○議長(片渕卓三) ただいまの委員長の報告に対しまして、質疑がありましたら受けます。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 質疑ないものと認めます。 委員長は自席に戻りください。 以上をもちまして、
委員長報告及び報告に対する質疑は終了しました。 日程第4
付託議案等の討論、採決を行います。 第40号議案 令和3年度尾張旭市
一般会計補正予算(第4号)について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第41号議案 令和3年度尾張旭市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第42号議案 令和3年度尾張旭市
旭平和墓園事業特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第43号議案 令和3年度尾張旭市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第44号議案 令和3年度尾張旭市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第45号議案 尾張旭市
個人情報保護条例の一部改正について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第47号議案 尾張旭市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型
保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第48号議案 尾張旭市家庭的
保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第49号議案 尾張旭市特別
保育の実施に関する条例の一部改正について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 第51号議案
市道路線の認定について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は可決しました。 認定第1号 令和2年度尾張旭市
一般会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし)
川村つよしです。 議長のお許しをいただきましたので、私は、認定第1号 令和2年度尾張旭市
一般会計歳入歳出決算認定に対して、反対の立場から討論をいたします。
コロナ禍でなければ、市制50周年事業や3歳以上児の
幼児教育無償化の通年
化、会計年度任用職員制度の導入による
人件費比率などの指数の変化などを話題にしていただろうかと思います。 2020年、令和2年は、世界的な
新型コロナウイルス、COVID19の猛威により、その対応を迫られた1年でした。感染症がまだこれから数年続くとする予測もあり、この年の教訓を今後の
市政運営に生かすことが必要だと考えます。 既に可決された第40号議案 令和3年度尾張旭市
一般会計補正予算(第4号)では、
個人市民税を5億円追加補正するとしておりますが、
リーマンショック時の市税の落ち込みを参考に減額を見込んだ当初予算を、それに反し、例年並みの
個人市民税となったことが少し不思議に思えるのですが、尾張旭市にお住まいで
個人市民税を納める方たちの多くは、
給与所得者が多いことや、業種としても、今回の
コロナ禍で休業を要請されるなどの影響が比較的少ない方たちが多いということなのでしょうか。 ただ、
個人市民税を払わずに済む程度の時間労働をされている方もいるはずです。家計としては収入の減少に悩む御家庭も少なくなかったのではないでしょうか。 都心部で炊き出しなどの支援の場に、
リーマンショック時でほとんど見られなかった女性の姿が目立ったこと、多くの女性が
生活困窮に陥ったこと、アルバイトなどを学費の足しにしていた学生の困窮も続いているなど、まだ支援の手が届いていないところを見つけ出していく
アウトリーチの取組強化が必要ではないかと考えます。
コロナ禍で
市民生活の困窮について、幾つか例年にはない数字を確認しておきます。
生活困窮者自立支援事業の
1つ住居確保給付費は、支出額として1,284万2,900円で、令和元年、2019年は4件だったものが、令和2年、2020年は76件、19倍になりました。 例年ほぼゼロであった
緊急小口資金が371件、
総合支援基金が63件だったと
社会福祉協議会から確認をしております。 一方、
生活保護に関しては、月平均の利用者が前年より9人減少しています。このような時期に利用が伸びないのも不思議な話ですが、長年、
生活保護利用者に浴びせてきたバッシングが、
困窮状態に陥っても
生活保護の利用を避ける心理を生み出していること、制度的にも扶養照会をはじめとした使いづらさの問題があり、低い捕捉率から抜け出せていないと思えます。ここでも
アウトリーチによる制度の対象者の掘り起こしや気づきが必要だと考えます。 今後、
アウトリーチでの対応を強化していくために、
生活困窮者自立支援事業の充実も求められることですが、それ以前の問題として、
各種相談事業で寄せられる市民からの声に対して、アンテナを高くして、市民からの救難信号、SOSを受け止めているのか、それが市政の問題になります。
厚生労働省が作成した
生活困窮者自立支援事業の
説明資料では、市の様々な窓口が市民の困窮に気づくことが可能なアンテナとなり得ることを示唆しています。 例えば収納課の窓口で、昨年度、福祉課の
自立支援相談に結びつけることができたのは、たったの2件。収納課はこれまで、愛知県の
滞納整理機構からどのように徴収するか、そのノウハウを追求してきた窓口になっていると感じています。これまでも問題を指摘し、滋賀県野洲市の対応など
議会質問でも紹介してきました。しかし、市民の
