大府市議会 2019-06-13
令和 元年第 1回定例会−06月13日-02号
令和 元年第 1回定例会−06月13日-02号令和 元年第 1回定例会
第2日目
令和元年6月13日(木曜日)
午前 9時00分 開議
午後 4時15分 散会
1 出席議員
1番 小山昌子
2番 大西勝彦
3番 久永和枝
4番 鷹羽富美子
5番 三宅佳典
6番 野北孝治
7番 木下久子
8番 藤本宗久
9番 太田和利
10番 酒井真二
11番 鷹羽琴美
12番 加古守
13番 森山守
14番 柴崎智子
15番 国本礼子
16番 山本正和
17番 早川高光
18番 鷹羽登久子
19番 宮下真悟
2 欠席議員
なし
3 職務
のため議場に出席した
議会事務局職員
事務局長 相木直人
議事課長 原田好美
議事係長 武陵真結子
議事係主任 神谷優一
議事係主任 鈴木伸男
4 地方自治法第121条
の規定により
説明のため出席した者
市長 岡村秀人
副市長 山内健次
教育長 宮島年夫
企画政策部長 新美光良
健康都市推進局長 吉兼智
人
総務部長兼
選挙管理委員会書記長 久野幸信
市民協働部長 丸山青朗
福祉子ども部長 鈴置繁雄
健康文化部長 今村昌彦
都市整備部長 玉村雅幸
建設部長 長谷川重仁
産業振興部長 寺島晴彦
水道部長 杉山鐘辞
会計管理者 久野信親
教育部長 木學貞夫
指導主事 鈴木達見
監査委員事務局長 相羽政信
消防長 上山治人
財政課長 信田光隆
健康都市推進課長 中村浩
総務課長兼
選挙管理委員会書記 富澤正浩
危機管理課長 近藤真一
環境課長 猪飼健祐
保育課長 内藤尚美
指導保育士 村瀬真由美
文化振興課長 田中雅史
スポーツ推進課長 近藤豊
土木課長 山縣豊
学校教育課長 浅田岩男
5 議事日程
第1 一般質問
6 会議に附した事件
議事日程と同じである。
○議長(山本正和)
皆さん、おはようございます。
ただいま
の出席議員は19名で定足数に達しておりますので、ただいまから本会議
を再開します。
これより本日
の会議
を開きます。
本日
の議事日程につきましては、お手元に配布しました日程表により進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
なお、
会議録署名議員は、先に指名しました3番・
久永和枝議員及び4番・
鷹羽富美子議員にお願いいたします。
日程第1、「一般質問」
を行います。
お手元に配布しました
一般質問事項表の順序に従い、質問
をしていただきます。
一般質問につきましては、一
人60分の持ち時間
の範囲内で何回でも質問することができますが、各質問者とも事前に通告した質問
の範囲
を超えること
のないようにお願いします。
また、答弁に対する再質問については、どの項目に対する再質問か
を明確にした上で、1点ずつ行っていただきますようお願いします。
再質問や意見
を述べるに当たっては、通告
の順に行い、大項目
の後戻りはしないでください。中項目及び小項目において、やむを得ず戻る場合は、その旨
を発言いただきますようお願いします。
また、意見
を述べる場合は、その旨
を発言し、大項目ごとに行ってください。
なお、2番目以降に質問される議員に申し上げますが、既に答弁がなされていることで了解
の場合は、その旨
を発言していただきたいと思います。
次に、答弁者におかれましては、的確な答弁
をお願いします。
質問者
の質問
の趣旨や内容が十分理解できないときは、その旨
を議長に申し出ていただきたいと思います。
それでは、1番・
小山昌子議員の一般質問
をお願いします。1番・
小山昌子議員。
(1番議員・小山昌子・登壇)
◆1番議員(小山昌子)
おはようございます。
議長から発言
の許可
をいただきましたので、先に通告いたしました「選挙
の投票環境整備について」及び「受動喫煙について」、市民クラブ
の一員として、質問させていただきます。
2期目に入ってから初めて
の一般質問となります。1期目に続きまして2期目も、4年間
の任期中にある年4回
の一般質問
の皆勤
を目指して、負託いただきました皆様
を始め、全て
の市民
の方
の生活
の向上
のために、議員
の権利である一般質問
をさせていただきます。
始めに、1番目「選挙
の投票環境整備について」です。
先月に
統一地方選挙が実施されました。各市町で
の取組や選挙戦を通じて感じたこと
を質問していきます。
本年は選挙
の多い1年で、2月
の県知事選挙から始まり、4月
の県議会議員選挙、
市議会議員選挙、そして、7月には
参議院議員通常選挙が予定されています。また、衆議院が解散するかもしれないと
の報道もあります。このように選挙が多く、選挙に対する情報が多くあるときにこそ、今後に向けて
の検討が必要だと考えます。
今回
の統一地方選挙の大府市議会議員の投票率は、45.34パーセント。4年前は48.53パーセント。8年前は51.25パーセント。過去にさかのぼってみますと、市制施行後
の最高投票率は、昭和54年
の86.24パーセントで、有権者数は3万7,665
人と現在
の約半数
の数でした。一概に言うことはできないかと思いますが、年々投票率が下がってきている
のは事実です。立候補
をさせていただく立場として、個人的に考えることと、公に考えることとありますが、まずは、投票環境
の整備について考えていきたいと思います。
これまでにも投票率向上
のために様々な取組
をされ、より親しみやすくなるように「おぶちゃん」
を活用してのぼり旗
を作製し、啓発するなど
の取組
をされてきた
のを見てきましたが、一方、他
の市町村でもそれぞれ投票率向上
のため
の取組がされていました。
例えば、薬
を処方されたときに使用する「お薬手帳」や、神社やお寺に参拝するとき
の「御朱印帳」という
のは御存じだと思いますが、投票した際にスタンプ
の押印ができる「選挙手帳」や「
選挙パスポート」等というものがある
のは御存じでしょうか。選挙啓発
の活動
の一環として始まったものとされていますが、自分自身
の投票
の記録にもなり、本市でも啓発活動
の一環として導入されることで投票率
の向上につながっていく
のではと考えます。
そこで、質問
をいたします。
1点目、選挙手帳、
選挙パスポート等の効果についてどのように考えるか。
2点目、選挙手帳、
選挙パスポート等を導入する考えはあるか、お尋ねいたします。
選挙で有権者に対して重要な告知手段となる
のが、公営掲示板へ
の貼付であり、各陣営で多く
の方にポスター
の貼付に関わっていただくことで、選挙により関心
を持っていただける機会だとも思います。一方で、告示日
の朝に147か所ある掲示板に少しでも早く貼ろうと各陣営が殺到し、交通安全上
の危険
を指摘されることもあるかと思います。
そのような中で、
シルバー人材センターが各候補
のポスター
をまとめて貼付するという方法があります。課題もありますが、選挙運動
の負担軽減にもつながる試みだと考えます。
そこで、質問
をいたします。
3点目、
シルバー人材センターが公営掲示板にポスター
を貼付することについてどのように考えるか、お尋ねいたします。
また、公営掲示板
の設置場所
を印した
グーグルマップ等を活用している自治体も多くなってきました。先ほどは、ポスター
の貼付
をシルバー人材センターに委託してはどうだろうかという思いから
の質問でしたが、現行どおりに各陣営によってポスター
を貼付する場合においては、ICT
の利活用が不可欠です。
そこで、質問
をいたします。
4点目、公営掲示板
の設置場所
を印した
グーグルマップ等を活用する考えはあるか、お尋ねいたします。
ここまで、新たな取組について伺ってきましたが、今度は障がい
のある方
の投票環境
の向上について伺います。
今回
の統一地方選挙の際に、知的障がい
のある有権者
の御家族
の方から相談がありました。「公営掲示板
のポスター
を見て候補者
を選ぶことはできるが、投票所
の表記は、文字で表示されているので、選ぶ
のに難しいことがある」。また、「投票用紙に記入ができず、代理人に書いてもらうが意思疎通が難しい」などといった相談がありました。総務省から、障がい
のある方も選挙権
を行使しやすいように、各
選挙管理委員会に対して意思確認に十分に努力すべき旨
の助言がされています。
そこで、質問
をいたします。
5点目、障がい
のある方
の投票環境
の向上
のために取り組んでいることは何か、お尋ねいたします。
今回、障がい
のある方
の家族から「どうしたらよいだろうか」という質問があったということは、投票に対する周知が不足している
のではないだろうかと考えますが、今後想定できること
を含めて、お尋ねいたします。
6点目、障がい
のある方
の投票時
の意思確認で可能な対応策は何か、お尋ねいたします。
次に、2番目「受動喫煙について」、質問
をさせていただきます。
本年4月から、市役所
の敷地内禁煙や
禁煙外来治療費の助成制度が始まりました。とてもよいことだと考えますが、受動喫煙については、これまでに議会でも議論はされていますが、改めて質問
をさせていただきます。
東京オリンピック・パラリンピック
の開催
を来年に控え、平成30年7月に健康増進法が改正されました。改正
を受けて、本市も「健康都市」として対策
を講じてきましたが、しかし、市民
の皆様から「本年4月から敷地内禁煙になったのになぜ喫煙している
人がいる
のか」と
の御意見
をいただきましたので、質問いたします。
1点目、市役所敷地内とはどこまで
の範囲
のこと
を示している
のか、お尋ねいたします。
なぜこんな質問
をするかと申し上げますと、市役所
の駐車場に隣接する一部では喫煙
をすることができるからです。市民
の皆様からは「あそこは市役所
の敷地内ではない
のか」と聞かれますが、答えに困ります。市
の駐車場
の入り口には「
健康づくり都市」
の表示があり、市
の敷地がどこまでかわからない
のが現状です。
これまでも市役所と隣接する施設や団体とは連携
をしてきて、様々な取組
を行ってきております。健康都市としても、協力
を求めたり、協議
をしていくべきと考えますが、これまで
の議論では、そのこと
を知ることができませんでしたので、改めて健康都市として
の受動喫煙
の考え
をお伺いします。
そこで、質問いたします。
2点目、健康都市として受動喫煙についてどのように考えるか。
3点目、市が敷地内禁煙
を行うに当たり、近隣施設や団体とどのような協議
をされたか、お尋ねいたします。
本市
の方針として、改善改革、スピード感
を持ってという
のがお考えだと認識しております。市民生活
の向上と、健康都市として
の対応と、前向きな御答弁
を求めて、私
の壇上で
の質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お答え願います。市長。
◎市長(岡村秀人)
私から、御質問
の2番目
の2点目「健康都市として
の受動喫煙についてどのように考えるか」について、お答えいたします。
本市は、「健康都市」として、
WHO健康都市連合へ
の加盟
を機に、全て
の公共施設
の屋内禁煙や小中学校等
の敷地内禁煙
を進めるとともに、議員提案
の「『健康都市おおぶ』みんなで美しいまち
をつくる条例」
を受け、JR大府駅及び共和駅周辺
の路上禁煙地区を指定するなど、たばこによる健康被害
を防ぐため
の取組
を積極的に推進してまいりました。
昨年7月に「健康増進法
の一部
を改正する法律」が公布され、「望まない受動喫煙」
をなくすという基本的な考え方が明示されました。本市では、以前から
の受動喫煙について
の議論
を踏まえ、改正法施行に先立ち、本年4月から、市役所庁舎
を始め、全て
の児童老人福祉センター及び
デイサービスセンターの敷地内禁煙
を実施しました。あわせて、禁煙にチャレンジする市民
を応援するため、本年4月から
公的医療保険の適用
を受ける
禁煙外来治療費の一部助成制度
を開始しております。
改正法では周囲へ
の配慮義務
を規定しております。今後は特に受動喫煙による健康被害
を受けやすい児童が日常的に利用する公園等について、喫煙マナー
の啓発に力
を入れてまいります。
今後も、市民や事業所
の皆さんと一体となって、「健康都市おおぶ」
の実現に向け、「望まない受動喫煙
のないまちづくり」
を積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
選挙管理委員会書記長兼総務部長。
◎
選挙管理委員会書記長兼総務部長(久野幸信)
私から、御質問
の1番目「選挙
の投票環境整備について」
の各項目及び2番目「受動喫煙について」
の1点目と3点目について、お答えいたします。
始めに、1番目
の1点目「選挙手帳、
選挙パスポート等の効果についてどのように考えるか」について、お答えいたします。
御質問
の選挙手帳や
選挙パスポートにつきましては、自己
の投票
を記録しておくことができ、続けていくことで選挙
人自身
の生涯投票率が向上していくので、自ら進んで取得した方に対しましては、投票行動につなげるため
の啓発手段
の一つとして考えております。
選挙手帳や
選挙パスポートを導入している自治体では、20歳まで
の若年層に限定して配布する方法や、希望する全て
の住民へ配布する方法、選挙時に投票所に備え付ける方法など、様々な運用方法で活用されております。また、手帳やパスポート
を導入している自治体から転入してきた住民に対しまして、所持している転入前
の手帳やパスポートにも投票時に押印
をしている自治体もあり、有権者一
人一
人の継続性が保てる工夫がされておりましたが、投票時に手帳やパスポート
を忘れた方へ
の対応や、作成に対する費用対効果、投票率
の推移など、多様な視点で導入効果
を参考としてまいりたいと考えております。
次に、2点目
の「選挙手帳、
選挙パスポート等を導入する考えはあるか」についてでございますが、手帳やパスポートにつきましては、神社やお寺で参拝した際に押印する御朱印帳と同様に、自発的に持つことによって投票に行く意識
を高める効果が見込めるものと考えておりますが、現在
のところは、配布された方全てが「手帳やパスポートがあるから投票に行く」という意識にはつながりにくいと考えております。
次に、3点目
の「シルバー人材センターが公営掲示板にポスター
を貼付することについてどのように考えるか」についてでございますが、
選挙運動用ポスターの作成、掲示につきましては、候補者
の選挙運動
の一環として実施されるものでございます。御質問
のシルバー人材センターが公営掲示板に貼付することにつきましても、決められた
選挙運動費用制限額の範囲内で各候補者がより有効な手法として活用しているものと考えております。また、
ポスター掲示板へ
の貼付費用
を公費負担することにつきましては、公職選挙法
の規定により
選挙運動費用の一部
を公費負担すること
を定めた「大府市
の議会
の議員及び長
の選挙における選挙運動
の公営に関する条例」
の適用はございません。
次に、4点目
の「公営掲示板
の設置場所
を印した
グーグルマップ等を活用する考えはあるか」についてでございますが、現在、
市ホームページに「大府市
選挙ポスター掲示場位置図」として、
グーグルマップを活用した
ポスター掲示場を印した地図
を掲載しており、次回以降
の選挙時に御活用いただけるようになっております。
次に、5点目
の「障がい
のある方
の投票環境
の向上
のために取り組んでいることは何か」についてでございますが、選挙が近づいてくると、選挙期日や投票所
の案内だけでなく、投票方法などについても啓発
を行っております。
市ホームページでは、トップページに特設ページ
を掲載しまして、車椅子などでお越し
の方や目
の不自由な方など、障がい
のある方
の投票方法について案内
をいたしております。また、実際
の投票所において代理投票
を行う際は、
選挙事務従事職員が選挙
人の方
の障がいに応じて、間違い
のないよう、入念に意思確認
をするように努めております。
次に、6点目
の「障がい
のある方
の投票時
の意思確認で可能な対応策は何か」についてでございますが、代理投票
を行う際に、選挙
人の指示は口頭によること
を原則としておりますが、口頭では投票
を補助する職員にその意思が伝わりにくい場合は、選挙
人の意思に基づく限り、メモ
の提示や候補者氏名
の指差しによる手法などでも差し支えないものとなっております。
次に、2番目
の1点目「市役所敷地内とはどこまで
の範囲
のこと
を示している
のか」についてでございますが、商工会館
の建物及び
商工会館南側の歩道部分
を含めた区域
を除き、市役所庁舎及び
市民健康広場並びに来
庁者用駐車場が市役所敷地内でございます。
次に、3点目
の「市が敷地内禁煙
を行うに当たり、近隣施設や団体とどのような協議
をされたか」についてでございますが、近隣団体につきましては、本市では、「健康都市」として
受動喫煙防止対策に積極的に取り組んでいる趣旨
を説明し、会館
の貸付契約
の更新手続
の打合せや契約締結時に際し、
受動喫煙防止対策の趣旨
を説明し、利用者
を含め御協力いただくよう依頼
をしてまいりました。
今後も、
受動喫煙防止の趣旨
を理解していただき、より多く
の方が賛同していただけるよう努めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
それでは、再質問
をさせていただきます。
まずは、2点目
の「選挙手帳、
選挙パスポート等を導入する考えはあるか」について、再質問
をしていきたいと思います。
1点目
のところで、投票
の意識
を高める効果が見込めるというようなお話があったと思いますが、費用対効果や投票率
の推移など
を考えると、現在は考えていないと
のことでしたが、長い目で考えていくと、考えていく必要がある
のではないだろうかというふうに考えます。
現在、投票した際に、投票済証、済証という
のがいただけますが、その済証でもできるかもしれませんが、今回提案
をさせていただいた選挙手帳や
選挙パスポートなど
を活用して、例えば、地域
の商店などと連携
をして、ポイントや様々な割引など
の、投票率
の向上
をするために、ともに地域
の活性化やその他
の相乗効果も期待できるような活動にもつなげていける
のではないかと考えますが、その辺り
の見解
をお尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
選挙管理委員会書記。
◎
選挙管理委員会書記(富澤正浩)
現在
のところ、選挙手帳、
選挙パスポートを導入した自治体において、投票率
の向上は、まだ入れたばかりで、つながっていないところが見られますから、引き続き、選挙手帳や
選挙パスポートの導入については、作製
の費用対効果や投票率
の推移
を見ながら、参考にしていきたいと考えております。
また、本市が現在使っています投票済証ですけれども、しおり型
の形
をしており、そのデザインについては、市内在学
の小学校、中学校、高校生
の学生さんに、夏休み
の課題
の一つとして、明るい選挙
の推進につながるポスター
を募集させていただいて、その中で、優秀作品
をポスター
のデザインとして、投票済証として採用しており、親子や家族で身近に選挙
を考えてもらう機会として、大府市
の投票済証
のほう
を今はしております。
議員御質問
の、投票したら割引やポイントなどについても、本市
の投票済証でも同様
の活動
の効果が期待できるものと現在は考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
では、続きまして、4点目
の質問にいきます。
「公営掲示板
の設置場所
を印した
グーグルマップ等を活用する考えはあるか」と
の質問でしたが、御答弁でも、既にホームページに載せてありますと
のことでした。
私も、通告、これは5月28日にしているんですけれども、通告後に大府市
のホームページ
を検索していたら、御答弁いただきましたように、6月3日にホームページが更新されている
のを先日発見しました。
6月3日にホームページ
を更新して、それ
を検索することができるようにできた
のであれば、
統一地方選挙は4月でしたので、もう少し早く掲載していただけるとよかった
のではないかと考えます。
近隣市町
の選挙
の環境整備
の状況
の情報収集など
をどのように行われている
のか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
選挙管理委員会書記。
◎
選挙管理委員会書記(富澤正浩)
近隣市町と選挙
の環境整備
の情報収集については、知多半島
の5市と愛知県
の選挙管理委員会の職員
の事務研究会において、選挙
の事務
の課題など
を適宜話し合っております。
また、総務省や愛知県などが、それぞれ選挙
の終了後に、選挙で
のそれぞれ
の自治体
の新しい取組など
を紹介されますので、そういったこと
を参考にさせていただいております。
今回
の掲示板
の設置場所について
のグーグルマップを活用した方法が6月になったという
のは、
統一地方選挙の中で
の自治体
の利用
のところ
を見まして、次回、
参議院議員通常選挙から活用できるように早急に対応させていただいたものです。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
続きまして、5点目
の再質問
をさせていただきます。
「障がい
のある方
の投票環境
の向上
のために取り組んでいることは何か」ということで、答弁でも周知
をされているということはわかりましたが、私
のところに質問があったということは、まだまだ周知について不足している
のではないかというふうに考えております。
例えば、福祉施設や様々な団体
の会合など
の際に、さらに啓発活動
を行うことで、選挙に対する投票環境
の向上につながる
のではないかと考えますが、いかがお考えか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
選挙管理委員会書記。
◎
選挙管理委員会書記(富澤正浩)
なかなか福祉施設
のほう
を全て直接訪問して啓発することは難しいですので、今現在ですと、市役所などで開催される会議、団体さん
の会議などにおいて、選挙啓発グッズ等
を配布させてPR
をさせていただいております。
また、愛知県
の選挙管理委員会から不在者投票
の施設として指定
を受けた福祉施設に対しては、直接、私ども
の選挙管理委員会より、施設長さん宛てに不在者投票
の御案内
のほう
をさせていただいて、引き続き、投票環境
の向上等に努めておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
続きまして、6点目
の再質問にいきます。
6点目「障がい
のある方
の投票時
の意思確認で可能な対応策は何か」ということで、代理者と
の意思確認ができればよいと
の御答弁だったと理解いたしますが、様々な状況が想定されますが、例えば、投票者が市民に配布されている選挙公報というもの
を持ち込んで、意思確認
をすることも可能という理解でよろしいか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
選挙管理委員会書記。
◎
選挙管理委員会書記(富澤正浩)
一般的に、投票所内に選挙公報
を持ち込んで、開いて見る行為は、他
の投票者
の投票行動等へ
の影響
を与えるおそれがあることから、選挙公報
の持込み等は認めておりません。
先ほど、書記長が答弁
をさせていただいた中で、メモ程度
の紙
の大きさ
を選挙
人自ら
の備忘録として持ち込むことは可能です。
ただ、個別具体的な判断については、やはり障がい
の程度や種類やそのとき
の状態などもありますので、そういったことについては、投票管理者や投票立会
人など
の判断によるところになります。
また、それぞれ
の投票所
の入り口
の外に、選挙公報
を御用意させていただいておりますので、できれば入場前に御確認
をして、どの候補者へ投票したいか
を事前に確認していただき、入場
をして、投票していただきたいと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
今
の御答弁で、選挙公報
を広げてという
のは、他
の投票者
の方もいますのでという理解
をしますが、例えば、御自宅で選挙公報
をしっかり見てきていただいて、それ
を切り取るなり何なりしてお持ちいただくことは、よいという認識で、メモ等
を持ち込み可能ということですので、それ
を持ち込むことは可能という理解でよろしいでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
選挙管理委員会書記。
◎
選挙管理委員会書記(富澤正浩)
今、少し具体的になってきましたけれども、大きさ等という
のは制限が何かで決まっているものではありませんので、その辺が、先ほど
の答弁でもさせていただいた中で、他
の投票者に見えないとか、そういった中で
のメモ程度
の大きさというところで
の御理解
をいただきたいと思います。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
それでは、1番目
の「選挙
の投票環境整備について」、意見
を申し上げます。
今回、新たな取組
を含めて
の質問でしたが、様々な情報
を収集していただき、投票環境
を整備していくことで、速やかな投票率
の向上
の結果としてあらわれないかもしれませんが、長い目で見て改善していくことで、投票率
の向上につながっていく
のではないかと考えます。
新しいこと
を行う際に、費用対効果
の検証
を必ず行うべきでありますが、結果として、市民生活
の向上につながるものとなるものは、速やかに検討していくべきだと考えます。
また、障がい
のある方
の投票環境
の向上については、ケースバイケースや様々なことが考えられると思いますが、誰もが選挙権
を行使しやすい、御家族で安心して選挙に行くことができる取組など
を広く周知し、更なる投票環境
の向上
を期待します。
続きまして、2番目
の「受動喫煙について」、再質問
をさせていただきます。
まず、1点目「市役所敷地内とはどこまで
の範囲
のこと
を示している
のか」という質問でした。
先ほど
の御答弁では、市役所
の横にある建物
の南側については、敷地外ですよという御答弁だったと思いますが、敷地内禁煙
を行う際に、様々な話や段階
を経てきているという
のは理解しています。
それで、その敷地内と定めた具体的な基準
をどのように考えられた
のか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
具体的なところで言いますと、今回、敷地内
の定義として、地方自治法でいう普通財産にて団体にお貸ししている部分
を除外しております。
市庁舎として
の行政財産
の区分
を、今
のその図
の中でいうところ
の敷地内とさせていただいています。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
続きまして、2点目、市長から
の御答弁
をいただきましたが、もう少し詳しくお尋ねしたいと思います。
市民や事業者が一体となって受動喫煙に積極的に取り組んでいきたいと
の御答弁
をいただきましたが、もう少し具体的な取組について、お考えがある
のか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
健康都市推進局長。
◎
健康都市推進局長(吉兼智
人)
先ほど、事業者並びに市民と一体的に今後どういうふうに取組
を展開する
のかといった点でございます。
ちょうど5月31日に世界禁煙デーがございました。そのときに、私も実は参加
をさせていただきましたけれども、大府市、それから知多市、それから東浦町、そして東海市
の3市1町に加えまして、実は、事業者である知多メディアスネットワーク様とも協働して、ショッピングセンターですとか、あとは駅周辺、こういったところで、禁煙キャンペーン
を展開させていただきました。
こういった形が一つ
の一体として展開するといったものであろうかというふうに思っております。
また、そういうような過程
の中で、事業者様ですとか市民
の方から、いろいろな相談ですとか、場合によっては、防止
の対策
をどうする
のかですとか、禁煙だとか分煙だとか、こういったような提案ですとか御意見なんかも頂戴するかと思います。
こういったものに対応もしていくとともに、関係機関にもつなげるですとか、場合によっては、支援策はどうな
のかというような情報提供も大変重要だと思っております。
こういうような展開
をともに実施していくことによって、さらに、健康増進法
の趣旨ですとか、あと、本市
の率先した取組、こういったところ
の御理解
を深めていただけるようにというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
では、3点目
の質問にいきます。
「市が敷地内禁煙
を行うに当たり、近隣施設や団体とどのような協議
をされたか」と
の質問ですけれども、御答弁いただきましたが、近隣施設や団体と他
のことでは協力していることも多くあると思います。
