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  1. 大府市議会 2018-09-05
    平成30年第 3回定例会−09月05日-01号


    取得元: 大府市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    平成30年第 3回定例会−09月05日-01号平成30年第 3回定例会 第1日目  平成30年9月5日(水曜日)   午前 9時00分 開議   午前10時53分 散会 1 出席議員    1番  小山昌子    2番  大西勝彦    3番  久永和枝    4番  森山守    5番  守屋孝    6番  木下久子    7番  加古守    8番  鷹羽琴美    9番  日高章   10番  山本正和   11番  早川高光   12番  酒井真二
      13番  鷹羽登久子   14番  上西正雄   15番  三宅佳典   16番  鈴木隆   17番  深谷直史   18番  柴崎智子   19番  窪地洋 2 欠席議員    なし 3 職務のため議場に出席した議会事務局職員    事務局長   末廣昭一    議事課長   竹田守孝    議事係長   原田好美    議事係主任  野崎雄介 4 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者    市長        岡村秀人    副市長       山内健次    教育長       宮島年夫    監査委員      外園茂    企画政策部長    新美光良    健康都市推進局長  林正実    総務部長      久野幸信    市民協働部長    丸山青朗    福祉子ども部長   玉村雅幸    健康文化部長    今村昌彦    建設部長      長谷川重仁    産業振興部長    木學貞夫    水道部長      杉山鐘辞    会計管理者     久野信親    教育部長      内藤郁夫    指導主事      鈴木達見    監査委員事務局長  相羽政信    消防長       上山治人    秘書人事課長    白浜久    企画政策課長    福島智宏    財政課長      信田光隆    都市計画課長    深谷一紀    緑花公園課長    近藤豊 5 議事日程  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 諸報告   例月出納検査の報告について   定期監査の報告について   報告第5号 専決処分の報告について(工事請負契約の変更)   報告第6号 平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について  第4 議案第43号 大府市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について  第5 議案第44号 平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)  第6 議案第45号 平成30年度大府市一般会計補正予算(第3号)  第7 議案第46号 平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)  第8 議案第47号 市道の路線認定について  第9 議案第48号 財産の取得について  第10 認定第1号 平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算認定について  第11 認定第2号 平成29年度大府市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について  第12 認定第3号 平成29年度大府市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について  第13 認定第4号 平成29年度大府市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について  第14 認定第5号 平成29年度大府市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について  第15 認定第6号 平成29年度大府市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について  第16 議案第44号 平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号) 6 会議に附した事件   議事日程と同じである。 ○議長(早川高光)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は19名で定足数に達しております。よって、平成30年大府市議会第3回定例会は成立しますので、開会します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布しました日程表により進めたいと思いますので、よろしくお願いします。  説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長以下、関係職員の出席を求めましたので御報告します。  日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第76条の規定により、議長において10番・山本正和議員及び12番・酒井真二議員を指名します。  日程第2、「会期の決定」を議題とします。  お諮りします。今期定例会の会期は、本日から10月4日までの30日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、会期は30日間と決定しました。  会議に先立ち、市長より挨拶をいただきます。市長。                (市長・岡村秀人・登壇) ◎市長(岡村秀人)  おはようございます。  平成30年大府市議会第3回定例会の開会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、一昨日、市制48周年記念式典に御臨席をいただき、ありがとうございました。また、昨日は、防災活動に参集、御協力をいただきました。あわせて、お礼を申し上げたいと思います。  昨日ですけれども、非常に強い台風21号によりまして、全国各地で被害が相次ぎました。本市におきましても、強風により屋根のトタンが飛ばされたり、ガラスが割れるなどの住宅被害、倒木、看板の外れなど、多数の被害が報告されております。公共施設におきましても、雨漏り、ガラス割れなどの被害が出ております。また、市民で軽いけがをされた方も出て、公民館へも22名の方が自主避難された状況でございます。そして、市内各地で停電が発生し、市役所にも、この停電に関しまして多くの苦情が寄せられ、中部電力に早期の対応を要請したところでございます。