尾張旭市議会 > 2020-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 尾張旭市議会 2020-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 尾張旭市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和 2年  3月 定例会(第1回)          令和2年第1回(3月)             尾張旭市議会定例会会議録(第1号) 令和2年3月2日午前9時30分尾張旭市議会(第1回)定例会が尾張旭市議会議場に招集された。1 出席議員(20名)  1番 安田吉宏     2番 秋田さとし    3番 市原誠二  4番 谷口武司     5番 陣矢幸司     6番 櫻井直樹  7番 日比野和雄    8番 芦原美佳子    9番 松原たかし 10番 成瀬のりやす  11番 丸山幸子    12番 武田なおき 13番 山下幹雄    14番 花井守行    15番 篠田一彦 16番 片渕卓三    17番 早川八郎    18番 若杉たかし 19番 さかえ章演   20番 川村つよし2 欠席議員  なし3 地方自治法第121条の規定により説明のため議会に出席を求めた者 市長       森 和実     副市長      秋田 誠 企画部長     若杉博之     総務部長     戸田 元 市民生活部長   石坂清二     健康福祉部長   竹内元康 都市整備部長   松田治仁     消防長      八野井 聡 教育部長     大津公男     監査委員事務局長 梅本宣孝 都市整備部技監  伊藤慎悟     総合推進室長   山本智子 秘書課長     森 朋宣     人事課長     松原芳宣 行政経営課長   鈴木清貴     市民活動課長   岡田和也 健康課長     臼井武男     こども未来課長  松野宏美 消防総務課長   佐藤元昭4 定例会の事務に従事した者 議会事務局長   三浦 明     議事課長     森下克俊 議事係長     高倉哲郎     主査       大島隆史5 議事日程(第1号)  令和2年3月2日(月)午前9時30分開議 議会運営委員長報告 第1 会議録署名者の指名 第2 諸報告   (1)議長報告   (2)市長報告 第3 会期の決定 第4 委員会の所管事務調査報告の件 第5 施政方針演説 第6 第1号議案から第28号議案まで    上程、提案理由の説明、質疑、委員会付託 第7 同意案1号及び同意案第2号    上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決又は委員会付託 第8 陳情                         午前9時30分開会 ○議長(若杉たかし) おはようございます。 初めに申し上げますが、今定例会においては新型コロナウイルス感染症対策のため、議長において、出席者に対しマスクの着用を認めております。 また、尾張旭市議会議員一同、議会と執行機関が一体となってこの状況を乗り切ることが重要と考え、まずは行政側がこれらの対応に集中できるよう一般質問を取りやめるなど日程の一部について変更を行います。 市民の皆様、何とぞご理解賜りますこと、お願いを申し上げます。 続いて、来週水曜日3月11日は未曽有の被害をもたらしました「東日本大震災」から9年となります。改めて、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々とご遺族に対しまして深く哀悼の意を表したいと思います。 ここで、被災地の復興を心より願い黙祷をささげたいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします。 恐れ入りますが、ご起立願います。なお、体調の優れない方はご着席いただいても結構です。黙祷始め。          (黙祷) ○議長(若杉たかし) 黙祷を終わります。ありがとうございました。ご着席ください。 ただいまの出席議員は20名です。定足数に達しておりますので、これより令和2年第1回(3月)尾張旭市議会定例会を開会します。 なお、新型コロナウイルス感染症について急遽対応の必要が生じたため、教育長、こども子育て部長及び教育行政課長から、本日の会議の欠席届が提出されております。 本日は、市広報より写真撮影の申し出があり、これを許可しておりますので、よろしくお願いします。 直ちに本日の会議を開きます。 本定例会には、議案等の説明のため、市長初め関係者の出席を求めております。 開会に当たり、市長から挨拶をいただきます。 森市長。 ◎市長(森和実) おはようございます。 本日ここに令和2年第1回(3月)尾張旭市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様のご出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。 さて、連日報道等にありますように新型コロナウイルス感染ですが、国内において感染が拡大しております。本市での感染は確認されておりませんが、国内での感染拡大を受けて、2月20日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染対策の周知、公共施設内の感染予防や市主催のイベントを中止または延期するなど、市民の皆様の感染防止を強化するための対応を行っております。 また、市議会におかれましては、この一、二週間が感染拡大防止の山場と言われていることから、ご配慮いただき誠にありがとうございます。 時々刻々と変化する状況でありますが、国や県を初めとする関係機関の動向を注視しつつ、必要な対策を講じながら乗り越えていきたいと思いますので、引き続き皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いをいたします。 そして、今回の定例会に提案させていただきました案件は、令和元年度の一般会計及び特別会計補正予算が6件、令和2年度の一般会計特別会計及び企業会計の当初予算が8件、条例の制定が1件、条例の一部改正が12件、市道路線の認定が1件、公平委員会委員人事同意案が1件、固定資産評価審査委員会委員人事同意案が1件の合計30件となっております。 これらの案件につきまして、よろしくご審議をいただき、ご議決、ご同意を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。 ○議長(若杉たかし) 日程に先立ちまして、過日、議会運営委員会が開催されておりますので、委員長の報告を求めます。 成瀬のりやす委員長。 ◆議会運営委員長(成瀬のりやす) おはようございます。 議長のご指名がありましたので、2月19日、28日及び3月2日に開催いたしました会議について報告いたします。 いずれの日も、委員8名全員の出席をいただき、令和2年第1回(3月)尾張旭市議会定例会の運営についてを議題として開催しました。 2月19日の会議では、副市長及び総務部長の出席をいただき、3月定例会提出議案等の説明を受けました。 また、2月28日及び3月2日の会議では、新型コロナウイルス感染症に伴い今定例会の日程について協議をいたしました。 その結果、本市議会として、市と一体となってこの状況を乗り切ることが重要であるため、まずは行政担当者が感染症にかかわる対策に集中できるよう一般質問を取りやめ、3月6日、9日、10日を休会とする日程に変更することとし、本日配付の議事日程(第1号)及び定例会日程のとおりとすることで認め合いました。 