大府市議会 2020-03-31
令和 2年第 1回臨時会−03月31日-01号
続いて、
厚生文教委員長の
報告を求めます。
厚生文教委員長。
(
厚生文教委員長・
鷹羽琴美・
登壇)
◎
厚生文教委員長(
鷹羽琴美)
議長の御
指名がありましたので、
厚生文教委員会における
審査の経過と結果について御
報告します。
当
委員会は、ただいま
休憩中、
全員協議会室において
委員6人
全員が
出席し、副
市長以下、
関係職員の
出席を求め開会しました。
議案第26号「
大府市
国民健康保険税条例の一部
改正について」は、
審査の結果、
全会一致で
原案を可決すべきものと決定しました。
審査の過程において、
質疑はありませんでした。
以上で
報告を終わります。
○
議長(
山本正和)
ただいまの
厚生文教委員長の
報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「
なし」の声あり)
ないようですので、以上で
質疑を終わります。
これより
討論に入ります。
まず、
議案第24号について
討論を行います。
最初に、
委員長報告に反対の
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
賛成の
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
ないようですので、
討論を終わります。
これより
議案第24号を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は可決です。
お諮りします。
本案は
委員長の
報告のとおり決定することに
賛成の方の
挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、
議案第24号「
大府市
税条例の一部
改正について」は、
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第25号について
討論を行います。
最初に、
委員長報告に反対の
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
賛成の
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
ないようですので、
討論を終わります。
これより
議案第25号を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は可決です。
お諮りします。
本案は
委員長の
報告のとおり決定することに
賛成の方の
挙手を求めます。
(
挙手全員)
挙手全員です。よって、
議案第25号「
大府市
都市計画税条例の一部
改正について」は、
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第26号について
討論を行います。
最初に、
委員長報告に反対の
討論はありませんか。3番・
久永和枝議員。
◆3番
議員(
久永和枝)
それでは、
議案第26号「
大府市
国民健康保険税条例の一部
改正について」、
討論をさせていただきます。
今回の
議案の中で一つ、
軽減制度が拡充される点は賛同いたします。
5
割軽減については、これまでの
軽減判定所得の算定の際に被
保険者数に掛ける金額が5,000円上がることで、約28
世帯が約140万円の
軽減となります。
また、2
割軽減の場合は、1万円
上がり52万円になり、約29
世帯で約40万円
軽減されることについては、賛同をいたします。
しかし、もう1点の
課税限度額の
改定については、
医療分が2万円
上がり63万円に、
介護分は1万円増の17万円になり、合計で現行の96万円が99万円に引き上げられます。
今回の
改定によって
影響を受ける
世帯は約216
世帯で、
影響額は約498万円の
値上げとなるため、賛同できません。
影響を受ける
世帯は、先の定例3
月議会で、1人
平均年間3,000円の引上げの
世帯でもあります。
4人家族であれば1万2,000円の
値上げとなり、今回の
改正によって、更に年間2万5,000円の
値上げとなります。
国保加入者は、仕事を持たない人や
年金生活者など、所得の低い人が多くいます。また、自営業の
世帯も多く、昨年の消費税増税、今回の
新型コロナウイルスの自粛等によって、
保険税が払えない
世帯が出てくるのではないかと心配しています。
今、この時期に上げるべきではなく、逆に、特別の対策が必要な時期ではないでしょうか。
影響はこれからです。
在宅者が増え、各家庭の光熱費が跳ね
上がり、働けず、また商売が成り立たないなど、様々な理由で各
世帯の
収入も減っています。
そもそも増える当てのない
国保会計の歳入を、
国保の加入者の中だけでやりくりすること自体が問題であります。
国保は社会保障でありながら、
国保税の
負担率は所得の約10パーセントと言われています。ほかの被用者
保険の
保険料の
負担率は所得の5パーセントから8パーセントですので、明らかに
国保は高くなっています。
その要因は、
国保にしかない
均等割、平等
割という
保険税の算定です。
公費を1兆円投入すれば、赤ちゃんにも掛かる
均等割、
世帯に掛かる平等
割を、全国の多くの自治体で廃止することができ、結果、
保険税額を抑えることができます。
