尾張旭市議会 > 2017-12-05 >
12月05日-02号

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  1. 尾張旭市議会 2017-12-05
    12月05日-02号


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    最終取得日: 2022-12-19
    平成29年 12月 定例会(第6回)          平成29年第6回(12月)             尾張旭市議会定例会会議録(第2号) 平成29年12月5日午前9時30分尾張旭市議会(第6回)定例会第2日目本会議が尾張旭市議会議場に再開された。1 出席議員(21名)  1番 まつだまさる   2番 芦原美佳子    3番 松原たかし  4番 榊原利宏     5番 成瀬のりやす   6番 にわなおこ  7番 丸山幸子     8番 武田なおき    9番 みとべ茂樹 10番 秋田 進    11番 花井守行    12番 篠田一彦 13番 片渕卓三    14番 牧野一吉    15番 大島もえ 16番 早川八郎    17番 若杉たかし   18番 岩橋盛文 19番 さかえ章演   20番 川村つよし   21番 森 和実2 欠席議員  なし3 地方自治法第121条の規定により説明のため議会に出席を求めた者 市長       水野義則     副市長      秋田 誠 教育長      河村 晋     企画部長     戸田 元 総務部長     野村孝二     市民生活部長   石坂清二 健康福祉部長   若杉浩二     こども子育て部長 森 喜久子 都市整備部長   小池 勲     消防長      八野井 聡 教育部長     萬谷久幸     総務部次長兼税務課長                            梅本宣孝 災害対策監兼災害対策室長      市民生活部次長兼産業課長          毛利重成              水野千賀志 消防次長兼消防署長         管理指導主事   松本浩一          水野宏治 総合推進室長   山下昭彦     健康都市推進室長 岡田和也 企画課長     竹内元康     情報課長     大東恭子 行政経営課長   田島祥三     財産経営課主幹  中條文徳 市民活動課長   佐藤嘉彦     環境課長     木戸雅浩 福祉課長     加藤秀樹     長寿課長     鶴見建次 健康課長     臼井武男     こども未来課長  松野宏美 保育課長     加藤 剛     こども課長    後藤 收 都市計画課長   伊藤秀記     都市整備課長   出口哲朗 土木管理課長   伊藤登巳一    学校給食センター所長                            鬼頭純子 文化スポーツ課長 西尾哲弥4 定例会の事務に従事した者 議会事務局長   酒井清隆     議事課長     森下克俊 議事係長     高倉哲郎     主査       大島隆史5 議事日程(第2号)  平成29年12月5日(火)午前9時30分開議 第1 一般質問    個人質問                         午前9時30分開議 ○議長(片渕卓三) おはようございます。ただいまの出席議員は21名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、市長より本日の会議場でマスク着用の申し出がありました。理由ですが、風邪ぎみでせきが出るということでございますので、議長により許可します。そういうことをご承知おきください。よろしくお願いします。 本日の議事日程は、あらかじめ配付のとおりであります。 日程第1 一般質問を行います。 一般質問は、個人質問を通告の順に行っていただきます。 初めに、にわなおこ議員の発言を許可します。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) おはようございます。フロンティア旭のにわなおこでございます。議長さんのご指名をいただきましたので、通告に従いまして、3項目の質問をさせていただきます。ご答弁をよろしくお願いいたします。 振り返ってみますと、私と市役所さんとのおつき合いといいますか、かかわりは20年ぐらい前から始まりました。初めはテニス連盟の理事として市民大会の運営、国体のお手伝い、体育協会の理事としてジョギング大会などの運営、また城山公園愛護会の会長として花壇の設備や公園の清掃を、そして城山連合自治会長として市役所の充て職を務めさせていただき、現在は市議会議員としての活動を通じて、市役所の各部署の方々とかかわらせていただいております。 このように、少しずつかかわり方は変わっておりますが、いつも疑問に思っていたことがございました。それは、市役所の施設管理が複雑で、よくわからないということでございます。本日は、その長年の私の疑問をもとに質問をさせていただきたいと思います。 それでは、1項目め、公共施設の総合的な管理について質問をさせていただきます。 本市には多くの公共施設がありますが、中には1つの施設に関して複数の担当課が存在することがあり、どこに問い合わせればいいのかわからないことがあります。例えば城山公園の場合を整理してみました。野球場、テニスコート、弓道場、文化財の保護、遺跡のほうでございます。マメナシ・アイナシの保護は文化スポーツ課スカイワードあさひ、旭城は財産経営課、木の剪定、花壇整備は都市整備課、ふれあい農園、長池の管理は産業課、歩道の管理は土木課、あさぴーバスの停留所などについては都市計画課、地域猫対策は環境課、天体観測室は生涯学習課と実に8つの課がかかわっております。まだあるかもしれません。維持管理にかかる経費も複数の課にまたがることになるため、全体で幾らの経費がかかっているのか、わかりづらくなっております。 今後、本市の公共施設のあり方を考える上で、施設ごとの経費を把握し、分析することは必要不可欠であると考えております。市全体の公共施設に対する今後の基本方針を示した、尾張旭市公共施設等総合管理計画、これでございます。これが本年の3月に策定されました。今後はこの計画に基づき公共施設全体の量を見直し、効率的かつ効果的に活用していくため、施設の管理から施設の経営へと考え方を転換する、いわゆるファシリティマネジメントを推進し、さまざまな取り組みが進められていくものと認識しております。 そこで、本市のファシリティマネジメントの取り組みの現状と、公共施設にかかる経費の把握について以下の3点をお伺いいたします。 (1)ファシリティマネジメントの取り組みの現状について。 各課がさまざまな施設を所管し維持管理をしている中で、管理方針や今後の更新などについて、市として総括的な方針を示す部署または組織が必要かと考えております。今後、公共施設等総合管理計画に沿った総合的かつ計画的な管理を推進するための体制について、現状をお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) それでは、大項目1の公共施設の総合的な管理についての1点目、ファシリティマネジメントの取り組みの現状について答えさせていただきます。 本市では、ファシリティマネジメントの本格的な導入に向けまして、全庁的に推進していくための組織といたしまして、平成28年4月に財産経営課を設置いたしました。そして、総務省からの要請に基づきます、尾張旭市公共施設等総合管理計画を、議員のご紹介もございましたが、平成29年3月に策定し、この計画に基づきまして今後40年間の長きにわたり取り組むことといたしております。 全庁的な取り組みの体制といたしましては、市長をトップといたしました推進体制を構築することといたしており、本年9月に尾張旭市ファシリティマネジメント推進本部、これを設置したところでございます。今後は、各施設の個別計画の策定に取りかかることになりますが、全庁的な合意形成を図りながら進めてまいる予定でございます。 なお、推進体制などにつきましての資料は、市のホームページに掲載いたしておりますので、今後の取り組みにつきましても広報紙への掲載とあわせまして、随時、市民の皆様方にお知らせをしてまいりたいと考えております。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 推進本部を立ち上げ、まさにこれからスタートするということがよくわかりました。 この計画の中で、各施設の概要や利用者数などが掲載されておりますが、経費に関しては今後必要と見込まれる更新費用の試算がされています。ただ、あくまで公共施設全体でどのくらいかかるかを示しているため、実際に各施設でどのくらい経費がかかっているのかがわかりません。そこで、次の質問に移りたいと思います。 (2)公共施設にかかる経費の把握について。 各施設にかかる経費についてどのように把握していらっしゃいますか。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) 現時点におきましては、公共施設カルテといたしまして、施設情報のデータを市民に見える形で市のホームページにて公開をいたしております。このカルテは、施設所管課により施設ごとの維持管理に要しました経費を集約しまとめたものであり、毎年度更新をいたしております。さらには、新地方公会計制度の中で整備いたしました固定資産台帳、これを活用することによりまして、今後は施設ごと、事業ごとの経費の算出が可能になってくるものと思っております。 答弁としては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 公共施設カルテで経費なども含めた施設情報を誰でも見ることができるようになっているとのご答弁でございました。 ここで、再質問といたしまして、公共施設カルテについてもう少し詳しくご説明をお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 財産経営課主幹。 ◎財産経営課主幹(中條文徳) お答えします。 公共施設カルテにつきましては、市が保有する公共施設の利用状況や維持運営に係る費用などについて、共通の様式で施設ごとに整理した台帳でございます。 掲載内容を少し具体的に申し上げますと、所管部署名や所在地、敷地面積、延べ床面積などの施設基本情報に始まり、運営形態や年間利用者数、稼働率などの運営情報、そして、単年度経費として施設ごとの収入と支出を予算科目別に掲載したコスト情報、施設の老朽度や維持運営費などをレーダーチャートにてデータ分析したものなどを掲載しております。毎年、各施設所管課へ作成を依頼し、財産経営課で取りまとめたものを市ホームページ上に公開しております。 この公共施設カルテをもとに施設の現状について市民の皆様と情報を共有しながら、各施設の個別計画の策定に取りかかりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 各施設情報は取りまとめの上、公表されているとのことで、今後はそれらのデータをもとに個別計画の策定を進められるということがよくわかりました。 それでは、再々質問といたしまして、先ほどの答弁でも触れられておりました新地方公会計制度についてもう少し詳しい説明と、今後どのように活用していくのか、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 行政経営課長。 ◎行政経営課長(田島祥三) お答えします。 新地方公会計につきましては、平成28年度決算から統一的な基準による財務書類を作成できるよう、今年度システムを導入し、現在作業を進めているところでございます。 新地方公会計では、資産や負債を含めた財政状況の把握が可能となりますので、公共施設等の将来の更新に係る必要額の推計や、事業別、施設別の分析など、公共施設等マネジメントへの活用、充実につなげることも可能になると考えております。 今後は、新地方公会計を新たな財政運営のツールとして行政経営の視点を一層強化し、積極的に活用してまいりたいと考えております。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 新しい制度が活用できるよう進めていただき、その結果を市民に積極的に公表していただきますようお願い申し上げます。 それでは、次の質問に移ります。 3番、今後の取り組みについて。 本市のファシリティマネジメントの今後の取り組みについて、具体的にどのようなことを考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。
    ◎総務部長(野村孝二) それでは、3点目になりますが、今後の取り組みにつきまして答えさせていただきます。 今後は、各施設の個別計画を策定いたしますとともに、それらをもとにいたしまして公共施設の再編、整理計画へつなげていくこととなります。 公共施設に係りますこれらの取り組みにつきましては、全てファシリティマネジメント推進本部、この本部で決定していくこととなります。また、その進捗状況につきましては、随時広報や市のホームページで公表をしてまいる予定でございます。 公共施設等総合管理計画は、40年間という長期にわたる計画となっており、これからの尾張旭市を担います若い世代に周知啓発を図っていく必要もあると考えております。そこで、今年度は本計画をわかりやすくまとめました漫画版の啓発パンフレットを作成する計画といたしており、中高生などの若い世代に読んでいただけるような内容を、現在、鋭意検討しているところでございます。 また、出前講座にも本計画のあらましを新たなメニューとして追加をいたしまして、市民への啓発にも取り組んでいく予定でございます。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 公共施設の総合的な管理と申しましても、取り組みはさまざまであり、担当する部署も複数にまたがることと思います。今後は施設の再編、整理の中で、1つの施設にいろんな機能を集約していくことも必要になってくると思います。その結果により、ますます複雑に担当部署がまたがることになるかもしれません。そのような場合にでもファシリティマネジメント推進本部を中心として、一元的に情報を集約しながら公共施設の総合的な管理をしていただきまして、ファシリティマネジメントを推進していただきたいと思います。 それでは、次の大項目2の質問に移りたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆6番(にわなおこ) 大項目2、重傷者への救急活動についてお伺いいたします。 (1)ドクターヘリの運行につきましてお伺いいたします。 まず、平素は近年増加いたしております救急車の出動に対しまして、消防署の救急隊員の皆様、適切な対応またご尽力いただきまして本当に感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 実は、先日11月4日のことでございました。城山小学校ドクターヘリが着陸いたしました。ちょうど私は家におりましたので、何事が起きたのかと思いまして驚き、小学校に駆けつけました。その際に、校庭では学校内で少年野球が行われておりました。けたたましい音とともに消防車が2台到着いたしました。サイレンを鳴らしておりました。そこで子どもたち、少年野球の生徒でございますけれども、まず避難させ、驚いたことに消防車が放水活動を開始しました。そのころには近所の皆様も集まっておられました。校庭に水がほとんどまかれた状態のときにヘリコプターが飛んでまいりました。その後、救急車も到着いたしました。その模様は近くの私も含めまして、初めて見るドクターヘリ、これがドクターヘリなのかという感じでたくさんの人が集まっておられました。 そこで、以下の点についてご質問をいたします。 ア、ドクターヘリと消防署の連携について、まずお伺いいたします。 ドクターヘリでございますけれども、偶然でございますが、私の近所にドクターヘリに乗っていらっしゃる方がいらっしゃいましたので、以前から私はドクターヘリのことは少し存じておりました。ドクターヘリは愛知県下に1台、愛知医科大学に常駐し、愛知県下をカバーしておられるそうです。この事業は愛知県の事業といたしまして平成14年に始まったそうでございます。 ドクターヘリを要請した場合には、複数の消防車や救急車が出動すると聞いておりますけれども、ドクターヘリと消防車はどのように連携して活動しているのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 消防長。 ◎消防長(八野井聡) お答えいたします。 ドクターヘリと消防署との連携についてですが、119番通報を受けた通信指令センター員が事案の状況を確認し、基準に照らし合わせドクターヘリを要請します。 要請と同時に消防署からはドクターヘリと連携するため、救急車と消防車が出動いたします。消防車の役割は、ドクターヘリへの着陸場所から現場へ医師を搬送することや、小学校の運動場などに着陸する場合は、ヘリの風による砂の巻き上げを防止するために散水活動を実施すること。また、近隣住民にも危険が及ぶ可能性がございますので、そのような場合には消防車のマイクでヘリが着陸する旨の現場広報などの活動を行います。 消防署としましては今後も状況を的確に判断し、少しでも早く重症の傷病者をドクターヘリの医師と接触できるように、さらには少しでも早く病院へ搬送できるように連携し、活動を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 救急を要する病状の場合には、119番通報を受けてすぐに指令センターからドクターヘリを要請する。その場合には着陸場所に消防車も出動し、散水活動や現場広報により近隣住民や小学校の児童、学校利用者の安全を確保していただけるということでございますね。これはこの間の本当に城山小学校が見本だったと思います。 では、次に小項目に移ります。 イ、ドクターヘリの着陸場所と要請件数についてお伺いいたします。 ドクターヘリは、できる限り救急現場の近くに着陸したほうが、医師による処置を早く開始することができると思います。このため、ドクターヘリが着陸することができる場所が必要と思いますけれども、本市ではどのような場所にドクターヘリが着陸することになっているのでしょうか。また、ドクターヘリを要請する場合は命にかかわる重大な事案となっておりますが、尾張旭市では年間どのくらいドクターヘリを要請した件数があるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 消防長。 ◎消防長(八野井聡) お答えいたします。 まず、ドクターヘリが着陸する場所は、市内の小中学校や旭ヶ丘運動広場など、事前に決められたポイントとなります。しかしながら、着陸場所が現場から遠い場合につきましては、緊急的にパイロットの判断により、公園や幹線道路など電線のないスペースに着陸することもございます。 次に、ドクターヘリを要請する事案は、救助事案や救急事案の中でも重大な事故や重篤な事案となります。このような事案は偶発的な側面を有しており、年によって発生件数にはばらつきがあります。過去3年間の要請件数は、平成26年は4件、平成27年は1件、平成28年は4件。なお、平成29年は10月末現在で4件となっております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 一つ再質問をお願いいたします。 今、ご答弁をいただきました要請件数のうち、全てドクターヘリが病院まで搬送されましたのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 消防次長兼消防署長。 ◎消防次長兼消防署長(水野宏治) お答えいたします。 要請件数の中でドクターヘリで病院まで搬送した件数は、平成26年は4件中1件、平成27年は1件中ゼロ件、平成28年は4件中1件、平成29年は4件中3件でありました。ドクターヘリ以外の搬送は、医師の判断により、医師と傷病者を救急車に乗せて直近の医療機関へ搬送した事案となります。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 次に、2項目めの質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) お願いします。 ◆6番(にわなおこ) それでは、(2)消防車と救急車の同時の出動どきの活動についてです。 昨今、まちの中を歩いておりますと、消防車と救急車が同時に出動していく姿をよく目にすることがございます。以前まではこのような状況を目にすることは少なかったと記憶しておりますけれども、これは通常の火災出動や救急出動とは何が違うのか、またどのような活動をしていらっしゃるのか、市民には余り認識されていないと思います。 そこで、以下の点についてお伺いいたします。 ア、消防車と救急車の同時出動どきの活動について。 消防車と救急車が同時に出動する場合は、どのような状況の現場なのか。また、現場で救急隊と消防隊はどのように連携し、活動しておられるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 消防長。 ◎消防長(八野井聡) お答えいたします。 救急車と消防車の同時出動についてですが、この出動は一般的にはPA連携と呼ばれる救急出動で、全国的に実施されているものでございます。Pはポンプ車、消防車を指し、Aはアンビュランス、救急車を指しています。 PA連携で出動する場合は、119番通報を受けた通信指令センター員が傷病者の状況を確認し、主に心筋梗塞や脳梗塞、心肺停止などの命にかかわるような状態である場合に出動することになっております。救急事案にもかかわらず消防車が出動する目的は、救急現場で活動できる人員をふやし、適切な応急処置を実施し、医療機関へ迅速かつ確実に搬送するためでございます。 現場での連携として心肺停止事案の場合には、消防隊が傷病者の搬送支援や、救急救命士による救命処置の補助などを実施しております。また、救急車内での活動人員をふやすために、消防隊1名が救急車に乗り込み、現場から病院まで救急車の運転を実施しております。 