禁煙だけは足並みがそろえられないという返事だったということではないと思うんですけれども、敷地内禁煙について、どのような返答だった
のか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
協力依頼
をお話させていただいたとき
の反応なんですけれども、本市が健康都市として様々な健康に対する取組
をしているということは、団体としても、よく理解
をしておりということで、また、健康増進法が改正され、受動喫煙
の防止についてもわかっており、春や秋
の禁煙週間などについては、可能な範囲で、そちら
の団体としても、禁煙週間
の取組
のほう
を実施させていただいているということでありました。
しかし、会館には様々な利用者がいるということで、現在
のところ敷地内禁煙までは至っていない状況であるというところ
を、そのときに御回答いただいております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
受動喫煙
を防ぐには、禁煙ばかりが取組ではないというふうに考えます。
先ほど
健康都市推進局長のほうからも御答弁いただきましたように、支援策という
のもあるかと思います。
例えば、厚生労働省から
受動喫煙防止対策助成金というものがあり、
受動喫煙防止対策に関する各種支援、財政的支援というものもあるかと思います。
分煙について
の取組など
の説明や協力
の協議はされなかった
のか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
先ほど
のお話
の中で、分煙については、特に私ども
のほうからはしておりませんけれども、私ども
のほうからは、市役所庁舎内において、敷地内禁煙
を実施するまで
の過程
のお話
をさせていただきました。
市役所敷地内において喫煙できる場所
を削減していったり、禁煙場所で
の灰皿
の撤去など、段階的に、喫煙される方に対して理解
をいただくように、段階的に進めてきたということ
のお話
の説明をさせていただいております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
現状では、市民
の方が来庁
をされたときに、敷地内でたばこが吸えるというように思われる方が多いと思います。
壇上でも申し上げましたが、市役所がありまして、駐車場があります。それで、ここに建物がありまして、ここに「
健康づくり都市」という看板がありまして、市民
の方から見ますと、全面が敷地じゃないだろうかというふうに考えられるかと思います。
でも、御答弁では、ここは違いますよという御答弁でしたが、ただ、ここに看板がありまして、たばこが吸える
のは、こちら
の看板
のすぐ横ということもあります。
来庁する方
の出入口
のすぐ横だということがありまして、市がせっかく敷地内全面禁煙というとてもよい取組
を始めたと思っておりますが、せっかく市がやっていても、現状
の姿
を市民
の方が見られた場合に、来庁された方へ
の喫煙
の誘発、誘導につながる
のではないかというふうに考えます。
改めて、現状に対して
の見解
をお尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務部長。
◎総務部長(久野幸信)
先ほど来、総務課長
のほうから、これまで
の取組
の経緯についてもお話させていただいております。
それで、直接、行政財産
の中ではないということがございますので、直接的な規制は掛けられないという話なんですが、再三、今そういったお話もお聞きしておりますし、今後、大府市としても、受動喫煙
の防止、それから禁煙については、やっていかなければいけない。健康都市として進めていく施策
の一つだと考えておりますので、今後
の折衝
の中でも、こういったお話
をいただきましたよということ
を含めまして、積極的な取組
をしていただけないかというようなお話
をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。1番・
小山昌子議員。
◆1番議員(小山昌子)
最後に意見
を申し上げます。
受動喫煙対策については、行政が単独で行う
のではなく、市民や事業者が一体となって取り組むことが理想だと私も考えております。行政が単独で行っても、効果はなかなかあらわれないと思います。
現在
の敷地内禁煙という敷地
の範囲というものは、なかなか市民
の皆様から理解し難いものと考えています。
近隣施設や団体
の考えもあるとは思いますが、市が貸付け
を行っている以上、関係ないとは言えないと考えております。これから是非ともしっかり協議
をしていただきたいというふうに考えます。
受動喫煙対策として、厚生労働省から
受動喫煙防止対策助成金として、
受動喫煙防止対策に関する各種支援もあり、積極的に活用することなどで、更なる受動喫煙対策が推進されることではないでしょうか。
健康都市として
の受動喫煙について、市長から御答弁いただきましたが、これまでに、近隣施設や団体とともに、イクボス宣言
を始め、様々な取組
をともに行われ、本市
の健康都市として
の考え
を理解していただいていると考えております。
近隣施設や団体
の理念は、みんなで力
を合わせて、まち
を住みよく、働きやすいところにしようとする願いが込められて設立されています。
今回
の敷地内禁煙
を決定される際に、ともに市民生活
の向上
を目指す、市と近隣施設や団体ともっと協議されるべきだったと考えます。
また、来年には
東京オリンピック・パラリンピックが開催され、その聖火リレーが大府市で開催されることになりました。これは、これまで
の活動
を評価されたものであり、とても栄誉あることだと考えます。
来年
の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、本市として、さらに健康都市大府として、積極的に望まない受動喫煙対策が更に推進されること
を期待して、私
の一般質問
を終了いたします。
○議長(山本正和)
次は、10番・酒井真二議員
の一般質問
をお願いします。10番・酒井真二議員。
(10番議員・酒井真二・登壇)
◆10番議員(酒井真二)
それでは、議長に発言
の許可
をいただきましたので、先に通告した事項について、質問させていただきます。
1番目は、「梶田町六丁目
の交差点について」です。
新しく任期も始まったところですが、選挙中や、議員になってからも、道路
の拡幅や整備について、地域
の方々にいろいろなこと
を要望され、質問されました。
その中でも、私が特に言われた
のが、梶田町六丁目
の交差点であります。
「朝晩
の渋滞がひどくてたまらない」「うかいして生活道路に車が入ってくる。近くに学校もあるので危険だから何とかしてほしい」など、多く
の住民
の方から要望として寄せられました。実際に朝
の渋滞はひどく、私もできるだけ避けるようにしております。
市外から大府市に入ると急に道が狭くなったり渋滞するとか言われて久しいですが、本市においても、交差点改良など、可能な対策
を講じていることと思います。しかし、いまだ市内には、朝夕
の渋滞など、時間帯によっては市民が不便に感じる交差点があり、梶田町六丁目
の交差点は、特に要望
の多い箇所だと思います。
そこで、1点目
の質問でございます。
市として、梶田町六丁目
の交差点
の渋滞
の状況は把握していると思いますが、渋滞
の緩和に向けて、どのように取り組んでいる
のかについて、伺います。
次に、この梶田町六丁目
の交差点改良について伺います。改良したらどうかという思いで質問いたします。
県
の道路計画がなかなか進まない中、渋滞が発生しております。幸いにも、今現在、この交差点に接する3か所は駐車場であり、建物は建っておりません。薬局に接する歩道
のない箇所
の横も、今は空いております。
そこで、2点目
の質問です。
計画はあるかもしれませんが、今なら、右折レーン
をつくり、矢印信号
を設けた交差点へと改良ができ、安全性
の向上や渋滞
の緩和などにつながると考えますが、市
の見解
を伺います。
次に、2番目「子供たち
の安全
を守る施策について」、伺います。
昨今
のニュースで、高齢者等
の運転による交通事故に巻き込まれ、幼い子供たちが命
を落とす事故が多く報道されており、悲しい限りであります。「行ってきます」で送り出し、「ただいま」で迎える普通
の生活が少し難しくなってきている状況
のようです。大府市においても、事故
の報道
を受けて、改めて注意喚起が行われたことと思いますが、園児、児童生徒
の安全確認
の意味
を込めて、改めて質問いたします。
まず1点目、保育園では園外へ
の散歩等
を行っていますが、園児
の安全確保に向けて、どのように取り組んでいる
のか。今年5月8日
の滋賀県大津市
の事故
を受けて改善したことや、協議している事項があれば、あわせてお答え願います。
2点目は、児童生徒
の通学路
の安全確保
の状況はどうな
のかについて伺います。登下校時
の見守りについては、PTAや地域住民
の方が、しっかりやってくださっていると思いますが、交通事故防止に向けた危険箇所へ
の対応や、自転車通学
の啓発などは、どのように行われている
のかについても、あわせてお答え願います。
3点目は、学校
の遊具や体育用備品
の安全確保
の状況はどうなっている
のかについて伺います。
4点目は、児童生徒
の運動中
の事故防止についてであります。体育、特に柔道
の授業や部活動など
の指導は適切になされている
のかについて伺います。
次に、5点目、熱中症対策について伺います。
小中学校
の普通教室には既にエアコンが設置されていると思いますが、学校で
の活動は屋外もあります。今年も既に暑いです。対策はどう講じていく
のかについて伺います。
次に、不審者対策
の現状について伺います。
東京都
のある中学校で、いとも簡単に不審者が侵入する事件が起きました。本市
の小中学校には、さすまたなども配備されていると思いますが、不審者が侵入したら何
をするかわかりません。多く
の目で見て、入退出
の管理
をきちんとすることが大切かと思います。
イベントによっては不特定多数
の人が来校する場合もあります。「地域に開かれた学校」という存在
を大切にしつつ、子供
を危険から守る対策は講じていかなければなりません。被害者が出てからでは遅いです。
そこで、6点目として、不審者対策
の現状はどうなっている
のかについて、伺います。
続きまして最後
の質問、3番目「防災対策について」、特に避難勧告について伺います。
平成30年7月豪雨では、多く
の自治体が避難勧告
を発令したものの、自宅にとどまったまま
の方が多く亡くなりました。このこと
を教訓に、住民が発令された情報
を理解し、早めに避難
を開始できるよう、水害・土砂災害について5段階
の警戒レベル
を用いた「避難勧告等に関するガイドライン」が平成31年3月に改定されました。
1点目は、ガイドライン
の改定
を受けて、本市はどのように対応していく
のか。
2点目は、被害
を最小限に抑えるにはどうすべきか、伺います。
以上で、壇上から
の質問
を終わりますが、適切な答弁
をお願いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育長。
◎教育長(宮島年夫)
私から、御質問
の2番目
の児童生徒
の安全
を守る施策について
の基本的な考え方について、お答えいたします。
児童生徒
の身の回りには、様々な危険が潜んでおります。それら
の危険から身
を守るために、ハード的な対策として、交通安全対策では道路や交通安全施設
の整備
を、不審者対策では防犯カメラ
の設置
を、熱中症対策ではエアコン
の設置
を行ってきています。
また、ソフト的な対策としては、市
の交通指導員による交通安全指導、保護者や自治区、コミュニティ、老人クラブ等による日常的な見守り活動、地域安全推進員や自治区等
の青色回転灯搭載車による防犯及び交通安全啓発パトロールなど
を行っていただいております。
さらには、見守り活動
の機運
を高めるべく、大府市幼保児小中連携教育
の指針「きらきら」において毎年5月と10月
の10日、20日、30日
を市内一斉あいさつ運動
の実施日と定め、教職員やPTA、地域
の方々により登下校
を一斉に見守る活動も展開しております。
そのほかにも、いざというとき
の駆け込み場所として、こども110番
の家にも御協力
をいただいております。
学校といたしましても、集団で下校して複数
の目で安全
を確認することや、危険
を感じたら小学校入学時に配布している防犯ブザー
を活用したり、大声
を出すことなど、まずは、「自分
の身は自分で守ること」
を児童生徒に伝えております。
教職員に対しても、児童生徒へ
の指導内容や、登下校時
の危険性について共通認識
を持つよう指導していますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
建設部長。
◎建設部長(長谷川重仁)
私から、御質問
の1番目「梶田町六丁目
の交差点について」
の1点目及び2点目について、お答えいたします。
始めに、1点目
の「渋滞
の緩和に向けて、どのように取り組んでいる
のか」についてですが、梶田町六丁目交差点がある国道366号は、名古屋市と刈谷市
を結ぶ幹線道路となっており、朝夕
の交通ラッシュ時
を中心に交通量が多い状況です。渋滞は、先詰まり、右折車
の直進阻害、小学生
の集団が横断することが主な要因と考えております。特に先詰まり
の要因が大きいと考えておりますが、現在、国道366号
の横根町交差点から惣作交差点まで
の渋滞対策工事
を、愛知県が主体となり進めており、既に工事が完了され、明日14日午後から供用開始すると愛知県より伺っております。本工事
の効果や今後
の動向について見守ってまいります。
次に、2点目
の「交差点改良について
の見解はどうか」についてですが、一般的に、渋滞
の緩和に向けた交差点改良は、効果的な方法であると考えられます。しかしながら、都市計画道路木
の山北崎線は、現在
の梶田町六丁目交差点より南側で接続される計画となっております。そのため、都市計画道路木
の山北崎線
の計画にあわせ、新たな交差点が整備されることが効率的であると考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
福祉子ども部長。
◎
福祉子ども部長(鈴置繁雄)
私から、御質問
の2番目「子供たち
の安全
を守る施策について」
の1点目「園児
の散歩中
の安全確保に向けて、どのように取り組んでいる
のか」について、お答えいたします。
保育園では、日頃から散歩など
の園外活動
を行う際は、事前に安全確保
の取組
を行っております。具体的には、できる限り安全なルート
を選定し、日々変化する散歩ルート上
の危険箇所
を把握するとともに、毎週
の職員会議において情報共有
を行っております。また、園外活動に出掛ける際は、付き添う職員
の人数や隊列内で
の配置についても配慮し、安全確保に努めております。
今回、大津市
の事故
を受けまして、緊急で市内
の公立、私立全て
の保育園等にて園外保育で
の危険箇所
の洗い出し
を改めて行い、再度、安全確保に向けて各保育園等で情報共有
を行いました。また、園外活動に出掛けるに当たり、確認や注意すべきこと
を見える化し、全園共通
のチェックリストとして整備いたしました。
今後も、これまで
の取組とチェックリスト
を活用しながら、安全確保へ
の意識
を高め、事故防止
を図ってまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
私から、御質問
の2番目「子供たち
の安全
を守る施策について」
の2点目から6点目までについて、お答えいたします。
始めに、2点目
の「通学路
の安全確保
の状況はどうか」についてでございますが、交通事故防止に向けた危険箇所
の対応として、毎年、PTAが実施する教育懇談会における要望等について、市
の関係部署において対応策
を検討し、可能な箇所から改善
を図っています。
また、自転車通学における生徒へ
の安全指導については、毎年、全中学校で1年生
を対象に警察官や市
の交通指導員等
を招いて、自転車
の乗り方について指導
をしています。施設面においては、本年度は、車両
の通行が多い北山小学校正門前
の通学路
の安全対策として、新たに歩道橋
を設置いたします。
次に、3点目
の「学校
の遊具や体育用備品
の安全確保
の状況はどうか」についてでございますが、毎年、体育遊具が安全に使えるよう、民間委託により保守点検
をいたしております。全て
の小中学校
の体育遊具
を年4回、定期的に目視点検、打診検査
を実施し、年1回、非破壊検査
を実施することにより、劣化状況
を確認いたしております。
次に、4点目
の「体育、部活動など
の指導は適切になされている
のか」についてでございますが、柔道
の授業に関しては、生徒同士が組み合い、投げる動作があることから、安全面については特に注意
をしており、指導書やスポーツ庁から
の通知に基づき、適切な安全指導
を行うことはもちろん
のこと、県が主催する武道指導者養成講習会
を教員が受けられる機会
を設け、より指導水準
の高い教員
の育成に努めています。
また、部活動においても、スポーツ庁から
の通知に基づき、各顧問が安全面について適切な指導に努めています。
次に、5点目
の「熱中症対策はどう講じていく
のか」についてでございますが、本年度も昨年度同様に、教育委員会から、各学校に屋外活動に関する対策について
の通知
をしました。具体的には、部活動
の中止
を判断するため
の気温、暑さ指数
の基準や、夏休み中
の小学校
の親子草刈り作業
の実施について慎重な判断
を求める内容となっております。
また、屋外活動
の状況に応じて、学校ごと
の判断で空調
の効いた教室等で
の休憩
を取ることもできます。
次に、6点目
の「不審者対策
の現状はどうか」についてでございますが、児童生徒に対しては各校において慎重に指導しており、教職員向け
の研修については全学校で実施しています。
また、施設面では、平成29年度に1校につき3台
の防犯カメラ
を設置して不審者対策
を行っております。防犯カメラは正門、駐車場及び昇降口付近
を撮影し、夜間は赤外線センサーで撮影することもでき、映像は職員室内に設置されたモニターで常時監視できるようにいたしておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
私から、御質問
の3番目「防災対策について」
の各項目について、お答えいたします。
始めに、1点目
の「避難勧告等に関するガイドライン
の改定
を受けて、どのように対応していく
のか」についてでございますが、御質問
のガイドラインですが、昨年7月豪雨におきまして、様々な防災情報が発信されているものの、多様かつ難解であるため多く
の住民が活用できない状況であったこと
を踏まえ、これら
の情報
の意味
を直感的に理解できるよう、防災情報
を5段階
の警戒レベルにより提供し、避難行動等
を支援すること
を内閣府が明記しております。
5段階
の警戒レベルは、水害・土砂災害について、国や都道府県が出す防災気象情報と市町村が出す避難情報
を整理したものでございます。
本市における避難情報等は、「水害・土砂災害に対応するため
の避難勧告発令等に関する判断マニュアル」におきまして、避難準備・高齢者等避難開始と避難勧告
の発令基準
を地区ごとに定めていることから、避難勧告等
の発令基準に変更はございません。
今後は、警戒レベル
を付した避難勧告等
の発令となること
を市民
の皆様に周知してまいります。
次に、2点目
の「被害
を最小限に抑えるにはどうすべきか」についてでございますが、本市は、本年3月に、市民
の皆様に防災・減災対策
の一助として活用していただくよう「大府市防災ガイドブック」
を全戸配布しており、御自身が身の回り
の危険
を知り、事前に災害に備えていただくよう働き掛けています。防災
をテーマとした出前講座などにおきましても、市から
の避難勧告等
を待つ
のではなく、市民一
人一
人が自分
の身
を守る行動
をとることが重要な「自助」
の考え方と、避難する場合には隣近所
の方にも声
を掛けるなど、皆さんで協力する「共助」
の考え方について啓発しています。
一方で、「公助」としましては、本市は、大雨・洪水・暴風警報が発表された場合は、各公民館と石ヶ瀬会館は災害対策支部となり、自主避難が可能な施設と位置付けております。浸水等危険な地域にお住まい
の方は、より安全な親戚や知人宅、災害対策支部へ、早め
の避難に努めていただくことが大切なことではございますが、避難
をすることがかえって危険な場合は、建物
の高層階へ移っていただくなど、垂直避難により身
の安全に努めていただくよう、あわせて啓発しております。
このように、今後におきましても、市民
の皆様一
人一
人が、「自助」「共助」「公助」、さらには「減災」に留意していただき、「備えあれば憂いなし」
の考え
のもと、自分
の身
を守る行動
をとっていただきますよう、機会があるごとに啓発してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
それでは、数点、再質問
をさせていただきます。
まず、梶田町六丁目
の交差点、1番目
の2点目について伺います。
答弁では、動向
を見守り、新たな交差点が整備されることが効率的であるということでしたけれども、具体的にはいつできる
のかとか、計画がなかなか進んでいない
のが現状かと思うんですけれども、そういった、早くやってくれとか、変更してくれとか、そういった働き掛けは具体的にはどのようにされている
のかについて伺います。
○議長(山本正和)
建設部長。
◎建設部長(長谷川重仁)
今、そちら
のほう
の関連で、主体である県
のほうへ働き掛けているという
のは、午池南交差点、それから惣作交差点、先ほど出てきましたが、そちら
のほうは、都市計画道路名古屋刈谷線とオーバーラップしているというようなことで、そちら
の整備
を早期にしていただくようにということで、愛知県
のほうには要望
を掛けております。
特に、御質問
の中
の木
の山北崎線につきましては、そちら
の改良、そういったことが大きな影響
を与えているんではないかということで、まずその路線が早期に完了されるように、引き続き、県
のほうに要望していきたいというふうに考えております。
したがいまして、木
の山北崎線自体
の整備については、今
の段階では、いつ頃ということは明確には回答できないという状態ですので、よろしくお願いします。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
働き掛けはしているけれども、なかなか進んでいないということは理解できました。
意見
を述べて、次
の再質問にいきたいと思います。
質問でも述べましたけれども、大府に入ると急に渋滞する。私以上に、執行部
の皆さんは聞いていると思いますし、理解もされていると思いますし、場所も把握されておると思いますので、市道については、ほぼほぼきちんと整備されている
のが現状かと思いますので、問題は、県道や国道等、幹線道路かと思います。
市民にとりましては、市道や県道、国道関係なく、渋滞は渋滞、不便は不便ですので、途中まで延びている、やっているところもあるかと思いますので、計画が少しでも早く進むよう働き掛けていただけたらと思います。
続きまして、2番目
の質問、「子供たち
の安全
を守る施策について」、伺います。
まず、1点目、質問
の提出後にもいろいろな事件が多く発生しておって、非常に悲しく、残念であるんですけれども、現場
のほうでチェックリスト
をつくってやっているということですので、現場
の声が一番大事かと思いますので、共有した危険箇所については、警察とか庁内
のほか
の部署に、早く直してくれとか、そういった改善
の働き掛けはきちんとされている
のかについて伺います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
福祉子ども部長。
◎
福祉子ども部長(鈴置繁雄)
日頃から保育士
の目で、散歩コース以外にも、いろいろな危険箇所については日頃から確認しているところです。
それで、先ほど
の第1答弁でもお答えしたんですが、今回は、大津市
の事故
を踏まえまして、その事故
の直後に早急に保育士
の目線で再度確認
をしたというところです。
それで、その情報につきましては、市役所庁内
の関係部署とすぐに共有しております。
先ほども御質問にありましたように、その危険箇所については管理しているところ、本市が管理しているところ、県が管理しているところ、又は公安が管理しているところ、様々ありますので、市ができるところについては市で直接取り組んでいきますが、その他につきましては、管理しているところに要望したり、依頼したりして、そういう危険箇所
の解消に取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
1点目は理解いたしましたので、2点目について、子ども
の通学路
の安全
の状況ということで伺っていきたいと思います。
まず一つ目に、大津とか川崎で
の事件で、事故後に県や国から何か指導とか通達とかはあったんでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
大津
の事故
の後、私ども
のほうとしては、市で対応できるハード面については早急に対応するとともに、県や警察について
のお願い
をしていかなければいけないことについては、随時
の対応
をお願いしているというところでございます。
それで、川崎
のほう
の話になってくるんですけれども、警察
のほうと、通報訓練等
の申出があったという状況ではございます。
ただ、愛知県教育委員会と5月
の末に、通報訓練等
のほうは随時行っているという状況がございますので、警察
のほうで
の申出というよりも、愛知県教育委員会と
の訓練
をもう既に5月に実施したというところでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
引き続き、通学路
の安全について伺います。
最近、子供たち
の通学風景
をよく見ておるんですけれども、集団登校されておるんですけれども、親御さんが付いている通学団、何も付いていない通学団等があるんですけれども、集団登校
の際
の集合場所ですね、こちら
のほう
の安全
の確保は何か策は講じておるんでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
集団登校というか集合場所についてなんですけれども、集団登校ということで、子供たちがそこで集合していくという状況、これは、個々が通学するよりも、より安全だというところ
の観点から、元々、集団登校
をしているところでございます。
なので、決め手として、なかなか難しいというところが本音ではございますが、集団登校という中で、利点としては、お互い声
を掛け合いながら、自分自身
の身は自分で守っていくというところになろうかと思いますので、その意識
を高めていくことが、今後、これから
の将来にも重要になってくる
のではないかと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
続いて、登下校
の際
の見守りは地域
の方がやられておるんですけれども、高齢者とか、主婦
の方が中心なんですけれども、やはり事故や事件
を防ぐには、パトカーや制服
を着た警官
の人たちが、その時間帯に見守ってくれる
のが一番効果的かなと思うんですけれども、警察と
の連携はどういうふうになっている
のかについて伺います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
確かにおっしゃるとおりでございまして、私どもも警察に確認
をしましたら、私どもが働き掛けるまでもなく、東海警察署としましても、最近
の様々な事件
を受けまして、登下校時におけます各小中学校
の周辺
のパトロール
を実施していただいておるということ
を聞いております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
では、2点目は理解いたしましたし、3点目、4点目も理解しましたので、5点目について質問
をさせていただきます。
熱中症対策も講じておるということなんですけれども、この5月までに市内
の小中学校
の普通教室に全てエアコンが付いたということかと思うんですけれども、子供たちが熱中症にならないような運用、また、エアコン
の使用
のルールはきちんとできている
のかについて伺います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
文部科学省が施行いたしております「学校環境衛生管理マニュアル」という
のがございます。ここに、教室
の室温について定めてあるわけですが、17度以上28度以下となるような室温というところでございますので、エアコン
の設定温度について、原則、この形で運用していきたいと考えております。
