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平成26年12月12日建設消防委員会−12月12日-11号

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  1. 大府市議会 2014-12-12
    平成26年12月12日建設消防委員会−12月12日-11号


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    平成26年12月12日建設消防委員会−12月12日-11号平成26年12月12日建設消防委員会 平成26年12月12日(金曜日)  午前 9時00分 開会  午前10時05分 閉会 於 大府市役所委員会室1) 1 出席委員    委員長   早川高光    副委員長  鷹羽登久子    委員    山口広文    委員    守屋孝    委員    久野喜孝    委員    鈴置英昭 2 欠席委員    なし 3 その他の出席議員    議長    鈴木隆
       副議長   大西勝彦 4 職務のため出席した議会事務局職員    事務局長   山内健次    議事課長   長綱宏    議事係長   原田好美    議事係主任  野崎雄介 5 説明のため出席した者    市長         久野孝保    副市長        岡村秀人    建設部長       國生隆志    建設部参事      内藤正仁    産業振興部長     伴正    水道部長       長谷川重仁    消防長        相羽輝二    都市計画課長     近藤重基    区画整理室長     下山雄一    土木課長       小木曽利章    維持管理課長     杉下正直    建築住宅課長     近藤晃司    農政課長       高木繁光    農政課主幹      寺島晴彦    商工労政課長     相木直人    水道課長       杉山鐘辞    下水道課長      大須賀林    農業委員会事務局長  深谷信重    庶務課長       上山治人    予防課長       井野義悦    消防署長       木佐貫広高    消防署主幹      大坪義和    出張所長       松岡政美 6 傍聴者    議員    1名    一般傍聴  0名 7 会議に附した事件  (1)平成26年大府市議会第4回定例会付託案件  議案第57号 大府消防団員等公務災害補償条例の一部改正について  議案第59号 平成26年度大府一般会計補正予算(第6号)  議案第62号 市道路線認定について  (2)委員派遣の結果報告  下水道について  地域農業活性化について  消防団について ○委員長早川高光)  皆さん、おはようございます。  ただいまより、本会議から付託を受けました議案審査のため、建設消防委員会を開会します。  一般傍聴の申出があった場合は、7人まで許可することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)  御異議ないようですので、そのように対応します。  始めに、市長から御挨拶をいただきます。 ◎市長(久野孝保)  おはようございます。  建設消防委員会を開催いただきまして、ありがとうございます。  個人的意見ですけれど、やっと選挙モードになってきたなという感じがいたします。今日の新聞でも、大府市の期日前投票が大変多いというようなことが書いてございました。大変関心が深まってまいりました。よりよい選挙が行われることを祈っております。  今日は、本会議から付託されました案件につきまして、慎重審査の上、お認め賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長早川高光)  議事に入る前に、本日の進行について申し上げます。  まず始めに、付託議案審査を行います。付託議案審査が終了しましたら、次に、委員派遣の結果報告を行います。  また、本日は、委員会終了後、委員協議会の開催も予定しておりますので、よろしくお願いします。  それでは、議案審査に入ります。  まず、議案第57号「大府消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」を議題とします。  補足説明がありましたら、お願いします。 ◎庶務課長上山治人)  議案第57号「大府消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」、補足説明を申し上げます。  参考資料は、8ページの概要及び30ページの新旧対照表を御覧ください。  提案理由につきましては、本会議において消防長説明いたしましたとおり、次代の社会を担う子どもの健全な育成を図るための次世代育成支援対策推進法等の一部を改正する法律が平成26年4月に公布され、その一部の規定である児童扶養手当法改正平成26年12月1日から施行されるに当たり、この一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令整備に関する政令、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正平成26年9月に公布されました。これらを踏まえ、大府消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するものでございます。  内容につきましては、条例中で引用しております児童扶養手当法の条項を改正するもので、公務災害補償条例損害補償等への影響はございません。  以上で補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで討論を終わります。  これより議案第57号を採決します。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第57号「大府消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第59号「平成26年度大府一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。  