こうした消防隊の連携活動により、傷病者への応急処置が素早く、確実に行われることになり、少しでも早く医療機関へ搬送することにつながっております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 命にかかわる緊急の救急要請の場合には、消防車も出動する、PA連携を実施する。また、救急救命士が高度な処置を実施しながら医療機関まで搬送するためには、多くの人員が必要であることがよくわかりました。 では、小項目イをお願いいたします。 イ、救急車と消防車の同時出動件数と課題について。 このような重篤な緊急度の高いPA連携事案の過去3年間の出動実績と、このようなPA連携出動には通常の救急活動と異なり、救急隊と消防隊との連携活動が求められると思います。このPA連携における活動に対する課題についてお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 消防長。 ◎消防長(八野井聡) お答えいたします。 まず、PA連携出動につきましては、過去3年間の実績についてです。平成26年は653件、平成27年は710件、平成28年は732件、平成29年は10月末で629件です。年によって増減はございますが、近年増加傾向となっております。 次に、PA連携の今後の課題についてですが、医療の進歩に伴い、救急救命士が行う救命処置は高度化し、拡大してきております。このため、PA連携で出動する救急隊はもちろんですが、消防隊にも質の高い救急活動が求められることになり、消防隊の救急活動訓練、さらには救急隊との連携訓練を今まで以上に実施し、より高度な救急活動が実施できるように取り組んでいく必要があると考えております。 今後も増加傾向にある救急出動、PA連携出動に対処するよう、救急隊、消防隊の知識、能力、技術の向上に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございます。 再質問をお願いいたします。 まず、PA連携出動の多さには本当に驚いてしまいました。それだけ重症な傷病者が多いということ、また救急車を必要としていることがよくわかりました。 実際にPA連携出動以外の出動にも増加しておると聞いておりますが、全体の救急出動に対するPA連携出動の場合はどの程度でございましょうか、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 消防次長兼消防署長。 ◎消防次長兼消防署長(水野宏治) お答えいたします。 救急出動に対するPA連携の出動でございますが、平成26年は出動件数2,803件中653件で割合は23.3%、平成27年は出動件数2,894件中710件あり割合は24.5%、平成28年は出動件数3,075件中732件で割合は23.8%となっております。おおよそ救急出動4件のうち1件、25%がPA連携出動となっております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 救急活動のうち25%もPA連携出動と聞いて改めて驚いております。どうぞこれからも迅速な出動をお願いいたしたいと思います。 それでは、これで大項目2の質問を終了し、大項目3に移らせていただきます。 ○議長(片渕卓三) お願いします。 ◆6番(にわなおこ) 大項目3、女性保育士の就労継続についてお伺いいたします。 先日、尾張旭市商工会の優良従業員表彰式に参列する機会がございました。市長賞や市議会議長賞や勤続20年以上という基準があるんですが、今回表彰された方は全て男性の従業員でございました。ちなみに、表彰者20年以上の方が5名、15年以上の方が3名、10年以上の方が4名、5年以上の方が30名、計42名中、5年以上の女性の方が4名でございました。今でこそ女性の職場における活躍を推進することが社会全体の取り組みとなっておりますけれども、20年前は今のような状況ではございませんでした。勤続20年以上の女性従業員が表彰されるのは、もう少し後になるかと思っているところでございます。 さて、女性の活躍は社会全体の取り組みとなっていると先ほど触れましたが、今回質問させていただくのは子育て中の女性が職場で活躍するには欠かすことのできない存在、昔は全員が女性、今でも女性の比率が高い保育士についてでございます。 国を挙げて待機児童対策が行われ、保育園の定員増が行われておりますけれども、全国的に保育士が不足している状況にあるということが、皆様もご存じのことと思います。残念なことに定年を迎えることなく、それ以外の理由で20代、30代、40代の一番活躍してほしい時期に退職をしてしまう女性保育士が大勢いらっしゃることをお伺いしております。もちろん理由はさまざまあることと思いますけれども、一つの選択肢として結婚して出産すると子育てのために退職する方もいらっしゃると思います。 私たちが子育てをしていたころは、母親が家で子どもを見るという家庭が多かったと思います。しかし、今は女性も仕事を続ける、働き続ける時代になっております。そのためには、自分が働いている間、子どもを預ける先が必要になります。その預け先として保育園があるのですが、保育園は働く女性が子どもを預ける場所という施設であるわけではなく、そこで働く女性の保育士が活躍できる、長く働き続けられる場所でもあってほしいと考えております。 そこで、今回は女性の保育士が働き続けることができるよう、市がどのような対策を行っているのか、以下の2点についてお伺いしたいと思います。 (1)女性保育士が働き続けるための対策について。 定年以外の理由で女性の保育士が退職するのは、新たな目標ができたり、家庭の理由で遠方へ引っ越さなければならなくなったり、さまざまな事情があると思いますが、中には家事、子育てと仕事の両立に悩んで退職する女性保育士も多いのではないかと思います。仕事と家庭で悩んだ末、そういった保育士の方のために職場の取り組みで改善できることもあるのではないでしょうか。 そこで、女性保育士が家庭と仕事を両立させ、保育園で働き続けることができるよう、尾張旭が取り組んでいる対策がありましたら、お聞きしたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長(森喜久子) それでは、3項目め、女性保育士の就労継続について、(1)女性保育士が働き続けるための対策についてお答えをいたします。 本市では、保育士の確保を図るため、平成27年度に保育士確保事業検討業務報告書をまとめ、新規保育士の確保や現役保育士の就労継続のため、さまざまな取り組みを進めています。 保育士が働き続けやすい環境づくりとして行っております事業の中で、仕事と家庭、子育てとの両立を図ることの支援につながるものといたしましては、園長級、主査級などの階層ごとに開催しておりますワークライフバランス講座がございます。地道な取り組みではございますが、職場における機運の醸成を図る目的で行っています。 また、今年度は事務職と保育士職の合同で育児休業中職員の交流会を開催いたしまして、育児休業からの円滑な職場復帰の支援に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ありがとうございます。 育児休業中の職員の交流会については、先日、市長さんのブログでも拝見させていただきました。ヒント等をいただきましてありがとうございます。大変すばらしい取り組みだと私も思いました。 それでは、次の質問ではそのことについて、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。 (2)育児休業中職員の交流会について。 育児休業からの復職については、部分休業や短時間勤務など、制度面での支援も重要でございますけれども、当事者の気持ちの面でのサポートも大切だと思います。 先日開催されました育児休業中の保育士、一般職も含めてとは思いますけれども、その交流会はどのような内容で実施されたのでしょうか、お伺いさせてください。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 こども子育て部長。 ◎こども子育て部長(森喜久子) では、(2)育児休業中職員の交流会についてお答えをいたします。 育児休業中職員の交流会につきましては、育児休業中、職場の情報が伝わりにくく、不安を感じていると思われる職員に情報提供をしたり、育児中の職員同士で子育てについての情報交換をしてコミュニケーションをとることで、スムーズな職場復帰につなげることを意図して開催をいたしました。 対象は保育士だけではなく、一般事務職も一緒に、人事課とこども未来課が共同で開催をいたしました。少しでも参加しやすい環境を整えるため、子育て託児ボランティアの方々をお願いし、託児も実施いたしました。 内容としましては、まずは今本市が全庁的に取り組んでいることや、現在の人員配置、電算システムなどの変更箇所について、また今後活用できる制度として、育児短時間勤務や部分休業についての説明を行いました。その後、職種ごとに分かれて、育児休業から復帰した先輩職員の体験談を聞いたり、職場復帰に向け各自が抱える課題などについて意見交換を行いました。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ありがとうございました。 ここで、再質問させていただきます。 今後もこうした取り組みを続けていきたいと思いますけれども、今回の交流会に参加されました職員さんの反応はいかがだったでしょうか。また、今後の展望があればお伺いしたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 こども未来課長。 ◎こども未来課長(松野宏美) お答えいたします。 交流会に参加した職員に実施したアンケートでは、おおむね好意的な感想を得ていますが、託児の対象となる年齢より小さな生まれて数カ月の子どもを連れた職員は、抱っこしたまま参加しておりましたので、机と椅子の形式ではなく、床に座ることができる座談会のような形式のほうがいいのではというような意見もありました。 いずれにいたしましても、育児休業中でも市の取り組みなどの情報が入ることや、育児休業を取得している職員同士が交流できる機会はありがたいとの感想が多数ありましたので、次年度以降につきましても、引き続き交流会を開催してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ありがとうございました。 再々質問させていただきます。 最後になりますけれども、今回は女性保育士の状況ということで質問をいたしましたが、こうした取り組みについては、市役所などが公共にまずは先鞭をつける。そして、それが民間にも広がっていくということができるといいのではないかと思っております。 市内の民間保育所なども保育士の確保には苦慮しているかと思いますので、こうした市の取り組みを周知していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 こども未来課長。 ◎こども未来課長(松野宏美) お答えいたします。 育児休業中職員の交流会を開催したこと、それから参加者の反響などにつきましては、民間保育所や幼稚園、企業の方々も出席します子ども・子育て会議や、それから公立保育園、指定管理者、民間保育所、小規模保育事業所の園長などで行っている保育園連携会議で紹介いたしまして、活用できる部分があれば参考としていただけるよう周知してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 にわなおこ議員。 ◆6番(にわなおこ) ご答弁ありがとうございました。 先ほども申し上げましたけれども、市役所などの公共がまず先鞭をつけて、民間にも広げていく、この尾張旭市からの発信が全国に広がっていくことを願いまして、私の本日の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、にわなおこ議員の質問を終了します。 次に、篠田一彦議員の発言を許可します。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) おはようございます。篠田一彦でございます。議長のご指名がございましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。 今回も法則シリーズでまたいきたいと思いますが、今回はピーク・エンドの法則というのをご紹介させていただきたいと思います。ピーク・エンドの法則、ダニエル・カーネマン、アメリカ合衆国の心理学者、行動経済学者だそうでございます。1999年に発表されたもので、あらゆる経験値の喜びと苦しみの記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の喜びと苦しみの度合いで決定するということであるそうでございます。そのほとんどのピーク、絶頂期がどうであったか、それがどう終わってしまったかだけで、この感覚が判断されるという傾向があるそうでございます。 12月議会の質問、きょうまで私なりに反省はいたしておりますけれども、通告の内容が余りよく伝わらないということもございまして、事前のヒアリングが非常に時間も回数も多くてちょっとしんどかったのも事実でありまして、この議会の答弁におかれましては喜びのピークのまま終わりたいなというふうに思っておりますので、そう願いながら質問に入らせていただきたいなというふうに思っております。 それでは、私は生活者、勤労者の立場から、以下3項目について質問をさせていただきますので、簡潔明瞭なご答弁をお願いしたいと思います。 それでは、1項目め、喫煙についてでございます。 喫煙についてということでありますが、吸えと言っているわけでもありません。吸うなと言っておるわけでもありません。両方の立場からいろんな質問をさせていただこうかなと思っております。 過去を振り返ってみますと、平成19年の定例会、それから平成20年の定例会、平成23年については6月の定例会、12月の定例会、また同じ会派の議員の質問におきましては昨年の12月の定例会でも、禁煙、ポイ捨て、分煙等について質問をさせていただいております。私の場合は、従来ポイ捨て、環境面からの質問をいろいろさせていただいておりますが、今回健康面も含めて質問をさせていただきたいと思います。 喫煙による影響につきましては、2つの側面があろうかと思います。今申し上げましたように、一つは健康面ともう一つは環境面であろうということでございます。明確なルール、環境の整備、マナー・モラルとあわせることで、今回ちょっとお話ししたいのは、屋外のことでございますけれども、公共的な屋外空間を快適にすることができるんではないかなというふうに考えております。そこで、幾つかお尋ねをしてまいります。 (1)でございます。たばこによる税収についてでございます。 これは決算書を見れば、あらかじめわかることでありますけれども、あえてここでは後の質問の参考にするために現状を伺うものでございます。現在、本市のたばこによる税収がどのくらいあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) それでは大項目1、喫煙についての1点目、たばこによる税収につきまして答えさせていただきます。 議員今おっしゃられたように、直近の決算額となります平成28年度では、たばこ税の収入済額は、本市の場合、4億6,879万8,669円となっております。 答弁としては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) ざっくり丸めますと4.7億円ぐらいかなということで承知をいたしました。 それでは、(2)のほうへ移ってまいります。 平成15年には健康増進法、そして2020年は東京オリンピックということで、国のほうも全面禁煙と言ってみたり、原則禁煙と言ってみたり、分煙と言ってみたり、ちょっと方向性が定まっていないのかなという感もするところでございます。それを踏まえながら(2)の路上喫煙についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 路上でたばこを吸うことは、受動喫煙による健康面、それからポイ捨てなどの環境面の問題が考えられるかと思います。屋外の公共の空間、路上喫煙についてどうなっているのか、現状の問題点と課題について、本市の認識についてお尋ねをしたいと思います。それぞれ健康面、環境面についてご答弁をくださればありがたいなと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、私からは路上喫煙について環境側面からお答えをさせていただきたいと思います。 近年の喫煙意識や喫煙環境から喫煙者が携帯灰皿を持つなど、町なかの美化意識は高まっていると思います。このため、路上に全く吸い殻がないというわけではありませんが、市に対し路上喫煙に関する苦情や問い合わせは寄せられていないのが現状でございます。 また、市民アンケートにおいても、快適な生活環境だと思う市民割合は7割程度で推移していることから、市民の生活環境に対する満足度は比較的高い状況であると考えています。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) 続きまして、私からは路上喫煙の現状と問題点につきまして、健康面からお答えをいたします。 平成15年に受動喫煙防止に係る健康増進法が施行されて以降、多くの方が利用する施設での喫煙場所が従来より制限されたことに伴い、喫煙者は施設外に喫煙場所を求める機会がふえたと考えられています。 しかし、本市におきましては、繁華街やターミナル、観光地などを有する自治体のように特に問題化している状況とは異なり、多くの方が基本的にはコンビニエンスストアなどの灰皿が設置してある場所で、あるいは携帯用の灰皿を持って喫煙されていると認識をしています。とは言え、煙やにおいなど周囲の人が不快な思いをする場合があること、また、喫煙者本人だけでなく、副流煙による受動喫煙により、周囲の人へ健康被害を与えるリスクがあるものと考えています。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 認識としては余り問題、課題はないかなという認識があるものの、吸い殻が全くないわけでもないし、においだとか受動喫煙等の認識もされておるということでございましたので、そこはそこで一つ理解はされておるのかなということで、次へいきたいと思います。 それでは、公共施設での喫煙についてでございます。 先ほどは、道路、屋外の話をさせていただきましたけれども、あえて公共施設、屋内の喫煙、禁煙の状況についてお尋ねをさせていただきます。また、これについて現状の問題点、課題等があれば、それもあわせてお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) お答えします。 公共施設の喫煙対策につきましては、現在平成26年2月に策定をいたしました「禁煙・分煙の方針及び取組」、これに基づいて進めております。 この方針では、公共施設の利用形態を考慮いたしまして、受動喫煙防止対策の基準を3つに分類しております。小中学校を初めとする子ども関連施設や保健福祉センターなどの健康推進施設につきましては敷地内も含む全面禁煙、それ以外の施設を全面禁煙推進、あるいは受動喫煙防止のための配慮が必要といたしまして、それぞれに禁煙、分煙の取り組みを進めているところであり、市民の皆さんにも一定程度ご理解をいただいていると考えています。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) それなりの禁煙、分煙の取り組みはされておって、分けておるということは理解をするところでございますが、ちょっと再質問としてお尋ねさせていただきたいと思います。 喫煙に対する世間の見方が、昔と、昔と言ってもどの程度昔かはそれぞれの判断だと思いますけれども、なかなか市民権を得られることができない昨今の状況があろうかと思います。ご答弁いただきました公共施設を初めとした吸えない空間ができたことで、実際には過去にでもお聞きをいたしましたけれども、路上等でのいわゆる屋外での喫煙をする人ができたと、これが一つの理由ではないかなというふうに私は思っております。 あと、個人のマナーやモラルによるところも非常に大きいわけでございますが、これが結果的にポイ捨てにつながっている部分もあるんじゃないかなというふうに感じるわけでございますけれども、このことについて何か見解があればお尋ねをしたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 環境課長。 ◎環境課長(木戸雅浩) お答えします。 敷地内を含む全面禁煙の公共施設につきましては、道路に出て喫煙されている姿を見かけるときがあります。携帯灰皿を使用し、ポイ捨てをしないよう喫煙されているのではないかと考えておりますけれども、ご指摘のとおりポイ捨てにつきましては、個人のマナー、モラルによるところが大きいと感じております。 近年、喫煙マナーは向上していると考えておりますけれども、喫煙マナーが低下したと感じられることがあった場合、マナーの向上に向けた啓発を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) ぜひマナーの啓発等には、引き続きご尽力をいただきたいと思います。 それでは、(4)へいきたいと思います。 ○議長(片渕卓三) お願いします。 ◆12番(篠田一彦) ポイ捨てについてお尋ねをいたしますが、少し考え方を変えまして質問させていただきたいと思います。 以前は駅前にも灰皿、吸い殻入れが設置をされておりました。しかし、数年前から、駅前から灰皿、吸い殻入れがなくなりました。この灰皿、吸い殻入れがなくなったことで、ポイ捨ての状況はどのようになったのか、そのご認識、現状についてお尋ねをしたいと思います。 また、駅前に限らず、一般的な路上のポイ捨て状況についても、何かご認識があればお尋ねをさせていただきたいと思います。ご答弁お願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それではお答えします。 尾張旭駅前の灰皿は、連絡通路内のポイ捨て対策として設置しておりましたが、灰皿があることにより喫煙場所として利用され、かえって周辺環境が悪化する事態となっておりました。