ただ、天候や湿度によっても感じ方が違いますので、そこは弾力的に運用していきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
理解いたしましたので、6点目も理解いたしましたので、意見
を述べて、次に移りたいと思います。
報道
を見るたびに、連鎖反応な
のか、同じような悲しいニュースが繰り返されておるわけですが、移動中
の保育園児が犠牲となった交通事故、スクールバス
を待つ児童が包丁
を持つ男に襲われた事件など、子供たちが巻き込まれる悲しいニュースが残念ながら続いております。
その際、必ず、地域や学校、保護者
の見守り
の強化
の声が上がると思います。
また、今回は、見守っていても防ぎようがないということなども報道されております。
次世代
を担う子供たち
を守る
のは、我々大人かと思います。
そのためには、しっかりと警察、自分たちがやる
のも当然なんですけれども、ソフト、ハード面、整備できることは可能な限りしていくことが重要かと思っております。
先ほどもありましたように、交差点や通学路
の危険箇所
の改善、整備
を行うことは当然ですし、防犯ブザーがあるとはいえ、見守り機能
の付いたものに変えていくとか、防犯カメラも不審者画像
の判断ができる機能
の付いたものに変更していくなど、AIやICTなど
を使っていけば、やることはたくさんあるかと思いますので、子供たち
を守るためには、我々、考えられることは可能な限り地域と連動して学校
を守っていくということに取り組んでいっていただけたらと思います。
続いて、3番目「防災対策について」、伺います。
今回は、避難
のため
の警戒レベルが新しく運用されたということですけれども、避難準備、勧告など
の情報とか、Jアラート、土砂災害警戒情報、気象庁
の警報など、ありとあらゆるいろいろな情報が出されるわけですけれども、実際、担当者も理解して、情報
をきちんと活用、利用できる
のか。そういった状況にある
のかについて伺います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
危機管理課長。
◎
危機管理課長(近藤真一)
本市におきましては、先ほど
の市民協働部長の答弁にもございましたが、大雨、洪水、暴風、これら
の気象警報
の発表にあわせまして、災害対策本部と支部
を立ち上げております。
災害対策本部では、降雨予測など
の気象情報、河川
の水位、気象庁と県が共同で発表しております土砂災害警戒情報など
を確認しておりまして、災害
の予防と応急対応ができるように努めております。
また、各支部、公民館や石ヶ瀬会館に詰める職員と自主防災会
の方々でございますが、こちらは、河川あるいはため池
の水位、土砂災害
の危険箇所
を現地確認しておりまして、異常がある場合は、すぐに災害対策本部へ連絡していただくようにしております。
これは、先月5月
の各支部
の点検におきましても、確認
をしているところでございます。
これら
の情報
をあわせまして、総合的に判断した中で、災害対策本部に諮り、我々危機管理課、防災担当者から災害対策本部長
を務める市長へ、避難情報、高齢者等避難開始、あるいは避難勧告
の発令
のタイミングについて
説明をしておるものでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。10番・酒井真二議員。
◆10番議員(酒井真二)
新しいガイドラインがきちんと運用できるというふうで理解
をいたしましたので、意見
を述べて終わりたいと思います。
豪雨による水害や土砂災害
の住民向け
の行動指針、ガイドラインが改定され、気象庁がこの5月末から運用
を開始しました。5段階
の警戒レベルに区別して、生き残るため
の行動
を明確に示したものでございます。
これは、質問でも述べましたが、昨年7月
の西日本豪雨が改定
のきっかけになったもので、自治体が避難勧告、指示
を発令しても浸透せず、多く
の犠牲者が出ました。
改定
の特徴は、避難
のタイミングが明確にされた点であり、警戒レベル4では、市が、災害が発生するおそれが極めて高く、緊急に避難
を呼び掛けるものでございます。
自ら
の命は自分で守る
のが当然ですが、ニュースでガイドラインが変わったことも報道されておりますが、周知期間も短く、不安
をのぞかせる声もあります。
この6月7日
の豪雨、大雨で、広島市
のほうでは、全員避難
の警戒レベル4が出され、20万
人超が対象になり、109か所
の避難箇所が設置されたそうです。ただ、避難されてきた方は、被害もなかったのでよかったんですが、228
人と約0.1パーセントでした。
災害はいつ起きてもおかしくない状況かと思います。ガイドライン
の改定についても、広報紙やホームページ等で幅広く市民に知っていただいて、啓もう、啓発
をしていただいて、災害時には被害
を最小限にとどめるような工夫、活動
をしていただけたらと思います。
以上で質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午前10時40分とします。
休憩 午前10時25分
再開 午前10時40分
○議長(山本正和)
休憩前に引き続き会議
を開きます。
次は、7番・木下久子議員
の一般質問
をお願いします。7番・木下久子議員。
(7番議員・木下久子・登壇)
◆7番議員(木下久子)
皆さん、こんにちは。
私は既におなかがぐうぐう鳴っているお昼
の前
の時間なんですが、おなかがぐうぐう鳴る
のはとても胃腸が健康であるあかしだということだったので、皆さんもおなか
をぐうぐう鳴らせながら、一般質問
を聞いていただければと思います。
議長から発言
の許可
をいただきましたので、先に通告いたしました「家庭系ごみ減量化
を進めるために」について、市民クラブ
の一員として、質問させていただきます。
今回
の一般質問も、私が取り組んでいるテーマである「ごみ」についてです。
大府市では家庭系ごみ減量化に向けて、昭和56年から市内全域で資源回収
を実施し、指定ごみ袋制度
の採用など、様々な取組
を行い、ごみ出し
のマナー
の啓発や資源
の分別収集
を推進しています。
大府市
の環境概況
の平成30年版によりますと、平成29年度
のごみ・資源
の実績
のうち、家庭系ごみ
の排出量は、燃やせるごみが1万5,827トン、燃やせないごみが655トン、直接搬入が1,063トン、資源が4,619トンで、合計2万2,164トンとなり、平成29年度
の1
人1日当たり
のごみ排出量は660グラムで、平成28年度と比較すると12グラム減少しています。また、総排出量から資源
を除いた場合は、523グラムで、わずかながら減少していると記されています。
平成30年度市民意識調査報告書には、質問項目
の「ごみ
の減量化対策や処理施設
の整備」
の回答で、「満足」が9.2パーセント、「おおむね満足」が48.5パーセント、「どちらともいえない」が32.4パーセント、「やや不満」が6.0パーセント、「不満」が1.9パーセントで、平成28年度より「満足」が2.6ポイント増加、「おおむね満足」が5.4ポイント増加し、「どちらともいえない」が3.2ポイント減少、「やや不満」が2.4ポイント減少、「不満」が1.0ポイント減少したと報告されています。これは、市
の施策に対して市民
の皆様
のごみ
の減量化へ
の意識向上
の表れであると思います。
平成31年3月から新ごみ焼却施設、東部知多クリーンセンター「エコリ」が稼働しています。その新施設
の負担軽減や長寿命化
を図るため「ごみ減量化」に向けて大府市環境審議会に平成29年6月に諮問し、同年、11月7日に「ごみ減量化に向けて今後
の取り組むべき施策について」が答申され、その答申に基づき平成30年3月「大府市家庭系ごみ減量化実施計画」が策定されました。
そこで、この「大府市家庭系ごみ減量化実施計画」
の取組について、お伺いしたいと思います。
まず、1点目は、「3R
の啓発・不法投棄防止について」です。
「3R」とは、ごみも資源も元から減らす「リデュース」、繰り返し使う「リユース」、資源として再び利用する「リサイクル」
を表す言葉です。大府市は、平成24年度に環境省
のリユースモデル事業に選ばれるなど、積極的にリユース
を推進しています。天然資源
の消費
を抑制し、環境負荷
の低減
を図る循環型社会
を構築するために市民
の意識
を高める取組として「3R」は重要な役割
を果たすことになると思います。
そこで、お伺いします。
1項目目は、3R
の取組
をどのように進めている
のか、お答えください。
また、以前より減少したとはいえ、地域
のごみ・資源ステーションや、人目に付かない場所では相変わらず不法投棄
を目にすることがあります。地域
のごみ・資源ステーションで
の不法投棄はステーション
の清掃当番に当たった方に、また、人目に付かない場所で
の不法投棄が個人
の土地である場合、その土地
の所有者
の方に負担が掛かってしまいます。
そこで、お伺いします。
2項目目は、不法投棄
の現状はどうか、お答えください。
次に、2点目「資源回収について」です。
地域
の資源回収ステーションでは、月1回又は2回
の資源回収が行われ、公共資源ステーションでは、市役所は毎週木曜日、その他7か所では月2回
の資源回収が行われています。
そこで、お伺いします。
1項目目は、資源化率はどの程度か、お答えください。
大府市では、今後
のごみ減量政策に生かしていくこと
を目的として、毎年1回
のごみ
の組成調査が行われています。燃やせるごみ、燃やせないごみともに、資源が2割程度含まれていたと
の調査結果が出ています。また、含まれる資源
の量も、地域や住居によって、大きく差があり、燃やせるごみでは、最も多いアパートと最も少ない集落で2倍近く
の差があり、燃やせないごみでは、最も多いアパートと最も少ない市街地では5倍以上
の差があると
の調査結果が出ています。
そこで、お伺いします。
2項目目は、課題から見えたもの
を踏まえて、資源化率
を上げるため
の取組
をどう進めていく
のか、お答えください。
次に、3点目は、「食品ロス削減について」です。
食品ロスとは、まだ食べられる
のに廃棄される食品
のことで、農林水産省は平成28年度
の食品ロス量
の推計値が約643万トンであったと発表しました。国では食品ロス
の削減
を国民運動と位置付け、国や自治体に効果的な対策
を促すものとして、「食品ロス
の削減
の推進に関する法律」が可決し、令和元年5月31日に公布されました。
そこで、お伺いします。
1項目目は、本市における食品ロス
をどの程度把握している
のか、お答えください。
大府市では今年度、宴会など
の食べ残し
の削減
を目的とした、宴会
の始め
の20分と最後
の10分は着席して食事
をし、食べ残し
をなくそうという取組「2010運動」
を進めていく計画となっています。
そこで、お伺いします。
2項目目は、「2010運動」
の効果
をどのように考えている
のか、お答えください。
次に、粗大ごみ
の収集についてです。
大府市では、平成30年10月から粗大ごみ戸別収集が開始されています。家庭から出たごみで、東部知多クリーンセンターで処理できるものであれば、大きくて自分では持ち込めない机や椅子など
の粗大ごみも、収集希望日
の1か月前から1週間前までに、電話で予約
をすれば、自宅
の玄関先まで収集に来てくれます。収集日時は、毎週火曜日と金曜日
の午後1時から午後4時までで、収集対象は、作業員2
人で運ぶことができ、収集車で運搬できるもの、市
の大サイズ
の指定ごみ袋に入りきらない大きさ
のものとなっております。収集料金は、粗大ごみ1個につき1,500円で収集時に料金
を支払うことになっており、1回
の収集で、最大5個まで出すことができ、とても利用しやすくなっています。
そこで、お伺いします。
4点目、粗大ごみ戸別収集
の利用状況はどうか、お答えください。
次に、5点目は、「生ごみ
の有効活用について」です。
これは、平成27年第4回定例会でも一般質問
をさせていただいたもので、その後
の状況
をお聞きする質問となります。
生ごみ
を減量する有効なものにアスパがあります。アスパとは、「アンスメル、パワー」
の略で、「臭い
を消す力」
の意味です。アスパは、発酵合成型有機肥料
のことで、米ぬか、もみ殻、糖蜜などに有効微生物群
を混ぜ合わせ、発酵させたもので、水
を切った生ごみ
を密封容器に入れアスパ
を振りかけると、有効微生物群がごみ
を腐敗させずに発酵させるため、悪臭がなくなり、ハエなど
の発生も防ぐことができます。また、10日間ほどで有機肥料に変わり、庭木や家庭菜園
の肥料として有効活用ができます。アスパは大府市地域婦人団体連絡協議会
の皆様により作られており、市役所環境課、石ヶ瀬会館、各公民館で毎月15日から月末まで
の間、1世帯につき2袋まで無料配布されています。
そこで、お伺いします。
1項目目は、アスパ
の利用は、どの程度されている
のか、お答えください。
大府市は、平成25年6月11日に開催されたバイオマス活用推進会議において、バイオマス産業都市
の第1次選定地域に認定されました。オオブユニティ株式会社により横根バイオガス発電施設が完成し、平成27年8月から稼働しています。平成29年4月1日からは、市内小中学校及び保育園
の給食
の残菜も搬入
を開始し、リサイクルしています。また、今年度
の新規事業として、家庭系生ごみ
の分別収集
の実現可能性
を調査研究するため、地区
を選定してモデル事業
を実施する計画となっております。
そこで、お伺いします。
2項目目、「大府市バイオマス産業都市構想」
を実現させるために、今後、市内
の一般家庭
の生ごみ
を横根バイオガス発電施設で利用すること
をどのように進めていく考えか、お答えください。
次に、6点目は、「ごみ処理手数料有料化について」です。
大府市指定ごみ袋には、ごみ資源キャラクター「オブリーくん
の豆知識」として、ごみ処理費について
の記載があります。「小サイズでは約80円、中サイズでは約120円、大サイズでは約180円」
の処理経費が発生することが書かれています。大府市
の環境概況
の平成30年版では、平成29年度
のごみ・資源
の実績
のごみ処理に掛かる経費は、委託料等が2億2,161万6,000円、組合負担金が4億7,327万3,000円で、1トン当たりにすると3万9,606円
の経費が掛かると記載されています。また、指定ごみ袋1枚当たり
の値段は、平成29年度
の市及び自治区で
の指定ごみ袋販売価格で、小サイズが4.1円、中サイズが5.3円、大サイズが7.1円と記載されています。
「大府市家庭系ごみ減量化実施計画」
の「ごみ処理手数料有料化
の検討」に、「家庭系ごみ処理手数料
の有料化は、全国
の6割超、県内
の約35パーセント
の市町村が既に導入しており、ごみ
の減量や資源化率
の向上など
の効果が認められています。本市においても、持続可能な社会
の構築と将来世代
の暮らし
を守るため、早めに取り組む必要があります」と記されています。
また、近隣市町では、常滑市が平成24年10月1日から、知多市が平成29年4月1日から、同じ東部知多衛生組合
の構成市町である東浦町が平成31年4月1日から有料化
を実施しています。美浜町、南知多町では検討中であり、先月、半田市が令和3年4月に導入する考えであると公表されました。
ここ1年ほど前から市民
の皆様からよくお聞きする
のは、「大府市もごみ袋
の値段が上がる
のか」「上がるなら、いつからか」「値上げしないでほしい」という声です。
そこで、お伺いします。
1項目目は、他市町
の有料化
をどう捉えている
のか、お答えください。
2項目目は、市として現在までどのような議論があった
のか、お答えください。
3項目目は、今後どのように検討していく
のか、お答えください。
最後に、ごみは、私たちが生活する上で、増え続けるものであります。日本のみならず、世界的な問題でもあります。ごみ
の排出量が年々減少しているとはいえ、日本がダントツ
の1位となっております。ほんの少しでもごみ
を減らす意識
を高めることで、ごみ問題
の解決へとつながること
を願い、私
の壇上で
の質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お答え願います。市長。
◎市長(岡村秀人)
私から、御質問
のごみ
の減量化について
の基本的な考え方について、お答えいたします。
本市では、昭和56年から市内全域で資源回収
を開始し、指定ごみ袋制度
の導入、レジ袋
の有料化及びマイバッグキャンペーン等
の実施により、家庭系一般廃棄物
の削減
を図っております。
また、平成28年10月には、都市鉱山メダル連携促進委員会
を立ち上げ、「ゴールドラッシュ2020運動」として、携帯電話などからレアメタル
を採取し、平成29年度
の大府シティ健康マラソン
の金メダル
を作成した
のを皮切りに、金メダル
のまち大府市から、日本
の「もったいない精神」
を世界に発信いたしました。そして、そのレガシー
を「都市鉱山からつくる!みんな
のメダルプロジェクト」として、2020年
の東京オリンピック・パラリンピックに継承いたしました。
平成29年4月には、「大府市バイオマス産業都市構想」に基づき、市内
の小中学校及び保育園
の給食残菜
をバイオガス発電施設でリサイクルしており、本年度は新たに、家庭で出る生ごみ
を資源としてリサイクルするために、横根地区で生ごみ分別回収モデル事業
を実施してまいります。
そして、昨年3月には、「大府市家庭系ごみ減量化実施計画」
を策定し、「3R
の啓発・不法投棄防止」、「資源回収
の推進」及び「食品ロス削減
の検討」など、ごみ減量化に向けて今後
の取り組むべき具体的な施策
を定め、市民
の皆様と
の協働によりごみ減量化に努めているところであります。
今後も、ごみ
の減量化及び資源化
を図り、生活環境に配慮した循環型社会
の構築
を推進することで、「だれもが安心して暮らすことができ、みらいが輝く持続可能なまち」づくり
を進めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
私から、御質問
の「家庭系ごみ減量化
を進めるために」
の各項目について、お答えいたします。
始めに、1点目
の「3R
の啓発・不法投棄防止について」
の1項目目
の「3R
の取組
をどのように進めている
のか」についてでございますが、本市では、平成19年度から市内全小学校
の4年生に対して、環境学習出前講座
を行い、物
を購入する際は、本当に必要なものや長く使えるもの
を選び、無駄なものは買わないこと、使えるものは繰り返し使うこと、資源はごみと分別して再利用することでごみが減ることについて啓発
を実施しております。
また、各自治区に対して毎年中間処理施設等
の視察
を行う環境リサイクル研修
を実施するなど、啓発活動
を実施し、3R
の普及
を図っております。
次に、2項目目
の「不法投棄
の現状はどうか」についてでございますが、昨年度
の不法投棄回収件数は170件あり、一昨年度と同じ件数となっております。また、回収件数
のうち、特定家庭用機器再商品化法、いわゆる家電リサイクル法によりリサイクル
を義務付けられているテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機
の家電4品目
の不法投棄が21件あり、一昨年度
の40件から19件減少しています。
次に、2点目
の「資源回収について」
の1項目目
の「資源化率はどの程度か」でございますが、昨年度
の資源化率は25.5パーセントとなっており、一昨年度と比較しまして0.6ポイント増加しております。
次に、2項目目
の「資源化率
を上げるため
の取組
をどう進めていく
のか」でございますが、資源回収につきましては、回収量
のおよそ8割
を地域
の資源回収ステーションで回収していただいております。地域資源回収ステーション
の中には月1回
の開設となっているステーションもありますので、月2回、資源回収
を実施していただけるよう区長会等で要請
を行い、資源化率
の向上
を図るとともに、公共資源ステーションにつきましても、生活に密着した場所へステーション
を増設することができないか等について検討
を行い、資源化率
の向上に努めてまいります。
次に、3点目
の「食品ロス削減について」
の1項目目
の「本市における食品ロス
をどの程度把握している
のか」についてでございますが、本市では、ごみ
の減量
を目的としたごみ組成調査
を毎年実施しております。
昨年度
の調査では、初めて、燃やせるごみ
のうち、未開封又は未使用
の生ごみ
の割合
を調査しました。その結果、野菜及びスーパー
のお総菜など8.1パーセントが未使用又は未開封
のまま捨てられていました。昨年度1年間
の家庭から出された燃やせるごみ
の量から算出しますと、1,275トン
の食品ロスが発生していることになります。
次に、2項目目
の「『2010運動』
の効果
をどのように考えている
のか」についてでございますが、宴会時において食事
の時間
を確保することで、食べ残し
を防ぐことができるため、食品ロス
を削減する有効な手段と考えております。
次に、4点目
の「粗大ごみ戸別収集
の利用状況はどうか」についてでございますが、昨年10月から本年3月まで
の半年間で119件、215個
の利用がありました。
次に、5点目
の「生ごみ
の有効活用について」
の1項目目
の「アスパ
の利用は、どの程度されている
のか」についてでございますが、昨年度
のアスパ
の配布数は2万2,975袋で、1か月に1回2袋
を公民館などで必要な家庭に配布していることから、1年間に24袋利用することができますので、単純計算しますと、約950世帯
の家庭で利用されていることになります。
次に、2項目目
の「今後、市内
の一般家庭
の生ごみ
を横根バイオガス発電施設で利用すること
をどのように進めていく考えか」についてでございますが、本年度約100世帯
を対象に住民
説明会
を開催
の上、家庭系生ごみ分別収集モデル事業
を実施し、終了後、アンケート調査
を実施し、市民
の負担感や生活へ
の影響、生ごみ
の収集量や質など
の課題と効果について
の検証
を実施してまいります。
次に、6点目
の「ごみ処理手数料有料化について」
の1項目目
の「他市町
の有料化
をどう捉えている
のか」についてでございますが、各自治体
の数値比較ができる愛知県一般廃棄物処理事業実態調査によりますと、平成29年度から有料化
を実施した知多市では、1
人1日当たり
の家庭系ごみ
の量が、平成28年度は633グラム、平成29年度は532グラムと大幅に減少する効果がありました。本市としましても、ごみ袋
の値段にごみ処理費用
を上乗せすることは、ごみ排出量
の減量政策として、有効な手段
の一つであると考えています。
次に、2項目目
の「現在までどのような議論があった
のか」及び3項目目
の「今後どのように検討していく
のか」につきましては、関連がございますので、一括してお答えいたします。
これまでも、東部知多衛生組合
の構成市町
の議論
の中で、有料化はごみ減量政策
の有効な手段
の一つであり、実施及び開始時期については各市町
の事情に応じて判断していくこと
を確認しております。
先
の愛知県一般廃棄物処理事業実態調査における、本市
の1
人1日当たり
の家庭系ごみ
の量は、平成29年度実績で524グラムとなっており、有料化
を実施した知多市と比較しましても良好な数値となっております。
また、ごみ
の減量化については様々な手段がございます。先にお答えしましたとおり、3R
の啓発、食品ロス
の削減、生ごみ
の資源化
の取組など、できること
を着実に進め、ごみ
の減量化に取り組むとともにあらゆる機会を通して市民
の皆様にごみ
の減量化
の必要性について啓発してまいりたいと考えています。
また、全国的にレジ袋有料化やマイクロプラスチック
の問題など
のプラスチック
の処理について議論がされていますが、本市におきましても、指定ごみ袋
の在り方など
を検討し、プラスチックごみ
の削減及びごみ
の減量化
を進めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、再質問
をさせていただきます。
まず、1点目
の「3R
の啓発・不法投棄防止について」
の1項目目で、「3R
の取組
をどのように進めている
のか」についてで、平成29年度から市内全小学校4年生
を対象に行われている環境学習出前講座なんですけれども、これは、子供たちが学校で講座
を受けて、家庭で、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんたちに対して、こんな
の無駄買いしては駄目よとか、そういうこと
を言われると、子供から言われることが、親としては、とても有効な啓発
の一つになると思っておりますが、講座
を受けた子供たちやまたその御家庭から
の、どのような反応がある
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
出前講座終了後に、子供たちには実はアンケート調査
を行っております。
その結果
のほうは、よくわかったという回答が93.5パーセント、ごみ
を減らしたいと思ったと
の回答が92.5パーセントございました。
このことから、分ければ資源、捨てたらごみといった3R
の学習については、子供たちはおおむね理解できた
のかと考えております。
また、子供たちには受講後に、御家族、御家庭に帰ったら、保護者
の皆様にも今日
の環境学習について教えてあげてくださいということ
をお願いしておりまして、その中で、保護者
の皆様からは、少しでもごみ
を減らせるように努力したいとか、これからも分別していきたいといった感想
のほうが、これは約100件ですけれども、寄せられておりますので、保護者
の方にも、こういったごみ
の減量について
の啓発、リサイクルについて
の啓発ですね、こちら
のほうがおおむねできたものというふうに考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、2点目
の「資源回収について」です。
2項目目「資源化率
を上げるため
の取組
をどう進めていく
のか」で、今、地域
の資源回収ステーション
の中で月1回
の開設となっているステーション
を月2回回収いただけるように区長会等で要請していると
のことでありますが、要請
を行い、実施していただける状況にある
のかどうか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
実は4月
の環境美化推進員会議及び5月
の区長会議
のほうで、地域
の資源回収ステーション
のほう
を月2回開設していただきたいという依頼
をしております。
現在、地域
のほうでは、こちら
のほう
の検討
を進めていただいているところでございます。
ですので、今後も区長会等で、こうした2回実施
の可否について、また確認していきたいと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、同じく2項目目
のところで御答弁いただきました、公共資源ステーションについても、生活に密着した場所へステーション
を増設すること
を検討しているとありましたが、少しでも資源回収しやすい機会といいますか、環境にするために、毎日利用できる常設ステーション
を設置することは検討されている
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
常設ステーション
を設置ということになりますと、やはり行政だけではなくて、民間事業者と
の協働がこれは必要不可欠だと思いますが、今
のところ、民間事業者さんから本市にはそのような御提案等もないものですから、また、もしも御提案等がありましたら、どのように協働できるかということ
を考えていきたいと思います
のと、資源
を出すということも、結局、要らないもの
を出すということになりますので、そこよりも、そもそも要らないもの
を出さないという啓発もしていきたいなと。
つまり、3Rなんですけれども、無駄なものは買わないという。そもそも、資源であれ、ごみであれ、出さないという、そういう啓発も強力に進めていきたいというふうに今は考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
先ほど、登壇させていただいたときに、ごみ組成調査
を行い、私が、燃やせるごみ、燃やせないごみともに、資源が2割程度含まれており、含まれている資源
の量も地域や住居によって大きく差があることに対して、燃やせるごみ、燃やせないごみともに、アパートが最も多いということ
を私、言いましたけれども、その調査結果について、アパートに対して、アパート
の方、管理
人さんな
のか、住まれている方に対して
の啓発は、どのようにされていく
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
アパート
の方という
のは、比較的、新たに転入される方、早く転出される方も中には多くおると思います。
それで、一番、今、いろいろな場面で問題になっている地域
のつながり
の中で、自治会加入率
のほうも多分低い
のかなと思います。
ですので、こちら
の自治会加入も含めた地域で
の、例えば地域