補足説明がありましたら、お願いします。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  私より、農業委員会所管補正予算補足説明をさせていただきます。  まず、歳出について御説明いたします。  補正予算書の14ページをお開きください。  6款・農林水産業費、1項・農業費、1目・農業委員会費、13節・委託料を129万6,000円、増額をお願いするものでございます。  内容は、農地法改正に伴う農地台帳法定化による項目整備等に必要な、既存の農地等情報管理システムの改修のための委託料の増額でございます。  次に、歳入でございますが、補正予算書の8ページを御覧ください。  14款・県支出金、2項・県補助金、4目・農業費補助金、1節・農業費補助金を、歳出と同額の129万6,000円増額するものでございます。全額、先ほどの委託料に充当するものでございます。  よろしく御審議をお願いいたします。 ◎農政課長高木繁光
     私より、農政課所管補正予算補足説明をさせていただきます。  補正予算書の14ページをお開きください。  補正予算として、6款・農林水産業費、1項・農業費、5目・農地費、19節・負担金、補助及び交付金を、74万3,000円の増額をお願いするものです。  内容は、地域における水路の草刈りや維持補修等を支援する国の「農地・水保全管理支払交付金」、現在は「多面的機能支払交付金」と名称が変わっていますが、この制度について、横根工区から新規活用の要望があり、交付金額のうち、市が負担する負担金を補正するものです。  よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ◎土木課長小木曽利章)  私より、土木課所管補正予算補足説明をさせていただきます。  補正予算書の14ページを御覧ください。参考資料は、37ページでございます。  歳出として、8款・土木費、2項・道路橋梁費のうち、3目・道路新設改良費について、3,877万3,000円の土地購入費増額補正をお願いするものでございます。  内容は、補助幹線道路市道共和駅東線において、用地交渉の結果、用地買収のめどが付いたため、土地購入費を計上するものであります。  場所は、東新町一丁目地内のダイソーの前から東新町二丁目地内の共和変電所までの間で、地権者は3名で、買収面積は411.41平方メートルでございます。  続きまして、15ページを御覧ください。  8款・土木費、4項・都市計画費のうち、2目・街路事業費について、5,322万1,000円の土地購入費増額補正をお願いするものでございます。  内容は、幹線道路市道荒池長草線(北)において、用地交渉の結果、用地買収のめどが付いたため、土地購入費を計上するものであります。  場所は、共和西特定土地区画整理組合境の荒池の前から、北へ向かい、三ツ屋木ノ山線までの間で、地権者は7名で、買収面積は1,736.38平方メートルでございます。  続きまして、歳入について、補正予算書の7ページをお開きください。  歳入について、13款・国庫支出金、2項・国庫補助金、4目・土木費補助金について、新たに4,314万2,000円を計上します。  これは、社会資本整備総合交付金として、市道荒池長草線市道共和駅東線土地購入費国庫補助金でございます。  以上で土木課所管補正予算補足説明を終わります。よろしくお願いします。 ○委員長早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。山口委員。 ◆委員山口広文)  質問は、補正予算書14ページの農業委員会費農地等情報管理システム改修ですけれど、今朝も中日新聞に出ていましたですね。国がこの10年間かけて、いわゆる農地集約化の話ですね。現場では、机上プランだと、厳しい指摘が、記事で出ていました。  お伺いしたいのは、先ほど局長説明されました、農地法改正がこの根拠だということですけれど、この根拠法令というのは、一体どういうものなのかということが最初の質問です。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  法律は、「農業構造改革を推進するための農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する等の法律」となっております。  こちらが平成25年12月5日に成立いたしまして、12月13日に公布、施行が平成26年4月1日となっております。その中で、農地法の一部改正がございます。そちらに、農地台帳法定化がうたってあります。 ◆委員山口広文)  10年間で、今、耕作可能地、耕作ができる土地を、8割を集約していくという国の計画が、台帳管理などを含めた農地法改正だと思うんですけれど、今、国のほうは情勢変化ということを根拠にしていますよね。農業を取り巻く情勢変化の中で、こういう組織をつくって、中間管理機構の組織をつくって、個人の財産だけれど、この機構を通じて、調べたい人はちゃんと見られますよと、こういうような仕組みになっていくわけですけれど、本当にその方策で日本の農業が再生できるかどうかという展望は、冒頭申し上げましたように、現場では、机上のプランだという厳しい批判があるわけですけれど、根拠としては、どうなんでしょうか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  今回の補正予算は、あくまで、農地中間管理事業が円滑に進むために整備する農地台帳と公表をするということが目的でございますので、そういった展望というのは、補正予算のお話とは、ちょっと違うかと思います。 ◆委員山口広文)  うまく逃げられましたけれど、市町村の立場でいきますと、実際にこの農地台帳管理が、具体的に変わっていくわけですよね。どういうふうに変わるのかということが、大府市の予算から見ますと、ここがやはり補正予算で、窓口になるわけですから、この点はいかがですか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  やはり国の推進する農地中間管理事業を推進するためには、一定の農地台帳整備と公表は必要であると考えております。 ◆委員山口広文)  そうしますと、このシステム改修によって、個人の財産も、面積だとか、評価は別といたしまして、こういったものが、実際には、窓口ではどう変わっていくんでしょうか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  登記情報でわかる所有者情報ですね。氏名は公表させていただきますけれども、住所等は、個人情報ですので、公開は考えておりません。 ◆委員山口広文)  公開は考えていないというお答えですけれど、今回、県の委託を受けた中間管理機構ですかね。ここを通じますと、事実上公開という形になるのではないですか。  こういう農地の耕作をしたいという方が、これは法人も含めますけれど、出た場合に、今までとどう変わっていくのかという部分が、当然あるわけですから、この点はいかがですか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  農地中間管理機構には、受け手、出し手の公募をいたしますので、その農地に関するものについては、提供する必要があると考えておりますが、全筆提供するということは考えておりません。 ◆委員山口広文)  それは、情報を通して、要するに、耕作の意思を次の行動につなげていくということがこの改修によって発生していくわけですよね。ということですね。  要するに、先ほど局長は、公表はしないと言ったけれど、これは公表なんです、事実上ね。その情報を得ることによって、例えば、企業参入なども、これは当然に可能になってくるわけですから、しかし、該当する土地や自分の目的に合った土地集約化されたり、効率的にやれるかどうかという判断は、その情報で進めていくわけですから、それがない限りは、利益はないわけですね。利益というのか、改正した内容の利点はないわけですから、こういった点では、改めて、今回は変更だと思うんですよ。変更することによって、どういうものが実際に変わっていくのか。この点はいかがですか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  国のほうは、農振農用地の開示も義務付けておりますけれども、その点で少し懸念はあるかと思いますけれども、やはり一定の情報農地集約化に必要だということで、国も考えておりますので、大府市についても同様に、整備、公開のほうを考えております。 ◆委員山口広文)  先ほどの局長説明で、いわゆる法の施行が今年の4月ですよね。これに関連して、去年、この関係の法律が改正になっていますね。誰が、こういう参入ができるかというところで、いわゆる規制が緩和されていますよね。従事日数だとか、いわゆる規制した部分が、主に2点ほど改正されて、いわゆる企業の参入条件を、農地法の前に緩和をするという、そういう動きがあったというふうに、6月ぐらいにですかね、聞いていますけれど、これは一連の動きだと思うんですけれど、この点、御承知でしたら、お答えください。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  現在、国では、規制改革会議のほうで企業参入が盛んに要望されているということは聞いていますが、それ以上のことは、ちょっと把握しておりません。 ○委員長早川高光)  ほかにありませんか。守屋委員。 ◆委員守屋孝)  同じく農業委員会費という形で少しお聞かせいただきたいんですが、今回の県の補助金について、129万円ほど、システム改修を行うという話なんですが、この業者決めというのは、どういう形でされるんですか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  業者については、現在のシステムの委託を受けている業者に、改修を随意契約で委託する予定でございます。 ◆委員守屋孝)  随意契約というのは、今まで大府市のほうが、そういったシステム、専門の業者に対してお願いしておる、そういった業者を選定して、もう決めてしまうということでよろしいんでしょうか。 ◎農業委員会事務局長深谷信重)  このシステムは、全国農業会議所が推奨している、ソリマチという会社でございまして、そこに委託する予定でございます。 ○委員長早川高光)  山口委員。 ◆委員山口広文)  土木費の関係でお伺いしますけれど、今回の補正予算では、2件の土地購入費がありますけれど、これは、今回出されました案件は2件ありますよね、補助幹線と幹線の。  それで、最近は、職員の皆さん地権者に対して、用地交渉が昔よりもかなりやりやすくなってきているのか、いや、実際にはいろいろな案件があって、かなり長期に時間を掛けてやってきたのか、この点はいかがですか。  二つあるわけですけれど、どちらでも結構ですけれど、お答えください。 ◎土木課長小木曽利章)  用地交渉につきましては、以前、買収単価につきましては、地価が高いときがありまして、現在、地価がだんだん下がってきているということで、買収単価が下がっているということで、なかなか納得というか、御了解いただけない点があって、長期化するという面があります。 ◆委員山口広文)  大府市が予算を持って、交渉に当たって、最近はどの程度で、ほぼ話ができて、議案として出てくるんでしょうかね。  地主の方と話がほぼ付いて、予算化していくわけですから、交渉開始から予算化まで大体どのぐらい掛かりますか。