そのため、喫煙マナーは喫煙者に委ねることが基本であるとの考えから、灰皿を撤去いたしました。その後においても、連絡通路内のポイ捨てにつきましては発生していないというように認識しております。 また、駅前広場や一般的な路上における吸い殻のポイ捨ての苦情はいただいておりませんが、ポイ捨てがひどい状況にある場合であれば、啓発看板を設置しマナー向上を訴えていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 余り撤去したことで問題にはなっていないんだという市側の認識だったのかなというふうに思います。 確かに、昔と比べれば非常に駅前もきれいになりましたし、個人個人のマナー、モラルが向上しておるのも事実かと思います。だからといって、ポイ捨てが全くなくなっているわけでもない状況だと思います。特に、駅近辺の方は、ポケット灰皿を持ってみえたり、意外と捨てられないのも事実だと思いますが、逆に駅から離れたところのほうが意外と道路に落ちていたりもいたします。私はそれなりにあるというふうには感じております。 ポイ捨てをされる方は、捨てる場所がないから、先ほど言いましたようにポケット灰皿を持っていれば別ですけれども、ポケット灰皿を持たずに吸うわけですからポイ捨てをされると思いますし、じゃ、ちゃんとポケット灰皿を持ちなさいよと言ってもそこはモラル、マナーに依存するところでもありますし、どうしても吸いたい人がいるのもやっぱり事実でございます。 先ほど(1)でご答弁をいただきましたけれども、おおよそ4.7億ほどの税収があるのもこれは当市としての事実でございます。例えばですけれども、この税収の一部を充てまして、ポイ捨てや受動喫煙対策による健康面も配慮しながら、屋外でいわゆる捨てる場所、吸える場所をつくってみたらどうかなというふうに私は思ったわけでございますが、このことについてご答弁をいただければと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 環境課長。 ◎環境課長(木戸雅浩) ポイ捨て防止の観点からお答えさせていただきます。 路上での喫煙は制限されておりませんけれども、ポイ捨てにつきましては、良好で快適な生活環境を確保する条例によりまして禁止行為とさせていただいておりますので、喫煙者の方には携帯灰皿で対応していただきたいと考えております。 また、以前、灰皿を設置しておりました尾張旭駅につきましては、喫煙者の煙や吸い殻の不始末による苦情がありまして、灰皿を撤去したことにより改善したと考えております。このため、ポイ捨て防止の観点からは、喫煙に関する場所の設定は考えておりません。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 非常に矛盾を感じながら、実はこの質問をさせていただいておりまして、今の答弁ですと、そういった場所をつくることについての考えは全くないということでございましたので、だとするのであれば全く吸えないようにしたらいいんじゃないかなという、屋外でそういう場所を一部つくったらどうかなというふうに思うわけでございます。 ということで、(5)のほうに移るわけでありますけれども、(5)条例の制定についてでございます。 公共的な空間の中で喫煙について1から4まで相反する、矛盾するようなことも質問、答弁いただきました。これを踏まえて、規制されるエリアを設けることも重要だと思っております。健康面、環境面に配慮をいたしまして、喫煙者の意識、マナー、モラルを高めるための方法の一つとして、例えばですが、路上喫煙防止条例等の制定に向けての考え方についてお尋ねをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、私からは条例の制定について環境面からお答えをさせていただきます。 先程の再質問で環境課長がお答えしましたとおり、たばこのポイ捨てにつきましては、良好で快適な生活環境を確保する条例において、禁止行為と規定しております。 このため、環境面からは改めて路上喫煙防止に特化した条例を制定する予定は現在ございません。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) 続きまして、私からは健康面、受動喫煙防止の観点でお答えをさせていただきます。 受動喫煙防止対策を進めるためには、屋内、屋外を問わず、たばこを吸う人と吸わない人の相互理解、それから市民一人一人の対策への理解が重要だと認識をしております。また、健康面への影響を初め、環境や経済面など、さまざまな視点から総合的に推進していく必要があると考えています。 現在、国におきましては、平成32年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けまして、受動喫煙防止対策の強化に係る健康増進法の一部改正が活発に議論されている最中でございます。一方、本市が公共施設における受動喫煙防止の方針としております禁煙、分煙の方針及び取り組み、これを来年度に見直すことといたしており、見直しに当たりましては、策定時と同様に市民の意見を聴取する予定でおります。 以上のことから、条例の制定につきましては、今後の国や県の動向を注視するとともに、市民の意見を聴取する中で、その必要性を判断してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 再質問ではありませんけれども、ちょっと今いただいた答弁を含めて少しお話しさせていただこうかなと思います。 この問題は非常に難しい課題や問題を抱えておろうかと思います。吸ってはいけない、でも吸う権利もある。健康面の配慮も必要だし、環境面の配慮も必要。税収もありますし、これは財政的にも貢献をしておる。矛盾を抱えながらも非常に重要な課題、苦労は察しますけれども、取り組まないかんことだろうというふうに思っております。 少しご紹介をしながら進めますが、2002年、千代田区で生活環境の整備に関する条例ということで、取り締まりを強化した、過料を取るというような条例ができましたけれども、これは良心やモラルを信頼するのが前提であったけれども、これが限界だったということで、こういうことを始めたというような資料もあります。 逆向きの資料もちょっとありまして、厚生労働省、屋外喫煙所に交付税。規制強化の不満に配慮ということで、厚生労働省が受動喫煙防止対策助成金ということで、喫煙される方へ対する屋外への設備の設置の補助金を始めるようなことも書いてある資料がございます。ちなみに、平成29年9月11日からは名古屋市内も、これは名古屋と比較してはいけませんけれども、名古屋駅の太閤口の西側に名古屋市の路上禁煙地区を広報することを目的として、あえて吸える場所を設置しているということもやられておるそうでございます。 以前から申し上げておりますけれども、吸えないのではなく、吸ってもよい場所を提供いたしまして、排除だけでない考え方、お互いの相互理解を求めることが大切じゃないかなというふうに思っています。吸わない人の立場も、吸う人の立場も両側から理解をして、今後の施策として考えていただきたいなと思いながら、大項目1については終わりにしたいと思います。 引き続き2項目、いいですか。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆12番(篠田一彦) それでは、大項目の2あさぴーグッズの製作・販売についてお尋ねをいたします。 本市におかれましては、尾張旭市の広報、宣伝、啓発などを目的に、主にあさぴーグッズなどを製作して販売をされております。(2)については、今後のことについてお尋ねをしてまいりたいと思います。 (1)でございます。グッズの種類についてでございます。 いつごろから販売を初め、どれぐらいの種類をもってどういったものが売られているのか、本市全体の状況についてお尋ねをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(戸田元) それでは、2項目め、あさぴーグッズの製作・販売についての(1)グッズの種類について、お答えをさせていただきます。 まず、あさぴーグッズの販売開始時期でございますが、平成22年度の市政40周年記念Tシャツを販売用に作製したのが最初だと思われます。 次に、種類と内容としたしましては、これまでに市が販売用として作製しているグッズについては約20種類でございまして、内容といたしましては、ボールペン、シャープペンシルなどの文房具、マスコットやストラップ、ハンドタオルのほか、カプセル自動販売機で販売しております缶バッジ、缶マグネットなどがございます。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) いろんなものをつくられて、企画も製作も大変だと思いますけれども、私も幾つか買わせていただいております。そんなことはどうでもいいので(2)のほうへ移りたいと思います。 グッズの管理についてでございます。 物を販売するということにつきましては、今申し上げましたように、当然、企画をして、デザインをして、製作をして、発注をして、在庫管理を行っていくという大きな一連の流れがあろうかと思います。それらの業務に係る負担や管理の方法、行政サイドで課題だなと思っておられることがあれば、ご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(戸田元) それでは(2)グッズ管理につきましてお答えをさせていただきます。 販売用として作製するあさぴーグッズにつきましては、担当職員が企画、デザインをいたしております。また、製作しましたグッズにつきましては情報課で管理をしておりまして、鍵のかかる倉庫などで保管をいたしております。 グッズの製作、販売における課題といたしましては、現在は、市役所閉庁時にはグッズを買うことができないことや、企画やデザイン内容が職員の異動に影響されてしまうこと、製作したグッズの保管には鍵のかかる場所が必要となることなどが課題と考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 大変ですよね、やっぱり。企画してデザインして、私もパソコンでいろんなツールをつくったりとかいたしますから、結構デザインしたりするのは大変だと思います。 あと閉庁時に買えない、これは市民サービスの視点からすると、どこへ行けば売っておるんだ、市役所しかないです、でも休みにしか買えんのだけどというと、非常に市民サービスとしてはよくないかなというふうに思います。いろんな課題や問題を認識されておることは理解いたしました。 一つ、ちょっとご指摘だけはしておきたいなと思いますけれども、行政の決算は予算は単年度でございますので、つくったものが在庫として年度をまたぐのはどうなのかなということは、余りよくないのかなというふうには思いますので、ご指摘だけはちょっとさせていただこうかなと思います。 それを踏まえて(3)のほうへいきたいと思います。 外部へ託すことについてでございます。 尾張旭のPRを行い、地域活性化及び地域振興を目的としたとき、地域事業者団体にご協力をいただくことは重要であると思います。あさぴーグッズを活用した地域PRのための企画や方針という視点に捉えれば、個人的には現在の所管課が担っていただくよりも、他の所管課でやっていただく、このことのほうが自然ではないかなというふうに思います。 そこで、ある程度一本化しながらグッズの販売を外部へ託すことによって、地域事業者や団体の育成ができ、PR、地域の振興、経済の活性化などにつながると思いますし、先ほどご答弁いただきました課題なんかも抱える必要がなくなりますので、外部に託すことについて、現在あさぴーグッズを取り扱っている所管と、それから地域事業者や団体を切り口とした場合、その取り扱いの所管の立場で、それぞれご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(戸田元) それでは、(3)外部に託すことにつきまして、現在あさぴーグッズを取り扱っている所管としてお答えをまずさせていただきます。 情報課が扱っておりますあさぴーグッズを、地域事業者や団体に託すといったことは現時点では行っておりませんが、購入者の利便性向上を図るため、今後、尾張旭駅前に整備いたします情報発信拠点であさぴーグッズを扱えないか、検討してまいりたいと考えております。 また、あさぴーの商用利用につきましては、許可申請が必要となりますが、あさぴーグッズを民間事業者や団体が製作、販売することにつきましては、現在でも可能となっております。民間事業者や団体にあさぴーグッズを製作、販売していただくことは、市のPRにもつながってまいりますので、商用利用の周知や拡大につきまして、関係部署と協力して行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、グッズの製作や販売を事業者等に託すということですので、産業振興を所管する立場からお答えさせていただきます。 議員が言われますように、あさぴーグッズの製作、販売について、地域事業者や団体の協力を得ることが可能となれば、独自のアイデアや斬新なデザインを生かしたあさぴーグッズが生まれ、尾張旭市のPRや地域振興の一翼を担っていただくことも期待ができます。 あさぴーグッズについては、現在、情報課が所管しておりますが、市の情報発信拠点整備がされるのを機に、今後は市のPRだけではなく、地域の活性化や地域事業、団体の育成を推進するためにも、グッズの企画から製作、販売までを地域事業者や団体などに託すことについて、関係部署とも協力しながら検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。
    ◆12番(篠田一彦) 情報発信拠点という言葉が出てまいりましたけれども、一つきっかけとしてそういう方向性に向いていただくことをお願いしたいと思います。 やっぱり本来、物をつくって売るということは行政の仕事ではないと思いますし、もっとほかのことをしっかりやっていただいたほうがいいのかなというふうにも思いますので、そういう方向性だけは理解していただけたと思いますので、今後の進め方にちょっと注視をしていきたいなというふうに思っています。大項目2は終わります。 大項目3、いいですか。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆12番(篠田一彦) 大項目3へいきたいと思います。 大項目3、フェアトレードについてでございます。 私が調べた限りでは、この市議会の中でフェアトレードという言葉が出てきたのは初めてだと思います。今回はフェアトレードという言葉、これをテーマとさせていただきますが、まずは、これが何かというのを説明しなきゃいけないかなというふうに思っていますので、少しだけ説明をさせていただきたいと思います。 フェアトレードでございますが、広い意味で言えば、公正な貿易などと訳されます。途上国の原料や製品を適正な価格で取引する。また、生産地の労働者の保護、自立を目指す、こういった貿易の仕組みだそうでございます。具体的な背景の一つには、十分に生活することができない賃金で働き、貧困に苦しむ途上国の生産者たちがいます。その中には児童労働者として働き、教育を受ける機会を奪われている子どもたちも多くいると言われております。いわゆる途上国、先進国、また企業間の取引がそもそもフェアでないがゆえに起きると言われておりまして、フェアな取引を行ってお互いを支え合おうというのがフェアトレードのコンセプトでございます。 フェアトレードの基準には、労働者に適正な賃金が払われることや、労働環境の改善、自然環境への配慮、地域社会、福祉への貢献なども含まれ、子どもの権利の保護及び児童労働の撤廃なども盛り込まれております。それを踏まえて2017年、今年の5月の中日新聞で、発展途上国の原料や製品を適正価格で購入をして、生産者の自立と環境保全を求めるフェアトレード、名古屋の一部の小学校で中南米ニカラグア産の白ゴマを使ったつくだ煮が給食で提供されたという記事が掲載されております。 そういったことから、本市の取り組みの状況について、一つお尋ねをしたいところでございます。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) それでは3項目め、フェアトレードについての(1)本市の取り組みの現状についてお答えをします。 愛知県教育委員会は学校給食に地場産物を使用することにより、地域や地域の産物への理解が深められ、地域に伝わる食文化や食の加工技術に触れることで、より豊かな食生活を営もうとする意欲の向上を目指しています。このため、本市の学校給食においても、地元の農産物を利用した地産地消に努めているところであります。 なお、ご質問のありました発展途上国でつくられた作物や製品を適正な価格で継続的に購入するフェアトレードの取り組みは、現在行っておりません。 以上です。 ○議長(片渕卓三) こども子育て部長。 ◎こども子育て部長(森喜久子) 私からは、保育園給食についてお答えをいたします。 保育園給食におきましても、地産地消などの観点から、できる限り国産食材の使用に努めており、現在のところ、フェアトレード製品は使用しておりません。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) いずれも地産地消の考え方はあるけれども、フェアトレードの考え方は現在ないということでございました。 それでは、(2)のほうにいきたいと思います。学校給食等への考え方についてであります。 この考え方を学校給食や保育園給食へ展開する、こういったことの考え方についてお尋ねをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) それでは、(2)学校給食等への考え方についてお答えをさせていただきます。 まず、議員から紹介のありました、名古屋市の小学校の給食で提供されたフェアトレード商品である白ゴマの入ったちりめんじゃこのつくだ煮でございますが、本市では、ゴマは食物アレルゲンの一つでもあることから、学校給食で提供しているふりかけはゴマの入っていないものを選んで提供するなどの配慮をしております。 次に、フェアトレードの認証商品ですが、今のところ、学校給食で食材や製品として使用できる品目が大変少ない状況にあります。また、総じて価格が高いため、決められた給食費の中での調整などが課題になってくると思われます。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) こども子育て部長。 ◎こども子育て部長(森喜久子) 私からは、保育園給食についてお答えをいたします。 保育園給食につきましても、フェアトレード製品の導入に当たりましては、できる限り国産食材を使用するという現在の考え方との整理も含め、慎重な検討が必要だと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 今それぞれの立場で課題等もあるんでということでお話を聞かせていただきました。今回、名古屋市が給食だということで、食べ物について(1)、(2)で質問させていただいたわけでございますけれども、冒頭申し上げましたように、食べ物以外のことについてもフェアトレードの対象になるであろうという考え方はございます。 ここで再質問になりますけれども、このフェアトレードに対して、本市全体として何か取り組みや考え方があれば、今後の方針のようなものがあれば、現段階でなければないでいいですし、あればあったで何かコメントをいただければというふうに思います。答弁お願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総合推進室長。 ◎総合推進室長(山下昭彦) それでは、今後のフェアトレードに関する市の見解についてお答えをいたします。 遠くつながる開発途上国に思いをはせ、私たちの日常生活を見つめ直すフェアトレードの考え方は、国際貢献や国際交流などにもつながるものと思いますので、今後の動向を注視してまいりたいと思いますが、現時点において、特に具体的な見解等については持ち合わせておりません。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 篠田一彦議員。 ◆12番(篠田一彦) 今回は、一つのトレンドとしてフェアトレードという考え方があることを知っていただくことができればいいのかなというふうに思っています。 少しトレンドということでご紹介だけをして終わりにしたいと思いますけれども、フェアトレードタウン認証浜松市申請最終段階ということで、これは5月11日付の静岡新聞の記事なんですけれども、簡単に言いますと、行政主導ではないわけでありますけれども、浜松のフェアトレード運動の推進団体が、認証取得を目指してフェアトレードタウン、この認証手続に必要な議会の決議の案が定例会に提出されたということもありまして、少しずつでありますけれども、こういった動きが広がっているようでございます。 きょうの質問が今後の取り組みのきっかけになっていただければよいなと思いながら、大項目3の質問を終わりにして、最後に、今回の質問、本当にいろんな部署をまたぐような答弁、それぞれの担当課では難しい、答えづらいような質問をさせていただきました。それをうまく取りまとめてマネジメントしていただけるといいなというふうには思いながら、今回の質問をさせていただいたのも事実でございます。ぜひ風通しのいい組織をつくっていただきながら、今後の施策に反映していただくことをご祈念いたしまして、質問を終わります。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、篠田一彦議員の質問を終了します。 ここで11時15分まで休憩とします。                         午前10時59分休憩                         午前11時15分再開 ○議長(片渕卓三) 休憩を閉じ、会議を再開します。 次に、早川八郎議員の発言を許可します。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 早川八郎です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問してまいりますのでよろしくお願いいたします。 