の清掃活動とか、いろいろな活動がありますけれども、そういったところ
をあわせて使わせていただいて、まず顔
の見える関係、地域
のことはみんなで協力してやるんだというところで
の、仲間に入っていただくということも一緒になって考えていかなければいけない部分だと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、次に3点目
の「食品ロス削減について」
の1項目目で、「本市における食品ロス
をどの程度把握している
のか」で、毎年行っているごみ組成調査で、未使用、未開封
のまま
のものが8.1パーセント含まれ、捨てられていたと
のことでありますが、食品ロス削減
の一つに、各家庭にある食品
を寄附できる、またそのフードバンク
を行っているNPOなど
の団体と連携していくこと
を検討されている
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
市民が気軽にフードバンク
を利用できるということは、本当に食品ロス削減
のため
の有効な手段
の一つであるというふうに考えております。
現在、市内にも、そのような活動
をしている団体がございまして、活発に活動しているようでございますので、行政としてもどのように協働ができるか、ちょっと声掛け
をしまして、協働できる部分は協働して、協力していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、3点目
の2項目目
の「『2010運動』
の効果
をどのように考えている
のか」で、「2010運動」は宴会で
の取組であると思いますけれども、これ
を市民
の皆様にはどのように周知されていく
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
「2010運動」も実は食品ロス削減
の一つ
の手段だとは思いますが、市民
の皆様には、家庭における食品ロス削減について
の啓発ポスターやチラシ
を作成して、各種イベントや講座、このような場で掲示、配布することによりまして、例えば、調理や食事
の際
の食品ロス
の削減
のほう
を啓発していきたいと考えております。
また、普段は捨ててしまうような野菜
の葉っぱや根っこ、こちら
の部分
を使ったヘルシー&エコメニューとか、例えば、そういったレシピ
を考案して、試食会などを通して情報発信することによって、健康管理
のように、まず、このごみ
の削減、ごみ
の減量
を、自分事として捉えていただけるように啓発していけばいいんではないかなというふうに考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
同じところでなんですけれども、宴会で
の食事
の量って、結構、かなりあるところもあると思います。食べ切れないときもありますけれども、飲食店
の方にも、少し量
を減らしていただくなど、必要もある
のではないかと思いますが、飲食店へはどのように周知していく
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
飲食店につきましては、実は昨年度、ポスター、チラシですね、このようなものですけれども、これ
をつくらせていただいて、大府商工会議所及び大府市飲食店組合、こちらを通して、市内
の飲食店に貼っていただくように御依頼しているところでございます。
今後は、スーパーなど
のいわゆる食料品
を扱うような店舗にも、啓発ポスター
の掲示
のほう
を依頼させていただいて、日常的に市民
の皆様
の目に届くところに貼っていただくことで、先ほど
の話ではないですけれども、市民
の皆様自身にこういった食品ロス
の削減が伝わるように啓発していきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、次に、5点目
の「生ごみ
の有効活用について」
の1項目目で、「アスパ
の利用は、どの程度されている
のか」で、先ほど、単純計算で昨年度約950世帯
の家庭でアスパ
を利用されているとお聞きしましたが、利用する家庭
を増やすため、今後どのような周知
を行っていく
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。環境課長。
◎環境課長(猪飼健祐)
現在、アスパ
の利用促進につきましては、アスパづくり
をしていただいている、先ほどもありましたが、婦人会
の皆様
の学習活動
の機会、場を通して、アスパ
の普及啓発
のほう
を実施いただいております。
また、市役所窓口や公民館など、こちら
のほうでもアスパ
を配布しておりますが、配布する際に、啓発チラシ
を同時に配布して、使ってみえる方はその効果についてよく御存じですので、そのチラシ
を御近所
の方、家へ帰ってから御近所
の方に配布いただく、若しくは
説明していただくことによって、アスパ
の効果、こちら
のほう
を広めて、ごみ
の減量
のほうにつなげていければいいと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
では、次に、6点目「ごみ処理手数料有料化について」は、こちらは、1項目目から3項目目まで含めてお聞きさせていただきます。
ごみ減量化
のために、3R
の推進や食品ロス
の削減や生ごみ
の資源化
の取組
を進められていますが、市民
の皆さんがこれならば簡単にできるという、ごみ減量化
の一番有効的なものは何でしょうか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
組成調査
をいたしますと、家庭から出る燃やせるごみ
の約4割が生ごみだそうです。
それで、その生ごみ
のうち
の8割が水分、つまり、重さ
のほとんどが水分であるということがわかっておりますので、やはり生ごみ
をごみとして捨てるんですが、そのときも、水
を1回切っていただく、絞っていただければ、グラム数としてはもうかなり減るというふうに考えておりますので、こういったこと
を啓発していくことが有効であると考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
ずばりお聞きいたしますけれども、現時点で有料化にしていく方向である
のか、又は今後も様々な施策
を進め、議論
を重ねていき、どうしても有料化にしなくてはならなくなったときは、どのようなときな
のか、お伺いいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
本市としましては、現時点では、直ちに有料化ということは考えておりません。
そこよりも、とにかくごみ
を減量化する。もうありとあらゆる方策
を啓発しまして、とにかく市民
の皆様にごみ
を減量化していただくと。
今
のところは、そこに全力投球
をしたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。7番・木下久子議員。
◆7番議員(木下久子)
それでは、最後に少し意見
を述べさせていただきます。
また今回も、私
の取り組んでいるテーマ
の一つである、ごみについて質問
をさせていただきました。
先ほど再質問でいたしましたNPOなど
の団体が行っているフードバンクについてです。
お中元やお歳暮などでいただいた日持ち
のする乾物や缶詰、レトルト食品
を、いつか使おうと思いつつ、賞味期限が切れて、捨ててしまった経験がある方もいるかもしれません。
もし、御家庭で、もちろんまだまだ賞味期限
のある食品
を、公民館まつりや産業文化まつりなどで持ち寄り、フードバンクなどを通じて寄附できるフードドライブ
の活動
を進めてみる
のも、食品ロス削減
の取組になる
のではないかと考えます。
ごみ処理手数料有料化についてですが、子育て支援は子供
のいる世帯が、高齢者支援は高齢者
の方がそれぞれ受けることができる行政サービスでありますが、ごみ処理については、全て
の市民が平等に受けるサービスであります。
ごみ処理手数料有料化は、ごみ減量化対策
の有効な手段
の一つであるとおっしゃってみえましたが、大府市においては、有料化
を実施している知多市に比べ、既に平成29年度実績で、1
人1日当たり
の家庭系ごみ
の排出量は、良好な数値になっているともお聞きしました。
これこそ、市民
の皆様がしっかりごみ減量化に取り組んでいる成果であります。
今
の状況や、今後も年々ごみ
の排出量が減っていく
のであれば、大府市では、ごみ処理手数料有料化は必要ないと考えます。
近隣市町が有料化
を実施している中、ここはあえて、大府市では、市が掲げる協働
のまちづくりにより、循環型社会が形成され、ごみ排出量が減っているので、有料化はしません。又は、有料化にしなくても、ごみ減量化となっている大府市であると、健康都市大府として、自慢
の一つにしていく
のも大府市
の魅力になる
のではないかと思います。
ごみ
の発生は、
人が生活していく上で切り離せないものです。豊かな時代と言われる今、暮らしは、使い捨てという便利な生活になっているものの反面、省資源や省エネルギー
の必要性が忘れがちとなり、環境に悪い影響
を与えています。
なかなか減らないごみ
のポイ捨て
を始め、不法投棄による土壌汚染や水質汚染など
の環境問題や、また、日本は焼却炉が世界で一番多い国であるため、焼却炉で燃やすごみによって排出されるダイオキシン
の問題や、CO2排出による温暖化が、世界中
の問題、課題となっています。
先日、環境省がプラスチックごみ
の削減
を目指し、レジ袋
の有料化
をスーパーなど
の事業者に対して法令で義務付ける意向であること。また、カナダでは、海に投棄されたプラスチックごみによる環境汚染が問題となる中、早ければ2021年から、レジ袋やストローといった使い捨て
のプラスチック容器や包装
の提供
を禁止すると発表されました。
大府市では、循環型社会
を実現するために提唱された3R
を進めていることにより、家庭系ごみ
の排出量は年々減少し、また、市民意識調査
のごみ減量化対策や処理施設
の整備
の質問事項においても、「満足」や「おおむね満足」といったよい評価が挙げられ、ポイントアップしていることは、市民
の皆様
のごみ
の減量化へ
の意識
の高まりであると言えます。
しかし、ごみ減量化が進んでいるとはいえ、取り組めることはまだまだたくさんあると思います。今後も、ごみ減量化となる有効な施策
を周知、啓発していただき、健康都市大府として、美しいまち
を維持していくためにも、環境問題は自分たちが起こしていることであると十分認識し、市民一
人一
人がライフスタイル
を見直し、物
を大切にし、便利さや快適さよりも、安全で健康
を求める心
を育てること
のできるまちとなること
を願い、私
の一般質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午後1時とします。
休憩 午前11時26分
再開 午後 1時00分
○議長(山本正和)
休憩前に引き続き会議
を開きます。
次は、8番・藤本宗久議員
の一般質問
をお願いいたします。8番・藤本宗久議員。
(8番議員・藤本宗久・登壇)
◆8番議員(藤本宗久)
議長に発言
の許可
をいただきました。執行部
の皆さん、そして、傍聴席並びにモニターで御覧
の市民
の皆様、改めまして、藤本宗久でございます。先
の大府
市議会議員選挙におきまして、大変多く
の有権者
の皆様に御期待
をいただきまして、本日この場に立たせていただいております。市議会議員といたしまして、地方自治における二元代表制
の真価
を遺憾なく発揮し、ずっと明るくもっと豊かな大府市
の実現
を目指して懸命に努めてまいります。何とぞよろしくお願い申し上げます。
さて、新人議員6
人の口火
を切って
の私
の第1回目
の一般質問
のテーマですが、「大府市
を読書
のまちに」という提案
をもとに、それに関連し、先に通告いたしました内容に沿って質問させていただきます。
おおぶ文化交流
の杜図書館、以下、アローブと言わせていただきますが、御存じ
のとおり、2017年度、人口6万
人から10万
人の同規模
の自治体
の中で、3年連続で貸出冊数日本一という輝かしい実績
を上げられました。アローブ
を利用する市民
の皆さんが口々に「日本一
の図書館だよ」と話されている光景は、まさに「自慢
の図書館」として市民に根付きつつあるあかしであり、大府市民
の誇りであります。
2014年
の開館以来、指定管理者であるおおぶ文化交流
の杜株式会社
の職員
の皆様、図書館サポーターズ
の皆様、各種ボランティア団体
の皆様、そして、何よりも頻繁にアローブに通い、熱心に読書に取り組まれた市民
の皆様に支えられて
の実績であると考えます。
今回、私が提案したいと思っております
のは、そうした日本一
の図書館があるという強み
を生かし、「読書
のまち おおぶ」として、市民
の読書習慣
の励行
を市が先頭となって行い、子供たち
の教育や市民
の生活、福祉
の向上、まちづくりに役立てようというものです。
それでは、なぜ「本に親しむ」ということ
を提案させていただく
のか、六つ
の視点で提案理由
をお話いたします。
一つ目は、読書習慣により、知的水準は間違いなく向上するということです。成績上位
の児童生徒、学生は、そのほとんどが幼い頃から本に親しみ、読解力
を身に付けています。「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本が話題
を呼んでいますが、テストにおいて、設問
の意味さえわからなければ、テストに正解することなど絶望的なことです。読解力こそが学力向上
のベースとなる
のです。
二つ目は、本
をたくさん読むことで、人間力
を育成することができるという点です。日本にも世界にも、思いやりや正義、善悪、寛容といったこと
を楽しくさりげなく教えてくれる昔話がたくさんあります。そして、想像力、クリエイト
の創造ではなく、イメージング
の想像ですが、その想像力
を身に付けることができます。「むしゃくしゃしてやった」とか「かっとなってやった」とかいう理不尽な傷害や殺人事件は、この想像力
の欠如によって、自制
の効かなくなった人間が起こすものだと思います。また、「この先はどうなる
のか」という想像力は、未来
の予測に限らず、目
の前にない遠いところ
の空想や、ひいては夢へとつながる力でもあり、生きる力
を与えてくれる重要な能力です。
三つ目は、昔話や民話
を読むことで、郷土
を思う気持ちが根付くとともに、他方でグローバルな感覚も身に付けることができます。
上皇后陛下美智子さまが1998年
の国際児童図書評議会に寄せたビデオメッセージ
を引用させていただきます。「一国
の神話や伝説は、正確な史実ではないかもしれませんが、不思議とその民族
を象徴します。これに民話
の世界
を加えると、それぞれ
の国や地域
の人々が、どのような自然観や生死観
を持っていたか、何
を尊び、何
を恐れたか、どのような想像力
を持っていたか等が、うっすらとですが感じられます」と、このようにおっしゃっています。
四つ目は、私たち日本人にとって
の大切な日本語教育に、日本
の昔話や日本文学は欠かせないということです。日本人には、日本独自
の気候や風土
の中で、世界に類
を見ない独特な自然観があります。また、それ
を見事に表現する日本語
を作り出し、継承してきました。日本語を通して自然と共生していくという価値観や情緒
を後世にも伝えていく義務が私たちにはあります。
五つ目は、読書習慣が「まち
の発展に寄与する」ということです。一つ目でお話した知的水準
の向上ということから
の派生効果ですが、市内
の小中学校、高等学校に通う児童生徒、学生
の学力が向上したとなれば、「大府で子育てがしたい」という
人たちが増え、人口増加に間違いなく寄与するはずです。
最後
の六つ目ですが、読書は健康寿命
の延伸にも効果があるというものです。昨年放送された「NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすん
のよ!?ニッポン」という特別番組
の中で、健康寿命
を延ばす三つ
の提言
を人工知能AIが行いました。そのうち
の一つに、「健康寿命
を延ばすには、運動より、食事より、読書が大事」とあった
のです。AIがなぜその答え
を導き出した
のか、AI自身が答えることはありませんが、解説
の専門家らは「本
を読みたいと思うことは、探究心、好奇心
を持ち続けること
の表れではないか」とおっしゃっていました。いずれにいたしましても、ビッグデータからAIが導き出した「本
をたくさん読んでいる
人は健康寿命が長い」と
の説は、大変興味深いものだと思いませんか。
以上
のことから、お尋ねいたします。
1点目、「大府市
を読書
のまちにする」というテーマに、市として取り組むことについて
の見解について、お答えください。
次に、教育における読書
の位置付けについてお尋ねいたします。
ここに、アローブ図書館
の「年代別貸出数」
のデータ
を御用意いたしました。皆さんも御想像
のとおり、中学生から20歳代にかけて、貸出数が低いことがわかります。また、ここでは小学生
をひとくくりにしていますが、高学年になるほど貸出数が減る傾向となっています。若者
の「本離れ」
を読み取ることができます。
「習い事や塾、試験や部活動で読書
の時間が取れない」という話
をよく聞きますが、それでも読書習慣
のある生徒はどんな環境でもいつも本
を持っています。それは、読書
をすることについて
の、いわば基礎体力が備わっているからであり、読書が全く気にならず、むしろ読書
をせずにはいられない
のです。そして、その読書に対する基礎体力は、幼少期に家族や大人からたくさん
のお話や読み聞かせ
をしてもらうことによって身に付くものだと言われています。
そこで、2点目「大府市
の教育施策における読書
の位置付けについて」、お尋ねいたします。
1項目目、行政として、幼少期から低学年児童における読書習慣
の重要性
をどのように認識しておられる
のか、お聞かせください。
子供たちへ
の読書習慣
の体得には、お家
の人たち
の役割が大きいことは言うまでもありませんが、学校で
の環境づくりも重要な役割があると思います。
大府市内
の小中学校全てに図書室が設置されており、学校ごとには法的に義務付けられた司書教諭も配置されていると伺いました。それでは、この学校
の図書室が十分にその機能
を発揮できているでしょうか。
学校図書室は、児童生徒に対して本
を貸し出すという
のが主たる役割ではありますが、他方では、様々な事情によって悩み、苦しむ日々
を過ごしている子供たちにとって、静かな安らぎ
の場になったり、あるいは心
の支えになったり、勇気
をもらったりする本に出会える場所でもあります。そうした様々な子供たち
のニーズにしっかりと応えてくれる蔵書
を備えていること、そして、的確に本
の紹介ができる人材
の確保があってこそ、学校図書室
の役割が発揮されると言える
のだと思います。
そこで、お尋ねいたします。
2項目目、学校図書室
の蔵書
の選定、確保はどのような過程
を経て行われていますか。
3項目目、学校図書室に専門
の学校司書
を配置するお考えはありますでしょうか、お答え願います。
次に、3点目「市民全体
の読書意欲に応えるため
の取組について」として、地域について考えてみたいと思います。
ここで、参考までに「町別貸出数」
をお示しさせていただきます。
今年
の1月から3月まで
のアローブで
の図書貸出数
を、単純に町別
の人口で割り、1
人当たり
の平均貸出数
を出したものですが、やはり、アローブから遠い地域にお住まい
の方へ
の貸出数は少ないように見受けられますが、皆様がお住まい
のまちはいかがでしょうか。
市民
の読書
の場所といえばもちろんアローブですが、市内には各公民館、石ヶ瀬会館、セレトナなどにも図書スペースがあります。これら
の施設は「アローブはちょっと遠い」「アローブは
人が多くて広すぎる」といった方々にとっては、身近で気軽に読書
を楽しめる場所です。
一方で、スペースも限られているため、多く
の図書ニーズ
を受け止めることは当然
のことながら困難です。しかしながら、そういった事情においてもしっかりした蔵書
の選定や催事コーナー
の設置など、細かく対応することで、市民
の読書意欲やニーズに応えることは少なからず可能であろうと思う
のです。
現在、図書館や図書室
の市役所内における管轄は、アローブは文化振興課、学校
の図書室は教育委員会、公民館は協働推進生涯学習課というように分かれています。本来であれば、図書館事業はひとくくりにして、どこか
の部署
の管轄に一本化すべきと思います。
そこで、お尋ねいたします。
1項目目、市民
のニーズに応えるため、組織改編とまでは言いませんが、教育委員会とアローブ、実際
の運営は指定管理者
のおおぶ文化交流
の杜株式会社ですが、これらが中心となり、文化振興課、協働推進生涯学習課で構成される、いわゆる組織横断的な大府市図書委員会
の設置
を提案するものですが、その考えはありますでしょうか、お答え願います。
次に、歴史民俗資料館、旧大府市中央図書館ですが、市民に身近な読書スペース
を増やす提案として、この歴史民俗資料館に再び図書館機能
を備えてはいかがでしょうかという点で伺います。
目下、日本全国には「読書
のまち」
を宣言している自治体は、両手では数え切れないくらい
の数になっています。また、近年、移設、新設される公営図書館は駅周辺
の立地も多く、今や図書館はまちづくり
の中核として位置付けられています。大府市
の歴史民俗資料館は市
の中心地にあり、市民にとって
のもう一つ
の読書
の拠点として活用しない手はない
のではないかと思う
のです。
そこで、お尋ねいたします。
2項目目、より広く大府市民に図書館利用
の促進
を図るとともに、駅周辺
のにぎわい創出
の効果も期待できる手立てとして、大府市
のまち
の中心に存在する歴史民俗資料館
の一部
を「おおぶ文化交流
の杜図書館桃山分館」などとし、再び図書館機能
を備えてはどうかと考えますが、見解についてお答えください。
最後に、4点目「読書
のまちづくり施策について」です。
大府市
を読書
のまちとしていくためには、市民
を巻き込むような企画が必要であると考えます。普段、読書
をしている
人もそうでない
人も一緒になって本に触れ合い、読書
をすること
の良さ
を体験していただく機会
をつくることによって、自発的な読書習慣につなげていくことで、将来的には行政が主導するだけではない「読書
のまち」となっていく
のではないでしょうか。
そこで、お尋ねいたします。
1項目目、市内各所で、全市民
を対象とした世代
を超えた読書会
の開催について提案いたしますが、開催について
の見解
をお答えください。
また、歴史民俗資料館には、新美南吉
の「淡雪」という大府駅
を舞台とした詩が展示されています。例えば、そのような作品
をもっと市民
の目に触れるようにするなど、本や民話
をより身近なものに感じていただける施策
を展開することも必要な
のではないかと思う
のです。
2項目目、読書啓発
の一つとして、大府市民も多く利用する大府駅
の改札横
の壁など
を利用して、大府にゆかり
のある物語、民話など
の展示
を行う考えはございますでしょうか、お答え願います。
以上、「大府市
を読書
のまちに」というテーマで、様々な提案
をさせていただきました。
大府市民憲章には、「教養
を深め、豊かな心
を育てましょう」という一節があります。複雑化、デジタル化されつつある社会環境において、とりわけ子供たちにとって、特に読書習慣
の体得が必要であろうと思う
のです。そして、子供
のうちから図書館
の利用
を習慣付けることは、市民意識
を植え付け、育てる社会教育
の重要な機会や場所
を提供することにもつながり、ひいては大府市
の発展
の基礎となり得ていくものであろうということ
を申し添えまして、壇上から
の質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育長。
◎教育長(宮島年夫)
私から、御質問
の「『大府市
を読書
のまちにする』について」
の2点目「大府市
の教育施策における読書
の位置付けについて」
の基本的な考え方について、お答えいたします。
学校教育法第21条
の「教育
の目標」
の第5号に「読書に親しませ、生活に必要な国語
を正しく理解し、使用する基礎的な能力
を養うこと」と規定されているとおり、日常生活に必要な国語
を理解するために、読書は有効な手段であります。
児童生徒に読書に親しんでもらうために、学校には学校図書館が設けられ、読書
を通した豊かな心
の育成とともに、確かな学力
の育成
の基盤となる重要な機能
を有しています。
本市が平成29年に策定いたしました「大府市読書活動推進計画2021」では、小中学校期で
の取組として、朝
の読書タイムや読書週間など
を設け、自主的に本と向き合い、読書
の習慣
を身に付けられるよう支援することとしており、各校で積極的に取り組んでおります。
また、各地域では、公民館や
児童老人福祉センターにも図書室が設置されており、公民館を通じてアローブ
の本
を借りることもできることから、様々な機会で本に親しむ環境が整っております。
読書を通じて、児童生徒が「生きる力」
を養い、さらには生涯にわたる学習基盤
の形成につながるものと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
健康文化部長。
◎
健康文化部長(今村昌彦)
私から、御質問
の「『大府市
を読書
のまちにする』について」
の1点目、2点目
の1項目目、3点目及び4点目
の各項目について、お答えいたします。
始めに、1点目
の「『大府市
を読書
のまちにする』というテーマに取り組むことについて
の見解は」についてでございますが、国は「子供
の読書活動
の推進に関する基本的な計画」、そして、愛知県は「愛知県子供読書活動推進計画」と、子供
を対象とした計画
を策定していますが、書物と
の関わりは形
を変えながら幼少期から成人後まで続き、子供
の読書活動に家族や周り
の大人
の関わりが大きな影響
を及ぼすことから、本市では、「大府市子ども読書活動推進計画」
の改定にあわせ、全世代
を対象とした計画である「大府市読書活動推進計画2021」
を平成29年に策定し、読書活動
の推進へ
の取組
を進めています。読書は情報や知識
を得ること、また様々な情景
を想像して豊かな感情
を味わうこと、生きていく知恵や楽しみ
を与えてくれるもので、市民
の日常
の中に読書が根付くよう、読書
の有用性
を広く発信していくとともに、図書館、学校、地域などが連携して支援していくこと
を計画推進
の基本方針としております。
次に、2点目「大府市
の教育施策における読書
の位置付けについて」
の1項目目
の「幼少期から低学年児童における読書習慣
の重要性
をどのように認識しているか」についてでございますが、乳児期は、保護者や周囲
の大人から
の語り掛けによって感性や情操が育まれ、安心感や信頼感が醸成され、幼児期は自我が芽生え、絵本に興味
を持ち、その世界
を楽しむことができるようになる重要な時期であることから、語り掛けとともに絵本
の読み聞かせが大切であると考えています。また、小学校低学年は、自分でも本
を読めるようになってきますが、家族や周囲
の読み聞かせが必要な時期であり、読書へ
の興味
を持つようになる重要な時期であると考えています。
次に、3点目「市民全体
の読書意欲に応えるため
の取組について」
の1項目目「大府市図書委員会
を設置する考えはあるか」についてでございますが、図書館運営については、公募市民、図書館サポーター、学識経験者などで構成する図書館運営委員会で事業
のモニタリング
を含めて市民
の御意見
をいただいております。ここでは選書方針やサービス
の内容について議論されており、「レファレンスコーナー」という表現がわかりにくいと
の意見から館内
の表示
を「調べ物
のお手伝い」と変更したり、借りた資料
を運搬する
のが大変だと
の声
を受け、カート
の配備
をしたりするなど
の実績がございます。
次に、2項目目
の「歴史民俗資料館に、再び図書館機能
を備えることについて
の見解は」についてでございますが、おおぶ文化交流
の杜図書館が開館するまで歴史民俗資料館と中央図書館とは同じ建物にあり、収集した資料
を収納するスペースや、配架や展示、中央図書館においては閲覧するスペースがいずれも狭くなっていました。中央図書館が移転することにより、歴史民俗資料館は特別展・企画展
の開催、市民へ
の貸出しスペース、公文書館といった用途に活用しており、更にこれら
の機能
を充実させてまいります。また、歴史民俗資料館は、公民館及び石ヶ瀬会館と同様、おおぶ文化交流
の杜図書館とネットワーク化されており、予約図書
の受け取りや、返却などができるサービス拠点として利用していただいております。
次に、4点目「読書
のまちづくり施策について」
の1項目目
の「全市民
を対象とした読書会
の開催について
の見解は」についてでございますが、おおぶ文化交流
の杜図書館では、サポーター養成講座、子育て支援講座、文章講座、映画上映会、ふるさと講座など多く
の事業
を実施いたしております。昨年度も、1歳未満
