大府市議会 > 2018-03-22 >
平成30年第 1回定例会−03月22日-05号

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  1. 大府市議会 2018-03-22
    平成30年第 1回定例会−03月22日-05号


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    最終取得日: 2023-05-21
    平成30年第 1回定例会−03月22日-05号平成30年第 1回定例会 第5日目  平成30年3月22日(木曜日)   午前 9時00分 開議   午後 1時40分 閉会 1 出席議員    1番  小山昌子    2番  大西勝彦    3番  久永和枝    4番  森山守    5番  守屋孝    6番  木下久子    7番  加古守    8番  鷹羽琴美    9番  日高章   10番  山本正和   11番  早川高光   12番  酒井真二
      13番  鷹羽登久子   14番  上西正雄   15番  三宅佳典   17番  深谷直史   18番  柴崎智子   19番  窪地洋 2 欠席議員   16番  鈴木隆 3 職務のため議場に出席した議会事務局職員    事務局長   末廣昭一    議事課長   竹田守孝    議事係長   原田好美    議事係主任  野崎雄介 4 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者    市長        岡村秀人    副市長       山内健次    教育長       宮島年夫    企画政策部長    新美光良    健康都市推進局長  林正実    総務部長      久野幸信    市民協働部長    丸山青朗    福祉子ども部長   玉村雅幸    健康文化部長    今村昌彦    都市整備部長    近藤晃司    建設部長      長谷川重仁    産業振興部長    木學貞夫    水道部長      杉山鐘辞    会計管理者     久野信親    教育部長      内藤郁夫    指導主事      鈴木達見    監査委員事務局長  相羽政信    消防長       上山治人    秘書人事課長    白浜久    企画政策課長    福島智宏    財政課長      信田光隆 5 議事日程  第1 議案第4号 大府市公契約基本条例の制定について  第2 議案第5号 大府市いじめの防止等に関する条例の制定について  第3 議案第6号 大府市表彰条例の一部改正について  第4 議案第7号 大府市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について  第5 議案第8号 大府市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について  第6 議案第9号 大府市手数料条例の一部改正について  第7 議案第10号 大府市監査委員に関する条例の一部改正について  第8 議案第11号 大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  第9 議案第12号 大府市使用料条例の一部改正について  第10 議案第13号 大府市後期高齢者医療に関する条例等の一部改正について  第11 議案第14号 大府市国民健康保険条例の一部改正について  第12 議案第15号 大府市国民健康保険税条例の一部改正について  第13 議案第16号 大府市健康づくり対策審議会に関する条例の一部改正について  第14 議案第17号 大府市産業立地促進条例の一部改正について  第15 議案第18号 大府市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  第16 議案第19号 大府市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について  第17 議案第20号 大府市都市公園条例の一部改正について  第18 議案第21号 大府市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について  第19 議案第22号 市道の路線認定について  第20 議案第24号 平成30年度大府市一般会計予算  第21 議案第25号 平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計予算  第22 議案第26号 平成30年度大府市公共下水道事業特別会計予算  第23 議案第27号 平成30年度大府市農業集落排水事業特別会計予算  第24 議案第28号 平成30年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算  第25 議案第29号 平成30年度大府市水道事業会計予算  第26 議案第30号 名誉市民の推挙について  第27 議員派遣について 6 会議に附した事件   議事日程と同じである。 ○議長(早川高光)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は18名で定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布しました日程表により進めたいと思いますので、よろしくお願いします。  なお、会議録署名議員は、先に指名しました2番・大西勝彦議員及び3番・久永和枝議員にお願いします。  日程第1、議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」を議題とします。  本案は総務委員会に付託してありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・窪地洋・登壇) ◎総務委員長(窪地洋)  おはようございます。  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、3月15日、委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会いたしました。  なお、本日御報告いたします議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。  議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告申し上げます。  問い、チェック組織について規定しなかった理由は何か。  答え、条例の検討段階から組織を設置している自治体等もあるが、本市においては、理念型の条例として準備をしてきており、また、当分の間は、受注者に対し報告義務等を課さないこととしたため、条例の趣旨の周知を中心に行っていきたいと考えている。チェック組織については、必要性が出てきた場合に検討していく。  問い、条例制定に当たり、受注者側となる事業者から意見聴取を行っているか。  答え、市内の建設業者を中心に意見を聴いた。条例の施行に当たり、事務負担が増えることへの懸念等、たくさんの質問を受けたが、条例の趣旨については理解していただけたと認識している。  問い、公契約条例の制定については市長のマニフェストにもあったが、制定までの市長の思いと経過はどうであったか。  答え、公契約の適正な履行を確保しなければならないという市長の思いがあった。最終的には、下請業者にも安定した生活ができるような賃金を確保したいということで、理念型の条例の制定を進めた。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員3名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「受注者に寄り添った視点をあわせ持ち、必要十分な内容で、公契約の適正化を図ろうとする条例案であるため、従業員や下請業者の利益が確保され、結果的に市民サービスの向上につながることを確信し、賛成する」といった趣旨のもの、「条例制定により、公契約の下で働く方たちの労働条件が確保され、労働環境が向上することを期待し、賛成する」といった趣旨のもの、及び「賃金の下限を公表することを、今後、事業者とも相談しながら検討していただきたいと意見を添え、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。9番・日高章議員。 ◆9番議員(日高章)  それでは、議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」、私が所属する自民クラブの総意を代表して、賛成の立場で討論します。  私たちはここに至るまでに、本件に関して、徹底した調査及び研究を重ねてまいりました。そして、それによって得られた要旨は、当該契約に関わって働く全ての方々が幸福であるために、まずは、受注者が不利益となるものであってはならないというものでありました。  そのような視点で本案についてしっかりと検討しましたところ、働く方々や下請企業の利益はもちろんのこと、受注者に寄り添った視点をもあわせ持ちながら、必要十分な内容で、公契約の適正化を図ろうとするものになっていると判断できるものでありました。  他の自治体の例を見ると、公契約を厳正に執り行うことを主眼にし過ぎるあまり、公共サービスに関連する地元の事業所が事業継続困難な状況に陥り、いざというときに必要な協力を得ることができないところもあるようです。  今年の豪雪時に思うように除雪できなかった地域では、公共事業受注者がことごとく廃業している実態が根本の問題として指摘されている自治体もあります。  このような観点で、改めて本条例案に着目すると、第8条では、市内事業者の活用に触れていて、積極的に活用することを明文化していることは、特筆に値します。これならば、請負業者も市当局を信頼して受注をしようと意欲を持つことができるものです。それによって、その従業員とその家族の生活が守られ、さらには、下請企業の利益も確保され、結果として市民サービスの向上につながること間違いないと確信します。  以上のような理由から、私たち自民クラブは、本条例案に自信を持って賛成するものとして、それを代表する討論とします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。1番・小山昌子議員。 ◆1番議員(小山昌子)  議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」、市民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  この条例の目的は、何よりも、公契約事業で働く労働者の適切な労働条件の確保を図ることにあります。決して、事業者に寄り添う条例ではありません。  その意味において、今回、まず条例が制定されることは、大いに意義のあることであり、評価するものであります。  今後、早い時期にこの条例が、単なる理念条例としてではなく、公契約事業で働く者の適正な労働条件を確保する施策を具体的に実現する後ろ盾となり、実効性のあるものになることを期待して、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」、賛成の立場から討論をいたします。  労働条件の確保、市民福祉の向上、地域経済の健全な発展を目的とした理念条例であるという御説明でありました。  目的と理念条例であることが矛盾してはならないというふうに考えます。  受注者が受け入れやすい条例になったのですから、三つの目的がよりスムーズに達成されるということが、理念条例とした結果として表れることを期待いたしますが、この点が、今後の議会としてのチェックポイントとして挙げられます。  例えば、子供たちの教育に関わる契約において、市内業者ではない大手企業によって、大府市が積算している人件費の半分程度の金額しか実際の労働者に支払われていないということなどが、今後、大府市ではあり得ないし、起こった場合には、条例改正も含めた厳しい措置が必要となります。  市内業者と、事業によって利益を受ける市民の両方の利益を守ることが本条例の厳しさであり、そこへ利益をもたらす条例となることを期待して、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第4号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第4号「大府市公契約基本条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。  日程第2、議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・守屋孝・登壇) ◎厚生文教委員長(守屋孝)  皆さん、おはようございます。  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  当委員会は、3月14日、委員会室1において委員6人のうち5人が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日御報告します議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。  議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、市内在住の子供で、東海市の小学校へ通学している子供は、本条例の対象外となるのか。  答え、本条例における学校の定義は、大府市立の小中学校としているため、東海市の小学校へ通学している子供については、本条例の対象には含まれないが、東海市でも同様に、東海市子どものいじめ防止条例を制定しており、お互いに情報を出し合いながら、協力して対策を行っていくことを考えている。  問い、いじめにより、児童生徒の生命、身体又は財産に被害を生じた疑いがあると認めるような重大な事態という判断は、どの場面、どの段階で、誰が行うのか。  答え、まず、学校がいじめの実態を調査し、重大な事態と考えられる案件があった場合は、教育委員会に報告される。その上で、重大な事態と考えられるかどうかという判断を、教育委員会で行うこととなる。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員2名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「いじめとは、ケースによっては子供の命に関わるものであることを踏まえ、今後、条例が意味するところの意識付けを、どのように行っていくのかが問われていくと考えるとともに、丁寧な調査や確認の上で提案に至ったことに感謝し、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「大府市に居住する全ての子供を本条例の対象とすることを模索し続けていただきたいという意見を添えて賛成とする」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。7番・加古守議員。 ◆7番議員(加古守)  議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  いじめをしない、させない、見逃さないまちを目指す決意をその前文に掲げた本条例を制定することは、健康都市の実現を目標とする本市にとって、一本の筋の通った施策であります。  本市では、これまでも、各小中学校で定められている学校いじめ防止基本方針に基づいて、いじめを起こさない教育、また、早期発見、早期対応が実践されておりますが、本条例の制定により、いじめの防止に取り組む心構えや、万一の場合の対応の流れが明文化されたことで、これまでの取組が再認識されるものと考えます。  