大府市議会 2018-03-02
平成30年 3月 2日厚生文教委員会−03月02日-01号
4 職務のため出席した
議会事務局職員
議事課長 竹田守孝
議事係主任 浅井梨紗
5 説明のため出席した者
教育長
宮島年夫
福祉子ども部長 玉村雅幸
健康文化部長 今村昌彦
教育部長 内藤郁夫
指導主事 鈴木達見
地域福祉課長 鈴置繁雄
高齢障がい
支援課長 田中嘉章
ふれ
愛サポートセンター館長 土井郁代
子育て支援課長 長江敏文
子育て支援課主幹 岡田博子
保育課長 内藤尚美
指導保育士 大坪裕美子
健康増進課長 阪野嘉代子
保険医療課長 渡邊修
文化振興課長 田中雅史
スポーツ推進課長 近藤真一
学校教育課長 浅田岩男
指導主事 土井浩久
指導主事 澤田まなみ
6 傍聴者
議員 1名
一般傍聴 0名
7 会議に附した事件
(1)平成30年
大府市議会第1回
定例会付託案件
議案第1号 平成29年度大府市
一般会計補正予算(第7号)
議案第2号 平成29年度大府市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)
○委員長(守屋孝)
ただいまより、本会議から付託を受けました
議案審査のため、
厚生文教委員会を開会します。
一般傍聴の申出があった場合は、4人まで許可することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議ないようですので、そのように対応します。
始めに、教育長から御挨拶をいただきます。
◎教育長(
宮島年夫)
皆様、お疲れさまです。
本日は、
厚生文教委員会を開催していただき、ありがとうございます。
補正予算につきまして、御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(守屋孝)
ありがとうございました。
それでは、
議案審査に入ります。
議案第1号「平成29年度大府市
一般会計補正予算(第7号)」を議題とします。
まず、順次、
補足説明をお願いします。
◎
文化振興課長(
田中雅史)
私から、
文化振興課関係分について、
補足説明を申し上げます。
始めに、歳入から御説明いたします。
補正予算書の19ページをお開きください。
16款1項2目1節・
指定寄附金の
文化振興事業寄附金について、20万円を増額するものです。
内訳は、
株式会社ネスターからの1件です。
続いて、歳出の説明に移ります。
補正予算書の24ページをお開きください。
2款1項16目15節・
工事請負費について、500万円の減額をお願いするものです。
内容は、
勤労文化会館管理事業において、
くちなしホールの
ボーダーケーブルの更新、
ホールスピーカーの更新、空調機器、
中央監視装置の更新、
駐車場整備事業などで差金が生じたことによるものです。
同じく、16目・
文化振興費の25節・積立金につきましては、歳入で説明いたしましたとおり、
株式会社ネスターからの寄付金を計上したものです。
以上です。
◎
保険医療課長(渡邊修)
保険医療課分につきまして、
補足説明を申し上げます。
まず、歳入から御説明いたします。
補正予算書の15ページを御覧ください。
13款1項1目1節・
社会福祉費負担金の
国民健康保険事業特別会計保険基盤安定負担金を771万5,000円減額するものでございます。
これは、県からの
決定通知により、
負担金額が決定したことによるものです。
次に、
補正予算書の16ページを御覧ください。
13款3項2目1節・
社会福祉費委託金の
基礎年金等事務費交付金を145万8,000円減額するものでございます。
これは、
国民年金システム処理結果一覧表の改修について、国からの
交付金対象外となったためによるものです。
次に、
補正予算書の17ページを御覧ください。
14款1項1目1節・
社会福祉費負担金の
国民健康保険事業特別会計保険基盤安定負担金を1,756万3,000円減額するものでございます。
これは、県からの
決定通知により、
負担金額が決定したことによるものです。
次に、同じく
補正予算書17ページの14款2項2目1節・
社会福祉費補助金の
後期高齢者福祉医療費補助金を150万円増額するものでございます。
これは、歳出の
後期高齢者福祉医療費を増額することに伴い、2分の1が県から補助されることによるものです。
次に、歳出を御説明いたします。
補正予算書の28ページを御覧ください。
3款1項1目28節・繰出金の
国民健康保険事業特別会計へ繰出しを3億3,370万5,000円増額し、
国民健康保険事業特別会計保険基盤安定へ繰出しを3,370万5,000円減額し、合計3億円を増額するものでございます。
これは、