相談相手として全く認知してもらえない窓口になっているのではありませんか。それがたったの2件という結果に表われているのではないでしょうか。
滞納整理機構がなくなっても、しみついてしまった仕事のノウハウをどうすれば市民に頼られる相談先に変えられるのか、
コロナ禍という市民の緊急事態に対応できる窓口になるよう考えていただきたいと切実に思います。 次に、市の
コロナ対策として、もっと取り組めたのではないかという問題です。 市の
財政調整基金の額を決算統計で見ると、2020年の
財政調整基金積立金現在高が18億6,374万3,000円、2019年と比較して約200万円、186万6,000円の増加となりました。 さらに、普通会計の決算統計では、幾つかの基金を合算して表している特定目的基金で、2億892万5,000円増加しております。 特定目的金の増加理由は、リサイクルセンターの移転に伴う土地売却などの特殊要因が大きいのですが、全体として基金が増加した結果を見ると、もっと
財政調整基金を取り崩して、
コロナ対策事業に振り向けてもおかしくはなかったのではないかと思います。 主要施策成果報告書の最終ページには、
新型コロナウイルス感染症対策事業明細表が掲載されておりますが、そこに掲載された内容を見ると、市民1人10万円の特別定額給付金だけで約84億2,600万円、水道料金の基本料金免除で約1億8,200万円、公立陶生病院組合負担金の増額で約2億円など、
コロナ対策は69事業100億774万5,984円の支出となっております。 後々の財政運営のことを考えると悩ましいことだとは思いますが、住民の危機に対し、もっと取り組めたのではないでしょうか。 なお、昨年の報道で名古屋市は、国による措置がなければ
財政調整基金残高が1億円になるとの話もありましたが、他市の状況は多様で、
財政調整基金を増やしたところもあれば、減らしたところもあります。コロナ対応の各市の評価は今後出てくる資料で比較ができるのではないかと思いますが、1999年度決算で名古屋市の
財政調整基金は125億円、最新の決算額をなかなか確認はできませんが、これを100億円ほどに、3月に発表された当初予算の資料では、名古屋市では100億円程度となっております。 また、水道料金基本料金の免除については、都市環境分科会でも指摘したことですが、水道事業会計の貯金を崩して使わせたことは、後々の水道料金に影響しないのか、もし値上げという形になるのであれば問題です。 一般会計からの繰入れで行うべきだったと重ねて指摘をしておきます。 さらに、国保税の子供の均等割を免除する決断をここでも求め、一般会計からの繰入れで政策的に行うよう求めます。市長会でも求めている話であり、強くここは申し上げておきます。 次に、矢田川河川緑地で計画が進んでいる自転車道の拡幅延伸についてです。 この事業とともに、維持補修費の少なさも問題にしておきますが、右岸に既に設置されている自転車道において、その進行方向を阻むように雑草により横方向に割れているところが幾つも見られます。自転車の速度抑制に寄与する天然のバンプができています。 既設の路線が傷んでいるのを放置して拡幅工事を行うのはどうかしていると思いますし、何よりも4メートル幅の自転車道は、景観上どうなのか疑問があります。 そして費用も、500メートルの予定が300メートルしか整備できなかったのに、お値段そのままというのは、今後も費用がさらに増えることを示唆しているように思えます。計画を見直すように求めます。 次に、三郷駅周辺まちづくり事業については、将来にわたる費用及び効果を、議会基本条例第11条の7で論点情報の形成として求めるようになって、明らかにされるように求めておりますが、それが明らかにされないまま進んでいると思います。 税収の伸びを見込んでいると説明はありましたが、何十年後かに建て替えが課題になったとき、市も建物内に床を所有する状態で、建て替えの責任が生じるでしょう。 たとえ尾張旭市が人口の維持・増加に成功できたとしても、これまでの人口増加というビジネスモデルでつくられた考え方の上にある現計画は、将来の日本の人口減少社会では無理があるのではないでしょうか。 やめておいたほうがよいと警告をし、反対討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(片渕卓三) 挙手多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第2号 令和2年度尾張旭市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし) 日本共産党の
川村つよしです。 認定第2号 令和2年度尾張旭市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場から討論をいたします。 令和2年度予算の編成に先立って、令和元年12月25日に開かれた国保運営協議会では、令和2年度末の基金現在高を1億7,000万円としていました。 一方、決算書の405ページにある財産に関する調書、基金では、決算年度末現在高が約2億3,600万円となりました。 主要施策成果報告書の59ページには、令和3年度から令和5年度までの3年間で段階的に保険税率を見直していくとの記載がありますが、これは、見直しといいながら3年かけて徐々に値上げを行うことを表明しています。予想していたよりも基金残高が多い状況を捉えて、値上げを中止すること、計画を見直すことが必要ではないでしょうか。
予算決算特別委員会の全体会の場で、コロナ直前にフリーランスとなった独り親家庭の話を紹介しました。その方は国保税の高さを実感したのですが、こうした事例からも子供の均等割を免除する市の独自策が求められると考えます。 一般会計からの繰入れによって子供の均等割減免を行うよう求めて、反対討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(片渕卓三) 挙手多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第3号 令和2年度尾張旭市
