岩倉市議会 > 2019-02-26 >
平成31年第1回定例会(第 2号 2月26日)

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  1. 岩倉市議会 2019-02-26
    平成31年第1回定例会(第 2号 2月26日)


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    平成31年第1回定例会(第 2号 2月26日) 平成31年3月(第1回)岩倉市議会定例会  ―――――――――――――――――――――         平成31年2月26日(火)       午前10時   開 議 日程第1 施政方針に対する代表質問  ―――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した案件 日程第1 施政方針に対する代表質問  ―――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(15名)         1番  櫻 井 伸 賢         2番  大 野 慎 治         3番  鈴 木 麻 住         4番  塚 本 秋 雄         5番  相 原 俊 一         6番  鬼 頭 博 和         7番  須 藤 智 子         8番  梅 村   均         9番  桝 谷 規 子
            10番  木 村 冬 樹         11番  堀     巌         12番  宮 川   隆         13番  黒 川   武         14番  関 戸 郁 文         15番  伊 藤 隆 信  ―――――――――――――――――――――――― 〇欠席議員(0名)  ―――――――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者    市     長        久保田 桂 朗    副  市  長        小 川 信 彦    教  育  長        長 屋 勝 彦    総 務 部 長        山 田 日出雄    市 民 部 長        中 村 定 秋    健康福祉部長兼福祉事務所長  山 北 由美子    建 設 部 長        片 岡 和 浩    消  防  長        柴 田 義 晴    教育こども未来部長      長谷川   忍    行 政 課 長        佐 野   剛  ―――――――――――――――――――――――― 〇職務のため出席した事務局職員    議会事務局長         隅 田 昌 輝    統 括 主 査        寺 澤   顕       午前10時00分 開議 ○議長(黒川 武君) おはようございます。  ただいまの出席議員は15名であります。  したがいまして、定足数に達していますので、議会は成立いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  地方自治法第121条の規定により、議案等の説明者として市長等の出席を求めております。  議事は、お手元に配付してあります議事日程表に従い進めさせていただきます。  ―――――――――――――――――――――――― ◎日程第1 施政方針に対する代表質問 ○議長(黒川 武君) 日程第1、施政方針に対する代表質問を行います。  真政クラブを代表しまして、2番大野慎治議員の発言を許します。  登壇してください。  大野議員。                  〔2番大野慎治君 登壇〕 ○2番(大野慎治君) 2番大野慎治です。  真政クラブを代表して、施政方針に対する代表質問を行わせていただきます。  質問に入る前に、一言述べさせていただきます。  日本気象協会が2月21日にニュースリリースとして発表した2019年桜の予想開花日は、全国的に平年より予想より早く、3月19日には名古屋、岐阜で開花する予想となっています。また、日本気象株式会社が2月21日に発表した2019年第4回桜の開花・満開予想では、愛知県名古屋市では3月21日の開花、3月30日満開の予想となっています。  12月から2月前半にかけて、とても平年より高目の気温でした。また、この先1カ月間も平年より高目の気温が予想されています。桜の開花時期が早くなってしまう予想となっています。多くの観光客、そして市民の皆さんが楽しみにしていますので、岩倉五条川桜まつり期間中には何とか桜が咲き続けますよう、皆さんと一緒に祈念しております。願うしかありません。  また、岩倉桜まつりには、私たち議員は4月に選挙を控えておりますが、当局、市民の皆さんと一緒に一体となって岩倉桜まつりを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、先週の2月23日のきてちょ〜議会報告会では、多くの参加者がございましたので、皆さんと一緒に予算審議に反映できるよう、議会一体となって審議に反映させていきたいと思いますのでよろしくお願いします。  それでは質問に入ります。  まず初めに、市長になられて2年間を振り返っての御所見を簡潔にお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 私は、平成29年1月29日に岩倉市長に就任をさせていただいてから、早いもので2年が経過いたしました。振り返ってみますと、あっという間の2年間であったと思います。今日まで何とか市長の職を務めさせていただくことができましたのも、市民の皆様方を初め議員の皆様方の御理解、御協力、そして御支援のたまものであると感謝しているところでございます。  ことしは、私が市長に就任して3年目の折り返しとなります。これまでマニフェストに掲げた事業を初め、さまざまな事業に取り組んでまいりました。今後も私のまちづくりの目標であります「住むなら岩倉! 子育て・健幸・安心なまち」に向け、これからの10年後、20年後を見据えた持続可能なまちづくりを進め、市民の皆様がこのまちに誇りを持ち、暮らし続けたい、そして市外の方からも暮らしてみたいと思っていただける岩倉市をつくっていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 「住むなら岩倉!」が非常にシンプルでわかりやすいもんですから、私はシティプロモーションに使っていただきたかったと思います。次回はぜひ使っていただきたいと思います。  次に、平成31年度における新規事業や主要事業がいろいろありますが、その中でも市長が力を入れている岩倉市の独自政策は何なのでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成31年度の新規事業や主要事業のうち、これは他市でも行っている事業ですが、風しん予防接種事業、あるいは住宅用地球温暖化対策設備費補助金就業者移住支援事業、耐震対策費、これらの事業は国の方針などによって、どこの市町でも行っておりまして、岩倉市独自というところではございません。これらを除きましたシルバーリハビリ体操推進事業健康増進事業、産後ケア事業、ごみ分別アプリ導入事業地域産業活性化支援事業定住促進事業、企業庁の土地開発関連事業などは独自性の高い事業だというふうに考えております。  31年度予算におきましては、企業庁におけます企業誘致の関係、それから名鉄石仏駅の東口の改札の事業など、予算的に大きな数字が出ていくというところもあるんですが、やはり市民に寄り添う事業、きめ細かな事業を特に31年度、きめ細かい盛り込み方をしたというふうに思っております。以上です。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 1点だけ御指摘させていただきたいと思います。  ごみ分別アプリ事業は、既に愛知県で17市が導入済みで、ちょっと江南市さんは独自のアプリでございますので、それを含めると18市が導入されていますので、独自事業かどうかは別にして、導入することは、僕は非常にいいことだと思いますので、頑張って入れてください。  次に、財政調整基金を平成31年度では2億8,000万円取り崩し、大きく組み入れしています。今後、どのような予定になっているのでしょうか。実施計画上では、来年度、2020年度も2億6,000万円計上していますので、引き続き繰り入れを行う予定となっているのでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 財政調整基金は、特定目的に充当する基金ではございませんが、平成30年度においても小牧岩倉衛生組合負担金への対応のために5,000万円を繰り入れ、平成31年度については、このほか企業誘致関連事業や名鉄石仏駅などの整備事業に伴う歳出予算の増に対応するために繰り入れを行う予定としております。  平成32年度以降についても、第9次の実施計画で計上しておりますとおり、小牧岩倉衛生組合負担金企業誘致関連事業等の対応に繰り入れをしていく予定でございます。ただし、その年の予算によっては、基金を積むということも考えておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 企業誘致関連事業と名鉄石仏駅整備事業は必要な事業でございますので、取り崩して組み入れることはやむを得ないと思いますが、ただ2年間で5億4,000万繰り入れることになれば、財政調整基金が6億9,000万円となり、今後も小牧岩倉衛生組合の負担金の対応が続く予定となっていますので、やはり事業の選択と集中が大切であり、必要であると私たちは考えています。  次に、教育環境整備基金は岩倉市立の小学校及び中学校において、今後、教育施設として質的向上を目指し、充実した学習空間の整備を行うためには多くの費用が必要となり、財政運営上の適正化を図るため、教育環境の整備という特定の目的を明確にした基金として創設されたものであります。  今年度設置される小中学校の空調設備、エアコン設置事業の財源として、現在あります教育環境整備基金を3億円充当する予定となっており、残額がほぼほぼゼロになってしまいますが、教育環境整備基金の今後の活用方針について、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 教育環境整備基金につきましては、岩倉市立の小中学校における教育環境の整備のための財源に充てる場合に限り取り崩すことができるとしております。まずは、現在進めております小中学校の空調設備設置事業の財源として充当させていただきたいと考えております。  今回の空調設備設置事業の財源につきましては、工事の執行状況に応じて国の交付金ですが、国庫ですとか市債、借金などを活用しながら、予算では3億円を充当することとなっております。教育環境整備基金について、全て充当するのではなく、可能であれば一部残していくことも考えたいと思っております。  学校施設の躯体にかかわる改修工事等につきましては、別に公共施設整備基金を活用することとなりますので、今後は例えばICT教育や外部人材の活用等といった、その時々に必要とされる教育環境の整備に充当することとし、また必要なときに活用できるよう、市全体の財政状況を勘案して積み立てていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 環境整備基金については、ICT教育に活用することは議会としてお聞きしておりましたが、外部人材の活用については、ちょっと私の記憶では初耳でございますので、また議案の審議のほうで改めてお聞きしたいと思います。  次に、平成30年度に整備した五条川健幸ロードでのウオーキングや健康器具の活用など、さまざまな健康増進事業を実施するとともに、(仮称)健幸づくり条例の制定に向けて健幸づくり推進委員会を設置しますが、市議会として12月定例会において全員賛成で採択した歯と口腔の健康づくり推進条例の制定も含まれているのでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 歯と口腔の健康づくりについての内容も含んでおります。口腔の健康は全身の健康にもつながるということから、重要な課題であるということは十分理解しておるところでございます。  昨年12月に健幸都市宣言をしたところであり、健康づくりを幅広い分野で推進していくために、食生活や運動、心の健康や、そして歯の健康も含めた条例の制定を考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) ぜひ、歯と口腔の健康づくり推進条例の制定については、近隣市町でも条例制定に向けて動いているとの情報もお聞きしていますので、よくよく近隣市町と情報交換していただきますようお願いをいたします。  余談ではございますが、広報「いわくら」3月号、市政通信において、五条川健幸ロードが完成しましたと記載されていましたが、健康器具のうち、まだ立ち上がりベンチが設置されていませんでした。工期はあさっての2月28日でございますので、設置されるとは思いますが、遅くとも3月13日から実施する健康器具ウオーキングサイン体験会には間に合わせていただきますよう、ちょっとお願いいたします。これは質問ではございません。  次に、妊娠期から子育て期の切れ目ない相談事業として、妊娠、出産、育児、子育てについて不安や負担を解消するため、嘱託職員の助産師を現在の1名から2名として相談・指導体制の充実を図ることとなっていますが、平成29年度と平成30年度の相談件数の推移はどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 妊娠、出産後の相談事業といたしましては、母子健康手帳交付時の面接相談、出産後は全ての産婦におめでとうコールとして電話支援及び産婦と乳児の訪問指導を実施しています。  妊娠、出産後の相談実績につきましては、平成29年度は延べ1,752件、平成30年度は、平成31年、ことしの1月末現在ですが、延べ1,360件実施しています。また、子育て期の相談実績としまして、乳幼児健康相談では、平成29年度は延べ1,823件、平成31年1月末現在で延べ1,494件実施し、妊娠期から子育て期の切れ目ない支援に取り組んでいるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 非常に相談件数が多いということがわかりましたので、充実を図っているということがよくわかりました。すばらしいことだと私は思います。  次に、産後ケア事業に取り組むことは、産後も安心して子育てできる環境を整備し、切れ目ない支援の充実を図ることとして本当に必要な事業だと思います。そこで、産後ケア事業の周知方法と、何月から開始を見込んでいるのでしょうか。岩倉市独自事業でございますので、市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 産後ケア事業につきましては、出産後の心身の不調及び育児不安がある産婦を、一定期間医療機関に宿泊していただきながら心身のケアや育児サポートを行うもので、その周知方法につきましては、広報、ホームページ及びほっと情報メールなどで広く行うとともに、母子健康手帳交付時に全ての妊婦に案内するほか、出産後の電話支援、おめでとうコールにおいても母子の状況に応じた案内をしてまいりたいと考えております。  事業の開始につきましては、平成31年4月中にスタートできるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 4月からスタートできるように準備を進めているということですね。スピード感があって本当にいいと思います。健康課の職員の皆さんも一生懸命頑張っていただきたいと思います。  次に、風疹の予防接種事業についてお聞かせください。  平成24年から25年にかけて、全国で風疹が大流行して患者数が急増して以来、5年ぶりに大都市部を中心に平成30年度から今も流行しています。今回の風疹予防事業については、全国一律で行うものなのか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成30年の大都市圏を中心とした風疹の発生状況を踏まえ、風疹の感染拡大防止のため、これまで定期接種の機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、抗体検査の結果により予防接種法に基づく定期接種として全国一律に実施するものでございます。  この風疹予防接種事業は、平成31年度から3年間の経過的措置として実施するものでございます。以上です。
    ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 私もおたふくにかかったことは覚えているんですが、風疹にかかったかどうか全く覚えがないもんですから、私も対象年齢でございますので、私自身も受診したいと思います。該当者も何名か、議員の中にいらっしゃいますので、一緒に受けましょう。  次に、シルバーリハビリ体操推進事業として、リハビリ体操3級指導士を養成するとありますが、どのように募集するのか。また、いつまでに資格を取得する予定なのかお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) シルバーリハビリ体操指導士養成講習会の募集については、市広報やホームページなどで広く募集する予定でございます。  また、講習会の募集の前に、老人クラブや保健推進員等の団体に周知を図りながら、体験会やキックオフ講演会においても指導士の養成について周知していく予定でございます。  指導士の資格取得につきましては、平成31年11月、これは年号がかわっておると思うんですが、2019年の11月ごろから6回コースで講習会を開催し、年内の取得を目指すものでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 私自身もう少し早い取り組みだと思っていましたが、頑張って早期に取り組んでいただきたいと思います。岩倉市独自事業でございますので、一生懸命頑張っていただきたいと思います。  また、今御回答にありましたシルバーリハビリ体操推進事業の中に、キックオフ講演会とありますが、その内容についてはどのようなものなのか、詳しくお聞かせください。              〔「休憩をお願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒川 武君) 暫時休憩します。       午前10時20分 休憩  ――――――――――――――――――――――――       午前10時21分 再開 ○議長(黒川 武君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  市長。 ○市長(久保田桂朗君) 失礼しました。  キックオフ講演会は、シルバーリハビリ体操の考案者である茨城県立健康プラザの管理者である医師を講師としてお招きし、秋ごろにシルバーリハビリ体操についての効果や介護予防の重要性、そしてこれからの高齢社会についての講演会を予定しております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 先ほども述べましたが、シルバーリハビリ体操推進事業は岩倉市の独自政策であり、愛知県内でも先駆的な取り組みですので、市長を初め長寿介護課の職員の皆さん、頑張っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。  次に、ここ数年、待機児童が発生して、待機児童の解消とありますが、平成31年4月1日時点での待機児童はあるのかないのか、もしあれば待機児童の見込みはどのようなのかお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成31年4月入園の申し込みに対する受け付け状況を見てみますと、現時点では待機児童は発生しない見込みとなっております。ただし、ある特定の園だけを希望しておみえになったり、あるいは求職活動を始めるための入園希望といった待機児童の定義に当てはまらない申し込みにつきましては、受け入れできていない児童が約10人ほどお見えになります。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 4月1日では待機児童は発生しないということですね、今年度は。  待機児童に当てはまらない、受け入れできていない児童については、ちょっと課題が残っているのだと思います。  次に、認定こども園施設給付事業について、小規模保育事業所の開設を10月予定としていますが、年度途中の開設に対してニーズはあるのでしょうか。支払われる給付費や補助金はどのような扱いになるのか、御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 現在、3歳未満児の保育の受け入れにつきましては、年度当初の4月入園の申し込みでほとんど受け入れ枠が埋まる状況にございます。したがいまして、年度途中での転入や出産、育児休業からの仕事復帰などの場合の利用ニーズはあると考えております。  施設に対する給付費や補助金につきましては、まず施設開設のための改修費について、3,200万円を上限として、その4分の3を補助することとしています。また、この財源として国庫補助である保育対策総合支援事業費補助金を活用し、対象経費の3分の2の補助を受ける予定です。  次に給付費といたしましては、開設した月から支給することとして、給付額としては月ごとの園児数などの実績に応じて支払います。歳出予算といたしましては、10月から3月までの6カ月分の2,008万円を計上し、それに対する財源といたしましては、国庫補助金であります子どものための教育・保育給付費交付金で対象経費の2分の1、県費補助である施設型教育・保育給付費負担金で対象経費の4分の1の補助を受ける予定でございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 確かに一定のニーズはあると思いますが、ゼロ歳児3人、1歳児8人、2歳児8人の規模とお聞きしていますので、5人の保育士の確保や当初の体制について、市としても支援する必要があると思いますので、しっかりと連携をとっていただきたいと思います。  次に、公園整備の一環であえてお聞きしますが、石仏公園整備事業について、今後の見通しといつごろの完成を目指しているのか、見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 石仏公園整備事業につきましては、今年度末時点で用地買収率が6割を超える状況でございます。このことから順調に買収が進んでおると考えております。  完成時期につきましては、現時点では平成36年度、2024年度を目指しているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 2024年度完成を目指しているということでございますので、また工事費が2023年、2024年と必要となってきますので、多大なる予算が必要であるであろうということがわかりました。  