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令和 2年第 1回定例会−03月13日-04号

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  1. 大府市議会 2020-03-13
    令和 2年第 1回定例会−03月13日-04号


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    最終取得日: 2023-05-21
    令和 2年第 1回定例会−03月13日-04号令和 2年第 1回定例会 第4日目  令和2年3月13日(金曜日)   午前 9時00分 開議   午後 0時12分 閉会 1 出席議員    1番  小山昌子    2番  大西勝彦    3番  久永和枝    4番  鷹羽富美子    5番  三宅佳典    6番  野北孝治    7番  木下久子    8番  藤本宗久    9番  太田和利   10番  酒井真二   11番  鷹羽琴美   12番  加古守
      13番  森山守   14番  柴崎智子   15番  国本礼子   16番  山本正和   17番  早川高光   18番  鷹羽登久子   19番  宮下真悟 2 欠席議員    なし 3 職務のため議場に出席した議会事務局職員    事務局長   相木直人    議事課長   原田好美    議事係長   武陵真結子    議事係主任  神谷優一 4 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者    市長        岡村秀人    副市長       山内健次    教育長       宮島年夫    企画政策部長    新美光良    健康都市推進局長  吉兼智人    総務部長      久野幸信    市民協働部長    丸山青朗    福祉子ども部長   鈴置繁雄    健康文化部長    今村昌彦    都市整備部長    玉村雅幸    建設部長      長谷川重仁    産業振興部長    寺島晴彦    水道部長      杉山鐘辞    会計管理者     久野信親    教育部長      木學貞夫    指導主事      鈴木達見    監査委員事務局長  相羽政信    消防長       上山治人    秘書人事課長    白浜久    企画政策課長    福島智宏    財政課長      信田光隆 5 議事日程  第1 議案第4号 大府市手話言語条例の制定について  第2 議案第5号 大府市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について  第3 議案第6号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について  第4 議案第7号 大府市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について  第5 議案第8号 大府市手数料条例の一部改正について  第6 議案第9号 大府市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について  第7 議案第10号 大府市使用料条例の一部改正について  第8 議案第11号 大府市国民健康保険税条例の一部改正について  第9 議案第12号 大府市営住宅の設置及び管理に関する条例等の一部改正について  第10 議案第13号 大府市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部改正について  第11 議案第14号 大府市都市公園条例の一部改正について  第12 議案第15号 大府市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  第13 議案第17号 特定事業契約の変更について  第14 議案第23号 令和元年度大府市一般会計補正予算(第7号)  第15 議案第18号 令和2年度大府市一般会計予算  第16 議案第19号 令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算  第17 議案第20号 令和2年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算  第18 議案第21号 令和2年度大府市水道事業会計予算  第19 議案第22号 令和2年度大府市下水道事業会計予算  第20 議員派遣について 6 会議に附した事件   議事日程と同じである。 ○議長(山本正和)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は19名で定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布しました日程表により進めたいと思いますので、よろしくお願いします。  なお、会議録署名議員は、先に指名しました9番・太田和利議員及び10番・酒井真二議員にお願いします。  日程第1、議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  おはようございます。  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  当委員会は、3月9日、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日御報告します議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。  議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、手話言語条例を制定するに当たって、いわゆるコミュニケーション条例を含んだ内容としている自治体もあるが、そのような検討はあったか。  答え、条例の目的を達成するために具体的な事業を進めていく中で、障がいを持った方への理解も深まっていくと考えているため、まずは手話言語条例を制定していくこととした。  問い、教育現場で手話言語条例を取り上げる考えはあるか。  答え、小中学校及び高校で行っている福祉実践教室の中で、手話を学び、理解を深めてもらいたいと考えている。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。8番・藤本宗久議員。 ◆8番議員(藤本宗久)  皆さん、おはようございます。  議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」、自民クラブを代表して、賛成の立場から討論させていただきます。  今回議案として提出された大府市手話言語条例には、手話が言語であること、そして、その手話を日常言語として使用されているろう者への理解を深めることが制定の目的だと記されています。この議案を審議していく過程において、「手話が言語である」という意味、ろう者が苦痛を強いられてきたという歴史、そして、現在でも不安や不便を感じているろう者の現状という点で、私たちがいかに知識・認識不足であったのかを痛感しているところです。  第6次大府市総合計画では、五つの健康という領域を軸とした健康都市の実現をうたっています。その中で「『ひと』の健康」では、一人ひとりが心身ともに健康で、生きがいや喜びを感じることができる、心の通ったまちづくりを進めるとし、「『くらし』の健康」では、多様な主体が互いにつながり、学び合うことで、地域全体で暮らしを支える共生と循環による持続可能なまちづくりを進めるとしています。
     この手話言語条例は、全日本ろうあ連盟のまとめによりますと、本年1月29日時点で既に全国301の自治体で制定されており、本市において、もっと早期に制定すべき条例であったと悔やまれる一方で、本年は、「『ひと』の健康」「『くらし』の健康」を目指す第6次大府市総合計画のスタートの年であり、なおかつ、市制50周年を迎える年であり、この条例の趣旨に鑑み、このような節目の年の制定がまたとないタイミングであろうとも思うのです。  私たちは、審議を経た今でさえ、手話及びろう者に対する理解が十分ではありません。大府市議会自民クラブは、これまでの手話及びろう者に対する理解の不足を大いに反省し、今後は、条例を制定する責任者として、手話及びろう者に思いを寄せ、自ら理解を深めるよう努めることをお誓い申し上げます。  そして、この手話言語条例案を改めて読み返し、ほかにも、今なお差別や不便さに苦しんでいる障がい者がいるであろうと思うとき、条文中の「ろう者」を「全ての障がい者」と読み替え、障がいを抱える全ての人たちに対して、この条例の精神を理解、実践していくことも、大切な取組であろうと思います。  この条例の制定を機に、地域に住む全ての人々が、それぞれに思いを寄せ、安心して暮らしが営めるような大府市になることを期待して、賛成討論といたします。  最後に、私は、この取組の第一歩として、もし、この条例案がこの後の採決で可決となりましたら、手話で拍手をしようと思います。手話で「拍手」を表すと、こうなります。議長の「可決いたしました」という声に続いて、御賛同いただける議員、執行部の皆さんも、御一緒にお願いいたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  では、議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」、討論をします。  私事ですが、私が手話を学んだきっかけは、まだ若い教員だったとき、難聴の生徒と出会ったことでした。少しでも授業を理解してもらいたいと思い、一緒に手話を学びました。聞こえないことで、情報が伝わらない大変さを、彼女から教えてもらいました。でも、手話をお互いに使うことで、情報を伝えやすくなったし、授業の理解も進みました。この当時のことを私は今も忘れられません。今日、大府市議会手話言語条例が審議されることは、私にとってとても喜ばしいことです。  さて、私は、三つの点でこの条例を評価しています。  一つ目、この条例が、手話は言語であることと確認し、その手話を使用するろう者への理解を深めるためにつくられたことです。  二つ目、この条例は、聴覚障がい者や手話通訳者手話サークルの皆さんと行政が協働でつくり上げてきたもので、当事者の声を大切にして条例がつくられたことです。  三つ目、この条例では、手話が言語であることの理解の普及に関する施策をすることを市の責務とし、昨年から市職員の皆さんが組織として手話を学び始めたことです。これからこの条例に基づいて様々な取組がされていくと思います。  来年度から小学校では、外国語として、英語が教科となります。日本語では本、英語はブック、手話はこのように表します。  英語という言語を学ぶことで、外国人とのコミュニケーションが広がるのと同じように、手話という言語を市民が学んで、ろう者とのコミュニケーションが広がっていくことを期待しています。  また、社会の一員として生活していくため、誰もが情報が得られるようにする取組が必要です。そのためには、手話通訳者の育成、手話通訳の派遣をより増やし、ろう者との交流の場を増やしていくことが必要と考えます。  最後になりますが、もっとろう者の皆さんに議会を気軽に傍聴していただけるよう、これを課題として、賛成の討論とします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。15番・国本礼子議員。 ◆15番議員(国本礼子)  議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」、公明党として、賛成の立場から討論いたします。  世界でも言語と認められた手話は、日本でも、2011年に改正された障害者基本法に「言語(手話を含む。)」と規定され、その他の意思疎通手段を含めて、情報の取得や利用のための選択の機会の拡大が図られることが明記されました。  公明党はこれまでも、出生時からのろう者や難聴者が、早い段階で手話を獲得していく重要性を鑑み、新生児聴覚検査言語聴覚士によることばの相談事業等の必要性を訴え、本市において実現されてまいりました。  日本語とは独立した手話の中には、日本語にはない独特な文法や語順も存在するものもあり、手話を必要とされる方々が経験されてきた多くの困難や生きづらさの要因には、生まれた子供が聞こえないとわかった場合、補聴器の利用や口話訓練など、「聞こえる人に近づけるための訓練をする」「医学モデル」という考え方が社会の主流であったからと考えます。  現在では、聞こえない人が社会の中で孤立しない、情報を得ることができる、聞こえる人とコミュニケーションを図ることができる社会に変えていくこと、障がいは、人ではなく社会の側にあるという考え方へと変革されつつあります。  しかし、そうした考え方がこの日本社会において醸成されたとは、まだまだ言い難いのが現実であります。ろう者の方を始め、多様な人が幸福に生きられる選択肢が当たり前に広がる社会を実現するためには、市民一人一人が、かけがえのない言語である手話について理解を深めるとともに、手話を必要とする全ての方の社会参加の促進と思いやりのある地域社会の実現を目指すべきものと考えます。  本条例に関して、1点だけ意見を申し述べるならば、「手話言語に関する施策を積極的に推進するために必要な財政上の措置を講ずること」には触れられていないため、形骸化するようなことがあってはならないということであります。本条例第10条に規定される「施行に関し必要な事項は、市長が別に定める」との文言により、実効性は担保されているものと考え、本条例の制定を大いに評価し、賛成の討論といたします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。19番・宮下真悟議員。 ◆19番議員(宮下真悟)  議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」、無所属クラブとして、賛成の立場から討論いたします。  