条例がその効果を発揮するには、制定されるだけではなく、教師や子供、保護者、市民の間で周知され、理解されることが必要です。  今後の取組にも期待をし、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」、賛成の立場で、一言意見を添えさせていただきます。  本会議の質疑の中で、多忙化解消とは関係ないという旨の答弁がされました。  しかし、子供の小さな変化に気付くためにも、教員が心身ともに健康であることが、いじめの防止、又は起こったときに子供に寄り添うためには、この多忙化解消は無関係ではないというふうに思っておりますので、並行して取り組んでいくべきという意見を添えて、賛成といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」、賛成の立場から討論をいたします。  本条例は、大府市のいじめ問題、いじめ対策についての条例であり、多忙化解消とは何の関係もないというふうに意見を申し上げます。  大府市のいじめ対策は、特にこの数年は、他市町にはない経験を積み重ねており、本議案の施行においても、法律で決まったから、条例で決めたからではなく、これまでの優れた経験を、対策連絡協議会において、対策委員会において、各学校、各学級において、生かしていっていただきたいと思います。  それだけの経験を、大府市教育委員会と各学校は積み重ねていらっしゃることに自信持って、本条例の施行に当たっていただくことを意見として申し上げ、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第5号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第5号「大府市いじめの防止等に関する条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。  日程第3、議案第6号「大府市表彰条例の一部改正について」から、日程第18、議案第21号「大府市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・窪地洋・登壇) ◎総務委員長(窪地洋)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、議案第6号「大府市表彰条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。
     審査の過程における質疑応答を簡潔に御報告いたします。  問い、自治功労者の人数と、物故者の状況はどうか。また、合同慰霊祭に出席した遺族の状況はどうか。  答え、平成29年9月1日時点で、自治功労者は246名で、そのうち物故者は185名で、全体の約75パーセントである。合同慰霊祭への出席は、故人である自治功労者から見て、義理の子供や孫等の世代が約3割を超えている状況である。  次に、議案第7号「大府市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。  審査の過程において、質疑はありませんでしたが、本議案については、反対討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「12月議会において手当を引き上げたばかりであり、景気が良くなったという市民の実感がない中で、市民の理解が得られるとは到底思えないため、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、議案第8号「大府市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、特別職報酬等審議会に、議員の活動状況を説明したとのことだが、その中で、議員の活動に対する評価が高かったため、本条例の提案に至ったということか。  答え、人口増加や議会活動の活発化により、議員の活動量が非常に増加していることや、今後の市議会に対する期待などを踏まえ、最終的に報酬を引き上げるという答申がされた。  問い、特別職報酬等審議会における議論では、議員報酬の引上げについては積極的ではなかったと感じており、引き上げる理由が見つからないという意見もあったと記憶しているが、そのような意見をどう考えるか。  答え、県内の他市の状況を踏まえ、現在の報酬月額が適当ではないかという意見もあったが、全体の議論の中で、最終的には、引上げが妥当であるという結論が出された。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名から、賛成討論が委員1名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。  まず、反対討論としては、「平成27年度と比較して、年間の収入が約13万円増加していること、及び議員報酬等の金額は、議員になる前に理解した上で就任していると考えることから、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、賛成討論としては、「労働者の賃上げが伸び悩む状況において、経営者の横並び概念を打ち破り、賃上げを促す効果があるなど、多義的に市民の幸福感の増大につながると考え、賛成する」といった趣旨のものでした。  次に、議案第9号「大府市手数料条例の一部改正について」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、危険物の製造所等の設置許可申請に対する審査等に係る手数料について、対象となる事業所が市内にはないとのことだが、どのような規模のものが考えられ、今後、市内に設置される可能性はあるのか。  答え、例えば、知多市の沿岸部にあるコンビナートのような規模のものが対象となるが、市内に設置される可能性がないわけではないので、条例を改正することとした。  問い、証明等手数料の改定により、歳入がどれだけ増えるのか。  答え、平成30年度予算においては、条例の施行期日である10月1日からの半年間で、約510万円増える見込みである。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「証明等手数料の引上げ幅が大きいことから、反対する」といった趣旨のものでございました。  次に、議案第10号「大府市監査委員に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、今後、識見監査委員を選任していく上で、第三者の視点という観点で、どのような方を選任することを考えているのか。  答え、条例改正の施行後、十分協議をして決定するため、現時点でどのような方を選任するかを決めているわけではないが、大府市の監査委員としてふさわしい、議会に同意をいただけるような、すばらしい方を提案したいと考えている。  次に、議案第16号「大府市健康づくり対策審議会に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、「健康都市おおぶ」推進会議は、「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例に規定されている健康増進計画である新健康おおぶ21プランの推進組織であるのか。  答え、新健康おおぶ21プランの進捗管理等も、「健康都市おおぶ」推進会議で実施していく。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・守屋孝・登壇) ◎厚生文教委員長(守屋孝)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  まず、議案第11号「大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第12号「大府市使用料条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第13号「大府市後期高齢者医療に関する条例等の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第14号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第15号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、国民健康保険事業の広域化により、財政運営が愛知県へ移行するが、国民健康保険被保険者証が変わるなど、市民生活に影響はあるか。  答え、国民健康保険被保険者証については、有効期限まで、現在使用中のものがそのまま使える。  問い、保険税額が急激に上がるのを防ぐため、段階的に徴収税額の改定を行うとのことだが、どれくらいの期間を経て、事業費納付金と同等の徴収税額としていく計画か。  答え、資産割については、2年ごとをめどに段階的に改定し、最終的には廃止する方向で考えているが、徴収税額を事業費納付金と同等としていくには、まだかなりの時間を要すると考えている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「税率を変えざるを得ない状況の中で、市独自の取組で、子育て世代を守ろうとする姿勢を評価し、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・酒井真二・登壇) ◎建設消防委員長(酒井真二)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、3月13日、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日御報告します議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。  まず、議案第17号「大府市産業立地促進条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、条例の失効期限が2年間の延長となるが、期限を平成32年3月31日までとした根拠は何か。  答え、平成32年度には、第6次大府市総合計画及び第4次大府市都市計画マスタープランの策定を予定している。これらと整合性を取るために、2年間の延長を行うことした。  次に、議案第18号「大府市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、市営住宅の入居者のうち認知症である者等が収入申告等を行うことが困難な事情にある場合としているが、認知症である者等とは、どのような方をいうのか。また、家賃決定までの手続はどのように行っていくのか。  答え、認知症である者のほかに、知的障がい者、精神障がい者などとしている。手続については、市が収入状況を調査した上で、家賃の決定をしていく。  次に、議案第19号「大府市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、新たに定めることとした「製造業として市長が別に定める業種」とは、どのようなものか。  答え、基本的には、日本標準産業分類の製造業を網羅する形となる。県が指定しないものでは、貴金属・宝石製品製造業や楽器製造業などがある。  次に、議案第20号「大府市都市公園条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、市民緑地認定制度を利用した場所は、市内にあるか。  答え、市民緑地認定制度は、民間の土地を認定して公園のように利用していく制度である。導入されたばかりであり、その制度を利用した場所は、現在はない。  次に、議案第21号「大府市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第6号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第6号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第6号「大府市表彰条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
     次に、議案第7号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第7号「大府市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について」、反対の討論を行いますが、議案第8号「大府市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」も、同じ理由ですので、ここで討論をさせていただきます。  今回の議案ですけれども、市長や議員の毎月の給与を引き上げる内容の議案となっております。  市長は、月に1万6,000円の引上げになり、105万3,000円になります。副市長は1万3,000円の引上げ、教育長は1万2,000円の引上げとなります。  議長は8,000円引き上げて54万5,000円になり、議員は、それぞれの役職はありますが、一律7,000円引き上げるというものであります。  市長や議員の特別職の年額については、12月議会で、ボーナスに当たる月額に掛かる率が上がり、それぞれ年額が上がったばかりであります。12月議会と今回の条例改正によって、市長の年額は平成29年度と比較して、平成30年度は約27万円上がることになります。  議員については、平成26年度から上がり続けております。平成29年度までで年額で約42万円の増額となっている上に、今回の改正でさらに、平成30年度は11万7,000円以上増えることになります。  大府市の人口が増え、議員1人当たりの人口が増えることは事実でありますが、人口増を見込んだ上で、この間、議員の定数を削減してきた経過があります。  議員定数削減の際でも、自民クラブの討論の中では、市民による議員定数、議員報酬の削減要求で議会・議員不信の深刻さが増しているという情勢に触れ、市民クラブの討論では、高齢化率と財政力の関係から考えても厳しい状況下に陥ることが想定されるなど、財政のことにも触れていました。  財政を一つの理由に議員の定数を減らしてきたことも、今回の報酬引上げには矛盾するものであります。  また、特別職等報酬審議会の議論でも、市長や教育長などについては、積極的な発言がありましたが、議員については、議員の報酬を引き上げる理由が見当たらないという意見や、県内でも低くはない状況があります。  また、商売をやっていても景気回復の実感はないが、議員の方には頑張ってほしいという期待感が込められていた答申のようです。  しかし、景気がよくなったという報道はあるものの、市民の実感はいまだにない中、市民への理解が得られる議案ではないという理由で、反対をいたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第7号「大府市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について」と、議案第8号「大府市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」、内容が合わさりますので、一括で討論をさせていただきます。  まず、総務委員会での議案審査において、質疑の後、委員長が、まず反対者から討論させ、次に賛成者からの討論を促すのが議会のルールであり、総務委員長もそういう委員会運営を行っていると承知をしております。  総務委員会の本議案審査において、このルールを無視して、賛成者に先に討論を促し、その後で、賛成者の討論内容について反対討論を行うと。先輩議員たちも含めて、ほかの議員全てが踏襲しているルールを守るということは当然であり、この点については、後の議案にも関係ありますので、あわせて後に討論をいたします。  本議案は、特別職報酬等審議会の答申を受けた議案であります。