次に、クリーンエネルギーの利用促進のため、これまで地球温暖化対策補助に加えて、家庭用燃料電池システム家庭用エネルギー管理システム等を一体的に導入した場合を追加するなど、補助メニューを整理し、市民の効率的なエネルギーの利用を積極的に支援していきますとありますが、住宅用地球温暖化対策整備設置補助金については、平成30年度の決算見込みが680万円となっているのにもかかわらず、当初の予算額が減っている理由は何があるのでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 住宅用地球温暖化対策設備設置補助金につきましては、県の補助金もいただいて実施している事業でございまして、平成31年度からの県補助制度の見直しにあわせて、また近隣市町の補助内容なども勘案して、太陽光発電システム単独の補助を廃止する一方で、燃料電池システムを新たに追加するなど、補助メニューの整理を行ったことによるものでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) わかりました。  できれば今年度と同じ予算が必要であったのかなあと、私個人的な考えでございます。  次に、移動系防災行政無線デジタル化事業について、現在のアナログ式移動系防災行政無線のデジタル化を図る必要性は十分に理解できますが、平成29年度に購入したIP無線機の活用はどのようにするのでしょうか。見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 現在配置していますアナログ式の移動系防災行政無線につきましては、2022年度に規格が変更されることにより使用できなくなるため、新たにデジタル式の通信機器を整備するもので、庁舎屋上に基地局無線装置を設置し、6階の災害対策室に統制局制御装置を置きます。また、GPSで位置情報を管理できる機能や、内線電話から携帯型無線装置に連絡できる機能も備えています。今までのような単信通話方式ではなく、複信通話方式で通話するため、情報伝達がよりスムーズにできるものと考えております。  御質問のIP無線機につきましては、携帯電話の基地局、Wi−Fiの電波を使用して通信をする無線機で、災害時に規制されづらいメールなどのパケット通信のデータ域を活用して、音声通話や現場写真も送信可能な機器でありますので、風水害時のパトロール、避難所との通信などで有効に活用できておるところでございます。  大規模な災害時には、1つの通話手段であると、その機能が使えなくなったときには災害対応が滞るということもございます。そのため、さまざまな通信手段を用意していくことが重要であると考えますので、移動系防災行政無線とIP無線機を併用して運用し、災害対応に当たりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) わかりました。  併用して活用していくということですね。無駄にならなくてよかったです。ありがとうございます。  次に、防災備蓄倉庫設置事業についてお聞かせください。  防災備蓄倉庫を計画的に増設する予定となっていますが、備蓄食料、飲料水などの備蓄品は、今年度購入しないのでしょうか。また、災害用毛布についても備蓄するべきではないでしょうか。御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 現在、避難所に設置してあります防災備蓄倉庫には、飲料水、災害用毛布、避難所テントや救助器具等が備蓄してあります。  備蓄食料については、一宮春日井線高架下の備蓄倉庫に集中保管しており、発災後に各避難所に配付することを想定しています。しかし、非常時にすぐに使用できる車両も限られることも考えられるということから、各避難所において備蓄食料や飲料水、災害用毛布等、避難所運営していく上で最低限の準備をしていくことで、より迅速かつ円滑に避難所を設置、運営することができますので、今回、防災備蓄倉庫を増設し、これらのものを備蓄するものでございます。  平成31年度当初予算案におきましても災害用フリース毛布の購入費を計上していますが、備蓄食料や飲料水など、備蓄資機材につきましては、今後も計画的に購入してまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 一宮春日井線下の備蓄倉庫に集中管理から、避難所である小学校の備蓄倉庫に、備蓄倉庫を増設して災害時の対応を円滑に図る一環であると受けとめさせていただきます。ぜひ計画的に備蓄をしていただきたいと思います。  次に、防災備蓄倉庫を各小学校に増設する計画であるならば、北名古屋市さんが実施しているような台風などの災害避難所を小学校体育館で開設する考えはないのでしょうか。御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 最近の気象庁の発表では、台風などの災害時について、8時間から10時間前に警報が発令されています。  本市では警報発令後、風雨が強くなる前に自主的に避難をしていただけるように、さくらの家、ふれあいセンター、防災コミュニティセンターの3カ所を避難所として開設をしております。この3カ所というのは、台風時に一定余裕を持って避難できること、また施設の場所や設備のことも考慮したものとなっております。  南海トラフが発生した場合などの大規模災害時には、学校体育館を避難所として開設することになりますが、そうしたときの備えとして、市主催の防災訓練や自主防災会による地域合同防災訓練の際に、避難所運営訓練や設営訓練なども実施しているところでございます。  いずれにいたしましても他の自治体の状況などを情報収集しながら、研究をさせていただきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 避難所運営訓練や設営訓練、私も一般質問で提案させていただいて、すぐ実施していただいたことは本当にありがたいと思っています。訓練は必要であると思いますが、災害時対応というのは、いざとなったとき大変にならないように、僕は北名古屋市さんのような小学校体育館での災害時対応のほうが、私自身は正しいと思っています。  次に、はなのき広場のトイレは、当初は平成30年度中に完成となっていたため、はなのき広場を利用されている市民の皆さんにとっては一日も早い完成が望まれるものであります。今年度、早期発注、早期完成、引き渡しが必要であると考えますが、いつまでに工事を完成する予定なのでしょうか。お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) はなのき広場のトイレ設置につきましては、当初計画しておりましたくみ取り式の簡易トイレから浄化槽式に変更するということで、より利便性の高いトイレとして設置していきたいと考えております。  既に設計につきましては平成30年度に完了しておりますので、大変はなのき広場を使われる方々には迷惑をかけて申しわけないと思いますが、速やかに竣工を迎えたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) ぜひ、速やかに竣工していただかなければいけないと思います。  工事の発注がおくれますと、消費税率が消費税増税後の10%となってしまいますので、9月末までに何とか完成、引き渡しを受けるようにお願いしたいと思います。  次に、施政方針に公共施設再配置計画の推進という言葉が入っていませんでした。どうしてでしょうか。  また、岩倉市北小学校運動場等建設工事については、放課後児童クラブとの複合施設という説明が施政方針には全く述べられていないのはなぜでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 念のために申し上げたいと思いますが、一般的に施政方針というのは、平成31年度、次年度の市政運営に対する基本方針、あるいは新年度予算の内容などにつきまして、市長がその考えを述べるものでございます。述べていないから重要ではないということではございませんし、あえてカットしたわけでもございません。理由をお聞かせくださいということですが、これについては特に深い意味はございません。  建設予定の岩倉北小学校の屋内運動場につきましては、放課後児童クラブを含めた施設として考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 基本的に今年度基本設計の中に、北小学校全体の学校施設の状況や敷地の条件などを踏まえて、どのような施設としていくか検討するということは、基本設計ではなく基本構想です。これはもう鈴木議員が何度も述べられていることです。基本設計の前に、十分に基本構想を庁内でもんでもらって考えていかないと、よりよいものができていかないと。  私は、なぜ公共施設再配置計画の推進といいますと、3月31日に策定される予定となっておるとお聞きしておりますが、ことしが公共施設推進の元年でございまして、北小学校の屋内運動場、複合施設の工事が、公共施設再配置計画の一丁目一番地の大切な事業でございますので、市民の皆さんの意見をお聞きしながら、また議会とも協議・議論しながら進めていただきますようよろしくお願いいたします。  次に、スクールソーシャルワーカーについて、鬼頭議員が平成29年6月議会での一般質問において、スクールソーシャルワーカーの設置について提言され、そのときの答弁でも問題を抱える児童・生徒の対応を行うことができる専門職の配置について、今後検討していきたいというふうに思っているとのことで、てっきり私、平成30年度から導入するものだと思っていました。非常にいい提案だったと思います。すばらしいと思います。  また、愛知県の市町、近隣市町でも既にスクールソーシャルワーカーが設置済みでありますが、どうして岩倉市が31年度からの導入になったのか、市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 県内でスクールソーシャルワーカーを設置している自治体は、平成30年4月現在で54市町村のうち22市町でございます。平成31年度に新規での設置は3市町となっております。近隣で見ますと、江南市と扶桑町が設置済みであり、平成31年度から岩倉市と大口町において設置予定となっております。  設置時期につきましては、既に設置している自治体から情報収集を行い、効果等について慎重に検討するなど準備に時間を要したため、平成31年度からの導入となりました。  本市では、児童・生徒や保護者への支援、対応策として、児童・生徒や保護者が気軽に相談できるように、市内全小中学校に子どもと親の相談員を配置したり、法律の専門家である弁護士に学校法務アドバイザーの業務委託をしております。これらについては、他市町より整備が進んでおり、特に学校法務アドバイザー制度については、他市町にさきがけ整備をし、有効に活用するとともに、県下でもその活用事例として高く評価されているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 学校法務アドバイザー制度が先駆的な取り組みであるということは、今の市長の御答弁でよくわかりましたが、そうであるならば、シティプロモーションとしてPRに活用すべきではないでしょうか。すばらしい取り組みなら、私はシティプロモーションの材料になると思います。  次に、名鉄石仏駅事業について、今年度、東側駅舎の建設費用の一部を負担となっておりますが、実施計画どおり駅西のバリアフリー化を含めて、平成32年度、2020年度中の完成を目指していることで間違いないでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) あくまでも現状でございますが、その予定で名古屋鉄道と協議を進めているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) ぜひ来年度中の完成を目指していただきたいと思いますが、私たち議会には図面等が示されていませんので、どのような完成形なのか、いまいち内容がわかっていない状態でございます。予算審議までに、もし可能であるならば図面等を示していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、一宮春日井線改良事業については、今年度用地測量業務が予算計上されています。今後の見通しについて、少し詳細にお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。
    ○市長(久保田桂朗君) 愛知県には、昨年度から机上で設計を行う予備設計Aという業務を実施していただいております。本年度は岩倉市と小牧市の両市において、道路中心線を決めるための路線測量を実施いたしました。  平成31年度は、これらの成果をもとにして、道路整備に必要な用地買収幅、幅員を決定する予備設計Bという業務を愛知県が実施する予定となっておりまして、遅滞なく次のステップに進められるよう、小牧市と歩調を合わせて用地測量業務の予算を計上しているものでございます。  今後の見通しにつきましては、どのような交通形態にするか、それによってどれだけの用地が必要かなど、事業化のための条件を整理している段階でございます。本年度から河川協議、公安協議、そして路線測量など具体的に着手しておりますが、現時点では見通しをお伝えすることがまだできない状況でございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 愛知県さんが次の設計業務がまだ発注されておりませんので、今後も逐次議会に御報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  次に、桜通線街路改良事業について、今後の見通しと、いつまでの完成を目指しているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 桜通線街路改良事業につきましては、権利者の皆様の御協力により、現在の用地取得率は5割近くとなっております。物件の移転も進んでいるところでございます。  街路の予定地はかなり開けてきており、整備可能な箇所から工事を実施していくことも視野に入れ、事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) いつまでの完成を目指しているのかについての回答がありませんが、どのようになっているのでしょうか。  ちなみに、昨年度、櫻井議員の代表質問では、現時点では平成35年度に事業完了を目指しておりますとの答弁でしたので、ちょっとトーンダウンしているわけではないと思いますが、なぜ答弁がなかったのかはよくわかりませんが、変わらないということで間違いないでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 完成年度につきましては、今時点で、過去答弁があったかと思いますが、この時点でなかなか明確に申し上げられないという点もございます。事業の進捗については、逐次お知らせをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 今後、計画が予定されているであろう、2025年または2026年の山車400年祭までには、できる限り桜通線を完成する必要があると思います。  昨年度の答弁通り、平成35年度、2023年度までに、遅くても2024年度までに完成しなければならないと私は考えています。ちょっと計画がおくれると、やっぱり市民の皆さん、移転された皆さんにとって、なぜおくれているのかはっきりしませんので、早い段階で示していただきたいと思います。  岩倉西春線道路改良事業について、天保橋開通に伴い交通安全上、早期完成が望まれますが、平成32年度、2020年度の早期完成を目指していることで間違いないでしょうか。市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 岩倉西春線につきましては、道路だけの整備を進めるということでありましたら、平成32年度、2020年度でございますが、この時期に完成させることは可能でございますが、路線の西側が企業誘致地区と接しているところでございます。このため企業誘致側の造成工事の時期などと調整を図ることが必要となっておりまして、道路の整備を開始した時点と状況が変わってきております。  また、先日、天保橋が開通したところでございます。本来であれば岩倉西春線の整備が全て完了してから橋を開通させることが望ましいというところでしたが、企業誘致の進捗状況により道路整備がおくれる可能性も予想されることから、現在の状況で橋を開通させたところでございます。このため、岩倉西春線の完成時期につきましては、工事の手戻りを防ぐことからも、企業誘致側の状況を鑑み、状況に応じ整備を進めていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 企業誘致に伴う誘致用用地の東西道路の設置箇所は、ほぼほぼ固まっているとお聞きしていますので、最終的な協議を愛知県企業庁さんと進めていただき、できるだけ早い完成、整備を進めてください。よろしくお願いします。  天保橋開通とともに、まだ工事をやっているということですと、やっぱり交通安全上本当に問題があると思いますので、できるだけ早い完成をしてくださいますよう、重ねてお願いいたします。  次に、五条川右岸堤防道路、ちょうど曽野町のところでございますが、今後の見通し、進捗をどのように考えているのか。また、いつまでの完成を目指しているのでしょうか、市長の見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) この事業は、用地買収も含め、愛知県が実施する護岸整備と足並みを合わせて実施していくものでございます。愛知県の予算措置の関係で、これまでは予算配当がなく、事業が実施できない年度もございました。  そのような状況におきまして、本年度は愛知県において、竹林公園から上流へ約90メートルの区間で、一部護岸整備に着手していただいております。また、平成31年度は、未買収区間の用地買収を実施する予定であるとお聞きしておりまして、少しずつ事業を進めていただいております。  このため、現時点で完成時期をお答えできる状況にはございませんが、市といたしましては愛知県に対して予算確保と早期事業完了の要望を行っており、一日も早い完了を目指したいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 市民の皆さんも早期の完成を望んでいますので、愛知県さんの事業次第ではございますが、できるだけ早い完成を目指していただきますようお願いいたします。  次に、市の将来像や土地利用の計画を定める都市計画マスタープランと、緑の保全や緑の推進に関する計画を定める緑の基本計画策定に向けて、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 都市計画マスタープラン及び緑の基本計画につきましては、都市の将来像を具体的に示したものであり、都市計画の整合性や一体性を確保するとともに、都市づくりに対する住民の理解を深めていくものでなければならないと考えております。  本市のまちづくりの上位計画には、現在策定中の第5次岩倉市総合計画や、愛知県の都市計画区域マスタープランなどがあります。本市の都市計画マスタープランと緑の基本計画では、これらの上位計画に即した形で将来のまちづくりの方針を明らかにし、その上で土地利用、道路や公園等の都市施設の配置、市街地の整備・改善、そして都市緑化などの個別具体的なまちづくり方針をつくり上げていくこととなります。  この2つの計画は、この先10年間にわたる岩倉市のまちづくりの原点となるものでございますので、市民の皆様やまちづくりの専門家を初め、さまざまな側面から御意見やアドバイスをいただきながら計画づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 都市計画マスタープランや緑の基本計画は、本当に重要な計画です。ですので、しっかりとつくっていただきたいと思います。  次に、下水道事業について、あえてここで聞くようなことではないことではございますが、平成30年度の工事が予定よりおくれています。その理由と事実について、市長の責任とは全く思ってはいませんが、どのような責任を感じているのでしょうか。御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 本年度の下水道工事につきましては、本町地区を中心とした5.9ヘクタールの整備を実施しておりますが、本町上郷裏の岩倉街道で行う推進工事の立て坑部、ちょっと専門的な話になるんですが、下に向かって穴を掘るということなんですが、立て坑部において路図に記載のない水道、口径300ミリということなんですが、図面に記載がなかった予定外の水道があったということで、立て坑施工の支障となり、切り回し工事に不測の期間を要しました。  また、本町上郷前で二之杁用排水路の下越し部、用排水の下の部分を下水を通すということなんですが、この工事を施工するために穴を掘ったところ、橋台部、それを支える部分の側壁が、玉石、30センチから50センチぐらいの石らしいんですが、これが空積みといいまして、ただ石を積んであった、セメントなんかで押さえがなかったということで、非常に危険な状態であったということから、一般的な施工の方法である開削工事では水路が崩壊するという危険性があり、工法を変更したことにより、繰り越し工事というふうにせざるを得なくなりました。どちらも推進工事ということで、専門工事となります。また、年度末ということもあって、専門業者の手配がとれなかったことが工期延長を要した理由ということでございます。  こうしたことで、繰り越し工事となったことによりまして、工事完了がおくれ、供用開始が半年おくれることになったということでございます。このことによりまして、地域にお住まいの皆様方には大変御迷惑をおかけしたことになりました。このことについては、大変申しわけなく思っているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 私、建設会社出身ですので、路図に記載のない300ミリの本管の水道が、位置が違うということはよくあるんですが、記載がないということは、本当にちょっと聞いたことが正直言ってございません。  また、本町地区は水路が問題となることは十分にわかっていたことでございますので、危険作業にならないような設計でなければならないと考えますので、当たり前ですが、現場に合った設計を設計会社に求めていただきたいと思います。  今回、この質問をあえて市長に質問した理由は、大上市場の山車巡行にちょっと影響があるからです。下水道工事ですので、やむを得ない部分は当然ありますけれども、工事がおくれることによってがたがたの舗装が続くようでは、山車巡行に影響があるからです。ちょっとでもいいですので、現場の状況を見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、五条川の桜について質問します。  いつも述べていますが、私は岩倉五条川桜並木保存会の会員として、ほぼ毎回活動させていただいておりますので、五条川の桜には本当に人一倍愛情を持っています。  そこで、施政方針には岩倉市最大の観光資源である五条川の桜について、今後の保全についての取り組みについて記載がなかったのはなぜでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 記載をしなかったのは、特に軽く見ているわけではございません。  施政方針で桜についてはお祭りのことしか述べませんでしたが、昨年は桜の木が倒れ、補正予算で折れた桜の処理費用をお願いするとともに、倒木後すぐの緊急の処理におきましては、私も時間の合間を縫って、消防とともに少しだけですが、現場で台風による桜の被害の大きさを目の当たりにしたところでございますし、枝の処理もさせていただきました。現場では大野議員とお会いしたこともあったかと思います。  