議長からお昼まで45分という目だけの訴えがありましたので、期待に沿えるのが私の仕事だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、今回も提案型議員として発言させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、早速ですが質問事項の1、「外に出かけたくなるまちづくり」のバックアップ体制について伺います。 外に出かけたくなるまちづくりの本市の代表的な施策としましては、市営バスや高齢者タクシー基本料金助成が上げられると思いますが、そのほかいろいろあると思うんです。その中でも今回は市民が本当に今要望していることは何なんだろうかということを疑問にしながら、質問をつくってまいりました。また、今あるものよりもっと有効的なものはないか、それが今やっていただいているものがよりよくならないかということも、そういう視点で質問していきたいと思います。また、今回いろんな方が外に出かけたくなるという形になりますが、主に今回はちょっと高齢者の立場になって質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、(1)のほうの市営バスあさぴー号の実態把握について伺います。 高齢者利用率とその利用目的を具体的に把握しているのか、伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(小池勲) お答えします。 市営バスあさぴー号では、平成20年度の本格運行開始後、利用者の属性や利用状況などを定期的に把握するため、毎年12月に利用者アンケートを実施しております。アンケートは、職員や運行事業者の事務員が、バスの車内において利用者にアンケート用紙を配布し、ご記入いただいた内容を集計しております。 昨年12月に実施をしましたアンケートによりますと、利用者の年齢層は60歳以上の方が全体の77%を占めており、80歳以上の方も24%でした。また、利用の目的につきましては、複数回答可でお聞きをしておりまして、回答の最も多かったのは、買い物・飲食で50%、続いて通院でご利用いただいている方が45%、次に、市役所への用事が少し差が開きまして18%となっております。 このように、市営バスあさぴー号は、主に高齢者の方の日常生活における移動手段としましてご利用いただいております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、60歳以上の方がアンケートによると77%ぐらいということと、それからその中でも80歳以上の方が24%、あわせて日常生活にかかわることでバスを利用されているというご答弁だったと思いますが、少子高齢化を鑑みると、全体的に占める高齢者の利用割合が、年々というか、ある程度の期間を見て実数がふえていくような気がしますが、増加傾向にあるんではないかというところについて伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤秀記) お答えします。 過去5年間のアンケート結果では、60歳以上の方の利用割合は、全体の70%から80%の間をほぼ横ばいで推移しています。また、60歳以上の利用者の数につきましては、把握している全体の利用者数とアンケートの結果から推計いたしますと、平成28年度は5年前の平成24年度と比べて約3万5,000人ふえている状況でございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、5年間で3万5,000人ふえたということは、やっぱり年々上がったり下がったりはあるかもしれないですけれども、統計的に見るとやはり今後も上がっていくんではないかなという推測のお答えだったと思います。 関連がありますので、(2)のほうに移らせていただきます。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆16番(早川八郎) 高齢者タクシーの基本料金助成実態把握についてですが、まず利用目的、利用率の実態把握、いわゆる今のバスと同じような傾向なんですが、どんな感じで使われているのかということを伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) お答えします。 まず、利用目的ですが、助成券交付時でのアンケートの結果では、最も多かったのは病院への通院で約57%、次いで買い物が約22%となっています。 次に、利用率ですが、平成24年度は42.8%、平成25年度は40.5%、平成26年度は40.7%、平成27年度は39.2%、平成28年度は37.0%です。このように利用率はおおむね40%前後で推移をしております。 また、対象となる方への交付の割合になりますが、平成28年度では対象の方80歳以上の方ですが5,399人、そのうち交付した方は3,625人で67.1%となっており、これも例年70%ほどで推移をしております。 なお、先ほどの利用率でございますが、これは予算の執行率ではなく、対象となる80歳以上の人数に1人当たりの助成券交付枚数24を乗じた数に対しまして、実際に使用された助成券の枚数、この割合(69ページで発言訂正あり)となっています。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、80歳以上の方が対象になるんですが、その約70%の方が助成を受けて、そのうちの40%ぐらいがタクシーチケットを使われているということで、これ全体の実数からすると約28%だと思うんです。この28%が多いのか少ないかはちょっとおいておいて、72%ぐらい、約70%が使われていないということだと思うんです。数字だけ見るとちょっとどうかなというバックアップ体制の内容だと思うんですが、ただ使われている方がいるということは、あからさまにやめるということではないんですが、そういういろんなことを考えるとちょっと疑問が残るんです。 ですから、ちょっと今後、この後、提案をさせていただきますので、そのことを踏まえ頭に入れていただいて、(3)のほうに移らせていただきます。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆16番(早川八郎) (3)の免許証自主返納支援の対応についてですが、70歳以上の方が免許証を返納すると、市営バスの11枚つづりのチケットが多分1冊もらえるということになると思いますが、しかしそれは1回返納したら1回だけもらえますよということだと思います。足がなくなった方(49ページで発言訂正あり)の1回分はいいんですが、その後のバックアップ体制というのもちょっと気になるところだと思いますが、その辺のお考えを伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、(3)免許証自主返納支援の対応についてお答えをします。 まず、回数券の交付状況からお答えさせていただきたいと思います。 市では、高齢者の運転免許証の自主返納を支援する取り組みとして、自主返納された方を対象に、市営バス回数券をお渡ししております。交付状況でございますが、平成27年度は83人、28年度は140人、今年度11月20日現在でございますが109人と、前年度を上回る申請状況となっております。今年度に交付した109人の内訳としては、平均年齢は78.9歳、年齢層では少し細かくなりますが、70歳から74歳が25人、75歳から79歳が39人、80歳から84歳が26人、85歳から89歳が16人、90歳以上が3人となっており、75歳から79歳が全体の3割強を占めております。 なお、平成28年中に守山警察署と瀬戸警察署で免許証を自主返納した市民は、約280人であったと各警察署から伺っており、市営バス回数券の配布率は5割程度という状況でございます。 議員が言われるように、市営バスの回数券の配布は1回限りでございますが、愛知県警察の高齢者交通安全サポート制度の中に、警察署が発行する運転経歴証明書を提示するとタクシー運賃が1割引きになるといった免許証返納後の外出支援をバックアップする制度がございます。市としては、こうした制度を積極的に周知してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、大体、数字を言っていただいたら、70代から85前の10歳から15歳ぐらいの年代の幅でかなり返納されるということだと思いますので、今の70歳、80歳の方はお元気な方が多いものですから、返納するとちょっと寂しいなと思われてされる方もみえるかもしれませんが、今タクシー運賃のほうが1割引きをできるシステムがあるということでありますが、それを周知していくという形だと思いますけれども、ちょっとまだ余り知られていないんじゃないかなと、警察が主体になってやっているかもしれませんが、周知のほうをもっとしっかりしたらどうかなと思いますが、今こんな感じでやりたいというものがあれば言っていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民活動課長。 ◎市民活動課長(佐藤嘉彦) それではお答えします。 周知の方法につきましては、各警察ともまず連携を図ることを思っております。あと市の窓口に来られた方には、しっかりと話をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) いろんな周知の方法があると思いますので丁寧な説明と、やっぱり高齢者になると今言ってもそんなこと聞いたかということもあると思いますので、1回言ったからといって終わりということではなくて、その都度、いろんな方向で周知していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、(4)のほうへ移らせてもらいます。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆16番(早川八郎) 電動アシスト自転車の支援体制についてですが、実は今回この質問で(1)、(2)、(3)を今質問させてもらった、ここに持っていくための質問内容ということで理解していただきたいと思います。 まず、(1)、(2)、(3)でいろんな外に出かけたくなるまちづくりのバックアップ体制をしていただいているというのは理解したんですが、特に高齢者が今後外に出かけたくなるというのは、もうちょっと何か欲しいなというのがあるんです。 この電動アシスト自転車を思いついたというか言ったのは、実は市民の方が私に言ってきた言葉というか、ある方が私の家にお見えになって、全然違う用だったんですが、何かうちの家にお手紙を持って来たときに、たまたま今までお車に乗っていた方が自転車で見えたんです。ああ、自転車なんですねと言ったら、「いや八郎さん、この自転車がいいんだわ」と言ったのがアシスト自転車だったんです。何がいいんですかと伺ったら、私、今、瀬戸川ですので、尾張旭でいうと一番東側のほうに住んでいるんですが、「いやいや、印場までこれさえあればびゅんびゅん行けちゃうんだわね、車なんかなるとガソリン代はかかるわ、保険代はかかるわ、経費かかるけれども、私元気やで、もう西まで尾張旭中全部行けちゃうんだわね」と言われたんです。ああ、そうかと。外に出かけたくなるのは、こちら側から何か差し出すというか、何かこういうのがありますよではなくて、本人が何かこういうものをしたいということに対してバックアップするべきではないかなというふうに思ったんです。やっぱりそれが一番思ったのが、自由に出かけられる、それから健康的に移動できる、そういうことがやはり行政としてはバックアップする一つではないかなというふうに思っております。 そこで、今回この自転車アシストのやつに助成をしようとすると、お金がないからねとかと言われるのが嫌ですので、無理くりという形になるかもしれませんけれども、さっきタクシーチケットが全体像からすると28%ぐらい使われているということになると、そこの予算、そこのお金を電動アシストのほうに変えたらどうか。いわゆるふやすということではなくて、あくまでも選択性、タクシーチケットは要らないけれども、その分、自転車に対する助成としてもらえませんか、そうすると行政として使うお金は変わらないというふうに考えて、この質問をつくりました。 このようなことを聞いて、タクシーチケットで助成するお考えはないか、伺います。よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) それでは、お答えします。 自転車は、自分の好きなときに出かけられる便利な移動手段として、また、環境負荷の少ない乗り物として、あるいは健康づくりの道具としても定着をしています。中でも、電動アシスト自転車は、通常の自転車よりも行動範囲が広がることもあり、体力に自信のない高齢者や女性を中心に普及が進んでいます。 一方で、普及が進むことで高齢者におきましては、さまざまな場面における判断能力や危険対応能力の面から、交通事故が懸念されるなど安全面での課題もあると認識をしています。 本市では、現在子育て支援策といたしまして、幼児2人同乗用自転車、いわゆる3人乗り自転車ですが、これの購入費補助を行っていますが、新たに電動アシスト自転車の購入費補助を検討するに当たりましては、高齢者のみに限定するのではなく、環境負荷の低減、健康づくり、利便性の確保、安全面の配慮、加えて市内経済の活性化など幅広い視点が必要ではないかと考えているところです。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、部長のお答えでいうと、いいふうにとると高齢者だけではなくて、いろんな方が外に出かけたくなるまちづくりとしてバックアップ体制していきたいということですので、私もこのタクシーチケットを使ってどうしてもやってほしいということではなくて、今、部長がおっしゃられたように、何かの形で皆さんが外に出かけたくなるということでバックアップしていただければ別に構いませんので、これはこれで理解していただいたというふうに答弁を承りたいと思いますので、よろしくお願いします。 もう一つなんですけれども、これ以前、ちょっと業者名は言えませんが、こんなにでっかく新聞の広告で運転免許返納者に大好評、電動アシスト三輪自転車と。さっきの部長が危険性と言って、実は私も危険性どうかなと思ったんです。この新聞を見たのが、実は私が質問を出した後です。後に中日新聞についていました。だから、ちょっと業者とか言うとちょっと宣伝になっちゃいますから、何とは言いませんが。 これで大切なのが、民間業者の方が一般市民の方の要望や悩みを解決するために、何を提供したら商売になるかということを察知してこういうのをつくったと思うんです。ですから、もうからないと思うんであればやらない、こんな大きい新聞かけてやらないと思うんです。ということは、世間はこういうもののニーズがあるよということを業者が察知して、そして、この電動アシスト、危険性もあるから三輪だったらどうかなということだと思うんです。これによって、こちらにも書いてありますけれども、何か楽しそうなお母さんの顔で、上り坂もすいすいと。僕旭台の方で知り合いがいるんですけれども、あっちのほう旭台から下におりていくと自転車でぴゅっと行けるけれども上がってくるとき大変だわねという、それも聞いたんです。これだったら坂上りもすいすいらしいです。あと転倒もしにくいとか、何かやっぱり外に出かけたくなるというところには、かなりつながる広告だと思うんです。 何が言いたいかというと、民間業者の方たちは、いかに一般の方たちの声を拾ってご商売するかというところにエネルギーを注いでいると思うんです。こういうところに行政のやる仕事のヒントもあると思いますので、この記事、内容を聞いて、どんな感じに思われるか伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 長寿課長。 ◎長寿課長(鶴見建次) お答えいたします。 先ほど議員のおっしゃるとおり、そういった広告も出て、民間の会社のほうはそういった需要をつかんでいるということもありますので、今後につきましては、先ほど部長が答弁させていただいたように、市全体として環境負荷の軽減、健康づくり、利便性の確保など、幅広い視点で、また他市の事例などを参考にして研究していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 理解していただいたというふうにとらせていただきます。 あと、ただここにこういうのを進めるときに一番大切なのが、自分たちがこれがいいだろうというものを何かつくったり出したりすると、市民の方から、いやいや、こんなん要らないよとかと思いながらも、こちらがいいものだから使ってもらえるだろうと思うのはちょっと考え違いだと思いますので、今この新聞のように、あくまでも声を吸い上げて、それから何があるのかなというのを考えながら形にしていただきたいと思います。これがいいんだわねということであれば、砂漠で喉が乾いているときにダイヤモンドだって売ることだって可能だと思いますけれども、砂漠のど真ん中で喉乾いていてダイヤモンド欲しいなと思う人はいないと思うんです。その前に死んじゃうよという話だと思います。そういった場面場面、TPOに合わせた要望とかをお願いしたいと思います。 あと、今回私この自転車のアシストのほうを一つの物としてお話ししたんですが、あくまでもこれは手段であって、目的ではないということだけ理解していただきたいと思います。 まず、目的は、当初のタイトルどおり、外に出かけたくなるというまちづくりになりますので、この自転車に乗ってお友達とサイクリングに行ったり、カフェめぐりをしたり、何かどこかに出る、楽しく外に出かけられる健康というところが目的であって、自転車に乗るのが全てではないと思っております。このかわりになるものがあれば、それはそれで構いませんので、何かのヒントにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ちなみに、お隣の長久手市さんは、来年からござらっせのほうの入泉優待券が5枚もらえるそうです、免許返納した方には。僕が提案しているのは自転車、長久手市さんはやろうとしているのは、免許を返納してどこかに出かけたくなるなということで、ござらっせのチケットを出す。これは方向性は同じだと思いますので、この温泉がいいかどうかはちょっとおいておいて、そういうあるもので利用して考えて提案するという体制が必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。 ここは要望としておきますので、理解していただいたということで、次の質問事項の2のほうへ進めさせていただきます。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆16番(早川八郎) 期待に応えないといけないですので、頑張ってある時間までやらせていただきます。よろしくお願いします。 FUN+WALK PROJECT(ファン プラス ウォーク プロジェクト)についてですが、これ今、僕が珍しく横文字を使ってというのですけれども、これあくまでもスポーツ庁から出ているタイトルですので、この言葉どおりの質問項目にさせていただきますので、よろしくお願いします。 それでは、スポーツ庁は平成30年3月よりスニーカー通勤など歩きやすい服装を奨励するFUN+WALK PROJECTを発表されました。このプロジェクトでは、1日歩数をふだんよりプラス1,000歩、約10分ふやすことを目指して、まずは8,000歩を目標に、この8,000歩の目標というのは、男性のほうが大体、国民の平均が7,194歩、女性のほうが6,227歩というデータが出ておりますので、1,000歩ぐらいふやしたらどうかという内容になっております。気軽に歩くということを取り入れることによって、スポーツ参画の人口の拡大を図り、国民の健康増進へつなげるとあります。 健康都市宣言をしている本市として、このようなプロジェクトをどのように捉えているのか、伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(戸田元) それでは、2項目め、FUN+WALK PROJECT(ファン プラス ウォーク プロジェクト)につきましてお答えをさせていただきます。 10月にスポーツ庁が発表いたしましたFUN+WALK PROJECTは、日常的に気軽に取り入れられる運動である「歩く」を通して、国民の健康増進につなげていくもので、1日の歩数をふだんよりプラス1,000歩とすることを目指すということとされております。 本市の健康都市プログラムのリーディングプランでは、日常生活にウオーキングを取り入れることは健康づくりの基本となるとの考えのもと、「まるごとウオーキングのまち」を掲げており、このFUN+WALK PROJECTの考え方は、本市が健康都市の取り組みを推進する上でも重要な観点であると考えております。 今後、スポーツ庁では、スニーカー通勤などを通じた企業や自治体との連携、プロジェクトサイトの運営などを予定しているとお聞きしております。本市におきましても、国や県の取り組みの進展を注視しながら、市民が個々の生活スタイルの中で、日常的に歩くことを意識できるきっかけとなるよう、関係部署と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今ちょっとイベントのお話があったと思うんですが、イベントはあくまでもきっかけづくりということですので、やはりこれが継続性、花火のように打ち上げで終わっちゃうよということはいけないと思います。その辺は理解された答弁だったと思います。 先ほどのアシスト自転車のときもそうなんですけれども、何かを進める上で、手段と目的がごっちゃになってしまうとやろうとしていることがうまくいかないと思うんです。今も1,000歩プラスする手段、これが手段だと思うんです。その目的が何か、その目的がこれをやることによって何が得られるかということ、そこを市民に訴えないと、多分これはただの歩くんだなということで終わってしまうと思います。 