土地取得特別会計歳入歳出決算認定について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第4号 令和2年度尾張旭市
旭平和墓園事業特別会計歳入歳出決算認定について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第5号 令和2年度尾張旭市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし) 日本共産党の
川村つよしです。 私は、認定第5号 令和2年度尾張旭市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場から討論をいたします。 歳出の介護給付費準備基金積立金で、当初予算額と決算額を見ると、当初予算で7万2,000円が2億649万8,000円でした。 令和2年度、2020年度は、第7期保健福祉計画の最終年に当たりますので、第7期の期間中どうであったのかを再確認しておきますが、初年度である2018年が当初予算3万5,000円が決算額1億8,525万3,000円、中間年である2019年が当初予算3万5,000円が決算額1億408万7,000円でした。 おかげで、第8期の保険料値上げを据え置くことができたとも思いますが、毎年、基金が予定より積み上がっていく傾向となっていることはずっと指摘をしていることです。3年間保険料を頂き過ぎだったということです。 以上で反対討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(片渕卓三) 挙手多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第6号 令和2年度尾張旭市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし) 日本共産党の
川村つよしです。 私は、認定第6号 令和2年度尾張旭市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場から討論をいたします。 当初予算の反対討論では、主に保険料の値上げについて批判をしました。 決算を見るとどのような数字になっているかを見てみましたが、決算書の歳入、款1項1目1、現年度分特別徴収保険料が約6億2,000万円、目2の普通徴収保険料が約5億2,370万円。 この合計を、成果報告書に記載のある年度平均被保険者数1万1,461人で割ると、1人当たりの現年度分保険料収入済額が算出でき、年間9万9,803円でした。昨年度、2019年度のものを同様に算出すると、1人当たり現年度分保険料収入済額は、年額9万2,344円です。 差引き、年額で7,459円の保険料値上げという結果です。 予算の討論でも申し上げたことですが、75歳以上という多くの方が年金収入だけとなっている家計に対し、年間数千円の負担であっても、小さくはありません。 このような値上げは、制度設計上の問題があります。保険料値上げを続ける後期高齢者医療は、保険料算定の仕組みを根本から変える必要があると考え、反対討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(片渕卓三) 挙手多数であります。よって、本件は認定することに決しました。 認定第7号 令和2年度尾張旭市
水道事業会計利益の処分及び
決算認定について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は
原案可決及び認定することに決しました。 認定第8号 令和2年度尾張旭市
公共下水道事業会計利益の処分及び
決算認定について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は
原案可決及び認定することに決しました。 陳情第6号
定数改善計画の
早期策定・実施と
義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める陳情書について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は採択することに決定しました。 陳情第7号 国の
私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。 (
挙手全員)
○議長(片渕卓三)
挙手全員であります。よって、本件は採択することに決定しました。 陳情第8号
私立高校生の
保護者負担を軽減し、
学費負担の公私格差を是正するために尾張旭市独自の
授業料助成制度の拡充を求める陳情書について討論を行います。 山下議員。
◆13番(山下幹雄) おはようございます。 山下幹雄です。 陳情第8号
私立高校生の
保護者負担を軽減し、
学費負担の公私格差を是正するために尾張旭市独自の
授業料助成制度の拡充を求める陳情に対し、賛成の立場から討論させていただきます。 私は、過去にも同様の陳情におきまして討論をさせていただいてまいりました。現在実施している本市所得による補助事業につきましては、十分承知をしております。趣旨は当時と変わっておりません。数値ありきでなく、本市の教育行政の立ち位置を示す施策であると考えています。 今日の私立高等学校は、それぞれの特徴を生かし、魅力ある校風をつくり上げています。民間である私学は、少子
化の中、切磋琢磨し、経営競争を乗り越え、人材育成に力を注いでいます。尾張旭市から通学可能な私立高等学校は、30以上あります。その魅力に引かれ、自ら求めて進学を夢見る生徒もたくさんいます。 今日の日本社会全体、本市も漏れることなく超少子
