費に差が出てまいりますので、国や県からの補助金等の多少が事業進捗にも大きな影響を及ぼすことからも、特定の事業を実施するためには必須のものであると考えております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  今、御答弁にもありましたように、特定の事業などを実施するには必須のもの、欠かせないものということでございます。  そこで、(2)でございますが、そういった大切な必須のものである補助金を今後も有効に活用していくために、どのような点に留意されているのか、これは事業が実際に行われて、完了した後もどういうふうにされているのか、事業完了後どのような点に注意されているのかということも含めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 補助金は特定の事業を実施するために必須のものでもございますので、普通建設事業等の事業計画を立てる際には、担当課において国や県からの通知、あるいはほかの自治体の状況などの情報収集に努めているところであります。  事業計画を立てた後には、実施計画、その後の予算編成において補助金の活用を含め、その事業の必要性や費用などを庁内で繰り返し査定を行い、予算計上し、事業を実施するに至るという形になります。  また、事業完了後には、補助金に係る実績報告書の提出や会計検査等の審査に備えて、契約書や検査調書などの書類の正確性と、その保管についても注意を払うようにしているところでございます。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  補助金を有効に活用していくために、様々な御尽力があるかと思います。  次の(3)の質問でございます。  いわゆる国や県の理解を得ながら、今後、様々な補助金をより積極的に受ける必要があると考えるが、どのような取組が考えられるかという点でございますが、この点につきましては、もちろんいわゆる自主財源というものが大切であり、その自主財源を充実させていくことも併せて必要だということは当然の前提としての質問でございます。  自主財源の充実、あるいは税などの税収アップを図る、企業誘致などを推進していく、そういうことも大切であると思います。ただ、そういった中で、先ほどの御答弁にもありましたように、現状を踏まえるならば、やはり国や県からの補助金を積極的に受けていく、そういう必要があると考えております。  そういった中で、今後さらに充実させていくためにどのような取組が考えられるか、その点についてお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 補助金については、国や県の政策的な方向性を示すものでもあります。それを的確に把握し、いち早く対応していくことが求められますので、さきにも述べましたとおり、今後も国や県からの通知や他の自治体の状況など、そうした情報収集に努めてまいります。  一方で、住民と直接関わることで見えてきます社会的なニーズに応えていくための施策や事業もありますので、引き続き新たな補助事業の創設や、既存事業の拡充などについて、市長会を通じて要望したり、国や県へ直接要望したりするなど、積極的に本の情報を発信し、より高い理解が得られるよう継続的に努めていく必要があると考えております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  情報収集だけではなくて、積極的に情報発信をしていくことによって、国や県の理解も深めていく、そういう取組もぜひ期待をさせていただきたい、そのように考えております。  次に、4番目の質問でございます。  市長との小学校区意見交換会について問うでございます。  これにつきましては、資料の8ページのほうを御覧ください。  令和元年度市長との小学校区意見交換会についてということで、これは第5次岩倉総合計画策定に向けてということで、そこに書かれております5回にわたって行われたものでございます。市長自ら出席をされ、市民の皆さんと率直に意見交換をされたというふうに認識をしております。  この小学校区意見交換会についてお尋ねをさせていただきたいと思いますが、まず(1)として、意見交換会、どのような内容だったのか、簡潔にお答えください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 先月に行いました市長との小学校区意見交換会については、本市の最上位計画であります第5次岩倉総合計画の策定に当たり、計画案の本格的な作成作業に入る前に地域課題を把握し、計画づくりに役立てることを目的として実施をしております。  この中では、これまで第4次岩倉総合計画の実績評価を踏まえた概要資料や、市民意向調査、市民討議会、関係団体グループインタビューなどで頂きました御意見を踏まえて作成をしました第5次岩倉総合計画の骨子案を資料としてお示しし、骨子案を基に、その展望を市長の口からお話をさせていただき、参加者から頂戴した幅広い市政に対する御意見等に対して市長が答えるという形で行ったものであります。