国保財政安定化のために、財源不足を
一般会計から
特別会計へ繰り出すものとなります。
次に、同じく
補正予算書28ページの3款1項6目13節・委託料の
国民年金システム改修委託料を145万8,000円減額するものでございます。
これは、歳入で説明いたしました
国民年金システム処理結果一覧表の改修が、国からの
交付金対象外となったため、
システム改修を次年度以降にすることによるものです。
次に、同じく
補正予算書28ページの3款1項7目20節・扶助費の
後期高齢者福祉医療費を300万円増額するものでございます。
これは、
入院医療費の増加等により、
支払見込額が当初予算に対し不足が見込まれるため、増額補正するものとなります。
なお、歳入で説明いたしましたとおり、2分の1が県から補助をされます。
以上で、
保険医療課分の
補足説明を終わります。
◎高齢障がい
支援課長(
田中嘉章)
高齢障がい
支援課関係分について、御説明いたします。
歳出を先に説明させていただきます。
補正予算書の28ページを御覧ください。
3款1項2目・障がい
者福祉費でございますが、20節・扶助費につきまして、
移動支援給付費を500万円、
就労支援障害福祉サービス費を2,300万円、それぞれ減額するものでございます。
いずれも、支給対象となる
サービス利用者が当初の見込みを下回るため、補正するものでございます。
次に、3款1項5目・
老人福祉費でございますが、
老人ホームへの
措置入所者が当初見込んだ人数よりも少なかったため、20節・扶助費の
老人保護措置費を600万円減額するものでございます。
続きまして、歳入について御説明いたします。
補正予算書の15ページを御覧ください。
13款1項1目・
民生費負担金の1節・
社会福祉費負担金につきまして、
障害者自立支援給付費等国庫負担金を43万6,000円減額するものでございます。
障害福祉サービス費全体の増減に対し、
国庫負担分として、歳出の2分の1を歳入に反映するものでございます。
次に、
補正予算書の17ページを御覧ください。
14款1項1目・
民生費負担金の1節・
社会福祉費負担金として、
障害者自立支援給付費負担金を21万7,000円減額するものでございます。
先ほどの
国庫負担金と同じように、
障害福祉サービス費全体の増減に対し、
県負担分として、歳出の4分の1を歳入に反映するものでございます。
高齢障がい支援課からの説明は、以上です。
◎
子育て支援課長(
長江敏文)
続きまして、
子育て支援課所管分の
補足説明を申し上げます。
先に歳出から御説明申し上げます。
補正予算書の29ページを御覧ください。
3款2項1目・
児童福祉総務費の20節・扶助費につきましては、遺児手当を250万円、
母子生活支援施設入所扶助費を209万6,000円、
母子家庭自立支援給付金を270万円、それぞれ減額するものでございます。
いずれの費用につきましても、当初の見込みより実際の
サービス等の利用が下回るため、減額するものでございます。
次に、3款2項2目・
児童手当費につきましては、
児童手当等を2,000万円、
児童扶養手当を220万円、それぞれ、当初の見込みより実際の受給者への支払いが下回るため、減額するものでございます。
続きまして、歳入について御説明を申し上げます。
補正予算書の15ページを御覧ください。
歳出で説明いたしました扶助費の減額に伴い、国及び県の支出金を補正するものでございます。
13款1項1目2節・
児童福祉費負担金のうち、
母子生活支援施設入所運営費負担金を104万9,000円、
児童扶養手当負担金を73万3,000円、
児童手当負担金を1,205万5,000円、それぞれ減額するものでございます。
続きまして、
補正予算書の16ページを御覧ください。
13款2項2目2節・
児童福祉費補助金のうち、
母子家庭等対策総合支援事業費補助金を202万5,000円減額するものでございます。
続きまして、
補正予算書の17ページを御覧ください。
14款1項1目2節・
児童福祉費負担金のうち、
母子生活支援施設入所運営費負担金を52万5,000円、
児童手当負担金を301万4,000円減額するものでございます。
補足説明は以上です。
◎
保育課長(
内藤尚美)
続きまして、
保育課所管分の
補正予算について、
補足説明を申し上げます。
まず、歳出でございますが、
補正予算書の29ページを御覧ください。
3款2項5目・
保育所費の13節・委託料の
共和保育園保育実施委託料を1,223万7,000円の減額、次の19節・負担金、補助及び交付金の
民間保育所施設整備費補助金9億9,096万9,000円の減額は、本年度公募した