化、人口減少が進んでいます。何とか食い止めなければなりません。 このため施策が100あるならば、例えば、尾張旭市で出身の中京大中京高校から野球少年の夢でもあるプロ入りを果たすような人材が私たちの町をバックボーンとして、誕生しました。このような少年や青年が次々と誕生できる土壌を保持することが100のうちの1であれ、積み重ねることは大きな意義があると捉えています。 そしてこの取組は、尾張旭市の教育行政の姿勢を広く市内外に発信する機会と考えます。子供を産むなら尾張旭、子供を育てるなら尾張旭と子育て世代の市民より、私たちには尾張旭市行政がついていると言っていただけるような政策を打っていこうではありませんか。こうしたことより、成長戦略を持った教育施策の一つとして、
私学助成拡充を求める陳情に理解をするものとし、賛成討論といたしました。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし)
川村つよしです。 私は、陳情第8号
私立高校生の
保護者負担を軽減し、
学費負担の公私格差を是正するために尾張旭市独自の
授業料助成制度の拡充を求める陳情書に対して、賛成の立場から討論いたします。 委員会で他会派から指摘のあったように、高校生の授業料負担、公私間格差の問題は、県や国に大きな責任のある問題だと私も考えていますが、愛知県では、高校生の3人に1人が私学で学んでいること、
無償化された年収720万円未満の世帯でも公立高校では求められていない年間約4万円の施設整備費等の負担が残っていること。 公立では、年収910万円未満が
無償化されていることなど、まだまだ公立と私立との格差が存在しています。 この格差がある限り、その解消を目指し、教育の機会均等を求めていきたいと考えます。 皆さんの御賛同をお願いし、賛成討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(片渕卓三) 挙手少数であります。よって、本件は不採択とすることに決定しました。 陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書について討論を行います。 山下幹雄議員。
◆13番(山下幹雄) この案件につきまして、趣旨採択とすべく動議を上程させていただきます。
○議長(片渕卓三) ただいま、山下幹雄議員の動議の案が出ました。 この動議について賛成者はいますか。 (賛成の挙手あり)
○議長(片渕卓三) ただいま山下幹雄議員から、陳情第9号の採決において、趣旨採択として諮ることを求める動議が提出され、所定の賛成者がありましたので、動議は成立といたします。 では、
趣旨説明をお願いします。 山下幹雄議員。
◆13番(山下幹雄) 私は、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書に対しまして、趣旨採択とすべく動議を提出させていただきました。 本陳情は、付託審査を担当した
福祉文教委員会においては、僅差でありましたが、
賛成少数で否決されています。 反対委員の主張は、陳情者の思いには賛同、その方法、進め方については慎重にすべきで、歴史的な意味合いから橋渡しをすることが日本の果たす役割だが、同盟国との関係、今日の近隣諸国情勢を見たとき、国に批准、署名を求める意見書提出は、この時点ですべきではない。 賛成者は、非人道的な核兵器は使用はもちろん、保有、製造をやめさせるべきで、条約参加を推奨する立場として、陳情に賛同しております。 私も、人類の一員とした立ち位置からは、未来のため、核兵器のみにとどまらず、どのような理由があろうとも、殺りくを繰り返す全ての武器、手段、趣向は廃絶させなければならないと考えます。しかし、そのためには、より現実的で実効性ある行動が必要です。悲惨な歴史を身をもって経験された被爆者の方々は、社会使命として世論の力が必要と考え、行動を続け、国連をも動かしました。この道のりは長く厳しいものであったと推察します。 しかしながら、条約発効はされたものの、核保有国とその抑止力に依存する国々の現状を見渡せば、条約には参加しておらず、同盟堅持の道を選んでいます。菅総理大臣は、参議院本会議で、緻密に現実的に核軍縮を進めさせる道筋を追求していくことが適切であるとの我が国の立場に照らし、同条約に署名する考えはないと従来の方針を繰り返しました。さきの大戦から約80年近い月日がたちました。この間、近隣国においては、国連制裁を受けながらも核兵器の開発が進められ、既に武器としての確立がされていますが、再び戦闘状態に陥っていない現実は、日本をはじめ同盟国、友好国が米国の傘に入っているという抑止力が働いていると考えることが妥当でしょう。しかし、昨今の国際情勢は、中東の混乱、北朝鮮の日本全土を捕らえる巡航ミサイル圏、中国の海洋進出など、信頼関係が構築できるような状況に進んでいないことも事実です。 そこで陳情者の趣意は、条約に参加して批准するよう国に求めることを目的として陳情はされていますが、議会としては、その思いを最大限受け止めることに注力し、その上で現実的に国際情勢を見極め、より慎重な再議論を踏まえ、
尾張旭市議会として責任を持って行動すべきと考え、本陳情を趣旨採択とすることが最善の判断であると考え、御提案申し上げます。 以上で終わります。
○議長(片渕卓三) 趣旨採択の説明は終わりました。 それでは、陳情第9号の採決において、趣旨採択として諮ることを求める動議の採決を行ってまいります。 陳情第9号の採決において、趣旨採択として諮ることに賛成の方の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(片渕卓三) 挙手少数であります。よって、陳情第9号は、趣旨採択として諮らないことに決定しました。 陳情第9号について討論を行います。 討論を希望される方はいますか。
松原たかし議員。
◆9番(
松原たかし) 議長の御指名をいただきましたので、私は、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書について、反対の立場から討論いたします。 この陳情の趣旨は、国に対して条約への署名・批准を求める意見書を提出するよう求めるものであり、当該条約は国の外交問題に関わる事案であり、このような内容の国への意見書提出については慎重に取り扱うべきと考えます。 また、被爆地域の議会においても、