各分野の専門家である、かつ、間違いなく大府市民の代表であり、審議会全体の答申をゆがめるものとしてはなりません。  すなわち、議事録の中から、自分の意見に近いものだけを抜き書きすることは、許されることではありません。  増額するべき積極的理由は見当たらないとした委員は、確かにいました。しかし、その後、同じ会議内で、議会の最近の様子、テーマ活動など調査研究、議員提案等、活発化している話を聞いて、市長からの諮問ではなく、委員のほうから議員の報酬の引上げの提案が出て、全員賛成で決められているものであります。  さらに、答申には、議員については、市長に対して活発な政策提言を行うとともに、平成29年第1回定例会では、議員提案により「健康都市おおぶ」みんなの健康づくり推進条例を制定するなど、活発な議会活動を継続して行っているという文言が答申に加えられて、書かれております。  市長については、行政運営の責任者として、厳しい経済情勢が続く中、健全な財政運営を維持していることは大いに評価できる。さらに、今後の特別職の市政運営に対する期待等を考慮すると、給料月額の引上げを行うべきとしています。  つまり、議会が、あるいは市長が行ってきた仕事の中身を市民の方が評価され、そして、今後の期待を明記されての特別職の報酬の増額の答申であります。  以上が、審議会及び答申のゆがめることのない主旨であり、この答申に本議案は忠実に踏襲したものでありますから、賛成といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第7号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第7号「大府市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第8号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第8号「大府市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第9号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第9号「大府市手数料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。13番・鷹羽登久子議員。 ◆13番議員(鷹羽登久子)  それでは、議案第10号「大府市監査委員に関する条例の一部改正について」、賛成として、意見を添えさせていただきます。  平成29年地方自治法改正により、議選の監査委員選任の義務付けが緩和されたため、監査委員と議会のチェック機能における役割分担を純化するための御提案と了解しております。  岡村市長におかれましては、スピード感を持って進める姿勢が、時に奏功する良いことでもあるけれども、時には拙速にならないようにお願いしたいということは、これまでも申し上げてきたことでありますが、本提案においても、現監査委員の任期中は継続するということであるなら、今しばらく議会内の議論の動向を見極めていただく時間の猶予があってよかったのではないかと考えるものであります。  もちろん、市長から改正を御提案いただくことに何ら問題があるわけではございません。  しかし、各地の動向に関し、私の知る範囲では、議選監査委員をどうするか、まず議会側から検討を進めるケースが多く、まだ条例改正に着手する自治体は、それほど多くない状況でございます。  議会側から検討を進めることで、二元代表における議会のチェック機能と、監査委員による監査の役割の違いを棚卸しし、さらに、議会という機関として、長の執行に対し、どう監視の役割を果たすのが望ましいかということを、議員相互に議論する機会にもなり得た可能性を考えるところであります。  当市議会においても、地方自治法改正を受けて、議選監査委員の義務付けが緩和されたことは周知されており、会派代表者会議で数度の話合いがあったと承知しておるところであります。  議会側から一切手を付ける素振りがなかったとは言えません。  私としては、議会内で改めて、自治体監査委員とはいかなるものか、地方自治法改正が求める監査制度の充実強化につなげるには、議選監査委員の在り方はどうするのがよいのかということが、議員相互に検討され、その相互の意見交換を聴いて、それを踏まえた結論を出したかったという思いがございます。  本提案に対し、委員会の審査の結果として、全委員が一致して賛成可決ということであり、結果として、それを了解するものであります。  今後は、議選を廃止し、識見を有する監査委員を選任していくということになりますが、自治体経営と企業経営とは、会計制度の違いだけではなく、質的にも異なる部分が多々あるため、資格の有無だけでなく、そのような理解もある人選が望ましいということ、そして、本提案をもって、更なる監査機能の充実強化となり、内部統制を向上させる取組となるよう意見を添えまして、賛成といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第10号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第10号「大府市監査委員に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第11号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第11号「大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第12号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第12号「大府市使用料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第13号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第13号「大府市後期高齢者医療に関する条例等の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第14号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」と、次の議案第15号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」、重ねて討論をさせていただきます。
     議案第14号ですけれども、これは、これまで大府市で行ってきた国保事業を、愛知県と大府市で一緒に国保の運営を行う、すなわち、広域化していくという内容であります。  議案第15号は、国保の広域化によって、国保税を具体的に決めていく内容でありますが、関連がありますので、重ねて討論をいたします。  国保の広域化の推進は、そもそも旧民主党が掲げました医療保険の一元化とともに、元々、小泉自公政権が、医療構造改革の骨格として打ち出したものであります。住民に対する市町村の負担軽減をやめさせ、国民に保険料の引上げか受診の抑制かを迫って、医療費削減を図ることが狙いであります。市民の命と健康を守る社会保障制度としての公的医療保険を破壊する大改悪であり、賛成することはできません。  具体的には、大府市として、これまでどおり、個々の保険税額を決めたり、徴収を行うため、市民との窓口でのやり取りは変わりません。新たに変わる点では、愛知県が決めました国保事業費納付金を、愛知県に大府市が支払うということであります。  愛知県は、国保の財政運営の責任主体となり、制度の安定化を図るための中心的な役割を担うこととなります。つまり、愛知県内で掛かる医療費を一括して愛知県が管理し、全額、県が給付することになります。  大府市の場合、医療費水準は県内で平均的な位置ではありますが、所得水準が高いということで、これまでの大府市独自での国保の運営費より多い納付金を県へ支払うことになります。  では、その納付金を誰が負担するのか。加入者と大府市民が、県民全体の保険税を補い合うことになります。  愛知県全体で国保を運営しようというものですが、そもそも国保の対象者は、高齢者や所得の低い市民、病気などで仕事を辞めざるを得なかった方などですから、国保加入者だけでは運営できない保険であり、退職した市民はいずれ加入するのが国民健康保険であります。  一般の保険とは違い、社会保障である国保は、誰もが加入することができ、支払能力に応じた保険税を定める必要がありますが、保険税が上がれば、滞納者も増えることが考えられます。  広域化することでメリットとなるのか。国保事業は、どの自治体も赤字の運営で、国保税の負担を軽減するために、一般会計からの繰入れで賄っている自治体が多くなっています。赤字の自治体同士が一緒になっても、赤字が解消されるはずがありません。  国は、急激に保険税を引き上げれば混乱が生じるおそれがあるとして、激変緩和措置を取りました。急激に保険税が上がるということは、国も認めている事実であります。  今回の条例改正に伴い、大府市は18歳以下の子供の減免制度の創設をいたしました。これは評価をいたします。しかし、裏を返せば、それだけ負担が増えるということにもなります。  今回は、資産割を減らし、所得割を増やすことになりました。今後、資産割をなくしていく中で、そのなくした税をどういった層が負担をしていくのかが大きな課題であり、保険加入者内での負担となっては、とても払える保険税にはなりません。  国保は、社会保障の一つであり、一部の人の保険ではなく、全ての国民が加入対象となり得るものです。病気、貧困、失業など、誰にでも起こり得ることで、自己責任ではどうしようもない問題への社会的対応が社会保障であります。  家族や地域の助け合いでも対応できないから生み出された仕組みであり、支払う金額などに応じて補償が変わり、助け合いで運営する民間の自動車保険や医療保険とは全く違うことを改めて強調させていただきます。  支援が必要な加入者に対して保険税を引き上げ、滞納者には納税を迫ることが社会保障ではありません。今でも、国保加入者に重くのしかかる、高過ぎる保険税を更に引き上げる議案となっています。  本来、社会保障である国保は、国が責任を持って保障していくべき制度であります。大府市民や国保加入者が県民全体の国保税を負担し合う国保の広域化は、大府市民にとってもメリットが見当たりません。社会保障制度の在り方から見ても、個々の自治体で背負うものではありません。  力持ちの大企業の減税、増え続ける軍事費への投資など、国の税金の使い方を改め、この間、減らし続けている社会保障へ税金を使うべきであります。  国保財政については、国が半分負担していた割合に戻すよう、補助の増額をし、全く持ち出しをしなくなった愛知県にも補助の復活をと、大府市からも意見を上げ続ける必要があります。  さらに、医療が進み、効果のある高額の薬も多くあり、多くの命を救い、痛み苦しみから逃れることができています。しかし、高過ぎる薬価の適正価格については、国会論戦を受けて薬価が下がるなど、言い値ではないかと、ブラックボックスを指摘する意見もあります。  薬価を適正にし、社会保障制度としての責任を国に果たさせる役割が大府市にもあるということを強く申し上げ、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第14号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」と議案第15号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」、あわせて討論をいたします。  ここは、国会ではございません。国の制度、施策については、国会議員となられた方が国会で審議をしていただいて、そこで制度が決められてまいります。県にしろ、大府市にしろ、国で決められた制度の下で、許される範囲で裁量を振るってまいります。  今回の二つの議案におきましては、国で決められた制度に基づいて、県と大府市との関係、県に納める納付金の関係から、大府市の裁量で何を行うかということが議案であります。  まず、課税の四方式についてでありますが、資産割、ここについての考え方は、高齢社会の進展に伴い、資産はあるけれども、仕事が終わり、年金生活になり、家はあるけれども収入が減るという市民が増加しております。一般的に大金持ちの市民の方だけではなく、持ち家率の高い大府市の場合は、一般的な市民の話であります。ここについての負担の割合をどうしていくのかということが1点目。  さらに、子育て世代の保険税についての負担をどうするかという点で、独自の軽減率をあみ出されました。ここについて、軽減をしていくという大府市の方針が2点目。これが今回の議案であります。  この2点について、反対する理由は、私には見当たりません。  国の国民健康保険の施策に対する意見はさておき、今回の議案第14号、議案第15号については、全く反対の余地はないことを申し上げて、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第14号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第14号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第15号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第15号「大府市国民健康保険税条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第16号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第16号「大府市健康づくり対策審議会に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第17号「大府市産業立地促進条例の一部改正について」、反対をいたします。  産業立地促進条例は、一定の条件を満たした企業の固定資産税と都市計画税を実質5年間、免除をするというものであり、今回は、その優遇税制を2年延長するという議案であります。  大府市内の事業所が減ってきている中、一定の企業が無税となる条例を延長するよりも、市内の中小企業に対しての対策が優先ではないかという立場で、反対をいたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第17号「大府市産業立地促進条例の一部改正について」、賛成の立場で討論をいたします。  議案の説明で御説明いただきました雇用の拡大、大府市の税収の安定とともに、特に期待されますのが、大府市では、健康長寿関連産業の立地促進であります。  障がいや高齢による困難を抱えた市民の暮らしを実際に楽にするためには、どういう製品に、どういう促進策を行うのか。また、地域包括ケアやフレイル予防に関して、どういう産業、どういう器具の開発促進が大府市民の健康長寿につながるのか。大府市の行政自身、また、審議する私たち議会もともに、はっきりとした意志を持ち、政策化する必要があります。  産官学、このうちの官には、私ども議会も含まれる、こういう自覚を持って、市民の利益にかなうかどうか。企業任せではなく、行政、議会も責任を持って、一歩も二歩も、また質的な大きな前進を求められるということを賛成討論の中身として申し上げたいと思います。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第17号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第17号「大府市産業立地促進条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第18号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第18号「大府市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第19号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第19号「大府市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第20号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第20号「大府市都市公園条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第21号「大府市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」、反対をいたします。