市役所におきましても、恐らく、勤務時間内におきまして初めての停電を経験しました。非常用の電源を稼働させ、業務を続行いたしましたけれども、改善すべき点もいろいろございましたので、これを教訓に更に災害に強い庁舎づくりに努めてまいりたいと存じます。  なお、昨日は、夜遅くまで職員が災害復旧業務に従事しておりましたけれども、まだまだ全貌を把握し、全てに対応することが困難でございましたので、引き続き本日、災害復旧業務に従事していることを報告させていただきます。  さて、今年の夏は全国各地で記録的な猛暑が続き、8月6日には、あいち健康の森公園付近の観測地点におきまして、本市の気温が観測史上最高となります38.9度を記録しております。気象庁からは「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」との見解も発表されました。このような厳しい暑さにより、熱中症と思われる症状の救急搬送者数は過去最多となり、県内で小学1年生の児童が野外活動後に熱中症で亡くなるという痛ましい事故も発生いたしました。  こうした状況に鑑み、本市では、市民の生命と健康を最優先に考え、災害レベルの猛暑への対策を進めるため、熱中症対策推進本部を新たに設置し、市役所1階市民健康ロビーのエアコンを稼働して、土日も含めて解放する「クールシェアスポット」の設置、同報無線と広報車を利用した市民への注意喚起などに取り組んでおります。そして、市内の全小中学校の普通教室にエアコンを来年夏までに設置できるように対応してまいりたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  さて、本議会へ御提出申し上げます案件につきましては、報告2件、条例の一部改正1件、補正予算3件、市道の路線認定1件、財産の取得1件、決算6件でございます。また、後日提案の案件として、教育委員会委員の任命を始め人事案件2件を予定させていただいておりますので、よろしく御審議の上、お認め賜わりますようお願い申し上げ、開会の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(早川高光)  日程第3、「諸報告」を行います。  まず、私から御報告申し上げます。  過日、監査委員から議長宛てに、地方自治法第235条の2第3項の規定により、平成30年5月分、6月分、7月分の例月出納検査の報告が、地方自治法第199条第9項の規定により、定期監査の報告が、それぞれ提出されております。  お手元にそれぞれの報告書の写しを配布しておりますので、これをもって報告とさせていただきます。  次に、報告第5号及び報告第6号について報告をいただきます。  お手元に報告第5号及び報告第6号の写しが配布してあります。  順次、報告者から補足説明をお願いします。水道部長
    水道部長杉山鐘辞)  報告第5号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の指定した専決処分事項につきまして専決処分をいたしたもので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  内容につきまして御説明いたします。  六間調整池設置工事(土木工事)において、地中に残置されていた撤去を要するコンクリート殻等の数量が当初の見込みを下回ったことに伴い、撤去費用等を減額するため、変更契約を締結したものでございます。  請負金額につきましては、101万4,120円を減額し、変更後の請負金額は、8億3,509万5,960円となったものでございます。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  報告第6号「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」、補足説明を申し上げます。  地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、平成29年度の健全化判断比率及び資金不足比率を、監査委員の意見を付けて、議会に報告するものでございます。  健全化判断比率及び資金不足比率につきましては、いずれも、財政健全化計画等を策定する際の基準となる早期健全化基準及び経営健全化基準を大きく下回っており、財政状況は健全段階に区分されます。  詳細につきましては、「健全化判断比率及び資金不足比率の概要」を参考にしていただきたいと存じます。  これで補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(早川高光)  説明が終わりました。ただいまの報告について、何かありますか。14番・上西正雄議員。 ◆14番議員(上西正雄)  報告第5号について、若干お伺いいたします。  この減額に関する内容なんですが、この4年間で減額というのが、これで2件目でございます。それで、他事業においても、このようなことがあるのではないか、あるいは見逃しているのではないかということも考えられるんですが、その辺、どのように精査されているか、お聞かせください。 ○議長(早川高光)  お答え願います。水道部長。 ◎水道部長杉山鐘辞)  今回の変更でございますが、前回の変更時において、本体工事を施工したときに、コンクリート殻の混入率を基に変更をしました。  それで、今回、事業を進めていったときに、その混入率を見ておったんですが、ほとんどその殻がその部分に出てこなかったものですから、減額をしました。  見逃しということは、ありません。いつも、こういう必要なものは、増額する場合もありますし、ないものについては、必ず減額して、適正な工事費を積算しております。  以上です。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。  ほかにございますか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で諸報告を終わります。  日程第4、議案第43号「大府市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について」を議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(久野幸信)  議案第43号「大府市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、公職選挙法の一部改正に伴い、条例を改正するものでございます。  内容につきましては、市議会議員の選挙における選挙運動用のビラの作成に係る公費負担に関する規定の整備を行うものでございます。  施行期日につきましては、平成31年3月1日とするものでございます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。本案については、会議規則第36条第1項の規定により、総務委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第43号「大府市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について」は、総務委員会に付託することに決定しました。  