議員提案で
核兵器禁止条約への署名・批准を求める
意見書案が提出されていますが、可否は分かれています。
核兵器禁止条約が掲げる核兵器廃絶という目標は、本市の非核平和都市宣言と異なるものではないと考えます。非核平和都市宣言の趣旨に基づき本市が進める非核平和への取組を今後も進めていくことが尾張旭市として大切であると考えるとともに、国への意見書提出については慎重に取り扱うべきと考えますので、本陳情に賛同しかねる旨を表明し、私の反対討論といたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論ありますか。 丸山幸子議員。
◆11番(丸山幸子) 公明党尾張旭市議団を代表して、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書について、反対の立場で討論をいたします。 まずもって、陳情者の思いと熱意を感じる説明をいただきました。心より敬意を表します。 陳情書では、署名・批准を行うよう強く求めております。今、日本が何をすべきか、どのような政策を準備すべきかが必要と感じております。核なき世界へ進めることは当然であります。
核兵器禁止条約は2017年に採択され、本年1月22日に発効され、8月4日現在、66か国が署名をし、55か国が批准をしております。日本は厳しい安全保障環境などを理由に、署名・批准をしておりません。しかしながら、今回の
核兵器禁止条約においては、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス等の核兵器保有国がこの交渉会議に参加しないばかりか、中国は交渉開始の決議を棄権し、ドイツ等の核軍縮、不拡散の議論をリードしてきた国も参加しておりません。そのような状況の中で国連においても、核兵器保有国と非核保有国の対立激化を憂慮し、中満泉国連事務次長は、分断の固定
化を避けるべきとして、双方に柔軟性の精神と対話の意思を示すよう呼びかけております。その中において重要なのは、それぞれの国が抱えている安全保障上の懸念や防衛上の課題と核兵器のない世界を実現するための方途が交差する点はどこにあるのかを、核兵器保有国、非核保有国を交えてより多くの国々の参加による議論を通じて、浮かび上がらせていくことであります。 人類史上唯一の被爆国である日本の重要な役割は、単に核兵器反対のプラカードを掲げ、単独でこの条約に署名・批准を図ることではなく、その歴史的な使命と責任を深く自覚し、核保有国や核依存国を含めた世界中の多くの国々に核兵器削減及び廃止の交渉会議のテーブルにつけるよう粘り強く働きかけていくことが重要であると思っております。 公明党としては当面、日本は締約国会議にオブザーバーとして参加し、唯一の戦争被爆国として参加をし、積極的な貢献を果たすとともに、中長期的には日本が批准できるような核抑止に代わる新しい安全保障環境をつくり出していくべきであると考えております。 以上の観点から、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書について、反対をいたします。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。
松原たかし議員。
◆9番(
松原たかし) すみません、ひじゅんをひすいと読み間違えまして、訂正をお願いいたします。
○議長(片渕卓三) 分かりました。訂正しておきます。ありがとうございます。 ほかに討論はありますか。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 篠田一彦議員。
◆15番(篠田一彦) 市民クラブの篠田一彦でございます。 私は、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書について、賛成の立場から討論を行います。 ちょっと反対が続いておりましたので、急遽、させていただきます。 簡単に、難しいことは置いときまして、申し上げたいと思います。 委員会の討論でも申し上げましたが、核を非人道的な兵器として使用すべきではないと考えております。被爆国、そして当事者としてということであれば、批准に向けての働きかけは必要ではないかというふうに考えております。 したがいまして、本陳情には賛成をし、私の討論としたいと思います。 以上でございます。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。 山下幹雄議員。
◆13番(山下幹雄) 山下幹雄です。 先ほどは、趣旨採択を呼びかけさせていただきました。陳情書には多くの市民の皆様の署名をいただき、思いが詰まったことを深く受け止めております。その中で説明もいたしました。今、この時点で私たち議会がこれを承認して国に提出することが本当に責任のある議会としての立場なのかを何度も何度も振り返りました。 私は22年前も昔の話ですが、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致をされたんじゃないか、当時ですね。ということで、多くの方々が拉致をされたという事実がなかったんですが、そうしたことを訴え、国にこの交渉を進めるようにする署名活動もしました。当時は、私たちのこの活動を見る人たちは、右翼の活動というレッテルを貼りました。何で日本人がよその国に連れ去られて、苦しめられているのか死んでいるのか分からない状況下で、この活動をすることが何で右翼なんだと憤りを覚えましたが、世論はそういうものでありました。しかし今現在、国も横田めぐみさんが拉致されていることを認定し、交渉も続けています。これ核兵器とどこが関係するんだと思われるかもしれません。核兵器廃絶、右翼であろうが左翼であろうが関係ありません。悪いことは悪いし、よくないことはよくない。何のためにやるのか、次の世代のため、未来のため、そして今生きている人たちのためにやらなくちゃいけないということは十分承知をしております。 先ほどの趣旨採択は、その中で最善を尽くす、議会は市民の皆様から選ばれた議員。よく議論をして、本当に必要な時間帯に市民から言われたからじゃなくて自分たちの手で提出をしようじゃありませんかという提案が先ほどの趣旨採択でありました。御理解がいただけたかどうかは分かりませんが、このことを踏まえながら、大変残念ではありますが、この陳情にすぐ採択をする意思がない、一生懸命このことについて真剣に取り組む覚悟を表明しながら、今回は反対票を投じさせていただくということを表明させていただく討論とさせていただきます。 以上です。