     消防団員の活動は広く、多くの時間も拘束される中、仕事をしながら、また、家族との時間を割きながらの活動となります。活動に対して一定支給されるものの、ボランティアに近い地域活動も多くあるのではないでしょうか。  今回は、その活動の中で公務災害にあった場合の補償となる補償基礎額を減額する内容が含まれるため、反対をするものであります。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第21号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第21号「大府市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  日程第19、議案第22号「市道の路線認定について」を議題とします。  本案は建設消防委員会に付託してありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・酒井真二・登壇) ◎建設消防委員長(酒井真二)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第22号「市道の路線認定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第22号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第22号「市道の路線認定について」は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午前10時35分とします。                 休憩 午前10時19分                 再開 午前10時35分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第20、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」を議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・酒井真二・登壇) ◎建設消防委員長(酒井真二)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、市民要望に迅速に応えるため、警察が管轄する路面表示の塗り替えなどを市が施工することについて検討しているか。  答え、路面表示には、道路法に基づき、道路管理者が施工するものと、道路交通法に基づき、都道府県公安委員会が施工するものとに分かれており、法に定められた枠を越えて施工することはできないため、公安委員会管轄の路面表示については、東海警察署を通じて強く要望していく。なお、外側線やグリーンベルト、交差点部のカラー舗装などは、道路管理者でも施工することが可能なので、所轄の警察等と協議しながら施工していきたいと考えている。  問い、大府駅東駐車場及び自転車駐車場整備に関する民間提案募集の審査の結果はどのようになったか。また、今後の整備スケジュールはどのようになっているか。  答え、駐車場の立体化によって発生する余剰床に、駅周辺のにぎわいづくりを進めるための施設の提案を募集した結果、駐車場と生活サービス施設等を併設する、独立採算の定期借地による事業方式を採用することとした。平成30年度に募集要項を作成して、民間事業者を選考し、平成31年度に工事を行い、平成32年度に供用開始の予定である。  問い、おおぶ子育てサポート優良事業者表彰事業について、ワーク・ライフ・バランスの観点から、優良事業者表彰事業の対象を広げる検討はされたか。  答え、子育てサポート優良事業者表彰は、ワーク・ライフ・バランスのうち、子育てに特化した表彰制度となっている。対象を広げることについては、平成30年度に検討していきたいと考えている。  問い、園芸農産対策補助事業の休耕地花いっぱい事業は、どのような内容か。  答え、平成30年度から、国による米の生産数量目標がなくなるため、水田転作の補助の見直しを行い、一部の作物を廃止した。しかし、耕作放棄地の拡大を抑制する観点から、本事業を創設し、景観作物についての補助の上乗せを行い、草刈り等の保全管理への補助は存続し、市内農地の適正な管理を図りたいと考えている。  問い、新規項目の「6次産業化の推進」は、平成30年度から始めるに当たり、どのような推進戦略を考えているのか。  答え、本戦略を推進するに当たり、6次産業化についての農業者勉強会の開催、加工又は販売実績のある農業者からのノウハウを農業者へ紹介すること、農業者と加工、販売等、事業者とのマッチング、新商品の開発や販路拡大の商談会などへの出展、加工・販売施設の整備などに対する支援という四つの戦略を考えている。  問い、大府・共和駅前の空き店舗等の利活用を促すため、補助制度が新たに創設されるが、既存の事業所が店舗の改装をする際の費用に対して、補助制度の検討はされなかったのか。  答え、この補助事業は、大府・共和駅前の空き店舗等を利活用し、新規に創業して、中心市街地が活性化することを目的としている。既存の事業所が店舗の改装をする際の費用については、大府市中小企業研究開発等促進事業費補助制度の事業化促進事業で対応しているため、補助の対象とはしなかった。  問い、大府駅自由通路の上部の網の部分を塗装する計画はあるか。  答え、大府駅自由通路の上部の既設の網は、過去に塗装の重ね塗りを行ったものが、劣化により剥がれた状態となっており、重ね塗りを行っても、早期に剥がれるおそれがあることから、今後の維持管理及び景観に配慮して、平成31年度に網を取り替えることを計画している。  問い、市道柊山大府線の供用開始の時期はいつか。また、都市計画道路瀬戸大府東海線のうち、明神川から惣作交差点までの区間の4車線供用開始の時期はいつか。また、県道名和大府線の田面交差点の右折帯設置の完了時期はいつか。  答え、市道柊山大府線については、平成31年度秋頃の供用開始を目指し、事業を進めている。瀬戸大府東海線については、現在のところ、県から、平成31年度をめどに整備完了を目指していると聞いている。また、田面交差点改良事業については、建物等の物件移転があり、交渉に時間が掛かっているが、用地買収が完了すれば、交差点改良整備には、おおむね2年程度の時間を要すると県から聞いている。  問い、住宅用火災警報器の設置が義務化されてから10年が経過するが、設置状況はどうか。  答え、平成29年度の大府市産業文化まつり及び秋の火災予防運動期間中に大型店舗で実施したアンケートによる聞き取り調査の結果、設置世帯は87.5パーセントであり、火災予防条例適合設置の世帯は54.5パーセントであった。また、新築一戸建て住宅については、申請図面の審査により、100パーセントの設置率になっている。  主な質疑応答は以上でございますが、本議案については、賛成討論が委員3名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「JR大府駅前のにぎわい創出や、快適で便利な暮らしの基盤づくりにも注力されており、今後、ますます『日本一元気な健康都市おおぶ』の実現に向けて、まい進されることを期待し、賛成とする」といった趣旨のもの、「それぞれの事業が掲げている目的を達成することが、市民の心身の健康にもつながると考え、スピード感を持って進めていただくことを願い、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「一つ一つ改善を積み重ね、後戻りしないような仕組みに落とし込むことが、政治や行政の役割である。道路については、県や警察との協業の体制をつくり、進めていくことを期待して、賛成とする」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・守屋孝・登壇) ◎厚生文教委員長(守屋孝)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、銅像を設置することで、大府市ゆかりの偉人である鈴木政吉氏を、どの程度市民に広められると考えているか。また、募金を行うなどして、市民に広めてから銅像制作に当たるなどの検討はなかったか。  答え、銅像を設置する予定のおおぶ文化交流の杜は、バイオリンなどの発表会の開催や市外からの視察も多いため、市内外に鈴木政吉氏を知ってもらうきっかけとなることを期待している。さらに、幅広く市民に賛同を求めるため、今後、募金等の活動を行い、政吉氏を知ってもらう機会としたいと考えている。  問い、郷土の偉人である鈴木政吉氏の銅像を、道徳教育上、どのように位置付けていく考えか。  答え、大府市にゆかりのある人物を市独自の副読本で取り上げることを予定しており、現在、作業を進めている。身近なところに、道徳の授業で取り上げられる人物の銅像があることにより、良い効果が表れるのではないかと期待している。  問い、地域づくりコーディネーターを増員することで、地域及び市民に対し、どのような効果が期待できるのか。  答え、増員によって、地域の課題について、地域性や実態を考慮しながら、よりきめ細かく、地域の方々と一緒に解決方法を考え、実施できるものと考えている。その結果として、身近な地域での助け合いや支え合い、つながりの大切さが再認識されるとともに、誰もが住みよい地域福祉の推進にも寄与するものと期待している。  問い、中学生の平和学習機会の創出の具体的な内容は何か。  答え、被爆地である広島を訪問し、原爆ドーム、平和記念公園、広島平和記念資料館の見学や被爆体験者の講話を聴くなど、広島で起きた事実を知り、学び、平和の尊さ、大切さを感じてもらう機会とする。派遣後には、報告会の開催や報告文集を作成し、学校等への配布を予定している。  問い、医療・介護について、本人や家族と医療・介護従事者が、あらかじめ話し合うというアドバンス・ケア・プランニングについて、普及の必要性と効用は何であると考えるか。  答え、将来の介護需要を見据え、可能な限り在宅で生活できる仕組みの構築が必要である。試行的に使った中で、一定の効果も確認している。効用として、アドバンス・ケア・プランニングを通して医療・介護の制度を知ってもらえること、患者本人や家族の意思に基づいた円滑な支援を行うこと、突然の事態に慌てずに済むことなどが考えられる。  問い、平成31年度入園の申込みに際し、公立保育園と私立保育園の両方に入園申込みを行う場合、どのような手続となるか。  答え、認可保育所であれば、公立保育園と私立保育園の間で手続の差はなく、公立、私立を問わず、第3希望まで受け付ける。平成30年度についても、これまでの手続と変わりはないが、例年よりも早い時期から、丁寧に説明していく必要があると考えている。  問い、新しく開設される子育て世代包括支援センターの具体的な事業内容はどのようなものか。大府市独自で考えている取組はあるか。  答え、センターの名称を「おおぶ妊産婦相談室」とし、妊娠届出時に、全ての妊婦に対して面談を行っていく。本市独自の取組としては、保健センターの2階に相談室を設け、妊娠期、出産を迎えるためのセルフプランを、面接した保健師と一緒に作成することを考えている。  問い、東海市への児童委託が継続されているが、吉田小学校へ通学させることができない理由は何か。また、スクールバスによる吉田小学校への通学を検討したか。  答え、小学校入学時に、吉田小学校か東海市の小学校のどちらを希望するか、保護者への意思確認を行った上で、就学先を決定している。スクールバスの活用については、運行の手法や経費等の検討を始めており、児童や地域への影響を考慮しながら、調整や検討が必要な項目の洗い出しを始めている。  問い、道徳教育が教科化されることにより、現在と何が変わるのか。  答え、道徳教育が教科化された後も、人として、よりよく生きていくための道徳的実践力を高めていくという点で変わりはない。教科書が作成され、記述による評価が必須事項となる部分が変更点であるが、個々の児童生徒がいかに成長したかを積極的に、継続的に受け止め、励ます評価をするとともに、教え込む道徳ではなく、児童生徒が主体的、対話的に考え、自分の生き方に生かせる道徳を行っていく。  問い、新規事業のレスリング教室について、指導できる人材や機会が限られるが、どのように事業を継続させ、競技スポーツとして発展させていくことを期待するか。  答え、レスリング教室は、OBUエニスポのメニューに組み入れ、至学館大学のレスリング部員を講師とし、市民体育館を教室会場として行う予定である。将来、本市からレスリングのメダリストが誕生することを目指した教室運営ができればとの思いが至学館大学と合致したことで、教室の実現に至った。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員4名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。