日程第5、議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」から、日程第7、議案第46号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  議案の朗読を省略し、順次、提出者から提案理由の説明を求めます。企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  議案第44号及び議案第45号につきまして、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、いずれも、地方自治法第218条第1項の規定に基づきまして補正予算を調製し、議会に提出するものでございます。  まず、議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」でございます。  歳入歳出補正予算額は、1,000万円の増額で、補正後の予算総額は、312億7,461万1,000円となるものでございます。  歳出予算の内容といたしましては、ブロック塀等撤去費補助金を新たに計上するものでございます。  歳入予算といたしましては、住宅・建築物耐震改修等事業費補助金及び前年度繰越金をそれぞれ増額するものでございます。  詳細につきましては、補正予算(その1)の概要を参考にしていただきたいと存じます。  次に、議案第45号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第3号)」でございます。  歳入歳出補正予算額は、1億5,434万6,000円の増額で、補正後の予算総額は、314億2,895万7,000円となるものでございます。  歳出予算の内容といたしましては、市民活動センター事業に係る施設用備品共和駅南自転車駐車場拡張工事費及び保育所等改修費等支援事業費補助金を新たに計上するほか、国県支出金等返還金駐車場事業に係る手数料及び土地購入費予防接種事故対策費等を増額するものでございます。  歳入予算といたしましては、保育対策総合支援事業費補助金国際交流事業寄附金知多北部広域連合負担金返還金及び公共補償金を新たに計上するほか、予防接種事故対策費負担金少年少女発明クラブ運営寄附金及び前年度繰越金をそれぞれ増額するものでございます。  詳細につきましては、補正予算(その2)の概要を参考にしていただきたいと存じます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  健康文化部長。 ◎健康文化部長(今村昌彦)  議案第46号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、地方自治法第218条第1項の規定に基づきまして補正予算を調製し、議会に提出するものでございます。  歳入歳出補正予算額は、9,346万1,000円の増額で、補正後の予算総額は、74億3,819万7,000円となるものでございます。  補正内容につきましては、歳出予算では、国県支出金等返還金を増額するものでございます。  また、歳入予算では、前年度繰越金を増額するものでございます。  詳細につきましては、補正予算(その2)の概要を参考にしていただきたいと存じます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。  まず、議案第44号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、次に、議案第45号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、次に、議案第46号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。議案第44号から議案第46号までについては、会議規則第36条第1項の規定により、議事日程に記載のとおり、各常任委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」から、議案第46号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」までについては、議事日程に記載のとおり、各常任委員会に付託することに決定しました。  日程第8、議案第47号「市道の路線認定について」及び日程第9、議案第48号「財産の取得について」を、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  議案の朗読を省略し、順次、提出者から提案理由の説明を求めます。建設部長。 ◎建設部長長谷川重仁)  議案第47号「市道の路線認定について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、道路法第8条第1項の規定に基づき、市道の路線を認定するため、同条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  内容につきましては、市道1307号線ほか2路線を、民間の開発行為による道路の帰属があったため、それぞれ新たに認定するものでございます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(玉村雅幸)  議案第48号「財産の取得について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、荒池保育園給食室用備品を取得するため、大府市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  内容につきましては、荒池保育園の建て替えに伴い、同保育園の給食室用備品を購入するもので、契約の相手方をハヤカワ産業株式会社として、3,056万4,000円で購入契約を締結するものでございます。  詳細につきましては、「荒池保育園給食室用備品の概要」を参考にしていただきたいと存じます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光