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  今、御説明いただきました内容の意見交換会が行われたわけでございますが、今回5回行われた意見交換会自体についてはどのように評価されているのか、併せてお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) 今回の意見交換会の参加者数については、5校区で全体で221名の市民の方に御参加を頂きました。各小学校区において、基本的に1時間30分というタイムスケジュールで行わせてもらいましたが、1時間近く意見交換の時間を確保するとともに、その場で発言できなかった方のためにあらかじめ御意見カードを用意するなどし、大変多くの御意見を頂くことができ、全体を通して有意義な意見交換会であったと考えております。  特に、第5次岩倉総合計画の展望を久保田市長が御自身の言葉で説明していただいたことで、総合計画の骨子やその思いなども、私どもが説明するよりも参加者にもよく伝わったのではないかと思っておりますし、また頂いた御意見や御質問に対して市長が直接お答えするということで、参加された市民の皆様にとっても貴重な機会となったと考えております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  大変貴重な機会だったと私も思っております。  そこで(3)の次の質問でございますが、市民の皆様から様々な意見を頂いたと思うが、どのような手応えを感じたか市長に問うでございます。  これは、私自身も幾つかの意見交換会に参加させていただきまして、市民の皆様から様々な御意見が出されるところを拝見させていただいておりました。中には厳しい御意見をおっしゃられる方もあって、なかなか厳しいなあというふうに感じたわけでございますが、そういった厳しい意見だったとしても、それは裏を返せば高い期待の表れというふうに解釈することもできると思います。期待が高いからこそ、意見も厳しくなるという点があるかと思います。  そういったことで、様々な意見が頂けたというふうに思っているわけでございますが、市長御自身、どのような手応えを感じられたかお伺いをしたいと思います。 ○議長(梅村 均君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 先ほど総務部長がお答えをいたしましたが、全小学校区を合わせますと220名を超える皆様に御参加を頂きました。まずこのことが私として大変ありがたく、率直にうれしい、そう思ったということでございました。  そして、多くの方々から日々の生活に関係の深い身近な生活課題をはじめ、災害などいざというときの暮らしの安全・安心に関わる課題や、将来を見据えた本市のまちづくりの課題など、多岐にわたる御意見や日頃感じていらっしゃる疑問、そして夢のある提案などを直接お聞きすることができたことが、この意見交換会の大きな成果だというふうに思っております。  一方で、御意見を頂くことそれ自体が目的ではなく、頂いた御意見をどのように第5次岩倉総合計画に反映していくのか、また市民の皆様の御協力も頂きながら共に計画を実行し、それをどのようにまちづくりに生かしていくのか、このことが一番重要なことだと認識をしております。 ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  一番重要なことだと認識しているというお答えを頂きました。  次の(4)でございますが、今のお話に引き続きまして、市民の皆様から頂いた御意見を今後の市政にどのように生かしていくかという点でございます。  今回の意見交換会のテーマが第5次岩倉総合計画策定に向けてということで、要するに計画を立てるということで、こういう意見交換会が開かれたわけでございます。もちろん市政に生かしていくというのは、計画を立てるだけではなくて、計画を実際に行っていく、そういうことも必要かと思います。計画を立てただけではなくて、立てた計画を実際に御自身で行っていくことが大切だと思っております。そのためにも、様々な取組をされておられると思いますが、市民の皆様から頂いた御意見、今後の市政にどのように生かしていくか、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(梅村 均君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 今回の意見交換会のテーマとした第5次岩倉総合計画は、現在、全庁的に基本計画案を作成する段階に入っているところでございます。まずは市民の皆様から頂いた御意見や、それに対しての私の回答などを庁内で共有しなくてはいけません。その上で、実務的な対応といたしましては、現状をよく知る担当職員の意見も聞きながら、意見交換会にも出席をしておりました副市長、全部長も含め、丁寧に検討を進め、反映できるものは反映し、そして反映できなかったものについてはしっかりと説明できるようにしていく必要があると思っています。  また、計画に反映させることなく実行できるような御意見、御要望等につきましては、対応できるものから順次対応していきたいというふうに思います。  