手話言語法の制定を目指して、全国で地道な活動を続けておられる皆様の御尽力に最大限の敬意を表しますとともに、手話言語条例の策定に当たり、当事者の皆様との対話を積み重ねてきた所管部局におかれては、市役所内で昨年より実施されている手話研修を通じ、まずは市の職員が「手話は言語である」との理解と認識を深める取組を条例に先駆けて行ってきたこと、そして、手話が言語として認められず、その習得の機会と文化が奪われ、虐げられてきた、ろう者の苦痛の歴史にも言及するなど、手話言語法制定推進運動本部が2014年に発表した市町村手話言語条例モデル案よりも一歩踏み込んだ文言となっている前文について、まずもって評価したいと思います。  本条例案を審査した厚生文教委員会では、情報アクセスと意思疎通において支援を必要とする全ての障がい者が対象の「情報・コミュニケーション条例」についても、議論がありました。  しかしながら、「手話の使用が厳しく抑圧される状況においてなお、手話が維持され、発展してきた歴史は、人間の持つ言語獲得に対する本能的渇望を示すものでもあります」と、「手話言語法を制定することの意見書」に記されているとおり、この点をしっかりと踏まえることなしに、「手話は言語である」という正しい理解と認識はあり得ないとの考えに至りました。  一方で、全日本ろうあ連盟では、「手話言語法」と「情報・コミュニケーション法」の二つの法整備について、「互いに補完する関係」と位置付けており、双方合わせて「豊かな言語社会」と「豊かなコミュニケーション社会」が実現されるとしています。  令和元年第3回定例会の一般質問において、私は、公共施設における点字ブロックの整備や、点字表記及び音声による案内等の取組状況について伺った中で、障害者差別解消法と大府市における職員対応要領についても言及したわけでありますが、今回、手話言語条例の制定により、「手話は言語である」という大府市の姿勢が明確に示されることを新たなスタート地点に、さらには、全ての障がい者の方に意思伝達、人的支援、補助代替的手段の選択が保障される社会を目指すことを通じ、このまちに暮らす誰にとっても「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」となることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」、賛成をいたします。  ろう者は長い歴史の中で、聞こえない者が家にいることを他人様に知られたくないと、家から外に出してもらえず、世間から隠して育てられた。人と会うこともないため、自分以外のろう者を知らないことで、コミュニケーションを取る手段がなかったなど、人権という点では保障されていなかった歴史があります。  教育現場でも手話を禁止されていた学校もあり、先生に内緒で子どもたちは手話を使っていたこともあります。このように、授業は、音声の日本語が中心で進められていました。私で例えれば、日本語しかわからないのに、先生が英語でフランス語を教えることになります。授業を理解するどころか、何を言っているのかわからない。そんな状況をイメージします。とても耐えられない時間ではないでしょうか。  SNSの普及で一定の情報を得ることが可能になった今でも、年齢や育った環境で、ろう者はコミュニケーションが取れずに孤立したり、情報がなく困る場面があるという現実は、今も変わりません。二次的な情報障害が残っています。震災時の情報不足についてはより深刻です。  そんな中、手話を言語だと認め、広げていく手話言語条例については、作成段階から、ろう者や手話などに関わる団体と一緒に作成してきた点は、条例制定を行う過程として、丁寧で理想的な条例の策定の方法だと評価いたします。  今は、ろう者が必要な場所に手話通訳がいるのか確認したり、通訳を依頼するなどして聞こえの保障を確保しています。生活の様々な場面で聞こえの保障を行うには、今後、手話通訳の育成も、より必要になってくることになります。手話を言語として認め、知り、広げていくことと同時に、ろう者一人一人への理解や家族を含む生活を知り、より広げていくこと、また、ろう者を通して様々な障がい者への理解が広がることを期待し、賛成といたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第4号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第4号「大府市手話言語条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。 (手話による拍手あり)  日程第2、議案第5号「大府市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について」から、日程第12、議案第15号「大府市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。              (総務委員長・木下久子・登壇) ◎総務委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、3月10日、委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日御報告いたします議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降、登壇しての御報告につきましては省略させていただきます。  始めに、議案第5号「大府市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、「成年被後見人」を「意思能力を有しない者」と改めることにより、印鑑登録ができなくなる市民はいるのか。  答え、今回の条例改正は、成年被後見人であることを理由に一律に権利を制限されることがないよう、見直したものである。「意思能力を有しない者」であることが客観的に証明されなければ、印鑑登録は可能であると考える。  次に、議案第6号「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、地方公共団体金融機構に職員を派遣する理由は何か。  答え、地方債の資金調達や貸付業務、地方の支援業務等、財政運営に活用できる知識やノウハウを学ぶことを目的としている。  次に、議案第7号「大府市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、会計年度任用職員に係る服務の宣誓は、正職員と同じものか。  答え、宣誓の内容は、正職員と同様である。  問い、正職員と会計年度任用職員とで、宣誓方法に異なる点はあるか。  答え、正職員については、新規採用時に集め、一斉に宣誓を行っている。会計年度任用職員については、数が多く、勤務地も様々であることから、集めることはせず、宣誓書への署名等による方法を考えている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「公務員として任命するならば、会計年度任用職員も正職員と同じ方法で服務の宣誓を行うべきであり、任命に当たって、効率化を持ち込むような内容の条例改正には賛同できない」といった趣旨のものでした。  次に、議案第8号「大府市手数料条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、放課後児童健全育成事業育成手数料の見直しについて、どのように周知していくのか。  答え、放課後クラブの在籍者には、クラブを通じて周知していく。また、夏季入所の募集に当たっては、改正内容を盛り込んだ形で行っていく。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「育成手数料の見直しにより、サービスが向上し、利用者の増加が考えられる一方、運営は難しくなると考える。児童の生活の場という視点で、支援員と児童にとって、どのような形がよいのかを考える必要があることを意見として申し添え、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・加古守・登壇) ◎建設消防委員長(加古守)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告します。  当委員会は、3月6日、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日報告します議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。
     始めに、議案第9号「大府市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、農業委員の活動の成果については、どのように評価するのか。  答え、農業委員から報告書の提出を受け、農業委員会事務局が国の要綱に基づいて評価する。  問い、農地利用最適化交付金を活用して期待される効果は。  答え、第6次大府市総合計画の施策である「地域特性を生かした都市近郊農業の推進」の指標である「担い手への農地集積面積」の目標値達成に貢献できると考えている。  次に、議案第12号「大府市営住宅の設置及び管理に関する条例等の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、連帯保証人の署名が2名から1名となり、法人でも可能となるに当たり、保証会社の指定を行う自治体もあるが、本市ではどうか。  答え、法人の指定を行う予定はない。  問い、既に入居されている方の連帯保証人の取扱いで、何か変わることがあるか。  答え、既に入居されている方は2名のままだが、契約者の変更により再契約する場合は1名でよいことになる。  次に、議案第13号「大府市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第14号「大府市都市公園条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、公園内の喫煙行為の禁止についての条例改正の提案理由に、「健康都市おおぶとして」という説明があったが、これまで本市が行ってきた健康づくりの取組を、より進めていくための方策の一つであるということか。  答え、健康増進法に基づく施設ごとの受動喫煙防止対策を徹底することや、「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例で市の責務としている環境整備の一環として考えている。また、令和2年4月の改正法の施行にあわせて新たな施策を行っていくことが、「健康都市おおぶ」としての施策の一環だと考えている。  次に、議案第15号「大府市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  始めに、議案第10号「大府市使用料条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第11号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第5号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第5号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第5号「大府市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第6号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第6号「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第7号「大府市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について」、討論をさせていただきます。  大府市は、1年雇用の短時間勤務の公務員をつくる会計年度任用職員制度を導入しました。新たに正規の職員となる場合、市長や副市長などの上級の公務員の前で、日本国憲法を守り、全体の奉仕者として職務を行うことを誓い、署名、なつ印を行います。公務員となる会計年度任用職員も同じ服務の宣誓を行います。会社でいう雇用契約に当たる、とても大事な内容です。  その対象となる現在の嘱託職員など非常勤職員は約1,000人となるため、効率化を図ることができるよう条例に追記する議案です。  服務の宣誓は、上級の公務員の前で行えばよいことになっているため、例えば、保育園であれば、園長や園長補佐でも行うことは可能です。それは、現行の条例の第2条で行うことができます。しかし、大府市は、人数が多いこと、職場が様々であることを理由に、正規職員とは違う形で効率化を図るというものです。総務委員会では、具体的な方法すら明らかにされませんでした。  さらに、会計年度任用職員は単年度の契約となるため、本来は毎年行う必要のある服務の宣誓をも簡素化していくことも可能になります。こういったことがまかり通れば、国がやりたいことにあわせて法律等を変えていくやり方と同じではないでしょうか。  以上の理由で、議案第7号について反対いたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  賛成の討論はありませんか。9番・太田和利議員。 ◆9番議員(太田和利)  議案第7号「大府市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について」、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論をさせていただきます。  この条例案は、令和2年度から始まる新たな会計年度任用職員制度の導入に伴い、会計年度任用職員の服務の宣誓について、任命権者が別段の定めをすることができる旨の規定を追加するものです。  職員の服務の宣誓については、地方公務員法第31条に、「職員は、条例の定めるところにより、服務の宣誓をしなければならない」と規定されており、条例において、新たに職員となった者は、任命権者等の面前において、宣誓書に署名しなければ、その職務を行ってはならない旨が規定されております。  このことが大原則となっておりますが、ただ、会計年度任用職員については、市役所を始め各施設等、多くの職場で勤務いただくとともに、任用形態や任用手続が様々であることから、会計年度任用職員の服務の宣誓に関しては、それぞれの職員の状況等に応じて適切な方法で行うべきものであると考えます。  新年度から多くの会計年度任用職員が任用されることと思いますが、会計年度任用職員の皆様が、服務の宣誓の内容を十分に理解し、認識した上で、それぞれの職務に当たっていただくことをお願いし、今回の条例改正について賛成するものであります。  以上、自民クラブを代表し、賛成の討論といたします。 ○議長(山本正和)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第7号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第7号「大府市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第8号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第8号「大府市手数料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。