     その内容は、「子育て支援の加速や健康で生きがいあふれる生活づくりを目指す姿勢、学習環境の充実等を総合的に判断して賛成とする」といった趣旨のもの、「昨年を上回る巨大な予算案の中、更なる周知のために再考の余地がある事業もあるが、日本一子育てしやすいまちが実現できる予算と考え、賛成とする」といった趣旨のもの、「多くの事業を含んだ予算案をめぐり、市と議会が交わしたやり取りの全てが、市民のためにプラスの結果に結び付いていくと信じ、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「都市型の課題に対じする厳しい財政経営の中、スピード感を持って進める中でも拙速にならないよう、合理的に進めてほしいという意見を添え、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・窪地洋・登壇) ◎総務委員長(窪地洋)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、新規項目のメンター研修、公会計制度実務研修の内容と対象職員は。また、内容を拡充する研修はあるか。  答え、メンター研修は、新規採用職員や育児休業から復帰した職員に対するメンター制度を効果的にするため、新規採用職員が配属された部署の職員、及び新たに一般職で育児休業から復帰後2年目から5年目の女性職員で主任以上のものを対象に実施する。公会計制度実務研修は、公会計制度の基礎的な知識を習得するため、全職員を対象に実施する。内容を拡充する研修としては、クレーム対応研修の内容を高度化したハードクレーム対応研修、及びメンタルヘルス研修の内容をより具体化したメンタルタフネス研修を実施する。  問い、自治区とコミュニティの区割りの違いによる弊害をどのように解決するのか。  答え、自治区・コミュニティ合同情報交換会を開催したところ、地域組織の自主性・自立性を尊重し、課題は地域ごとで話し合うことがまずは重要であるとの結論に至った。市としては、地域からの要望があれば、話合いの開催を支援し、地域での話合いの動向を見ながら、協働の取組として地域組織と一緒に考えていく。  問い、若者プロジェクト企画は、平成30年度は実施しないのか。また、若者プロジェクト企画と駅前のにぎわいづくりとの関係をどのように考えているのか。  答え、若者プロジェクトは、若者自身が企画し運営することで、自己肯定感を高めることを目指しており、企画から実施まで、ある程度の期間が必要と見込まれるため、平成30年度に検討し、平成31年度に実施したいと考えている。また、悪天候により中止にはなったが、平成29年度は、駅前のにぎわいづくりをテーマに若者が企画運営することで、若者の健全育成を図ること等を目的に取り組んだ。今後については、最も効果的な事業となるよう、駅前のにぎわいづくりをテーマとするかどうかも含め、方向性を検討している。  問い、仕事と家庭の両立支援に関する企業向けセミナーは、イクボスでワーク・ライフ・バランスを推進する取組の一環だと思うが、市長が幹部職員とともに率先垂範して、イクボス宣言をする考えはあるか。また、市内事業所にイクボス宣言をすることを呼び掛け、県内初の市と市内事業所の共同イクボス宣言をする考えはあるか。  答え、おおぶ男女共同参画プラン5では、「夫の家事・育児参加の促進」を重点目標の一つとし、これまでもワーク・ライフ・バランスの推進等を啓発してきており、組織のトップや管理職の意識は重要であると感じている。市役所も、一事業所として、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでおり、率先垂範してのイクボス宣言や、他の事業所との共同宣言についても検討していきたい。  問い、交通指導員を確保するために、どのような取組をするのか。また、横断歩道でのハンドアップ運動の積極的な推進は、具体的にはどのように行うのか。  答え、交通指導員については、これまで、登下校時の交通立哨、交通安全教室及び啓発活動の補助の全ての勤務を行うことを採用要件としていたが、今後は登下校時の交通立哨のみの勤務も可能とし、募集する。また、ハンドアップ運動については、「横断者優先」「ハンドアップ」と書かれたのぼり旗やプレートを持ち、東海警察署及び交通安全協会と連携し、直接、ドライバーと横断者へ街頭立哨啓発をしていく。  問い、大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例の理念の啓発と、モニュメントの設置はどのような関係があるのか。また、モニュメントを設置することで、どれだけ啓発されると考えるか。  答え、条例の趣旨である、認知症への理解を進めるという本市の決意を表明するとともに、「認知症に対する不安のないまち・おおぶ」を市内外へPRするため、認知症サポーターのあかしであるオレンジリングをかたどったモニュメントを設置し、説明文をあわせて明記することで、条例の趣旨を広く啓発できると考えている。モニュメントは、大府駅西口のロータリーに設置することで、市民だけでなく、大府市を訪れる市外、国外の方に対しても、取組を広くPRすることができると考えている。  問い、大府市家庭系ごみ減量化実施計画では、現段階で、ごみ袋の実質値上げについて、どのような方向の検討がされるのか。また、ごみ袋の値上げ以外に、市民の意識を変えていくための事業などを行う考えはないか。  答え、現段階でのごみ袋の実質値上げはない。ごみ処理手数料の徴収については、大府市家庭系ごみ減量化実施計画案に、東部知多衛生組合の構成市町が料金をそろえる旨、及び近隣市町の金額を考慮する旨が記載されており、当該計画案に基づき検討する。ごみ処理手数料有料化以外でも、3R、資源回収、30・10(さんまるいちまる)運動のPR、東部知多クリーンセンターへの直接搬入ごみの処理経費の適正負担など、多くのごみ減量化施策を行う予定である。  問い、東海沖大地震の被害が想定される他の自治体では、衛生管理しやすく、簡便なマンホールトイレの整備を進めているが、このような災害用トイレを整備する考えはあるか。  答え、災害用のマンホールトイレは、既に市内に幾つか設置している。マンホールトイレを使用するには、少なくとも下水道が使用できなくてはならないが、下水道が使用できれば基本的に通常のトイレが使用できる。災害用のトイレは仮設トイレなどで対応可能と考えており、平成30年度予算でのマンホールトイレの整備は考えていない。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名から、賛成討論が委員2名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告します。  まず、反対討論としては、「国が推し進めるマイナンバー制度に対し、大府市独自の判断で市民の生活を守る立場になっていないことから、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、賛成討論としては、「市長は本気で改善改革に取り組んでおり、未来に対して明るい希望が持てる予算編成となっている。ウェルネスバレープロジェクトのロードマップを一刻も早くつくることや、市長と幹部職員が率先してイクボス宣言を推奨する姿勢を見せることを期待して、賛成する」といった趣旨のもの、及び「過去最大の予算規模となっており、健全な財政運営にあると考える。WHO健康都市推進事業において、認知症への理解を深め、広く啓発するため、東浦町や愛知県と更なる連携を期待する等の意見を添え、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」について、反対の討論をさせていただきます。  今、国政では、学校法人森友学園への国有地取引をめぐって、財務省の決裁文書が改ざんされていたことを安倍政権が認めるなど、国民の信頼をなくす問題が続いています。国会に改ざん文書を出してきたことは、主権者である国民を見下し、裏切りとも言える大問題であります。安倍首相は国民主権を無視し、数の力で自分の思っていることが何でも通るという錯覚が今の事態を招いているのではないでしょうか。  大府市でも、市民が主人公の予算となっているのかという視点で討論を行います。  まずは、平和についてであります。  どれだけ良い政策があっても、どれだけ良い事業を行っていても、平和でなければ積み上げてきたもの全てを失うことになります。そういった意味では、この間、大府市において平和に関する取組が少しずつ広がっていることに対して、高く評価をしております。  しかし、2018年度は、安倍自民党・公明党政権による、これまでの社会保障制度の後退が幾つも重なる年であります。  そのため、住民に一番近い身近な存在の自治体であります大府市がその対応に追われ、さらに、その制度の影響を受けるのは、大府市民であります。大府市が国の行う改悪に対して、どう住民を守っていくのかを見ていきました。  国は、全世帯に関わる社会保障の改悪を2018年度に盛り込んでいます。その一つに、生活保護基準の引下げがあります。  国は、生活保護利用世帯の7割が食費や光熱費など日常生活費に充てます生活扶助費を最大5パーセント削減する方針を決定しました。2018年10月から2020年10月まで、3年連続で減額する計画です。2013年にも最大で10パーセントという過去最大の生活扶助費の引下げを行っています。  厚生労働省の試算では、子供の多い世帯ほど削減幅が大きくなると言います。都市部に住む夫婦と子供1人世帯の場合は、年間3万6,000円、夫婦と子供2人世帯では、年10万8,000円削減されることとなります。  厚生労働省は1月の対応方針で、保育料の免除などの影響が出る国の制度については、できる限りその影響が及ばないよう対応するとし、準要保護者に対する就学援助などは、各自治体で判断していただくと、大府市独自での対策を否定しておりません。  大府市であります現場からの声を国に上げつつ、国からの制度の後退に対して大府市民を最大限守るべきであります。  大府市の予算の本会議質疑の答弁では、個人の状況を把握し、適切な保護費で最低限の生活ができるように行っていくとのことですが、生活保護費の引下げに連動して、住民税、保育料、介護保険料、就学援助制度や最低賃金が決められます。就学援助制度も大府市として前進してきたのですから、生活保護基準が引き下げられることで、後退とならないよう対策をとるべきであります。  障がい者については、2018年4月施行の改正、障害者総合支援法等によって、新サービスの報酬と基準の設定が行われます。重大な問題は、就労継続支援B型の基本報酬が、平均工賃に応じた見直しになることです。平均工賃を7段階に分け、成果主義を強化する仕組みで、重度の利用者を受け入れる事業者にとって厳しい条件となります。  多くの障がい者は、障がい者自身の年金だけでは生活できない上、仕事に就いても、働くための利用料が必要な場合も多くあります。障がい者の親の蓄えで何とか生活している方もみえます。親亡き後の生活に大きな不安を持つ家族にとって、命を削られる改正であります。  こういった国の社会保障の切り捨てなどに対して、大府市が市民を守る姿勢となっているかであります。  日本共産党は、マイナンバー制度について廃止していく立場は変わりません。この1月から、任意でありますが、預貯金口座マイナンバー登録制度も始まります。ますますプライバシーの漏えいのおそれが増してきています。  私もこの間、国の進めるマイナンバー制度の漏えいや誤配が繰り返されていることを指摘しました。そんな中で大府市が、住民の立場となり、国に対して住民を守っていく立場になっていないことが、一つ、反対の理由であります。  昨年の総務委員会の予算審査でも取り上げましたように、市役所から事業所への特別徴収税額決定通知書の送付に対して、マイナンバーは申告には直接影響がないため、本人の承諾なしでマイナンバーを記載して送付することは問題であるから、記載しないようにと議論しました。  名古屋市を始め、こういった問題を懸念した自治体は、我がまちで考え、マイナンバーの記入を行いませんでした。しかし、大府市では、事前に想定される問題を知った上で検討し、国の言うとおりにマイナンバーを記載して送付した結果、特別徴収税額決定通知書の誤配が大府市でも起こったわけです。この誤配の事実は、国が言ったからと責任転嫁できるものではありません。  国は、こういった誤配、誤送付や企業のコスト負担が大きいことなどのマイナンバー問題を受けて、政府が一部方針転換し、特別徴収税額の通知書のマイナンバー記載義務を撤回しました。名古屋市のように、現場の判断が正しい場合もあるわけです。  大府市の役割として、住民と直接関わる現場の職員が、国の政策が住民にとって不利益を生じるものであれば、立ち止まって考えることも必要ではないでしょうか。  大府市は、子供の医療費無料化についても、いち早く取り組み、国からの実質、税金の減額となるペナルティを受け続けながら、子育て支援を行ってきました。そういった取組が各自治体に広がり、愛知県内での子供の医療費無料化は、2017年現在、9割の自治体が実施しています。子育て支援の充実のために、大府市が体を張った事業であります。  このように、市民の生活を守る立場で、ほかの自治体のけん引役となるべきではないでしょうか。国の動きによって振り回されているのは、市民と対応する職員であります。国のやり方に全て沿う態度では、国がこれから行う改悪に対して、市民を守っていくことができません。是非、日本全体が良くなるためのリーダーシップを見せていただきたいと思います。  次に、保育園の待機児童問題です。  大府市は、保育需要は待ったなしの重要な施策として認めてきています。しかし、待機児童対策の保育園の新設について、予算の本会議質疑では、保育園の入園希望者数が想定外だったという旨の答弁でした。  保育ニーズは急にわいて出たものではありません。毎年のように、希望の保育園に入れない問題については指摘をしてきました。7年、8年前から入園の決定者数を入園の申込者数が200人、300人と上回っていること、さらに、そのほとんどが2歳以下の児童であることも、大府市は認識していたわけです。待機児童に対して、想定外の人数という答弁は無責任ではないでしょうか。  平成30年度に保育園を新たに利用したいという、在園児を除く入園の申込者数は、私が調査を始めてから過去最高の1,010人となりました。そのうち、入園が決定したのが742人、残る268人のうち134人は、第1希望の保育園に入ることができませんでした。  国の基準でいう待機児童は、今年度16人でしたが、希望の保育園に入れず、仕事復帰を延ばさざるを得なかった、再就職ができなかった世帯を含めれば、保護者の立場からの待機児童は、新年度も出ると予測されます。保育ニーズを知りながら計画的に進めていれば、2年早ければ、今年度もこの待機児童を出すこともなかったと思います。新年度に大府市の責任を最大限果たすべきだと考えます。  保育園の待機児童問題は、単に子供が預けられなくて困ったという問題ではありません。一人親世帯だけではなく、正規で働いていない共働き世帯など、低賃金で働く労働者にとっても、命に関わる問題です。  大府市は、保育需要を把握していながら、民間任せの保育政策となっていることが、計画の遅れにつながっています。公立で行うにしろ、民間に任せるにしても、最低限、土地の確保は、大府市が責任を持つべき点ではなかったかと指摘をしておきます。  新年度は、総合計画策定に掛かる年でもあります。  60億円の予算が必要な大府・共和駅間のJR新駅計画については、今の、又はこれからの大府市に本当に必要なのかも含めて、第6次総合計画では白紙も視野に入れる段階ではないかと考えます。  公共交通の充実という点では、市外へ向かうための駅の新設ではなく、市内の病院や買物ができる場所や様々な事業を展開している公共施設へ行き来できるふれあいバスの充実や、タクシーの補助など、健康寿命を延ばすため、また、高齢者の交通事故をなくすためにも重要な政策であります。  どんなに良い施設があり、良い事業を行っても、移動ができないのであれば、平等に市民サービスを受けられない場合も多くあります。高齢者だけでなく、障がい者にとって唯一の移動手段であって、生涯の課題であります。新年度は、ルートの変更の検討ということですが、増便も視野に入れたルート変更をするべきであります。  次に、未来の子供たちのための政策であります。  教員の多忙化対策の一つとして、少人数学級の実現など、現場の声を聴き、早期に対策を進めていくことを改めて求めます。  さらに、子供の健康といった環境について、日々子供たちが自由に体を使って遊べる場の確保など、積極的に検討をし、子供の頃から健康な体をつくることに重点を置いたまちづくりが必要であります。  次は、適正な職員の配置についてです。  国は、窓口業務のトップランナー化を検討しています。全国で偽装請負が問題となった経過を無視し、民間業者では禁止されていました公権力の行使であります。審査・決定を独立行政法人が行う窓口業務に限って開放します独立行政法人法が改正され、2018年4月から施行されます。  大府市では、現在行われておらず、新年度でも行う予定という情報は、私は得られませんでしたが、国は、トップランナー方式の今の23の対象業務を更に拡大する動きがあります。  窓口業務を独立行政法人に行わせることは、住民の基本的人権を守る行政サービス水準を大きく下げることとなります。  大府市でも、仕事の量に合わせて、適正な職員の配置がされていくよう意見を申し上げ、反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。17番・深谷直史議員。 ◆17番議員(深谷直史)  自民クラブを代表して、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  現在、大府市は、人口が順調に増加し、財政についても、極めて健全な状況が維持されております。こうした状況において編成されました平成30年度の当初予算については、一般会計で初めて300億円を超える過去最大の積極予算であります。  それでは、まず、歳入から申し上げます。  普通交付税の不交付団体であります大府市の歳入全体の約60パーセントを占める市税は、平成29年度と比較して、約12億4,000万円、率にして7.3パーセントの増額が見込まれております。  