黒川議員の代表質問にもお答えをしたところでございますが、本市の自治基本条例に規定されております、市長は市民の夢を育て、実現する存在という部分、そして市民本位の市政運営や協働といった条項をしっかりと認識しながら、今回頂いた意見や提案も市民の夢として捉え、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。  また、前の質問でも少し触れさせていただきましたが、計画を実行するに当たり、関わっていただいた市民の皆様をはじめ、できるだけたくさんの人たちと一緒になって進めていく、これが重要なことだというふうに思っております。  まちづくりを通してそこに集う多くの人たちが互いに理解し合い、岩倉に対する愛着が醸成されていくことで、市民の皆さん、そして行政との信頼とまちづくりへの関心が高まってまいります。まちづくりにおいて最も重要な要素の一つは人であると思います。この流れがうまく循環し、様々な地域でたくさんのまちづくり人の誕生につながればと期待しているところです。
    ○議長(梅村 均君) 水野議員。 ○7番(水野忠三君) ありがとうございます。  市民の夢を実現していく具体的な青写真を描いて、ビジョンを描いて、そしてそれを実際に実現していく、そういうことがとても大切なことだというふうに考えております。やはり頂いた御意見、市民の皆様から様々な御期待を寄せられたことであろうかと思います。そういったものをぜひ形にしていくために、これからもよろしくお願いをしたいというふうに考えております。  私自身、この第5次総合計画についても様々な、今後委員会などで審議などを通して確認をさせていただきたいと思っておりますが、まず市民の皆さんの夢を実現していく、これを第一にして、私自身も頑張っていきたいというふうに考えております。  以上で私の一般質問のほうは終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(梅村 均君) これをもって、7番水野忠三議員の質問を終結します。  お諮りいたします。  ここで休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅村 均君) 御異議なしと認めます。  よって、休憩いたします。  午後1時10分から再開をいたします。       午前11時51分 休憩  ―――――――――――――――――――――       午後1時10分 再開 ○副議長(関戸郁文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  8番宮川 隆議員の発言を許します。  質問席から行ってください。  宮川議員。                  〔8番宮川 隆君 登壇〕 ○8番(宮川 隆君) 8番宮川 隆でございます。  議長のお許しを得ましたので、今議会における一般質問を通告の順に従い進めさせていただきます。  第1点目、有害ごみの回収方法の周知啓発についてであります。  まずは1点目の、リチウムイオン電池の回収方法はこれでよいのかという課題であります。  昨年、リチウムイオン電池の開発によって、旭化成の吉野彰博士ら研究者がノーベル化学賞を受賞して話題となっております。このリチウムイオン電池ですが、構造上、加圧すると発火や破裂するおそれがあるそうであります。最新の上位製品は改善されてきているそうですが、まだまだ市場の大半は従来の製品のようであります。  以前、リチウムイオン電池の回収方法をお尋ねしたところ、では回収は行わず、電気店での回収をお願いしているとの答弁でありました。では、市内のどこの電気店で回収してくれるのか、回収してくれる電気店を広報に記載することはできないのでしょうか。  「リチウムイオン電池、廃棄」で検索しますと、一般社団法人JBRCという法人のホームページにたどり着きます。そこでは協力店、協力自治体のリンクが貼られておりまして、岩倉を検索すると市内では7店舗が表示されます。しかし、これは広く周知されている状況ではないと思います。  他では気軽に捨てる場所がなく、資源回収の際に破砕ごみに紛れて収集車や処分場で火災が発生している事例も見受けられます。  また、デジタルカメラやノート型パソコンのように、全ての製品が電池を取り外しができ、回収できるわけではありません。充電式のシェーバーや電動歯ブラシなど内蔵の製品も多く見られますし、補助バッテリーとして使用されていることから、電池が入っていることすら意識させない商品もあります。実際は、充電式ポータブル製品のほぼ全てにリチウムイオン電池が使用されていると思われます。  先日、広報とともに配付されたこれですね、ごみと資源の分別と出し方というものがあります。ほかにはホームページのほうにもこれらの早見表というのが掲載されています。それを見ますと、電動ブラシは金属小型家電という分類にありまして、その備考欄に電池を外す、その次に電池欄を参照してくださいというふうにありました。その電池の中の充電池を見ますと、販売店へということであります。電動かみそりも同様の表記であります。  