     これより質疑に入ります。  まず、議案第47号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、次に、議案第48号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。議案第47号及び議案第48号については、会議規則第36条第1項の規定により、議事日程に記載のとおり、建設消防委員会及び厚生文教委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第47号「市道の路線認定について」及び議案第48号「財産の取得について」は、議事日程に記載のとおり、建設消防委員会及び厚生文教委員会に付託することに決定しました。  日程第10、認定第1号「平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算認定について」から、日程第15、認定第6号「平成29年度大府市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(岡村秀人)  認定第1号から認定第6号までの一括上程議案「平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算及び4特別会計歳入歳出決算の認定並びに平成29年度大府市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、地方自治法第233条第3項の規定に基づきまして、平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算及び4特別会計歳入歳出決算を、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づきまして、平成29年度大府市水道事業会計決算を、それぞれ監査委員の意見を付けて、議会の認定に付すとともに、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づきまして、水道事業会計決算に伴う剰余金の処分について、議会の議決を求めるものでございます。  認定及び処分に当たりましては、法定の書類と参考資料を添付いたしましたので、あわせて参考にしていただきたいと存じます。  続きまして、平成29年度決算の概要について御説明申し上げます。  私は、市長就任以来、市政運営に当たっては、常に、市民の皆様の生の声を聴き、市民の目線で考え、様々な施策にスピード感を持って取り組んでおります。そのために、積極的な予算編成を行ってまいりました結果、平成29年度一般会計歳出決算額は、前年度比0.8パーセント増の281億2,500万円台、さらに、四つの特別会計を合わせた総額は、1.7パーセント増の401億5,500万円台となりました。  平成29年度の財政力指数実質公債費比率、将来負担比率といった指標については、いずれも健全な財政状況であることを示しておりますが、経常収支比率については、前年度に比べ2.7ポイント高い値となり、財政の弾力性がやや低下したことを示しております。社会保障費等義務的経費は、引き続き増加傾向にありますので、今後の動向に留意してまいります。  次に、平成29年度水道事業会計歳出決算額は、収益的支出については、前年度比1.8パーセント減の16億2,400万円台、資本的支出については、重要機器の更新及び耐震化工事が完了した結果、前年度比51.7パーセント減の9億2,300万円台となりました。  我が国の経済情勢は、先行きについては、雇用・所得環境の改善が続く中で、景気は緩やかに回復しているとされております。本市におきましては、緩やかな人口増加が続く中、一定の安定的な税収が確保されておりますけれども、歳入面では、国において、地域間の財政力格差是正のための法人住民税法人税割の税率の引下げによる交付税の原資化の動向など、不交付団体にとって厳しい状況があり、歳出面では、超高齢社会への対応や行政サービスの高度化、多様化が求められるとともに、喫緊の課題として、幼児教育の無償化により、ますます増加する保育需要や地球温暖化がもたらす熱中症への対応などがあります。  こうした中で、大府市に住んでよかった、これからも住み続けたいと実感していただけるよう、緊急性の高い事業はスピード感を持って、時間を要する事業は計画性を持って、着実に実施すべく、国や県の動向を注視しながら、より一層緊張感を持って行財政運営を行ってまいります。  今後も、市民及び議員の皆様の御理解、御協力を得ながら、「日本一元気な健康都市おおぶ」の実現に向け、努力してまいる所存でございます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  引き続きまして、代表監査委員から審査結果の報告をお願いします。代表監査委員。 ◎監査委員(外園茂)  議長の御指名がありましたので、監査委員を代表いたしまして、平成29年度決算審査の結果を御報告申し上げます。  始めに、大府市一般会計特別会計歳入歳出決算の審査結果を御報告申し上げます。  審査に付されました平成29年度一般会計及び特別会計の決算諸表は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、予算につきましても、総務省令で定める区分を基準として適正に執行されていると認めたものでございます。  平成29年度の決算内容につきまして、決算総額は、前年度に比べ、歳入で2.0パーセント、歳出で1.7パーセントの増加と、いずれも前年度の決算規模を上回っており、実質収支は黒字となっております。  次に、一般会計におきましては、決算規模は、前年度に比べ、歳入で1.2パーセント、歳出で0.8パーセントの増加となっております。歳入のうち、58.2パーセントを占める市税は、前年度に比べ5.9パーセントの減収となりましたが、市税の徴収率につきましては、全体では99.2パーセントとなり、現年課税分は99.8パーセント、滞納繰越分は38.4パーセントであり、前年度に引き続き高い成果が見られます。  今後も、負担の公平の原則の下、貴重な財源である税収確保のため、徴収率の維持に取り組まれるよう望みます。  一方、歳出におきましては、性質別の構成比を見ますと、義務的経費が43.5パーセント、投資的経費が11.3パーセント、その他の経費が45.2パーセントであり、歳出全体に占める義務的経費の割合は前年度と変わらず、投資的経費の割合は減少しました。今後とも、性質別の使途について注視していく必要があると思われます。  次に、特別会計につきましては、決算規模は、前年度に比べ、歳入で4.0パーセント、歳出で3.9パーセントの増加となっており、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料等の特別会計の収入未済額は、前年度に比べ大きく減少しており、これまでの取組の成果が見られるところであり、引き続き徴収率の維持に取り組まれるよう望みます。  次に、基金の運用状況の審査結果を御報告申し上げます。  審査に付されました平成29年度用品調達基金運用状況報告書の計数は正確であり、基金設置の目的に従って適正に運用され、管理されていると認めたものでございます。  地方公共団体を取り巻く厳しい環境の中、「日本一元気な健康都市おおぶ」の実現に向け、引き続き安定した行財政運営を行うために必要な行政経営資源の確保と最大限の活用を図り、市民福祉の一層の向上に努められるよう望みます。  続きまして、水道事業会計決算の審査結果につきまして御報告申し上げます。  審査に付されました平成29年度水道事業会計の決算諸表及び附属書類は、関係法令に準拠して作成されており、経営成績及び財政状態を適正に表示していると認めたものでございます。  