民間保育所の整備が4か所とも平成30年度の着工となったため減額するもので、この4か所分は、平成30年度予算に改めて計上いたします。
次に、
小規模保育事業運営費補助金を505万6,000円の減額、次の20節・扶助費の
地域型保育給付費を493万7,000円の減額、次の、
補正予算書30ページ、13節・委託料の調査測量・
設計監理委託料は、
荒池保育園の
建設工事の
監理委託料を1,470万5,000円増額するもの、その次の15節・
工事請負費の
保育所整備工事の増額は、
荒池保育園の
建設工事費で、現
荒池保育園の北側に新園舎を整備するため、建築、
電気設備、
機械設備工事に係る6億5,223万4,000円を計上するものです。
これにより、
荒池保育園は、定員236人で平成31年4月に開所します。
次に、歳入ですが、
補正予算書の15ページを御覧ください。
13款1項1目2節・
児童福祉費負担金の子どものための教育・
保育給付費負担金を277万8,000円の減額、続いて、
補正予算書16ページの13款2項2目2節・
児童福祉費補助金の
保育所等整備交付金4億9,398万円の減額は、先ほども申しましたが、本年度公募した
民間保育所の整備が4か所とも平成30年度の着工となったため減額するもので、これも平成30年度予算に改めて計上いたします。
次の、
補正予算書17ページ、14款1項1目2節・
児童福祉費負担金の
施設型教育・
保育給付費等負担金は、138万9,000円を減額するものです。
それから、最後に、
補正予算書6ページの第2表、
繰越明許費を御覧ください。
3款2項・
児童福祉費の
保育所整備事業として、
荒池保育園建設工事費の6億6,693万9,000円、
発達支援センター整備事業として、
発達支援センターみのりの
建設工事費1億3,139万4,000円、以上二つの事業費を平成30年度に繰り越すものです。
以上で、
保育課分の
補足説明を終わります。
◎
学校教育課長(
浅田岩男)
学校教育課分の
補正予算について、
補足説明をさせていただきます。
まず、歳出について説明させていただきますので、
補正予算書の38ページ、39ページをお開きください。
10款2項・
小学校費の1目13節・委託料を600万円、15節・
工事請負費のうち、
小学校整備工事を5,900万円、執行残により減額するものでございます。
15節・
工事請負費のうち、
体育館トイレ改修工事については、
共長小学校の
体育館トイレ改修を、国の平成29年度
補正予算で計上された補助金を活用して行うため、690万円を計上するものでございます。
18節・
備品購入費の
施設用備品減額については、県の木の香る
学校づくり推進事業交付金が、愛知県の査定により当初希望していた台数より減り、執行残が発生したため、減額するものでございます。
また、図書については、
知多信用金庫様から50万円、匿名の方から1万円、それぞれ寄附をいただいたので、51万円増額するものでございます。
次に、10款3項・
中学校費でございます。
1目15節・
工事請負費のうち、
中学校整備工事は、1,300万円を執行残により減額するものでございます。
また、15節・
工事請負費のうち、
体育館トイレ改修工事については、
大府中学校の
体育館トイレ改修を、国の平成29年度
補正予算で計上された補助金を活用して行うため、1,560万円を計上するものでございます。
10款4項4目・
放課後児童健全育成費については、
放課後クラブの
入所予定人員が大幅に増加したため、
神田放課後クラブを1クラス増やして対応するための消耗品費及び
施設用備品を増額するものでございます。
次に、歳入でございますので、
補正予算書の16ページをお開きください。
13款2項6目1節・
教育費補助金につきましては、歳出で説明した小学校及び中学校の
体育館トイレ改修工事を実施するため、
学校施設環境改善交付金を増額するものでございます。
次に、
補正予算書の18ページ、19ページをお開きください。
14款2項8目1節・
教育費補助金につきましては、県の木の香る
学校づくり推進事業交付金が、愛知県の査定により当初希望していた台数より少なくなったため、交付金を減額するものでございます。
次に、16款1項2目1節・
指定寄附金につきましては、
学校図書備品寄附金でございますが、
知多信用金庫様から50万円、匿名の方から1万円、それぞれ寄附をいただきましたので、
学校図書備品寄附金51万円を新たに計上するものでございます。
次に、
補正予算書の6ページをお開きください。
繰越明許費でございます。
繰越明許費については、10款・教育費では、2事業において設定させていただいております。
まず、2項・
小学校費の
小学校施設整備事業では、国の