冒頭で述べたように、加圧すると破裂や発火のリスクがあるものを知識のない一般市民に分解させ、回収を促すことはお勧めできないことと考えます。市内全域で定期的に行われている資源ごみの回収時においても、立会い係員に発火等の知識が備わっているかどうかはちょっと疑問であります。  資源回収の際にリチウムイオン電池の類の箱を用意して、e−ライフプラザに集約するなどしてリサイクル業者に渡すのが理想ではないでしょうか。自治体自体が排出者登録することも可能であるとお聞きします。ここまでの課題解決に向けた取組を今後どのように進められていくのか、お考えをお聞きしたいと思います。 ○副議長(関戸郁文君) 市民部長。 ○市民部長(中村定秋君) リチウムイオン電池の回収の状況については、御質問いただいたとおりということでございます。  こちらは、資源の有効な利用の促進に関する法律に基づきまして、メーカー等による回収、リサイクルが義務づけられておりますので、当面現在の方法で回収を行っていただきたいと思っております。  回収店舗の広報の記載につきましては、店舗側の意向というものもあると思いますので、そうしたものを確認しながら市民周知の在り方については検討してまいりたいと考えております。  また、最後のところで、自治体が排出者登録できるというようなお話でございますが、こちらにつきましても、JBRCのホームページで検索しますと、自治体として愛知県内で登録しているところはあまり多くないという現状でございます。どういった課題があるかを含め、今後検討してまいりたいと思っております。 ○副議長(関戸郁文君) 宮川議員。 ○8番(宮川 隆君) 資源に回すという観点では、今の在り方というのがあながち間違いではないというふうには分かりますけれども、事市民の安全に関わる部分、そして他でも事故が発生しているということから、できるだけ分かりやすい、そして安全な方策を取っていただくことをお願いしたいと思います。  次に、ボタン電池の回収方法は現行のままでよいのかという問いであります。  ボタン電池も業者による回収が現在行われていますが、これは以前、ボタン電池には水銀が使用されているためであったと記憶しています。現在は、複数の店舗で確認したところ、使用されている製品は見当たりませんでした。あえて業者回収の理由を探せば、多くのボタン電池が大量に捨てられて、直列につながった際にショートする危険性があります。そのため、一個一個テープで絶縁することを推奨しています。危険度から考えると、マンガン電池やアルカリ電池と同様であります。ボタン電池の回収方法は現行のままで行う必要があるのかお聞きしたいと思います。 ○副議長(関戸郁文君) 市民部長。 ○市民部長(中村定秋君) ボタン型電池につきましては、現在かなりのものが、今御質問にありましたように水銀が使っていない、水銀不使用のものということでございますが、今なお微量ではありますが、水銀が使用されているものがあり、完全な無水銀化は現在のところ実現していない状況ということのようでございます。  今後、無水銀化の状況を見ながら、販売店における回収をしばらくは継続してまいりたいと考えております。 ○副議長(関戸郁文君) 宮川議員。 ○8番(宮川 隆君) フェールセーフというんですかね、安全側に行っていくということは、行政としては必要なことなのかなとは思いますので、できるだけその辺はアンテナを高くして、無水銀化が完全に行えるようになった場合は、回収の在り方に関してはちょっと考え直していただきたいなというふうに思います。  次は、蛍光管回収箱の表記は正しいのかという点であります。  この件は、名称変更を求めるものであります。  が発行するごみと資源の分別と出し方、先ほどのやつですね、によりますと、水銀を含んだもの、蛍光管、蛍光ボール、水銀体温計は割らずに灰色の指定容器へ入れてくださいという表記になっております。のホームページも同様であります。  ここでいう指定容器は、蛍光管回収箱であります。水銀の含有されたものを回収する目的であれば、蛍光管回収箱の表記はもっと具体的な分かりやすい表記のほうが適切だと考えますが、いかがでしょうか。 ○副議長(関戸郁文君) 市民部長。 ○市民部長(中村定秋君) 現在、分別収集等で蛍光管等を回収する箱には、御質問にありましたとおり、蛍光管回収箱の表記をしております。  この箱で回収しているものが基本的には蛍光管ということでございまして、水銀の含まれたものは例外的に出せるという取扱いにしております。  この表記につきまして、誤ってこれらのもの以外の有害ごみを市民が入れてしまうことを避けるため、従前よりこのような表記になっているものと思われますが、表記につきましては、環境委員の皆さんからの御意見等も踏まえ、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(関戸郁文君) 宮川議員。 ○8番(宮川 隆君) 多くは蛍光管の回収に使われているわけでありますけれども、本来趣旨は水銀を完全分別するというところでありますので、混在を避ける、もしくは安全性を考える観点から、箱の表記だけに関わらず、回収の在り方も一考していただけるとありがたいかなというふうに思っております。  