本日の議事日程について補足いたしますと、日程第2 諸報告については、議長報告4件、市長報告1件を行う。日程第3 会期の決定については、本日から3月24日までの23日間とする。日程第4 委員会の所管事務調査報告の件については、議会運営委員長から1月15日、2月19日及び28日に開催した議会運営委員会会議内容について、報告を行う。また、議会改革推進特別委員長からは、1月16日及び2月20日に開催した議会改革推進特別委員会会議内容について報告を行う。日程第5 施政方針演説については、市長より行っていただく。日程第6 第1号議案から第28号議案までについては、一括して上程し、理事者から提案理由の説明を行っていただいた後、議案質疑委員会付託を行う。日程第7 同意案第1号及び同意案第2号については、一括して上程し、理事者から提案理由の説明を行っていただいた後、議案質疑を行い、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決を行っていただく。日程第8 陳情については、陳情2件を委員会付託していただく。なお、陳情につきましては4件の提出があり、上程の可否を慎重に審査したところ、そのうち2件について、1件は本市議会の審査になじまないものであり、もう1件は情報公開請求に係る手続中につき審査する時期として適切ではない(27ページで発言訂正あり)ものであるとの理由により、上程しないこととしました。 また、議案、陳情の討論については3月23日月曜日午後5時までを通告期限とすることで認め合いました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(若杉たかし) 議会運営委員長の報告が終了しました。 ただいまの報告に対する質疑はありますか。          (発言する者なし) ○議長(若杉たかし) 質疑ないものと認めます。 委員長は自席へお戻りください。 以上をもちまして、報告に対する質疑は終了しました。 これより日程に入ります。 日程第1 会議録署名者の指名を行います。 会議録署名者には、会議規則第76条の規定により、陣矢幸司議員篠田一彦議員を指名します。 日程第2 諸報告を行います。 初めに、議長報告を行います。この件に関しましては、議会事務局長から報告します。 議会事務局長。 ◎議会事務局長(三浦明) それでは議長報告を行います。報告事項は4件でございます。 1件目は、さきの12月定例会で議決されました2件の意見書、「昨今多発している災害の復旧・復興に向けた対策を求める意見書」及び「「あおり運転」に対する厳罰化と更なる対策の強化を求める意見書」につきまして、12月18日付で関係機関宛てに送付いたしました。 2件目は、会議への出席についてです。去る2月6日に東京都で開催されました市議会議員共済会第119回代議員会に議長が出席いたしました。また、2月7日に名古屋市で開催されました第120回愛知県市議会議長会定期総会に議長、副議長が出席いたしました。 3件目は、議員派遣についてです。去る1月9日、3市議員研修会及び1月18日、第7回議会報告会に、それぞれ全議員を派遣いたしました。 4件目は、監査報告についてです。12月定例会以後の結果報告につきまして、長谷川博樹監査委員及びさかえ章演監査委員から議長宛てに、例月出納検査の結果報告が3件、定例監査の結果報告が3件ございました。 なお、出席いたしました会議の概要につきましては、本日皆様のお手元に配付、また、監査関係の資料につきましては、議会図書室にて供覧に付しております。 報告は以上でございます。 ○議長(若杉たかし) 続きまして、市長報告を行います。 総務部長。 ◎総務部長(戸田元) おはようございます。 それでは、市長報告を行います。 報告事項は1件で、専決処分の報告でございます。 この件は、損害賠償の額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしましたので、同条2項の規定により、報告するものでございます。 内容は、令和元年11月5日に市内小学校において、教諭が児童同士のトラブルを仲裁するため一旦引き離そうとしたところ、片方の児童が背中を床ですり、けがを負わせたものでございます。 本市の過失割合は10割、損害賠償額は5,050円で、令和元年12月24日に専決処分を行いました。 なお、損害賠償金全国市長会学校災害賠償補償保険により、全額補填されるものでございます。 以上でございます。 ○議長(若杉たかし) 以上をもちまして、諸報告の件は終了しました。 日程第3 会期の決定を行います。 お諮りします。 会期は、本日から3月24日までの23日間としたいと思います。ご異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(若杉たかし) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月24日までの23日間と決定しました。 日程第4 委員会の所管事務調査報告の件を議題とします。 初めに、議会運営委員会所管事務調査について、報告を求めます。 成瀬のりやす委員長。 ◆議会運営委員長(成瀬のりやす) 議長のご指名がありましたので、1月15日、2月19日及び28日に開催いたしました、議会運営委員会での所管事務調査について報告いたします。 いずれの日も、委員8名全員の出席をいただき、議会運営委員会における検討事項等について協議を行いました。 まず初めに、尾張旭市議会基本条例の検証についてでは、検証及び見直しの時期について、各委員の意見を確認いたしました。その結果、時期を明示せず、運用において必要な場合は随時行っていくことで認め合いました。 次に、委員外議員の発言の取扱いについてでは、その運用方法の内容を確認したところ、委員会条例で定める委員外議員の発言の趣旨に即した運用方法を確認し、申し合わせ事項に追加していくことで認め合いました。 次に、政治倫理要綱についてでは、要綱の改正部分について最終的な確認を行い、施行日を令和2年4月1日とすることで認め合いました。 次に、委員会の行政調査報告について協議を行い、常任委員会等行政調査の報告を、令和2年度から本会議における委員長報告の中で行うことで認め合いました。 最後に、陳情の取扱い基準について協議を行い、本市議会の陳情の取扱いについて、これまでの協議の経過も反映させながら、今後も引き続き検討を行っていくこととし、今回は、現在市議会ホームページに掲示している内容について、実態に即した内容とすることで認め合いました。 以上で報告を終わります。 ○議長(若杉たかし) 議会運営委員長の報告が終了しました。 ただいまの報告に対する質疑はありますか。          (「なし」の声あり) ○議長(若杉たかし) 質疑ないものと認めます。 委員長は自席にお戻りください。 次に、議会改革推進特別委員会所管事務調査について報告を求めます。 武田なおき委員長。 ◆議会改革推進特別委員長武田なおき) 議長のご指名がありましたので、1月16日及び2月20日に開催いたしました議会改革推進特別委員会の会議の内容について、報告いたします。 1月16日は委員8名、2月20日は委員7名の出席をいただきました。 検討事項について、慎重に協議を行いました。 初めに、予算決算審査のあり方についてでは、正副委員長案に基づき、各委員の意見を確認しました。 その結果、案のとおり、予算審査の分割付託は行わず、決算審査を含めた常任委員会で審査を行うなどの方向性としていくこととし、以後の検討については、議会運営委員会で進めていただくということで認め合いました。 次に、議会人事(議長等の任期)のあり方についてでは、各会派などの協議結果を通じた意見を集約したところ、正副議長の任期については2年とする意見も出されましたが、現行でも再任を認めていることから、任期の明示はせず現行のとおりとする。