また、国・県の支出金や計画的に積み立てられてきた基金などについても、効率的な活用が見込まれている一方、市債の年度末残高は、順調に減少していく見込みであり、健全な財政を進めていくことができるものであると評価いたします。  次に、歳出については、5点申し述べさせていただきます。  まず、1点目の子育て支援につきましては、荒池保育園の建て替えと若宮保育園の保育室増設などにより、市立保育園の定員の増加が図られるとともに、民間保育所の積極的な誘致、整備支援として10億円を超える予算が計上されております。  これは、施政方針にありましたように、まさに保育需要が待ったなしの状況にある中で、民間事業者と協力して、待機児童対策を強力に推し進める姿勢が具現化されたものであり、高く評価するとともに、その取組に大いに期待するものであります。  2点目の小中学校の教育につきましては、私たち自民クラブからも要望しておりました小中学校のいじめ対策や、先進的に実施してきたICT教育の更なる拡充が図られており、将来を担う人材の学びを支援していく事業が推進されるものと期待をしております。  また、道徳の教科化への対応については、本市ゆかりの偉人を通しての教育を進め、その中でも特に、小学校3年生から中学校3年生まで、それぞれ竹澤恭子さんや鈴木政吉氏、永田雅宜先生など、学年ごとに1人ずつ偉人を選定し、今までになかった形での道徳教育が行われていくということで、大いに期待をしているところでございます。  なお、鈴木政吉氏の功績を広めるための胸像については、戦前に市内に設置されていた銅像を復元するものであること、ふるさとおおぶ応援基金を活用するものであること、本市にゆかりのある作家の手で、おおぶ文化交流の杜「アローブ」に復元するものであることから、十分に理解するものでありますが、今後の市民の盛り上がりが不可欠であることを申し添えておきます。  3点目の認知症対策につきましては、全国で初めて制定した大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例に基づく事業展開を行う初年度として、日常生活の不安を解消するための個人賠償責任保険への加入や、ふるさとおおぶ応援基金を活用した認知症対策のシンボルとなる認知症モニュメントの設置、認知症初期集中支援チームの設置などが計上されております。  これは、認知症の先進的な研究を進める国立長寿医療研究センターが市内にあるという、本市の優位性を生かした特色ある事業でありますので、認知症にやさしいまち大府を積極的に全国に発信していただきたいと考えております。  4点目の駅周辺のにぎわいにつきましては、いよいよ大府駅前にオープンいたします健康にぎわいステーション「KURUTOおおぶ」に係る予算や、駅前の空き店舗の利用促進に向けた新たな事業も予算計上されており、毎年の市民意識調査において重要度が高いという結果が出ております駅前の活性化に、大いに貢献できるものであると期待をしております。
     5点目の生活基盤の整備につきましては、道路の整備として、市道柊山大府線や市道養父森岡線などに加え、県道横根大府線、市道共和駅東線、市道井田上線の整備などが計上されており、評価できるとともに、着実に事業が実施されることを期待するものであります。  あわせまして、県が所管している主要幹線道路の早期整備についても、強く県に働き掛けていただきたいと考えております。  最後になりますが、岡村市長は施政方針において、今すべきことはスピード感を持って実施できるよう、限られた財源を元に効率的に配分した質の高い予算を編成したと説明されました。  我々自民クラブとしましても、本市の人口増加や好調な企業業績、財政運営に象徴される積極的かつ効率的な予算となっていることを大いに評価するとともに、着実かつ早期に事業の目的が達成されることを期待いたしまして、平成30年度当初予算に対する賛成討論とさせていただきます。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。14番・上西正雄議員。 ◆14番議員(上西正雄)  平成30年度一般会計予算について、市民クラブを代表し、討論に参加させていただきます。  ポジとネガ、これほど明暗がはっきりとした時代があったでしょうか。長引くデフレ解消のための経済対策や金融対策によって、人手不足による雇用対策に躍起になる産業界と、データ改ざんによる企業の信頼が薄れ、存亡の危機にさらされている現実。  さらに、国会においては、大切な国家予算審議がこれまた改ざんによって揺れ動き、スピード解散や人の人生まで狂わせてしまう強引とも言える運営に、国民は、この国に何を求め、未来への希望を託そうとしているのでしょうか。揺らめくかすかな光の中に希望のありかを見いだそうとする人々を置き去りにし、前に進もうとしております。  このような揺れ動くときにあっても、大府市の最も良い点はと聞かれれば、質の高い市民で構成された地域力の高さであり、安定した議会運営による市民サービスの提供にあると考えております。  言葉を換えれば、政治とは、市民の思いを形にする力だと確信しております。さらに、市職員の献身的な日々の業務の表れだと誇りに思っております。  このように、これまで積み上げてきた大府市の事業が、地域の魅力となり、子育て世代を中心とする人口増へと結び付き、今予算においても、安定的な税収を背景に、「日本一元気な健康都市おおぶ」を目指す様々な事業が計画されております。  さらに、これまでの先進的事業に加え、今予算では、民間保育園4施設の誘致、認知症高齢者の登録制度による個人賠償責任保険加入、知的障がい児童生徒の通所施設建設、適応障がいや不登校児相談支援のためのスクールカウンセラーの増員など、幅広い事業が盛り込まれており、一定の評価をするところであります。  しかし、一方で気になることもあります。スピード感を持って事に当たり、納税市民の生活維持向上に努めることは大切なことでありますが、スピードを高めることによって、視界が狭まり、豊かな景観を見落としてしまっては、スピードが招く危険にさらされてしまいます。  また、前例踏襲すべきは歴史に学び、新たな知恵を持って快適な市民生活を築き、先見性を持って新たな大府を描くことが望まれます。  子育てについては、激しく早い変化のときにあっても、家庭や家族といった基本は崩すことはできませんが、社会変化に応えるべく、本来、家庭ですべきことを行政が介入し、市民満足度を上げてきた経緯もあるものの、家庭とは、家族とは何かといった本質的なものまで担うことによって、愛情とか一家だんらんの楽しい食事、思いやり、支え合いなど、大切なものまで奪ってはいないか。このことによる課題が既に顕著になっていることに、その一翼を担うものとして責任を感じ、あるべき姿を求め続けるとともに、過去に学び、今を見つめ、未来に何を残すのかを真剣に考えなければなりません。  大府市は、平成22年に平和首長会議に加盟し、今予算で中学生を広島に派遣する計画が示されております。今なお続く悲惨な戦争が、子供や老人といった社会的弱者が犠牲になっていることや、無差別に死に至らしめる核兵器の使用は断じて許すことはできません。  このようなことを背景に、今年の広報おおぶ2月1日号で、「核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動について」が掲載されております。このことは、大府の平和に対する姿勢を示すことができたかもしれませんが、多様な考えを持つ市民から多くの声が届けられております。このような取組は、慎重に取り組んでいくべきと思っております。  最後に、納税市民の生活維持向上のための求心力を更に高め、一つの行動・事業が遠心力となって納税市民の信頼を失うことのないよう、今後とも行政、議会が市民の負託に応えるべく、努力研さんしていきたいものと意見を述べ、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。19番・窪地洋議員。 ◆19番議員(窪地洋)  それでは、平成30年度大府市一般会計予算につきまして、公明党を代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  顕著な世界経済を背景とする輸出生産の回復や、雇用・所得環境の改善による消費の持ち直しを背景に、労働市場では人手不足感が高まり、時給が引き続き引き締まる方向にあります。  失業率は、リーマンショック時に5.5パーセントとピークを付けた後、低下傾向が続いております。2017年2月には3パーセントを割り、2017年11月時点で2.7パーセントとなっております。  また、有効求人倍率は、2013年11月に1倍を超え、2017年11月時点で1.56倍と、1974年1月以来の高さとなっております。このことは、正社員の有効求人倍率においても、2004年の集計開始以来、2017年6月に初めて1倍を超えるなど、雇用環境の改善は、正社員にも波及している状況がうかがえます。  こうした景気の回復は、家計の暮らし向きにも波及しつつあります。日銀の「生活意識に関するアンケート調査」によりますと、1年前と比べて暮らし向きに「ゆとりが出てきた」との回答割合が、2017年9月調査におきまして7.3パーセントと、2006年の調査以来、最も高くなっているとともに、反対に「ゆとりがなくなってきた」は、2009年の65パーセントをピークに、2017年9月調査では39.2パーセントと着実に減少傾向にあります。  しかしながら、「どちらとも言えない」との回答も53.0パーセントに上り、景気回復の恩恵が広く家計に行き渡っているとは言えない現状がうかがえるところでございます。  このような状況下における本市の予算総額は456億3,089万1,000円、一般会計においては311億8,100万円と、平成29年度を超える過去最大の予算規模となっております。  予算の根幹をなす市民税の収入を見てみますと、個人市民税は、今年度に比べ1億5,735万8,000円増の66億7,083万8,000円、法人市民税は、景気の回復基調をにらんだ69パーセント増の18億7,093万9,000円と、強気の経済判断が表れている歳入予算となっております。  次に、歳出における重要施策について論じたいと思います。  まず、平成29年度に引き続き、子ども・子育て応援基金を充当した「子ども子育て八策」は、本市の将来を担う子供たちへの投資であり、子育て世代にとって魅力が感じられる施策に対しまして評価をいたします。  また、障がいのある子供の発達支援における施策として、大府もちのき特別支援学校の待ち望んだ開校を始め、通所支援施設、発達支援センターみのりの開所、軽度・中等度の難聴児に対する補聴器購入助成、障がい児日中一時支援事業の利用対象児を未就学児まで拡大するなど、手厚い福祉政策と、さらに、教育の分野におけるICT教育の充実を目指したプログラミング教育の導入、受験生へのインフルエンザ予防接種費用の助成、校舎のトイレ洋式化及びいじめ問題と真正面から向き合う施策など、高く評価をいたします。  そのほか、認知症支援に対する本市独自の施策や市民の憩いの場となる公園、親水整備事業、安心して安全に暮らせるための施策など、限られた予算の中で市民に寄り添う施策を打ち出されたことに敬意を払い、評価をいたします。  最後に、本市の認知症に対する不安のないまちづくりへの強い思いを形にするため、認知症対策のシンボルであるオレンジリングモニュメントの制作と、郷土の偉人や歴史を知ることで、郷土に誇りを持ち、郷土愛を深め、さらには小中学校の道徳の教科化に対応するため、本市にゆかりのある偉人として、国際バイオリンの父とうたわれた鈴木政吉氏の銅像の復元を提案されております。  これら二つの提案は、思いのこもった提案であると受け止めるとともに、その制作費は、ふるさとおおぶ応援基金で賄い、市民からの血税は使わないとの判断は理解できるものでございます。  しかしながら、これら二つの事業は、制作後の対応次第では、負の遺産ともなりかねません。本市の責務として、市民の心の中にいかに浸透させ、誇りに思えるものにするための努力と時間を惜しんではならないと申し上げたい。  結びとして、今後とも、障がい者施策、高齢者に対する施策、子育て世代に対する施策及び防災・減災に対する施策について、継続と更なる拡充を積極的に進めていただくことを意見として、賛成討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。12番・酒井真二議員。 ◆12番議員(酒井真二)  それでは、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」に対して、賛成の立場で討論をいたします。  間もなく市制50周年を迎えようとする本市は、成熟した都市として発展を遂げておりますが、更に前進し、次世代に引き継いでいくには、社会経済情勢に対応し、課題に取り組み、道を開いていく必要があります。  岡村市政も3年目、「改善改革」を基本姿勢に、日本一の健康都市の実現に向けて各種事業に取り組んでおり、大いに奮闘していただけたらと思っております。  予算は、為政者の思い、市政に取り組む意思表示の表れであり、その枠組みでもあります。本市では幸いにも、財政状況も健全化判断比率、資金不足比率も極めて健全な状況にあり、市民生活の向上に向け、しっかりと取り組める状況にあります。  その結果、過去最高の311億8,100万円の一般会計予算が組まれました。収入も堅調に推移いたしております。市債残高も減少傾向にあります。  歳出について、主なものを簡潔に述べます。  子育て支援策の更なる充実を始め、喫緊の課題である保育需要への対応、施設の整備や学習環境の整備に力を入れているのは、大いに評価し、期待するものであります。また、いじめ問題についても、しっかりと取り組んでいただきたい。  認知症高齢者対策についても、待ったなしであります。国立長寿医療研究センターとしっかりとタッグを組み、先進地として、認知症に理解の深いまちづくりを進めていただきたい。  次に、安心安全のまちづくりでは、災害等はいつ来るかわかりませんが、防災力、消防力の強化や情報の発信で市民生活の安全を守っていただけたらと思います。  次に、文化の振興であります。  大府市のしっかりとした教育で、文化・伝統・歴史を知ることで、郷土愛やシビックプライドの醸成につながってまいります。  本市では、まだ知られていない地域資源や市ゆかりの偉人がいます。平成30年度は、日本のバイオリン王と言われる鈴木政吉氏の胸像を復元、作製し、ふるさとおおぶ応援基金を使い、おおぶ文化交流の杜に設置される予算が盛り込まれております。  鈴木バイオリンは、私の住まいの近く、今の梶田町六丁目の交差点の辺り、名高山にありました。戦中、戦前の話で、市民の皆さんにあまり知られていないのは、とても残念であります。是非、子供たちや市民の皆さんに、政吉の功績を知っていただき、ふるさと大府への愛着や誇りを深める事業を積極的に推進して、展開していただけたらと思います。  平成30年度も多くの事業が予定されております。税金で行う事業ですので、公金意識をしっかりと持ち、予算執行に努めていただけたらと思います。  最後に、委員会質疑等で出された意見をしっかりと耳に入れ、9万人を超える大府市民、老若男女が安心して暮らせるよう、スピード感を持って施策を行い、市民福祉の向上に向け、事業を展開することを期待し、賛成といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。13番・鷹羽登久子議員。 ◆13番議員(鷹羽登久子)  それでは、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」につきまして、賛成として討論をさせていただきます。  国内の総人口が減少局面となり、少子化対策や人口誘導策が地方自治における大きな検討課題と言われておりますが、全国的に見て人口集中エリアの自治体と人口減少自治体に大きく二分されて、その課題が顕著となってきており、当市は都市部の人口集中エリアならではの課題が鮮明になってきたことが実感された予算と見ております。  