岩倉五条川の桜は、本市の最大の観光資源でありますので、桜の保全は重要な課題であると認識しております。引き続き、岩倉五条川桜並木保存会や関係機関とさまざまな方法を模索しながら、方向性が決まった時点で明らかにしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 方向性が決まった段階で、議会にも市民の皆様にもぜひ御報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、平成29年度に総務・産業建設常任委員会において政策検討し、黒川議長のもとから市長に政策提言させていただいた岩倉市中小企業・小規模企業振興基本条例の制定に向けて取り組んでいただくことに対して、心から感謝を申し上げます。  条例制定に向けた検討委員会を4回開催することになっていますが、条例制定はいつごろをお考えになっているのでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) (仮称)中小企業・小規模企業振興基本条例の制定につきましては、当事者であります事業者の機運を高め、制定する必要があると考えております。そこで、昨年10月から、市内事業者を初め、商工会や金融機関などとともに懇談会を始めているところでございます。  来年度には、条例制定に向けた検討委員会を立ち上げ、平成31年度中の制定に向けて準備を進めていきたいと考えているところでございます。  この条例制定につきましては、しっかりと議論をすることが重要であるというふうに考えます。  条例というのは制定をするのが目的ではなくて、あくまでも中小企業あるいは小規模企業の振興が目的だというふうに考えております。条例はそのための手段だというふうに考えておるところでございまして、関係者が深い議論を重ね、岩倉市としてどんな約束事がふさわしいのかを定めるのが条例だというふうに考えております。議論の進展によっては、さらに時間をかけることも必要であれば、その期間も延長ということもあり得るということも想定をしておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 近隣市町も条例制定に向けて31年度動くということもお聞きしておりますので、できるだけ31年度中の条例制定に向けて動いていただきますようお願いします。  新規条例になりますので、パブリックコメント等も必要でございますので、多分来年の3月議会の定例会に上程になるのではないかと、私自身は思っております。  次に、就業者移住支援事業について、どの世代をターゲットにしているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 就業者移住支援事業につきましては、東京一極集中の是正と、地方の担い手不足の解消を目的として、東京圏外の地域への転入増を図るもので、国が主導し、県と市町村が協力し実施する事業ということになっております。  就業に関する要件といたしましては、県独自の要件を規定することが可能であり、先日の説明会で示された要領案によりますと、転入日時点で満50歳以下であることとしており、地方にある中小企業の人材不足に対する働き手の確保といった世代がターゲットであるというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 転入した時点で50歳ということですね。  地方にある中小企業の人材不足の働き手の確保とありますが、働き手と中小企業のマッチングの課題が残っているのではないでしょうか。これが一番本当に難しい課題だと思います。  次に、シティプロモーション事業として今年度実施したポスタージャックとデジタルサイネージに対する検証結果をどのように考えているのでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) シティプロモーション事業は、市民の市への愛着醸成と市外への転出防止、また岩倉市の認知度を高め、将来的な転入促進を図ることを目的として行っているものでございます。  そこで、これまでもいわくらしやすい109の理由の募集や、ポスタージャック、デジタルサイネージの素材作成時にモデルを市民公募するなど、市民による岩倉市の魅力再発見や、発信にかかわる取り組みを進めてまいりました。  また、ことしは発見された岩倉市の魅力を市外に発信する取り組みとして、大勢の人に見ていただける名古屋駅前を選び、ポスタージャックやデジタルサイネージを実施してきたところでございます。  これまで岩倉の魅力発見、発信にかかわっていただいた方や、実際に名古屋駅でごらんいただいた方からは、「岩倉市を知るよい機会でした」ですとか、「岩倉の魅力を市外に伝える取り組みにかかわれてよかった」、あるいは「名古屋で私の知っている岩倉市が流れ、とても新鮮だった」といったお声をいただいておりまして、まずは岩倉市を知っていただきたいという点から一定の成果はあったというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 私は、名鉄名古屋駅のポスタージャック開催初日の夜8時ごろに見に行って、僕も写真を撮っていました。私が写真を撮っていましたので、岩倉市内の数名の方から何をやっているんですかと聞かれて、これ岩倉市のポスターですよと言って、初めて気づかれたという実態でございました。本当にびっくりされていました。ああすごいねと、初めてそのときに気づかれたことをはっきりと覚えています。  また、名鉄名古屋駅から東山線までの間のデジタルサイネージも開催日初日の夜6時ごろに櫻井伸賢議員と一緒に見に行ってきました。2人で動画を撮っていたところ、岩倉市内の数名の方から、動画を撮っていましたので、何をやっているんですかと聞かれて、これ岩倉市の宣伝ですよと、同じく教えたところ、初めてびっくりして、これ岩倉市のやつだったんだと気づかれたことをはっきりと覚えております。開催日初日だったからという理由もあると思います。  今年度のシティプロモーションが、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどでほとんど話題にならなかったことが、僕は一番の課題だと思います。やっぱり検証する必要があると思います。話題とならなかったことが、残念ながらちょっと一番厳しい評価なのかなあと思います。私はフェイスブックでは名古屋駅のポスタージャックは上げさせていただきましたが、皆さんから反響はございましたが、そこで初めて知る方もいらっしゃったと思います。  シティプロモーションに関して、ちょっと余談となりますが、岩倉市が子育て支援対策の一つとして義務教育機関にある児童・生徒が3人以上ある世帯に対して、第3子以降の児童・生徒に対して学校給食無償化事業について、愛知県内では岩倉市と安城市さんの2市しか実施していない事業であるとお聞きしました。やっぱりこういった2市しか実施していない事業について、もっとPRするべきであると。実は流山市議会の皆さんが視察に来られたとき、御指摘をいただきました。岩倉ですごいことをやっているじゃないですかと、もっとPRするべきですよということを聞かされて、我々とすると、もう10年間続けている事業でございましたので普通のことだと思っていたら、すばらしい事業だということに改めて気づかせていただきましたので、やっぱりもっと岩倉のやっている事業について、もうちょっと検証してPRするべきでないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、オリジナル婚姻届については、黒川議長が平成27年12月の一般質問で先進的な政策提言をされたことがやっと実現することになって、本当によかったなあと思っています。本当に先駆的な質問であったと思います。  5月1日は、改元初日で大安であり、日柄もよく、婚姻届け件数が多いと予想されているため、オリジナル婚姻届、出生届、バックボードの制作は5月1日に間に合わせて、特設窓口を開設する必要があると考えますが、市長の御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) オリジナル婚姻届、出生届、そしてバックボードにつきましては、予算計上の段階におきまして、4月下旬の納品に向けて今業務を進めていく予定をしております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 4月下旬に間に合わせると。恐らく近隣市町さんも5月1日は特設窓口を開設するという方向性でございますので、岩倉市もぜひ特設窓口を開設していただきますようお願い申し上げます。  次に、定住策の一環として、岩倉桜通線と江南岩倉線の先行買収地を活用したイベントについて、整地を実施することになっていますが、どこの予算で実施するのでしょうか。また、イベントについては、チャンバラ合戦を行うとお聞きしていますが、そのイベントの開催日、内容についても少し詳しくお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 定住促進プロジェクト会議では、駅前にぎわい広場の整備に向けた取り組みとして、桜通線及び江南岩倉線の道路用地として買収した土地を活用した岩倉駅東地区におけるにぎわいと交流を創出するための施策につきまして、検討を進めてまいりました。この結果、道路用地を利用し、まずは市のイベントを開催する方向で一定の方針を決定したところでございます。  予算につきましては、イベント会場設営のための委託料として都市整備課で計上させていただき、内容につきましては、イベントの実施に対応できるよう簡易な整地を行い、さらに住宅に隣接する部分には目隠し板などを設置するものでございます。  また、イベントにつきましては、オープニングイベントとして岩倉戦国チャンバラ合戦、いわチャンさくらストリートの陣でございます。これは仮でございますが、これを5月に実施する予定でございます。このチャンバラ合戦は、スポンジの刀を使いまして子どもから大人までお互いに戦う、文字どおりのチャンバラ合戦、単純なチャンバラ合戦でございます。岐阜県の可児市では、地方創生プログラムとしてチャンバラ合戦を生かしたまちづくりイベントを大々的に行っており、多くの方に親しまれています。チャンバラ合戦はルールがシンプルであるということから、誰でも参加でき、また地域の史跡や歴史、逸話などをモチーフとすることから、市民がより地域と触れ合うきっかけとなります。このイベントを通じてシティプロモーションにもつながるものと考えておりますので、大勢の市民の皆様の御参加をお願いしたいというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 楽しそうなイベントだと思います。我々もできるだけ参加しましょう。参加して一緒に市民の皆さんと楽しみたいと思います。  それでは最後の質問です。  組織・機構の見直しについての質問です。  平成21年4月の組織・機構見直しについては、平成16年度から5年にわたり組織・機構検討委員会において慎重に検討してきたものとお聞きしています。平成26年4月1日から危機管理課が設置されたことも、平成24年4月の組織・機構見直しについても、組織・機構検討委員会において検討されたものであるとお聞きしております。
     今回の見直しについては、組織・機構検討委員会が設置され、検討していたとの報告は受けておりませんので、どこで検討されたものでしょうか。  将来を見据えてということでございますが、4年で組織を見直すということは、どのような考えで行ったのか。職員のことを考えて行ったものなのか、詳細にお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) これまでの組織・機構の見直しにつきまして、平成21年4月には行政の総合力の向上を図り、より弾力的、機能的な組織運営を推進するため、部課等の統廃合及びグループ制の導入を行い、平成27年4月には社会的ニーズに対応できる組織や、市民が利用しやすい市役所にするため、子どもに関する組織の一元化や、市民活動支援の重点化など大幅な組織の再編を行ってきたところでございます。その後、地方分権の進展を初めとした新しい行政課題に対応するため、一部の部署においては拡大する行政事務により事務量が増大しておりまして、職員の時間外勤務の増加なども認められているところでございます。  そこで、平成31年度に当たっては、将来の組織・機構の再編を見通ししつつ、新たな行政課題への対応と職員の負担を軽減させることを目的に、安全・安心なまちづくりに向けた体制強化のための課の統合や、グループの細分化などを行うものでございます。  組織の再編につきましては、やはりその時々の行政課題に対応するということが一番の目的であろうというふうに考えておりますし、また当然職員の負担軽減という目的もございます。  そうした中で、今回につきましては、検討委員会という組織は特別に設けずに、私どものほうで案を示させていただいたものでございます。これは決して職員の意見を軽んじているとか、そういうことではなくて、私のこれからの政策推進の中で必要であろうという、力を入れていきたいという部分の組織を強化するものでございます。そうした意図で、今回組織の再編を考えているということでございます。 ○議長(黒川 武君) 大野議員。 ○2番(大野慎治君) 検討委員会が設置されずに組織が改定されたということでございました。  ちなみに協働安全課というネーミングは、四日市市、岐阜県瑞浪市では市民協働安全課、静岡県三島市では地域協働安全課として採用されていますので、協働安全課というものが全国的にないことはないそうです。そういうネーミングがあるそうです。  ただ、私も建設会社、ゼネコンで育ち、思いがありますので、都市整備課の計画グループと営繕グループの統合のネーミングは、できましたら都市計画グループにしてあげたいと個人的には思います。やっぱりネーミングは大切だと思います。  また、今回、組織・機構の見直しで、課長職が1名減りましたので、課長に昇格できず悔しい思いをしている職員がいるかと思いますが、大丈夫です。きっと職員の皆さんが評価していますし、私も高く評価していますので、これからも頑張ってください。頑張っていきましょう。  3年前の代表質問のとき、職員の皆さんにエールを送りました。チーム岩倉市役所として一丸となって市民の皆様の住民福祉の増進を目指して、議会と切磋琢磨して頑張っていきましょう。これからも皆さんとともに頑張っていきたいと思います。  以上で、真政クラブを代表して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(黒川 武君) これをもって、2番大野慎治議員の発言を終結します。  続いて、創政会を代表しまして、8番梅村 均議員の発言を許します。  登壇してください。  梅村議員。                  〔8番梅村 均君 登壇〕 ○8番(梅村 均君) 8番梅村 均です。  創政会を代表しまして、施政方針についての質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず1ページでございます。  ここの記述の中では、台風の影響等で五条川の桜の木が倒木したですとか、停電といったいろんなことが発生しました。被害が発生したという記述がございます。そんなことから、共助のための地域のつながりをさらに強くしていくという認識をされたというところでございました。本当になかなか市の職員だけでは防げないものもたくさん出てきておりますので、共助といったところは本当に重要なのかなあと感じているところでございます。  さて、それはそれとしまして、この桜の木が倒木したという記述がございましたので、ここで桜の保全のことでいま一度市長のほうにお尋ねをしたいと思います。  本当に桜の木も弱くなってきたのかなあと、ちょっとした川の増水、また風で桜の木が何本か倒れたということがありました。本当にこの桜の木を大切にしていって、将来につなげていきたい、そんな思いをしているところでございます。  今年度は台風被害などによる桜の木の倒木、枝折れが目立った年でありました。岩倉市にとって五条川の桜並木は大きな魅力の一つであり、市民の誇りとされているものであります。桜の一般的に言われる寿命も過ぎておりまして、この桜並木を将来にどうつなげていくかが大きな課題であります。  今年度、創政会では、大阪のほうで八尾市の桜再生事業、桜基金の取り組みを視察して、桜保全に対する資金の確保や関心を広めるための施策など、調査研究をしてきたところでございます。  公共施設の再配置が検討される中、桜の木の保存についてはどうなっていくのでしょうか。新年度の桜の保全に対する市長の考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 桜の保全につきましては、引き続き岩倉五条川桜並木保存会と協力し、桜の木への肥料を施したり、枯れ枝や腐ってしまった枝などの剪定をしたり、あるいはベッコウタケ調査と処理などを行っていくとともに、新たに保存会から要望のあった殺菌剤などの消耗品についても提供してまいりたいと考えております。  また、来年度から桜の長寿命化に向けて、樹木医に御協力をいただき、まずは密植状態にある町なかの箇所の桜を間引くための木を選ぶ作業についても着手したいと考えております。  桜の植栽につきましては、昨年7月に起きた岡山県の河川氾濫など、近年全国的に発生している豪雨災害による被害の影響もあり、河川を管理する国や県の堤防保全の考え方も見直しがされているなど、困難な部分もございますが、これまで実施してきた岩倉市、江南市、大口町、そして河川管理者であります愛知県をメンバーとした五条川の桜並木の保全及び再生に関する検討会の中で協議を進めていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) 桜保全に対する動きも少しずつ進んでいくように感じております。よろしくお願いいたします。  次に、2ページでございます。  昨年12月1日に健幸都市宣言を岩倉市は行いました。人生100年時代と言われる中、市民一人一人が社会で生き生きと暮らしていく上で、健康は必要不可欠なテーマであり、すばらしい宣言ができたと感じております。将来の医療費削減に役立つことも期待をしているところでございます。  ところで、久保田市長御自身は、健康のために何かされていることはありますでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) ちょっと痛いところを突かれたようですが、私自身、最近は時間が余りございませんので、なかなかできないというところもございますが、健康のために五条川沿いのウオーキングを行っているところでございまして、五条川沿いの堤防道路は尾北自然歩道といたしまして、1年を通じて多くの人がランニングやウオーキングを楽しんでおられます。健幸都市宣言の中でも触れておりますが、ウオーキングは手軽に取り組める運動として、楽しみながら続けることができ、五条川の桜並木は四季を通じて親水環境、水に親しむ環境と一体となった風景を楽しませてくれますので、精神的な疲労やストレスも和らげてくれるのではないかというふうに思っております。  こうした私の体験から、五条川の健幸ロードの整備なんかも浮かんできたというところでございまして、現在その五条川健幸ロードの整備を進めているところでございますが、完成後は市民の皆様と楽しくウオーキングしながら、心地よい汗を流すことを今から楽しみにしているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) 大変お忙しいので、なかなか時間をつくるのは難しいと思いますけど、ウオーキングもされているということでございました。  私も年を重ねるごとにだんだんと痩せにくい体になってきたなと実感しているところであります。健康のためにも、私も健幸ロードを活用して運動をしていきたいと思うところでございます。市長とともに健康に励みたいと思います。  それでは、次に4ページでございます。  新年度の一般会計予算案は、投資的事業に積極的な予算配分を行った結果、過去最大の予算となったとありますが、市債の発行の見通しはどうなっているのでしょうか。今後の市債における考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成31年度の市債につきましては、継続事業となります工事の事業費の増減のほか、移動系防災行政無線デジタル化事業、橋梁長寿命化事業の増などによりまして、平成30年度と比べて6,810万円の増となっております。  予算編成につきましては、実施計画を基本といたしまして各所属からの予算要求に基づき、事業等を計画的に実施していくことを念頭に行っておりますが、これまで単年度の市債発行額が元金償還額を上回らないようにすることで、市債残高を減らしてまいりました。  御承知のとおり、市債は公共施設の整備事業など単年度に多額の財源を必要とする事業において、一般財源の不足を補完する機能及び財政負担並びに受益者負担の平準化を図るという機能を持っており、今後の公共施設の整備等を見据えても必要不可欠な財源調達方法であると考えております。  しかし、将来世代への過度の負担とならないよう、市債の発行に当たっては、その必要性を判断するとともに、地方交付税への算入率や、財政健全化指標にも注視しつつ、市にとってメリットがあるものを最優先に活用していきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) 選択と集中をしていかなければいけない時代でございます。市債の発行の額にも留意しながら進めていただければと思います。  次、同じく4ページからですが、過去最大の予算となりまして、新規事業も幾つか今年度も提示されているところでございます。多様化した課題の解決に向け、各担当セクションからの提案もあるかと思います。予算編成は実施計画をもとにつくられていると思いますが、実施計画を策定する過程において、幾つか提案事業は削られているのでしょうか。また、予算編成の時点でも新規の提案があると思うのですが、どのように考えて進めてこられたのでしょうか。そのあたりを少しお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 職員からの事業の提案については、できる限り尊重してまいりたいというふうには考えておるところでございます。  本市では、総合計画の実行性を確保するため、基本計画で定めた施策の方針といたしまして、計画期間を3カ年とする具体的な事業を盛り込みました3カ年の実施計画を策定し、毎年度見直しを行っております。実施計画は予算編成の指針としての役割を担っており、新規事業につきましては、実施計画での提案を原則とし、策定過程において事業の精査を行い、配当しているところでございます。  第9次実施計画におきましては、財源の問題だけではなくて、事業内容のさらなる精査や、いま一度市民ニーズや社会情勢の変化の見きわめの必要があるなどの理由で40を超える新規事業などについて配当を見送っているところでございます。  当初予算の編成におきましては、査定で担当課からの提案事業について実施計画と同様に配当を見送ったり、金額や数量等の事業量を精査したり、緊急性などから補正などにより前倒しして実施する必要性などの精査を行っているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  配当を見送っているものもあるということで、職員さんからの提案も本当に幾つか出てきているんだなあと思います。