平成29年度の業務実績につきましては、前年度に比べ、給水人口は0.6パーセント、年間配水量は0.7パーセント、年間有収水量は0.7パーセント、それぞれ増加しております。  有収率は96.88パーセントであり、これは、名古屋市を除く愛知県内の30市3企業団の中で第3位であります。  経営成績につきましては、前年度に比べ、総収益は2.0パーセント、総費用は2.7パーセントの減少でありますが、経営収支は前年度を上回る黒字となっております。  次に、キャッシュ・フロー計算書につきましては、事業の業績及び経営状況は良好であります。  企業の財政運営の健全性を示す主な財務比率は良好であり、財務の安定性は保たれていると言えます。  水道事業は、給水開始から56年が経過し、今後予想される巨大地震への対応が早急に求められています。引き続き、施設の強化を着実に進め、安定給水に努められるとともに、今後も、経営の効率化、企業の経済性発揮に努められ、市民福祉の一層の増進に寄与されるよう望むものであります。  以上が決算審査の結果でありますが、審査の方法、概要、所見等の詳細につきましては、お手元に配布いたしました意見書のとおりでありますので、御一読いただければ幸いに存じます。  これをもちまして、誠に簡単ではありますが、決算審査結果の報告とさせていただきます。 ○議長(早川高光)  ただいま代表監査委員から審査結果の報告がありましたが、監査委員におかれましては、大変、御苦労さまでございました。  以上で、提案説明並びに審査結果の報告を終わります。  質疑に入る前に議員各位に申し上げます。  質疑につきましては、始めに一般会計について行い、次に、国民健康保険事業特別会計から水道事業会計までについて一括して行います。  なお、発言内容については、会議規則第53条第1項及び第3項に注意し、議題外にわたったり、自己の意見を述べることのないよう簡明にお願いします。  次に、答弁者に申し上げます。  答弁者におかれましては、質問の内容を十分に理解され、答弁漏れのないよう的確な答弁をお願いします。質問の趣旨や内容が十分理解できないときは、その旨を議長に申し出ていただきたいと思います。  これより質疑に入ります。  では、まず、一般会計から質疑を行います。質疑はありませんか。2番・大西勝彦議員。 ◆2番議員(大西勝彦)  それでは、積立基金、積立金について、お伺いいたします。  実績報告書の13ページ、ここに一覧表が載っております。私は以前から、一般会計のもう一つの財布であるこの基金、積立金の運用状況というのを見える化して、透明性を確保しなければならないというふうに、この場で何度も訴えさせていただいております。その結果、この13ページにあるような表がつくられて、我々に示されるようになりました。  その中で、この一番下のふるさとおおぶ応援基金、これにつきましては、大府市民以外の方が、大府市民もおみえになると思いますけれども、寄附のときに、例えば、文化に使ってくださいとか、緑化に使ってくださいとか、「市長におまかせ」というのも含めて、八つの使途、使い道が選べるようになっておりますけれども、ただ、この基金にどんと入ってしまいますと、お金に色が付いておりませんので、何の使途に、使い道に、どれだけ積み立てられたかわからない状況になっております。  そこで、3点お聞きいたします。  1点目が、平成29年度に1億円取り崩しておりますが、これはどんな事業に充当をしたのか。  2点目は、この残高、2億7,611万9,000円の内訳ですね。八つの使途に積み立てられておると思うんですけれども、この内訳がどうなっているのか。  それから、ここでお答えいただけると思いますけれども、その内訳を市民の皆さんに公開する考えがあるのか。  この3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(早川高光)  お答え願います。企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  1点目と2点目の金額につきましては、後ほど財政課長が答弁させていただきます。よろしくお願いします。  私からは、3点目の公表するかどうかというところでございますけれども、この寄附金の実績とか、あるいは使い道、充当先については、ホームページで公表させていただきたいというふうに考えております。  他市でもいろいろな公表の仕方があるんですけれども、その分野別の充当金額という数字的なもののほかに、どういった事業に充当させていただいたかという、その主な事業のうち、一つか、できれば二つぐらいをピックアップして、その内容がこういうものであったといったような、できる限り寄附者にわかりやすいものにしていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  財政課長。 ◎財政課長(信田光隆)  平成28年度中にいただきましたふるさと納税の寄附金につきましては、平成29年度の事業に活用させていただいております。  そこで、先ほど言われましたように、寄附者の八つの御希望がありますので、そちらのほうの1億円を、使途の率に合わせまして充てておりまして、例えば、一番寄附の多かった、「市長におまかせ」というのが一番多かったんですが、こちらにつきましては、例えば、災害対応特殊消防ポンプ自動車の購入などということで、3,257万2,000円を充てさせていただいております。  また、次に多かった、「福祉・子育て推進事業」というのが2番目に多かったんですが、これにつきましては、認定保育室の入所補助などに3,414万6,000円を充てさせていただいております。  二つの代表的なものを言っておりますが、その他の6事業につきましても、その寄附の割合に応じまして、充当させていただいております。  それから、2点目の御質問の、平成29年度末、2億7,611万9,000円あるけれども、内訳はどうなっているかという部分でございますが、これにつきましても、やはり「市長におまかせ」という部分が約4割を占めておりまして、金額で言いますと、1億1,284万6,000円という金額で今、残っていると。  あと、次に、先ほどもありましたように、「福祉・子育て推進事業」というものが約3割ということで、金額にいたしますと、7,973万4,000円という金額で持っております。  あと残りの3割ぐらいになるんですが、それがその他の6事業の分で持っているという形になっております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。2番・大西勝彦議員。 ◆2番議員(大西勝彦)  内訳とか、どんな事業に充当したのかというのは、今、大ざっぱに教えていただきましたんで、この辺につきましては、多分、委員会のほうで、もう少し詳しく聞かれると思います。  その中で、公表のところなんですけれども、ホームページで公表していくよということで、多分、今言われたのよりももっと詳しいのが出てくると思うんですけれども、その公表の時期が、この決算審査に間に合うのかどうか。要は、我々が決算審査する段階で、そういった、今言ったような情報が得られるのかどうか。あるいは、そうでなければ、この決算審査の資料にそういったものを掲載する考えがあるかどうかだけ、確認させてください。 ○議長(早川高光)  お答え願います。企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  使い道とか取崩しについては、当初予算で当然、計画をするわけなんですけれども、その後、執行段階でいろいろ変更があったり、事業額の増減があったりするもんですから、やはり決算を打たないと、どの事業にどれだけ使ったかというのは確定しないです。  それで、5月末に出納閉鎖がありまして、この9月までに、できる限り間に合わせたいとは思いますけれども、決算資料に載せられるかどうかというところまでは、ちょっとすみません、校正とか発注の期間もございますので、これにはちょっと間に合わないかもしれないんですけれども、鋭意努力をさせていただきまして、この9月の決算の時期までに、最低、ホームページぐらいには載せられるように頑張っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  ほかにありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  一般会計の歳入の部分でお伺いします。  直近の市民及び市内事業者の生活とか経済動向の結果として表れる一つの指標だというふうに思っております、税の部分でございます。
     これは、全委員会、全会計審査の前提となる、また、審査に影響する内容だと思いますので、本会議で質問をさせていただきます。  なお、議会全体の合意、それから、議長からの指導に従いまして、個別の事業、あるいは個別の予算の審査に影響がない範囲で質問をさせていただきます。  まず、個人市民税の増額については、平成24年度からの5年間で約15パーセント増額しております。これは、人口、また納税者が増えたということが一つあると思いますが、このほかに理由は考えられるかということについて、お伺いします。  さらに、法人市民税についてでありますが、改めてお伺いいたしますが、大幅な減額の理由はどのようなものかということと、また、約15億円という法人市民税の前年度比からの減額については、どのように補ったと考えるかということについて、お伺いいたします。 ○議長(早川高光)  お答え願います。総務部長。 ◎総務部長(久野幸信)  個人の税の関係ということで、平成24年度からの5年間で15パーセントほど増ということなんですが、御質問にもございましたように、納税者が増えたということで、それも一つの要因となっております。市税概要のほうにもこれは掲載されておるんですが、平成24年で納税義務者数は4万3,460人ぐらい、それが、平成29年では4万7,170人ぐらいということで、これは8.5パーセントほど伸びております。  それから、あとは所得のほうが上がっておりますので、これが影響しておると思います。ちょっと年数がぴったり合うかどうかはあれですが、平成25年が1,516億3,000万円ほど、それから、平成29年が1,708億2,000万円ほどということで、これが12.7パーセントほど伸びております。  それから、ちょっとこれは納税課の職員を褒めてほしいんですけれども、徴収率が、平成24年では95.9パーセントが、これは平成28年の数字で恐縮ですけれども、99.0パーセントということで、3ポイントほど上がっております。  こういったものが総合されて、個人の税については、15パーセント近く上がっているものと考えております。  それから、もう1点、法人のほうになりますけれども、こちらは、市内の大手輸送機器、製造業の関係が、平成28年度は17億円ほど納税がございましたが、平成29年度につきましては、ちょっと諸事情がございまして、2億6,000万円ほど返しているというような状況がございまして、内容につきましては、為替変動とか人件費の増加、子会社の株式の売却、こういったもので減額されておりますので、たまたまこちらは、会社の都合によりまして、こういう状況になっておりますので、こういった法人税の減があったというふうに考えております。  私からは以上です。 ○議長(早川高光)  企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  減収分をどうやって補ったかということでございますけれども、実績報告書の5ページの表を少し御覧いただきたいと思います。ここに、平成28年度と平成29年度の歳入の決算の比較表が載っております。確かに、森山議員がおっしゃられましたように、一番上の市税に関しましては、増減額、約11億円の減収ということになっておりますけれども、その下をずっと見ていただきますと、財産収入、寄附金、繰入金、繰越金といったところが、平成28年度よりかなり伸びておりますので、結果として、3億5,000万円以上の増収となっております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  法人市民税の減額の部分で、御答弁の中で、株式の売却という話がありました。これについて、この平成29年度、株式の売却の影響で平成29年度の決算が減額になったというところの理由を御説明いただきたいと思います。 ○議長(早川高光)  お答え願います。総務部長。 ◎総務部長(久野幸信)  申し訳ございません。詳細については、ちょっと確認いたしておりません。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかにありませんか。13番・鷹羽登久子議員。 ◆13番議員(鷹羽登久子)  それでは、平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算認定について、総括ということで、入りについて1点、出について1点、全体像について1点ということで、全部で大きく3点、お尋ねさせていただきます。  まず、入りについてでございます。  先ほど森山議員から、税収の動向についての御質問がございました。実績報告書の6ページを御覧いただきたいのですが、こちらに過去10年間の歳入決算額の推移のグラフがございます。  先ほど、市長の提案理由の説明でも少々触れていただいたんですが、都市部の税収が、地方財源に振り分けられる傾向がここ数年ございます。それは、法人税収の割合の見直しであったり、あるいはふるさと納税の推進であったり、必ずしも、私たち大府市がより住みよいまちをつくって、個人住民税をより確かなものにしていく、あるいは企業誘致をして法人税収を確かなものにしていくという努力とは、また別の世界で、非常に都市部の税収が危ぶまれているという解釈に私は立っております。  そういった点から、こちらの図1の「歳入決算額の推移」を見ていきますと、平成29年度、確かに市税収入は減っているんですけれども、その他の歳入の割合が大きく増えております。69億4,900万円なんですが、このグラフの中で言うと、過去最も多いんですね。  