よく英語を勉強するということがあるんですけれども、皆さんはしゃべれるかもしれないですけれども、私は中学校、高校、大学と英語をやったんですけれども、まあ、さっきのFUN+WALK PROJECTというのをさらっというのがぎりぎりかなというところですので、やはり私にとって英語を勉強するというのが、学校のテストで何とか卒業できる形でとるというので頑張ってやっていたんですけれども、やはりその向こうの目的が私にとってしっかりしていなかったから、なかなか覚えられなかったんじゃないかなと思います。例えば、これ仕事であしたからアメリカ行ってよということであれば、何が何でも英語を覚えると思うんです。そういう目的を見せながら手段を提供するということが非常に必要だと思います。 このFUN+WALKのプロジェクトが1,000歩プラスすることが、今クールビズが当たり前のようになったように、このような感覚が皆さんに浸透することを要望させていただきますので、よろしくお願いします。そして、いいことですので担当課だけではなくて、いろんな角度からいろんな部署でこれを取り入れていただくような方法をお願いしたいと思います。これ来年3月から始まるやつですので、いろんな答えを持ち合わせていないと思いますので、今後の展開を期待したいと思いますので、要望として終わります。 それでは、3のほうへ。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆16番(早川八郎) 質問事項の3のほうで、周波数280メガヘルツ、防災ラジオについてですが、この280メガヘルツ・デジタル同報無線は、衛星通信やポケットベル波を利用し、災害に強い無線電波による文字と音声で情報を伝達する。これを利用した防災ラジオが有効的ではないかと考えます。昔使っていたポケットベルはどこでも聞かれたりするというそういう周波数を利用した防災ラジオのことになります。 そこで、1番目として、本市が取り扱う防災ラジオは、市民にどのような評価を受けているのか伺います。よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) 大項目3になりますが、周波数280メガヘルツの防災ラジオについての1点目、本市が取り扱う防災ラジオについて答えさせていただきます。 防災ラジオは、防災行政無線やあさひ安全安心メールなどを補完する伝達手段の一つとして位置づけております。現在、市内51カ所の公共施設に設置しておるほか、平成27年度からは市民への有償配布も始めております。防災ラジオは設置する場所の環境等によりまして、どうしても受信感度が悪いところもございます。有償配布する場合には、事前にモニタリングを市民の方にしていただき、購入の判断をしていただいているのが実情でございます。 なお、先月14日に実施されましたJアラートの全国一斉訓練の際には、教育委員会で小中学校に設置してあります防災ラジオの受信状況を確認していただきました。2校の学校より、残念ながら受信できないとの報告をいただきました。災害対策室の職員が学校を訪れまして、設置場所や周辺の環境状況等を確認しながら、その原因の調査と改善に努めているところでございます。 市としましては、防災ラジオはどこでも確実に受信できる環境にあるとの認識は持っておりませんが、情報伝達手段の一つとして有用な機器であるとは考えております。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、モニタリングで小中学校2校がちょっと聞こえなかったよということで、この2校が多いか少ないかはちょっと別として、2校というと生徒数、児童数を考えると1,000人近く、もっといるのかもしれませんが、かなりの人数だと思うんです。ここが聞こえない、どの保護者の方、それからどの市民の方も学校は安全やろうと、学校はこういうのはよく聞こえるだろうという認識が強いと思うんです。そういうことを考えると、この2校が聞こえないということは、少しこの防災ラジオに対して疑問符が残るんではないかなと思います。 ちなみにこの防災ラジオ、今、私たち貸し出しいただいているのが2つ目だと思うんですけれども、前回の一番最初のときも私は自宅では聞こえませんでした。どのお部屋に持って、お部屋とはそんなにたくさんありませんが、何LDKとかそんな立派な家ではないんですけれども、どの部屋に持って行って、どの部屋の場所にやっても実はうちの家は全くだめでした。ただ、どこかの何かの都合でひょっとして聞こえるかもしれないなと思って、しぶとく今まだ置いています。そうするとたまに何かピピ、ピピ、といって何とかだよと言っているのが、じっと聞くと聞こえる程度なんです。ただ、私はこれ聞こえないからといって、聞こえる人もいるから、そういういろんな情報無線というのはいろんな担保をするためにあるという、そこは理解できます。ですから全員がうまく伝わるわけではない、そこも理解できます。 ただ、根本的なことを考えると、ここらで見直しするべきではないかなという考えもありますが、根本的なところから、まず考えるというお考えはないか、伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 災害対策監。 ◎災害対策監兼災害対策室長(毛利重成) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。 まず、防災ラジオは、あくまでも情報伝達手段の一つとして有効であると考え、導入したものでございます。実際に役に立っている市民もお見えになろうかと思っております。しかしながら、議員のご指摘の点も十分に理解はしております。どんな事務でもそうですが、費用対効果の検証や住民ニーズや社会環境の変化等も配慮し、絶えず事務の継続的な見直しは必要と思っております。この防災ラジオの市民への有償販売、平成27年度から初めておりまして、ちょうど今年度で3年目に入ります。そろそろ見直す時期ではないのかなと私は思っております。 次の質問とも関係がございますけれども、防災行政無線のデジタル化に伴いまして、現在の防災ラジオにつきましては、根本的な見直しを図ってまいりたい、そういう方向で今考えております。 なお、参考までに来年度の市民への防災ラジオの販売につきましては、現時点では取りやめる考えでおりますので、よろしくご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、根本的に見直しするよということで、理解していただいたんではないかなと思います。当たり前なんですけれども、自分のお財布の中で効果的でないものに、いつまででもそのものにお金を使い続ける方はいないと思うんです。ですから、やっぱりいち早くというか、有効的なものに、さっき費用対効果ということでお答えいただいたんですが、そこをやっぱりすごくフォーカスしてやっていただきたいと思います。 その新しいものとして、(2)として周波数280メガヘルツの防災ラジオと本市の防災ラジオの比較についてですが、今比較とお話ししましたけれども、一様に根本的に見直すということであるんであれば、新しいことも私がご提案させていただいている280メガヘルツの防災ラジオについてメリット、デメリットなどがあれば教えていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) それでは、2点目になりますが、周波数280メガヘルツの防災ラジオと本市の防災ラジオの比較につきまして答えさせていただきます。 東日本大震災以降、ポケベルと同じ周波数、これは先ほど議員もご紹介いただきました280メガヘルツを使用いたしました防災ラジオ、これを導入する自治体がふえているようでございます。県内におきましても豊田市が、来年の2月から利用開始の予定であると承知いたしております。 周波数280メガヘルツの防災ラジオは、防災行政無線と同じ周波数を使用いたしております本市の防災ラジオと比較いたしまして、電波が届くエリアが広く、かつ受信感度もよいものがございます。特に建物内や地下での受信に強いというメリットもございます。一方でデメリットといたしましては、新たに電波を配信する局などの設置をする必要がございます。また、システムを提供しております電気通信事業者と契約いたしまして使用料などのランニングコストを支払うことも必要となってまいります。そのほか、放送されます音声につきましては文字情報の読み上げとなり、本市の防災ラジオのように肉声で伝達することができないといったような面もあるようでございます。 いずれにいたしましても、本市といたしましては先ほど災害対策室からも説明いたしましたが、防災行政無線のデジタル化に伴いまして、現在の防災ラジオは使用できなくなります。その後の防災ラジオのあり方といたしまして、議員のご提案の周波数280メガヘルツの防災ラジオの切りかえなども選択肢の一つといたしまして、根本的な検討をしてまいりたいと考えております。 答弁としましては、以上となります。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 早川八郎議員。 ◆16番(早川八郎) 今、部長の答弁の中でいえば、根本的に見直して有効的なものを今後取り入れていきたいという、周波数280メガヘルツの防災ラジオもその一つのアイテムとしてということで、今実はこれをやるよと言わないところが逆によかったなというのがあって、先ほどの手段と目的でいうと、あくまでも市民の方に何かあったときにお伝えするということが一番の目的であるものですから、この防災ラジオに余り包括して固執すると抜け出せなくなってしまいますので、今、防災ラジオという観点でお話ししていますが、ひょっとしてなんですけれども、防災ラジオじゃなくてもっと有効的なものがあるかもしれないという観点を持って、あくまでも目的を達成するためには何があるかと、そこにお金と労力とエネルギーを使っていただきたいと思いますので、その点はご理解いただいているんじゃないかなというふうでお願いします。 そして、今あるものが、だんだん時代もたってくると変わってきたり、新しいものがいいものだったり、昔の古いものが要らんようになったり、いわゆる入れかわりとか、いろんな情報伝達が変わってくると思いますので、そういうのも含めて手段と目的を行政として達成していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 その中身としまして、泉と沼というのが違いがあるんですけれども、泉というのは白の下にこうやって水と書くんですけれども、もともとの語源は出づ水でいずみというのが語源だと言われています。地中から水が湧き出るところを意味して、沼は水がとどまっている。尾張旭の行政の中身が泉のように新しいものをどんどん取り入れながら、それがいいか悪いかも選択して、いつもきれいなすばらしい水であるような行政の仕事としていただきたいと思います。そして、私たちのほうも、できるだけ中身がきれいに泉であるような形で提案していきたいと思いますので、よろしくお願いします。そして新鮮な情報をいつでもキャッチできるような体制、ここが一番大切じゃないかなと思います。今回はバックアップ体制というような形で、いろんな方向で質問をさせていただきました。 議長の期待どおり、私は高校のときにも5分前集合、完了と言われましたので、5分前集合、ちょっと前で質問を終わらせていただきたいと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、早川八郎議員の質問を終了します。 ここで午後1時15分まで休憩とします。                         午前11時54分休憩                         午後1時15分再開 ○議長(片渕卓三) 休憩を閉じ、会議を再開します。 早川議員。 ◆16番(早川八郎) 先ほど、質問の中で私が、足がないという表現をさせてもらいましたが、交通弱者という形で変更をお願いしたいと思います。 あと、280メガヘルツというところを200と言ったところが何カ所かあったような気がしますので、そこもお願いします。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 議長にて認めます。 次に、岩橋盛文議員の発言を許可します。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) 岩橋盛文でございます。議長からのご指名をいただきましたので、通告に従いまして2項目にわたり質問をさせていただきます。ご答弁のほど、よろしくお願いします。 私は、毎日日課として城山公園、長池、大森池など、自宅周辺を散策して歩いております。公園では、野球、テニス、球技、ジョギングなど、スポーツを行っている人、子どもを公園で遊ばせてみえるグループなど、日ごろから多くの皆さんが訪れ、楽しんでみえます。 そこで、私が数年来、思っていることでございますが、1項目めとして、城山公園の桜についてです。 城山公園では、毎年さくらまつりが開催されています。期間中は、花よりだんごで、たこ焼き屋や焼きそばなど屋台店も出て、毎年二、三万の多くの方が訪れ、市民の皆さんもこの時期を楽しみに桜の観賞をされ、春の訪れを感じているのではないかと思っています。しかしながら、ここ数年は特に思うのですが、夜のぼんぼりやちょうちんのほうが目立ち、桜の花が負けてしまい、桜の木の枯れや病気が目立つように感じております。城山公園も、開設以来40年程度たっていますので、ソメイヨシノの桜の寿命を考えれば、そんな時期に差しかかっているのかなと思っておりますが、とはいえ、市内の桜の名所として何とも寂しく残念に思っております。今後も尾張旭のさくらまつりとして開催し、城山公園一帯を桜の名所としていくのであれば、何とか手を打たなければならない時期に来ているのではないかと思っております。 そこで、アといたしまして、城山公園の桜の木の本数は何本あるでしょうか。城山公園、スカイワード、長池、その周辺道路一帯合わせて桜の木が全部で何本ありますか。お願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(小池勲) お答えします。 城山公園の桜につきましては、議員のご指摘のとおり、その状態が非常に気になっておりました。そこで、本年4月に桜の状況を把握するため調査を行いました。その結果、城山公園を初め、スカイワードあさひやその周辺道路で確認ができた桜の本数は335本でした。その内訳は、野球場、長池周辺を含めました公園部分で288本、スカイワードあさひで33本、野球場の東側の市道城山城前2号線で14本です。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 城山公園の桜の状態についてでありますけれども、現在の桜の木は335本と、こんなたくさんあったのかなと思っておりましたけれども、植えた時期によっても違いがあると思いますが、その状態はどんな感じか、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(小池勲) お答えします。 城山公園の桜の全体の状態は、先ほどお答えをいたしました調査結果から、状態のよいもの、状態の悪いもの、その中間が、それぞれ3分の1ずつと把握をしております。状態のよいものは、スカイワードあさひ周辺に多く、状態の悪いものは、公園開設当時に植えました旭城周辺に多い状況です。やはり、樹齢と木の状態は相関関係があるものと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 再質問をさせていただきます。 最初の質問で335本ということでしたけれども、本当にそんなに木があったのかとつくづく思っておりますが、悪い状態のとか枯れたのとかの本数もということではないかと思っております。やはり、お城の周りは植えてから40年も過ぎておりますので、状態が悪いものが多いことはわかっております。特に、野球場の周りとかなんかもそう思っております。 ここで、再質問させていただきますが、状態の悪いものは、枯れる原因はどのような状態なのか、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備課長。 ◎都市整備課長(出口哲朗) お答えします。 状態の悪いものとしましては、大きな枝が枯れているもの、木が細く成長の悪いものがございました。その原因といたしまして、主に2つのことが考えられます。サルノコシカケなどの腐朽菌によるものと、周りの樹木の成長に負けて日光が遮られたもの、日照不足によるものでございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 そうしたら、今後の城山公園の桜についてでありますけれども、今の城山公園の桜の状況を踏まえまして、今後、城山公園で桜の木を植えかえとか、そんな何かお考えがありましたらお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(小池勲) お答えします。 市域の中央に位置し、市を代表する憩いの場であります城山公園の桜は、大切な市民の財産として、とても重要なものの一つであります。今後は、その対応方法について、今回の調査結果を踏まえまして、しっかり検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 再質問させていただきます。 今後の対応について、しっかりと検討していくということでしたけれども、できれば、桜の木の病気も進んでおりますので、検討中にソメイヨシノの木は病気に弱く、数十年、五、六十年より寿命がないよというようなことも聞いております。桜もいろいろな木もあると思っておりますけれども、今後植えるならば、種類についても少し考えていただければなと思っております。その辺をどのような考えであるのか、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備課長。 ◎都市整備課長(出口哲朗) お答えします。 桜の種類につきましては、他の自治体でもソメイヨシノの病気や寿命の短さを考慮しまして、樹種の選択を行っている例もあるようでございます。今後、それらのことも考慮し、樹種の選定、配置、配分などについても検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。
    ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 予防も含めてですけれども、尾張旭市には、城山公園以外にも印場の天神川の川沿いや、また、稲葉、旭台地区なども桜が楽しめる場所もたくさんあります。また、桜の種類も今年度、皆様方にご無理を言って購入していただきましたエドヒガンザクラ、また、そのすぐ東側の消防学校の横のところですけれども、八重桜とか、維摩池には、去年三春町からいただいた三春滝桜など、種類もいろいろあります。長池にも八重桜とかシキザクラとか、いろいろな場所でいろいろな桜がある、また、春の訪れを感じることができる。本当に、桜はやっぱり日本の代表的なものだと私は思っております。その中でも、やっぱり尾張旭では桜の名所といえば城山公園であってほしいと、私は思っております。本当に多くの方が見えて楽しんでみえますので、ぜひ、市民の皆さんが楽しめるような城山公園に、また、桜の木も植えかえてほしいなと思っております。 先月の農業まつりには、みどりの少年団のお披露目式もありました。また、2019年、きょう中日新聞の朝刊にも載っておりましたけれども、全国植樹祭が新しい天皇陛下になってから初めての事業として開催されるということでありますので、ぜひ、そのような植樹のことも考えてほしいと思っております。 そんな中で、流れの中で最後ですけれども、私、森林公園に行ったりなんかして森林公園で聞きましたけれども、森林公園で、公園設立80周年を記念して桜の木の植樹の寄附を行ってみえました。寄附をいただいた方に木を植えたらプレートをつけるわけです。ゴルフで言うならば、ホールインワンとか何とかやったときに名札をつけるような感じで、寄附をやった人に名前をつけて、そうやって現実に森林公園にたくさん植わっておりますので、見てもらうとわかりますけれども、そんなこともしてみえましたので、私も、これはひとつ大変いい取り組みじゃないかなと思っておりますので、ぜひ、これは要望とさせていただきますので、こんなことも検討していただければなと思って、項目1つ目の質問はちょうど10分過ぎましたので、終わらせていただきます。 ○議長(片渕卓三) 次、いってください。 ◆18番(岩橋盛文) それでは、2項目めに移らせていただきます。 第五次総合計画の中で、商業の振興とか工業の振興とか、また、農業の振興とありますが、私も本当に無学ですので、振興とはということでどういう意味があるのかなと思って広辞苑の辞書を引きました。その辞書の中を見ますと、「奮い起こして物事を盛んにすること、または、盛んになること」と書いてありました。こんな思いで、今回この質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 2項目めの農業の振興について。 本市の農業は、大都市近郊農業として都市化が進む中、農業関係者の皆様のご尽力により、優良な農地として維持しています。農地は、都市に潤いを与える機能とともに、温暖化を抑制する機能や水害を防ぐ保水機能など多面的な機能を有しております。農業従事者は農産物の生産のみならず、多様な公益的機能を有する農地について適切な農地管理、農地の保全を行っていくための課題や取り組み、農地の振興へのこれからの支援について、以下、質問をさせていただきます。 まず、小項目の1といたしまして、都市農地の維持について。 アといたしまして、本市の市街化区域内の農地及び面積の推移について、都市化が進む中の農地の現状として、現在の市街化区域内の農地面積及び推移として10年くらい前からどのぐらい減ったのかなということをお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それではお答えします。 現在、市街化区域内の農地面積は約37ヘクタールです。また、10年前の農地面積は約61ヘクタールであり、約40%の減少です。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) ご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 10年で40%減ったということですけれども、現在、施工中の北原山の土地区画整理組合の農地は、37ヘクタールの中のどのような扱いになっているのか、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) それでは、区画整理地内の農地についてお答えさせていただきます。 