○議長(片渕卓三) ほかに討論はありますか。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし)
川村つよしです。 私は、陳情第9号 「
核兵器禁止条約」への署名・批准を求める
意見書採択に関する陳情書に対して、賛成の立場から討論をいたします。 まず、本陳情書は、国に対し意見書の提出を求めることに願意があると受け止めております。意見書提出を拒む趣旨採択は願意をゆがめるものだと考えております。冒頭で、まず趣旨採択について反対をした理由を説明させていただきました。 陳情者から提供された資料の中にある8月9日の長崎平和宣言では、日本政府と国会議員に訴えますと、3つのことを求めています。 1つ目は、来年3月に予定をされております
核兵器禁止条約締約国会議へ、日本政府としてオブザーバー参加すること。 2つ目は、この陳情が求めている一日も早く
核兵器禁止条約に署名し、批准すること。 3つ目は、戦争をしないという日本国憲法の平和の理念を堅持するとともに、核兵器のない世界に向かう一つの道として、核の傘ではなく、非核の傘となる北東アジア非核兵器地帯構想について検討を始めることです。 この平和宣言に紹介されているように、核不拡散条約、NPTは、うまくいっていません。NPTでは駄目だったということが歴史的に証明されているのではないでしょうか。 核不拡散条約ができた頃は核兵器を持っていなかった国が、今では核弾頭や巡航ミサイルの技術を持つに至りました。当時より危険が増している状況とは考えますが、国同士のもめごとは、話合いで解決する、そのような社会を未来につくりたいと私は思います。 相手はコロナウイルスや自然災害ではなく、人間です。必要なのは、忍耐と寛容さ、粘り強く対話することで実現できると思います。 核保有国と非保有国の橋渡しをするのだと反対を表明した議員からは語られましたが、この条約を批准すると、それができなくなるのでしょうか。 外務省のウェブページに、平成29年、2017年3月28日の当時の岸田外務大臣の会見記録がありました。それを読んでみましたが、日本が条約の批准をした上で橋渡しをすることができない理由は、読み取れませんでした。条約の批准はしないという答えがまず先にあり、その上での弁解のように思えます。 この条約で、核兵器廃絶という目的を達成できるのか、実効性があるのか疑問だという声も委員会で聞かれました。この点では、私が3月議会の個人質問で紹介した対人地雷禁止条約の歴史的経過から言って、
核兵器禁止条約も同様の実効性があると思います。 この陳情に反対をされる皆さんにお聞きしたいのですが、核兵器は非人道的な兵器である。そのことに皆さん異論はないと思いますが、その非人道的兵器を、相手が銃口を向けたからといって、先制攻撃として使うのか。 反撃だからといって、他国、具体的には、アメリカに対して撃つように求めるのか。 人権感覚が遅れた国であれば、そんなことを口に出すのかもしれませんが、日本はそうなのでしょうか。人道的に使うことができないのであれば、持っている意義はないのではありませんか。 核兵器が使用されれば、放射能の被害もあり、民間人が何年も何十年も、そして、まだ生まれていない子供にも被害が及びます。それを日本人は知っています。 北半球は、基本的に西から風が吹きますが、中国の砂漠から日本へ黄砂もやってきます。日本の西で核兵器を使えば、放射性物質が黄砂と同じように飛んできます。使えば、日本もただでは済まない。かもしれません。 そのような状況でなくても、もし他国が核兵器を使うと言い出したら、一番に止めに入るのが日本政府の取るべき態度ではないでしょうか。 唯一の戦争被爆国という我が国の立ち位置であれば、
核兵器禁止条約に署名すること、むしろ署名した上で、各国に批准を働きかけることがごくごく自然なことのように思います。むしろ、今の日本政府の取っている態度が異常なのだと考えます。 本陳情への賛同を皆さんにお願いし、賛成討論といたします。
○議長(片渕卓三) では、ほかに討論はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論を終了し、これより採決を行います。 本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(片渕卓三) 挙手少数であります。よって、本件は、不採択とすることに決定しました。 ここで、
追加議案配付のため、暫時休憩とします。 午前10時46分休憩 午前10時47分再開
○議長(片渕卓三) 休憩を閉じ、会議を再開します。 ただいま、
議員提出議案として、山下幹雄議員外1名から、
議員提案第1号 認定第1号 令和2年度尾張旭市
一般会計歳入歳出決算認定に関する
附帯決議が提出されました。 所定の賛成者がありますので、この際、これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 御異議なしと認めます。よってこの際、
議員提案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
議員提案第1号を議題とします。
提案理由の説明を求めます。 山下幹雄議員。
◆13番(山下幹雄) 議長より登壇許可いただきました。
議員提案として提出をさせていただきまして、お諮りをいただくことになります。認定第1号 令和2年度尾張旭市
一般会計歳入歳出決算認定に関する