このように、市税収入が、私どもの努力のいかん以上にいろいろ左右される要素があることを考えますと、その他の歳入というものも非常に重視していく必要があると考えるわけですが、今回、この最も多くなった状況について、理由の分析、それから、こうしたその他の歳入が今後も継続して見込める性質のものであるかどうか、この点について、まず、入りの議論として、1点お伺いいたします。  次に、歳出、出の議論でございます。  実績報告書10ページでございます。図3になります。「性質別歳出別決算額の推移」、こちらも比率で示されているものでございます。  私、この場で、投資的事業に掛ける割合、投資的事業にもう少し掛けなければならないのではないかということを再々申し上げてまいりました。やはり施設・設備の老朽化に伴う更新、それから道路施設の整備等、投資的事業は、待たれるものが多々ございます。  このグラフで見ますと、歳出が大きい年、ある意味、財政規模がいい年は、投資的経費にもしっかり割いていただいてきたという過去がございます。  しかし、今回お示しいただいた平成29年度決算においては、性質別歳出の決算総額としては一番大きいものになったんですが、投資的経費の割合が小さいということになります。  この点につきましては、先ほど代表監査委員から、経常収支比率が高いといったことですとか、あるいは義務的経費の割合が高いというお話がございましたが、割合の議論においては、投資的経費をもっと割くことで割合は変わってくるわけですね。  こういったことを踏まえまして、やはり、財政規模が大きかった、ある程度歳入もあった年としては、もう少し投資的経費に掛けるべきだったのではないかということで、その点について、投資的経費の分析、見解についてお答えいただきたい。これが2点目です。  そして、3点目でございます。決算等審査意見書の5ページになります。決算規模でございます。全体の話になりますが、過去5か年の決算規模のグラフを一番上にお示ししていただいております。  人口が増加しておるのは承知しております。その一方で、スピード感を持った積極的な政策展開というのも、また歳出を膨らませる可能性を持つものであります。また、人口が増えていることを踏まえましても、歳出においては、人口比で増えざるを得ないものもあれば、固定費というものもあるのではないかと考えます。  こういったことから、財政規模が拡大していっていることについて、当局としてはどのように考えておられるのか。例えば、似通った規模の自治体、似通った都市特性を持つ自治体などの状況を踏まえて、当局としては、決算規模が大きくなっている現状について、どのようにお考えなのか、お答えいただきたい。  以上3点でございます。お願いします。 ○議長(早川高光)  お答え願います。企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  二つ御質問をいただいております。  まず、1点目、最初が、その他の歳入の部分が多くて、それが市税減収分を補うように見えるが、その理由はということでございましたけれども、先ほどの森山議員の御質問と少しかぶる部分がございますけれども、このその他については、内訳が16項目ございます。ここにちょっと載せていないんですけれども、例えば、地方消費税交付金とか、あと、株式等譲渡所得割交付金といったような国からの交付金といったものが、いずれも伸びを示しております。  特に地方消費税交付金、株式等譲渡所得割交付金については、6,000万円程度、各々伸びておりまして、そのほかにも多くの伸びがあったということで、それ以外に大きく伸びたのが、先ほど森山議員にお答えいたしました、ふるさと納税の寄附金が約2億4,000万円、それから、財産収入というふうに申し上げましたけれども、これは旧長草保育園の用地を売却しておりますので、これで2億5,000万円、あと、財政調整基金の繰入金で2億円と。  それともう一つ、ふるさと納税の寄附金をそのまま基金に積み立てております。それで、寄附金の段階で一旦、歳入になりますね。それで、積立てして、取崩しするときには、基金繰入金ということで、もう一度、歳入になりますので、これが二重計上になりまして、この分が1億円ございます。ですので、表では少し伸びたように見えるというのが理由でございます。  それで、次年度以降も継続して見込めるかということでございますけれども、これは景気の動向に大きく左右される部分がございますが、現段階の見込みとしては、地方消費税交付金、あるいは株式等譲渡所得割交付金、さらに、自動車取得税交付金などが順調に伸びていくのではないかというふうに私どもは見ております。  あと、財産収入に関しましても、未利用地とか、将来的にもあまり活用しないような土地があれば、それも売却をしたり、あと、ふるさと納税については、少しでも多く寄附をいただけるように、継続的に今、メニューの見直しなどを図っているところでございます。これが1点目でございます。  それから、2点目の御質問が、平成25年度と比較すると、投資的経費の額、割合ともに低いがというようなことで、なるべく投資に回したらどうだというお話ですけれども、私ども財政当局としても、投資に回したいというのは、もうやまやまでございます。  ただ、まずは、義務的経費だとか、扶助費だとか、必要なものから予算を配分するということで、こういう結果になっておるわけですけれども、この平成25年度はちょっと特殊な年であったと私は記憶しておりまして、確かちょうどおおぶ文化交流の杜が建設されておったときだったと思います。その関連費用で40億円弱が投資的経費として計上されていたというのと、あと、土地開発公社の土地の買戻しなんていうのも、ここら辺は継続的にやっていましたので、そういったところが投資的経費に計上されて突出しているのではないかなということで、私としては、例年並みの投資を確保したつもりではおりました。  それからあと、3点目の御質問ですけれども、財政規模が拡大してきたということで、他の自治体との状況はどうかということですけれども、これも私どもも同じで、議員が先ほどおっしゃられましたように、人口が増加しているかとか、減少しているかとか、あるいはその年齢構成というのは、それぞれの市によって様々ですので、例えば、高齢化率がすごく高い自治体と、本市のように人口が増加していて子供が多いところとでは、当然、課題も違いますし、その財政需要も異なってくるということですので、同じ決算規模であっても、本市の場合は、自主財源比率も高いわけですから、言い換えれば、その財政の自由度が高いというふうに言えるかと思います。  ですので、やはりそれぞれの自治体がそれぞれの自治体の考え方に基づいて財政運営がされているというふうに私は考えております。  これは少し蛇足になりますけれども、一つ言わせていただきたいと思いますが、今、住みよさランキングというのが発表されておりまして、そこの影にちょっと隠れてしまってはいるんですけれども、同じく東洋経済新報社が、財政健全度ランキング2018というのを発表しておりまして、そこでも、大府市は、814市区中、第7位ということで、内容が、財政力が19位、それから財政基盤が22位と、ここはもう予想どおり高いんです。ただし、脱借金体質というのが全国2位、それから、あと、弾力性・自主性というのが5位というふうに評価されておりまして、ずっと、大府市は、その財政規律を守って財政運営を行ってきた結果だというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。