仮換地指定による使用収益が停止されておりますので、農地が宅地化された場合でも、この40%には反映しておりません。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) ご答弁ありがとうございます。 そうしたら、37ヘクタールより、若干、今進行中ということで、現実には作どめになっておりますので、やっていませんので減っているのかなと思っております。まだ減っているのかなと思っておりますけれども。 続けて、イのほうに移ります。 ○議長(片渕卓三) 移ってください。 ◆18番(岩橋盛文) 本市の市街化区域内の生産緑地面積について。 生産緑地の指定とは、都市部に緑地を残す理由で導入され、30年の優遇を認めるかわりに営農を義務づけるものです。本市の市街化区域内の農地において、生産緑地に指定されている面積をお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(小池勲) お答えします。 本市の市街化区域内において、現在、生産緑地に指定されている面積は約4.9ヘクタールです。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 それでは、再質問ですけれども、本市の生産緑地の2022年、任期満了についてですけれども、生産緑地の買い取りを申し出できる2020年、平成の時代ではありませんけれども、平成だけの数字で言いますと平成34年ですけれども、が近づいていますが、新聞報道によりますと、ちょっと新聞報道だけ少し読ませていただきます。 保全すべき農地を生産緑地に指定し、所有者が農業を続けることを条件に固定資産税を大幅に減免したり、相続税の支払い猶予を受けたりする優遇措置を設けた。生産緑地に指定されて30年たつと、地元自治体に土地の買い取りを求めることができる。だが、財政に余裕がない自治体が買い取るのはほぼ難しく、農家にあっせんしても買い手がつかない農地は、不動産業者らに売れるようになる。その最初の機会が、制度が始まって30年後の2022年に来ると、こう書いてございますが、任期満了した生産緑地の地元自治体での買い取りがされず、宅地として売り出されるのではないかということです。 そこで、本市には、2022年、平成だと34年に、生産緑地の買い取りを申し出ができる生産緑地の面積は、先ほどの全体ですと4.9ヘクタールと、こう答弁でしたけれども、この30年後のこの時期には、一体どのぐらいあるのかお伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備課長。 ◎都市整備課長(出口哲朗) お答えします。 2022年に指定から30年を迎えます生産緑地の面積は、約4.6ヘクタールでございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 4.6ヘクタールということで、再々質問をさせていただきます。 それでは、2022年に30年の満了を迎える生産緑地について、買い取りを求められた場合、一応、そういうことに決まっておりますので、買い取ることができるのか、そのほかにどのような対応などを考えてみえるのか、また、任期満了や対応などについて、生産緑地の所有者の方に何らかの周知などをするのか、そこの辺をお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 都市整備課長。 ◎都市整備課長(出口哲朗) お答えします。 先ほどお答えしました、約4.6ヘクタールにつきまして、市への買い取り申し出がなされた場合、そのほとんどの生産緑地について買い取ることが難しいのではないかと思います。 対応や周知につきましては、現時点では具体的な考えはありませんが、平成29年6月に生産緑地法が改正され、買い取り申し出ができる時期が所有者の意向をもとに特定生産緑地として指定することで10年間延長できるようになりました。今後は、土地所有者の方が、特定生産緑地として指定するかどうかを含めて動向を注視し、必要があれば、期間満了と特定生産緑地の指定についての周知など行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 買い取ることは難しいけれども、周知は、30年も前からの話ですので、忘れてみえる方とかいろいろあると思いますので、そんな周知はするよということですので、ぜひ、そんなこともあわせてよろしくお願いします。 それでは、次に移ります。 ウといたしまして、本市の市街化区域(69ページで発言訂正あり)内の農地面積の推移について、優良な農地の現状として、市街化区域(69ページで発言訂正あり)内の農地面積の推移として、これもまた10年ぐらい前からどのぐらいの面積が減少しているのか、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 本市の市街化調整区域内の農地面積は約110ヘクタールです。また、10年前の農地面積は約118ヘクタールであり、約7%の減少です。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 再質問いたします。 それならば、市街化調整区域内での田んぼ、いわゆる稲作を行っている面積についてお伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) お答えします。 市街化調整区域内で稲作の面積でございますが、約68.7ヘクタールでございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 それでは次、エのほうに移らせていただきます。 これ、順番に質問しておりますけれども、この内容は、第五次総合計画にずっと書いてあった順番でなっておりますので、飛び飛びみたいになるところもありますけれども、よろしくお願いします。 本市の市街化調整区域内の耕作放棄地の面積の推移についてですけれども、質問します。 農業従事者の高齢化や世代交代により、耕作できない耕作放棄地が全国的にふえてきていると聞いています。本市の耕作放棄地の面積及び過去5年間の推移について、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えをします。 平成28年の調査において2.2ヘクタールの耕作放棄地を確認しております。 なお、過去5年間につきましては、毎年2ヘクタールから3ヘクタールで推移をしております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) ご答弁どうもありがとうございました。 2からランダムですけれども3ヘクタールとは思ったよりも、私は多くないほうと感じていましたけれども、そこで、再質問といたまして、奥のほうに行きますと耕作放棄地がありますけれども、これに対しての対策なんか、名案はなかなか難しいと思いますけれども、何かいい案がありましたら、耕作放棄地がなくなる。ご答弁お願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) お答えします。 毎年、農業委員会では、農地の利用状況調査、いわゆる農地パトロールを実施しております。 耕作されていない土地の所有者宛てに通知を出し、農地の利用意向を確認するとともに、適切な管理をお願いしております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) それでは、(1)を終わらせていただきまして、次、(2)認定農業者の現状についてに行きます。 現在、多くの農地は、担い手である尾張旭では4人の認定農業者により耕作されております。農業の担い手である認定農業者が作業委託している農地面積について、お伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) お答えいたします。 農業振興地域内の農地では利用集積を図り、利用権や作業委託により、認定農業者が稲作を行っております。 平成29年度の利用集積面積は約47.3ヘクタールでございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 (2)までの答弁の中で、自分なりに整理させていただきますと、尾張旭の全体の農地面積は110ヘクタール、そして、先ほど答弁いただきました水田面積は68.7ヘクタールということで、この農地面積を引きますと、畑作とか果樹園になっておるのが41.3ヘクタールということになりますけれども、そうしますと水田が大体、私の計算では62.5%、畑作とか果樹園、また、この中に正直言って耕作放棄地も入っておるかもわかりませんが、37.5%という比率になります。そして、認定農業者の方が一生懸命、この稲作をつくってもらっているところが47.3ヘクタールということで、全部の尾張旭の水田面積は68.7、これを47.3ヘクタールを引きますと、残りが21.4ヘクタール、これが土地所有者なり一般の方が耕作をしてみえる、稲作をしてみえる水田面積ということになると思いますけれども、このことを、また頭の中に入れておいていただいて、次に移らせていただきます。 次は、(3)農業の担い手の育成についてです。 多くの農地を認定農業者が耕作をしています。しかし、認定農業者の皆さんも高齢化が進んでいます。大体、私の前後の方が4人の方が年齢的にやってみえるわけですけれども、この農地の維持に新たな担い手の育成が必要だと私は考えておりますけれども、現状をお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それではお答えします。 農地の維持には新たな担い手の育成が大変重要でございます。JAあいち尾東では、瀬戸市、尾張旭市、長久手市を対象として、農業の振興や担い手の育成を目的としたJA出資法人が平成30年1月に設置されると伺っております。 また、本市においても、地域が抱える農地問題を解決することを目的とした、人・農地プランを策定していますが、今年度、新たに1名の若い農業者を地域の担い手に位置づける手続を進めております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 今、農業の振興や担い手で、JA出資法人が来年の1月に設立されるよというようなことから聞いておりますと、こういうことと、それとまた、今年度1名新たに若い人が農業をやっていただける人が、担い手が1人見えたよということで、本当に期待をしておりますので、ぜひまた、この方々が頑張っていただき、また、JA出資法人が成功していただくことを期待しておりますので、よろしくお願いしまして、次の4番のほうに移らせていただきます。 ふれあい農園について。 利用者の応募者数や年齢層についてお伺いします。 ふれあい農園は、農作業の体験や定年後の余暇活動として、市民が農業に触れ合う大変貴重な機会と思います。そこで、利用者の応募者数や、行ってみえます方の年齢層で結構ですので、お伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 本市では、城山ふれあい農園が104区画、西大道ふれあい農園が61区画で、合計2つの地区で165区画の貸し出しを行っております。 平成29年度の応募者数は、城山ふれあい農園では、募集17区画のところ応募者が33名で倍率が1.9倍、西大道ふれあい農園では、募集13区画のところ応募者が22名で倍率が1.7倍でございました。 なお、応募者の年齢層でございますが、応募者全体のうち60歳未満が38%、60歳代が29%、70歳以上が33%でございます。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 ここで、本格的な農業を目指すためにということで、ふれあい農園は、一応60歳以上の方が62%、60歳以下が38%ということでしたけれども、ふれあい農園が大変人気があるということです。ちょっとこの前、質問の打ち合わせのためにこういうパンフレットをもらいましたけれども、このパンフレットを広報の中に1年に1回ずつ入れておるよということです。尾張旭市農学校参加者募集ということで、農業に興味のある方、集まれということで、募集をしているよということで、残念なことに私は、ここに応募条件として、市内在住の成人と書いてあるけれども、70歳までと書いてありますので、ちょっと不合格になってしまいますのであれですけれども、そんなパンフレットを出しているよと。それで、一生懸命にやっているよということです。 定年後に野菜づくりを始める方々の割合が多いことはよく、さっきのふれあい農園でわかりました。こんな中で、ふれあい農園などの農業体験を通じて、ぜひ農業を始めようと思われる方も多いと思います。そこで、本格的に農業就業を目指す方の働きかけの状況をお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) お答えいたします。 今、議員からご紹介いただいたとおり、平成27年度から、新たにJAあいち尾東による就農を目指した尾張旭市農学校を始めました。本年度は8名の方が入校され、稲葉町の畑にてJA職員や地元農家から指導を受け、産地直売所や学校給食への出荷を目指し、実習を行っていると伺っております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 本年度も、このチラシのおかげで8名の方が入校されて、稲葉で頑張ってやってみるよということですので、ぜひまた離職しないように頑張ってやっていただきたいと思っております。 それでは、次、(5)の農業まつりについてに移ります。 去る、先月ですけれども、11月19日の農業まつりにおいては、農産物の展示出品において、大変立派な野菜が展示されておりました。私、本当に毎年毎年見せてもらいに行きますが、本当に感心しております。 そこで、展示出品についてお伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 今年の農業まつりでは、生産者からの出展が309点、家庭菜園から86点出展されております。 内訳といたしましては、大根、カブ、白菜などの冬野菜、ミカン、キウイなどの冬の果物など、多くの農産物が出展されました。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうも、たくさんの方々が出展していただきまして、ありがとうございます。 それでは、再質問させていただきます。 そこの農業まつりのときに見に行きましたら、産直友の会という看板がかかっておりましたけれども、産直友の会の会員数についてですけれども、農業まつりの農産物の品評会において受賞した農産物、本当にたくさん出ておりましたけれども、一生懸命農業をされている方だと思っております。野菜などの生産物を産直等で出荷する産直友の会の会員数ですけれども、何名ぐらい見えますか、お伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) お答えいたします。 産直友の会の会員数につきましては、現在137名であると、JAあいち尾東より伺っております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 それでは、再々質問として、前にちょっとさかのぼりますけれども、(3)の農業の担い手の育成、ふれあい農園について、また、今の農業まつりについて、3点共通の問題として、農業を始めるきっかけづくりについてということで質問させていただきます。 農業の担い手育成には、まず、農業を始めるきっかけづくりが重要です。先ほどのこのチラシと一緒で。先ほどの答弁から、本市のふれあい農園、全部で165区画あるということで、今回の申し込み倍率は1.7から1.9倍ということ、約2倍ぐらいの倍率があったよということですけれども、農業まつりには、このふれあい農園から、家庭菜園から89点の出展があったということを先ほどの答弁で言ってみえます。そして、産直友の会の会員が全員で137名の方から309点の出展がありました。合計で395点の多くの農産物が農業まつりに出展されていました。ふれあい農園、産直友の会、合わせて、この農園の数ですけれども、先ほどの答弁で合わせて302名の正会員の方が見えます。農学校のチラシを市の広報で配布していただくことも本当に重要なことであると思います。8名の方が来られたということですけれども。 それから、別の話ですけれども、農業の育成ということで、これは話が全然変わりますけれども、自治会の話になりますけれども、自治会が毎年4月ごろに自治会加入促進ということで、各連合自治会長さんが、輪番制で市役所の1階の市民課の前のホールで自治会加入の案内をやってみえます。本当にご苦労さんなことですけれども、これと同じように、農業まつりにおいても、毎年多くの皆さんが本当に参加してみえます。いろいろなコーナーがあります。今年も農業まつり、いろいろなコーナー、このチラシですけれども、大阪府泉佐野市が一番最初に載っておりますけれども、コーナーがいろいろありますけれども、こんなコーナーを一角でもいいので、例えば、尾張旭の農業をやろうというようなコーナーを設けてPRをできないか、こんなことを思っております。 これ、また例えの話になりますけれども、例えば、尾張旭へ引っ越してきて10年とか15年過ぎたよということで、年齢も60歳になり定年になって私も健康だから、先ほどのチラシどおり、近隣市に勤務してきたけれども、定年になり残りの人生を一応、私、農業でもやってみようかなと、こう思っておったとします。その方が、どこへ相談に行ったらいいのかとか、果たして、本当に農業と言われてもどれだけのお金がかかるんやと、耕運機買わないかん、トラクター買わないかんということで、道具とか機械とか、また、農業やろうと思うのに場所ってどういうふうになるんだろうとか、その他、いろいろなことがあると思います、本当にやろうと思えば。 そこで、再度質問ですけれども、農業まつりを利用して農業を始めることについて、きっかけですけれども、相談のPRができないか。先ほどのコーナー、何か設けて農業まつりでできないかということをお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 産業課長。 ◎市民生活部次長兼産業課長(水野千賀志) お答えいたします。 JAあいち尾東と協議しながら、農業まつりにおいて、農業に関心を持っていただくことを目的としたブースを設置するよう検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) 質問は長かったですけれども、答弁は短かったですけれども、一応、農業に関心を持っていただくことを目的としたブースを設置するよう検討しますという、よい答弁をいただきましたので、次の質問に移らせていただきます。 それでは、小項目の6ですけれども、最後ですけれども、都市型農業の推進について。 地域特産品の認知度について。 朝採り完熟イチジクとプチベールを地域特産品としてPRされていますが、認知度についてお伺いをいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それではお答えします。 農業まつりなどでのアンケートによる調査の結果、平成28年度のイチジクとプチベールの地域特産品としての認知度は76%でした。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 それでは、イのほうに移らせていただきます。 特産品製品の育成について。 イチジクは大変市民に認知されていることは、今の答弁の中から、パーセントからよくわかりました。しかし、生産者であるイチジク農家は、現在2軒です。あそこの西の野のところでやってみえる面積が2人の方でやってみえます。農業の担い手と同様に高齢化も進んでいます。 そこで、本市の特産品としてイチジク生産者の新たな育成についてお伺いをいたします。よく聞こえるように答弁よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 特産品生産者の育成につきましては、JAあいち尾東による生産者部会を通じて、新たな担い手を育成するための支援を検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございました。 新たな担い手の育成については、できる支援を検討していきたいと考えておりますという答弁でしたので、ひとつよろしくお願いをいたします。 それでは、ウ、最後のほうに移りますけれども、今度、イチジクは採れても加工品としてですけれども、イチジクをケーキとか和菓子にして加工品の販売促進についてどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂清二) それでは、お答えします。 尾張旭市商工会では、イチジクを使ったケーキ、和菓子を特産推奨品としてPRしております。 今後もJAあいち尾東、商工会、観光協会など関係団体と協力しながら、イチジクを使った加工品を取り扱う店舗の拡大に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) どうもご答弁ありがとうございます。 農業従事者の高齢化により農業が行えない、そのために耕作放棄地とか農地が減少する中で、農業の振興にも新たなる生産者の育成が大変重要と思っております。市やJAなどを初めとするさまざまな団体において取り組みがなされていることは、私も十分承知はし、よくわかっておりますが、最後に要望といたしまして、先ほど、特産品の育成についての小項目の6の中で答弁がありましたけれども、イチジクの農家の1軒の方は、自分が廃業すると生産者部会が成り立たず、高齢となり後継者も見えないので、いつまで農業が続いていくのか不安に感じてみえます。また、和菓子店も以前と比べると店舗が少なくなってきました。