今の
国保は、助け合いではなく、社会保障の一つであることを踏まえ、被
保険者が払える
保険税にしていくために、まずは国から1兆円を投入させ、協会けんぽ並みの所得の
負担率7パーセント程度に引き下げるべきであります。
是非、
大府市からも国へ働き掛けていくことを意見とし、
国保の
課税限度額の引上げによって
保険税が上がる
内容が含まれる本
議案に反対をいたします。
以上です。
○
議長(
山本正和)
次に、
賛成の
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
反対の
討論はありませんか。4番・
鷹羽富美子議員。
◆4番
議員(
鷹羽富美子)
では、
議案第26号「
大府市
国民健康保険税条例の一部
改正について」、反対の理由を述べさせていただきます。
今回の
改定では、
地方税法の一部
改正に伴い、
国民健康保険税5
割軽減、2
割軽減の
対象者が拡大されます。
この
軽減制度は、国、県の
負担金がほとんどで、一部だけが市の一般会計から払われるというように言われています。
国保の特別会計には、減額した分、全額補填され、
軽減した分は、
国保加入者の税率に転嫁されるものではないので、この点につきましては評価いたします。
しかし、もう1点の
改定である国民年金加入者の
国民健康保険税の
課税限度額の引上げについては容認できないため、反対いたします。
来年度からの
課税限度額は、
医療分がプラス2万円で63万円、
介護分がプラス1万円で17万円になり、昨年度に比べ3万円アップし、99万円に引き上げられるというものです。
課税限度額の推移を見てみますと、平成5年には50万円だったものが、25年間ほどで2倍近くに上がっています。
また、この数年間の変化を見ても、
医療分については、平成30年に58万円、平成31年に61万円、そして、今年63万円と連続して上げられ、2年間で5万円も引き上げられています。
法の変更に伴って、これからも
課税限度額は引き上げられていくと聞いています。
国民健康保険税の
負担率は、健康
保険に比べて際立って高く、加入者の多くは既に1
割以上の
負担を強いられているのが現状です。
確かに、相当の高額所得者の方であっても、
課税限度額しか
負担しない仕組みは検討すべきであると考えます。
しかし、
限度額引上げに対して、
世帯の人数が増えれば、それだけ所得が高くなくとも上限に達してしまうとか、医療費や所得の水準が自治体で異なっており、自治体によっては、
限度額の引上げで、中間層の
保険料率がよりアップしてしまうという問題点も指摘されています。
このように、中間所得者にとっては公平感の感じられない制度だと思います。
国民健康
保険は社会保障の一つです。
国民健康
保険は、市民がいつかは加入する
保険であり、医療を必要とする高齢者や所得の低い人が多くを占めるため、運営が厳しくなるのは、構造的な問題ではないでしょうか。
国からの財政支援が十分でない
状況で、市民の健康や医療を守らなければならない大変さは承知しているつもりですが、この問題の解決のためには、高所得者や
加入世帯の
負担増だけではなく、国民健康
保険の仕組みそのものを見直すことが必要だと考えます。
自治体として取り組めることはないかということも、これから考えていっていただきたいと思います。
したがいまして、国民年金加入者の
国民健康保険税の
課税限度額の引上げについては容認できず、この
議案に反対します。
○
議長(
山本正和)
ほかに
討論はありませんか。
(「
なし」の声あり)
ないようですので、
討論を終わります。
これより
議案第26号を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は可決です。
お諮りします。
本案は
委員長の
報告のとおり決定することに
賛成の方の
挙手を求めます。
(
挙手多数)
挙手多数です。よって、
議案第26号「
大府市
国民健康保険税条例の一部
改正について」は、
原案のとおり可決されました。
以上で、
今期臨時会に付議されました案件の審議は全て終了しました。
ここで、
市長より
挨拶をいただきます。
市長。
(
市長・
岡村秀人・
登壇)
◎
市長(
岡村秀人)
令和2年
大府市議会第1回
臨時会の閉会に当たりまして、一言御
挨拶を申し上げます。
本日提出いたしました
議案につきまして、慎重に御審議の上、お認めを賜りまして、誠にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症が拡大を続け、東京では感染者が急増し、「感染爆発」の重大局面にあるとされており、170人もの感染者が確認されている愛知県においても、予断を許さない
状況にあります。
本市では、現時点で感染者が確認されていない
状況ではありますが、引き続き、「
新型コロナウイルス感染症危機対策本部」において議論を重ね、市民の健康と生命を守ることを最優先に、スピード感を持って必要な対策を進めてまいりたいと思います。
議員各位におかれましても、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、お礼の御
挨拶とさせていただきます。
本日は、どうもありがとうございました。
○
議長(
山本正和)
これをもちまして、
令和2年
大府市議会第1回
臨時会を閉会します。
閉会 午後 2時01分...