     これより議案第9号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第9号「大府市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第10号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第10号「大府市使用料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  それでは、議案第11号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」、反対の立場で討論をさせていただきます。  その理由ですが、大府市のホームページ上で、「国民健康保険の制度について」を検索しますと、「国民健康保険は、日本の社会保障の一つです」と書かれ、「日本の健康保険制度は『国民皆保険』が基本」とし、「職場の健康保険、後期高齢者医療保険制度に加入されている人、生活保護を受けている人を除き、大府市に住所がある人は、年齢、国籍に関係なく必ず国民健康保険に加入しなくてはなりません」と書かれています。  このことを押さえて、意見を述べさせていただきます。  国民健康保険税のことで、私の知人からこんな話を聞きました。知人は年金生活者で、会社員の夫の扶養家族でした。夫が退職し、国民健康保険に加入し、初めて国民健康保険税を支払うことになり、納税通知書を見て、納める金額の多さと家計に占める割合の大きさにびっくりしたということです。  さて、今回の改定は、大府市国民健康保険運営協議会の答申を受けて、国民年金加入者の国民健康保険税の税率を改定するものですが、基礎課税分、後期高齢者支援金等分、介護給付金分のいずれも資産割を減らし、所得割を増やすことになりました。この改定で、全体として納める税金については、25パーセントの方が下がりますが、72.5パーセントの方は上がることとなります。金額にすると、平均1人当たり年間で3,000円ほどの値上げがされることとなります。  国民健康保険は、会社員や公務員が入る保険と違い、定年退職者、年金生活者、自営業、臨時職員やパートの方々が入る国民皆保険制度の受皿になっています。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、医療機関に受診できなかった人のうち、その理由を公的医療保険に加入しておらず、医療費の支払いができなかったからとしている人が、20歳から64歳までで2.7パーセント、65歳以上で2.9パーセント存在すると言われています。  税金が上がることによって、税金が払えず、無保険者になってしまう方が出てこないかという危惧がされます。国民健康保険の財政が厳しいのは現実です。しかし、これは、被保険者の責任ではなく、構造的な問題ではないでしょうか。財源不足は一般会計からの繰入れで賄わざるを得ないと思います。  医療を必要とする高齢者や所得の低い人が多くを占めている国民健康保険加入者に、これ以上の負担を課す値上げには、「国民健康保険は日本の社会保障の一つです」という視点からも反対いたします。 ○議長(山本正和)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第11号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」、反対討論をさせていただきます。  今回の条例の一部改正は、令和2年4月からの国民健康保険税の税率が変わるという内容です。税率は、所得割が「100分の7.1」から「100分の8.2」へ1.1ポイント上がり、資産割は「100分の29」から「100分の14」に下がります。その影響で、所得等が変わらない場合、国保加入者1人平均、年間3,000円の引上げとなり、国保加入者の約7割が今の保険税より値上げされることになります。  モデルケースとして、資産割のない所得400万円の子ども2人の4人家族では、年間41万6,200円であった国保税が、改正によって45万6,500円となり、年間4万300円の負担が増えることになります。所得の1割以上が保険税です。国保加入世帯は、収入のない方、年金生活者がほとんどですが、今回の改正では、所得のある働き盛りの世帯に大きな負担となるのではないでしょうか。今回、資産割を減らした約9,000万円の減額分を所得割で負担し、さらに、所得割は4,500万円分を上乗せしていることから、更なる負担増となっています。  国民健康保険は、無保険とならないための命を守る皆保険であり、すばらしい日本の社会保障であります。その社会保障を自己責任とし、民間の保険商品と同じ仕組みに近づけるやり方にも納得できません。  国は、その他繰入れを更に減らせと圧力を加えています。こういうときこそ、健康都市大府として、健康を維持し、医療費を抑える取組をしながら、一般会計からの繰入れで、誰もが納められる国保税額の設定、仕組みにしていく必要があります。  このように、市民の生活に直結し、命を守る議案でありますが、厚生文教委員会では何の議論もなく可決されました。保険税の値上げに賛成される議員がみえるのであれば、是非その理由をこの場で市民に伝えていただきたい。  そのことを申し上げ、国民健康保険税の引上げとなる条例の一部改正について、反対をいたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第11号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第11号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第12号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第12号「大府市営住宅の設置及び管理に関する条例等の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第13号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第13号「大府市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。13番・森山守議員。 ◆13番議員(森山守)  議案第14号「大府市都市公園条例の一部改正について」、賛成の立場で討論をいたします。  委員長報告にもありましたとおり、大府市は、市の責務として、「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例で定めた市の責務としても、この条例の制定についてということを委員会で答弁をなされました。  ここでさらに、この条例が誰に向かってつくられた条例かと。もちろん市民全員のためにでありますが、特に喫煙する人に向かってつくられた条例という性格付けについて討論をしたいと思います。  「健康都市おおぶ」として、先に定められた「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例には、議論の末、喫煙に関する条文を入れませんでした。理念条例か政策条例かなどという表面上のことではありません。「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例第4条「市民の役割」には、第1項で自分の健康について、第2項には自分以外の市民の健康について、それぞれ知識や健康を生かすことを努めるように定めています。なぜかと。ここが議論の最も大きかったところでありますが、健康は自主的な取組によってのみ守られるからであります。  日本では、喫煙は法律で許されています。しかし、この条例によって自治体として、大府市の都市公園での受動喫煙をなくすための環境整備という意志と、喫煙される方御自身の「公園では喫煙をするのはやめよう」という自主的な自他への健康づくりの取組が、これからこの条例改正によって、大府市で展開されることを歓迎して、賛成討論といたします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第14号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第14号「大府市都市公園条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第15号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第15号「大府市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  日程第13、議案第17号「特定事業契約の変更について」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第17号「特定事業契約の変更について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、特に報告するような質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)
     ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第17号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第17号「特定事業契約の変更について」は、原案のとおり可決されました。  日程第14、議案第23号「令和元年度大府市一般会計補正予算(第7号)」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第23号「令和元年度大府市一般会計補正予算(第7号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、空調機が未整備の市内小中学校の特別教室への整備は、どのような計画か。  答え、国庫補助金を活用しながら整備を行うことになると考えている。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。1番・小山昌子議員。 ◆1番議員(小山昌子)  議案第23号「令和元年度大府市一般会計補正予算(第7号)」について、市民クラブの一員として討論をさせていただきます。  これまで、子どもたちの学ぶ場の熱中症対策として、空調整備を進めてきました。今回の補正予算では、国の補助金を活用して迅速に対応されたことは評価いたします。しかし、国の補助金を活用することも大切だと考えますが、子どもたちがどこの教室でも適切な環境で学ぶことも同時に重要と考えます。  国の補助金だけに頼らず、空調の設置されていない家庭科室、美術室、技術室等に速やかに設置することも検討すべきと申し添えて、賛成といたします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第23号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第23号「令和元年度大府市一般会計補正予算(第7号)」は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午前10時20分とします。                 休憩 午前10時04分                 再開 午前10時20分 ○議長(山本正和)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第15、議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」を議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・加古守・登壇) ◎建設消防委員長(加古守)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、歩行者横断点滅機「ぴかっとわたるくん」の設置について、自治区や学校、近隣住民等への周知をどのように進めていくのか。  答え、近隣住民への回覧を自治区に依頼することや、小学校へのデモンストレーションを実施することで、使用方法等についての周知を図っていくことを考えている。  問い、整備する優先順位が低いままの側溝改修の要望に対して、どのように取り組んでいるか。  答え、限られた財源の中で対応することから、要望や老朽化の状況等により点数化し、優先順位を定めて計画的に実施している。