附帯決議案であります。 文章は、そのまま読ませていただきます。 令和2年度の予算現額は363億7,016万2,000円となり、前年度比では100億円を超す市制施行50年間において経験のない行財政運営になった。それほどにパンデミックとの闘いはいまだ予測のつかない市民への生命・財産に関わる社会的影響を与え続けていると言える。 その中、本市議会では、この9
月定例会より新たに
予算決算特別委員会を立ち上げ、18名議員全員で委員となり、行財政運営のチェック機能を強化し、より健全で透明性が保持できる
市政運営維持並びに改善に向け、二元代表制の一役を担う組織の責任を果たすべくスタートを切った。年度初めの緊急対応を余儀なくされた全国民一律給付金に係る準備事務予算等として専決処分が執行され、その後、10回に渡る補正予算が組まれ、特に財政はじめ関連当局の事務対応をおもんぱかれば、その労をねぎらうところである。 しかし、繰り返される感染症対策は一喜一憂に及ぶものではなく、健康被害の克服に続き、経済の立て直し、教育や
市民生活の安定を集中的に実施した上、可及的速やかに進めていかなければならない。今回の決算審査においては、こうした緊急事態下を十分配慮した上で、各分科会、全体会を通して活発な議論と緻密な執行状況の精査が実施された。その中でも、総合計画を基本とした政策、施策による事務の遂行、複数年度にわたる事務事業においても、疑義意見、進捗精度、優先度並びに規模の見直しの必要性等の提起もあった。このことを踏まえ、不規則で緊急対応が迫られる行財政対応が今後も予測されるが、民意の反映と事務遂行の必然性と透明性を担保するためにも、より一層議会との協働・連携を図ることに尽力いただくこととさせていただきました。大局的なお話になります。 この令和2年度、
新型コロナウイルス拡大が本当に市民の、人々の生活、また事業に当たっては、経済性を損なう事態が重くのしかかりました。そうした中、市長部局、市長さんをはじめ各事業部がこの100億を超す平時ではない予算をこなしてやっていただいた、それには敬意を払うんですが、より一層この事態が続いております。令和3年、またこの決算も出てきます。令和4年の当初予算に向けて、議会はしっかりその責任を果たしていきますので、市長はじめ部局においては、より一層協働・連携を図ってもらうことを要望するようなものになっております。 議員各位には御理解をいただきまして、賛同を賜ればと考えます。 以上です。
○議長(片渕卓三) ただいま説明のありました
議員提案に対し、質疑がありましたら受けます。
川村つよし議員。
◆20番(
川村つよし) 私は反対討論をした立場ですので、注文はそこで随分言っていますので、あまりこれはどちらでもいいなとは思っているんですけれども。まず、この
附帯決議の意味合いとして、これが出されることにはどのような意味があるのかなというのを、ちょっとあまり意味があるような内容ではないような気がするんですが、参考までに、一つお聞きしたいのが、冒頭である予算現額363億という数字を紹介しておりますが、むしろここは歳出額のがよいのではないかと。というのも、予算現額というのは、歳入歳出差引額で幾ら残ったよ、で、残った金額としては9億4,200万円ほど残っているわけですね。そういう中で翌年度へ繰り越すべき財源というのを3億ほど示されているわけですから、本当なら歳出としてこれだけ使ったよという書き方のがいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、あえて予算現額をここで用いるのはなぜなのかなというのは、ちょっとここは参考までにお聞きしたいということと、それから、下のほうにあります、下から2段落目の最後のほうですけれども、総合計画を基本とした政策、施策による事務の遂行、複数年度にわたる事務事業において疑義意見、進捗精度、優先並びに規模の見直しの必要性の提起があったと。いや、それでこれが内容的に問題だというのであれば、山下さん自身も反対すればいいのであって、問題はここは具体的にどこなんだろうと。恐らく矢田川河川緑地のことなのかなというふうにも思うわけなんですが、ほかに具体的な御紹介があれば、あえてそこを見直してくださいということを具体的に書くべきであって、その辺りはこのちょっと抽象的過ぎて、これではやはり
附帯決議の意味もないんではないかと思うんですが、その辺りぼかした表現になっているのはなぜかということをお聞きしたいと思います。
○議長(片渕卓三) 川村議員、すみません、今の質疑について、3点。
◆20番(
川村つよし) 2点。
○議長(片渕卓三) 2点。
◆20番(
川村つよし) まず、1点目は、冒頭で予算現額を選択された理由。私なら歳出額を選ぶかなと思うんですが、それは歳出額を選ぶという理由は今説明したとおりなんですけれども、歳出額ではなく予算現額、全体の規模でこれだけだったということかなという、それだけかなという気もするんですが、ちょっと私の感覚と違うもんですから、ここは参考までにあえて予算現額を選んだ理由は何かということが1つ目。 もう一つ目は、最後のほうですけれども、ここの記述が抽象的なんだけれども、具体的には何なんだろうねということが明らかにしたほうがよろしいんじゃないでしょうかということです。