    土木課長小木曽利章)  用地買収につきましては、4月の段階から交渉を進めまして、それで、用地買収について御了承をいただけた段階で、補正予算ということで対応をお願いしているということでございます。 ○委員長早川高光)  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。賛成ですか、反対ですか。山口委員。 ◆委員山口広文)  反対です。  主な理由は総務委員会の部分ですから、特に、特別職期末手当は、私どもは上げるべきではないという理由で、総務委員会では、そういう態度ですけれど、ただ、今、この委員会でやはり問題だというふうに認識しているのは、やはりいわゆる農地法改正が、将来の日本の農業を本当に、やれるのかどうかというのは、極めて机上プラン、現場でも言われているんです。机上プランに等しい。どんどん集約して、駄目だったら、ほかってしまうという、これではやはり日本の農業はね、家族経営が主体でありまして、こういった点がやはりどんどん進んでいくということには、大変疑義を感じているということです。 ○委員長早川高光)  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで討論を終わります。  これより議案第59号を採決します。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第59号「平成26年度大府一般会計補正予算(第6号)」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号「市道路線認定について」を議題とします。  補足説明がありましたら、お願いします。 ◎維持管理課長杉下正直)  議案第62号は、本会議にて建設部長説明したとおりであり、補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。 ○委員長早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。山口委員。 ◆委員山口広文)  認定そのものはいいと思うんですけれど、現場で、工場跡地ですけれど、周辺では、この認定に当たって、周辺住民の方からは、とりわけ、要望等は出ておりませんでしょうか。 ◎維持管理課長杉下正直)  認定につきましては、要望等は出てきておりません。 ○委員長早川高光)  ほかにありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。                (「なし」の声あり)  ないようですので、これで討論を終わります。  これより議案第62号を採決します。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第62号「市道路線認定について」は、原案のとおり可決されました。  以上で、当委員会に付託されました議案審査は全て終了しました。  お諮りします。本日審査を行いました議案については、12月19日(金曜日)の本会議において審査結果を報告していく予定でありますので、その委員長報告の作成については、正副委員長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)  御異議ないようですので、そのように取り扱わせていただきます。  続きまして、冒頭に申し上げましたとおり、委員派遣の結果報告を行います。  「下水道について」、「地域農業活性化について」及び「消防団について」を一括して議題とします。  当委員会は、これらの事項について調査するため、去る10月15日から17日にかけて、神奈川県逗子市、埼玉県上尾市、埼玉県深谷市及び埼玉県三郷市へ委員6人全員を派遣し、視察を行ってまいりましたので、その結果を御報告します。  報告については、私が代表して行いたいと思います。  なお、机の上に資料が配布してあると思いますので、そちらを御覧になりながら、お願いいたします。あと、電子黒板の画面にも出てまいりますので、お願いいたします。  まず、最初は、神奈川県逗子市へ「下水道について」ということで視察に行ってまいりました。  神奈川県逗子市というのは、そちらの画面に出ておりますように、三浦半島の付け根辺りに位置する、海岸線がとても美しい、昔からの観光名所であると聞いておりました。  こちらのほうは、下水道ビジョンということで視察の項目を設定させていただきまして、職員さんにも1人同行していただき、調査をしてまいりました。  下水道ビジョンをつくったということでお聞きしたんですが、これにつきましては、県から強い指導があって策定したんだということを冒頭におっしゃられました。  内容につきましては、こちらの視察報告書のほうにしっかりと書いてありますので、見ていただければわかると思いますので、「大府市への反映」というところで少し説明をしたいと思います。  こちらの逗子市の下水道ビジョンは、逗子市総合計画を実現するに当たって、逗子市公共下水道事業として行うべきことを取りまとめたものであり、逗子市の将来像の実現に向けて取り組むべき下水道政策が明示されているものでありました。  ただ、大府市を見たときには、大府流域関連公共下水道基本計画平成21年度に策定され、平成37年度までの計画が示されているので、方向を見失うことはないと考えております。ただ、専門的に記載されているため、わかりにくくなっているということが考えられます。また、県では、汚水処理構想見直しが行われており、大府市も計画見直しが必要になってくることだと思います。そのときに、市民にわかりやすい下水道ビジョンを示す必要があると我々は考えておりますので、ビジョンの策定が必要かどうかも含めて、調査・研究・検討をしていただきたいと考えております。  続きまして、埼玉県上尾市ですが、こちらのほうは、まず、市役所のほうに出向きまして、「農業全般耕作放棄地対策等)について」ということと、農業生産法人ナガホリさんというところを視察させていただきました。  こちらのほうも、農政課の職員さんに一緒に行っていただき、視察をしてまいりましたが、何と言いましても、上尾市も大消費地に近いという、割かし大府市に似たところがございました。  ただ、やはり、そういうところでありましても、最近は耕作放棄地等が目立つようになってきたということで、様々な施策を行っておりました。  特にブランド化ということで、梨を、「黄金の雫」という名前を付けて、ブランド化されているというお話も聞きました。それで、あとは、こちらのほうで特に印象に残ったことと言いますと、農地の有効利用を促すために、利用権設定促進事業を市の単独事業で行っているんだということをお聞きしたことと、あと、体験型の市民農園を開設する場合は、開設の補助制度があるというお話を伺ってまいりました。  その次に見せていただいた株式会社ナガホリという農業生産法人につきましては、耕作放棄地対策として、この法人がしっかりと活躍されておりまして、相当な規模で耕作放棄地の解消をされているということでありました。  