精査をしながら、余り過ぎてもいけませんし、いろいろ予算精査しながら有効に使っていかなければいけないのではないかと、そんなところでございます。  では、次が11ページに飛びましての質問です。  ソーシャルワーカーでありますけれども、小中学校の児童・生徒や保護者からの家庭問題などの相談、支援体制の強化で、ソーシャルワーカーの配置がありますが、現在どのような相談があるのでしょうか。岩倉市がソーシャルワーカーを置かなければならない現状をいま一度お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 不登校やいじめ、そして暴力行為などの問題行動につきましては、貧困や虐待といった家庭環境などに課題がある事案が多く見られます。このような課題のある児童・生徒や保護者への支援については、学校の枠を超えて福祉や保健医療部門、児童相談センター、地域など、個々のケースに応じた多種多様な連携、対応が必要となってまいります。そのため、教育分野に加えて、社会福祉などの専門的知識や技能を有するスクールソーシャルワーカーを配置するものでございます。  このスクールソーシャルワーカーに期待する役割といたしましては、情報収集、情報共有、あるいは行動連携といった学校や関係機関との連携、調整、そして学校における教育相談体制の構築、支援、あるいは家庭訪問などでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) では、同じく11ページでございます。  学校給食の衛生管理におきまして、小中学校における配膳業務についても同一業者に委託するとあります。私もちょっと現状がわからないので教えていただきたいところですが、これまではどのように行われていたものなのでしょうか。同一業者にすることで、どう衛生管理の強化になるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 現在、学校給食の調理から配送までは、給食調理及び配送業務など受託業者が行っておりまして、給食センターから届く食器や食缶等に加えて、業者から直接届く牛乳や主食、デザートは市が直接雇用する給食配膳員が各学級に振り分けて、教室の前まで配膳ワゴンを運んでいるといった状況でございます。そして、給食が終わった後には、配膳ワゴンを回収し、食器や食缶等をコンテナに入れて、配膳ワゴン等を清掃して作業が終了いたします。この学校における配膳業務を同一業者に委託しようとするものでございます。  給食センターが新しくなりまして、衛生管理を厳しく行っている中、配膳業務も委託することにより、学校給食に関する衛生管理が物理的にも、また一貫した研修等によりまして人的にも強化をされ、調理から配送、配膳と子どもたちが給食を食べるまで同じ水準で行うことができる、そうしたことが期待できるということでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  では、12ページでございます。  一宮春日井線の整備は、待ち遠しいところでございます。ただ、この道路が開通しますと、大きな交通量の増加、大型車両の通行が多く見込まれます。騒音、ごみの投げ捨て、プライバシー保護など生活環境を脅かさないようなことも対策しながら進める必要があるかと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 一宮春日井線は、現在愛知県と小牧市を加えた3者で設計や測量を行っており、整備完了後は国道155号や、いわゆるバス通りの渋滞の緩和に大きく寄与するものと思われます。  御質問の騒音や、沿線住民のプライバシーの保護に関しましては、環境基準を上回る場合の遮音板の設置や、目隠し板、目隠しの板ですね、の設置など、物理的に対応できる場合もございます。市内において実施している路線につきましては、名鉄をまたぐ跨線橋の一部分に目隠し板を設置しております。騒音による遮音壁を設置している事例はございません。  また、ごみの投げ捨てやエンジンの空吹かしなどは、ドライバーのモラルやマナーに頼らざるを得ない状況であり、道路管理者としては啓発活動を実施するなど、ソフト的な対策で対応していきたいと考えています。  いずれにいたしましても、開通後の交通量増大に伴う環境面に関しましては、継続的に注視しながら必要に応じて必要な対策も検討することとなろうかと思います。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  便利になればなったで、またいろいろな生活環境の問題も出てくることも考えられますので、どうぞいろんな方面からの対処をよろしくお願いいたします。  次の質問でございますが、五条川右岸堤防道路の関係でございました。こちらはさきの質問者の方が質問されて、答弁がわかりましたので、ここでは省略をさせていただきます。  竹林公園も絡んでくるところでありますので、ぜひ道路とあわせてこの公園を生かしていくことも考えていってもらいたいなあと、そんな思いでございます。  では、13ページでございます。  岩倉駅東地区の浸水対策でございます。  異常気象による問題は、温暖化対策など私たち一人一人が生活の仕方、暮らし方というものを見つめ直す必要もあることだとは思っております。  しかしながら、この駅東地区の一等地が浸水するというような状況では、価値も下がってしまうのではないかと、そんなことも懸念されるわけでございます。  日々暮らしている住民にとっても、そう何回もあるわけではないんですけれども、浸水というのは悩みの種でございます。有効な浸水対策が必要ではないかと考えるところでありますが、岩倉駅東地区の浸水対策については、総合的に検討していくとありますが、総合的とはどういう対策が考えられるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 岩倉市下水道雨水整備計画、いわゆるH47計画というものですが、こちらでは岩倉駅東の浸水対策は桜通線にて1,680立方メートルを貯留する計画としております。しかし、桜通線では街路改良事業を行っており、現在用地取得を順次進めております。用地の取得が予定どおり行えなかった場合に、用地取得済みのところから貯留管渠を順に施工するということはできないため、街路改良事業、浸水対策事業、双方の工程に大きく影響が出てしまいます。また、貯留管渠も国庫交付金事業で行うため、必要容量が確保できない場合は、会計検査にて効果のない事業として交付金の返還事業としての指摘を受ける可能性が高いということも考えられます。  こうした点を総合的に判断した場合、道路整備にあわせて貯留管渠の設置を行うことは非常に困難と考えられるため、別の場所に貯留施設を設置した場合の効果について検討を行う予定としています。  平成31年度の委託業務では、場所の変更の可否及びその場所の施設の規模、例えば何立方メートル貯留するかといった貯留容量について検討を行う予定としておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) では、よろしくお願いいたします。  次が13ページの後段で、デマンド型乗合タクシー事業の件でございます。  この事業は、一千数百万円の事業費がかけられているわけでありますが、そういった割には利用者がなかなか伸び悩んでいるということがあったり、また8人の定員であるワンボックスの車両が使われておりますが、乗り合い率が低いと、1人台というようなところでございまして、そういったところが主な課題であると捉えております。  創政会では、そんな課題解消に向けて、今年度は東近江市のデマンド交通事業の視察を行いました。
     ここでは運行方式や市の面積など違いはありましたが、高齢社会に向けてこういったデマンド交通の事業の需要があるということや、より多くの方に利用してもらうための工夫といったものを学んでまいりました。また、常にサービスを向上させていくためには、事業者、利用者、市がウイン・ウインの関係でなければいけないのではないか。民間事業者間においても、縄張りのようなものがあれば、そういったものに配慮をしながら進めていかなければならないのか、そんなことに気づかされた視察でありました。  そしてその後、委員会では岩倉市と面積や立地条件の似ている埼玉県の志木市を視察して、タクシー補助方式というまた別の方式の形態を調査してきたところでございます。タクシー補助方式、今の方法よりは、車両台数が確保できれば利便性は上がっていくのではないか、そんなような推測もしているところではございます。  実証運行を含めれば、本市のデマンド交通事業の取り組みは5年が経過をしました。これまでの実績より、利用したくてもなかなか予約がとれないとか不便だから使わないのか、それともそもそも狭い市域で本当に必要としているのがいないのか、この程度の人数なのか、そのあたりは見きわめながら進めていかなければならないと思いますけれども、やはり総合的に考えて高齢化になっていく社会に向けて、この事業のニーズは高まる傾向にあると考えております。いま一度利用しやすい形態を模索して、事業費が生かされる行政サービスにしてほしいところであります。ニーズがあるならば、この事業の予算は多少膨らむことも覚悟をしなければならないのかとも思います。  お尋ねをいたしますけれども、今後のデマンド交通事業のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 御指摘のとおり、平成25年10月から始まりましたデマンド型乗合タクシー事業は、実証運行期間中は1日当たり32人の利用がございました。しかしながら、年々利用者は減少しておりまして、今年度は平均で1日当たり24人の利用になっております。  事業開始からこれまでの実利用人数は1,200人を超えており、市民の外出、移動支援につながっている事業というふうに考えておりまして、こうした観点からも今後も必要な支援と考えております。  しかし、事業費と利用人数から見た1人当たりの経費負担は約2,300円となっている状況もあり、この事業の課題と現状を市民にお伝えしながら、市民ニーズの把握と今後の事業の方向性を考えるための地域公共交通調査・検討業務を今年度に実施しているところでございます。この中のアンケートや小学校単位での意見交換会では、デマンド型乗合タクシーの認知度の低さや、利用者の固定化、事業者の費用対効果を課題として、利用ニーズに対応できるような巡回バスや、経費削減も見込めるタクシー事業補助などへの転換の提案もございました。  現在は、皆様からいただいたさまざまな御意見などを踏まえ、民間タクシー事業者の空車車両を活用し、その一部の金額を補助する事業案を岩倉市地域公共交通会議に諮り、運用等について御意見をいただいている状況でございます。  事業内容の詳細につきましては、これから慎重に協議してまいりますが、これまでの事業費も踏まえながら、十分に市民にとって利用しやすい交通事業となるよう、検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) よろしくお願いをいたします。  14ページの企業誘致でございます。  企業誘致事業については、市長のマニフェストにもある事項でございます。大変市民も注目している事業ではないかと思います。着々と進められていると思いますが、どのような企業が来るのか、ちょっと気が早いのかもしれませんが、気にはなるところでございます。  先日、岩倉青年会議所とのタウンミーティングに参加をいたしました。その中で出ていた意見としまして、アウトレットモールの可能性はどうなのか、若者は土・日岩倉で遊べるところがないから、商業施設はどうなのか、そんな意見もあったところでございます。  この企業誘致の関係ですが、現時点でどのような業種を考えておられるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) この川井町・野寄町地区の企業誘致につきましては、改めて地元の皆様、地権者の皆様の御同意につきまして感謝を申し上げたいと思います。本当に皆様の同意があって、御協力があって進んでまいった事業でございます。  この川井町・野寄町地区で進めております企業誘致事業では、土地利用方針や整備計画を定めて、都市計画法に基づき地区計画を策定いたします。  この地区は、市の都市計画マスタープランにおいても産業展開の受け皿として検討する区域と位置づけており、企業誘致を検討した当初から工業団地として整備する計画で、地元の皆様に御説明し、御理解をいただいてきたところでございます。したがいまして、策定する地区計画におきましては建築物等の用途に制限を設け、建築可能な建築物としては製造業の工場などを想定し、アウトレットモールもすてきな意見かなと思ったところでございましたが、残念ながら商業施設等の建築はできないものとしております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  どんな企業が来てもメリットなんかはあろうかと思いますので、楽しみにしていきたいところでございます。  もう一点、企業の誘致のことでございます。  この企業誘致によって岩倉市がどう変わるか、どんなイメージを持たれているか、そんなところを市長にお尋ねしたいと思います。  雇用創出はもちろんでありますが、来られる企業によっては周辺に飲食店が必要になったりとか、駅と企業との間の公共交通が必要になったりとか、そんな妄想といいますか、想像も膨らむところでございます。社内食堂だとか自社のバスだとか、そういう考えもあるんですけれども、それはそれとしましても、いろんなことが考えられると思います。本当に働くまちとしての活性化というものを期待したいところでございます。  お尋ねをいたしますけれども、企業誘致によるメリットをどのように考えているのか、いま一度市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 企業誘致に期待する効果といたしましては、企業の進出による雇用の創出、今おっしゃっていただきました雇用の創出や拡大、それから昼間人口の増加、これに伴いまして飲食業等の需要の増大などにより、まちへのにぎわいへつながるとともに、企業の経済活動による地域経済活性化や固定資産税などの税収増加による財政の安定化などが考えられます。  また、企業で働く従業員の皆様の岩倉市への移住や定住、そして企業進出に伴い、関連会社などの進出の誘発、こうしたことから将来的に市全体の活性化につながるものと期待しているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  本当に期待できる事業だと思いますので、私たちも力を入れていかなければいけないと考えているところでございます。  では、次の質問でございます。  15ページでございます。  食育推進計画の検証がありますが、健幸都市宣言のまちとしても、食に重点を置くことは大切なことと考えます。宣言をした以上は、次の食育推進計画に期待したいところでございますが、さらに余力があるならば、シティプロモーションの一つになるような健康な岩倉名物を開発して、商品化できるとよいと思うわけでございます。そういったところのお考えをお聞きしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 岩倉の農産物を利用した商品といたしましては、現在JA愛知北により管内産の酒米、米を使用した日本酒「夢吟香」や、イチゴを加工したフルーツジャムの生産、販売が行われております。  夢吟香につきましては、岩倉総合高校の生徒さんが岩倉限定のラベルをデザインしたものも販売しており、地域の御協力をいただきながらPRに努めているところでございます。  また、特産であります名古屋コーチンにつきましては、福井県大野市の紅葉まつりを初め、数多くのイベントに出店をし、広く市外の方へもアピールをしているところでございます。最近では、市内ケーキ店で名古屋コーチンの卵を使用したスイーツの販売も行われております。  なかなか難しいところではございますが、岩倉の農産物を活用した商品につきましては、農家が単独で開発することには限界があるかなあというふうに考えますので、JA愛知北、あるいは地元の企業などと協力しながら取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) お諮りいたします。  代表質問の途中ではありますが、ここで休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒川 武君) 御異議なしと認めます。  よって、休憩します。       午前11時50分 休憩  ――――――――――――――――――――――――       午後1時10分 再開 ○議長(黒川 武君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  8番梅村 均議員の代表質問を再開いたします。  梅村議員。 ○8番(梅村 均君) それでは、質問のほうを続けさせていただきます。  16ページでございます。  岩倉駅東の都市計画道路桜通線と江南岩倉線の先行取得地を有効活用して、にぎわいと交流につながるイベントを開催していきますという記述がございます。桜通線と江南岩倉線の先行取得地を活用したにぎわいと交流につながるイベントの開催は、この地区がにぎやかな場所であるということを意識づけるためにも、とてもよい事業と考えております。  まちを歩いておりましたら、御近所の方から、お一人ではあったんですけれども、駅の近くなのに、この辺は静かで寂しい、また逆に怖いと、静かで怖いといった、そういうふうに感じている声もございました。にぎやかになるというところを本当に楽しみにしたいと思います。  ところで、市長マニフェストにあります駅前のにぎわい広場についてでございますが、平成30年6月議会で一般質問をさせていただいたときに、場所としてはお祭り広場を中心に考えていきたい、時期はまだ未定との答弁内容でありましたが、その後の駅前にぎわい広場の構想はどんな状況であるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成30年6月議会の一般質問では、にぎわい広場の設置に当たり、五条川沿いにある現在のお祭り広場を中心に、隣接するその周辺を再整備することにより交流の場を創出していきたい旨の考えをお伝えしたところでございます。  駅前にぎわい広場の構想につきましては、本年度も愛知県と事業手法等について協議を行っているところでございますが、まずは平成32年度に改定を予定している都市計画マスタープランへ位置づけを行います。その後、基本構想の作成に当たっては、地元を初めとして市民の皆さんから御意見もいただきながら、岩倉駅東地区のにぎわいと交流の創出に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) このエリアは神社ですとか、少なくなりましたけど商店、そして五条川、橋などもあります。そういったものとの連携など、にぎわいスポット、にぎわいエリアとしての広がりをどんどん考えていかなければいけないと思っております。  次の質問でございます。  同じく16ページですが、日本のさくら名所100選に選ばれている五条川の桜並木、そして桜まつりでは多くの観光客でにぎわうといった記述がございます。桜まつりへの対策も、迷惑駐車やメーン会場の整備案など、着々と取り組まれてきていると感じてはおります。  ところで、先日、岩倉の水辺を守る会主催の五条川流域区長懇談会で、このような意見が出ておりました。五条川や桜は市民の誇りでもあるが、五条川にはごみ置き場があります。ごみ置き場は日常の暮らしに必要なものではありますが、私たちの誇りとする五条川にごみがあるのはどうなのか、気持ちのいいものであるのか、そんな意見でございました。観光客や市民の皆様が快適に利用できるよう、また私たちの誇りとなっている桜、五条川をいま一度見詰め直し、ごみ置き場の撤廃、難しければ景観に配慮したごみステーションづくりをと考えますが、市長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) ごみの集積場所につきましては、地元行政区における調整を基本としておりまして、現在は堤防道路への新たな設置は行わないようお願いしているところでございますが、過去に設置されたものは、さまざまな経緯や事情があって現在の場所となっているものと理解しております。  その廃止、移設等に関しましては、まずはその地域にお住まいの皆様の御理解が必要ではないかと考えております。  五条川の堤防道路は、御質問にありました観光という側面のみならず、市民の皆さんの健康づくりの場となる五条川健幸ロードとして整備を進めていくところでありますので、より快適にウオーキングなどを楽しんでいただけるような場所としていくように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) では、次の質問でございます。  さきの3ページの終わりのほうに記述がありました市制50周年でございますけれども、それに向けた1,000日前を記念日としてカウントダウンすることというようなことでございました。市民が岩倉市への関心を寄せるための工夫がなされたものだと、そんな取り組みになるのではないかと感じているところであります。以前、質問をさせていただきました岩倉市民の日の創設、そんなことも一緒に検討もお願いできればと思うところでございます。  このような機運を高めて、第5次総合計画の策定にも生かしていただきたいと考えております。  高知県佐川町では、みんなでつくる総合計画として、2016年度から10年間の計画がつくられています。住民みんなで未来を描き、全18回の住民ワークショップ、457個のアイデアから描き出された25の未来、まちの姿、その実現アクションがつくられました。  本市では、既に策定に向けた準備が進められ、住民参加の意欲も感じられるところではありますが、じっくりと住民とともにつくり上げていくことを願うところでございます。  学校の授業の1こまでも2こまでも市の総合計画をテーマにした授業がされてもよいのではないか、そんなことも思います。市の計画を知ったり考えることは、キャリア教育の一環にもなるのではないでしょうか。  市の事業は、意外と民間事業者にお願いをしている、民間事業者が取り組んでいる、そういった状況もございます。つまり、見方を変えれば、社会にはどんな仕事があるのかを知る機会になると思います。どんな職業につこうか、社会で生きていくためにはどうしていこうかなど、子どもたちも考える機会になるのではないかとも思います。  それでは、お尋ねします。  総合計画の件でございますが、この総合計画策定に向け作業が本格化する年に当たり、第5次総合計画策定作業において第4次の総合計画とのつくり方の違いはあるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 第5次総合計画策定作業において、策定体制や策定の流れについて大きな違いはございませんが、この間、岩倉市自治基本条例の施行により基本計画の議決が必要となりましたので、全体の策定スケジュールの前倒しを予定しております。  この基本計画というのは、総合計画は一般的には基本構想、基本計画、そして実施計画と3つありますが、そのうち基本構想も含めた基本計画の意味でございます。そのため、平成30年度から策定作業に着手し、市民意向調査に加え、市民討議会などを実施しています。  市民参加機会での違いは、新たな手法である市民討議会を実施することで、無作為抽出による若者や子育て世代などを中心とした幅広い世代の市民の潜在的な意見を計画に取り入れるとともに、今後のまちづくりの新たな人材を発掘することも期待しています。  職員の人材育成の観点では、第4次の総合計画でも設置しました若手職員のプロジェクトチームでは、今回は積極的に市民参加機会へ参加することにより、市民から信頼される職員の育成にもつなげていきたいと考えています。  実際、先日実施をいたしました市民討議会においても、プロジェクトチームのメンバーが参加し、通常の業務外の内容について、事前に作成した資料をもとに参加者に発表し、参加者からも評価の声をいただいたところでございます。  御提案の総合計画をテーマにした学校での授業につきましては、市の最上位計画である総合計画の策定となりますので、広報紙やホームページに限らず、さまざまな方法により随時策定過程を広くお示ししながら、未来のまちづくり人である子どもたちからも何らかの形で御意見をお聞きしたり、参加していただける機会も検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) では、次の質問でございます。  17ページになります。  市民ニーズの多様化に対応するため、市役所の組織機構の再編について、体制の強化やグループの細分化の見直しが示されています。人手が減る中、効果的な組織運営が必要になってきますが、グループの細分化というのはグループ長を要すなど、人手不足に相反することにはならないのでしょうか。また、職員採用計画も連動しているのでしょうか。今回の体制強化、グループの細分化が必要な状況をもう少し詳しくお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 急激な少子・高齢化や人口減少社会を迎える中、市民ニーズの多様化に対応するため、平成27年度に大幅な組織の再編を行いました。  しかしながら、その後の地方分権の進展を初めとした新しい行政課題への対応や住民ニーズの多様化、新規事業への取り組みなど、本市における行政事務全体としては事務量が増大しており、またこれまで以上の専門性が求められる状況となっております。  このため、平成31年度に向けては職員採用計画に基づいた職員採用をしながら、将来の組織・機構の再編を見通しつつ、喫緊な課題を解決するために早期に改変を行う必要があるとの判断から、安全・安心のまちづくりに向けた体制強化のための課の統合、税部門、保育部門などの体制強化のためのグループの細分化及び公共施設の維持管理に関する事務の移管を行うこととしたものでございます。  なお、正規の職員数につきましては、組織再編や保育士の増員等によりまして、平成31年4月1日時点では、前年と比べ5人増ということでございます。  今後も限られた職員の中で、そして限られた予算の中で最大限の市民サービスが行えるよう、効率的、そして効果的な組織運営をしていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) わかりました。  では、最後の質問でございます。  久保田市長は、市長に就任され2年がたちました。1期4年の半分が経過したことになりますが、マニフェストと照らし合わせ、これまでの市政をどう分析され、今後もその方向性に変わりはないのでしょうか。今後に向けたお気持ちを最後にお聞かせください。
    ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) この2年間で私が掲げるまちづくりの目標「住むなら岩倉! 子育て・健幸・安心なまち」と、これを実現するための政策5本柱を推進してまいりました。  子育て環境の充実では、小中学校のエアコン設置については普通教室に加え、一部特別教室も含め、導入のめどが立ちました。待機児童の解消など子育て環境の整備については、保育定員の拡充、一時保育の拡充、病後児保育の実施、病児保育の市外利用者への補助の実施や正規保育士の定員増など、さまざまな子育て環境の充実を図ってまいりました。  定住の促進では、企業誘致について事業推進を図るとともに、空き家バンク制度の創設やシティプロモーション事業も行いました。  健康長寿社会の実現に向けては、五条川健幸ロードの整備も形にし、昨年末には健幸都市宣言も行いました。  商工農業振興と社会基盤の整備では、安全安心カメラの設置のための条例及び規則を制定し、運用を始めております。また、一宮春日井線の未整備地区の整備にも着手したところでございます。  確かな行政経営では、今後の民間委託等の検討の基礎となる民間委託等推進ガイドラインを策定するなど、環境を整備したところでございます。  ほかにもさまざまな事業を進めてまいりましたが、一部の未着手の事業もございますし、新たな行政課題も次々と発生してまいります。そうしたことから、今後も引き続き職員一丸となり、これまで以上の創意と工夫、熱意を持って取り組み、岩倉市の暮らしやすさの向上のため、そして市民の笑顔のため、その先にある岩倉市の発展のため、全力を尽くしたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 梅村議員。 ○8番(梅村 均君) 本当に少子・高齢化社会と言われたり、公共施設の再配置をしなければいけないと言われる中で、難しい市政運営のかじ取りをしなければいけない、そんな時代になっておりますけれども、この2年間でさまざまな事業が動き出してきている、そんなところを感じております。  折り返しを迎えました久保田市政にさらなる期待を寄せまして、創政会の代表質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(黒川 武君) これをもって8番梅村 均議員の発言を終結します。  続いて、日本共産党岩倉市議団を代表しまして、9番桝谷規子議員の発言を許します。  登壇してください。                  〔9番桝谷規子君 登壇〕 ○9番(桝谷規子君) 日本共産党岩倉市議団を代表して、市長の施政方針に対する質問をさせていただきます。  まず初めに、市長は国の政治の中で消費税、10月には10%の引き上げが予定されておりというところから国の政治の状況を話されたわけですが、私たち日本共産党は、消費税10%の引き上げをこの情勢の中でとても受け入れることはできません。といいますのも、市民の皆さんからさまざまな声を聞く中でも、これ以上にどうやって生活していけばいいのか、食費をこれ以上減らせるのか、少なくなった年金から容赦なく健康保険税、介護保険料が差し引かれる大変な生活のことを口々にお聞きしているところであります。  そういった中で、この10月からの消費税増税、私たちは受け入れることができないということで、この地方選挙、夏の参議院選挙、この中で自民・公明与党を少数に追い込み、消費税増税中止をというところに持っていきたいと考えているところであります。  最初の消費税が導入されてから満30年になります。30年間の税収は372兆円にもなっています。そういった中で、法人税が減税に次ぐ減税をされております。その減税分が298兆円にもなり、所得税の減収の分と合わせて275兆円にもなるという計算式が出ています。消費税の増収分は全て法人税や所得税の減収の穴埋めですっかり消えてしまっています。消費税増税ではなく、大企業の減税分をもとに戻すこと、大資産家の応分の負担をと求めれば消費税増税をしなくて済む、私たちは、その経済学者も提言をしておりますこの計算式で国の政治が進みますよう願いながら活動しているところであります。  消費税が10月から増税と言われる中、個人消費が8%になって冷え込んだ後、まだ大変な状況、そして実質賃金も上がっていない、この不正統計の問題で、そのことがますます明らかになっています。また、消費税増税に向けた経済対策についても、大変ひどい内容であります。ポイント還元と複数税率を合わせて、買う店によって、小売店で買うか、スーパーで買うか、コンビニで買うかによっても税率が変わってくる、食料品か、非食料品か、持って帰るのか、お店で食べるのかということでも税率が変わってくる。そして、高齢者ではなかなか持っていらっしゃらない、若い人はどんどん使いなれていらっしゃるでしょうが、カードで買うか、現金で買うかによっても税率が変わってくる、このような複雑怪奇な対策、それも期限が決まった対策を税金で賄おうとする状況であります。  この10月からの消費税増税を実行するということを市長としてはどう見ていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 消費税率がアップするということでございます。そのアップする分が充てられる社会保障制度につきましては、少子・高齢化が進展する中で、負担を現状維持のまま給付をよりよくしていくことはできない状況にございます。  持続可能な社会保障制度の構築のため、国民負担の増を極力抑制することを念頭に議論が進められておりますが、消費税には調達力、安定力、負担の公平性という特徴があり、社会保障の安定財源の確保等を図る税制改革の一つとして、一定の理解ができるのではないかというふうに思っております。  国では、税率アップ後の景気の落ち込みを防ぐため、キャッシュレス決済向けのポイント還元や住宅購入支援策、公共事業の増額などの、いわゆる税がふえるという部分への対策は約2兆円とし、そのアップ分による増収分を上回る対策費が配当されております。また、税率が上がるという部分について、使い道を変更して実施する幼児教育、保育の無償化の経費も計上されており、地方財政や経済には一定の配慮がなされているものと考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 市長の中では、今の現状を否定するということは難しいのでしょうが、増税をして幼児教育や保育の無償化の経費にも充てるということでありますが、この保育の無償化も全くの無償化にはなっていません。完全な無償化ではなく、給食費をとるということを言っております。この給食費をとるということで、これまでの保育料よりも高くなってしまうという家庭も出てきます。今でも保育料は低所得者の人たちには低く、所得に応じて、住民税に応じて保育料が課せられている状況でありますので、この無償化をするということには賛成でありますが、余りにも、それを全部財源を消費税で使うということについてもどうかなという思いであります。  ことしの国の国家予算は、消費税分で大きく膨らんでいるところでありますが、この膨らんできた税収分、最高の国家予算となってきているわけでありますが、その中で一番伸びが大き過ぎることについて、私は非常に懸念しているのが軍事費、いわゆる国の防衛費の伸びであります。  これまでの政権は、専守防衛の建前から敵国を攻撃する手段となる空母などは保有してきませんでしたが、これに踏み切ろうとしています。空母に乗せる戦闘機の数も大変なものであります。この防衛費の伸びが大き過ぎることについて、安倍政権が7年連続の増額の防衛費について、市としてはどう見ていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成31年度の国の防衛費は、前年度比1.3%増の5兆2,574億円となっておりますが、防災・減災、国土強靱化のための緊急対策における臨時・特別の措置を除けば、前年度比0.3%の増となっております。  国の一般会計総額、前年度比3.8%増の101兆4,571億円からすれば、防衛費の伸びが大き過ぎるとまでは言えないのではないでしょうか。  なお、防衛費の議論につきましては、国会において議論されるべきものと考えております。以上です。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 国会において議論されるべきものだということでありますが、この岩倉の空にも小牧自衛隊基地から飛び交うC−130H、きょうも空を飛んでいましたが、そういった恐怖の空のもとにいる岩倉市民にとっては、この防衛費の伸びは見逃すわけにはいかないところであります。  伸びが少ないということを言われましたが、安倍政権になって補正予算にも過去最大の防衛費が使われています。本予算だけではなく、18年度第2次補正予算には3,998億円もの軍事費の追加がされ、秋の1次補正予算でも547億円が追加されていますから、これを含めた補正予算での軍事費の増加額は、東日本大震災の影響で大きかった11年度をも上回って過去最高となっています。  補正予算は、本来災害など不測の事態に対応するためのものだと言われていますが、安倍政権のもとでの補正予算では武器購入などが中心となっています。今回の補正でもF−35戦闘機やさまざまな装備の整備費が3,177億円も計上されています。そして、軍事ローンとも言われる後年度負担額の増加も、この安倍政権の中で大きなものであります。艦船などの整備などは複数年を要するために、継続費や国庫債務負担行為という仕組みが適用されています。これらによって将来の予算での歳出が予定された経費を後年度負担という形で計上されている中、安倍政権以前が3兆円前後で推移していた後年度負担の残額が、とても安倍政権になってふえているという状況です。  ここでの発言は控えたいという市長でありましたので、これ以上は言いませんが、岩倉の空については、また一般質問で木村議員が質問をしますので、木村議員に譲ることにします。  また、国の予算において、しつこいようですが、もう一点お願いします。高齢化に伴う社会保障の伸びであります。  あくまでも国の高齢化に伴う社会保障の伸びは、自然増も抑制するような中身であり、医療・介護それぞれにおいてさまざまな問題があると考えます。国民保険税については国の責任でもってもっと低く抑えるべきであり、自然増による社会保障費の抑制のために、後期高齢者医療制度における自己負担分を、今1割から2割にするという議論もされているところであります。  国の社会保障費抑制に関する動きを市はどう見ていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 国の一般会計総額は、前年度比3.8%増の101兆4,571億円に上り、7年連続で過去最大を更新しています。  最大の要因となっている社会保障関係費は、高齢化に伴う医療・介護費を中心とした自然増のみならず、消費税の税率アップ、そうした部分を活用し、低所得高齢者の介護保険料のさらなる軽減強化や年金生活支援給付金の支給といった社会保障の充実を行うとともに、幼児教育・保育の無償化や介護人材、保育士の処遇改善等を実施する予算も盛り込まれているところでございます。  社会保障費全体で自然増の伸びを1,200億円程度抑えられておりますが、財政再建の観点からは、これも一定の理解をできる範囲と考えておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 財政再建の観点からは理解できる範囲だという御答弁でありましたが、やはり市民の皆さんの今の現状を見るとき、医療費で大変、介護の費用が大変という人たちもたくさんいらっしゃるところであります。貧困の広がりもある中、格差が広がっている中、この社会保障にしっかり予算を充てていく国の政治にしていく方向を私たちは望むものであります。  次に、市長の施政方針では、愛知県の予算については話されていなかったんですが、県の予算についても少しお聞きしたいと思います。  2月3日投票で、愛知県の知事選挙が行われました。現職知事の再選ということでありましたが、現職ということで市長も応援せざるを得ないという立場にあられたかとは思いながら、私たちは愛知県の予算について、国と同じリニア、空港、道路の整備などという大型開発優先で、市民の教育、福祉、医療、介護の面では非常に予算配分が少ないのではないかということで、知事選の中で多くの人たちと対話をしてきました。  この愛知県の大型開発優先になっていないかという予算について、市としてはどう見ていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 平成31年度の愛知県の一般会計予算額は、前年度当初費0.7%増の2兆5,124億5,600万円となっております。歳出総額の50%超えを占める義務的経費のうち、医療、介護などの事業費が引き続き増加することに加え、10月から新たに実施される幼児教育・保育の無償化に対応するため、扶助費が大幅に増加しています。  投資的経費についても、前年度当初費8.5%の増とはなりますが、歳出総額の13.1%となっております。  知事選挙があり、当初は骨格的予算として予算編成が始まりましたが、最終的に12の柱の施策を重点に年間総合予算として編成されており、決して大規模開発優先とはなっていないというふうに考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 大規模優先ではないということでありますが、愛知県は東京に次いで財政力が2番目に大きな県だということであります。それならば、もっと教育にかける予算もふやしていいのではないかと考えるところでありますが、愛知県の教育にかける児童・生徒1人当たりの予算が47都道府県の中で非常に45番目、46番目と低くなっています。  小中学校の35人学級の学年への拡大も、岐阜県では小学校3年生まで35人学級、愛知県では小学校1年生、2年生、中学校1年生が35人学級なんですが、岐阜県では小学校3年生まで。また、栃木県ではことしから小学校5年生も、そして来年度、2020年度は小学校6年生もということで、既に小学校の4年生までと中学校は1、2、3年全学年で35人学級をされているということですが、ことし、来年と全ての学年で35人学級をするということが報道されています。また、佐賀県でも中学校2年生、3年生、小学校3年生、6年生も全て全学年でという方向だということを聞いています。豊かな愛知というならば、少人数学級への拡大など、もっと前進させていいのではないかと思うわけであります。  県での予算が足らないために、子どもたちが小学校3年生になる段階で、今度は40人学級にしてしまわなくてはいけないということで学級数を減らす、そのために岩倉市独自で加配の先生を置いてもらっている状況でありますが、本来は教職員の配置はきちんと県で行うべきだと考えます。  しかし、大きな前進が選挙戦の中で実施されることになったとお聞きしているのは、県立高校や特別支援学校のトイレ改修、余りにもトイレが汚いということを選挙戦の中で相手候補が現職に対して論戦をしたところ、選挙戦の中でこのトイレ改修は約束されたということであります。やはり知事がきちんとその気になればできるんだということを思ったわけでありますが、豊かな愛知の中で教育にもしっかり少人数学級など、市で拡充するだけでなく、県がきちんと予算を講じる、このことを市からもしっかり要望していただきたいと思うわけでありますが、このことについてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 本市では、教育の質を維持し、学校が円滑に教育活動を進めるために、多種多様な臨時講師等を配置して対応しております。  今、桝谷議員からも御指摘ありましたとおり、愛知県では少人数学級への対応として、国の小学校1年生に加え、県単独で小学校2年生、中学校1年生においても35人学級としているところでございます。  本来、教職員の配置は県が行うものであるとの考えから、少人数指導教育対応教員の拡大については、今後も市長会等を通じて県にしっかりと要望をしてまいりたいと思いますし、実は私自身も直接知事にお会いしたときにも、この件についてお話ししたことはございます。  限られた予算をどのように配分するかについては、立場によって考えが異なることとは思いますが、全体のバランスにも配慮しながら、子どもへの投資も重要であるということは考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) ありがとうございました。  では、次に基本目標の1つ目から6つ目までに沿いながら質問をしていきたいと思います。  この基本目標のタイトルは、1つ目から6つ目まで、こういうまちにというタイトルは非常に私も共感できるものであります。内容は一つ一つ、いろいろありますので、お聞きしていきたいと思います。  1つ目の基本目標「安心していきいきと暮らせるまち」の中で、今年度は第8期高齢者保健福祉計画の策定に向けた準備の予算があります。  国は、介護保険制度ができてから3年に1度見直すということをやっているので、非常に市町村にとっては、この3年に1度というサイクルが大変になってきていると思います。  ちょうど今年度は第7期の2年目ということで、本来なら第7期の計画を、しっかり中身を推進していく段階でありますが、はや8期目の計画の策定に向けた準備を進めなくてはいけないという、追われるような計画づくりを求められることになっています。  これまでの介護保険の3年で見直すたびに、少しずつ介護を受ける人が大変になってくる、介護を実際している、働く人たちにとっても大変な状況ということで、3年に1度の見直しの中で改悪が進んでいると思うわけでありますが、そのたびの日本共産党市議団としての答弁の中では、介護が必要な人にはしっかりと必要な介護をしていきたい、しっかりと対応をしていきたいという答弁はされているところでありますが、このことについての確認も含めてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 岩倉市におきましては、介護保険制度開始当初には12.4%であった高齢化率、これが現在では25%を超え、4人に1人が高齢者となっております。平成37年、2025年には、団塊の世代の方々が後期高齢者である75歳に達し、今後も介護ニーズはますます高まることが予想されています。  そのような中、第7期岩倉市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画では、生き生きと暮らせる役立ち感に満ちた長寿社会を目指してを基本理念として、高齢者が住みなれた地域において、健康で生きがいを持って生活を送り、介護が必要な状態になっても質の高い生活を続けられるまちづくりを目指しており、地域の医療機関や介護・福祉にかかわる機関による多職種の連携や住民同士の支え合いの体制整備といった地域包括ケアシステムの構築を推進しているところでございます。  平成31年度より、第8期岩倉市高齢者保険福祉計画及び介護保険事業計画の策定に向けた準備が始まりますが、高齢者等に関する状況及びニーズを把握し、引き続き必要な方に必要なサービスを提供できるような事業運営に努めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 次に、8ページに書かれています待機児童対策でありますが、この待機児童対策としましてはという7行の記述が、私立への支援しか話されなかったことが非常に残念であります。岩倉市の7つある公立保育園で、どのような待機児童をしていくのかということは一言も触れられませんでした。  岩倉市が地域に誇るべき公立保育園の中身、私たちは、私も含めて、私の友人たちは、ゼロ歳から安心して預けることができる保育園があるという岩倉だと聞いて、子育てをするために、働き続けながら子育てができるということで岩倉市に住んできました。  そういった公立の保育園の中身が一言も記述されていなかった、市長の施政方針で言われなかったことを大変残念に思いますが、このことについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 公立保育園につきましては、いろいろとお褒めをいただきましてありがとうございます。  ここに触れなかったという点につきましては、私立のほうに新たな取り組みといいますか、特筆すべき点がありましたので、限られた施政方針の中で、この部分を記載させていただいたものでございます。  