また、正副委員長の任期については、委員会としての活動のあり方などを明確にしてくことが先決であるとして、同じく現行のおりとすることで認め合いました。 次に、政務活動費議員報酬の考え方についてでは、まず、政府活動費使途基準について、要望・陳情活動使途基準に含めることで意見がまとまったため、その方向性をもって以後申し合わせの確認、条例等の改正に関し、各派代表者会及び議会運営委員会において協議を進めていくことで認め合いました。 続いて、議員報酬の考え方については、常任委員会における委員長手当の支給の必要性について協議を行ったところ、現時点では根拠となる材料が少なく、まずは委員会運営のあり方を検討することが必要であるとし、当面は現行のとおりとすることで認め合いました。 次に、これまで方向性を認めております、高校・大学との連携については、具体的な運用方法など、今後、議会運営委員会の場で協議を行っていくことで確認を行いました。 以上をもって、会議の報告とさせていただきます。 なお、2月20日の会議をもちまして本員会の検討は全て終了したことから、検討結果につきましては、2月28日をもって議長へ答申をいたしましたので、ご報告申し上げます。 検討結果に係る報告書は、後日、各議員の皆様に配付させていただくとともに、市議会のホームページに掲載いたしますので、ご承知おきください。 最後に、今後も議会基本条例を制定したことをもって満足せず、条例に定める内容をしっかりと遵守し、真の議会力の強化に努めながら、市民のための議会活動議会運営を行っていくことをお約束いたしまして、議会改革推進特別委員長の報告を終わります。 ○議長(若杉たかし) 議会改革推進特別委員長の報告が終了しました。 ただいまの報告に対する質疑はありますか。          (発言する者なし) ○議長(若杉たかし) 質疑ないものと認めます。 委員長は自席にお戻りください。 以上をもちまして、委員会の所管事務調査報告の件は終了しました。 日程第5 施政方針演説を行います。 森市長。 ◎市長(森和実) 施政方針の前に一言申し上げます。 今回の新年度予算には、新型コロナウイルス感染症への対応は含まれておりません。コロナウイルスの予防に対する当面の対応については、予備費により対応を進めておりますが、今後の状況の推移によっては、補正予算の編成や予算の専決処分など、臨機の対応が必要になる場合もあると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、令和2年第1回尾張旭市議会定例会の開会に当たりまして、私の市政運営に関する所信と、令和2年度における主要施策の概要を申し述べます。 早いもので、私が市長に就任してから1年余りが経過いたしました。この間、全国植樹祭など様々な行事がありましたが、無事に終えることができ、順調なスタートを切ることができました。これもひとえに市民の皆様、議員各位のご支援、ご協力があったからこそと思っております。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。 この1年余りの間を振り返りますと、所信表明で述べましたとおり、「こどもは宝、健康は宝、幸せづくりは宝」を掲げ、全力で取り組んでまいりました。その中でも、まずは子育て支援の充実に取り組み、保育園や小学校のエアコン設置など、環境整備を進めてまいりました。そして、令和2年度へとつなげる施設整備の設計や、各種計画の中間見直しなどを行ってまいりました。 私が掲げました3つの宝は、議員時代から感じておりました思いですが、人口減少時代、人生100年時代が訪れている現在において、住みよいまちづくりの柱になっていくと市長の職務の中で確信いたしました。第五次総合計画に掲げる将来の都市像の実現に向けて、尾張旭らしさを追求したオンリーワンのまちづくりに、確実に取り組む所存です。 そして来年度は、いよいよ市制50周年の記念すべき節目の年を迎えます。私は、まちづくりと同様、記念事業も市民の皆様と一緒に進めていくことが大切だと常々感じておりました。このため、今回の記念事業では、事業アイデアの募集やロゴマークの選定、事業の企画等にも、市民の皆様に参加いただく機会を設定しました。 私は、「市民がつくり、開催し、参加する」そのことこそが今回の目玉と位置づけ、「ともにつなごう あさひの歩み・いま・未来」のテーマの下、子どもから大人まで、まち全体でお祝いしていきたいと思います。 それでは、令和2年度の予算について申し上げます。 令和2年度当初予算一般会計の総額は、前年度肉づけをしました6月補正後と比較して2.8%増の248億2,000万円で、平成30年度に次ぐ規模となりました。 歳入については、日本全体で人口減少時代が訪れている中、本市は緩やかに人口増加を続けており、市税収入も微増を見込んでいます。また、昨年10月からの消費税率改正により、地方消費税交付金が増額になるなど、歳入総額の増加を見込んでおります。 一方、歳出については、国の防災・減災、国土強靭化対策に呼応して防災関連事業を先送りすることなく実施するため、防災関連の工事費や、幼児教育・保育の無償化への対応を初めとした社会保障関係費会計年度任用職員制度開始に伴う人件費などが増加しております。 令和2年度予算において、重点的に配分しました分野は、「防災・防犯・交通安全」、「子育て支援、教育」、「健康づくり幸せづくりにぎわいづくり」の3つです。 まず、1つ目、「防災・防犯・交通安全」についてです。 昨年、全国で発生した台風や大雨が、大きな被害をもたらしました。浸水被害や停電、場所によっては道路の寸断なども起こり、避難情報伝達方法や、避難所の設備について思いを巡らすきっかけとなりました。そのため、浸水対策として、河川整備都市型水害への備えを行うとともに、災害時の情報伝達性能の向上や避難所設備の整備を早急に進めてまいります。 次に2つ目、「子育て支援、教育」についてです。 私は、子どもたちが安心して過ごすことができるまちの環境づくりを進めることが必要だと考えております。最近の夏は、毎年のように猛暑となり、熱中症対策が盛んに言われるようになりました。また、全国的な女性の就業割合の高まりを受け、放課後の居場所づくりもさらに必要になることが予想されます。そのため、昨年に引き続き、子どもたち生活場所の一つとなる保育園、児童館や学校の環境を整えるとともに、学童クラブなど子どもたちの放課後における居場所づくりを支援いたします。 最後の3つ目は、「健康づくり幸せづくりにぎわいづくり」についてです。 本市が、15年以上にわたって続けてまいりました健康都市を初めとした健康づくりの取り組みの価値を、改めて多くの方に気づいていただき、伸ばしていきたいという思いがあります。健康をかけがえのない宝として、今後も健康づくりに取り組んでまいります。令和2年度は、幸せづくりにつながる外出支援策を新たに取り入れます。そのほか、ソフト、ハードの両面から、積極的にまちのにぎわいづくりに取り組んでまいります。 そして、市制50周年を迎えるに当たって、全国植樹祭の理念を受け継いだ森林公園活用事業や、今年開催の東京パラリンピックに合わせたパラスポーツ体験会のほか、健康麻雀大会子ども向けテレビ番組公開収録などの事業を、市民の皆様と一体になってつくり上げ、盛り上げてまいります。 それでは、次に、令和2年度における主要施策の概要につきまして、第五次総合計画に掲げる8つの政策順に申し上げます。 まず、政策1「みんなで支えあう健康のまちづくり」では、幸せづくりの基本であり、かけがえのない財産である、市民一人一人の心身の健康づくりを進めます。 