優先順位の低いままの路線については、職員のパトロール等により状況を確認して、記録を更新している。  問い、地域公共交通網形成計画は、基本方針としてどのようなことを盛り込んで策定するのか。  答え、基本方針として、都市拠点と地域拠点とを連携し、にぎわいと交流を創出する地域公共交通ネットワークの形成、文化・交流拠点などと連携した健康を増進する公共交通利用環境の整備、買物や通院など多様化する移動目的に対応し、利用しやすくわかりやすいサービスの提供、また、持続可能な地域公共交通を育む仕組みの構築など、地域公共交通としての役割を定めていく。  問い、大府駅東立体駐車施設には、具体的に何の誘致を目指すのか。  答え、本事業の優先交渉権者は、主たる施設としてスーパーマーケットの誘致を予定しているが、交渉が難航しているため、市は状況を見守っているところである。  問い、「おおぶ50景」を選定することは、景観保全や景観形成を進める上で、どのような意味を持つのか。  答え、「おおぶ50景」への投票をきっかけに、ふるさとの景色、風景を再認識するとともに新たな発見をしてもらい、市民の景観に対する意識が高まることを期待している。また、市民の景観意識の向上により、良好なまちの景観形成や景観保全を進めることができるようになると考えている。  問い、「人・農地プランの実質化」により、農地の集積・集約化を進めることで、何を目指しているのか。  答え、農地の集積・集約化により、耕作地を拡大して、収穫量を増やし、農作業を効率化させることで、農業者の所得向上を目指している。また、優良農地の維持や耕作放棄地の防止にもつながると考えている。  問い、大府東浦花火大会について、効果の測定をする考えはあるか。  答え、にぎわいの効果については、来場者数を用いて測ることとし、観光としての誘客の効果については、無作為に選んだ来場者50人に対して、居住地等の聞き取りを行いたいと考えている。  問い、24時間営業のコンビニエンスストアが減少すると思われるが、AEDの設置基準の見直しは検討しているか。  答え、市内のAED設置充足率は200パーセントを超えているため、設置基準の見直しは考えていない。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名から、賛成討論が委員4名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告します。  まず、反対討論としては、「他の委員会の所管に係る部分について賛成できないものがあるため、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、賛成討論としては、「第6次大府市総合計画に掲げる将来都市像『いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ』を実現するための予算となっているため、賛成する」といった趣旨のもの、「『ぴかっとわたるくん』を設置する場所について、優先順位を検証した上で拡大すること、また、野菜ソムリエによるPRを効果的に行っていただくことを期待して、賛成する」といった趣旨のもの、「大府市地域公共交通網形成計画が策定されることにより、より利便性の高い持続可能な公共交通ネットワークが形成されることなど、いつまでも住み続けたいまちとなるような市民に寄り添った事業の実施を期待して、賛成する」といった趣旨のもの、及び「農福連携については、小さなことでもよいので具体化していくこと、また、防災学習センターの内容については、子育て世代や高齢者など、地域の方と一緒に中身をつくっていただくことを期待して、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、児童生徒が抱える問題に対応するために、スクールソーシャルワーカーは、スクールカウンセラー及び心の教室相談員とどのように連携していくのか。  答え、学校、家庭児童相談室、福祉事務所、スクールカウンセラー等とネットワークを構築し、各種関係者会議にも参加することで、連携・調整を図っていく。  問い、全中学校に配置されている人型ロボット「ペッパー」を活用することで、どのような学習効果が期待できるか。  答え、「ペッパー」と教材を連携させた授業や赤外線センサー等を使った発展的なプログラミング教育によって、生徒の学習意欲を向上させるとともに、情報技術が日々の生活に役立っていることを学んでもらいたいと考えている。  問い、中学生サミットを開催するに当たり、市議会との連携をどのように考えるか。  答え、中学生宣言を採択する過程で、議会の仕組みや政策形成の手法等を伝えることについて、市議会に協力いただきたいと考えている。  問い、沖縄県に派遣する中学生平和大使について、市内全ての中学校からの選出を考えているか。  答え、全ての中学校からの参加が望ましいと考えるが、参加申込書の「応募の理由」を審査して選考する。  問い、親子運動遊びイベントの開催の目的は何か。  答え、市制50周年記念のイベントとして、親子で楽しみながら運動遊びに取り組むことで、運動に関心を持ち、健康に関する意識を高めてもらうことを目的としている。  問い、市内の公立保育園において、使用済みおむつを保護者が持ち帰ることになっている理由は何か。  答え、保護者が子供の体調の管理やトイレトレーニングを始める時期といった成長を把握するために、おむつは欠かせないものであると考えるため、持ち帰りをお願いしている。  問い、多胎児家庭の支援をどのように考えているか。
     答え、3歳未満の多胎児がいる家庭への新たな支援として、家事援助等を行う育児サポーターの派遣やタクシー料金の助成などを開始する。  問い、体外受精や顕微授精などの特定不妊治療に対する新たな補助金の内容は何か。  答え、愛知県特定不妊治療費助成制度を利用する夫婦が対象となる。補助額は、対象となる治療費の自己負担額から県の助成金の交付額を控除した額で、上限を10万円とする。  問い、感染予防のためのマスク及び消毒剤等の備品並びに非常事態に備えた防護服は十分に用意しているか。  答え、市民全員に2回のワクチン接種を行うために必要なマスク、手指消毒用アルコール製剤、防護服などを保健センターに備蓄している。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員3名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「多様化する教育課題に対して、ハード面とソフト面で新しい施策を計画するなど、重点施策が織り込まれていることを確認できたため、賛成する」といった趣旨のもの、「新規事業として、多胎児家庭支援や特定不妊治療等の補助金を交付するが、周知を徹底し、速やかに対応することを期待し、賛成する」といった趣旨のもの、及び「ICT教育の環境整備については、官民連携を生かし、広い視野で整合性を図りつつ、子供たちの利益にもつながる更なる取組へと進めていくことを期待し、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。              (総務委員長・木下久子・登壇) ◎総務委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、市民にも利用者が多いLINEを活用した、災害対応の活用も視野に入れた、市民と連携した情報ネットワークの構築を検討する予定はあるか。  答え、災害時においては、災害対策支部職員による巡回、安全安心メルマガ、同報無線、ホームページや緊急情報ツイッターなどを活用した情報伝達を行っている。LINEの導入については、他市の事例を参考に研究していきたいと考えている。  問い、国や県の補助金を活用するため、窓口を一本化する目的で推進担当者を置き、各課との連携を強化して、補助金申請件数等の進捗管理をする考えはあるか。  答え、財政課の係員は、それぞれ予算査定等を行う担当課を持ち、国や県の補助制度を積極的に活用できるよう、日頃から各課との情報共有を図っている。  問い、ふるさと納税により多くの寄附を募るため、どのような工夫を行っていくのか。  答え、本市の魅力ある特産品を返礼品として増やしていくことや、本市のふるさと納税の取組を広く認知してもらうように努めていく。また、既に本市に寄附をされた方にも引き続き支援してもらえるよう、ふるさと納税により実施した事業等を積極的に情報発信していく。  問い、他の健康都市連合加盟都市との交流及び情報交換を行った内容を、どのように生かしていくのか。  答え、健康都市連合の大会では、取組や成果を発信するほか、先進事例を把握する貴重な機会となっている。来年度は、市内で健康づくり活動を行う市民団体にも大会に参加してもらい、市民レベルでの交流を行うことで、今後の活動に役立ててもらうことを予定している。  問い、市民の利用が多い市民課の場所等を抜本的に見直し、広くしていく考えはあるか。  答え、今年度、市民課の窓口のレイアウトを変更して、滞留スペースを広くした。当面は現在の場所で、様子を見ながら進めていきたいと考えているが、課題としては認識している。  問い、マイナンバーカードの普及について、どのように市民に理解を得て、推進していく考えか。  答え、マイナンバーカードを利用することで、コンビニエンスストアなどでの住民票の写しや印鑑登録証明書の取得が可能となっている。今後、買物に使えるマイナポイントの取得や健康保険証としての利用も可能となる見込みである。今年度は産業文化まつりや確定申告会場でマイナンバーカードの申請補助を行っており、来年度も引き続き、制度の周知や市民の理解を得ることに努めながら、積極的に申請補助を行っていく。  問い、市制50周年記念事業として実施する届出挙式は、どのような形式で行われるのか。  答え、入籍した夫婦のスタートを応援するため、婚姻届提出後、市役所内において、人前式として行うことを考えている。1組を対象に募集を行い、令和2年12月24日に実施する予定である。  問い、地域力活性化会議は、実施地区以外の活性化のために、地域が自主的、恒常的に続けていけるような内容を含んだものとなっているか。  答え、地域力活性化会議は、毎年度、地区を替えて実施しているが、それ以外の地区についても、要請があれば実施するとともに、自治区とコミュニティの役割の整理についても、地域の実情を探りながら提案していく。  問い、安全運転支援装置設置補助金交付制度とは、どのような内容か。  答え、市内に住所を有する65歳以上の運転者を対象に、国土交通省の認定を受けた後付けの安全運転支援装置の購入費用等に対し補助を行うものであり、令和2年度は400件ほどの申請件数を想定している。  問い、家庭系生ごみの分別収集を実施した市民の反応はどうか。また、市内全世帯で分別収集を行った場合、今のバイオガス発電施設で対応していくことは可能か。  答え、モデル地区の市民アンケートでは、「それほど大変ではない」という回答が約8割であり、事業への理解が得られていると考えている。バイオガス発電施設における1日当たりの生ごみ等の処理能力は70トンであり、市内全域の生ごみを十分に受け入れることができる。  問い、市の助成を受けずに防災士資格を取得している人に、地域の自主防災会等に協力してもらうため、市としてどのように呼び掛けを行っていく考えか。  答え、防災士資格取得者から市に連絡があった場合、地域の自主防災会の活動を紹介するなど、防災士と自主防災会とをつないでいる。今後、広報紙やホームページで協力を呼び掛けることを考えていく。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名から、賛成討論が委員3名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。  まず、反対討論としては、「会計年度任用職員制度、マイナンバー制度及び知多地域地方税滞納整理機構に関する予算が含まれるため、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、賛成討論としては、「『健康都市おおぶ』にふさわしい、新しい高齢者支援施策が盛り込まれている。より一層の市民サービスの向上が図られることを期待し、賛成する」といった趣旨のもの、及び「行政が行うべき事業をしゅん別した上で行政運営や予算編成が行われることを期待して、賛成する」といった趣旨のもの、及び「行政としての継続性を持った上で、挑戦と安定のバランスが図られた予算となっている点について了解し、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」について、反対の立場で討論させていただきます。  安倍政権は、全世代型社会保障改革とうたい、社会保障のあらゆる分野で給付を減らし、負担増を全世代に向けて打ち出しています。2020年度の国の予算の一般財源は一定伸びていますが、それは主に国の制度の創設や社会保障の自然増などによるものであり、自治体の財政運営を楽にする要因とは言えません。どの自治体も社会保障関係の一般行政経費は増えてきています。  2020年度の一般財源総額は、前年度比1.2パーセント増、7,246億円増の63兆4,318億円と、過去最高となりました。最も増加しているのは、社会保障などの経費が盛り込まれています一般行政経費です。しかし、中身を見ますと、社会保障の自然増分や、幼保無償化、社会保障の充実関連で約6,800億円、一般行政経費の単独では、幼保無償化や会計年度任用職員の経費などで約3,000億円の増となり、合わせて9,800億円程度の一般財源が増えて当然の額であります。  国の一般財源が増えたのは、自治体のやることが増えてきたということであり、決して財源に余裕が生まれたわけではありません。また、国は、消費税の増税を行い、国民に負担を押し付けながら、臨時、特別の措置の財源は明らかにせず、ポイント還元やマイナポイントなどのばらまき的な予算が含まれていることは問題です。  国は、2022年度にほとんどの住民が保有することを目指し、市町村のマイナンバーカードの発行体制の整備などのために、多額の予算計上を行っています。個人情報を国が一括して把握するために、全ての国民にマイナンバーカードを普及させるために、9月から来年3月まで、マイナンバーカードをつくると、チャージ2万円につき5,000円分のポイントを付けるという事業に2,458億円。