公立保育園での待機児童対策といたしましては、公立保育園においても平成30年度は3人、平成31年度は3人の正規保育士を増員しております。平成29年度に実施した保育園、認定こども園の利用実態等に関するアンケート調査の調査結果や、平成30年5月に実施した公立保育園、認定こども園の保護者等を対象にした懇談会の参加者の意見からもわかるとおり、岩倉市の保育については、公立と私立ともに、保護者の方々から高い信頼と満足を得ているところでございます。  これからも特別な支援を要する子どもや子育て困難家庭への支援など、公立保育園が担う役割は堅持しながら、公立・私立、それぞれの特徴を生かして、子育てしやすいまち岩倉としての魅力向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) もちろん特別な支援を要する子どもさん、子育て困難家庭の子どもさんが公立保育園で担う役割は大きいものでありますが、どんな子どもでも公立保育園に地域の子どもたちは通っているわけですから、公立・私立それぞれの特徴を生かして、子育てしやすいまち岩倉としての魅力向上と言われましたので、これまでの公立保育園の適正配置方針の中では、それぞれの特徴を生かしてという書き方ではなく、私立と公立の垣根を取り払うとか、そういった書き方が非常に気になっていたので、やはりそれぞれの特徴を生かして子育てしやすいまち岩倉としての魅力向上ということを改めて言ってもらえたのでいいかなと思っておりますが、やはり公立保育園が待機児童対策としてもしっかり担える、受け皿をしっかり持ってもらう保育園であるために、正規保育士も増員してもらう今年度の予算となっているのでうれしく思っております。引き続き公立保育園を大事にしていくためによろしくお願いします。  児童虐待についてもお聞きしたいところでありますが、施政方針の中にはなかったんですが、今、社会問題としても重大な事件がさまざま起こり、大きな報道がされています。昨年も岩倉市内で新聞報道もあったところであります。  これまでも何度か質問をする中で、しっかりネットワークをつくって情報共有をしていくこと、また転入や転出の際にも、そういった御家庭の子どもさんについてはきちんと情報を引き継いでいくことなど、改めてそういった答弁もあったところでありますが、この新年度の初めということで、改めてお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 児童虐待等の防止及び早期発見の協議を行うため、一宮児童相談センターを初めとした要保護児童等にかかわり支援する健康課、福祉課、子育て支援課、家庭児童相談室、学校教育課、主任児童委員で構成される要保護児童等対策定例会議で、要保護児童とその保護者に関する情報共有や支援方法について協議しているところでございます。  平成30年10月からは、江南警察署もこの要保護児童等対策定例会議に参画していただき、情報共有や連携を図っているところでございます。  児童福祉に関する相談窓口として家庭児童相談室を設置し、児童の養育等に関する相談を行っているところでございます。また、保健センターや子育て支援センターでも子どもに関する相談を受けています。  今後も虐待を含めた児童等の相談については、家庭児童相談室と保健センターや保育園、幼稚園、子育て支援センター、児童館、小中学校等の子どもに携わる関係機関と連携を図りながら、子どもの安全確認を迅速に行い、関係機関との情報共有や連携を通じて体制の強化を図り、深刻な事態に発展しないように努めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 岩倉市では、岩倉市子ども条例も制定されていて、子どもの権利についてはしっかり事業もされているということで、人権教育についても取り組まれているところでありまして、私が2004年に地方自治と子ども施策という全国自治体シンポジウムに参加したときから、子どもの権利条約ができ、日本でも批准され、それぞれの自治体で子どもの権利条約に基づく子ども条例などがつくられてくる中で、岩倉市でもぜひ子ども条例をということを要望する中で子ども条例ができてきました。  やはり、この子どもの権利が侵害されないために、その救済をしっかり図るということで、岩倉市では子どもの人権に関する取り組みもしっかりされているという状況でありますので、今後ともネットワークをつくり、さまざまな部署で情報共有を図りながら、連携を図りながら取り組んでいただきたいと思います。  次に、公共施設の再配置計画が今年度つくられるということで、先日も多くの皆さんから意見が、これまで以上にこの計画についてたくさんの意見があり、その中でも一番多かったのは保育園に関する御意見だったと思います。共感する部分もいっぱいあり、本当に岩倉市の公立保育園が大事にされてきた、一つ一つの公立保育園をこれからも統廃合をしないでほしいという思いが伝わってきた御意見をいっぱい寄せられていたと思います。  1期目の計画で北部保育園、仙奈保育園、あゆみの家の統合案があるわけでありますが、岩倉市の北部地域では、北部保育園のあの場所できちんと保育園を存続させてほしいというニーズが非常に高いわけであります。その市民の思いにしっかり答えていただきたいと思いますが、改めてお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。
    ○市長(久保田桂朗君) 北部保育園の園児数の推移といたしましては、平成20年4月1日には56人でしたが、平成31年2月1日現在では39人まで減少しており、子どもの健全な成長、育ちの観点から、保障すべき集団保育の維持や運動会等の園の行事の実施が難しくなっています。また、保護者からは父母の会の運営が難しい状況にあるとの声も上がっているところでございます。  市の北部地域の保育のニーズに対する受け皿としては、五条川小学校区に立地している北部保育園と認定こども園の岩倉北幼稚園、そして岩倉東小学校区に立地しています仙奈保育園で担っておりますが、仙奈保育園では五条川小学校区に居住している園児が多く在籍しています。このことから、北部保育園と仙奈保育園の2園については利用圏域が重なっているということが明らかであり、統合することによって利便性を高めることができると考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) やはり利便性を高めることができるのは、近くに住んでいる、近くに通う保育園があるのが一番だと思います。北部保育園が39人まで減っているということでありますが、現在、井上町、石仏町、神野町、八剱町では、新築の住宅がたくさん建っていて、その新築の住宅にはベビーカーや小さいかわいい子ども用の自転車などが置かれ、若い世帯が非常にふえていることを実感しています。  また、北部保育園には数年前に市の土地として購入した部分もあり、そこは園庭から少し外れているために、余り使われていない部分でありますが、しっかりその部分も整地して利用すれば、駐車場になるスペースもできるのではないかと考えます。  また、岩倉の保育園は、門を入るとすぐ園庭が先にあるわけですが、さまざまな保育園は、門があってすぐ園舎があって、園舎の奥行きに、裏に園庭がある、そういった保育園もたくさんありますので、防犯の面からはそちらのほうがいいのではないかという議論も聞いているところです。なので、今、子どもたちが保育をしながらでも、門を入ってすぐに園舎をつくり、奥が園庭にして、その東側にある空地を駐車場にするスペースもしっかりあるのではないかと考えるわけであります。  費用の面でも、今あるところに建てかえていくのが、新たな土地を購入するよりも非常に費用としてもいいのではないかと考えます。  また、石仏駅が東側にも改札口ができるという見通しもついてきた段階で、北部保育園に子どもを送って、石仏駅を利用して通勤する保護者の方も見えます。  そういったところでは、より北部保育園の今のところに保育園があるほうが利便性があると考えるわけでありますが、このことについてはこれからも引き続き議論をしなくてはいけないところだと思いますが、今の時点での考えは、先ほどの答弁以上のものは難しいでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 今現在の、北部保育園の利点も今おっしゃっていただいたとおりでございますが、一方で、以前と形態が変わっているという部分もあろうかと思います。市民との懇談会の中でも、私がお話ししたこともありますが、私自身保育園に通っていて、その当時は、私はおばあちゃんに手を引かれて通っていました。今は、やはり車で通うことが多いのではないかというふうに思っております。そうしたことからも、保育環境というのが、その時代に合ったものということで整備していくというのも方向性の一つなのかなというふうに思っています。  ただし、これまでも再三申し上げておりますが、実施に当たっては、利用者の方、あるいは地域の方の声はしっかりとお聞きしながら進めるつもりでおります。以上です。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 実施に当たっては、しっかり声を聞いていってくださるということを改めてよろしくお願いします。  次に、2つ目の柱であります「自然と調和した安全でうるおいのあるまち」という基本目標のうちの9ページの防災対策についてお伺いします。  冒頭にも災害が多かった昨年のことを振り返りながら、市長は共助のための地域のつながりをさらに強くしていく取り組みが求められているということをお話しされましたが、特にソフト面についての具体的な対策についてお伺いしたいと思います。  これまでも高齢者や障害を持った人たちなど、災害弱者と言われる方々についての支援について議論してきたところでありますが、今年度、そういった取り組みの点ではどうでしょうか。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 本年度、南小学校で開催しました市主催の防災訓練では、体育館での避難所設営訓練の中で、段ボールベッドの作成や福祉スペースを作成する上での注意点、配慮する点などを確認する訓練を行いました。今後もいろいろな防災訓練の中で、御高齢の方や障害をお持ちの方々に配慮した訓練も考えてまいりたいと思います。  また、通常の避難所で避難生活を送ることに配慮が必要な方のために、福祉避難所の充実も図っております。昨年度、協定を締結した社会福祉法人いわくら福祉会とは、2月に建設されました第2みのりの里について、福祉避難所として活用できるよう協定を新たに締結いたしました。  外国籍の方々への対策といたしましては、岩倉東小学校で開催した地域合同防災訓練で、通訳の方の協力も得て、外国籍の方約30名の皆様に参加をしていただきました。来年度以降も同様に防災訓練への参加を呼びかけていきたいと考えております。  資機材関係につきましても、授乳用テントやおむつ交換台などの授乳用資機材一式、非常時オストメイト専用トイレなども購入しています。  本市といたしましては、今後も災害時に配慮が必要な方々への地域の支援体制づくりをバックアップしていく必要があると考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 引き続きよろしくお願いします。  続きまして、名鉄の石仏駅整備事業の見通しについて、改めてお伺いしたいと思います。  4つ目の基本目標の「快適で利便性の高い魅力あるまち」の一つに、名鉄石仏駅の整備事業の着手がされました。これまで17年前から駅員さんが1人いらっしゃった石仏駅が無人化にされるということで、聴覚障害の生徒さんが通うときに、駅員さんがいらして本当に助かった、骨折をしたときに、あの跨線橋はとても渡れないので、駅員さんが見えたから東側から鍵をあけて出入りさせてもらったなど、駅員さんがいたから助かったというお話をたくさん聞いてくる中で、名鉄本社にも出向き、この実情を訴えながら、無人化にしないでほしいという要望を重ねてきました。しかし、やはり会社の都合でということでどんどん無人化に、石仏駅だけではなく、無人化の流れをとめることができず、無人化になるなら、あの東側の鍵がかかったスロープがあるんですが、駅員さんに言っても、岩倉駅は人手がなかなか足りていらっしゃらないのか、どれだけ待っても来てもらえない、もちろん予約をしておけばいいというふうにも言われたけれども、急に出なくちゃいけないときもあると、そういったことも市民の人たちからよく聞いていました。そういった実情を訴えながら、名鉄本社、また国土交通省の中部運輸局にも出向きながら要望を重ねてきたところ、ようやく久保田市長になられて地域の皆さんの切実な声をしっかり受けとめてもらい、一昨年の補正予算から少しずつ見通しがついてきたことについて、大変うれしく思っています。  新バリアフリー法に明記されております平成32年度までにというバリアフリー化、改めてお聞きしたいんですが、駅西も含めてバリアフリー化をきちんとされていくのか、また、現在ある東西を結ぶ跨線橋は改修後も残っていくのか、そういった点についてもお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 名鉄さんの御都合もございますので、現時点の計画ということでございますが、平成31年度に東側駅舎の建設、平成32年度に西側駅舎バリアフリー化、そして東側駅前整備を目指して進めているところでございます。  なお、東西のホームを結ぶ既存の跨線橋につきましては、名鉄さんからは、現時点では残す見込みというふうに聞いております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) ありがとうございます。ぜひとも一日も早い石仏駅のバリアフリー化、東側に改札口ができることを望んでいます。よろしくお願いします。  続きまして、ソーシャルワーカーについては、前の議員もいろいろ質問されましたので、また議案質疑の中で詳しいことは聞いていくことにしまして、ここでは省略をしていきます。  学校教育の中での配膳員さんの問題についてお聞かせいただきたいと思います。  学校給食が新センターの開設時の平成28年8月から調理配送業務を民間委託されたわけなんですが、今年度8月からは小中学校における配膳業務についても同一の事業者に委託するということを言われました。  配膳員さんの声もお聞きしたわけですが、委託によるメリットはお聞きしてもよくわかりません。なぜ委託されるのでしょうか。委託によって何がよくなるのでしょうか。  もちろん新しくなった給食センターは、衛生管理の面で大変厳しい衛生管理のもとで行われています。しかし、配膳員さんの配膳室というのは、それぞれの2つの中学校、5つの小学校の場であります。各学校の配膳室です。配膳室は、お聞きしますと冷暖房の設備もなく、冬は寒く、夏の暑さは本当にめまいがするほどの暑さの中で作業をされているということをお聞きしました。しかし、やはり市の職員だという安心感や、岩倉市はパートの職員さんも健康診断をきちんとしてもらえるということでの非常にメリットがあるということなど、そして何よりも給食を待っている子どもたちの顔に支えられて仕事をされてきたというお話を聞きました。  また、今、民間委託先も3年が済んで、次の民間委託先がまだ決まっていないということで、きちんと今の配膳員さんにもお話がされていないようで、そういう段階だから難しいかと思うんですが、非常に不安な状況をお聞きしたところであります。  その民間委託に配膳の業務も委託するということについて、どうなんでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 学校給食センターが新しくなり、衛生管理を厳しく行っている中、配膳業務も委託することにより、学校給食に関する衛生管理が強化され、調理から配送、配膳と子どもたちが給食を食べるまで同じ水準で一貫して行うことができるようになります。  また、配膳員が病気などで急に休んだ場合や休みが重なった場合において、事業者の責任で調理員や運転手が配膳業務の補助をするなど、人材を柔軟に活用することができるといったことが委託をするメリットであると考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 病気で休んだ場合ということでは、現状でも配膳員さんは、それぞれの学校に配置されている配膳員さんプラス複数に配膳員が今待機されている状況もつくらなくちゃいけないということで、大変さはあるかもしれませんが、今までの、市がやっていく場合の。それを民間委託にすることによって、そういった手配も市がやらなくてもいいというところで配膳業務を補助することも民間に任せておけば、かえって一番楽になるというと語弊がありますが、そういったことで委託ということにしているんじゃないかという危惧があるわけなんですが、人材を柔軟に活用することができるという、柔軟に活用ということが非常にメリットの中で、配膳をする業務の中で、なぜ民間委託にするのか、そこがよく見えません。やはり配膳員さんの今の処遇の改善や環境をよくしてもらう、そういったことも、配膳室はそれぞれの学校ですので、衛生管理の面で、新しい給食センターのように衛生管理基準が、この配膳員さんを民間委託にするからといって環境が変わっていくわけではないと思います。  民間委託にするメリットがまだまだ見えない中ですが、また議案質疑の中で詳しいことは議論をしていきたいと思いますが、現在の配膳員さんたちの不安を解消してもらう丁寧な説明、処遇の改善も含めてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。議案質疑の中で具体的にまた議論をしていきたいと思っています。  続きまして、都市計画マスタープランと緑の基本計画策定についてお伺いしたいと思います。  今年度、その2つの計画を策定するということで、市民参加条例に基づいて市民参加手法を、市民参加をしっかりしながらされるとは思うんですが、どんな状況なのか、また緑の基本計画について、本当に大切な緑をなくさないために努力していただきたいと思いますが、策定に向けた基本的な考え方はどのようであるでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 都市計画マスタープラン及び緑の基本計画につきましては、市民参加条例に基づき策定していくことを予定しております。  現在のところは検討委員会の設置や市民アンケート等を実施することを考えております。  また、国においてもコンパクトシティーの取り組みとあわせて都市農園を保全し、都市と緑・農が共生するまちづくりの実現に向けた施策を推進しており、将来都市像にも掲げております健康で明るい緑の文化都市を実現できるように努めてまいります。  なお、計画の策定に当たりましては、専門家や市民の皆様の意見も参考にしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 国においてのコンパクトシティーというのは、先日勉強してきた中では私が考えていたコンパクトシティーじゃなく、非常に遠いところにあるまちとまちをくっつけて公共施設を少なくすればいいような、そういった施策の中でのコンパクトシティーの方法を国は考えてみえて、非常に住んでいる住民がどうなっていくのかという不安の中でのやり方だということもお聞きして、非常に不安なわけでありますが、岩倉市としてのこの都市計画マスタープランと緑の基本計画、しっかり議論をしながら、緑が残り、農業も都市もきちんと共生できるまちづくりを実現できるような計画をとよろしくお願いします。  続きまして、第3期の食育推進計画についてお聞きしたいと思います。  食育基本計画を今度第3期でつくるわけですが、岩倉市は昨年の12月1日の健幸都市宣言をされて、健幸づくり条例をつくるという今年度において、健幸づくり条例の中に、健幸都市宣言の中にも食の問題も非常に大きなウエートを占める計画策定になっていると思うんですが、そういう食育推進計画の策定と健幸づくり条例制定の関係、今後どのように相互に連絡を図りながら内容をつくっていかれるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 現行の第2期食育推進計画の計画期間は、平成31年度末までとなっているため、第3期食育推進計画の策定時期は、平成32年、2020年3月を予定しています。  (仮称)健幸づくり条例も同じく平成32年、2020年の3月の制定を予定しております。健幸都市いわくらを実現するための基本理念が定められるため、この理念に沿うように食育推進計画も策定を進めてまいります。  計画の策定に当たりましては、意見聴取のための懇談会を設置し、その委員として条例担当課の職員も参加を予定していますので、相互に連携、調整を図りながら、計画の策定を行ってまいります。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) この第3期食育推進計画は、食育推進というからには教育かと今までも考えていたところ、商工農政課でやっていくということで、商工農政課がやっていく以上、やはり農業も大きな食とつながるところでの管轄になっておりますので、商工農政課が担当するという重みを、やはり岩倉でとれた野菜を岩倉でという地産地消の観点などもしっかり入っていくのかなと。やっぱり食育を推進していくためには、岩倉の農産物がとれる畑、お米ができる田畑も残していくこととつながっていくことにもなっていくのかなと思うわけですが、そういった商工農政課が担当していく食育推進計画だということでの重みというのをしっかり受けとめていきたいと思います。  続きまして、中小企業・小規模企業振興基本条例についてお伺いをいたします。  一昨年、私が所属していました総務・産業建設常任委員会の中で、やはり他市町でできてきている中小企業・小規模企業の振興基本条例を岩倉でもぜひつくっていきたい。やはり岩倉では小規模企業が多い状況ですが、その小規模企業の皆さんの思いがしっかり込められた実効性のある条例にしてほしいと思うものでありますが、検討委員会の委員構成などでもそういった実際の中小企業の方たちの思いがしっかり込められる委員の構成などになっているかどうか、改めてお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 条例の制定につきましては、市内の中小企業・小規模企業者全体の機運を高めながら進めることが重要であると考えております。そのため、去年の10月からですが、月1回程度、事業者や商工会、金融機関の皆さんと商工業の現状や課題整理、また条例の必要性などを学ぶ懇談会を開催しているところでございます。  来年度には、条例制定に向けた検討委員会の設置を予定しており、メンバーにつきましては、識見者として大学教授を初め、中小企業・小規模企業の代表者、大企業の代表者、商工会など関係団体の代表者、金融機関の代表者、市職員の10人を予定しております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 中小企業・小規模企業の代表者の方たちも入るということで、その方たちの思いがしっかり込められた条例になり、その条例が生かされる今後の方向を望みたいと思います。  続きまして、15ページになりますシティプロモーション事業についてお伺いします。  平成28年度から3年間取り組んでこられたわけですが、やはりこの3年間、ことしは名駅でポスタージャックなども行われて、駅で見られた人がしっかりそこで岩倉に住みたいと思うような転入促進につながったのかというところでは、私は非常に疑問視しているところなんでありますが、やはり予算的にも1,000万、1,500万と毎年多額の事業にお金を費やしてきたわけでありますが、12月議会の一般質問でも私がさせていただいたわけですが、やはり岩倉でさまざまなイベント、桜まつりが一番大きい最大の行事だと思うんですが、スポーツ団体でもさまざまな岩倉でもイベントをされています。