補正予算で計上された補助金を活用して行う、
共長小学校の
体育館トイレ改修工事を実施するんですが、平成29年度内で工事が完了しない見込みのため、
繰越明許費を設定するとともに、3項・
中学校費の
中学校施設整備事業では、
共長小学校と同様に、
大府中学校の
体育館トイレ改修工事を実施するほか、
大府中学校の
プール更衣室更新工事について、
施設計画に時間を要したため、平成29年度内で工事が完了しない見込みとなるので、
繰越明許費を設定するものでございます。
補足説明は以上です。
◎
スポーツ推進課長(
近藤真一)
私から、
スポーツ推進課分の
保健体育費の
補足説明を申し上げます。
補正予算書の40ページを御覧ください。
10款・教育費、5項・
保健体育費、2目・
体育施設費、15節・
工事請負費につきまして、250万円を減額するものです。
内容は、
市民体育館の
外壁改修工事におきまして、入札差金が生じたことによるものです。
以上で
補足説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○委員長(守屋孝)
これより質疑に入ってまいりますが、本
補正予算は、
補正内容が多岐にわたっておりますので、質疑については、まず、歳出について款ごとに順に区切って行い、次に、歳入その他について一括して行ってまいりたいと思います。
つまり、歳出の2款・総務費、3款・民生費、10款・教育費、そして、歳入その他の歳出以外の四つに区切って、順に質疑を行ってまいりたいと思います。
なお、歳入や
繰越明許費の中には、歳出に密接に関係した内容もあるかと思いますので、そのような内容については、歳出の各款のところで質疑していただいても構いません。
それでは、質疑に入ります。
まず、歳出の2款・総務費について質疑を行います。
なお、本委員会の所管は、2款のうち1項16目になります。
補正予算書のページ数で申し上げますと、24ページの「
文化振興費」の部分がその範囲になります。よろしくお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で、2款の質疑を終わります。
次に、歳出の3款・民生費について質疑を行います。
補正予算書のページ数で申し上げますと、28ページから30ページの前半までがその範囲になります。
質疑はありませんか。
鷹羽委員。
◆委員(
鷹羽登久子)
それでは、
補正予算書30ページ、3款・民生費の
児童福祉費、
保育所整備工事増額、約6億5,000万円、これが
荒池保育園の建替工事費という御説明だったんですが、近年、順番に
建て替えはしてきておりまして、直近のところですと、
大府保育園、その前が
共和東保育園かなと思うんですが、そうした順次、
建て替えている園に掛かってきた
建て替え費用が、ざっと4億円程度だったかなという記憶なんですが、今回、約6億5,000万円と非常に額が大きい印象でございます。
この点について御説明をお願いします。
◎
保育課長(
内藤尚美)
大府保育園は、平成26年度に工事を実施しておりまして、今回、この約6億5,000万円、
荒池保育園で出しています工事費と比較する場合に、
電気設備とか、機械設備の工事とか、そういったものも含めて、同じような条件で比較しますと、
大府保育園の工事費は、約7億1,900万円掛かっております。
面積が違いますので、
平米単価にいたしますと、
大府保育園の
平米単価は、約27万7,000円です。一方、
荒池保育園は、工事費が今回、約6億5,200万円で、
平米単価が約29万6,000円となります。
それで、
荒池保育園のほうが若干、
平米単価は高くなっておりますが、最近の労務単価の上昇、あるいは資材費のアップがありますので、この金額で適正なものと考えております。
◆委員(
鷹羽登久子)
では、
大府保育園の
建て替えのときには、1平方メートル当たり約27万円だったものが、
荒池保育園の
建て替えでは約29万円になったけれども、高くなった根拠として、労務費とか、資材の高騰ということで、その点については了解するんですけれども、もう1点、
工事期間の話ですね。
これは本会議でもお尋ねしたんですが、卒園児に3月中に新しい園舎を少しでも使っていただいてから卒園していただきたいということで、平成31年度からの開園だとしても、平成30年度の3月には、使っていただけるようにしたいという御説明が本会議ではあったんですけれども、これはやはり、ほかのこれまでの園でも同じなんですよね。
卒園する前に、横目で工事を見ていた子供たちに、少しの期間でもピカピカの園舎を使ってもらいたいという配慮を、これまでの保育園の