今後も、イチジクを尾張旭市の特産品としてPRするためにも、農家などの育成についても、ぜひ、行政として引き続きの支援をお願いいたしまして、私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、岩橋盛文議員の質問を終了します。 次に、松原たかし議員の発言を許可します。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) フロンティア旭の松原たかしです。議長の指名をいただきましたので、通告に従い、質問させていただきます。 まず初めに、先月の後半に腰を痛めまして、まだちょっと所作等がおくれたりしますことをおわび申し上げます。また、座ったり立ったりが困難な場合は、答弁の折も立たせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。 今回は1項目、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは、定住促進の予算配分について。 (1)としまして、本市の財政状況について。 高齢化による社会保障の増加や少子化、人口減少による労働人口の低下、インフラの老朽化による施設の更新や維持管理費の増加など、財政支出は増加するばかりで、収入はなかなか見込めないという状況が続いており、今後も本市の財政は苦しくなるばかりという状況でありますが、現在、本市の財政が今どのような状況か、お伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) 大項目1になりますが、定住促進の予算配分についての1点目、本市の財政状況について答えさせていただきます。 現在の本市の財政状況といたしましては、おおむね健全な状態が保たれているものと考えております。しかしながら、財政構造の弾力性を示す指標でございます経常収支比率につきましては90%で推移いたしており、財政の硬直化が課題となっております。また、当初予算の編成におきましては、大幅な財源不足の状態が恒常化しており、財源の不足分を基金で補填した予算編成を余儀なくされております。 今後の財政運営の見通しといたしましては、歳出では、少子高齢化に伴います社会保障関係費の増加、公共施設等の老朽化対策、都市基盤整備の推進など、さらなる財政需要の増加が見込まれております。一方で、歳入では、根幹をなします市税収入が大幅に増加することは見込みづらい状況にあると考えておる次第でございます。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) ご答弁ありがとうございます。 本市の財政の厳しい状況は理解いたしました。なかなか歳入がふえない中、限られた予算を苦労して割り振りされていることもわかりました。ありがとうございます。 それでは、(2)に移らせていただきます。 施設管理への予算配分について。 本市が管理する施設が数多くあります。例えば、思いつくところで、市役所や学校などの建物、道路や公園などがあります。これらを放っておくと壊れたり、機能を果たさなくなり、それが原因で事故が起きれば命にかかわることもあります。これらを本市は管理者として安全に使えるように管理しなければなりません。これらの施設の管理に係る過去の予算配分状況をお伺いします。できれば、建物、舗装、街路樹、公園でそれぞれお願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) それでは、2点目になりますが、施設管理への予算配分について答えさせていただきます。 施設の維持管理を目的といたしました予算配分の状況といたしましては、過去2年間の決算額と今年度の予算額でお答えをさせていただきます。 まず、建物に関します予算配分額といたしましては、平成27年度が8億9,600万円、平成28年度が9億2,100万円、平成29年度が9億5,300万円となっております。 次に、道路舗装に関する予算配分といたしましては、平成27年度が2,100万円、平成28年度が2,500万円、平成29年度が1億2,700万円の状況となっております。 次に、街路樹に関する予算配分といたしましては、平成27年度が2,400万円、平成28年度が同じく2,400万円、平成29年度が2,600万円となっております。 最後に、公園に関する予算配分といたしましては、平成27年度が1億200万円、平成28年度が1億400万円、平成29年度が1億900万円となっております。 道路舗装以外の予算配分につきましては、ここ3年間では、横ばいからやや増加の傾向にございます。道路舗装の予算配分につきましては、主に全国植樹祭関連の補修工事を実施するために、今年度は大幅に予算を増額いたした次第でございます。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) ご答弁ありがとうございました。 建物におきましては、耐震補強工事や大規模修繕と着実に進めてきており、道路においても全国植樹祭に向けて幹線道路の舗装工事を前倒しして、目に見えて舗装はよくなっていると感じます。このあたりは予算がふえて対応できている部分かとも思います。ただ、生活道路におきましては、まだまだ舗装が傷んでいるところも目につきます。街路樹や公園については、なかなか厳しい状況に思われます。管理費用は微増されていますが、公園はここ数年、旭前の区画整理地区地内で9カ所ほど整備され、矢田川河川緑地も毎年延伸し、濁池も緑地が整備されています。街路樹も、旭前の区画整理地区内の瀬戸新居線や旭前駅前広場の樹木も成長し、剪定が必要となりました。また、その他の路線の街路樹も年々大きくなっていますので、実質は予算減と思われます。 続いてよろしいでしょうか。 ○議長(片渕卓三) はい、どうぞ。 ◆3番(松原たかし) (3)に移ります。 公園等の定住促進での位置づけについて。 本市の第五次総合計画では、計画人口実現のためのチャレンジということで、5つのチャレンジを実施して定住者の増加を目指すとあります。 その取り組みの中の一つとして、尾張旭市フォトブック「家族らしさが、生まれるところ。」を作成されました。中を見てみますと、尾張旭のよいところをPRできるようなきれいな場所での写真が使われています。それは、維摩池や矢田川緑地、そして森林公園、きれいな公園で家族が楽しく過ごす写真が使われています。 さらに、尾張旭市の魅力発信ウエブマガジン、ボリューム1の「尾張旭市ってどんなところ?」では、お子さんの感性を育む緑豊かなまちや、ボリューム2では、「お子さんと遊べる場所がたくさん!」の中で、公園や広場が100カ所以上あるよとPRしています。そして、ボリューム4の「家族インタビュー」の中でも、自然豊か、休日の公園利用、城山公園の市民祭など公園に関するお話が出ています。 私は、定住促進を進める上で、街路樹や公園緑地等は重要な要素の一つと考えています。本市は、定住促進事業を進める上での要素として、街路樹や公園緑地等をどのように位置づけて考えているのか、お伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 企画部長。 ◎企画部長(戸田元) それでは、(3)公園等の定住促進での位置づけについてお答えをさせていただきます。 本市は、第五次総合計画におきまして、将来の都市像を「みんなで支えあう緑と元気あふれる住みよいまち」と定めております。 この「緑あふれる」とは、第三次総合計画、第四次総合計画におきましては「公園都市」と表現され、本市の財産である豊かな緑を次世代に継承するとともに、身近な水辺環境を生かすほか、新たな緑の空間を創出することによりまして、安全で快適で安らぎのある、まち全体がまるで公園のようなまちづくりを進めることをあらわしております。 また、2年に一度実施しております「まちづくりアンケート」におきましては、本市の魅力、よい点を「緑が多く、自然に恵まれている」と答える方が最も多く、市民の皆様が抱く、本市の住みよいまちとしてのイメージとして定着しているものと考えております。 現在取り組んでおります定住促進事業におきましても、公園緑地などの豊かな緑は、本市の魅力をPRする重要な地域資源であるとの認識のもと、森林公園や維摩池、矢田川などで家族が触れ合う姿を、ポスターやフォトブックなどに採用し、緑あふれる住みよいまちのイメージとして発信をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) ご答弁ありがとうございます。 第三次総合計画、第四次総合計画では、「公園都市」として表現され、第五次総合計画では、「みんなで支えあう、緑と元気あふれる住みよいまち」と、豊かな緑を次世代に継承するとともに快適で安らぎがあり、市全体が公園のようなまちづくりを進めることをあらわし、定住促進において、公園緑地等の豊かな緑は重要な資源と認識し、私が思っている以上に定住促進を進める上で公園の位置づけは高く、重要なものであると理解いたしました。 (4)施設管理費の予算配分について。 先日も、農業まつりでみどりの少年団のお披露目式がありました。その中でも、全国植樹祭に向けて緑化を推し進めると新聞に載っておりました。 今後、本市も全国植樹祭に向けて、公園緑地、道路の街路樹、その他公共施設の緑化をさらに進めていただけると思っております。ただ、道路の街路樹や公園につきましては、市で管理している施設でありますが、地元の団体やボランティアさんを初め、市民の皆様に清掃や草取りなどの多大なご協力をいただいております。しかしながら、それでもなかなか追いつかない現状がございます。 そうした状況の中で、せっかく尾張旭市のフォトグラフやPRポスターを見て移住先の候補と考え、実際の尾張旭を見に来たら、写真と違って道路や公園に草が多かったり汚れていたりすると、せっかく候補に挙げてもらった人にイメージダウンさせてしまいます。この時点で、本市の政策や取り組みについて知ってもらうこともなく、候補から外されるかもしれません。中身を見ていただけずに候補から外されるようなことは、非常に残念で悔しく思います。本市を移住先の候補として初めて本市に訪れたときに、どのようなイメージを持っていただくか、これはとても重要なことだと思います。 そこで、道路や公園等へ管理予算の配分を見直していただき、まずは、よいイメージを持っていただくことが必要と思います。定住者がふえ、税収がふえることにより、費用が解消できると考えますので、将来の投資として考えていただければと思います。施設を持っている以上は管理する義務があり、費用もかかります。ただ、その配分を少しだけ変えて定住促進につながればと考えていますが、本市のお考えをお伺いいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 総務部長。 ◎総務部長(野村孝二) それでは、最後の4点目になりますが、施設管理費への予算配分につきまして答えさせていただきます。 本市の施設の維持管理費につきましては、インフラを含みます公共施設等は、昭和50年代以前につくられたものが非常に多く、今後は、経年劣化によります大規模な修繕に関する経費が、相当な額で必要になってくるものと想定をいたしております。前年度末に策定いたしました公共施設等総合管理計画も活用しながら、市民の安全面にも配慮しながら、予算配分を行っていく必要があると認識をいたしておるところでございます。 定住促進につきましては、まずは、本市を知っていただくための情報を発信しているところでございます。そういった中で、平成31年春に開催がされます全国植樹祭、これは本市を知っていただき、また、実際に足を運んでいただく非常によい機会であると捉えております。そのため、今年度は、幹線道路補修事業などの関連予算を例年以上の規模で予算化し、市外からのお客様をおもてなしするための準備を進めているところでございます。 本市を定住先として選んでいただくためには、環境面での充実、施策での充実、どちらも同様に重要なものであると認識をいたしております。限られた予算の中で優先順位をつけながら、市民の皆様のご協力もあわせていただきながら、今後も魅力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 答弁としましては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 松原たかし議員。
    ◆3番(松原たかし) ご答弁ありがとうございます。 どんなすばらしい施策を考えても、結局、予算がつかなければ実行できない現実がございます。苦しい財政の中、限られた予算をどのように配分するか、とても重要なことと思います。どのような施策が将来の尾張旭市のためになるか、長期的な目線も必要なのかと思います。 そこで、再質問ですが、イベント等で人が訪れるときにきれいにすることも大切と思います。しかしながら、まちはいつも見られており、いつ訪れるかわからない移住希望者に対して常にPRできるようなことが必要だと思います。ゆえに、長期的、継続的な対応が必要となりますが、それに対してのお考えをお尋ね申し上げます。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 行政経営課長。 ◎行政経営課長(田島祥三) お答えします。 施設等をよりきれいに保つことは、誰にとっても気持ちのよいことであり、議員の言われますように、本市によいイメージを持っていただく一助になるものでもありますので、定住促進の視点も入れながら維持管理していくことは重要なものであると認識をしております。 財政の硬直化により、経常的な維持管理費の大幅な増額が難しい状況でございますが、公園緑地等の豊かな緑は本市の財産であるという認識のもと、限られた予算を有効に活用して、計画的かつ継続的な施設等の維持管理につきまして、必要となる予算を措置できるよう努めてまいります。 答弁としては、以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 松原たかし議員。 ◆3番(松原たかし) ご答弁ありがとうございます。 前向きなご答弁をいただき、大変うれしく思います。ありがとうございます。 これまでも、議会でさまざまな提案をさせていただきました。市街化調整区域の有効活用、働く場所の提供として工業の誘致、隣接市へのアクセス向上のための道路整備など、そして、公園、道路の管理については、以前にも他市との状況を比較しながら必要性を訴えてきましたし、今回と同様に予算配分についても質問させていただきました。これらの提案は、本市の発展や未来につながるものと考えて提案させていただいております。 今回、質問の中でも触れさせていただきましたが、第五次総合計画では、計画人口実現のための5つのチャレンジを実施して定住者の増加を目指すとあります。本市の未来のため、本当に大切な取り組みと思います。そして、その取り組みで、公園や街路樹等の緑は、本市の魅力を感じていただくための重要な地域資源であり、緑あふれる住みよいまちのイメージとしていることもわかりました。現状の苦しい財政の中、さまざまな事業に予算を振り分けることは非常に難しく大変なことと思います。予算を切り詰める中で、施設管理に係る予算も毎年苦しい状況と思いますが、そろそろ限界が近いのではないかと危惧しております。 市長の所信表明でも、「住民ではない方にとって『住んでみたいまち』になるためには、まずは尾張旭市がどういう『まち』なのかを知っていただく、そこから始まると考えております」との言葉がございました。その言葉どおり、まずは尾張旭を知ってもらい、そこからさらによい面を知ってもらい、定住先の候補になれると考えております。しかし、その入り口で定住先の候補から外されることがあってはなりません。本市のPRは、公園の多さや景観のよさ、美しさをもって緑あふれる住みよいまちをイメージしており、このイメージが崩れないようにしていくことは、とても重要に思います。 定住促進や将来の尾張旭につながる事業につきまして、各担当課で一生懸命取り組んでいただいていますし、一層励んでいただきたいと思います。また、施設を管理している担当課は限られた予算の中で、本当に大変だとは思いますが、尾張旭市のイメージを維持できるような管理をしていただきたいと思います。 今後も、定住促進や尾張旭市の未来につながるような提案をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。これで、終わらせていただきます。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、松原たかし議員の質問を終了します。 ここで2時40分まで休憩とします。                         午後2時26分休憩                         午後2時40分再開 ○議長(片渕卓三) 休憩を閉じ、会議を再開します。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(若杉浩二) 答弁の訂正をお願いいたします。 先ほど、早川議員の「外に出かけたくなるまちづくり」のバックアップ体制についての(2)高齢者タクシー基本料金助成実態把握についての答弁の中で、利用率の説明をいたしました。対象となる80歳以上の人数に1人当たりの助成券交付枚数24枚を乗じた数に対し、実際に使用された助成券枚数の割合ですと答弁いたしましたが、正しくは、実際に交付した人数に1人当たりの助成券交付枚数24枚を乗じた数に対し、そのうち使用された助成券枚数の割合でございます。 よろしくご訂正のほど、お願いいたします。 ○議長(片渕卓三) 議長にて認めます。 岩橋盛文議員。 ◆18番(岩橋盛文) すみません。私も訂正お願いいたします。 私の質問で、2項目めの農業の振興についてのウですけれども、本市の市街化調整区域の農地面積の推移についてというところを調整区域と言わなければいけないのを、調整を抜きまして市街化区域と言いましたので、正しくは、市街化調整区域ですので、よろしくお願いします。 ○議長(片渕卓三) 議長にて認めます。 次に、武田なおき議員の発言を許可します。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) フロンティア旭の武田でございます。 議長のご指名をいただきましたので、通告どおり、大項目1つについて順次質問をさせていただきます。 先ほどの我が会派の松原議員と別に事前に打ち合わせをしておったわけではありませんが、少しそのことも踏まえて、ぜひ、聞いていただきたいというか、その点も含めて今回の私の質問も極めて関連がありますのでよろしくお願いいたします。 私は、市議会議員に立候補するに当たり、公約の一つに、胸を張って、尾張旭が好きだと言える子ども、そういう子どもを育てたいというようなことを、大きな柱として訴えてまいりました。 この2期6年半の活動の中で、さまざまな尾張旭の歴史や伝統文化の継承等について、幾つかの提案をさせていただきました。そして実際に、今ここに、たまたま議会図書室にある本を持ってまいりましたけれども、一番最初に出された「尾張旭の地名」、それから、その後つくられました尾張旭の4部作、郷土シリーズ、「尾張旭の道」、「尾張旭のため池」、「尾張旭のことば」、それから「尾張旭の農業歳時記」、それとあわせまして、理科のほうで先生方が中心になってつくられた「尾張旭の自然」という本がありますが、こういったものをいろいろ活用して、学校で活用するだけではなくというような提案をさせていただいたところ、市内各所にいろんなところに置いていただきまして、市民の方々に見ていただくような、そういう環境をつくっていただいたという意味で、本当に感謝をいたしております。 特に、森林公園のことについて、前回の質問でもしましたけれども、第70回の全国植樹祭が誘致をすることができたというのは、本当に尾張旭にとってはいいことだったなと思うんですが、よくよく考えてみると、公園都市とかというのが森林公園というのにすぐ結びつきますが、実は、これ本当に、私、自分がこの執筆者の一人として言わせていただくと、尾張旭の地名の中に、実はあの地域は海老蔓御林だったということが書いてあるんです。今でも地名として、小字名として海老蔓というのは残っていますが、海老蔓というのはブドウ科の一種で、松なんかにつるを伸ばしていって、秋になるとえび色、えび色と言っちゃいますけれども、要するにブドウ色ですね。そういうのが実がなるということで、海老蔓という地名がついたんだそうです。その海老蔓御林というのがあって、尾張藩は非常に厳密にこれを管理していたんです。実際は、御林ですので、それはどういう御林かというと、殿様が来て狩りをするというところですよね。お狩り場としての御林だったわけです。それは平子御林でも一緒です。 そういう意味で、村人はふだん入っちゃいけなかったんです。新居の人たちは入れなかったんですが、ところが、入らずに実際に殿様が来て狩りやるぞと言ったときに、勢子をやり、獣を追い出せと。をやろうとしたときに、何も知らない村人じゃ追い出せないわけです。だから、どこにどんなのがすんでいるとか、どこに道があるとか、どこへ追い込んでいくと殿様が打てるというようなそういうことをちゃんと知っていなくちゃいけませんから、ふだんから実は林の中に入っていったんです。それで、入っていったついでに自分たちの薪をとってくると。それで、それを言いながらも、それを大っぴらに認めていたわけじゃなくて、代官所が今の瀬戸の水野小学校のところにその跡地、碑が立っていますが、そこの悪人が馬を引き連れて、ずっとパトロールした。その馬に鈴がついていて、シャンシャンと音が近づいてくると、村人たちは林の中に、表に出ない、すっと隠れて、物静かに待っていると代官所の役人が通り過ぎていって、戻って日報に、きょうも一日平和な、何もなかったと書くんです。 それで村人たちは、そういう意味で、そういう武家制度というか身分制度があったことがいい悪いということを、今、僕がここで申し上げようとしているわけじゃなくて、そういうふうにして、本当に地の人にとって、新居の村の人にとって、海老蔓御林、今である森林公園のところ、とても大事なところだったわけです。ところが、明治になって御領里になり、尾張藩のものじゃなくなった途端、管理が行き届かなくなったと。そうすると今度は、みんなが来て、松の木を全部切っちゃうと。主に、瀬戸の窯焼きの人たちが切っていったという話ですが、僕は現実にそんなのを見たわけじゃありませんから本当かどうかわかりませんが。 