たまたま私が10月の卓球の岩倉オープンというところの行事に触れることがあって、300人定員のところ、何と350人以上も応募があって、その中が8割以上も市外、県外の人たちが訪れたといううれしい悲鳴だったにもかかわらず、卓球台が傷々で、2つに折ったのを広げると水平じゃないのもあり、ねじが調整できないのもありということで、岩倉に来てもらって恥ずかしいという声を聞いたので、本当に備品の更新というのをやっていただきたいというところでは、ことしの予算にきちんと卓球台の備品がついているようなのでうれしいと思っていますが、そういったさまざまな岩倉で取り組む、岩倉市民の人たちが市外の人たちも呼び込んでさまざまなイベントを行っている。その中に来られた人が、本当に岩倉に来てよかった、また行きたい、それ以上に住むなら岩倉までどのようにしてもらうのかということが非常にネックだと思うわけなんですが、このシティプロモーションの3年間の事業の中で、どのような転入促進などにつながってきたのか、改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) シティプロモーション事業につきましては、いわくらしやすい109の理由などを通した市民による市の魅力再発見と、その過程を通した愛着の醸成、そして市外への転出防止、その魅力を市外に発信していくことで、市外の方にはまずは岩倉を知ってもらい、関心を持ち、来ていただく取り組みとして進めてきております。  そこで、ことしは人が大勢行き交う場所として名古屋駅前を選び、岩倉市の魅力を9月に実施したポスタージャックや1月末から2月上旬に実施したデジタルサイネージを通し、多くの人に見ていただき、関心を持っていただくよう努めてまいりました。  桜まつりを初め、冬の鍋フェスやいわくらdeマルシェなど、市外からもお越しいただくイベントでは、パンフレットの中にQRコードでいわくらしやすい109の理由を掲載したホームページへ誘導するなど、岩倉市の魅力が伝わるよう努めております。  このような取り組みは、すぐに転入促進へとつながるのは難しいところもありますが、今後もさまざまな機会を通して、岩倉市を訪れていただいた方に対しても、市を挙げておもてなしの心でシティプロモーションを進めていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 最後に、6つ目の基本目標の「市民とともに歩むひらかれたまち」の項目について、2点お聞かせいただきたいと思います。  第5次岩倉市総合計画の策定業務が2年目となるということでありますが、改めて総合計画の位置づけをお聞きしたいと思います。といいますのが、国が地方創生ということで、まち・ひと・しごと創生総合戦略を言い始めて、それぞれの自治体が総合計画をつくっているにもかかわらず、国が途中の段階でそういった計画をつくりなさいと言ってきたのが平成26年で、27年からの5年計画なわけですよね。この総合計画との関係がどうなっていくのか、改めてここでお聞きしたいと思います。  国は、来るべき人口減少社会に向けて公共施設は縮減しなさい、民間でやれることはやりなさい、民間に任せなさい、効率よく行政運営をしていくこと、職員も削減しなさいと、余りにも私としては勝手なことばっかり言っているのが国じゃないかと思っているわけです。しかし岩倉市長は、住むなら岩倉と言って、やっぱり住民の人たちを目の前に頑張っていらっしゃると思うわけなんですよ。そこで、やはり岩倉が今つくらなくちゃいけない総合計画の位置づけと必要性が改めてどうなのか、国の総合戦略との関係がどうなっていくのかということをここでお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 総合計画は、平成23年の地方自治法の改正により基本構想の策定の義務がなくなりましたが、本市では自治の基本原則を示した岩倉市自治基本条例を平成24年度に制定し、基本構想、基本計画、実施計画から成る総合計画の策定を義務づけております。そのため、今後も総合的かつ計画的な市政運営を行うための本市のまちづくりの指針ということで第5次岩倉市総合計画を策定するものでございます。  一方、岩倉市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、平成26年に公布、施行されたまち・ひと・しごと創生法に基づき策定したもので、平成27年度を初年度とした5カ年計画となっております。  現在、本市では、平成33年度、2021年度ですが、この平成33年度を初年度とする第5次総合計画策定に着手しておりますが、基本的に総合戦略と目指すべき方向性が異なるものではないと考えており、次期総合戦略の策定については、国の方針や他市町の動向を見定めながら、個別に策定するかどうか、これを適切に判断していきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 基本的には異なるものではない計画だと言われますが、どんどん人口減少社会に向かっての計画でいいのかということも疑問視するわけでありますが、住むなら岩倉ということで人口をもっとふやしたいという思いの中での計画をつくらなくてはいけないんではないかと思うわけですが、よろしくお願いします。  最後に組織・機構の再編について、課の合併とグループの細分化ということが言われましたが、今後の体制強化につながっていくのか。やはり岩倉市民が大切にされるためには、岩倉市の職員が働きやすい職場であることだと考えます。  今後の岩倉市の職員の定員についての見通しも含めてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) このたびの組織・機構の再編につきましては、まず安全・安心のまちづくりに向けた体制の強化として協働推進課と危機管理課を統合し、協働安全課といたします。これは現行の危機管理の体制を強化することに加え、担当部署を大きくすることにより、人員配置の弾力化や機動的な組織運営を図ることができるとともに、行政区に関する事務と自主防災組織に関する事務の窓口を一本化することにより、住民自治組織対応の効率化を図ることが可能となります。  また、税務部門、保育部門、消防・予防部門などの強化のため、それぞれの部門のグループを細分化し、市民ニーズへの対応や事務の適正化などを図るものでございます。  これらの再編や保育士の増員等により、平成31年4月1日時点の正規職員数は、前年同時期と比べ5人増の381人を予定しています。  定員につきましては、毎年実施しています職員配置計画の中で事務量と職員数を考慮し、さらには将来的な事務の負担と年齢構成等も勘案しながら適正な配置に努めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川 武君) 桝谷議員。 ○9番(桝谷規子君) 2019年度は職員が5人ふえるということで、大変うれしく思っております。  本当に国がどんどん行政の効率化や削減も言われる中、日本国憲法では、第8章に地方自治の基本原則が定められています。やはりなぜ地方自治という規定が日本国憲法に書かれたのかというのを改めて考える必要が今あるのではないかと考えます。明治憲法では地方自治は規定されずに、国の官僚が務める知事や市長などは、いわば国の下請機関で、出先の機関でありましたが、そういう中央集権的な仕組みで国民を統制していた段階から、日本国憲法がきちんと地方自治を定めて、第8章の92条から95条に地方自治の条項が書かれています。この地方自治が今なぜ憲法に書かれていたのかというのを私たち自身もしっかり読みこなしながら、国が戦争や人権をないがしろにする政治を進めようとしたときには、やはりこれを抑止するための民主的な装置として地方自治はあるんだということも、非常にそのことを言われた岡田知弘さんという自治体問題研究所の理事長さんの言葉に非常に感銘を受けたわけでありますが、このことをみんなと共有したいなと思って引用させていただきました。どうもありがとうございました。 ○議長(黒川 武君) これをもって9番桝谷規子議員の発言を終結します。  お諮りいたします。  ここで休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。
                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒川 武君) 御異議なしと認めます。  よって、休憩します。       午後2時47分 休憩  ――――――――――――――――――――――――       午後3時00分 再開 ○議長(黒川 武君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  公明党を代表しまして、6番鬼頭博和議員の発言を許します。  登壇してください。  鬼頭議員。                  〔6番鬼頭博和君 登壇〕 ○6番(鬼頭博和君) 6番鬼頭博和です。  議長のお許しをいただきましたので、公明党会派を代表しまして、施政方針に対しての質問をさせていただきます。  私で最後でございますので、重複する質問が多々あるかとは思います。視点を変えたりとか、また割愛させていただく項目もあるかと思いますけれども、何とぞよろしくお願いを申し上げます。  それではまず初めに、施政方針の中で最初に触れられておりました、大変多くの自然災害が昨年、発生をしました。各地で甚大な被害が発生し、改めて自然災害に対する備えが大変重要であると気づかされました。  地震などの被害を最小限に抑えるためには、自助・共助・公助、それぞれが役割を果たしていくことが大切でありますが、このうち、公助のみの災害対策には限界があり、阪神・淡路大震災や、東日本大震災の教訓から、自助また共助が極めて重要であることが明らかとなっています。自分の身は自分で守る、自分たちの地域は自分たちで守る、これに足りない部分を行政機関が補うという考えを持ち、災害に備えることが必要であると考えております。  まず自然災害に関連して、昨年は多くの台風がこの地方にも大きな災害を与えました。中でも、五条川の桜は多数の倒木が発生しました。岩倉市のシンボルである五条川の桜並木の保護は大変重要な課題であると考えますが、老朽化する桜を今後どのように維持し、存続させていくか。このことにつきましては、さきに立たれました大野議員、梅村議員も質問されましたので、同様の答えになると思いますので、この件に関しましては割愛をさせていただきます。  次に、今述べましたとおり、自然災害に対する備え、被害の迅速な対応については、共助のための地域のつながりをさらに強めていくための具体的な取り組みが必要であると考えますが、現在の市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 防災の面では、平成25年度から、自主防災会がみずから必要となる訓練を考えて行っていただく小学校区ごとの地域合同防災訓練を実施しています。  訓練内容も年々変化しており、東小学校では外国籍の方の訓練参加を計画したり、また五条川小学校では防災学習コーナーを設置、さらには曽野小学校では避難所の運営を実際体験したりと、地域の防災力を高めていくための工夫がなされています。こうした取り組みを続けていくことで、日ごろの地域のつながりの強化や、災害時の地域の共助といった力が発揮できるようになると考えております。  また、協働推進課では、行政区が行っている活動や役割などをまとめた行政区への加入促進パンフレットを作成したり、地域自治の大切さを広く知っていただけるよう、各行政区のホームページ開設に向けての支援、行政区の活動等を支援するための区育成補助金の交付など、地域のつながりを強めるために、さまざまな形で支援させていただいています。本市といたしましても、今後もいろいろな情報を提供し、継続した支援を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  行政と地域住民が災害リスクに関する正確な情報をしっかりと共有していくことが重要であると思います。災害に強いまちづくりのためには、防災イベントやワークショップ、出前講座などを通じて、自主防災組織を強化するなど、地域ごとの対応力強化が求められております。当局の継続した支援が大変重要であると考えますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  それでは、次の質問に移ります。  市長就任から2年がたち、マニフェストに掲げましたまちづくりの目標として、久保田市長は5つの柱である「子育て環境の充実」「定住の促進」「健幸長寿社会の実現」「商工農業振興と社会基盤の整備」「確かな行政経営」を着実に進めてこられたと思います。  具体的には、全小中学校の普通教室などにエアコン設備の設置が予算化され、31年度9月までに設置が決定しました。さらに安心・安全なまちづくりの推進のための安全安心カメラも昨年設置され、子どもたちの安全確保が図られました。  また、企業誘致では、企業庁による土地開発事業の地区計画も31年度には具体的に策定されます。  健幸長寿社会の実現に向けた健幸都市宣言も昨年12月に行われ、本年、健康づくり条例の制定に向けた取り組みが進められる予定であります。  名鉄石仏駅東口改札の設置についても具体的に進んでおります。  このように、市長のまちづくりに対する具体的な取り組みについては、大変に評価できる実績であると思います。  そこでお尋ねをいたします。これまでの市政運営を振り返って、今後のまちづくりについて、平成31年度に取り組む重要な政策を3つ上げるとすれば、どんな事業でしょうか。御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) まず平成31年度に取り組む重要な政策ということでございます。  1つ目は企業誘致事業です。人口増加や雇用対策、財源確保にもつながり、将来のまちの活力を生む企業誘致について、平成35年度、2023年度でございますが、工業団地操業開始に向けて、企業庁との連携により着実に事業を進めてまいりたいと考えております。  2つ目は、産後ケア、そしてシルバーリハビリ体操推進事業など、市民に寄り添うソフト事業であります。特に産後ケア事業は、出産後の心身の不調及び育児不安がある産婦を一定期間、医療機関に宿泊をしていただきながら心身のケアや育児サポートを行うもので、妊娠期から子育て期の切れ目ない相談事業の一環として強化してまいります。  3つ目につきましては、マニフェスト事業ではございませんが、名鉄石仏駅等整備事業です。駅東側への改札の設置とバリアフリー化については、地元区を初め多くの市民や駅利用者の願いであり、これまで長年にわたり課題解決に向けて取り組んでまいりました。  このたび、地権者様の御理解のもと用地の契約も終え、名古屋鉄道さんにおいて、東側駅舎の建設を行うこととなりました。  私はこれまでも、市民の皆様との対話を大切にしてまいりました。やはり実感として思ったことは、市民の皆様がその住みなれた地域に安心して暮らせるという、こういったこと、これを市民の皆様との対話の中で実感したところでございます。今後も積極的に市民の皆様の声を聞く機会を設け、さまざまなテーマについて率直な御意見をお聞きしたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございました。  市民にとってよりよい施策となるよう、市民の意見にしっかりと耳を傾け、進めていっていただきたいと考えます。  次に、第5次岩倉市総合計画の策定作業が現在進んでおりますが、本年は多様な市民参加を確保しながら、総合計画審議会が開催される予定となっています。  そこで、第4次総合計画との関連性や新しい計画に向けた重要な課題等について、現在のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 第4次総合計画では、人口減少時代、超高齢社会の到来を間近に控えた中で、「多様な縁で創る「役立ち感」に満ちた市民社会をめざす」を基本理念に掲げ、まちづくりの6つの基本目標と施策の推進により、本市の普遍的な将来都市像である「健康で明るい緑の文化都市」の実現を目指しています。  第5次総合計画の策定作業がこれから本格化しますが、第4次総合計画の総括の実績評価はまさにこれから実施していくところです。第4次総合計画をどう総括し、次期計画につなげていくかはこれからの議論となりますが、第5次総合計画においても、本市の普遍的な将来都市像である「健康で明るい緑の文化都市」の実現を引き続き目指してまいります。  重要課題の洗い出しについても、これからの作業となりますが、第4次総合計画策定以降、本市や市民生活を取り巻く社会情勢は大きく変化しています。東日本大震災以降、各地で大規模な地震災害や豪雨災害の発生など、市民の安全・安心な暮らしに直結する課題、少子・高齢化や人口減少社会への対応、公共施設の老朽化への対応、さらには第4次総合計画の基本理念であります多様な縁の「縁」、つまり地域や人をさらにどうつなげていくかなど、課題は山積しております。  総合計画は市民の皆様との協働により、ともにつくっていくものだと思いますので、市民の皆様と、あるいは関係機関の皆様との信頼関係を築きながら、相互で補完をし合い、重点課題を見定め、夢のある総合計画にしていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  市長のおっしゃるとおり、夢のある総合計画となるよう、我々議員も協力させていただきたいと考えております。  次に、平成31年度の一般会計予算案は、前年度比6.7%増で、過去最大の157億円となっています。  市税については、住宅の新築増による固定資産税、都市計画税が増加していますが、市債についても昨年度比7.1%の増となっています。残高の推移と今後の対応についてはどのようかお聞かせをください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 特別会計・企業会計を含めた市全体での市債残高は、平成15年度の約225億3,100万円をピークに、その後、毎年度の市債発行額が元金償還額を上回らないようにすることにより、徐々に減らしてまいりました。  平成27年度、28年度においては、新学校給食センター建設事業や北島藤島線街路改良事業、災害対応特殊はしご付消防自動車購入事業等の大型事業により一時的に増加しましたが、29年度以降は再び減少しており、31年度末にはピーク時より約34億2,500万円少ない約191億600万円になる見込みです。  今後におきましても、将来世代への過度な負担とならないよう、市債発行の必要性を判断するとともに、地方交付税への算入率や財政健全化指標も注視しつつ、できる限り有利な起債の活用を図ってまいりたいと思っております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) 将来に負担を残さないよう、残高の減少に努めていただきたいと思います。  また、今後は公共施設の老朽化対策に費用が増加してまいります。公共施設の再配置をしっかりと考えながら、長期的な展望を持って計画的な財政運営を進めていただきたいと考えます。  ここからは第4次岩倉市総合計画の基本目標の中からお聞きをしていきます。  まず1つ目の基本目標、「安心していきいきと暮らせるまち」の中からは、まず健幸づくり条例についてお聞きをいたします。  平成31年度は健幸づくり推進委員会を設置し、健幸づくり条例の制定に向けた取り組みが行われますが、どのような条例にしていくのか、また市議会が昨年の12月定例会において、請願で採択した歯と口の健康づくり推進条例についても、どのような形で推進されるのか、現在のお考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) (仮称)健幸づくり条例は、健幸都市いわくらを実現するために、市民を初め健幸づくりにかかわる者がそれぞれの役割と責務を認識し、連携及び協働して健幸づくりを推進していくために制定するものです。口腔の健康は全身の健康にもつながることから、歯と口腔の健康づくりに関する施策を一層推進するために条例の制定をという趣旨については、十分理解をしておりますが、市ではこのたび健幸都市宣言をしたところでありますので、食生活や運動、心の健康、そして歯の健康も含めて、健康づくりを幅広い分野で推進していけるような条例としてまいりたいと考えているところでございます。  このような健康づくり全般を推進する条例の中に、請願での要望も踏まえながら、基本理念や基本的施策等において、歯科口腔保健の推進に関する内容を充実した形で盛り込んでいくことを考えているところでございます。  なお、(仮称)健幸づくり条例の制定に当たりましては、今後健幸づくり推進委員会を設置して議論をしていく予定であり、推進委員会には歯科医師会の代表者にも加わっていただく予定もしておりますので、委員会の中でさまざまな関係団体の意見をお聞きしながら、条例の制定に向けて検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。 よりよい条例となるよう御検討をお願いいたします。  次に、高齢者福祉についてお尋ねをいたします。2025年は、団塊の世代が後期高齢者となり始める年でもあります。また、認知症の高齢者が5人に1人の割合になるとも予測がされております。認知症に対する対策は喫緊の課題であると考えます。  そこで、認知症支援体制として、認知症の方の家族に対する賠償責任保険事業が31年度に開始されますが、認知症予防教室のような認知症の予防についても、対策・強化を図っていくことはできないでしょうか。現在行われている施策や将来に向けての取り組みについてお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 岩倉市では、認知症予防を含んだ介護予防事業について、さまざまな取り組みをしているところでございます。多世代交流センターさくらの家では、年間を通じて介護予防事業に取り組み、平成30年度は認知症予防に効果的な音楽療法の講座や、折り紙教室、体操教室などを実施しました。南部老人憩の家でも、介護予防に効果のある企画やサークル活動が行われています。  また、地域包括支援センターによる介護予防教室は、第四児童館、さくらの家、ふれあいセンターの3カ所で、体操やお話会などを毎月実施しているところでございます。さらに、認知機能の向上や、転倒予防に効果があるスクエアステップを実施し、現在、総合体育文化センターにおいて、毎月教室を開催しています。平成31年度には新たにもう一カ所、市内南部地域で毎月教室を開催していく予定としております。  新規事業として、平成31年度に認知症予防を含めた介護予防事業の取り組みを強化するために、シルバーリハビリ体操推進事業を愛知県理学療法士会に委託して実施していく予定でございます。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  現在行われている取り組みをさらに拡充させ、認知症予防に向けて取り組み、健康寿命の延伸に努めていただきたいと考えます。  次に、新たな介護予防事業として、シルバーリハビリ3級指導士を養成することになっております。これ前の3人の方々も質問されましたが、どのような方を対象にして、何人ほどの養成を考えておられるのかお聞かせをください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) シルバーリハビリ体操3級指導士の対象は、おおむね60歳以上で、地域活動に意欲のある人であり、20人程度の養成を予定しています。養成された指導士を中心に、市民の方が身近な地域で活動を広めていけるように体制を整えていきたいと考えています。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  元気な高齢者の方が地域で活動しながら、介護予防に携わっていくことは、大変有意義なことであると考えます。ぜひとも多くの地域で開催できる体制を早期に進めていただきたいと思います。  次に、保育ニーズの高いゼロ歳から2歳の受け入れ枠を拡大するため、小規模保育事業所が本年10月に2カ所目が開設され、待機児童対策についても拡充が図られる予定でありますが、現在稼働している保育園送迎ステーションは導入から2年以上が経過し、利用者の伸びが進んでいない状況であります。利用者増に向けた取り組みについてはどのようにお考えでしょうか。御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 保育園送迎ステーションにつきましては、2月現在で12名の利用がありますが、今年度保護者の意見も取り入れて、バスの利用状況なども掲載するなど、ホームページの内容を充実させています。  また、新年度に向けての取り組みとして、保護者への入園の御案内に記載することや、個別の面接のときなどに送迎ステーションの説明を行うように努めています。  こうした結果、新年度の受け付け状況といたしましては、今年度からの継続利用と新規申し込みを合わせて、現在のところ25名ほどの申し込みをいただいております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  先進的な事業であるがゆえに、周知が十分でないことも大きな原因であると考えます。まず何よりも、保護者の皆様からいただく意見に対しても十分に考慮していただき、よりよい保育園送迎ステーションになるよう努めていただきたいと考えます。  続いて、2つ目の基本目標である「自然と調和した安全でうるおいのあるまち」からは、まず環境保全についてお尋ねいたします。  ごみの分別や出し方については、議会としても多くの行政区の意見交換会で、外国人の方から出されるごみの分別がなかなかできていないとの厳しい御意見をいただいております。  今回新たに導入される、出し忘れ機能や多言語に対応したスマートフォンアプリの配信は、大変効果のある施策だと考えますが、同時に作成されるパンフレットについても多言語対応となる予定でしょうか。内容をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) これまで日本語版に加え、英語版とポルトガル語版を毎年度作成していました「ごみと資源の分別と出し方」のリーフレットにつきましては、今回のアプリの導入に伴い、平成31年度より日本語版のみの作成といたしますが、分別収集等の日程表については、別途英語とポルトガル語版を今後も作成していきます。