令和2年度は、高齢者が出かけたくなるまちづくりの一つとして、タクシー料金助成と市営バスあさぴー号利用券との選択制、寝たきりにさせないまちづくりとして、運動機能向上買い物支援をセットにした買い物リハビリテーション事業を新しく開始いたします。 また、乳児のロタウイルスワクチンが10月から定期接種化されることに伴い、円滑に実施できるよう対応いたします。 子育て支援では、子どもたちが安全に過ごせる居場所を整備するため、学童クラブの増設、保育園、児童館のエアコン整備を進めてまいります。 また、子どもたちの豊かな感情を育むため、尾張旭まちづくり応援寄附金を活用して、市内保育園のピアノを新調いたします。 そのほか、経済的な負担軽減として、子ども、障がい者、高齢者に対する医療費の助成制度や、安定的な国民健康保険制度の運営を継続するとともに、介護保険料の低所得者負担軽減強化を実施いたします。 高齢者支援では、シニアクラブに対する支援を引き続き行います。 昨年から始めました、障がい者等のそれぞれの困りごとに寄り添う日常生活支援券支給事業は、事業の定着を図ります。 なお、昨年着手いたしました第4期地域福祉計画は、令和3年度からの計画期間スタートに向けて、令和2年度中に策定いたします。 次に、政策2「豊かな心と知性を育むまちづくり」についてです。 地域が一体となって子どもを育てる環境を整備し、子どもたちの今後の豊かな人生の基となるまちづくりを進めるとともに、生涯にわたって生きがいを持てるまちづくりを進めてまいります。 令和2年度は、渋川小学校のトイレ洋式化と旭中学校の大規模改造工事を引き続き実施して、快適な学校生活が送れる環境づくりを進めるとともに、児童数の増加が見込まれる旭小学校、教室不足の西中学校の校舎増築に向けた設計を行います。 教員の多忙化解消に向けた取り組みとして、授業準備など補助業務を担うスクールサポートスタッフを配置します。 また、様々な子どもたちの可能性を最大限に発揮させ、将来に必要な力を培うという視点に立ち、小学校での新学習指導要領完全実施に向け、ALT増員による英語教育の充実化を行います。 特別支援教育の充実では、医療的ケアを必要とする児童生徒に、適切なケアを実施できるよう、看護師を配置します。 また、ものづくりを学ぶ場となる尾張旭市少年少女発明クラブを設置します。 継続的な取り組みでは、尾張旭版コミュニティスクール「あさひスマイルコミュニティー」の活動や、文化芸術活動の拠点である文化会館の利用促進、スポーツ活動の活発化を進めてまいります。 次に、政策3「快適な生活を支えるまちづくり」についてです。 住みやすいまちづくり、住み続けたいまちづくりの根幹となるものは、安心できる都市基盤整備です。引き続き、安心、快適な住環境整備に取り組んでまいります。 まず、近年増えている集中豪雨などの都市型水害に備えるため、南原山町地内の浸水対策、北原山町地内の雨水幹線等の整備を進めます。 石原川の河川改修については、計画期間を前倒し、令和2年度中の整備完了を目指します。 北原山土地区間整理事業については、着実な事業実施の推進と、組合に対する支援を引き続き行ってまいります。 三郷駅周辺まちづくりについては、市街地再開発事業の計画検討と、名鉄などの関係機関協議を進め、令和2年度末の都市計画決定を目指してまいります。 また、交通施策では、車椅子利用者にも市営バスを安心・安全にご利用いただくため、現行の車両とは別に、バリアフリー対応車を導入いたします。 上下水道におきましては、水道管の計画的な耐震化と下水道整備を進めるとともに、東部浄化センターの設備更新工事に着手いたします。 次に、政策4「安全で安心なまちづくり」についてです。 安全、安心のまちづくりは、大変重要であると認識しております。そのため、地域が主体となって行う防災、防犯、交通安全の取り組みを推進し、各種事業を積極的に展開してまいります。 防災・減災対策では、防災行政無線のデジタル化工事を実施いたします。また、防災行政無線から流す情報が、全ての方にきちんと行き渡るよう、改良したスピーカーの設置や、スマートフォンのアプリを活用した多言語表示対応も行ってまいります。 そのほか、ハザードマップと災害への備え、避難行動などを掲載した防災ブックを作成し、全世帯に配布をします。 避難所の設備内容を向上させるため、各小中学校に多目的トイレやマンホールトイレの設置を進めてまいります。 同時に、消防団第六分団車庫を移設し、地域の防災拠点としても使用できるようにしてまいります。 交通安全対策には、道路環境整備も必要であるため、南栄6号線の拡幅整備を進めるほか、労災病院西交差点の改良に向けた検討に着手いたします。 また、高齢者交通安全サポート事業に加え、高齢者の運転免許証自主返納に対する、本市ならではの支援を拡充いたします。 防犯対策では、地域の防犯意識を高め、犯罪抑止につなげるためにも、市内各地区における防犯カメラの設置台数を増やすため、補助金予算額を増額し、支援を積極的に行ってまいります。 日常生活の中で起きる様々なトラブルに対しては、気軽に相談できる消費生活相談、法律相談など、継続して相談窓口を設置いたします。 次に、政策5「環境と調和したまちづくり」についてです。 私たちは、子どもたちの将来を考えて、地球環境に優しいまちづくりを進めていく必要があります。本市には、矢田川、吉賀池湿地、城山公園など、身近なところに緑と水辺環境があり、これらの環境と共生した持続可能なまちづくりを進めます。 緑や水辺は、時には私たちの憩いの場となってくれます。そのような環境を保全し、共生を図るため、吉賀池湿地の木道整備と矢田川河川緑地の自転車道整備を継続して実施いたします。 太陽光発電システムや家庭用エネルギー管理システムといった、再生可能エネルギーを利用する設備を設置する際の一部費用補助も、地球温暖化防止対策として引き続き実施し、環境に対する市民意識を高めます。 また、令和2年度は、リサイクル広場の移設整備を行うほか、今後増え続けるとされる空き家の実態調査を実施いたします。 そのほか、新たに整備いたしました合葬式墓地の使用者募集を行います。 次に、政策6「活力あふれるまちづくり」についてです。 本市の活力あふれるまちづくりを進める上で、地域産業の振興は欠かせません。行政として、関係者の方々と連携を図りながら、地域産業に対する支援を行ってまいります。 商工業振興では、小規模企業等の持続的な発展を支援するため、昨年8月に開始した小規模企業等補助金の補助対象に、地域安全に貢献する防犯カメラ設置事業を追加するなど、その充実を図ります。 さらに、本市の産業特性を明らかにし、将来の産業立地施策の基礎となる調査に着手いたします。 農業振興では、経営開始後の新規就農者に対し、農業の担い手として定着していただけるよう、補助金を交付して支援します。 また、城山ふれあい農園の区画を拡充し、農業体験ができる機会を増やしてまいります。 次に、政策7「人と人とがふれあうまちづくり」についてです。 市民が尾張旭市に愛着と誇りを持って暮らせるまちづくり、市外の方に本市に来ていただけるまちづくりに力を入れていく必要があります。そのため、市民の方々とともに、本市の魅力をPRする機会を生み出してまいります。 令和2年度は、多くの皆様とともに実施する市制50周年記念事業や、「おいしい紅茶のまち」のPR強化などに取り組み、交流人口の増加につなげてまいります。 地域コミュニティの役割や重要性も、災害をきっかけに全国的に見直されているところです。自治会などを通じて、地域コミュニティ活動がより活性化されるよう支援します。同様に、ボランティアや市民活動団体に対する支援も求められています。活発な活動が展開されるよう支援を行います。 また、男女共同参画社会の実現を目指して、講座の開催等により意識啓発に努めるとともに、女性の活動促進の取り組みなども行ってまいります。 