それで、特に良かったと思うのは、地元の方、特に高齢者なんですが、その人たちにパートさんで来ていただくということで、高齢者の雇用創出にも役立っているという感じがいたしましたが、こちらにつきましては、何と言っても、そういうナガホリの社長さんのような方が出てきてくれなければ、何ともならないのかなという、そんなことも思ってまいりました。  それで、「大府市への反映」としましては、先ほど言いましたように、体験型の農園ですか、こちらのほうが、何と言いましても、農家の収益も上がる、また、利用される方にも、何もかも教えていただけるということで、栽培もうまくできて、収穫もできるということで、両方ともが良い結果につながるような感じであり、市民活動を活発にする上でも、大変有効な施策ではないかなというふうに思いましたので、このことについては、調査研究して、実施してもらうといいのかなと、そんなふうに考えております。  続きまして、埼玉県深谷市ですが、こちらは上尾市より少し北のほうに行ったところでございますけれども、こちらのほうでは、「農業委員会の取組について」、お聞きをしてまいりました。  こちらのほうも、耕作放棄地等がよく目立つようになってまいりまして、何と言いましても、農業委員会のほうが、まず9月と10月に、農業委員さんが2人から3人で調査に出掛けて、農地の状況を確認しております。その後、もう1回、2月頃に調査をするということで、年2回、調査をするというお話を伺いました。  その場所で、農地を持っている方の意向等をお聞きして、仲介等をしているというお話も聞いてまいりました。  大府市も最近は、今年の研究テーマでもございますが、耕作されていない農地等がよく見られるもんですから、またこれはどんどん増えていくのではないかなと思っておりますので、大府市の恵まれた立地状況を生かして、中には大府市の農業活性化させたいという事業者も出てくる可能性もございます。その結果、地元の人の雇用だとか、働ける場所の確保等にもつながっていくと思いますので、耕作放棄地全体を調査していただいて、あとは農業者の方の意向調査ですね。これを行っていく必要があるのではないかなというふうに考えております。  最後に、埼玉県三郷市のほうを調査してまいりました。  こちらにつきましては、「消防団について」、お聞きしてまいりましたが、地図にもありますけれども、東京都のすぐ横ということで、最近は、開発のほうがしっかりされて、毎回、視察では、委員長の挨拶の中で「大府市は、今でも年に800人から900人ぐらい人口が増えている」ということを自慢げに言うんですけれども、さすがにここでは、大府市よりもはるかに大きな数で人口が増えているということだったものですから、ちょっと言うことができなかったという、初めてのところでございました。  こちらの消防団につきましては、まず、消防団の方を応援しようということで、消防団サポーター事業ということを展開されておりました。市内の事業所に、いろいろな消防団員に対するポイントを付けていただくような事業でございました。  特に、この中で私どもが本当に感心させられたのは、まずは、女性消防団員で一つの分団をつくっておりまして、これがアザレア分団という名前だったんですけれども、どちらかと言いますと、防災を啓発していくような、そのようなことをされている消防団でございました。あとは、大府市でも行っておりますけれども、AEDの講習会の指導をする先生にもなっていただいて、このアザレア分団の方が講習をされているということもお伺いしました。  また、特徴的なところでは、少年消防クラブというのが、本市にもあるんですけれども、本市はどちらかと言いますと、子ども会が中心となって、その中から集まってきていただいているということなんですけれども、三郷市さんのほうは、逆に、本当に消防をやりたいという子たちが、小学生から高校生まで続けてできるという特徴がございました。  特にびっくりしたのは、小型ポンプ操法をこの少年消防クラブの子が行っているという、本当にやりたい子がやっていける状況にあるのかなというふうに見てまいりました。  そのようなことを聞いてきたんですが、何と言いましても、大府市も、これまでの消防体制をどうするかという大きなフレームで、一度、見直す時期に来ているのではないかなというふうに、ここにいる委員一同、全員がそのような思いで帰ってまいりました。  以上で報告は終わりますが、質疑があれば、各委員が担当して、全部行ってまいりましたので、どなたが答えていただいてもいいですが、お答えのほうはしっかりとしたお答えをさせていただきますので、今から質疑を受け付けたいと思います。  どうですか。消防長。 ◆消防長相羽輝二)  まず、消防団のところで、このアザレア分団という意味は、なぜこの名前が付いたんですか。 ◎委員久野喜孝)  花の名前だったと思います。 ◆消防長相羽輝二)  恐らく何か意味があったと思うんですけれど、あと、ここに書いてある悩みというのは、全国どこの消防団をとっても、ほとんどこの悩みは、みんな入っています。  それで、今、女性消防団に限って言うと、いわゆる農村、あるいは漁村で、昼間、母ちゃんしかいないところ、ここはものすごくモチベーションが高いです。  我々が地域を守る、火事も、お年寄りも、女性が守るという意識がものすごくモチベーションが高いです。そういうところは、何をやらせてももう、生きていかなければいけないという、そういうのがありますので、ところが、都会になればなるほど、どちらかと言うと、女性の消防団員も居たほうがいいというイメージにだんだんなってきて、そうするとおのずとモチベーションも下がります。  今回たまたま視察していただいたところは、こういうことも大体やっています。大府市の場合は、ここまでやっていないです。  特に、「大府市への反映」の中で、「市民の中から防火意識が高い人を育てて」という、ここが一番問題で、現在、女性消防団員もおります。60歳以上の女性が3名と、あと残りは市の職員です。では、その市の職員を除いた3名の女性が、この意識がものすごく高いかというと、そこまで高くないです。  こういう人たちを本当にどうやって育てるかというのは、やはり、その女性消防団員が本当に、私たちが救命講習の先生もやり、あるいは地域の一人の年寄りを、防火診断みたいな、そういう火災警報器だとか、そういうことも含め、あるいは、保育園で自分たちが手づくりした紙芝居で、子供たちにも教育したりとか、もうそういう意識の高い人でないと、こういうことってなかなか進まないんですよね、実態としてね。  