     なお、外国人転入者にはこれらに中国語とスペイン語も加えた保存版の冊子「ごみと資源の分別と出し方手引き帳」もあわせて配付をしておるところでございます。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  転入時の説明や、周知に努めていただきたいと考えます。  次に、防災対策の面からも質問をさせていただきます。  市内小中学校に、備蓄食料や飲料水等を保管するための防災備蓄倉庫を設置するとのことです。本年度より乳児用の粉ミルクにかわって、液体ミルクの販売が今春から始まるとのことであります。これを備蓄品として導入するお考えはあるのか、御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 液体ミルクはボトルや紙パックに無菌状態で保存されていますので、常温でそのままお子さんに飲ませることができます。  粉ミルクのようにお湯に溶かす必要がない、液体ミルクはすぐに飲ませることができるのが利点で、ライフラインがストップする災害時にも役立つものだと考えています。  しかし、液体ミルクは無菌状態で保存されるものであるため、一度開封して放置すると、微生物が繁殖することから、一度飲んだら1時間以内に飲み切ること、また飲み残しを飲んではいけないなどの問題もあります。  また、現在備蓄している粉ミルクは、2年間の保存期間となっていますが、ことしの春販売される予定の液体ミルクに関しましては、保存期間が短く、常温で6カ月保存となっており、この点も検討が必要だと考えます。  液体ミルク自体はとてもよいものだと考えておるところでございます。今後、保存期間や価格などさらに改良されていくことが考えられますので、これからの動向を注視して検討してまいります。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  保存期間や飲み残しができないことなどの問題があるとのことですが、今後改良がされていくという見込みも十分考えられます。しっかりと動向を注視して検討をしていただきたいと考えます。  続いて、3つ目の基本目標である「豊かな心を育み人が輝くまち」からは、まず学校教育についてお尋ねをいたします。  市内小中学校の老朽化が進む中、岩倉市では学校施設の長寿命化が図られ、北小学校から順に改修工事が進んでいます。昨年に引き続き、平成31年度は岩倉中学校の北館において給排水・衛生設備の改修工事が行われますが、今後の市内小中学校の改修工事の予定はどのようになっているのか、お聞かせをください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 学校施設の大規模な改修工事につきましては、学校施設長寿命化計画に基づいて実施していくこととなります。  平成31年度は、岩倉中学校北館の給排水・衛生設備等改修工事のほかに、老朽化が進んでいる岩倉南小学校本館の大規模改修工事の設計委託について、予算を計上しています。  また、平成33年度、2021年度に建設予定であります放課後児童クラブとの複合化を検討している岩倉北小学校の屋内運動場については、31年度に基本設計、32年度に実施設計を実施する予定ということでございます。  今後も学校施設の状況をしっかりと把握しつつ、エアコン整備の計画を前倒ししたように、必要な改修工事等については、財源の確保等、国や県の動きに注視しながら、計画的に進めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  学校施設が安全で衛生的な環境を整えることは学習をする上で基本となることですので、保護者の皆様からの御意見もお聞きしながら、早期に改修をしていただきたいと考えます。  次に、新たにスクールソーシャルワーカーが平成31年度から学校教育課に配置されます。この施策については学校が抱える諸問題の解決のため、私も一般質問で要望させていただいた事業であります。導入をしていただき、ありがとうございます。  スクールソーシャルワーカーは、児童・生徒を取り巻く環境の改善を図るため、学校や家庭、地域、関係機関等、それぞれの役割を明確にしながら、組織的に対応していく支援体制をコーディネートしていく役割を担う方であります。これまで以上に学校における生徒指導・教育相談体制の充実を図ることができるため、特に保護者に対してはその活動内容などについて、十分に理解していただく必要があると考えます。周知については具体的にどのようなことをお考えでしょうか、お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) スクールソーシャルワーカーの設置につきましては、新規事業であるため、保護者等への周知を図ることが大切であると考えております。  周知方法につきましては、市の広報紙や市及び学校のホームページへ掲載するとともに、より丁寧に周知を図るため、児童・生徒を通して保護者宛てに個別に案内チラシを配布する予定としております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  丁寧な周知を心がけていただきたいと思います。多くの保護者の皆様には、あまり聞きなれた言葉ではないと思いますので、チラシの配布だけではなく、いろいろな機会を捉え、説明をしていただきたいと考えております。よろしくお願いをいたします。  続いて、4つ目の基本目標である「快適で利便性の高い魅力あるまち」からは、鉄道に関してお聞きします。  名鉄石仏駅整備事業についても、3人の方々がさまざまな形で質問をされてまいりました。私の方からは少し視点を変えた形で質問をさせていただきます。  石仏駅東口改札及び駅前や周辺道路の整備については、進捗状況等の周辺住民への説明機会を十分に設けて進めていただきたいと考えておりますが、この点について御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 東側駅舎の建設及び石仏駅構内のバリアフリー化に向けた整備につきましては名鉄さんとの協議を、駅前や周辺道路については警察との協議を、それぞれ進めています。  その内容がある程度固まってまいりましたら、なるべく早い時期に地元の皆様に対して説明会を実施させていただきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  石仏駅の利便性が高まることは、大変よいことでありますので、地元の皆様には十分に説明をしていただき、皆様に喜んで利用していただける駅にしていただきたいと考えますので、よろしくお願いをいたします。  次の質問である竹林公園から大市場橋に向けて、現在、五条川右岸堤防道路の工事が進められております。この質問についても、大野議員の質問と同様の質問でありますので、これは割愛をさせていただきます。  それではその次の質問に入ります。多くの市債が投入されている下水道事業について、お聞きをいたします。公共下水道事業が今年度より企業会計に移行され、事業費も大幅に増加しますが、移行におけるメリット、またデメリットについてどのようにお考えでしょうか。  五条川右岸の下水道整備については、毎年10ヘクタールほど整備が進んでおります。計画区域全てを整備するには、現在のペースで進めると、今後数十年かかることになると思われますが、今後の計画についてはどのように進めていくのか、御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 公共下水道の事業費につきましては、約6億円の増額となっていますが、その内訳として、企業会計に移行することに伴う減価償却費が約4億円、五条川小学校運動場地下貯留池建設に伴う雨水施設整備費が約2億円です。  しかし、減価償却費は現金支出を伴わない支出になりますので、五条川小学校運動場地下貯留池以外は、今までと同様の予算規模となっています。  なお、移行に伴う主な目的、メリットとしては、市民に対して事業の運営状況をわかりやすく提示することができるようになることです。現金主義・単式簿記から、発生主義・複式簿記による会計方式にかわることによって、損益計算書や貸借対照表等の財務諸表を作成・公開することができます。  逆にデメリットといたしましては、事務の負担として、企業会計に移行した後は、予算執行業務、これ一般会計では財務会計システムを使用して行っている業務でございますが、この予算執行業務に加えて、会計処理事務が増加となりますので、職員の事務の負担がふえることが考えられます。  また、五条川右岸の下水道整備につきましては、平成29年度末で都市計画決定区域434ヘクタールのうち約250ヘクタール、正確に言いますと247.7ヘクタールでございますが、この整備が終わりまして、整備率は約57.1%です。その財源は、補助対象事業は国庫交付金が2分の1となっています。  今後下水道整備に係る国からの交付金が削減されることも見込まれます。市街化区域については引き続き整備を行っていく予定としていますが、財政状況を見ながら進めていくことになります。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  下水道整備については、今後10年程度で交付金が削減されると聞いております。浄化槽などに対する補助金をふやすなど多様な方法を検討しながら、財政の負担にならないよう政策を立てていただきたいと考えます。  次に、浸水対策についての質問でございますが、これも梅村議員とほぼ同様の質問ということで、お答えのほうも同じということなので割愛をさせていただきます。岩倉駅東地区の浸水対策については、用地の取得状況により状況が変わるということが御答弁でありました。今後の用地取得状況を見ながら十分に検討をしていただきたいというふうに思います。  次に、上水道についてもお聞きいたします。上水道の基幹路の耐震化は、平成30年度末で約40%となるようですが、上水道事業の民営化導入を検討している自治体もあるようでございます。岩倉市の現時点でのお考えはどのようでしょうか。お聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 基幹路につきましては、愛知県が施行する名古屋江南線、萩原多気線の道路改良工事にあわせ、布設予定の一部区間を除き西側のルートについては工事がほぼ完了し、耐震化率は平成30年度末で御指摘のとおり約40%となります。路の耐震化につきましては、大規模な地震災害での断水被害を最小限に抑えるために重要な事業ですので、今後も計画的に工事を実施してまいります。  また、昨年12月には水道法の一部が改正され、官民連携の推進として、水道施設の運営権を民間事業者に設定できるコンセッション方式が創設されました。  本市では、これまでの一般質問において回答しましたとおり、浄水場を保有していない小規模の事業体であり、コスト面など費用対効果から見ても現実的ではないことに加え、水道の高い公共性に鑑み、現時点においては水道事業の民営化については考えておりません。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  現時点での民営化については考えていないということで、確認をさせていただきました。  続きまして、5つ目の基本目標である「地域資源を生かした活力あふれるまち」からは、就業者移住支援事業についてお尋ねをいたします。この質問も前の3人の方々が御質問されたかと思いますが、少し視点を変えて質問をさせていただきます。  この事業の具体的な内容はまずどのようかということと、それから周知ですね、この事業の周知を行っていく、どういうふうにして周知を行っていくのか。ホームページ上でのマッチングサイトのみでは難しいのではないかと考えますが、御見解をお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 東京圏への一極集中の是正と地方の担い手不足への対処として国が発案した事業であり、愛知県と賛同した市町村が共同して実施するものでございます。  東京23区に直近5年以上在住した者、または東京圏に直近5年以上在住しかつ、東京23区に所在する事業所に直近5年以上勤務した者が、岩倉市に転入し、愛知県が採用支援の対象とする中小企業等でマッチングサイトに掲載された求人に応募し、採用されて3カ月以上経過した者に最大単身で60万円、世帯で100万円の就業者移住支援金が支給される内容となっております。  この事業は全国的な取り組みであり、国・県・市が一体となって周知を図る事業であり、本市においても市ホームページで行う予定をしておりますが、PRは国や県の事業でも行われますので、市単独で行うよりは効果は高いと考えられます。  マッチングサイトにつきましては、事業所がこのサイトに登録することが支援金の支給要件の1つであり、愛知県が既存のサイトを改修し開設するものでございます。このため、県内の中小企業が幅広く登録されるものと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  内容はよくわかりました。多くのUターンとかIターンの方々が岩倉市に移住できるよう、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに考えます。  次の質問に移ります。春の桜まつりに対して、冬の新たなイベントとして、冬の鍋フェスが昨年、一昨年と行われましたが、今年度の開催予定はあるんでしょうか。また、その場から情報を発信できる環境整備として、桜まつりで導入している公衆無線LANの設置を検討してはどうでしょうか。お考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 冬の鍋フェスにつきましては、市民だけでなく、市の魅力を市外にも発信する四季を通した冬のイベントとして行っており、ことしも引き続きNPO法人いわくら観光振興会との共催により、12月7日土曜日、8日日曜日に開催を予定しております。  桜まつりでは海外からの観光客も多く、そういった方にも情報発信していただけるよう、民間事業者に費用を負担していただきながら、Wi−Fiを設置しております。  冬の鍋イベントでは桜まつりほどの集客もなく、民間事業者の協力は難しいということもありまして、Wi−Fiの設置は厳しい状況でございますが、来場者にイベントの魅力を発信していただく方法については、引き続きいわくら観光振興会とともに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) ありがとうございます。  岩倉の冬のイベントとして、冬の鍋フェスイベントが定着できるよう、またWi−Fiについてもぜひ検討をしていただきたいと考えます。  次に、シティプロモーションについてお聞きをいたします。このシティプロモーションについても皆様、3人の代表の方々が質問をされましたが、私からも少し質問をさせていただきます。  このシティプロモーション事業では、税金の無駄遣いであるといった厳しい声もいただいております。この費用対効果をどのように見ているのか、また今後の方向性についてはどのようか、お考えをお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) シティプロモーション事業は、市民の愛着醸成と転出防止、また市外からの転入促進を目的として行っており、これまでも市民みんなで集める「いわくらしやすい109の理由」や、今年度名古屋駅前で行ったポスタージャック、デジタルサイネージなどの素材作成時には市民公募するなど、市民一体となった取り組みを進めてまいりました。  そういった中で、参加者からは岩倉のよさを再発見できたですとか、魅力を伝えることにかかわれてよかったといった声をいただいており、まだまだ市民が気づいていなかった岩倉市のよさを再認識いただくきっかけとなったものと考えております。  市外への発信については、すぐに目に見える形での効果は難しいところではありますが、まずは岩倉市という市があることを認知いただき、さまざまな機会を捉え、継続して市の魅力を発信していくことで、岩倉市に訪れる人が一人でもふえ、将来的な転入につながっていくものと期待しております。そして何より、今現在岩倉市にお住まいいただいている市民の皆様に、ずうっと岩倉に住み続けたいと思っていただければ、なおありがたいと思っております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。  岩倉市のよさを内外に発信できる事業として、費用対効果も十分に考えながら、また継続して行っていただき、多くの市民が転入がふえるようにまた施策を行っていただきたいと思います。  それでは次の質問に移ります。定住促進の一環で、桜通線と江南岩倉線の先行取得地で本年行われる新たなイベント、これも午前中に質問があったかと思いますが、このイベントをどのように定住促進につなげていくお考えでしょうか。この点についてもお聞かせください。 ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 定住促進を図るため、マニフェストの一つであります駅前にぎわい広場の設置について、先ほどお話をしましたが、平成30年6月議会の一般質問において、お祭り広場を中心として隣接するその周辺を再整備することにより、にぎわい広場という交流の場を整備していきたいとの方針を表明させていただいたところでございます。  また一方で、桜通線と江南岩倉線の用地として先行取得した土地の有効利用についても課題となっていることから、駅前にぎわい広場の設置に先立ち、岩倉駅東地区におけるにぎわいと交流を創出するための施策として、本年度はプロジェクトにより先行的・暫定的に先行取得地の活用を検討し、市がイベントを実施することを決定したところでございます。  このような道路用地を活用して市主催のイベントを実施することも一つのシティプロモーションになると考えており、春の桜まつりや冬の鍋フェス以外の話題性のあるイベントとして発信していくことにより、市民の皆様の岩倉市への愛着の醸成にもつなげていきたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) わかりました。駅前のにぎわい広場設置に向け、話題性のあるイベントとなるよう、期待をしております。  それでは最後の質問に移ります。この質問についても3人の代表の方々が質問されましたが、少し視点を変えて質問をしたいと思います。  庁内組織体制が本年4月より変更され、グループの細分化や合併などが行われる予定であります。職員のワーク・ライフ・バランスを考えた働き方改革については、よりよい形になっていくのでしょうか。御見解をお聞かせください。
    ○議長(黒川 武君) 市長。 ○市長(久保田桂朗君) 組織・機構については平成27年度に大幅な再編を行ったところですが、その後の地方分権の進展を初めとした新しい行政課題への対応や、拡大する行政事務により一部の部署における事務量が増大しており、職員の時間外勤務の増加などが見受けられております。  そこで、安全・安心のまちづくりに向けた課の統合やグループの分割に加え、各所属の人員数の見直しもあわせて行うことにより、市全体として最も効率的・効果的な職員配置になるようにしてまいります。  なお、職員のワーク・ライフ・バランスの推進に関する取り組みとして、年次有給休暇の取得促進や、時間外勤務縮減のための取り組みを進めているところでございますが、今後も働きやすい職場づくりのための取り組みに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(黒川 武君) 鬼頭議員。 ○6番(鬼頭博和君) 職員の働きやすさはよりよい行政運営につながり、ひいては市民サービスの向上に結びつくと思います。今後も職員にとって働きやすい職場づくりを推進していただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いをいたします。  以上で公明党の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(黒川 武君) これをもって、6番鬼頭博和議員の発言を終結します。  本日はこれをもって散会します。  次回は、2月27日午前10時から再開いたします。御苦労さまでした。       午後3時52分 散会  ――――――――――――――――――――――――...