の赤ちゃんと保護者が参加できる講座や児童図書コーナースタッフによる人形劇、かるた取り大会など多種多様な内容
の事業
を実施しています。市民文化交流イベント2018として実施した小説家
の有栖川有栖氏
の講演会では、講演会に先立つ1か月前に図書館サポーター
の協力で読書会
を開催し、ライブラリーギャラリーやグループ室には有栖川氏に関する展示
を行いました。ファン層
の傾向から若い女性
の参加者が多かったと
の報告
を受けています。毎年度実施している「図書館子どもまつり」では、図書館サポーターグループが総出で図書館スタッフと協力して読書につながる様々な催し
をしております。今後も、各種
の事業
の実施により継続的な図書館
の利用につなげていきたいと考えています。
次に、2項目目
の「大府駅構内
の壁面に大府にゆかり
のある物語など
の展示
を行う考えはあるか」についてでございますが、多く
の人が行き交う大府駅において啓発することは図書館事業
を多く人々に知ってもらう良いきっかけになると思いますが、JR側等と
の協議も必要となります。
効果的な啓発については、図書館運営委員会で御意見
をいただきながら、多様な手法で進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
私から、御質問
の「『大府市
を読書
のまちにする』について」
の2点目「大府市
の教育施策における読書
の位置付けについて」
の2項目目及び3項目目について、お答えいたします。
始めに、2項目目
の「学校図書室
の蔵書
の選定、確保はどのような過程
を経て行われているか」についてですが、学校図書館
の標準図書数は、文部科学省において学級規模により定められており、本市
の小中学校は全て標準図書数以上
の蔵書があります。毎年、蔵書
の中から古い又は修繕できない図書
を廃棄し、新たに購入しております。
蔵書
の選定は、司書教諭資格
を持つ教員や図書担当
の教員があらかじめ業者と打合せ
を行った上で、図書
を学校に持って来てもらうなど、図書
の内容
をそれぞれ
の学年
の図書担当や他
の教員がそれぞれ
の立場から確認して、必要な図書
を選定いたしております。
次に、3項目目
の「学校図書室専門
の学校司書
の配置
の考えはあるか」についてですが、現在は、学校図書館専門というわけではございませんが、教員定数内で小中学校には司書教諭
の資格
を持った教員
を1
人以上配置するとともに、学校図書館
の蔵書
の事務的作業
を行うため
の、市採用
の図書パート
を配置して運営に当たっております。学校教育法
の教育目標
の一つでもあります読書についても、重要な項目ではありますが、専門
の学校司書
の配置については、学校経営全体
を見据えて考えていく事項と認識しておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
それでは、再質問
をさせていただきます。
2点目
の2項目目
の学校図書室
の蔵書
の選定について
のところですけれども、「大府市読書活動推進計画2021」
のお話
をいただきましたが、そこにあります図書館、学校、地域
の連携という点については、図書館と学校
の連携というところがやや弱い気がいたします。
学校図書室
の蔵書
の選定についてですけれども、現場や子供たち
の意見
を取り入れる
のは当然としましても、私が申し上げたい
のは、やはり児童図書に精通した専門家
を中心とした大人が、質
の高い本
を上手に推薦するということがポイントだと思う
のですが、改めて見解
をお聞かせください。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育委員会指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
確かに、蔵書
の選定においては、各学校において、司書教諭だけでなく、ほか
の教員等が中心となって、子供
の意見も聴きながら、選定しておるところでございます。
ですので、選定に関わる教員
の好みだとか、力量だとか、子供
の資質だとか、そういったところで蔵書
の質に差が出る懸念は確かにございます。
ただ、各学校
の特色だとか、児童生徒
の意見が、基準
を持ってしまうと、若干反映されにくくなるんではないかな、そんなようなおそれもございます。
ですので、今
のところ、そうした基準
をつくるというところまで
の考えはございませんが、知多地域
の教員
のほうで知多地方教育研究会という
のがございまして、そこ
の学校図書館教育研究部というものがございます。
もちろん、それは大府市にもあるものでございますので、そこで、蔵書につきましては、情報交換することなど
を提案していきまして、今後
の蔵書
の選定に役立てていければな、そんなふうに考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
同じ項目ですけれども、できれば、蔵書
の選定及び確保は、もちろん各学校で個性があっていい
のだというふうには思いますが、ベースとなる蔵書については、市内
の全小中学校で共通
のものであってしかるべきだというふうに思いますが、この点は、いかがですか。
○議長(山本正和)
指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
実際
の選定
のところなんですけれども、業者が推奨している新書や新刊
のシリーズものが多かったりだとか、一般社団法人学校図書館図書整備協会(SLBA)などが推奨しておりますベストセクションなど
の優良図書など、そういった目録
のほうから実際には選んでおります。
ですので、広い範囲でにはなってしまうんですけれども、ある程度共通
のものが納入、納品されているんではないかなという認識でございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
では、3項目目
の学校司書についてです。
学校司書
のいきなり
の配置は難しいといたしましても、常日頃
の学校図書室で、生徒である図書委員が事務的な貸出し・返却処理
のためにいるという
のでは、やはり少々問題があろうかと思います。
やはりいつ行っても相談
のできる大人が、たとえそれが専門家でなくても、例えば本好きな地域住民といった方でも構わないと思うんですが、常駐しているということ
を基本においていただきたいと思うんですが、見解
をお聞かせいただけますか。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
学校
の司書についてはなかなかということでございますけれども、学校司書につきましては、まず、毎年8月に教育懇談会で教育関係要望書という
のが出てくるんですけれども、こちら
を見ておりましても、学校司書について
の要望は出てきておりませんので、なかなか、こちら
のほう
の優先順位は高くない
のかなというふうに思っております。
ただ、学校図書館自体は、資料とか
を見ますと、読書活動や児童生徒
の読書指導
の場である読書センターとして
の機能、それから、児童生徒
の学習活動
を支援したり、授業
の内容
を豊かにして、その理解
を深める学習センターとして
の機能、それから、児童生徒や教職員
の情報ニーズに対応したり、児童生徒
の情報
の収集、選択、活用能力
を育成したりする情報センターとして
の機能という、こういった三つ
の機能があるということでございますので、学校教育
の場では、欠くことができない基礎的な設備だというふうに認識しております。
ですので、学校図書館
の人的な配備、体制につきましては、今後研究
をさせていただきたいと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
ありがとうございます。
それでは、3点目、市民全体
の読書意欲に応えるため
の取組という中で、1項目目、大府市図書委員会
の設置という提案
をさせていただきましたが、私が提案する大府市図書委員会という
のは、公募市民、図書館サポーター、学識経験者などで構成する図書館運営委員会というものではなく、役所あるいは行政
の組織として、市民
の読書
を考える部署、あるいは担当という
のがあってもいい
のではないかということな
のですが、その視点で
の見解
を改めてお尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
健康文化部長。
◎
健康文化部長(今村昌彦)
ただいま
の御質問は、議員
の通告にありました、アローブ
の図書館は文化振興課、それで、学校図書館は教育委員会、そして、公民館
の図書室は協働推進生涯学習課だという前提で、例えば
の御質問
をされたと思うんですが、実際には、今、公民館
の図書室につきましても、システム化されていまして、ほとんどアローブで
の貸出しができたり、アローブへ返却できたりということ
のほかに、アローブ
の司書が選書もしていると。
そういったこともございますので、実質的に、公民館自体は協働推進生涯学習課が管理しているんですが、その中
の図書館運営については、文化振興課
のほうで一括して行っているという認識でいていただければ構わないかと思います。
ただ、先ほど来、蔵書とか選書
のお話がありますが、これにつきましては、基本的には、指定管理者と
の基本協定に基づきまして、指定管理者が行っているものであって、我々につきましては、ジャンル別でどうかとか、計画どおり蔵書数が増えている
のかというモニタリングとか、チェックという
のは、図書館運営委員会や文化振興課
のほうで行いますが、それ以上について、過剰な介入という
のは、しているつもりはございません。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
私自身
のもっと発展的なイメージという
のは、アローブ
を中心に、市内
の公民館、学校図書室など、図書室
の全て
を、おおぶ文化交流
の杜図書館
の、例えば、神田分室とか、セレトナ分室とか、石ヶ瀬小学校分室というようにすることです。
そうすることで、多く
の子供たちや市民
の方々
の図書館利用
のイメージが変わってくる
のではないかなというふうに思うんですが、見解
をお聞かせいただけますか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
健康文化部長。
◎
健康文化部長(今村昌彦)
名称変更については、ちょっと初めてお聞きした意見ですので、今までそういった御意見
を特に伺っていなかったんですが、先ほどちょっと
説明したように、既に市内
の公民館
の図書室とアローブという
のは、もう一体化しているというふうに私ども考えていますし、そして、多く
の市民
の方々から、やはり、インターネットで予約して、お近く
の公民館で借りて、公民館で返してですとか、アローブで借りたけれども、返す
のは公民館で返すといったようなこともかなり定着はしておりますので、特に名称にこだわっているということは考えておりません。
一つ一つ、アローブ何とか分館となっても、結局、話し言葉でしゃべるときに、下
の何とか分館だけになってしまうと、あまり意味もございませんし、ただ、こういった御意見があったということは、図書館運営委員会
のほうで一度お話してみたいとは考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
例えば、ほか
の自治体
の公営図書館
の例ですと、読書通帳といって、貯金通帳と同じ雰囲気
の通帳
をつくって、貸出時に機械
を通すと、借りた本
の履歴がずらっと記帳されているといった、そんなツール
を使って、子供たち
の好奇心
をくすぐるようなツール
を取り入れている図書館もあったりするんですが、公民館、アローブは、今、お話
のとおり、共通
の登録カードで貸し出しうんぬんができるんですが、例えば、学校図書室も含めて、市内
の図書室に共通して使用できるようになったらなと。
それで、貸出し・返却方法が共通していたら、あるいは、そういう統一
のカードで読書履歴がひとくくりになると、子供たちももっと気軽に図書室
を利用できるようになったり、読書意欲が増したりということになるんではないかなと思うんですが、これが最後です、いかがでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
今
の御質問は、アローブで使っている図書カード、こちら
のほう
を学校図書館でも使えるようにしたらどうかというお話だと思いますので、お答えさせていただきますけれども、今、現状
を見ますと、アローブ
の図書館は、ICチップ
を使って本
を管理いたしております。それで、学校図書館
のほうは、バーコード
を使って図書
を管理いたしております。
ですので、その図書
を管理しているシステムがそもそも違いますので、これ
を統一
のものにしようということになりますと、かなり
の費用が掛かることになります。
それが一つあります。
それと、あと、学校図書館
のシステムという
のは、学校図書館同士で何かつないでいるわけではなくて、それぞれスタンドアローンで運用されていて、要は、学校図書館、学校ごとでそれに関わる教員
の方、それから何より図書委員
をやっていただいているその児童とか生徒、そういった子供たちが主体的にその図書館
の運営に関わるというところ
を重視してやっておりますので、そういうことがあってスタンドアローンで使っているというところがありますので、アローブと共通化するということについては、できるだけ慎重に考えていったほうがいい
のかなというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。8番・藤本宗久議員。
◆8番議員(藤本宗久)
ありがとうございました。
それでは、意見とまとめ
をさせていただきたいと思います。
2点目
の大府市
の教育施策における読書
の位置付けというところですけれども、学校現場におきまして、私が申し上げたい
のは、読書というものがどうしても課外活動
の位置付けから抜けられない傾向があるということです。
ボランティア
の読み聞かせは月数回
の朝時間に行われ、読書感想文は夏休み
の宿題と相場は決まっています。
この慣習からもう一歩踏み込んで、大府市内
の小中学校に共通した教育
の一環として、児童生徒
の読書
を学習生活に組み入れることはできないかと思うものでして、是非、念頭に置いていただきますようお願い申し上げます。
それから、4点目
の読書
のまちづくり施策についてですが、大規模な市全体
の読書会
の提案について
の意見ですけれども、子供から高齢者までが共通
の話題で意見交換するという
のが肝でして、家族間で
の会話や世代間交流にも一役買う
のではないかと思っているところでして、例えば、大府市民はなぜか夏目漱石
の「それから」に詳しいなんていう都市伝説的なうわさはおもしろいんではないかというところで提案
をさせていただいた次第でございます。
ありがとうございました。ちょっとまとめさせていただきます。
まとめといたしまして、絵本
のミッフィー
の翻訳で有名な、現在は東京子ども図書館
の名誉理事長であります松岡享子さん
の言葉
を引用させていただきます。
実
を申しますと、先月、その松岡享子さんが、我が家で運営
をしております柊山子ども文庫にお越しくださり、「子どもと本」という著書
を介して、いろいろと熱くお話
をしてくださいました。
このようにおっしゃっています。
忙しい、時間がない
を理由として、多く
の子供が本から離れていくという報告がありますが、子供たちにそれほど
の忙しさ
を強い、時間
を奪っている活動が何な
のか。それは、子供たちが自分自身について、社会についてゆっくりと考える
のを妨げなければならないほど重要なものな
のか、改めて問うてみるべきですと。
そして、子供たちに豊かで質
のよい読書
を保障するには、社会が協同して、そのため
の仕組み
をつくり、支えていくことが重要な
のだと思う
のですと、このようにおっしゃっています。
私たち大人
の大府市民は、教養
のあるかっこいい大人になりましょう。その姿
を子供たちは見ています。
そして、子供たちが本に親しむしっかりとした環境
をつくってあげましょう。そのことが、ずっと明るく、もっと豊かな大府市
をつくることにつながっていく
のだということ
を改めて申し上げまして、私
の質問
を終わります。ありがとうございました。
○議長(山本正和)
次は、17番・早川高光議員
の一般質問
をお願いします。17番・早川高光議員。
(17番議員・早川高光・登壇)
◆17番議員(早川高光)
皆さん、こんにちは。
約2年半ぶり
の一般質問
の機会となりました。今回はわかりやすい質問
を目指してやってまいりますので、ちょうどまぶたが気持ちよくなってくる時間だと思いますけれども、一緒になって聞いていただきたいと思います。
議長
の御指名がありましたので、先に通告しました2点について、質問させていただきます。
始めに、1番目「市民が安心して暮らせるまちづくりについて」、お伺いいたします。
自然災害は、全国的に毎年
のように、台風や集中豪雨による浸水や土砂災害など、甚大な被害が発生しています。また、地震についても、その脅威が認識される中、この地域では南海トラフ巨大地震
の発生が危惧されているところです。
あらゆる種類
の自然災害に対して、改めて大規模災害
のもたらす影響と、それに対して日頃から備え
をしておくことが重要であると感じているところです。
そのような中、平成31年3月に内閣府が示した「南海トラフ地震
の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」では、今年1月1日現在において、今後30年以内にマグニチュード8から9クラス
の地震が発生する確率は70から80パーセントとされており、大規模地震発生
の切迫性が指摘されています。
このような状況において、南海トラフ沿い
の地域では、東北地方太平洋沖地震
を教訓として最大クラス
の巨大な地震と津波
を想定し、突発地震に備えた事前対策から事後
の対応や復旧、復興まで、地震対策
の取組が総合的に進められています。
また、このガイドラインでは、南海トラフで発生する大規模地震には、昭和19年に南海トラフ
の東側で昭和東南海地震が発生し、その約2年後
の昭和21年に、南海トラフ
の西側で昭和南海地震が発生した事例や、さらに以前
の江戸時代後期1854年、南海トラフ
の東側で大規模地震が発生した約32時間後に、西側でも大規模地震が発生した事例が挙げられており、南海トラフにおいて次に発生する大規模地震
の発生形態が、東側、西側
の同時、あるいは東西
の片側のみで発生するかは不明ではあるものの、地震に備えることは十分有意義なものと述べています。
一方で、想定震源域では、おおむね100年から150年
の間隔で大規模な地震が発生しており、先に述べました昭和19年に発生しました昭和東南海地震では、そのひずみが解放されておらず、江戸時代後期
の安政東海地震
の発生から165年もの間、大地震が発生していないことから、相当なひずみが蓄積され、いつ大地震が発生してもおかしくないと見られている東海地震に備えることも重要なことです。
大府市
の防災・減災対策では、災害時における地域住民
の救援活動
を迅速かつ円滑に実施するために、市町村間
の相互応援協定
を始め、放送・情報発信に関する協定、救急救護協定、災害復旧協定、物資協定、消防協定、郵便局と
の協定、福祉避難所等協定、避難者支援協定、応急出動に関する協定、物資輸送に関する協定など
を企業や団体等と締結しています。
これら
のような、いつ起こるかわからない大規模地震や集中豪雨、ゲリラ豪雨等
の風水害へ
の対応策
を備えることは、行政のみ
の役割だけではなく、私たち市民
の一
人一
人が常日頃から「自ら
の命は自ら守る」という防災意識
を持ち、警戒するという心構え
を持つ必要があると思います。
そのためには、今回公表されました「南海トラフ地震
の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」で示されました東側あるいは西側
のどちらかで地震発生が想定される「半割れ」ケースなど
の現象
をよく理解した上で、より安全な防災行動
を選択するという考え方が重要なことだと思います。
そこで、お伺いします。
1点目、「南海トラフ地震
の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」は、大府市
の防災計画にどのような影響
をもたらす
のか、具体的にお答えください。
また、今回
のガイドラインが想定している「半割れ」「一部割れ」「ゆっくりすべり」
の三つ
の現象は、南海トラフ地震に対する防災対応
の考え方が変わるものと考えられます。
2点目として、昨年度に都市間交流協定
を締結した愛媛県新居浜市と、災害時相互応援協定
の締結
を進める考えはあるか、市
の考え
をお聞かせください。
次に、2番目「『健康都市おおぶ』
のスポーツ振興について」、お伺いします。
大府市は、「健康都市」
をまちづくり
の基本理念に掲げて、その実現に向けた施策に取り組み、スポーツに関しては、オリンピックで金メダル
を獲得した選手
を輩出した大石道場
の柔道や、至学館大学女子レスリング、高校野球で甲子園に出場した大府高校など
の活躍により、「スポーツ
のまち」として
のイメージが定着しています。
また、スポーツ協会やスポーツ少年団、とうちゃんソフトボール、総合型地域スポーツクラブなど
の活動により、子供世代から高齢者まで、生涯にわたってスポーツ
を行う環境が整えられており、本当に多く
の市民
の皆さんがスポーツに親しんでいると実感しております。
今、スポーツ
を行う環境と申しましたが、「スポーツ
のまち大府」は、スポーツ関係
の各組織
の熱心な活動に支えられた評価であり、ハード面であるスポーツ施設について見てまいりますと、正直、充実しているとは言い難い状況が見えてきます。
中心施設であるメディアス体育館おおぶは、市制15周年である昭和60年、大府体育センターは更に古く、昭和54年、唯一
の球場と言える横根グラウンドも昭和54年に完成した施設です。ほかにグラウンドと言えば、大府西中学校
の運動場と併設
の市営グラウンド、横根、吉田、石ヶ瀬、米田
の各多目的グラウンド、長草、桜木
の多目的広場があり、種目別施設では、横根フットサルコートや市営・東新
のテニスコート、また、公園施設となっていますが、二ツ池公園、江端公園
のグラウンドがあります。
これら
の公共施設
のほか、更に増え続ける地域
のスポーツ活動に、学校施設
の体育館や運動場
を開放して対応している状況かと思います。
周辺自治体
の状況と比較しますと、体育館では、競技コート
の間隔が狭く、また、観客席
の不足が目立ちます。子供から大人まで幅広く行われている野球では、本格的な野球場がない。陸上競技
を見ても、市
のグラウンドは土
の走路しかないため、至学館大学
のグラウンド
を借りて大会
を実施しているなど、「スポーツ
のまち」
を名乗るのにふさわしい施設かというと首
をかしげざる
を得ません。
私
の周囲
のスポーツ愛好者
の声
を聴きますと、スポーツ施設
の老朽化、絶対数
の不足、利用ニーズへ
の対応と、スポーツ
の推進における施設整備に関する問題が顕在しています。
まずは、施設
の充足についてです。市民
の皆さんが、それぞれ
の競技団体に所属し、スポーツ
を楽しんでいる結果、新しく団体
をつくってスポーツに取り組もうとしても、既にある団体に優先権があり、活動する場所が確保できないという話
をよく耳にします。
そこで、1点目「スポーツ施設
の利用状況について」、お伺いいたします。
1項目目、土日
の稼働率はどうなっているか。
2項目目、その結果
をどのように分析されているか。
次に、先日、メディアス体育館おおぶ
のトレーニングルーム
の利用者から、トレーニング機器
の幾つかが故障し、使用できないままになっていて修理してもらえないという話
を聞きました。早速、体育館
を訪ね、トレーニングルーム
を見学させていただきました。多く
の利用者がトレーニング機器
を使い、汗
を流しているところに、「故障につき利用できません」など
の貼り紙
をされた機器が4台ありました。コンビネーション、エアロバイク、ランニングマシーン、クロスコンディネーションということでした。
このこと
を事務所に尋ねると、「基盤が故障するなど、メーカーに修理
を依頼しても機器自体が古いため修理するにも部品がなく、直すことができない」ということでした。修理が不能ならば、多く
の利用者
のためにも、新しい機器
を導入しなければならないと考えます。
そこで、2点目は、「スポーツ施設
の維持管理と計画的な改修について」、お伺いします。
1項目目、メディアス体育館おおぶ
のトレーニングルーム
の機器は、いつから使用できなくなっている
のか。
2項目目、新しい機器はいつ導入される
のか。
3項目目、修理や導入
の費用は誰が持つ
のか。
4項目目、スポーツ施設
の維持管理と計画的な改修
をどのように考えているか。
最後に、3点目は、スポーツ施設
の充実
をどのように考えるか、お伺いします。
現在
の大府市スポーツ推進計画
の中でも、施策方針として「多く
の市民がスポーツ
を行うためには、スポーツ
をする場
の確保が必要です。スポーツ活動
を推進するため、新たな施設
の整備や、既存
の社会体育施設
の改修、学校体育施設・民間施設
の有効活用
を行い、スポーツ施設
の充実
を図ります」と表現されていますが、具体的施策
の内容としては、「地域スポーツ活動推進
のために野球場など
の総合スポーツ施設や地域単位で
の多目的広場
の整備
を検討します」という記載にとどまっています。計画期間は平成32年度までとなっており、次期計画は、今年度、第6次大府市総合計画
の策定に合わせて、1年前倒しで策定されるとお聞きしております。現在
のスポーツ推進計画が策定されてから、どのような検討がされ、方向性が決まった
のか
を確認したいと思います。
来年度は、大府市にとって市制50周年という節目
の年であり、また、スポーツ
の祭典オリンピックとパラリンピックが国内で開催され、市民
のスポーツへ
の関心が一層高まることが予想されます。大府市ゆかり
の金メダルもまた増えることがあるかもしれません。「金メダル
のまち」、「スポーツ
のまち大府」と全国に発信していくためにも、期待
を込めて質問いたします。
以上で、壇上から
の質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お答え願います。市長。
◎市長(岡村秀人)
私からは、御質問
の1番目
の2点目「都市間交流協定
を締結した愛媛県新居浜市と、災害時相互応援協定
の締結
を進める考えは」について、お答えいたします。
内閣府は、本年3月に「南海トラフ地震
の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」
を示しております。ガイドラインには、南海トラフ想定震源域内
の東西どちらかで、マグニチュード8以上
の大規模地震が発生した場合
の「半割れ」による被害甚大ケース、マグニチュード7以上8未満
の前震可能性地震が発生した場合
の「一部割れ」による被害限定ケース、被害
を想定していない「ゆっくりすべり」
のそれぞれに必要な防災対応が取りまとめられております。「一部割れ」と「ゆっくりすべり」
の二つ
のケースにおきましては、地震
の規模とその範囲が一回り小さいものと想定されており、対応が変わるものとなります。
本市は、昨年11月に議員各位
の御理解
の下、愛媛県新居浜市と都市間交流協定書
を締結いたしました。本年は、その都市間交流協定
の具体策
の一つとしまして、今年
の夏に災害時相互応援協定
を締結したいということで、今、協議
を進めているところでございます。この協定につきましては、ガイドラインにおける巨大地震へ
の相互
の対応
を明確なものとするとともに、地震に限らず、台風や集中豪雨など
の被害
を受けた場合
の対応
を明示し、安心安全度
の向上に努めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
私から、御質問
の1番目「市民が安心して暮らせるまちづくりについて」
の1点目「『南海トラフ地震
の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン』による市
の防災計画へ
の影響は」について、お答えいたします。
本市
の地域防災計画は、愛知県防災計画と
の整合性
を取りつつ、本市
の実情に合わせた内容として、毎年、大府市防災会議に諮った上で修正
をしております。
御質問
のガイドライン
の公表による防災計画へ
の影響につきましては、気象庁が発表する「南海トラフ地震臨時情報」発表まで
の流れについて示されたため、南海トラフ地震に対する政府と気象庁
の対応について明記するものと想定しております。
具体的には、地震発生時に観測された異常な現象が南海トラフ沿い
の大規模な地震と関連するかどうか調査
を開始した場合、又は調査