最後に、政策8「分野横断的なまちづくり市政運営」についてです。 昨今、様々な社会的ニーズや環境変化が生まれています。それらの社会的ニーズや環境変化から生じる行政需要に分野横断的に取り組める組織環境を整え、効率的かつ効果的に取り組んでまいります。 令和2年度は、業務効率化に必要なシステムを県内自治体と共同で運用を開始するほか、外国語翻訳機を市役所と保健福祉センターに配備するなど、AIを活用した技術を行政サービスに導入をいたします。 また、人に優しい施設整備を進めるため、市役所障がい者用駐車場に屋根を設置し、歩行の困難な方が雨天時でも濡れることなく市役所にお入りいただけるよう、安全性及び利便性の向上を図ります。 行政全般にわたる計画として、公共施設等個別施設計画を策定するとともに、中間見直しを行った第五次総合計画後期計画に沿って市政運営を進めます。 あわせて、職員の働き方や能力開発にも目を配り、働きやすい環境づくりや若手職員、女性職員が活躍できる職場づくりを推進いたします。 以上、令和2年度における主要施策の概要について申し上げました。 令和2年度予算は、「子どもは宝、健康は宝、幸せづくりは宝」に向けた、土台づくりの予算として編成しております。限られた財源を有効に活用するため、重点的に配分する分野を明確にし、次世代に過度な負担を残さないよう配慮いたしました。また、国や県とのパイプを生かし、必要な事業の財源が確保されるよう努めております。 今後も、増加する社会保障関係費や公共施設の老朽化に伴う経費に加え、大型事業の実施が控えているなど、多額の財源が必要になることが見込まれます。限られた財源の中で、ときには痛みを伴う選択を行いながら、まちの将来を考えた上で不可欠な投資は十分に行うというメリハリのある予算編成を行い、健全な財政運営に努めてまいります。 私のまちづくりは2年目に入りました。今年は、本市が市制50周年を迎える年でもあります。市制50周年記念事業を通して、次の50年に向けて種まきをしていきたいと考えております。昨年、名古屋学芸大学との連携により作成しました「すくすく のびのび 尾張旭市」というキャッチフレーズのように、まさにすくすく、のびのびと私のまいたまちづくりの種が育ち、いずれ大きな花が咲くよう、今後も全力で市政運営に取り組んでまいります。 ここに、市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、私の施政方針とさせていただきます。 ありがとうございました。
    ○議長(若杉たかし) 市長は自席にお戻りください。 以上をもちまして、施政方針演説を終了します。 日程第6 第1号議案から第28号議案までを議題といたします。 一括して、提案理由の説明を求めます。 秋田副市長。 ◎副市長(秋田誠) おはようございます。 令和2年第1回(3月)尾張旭市議会定例会に付議させていただいております諸議案のうち、第1号議案から第28号議案までにつきまして、一括して提案理由をご説明申し上げます。 第1号議案 令和元年度尾張旭市一般会計補正予算(第4号)。 この補正予算案は、国の補正予算への対応のほか、年度末を迎えおおむね確定しました事業費等に基づく調整が主な内容となっております。 歳入歳出予算は第1表のとおり、既定の予算総額246億5,477万9,000円に、歳入歳出それぞれ5億8,701万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を252億4,179万4,000円にしようとするものです。 繰越明許費は、第2表のとおり渋川小学校トイレ改修事業など6件を追加しております。 地方債は、第3表のとおり小学校施設整備事業など2件を追加し、市役所庁舎空調設備改修事業を変更しております。 それでは、歳入の主なものについてご説明申し上げます。 国庫支出金では、学校施設環境改善交付金など合計で2億5,634万6,000円を追加しました。 財産収入では、土地建物売払収入で1億8,869万1,000円を減額しました。 繰入金では、財政調整基金繰入金など合計で1億1,990万5,000円を追加しました。 諸収入では、プレミアム付商品券販売収入など合計で1億120万3,000円を減額しました。 市債では、小学校施設整備事業など合計で5億3,650万円を追加しました。 次に、歳出の主なものについてご説明申し上げます。 総務費では、公共施設整備基金積立金など合計で2億1,366万円を減額しました。 商工費では、商品券換金交付金など合計で1億3,526万円を減額しました。 教育費では、旭中学校大規模改造工事や、校内通信ネットワーク整備工事など合計で10億6,329万6,000円を追加しました。 なお、関連資料として給与費明細書、地方債調書を添付しております。 第2号議案 令和元年度尾張旭市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)。 この補正予算案は、既定の予算総額70億9,735万3,000円から、歳入歳出それぞれ6,612万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を70億3,122万9,000円にしようとするものです。 その内容ですが、歳入では、国民健康保険税2,249万円、県支出金で8,312万7,000円をそれぞれ減額し、繰入金で3,915万9,000円、国庫支出金で33万4,000円をそれぞれ追加しました。 歳出では、総務費で179万8,000円、保険給付費で6,412万円、保健事業費で70万円をそれぞれ減額するとともに、歳入歳出調整のため予備費で49万4,000円を追加しました。 第3号議案 令和元年度尾張旭市土地取得特別会計補正予算(第1号)。 この補正予算案は、既定の予算総額3億7,800万円から、歳入歳出それぞれ1億8,618万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億9,181万5,000円にしようとするものです。 その主な内容ですが、歳入では、諸収入で1億8,618万1,000円を減額し、歳出では、土地取得費で1億8,618万1,000円を減額しました。 第4号議案 令和元年度尾張旭市旭平和墓園事業特別会計補正予算(第3号)。 この補正予算案は、第1表のとおり、既定の予算総額1億2,858万5,000円から歳入歳出それぞれ253万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億2,605万3,000円にしようとするものです。 その主な内容ですが、歳入では、事業収入で253万2,000円を減額し、歳出では、総務費で253万2,000円を減額しました。 地方債は、第2表のとおり、墓園整備事業を変更しております。 なお、関連資料として地方債調書を添付しております。 第5号議案 令和元年度尾張旭市介護保険特別会計補正予算(第4号)。 この補正予算案は、既定の予算総額57億5,335万9,000円から歳入歳出それぞれ189万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を57億5,146万1,000円にしようとするものです。 その主な内容ですが、歳入では、国庫支出金で219万8,000円を追加し、繰入金で364万3,000円を減額しました。 歳出では、地域支援事業費で870万円を追加し、保険給付費で1,100万円を減額しました。 第6号議案 令和元年度尾張旭市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。 