2021年3月末からのカードの保険者証への利用開始に向けて、医療機関などへのカード読み取り端末の設置予算に768億円。さらに、国外転居者によるマイナンバーカードの利用にまで235億円の予算を付けています。  このように、例えば、マイナンバー制度など、国民の理解を得られない事業に多額の税金を使うことに、市民は納得できるのでしょうか。  大府市でもこういった国の方針に沿った予算が組まれ、一般会計では過去最大の324億5,600万円となりました。そのうち、個人市民税が約70億円、固定資産税が約82億円で、一般会計のほぼ半分を占めています。健全な財政運営に努力されている点、また、具体的な事業としては、避難所となる四つの中学校の体育館と理科室へのエアコンの設置、長年の要望の一つである神田小学校のグラウンドの改修など、学校の施設整備、次の世代につなぐ平和への取組、防災学習センターの新設などについて評価する点はありますが、以下の点について賛同できないため反対いたします。  一つは、会計年度任用職員制度の導入によって、現在の嘱託職員などの非常勤職員が働きにくくなる点であります。私の試算では、特に今の嘱託職員は、時給で働く会計年度任用職員よりも、年間で約27万円低くなります。これでは納得できない声が上がって当然です。国は、参議院総務委員会で、新たに期末手当を支給する一方で、給料や報酬を削減することは適切ではないと答弁しています。ボーナス支給のために月額を下げてごまかすやり方ではなく、底上げされた時給を上回る働き方改革とするべきです。  次に、毎年約2億円を掛けて教育のICT化を進めるよりも、子ども一人一人に配慮できるよう、教職員を大府市独自で雇用するために税金を使うべきではないでしょうか。学校のICTの活用は、より効果的な学習や遠隔地、病児、特別支援教育などの学習環境整備などのメリットについては否定しません。しかし、優先されることは、個々の子どもたちに寄り添うため、1人1台のパソコンの整備ではなく、大府市独自で教職員を雇用し増やすことで、教員の多忙化の解消、支援の必要な子ども一人一人への配慮が、より深められるのではないでしょうか。同じ大府市の子どもであっても、特別支援学校の子どもたちがパソコンに触れられる環境とはなっていません。まずは、同じように触れられるような環境整備が優先であります。  次に、1億円の税金を掛けて、マイナンバー制度を推進している点であります。前段で述べましたように、マイナンバーカードの普及などを推進していくために、国は膨大な予算を組んでいます。大府市も、国からマイナンバーカードを普及するために掛かるお金を全て用意する補助金として、約1億円が予算化されていますが、これも市民が納めた税金です。  安倍政権は、国民が必要としない制度に固執し、国民が使わざるを得ない状況をつくるために、健康保険法などを改正し、戸籍法も2019年度に成立させています。  新年度は、3月からマイナンバーカードを保険者証として利用できるための準備の予算、9月から来年3月までの間に、マイナンバーカードと決済サービスなどを連携させてキャッシュレス決済を行うと、最大で5,000円相当のポイントを付けるというマイナポイント事業の予算が含まれています。  国民に生涯変わらぬ12桁の番号を振り、番号によって、国民一人一人の収入、医療情報、買物情報など、本人の同意を得ず、一括して国が管理できるシステムにしていくマイナンバー制度は廃止するべきであります。  次に、知多地域地方税滞納整理機構を新たに組織し、厳しい取立てを続ける点です。収納については、成果を上げたことを理由に、愛知県が行う滞納整理機構は、この3月で解散します。しかし、知多の5市5町の首長は、収納のノウハウを維持又は指導していくことが今後も必要だとして、各市町で50万円を出し合い、1人ずつ職員を派遣し、新たに滞納整理機構を組織していきます。税金の滞納が高額であったり、長期にわたる市民の滞納している税金を厳しく取り立てる組織です。  納税を行うことは国民の義務であります。滞納した税金をどんな方法でも集めてよいというものではありません。借金してでも一括で返せ。このような取立てが公務員としてのノウハウになるのでしょうか。中には困難を抱える市民も多く、滞納を繰り返さないよう自立するための支援が必要であったり、生活保護が必要なケースもあります。一人一人の市民が、どうしたら税金を滞納せずに納めることができるのか、一人一人に寄り添い、解決していくことが収納につながるのではないでしょうか。取立てに特化した組織は解散するべきであります。  次に、大府駅・共和駅間のたった約3キロメートルの間に、60億円を掛けて新しい駅をつくる計画、これを白紙にするべきだと思います。  次に、共和西小学校区の放課後クラブを民営化に移行していく点であります。児童福祉法に定められました放課後児童健全育成事業は、利益を生む事業ではないため、本来は公が行うべきであります。民間が活動していくには、安定した十分な運営費の保障が必要です。運営費を安く抑えれば、人件費を抑えることにつながり、働き続けることができなければ、支援員が入れ替わる頻度が上がり、子どもが落ち着いて生活することができません。子どもが落ち着かなければ、保護者も安心して働くことができなくなります。  また、年度途中で、支援員を含め運営する者が変わるということは、保護者への混乱、また、一番は子どもへの影響が大きいのではないでしょうか。子どもの名前がわからない状況では、危険回避も難しく、安全を第一にすることで、子どもたちに活動や遊びへの制限を掛けることにつながりかねません。保護者の就労支援と子供たちに適切な遊び、生活を保障するためにも、大府市が運営していくべきではないでしょうか。  次に、職員の働き方について、今回は、保育士について申し上げます。私の調査では、保育士不足や育児短時間勤務などが保障されていないとの声を聞いています。しかし、一般質問では、サービス残業もなく、休暇の保障もされているとの答弁でした。また、総務委員会では、休める状況であれば保障するという旨の答弁があり、本来は、申出があれば休める環境を大府市として整えるべきであります。保育士不足と本来保障されている労働条件を生かすためにも、保育士の増員が必要です。  さらに、限られた勤務時間の中で様々な業務を行うには、働く環境が整っていません。例えば、保育士でなくてもできる実務や保育園内の掃除やトイレ掃除、洗濯などの作業については、用務員や事務員の配置、洗濯機や洗濯乾燥機の必要な台数の整備で、保育士が保育業務に専念できるようにすること。また、保育士の人数に対してパソコンの台数が少ないため、実務の時間が重なり、パソコンを使うために順番を待たなければなりません。効率的に作業ができるよう、現場の意見を聴き、クラスや保育士に必要な台数を確保していくことが必要ではないでしょうか。  職員が心も体も元気に働けるということは、子どもたちの豊かな育ち、また、働く世帯への支援など、市民サービスとして返ってきます。保障されている件についての周知徹底、保障するための体制等の確保が必要です。  最後に、新型コロナウイルスによって、暮らしと経済に深刻な影響が考えられます。消費税の減税を緊急に行い、経済の立て直しを求める声が与党自民党の中からも出てきたことは、深刻な状況を表しており、無視できない状況です。国民の生活はもちろん、中小企業への必要な支援については、国にも求めつつ、大府市としても必要な手立てを打つべきであります。  さらに、市民や職員など関係者、専門家の意見を真摯に受け止め、引き続き取り組んでいただきたい。今後、大府市としての判断を迫られる場面も出てくるかと思います。安倍首相の根拠のない発言に振り回されることのないよう、引き続きよい意味で大府市長としてのリーダーシップを発揮していただきたい。そのことを意見として申し上げ、討論といたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  次に、賛成の討論はありませんか。17番・早川高光議員。 ◆17番議員(早川高光)  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」について、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論をさせていただきます。  施政方針の中でも触れられておりましたが、本市にとりまして、令和2年度は、新たなまちづくりの指針となる第6次大府市総合計画の初年度であるとともに、市制50周年を迎える節目の年であります。  昭和45年の市制施行当時、4万9,000人ほどの人口であった我がまちは、今では9万2,000人を超える市民が生活する成熟した都市へと成長し、この人口減少社会においても、なお緩やかに人口増加を続けております。これもひとえに、まちの発展のために御尽力いただいた先人たちの半世紀にわたる御努力のたまものであり、ここで、その御功労に改めて敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げたいと思います。  さて、令和2年度の一般会計予算につきましては、そうした人口増加やまちの発展を背景として、総額では3年連続で300億円を超え、過去最大となる324億5,600万円が計上されております。  歳入では、その大部分を占める市税につきまして、近年の人口増加や計画的に実施してきた区画整理事業などにより、個人市民税や固定資産税を中心に、全体で前年度比1.2パーセントの増加を見込まれている一方で、税率引下げの影響がいよいよ顕在化する法人市民税につきましては、前年度比17.4パーセントの減額が見込まれております。  しかし、そうした状況にあっても、国県支出金を積極的に活用するとともに、財政調整基金や特定目的基金を計画的に取り崩しつつ、市債についても、将来負担に配慮しながら、元金償還の範囲内で計上されており、健全財政を堅持した予算を編成されている点について、高く評価できるものであります。  特に、国庫支出金につきましては、いわゆる「15か月予算」と呼ばれる国の令和元年度補正予算も活用し、繰越分を含めて相当額の財源を確保されております。  普通交付税不交付団体である本市にとって、大変貴重な財源である国庫支出金の獲得に向けて、補助制度に関する情報収集や国への要望活動などに引き続き努めていただくようお願いするとともに、我々自民クラブといたしましても、最大限協力してまいりたいと考えております。  次に、歳出につきましては、全体を通して1点と、個別の事業について数点、意見を述べさせていただきます。  令和2年度から会計年度任用職員制度が開始されることに伴い、性質別の歳出では、これまで主に物件費に計上されていた非常勤職員の賃金が人件費に変更された影響で、人件費が大幅に増加いたしました。  しかし、義務的経費と物件費の合計額を前年度と比較しますと、金額にして約11億8,000万円、率にして5.8パーセントと大きく増加していることがわかります。  また、公共施設の修繕等に係る維持補修費につきましても、予算額としては小さいものの、毎年度、着実に増加しております。  全国的な傾向とは異なり、いわゆる多子高齢社会であり、人口増加を続ける本市にとりましては、扶助費を始め、経常的に必要となる経費が増加することはやむを得ないところもありますが、少しでもこうした経費を抑制し、将来に向けた投資的な予算を確保できるよう、岡村市長の基本姿勢である「改善改革」を更に強力に推し進めていただきたいと考えております。  個別の事業につきましては、まず、岡村市長が市長就任以来、最も力を入れている、子育て・教育分野についてでございます。  令和2年度は、本年度に誘致を進めた民間保育所が開園するほか、「子ども・子育て八策」の新たな事業として、多胎児家庭の負担の軽減を目的とした支援制度を開始するなど、市民が本市の子育て環境の向上を実感できる様々な事業が盛り込まれております。  また、教育分野では、他市に先駆けて、市内全中学校の体育館・柔剣道場への空調機の設置を始め、試行導入として事業効果が認められた中学校における部活動指導員の全校導入や民間を活用した水泳授業指導支援の拡充、スクールロイヤー及びスクールソーシャルワーカーの新規設置など、教育環境の充実に資する多くの事業が計画されております。  さらに、令和元年第2回定例会におきまして、自民クラブを代表して一般質問させていただいたICT教育の充実につきましては、本年度の補正予算も活用し、先進的な本市の取組を更に推進するべく、多くの予算が計上されております。  この結果、目的別の歳出では教育費の伸び率が最も高くなっており、まさに「子どもが輝くまち」の実現に向けた岡村市長の強いメッセージが感じられる予算となっております。  本市の未来を担う子どもたちが健やかに成長できるよう、また、「子育てしやすいまち」として選ばれる市となるよう、この分野に多くの予算を配分することについて、私どもも支持するところであります。  さらに、ICT教育環境の整備については、これまでも先駆的に進めてまいりましたが、GIGAスクール構想を進める国の動向に注視しつつ、児童生徒への教育効果や指導を担う学校側への影響などを十分に検証しながら、今後も積極的に進めていただきたいと思います。  次に、「健康都市おおぶ」にふさわしい新たな施策として、高齢者の運転寿命の延伸や交通事故リスクの低減を目的とした国立長寿医療研究センターとの共同研究や、高齢ドライバーによる自動車事故の防止と事故時の被害軽減を目的とした安全運転支援装置の設置補助に係る予算が計上されております。  いずれも、高齢者にとって身近な移動手段である自動車の運転をできる限り長く安全に続けていただくための施策であり、高齢者の社会参加や健康増進という視点のみならず、自動車産業を基幹産業とする本市にとりましても大変重要な施策であると考えております。