4点目であります。  製品の品質・素材の改善に伴う回収方法の周知啓発の必要性を感じるかどうかという点であります。  有害ごみに関わらず、使用されている素材や構造は日々改善、進化されています。時代に合った資源回収の在り方に合わせて変更していく必要性を感じますが、いかがでしょうか。  反面、その都度制度を変更していては、市民周知の徹底に欠ける部分もあります。周知期間を含めた広報や、変更時期の基準や考え方があればお聞きしたいと思います。 ○副議長(関戸郁文君) 市民部長。 ○市民部長(中村定秋君) 製品の改良に伴い、回収方法に変更があった場合につきましては、保存版の岩倉ごみと資源の分別早見表の改訂に併せてこれを反映しております。また、速やかに周知する必要がある場合は、毎年発行しております年度版の岩倉ごみと資源の分別と出し方への記載や、広報、ホームページ、それから昨年導入しましたごみ分別アプリなどにより周知をしてまいりたいと考えております。  先ほど、変更時期の基準があればということでございましたが、特に基準はございません。必要な周知期間を取って変更ということになるかと思います。  また、各地域の委員が出席しております環境委員会においても、丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(関戸郁文君) 宮川議員。 ○8番(宮川 隆君) 現実問題、資源回収場所で市民の方に指示されるのは環境委員さんになると思います。ですので、その辺の時期だとか、何のためにやるのかということをやっぱり理解していただくということが大切かなと思いますので、今後よろしくお願いいたします。  2点目の質問であります。  高齢歩行者の事故防止についてであります。  この件については、一括で質問をさせていただきたいと思います。端的な御答弁をお願いしたいと思います。  全国的に交通事故者数は減少傾向が定着し、昭和23年統計を始めて以来、犠牲者はここ3年、連続で最小記録を更新しています。愛知県においても十何年振りにワーストワンの記録から脱したことが報じられています。  そのような中で、最近の交通事故の話題は高齢者ドライバーの操作ミスによる交通事故の多発傾向であり、国においても法整備が進んでいます。岩倉においても、来年度予算に、高齢者後付安全運転支援装置設置費補助金というものが提案されています。そのことからも今後の進展が期待されるところでもあります。  今回、問題提起したいことは、高齢者ドライバーが引き起こす交通事故に注目される一方で、高齢歩行者、特に夕暮れ時の被害者が経験的に多いことに報道等の目が向いていない点であります。言い換えれば、市民、住民の意識が被害者側に向いていない点であります。質問は、私の手元にある資料をお示しした上で、執行機関の考え方と対応をお聞きしたいと思います。  平成21年と少し古い資料でありますが、全国的な傾向を把握しやすかったので使用させていただきます。財団法人交通事故総合分析センターが出している2011年のレポート、夜間の高齢歩行者死亡事故によりますと、平成21年における交通死亡事故の25%、1,202人が65歳以上の高齢被害者でありました。つまり、4人に1人が65歳以上の高齢者であります。その中でも、歩行中死亡者数の70%が65歳以上の高齢者が占めています。内訳では65歳以上75歳未満が全体の21%、75歳以上が49%を占めています。  ちなみに本年2月17日の報道によれば、65歳以上の死亡者における割合は、高齢化が進んだこともあり、歩行者に占める割合は80%を超えたという報道がありました。  昼夜別で見ると、夜間に発生したケースが昼間帯の1.8倍に上ります。また、その多くは17時から19時台と、いわゆる薄暮と言われる3時間に34.6%が発生しており、日没から日の出に限ると53.9%がこの3時間に集中しています。  もう少し詳しく見ますと、横断歩道以外での事故は39%、信号機のない交差点を含めますと65.7%であり、事故原因のうち、95.6%が四輪自動車の衝突によるものでありました。  ここまで見ると、ドライバーに対する啓発に目が行きがちですが、夜間の事故要因を見てみますと、横断歩道以外の横断による事故が69.5%、そのうち走行車両の直前・直後の横断によるものが36.9%、横断歩道以外の横断が32.6%で、中には横断禁止箇所での横断が2.5%含まれています。このことは、被害者の法令及びルール違反によるものが大半を占めていると言えます。  また、横断中の事故のうち、70%ほどが横断後半に対向車線で発生しております。車が時速60キロで走行するならば、幅10メートルの道を渡るのに1車線10秒、2車線であれば20秒を必要とします。  次に、反射板の効果を見ますと、街路灯が未設置の箇所で18時半から22時に行った実験では、30歳から64歳までのドライバーの対象者発見距離は、平均値で、腕と足首に反射板をつけていた場合は50.1メートル、腕のみにつけていた場合は41.7メートル、反射板未使用で17.8メートルでありました。実際には服装などによる効果を加味すれば、もっと早い発見が期待されると思われます。  