この3月定例会の初日、平成29年度末補正予算における質疑及び討論で、私は、基金積立金の確保に課題を感じる旨を申し上げております。平成30年度当初予算案において市債残高の推移を勘案しても、その傾向は懸念される状況であると見ております。  財政調整基金を年度途中に取り崩した分が、決算を経てその調整の役割を果たし終え、改めて積み戻すことができるかと言えば、見通しは厳しいと考えて掛からねばなりません。  その要因として考えられることとして、公共施設やインフラの維持更新に費用が掛かる時期と、人口増の対応を迫られることが同時期に起こっているため、限られた財源でのやりくりがより厳しくなっていると考えております。  そして、この平成30年度に特段の事情として考えられるものは、保育園の整備でございますが、では、次年度以降はやりくりに余裕が出るかと言えば、その先の児童数の変動への対応があり、さらに、当市の人口増加トレンドがどのように推移するかということ、また、当然に施設設備の老朽化対策は続いていくということ、これらを踏まえると、平成30年度のみでなく、当面、このやりくりが厳しい状況が続くと想定しているところでございます。  では、そのためにどうする必要があるかというと、歳出全体の見直しと抑制が必要となります。その点については、予算案上程時に本会議の質疑において、どのように見直しをされたかと確認をさせていただきました。  今後はさらに、行政サービスやその目的とする質を落とすことなく、かつ、限られた財源と人員でいかにやりくりしていくか、これがシビアに求められていく非常に厳しい段階にあると拝察いたします。  そのためには、官民連携、PPPの手法の導入は必須であり、民間事業者から大府市がパートナーとして手を挙げていただけるまちであることが必要条件であります。そのために、PPPの導入に関わる点につきましては、委員会においても確認させていただいた次第でございます。  さて、全ての事業にわたって申し上げることはできませんので、具体的に3点に絞って申し上げたいと思います。  まず1点目として、基金の活用の仕方であります。  子ども・子育て応援基金は、福祉事業に使っていくために、年限を持って財源の投入が完結する見通しが立てにくい状況にございます。また、ふるさとおおぶ応援基金について、ふるさと納税に選択メニューがありますが、それらを全て一旦この基金に積み立てており、ここから都度使っていくと、寄附に対する使途としてわかりにくいものとなっていく可能性があります。この二つの基金については、道筋を一度整頓する必要があるのではないかと考えております。  2点目でございます。大府駅周辺の整備についてであります。  東側ロータリーについて、平成30年度早々に「KURUTOおおぶ」が開業、平成30年度の年度途中にはトイレの改修とロータリーのバリアフリー化、そして、平成31年度以降に駐車場の整備となっております。また、駅の西側では、平成30年度にモニュメントの設置とその設置場所周辺の整備を行うこととしています。  それぞれが個別の事業となっているため、駅の東西を含め、周辺全体のデザインが考慮されているか、段階的に整備した結果として、全体像をどうしていくことで、まちにどのような効果をもたらそうとしているのか、見えにくいものとなっています。  スピード感を持って取り組んでいただく熱意と駅周辺の整備と活性化を目指す姿勢は評価できますが、トータルデザインの視点があるのか伝わりにくく、散発的に行っているように見えてしまいます。  そして、さらに、駅の東西から視点を広げますと、平成30年度に鞍流瀬川の飛び石の設置、平成31年度以降を目指して、川池・新池周辺の整備に着手していくことになっております。  まちのにぎわいは、ハード整備だけではなく、そこに親しむ市民があってこそです。これら駅を中心としたハードの全体像、活性化の全体像を示していただいて、市民と共有することで、これからの姿をつくっていってはどうかと考えます。  3点目として、オレンジリングモニュメントの整備についてでございます。  認知症の予防と対策を進めるために予算を確保する必要性については、異論はございません。手法として、象徴的なものを置くことが実際にどれだけの効果につながるのか、検証が非常に難しいものと思います。  待ったなしの課題であるからこそ、効果的な手法にこそ、その貴重な財源を投入したいと考えると、これも拙速にならないよう手法の熟考と、その結果としての説明が大いに求められるものであったと考えます。  国立長寿医療研究センターを始めとしたウェルネスバレーの公共交通における玄関口が大府駅西側であることを踏まえてみても、また、先に申し上げました駅周辺のトータルデザインという考え方においても、今後、宿題の多い事業ということができると思います。結果どうなっていくのか、慎重に見定めさせていただきたいと考えております。  まとめさせていただきます。  待機児童対策など待ったなしの課題には対応しながら、レスリングによるスポーツ振興や7人の偉人の掘り起こしなど、駅周辺のハード整備に限らない、新たなまちの価値の創造に踏み出していること、そして、健康都市として一層の健康増進、子育て支援、高齢者福祉に取り組んでいく姿勢は一貫しており、課題の対応とこれらの前向きな取組の両立で、財政面が難しい中で充実した御提案をいただいたものと認め、賛成といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」について、賛成の立場から討論をいたします。  安倍政権が支持率を下げる中、野党の一部も国民の支持を失っているのはなぜか。野党も含めた政治、政党全体よりも、無党派という層が最も大きく伸びているのはなぜか。政治不信が広がっているからであります。  国会でかんかんがくがくやっているようではありますが、どこかの会議室で話された中身を金太郎あめのように同じことを繰り返す、そのことに有権者は距離を感じ、へき易しているのではないでしょうか。市民の暮らしに寄り添わない政治に不信が広がっているのではないでしょうか。  大府市の一般会計予算案、この審議の中で、もう一つ、市民の支持を失いかねない出来事がありました。  悪法も法なりとは、民主主義の根幹をなす定義とも言えることであります。ルールを守る、法律を守るということは、行政職員、議員としては、仕事の前提条件で、法治国家における、特に我々行政・立法の人間は、どのような悪法であっても従わなければなりません。市民のためによくないから、あるいは市民のためによくないと思うからと、法に従わないことを求めるのは言語道断であります。  個々の考えで市民にいいとか悪いとかで、自治体が法に従わないと大変なことになるという、総務委員会での市長の答弁を100パーセント支持いたします。また、議会のルールを破り、市長に法に従わないことを求める危険な言動や討論を、万が一、ほかにどんなすばらしい政策があったとしても、私は100パーセント否定をいたします。  今回の予算案の中身に入ってまいります。  農業政策についてであります。  6次産業化は是か非かという議論は、現時点ではあまり意味を感じません。結論から言って是以外にはあり得ないからであります。農業を魅力的な仕事にするべきでありまして、「市役所に息子が就職しました」「よかったですね」、「マルマル自動車です」「いいですね」、「今年、農業を始めました」「それはいい。大変なこともあるそうですが、農業ならお父さんもお母さんも一安心、先が楽しみですね」、これが当たり前の会話になる社会、大府市にしていくために何をするべきか。  6次産業化は、もちろん大いに進めるべきです。そのほかに、大府市独自に何ができるか。耕作放棄地の集積や市街化もあわせ、福祉施策等との連携も模索し、総合的な施策の検討が更に求められると思います。
     地域振興についてであります。  一般質問で加古議員と私、総務委員会では3名の委員の方から、地域振興事業に関わる質疑がありました。ここは、5名の議員の質疑と答弁を通じて、どうしても一言申し上げたいことがあります。  地域の自治会・コミュニティの振興について、大府市はこれまでの取組から一歩も動かない、かたくなな姿勢を答弁いたしました。それどころか、「飛び出す公務員」「飛び出す職員」という、これまでの市長の方針を「にじみ出す公務員」と後退させて見せました。これまでどおりの地域振興への取組では確実に後退していくことは、加古議員の質問に示されたとおりであります。  市民と議会の上に協働推進生涯学習課を置き、議会は間違っている、市民には市民自身が気づきなさいという市民協働部の姿勢は、この分野のこれまでの成果を一気に失わせるおそれもあります。  市民の財産である市役所であります。聴く耳を持ち、市民の中に出て行き、本当のファシリテーターとなる努力を始めるよう、まずその姿勢から改めていただきたいと、地域振興については、そのように意見を申し添えます。  厚生文教委員会の担当分野は重複を避けますが、鈴木政吉氏の胸像につきましては、オレンジリングモニュメントの建立も含めまして、一言意見を申し上げますのは、これまでのロビーコンサートやアローブや勤労文化会館での文化行事、また、学校や社会教育の現場での郷土を愛する心の教育に更に加えられるものであるといたします。  これからさらに、スズキメソードとその継承者の皆さんの活動と業績、その芸術・文化を特別に取り上げることにより、市民の心に潤いと誇りが更に新たに生まれる事業として、また、認知症オレンジリングモニュメントにつきましては、認知症施策のこれまでとは違うレベルでの一層の施策の推進についての決意を示すものとして、具体的な施策の前進を求めます。  単独のイベントや一つの建造物にとどまらず、市民の中に継続して深め、広げていく事業として、反対する理由はありません。  厚生文教委員会では触れなかった中身について申し上げます。  訪問入浴の回数が増やされました。週1回から週2回、夏場は週2回から週3回、大府市にとっては金銭的には大したことはない。しかし、業者との調整をしなければならないという点では手間が掛かります。数、量は少ないけれども、利用者にはこの差は大きい。何より、わずかな数の重度障がい者の日常生活に、大府市が寄り添い、考え、働き掛けた、この実績は大きく評価をいたします。  ICT教育については、委員会のテーマ活動であり、詳しくは述べません。しかし、ICT教育についても、新学習指導要領やアクティブラーニング、プログラミング教育についても全く勉強不足であるにもかかわらず、反対の声だけが大きい勢力に、現場の先生たちや子供たちが足を引っ張られることがないよう、しっかりとまい進していただきたいという意見だけ申し述べさせていただきます。  最後に、教職員の多忙化の解消と少人数学級が必ずしも一致しないことは、本議会で明らかになりました。一つの教室に、一人の生徒に、複数の大人の目を必要に応じて配置することを年々促進している大府市の優れた、継続的な、年々充実させている取組が、質問の前のにわか勉強よりも当然優れていることが教育委員会によって示されました。  大いに胸を張り、今後も一層のきめ細かい教育を、子供たちの本当の利益を守り、追求していただきたい。そのことによる多忙化解消を期待いたします。  以上で賛成討論を終わります。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第24号を採決します。本案に対する各委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                   (起立多数)  起立多数です。よって、議案第24号「平成30年度大府市一般会計予算」は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午後1時とします。                 休憩 午後 0時04分                 再開 午後 1時00分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第21、議案第25号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」から、日程第25、議案第29号「平成30年度大府市水道事業会計予算」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は厚生文教委員会及び建設消防委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会及び建設消防委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・守屋孝・登壇) ◎厚生文教委員長(守屋孝)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告します。  まず、議案第25号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、今回の改定で、国民健康保険税はどのくらい上がるのか。また、大府市の裁量で行う子ども減免制度により、どのくらい子育て世代の負担が減るのか。  答え、大人2人と18歳未満の子供2人の世帯構成で、所得を300万円、固定資産税を10万円と仮定して試算すると、医療分で平成30年度は平成29年度までと比較して、年税額で2万400円、率にして約8.3パーセントの増額となる。このケースに子ども減免制度を適用した場合、1万6,700円の負担が軽減される。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「残る課題に対する議論は引き続き必要であるが、制度が変わり、県への事業費納付金が上がる中で、子育て世代をいかにして守るかという発想に立った予算案である点を評価し、賛成とする」といった趣旨のものでした。  次に、議案第28号「平成30年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、後期高齢者医療保険料が引き下げられるのはなぜか。  答え、引下げの主な理由は、愛知県後期高齢者医療広域連合において、保険料率試算の際に、より正確な試算を実施するため被保険者数を千人単位から人単位で算出したこと、医療費総額、医療給付費総額について診療報酬改定に基づき伸び率を減らしたこと、剰余金を保険料の増加抑制に活用したことによるものである。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「運営を広域化したことで生まれた剰余金が保険料の減額に結び付いた結果であることを客観的に見るものであり、保険料の引下げについて反対する理由はない」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設消防委員長の報告を求めます。建設消防委員長。              (建設消防委員長・酒井真二・登壇) ◎建設消防委員長(酒井真二)  議長の御指名がありましたので、建設消防委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、議案第26号「平成30年度大府市公共下水道事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、下水道ストックマネジメント計画策定業務委託を実施する第一の狙いは何か。  答え、下水道施設の建設や管きょの布設から年月がたち、多くの施設が今後、耐用年数を迎えようとしている状況において、膨大な下水道施設の状況を客観的に把握、評価し、長期的な施設の状況を予想しながら、計画的かつ効率的に管理するためである。  次に、議案第27号「平成30年度大府市農業集落排水事業特別会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答を簡潔に御報告します。  