独り言のようになってしまうんですけれど、例えば、大府市でこういう意識の高い人、こういう人を探すというか、手を挙げさせるのには何がいいか、この視察に行って、そういう人たちが居るということは、これはどこかで発掘してきたと思うんですけれど、おそらく2、3名が、私たちがやろうというのがスタートだったと思うんですけれど、こういう人たちを探す、そういうきっかけというのは、何かいいお話でもありましたでしょうか。 ◎委員鷹羽登久子)  では、女性消防団ということで、女性からお答えさせていただきますが、三郷市さんの活動で申し上げますと、アザレア分団さんというのは、もう本当に、何て言うのかな、かつてのバスガイドさんの制服といいますか、あんな感じでもう団服とは全く別のユニフォームを持っておられまして、それこそ、市民イベントの中でハンドベルの演奏をしたりだとか、直接、防火・防災に関わらないイベントのようなところでも露出を高めると、いろいろ市民が集まる場に出ていっていただいて、その中で啓発をするという活動をしていますので、消防に限定しないイベントにも積極的に出ていくことで、一つには、「ああ、こういう活動もあるんだな」という、視覚的に訴えるという側面はあったのではないかと思われます。  それで、アザレア分団さんでは、やはり主力の年齢は、40代、50代というふうにお聞きしています。若干、家庭の手が離れたぐらいのお歳の方ということで、体を使って消火活動をするということではなく、もう完全に啓発、啓蒙のためのグループということですね。
     消防団全体というか、消防本部全体で受け付ける「こういう講座をやってほしい」、「こういう啓蒙活動に来ていただきたい」というオーダーが、特にアザレア分団は非常に多いということでありました。  家庭と掛け持ちの範囲内であられるので、その全てを受けるのはどうかなと思うぐらいの勢いで消防のほうには、アザレア分団さんに来ていただいて、まさに今、例えでおっしゃっていただいたような、紙芝居であったり、大府市で言うと、「ファイアーX」がやっているような、ああいう着ぐるみを、戦隊のタイツコスチュームで、アザレア分団の皆さんが登場してくださって、子供たちの前でそうやって実演しながら教えるといったこともやっておられまして、露出が増えることで、そういう活動もあるんだということで、関心を持っていただくというのもあると思います。  それをやることで、今度はどんどんオファーが来るということがやりがいにつながっているようで、消防本部としても、「これを全部受け付けたら、アザレア分団さん、大変じゃないですか」と言いながらも、来たオーダーを全部お示しすると、ほとんど「わかりました」と言って、頑張ってくださる。頼られることでモチベーションが上がるという相乗効果で、団員さんは継続してくださっているようで、「忙し過ぎて、ちょっと困るわ」ということで抜けた方は、そんなにおられないというようなお話でした。  参考になるかどうかわかりませんが。 ◎委員鈴置英昭)  大府市の場合、女性団員というのは、それぞれに分散しておるでしょ。あれをこのアザレア分団みたいに、女性は一括して、本部なら本部に集めて、そこでやれば、今言ったような、そして、さっきじゃないけれども、ユニフォームも見栄えのいいやつにして、例えば、ハンドベルでもいいんだけれども、オカリナでもいいんだけれども、そんなことをやるとかして、ちょっと見方を変えると、女性のパワーが集約して、活躍がしやすくなるかなという感じは持ちましたけれどもね。 ◎委員守屋孝)  向こうでいろいろ話を聞かせていただいて感じたのは、実はこの三郷市も、実際、今、十何名、女性の分団員がみえますが、要は、後継者がいないんですよ。  それで、なぜかなと言ったら、今、鷹羽副委員長が言ったように、非常にやることが多い、多忙、平日の昼間のやること、なかなか後継者がいないということで、実は今、苦慮しておると。新しい人に入ってもらいたいんだけれども、なかなか入っていただけない。  ということは、やはりやることが多過ぎて、やはり支障が出てきておる。ということを考えますと、大府市でもしこういう形を展開していきたいという話だと、そこの辺も踏まえてやらないと、あれもこれもやってもらうというのは、非常に、市民受けはいいんですが、やるほうは非常に大変で、苦労されておるということも実際聞きましたので、そこら辺をどういう形で、この委員会でまとめて提案していくかというのは、今後検討せんといかんと思いますけれども、無理はさせてはいかんなというのはちょっと感じました。 ◆消防長相羽輝二)  やはり感じたとおりで、まずは本当に2、3人のものすごく熱い人がいないと、まずスタートしないと思います、これは。  それで、熱い人がいると、仲間が増えていって、今度、人気が出てきたので、今忙し過ぎるというところにつながっていると思うので、本当にそのリーダー的な存在を、単なるイベントに出るだけの消防団員ではなくて、どうやって市民をそこまで引っ張っていくかという、そういう強いリーダーシップを持った2、3人を、どこに出現してくるかというか、どこでそういう人を見付けてくるかというのが、ここがもう、キーポイントはまさにそれが全てだと言ってもいいぐらいだと思うんですね。  やはり女性の場合ですと、家庭があって、子供さんだとか、育児だとか、いろいろと忙しいんだけれど、でも消防が大好きぐらいの人を持ってこないと、なかなかこれは難しいと思います。  今、やはり皆さん同じことを感じられたと思いますので、参考にというか、ああ、同じ考えだったなというところです。ありがとうございました。 ◎委員久野喜孝)  特に、この三郷市の消防団の特徴と言いますと、大府市は大体30歳までで、市の職員が半分ぐらいおると。三郷市は、市の職員は1人か2人しかいません。年齢は、40代、50代、60代が中心です。特に50代ね。  というのは、もうすごく郷土愛に燃えておる市民が多いということで、今までは東京へ勤めて、行って帰ってくる、寝に来るだけだったと。