13番・鷹羽登久子議員。 ◆13番議員(鷹羽登久子)  それでは、1点だけ、投資的経費に掛けた部分で、再質問をさせていただきますが、先ほどの御説明の中で、例えば、平成25年度が一番大きかったのは、おおぶ文化交流の杜の施設建設が発生したということでございました。  当市としては、昨今、公民連携の手法での公共施設、施設というか、公共サービスの向上というものに積極的に取り組んでいるという認識でございまして、例えば、昨年度では、保育園の誘致を行いましたが、こちらは、市として用地の取得をしない、施設整備費を掛けないという形で保育園の定数を増やす試みというものをやっているということがございます。  私としては、それが、投資的経費がそんなに発生しなかった理由ですよという答弁をいただけるのかなと想定していたんですけれども、ちょっと違ったので、私なりの解釈で申し上げますが、そういった傾向がございます。  この傾向は、例えば、これまでは、おっしゃるとおり──もう一つ、後に続く御説明の中で、市債発行額についても、つまり、用地取得や施設・設備を自主投資しないことによって、市債の発行も当然伴わないわけですよね。なので、それで市債が抑えられるというのも当然のストーリーでありまして、そこら辺、一連で動いていると思うんですが、それはそれとして、かといって老朽化した施設の手入れや、あるいは要望の非常に多い道路整備、交通安全施設の整備、こういったものについては、やはり投資的経費として見ていかなければならないという点において、今、私なりの解釈で御説明申し上げましたが、これ以外の理由で何かございますでしょうか。 ○議長(早川高光)  お答え願います。企画政策部長。 ◎企画政策部長新美光良)  確かに、投資的経費が少なかった理由に、今、議員がおっしゃられましたように、保育園の整備を民間にお任せしたというようなことも、確かにございます。ただ、元々は、保育の無償化とか、あと、大府市が不交付団体なもんですから、保育の運営費が全て交付税措置されてしまうと、全て真水を持ち出さなければいけないというところからの発想でもございます。  あと、投資的経費を増やすのが、維持補修費との関係というんですか、ちょっとうまく答弁できないんですけれども、決算統計上、建物とか公共施設の維持補修というのが、投資的経費に分類されるものと、維持補修費に分類されるものがございますので、投資的経費だけを比較して、建物の維持補修が進んでいないということは、一概には言えないんですね。  だから、今、小学校のトイレの洋式化とかを進めていますけれども、全てが投資的経費に計上されているんではなくて、ある部分は維持補修費に計上されておりますので、その辺も一度見ていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  ほかにありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、次に、国民健康保険事業特別会計から水道事業会計までについて、一括して行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。認定第1号から認定第6号までについては、会議規則第36条第1項の規定により、議事日程に記載のとおり、各常任委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、認定第1号「平成29年度大府市一般会計歳入歳出決算認定について」から、認定第6号「平成29年度大府市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について」までは、議事日程に記載のとおり、各常任委員会に付託することに決定しました。  お諮りします。ここで、先に付託されました議案第44号の審査の委員会を開いていただくため、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。                 休憩 午前10時05分                 再開 午前10時49分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第16、議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」を議題とします。  本案は建設消防委員会に付託してありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・大西勝彦・登壇) ◎建設消防委員長(大西勝彦)  議長の御指名がございましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、ただいま休憩中、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会いたしました。  議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。
     審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、ブロック塀等撤去費補助制度の周知方法は、どうするのか。  答え、建築住宅課窓口、広報おおぶ、ホームページ、商工会議所会員への説明、通学路を中心に行うブロック塀のパトロールなどにより周知したいと考えている。  問い、申請件数が増え、補正予算分を使い切った場合は、どうするのか。  答え、申請が増えれば、それだけ危険が減るということであるため、申請状況を見て判断することになる。  問い、既にブロック塀を撤去された方は、補助の対象となるのか。  答え、最短のスケジュールで補助制度の導入を検討した結果、この時期になった。議会承認後に申請をしてもらった方のみを対象とする。  問い、補助対象かどうかは、誰が判断するのか。  答え、市民の方に各自で判断していただく。ただし、判断が難しい場合は、職員が確認を行う。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第44号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第44号「平成30年度大府市一般会計補正予算(第2号)」は、原案のとおり可決されました。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  お諮りします。明日9月6日から12日までの7日間は休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、明日9月6日から12日までの7日間は休会とすることに決定しました。  来る9月13日は、午前9時から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これにて散会します。                 散会 午前10時53分...