を継続している場合は、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」、異常な現象
を観測した評価結果として、最短で2時間後に、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」、「南海トラフ地震臨時情報(調査終了)」
のいずれか一つが発表され、その後は「南海トラフ地震関連解説情報」により、地震活動や地殻変動
の状況が発表されるものとなります。
防災計画
の修正とともに、これら
のような「南海トラフ地震臨時情報」
の発表に見合った非常配備
の基準につきましても整合性
を図ってまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
健康文化部長。
◎
健康文化部長(今村昌彦)
私から、御質問
の2番目「『健康都市おおぶ』
のスポーツ振興について」
の各項目について、お答えいたします。
始めに、1点目「スポーツ施設
の利用状況について」
の1項目目「土日
の稼働率はどうなっているか」についてでございますが、日曜日
のメディアス体育館おおぶ、横根グラウンド、横根多目的グラウンド、市営グラウンドは、ほぼ毎週、市や大府市スポーツ協会などが主催する競技別
の大会で使用されております。
また、学校開放施設
を含むその他
の施設につきましても、スポーツ少年団、とうちゃんソフトボール、ファミリーバドミントン
を始め地域
の各種スポーツ団体が盛んに活動しており、会場が空いたままになっていることはまれな状況です。
次に、2項目目「その結果
をどのように分析されているか」についてでございますが、ここ数年、メディアス体育館おおぶでは、日曜日に会場
の確保ができない大会が、土曜日に開催されるなど、盛んにスポーツ活動が行われ、施設稼働率は非常に高い状況です。このような状況
の中、社会体育施設に加え、学校開放施設により対応していますが、市民がスポーツ
をしたいというニーズは増加しており、必要な対応
をとることが今後
の課題と捉えております。
次に、2点目
の「スポーツ施設
の維持管理と計画的な改修について」
の1項目目「メディアス体育館おおぶ
のトレーニングルーム
の機器は、いつから使用できなくなっている
のか」についてでございますが、現在、故障により使用できなくなっている4台
のうち、ランニングマシーンについては5月10日に新たに使用不能になったものですが、他
の機器については昨年
の11月15日に故障
を把握し、使用中止としたものでございます。
次に、2項目目
の「新しい機器はいつ導入される
のか」についてでございますが、故障が判明したのち、保守点検
を行っている業者
を経由し、メーカーに修理
の手配
をいたしましたが、修理することができないということでしたので、緊急で新しい機器
の見積り
を徴取いたしました。しかし、トレーニングルーム内
の多数
の機器が老朽化しているため、昨年度
の実施計画に、床面
を含めてリニューアルする事業
を既に計上しており、令和2年度に対応する予定でございます。
次に、3項目目
の「修理や導入
の費用は誰が持つ
のか」についてでございますが、メディアス体育館おおぶは、大府市スポーツ協会・大府市総合型地域スポーツクラブOBUエニスポ共同体が指定管理者として管理運営している施設であり、1件につき100万円未満
の修繕については指定管理者で、それ以上
のものは市が対応するという基本協定
を締結しています。今回
の機器
の故障については、修理ができず機器
の入替えが必要となるため、市で対応いたします。
次に、4項目目
の「スポーツ施設
の維持管理と計画的な改修
をどのように考えているか」についてでございますが、建物
の長寿命化と利用者
の安全
を第一に考えて維持管理
を行うため、改修や更新
の中長期営繕計画
を策定し、予防保全
を前提に取り組んでおります。昨年度
のサブアリーナ
のフロア改修、LED照明化や、本年度
のエレベーター
の改修も、この計画に基づき実施しております。
最後に、3点目
の「スポーツ施設
の充実
をどのように考えるか」についてでございますが、大府市スポーツ協会
の競技部などによる競技スポーツ
のほか、大府市スポーツ推進委員会が普及
を図るニュースポーツなど
の生涯スポーツ
の場
の確保に対応するため、昨年度からは、大府西中学校、大府北中学校
の武道場
を学校開放施設に追加しております。今後も、既存
の施設
の有効利用や利用方法
の効率化
を進めてまいります。スポーツ施設
の充実につきましては、本年度策定作業
を進めております新たな「大府市スポーツ推進計画」
の策定過程で、委員
の皆様から御意見
をいただき、協議してまいります。
今後も、様々なスポーツ事業
を展開することで、多く
の方がスポーツに関心
を持ち、スポーツ活動に参加することで体力保持や健康につなげていただくことができるように取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
それでは、1番目に関しましては、大変すばらしいお答えが返ってきたと思っておりますので、再質問はいたしません。
ここでは意見
を少し述べさせていただきます。
昨年
の11月に、新居浜市さんとは、都市間交流
の協定が結ばれて、今年
の夏には災害時
の相互応援協定につながっていくという、大変スピード感あるお話
を聞くことができました。
市長もすごくやる気になっているなという
のをつくづく感じておりますが、これで、今まで陸続きだったこの交流
のあるところと、実は新居浜市さんは陸続きではありません。四国にありますので、海がございます。
もし、陸路が分断されたときでも、船でこちら
のほうに対応してもらえるかなと、そんなところが新しく生まれるということは大変うれしく思っております。
また、新居浜市さんとは、今年は確か8月には、バドミントン
の交流会もあると聞いております。
そこには、若い子供たちが選手としてやってくるわけですけれども、何と言いましても、こういうお友達になってもらえる自治体とは、
人でもそうですけれども、常日頃
のお付き合い、大変いい関係にないと、いざというときには、なかなか滞ってしまったりしますので、そういうしっかりとした連携といいますか、お友達付き合い、そんなところ
をしっかりやっていただきたいなと、そんなふうに思っております。
私自身、議員にならせていただいてから相当年数がたっておりますが、お友達
の一つである遠野市にも、もう十数回出掛けております。また、王滝村さん、新城市さん、長浜市さん、小矢部市さんにも、数回にかけて行っておりますし、この新居浜市さんにも、もう数回も行かせてもらっております。
本当にそれぞれそのまちにすばらしいものがございますので、やはり、誰が言ったからこういうことができたではなく、市民
を挙げて、また議員が率先して、これら
の市町
を訪ねていって、そのまち
の歴史や文化、全て
のもの
を学びながら、帰ってきて、いい関係ができるといいなと、そんなこと
を期待しておりますので、是非しっかり進めていただきたいと思っております。
それでは、2番目ですけれども、2番目
のところは少し再質問
のほう
をさせていただきたいと思っております。
まず、1点目
のところでお聞きした
のは、状況等について聞いておりますので、こちら
のほうは、3点目
のところで一緒に再質問
のほう
をさせていただきたいと思っておりますので、2点目
のところでお聞きしてまいります。
トレーニングルーム
のリニューアルが令和2年度に計画されているということですが、計画
の概要について聞いてみたいなと、そんなふうに思っております。
要は、どこまでリニューアルされていく
のかなということ
を、ここまででしゃべれること
をお聞きしたいと思います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
トレーニングルーム
のリニューアルということでございますが、故障した機器だけではなくて、古くなったエアロバイクですとか、そういった機器につきましても入替え
をいたしまして、また、トレーニングルーム
の中央にコンビネーションマシンという、複合
の種目ができるトレーニング機器がございますが、これについても、今は、こういったタイプではなくて、個別に種目ごとに分かれた機械
を置くことが一般的となっていますので、そういったこと。
また、フロア
のほうも、建設当時から変わらない状況ということで、少し暗く感じるような汚れなども出てきておりますので、フロア
の張り替えなども対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
ただいま、壊れたものだけではなくて、古くなったものも更新していくというようなお話もあったかと思いますが、新たな機器
の導入について、どんな考えで導入
をしていく
のか。その方法について、お聞かせください。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
機器によっては非常に高額なものもございますので、toto
の助成金とかも活用しながらということと、それから、もう一つは、定期的な更新
を進めやすくするためにも、リース契約なども視野に入れて考えていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
何となく見えてまいりました。
リニューアルしていく、確かに、あそこはちょっと暗いんですよね。床もだいぶ汚くなっていますし、何て言うんですかね、機器も結構細かに入っているような、そんなような感じがしておりますけれども、そういうことで、リニューアルという
のは大変評価
を私はしたいと思っておりますけれども、そこで聞きたい
のは、壇上でも申し上げましたが、安価で利用できるということで、多く
の方が利用されております。
それで、現在利用できていない機器
を、このまま貼り紙
をしたまま置いておく
のか。それで、令和2年度まで待つ
のか。そこら辺りどうしていく
のか、お聞かせください。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
使えなくなった機器につきましては、修理が不能なものにつきましては、早急に撤去
をしていきたいと思っております。
また、複数台あるエアロバイクとかランニングマシンという
のも、複数ございますので、利用状況に応じて対応
をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
ただいま撤去していくんだというお話
を聞きました。
これは、いつ頃、撤去されて、多少でもフロアに空き
をつくるというような、そんなようなお考えはある
のか、お聞かせください。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
撤去につきましては、ただいま手配
をしておりますが、明日
の午後には撤去
の予定でございます。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
素早い対応
をしていただくということがお聞きできました。
それで、あと、1点目
のところでは、とにかく今
の体育施設
の状況、それと考え方
を聞いてまいりました。
そこで、今度は、3点目
のところでお答えにあった
のが、既存
の施設
の有効利用や利用方法
の効率化
を進めていくんだということ
を言われたんですけれども、具体的にどういうふうにしていくお考えな
のか、ここら辺り
をお聞きかせください。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
例えば
の例ということでございますが、有効利用というところでは、メディアス体育館おおぶなんですが、今は午前、午後、夜間という3区分で運用
をしております。
この区分
の見直しで、もう少し細分化して利用するですとか、あとは、学校
の体育館、学校開放
の施設なんですけれども、こちらについても、分割して貸出しができるようにということもちょっと検討していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
今、メディアス体育館、午前、午後、夜間、これは確か休憩が途中であると思います。午前が多分、9時からだから3時間、午後が4時間、夜間が何時からでしたっけ。6時ぐらいですかね。ただ、3時間ですね。
その辺
をもうちょっと細かくしていくということは、時間貸しみたいな格好と捉えればよろしいんでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
健康文化部長。
◎
健康文化部長(今村昌彦)
今、
スポーツ推進課長が申し上げました
のは、例えば
の例というふうで御理解いただきたいんですが、現在
の使用状況
を確認させていただいて、そして、本当に時間
を縮めても空いた時間が有効的に使われる
のか。それで、小学校とか中学校でも、面貸しにすることによって、今まで全然使えなかった
人が本当に参入できる
のかどうかとか、そういった調査
を進めて、実際にそれが可能であればするということでありまして、今、時間幾らにするとか、そこまで
の検討
を今進めているわけではございませんので、御理解いただきたいと思います。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
検討していっていただけるということでございまして、もう一つ、学校
の体育館
の空いたところという
のが、ちょっと私、なかなか理解がしにくいんですね。
という
のは、メディアス体育館
のメインアリーナ
を見てみると、確かに、広いもんですから、あれは3分割にできると。途中で幕も下りてきて、3分割できるようには思っておるんですけれども、小学校
の体育館
を見てみると、確かバドミントンコートで3面ぐらいしかとれないんですよね。
そこ
を半分で区切って、A
の団体が使う、B
の団体が使うという、そんなようなイメージでよろしいんでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(近藤豊)
今、議員がおっしゃられたように、3面あるうち
の例えば半分、仕切り
を入れるかどうかはともかく、ある団体が一つ
のコートしか、バドミントンコートで言うと一つ
のコートしか使っていない。それで、空いている残り
の2面があるわけですけれども、そのうち
の一つ
を別
の団体に貸すと。そういったことが可能かどうかということ
を検討していきたいということでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
よくわかりました。
それでは、今回は二つ大事な質問
をして、そのうち
の片方
のほうなんですけれども、新しい施設
を整備していく必要が、私はもう、この大府市にはあると思っておるんですね。
というのも、1点目では利用状況
を聞きましたし、考え、どんなふうなんですかという考えもお聞きしました。やはり足らないということが見えてきたんですね。
足らないということが見えてきたら、では、その利用される方にどうしていくかといったら、新しい施設
をつくるんだということ
を、私はもう考えていくべきではないかなと思っておるんですが、そこら辺り、大変大事な話だと思いますので、市長に、お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
○議長(山本正和)
お答え願います。市長。
◎市長(岡村秀人)
スポーツ施設につきましては、これから充実
をしていかなくてはいけないという考えは持っております。
ただ、その充実
の仕方ですけれども、これまではどちらかというと多目的グラウンド
の整備という形で充実
をしてまいりましたけれども、いろいろ種目別に、こういう施設が欲しいというような声も、私
のところに多く寄せられております。
これから、9月に総合計画
の基本構想、そして基本計画
の議論
を、市議会
の皆様にも議論いただきますし、また、その策定
の過程でパブリックコメント等もございますので、そこら辺
の意見
を十分集約
をいたしまして、また適切な方向性
を見いだしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。17番・早川高光議員。
◆17番議員(早川高光)
それでは、最後に少し意見
を述べさせていただきます。
スポーツは、体
を適度に動かすことで爽快感
を感じることができるんですね。それと、仲間と
の交流
をもたらし、安らぎや連帯感
を醸成することができます。体力
の向上や精神的なストレス
を発散し、生活習慣病
を予防するなど、心身
の健康増進にも役立っているものだと私は考えております。
大府市では、スポーツ人口
の増加や市民ニーズ
の多様化などにより、スポーツ施設は不足
をしております。
スポーツ施設
を利用する全て
の人が安全で安心して利用できるように、効率的な運用
を先ほどお聞きしました。また、スポーツ施設
の新設ですね、これは先ほど市長からも御答弁いただきました。
今回は、多目的ではなく、競技別にと、競技に特化したようなものということも、少し視野に入れていただきまして、全て
の世代
の方が楽しめる、そして、健康都市大府に住んでよかったと思えるようなまちになること
を期待いたしまして、私
の一般質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午後2時45分とします。
休憩 午後 2時29分
再開 午後 2時45分
○議長(山本正和)
休憩前に引き続き会議
を開きます。
次は、6番・野北孝治議員
の一般質問
をお願いします。6番・野北孝治議員。
(6番議員・野北孝治・登壇)
◆6番議員(野北孝治)
皆さん、こんにちは。
昼
の眠たい時間ではありますが、しっかりやっていただきたいし、僕も初めてで緊張していますけれども、お聞き苦しい点があると思いますが、しっかりやっていきますので、よろしくお願いいたします。
ただいま、議長に発言
の許可
をいただきましたので、先に通告いたしました市役所内
の業務
の効率化と防災について、市民クラブ
の一員として、質問させていただきます。
私にとって初めてとなる今回
の一般質問は、私が、
市議会議員選挙のときに公約に掲げ、市民に訴えてきた「行政
の効率化」と「安心・安全なまちづくり」について、質問
をさせていただきます。
その内容
の実現に向けて、行政内
の計画に着実に盛り込まれているか、また、盛り込まれた計画が計画どおりに進んでいるか
の確認
を交えて、市民
の皆さん
の要望に応えられる内容となっているかについて、考え方も含め、お伺いさせていただきます。
1番目として、「市役所内
の業務
の効率化について」、お伺いいたします。
地域
の方からは、「市役所に行ったんだけど窓口で
の手続に時間が掛かる」、また、「相談したいことがあり行ったんだけど、いつも職員
の方が忙しそうで声
を掛けにくい」など
の意見が挙がっています。
市民
の方々
の満足度
を上げるには、職員全体が市民に寄り添う姿勢が重要だと考えますし、何よりも、パソコンばかり
を見ているだけではなく、常に市民
の方に、心も体も向いている必要があると考えます。
そのためには、パソコンで
の業務時間
を減らせるように、少しでも作業
の効率
を上げて、パソコンで
の作業時間
を短縮し、時間
を捻出して、市民と向き合える時間
の確保が有効であり、効果的に働くと考えております。
業務
の効率化については、パソコン
の入力時間
の短縮
を目的にすると、作業
を見直して必要資料
を常に手元に置き、必要な物や資料
を探しに行くなど、無駄な動きや歩行時間
を排除して捻出するやり方や、一つ
の職場だけ
の仕事
をこなす
のではなく、違う職場
の仕事
をやれるように、担当職員が急な休みや急ぎ
の仕事が入る等
の不測
の事態に備える「多能工化」
を進めて、常に誰か
の高負荷
の作業
を手伝うことができるようにしておき、職員が市民に向き合える時間
を捻出するなど
の手法があります。最近では、OA化
を積極的に取り入れて、パソコンで
の入力作業
を簡略するなどして作業時間
を短縮し、パソコンで
の業務負荷
を下げることに一役買っております。
しかしながら、良いことばかりではないこと
を認識していただけているとは思いますが、質問させていただきます。
1点目、OA化に関する業務
の効率化
の取組内容とその目的は何かについて、お答えください。
2点目、業務
の効率化に向けた取組は、計画どおりに進んでいるかについて、お答えください。
また、近年情報化
のリスクとして、インターネットから
のウィルス感染や迷惑メールによる
外部から
の攻撃、職員が情報
を持ち出して個人情報
を紛失してしまったなど
の人による機密管理不足など、様々なリスクが考えられます。
そこで、質問させていただきます。
3点目、OA化
を進めるに当たり、リスク管理体制は整っているか。個人情報
を取り扱う業務が多いと思いますので、情報が流出しない構えができているか
を踏まえて、お答えください。
4点目は、OA化
の効果
をどのように考えているか、お伺いいたします。効果は数値で表現してほしい
のですが、市民サービス
の向上に対し、どのように貢献できる
のか。いろいろな部署で、それぞれ
の効果があり、一言では表現できないでしょうが、具体的な数値で
の目標
を決めることで、目標に対して達成できたかどうか
の判断ができると思う
のですが、市役所
の業務
の考え方としては、どのように考えているか、お聞かせください。
2番目は、「防災について」です。
第5次大府市総合計画
の取組事項に、「地域
を基盤として、自主防災組織
の充実
を図る」とあります。
そこで、地域
の防災について質問させていただきます。
今年3月に自ら備える視点から、大府市防災ガイドブックが市内全世帯に配布されましたと先ほど
説明がありました。まずは、市民一
人一
人の取組が必要ではありますが、有事
の際は、被災状況によっては地域に頼るしかない場合も想定されます。有事
の際
の備えとして、地域防災が重要と考え、質問させていただきます。
1点目、地区ごと
の避難所運営マニュアルは完備されているか。マニュアル整備が進めば、特定
の人だけではなく、多く
の人が対応できると思いますが、設置状況についてお答えください。
2点目、地域住民
の関わり
をどのように考えているか。地域住民に対して避難所運営へ
の協力
を仰ぐなど、その関わり
をどのように考えているか、お答えください。避難所運営につきましては、行政
の方が中心となり、進めていただけると聞いておりますが、行政
の方が対応できない場合も想定されます。その場合は、避難所
の人たちが中心となり、運営する必要が出てくると思いますが、行政として
の考え方
をお答えください。
3点目として、備蓄品について見直しはなされている
のか、お答えください。備蓄品については、備品
の性能などが年々良くなっておりますし、人口
の増加により数も増やす必要があります。都度見直しが必要だと思いますが、行政
の考え
をお聞かせください。
最後に、先ほど言いましたが、地域で
の災害に対する備えは、不幸にも被災された方が避難所で生活する上で
のとても重要なことだと考えております。市民
の安心につながるようなお答え
をお願いして、以上で、壇上から
の質問
を終わらせていただきます。
○議長(山本正和)
お答え願います。市長。
◎市長(岡村秀人)
私から、御質問
の1番目
の1点目「OA化に関する業務
の効率化
の取組内容とその目的は何か」について、お答えいたします。
本市は、情報化基本計画に基づき、計画的に情報化
を推進しております。本年3月には、効果的に情報通信機器
を活用するため
のタブレット導入と本庁舎内で
の無線LAN環境
を構築いたしました。これら
の取組により、ペーパーレス化が進むだけではなく、電子会議
を始めとした場所
を選ばない情報通信機器
の活用が可能となり、業務
の一層
の効率化が実現しております。
そして、タブレットと言いますと、実は、昨日、一昨日と、私は全国市長会議で東京に行っておりました。私もタブレット
を持って初めて出張いたしました。それで、やはりタブレット
のいいところは、瞬時に必要な大量
の情報が入手できるということですね。それと、パソコン上でいろいろと修正、やり取りができるということで、本日
の各議員
の皆さんへ
の答弁内容
の一部も、そのタブレット上で、いろいろと調整
をさせていただきました。
これまでは、タブレット
を持っていないときは、場合によっては、宿泊先
のホテルにファックスで資料
を送っていただいていたというようなこともございます。ということで、私も、このタブレット
の効用という
のを大変実感
をしているところでございます。
また、業務
の効率化
の観点から申し上げますと、RPA
の導入、いわゆるソフトウェア型ロボットによる業務自動化
の取組でございます。昨年度にRPA
の実証実験
を行いましたが、作業時間
の大幅な短縮が可能であることが検証できましたので、本年度に本格導入いたします。
本年5月には、ソフトバンク株式会社と
の「ICT
の活用による持続可能なまちづくりに関する
包括連携協定」
を締結し、新しい時代
のスマートシティ
の実現
を目指してまいります。
情報分野
の進化する速度は想像以上に速く、日々進化
を続けております。本市では積極的に情報化
を推進しておりますが、その目的は、作業時間
の短縮による働き方改革
の実現だけではなく、市民と向き合う時間
を今まで以上に確保し、市民に寄り添った、より高い水準
の市民サービス
を提供することにあります。今後も、情報化
の推進
を通じた「健康都市」
の実現
を図ってまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
総務部長。
◎総務部長(久野幸信)
私から、御質問
の1番目「市役所内
の業務
の効率化について」
の2点目から4点目までについて、お答えします。
始めに、2点目
の「業務
の効率化に向けた取組は、計画どおりに進んでいるか」でございますが、本市では、総合計画に掲げる情報化
を実現するため、情報化基本計画(ハイトピア21)
を策定し、計画的に情報化
を推進しています。情報化
の達成率
を図る評価指標としては、システム化
の達成率
を設定しており、計画どおりに進んでおります。また、情報化基本計画策定時には想定されていなかったタブレット端末やRPAなどについても、効果
を検証しながら導入
を計画的に進め、業務
の効率化に取り組んでいる状況でございます。
次に、3点目
の「OA化
を進めるに当たり、リスク管理体制は整っているか」でございますが、本市
のセキュリティ
の維持管理
を統一的な視点で行うため
の役割は部長級職員で構成された情報化委員会が担っており、その委員会
の下、各種セキュリティ対策
を実施いたしております。
ハード的なリスク対策としては、インターネットと個人情報
を取り扱うネットワーク
を物理的に分離しており、個人情報が格納されているデータベースには、インターネットから侵入することができなくなっております。また、個人情報
を取り扱う情報機器に対しては、静脈認証など
の二要素認証
を取り入れており、セキュリティレベル
を上げております。
人的なセキュリティ対策として、毎年、職員に対してセキュリティ研修
を実施しているだけでなく、セキュリティにぜい弱性が出ないように、セキュリティ内部
監査も実施いたしております。
さらに、今回
のタブレット
の導入と同時に、情報セキュリティに対する更なるリスク低減
のため、セキュリティ基本方針及びセキュリティ対策基準
を改訂し、情報資産
の取扱いについても最適化
を図っております。今後も、組織的なリスク管理
を適切に行ってまいります。
次に、4点目
の「OA化
の効果
をどのように考えているか」でございますが、本市で執り行っている各事務事業には、それぞれ指標が設定されており、その指標
を達成していくことが、総合計画
の基本理念である「健康都市」
を実現していくことにつながってまいります。
それぞれ
の指標
を効率的に達成するために利用する
のが、情報化
の推進
のために導入する各ツールになります。各ツール
を効果的に使いながら、情報化
の効果が市民サービス
の向上に対してどのくらい貢献しているか、事務事業
の指標
を確認しつつ、達成に向けた取組
を進めてまいりたいと思います。
今後も、効果的なICT
の活用により、高い水準で
の市民サービス
の提供
を実現し、今まで以上に市民満足度が向上するよう、最適な情報化
の推進に努めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
市民協働部長。
◎
市民協働部長(丸山青朗)
私から、御質問
の2番目「防災について」
の各項目について、お答えいたします。
始めに、1点目
の「地区ごと
の避難所運営マニュアルは完備されているか」についてでございますが、本市では避難所
の開設から運営、閉鎖まで
の一連
の流れにつきまして、「大府市避難所運営マニュアル」
を策定しており、災害対策支部となる各公民館と石ヶ瀬会館に完備しております。
次に、2点目
の「地域住民
の関わり
をどのように考えているか」についてでございますが、発災後に開設する避難所