建て替えでも、ずっとしていただいていまして、それは大変有り難い御配慮だと思ってきているんですけれども、なので、これは
補正予算で急に上げなければいけない、事情が変わったということではなくて、これまでもその路線でやってきているので、工事を前倒しにしなければいけなくなった理由が3月から使えるようにというのは、成り立たないと思うんですよ。
なので、
工事期間を考えて、さらに3月から使えるようにということで、
補正予算で上げるというのは、年間の予定になくて、急きょ上げなければいけないものが
補正予算で組まれるのが本来。それで、年間の
事業計画でやるものという想定であるのなら、当初予算で上げていくのが本来ということであるならば、
工事期間から逆算して、平成29年度中に
荒池保育園の
工事費用を上げておかなければいけなかったのではないかという想定もできるんですが、この点の事務の流れについては、どうなんでしょうか。
◎
保育課長(
内藤尚美)
建設工事の場合は、基本設計とか、
実施設計とか、そういったことをやった後に、その設計を基にして工事費を積算します。
それで、
荒池保育園につきましては、設計の段階から保護者の御意見を聴きながら設計を進めていきたいという思いがまずありました。
それから、建設する用地につきましても、借地でして、その借地契約についての整理が、平成29年度の当初には、まだできていなかったということがありました。
ですので、これらによりまして、まず平成29年度の当初予算には計上しなかったということがあります。
それで、
荒池保育園のこの手順なんですが、保育園の建設に先立って、設計を今年度、平成29年度の4月に着手をして、それで、つい、今年の1月に設計、
実施設計が出来上がっております。それで、これを基にしまして、
工事費等を積算して、それで、平成31年の3月には、先ほど申しましたように、改築した園舎で卒園式を行うためには、このたびの
補正予算で計上をして、なるべく工期を長くとって、それで、本年度中には入札を実施して、それで、早期に
工事契約の議決を経た後に、すぐに契約、着工して、なるべく工期を長くとりたいということで、そういう計画を立てております。
ですので、保育課としましては、この手順とか、スケジュールは、最も適切な方法であるというふうに判断をしております。
◆委員(
鷹羽登久子)
おっしゃるとおり、入札、契約、それから着工に至るまでの事務に時間が掛かるというのは、おそらく私どもよりも、実際に実務をやっていらっしゃる皆さんのほうがよほど御存じだと思うんですよ。
それで、想定される園の規模とか、近年の工事の状況から考えて、要は、平成29年度当初
予算編成の時点では、入札の事務は、平成30年度に入ってからで間に合うという想定で動いていらっしゃった。それとも、平成29年度中に、地主さんとの交渉や設計、それから測量、具体的な設計を進めてみた結果、これでは平成30年度になってから入札事務をやったのでは間に合わないということがわかったのが平成29年度に入ってからだったのかどうか。お願いします。
◎
福祉子ども部長(
玉村雅幸)
一般的に、工事というのは、工事費に応じて、標準工期というのがございます。それで、
荒池保育園についても、一応、
設計期間といたしましては、今年3月を
設計期間の完了としていたわけなんですけれども、積算している中で、先ほど言いましたように、工事費が約6億5,000万円という話が出てきまして、それで、それに基づく工期等を考えますと、当初は新年度で発注というふうに考えていたんですけれども、新年度の発注では、先ほど言いましたように、平成30年度の3月に、今、在園中の年長児さんたちが、新しい園舎での生活ができなくなるだろうと。特に工期のことを意識して、このような形で設定させていただいたという形になります。
◆委員(
鷹羽登久子)
では、もう一度、確認になりますけれども、つまり、単刀直入に言うと、平成29年度当初
予算編成の時点では、平成30年度に入ってからの入札事務で間に合う想定で事業が動いていた。けれども、平成29年度に入ってから事務を進めるにつれて、平成29年度中に入札事務をやらないと間に合わないということがわかった。つまり、後から、
補正予算を組まざるを得ないという事情が、後からわかったということでしょうか。
◎
福祉子ども部長(
玉村雅幸)
先ほど言いましたように、当初は平成30年度で考えておりました。
それで、工事自体は、平成30年度、1年間掛ければ、しゅん功して、平成31年4月には開所ができるという、そういうスケジュールを組んでおりましたけれども、やはり、
荒池保育園の
建て替えの計画等を考えますと、平成30年度に