◆13番(山下幹雄) 御質問いただきまして、ありがとうございます。 2点ということでありました。 予算現額という数字の表し方にはなります。今回のこのトータル的な趣意を申し上げますと、議会としての責務を予算決算委員会で果たしていくという事項があったことを踏まえた中で話をさせていただいていることと、平時ではない異常な予算状況だったということの数字の大きさ的なことをお話をした中でのことになります。今後に向けては、御指摘のとおり、決算も踏まえて詳細に書くことも必要かなというふうに御意見を賜らせていただきましたが、この中での数字一つ一つを拾い上げることについては、大きな趣意ではありませんでした、細かいものは。 続きまして、2つ目にお話をいただきました分科会でのいろいろな議論、私も分科会でお話をさせていただきましたが、このような中で、拾い上げていけば、各3分科会でいろいろな内容もあったかと思います。全てを拾い上げてこの意見書にまとめるに当たっては、それぞれの意見を持つ議員の主張が必要になってくると思います。私も確かに不要不急じゃない、不要ではないけれども不急な事業の見直しをすべきじゃないですかという発言は、何度かさせていただきました。実際、行政、長期計画、複数年計画であれば、事務方、現場は計画どおりに進めるのがその職員、現場の仕事である、間違いありません。ですから、ただ、それにとらわれずに、本当にこの平時でない事態において、トップ合わせ全ての行政マンの方が細心にわたり見直しながら、本当に今これが必要なのか、急を必要にしているのか、これが待てるのかという投げかけをしていくということを趣旨としました。ですから、今言ったように一つ一つを踏まえて、これはどうなのか、これはいいんじゃないか、これは要らないんじゃないか、これはもう1年待てるんじゃないかという内容ではないということで、全てのここに席を持つ議員の皆さんに賛同いただけるような内容といたしたということが私の主観であります。 以上です。
○議長(片渕卓三) ほかに質疑はありますか。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 質疑ないものと認めます。 提出者は自席にお戻りください。 お諮りします。
議員提案第1号につきましては、
委員会付託を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 御異議なしと認めます。
議員提案第1号 認定第1号 令和2年度尾張旭市
一般会計歳入歳出決算認定に関する
附帯決議について討論を行います。 (「なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 討論ないものと認め、これより採決を行います。 本件に賛成の方の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(片渕卓三) 挙手少数であります。よって、本件は否決しました。 日程第5 第52号議案を議題とします。
提案理由の説明を求めます。 秋田副市長。
◎副市長(秋田誠)
提案理由を御説明申し上げます。 第52号議案 令和3年度尾張旭市
一般会計補正予算(第5号)。 この補正予算案は、子供や妊婦等のインフルエンザ予防接種助成や緊急事態宣言等により経済活動への影響を受ける事業者等に対する支援など、第40号議案の提出後に措置が必要となった経費について、予算を計上しようとするものです。 歳入歳出予算は、第40号議案の補正後の予算総額268億2,370万1,000円に歳入歳出それぞれ4,800万円を追加し、歳入歳出予算の総額を268億7,170万1,000円にしようとするものです。 それでは、歳入について御説明申し上げます。 国庫支出金として、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金など、合計で4,800万円を追加しました。 次に、歳出の主なものについて御説明申し上げます。 衛生費では、子ども・妊婦等インフルエンザ予防接種費用助成など、合計で3,560万円を追加しました。 商工費では、感染防止対策第三者認証飲食店協力金で、2,500万円を追加しました。 以上で
提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(片渕卓三) 副市長は自席にお戻りください。
提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。
議案質疑の通告はありませんでしたので、質疑ないものと認めます。 以上をもちまして、
議案質疑を終了します。 お諮りします。第52号議案につきましては、配付してあります議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(片渕卓三) 御異議なしと認めます。よって、第52号議案につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託することに決定しました。 これより委員会を開催します。議案の審査を行っていただきます。 11時15分より
福祉文教委員会、その後ですが、
都市環境委員会、
総務委員会の順に第2委員会室で開催いたします。
都市環境委員会、
総務委員会の開催時間と本会議の再開時間は、庁内放送にいて御案内いたします。 ここで暫時休憩します。 午前11時06分休憩 午後1時30分再開
○議長(片渕卓三) 休憩を閉じ、会議を再開します。 ここで
議長報告を行います。 この件に関しましては、
議会事務局長から報告します。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(
梅本宣孝)
議長報告を行います。
報告事項は1件でございます。 休憩中に開催されました
常任委員会の審査結果の報告書が議長宛てに提出されております。 それぞれの報告書の写しにつきましては、皆様のお手元に配付させていただいております。
議長報告は以上でございます。
○議長(片渕卓三) 以上をもちまして、
議長報告は終了しました。 続きまして、
委員長報告及び報告に対する質疑を行います。 初めに、
福祉文教委員長の報告を求めます。
秋田さとし委員長。
◆
福祉文教委員長(
秋田さとし) 議長の御指名がありましたので、休憩中に開催しました
福祉文教委員会の報告を申し上げます。
出席委員は6名でした。
議案等説明のため、副市長はじめ
関係理事者の出席をいただきました。 当委員会に付託されました案件は、議案1件でした。 以下、結果について御報告いたします。 第52号議案は、
全員賛成により可決いたしました。 以上で
福祉文教委員会の報告を終わります。
○議長(片渕卓三) ただいまの委員長の報告に対しまして、質疑がありましたら受けます。 (「なし」の声あり)