の安全確保と生活再建
を始めるため
の防災拠点として機能すること
を目指すため、避難広場及び避難所
の開設初動期は、原則として市職員が担います。避難所開設
の2日目以降
の運営は、避難者
を主体とした避難所
の運営
を想定しており、避難所における仕組みや規則
を設けるなど、避難者自らが日常性
を確立する時期となり、避難所リーダー役となる地域における自主防災会
の会員とともに運営することになります。本市におきましては、毎年度5月中に開催しております災害対策支部総点検におきまして、支部職員と地域
の自主防災会員が一堂に会し、段ボール
を利用した避難所間仕切り作成体験や防災倉庫
の資機材点検
を行うことで、避難所運営が円滑に進むことができるように役割分担など
を確認しております。
このように、避難所運営には避難者以外
の地域住民
の協力も必要不可欠なものと考えており、一
人でも多く
の市民
の皆様が、大規模災害発生時に避難所運営
を指導的な立場で活躍していただけるよう「おおぶ防災大学」
を実施し、地域防災リーダー
の養成に努めております。
そのほかにも、平成28年度に市民
の皆様に御意見
をいただき「避難所ってどんなところ?避難する前に知っておきたいこと」というパンフレット
を作成し、避難所
の円滑な運営について
の周知に努めております。
さらには、自治区単位で実施されております防災訓練へ
の協力や防災・減災
をテーマとした出前講座等を通じて、10
の自主防災組織活動
のそれぞれ
を支援し、行政はもとより地域における顔
の見える「互助」
の関係
の構築にも努めております。
次に、3点目
の「備蓄品について見直しはなされている
のか」についてでございますが、平成28年
の熊本地震におきまして、遠野市と交流
のある熊本県菊池市に対しまして、本市から支援
をする準備があること
を遠野市に伝え、遠野市から
の要請により、支援物資として飲料水2リットルボトル2,304本とブルーシート132枚
を搬送しております。本市におきましては、ブルーシートは主に避難所用として備蓄していましたが、震災時には屋根瓦が落下した家屋
の雨漏り防止
のために利用されるなど
の有効活用ができるため、昨年度に備蓄数
を増やしております。
また、昨年度
の台風21号では、本市におきましても暴風による倒木や屋根瓦が飛散する等
の被害が発生しておりますが、関西地方では、多く
の家屋が被災したことにより、雨漏り防止
のため
のブルーシートが品薄となり、愛知県市長会
の依頼により大阪府交野市にブルーシート100枚
を提供した経緯がございます。
このほかにも避難所
の衛生管理に必要となる乳幼児用おしりふき、硬い物が食べられない避難者
のため
のようかん等、備蓄品
の見直しに努めてきております。
今後も、発災後に必要となる物資
を精査しながら備蓄品
の見直し
を実施してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。6番・野北孝治議員。
◆6番議員(野北孝治)
それでは、今、御答弁いただきましたけれども、再質問
をさせていただこうと思います。
まずは、質問
の1番目
の「市役所内
の業務
の効率化について」
の1点目
の「OA化に関する業務
の効率化
の取組内容とその目的は何か」についてですが、目的は、時間短縮による働き方改革
の実現と市民と向き合う時間
の確保という答弁でありましたけれども、そこで再質問
をさせていただきます。
業務
の効率化
の観点から、先ほど言いました業務
の負荷
をならすことも重要だと思うんですが、各職員でパソコンで
の業務負荷が違うと思うんですが、負荷
を均一化する考えはあるかについて、お答えください。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
一概に全て
のパソコンで均一化という
のは難しいかもしれませんけれども、例えばですけれども、働き方改革
の一つといたしまして、昨年
の6月からですけれども、既存
のセキュリティソフト
を使って、夜10時以降は職員が使用するパソコンからネットワークへ
の接続ができなくなることで、仕事
を切り上げるきっかけや時間
の使い方、意識につなげることで、長時間労働
の抑制など
の一つとして、ネットワーク
の遮断など
をしております。
また、定型化された誰にでもできるような単純な作業
を、RPA化により自動化することによって、今までに要していた業務時間が削減できることが実証実験
の中で見込めましたので、本年度からRPA
を導入することで業務負荷
を低減することで、平準化
を図っていきたいということで考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。6番・野北孝治議員。
◆6番議員(野北孝治)
今後、平準化していただけるような働き掛け
をしていただけるということで、了解しました。
続いて、2点目
の「業務
の効率化に向けた取組は、計画どおりに進んでいるか」
の中で、情報化基本計画
のハイトピア21は計画どおり進んでいますという御回答でした。
ただ、当初
の計画になかったタブレット
の導入も、今回、計画どおり進めているということでありますけれども、そこ
の中で、ちょっと再質問
をさせていただきたいんですが、タブレット導入時
の目的で、既存
のプリンター
を52台撤去するという目標
を立てて導入されていたと思うんですが、その計画は達成できた
のか、お答えください。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
今ありましたタブレット等
の導入と同時に並行して、各課
のプリンターから印刷していた部分
の複合機
を統合することで、プリンター52台につきましては、本年
の2月末に完了しております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。6番・野北孝治議員。
◆6番議員(野北孝治)
今、目標
を達成できたという御回答でした。
今
のところずっと計画どおりで問題がないように聞こえてくるんですけれども、実際にタブレット
を導入して、新たに出た問題とか課題という
のはなかったでしょうか、お答えください。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務課長。
◎総務課長(富澤正浩)
各課で今まで導入していたパソコン
のソフトウェアなどについては、事前に、今回入れるタブレットで動作や起動
の確認
をしておりますので、大きなトラブルなく導入ができております。
これは課題と言えるかどうかわかりませんけれども、やはりタブレットに機種が変わったことにより、操作方法が一部変わるというところで、職員が使い方に慣れるまでやペーパーレス会議に慣れるまでに、少し不慣れな点で不便さという
のは見られたかもしれませんけれども、そこにおきましては、各課
の情報化推進員が中心となって、使い方など
をレクチャーしていただいて対応していただいておりますので、現在では、電子会議も浸透して、特に問題はございません。
以上でございます。
○議長(山本正和)
総務部長。
◎総務部長(久野幸信)
付け加えで少しお話
をさせていただきますが、先ほど市長
のほうからも答弁させていただいたタブレット
を使ったということで、機動性があるからどこでも事務ができるという
のがタブレット
の利点だと思います。
ただ、難しくなる
のは、やはりどこでも情報が手に入れられてしまうということは、場合によっては、どこからでも情報が出てしまうという、セキュリティに対するぜい弱性が出てくるということがあります。
これは、先ほども少し答弁
の中でお話させていただきましたが、その点に関しましては、セキュリティ基本方針やセキュリティ対策基準、ここ
を改定するということ
をしております。それはなぜかというと、タブレットに一旦落とすと、場合によっては、持っていってしまうことができる。
ですから、タブレットはどこで使うんだよという基準
を決めたりですとか、タブレットは一旦落とさないと使えないと、情報は使えないとか、そういう取決め
をこの中でしておりますので、その点については、しっかり守らなければいけないというふうに感じております。
よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。6番・野北孝治議員。
◆6番議員(野北孝治)
タブレットについては了承いたしました。
次に、同じく4点目
の「OA化
の効果
をどのように考えているか」ということで、高い市民サービス
の提供と市民
の満足度向上に貢献できるようにということで、OA化やICT化
の活用
を進めていくというような答弁でしたけれども、そこで再質問
をさせていただきますけれども、具体的にはどのように満足度
を向上させていく
のか、お答えください。
○議長(山本正和)
お答え願います。総務部長。
◎総務部長(久野幸信)
具体的にというと、市民
の満足度というと、どうしても、直接見える部分という感じになってしまいます。
例えば、一番顕著な例で言いますと、市民課
の窓口ですとか、お客様に対するところ、そこ
の時間が短ければいいんではないかと言いますが、現実的に少し今、書面等
の発行は時間が掛かっている状況になってしまっています。
これも過渡的なところがございまして、例えば、今、議員
の皆様も今はマイナンバーカード
を多分お持ちだと思いますが、これが更新
の時期になるとちょっと時間が掛かってしまうとか、そういうことがございまして、それと、事務もどんどん、効率化してきてはいるんですけれども、それ以上に事務が複雑化、大量化してくると、ちょっとそれに対応しきれないといったこともございます。
ただ、これまで
の経緯
の中で、情報化はできるだけ早く進めてきているというような状況にございますので、逆に、これまでここまで対応していなかったら、もっと状況が悪くなっていたということもございます。
あと、内部事務については、本当に市民
の皆様には直接見られない部分だとは思いますが、こういった面につきましては、例えば、少ない人数でたくさん
の事務ができるようにするですとか、残業
を少なくするですとか、先ほど少し総務課長
のほうからも
説明させていただきましたが、午後10時になると中央機械が落ちる。そうすると、我々、一生懸命考えて、ではどうしたらいいかというふうになりますので、そういったところも含めて、働き方改革になるように、職員
の健康管理にもつながるように、そういったところが、間接的にではありますけれども、市民サービスにつながると考えておりますので、今後も、そういった意味で、OA化
の推進については頑張っていきたいと思っております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。6番・野北孝治議員。
◆6番議員(野北孝治)
再質問については、以上で終わりたいと思いますので、1番目
の「市役所内
の業務
の効率化について」、意見
を申し上げます。
業務
の効率化に関しては、まずは、できるだけ具体的な数値目標
を立てて、PDCAということで、活動に対して
の振り返り
を実施して、次
の数値目標
の達成に向けて取り組んでいただきたいと思います。
具体的な数値目標は、誰が見てもわかる工夫
の一つであり、自分たち
の努力が足りているか
の判断材料となりますので、ほか
の人が見てもわかるように、積極的に取り入れて、見えるところに掲示していただきたいと考えております。
市役所
の業務
の効率化に関しては、市民
のほう
を向いて、話
を聞き、寄り添うこと
のできることや、市民サービス向上に貢献できるか
を考えて、結果、パソコンに向かう時間
を短くすることや、業務
の負荷
の振り分けができるような仕組みとすることで、担当者が市民と向き合える時間
の確保ができると考えております。
最後に、私は数値目標が必要だと言ってきましたが、情報化にはお金が必要となります。
無駄な支出と言われないためにも、ペーパーレス化
の効果や労働時間
の短縮効果は、金額に換算
をして、投資金額と比較することができる仕組み
を入れることが必要だと考えております。
これで、1番目
の質問
を終了させていただきます。
続いて、次
の項目は、再質問がございませんので、そのまま意見
を述べさせていただきます。
質問
の2番目
の「防災について」、意見
を申し上げます。
防災
の心得として、まずは「自分
の身は自分で守る」があります。自助から始まり、その後は、命
をつなぐためにどのように生活
をしていく
のか。自宅で
の場合もありますし、避難所
の場合もあると思います。
自宅
の場合は、日頃から何
を備えればよいか
を、家庭内で見直し
のきっかけになるようなイベント
を数多く実施していただきたいと考えております。
先ほど
説明にありました、市
のホームページにある避難所
の紹介パンフレットには、水や食料はありますが、避難所
の方が生活に困るもの
の代表で、常に服用されている薬や眼鏡、コンタクトレンズ、入れ歯など、また、ペット用
の食料等は避難所には準備されていないと記載されておりますが、なかなか一般市民
の方は気付かないことが多いので、持ち出し品として各家庭にしっかりアピール
をしていただきたいと思います。
そして、安全なまちづくりに向けて、近所や地域
の方と協力できるような体制づくり
の推進
をお願いいたします。
最後に、私は、市民
の方々に共助となる地域
の大切さ
を再認識して、自治区など
の活動に理解していただけるような取組
を、行政側で積極的に進める必要があると考えております。
以上で、私から
の一般質問
を終了させていただきます。
○議長(山本正和)
次は、11番・鷹羽琴美議員
の一般質問
をお願いします。11番・鷹羽琴美議員。
(11番議員・鷹羽琴美・登壇)
◆11番議員(鷹羽琴美)
皆さん、こんにちは。
本日、最後
の一般質問となりました。皆さん、大変お疲れ
のところかと思いますけれども、あとしばらく、小一時間ほどお付き合いいただければと思います。
議長
のお許し
をいただきましたので、先に通告しました「大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長するために」について、自民クラブ
の一員として質問
をいたします。
私は、先
の統一地方選挙にて、2期目
の当選
をさせていただきましたが、その際、三つ
のマニフェスト
を掲げました。
一つ目は、「安全で安心なまちづくり」、すなわち、安心して子育てができ、高齢者や障がい者が安心して暮らせるまちづくりです。
二つ目は、「快適で便利な暮らし
の基盤づくり」、こちらは、利便性
の高い公共交通機関
の充実や道路整備
を目指します。
三つ目は、「教育環境
の整備・充実」として、いじめや不登校
の撲滅、青少年
の居場所や活躍
の場づくり
を推進するというものです。
今回は、三つ目
の「教育環境
の整備・充実」
の中から、いじめや不登校
の撲滅に焦点
を当て、質問
の1点目として、「いじめや不登校児童生徒に対する取組について」、幾つか質問
をしてまいりたいと思います。
文部科学省
のホームページによりますと、「いじめは、いじめられた児童生徒
の教育
を受ける権利
を著しく侵害し、心身
の健全な成長及び人格
の形成に重大な影響
を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険
を生じさせるおそれ
のあるもの」であり、その定義は、昭和61年度、平成6年度、平成18年度と変遷
を経て、平成25年9月28日に施行された「いじめ防止対策推進法」に基づき、以下
のとおり定義されています。
「『いじめ』とは、『児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定
の人的関係
のある他
の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響
を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為
の対象となった児童生徒が心身
の苦痛
を感じているもの。』とする。なお、起こった場所は学校
の内外
を問わない。『いじめ』
の中には、犯罪行為として取り扱われるべきと認められ、早期に警察に相談することが重要なものや、児童生徒
の生命、身体又は財産に重大な被害が生じるような、直ちに警察に通報することが必要なものが含まれる。これらについては、教育的な配慮や被害者
の意向へ
の配慮
の上で、早期に警察に相談・通報
の上、警察と連携した対応
を取ることが必要である」とされています。
大府市においても、いじめ防止対策推進法
を受け、いじめ
の未然防止、いじめ
の早期発見、いじめへ
の対処
のため
の対策
を総合的かつ効果的に推進するため、平成30年4月1日に「大府市いじめ
の防止等に関する条例」が施行され、同法第12条及び同条例第10条
の規定に基づいて「大府市いじめ防止基本方針」が策定されました。
いじめは、決して許されることではないということは、誰もが承知していることだと思いますが、それでもなかなか根絶することが難しい上、悲しいことに、子供だけでなく大人
の世界でも、多かれ少なかれ、いじめが存在している
のが現実ではないでしょうか。
しかしながら、やはり私は、「健康都市おおぶ」
を標ぼうする大府市
の市議会議員として、また3
人の子育て
をしている母親として、大府市からいじめ
をなくしたいと願っています。
そこで、お尋ねします。
1項目目、大府市
のいじめ
の現状
をどのように認識しているでしょうか。
また、2項目目として、いじめが発生した場合、どのような対応
をしているか、お答えください。
次に、3項目目と4項目目についてです。
LINE株式会社
の平成31年4月23日付けプレスリリースによりますと、同社は、これまで、企業・事業者とユーザー
のコミュニケーションインフラとして利用される「LINE@」において、地域
のつながり
をより深めるため
のツールとして
の利用
を目的とした「地方公共団体無償プラン」
を提供していましたが、今年4月から開始された「LINE@」と「LINE公式アカウント」
のサービス統合に伴い、新プラットフォームにおける「LINE公式アカウント」
を地方公共団体向けに無償化する「地方公共団体プラン」
を新たに提供することになり、5月21日より申請受付が始まっています。
これに申請すれば、「LINE公式アカウント」
を無償で利用することが可能になり、「メッセージングAPI」という、LINEアカウント
を通じたユーザーと
の双方向コミュニケーション
を実現するAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)
を活用して、特定
の住民に対してターゲティングメッセージ
を配信したり、ワントゥワンコミュニケーション、すなわち、一対一
のコミュニケーションも実現できるそうです。
これまでにも、「LINE@」において、今年4月時点で累計約600件
の地方公共団体
のアカウントが開設されており、各自治体は、地域
の特徴や課題に応じて活用しています。
また、今回
の「地方公共団体プラン」
の提供開始とあわせて、ソサエティー5.0、スマートシティ、ガブテック──これは、政府(ガバメント)と技術(テクノロジー)
を組み合わせた言葉になります。また、キャッシュレスなど、地方公共団体に求められているICT活用や市民サービス
の向上について、既に活用している地方自治体
の実際
の取組事例
を交えて解説する「地方公共団体向けLINE活用セミナー」も実施されるそうです。
私は、地方自治体がこれから
の時代
を生き残っていくためには、こうした先進的な取組に着手することも大変重要だと考えます。
そこで、3項目目について、お尋ねします。
「LINE公式アカウント」
を無償で利用できる「地方公共団体プラン」
を活用する考えはあるか、お答えください。
また、長野県では、子供
のコミュニケーション手段がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に移行している現状
を踏まえ、いじめ対策や未成年者
の自殺防止
を目的として、悩み
を抱えている生徒たちが気軽に相談できるよう、LINE
を活用した相談事業
を平成29年9月に2週間
の期間限定で試行しました。
その結果、2週間で1,579件
のアクセスがあり、このうち547件
の相談に乗ることができました。平成28年度
の電話による子供から
の年間相談件数は259件でしたので、わずか2週間で年間
の2倍以上
の相談があったことになります。
相談内容に関しては、いずれも交友関係・性格
の悩みに関することがトップとなっていますが、電話相談と比較して、いじめや不登校に関する相談よりも、学業や恋愛等その他
の項目が多く、相談内容が多様化している結果となりました。長野県は、LINE
を活用した相談事業が、気軽にアクセスできる身近な相談ツールとして認識されたものと推測し、一
人で悩む子供たち
の潜在的な「相談したい気持ち」
を掘り起こし、悩み
の芽
を早期に摘み取ることで、解決可能な時期に悩み
を解消し、深刻化
を回避できるものと検証しました。
一方で、SNSにおいては、「共感・寄り添い」
を伝えることが難しく、自殺念慮
の表明等、深刻な相談事例
の場合は、電話による通話に切り替えて相談
を継続する仕組み
の構築が必要であることや、電話相談に比べてコストが割高であるという課題も浮かび上がってきました。
この長野県で
の取組
を契機として、文部科学省では、いじめ
を始めとする様々な悩み
を抱える児童生徒がSNS等で相談できる体制
を拡充するため、都道府県や政令指定都市がSNS等
を活用した相談体制
の構築に対する支援事業に取り組んでいます。
平成30年4月1日から12月31日
の間
の取組状況は、実施した自治体が30自治体、内訳は、都道府県19、指定都市8、市町村3となっており、相談件数
の総計は1万1,039件でした。そして、今年度も同様に事業が継続されています。
そこで、4項目目
の質問です。
大府市では、LINE
を活用したいじめ相談について、今後取り組む考えはあるか、お聞かせください。
続いて、不登校問題に移ります。
こちら
のグラフは、不登校児童生徒数
の推移です。
平成30年10月25日に発表された文部科学省
の調査によると、平成29年度
の不登校児童生徒数は、小学校で3万5,032
人、中学校では10万8,999
人、合計14万4,031
人となり、子供
の数は減少しているにもかかわらず、過去最高
の人数となりました。
割合で見ますと、小学校は0.54パーセントで185
人に1
人、中学校は3.25パーセントで31
人に1
人、合計では、1.47パーセントで68
人に1
人という結果となります。
また、こちら
のグラフは、学年別不登校児童生徒数ですが、小1が1,692
人、小2が2,714
人、小3が4,437
人、小4が6,272
人、小5が9,023
人、小6が1万894
人、中1が2万7,992
人、中2が3万9,507
人、中3が4万1,500
人で、学年が上がるごとにどんどん増加しています。特に、小学校から中学校へ進学する節目
の年となる小6から中1にかけては、約2.6倍に急増しており、まさに中1ギャップ
を感じさせます。
全国的にはこのような状況であり、私
の子供たち
の中学時代
を思い返してみても、クラスに1
人か2
人くらいは不登校生徒がいたように記憶していますが、大府市ではどうなっている
のか気になるところです。
そこで、5項目目、大府市
の不登校児童生徒
の現状
をどのように認識しているか。
6項目目、不登校児童生徒に対して、どのような対応
をしているか、お答えください。
次に、適応指導教室「レインボーハウス」について、お尋ねします。
現在、大府市
の適応指導教室は、ふれ愛サポートセンター「スピカ」内に設置されており、活動内容としては、月曜日から金曜日まで
の9時半から個別学習・相談、11時から「仲良しタイム」と称して友達とおしゃべりやゲーム
をして自由に過ごし、12時には持参したお弁当で昼食
をとります。休憩後、13時から近く
の公園に移動してキックベース、サッカー、鬼ごっこなど
の外遊びで集団活動
をし、施設に戻って14時半から30分間休憩、15時になったら掃除
をして帰り
の会という流れになっています。
利用している児童生徒
の学年はばらばらで、人数もまちまちだと推測しますが、7項目目として、適応指導教室「レインボーハウス」
の利用状況はどうなっているか、お尋ねします。
さて、私は、昨年
の7月、他市
の市議会議員
を含む有志5名で大阪府泉大津市
を視察し、家庭教育支援における訪問型アウトリーチ支援事業について調査研究してまいりました。
取組
の背景としては、子育てやしつけに悩みや不安
を抱える保護者が増加していることや、家庭教育
の重要性
の認識が低い保護者や、生活に追われ余裕
のない保護者が増加していること、また、学校(教職員)と
の関係が悪くなった保護者が学校ともう一度つながる必要があるということから、第三者による訪問型家庭教育支援が必要となったそうです。
訪問型家庭教育支援には、全戸訪問
を行うユニバーサル型、具体的な課題
を抱える家庭
を対象とするターゲット型、対象年齢
を限って全戸訪問
を行うベルト型、地域ごと
の特徴に応じた訪問支援
のメニュー
を設定するエリア型がありますが、泉大津市では不登校、非行、ネグレクト、育児不安等
の課題
を抱えた家庭
を対象としたターゲット型
の支援
を行っていました。
不登校
の児童生徒
の中には、自分からは出向いていけない、むしろ、行きたくない子供たちもいると思います。また、保護者
の中にも、自ら出掛けていくことが困難であったり、自分
の子供が不登校であるという現実
を受け止められず、世間に知られたくなくて、隠そうとする
人もいるかもしれません。
しかし、そのような
人たちにこそ、救い
の手
を差し伸べる必要がある
のではないでしょうか。
様々な悩みで苦しんでいる不登校児童生徒や保護者に対して、行政側から出向いていくアウトリーチ型
の家庭教育支援事業は、課題
の解決
のためには大変有効であると私は考えています。
そこで、8項目目についてお尋ねします。
アウトリーチ型
の家庭教育支援について、今後取り組む考えはあるか、お答え願います。
ここからは、2点目として、「幼児教育・保育
の無償化について」、お尋ねしてまいります。
幼児教育・保育
の負担軽減
を図る少子化対策及び子育て支援
の一環として、国は、今年10月から、3歳児から5歳児まで
の保育料
を無償化すること
を決定しました。
かねてより、幼児教育・保育
の無償化に向けた国
の取組は段階的に行われており、今回がその集大成となるため、大府市は保育ニーズ
の更なる高まり
を予測し、待機児童が出ないよう、民間活力
を生かした保育施設
の充実に努めています。今年度は四つ
の私立保育園が新設され、来年度にはさらに三つ
の民間保育所が開園します。
全国的には、人口減少や少子化が叫ばれる中、本市においては、保育施設がどんどん増えているという非常に喜ばしい状況ではありますが、今回
の幼保無償化については、詳細が不透明で、保護者
の皆さんもあまり理解ができていない
のではないかと感じています。
そこで、市民
の皆さんへ
の周知と確認
の意味
を込めて、以下
の4項目について質問します。
まず、1項目目として、対象者及び対象範囲はどうなっているか。
2項目目は、財源はどうなっているか。
3項目目は、病児・病後児保育
の利用についてはどうなっているか。
最後に、4項目目として、就学前
の障がい児
の発達支援
の利用についてはどうなっているか
をお尋ねし、私
の壇上から
の質問
を終わります。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育長。
◎教育長(宮島年夫)
私からは、御質問
の「大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長するために」
の1点目「いじめや不登校児童生徒に対する取組について」
の基本的な考え方について、お答えいたします。
まず、いじめについて
の取組でございますが、本市では、いじめ防止対策推進法
の施行
を受け、昨年4月に、大府市いじめ
の防止等に関する条例
を施行いたしました。現在は、条例
の規定に基づき、大府市いじめ問題対策連絡協議会及び大府市いじめ問題対策委員会
を開催して、関係団体と連携
を図っております。
また、各小中学校においては、いじめ
の未然防止が最優先であるという考え
の下、道徳、学級活動等
の教育活動全般で、互いに認め合う、相手
を思いやるなど、心
の教育
を行っております。
次に、不登校について
の取組でございますが、不登校となる原因は、学業であったり、他
の児童生徒と
の人間関係であったり、家庭内
の事情など様々であり、解決方法も一
人一
人異なっています。校内で
の対応や、適応指導教室、通称「レインボーハウス」で
の受入れ
のほか、社会福祉協議会が行っている「不登校、ひきこもり相談」や、愛知県教育委員会が行っている「いじめ不登校相談窓口」
の利用案内など、複線的に取り組んでいます。