この補正予算案は、既定の予算総額12億5,802万9,000円から歳入歳出それぞれ4,062万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を12億1,740万1,000円にしようとするものです。 その内容ですが、歳入では、保険料で3,700万円、繰入金で362万8,000円をそれぞれ減額しました。 歳出では、総務費で87万7,000円、後期高齢者医療広域連合納付金で3,975万1,000円をそれぞれ減額しました。 第7号議案 令和2年度尾張旭市一般会計予算。 この予算案は、さきに市長が施政方針で述べました施策の大綱に従い編成し、第1表のとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ248億2,000万円に定めようとするものです。 前年度と比較して、6.3%の増となっております。 債務負担行為は、第2表のとおり、歳入システム改修事業など9件を計上しております。 地方債は、第3表のとおり、石原川改修事業など7件、総額18億4,250万円を計上しております。 歳入の概要といたしましては、まず、市税では、前年度より1億100万円の増額で、総額125億1,420万円を見込みました。 交付金関係では、地方消費税交付金で前年度より2億7,000万円増額の16億7,000万円を見込みました。 財産収入では、前年度より2億1,173万1,000円の増額で、総額2億4,932万9,000円を見込みました。 繰入金では、前年度より5億5,520万9,000円の増額で、総額5億6,908万円を見込みました。 市債では、前年度より4億5,250万円の増額で、総額18億4,250万円を見込みました。 続いて、歳出の概要です。 まず、総務費では、公共施設整備基金積立金などの増額により、前年度より3億9,835万6,000円の増額で、総額32億1,339万7,000円を計上しました。 民生費では、幼児教育・保育の無償化に伴う施設等利用給付費負担金などの増額により、前年度より6億9,313万9,000円の増額で、総額105億4,202万1,000円を計上しました。 商工費では、プレミアム付商品券事業に伴う商品券換金交付金などの事業費の減額により、前年度より2億9,816万3,000円の減額で、総額3億1,991万8,000円を計上しました。 消防費では、防災行政無線デジタル化工事などの事業費の増額により、前年度より7億1,083万1,000円の増額で、総額15億530万1,000円を計上しました。 教育費では、旭中学校の大規模改造事業を令和元年度3月補正に前倒しして計上したことなどにより、前年度より3億1,493万2,000円の減額で、総額22億9,241万円を計上しました。 なお、関連資料として給与費明細書、債務負担行為調書、地方債調書等を添付しております。 第8号議案 令和2年度尾張旭市国民健康保険特別会計予算。 この予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ67億2,600万円に定めようとするものです。 前年度と比較して5.3%の減となっております。 歳入の主なものとしては、国民健康保険税で14億5,275万円、県支出金で45億1,892万7,000円を見込みました。 歳出の主なものとしては、保険給付費で44億4,172万3,000円、国民健康保険事業費納付金で20億4,186万2,000円をそれぞれ計上しております。 なお、関連資料として給与費明細書を添付しております。 第9号議案 令和2年度尾張旭市土地取得特別会計予算。 この案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億6,100万円に定めようとするものです。 前年度と比較して4.5%の減となっております。 歳入の主なものとしては、繰入金で1億8,848万9,000円、諸収入で1億7,249万1,000円を見込みました。 歳出の主なものとしては、土地取得費で、1億7,249万1,000円、公債費で1億8,736万1,000円を計上しております。 なお、関連資料として地方債調書を添付しております。 第10号議案 令和2年度尾張旭市旭平和墓園事業特別会計予算。 この予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,600万円に定めようとするものです。 前年度と比較して375.0%の増となっております。これは、合葬式墓地の供用開始によるものです。 歳入の主なものとしては、事業収入で7,463万3,000円を見込みました。 歳出の主なものとしては、総務費で7,482万円を計上しております。 なお、関連資料として地方債調書を添付しております。 第11号議案 令和2年度尾張旭市介護保険特別会計予算。 この予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ56億6,300万円に定めようとするものです。 前年度と比較して1.5%の増となっております。 歳入の主なものとしては、保険料で12億6,823万3,000円、支払基金交付金で14億2,929万3,000円を見込みました。 歳出の主なものとしては、保険給付費で50億8,196万円、地域支援事業費で3億8,398万3,000円を計上しております。 なお、関連資料として給与費明細書、債務負担行為調書を添付しております。 第12号議案 令和2年度尾張旭市後期高齢者医療特別会計予算。 この予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ14億4,100万円に定めようとするものです。 前年度と比較して15.1%の増となっております。 歳入の主なものとしては、保険料で12億6,058万円を見込みました。 歳出の主なものとしては、後期高齢者医療広域連合納付金で14億1,934万7,000円を計上しております。 第13号議案 令和2年度尾張旭市水道事業会計予算。 この予算案は、令和2年度の業務予定量につきまして、給水戸数を3万7,000戸、年間総給水量を850万立方メートル、1日平均給水量を2万3,200立方メートルに定めようとするものです。 第3条の収益的収入及び支出の予定額について、収入の総額は15億7,200万円を見込み、支出の総額は14億4,300万円を計上しました。 第4条の資本的収入及び支出の予定額について、収入の総額は3億3,354万7,000円を見込み、支出の総額は8億2,496万4,000円を計上しました。 なお、資本的収入額が支出額に対して不足する額は過年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものです。 第5条の企業債、第6条の一時借入金、第7条の予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条の議会の議決を経なければ流用することができない経費、第9条のたな卸資産購入限度額は、記載のとおりです。 詳細につきましては、関係資料を添付しております。 第14号議案 令和2年度尾張旭市公共下水道事業会計予算。 この予算案は、令和2年度の業務予定量につきまして、接続戸数を2万5,200戸、年間総処理水量を645万2,000立方メートル、1日平均処理水量を1万7,600立方メートルに定めようとするものです。 第3条の収益的収入及び支出の予定額について、収入の総額は20億4,868万4,000円を見込み、支出の総額は19億4,748万円を計上しました。 第4条の資本的収入及び支出の予定額について、収入の総額は12億8,655万円を見込み、支出の総額は18億6,941万2,000円を計上しました。 