荒池保育園に在園される園児さんたちにも、何らかの関係で、工事でいろいろな、騒音だとか、振動だとか、そういった形で御迷惑も掛かりますので、そういった思いに報いるためにも、少しでも長く新園舎で生活できる時間をつくりたいということを、平成29年度、設計している段階で検討いたしまして、今年度、
補正予算を組んで、発注することといたしました。
◆委員(
鷹羽登久子)
では、
荒池保育園の
建て替えについて、あともう1点確認させていただくんですが、では、所管課としては、平成29年度中に契約事務をやらないといけないという判断を、年度に入ってからしたので、
補正予算にせざるを得なかったと考えておられるということは承知したんですが、もう一つ、財源ですね。建設事業に当たるので、起債も可能ですし、先ほど本会議で、一度、公共施設等整備基金に積んでおいてから取り崩す形にするかといった議論、検討をされたということなんですが、その辺りの財源については、所管課ではなくて、財政当局が判断されているということでよろしいでしょうか。
◎
福祉子ども部長(
玉村雅幸)
財源については、我々のほうで
補正予算を、これを計上したときに、財政課のほうと、歳出予算で幾ら掛かるかという話は当然させていただくんですけれども、財源については、財政課のほうで検討していただいております。
○委員長(守屋孝)
そのほか、3款について、質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で、3款の質疑を終わります。
次に、歳出の10款・教育費について質疑を行います。
補正予算書のページ数で申し上げますと、38ページから40ページの前半までがその範囲になります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で、歳出の質疑を終わります。
次に、歳入その他の歳出以外について質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で、議案第1号の質疑を終わります。
次に、討論に入ります。最初に、反対の討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
賛成の討論はありませんか。
鷹羽委員。
◆委員(
鷹羽登久子)
では、賛成ということで、今やり取りしたことを踏まえて、意見として申し上げさせていただきます。
まず、年度末の
補正予算というのは当然必要なことですので、原案全体として賛成するということを、それを最初に申し上げておくんですが、本会議及びこちらの委員会でやり取りしたとおり、やはり5億円、6億円と掛かる建設事業を、いつ予算化するか、その見立てをどうするかということが、一つ課題であるのかなというふうに思います。
特に保育需要は、近年、変動が大きいし、しかも対応に緊急性が問われるものなので、保育園に関する費用というのは、このように突発的にぼんと膨らんだり、次年度に行ったり、あるいは年度をまたいだりということは、今後も柔軟にやらざるを得ない部分の事業です。
また、自治体の財政のやりくりの面からいっても、特に期間の掛かる建設事業に絡むものも含めまして、必ずしも本来の単年度完結ということに縛られ過ぎず、柔軟に
繰越明許費や債務負担行為を活用してやりくりをしていかざるを得ない。これは、全国の自治体、どこの財政のやりくりにおいても、同じ条件だと思っていますが、ただ、やはり、この1年後の3月には卒園児さんを新しい園舎で送ってあげたい、これはもう大府市の基本的な、
建て替えに当たってのやり方だと思っておりますので、それを今後もやっていただくに当たって、どの年度に事業化するのか、予算化するのかということは、もう少し早めに検討していただいて、正直、6億円掛かる建設事業が、
補正予算でぼんと全部自己資金で出てくるというのは、そうあってほしいことではないです。
そういったことも含めて基金の運用をしているわけでして、これは、投資的事業を実施計画で長期的に見込んでいるのであれば、こういったでこぼこも吸収できる財政の体質でなければいけないので、ここは財政当局の課題が大きいのかなとは思いますが、やはり、私としては、これは平成29年度の当初に、契約事務まで進められるような、数億円の予算をざっくりと取っておいて、
補正予算では、その誤差の部分だけを
補正予算で上げていただくことで、平成29年度中に契約事務ができるようにという段取りをしておいたほうがよかったのではないかなというふうに、この一連の動きを見ていて思うところです。
これは、限りなく財政当局の運用の話になりますので、本会議でも重ねて申し上げさせていただきます。
以上です。
○委員長(守屋孝)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これで討論を終わります。