2009年と、これもまた古い数値でありますけれども、岩倉における交通事故発生率は、事故率0.503%、名古屋における北区など政令指定都市以外の一般区を加えていることから、1,946区分のうちの805位とまあまあの成績でありました。県内においても70単位中の61位ということであります。ちなみに1位は2.9%の東京都千代田区、2位は2.21%の飛島村、3位は2.139%の名古屋中区でありました。  少し近いデータで、これは交通事故者数ではなくて死亡者数なんですけれども、平成30年度の交通死亡者数、岩倉は1万分の0.21、県内では31位、これを割り返しますと、30年には1名の死者が出ていたということであります。当然、これがゼロであれば、70単位ですから一番下ということになります。  反面、仮に2名の犠牲者、死者が出た場合は、一気に9位に躍り上がります。  そういうこともありまして、分母が小さいから1名の犠牲者、1件の事故における比率が上下するということが言えるわけでありますけれども、岩倉が比較的事故者数が少ないというこの結果は、日頃から反射板の配付や交通安全教室の実施等が行われていることの現れであるというふうに評価させていただきたいと思います。  ただ、先ほど述べさせていただいた事例からも、多くは被害者側の意識改革により回避できるものであります。当事者だけではなく、家族や身近な人、これらが夕暮れ時の外出に気を配ることや、日頃の服装に心配りすることで改善が期待できます。衣料品店の販売員や、日頃参加するサークルなどに協力を仰ぐということも効果があるのではないかというふうに考えられます。  このような岩倉が置かれている現状を踏まえ、岩倉では現在どのような対応が取られているのかお聞きしたいと思います。 ○副議長(関戸郁文君) 総務部長。 ○総務部長(山田日出雄君) まず、県内等の状況を御報告させていただいて、その後、本市の取組についてお話しさせていただきたいと思います。  愛知県内での高齢歩行者の死亡事故率につきましては、令和元年で見ますと交通事故死者数は156人で、うち65歳以上の高齢者は80人、そのうち高齢歩行者は31人となっており、平成30年も含めて見ますと、交通事故で亡くなる高齢者の割合は5割前後、そのうち約4割が高齢歩行者となっております。  また、江南警察署管内での高齢歩行者の死亡事故につきましては、平成30年が交通事故死者数は4人、そのうちの65歳以上の高齢者は3人、またそのうち高齢歩行者が1人となっており、令和元年では交通事故死傷者数6人のうち高齢者は5人、そのうち高齢歩行者が1人となっております。  高齢歩行者の事故要因につきましては、本市では事例も発生件数も少なく、統計的な数値というものは把握をしておりませんけれども、全国的に見れば、その数値として、令和元年の警察庁の統計によれば、歩行中死者1,286件のうち60%は何らかの法令違反があり、その32%、257件が横断歩道以外横断、走行車線の直前・直後横断等の横断違反があったとのことであります。そういう点でいえば、御質問にもございました夜間の危険性を含めて、交通安全意識の啓発を図り、交通ルールの遵守といったところも意識を高めていただくような取組が必要だと考えております。  本市におきましては、今年度、高齢者に対する交通事故のうち、交通事故の防止の取組として、江南警察署交通課と愛知県警交通安全教育チームあゆみの係官を講師とした交通安全教室を4月に老人クラブ連合会の会員、10月にはシルバー人材センターの会員を対象に、自転車に乗ったときのポイントや反射材の活用方法など、高齢者が事故に遭わないような実践的な内容で開催をしております。  また、江南警察署では昨年7月に、管内市町の高齢者から交通安全川柳を公募し、優れた川柳を表彰して高齢者に対する交通安全意識の高揚を図る取組が行われております。  県内における昨年1年間の交通事故死者数は減少し、全国ワーストではなくなりましたが、高齢者の交通事故者の割合は依然として高く、今後も引き続き先進事例を参考にしながら、より効果的な交通安全教室の充実、広報での周知などを行い、交通安全意識の啓発に努めてまいります。 ○副議長(関戸郁文君) 宮川議員。 ○8番(宮川 隆君) 高齢ドライバーの意識の向上というのは、免許の書換え時期などに集中的に行うということが可能でありますけれども、歩行者、自転車になるとなかなかそういう機会というのはないわけですね。実際自分の、名草線で起きたことなんですけれども、片側2車線の道路のど真ん中ですね、ちょうど2車線のラインの中央を自転車で走る御高齢の方を見ました。当然、名草線が渋滞していました。皆さんよけますので。  あと、同じ名草線なんですけれども、中央分離帯の緑地帯というんですかね、木が生えている、そこから突然お年寄りの方が横断してきて、急ブレーキを踏んだこともあります。安全確保しながら、危ないですよと声をかけたところ、昔はここは自由に通れたという、そういう感覚でありました。  