     また、スポーツの分野では、新たなスポーツ施設の整備に向け、その手法を検討するための委員会の設置が予定されております。「スポーツのまち大府」「金メダルのまち大府」として、新たな施設の整備に向けた具体的な一歩が踏み出されることに大いに期待するものであります。あわせまして、整備に係る費用が将来の過度な財政負担とならないよう、幅広い見地から検討を進めていただくようお願いしたいと思います。  次に、市制50周年記念事業についてでございます。  令和2年度予算の中では、周年記念式典の開催を始め、多くの記念事業に係る予算が計上されております。市制50周年記念事業の基本理念では、「先人が築き上げてきた本市のレガシーを継承し、市民の皆様とともに次の50年に向けた新たなレガシーを創造することを目指します」とあります。  本議案の上程の際の質疑にもありましたが、市制50周年を一過性のイベントで終わらせることのないよう、市制100周年まで続く新たなレガシーの創造に向けて、令和3年度以降の継続を念頭に置きながら、個々の事業を実施していただきたいと思います。  最後に、令和2年度が、総合計画に掲げる将来都市像「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」の実現に向けた大いなる礎の年となるとともに、市民の皆様にとって、いつまでも記憶に残るすばらしい年となることを心より祈念いたしまして、令和2年度大府市一般会計予算に対する賛成討論とさせていただきます。 ○議長(山本正和)  次に、反対の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  それでは、議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」について、反対の立場で討論させていただきます。  一般会計の予算規模は前年度より増加し、着実に行政運営を進めていこうという点においては評価いたします。来年度は、市制50周年を迎える節目の年であり、また、第6次大府市総合計画の初年度ということもあり、市民とともに新たな大府のまちづくりを目指そうという予算になっていると思います。  その中でも、特に子育て支援では、多胎児家庭の負担軽減を図ることや、大規模災害時の備えとして乳児用の液体ミルクを中央防災倉庫に備蓄すること、本日可決した手話言語条例に基づき、手話とろう者への理解を深めるための啓発リーフレットや手話紹介動画を作成すること、男女共同参画推進事業として、「定年後の生き方モデルは大府にある!」というキャッチフレーズで、大府市の男性たちを描いた「おっさんずルネッサンス」の上映会を開催すること、大規模自然災害に備え、新たな防災学習拠点としての体験型防災学習センターの開設、戦争の悲惨さや平和の大切さを市民とともに考える平和講演会や、戦争の恐ろしさや教訓を後世に語り継ぐために、戦争体験者へのインタビューを映像化して活用することなどは、高く評価したいと思います。  また、私は議員活動をする上で、「自然と、子どもたちと。生きるために。」をモットーとしており、教育に関わる事業について関心を持っていますが、きめ細やかな教育を実現するため、児童生徒を取り巻く課題を早期に解決するために、スクールロイヤー及びスクールソーシャルワーカーを新たに設置し、そして、特別支援学級補助員や養護教諭補助員を増員すること、中学生を平和大使として沖縄に派遣する平和事業を継続し平和教育の充実を図ること、学校環境の整備として、全中学校の体育館及び柔剣道場へのエアコン設置、神田小学校のグラウンド整備、大府小学校運動場下の駐車場の耐震化を図ること、中学校における部活動指導の充実及び教職員の多忙化解消を図るために部活動指導員を全中学校に派遣することなど、評価できることもありますが、過労死ラインで働く教員の存在があることを見過ごすことはできません。  教職員がゆとりを持って教育活動に専念し、子どもたちに目の行き届いた教育を進めていけるように、市独自の講師の雇用や専門スタッフの増員など、更に働きやすい環境をつくるための予算措置が必要と考えます。  さて、今回の予算の中で、次の2点について賛同できないことがあるため、反対をします。  一つ目は、共和西放課後児童クラブの公設民営化事業についてです。  大府市の放課後児童健全育成事業について、全学区に放課後児童クラブを開設し、待機児童をつくらず、放課後の子どもたちの居場所と保護者が安心して働く環境をつくってきたことに対して、高く評価します。  しかし、今回の共和西放課後クラブの公設民営化については容認できません。  まず1点目、放課後児童健全育成事業は、児童福祉として保障していくもので、公が責任を持っていく事業と考えます。民間に業務委託することで質の向上を図ると言っていますが、企業は利益にならなければ、サービスの質、あるいは支援員の待遇が悪化するか、若しくは早々に運営から撤退することもあり得ます。安定性や継続性が求められる子どものための施設には導入すべきでないと考えます。  2点目、年度途中からの民営への移行計画についてです。保護者の戸惑いや子どもたちの心の安定を考えた場合、年度途中で体制や支援員が変わるのは不適切と考えます。  したがって、共和西放課後クラブの公設民営化に反対します。  二つ目は、社会保障・税番号制度、マイナンバー制度に関連する事業です。  これには約1億円の国庫支出金が計上されています。  今年度、国は、マイナンバーカードを2020年度までに100パーセント普及を目指すということで、多くの国庫補助金を投入しましたが、大府市の2月末の交付率は15.1パーセントです。去年の7月から2.2ポイントしかアップしていません。なぜ交付率が伸びないのでしょうか。市民はマイナンバーカードを持つ必要性を感じない、むしろ紛失や詐欺などのリスクを感じているからではないでしょうか。  また、昨年5月に戸籍法が改正され、戸籍事務とマイナンバーをひも付けする作業をするための費用も今回の予算に含まれています。戸籍はそれぞれの市町村が独立したシステムで管理し、ネットワーク化されていませんでした。戸籍情報とマイナンバーをひも付けすることで、新たな戸籍情報提供ネットワークシステムをつくろうとしています。  これによって、本籍地以外での戸籍謄抄本の発行ができたり、各種届出が簡素化できることをメリットに挙げていますが、最も利用の高い相続手続についてはどうでしょうか。ひも付けの対象は、電子化された戸籍しか扱えないため、電子化以前の除籍簿などを必要とする相続手続には当面使えません。マイナンバーが施行された2015年10月以前に死亡した人には個人番号は付されていませんから、結局はこれまでと同じような戸籍証明書の取得手続が必要になります。これでは、ばくだいなお金を掛けても、費用対効果がほとんど望めないのではないでしょうか。  しかも、戸籍は、夫婦とその未婚の子を単位に編成され、名前、性別、出生、死亡事項など、個人情報とともに、親子などの身分関係が記載されます。戸籍情報には、ほかに出自、犯歴などのデータも含まれていて、差別を生じさせるおそれのある機微な情報です。マイナンバーとひも付けされる個人情報の範囲が広くなればなるほど、プライバシー侵害の危険性が高くなります。したがって、戸籍情報とマイナンバーをひも付けするためのこの事業を含む一般会計予算に反対せざるを得ません。  最後に、今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う学校等の一斉休校や、事業所の休業等により生活に困窮する方への救済に関して申し上げます。  厚生労働省は、「新型コロナウイルスに関連した生活困窮者自立支援制度の活用について」という文書を出しています。生活困窮者自立支援制度を知らない方もみえると思います。新型コロナウイルスの影響で生活が困窮した方に対する相談支援があることや、住まいに関する不安を抱える方には住宅確保給付金の柔軟な運用ができることなどをホームページ上などで周知していただきたいと思います。新型コロナウイルスの収束が見えない現在、市独自でもコロナ対策のための予算措置が必要になると思います。  市民の命を守るとともに、市民に寄り添う柔軟な市政運営を期待いたしまして、討論を終わります。 ○議長(山本正和)  次に、賛成の討論はありませんか。2番・大西勝彦議員。 ◆2番議員(大西勝彦)  それでは、令和2年度大府市一般会計予算について、各委員長の報告のとおり、賛成の立場で、市民クラブを代表して討論をさせていただきます。  入るを量りて出づるを制する。この言葉は、財政運営の基本を表した言葉であります。私の敬愛いたします西郷隆盛公も、その遺訓集、西郷南洲翁遺訓の中で、この言葉を用いて、会計の基本について諭されています。つまり、収入がないのに支出である事業を実施してはいけない。その事業がどんなにすばらしい事業であってもやってはならないと言われております。単年度予算を見る場合は、まさしくそのとおりであると思います。  私たち市民クラブは、常々、目指す姿として、歳入面においては、人口増、産業経済活動の活発化による税収の増加を、歳出面においては、行政の効率化と協働の精神に基づく住民自治の充実による税金の無駄遣いを撲滅するべきと言わせていただいております。そして、この考えのもと、限られた財源、リソーセスを活用し、市民サービスの質を向上させ、持続的で健全な財政運営を目指すべきであると主張しております。  さて、私たちの会派の名前、市民クラブは、常に市民の幸せのために行動せよという思いを込めて付けられた名前であると先輩諸氏から聞かされてきました。そして、その理念を現在も引き継いで、会派を形成しております。  当初は、働く者の代表、生活者の代表としてサラリーマンが多くを占めた会派でしたが、5年前から女性議員2人が加入し、新たに女性、主婦の目線からも市政をチェックすることができるようになりました。  このようなメンバーが、各常任委員会で、市民クラブとしての視点を持って新年度予算を審査させていただきましたので、その審査結果と意見を委員会別に述べさせていただきます。  まず、建設消防委員会所管事業についてであります。  道路の新設、改善、維持補修については、多くの市民が要望する事業です。これからも引き続き計画的に事業を進めていただくことを期待しております。特に、JRの線路越えについては、スピード感を持った政治的決断を期待しております。  交通安全施設についても、道路と並び市民要望の多い事業です。新年度は、歩行者横断点滅機「ぴかっとわたるくん」の増設が盛り込まれています。しっかりと効果を検証して、市民要望に応えられるよう取り組んでください。目に見える成果を期待しております。  大府駅前のにぎわいづくりについては、KURUTOおおぶの照明器具設置など、小さな改善はありますが、立体駐車場施設建設の進捗が見えていません。大府市にとってのにぎわいとは何なのかを原点に立ち戻って考えてもらい、私たちの主張している生活しやすい都市としての大府駅前事業に取り組んでもらうことを期待しております。  観光推進事業としての大府東浦花火大会については、来年度は市制50周年記念事業、文字どおり打ち上げ花火として、補助金の増額を認めます。しかし、今後については、その効果を確認することと、隣の市がやるからやる、大府市にとってフルセットの事業が必要なのか、本当に税金を投入するべきなのかなど、再考を求めます。  次に、厚生文教委員会所管事業について、小学校の普通教室への空調機の設置に続き、新年度は全中学校の体育館及び柔剣道場へ空調機が設置されます。他市と比較して先進的な取組であり、将来的には、他市も同様の取組をすることが予測されます。時間的に大府市民が早くサービスを受けられることになり、他市の市民より幸せの量が増えることを評価したいと思います。  また、我が国の大きな課題である少子化を解決する事業として、多胎児家庭への支援や特定不妊治療費の補助を始めることも、住民に一番近い基礎自治体として、きめ細かなサービスの提供であると評価をいたします。  中学生平和大使派遣事業につきましては、大府市が行う事業であることを再認識してもらい、少なくとも、大府市立の中学校全ての生徒に効果がある事業にしていただくことを望みます。もっと、教育委員会と連携を密にして、教育委員会も当事者意識を持って進めてもらうことを期待しております。  大府市レスリング協会の設立支援については、その必要性を再考していただきたいと思います。大府市にとって、多くの市民が親しんでいるスポーツは何なのか、大府市の協会が必要なのか考えていただきたいと思います。  総務委員会所管事業について、ふるさとおおぶ応援寄附金事業については、制度そのものに懐疑的ですが、制度がある以上、税金の流出を防ぐことは大事な取組です。出ていく金額と同じだけ寄附金を集めるという発想を転換して、どういう人が他市に寄附をしているのかを分析し、出ていくお金を少なくするという取組も同時に行っていくべきと考えます。  市民との協働のシンボル事業として始めたアダプトプログラムについては、登録者を増やすだけではなく、その活動をフォローし、団体間で情報共有できる仕組みの構築を期待しております。  市役所1階の抜本的なレイアウトの見直しについては、課題として認識しているとのことでありますので、組織改正などの機会を捉え、実施していただくことを期待しております。  行財政運営について、鳴り物入りで設置した行財政改革委員会を今後も有効に機能させることや、内閣府の地方分権改革提案募集方式を活用して、基礎自治体の職員としてのきょう持と気概を持ってもらうことを期待しております。  最後に、市制50周年記念事業については、その理念にうたわれているとおり、先人が築き上げてきたレガシーを継承し、市民の皆様とともに次の50年に向けた新たなレガシーを創造していくことを期待しております。どうしても、記念事業となりますと、打ち上げ花火的なイベントになってしまうことは否めませんが、その中でも、次につながる手応えを各事業課が持つことができるよう、努力していただきたいと思います。  今回の新年度予算も、私たち市民クラブの政策要望を全て満たした予算ではありません。予算案に対し反対するということは、行政運営をストップさせるということです。私たちは、責任ある会派として、そんなことはできません。予算案に多少改善の余地があっても、それが致命的なことでない限り、その予算を認め、日常の議員活動の中で行政に働き掛け、昨日よりも今日、今日よりも明日と、少しずつ改善を図っていくというスタンスをとっております。  以上のようなスタンスに立ち、私たち市民クラブは、令和2年度一般会計予算を総合的に判断して賛成するべき予算であると考えております。  