なお、資本的収入額が支出額に対して不足する額は、当年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものです。 第5条の債務負担行為では、東部浄化センターの改築事業について、期間を令和5年度まで、限度額を9億9,200万円と定めようとするものです。 第6条の企業債、第7条の一時借入金、第8条の予定支出の各項の経費の金額の流用、第9条の議会の議決を経なければ流用することができない経費は、記載のとおりです。 第10条の他会計からの補助金について、一般会計からの補助金額2億3,051万6,000円を計上しております。 また、11条の利益剰余金の処分について、繰越利益剰余金及び当年度利益剰余金を補填財源とするため7,739万9,000円を減債積立金として予定処分しようとするものであります。 詳細につきましては、関係資料を添付しております。 続きまして、第15号議案 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について。 この案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、関係条例について所要の整備を図り、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第16号議案 尾張旭市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について。 この案は、印鑑の登録及び証明における登録資格等について、所要の整備を図り、公布の日から施行しようとするものです。 第17号議案 尾張旭市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について。 この案は、議員の報酬月額及び期末手当の支給月数を改定し、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第18号議案 尾張旭市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について。 この案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、所要の整備を図るとともに、報酬の額を見直し、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第19号議案 尾張旭市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について。 この案は、市長、副市長及び教育長の期末手当の支給月数を改定し、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第20号議案 尾張旭市旭平和墓園管理基金条例の一部改正について。 この案は、旭平和墓園内に設置する合葬式墓地の使用料を基金に積み立てるため改正し、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第21号議案 尾張旭市手数料条例の一部改正について。 この案は、手数料の種類の改正を行うとともに、権限移譲に伴う所要の整備を図り、令和2年4月1日及びこの条例の公布の日、または、いわゆるデジタル手続法の附則第1条第6号に掲げる規定の施行の日の、いずれか遅い日から施行しようとするものです。 第22号議案 尾張旭市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正について。 この案は、子ども・子育て支援法施行規則の一部改正に伴い改正し、公布の日から施行しようとするものです。 第23号議案 尾張旭市旭平和墓園の設置及び管理に関する条例の一部改正について。 この案は、旭平和墓園内に合葬式墓地を設置することに伴い、所要の整備を図り、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第24号議案 尾張旭市介護保険条例の一部改正について。 この案は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、低所得者の保険料のさらなる軽減強化を図るもので、令和2年4月30日までの間において、規則で定める日から施行しようとするものです。 第25号議案 尾張旭市営バスの設置及び管理に関する条例の一部改正について。 この案は、高齢者外出支援事業の実施に伴い、市営バスに利用券を導入するもので、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第26号議案 尾張旭市市営住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について。 この案は、民法の一部改正に伴い、所要の整備を図るとともに、連帯保証人を廃止するもので、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第27号議案 尾張旭市水道事業の設置等に関する条例及び尾張旭市公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。 この案は、地方自治法の一部改正に伴い、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 第28号議案 市道路線の認定について。 この案は、開発行為により帰属された道路を管理するに当たり、新たに1路線を市道として認定しようとするものです。 以上、28議案につきまして、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(若杉たかし) 副市長は自席にお戻りください。 提案理由の説明が終わりました。 これより一括して質疑を行います。 山下幹雄議員から議案質疑の通告がありましたので、発言を許可します。 山下幹雄議員。 ◆13番(山下幹雄) おはようございます。山下幹雄です。 議長より登壇許可が出ましたので、よろしくお願いいたします。 この非常時、緊急時に理事者各位には対応お疲れさまでございます。よろしくお願いします。 本日の開会に当たり、市長からも挨拶にありました、新型コロナウイルス感染の本市における確認はない、言明をいただきました。市中では多くの市民が、風評やフェイク的な中で不安を抱いています。こうした公式の場でこういう発言は、ぜひ私は市民と共有しながら、次の対策、また油断することなく対応していかなくちゃいけないなというふうに、そのお話を聞きながら感じておりました。 それでは、議案質疑に移ります。 第17号議案 尾張旭市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について。1、2と分けましたので、1つずつやらせていただきますがよろしいですか。 ○議長(若杉たかし) はい、結構です。 ◆13番(山下幹雄) 1としまして、諮問の原因経緯、もちろん特別職報酬等審議会、開催スケジュールについてをお尋ねします。 11月28日開催の、本年度第1回報酬審の議事録では、諮問の要因に人事院勧告による一般職員の給与改定が起因すると見受けられます。12月の定例会では、第59号議案で尾張旭市職員の給与に関する条例及び尾張旭市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について上程され、議案どおり可決されました。 この人事院勧告は、昨年の8月7日に勧告されておりますが、本市の事務対応は、今回も平成29年度に倣った検討スケジュールのようです。一連の人事院勧告に、第1回報酬審の開催、そして、本定例会の上程前の日程設定につきまして事務方の見解をお伺いします。 ○議長(若杉たかし) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長若杉博之) お答えします。 特別職報酬等審議会の開催スケジュールは、例年8月の人事院勧告が発表されてから、審議会へ諮問をするかを判断をしております。 その後、特別職報酬等審議会委員の選任に関する基準に基づき、委員の選任事務を進め、10月31日に委員を任命いたしました。 第1回審議会は11月28日に、第2回審議会は翌年の1月10日に開催いたしました。そして、2月13日に市長に対して答申を行いまして、本3月定例会に提出しております。 以上でございます。 ○議長(若杉たかし) 答弁が終わりました。 再質疑はありますか。 ◆13番(山下幹雄) ありません。 ○議長(若杉たかし) 山下幹雄議員。 ◆13番(山下幹雄) 2に入ります。お願いします。 金額の算定根拠、議論と、事務局より審議会に示された資料についてお尋ねをいたします。 特別職報酬等審議会の議論の中、基本額に対する率の単位処理で議論があります。 他市の事例も説明されていますが、全国的な単位処理、数値基準資料はありましたか。 その他、平成29年度開催の報酬審より、4名の委員が入れ替わっています。当時の議論について、特筆する申し送りはありましたか。また、その法的な根拠はどのように解釈できますか。 会議は、経済動向、景況に関する資料がありましたが、国、県、本市の景況の資料もそれぞれ提供されましたかの質問です。 ○議長(若杉たかし) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長若杉博之) お答えします。 報酬額の端数処理についての全国的な統一基準や資料はございませんので、各報酬等審議会において、ローカル的な運用が図られているものと認識しております。 また、平成29年度の答申書には、来年度以降の月例給の審議においては、副議長及び議員の1,000円未満の端数が切り捨てられていることを考慮し、額の判断材料としてほしいとする意見が付記されていますので、当該附帯事項については当審議会において考慮する事項であると解釈しております。 なお、審議会の資料としては、給与勧告の骨子、県内各市の三役給料月額及び議員報酬月額比較、県内各市の三役及び議員の期末手当額比較、一般行政職の給料改定率及び消費者物価指数の推移、県内各市の平成30年度普通会計決算状況などを提出しております。 以上でございます。 ○議長(若杉たかし) 再質疑はありますか。 山下幹雄議員。 ◆13番(山下幹雄) 答弁の中で、全国的な単位処理数値基準資料はこの審議会には持ち合わせていなかったという話であります。そうしましたら、全くそういった資料がなかったかの再質問とあわせて、答弁の中で、景況につきまして国、県、本市の景況資料は平成30年度に基づいたものだというような回答であったと思いますが、確認とさせていただきたいと思います。また、その平成30年度における年間の期日の中で、どの日程を基準としていたかをお尋ねする次第です。 ○議長(若杉たかし) 再質疑に対する答弁に入ります。 人事課長。 ◎人事課長松原芳宣) お答えします。 先ほど申されました1点目ですが、統一的な基準といったものですが、そうした基準に関する資料は提出しておりませんので、他の事例等は会議の中で紹介をさせていただきました。 続きまして、期日等の関係ですが、給与勧告の骨子に関してですが、こちらは令和元年8月7日の人事院勧告によるものです。県内各市三役給与月額及び議員報酬月額比較並びに県内各市三役及び議員の期末手当額比較は、平成31年4月1日時点のものでございます。 一般職、行政職の給料改定日及び消費者物価指数の推移のうち、消費者物価指数については、名古屋市の消費者物価指数から、令和元年9月速報値で10月18日公表によるものでございます。 最後に、県内各市平成30年度普通会計決算状況は、平成30年度実績によるものでございます。 以上でございます。 ○議長(若杉たかし) これをもちまして、山下幹雄議員の議案質疑を終了します。 お諮りします。 第1号議案から第28号議案までにつきましては、配付してあります議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(若杉たかし) ご異議なしと認めます。 よって、第1号議案から第28号議案までにつきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託することに決定しました。 日程第7 同意案第1号及び同意案第2号を議題といたします。 一括して、提案理由の説明を求めます。 秋田副市長。 ◎副市長(秋田誠) 同意案2件につきまして、一括して提案理由をご説明申し上げます。 同意案第1号 公平委員会委員の選任について。 この案は、令和2年3月31日をもって任期満了となります本市公平委員会委員、若杉恵氏の後任の委員として、人格高潔で人事行政に関し高い識見をお持ちの宮田弘氏を新たに委員に選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。 続きまして、同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。 この案は、令和2年3月31日をもって任期満了となります本市固定資産評価審査委員会委員、房崎昭義氏を再度選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものです。 以上、同意案2件につきまして、よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(若杉たかし) 副市長は自席にお戻りください。 提案理由の説明が終わりました。 これより一括して質疑を行います。 議案質疑の通告はありませんので、質疑ないものと認めます。 以上をもちまして、議案質疑を終了します。 お諮りします。 同意案第1号及び同意案第2号につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(若杉たかし) ご異議なしと認めます。 それでは、同意案第1号につきまして、採決を行います。 同意案第1号 公平委員会委員の選任について。 本件について、宮田弘氏の選任に同意することに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(若杉たかし) 挙手全員であります。 よって、本件は同意することに決定しました。 次に、同意案第2号につきまして、採決を行います。 同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。 本件について、房崎昭義氏の選任に同意することに賛成の方の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(若杉たかし) 挙手全員であります。 よって、本件は同意することに決定しました。 日程第8 陳情の件を議題とします。 お諮りします。 陳情第1号及び陳情第2号につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(若杉たかし) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第1号及び陳情第2号につきましては、議案等審査付託表のとおり、所管の委員会に付託することに決定しました。 以上をもちまして、本日の日程は全て終了しました。これにて散会します。                         午前10時58分散会...