我々とはちょっと感覚的に違うのかなというのをまざまざと思い知らされたところなんですけれども、やはり先ほどの部長の答弁にもありましたように、できるだけ多くの機会で具体的な事例を示していただいて、自分たちの身の安全はやはり自分たちで守っていただかないと、全ての原因がドライバー側にあるだけではありませんので、やっぱり痛い思いをするのも御自身でありますし、ましてやお亡くなりになるというような悲劇がありましたら、御家族や周囲の方々が悲しむわけでありますので、そういう意味合いでいいますと、いろんな席やいろんな機会を通じて今後も周知啓発に努めていただきたいなというふうにお願い申し上げまして、私からの今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(関戸郁文君) これをもって、8番宮川 隆議員の質問を終結します。  お諮りいたします。  議会運営委員会を開催する間、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。
                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(関戸郁文君) 御異議なしと認めます。  よって、休憩いたします。       午後1時37分 休憩  ―――――――――――――――――――――       午後1時45分 再開 ○副議長(関戸郁文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に議会運営委員会が開かれておりますので、報告を求めます。  議会運営委員会委員長、9番須藤智子議員。 ○議会運営委員長(須藤智子君) 9番須藤でございます。  休憩中に議会運営委員会を開催し、議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正について審査しましたので、御報告いたします。  審査の結果、議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正を本日の日程に追加し、審議することに決しております。  以上、報告を終わります。 ○副議長(関戸郁文君) 報告が終わりました。  お諮りいたします。  ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正を本日の日程に追加し、審議することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(関戸郁文君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の日程に追加し、審議することに決しました。  ――――――――――――――――――――― ◎追加日程 議案第14号の訂正 ○副議長(関戸郁文君) 追加日程、これより議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正を議題といたします。  お手元に配付いたしましたとおり、執行機関から議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の正誤表が提出されています。  訂正についての説明を求めます。  建設部長。 ○建設部長(片岡和浩君) 本定例会に上程をしております議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」、誤りがありましたので訂正をお願いいたします。  訂正箇所は、お配りをさせていただきました正誤表のとおり、第4条第5号中、正誤表の2行目になりますけれども、「住宅街区整備事業」を「住宅街区整備事業密集市街地における防災街区の促進に関する法律(平成9年法律第49号)に基づく防災街区整備事業」と改めるとしておりましたが、「密集市街地における防災街区の促進に関する法律」が、正しくは「密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律」でありましたので、正誤表のとおり訂正をお願いいたします。  大変申し訳ございませんでした。よろしくお願いをいたします。 ○副議長(関戸郁文君) 説明が終わりました。  質疑を許します。                   〔挙手する者なし〕 ○副議長(関戸郁文君) これをもって質疑を終結します。  お諮りいたします。  議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正について、承認することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(関戸郁文君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第14号「岩倉市営住宅管理条例の一部改正について」の訂正について、承認することに決しました。  したがいまして、議案第14号は総務・産業建設常任委員会へ付託済みでありますので、この訂正を併せて議案を審査いただくようお願いします。  本日はこれをもって散会します。  次回は、3月25日午前10時から再開いたします。御苦労さまでした。       午後1時49分 散会  ―――――――――――――――――――――...