市民クラブは、これからも議会活動において行政に対する健全なカウンターパートとしての役割を果たしていくことを市民の皆さんにお誓いを申し上げ、市民クラブを代表しての賛成討論といたします。 ○議長(山本正和)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  次に、賛成の討論はありませんか。15番・国本礼子議員。 ◆15番議員(国本礼子)  それでは、令和2年度大府市一般会計予算に対する賛成討論を、公明党の立場から申し上げます。  令和2年度大府市一般会計予算は、過去最大の予算額であった昨年度の予算を0.5パーセント上回る324億5,600万円となり、3年連続で300億円を超えました。  歳入では、個人市民税、固定資産税などの市税は、人口増加に伴い堅調な増額が計上されております。  一方、歳出は、目的別の構成比では、教育費が前年度から14.6パーセント増と大きく伸びています。また、性質別では、会計年度任用職員制度の開始に伴い、義務的経費の中で人件費が大きく増加しております。今後も、任意に節減することが難しい義務的経費が増加していくものと考えます。  目を転じれば、近年の予測の付かない自然災害への対応、現行の新型コロナウイルス感染症対策等、いまだ経験したことのない課題に直面する今であっても、安心できる大府市の未来像を描き、実現するための具体的な政策を市民の皆様に提示していくことが重要であると考えます。  3月議会の冒頭、健全な財政運営の実行に取り組まれながら、市長が施政方針で述べられた、大府市の潜在能力を最大限発揮し、全ての世代の皆様が安心して住み続けることのできる、持続可能な健康都市づくりにまい進されるとの表明は、何より市民の皆様の声に応える基本であると確信いたします。  令和2年度は、第6次総合計画の初年度であるとともに、市制50周年を迎える節目の年でもあります。  令和2年度の歳出予算の主な事業では、特に、本市の将来を担う子どもの健やかな成長に資する事業に重きを置かれていることを大いに評価するものです。  具体的には、3歳児健診における眼科健診で屈折検査機器の導入により視覚検査の精度向上を図ること、多胎児家庭への支援、10月からは新たにロタウイルスワクチンの定期接種が始まります。また、増加する保育需要に対し、待機児童解消のための対応策として、新たに民間保育所5施設が開園することなど、若い世代の転入を促す新規事業を展開することは、市政の発展とともに人口も順調に推移している本市にとりましても、今後、いずれ少子高齢化が確実に進展していく中で、先を見据えた事業であると考えます。  また、学校事業においては、空調設備整備事業のほかに、社会の在り方そのものが劇的に変わる「ソサエティー5.0」時代の到来が間近に迫る中、国の補助制度を活用したタブレット端末の拡充等によるICT教育の充実は、子どもたちが、これからの時代を生きていく上で基盤となる資質・能力を確実に育成していくものと考えます。新たに、スクールロイヤーとともにスクールソーシャルワーカーを設置することは、児童生徒が直面する喫緊の課題解決につながると考えますが、児童生徒が置かれている環境は複雑で多岐にわたることもあるため、教育現場を見つめ、加配の必要性が生じた場合には速やかな対応を期待するものであります。  高齢化社会に対する備えとして、いち早く表明した高齢者の運転技能の維持・向上に向けた研究の実施や、自動車の安全運転支援装置の設置の補助は、高齢者による交通事故の頻発が憂慮されている中、必要な事業と考えます。  防災・減災に関する事業においては、この秋オープンを迎える防災学習センターや、大規模災害に備えた液体ミルクの備蓄等のほか、温室効果ガスの排出抑制につながる住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助は、災害時のエネルギー供給を行うことができます。また、来庁者の利便性の向上を図る公衆無線LANの整備は、災害時における情報通信手段の確保につながるという、所管を越えた分野横断的事業は、今後、新たな行政課題の解決のために、ますます求められる事業と考え、大いに評価いたします。  最後に、令和2年度の九つの政策目標は、第6次大府市総合計画の将来都市像である「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」を実現するための事業であります。  第6次大府市総合計画におけるSDGsに対するアプローチとして、本市の多岐にわたる施策や事業は、SDGs17項目のゴールとほぼ関係しており、ひも付けがなされています。九つの政策目標に基づく施策体系とSDGsの関係性を一覧にすることでつまびらかにし、事業の展開に臨むことは、大いに評価いたします。  しかし、ここからが重要であります。いかに施策と事業に命を吹き込むか、行政の手腕が試されます。令和2年度大府市一般会計予算が、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に寄与するものであることを期待し、公明党として賛成するものであります。 ○議長(山本正和)  ほかに賛成の討論はありませんか。19番・宮下真悟議員。 ◆19番議員(宮下真悟)  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」について、無所属クラブとして、賛成の立場から討論をいたします。  まずもって、今定例会において特筆すべきは、新型コロナウイルス感染症危機対策本部が設置されている中、執行部におかれては、常に対応を図りながら議会に臨むこととなった点に加え、議会としても、随時情報を得ながら、不安を抱える市民の皆様の声をお預かりしつつ、議会としてどうあるべきかを考えながら最終日を迎えることとなった点であり、ゆくゆくは、この一連の対応の検証を通じて、未知の感染症という脅威にも立ち向かうことのできるまちとなるよう、更に前へと進んでいくことを切に願うところであります。  この新型コロナウイルス感染症による危機は、本予算案に事業化されていなくとも、令和2年度の行政運営及び行政経営において、様々に影響してまいるものと考えます。まずは、市民の命を守ることが第一、最優先のミッションでありますが、経済への深刻な影響は避けられない見通しであり、執行部におかれては、市民の生活となりわいを守るため、引き続きの奮闘を願うものであります。国や県が次々と示す支援策に対する市の応分負担や、場合によっては市独自のケアを考えていく必要性について議論せねばならない可能性もありましょう。  市の経営面においては、令和3年度以降の自主財源において、これまでとは異なる事情が起こり得る可能性も想定し、国の方針に関する情報について常に緊張感を持って注視しつつ、前倒しでの実施が想定され得る事業、あるいは長期計画上の案件の実施時期についても、慎重に勘案していくことをやっていかなければなりません。こうした状況を踏まえ、基金に対する考え方も改めて整理しておく必要性を御指摘申し上げた上で、数多くの事業の中から何点かをピックアップいたしまして、無所属クラブとしての意見を申し述べたいと思います。  まず、保育についてであります。  子育て世代の増加が続く我がまちにとって、ここ数年にわたり民間保育園の誘致や荒池保育園の建て替え等、保育需要に応えるために要した多額の投資がひと段落し、令和2年度には幼保無償化に関する財源を含め国からの歳入が減じることとなりますが、公立園と民間園の役割と在り方も整理され、今後は市全体の保育体制の安定運営に注力できる段階となることから、質・量ともに安心できる保育に引き続き取り組んでいただきたいと思います。  次に、学校について、普通教室以外の体育館等にLPガスの空調設備が設けられていくことは、児童生徒が健康に過ごすための教育環境整備という観点からも、災害時における避難所環境の向上に資する投資としても、大いに評価するものであります。一方で、これまで先進的に取り組んできたICT教育については、文部科学省が強力に推進するGIGAスクール構想の将来的な全体像、タイムテーブルを的確に踏まえた上で、特にハード・ソフト両面でのICT教育環境づくりにおいて、当市が連携している先進的な企業を含む民間のインフラ、専門的な知見の幅広い活用を通じて、子どもたちの利益の最大化が効率的かつ持続可能な形で実現されることを強く望みます。  また、官民連携手法の導入については、ESCO事業として道路照明灯のLED化や、大府駅東立体駐車施設等整備事業に取り組んでおりますが、令和2年度には、KURUTOおおぶの2期目の指定管理者募集のほか、共和西放課後クラブの委託、プール授業における講師委託の試行、RPA推進等の拡充が見られ、引き続き民間活力を活用した市民サービス向上と効率化が積極的に検討されることを期待いたします。  交通について、道路行政の課題が長年の懸案であることに加え、高齢ドライバーによる事故も社会問題化しており、さらには、当市の地域特性における強みであるJRの利便性や、地球環境への負荷軽減に対する考え方の普及により、市民生活を支える身近な交通手段として、バス交通の拡充を望む声は年々ますます大きくなってきております。運転免許返納後の移動の自由の担保だけでなく、若い世代が増え続けているまちとして、通勤・通学需要やマイカー離れ世代のニーズにも応えていく必要があります。  令和2年度は、こうした交通の在り方についての方向性を示す「地域公共交通網形成計画」が策定されますが、都市としての付加価値を更に高めることで、名古屋近郊の中でも若い世代に選ばれ、安心して老いていけることができるまちとなるために大きな意味を持つものとして、計画策定後の具体的取組についても引き続き注視してまいりたいと考えております。  最後に、行政として、しっかりとした継続性を持って、来年度も着実に執行していくべき事業、更なる市民サービスの拡充に資する事業とあわせ、市制施行50周年という節目に対して前のめりになりすぎることなく、挑戦と安定のバランスが適切に図られた予算となっている旨、無所属クラブとして了解との判断に至ったことを申し述べ、本議案に対する賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  ほかに賛成の討論はありませんか。13番・森山守議員。 ◆13番議員(森山守)  議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」に賛成の討論をいたします。  九つの政策目標と50周年記念事業を柱に据えた「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」を目指して、本議会に上程された令和2年度大府市一般会計予算案に賛成をする立場でありますが、「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」という都市像のうち、私は、「住み続けたい」という言葉を特に今、重要なキーワードとして捉えております。  ここで生活することを続けたい、全ての世代が望む都市像の具体化を、令和2年度以降、市政の全てにわたって進める、そのための政策実現を岡村市長に期待すると同時に、私も微力ながら、日々まい進したいと存じます。  その内容について、3点についてのみ討論をいたします。  1点目は、歳入についてであります。  国の補助金の獲得につきましては、子どものための空調整備のための補正予算もそうでありますが、市長と議長を始めとする一部の議員の皆さんが東京まで出向き、私費の負担も大変だったそうでありますが、陳情された結果であります。市民は、市税も国税も支払っております。不交付団体ではありますが、市民のために国税を使うための御努力に敬意を表したいと思います。  2点目は、教育についてであります。
     今議会の一般質問は短縮されました。新型コロナウイルス感染対策のためであります。短縮された当日、その日から、小学校の卒業式をどうするのかの検討、協議、連絡、調整、そしてまた、連絡、検討、協議の無限ループが繰り返し行われたと聞いております。既に、市長当局、特に教育委員会は、政府からの先月末の突然の学校休業の発表などから、土日を含めて、昼夜を分かたず奔走していらっしゃいました。疲労困ぱいをものともせず、議会へも対応いただきながら、2日後には、卒業式の開催とその内容を発表されました。先生方、教育委員会の皆様には敬意を表します。  その中で私が驚いたのが、ICTを利用した措置であります。詳しくは大府市のホームページに示されたとおりであるので、情報の正確さを損ねないため、重複を避けますが、子どもさんの卒業式に寄せる保護者の皆様と子どもさん御本人のお気持ちに、この状況の中でどう寄り添うかを、先生方、教育委員会、大府市の皆様、業者の皆様と力を合わせて、ICTと知恵と人の力を精いっぱい発揮して、その上での措置であります。どうなるかわからないこの挑戦がどういう結果になろうとも、人の思いとスキルとチームワークで、コンピュータと子どもたちの幸せな関係をつくり出すICTの一つの世界観を私たちは今後見せていただくことになります。  現場で積み重ねているこうした一つ一つの出来事の積み重ねで十分であります。反対の方には、どんどん反対と言っていただきましょう。  今後は、1人1台のタブレットをどう役立てるのか。家庭や地域と子どもたちの学習や成長をつなぐ大府市独自の教育観「きらきら」にICT教育をどう結び付けていくのか。1人1台のタブレットを全員が持ち、御家庭に持ち帰れば、新型コロナウイルス対策で自宅にいる子どもさんたち、どれだけ豊かな学校と子どもさんたちを結ぶ対策が展開できるか。考えるだけで、わくわくいたします。最先端を行っている自治体ならではの、わくわくするような大府市の教育を今後一層推進していただきたいということを期待しますとともに、私も一層学びたいと思います。  3点目は、「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市」を目指す大府市の予算執行と、私自身が所属しております議会との関係について討論をいたします。  大府市の予算の執行については、先ほど申し上げたように、議員である私は、当然学び、また調査を行います。現場に立ち入るなら、それは当然、議員自身が、執行部のその現場の責任者の許可を得た上で、その事業及び予算の執行に一切差し支えのない範囲で行う。