とにかく丸裸になってしまって、そこで、愛知県中が本当に木が切られてしまったことで、治山治水という観点からいかんじゃないかということで、高瀬五助さんがこの地を木を植え、ちゃんとした昔のような林にする、もともとブナ林だとかヒノキが育つような、そういう意味で豊かな森ではありませんでしたけれども、いわゆる里山、雑木林として育っていくような、そういうものにきちっとしないと治山治水という観点からもいかんということで、昭和8年に議会ですったもんだして、かなりの金額でもって予算がつき、森林公園ができたと。それでもって、それが森林公園である。 だから、尾張旭にとって、ここからは本題ですけれども、なぜ、僕が今こういうことを言ったかというと、尾張旭にとって森林公園を含めた緑、そういうものは300年も400年もずっと続いてきているものだというふうな観点であれば、市の財産であるというふうに先ほど答弁もありましたけれども、財産というのは当たり前であり、それをきちっと維持管理していくというんですか、もちろん、県のもの、だから県は県でやる必要がありますが、そういう観点で考えれば、森林公園を中心としたこの緑を守っていく、それは尾張旭の最大のシティセールだということは間違いないと思うんです。 それで、そんなようなことが、実は、農業歳時記だとか、それからため池だとか、尾張旭の道というのにも書いてあります。現実にこの「尾張旭の道」の中では、高瀬五助さんのことをきちっとして、写真つきでこうやって紹介しています。だから、そういうものが、いろんなところで市民の皆さんに目に触れるようになったということについて、本当にうれしく思っておりますが、そういうものを活用して、先日も、市の職員の方々に少しそういう講習会があって、勉強会があって、そこでちょっと私も講師を務めさせていただいたんですけれども、そういう形で尾張旭の理解をする、歴史文化、そういうものをきちっと理解するという上で、オール尾張旭でだんだん取り組みが進んでいき、郷土理解が進んできていると。そういう意味で、本当にそういうことを提案した一人としてうれしく思っておりますし、今後も、そういうことをぜひ発信していきたいと。また、今まで以上に発信していきたいと。そういうことによって、第70回の全国植樹祭が一過性のもので終わるんじゃなくて、その後も継続してずっと尾張旭はそういうものを大事にしているまちなんだということが、やっぱり大事ではないかと思います。 そういう意味で言うと、先ほどの松原議員の提案がまさしく尾張旭にとって大事なことなんだという提案だったと思いますので、あわせて、市長さん、ぜひ、その辺のところをよく考えていただきまして、今後の予算のほうの編成をしていただきたいと。そういうことを、先に要望いたしまして、私の質問のほうに入らせていただきます。どちらにしましても、郷土理解を含めるという視点で質問をしていきますので、よろしくお願いいたします。 それでは質問に入ります。 文化政策のあり方についてということで、学芸員の取り組みについてお聞きします。 本市の学芸員、現在は非常勤嘱託員ですが、雇用して3年目となりますが、その取り組みについてお伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) それでは、文化政策のあり方についての(1)学芸員の取り組みについてお答えをいたします。 本市では、平成27年度から非常勤嘱託職員として学芸員を採用し、この3年間で、民具の展示や歴史の講演など専門的な知識を活用した業務を進めてまいりました。 一例を申し上げますと、従来、スカイワードあさひの歴史民俗フロアでは、民具企画展と考古企画展のみを開催してきましたが、学芸員が中心となり、収蔵庫に眠っていた昔から使用されていた農機具の展示や、戦時中の生活などを昔の道具とともに紹介するミニ民具企画展を内容を変えながら定期的に開催するようになりました。このほか、発掘調査の結果を展示する特別企画展の開催や出張企画展と題し、市役所ロビーや中央公民館で尾張旭市誌や昔の投票箱、古い道具の展示なども行っております。 また、自治会や小学校からの依頼に応じ、尾張旭の歴史についての講演を行うなど、本市の歴史や文化、習慣などを身近に感じていただけるよう、取り組んでいるところであります。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) ご丁寧な答弁ありがとうございました。よくわかりました。 やっぱり、さすが学芸員がいるというか、そういう人がいるということによって、郷土理解が進むような取り組みをたくさんしていただいたというふうに感じております。 そこで、少し再質問をさせていただきます。 まず一つとして、歴史民俗フロアでの市民の反応というか、多分、いろんな形で反応をとってみえると思うんですけれども、その反応についてお聞かせください。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 文化スポーツ課長。 ◎文化スポーツ課長(西尾哲弥) お答えします。 歴史民俗フロアでは、アンケート用紙を設置し、来場者の声を頂戴しております。小学生や中学生の若い世代の方からは、尾張旭の史跡を初めて知り、興味を持った。学校で習ったものの展示や写真があり勉強になったなど、昔の生活の様子が新鮮に写るようです。また、ご年配の方からは、昔の道具を見て懐かしく思い出すなどのご意見を頂戴しております。 今後も、ご意見やご要望を参考にしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) ご答弁ありがとうございました。 やはり、きちっとしたそういう意図を持ってやったものに対しては、市民のほうからそういう声が出ているということでしたので、今後の、各種いろんな企画を楽しみにしております。 それでは、2項目めに移らせていただきます。 文化政策の中で、特に小中学生に特化した取り組みについて、文化スポーツ課として取り組んでいる中でも小中学生に特化した取り組みについてお伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) (2)文化政策の中で、特に小中学生に特化した取り組みについてお答えをいたします。 現在、尾張旭の歴史を子どもたちに知ってもらい、郷土に愛着を持ってもらうよう、夏休みを利用し、「わくわく体験隊」と題した史跡めぐりを実施しています。これは、市内の史跡を訪れるだけではなく、史跡マップを作成したり、埴輪を紙粘土で作成したりするなど体験型の内容にして、子どもたちが楽しく参加できるよう企画をしています。そのほか、ふるさとカルタ会の開催や小学生を対象にどうだん亭の案内、学芸員による歴史に関する説明などを要望により開催しています。 今年度におきましては、長池マメナシ・アイナシ自生地の樹木調査を名古屋工業大学に委託しましたが、教授や学生たちとともに城山小学校の長池環境クラブの児童たちと、実の生育状況を一緒に調査いたしました。また、ミニ民具企画展や考古企画展などについては、各小中学校にポスターやチラシを配布し、周知を図っています。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) いろいろやっていただいているという中で、特にちょっと自分自身も興味があって取り組んでいるものの中にふるさとカルタがあるんですが、そのふるさとカルタというのは、子どもたちだけではなく、市民の郷土理解を推進する上でも重要なアイテムの一つだと思うんですが、再質問として、ふるさとカルタの販売実数というか実績を伺います。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 文化スポーツ課長。 ◎文化スポーツ課長(西尾哲弥) お答えします。 平成29年度は、11月末現在で27セットを販売しております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) あえて、これを質問したのは、きっとそんなにたくさん売れていないだろうなという思いもあって聞いたんですが、27個というのは余りにも少ないなと思って、ちょっと寂しい数字だなというふうには思うんですが、自分としては、せっかく文化スポーツ課という、ある意味、新しい取り組みというか、そういう課をつくってやっている以上、文化部だけで販売をしたりするんじゃなしに、せっかく文化スポーツ課というのがある以上、何かスポーツ課のほうでもそういうものを活用して郷土理解をするような方法はないのかということを含めて、再々質問として、何かそういう取り組みを考えていることはないのか、また今後、考えていかないのかということについてお聞きします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 文化スポーツ課長。 ◎文化スポーツ課長(西尾哲弥) お答えいたします。 ご指摘のとおり、カルタの販売数は多くない状況となっております。販売数をふやす取り組みとしまして、今年度は、郷土旭について勉強する小学校3年生の児童や、市役所や中央公民館のロビーなどで開催している出張企画展において、ふるさとカルタの紹介などを行っております。また、文化スポーツ課で実施するウオーキング大会などのコースに史跡を組み込み、あわせて、カルタの紹介、販売なども引き続き実施してまいりたいと考えております。 今後も多くの方に知っていただけるよう、さまざまな方法を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) それなりに考えていただいているというのはよくわかりましたが、どうですかね、ジョギング大会の賞品の中にふるさとカルタを入れたら、かえって不評ですかね。そんなもの要らんかったわと言われるような声も聞こえてきそうな気もするんですが、そういうものも含めてやるとか。 それから特に、ここ、たまたま今、答弁の中にも3年生というのがありましたけれども、3年生というのは社会科という授業が始まるんです。昔は1年生からありましたけれども、1年生、2年生は今、名前が変わりまして、理科と社会が合体にしたような生活科という教科になっているんです。ですから、3年生が初めて社会という教科を勉強するんですが、特に、3年生の子どもだけじゃなしに、担任した先生も意外と新任の先生だとか、それから市外から来た先生を担任にすることが多いんです。なぜかというと、郷土を理解することになるから。そういう意味でいうと、3年生を対象にもう少し積極的に、これは要望ですが、同じ教育委員会のはずですので、教育長さんにもお願いしたいんですけれども、そういうことで、もっとかるたを活用したかるた大会とかもやっていると思いますが、もっと教材として使っていただく。そういう方法で、社会科の一環としてやれるんじゃないかというふうに思いますので、そういう意味で言う、もっともっとふるさとカルタを積極的に活用していただいて。よく出ますよね、長野県の人が県歌が歌えるとかというふうに。だから、尾張旭の子どもたちは、かるたをみんな知っている、郷土かるたが全部言えるとはまだ言わないまでも、みんな知っているとか、うちにあるとか、1人1個は持っているみたいな感じでやっていけば、確実に郷土理解は進んでいくと思いますので、そういう点、もっともっと販売に力を入れていただきたいと思います。これは要望としておきます。 じゃ、次の項目に移ります。 ○議長(片渕卓三) はい、(3)に移ってください。 ◆8番(武田なおき) それでは3点目、今後の文化政策の推進について。 子どもたちに郷土の歴史や文化に興味を持ってもらう上で、何が重要であるかというのを考えるかとか、来年度以降、どんな具体的な施策を持っているのかについてお伺いします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) (3)今後の文化政策の推進についてお答えをいたします。 子どもたちに郷土の歴史や文化に興味を持ってもらうためには、まず、ふるさとについて知ってもらい、みずからが体験、参加することでふるさと意識を醸成していくことが重要であると考えます。 具体的には、夏休みに開催している子ども向け史跡めぐりにつきまして、今年度も人気があり急遽講座を追加で設けたところですが、来年度も引き続き体験型の史跡めぐりとし、希望者全員が参加できるよう講座を増設するなどして対応していきたいと考えています。 さらに、来年度から市の指定文化財である円空仏をスカイワードあさひ歴史民俗フロアで常設展示する予定となっており、子ども向けに円空仏に関する講座なども開催したいと考えております。 このほか、子どもに限定したものではありませんが、市内に設置されている史跡案内看板にQRコードを掲載し、市ホームページの文化財のページとリンクさせ、スマートフォンを使いながら文化財や史跡などについて、より深い知識を得ることができるよう取り組みを拡充させていく予定であります。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) なかなかいろんな企画をしていただけるということで、特に子ども向けの、これ、学芸員さんが中心になってやられると思いますが、人気があるというのは当然だと思います。聞くところによると、今年は台風の影響で昼からできなかったというようなことがあって、非常に残念だったなというふうには思っておりますが、本当に子どもたちのそういうニーズに応えられる形で、やっぱり学芸員さんをきちっと活用していただいているという意味で、本当にいい取り組みだなというふうに思いますし、もし、来年やられるときには、自分も時間があいていれば、いつやるんだということを教えていただければ、一緒に勉強させていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。 もう一つ、取り組みの中で聞いて意外でびっくりしたのは、この史跡案内看板にQRコードを掲載しというようなことで、昔、僕も提案をしたことがあったんです。そういう意味で、看板なんかをただ書いておくだけじゃなしに、そういう説明をしたらどうだというようなことを言ったときには、なかなかそういうことは難しいと言ってみえましたけれども、早速、こういう形でQRコードをつけてやっていただくということで、本当にこれもうれしく思っています。ただ、そうなると自分のイメージの中ではすごい費用がかかるんじゃないかというような気がします。もちろん、いろいろ工夫はされると思うんですけれども、実際、どのぐらいの費用がかかるのか、再質問します。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 文化スポーツ課長。 ◎文化スポーツ課長(西尾哲弥) お答えします。 リンクさせる映像や写真などをみずから用意することにより、特別な費用は想定しておりません。 以上です。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) わかりました。 そういう意味で言うと、きっと大変な作業になると思うんですけれども、文化課の人たちが大変な思いをしてやられるとは思いますが、そういう経費をかけずにやられるという意味で言うと、本当にすばらしい取り組みだなというふうに改めて思います。ぜひ、皆さんが見てわかりやすいものをつくっていただきますよう、また、簡単にできるような、そういう方法をもちろんとられるとは思いますが、そういう意味で言うと、ぜひ、やっていただきたいと。また、できたらそういうものをきちっと市の広報並びにいろんなところを皆さんにPRをして、尾張旭の郷土理解に努めていくようにしたいと思います。 一番簡単なのは、中学生がスマホを持っていいのかという議論になるから余りいろんなことを言わんほうがいいかも知れませんけれども、中学生ぐらいから簡単に使ってみえるとわかると、本当に将来にわたって市をPRしていくことになると思いますので、その点について、武田があんなことを言ったものでスマホが普及してまったがやということはきっとないと思いますので、そういう意味で、いい活用の方法の一つとして指導していただけるといいかなというふうに思います。 それでは、4項目め、最後のほうに移ります。 今ずっと聞いていて、学芸員さんというのが、やっぱり今回の質問の私の一番のキーワードにしたいと思います。 だから、その学芸員さんをどういうふうな形で活用していくといいのかと考えた場合に、やはり、自分は先ほど何回も話題にしますが、たまたま私は、「尾張旭の地名」と「尾張旭の道」というのに2年にわたって研修員をさせていただいたんですが、そのときには普通に授業をやり、部活をやり、会議をやり、7時ぐらいからあるところへ集まって、結構、いろいろみんなで作戦を立て、いついつまでにこのことについて調べてきなさいというと、夜な夜な、ずっとおうちを回ってフィールドワークをし、いろんなところで聞いて、この話だったらこの人に聞くといいよ、はい、わかりましたとかいって結構遅くまで残ってやったという覚えがあるんです。ただ、それは、どうしてそういうことができたかというと、今のように、別に自分がいい加減な授業をやっていたとは思いませんが、小学校でも中学校でも、割と教員が自由な時間がまだあったんです。 でも今は、本当に次から次へと新しいことをやらなくちゃいけない。道徳も教科化になるとか、ましてや、生徒指導の問題だとか、発達障がいの問題だとかというのがあって、本当に教員が多忙化をしていて、今、例えば同じことを当時の教育長さんがやられたようなことを、今の教育長さんが、仮に学校へ命じても、多分できないと思います。そういう意味で言うと、なぜできないかと言うと、やっぱりそれだけ時間がかけられない。 そうやって考えられたときに、じゃ、郷土理解が進まなくなってもいいのかというのは、それはやっぱりよくないと思いますので、先生方に対して、1人リーダーになるような学芸員さんがいたりすると、そのもとで郷土理解を進めたいとか、そういうことに興味を持っている先生方が集まってきて、いろんな資料を提示してもらいながら勉強をする。そういう意味で言うと、それを誰か教員の中に求めるんじゃなくて、専門的な尾張旭のことについてきちっと理解しているような学芸員さんがやると。これは、ある意味、教員の多忙化解消ということでいえば、僕は非常に大きな施策の一つになると思いますし、もちろん、市の職員として雇う以上、30年1回雇って、二十幾つ雇って、退職までずっと学芸員というのは、これまた大変でしょうから、市の一般職員としてもちろん雇っていただくということが前提ですが、少なくとも5年とか10年単位ぐらいまでではやっていただいて、また次の人を雇うというような形で、学芸員さんをもっと有効活用というか、聞くところによると、非常勤職員なものですから、そういうきちっとした採用をしてもらえるところへ行ってしまうというような話も聞いております。 だから、そういう意味で言う、有能な人材を確保するという意味も含めて、学芸員さんの今後の活用についてお聞きいたします。 ○議長(片渕卓三) 答弁に入ります。 教育部長。 ◎教育部長(萬谷久幸) (4)学芸員の今後の活用についてお答えをいたします。 学芸員は、専門的な知識を持って、尾張旭の歴史や風習などを多くの市民に知っていただき、愛着を深めていただけるよう、さまざまな働きかけをしていくことが役割として求められているところであります。 今後も引き続き、歴史民俗フロアの展示や子ども向けの史跡めぐりなどの充実に向け取り組んでいくとともに、小中学校や自治会などからの郷土の歴史講演や資料作成のサポートの依頼、また、歴史民俗フロアの説明ガイドの要請などにも連携を深めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(片渕卓三) 再質問があれば受けます。 武田なおき議員。 ◆8番(武田なおき) いろいろ活用していただくということで、よくわかりました。 市の職員で採用なんて話になると、これはとても文化スポーツ課というか、教育部だけの話ではありませんので、これは、じっくり3月議会の代表質問等で取り上げさせていただこうとは思っておりますが、ぜひ、その辺も含めて市長さんよろしくお願いします。 質問は以上で終わりますが、実は、高瀬五助さん、森林公園をつくろうということに一生懸命力を尽くされてやってみえたんですけれども、心臓病を患われて、最後は県庁へ出ていかれなくなって、昭和12年、西暦で言うと1937年、ということは、ちょうど今年はその80年になるんですよね。今思えば5年前、私が議員になって2年目のときだったかな、まだ市民会館が使えましたので、あそこの3階でよくよく考えてみたら、私、助勤を務めながら高瀬五助さんの75年祭をやった覚えがあります。今年80年祭、やらないかんと思いながらしてしまいましたけれども、どちらにしましても、その高瀬五助さんが郷土の方に愛され、郷土の方にすごく森林公園をつくるということで道をつくったり、工事をするということで新居の人たち、若者、青年がそこの日雇いに雇われていき、そこで自分たちの生活が成り立ったと。それで、そういう方々が感謝されて、昭和30年に亡くなってから18年後の昭和30年にあの像が立ったんですよね。 そういう意味で言うと、何で県知事でもない一課長の像をと言って、簡単に県の役人は言うそうですけれども、我々にとってそういう人じゃないんだと。本当に尾張旭の歴史の中で郷土のために尽くしてくれた人なんだと。これも、ぜひ、小学校や中学校の教材の中にも取り入れていただきたいというようなことで、取り入れていただいているというふうにも聞いておりますが、そういうことも含めて、高瀬五助さんという名前を我々は絶対忘れないようにして、そして、その方が今度の第70回の全国植樹祭を開かれるということをきっと喜んでみえると思います。私は、実は決まったとき、新聞を持って「決まりましたよ、愛知県で決まりましたよ」と言って、像のところへ「高瀬さん、ありがとうございます」と自分は言いに行ったんですけれども、そういう意味で言う、本当に高瀬五助さんということを忘れないようにする。それも、大事な大事な財産の一つにしていくということを自分の中で強く決意をいたしまして、今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(片渕卓三) これをもちまして、武田なおき議員の質問を終了します。 以上をもちまして、本日の日程は終了しました。 本日は、これにて散会いたします。                         午後3時10分散会...