それで、大体50歳ぐらいになると、地域のことも少しはやらないといけないかなというような気持ちになってきて、この大府市でいきますと、中央町の中にも一丁目から七丁目までありますが、この三郷市はね、分団が7分団だったかな、大きく7分団があって、1分団に10組ぐらいあるんだね。それで、1組が10人から15人ぐらい。要するに組だわね、大府市でいくと。駅前組とか、そんなようなところに分団があって、それで、分団の詰所も全部あるそうです。全部で何十あったかな、忘れちゃったけれどね。とにかく、大府市とは全然、機構が違います。  やはり地元を愛する気持ちに市民がなるには、今の大府市の体制を少し見直す、委員長が言ったように、見直す時期が来ておるかもしれませんね。 ◆消防長相羽輝二)  一言、今のことで、これで1年と少し、消防団の幹部、分団の幹部と、消防団を何とか活性化したいということでやってきました。  それで、やはり一番訴えてきたのは、意識改革、これを訴えてきました。団幹部の意識改革、団員の意識改革。  やはり市役所の職員が増え過ぎたということで、とにかく地元の団員を確保する。それから、一方では、今、愛三工業さんが非常に協力してくれておるんですけれど、事業所で消防団員を確保すると。愛三工業も今、2名ぐらい確保してくれまして、豊田自動織機の長草工場へ研修に行ってまで、何とか愛三工業もそういう事業所になりたいという、そういうところまで企業の方にも協力をいただいて、意識改革をやっています。  やはり今の郷土愛も含めて、それも一つの意識改革だと思いますけれど、やはりそういうふうに変えていかない限り――でも、いつも言っているのは、1、2年では絶対に変わらないので、もう10年掛けてもいいから、皆で意識を変えていくという、そういうふうで、今、実際にやっています。郷土愛も含めて、これは消防団だけの問題ではなくて、大府市民全部がそういう郷土愛に燃えないと、なかなか進まないと思います。  ありがとうございました。 ◎委員鷹羽登久子)  年齢の問題がどうもあるようなんですね。先ほど久野委員のほうから、40代、50代が主力だよというお話があったんですが、大府市の場合は20代が中心になっておりますけれども、地域への帰属意識が実は20代が一番低い世代で、その地域への帰属意識が一番低い世代を主力に置いている時点で、なかなかそれはハードルが上がるのではないかと。  それで、30代とかになって、家庭を持ち、子供を持ちすると、ここに地に足を着けて暮らしていくんだという意識がようやく付いてくるのが、晩婚化もあって30代後半以降になるだろうと。  それで、そうやって、この土地に根付いて暮らしていこうという意識を持った辺りの人たちをターゲットといいますか、そういった方たちを取り込むということは、20代を取り込むということよりもハードルは随分低い。30代、40代になってから入ってこられる方の中には、PTAの父ちゃん活動やなんかのネットワークの中から、地域ということ、根ざすということに目を向けられて、自らの意思で入ってこられるという方が幾ばくか見受けられるというお話は、若干参考になるかなと思ってお聞きした次第です。 ○委員長早川高光)  ほかによろしいですか。産業振興部長。 ◆産業振興部長(伴正)  今回、農業関係に多く御視察を行っていただきましたので、1点だけお聞かせいただきたいと思います。  農業体験農園の関係でございます。  上尾市のほうで御視察をされているようでございますが、大府市と上尾市、都市近郊という形の大きなくくりでは同じような形だと思うんですが、おそらく東京近郊の農地に対する考えと、それから、名古屋に対する大府とのその位置関係の中で、農業体験農園、確かに、昨年度より実は私ども大府市の中でも1園開設をいたしまして、いわゆる市民農園とは違う形のものをスタートさせておるんですが、東京近郊では非常にこの体験農園というのが盛んで、多くの方が、開園をすると、どっと入ってくるというのを伺っておって、まさにそのところを視察していただいたと思うんですが、私ども大府市の中で、同じような感覚かなと思って、これは個人の方でなくて、法人の方に開設をしていただいたんですが、開設した場所が、吉田というか、げんきの郷の近くのところでございましたので、どうしても周りにあまりにも畑が多過ぎて、共和のほうのところでこれができれば、また多少違うのかもわかりませんけれども、どうしても人がなかなか農園のほうに、逆に手が挙がりづらいような状況がありまして、随分やはりその地域によって、同じ大府市でも違うのかなという感覚を現実的に今、持っておるんですが、御視察をいただいて、この農業体験農園が今後、大府市でも本当にやっていけるんだという率直な、その辺のお考えをどのようなふうに逆に皆様方のほうがお持ちになったのか、お考えがもしあれば、お聞かせいただければと思います。 ◎委員山口広文)  僕は耕作放棄地に集中しておったもんですから、今、部長の言われた話と少しずれるかもわかりませんけれど、最初のイメージとしては、いわゆるサポーター、大府市がやっておる、そんな感覚だったけれども、もっと農家のところへ入り込んでおるという印象を受けましてね、そういう点では、単にお手伝いではなくて、何て言うんですか、その体験農園自身も農業の経営というのか、あれにどっぷり入って、やってみえるなという気がして、じゃあ、大府市でどうしたらいいかというところは、十分まだ、何て言うんですかね、飲み込めていない部分があります。  でね、ちょっとごめんなさいね、少し違いますけれど、耕作放棄地でさっき議論になった、集約の問題ではなくてね、あそこはね、飛び地ばかりで、そのままにしておくんですよね。さっき言われました、委員長報告で120人ぐらいの高齢者が、人海戦術でとんとんとんとんというふうに飛んで回るということだものだから、集約をしないでもやれるのかなということが一番印象に残りましてね。  部長の話にはちょっと十分答えられていませんので、どなたか今の体験農園をお願いします。 ◎委員鷹羽登久子)  今日は私、視察の資料を手元に用意しておりませんので、記憶の範囲でお話させていただくんですが、練馬方式という方式で、まったく手ぶらで来ていただいて、全て苗から肥料から、農機具から、全て農家さんのほうで用意していただくという形でやっておられるということで、大府市の今の体験農園がそれに近い形なのか、ちょっとそこら辺、まだ私、比較が十分できていないんですが、その練馬方式で、それこそ、アパート住まいの方がやってきて、そこで体験していくことができるということと、農園の利用料は、もちろん利用者の方に払っていただくんですが、3割以上って言っていたかな、払っていただいたもの以上に収穫もあるということで、実際に土を触りたいという意思がもちろんあって来ていただいているので、そういった意味での満足感と、利用料をはるかに超えた収穫が上がるという、その両面で評価をしていただいているというようなことでありました。  農地を提供する農家さんにとっても、そういう形で、うっかりと言うか、なかなか手を出しきれない、このままだと活用しきれない農地になりかねないところを、補助制度を利用して市民にそうやって提供することで、農家さんに対しても、利用する市民に対しても、双方にメリットがある形で続けさせてもらっているというような説明を聞いております。 ◆産業振興部長(伴正)  今、補助制度とおっしゃられましたけれど、どんな補助制度なんですか、そこでは。 ○委員長早川高光)  開設するのに補助の制度があるというふうに聞いております。 ◆産業振興部長(伴正)  開設するのにですね。私どもは行っておりません。 ○委員長早川高光)  ほかによろしいですかね。農業委員会事務局長。 ◆農業委員会事務局長深谷信重)  耕作放棄地の関係を視察していただいて、ありがとうございます。  これはどこの市町でも難題を抱えておって、本市も深谷市さんと同じように耕作放棄地の全体調査もしておりますし、農業者からの意向調査もしておるんですが、現在、増えたり減ったりというような状況でございます。  それで、今、農業をやっている方が、昭和1桁代、10年代の方がまだ頑張っておりますけれども、こういった方がやめられると、かなりの量が今後出てくるもんですから、そういったことが深谷市さんでもあったのか。あと、こういったことに対応する方策は何か出ていたのか。それを教えていただきたいと思います。 ○委員長早川高光)  先ほどの担い手不足、順番に変わっていく、今やっている方が少なくなっていくというのは、あると思います。  それで、ここでやっていたのは、全体調査をして、それをホームページ、「アグリハローワーク」というものなんですが、それに掲載することで、4年半たったところで、7ヘクタールが解消できたよというような話がありましたので、大府市でも年々増えていくもんですから、一生懸命されておって、だいぶ減らしてもらってはおるんですけれども――というところですかね。 ◎委員山口広文)  ちょっと記憶になってしまうもんですから、まずは農業委員会皆さんの姿勢が非常に熱心で、大府市ももちろんそうですよ。  当日は、何人か会議に来ていただいたし、それから、市民にやはりこの農業委員会の活動の提供を、さっき委員長が言われたように、年に2回か3回、広報みたいな形でお知らせをするということで、もちろん耕作放棄地はどこも難題ですけれど、やはり深谷市さんで思ったのは、何て言うんですかね、大府市も努力をしておるので、増えるのを今のところ防いでおるんですけれども、ここは更に、少し毎月の活動がかなり活発なのかなという、ちょっと抽象的なんだけれど、実はね、そういう印象を受けました。  ただ、この前、大雪があって、農業共済で補償がどうだとかね、余談ですけれど、玄関に入ってすぐのところで農家の方が、もう半年近くになるのに農業共済から補償がおりないとか、何か言っておいてくれとか、市民の方が言っておりましたけれど、それぞれいろいろ困難を抱えて、努力をしているなという印象を受けました。 ○委員長早川高光)  水道部長。 ◆水道部長長谷川重仁)  皆さんがいろいろと質問をされているので、最初に行かれました逗子市の下水道の関係で、資料をいただいた2ページの中で、(2)の「具体的な施策」の中で、下水道使用料の適正化ということで記述があるんですが、逗子市は約63パーセントを使用料で賄ってみえるということで、これが多いのか少ないのかということなんですが、実際、逗子市でどれぐらいをめどに使用料の適正化を図っていかれるのかというようなことはありましたか。 ◎委員山口広文)  年次はちょっとはっきり記憶がないんですけれど、下水道ビジョンの中に、そこの部分、経営の合理化の部分でやはりうたってありまして、私は検討事項みたいな印象を受けたんですよね。当然、そういう時代が来るのでというような言い方をされていました。  それで、大府市と違って、合流方式がまだ20パーセントぐらいあったですかね。それで、耐震化も含めて、その前にやはりやるべきことが、大府市より経費が掛かるのかなという思いを実はしましたので、何て言うかね、そこの整備が終わらないと、実際に手を掛けられないのかなというのが私の印象なんですね。  それで、少し委員長と見解が違うかもわからないけれど、下水道ビジョン補助金をもらうためにつくったわけでしたので、今はそういうことはないそうですから、別につくらなくてもいいわけですね。むしろ、やはり今から課題をどう解決していくかという、そういうことで言っていましたよ、向こうもね。当時はそういう強い指導があったから、つくらないと補助金がとれないから、つくったけれど、今はそうではないようですよということで、あまりそのことにはこだわらないほうがいいのかなというのが私の印象です。 ○委員長早川高光)  よろしいですかね。  それでは、ただいま報告した内容につきましては、議会だより及びホームページにその概要を掲載してまいります。  また、各視察先から頂きました資料については、議会の図書館に保管してありますので、参考にしていただければと思います。  以上で、委員派遣の結果報告を終了します。  以上で、本日の議題は全て終了しました。  最後に、市長から御挨拶をいただきます。 ◎市長(久野孝保)  どうもありがとうございました。
     とりわけ行政視察につきましては、大変参考になりました。  特に当事者意識として問題に当たっていただいたということは、私どもも共感するところでございます。大変ありがとうございました。  また本会議でも、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長早川高光)  以上で、建設消防委員会を閉会します。                閉会 午前10時05分...