それができなければ、当然調査を行うべきではありません。  例えば、議員が保育園で何か調査を行うときに、議員ではない人間に保育園に行かせ、保護者に不審人物と思われたとしたら、それは議員自身の責任であり、そんな調査は行うべきではありません。ましてや、その者が敷地内で、業務中の保育士に行いたい調査の調査用紙を配布させようとして、業務中の保育士に声を掛けるなど、もってのほかであります。断られたからといって、敷地内に進入し、事務室で仕事中の保育士に配布するよう言い置いて、調査用紙を置いていくとしたら、これは、もはや不法な侵入であり、業務の妨害であり、そうした活動は、政治倫理にも反します。そのような違法な行動によって得た情報は、全てがこの議場で取り上げることができないのは当然であり、それどころか、こうした行為を行う者は、大府市の正常な事業の遂行と市民生活の安全のために、警察の厳しい監視下に置かれて当然であります。  言うまでもなく、議員の活動にも常識的な、また、事業の遂行や安全を守る範囲での制限はあります。また、一人の人の言い分だけを過大に取り上げ、議場で決め付けだと反論されると、そのことに一言も言い返せず、個別のケースを片方の言い分だけで決め付けて、独りよがりな持論を長々と述べるなど、起きてはならないことであります。そのようなケースは、調査の方法の間違いや未熟さから起きます。事業の責任者の許可を得た上で、可能な限りの現場での実際の調査を行うことが求められます。  例えば、ICT教育の調査を適切に行えば、ICTを活用する事業の最先端を行く大府市での授業では、一人もよそ見をしている子がいない、先生の話を先生の目を見て聞き、考えることが楽しい、わかることがうれしい、全ての子の最大限の集中力を楽しく引き出していることに感動をします。先生もまた楽しそうに、子どもたちの心の動きに集中していて、フェイス・トゥ・フェイスとは、ICT教育のための言葉ではないかと思うほどであります。大府市のICT教育には、全国の議員、教員、教育長を始め教育委員の皆さんや、大府市でいう学校教育課の職員、誰よりも大府市の教員が、実際の授業をひっきりなしに学びに来ていらっしゃいます。こうした調査こそ、私たち議員は学ぶべきであります。  人を批判し、やっつけるための調査は、稚拙で不法なものになる可能性もあり、何よりも子どもたちに恥ずかしい。子どもたちの未来を切り開くための調査は、みんなで力を合わせられるような方向で、これからも、大府市の保育園で元気に成長し、学校の教室で瞳を輝かして学んでいく子どもたちに恥ずかしくない議員活動を展開し、「いつまでも 住み続けたい サスティナブル健康都市おおぶ」を目指す一員として、微力ながら全力を尽くす決意を申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第18号を採決します。本案に対する各委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                   (起立多数)  起立多数です。よって、議案第18号「令和2年度大府市一般会計予算」は、原案のとおり可決されました。  日程第16、議案第19号「令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」から、日程第19、議案第22号「令和2年度大府市下水道事業会計予算」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は厚生文教委員会及び建設消防委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会及び建設消防委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎厚生文教委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  始めに、議案第19号「令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第20号「令和2年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・加古守・登壇) ◎建設消防委員長(加古守)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告します。  始めに、議案第21号「令和2年度大府市水道事業会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、「おおぶの源水」のリニューアルにおいて、ペットボトルを使用するのは適切か。  答え、リサイクルする上で優秀な素材であることや、多くの機能的メリットを備えていることから、「おおぶの源水」のリニューアルにおいては、ペットボトルを使用することとした。  次に、議案第22号「令和2年度大府市下水道事業会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、大府北中学校の雨水貯留施設整備工事の期間が2か年ということだが、授業や行事に影響はないか。  答え、工事期間中に実施できない部活動への配慮や、騒音が授業の妨げにならないように、調整を行っていく。  以上で報告を終わります。 ○議長(山本正和)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第19号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  では、議案第19号「令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」について、反対の立場で討論をさせていただきます。  今回の国民健康保険事業特別会計予算について、二つの点で反対をします。  一つ目は、先ほど、議案第11号の大府市国民健康保険税条例の一部改正によって、国民健康保険税が値上げされた金額が歳入に計上されているからであります。反対の理由につきましては、先ほど述べましたので重複を避けます。  二つ目は、歳入として、社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度システム整備費補助金497万8,000円が計上されています。そして、歳出としては、社会保障・税番号制度システム改修委託料に充てられることになっているからです。  今回のシステム改修では、補正予算で提出された国民健康保険被保険者証記号・番号について、世帯単位から個人単位に変えたシステム改修に続き、被保険者に対し、2年ごとの保険証の更新時に、個人番号2桁を印字した保険証を発行できるようにするものというものです。  この作業は、国のオンライン資格確認等の導入スケジュールの中に位置付けられたもので、前々から述べさせてもらっているように、医療保険情報は個人にとって最重要プライバシーの一つですから、自分がかかった医療機関での診療内容がこのような形でマイナンバー制度と結び付いていくことを望みません。  再度申し上げますが、制度自体の安全性の問題がきちんと解決されないままマイナンバーカードの利用環境を広げ、本人の同意もなしに目的外利用ができる可能性のあるシステム改修には反対します。  したがって、この事業を含む特別会計予算に反対いたします。 ○議長(山本正和)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  次に、反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  議案第19号「令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」について、反対をいたします。  議案第11号と同じ理由で、一つは国保税の保険税額が引き上げられることと、マイナンバー制度を推し進めるための予算が含まれているため、賛同できません。  内容は、12月議会で決まったものですが、保険者証に個々で判別しやすくなる2桁の番号が付けられ、個人情報を一括してわかるものにしていくために行うシステム改修の一つであります。  今回は、大府市から市民に交付される保険者証に印字できるようにするための準備であります。国民が必ず利用するもので、人に知られたくない個人情報が多く含まれる医療とつながるマイナンバー制度そのものに反対いたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第19号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第19号「令和2年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第20号「令和2年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、反対をいたします。  今回は、愛知県の後期高齢者医療広域連合で保険料の改定が行われ、平均10パーセントの値上げが決まりました。2021年度まで所得割率は0.88パーセント上がり、9.68パーセント。均等割額3,386円の値上げで、4万8,765円。1人平均の年額保険料8,410円の値上げで、年間で9万2,191円となります。医療制度が始まって最高額の負担となります。  さらに、低所得者に対する保険料均等割の軽減特例、2018年度は9割軽減、8.5割軽減だったものを、2021年度までに7割軽減にしていく見直しが重ねて行われることで、平均保険料の引上げに加え、特例の廃止が行われれば、負担への影響は更に大きくなります。  東京都は、葬祭費、審査支払手数料未収金補填を自治体に求めています。葬祭費として市町村に求めた場合、法定軽減対象者1人当たり4,896円の引下げが可能です。  大府市としても、低所得者の独自軽減のための努力をするべきであります。医療にかかる頻度も多くなる75歳以上の高齢者を集めての運営では、保険料が上がるのは当然です。こういった後期高齢者医療制度そのものに反対であることを改めて申し上げ、討論といたします。  以上です。 ○議長(山本正和)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第20号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第20号「令和2年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。
                    (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第21号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第21号「令和2年度大府市水道事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第22号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第22号「令和2年度大府市下水道事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。  日程第20、「議員派遣について」を議題とします。  お諮りします。お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していくことに決定しました。  次に、お諮りします。ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認め、そのように進めます。  以上で、今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  ここで、市長より挨拶をいただきます。市長。                (市長・岡村秀人・登壇) ◎市長(岡村秀人)  令和2年大府市議会第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る2月21日より本日まで22日間にわたり定例会を開催していただき、提出いたしました議案につきましては、お認めを賜りまして、誠にありがとうございました。  さて、2月から感染が広がっております新型コロナウイルス感染症が、WHOによりまして、世界的な流行を意味するパンデミックと認定され、愛知県内においても、現時点で100人以上の感染が確認されており、全国で2番目に多い感染者数となっております。近隣では、名古屋市緑区、半田市、東海市でも感染者が確認されたところであり、本市内においても感染が危惧される状況にございます。  本市におきましては、「大府市新型コロナウイルス感染症危機対策本部」を立ち上げるとともに、2月25日に国から示された「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」などを踏まえ、感染の拡大を防止すべく、全庁を挙げて取り組んでおります。  これまで、市内小中学校の臨時休校、休校に伴う「自主登校教室」の設置、給食費の返金、市内公共施設の原則休館、イベントの中止や規模の縮小、手洗い、せきエチケットの啓発など、市民の安全を最優先に対応を進めてまいりました。  国は、今月10日に、大規模なイベントなどの自粛を今月19日頃までの10日間程度の延長を国民に要請したところであり、感染が世界に拡大し、早期の収束が見通せない状況であります。  本市といたしましても、市民の皆様に御不便をお掛けしているところではありますが、最悪の事態を想定し、市民の健康と生命を守ることを最優先に、先回りをして判断を行い、空振りを恐れず行動してまいりますので、議員各位におかれましても、御理解、御協力をお願い申し上げ、お礼の御挨拶といたします。  長期間にわたり、誠にありがとうございました。 ○議長(山本正和)  これをもちまして、令和2年大府市議会第1回定例会を閉会します。                 閉会 午後 0時12分...