これより議案第1号を採決します。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第1号「平成29年度大府市
一般会計補正予算(第7号)」は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号「平成29年度大府市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」を議題とします。
まず、
補足説明をお願いします。
◎
保険医療課長(渡邊修)
議案第2号「平成29年度大府市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」につきまして、
補足説明を申し上げます。
まず、歳入について御説明いたします。
補正予算書の6ページを御覧ください。
2款2項9目1節・国保制度改正業務補助金の国民健康保険制度改正関係業務準備事業費補助金を750万6,000円増額するものでございます。
これは、平成30年度からの県広域化に向けた
システム改修費用に対して、国から補助されるものとなります。
次に、5款2項2目1節・財政調整交付金を1億3,523万7,000円減額するものでございます。
これは、当初予算で見込んだ額に対して決算額が少なく見込まれるため、減額補正するものとなります。
次に、
補正予算書の7ページを御覧ください。
6款1項1目1節・共同事業交付金の高額医療費共同事業交付金を1億11万5,000円、保険財政共同安定化事業交付金を4,598万円、それぞれ減額するものでございます。
これは、それぞれ、当初予算で見込んだ額に対して決算額が少なく見込まれるため、減額補正するものとなります。
次に、7款1項1目1節・その他
一般会計繰入金を3億3,370万5,000円増額し、同じく2節・保険基盤安定繰入金を3,370万5,000円減額し、繰入金全体としては、3億円増額するものでございます。
これは、
一般会計の繰出金と対応するものとなります。
次に、
補正予算書の8ページを御覧ください。
8款1項2目1節・その他繰越金について、歳出との差額1億3,661万円を、その他前年度繰越金として増額するものでございます。
次に、歳出について御説明いたします。
補正予算書の9ページを御覧ください。
2款1項1目19節の一般被保険者療養給付費を1億6,194万7,000円増額するものでございます。
これは、
支払見込額が、当初予算に対し不足が見込まれるため、増額補正するものとなります。
次に、4款1項1目19節の前期高齢者納付金を3万7,000円増額するものでございます。
これは、社会保険診療報酬支払基金からの通知により、支払金額が決定したことによるものです。
最後に、
補正予算書の10ページを御覧ください。
8款2項1目12節・役務費の通信運搬費を80万円増額するものでございます。
これは、
支払見込額が、当初予算に対し不足が見込まれるため、増額補正するものとなります。
以上で
補足説明を終わります。
○委員長(守屋孝)
それでは、質疑に入りたいと思います。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、以上で、質疑を終わります。
次に、討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これで討論を終わります。
これより議案第2号を採決します。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員です。よって、議案第2号「平成29年度大府市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」は、原案のとおり可決されました。
以上で、当委員会に付託された議案のうち、本日分の審査は全て終了しました。
最後に、教育長から御挨拶をいただきます。
◎教育長(
宮島年夫)
慎重な御審議、ありがとうございました。また本会議のほうでも、よろしくお願いします。どうもお疲れさまでした。
○委員長(守屋孝)
ありがとうございました。
なお、委員長報告の作成につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。これに御異議はありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議ありませんので、そのように取り扱わせていただきます。
以上で、
厚生文教委員会を閉会します。ありがとうございました。
閉会 午後 0時07分...