問い、公共下水道事業特別会計への編入準備は順調に進んでいるか。また、平成30年度に実施することは何かあるか。  答え、編入準備は、計画に従い順調に進んでおり、平成32年度からの編入に向けて、作業を進めている。平成30年度は、農業集落排水を公共下水道に統合する工事を行う。  次に、議案第29号「平成30年度大府市水道事業会計予算」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、貯水槽水道管理台帳作成業務について、環境課から依頼を受けて実施する理由は何か。  答え、水道課では、新規、改造等の給水装置工事の受付や、公道下における配水管の維持管理等を行っており、給水装置に関する知識、運用ノウハウがあるためである。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設消防委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第25号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第25号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」について、討論をいたします。  先ほど、議案第14号及び議案第15号で申し上げましたとおり、国保の広域化により直接影響を受ける年となるため、賛同することはできません。  大きく制度が変わる新年度であります。保険税が確定し、多くの市民が混乱することは間違いありません。さらに、広域化によっての被保険者一人一人の負担、大府市の負担は新年度で終わりではなく、今回の国保の改正は、保険税の大幅引上げの一部でしかなく、更に続くものと考えます。  一人一人の状況に寄り添い、不測の事態には早急に対応できる体制をとるべきと意見を申し上げ、反対といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  それでは、議案第25号について、賛成の討論を行います。  主な中身は、議案第14号、議案第15号のところで述べたとおりでありますが、国民健康保険制度の広域化を行うという議案ではありません。国の国民健康保険法、並びに県の事業の変更によって、大府市が何をやるかというのが議案であります。そこを勘違いしてはなりません。  大府市が行うのは、議案の審議のときに述べましたとおり、これまで抑制をしてまいりました国民健康保険税を、県納付金の影響を受けて一部分上げる。しかし、資産割について、また、子育て世代の保険税について、特別な配慮、大府市としての政策を明らかにしたものであります。  これに反対するという理由はどこにもないということを申し上げまして、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第25号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第25号「平成30年度大府市国民健康保険事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)
     ないようですので、討論を終わります。  これより議案第26号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第26号「平成30年度大府市公共下水道事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第27号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第27号「平成30年度大府市農業集落排水事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号について討論を行います。あれば、最初に、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第28号「平成30年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、討論を申し上げます。  75歳以上の後期高齢者が医療を受ける場合、特に入院ですけれども、一般病棟の食費、光熱水費の患者負担が増えることに加え、新年度は、保険料を軽減していた特例が見直し、又は廃止されるものがあるため、反対するものであります。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  委員会でも討論いたしましたが、今回は、後期高齢者医療制度について、広域化がなされ、そこでのスケールメリット、また、計算の方式のやり直しによって、保険料が下がるものであります。そのため、反対する理由はございません。賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第28号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第28号「平成30年度大府市後期高齢者医療事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号について討論を行います。討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第29号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第29号「平成30年度大府市水道事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。                 休憩 午後 1時16分                 再開 午後 1時24分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第26、議案第30号「名誉市民の推挙について」を議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(岡村秀人)  議案第30号「名誉市民の推挙について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、名誉市民を推挙するに当たり、本年1月17日の大府市名誉市民審査会の答申を踏まえ、大府市名誉市民条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  内容につきましては、前市長の久野孝保氏を名誉市民に推挙するものでございます。  久野氏は、昭和46年に大府市職員として採用されて以来、企画部次長、総務部次長、市民部長を歴任の後、平成16年から3期12年間にわたり市長を務められ、本市の行政の中枢に携わり、市民福祉の向上に多大な貢献をされるとともに、この間、東部知多衛生組合管理者、全国市長会理事、健康都市連合日本支部支部長、知多市町会会長を始め、多くの要職を歴任されました。  また、大東小学校や市民活動センター「コラビア」、ふれ愛サポートセンター「スピカ」、おおぶ文化交流の杜「アローブ」など、市民の活動と交流の拠点となる施設を整備するとともに、市内主要道路の整備や市街化区域内の下水道整備を完了するなど、社会インフラの充実にも尽力されました。  さらに、他市に先駆けての中学生までの医療費無料化や17回の妊産婦健診の無料化、小学校6年生まで受け入れる放課後クラブの実施といった子育て支援や福祉サービスの充実に加え、「ウェルネスバレー構想」を推進するなど、「健康都市おおぶ」のあらゆる分野においてその発展に尽力されました。  そして、これらの業績が地方自治の進展に貢献したものとして評価され、平成29年4月の春の叙勲において「旭日小綬章」を受章され、同年11月には「愛知県知事表彰」を受賞されました。  これまでの久野氏の功績を踏まえますと、名誉市民として市民の尊敬を受けるにふさわしいものであると存じます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第30号については、委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。あれば、反対からお願いします。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、議案第30号「名誉市民の推挙について」、反対の立場で討論をいたします。  大府市の名誉市民の基準としまして、大府市にゆかりがあり、公共の福祉を増進、広く社会の進歩に貢献し、市民の尊敬を受ける者に対して贈られるものであります。  前市長が長年、市長を務められ、市に貢献されたことには敬意を表しますが、個人がどうかという判断ではなく、市長という立場での特別な功績があり、市民の評価が高いということを測ることは難しく、対象に当たらないということが理由であります。  市長は、大府市と市民のために貢献するのが市長の仕事であり、そのための給与や退職手当ももらっています。さらに、慣例のように前市長の名前が挙げられていくことは、名誉市民は、退職した市長に与えられるものでしかなく、名誉という価値も固定されかねません。  市長を務められた方々は、多くの市民によって選ばれ、任期を務めたことで、一定評価されていると思います。しかし、市民に尊敬されるかという点では、尊敬できる市民、尊敬できないという市民もいるでしょうし、わからない、関心がないという市民も多くいると思います。  任期中に市民のために貢献していく姿が市民に届けば、世代が代わっても、頑張ってくれた市長がいたと伝え継がれ、市民の心に残っていくものだと考えます。  政策的な考え方が異なる中で、市民の理解を得られるのかどうかという点では、非常に難しいという理由で反対をいたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。10番・山本正和議員。 ◆10番議員(山本正和)  議案第30号「名誉市民の推挙について」につきまして、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  市長から推挙のありました久野孝保氏におかれましては、平成16年から3期12年にわたり、市長として市民福祉の向上に尽力されてまいりました。  久野氏は、市長在任中に多くの事業を展開され、特に健康づくり、子育て支援に多大な功績を残されました。  健康づくりの関係では、WHOの提唱する健康都市連合への加盟や、乳児・妊産婦健康診査の無料化、国立長寿医療研究センターと連携した認知症予防事業の実施等により、市民の健康づくりの推進に尽力されました。  子育て支援の関係では、中学生までの子供に係る医療費の無料化、放課後クラブの入所対象者を小学校6年生までに拡大、あるいは、大東小学校の開校等により、大府市の未来を担う子供たちのために尽力されました。  このような久野氏の多くの功績や、今回の名誉市民の推挙に当たっては、新たに設置された大府市名誉市民審査会の答申を踏まえたものであることなどから、久野氏はまさに名誉市民にふさわしい方であると確信しております。  以上をもって、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・森山守議員。 ◆4番議員(森山守)  議案第30号「名誉市民の推挙について」、賛成の立場から討論をいたします。  本議案の説明のうち、最も重要な点は、「大府市名誉市民審査会の答申を踏まえ」という点であります。委員は、大府市民であり、かつ、社会福祉、商工業、農業、文化、教育、婦人の各分野で御活躍されている方々であります。その方々による答申の内容そのものが、この議案であり、内容としては、答申への賛否が問われています。  こうした市民の久野孝保氏を名誉市民にという御意見には、委員御自身のそれぞれのこれまでの活動への思いが込められていることは、公開されている審査会の要点記録を見れば、誰でも読み取ることができます。  その理由に、各委員が具体的に触れた内容を羅列すれば、ICT教育、アローブや図書館、第九演奏会などの文化行事、遠野市との連携、農業分野でのすばらしい尽力、産業界においても道をつくっていただいた、総務部次長時代の東海豪雨対応での活躍など、御自身の経験からの生の言葉で推挙をされています。  まるで市民に寄り添うかのように言いながら、こうした市民の皆さんの言葉を全く無視する討論に驚きを禁じ得ません。市民にとってどうかわからないから、審査会が設置され、この議論があったのです。無視をする姿勢には、反対をいたします。そして、この議案には、賛成をいたします。  繰り返します。市民の思いに寄り添わず、自分の意見だけが正しいとする政治や行政は、市民から見放されます。新たな政治不信を招きかねない。こうした討論に反対し、議案第30号に賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第30号を採決します。  お諮りします。議案第30号「名誉市民の推挙について」は、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第30号「名誉市民の推挙について」は、原案のとおり可決されました。  日程第27、「議員派遣について」を議題とします。
     お諮りします。お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していくことに決定しました。  次に、お諮りします。ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認め、そのように進めます。  以上で、今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  ここで、市長より挨拶をいただきます。市長。                (市長・岡村秀人・登壇) ◎市長(岡村秀人)  平成30年大府市議会第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る3月2日より本日まで21日間にわたり定例会を開催していただき、提出いたしました議案につきまして、慎重に御審議の上、お認めを賜わりまして、誠にありがとうございました。  施政方針でも申し上げましたが、新年度では、常に「改善改革」の視点を持ち、子供から高齢者まで全ての市民が安心して暮らしていただけるよう、ハード、ソフトの両面からきめ細かな施策をスピード感を持って実施するとともに、本市の豊富な地域資源を最大限に生かした独自の先進的な取組を推進してまいりますので、皆様の一層の御理解、御協力を賜りたいと存じます。  3月に入ってからは、日に日に温かさを増し、先週末には、二ツ池公園ではカワヅザクラが見頃を迎え、ソメイヨシノの開花の便りも例年より早く聞こえてまいりました。桃山公園と石ヶ瀬川では、3月24日から4月8日まで、さくらまつりを開催いたします。桜の開花とともに、まち全体が更に明るく元気になることを期待しております。  そして、4月27日には、JR大府駅構内に、健康と観光をテーマとしました複合施設、健康にぎわいステーション「KURUTOおおぶ」がオープンいたします。健康計測機器メーカーのタニタとのコラボによるカフェや観光案内、特産品販売などの機能を持ち、健康情報や観光情報の発信拠点として活用してまいります。議員各位におかれましても、「KURUTOおおぶ」を積極的に御利用いただき、情報発信や健康づくり等に御協力いただきますようお願い申し上げます。  今後とも、皆様方には、大所高所から、市政発展のため、一層の御指導を賜わりますとともに、「日本一元気な健康都市おおぶ」の推進役として、大いに御活躍いただきますようお願い申し上げまして、お礼の御挨拶といたします。長期間にわたり、誠にありがとうございました。 ○議長(早川高光)  これをもちまして、平成30年大府市議会第1回定例会を閉会します。                 閉会 午後 1時40分...