さらに、不登校
の解決
の一助となるものは何かないかと
の思いから、学校
の授業
のライブ配信
を行うため
の補正予算
を今議会に提出しているものでございます。
今後も、不登校児童生徒に対する支援
の充実
を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
私から、御質問
の「大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長するために」
の1点目「いじめや不登校児童生徒に対する取組について」
の各項目について、お答えします。
始めに、1項目目
の「大府市
のいじめ
の現状
をどのように認識しているか」と2項目目
の「いじめが発生した場合、どのような対応
をしているか」については、関連がありますので、一括してお答えいたします。
小中学校では、毎年4月に、学校
の「いじめ防止基本方針」
を全教職員に配布し、徹底すべき事項
の確認
を行っております。平成29年度に、本市
の小中学校において認知されたいじめ
の件数は、小学校において35件、中学校において42件でした。このような現状であるものの、本市においては、多くが解決済みという報告
を受けておりますし、解決後
の経過に関しても、日常
の継続的な見守り
を行っているところです。
いじめ
の認知
のきっかけとしては、担任が発見するもの、学校生活アンケート、教育相談等、子供又は保護者
の訴えが多く見られます。認知した段階で、「被害者
を守る」という姿勢で、被害児童生徒、加害児童生徒から
の聞き取り、保護者へ
の連絡、そして、納得した上で、本人同士又は保護者も含めた謝罪等
を速やかに行うなど、早期解決
を目指して全教職員で対応に当たり、いじめ
の解消に取り組んでおります。そして、各学校では、一連
の対応について、月1回、「いじめ不登校虐待防止委員会」
を開催し、職員
の共通理解
を図っております。
次に、3項目目
の「『LINE公式アカウント』
を無償で利用できる『地方公共団体プラン』
を活用する考えはあるか」と4項目目
の「LINE
を活用したいじめ相談について、今後取り組む考えはあるか」については、関連がありますので、一括してお答えします。
本市
の相談事業は、レインボーハウス内で
のスクールカウンセラーによる相談やいじめ悩み事電話相談
を中心に行っております。最近
の若年層
の多くが日常的に活用するスマートフォンで
のLINE
を活用したいじめ相談について、実証された自治体においては、気軽に相談できる窓口として一定
の成果があったと
の報告はありますが、実証では相談時間
を限定して行っているなど、実施するには課題もあることから、今後、効果や安全面等
を含めて研究してまいります。
次に、5項目目
の「大府市
の不登校児童生徒
の現状
をどのように認識しているか」についてですが、平成29年度
のうち30日以上学校
を休んだ不登校児童生徒
の人数は、小学校1年生4
人、2年生1
人、3年生4
人、4年生8
人、5年生6
人、6年生10
人、中学校1年生38
人、2年生54
人、3年生35
人となっており、全国調査と同じように、中学校1年生になると急増しております。
次に、6項目目
の「不登校児童生徒に対して、どのような対応
をしているか」についてですが、不登校となる原因や態様は様々で、一
人一
人異なった対応となることが前提となります。まずは、小中学校で
の取組として、電話相談、家庭訪問、校内で
の適応指導教室指導
を実施するとともに、可能な児童生徒については、放課後
の登校で
の先生と
の面談等
を行っております。
これら
の対応については、先ほど述べさせていただいた学校で
の「いじめ不登校虐待防止委員会」に報告され、教職員で共通認識
を持つようにしております。そして、学校外で
の指導としては、レインボーハウスが対応拠点となっております。
次に、7項目目
の「適応指導教室『レインボーハウス』
の利用状況はどうか」について、お答えします。
本年5月末日現在、レインボーハウスに入所している児童生徒は、小学校5年生1
人、6年生3
人、中学校1年生1
人、2年生2
人、3年生4
人となっております。
次に、8項目目
の「アウトリーチ型
の家庭教育支援について、今後取り組む考えはあるか」についてですが、アウトリーチ型
の家庭教育支援は、家庭教育において支援が必要にもかかわらず、それ
を受けられない対象者に支援
を届けるもので、ニーズは高いものと思われます。
しかし、アウトリーチ自体が高度なソーシャルワークスキルであるため、家庭
の信頼が得にくいことや、情報収集とアセスメント
を行う体制構築が困難など、課題が多いと感じております。
現在、愛知県教育委員会知多教育事務所や他自治体においては、教員経験者
をソーシャルワーカーとして配置し、家庭に出向いて不登校等
の相談に応じる事例がございます。本市においても、こうした取組
を研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
福祉子ども部長。
◎
福祉子ども部長(鈴置繁雄)
私から、御質問
の「大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長するために」
の2点目「幼児教育・保育
の無償化について」
の1項目目、3項目目及び4項目目について、お答えいたします。
始めに、1項目目「対象者及び対象範囲はどうなっているか」についてでございますが、無償化
の対象となる
のは、保育
の必要性があって幼稚園、保育園、認定こども園等
を利用することができる3歳児から5歳児及び住民税非課税世帯
の0歳児から2歳児とされております。また、保育
の必要性がない場合でも、幼稚園
の利用については無償化
の対象です。
基本的には、幼稚園、保育園、認定こども園
の利用料が無償化
の対象ですが、幼稚園に通っていても保育
の必要性がある場合及び保育
の必要性があっても保育園等に通えない場合には、施設等利用給付
の認定申請
をして認定されれば、一時預かり事業や認可外保育施設、病児保育事業
の利用に係る費用についても無償化
の対象です。また、障がい児
の発達支援等
の利用につきましても無償化
の対象となっております。
次に、3項目目「病児・病後児保育
の利用についてはどうなっているか」でございますが、保育
の必要性があるにもかかわらず保育園や認定こども園に通っていない3歳児から5歳児及び住民税非課税世帯
の0歳児から2歳児につきましては、病児・病後児保育
の利用も無償化
の対象です。ただし、無償化
の限度額が設けられており、3歳児から5歳児は月額3万7,000円、0歳児から2歳児は月額4万2,000円が限度となっております。
最後に、4項目目「就学前
の障がい児
の発達支援
の利用についてはどうなっているか」でございますが、保育
の必要性
の有無にかかわらず、3歳から5歳児のみ、児童発達支援や保育所等訪問支援
のサービス
の利用料が無償化
の対象です。
発達支援
の利用にあわせて幼稚園や保育園等
を利用する場合、保育
の必要性
の有無により無償化
の対象かどうかが判断されます。
幼児教育・保育
の無償化については、現在も国において具体的な手続
を検討中という状況ですが、情報収集に努め、無償化が大府市
の子供
の健やかな育ち
を支援するものとなるよう努めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
企画政策部長。
◎
企画政策部長(新美光良)
私から、御質問
の「大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長するために」
の2点目「幼児教育・保育
の無償化について」
の2項目目「財源はどうなっているか」について、お答えいたします。
幼児教育・保育
の無償化に係る費用
の財源につきましては、本年10月に予定されております消費税率10パーセントへ
の引上げによる財源
を活用することとされております。
国と地方
の負担割合につきましては、本年5月10日に成立した「子ども・子育て支援法
の一部
を改正する法律」に基づき、私立
の保育園、幼稚園、認定こども園及び認可外保育所等に関する費用については、国が2分の1、県と市がそれぞれ4分の1ずつ
を負担することとされておりますが、市立
の保育園については、全額
を市が負担することとされております。
ただし、無償化
の初年度である本年度に限り、新たに創設された「子ども・子育て支援臨時交付金」が交付されるとともに、無償化
の実施に伴い必要となる事務費についても国費で負担することとされております。
しかしながら、令和2年度以降
の無償化に係る市立
の保育園分につきましては、いわゆる交付税措置
の扱いとなります。
このため、普通交付税
の不交付団体であり、多く
の市立保育園
を運営している本市といたしましては、これまで以上に厳しい財政運営
を強いられることになると考えております。
今後も、健全な財政運営
を維持するために、引き続き市
を挙げて自主財源
の確保に努めるとともに、市立保育園と私立保育園
の適正な在り方について、さらに具体的な検討
を進めていく必要があると考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、順番に再質問
をさせていただきたいと思います。
まず、1番目
の1点目
の1項目目、平成29年度に認知されたいじめ
の件数は、小学校で35件、中学校で42件と
のことでしたけれども、それ以前
の件数については、どのようになっているでしょうか。
減少傾向にある
のか、増加傾向にある
のか、あるいは横ばいか、ここ数年
の推移がわかれば、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育委員会指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
ここ数年
の推移はということでございますが、平成27年度
の認知件数が、小学校で43件、中学校で29件、平成28年度につきましては、小学校が22件、中学校が61件というふうになっております。
小中学校で多少
の差異はございますが、全体
の件数としては、ほぼ横ばいとなっております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、続いて、いじめという
のは決して許されることではないと思うんですけれども、加害者側という
のは、単なるからかいですとか、いじり程度に軽く考えていても、被害者側がいじめと感じたら、いじめになってしまいます。
こうした感じ方という
のは、
人それぞれ異なっており、線引きが大変難しいと思います。
大府市では、いじめに対する未然防止策として、心
の教育
を行っていると
のことでしたけれども、具体的にはどのようなことが実施されている
のか、お答えください。
○議長(山本正和)
お答え願います。指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
学校
のほうで主にやられている内容なんですけれども、基本的には、最初に述べさせていただいたとおり、学校教育全体で心
の教育というものは推し進めていくべきものだと考えておりますが、特に道徳が、今度
の新学習指導要領
の改訂に伴って、特別
の教科「道徳」となりました。
内容については、生命
を尊重する心であったりだとか、他者へ
の思いやり
の心だとか、あと、社会性、正義感、美しいものや自然に感動する心等、豊かな人間性
を育むため
のものとして今回打ち出されております。
ですので、学校
のほうとしても、少し今まで
の道徳とは違った感じに、違った指導になっております。
例えば、役割演技など
をたくさん含めて、体験的活動に時間
を割きながら、また、議論する時間
を今までよりもより多く取りながら、お互い
の考え
を共有しながら、自分
の心だとか気持ち
を振り返らせると、そんなような授業形態になっております。
まずはそこが中心となって進んでおるところでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
続きまして、3項目目についてお尋ねいたします。
先ほど、3項目目、4項目目
を一括で答弁されたんですけれども、ちょっともう一度、3項目目について、再度お尋ねしたいと思います。
現在、大府市が公式に活用しているSNSは、フェイスブックとインスタグラム、また、ツイッター
のアカウント
を開設し、市民に対して情報提供
をしています。
しかしながら、フォロワー数はあまり芳しくないように見受けられます。
一方で、LINEは、総務省
のホームページに掲載されている「平成30年版情報通信白書」において、我が国で
の各ソーシャルメディア
の中で、最も利用率が高く、利用者
の割合はおよそ60パーセントです。
また、ICT総研
の「2018年度SNS利用動向に関する調査」においては、利用率80.8パーセントという結果となっており、日本で最も利用されているSNSはLINEであることがわかります。
いじめ等
の相談事業にはすぐに活用しないとしても、LINE公式アカウント
を取得することで、特定
の住民に対するメッセージ
の配信や一対一
のコミュニケーション機能が利用できるだけでなく、各種申請
の受け付けや、LINEペイという決済サービス
を利用した税金
の支払い、さらには、災害時における避難情報
の連絡手段として
の利用もできますので、LINEは有効に活用できるSNSサービスであり、しかも、地方公共団体
の利用は無償化されている
のであれば、LINE公式アカウント
を取得しない手はないと考えますが、その点に関して、どのようなお考えか、再度お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
企画政策部長。
◎
企画政策部長(新美光良)
いじめ問題以外
の全体
のお話ということですので、私から答弁させていただきます。
今、愛知県内でLINE
を採用している市という
のが幾つかございまして、それで、利用料は確かに無料ということに先月なったようですけれども、その利用料以外に、業者にサポートしていただく経費として、結構お金が掛かるみたいなんですね。私がお聞きした
のが2市なんですけれども、安城市
の場合ですと年間130万円ぐらいで、春日井市ですと年間420万円とか言っていたと思いますので、利用料はただなんですが、こういう経費も必要になってくるという
のは事実であります。
あと、もう一つ、議員が今おっしゃられました。では、LINE
をやりました。では、フェイスブックとかインスタグラムは廃止しますかという、そういう検討も必要になってくるかと思いますので、一概に今すぐLINEにメリットがあるからできるということではないかとは思いますが、ただ、議員がおっしゃられましたように、利用者が圧倒的に多いという
のはもう事実でありますし、あと、もう一つ、本市
の場合には、今、シティプロモーション
の一環として、既にお求め
をいただいたと思いますけれども、LINE
のおぶちゃんスタンプ
を販売いたしておりますので、そういう御縁もございますので、LINEについては、今すぐということではございませんけれども、その経費とかその辺も全部含めて、一度研究
をさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
では、続きまして、4項目目に移ります。
LINE
を活用したいじめ相談については、これから研究していくと
のことでしたけれども、現在、LINE
の利用者はかなり多く、先生
の中にも多く
の利用者がいると思います。
いじめ
の対応に直面している先生が気軽に悩み
を相談するツールとしてもLINEは有効だと考えますが、その辺については、どのようにお考えでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
教員
の相談ツールとしてということですので、そのことが活用できる
のかも少し考慮させていただいて、LINEだけではなく、ほか
の類似アプリも確かあったかと思いますので、そういうこともあわせて研究していこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
同じく4項目目についてです。
現在、相談体制として、県から学校
のほうに派遣されているスクールカウンセラーさんもいると思うんですけれども、現在は1
人で何校か
を掛け持ちしており、学校に来る
のは週1回で時間帯も限られていると伺っております。
6月11日
の中日新聞
の1面にも掲載されておりましたが、名古屋市では、5年前から常勤で
の配置
を始め、今年
の春に全中学校へ
の配置が実現し、相談件数が10倍になるなど、成果も出ているようですが、大府市では、こちら
を充実させていく考えはおありでしょうか。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
先日、名古屋市
の報道があったわけではございますが、大府市では、今
のところ
の状況なんですが、県が配置している学校へ
のスクールカウンセラー
のほかに、どの学校
の生徒も相談できるようにということで、レインボーハウスへ
のスクールカウンセラーに力
を入れているところでございます。
具体的な人数で申しますと、平成28年度において3
人から4
人に、さらに平成30年度には5
人体制ということで、平日
のどの曜日にも対応できているという状況でございますので、今はこちら
のほうに注力しているというところでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、5項目目
のほうに移ります。
不登校児童生徒
の保護者
の方々も、自分
の子供が不登校になったということにショック
を受けたり、ストレス
を感じてメンタルケアが必要な場合があるかと思いますけれども、こうした保護者に対して、何か対応はしている
のでしょうか。
また、いじめや不登校など、問題
のある児童生徒
の担任
の先生にも、保護者と同様にメンタルケアが必要な場合があると思いますが、そうした先生方へ
の対応はどのようになっている
のでしょうか、お答え願います。
○議長(山本正和)
お答え願います。指導主事。
◎指導主事(鈴木達見)
確かに保護者
の方でも、そういった心
の迷いだとか、動揺だとか、そういったことはございます。
ですので、学校においては、担任はもちろん
のこと、養護教員もおりますし、もちろん、前年度担任
をしていた先生もおります。
ですので、そういった方と
の相談も含め、実際、希望があれば、学校
のスクールカウンセラーだとか、もちろん、スピカに常駐しているスクールカウンセラーとかにもつないでいっております。
あと、教員についてなんですが、自分
の経験上、確かに昔は、あまり不登校とか、そういうことはなかったので、かなり自分なりにショック
を受けたりもした場面がありました。今もそれは変わらないと思っております。
ただ、今はチームで対応している状態ですので、何かしら先生
の様子に異変があったりだとか、そういったメンタル的な部分であったりだとか、そういった部分については、校長
を始め、みんなで、相談体制
をとって、やっておるところでございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
そうしましたら、続きまして、7項目目に移ります。
レインボーハウスで
の取組についてですけれども、現在は3
人体制で行っていると伺っておりますが、人員は足りているでしょうか。
また、年齢や性別など、どのようなスタッフ構成が望ましいと考えているか、お尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
現場、レインボーハウスとも、人員
の構成についても話はしているわけでございますが、児童生徒と職員、施設など
を総括的に管理する職員
のほかに、児童生徒と比較的年齢が近くて、児童生徒が話しやすい職員と、あと、多様な経験、スキル
を持った職員と。このような形
の構成が望ましい
のかなということで、現場とは話
をしている状況でございます。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
続いて、またレインボーハウスについてお尋ねします。
現在
の利用者は今年
の5月末時点で11
人と
のことでしたが、実際
の不登校児童生徒数はもっとたくさんいると
のことでした。
この現状
をどのように考えていらっしゃるでしょうか。
あくまで、児童生徒
の気持ち
を尊重して、来たい子だけ
を受け入れる
のか、それとも、積極的にアプローチ
をして利用者
を増やしたい
のか。増やしたい
のであれば、どのような取組
を検討しているか
をお尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
学校教育課長。
◎
学校教育課長(浅田岩男)
不登校児童生徒は、様々な原因で不登校になっているというところでございますが、このレインボーハウス
の利用
をきっかけにして、不登校
の解決に至ることになればよいというふうに考えるわけでございます。
そうした場合に、児童生徒
の個々
の気持ちやペース
を尊重していくという
のが重要かなと考えております。
そのため、今回
の補正予算で、レインボーハウス
の関係、授業
のライブ配信、御自分
のクラス
の授業が見えるという、ライブ配信
のほう
の予算
を計上させていただいているわけですけれども、前向きになる気持ちが起こってくれればという思いで計上させていただいているというところで、個々
の状況
を大切にしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
次に、8項目目についてお尋ねいたします。
教員
の経験者
をソーシャルワーカーとして配置し、家庭に出向いて相談に応じる事例
を研究していくと
の答弁がありましたけれども、人数や相談時間など、どのような取組になる
のか。現時点で具体的なイメージが何かあれば、お聞かせ願います。
○議長(山本正和)
お答え願います。教育部長。
◎教育部長(木學貞夫)
現時点で
の具体的なイメージということでございますけれども、不登校児童に対するアウトリーチ
の支援、これは、第1答弁で申し上げたとおり、ニーズが高いというふうに認識いたしておりますので、そのため
の手法としてスクールソーシャルワーカー
を研究していこうということでございまして、まだ細かなことは現時点では決まっていないということで、具体的なイメージも今
のところ持ってございません。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、次に、2点目
の1項目目についてお尋ねいたします。
今回
の幼児教育・保育
の無償化で、保育料は無償になるんですけれども、今まで主食代のみ保護者負担だった給食費については全額負担になるということで、保護者
の負担額がトータルで逆に増えてしまうという逆転現象が起きてしまう家庭がある
のかどうか。
また、あるとすれば、そうした家庭に対してどのような対応
を考えている
のか
をお尋ねいたします。
○議長(山本正和)
お答え願います。
福祉子ども部長。
◎
福祉子ども部長(鈴置繁雄)
議員
の御質問
のとおり、無償化
の対象にならない主食代だとか副食材代、この部分が多くて、保育料
のほうが少ないので、実際に保護者が負担する額が増えるんではないかという、そういう懸念だと思うんですが、全員
をシミュレーションしたわけではないんですが、理論的に一応考えておりますが、そういったお子さんがわずかに、若干、数名出るだろうという想定でおります。
ただ、そのお子さん
を1
人で、個々で見るとそういうことが起きるとは想定していますけれども、世帯全体で見ますと、保護者
の負担、世帯
の負担については、逆転するという、増えるという世帯はないというふうに考えています。
いずれにしましても、そういう増えるようなことが起きることがありましたら、そういう負担が増えないように検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、続きまして、同じく1項目目についてお尋ねします。
今回
の無償化で、保育料については、今年度は国が全額負担、事務費については来年度まで国が負担してくれると
のことでしたけれども、それ以降は、大府市
のような不交付団体は、公立保育園が多ければ多いほど負担額が増えてしまいます。
現在、大府市では、今年度4件、来年度3件と民間
の保育園が増加傾向にありますが、今後
の保育園
の在り方について、どのように考えていらっしゃる
のか、お聞かせ願います。
○議長(山本正和)
お答え願います。
福祉子ども部長。
◎
福祉子ども部長(鈴置繁雄)
議員
の御指摘
のとおり、民間保育所
の活力
を利用しまして、誘致することで、待機児童
を生まないような取組
を進めてきているところです。
ただ、民間
の保育所
のほうに空きが出てしまうということ
のないように、民間保育所
のほうへ
の入園
を促進していくとともに、今後、市立
の保育園
の定員については、ニーズと
のバランス
を見ながら抑制するなどして、調整していきたいというふうに考えています。
それで、最終的には、市立
の保育園、民間
の保育園、それぞれ
の特性がありますので、そういったところ
のいいところ
を持ち合わせて、市全体
の保育サービス
の質
を高めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山本正和)
答弁終わりました。11番・鷹羽琴美議員。
◆11番議員(鷹羽琴美)
それでは、最後に意見
を述べさせていただきます。
今回、いじめに関する質問に対して、明確な件数
をお示しくださったことに、少なからず驚き
を覚えるとともに、大府市では、いじめ防止基本方針にのっとり、しっかりとした対応がなされていることに安心しました。
現在、教育現場において先生方
の多忙化解消が叫ばれている中、いじめが発生した際には、被害者、加害者双方から
の聞き取りや保護者に対する
説明など、真摯にいじめ解消に取り組んでくださっている現場
の先生方には、心から感謝
を申し上げます。
このような多忙化解消とは逆行する事態に陥らないためにも、いじめ
の未然防止が重要であると考えます。
いじめが発生する要因は様々だと思いますが、その中
の一つに、「みんなと違う」ということがあると思います。子供は、時に残酷で、大多数と異なるもの
を排除しようとする傾向があるため、いわゆる浮いている子や目立つ子、ちょっと変わっている子がいじめ
の対象になってしまうことがあると思う
のですが、自分とは違う見た目や思想、価値観など
を認めること
の大切さ
を子供たちに伝えることで、少しは解消されると考えます。
これは、すなわち、最近よく耳にするダイバーシティ、多様性だと思う
のです。
「みんなちがって、みんないい」とは、金子みすゞ
の「私と小鳥と鈴と」
の一節であり、皆さんも一度は聞いたことがあるかと思いますが、自分と異なる相手
を認める寛容さ
を育む教育ができれば、いじめ
の要因
の一つは解消できる
のではないかと思っています。
次に、LINE
の活用については、日本で最も普及しているSNSであり、効果も大きいと思いますので、是非とも地方公共団体プランで公式アカウント
を取得し、まずは情報発信等
の市民サービスに活用すべきだと思います。
そして、いじめ相談へ
の活用についても調査研究
をして、市単独が難しいようなら、例えば、知多5市5町
の広域で取り組むなど、やれる方法
を模索していただきたいと思います。
不登校については、レインボーハウスで
の取組が充実しており、実際に学校に戻れる児童生徒もいると
のことですし、今年は、タブレット
を活用して、学校
の授業
をライブ配信するという新たな取組も進められるということで、効果が上がること
を期待しています。
また、より生徒が相談しやすい環境
をつくり、問題が小さいうちに解決できるよう、学校に配置されているスクールカウンセラーも充実させるべきではないでしょうか。
アウトリーチ型
の家庭教育支援については、ソーシャルワーカー
の配置で
の取組
を研究していくと
のことですので、是非とも早期実現に向けて頑張っていただきたいと思います。
最後に、幼児教育・保育
の無償化については、大府市
のような不交付団体にとっては痛い施策ではありますが、大府市
の人口が増加し続けている要因として、子育て支援策が充実しているから子育て世代が移り住んでくれているということもありますので、今後
の動向
をしっかりと見据え、公立保育園と私立保育園
のバランス
を上手にとって、引き続き、子育てしながら働きやすい環境整備に努めていただきたいと思います。
大府市
の未来
を担う子供たちが健やかに成長できるよう、今後もしっかりと取り組んでいただけること
を期待いたしまして、私
の一般質問
を終わります。
○議長(山本正和)
これで、本日
の一般質問
を終わります。
明日6月14日は、午前9時から本会議
を開き、一般質問
を続行します。
本日は、これにて散会します。
散会 午後 4時15分...